【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第14位【アラフォーマーズ】 (1000)

・京太郎主人公

・安価スレ

・某掲示板ネタ

・本編の数年後。京太郎はプロになってる

・基本ギャグ仕立て時々しんみりシリアス

・でも腹パンとか川落ちとか関係ない


・京太郎は麻雀ガチ勢(ランキング13位)

・でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり

・異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛

・でも上位のオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる

・高校生の頃の恋人は高鴨穏乃。少なくとも玄は知らない

・進学などの関係により、破局している

・大学時代、晴絵に息抜きとして連れていかれた先で鷺森灼と出会い、そして恋仲になる。

・なお、関係は切れている。灼が京太郎をフッた(身を退いた)

・弘世菫、小走やえと同じチーム

・江崎仁美、辻垣内智葉、弘世菫、原村和、新子憧、小瀬川白望と同じ大学(T大)

・カリス……ではなく、一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲

・脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利

・オカルトスレイヤーの愛称は、出演ドラマから
 超能力ヒーロー学園ものドラマ。超能力者に対抗する、唯一の魔法使い(物理)

・戦闘スタイルは完全にシャコさん


   須賀 京太郎 日本

  2X歳 ♂ 高い 標準
 『麻雀ランキング』13位
  M.O.手術 〝昆虫型″
    ━リオック━


※有志の方のありがたいまとめwiki

http://www54.atwiki.jp/ocltslyrkyo/pages/1.html


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380299491

※前スレ
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376742749/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.2
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376906010/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.3【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.3【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377177278/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.4【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.4【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377422773/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.5【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.5【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377702523/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.6【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.6【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377881272/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.7【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.7【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378048787/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.8【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.8【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378214717/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.9【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.9【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378555350/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.10【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.10【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378828682/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.11【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.11【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379229833/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379502188/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第13位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第13位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379785660/)

・安価を出して、安価先の内容を基に、
 そういう「そういう事があった」「そういうトピックのスレッドが立ってる」としてそれに絡めた話を書きます
 例えば安価先が【小鍛治健夜結婚】なら


引用元:【リアルババ抜き】 小鍛治健夜、結婚 【ターンエンド】

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ソースはブログ。すこやんが男の手料理を食べたとかなんとか

2 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すこやんみたいな干物が手料理をごちそうになる……これは結婚ですなぁ

3 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっとすこやんにも春が来たんだね……遅すぎるとしても

4 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
釣りかと思ったらマジだった

5 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
【悲報】ついに人柱がささげられる

6 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
勇者ありがとう。お似合いだよ……どんな人かはしらんけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おめでとうすこやん!これで俺も安心できる

8 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだこれは……たまげたなぁ

9 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
しつぼうしました。うえのさんのふぁんになります

10 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ん、でもこれさ……この背景……スッガが出てる料理番組じゃないか……?

11 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
糸冬 了

12 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっぱりそんな都合がいい話がすこやんにあるはずがなかった


・と言う感じで、これならその番組ですこやんで絡んだシーンとか

・開始時の人間関係はフラットです。安価で人間関係が決まります

・いちゃいちゃとかルートとかコンマで闘牌とか今のところ予定はない。今のところ

一応のルールとか

【見出し系】
・基本、恋愛&マイナス結果確定系はNG
 状況なら確定系は可。
 例えば、『須賀プロ、○○プロと路上で口論』。
 但し、『須賀プロ、○○プロと路上で口論。その後、暴行』はNG
 同様に『○○プロ、須賀プロと共演。須賀プロを激怒させる』

・状況確定系でも恋愛関係確定はNG
 『恋人の○○と~』は駄目。
 『恋人と噂される○○と~』はギリOK
 あんまり恋人と噂が多いとなんか悪いこと起こるかもね

・順位確定系もアウト
 『須賀京太郎、M.A.R.S.ランキング2位に』みたいのは駄目

・暴行&下衆&鬱&エログロネタはNG
 AVデビューとかいじめ、強姦被害とか自殺とか薬物中毒とか元風俗嬢など。
 不良に絡まれたとかならまあよし

【ファンスレッド系】
・「○○プロ応援スレ」など
・一般人についてはNG

【質問、目撃スレ】
・「スッガと話したけど質問ある?」のような
・恋愛関係確定系はNG(彼女・元彼女など)


