1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2018年03月25日 (日) 21:10:04 ID: kaasFsJs0

===

目覚めれば麗花の隣に彼はいた。

だがなんら不思議なことではない。

なぜならここは彼の部屋で、世間的に言えば麗花がこの場所にいることの方が不可解な出来事だったからだ...

1 :  以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2018年03月19日 (月) 00:04:21 ID: FrXSx/7ro

===

今、７６５劇場女子更衣室に不埒な輩の影迫る！

辺りを警戒しながらやって来た、二つの怪しい人影はその手に大きな荷物を持ち、
用意していた合鍵を使って錠を外すと秘密の園の門...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2018年03月01日 (木) 01:47:52 ID: oJjJsh0zo

これは稀代の女難に見舞われた、ある一人の男の話である。

===１．

事の始まりは午前のこと。連勤の疲れが出て来たのか、
はたまた日頃の無精が祟ったか、もしくはそれぞれどちらもか...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 sage 2018年02月08日 (木) 07:47:10 ID: 9Wp9vh8Yo

※独自設定とコミュバレを含みます。

===

７６５プロ、３９プロジェクトオーディション会場。
俺は机に向かって腕を組み、ぐぬぬうむむと悩んでいた。

隣では同僚でもある...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2018年01月31日 (水) 22:32:42 ID: 2BO+JENwo

===

直撃を喰らうと見事に死ぬ。いわゆるキュン死というやつだ。

箱崎星梨花の投げキッス、それは神をも殺せる殺神的な"愛らしさ"を濃縮させた兵器だった。

見ろ！　...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2018年01月24日 (水) 06:15:50 ID: 9cO+iDUHo

※志保の口調がぶれます。ぶれます。

===

志保「ある日の７６５プロ劇場にて、何気ない会話が私の興味を刺激した」


やよい「そうしたらウチの妹が」

ま...

1 :  以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします saga 2018年01月03日 (水) 17:01:45 ID: SK37WLJIo

===
予定は遅れに遅れていた。

既に集合時間を一時間もオーバーしているのに、未だ待ち合わせ場所に待ち人たちは現れず、

これが初めてのデートだったなら、そろそろ「約束をすっぽか...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年12月31日 (日) 07:35:50 ID: KdYkCwkoo

===

「クリームは～、口溶け滑らかクリーミ～♪」

そう口ずさんで、大きなシュークリームに口をつける。

「カスタード～、プリンと合わせるクリーム～♪」

さらに、右...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年12月06日 (水) 20:56:03 ID: BdHnp9Da0

===

前世の記憶、隠された姿、人智超越の魔性の力。幾度となく繰り返されて来たその行為は、
ともすれば封印されし真の自己を、覚醒させようとする本能の一種だったのかもしれない。

...

1 :  本番開始五秒前。４、３…… ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年12月20日 (水) 13:48:59 ID: duWisrhGo

===
――ここは、とある７６５劇場内廊下――

琴葉「…………」

琴葉「…………あれ？」

琴葉「もしかして、もう始まっていたりします？　――えっ!?　待って、嘘!?」

琴葉「...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年12月18日 (月) 23:20:00 ID: YUfqXVrM0

※　独自設定が多々あります。
===

少女は部屋に飛び込むなり。

「ＰさんＰさん！」

「なんだ、百合子か、おはようさん」

「はい、おはよう...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年12月05日 (火) 22:25:27 ID: SuJRDoqN0

===
７６５プロ劇場多目的和室にはこたつがある。
十二畳の畳張り。広い部屋の中央に、もう一度言うがこたつがある。

コタツ、炬燵、おこたコタツ。テーブルと布団の組み合わせ。

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年12月03日 (日) 00:14:58 ID: IeQoE4Hm0

===

それはここしばらくの間を実家で過ごしていた私が久々に劇場へ顔を出すことのできたある日のことです。
開口一番と申しましょう。私たちのところへやって来た茜さんはいつにも増した爛漫さで...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年11月30日 (木) 19:08:01 ID: EJI08azK0

===

ご存知、７６５プロ劇場には「多目的和室」と呼ばれる部屋があるの。

十二畳ほどの広さのこの部屋はお茶会の会場になったりお昼寝のできる仮眠室になったり、
はたまたレクリエー...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年11月19日 (日) 19:41:29 ID: 8QMfH7fA0

