【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第23位【アラフォーマーズ】 (1000)

・京太郎主人公

・安価スレ

・某掲示板ネタ

・本編の数年後。京太郎はプロになってる

・基本ギャグ仕立て時々しんみりシリアス

・でも腹パンとか川落ちとか関係ない

・京太郎は麻雀ガチ勢(ランキング13位)

・でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり

・異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛

・でも上位ランカーのオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる。プロ以外なら初見の魔物もルール次第で

・高校生の頃の恋人は高鴨穏乃。少なくとも玄は知らない

・進学などの関係により、破局している

・大学時代、晴絵に息抜きとして連れていかれた先で鷺森灼と出会い、そして恋仲になる。

・なお、関係は切れている。灼が京太郎をフッた(身を退いた)

・弘世菫、小走やえと同じチーム

・同じ大学(T大)なのは、江崎仁美・辻垣内智葉・弘世菫・小瀬川白望(2年上級生)
 鹿倉胡桃(浪人)・臼沢塞(浪人)・荒川憩(1年上級生)、原村和・新子憧(同級生)

・カリス……ではなく、一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲

・脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利

・オカルトスレイヤーの愛称は、出演ドラマから
 超能力ヒーロー学園ものドラマ。超能力者に対抗する、唯一の魔法使い(物理)

・戦闘スタイルは完全にシャコさん

・大学2年時に、オカルトを暴走させた夢乃マホと対局し、敗北

・男友達はちゃんといるよ

・ムエタイの達人。パルクール(フリーラン)を習得

・バイク大好き。愛車には話しかけたりする

・ちょい熱い高校生→陰りのある大学生→三枚目の社会人、へと進化

・カピバラとは死別。死因はウィルス性の消化器潰瘍。ピロリ菌。ゴキブリ殺す

・高校時代の最終成績は男子インターハイ個人戦2位


   須賀 京太郎 日本

  2X歳 ♂ 高い 標準
 『M.A.R.S.ランキング』13位
  M.O.手術 〝昆虫型″
   ━サバクトビバッタ━


※有志の方のありがたいまとめwiki

http://www54.atwiki.jp/ocltslyrkyo/pages/1.html


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385990078

※前スレ
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.2
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.8【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.10【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第13位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第15位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380710309/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381164915/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第17位【アラフォーマーズ】

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第18位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382191356/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第19位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383139434/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第20位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383752033/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第21位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第21位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384350934/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第22位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第22位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385036684/)

・安価を出して、安価先の内容を基に、
 そういう「そういう事があった」「そういうトピックのスレッドが立ってる」としてそれに絡めた話を書きます
 例えば安価先が【小鍛治健夜結婚】なら


引用元:【リアルババ抜き】 小鍛治健夜、結婚 【ターンエンド】

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ソースはブログ。すこやんが男の手料理を食べたとかなんとか

2 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すこやんみたいな干物が手料理をごちそうになる……これは結婚ですなぁ

3 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっとすこやんにも春が来たんだね……遅すぎるとしても

4 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
釣りかと思ったらマジだった

5 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
【悲報】ついに人柱がささげられる

6 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
勇者ありがとう。お似合いだよ……どんな人かはしらんけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おめでとうすこやん!これで俺も安心できる

8 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだこれは……たまげたなぁ

9 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
しつぼうしました。うえのさんのふぁんになります

10 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ん、でもこれさ……この背景……スッガが出てる料理番組じゃないか……?

11 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
糸冬 了

12 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっぱりそんな都合がいい話がすこやんにあるはずがなかった


・と言う感じで、これならその番組ですこやんで絡んだシーンとか

・開始時の人間関係はフラットです。安価で人間関係が決まります

・安価についても、明示された部分以外にはキュゥべえ理論展開されたり

・いちゃいちゃとかルートとかコンマで闘牌とか今のところ予定はない。今のところ

安価でお題を3つくらい募集
お題については以下

①いつもの掲示板形式
②掲示板によらない京太郎のオフの日の話
③高校・大学時代の話とか、作中で触れられたけどキンクリされた話(淡ラキスケ、やえタッグ)とか


一応のルールとか

【見出し系】
・基本、恋愛&マイナス結果確定系はNG
 状況なら確定系は可。
 例えば、『須賀プロ、○○プロと路上で口論』。
 但し、『須賀プロ、○○プロと路上で口論。その後、暴行』はNG
 同様に『○○プロ、須賀プロと共演。須賀プロを激怒させる』

・状況確定系でも恋愛関係確定はNG
 『恋人の○○と~』は駄目。
 『恋人と噂される○○と~』はギリOK
 あんまり恋人と噂が多いとなんか悪いこと起こるかもね

・順位確定系もアウト
 『須賀京太郎、M.A.R.S.ランキング2位に』みたいのは駄目

・暴行&下衆&鬱&エログロネタはNG
 AVデビューとかいじめ、強姦被害とか自殺とか薬物中毒とか元風俗嬢など。
 不良に絡まれたとかならまあよし

【ファンスレッド系】
・「○○プロ応援スレ」など
・一般人についてはNG

【質問、目撃スレ】
・「スッガと話したけど質問ある?」のような
・恋愛関係確定系はNG(彼女・元彼女など)


これ+同一IDの連続取得については最安価とします
なお、ズレて取得になった場合もこれにカウント

好感度

★9
ハギヨシ:師匠にして友人にして悪友にして戦友。この人抜きじゃ生きていけない。親友ですよね?
大星淡:やたら絡んでくるアホの子ライバル。麻雀人生をやってもいいよ。あれ、可愛い……?

★7
弘世菫:菫さんは最高です! 菫さんのおかげで戦えるんです! 菫さんを目標に大学決めました! わりとお茶目なお人
宮永照:強大な目標。勝負事では頼りになる人。なんか放っとけない。次こそは、勝つ……!

★5
辻垣内智葉:姐さん、一生ついてきます! 姐さんがいたからあの大学に……! やっぱり姐さん流石です!
小走やえ:頼りになる小走先輩だけど、やっぱ相棒としてやえさんのフォローもしないと……わおぉぉん!

★4
宮永咲:気のおけない幼馴染み。絶対の目標にして憧憬を覚えさせた存在
赤土晴絵:師匠! 師匠がいなかったら俺は……
松実宥:なんでも共演。寒がり大変そう。正直おもちあるし結婚したい
国広一:一さんといると落ち着くんだよなぁ……僕っ娘いいよな。一本取られた

★3
新子憧:高校大学と、本当に世話になった女友達。いい女。何年後かで、フリーなら結婚したい。ファン1号
松実玄:男として見られてないけど正直結婚したい
高鴨穏乃:元恋人。ありがとう……穏乃、本当にありがとう……

★2
亦野誠子:お互い大変っすよねー……今度、海釣り行きましょうよ!
片岡優希:いい女になったな
東横桃子:消えても追える
龍門渕透華:すっげえスポンサー
小瀬川白望:シロさん、元気そうでよかったなぁ
原村和:初恋……だったんだ
対木もこ:小動物可愛い
姉帯豊音:大きな小動物可愛い
三尋木咏:流石の火力っすね……三尋木プロは
鶴田姫子:頭おかしいんじゃないですか、あんた
夢乃マホ:可愛い可愛い後輩。何かあったら、今度こそは俺が止める
渋谷尭深:大学時代紹介されたし、おもちあるしおしとやかでタイプ……なのになんだか寒気する
竹井久:部長がくれたあの言葉――俺は覚えてます。……悪癖も貰っちゃったけど

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
染谷まこ
花田煌
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
江崎仁美
天江衣
薄墨初美
石戸霞
滝見春
狩宿巴
(鷺森灼)
荒川憩
戒能良子
江口セーラ
上重漫

13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:80/80

★麻雀スキル
・『情報(0)』
・『分析(0)』
・『対策(0)』
・『オカルトスレイヤー(10)』
・『最古の害虫(10)』
・『偽・闇を裂く雷神(10)』
・『偽・神眼の拳闘家(10)』
・『偽・悪魔の天敵(10)』
・『偽・天上の荒武者(10)』


☆スキル
>『爽やかな笑顔』
>女性キャラと(ゲーム的には初登場)遭遇時の判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『プロ並のシュートセンス』
>スポーツや運動関連の判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『愚行権』
>彼は本当の意味での凡人だ
>運があろうが実力があろうが、とにかく分かりやすい華はない
>因縁めいた偶然なんて存在しない
>物語の補正なんてのは、ない
>だからこそ、普通と違う誰かには、もの珍しく映ったり……
>【……思考が常識離れしている相手の好感度に影響】

>『反響定位』
>舌打ち音の反響により、無視界でも通常通りの活動が可能
>音感関連の判定や『反響定位』が活用可能な判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『マッハ!!!!!』
>大学時代限度ギリギリまで打ち込んだ古式ムエタイの成果
>立っている人間の肩を足場に走れる、肘でヘルメットを割れる等々……
>タイってスゲー。仏像や象さんに手を出すのはやめよう
>格闘やアクション判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『舌使いが上手い』
>種を残して食べたサクランボを舌で結べる程度には舌の使い方が上手く、繊細で精密
>味覚を用いた判定や舌を使用する判定について
>内容や判定への正の補正が加わります


?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:30+?/60 防御力:30+?/60 速度:30+?/60
技術:45/60 幸運:30+?/60 気力:60/60

・『照魔鏡(0)』
・『黄金回転の連続和了(0)』
・『黄金回転の連続和了Act.2(10)』
・『連続和了Act.3(10)』
・『連続和了Act.4(10)』
・『神砂嵐(20)』


3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:50/60 防御力:60/60 速度:35/60 
技術:45/60 幸運:50/60 気力:60/60
※(35+45)/2+50=90 コンマ10以上にて聴牌
※50×(50+45/2)=3650 これをコンマ一桁倍

・『赤き腕を持つ帝王(0)』
・『赤き腕を持つ帝王(10)』


?位「???」 宮永 咲
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:?/60 防御力:?/60 速度:?/60
技術:?/60 幸運:?/60 気力:60/60

・『???』
・『???』
・『???』
・『???』


7位「退くことなき双剣の騎士」 小走 やえ
ベーススタイル:『技術昇華+運+不運』

攻撃力:45/60 防御力:45/60 速度:35/60
技術:55/60 幸運:35/60 気力:60/60
※(35+55)/2+35=80 コンマ20以上で聴牌
※45×(35+55/2)=2835 これをコンマ一桁倍

・『退くことなき双剣の騎士(0)』
・『退くことなき双剣の騎士(10)』


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:40/60 防御力:40/60 速度:60/60
技術:50/60 幸運:40/60 気力:60/60
※(60+50)/2+40=95 コンマ5以上にて聴牌
※40×(40+50/2)=2600 これをコンマ一桁倍

・『悪魔の天敵(15)』
・『神速(0)』


12位「天上の荒武者」 弘世 菫
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:30/50 防御力:40/50 速度:40/50
技術:50/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(40+50)/2+40=85 コンマ15以上にて聴牌
※30×(40+50/2)=1950 これをコンマ一桁倍

・『天上の荒武者(0)』
・『シャープシュート Mk.Ⅱ改 トランジスタ・スライダーICBM(5)』


13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:80/80
※(40+60)/2+10=60 コンマ40以上にて聴牌
※40×(10+60/2)=1600 これをコンマ一桁倍

・『オカルトスレイヤー(10)』
・『最古の害虫(10)』
・『偽・闇を裂く雷神(10)』
・『偽・神眼の拳闘家(10)』
・『偽・悪魔の天敵(10)』
・『偽・天上の荒武者(10)』


44位「蒼い血の死神」 大星淡
ベーススタイル:『オカルト』
攻撃力:20/60 防御力:20/60 速度:30/60
技術:20/60 幸運:60/60 気力:60/60
※(30+20)/2+60=85 コンマ15以上にて聴牌
※20×(60+20/2)=1400 これをコンマ一桁倍

・『蒼い血の死神(0)』
・『蒼い血の死神(5)』

後援会とは別に、やなー

明らかにギャグにできそうなお題だけどあわあわと咏ちゃんはブ・チ・な・み・だ・目、確定やな


さて、続き行こうかー


智葉「――」


智葉「……」

智葉「……」

智葉「……」


智葉「……は?」

京太郎「いや、俺もそっちの業界行くにあたって……何ができるかなと思って」

京太郎「“素手喧嘩(ステゴロ)”ってあるじゃないっすか」

智葉「……あ、ああ」

京太郎「やっぱ、上に立つ以上は……そうやって侠を見せないとならないな、と」

京太郎「ちょっと、これ見て下さいよ」

智葉「……リンゴ?」

京太郎「ええ、これからこいつを――」


京太郎「――ジュースにします」


智葉「は?」

京太郎「大体、握力が60~70あれば……リンゴを砕くことができますが」

京太郎「それを超えていくと……リンゴは『潰れる』んですよ。ミカンかなんかみたいに」

京太郎「90オーバーなら、言わずもがなですよね?」



612 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
チンパンジーと握手しても勝てる男

613 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
この人なんのプロだっけ?(白目)

614 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石に、ドッキリだから盛ってるはず。多少は

615 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
まあ、人類最高は100を普通に超えてるから……多少はな?

616 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
素手喧嘩の京……あるな

617 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
って、ねーよ!明らかにおかしいだろ!

618 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
人が壁にめり込むパンチに比べたら……比べたら……?

619 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あんたって人は、どこまで人間やめるつもりなんだよ!

620 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
須賀プロ「猿は所詮猿だな……握手のマナーもなっちゃいねー」

チンパンジー「……ウキィ」

621 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
須賀プロ「道具も使えねー、握力も弱ぇー……お前の手、なんのためにあるんだ?」

チンパンジー「……ウキィ」





智葉「――」

智葉「――」

智葉「――」


京太郎「握力があると、どこで有利か判りますか?」

京太郎「まず、ゼロレンジっすね。寝技に持ち込まれようがなにしようが……」

京太郎「手近な部分掴んで折ったり千切ったり砕いたり、思いのままっす」

京太郎「あとはボール投げとか投擲なんかにも有利っすね。ホールド可能な分が増えるんで」

京太郎「で、まあ……握力の分、拳も固まるんで――打撃も当然痛いっすよ」


智葉「――」

智葉「――」

智葉「――」


京太郎「で、これ戦利品っす」

智葉「バッチと……名、刺……?」

京太郎「首級を持ってくる訳にはいかなかったんで、残念っすけど」

京太郎「とりあえずは、あるだけ全部ひっぺがしてきました」

京太郎「あ、小指千切ってくりゃ良かったかな? 勿体なかった」

京太郎「あとこれ、写真っす。ちょいグロいかも知れないっすけど……」

京太郎「動画観ます? 証拠いるかなーって、撮りました」

智葉「……いや、いい」

京太郎「なーんか、軍人と間違えられたんすよねー」

京太郎「習志野? だかで空挺によるヤクザ狩りが昔流行ってたみたいっすね、聞いた話によると」

京太郎「そりゃ、俺も似たようなことできます……っつーか、向こうさんから着地とか習いましたけど」

京太郎「こんな髪形で、イケメンの俺が軍人の訳ないでしょ」

京太郎「……って、イケメンと軍人関係ないか。ハハハ」

智葉「……」

京太郎「聞いてます、先輩?」

智葉「あ、ああ……」


京太郎「……で、飛び道具持ってくるわ。長もの持ってくるわ」

京太郎「全く、男なら拳一つで勝負しろっつーんすよね」

京太郎「銃はともかく、室内での跳弾とか考えねーでバカバカ撃ちやがるし……」

京太郎「ま、長ものと合わせて文字通り無用の長物にしてやりましたけど。コナッゴナに、プライドごと」

京太郎「いやー」

京太郎「楽しいっすね、素手喧嘩って……爽やかで!」

京太郎「麻雀捨てなきゃいけないって思ったとき、正直すげー悩みましたけど」

京太郎「こっちも、俺に向いてるかも知れないっすね!」

智葉「……」



642 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
そりゃあんたにはそっちが向いてるよ

643 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
狂ってる団じゃないですかーやだー

644 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
天井や壁を走ってくる、ムエタイの達人にして異常握力の首折り男とかマジにホラーだ

645 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
・反響定位で暗闇無効、不良視界無効
・攻撃は全部一撃死
・異常な機動力と速度。室内なら全てが足場
・読み合いが得意
・非常に獰猛

化け物っす。リアルな感じの

646 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
リアルニンジャ!COOL! i wanna be into yur arms X)

647 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
寄生獣の後藤かよ……


648 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガっていつから化け物になったの……?

649 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
一つ一つは人間にできることなのに、変に混ぜるとこうも化学反応を起こすという事例

650 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガはいつ空挺野郎になったの?

651 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
オカスレの撮影のとき、演技指導で訓練にブッ込まれたらしい。あと海兵隊とかにも

652 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
俺はSASって聞いたぞ

653 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
イスラエルの武装組織って

654 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ロシアで空挺団やってたんじゃないのか?

655 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
アフガンのゲリラだろ?

656 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ショッカーの尖兵になったって……

657 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
え?ゼロゼロナンバーじゃないのか?サイボーグの

658 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
拾参號立会人って聞いたぞ?

659 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
マルドゥック09で蘇生されたんじゃなかったのか?

660 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ガストレアウィルス感染者って言ってなかった?

661 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
俺は、レギウムのジャッカルって部隊にいたって聞いたけど……

662 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ニンジャソウルが憑依したんじゃなかったのか?

663 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:semaitoko
信じて送り出した後輩が、への字口敬礼ビデオレターを寄越すなんて……

664 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
どうしちゃったんだよ……京太郎

665 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
できたらおかしい……とも言いがたいので、辻垣内プロが信じても仕方な……

666 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
素手喧嘩(ステゴロ)というよりは……狂犬、いや……餓狼か?
餓狼の京とか……うん

667 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
CQBもできそうだよな。頭の回転早いから、ゲリラ戦とか得意そうだし


京太郎「これだけやれば、認めて貰えますよね?」

智葉「……」

京太郎「あ、足りないって言うならもっともっと潰しちまいますよ!」

京太郎「こっからは、ステゴロ京の独壇場っすよ――」


智葉「――京太郎」


京太郎「……へっ!?」

京太郎「ちょ、智葉さん! 先輩! 当たってる! 当たってる!」

智葉「……お前の覚悟は、よーく判った。お前の思いも、しっかりと判った」

智葉「悪いな。そうとしか、言いようがない」

智葉(お前に真実を伝えたら……きっと、堪えようがない苦痛に襲われる)

智葉(だからこれは――打ち明けない。打ち明けられない。打ち明けてはない)

智葉(弁解をするつもりもなければ、悪びれるつもりもない)

智葉(自分勝手な理屈で、私たちは……私は、お前から未来を奪った。それは事実だ)

智葉(だから、この話は墓場まで持っていく……そうしよう)

智葉(残りの奴らは……口を封じておいたほうがいいか?)


智葉「京太郎……」

智葉「私が、誰にも文句をいわせない」

智葉「お前を――絶対に、うちの一員にしてやるからな」





京太郎(あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ)

寝落ちてた。すまんち

あと、最近はあんま追えてないけど伊坂作品好きよ

(●) (●)  じょうじ

(●) (●)  じょう

(● ) (● )

( ●) ( ●)

(●) (●)  じ

ちょっとストレッチとウェイトやるので、2150あたり開始でー

自覚ないけど、そんなに京淡書いてたか
まだ腹パンしたことないよなぁ……

じょう じ

流石に300回、連続だと無理だから。死んじゃうから

あー、腹フェチ・手フェチ・足フェチスレとか立てたいね。なんもかんも涙目咏ちゃんが可愛いのが悪い
デレツン→ツンデレ→デレデレの淡個スレとか、ごくせんニセコイ地上最強の嫁風味の天照大神+ガイトさんスレとか
ネタばかり貯まっていく


京太郎(やっべえ……)

京太郎(先輩、侠気溢れる人だったから……こうなるよな。うん)

京太郎(普通にドン引きされてもおかしくないっつーか……こんな厄ネタ、切り捨てられてもおかしくねーのに)

京太郎(本当、惚れそう……マジに姐さんって呼んでもいいかも……)

京太郎(つーか、本当に辻垣内組の婿養子になりたくなってきた……結婚してくれないかな、智葉さん)


智葉「ちょっと待ってろ、京太郎」

京太郎「へ?」

智葉「家に電話してくるからな……安心しろ」

京太郎「え?」

智葉「お前の身代わり、探さないとな……ああ」

京太郎(アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?)

智葉「代わりに入りたい奴なんて、いくらでも見付かるよ」

智葉「これほどの大事……大手柄だったら、相応の箔がつくってもんだ」

智葉「……殺しはやったか?」

京太郎「い、いいえ……」

智葉「ならいい。懲役で済みそうだな……それならいい」

智葉「何年になるかは判らないけど、帰ってきたら幹部待遇で迎えてやる」

京太郎(ナンデ!? ヤクザナンデ!?)

京太郎(アイエエエ……)


智葉「あとは……誰だ? えーっと……」

京太郎「お、大星とか……衣さんとか……」

智葉「ああ、ちょうどいいから少し“お話”して……お前のアリバイ作りに協力して貰うか」

智葉「何、手荒なことはしない。ちょっと仲良くなるだけだ」

京太郎「あの……」

智葉「どうした、京太郎?」

京太郎「もし仮に、『嫌だ』って断られたら……?」

智葉「“言わない”」

京太郎「へっ……?」

智葉「あいつらは、そんなことを、“言わない”」

智葉「だから、安心していいぞ? な?」

京太郎「……」

京太郎(ファー)

京太郎(ブルスコファー)

京太郎(モルスァ)



685 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
泡姫(ボソッ

686 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
残りはレジェンドとあわあわと姫子さんやっけ

687 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
淡と姫子で泡姫か……なるほど

688 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
アイエエエ……

689 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あわあわ、泡姫になってまうん?