これ+同一IDの連続取得については最安価とします
なお、ズレて取得になった場合もこれにカウント

好感度

★5
ハギヨシ
大星淡

★4
弘世菫
宮永照

★2
松実玄
赤土晴絵
亦野誠子
国広一
片岡優希
小走やえ
東横桃子
龍門渕透華

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
松実宥
姉帯豊音
対木もこ
辻垣内智葉
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
三尋木咏
渋谷尭深
竹井久
夢乃マホ
原村和
宮永咲
染谷まこ
花田煌
加治木ゆみ
小瀬川白望
新免那岐
福路美穂子

13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:60/60

★麻雀スキル
・『情報(0)』
・『分析(0)』
・『対策(0)』
・【六欲天】『他化自在天(10)』
 オカルトに由来する能力を逆手にとり、己の読みの材料とする。
 他化自在天の表す魔から生まれた言葉の意味に、男性・障害・破棄・殺者がある。
・【六欲天】『楽変化天(10)』
 手牌読み・捨て牌カウンティングによる王牌読みの極致。
 自ら作り出す快楽。カンドラ爆撃。
・【六欲天】『兜率陀天(10)』
 手牌読み・捨て牌カウンティングによる山読みの極致。
 弥勒の慧眼。一発ツモ和了。
 大津の園城寺にて、弥勒菩薩を本尊として修する法会があり、それを竜華会と呼ぶ。
・【六欲天】『須夜摩天(10)』
 手牌読み・捨て牌カウンティング・山読み・王牌読みによる一点読みの極致。
 夜摩とは閻魔に通じ、閻魔はヤマに通ずる。
 ヤマは牛頭天王に通じ、牛頭天王は本地して建速須佐之男命となる。
・【六欲天】『三十三天(10)』
 帝釈天、即ちインドラの矢。手牌読みによる高精度の狙撃。
・【六欲天】『四大王衆天(10)』

☆スキル
>『爽やかな笑顔』
>女性キャラと(ゲーム的には初登場)遭遇時の判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『プロ並のシュートセンス』
>スポーツや運動関連の判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『愚行権』
>彼は本当の意味での凡人だ
>運があろうが実力があろうが、とにかく分かりやすい華はない
>因縁めいた偶然なんて存在しない
>物語の補正なんてのは、ない
>だからこそ、普通と違う誰かには、もの珍しく映ったり……
>【……思考が常識離れしている相手の好感度に影響】

>『反響定位』
>舌打ち音の反響により、無視界でも通常通りの活動が可能
>音感関連の判定や『反響定位』が活用可能な判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『マッハ!!!!!』
>大学時代限度ギリギリまで打ち込んだ古式ムエタイの成果
>立っている人間の肩を足場に走れる、肘でヘルメットを割れる等々……
>タイってスゲー。仏像や象さんに手を出すのはやめよう
>格闘やアクション判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

その他、ランカーステータス
※安価内容を闘牌系にする際の参考に


?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:30+?/60 防御力:30+?/60 速度:30+?/60
技術:45/60 幸運:30+?/60 気力:60/60

・『照魔鏡(0)』
・『黄金回転の連続和了(0)』
・『黄金回転の連続和了Act.2(10)』
・『連続和了Act.3(10)』
・『連続和了Act.4(10)』
・『神砂嵐(20)』


3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:45/60 防御力:60/60 速度:35/60 
技術:45/60 幸運:50/60 気力:60/60
※(35+45)/2+50=90 コンマ10以上にて聴牌
※45×(50+45/2)=3240 これをコンマ一桁倍

・『赤き腕を持つ帝王(0)』
・『赤き腕を持つ帝王(10)』


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:40/60 防御力:40/60 速度:60/60
技術:50/60 幸運:40/60 気力:60/60
※(60+50)/2+40=95 コンマ5以上にて聴牌
※40×(40+50/2)=2600 これをコンマ一桁倍

・『悪魔の天敵(15)』
・『神速(0)』


12位「天上の荒武者」 弘世 菫
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:30/50 防御力:40/50 速度:40/50
技術:50/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(40+50)/2+40=85 コンマ15以上にて聴牌
※30×(40+50/2)=1950 これをコンマ一桁倍

・『天上の荒武者(0)』
・『シャープシュート Mk.Ⅱ改 トランジスタ・スライダーICBM(5)』


13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:60/60
※(40+60)/2+10=60 コンマ40以上にて聴牌
※40×(10+60/2)=1600 これをコンマ一桁倍


44位「蒼い血の死神」 大星淡
ベーススタイル:『オカルト』
攻撃力:20/60 防御力:20/60 速度:30/60
技術:20/60 幸運:60/60 気力:60/60
※(30+20)/2+60=85 コンマ15以上にて聴牌
※20×(60+20/2)=1400 これをコンマ一桁倍

・『蒼い血の死神(0)』
・『蒼い血の死神(5)』

京咲ですねやったー!

