【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】 (1000)



※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作

※安価スレ

※京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれライダー

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)

※sageでお願いします

※平成ライダーメインですが昭和ライダーも出ます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468515339


◆前スレ

【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467984318/)



目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう

目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう

目的3:生き残りましょう


以上テンプレでした

今後ともよろしくお願いします!

ヒビキは変身するたびに服が燃えるから人前では顔以外は変身解除できない、敵の攻撃で変身解除させられるとやばい



今日遅くなるんで、再開できないかもっすー
もしかしたら0時とかからチラッとやるかもだけど

前スレ埋めありがとうっす
前スレ1000は【ベルトさんと仲良くなれるイベント】ってことで用意するよー
ベルトさんの好感度解禁と

ハルちゃんはシノハユ仕様のJK時
シロとトシさんに関しては謎は深まるばかり、まぁなにかあるって感じで
アクセルに関してはとりあえず妹の生存は確定したよ、やったね絹ちゃん!

そして意味深なこと言うと、近々デルタかカイザを選ぶことに……

手元に確保しておく&他者に変身させない意味ではどちらを選ぶべきか

成香とか

【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 2クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 3クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 4クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 5クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 6クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 7クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 8クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 9クール目【仮面ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 10クール目【仮面ライダー】
【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 小蒔「変身っ!」 11クール目【仮面ライダー】
【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 セーラ「変身!」 12クール目【仮面ライダー】
【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 淡「変、身っ!」 12クール目【仮面ライダー】
【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 憧「……変身」 14クール目【仮面ライダー】
【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 憧「……変身」 14クール目【仮面ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363381466/)
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/)
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/)
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 咲「……超変身」 18クール目【ライダー】
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 咲「……超変身」 18クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381032725/)
【咲安価】 京太郎「これが俺の、最後の……変身ッ!」  最終話【ライダー】
【咲安価】 京太郎「これが俺の、最後の……変身ッ!」  最終話【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388329933/)


再開してきますよーん

ハルちゃん搭乗からってことで、どうなる!

てか凄い伸びてて驚いた!
デルタとカイザはまぁ色々あるんでどっちを選んで一長一短なとこありますが
また少し違うストーリー展開になる感じで

仮面ライダーワッハ……そう言うてがあったか!
二週目やるとすれば採用するかも

エラスモテリウムオルフェノク……あれって小説版は複数いるよね



目の前の赤土晴絵と名乗った女性

京太郎はその場に立ったままアタッシュケースを持つ手に力を込める

驚いた表情の玄を見る晴絵、その中で先に動いたのは京太郎だった


京太郎「なにもんだあんた?」

晴絵「答えたでしょ……」スッ


そう言いながらスッとなにかを出した

見覚えがあるそれはパスケース

電王のそれと、同じ


京太郎「……お前一体」

晴絵「……」スッ


踵を返して歩き出す晴絵

驚きつつも、放っておこうかなと京太郎が玄を見る

だが、去って行こうとする晴絵を玄が追っていく


玄「ちょ、待って!」

京太郎「マジで?」



◆どうする?

1、晴絵と玄を追う

2、二人にさせる

◇安価1↓から3票集まった方

1、晴絵と玄を追う



晴絵を追って行った玄を追う京太郎

玄がどうにか晴絵を止めると、京太郎も立ち止まった

晴絵は京太郎の方を見て眉をひそめてから玄を見る


京太郎「で、どうしたんっすか玄さん」

晴絵「なに?」

玄「貴女が赤土晴絵って、ほんとに?」


晴絵「嘘ついてどうするのさ、てか玄は私のこと忘れたの?」

玄「そ、そういうわけじゃないけど……だって、私が小さい頃の……」

晴絵「鈍いな」

玄「え?」

晴絵「私がチケット持ってるってとこは見せたでしょ?」

玄「確かに見たけど……」

京太郎「過去から来たってことだろ?」

晴絵「……さぁ?」

玄「ど、どういうこと!? ほ、本当に過去からきたの? っていうか過去から来た赤土先生を探すなってどういうこと?」


そっと手を前に出す晴絵

黙らせるという意味では、玄は黙ったので成功

そのまま少し歩いて玄を通り過ぎると、止まる


晴絵「玄と、須賀京太郎だっけ?」

京太郎「……」

晴絵「理由なんて知らなくて良い……とにかく! 過去の赤土晴絵とは関わるな、でないと時の運行が乱れるよ?」


そして、赤土晴絵が去っていく



◆知り合い

【塞・豊音・宥・玄・灼】
【淡・もこ・竜華・洋榎・絹恵・ネリー】

※修正


◆知り合い

【塞・豊音・宥・玄・灼・良子】
【淡・もこ・竜華・洋榎・絹恵・ネリー】



―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・豊音)

5、道端(玄・灼・晴絵)


◇安価2↓

5、道端(玄・灼・晴絵)



道を歩く京太郎

あれから2時間ほど経ったが、玄の声が聞こえた

そしてそちらへと歩いて行けば、高架下で玄と晴絵が話をしている


玄「だから、理由を聞かせて!」

晴絵「物分りが悪いね玄、小さい頃はもっと素直だったのに」

玄「これで下がれなんて無理だよ!」

晴絵「……それにほら、彼氏が来たみたいじゃん」チラッ


視線をずらす晴絵

そちらを目で追う玄が、京太郎にきづく

赤い顔をして玄は手をぶんぶん振る


玄「かれっ……きょ、京太郎くんはそんなんじゃないよ!」カァッ

晴絵「そんなんじゃない、ね……まぁ良いけど」チラッ

京太郎「ん?」

晴絵「……須賀京太郎、か……」

京太郎「俺がなんなんだ一体……」


灼「あれ、玄と京太郎?」

玄「っ!」

京太郎「灼さん?」


たまたま通りかかったのか、灼がそこにはいた

肩からバックをかけた灼が玄へと近づく

それに気づいて玄があわてた様子で晴絵の前に立つ


灼「それと、どなた?」

玄「あ、あはは、灼ちゃん、これはねっ!」

灼「ん?」

晴絵「私は晴絵……赤土晴絵」

玄「っ!」


灼「……えっと、はじめまして、鷺森灼……です」ペコッ

玄「っ!」



晴絵「うん、初めまして」フッ

玄「えっ……あ、灼ちゃん?」

灼「どうしたの玄?」

玄「う、ううん……」

灼「えっと、麻雀関係では、ないよね?」

晴絵「これでも麻雀は得意だけどね。いや、だったか……レジェンドレベルで」ハハッ

灼「……?」

晴絵「そんじゃ私はこれで……またね」フリフリ

灼「え……あ、うん」フリフリ


それだけ言うと去っていく赤土晴絵

なにかがおかしいということだけは、京太郎も理解していた

故に、様子を見守るが玄は狼狽している様子だ


玄「あ、灼ちゃんは本当に覚えて、ないの?」

灼「え、なにが……?」

京太郎(……さて、どうなってんだこれ)



◆どうする?

1、玄と灼と話す

2、晴絵の方へ行く

◇安価1↓から2票集まった方

2、晴絵の方へと行く


―――地下道


京太郎「おい」

晴絵「……なに?」ピタッ


歩いていた晴絵を呼びとめる

その場で止まって振り返った晴絵は肩ほどまで伸びた髪を揺らす

前髪を軽く手で払い、京太郎の方へと目を向ける


京太郎「……お前は、なにもんだよ」

晴絵「玄は、灼ちゃん? のとこか……」

京太郎「質問に答えろよ」

晴絵「せっかちだな……」ハァ

京太郎「そういう問題じゃねぇだろ、なんで俺の名前知ってんだ」

晴絵「だから関わらないでって言ったよね?」

京太郎「そんなわけにいかないだろ」

晴絵「……じゃあ一言」

京太郎「なんだよ?」

晴絵「あんたのせいだ……」

京太郎「は?」


瞬間、晴絵に異変が起きた

その髪は伸びて、右側が緑いろに変わる

エメラルドの瞳が京太郎の方を見た


京太郎「なんだ?」

晴絵「……すまん!」ペコッ

京太郎「……は?」



晴絵「謝る! すまん!」

京太郎「いや、お前どうした?」

晴絵「晴絵は本当は良い子なんだ、ただ少し! ちょっと少し事情があって!」

京太郎「……」


この状況に既視感がある

最近、良くある状況だ

緑色の髪や緑色の眼を見れば間違いないと


京太郎「イマジンか?」

晴絵「デネブだ。よろしく!」ズンズンズン

京太郎「うお!?」


近づいてきた晴絵が、京太郎の手を取ってその手にぽっけから出した何かを握らせる

そして離されると、京太郎は自分の手を見た

その手の上に乗っているのは……


京太郎「……アメ?」

晴絵D「デネブキャンディだ!」

京太郎「お、おう」

晴絵D「本当はお前のことを良く知って友達になりたいと思って」


瞬間、晴絵がふらつく

髪は戻り目も元に戻った


晴絵「ああもう、余計なこと言うなデネブぅ!」

京太郎「……なんつーか、とりあえずよ」

晴絵「っ……!」


なにかを言おうと思ったが、睨むようにみられる

顔が赤いあたり羞恥心故に、だろう

苦笑する京太郎をよそに、晴絵は咳払い


晴絵「ともかく、理由は言えない……」

京太郎「……赤土」

晴絵「そんじゃね」


それだけ言うと晴絵は去っていく

今度こそ呼びとめる気にはならずに、京太郎は後頭部を掻きながら戻ることにする



―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・豊音)

5、病院前(竜華)


◇安価2↓

(やば、忘れてた


◆System
・赤土晴絵の初期好感度は50になりました

5、病院前(竜華)


―――病院前


テクテクテク


竜華「須賀君?」

京太郎「あれ、清水谷さん」

竜華「うん久しぶりやね」クスッ

京太郎「また病院、どっか悪いんっすか?」

竜華「ううん、お見舞い……」フッ


その顔を見て、誰か大事な人が入院しているのは理解した

あまり掘り下げるべきではないだろう


京太郎「そういえばお昼は?」

竜華「ん、あれ……ナンパ?」ニヤッ

京太郎「違いますよ、まぁそう言われてもしょうがないっすけど」

竜華「あはは、まあええわ、そんじゃファミレスでも行こっか」

京太郎「ん、そうですね」フッ


―――ファミレス


テーブルにつくと、さすがに黒いコートを脱ぐ竜華

やはりその胸の豊満さが気になるが、なるべく目を逸らす

せめて顔を見ておこうと思いつつも、視線がぶれる


京太郎「……あれ?」

竜華「ん?」

京太郎「首のあたり、切り傷みたいなのが」

竜華「あ、ああ……ちょっとだけ?」

京太郎「なんっすかそれ、首もですけど顔には気を付けてくださいよ?」

竜華「男の子やね」クスッ

京太郎「なんっすかそれ」

竜華「いやぁ、女子高やったから男の子と話すってのも珍しくて……一番最近話した男っていってもあの蟹やし」ハァ

京太郎「かに?」

竜華「あ、ううんなんでもないなんでも!」

京太郎「?」

竜華「なに頼もうかなー」

京太郎「奢るんでなんでも頼んでください」

竜華「え、いいよ悪いし」

京太郎「大丈夫ですって……それにほら、かっこつけさせてください」フッ

竜華「……うん、それじゃお言葉に甘えて」クスッ


京太郎(なんか、会った時は張りつめてた感じしたしな、マシになったみたいだけど)

竜華(なんか落ち着くわ)フフッ


◆System
・清水谷竜華の好感度が+10されました
・【清水谷竜華:60】



―――昼過ぎ


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・豊音)

5、図書館(灼)


◇安価2↓

4、松実館(宥・豊音)


―――【松実館】


カウンター席でホットコーヒーを冷ましながら飲む京太郎

正面にはコーヒー豆を炒っている宥

働いていた豊音が余裕ができたのか隣へとやってくる


京太郎「そういえば宥さんは、赤土晴絵って知ってます?」

宥「えっ……あ、うん……」シュン

京太郎「……知ってるんですか」

宥「えっと、なんていうか……恩師、かな」

豊音「麻雀部の?」

宥「うん……その、行方不明になっちゃった」

京太郎「行方不明に?」

宥「最初はみんな凄い落ち込んでた。五人とも、それに憧ちゃんのお姉ちゃんの望さんも……」

京太郎「……」

宥「だけどね、一番落ち込んでた灼ちゃんが急に、突然ころっとしちゃって」

京太郎「それって」

宥「だからきっと忘れようとしてるんだってみんな、話に出さなくなって……」

豊音「ううっ……灼ちゃん可哀想だよぉ~」ウルウル

京太郎「……なるほど」


忘れようとしたわけではない、おそらくその時に忘れたのだろう

だが忘れる理由がわからなかった

赤土晴絵がなにかしたか、彼女のイマジンがなにかをしたかた……


だが、それで鷺森灼の記憶に変化が起きるとは考えにくい


京太郎「どういうことなんだかなぁ……」

豊音「昔の人と言えば、胡桃とエイスリンさんはどうしたんだろー」

京太郎「そうっすね、仲間二人の居場所も気になりますけど、連絡は?」

豊音「取れなくなっちゃったから、でもきっとまた会えるって、そんな気がするんだー」エヘヘッ

宥「……うん、私も赤土先生ともう一度会えるって信じてるから、きっと……灼ちゃんも」フフッ

京太郎「……」



京太郎「そうっすね……」

豊音「私も会えるように応援してるね!」

京太郎「そういや阿知賀の高鴨さんと新子は?」

宥「穏乃ちゃんは旅に出るって」

京太郎「旅って……」

宥「それで、憧ちゃんはこっちの神社でバイトとか」

京太郎「バイト……」

宥「穏乃ちゃんからはちょくちょく連絡くるから安心」

京太郎「良いっすね」フッ


正直、顔を知っている人間が少しでも無事と知ると安心する

たとえ親しくなくてもだ

それほど半年前のグローバルフリーズから現在までは状況が変わってしまった


京太郎(ロイミュードのせいだけじゃない、オルフェノクやイマジンだっているんだもんな……)

京太郎「……」ズズッ

豊音「あっ」

京太郎「っ! あっちぃ!」

宥「アイスコーヒーにする?」

京太郎「だ、大丈夫っす」


京太郎(宥さんが熱いうちが美味いって言ってたしさすがにな……)

宥(冷たくておいしいコーヒー、かぁ……頑張ってみようかな)

豊音「京ちゃんダメだよぉ猫舌なんだから」

京太郎「うっす」ヒリヒリ


◆System
・【姉帯豊音】【松実宥】の好感度が+10されました
・【姉帯豊音:85】
・【松実宥:80】

マジで95でした、95ってことで



―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・塞)

5、図書館(灼)


◇安価2↓

(好感度は惚れるラインが100以上っす、最大はだいたい150
(オルフェノクでも恋がしたいはつまり100から、やったね! 長田結花と似たような感じだ!


5、図書館(灼)



―――【図書館前】


図書館の入り口近くにオートバジンが止まっており、それに京太郎が跨っていた

自動ドアが開くと灼が出てきて京太郎に気づく

驚きながらも近づくと、京太郎が灼に気づいた


京太郎「お」

灼「ん……ストーカー?」

京太郎「なんでっすか」ジトー

灼「冗談」クスッ

京太郎「で、帰るなら送ってきますよ?」

灼「京太郎、なんでここにいたの?」

京太郎「図書館に用があったんでさっきまで中にいたんっすよ」

灼「もしかして見つけて待っててくれた?」

京太郎「借りるとこ見えたんで」フッ

灼「……気が利くよね」フフッ

京太郎「彼氏としちゃ優秀でしょ?」ハッ

灼「……口説かれてる?」

京太郎「二度目っすそれ」

灼「他にも口説いたんだ」ジトー

京太郎「そういうことじゃないから!」

灼「ま、でもありがたく送ってもらおうかな」

京太郎「ほんじゃどうぞ」スッ

灼「ありがと」


渡したヘルメットを灼がかぶる

後ろに乗せて腕を回してもらうと、オートバジンを走らせた



オートバジンが走る

赤信号を前にして京太郎は止まった

後ろの灼から腕が回っているが、これにも慣れた


京太郎(たぶん胸があったら耐えられなかったな、玄さん風に言うとおもち)

灼「……いま失礼なこと考えなかった?」

京太郎「めっそうもない!」

灼「……ふぅん」ジト

京太郎「えーっと……あれっすね、そういえば赤土さん」

灼「赤土さんって今日、玄と京太郎の知り合いの?」

京太郎「そうそう、見覚えとか、ありません?」

灼「えっ、私と知り合い……?」

京太郎「……そうみたいなんですよね」

灼「……どなた?」

京太郎「……やっぱそうですよね」ハハッ


どことなく乾いた笑い

それを感じた灼が、京太郎に回していた腕を少し強く握る

彼がなぜこんなことを聞いたのかも、なぜそんな笑い方をするのかもわからない


灼「私、覚えてないと不味かった?」

京太郎「そんなことありませんよ、すんません不安にさせたみたいで」

灼「別に良いと思……」

京太郎「……」


その言葉に黙る京太郎

やはり思うところが無いわけではない

宥たちは覚えていた、にもかかわらずなぜ灼だけが?