690 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
レジェンドどうすんだよ

691 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
熟女系に入れとけ

692 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんでや!うたたんほどやないけど、レジェンドまだ行けるやろ!

693 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
はやりんやすこやんに比べたら……まあ……

694 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
あー、なんか打ちたくなってきた

695 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
いいね☆ 卓立てる?




智葉「じゃあ、丁度いいからこれから二人に会え。それで、デートにでも誘え」

智葉「勿論、同じ場所がいいだろうな。一手間で済むから」

京太郎「その……あの……」

京太郎「知らない顔じゃないですし、あいつらにまで迷惑かけるのは……」

智葉「京太郎」

京太郎「はい?」

智葉「こんなことになっても、他人を気遣えるのはお前の美徳だ。私は、お前のそういうところを気に入ってる」

智葉「でもな、考えろ……これから、お前は私の家族になるんだ」

智葉「物事の優先順位と、自分を大事にする――」

智葉「お前が無茶をすると……お前の無事を願ってる者の気持ちを踏みにじることになるんだって、そういうことに」

京太郎(ひぎぃ)


京太郎(い、今なら――俺の小指と薬指くらいで……!)

京太郎「あの、せ、先ぱ――」

智葉「――いい。何も、言うな。判ってる」

京太郎(判ってない! 判ってないから! 判ってないですから!)

京太郎(指退けて! 頭捻っても追尾してくるのやめて!)

京太郎(違うんです、これ、ドッキリなんです!)

智葉「……大丈夫だ」

智葉「私に任せておけば、悪いようにはならな……しないから」

京太郎(悪いようにしかならねーって! むしろ悪いことしかないから! アウトっすよ! アウトレイジっすよ!)

京太郎(アウトレイジ・ビヨンドっつーか、アウトレイジ・ビヨンド・ザ・グレイヴだから!)

京太郎(リアルのハジキでガングレイヴですから! 蜂の巣になるというか、既に蜂の巣つついた以上に状況がヤバいっすよ!)

京太郎(アイエエエ……)


智葉「じゃあ、私は行くが……」

智葉「ちゃんと、二人に約束を取り付けておけよ? いいな?」

京太郎「ちょ……」

京太郎「は、早い……速いよあの人」

京太郎「そうだ! 携帯! 携帯は――!」

京太郎「……通話中だよ、これ」

京太郎「……」

京太郎「……どうしよ」


 ・
 ・
 ・


姫子「おはよ、きょーたろ君」

京太郎「……あの、どうも」

姫子「どげんしたと? なんか、元気なかかよ?」

京太郎「いや、ちょっと心労が……。はい……」

姫子「新郎? もー、きょーたろ君は気が早かねー」

姫子「うちと子作り早よしたかって……すけべっちゃけんね、きょーたろ君は。えっちなんとー」

京太郎「心労であって新郎じゃねーよ! この脳内ドピンクが!」

姫子「……酷かよ、きょーたろ君」

姫子「いくら私でも、昨日の今日で本気でそんなことは言えなかよ? そいなんに、脳内ピンクって……」

京太郎「あ、その……す、すみませ――」

姫子「せめて、ショッキングピンクって言って欲しかよ!」

京太郎「悪化してるじゃねーか!」

×姫子「いくら私でも、昨日の今日で本気でそんなことは言えなかよ? そいなんに、脳内ピンクって……」
○姫子「いくら私でん、昨日の今日で本気でそげなことは言えなかよ? そいなんに、脳内ピンクって……」

なんか姫子やっぱ楽しいわ


姫子「んー」

京太郎「……なんすか?」

姫子「いや、こいできょーたろ君はちっと元気になっとるかなーち」

京太郎「……は?」

姫子「元気ばでんときは、声ば出すのが一番っちゃけんね。ほら、ちぃとは気持ちが晴れたんじゃなかと?」

京太郎「……」

姫子「うちはこげな性格やけん、きょーたろ君が信用ばしたかなかかるんは判っとるけん」

姫子「そいでん、きょーたろ君よかおねーさんやけん……ちゃんと気遣いばうちでんできるよ?」

京太郎「――」

姫子「いひひ、きょーたろ君? 一本取られたんじゃなかと?」

京太郎「……鶴田さん」

京太郎「いや、姫子さん!」

姫子「いぃ゛!?」

京太郎「守ります! 俺があなたを、守りますから!」

姫子「ぁ……や、ぁ……」

姫子「そ、そげに見られたら……恥ずかしかよぉ……きょーたろ君」

姫子「手、ちぃと痛かて気持ちよかと……」


京太郎(やっぱり、何としても止めなきゃならねー!)

京太郎(この人を……こんな人を……!)

京太郎(一見どうしようもなくてその実頭の中身もどうしようもなくて性癖とか言動とか正にどうしようもない人だけど……!)

京太郎(……どうしようもない部分しかねーな、おい)

京太郎(でもまあ、いい人なんだ! この人も女性なんだ!)

京太郎(電話に反応もない……スタッフやハギヨシさんにも追えない辻垣内先輩……)

京太郎(何としても、打ち明けてとめねーと! この俺が!)


京太郎(下手にバラけてたら、守れない……)

京太郎(だからここは、デートしかない! 護る! 護るんだよ!)

京太郎(デートをして姫子さんを護り、追っ手を蹴散らし、ドッキリを終わらせ――日常へ……日常へ!)

京太郎(日常へ……還る!)

京太郎(そうしたらもう、嘘を吐かないで生きよう――――)


京太郎「姫子さん」

姫子「あ、手……」

京太郎「俺と……」

姫子「お、俺と……?」


京太郎(デート中に、刺客を叩き潰して通信機を奪う……もしくは、辻垣内先輩もその場に“お話”にくるだろう)

京太郎(そこで……俺は、本当のことを言うしかない)

京太郎(まさか、本当にヤクザと闘ることになるとは思わなかったけど……)

京太郎(刃物を持ってようが、カタギじゃなかろうが……こちとら殺人術を研いた格闘家だ……!)

京太郎(毎日毎日、律儀に鍛えてるから……)

京太郎(スタミナで負ける気なんざねえし……殺意で負けても、戦闘不能にするのにそんなものは必要ねえ!)

京太郎(いくら束になられようが、素人相手に負ける気なんてしねー! 例え、何人来ようとな!)


京太郎「俺と――デートしましょう! 今日!」

姫子「――」


>>131(訂正)
×姫子「元気ばでんときは、声ば出すのが一番っちゃけんね。ほら、ちぃとは気持ちが晴れたんじゃなかと?」
○姫子「元気がでんときは、声ば出すのが一番っちゃけんね。ほら、ちぃとは気持ちが晴れたんじゃなかと?」

×姫子「そいでん、きょーたろ君よかおねーさんやけん……ちゃんと気遣いばうちでんできるよ?」
○姫子「そいでん、きょーたろ君よかおねーさんやけん……気ば遣うのはうちでんできよるよ?」


718 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
エンダァァァァァァアアアアアア

719 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
イヤァァァァァアァアアアアァアアアア

720 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
アラフィフ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁあ」

721 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
なんでそういうこと言うの?やめてよ……

722 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
オイコラ、殺すぞジャリが

723 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
いや、相手はヤーさんだぞ……?

724 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
だってスッガだし

725 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
もとは不良が効果的な暴力の使い方を覚えたのがヤクザで、
元は一般人が二十四時間三百六十五日、戦いに備えて殺人術を鍛えてるのが軍隊で
元々素質ある人間が二十四時間三百六十五日、身体を進化させてるのがトップアスリートだからな

全員がヤる気でスタートしたら、ヤクザは話にならないよ
そこらへんを上手く見極めて使えるのが長所なのに、長所を潰されるからな

726 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
須賀プロには、やると言ったらやる『スゴ味』があるっすからね

727 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
いや、この人麻雀プロ

728 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
どうしてこんなことになったんだよぉ……

729 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
ちくわ大丈夫

730 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ARKWbjDrK
一流の格闘家なら、背後からナイフで刺されても背筋で止まって大事には至らんからなぁ~
実際にあることやから、調べてみたらええよーぅ

731 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
えっ

732 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なにそれは(驚愕)

733 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
凄いね、人体(白目)

734 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
いや、麻雀プロ……


姫子「あ、あの、あのね……」

姫子「えと、あの、う、うちね……」

姫子「その、えとあの、こーいうストレートなん、あの……」

姫子「ぅぅ……」

京太郎「……駄目ですか?」

姫子「は、早すぎるけん……いくらなんでも恥ずかしかよ」

姫子「ばってん……行く! 行きたかよ!」

京太郎「ありがとうございます! それじゃあ、行きましょう!」

姫子「う、うん……」

姫子(か、顔熱かぁ……)

姫子(きょーたろ君、整っとる顔やし……油断ばしとったよ)


京太郎「……ところで、その荷物はなんですか? さっき、やけに重そうだったっすけど」

姫子「こい? こいが気になっとーと?」

姫子「こいは……きょーたろ君に、喜んで欲しかと、持ってきとったんよ」

姫子「気に入っとくれるち、よかか……ばってん、趣味ば聞いとらんっちゃけん」

京太郎(あれ……この人なんか可愛いな)

京太郎(方言女子、アリだな。……いや、そんなこと言ってる場合じゃないけど……)

京太郎(……やっべ。なんかしらんけど、やばい)


京太郎「見せて貰ってもいいですか?」

姫子「……ん、よかよ」

姫子「そいぎ――」


京太郎「――」

京太郎「――」

京太郎「――」


京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……」


京太郎(手錠アイマスク縄ナイロンロープ鎖ストッキング鞭張り型双頭張り型電動按摩機ビニールヒモ釣糸使い捨てゴム手袋ローション)

京太郎(ロータービーズ電動張り型ヘッドホン棒ガムテープ竹刀手袋足枷重り蝋燭ビデオカメラ手鏡安心家族計画)

京太郎(制汗剤スプレー制汗シート耳栓アルコール石鹸除菌ペーパータバスコ練り辛子山葵割り箸)

京太郎(エトセトラエトセトラ……)

京太郎(……)

京太郎(……護るのやめよっかな、やっぱ)

京太郎(……)

京太郎(……まあいいや。トラップの材料にしよう)


750 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
鞄の中身なんぞw

751 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
凄まじいモザイクと、スッガの顔www

752 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石性的な方wwwwwwwwww

753 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ドッキリが本来から一周回って結局ドッキリになってるw



姫子「一生懸命、え、選んだんやけど……」

姫子「ど、どう? 気に入るん、あった?」

京太郎「……ば」

姫子「え? “ば”? なんと?」

京太郎「ばぁ~~~~~~っかじゃねぇの!?」

姫子「……」

姫子「……ぅ」

姫子「ぐすっ、ひぐっ……うぇ、ひぐっ」

京太郎「えっ」

姫子「……酷か。酷かよ、きょーたろ君」

姫子「一生懸命選んだんに……そげん酷かこと言わんでもよかばい!」

姫子「きょーたろ君の阿呆! うちはもう知らんけん!」

京太郎「ちょ、姫子さん!?」


 ・
 ・
 ・


淡「おはよ、きょーたろー」

京太郎「……ああ。お早う、大星」

淡「むっ」

淡「ちゃんと私には大星淡って名前があるんだから、淡って呼んでよ!」

京太郎「……そだな」

淡「むー、ばか。ばかきょーたろー」

京太郎「……ああ、俺ってホントバカ」


京太郎(……結局あの後、ひたすら謝り倒した)

京太郎(『もう知らん』、『酷か』、『鬼畜』と叱られ続けて……なんとかデートの約束を漕ぎ着けた)

京太郎(我ながら頑張ったと思う。本当の本当に頑張ったと思う)

京太郎(ハーゲンダッツ奢らされた。どんだけダッツ好きなんだよ)

京太郎(……)

京太郎(……疲れた。なんか、とにかく疲れた)

京太郎(……なんで俺、こんなことやってんだろ。あの人、護る価値あるのか?)

京太郎(殺しても死ななそうだし……なんなんだよ)


京太郎「――うぉっ!?」

京太郎「ちょ、な、なんだよ……いきなり」

淡「……別におでこに触るくらいいーでしょ?」

京太郎「いきなりやられると心臓に悪いから、なんか言ってからにしてくれよ……」

淡「言ったんだよね、これが」

京太郎「マジ?」

淡「返事しないから、ちょーし悪いのかなって思ってさー」

淡「こっちは心配したのに、失礼しちゃうよね」

京太郎「わ、悪い……」

淡「んー、どうしよっかなー?」

淡「!」

淡「きょーたろーが、ちゅーしてくれたら許す! ……なーんて」

京太郎「……判った」

淡「……!?」


がっかりイケメン京太郎(やや天然)と残念美人姫子(本気)
なんだ、お似合いじゃないか(錯乱)

ってか立場があるだろう麻雀プロがテレビでガッツリとヤーさん関係者ですってやっちゃって大丈夫なんだろうか?

このスレはファンタジーだからね
芸能界の黒いとことか、これやったらリアルでバッシングやべーんじゃねとかはオミットしてあるからね
だからまあ、そこらへんは書くつもりがないから、良く考えずに見といて下さい。ヤクザネタとか
実況系の掲示板のノリやねんな

あるかもしれないしないかもしれないけど“テーマではないので画面には映らない”って感じや


ちょっと軽めにトレーニングしてくる故、まあ2200あたりから開始だと思って下さい
早まるならアナウンスするから

姫子さんにはまだ出番がある故、安心するよう

じょう じ

最近、ヤンジャンからヤンジャンまでの周期がクッソ早い気がする

今日中に終わらせて次のネタに行きたいでござる


京太郎「隣にこいよ、ほら」

淡「う、うん……」

京太郎「もっと詰めた方がいいか?」

淡「べ、別にいいよ?」

京太郎「そーか」

淡「ん」

京太郎「……」

淡「……」

京太郎「……」

淡「……」


京太郎(……さて、どうしたもんか。ドッキリを企画している以上、こいつも誘えばデートには来る)

京太郎(が、大星淡はバカだ。類い稀なる大バカだ。大馬鹿淡に名前を変えた方がいいんじゃねーかって馬鹿だ)

淡「……」 チラッ

京太郎(そんな大馬鹿淡のことだからもしかしたら、デートに誘ったら素を出すかもしれない)

京太郎(そうしたら――まあ、いつものように腹を立てて帰るだろう)

淡「……」 ジー

京太郎(ってなるとまあ、十中八九こいつは帰り道でバンか何かに拐われるだろうなぁ)

京太郎(一番恐ろしいのは、そこだよ)

淡「……」 スンスン

京太郎(連れていくまでは……多分乗ってくるとしても、デートの途中で帰るかも知れない)

京太郎(いかにこいつに帰らせないかが問題だけど……)

京太郎(実にハードな問題だよなぁ……)

淡「……んにゅ!?」

京太郎「なんだ? どうした?」

淡「にゃ、なんでもないよっ!」

京太郎「……。そうか」

淡(考え事してると思ったらいきなりこっち向くんだもん。びっくりした!)

淡(ばか須賀! ばーか!)


京太郎「……ふう」

淡「何? きんちょーしてんの?」

京太郎「緊張? 俺が? 何に?」

淡「……ス」

京太郎「は?」

淡「キス! 私との!」

京太郎「……ああ」

京太郎(冗談じゃなかったのかよ……いくらドッキリとは言え、身体張るなぁ)

京太郎(それとも、キスくらいは日常茶飯事でノーカンなのかもしんねーな。なんか、手慣れてそうだし)

京太郎(酔ったときの憧みてーだな)

淡「なに?」

京太郎「……いや、人目があるから気にしてた。大ほ……淡は可愛いしな」

淡「……」

淡「そんなん言われても騙されないから! ナンパ男!」

京太郎「……何がだよ。つーか、何にだよ。なんでだよ」

淡「うっさい」

京太郎「……。……お前、朝と態度違い過ぎないか?」

淡「え、その……ぁぅ」

京太郎(ドッキリなんだから気を使って演技続けろよ。こっちも対応しづらいだろ)

京太郎(やっぱ、こいつをデートに誘うのは不安しかない。絶対演技を忘れて、帰りそうだ)

京太郎(……困ったな)


淡「……そーゆーとこ」

京太郎「あ?」

淡「そーゆーとこ。なんか、こっちに興味ないって態度がヤなんだ」

京太郎「……ああ」

淡「そこらへん直してくれないと、口利いてやらないから。いーっ、っだ!」

京太郎「……」

京太郎(なるほど、我が儘で拗ねるタイプで行くのか……だからそんな態度か)

京太郎(なるほどな……実にグレートな作戦だぜ、こいつぁ)

京太郎(どっかで素が出たとしても、そーいうキャラって言えるもんな)

京太郎(考えたじゃねーか……大星にしては、よく)

京太郎(なら、そんなタイプが相手なら――)



京太郎「――淡、俺とデートに行かないか?」

淡「!?」



淡「へ? え? え?」

京太郎「いやな、お前と遊びに行きたいなって思ってたんだけど……お前はどういうところが好きなのか――って」

京太郎「どこに連れてったら喜んでくれるか、気に入ってくれるかって考えてたんだ」

京太郎「それで……悪かったな。淡を前にして、考え込んじまってさ」

淡「……」

淡「……なーんだ、そんなことだったのか。そうって言えばいいのに」

京太郎「……悪いな」

淡「じゃ、きょーたろーに教えたげる!」

京太郎「おう」

淡「こーゆーのはね、ひとりで悩んで決めてくれるのもいいけど……一緒に考えるのも楽しいんだって!」

京太郎「へー、勉強になるなぁ」

淡「へへーん!」


淡「えっとねー、やっぱり一緒にご飯は確定でしょ?」

淡「学生ならファミレスってのもいいけど、私はもうちょっと客層が落ち着いてる方が好きだよ」

淡「美味しいの食べるの好きだから私はラーメンもオッケーだけど、匂いが付いたり髪の毛が大変だから気遣って欲しいな」

淡「あと、喫茶店で落ち着いておしゃべりーみたいのもいいね! ちょっと散歩したあととか、特に!」

淡「でも、サラリーマンの人たちに混ざるのも悪いから……そういうお店ならちょっと時間外して欲しいかも」

淡「一緒にショッピングってのも、私は好き! 色んなお店巡って、ああでもないこうでもないってコーディネート考えたり!」

淡「あとはプールとかボウリングとか、ちょっと身体動かすのもいいよね! そういう爽やかな感じも、オッケー」

淡「他にはうーん……映画とか? でも、二人で行くんなら映画の前評判くらいは確認しててよ?」

淡「あとはプラネタリウムとか! 動物園とか! アトラクションある遊園地もいいけど、あんまり待たされて話に困るとかはえぬじー」

淡「あ、別にカラオケとかゲームセンターでもいいよ? そういう、学生ーみたいのもたまにはいいよねっ」

淡「ちょっと高そうなレストランに行ったり、バーに行っちゃうアダルティなのもいいよ? そーゆーの、憧れるし!」

淡「あとはあとは、DVD借りてきて自宅デートとか! 一緒に夜、手を繋いでコンビニに行くときに星を見ちゃったり!」

淡「でね、きょーたろー。他にはさ――」


京太郎(……すっげえマシンガントーク)

京太郎(舌入れてキスしたら、少しは静かになるんだろうか、こいつ)

京太郎(……っと、電話か)

京太郎「……悪い、淡。ちょっと電話だ」

淡「むー」

淡「ん、いいよ? 出てきたら? 待たせたら悪いしさ」

京太郎「悪いな」

淡「そこは、『悪い』じゃなくて『ありがとう』だよ、きょーたろー」

京太郎「おう、サンキュー」

淡「他のお客さんのめーわくにならないよーに!」

京太郎「ラジャー、お姫様」

淡「ばーか」


785 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
この笑顔、曇らせたい

786 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
私はお菓子づくりしたい

787 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
アウトドア系か……ツーリングとか一度でいいからしてみたいなぁ

788 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
趣味に理解がある人と、池袋……

789 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
特にないけど、一緒に買い物とかは好き……

790 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
あたま撫でてほしい

791 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
夢見んな。現実見ろ

792 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
何年かしたら、君たちもそんなのはフィクションの世界にしかないって気付くから

793 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NIKEnazca
これだからスイーツは……

794 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
いくつかはやったことあるなぁ……デートではなかったけどさ

795 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
結構、やったことあるわね。……デートなら良かったのに

796 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
神様、どうしてなの?

797 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
呪われろ、ホビットども



淡「~♪」

淡(……っと、あれ、きょーたろーの鞄?)

淡(ちょっと開いてて、中身出そう……)

淡「……ぶよーじんだなぁ」

淡「全く、きょーたろーってば。仕方ないんだから……」



800 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あっ(察し)

801 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あわあわ涙目ヤッター

802 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
こりゃ、スッガのケジメ案件ですわ

803 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
撤去しとけよwwwww


淡「え……」

淡(や、な……なにこれ……)

淡(なんで……なに……これ、何に使うの……? えっ……?)

淡(ここにあるって……デートって……まさか……)

淡(……ゃ)

淡(ムリ。ムリ。ムリ。ムリ。ムリ)

淡(無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理)

淡(無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理)

淡(無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理)

淡(いくらなんでも、無理……! 怖いよ、やだ、こんなの……!)

淡(助けて、誰か……)

淡(ちが、逃げなきゃ……逃げなきゃ、ダメだ――!)


京太郎「……ふう」

京太郎(辻垣内先輩、音信不通。ハギヨシさんでも見付けられねー)

京太郎(どうなってんだ? いくら、あの素早い辻垣内先輩でも……隠れ続けるなんて無理だよな)

京太郎(……デートの場所を伝えなきゃなんねーし、そんときには連絡付くよな?)

