【安価】京太郎「仮面ライダー?」咲「私は運命と戦う!」【Part19】 (1000)



※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作

※安価スレ

※京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれライダー

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)

※sageでお願いします

※平成ライダーメインですが昭和ライダーも出ます



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◆前スレ

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目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう

目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう

目的3:生き残りましょう



◆前スレの仮面ライダー×咲-saki-は!

・姫様(神代小蒔)と合流!

・煌と合流!(戦力的な意味で)

・佳織と仲直り?(恋仲的な意味ではない)

・京太郎とハート様たちの冒険(改変後)

・さっそく分断され京太郎は玄と冒険(改変中)

・京太郎と玄、ハギヨシ、小蒔、智葉と合流

・ライダーロボ出現! ハギヨシ人探しに

・ブレイド、いったいなに咲さんなんだ……(宮永的な意味で)

・久「3!」(チソ訓練的な意味で)

・久「私は変わったんー!」(ネタ的な意味で)

・ゲンム社長(黎斗)が止まらない(ネタ的な意味で)


前スレ埋めありがとでーす
前スレ1000は【アコチャー参戦&好感度cap開放イベ】か【京太郎がダークドライブになって108と決着をつける 】

ってことで……どっちにするかはお楽しみってことにして本編再開!

エグゼイドおもしろい、特に社長
ヒーロー大戦どうなるかなぁ、とりあえずアマゾンズが見たい



◆【ハギヨシ側】判定

※恋愛力補正:+5
※ハギヨシ補正:+10

01~30 未発見

31~60 発見

61~98 発見【特殊】

100~ ??????

ゾロ目 ??????


◇安価1↓

うわああぁぁぁぁ!!!(橘さん的な台詞で)

【EXイベント】


ライダータウンと呼ばれた場所、本来はショッカータウンと呼ばれる場所

“本来であれば東京”と呼ばれた首都

ボロボロの見知った街を歩くハギヨシ


ハギヨシ「ショッカータウンどころかゴーストタウンですね」


誰もいない、野良猫一匹いないその街で、ハギヨシは一件のビルを見上げた

5階程度のビルを見据えると、軽く走ってそのまま跳ぶ

壁のふちを蹴って、飛びだした室外機を蹴って、ハギヨシは窓から5階へと入り込んだ

静かで暗いオフィスではあるが、外は快晴でありその光でそれほど暗さを感じない


ハギヨシ「さて……“歴史を書き換えるシステム”が積んでるのは確かでしょう」


呟き、歩く


ハギヨシ「ともなると……それの発動で“歴史を書き換えられるより先にシステムを破壊する一撃”を撃ちこむ必要がある」


だが伊達にショッカーの大首領そのものではないだろう

ライダーの力のほとんどは理解しているはずだ

ともなれば、また別のアプローチ


ハギヨシ「歴史改変……それの中枢を攻撃、ワープ? ともなると同等のシステム……システムXN……」


一人で言葉をつぶやきながら、部屋の資料を探っていく

自分の頭にある膨大なデータを言葉にして整理していき、“今、頭にある攻略法”以外の方法を探す

プランはあればあるだけ良い


ハギヨシ「いや、“この世界”ではシステムXNは存在しない。あれはシャドームーンとブラックだけでなく光の巨人や異次元人、はては人類の革新……」ブツブツ

???『人の研究所でなにをしてるのかな?』

ハギヨシ「……ようやく会えましたねジョーカー」

???『まぁ誰でも良いけどネ☆』



ハギヨシ「“よその世界のシステム”はともかくとして……力は貸してもらえるのでしょうか」

???『まぁ何者でも構わないんだけど……それじゃ私が君に、君たちに“無責任”にあげちゃおうかなっ♪』


どこまでも楽しそうな声だけが響く

電力が死んでるかと思ったのだがと、小首をかしげる

その瞬間、壁が開いて新たな部屋が開かれた


ハギヨシ「なるほど……」

???『アハハハッ! 世界がどーなっても私は知らないよ、一足先に逃げさせてもらうからね!』

ハギヨシ「……」

???『まぁ私のせいだと思って好きに使ってよ、全部私のせいだと思ってさ』

ハギヨシ「……では、使わせてもらいましょうか、あなたの切り札」

???『さぁ受け取ると良いよ。この瑞原はやりからあなたに贈る♪』


先の部屋に足を踏み入れるハギヨシ

そこに一つだけそなえつけられているモニターに映るのは元国民的“アイドル”


はやり『神にも悪魔にもなれる力を!』



―――【採石場】


様々なショッカーライダーを相手に、立ち回る面々

だがショッカーの配下になろうともライダーであり、その数はさすがに面々も余裕とはいかない

ダメージらしいダメージをうけてはいないものの疲労は見られる


京太郎「くそっ、あいつなにやってんだよ」

士「どうした、もうへばったのか?」

京太郎「はっ、言ってくれる……」

良子「ですがこのままではじり貧です……」


ファイズブラスター、ディケイドコンプリートフォーム、ドライブタイプトライドロン

三人が背中合わせになると、仮面ライダーたちが三人を囲む

ナイトサバイブ、タイガ、シザース、インペラー、ベルデ


京太郎「これ以上、手加減しながら戦うのは無理だぞ……?」

士「殺るわけにはいかないだろ」

良子「ですが……」


瞬間、足音と共に声が響く


ハギヨシ「お待たせしました」



ハギヨシ「すみません……“例のモノを受け取る”だけなら早くはあったんですが」


そう呟いて笑みを浮かべるハギヨシ

喉から、クツクツとならすような笑い声を漏らす

ライダーロボが地上へと攻撃をしかけるが、ハートやチェイサーたちが重加速で対応して見せる

すぐに重加速も切れるが攻撃は回避


京太郎「たく、さっさと言えよ!」

ハギヨシ「まぁ、多少の犠牲は許せということです」ピッ


手元のスイッチを押すハギヨシ

瞬間、なにか妙な感覚を感じる

獣の本能か、京太郎は上空を見上げた


京太郎「おいハギヨシ! なにした!」

ハギヨシ「衛星軌道上に存在する兵器を使用しました」

京太郎「なっ、そんなもんどっから!」

ハギヨシ「まぁ運が良かったというか……瑞原はやりが残してくれた遺産とでも言いましょうか」

京太郎「あ、はやりん?」

士「その呼び方するとシュールだな」

京太郎「うっさい!」


はるか上空に、なにか光が見えた


ハギヨシ「“本来の歴史”であれば“フォーゼがなんとかした”衛星兵器XVII……こちらの世界では瑞原はやりがどうやったか関わっていたようで、完全な兵器として完成したものです」

大首領「なんだそれは!」

ハギヨシ「まぁ、島一つが消滅するような代物ですから……玉砕覚悟と言う奴です」フッ

京太郎「なっ!」

士「なるほどな……」

良子「あ、悪魔! 執事!」


ハギヨシ「あくまで執事ですから」ニコッ



大首領「こうなれば切り札、歴史改変ビームでそんなもの消し飛ばしてくれるわぁ!」

ハギヨシ「射程は?」

大首領「なに?」

ハギヨシ「軌道上にいる衛星兵器XVIIに届きますか?」

大首領「……」


ニコニコと笑顔を浮かべるハギヨシ

まさしく悪魔と呼ぶにふさわしい所業

他のショッカーライダーたちも茫然として止まってる


京太郎「に、逃げるぞ!」

良子「どこにですか、島一つ吹っ飛ぶって言ってますよ?」

京太郎「瞬間移動とかは!」

良子「あるわけないでしょ、魔法じゃあるまいし」


ハギヨシ「さぁ……来ますよ!」

大首領「うおぉぉ! 歴史改変ビーム!!」


上を向いたライダーロボがビームを放つ

独特なビームが真上へと放たれると、落ちてきたビームをかき消す

だが上空からのビームが消えない限り、歴史改変ビームをかき消すわけにはいかない


ハギヨシ「あなたが歴史改変ビームを消した瞬間、あなたの気づきあげたショッカーの帝国もあなた自身も、この地球すらも危ないかもしれませんよ?」

大首領「ぐおぉぉぉぉ!」


京太郎「おい、どうする?」

士「ライダーロボを攻撃するとこちらも危ないぞ?」

京太郎「だけど、アイツを放置するわけにも」

良子「う、うう~む……仮面ライダーとしては、罪のない人々が犠牲になるのは見過ごせません!」

士「つまり?」

良子「大首領があのビームを止めるのを待つしか……いえ」

京太郎「願えと?」

良子「まぁ、変な立場なんですが……」



1分ほどだろうか、1時間にも感じたような時間


ハギヨシ「……時間ですね」


とうとう、衛星兵器XVIIから放たれたビームが消える

それと共にライダーロボから放たれていたビームも消えた

ロボとは言っても精神は大首領のせいか、疲れたように下を向く


ハギヨシ「お疲れさまです。ですが間違いなくそうするとは思っていました……自分の身を守るという意味で、でしょうが」

大首領「な、なにぃ?」

ハギヨシ「おしい方ですね、日本を救っておきながら……敵とは」

大首領「ええい、仮面ライダー共! お前達を薙ぎ払い、この日本だけではなく世界全てをショッカーのものに!」

ハギヨシ「もう遅い」

大首領「なに?」


瞬間、凄まじい速度で巨体が迫る

まるで生き物のような空中を飛ぶ船

ハギヨシ自身にもゆかりがある船


大首領「あれはクライス要塞!」

ハギヨシ「まさかこんなものを隠していたとは、瑞原はやり……悪魔か神か」


迫るクライス要塞と呼ばれる空中要塞


ハギヨシ「まぁスカラーシステムもありましたが……あれの出番はなさそうですね」


クライス要塞から飛びだす少女が一人

青い銃を片手に、笑いながらライダーロボを見た

大首領がそちらに一瞬、気を取られる


一「ボクからのプレゼントだよ! 受け取りたまえ♪」


満面の笑みを浮かべる少女


大首領「歴史改変ビー」


言い終えるよりも早く、ライダーロボにクライス要塞が突っ込む


今回はここまでー
次回はちょっと待たせて火曜日に

色々とゾロ目パワーだったり100以上のイベントだったりと盛りだくさん
ライダーロボ戦でミスると消滅判定があった気がしたがそんなことはなかったぜ
ついでに味方が消滅するかと思ったがそんなこともなかったぜ

そんじゃ次回こそは戦闘は入れる予定ってことで

なにかありゃお気軽にー


再開してくよーとか

まぁ最近のライダーは正義と悪がいまいちわからない場合もあるから多少はね……
社長ほんと好き

(レッツ、再開!


クライス要塞がライダーロボに突っ込む

凄まじい音と衝撃が周囲に轟く

ライダーロボが倒れると、クライス要塞もそのまま地上へと落ちてバラバラに壊れる


ハギヨシ「さて、どうなるでしょうね」スタッ

一「ま、なんでも良いけどさ」ハハッ


京太郎「おいハギヨシお前! なんつーことしてんだ!」

良子「危うく死ぬとこでした!」

洋榎「この悪魔!」

良子「あ、それさっきやったんで」

洋榎「!!?」



大首領「まだだぁ! このライダーロボは絶対に倒れん!」


ハギヨシ「思いのほかしぶとくはありますが……」

士「ここまでだな」

大首領「歴史改変ビームで貴様らすべて、消し去ってくれる!」

京太郎「くるぞ」チッ

RX「いや、それよりも……彼らの力を感じる」

京太郎「なに?」


ライダーロボ「歴史改変ビー」


またもや、その言葉の真っ最中にライダーロボに異変が起こる

胸部が突如爆発し、その中から現れるのは二つの影

顔をしかめる京太郎


ハギヨシ「来ましたね」

洋榎「そんなこと言ってる間に囲まれてんぞ!」

一「おっと!」


周囲を囲むライダーたち

ショッカーライダーたちを倒しつつ、やってくるのはギャレンをはじめとしたライダーたち

ギャレンキングフォームがアルマジロバレットの力を使い銃を連射しながら、周囲のライダーたちを牽制する


久「さっきの人影は!?」

RX「焦る必要はないよ」

ブレイド「ウェ?」


??&??「とうっ!!」



現れる二人の“ライダー”が、京太郎たちの前に立つ

どこかで見たことはある気がした

だが、わかるわけもない

赤いマフラーをたなびかせ、二人のライダーは構えを取る


破壊された胸部を押さえながらも、ライダーロボは二人のライダーを見た


大首領「バカな、一号と二号だと!?」


京太郎(一号と二号……?)

ハギヨシ「やはりこういう展開ですか」フッ

士「お決まりだろ」フッ


一号「残念だったな大首領!」

二号「お前の好きはさせん」

                           _,
                       ,..┌-:⊥こ''''ー
                      ノヘィ'7l'´  1、
                     /1-__\l゛''ー‐'' ゙l                          _..- ___..
                    ノi'´ _.ノ'‐l     1 ..‐''゙癶 ̄ヽ,               ___l'个'''''^´

                    !_ ヘ'´  ││、  丿ノ.:.:1.:ヘ.:'、|.:1             ,ノニン‐ニニ宀-,,
                  __三ー/ニ:_..亅│ `ソノl、 ''ー-!∠rー〈            ./__/´ ,丿   │\
    ----..,,_        ,..‐'ニ-´^>/''ーニ1__,..‐ン´.:.:.:^''''‐ニ..⊥/           l.//-ノ{ ゙ゝ  ノ   1
    l二ニ亡゙''' 、   _..-彡/  ノン--コ-│  ''´.:.:.:.:.:.:.:.:/               f/冖‐''゙'¦J^''"    l
    <二..二 \..ィ;ン'''ン'  /ン´│1 !|∟ /、.:.:.:.:.:.:.:.:.:l                 ll│゙゙''‐t.,゙个      |
     ∠コ广   ` ^''ー---ー‐'、....ノ│亅| h丨冫-ニ __,,ノーー-....,,_           |!(  /  ヽ  ー- 丿

         l‐  丿       ニ¬-/1丿ヽ'’ / ̄:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;^゛''――''''ー-.._  .-ト_ユ_   ヽ  `-'
        └―'_       冫:;:;:;"''''`丿 ゛'''‐宀-....,,__:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_....,,二父:;:;:;:;゙''<二コi-i....‐'´

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ヾ''ニー-. ゛- ̄" // ヽ._  ノンコ./''''フ'´             ^゙゙''''ー彳./       丿_..‐‐''ー-コ´l\
 -┬=_  ! ,ノi‐彳ュ_  ‐'fソ丿/|!,ィノ                   /        ././      ! ^ぃ\.._
   ̄ ̄^^''ア_ノ   ''_广'-J' ,rンンノン                    !       //       ! │` l,:;゙''‐..
       ノ'''´   ノ   、゛ヘン丿                     ||      /./        ! │l, !:;:;:;:;:;|
      ノンーニフ''"  ノ ,-\.`l'´                     冫-..__--cェ'´〈        ノ│|! !│:;:;:;:;|
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     |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l                     〈.//   ,..--ニー...ヽ....,,_    /:;/
     !:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;丿                     ./ 1  / _l/..ヽ ゙ヽ._ ^゙''ー-/丿

    │:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l                     / ^ー... ヘ.‐个ーノ   ゙ー,,  ヽ- 、



大首領「おのれ一号二号! 死んだはずがなぜ蘇った!」

一号「死んだお前が蘇ったんだ、今更驚くことではないだろう!」

二号「そして正義の心がある限り、仮面ライダーは死なん!」

大首領「おのれ理屈が通じん!」

ハギヨシ「なにはともあれ、これで歴史改変ビームは使えませんね」

大首領「歴史改変ビームがなくなろうと、お前達をもう一度葬ってくれる! 今度は私の手で!」

一号「何度でも言う……仮面ライダーは負けん!」


京太郎はファイズの姿のまま、周囲のライダーたちを見てからライダーロボを見上げる

ショッカーライダーたちは少しばかり混乱の様子を見せていた

それがどういう意味かなどわからない、それでも……


京太郎「でもあの巨大なロボ相手にどうすんだよ」

大首領「ファイズの言うとおりだ! お前の頼みの綱のクライス要塞も破壊されたぞ!」

ハギヨシ「誰が頼みの綱だと言いました?」

大首領「なに?」

ハギヨシ「あんなもの、歴史改変ビームを破壊するための駒にすぎません……」フッ

大首領「なにを」


ハギヨシ「さぁ、一号さん二号さん」

RX「正義の力! お借りします!」



一号「任せろ!」

二号「お前達、正義の心を思い出せ!」


京太郎(一部からっきしな奴もいるけどな)


一号二号の叫びにより、周囲のライダーたちの“洗脳が解ける”

ショッカーライダーは混乱したような様子を浮かべる

一部のライダーはすぐにライダーロボの方へと敵意を向けた


京太郎「洗脳を……解いた、だと?」

RX「これもあの二方の能力、だね」

ハギヨシ「ええ、敵にするとえげつない思いをするでしょうね」

久「私たちは……洗脳とか、受けてたの?」

ハギヨシ「受けてましたが、まぁあまり変わりないので」

久「どういうこと? ねぇどういうこと?」

ハギヨシ「藻の水槽に沈めますよ」

久「!!?」


小蒔?「ハッ、ショッカーライダーと戦うのも楽しくはあったがな」

豊音「でもみんなが元に戻って良かったよー」

エイスリン「ウン!」

智葉「まぁなんでも良い」

ハート「ああ、ショッカーを叩き潰すのに戦力が揃うのは……悪いことじゃない」

ブレン「ですね!」

メディック「ということで、容赦しませんわ」クスッ


一号「さすが平成ライダーたち、仲間も曲者ぞろいだな」

二号「だが、正義の心を持つ者ならばライダーであろうと人であろうと怪人であろうと関係ない!」


京太郎「正義か?」

ハギヨシ「正義とは言いにくくとも、今はショッカーを倒すという正義のもと……戦うことです」

良子「ハート、ブレン、メディック、チェイス……力を貸してもらいますよ!」


大首領「おのれ、ライダーたちの洗脳をといたところで!」



現れる数々の怪人たち

それを前に、ライダーたちは自らの武器や拳を構えていく

それはもちろん、味方である怪人たちも……



京太郎「さてと……」

ハート「フッ、やはり来たか……」


向こうからやってくるのは、金色のドライブ

なにをどうやったか知らないが……


ブレン「どーせクリムの科学を奪ったんでしょう?」

ハート「あの“蛮野”が一からクリムと同じことを考えられるとは思えん」

メディック「あれが噂に聞く蛮野天十郎、せめてデザインぐらい変えるぐらいできませんでしたの?」


蛮野「フハハハハッ! 愚かなライダーとロイミュードたち……私が電子の神、蛮野天十郎……いや、ゴルドドライブと呼べ!」


クリム「蛮野!」

良子「あれを倒すのは」

ハート「俺達の仕事だ」

ブレン「フッ、この時を待っていました!」

メディック「消えていただきますわ」



怪人たちとライダーたちの戦いが始まる

オーバーロードと呼ばれる敵とバロンが同じ形の剣をぶつけあう

ミラーモンスターと呼ばれる怪人たちを斬り倒すナイト・サバイブやゾルダ

そして、また一人―――


閑無「ここかァ、祭りの場所は……」


王蛇と呼ばれるライダーが現れ、近くにいたショッカー戦闘員を蹴り飛ばす


閑無「そこにいたお前が悪い」


そう言って笑うと、剣を振るって敵を斬り倒す

様々な戦いがそこら中で起きる中、他のライダーたちも現れ戦闘を始める

大首領がミサイルを放つために両手をライダーたちへ向けた、その瞬間


?「ッ!」ドガッ

大首領「ぐおっ! 何者だ!」

?「……J!」


ライダーロボと同じ大きさの仮面ライダー

巨大化する力を持つ仮面ライダーJがそこにいた


一号「J! お前も洗脳が解けていたのか!」

二号「だがJだけでは……」

ハギヨシ「いいえ、まだ戦力はあります」


さらにライダーロボに攻撃が振りかかる

緑色の電車ゼロライナー、そして赤い電車デンライナー

二つの時の列車が攻撃をしかける


晴絵「よっしゃぁ! ようやく出番!」

デネブ「みんな! 晴絵をよろしく!」

晴絵「バカ!」


モモタロス「たく、なんだってんだ一体!」

玄「いいからあれを倒さなきゃ!」

モモタロス「だぁ、わかってるよ!」



京太郎「こっちはこっちで安心して戦えるってもんだ……よなッ!」


そう言いつつ、ファイズブラスターの大型フォトンブラッド剣で敵を斬り裂きつつ、両肩のブラッディキャノンで敵を撃

そうしていると、隣にやってくるライダー

カイザとデルタ


京太郎「ん?」

葵「あいつら、許せないなぁ……私を洗脳するなんて、薄汚い怪物が」チッ

胡桃「こっちにも怪人の仲間はいるでしょ……」

葵「まぁ、なんでも良いけどね」ハッ

<Ready>


ブレードが展開されたカイザブレイガンを構えるカイザ

デルタムーバーを構えるデルタ

ファイズは構えを取ることもなく、手首を鳴らす


京太郎「さてと、やるか……」

葵「私に指図しないでよねぇ」

胡桃「さっさと倒して……私は帰る」



◆System

・戦闘に入ります

・戦闘相手は【蛮野天十郎】となります

(実はある程度の条件満たしてたから蛮野と戦えるって感じだったりー



ゴルドドライブが素早く後ろへと下がると雷の槍を投げる

ハートとブレンとメディックがその一撃を受けて吹き飛ぶ

謎のシステムによりドライブのハンドル剣が奪われて、ドライブも斬られた


良子「ぐっ、この速度と……この力はっ!」

クリム「私の技術だけでここまでの強化ができるとは思えない……ショッカーの技術か!」

蛮野「そう、この力によりこの私、ゴルドドライブはその気になれば大首領すら恐れることのない力を手に入れたのだ!」


瞬間、放たれるフォトンブラッドによりエネルギー弾

その一撃を回避したゴルドドライブがそちらを見る

無論、そこにはファイズとカイザとデルタ


京太郎「やっぱ避けるか」

葵「……」カチャッ

胡桃「やれることを、やる……」


ハート「ぐっ、京太郎か……」

ブレン「ハート……」

メディック「私たちもっ……」

白望「無理、しない方が良い」

洋榎「ロイミュードの力借りるなんて……いや、でもアイツを倒す方が先か……」


士「困ってるようだな……こいつを貸してやる」スッ

白望「これは……マッハドライバー炎……っ」


ディケイド渡した知らないはずのそれを見て、怪訝な顔をする白望

どこか知っている気がするそれを持って、腰に装着する

ディケイドの後ろから走ってくる紫色のシフトバイクを持つ白望


白望「……なら」

洋榎「なんでマッハドライバーが?」

士「細かいことは察しろ」

洋榎「無茶言うな!?」

白望「……変身!」

<シグナルバイク! ライダー! チェイサー!>




士「さて、まだやるべきことはある……」


そう言う士

京太郎は膝をついているハートたちを見て頷く

とりあえずの回復さえできれば即加わるだろう。彼の怪我は心配ではあるが……


今は、全力で戦う


京太郎「それじゃ、蛮野天十郎……お前ら、倒すぜ」

蛮野「やれるものならやってみろ! この神を相手に!」


京太郎「大した自信だが……」

葵「私を相手に良く言う」

胡桃「倒す……徹底的に」

良子「第二ラウンドです……」

洋榎「蹴りをつけんとあかんからな……」

白望「仲間を、守る」


うおお、今回はここまでー
戦闘まで行く予定だったんだけども……
次は木曜再開ー

次回はしっかり戦闘から再開予定

まぁ仲間参戦とかその他もろもろ全部ゾロ目って奴の仕業なんだ
つまり今回戦闘にいけなかったのも全部ゾロ目のせい

そんじゃなにかあればお気軽にー


再開してこうと思うけど人おりますかー?