京太郎「もしも、辛い記憶があったなら」

灼「ん?」

京太郎「忘れていたいって、思います?」

灼「え?」

京太郎「……」

灼「……私は」


その瞬間、信号が青へと変わる


京太郎「いや……出しますよ」

灼「あ、うん」コクリ

京太郎「しっかりつかまっといてくださいね」

灼「うん……」ギュッ


京太郎(なに聞いてんだ、俺)


◆System
・鷺森灼の好感度が+10されました
・【鷺森灼:80】



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・塞)

5、公園(良子)


◇安価2↓

5、公園(良子)

―――公園


ベンチに座る京太郎

一人座ったまま缶コーヒーをすする

そうしていると足音が聞こえて、そちらを向く


京太郎「戒能さん」

良子「良子でOKですよ、むしろ敬語もいりませんけど」

京太郎「いやそこは、一回り上ですし」

良子「そうですか」クスッ

京太郎「……」

良子「どうしたんですか、落ち込んでいる様子ですけど」


そう言いながらベンチに座る京太郎の横に腰かける良子

大人の魅力漂う女性に、少しばかりドキッとする

だがすぐにそんな思いもかき消されていく


京太郎「……落ち込んでるっていうかわかんないことだらけで」

良子「悩んでいる、ですか?」

京太郎「ま、そう言う感じっす」

良子「……考えてばかりいると頭がパンクしちゃいますよ」クスッ

京太郎「わかってるつもりなんっすけど」ハァ


赤土晴絵、松実玄、鷺森灼

その三人が主となってはいるが、もっと状況は複雑だ

宥は覚えている。もちろん玄も、だが鷺森灼だけ


察するに赤土晴絵のことを最も信頼していたであろう彼女の記憶から消えている。灼になにかがあるのだろうか?

それを置いておいても赤土晴絵が過去からこの時代に来た理由はわからない

そして、オルフェノクや宮守のこともまだ残っている

熊倉トシ、小瀬川白望、鹿倉胡桃、エイスリン・ウィッシュアート


京太郎「……はぁ」

良子「いっそのこと、もう考えるのはやめてしまうというのも手ですよ」フッ

京太郎「へ?」

良子「動いてみれば見えることもありますから、まぁ謎が増える時もありますけど」


京太郎「……ダメじゃないっすか」ハハッ

良子「はい、でも大人のお姉さんらしくアドバイスはできたでしょう?」フフッ

京太郎「ま、かなり頼りになりますね……なんつーか、良いですね」

良子「そうですか?」

京太郎「はい、ベルトさんが男との親交が無いと言ってましたけど」

良子「それは記憶から消しましょう、オーライ?」

京太郎「お、オーライ」


◆System
・戒能良子の好感度が+5されました
・【戒能良子:75】



―――【トライドロン:車内】


運転席に座るとベルトをしめる

ゆっくり背もたれにもたれかかった


良子「ふぅ」スッ

ベルト「良子、中々良いアドバイスができたんじゃないかい? 大人の女性としてね」

良子「なっ、聞いてたんですか!?」

ベルト「シフトカーを通してね、君が間違ったアドバイスをしたら大変だろう?」

良子「し、信用されてないんですか?」

ベルト「そういうわけではないがね、それに君が男性にあそこまで心を許しているのはやはり同じ仮面ライダーだからかい?」

良子「それもありますけど、やはり彼自身の人柄、もあるのでしょう」クスッ


そう言って微笑する良子

戦いに対しては前向きなのに気ダルそうに戦う少年を思い出す

車内の正面にセットされているベルトの顔が笑顔に変わる


ベルト「楽しそうだね、緊張しないのかい?」

良子「た、多少はしてるんですよ」

ベルト「良い役者になると思うね」

良子「褒め言葉として、受け取っておきます」

ベルト「君は見た目も悪くないんだ、思い切ってアタックしてみたらどうだい?」

良子「なっ!?」カァッ

ベルト「年頃の青年なら君であれば悩殺も余裕だと思うよ」

良子「げ、下世話です!」マッカ

ベルト「ハハハ、君にそこまで意識させる京太郎にはかなり期待だね」

良子「なんのですかっ!」


◆System
・戒能良子の好感度が+5されました
・【戒能良子:80】
・ベルトさんの初期好感度は70になりました


―――翌日・昼【公園】


鉄と鉄がぶつかるような音が響く人気のない公園

牛のような形をしたオックスオルフェノクが吹き飛び転がる

それと相対していたファイズがミッションメモリーを取り外し、ポインターに差し込む


<ready>


脛部分にポインターをセットするとファイズフォンのエンターキーを押す


<exceed charge>


右足に体重をかけて待機するファイズ

ベルトから伸びた光が右足へと到達する

オックスオルフェノクが勢いよく走ってくるものの、その瞬間を見計らってファイズが跳ぶ


京太郎「はぁっ!」

オックス「うおおぉ!」


空中で両足をオックスオルフェノクに向けると、円錐状のフォトンブラッドが突き刺さる

そしてそのままファイズが空中で片足をオックスオルフェノクに向けたまま突撃


京太郎「はあぁっ!」


その姿が消えると共に円錐状のフォトンブラッドがオルフェノクの体へ吸い込まれる


オックス「うごぉ!?」


背後にファイズが現れ、着地する

オックスオルフェノクが体から青い炎を拭きだして倒れる

立ち上がったファイズが右手をスナップして鳴らす


京太郎「さてと……」



そうしていると、突如横からなにかが飛んでくる

鞭のようなそのなにかで叩かれ、吹き飛ぶファイズが地を転がるもすぐに起き上がった

叩かれた肩を押さえて攻撃が飛んできた方向を見る


京太郎「……なんだ?」


そして、森の木々の間から出てきたのは二体のオルフェノク

鞭を持っているムカデのような容姿をしたセンチピードオルフェノク

レイピアを持ったロブスターオルフェノク


二体のオルフェノクを相手にするのは初めて

挙句にあきらかに今までのオルフェノクとは違う雰囲気を持った二体

右手をスナップして、走り出す


京太郎「おら!」


ロブスターオルフェノクの正面に立って拳を振るうも、左腕で凌がれてもう片手のレイピアを喰らう

吹き飛ぶまでにはいたらないものの、ふらついたところを左腕のシェルクラブで殴られて吹き飛ぶ

さらに空中でふきとんでいるさなかに、振るわれた鞭で叩き落された


地上を転がる京太郎からベルトが外れて横に落ちる


<error>

京太郎「ぐはっ!」


もちろん変身も解除されて、生身の京太郎

その隣に落ちているベルト

体を起こそうとするが、左手にダメージがある


京太郎「くっ」


ロブスター「あら、存外あっけないのね?」

センチピード「我々と戦うんです。当然ですよ」


京太郎「くっ……」




ロブスター「さて、さっさと仕留めてしまいましょ」

センチピード「そうですね、それでは」

京太郎(くそ、どうする……やるかっ!?)


センチピードオルフェノクが鞭を持った右腕を振り上げる

腕を組んでみているロブスターオルフェノク

そして、鞭が振り下ろされようとした瞬間、なんらかの銃弾が放たれる


センチピード「うおぉっ!?」

ロブスター「っ!」


それが実弾かビームか、それもわからないがその銃撃により鞭での攻撃が止められた

センチピード、ロブスター、そして京太郎が同時に銃撃された方を見る

そこには、ファイズに似たフォルムを持ったライダーがいた


京太郎「あれは……?」



◆新たな仮面ライダー

1、金と黒のライダー

2、白と黒のライダー

◇安価は次回



そんじゃ今回はここまでー
遅くまでありがとうですー

ハルちゃん登場で色々と意味深な台詞を言うだけ
そして色々と阿知賀の背景とかも見えて来て
ファイズ方面では宮守側の背景なんかも見えてくるかも

次回は新ライダー搭乗ってことだけど安価
前に聞いた奴っすね

そんじゃなにかあればお気軽にー

乙です
555のネタキャラの一人の琢磨君じゃないか!
真面目な話、ラッキークローバーはヤバイな

そういえば、平成ライダー作品の中でイッチが思うチート級な敵ってどんなのがいるのでしょうか?



そろそろ始めようかなー思うけど人おりますかー?

選択肢ってことでー
ちなみにカイザとデルタ

ちなみにどんよりとかは超スピードでなんとかなる感じ、にしときました
感覚だけ残して遅くなるとかいう設定があるからなんとも言えんのですけど

>>205
どれがかぁ……チート級多すぎない?

(ありがとですーそんじゃ再開してくよー



◆新たな仮面ライダー

1、金と黒のライダー

2、白と黒のライダー

◇安価1↓から2分間で集計

1、金と黒のライダー



ファイズと同じような黒いフォルム

だが違うのは紫色の複眼と体のラインが金色、いや黄色の部分

数字の4を反対にしたような姿の武器を持つ仮面ライダー


京太郎「……あいつ、一体?」

センチピード「くっ、あのベルト……!」

ロブスター「報告通りね……」


京太郎「あのベルトを、知って……?」

???「男の声?」

京太郎「どういう……ことだ?」


そのライダーの声は女性のもの

膝をついて起き上がりつつ、ベルトへとかけよろうとする

だがそれより早くセンチピードオルフェノクが鞭を振るって京太郎を打つ


京太郎「がっ!」


吹き飛ぶ京太郎が地面を転がる


???「チッ!」


舌打ちをした黄色のライダーが武器から銃を放つ

そしてそれと共に、立ち上がろうとする京太郎の前に誰かが現れる

見上げて誰かを理解した


京太郎「お前……っ」

晴絵「しょうがないかっ……くそっ!」スッ


緑色のベルトをつけて、ホルダーから一枚のカードを取り出した



ベルトのバックル上部のレバーを右にひく


晴絵「変身!」


そして、カードがバックルへと挿入されレバーが元へと戻る


<アルタイル>


電子音声と共に、晴絵の姿は電王と同じく黒いフォルムと変わった

さらに、緑色の装甲を纏うと頭部に二頭の牛の頭

それが可変し顔へと変わると、武器であるゼロガッシャーを持つ


晴絵「最初に言っておく」


ゼロガッシャーを肩にかつぎ、指を相手に向ける


晴絵「私はかーなーりー強い!」


その名は、仮面ライダーゼロノス
          __,- / .// /,┘

         _,ゝ / ´ / ̄´
         > / ./ (  /
        /_/_/ /_| /

    _  ヽ /ヽ/ ./_/ /   .i、
  <  ヽ/ /-/i-´-/ /   /i i‐´`ヽ、_
   ヽ_ / /./ i/ / /,  ,‐/.i i´  /ミヽ  ,
  ___|/ ヽo / i / // iヽi_.i/ i iヽ_,/、_/__//
  ─__ノ-<,=/`,(o ,-/ヽ i´ヽ_,/、/-‐‐`゙i´ /
  < ̄ `ゝ/ /`~i / ( ヽ.:.:i o i.:.:.:.:.:.:_i-´ i
  ヽ  //ヽ-、_ ヽヽ-´ ヽ/、_ i_/-、__i
   ヽゝ ヽ, /i ヽ `_ / ̄,ヾ_i i丶_ゝ/_> >
  、/ ´`ゝi ,i  `´  i / /ヽ---‐´-‐´─ヽ-、
  //  、∧ ヽヽ   /  /「-‐─_´, ‐´ ̄ ̄ヽ、ヽ
  -─‐ヽ ヽ _/ .ヽ、 /  /_/-‐´ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ヽ
  ヽ-/ヽ_ヽ   V  /´    /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヽ i
  -、(/   `ヽ‐--ヽ ´  _,-‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/  i .i
    `\   i   ヽ ̄ ̄´   i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/  丿丿
      `ヽ/    ヽ     `ヽ_──´  ノ /
         i `ヽ--´__,..-‐´ ̄ ヽ    //
         `i    i  ヽ _,-‐´ `──´_/
          -i    ̄ i`´─────´ i

           ├ 、__ ゝ 、_   __    i
           i    ヽ/-/─、、-ヽ--/i
           i     i /ヽ二ニi iコi ロ i i i
          i´     /`─>‐- ´--´--´ i ヽ
          /ヽ   /   C--、      i i
            /        ,ゝ      ヽ