京太郎(そのときに、言わないと……流石に、言うチャンスはある筈だ)

京太郎(……)

京太郎(……それにしても、ハギヨシさんのあの言葉)


ハギヨシ『――ところで、ですけど』

ハギヨシ『私の聞いたところでは……今回の仕掛人は5人だった筈です。名前までは失念してしまいましたが』

ハギヨシ『いえ、私の思い違いかも……しれませんが』


京太郎(……どういう意味だ? まさか一人、ガチでお持ち帰りしちまっちのか?)

京太郎(うーん)

京太郎(スタッフが撮影してるから、そういうのはないと思うんだけどな……)

京太郎(……)

京太郎(……マジなら、対応を考えねーと。ドッキリじゃ済まないんだからな)

京太郎(――って、淡!?)

京太郎(あいつ、何一人で店出てんだよ! あいつは知らねーかもしれないけど狙われてるんだよ!)

京太郎(くそっ、追わないと!)

×京太郎(……どういう意味だ? まさか一人、ガチでお持ち帰りしちまっちのか?)
○京太郎(……どういう意味だ? まさか一人、ガチでお持ち帰りしちまったのか?)

動揺が心の声に出てる

置き土産だろ


京太郎「おい、待て!」

淡「ひっ」

淡(み、見付かっちゃった!? せんっぜん、距離稼げてないのに!?)

淡(や、逃げなきゃ……! 捕まったら、私……私っ!)

淡(は、走らなきゃ……!)


京太郎「ちょ、お、おい……! 何やってんだよ!」

京太郎「まさか、街中で鬼ごっこ……つー訳でもないよな? 流石にない」

京太郎(刺客……らしきものは、見えないよな)

京太郎(なんだか判らねーけど……とにかく、逃がさない。今は、離れる訳にはいかないッ!)

京太郎(街中で、俺から――逃げられると思うなよ!)


淡「……ゃ」

淡(やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ)

淡(足、速いって……! 速いよぉ……!)

淡(顔、凄い怖い……やだ、あんな須賀、怖すぎる……!)

淡(つ、捕まったら……やだ! やだぁ! そんなの嫌!)


京太郎「あいつ……また加速しやがった」

京太郎(なんだよ、あの鬼気迫る勢いは……)

京太郎(やっぱり、あいつのことを拐おうとしてる奴が……いねーよな)

京太郎(……でも、あんまり一人にもしておけねーのは確実だ。いつ拐われるか判ったもんじゃねえ)

京太郎(本気、出すか――!)


淡「~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ」

淡(どうして? どうしてこんなことになっちゃった?)

淡(や、も、助けて! 足、限界なの!)

淡(やだよ、きょーたろー、あんな奴だなんて思わなかったよぉ……!)

淡(やだ、やだよきょーたろー……! いつもみたいなきょーたろーに戻ってよぉ……!)

淡(ひぐ、ぐすっ……うう、ひっく)

淡(……ダメだ。他人任せになんてしたら、ダメ。自分で――自力でなんとかしないと!)

淡(須賀から、逃げ切って……! 逃げ切って――)


淡「……ぁ」


淡(袋小路!? 行き止まり!?)

淡(や、に、逃げ――)



京太郎「――捕まーえた、っと」

淡「ひっ――」



淡「や、ぁ……あ……」

京太郎「おいおい、何いきなり走ってんだよ……驚いたぜ?」

京太郎「お前、意外に早いのな。なんか、運動とか好きなのか?」

京太郎「ハハ、ま、俺の敵じゃないけどな!」

淡「……ぁ」

京太郎「全く、これからデートだってのに……勝手に一人でどっか行っちまってさ」

京太郎「鬼ごっこのつもりだったのか? それにしても、ちゃんと考えろよ……そういうのは」

京太郎「あんまり突拍子もないことされると、俺だってどうしたらいいか判んなくなるだろ? な?」

京太郎「そこらへん、ちゃんと考えてからやれな?」

淡「……ゃ、ぁ」 カタカタカタカタ


淡「ぃ……ぁ、ご、ごめん……! ごめん……!」

淡「謝るから……! あ、謝るからぁ……!」

京太郎(……やけに素直だな)

京太郎(ま、いきなり驚かされたし……ちょっとは、意地悪な感じでもいいよな)

京太郎(ったく、ただでさえ疲れてるのにさ)

京太郎「なあ、淡」

淡「ゃ……は、はいっ!」 ビクゥッ

京太郎「ごめんじゃなくて……こういうときは、ごめんなさいだろ?」

淡「……ぁ」

淡「ごめんなさいっ、ごめんなさい! ごめんなさいっ!」

淡「ゆ、許して……! ゆ、許してっ! ぁ、ちが、許して……許してくださいっ!」


京太郎(……様子が変だな)

京太郎(誰かに脅されてるか、からかわれてるか――あとはなんだ? あれか、マジに反省してる)

京太郎(まあ、全力疾走したら息も乱れるよな。普通は)

京太郎(その分か? ……ったく、普段からお騒がせだよな。こいつさ)

京太郎「いや、そこまで謝られても……」

淡「……っ」

京太郎「ああ、まあ……でも、そこまでお前が言うのも珍しいし――許せばいいんだよな」

京太郎「確かにちょっと手間かかったけど、別に体力は使ってないしな」

京太郎「そーゆー訳で、別に許さない理由はないんだよな。許せばいいんだろ、許せばさ?」

淡「じゃあ――」


京太郎「――だが断る」

京太郎「この須賀京太郎の最も好きなことのひとつは、予想を『NO』と裏切ってやることだ」

淡「――」

京太郎「さあ、お仕置きの時間だ……Baby」

淡「ぁ……ぁ、ぁ……」

京太郎「これからちょーっとばかし、淡には『痛い目』にあって貰うが……」

京太郎「くれぐれも、大げさに騒いだりするんじゃねーぞ? 他人様の迷惑になるからな……」

京太郎(デコピンぐらいならいいだろ)

京太郎(……って俺、あのバッグ持ってきちまった)

京太郎(なーんか走りにくいと思ったんだよなぁ……デッドウェイト感じたっつーか)

京太郎(ここに置き去りにしたいぐらいだぜ、マジ)

京太郎(とりあえず、置くか――って、おお! やっぱり微妙にちがうな!) ドサッ


淡「……ぁ」

淡(このバッグ、さ、さっきの……!?)

淡(やだ……や、やだっ!)

淡「やだ、ゆ、許してよぉ……きょーたろー……!」

淡「痛いの、やだから……お願いだから、それだけはやめてっ」

京太郎「は?」

京太郎「いやー、それじゃあお仕置きの意味ないだろ?」

京太郎「ちゃんと、痛くないとさ」

淡「~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ」

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4714279.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4714282.jpg


京太郎(……たかがデコピンに、なにこんなに怯えてんだ?)

京太郎(わっけ、わかんねーな……。いやマジ、本当にさぁ……なんだ?)

京太郎(なんか、嫌な思い出とかあんのか? デコピンに)

京太郎(勢い強すぎて、打った側の中指の爪が割れたっつーのは知ってるけどなぁ……)

京太郎(もしかして、瞼に当たって切れたりしたこととかあんのか?)

京太郎(そこまでじゃなくても、結構な痛い感じなのが……)

京太郎(……)

京太郎(うん、ちょっと気の毒だな……流石に)

京太郎(だから――)


京太郎「淡」

淡「……っ」 ビクゥン

京太郎「大丈夫だって、そんなスゲー痛くはならないから」

京太郎「お前が大人しくしてたら、すぐにさっぱり終わるからさ」

京太郎「変に動いたり抵抗するから、予定が狂っておかしなことになるんだよ」

京太郎(額狙いが瞼に行ったり)

京太郎「だから、お前次第だよ。痛いか、痛くないかってのは……さ」

京太郎「痛いの嫌なら、静かにして、大人しくしろよ。な?」


淡「――」


淡(や……ぁ、ああぁ……、あ、ぁ……!)

淡(ゆ、許してよ……許してよぉ……!)

淡(助けて……誰か、誰か……!)

淡(誰か、助けて――――!)


>>247
グラッツェ……ディモールト・グラッツェ


今夜も安眠できそうなので、今日はここまで
おやすみー

描いて貰えるだけで励みになるんで、消すタイミングとかそういうのは描いた人が決めるんでええんやないかな


それよりも、時間の流れの残酷さについて話そうよ
なんでミッシェルちゃんは成長すると兄貴系ゴリラになっちゃうの、とか
なんでカズミ死んでるのやだーとか、カモきゅん先生のNTRた側の描写ウマーマジ愉悦とか
カネキチくんすっかりカネキさんを通り越してマジキチくんやね、とか

ミッシェルちゃんがあんなのになるんだから、京太郎がこうなっても不思議じゃないんだよ!

キンクリとか書いてない部分の妄想が貯まるのに時間がぬえジレンマ


15分後から始めたい所存

済まない。ちょっとストレッチしてた
ネタがたまっていくけど書けんのう……書けんのう……


じゃあ、続きいきます
やっぱり淡には笑顔よりも獰猛な顔、獰猛な顔よりもドヤ顔、ドヤ顔よりも泣き顔が似合ってると思います


淡「ぁ……ぁ、あ……」

京太郎「安心しとけ、痛いのは一瞬だからさ」

淡「ぅ……」

京太郎(……デコピンにそんなトラウマでもあんのか、こいつ)

京太郎(流石に様子が尋常じゃねーよ)

京太郎(なんか……『これから無理矢理スカート下ろされてパンツ見られる中学生』みたいな怯えようだな)

京太郎(逆に心配になってきた……いやマジ)

京太郎「なあ、淡」

淡「……っ」

京太郎「別にお前が嫌だって言うなら、無理に俺はやんないからな」

京太郎「お仕置きなんてのは冗談なんだし……普通に、お前が嫌がることはしねーから」

淡「……」

淡「……ほんと、なの?」

京太郎「そりゃ、そうだろ」

京太郎「お前のそんな顔なんて見てて、気分がいいもんじゃねーよ」

京太郎「嫌なら、嫌だって言ってくれればいいからさ」


淡(……須賀)

淡(須賀のこと、信用していいの……?)

淡(はっきり言って最低の、鬼畜ド変態野郎だけど……今の今まで、変なことしてこなかったし)

淡(まだ……)

淡(まだ、ちょっとくらい、私の知ってる須賀を信用してもいいの……かも知んない)


淡「きょ、きょーたろー……?」

京太郎「ん?」

淡「私はちょっとさ、そういうのは……」

淡「い――」

京太郎「――オラァ!」 ドガァッ

淡「ひぃ!?」

京太郎「ったく……どこにでも居やがんのな、ゴキブリって奴はさ」

京太郎「本当にこいつら、図々しくて厚かましい生き物だぜ……」

京太郎「ちょろちょろと鬱陶しく動き回りやがって、さっさとおっ死ねよ……ゲスが」

京太郎(家族の仇が……のうのうと生きてんじゃねえ……)

京太郎「んで、悪い。話はなんだっけ?」

淡「ぁ……、ぁぁ……」 カタカタカタカタ


淡「……ぅ、く」

淡「私は、いや――」

京太郎「――ドラァッ!」 ドグシャァァア

淡「ひっ!?」

京太郎「一匹見れば三十匹って、よく言ったもんだぜ……ゲスが」

京太郎「火炎放射でも喰らわしてやろうか、畜生」

京太郎「ったく、ふざけやがって……。ゴキブリ共が……! 人間様の会話の邪魔するんじゃねーよ」

京太郎「靴、買い換えないとならないじゃねーか……クソッタレ」

京太郎「……」

京太郎「悪い、なんの話だった? もう一回言って貰えるか、淡?」

京太郎「いや、その……さ。何度もデカイ音立てて……ほんっと、悪いな、淡」

京太郎「次はやらないからさ、な? ごめんな?」

淡「あわわわわわわわ……」 カタカタカタカタ



820 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
俺なら漏らす

821 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
コンクリートに皹が入ってるんですが、それは……

822 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
脆かったんじゃないのかな(白目)

823 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
完全に流れ的には、ヤクザが「聞こえねーな」とか「ここ、暑いな」をしてるのと一緒だよな



淡(嫌だって言うならやめる、って……)

淡(嫌だなんて“言わせない”……喜んで、受け入れろってことなんだ……)

淡(嫌がることなんてしない、って……嫌がる顔を見せるなって……きっと、そーいうことだ)

淡(“痛いのが嫌なら”、“静かに”、“大人しく”……“受け入れろ”)

淡(きょーたろー……ううん、須賀は――こいつは……!)

淡(私のこと、脅してる。暴力で、従わせようとしてる……! 鬼畜ごーかん魔め……!)

淡(怖い、けど……)

淡(絶対……絶っっっ対、こんな奴のいいようにはされない……! 思い通りになんて、なってやるもんか……!)

淡(私、負けないっ! 負けないから――)


京太郎「――ッ、オラァ!」


淡(――)

淡(――へっ?)

淡(え? 今、頭の横、何? 何かが、びゅんって……何? なんなの?)

淡(あんなの、当たったら危ないって……いくらなんでも、じょーだんじゃ済まないから)

淡(目付きが、気に入らなかったからやったのかも……?)


京太郎(うわ、マジかよ……今の大雀蜂だよ。長野だとよく見たけどさ)

京太郎(今投げたので、危機感もって逃げてくれたらいいんだけどなぁ……)

京太郎(……あー)

京太郎(だよなぁ、余計に興奮させちまうよなぁ……)

京太郎(逃げよう、っと……最初からそうしとけばよかったな。ちょっと淡に接近して、ヤバそうだったとは言え)

京太郎(ここ、クソッタレのゴキブリ野郎共も多いし……いても意味ないな)

京太郎(逃げるんだよぉぉおー!)


京太郎「……淡、行くぞ?」

淡「……へ?」

京太郎「ここに居てもしょうがねーし、さっさと場所を移すぞ」

京太郎「ほら、早くしないと痛いじゃ済まねーことになるからさ」

京太郎(都会っ子のこいつは、雀蜂への対処とか慣れてなさそうだ)

京太郎(もしかしたら一度刺されてるかも知れないし、危ない……かも?)

淡「……っ」

淡「な、なんで私があんたの言うことを聞かなきゃダメなの!」

淡「脅せば従うなんて思ってるんなら、絶対にそんな考えには――」


京太郎「――うるせえ」


淡「――」

京太郎「ごちゃごちゃ言ってる暇はねーから、さっさと行くぞ」

淡「や……!」

京太郎「おら、こい。ふざけてる場合じゃないんだよ! 歩け!」

淡「だ、誰が……! あんたなんかに……!」

京太郎「~~~~~~~ッ、さっさとしろ! 死にたいのか、なあ!」

淡「ひっ」

京太郎(流石にあんなに仲間を呼ばれたら、打ち落としきれねーぞ。やっべえ)

京太郎(この間も、お年寄りが被害にあったって聞くしなぁ……)


淡「うぅぅ……」

淡「う、ぅぅぅう……!」

淡「……ひ、ぐっ」

淡(青筋浮いて……怖い。こいつの顔が、初めて、怖い)

淡(力強くて、逆らえないって……何、なんなの、これ……)

淡(しょ、正面から言っても……ダメだ。無理。絶対、こいつに無理矢理やられちゃう)

淡(従ったふりして……ムカつくし気持ち悪いけど、こいつに従ったふりして……)

淡(油断させて、そこを突くしかない……!)


 ・
 ・
 ・


京太郎(……疲れた)

京太郎(なんか大星の奴、やけに固いっつーか頑なっていうか……様子が変だった)

京太郎(デートについては、伝えた)

京太郎(何としても来るように、誠心誠意、丁寧に伝えたから大丈夫だと思う)

京太郎(……大丈夫だよな?)

京太郎(……)

京太郎(……ふう。これからどうすっかね)

京太郎(『実は5人でした』とか、そういうのを今さら言われても困るよなぁ……)

京太郎(あー……)

京太郎(初めて二日酔いになって、酒の不祥事ドッキリがきて、それでこれって……)

京太郎(なんか、頭がガンガンして思考が纏まらないんだよなぁ)



846 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ところで、どうやってスッガを酔い潰させたんた?確か、強いって話よな?

847 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、確かに。なんかお酒に強そうだよな

848 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ウォッカのポカリ&レッドブル割り、らしいな

849 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なにそれは(驚愕)

850 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
※ただスガ

851 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
常人ならヤバイ。殺人罪に匹敵するカクテル

852 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
でもスッガならバラエティになる!不思議!



京太郎「さて……これから、どうするか」

京太郎(辻垣内先輩に連絡がつかないんだけど……冷静に考えるなら、先輩も二人を拐いに来る以上――)

京太郎(俺に、デートをどこでやるのか聞いてくる筈だよな。確実にさ)

京太郎(そこが最後のチャンス……だ。説得をするなら、そこしかない)

京太郎(そのチャンスを行かさないと――俺は)

京太郎(……)

京太郎(……っと、電話!?)


京太郎「はい、もしもし――」

姫子『ね、おにーさん。どげん下着ば履いとっとー?』

京太郎「人違いです。俺に妹はいない」

姫子『ちょ、ちょっと――』



857 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ちなみにそれぞれ、最低値の評価

ころたん→二人はホモ♂キュア マッスルハード
うたたん→ガチ鬼畜サイコパスロリコン
ガイト姐さん→衝動的にヤクザの事務所にカチ込んで制圧するはしゃぐ世紀末覇者
姫子→せっかくきょーたろ君が悦ぶ道具選んだのに……!
あわあわ→どう見ても犯罪者やヤクザにしか見えない口調や言動で脅される

858 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
うーん、このアベンジャースッガ……

859 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
性的な方さん流石です



京太郎「……もしもし?」

姫子『うち、今は裸にエプロンば着けとーとよ? きょーたろ君、見たかと?』

京太郎「セールスお断りです」

姫子『あ、ちょ――』


京太郎「……もしもし?」

姫子『は、ぁ、ん、んんっ……ぁ、きょーたろ君、きょーたろ君っ』

姫子『あ、ふ、んんっ、そこ、ぁ、凄か……! 何度も何度も、ぐりぐりされて、気持ちよかぁ……!』

姫子『ぁ、ん、や、凄、凄かて……! んん、んっ、あ、は、ひっ……ふ、ぅ、んんっ』

京太郎「……マッサージチェア?」

姫子『ん、正解とー。よく、わかりよったね……きょーたろ君』

京太郎「何となく、パターン的にそうかと」

姫子『パターンが判りよるなら、相性がよかちゆーことやけんな!』

姫子『そいで、うちの声でえっちな気分になっとーと?』

京太郎「……切りますね」

姫子「あ、ちょっ――」


京太郎「……」

京太郎「……はぁ」

京太郎「……やべえ、俺。何を守る為に戦うんだろう」

すまんち、寝ます

軽めにトレーニングして、ちょっと阿知ポでオカスレしてから始めます
2130~2200あたりかねぃ

シャチ、ウナギ、タコは元ネタ的に揃うんだよね

始めるでー

須賀る とても悲惨な目に遭う
あわる ドヤ顔して慌てる
やえる とても冷めた目をツッコミをする

こんなんかね


京太郎「……。……もしもし?」

姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』

京太郎「……なんすか?」

姫子『黒と黒縁のピンクの、どっちがよかと?』

京太郎「何がっすか?」

姫子『好きな下着の色ば、聞きとーよ?』

京太郎「……ショッキングピンクで」

姫子『そ、そげな色ば履きよるんか、きょーたろ君は!?』

京太郎「俺は履いてねえよ!」

姫子『ああ、着けとーと?』

京太郎「着けてもねーよ!」


京太郎「……。……はぁ、もしもし?」

姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』

京太郎「……。……なんすか?」

姫子『緑とピンクと紫、どれがよかと?』

京太郎「……何がっすか?」

姫子『ゴムん色』

京太郎「……。……」

姫子『コンドームん色よ?』

京太郎「二回も言わなくても聞こえてますから! っていうか、聞いてどうすんだよ!」

姫子『どうするって……そいは、勿論――』

姫子『ハッ……』

姫子『ま、まさか……きょーたろ君』

京太郎「……。……。……なんすか?」

姫子『うちとんときには、ゴムば使う気なかか!?』

京太郎「うるせえ黙れ」

姫子『そ、そんな鬼畜に手籠めにされよるなんて……正直、感じちゃう――』

京太郎「さよなら」


京太郎「……。……はい、もしもし?」

姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』

京太郎「……。…………。…………用件は?」

姫子『後ろなら妊娠しないからって、生はいけん――』

京太郎「――言わせねーよ! 言わせねーからな!」


京太郎「……はぁ、もしもし?」

姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』

京太郎「只今留守にしております」

京太郎「用件がおありなクソド低能はクソ今すぐ首を括ってクソあの世から電話をクソ折り返しクソおかけください」

姫子『……クリを括る? クリば括ると?』

京太郎「黙れよあんたいい加減にさぁ!」

姫子『きょーたろ君が黙らせてくれよるん? ……って、まさか公衆の面前で口臭ば気にするようなことになりよるぐらいん量ば出す――』

京太郎「――ほんっっっと、頼みますから黙ってくださいよ! いい加減に!」


京太郎「……」

姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』

京太郎「……」

姫子『……きょーたろ君?』

京太郎「……」

姫子『きょーたろ君、うちんことば嫌いになりよったん?』

姫子『……はしたなかか、そいもしょーがなかよね』

姫子『でもうち、きょーたろ君とあんま喋ったことがなかったけん、話題が思いつかんとよ』

姫子『きょーたろ君のこと、怒らせるつもりはなかと……』

姫子『ばってん……ただ、なんか話とらんときょーたろ君に嫌われるんやなかち不安で不安で……』

京太郎(まさか、幻の六人目って……)

姫子『まあ、放置プレイで今は「ぅふ、あぁん」なんやけど!』

京太郎「もう喋るな。話が噛み合わねー」 ブツッ


京太郎「……」

姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』

京太郎「……」

姫子『は、ぁ、い、今きょーたろ君のことば考えて、うつ伏せてお尻突きだして――』

京太郎「……」 ブツッ


京太郎「……」

姫子『きょーたろ君、きょーたろく――』

京太郎「……」 ブツッ


京太郎「……」

智葉『京太郎――』

京太郎「……」 ブツッ

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……あっ」


京太郎「あわわわわわわわわわわ」

京太郎「あわあわあわあわあわわわわわわわわ」

京太郎「り、リダイヤル……リダイヤルを……!」

淡『……もしもし、呼んだ?』

京太郎「呼んでねーよ! 黙ってろタコッ!」

淡『ひっ』

京太郎「やっべえ、これはやっべえよ……」

京太郎「駄目だ、通話中だ……」

京太郎「メール送って……って、メアド変わってる!? 電話番号しかわからねー!」

京太郎「SMSは……駄目だ。通じない……」

京太郎「……」

京太郎「……もういいや」

京太郎「大星と姫子さん呼び出して二人事情話て、辻垣内先輩からなんかあっても口裏あわせて貰えば――」

京太郎「あ」

京太郎(……六人目の件、どうする?)