それじゃ再開してくよー!

マッテローヨ!


◆ファイズ【ブラスター】

◇ステータス
・HP:120
・速度:70
・攻撃:120
・防御:150


◆スキル

◇超強化クリムゾンスマッシュ:威力150:命中100%:SP【最大値の1/2】
・【戦場】によっては使用不可
・技選択時に【コンマ20以下】でSP消費量-20
・1度の戦闘に1度のみ使用可能

◇ブラッディキャノン:威力50:命中90%:SP18
・攻撃を+10し選択時のコンマが30以下の場合さらに+10

◇ファイズバスター:威力105:命中95%:SP30

◇ファイズブレイカー:威力100:命中100%:SP28


◆アビリティ

◇ブラスター
・ターン開始時に敵全体へ防御無視で【50】ダメージ

◇対オルフェノク
・ターン開始時に防御無視で【50】ダメージ
・【オルフェノク】と戦闘する場合【攻撃・防御】を【+100】


◆須賀京太郎【Lv33】

◇ステータス
・HP:90
・速度:97
・攻撃:86
・防御:68
・SP:78

◆回避+【Lv3】
・自分への命中率を【15%】下げる

◆命中+【Lv1】
・自分の命中率を【5%】上げる

◆恋愛力【Lv1】
・女性キャラクターとのイベント時に補正+5を得る

◆ウルフオルフェノク
・SPを【最大値の半分】消費
・行動に『ウルフオルフェノク』が追加される
・その後『ウルフオルフェノク(疾走態)』に変身する

(クリスマ使えるっす、使えない場合は【使用できない】って表示したり


①:速度判定

1敵【蛮野天十郎】:200
2味【戒能良子】:180
3自【須賀京太郎】:167
4味【姉帯豊音】:150


◆特殊判定
※運69補正:+6

01~ 【その数値分のダメージ】

◇安価1↓

【64】


②戦闘開始


ファイズブラスターが肩部のブラッディキャノンを放つ

それらを特に防御技を使うでもなく、蛮野は腕だけで凌ぐ

舌打ちをしてブラッディキャノンをしまうと、ファイズブラスターをキャノンへと変えて撃つ


蛮野「ぐっ」


葵「これも持ってけ……!」

胡桃「こいつも!」


さらにカイザとデルタが撃つ

ドライブとマッハもドア銃とゼンリンシューターを持つが、蛮野はドライバーのイグニッションキーをひねる

それと共に二人の武器が蛮野に奪われた


良子「くっ、やはりダメですか……!」

洋榎「くそっ!」

蛮野「愚かな女共め!」


ドア銃とゼンリンシューターを撃つ蛮野

それらを避ける面々だが、後ろからチェイス……いやチェイサーがブレイクガンナーを放つ

それももちろん防がれるのだが、その隙を見計らって接近する影


豊音「やぁーっ!」

蛮野「なにっ!?」


可愛らしい声からの凶悪な一撃

オーガの持つ長剣、オーガストランザーでの斬撃

それを受けて火花を散らす蛮野の身体、バックステップで下がるも忌々しげにオーガを睨む


蛮野「無能が何匹群れようと!」

◆蛮野天十郎【HP:436/500】

③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>165
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)

◇安価1↓



オーガの一撃を受けたゴルドドライブこと蛮野

確かに強かったが、絶対ではない

ゴルドドライブがゼンリンシューターを構える


―――【5246 ENTER】

<Faiz Blaster Take Off>

京太郎「はぁっ!」


その電子音声と共に飛び立つファイズブラスター

上空へと二挺の銃を向けて放つ蛮野だが、それらを回避しつつファイズブラスターはキャノンを構えた

トリガーを引けば光弾が放たれる


蛮野「くっ!」バッ

京太郎「ま、このぐらいはな」


回避した蛮野だが、ファイズは臆さず突っ込む

他の面々も援護する


京太郎「悪いな、お前と違って仲間がいるんだよ!」

蛮野「私とて駒ぐらいはいる!」

京太郎「ダチの一人もいねぇからそんな歪むんだよ!」

◆ファイズバスター:威力105:命中95%:SP30
◇威力:311【206+105】
◇蛮野天十郎:100-10=90%



◆命中判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓

(やべ、ゴルドドライブとドライブの順番飛ばした


【回避】


ブラスターを放つも、ゴルドドライブが―――消えた


京太郎「あ?」

蛮野「だから無能だと言うのだ、お前達は!」

京太郎「ッ!」

蛮野「落ちるが良い!」

◆雷の槍:威力90:命中100%:SP30【170】
◇威力:270【180+90】

◇京太郎:100-15=85%:安価1↓
◇良子:100-10=90%:安価2↓
◇豊音:100-05=95%:安価3↓

【回避】


腕に黄金のオーラで槍を作りだす蛮野


蛮野「死ねぇ!」

京太郎「当たるかよ間抜け!」バッ


背中から噴き出すバーニアの出力を下げる

減速するファイズ

雷の槍が放たれるもファイズはそれを回避


だが―――


京太郎「ッ!?」


その雷の槍は地上間近で拡散

カイザとデルタの二人が転がって回避、だがドライブとマッハとチェイサー

そしてオーガとクレインオルフェノクがその攻撃を受ける


良子「ぐっ!」
◆戒能良子【HP:130/200】
◇270-200=70

豊音「痛ッ!」
◆姉帯豊音【HP:210/250】
◇270-230=40




攻撃を受けたドライブだが、すぐに降りてきた蛮野の方を見る

シフトトライドロンのスイッチを押し、スライドさせる


良子「いきますよ!」

<カモン! ランブルダンプ! カモン! スピンミキサー! カモン! ローリングラビティ!>


三つのタイヤが融合する


<タイヤ! カキマゼール! コウジゲンバー!>


肩部のタイヤが黄色と白と黒の三色に変わった

右手にドリルと左手に重りを持つ

近接戦に特化したその姿で、走る


良子「一撃で大ダメージを撃ちこみます!」

クリム『奴は素早い動きを得意としている。それが良いだろうね……!』

良子「倒しますよ! 蛮野天十郎!」

◆コウジゲンバー:威力100:命中100%:SP30【120】
◇威力:250【150+100】
◇蛮野:100-10=90%


◆命中判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓

【命中】


良子「ハァァァッ!!」


体を回転させて、重りを放り投げる

10tと書かれたその重りが蛮野に直撃しようとした瞬間、彼はまた消えた

だが素早く、ドライブの顔が変わる

赤い輪が浮かび上がると共に、動きも変わった


クリム「ふん!」

蛮野「ぐおっ!」


背後に現れた蛮野が右手のドリルでの攻撃で後ろに下がる

膝をつく蛮野

ドリルを消したドライブは首辺りを軽く撫でるような様子を見せた


蛮野「クリムかっ……!」

クリム「お前のやりそうなことだ」

蛮野「おのれクリムっ……」

◆蛮野天十郎【HP:386/500】
◇250-200=50



膝をついた蛮野が金色のオーラを槍にして再び放つ

ドライブがそれを回避

さらに着地したドライブへと黄金の槍を放つが、前に現れたオーガがそれを斬り裂く


豊音「いくよっ!」

◆コンボ:威力100:命中100%:SP20【180】
◇威力:260【160+100】
◇蛮野:100-10=90%


蛮野「この私の攻撃をあの無能共が作ったドライバーが凌ぐかっ!」

豊音「帝王のベルトは伊達じゃないよー!」

蛮野「しかし!」


◆命中判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓


やべ、一番最初のブラスターの効果ダメージ忘れてた……順番もミスったし……つ【コンマズラシ券】

(最初のブラスターダメージ分、蛮野のHP下げますーぅ


蛮野「私の傍に寄れなければ意味があるまい!」


金色のオーラを溢れ出す蛮野

それに怯むオーガ

ドア銃を持った蛮野が銃口をオーガに向ける


豊音「銃なら緑の人の方が強いよっ!」

<Burst mode>


オーガストランザーを長剣状態から刀身と柄の部分で折って銃形態に変える

そして腰のオーガフォンをバーストモードにして銃形態へ変形


蛮野「消え去れ薄汚いオルフェノク!」

豊音「そんなこと言うからっ!」


ドア銃が放たれるも、横に跳ぶオーガ

跳んで銃弾を回避すると同時に二挺の銃を撃つ

蛮野はその攻撃を受けて後ろへと吹き飛ばされる


蛮野「ぐわぁっ!」

◆蛮野天十郎【HP:256/500】
◇280-200=80


一撃で並のオルフェノクを消滅させるほどのオーガフォンでの攻撃

そしてオーガストランザーでの銃撃

それを受けて、蛮野にはダメージが蓄積していく


蛮野「くっ……せ、世界になんの役にも立たないクズ共がっ!」

(やべ、忘れてた

◆蛮野天十郎【HP:256/500】
◇280-200=80
※オーガストランザー:防御-10



◆特殊判定
※運69補正:+6

01~ 【その数値分のダメージ】

◇安価1↓

【76】



金色のオーラを雷のように周囲に放つ

全員が構えを取りつつ回避する

その中、瞬間移動を使わなくても超高速での移動が可能な蛮野はファイズブラスターへ接近


京太郎「……」

蛮野「死ねぇっ!」


その拳での一撃を、ファイズは手の平で受け止める

だが反撃はしない

そのまま立っている


蛮野「……貴様、なにが……ぐうっ!?」

◆蛮野天十郎【HP:130/500】
◇ブラスター:ダメージ50


触れるだけでオルフェノクも消滅する猛毒

フォトンブラッドによるダメージにうろたえつつ後ろへと下がる蛮野

赤い二つの眼がファイズを見る


蛮野「そ、それほどの……き、貴様バカか!」

京太郎「ああそうかもな……だけど、お前ほどじゃない」カチャッ


軽く手首を振るいつつ、ファイズは歩き出す



蛮野「この世界にはバカが多すぎる……私を神だと認められぬ愚か者どもがな!」

クリム「どこまでもその考えを変える気はないようだな、蛮野!」

蛮野「当然だ、事実だ! ロイミュードもオルフェノクもショッカーも、すべて私を神とするための研究材料にすぎん!」

洋榎「ほんっと……最悪やな、お前は!」

良子「倒しましょう……あなたは、放っておける人間じゃない!」


蛮野「もうすぐ私が神となるための力……究極の闇へと辿りつけるのだ。邪魔をするな無能共が!」

◆黄金の力:威力120:命中95%:SP60【110】
◇威力:300【180+120】

◇京太郎:95-15=80%:安価1↓
◇良子:95-10=85%:安価2↓
◇豊音:95-05=90%:安価3↓



黄金の波動により、吹き飛ぶ面々

蛮野が腕を振るうと触手のようなものが飛びだし、それらが面々を攻撃

さらに触手攻撃だけでなく雷の攻撃まで放たれる


京太郎「こいつっ!」

葵「きゃぁっ!」

胡桃「くっ!」


良子「うああっ!」

洋榎「ぐうっ」

白望「これは……ダル……」クッ


豊音「ッ……!」ググッ

エイスリン「アウッ」ドサッ


蛮野「ハハハハッ! 良くわかったか失敗作共!」


◆須賀京太郎【HP:128/210】
◇300-218=82

◆戒能良子【HP:30/200】
◇300-200=100

◆姉帯豊音【HP:140/250】
◇300-230=70



膝をつくドライブ

もっとも苛烈なダメージを受けているドライブが、蛮野の方を見る

クリムのもっとも因縁深き相手であり、かつての友


良子「ま、まだまだぁっ!」

◆トライドロップ:威力150:命中100%:SP30【120】
◇威力:300【150+150】
◇蛮野:100-10=90%


洋榎「そうや……こんな、ところでぇ! あいつを倒さなきゃ、倒さなきゃならへんのや!」

白望「私も、みんなの、ためにもっ……!」



◆命中判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 ??????

◇安価1↓



ドライブとマッハとチェイサーが走りだす

シンゴウアックスを構えるチェイサー

だがその瞬間、ゴルドドライブがキーを回す


蛮野「何度やろうと無駄だ! このゴルドドライブのゴルドコンバーションの前では無力!」


シンゴウアックスを奪う蛮野

だがその瞬間、チェイスがブレイクガンナーを放つ

銃弾が蛮野の腕に当たり、蛮野はシンゴウアックスを落とす


蛮野「なにっ!?」

<ズーット! マッハ!>


その隙を見て高速接近したマッハが落ちるシンゴウアックスを持つ

そしてすくい上げるようにシンゴウアックスでの斬撃で蛮野を攻撃

後ろへと下がる蛮野が、マッハを睨む


洋榎「……やってやったわ」

良子「Nice! 洋榎!」


瞬間、マッハの背後からドライブが跳ぶ


<ヒッサーツ! フルスロットル! トライドロン!>

良子「ハアァァッ!」


その蹴りを受けて、蛮野は吹き飛ぶ


蛮野「ぐあああぁぁっ!?」

◆蛮野天十郎【HP:40/500】
◇280-190=90


③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>165
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)

◇安価1↓



蛮野「……ああァァッ! なぜっ、なぜわからんのだっ、このっ……クズどもがぁっ!」

洋榎「わかるわけないやろ……だから、おかんもクリムもお前を見限ったんや!」

蛮野「家族とやらを作れば少しは私の頭脳に刺激を与えてくれるとも思ったがなんの役にも立たん、お前も絹恵もただの失敗作だ!」

洋榎「……言ってろ、どーせお前は終わりや」


変身が解除されるも、洋榎は不敵に笑う

そしてその視線の先を追い、蛮野が見るのは自らに引導を下そうとする死者

一度は彼も死んだ身だ……死人が死人を葬る

そんな皮肉に死者、須賀京太郎は苦笑する


蛮野「く、くるなぁっ!」

京太郎「さて……いくぜ」カチャッ

◆超強化クリムゾンスマッシュ:威力150:命中100%:SP24【24】
◇威力:356【206+150】
◇蛮野天十郎:100-10=90%


◆命中判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓




京太郎「終わりだな」

―――【5532 ENTER】

<Exceed Charge>


蛮野「待て! 待ってくれ! 私がいなくなれば世界は!」

京太郎「お前がいなくても世界は回る」

蛮野「私のこの頭脳がなくなるのは世界にとって損失なのだ! お前達にはわからないだろうが!」

京太郎「……」

蛮野「待ってくれ!」



良子「京太郎っ!」

洋榎「いって、くれっ……!」

白望「お願いっ!」


豊音「いっちゃえ京ちゃん!」

エイスリン「GO!」


葵「さっさとしてよ」チッ

胡桃「いって!」


京太郎「イって良いってさ……」ダッ


飛び上がるファイズ

背部のフォトン・フィールド・リローダーで飛び上がる

既に蛮野に瞬間移動する力も残されていないのだろう


蛮野「待ってくれ! やめろぉぉぉぉぉ!」


京太郎「ハアァァッ!」



ファイズの蹴りが蛮野に直撃

それと共に、そこから赤いフォトンブラッドが刃のような形であふれ出る

ゴルドドライブとの戦場だけでなく、他の戦場にすら伸びるフォトンブラッド


京太郎「ハアァァァッ!」

蛮野「うわあぁぁぁっ!!!?」


そして―――爆発



離れたカイザとデルタの元に着地するファイズ

静かに手首を振るって音を鳴らす

爆炎の中から吹き飛ばされ、地に落ちるのは砕かれたベルト……バンノドライバー


京太郎「すべて終わりだ……蛮野天十郎」

          、  ,
        /{/〈_

          /_リ'/`ヾ、-` 、
       {¨゙ノ .: .:.',}   ハ
       | | .: .: .:./ __/ i{

         , 、_,ノ{  {  ゙∨
         ヽ┬ '"´ミh、ji斗イ
       _ 辷彡 ゙´゙_ -┴--_<_」LL」_

     /_/ 「ヽji斗fセチ゛ヽ /ニニ」/ / /「\
.     / !^___{/      L/⌒/ / /'/  `、_
    {_{⌒〉/`~、      } '"´^^'*。{、_/ }

     ヾⅱ/:'   { {   ニ=-〈::::{ _ ヾヽji斗f ´
     〈 i { {    ^'*。//^ ゙ヽ:{  ̄  //-、: : :/
     /` { `、  __ /_``~、/ ヽニ少゙ ゚  `¨ヽ
    丿ヾ{¨} '"´ 辷彡´    }[__/'\
    /ヽ-ア゙゙」ー┐ \ _ /「: : /  ∧「ヽ



ハート「……京太郎が、撃ってくれたか」

ブレン「よろしかったのですか、自分の手でなくて?」

ハート「……京太郎が、撃ったんだろう? 仲間が撃ってくれた。それで良いじゃないか」フッ

メディック「ハートさま……はい」クスッ


洋榎「消えてく……私の憎しみも、なにもかも……」

良子「洋榎……」ポン

白望「……親、かぁ」




今回はここまでー

ようやく戦闘終わった……
次回は戦闘後、そしてライダーロボと決着

もしかしたらまた戦闘かも?
今まで建てたフラグによってはスキップだけど

そんじゃなにかあればお気軽にー



今日は21時頃から再開予定ー

ライダーロボと決戦
面子揃いすぎて負ける気がしないけど
ようやく元のパートに戻ることができそう……

この世界で色々やったんで元の世界で良いことあるかも?



再開してこうと思ったり

ってことで人おりますかいなー?

(とりあえず再開ーやってるうちに集まれば良いなーぐらいで



そこに立つファイズブラスターこと京太郎がライダーロボを見上げる

デンライナーとゼロライナー、そしてJと戦っていた

だがそれでもなお、ライダーロボが優勢なのだから侮れない


京太郎「チッ、面倒だな」

ハギヨシ「瑞原はやりの遺産はまだありますが?」

京太郎「お前は全員殺す気か」

ハギヨシ「さて、とりあえずそのつもりはありませんが」フッ

士「ともなれば、あいつを小さくするかデカいなにかで対抗するか、だな」

一「おもしろい案があるけど」

士「断る」

一「チッ」

京太郎「なんの話だよ?」

士「どうでも良いことだ……さて、どうする?」

京太郎「俺に聞くなよ」

士「リーダーだろ?」

京太郎「柄じゃねぇよ」

小蒔?「ハッ、まぁなんでも良い……デカさなんて関係ない、そうだろ?」

京太郎「確かにそうだけどな」

智葉「どんな敵だろうと、この拳で打ち砕くッ!」

葵「サイドバッシャーの火力なら十分じゃないかなぁ?」

胡桃「ジェットスライガーもあるけど」

ハート「強大な敵ほどおもしろい!」

京太郎「もうやだこの脳筋ども」



※特殊イベント発生済みのため判定が変化


◆どうなる?
※EXイベント発生済み:±5のみゾロ目扱い
※仲間補正:+35

01~36 このまま倒す

37~70 ディケイド頼み

71~90 ???