センチピード「ええい、我々の目的は今はファイズのベルト!」

ロブスター「まぁちょっかいかけてこいって話だけどね、奪うのは可能ならばって話だけど」

京太郎「ファイズのベルトを……!?」

ロブスター「カイザのベルトも持って帰りましょうか?」クスッ


ファイズに似たライダー、カイザを見るロブスターオルフェノク

京太郎もそこでそのライダーの名前を初めて聞いた

φだからΧ、ということなのだろう


センチピード「ふん!」


鞭が京太郎に振るわれるが、その鞭をゼロノスがゼロガッシャーで振り払う

ロブスターオルフェノクが走り出すが、ゼロノスも走り出して振るわれるレイピアをゼロガッシャーで弾く

さらに振るって一撃を与えるが拳を打ちつけられて後ろへと跳ぶ


晴絵「くっ……!」

ロブスター「おもしろいわね」クスッ

センチピード「そらぁ!」


振るわれる鞭を回避するためにゼロノスが横に転がる

さらに鞭が振るわれるが銃弾がそれを弾いた


晴絵「デネブ!」

デネブ「晴絵ー!」


走ってくるのはイマジン

黒い装束を着たような姿をしたそのイマジンが、両手を銃の形にして指先から銃弾を放つ

驚きつつも、京太郎は素早くファイズのベルトを付け直してファイズフォンをプッシュ、さらにベルトへと差し込む


<standing by>

京太郎「変身!」ガチャッ

<complete>


ファイズへと変身すると、ゼロノスの隣に立つ

さらにカイザが別方向から銃を向けつつ二体のオルフェノクに近づく



晴絵「あの鞭が厄介だ、デネブ!」

デネブ「ああ!」


ゼロノスの背後に立ったデネブが手をクロスさせてゼロノスの肩に手を置く

カードを取り出すと、ゼロノスはカードを裏にして差し込む


<ベガ フォーム>


背後にいたデネブの腕が肩の装備となり、姿がマントとなり消える

前面に装甲が装備され、そこが開くとデネブの顔が出てきた

頭部にドリルのようなものが走ると、それが割れて顔へと変わる


晴絵D「最初に言っておく!」

京太郎「……」カチャッ

晴絵D「胸の顔は飾りだ!」

京太郎「いくぞ……!」


走り出すファイズにあわせて、ゼロノスはゼロガッシャーを銃へと変形させて撃つ

カイザも銃を撃ち始めると、それと同時に遠くから良子が走ってくる

変身してドライブへと変わるとハンドル剣を手に京太郎と同じく敵へと斬りかかった


京太郎「良子さん!」

良子「仮面ライダーがさらに二人……!?」

京太郎「味方です!」

良子「ならばこの二体を倒しましょう!」


ロブスター「この数は……」チッ

センチピード「このぉ!」

玄M「俺もいくぜいくぜいくぜぇ!」


モモタロスを憑依させた電王が走ってくる

ソードを振るってセンチピードオルフェノクを吹き飛ばす

五人のライダーを前に、二体のオルフェノクが下がる



京太郎「決める!」

<exceed charge>

玄M「俺の必殺技、パート2……」

<フルチャージ>

良子「いきましょうかベルトさん」

<ヒッサーツ! フルスロットル!>


そして、三人が二体のオルフェノクに必殺技を放とうとした

その瞬間、何かが走る

目にもとまらぬ速度で“なにか”が三人を攻撃し吹き飛ばす


そのなにかかはわからないが、二体のオルフェノクの前に現れるのはワニのようなオルフェノク


京太郎「ぐっ!」

玄M「な、なんだぁっ!?」

良子「新手、ですか……!」


三人が起き上がるが、ワニのようなオルフェノクが後ろの二体に腕を向けると、二体のオルフェノクが頷く

そして、三体のオルフェノクは去って行った

倒すことができずに、舌打ちをする京太郎


だが“速い奴”を抜いても三人の敵を倒せるとは思えない

京太郎自身も中々にダメージが大きかった

ファイズフォンを外して通話停止ボタンを押すとファイズから京太郎は元の姿へと戻る


京太郎「……ふぅ」

良子「逃がしてしまいましたね」

ベルト「あのままやって勝てるとは思えないがね」

玄「ベルトがしゃべった! っていうか戒能プロだ!?」



ゼロノスもカードを引き抜いて変身を解除する

それと共にカードが消滅した

溜息をつく晴絵が、デネブを見る


晴絵「とんだ無駄使いだったよ」

デネブ「晴絵、ごめん」

晴絵「もう良いよ」


玄「あっ、貴女は……」

晴絵「……たく、私の変身には回数制限があるのに」ハァ

玄「えっ?」

良子「女性の知り合いがやけに多いんですね?」フッ

京太郎「いや、まぁいたしかたないでしょうにこれは」

良子「まぁそうですが……」


そして京太郎は、カイザの方を見る

近づいてきたカイザが携帯電話を抜き、ファイズフォンに似たカイザフォンを開く

変身解除をすると、やはりそこには少女がいた


京太郎「あんたは……」

?「むしろ、あんたこそ誰?」


そう聞かれるが、誰かが走ってくる


豊音「京ちゃ~ん!」

京太郎「って豊音さん、なんで!?」

豊音「だ、だって心配で……って、あれ?」

?「姉帯さん……」

豊音「えっと、宇夫方さん、だよね?」


京太郎「知り合い、ですか?」

豊音「う、うん」コクリ

葵「宇夫方葵……よろしく、かな?」



良子「それでは私は、仕事に戻りますので」

京太郎「はい、お気をつけて」


良子が去っていくのを見送る


晴絵「私も帰るわ」フリフリ

京太郎「待て赤土!」

晴絵「なにさ須賀」


京太郎「……ありがとな、助けてくれて」

晴絵「……やらなきゃ、ダメだったから」


それだけ言うと、空に穴が開く

そこからみ緑色の電車が現れて晴絵の前を通って空へと再び上って消えた

たった一瞬のうちに晴絵も入って去っていく


京太郎「さて、行きますか」

豊音「うんっ」

葵「私のサイドバッシャーに乗っていくと良いよ、そっち行きたいし……臼沢さん、無事なんだよね?」

京太郎「え、ああ、はい」

葵「なら良かった、本来ファイズギアを持ってるのは臼沢さんだって聞いたからさぁ?」

京太郎「えっ……?」

葵「……」



【第4話<追跡者と捜索者>】




―――【松実館】


端の方のテーブル、ソファに腰掛ける京太郎と豊音と玄

その正面には塞と宇夫方葵


塞「にしても驚いたよ! まさか宇夫方さんがこっち来てたなんて!」

葵「臼沢さんのこと探してたんだよ」

塞「えっ、なんで?」

葵「ベルトを持ってるって聞いてね、熊倉さんから」

塞「えっ、トシさん?」

葵「かなり走ったけどね……」

塞「ちょ、どういうこと?」

豊音「そ、そうそう!」

葵「半年前……グローバルフリーズだっけ、宮守生徒が数十人、熊倉さんに助けられてさ」

京太郎(グローバルフリーズのことを……熊倉トシの知り合いなら当然知ってるか)

葵「私もだけどさ、それから少しして意識を取り戻したんだけど熊倉さんもすぐにいなくなって……」

塞「ちょっと待って、それでベルトを?」

葵「二月ぐらい前かな、ベルトが送られてきたのは」

塞「そっちも、送られてきたんだ」

京太郎(送られてきたのか……)

葵「……臼沢さんにファイズのベルトを送ったことが手紙にそえてあってね」

塞「えっ……」

葵「ま、ファイズのベルトを探しに来たってわけじゃないんだけど」

豊音「なら、どうして?」

葵「オルフェノクをすべて消すために、かな?」フッ

京太郎「……」

豊音「っ」ビクッ

塞「え、あ……」メソラシ




葵「それともう一つ、小瀬川さんが実は生きてるって聞いたんだよ」

塞「え?」

豊音「そ、それってどういう!?」

葵「熊倉さんからの手紙にそれも書いてあった……そして東京に行けってね」

京太郎「つまり、死んだかと思った人間が生きて……って葬式とかは?」

塞「無かったからね、その時点でなんか不自然だとは思ったんだけど……」

豊音「先生が関わってたんだ……」

玄「えっと、良くはわからないけど、熊倉トシさんって言うと赤土先生を勧誘しようとした……?」

塞「うん、間違いないと思う」

京太郎「実は生きてたってどういう意味っすか、死体が蘇るなんて……」

葵「それこそわからないけど……友達が沢山死んだんだよ目の前で、生きてるって言われたら九州にだって行くよねぇ」

京太郎「……まぁ、わからないでもないですけど」


ちらつくのは行方の知れない仲間たち


京太郎「だけど、死人が実は生きてましたなんてオルフェノクぐらいしか」

葵「ふざけるな! オルフェノクだって!? あんな殺人生物になってるわけがない、なってたとしても熊倉さんが黙ってるわけがない!」ガタンッ

京太郎「!」

塞「ちょ、落ち着いて宇夫方さん!」

葵「っ……ごめん」スッ

京太郎「い、いや……こっちこそ」

葵「熊倉さんがオルフェノクをのうのうと放置しておくわけがない、オルフェノクを倒せってことでしょ、だからベルトを私に渡した……」グッ

豊音「あぅ……」ブルッ

京太郎「と、とりあえず、これからどうするんです?」

葵「……近くのビジネスホテルに部屋をとってるからそこで寝泊まりするよ」スッ


塞「電話番号……?」

葵「私の、なにかあったら連絡して、特にオルフェノクは……」ギリッ

京太郎「ロイミュードを恨むのはわかるんですけど、なんでオルフェノクを?」

葵「オルフェノクにだって、友達を殺された……オルフェノクは殺さなきゃ救われないんだよ。私も、私の友達もさ?」



愛車、サイドバッシャーで帰っていく葵を見送った京太郎と塞

松実館の中、先ほどの席へと戻ると豊音がうつむいたまま震えていた

膝の上に置かれた拳はキツく握られている


京太郎「豊音さん……」

豊音「私、どうすれば、良いんだろっ……」

京太郎「どうしようも、ないっすよ」

塞「豊音……わ、私はわかってるつもり、だから」

豊音「え?」

塞「オルフェノクがみんな、悪い奴ばっかじゃないって……豊音が、教えてくれた」

豊音「塞……」

京太郎「なんつーか、俺の方でも頑張ってみますよ」

豊音「……うん」コクリ


席を立っていた玄が戻ってくる


玄「宇夫方さんか、凄いね……なんていうか心が強い、のかな?」

京太郎「そう、でしょうね」

玄「どうしたの?」

塞「ううん、なんでも!」

京太郎「……にしても」

玄「友達が、生きてたんだっけ?」

塞「うん……シロが、生きてる……」グッ

豊音「そうだよね、頑張って探さなきゃ!」グッ


京太郎(小瀬川白望、ね……)



―――廃工場


やけに整った設備をした廃工場

二人の男と一人の女がそこにはいた

赤いコートを着た男、緑色の服を着た男、黒いドレスを着た女


???「仮面ライダー、ね」

???「ハート、次の手をこうじましょうか?」


赤いコートの男、そのハートと呼ばれた人物が静かに息をつく


ハート「友がこれ以上、倒されていくのは見たくない」

?????「破壊されては私の力では治すことができませんわ」

ハート「となると……」

???「使いますか? 死神を」

ハート「……友をこれ以上、失うのは辛い」ググッ

???「では……死神に今度は、我々のために死を運んでもらいましょう」クククッ



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(豊音)

5、公園(晴絵)


◇安価2↓

2、散歩


◆【誰かと会う?】
※運37補正:+18

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ????

◇安価1↓


【成功】


◆誰と会う?
※運37補正:+18

1、小走やえ
2、瑞原はやり
3、江口セーラ
4、弘世菫
5、辻垣内智葉
6、雀明華
7、ハオ・ホェイユー
8、獅子原爽
9、真屋由暉子&本内成香

ゾロ目 ?????

◇安価2↓

9、真屋由暉子&本内成香


―――道端


そこそこに人通りが多い所を歩いていると、一人の男が走っていた

その男が京太郎の脇を抜けて走って行こうとした瞬間、その前に小さな少女が現れる

身長は150無いであろう少女だが……走っていた男の腕を取るとそのままひねりあげつつ、足もつかってその体を浮かせて背中から地面に叩きつけた


男「ぐおっ!?」

警官「待て!」ダダダダッ

男「ちくしょう!」

警官「窃盗及び強盗の現行犯で逮捕する!」カチャッ


男に手錠がかけられると、警官が少女の方を見てハッとした


警官「これは真屋さん、ありがとうございました!」

京太郎(思い出した、あいつ真屋由暉子……和とやりあってた。それから後ろには本内成香、だったか?)

由暉子「いえ、罪のない人々の平和を脅かす者は放っておけません」フッ

成香「ユキちゃんは最高です!」


そして、真屋由暉子がその場から立ち去る

といっても京太郎の方へと歩いてくるだけなのだが

小さな少女が二人、夜中ともなれば心配にもなる


京太郎「……」

由暉子「……」ピタッ

成香「どうしたんですか?」


突如、立ち止まった由暉子が京太郎と目を合わせた


由暉子「……いえ、他人の空似でした」フッ

成香「?」

京太郎「……」


京太郎(なんか、良い奴そうだけど妙に癖がありそうっていうか……左手の封印解いたおっぱいとぐらいしか覚えてないな)


◆System
・【真屋由暉子】【本内成香】の初期好感度は【40】になりました



―――朝【松実館】


京太郎「あー朝飯か、体いてぇ」

玄「なら居間で寝ればええやろ」

京太郎「……」チラッ


そこには京太郎が寝ていたソファのテーブルを挟んで対面に座っている玄

腕を組んで座っている玄の瞳は黄色

髪は首元で結んでいて、前髪は黄色いメッシュ


京太郎「キンタロスか?」


モモタロス、ウラタロス、リュウタロス、そしてもう一人のイマジン

リュウタロスの方が後らしいが、京太郎にとっては最後に会ったイマジンだった

関西弁で、股を開いて座るクセがあるのでいささか心配なところだが基本的に憑依する時はズボンなので、いやそれでも良くはないが


京太郎「お前どうした?」

玄K「なんやうなされとったからな!」

京太郎「優しいじゃねぇか」

玄K「そろそろ起きてくるやろうし出てくか」

京太郎「そうしてやってくれ」

玄K「またな、たまにはデンライナー遊びにこい!」

京太郎「ダメだろ」


そしてすぐに、玄は元の玄へと戻った


玄「はえっ!」

京太郎「どうしたんっすか、ってか今起きたんっすか」

玄「あ、あははっ」


ドタドタドタ


豊音「おはよー!」

塞「豊音はしゃぎすぎ」クスッ

宥「元気だね~」

京太郎「おはようっす」

宥「一緒だったんだ、仲良しだね」クスッ

京太郎「まぁそれなりに?」

玄「そういえば体痛いなら上使えば良いのに……」

京太郎「いやいやいや」

豊音「一緒に寝る?」

京塞「いやいやいや!」


◆System

・自由行動に【訓練】が追加されました
※訓練は指定したステータスを【+2】することができます



◆知り合い

【塞・豊音・葵・良子】
【宥・玄・灼・晴絵】
【淡・もこ・竜華・洋榎・絹恵】
【ネリー・由暉子・成香】



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(宥・玄)

6、公園(良子・晴絵)


◇安価2↓

2、散歩


◆【誰かと会う?】
※運37補正:+18

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?
※運37補正:+18

1、小走やえ&岡橋初瀬
2、弘世菫&瑞原はやり
3、江口セーラ&二条泉
4、清水谷竜華&園城寺怜
5、愛宕洋榎&愛宕絹恵
7、辻垣内智葉&メガンダヴァン
8、雀明華
9、ハオ・ホェイユー
10、獅子原爽

ゾロ目 ?????

◇安価2↓

2、弘世菫&瑞原はやり


―――公園


京太郎(あれはまさかはやりん、もう一人は白糸台の弘世菫……なんでこんなとこに?)

はやり「まったく、もっとこうプリティーにできないかなぁ?」

菫「意味がわかりませんし、できません」

はやり「遊び心がないなぁ……そんなんじゃモテないゾ☆」

菫「はやりさんに言われても」

はやり「ん?」ニコッ

菫「い、いえ……」


はやり「せっかくドライバー作ってあげたのに、ポーズつけなきゃ変身できないように細工しとけばよかった」

菫「やめてください」

はやり「新型のゲネシスにはつけなきゃね」

菫「やめてください、おいやめろ」

はやり「こわいなぁ」

京太郎(マジもんのはやりんだ)


白糸台の弘世菫、去年の夏のインターハイで戦っていた記憶がある

松実宥とも戦っているはずだ

そしてもう一人は今はやめているが牌のお姉さんこと瑞原はやり

ツーサイドアップテールの髪型も変わっていない


京太郎「……」

はやり「んーもしかして気づかれたかな?」

京太郎「え、あ、はい」


思ったより接近が早かったことに驚く


菫「はやりさん?」

はやり「いやね、なんだか珍しい感じがするなーって」

菫「直感でしょうに、すまない迷惑をかけた」

京太郎「ああいや、有名人二人と会えるとは思えませんでしたから」

はやり「二人?」

京太郎「白糸台の生徒ともなれば有名でしょう?」

菫「元、な」


菫「私のことを知っているとは、自分で言うのもアレだが地味だからな」

はやり「でもシャープシューターって異名まであったのに?」

菫「あれはその、まぁ」カァッ

京太郎「かっこよくて好きでしたけどね」

菫「そ、そうか?」

京太郎「はい」フッ

菫「そ、そうかそうか」ウンウン

はやり「にしても運命の出会いだね!」


菫「それを言い出すとはやりさんに声をかけるファンの人全て運命になりますけど?」

はやり「やだなぁ、ファンの数が違うって」

菫「さすが元トップアイドル……」

京太郎(ただしキツい)


菫「そう言えば君の学校は」

京太郎「清澄です、長野の」

菫「そうか、照の妹がいた……」

京太郎「はい。その……照さんは?」

菫「行方不明だ、こちらで連絡が取れない……そちらは妹とは?」

京太郎「こっちも同じです」


菫「……お互い、か」ハァ

京太郎「ですね」ハァ

はやり「難しい顔してるね」

菫「そりゃそうですよ……えっと」

京太郎「須賀です。須賀京太郎」

はやり「それじゃ須賀君だね☆」

京太郎「はい、えっと、瑞原さん」

はやり「はやりで良いぞ☆」

京太郎「それじゃはやりさんと、弘世さん」

菫「須賀、私の連絡先だ」スッ

はやり「ナンパ!?」

菫「違います」

京太郎「違うと思います」

はやり「つまんないね」

菫「どういうことですか……とりあえず照か妹に会えたら連絡してくれ」

京太郎「はい」

菫「あとでそちらの連絡先も頼む、私も会えたら連絡しよう」

京太郎「ありがとうございます」

菫「なに、共通の知り合いを持った仲だしな……今後ともよろしく頼む」フッ

京太郎「こちらこそ」フッ



◆System
・弘世菫の初期好感度は65になりました
・瑞原はやりの初期好感度は50になりました

gweuiglwu宇井尾jltu iahgulheh/ *reh+a/h/hら+*ウェハr+*h*+あh uilahgiauhae5j7/aetyらえhらえヘリ王女8935q7678T#')NVhmy89ym78jt0yt79 ty78a3oyt eui 王維yはん五hIUO gbiah hfasfpoifoaufogsa yfi gyg ygeggsessg
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とりあえず今回はここまでー
次回は戦闘までいけるかなー行ければ良いなー

ライダーも増えて来て良い具合に敵も色々出てきてって感じで
ハルちゃんに関しては今回は強制変身ってことで、以降は状況とかによりけり

そしてカイザ登場ってことで宇夫方葵でした。他のキャラより原作キャラよりって感じで
豊音が味方にいるのでまた展開変わってきて塞がオルフェノクのことも受け入れたり
そしてどうなるデルタギア

そんじゃなにかあればお気軽にー

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再開しようと思うよーん

序盤ってこともあって現状じゃストーリーの分岐とかできるとこ限られてるんっすよね(豊音を見ながら)
この話終わったら分岐とかも明確にできるようになったり自由安価追加で色々と動いたりできるようになったり

まだ序盤だしとりあえず自由行動からー

(ありがとですーそんじゃ再開してくよー


―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>104

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(宥・玄)

6、公園(良子・晴絵)


◇安価2↓

5、松実館(宥・玄)



