【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」湧「23ageも経ったのか?」【咲・muv-luv】 (1000)

このスレはマブラヴシリーズ及び、咲 -saki-とのクロスオーバーです。


・半休業状態?暇な時以外は無期限に休止したりします

・12月5日は節目ですじゃ。

・そろそろクライマックスも見えてきた。

・やはり京ちゃんは死なないのか……

・場所や年代によっては武やユウヤ等のマブラヴ主人公勢との共闘もあります。というか今してます。

・明確なクリア目標は特にありませんが、桜花作戦成功を当面の目標として掲げます


以上の点に耐えられる方は奮ってご参加ください。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451757719

《明星作戦編》

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」桃子「2age目っす!」【咲・muv-luv】
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《人類からSUGAへ……編》

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」和「3ageです」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」美穂子「これで4ageね」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」淡「5ageだよ!」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」透華「6ageですわ!」【咲・muv-luv】
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《ユーコン編》

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」照「7age……!」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」菫「8ageだな」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」穏乃「9ageだよ!」【咲・muv-luv】
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」智紀「10age」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」智紀「10age」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」恭子「11ageやな」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」恭子「11ageやな」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432309005/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」ネリー「12ageだね!」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」ネリー「12ageだね!」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433007786/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」エイスリン「モウ13ageナンダ」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」エイスリン「モウ13ageナンダ」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434475778/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」憩「14ageですーぅ」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」憩「14ageですーぅ」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435165193/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」もこ「…………15age」【咲・muv-luv】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436201281/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」小蒔「16ageですね!」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」小蒔「16ageですね!」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436977247/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」霞「17ageよ」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」霞「17ageよ」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438183169/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」初美「18ageなのですよー」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」初美「18ageなのですよー」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439991110/)


《オルタネイティヴ編》

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」桃子「一休みッスよ!」【咲・muv-luv】(実質19age)
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」桃子「一休みッスよ!」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441820458/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」春「20ageの長さが自慢」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」春「20ageの長さが自慢」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448032385/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」巴「21ageですね」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」巴「21ageですね」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450360957/)

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」明星「22ageですお姉様!」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」明星「22ageですお姉様!」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451230459/)

──安価への参加に際してのお願い──


・安価の連取りは禁止、強制的に下にズラします

・安価の連投は禁止、ただし5分以上の間隔がある場合は可とします

・加速、雑談等を行った場合、そのレスから5分経過後の安価取りは有効とします。

・加速のための連投は基本的に遠慮して頂きたいですが、5分以上の間隔がある場合は可とします

・コンマ判定の連取りは2回までは可とします

・ただし、連続するコンマ判定時の連取り、つまり連投は無効とします

・つまり基本的に連投・連取りはご遠慮くだされば嬉しいなって話

・安価の内容を荒らしや不適切と判断した場合、その真意に限らず解釈の変更、若しくは下へズラします

・度々、死ねぇ!発言をしてますが、安価ではなくコンマで殺しにいくつもりなので、ルーザーは無視する方針です。

・ルールに不備、追加する必要が出れば随時変更、追加していきます。

察知している人とは、どちらの原作にも出て来ていない例のあの人。

鎧衣課長さんはあれだよ、むしろ教唆してる人だから下手したらはぐらかされるよ。

ジャーン
 ジャーン
  ジャーン

俺を白眼に出きる者はおるか!

そろそろ始めます。

むむむ……

11月第4週 【3/3】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
4.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

京太郎「昨日は停電事故を起こしましたが、メゲずにやりましょう」

透華「懲りませんわね……」

恭子「メゲへんなぁ……」


もう一度図面と基盤と睨めっこしながら、最終点検を行う。
例え停電を起こしても重要なコンピューターにはUPS(無停電装置)が接続してあるし、気兼ねなくやれとお達しも来ている。

人類ノ発展ニハ犠牲ガ付キ物デース!


はやり「ちょーっと待ったあっ!!」

智紀「誰……?」

京太郎「瑞原少佐……?」

はやり「やっぱり須賀少佐!君の仕業だったんだね!」

京太郎「どうしたんですか?」

はやり「どうしたもこうしたも無いよ!大量の電流が逆流してあっちこっちのケーブルは焼き爛れちゃうし……何てことしてるの!」

京太郎「いえ、でも許可もきちんと貰ってますし……」

はやり「何やってんのか知らないけど、アースも付けないで実験するなんて馬鹿なんじゃないかな?馬鹿だよね!馬鹿だ」

京太郎「そこまで言わなくても……」

透華「どなたかご存知ありませんが、手伝ってくださいませんか?」

はやり「はや?」

恭子「せや、ウチらはあんま電気系統詳しないねん」

智紀「こっち……」ガシッ!

はやり「はやや!?」

京太郎「…………よーし、やるぞー!」

はやり「こらー!助けろー!」


京太郎「そろそろ実機を組み立てて実験をしたいと思います」

恭子「大丈夫なんか?その……爆発したりとか?」

京太郎「核融合炉は失敗すれば融合が起こらないだけですから、その心配はありませんよ。
爆発するのは核分裂を利用する原子炉です」

透華「しかし……この実験に必要な予算や資材はどこから?」

京太郎「ああ、要請したら国連本部が送ってくれました」


↓1
01~69 失敗
70~119 成功
120~153 大成功
ゾロ目 超大成功
知力(20)+RG設計図(20)+技術協力(15)……判定+55

↓1
01~49 6+8%
50~79 9+8%
80~98 12+8%
ゾロ目 24+8%

超伝導核融合ユニット進捗率【56%】


はやり「……核融合炉?」

透華「はい」

はやり「いやいや、そんな空想科学の産物……」

透華「ですが、彼は本気のようですわ」

京太郎「ん?」

はやり「ははは……戯れで何やってんだかね……
もし仮に、万が一にでも成功するような奇跡でもあったら全裸で基地を一周しても良いよ」

恭子「あっ……そういう無責任な事は言わない方が…………」

智紀「録音した」サムズアップb

12月1日 【朝】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
4.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

カモンマイファザーは7って事で良いのかい?

京太郎「えーっと、来年度予算の予定割り当ては……200億ドル?え、どこの国家予算?」

「…………」


横浜基地の京太郎にあてがわれた執務室では、相変わらず頭を捻りながら仕事に没頭していた。

それ故に、背後から近付く影に──


京太郎「あ、親父?用があるなら後にしてくれ」

須賀父「とっ……ととっ!?」


忍び込んでいたつもりなのに、声が掛からない筈の対象からそんな事を言われたものだからその場で二の足を踏んでしまった。
その男の正体は、須賀京太郎の父親であった。


須賀父「お前さぁ、せっかく久し振りに父親に会ったのにその態度は無ぇだろ……」

京太郎「後ろから暗殺でもするみたいに忍び寄って来る親に掛ける言葉なんて無い」

須賀父「いや、でもなんかお前を暗殺しようとしてもマッハで背後に回り込まれてそうだしよ」

京太郎「何だよ、その改造人間は……」

京太郎「それで?何か用でもあるのか?」

須賀父「耳寄りな情報がありまして御座います少佐殿……」

京太郎「茶番は良いから本題を早くしろ」

須賀父「連れねぇなあ京太郎……」

京太郎「いや、本当に今は忙しいから早くして。用が無いなら帰ってくれ」

須賀父「悪い悪い、まぁそれで本題だが……
帝国軍でちょいと不穏な動きがあってな」

京太郎「不穏な動きぃ……?」

須賀父「戦略研究会ってんだけどな、これが軍の若い奴らの間で流行ってんだ」

京太郎「その研究会とやらの目的は?」

須賀父「おっ、目の付け所が良いな!
普段は、主に首都防衛戦の戦略やらプレゼンテーションしたりディスカッションしてんだけどな……
どうにも、不謹慎な事を裏でこーっそりと考えてるみたいでよぉ」

京太郎「わかったかは、結論だけ言えって」

須賀父「ぶっちゃけ、軍事クーデターだな」

須賀父「表向きの首謀者はコイツ、沙霧尚哉だ」

京太郎「何て言うか……医者にいそうな顔だな」

須賀父「なんだそりゃ?
ともなく、帝国本土防衛軍帝都防衛第1師団、第1戦術機甲連隊所属の衛士で階級は大尉。
さっき言った戦略研究会の主宰で、今も着々と準備を進めている」

京太郎「そんな話を出すって事は、存在が確定した……いや、決行日が決定した?」

須賀父「流石だな、そう、決行日は12月5日だ」

京太郎「後4日後じゃないか……
で、何だ?そのクーデターを事前に止めれば良いのか?」

須賀父「事はそんな単純じゃない……」

京太郎「何っ……?」

10分程したら戻ってきます。

ただいま。

京太郎「……アメリカぁ?」

須賀父「そっ、裏で煽ってんだよ。アメリカがな」

京太郎「傀儡政権って……なんで今更?」

須賀父「G元素の確保やらオルタネイティヴ4の解体なんかもあんだろうけど……
一番の狙いは、須賀京太郎って男をコントロールするためだろうなぁ」

京太郎「へぇ、須賀京太郎……って、俺えっ!?」

須賀父「この前のコイルガン試射が決定打になっちまったなぁ……」

京太郎「そ、そこまでするか普通!?」

須賀父「お前がいなくてもオルタネイティヴ5推進のために事に移しただろうけど、今となってはメインはお前だろうなぁ……」

京太郎「なんてこった……」

西南戦争を考えると一旦暴発させ、叩き潰さないとどうにもならない段階けだけ。被害を抑えようとか考えず、とことんやらないと根本的な解決にならないけど、スポンサー(米国)も本腰入れるから容易には収まりそうにない。

須賀父「つまりな、帝国内で感染症みたいに蔓延してる『形骸化した政威大将軍の権威の復古』っていう意志を利用しようって魂胆だな
帝国議会、軍部上層部が国の意向を勝手に決めちまってる現状に不満を抱いている奴は確かに多い。
だけど、それを声を大にして言い出す奴はいなかった」

京太郎「普通に考えれば封殺されてお終いだからな」

須賀父「しかも、アメリカCIAと国連のオルタネイティヴ5派が結託しちまってその煽動もシャレになんねぇ度合になっちまってる。
しかも困ったことに……決起側の戦略研究会もコレを利用して事を起こそうとしている」

京太郎「なるほど、な……」

須賀父「俺が提案するプランは2つだ」

京太郎「…………」

須賀父「一つ、大筋の思惑に乗って横浜基地側の勢力として国連・米国側勢力として動く。
一つ、戦略研究会に潜入して内部分裂、さらには加担する米国勢力の鎮圧。
さあ、どっちが良い?」

京太郎「前者を選びづらくする言い方だが……飽くまでも米国は名目上調停として動くんだよな?」

須賀父「だが、米国の勝利で大団円に終わっちまえば日本の傀儡政権化は一歩前進だな」

京太郎「だから……」

須賀父「後者を選べば日本が戦乱に陥るかもしれない……どのみち、愚策しか選べねぇんだよ」

京太郎「………………」

>>112
西南戦争は攘夷派や旧体制に拘る武家派を瓦解させるために西郷さんが敢えて悪者になった説がありますね。

多数決を取ろうと思いますが、人もいそうだね。いるよね?

↓5まで多数決

1.横浜基地勢力として決起勢力の鎮圧を図る
 ・原作寄りな進め方。つまり、結果的にはアメリカに加担することになる

2.戦略研究会に潜入し、内部からの瓦解・米軍勢力の撃破を図る
 ・とても荒っぽいやり方で作戦とも言えない。京太郎だからできる無理やりな力技。
  この作戦を結構するにあたって、富士教導隊のS.Kが協力を申し出てくれている。

3.質問があります

40秒で決まった…………

須賀父「戦略研究会に潜入するにあたって、富士教導隊のとある中隊長が協力を申し出てくれた。
情報省からも、お前の仮の身分を偽造するくらいの手伝いはできる」

京太郎「ありがたいが……信用できるのか?その富士教導隊の中隊長ってのは」

須賀父「ああ、基本的に人間に対しては穏健派で信用に値する人物だ。
身内に不穏な動きを見せる者もいたらしいが、説得(訓練)に成功したと言っている」

京太郎「……今、変な副音声が流れなかったか?」

須賀父「とりあえず、その金髪はカツラなり染色なりで誤魔化せ」

京太郎「ああ、そうだな。まったく……厄介なモン受け継いじまったよ」

須賀父「いいじゃねぇか、案外コレって女受け良いんだぜ?」

ちょっとお茶を飲んでくるのでその間に偽名とか考えといてください。

(例)
・武藤和樹
・伊庭樹
・葵とうり
・四月一日君尋
・松野一松

冗談です。

でもなんか考えておいて。

あえて須賀京太郎で
決起派は煽りに乗る程度の連中だし、米国の傀儡に騙されていたと思い込ませれば掌テルー(コークスクリュー)でしょう。

四月一日くんだと霞さんと添い遂げちゃいそうだなぁ……
まあ、偽名はおいおい。別に最後に決めてもいいし。

>>165
「あの須賀京太郎と同じ名前!?」
京太郎「よく言われます」

良いかもね。


WB大隊については将軍(むしろ207訓練分隊)の護衛につかせて須賀が間違いを起こさないようにしたいな、とか考えてたりします。
黒潮はお留守番。ちかたないね。

将軍を護衛するよー

ならば武家である六仙家がお近くにいますー

みたいな。色々面白いことを仕掛けてみたい。

ちょっと考えてみたのですが、ドッチが良いですかね?