91~  ???

ゾロ目 ???????

◇安価1↓

(補正は±5のみなんで、間はなんないっすよー


京太郎「おい、方法があるなら頼んだ」

士「冗談はやめろ、誰が」


<FINAL FORM RIDE… DDDDECADE!!>


士「ん?」

一「なに、痛みは一瞬だ」カチャッ

士「お前―――ッ!」


瞬間、ディケイドが―――変形した


京太郎「うぇ」

良子「oh……」

クリム「エキサイティングな光景だ」

洋榎「嘘やろディケイド!?」


変形したディケイドは巨大なディケイドライバーに変わり、そのまま空へと飛び上がる

唖然としながら見る面々

そしてディケイドライバーはJの腰部に装着された


京太郎「おい、まさか」

クリム「どうなんだいあれは、パワーアップなのか?」

良子「知りません」


そしてそのまま、Jはディケイドへと変身する


京太郎「……」

良子「どうします?」

一「勝ったも同然だね」

久「そうなの!?」



大首領「なにぃ!」

京太郎「同感だよ」

大首領「だが、このライダーロボのパワーは……ぐっ!」


ふと大首領の苦しげな声が響く

その瞬間、ライダーロボの胸部が破壊され、中から誰かが出てくる

その“仮面ライダー”が京太郎たちの前に立った


京太郎「お前は……」

黒井「……」

良子「3号! 黒井!」

京太郎「……」

黒井「……くるぞ」


その瞬間、数々の敵幹部がさらに現れる

オルフェノクだったりイマジンだったりそれ以外の怪人だったりだ

だが、それぞれ負ける気など一ミリもしていない


京太郎「ハッ、上等……」

小蒔?「死神のダンスパーティーの再演だ……」フッ

智葉「おもしろい、まだ戦う気力があるならかかってこい!」

ハート「極限の力、見せてやろう!」

豊音「負けないよー!」

白望「……守る。宝物を」

黒井「仮面ライダーとして、戦う……!」


ハギヨシ「死神というより、死人のダンスパーティーですね」ククッ

久「なんの話?」

ハギヨシ「お気になさらず」

一「ボクの力、見せてあげようか……!」ガチャッ



次々と倒されていく敵の幹部

ブレイドとギャレン、二人のキングフォームが敵を撃つ

シャドームーンが手を振るえば緑の雷が敵を灰に還る

デルタとカイザの射撃が敵を撃つ


大首領「わ、私が生きている限り、私の野望は永遠に不滅だ!」

士「なら終わりだ……こいつでな」


巨大なディケイドは腰部のベルト、ジャンボディケイドライバーにカードを差し込む

そして両側からベルトを押して稼働させると文字が浮かび上がる


大首領「おのれ仮面ライダー!」


京太郎「……俺は、仮面ライダーなんかじゃないんでな」

ハート「フッ、俺もだな」

智葉「私もだ」


士「どうでも良い。今この場でショッカーと戦っている……それが、人類にとっての仮面ライダーだ」


瞬間、ライダーたちが浮かび上がりカードへと変わる

次々と巨大な光のカードへと変わり、飛び上がるディケイドとライダーロボの間に展開されていく

それはもちろん京太郎たちも例外ではない

体が光り、カードとなる兆候が表れる


黒井「俺も、仮面ライダー……?」

1号「ああ、お前も仮面ライダーだ!」

2号「いくぞ3号!」

黒井「……ああ!」


京太郎「のわっ!?」

ブレイド「ウェェ!?」

久「ウワァァァァッ!」

カリス「ドフゥ!」

レンゲル「」無言のカード化



何十枚もの光のカード

飛び上がったディケイドはそのまま、カードをくぐり加速

そしてライダーロボへと接近する


士「これで終わりだ! 破壊する……この偽りの時間ごと!」

大首領「私が倒されても第二、第三の大首領が!」

士「そんなこと、百も承知だ!」


大首領「うおぉぉぉぉ!!?」

士「ハアァァァッ!」



爆散と共に、面々が元に戻る

誰一人欠けてはいない勝利……

静かに息をついて、京太郎は自分の手を見る


京太郎「……」


静かに灰に変わる手の平


京太郎「……ま、しょうがないか」ハッ

?「京太郎っ……!」

京太郎「ん? ……ああ、無事だったか」


走ってくるのは、鷺森灼

自分が守り損ねた少女

生きてはいたが、京太郎が守ったわけではないと、静かに後悔を感じる


ハート「胸を張れ、お前が守った女だろ?」

京太郎「うっせぇ、てか……守れてないだろ」

ハート「そうでもないさ、お前のおかげで怪我一つないんだ」

京太郎「そういうもんか、ね」

灼「京太郎っ」


目の前で立ち止まった灼は肩で息をしている


京太郎「あのあと、なにがあった?」

灼「その、助けてもらったんだ」

京太郎「助けてもらった?」

灼「うん……あの人に」スッ


指を差す方向を見ると、そこには赤い髪の女性

特徴的な前髪と、どこかボーイッシュな雰囲気と服装

知っているはずだった。須賀京太郎は知っていなければおかしい


京太郎「……そっか、良かったな」ナデナデ

灼「うん……赤土晴絵さん」

京太郎「アカドハルエ……」



少し離れた場所で、黒井と良子と洋榎と晴絵が話をしている

そんな光景を京太郎は遠くから見て、静かに笑った

なにか憑き物が落ちたかのような表情


京太郎「どう思う?」

灼「え?」

京太郎「あれは、仮面ライダーだからわかりあえたんだと思うか?」

灼「……ううん、仮面ライダーとか怪人とか関係ない。きっと……そういうことじゃない」


京太郎「……だってよ」フッ

小蒔「私もそう思います!」

玄「私も!」

ハギヨシ「いたんですか?」

玄「出番までお留守番って言ったのハギヨシさんだよ!?」ハァ

ハギヨシ「まぁ今は亡き瑞原はやりに感謝ですね」フッ

智葉「はやりんって死んでたのか!?」

玄「ん?」

京太郎「はやりん?」

智葉「……ゴホン、なんでもない」フイッ


京太郎「……ま、ともかくだ」

玄「みんなともわかりあえるかもしれないね、いつか!」

京太郎「いつか、ね」フッ

ハート「無理だな」ハッ

ブレン「まったくです!」

メディック「ごめんですわ!」

豊音「私は信じるよー!」

エイスリン「ワタシモ!」

白望「……だって」フッ

ハート「……」


玄「いまじゃなくっても良いんだよ……ね?」

京太郎「そうだな、今すぐじゃなくても……俺らの後の世代でも……」

玄「いつか、未来で……」フフッ



◆戦闘終了

・経験値:3000

・レベルアップ【33】→【35】



―――【松実館】


ふと、目を覚ます

カウンター席に座っていて、コーヒーが目の前に置いてあった

さらに先にいるのは宥、隣を見れば塞がいた


京太郎「あれ?」

塞「寝てた?」クスッ

宥「疲れてる?」フフッ


京太郎「……なんか、久しぶり」


塞「なにが?」

京太郎「いや、なんか二人の顔見て安心してる自分がいるっていうか」

塞「……く、口説いてる?」カァッ

京太郎「いや、口説いているとかじゃなくて……」

宥「えへへ、安心してくれるならいいかなっ」ニコッ

京太郎「うう~ん」

宥「夢でも見てたのかなぁ?」

京太郎「夢、か……うん、そうかもしれないです」ハハッ



京太郎「……」ズズッ


ガチャッ カランカラン


宥「あ、いらっしゃい」

晴絵「よっ」

京太郎「よう」


店に入ってきた晴絵が京太郎の横に座る

そして新聞紙を取り出して京太郎へと見せた

受け取った新聞の表紙を見る


京太郎「黒井響一郎……レーサー?」

晴絵「……うん、憶えてなくても良いけどね」

京太郎「は? またお前がなんか」

晴絵「今回は私のせいじゃないけどさ……ま、色々あったんだよ」フッ

京太郎「意味深だな」

晴絵「まぁね……ともかく、これからもがんばりましょうって話さ」

京太郎「お、おう?」

晴絵「……どっかの誰かが言ってた“わかりあえる未来”……そのために、さ」ニッ

京太郎「……お前」


静かにコーヒーを一口飲む

それから真っ直ぐに晴絵を見た


京太郎「今日、気持ち悪いぞ?」

晴絵「言うにことかいてそれか!?」



【第28話<パラドックス>END】


◆System

・今章での行動や成し遂げたことによって以降のストーリーに変化が発生します



◆次話選択【第29話】


1、迫る覚醒
【真実はいつも残酷】

2、黒と白の女神
【弄ばれる女神たち】

3、打ち勝つべき自分
【最強をもう一度名乗るために】


◇安価は次回



今回はここまでー
明日も再開予定ー

3号終わりで、本編再開
どれ選んでも重めになる……かも?

そんじゃなにかありゃお気軽にー

連スレ失礼

イッチふと思い出したんだが、剣がのどっちが正気に戻りそうな話をやり始めたってことは、もうリチャはワイルドカリスになれるんだよな?

だとしたら、そろそろリチャに会えないんですかね?
リチャとは早めに会えると言っておきながら全然会えてないんですが


ああこんな時間に……

人おれば再開してこうと思いまするー

>>336
やべ……つOWABI券

とりあえず、リチャとのイベントいれます


仮面戦隊、ゴライダー!(再開してくよー)

北岡先生、ファイナルベントが見たかったです……見たかった……



◆次話選択【第29話】


1、迫る覚醒
【真実はいつも残酷】

2、黒と白の女神
【弄ばれる女神たち】

3、打ち勝つべき自分
【最強をもう一度名乗るために】


◇23時08分から集計開始



◆次話選択【第29話】


1、迫る覚醒
【真実はいつも残酷】

2、黒と白の女神
【弄ばれる女神たち】

3、打ち勝つべき自分
【最強をもう一度名乗るために】


◇2分間で安価1↓から集計

2、黒と白の女神


◆System

・悪魔は全てを弄ぶ

・宿命と決意が試される



【第29話<白と黒の女神>】



―――【松実館】


あれから数日


それなりに状況は進んだらしい

オルフェノクの動きも活発になったが葵と豊音とエイスリンの三人が戦っている


メディックも超進化体になろうと活動中らしい

蛮野が裏で動いているとも聞いた


咲たちは改造実験体トライアルシリーズと呼ばれる怪人を倒したらしい

トライアルBと呼ばれる敵は弘世菫の父が関わっていたという話も聞いたが、詳しくは聞いていない


京太郎「……」

宥「考え事?」

京太郎「ああ……まぁ、色々とありますからね」

宥「物騒だもんね……」

京太郎「最悪の事態にならないで済んでますけど」ハァ

宥「これも仮面ライダーのおかげだね」ニコッ

京太郎「仮面ライダーねぇ……確かにその人たちのおかげ、ですね」フッ

葵はやっぱ変身して戦っているか……
とりあえず今の内に自由安価作っておくわ

0 葵にまだ体調が悪いかどうか聞いて、悪かった場合オルフェノクの記号に何か問題が起きたかもしれないので、もう一度はやりんにオルフェノクの記号がどうなったか見てもらう



◆知り合い

【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃・ネリー】
【美穂子・ゆみ・桃子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【咲・久・一太・まこ・優希】
【明華・爽・アレクサンドラ】
【一・佳織・智美・憧・照・淡・煌・竜華・怜・もこ】
【真佑子・小蒔・恭子・郁乃・メグ・由暉子・揺杏・成香】
【健夜・ハギヨシ】



―――【昼】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(智葉・美穂子)

7、松実館(穏乃・アンク)

8、自宅(塞)

0、自由安価


◇安価2↓

(ゾロなんかこわくねぇ!(二枚の券を見ながら


0、自由安価【>>364


―――【自宅:葵と豊音の部屋】


現在、豊音は仕事中だ

故に部屋には葵だけ

その部屋の扉を静かにノック


葵「ん、どしたの?」

ガチャッ

京太郎「うっす」

葵「京太郎?」


二つのベッドがある部屋

黄色い掛布団が置いてある方のベッドに腰掛けて本を読んでいる葵

サイドバッシャーをしょっちゅう洗っているイメージがあるので、今日は珍しい

だから少しばかり、真面目に……


京太郎「今、家に誰もいないじゃないですか」

葵「う、うん」コクリ

京太郎「だから……」


近づく京太郎

その深刻そうな顔を見て、ハッとした葵が素早く本を閉じて横に置く

少しばかり表情を赤らめて、少し息を吐く


葵「ど、どうしたの?」

京太郎「……」


そっと、横に腰掛ける京太郎

しおらしい葵を見て、なぜだか懐かしい気分になる京太郎

だが、そんなことを感じている場合ではない


葵「は、早く……言ってよ」

京太郎「焦らせないでくださいよ」

葵「……」コクリ


自分の髪を片手でいじりながら、彼女は静かに頷く



京太郎「葵さんの、体のことで……」

葵「ド直球!?」

京太郎「え?」

葵「へっ、あ、な、なんでもないっ」カァッ


先ほどよりも真っ赤になって顔を逸らす葵

妙な感覚を覚える京太郎だが、それでもそれを言わないわけにはいかない

彼女のためにも、そして自分自身のためにも……


京太郎「はやりさんのとこに」

葵「ここで瑞原はやり!?」

京太郎「え?」

葵「あ、いや……そ、そっか……そうだよ、ね」ハッ


そう言って卑屈そうに笑う葵

正面を見つつ、自らの胸を掌でふにふにと押していた

なぜだか突如自分の胸を主張しだした葵に、今度は京太郎が顔を赤らめる


京太郎「あーえっと……」

葵「はいはい、巨乳巨乳」ハッ


今にも唾棄しそうな表情を浮かべる葵

眉をひそめつつ、京太郎はそっと葵の背中に腕を回して肩に触れる

きっと緊張しているのだろうと、京太郎は安心させようとする……だが、むしろ―――


葵「ひゃわっ!?」ビクッ

京太郎「落ち着いてください」

葵「むむむ、無理だよ!?」

京太郎「はやりさんの」

葵「二人同時にってこと!?」

京太郎「え?」

葵「え?」

京太郎「いや……早い話、あれから体調に変化ないかなって、あるならはやりさんのとこにと思って」

葵「……え?」

京太郎「?」

葵「……お前、死にたいんだってなぁ?」ジト

京太郎「えっ!?」



ということで、その後に京太郎は殺されそうになるも説得成功(チョロイ)

たまに頭痛がするということで葵の手を引いてユグドラシル(有)に移動

ユグドラシルへと入ってさっそく『はやりのけんきゅうじょ☆』へと向かい、その扉を重い気分で叩く


コンコン

京太郎「すみません、俺です」

はやり「はやっ、ちょ、ちょっと待って!」

葵「いいや限界だ! 開けるね!」


私怨に突き動かされて葵は問答無用の開門

ガチャリと勢いよく扉が開かれる

そして止まる葵と京太郎


はやり「は……や……」


なぜか瑞原はやりは―――下着姿、そして白衣を脱ごうとしていた

つまりは直前は下着姿に白衣

何個も連なった椅子の一つに座ってるはやり


静かに揺れるのは【はやりのけんきゅうじょ☆】と書かれたプレートのみ


そしてそのグローバルフリーズした空間の中で、葵は脳細胞をトップギアにする


葵(何個も並べられた椅子、下着姿に白衣……つながった!)


―――ただの徹夜である


バタンッ


静かに扉をしめた葵

京太郎は沈黙したまま後ろに立っている

振り返ってその表情を見るが、表情も固まっていた

直後、絹を裂くような女の悲鳴が聞こえる



その後―――


はやり「待たせたね、さて今日はなんの御用かな?」フッ


私服に身を包んだはやり

その姿は大人の女性らしい

落ち着いた衣装と、落ち着いた雰囲気


葵「いや、突然そんな風にされても」

はやり「君は黙ってようか、さて京太郎くん、どうしたのかな?」ニコッ

京太郎「あ、えっと……て、徹夜は体に悪いですよ?」

はやり「……」マッカ プルプル

葵「とどめ刺すんだ」

京太郎「え?」

はやり「と、ともかく何の用だったの!? 私をからかいに来たの!?」

京太郎「ああいや、葵さんの身体を」

はやり「なるほど、お詫びにその子の身体で色々していいと」

葵「やめて! 貞操の危機の前にこの人相手だと命の危機だよ!」

はやり「大丈夫、モルモットは殺しちゃ意味がないんだよ?」

葵「こいつそこらの怪人より危険だ!」

京太郎「えっと、ただ葵さんの身体を調べて欲しいだけで」

はやり「3サイズとかリークするね」

葵「こいつ殺して良い?」

京太郎「ダメです」



◆System

・以下の条件達成により補正が発生します

・宮守フラグ:2/3以上

・宇夫方葵【好感度100】以上

・瑞原はやり【好感度100】以上

(もうこの判定どうしていいかわからない


◆判定
※宮守フラグ:3/3【+45】
※宇夫方葵:補正【+45】
※瑞原はやり:補正【+25】

01~50 よくわからん
51~98 やはりそういうことか
100~  スリーサイズまでばっちり

ゾロ目 さすがはやりん!

◇安価1↓


デデドン!(プロットが朽ちる音)

【ゾロ目 さすがはやりん!】


◆System

・色々発覚した模様です

・以降のストーリーで変化が発生します

※プロットをスターライトブレイカー



―――【ユグドラシル:はやりんのけんきゅうじょ☆】


たった一人、座っている京太郎

そんな部屋に入ってくるはやりと葵の二人

葵は上着に腕を通しながら、隣に座る


京太郎「で、結果は?」

はやり「早いなぁ」

京太郎「心配してんです」

葵「心配、してくれてるんだ……」フフッ

京太郎「……う、うっす」

はやり「すっかりメスの顔しちゃってまぁ」ハァッ

葵「めっ!?」カァッ

はやり「……」チッ

葵「そんなに!?」

京太郎「まぁまぁ、落ち着いて」ハハッ

葵「煽ったのあっちだよ!?」

はやり「あ~イライラする」

葵「ダメだ、殺そう京太郎!」

京太郎「まじで落ち着いて!」


少しばかり騒いでから、葵が静かに息をつく

はやりは『にゃはは』と笑いながらPCを操作する

タブレット端末が台頭しているこのご時世でもやはり処理能力や情報保存量は従来の据え置きPCが強い


京太郎「……」

葵「……」キュッ


そっと、京太郎の服の裾をつまむ葵

あの頭痛のこともあるし、恐いことがあるのだろう

京太郎はその手をそっと裾から離す


葵「っ」

京太郎「……」ギュッ


そして葵の手を握った



顔を赤らめたままホッとしたような表情を浮かべる葵

ずいぶん、心許されたなとそれはそれで京太郎の口元も綻ぶ


はやり「さて……イチャイチャするのは勝手だけど、結果が出たよ」

葵「いちゃ……っ」ウツムキ

京太郎「で、どうです?」

はやり「う~ん、前に検査した時と比べてもオルフェノクの記号が“減ってる”ね」

京太郎「……なる、ほど」

はやり「あれから変身した回数は一回だったよね?」

葵「あ、うん」コクリ

はやり「つまり……消費してるんだよ。オルフェノクの記号を」

葵「……あ」

京太郎「つまり頭痛の原因はそれ?」

はやり「そう、呪いのベルトをつけられた原因がこれで、減ってるってことは」

京太郎「記号がなくなったら……葵さんは、灰に?」ギュッ


葵の手を握る手に力がこもる

言葉とそんな行為に、葵は京太郎の真剣な横顔を見て今度は葵が頬を綻ばせた

二人を見て呆れたように笑うはやりが、静かに頷く


はやり「良かったね」

京太郎「なにが」

はやり「早めに見つかって良かったんじゃないかなって思ったんだよ……私だって悪魔じゃないからね。知り合いの死を回避できたってのは素直に喜ぶよ」フッ

京太郎「……ですね、はやりさんはおかしなマッドサイエンティストじゃないですもんね」

はやり「もちろんだよ」ニコッ

葵(いや、おかしなマッドサイエンティストではあるでしょ……)

はやり「おかしな兵器を持ってたり隠してたりもしないんだよ?」

京太郎「え、マジでしてませんよね?」

はやり「マジでしてないよ、なんだと思ってるのかな?」

京葵「天災」

はやり「にゃはは、天才かぁ、褒めないでよぉ~」

京葵(意味が通じてない!?)