―――【松実館】


玄「あ、京太郎くん帰って来てたんだ」

京太郎「ん、はい……玄さん?」

玄「私だよ?」

京太郎「ですよね、また新手とかかと」

玄「大丈夫大丈夫、ふぅ……少しは筋肉ついてきたかなぁ?」


二の腕を掴む玄だが、ぷにぷにしている

やってみたい衝動に駆られるが自制

伊達にあの麻雀部で夏まで過ごしていたわけではない


宥「玄ちゃん、ダイエット、ではないよね……力持ちになるの?」

玄「えっと、どっちかっていうとこう……喧嘩が強くなりたい、的な?」

宥「えっ、け、喧嘩はダメだよぉ」

玄「そ、そういうことじゃなくてっ! きょ、京太郎くんっ」チラッ

京太郎「えっと、あー」メソラシ

宥「ぼ、暴走族とか!?」

玄「ち、違うって!」

宥「ば、バイクの免許取ったからってそれはダメだよぉ……」

京太郎「あー、違う違う」

宥「え?」

京太郎「その、い、異種格闘技戦を制する、的な?」

玄(ええー)


―――デンライナー

モモタロス「ねぇな」

ウラタロス「ないね」

キンタロス「ないな」

リュウタロス「イソーローのばーか! ばーか!」ピョンピョン



宥「えっと、が、頑張って……?」

玄「う、うん……」

京太郎「なんかすんません」

玄「う、ううん……」

宥「はい、アイスコーヒー」コトッ

京太郎「ありがとうっす」ペコッ


出されたコーヒーを飲む


京太郎「美味い……」

宥「良かったぁ、もうちょっと研究してみるね?」クスッ

京太郎「あざっす」ニッ

宥「うん、玄ちゃんも一杯運動したし、今日のご飯は一杯にしようか?」

玄「い、良いよ沢山食べたから」

宥「そう?」

玄「あ、でも鍛えたらお姉ちゃんも守れるし良いよね!」

京太郎「そっちの心配は良いっすよ」ズズッ

玄「え?」


京太郎「玄さんも宥さんも俺が守るんで」ニッ

玄「……っ」カァッ

宥「えへへ、ありがとぉ」ニコッ

京太郎「ま、世話にもなってますし」


◆System
・【松実宥】【松実玄】の好感度が+10されました
・【松実宥:90】
・【松実玄:90】



―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>355

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(塞・葵)

6、公園(良子・晴絵)


◇安価2↓

5、松実館(塞・葵)


―――松実館


あの後、買い出しを頼まれて出かけた京太郎が帰ってくる

ビニール袋を両手に持って冷蔵庫に食材を入れた

タオルで手を拭きながら現れた宥


宥「ありがとう、お昼用意してあるからあっちにどうぞ」

京太郎「ん、ありがとうございます」

宥「あ、それと宇夫方さんって昨日の人が来てるよ?」

京太郎「ん、宇夫方さんが?」


皿を持って店内の奥の方を見ればそこには宇夫方葵がいた

昼御飯なのかナポリタンを食べている


京太郎「どうも」

葵「ん、来たね」

京太郎「失礼しますね」

葵「呼んだわけだからどうぞ」


対面に座る京太郎を、葵が見る

少しばかり視線がくすぐったいが食事を続けた

モグモグと食事を続けると、宇夫方葵が紙ナプキンで静かに口を拭く


葵「君はどうして臼沢さんからベルトを預かってるのかなぁ?」

京太郎「ん、まぁちょっとしたことでオルフェノクに襲われてた塞さんを見つけて、その場でつけて戦うことにって感じですね」

葵「……私はまだ君を信用してない」

京太郎「でしょうね、だと思いますよポっと出が」

葵「まぁオルフェノクを殺すならなんでも良いけど」


京太郎「嫌いですね、まぁ好きな人のが多いでしょうけど」

葵「あれを好きになる人間なんているのかな?」

京太郎「え?」

葵「ないね、オルフェノクは滅ぼさなきゃいけない、人類に対する害悪なんだから……害虫は駆除しなきゃだよねぇ?」

京太郎「……それは」


塞「あ、二人共、私も一緒して良い?」

京太郎「ん、塞さん」

葵「うん、どうぞ」ニコッ

京太郎(えぇ……)



三人で食事を開始する

先ほどと違い明るい雰囲気であるので京太郎としても気楽ではあった

信頼は少しずつ勝ち取って行けば良い


塞「にしてもトシさんが宇夫方さんたちを助けてたなんて驚いたよ」

葵「私たちもグローバルフリーズが起こって眼が覚めたらベッドの上だったし、驚いたよ」

塞「それでトシさんが?」

葵「他の子たちもね、それでも何人かがオルフェノクに殺されたけど」ギリッ

京太郎(なるほど、だからか……)

塞「え、あ……オルフェノク、に?」

葵「一人が覚醒しててね、死んでたみたいでトシさんも気づかないまま、それでそのオルフェノクに襲われてって話だよ」

塞「え、そのオルフェノクはどうやって?」

葵「私が殺したよ、丁度カイザのベルトも手元にあったからね」フッ


京太郎(一人目が、友達だったか)

葵「まぁそんな話はどうでも良いよ、大事なのはこれからのことだ」

塞「うん、でも“悪いオルフェノク”も二本のベルトがあれば問題ないね、二人でなら強い敵も倒せるだろうし」

葵「オルフェノクに良いも悪いもないよ……」

塞「あ、うん……」アハハ

京太郎(なんとかなら、ないか……いやでもなんとかしてやりたいんだよなぁ)


葵「鹿倉さんはどうなの?」

塞「ううん、行方知れずだけど、生きてるよきっと」

葵「なら良かった、私がみんなをまた……一つにしてみせるから」

塞「……うん、ありがとう」フフッ

京太郎(問題は、オルフェノクへの嫌悪か……せめて良い奴がいるってわかれば)


◆System
・臼沢塞の好感度が+10されました
・【臼沢塞:90】
・宇夫方葵の初期好感度は【10】になりました



―――昼過ぎ


◆自由行動


1、誰かと話す【>>355

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(豊音・宥)

6、公園(良子・晴絵)


◇安価2↓

5、松実館(豊音・宥)


―――松実館


京太郎「塞さん出掛けちゃいましたね」

宥「私たちじゃ不満かなぁ?」クス

京太郎「案外いじわるなこと聞きますね」ハハッ

宥「ふふっ、ごめんね」

豊音「あ、京ちゃんだ」

京太郎「豊音さん、ウェイトレスもサマになってきましたね」フッ

豊音「えへへ、そうかなーバイトって憧れてたんだっ」ニコニコ

京太郎「にしてもここまで美少女揃いだとさすがに繁盛してますね」

宥「そうだねー」

京太郎「ナンパとかないんですか?」

宥「え、ないよぉ」アハハ

京太郎「……」チラッ


「……」ゴゴゴゴゴ


京太郎(牽制しあってやがる、てか俺に殺意が)

豊音「京ちゃんみたいなボディガードがいれば松実さんや塞たちも安心だねっ」

京太郎「いや、豊音さんも十分カワイイでしょうに」

豊音「えっ、そ、そんなことないよぉっ!」ワタワタ カァッ

京太郎「ありますから」

豊音「で、でも私大きいしぃ」

京太郎「そこのギャップが良い、的な」

京太郎(胸も大きいし)

豊音「え、えへへっ、お世辞でもちょーうれしーよー」ニコニコ

京太郎(てかさっき俺みたいなボディガードって言ってたけど遠回しに怖いと?)



京太郎「買い出しぐらいしかやってないなぁ俺」

豊音「ボディガードになってるよ!」グッ

京太郎「だからそれ褒めてませんから」

豊音「えっ!?」


宥「なんだか、仲良いね」

京太郎「そうっすか?」

豊音「もちろん、だっておな」

京太郎「豊音さん」

豊音「あっ……えっと、助けてくれたしねっ」

京太郎「まぁ、守りたくなると言えばそうなんっすけど」

豊音「え、えへへっ、ありがとうっ……いつか宮守のみんなと京ちゃんとで麻雀打ってみたいなぁ」

京太郎「……そうっすね」フッ

豊音「私の新しい『夢』かなっ」
                  ,..。:::::::::7:::::::::::...
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         {(  /:::::::人 ::::::i ::::::::::::/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::.

              イ::::::/≠ミ::::::!::イ:::::::::{ :::::::::::::::::::::::::}!:::::::::::!
           ∥:{::/y"゚Y八:| |::::::::ハ::::Y:::::::::::::::::/:::::::::::::|
           i{::::{::{ 弋ノ    |:::::/_`ヽ{:::::::::::::::::::::i::::::::::::|
           }:::::j::ゝ 、     |::::i ゙ヌ ,':::::::::::/:::::|::::::::::::|
           |:::Λ        |::::ト-イ/::::::::/::::::::::i::::::::::::::{
      \、_.ノ:V::::ヘ  、 _   !:::l ノ:::::/:::::/::::::Λ::::::::::::{
        ゙ ̄ノ:::}!:::::Λ    _レ∠:::≠::::::::::/ :::::;::::::::::::::::::::' ,      、
           /:::;;ヘ:::::i:::::::: ̄|    )/i::::::/ :/ ::::::;:::::::::::::\::::::::ゝ、    ノ)
        //{ { }::/⌒〉=乏ー-_'" |:::/:;イ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::;;ニ=" ´
.       ノ/   〉/ニ^7,ハ||      ̄iレ::'/ :::/::::::::::::::::::::::::::::::\
.         {〈  /ニf^>ノ' {i    __}!::/::::::;::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         \{ ̄ ̄/ i!二└=7≦≧ニ{/:: :;::::::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
       />-,/ |{二二 /ニニニニ/::;イ::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ

      //  /ヘ、|ニニニニニニ//=|::::::::ト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::ヽ
     /ニ/ /ニニニ二二二,ノ二ニ{(ニ二}:::::::::!::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::Y
    i´ 二/二二ニニニニニY二二ニニニ|::::::::|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ}
.   iニy"二二二二ニニニニ|二二二二二|::::::::!{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
    !ニ}二二二二ニニニニニ|ニニニニニイ:::::::ハ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\



京太郎「良い夢っすね」フッ


宥(なんだか、胸の奥が……ギュって、なる)


◆System
・【姉帯豊音】の好感度が+4されました
・【姉帯豊音:99】
※【姉帯豊音】の好感度は現状ではこれ以上は上がりません
・【松実宥】の好感度が+9されました
・【松実宥:99】



―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>355

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

×、松実館()

6、公園(良子・晴絵)


◇安価2↓

6、公園(良子・晴絵)


―――公園


京太郎「ん、意外な二人」

晴絵「……ああ、須賀」

良子「ハロー京太郎」

ベルト「先ほどまで戦いがあってね」

京太郎「そうなんっすか」

晴絵「私は変身してないけどね」

ベルト「変身回数に制限があるならば仕方ないというものだろうね」

京太郎「ま、そうだな」

良子「ロイミュードは着実に倒していますが、まだまだ数はいますから」ハァ

京太郎「厄介極まりないな」ハァ

晴絵「悪いけど助けてあげられないからしっかりしといてよね」

京太郎「……俺に言ってんのか?」

晴絵「そういうこと」

京太郎「可愛く無い奴」ハァ

晴絵「うっさい」


瞬間、晴絵の様子が変わる

それを察しって肩をすくめる京太郎と、理解しているのか苦笑する良子

ベルトはやけに楽しそうだ


晴絵D「謝る、すまん!」

京太郎「またかデネブ」

晴絵D「晴絵は本当は優しいんだ! 本当はお前達と友達になりたいと思って」


再び、雰囲気が変わると、晴絵が拳を握る

そして、自分の頬を打った


晴絵「余計なこと言うな!」


すると晴絵の前に砂と共に現れる怪人

デネブだと理解する京太郎が、晴絵を見ると

頬を押さえてうずくまっている


良子「ええと……」

京太郎「大丈夫か?」

晴絵「ほっとけ!」

デネブ「晴絵、大丈夫?」

晴絵「お前のせいだばかっ!」


そしてコブラツイストをかけはじめた


京太郎「……仲良いな」

晴絵「どこがっ!」

あれ?イマジンの砂形態って結構壊れないっけ?

>>469 砂形態から普通状態になって現れたって感じっす


京太郎「あーえっと、てか赤土、お前もっと玄さんに説明をな」

晴絵「だから言えないって、言ってるだろ!」ギギギッ

デネブ「痛い! ぬぅぅぅぅっ、ふん!」

晴絵「うわ!」


尻もちをつく晴絵が、ため息をつきつつ立ち上がる


京太郎「……そうか」

晴絵「案外ものわかり良いね」パンパン

京太郎「ま、これ以上聞いてもな」フッ

晴絵「まぁそっちのが助かるけどさ」

ベルト「二人で戦う、私と良子のようなものかな?」

晴絵「前に聞いた話じゃそっちは変身時に指示とかしてるだけでしょ? こっちはマジで変わるからね」

良子「ふむ、どちらかと言うと運転を変わるに近い感じですか?」

晴絵「それだ」ビシッ

京太郎「良いたとえでしたね」

良子「そ、そうですか?」テレッ

ベルト「良子、そろそろ戻った方が良いんじゃないかい?」

良子「……そうでした! 仕事が残ってるんで私はこれで!」ダッ


京太郎「忙しそうだな」

晴絵「だね、とりあえず須賀」

京太郎「ん?」

晴絵「苦戦しないでよ、私が助けなきゃいけないんだから」


それだけ言うと、踵を返して歩いていく晴絵


京太郎「ツンデレか?」

デネブ「すまない須賀! 晴絵は」

晴絵「デネブぅ!」

デネブ「ハッ! またな須賀!」ダッ

京太郎「……赤土のこと、気になるな」フム


◆System
・【戒能良子】【赤土晴絵】の好感度が+5されました
・【戒能良子:85】
・【赤土晴絵:55】



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>355

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

4、探索

5、松実館(灼・宥)

6、公園(洋榎)


◇安価2↓

6、公園(洋榎)


―――公園


京太郎「2月だし夜は寒いな」

洋榎「ん、須賀やん」

京太郎「そこにいるのは洋榎さんじゃないっすか」

洋榎「おっす、どないしたん?」

京太郎「特になんもないっすけど……そっちは」

洋榎「同じくや、ちょっと調べ事やっとったけどさっさと片付いたし」

京太郎「ん?」

洋榎「こっちの話やって」ノビー


背中を伸ばす洋榎

必然的に胸を張るような体勢になる

だが京太郎は、特に表情を変えることなく缶コーヒーを飲む


洋榎「あっ、私の胸見てたやろ」キャッ

京太郎「ねぇな」

洋榎「うわぁ」

京太郎「うわじゃないっすよ」

洋榎「たく、あの人もなに考えてんのか」ハァ

京太郎「ん?」

洋榎「いんや、この街はずいぶん物騒やなって思うてな」

京太郎「あー……まぁ色々噂ははびこってますよね」

洋榎「……ま、せやな」

京太郎「なんか噂について知ってます?」

洋榎「知らんけど……ああ、仮面ライダーって正義の味方いるってぐらいやな」ケラケラ

京太郎「そうっすか……」

京太郎(なんか怪しい)



洋榎「まぁ私相手に胸がドキドキしていろんな話を振りたいって気持ちは」

京太郎「だからねぇって、むしろ妹紹介してください」

洋榎「絹恵か! またか!」

京太郎「またって」

洋榎「妹を紹介してくれと言われた回数何十回やと思っとんねん!」

京太郎「……」ポン

洋榎「肩に手を置くな」

京太郎「まぁなんつーか、元気だしてください」

洋榎「……よ、よもやここまで本気で落としにかかってくるとは」
                  ,. :―. .、
                /: : : .;.く::::ヽ
               /: :_:_:_: :.i ヽ::::',

               , . : ´: : : : : : : : : `: :.、::i
           /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.': ,
.         ,.': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .;.:\
        /: : : : : :/ :.イ: : : : : ト: : :、: : : : : :ヽ: : .、
.      /': : : : : :/!:./ ! : : : :.:.l ヽ: :ト: : : : . :.ト: : ヽ
      /:./: : : : l:./_ / l: : : : :.:.l  _::l i: : : : :.i:.i: : ハ
      ,':.∥: : : /l:l .'` ト: : : : .ィ´  i:l l ; : :..:.:i:.i: : : i
.    i.:.i.i: : : : i .!! ' ー-!、: : :. 斗‐ .リ .ノ !i!: :.i:.iハ : : :i

     i::i i: : :i!::i フ示笊i´ ヽ:.;/`笊示泛.7ji: :.ハ:! .i : : i
      ヽ!.ゝ:.:ii!:ii.  i:l::::リ     i:l:::j::! i レ 人リ .,': :.:j
       //ト、!:i.  ー‐'   .,    ー‐' .レ|イ!ヽ V: :. /
.      i.:!..l: l. i u゙゙゙        ゙゙゙ ,' l: ! ,.'}:.}:/
       ヾ; !:l  .>     -=-    .イ , :1:|_.//
           i:i.     >  ___.  -f千¬l/.イ



京太郎「帰る」タッタッタッ

洋榎「!?」


洋榎「……照れ屋なやっちゃ」フフッ


◆System
・愛宕洋榎の好感度が+10されました
・【愛宕洋榎:70】

勘違いしないでよね!(マジ)



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>355

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

4、探索

5、松実館(豊音・葵)

6、図書館(灼)


◇安価2↓

ほい


2、散歩


◆【誰かと会う?】
※運37補正:+18

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

ゾロこい

初だけどどうなるんだろ?