君達は一体1をどういう目で見てるのか。訴訟


金髪「……は?」

茶髪「なんで、携帯……」

京太郎「ん? 聞こえねーな」

京太郎「悪い、なんて言ってるのか全然判らない」

京太郎「一向に聞こえない」

金髪「あ?」

茶髪「ナメてんスか?」

京太郎「あー」

京太郎「一向に聞こえねーなー」

京太郎「ところでここ、暑いな」


 言いながら、シャツを脱ぐ。

 それを淡に預けて――男たちの方に、一歩踏み出す。

 瞬間、男たちは二歩引いた。


京太郎「悪い、ちょっと声がよく聞き取れなかったんだけど」

京太郎「もう一度、言って貰えるかな?」

京太郎「このまま聞こえないなら……」

京太郎「もうちょっと近くで、話さなきゃいけなくなるんだけど」

京太郎「もう一度、言ってもらえるか?」


茶髪「……っ」

金髪「いくぞ……!」

京太郎「……おいおい」


 茶髪と金髪のナンパ男たちは、京太郎と淡に背を向けた。

 三十六計、逃げるに如かず。

 ナンパを止められた段階で、彼らにとれる方法はそれしかなかった。

 何せ、目の前にいるのは古式ムエタイの熟練者。

 彼らがその事実を知らなかったとしても……機能美を体現する肉体は、雄弁に凶器を物語る。

 加えるなら、体にできたいくつかの傷。

 撮影や鍛練によって出来上がったのだが……。

 そんなもん、知る由もない。ただただ、危ない匂いしかしない。

 逃げるに決まってる。


淡「ちょ……!」

淡「追っかけてよ……!」

淡「このままじゃ――」


 それに戸惑ったのは、淡だ。

 何となく鼻先や口許を埋めていた京太郎のシャツから顔をあげて、

 口を開いて――


京太郎「『逃げられちゃう』ってか」

淡「逃げられちゃう――えっ」


京太郎「ところでさぁ……」

京太郎「子供の頃言われたよなぁ」

京太郎「『プールサイドは走るな』って」


京太郎「ただでさえ滑りやすいしさ……」

京太郎「心ない、ちょっぴり影の薄い誰かが……」

京太郎「丁度進行方向の足元に――コーラの缶、置いてるかもしれねーもんなぁ」


京太郎「そんで、飛び込み禁止だってーのに」

京太郎「やる奴って、どこにでもいるよなぁ」


 ドッボーンと。

 派手な水音を立てて、スケキヨが2柱誕生した。

 蹴り飛ばされたコーラの缶が、爆発的な噴射を行う。


京太郎「辻垣内式交渉術と――」

京太郎「国広式手品術で――」

京太郎「まーたまた、やらせていただきましたぁん」


 肉体と言語での暗的な威圧。

 威圧を隠れ蓑にしたコーラのミスディレクション。


 怖ければ、分が完全に悪ければあの手の輩は即座に逃げる。

 サングラスセットの、鍛え上げた肉体でヤクザ的な言動をしたなら尚更だ。

 京太郎の肉体は、逞しさを秘めながらも、頑強というよりもむしろしなやかである。

 それでも、控え目ではなく……一目見れば明らかに鍛えていると判るフォルム。

 それに、目が奪われる。やりあったらどうなるか考える。恐怖する。

 恐怖したなら視界は狭まり――。


京太郎「……ま、死んではないだろ」

京太郎「防水じゃなかったから、携帯は死んだだろうけど」


 濡れたプールサイドか、京太郎が設置したコーラ缶に躓いて……こんなことになる。


 ここまで上手く嵌まるとは思わなかったが……。

 行動パターンが、淡ですら読めるスカタン二人が相手である。

 それ以上の読みを必要とされる京太郎にとっては、容易かった。


京太郎「一応、助けに行くか」

京太郎「ついでに……小型メモリーがあるなら壊しとこう」

京太郎「いい子で待ってろよ?」

淡「ぁ……うん」


 頭に手を置くと、淡の鼻先がまたシャツに埋まった。

大体、常人(脱初心者~中級者)が現在値10。上級者だと現在値20
常人同士の闘牌ならそれぞれ、50と100に当たるでー