はやり「ともかく、これからはカイザの変身はやめた方が良いね」

京太郎「ともなると……デルタですかね?」

葵「そうだね、私は影響受けないし」

はやり「まぁなにかあったらまた頼りなよ……危険も承知で良いなら、もう一回オルフェノクの記号って奴、見つけ出して埋め込んであげるからさっ」ニコッ

京太郎「う、うっす」

葵「そんなことにはならないようにしたいけどね」

はやり「むしろ人間のままなれるようなものを作って……一発で変身……一発変身?」


なにやら不思議なことをぶつぶつつぶやき始めたはやり

ほっとしたような表情の京太郎に、葵は静かに椅子を近づけて寄り添う

その腕に体を預けて、つぶやく


葵「ありがと、私のために……」

京太郎「う、うっす」

京太郎(か、体が密着している……)

葵「その、これからも……」

京太郎「ん?」

葵「あ、いや……」

葵(言わなくても、京太郎はそうしてくれる……)


穏やかな表情で、眼を瞑って先ほどまでの京太郎を思い出す


葵(きっと、京太郎が助けてくれる……)

やめろ葵!それはフラグでしかないぞ!!
今回はハート様達を助けなきゃいけないので、葵の援護にはいけないんだよな……

そしてはやりんが変身一発を作ろうとしてるのか?
それができたら、胡桃や塞がそれを使って変身なんて展開が来たりして

それと自由安価作っておくわ

0 宮守組の皆に、葵にオルフェノクの記号が埋め込まれている事とカイザギアを使うと記号がすり減ってそのせいで体調が悪くなる事を報告する

その後胡桃とエイスリンに頼んで、葵のカイザギアとエイスリンのデルタギアを交換するように頼む



◆System

・以降【宇夫方葵】が【デルタ】に変身します
・以降【エイスリン・ウィッシュアート】が【カイザ】に変身します

※所持させるベルトの変更も可能です
※まだ【葵の身体のこと】については【教えていない】状態です

・以降【宇夫方葵にオルフェノクの記号を補充】が可能になります

・【宇夫方葵】は【カイザ】に【3回】の変身で【灰化】します


―――おまけ


安心して心穏やかになる京太郎と葵

優しげな表情で二人は顔を見合わせて頷く

なんだかその様子が妙な雰囲気に見えて、はやりは顔をしかめた


はやり「イチャイチャなら外でやって、できれば宇夫方さんはそっちの窓から出てって」

葵「せっかく生きたのに死ねと?」

はやり「あと京ちゃんは遺伝子提供お願い」

京太郎「え、例のオルフェノクの記号が必要なんですか?」

はやり「そうそう」ジュルリ


一瞬流れそうになる涎を袖で拭う

首をかしげる京太郎と、訝しげな表情を浮かべる葵

そこでふと気づく、京太郎を見るはやりの視線


京太郎「えっと、髪ですか? それとも皮膚とか唾液とか」

葵「」キュピーン

はやり「唾液も良いけど……」
                 .. ------- ....     __
          _   /.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_/ )、
          ( .fヽ/.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ) く.:.:.:.:\
        ≦.:ゝ( /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.∧ ):.:.:.:.ヾ\
       /.:.:.:.:ゝ/.:.:.:.:.:.:.:.:iヾ.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ.:.:.:.:.:.:Yヾ,:.:.:.:ハ\ヽ
     /イ.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ∨.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.::}ト、.:.:.:.:i.∧∨:.:∧ \

    ///.:.:.:.:.:.i.:.:.::.:.:.:./|:.:i_二\.:{\:ヾr苧斥ミリ.:.:..:|.:.:.} ∨:.:∧  )
   /:.:/ /.:.:.:.:.:,i.:.:.:.:..:.:.:i .≠芹ハ `ヾ   {し;;:::ハ|.:.:.:.:.|.:.:.| ∨.:.:.ヘ.
.  /:.:/  {.:.:.:.:./ |.:.:∨:.:.:|メ.ん;;;::::}     弋_ツi:.:.:.:.:|:.:.:.!  ∨:.:...}
  {.:.:{   !.:.::..{ |.:.:.:.∨:.| 込_ツ  ,    xxx |.:.:..:.}.:.:::{  |:..:.:.:{
  ヾ!  i.:.:.:.:! |.:.:.:.:.:Y人xxx      _    !:.:..:/.:.::..{  !:.:.:.::i

    :}  |.:.:.:.| |.:.:.:.:.:.∨∧     マ  ノ   /|:./.:.:.:.::.:!  }.:.:.::/
   {  ヾ.:.::| |.:.:.:.:.:.:.:∨:.>;.,,,       /:.:.:ノ/.:.:.:.:.:.∧ }:.:./
.      }.:.:| i:...:.:.:.:.:.:.:ヾミ/⌒ヾ≧=一=≦{:.:彡゙:.:.:.:.:.:.:.:.:∧|.:./

      ハ.::.! !:..:.:.:.:.:.:.:.:../ ヘ;;;;;;\   /;王トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
.       }.:.! /.:.:.>-ryr| { ヽ\;;;;ヽ Y;;/;;;;;;;;;ヾ;;}乙)-、.:.:.:.:.:.ヽ
.       |.:i/.:./   }冫ヽ  i |;;;;;;| .|;;i;;;;;;;;;;;;;i;;jてヽ ヽ.:.:.::.:.:\
.      ノ.:..:./    ヾミヽ∨´ .|;;;丿 ヾミ;王;彡"いソ  ハ.:.:.:.::.:.:ヽ

      /.:.:.:.:}      (ソi i`ー´<        ≧    |.:.::.:.:.:..:..\
    /.:.:.:.:.:.|     i y夕只、7ry=v=r- ,ィ^ \rv¨ゞ   !..ヾ..:..::..:..:.:.\
   /,1.:.:.:.:.:.ソ    /    ヾ    ,=-二≧, Y/ \ |.:..:.\\.:.:.:.:.:.:\
=彡:' /.:..:.:.:../    /      \  ゞ 、二 , }    ヽ|.:.:.:.:.:.:\\.:..:.:.:.:}
.    {.:.:.:.:.:/    /          \,;;`ゝ、ー ; {       Y:.:.::.:.:.::.:.\}.:.:.:..:i


はやり「欲しいのはザー」


言い終えるよりも早く

穏やかでも優しげでもない表情の葵の拳が跳んだ



危うく拳を受けそうになるも顔をずらして回避したはやりは余裕そうだ

紙一重でかわされたことに対する苛立ちか唾棄する葵

仲がいいのか悪いのかと首をかしげる京太郎


はやり「京太郎くんならいくらでも唾はいて良いからね」

葵「この変態め」ボソッ

京太郎「葵さん、女の子なんだから唾吐いたりしちゃダメっすよ?」

葵「……うん」コクリ

はやり「はいメスの顔ー!」

葵「うっさい人のこと言えないでしょ!」

はやり「メスの顔は認めるんだ」

葵「なっ……う、うっさい三十路!」

はやり「もう……O☆HA☆NA☆SHIが必要かなぁ?」ニコニコ


淡『ダッテハヤリサン、ヤサシイモン』

照『ハヤリサン、ヤサシイ』


京太郎「ハッ、なんだ今の電波は?」

はやり「まったく、あんな乱暴な怪人絶対殺すウーマンはほっといて二人でお話ししよっか京ちゃん」

京太郎(いつの間にか京ちゃんに)

葵「きょ、京太郎が……怪人は絶対悪いわけじゃないって教えてくれたし……」ボソボソ

はやり「さすが京ちゃんの調教☆」

京太郎「人聞き悪いな!?」

葵「きょ、京太郎の調教……」マッカ

はやり「しかもムッツリ……どこまでぶっこんでくるのかなこの女」

京太郎「は、はやりさん?」

はやり「ちなみに宇夫方ちゃんのスリーサイズは上からはちじゅっ」


二度目の正直。葵の拳ははやりの顎を確実にとらえてその身体を打ち上げると同時にはやりの意識を刈り取った


◆System
・以降のストーリーがさらにちょっと変化します


ってことで今回のイベントはここまでー次からまた自由行動!
てかいつのまにやらこんな時間に……

次回の再開は土曜日にー

ちなみに色々と変化したので良いことあるかも

そんじゃなにかありゃお気軽にー


京ちゃんがはやりんの下着姿を見たときに冗談っお尻に肉割れがありますよって言ったら京ちゃんは生きて帰れるんだろうか?


再開は土曜日と言ったな……あれは嘘だ

まさかこんな時間に帰ってこれるとは
とりあえず21時頃から開始しようかなーとかとか

オーガギアは一部のオルフェノク以外は使用不可っすね


とりあえず人さえいれば再開してこうかなーとか


ゼットンさん!(再開してくよー)

突然なのにありがとでーす
自由行動時のゾロ目イベントですけど、今章は無しっす



―――【昼過ぎ】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(智葉・美穂子)

7、松実館(穏乃・アンク)

8、道(まこ・優希)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【>>410


◆【葵の身体のことを話す?】

1、話す

2、考え直す

◇安価1↓から2票集まった方

(ふむ、1でいいかね


1、話す



―――【自宅:居間】


座る京太郎と葵

一通り、はやりに教えてもらった話をする

ちなみにスリーサイズのことは話していない。それが正しい


京太郎「ま、そんな感じです」

豊音「……そっか、それじゃこれからは?」

京太郎「まぁデルタを葵さんに、カイザをエイスリンさんにってなりますけど」

エイスリン「ウン!」

葵「悪いね」

塞「無理して戦うこと、ないよ?」

葵「ううん、私は戦う力があるんだから戦わなきゃなんだよ……」

京太郎「と言いつつも案外強がってるだけっぽいんで支えてやってください」

葵「うっさい」ポカッ

京太郎「いたい」

葵「京太郎がいなかったら危うく遺体になるとこだったけどね。いや、遺体も残らないか」ハハッ

胡桃「……いや、笑えないから」

葵「ごめん」

京太郎「ま、そういうことです。とりあえずの対処はできたんでそんぐらいですかね」

胡桃「了解!」

塞「それじゃいままでとあまり変わらない感じ?」

豊音「だね」

葵「そういうこと、戦いは終わらないし……終わらせるけど、いつかね」フッ

京太郎「ってことです」フッ

絆スレを思い出す

>>448 イッチも(震え声


葵「うんうん、心配しないでね。もう大丈夫だし……あと2、3回は変身できるみたいだけど」

胡桃「めっ!」

葵「わかってるよ、デルタだけでいくって」

エイスリン「シンパイスルカラ、ネ?」

葵「うん、ありがと」フッ

京太郎「心労で倒れますから」

葵「……そ、そんなに?」カァッ

京太郎「はい、もちろん」

葵「……そっか」クスッ


豊音「京ちゃんに心配かけちゃ、ダメだよ?」

葵「あ、うん……な、なんか怖い言い方するね」

豊音「私だって怒るよー?」

葵「知ってるよ」フッ

豊音「約束破ったらお仕置きだよ?」

葵「姉帯さんのお仕置き……それはそれで」

京太郎「やはりレ」

葵「違うよ!」


◆System
・今後のストーリーで追加イベントが発生する場合があります



―――【夕方】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(まこ・優希)

7、松実館(穏乃・アンク)

8、チームバロン拠点(ハオ・メグ)

0、自由安価


◇安価2↓

ミスった、1↓

(唐突だけど絶狼見てると北崎くんもすっかり大人になったなって思うよね


8、チームバロン拠点(ハオ・メグ)


―――【チームバロン拠点】


かつての辻垣内邸、いまは家主が居ない屋敷

大きな和風の門を叩く

すぐに見知った顔が出てきた


京太郎「よっ」

ハオ「京太郎」フッ


迎えてくれたのは京太郎とも中々に親交の深い少女

ハオ・ホェイユー

かつての東京での麻雀インターハイでは染谷まこと戦った少女だ


ハオ「今日はどうしたんです?」

京太郎「なんとなく、な」フッ

ハオ「そうですか、それではお茶でもお出ししますね」フフッ タユン


ノースリーブの服を着たハオ

中々ボディラインの出る服

故に……


京太郎(おっぱい)


そういうことだ



縁側に座る京太郎

子供たちとも会い、すっかり慣れたのか話も軽くした

良い子供たちだと思う

ハオやメグが引き取ってしっかりと育てている証拠だ


京太郎「……」

ハオ「お茶です」フッ

京太郎「あ、どうも」フッ


お茶を持ってきたハオが隣に座る

受け取ったお茶を静かに飲む


京太郎「……良い子たちだな」

ハオ「ええ、将来の夢……仮面ライダーだそうです」フフッ

京太郎「そっか、仮面ライダーか……そりゃ楽しみだ」ハハッ

ハオ「守っていきたいですね……」

京太郎「子供の夢ぐらい、守って見せるさ」

ハオ「強くて優しいんですね」クスッ

京太郎「茶化してるのか?」ジト


氷の入ったお茶を片手にそう言う

ハオは暖かそうなお茶の入った湯呑を両手で持って、静かに膝の上に置いた

いたずらっぽい笑顔を向けてから、表情を変えた。優しそうな表情に……


ハオ「いいえ、素直に素敵だなと」ニコッ

京太郎「お、おう……」

ハオ「……その、胸を露骨に見るのはどうかと思いますが」カァッ

京太郎「……その、すまんな」

ハオ「いえ……」



ハオ「別に、良いんですけど」

京太郎「良いのか」

ハオ「あ、いやえっと……さ、智葉にやったら怒られますよ?」

京太郎「気を付ける」

ハオ「はい……そうしてください」コクリ


だがまったりとした雰囲気のせいか、ハオにバレたせいか

なんの因果か結果的に京太郎は自然と口にしてしまう

普段ならば絶対言わないようなことを……


京太郎「でもハオの魅力は胸だけじゃなくて腋もだと思うんだよなぁ」

ハオ「……わ、わきっ!?」カァッ

京太郎「あ」

京太郎(俺、頭わいてる)


その通り


ハオ「そ、そんなっ……恥ずかしいこと、言わないで、くださいっ」マッカ

京太郎「す、すまん、どうかしてた……」カァッ


自分の身体を抱くようにするハオ

両手で反対側の二の腕を掴むように、自分の身体を抱く

のだが、故に―――


京太郎(やっぱりおっぱい)

ハオ「ま、また見てっ」

京太郎「うっ、そ、それは……お、俺のせいか?」

ハオ「ひ、開きなおらないでくださいっ……このおっぱいインベス」

京太郎「それを言うならオルフェノク」

ハオ「そういう話はしてませんっ」ムゥ

京太郎「まぁなんつーかあれだぞ、巨乳なら誰でも良いわけじゃないぞ?」

ハオ「どうだか」ムスッ

京太郎「ほら、ハオが可愛いから……な?」

ハオ「……なっ~~~!!?」ボンッ


少女「ねぇメグおねぇちゃん、あれ」

メグ「バカップルという奴、デスネ」



ハオ「なっ、誰がバカップルですか! こんなおっぱいオルフェノクと!」

京太郎「そんなに言わなくても……まぁ嫌われてもおかしかないけど」

ハオ「べ、別に嫌いというわけじゃ……む、むしろ好きな方というか」ボソボソ


また二人の空間に入りだしたハオと京太郎

ゲッソリした表情で見るメグ

少女は嬉々として二人を見ていたのだが、そこで


少年「ひゅーひゅー」

ハオ「なっ茶化さないでください! 大事なタイミングです!」

メグ「残念でしたネ」ケラケラ

ハオ「めぐぅ!」

京太郎「?」

少女「押しが弱い」チッ

京太郎「!?」


ちょっとした衝撃を受けた京太郎をよそに、騒ぎが広がる

というより勝手に騒いでいた


少年「そんなんだからダメなんだよ」

少女「そうだよ、その無駄にデカいおっぱいを使ってお兄ちゃんに止めを刺さないとはやりんみたいになっちゃうんだから!」

メグ「あの伝説の未婚アイドルまふふみたいになりますよ!」

ハオ「この! 言わせておけば、絶対に許しません!」


ドタドタバタバタ


京太郎「あ~平和だ」


元はと言えば誰のせいか、そんな冷静で的確な判断力は今のハオには無かった


◆System
・【ハオ・ホェイユー】【メガンダヴァン】の好感度が+10されました
・【郝慧宇:130】
・【メグ:80】



―――【夕方2】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(まこ・優希)

7、松実館(穏乃・アンク)

8、喫茶店(智葉)

0、自由安価


◇安価2↓

>>427 まぁ士たちにも会える、かも?


7、松実館(穏乃・アンク)



―――【松実館】


小腹が空いた京太郎が松実館へとやってくる

いつも通り小気味いい鈴の音が鳴った

常連二人はいつも通りカウンター席に座っている


京太郎「さてと」

宥「あ、お帰り京太郎くん」ニコッ


常連1「あ、京太郎くん!」

常連2「私は負けませんよ!」

「ボーズ・オブ・テラー! 名作の予感!」

「不可思議事件発生ですぞ憧殿!」


京太郎「騒がしいな!」

宥「たまには良いかもね」フフッ

京太郎「ええ、そうっすか?」

宥「あ、奥の席にどうぞ」

京太郎「うっす」

宥「アンクちゃんと穏乃ちゃんも来てるよ」

京太郎「おお、なんか久々」



テーブル席のソファに座る京太郎

穏乃が京太郎を見て笑みを浮かべる

すっかりご無沙汰だった。隣のサイドテールとも


京太郎「久しぶりだな」

穏乃「だね」フッ

アンク「ふん」

京太郎「二人はいつも一緒だな」

穏乃「まぁ喧嘩もするけど、ね?」クスッ

アンク「……」フンッ

京太郎「相変わらず無愛想だなぁお前は」

アンク「うるせぇ」


テーブルの下で足を組むアンク

小走やえの身体はずっと借りていて平気だろうかとも思う

だが穏乃がなにを言うでもなければ良いのだろう


京太郎「なんか、良い意味で二人は変わったのは確かだけど……」ジッ

穏乃「ん?」

京太郎「別の方で、変わったな」

穏乃「あ、わかる?」

京太郎「具体的にはわかんないけど」

穏乃「まぁそれほど症状出てないからともかく、考えなきゃなぁ」

アンク「あのメガネ、ぶっ飛ばす」チッ

穏乃「まぁまぁ」

京太郎「?」



穏乃「でも、なんか予感がするんだよね」

京太郎「ん?」

穏乃「私の旅の終わり、その予感……」

京太郎「やめとけ、そんな不吉な予感」

アンク「フラグって奴だな」

京太郎「お前それどこで覚えた」


そんなやりとりをする京太郎とアンク

だが一方の穏乃は窓から外を見ていた

夕暮れ、空も暗くなってきた


穏乃「……ごめんね、しんみりした話しちゃって!」

京太郎「いや、構わないさ……お前らもお前らの事情があるだろうしな」

穏乃「うん、みんな抱えてるよね……仮面ライダーってそういうものなのかな?」

京太郎「ならきっと、乗り越えられるさ……」

穏乃「……だね! そうだよねアンク!」ニッ

アンク「知るか」ハッ


◆System
・アンクの好感度が+9されました
・【アンク:99】
※現状、これ以上【アンク】の好感度は上がりません



―――【夜】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(まこ・久)

7、ファミレス(ゆみ・桃子)

8、公園(灼)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩【成功】



◆誰と会う?

1、門矢士

2、岡橋初瀬

3、龍門渕透華

4、三尋木咏

5、石飛閑無

6、稲村杏果

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

…あれ、券ゾロ?

>>495
って言う事は
遂に熊倉先生に会えるのか?
其れとも愛宕雅枝監督&船Qさんと会えるのか?
はたまた白築姉弟(ナナ&リチャ)+慕ちゃーに会えるのか?
まさかまさかの原村夫妻(恵さん&嘉帆さん)に会えるのか?
誰に会えますかね?

(券が無くなった、もうなにも怖くない!


【特殊】


◆誰にする?

1、門矢士&小鍛治健夜

2、憧&岡橋初瀬

3、龍門渕透華

4、三尋木咏&針生えり

5、石飛閑無&稲村杏果

6、ハート&ブレン

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

3

4、三尋木咏&針生えり


―――【公園】


ベンチに座る京太郎

見回りも兼ねていたが、もう帰ろうと静かにコーヒーを飲む

肌寒い季節、京太郎は静かに息をつく


京太郎「……あれ、確か」


喋っている二人の女性

いや、片方は少女にも思えるが間違いなく女性

テレビ画面越しに見た記憶がある


京太郎(確か……三尋木咏と針生えり)


えり「どのツラ下げて戻ってきたんですか?」

咏「冷たいねぃえりちゃんは」ケラケラ

えり「高鴨さんやネリーさんたちを裏切っておいて」

咏「ま、人には人の事情があるんじゃねーの? 知らんけど」ハッ

えり「またその事情とやらで裏切る可能性も、あるじゃないですか?」

咏「物騒なもん持ってるからえりちゃんは敵に回したくねーんだけどなぁ」ハハッ

えり「もう遅いです」

咏「はいはい」


京太郎(穏乃の名前、それにネリーって……)



咏「まぁあたしもだけど、ネリーちゃんだって金さえありゃ裏切るタイプだろ?」

えり「……そう、ですけどね」

咏「わっかんねーもんよ人の心なんてさ」ケラケラ

えり「でもきっと、いまのネリーさんはそんなことしません」

咏「わかってるよ」フッ

えり「……どうするんですか、このあとは?」

咏「戦うよ、もちろんさ」ニッ

えり「……」

咏「それよりこういう話って秘密にしなくていいわけ?」

えり「え、良いわけないじゃないですか、一般人に聞かれて」

咏「じゃ、そこのは?」


指差される京太郎

特に気にするでもなくそちらに目を向けて咏と目を合わせる

静かにアイスコーヒーを啜った


京太郎「あ、気にしないでください」

えり「……気にする!」



咏「あ~っと、会長が言ってた奴じゃね、知らんけど」

えり「……あっ、須賀京太郎くんですよ!」

咏「知らんし」

えり「え~」

京太郎「会長?」


その言葉に引っかかりを覚えた

素直に言葉にすると、えりが咳払いをして頷く

片手のアタッシュケースが気になるが、きっとなにかしら危険物を持っているのだろう


咏「あ~っと、なんとかどうたらの」

えり「はしょりすぎです」

咏「別に良いんじゃね?」

えり「よくないです……龍門渕ファウンデーションの者です」

京太郎「え、アナウンサーと実況じゃなくて?」

咏「転職って奴だ、これがな」

京太郎「なる、ほど……」

咏「3大なにをしているかわからない大企業の一つだねぃ」

えり「私たちは知っているでしょう」

咏「ま、違いない」

京太郎「えっと、話の全容が見えないんですけど?」

咏「あれだ、穏乃ちゃんのこと助けてやりなってこった、知らんけど」

京太郎「う、うっす?」

えり「すみません、わけわからないことばかり」

京太郎「……まぁその、穏乃の味方ならいつか一緒に戦うこともあるんじゃ、ないですか?」

咏「かもね、楽しみにしてるぜぃ」ニッ

えり「戦いを楽しみにしないでください」ハァ


◆System
・【三尋木咏】【針生えり】の初期好感度は【50】になりました



―――【???】


そこには一つのタブレット

映る映像にはデジタルで表示される顔、蛮野天十郎

近くには胸のプレートに004と書かれたロイミュード


蛮野「最強に近づくためにはクリムの技術を盗むというのも一手だったが、こちらも一興じゃないか?」

004「……Amazing」

蛮野「そうだろう? あの女の隠れ家にはおもしろいものがあると思ったが、やはりあったな」


部屋に蛮野の笑い声が響く


蛮野「新たな私の力を見た奴らの驚く顔が今から楽しみだ。そして理解するだろうこの天才の力を!」

うわー、やっぱ蛮野ゴルドドライブになるのか
あの女って言ってるけど、どの女の事なのかな?トシさんと一応知り合いみたいだし、555系のベルトの力を使うのかな?