1.いつも通り京ちゃん目線で進行して無双する
2.誰か一人選び(六仙家とかおすすめ)原作と同じ位置から将軍を護衛してクーデターを見守る

2の場合は京ちゃんをイッチが好き勝手動かしてみたり。

いえ、こっちも12月5日になってから多数決と言うことにしましょう。
イッチの筆の遅さだと明後日とかそれ以降になりそうですけど。

ともかく、今は進めちゃいましょうか。

12月1日 【昼】

↓3
×.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
4.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

京太郎「さぁて、それじゃあ今日も始めていきましょうか!」

透華「この集まりも、いつの間にか日常ですわね……」

恭子「ええやない、普通に仕事するより楽しいしなぁ」

智紀「うん……」

はやり「……なんで当然みたいに私も連れて来られてるのかな?」


↓1
01~69 失敗
70~119 成功
120~153 大成功
ゾロ目 超大成功
知力(20)+RG設計図(20)+技術協力(15)……判定+55

↓1
01~49 2+5%
50~79 3+5%
80~98 4+5%
ゾロ目 8+5%

超伝導核融合ユニット進捗率【63%】


はやり「って言うか、核融合を起こすのに必要なエネルギーの方が生産されるエネルギーより多いよね?」

京太郎「高温核融合炉ならそうですね」

はやり「まさかパラジウムを使った常温核融合炉でも作ってるの?」

京太郎「いいえ、低温核融合炉です」

はやり「……はやっ?」

12月1日 【夜】

↓3
×.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
×.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

もう容姿しか残ってない……そう思っていた。


↓1
01~09 ファンブル(補正適用外)
10~39 失敗
40~89 成功
90~129 大成功
130~148 超成功
ゾロ目 やっぱりSUGAがやらかした
衛士適性(20)+衛士技能(20)……判定+50

カンストおめでとう。

Profile...
【Name】Kyotaro Suga
【Age】20
【Nationality】JAPAN
【Service】United nation army

Status...
・衛士適性...200
・操縦技能...200
・知力...200
・体力...200
・容姿...160→200
・運...200
・勘...200

Skill...
・真・三次元軌道...(+10)
・恋愛原子核...(+10)→(+20)
・SS...(+10)
・X-TDM...(+15)
・須賀流刀剣術...(+20)
・オーディン...(+30)
・ガン=カタ(仮)...(+15)
・S&Hジョイント...(+10*)
・何っ、お前は死んだはずじゃ!?...(EX)
・にゅーたいぷ(仮)...(+20)
・近似因子操作...(±1)←New!

etc...
・部隊練度...136

きっと皆が一番欲しかった“アレ”

12月2日 【朝】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
4.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

これ、コンマ補正かぁ!?

>>221-222
あれ、いらなかったみたいですね。

仙人様だか神様だかになっちゃった京ちゃんの因子かもしれない。知らんけど(使用制限とか無し)

恭子「なんやかんや言うて……乗り気やないか、あのおばh」

はやり「あっ?」

恭子「……お、お姉さん!」


↓1
01~69 失敗
70~119 成功
120~153 大成功
ゾロ目 超大成功
知力(20)+RG設計図(20)+技術協力(15)……判定+55

油断したなあっ!!


↓1
01~49 0+5%
50~79 1+5%
80~98 2+5%
ゾロ目 4+5%

なん……だと!?



超伝導核融合ユニット進捗率【72%】


はやり「低温核融合って何?」

京太郎「まんま、常温以下で核融合を起こすって事です」

はやり「いやいや……物理的に無理でしょ、それは」

京太郎「低温たって氷点下じゃなくて、10℃とか20℃とかそれくらいですよ?」

はやり「そう言う意味じゃなくてさ」


12月2日 【朝】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

朝じゃない、昼です。

京太郎「お疲れ様です、沢村さん」

智紀「おつかれ……」


もはや実質的な研究室と化しているハンガーを出て30分も経たない内に沢村さんと再び顔を見合わせることになった。
時間帯から言って、おそらくこれから昼食を取る頃だろう。


京太郎「今日もお昼ご一緒させてもらって良いですか?」

智紀「…………」

京太郎「…………あれ?」

智紀「…………楽しそうだった」

京太郎「え、何がですか?」

智紀「さっき…………」

京太郎「さっきって……ああっ、そうですね未知の代物を造る冒険感って言うか、ワクワクしますね」

智紀「……そうじゃない」

京太郎「え、じゃあ何ですか?」

智紀「瑞原少佐と楽しそうに話してた…………」

京太郎「…………?」

智紀「私と話すのは楽しくない…………?」



↓3
1.だって沢村さんって口下手じゃないですか
2.瑞原少佐だけじゃなくて、皆と話すのは楽しいですよ
3.何の話ですか?
4.その他自由安価

京太郎「そんな事ありませんよ!
別に瑞原少佐と特別に親しくしてるつもりも無いですし、皆さんと意見の交換をしあうのは楽しいと思ってますよ?」

智紀「…………そう」

京太郎「あれ……なんかちょっと不機嫌ですか?」

智紀「そんなこと無い」

京太郎「いや、でも…………」

智紀「いいから、早く行こう」

京太郎「あっ、はい、そうですね!」

《わぁーい、鈍感》

12月2日 【夜】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
×.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

【2001年 12月2日 国連軍横浜基地 副司令執務室】


武「失礼しまーす。いきなり呼んで、用って何なんですか夕呼先生?」

夕呼「来たわね白銀。正確には、呼んだのは私じゃなくてコイツなんだけどね」

武「あ……!」

京太郎「久し振りだな、白銀」

武「はい……須賀少佐……」

京太郎「ここに呼んだのは他でもない、お前の意見を聴きたいと思ったからだ」

武「意見、ですか……?」

京太郎「ああ。俺はさる信頼できる情報筋から帝国軍のとある動きについて知った。
そう……軍事クーデターだ」

武「っ……!そ、それをどこで!?」

京太郎「だから、信頼できる情報筋からだ。
お前の知っている未来に、その事件は起こるのか?」

武「ああ……直接的な因果関係は解らないけど、起こるときと起こらないときがある…………」

夕呼「その話については聞いてたんだけどね、あえてアンタには話さなかったわ」

京太郎「それはまた、どうして?」

夕呼「アンタがまた妙な動きをしてその未来ってやつの大筋が変わったら困るでしょ?
新潟の防衛戦で、ちょっと警戒したってわけ」

京太郎「なるほど……」

夕呼「でも、あんたに隠し立てするよりも全部曝しちゃった方が事態は上手く転がるかもしれないけど……
まっ、それは追々ね」

京太郎「つまり、クーデター部隊と帝都防衛部隊は膠着状態に入っていたが、国連・米軍の介入によって戦闘が勃発。
戦火から逃れるために脱出した将軍殿下が偶々お前の所属していた部隊の配置場所に到着。
そして、クーデター部隊と戦闘を交えながら伊豆半島まで逃げ延びた、と?」

武「大まかな流れはそんな感じだ……」

京太郎「偶々とは言っていますが……勿論それは?」

夕呼「ええ、示し合わせていたわ」

武「えっ!そうなんですか!?」

京太郎「当たり前だろ、そんな出来すぎた話があるものか」

武「冥夜と悠陽を逢わせるため……?
まさか、鎧衣課長が!?」

夕呼「あら、白銀ぇ?将軍殿下を呼び捨てにするなんて大胆ねぇ」

京太郎「不敬罪に捉えられかねんぞ?」

武「あっ……!」

夕呼「ともかく、5日に勃発するクーデターは一筋縄ではいかないわ。
三つ巴どころか様々な勢力の思惑が入り組んで複雑な状況を作り上げる……
須賀、あんたはどうするつもりなの?」

京太郎「俺は……ちょっと単独で動いてみようかと思います」

武「単独……?」

夕呼「何かアテがあるのね?」

京太郎「ええ、万事が上手く行けば憂いは全部払拭できるかと……」

夕呼「アンタの部隊はどうするつもり?」

京太郎「俺なんかよりも経験が豊富な少佐が2人もいますからね、任せますよ」

今日ここまでー。

京ちゃんがどう動くかはお楽しみを。
六仙家には結構情が湧いちゃってますなぉ……

ではおやすみなさい。

偽名の候補も一応拾っときますか。

菅野京太
 ・シンプルイズベスト
福山潤一
 ・結婚したら世界中が大混乱に!?
武藤カズキ
 ・何を隠そう俺はクーデター鎮圧の名人だ!
千早群像
 ・京ちゃんが乗ったのは伊402。
須賀京太郎
 ・「この名前のせいで良くからかわれます」京の字を響に変えたりしても良いかもね。
天空侍斗牙
河野貴明
小鳥遊宗太
 ・あえて何も言うまい。

若しくは、イッチのネーミングセンスにかまけて『あっ!こいつがSUGAじゃね!?』とか当ててみるゲーム。
もちろん、別視点進行に決まったらだけど。

なんで俺はいまさら潤と雅治を勘違いしたのか。鬱だ寝過ごそう。

フェイクもいっぱい用意しておいた。

ザクCかと思ったらザクJだったり
一松かと思ったら十四松だったり、いやチョロ松?とか
奴良リクオかと思ったら太刀花リクだったくらいのガッカリ感を演出します。

名前からの連想ゲームじゃなくて飽くまでもSUGAをさがせ!なので。

今日は中断が多いと思うけど20:30から始めるぞー

さぁて、そろそろ始めようかしらね。

『Start your engine!』

12月3日 【朝】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
4.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

はやり「核融合炉なんて作ってどうするつもりなの?」

京太郎「そうですね、例えば荷電粒子砲とか……」

はやり「……核融合炉のエネルギーがあれば或いは…………いやいや、そもそも核融合炉自体の実現性が!」

京太郎「でも、手伝ってくれてますよね?」


↓1
01~69 失敗
70~119 成功
120~153 大成功
ゾロ目 超大成功
知力(20)+RG設計図(20)+技術協力(15)……判定+55

【近似因子操作】によりゾロ目と判定


↓1
01~49 5+5%
50~79 6+5%
80~98 7 +5%
ゾロ目 15+5%

超伝導核融合ユニット進捗率【84%】


京太郎「超伝導コイル、稼働率良好」

透華「ブランケット、プラズマ加熱装置、サイクルオールグリーン」

恭子「タービン良好、変換率7割をキープ……だいたい2ギガワットってとこやな」

京太郎「よし、後は小型化だけですね」

はやり「えっ」

12月3日 【昼】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

1.福路美穂子【180】
2.大星淡【170】
3.宮永照【140】
4.弘世菫【145】
5.赤土晴絵【50】
6.鷺森灼【50】
7.高鴨穏乃【120】
8.新子憧【100】
9.松実玄【80】
10.松実宥【65】
11.神代小蒔【100】
12.石戸霞【180】
13.薄墨初美【50】
14.狩宿巴【50】
15.滝見春【50】
16.石戸明星【50】
17.十曽湧【50】
18.愛宕洋榎【50】
19.愛宕絹恵【50】
20.鶴田姫子【50】
21.白水哩【50】
22.辻垣内智葉【60】
23.ネリー=ヴィルサラーゼ【120】
24.雀明華【70】
25.ユウヤ=ブリッジス
26.クリスカ=ビャーチェノワ
27.イーニァ=シェスチナ
28.宮永咲【100】
29.竹井久【60】
30.国弘一【50】
31.真屋由暉子【60】
32.森垣友香【50】
33.清水谷竜華【60】
34.小瀬川白望【60】
35.瑞原はやり【95】
36.原村和【嫁】
37.東横桃子【嫁】
38.エイスリン=ウィッシュアート【嫁】
39.白銀武

↓3 会話相手安価

選択先でゾロ目が2回……

何もないと良いが

京太郎「あー疲れた……」


身体のアチコチをゴキゴキと鳴らしながらグーッと上に伸ばす。
核融合炉の研究にあたって細かい配線と睨めっこしているものだからどうしても筋肉やら骨は凝り固まってしまう。

気分転換にでもと、シャワーを浴びることにした。


京太郎「石鹸よし、垢すりよしっと……」


シャワールームに備え付けられてる洗剤の類はどうしても臭いが好きになれない。
薬品臭いのだ。それも、かなりキツい類の。

個室とまではいかないが、シャワーはカーテンと敷居で隔てられているのである程度のプライバシーは保たれている。
とは言え、男女共用なので移動の際に女性の裸体を見てしまったことは……今まで少なからず、ある。


京太郎「まっ、今更か……」


その程度のトラブルは、最早トラブルとは言えない。
前線基地ではそんな鉢合わせは日常茶飯事らしく、ここ横浜基地でもそれに慣らせるためにと、シャワーやトイレなどは男女共用になっている。