【失敗】


◆遭遇

☆【>>355】から一人選択

◇安価2↓

あらたそ

意外なキャラがきたな

【大星淡】


―――公園


京太郎が歩いていると、見覚えのある顔を見つけた

自販機の前で唸っているが飲み物を悩んでいるように見える


京太郎「なにやってんだ」

淡「あ……えっと、あれだ、あれ……須藤?」

京太郎「須賀だ、須賀」

淡「それそれ!」ビシッ

京太郎「なにやってんだ」

淡「お茶を買おうと思ったんだけどホットにするか悩んでたの」

京太郎「つめたいのにしとけ、あとどけ俺が買う」

淡「待って!」

京太郎「めんどくせぇな」ハァ

淡「まったく、完全調和の欠片もないね、もっと華麗に無駄なく」


素早く淡と自販機の間に入ると500円玉を入れる


京太郎「悩んでる時間が無駄だ」ピッ

ガコン ポイッ

淡「あわ!?」

京太郎「それ飲んどけ」

淡「えっ、奢り?」

京太郎「おう」

淡「……さすが須賀、良いね!」

京太郎「お前なんなんだよ」

淡「私は……おっとこれ機密だった」フフッ

京太郎「なにがなんだか」


だがオルフェノクを倒せるだけの力があるのは事実だ


京太郎「……」ズズッ

淡「えへへ、あったか~い」

京太郎「そりゃ良かったよ」

淡「あ、もうちょっと話そうよ」

京太郎「……めんどくせぇな」テクテク

淡「なんだかんだ言いながら来るんだっ」エヘヘ

(あわいい)



ベンチに座る二人

この時期、中々に肌寒い


京太郎「調子良い奴」

淡「良く言われる!」エッヘン タユン

京太郎「褒めてねぇから」

京太郎(だが胸は褒める)


淡「み、みんな褒めてくれてるよ! だって私の部下たちだもん!」

京太郎「部下、好きなのか?」

淡「チームプレーこそ精神! パーフェクトハーモニーだよ!」

京太郎「……ま、良いんじゃないか?」

淡「でしょ! 去年の夏に教えてもらったからね、みんなに!」ニコニコ

京太郎「咲、とかか?」

淡「あれ、咲知ってるの?」

京太郎「友達だ」フッ

淡「……そっか、咲の友達なんだ。一緒?」

京太郎「行方不明だよ」

淡「そっかぁ、咲もかぁ」ハァ

京太郎「ま、死んだわけじゃないしな」

淡「そうだね、咲が死ぬとは思えないや。むしろ迎え撃ちそう」

京太郎「確かにな」ハハッ


◆System
・大星淡の好感度が+10されました
・【大星淡:50】

このままでいてくれよ(切望)



―――公園


淡と別れたあと、京太郎はオートバジンへとまたがった

ヘルメットとつけようとした瞬間、ポケットの中で携帯電話が鳴る

京太郎はグローブを外してポケットから携帯電話を取り出す


ピリリリリ ピッ

京太郎「もしもし?」

豊音『きょきょきょ京ちゃん! ドライブがピンチで!』

京太郎「すぐ行きます! 豊音さんは絶対動かないでください!」

豊音『う、うん、ギリギリまでは……』

ピッ

京太郎「チッ、一体なにが……!」

お、メインストーリーか


―――工場地帯


バイクを走らせて、目的地へとたどり着く京太郎

そして、少し遅れて葵のサイドバッシャーもやってくる


京太郎「宇夫方さん」

葵「須賀……」


それ以上の言葉はなく、二人してアタッシュケースからベルトとフォンを取り出した走り出す

影に隠れていた豊音が気づき二人に手を振る

そして、二人の視線の先には吹き飛ばされたドライブと、ロイミュード


?????「何者……」


紫色のロイミュードが二人に警戒の色を見せる

倒れているドライブの変身が解除され良子の姿に戻った

京太郎が良子の傍にかけよってその上体を支えて起こす


良子「き、気を付けてください……チェイサーは、ぐっ」

京太郎「……豊音さん」

豊音「う、うん……隠れてよう戒能さんっ」

ベルト「気を付けてくれ二人共」


京太郎「はい」

葵「フッ、オルフェノクじゃなくたって人類の敵を許すわけにはいかないなぁ?」

京太郎「……ロイミュード、許すわけにはいかないな!」


立ち上がった京太郎

二人が同時にファイズフォン、カイザフォンを開く



京太郎はコード『555』を、そして葵は『913』を入力する

お互いが同時に『Enter』を押す


<standing by>


携帯電話を閉じて、京太郎は真上に、そして葵は斜めに構える


「変身!」


二人が携帯電話をベルトへと差し込み、倒す


<complete>


赤と黄色のフォトンブラッドがベルトから体に伸びて、装甲を纏う

立っているのは二人の仮面ライダー

ファイズとカイザが同時に変身する


さらに同時に、カイザが首元を慣らし、ファイズが手をスナップさせる


葵「さて……」カチャッ

京太郎「やりますか」カチャッ


◆BGM:EGO~Eyes Glazing Over【https://www.youtube.com/watch?v=F6q4XMHjVYE


チェイサー「仮面ライダーが二人……ブレンの話通りだな」

京太郎「ま、どのライダーかわからんないけどな」

葵「ロイミュードも……全滅だ」


やっぱファイズとカイザ良いなあ
EGOも良い



二人が同時に走りだす

チェイサーが右手に持った銃を二人に向けて撃つが、横に転がって回避するファイズとカイザ

素早くカイザも右腰に装備されたカイザブレイガンを取り出し銃を放つ


チェイサー「っ!」


銃撃の応酬、だがチェイサーの敵は一体ではない

接近したファイズが右拳を振るってチェイサーを吹き飛ばす

地を転がりながらも起き上がるチェイサー

腕をスナップしつつ、ファイズが接近


チェイサー「ふんっ!」


接近するファイズにチェイサー左拳を振るうが、ファイズはそれを右腕でガード

チェイサーが銃ことブレイクガンナーを至近距離でファイズに放とうとするが、その右手をカイザが蹴り上げる

銃弾が真上へと飛び、カイザが蹴りを、そしてファイズが左拳を見舞う


後ろへと仰け反るチェイサーに対してさらに追撃をかけようとするが、その瞬間チェイサーが何かをする


それと共に―――


京太郎(体がっ!)

葵(重加速!)



チェイサー「……」


ブレイクガンナーが構えられた

だが宙に道路が現れてそこを走るシフトカーがチェイサーを翻弄する

それでもふらつくファイズとカイザ


良子「二人共!」

ベルト「受け取りたまえ!」


そんな声と共に放り投げられた二つのなにかを、シフトカーが運ぶ

一つはファイズの腰後ろに付く、もう一つはカイザの腰の斜め右後ろあたりに付く

それはドライブが腰につけているシフトカーを入れるホルダーに似ている


だがドライブの三つに対し二人のそれは一つのみ

カイザのホルダーにはミッドナイトシャドーが装備される

そしてファイズのホルダーにはオートバジンを模したシフトカー、いやバイクが装填された


京太郎「うおっ!」

葵「これは……」


良子「それで重加速の中でも戦うことができますっ」


京太郎「なるほどね、よっしいくか……」カチャッ

葵「これで倒しやすくなった」カチャッ

チェイサー「……」


そして二人のライダーと魔進チェイサーとの戦いが始まる


【戦闘開始】



よっし今回はここまでー
次回は戦闘からっつーことで

カイザとの初めての共同作業
チェイサーとの戦いとなるっす

そんじゃなにかありゃお気軽にー


まさかの二人の初戦闘がチェイスww
にしても初とはとは思えないコンビネーション

雑誌掲載版HEROSAGAのミラージュアギトはオルフェノクとアギトの両方の力を持ってる規格外ライダーだったな…
なんとかしてミラージュアギトになれないかな?

思ったよりファイズって八方塞がり?
なんとか木場枠のとよねぇが味方で助かってるけどスマートブレインの幹部で強い奴らも出てきたしローズオルフェノクがピンとこないけど強かったっけ?



戦闘から再開しようと思いますけどおりますかー?

ブラスターに関しては後々ですけど、なんかしらあります
まぁかなりの強さになってるんでその代わりに、的な
クロスオーバーとか結構するんだけど意表つければ良いなぁ

>>547
オルフェノク混じりのミラージュアギトに関しては条件次第で出たりー

>>549
ファイズ、カイザ、デルタと戦ってデルタのベルト奪ってさらに戦うぐらいには強いっすね
伊達に元社長じゃない

いるのよー
やりようによってはミラージュ出るのか…狙わなきゃ(使命感)


うぅむ、まあ五人いればできるとし
とりあえず再開してきますよーん

>>556
誰も味方や自分でなんて言ってないだるォ?



◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50


◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇スパークルカット:威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12



◆須賀京太郎【Lv6】

◇ステータス
・HP:58
・速度:58
・攻撃:50
・防御:31
・SP:34



①:速度判定

1自【須賀京太郎】:88
2敵【チェイサー】:80
3味【宇夫方葵】:70


②戦闘開始


手首をスナップして拳を打ちこむ

怯んで後ろへと下がったチェイサーがブレイクガンナーで銃を撃つ

その攻撃を横へ飛んで避けるファイズとカイザ


京太郎「チッ」

葵「……」


カイザブレイガンの底から刃を出現させると、ファイズの前に立って振るう

ブレイクガンナーから放たれた弾丸を弾くカイザ

ファイズがその後ろから跳び上がる


チェイサー「!」

京太郎「宇夫方!」

葵「はっ!」


上へとブレイクガンナーを向けたチェイサーに向かって、カイザが射撃をする

怯んだチェイサーに向かって、落ちてきたファイズが蹴りを打ち込んで吹き飛ばした

着地するファイズの隣にカイザが立つ


京太郎「さて」カチャッ

葵「さっさと決める」カチャッ

チェイサー「仮面、ライダー……!」



③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>566
『決定』
◇安価1↓



突如跳んできたがシフトカーのようなものをチェイサーが手に取る

京太郎と葵の二人が警戒して構えた

チェイサーがそのシフトカーのようなもの、チェイサーバイラルコアをブレイクガンナーへと差し込む


<チューン・チェイサースパイダー>


チェイサーの腕に現れる銀色の武装

銀色のクローのようなそれを構えたままチェイサーが走りだす

狙いはファイズ、接近してクローを引き振るおうとするその瞬間―――


<ready>


そんな音声と共に、黄色の刃がチェイサーのクローを凌ぐ

その刃はカイザのカイザブレイガン、その底から出ていた


京太郎「おらっ!」
◆通常攻撃:命中100%:SP+10【44】
◇威力:110
・チェイサー:命中!


チェイサー「ぐっ!」


ファイズの蹴りによって後ろへと下がるチェイサー

さらにカイザがカイザブレイガンから出現させた剣でチェイサーを斬る

火花と共に、後ろへと吹き飛ぶチェイサー


<burst mode>


ファイズがファイズフォンを向け、カイザがカイザブレイガンを向ける

二人が同時にトリガーを引いて銃撃にてチェイサーを怯ませた


チェイサー「っ!」

◆チェイサー【HP:160/200】
◇110-70=40



良子「す、すごい……」

ベルト「初めて共闘するとは思えないコンビネーションだね」

豊音「宇夫方さんと京ちゃん、凄い……」



チェイサーのスパイダーが消滅する

新たなチェイサーバイラルコアをブレイクガンナーへと差し込む


<チューン・チェイサーコブラ>


新たな装備が右腕に装備される

そこから伸びる銀色の鞭はまさにコブラ

それが振るわれると、京太郎とカイザの足元を走る


京太郎「ぐっ!」

葵「チッ!」


二人が怯むが、さらにチェイサーがコブラを振るう


チェイサー「仮面ライダーは倒す……!」

◆テイルウィッパー:威力55:命中100%:SP18【17】
◇威力:135【55+80】
・ファイズ:命中!


放たれる連続打撃、それらを回避しようと転がる二人

だが、回避しきれずに二人共直撃を受けて吹き飛ばされる

この戦闘で初めての直撃、だがダメージは大きい


葵「ロイミュード……」

京太郎「たく……」

◆ファイズ【HP:74/128】
◇135-81=54



カイザがカイザブレイガンと、カイザフォンをバーストモードにしたものを持つ

右手のカイザブレイガンと左手のカイザフォンを連射する

チェイサーの手に、新たなチェイサーバイラルコアが握られる


<チューン・チェイサーバット>


その右腕に装備される弓


チェイサー「……!」


葵「さて、死んでもらうしかないよねぇロイミュード?」

◆カイザスラッシュ:威力80:命中100%:SP20【10】
◇威力160【80+80】
・チェイサー:命中!


チェイサーが弓からエネルギーニードルを放つ

それに相対するようにカイザもカイザブレイガンを撃った

ファイズの隣に走ってくるオートバジン、ミッションメモリーをファイズエッジを引き抜く


<ready>


京太郎「いくぞ」

葵「言われるまでもない」

チェイサー「……!」


連射されるニードルを二人がブレードで次々叩き落しつつ接近、同時に武器を振るう

腕に装備された弓で二人の武器を凌ぐ

だが素早く蹴りを打ち込む


チェイサー「うっ……!」

葵「死ねぇっ!」


カイザブレイガンの銃撃が放たれ、チェイサーが火花を散らす


チェイサー「く、うっ……」ガクッ

◆チェイサー【HP:70/200】
◇160-70=90

③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>566
『決定』
◇安価1↓



チェイサーが再びスパイダーにてクローを装備する

カイザはカイザブレイガンのブレードでクローを受け止めた

一方、ファイズはミッションメモリーを引き抜きポインターに装備する


<ready>


ポインターを右足に装備すると、そのまま右足に体重をかけて腰を落とした

エンターキーを押す


<exceed charge>


それと共に、赤い光がベルトから流れ、右足へとたどり着く

独特の音が聞こえると同時に、ファイズが飛び上がる

それと共に放たれたポインター


葵「!」


そのポインターがぶつかる寸前に、頭を下げるカイザ

ポインターがチェイサーの胴体に突き刺さり展開された

そして、ファイズが蹴りを打ち込もうとした瞬間


良子「待ってください京太郎!」

京太郎「っ!」

葵「殺れ! 相手はロイミュードだ!」



ベルト「良子なにを!」

良子「やはり、チェイサーをこのまま死にしておくなんてっ」

京太郎「くっ」


瞬間、蹴りを打ち込もうとするファイズの真正面に跳び上がってきた一つの影

赤く大きな巨躯、金色の角

その“ロイミュード”の拳が振るわれる


京太郎「ガッ!?」


直撃を受けたファイズが地上へと落ちて転がった

大きなダメージだが致命傷ではない

すぐに起き上がると、カイザが横に立つ


京太郎「こ、こいつは……」

良子「ハート……!」

葵「また新しいロイミュードか」チッ

京太郎「チッ!」バッ


ハートと呼ばれたロイミュードは、熱気を帯びた体を震わせチェイサーの前に立つ



遅れて現れる二体

白いロイミュードと緑のロイミュード


ハート「メディック、ブレン……」

メディック「ハート様、この場で仮面ライダーを?」

ブレン「ならば、このブレンの力で!」


ハート「チェイスを連れて戻るぞ……」

メディック「ハート様が、そうおっしゃるのであれば」

ブレン「……仕方ありませんね」

チェイサー「ハート……」

??「おっと、そうはさせへんで?」


そんな声と共に、銃撃が四体のロイミュードを襲う

ひるむことはないハート、ファイズとカイザの前に現れる一人のライダー

白い恰好で、右肩にタイヤが装備されていた


良子「マッハ……洋榎!」

京太郎「洋榎……?」


洋榎「追跡! 撲滅! いずれも~マッハ~! 仮面ライダー、マッハ!」


恰好付けて派手に登場するのは愛宕洋榎、仮面ライダーマッハ


京太郎「あんた……」

ベルト「遅刻だよ洋榎」

洋榎「わかっとるわ……でもこっからが本番やろ」チャキッ



ハート「……いこう」

洋榎「なっ、せっかく来たんやし相手してけや!」

ハート「友を守れた、それだけで構わない」

ブレン「そういうことのようです」

メディック「では、ごきげんよう」スッ


四体のロイミュードを花吹雪が隠す

それが晴れた時、すでに四体のロイミュードは姿を消していた

舌打ちをする洋榎と、ほっとした表情の良子


京太郎と葵と洋榎の三人が同時に変身を解除する


<オツカーレ>


京太郎「ん?」

洋榎「ん?」


葵「逃がしたか」チッ

良子「とりあえずドライブピットに向かいましょう」

ベルト「そうだね、裕子に応急処置をしてもらった方が良い」

京太郎「その、ドライブピットっていうのは?」

ベルト「警察署の地下に隠してある秘密基地さ」

京太郎「地下って」

葵「ちょっとカッコいいかも」

京太郎「え?」



◆クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25【19】
◇威力:205【95+110】
・チェイサー:命中!