◆System


・チェイサーフラグ【OVER】

・宮守フラグ【3/3】

・小瀬川白望:好感度100以上


☆以上の条件が達成されているため【29話<黒と白の女神>】が中断されます


>>518
少なくとも奥さん(雅枝監督)じゃないって言う事は解りますが
奥さん繋がりかつ蛮野氏が手を出しやすいと言うと善野さん&いくのんが関係して居たりして



―――【深夜:車運転免許試験場:食堂】


長テーブルに座る京太郎、そして横の辺に並んで座っている良子、洋榎、絹恵

テーブルの上に置いてあるクリムは小さな皿に入れられた牛乳を飲んでいる

ストローで全員が飲み物を飲む


京太郎「で、事件があったって聞きましたけど」

良子「051が暴れてて、被害もあったみたいです」

洋榎「死んでないからええやろうけど、チェイスの奴が病院連れてったみたいやし」

京太郎(チェイス呼びか、もっと仲良くなれないもんかね)

クリム「そういえばおかしなことを言っていたね」

良子「おかしなこと? 白望が?」

クリム「ああ……もっとこう、人間らしく感情を出したいとか」

京太郎「初対面の人から見たら感情薄いから、なんか言われたんですかね?」

洋榎「気にするたまか?」

京太郎「するんじゃないですかやっぱ?」


そんなことを話していると、声が聞こえる


「みんな!」


ハツラツとした元気な声が聞こえた

深夜にそんな爽やかな相手は京太郎の中で煌ぐらいしかピンとこない

全員が声のした方を見る


??「みんな聞いて聞いて!」ニコニコ


軽く駆けるようにして近づいてくるのは少女

紫色の服に、白い髪、豊満な胸を揺らしながら近づいてくる少女

絶対に『ダルい』とか言い出しそうになり少女が、小瀬川白望がそこにいた


白望「みんな、元気そうでなによりだよっ♪」ニコッ

ミスった! 裕子さん! 絹ちゃんは今色々あったしおらんでよ!

(マジすみません つOWABI券



アハハと笑顔を浮かべる白望が面々を見回す

瞬間、洋榎の両横にいた良子と裕子が後ろに下がってから、口に含んでいた飲み物を思い切り吹く

―――洋榎の方に


良子「!」ブフゥッ

裕子「!」ブフォッ

洋榎「」

クリム「!?」ボフッ


霧吹き状に噴出された飲み物が洋榎に直撃する

良子と裕子の飲み物のせいでビショビショになる洋榎

洋榎も衝撃故にか、固まっている。一方京太郎は


京太郎「……」ダバー


口が半開きになり、コーヒーがすべてボタボタと垂れていた


良子「あっ……ごめん」

裕子「……ごめんっ!」

京太郎「」ダババ

白望「あははっ♪ もう、洋榎ちゃん大丈夫?」クスッ



焦った様子で立ち上がる洋榎

飲み物を拭きだされたにも関わらずツッコミを入れるでも文句を言うでもなく動揺を露わにして立ち上がる

同じく立ち上がり洋榎を追って移動する京太郎と良子と裕子の三人

明らかに動揺している


洋榎「ど、どっかお、おかしいんちゃうか!?」

白望「ええ~?」


タオルが置いてある場所まで行くと、京太郎素早くタオルを渡す

その動作すら動揺が見える

タオルを受け取った洋榎は顔を拭く


白望「え~どこか変かな私?」クスッ

裕子「へ、変じゃないのが変というか!」

京太郎「」

洋榎「大変や、動いてるけど息してへん!」


良子「だ、大丈夫ですか? どんとうぉーりー? 無理してませんか白望?」

白望「あはは、別に無理なんてしてないよ。私はね、真っ直ぐに……普通の人間の女の子らしくなれたんだよっ!」ニコッ


嬉しそうに語る白望を見て、京太郎がヒューヒュー呼吸しだす


洋榎「呼吸したけど過呼吸や!」

裕子「こ、こういう時は人工呼吸!」

クリム「私に任せろ!」

良子「ちょっと黙っててください、どっか叩いて直しといてください!」

京太郎「」シロメ

洋榎「あかん、ここか! ここ叩けばええんか!」バシバシ

京太郎「フォアッ!?」

洋榎「蘇った!」

裕子「そんなバカな!」


白望「もう、騒がしいなぁ」アハハ

洋榎「」

クリム「人間にって……What!?」



白望「あ、それでねお願いがあるんだけど」ウワメヅカイ

京太郎(あざと可愛い……だと?)

良子(この女子力、馬鹿な……白望が!?)

裕子(ダルいダルい言ってたシロが!?)


両手を合わせてお願いをする白望

確かに普段から感情が希薄なのかと言うぐらい表には出さない

だが慣れれば大体わかっていたのに、今では普通にわかる。なんというか、普通に可愛い


白望「こないだの051の被害者の娘さんの面倒を明日は見てあげたいんだ……捜査の方、頼めないかな?」


両手を合わせて面々を見る白望

困惑するような表情でそれぞれの顔を見る良子たち

表情がひくつく洋榎


白望「ねっ? お願い、ねっ? 京ちゃん、良子さん、お願い! ね?」


あまりの押しの強さに、動揺も合わさって焦った様子で頷く裕子

それに続いて京太郎と良子も頷いてしまう

最後の砦の洋榎


白望「洋榎もお願い! ね? OK?」

洋榎「あ、ああ……あああ……」


動揺しながら何度もうなずきつつ、タオルを持った右手を上げる

パァッと表情を変えて嬉しそうに笑う白望

もう洋榎はわけがわかっていない


白望「え、いいの!? 良かったぁ~」ホッ


嬉しそうに笑う白望がそこで回転しつつ移動

上げた右手を振るう洋榎だったがタイミング良く移動した白望には回避される

京太郎は金魚のように口をパクパクさせだした


白望「さんきゅっ! 今度、借りは返すね♪」

裕子「ちぇ、シロちょっと待って!」


そんな裕子の声が届くよりも早く白望は去っていく

伸ばした手を降ろす裕子

洋榎はブレンよろしくタオルを噛んで引っ張る


白望(良い……これなら、普通の人間と変わらない……人形みたいでも感情が薄くも、ない……!)

白望「やった~♪」



【外伝<天使>】



今回はここまでー
遅くまでありがとー

金曜はさすがに無理だから予告通り土曜日にまた投下予定ー

外伝開始ってことで、書いてて違和感がしゅごい
外伝ですが一応自由行動もある、自由行動が多くなるってのが外伝発動できるメリットだったりもする

そんじゃなにかあればお気軽にー

取り敢えず乙です
宮守勢が変貌した白望さんを見た時のリアクションが怖いですね
特にちみっこ時代から長い付き合いの塞さんと胡桃さん
白望さんをご飯に誘う位仲が良かった葵さん
白望さんちにホームステイして居たエイちゃん
辺りのリアクションは凄く気に成ります

とりあえず、今後の参考のために好感度表のまとめを貼っておくよ

好感度まとめ
【199cap】葵
【170】塞
【150max】灼
【149cap】はやり、宥
【149】菫、怜
【145】和、良子
【135】シロ
【130cap】佳織
【130】胡桃、竜華、ハオ
【125】久、淡
【120】悠彗、晴絵
【115】照、郁乃、豊音、裕子
【110】真佑子
【100】咲、ベルト、優希、ハート、玄
【100cap】明華、憧、エイスリン
【99cap】桃子、智葉、穏乃、美穂子、洋榎、ゆみ、アンク
【99】霞
【95】絹恵
【95cap】智美
【90】まこ、揺杏
【85】煌
【80】爽、ハギヨシ、メグ
【70】一、睦月、恭子、健夜、小蒔
【65】ネリー
【60】数絵、メディック
【50】もこ、うたたん、えり
【40】ブレン、由暉子、成香
【?】カピー

イッチは好感度高いキャラとか好きなキャラを酷い目にあわせたい性癖があるから…



私の夢は、永遠に不滅だ!(再開してこうかなとかー)

サプライズフューチャー発動せぬままVシネチェイサー
それと変えた被害者の弟が娘になってるのはそれほど関係ない。特に誰とか関係ない
その方が都合が良かっただけっす


>>553
乙っす

>>558
はて、なんのことだろう?
一致は笑顔が大好きなんやで

(再開してくゾイ!


―――【深夜:書斎】


その日は、静かに寝た

白望も帰っていたんだろうけれど、あの時間から帰れば深夜だ

みんな寝ていてあの白望とは会っていないんだろうと、京太郎は自室へと向かって眠りにつく


京太郎「なんだったんだ一体……」

クリム『人間らしく感情を出したいだとか』

京太郎「慣れてる身からすれば感情、わりとわかりやすいんだけどなぁ」


ロイミュードの身体になっているということもあり、少しは気にするのだろうか

その手の言葉と言うのが……

京太郎自身も、オルフェノクになってから気にするようになった言葉もある

今でこそマシにはなったが……


京太郎「なんだかなぁ……」ハァ



◆夜にナニかあるって?
※恋愛力補正:+5

01~30 なにもなし

31~80 なんかある!

81~98 おや?

ゾロ目 ????


◇安価1↓

(券は死んだ! もういない!


【なにもなし?】


書斎で、寝る前に京太郎は机に積んである本を見る

よくわからない情報ばかり書かれた本の数々

だがその中でもいくつか、理解できたものはある


京太郎「……人類の進化の一つ、天使と詩人、オルフェノクだよな……」


なぜ父がそれを知っていたかはわからない

本では無く、本に挟まれた資料に書いてある言葉


京太郎「なんなんんだよ、親父……なにを知ってたんだ」チッ


自分の手を見て、灰に変わる姿を幻視する

だが自分の手に灰は乗っていない

それでも“あの姿”になった時の負荷は理解している。そして―――


京太郎「絶対に必要になる。あの力は……」グッ

あ、またミスって渡したの忘れてた(白目)

【ゾロ目 イベント】



◆イベント選択!

1、小瀬川白望

2、臼沢塞

3、鹿倉胡桃

4、エイスリン・ウィッシュアート

5、姉帯豊音

6、大星淡

ゾロ目 ??


◇安価1↓から3↓まででコンマが高い者

(ウワァァァァッ!


◆イベント選択!


1、小瀬川白望

2、鹿倉胡桃

3、姉帯豊音

4、ブレン

5、赤土晴絵

6、辻垣内智葉

ゾロ目 +ボーナス


◇安価1↓から3↓まででコンマが高い者

2、鹿倉胡桃



―――【自室】


静かに自室に戻る京太郎

扉を開いて中に入る

眼が暗闇に慣れると、ベッドの上に何かがいるのがわかった


京太郎(いやこれ!)

胡桃「んぅ……」スゥー

京太郎(胡桃さんだ!)


静かに眠る少女が一人

童子にすら見える幼げな体躯

これで高校3年生、いや19歳の社会人なのだから驚きである


京太郎(しかしまぁ、どうするか……)チラッ

胡桃「んっ……」モゾモゾ

京太郎(シャツ一枚……にしても天使の如き寝顔)フム



京太郎「……ふむ」


正直、こんな小さい子に何かをするわけにはいかない

いやもしかしたらするかもしれないが、今はそういうわけにはいかないだろう

静かにベッドに近づくと、眠っている胡桃を揺らす


京太郎「胡桃さん」

胡桃「ん、京ちゃん……あれ、朝?」

京太郎「いや、夜ですけど」

胡桃「……え」


なにか驚いているようだった

そりゃそうだと頷く京太郎

だが寝ぼけて違う部屋なんてのもきっとないことはない。豊音はある


京太郎「寝ぼけちゃったんですよ、部屋戻らないと」ハハッ

胡桃(確信犯だよ!)

京太郎「俺の理性がしっかりしてなかったらどうなってたかわかりあませんよー?」アハハ

胡桃(それを期待してた……いや、襲われないにしろ、一緒に寝るとかない!?)


笑顔を浮かべる京太郎

このまま、なんとかしなくては

胡桃は考える。きっと京太郎はそういう趣味がないでもないはずだと


胡桃(かつてのインターハイでは小さい子と一緒にいる姿を良く発見されてたらしいし!)



―――【???】


??「くしゅっ!」

??「ん~風邪か?」

??「いや、これはきっと京太郎が優希ちゃんのことを考えてるんだじぇ!」

   / : : : : : : : /: |i: : : : : : : / : : /     | : : |\: : : :|: \: : ::∨: \
.  / : : : : : : : : : : : |i:: : : : : ::/ : : >ト .,   | : : |  |: : ∧ : : : : : :|: : : ::ヽ
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 | : : : |i::∧: : : : :!: : : : :\{:| 〈  {h:::iノ }       ん)ト |/!/ |: :∧ : : |
  : : ::|i::|.∧ : :: :|:: : : : : : : :,  .乂こン        {h:iノ}  ゚: : :| : : | : : :/
.  \八|  |:: :::|: : : : : : : : :,   .,.,.,.      , 弋こソ {: : : ::|: : ノ }/
       |: :\! : : : : : : : : :,              ,.,.,  : : : : |/
       |: : : : : : : : : : : : : :,     ゝ    ,      } : : : |
       |: : : : ::|i: : : : : : : : :              イ : : :/

       |人:: : :|i: :|: : :|:::|i: :}>            イ: :|: : :
.           \八/\人八/}    ー┬‐ ≦: :人/|/
                 {^辷ー^ヽ/\/ヽア:/

.          ,r‐=ニニ二二二\           〈二ニニニニニニ┐ :/
.           /  -=ニニニニニニニ.\        ∧ニニニニニニニ.!∨ /
.       /      -=ニニニニニニ\ Y⌒Y⌒Y}ニニニニニニニj{. ∨


??「だとええの……」zzz




京太郎「ほら、戻りましょう」フッ

胡桃(こうなれば!)

キュッ

京太郎「え?」


服の裾を掴まれて、京太郎は驚く

寝ぼけているのはわかる

だが、驚くものは驚く


京太郎「胡桃さん?」

胡桃「一緒に、寝よ?」
::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::/:::::::/、::::::::/:::∧:::::::::::::::::::ヽ
::/::::::/ /∧://::/  i::::}::::::!:::::::::',

::://__  {:/` /::/   ';::ハ::::}:::::::::ハ
:://rzzミヽ  {/     j::ト!:::l }:::::::::i
:/ ん//c゙  `    ノ:ノ/::/7::::::::::!

:!  廴>"     二`ノ:://::::::::::::}

{          /77ヽ ノイ::::/::::j
ゝ "        ト、/Cリ〉/::::/:::::/
          `ー " イ:::::/::://

\     `-‐   "" /ノ::::/::://
 /\         /:::::::ノ::ノノ
≧zzz三ニ――:::<::::/:/

:.:.:.:.:.:./:.:.:.:/ ̄、ヽヽ:.:{、\ヽ
:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.{ィヘヽヽ >〉:ヽj //>


京太郎「いや、でも」

胡桃「ダメ?」

京太郎「ダメ、じゃないですけど」

胡桃「なら、ね?」

京太郎「は、はい」


彼は元来……押しに弱い男だった

悲しい男の性、故に京太郎はそのまま胡桃の横に眠る

シャツ一枚で眠っている胡桃を胸に抱くように……


京太郎(……抱き心地良いなぁ)

胡桃(っ……ドキドキする)ギュッ

京太郎(な、なにもするなよ俺!)

胡桃(な、なんでもこいだよ京ちゃん!)


◆System
・鹿倉胡桃の好感度が【+20】されました
・【鹿倉胡桃:150】



―――【朝】


起きる京太郎

ハッとして胸元に抱き着くように眠っている胡桃を見る

何もしてないことに気づいてホッと息をつくも


京太郎「太股、やわらか……」ボソッ


つぶやいてから、はっとする

いくらなんでもそれは無いと首を振って少し離れた

息をついてから、布団からそっと出る


京太郎「っと……」


ベッドに座るようにする京太郎が、静かに近くの棚に置かれた缶コーヒーを飲む

落ち着くまでそうしていようとすると、後ろで布が擦れる音が聞こえた

後ろをチラッと向くと、シャツ一枚の幼女……ではなく少女


京太郎「おはようござまいます」

胡桃「おはよ……」

京太郎「?」

胡桃「……事後みたいだね」

京太郎「ちょ!」


◆System
・【防御】が+2されました



―――【居間】


胡桃は部屋に戻り、京太郎は居間へと降りてきた

塞や豊音、葵やエイスリンたちも既にいた

いつもの定置へと座る京太郎


塞「おはよう」コトッ

京太郎「ん、おはようっす」


置かれたコーヒーを飲む

ふぅ、と息をつく京太郎

そうしていると、誰かが駆けてくる音が聞こえてくる


淡「おはよ~おにいちゃんっ!」ギュッ

京太郎「はいはい、おはよう」ポンポン

淡「うんっ!」

胡桃「おはよ」

豊音「おはよ!」

エイスリン「オハヨウ!」

塞「うん、あとはシロだけか」

京太郎「」


どう言い出そうかと思ったその瞬間、上から音が聞こえた

“急いで階段を下りる音”が響き、戸が開いて紫色の服を着た彼女が現れる

急いた動きをすると相変わらず豊満な胸が揺れ、京太郎の鼻の下が伸びる……オルフェノクの状態は関係無しに


白望「みんな、おはよう!」ニコッ


塞「」シロメ

胡桃「」ボウゼン

エイスリン「ファッ!?」

豊音「へ?」

淡「アワァッ!?」

京太郎(どうすっかなこれ)



白望「今日も良い朝だね。あっ、今日は用事があるからとりあえず御飯食べたら出かけるね!」

塞「」

白望「あれ、塞どうしたのっ?」

塞「あ、はい。お気をつけて」

白望「おかしな塞だね」クスッ

胡桃「」

白望「さて、御飯食べよう! いただきます!」

「い、いただきます」

白望「今日もおいしいなぁ、これ塞でしょ?」

塞「あ、はい」

白望「あはは、やっぱり」

京太郎「よ、よくわかりましたね」

白望「いつもわかってるよ?」エッヘン タユン


感情豊かに表情をコロコロ変えて言う白望

そんな彼女が胸を張ってウインク

京太郎が固まる


京太郎「おっぱい」

エイスリン「……」ジト

胡桃「京ちゃんは変わらないね」

京太郎「すみません」

白望「も、もう……京太郎ったら」カァッ

京太郎「す、すみません」シロメ

豊音「京ちゃんもダメそうだよー」

淡「これは夢だ、そう夢だ……」ブツブツ



塞「淡まで……」

白望「うん、今日はしっかり食べておかなきゃ!」グッ タユン

京太郎「おっぱい」

胡桃「また?」ジトー

京太郎「ああ、どうしてもこう」

白望「もう……あ、朝からはダメだよ」フイッ

京太郎「朝以外は良いのか」

白望「まぁ、京ちゃん、なら?」カァッ ウワメヅカイ

京太郎「」

豊音「わわ、京ちゃんの口からなにか出てる!」

エイスリン「エクトプラズマ?」

塞「あれ、そういえば葵は?」


葵「」シロメ

胡桃「倒れてる」

塞「あ、葵ー!?」

葵「ハッ、一瞬とんでもない光景が」

白望「もう、大丈夫? 熱とかあるんじゃない?」アハハ


上体を起こして自分の頭を押さえつつ頭を振るう葵

そっと前を向くと、そこには見慣れた白髪の少女

その少女は笑いながら、葵の額に自分の額を当てる


白望「う~ん、問題なさそうだけど」


瞬間、葵が後ろ向きに再び倒れる


豊音「わ! あ、葵ぃ!?」

葵「」ブクブク

塞「大変! 泡吹いてる!」

葵(きっと きょうちゃんがたすけてくれる)