だから、カーテンも気兼ねなく開けてしまう。


玄「…………ふぅ」

京太郎「あっ」

玄「えっ」


こういう事も多々あるのだ。

京太郎「…………」

玄「…………」

京太郎「…………」

玄「あぅ…………」


カーテンを閉めれば良いのに、腕が動かなかった。
そればかりか松実玄の身体を眺めるように見つめてしまう。

案外と、肌の艶は良かった。
強化装備によって日光が遮断されてしまうので、肌は乳のように白かったが、かと言って不健康そうには見えなかった。

女性故に腹筋は割れてはいないが、肢体は均等に綺麗な筋肉がスタイルを程よく整えているのが見て取れる。
ふざけた態度を取っているのに目が行きがちだが、何だかんだ言って衛士なんだなと改めて認識してしまう。


玄「なっ……え……?」

京太郎「あー……」


さらけ出されていた胸の双子を両手で抱きかかえるように隠した。
そんな事をすれば、日本人の平均的な大きさよりも恵まれているその双丘は綺麗な谷間を作り上げ、恥じらいを見せる赤面と相まって扇状的に見えてしまう。 

いや、今はそんな感想ではなく謝罪を言わねば…………


京太郎「綺麗だな」

玄「は……う?」


何を言っているのだ、俺は。


↓3
1.退却
2.謝罪
3.その他自由安価(ゾロ目Bにともない過激なのもある程度可とす)

京太郎「いや、間違えた。すまない、確認すれば良かったな」

玄「は、はい……」

京太郎「今度から気をつける、それじゃあ……」


踵を返して去ろうとすると、桶に入れていた石鹸が落下し、滑り込んでいってしまった。


京太郎「あっ」


慌てて拾おうとするが、地面が濡れていたことも手伝って間に合わない。
そのまま、水の流れに従ったまま排気口のある個室へと滑っていってしまった。


玄「あ……私、取ります」


自分の手元まできた石鹸を拾おうと身を屈める。

どうにも視線の向きを惑わせながら、受け取ろうと近づいた。


玄「はい、どうぞ……」


向こうも、石鹸を手渡そうと近づいてくる。
だが、両者とも向き合うように視線を合わせたために、足元の確認が疎かになっていた。

床に、彼女の使用していた垢すりがあるのに気づけなかった。

湯をタップリと含んだ垢すりに、足が乗っかった。


玄「え──?」


水の流れを促すためのタイル床は、ただでさえ滑りやすかった。
そして……案の定、松実玄はバランスを崩し転がり込むように前のめりになる。


京太郎「お、おいっ!?」


空気が固まったような錯覚に襲われ、思わず身体が自然と前に出ていた。

こういうの苦手なんだよね。実は。
時間かかるけど勘弁ね。

玄「はわわっ!」

京太郎「おっ、とっ、と…………」


濡れた床ではバランスが取りづらかったが、何とか踏みとどまる事ができた。


玄「あ、あの……!」

京太郎「まったく……そそっかしいな」

玄「うぅ……」

京太郎「ああ、いや、元々の元凶は俺だよな……」

玄「…………」


そのまま暫く、松実玄が離れるのを待っていたがどうにもその様子が見られない。


京太郎「どうした?怪我でもしたか?」

玄「いえ、そうじゃなくて……あ、あの……」

京太郎「ん……?」

玄「もうちょっと……こうしてて良いですか?」

今の状況はさながら恋人達が包容しているような呈を為していた。


京太郎「は……?」

玄「…………」ギュッ!


あろう事か、そのまま更に力を加えてくる。

つまりは柔らかい二つの膨らみが押し付けられる事になる訳で……
別に童貞でもあるまい、こんな感触を初めて味わう訳でも無いが、シャワールームでこうなるというのは中々に背徳感がある。

いや、そうじゃなくて!


京太郎「どうした……何かあったのか?」

玄「……もう、いないんだなって考えたら」

京太郎「は?」

玄「埋められないんです……おもちだけじゃ、どうしても」


どうしてか、「おもち」なんて単語を出されてしまうとこのシリアスな雰囲気も台無しになってしまう。

しかし、何かを心の内に秘めていると言うことは何となく理解できたような気がする。


玄「ごめんなさい……でも、もう少しだけ……」

京太郎「…………」

玄「そうしたら、戻れるから……」


暫く、なすがままにされていた。

↓1
01~79 何事もなく
80~98 過ち
ゾロ目 馬鹿になるしかなくて
容姿(20)+恋愛原子核(20)……判定+40

カーテンは締め切られ、シャワーの栓は全開で開け放たれていた。
音を隠すためなのか、理由はよくはわからなかったが……

程よく暖められた湯を浴びながら、額と額とが触れあいそうになる程の至近距離で向き合っていた。


玄「…………」

京太郎「何のつもりだ……?」

玄「良いじゃないですか……別に」

京太郎「理由も無しにこんな事をするのか?」

玄「もう……何も無いんです」

京太郎「無い……?」

玄「少佐だって!初めてじゃないんでしょ?!」

京太郎「誤魔化すな……」

玄「私……お風呂に入れないんです」

京太郎「唐突だな、おい」

玄「怖いんです……むしろ思い出しちゃうから」

京太郎「だから、何だ?」

玄「埋め方が解らないんです……心に空いた穴……埋めようとしても、もう埋まらない!」

京太郎「…………」

玄「欲しいとか、何か狙いがある訳じゃなくて………ただ、どうにかしたいんです」




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       ..l -ー'''゙',,  ./__   `'-_,ヽ'lト-!'゙7'77′
        .ヽ.;.;.;.;.;.7'´.;.;.;.;.;.;.;.\  l;.;.;.!,`''ミlミ//
        ゝコrツ'.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;,ソ'フ.;.;/ . ゙̄ `i`_、

           ̄─‐‐─‐'l、/ .ノ;.;.;.;! _,,===-、! |  ヽ-、

                 l‐'く.;.;.;.;./     `7.!ヾ.  l‐ゝ、
                    !.;.;.;.;.;.;|.!.       / /  .ヾ / ,/
                  L______,ニ='二 ̄ .ト、  /`ヽ
                 , _ニニニz'y、_'゛.;.;.;.;.`'、 !| ./.;.;.;.;.;.ヽ , -__
                /゙/゙./ lく// j`丶、.;.;.;.;/.!7`ヽ、.;.;.;i .i.;.;.;.;.;.;
               !,_,,-‐===->>ゝ、`Y .,ノ    ヽ、|_.ヽ_____
              ,ィ´ // |.;.;.;.;.;.;.`'>\7./
     ./.‐-、 -┬-- 、>┬  /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ゝ-|,__-‐‐─‐ニニ─‐,`ヽ
   /   ノ´ /‐'㍉ミッ二>.;´.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;_,ノlレゝ、ヽ ,人 │

  /   ./ __ィト-/ /~L l-|.;.;.;.;.;.;.;.,,.-'ニ ̄ヾ ゙┬‐'゛  ._, -㍉ レ'' ̄
 ゛  .,r'ン', ニニ二二二、,| :|/  ̄''y'´._//=ヾ ヽ .! .‐ ''二-‐'゙].! |-‐'´
   / , -‐‐ニニ-‐===-_\人 , -''´  ┐==!=.テ./ ‐' ´     ./レ''
   /   /二´ く/. !:T     .ゞ='゙ ,.シ'゙_,_,,.. -ー'''"゛゛

  /     ! ! . / /' lヽ-┐l丿     _,,.-‐' ´゛
  |     '.,゙‐' / . //  l'´\___..-‐‐'´
   ヽ_    /./-ニ二`>'´
      ̄  ̄  ̄ ̄

今手元に小さいキーボードしか無いから、ゴメンね。

12月3日 【夜】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

【横浜基地敷地内 須賀亭】


                       /\
                     //\\
                   .///.\\\

                  .///:|| || ||\\\
                .// .|_||_||_||_||_.||  \\
               .//    ̄ ̄ ̄ ̄´   .\\
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ソソソソソソソソソソソソソソ.//:::::: :::: ::: ::: :::: ::::: ::: ::: : . .. . . .  \\ソソソソソソソソソソソソソソソソソソソソソソソソ
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二二二((二二二二二二((二二二二二二((二二二二二二((二二二二二二((二二二二二二((二二二二
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    |:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:|
__ __.  |:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:||_||_||_||_||_||_|:|
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ソソ>=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l==l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l==l=l=l=l=l=l=l=l=l=l=l==l=l=l=l=l艸艸-、,、 艸艸艸
|""=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二= 艸艸艸⌒ヽヽ/
|=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二=二= 艸=彳艸艸    _ソ:’;;:

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| |     |_|_____________|_|     | |:||_ _.i _ _;i _ _i _ _i.__,.i 艸艸艸艸  )::;;
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 ::::::::::::::::::::/=  =  =  = = = = \::::::::::::::::::::                ノ⌒´
                                                ⌒`´ ,.r''" ""


和「お食事をお持ちしました」

京太郎「ああ……すまない、和」

和「いえ、お仕事ですから。それでは失礼します…………」


応接間には瑞原少佐、赤土少佐、そして神代さんと霞が訪れていた。


晴絵「それで?話たいことがあるだっけ?」

はやり「基地じゃ駄目だったの?」

京太郎「基地でも良かったんですが……ここなら、確実に盗聴器もありませんし」

晴絵「え、自分で確認してるの?」

京太郎「いえ、専門家に任せてます」

はやり「場所については、まあいいや……それで?」

京太郎「2日後に帝都で軍事クーデターが起こります。可能性でなく、確実に」

霞「帝都で……!?」

小蒔「くりえいたー?」



↓3
1.調査のために離れると言う
2.富士教導隊に潜入することを伝える
3.それとは別件と誤魔化す
4.その他自由安価

はやり「それは……決起理由とかはわかってるのかな?」

京太郎「ええ、政威大将軍による総帥権の復権です」

晴絵「あー……そう言う右翼派閥はどこにでも少なからずいたけど、遂に動き出すのかー」

霞「でも、そう言う事なら」

京太郎「ええ、恐らく……」

小蒔「そうなると、帝都が戦場になる可能性が大きいですね……
帝国軍の戦術機甲部隊だけでなく、斯衛も勿論動き出すでしょう。
帝都での守護となれば任にあたるのは第二連隊でしょうか……斉御司家の現当主である斉御司信晴様の率いる部隊ですし、斯衛でも1,2の練度を誇る部隊なのでそう簡単に殿下に危害が加わることは無いのでしょうが……」

京太郎「!?」

霞「!?」

はやり「斯衛の事情は知らないけど、帝都防衛の602,604,605戦術機甲部隊はガッチリと帝都城を囲むと思うよ」

晴絵「第一戦術機甲大隊の狭霧大尉は優れた衛士ではあるけど、流石に数の利もあるし膠着するだろうね……」

はやり「国連軍に出番なんて無いんじゃないかな?」

京太郎「ええ……ですが、どうもきな臭いんです」

霞「と、言うと……?」

京太郎「なんでも、裏でCIAが扇動しているとか……」

はやり「CIA!?」

晴絵「アメリカの諜報機関が、なんでまた!?」

京太郎「ですから、その辺を調べてみようと思うんです。
ですから、数日ほど基地から離れようと考えています」

小蒔「危険は……無いのですか?」

京太郎「大丈夫ですよ、そこまで無茶はしませんから。
ああ、その間の大隊の指揮ですが……」


↓3
1.瑞原少佐に代理
2.赤土少佐に代理

すこやんは潜入先での協力者じゃ?

>>430
イッチは誰が協力者かなんて言ってないのよ。

京太郎「瑞原少佐、万が一の時はWB大隊の指揮、お願いします」

はやり「良いけど……そんなに長く離れるつもりなの?」

京太郎「いえ、数日程度のつもりですけど、投げっぱなしで出るわけにもいきませんしね」

はやり「わかった、じゃあ不在の間は暫く預かるよ」

霞「ねぇ……」

京太郎「何ですか?」

霞「何か、企んでない?」

京太郎「ははは、まさかそんな事あるわけ無いじゃないですか」

霞「…………」

はやり「…………」

赤土「ん……?」

小蒔「どうされたんですか?」

京太郎「いや、本当に調査しに行くだけですからね?」

12月4日 【朝】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
4.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

はやり「あれ、まだ出てないんだ」

京太郎「ええ、今日の夜にでも出発しようかなと」

はやり「ふーん……気をつけてね?」

京太郎「ええ、ありがとうございます」


↓1
01~69 失敗
70~119 成功
120~173 大成功
ゾロ目 超大成功
知力(20)+RG設計図(20)+技術協力(15)+ゾロB(20)……判定+75

【近似因子操作】によりゾロ目と判定


↓1
01~49 5+5%
50~79 6+5%
80~98 7 +5%
ゾロ目 15+5%

超伝導核融合ユニット進捗率【94%】



恭子「小型化にも目処がたったなぁ」

透華「後は戦術機に搭載し、実験するだけですわね」

はやり「えっ」

智紀「…………」カチッ

『もし仮に、万が一にでも成功するような奇跡でもあったら全裸で基地を一周しても良いよ』

はやり「」

京太郎「では、安全の確保を万全にして後日と言うことで」

智紀「残念……」

12月4日 【昼】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

京太郎「あっ……」


                      /               丶

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                      |::.   |::::.:.|::. | |::.:.:. |  〝             乍  .:..!
                      |::.   |::::.:.l::. 乂|::.:.:. |       __    / |  .:.:|
                      |::.   |::::.:.|:.:.:. |::.:.:. ト      く  ノ  .:イ l|  .:.|
                      |::.   |:.:.:.从::. |::.:.:. | 〕o。      / .:|  |  .:.|
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                      |::.   |::.:.:.   \{\|:. ≧==x, {\  .:.:.|  ノイ
                   从 :八:.:.:.      \.:.     ⌒}{ ̄ ̄ヽ:.八
                     /.:.:.    \:::.       \.:    ハ   .:} .:.:\
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                    /.:.:.:.:.     /.........................ニ=-__::. \....》ニニニ0二ニ} .:::.
               /.:.:.:.:.    .′...............................ニ=-:.:.:.:.《ニニニ乂ニニj  ::.}


玄「こんにちは!」

京太郎「ああ、こんにちは……」

玄「どうされたんですか、そんなに気まずそうな顔して」

京太郎「お前なぁ……」

玄「……ご迷惑はおかけしませんから」

京太郎「…………」



↓3
1.理由を詳しく聞く
2.無理してないか?
3.その他自由安価

京太郎「無理、してないか?」

玄「えっ……!」

京太郎「お前が何に対して悩んでいるのかは解らないし、察してやることもできない。
だけど、何かに必死になっているのはわかるつもりだ」

玄「…………」

京太郎「少しでも楽になれるんだったら、力になるぞ?」

玄「少佐……」


↓1
01~29 逃亡
30~79 吐露
80~98 イベント


                -‐‐…‐‐- ..