◆チェイサー【HP:0/200】
◇205-70=135


◆戦闘終了

・経験値:800

・レベルアップ【6】→【7】


・チェイサーに【自身の攻撃で勝利】した

※チェイサー【1】



―――ドライブピット


京太郎、葵、豊音の三人が良子と洋榎に連れられて基地へとやってくる

ふらつく良子が近くのソファへと腰かけると、誰かが入ってきた

見覚えのある人物、よく良子と共に麻雀の解説実況をしていた佐藤裕子

機械にセットされたベルトの方を見る


京太郎「彼女も?」

ベルト「ああ、私がスカウトしたメンバーの一人」

京太郎「それで警察ともつながってると?」

ベルト「特状課の話は聞いただろう? そちらの課長と私は旧友でね」

京太郎「まぁ良いか」

良子「京太郎」

京太郎「ん?」

良子「少しの間、こちらを見ないでくれますか?」カァッ


京太郎「俺来なかった方が良かったんじゃ?」

ベルト「男性が二人になれば私も気が楽になるよ」

洋榎「別にクリムは男扱いされとらんやん」


クリムスタイン・ベルトことベルトはモニターに表示された顔をしかめる


京太郎「……なんつーか、大変だな」

ベルト「まったくだよ、君がいてくれると本当に助かる」

京太郎「俺も男同士で話ってのも最近まったく……あ」

京太郎(イマジンたちは男、なのか?)

ベルト「君が男性と全然会っていないわけがないじゃないか」ハハハ

京太郎(いや、でもイマジンを抜いたらマジで)


洋榎「にしても京太郎が仮面ライダーやったとは」

京太郎「こっちも驚きましたよ、絹恵さんの方は?」

洋榎「絹恵も知っとる」

京太郎「……戦っては?」

洋榎「ないわ、さすがにな」

京太郎「そりゃ安心」

洋榎「なんや私が戦ってるのは心配ないみたいな言い方やなー?」

京太郎「心配っすよそりゃ誰でも」

良子「私もですか?」ヌッ

京太郎「おわっ、そりゃ当然ですけど」

良子「ふふっ、ならよし」クスッ

京太郎(かわいい)



それから、玄を呼ぶと一緒に晴絵もやってくる

話をするべきだとクリム・スタインベルトが言った故に

集まった面々、それと共にクリムが話を開始する


京太郎「で、ベルトさん、いやクリム……話は?」

クリム「そうだね、どこから話そうか、私が元々人間だったというところから、かな?」

京太郎「っ」

豊音「それって……」


クリム「私がロイミュードを作った張本人だ、友人と共に、ね」

葵「つまり、元凶は!」

良子「待ってください、元凶は彼ではありません!」

洋榎「まぁ悪いのはその……友達ってわけやな」

クリム「……私が作ったのはロイミュード、№000」

晴絵「まさにプロトタイプって感じだ」

京太郎「確かロイミュードってのは108体だったか?」


クリム「000を合わせて109体、そして№000こそがあのグローバルフリーズの日に戦った仮面ライダー」

裕子「プロトドライブ……」

クリム「そしてシフトカーたち」

良子「しかし、倒したはずのロイミュードたちは蘇ってプロトドライブは負けた」

クリム「そして、プロトドライブは敵に捕獲されてしまった」


京太郎「なに?」

晴絵「……助けなきゃならない、か」ハァ

クリム「№000、プロトドライブは……少し特殊な存在でね」

京太郎「ん?」

クリム「いや、これは今話すべきではないかもしれない……ともかく彼女は敵に捕まってしまった」

葵「彼女、ね……」

クリム「そしてプロトドライブは変わってしまった」


京太郎「なに?」

クリム「君たちも知っている、魔進チェイサーへと」

良子「……」グッ

京太郎「さっきの敵が?」

葵「……」



京太郎「だから、止めたか?」

良子「人間はおろか今までライダーを攻撃することもなかったチェイサーが今更攻撃するなんてっ」

京太郎「……」

葵「甘ちゃんだなぁ、戒能良子」

良子「っ」

葵「薄汚いロイミュードとオルフェノクは殺さなきゃならないんだよ」

豊音「う、宇夫方さん……」

葵「やだなぁ、葵で良いよ姉帯さん」ニコッ

洋榎「情緒不安定か」

葵「ん、そんなことないよ愛宕さん、私は敵は許さない。人々に……私の友達に危害を加える可能性があるものはすべて」ギラッ

晴絵「……私も、次にそのチェイサーがこっちはともかく一般人を攻撃しはじめたらどうするの?」

良子「そ、その時は私が……」

玄「私は、イマジンが全員悪いんじゃないみたいに、ロイミュードにも悪いロイミュードだけじゃないことを、信じたい……かな」

京太郎「……」


晴絵「ま、死ななきゃなんでも良いと思うけど、ただ玄」

玄「え?」

晴絵「あんた、弱くて運も無いんだから、死ぬかもしれないってこと忘れないでよ」

玄「……うん」コクリ

葵「須賀京太郎、君はどうするのかなぁ?」

京太郎「№000、プロトドライブ、チェイサー……」



今回はここまででー

ドライブの話も進みつつ
ファイズもちょっとずつ進めなきゃ(使命感)
まぁそろそろ新キャラっていうかなんていうか、まぁどんなオルフェノクが来ても宇夫方葵なら大丈夫!
必殺技はゴルドスマッシュ、オルフェノクは粉々さ!

次は電王のストーリーがメインで
降臨ですよ! 降臨!

そんじゃなにかあればお気軽にー

せやな

>>676

【安価】京太郎「仮面ライダー!」咲「時代をゼロから始めよう!」
【安価】京太郎「仮面ライダー!」咲「時代をゼロから始めよう!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419842878/)

【安価】京太郎「仮面ライダー!」明華「さあ、あなたの罪を数えなさい!」 Part.2
【安価】京太郎「仮面ライダー!」明華「さあ、あなたの罪を数えなさい!」 Part.2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420612342/)


アンタこのスレの作者だろ、復活しろよ



再開してこうと思うよー

まだ行方不明のメインキャラが山ほどいる感じで
宮守はその、全員見つかるのは間違いないっす、展開が変わるかもしれないだけで

イッチは女の子のスプラッターとかグロはあまり好きじゃないからね
とりあえずそれはない、はず

とりあえず次話突入ー

(ありがとでーす! 再開してくですのよー



―――深夜【公園】


京太郎「……」


あの後、京太郎は答えなかった

ロイミュードについては、答えが出せなかった

長野でのあの出来事を忘れてはいない


良いロイミュードがいるということが嘘だとは思わない、それでも……


京太郎「俺はあいつらに……」ググッ


横に置いたアタッシュケースを撫で、京太郎はギリッと歯ぎしりをした



◆誰かが来る?

1、塞
2、豊音
3、葵
4、良子
5、宥
6、玄
7、灼
8、晴絵
9、洋榎

◇安価1↓から5↓まででコンマが一番高かった者

7、灼



灼「きょ、京太郎?」

京太郎「え、あ……灼さん?」

灼「ど、どうしたのこんなところで」

京太郎「いやこっちこそっすよ」

灼「私の家、近いの知ってるでしょ?」

京太郎「あ、ああそういや……」

灼「コンビニ行こうと思ったんだけど、こんなところに京太郎がいるなんて思わなかったから、かなり心臓に悪かったよ?」

京太郎「こっちもですよ、でもなんかすんません」

灼「ううん……なんか雰囲気暗かったから、なにかあった?」

京太郎「ああいや、なんもなかったっすよ」ハハッ


確実に嘘だと思いつつも、灼はため息をついて京太郎を見る

不思議に思いつつも灼のことを見ていると、少し悩んだ表情を浮かべながらも灼は頷いた

京太郎が首をかしげる


灼「コンビニ、付き合って」

京太郎「気、遣ってくれてんっすか?」フッ

灼「……別に」フイッ

京太郎「まぁこんな小さい子、一人でコンビニまで行かせられませんからね」ハハッ

灼「……」ゲシッ

京太郎「脛痛ぁ!」

灼「ほら、いくよ」クイクイ


服の裾を引っ張られると、苦笑しながらも京太郎はついていく



―――【公園】


コンビニで買い物をしてから戻ってくる

灼がベンチに座ると、京太郎もその隣に座った

ビニール袋からおにぎりを出す


京太郎「こんな時間、太りますよ」

灼「大丈夫、成長期には太ってるとその分伸びるって」

京太郎「高二ですよね……?」

灼「ま、まだワンチャン」

京太郎「う、うーん」

灼「……なにか?」

京太郎「い、いやなんでも」メソラシ

灼「それに、子供っぽいのは嫌でしょ?」

京太郎「俺っすか?」

灼「さ、参考に」

京太郎「参考にっすか……まぁ嫌いじゃないですよ。人となりをしってりゃ正直、ほら灼さんならそのままでも素敵じゃないっすか」ハハッ

灼「……口説かれてる?」カァッ

京太郎「聞いといてそれっすか!?」



京太郎「……なんつーか、ありがとうごさいます」フッ

灼「ん?」

京太郎「いや、気分転換になりました」

灼「……悩み事あるなら、解決に協力するよ?」

京太郎「いや、これに関しては俺自身のことなんで、俺が解消しなきゃなんないんですよ」

灼「……解消?」

京太郎「はい、結局完全な答えは出ないと思うんで」

灼「そっか……宥とか玄は関係してるの?」

京太郎「ないっすよ?」

灼「なんだ、宥と玄のどっちにするか悩んでるのかなとか」

京太郎「姉妹どっちもとかとんだ奴ですね」

灼「そうだね、大した奴だよ京太郎」

京太郎「だからちげーって!」


灼「でも、本当になにか切羽詰まったことあったら、言ってね?」

京太郎「……なんか、世話かけます」

灼「ん、まぁ京太郎もその、友達……だし」

京太郎「貴重なデレが」

灼「デレてない」ジト

京太郎「嫌われてる?」

灼「さぁ?」クスッ


京太郎「……ま、なんとか悩みながらでもやってみます」フッ

灼「……うん、上手くいったら教えてね」

京太郎「そうします」フッ

灼「あと」

京太郎「ん?」

灼「私……これでも結構好きだよ」

京太郎「え、なにがっすか?」

灼「……なんでもない」
 /:/:::::/::::::::::::/:::::/ /::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::i
 :/:::::/::::::::::::/:::::/  l:::/ |::::::::::::|:::|:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::l

.|/|::::::|:::::::::::/l::::/   l::::l |:l::::::::||::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::|
.l| |::::::|::::::::l::|_|:/   |::::| |:|:::::::|l::||::::::::::: |:::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::|
. | l::::ハ:::::::|::| l:「 ̄` '::::| l:|l::::十:|‐l::::::: _|::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::|

.  !::|::::l:::::|、レ卞弌ミ.ヽ| ヽ\:l:::{ ∨::::::::l:::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::|
  |ヽ::::::\バ' ∨:::::|     ‐〒==弌::::l::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::|
  |::::::::::::::::::|  辷ソ       「 |:::::::::iヽ|::::::::::::::::::|:::::::::::::::: :::::::::|
  |::::::::::::::::::|  :::::         ∨ーC' |::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|
  |::::::::::::::::::l     ′      `¨¨¨´  l::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|
  |:|:::|:::|:::::八               l::::::::::::::::::l::::::::::::|:::|:::::::イ|
  l|ヽ|l::|::::::|:: \    n        」:::::::::::::::::l:::::::::::::|:::|:|::/ l|
   `l」l:::::lー‐' \        _   イ|:::::: /::::::::|:::::::::::/|ィ/レ /
      ̄     `  ーァァl´   /|::::::/|::: くー― '
               / { | -‐ ' ´  ̄    \


◆System
・鷺森灼の好感度が+10されました
・【鷺森灼:90】



【第4話<追跡者と捜索者>END】


◆知り合い

【塞・豊音・葵・良子】
【宥・玄・灼・晴絵】
【菫・淡・もこ・竜華・洋榎・絹恵】
【ネリー・由暉子・成香】
【はやり】



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・葵)

5、公園(晴絵)


◇安価2↓

特訓は出来ない感じ?

>>717 このイッチ、自由行動の中で訓練を忘れた……


2、散歩


◆【誰かと会う?】
※運38補正:+19

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

忘れてた、それと訓練はまだ他の人とできなかったりー

【成功】


◆誰と会う?
※運38補正:+19

1、福路美穂子
2、小走やえ&岡橋初瀬
3、江口セーラ&二条泉
4、清水谷竜華&園城寺怜
5、花田煌
6、辻垣内智葉&メガンダヴァン
7、雀明華
8、ハオ・ホェイユー
9、獅子原爽

ゾロ目 ??

◇安価2↓

4、清水谷竜華&園城寺怜


―――病院前


京太郎「ん、清水谷さん」

竜華「須賀君やん」


病院前を通ったらたまたま竜華を見つけた

声を駆ければ向こうも快く答えてくれたが、なんだか妙な視線を感じる


京太郎「えっと……」


竜華の押している車椅子、そこに座っている少女

肩ほどでそろえた髪の少女がいぶかしげな表情で京太郎を見ていた

チラッと竜華の方を見る


竜華「えっと怜、こっちは須賀京太郎くん」

京太郎「どうも、須賀京太郎です」

竜華「それで、こっちが園城寺怜、私の親友」

怜「園城寺怜、よろしく」

京太郎「あ、はい」

怜「竜華の……これなん?」コユビ

京太郎「まさか」

竜華「ちゃうから!」

京太郎(マジトーン否定っすか)


怜「まぁあれやな、もしも竜華の彼氏とかなら竜華が挙動不審になるやろうし違うのは間違いないわ」

京太郎「生まれてこのかた彼女もいませんからね」ハハハッ

怜「マジで? めっちゃチャラ男風やのに?」

京太郎「マジっすよ、っていうかその反応慣れてるんで」

怜「くっ、私としたことが」

京太郎「どういうプライドっすか」

竜華「あはは……京太郎くんはこれからどっかいくん?」

京太郎「なんつーか、世話になってる喫茶店の買い出しを」

竜華「ああ、確か松実さんとこの」

京太郎「はい」

怜「松実……?」



病院前のベンチにかける京太郎と竜華、その隣に怜

三人で並びながら話をする


怜「え、松実さん近所で喫茶店やっとんの!?」

京太郎「はい」

怜「言ってくれれば良かったのに」

竜華「まぁなんていうか、怜を長く外出させるのもなって思って」

怜「んーまぁ竜華の心遣いは嬉しいんやけど過保護すぎやって」

竜華「……そう?」チラッ

京太郎「俺に聞きますか?」

怜「久々に松実さんとかとお話ししてみたいやん」

京太郎「それじゃ今度、玄さんに場所教えておきますんで、コーヒーかケーキでも持ってきてもらえるように頼んでみます」

怜「ほんま!?」パァッ

京太郎「引き受けてくれるとは思いませんけどね、そん時は俺が持ってきます」

怜「いやぁ楽しみやわ!」ニコニコ

竜華「もう、ありがとうな須賀くん」

京太郎「いえいえ、俺も知り合っておいて放っておくってのも」

怜「うんうん、良い奴やな須賀は! 特別に竜華の彼氏になる権利をあげんで!」

京竜「勝手に!?」


◆System
・園城寺怜の初期好感度は【60】になりました
・清水谷竜華の好感度が+15されました
・【清水谷竜華:75】



―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ40以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・葵)

5、公園(晴絵)


◇安価2↓

4、松実館(宥・葵)



―――【松実館前】


京太郎「ん?」


買い出しを終えて戻ってくると、松実館の裏口の方で葵がサイドバッシャーを洗車している

その車体をしっかり拭いている様子をみると相当大事にじていることはわかった

自分のバイクが爆散してオートバジンが来たが、洗車もたまには必要だろうと思い店に入ろうとする


京太郎「洗車っすか」

葵「ん……大事な、友達みたいなもんだからね」

ガチャッ

宥「あ、京太郎くん」

京太郎「宥さん」

葵「ああ松実さん、悪いねここで洗わせてもらっちゃって」

宥「ううん、ホテルで暮らしてるんだし仕方ないよ」

葵「そう言ってもらえると助かるよ」フッ

京太郎「俺もあとでオートバジン洗お」

宥「そう言えば買い出しありがとう」

京太郎「世話になってますからこのぐらいはね」

宥「そういえば、宇夫方さんもしばらくうちにいる?」

葵「え?」

宥「塞ちゃんと豊音ちゃんと仲がいいなら、一緒の部屋になっちゃうけどどうかな?」

葵「いや、悪いよ」

宥「別に大丈夫だよ? ね、京太郎くん」

京太郎「俺っすか?」

宥「うん、別に平気だよーって」

京太郎「そ、そうなんっすか?」

宥「最近みんなのおかげで繁盛してるし」クスッ

京太郎(俺の戦力外感尋常じゃねぇ……)


宥「宇夫方さんにも手伝ってもらうことにはなるけど……どうかな?」

葵「ううーん……」ムム

京太郎(俺、宥さんの援護するべきか?)