胡桃「京ちゃんも大変だ!」

京太郎「おっぱいおっぱいおっぱい」ブツブツ

エイスリン「Sit!」

胡桃「このバカ!」ペチンペチン


淡「ここが地獄……」



―――【朝】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(久・宥)

7、ファミレス(ゆみ・桃子)

8、公園(智葉・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

6、松実館(久・宥)


―――【松実館】


散々な目にあったと、京太郎は憩いの場にやってきていた

カウンター席でコーヒーとサンドイッチを注文していた京太郎

宥が豆を挽いている姿を見つつコーヒーを飲んでいると、誰かがやってくる


カランカラン

宥「いらっしゃいませ~」

京太郎「……あれ、珍しいですね」

久「まぁね」フッ


竹井久が、横に座る

なんだか元気そうにも見えるがやはり色々と抱えているんだろう

宥の方を見ると、すぐに頷いてコーヒーを淹れて久に出す


久「あら、まだ注文してないけど」

京太郎「おごりです……あと」スッ


そっと、サンドウィッチの乗った皿を出す

一つは食べてしまったが彼女がそれほどガッツリ食べる感じでもないことはわかる

そうすると、すぐに久が指を差す


久「コレクッテモイイカナ?」

京太郎「え?」

久「え?」

宥「?」



サンドイッチを食べる久

隣の京太郎はアイスコーヒーを飲む

そうしていると常連たちも集まってくる


常連A「また別の女の子連れてるよ京太郎くん」

常連B「節操ないなぁ」

京太郎「友達ですから!」


そんな言葉を大声で言うと、久が少し拗ねたような表情を浮かべる

ちなみに久から視線を逸らしている京太郎

宥は久を見て困ったように笑う。既に慣れた様子で


京太郎「大体ね、この人はきっと俺みたいなのよりよっぽどいい男見つけてますよ」

久「……」ゲシッ

京太郎「痛っ、なんで膝蹴ったし!」

久「藻に浸かってる間に彼氏なんか作る余裕もなければ、彼氏にしたい人なんて一人しか……~~~っ!」カァッ

京太郎「痛い……」サスサス

宥「えっと京太郎くん……案外、京太郎くんって好かれるよ?」

京太郎「え? ……あ、え、そういうこと!?」バッ

久「っ!!? ち、ちち、違うわよ!」

京太郎「ですよね~」

宥「ええ~竹井さん……」

久「うっ! そ、そんな目で見られてもっ……」ボソボソ


常連A「ないなぁ、それはないよ京太郎くん」

常連B「やはり京太郎くんは間違っている」

「憧殿! 不可思議事件発生ですぞ!」


◆System

・【竹井久】の好感度が【+15】されました
・【竹井久:140】

・【松実宥】の好感度が【+5】されました
・【松実宥:150】

※好感度が最大値に達しました



―――【昼前】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、道端(桃子)

7、ファミレス(ゆみ・桃子)

8、公園(智葉・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩【成功】



◆誰と会う?

1、門矢士

2、岡橋初瀬

3、龍門渕透華

4、石飛閑無

5、稲村杏果

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

3、龍門渕透華


―――【道端】


歩いていると、正面から見たことのある少女が歩いてきているのが見えた

しかしどうだろうか、実のところ怪しい

なんだか妙な感覚を覚えた。だが、ここで声をかけておこうと思う


京太郎「あの、龍門渕さん?」

??「ん?」


その少女、龍門渕透華は京太郎に気づき京太郎と目を合わせる

ニコニコ……いや、ニッコリ笑っている少女が京太郎の方を見た


京太郎「あ、えっと……」

透華「ああ、あなたは須賀京太郎。でしたわね?」ニコッ

京太郎「あ、はい」

透華「覚えていますわ」ニッコリ

京太郎「えっと……」

透華「お許しください、用がありますので」ニッコリ


そう言って去っていく透華

なにがなんだかだった

あんな雰囲気だったかもわからないし、そもそも前までの雰囲気と今の雰囲気を一緒にして良いとも思えない


京太郎「……なんだ、あれ?」


◆System
・ステータス【SP】が+2されました



―――【昼前2】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ40以上で成功)

×、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、道端(桃子)

7、ファミレス(照・淡・菫)

8、公園(智葉・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

8、公園(智葉・美穂子)


―――【公園】



歩く京太郎

いつも通り、コーヒーでも飲もうと思いつつ

平日ということもあり人通りの少ない公園


京太郎「ん、あれは?」


そんな人通りの少ない公園で、知り合いを見つけた


智葉「黙れ。お前のような奴の言葉、聞く耳を持たん……」

美穂子「そういうわけにはいかないわ、私たちには必要なはずよ?」

智葉「私の求める強さとお前の求める強さは違う」

美穂子「違わないわ、もっとも強い力よ」


その言葉に、黒と赤のコートを翻して美穂子と目を合わせる智葉

二人の視線が交差し合う

だが、どちらも退く気はない


智葉「純粋な力が、私には必要だ」

美穂子「いいえ、純粋な力だって……権力を前にはどうしようもないわ。そのどちらもを持っている者が一番だとしても……純粋な力は後から付いてくるもの」

智葉「……賢しいな」

美穂子「頭まで筋肉、よりはマシだと思うのだけれど」ニコッ


京太郎(え、なにあれは)



話かけにくい

話しかけて良い雰囲気でもない

だが奴は―――やった


京太郎「えっと~」


美穂子「あら、京太郎くん!」ニコッ

京太郎「あ、えっと、ど、どうも」ペコッ

智葉「ふん……この女狐が」

美穂子「なんのことかしら?」ニコニコ


京太郎「え、えっと……あ、ああ二人ははやりさんの部下でしたよね?」


智葉「違う」

美穂子「いいえ、部下じゃないわよ? 私はあの人よりも“上”なんだから」クスッ

京太郎「そ、そうっすか」メソラシ


京太郎(俺にどうしろと……)



智葉「……まぁ良い、京太郎も覚えておけ、瑞原はやりは気を付けろ」

美穂子「そうね、あの人は危険よ……そのうち私が、潰すけど」ボソッ

京太郎「えっと……はやりさんが?」モワモワモワ


はやり『実験! カップ麺! 婚期!』


京太郎「……そんな悪そうな人に思えないんですけど」

智葉「表向きはふざけた奴なのは確かだが……」

美穂子「癪だけど私も辻垣内さんと同じ考えよ、私がしっかりと守ってあげるけど……気を付けてね?」

京太郎「は、はい」コクリ

美穂子「良い人かもなんていう希望を抱いたら余計に危険なんだから、心配するこっちの身にもなって、ね?」クスッ

京太郎「う、うっす?」


智葉「……ふん」

美穂子「あら、なにか言いたいことがあるのかしら?」

智葉「なんでもない……そういうことにしておく」



京太郎「あの……仲悪いんですか? 二人とも?」

美穂子「ん、まぁ脳みそまで筋肉でできている人とはまともなお話はできないかなって」ニコ

智葉「真逆の理論だが、言いたいことはそいつと同じだ」

京太郎「……あ、はい」


京太郎(気を付けよう、色々……)

美穂子「さ、京太郎くん、飲み物買ってあげるわ」ギュッ ムニュ

京太郎(おっぱい……ってなんで美穂子さん俺の右腕に抱き着くように!)

智葉(なんだか、気に入らない……)


美穂子「さぁさぁ」ニコニコ

京太郎「お、女の人に奢らせるのは」

美穂子「良いの良いの、そのうち京太郎くんを養えるぐらいには偉くなるのよ?」クスッ

京太郎「ど、どういうことっすか」カァッ

ガシッ ムニュッ

京太郎「へ?」

智葉「……私が、奢ってやる」

京太郎「ちょ、どういうことっすか!」

京太郎(両手が拘束された! 一体どうすればいいんだ!)


美穂子「早く帰らなきゃじゃない辻垣内さん?」ギュッ ムニュ

智葉「下がれ、雑魚」ギュッ ムニュ

京太郎(どっちも強敵でぇす!)


離れた場所


メディック「なるほど、ああやって迫れば……」メモメモ



◆System

・第28話の影響により辻垣内智葉の好感度上限が解除されました
・【辻垣内智葉】の好感度が【+11】されました
・【辻垣内智葉:110】

・【福路美穂子】の好感度上限が解除されました
・【福路美穂子】の好感度が【+11】されました
・【福路美穂子:110】



美穂子と智葉と別れ、疲弊した人間が一人

ベンチに座った彼、須賀京太郎に届く連絡

携帯電話をポケットから出す


京太郎「ん、なんか連絡が……二件ほぼ同時?」


差出人:小瀬川白望
件  名:いま暇?
本  文:ちょっと助けて欲しいかなって、暇ならで良いけどさっ♪


差出人:戒能良子
件  名:いま平気ですか?
本  文:事件に進展が、来れれば来てください


京太郎「正直、どっちに行っても役に立てることなんてたかが知れてんだろうけどなぁ……」フム


今回はここまでー
次はもしかしたら明日できるかもー

まぁどっち行っても問題なし
デメリットらしいデメリットもない
敢えて言うと、かいのーさん側だと中身が謎なアクセルとかと会う
シロ側だとロイミュードたちと会う

ぐらいっす

そんじゃなにかありゃお気軽にー


帰宅、再開、いずれもマッハ~!(再開するよー)

選択肢からってことで人おればー

昨日は仮面ライダーブレンの情報が出たね……昨日(血涙)

(とりあえず再開してくよー


◆どっちに行こうか?


1、シロの方が心配だ!

2、良子と洋榎の方が心配だ!


◇21時50分から集計開始

さてどっちを選ぶかね
アクセルも気になりはするが…

集計できるかちょっと不安ね

>>694
好みで選んで問題ないっす



◆どっちに行こうか?


1、シロの方が心配だ!

2、良子と洋榎の方が心配だ!


◇2分間で安価1↓から集計

1、シロの方が心配だ!



普段ならいざ知れず……

静かに溜息をついた

良子にメールを送る


京太郎「あのシロさんだしなぁ」


送った“断りのメール”への返信を見て、白望へのメールを送る


京太郎「さて、行くか……!」スクッ


立ち上がってから、すぐに歩き出す

目的地は遊園地

昨日の言葉をふと思い出した


京太郎「……ああ、そういうことね」

(おう、今日のエグゼイド、笑顔忘れてきてんぞ


―――【遊園地】


目的地である遊園地の門の前にやってくる

先についたのかと思いつつベンチに座っている京太郎

そうしていると、すぐに誰かが歩いてくる


京太郎「ん?」

白望「京太郎っ」ニコッ

京太郎「う、うっす……」


小さな女の子と手を繋いだ白望が、そこにはいた

例の被害者の娘という子だろう

少女は嬉しそうに白望の手を握っていた


京太郎(俺、必要あったんかね……ま、一人じゃ心配だったんだろうけど)



立ち上がる京太郎

子供の視点から見ればヌオッと擬音が出ること間違いなし

少女は見上げつつ、少し怯えた表情を浮かべた


京太郎「え、俺いりました?」

白望「うん、京太郎が居た方がその……良いかなってね」フフッ

京太郎「そ、そうっすか……」

京太郎(やっぱ慣れない……)

白望「それじゃあ行こうか、まりちゃん……こっちは京太郎お兄さん」

まり「きょうたろう?」

白望「うん、お兄ちゃんとかだけでも良いかもだけど」

まり「お兄ちゃん?」

京太郎(ああ、浄化されそう……)

白望「今日一日遊んでくれるからね」ニコッ

まり「……うん」コクリ

京太郎「よ、よろしく?」

まり「……うん!」ニパァッ

京太郎「うおお、子供が欲しくなる……」

白望「それ、家とかじゃ絶対言っちゃダメだよ?」

京太郎「え、なんで?」

白望「なんでも」



ということで読う……遊園地へと入る三人

少女ことまりちゃんは京太郎の手を握っている

割と子供にも好かれやすいタイプのようで、京太郎はすぐに懐かれたようだ


京太郎(かわいいなぁ、子供……でもなんだろ、胡桃さんと並んでも言うほど変わんない気がする)

白望「あれだね、その……こうしてると親子に見えたり……?」カァッ チラッ

京太郎(あのね、可愛いんだけどこう……同時に違和感も、ぐおお、なんだこの感覚はっ!)

白望「?」キョトン

京太郎「ああいや、さてどうしますか」

まり「あれ乗ってみたい!」

京太郎「じぇっ……」

白望「ジェットコースター」

京太郎「じぇじぇじぇ……」

まり「古い」

京太郎「あ、はい」



◆高くて速い!
※恋愛力補正:+5


01~30 瀕死

31~60 ふぅ、ビビらせやがって

61~98 なんともないぜ!

ゾロ目 余裕余裕


◇安価1↓

【瀕死】


京太郎「……」

まり「あはは、お兄ちゃん大丈夫?」

白望「えっと、京太郎……?」


グロッキー状態で座っている京太郎

叫び声も出なかった。そんな余裕も無かった

ただただ、息を詰まらせて振り回された


京太郎「……ああ~、きっつ」

白望「アクセルとかの方が早いんじゃ」

京太郎「あれは良いんですよ、自分で動いてるんだから」

白望「そ、そうなんだ……」

京太郎「はぁ……さて、次はどれにする?」フッ

まり「お兄ちゃん大丈夫?」

京太郎「おう、大丈夫大丈夫!」ニッ

まり「……うん!」

京太郎「他にもジェットコースターあるんだろ?」

まり「えっと次は……コーヒーカップ!」

京太郎「気を遣われてる!?」

まり「多少は……」

京太郎「思ったより大人だ!」

白望(こんな京太郎も、可愛いかも……)

白望「うん、それじゃ行こうか……せっかくだし楽しまないとね」クスッ

京太郎「うっす!」

まり「おー!」



◆高くて高い!
※恋愛力補正:+5


01~30 瀕死

31~60 ふぅ、ビビらせやがって

61~98 なんともないぜ!

ゾロ目 余裕余裕


◇安価1↓

【瀕死】


京太郎「……」ピクッピクッ

まり「お兄ちゃ~ん!」ブワッ

白望「京太郎、大丈夫?」


まるで大丈夫じゃなさそうな京太郎がそこにいた

ベンチで座っている京太郎

ちなみにこうなった原因であるフリーフォールから降りた直後はヤムチャ状態


京太郎「それで俺は……死んだ」

白望「死んでないよね! 生きてるよね!」

まり「お兄ちゃん、お星さまになっちゃうの?」

京太郎「お星さまになれるかな……スーパースターになれるかな?」

白望「狼だしブルーな気が……うっ頭が」



フードコートで食事をする京太郎たち

頷いてティッシュで口元を拭う

静かに笑みを浮かべて頷く京太郎


京太郎「よっしゃ復活!」グッ

白望「復帰も早いよね」

まり「チュロスおいしい」

京太郎「そうかそうか」ニッ ナデナデ

まり「えへへっ」ニコニコ

白望「……まりちゃん、楽しい?」

まり「うんっ! しろお姉ちゃんありがと!」

白望「……うんっ」ニコッ

京太郎(良かった良かった)

まり「また、遊んでくれる?」


そう言って京太郎の方を向く少女

白望はすでにファミリーではないにしろ、また遊ぶの前提なのだろう

京太郎はそう聞かれて、苦笑を浮かべた


京太郎「……暇だったら、な?」

まり「お仕事?」

京太郎「まぁそんなもんだ」

白望「そんなに仕事が大事なんだ」

京太郎「なんか変な方向に行くのやめてくださいよ、変な目で見られたらどうするんですか」

白望「……まぁやぶさかでもない、かな?」クスッ

京太郎(どうしようかわいい)



それから食事を終えて歩く三人

次になにに乗ろうかという話をしだす

アトラクションはまだまだ沢山ある


京太郎「ん……」

まり「観覧者乗りたい!」

白望「あっ、私も乗りたい!」

京太郎「決まりました?」


それじゃあ、と京太郎はパンフレットを開く

だがその手を制するように手を出す白望

どうしたのかと思ったが……


白望「観覧者はやっぱり最後が良いかな、良い? まりちゃん」

まり「うん、良いよ! 楽しみは最後!」

京太郎「……それじゃ観覧者はやめてと」

白望「……ッ!」

京太郎「ッ!」


素早く二人が動き出す

京太郎がまりを抱えて転がり、白望も別方向へと跳んだ

そっと腕の中のまりを離すと、後ろへと庇うようにする


まり「な、なにっ?」

京太郎「……チッ」


???「見つけたぜ死神ぃ!」

白望「……051ッ!」

051「ああ!? 誰かと思ったら、あの時の緑までいるじゃねぇか!」

京太郎「憶えてねぇな」

051「っかぁ~! ムカつくぜ!」



片腕がガトリングとなっているロイミュード051

そのガトリングを白望へと向けるが素早くマッハドライバーを腰に装着

シグナルチェイサーを差し込みパネルを押し込もうとした―――


白望「なっ、変身できない!?」

京太郎「くそッ!」


ベルトは置いてきてしまった故に、対抗手段は一つ

ともなればと動こうとするが、白望は京太郎の方を見て叫ぶ


白望「やめて!」

京太郎「っ!」


躊躇したその隙に、051が銃を撃とうとする

だがそれよりも素早く金色の何かが走る

それは真っ直ぐ051へと突っ込み、攻撃


京太郎「あれは、シフトカー?」

白望「いや……バイラルコア?」


金色のバイラルコア

それは動物のサイのような容姿をしておりブレードが真っ直ぐ伸びていた

驚愕する京太郎が周囲を見渡す


京太郎「ハートか!?」

?????「いいえ、違うわ」



声のした方に顔を向けると、そこには一人の女

黒い服を身にまとい、サングラスをかけている

白望は驚いたような表情を浮かべていた


京太郎「なんだ、一体?」

白望「……ッ!」ガチャッ

京太郎「なっ、やめろシロ! 俺が!」

白望「いや、私が倒す!」


そして、取り出したブレイクガンナーの銃口を掌で押す


<break up>


そして白望は、魔進チェイサーへと変わる


まり「え?」

京太郎「ッ!」



今回はここまでー

次回は戦闘と見せかけてちょっと選択肢
ここらへんは話ばっかっていうかそんな感じ

そんじゃなにかありゃお気軽にー


すまぬ……次の再開は日曜の予定ー

ちなみに051はキックホッパー初変身時に倒した相手っす
伏線というか一方的な因縁というかそういうのがあったり


第五術式!(再開!)