===

何気ない発見だったのだ、それは。

「紗代子が眼鏡を外してる……」

プロデューサーの意外そうな一言に、高山紗代子は思わず「えっ？」と驚きの声を上げたものだ。
正に...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年11月08日 (水) 03:50:14 ID: 08pW5gpZ0

===

長い、夢を見てたつもり。沢山の想いを言葉にして、日々を重ねて過ごすような長い、永く続く夢を。
いつまでも終わらずにいればいい……なんて、心が名残惜しむような。

...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月31日 (火) 15:15:17 ID: Rmn8FgqLo

===
Ｐ「それでは皆さん。本日のステージもどうぞよろしくお願いします」

美嘉「任せといてよプロデューサー。ドーンと大船に乗った気でいなってば！」

Ｐ「ありがとうございます。城...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月27日 (金) 22:36:07 ID: 23i0x2er0

===

百合子「ん？」

エミリー「えっ」

貴音「はて……？」

紬「あ……こほん！」

紬「ビーフ……ストロ……ガノフ……よし！」

紬「ビッ、ビーフストロ...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月25日 (水) 21:54:48 ID: 8N2uv+mG0

===

瞬間、時間が止まったと言ってしまってもいいと思う。

場所は例によって例の如くの我らが７６５プロ劇場。
その第二企画室の場において、星梨花が口にしたこの一言が発端だ。

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月17日 (火) 20:22:34 ID: g3TGHoLO0

===
ぴっ、ぴっ、ポーン！　……時刻は正午となりました。

本日のお天気は曇りのち晴れ、気温もだいぶ低くなって、本格的な冬が来るのを感じ始める今日この頃。
日毎に増してく肌寒さに、そろ...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月21日 (土) 12:13:25 ID: 3SwLj5em0

子天狗「お呼びですかー？」

天狗「呼んだ。ちとー、そこに座りなさい」

子天狗「はいなー」ひょこ

天狗「実はお前さんに頼みたいことがあってな」

子天狗「...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月12日 (木) 01:42:55 ID: IHqxgeJQ0

===１．

まず初めに、どれほど冷静沈着な人だって誤解をすることってありますよね。

人間誰しも理解しているごく当たり前のことだけど、
誰が、いつ、どんな風に物事を勘違いしてしま...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月09日 (月) 06:04:55 ID: zECgd23d0

===
お仕事先で泊まったホテル。

私の部屋にやって来た彼は、
こちらと顔を合わせるなり上機嫌の笑顔で言いました。

「老人会主催、ふれあい将棋大会司会お疲れさん！」
<...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月08日 (日) 00:19:31 ID: /xf+KF840

===
・某日事務所

杏「あ～……」

杏「ああ～……」

杏「うあぁ～……」

Ｐ「…………」

杏「あっ……」

Ｐ「……？　おい...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年10月05日 (木) 19:28:54 ID: TzvX0Up20

===
人間、柄にもないことするもんじゃない。
それと思いつきだけで行動するのもできれば止めておくべきだ。

金無いだらしない意地汚い、おまけにワガママ自分勝手。
日頃からダメ人間...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年09月30日 (土) 14:24:21 ID: QUkFeDDU0

※あっという間に終わります
===

近頃困った奴がいる。頭を悩ます奴がいる。
これで相手がアイドルなら、彼だって少しは強気に出れただろうが……。

「おはようございますプロデュ...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年09月20日 (水) 18:24:49 ID: aEft37UE0

===

一瞬、世界が無音になりました。

でも次の瞬間には地鳴りのような声援と、
触れずにいても火傷しそうな人の熱気で会場全体が包まれる。

ここは一つの大きな舞台。

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年09月14日 (木) 16:53:10 ID: EIzAiAIQ0

===
今日はとても目覚めの良い朝だ。

昨夜の晩酌。歳のことも考えて、今年は少し控えめにしておいたのは、
なに、英断だったと自分自身を褒めざるをえない。

人に聞かすには少々...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年09月13日 (水) 18:42:54 ID: +o3eGOCj0

===
Ｎ『ある日の、７６５プロ事務所』

プルルルルル……。

小鳥「あっ、プロデューサーさん。"いつものトコ"からお電話です」

Ｐ「あいあい、ありがとうございま...

1 :  ◆Xz5sQ/W/66 saga 2017年09月12日 (火) 06:28:36 ID: UqQkvsyl0

※都合、ミリマスメンバーは名前ぐらいしか出て来ません。
===
例えばだ。

天海春香のようにそこそこ売れて来たアイドルは、
やはりそこそこ忙しい仕事の日々を送っている。

...