◆どうする?


1、宥を援護する(葵も同居)

2、なにも言わない(変わらず葵はホテル暮らし)


◇安価1↓から3票集まった方

1、宥を援護する(葵も同居)



京太郎「まぁ住んでおいたらどうっすか?」

葵「ん、君がそんなことを言うとは、私は君のことまだ信用しちゃいないよ?」

京太郎「俺が信用されてるとかされてないとかはどうでも良いんですよ」

葵「……」

京太郎「まぁホテルに泊まってるよりは良いでしょ」

宥「えっと……仲、良くないの?」

京太郎「あ、いやそういうわけじゃ……」

葵「うん、そういうわけじゃないよ松実さん、ただ男でしょ?」

宥「うん」

葵「……あ、いやなんでもないよ」

宥「?」

葵「少し心配だよ、須賀はもうしょうがないとしてもこれからは男を気軽に止まらせたりしないようにした方が良い」

宥「大丈夫、京太郎くんだけだよ」フフッ

京太郎「嬉しいような、なんつーか」

葵「お邪魔することにするよ、良いかな?」

宥「うん、それじゃあみんなにも報告しないと!」ニコッ


嬉しそうに言うと京太郎の両手のビニール袋を受け取って店へと入る


葵「……みんなになにかしたらただじゃおかないから」

京太郎「同意の上だったら良いでしょ?」フッ

葵「……ふん」

京太郎「なんつーか、これからよろしくお願いします?」

葵「……うん」フキフキ

京太郎(悪い人じゃないとは思うんだよなぁ)


◆System
・宇夫方葵の好感度が+10されました
・【宇夫方葵:20】
※松実宥の好感度を【100】以上にするためには1人の時に会いましょう



―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ40以上で成功)

×、探索

4、松実館(塞・豊音・葵)

5、ドライブピット(晴絵・良子・裕子)


◇安価2↓

(やっべまた訓練忘れた……うんOWABIする、次にニアゾロ出たらゾロにするっす つOWABI券


4、松実館(塞・豊音・葵)


―――松実館


端の方のテーブルで食事をする四人

すっかりその面子にも慣れてきたなと思いつつ、京太郎は目の前の小龍包を眺める

宥が『今日のお昼は中華』と言っていたのは良い。楽しみだった


だが、目の前のそれは殺戮兵器


小龍包「」ゴゴゴゴゴ

京太郎「……」

塞「どうしたの……って、ああ猫舌だもんね」

豊音「あっ、宥忘れちゃったのかなぁ?」

葵「嫌われてるんじゃないのかな?」

京太郎「い、いやいやいや……」チラッ


カランカラン

宥「いらっしゃいませー」


京太郎「い、いやいやいや」

塞「あれで抜けてるとこあるからね、忘れてるのかも」アハハ

葵「うん、おいし……って熱うっ!」

京太郎「……」ゾッ

塞「それでもおいしいけどね」

豊音「京ちゃん、ふーふーしてあげようか?」

京太郎「い、いや……」

京太郎(割って食うか、大人しく)



京太郎「なんかもったいねぇな、小龍包のスープ」

塞「あーわかる」フーフー

葵「なら一口で行けば良いんりゃないかなぁ?」

京太郎(舌火傷してるせいで地味に呂律回ってない)

豊音「じゃ、やっぱりふーふーするよっ!」グッ

京太郎「いや良いですって、恥ずかしい」

豊音「えぇ~そうかなぁ?」


京太郎「そうです」

塞「そう言えば明日からここで暮らすって?」フーフー

豊音「あ、私たちの部屋だよね、えへへ、一緒だっ」ニコニコ

京太郎(まぁ俺が援護しといてなんだけど、オルフェノクだってバレた後が怖いな。迷いなく殺すなんて真似できないとは思いたいけど……)

塞「あまり話したこと無かったからね、こうなってからずいぶん話してるけど」フーフー

葵「麻雀部のみんなとは話したことはあるぐらいだったからね。まぁ良い機会ではあったんじゃないかな」

京太郎「っていうか塞さん猫舌にでもなったんですかさっきからずっとそうしてますけど」

塞「違う違う……はい」スッ


目の前に差しだされるレンゲ

その上には小龍包

湯気が出てないところを見ればだいぶ冷めているのだろう


京太郎「?」

塞「ほら、あーん」

京太郎「いや」

塞「良いから、あーん」

京太郎「……あーん」

塞「はい」スッ

京太郎「あむ……美味い!」

豊音「良かったねっ!」

京太郎「やっぱ中の肉汁あってこそだな」

豊音「私もやってあげる……って全部食べちゃってた」

京太郎「気持ちだけもらっときます」フッ

豊音「……うん」コクリ

葵(ん……?)


◆System
・【臼沢塞】【宇夫方葵】の好感度が+10されました
・【臼沢塞:90】
・【宇夫方葵:30】

まさか気づかれた!?ヤバいよヤバいよ

>>779 あれ、豊音惚れてね? って感じっす


―――公園


京太郎「……ん?」

玄「……」


ベンチに座っている玄が見えた

しかし髪型は違い後ろ髪を編み込んでアップにし髪をまとめている

髪には白いメッシュが入っているがこのパターンは見えた


エレガントな髪型だなと思いつつ接近すると、赤子を持っているのがわかる


京太郎「どういうことだこれは……」

玄「ん?」


なぜだかエレガントなBGMが聞こえた気がした


京太郎「えっと……玄さん? どうしたんっすか、また変なイマジンっすか?」

玄「まったく、無礼者! 私の前では、礼節をわきまえてもらおう……」フッ

京太郎(これまたクセが強いのがついちゃったなぁ……でも確か4人だけなんじゃ、まさか5人目?)


赤子を抱いた玄を見ているとなにやら変な感情が湧いてくる。というよりその玄の近くにいるとあらぬ誤解を受けそうだ

葵に見られたらなにを言われるか……


京太郎(ていうかイマジン拾いすぎて、もう捨て猫とかの勢い……?)



他のイマジンがついた玄を前に、京太郎は後頭部をかく

まるで解決策が見つからない

どういう手でなんとかすればいいか……


玄W「なるほど、お前はこの身体の持ち主の……友人というわけだな」

京太郎「まぁ、そんな感じで」

玄W「つまり、御伴の友はまた御伴!」

京太郎「はぁ?」

玄W「御伴というよりお前は御伴その5にしてやろう、よし御伴その5よ我が兄弟を母のもとへあないせい!」

京太郎「ちょっと待て、他のイマジン出てこい!」

玄W「今、この身体は私が頂戴している。よって御伴共の出番はない」

京太郎「収集つかねぇじゃないか……」ハァ

玄W「はやくあないせい!」

京太郎「どうすればいいんだ……」


今回はここまでー

OWABI券出したってことで、どうなるプロット!

さてさて次回新キャラ召喚ってことで
徐々に人間関係も色々極まって来て、さらに極まります
おもに新キャラで色々と

人間関係は一見複雑そうに見えて複雑だぜ

そんじゃなにかあればお気軽にー


そんじゃ再開していくよーん

清澄勢はファイズルートでは絶対出現するものの、後になる可能性が大きめだったり
場合によってはすぐ会えるかも?
そして鳥さんどうなる


そんじゃ再開してくよー

う~む、大きめの安価あるし10分経って集まらなきゃと思ったけど良かった



京太郎「とりあえず待て、お前のことについてわけがわからん」

玄W「プリンスと呼べ!」

京太郎「プリンだかプリンスだか知らないけどとりあえずお前のその赤ちゃんだけどな」

玄W「ん?」

京太郎「……戻して来い」

玄W「赤子をどこかわからぬところに置いて行けというのか! 見てみるが良いこの無垢な顔を!」


赤ん坊を見せつけられる

身長差のせいで必然的に上から見下ろすことになるのだが

すやすやと眠っている姿を見ていると心が安らぐ


京太郎「……だ、ダメだ!」

玄W「ええい、自らの役目を放棄する気か!」

京太郎「そういうことじゃなくて……」


ヒソヒソ


京太郎「ん?」


非常に、良くないことになっている

周囲からの眼は若くしてできた子供をどうするか言い争っているようにも見えるのだろう

故に、京太郎は額に汗を流しながらも、玄の手を取る


京太郎「こっちこい!」

玄W「あないする気になったようだな、なにより!」フフン

京太郎(玄さんじゃなけりゃ手が出てたかもしれん)


京太郎(とりあえず、助けを呼ぶ必要があるか……)



◆誰を呼ぶ?


1、赤土晴絵

2、宇夫方葵

3、戒能良子

4、瑞原はやり


◇安価1↓から3分間で多い者

1、赤土晴絵



つい最近教えてもらった電話番号に電話をかける

玄のこと、いやイマジンのこととなれば彼女の方が専門だろう

すぐに、電話はつながった


京太郎「あ、もしもし」

晴絵『須賀、どうしたの?』

京太郎「ちょっと色々ありまして、デンライナーとは全然連絡取れないんっすか?」

晴絵『とってない、取る必要もないから……で、何の話?』

京太郎「いやぁ、公園近くのファミレスにいるんですけど、こっち来れますか?」

晴絵『は?』

京太郎「玄さんの赤ちゃんの話で」

晴絵『はぁっ!? 玄の赤ちゃん!?』

京太郎「痛~」キーン

晴絵『ちょっと待ってろ!』

京太郎「いや、ちょっと最後まで聞いて」

ツーツー

京太郎「どうなるんだこれ?」チラッ

赤ん坊「~♪」キャッキャッ

玄W「ははっ、やんちゃ者だな我が兄弟よ」ニコニコ

京太郎「……たく、どうなってんだか」ハァ



【第5話<子連れイマジン、危機一髪!>】



―――ファミレス


京太郎「……」

玄W「おい御伴その5よ、腹を空かせておる、食事を用意せい!」

京太郎「頼むから黙ってろ! 乳をやれば良いんじゃねぇの!?」

玄W「おお、その手があったか」

京太郎「お前は出ないからな!」

玄W「む、そうであったか」

京太郎「早く来てくれ赤土」


ダダダダッ


京太郎「赤土か!」

晴絵「この大馬鹿ぁ!」

京太郎「やっぱくるな!」

晴絵「玄の赤ちゃんって、あんたって奴はぁ!」

京太郎「おいバカ! 俺が父親なわけないだろ、出会ってから即仕込んでも生まれてねえよ!」

晴絵「」ピタッ

京太郎「り、理解したか?」

晴絵「……」

玄W「御伴が増えたか、ともかく……早く食事を用意せい!」

晴絵「……」ポチッ


店員「は、はい……ご注文でしょうか?」

晴絵「ドリンクバーを二つ」

店員「は、はい」

晴絵「それと」

店員「はい?」

晴絵「ミルクでも、もらおうか」



―――ファミレス前


玄W「我が兄弟も眠っている」

京太郎「で、お前なんだっけ?」

玄W「プリンス、またはジークと呼ぶが良い」

京太郎「そんじゃジーク、お前なんか思い出したか?」

玄W「いやまったく」

京太郎「……赤土」

晴絵「はぁ、ゼロライナーに乗ろ、そっからデンライナーと接触取るから」

京太郎「助かる、悪いな」

晴絵「ま、イマジンのこととなれば私の出番だからね、戦いは任せたいけど」

京太郎「過去に跳ぶ前にやりゃ良いんだろ?」

晴絵「そういうこと、行くよジーク」

玄W「だが赤ん坊には母が必要だ」

京太郎「だからそのために戻るって言ってんだよ」

玄W「ならば私が連れて行ってやろうではないか」

京晴「……」

玄W「付いて参れ御伴たちよ!」

京晴「最初からやれぇ!」


―――デンライナー


玄W「帰ったぞ我が家臣たちよ!」

晴絵「邪魔するよ!」

デネブ「ほら晴絵、ちゃんとお邪魔しますって言わなきゃ」

晴絵「うっさい!」

京太郎「デネブの言うこと聞けよ」

晴絵「うるさいっての!」


リュウタロス「わーいイソーローだー!」

京太郎「うお、思ったより怪人」

モモタロス「ようやく戻ったかこの鳥野郎!」

キンタロス「ん、京太郎やないか、こっち来るのは初めてか!」

ウラタロス「まったく騒がしいね、というよりありなのこれ?」チラッ

京太郎「ん?」


ウラタロスの視線をたどると、そこには一人の男がいた

黒いスーツを着た男を、京太郎はどこかで見たことある気がした

なんだか妙な感覚に陥る


京太郎「えっと……」

晴絵「特例でしょ、オーナー」

オーナー「停車中ですし、仕方ありませんねぇ……」

京太郎「あ、ありがとうございます?」

晴絵「で、どういうこと?」

モモタロス「全部この坊主のせいだ!」ゴチン

リュウタロス「痛ぁ~! モモタロスのバカ!」

京太郎「頼むから落ち着いて話させてくれ」ハァ



京太郎「えっとだ、まとめると

晴絵「赤ん坊を抱いたジークをリュウタロスが捨てられた鳥だとか言って連れてきたと?」

玄W「うむ、案内させたのだ」

京太郎「そのあとは?」

モモタロス「こいつが玄に勝手に入って……母親探すとか言って出てっちまったんだよ」

京太郎「なるほど……」

ウラタロス「もう一人、一緒にね」ハァ

京太郎「もう一人?」

オーナー「本当なら彼女が彼のことをなんとかしてくれる……はずだったんですが」

キンタロス「どーせ勝手に動いて迷子になったんちゃうか?」

玄W「……うむ、美味い紅茶だ」


ウィーン


???「あ、新しいお客さん! ナオミ特性コーヒーいりますか!?」

京太郎「ん、もらいます」

ナオミ「はーい♪」

ウラタロス「大丈夫なの?」

京太郎「ん?」

(勝手に動いて迷子になったのはジークっす、言葉足らずだった



京太郎「にしても、もう一人?」

ウラタロス「うん、色々と動いてるはずなんだけど」

モモタロス「おら鳥、お前あいつどこに置いてきた」

玄W「知らぬ」

ウラタロス「まぁ別に方向音痴なわけでもないし、帰ってくるだろうけど」

リュウタロス「そういえばイソーローイソーロー」

京太郎「ん?」

リュウタロス「最近お姉ちゃんと仲良いいよね」

京太郎「気のせいだろ」

リュウタロス「そうかなー?」

京太郎「そうだ」

ウィーン

ナオミ「なんて話してたら戻ってきましたよ」

京太郎「そういえばナオミさん俺アイスで」

ナオミ「はい、氷入れときますねー」

晴絵「おかえりさん」

京太郎「ん、邪魔してる」チラッ


そこには……



◆誰?