3年だと聴牌早い理論で、プロはまた別格。プロと一般人が打つとまず勝ち目ないです
ガイトさんとか、プロ以外の速度に換算すると300だから
アシダカグモって凄いね

さて、始めようか

今日はちょっと宴会があるので、長くできんけどなー
なんとしても淡を終わるとこまで行って、掲示板ネタに至れる場を作りたい所存


明日はあっちを進めさせて頂きます
当初のプロットとすりあわせるのに時間かかっちって


  ・
  ・
  ・

京太郎(……さて)

京太郎(どうやら脳震盪だったらしい。ざまあ)

京太郎(引き上げて、監視員に通報しといた)

京太郎(ついでに大星へのナンパの件を伝えたから、確実に出禁だろう)

京太郎(他にも悪質なナンパ紛いのことをやってたらしいし……出禁じゃすまないかもな)

京太郎(さっき盗撮犯捕まえた件もあって、俺の発言はそこそこ信用度あるし)

京太郎(まあ、顔を見ないで済みそうだ。こっちもこれ以上、関わりたくない)

京太郎(さて……)


淡「……」

京太郎「……」


京太郎(こっちはどうしようか)

京太郎(これが一さんあたりなら……)


京太郎(『さっきの俺……かなりジョセフっぽくないっすかー?』)

京太郎(『ん~、中々いいね。65点。ディモールト・ベネってところかな』)

京太郎(『ディモールトじゃ、中々じゃないっすよー』)

京太郎(『ジョセフなら、結構手を出すからねー。そこらへん違うかな』)

京太郎(『ジョジョっぽくはあったけどね』)

京太郎(『まあ、暴力を使わなかったからディモールト・ベネってところで』)

京太郎(『さっすが一さん! 話が判るぅー!』)


京太郎(こんな、ほのぼのしたやり取りで終わる筈だ)

京太郎(やっぱりジョジョはすげー。改めてそう思う)

京太郎(……だが)

京太郎(相手は大星である)

京太郎(何故か俺のシャツをがっつりホールドして返してくれない大星である)

京太郎(正直、結構傷があって悪目立ちするから……シャツ返してくんねーかな)

京太郎(……ああ、いや)

京太郎(……怖かったのか? 鼻啜ってる感じだし)

京太郎(やっぱ、なんだかんだ女の子なんだなぁ)


京太郎「なあ……」

淡「……っ!」

京太郎「いや、その……ほら、なんだ」

京太郎「怖かった……よな?」

京太郎「あの、大丈夫か……?」

京太郎「なんつーか、さ」

京太郎「一人にしてほしいなら……俺、どっか行くから」


淡(ビックリした)

淡(気付かれたかと思った)

淡(……なんか勘違いしてるみたいだけど)

淡(まあ、いっか)

淡(気付かれたら恥ずかしいし……)

淡(自分でもなんでこんなことしたのか判らないし……相手は須賀だし)

淡(バレたら舌噛んで死んでやる)


淡「……ん」

淡「別に、いい」

京太郎「……そっか」

淡「……うん」

京太郎「……」

淡「……」

京太郎「……」

淡「……」

京太郎「……」


淡「……ねえ」

京太郎「……なんだ?」

淡「……あのさ」

京太郎「……」


淡「どうして、助けてくれたの?」

淡「相手二人だったし……危ないかもしんないじゃん」

淡「身体が……資本なのに、さ」

京太郎「……いや」

京太郎「俺、ムエタイやってるから」

京太郎「古式の」

淡「……は?」

淡「真面目に訊いてるんだけど……」

京太郎「……いや」

京太郎「真面目に」

淡「……」

淡「……は?」

京太郎「ムエ・ボーラン」

淡「は?」

京太郎「ムエ・ボーラン」

淡「……」


淡「……そ、そっか」

京太郎「そうだ」

淡(……オカルトスレイヤーでやってたあれ)

淡(本当だったんだ)

淡(……)

淡(なにこいつ、危なっ)


京太郎(……シリアスな場面で唐突にムエ・ボーラン)

京太郎(笑ってくれるかと、おもったんだけどな)

京太郎(駄目か)

京太郎(うーん……)