               ´: : : : : : : : : : : : : : : : : 、
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        , : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : : : : :.

        /: : : : /: : : : : : : : : : : : : : ハ: : : : : : : : :.
       ; : : : :.:′: : : : : : : : : ノ} : : : : | : : : : : : : ハ
        : : : : : :{: : : : : : :.}:_ ∠ |: : : }: |: ハ : : : : : :.:.l
      i: : : :{: :|: : : :^T:フ/   |: : :八「 T}:‐: ハ: : : :l
      |: : : :|: :|: : : : .:|斗‐…r }/ ⊥...」:イ!: : :.|: :|
      |: : : :|: :|{: : : :.く ヒぅ:ツ      ヒ::rツ〉 }: : : }ハ}
      |: : :八: :fi: : : :.|  ̄^       ̄   ′: :.:| ′
      |: :i: : :.V l : : : | ' ' '      '   ' ' ' {: : : : :|
      |: :l: : :人」.: : :.:|      _     爪: : : |
       } : |: :i: : :|: : : :.|、   '´  `     :个: : : :.|
      /: :.{: :|: i: |: :i: : { > 。.       <i: : |: : : : ノ
    ./: : :∧j:人{:.八:八     T〔 :| : : |: : |: :.:イ
     ′: : : ハ: : : :.iノ\{ー-    l }∨ : |: :ノ: : : {
    };  -‐‐…V: :.:{       /^ー|く  ` r一|: : :|‐-ミ
   /   、    |: : :|\__ ,∧    \__{__ .|: : :|   ',
   .′       |: : :|  {    \rく     }: : :.|   i ,
       ', .|: : :|  ハ     {⌒Y   {|: : :|   |  i
  i      ', |: : :l    } __ ノ} ├一く: : :.:|  ノ  :i
. /|       . |: : :l   ∠ _   ノ\j\_〉.: :.|     |
: : |           |: : :|       ̄       |: : :|     {
: : |         }|: : :|          ぅ   |: : :|    }



「見ちゃったんです、私──」

玄「私の実家は松実館っていうそれなりに有名な旅館だったんです」

京太郎「旅館……」

玄「いろんな人が来てくれて、いつか私も継ぎたいなって考えてました」

京太郎「…………」

玄「でも、徴兵制に引っかかっちゃって、適性があったのでお姉ちゃんを追いかける形で衛士になりました」

京太郎「でも、奈良は……」

玄「そんなに早く……無くなっちゃうなんて思ってもみなくて…………」

京太郎「1998年……」

玄「お父さんは……避難しませんでした」

京太郎「えっ……?」

玄「私が幼い頃に亡くなったお母さんとの思い出の詰まった松実館から離れたくないって……死ぬときも、松実館の畳の上でって決めていました」

京太郎「…………」

玄「私達は、淡路島から大阪を抜けてきたBETAを足止めするために吉野の方面に防衛線を構築しました。
赤土少佐……当時は大尉でしたけど、あの人のお陰で本隊の撤退は間に合いましたがBETAの動きは止められなくて……」

京太郎「……それで?」

玄「私達の隊も撤退をはじめて……地元の阿智賀も通過しました」

京太郎「…………」

玄「BETAの先発隊はすぐ近くまで迫って来ていて……そこで動きを止めることは出来なかった……」

玄「だから、背中越しでした。
望遠レンズをいっぱいにして……松実館の位置を必死で探して…………
少しして、松実館は見えました」

京太郎「…………大丈夫か?」

玄「話させて下さい……」

京太郎「……わかった」

玄「命令を無視してでもお父さんを助けにいきたい……無理矢理にでも連れて行くべきなんじゃないかって…………
でも、そんな度胸は私には無かった」

京太郎「…………」

玄「でも、悩んでいる内に松実館に突撃級が……近づいてきて……」

京太郎「ああ……」

玄「押し潰されて……崩れて……粉々に……いつの間にか、火の手もまわってきていた……!」

京太郎「…………」

玄「突撃級の後には、戦車級とか小型種が詰めかけていて、松実館を…………食べてた。
音なんて聞こえない筈なのに、噛み砕かれる音も耳に響いて……思わずミミを塞いで…………」

京太郎「…………っ」

玄「その内、撃震の望遠レンズでも限界に……松実館は見えなく、なって…………」ギュッ!

京太郎「そうか…………」

玄「全部……無くなっちゃった。
松実館も、桜も、阿智賀女子学院も、穏乃ちゃん家のお土産屋も、憧ちゃん家の神社も、鷺森さん家のボーリング場も…………お父さんも!
全部、全部!全部全部全部!BETAに!跡形もなく!」

京太郎「ああっ……」

玄「お姉ちゃんはそれから病的なまでに寒がりになって……私……普通でいるのが怖くなった」

京太郎「怖い?普通が?」

玄「馬鹿になれば、少しは気が紛れるんじゃないかって……
まだ、その頃は男の人も多かったし、少しでも馴染めるようにって言うのもあったのかな……男の人は呆れながらも笑ってくれたし」

京太郎「…………」

玄「道化をしていれば、忘れられる。
あの日のことを考えなくても良いから…………」

玄「嫌だ……わかんない、どうすればいいの!?」



:::|:::::/〃   斗-- 、 ヾメ、ヽ /::::/.: :/:::::/::::::::::::::::::::/::::::::::/}::::::::::::::::::::::::::|

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: Ⅳ __{   {{ し' 〃  / : : : : : : : : : : :/::::::/: : : 斗=≡メ: ://: : /::::/:::::::::::::: 
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::::::::::::\   斗-―-                 \\>- r' \/:::::::::::::::::::::|:::::::::|
:::::\::::::::ヽ {      ⌒~`ヽ __            } j \,′::::::::::::::::::ハ::::::::|  
::::::::::ヽ:::::::::\                   `ヽ        //  j:::::::::::::::::::::/ }:::::|  


京太郎「松実……」

玄「どうせなら本当におかしくなりたかった!
解らないくらいに!そうすればこんな…………辛いの、痛いの……嫌ぁ…………!」

京太郎「だからって……自分を大切にしなかったら何も!」

玄「むしろ壊してほしい!グチャグチャに、ドロドロになれば……溺れちゃえば楽に!」

京太郎「逃げたって……追いつかれるだけだ。
立ち向かわなかった訳じゃないだろ、怖くても……強いよ、お前は」

玄「うっ……ああっ……うああああああああああああっ!!!」

京太郎「……落ち着いたか?」

玄「…………申し訳ありません、取り乱してしまいました」

京太郎「今更、取り繕わなくても良い」

玄「いえ、ですが…………」

京太郎「両極端だな、まったく……」

玄「不器用なんです……振り切らないと、保てない気がして……」

京太郎「何時ものアレは……まったくの演技なのか?
それとも……実は素も混じってたり?」

玄「…………少佐は、どっちだと思われますか?」



          /      . . : : : : : : : : . . . .      \
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       |i ! .:.:|.:.从:./x==ミリ ∨:.:.:||:.|:.:!|:.|:.!| .:.:.:.:‘. .:.:.:.:.:; :.:  |
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        | .:.:.!:.:..:.:!.  Vrツ    \|  {h//} 》 l. .:.:.:.:..; :.::.  ;
        | .:.:,|:.:.::.:.:, :.:.:.:          Vrツ  /. .:.:.:.:.;. :..:  :
        `O:.|:.:.::.:...     '      :.:.:.:   /. .:.:.:.:.:;. :.: ; !
         |:.|:.!:.:.:.:八              ./. .:.:.:.:.:;. :.:. ; |
      イ  !:.!:V:.:.:.:个 、            人. .:.:.:.;. :.:  ; |
    / l   /ト:.!:.V::.:.:.:.|  ト、 `  ̄    イ./. .:.:.:.:.;. :.: :.:. ;  !
.    ; ∧ l |:.リ:.:.:リ.:.:.:.:.! ∧ 、_ イ ´ ./. .:.:.:.:.;. :.: :.:. / ト、
.    ;  ∧! |:.:.:.:.:.:..fi___.!   ヽ ィ ´   ./. .:.:.:.:.;. :.::..: /   ヽ
.    ;    |jr-―二___ヽ / ` ´¨l   __/. .:/ノ. .:.:.:.:.:/     ∧
    ;    ',.!   ___.ヽ |≧--≦l_∠_ ヽ//. .:.:.:.:.:/  ,  '   |
   ;    !  ___ ヽ」'ノl__ノ l_______   ` 、:.:.:.//      .;
   ;    |   __ .ヽ」  / !\!,----     l:.:/ /     ∨
.   ,   7|   (__ノ!___/ .!  !、        !:ノ/      /
    ,  ! l::!      /:7`!  .! 〉-l      /ヽ       ./
.    ,  V≧ 、___/イ  !  ノ/ l::::::!     .j::/ |      ハ
    ,  V         !_/ V \.:!    l:イ .!       l
.    ,  /ト、____ イ!   !    ` ‐‐‐´  !、      /
     ,  !        V   l ヽ       / l      /



京太郎「…………どっちでもいいか、そんなこと」

玄「はい」

京太郎「でもな…………」

玄「何でしょうか?」

京太郎「真面目は松実玄は…………なんだろ、気持ち悪い」

         ...´........................................................`....
      /............................................................................ヽ

      ..:::::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::::::/:::::::::::i::::::::::::::::::::::::,
      /:::::::::::::/::::::::::::|:::::/::::::::::::::::::::::/::::::|:::| ::::::::::::::: '
     ::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::|:::::::::::::|:厶斗 -ハ:::::::|:::|::::::!

    |  _:::::|:::::::::::::::|::::::::::|:::::::::::::|::::::::/ |:/ .}:::::/i:/::::::|
    |_ ノ:::::::|:::::::::::::::|/|::::::|:::::::::::::|_彡 〃__/::::/ ィ:::::/}|
    |::::::::::::::|:::::::::::::::|/|::::::|:::::::::::::|.〃⌒ヾ  .....癶{ 〃

    |::::::::::::::|:::::::::::::::f^Y::::::::::::::::: |.{{    }}  ...{{ }}.:.:|
.     ' ::::::::::::|:::::::::::::::| ^|::::从:::::::: | ゞ=='"  ....ヾリ.:.:|
     ' :::::::::::|:::::::::::::::| 圦::ハ::::::::::::|.:::::::::      :::::.:|..::|
      i:::::::::::|:::::::::::::::|`ーo{ ;::::::::::|   /⌒⌒}.  |..::|
      i:::::::::::|:::::::::::::::|::::::|:|. ':::::::::|.. .{    / / :|
      |:::::::::::::::::::::::::::|l:::::|:|   ';:::: |`  .. ̄⌒,.ィ:.:|:.:..:.:|
      |::::::::::::::::::::::::::八:_圦  ';:::::. 厂::{ l::::|:::|  . :.:|
.     ′:::::::::::';::::::::::::〈./  \ 弋「./:::::::: j:::::〃..:.:.:.:.|.
.    /::::::::::::>ヘ::::::::::::∧   ヽ_ヾ \::V::/.:::::.:.:.i.:.|

   /:> ´   V:::::::::::∧  /^' { ト  _入:〈. :::::.:.. 八|
.  /〃 =- 、   ヽ::::::::::∧/\ .Ⅵ /}}\}:::`ー 、 /
  /:,′     \   \::::::∧ { ̄`ヽ〃/ ̄}:i  i
. /:::|            ヽ::::∧i    } 」   i::| l