京太郎(二人のどっちかが六人目なら、顔を合わせさせるってのは――不味いんじゃないか?)

京太郎(……いや)

京太郎(今さら、不味いとか不味くないとかそーいう話じゃ……)

京太郎(いやでも、これは……)


 ・
 ・
 ・


京太郎(……そうこう考えているうちに、デート時間になっちまった)

京太郎(よく判らんアミューズメント施設だ。最近オープンしたばっかりの)

京太郎(水族館、プラネタリウム、映画館、ゲームセンター、ボウリング、カラオケ、アトラクション……)

京太郎(正直、ごった煮過ぎて訳が判らない)

京太郎(ここなら人混みで撒ける――というのがあるけど、同じくらい襲撃者の区別が付かない)

京太郎(正直、避けたいんだけど……あっち二人が揃って行きたいなんて言うんだもんな)

京太郎(つーことは、本来のドッキリ的にここに何か仕掛けられてるってことだ)

京太郎(あとは、番組での施設宣伝も兼ねたのか? 知らんけどさ)

京太郎(幸い、今日が平日だからあんまり人がいないってのは助かった)

京太郎(あとは、あの二人を護る……決して襲撃者と会わせない)

京太郎(そんで、極めて穏便に、後遺症なく、こちらの素性を隠して、襲撃者を撃退する)

京太郎(……待てよ)

京太郎(そもそも、知らせてないし襲撃者が来る……とはあんまり思えないんだけどな)

京太郎(ああでも、あの二人が“当初の予定ではどこ誘うか”から逆算されるかもな)

京太郎(……)

京太郎(色々ありすぎたのと二日酔いで、碌に頭が回らないのが困り者だぜ)

京太郎(まあ、襲撃者とニアミス一つさせないであいつらを護れれば――)


淡「あっ」

姫子「あ」


京太郎(ニアミスぅぅぅぅう!?)

京太郎(確かに襲撃者とはニアミスさせてないけどな。サマルトリアの王子ばりに尻尾も掴ませてないけどな)

京太郎(だからって、こっち二人のバッティングも駄目だろ!)

京太郎(バッティングセンターにギガスラッシュゲーのロト剣コントローラー持っていくぐらい駄目だ)


淡「あれ、鶴田プロ? こんにちは」

姫子「あ、大星……プロ。こんにちは」


京太郎(やっべー、何だろう)

京太郎(とても和やかな風なんたけど、二人の間がロンダルキアにしか思えないんだが……)



淡「こんなところでどうしたんですか? 奇遇ですねー」

姫子「こげなとこにいるっとゆーたら、そいはデートに決まっとるよ」

淡「ああ、そうですよねー」

姫子「そうよ」

淡「……」

姫子「……」


京太郎「あわあわあわあわあわわわわわわわ」

京太郎(そういえばこの二人は、高校時代に団体戦で戦ったことがある程度の仲だった)

京太郎(それか? その所為で何となく空気が悪いのか)

京太郎(マジかよ……勘弁してくれよ……)

京太郎(どっちかガチだとしたら、完全にヤバいパターンじゃねえかよ……)


淡「……!」

姫子「どげんしたと?」

淡「いや、なんか彼に呼ばれた気がして……」

姫子「かー、熱か。アッツアツやねー」

淡「そうなんですよねー。彼ってば、私のことを放してくれなくてー」

淡「打ってる最中も、『ずっと俺のことを忘れずに考えとけー』……なんて」

京太郎(初耳だな)

姫子「そいは羨ましかねー。ばってん、うちらの絆も相当なもんやけんね」

淡「白水哩……さん、でしたっけ? 今日も二人で?」

姫子「そげに、四六時中一緒におるわけやなかとよ? 今日は、彼ちデートでもせんかーって」

淡「へー! 彼氏とデート!? すっごい奇遇じゃん!」

姫子「なんなら、Wデートも悪くなかかね?」


京太郎(無理だから。勉図みたいに彼氏が被ってるから。重なってるから)

京太郎(確かにある意味はWデートだよな。彼氏、ダブってるからさ)

京太郎(むしろダブルどころか、ハーフにされちまうからな。Wデートだけど彼氏の愛も体もハーフサイズだからな)

京太郎(流石に身体が縦に半分こ、とか死んじまうから)


姫子「……!」

淡「どしたの?」

姫子「呼ばれた気がして……」

淡「ふーん」





京太郎(これは不味いぜ……不味いって……)

京太郎(なんで俺、こんなラブコメめいた胃の痛さを味わってんだよ……)

京太郎(あー、なんもかんも政治が悪い)


姫子「彼氏さん、どげん人と?」

淡「えー、私の彼ですかー?」

淡「まず身長は180センチ超えてて、スポーツ万能で、イケメンで、高学歴で、バリバリ働いて年収も高いかなー」

京太郎(お前どんだけ見栄張るの!?)

京太郎(……って、一つも嘘がなかった。すげーな俺。完璧超人じゃねーか)

京太郎(なのになんでモテないんだよ。世の中間違ってるだろ……)

姫子「へー」

姫子「うちん彼と一緒やねー」

淡「そうなんですか? ほんっと奇遇ー」

姫子「まさか、同一人物やったりしてねー」

淡「あははは、それ、面白いかも」


京太郎(そうです。そのまさかです)

京太郎(何一つ面白い要素ねーよ! むしろ“面(おもて)”が白くなってるだけだから!)

京太郎(顔面蒼白通り越して、死化粧になっちまってるからな!)

京太郎(やっべえよ……やっべえよ……)


淡「でも、付き合うんならやっぱり麻雀に理解が欲しいですよね」

姫子「そうねー」

淡「打てるんですか? その彼氏さん」

姫子「んー、まあそいなりに打てる方やね。控え目に言って上位ランカーくらいやけん」

淡「へー! 強いんだ!」

淡「控え目に言って上位ランカーって、かなりじゃん!」


京太郎(いやいや……)

京太郎(控え目じゃなくて、そのままズバリ上位ランカーだからな)

京太郎(上位ランカーは上位ランカーであって上位ランカー以外の何者でもないから)


淡「じゃあ、だったらだったら……Wデートついでに、4人で卓を囲んじゃったり!」

姫子「うちは全然、構わんよ?」

京太郎(三麻になるけどな。三麻だけどな)

姫子「でも、そっちの彼氏さんは打てけると?」

姫子「楽しく打ちたくてん、ばってん、レベル差があったらあんま楽しめんよ?」

淡「あ、だいじょーぶですよ」

淡「まあ、私の彼は……調子いいときの実力から言ったら2位クラスなんで」

淡「こう、巧みに攻撃を掻い潜ってビビビーバチィって、私の胸に稲妻走らせるくらい強いから」

淡「あそこまで電気ショックな体験だと、恋に落ちちゃうよね」

姫子「ひえー、凄かねー」

淡「でしょ? 自慢の彼氏なんだから!」

姫子「まあ、うちん彼氏は……上位ランカーは上位ランカーでん、こう、2位なんやけど」

淡「へー、そっちも2位? 奇っ遇ぅー!」

姫子「的確に打ち込んできて、手ば進めさせんように痺れさせて」

姫子「そんで最後には、雷落とすみたいな和了やけん……どうしてん魅せられるよね」

淡「へー、やるぅー!」

姫子「ま、自慢の彼氏とね」


淡「まあ、私の彼氏は2位は2位でも超ブーストしてある強さなんだけど」

淡「もう、2位ってレベルを超えた2位かな? スーパー2位的な」

姫子「へー」

姫子「やけん、うちん彼氏も2位は2位でん……キメラ的な2位やけんね」

姫子「8位の視力に、7位の鋭さに、3位の固さに、9位の速さに、12位の精密さに、4位の必殺率やけん」

淡「へー」

姫子「……」

淡「……」


京太郎(お前らなんで2位に拘ってんの!? そこは嘘でも1位とか言っとけよ!)

京太郎(あれなのか? 1位って言うと欲張り過ぎだから、控え目で2位なのか?)

京太郎(それともお前ら、ホルホースなのか? ホルホース好きなのか?)

京太郎(ナンバー1よりナンバー2なのか? 銃は剣より強しとか言っちまうのか?)


京太郎(とりあえず、待ち合わせ場所変えるようにメールして……と)

京太郎(……)

京太郎(……ま、俺風に言うなら『拳は剣より強し』ってとこか?)


 ゆらりと、身を起こす。

 剣呑そうな雰囲気を湛えた一団を見やり、静かに息を絞る。自然と丹田に力が宿る。

 そのまま、一歩。

 踏み込むと同時に左の掌底。強烈な一撃で脳を揺さぶり、戦闘不能に。

 更に、二歩。

 踏み出しを兼ねた体重移動と共に繰り出された右足が、地面すれすれを這い、足を崩して転倒させる。

 そして、三歩。

 足払いを行った右足で地面を踏み締めると、後ろ回りに繰り出される直蹴り。横蹴りが、腹部にめり込み悶絶。

 四歩目。

 蹴った左足が地を捉えると同時に、飛び上がる京太郎の身体。

 両膝が顎先を捉えて、一名が白目を剥く。重力を振り切る運動エネルギーを持った、強烈な一撃。

 着地、せず。

 空中で左右に繰り出される二本の足。両側に伸びるそれが、二人の男の顎を射抜いた。

 その後、落ちる身体。地球の縛りを取り戻す肉体。

 両足で接地。これが五歩と六歩。


 紫電一閃。

 電光石火。

 疾風迅雷。


 六歩で六人を戦闘不能に。一歩で、一人の自由を奪う。

 これこそが須賀京太郎。

 これが――オカルトスレイヤー。


京太郎(……突き止められた、ってことか?)

京太郎(ま、あの二人を守りながら戦うってのは……そう難しいことじゃないぜ)

京太郎(覚悟はいいか? ……俺はできてる)


886 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
この、ほのぼの日常系に紛れ込んだバトル漫画感

887 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
いま、3秒かかってなかったぞ……?

888 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際スッガはすべてにおいて一流なんだよなぁ……

889 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
周りが超一流だから仕方ないね

890 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石は麻雀以外を極めた男……

891 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
格闘家や軍人の強さって言うよりも、完全に野性動物の強さ。生物として次元が違う

892 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あれ?いつからここはドラゴンボールの世界になったっけ?

893 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石、ワイヤーなしのワイヤーアクション!

894 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おいおい、雑技団か…

895 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
相手が悪かったんや…

896 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
実際、明らかに須賀プロの方が強すぎましたからね
テレビで見る格闘技は、強い人間VS強い人間やからあんまそうは感じんけど
片方を素人にしたら、同じ感じにハッキリとレベル差が表れるますんで

897 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ARKWbjDrK
あとは、須賀プロが筋肉をしなやかに鍛えてて、新体操とかタンブリングとかフリーランの影響で身軽やから
そのせいで、三次元的な動きが加わって派手に見えるんやないかなぁー

898 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
軍人の堅実な強さ、格闘家の鋭い強さって具合にそれぞれ“強さの見せ方”が違うのと同じで、
これもまたベクトルが違う強さだね。空間殺法……みたいな

899 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
相手の実力が同じぐらいなら、もうちょっと派手さはなくなると思うよ
まあ、そっからの読み合い騙し合いが須賀プロの本質だろうけどさ

900 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
どうしてこんな風になってるんだよ……

901 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
麻雀プロってなんだっけ?(白目)

902 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
拾参號立会人 須賀京太郎



903 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
速すぎて見えなかったんだけど、誰か解説してくれ

904 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
俺も俺も

905 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HAgi4424
まず、左足からの踏み込み
同時に右手で相手の左手をとってガードを崩し、左の掌底を一撃
それから後頭部に左手を引っかけ地面に倒しつつ半回転して、同時に回る右足で二人目に足払い
右足をついて相手に背中を向けた状態からまた半回転で、後ろ回し蹴りを三人目の腹部に一発
反動で戻って足がつくと同時に跳躍
両膝蹴りを四人目の顎に叩き込みつつ、頭部に跳び箱のように手をついて跳び、
両足を広げて、それぞれ左右にいた相手の顎に足刀
そして着地、です

906 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
最後の着地抜くと、実質的には三歩しか地面に足ついてないって感じ

907 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なにそれは……というか解説できる人が何者……?

908 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あ、スロー再生きた

909 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
もう(番組の趣旨が)わかんねぇな…

910 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:noWYNWDNO
ちなみに噂によると須賀プロのパンチ力は30トン、キック力は90トンらしいです

911 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
人、間……?

912 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HAgi4424
流石にデマでしょう、それは

913 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
須賀プロリアルニンジャ! ダイテ!

914 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ramenMGDV
ヤクザじゃニンジャに勝てませンネ

915 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
麻雀を極めると肉体も強くなるという風潮

916 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
人間やめすぎ…

京太郎「ドーモ、ヤクザ=サン。ヤクザスレイヤーです」
こんな世界もあるんですね(白目)

ちょっと出掛けてくんねー


大体高校時代をG3マイルドとすると、大学時代はタトバコンボで、プロでは龍騎サバイブかライジングアルティメット
そんな具合に戦闘力が変化してますね。麻雀でも

どうしてこうなった……

お待たせやでー

さあ、始めようか! ほのぼのバトルを!


京太郎「お待たせしました、姫子さん」

姫子「今来たとこよー」

姫子「そいより、きょーたろ君?」

京太郎「ええ。……似合ってますね、可愛いですよ」

姫子「きょーたろ君も、ジャケット? 似合っとるよ」

京太郎「ありがとうございます」

京太郎(白色の文字Tシャツに黒のハーフトップ。そしてホットパンツか)

京太郎(……アリだな)

京太郎(この人はスタイルはそこまででもないんだが太股周りが実にエロいというか性的というか淫らというか……全部同じことだなおい)

京太郎(然り気無くTシャツはダボついているようで丈が短く僅かながらにお臍が覗くというセクシャル仕様だ)

京太郎(俺はおっぱいが好きでありいやむしろ男である以上巨乳が嫌いな奴など存在するはずもないだろうが)

京太郎(やはり足も足で魅了があるというか臍周りとかマジセクシャルというか腹と足には女の性格が出るよねというか)

京太郎(なんかスタイルがそこまででもない女の子がセクシャルなアピールをしているというのは却ってエロス溢れる素敵であり)

京太郎(そのアンバランスさにこそかの偉大な画家たちが見出だしたエロチシズムというのが存在しているのではないか)

京太郎(そう疑ってはならないというかもう俺ゴールしてもいいんじゃねエロい彼女とかそれはそれで十分だよねお腹一杯だよ)

京太郎「……行きましょうか」

姫子「うん」


姫子「きょーたろ君、きょーたろ君」

京太郎「なんですか?」

姫子「んー、豆知識なんやけどね」

京太郎「はい」

姫子「あっこが左に広がってるようなら左手でしてて、右のようなら右手らしかよ?」

京太郎「……何が」

姫子「オナニー」

京太郎「……」

姫子「自慰行為」

京太郎「言い直さなくても聞こえてますよ、畜生!」

姫子「そ、そげに大声出さんくても……恥ずかしかぁ」

京太郎「あんたの発言の方が一兆倍恥ずかしいですから!」

姫子「なん怒っとるん? ……って、ああ」

京太郎「その先は言わなくていいです」

姫子「豆知識やのーて、もちっと下の方の知識やったね」

京太郎「言うなって言ってるでしょうが!」

京太郎「間違えてるのそこじゃなくてあんたの頭全部だからな!」

姫子「ちなみに豆さんに通っとる神経は男のそいと同じやけん、小さい分優しく扱っとーね?」

京太郎「女の下ネタはリアクション取りづらいんだよ!」



姫子「女の……って、やっぱ男同士ならすると? そげん話ば」

京太郎「……まあ、多少は」

姫子「どげん手錠ば使っとるとか、どげん格好で写真撮ったとか、どげん縛り方が好きかとか」

姫子「どげん風に尻ば叩いたとか、どげん風に目隠ししよるとか、どげん感じで調教したとか……」

京太郎「なんでSしか居ないんだよ!」

姫子「だって、きょーたろ君はSっぽいけん」

京太郎「事実無根。俺は至ってノーマルです」

姫子「男根?」

京太郎「誰も、んな話してねーから!」

姫子「巨根?」

京太郎「言い換えても意味がまるで変わってないですからね! 結局男の局部の話しかしてないですから!」

姫子「きょ、局部って……きょーたろ君のえっち」

京太郎「鏡見ろあんた頼むから」

姫子「……ハッ」

京太郎「その、『この人鬼畜過ぎて引くわー』って顔を今すぐやめてください」

姫子「……きょーたろ君が、鏡ば使って『ほらこんなに咥え込んでるぞげっへっへ』プレイばしたかっち言うけん」

京太郎「……殴りますよ?」

姫子「やっぱ、Sとね。Sやけん」

京太郎「ああ、クソ……本当にこの人とは話が噛み合わない……!」

姫子「反省ん後悔んしてなかよ?」

京太郎「そっすか……」

姫子「お仕置きしてもよかよ? あっこの多目的トイレとか、お勧めやね」

京太郎「多目的にそーいう目的は含まれてません!」


京太郎「……ほら」

姫子「ん? なんしょっと?」

京太郎「手。手ぇ出してくださいよ。デートなんだから」

姫子「……」

京太郎「……なんすか?」

姫子「な、なんでんなかよ?」

京太郎「……そっすか」

姫子「……♪」

姫子「えへへ、きょーたろ君は優しかねぇ」

京太郎「……そー思うなら、もちっと労ってください」

姫子「そいとこいとは、話が別とねー」

京太郎「……指、握り潰すぞ」

姫子「大歓迎よ?」


 ・
 ・
 ・


姫子「そいでね、そんときぶちょーが花田にね」

京太郎「面白い人たちですね、新道寺の皆さん」

姫子「そげんこと言っとるけど、きょーたろ君も新道寺メンバーと知り合っとーって聞いとーよ」

京太郎「ああ、江崎先輩。あの人も面白い人だったなぁ……」

姫子「しっかりしとる人っちゃんねー」

京太郎「しっかり……っていうか、ちゃっかり……?」

姫子「へ?」

京太郎「いや、確かに真面目は真面目でしっかりしてるっちゃしてるんだけど……」

京太郎「一番一般的な意味で大学生っぽかったのは誰かって言われたら、あの人なんだよなぁ……」

姫子「へー」

姫子「どげん風に接しとってん、人は変わるもんなんかねー」

京太郎「そっすねー」

京太郎「……っと」

京太郎(大星との待ち合わせ時間がそろそろだな……。あいつ、何か早く来てたけど)

京太郎(あとは、ハギヨシさんから連絡……追っ手だな)

京太郎(大星と、こっちか)

京太郎「すみません、ちょっと仕事の電話が……」

姫子「えー」

姫子「デート中なんに、仕事ー?」

京太郎「いや、すみません……本当に、申し訳ない」

姫子「……んー」

姫子「ま、よかよ。きょーたろ君は人気者やけん、仕方なかとね」

姫子「うちは、そこで服ば見とるから気にせず電話ばしてんよかよ?」

姫子「ばってん、あんま待たせんといてなー」

京太郎「了解っすー」


京太郎(……さて)

京太郎「もしもし、淡か?」

淡『……もしもし?』

京太郎「お前、今どこにいる?」

淡『どこって……。まだ着いてないけど』

京太郎「……そうか」


 路地裏を歩く男が、曲がり角で突如倒れこんだ。

 足元に張られたワイヤー(正確に言うならテグスである)。それに、突っかかったのだ。

 ワイヤーのその先、止められたテープが弾け飛ぶ。

 テープには、画鋲が打ってあり――画鋲はあるものに穴を穿ち、そして止めていた。

 あるものとは、たらふく水を詰められて限界まで張り詰めたコンドーム。

 水圧とゴムの収縮により、勢いよく吹き荒ぶ内容液が、先頭の男の顔に降り注ぎ――


淡『どしたの? 何か、あった?』

京太郎「ん? 何が?」

淡『何か、変な叫び声が聞こえたから……』


 刺激物――恐ろしい量のタバスコなどの香辛料を混ぜ入れられていた、殺人カクテル。

 目や鼻に入れば、それなりに戦闘不能に追い込めるであろうブービートラップ。

 よろけた男が、近くのごみ箱を蹴飛ばした。それと同時に立ち上る、白煙。

 近頃は便利なもので、爆発させることなく缶に穴を開ける道具が売っている。予め取り付けて塞いであったそれが、放たれたのだ。

 制汗剤のスプレー。さらにその先には、粉末とされた唐辛子。

 即席の催涙ガスだ。あまりにもチープだが、これでいい。


京太郎「どっかで、喧嘩でもしてるのかもな?」

淡『危なくない? 大丈夫?』

京太郎「心配してくれんのか?」

淡『ばっ……だ、誰があんたなんか! 相手の心配だから!』


 連鎖する噴出。

 光を集めやすいように黒く塗ったペットボトル。その周囲には光を反射するアルミシート。

 内容物は純度が極めて高いアルコール。こちらもやはり封がしてあり、衝撃を受ければ容易く弾け飛ぶ。

 視覚と嗅覚と聴覚を刺激する数々のトラップに、相手は既に恐慌状態となっていた。

 嗚咽混じりの怒号が飛んだ。


京太郎「はは、ちょっと気になるから見てくるぜ。大事なら止めなきゃいけないし」

京太郎「そんな訳で……ちょっと遅れるかもしれないけど、悪いな」

淡『……無茶、しないでね?』

京太郎「おう。ま、相手次第だな」


 笑って電話を切る京太郎。

 その顔にはニンジャのメンポめいたマスク。両手に括られたロープが嘶いた。


940 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
この人なんのプロだっけ?(白目)

941 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あらゆる戦いのプロだよ(諦観)

942 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
野性動物じみた身体能力と、達人めいた白兵戦闘力と、特殊部隊がごとき技術力……

強い(確信)

943 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
ニンジャ! its rlly COOOOOOOOOL!! U driv me crzy 4 U!!!