京太郎「……まあ」

京太郎「実際はそうじゃないから、どうなのか判らないけどさ」

京太郎「多分……そういうのなくても」

京太郎「俺は、お前を助けに入ったよ」

淡「……」

淡「……私に構うなって、言ったのに?」

京太郎「そんな言葉に、構わねーな。構わねーよ」

京太郎「女の子がさ、泣きそうになってんだよ」

京太郎「助けに入らないで、いられるか」

淡「……は?」

淡「助けて貰ったのは嬉しいけどさ……」

淡「それで怪我したらどうすんの? 馬鹿でしょ」

淡「それに……泣きそうになんか、なってないから!」


京太郎「……ん、やっぱそっちの方がいいな」

淡「……何が?」

京太郎「そんな風に元気がある方が、俺は好きだってこと」

京太郎「……よく知らねー間柄だけどさ」

京太郎「俺の知ってる大星淡ってのは、そんなんだから」

淡「……」

淡「……馬っ鹿じゃないの」


淡「……余計な気を使うなって、言わなかった?」

京太郎「気なんか使ってねーよ」

京太郎「中国拳法じゃあるまいし」

淡「……は?」

淡「そっちの気じゃ、ないから」

淡「……やっぱ、馬鹿なの?」

京太郎「いや、知ってるよ」

京太郎「少しくらい笑ってもいいんじゃねーの? ボケてんだからさ」

淡「……」

淡「……真面目な話、してるんだけど」

淡「馬鹿にしてるの、あんた」

京太郎「さっきから馬鹿馬鹿言われてるからさ」

京太郎「ちょっと、仕返ししたくなった」

淡「……はぁ」

淡「こいつの相手、なんか疲れる」


京太郎「……まあ、さっきのは気を使ってはなかった」

京太郎「中国拳法的な意味じゃなくてな」

淡「……それは、もういい」

京太郎「オッケー、やめとく」

淡「……そうして」

京太郎「……んで」

京太郎「お前の言う、気を使うってのが……『別の自分として振る舞う』って意味ならさ」

京太郎「お前を助けたのに、気なんか全然使ってない」

京太郎「女の子を助けられるって……正直憧れるだろ?」

京太郎「ムエタイ始めた理由に、そういうのもあるし」

淡「……馬鹿だ」

京太郎「馬鹿だぜ。馬鹿だよーん」

京太郎「ついでにいうと、今のやりとりも気を使ってないな」

京太郎「なんか知らんけど、そうなるんだよ。俺」


京太郎「だからさ……」

京太郎「気を使わないと、会話が成り立たなかったりするんだ」

京太郎「そういうわけで俺、気を使ってないと駄目なんだよ」

京太郎「だから……あんま、無理して気を使ってはない」

京太郎「結構自然にそうしてるんだ」

淡「……」

淡「……そういう話、してるわけじゃないんだけどなー」


京太郎「……あと」

京太郎「自分の麻雀に、集中しろっていったよな?」

淡「……」

京太郎「あれさ、無理だった」

京太郎「あんなに、馬鹿とか死ねとか嫌いとか大嫌いとか言われたらさ」

京太郎「傷付いて、集中とかできねーんだよ」

京太郎「最近ずっと、それで悩んじまったし」

淡「……」

淡「……死ねとかは言ってない」

京太郎「似たような、もんだって」

京太郎「今まで、そういうことを面と向かって言われたことないから……」

京太郎「心がな、バッキバキになってんだ」

淡「……」

淡「ごめ……」

京太郎「ほら俺、愛されボーイだから」

淡「……」

淡「……うざっ」

京太郎「……悪い。流石に今のは自分でも気持ち悪いと思った」


京太郎「でも俺の言ってること、本当なんだよ」

京太郎「お前の言ったように、無理して合わせてる訳じゃない」

京太郎「お前とあんな別れ方したら、逆に麻雀に集中できない」

京太郎「……だからさ」

京太郎「だから……その」

京太郎「真面目に俺の事が嫌いで、心底顔を合わせたくない……ってワケじゃなくて」

京太郎「もしも、俺に気を使ってああ言ったんなら……」

京太郎「やっぱ、その……」

京太郎「お前さえよければさ……」

京太郎「今までみたいに、喋ってくれたら……相手してくれたら嬉しいっつーか」

京太郎「そんな感じ、なんだけどさ」


京太郎「ああもう……!」

京太郎「正直、ここまで嫌われたことはあんまりねーから」

京太郎「こういうとき……なんつっていいか、わかんねーんだよ!」

京太郎「面と向かって、『お前嫌いだ話しかけんな』って言われたのも初めてだし!」

京太郎「あー、もう!」

京太郎「恥ずかしくて死にたいぜ……」

淡「……」

京太郎「とにかく……」

京太郎「前みたいに、って……前もヒデーけど」

京太郎「少なくとも、お前さえ嫌じゃなかったら……今みたいのはやめてくれ」

淡「……ふーん」


淡(なにを言い出すかと思ったらさ……)