玄「そんな!酷い!?」

京太郎「そうそう、それくらいがちょうど良い」

玄「…………ありがとうございます」

京太郎「ん、何て?」

玄「何でもありません!」

明日は気持ち良く12・5から始めよう。

12月4日 【夜】

↓3
1.誰かと会話する
2.部隊編成について検討する
3.ハンガーに行く(技術者と会話)
×.みんなで技術開発
5.実機orシミュレーター訓練を行う
6.医務室へ行く(会話・治療)
7.その他何か有れば自由安価で

京太郎「よし…………」


準備は整った。
これから起きることは間違い無く後の歴史書でも取り上げられるような日本にとっての大きな転換点となる。

自分のためと言うのも、もちろんある。

だが、それだけでは無いのも、また間違いでは無い。


霞「行くのね」



                    -―――-
               ....::´::::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、

                /::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::\::::\
              /:::/::::::::::::|:ト、::\::::::\::::::::::::\::::\
                /:::/ :l:::::::::::|:| \::\::::::|::::::::::::::::\:::::.
            /:::/::Ν::::::::::|:|´  ̄\八::|:::::::::::::::::::::::::::::.
              |::::i:::::l-\::::::l八 斧苧干 |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |:::::\l  __\{   乂hソ |:::::::|::::::::::::::|::::::|
              |l::::::l::|斥汽         |:::::::|::::::::::::::|::::::|
           八::::l∧乂ソ ,     ″   |:::::::|::::::::::::::|::::::|
               Y:::::::. ″          |:::::::|::::::::::::::|::::::|
.               |::l::从 __ _      |:::::::|::::::::::::::::::::八
              八::\::::l┌ヘ)`    /|:::::::| :::::::::/::::/
              \:::Y 二二〉‐=≦  |:::::::|::::::::/::::/
                 ∨ ┬_]┘:::::|   从::::::|:::: /:: /
                  /    八:::::/l_/⌒∨:|:::∧:/
              /  ノ/:::::://  /∨:::|⌒    、
.              _ノ  /::://   /   ∨|      \
           _//  /::://   /       ゙:| \     \
          / //  /'"´ /  /         ゙:.  }        ,
.      /  / , '"   /  /            ゙o.j      / :
      /   {/   /  /               ゙:\   /   :
.     /  /     /  /                |::l:::\/
    /  /   /  /                |::|\:::\  ト.
    {  ./   /   /  . . . . . ..             ノ´| ∧:::::| ||
    {  {   /   / . : : : : : : : : : . .        . : : : :l / |:::::| ||
    { :八 : : { : : : {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 八  |:::::| ||
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ゲートまで出ると、思わぬ見送りがいた。


京太郎「なんでわかった?」

霞「勘よ」

京太郎「勘……?ハハハ!そうか、勘か!」

霞「あら、勘は馬鹿に出来ないわよ?
私や姫様の勘はあたるんだから」

京太郎「それで?悪い勘だったか?」

霞「いいえ……どっちでも無いわ」

京太郎「ん?」

霞「見えないのよ、何も」

霞「何かしら、見えるというより感じるのよ。
良い方にしろ、悪い方にしろ、予感って言うものが」

京太郎「それが、見えない?」

霞「だから余計心配なのよ、本当にいなくなってしまうんじゃないかって」

京太郎「俺からすれば眉唾だけどな……」

霞「ただの根拠の無い勘で、偶々何も感じなかっただけなら良いの。
でも、無意識のうちに神様を降ろしていて……本当に、先の見えない闇が広がっているのだとしたら…………」

京太郎「心配するな」

霞「えっ……?」

京太郎「俺の前に何が立ち塞がろうと関係無い。
悪魔だろうと神様だろうと、俺の邪魔をするなら」



          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
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     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{  
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
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     / _,/:.:..|  ::| \ !           j/        ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
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京太郎「叩き斬るまでさ!」

霞「………………ぷっ」

京太郎「なんだよ……」

霞「いえ、本当に神様だろうと斬ってしまいそうで……
なんだろ……むしろ神様よりあなたの方が信頼できそう」

京太郎「おいおい、曲がりなりにも巫女がそれでいいのかよ?」

霞「あら、だって私はあなたに全部捧げちゃったもの──」

霞「見えない神様よりも……今、目の前にいるあなたの方が大切なの」


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            /  \:::::::∧\\ l| |   八:: |:::::::::ト、
          /     \:: ∧ \ソ' |     \::::::: | \


霞「駄目かしら?」

京太郎「…………殺し文句だな」

霞「あらあら」

京太郎「だから……つい甘くなっちまう」

霞「え?」

京太郎「何でも無いさ……そう、悪くないって思える」

霞「…………」

「いってきます」

          「いってらっしゃい」

しゅーりょーだよー。


富野節っぽく書くとなんだか筆が進む。
富野節って、曖昧で不明瞭だからこその魅力があるよね。
毎日食べたい訳じゃないけど、時々思い出したように癖になる。

純愛ってかイチャラブとかはむしろ苦手かもしれない。

憂いがあるヒロインってのは良いね、見てる分にも、書く分にも。
見ているなら、どうせなら幸せになってもらいたいって思うし。
書いていると深みが出て愛着が湧く。

思えば、天の邪鬼なんです。

三条陸みたいに綺麗な話も好きだけど、虚淵玄みたいなシコリの残る終わり方も好き。
鎧武は終わりより中盤のミッチの暴走の方が好きだけど。

あ、でも井上敏樹は嫌い。あれはイッチと同じで何も考えてないだけな気がする。


……飲めないのに酒飲んじゃったから書かなくて良いこと書いてら。


ともかくそんな訳で。
では、おやすみなさい。

>1から10まで全部京ちゃんが作った技術の集大成の戦術機とかその内作りそうで怖い。
>もし作ったらコイルガンに推進剤要らずの電跳躍ユニットに核融合炉搭載戦術機で関節部はリニアモーター仕様でこれからさらにブレードとか荷電粒子砲とか開発して搭載しそう(小並感

>最終的には小型化で載る戦術機から着る戦術機へ、なんてことに……


もしかして:アイアンマン ハルクバスター

荷電粒子砲そのものにはG元素は必要ないっぽい?

>>562
荷電粒子砲、その荷電粒子自体はG元素ではありません。
荷電粒子を造るのにも、そこまでは。要はイオンです。はやぶさのエンジンも広義には荷電粒子砲です。
その荷電粒子は磁場によってバラバラに散らばってしまうので、散らないようにするのにG元素が必要です。
凄乃皇はラザフォード場によって磁場を遮断して水素を荷電粒子化して発射していました。

果たしてSUGA印の荷電粒子とは?


ウルトラマン平成3部作ならどれが好き?(そろそろ始めますよ)

って言うか人いるかな?

主観になるキャラ決めますので。

1.福路美穂子【180】
2.大星淡【170】
3.宮永照【140】
4.弘世菫【145】
5.赤土晴絵【50】
6.鷺森灼【50】
7.高鴨穏乃【120】
8.新子憧【100】
9.松実玄【130】
10.松実宥【65】
11.神代小蒔【100】
12.石戸霞【180】
13.薄墨初美【50】
14.狩宿巴【50】
15.滝見春【50】
16.石戸明星【50】
17.十曽湧【50】
18.愛宕洋榎【50】
19.愛宕絹恵【50】
20.鶴田姫子【50】
21.白水哩【50】
22.辻垣内智葉【60】
23.ネリー=ヴィルサラーゼ【120】
24.雀明華【70】
×.ユウヤ=ブリッジス
×.クリスカ=ビャーチェノワ
×.イーニァ=シェスチナ
28.宮永咲【100】
29.竹井久【60】
30.国弘一【50】
31.真屋由暉子【60】
32.森垣友香【50】
33.清水谷竜華【60】
34.小瀬川白望【60】
35.瑞原はやり【95】
×.原村和【嫁】
×.東横桃子【嫁】
×.エイスリン=ウィッシュアート【嫁】
×.白銀武

↓ 20:40~20:50 多数決

間違えた。21:40~21:50ですのだ。

くろちゃー:7
かすみさん:5
こまっちゃん:3
さきさん:2
はやりん:2



   / :/  ...:/:′::/ :.:.:.....:./.:/:!:.:.:.i:..!:.:.....:{:.:.:.:.:.:ハ    /
.  /.〃/:...../:′'.::|:: i .::.:.:.:| :i:_{__|:.|:.:.:.i :|:.:.../  ̄`ヽ/      ふ
  '://:′::/斗:十 |::.::.::.:.:.:.: :}}ハ ::ハ:{:≧ト|:::/  な       な な  ぅ
 {//::{: /|i:八::{=从:{ i::::: :N孑弐{ミト∨:::|::′  る.     る .る (
.  i :从 ::::{イァ:う{ミト爪ト::::. ! ん):::::ハヽト、:{:|    ほ      ほ ほ  )
.  |.::| : \《 { ::::::: }  ヽ\{ { ::::::::: リ | :::ヽ!   ど     ど ど む
.  | ::!::|ハト.乂__ノ       ー '  | :::<    |
 八::| :|::::i /i, ,     ,     /i/ , }:::}i::人   __ ノ\
  (__):::l:::::.                 i.:/::::::::厂「{:::::::{    ` ー― ´
 / :{ | :V:入     { ̄`ソ      }/}::::}/::::::l.|:::::::|
 { ::|人::∨::::>...   `      . ィ升|:::/::::::::八::::::{

ツートップか、それも有りかな。


彼を勇者だと崇める者がいる

彼を悪魔だと恐れる者がいる

確かに、彼は等しく希望と絶望を振りまいた。

だけど私達は忘れてはいけない

たとえ勇者だとしても

たとえ悪魔だとしても

彼は唯一絶対の神などではありはしないのだから──


『Defcon two in secure

All combat units get full armed and stand by

防衛基準態勢2発令

全戦闘部隊は完全武装にて待機せよ』

『繰り返す』

『防衛基準態勢2発令』

『全戦闘部隊は完全武装にて待機せよ』

【2001年 12月5日 5:15 横浜基地 ブリーフィングルーム】


晴絵「集まったね……」

灼「ハルちゃん何が起きてるの?」

晴絵「それを、今から説明するんだよ……」

はやり「集まったね……総員、傾注!」


寒々しい空気が部屋を支配していた。
何かが起こっている、それだけは全員に共通した認知だった。


はやり「現在、帝都でクーデターが発生した」


ざわっ


はやり「クーデター部隊によって帝国議会、首相官邸、各省庁等の主要機関は完全に掌握された。
更には、帝都周辺にてクーデター部隊と斯衛軍とで戦闘が始まったという情報もある」


歴史は動き出した。

クーデターの発生、戦闘の勃発、横浜基地における米国軍第7艦隊の受け入れ……

矢継ぎ早にもたらされる情報に、誰もが固唾をのんで聴き入るばかりだった。

ちょっと待って。ウチのにゃんこが出血してらぁ。

血じゃなかった。油みたいな、ベットリしたやつだった。
おい、どこで付けてきたんだ。心配させやがって。

狭霧『新愛なる国民のみなさm、私は帝国本土防衛軍帝都守備連隊所属、狭霧尚哉大尉であります』

狭霧『皆様もよくご存じのとおり、我が帝国は今や人類の滅亡をかけた侵略者との戦いの最前線となっております。
殿下と国民の皆様を、ひいては人類社会を守護すべく、前線にて我が輩は日夜命を賭して戦いいています。
それが政府と我々軍人に課せられた遂行な責務であり、全うすべき唯一無二の指名であると言えましょう。
しかしながら、政府及び帝国軍は、その責務を十分に果たしてきたと言えるでしょうか?』

狭霧『殿下のご尊名に於いて遂行された軍の作戦の多くが、政府や軍にとっての効率や安全の身が優先され、本来守るべき国民を蔑ろにしています。
しかも、国政を恣にする奸臣どもは、その事実を殿下にはお伝えしていないのです!
……このままでは、殿下の御心と国民は分断され、遠からず日本は滅びてしまうと断言せざるを得ない』

狭霧『故に、超党派勉強会である「戦略研究会」に集った我々憂国の烈士は、本日、この国の道行きを正すために決起いたしました!』

狭霧『我々は殿下や国民の皆様を仇名す者ではありません。
我々が討つは日本を蝕む国賊、亡国の徒を滅すのみであります』


はやり「まぁ、だいたいわかったでしょ?」

晴絵「これ以上はいいかな、切るね」

はやり「現在、WB大隊隊長の須賀京太郎少佐は諸事により基地にはいない。
よって、大隊長代行として、私瑞原はやり少佐が隊の指揮を執ります。
それでは……命があるまで各個は即応態勢で待機。
──解散っ!」

玄「…………」


正直言えば、何がなんだかサッパリだった。

第一、将軍が総帥権を握ったところで何になると言うのだろうか?
ただ単に上がすげ替わったところで何かが好転するとも思えない。


宥「玄ちゃん……何が起こるのかな?」

玄「お姉ちゃん……」

宥「帝都で戦闘って……日本は、殿下は大丈夫なのかな?」


お姉ちゃんの心配は、日本国民てしては正常な感覚なのだろう。
だけど私は、何故か事態を俯瞰的に見られる余裕があった。

そう、今私達が懸念するのはあの憂国の烈士とやらでは無い。
これを機に介入してくる米軍だ。
安保理を一方的に破棄した米国が一体今更何を……

第一、早すぎる。
クーデターの発生は今日の未明、まだ6時間も経過していない。
何か企みがあると考えるのが普通だった。


玄「大丈夫だよお姉ちゃん、きっと……」

【12月5日 18:00 ブリーフィングルーム】


はやり「事態が動いたよ……国連軍の軍事的支援を、仙台臨時政府が正式に受け入れを表明した」

晴絵「それに伴って横浜基地からは第一戦術機甲大隊と第五航空支援大隊が帝都方面に出撃。
加えて手薄になった第二次次防衛線に第3戦術機甲大隊を派遣……詳細については手元の資料を見て」