944 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
やっぱ、ブービートラップとか向いてるなぁ



京太郎「悪いな、淡。お待たせ」

淡「……今来たとこだから」

京太郎「そっか? まあ、それより……可愛いな、服。似合ってるよ」

淡「……ふん」

京太郎(なるほどなるほど……白いキャミワンピに、焦げ茶色のブルゾか)

京太郎(なんとなく落ち着いた風であり、さりとて社会人だなという空気を醸し出しながら、こいつのこの天真爛漫さだ)

京太郎(ある種の清純っぽい感じを出しながらも挑発的な猫のような目がなんというか逆に色気に繋がっている)

京太郎(身体のラインを隠すこれは寸胴ともすれば野暮ったい垢抜けない印象を産み出すのが常であるが)

京太郎(そこはこの大星淡。顔も整ってれば身体も整っている。足が長いからあまりモサッとした印象を受けない)

京太郎(やはり中々に胸があるから身体を少し捻る度にワンピにわがままな丘ができるのは実に嬉しいと言わざるを得ない)

京太郎(まあ、俺個人の意見を言うとすればもう少し肌色を露出してもいいんじゃないか)

京太郎(いや、パーカーにキャミソールにフレアスカートとかどうだろう足を見せて欲しいなんて言いたいところだが)

京太郎(これはこれで可愛いのでなんの問題もない。さあ付き合おうか相手が大星でも構わねえいや寧ろお前がいい)

京太郎「……いくか」

淡「……」

淡「……エスコート」

京太郎「ん?」

淡「エスコート、ちゃんとしてよね」


淡「ね、きょーたろー」

京太郎「なんだ?」

淡「大丈夫だった? 怪我とかしてない?」

京太郎「大丈夫だって! 俺が素人相手に怪我するなんざ、VADSでも使われないとあり得ねーよ!」

淡「……VADS?」

京太郎「対空機関砲」

淡「……えっ」

京太郎「Vulcan Air Defense System」

淡「いや、名前じゃなくて……」

淡「……」

淡「……ねえ」

京太郎「なんだ?」

淡「素人に、対空機関砲って使える?」

京太郎「……ハッ」

淡「なんでそんなに『その質問は考えてなかった』みたいな顔してんの?」

京太郎「考えてなかったからな……。正直、予想外のツッコミだった」

淡「……」

淡「……私の前で、無理してボケなくてもいーよ」

京太郎「そうするかぁ」


淡(……怪我してない、か)

淡(怪我の一つでもしててくれたら、逃げ出しやすいのにさ)

淡(……)

淡(ま、須賀を怪我させるなんて無理だよね。殺したって死にそうにないからさー)

淡(だから別に、こんな鬼畜クズ男の心配なんてしてない。ないったら、ない。絶っっっ対、ないから)

淡(……)

淡(……どうしちゃったんだろ、須賀。なんかの間違いじゃないのかなー……?)

淡(こいつ……生意気で、格好つけで、調子に乗ってて、口煩くて、馬鹿で、気障で、軽薄で、スケベで、馬鹿なのに)

淡(でも……いきなりあんなことするよーな奴じゃないって、思ってたのに)

淡(……)

淡(ま、いっか)

淡(こんなクズ男、大怪我でもして痛い目みればいいんだ!)


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 ・


淡「あーもー、このUFOキャッチャームカつく! アームの設定が甘い!」

京太郎「そんなに違うのか?」

淡「違うってば!」

淡「しっかりしてる奴だと、挟めば取れるのにー――ってのは判るよね?」

京太郎「ああ、なんとなく」

淡「でも、そうじゃないのも……そうじゃない方が多いから、色んな方法使うんだよね」

淡「例えば、固定されてる方のアームを押し込んだり、その反動使ったり、引っ掻けて引き寄せたり、一部分持ち上げたり……」

淡「だから、しっかりしとけーなんて言うつもりはないよ?」

京太郎「……ないのか」

淡「な・い・け・どっ!」

淡「でも、こいつ……動く方の引き寄せもダメ! 固定の方も柔いし、クレーンが降りる力も弱い!」

淡「全っっっ然、押し込めないし引っ掻けらんない! 持ち上がんない!」

淡「もー、ほんっっとムーカーつーくー!」

京太郎「……」

京太郎「俺は得意じゃないからわかんねーけどさ」

淡「?」

京太郎「そいつ、とりゃいいんだろ?」

淡「……話聞いてた?」

京太郎「聞いてたよ。お前が、そんぐらい悔しがるくらいには取りたいってな」

淡「……」

京太郎「だから、ま……なんつーか俺に任せとけよ」

淡「きょーたろー……」

京太郎「こういうときぐらい――ささやかなヒーローになってもいいだろ?」

淡「……クサすぎ。カッコつけ男」

京太郎「うっせ。黙って見てろ」


淡(……)

淡(……いや、別に大して欲しくはなかったんだけどなー)

淡(ただ、機械に舐められっぱなしってムカつくよね)

淡(なーに、早合点なんかしちゃってるんだかー)

淡(バーカ)


京太郎「……よっ、と」

淡「……うそ」

京太郎「嘘じゃねーよ。ほらよ」

淡「……」

淡「どうやって……?」

京太郎「ん、ああ……」

京太郎「お前ので散々見させて貰ったから、大体どこにどれぐらい動かせるのかは判ったし……」

京太郎「アームの力とアームが動かす分も判ったから、あとは必要なポイントに入れればいいだけだった」

京太郎「……ま。麻雀に比べたら、あんま“目”ェ使うもんでもなかったな」

京太郎「これでヒーローにはなれたか、お姫様?」

淡「……かっこつけんな。ちょーしにのんな」

淡「……」

淡「その……」

淡「……あ、ありがと」

京太郎「どういたしまして、お姫様」


淡(……しかも、違う方じゃん)

淡(私が欲しかったの、そっちのウサギであってウナギじゃないってのにー)

淡(……)

淡(……ま、きょーたろーに免じて持っといて上げてもいいかもね)

淡(まったく……。ばか須賀。ばーか、ばーか)

淡(……)

淡(……なんかこれ、本当のデートみたい)

淡(……)

淡(……変なこと、しそーにないよね?)

淡(なら、もーちょっと楽しんでみても――)


京太郎「――っと、電話だ」

淡「誰? 仕事?」

京太郎「仕事、なんだよなぁ……」

淡「……。……電源切っときなよ。オフなんだから」

京太郎「わ、悪い」

淡「……」

淡「……はぁ。……別にいーよ? 行ってきたら?」

淡「私、適当に喫茶店でも入ってるから」

京太郎「悪いな! すぐ戻る!」

淡「……いってら」

淡「……」

淡「……」

淡「……」

淡「……ばーか。ばか須賀」


京太郎(さて……)


 ――ここで、人間と、そして武術のある説明をしよう。


京太郎(『お、待、た、せ、し、ま、し、た。向、か、い、ま、す』……っと)


 人間というのは、得てして、ある種のバイアスを持ってしまう。

 ジンクスなども、これらの一種だと考えて貰ってもよい。

 何かをしたら、ある良い結果(または悪い結果)を伴ったから――次もそうしたらそうなるだろう、とか。

 そんな、思い込みだ。

 これから論ずるのはそんな思い込みの一種。


京太郎(『きょーたろ君が中々来らんけん、身体ばもて余しとります』)

京太郎(『こうやって、放置&焦らしプレイでうちんことば調教するつもりと?』)

京太郎(『悔しかよ……ばってん、感じとーて……』)

京太郎(……ハハ、マジあの人らしい)

京太郎(あっちには、一応ハギヨシさんにガードについて貰っている)

京太郎(だから、なんにもない……今んところは)


 その性質とは、実に単純なもの。

 人間が、一度疑って――それから“好し”としたものを二度疑うには心理的なハードルが上がるというもの。

 或いは怠惰。或いは負い目。或いは安心感。

 そんなもののために、人は二度同じものを疑わない。疑いにくい。


 特殊警棒などを片手に歩く男たち。

 皆が皆、足元を確認して慎重に進んでいるのだ。一歩一歩、確実に。


京太郎(……)


 そんな男たちの目についた――1枚のカード。

 襲撃者からのメッセージであり、怪物からのラブコール。

 犯行予告にして、彼らに手向ける逮捕令状だ。


 ――『BeHinD yOU』。


 弾かれたように、男たちが背後を振り替える。そして、溜め息。

 当然馬鹿正直に、そちらの方向ばかり見ている訳には行かない。

 天井が高い通路は一本道で、自分達が通ってきた道にはドア。開閉すれば、嫌でも気付く。

 となれば、振り向いた隙に自分達が目指す先から詰め寄っての奇襲か、それとも――。


京太郎(……)


 メッセージカードそのものに、罠が仕掛けられているか、だ。

 カードに繋がるテグスを見付けた男は笑いを溢し、後続のものたちに足元――カードの周辺に注意するように声をかける。

 そして、角を曲がっていく。

 後続が、姿を消していることに気付かずに。


京太郎(寝てな)


 京太郎は正しく、列の最後尾から次々に屠っていく。

 裸絞めで頸動脈を圧迫。的確に血流を阻害された脳は、容易く意識を手放した。

 一人、また一人と静かに消える。


 いかにして、京太郎が彼らの背後に降り立ったか。

 ドアを開けることなく、その最後尾から戦闘不能に追い込んでいくか。

 その答えは簡単だ。

 初めから、京太郎は潜んでいた――だから改めてドアを開く必要はなかった。

 ならば、どこに。どこに潜んでいたのか。


京太郎(……ミス・ディレクションだ)


 答えは単純。天井である。

 遠方から視認されぬように、角を曲がったその先に、あたかも蜘蛛がごとく両手足を突っ張って天井付近で待ち構える。

 トラップにより、全員の意識を足元に移した。

 さらにメッセージカードにより後方への注意を呼び覚まし――襲撃は前方または後方だと、無意識に刻みつける。

 あとは単純。

 見計らって手の力を弛めて、三角跳びの要領で角の向こうへ/男たちの後方へ。

 しなやかなその肉体は、猫科の猛獣が如く、足音一つ生み出さない着地を実現。

 そこから、一人一人削っていくのだ。確実に。


 先頭の男が気付いたときには、既に遅し。

 残すところは、彼一人となってしまっていた。

 構えをとった視線の先には、不気味なメンポの奥に瞳を輝かせる、幽霊めいた影。



京太郎「ドーモ、ヤクザ=サン。オカルトスレイヤーです」

京太郎「誘拐犯殺すべし。慈悲はない」


960 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
先生、俺、番組の趣旨が分かんなくなってきたー

961 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ドッキリなのか逆ドッキリなのか特撮なのかハッキリしろ!

962 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
Ocltslyr! Ocltslyr! Ocltslyraaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaayarghh...uh...aaahah-! AaAAAAA!!!
OCLTSLYROCLTSLYROCLTSLYRaaaaAAAAaaa!!!
Ae...sniffsniff! sniffsniff! sssssaaahsssssaaah.. smells good.... sniff gasp!
I can haz sniffsniff blonde hair ocltslyr Kyotaro?!
sniffsniff! Aah! No! I want fluffing! fluff! fluff! Hair hair fluff fluff!
Scratch scratch fluff fluff...Kyunkyunnkyui!!

963 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
どうやら外人サンには大ウケらしいです

964 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
というか外人さんもスッガのこと応援してるんか



京太郎(いや、殺すつもりも後遺症を負わせるつもりもないけど)

京太郎(悪いが……こうして、来る奴来る奴を叩き潰して――)

京太郎(チョコボールのように、出しつくし、辻垣内先輩を呼び出す。そして話をつけるしかない)

京太郎(なんとしても、俺は――)

京太郎(護る! 護るッ! 淡を、姫子さんを――護るッ)

京太郎(二人を護りッ、こいつらを無力化し、ドッキリを終わらせ――日常へ……日常へッ!)

京太郎(日常へ――還るッ)


 そして、駆け出した京太郎。

 握られた拳と構えから、相手が有段者であり、相当な実力者であると察したが……構わない。

 全力での加速。すべてを擲っての突撃。


 ――武術というのは基本的に、点または線、或いは面を相手にする。

 人間同士での素手での戦いというのは、基本的に同じ土台に立って行われる。

 そうである以上、必ずや攻撃は奥から手前目掛けて襲いかかって来る。

 であるが故に、武術には、三次元的な――空中から自在に襲いかかる相手への対処は盛り込まれていない。

 鳥以外のすべての動物は空を自由に飛べないのだから必然だ。


 だが、京太郎は。

 空中感覚に、跳躍技術に、武術の才を合致させ合一させた須賀京太郎は。

 このような、周囲を壁に囲まれた環境にあってはまさに、鳥もかくやという勢いで、空間すべてを足場にする。

 まさに、飛蝗。

 群れることで黒く変貌するそれらと同じく、京太郎はこの空間では、宙を統べる者と化すのだ。

 地を蹴り、壁を蹴り、天井を蹴り、複雑怪奇な直線運動で、空間を翻弄する。



965 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
Ocltslyr! Ocltslyr! Ocltslyraaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaayarghh...uh...aaahah-! AaAAAAA!!!
OCLTSLYROCLTSLYROCLTSLYRaaaaAAAAaaa!!!

Ae...sniffsniff! sniffsniff! sssssaaahsssssaaah.. smells good.... sniff gasp!
I can haz sniffsniff blonde hair ocltslyr Kyotaro?!
sniffsniff! Aah! No! I want fluffing! fluff! fluff! Hair hair fluff fluff!
Scratch scratch fluff fluff...Kyunkyunnkyui!!

Ocltslyr-san was so kakkoii in vol.12 of the videos!!
AaaAA...AAA...AhAaAAA!! FaaAAAnng!..Congrats on the 2nd season of the drama Ocltslyr-san!
AaAAAAA! So cool! Ocltslyr-san! Kakkoii!
AaaAAA! 2nd volume of the manga were grea...nnNrAGGggghHH!!
Nyaaaaaargh!! UGyaaaAAAAA!!! Nnnnnnyyyyuuuurrrrgggghhhh!!!

Mangas...................... AREN'T reality!!! ?
...what about the video and the drama.... OCLTSLYR I S N' T R E A L?????

AAAAArgggghhHH!!! Uwaaaaaaannn!! NononononoNONONONONO! EEeeeeaAAAA!!!!
HGGGGrrrrruuyynnnnnNN!!! Halkeginiaaaaaa!! You! BASTARDS! I'm quitting!
I'm QUITTING REALIT...Y....huh!? He's...looking? ocltslyr-san on the cover is looking at me? ocltslyr on the cover IS looking at me! ocltslyr... at me!
Ocltslyr-san in the pictures in the book are looking at me!! ocltslyr-san in the drama is talking to me!!!

Phew... reality ain't so bad after all!

Yessssss! Wheeeee!! YEAH!!! I have ocltslyr!! I've done it Kurumi-chan, I can do it alone!!!
V..video... ocltslyr OCLTSLYR-SAAAaaaaaAAaaAAAN!!!!!!!!
HyaaAAAaaaAaaaAAaA!!!!! Ahahaah...ahahaaahhhhahaAnn!
Shi, Shiro!! SaEaaaAAAAAAaAA!!! ToyonEaaAAAAA!! u....uuuu..sniffsniffuuuUUU!!!


May my love reach Ocltslyr!! May my love reach Ocltslyr of Neo-Saitama!


 だが……仮に――仮にここで男の名前を、七志野権兵衛とでもしよう。

 否、あまりにもありきたりで冗談めいて気勢を殺ぐので……七志野兵衛と呼ぼうか。

 京太郎の仕掛けたトラップを兵衛が、鼻で笑ったのは何故か。

 実に単純であった。そう、実に。


京太郎(このまま、寝てて――)


 それは、要するに失望であった。

 なんて“せせこましくみみっちいことをするのだ”と思ったのだ。

 彼が、戦闘を歩いていたのはこれに由来する。

 単純に、何が来ても叩き潰す自信があったから、彼は先陣を切ろうとしていたのだ。


 達人同士の戦いで、勝敗を分けるのは一点。

 それは疲労と、負傷と、そして――“虚”。

 油断であるとか、奇襲であるとか、不意を突かれるとか――そんな精神の空白=“虚”が命運を分かつ。

 今まで、京太郎がそうしてきたように……


京太郎(退けぞ――!?)


 跳びかかる京太郎を前に、男は、兵衛は突如として仰け反った。

 京太郎の脳裏には爆転の二文字が過るが――違う。男はただ、ブリッジがごとき姿勢をとっただけだ。

 何事だと、脳が問題を前に反射的な分析を始めた。

 そこへ――


京太郎「――か、っ」


 繰り出された強力な蹴り上げが一閃。京太郎の身体を跳ね上げる。

 背中から、天井に接触。蛍光灯が砕けちり、破片が舞った。

 強かに打ち付けた身体が肺を絞り、知らず知らずに吐息が零れ出していた。

俺はラブコメを書こうと思ったら涙目を書いていていつの間にかアサシンクリードを経由しエアマスターからの嘘喰い“暴”パートになっていた

な、何を言っているかわから(ry


明日はあっちを進めて、それからこっちを終わらせます
おやすみー

夢乃マホ 12/20
佐々野いちご 12/14

こりゃ誕生日ネタ間に合うなヤッター
ちゃちゃのんとか実にタイミングいいんじゃないですかね。休日にドンコしてますし
まあ、登場してないから書きようが微塵もないんですけど

誕生日的に、マホちゃん2位になれるよね
12月生まれで麻雀強いってすげーいいよね



京太郎「……誕生日おめでとう、マホ」

京太郎「うーん……いかんな。やっぱり似合う。似合いすぎる」

マホ「そ、そうですか? マホ……て、照れちゃいます」

京太郎「これでほかの男が、マホの可愛さに気づいたらいかんな……やっぱり返してくんね?」

マホ「ええ!? せ、せっかく京太郎先輩に貰ったんですから……」

マホ「それに……」

マホ「し、心配しないでください……!」

京太郎「ははは、本当に大丈夫か?」


京太郎「にしても、マホって12月20日生まれなんだよな」

京太郎「親からのプレゼントも、クリスマスと一緒にして一つしか貰えないだろ?」

マホ「えっと……ああ、その……」

マホ「みんなそうなんじゃないですか? 冬生まれの人って」

京太郎「ま、俺はちゃんともう一個プレゼントあげるけどな」

京太郎「いや……プレゼントって言っていいのか? ……男からの場合も」

マホ「そ、そんな……悪いです!」

京太郎「いいからホラ、前向けって」


つまりこれができるんだもんな、12月生まれ

須賀京太郎 182cm

高鴨穏乃 139cm
鷺森灼  142cm
(夢乃マホ 138cm)
(対木もこ 135cm)

むせかえる犯罪臭。こりゃロリコン以外の何者でもない
というかキス等々どうしてたのレベル

とりあえず来週の淡の誕生日ネタとしては「クリスマスと誕生日プレゼント一緒にされない?」ネタが確定や
金髪だし丁度いいよね


あ、諸々やることがあるのでまあ、2100~2200あたりから再開します

ちなみに親友である国広一は147センチです


こらぁロリコン以外の何者でもないっていうか、147センチと180センチオーバーがジョジョごっこって通報ものだよね

これが咏ちゃんに頬擦りして、淡に壁ドンしてるってヤバい
本当にヤバい

こっちがラオウに頬擦りされたり、ラオウに壁ドンされるようなもの

ヤバい(確信)


さて、始めようか


 なんとか勢いを殺そうと、格子状の窓に手を伸ばす。

 掴むことには成功したものの、しかし、衝撃からか京太郎は留まりそこねて、落下していく。

 その、落下点に待ち構えるのが兵衛。

 殆ど自由落下の京太郎目掛けて――


兵衛「――ふ、ッ」


 タイミングを合わせた、蹴り上げた右足をそのまま畳んでからの横蹴り。

 空中故に踏みとどまることも叶わず、背中から壁に叩き付けられる。

 衝撃で、脳が揺れた。全身の血が逆流する錯覚とともに訪れる、吐き気。


京太郎(デ、タラメ……過ぎんだろ……!)



977 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ここ、天井高いから……何メートル飛んだ?