淡(大丈夫? この、ぽんこつ男)

淡(麻雀とアクションのやりすぎで、頭おかしくなったのかな)

淡(……)

淡(なんかこういうの、新鮮でちょっと可愛いな)

淡(……って、今のなし!)

淡(まあ……正直、私もかなり言い過ぎたよね)

淡(……うん)

淡(集中できなかったのは、こっちも一緒だし)

淡(こう言ってくれるなら、丁度いいかな)

淡(流石にあのままじゃ、気まずいし……)

淡(……うん)

淡(それだけだけど! それだけだけど!)


淡「……ま」

淡「私も悪かったから、そんなに謝らなくていいよ」

淡「お互い様……なんじゃないの」

京太郎「大星……」

淡「……やっぱりあんた、嫌いだけどさ」

淡「前ぐらいには戻ってもいいかな」

淡「……さっき、助けてくれたの嬉しかったし」


淡「……うん」

淡「こっちも、ごめん」

淡「謝ってくれようとしてたのに、怒鳴っちゃって」

淡「今みたいのは、やめよっか」

京太郎「……ありがとう」

京太郎「なんつーか、ちょっと心が軽くなった」

淡「……」


淡「そうなってくれないと、困るからね」

淡「あんたから、タイトル取り返すって決めてるしさ」

京太郎「お前のモンじゃねーだろ」

淡「次からは私のものになるから、私のものだ」

京太郎「ハッ、言ってろ」

京太郎「次は――次も、俺が勝つって決めてるんだよ!」

京太郎「M.A.R.Sランキング13位は伊達じゃないって、44位に証明してやるよ」

淡「言ってなよ」

淡「ランキングなんか、ただの目安でしかないって」

淡「わざとサボってるんだって、教えてあげるから」


京太郎「……いや、サボんなよ」

淡「ごもっとも」


淡「ま、まあ……」

淡「明日からは元通りだけどさ」

淡「きょ、今日だけは特別っていうか……」

淡「さっきのお礼っていうか……」

淡「結構、格好良かったし……」

淡「だからさ、その……」


京太郎(……ゴニョゴニョ言ってて聞こえない)

京太郎(どうでもいいけど、ポニョ歌ってる藤岡藤巻ってすげーよな)

京太郎(普段、あんな歌を歌ってんだもんな)

京太郎(さくらとか、曲はいいのに歌詞ひでーもんな)

京太郎(いや、結構好きだけどさ)


淡「ね、きょーたろー」

淡「このあと、暇?」

京太郎「暇っつーか、プールの予定だけど……」

京太郎「それに、京太郎って……」

淡「今日だけは、特別にね!」

淡「暇ならさ――」



淡「――一緒に、遊ばないっ?」





【大星淡との思い出が更新されました!】

【Gaea Memory『和解(大星淡)』を入手しました!】


※別にメモリが手に入ったから、だからどうという話でもない


これで、飲みのときに「きょーたろー」呼ばわりされてもスルーしてた伏線回収
べ、別に酔ってたから流してただけじゃないのよ? 後付けじゃないのよ?


それじゃあ、飲みに行ってくるでなー
できたら、夜になー

3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

・『赤き腕を持つ帝王(0)』
 放銃後に己の運が上昇するという能力を発展させたスタイル。
 己が受けたロン和了をストックし、任意のタイミングでその打点と同じ和了を行う。

・『赤き腕を持つ帝王(10)』
 自切。
 誰か一人のツモ・ロン和了の際に発動。放銃対象を自分に決定する。
 この際、相手は和了するか否かの選択ができるが、
 和了を選択しない場合、再度聴牌判定を行う。


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

・『悪魔の天敵(15)』
 経験と感覚に裏打ちされた技能。そして引きの強さがそれを可能とする。
 聴牌判定差一定以内の相手のロン和了を妨害し、その他聴牌者の和了に変更する。
 または、自身が聴牌している場合、聴牌判定差一定以内の相手和了を自分のものとする。
 ただしその際、改めて打点判定を行う。