はやり「そして、私達WB大隊には独自の命令が下された」

はやり「私達の任務は後方の防衛。
主に箱根方面に展開します」

はやり「それに伴い、大隊は三分割にして、旧東名高速道路の通る旧小山町、旧東海道本線の通る旧小田原市、そして芦ノ湖南方……」


http://i.imgur.com/ycSXW2w.jpg


晴絵「んー?何でまたこんな所で分散してまで防衛任務?」

はやり「さぁね……ともかく、粛々と任務をこなすだけだよ。
ああ、それと芦ノ湖南方の防衛では訓練兵の207B分隊が同行します。併せて覚えておいて」

取りあえず、玄ちゃーと霞さんは芦ノ湖に派遣な。
はやりんとレジェンドは暫くお別れ

ここは多数決を取らない。
スパロボの分岐で好きな作品で選んでたら育ててたエースが違うシナリオの方に行ってたくらいの感覚でいてください。

○芦ノ湖 塔ヶ島離城警護組

http://i.imgur.com/PkiKVEd.jpg

~突撃前衛~
 神代小蒔
 薄墨初美

~強襲前衛~
 松実玄
 狩宿巴

~強襲掃討~
 松実宥
 雀明華

~迎撃後衛~
☆福路美穂子
 石戸霞

~砲撃支援~
 弘世菫
 小瀬川白望

~打撃支援~
 石戸明星

~制圧支援~
 国弘一

唐突な判定

↓1
01~79 まだ
80~98 逃亡
ゾロ目 歴史が変わる

玄「お姉ちゃんじゃないけど……寒いなぁ……
誰かとお話でもしようかな?」


1.神代小蒔
2.薄墨初美
3.狩宿巴
4.松実宥
5.雀明華
6.福路美穂子
7.石戸霞
8.弘世菫
9.小瀬川白望
10.石戸明星
11.国弘一

12.白銀武
13.御剣冥夜
14.榊千鶴
15.彩峰慧
16.珠瀬壬姫
17.鎧衣美琴

↓3 会話相手自由安価

宥「眠い……」

玄「もうお姉ちゃんったら……今は私達が担当の時間なんだから起きてなくちゃ」

宥「でも、寒くて……」

玄「じゃあ、お話しよっか」

宥「んぅ?」

玄「ここ、箱根……昔はこの辺にも温泉がいっぱいあったんだよね」

宥「温泉……」

玄「あのお城は残ってるけど、少し離れたらやっぱり荒れ地が広がっていて……温泉も、汚染されちゃってるのかな」

宥「玄ちゃん……」

玄「あっ……ごめんごめん、もっと楽しい話の方が良いよね!」



↓3
1.米軍の不穏
2.須賀京太郎の不在について
3.思い出話
4.その他自由安価

玄「なんで、こんなに早くアメリカは介入してきたんだろうね……」

宥「えっ?」

玄「ほら、デフコンが発令されたのって朝の5時くらいだったでしょ?
それなのに、それから殆ど間隔を開けないで米国から受け入れ要請が出されて……
箝口令だってしかれてただろうに、まるで予め知ってたみたいに……」

宥「でも、しーあいえー?って凄いんでしょ?世界中に諜報員がいるって……」

玄「CIA……」


名前と、諜報機関であると言うことしか知らない。
この前まで帝国の衛士だった私にはそれを調べるのが御法度だったからだ。

もし米国に興味を持ったと周りに噂されれば即刻村八分されるだろう。


玄「もしくは、そのCIAが裏で手を引いているとか……?」

宥「陰謀論は不毛だっていつも言ってるのは玄ちゃんだよ……」

玄「それでもね……気になっちゃうんだよ」

【神奈川県足柄下郡箱根町 塔ヶ島離城 23:00】

↓1
01~69 まだ
70~98 逃亡
ゾロ目 歴史が変わる

美穂子「まさかね……佐官のいないこの場所で……」

まりも「福路大尉、現状ではあなたがこの場での最高権限です。ご支持を」

美穂子「わかりました……」



美穂子『皆、落ち着いて聞いてちょうだい……
たった今、政威大将軍であらされる煌武院悠陽殿下を保護したわ』

武「ともかく、このまま留まるのは危険です。振り切るつもりで南下してしまうのが得策でしょう」

まりも「私も白銀少尉の意見に賛同します」

福路「しかし、この場には車両もありませんし殿下には戦術機に同乗していただく必要があります……
一体、誰と?」

まりも「それは……」


↓1
01~09 非常事態
10~39 武のお膝
40~69 キャップ
70~98 斯衛

ゾロ目扱いにしよか。


1.神代小蒔(武御雷)
2.薄墨初美(武御雷)
3.狩宿巴(武御雷)
4.松実玄(雪風)
5.松実宥(雪風)
6.雀明華(雪風)
7.福路美穂子(雪風)
8.石戸霞(武御雷)
9.弘世菫(雪風)
10.小瀬川白望(雪風)
11.石戸明星(雪風)
12.国弘一(雪風)

↓1~5 多数決

小蒔「私達……ですか?」

美穂子「ええ、現状で一番相応しいのは斯衛軍から派遣されたあなた達だと思って」

小蒔「わかりました。殿下の御命、私達が御守りいたします」

悠陽「申し訳ありません、ご迷惑をおかけします」

小蒔「勿体ないお言葉です。我々臣は、殿下あってこその臣なのですから」

悠陽「…………ありがとうごさまいます」

小蒔「すみません、少々お待ちください。
…………霞ちゃん、ちょっと」

霞「え……?」

小蒔「殿下は、霞ちゃんの武御雷に同乗していただいて」

霞「え、小蒔ちゃんの武御雷じゃ駄目なの……?」

小蒔「大事の時に眠ってしまって殿下に失礼があったら困るから……」

霞「解ったわ……殿下、こちらへ」

悠陽「はい」

【2001年12月4日 20時48分 横浜基地第3ゲート前】



京太郎『そうだ、一つ言い忘れてた事があった』

霞『何かしら?』

京太郎『念の為に強化装備を余分に1つ持って行くと良い。ラッキーアイテムだ』

霞『えっ……?らっきい?』

京太郎『占いの話だよ。ヘタな神様よりは御利益があると思うぞ?』

霞「成る程、全部わかってたって事…………」

悠陽「あの、石戸殿……?」

霞「申し訳御座いません殿下、こちらをお召し下さい」

悠陽「これは……強化装備ですか?」

霞「予備に持って行けと酔狂な上官がいて……今回は、それに助けられました」

悠陽「ありがとうごさまいます」


煌武院殿下は慣れた手付きで着替えを済ませてしまった。
流石にお飾りとはいえ腐っても政威大将軍、有事に備えて鍛錬を積んできたのであろう。


霞「では……少し揺れますがご容赦くださいませ」

悠陽「頼みます」

美穂子『状況を説明するわ』

美穂子『10分前に帝国厚木基地から通信途絶、続いて小田原西IC跡のHQも沈黙しました』

美穂子『敵主力は現在、東名高速自動車道後と小田原厚木基地道路跡の2手に別れて進撃中。
恐らく赤土少佐の率いるB中隊と戦闘があると思うわ』

美穂子『私達はまず熱海新道跡から伊豆スカイライン跡に入って南下します』

美穂子『恐らく、敵は左右と後から挟み打ちにしてくる可能性が高いから、まずは途中で待機する米軍第108戦術機甲大隊と合流します』

美穂子『米軍第108戦術機甲大隊は陽動を兼ねた各個迎撃に移行、その間に私達はさらに南下を続けて冷川料金所跡に向かう。
冷川料金上跡は山間部が一番狭くなっていて、ここで頭を抑えられてしまえば……正直言ってそこまでね
だから、何としても先に抜けれなければダメ』

美穂子『このまま遠笠山付近で山間部に入ってそのまま旧下田氏を抜けます。
この頃には国連横須賀基地の第209戦術機甲大隊が上陸していて、待ち構えています。
つまり、合流さえできればこちらが勝ったも同然よ』

美穂子『最終的に白浜海岸で横浜基地所属の第11艦隊と合流、回路にて横浜基地に帰還します……』

美穂子『なお、そういった状況だから支援砲撃や航空支援は期待できないわ』

美穂子『厳しい状況を強いてしまうけど……なんとしてでも生きて帰りましょう!』

※近似因子操作適用判定会

↓1
01~29 追いつかれた
30~98 4時の方向から機影多数!
ゾロ目 機影がロスト

霞「4時の方向から機影!?」

悠陽「……っ!」


それは唐突だった。
まったく前方から予想だにしなかった位置からの出現に、皆が戸惑いを隠せないでいた。


美穂子『落ち着いて、WB-C08を中心に陣形を維持して……』


しかし、悪夢はそれだけで終わらなかった。


小蒔「前方から……更に機影多数!」

初美「なんで前を向いてるのにレーダーに引っかからなかったのですかー!?」


完全な挟み打ち……前方からと言うことは既に第11艦隊や米軍の機甲大隊は墜ちてしまったのか……?


玄「いえ、前方のは違います」

霞「えっ……?」

美穂子「雪風のレーサーにはちゃんと映ってたわ……あれは、米軍の第66機甲大隊──」


F-22、通称ラプター

ステルス機であった。

クーデター衛士『米軍機に告ぐ、直ちに戦闘行為を停止せよ。繰り返す、直ちに戦闘行為を停止せよ』

米軍衛士『Attention, unidentified ceft.
Enable your Real-time interpreter.
or follow the UN mandate procedure and idenity yourself in English.
that's the official international language.
Repeat speak in Eng──』

クーデター衛士『米軍機に告ぐ、英語などクソ食らえ!繰り返す、英語などクソ食らえだ!』

米軍衛士『whats!?』


そして、米軍機のF-15Eとクーデター部隊の不知火とが交戦を開始した。
曲がりなりにも第二世代機と第三世代機……軍配はいくらか不知火にあった。

クーデター衛士『尻尾を巻いて逃げ帰った貴様らが今様日本に何の用だ……
忘れ物でもしたか間抜けめが!!』


近接装備に乏しいF-15Eは圧倒され、クーデター部隊の勝利で終わると思われた。

しかし……その中を割って入るかのように近づく機影があった。


和樹『こちら、富士第一基地所属、教導隊第3中隊C小隊……小隊長、武藤和樹少尉である。
これより戦線に介入する!』

恵「小隊長、大丈夫なんですか?こんな事しちゃって……」

真愛「なによ恵、今更怖気づいたの!」

恵「だってぇ右京くん……」

和樹「問題ない、これは中隊長直々の命令だ」

恵「はい……」

右京「ったくよ、名前で呼び合っちまって統率も何も無いねぇ……
まあ、はみ出し者の俺達らしいか!」

真愛「高須はただの馬鹿だけどね。」

右京「んだとぉ!?」

和樹「馬鹿野郎、これは訓練じゃなくて実戦だぞ?
各機、戦闘態勢につけ」

一同『了解っ!』

※全部オリキャラです。混乱してね。

クーデター衛士A「富士教導隊……?」

クーデター衛士B「まだ合流の予定は無い筈じゃ……」


クーデター部隊は漏れなく多少にかかわらず混乱した。
それもその筈、富士教導隊の参戦は打ち合わせではまだずっと後の筈であったから。

そもそも、なんでこのような場所に富士教導隊がいるのか?

疑問は尽きなかった。


右京「鈍間なんだよメリケンがあっ!!」


富士教導隊の攻撃は高須右京少尉から始まった。
弾丸のように近づいた彼の不知火は、F-15Eを文字通り真っ二つに切り裂いた。


和樹「前に出すぎだ」

真愛「カバーするのは私たちなんだからね!」

恵「えっと……支援します!」


残りの三人は、彼の後ろから適確に支援を開始した。
瞬く間に、F-15Eの団体は鉄くずへと変貌したのだった。


クーデター衛士A「流石は富士教導隊だな」

クーデター衛士B「助かったぜ!」

和樹「ああ、どういたしまして……」


クーデター部隊の礼の返答は……鉛玉だった。

変な所だけど今日はここまで。

今回登場した衛士。

武藤和樹少尉
高須右京少尉
野口恵少尉
渡辺真愛少尉

の4名でした。


手掛かりは4つ
1.京ちゃんは女装していない
2.しゃべり方は変えています。
3.連想できるような名前にしています。
4.でも暗号チック。暗号とも言えないか。

まだまだ出てくるよ。混乱してくれたら幸いです。

武ちゃん達に関してはあんまり触れないつもりです。
狭霧との因縁等は原作をプレイしてね、としか……


あと描写忘れていましたが、現在キャップ率いるC中隊は楔参型(アローヘッドスリー)で進行中
その後ろを武ちゃん達が傘壱型(ウェッジワン)で固めている状態です。

http://i.imgur.com/lkuSi9t.jpg

この万全の態勢なら要塞級10体を軽く屠れる衛士でも来ない限り大丈夫!