978 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ブリッジ姿勢からの蹴りだから3~4メートルぐらい(白目)

979 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガ、スペックどうだっけ?

980 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
184cm、76Kg

981 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あれ、意外に筋肉少ない?

982 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
むしろ見てくれの体格考えたら多い。あいつモデル体型だぞ?

983 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HAgi4424
骨密度が高いのと、ボクサーのように水抜してあるからでしょうね>体重
それと、ここまで飛んだのは咄嗟に両手を相手の足に合わせて自分から跳ね上がったことがあるでしょう

984 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
無防備な部分や内臓に一点集中の一撃喰らうよりマシって判断したんだろうけど
結果として相手の蹴り+自分の勢いでそれで背中打ってるから、どのみちダメージはあるわね
壁にも叩き付けられてるし

985 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ARKWbjDrK
このクラスになると、ちょっとイイののダメージが後に響いて明暗分けるからなー。気をつけんとあかんよーぅ

986 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
あんたらなにやってる人……?


京太郎(こいつは、実にグレートな感じだぜ……)


 揺れる視界と臓器に脂汗を流しながら、京太郎は息を搾る。

 どこかを骨折したとか、損傷したとか、そんなような明確な負傷こそは存在しないものの、

 衝撃は身体の各所に響いており、すぐさま戦闘続行というのは難しい。次の攻撃を捌ききれないのは明らかだ。

 となれば、敗北は必定。

 今の一撃は――須賀京太郎の虚を突く攻撃は、その点から見れば必殺。

 必殺の布石であった。


京太郎(なんつーか、所謂『詰み』って奴になる……やれやれだぜ)


 右足をやや爪先立ちにした、兵衛が冷たい目で京太郎を見下ろす。

 恐らく、相手に容赦はあるまい。

 しいて言うなら、今の攻撃が小手調べであったのだ。そしてその攻防から、兵衛は京太郎の実力を把握した。

 単純な膂力――破壊力なら兵衛が上。身軽さと反射は、京太郎が上だ。

 しかし京太郎は少なからず、疲労していた。

 殆ど戦闘の体はなしておらず、一方的な虐殺と読んで然るべきであるが、連戦は連戦。

 そこにきて、この内臓を揺さぶる一撃。

 天秤は傾き、戦いは分水嶺を越えた。


 数瞬にも満たない睨みあい。

 兵衛が、その足に力を込めたそのところで――


京太郎「ま、待ってくれよ! は……話をしようぜ、な?」


 京太郎から、そんな声がかかった。

 戦意がない、何も仕掛けていないと表さんばかりに、両手を広げて、地面に座しての言葉である。

 ぴくりと、兵衛の眉が動く。


京太郎「こ、こんな風に殴り合っても碌なことにならないだろ?」

京太郎「だから、ここが潮時っつーか……やめどきだと思うんだよ」

京太郎「ほ、ほら……お互いそーいうのは良くないんじゃねーかな、うん」


 必死に捲し立てる京太郎。

 対する兵衛は、無言である。


京太郎「なんとか言ってくれよ……むっつりだと、女にモテないぞ?」

京太郎「トークしようぜ、トーク! ほら!」

京太郎「笑ったら、こう、もっとハッピーになるんじゃねーかな? うん!」


 その様は――実に、酷く滑稽であった。

 素直に降参するか、命乞いをすればまだ可愛げがあるものの、この期に及んで双方痛み分けを提案する。

 なるほど確かに、同僚を――部下をこうもやられたというのには、兵衛としても損害だ。

 だから、痛み分けというのは正しい。

 しかしその、行った当人がこうして尻餅をついている以上は痛み分けではなく、全員で京太郎を追い詰めたという形であろう。


 こいつの考えは――。

 ――だがまあ、都合がいいか。


 嗜虐心を露にした笑みを顔の下に隠しつつ、兵衛は京太郎に視線で先を促した。

 同僚をやられたことへの感慨はない。

 ただ純粋に、兵衛は自身の“暴”に基づいていた。


兵衛「話か……話」

京太郎「お、乗り気になってくれた……?」

兵衛「お前が、体力の回復を待っているってことか?」

兵衛「それとも――」


 瞬間、兵衛と京太郎の身体が動いた。

 ポケットから抜き打ちされた兵衛のボールペンが、京太郎の手を――その手のフラッシュライトを弾き飛ばす。

 カツンと音を立てて、フラッシュライトが転がっていく。


兵衛「ライトに紛れて、かき集めた蛍光灯の破片を飛ばそうとしているって、ことか?」

京太郎「い!?」

京太郎「あ、ははは……う、ウィンク似合わねーな……あんた」


 片目を閉じた兵衛。

 いくら日中とは言っても、薄暗い室内。蛍光灯は破壊されている。

 多少の明かり取りの為の格子状の窓はあっても、若干不足気味。

 そこに、軍用のフラッシュライトだ。(部下の装備から奪ったのであろう)

 実際のCQBでも用いられるように、強烈な光りというのは人の行動を阻害する。

 光源による盲目、盲目状態での破片による攻撃、そのパニック。

 それらで、天秤を傾けようとしていたのだ。この男は。


京太郎「ち、近付いていいのか? 俺はまだ武器を隠し持ってたり、するかも……」

京太郎「近寄らない方が身のためだったりー……」


 なんともみみっちく、小賢しく、小狡い男だ。

 そこに苛立ちはない。ただ、憐憫があるだけだ。

 どこまでやっても、その程度。あまりに哀れすぎて、むしろ愛おしさをも覚えた。

 そして、それを踏み潰す愉悦も。

 右足に、力を込める。

 京太郎が口を開いたが、止まらない。兵衛は動き出していた。

 せめて末期の命乞いを聞いてやればよかったかと思い――無視して、冥土の土産に、絶望の現実を突きつけんと喉を震わせる。


京太郎「お前は次に――」


京太郎「『その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ』――と、言う」

兵衛「――その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ」


兵衛「――ハッ」


991 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ・・・・・・ハッ

992 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ……ハッ

993 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ・・・・・・ハッ

994 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ――ハッ!?

995 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ! ……ハッ
1000ならシーザーポジも出る

996 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ……! ハッ
1000なら須賀プロが解説してくれる

997 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
その薄汚いマスクを剥がしてやるぜ! ――ハッ
1000なら須賀プロがまたまたやらせていただきましたァン!

998 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
うーん、85点だね。褒めて上げる
1000なら須賀プロはいつも通り

999 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
な、なんなのこの流れ?
1000なら須賀プロは無事

1000 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
ん、これはジョj

1001 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
1000なら仲直りして終わるといいと思……

1002 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
1000なら須賀プロは怪我してないで番組は円満に終わる


京太郎「だから、俺は言ったんだぜ?」

京太郎「『碌なことにならない』、『ここらが潮時』」

京太郎「『近寄らない方が身のため』――ってな」

兵衛「ば、馬鹿な……」


 踏み込んだ兵衛は今、逆さ吊り――正しくタロットのハングドマンとなっていた。

 室内の暗度に順応してくれば、判るだろう。

 彼の右足に――テグスが結び付いていることが。


京太郎「マグロ用の特性の釣糸だから……中々、簡単には切れないんじゃないか?」

兵衛「……ッ」

京太郎「いつの間に、って顔をしているから解説させて貰うけど……答えは『最初から』、だ」

京太郎「あんたの蹴りに合わせて掌底を繰り出した時点で、引っ掛けさせて貰った」

京太郎「途中、俺が格子に触ったのは掴まるためじゃなくて、彼処を中継点にするため」

京太郎「そんで二度目の蹴りで、ちゃんと止めさせて貰ったぜ? キッチリと」


 だが、幾ら糸とは言ってもそれは中々の太さであり、気付けば見える筈である。

 ましてや、違和感が残るのだ。足に、そんなものが付いているというのは。

 しかし――。


京太郎「あそこまで吹っ飛んだのは、あんたに取っても予想外だった」

京太郎「その派手さに意識が行き――次には、足への違和感が来る」

京太郎「だけど……あんた自身が気付いたその違和感ってのは、俺と打ち合ったことによる衝撃での痺れだ」

京太郎「そっちに気が行って塗り潰されるから、釣糸には気付かない」


 そのまま、京太郎は語る。

 彼の右足に発生した痺れがあるというのは――。

 話に乗らずに、直後に決着をつけにこなかったことが何よりもその証左。

 違和感を覚えた。

 であるが故に、京太郎の意図を察しながらもそれを即座に潰さなかったのは、

 ただ単に目論見を台無しにされた京太郎の顔を拝むためというよりも、自分も右足の回復を待ち、

 そして、片足が万全でないという儘ならない移動状態で攻撃を仕掛けられるよりも、

 しっかりと両足を踏みしめているそのときに、焦った京太郎に行動を起こさせるた方が都合がいいから。


京太郎「ま、意図を見抜けても……糸までは見抜けなかったみたいだな」

京太郎「へっへっへっへ」

京太郎「まーたまた、やらせていただきましたァン!」


51 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
うーん、このしたり顔

52 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なぜこれを麻雀で出せないのか

53 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
麻雀が苦手だからだろ

54 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガは麻雀に於いては真摯で紳士だからな

55 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガ、声が福潤に似てるのにやけに杉田で再生される

56 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
ま、前スレ1000は済まない……

57 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
い、いや! いいんですよ!
それに、こっちこそあんなときに聞いちゃってごめんなさい!

58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
イロイロモレソウ



京太郎「いや、あんたがライトに気付いてくれて……すぐに吹っ飛ばしてくれてよかったよ」

京太郎「あんまり照らしてたら、バレちまうもんな」


 やれやれだと、京太郎は溜め息を漏らした。

 相変わらず、尻餅をついたまま。

 呼吸を整えると同時に、自分自身を重りとして使っているのであろう。

 故に、べらべらといらん解説をしているのであろう。


京太郎「『相手が勝ち誇ったとき、そいつは既に敗北してる』……ってな」


 なるほど。

 だがそれは、貴様だ――。


兵衛「馬鹿が――」


 吊られていると判っていれば、その先に須賀京太郎がいると言うのならば。

 この状況を利用して、立ち回ればいいだけなのだ。



 力を込めて揺さぶったそれに比例して、振り子の自分が揺れる。

 引き寄せられて、須賀京太郎の身体が持ち上がった。

 単純な体格や体重差で言えば、自分が上である。

 片足で、今まさに攻撃体勢という不安定な状態なら文字通り“足を掬われた”が、尋常な場なら自分が勝つのは道理。

 今の、長いとも短いとも言えない時間で、この片足吊りの状態に関しては把握した。

 後はそれを、お返ししてやればいいのだ。


京太郎「いいや――」


 などという兵衛の目論見は、崩れた。

 須賀京太郎が吊り上げられて、地からやや足が離れるかというそのところで、兵衛は応力を失った。

 宙に、身体を投げ出される感覚。一瞬の無重力。


京太郎「やっぱりあんたの台詞は、『馬鹿な……』みたいだな」



85 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
解説犯!

86 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
釣糸には、縦方向の伸長に強いもの。横軸へのズレに強いもの。摩擦に強いものがある。
今回は張力重視で、摩擦に弱かった

87 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HAgi4424
それなのにブラ下がって動いてたら、切れますね。リールもありませんし

88 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
解説してたのは、勝ち誇ってたんじゃなくて……これを狙ってたのよ

89 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:k1nuEATG
>解説犯
>犯
犯罪者なん!?

90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
うん、実にボク好みだ。判ってきたみたいだね……キスしてもいい

91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
これ、いつからオカスレ2期になったっけ?

92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
サキッポダケデイイ!サキッポダケデイイカラ!


京太郎「フゥゥ……、――ッ」

兵衛「――!」


 立ち上がった――図らずとも兵衛が立ち上がる手助けをしてしまった、須賀京太郎が横蹴りを繰り出す。

 それに、兵衛は呼応した。

 咄嗟に、空中で反転。天地を戻し、京太郎の蹴りに己を合わせる。

 須賀京太郎が自身の力で立ち上がらなかったのは、やはり衝撃の影響があるから。

 ならば、距離を取って攻めればいい。

 自分は空中。方向さえ調整すれば、反動の勢いを上手く殺しつつ距離を取れる。

 須賀京太郎は、地に足が付いているが故に飛ぶ方向の調整が利かない。

 事実、果たして――須賀京太郎は背面から再び壁に打ち付けられた。踏ん張りが利かなかったのだろう。

 回転して、着地。

 体勢を立て直せない京太郎目掛けて再突撃――しようとして、足を滑らせる。

 よろけた。なんとか堪えた。

 今度こそ、立ち上がる。が、よろける。ライトを踏んだ。倒れた。


京太郎「……そりゃあさ」 

京太郎「逆さ吊りで頭に血が上ってるのに、急にそんな振り回したら一気に降りて、そうなるって」


 呆れるような京太郎の声を最後に、兵衛の意識は闇に落ちた。


京太郎「あー」

京太郎「……智葉さんとこのなら、連絡先ぐらい持ってるか? 無線機とか、そんなんを」

京太郎「――ベネ(よし)! あとは、二人のとこに戻ろう!」


 何故こんな場所で、自分は戦っているのだろうか。

 そりゃ人生日々が戦いで、生きることは戦いだなんて言葉はあるにはあるだろうが……。

 こんなトラブルよりも、To-LOVEるが欲しい。

 ダークネスならぬダークネスフィンガーである。密編みの老人を師匠にした覚えはないのに。


京太郎「頭、痛……っ」

京太郎「はぁ……『怪我しない』『相手に怪我させないように戦う』って、キッツいよなぁ」

京太郎「……」

京太郎「やっぱムカつくからパンツ下ろして逆さ吊りにしてやろうか」

京太郎「それとも、パンツん中にアブナイおもちゃ入れてやろうかな……?」

京太郎「……」

京太郎「……やめとくか。それよりさっさと、帰ろう」


 ・
 ・
 ・


姫子「あれ、大星プロ……こげんとこでなんしょっと?」

淡「そういう、鶴田プロこそ」

姫子「うちは暇潰……待ち合わせよ?」

淡「私は……。……待ち合わせですよ」

姫子「いやー、彼ったら仕事で呼び出されとったけんね」

淡「へー、鶴田プロの彼氏さんはお仕事優先の人なんだー」

淡「私の彼はー、飲み物とか買いに行ってくれてるんだよねー。気が利くから」

姫子「そいはあれ、女の子を気遣う仕事よ」

姫子「うちの彼も、ソフトクリーム買いに行っとるけんね」

淡「へー」

淡「ま、常識ですよねー」

姫子「そうよ。デートにまで仕事は持ち込まん、公私の分別の取っきる男よ」

淡「あははは」

姫子「ふふふふ」

淡「……」

姫子「……」


京太郎(だよなー)

京太郎(知ってた)

京太郎(俺に平穏が来ないことぐらい知ってた)


京太郎(怪我させないようにするってのは……その後の落としどころを考えると、当然だから仕方ねーけど)

京太郎(……真面目に、キツい)

京太郎(実際、怪我しない方は守りきれてねーよ)

京太郎(骨折とか、そういうのは避けたけど……打撲とか酷いし)

京太郎(後遺症は出ないだろうけど、内臓への衝撃も半端ない……)

京太郎(強いって、さっきの奴)

京太郎(あの地形じゃなかったり、こっちに道具無しだったりしたなら判らなかったな……マジ)


淡「彼氏さんと、どんなところに行く予定なんですかー?」

姫子「そ、そいは……」

姫子「まずは映画館に行って、ショッピングして、お茶して、プラネタリウムに行って、そいでディナーよ!」

淡「……」

姫子「そういう大星プロは?」

淡「え、えっと……」

淡「まずは遊園地! それから水族館! で、食事して、二人でお喋りしてからカラオケ!」

姫子「……」

淡(……プランとられた)

姫子(……プラン取りよった)


京太郎(だけどな……)

京太郎(ぶっちゃけ、この二人の方が……強敵だぜ)

京太郎(時間どれぐらいかかるんだよ……俺の身体いくつあると思ってんだよ)

京太郎(無理だから)

京太郎(今遊園地行ったら三半規管ヤバイし、映画館の重厚サラウンドでもやられるから)


淡「ま、まあ……」

淡「彼と一緒にいれたらどこでもいいかなーって!」

姫子「う、うちもやけん」

姫子「行きたかとこはあってん、二人でいれれば一番よね!」

淡「あははは、あははは」

姫子「ふふふふ、ふふふふ」


京太郎(おーい)

京太郎(そう言いながら滅茶滅茶メールで場所の希望を出してるのは誰だー?)

京太郎(あんたら、嘘つきだね)

B(Bは暴のB)パート終了ー
もう(このスレどこ目指してんのか)わかんねーな…

暴パートは嘘喰いの絵柄ででも再生しておいて下さい
ギャグというか全体的にお話がコメディだからこうなっただけやね


おやすみー

やっぱもう人死に系に耐えられないな。歳なんだろうか
買ってきたラノベ読んで勝手にダメージ受け取りますわ

2200あたりから始めます

あー、始めます

もう人死に出る鬱バトルものとか無理だなと思い始めたけど、何故か反比例して展開がマイナス方向に加速してくのってなんなんだろうねアレ
なんもかんも憧ちゃんが悪い


今夜でなんとか終わらせたい

TRPGのセッションで、敵の撃退条件がヒロインの殺害だったり
ヒロインと結ばれた途端逆恨みの相手から殺害されたり
マフィアからの依頼で潰しに行った敵対組織の倉庫で、戦う敵がスナッフビデオで心壊れた少女だったり
せめてとその姉だけでも助けたら「妹を一人にできないから」って後追い自殺されたり

まあ、そんな時期に比べたら随分畜生度は薄れたと思って下さい


あと、一応聞くけど淡誕生日ネタは

①別個で書くんだよ、おう
②みゅーじっく・あわあわーと混ぜていいんじゃねえの

の、どっちがいいですかね


京太郎(……さて、落ち着くんだ須賀京太郎)

京太郎(よく考えれば、この場を上手く切り抜ける策がある筈だ。そうだよな?)

京太郎(さて、ある意味修羅場は必死のこの状況……俺はどうやって切り抜ける?)


 三択――ひとつだけ選びなさい。


京太郎(①ハンサムの須賀京太郎は突如起死回生のアイディアが閃く)

京太郎(②やえさんや憧が来て助けてくれる)

京太郎(③切り抜けられない。現実は非常である)


 自分としてはこの状況、②に○を付けたいところであるが……小走やえは試合、新子憧は奈良なので期待できない。

 やはり答えは――①しかないようだ。


京太郎(それぞれにメールを送る)

京太郎(プラネタリウムか? なるべく近くて、暗くて判りづらい場所で、同時にやり過ごす)

京太郎(鉢合わせする可能性があるのが難点だが――そこはこの俺の、技術と経験でどうにかする!)

京太郎(乗り切ってしまえばきっと――)


淡「絶対、私の彼の方がかっこいいから!」

淡「面倒見がよくて真面目で社交的でイケメン高身長スポーツ万能でユーモアもあって高学歴なんだから!」

姫子「いーや、うちん彼氏の方が……よかにせ、よ」

姫子「技術が凄くて二重の意味で突っ込みが凄くて身体が締まっててテクニシャンでイケメンやけん!」

淡「むむむむむ……!」

姫子「ぐぐぐぐぐ……!」


京太郎(アイエエエエエエエエエ!?)

京太郎(ナンデ!? 喧嘩ナンデ!?)

京太郎(ちょっと見ない間になにやっちゃってんの、お前ら!?)

京太郎(なんで張り合いが、喧嘩になってんの!?)

京太郎(しかも姫子さんの主張ポイントおかしい!)


淡「だったら、彼氏の見せ比べしましょうよ!」

淡「そこまで言うんなら、逃げないよね!」

姫子「望むとこやけん、大星淡!」

姫子「あんときのぶちょーとの恨み、ここで晴らす!」


淡「電話してくるから、ここで待ってなよ!」

淡「そしたらすぐに飛んできてくれるからさー!」

淡「……ま、勝てない勝負から逃げ出すのは許してあげてもいいけどね」

姫子「ふん、そっちこそ……そげんことばゆーて逃げる気やなかと?」

姫子「いまんうちなら、痛み分けにしてやってもよかよ……こっちは痛かも痒かなかけど」

姫子「会ったら……お前の天敵やけん、泣き見ることになりよるけんね!」

淡「じょーとー!」

姫子「そいはこっちの台詞!」


京太郎(……さて、落ち着くんだ須賀京太郎)

京太郎(よく考えれば、この場を上手く切り抜ける策がある筈だ。そうだよな?)

京太郎(さて、ある意味修羅場は必死のこの状況……俺はどうやって切り抜ける?)


 三択――ひとつだけ選びなさい。


京太郎(①ハンサムの須賀京太郎は突如起死回生のアイディアが閃く)

京太郎(②やえさんや憧が来て助けてくれる)

京太郎(③切り抜けられない。現実は非常である)


 自分としてはこの状況、②に○を付けたいところであるが……小走やえは試合、新子憧は奈良なので期待できない。

 やはり答えは――①しかないようだ。


京太郎(……あ、メール)

京太郎(淡からは……何々?)