・『神速(0)』
 聴牌判定時ゾロ目にて発動。
 和了判定時、自己の判定にコンマ値を加えて割合を算出する。
 また、判定値ゾロ目の相手がいた場合、その相手の和了を奪い取る。


12位「天上の荒武者」 弘世 菫
ベーススタイル:『技術昇華+運』

・『天上の荒武者(0)』
 順位差による手役予想と、そんな形を実現する引きが生み出すスタイル。
 予め和了対象を選択し、相手との順位差に応じて聴牌判定と打点に補正を受ける。

・『シャープシュート Mk.Ⅱ改 トランジスタ・スライ ダーICBM(5)』
 自身のロン和了及びツモ和了時に発動可能。
 和了の対象を、自在に選択する。

ちょっと始めようか
少し酒が残ってるのはご愛敬

明日は、ライダーを進めるんで、よろしゅうなー





安西先生、デートシーンキンクリしたいです


京太郎「……」

淡「……」


京太郎(うん、知ってた)

京太郎(確実に沈黙だけになるって知ってた)

京太郎(あれから俺たちは、プールサイドのベンチに腰掛けている)

京太郎(何故か体育座りで)

京太郎(思えば、当然である)

京太郎(だって、こいつとの共通の話題は麻雀しかねーし)

京太郎(そもそも、仲が良くない。仲直りしてもマイナスである)

京太郎(そんなマイナスの関係で、どう楽しく過ごせというのか)

京太郎(現実は方程式のように、簡単にはいかないのである)

京太郎(……)

京太郎(……だってこいつ、泳ごうってもパーカー脱がないんだもん)

京太郎(なんでか知らないけど)


京太郎(水着姿を見られるのが嫌なのかもしれないが……)

京太郎(俺の眼力なら、服の上からでもサイズ判るから変わらんのよね)

京太郎(だから脱いでも問題ないぜ!)

京太郎(……と、言えたらどれだけ楽だろうか。言えねーけど)

京太郎(……)

京太郎(……それにしても、水着の上に前を全閉めのパーカー姿って)

京太郎(そこから覗く生足が魅惑的だよな。マーメイドだ)

京太郎(水着着てるってわかってるけどさ……)

京太郎(裸パーカーみたいで、正直興奮する)

京太郎(……うん)

京太郎(ごめん)


京太郎(現実はドラマや漫画みてーに行かないよな)

京太郎(あそこで終わってたら綺麗なんだけどな……)

京太郎(みたいなの、人生には多々ある)

京太郎(例えばシンデレラとか、白雪姫とか)

京太郎(あれ、結婚した後の方が長いんだし……色々問題多そう)

京太郎(ハーレムとか、どうなるんだろう)

京太郎(扶養控除が適用されるのは一人だし……残りの女の子は働かなきゃならないワケだ)

京太郎(子供ができても、その子供の進学費用はどうなるのか)

京太郎(その、結婚相手以外の老後のこととか……大変だよな。介護とか)

京太郎(関わる数が増えれば、身内の事故や病気の確率も増えるんだしさ)

京太郎(遺産とか、どうするんやろ)

京太郎(そういや……非嫡出子も等分になったんだっけ?)

京太郎(前に和から、等分じゃない理由とか聞いたんだけど……覚えてねーや)

京太郎(……まあ、ハーレムとかよっぽどお金ないと無理だよな)

京太郎(昔は妖怪と恋愛とか……いいと思ってたし)

京太郎(正直美人ならそれでいいじゃんひゃっほー! とか考えてたけど)

京太郎(実際問題、戸籍どうするのと思う)

京太郎(子供、義務教育に通わせらんねーじゃん)

京太郎(女側が人間なら、私生児ってことで話がつくけどさ)

京太郎(男なら、どうしようもないよな)

京太郎(……子供の為に、偽装結婚でもするべきだろうか?)