1、石戸霞

2、末原恭子

3、ハオ・ホェイユー

4、岩舘揺杏


◇安価1↓から3分間で一番多い者

(えっ、なにこの一体感は……


1、石戸霞



―――おっぱいがあった


強大にして最強、至高にして究極

すべての思いがそこに収束する

言わば特異点、京太郎にとっての特異点がそこにあった


京太郎「おい……」

晴絵「確か知り合いだっけ、玄はいつかサプライズで紹介するって言ってたけど」

京太郎「お母さんいるじゃねぇか!」

霞「誰がお母さんよ!」

リュウタロス「あはは、トシマー!」

霞「……」ギロッ

リュウタロス「……ごめんなさい」

晴絵「知ってる人じゃないの?」


そこで、冷静になる


京太郎「あ、ああついつい、えっと石戸霞さん、ですよね?」

霞「そんなに年とって見え……」

京太郎「石戸さん?」

霞「あ、コホン……ごめんなさいね、私は石戸霞、高校3年生の18歳よ」ニコッ

晴絵「さんじゅうはっ」

霞「ん?」

晴絵「あ、なんでもないです」メソラシ



霞「まったく、少し目を離したらこれなんだから」ハァ

玄W「ふむ、世界が動いているゆえに仕方がない」

霞「なにを言って……ともかく、情報は見つからないわね」

モモタロス「なんだよカスミソウ、つかえねーな」


そう言ってモモタロスが肩をすくめるが、その瞬間に鈍い音が響く

後頭部から煙をだしながら前のテーブルへ突っ伏すモモタロス

背後にはモモタロスの後頭部に裏拳をかました張本人こと石戸霞


霞「さて、どこから説明が必要かしら?」

京太郎「大体の説明は聞きましたんで、あとはこの赤ん坊のことっすよね」

晴絵「まぁ全員で調べてみれば良いんじゃない?」

京太郎「ですね、それじゃ全員別行動が妥当ですかね」

玄W「なるべく早くすることだ!」

霞「なんであなたはそんなに偉そうなのかしら……?」ゴゴゴ

玄W「王子だからだ!」パァッ


なぜか羽が舞い散る


京太郎「あーえっと……それじゃ降ります、情報手に入ったら連絡をどこに?」

霞「それじゃ電話番号渡しておくわね須賀君」ニコッ

京太郎(半年と三ヶ月前の俺、まさか石戸さんのケー番を教えてもらえるとは思わなかっただろう)

晴絵「そんじゃいくよデネブ」

デネブ「晴絵、今晩のご飯はパエリアだ」

晴絵「しいたけいれてないでしょうね?」

デネブ「……」

晴絵「デネブゥ!」

京太郎「楽しそうだな」


◆System
・石戸霞の初期好感度は【50】になりました



―――昼過ぎ【松実館前】


扉から出てくると、背後にデンライナーが一瞬見える

次に扉が閉じた時にはデンライナーにはつながらない

歩きだした京太郎、とりあえず手がかりを見つけるために歩き出す


京太郎「手がかりってもなぁ」



◆System


◇自由行動に【自由安価】が追加されました

・事件解決や、なにかを捜査したい時、誰かに何かを伝えたい時などに便利かも?

※京太郎が持っている情報などでは【不可能】なことはできません



今回はここまでー

次回は自由行動からってことで
色々情報を集めると良いことあるかも?
まぁ無かったら無かったで進むことは進みますが

ちなみに霞さんはロリ化しません、過去が変わって未来に影響あっても霞さんには問題ないんで
原作キャラにするか特異点のハナポジのオリキャラ出すかで悩みはしたんですが原作キャラにした所存

そんじゃなにかあればお気軽にー



再開していくよー人おりますかいなー?

昨日は連絡なしに申し訳ないっす

とりあえず続きからってことで捜査開始!
ギャグ回の反動によりちょっとシリアスな話が

(ありがとですーそんじゃ再開してくよー


―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(宥・塞)

6、公園(晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

3、訓練



◆訓練(指定ステータス+2)


1、HP

2、速度

3、攻撃

4、防御

5、SP

ゾロ目 ????


◇安価1↓から3↓まででコンマが高かった項目

(ふむ、3↓までは多すぎたかなぁ



【ゾロ目 イベント】



◆誰かと訓練!

×、松実玄

2、宇夫方葵

3、戒能良子

4、愛宕洋榎


◇安価1↓

2、宇夫方葵

―――高架下


ファイズとカイザの二人が戦闘訓練をしている

無論、纏っているのは京太郎と葵の二人だ

誘ったのももちろん京太郎


京太郎「っと!」

葵「チッ!」


カイザブレイガンでの射撃が京太郎へとはなたれる

さすがに致命傷な部分に当てる気が無いのはわかるが、手足は狙っているだろう

それらを回避しながら、京太郎がファイズフォンをバーストモードで撃つ


京太郎「訓練なのに本気すぎだろっ」

葵「本気なら今頃、額でタバコが吸えるようになってるよ……!」

京太郎「冗談っ」


ファイズフォンを元に戻して、走りだす

カイザブレイガンでの射撃を回避しつつ、前蹴りでカイザの腹部を打つ

よろめくカイザに拳を打ちつけようとするが、左腕でガードされて右腕が振るわれる


京太郎「ッ!」


素早く回避して距離を取ると、カイザが蹴りを放つ

それに合わせるように拳を放ってぶつかったところで、お互いが止まった

引き時というものをわきまえているからこそ、だ


京太郎「ふぅ……」

葵「……ま、こんなもんか」


お互いが変身を解除する


京太郎「サンキュっす」

葵「いや、君の首を跳ねるのは今の実力でも十分不可能じゃないとわかっただけ良いよ」

京太郎「裏切りませんから」ハァ

葵「信用してるわけないでしょ、人間に擬態する化け物がいる世の中で」

京太郎(だったらもう裏切ってる気もするけど、やっぱ身内しかってのはあるもんなんかね……)

葵「……それに君、松実妹さんの方となにかこそこそしてるようだしねぇ?」

京太郎「あ、あははほら、それはイマジン関係で」

葵「ふぅん……まぁ良いけど、いざとなれば私は容赦しない」

京太郎「う、うっす」

京太郎(まぁ良い訓練にはなっただろ)


京太郎「信用してないでも、付き合ってもらってありがとうございます」フッ

葵「……ふん」テクテクテク


◆System
・全ステータスが【+1】されました
・宇夫方葵の好感度が+15されました
・【宇夫方葵:45】



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ40以上で成功)

×、訓練

×、探索

5、松実館(宥・塞)

6、公園(晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ40以上で成功)



◆【誰かと会う?】
※運29補正:+20

01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?
※運39補正:+20

1、福路美穂子
2、小走やえ&岡橋初瀬
3、江口セーラ&二条泉
4、花田煌
5、辻垣内智葉&メガンダヴァン
6、雀明華
7、ハオ・ホェイユー
8、獅子原爽

ゾロ目 ??

◇安価2↓

1、福路美穂子


―――公園


暗い街中、なにやら妙な感覚を感じて外に出た

あの赤ん坊についてわかれば良いのだが、そんなわけもないだろう

コンビニに寄ってから帰るための近道である公園を通っていた


そんな公園で、凄まじい音と光が聞こえる

走ってそちらに行くとそこに、見覚えのある少女を見つけた


京太郎「なっ……」


ザッ


そこには、少女がいた
|         |      i'
/         i      i

|      |       |     | ..|
l |i  | |    i|     |  | i、_
! |、  | |    | |   i |  |/// >、
ヽiヽ、 |、|、   /ソ  /i.,! /.// //`ヽ
    ` ヽヽ,!、//,..ノノ レ |.i /ヾ  |
                 |.i /    |
               |.i|    |、
__             |.| |      ゙、
     ̄ ̄`ー―--、.__|.|_|       >、
゙、              |      / /
ニ|                ├――‐'´  /
-ri                 L___.ノ
ノ i              !、      |
__,..|                ,∧    |
  ノ \    \     _  !ヽヽ    ノ



その少女の前に浮かぶナンバープレートが粉々に砕け散る

僅かに風が吹けば少女の髪が揺れた

髪の間から僅かに見えた口元には、笑みが見える


京太郎「……」


片手に持ったブドウが描かれた錠前のようなものと、ベルト


京太郎「……福路、美穂子」




美穂子「ん?」クルッ


振り返った少女は金髪を翻す

かつて須賀京太郎という人間が憧れた少女

もう一人いたが、それは今考えても仕方がない


ともかく、あの日と同じ少女が、そこにはいるのだ

前と変わらぬ表情で……


美穂子「あら、あなた……」

京太郎「ああ、俺は」

美穂子「須賀君よね、上埜さんが話していたのを覚えているわ」ニコッ


純粋な、他のみんなにも向けていた笑顔だ

だからこそ不気味だった、先ほど見た笑みは明らかにそれとは違う


京太郎「話したことなんてないのに、良く覚えてましたね」

美穂子「ええ、四校のことはおぼえているもの、特に去年は沢山の思い出ができたし」フフッ

京太郎「その」

美穂子「須賀君なら、上埜さんの居場所なんか、知ってるのかしら?」

京太郎「……行方不明ですよ、うちは染谷先輩と優希ぐらいしかわかりません」


肩をすくめてそう答えると、美穂子が少しばかり沈んだ表情を浮かべた


美穂子「そう……」

京太郎「えっと、そっちは?」

美穂子「……」フルフル

京太郎「ああ、そりゃそうっすか……福路さんはこっちに?」

美穂子「ええ、こっちに住んでいるのだけれど、一つ良いかしら?」

京太郎「ん?」

美穂子「どうしてこんな場所にきたの?」



ゆっくりと京太郎は冷えるような感覚を覚えた

声音は変わらない、表情も

だが、それでもなにかが違う


京太郎「なにがっすか」

美穂子「ここ、私はちょっとした用があったのだけれど」

京太郎(ここでその用に対して聞き返す方が怪しいか)

京太郎「大きな音が聞こえたんで、そしたらここに福路さんがいたんで驚きましたよ」ハハッ

美穂子「……そう、そうなの」ニコッ


妙な感覚が消える


美穂子「最近物騒だから気を付けないと」

京太郎「そりゃ福路さんもですよ」

美穂子「私は平気よ」クスッ

京太郎「ま、こんなところで昔の仲間の友達と会えたってのも、良かったっす」フッ

美穂子「ええ……上埜さんたち、見つかると良いわね」

京太郎「はい、そっちも変なことに巻き込まれないことを祈ってます」

美穂子「ありがとう」クスッ


そんな礼の言葉と共に、美穂子が去っていく

残された京太郎は先ほど感じた妙な感覚を思い出すと訝しげな表情を浮かべて美穂子の背中を見た

やはりどうあっても、傷というのは深く残るのだろう



◆System
・福路美穂子の初期好感度は【50】になりました



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(宥・塞)

6、公園(晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

5、松実館(宥・塞)


―――【松実館】


塞「はい」コトッ

京太郎「どうも、アイスだ」ズズッ

宥「どう?」

京太郎「……美味い」

宥「……普通に美味しいって感じかな?」クスッ

京太郎「そ、そんなことは」

宥「鼻がぴくって動いてるよ」

京太郎「え?」サワッ

宥「やっぱり」

京太郎「……古典的なのに引っかかった」

塞「単純なんじゃない?」クスッ

京太郎「……美味しいのは本当っすよ?」

宥「うん、でも笑顔でおいしいって言ってもらえるまで頑張らなきゃ」クスッ

京太郎「……いい嫁さんになりますね」ズズッ

宥「お、お嫁さんかぁ……」エヘヘッ

塞「あんたはまた」ハァ

京太郎「ん?」


常連1「コホン! そういえば京太郎君!」

京太郎「ん、なんっすか?」

常連2「昨日、玄ちゃんと赤ちゃんがどうとかで言い争ってなかった?」

京太郎「え……」

宥「」ガチャンッ

塞「」パリーン



京太郎「い、いやいやいやなにかの間違いじゃ」

常連2「いや、昨日のあれは京太郎くんだったね」

常連1「間違いないよ」

京太郎「あ、ああー……」チラッ


塞「」

宥「」


京太郎「二人共、なにか勘違いするようなんっすけど」

塞「ど、どういうこと、いつの間に……いや、そういや玄って夜中に部屋出てくことがある気が……」

宥「え、ええっ、わ、私だってそのっ」

京太郎「だから違いますって」

塞「いつ仕込んだ!」

京太郎「玄さん赤ちゃん抱いてましたから!」

塞「」シロメ

宥「」
        〉 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::\ 〈

        〈/: /: : : : : : :/::/: : : : : : : : : :ヽ: ヽ: ::ヽ
        /: : /: : :/: : : :/::/: : : : : : : : : : : :ヽ::ヽ: ::ヽ
      〈 i:/:::/: :::/: : : :ノ:::ノ: : : : : : |: : : : : ::ヽ: :ヽ: :、i 〉
      〉j::i: :/: :::/|: : :/.|::j.|: : : : : : |、: : : : : :::i: : :i: :::i:i 〈

      〉 |::i:::i: : ::jノ_,:r+ー:''|'.!: : : : : ::|'ゝ-::、: : :|: : :|: : |:i
       i::|:::|: : ::|i´: ::j -!::| !:r::::ゝ::::|-ゝ:ヽ:`:、|: : |: ::|::|
     〈 |::|:::|: : ::ハゝ::j_ヾ  ヾ.ゝ:、ー!__\.、::|: : :|: ::|:::| 〉
     .〉|::|:::|: : ::|.' .r´:::::::ミヽ     '':::::::ミヽ V: ;::|: ::|:::|

     〈 .i::|::::|: : ::ト∥っ::::::リ      っ::::::リ } |: : :|: ::|::::|
     〉|::|:::::|: : ∧  ヾ=='       ヾ==''  j: : :|: :::|:::|〈
      .|::|:::::|:: :::|ヽ ' ' ' '    '    ' ' ' ' ./|:: : |: : |:リ 〉
      .!:|: : ::!: : :|、!              ./ノ: ::リ: : |:リ
     〈 〉!: : :ヽ: : !::ゝ     .r--.っ    .ノ:::j: : :i: : :|/
     〉.i:|: ::ヽ、: ::ヽ--ゝ.、    ̄  _  ''--y: : /: : ノ 〈
     〈 //: ::ヽ:!:、:::ゝ ` ヽ`iゝ-___.イー ''´ /://: : :/| 〉
     .〈〈!: : :ヽ|ヾゝ:ゝ            /イ:/: ::/、:ヽ
     ./ヾ、: : ::Y               ./: : : :/ .ヽ\
  〈  /: ::_>、: : : ヽ_             /: : : :/r-- f'_: :\ 〈
  〉/: :::! ヽ: : : ::ヽ`ゝ 、____,__,__, r-./: : : :/   /. ヽ: ::\ 〉




京太郎「えっ?」




―――その後


京太郎「冷静に考えたらないでしょ」

塞「そ、そうだよね! あはははっ!」

宥「う、うんっ」ホッ


常連1「なるほどね! そりゃそうか! ごちそうさまー!」

常連2「私は最初からわかってましたよ! ごちそうさまでした。また明日きます宥さん!」

宥「はーい」ニコッ

カランカラン バタン

京太郎「とりあえずなんでもありませんから」

宥「でも迷子の赤ちゃんを拾うなんて玄ちゃんも相変わらず大変だねー」

塞「昨日は帰ってこなかったし」

京太郎「今頃仲間と一緒に捜してんじゃないですかね」

宥「怪我がなければ良いかなぁ」

京太郎「まぁこのあと合流しますよ」ハハッ

宥「うん、玄ちゃんのこと支えてあげて」ニコッ

京太郎「もちろんっすよ、居候させてもらってる借りもありますし」

宥「それとその」

京太郎「はい?」

宥「私のことも、さ、支えてね?」カァッ

京太郎「もちろんっすよ?」

宥「……うんっ、ありがとぅ」ニコッ


塞「……」ムスッ


◆System
・臼沢塞の好感度が+5されました
・【臼沢塞:95】


―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>712

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(竜華・宥)

6、公園(晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

6、公園(晴絵)


―――【公園】


ベンチに座る晴絵

その背後から誰かが近づくと、手に持ったそれを頬に当てる


京太郎「よう」ピタッ

晴絵「ひゃわっ!?」ビクッ

京太郎「ははっ、ほれアイスコーヒー」スッ

晴絵「び、びっくりさせんな!」パシッ

京太郎「悪い悪い」ケラケラ

晴絵「たく」

京太郎「で、状況は?」

晴絵「まぁイマジンがついてるだろうなって奴は見つけたんだけどはずれだったよ、とりあえず過去に行く前に戒能になんとかしてもらったけど」

京太郎「呼び捨てかよ」

晴絵「あんま関係ないでしょ、本来なら私の方が年上なんでしょ?」

京太郎「……だけどお前、なんで」

晴絵「だからNG、とりあえずデネブと一緒にイマジンを探してるとこ、あの赤ん坊はよくわかんない」

京太郎「玄さんは?」

晴絵「ずっとあのジークってのに憑かれてるよ」

京太郎「なんとかしてあの鳥追い出さなきゃだしな」ハァ

晴絵「ま、あの赤ちゃんをどうにかお母さんのとこに連れてけば、どっか行くでしょ」


そう言いつつ溜息をついて腕を組む晴絵


京太郎「……倒すって言葉が出ないあたり、案外優しいよな」

晴絵「は、はぁ?」

京太郎「結構、威圧的だろお前の態度とか」

晴絵「別に、イマジンで良い奴がいるってのはデネブで知ってるし……」ボソボソ フイッ



そんじゃこのスレはここまでー

埋めちゃってくだせー

次スレ↓
【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469281817/)

>>1000は前と同じでー

>>1000なら京ちゃん、量産型戦極ドライバーと変身用のロックシードを二つゲットするイベ
(ゲットするロックシードの種類はイッチかコンマにお任せで)

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