京太郎(『ごめんね? 今、お仕事の話で忙しかったりする? 何か、考えなきゃいけないこととかある?』)

京太郎(『その……ちょっと声が聞きたくなっちゃてさ』)

京太郎(『あの……だから、電話してもいーい? 駄目かな?』)

京太郎(誰これ)

京太郎(誰これ)

京太郎(これ誰)

京太郎(偽者? ニセ淡? あいつこんなにしおらしくないだろ)

京太郎(……うわっ、鳥肌立った)

京太郎(姫子さんとあんな剣幕でやりとりしてて、なのにこんなメール送れるって女は怖い)


京太郎(……)

京太郎(あいつは、えーっと……居たな)

京太郎(苛々している風でもなきゃ、困ってる風でもない)

京太郎(ただ、なんか溜め息多いな……自分でも無茶だって判ってんのかね、やっぱ)


淡「……」

淡「はぁ……」

淡「忙しいなら、これってめーわくになるよね」

淡「はぁ……」


京太郎(なんて言ってるのかまでは、判らないなぁ)

京太郎(……)

京太郎(よし、保留。どうせ大星だし別にいいだろ)

京太郎(……で、姫子さんからメールか)

京太郎(えーっと――)

京太郎(『きょーたろ君の放置プレイのおかげで、身体が疼きよって仕方なか』)

京太郎(『早くこの身体ば苛めて欲しか……抱きに来て』)

京太郎(『ちゆーんは、冗談で……長くかかっとるけん、きょーたろ君はなんか忙しかとね?』)

京太郎(『無理して付き合ってくれんでんよかよ? 今日んデート、切り上げる?』)

京太郎(『何にしても、連絡欲しかね。待っとーとよ』)

京太郎(……)

京太郎(女って怖い。改めてそう思った)


京太郎(大星よりも上手に感じるな……流石は年上だ)

京太郎(無駄にエロいことを書いてこっちを呆れさせつつ、そこからの気遣う体の文言。ギャップ)

京太郎(しかも然り気無く、『待たせられている』と伝えてくる言葉。罪悪感)

京太郎(しかも、提案自体は非常に常識的と来ているから……こいつはグレートだぜ)

京太郎(大星のメールは、あいつについての主張や欲求。個人的なお願い)

京太郎(対する姫子さんは、こっちを気遣う言葉。モラル。マナー)

京太郎(流石は麻雀プロだ。色々と、一年の重みというのを考えさせられる)

京太郎(女は怖いな)

京太郎「やっぱ、遊ぶんなら男が一番だよな」

京太郎(一緒に遊びに行くなら、余計な気を使わなくてもいいもんなぁ)



213 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
(ガタッ)

214 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
>やっぱ、遊ぶんなら男が一番だよな
やっぱりホモじゃないか

215 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
男と遊ぶ(意味深)

216 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
今まで何人と遊んだんでしょうねぇ……?


京太郎(どうするか……)

京太郎(ここは、そうだな……憧に聞いてみるか? この手の話のそうだんには)

京太郎(『女の子二人とデートしてます。別々で』)

京太郎(『なんとか片方ずつとを繰り返して上手いことやってたんだけど……』)

京太郎(『その二人が出会って、なんか彼氏の見せあい的な空気になっちまったんだ』)

京太郎(『俺はどうしたらいい?』――送信、っと)


京太郎(……)

京太郎(……)

京太郎(……)


京太郎(……あ、メール来た)

京太郎(スゲーな、流石は憧……。よくもあいつ、悪戯だと思わなかったな)

京太郎(何々? えーっと――)

京太郎(『……首括って死ねば?』)

京太郎(『ほらさ、そしたら……死んで魂が出るでしょ?』)

京太郎(『で、片方には身体。もう片方には魂でいいんじゃないの? 公平に分身できるから』)

京太郎(うわー、手厳しいな……)

京太郎(でもまあ、流石だよ。流石憧。酔うとエロいというか……淫靡な感じになる女)

京太郎(とりあえず――)


姫子「あー……」

姫子「つい、意地ば張っちゃったけど……相手は大星やけん、なんかあるっちゆーのも十分ありうる」

姫子「……熱くなる癖、直さんと」

姫子「……」

姫子「……はぁ。きょーたろ君に付き合わせるのは悪かよね」


京太郎(……よし)

京太郎(とりあえず、このまま俺は――こうしようと思う。)

京太郎(放置! 絶賛放置プレイするしかない!)

京太郎(ねーちゃん、明日ってやっぱり明日さ!)


 時がすべてを解決してくれる。……かもしれない。

 誰も時、止められない。

 時に愛は二人を試してる。……これは関係ないか。 

すまんち
なんか、くしゃみがどうにも止まらんので寝ますわー

おやすみー

(●)(●) じ
(●)(●) じょうじょ


京太郎(一体、どうしてこうなったんだろうな……)


 ふむ、と顎に手を当てて考える。

 どうでもいいけど、憧の顎に手を当てたこともある。本当にどうでもいいが。

 顎に手を当てようが何しようが大体胸あたりほどにしか憧の顔はないので、

 碌に調整の効かない卓上蛍光灯を弄っているような、なんとも居たたまれない気持ちに襲われただけ。

 ちなみにそのときの酔った憧には乳首を噛まれた。

 あの酒淫乱(酔うと淫らになるという意味である)は、そのあたり色んな意味で手に負えないのだ。

 普段がいい奴なだけ、尚更困る。

 正直誘われてるんじゃないかと思ったのも一度や二度では利かない。何回か、押し倒しそうにもなった。

 正直ムラムラした。

 ただ、高鴨穏乃の親友であり、高校時代からの大恩人である――しかも思い人がいるという――少女を、

 自分の穢らわしい欲望の矛先にしたくなかった。下の突撃槍的な意味で。てへっ。


京太郎(あー)

京太郎(そうだ! ハギヨシさんがいるじゃねーか!)

京太郎(あの人に俺に変装して貰えばいいんだ! そうだ!)

京太郎(なら早速――)


ハギヨシ『無理です』

京太郎「え?」

ハギヨシ『無理です』

京太郎「え……?」

ハギヨシ『だから、無理です』

京太郎「なんで……」

ハギヨシ『何故と嘆きたいのは私の方ですよ、京太郎くん』

ハギヨシ『たとえドッキリだとしても、誰かの身代わりだとしても……あんな美人さんたちを侍らせたいです』

ハギヨシ『むしろ私は、よろこんで変装したいです。ドッキリであろうとデートしたいです』

ハギヨシ『お触りまでならオッケーじゃないか、とか……アクシデントならフレンチキスもいいんじゃないかと思ってます』

京太郎「……」

ハギヨシ『失礼、噛みました』

京太郎「……噛むって、本音が駄々漏れになることでしたっけ?」

ハギヨシ『失礼、冗談です。間違えました』


京太郎「俺のハギヨシさんがこんなにも下劣な人だとは思わなかった」

ハギヨシ『私の京太郎がこんなにも無理解な人だとは思いませんでした』


 ちなみにフレンチキスとは舌をぐっちゃんぬっちゃん絡めて、そのあと下もぬっちゃんぐっちゃん絡む奴だ。足も絡む。

 決して事件であって事故では済まない。

 事故で済むと思ってしまうのなら、頭の中のチューチュートレイン(キスだけに)が壮絶な人身事故を引き起こしてる。

 倫理観や平穏な人生というレールから脱輪しているだろう。

 どうでもいいけど、脱倫って書くと高度な不倫か、そんな掛け声と共に服や倫理観とオサラバするヒーローが思い浮かぶ。

 「倫理に縛られていては人を守れない」とか、そんな決め台詞のダークヒーロー路線はありじゃないだろうか。


 閑話休題。


京太郎「なんで無理なんですか? 技術的には可能ですよね?」

ハギヨシ『それは、あの二人――少なくとも一人――が京太郎のことを……』

京太郎「俺のことを?」

ハギヨシ『……』

ハギヨシ『非常に、見上げる形になっているからですよ。ええ』

京太郎「見上げる形?」

ハギヨシ『身長差がありますよね? 京太郎くんとあのお二方の間には』

京太郎「はい、そうっすね」

ハギヨシ『鶴田プロはともかく――大星プロとは、30cm近い差がありますよね?』

京太郎「あー、そうっすねー」

ハギヨシ『で、私と京太郎くんが入れ替わったら……非常に見上げる形になりますね? たった数cmと言えども』

京太郎「ああ……なるほど」

ハギヨシ『恐らく、見上げるときの首の痛みとか僅かな違和感でバレますね。確実に』

京太郎「……あっちゃー」

×ハギヨシ『私の京太郎がこんなにも無理解な人だとは思いませんでした』
○ハギヨシ『私の京太郎くんがこんなにも無理解な人だとは思いませんでした』

流石に呼び捨ては不味いってハギヨシさん……

×ハギヨシ『それは、あの二人――少なくとも一人――が京太郎のことを……』
○ハギヨシ『それは、あの二人――少なくとも一人――が京太郎くんのことを……』

だから、絆を主張しすぎだって……

ごめん、頭痛くて眠いんや……
明日には走って治すから、今日はここまでで頼みます


すごいね人体(はぁと)

走ったら治った!

今夜は普通にやれます

【朗報】スッガ「女性は怖い」【やっぱりホモ】

いやいや、文科系だからね。体育会系とかさっぱりよ


そういや京太郎はアニメで中学時代はサッカー部だったそうだけど
同窓会の憧との会話で「俺は高校の麻雀部までチームプレイをしたことない」って書いてしまってるから、
『チームプレイに行く前に先輩や監督と折り合いつかなくてやめた』『アニメとは違い、参加してない』で補完お願いします

2150から始めるでー

今日中に……終わる……


京太郎「なるほど……いい案だと思ったんだけど、駄目だったか」

ハギヨシ『残念ながら……』

京太郎「あー」


 やれやれ、と視線を落とす。

 やはり解決法はないらしい。いい案だと思ったのだが、これでは仕方がない。

 これが逆ドッキリというのであれば、いっそ萩原に女装をしてもらい、

 二人の逢い引きというのを大星淡と鶴田姫子に見せ付けてしまうのだが、残念ながら最早逆ドッキリの時間は終わりだ。


京太郎(……いや)


 待てよ。

 何かが今、引っ掛かった。


京太郎(あの二人は……いや、一人はガチかもしれないけど……俺にドッキリを仕掛けに来てる)

京太郎(その筈だよな? それしかないよな?)

京太郎(ってことは――)


 今、この状況はドッキリの仕掛けであるのだ。

 つまり、あの二人も京太郎がブッキングしているとは折り込み済みで、あの喧嘩も紛れもない演技。

 その実、京太郎を嵌めに来ているのである。酒に酔ってハメられた振りをしながら(なんちゃって)。

 危うく騙されるところであった。何も怖れることはないじゃないか。


京太郎(やれやれだな……そんなことに気付かないなんて、俺も未熟かぁ)

京太郎(つまり、どう足掻いてもブッキングするというのは避けられないんだよな)

京太郎(そーゆーんなら、やりようはある)


 どうせ何かしらを仕掛けられるというならば、別に変に慌てる必要はないではないか。

 何をどうしようと、『ドッキリ大成功』という言葉に繋げるためのオチを用意してあるのだ。

 なら、すべては杞憂である。


京太郎(……いや、待てよ。もう一度考えた方がいいよな)

京太郎(大星か、姫子さんのどっちかがガチかと思ったけどさ……)

京太郎(辻垣内先輩がガチってパターンもあるんだよ。十分あり得る)

京太郎(そうなったら……マジでやっべーよなぁ)

京太郎(『そっちがドッキリ仕掛けてたから俺も逆ドッキリ仕掛けました』)

京太郎(なーんて言い訳が通用しなくなるんだからさ。そうなったら、出遅れだよな)

京太郎(……いや、わりと既に手遅れって気もしなくもないけどさ。でも、今んとこ……後遺症残るようなことしてないからな)


 さて、そうだとしたらどうするか。


京太郎(大星と姫子さんを守る――これは誰がガチでも必須)

京太郎(そして、明らかなイケメンオーラで誰がガチか確かめる)

京太郎(ガチじゃない人間なら……ドッキリの側なら……俺と『そういう雰囲気』になるのを嫌がる筈だ)

京太郎(つまり、俺が全力で口説きにいけばいい!)



京太郎「この戦い――我々の勝利だ!」

京太郎「いや……俺の勝利だな! フハハハハハハ!」


289 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あっ(察し)

290 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
清々しいまでに負けフラグを立てるな(須賀だけに)

291 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT


292 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:semaitoko
ちなみに須賀って名前の由来は清々しいから来てるのよ

293 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:WOLFanSPC
……あまりお得でも役立ちそうでもない無駄知識ですね

294 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KAMENride
ふわ、わぁ~……物知りさんなんですねー! 尊敬しちゃいます!

295 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
それにしても……あわあわも、性的な方さんもスゲー演技力だよなぁ……
麻雀プロってすげえ



京太郎(さあ、どうやって落としに行くか……)

京太郎(……)

京太郎(……)

京太郎(……)

京太郎(基本告ったことしかないから、相手をその気にさせる言動とかわかんねー)

京太郎(そもそも俺、残念だなんだって影で言われてるんだった)

京太郎(惚れさせる言動とか無理だよな。無理無理無理無理カタツムリだ)

京太郎(どうしよう……)


 これで、テレビカメラが回ってなければ手っ取り早くホテルに連れ込んだのに。

 顔が火照ったらドッキリ。身体が火照ったらガチである。(ドヤァ)

 流石に、テレビカメラの前であれになってしまうのはアウトだ。アウトである。

 ということは、相手がガチかどうか確かめつつ、ガチな言動をさせてはならないのだ。

 超無理ゲー。

 無理無理無理無理。むしろ、ムラムラムラムラであるが。気分的には。

 勿論、冗談である。そんなことをしたら村八分である。ムラだけに、なんちゃって。


京太郎「とりあえず……電話すっか」



どっちからにするよ?


1:あわあわあわあわ
2:新道寺の性的なコンビの性的な方

↓6


京太郎「さて、となれば姫子さんだよな」

京太郎「元々、姫子さんとこに向かってたんだしさ」

京太郎(あと、この人がガチだったら色々……本当にヤバい。訴えられたらヤバい)


 大星淡には強制猥褻。鶴田姫子には強姦。

 彼女たちの言葉を鵜呑みにするなら、そうなる。ヤバい。マジにヤバい。

 辻垣内智葉の場合は、リアル極道の跡継ぎである。正直洒落にならない。誰にしてもヤバい。

 正直リアルに詰みだ。罪だ。その命を神に返しちゃうレベルだ。壊れて楽になりたくなってくる。


京太郎「もしもし、姫子さんですか?」

姫子『あ、きょーたろ君』

姫子『随分時間かかっとったけど……今まで、何しよったと?』

京太郎「すみません……ちょっと、仕事の打ち合わせが続いちゃって……」

姫子『ふーん……そいでか』

京太郎「そうです。すみません、本当……」

姫子『仕事やけん、仕方なかちゆーんは十分判っとるけど……そいでん、こいは感心出来んよ』

姫子『一度途中か、こっちに顔出すかして……話が長引いとるって知らせて欲しかとね』

姫子『……そいじゃなか、うち、置いてかれたんやなかかって思ってしまうけん』

姫子『置いてかれんのは……寂しかよ?』

京太郎「姫子さん……」


京太郎(これは……やっちまったなぁ)

京太郎(この人が……! 姫子さんが……!)

京太郎(一度も下ネタを言わないなんて、どうかしてるって!)


京太郎「心配かけたのはすみません……」

京太郎「でも俺、姫子さんを置いてなんかいきませんから……」

姫子『きょーたろ君……』

姫子『こげん公衆の面前で繋がってたかなんと言われたら、いくらなんでん恥ずかしかよ……』

姫子『あ、頭がフットーしちゃうけん……!』

京太郎「恥ずかしいのはあなたのそのショッキングピンクな脳味噌と、一瞬でも貴女を見直した俺の浅はかさです」

姫子『ショッキングピンクって……いくらなんでん、そげん酷かこと言わんでもよかばい!』

京太郎「あ、すみません」

姫子『せめて、うちん乳首と同じ桜色ち言ーてくれてん……』

京太郎「だからそういうところがショッキングピンクなんだよ……!」


 やっぱりこの人駄目だった。

 いや、待てよ。

 こうやって下ネタを振ってくるのに、敢えて乗ると言うのはどうだろうか。


京太郎「なら……」

姫子『えっ』

京太郎「確かめさせて下さいよ、色を」

姫子『へっ』

京太郎「それ以上のことをしたって言ってたんだから、いいですよね?」

姫子『あ、あう……』

姫子『そ、そいは確かにそうやけど……その、うちにも心ん準備ってもんが……』

京太郎「心の準備はともかく……さっきから姫子さんが言ってる通りなら、身体の準備はオッケーじゃないですか」

京太郎「なら……いいですよね?」

姫子『う』

姫子『うぅ……』

姫子『あの、その……』

姫子『……』

姫子『……きょーたろ君ん、えっち』

もう姫子endでいいんじゃないかな(錯乱)


347 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
うああああああああああああああああああああああああ

348 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
普段の性的なのよりエロい。むしろかわいいエロさ

349 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガもちょっとSっ気出してるしな

350 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
中々に貴重なシーン

351 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ここに神社を建てよう

352 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
もう建ってた

353 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
仕事はえーなオイ



京太郎「いや、えっちなのはそっちですよね」

姫子『う』

姫子『そ、そいぎー……。……。こ、こん……すけべ』

京太郎「すけべなのもそっちですよね」

姫子『う』

姫子『きょ、きょーたろ君の変態』

京太郎「変態も変態、ド変態なのはあなたの方です」

姫子『う』

京太郎「えっちな考えをして、すけべな身体つきで、変態な欲望を持ってるのはあなたです」

京太郎「つまり、頭のてっぺんから爪先まであなたはエロいんです。存在が性的なんです」

京太郎「ただ普通にしてても、ムラムラさせる魅力に溢れてるんです」

姫子『そ、そいがどうか――』

京太郎「姫子さんはがばいいやらしか。いやらしか人です」

姫子『――』

京太郎「判ります? だから、あんまり性的な興奮を導くような言動は控えて――」


姫子『……き』


京太郎「ん? なんすか」

姫子『きょきょきょきょ、きょーたろ君の変態! 変態! 変態!』

姫子『う、ううう、うちんことをそげん目で見とったなんて……へ、へんたいっ! どすけべ! えっち!』

京太郎「……」

京太郎「姫子さんの身体がどすけべで、口の形が変態で、舌の動きがえっちです」

京太郎「あなたは性的なんです。そこを判って下さい」

姫子『う、うらめしか! うらめしかよ! うらめしかとね!』

京太郎「姫子さんはがばいいやらしか人です」

姫子『――っ』

姫子『そげんうーまんことゆーて、きょーたろ君はうちんことうっさごとゆーと!?」

姫子『うちはかからんけん! うちはかからんと! かからんけんね!』

姫子『もう、きょーたろ君のことは知らなかよ! うちは知らん! 知らんけん!』


京太郎「……あ。電話切れた。最後の辺りは方言バリバリで訳判らんかったなぁ」

京太郎「やっべー……不味ったか? 不味ったよなぁ……多分」

京太郎「あれ、誘い受けって奴なのか? 訳がわからないな……誘い受けとか」



389 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
解読班!

390 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SHeepD4C
うらめしか=うるさい
そげんうーまんこと=そんな上手いこと=そんな出鱈目
うっさごとゆーて=嘘をついて=だまして

391 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ネットって凄い。改めてそう思った

392 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mairuMMM
がばい=とても
いやらしか=可愛い

393 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
須賀プロは……こりゃ意味知らねーで使ったんだなぁ

394 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HAgi4424
京太郎「姫子さんはとても可愛いです」

姫子「そんな出鱈目言って、私のこと騙そうとしてるでしょ!」

こんな感じでしょうかね

395 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガェ……



京太郎「うーん」

京太郎「放って置いたら、折り返し電話来るか? 来るよな?」

京太郎「なんであんなに怒ったのか、訳わかんねーよ」

京太郎「なんなんだ、誘い受けって奴は……良くわからないな」

すまんち。寝落ちるけん

バトルもので少年漫画的な王道を書こうとするとそいつの死ぬ直前しかないというジレンマ
少年漫画的なラブコメは書きやすいのになんでだろうね

という感じやけど、オカルトスレイヤーKYOはかなり王道なんではないやろうか


ぼちぼち緩やかに始めますか


京太郎「さて……じゃあ次は大星か」


京太郎(さっきの姫子さんの反応はかーなーり、ガチっぽかった)

京太郎(いや、単にあの人が誉められなれていないだけかも知んないよな)

京太郎(というか後半、ただ単に言葉攻めになってただけだしなぁ……そりゃ恥ずかしがったり、怒ったりするよな)

京太郎(ヒントになってるような、なってないような……)

京太郎(うーん)

京太郎(大星に仕掛けて、それで判別つけるしかないよな)


 チラと、姫子の方を見てみる。

 なんだか良くわからないが、激しい踊り(身悶えというのか)をした後に、その場からよたよたと離れていた。

 まあ、あれだけ羞恥心を刺激されたら当然だろう。さもありなん。

 一方の大星淡は――


京太郎(ソフトクリーム食ってる場合かァァア――――――ッ!)

京太郎(ドッキリ仕掛けてるんだろ! 仕掛けてるんだよな!?)

京太郎(なんで手持ち無沙汰って感じでソフトクリーム食ってんだよ! スタッフと連絡取るとかしろよ!)


 非常につまらなそうにしながら、ソフトクリームを二つ手に持っていた。

 欲張りか。

 欲張りなのか。

 甘いの三つ欲しいのか。このいやしんぼめ。

 どうでもいいけど、いやしんぼをいやしん棒って書くと、頭の悪そうなエロ漫画の台詞に出てきそうだよね。


京太郎(違う、落ち着け……俺)

京太郎(エロ漫画じゃない……エロ漫画じゃないだろ……)

京太郎(加瀬あつしの漫画の下ネタだ……こういうのは。そう、定番)

京太郎(『だー! いやしんぼじゃなくていやしん棒ー!!』)

京太郎(凄い思い浮かぶな、絵柄が……)


 大体意味を理解できる中学~高校生とか、色々アホの大学生ぐらいになると笑えるよな。

 今のこの状況、まるで笑えないけど。

 ドッキリっていうか、色々心臓に悪い。これから先を考えると目の前が真っ暗になる。

 努めて様々なことを忘れようとしなければ、耐えられない。自棄っぱちである。


京太郎「ま、いいか」

京太郎「電話――っと」


 あ、いや。

 両手が塞がってたら電話に出られないか。

 流石自分だ。よく気付いた。

 大星淡相手に発揮することは何故だか殆どないが、気遣いの男である。まさに面目躍如だ。


京太郎(……)

京太郎(……)

京太郎(……)


 ……って。


京太郎(遅せえええええええええええ――――――ッ!)