始めるけどね、ちょっと今日は頻度が遅いよ!
もしかしたら30分に1レスとかかもしんない。
判定は暫く無いかもだからスパロボスレでも覗きながらのんびり寄って来てね。

イッチはファフナースレ見ながらやr(

ごめん、やっぱり判定いれようと思う。

SUGAかどうかの判断基準にでも使ってね

クーデター衛士3「嘘だろ!?撃ってきたぞ!!」

クーデター衛士4「撃震じゃ無理だ撤た──」

右京「遅ぇんだよっ!!」


たった4機、戦力差は5倍以上にも関わらず、無双していた。

それは練度の高い富士教導隊であったという事もあったが……


恵「凄いです……このOS、本当に直ぐに対応してくれて!」

真愛「上も意地になってないでさっさと採用しちゃえばいいのにね!」


X-TDM。
ここでも、須賀京太郎の影響は小さくない形で表れていた。

そして、瞬く間に4機の不知火と10数機の撃震によるクーデター部隊は壊滅した。


和樹「こっちのレーダーには映っていないが、同期データによればF-22が接近している、撤退するぞ」

右京「んだよ、俺ラプターとはやり合ったこと無くてさぁ……やらせてくれよ隊長さんよぉ!」

和樹「馬鹿野郎、戦力差を考えろ!」


そして、彼らを蝕もうとする追手の姿が……



↓1
01~19 全滅
20~59 撃墜あり
60~89 撤退成功
90~98 援軍
ゾロ目 撃墜成功

右京「おおっと!?やべ、撃ってきたぞ!」

和樹「ちっ……!」


如何せん、武藤和樹が予想していたよりもラプターの巡航速度は速かった。
急いで機体を翻し、撤退を試みる。


真愛「ちょっと右京!アンタ何やってんの!?」

右京「俺が殿を務める!お前ぇらは早く行っちまえ!」


それが如何に無謀であるか、彼自身が一番理解していた。
そして、ここで誰かが犠牲にならねば全滅しかねない事も……


和樹「…………死ぬなよ」

右京「へっ、あたぼうよ!」

恵「隊長……?」

和樹「反転!全速力でこの場を離脱する!」

恵「見過ごすんですか!?」

和樹「早くしろ……死にたいのか!」

恵「っ……!」


彼らは高須右京を1人残し、その場を離脱し始めた。
全員、その顔には苦悶の表情が浮かんでいた。


右京「どうせなら……独りでも多く道連れにしてやんよ!」


安全圏まで離脱した頃、彼等の背後には小さな光点が映し出されていた。

【亀石峠 仮設補給所】


ウォーケン『私は米国陸軍第66戦術機甲大隊指揮官のウォーケン少佐だ。
現在我がA中隊が時間を稼いでいるが彼我の戦力差を考えれば楽観視はできない』

霞「…………」

ウォーケン『貴官らは、補給が終了次第隊系を維持して先発してもらい両翼は我々が固める』

美穂子「チャーリーマム、了解」


結局、あの4時方向に出現した機影は綺麗サッパリと消えてしまった。
しかし……どうにも不可解だ。
まるで、内部分裂を起こしたようにF-15部隊だけでなく不知火の機影も追うように消えたのだ。


霞「米国の先導……」


もしも、彼の言っていた事が真実ならば……
今のこの現状、米国陸軍に囲まれているというのは拙いのでは無いか?

例えば──このまま殿下の命を狙うとか

まさかそこまで強硬な手段を取るとは思いたくないが……
現内閣総理大臣が暗殺され、もし仮に完全に米国の言いなりになる傀儡がいたとしたら?
考えたくもないが……五摂津家の誰かしらと結託している……とか。

×米国の先導

○米国の煽動

悠陽「どうされました?」

霞「っ……!?」


殿下の声が聞こえ、ハッと我にかえる。
何という事だ……殿下の御身を預かった手前しっかりしなければならないと言うのに……


霞「申し訳御座いません殿下、御気分は如何でしょうか?」

悠陽「心配はいりません。
そなたこそ、疲れているのでは無いですか?」

霞「いえ、お構いなく……」


参った。

強化装備を纏っているとはいえ、自身で動かしている訳でも無い戦術機動の中、ケロッとしているばかりか他人の気遣いまでしてくる始末だ。
これが、政威大将軍の器というものなのか…………


悠陽「そう言えば、先ほど……」

霞「はい?」

悠陽「この強化装備を用意してくださったそなたの上官殿は……どのようなお方なのですか?」

霞「…………」


警戒されてしまったか。
それもそうだろう、まるで用意していたかの要に都合良く私の機体に積んであるのだから。


霞「彼は……」



↓5
1.常識外れの破天荒
2.優しく頼りがいのある上官
3.その他自由安価

霞「そうですね……」


京太郎『俺の前に何が立ち塞がろうと関係無い。
悪魔だろうと神様だろうと、俺の邪魔をするなら──叩き斬るまでさ!』


霞「…………」


京太郎『念の為に強化装備を余分に1つ持って行くと良い。ラッキーアイテムだ。
占いの話だよ。ヘタな神様よりは御利益があると思うぞ?』


霞「神様より頼りになる人…………でしょうか」

悠陽「え…………?」

霞「あっ……い、いえ!」


私はいったい、何を血迷った事を……


悠陽「そなたら六仙家は古くより九州の神事を取り仕切る神職の一族でしたね……」

霞「はい……」

悠陽「そんなそなたが神よりも信を置くと言うことは……よっぽど頼りになる殿方なのでしょう」


…………あれ、私は彼の性別を殿下にいつ話しただろうか? 


悠陽「そなたは……その者を好いておいでなのですね?」

霞「え………えええっ!?」

霞「な、ななな何をっ!?」

悠陽「ふっ……うふふふ!」

霞「えっ……!?」

悠陽「漸く、緊張が取れたようですね」


そして気付いた。
殿下にからかわれたのだ、と。


霞「殿下っ!お戯れが過ぎます!」

悠陽「申し訳ありません。でも、先ほどから張り詰めた表情をしていたので……」


完全にしてやられた。

私よりも4つも年下の女の子にここまで手駒にされるとは思ってもみなかった。

まったく、一体どんな教育を受けてきたのやら……


悠陽「まだ暫くそなたらに苦労をかけると思いますが……よろしくお願いします」

霞「はい、わかりました」

↓1
01~49 前方に富士教導隊が!
50~89 後方から追っ手が!
90~98 前方に富士教導が
ゾロ目 前方に富士教導隊が…………?

ウォーケン『ハンター1より各機──』

霞「っ!」

ウォーケン『旧三島市街、136号線跡を進軍してきたと見られる敵部隊が冷川料金所に到達した。
現在、第174戦術機甲大隊が敵機と交戦中だ』

霞「…………!」


やられた……

冷川料金所跡、つまりポイントを相手に確保されつつあると言うことはこちらの動きが読まれていて……
今は米軍の174戦術機甲大隊が抑えてくれているみたいだけど……それもいつまで保つことやら。


ウォーケン『174戦術機甲大隊が相手しているのはおそらく、富士駐屯地の部隊だ』

美穂子『それはつまり、富士教導隊がこの決起に呼応して!?』

ウォーケン『174大隊が長時間持ちこたえられる保証は無い……
よって、全機隊形を維持したまま最大戦闘速度で冷川を突破する!』

霞「…………」

悠陽「私は大丈夫ですから……構わず」

霞「はい……」


そう簡単に抜けられれば良いのだけれども……



↓1
01~39 突破ならず
40~98 突破!
ゾロ目 後ろからの追手が……! 

ウォーケン『拙い……174戦術機甲大隊が壊滅したっ!』

美穂子『ええっ!?』

武『嘘だろっ、おい!!』

霞「っ…………!」


防波堤になってくれていた174戦術機甲大隊の壊滅……
それはつまり、敵が此方に押し寄せて来ると言う事に他ならない。


霞「戦闘は……避けられない……!」

↓5まで
1.玄視点
2.霞視点

玄「来る……っ!」


冷川料金所跡を塞ぐように、富士教導隊の戦術機中隊が行く手を阻んでいた。


玄「でも……まだいるみたい……!」


どうやら8時の方向にはまだ2個中隊が残っているようだ。
そちらは米軍がカバーに入ってくれるようだが……


玄「なんとか……突破しないとね!」


それにはまず、前衛である自分達が突破口を開かねばなるまい。



↓1
01~09 ファンブル
10~39 混戦
40~89 1機撃墜
90~129 3機撃墜
130~148 5機撃墜
ゾロ目 無傷の突破
衛士適性(15)+衛士技能(10)+ドラゴンロード(25)……判定+50

巴「ここは斯衛らしく先陣を伐るのですよー!」

小蒔「──────」


まず動き出したのは2機の武御雷だった。
斯衛としての鍛錬を重ねてきた武術、武御雷の元々の機体性能に加えて、X-TDMによって補整されたその動きは富士教導隊と言えども前人未踏の領域だった。


恭一「速い…………」


その動きに危険な物を感じた菅原恭一は距離を置いた。
果たして、それは幸を奏した。


富士衛士1「馬鹿な、如何な武御雷とは言え……!?」

富士衛士2「速すぎる!」


次の瞬間、二機の露軍塗装された不知火は長刀の錆びと散った。


玄「凄い……流石は斯衛!」


それに、後続の松実玄と狩宿巴が続いた。


玄「私も、負けてられない!」


雪風は大きく頭を振り、同時に長刀を突き出した。

間違えたのぜ

恭一「…………1機違う」


武御雷の中に、1機だけ違う姿があるのを菅原恭一は目ざとく見つけていた。


清雅「えっと……確か、あれは雪風です。何かの雑誌に載ってたような……」

恭一「ふぅん…………」


出版社のでっち上げにまみれたその手のミリタリー雑誌に縁のない菅原恭一は、宮古清雅の話を半分聞き流す形でペットネームを改めて認識した。


恭一「随分と縁起の良い……」


帝国軍人としては、雪風という名で連想するのは先の大戦で数奇な運命に翻弄されながらも生き延びた駆逐艦だった。


清雅「き、来ますよ!」

恭一「ああ……」


その件の雪風は……既に2人の戦友を屠り、その敵意を此方に向けてきていた。


恭一「………………」

玄「この人……!」


強い

雰囲気がとでも言えば良いのか、刃を交えるまでもなく感じ取れた。


玄(でも……)


ここで立ち止まる訳には行かない。
まさか引くなどという選択ができようものか。


玄「うあああっ!!」


長刀を横に振りぬく──が、
初撃は難なく回避され、仕返しとばかりに上段から長刀が振り下ろされる。


恭一「……ざあっ!」

玄「たああっ!!」


一撃、二撃……五、六、七、八!!
長刀と長刀とがぶつかり合い、火花が飛び交う。
OS、機体性能、様々なアドバンテージがあるにも関わらず、その連撃を崩せないでいた。

つまり、腕は互角か……自身よりも上!


恭一「やる…………っ」

玄「くっ……!」


両者、一度距離を離し見合う形となった。
まさに真剣勝負、高度な戦いがそこでは繰り広げられていた。


清雅「あのっ……大丈夫ですか?」

恭一「手出し……するな!!」

清雅「は、はいっ!!」

由香『こちら、ファルコン3……ラプター来ちゃって、助けて貰えない?』

清雅『えっ!で、でもこっちだってそんな余裕は……!』

光太郎『一人でも良いんです!このままじゃ……!!』

恭一「おい…………」

清雅「…………」

恭一「キヨタカ……だったか?」

清雅「…………え?ち、違います!清雅です、宮古清雅!」

恭一「何でも良い……向こう行け」

清雅「え……で、でも!」

恭一「いてもいなくても変わらん……」

清雅「わ、わかりました……ご武運を!」

恭一「ふん…………」

玄「何……離脱する?」


加勢するタイミングを見計らっていたと思われる僚機が明後日の方向へと跳躍していってしまった。
離脱したのか、それとも米国軍が向かった2個中隊がいる後続に加勢したのか……

ともかく、どのみち現状ではあまり状況が変わらない訳で、そんな事は頭の隅に置いた。


恭一「…………行くぞ」

玄「行くよ!」


不知火と雪風、共に長刀を構えなおし……詰めかけるように同時に駆け出した。

そして…………


再び、二者の刃は交差した。
先ほどまでと違うのは、お互いに引かず譲らず刃を押し切らんと鍔迫り合いの恰好となった事……


恭一「ぐぅぅぅ…………っ!」


やはり互角かと、菅原恭一の顔には焦りが滲んだ。
ここで引けば叩き斬られ、されど押しても拉致が空かない……
千日手になったかと焦燥する。


玄「腕は良かったけど……性能は違ったね!」


しかし、ここで一転雪風が押し始めた。

徐々に不知火は押され、後退を余儀なくされる。


恭一「何っ……!?」


菅原恭一のとった手段は、悪手だった。
彼は雪風の性能を知らなかったのだ。

しかし、そればかりは彼の責任とも言い切れない。
雪風の性能は、まだ帝国軍でも行き渡っていなかったのだ。


恭一「ぬうぅぅぅ…………!?」


そもそも制式採用されるかも定かでない試作機の性能を誰が晒す物か?