エグゼイドホントおもしろい



魔進チェイサーへと変わった白望

ブレイクガンナーを構えて051を撃つ

放たれる銃弾に、051が身構えるがすぐに腕のガトリングを魔進チェイサーへと向けた


051「死ねぇっ!」

白望「チッ」


舌打ちを打って横に跳んで攻撃を回避

京太郎は素早くまりを抱えて離れた


051「相変わらずムカつくぜ死神ぃっ!」

白望「私はもう、死神じゃない……!」

051「なぁに言ってんだ、その姿が証拠だろうが、ロイミュード殺しのロイミュード!」

白望「……私は最初から、こちら側」

                                 ,>''",ィ"

                            _ ,-, ,>''",<´,ィ
        ___              ,'´`'' ´メ^ヽ≠''"'<
       ノ:二ニノ:. ,ニ=‐-       ,、!<´/ rイ ヒ' -‐‐=z,ヘ_
     γく-‐'ヘ :. :./           { }ヽ'zz*气>''"´,__〉
     ゞィ'ノノ マ:ム`ヽ、         匕>, ≦≧ ><,ニニ}}
      ミニ彡´:. ゝ' :. :.〉           〈 イ三三ミ:i{ : : : : :}}7》マ
     匕''´/:. :. :.γ ヽ     /≧ュ ,.ィ∧ィ´ゝニミ≧≦彡7/     __
     O ){:. :. __/ ,r‐ゝ  /ィ> /  '' `< :.:.}三三三7/   ,ィ ハ
.      l  i:. :{ニ≧  }}ヽく  ミ> / ィzzィ、ヾ、ゝ' ニニニ≠'´__  /, '/ ,'
     O ) l:. {二≧ // リムヽ / く.  }≧。. `¨¨ ̄ ´/,','j___ ^ヽ' / / __
      l   ',:.{ニァ ク /:i:i:}}ヽゝ==≠¨:iヽ:. :. \ ヽヽ^i:i:i:i/ハ マムニヽ:.`:.ヽ
      O) ノ:.:l > ,' ヽ ':i:i: イ }}:i):}:i:i:i:i{ {:i:i}:. :. :. ヽ〃ヽr‐‐-、{  }:. :.j:. }:}:. :. :. ヽ
      ミ彡--‐‐':i:i:iヽ ゝ"ノ:i:i从:iヽ:i:i{ {:i:}:. :. :. :. :.``ゝ |liil|ゝ_ノ:.:/∧:. O:. :. :. ヽ

            マム:i:i:/:i:/:. :.',',}:i:iゝУ:. :. :. :. :. :. :. :. |liil|У:.〈:i:i:ム:.、:. :. :. :. }
                 `ヽ:i:i:i>:. :. :. :.从:i:7〈:. :. :. :. :. :. :. :. :.c|li!il|ゝ、:. :. ヽ',:. vz、:. :.:{
               ≦彡<:. :.彡:i:i:i:i:`ヽ:. :. :-‐ヤ'´ ̄≦ニニ≧`ヽ、:. :.{ _ )、:. :.',
                  ` ー {:i:i:i:i:i/:i:i/Y  j{ ヤ ' ,:i:i:ヘ:i}il|}三i}ヽ:. 〉:. :.ゝz‐′



京太郎「なんか、あのシロさん……違う?」

まり「……っ」カタカタ

京太郎「大丈夫、シロさんがいまなんとかしてくれる……」

まり「お、お兄ちゃん……」

京太郎(くそっ、オルフェノクに……いや、それじゃシロさんに明らかに反することになる)


051とチェイサーが戦い続ける

だが051が強いのか、決め手に欠けるし逃げられかねない

顔をしかめる京太郎が、拳を握りしめる……だが


?????「チェイサー、それを使いなさい」

白望「っ!?」


最初に飛んできた金色のバイラルコアが、チェイサーの目の前に浮く

だが京太郎は妙な感覚を覚えた

獣の勘、それに近しいなにか


京太郎「やめろシロさん!」

白望「……っ」

京太郎「そんなことするぐらいならっ」

白望「私は、京太郎とまりちゃんを守る!」


そう、強く言うと共に金色のバイラルコア―――ライノスーパーバイラルコアを握りしめた


白望「うああぁっ!」



叫びをあげて、白望はブレイクガンナーで051を殴って下がらせる

笑う女が、静かに頷く

だが京太郎は違う


京太郎「やめろシロさん!」

???「その通りだ、やめるんだ白望!」

京太郎「クリム!」


そこにはトレーラー砲に乗ったクリム


クリム「プロトドライブに変身するんだ!」

白望「いや、それじゃこいつは倒せない……!」

?????「そう、だからそのバイラルコアで変身しなさい……スーパーロイミュードに」

白望「……ハァァァァッ!」


迫る051の腹部にブレイクガンナーで拳を叩き込む

そしてそれと同時にブレイクガンナーへライノスーパーバイラルコアを装填


<TUNE! RHINO!>

白望「ハアアアァァッ!」


金色に変わった魔進チェイサー

そしてそのブレイクガンナーからは金色の刃が伸び、051を突き刺す

そのまま真上へと無理矢理持ち上げる


白望「アアアァァァァッ!!」

<SUPER BREAK UP!>


まり「おねえ、ちゃん……」カタカタ

京太郎「っ」

クリム「チェイス……!」



京太郎(どうすりゃいい、確かに十分かもしれない……こいつを倒すにはあの魔進チェイサーだけで)

まり「っ」カタカタ

京太郎「っ」


白望「逃げろっ!」

京太郎「え」

白望「まりを連れて早く逃げろぉぉぉぉッッ!!」

京太郎「ッ!」

京太郎(どうする、まりちゃんをクリムに任せてってこともできる……いや、バジンの元さえ遅れれば、でも俺も)

白望「オオオオッ!」


ブレイクガンナーを振るって051を吹き飛ばすチェイサー


051「あああぁぁっっ! 死神ぃぃぃぃっ!!!」

白望「早くッッ!!」

京太郎「俺は……!」



◆どうする?


1、その場でオルフェノクに変身して戦う

2、まりを連れて逃げる

3、まりをバシンのところまで連れて行って白望の元に戻る


◇22時10分から集計開始



◆どうする?


1、その場でオルフェノクに変身して戦う

2、まりを連れて逃げる

3、まりをバシンのところまで連れて行って白望の元に戻る


◇2分間で安価1↓から集計


3、まりをバシンのところまで連れて行って白望の元に戻る



京太郎「……まりを安全なところまで連れてったら戻ってくる! それまで頼んだクリム!」

クリム「あ、ああ任せたまえ京太郎!」

京太郎「いこうまりちゃん!」

まり「で、でもっ」

京太郎「シロさんが戦ってる間に、君と俺のために戦ってるんだ、シロさんは!」

まり「っ……うん」コクリ


そのまま京太郎はまりを連れて走り出す

残った魔進チェイサーがブレイクガンナーを構える

051にはすでに魔進チェイサーしか見えていない


白望「お前だけは、絶対に許さないッ!!」

051「それはこっちの台詞ダァァッ!」



◆ノー乱入でまりちゃんを安全なとこへ!
※恋愛力補正:+5

01~30 普通に!

31~60 近道で!

61~98 さすが!

ゾロ目 ?????


◇安価1↓

(もう券はないはず!


【さすが!】


京太郎「たく、面倒なっ!」


舌打ちをしながら走る

遊園地から出ればすぐにバジンがいるはずだと思っていると、正面からなにか音が聞こえた

立ち止まると、僅かに笑みを浮かべる


京太郎「遅いっての」

まり「お兄ちゃん?」


向かってくるなにか、それはオートバイことオートバジン

目の前でロボットへと変形すると静かに止まる

溜息をつく京太郎がそっとまりを降ろす


まり「す、すごい!」

京太郎「だろ? こいつが守ってくれるから……な?」ナデナデ

まり「うん……っ」

京太郎「悪い、俺はシロを助けてこなきゃいけない」

まり「え、でも……お姉ちゃんは、怪人なんでしょ?」

京太郎「っ」

京太郎(幼さゆえの残酷さ、か……)

まり「……お姉ちゃんなら、大丈夫じゃ」

京太郎「なぁまりちゃん」

まり「?」

京太郎「お姉ちゃんはな……仮面ライダーだ」フッ

まり「え?」

京太郎「それじゃ、またな……終わったらすぐ戻ってくる!」

まり「う、うん」コクリ

京太郎「頼んだからな」

オートバジン「」ピピピ



―――【森林】


京太郎が、激しい音を聞きそちらへと走る

道を真っ直ぐに走り、音の発信源へとたどり着いた

剣を振るう金色のマシンと、銃を持つマシン


京太郎「……シロさん」

白望「オオオォォッ!」

051「ぎゃあああぁっ!」


宙を舞う銃の腕


051「俺のっ、俺の腕ぇっ! どこっ、どこぉっ!」

白望「……」カチャッ

051「嘘だろぉっ! 俺っ、なんで、またっ、またっ……やられなきゃなんないんだよぉ!」


魔進チェイサーが、ブレイクガンナーの銃口を押し込む


<SUPER EXECUTION>

白望「ハアァァァッ!」


金色の銃弾を放ちながら、魔進チェイサーが走る

051はその威力に立ち止まり、接近した魔進チェイサーがブレードをそのまま真っ直ぐに突きだす

エネルギーの刃は051の装甲を突き破り、爆散させる


<FULL BREAK RHINO>

白望「……ハァッ!」


そして漂う051のコアを斬り裂き、完全に破壊

その姿はまさに死の執行者……死神


京太郎「っ」

白望「はぁ……あぁ……」


うっとりとするようななまめかしい声が聞こえた


京太郎「っ」

クリム「なんという破壊力だ!」



京太郎「チェイサーに変身した状態と変わらないかそれ以上か……」

クリム「白望、君は……」

?????「どうかしら、超魔進チェイサーは?」


そんな声がした方向を見る京太郎とクリム

そこには先ほどライノスーパーバイラルコアを渡した女

妙な雰囲気を纏った女を前に、京太郎は持ってきたファイズギアの入ったアタッシュケースを握る手に力を込める


京太郎「……お前」

白望「ハハッ……強い、仮面ライダーより上……かもしれない」

クリム「白望! その女は何者だ!」

白望「悪いねクリム、彼女は私に人間らしい姿をくれた人なんだ……名前は―――」


???「―――エンジェル、だそうだ」

京太郎「ハート?」

ハート「……」



集まった面々

なんの因果か、なんどもぶつかりあった者たち

そしてハートに殺されたクリム、ロイミュードに殺された京太郎

ロイミュードを葬ってきた京太郎とクリムと白望


白望「……ハート」

エンジェル「ああ、ハート……チェイス、それにクリムまで」

京太郎(スルーされたな……)


わからないでもなかった

因縁があろうと所詮は部外者のオルフェノク

ただのロイミュードの被害者でいれば五万といる


エンジェル「役者が揃ってるわね……丁度良い」フッ

ハート「……」

エンジェル「今ここで、ロイミュードの新時代を宣言しましょう」


霧の中、現れるのは十名近くのロイミュードと……緑の服を着た男


ブレン「フッフッフッ!」ウデクミ

ハート「ブレンお前!」

京太郎「最低だな」ジト

ブレン「い、いえいえ! 違うんですよハート!」



身ぶり手ぶりでなんとか自分の主張を伝えようとするブレン

京太郎はジト目でブレンを見ながらも、エンジェルを警戒する


ブレン「対抗勢力の言い分も聞かないと……と思って」

京太郎(対抗勢力? つまりハート派とエンジェル派があるってことか?)

ブレン「でも」


そう言って胸元に差した金色の羽を手に取るブレン


ブレン「彼女のこの発明で、ロイミュードすべての願いがかなうなら……」

ハート「俺とお前は自力で精神を高め、超進化しただろう!」

ブレン「でも、みんなが私やあなたのように優秀じゃないんですよっ!」

京太郎「っ」


妙に、昔のことを思いだした


白望「そうなんだハート……」


そう言って変身を解除した白望が、服のジッパーを降ろす


京太郎「へ……どわぁっ!?」

クリム「オウッ!?」


そして、服を開くと胸元を露出する

顔を赤くしながら眼を逸らすも、チラッと目線を白望へと戻す

クリムもベルトに表示した顔の眼が開く


白望「……ほら」


その豊満な胸の間には金色の羽

全部を広げたわけではないので胸の間だけが絶妙に見える感じになっているのだが


京太郎(エロい)



京太郎(てかハートたち、なんとも思わないのか……そうか、ロイミュードに性別はない!)

白望「この羽の効果は絶大だよ! 私も人間らしさがもてた!」


服を広げて胸の間を見せながら、歩き出す白望

京太郎は顔を赤くしながらエンジェルを睨む

だがその視線に気づいたエンジェルはくすっと笑うのみ


白望「エンジェルなら本当に、ロイミュード達が満たされる平和な世界が作れるかもしれない!」

京太郎「シロ!」

ハート「チェイスっ……お前まで」

エンジェル「そう、私が目指すのは……究極の平和よ? みんなが私に共感してくれている……」

京太郎「エンジェルっ……」

エンジェル「オルフェノクだって、幸せになれるかもしれないわよ?」クスッ

京太郎「俺のことまでっ」



エンジェル「残りのロイミュードも少ない……今こそ、平和への道を歩むべきだわ?」


その心地いい言葉に、京太郎は眉をひそめた

平和、正しい。だが戦うのが間違いかと聞かれれば、京太郎はYesとは応えない

守るためなら戦う、倒す。守りたいものは守って、倒すべきものは倒す


エンジェル「あなたも、私に従ってハート……私がその名の通り、ロイミュードすべてを救う……天使になってみせる」フフッ


妖艶な笑みを浮かべてそういういエンジェル

その前にいる白望-チェイサー-そして背後にいるブレンと十体ほどのロイミュード

ハートは表情を崩さないまま、京太郎の隣に立っている

そして脳内に浮かぶのは、真っ白な女神


ハート「お断りだ……」


笑みが消える白望とエンジェル

ハートは京太郎の隣から、一歩一歩踏み出し始める

白望を通り過ぎて、歩く


ハート「なぁにが天使だ……俺の女神は一人しかいない!」


ハッキリとした言葉に笑う京太郎が白望の隣に立つ

そして真っ直ぐにエンジェルを見る

紅の瞳が、霧の中に輝く


ハート「俺は自分の心が揺さぶられないものを信じない!」


ゆっくりとエンジェルに近づいたハートが、ハッキリとそれを言葉にする


ハート「お前の言葉からは上っ面の甘い匂いしかしない!」



クリム「Exactly……今回ばかりは私もハートの意見に賛成だ!」

京太郎「俺もハートに同意だ」


ブレン「え?」

白望「クリム、京太郎……?」

クリム「白望、君がその回路を使ってすべてに満足したのなら、自分の思考が徐々になくなり、動かなくなるんだ!」

京太郎(さすがだな、あれだけでそこまでわかるか)

白望「!?」


自らの胸の間にある金色の羽を見る


クリム「私にはその羽は、すべてを自分の支配下におくための悪魔の羽にしか見えない!」

ブレン「……嘘ぉ!?」


手に持っていた羽を勢いよく落とす

ハートとクリムの言葉に、エンジェルは何も言わない

少しばかりの沈黙の後、エンジェルが笑いだす


エンジェル「あはははっ……悪魔? ひどいわぁ……私は天使よ?」


そう言って、サングラスを外す


エンジェル「私がコピーした羽佐間翔子は、何度も何度も考えていたわ……究極の平和というものを……結論は一つ」

京太郎(こいつ……)

エンジェル「すべての生物が心満たされ、活動を停止した世界……それが、平和だわ?」


恍惚とした、悦にひたる表情


エンジェル「そして私は感謝される。みんなを導いた天使として……」

京太郎「すべての生物が活動を停止して、感謝だと!?」

ハート「バカな! それは死と同じだ!」

ブレン「そうそう! 確かに天使って天国へ導きますよね!」

白望「エンジェル……貴女はっ」


エンジェル「わからない人ばかりねぇっ!!」



エンジェル「しょうがない人たち……なら私が楽園へ導いて……あ・げ・る」


そして、エンジェルはコートの全面を開く

その下に何も着ていないのか、胸元が見える

再び京太郎が顔を逸らす


京太郎「のわぉっ!」

クリム「しっかりしろ京太郎!」

京太郎「んなこと言ってもな!」


その瞬間、金色の光が視界の端に映る

それと共に飛んできたなにかが京太郎の手のファイズギアを吹き飛ばした

ハッとしてそちらを見れば、そこには超進化体であるロイミュード


京太郎「やっぱり、その自信の元はそれか……」

ハート「ふん」

ブレン「超進化体!?」


霧が晴れ、エンジェルの元に光が差しこむ


エンジェル「当たり前でしょう? 私の心は、とても満たされている……この星の、救世主になるために……!」


そう言ったエンジェルの頭部の金色の輪が輝く

その金色の輪からエネルギーで生成された輪が放たれ、部下であったロイミュード達を貫く

しかしブレンは頭を下げて回避


ブレン「ひぃっ!」

ハート「チェイス!?」

白望「……っ」


まだ満たされていないせいか、白望は無事のようだった

輪で貫かれたロイミュードたちのナンバー、コアがその胸に吸い込まれる

それと共に金色の光が強くなり、その力による突風が吹き荒れた


ハート「くっ!」

クリム「うわっ!」

京太郎「クリムっ!」


ハート「ッ……ブレン! 京太郎!」ダッ

京太郎「ああッ!」ダッ

ブレン「はっ、はい!」ダッ



一斉に変身するハート、京太郎、ブレンの三人

ハートとブレンはロイミュードへ

京太郎はオルフェノクの姿へ


エンジェル「……ふふっ」


ハート「うおぉぉ!」

京太郎「オラァッ!」

ブレン「はぁぁっ!」


三人が迫った瞬間、エンジェルは手を前に出す

念動力かなにかなのか、その一つの動作で止まる三人

エンジェルの目の前で無防備な姿で固められた


京太郎「ッ!」

エンジェル「ほぅら」


手を軽く翻すと、三人が吹き飛ばされる


白望「……っ」




ということで今回はここまでー
次回の更新は水曜日になる予定ー

今回は全然安価なかったけど次回こそは安価あるはず!
そしてストーリーが現状、原作通りでチェイサー見た人には退屈かもなんだけど、もう少しで変わる
コンマ判定ともろもろと立てたフラグのせいでな!

そんじゃなにかあればお気軽にー


すんません、インフルでダウン中なんで報告だけ

今日はしんどさマックスなんでおやすみするっすー

明日、体調よくなりゃ再開する予定ー



ようやく良くなってきた~
B型はしぶとかった

今日は21時頃から再開するよー

そんじゃまたー


第五術式!(再開!)

とりあえずイベントの続きからー



京太郎、ハート、ブレンの三人が吹き飛ばされ枯葉の上に体を転がす

ダメージはまだ少ないが凄まじい力を持つ念動力に三人が三人とも思うところがあった

少なからずまとめて三人を拘束できる能力は厄介だ


京太郎「チッ、スピードでかく乱もどうにもな……」

ハート「いや、俺とブレンなら無理だったかもしれんが」

ブレン「そ、そんなことありません!」

ハート「いや、ブレンもわかっているだろう」

ブレン「……まぁスピード特化がいた方が楽ではありそうですが」

京太郎「ありがとよ……とりあえずなんとかしてみせる」


エンジェル「無駄なのに、私の前では誰もが体を任せてしまう……大丈夫、天国へ連れて行ってあげるわ?」


京太郎「天獄だろ」ハッ


ウルフオルフェノクの表情が、険しく変わる



◆戦闘開始?
※恋愛力補正:+5


01~09 ボドボドダ!

10~89 エンジェルたんまじ天使

90~ さすが京ちゃん!

ゾロ目 ?????


◇安価1↓

【ボドボドダ!】



それからの戦いは、まさに一方的―――エンジェルの圧倒

吹き飛ばされる三人

一ヵ所に集められた三人に向けて、エンジェルが両手を広げた


エンジェル「ふふっ……終わりよ」


金色の羽が舞い、その正面に輝く矢が現れた

超進化体ロイミュードの本気の一撃、しかもダメージが蓄積された三人は当たればシャレにならないだろう

だがその瞬間、超魔進チェイサーが銃を撃ちながら走ってくる


エンジェル「くっ、邪魔をしようというのチェイス!」


矢が拡散するも、念動力でチェイスが吹き飛ばされる

さらに金色の羽がチェイスへとぶつかり、その身体を傷つけた


ハート「チェイスっ」

ブレン「ちぇ、ちぇいす……」

京太郎「シロ……っ」

白望「わ、たしはっ……」

エンジェル「じゃあ死になさい、三人まとめて」


?「待ちなさい!」

エンジェル「また、邪魔者かしら?」

?「……もう誰も、傷つけたくない!」

エンジェル「人間?」

?「私は……仮面ライダーよ!」


京太郎「……部長?」


久「私は変わったんだー!」

<Turn up>



京太郎「部長……」


そして仮面ライダーギャレンが現れる

横を向くとしっかりと京太郎ことウルフオルフェノクと目を合わせて、頷く

ブレンとハートと白望の三人と共に起き上がると、京太郎は撤退


京太郎「頼みますっ」

久「任せなさい……」カチャッ

エンジェル「いかせないわ!」


金色の翼を飛ばすが、ギャレンがカードを即座にラウズする


<BULLET>

久「ハァッ!」


トリガーが引かれて、すべての翼を撃ち落とす

少し驚いたような様子を見せるエンジェルだが、すぐにフット笑みを浮かべる

ギャレンが醒銃ギャレンラウザーのカードトレイを開く


久「貴女は……私が倒す」

<ABSORB QUEEN>

エンジェル「おもしろいわね」

久「このジャクフォームデ!」フッ

<FUSION JACK>



―――【カラオケ】


メディック「ハート様……愛、愛……愛が超進化の鍵、愛とは、愛とはなんですのっ!」


凄まじい勢いでデンモクをタッチしていくメディック

テーブルに置いてある本はどれも恋愛や愛についての本

そしてメディックが眼を見開く


メディック「愛……!」


そして―――


メディック「ど~んな~に困難で! く~じ~け~そ~お~で~も~!」


メディック「信じることさ~! か~な~ら~ず~最後に愛は勝つ~!!」


思い切りタンバリンを振るう


メディック「ハートさまぁっ! 愛ってなぁにぃぃぃぃ!」

バンッ

ハオ「私がご教授しましょう! 愛について!」

メディック「あなたは!?」

ハオ「通りすがりのお人よしです! 私だってせっかく『あれ、これって初恋?』と思う展開にまで向かったのに全然会えてないんですよ!」

メディック「な、なんだかその気持ちは良くわかります!」

智葉「おいハオ、真面目な話があるからと言って誘っておいて」

ハオ「その真面目な話にも関わります!」

智葉「あ、ああ」コクリ

メディック「愛ってなんですのぉ!」

智葉「なぜそこで愛!?」

ハオ「きょうたろうぉぉぉぉ!」

メディック「ハートさまぁぁぁぁ!」


智葉(なんだこれは)



―――【???】


逃げたハート、ブレン、京太郎、白望の四人

広い空地のような場所へと逃げてくる

それぞれがそれぞれに寄りかかり支えつつ歩いていたものの、アスファルトの地面に転がる


京太郎「だぁっ、ちくしょうがっ……規格外だぞあいつっ」

ハート「まったくだ、あそこまで強い力を持ちながらっ……勿体ない!」

ブレン「し、しかしまぁ、なんとかなりましたね。京太郎の力は便利ですよ」

京太郎「あ、俺、なんか、役立ってたか?」

ブレン「あれです、タラし力です」フッ

京太郎「初めてきいたわ、馬鹿」

白望「なんとなく、わかるけどねっ」ハハッ

京太郎「うっせ」ハッ

ハート「ともかく京太郎の友だろう? 助かった」フッ


全員がアスファルトの地面に転がっている

それぞれ頭を向け合ったまま、真上を向いて話す


ブレン「あ~なんだかハートと私とブレン、懐かしい三人が揃いましたね」

京太郎「悪かったな余計なのがいて」

ブレン「なぁんだか懐かしい感じがするんですよねぇ、京太郎込みでも」

京太郎「なんだそりゃ」

ハート「わからんでもない」フッ

京太郎「ま、なんでも良いけどさ……」



ハート「ブレン、チェイスの胸の回路を取り除いてやってくれ」

ブレン「さっそくこれだ……仕方ない人ですねぇ」ハハッ

京太郎(シロさんの胸だって?)