京太郎(どんだけゆっくり食ってんだよ! そんなに味わって食いたいのかよ!)

京太郎(ソフトクリーム好きすぎだろお前!)


 しかし、実に困り者だ。


京太郎(……電話、かけらんねーな。このままじゃ)

京太郎(このままだと……色々手遅れになるかもしんねー)

京太郎(流石に早々兵隊が壊滅してたら、あっちとしても本腰入れてくるだろう……そうなったら、こっちとしても不味い)

京太郎(暢気そうに食いやがって……)


 色々、許せん。ドッキリ仕掛けてる側だと考えたらなおさらである。

 デコピンでもかましてやりたいぐらいだ。いやマジな話。

 何故自分はアンブッシュしているというのに、向こうは幸せそうに(黙々としているが、多分集中しているのだろう)食ってるのか。

 今ならシュトロハイムの気持ちがよく判る。


 考えてもみて欲しい。

 普段、記憶がなくなるまで酔うことはないというのに、そんなになるようなカクテルを飲まされた。

 それもドッキリのために。

 ドッキリの内容は、酔って女性とやらかすという洒落にならないもの。

 で、このドッキリの参加者は知り合いだらけ。なんだかんだ信頼してた相手。

 要するに裏切られた気持ちで一杯だ。

 しかもそこに、酔わされたせいでガチ不祥事起きたかもというオマケ付き。

 そういうスキャンダルを避けて、こちとら彼女と別れたり彼女作ったりしてないのに……。

 あなたならどうする? ……最高だった。

 最高にブチ切れるレベルである。

 そりゃもう、父親を殺された挙げ句にその遺体を弄くり回されて薄汚いゴキブリ野郎に利用され、デコピンで吹っ飛ばされたレベルに。

 キレちまったよ……。


京太郎(まあ、辻垣内先輩の件に関しては完全に自業自得で自縄自縛……どころか自爆だからいい)

京太郎(でもなぁ……)

京太郎(ま、いいや。置いとく。とりあえず、大星が食い終わるまで置いとく)

京太郎(その間に、姫子さんと顔を会わせとくか。やることやっとかねーとさ)

京太郎(……)

京太郎(しまった。あの人怒らせて電話切られたんだった)

京太郎(……どうしようか)


京太郎(……そうだな)

京太郎(なんか、見てたら俺もソフトクリーム食いたくなってきたし……買いに行こうか)

京太郎(二つとか、羨ましいな。俺も二つ買ーおうっと)

京太郎(どこに売ってるんだろ?)



482 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あわあわのあの目は完全に彼氏に待ちぼうけ食らってる目

483 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すげー寂しそうな感じだな

484 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ドッキリだって言うのに芸が細かいなオイ

485 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
京淡あるで

486 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
京ハギ

487 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
京ハギやろ

488 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
京セラ(真顔)

489 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
京セラ(半ギレ)

490 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
京セラ(迫真)

491 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SEraEgchi
か、関係ないやろ!

492 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
せめて痛みを知らずに安らかにちくわ大明神

493 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
まあ、ドッキリの仕込みと言っても…
実際一人で二つソフトクリーム持って待つことになったら、なにやってんだろって気にはなるよな

494 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
かくれんぼでいつまでも鬼が来ないようなもんだもんな

495 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
やめろ

やめろ…

496 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
フハハハハ、ぼっちさん乙っす!

乙っす…

497 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
この傷口の抉りあい


京太郎「あ、はい。二つお願いします」

京太郎「ありがとうございます」


 なんというステマだろうか。結局二つ買ってしまった。

 ステルスということにかけては東横桃子ほどではないにしろ、中々に自負はあるが、

 それにしても見事なステルスマーケティングである。ソフトクリーム屋の売り上げに貢献したのだから大したもんだ。

 いや、たった二つだけどね。


京太郎(それにしても……回りはカップルばっかだなぁ)

京太郎(……目の毒だ)

京太郎(末長く幸せに爆発しろ、リア充さんたち)


 こういうの見ると無性に寂しくなるよな。

 都会の人混みで肩がぶつかってひとりぼっちな感じだ。言うなれば。

 果てない草原で風がびゅびゅんとひとりぼっちなのとはまた違う。

 ちなみに、両方とも泣きたくなる。

 今とこれから先を思うか、今と過去を思うかの違いであるのだ。これは。

 チョッピリ大人になったんだろう。


京太郎(……ま)

京太郎(せっかく買ったんだし、食べるかな。二つとも)

京太郎(子供の頃、一つじゃ足らなくて……二つ食いたいって思ったら、『お腹壊すからダメ』って言われたっけ)

京太郎(そう思うと、やっぱ大人になったよなぁ……贅沢なことできるからさ)

京太郎(ビッグマックのLLセットに、BLBと“てりたま”を単品でつける……みたいな暴挙もできるもんな)

京太郎(早速、いただきま――)


姫子「あ、きょーたろ君……?」


京太郎(――せん! 知ってたさ、ああ!)


姫子「なんしょっと? こげんとこで……」

京太郎「あ、ああ……いや……」

京太郎「その……」

京太郎「……」

京太郎「ほら、これ……」

姫子「? うちに?」

京太郎「そのー、待たせちゃって悪かったからお詫びってのも兼ねて……二人で一緒に食べようかな、と」

京太郎「そんな風に思ったんスけど……駄目だったですか?」

姫子「――」

京太郎「姫子さん?」

姫子「な、なんでんなか! なかと! なかとー!」

京太郎「アッハイ」

京太郎「じゃあ、あっちの噴水のとこで食べましょうかね」

姫子「う、うん……」


姫子(な、なんか……学生んデートみたいで緊張すっとー)

姫子(こ、高校中学と……男子とこげん感じんデートばしたことはなかばい。妙に恥ずかしかよぉ)

姫子(う、うぅー……さっきはきょーたろ君、うちんこといやらしか(可愛い)ち言ーっとったし)

姫子(ぶ、ぶちょー……!)


京太郎(……あとでもう一個買うかな)

京太郎(まあ、凄いタイミング良くて……自分一人で食うよりも、なんだか微妙に嬉しいもんだよな)

京太郎(なんか、普通のデートっぽい)


 ・
 ・
 ・


姫子「ん、ふ、んちゅ、ふ、れろっ、んっ、んふ、は、ぁ、はむ、ふ……んん」

姫子「んっ、あ、はぁ、ふ、ぅ、んふっ、はむ、れろ、ん、ぁ、ふぁ、んふ、ふぅん」

姫子「ふ、ぁ……大っきかね、ん、れろ、垂れて、ぁ、じゅぷ、ん、は、ゃん、あぁ、っ、はぁ……っ!」

京太郎「やめろ、この歩く猥褻物陳列罪」

姫子「ふ、ぁ……なんが?」

京太郎「わざとらしく音を立てて、ソフトクリームにむしゃぶりつくその様がです」


 舌をちろっと出してみたり。ソフトクリームと糸を引いてみたり。

 上目遣いで咥えてみたり、空いた手を髪を掻き上げてみたり。

 唇で扱いてみたり。わざとらしく湿り気ある音で鼻を鳴らしたり。


 正直立つ。立たないまでも走ってしまう。起立せずに走るという不思議。まさに先走るというものだ。

 酔ったときに意味深な目で腸詰めをしゃぶる憧のようだ。

 立つというか勃ってるせいで、逆に立てない。ハメ技か。

いやハメ技というか、カメハメ波……というか、カメをハメたことは別にあるけどね。



580 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
うっ……ふう

581 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
誰かキャプ画くれ。マジで

582 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ぐうしこ

583 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
俺、10発はやっちゃうよ?

584 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
俺、20発はイケちゃうよ?

585 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ちんこもげた

586 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
こんなにもエロい彼女欲しい(切実)

そもそも彼女がいたことないって?

なんだと
そうだな

850 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際これ、放送できる限度じゃね?

850 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際これ、放送できる限度じゃね?


 ↓


587 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際これ、放送できる限度じゃね?


番号間違えた
領民は流石にいないか……


姫子「にひ、こーふんしたと?」

京太郎「……いえ」

姫子「そげんこと言ーて、きょーたろ君もちゃーんと興奮しとるんじゃなかと?」

京太郎「違いますね」

姫子「またまたー」

京太郎「ただ、こんな人目に付くところでやってしまって……」

京太郎「――姫子のそんな顔を、誰かに見せたくなかっただけです」

姫子「――」


姫子「は、ぇ」

姫子「え、ぃ、今、きょーたろ君、うちんこと、あの」

姫子「呼び捨、ぇ、あん、その、えっ、ちょ、え」


京太郎(なんとなくこの変態プロの御しかたが判ってきた)

京太郎(痴女は……そういう部分も当然あるんだろうが、そういうキャラとかアピールって部分も大きい)

京太郎(わりと誘い受けだ。この人)

京太郎(強気で攻めたら、結構逆にテンパるところが多いな)

京太郎(そうと判れば、こっちのもんだ)


京太郎「姫子」

姫子「へっ」

姫子「や、顔熱かって……み、見んで。見んで欲しかぁ……」

京太郎「駄目ですよ。ほら、こっち向いて」

姫子「ゃ、恥ずかしかぁ……恥ずかしかよぉ……」

京太郎「ほら、顔を反らそうとしないでください」

姫子「や、やけん……こげん近かっていくらなんでん、うちには恥ずかしかって」

京太郎「なに言ってるんですか? 目、瞑ってください」

姫子「目? ……め、目!?」

京太郎「いいから、ほら。早くしてください」

姫子「や、いけん。いけんよ。いけんけん、きょーたろ君……ぅ」

姫子「う、うちにはぶちょーが……ぶちょーがおるけん……!」

姫子「ぁ――」


京太郎「……よし、取れた」

姫子「へ?」

京太郎「瞼んとこに、クリームついてましたんで」

姫子「……あ、そ」


京太郎「へへ、騙されました?」

姫子「……」

京太郎「いやー、姫子さんは何を考えてたんですかねー」

京太郎「ちょっと俺にはわかんねーなー」

京太郎「わっかんねー。なにもかもわっかんねー」

姫子「……か」

京太郎「いや、姫子さんはがばいいやらしか人やなー。やけんこんなのにひっかか……」

姫子「う、うらめしか! うらめしかよ! うらめしかっ!」

姫子「そーにゃこと、のっけからしてきょーたろ君は! あんまいよ! あんまいよ!」

姫子「また、うちんことばそげん風にうっさごと言ーて! おーどーか!」

姫子「ぞーたんのごたっ! いかなこつ、うちでん我慢できんけん!」

姫子「きょーたろ君のふっけ! ふーけもん!」


京太郎(やっべえ、何言ってるのかわからねーよ)

京太郎(ハード過ぎるよな、九州……)

京太郎(日本語喋れよぅ……日本語喋れよぅ)


姫子「きょーたろ君の分のアイスも貰う! 絶対に許さんけん!」

京太郎「ちょ……」

姫子「あーん!」

京太郎「お、オイ! 俺のですから! 俺のだから!」

姫子「もう、知らんもん! うちが食ーゆ!」

京太郎「ちょ、俺だって食いたいんだから! ちょ――」



淡「――何、やってるの……?」


寝落ち。すまんち

このときの淡の心境を3行で答えなさい
当ててみな。ハワイ旅行をプレゼントするぜ

おやすみー

改めて乙

ねえ…どうしてなの
そんな動物みたいなこと
しないでよ……

>>880
ハワイ旅行

はえーよ

>>990
男爵ちゃん可愛いよ男爵ちゃん

スレが伸びてるから素敵な腹パンSSの紹介でもされてると思った1のときめきを返してよぉ!

これはオオホシ=サンのケジメ案件やな
アワイ腹パンすべし。慈悲はない

あ、夜から始めます
今夜中にというかこのスレ中に終わらせたい

腹パンとか鬱とかそういうの書けなくなったというか、あんまり食指が動かんので冗談だからね
最近ブラックブレットってラノベ読んでてorzってなるぐらいに人間味溢れてるからね

おまたせー


【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第24位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第24位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386945958/)


ちょっと、あっちにテンプレ張ってくるからお待ちを

よし、寝落ちするまではじめようかね


京太郎(――――)

京太郎(――油断してた)

京太郎(やられた……! クソッ、完全に……してやられた!)


 このタイミングでの邂逅。

 完全に自分は今この瞬間、失念していた。周囲への警戒を怠っていた。

 あのソフトクリームがこの場へ導くための思考誘導――なんて馬鹿な話はないだろうけど、あまりにも迂闊だった。

 ここはアウェイである。完全に、アウェイであったのだ。


 おめでてーな。

 何を暢気に「よーし、パパソフトクリーム二つ買っちゃうぞー」とかやっていたのか。

 もうね、バカかと。アホかと。見てらんない。

 ドッキリっていうのはな、もっと殺伐としているもんなんだよ。サツバツ!


 というか実際サツバツとしたマッポーだった。このドッキリ。

 カメラが入ってるのかは知らない。というか、カメラなんて待機させてなかったけど……あの戦いとか、やばいのではないだろうか。放送したら。

 あとは、鶴田姫子。

 立てばセクハラ、座ればビッチ。歩く姿は猥褻物。そんな逸材である。

 放映することになっても、発言の大半が[ピー]音で埋め尽くされるような、匂い立つ痴女。キングオブ痴女。カリスマ痴女。

 多分、高校時代からもっとも足を踏み外してしまった女。それがコンビ。一緒に超写ってる。ドッキリとは言っても、デート中。痴女と。

 番組は本当に大丈夫なのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。

 これがゴールデンタイムに流れたら、もうお茶の間騒然。鶴田姫子の日常茶飯事な爆弾発言でお茶の間騒然。サザエさんの家よりすごい爆発する。

 で、きっと無言。

 中学生のお子さんとかいたら、もう大変。小学生の子供でも大変。マジ気まずい。


淡「……何か、言ってよ」


 駄目か。

 モノローグでページとコマを埋め尽くして次週に続けて、次のしょっぱなではなんだかんだ話が終わってるとか駄目か。

 現実は漫画のようには行かないものである。ファッキンブッダ。

 気まずいのは放送時のお茶の間じゃなくて、今この場でした、あはは。……ってやかましいわ。


 どうしよう。


京太郎(……さて、落ち着け。落ち着くんだ須賀京太郎)

京太郎(よく考えれば、この場を上手く切り抜ける策がある筈だ。そうだよな?)

京太郎(さて、ある意味修羅場は必死のこの状況……俺はどうやって切り抜ける?)


 三択――ひとつだけ選びなさい。


京太郎(①ハンサムの須賀京太郎は突如起死回生のアイディアが閃く)

京太郎(②やえさんや憧が来て助けてくれる)

京太郎(③切り抜けられない。現実は非常である)


 自分としてはこの状況、②に○を付けたいところであるが……小走やえは試合、新子憧は奈良なので期待できない。

 やはり答えは――①しかないようだ。


 ……というかこのモノローグ何度目だろう。

 漫画だったら、編集仕事しろって怒られてる。ボンボンでも許されねーぞこんなの。あだち充ならワンチャン許されるかも知れないけど。

 あの人、何書いても顔変わらないよな。いやマジ。

 個人的には、KATSUとか好きだったんですけどね。いやマジ。超マジ。


姫子「なんしょっとって……んー」

姫子「彼氏のきょーたろ君とデート中やけど、そいがどーかしたと?」

姫子「ね、きょーたろ君?」


京太郎(マジか。超マジか。マジかよ)

京太郎(この人――――ブッこみやがった……!)

京太郎(流石は痴女! 躊躇いとか恥じらいとか、そんなの関係ない……ッ)


 小島よしお、今どうしてるんだろうね。知らんけど。


姫子「……きょーたろ君、今なんか失礼なことば考えとらん?」

京太郎「いいえ、何も。あなたの美しさに魅せられてただけです」

姫子「もー。上手かこと言ーても、貞操くらいしかあげられんよ? えっち」

京太郎「それよりも正気に戻ってください」


淡「……」




 このまま、和やかな雰囲気でフェードアウトしたい気分で一杯である。

 むしろおっぱい用意してくれ。痴女なのに、グラマーじゃないんだもん。そこが逆にエロイけど。

 いっぱいおっぱい用意して、元気にしてくれ。ボクのボクを。


淡「……そっ、かぁ」

淡「私は……遊びだったんだ……」

淡「都合よく、利用してただけなんだぁ……」

淡「……そっか、そうなんだ」


 俯いてて、顔色がうかがい知れないけど。

 大星淡の声はいつもよりも落ち着いているようで、どこか震えている。

 ひょっとして……。そう、本当に本当にひょっとして……。

 泣いて、いたりするんだろうか。


京太郎(淡から、俺のことがどう見えてるのか)

京太郎(①ガチの場合――)


 自分の貞操を奪っておいて、何とか切り替えて順序が逆だけど恋人からスタートしようと思ってのデート。

 そっからの、浮気。しかも痴女と。そう、痴女と。超、痴女と。

 デートに行ったはいいけど中座して、帰ってこないと思ったら痴女の口の周りにべたべたする白い液体着けてた。

 これはヤバイ。

 逆の立場なら、見て見ぬふりして立ち去って、何かの間違いに違いないとか怖くて聞き出せないレベルにヤバイ。


京太郎(②ドッキリの場合――)


 ドッキリとしては成功である。そこから須賀京太郎を追い詰めればいいのだから。

 ただ、淡からは京太郎はドッキリの被害者だと思われている。何も知らないの、だと。

 そこで、デート。別の女とデート。デート中にデート。

 デート・オア・アライブならぬデート・オア・デート。アライブどころかデッド一択。トリックもトリートもない。むしろ違う女に悪戯してる。

 で、そんな最低男がライバル。再戦誓ってた男が最低のクズのヤリチンクソ金髪男。


京太郎(あわわわわわわわわわわわわわ)



京太郎「あ、あわ、あわ、あわ、あわわ」

姫子「泡風呂?」

京太郎「違います! あ、淡……あのな、その」


 肩に伸ばそうとした手が――


淡「うっさい! 触んな!」


 ――払いのけられた。


 そこまではいい。よしとしよう。

 しかし、何の因果か――払いのける際にわずかに曲がったその手首が、京太郎の腕を絡め取った。

 逃れようと捻られた体。その回転に、京太郎が合わせられる。

 京太郎の手を、潜って躱そうとしていたのであろう。淡の重心は落ちた。落ちていた。

 回る勢いのまま、その身軽さで、最小の半径を描いて――伴われた肘。

 逃げ出そうと、力が込められた足。落ちたはずの重心と噛み合って、地を叱りと踏みつける。


 泳いだ身体。無防備な腹部。崩れた体。浮いた重心。

 そこへ――目掛けて。

 いかなる因果か。何の偶然か。どんな奇跡か。

 大星淡の肘が、突き立って――。


京太郎「――――っ」


 ――発勁。


姫子「あ」

淡「え」

京太郎「――ぁ、っ」


 須賀京太郎の身体を、弾き飛ばした。



630 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なん……だと……

631 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガの霊圧が……消えた……?

632 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
これが44位とか嘘だろ……?

633 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石M.A.R.S.ランカー。制圧力は伊達じゃない

634 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
世界よ、これが麻雀プロだ(白目)

635 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
淡の奴……いつの間にあんな技術を……

636 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
使い手だったのか……

637 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HAgi4424
これは……なかなか見事な功夫ですね

638 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LoveTrain
いくら京ちゃんでも、今のは……

639 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ARKWbjDrK
綺麗に入ってたから、危ないなぁー

640 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
いや、なんかおかしいですよね!? 麻雀プロってそんなのじゃないですよね!? ねえ!?

641 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
絶対変だって……こんなの絶対おかしいよ

642 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
ツッコんだら負けだと思……ちくわ大明神

643 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
アイエエエエエエエエエエエエ!?カラテ!?カラテ!?

644 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ramenMGDV
カラテじゃなくて、あれはラーメン神拳でスネ

645 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
WTF?ラーメン神拳?ナニソレ?

646 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ramenMGDV
大星プロの髪の毛がラーメンみたいでしたンデ

647 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
せめて、痛みを知らずに安らかに眠るとええ……

648 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
確かにこれはドッキリだよな。まさかの発勁喰らうんだもん

649 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
浮気にうろたえた女の子のフリをしてから、射程距離に収めたスッガに発勁

あわあわは策士(確信)

650 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
普通に攻撃しようとしたら、回避されるかもしれないからな

651 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんか様子がおかしいと思ったけど、このためだったのか

652 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
麻婆豆腐とワインが上手い。愉悦

≫1000なら
新婚夫婦役の京淡か亰やえ

埋めてしまわれよ

>>1000なら誕生日ネタではちょっと本気出す

>>1000なら
仕事帰りにエレベーターの中に淡と一緒に閉じ込められる

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月09日 (月) 00:54:59   ID: vSv_i_60

やっとこさ追いついた。続きが、待ち遠しいですね。
京太郎は、キスする時相手の負担にならんように目線の高さを合わせると思う。もしくは、膝の上に座らせてする。
お餅には縁が無いけど、エロい人と縁があるよね。一ちゃんとかとか。

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