機械という特性上、切り返しは肉薄できたものの、単純な力比べでは新鋭機である雪風の方が断然上だったのだ。


玄「てぇああああああっ!!」


ついに、不知火の長刀を弾き飛ばし──

すぐさま返し、引き絞り、一直線に貫いた……!


恭一「あっ────」


綺麗に、刳り貫くようにコクピットを長刀が突き……中の衛士は、絶命した。

↓1

01~49 ラプター、別働隊を足留め成功
50~89 互角の攻防
90~98 ラプター撃墜あり
ぞろ目 ??????

高須右京……戦死
武藤和樹……撤退
菅原恭一……戦死
宮古清雅……移動

光太郎「すみません、こっちに来てもらっちゃって……」

清雅「い、今はそれよりもぉ!?」


合流した宮古清雅は、年若く同じ男性衛士という事で都賀光太郎と僚機を組まされていた。
とは言え、相手は相手はラプター四機……F-15Eとのキルレシオは144という馬鹿げた伝説を持った機体が相手となれば、状況の悪さは対して変わりはしなかった。


由香「あぁん、もう!しっつこい!!」

綾「これ、ちょっとやばいかも……」


隣で脇を固める神谷綾少尉、五十嵐由香少尉も見えない場所から急に出現するラプターに四苦八苦していた。
今は4機で背後を埋めるような陣形をとっているため何とか維持できているが、例えば120mmを撃ち込まれれば一溜りもない。


清雅「い、いったい何機いるの!?」

光太郎「4機…………」



↓1
01~49 1機
50~98 2機
ゾロ目

ウォーケン『各機損害報告……何っ、1機墜とされただと!?』


その報は、前方に現れた富士教導隊を振り切り、冷川料金所跡を漸く抜け出した頃に伝わった。


66機甲衛士『はい、例の富士教導隊の中に妙に動きの良いタイプ94がいて……』

ウォーケン『詳しい話は後だ!他に損害は!?』

66機甲衛士『す、直ぐに向こうも離脱したのでそれ以上の損害は…………』

ウォーケン『そうか……』


ラプターが不知火に墜とされた……その報せは、WB大隊の間にも衝撃を与えた。


宥「く、玄ちゃん……ラプターって世界最強の戦術機なんだよね?」

玄「うん……」

宥「それってこの雪風よりも強くて、もしその衛士とまた会敵したら…………」

玄「…………」


こんな時に彼がいてくれれば……叶わぬ願とは言え、そう考えずにはいられなかった。


ウォーケン『タイプ94でラプターを…………烏合の衆と侮れんな』

その頃、悠陽の具合は?

↓1
01~39 グッタリ
40~69 気分悪そう
70~98 それ程でも無い
強化装備(20)……判定+20

その頃、石戸霞は機敏に異変に気が付いた。


霞「殿下、冷川料金所を突破しました。このまま後数時間で……
……殿下?」

悠陽「うっ…………」

霞「殿下!?」


重度の加速病だった。

そもそも、強化装備の耐G性能は着座固定されて初めてその真価を発揮する。
無理やり戦闘機動で掻い潜り、しかもG負荷の大きい近接戦特化である武御雷の仮設座席で数時間揺られれば……
御覧の有様である。


霞「意識は不鮮明、呼吸は乱れ心拍もやや高めです。
嘔吐はまだ見られませんが……予断を許さない状況です」


聞けば、殿下は事態が発生してから一睡もしていないと言う。
そんな状況で戦闘機動に耐え、更に臣下同士が殺しあうという現状に対する心労……
それらが重なれば、この重体も致し方無い……いや、むしろ良くここまで耐えたと言うべきか。


ウォーケン『この先に丸野山と岩山に挟まれた峡谷がある。そこで一度停止する』


果たして、休止の要望は叶った。

人もいなくなっただろうしここで終わります。
次回は空に気をつけろ!

さてさて……

高須右京少尉
武藤和樹少尉
菅原恭一少尉
宮古清雅少尉
都賀光太郎少尉

神谷綾少尉
五十嵐結香少尉


京ちゃんが生きてれば良いのですが……果たして?

ややこしいか、あれじゃ

高須右京少尉
武藤和樹少尉
菅原恭一少尉
宮古清雅少尉
都賀光太郎少尉

候補はこんな所です。

ところで、皆さんは京ちゃんのスキルを覚えていますか?


たしかガンダムを自作できる程度のスキルはあった気がする

>>906
流石にガンダムは無理ですよ。
ルナチナニウムが無いもの。精々がゲルググかな。

完全にかんだけど宮古さんな気がした

高須右京「実は」

武藤和樹「俺たちみんな」

菅原恭一「SUGAが作って」

宮古清雅「操ってる」

都賀光太郎「機構人形なのさ」

SUGA「ドヤァ」

さSUGAに無理かwww…無理、だよな?

戦死だと語弊があったかな。

高須右京少尉……撃墜
武藤和樹少尉……撤退
菅原恭一少尉……撃墜(玄)
宮古清雅少尉……厚木基地
都賀光太郎少尉……厚木基地


バッカもーん、やつがSUGAだぁ!

ブラフだって?
混ぜてるに決まってるじゃないか(ゲス笑)

スキル?関係あるよ。

和樹くん以外は京ちゃんの字をアナグラムしたり変換したり連想したりしてる訳でしてね……

例えば菅原恭一くんは
(すがわら きょういち)
(すが きょうたろう)
(わら)は蛇足。(たろう)は長男、変換して(いち)

実はスキル云々は関係ないです。

おんやぁ、コイツは?って思った人もいるでしょう。
案外考えすぎないで空っぽにした方が解るかも。

SUGAのスキルには気をつけてね!

近似因子は効果範囲内なら味方にも適用されます。
オーディンも効果範囲あり。

だから霞さんや玄ちゃーもまかり間違えたら死んじゃうかも。
SUGAの近くにいると命拾いするかも。味方なら。

SUGAがうっかりファンブルして死んじゃったとしてもこの話は続くの?

>>941
SUGA2「前任者の私はミスをするようなゴミーでしたが、次の私は完璧です」
ってなるでしょうね。

……………え、SUGAに死って概念なんてあるの?誰か詳しい人は教えて。



早ければ21:30、遅かったらわかんない。

そういえばループて最初からなの?だとすると開始から能力カンストというクソゲーになるんだが…

よし、誰もいないな?


丸野山と岩山の峡谷で待機してから5分足らずが経過した頃、米軍のウォーケン少佐が突然通信を入れてきた。


ウォーケン『殿下にトリアゾラムを投与しろ』

霞「トリアゾラムですか?」

ウォーケン『早くしろ、精神安定剤の投与は重度加速度病患者に対する通常の処置だ』

まりも『お待ちください少佐!殿下の症状と状況の好転から考えて、更なる投薬のリスクは不要では無いでしょうか!』

月詠『その通りです少佐』

霞『っ……!』


ここで、月詠中尉が出てきた。
月詠家と言えば代々煌武院家に仕える従者の一族……懸念をするのは当然か。


月詠『安静が確保できるのであれば問題ありませんが、この後も戦術機での移動が続く以上トリアゾラムのーー』

ウォーケン『中尉、本作戦に於いて君はオブザーバーだ。通信の傍受は許可したが、発言する権利を認めた憶えは無いぞ』


そう、これは国連が米軍の受け入れた上での米軍主導の作戦だ。
故に同伴が認められただけの斯衛に発言など与えられている訳が無い。

月詠『睡眠導入効果の高いトリアゾラムは、同時に筋弛緩を引き起こします。
睡眠状態での嘔吐により、窒息死する可能性を看過するわけにはいきません』

ウォーケン『なるほど……可能性は否定できない。だが、それはあくまで可能性の話だ。
殿下の容態を鑑みれば一刻も早く戦域を離脱するのが最良の選択だ』

ウォーケン『お眠りいただく事で速度をあげ、移動時間を短縮できれば……殿下が戦術機に乗られる時間も、敵に発見されるリスクも少なくて済む』


両者の意見が激しくぶつかり合う…………

ここで注釈を入れるが、トリアゾラムとは精神安定剤ではなく睡眠導入剤である。
では加速度病……つまり乗り物酔いに使うかと言えば、よっぽど酷ければ処方される。

副作用としてはもうろう状態、異常行動、夢遊症状、興奮等が主な物であり、 麻薬及び向精神薬取締法の第3種向精神薬に規定される薬剤である。
そう聴くと危険なのではと思いがちだが、用法用量さえ間違わなければ睡眠導入剤の中でも安全な部類である。と言うか0.25mg程度の服用が主だが、その程度ならば精神症状の発症のリスクは少ない。
ただし、不眠症や乗り物酔い等で常用して服薬する場合は依存傾向のある薬なので上記の精神症状等の副作用が出てくる事も有り得なくは無い。

何が言いたいかと言えば、別にそこまで騒ぐ必要はないのでは無いかと。
基本的に乗り物に乗る前に服用するのが好ましいが、飲んで激しく揺られたからと言って特に悪化する訳でもあるまいし、スコポラミンと併用する事なんてザラである。

筋弛緩作用で窒息?どんだけ大量に投与するつもりなのだろうか。

むしろ、スコポラミンを大量に服用した方が危険なのだが……


「誰に説明してるんだ?」

《ほら、必要な人もいるかもしれないだろ?》

「?」

《それに、どこかに医者やらの因子が混じってたりしても何も可笑しくない》

「もうその因子とやらの話は良いから…………」

真那『トリアゾラムの投与が必ずしも適切な処置でない以上、殿下の体力回復のため、10分以上の休憩時間を取るべきと具申します』

ウォーケン『キットにある精神安定剤はトリアゾラムのみ。これは現状取りうる最良の選択であり、短時間の休息で殿下が回復する保証は無い。
…………180秒後には移動を再開する』



美穂子『完全に蚊帳の外ね……』

霞「そうですね……」

美穂子『あら、あなたはいいの?』

霞「私も武家の末席ですから気持ちは解りますが……殿下の処遇についてとやかく言える立場でも無いし……」

美穂子『難しいのね、武家って』

霞「武家に限らず……社会ってそう言う物じゃなくて?」

美穂子『そうね…………』

霞「それに……どうやら時間稼ぎをしているみたいだし……」

美穂子『え?』


ウォーケン『この人類滅亡の危機に、極東防衛の要衝たる自覚も無く……無意味な内戦に突入し、貴重な戦力や時間を浪費している愚かな国家……それが君たちの国、日本だ!
中尉の提案する10分の休憩時間の間に敵味方何人の命が失われると思う!』

真那『少佐のご指摘は尤も。
貴国との戦争に敗れた後、我が国は誇りを失い政治は疲弊し……情けなくも今や他国の干渉に翻弄される有様……!
されど、貴官の将兵の命を危険に晒しているのは私達でも、ましてや殿下でもありません。
極東での復権を欲する米国政府です』

まりも『中尉、今般の作戦を主管する国連軍の名に於いて警告します。
貴官の発言はちょうはつてき意図が散見され、今後の任務遂行の障害となる恐れがあります!』

真那『なるほど……任務の障害となる我々子衛部隊を国連が《反乱軍》と認定し排除する……そう言いたいのだな?』


霞「ね?」

美穂子『…………凄い度胸ね』

霞「これが場数の違い、経験の差って事よ…………」

↓5まで
1.トリアゾラムを投与して移動を急ぐ
2.時間稼ぎに同調する 
3.その他自由安価

次スレ建ててきます

【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」明華「24age~♪」【咲・muv-luv】
【安価】京太郎「愛と勇気のおとぎ話……」明華「24age~♪」【咲・muv-luv】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452173647/)


え、原作disって無いっすよ。
睡眠導入剤だから筋弛緩作用はあって体質的に危険な人はいるし。

では、暫くしてから次スレで再開します。

先にこっち消費します。

再開な。

↓1
01~49 投与遅し、空挺作戦決行
50~98 移動を開始
ゾロ目 ???
トリアゾラム投与(20)……判定+20

霞「すみません殿下……」プシューッ!

悠陽「んっ……!」


投与を良しとしない月詠中尉の説得になんとか成功し、トリアゾラムの投与は完了した。
強化装備である程度揺れは抑えられると思うが、念の為固定にも万全をきした。

投与に際しての量も勿論問題なく規定量の範囲内だ。


ウォーケン『よし……では、これより陣形を構築し移動を再開する!』

真那『…………っ』

霞「…………」


月詠中尉には申し訳無いが、今は最悪のケースよりも無事に白浜海岸を目指すのが先決だ。


武『来ないな……早かったし、トリアゾラムを投与したから…………?』

霞「え?あの白銀少尉、今なにか……?」

武『えっ!あ、いえ、何でも有りません石戸中尉!!』

霞「そう……?」


ともかく、私達は少し強引ではあるが移動を再開した。

10レス切ったので次スレ行ってきます。

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