上体を起こすブレン、ついでに起きる京太郎

そこで白望がふらつきながら起き上がると、スッと手を前に出して後ろに下がる

顔をしかめる京太郎


ブレン「どうしたんですチェイス?」

白望「ま、待って……ちょっと待って!」


感情を丸出しにそう言いつつ、そっと自分の胸に手を当てる白望

その奥の金色の羽を守るかのように……


白望「まだ、まだ彼女のことを疑いきれない自分がいるんだ! 疑いたくない、信じたい……だって、このらしさを、くれた人だからっ!」

京太郎「……そうか、そんなに、欲しかったか」

白望「そうだよ、昔から言われてたけど……今のこの身体で言われるのとじゃ全然違うっ」

ブレン「まったく、勝手にしなさい……」ハァ

白望「私は、人間らしさが……欲しかったんだっ」



◆System

◇条件を達成しているためイベント発生

・【チェイサー:OVER】

・【小瀬川白望:120】

・【ハート:5/5】

・【ハート:100】



ブレン「……おや、ハートの出番じゃないんですか?」

ハート「野暮はせん、俺の出る幕じゃない」フッ


二人が小声で話していると、上体を起こした京太郎はそのまま白望と目を合わせる

いつになく真面目な表情をしていると、ハッと笑って空を見上げた

片手を持ち上げる


京太郎「……らしさ、ね」

白望「……」

京太郎「俺は、そんならしさいらない」

白望「え?」

京太郎「俺も昔に言われたことがある……京太郎らしくないって」

白望「……京太郎、らしくない?」

京太郎「おう、オルフェノクなってすぐの時にさ……だけどその気持ち、わかる」

白望「え?」

京太郎「小瀬川白望らしくない……」

白望「私、らしく、ない……?」


その言葉に、頷いて視線を降ろす京太郎

膝立ちになっている白望の方を向くと、そっと片手で頬を撫でた

茫然とする白望に対して、微笑を浮かべる


京太郎「俺は……前までのシロの方が好きだ」

白望「……えっ!?」カァッ



京太郎「……お前は、嫌だってのは聞いた。子供に人間らしくないって言われてショックだったのもわかる」

白望「……な、ならっ」

京太郎「でも一緒にいた俺達にはわかってる。優しくて強い、小瀬川白望はロイミュードの身体でも人間だって」

白望「っ」

京太郎「……それだけだ。それ以上は、俺がなんて言ってもしょうがない」


言うだけ言うと、笑って立ち上がる京太郎

ふらつきながらも白望を見て笑う

笑みを向けれらた白望は顔を赤くしてそっぽを向く


白望「その……あ、あり、がと」

京太郎「ん、なにが?」

白望「そ、その、前の私の方が……す、好きって……」カァッ

京太郎「ああ、事実だからな」フッ

白望「そ、そっか……」マッカ


ブレン「まったく、先ほど話したばかりだというのに……」

ハート「困った奴だな京太郎は」フッ

ブレン「ハートが言います?」

ハート「?」



立ち上がる京太郎

静かに息をついて、体の埃を払う

その瞬間、ハートが何かに気づいて跳びだした


京太郎「え?」

ハート「京太郎!」


瞬間、その場にいた京太郎をかばうような形で前に出るハート

どこからか飛んできた金色の輪がまっすぐにハートを貫く

金色の輪は002の数字と共に去った


ブレン「ハートぉ!?」

白望「ハート!」

京太郎「は、はーと!?」


ふらついたハートがそのまま京太郎の方へともたれかかる

そのままバランスを崩し、ハート共に倒れる京太郎

ブレンがハッとした顔をしてから、急いでポケットの中を探りハンカチを出すと噛む


ブレン「むきー!」

京太郎「ハート……重い」

白望「ハートっ、私のせいで……ッ!」バッ

京太郎「……行きたいんだろ、行って来い」

白望「でも」

京太郎「こっちは、任せろ」

白望「うん、ありがとう京太郎……」コクリ


そう言うと、去っていく白望

残された京太郎は自分に乗っているハートの背中をポンポンと叩く

眠っているようなハートを見て苦笑した


京太郎「ホント、人間みたいだな」フッ

ブレン「イチャイチャしないでください!」

京太郎「してねぇよ!」

ブレン「むきー! メディック! メディーック!」



京太郎「……どうしよ」

ブレン「ともかくハートを離せば良いと思います」

京太郎「じゃあ持ち上げてくれ、結構重い」

ブレン「仕方ないですね!」グイッ

ハート「」

ブレン「ふんっ!」グッ

ハート「」

ブレン「……無理ですね、ここで寝ましょう」

京太郎「なんで野郎抱いてもう一人野郎を横にして寝なきゃいけねぇんだ……」

ブレン「まぁまぁ、ロイミュードに性別はありませ」

京太郎「あるだろ嘘つけ!」

ブレン「ありませんったらありません!」

京太郎「くそ、めんどくせぇ!」

ブレン「ともかく、チェイスがなんとかしてくれるのを待ちましょう」

京太郎「あ~誰か来い、できれば力自慢のロイミュード」


◆System
・【ハート】の好感度が+20されました
・【ハート:120】
・【ブレン】の好感度が+40されました
・【ブレン:80】



◆一方そのころ?


1、メディック+α

2、松実館

3、内木家

4、ユグドラシル

5、須賀家


◇安価1↓



葵「……」ポケー


呆けた表情をした葵が座っていた

そんな葵を見る塞と胡桃の二人

ちなみにエイスリンと豊音の二人は出掛けている


塞「あれ、どう思う?」

胡桃「重傷だね……ダメージはそれなりにあったけど」

塞「うん、あれほどじゃあないね」


葵「……」ポケー

カピー「カピ」オイウブカタ

葵「……」ナデナデ

カピー「カピ」ンッワルクナイ…ジャナクテナ

葵「……」ポケー

カピー「カピ」ベツノセカイセンノオマエハ モットカガヤイテイタゾ!

葵「……」ポケー

カピー「カピ」ダメダコリャ


塞「どうしよう、あれ」

胡桃「放っておくしかないけど……白望、あれ続くのかな?」

塞「さぁ、風邪かなんかで治ったらあれも治るんじゃない?」

胡桃「だよね……正直、あと何日耐えれる?」

塞「あと二日もあのままだったら私も葵みたいになるよ」

胡桃「……私も」



◆あと一回!


1、メディック+α

2、松実館

3、内木家

4、ユグドラシル

×、須賀家


◇安価1↓

1、メディック+α


―――【カラオケ】


ハオ「ということでプロを呼びました」

はやり「はろはろ~♪」

メディック「……プロですの?」

智葉「知らん……」ハァ


頭を抱える智葉

メディックの隣に座るはやりとハオ

ニコニコ笑うはやりが手をうさみみのように頭の上にそえてぴょこぴょこ動かす


ハオ「彼女は恋愛のプロらしいです」

メディック「本当ですの!?」

はやり「あ……う、うん」メソラシ

智葉(ああ、ダメだ)


メディック「プロ、ならば教えてもらえますわね!」

智葉(こっちもダメだったか)

ハオ「ええ、さぁ瑞原博士教えてください!」

はやり「な、なにをかな?」

メディック「愛について! 愛しのハート様のため!」

はやり「愛かぁ、難しいけど……わかったゾ☆」

ハオ「私も、京太郎ともう少しお話するために」

はやり「あ、それはダメね」

ハオ「!?」


はやり「う~ん、君はとりあえずメイクからかなぁ」

メディック「お化粧ですの?」

はやり「うん、私としてはもうちょっとナチュラルメイクな感じでも良いかなって」

メディック「はぁ……」

はやり「仕方ないなぁ、ここは私が一肌脱いじゃおうかなっ!」

メディック(人間も悪い人ばかりじゃないようですわハートさま!)



今回はここまでー

次回でチェイサー終了だろうなぁ
戦闘がなんだかんだ無いのは須賀京太郎って奴の仕業なんだ

ああ~エグゼイド入れてやりたいけどエグゼイドはまだまだ続く、アマゾンもセカンドシーズン始まったばっかだし

とりあえず明日も再開できそうっすー
そんじゃまたー



第50術式!(再開!)

さてさてどうなることやら……細かいとこはチェイサー見てね!
カピー? 見ての通りカピバラです



―――夕方【遊園地・ベンチ】


京太郎「ふむ……」


あの後、ハートの元にコアが戻ってきた

とりあえず京太郎はブレンに任せて遊園地へと戻ってきた

少女ことまりがいなくなっているのは母親が迎えに出も来たのだろうか……


京太郎「ん、缶コーヒーも悪かないか」ズズッ




京太郎(明日、松実館行ってコーヒー飲むか……やっぱあそこのが合うな)

ジャリッ

京太郎「……遅かったですね」フッ


そこにいたのは、白い髪の少女

少しばかりしんどそうなのは、やはり戦いの後だからか……

それとも“元の彼女”に戻ったからか……


京太郎「疲れてますね」フッ

白望「……戻ったからじゃない?」

京太郎「いつものシロさんが相手でも疲れてる時とそうでない時ぐらいわかります」フッ

白望「そっか……で、どうしたの、呼びだして」

京太郎「閉園時間まで時間あるし」

白望「それが?」

京太郎「……言ってたでしょ、観覧車は最後が良いって」ハハッ

白望「……ん」コクリ



―――【観覧車】


陽が暮れはじめ、徐々に夕空から夜空へと変わる

向かい合って座る京太郎と白望

二人して外の景色を見ている


京太郎「……」

白望「……」


そんな無言の空間で、最初に話し始めるのは意外にも白望だった


白望「もう、まりちゃんとは……会わない、と思う」

京太郎「そうっすか」

白望「……」

京太郎「……ごめん」

白望「ううん、だって……京太郎が、いまの私の方が好きって、言ってくれたから」

京太郎「……はい」フッ

白望「だから、良い……」

京太郎「そっか」


白望「……だから、帰りおんぶして」

京太郎「それは嫌です。疲れてるんで」

白望「……けち」

京太郎「そりゃどうも」フッ


白望「でも」

京太郎「ん?」

白望「……ありがと」

                     _  \ー- 、
                   ∠二 _  ̄\ヽ   !
              -=_,,ニ二_   ヽ  )}  }
              / _,, -‐     ゝ   ノ、
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            .ノ       /           ヽ`ヽ、
          /.     /     /    l   !   l   ヽ
         /  /    /     / /   .}   l .l  }ヽl⌒ )
         ./  /       / /}∠!_  ./l__l__ l  l  l
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       (/{  { /   \{/(。::厂`;ノ ´(。厂)トノ\人
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           `   )/从  l、      `   / }   .l
           _,,,../l \{::\   , 、 ./、ノヽ/)ノ

        ,, -<//////∧ \::::>..._ ,,..イ∧ ヽ
      /  \ ヽ/////∧  \  / .}///l  }
    ./      .、.}/////∧   〉∧ .|///l  l
  /        }.l//////∧  ,.ヘV∧ .l.//∧ .l
 /             ////////∧/ }::::} Y////∧ノ
.〈         , イ/////////∧ノ:ハ:ヽl.//////\
./\      / }////////////∧イ  Vl.////////ハ


◆System
・小瀬川白望の好感度が+20されました
・【小瀬川白望:140】



【外伝<天使>終了】


◆System

・レベルが1上がりました
・【33Lv】→【34Lv】


(あと好感度【155】に修正しときましたー、ありがとねー

ちゃんと好感度修正されたようで良かったわ
後外伝も終わったし、今の内に一ちゃん関連の安価作っておくわ

0 一ちゃんとハギヨシさんを会わせてみて、何か思い出せないか試してみる+二人に透華が変になった事の報告とそれについて何か知らないか聞いてみる



【29話<黒と白の女神>再開】



―――【朝】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(智葉)

7、松実館(宥・晴絵)

8、道端(霞)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【>>948


◆System

・【前とは状況が変化】しているため指定した行動と少し変わります



―――【公園】


京太郎「さて、どうすっかなぁ」


ベンチに座って缶コーヒーを飲む京太郎

悩みは山ほどある。先日協力して戦ったハートたち

共存できないはずがない。共生できる気しかしない


京太郎「でも、な……」

ハギヨシ「どうしました?」

京太郎「いやぁ……ってハギヨシさん!?」

ハギヨシ「やはりそちらの方が好みです」フッ

京太郎「え?」

ハギヨシ「いえいえなんでも」

一「おーい、どうしたの萩原さん……って京太郎」

京太郎「おお、久しぶり」

一「久しぶり? ……ああ、久しぶりだったね。そういえば」

京太郎「そういえばってなんだよ」

一「まぁまぁ」アハハ

京太郎「そういえばハギヨシさんのこと、記憶にないんじゃなかったのかよ?」

一「ああそういえばそんなこともあったね。実際、萩原さんに会うまで知らなかったし……」

ハギヨシ「まさか記憶喪失とは」フッ

京太郎「やっぱそうでした?」

ハギヨシ「おかげさまで凄い警戒されてましたよ」ハァ

京太郎「でしょうね」フッ

一「今は信用してるよ?」

ハギヨシ「わかっています」フッ



京太郎「ああ、そういえばあれだ……」

一「?」

ハギヨシ「どうしました?」

京太郎「龍門渕さんを見たんですけど、なんか変でした」

ハギヨシ「ああ……なるほど、お嬢様が」フム

一「お嬢様?」

ハギヨシ「まぁ記憶を取り戻してからでしょうね、話は」


そう言って肩をすくめるハギヨシ

合わせて京太郎も苦笑を浮かべた


京太郎「……あんなにべったりだったのに」

ハギヨシ「同感です」フッ

一「なんで二人だけでわかりあってんの?」

ハギヨシ「色々あるんです」

京太郎「……そっち、任せて良いんですか?」

ハギヨシ「まぁ国広さんの記憶がどうにかならないとどうにもなりませんが」

京太郎「まぁ、そりゃたしかに」

ハギヨシ「ですのでそちらはそちらに御集中を」フッ

京太郎「……相変わらず底知れない人ですね」

ハギヨシ「いえ……ただの執事ですよ」フッ


一(あの二人、昔から怪しいと思って……あれ、昔?)


◆System
・【ハギヨシ】【国広一】の好感度が+10されました
・【ハギヨシ:90】
・【国広一:80】



―――【昼前】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(智葉)

7、松実館(宥・灼)

8、道端(霞・晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

6、公園(智葉)


―――【公園】


ハギヨシたちと別れてからも公園で座る京太郎

そうしていると、誰かがやってくる

最近見た姿で、笑みを浮かべて片手を上げる


京太郎「智葉さん」

智葉「京太郎か……」キョロキョロ

京太郎「どうしました?」

智葉「……いや」


そうとだけ答えると、少し離れた横に座る

飲み物片手に二人して無言

そうしていると、少しずつ智葉が近くなってくる


京太郎(いや、気のせいか?)チラッ

智葉「……」チラッ ススッ

京太郎「……最初から、隣に座れば良かったんじゃ?」

智葉「な、なんの話だっ!?」

京太郎「あ、いやなんでもないです」

智葉「そ、そうだろう」フイッ

京太郎(なんだ、どういうことだ……?)



京太郎「なんか、前と違う感じしますね」ハハッ

智葉「そ、そりゃ違う……」

京太郎「え、なんでまた?」

智葉「お、お前一人……だけ、じゃないか」

京太郎「え、そうですけど……」

智葉「だ、だからだなっ」

京太郎「?」

智葉「……っ」


なにか言いたそうにしているが、察することもできずに小首をかしげる

顔を紅潮させた智葉は俯く

飲み物を一口飲むと、深く一息


智葉「……惚れた弱み……私は、弱者か」ハァッ

京太郎「え? 智葉さん強いでしょ?」

智葉「くっ、いつか……わ、私が強者に、いやっ、でもこういうのって強いとか弱いとかじゃない気が……」

京太郎「?」

智葉「こ、こういうのは二人でその……さ、支え合って、的な……」マッカ ボソボソ

京太郎「智葉さ~ん?」


◆System
・辻垣内智葉の好感度が+15されました
・【辻垣内智葉:125】



一応次スレー

【安価】京太郎「仮面ライダー?」ハオ「私が最後じゃない」【Part20】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」ハオ「私が最後じゃない」【Part20】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492350165/)




―――【昼】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、自宅(塞・淡)

7、松実館(宥・灼)

8、道端(霞・晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【多治比真佑子】


―――【松実館】


カウンター席でコーヒーを飲む京太郎

暇さえあればコーヒーを飲む男である

そうしていると、誰かが入ってきた


宥「いらっしゃいませ~」

京太郎「ん?」

真佑子「こんにちは」ニコッ

京太郎「多治比さん……そういえば良子さんと」

真佑子「うん、ちょっくら合同捜査を」

京太郎「被疑者にガイアメモリの使用痕があったんでしたっけ?」

真佑子「ロイミュードがガイアメモリ使って面倒なことになったけど……ドライブとマッハには世話になったね」フッ

京太郎「てかライダーだったんですね」

真佑子「秘密だけどね……仮面ライダーアクセル、刑事ってこと」


そうしていると、ライダーと言うにふさわしい感じがする

良子が『頼りになる』と言っていた信用に足る相手だ


京太郎「警察の仮面ライダー……割と多いんですね」

真佑子「まぁね、京太郎君も警察の仮面ライダーに近いんじゃない?」

京太郎「……俺は、違いますよ。少なからず警察と一緒にいつまでも動けるとは限りませんから」

真佑子「なんでまた?」

京太郎「決めたら……誰だって倒しますよ。もちろん、真佑子さんだって」フッ


ギラっと音がしそうなほどの鋭い目

自嘲したような笑み

そんな表情を向けられて、真佑子はなにか得たいの知れないものを感じる


真佑子(……な、なんか、ゾクッてきた)ゾクゾクッ


京太郎「……ま、そういうことっす」ハハッ

真佑子「そ、そっかぁ」エヘヘ

京太郎(なんで嬉しそうなのか……)


◆System

・多治比真佑子の好感度が+15されました
・【多治比真佑子・135】



―――【昼過ぎ】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>365

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、自宅(塞・淡)

7、松実館(宥・灼)

8、道端(霞・晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【花田煌】


―――【自宅:居間】


煌「ふぅ」コトッ

京太郎「どうしたんっすかわざわざ?」

煌「いえいえ、特に理由はないけど……」

淡「すばらだ!」

煌「おや淡もこっちにいるとは聞いてたけど……元気そうだ」フッ

淡「うん!」

京太郎「照さんは?」

煌「元気そうだよ、しっかり戦いもするし……ただ例のダークカブトと戦いになることも多いみたいだから」


手を顎に当てて考えるような仕草を見せる煌

京太郎も少しばかり悩むような仕草を見せるが、二人と一緒に座る淡はテーブルに上体を預けて首をかしげるのみ

そもそも淡は考えるということよりも直感で動くと言うことの方が性にあっているのだろう


京太郎「……ダークカブト、心当たりは?」

煌「ない、でもないんですよね」

京太郎「じゃあ」

煌「しかし彼女がそんなこと……」

京太郎「?」



京太郎「スマートブレイン、ほかにやってたこととかはわかりませんか?」

煌「あの企業自体がなにをやってたかって言われても私も淡と同じだから」

京太郎「……指示されて、仕事をして、ですか」

煌「まぁお恥ずかしながら……一応ZECTの中でも話を聞いてる限り警察上層部の協力があるのは確かみたいだけど」

京太郎「オルフェノクの組織と警察上層部の協力……」

煌「実際のところどうかは知らないけど、裏……とってみようか?」

京太郎「できればですね」

煌「うん、それじゃあ一応……ガタックゼクターだって無敵じゃないしヤバいのは敵にしないようにするけど」

京太郎「はい、いつ厄介な状況になるかわかりませんからね」

煌「……」コクリ


一度頷くと、煌は湯呑のお茶をすべて飲み干す


煌「ふぅ……あ、そういえばお菓子持ってきたんですけど」

淡「ホント!?」バッ

京太郎「がっつくな」コツッ

淡「あうっ」

煌「あはは、本当に兄妹みたい」

淡「お兄ちゃんとは兄妹だよ!」

京太郎「義理な」



◆System
・花田煌の好感度が+10されました
・【花田煌:95】



今回はここまでー
明日は無理かもー

スレ埋めたかったけど無理そうなんでとりあえずこのまま
一応>>1000はいつも通りな感じで

そんじゃまたー

>>994

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