京太郎(そういうことまで考えてしまう、俺であった)


京太郎(……つまり)

京太郎(大人になるって、悲しいことなんだよな)

京太郎(好きな娘の名前つけて、ずっとはやいされたりさ)

京太郎(……)

京太郎(……あ、話題あるじゃねーか)


京太郎「……なあ、大星」

淡「……」

淡「何?」

淡「きょ、きょ、きょ……きょーたろー」

京太郎(噛むなぁ)

京太郎(ちょっと可愛い。相手は大星だけど)

淡「何の用?」

京太郎「いやさ、お前……実は泳ぐの苦手なのか?」


淡「は?」

淡「……なんで?」

京太郎「いや、パーカー脱がないし。水、入らないし」

京太郎「ひょっとしたら、泳ぐの苦手か?」

淡「……」

淡「そういう、須賀……きょ、きょーたろーはどうなの?」

京太郎「オレェ?」

京太郎「あんま、得意ってほど得意でもねーな」

京太郎「一応それなりに泳げるけどさ」

京太郎(……流石に、サッカーやムエタイやパルクールばりにはできねーな)

京太郎(荒波の中で撮影とか言われたら、流石にごめんなさいする)

淡「へー」

淡(意外。苦手なんだ)

淡(そういえば、今まで見た番組だと……一回も泳いでなかったか)

淡(へー)

淡(こいつの水着姿を見るのも、ひょっとして私が初めて?)

淡(ふ、ふーん)

淡(へ……へー)

京太郎(……なに、もじもじしてんだ?)

京太郎(なんか、憧たちと海行ったときを思い出すな)


淡「ならさ、競争でも――」

淡「!」

淡「……ちょい、タンマ」

京太郎「ん……? ああ……」

淡(……どーしよ)

淡(須賀の……きょ、きょーたろーの前で脱ぎたくない)

淡(色々恥ずかしい)

淡(でも……折角だから、遊びたいし)

淡(日向ぼっこして終わりとか、熟年夫婦かっての)

淡(ふ、ふふふふふふふふ夫婦!?)

淡(違う違う。ノーカン、ノーカン)

淡(ノーカンってば、ノーカン!)


京太郎(……ちょい、タンマか)

京太郎(シロさん、どうしてるんだろうな……)

京太郎(死んでなきゃ、いいけど……正直不安だ)


淡「……きょーたろー」

京太郎「あん?」

淡「先に言っとくけど……」

淡「絶っっっっっっっ対に!」

淡「茶化そうとか、すんな!」

京太郎「……?」

京太郎「ああ、いや……判った」

京太郎「判った」

淡「……」

淡「……ん、ならよし」


淡「すー」

淡「はー」

淡「すー」

淡「はー」

京太郎「そんなに空気集めて……」

京太郎「……俺の匂いでも、嗅ぐ気か?」

淡「ふぁっ!?」

淡「だから、茶化すな!」

京太郎「い、痛てえ! 痛てえ! 悪かった! 悪かったから!」


淡「……ほんっと、デリカシー皆無の馬鹿男」

淡「信じらんない、馬鹿っ」

京太郎「わ、悪かった……」

京太郎「わりぃ……すまん……許せ……」

京太郎「今のは俺が悪かった」

淡「……」

淡「……今回は特別だからね」

京太郎「へへー」

京太郎「ありがとうごぜえやす、お姫さま――」

京太郎「痛てえ! 痛てぇ!」

淡「ふんっ! 死ね、馬鹿男!」



淡「……まったく」

淡「その、人を喰ったみたいに小バカにする性格……どうにかしなよ」

淡「からかわれてる、私の身にもなれって」

京太郎「ああ……」

京太郎「いやさ、悪いとは思うんだよ」

淡「……どうだか」

京太郎「思ってるのは、本当なんだけど……」

京太郎「なんつーか、こう……」

京太郎「教わった技術ついでに、遺伝しちゃったっていうかさ」

京太郎「技術煮詰めたら、その悪癖も煮詰まったって言うかさ」

京太郎「正直、なんでこうなったのか自分でもよーわからん」

淡「なにそれ」

京太郎「俺が聞きたい」


京太郎「ひょっとしたら、こうして平穏を味わうことができない別世界の俺の呪いとか……」

淡「なおさら、なにそれ」

淡「別世界で、私はあんたの恋人かなんかなの?」

京太郎「そうかもなぁ……」

淡「……なにそれ」

淡「絶対に願い下げなんだけど……」

京太郎「俺も、もっと押しとやかで家庭的な女の子が――」

淡「ふんっ!」

京太郎「痛てえ! 痛てえ!」

京太郎「お前も嫌だっつったじゃねえか!」

淡「それとこれとは、別!」

淡「なんか馬鹿にされて見下されたみたいでムカつく!」

京太郎「無茶苦茶じゃねーか」

京太郎「……これだから麻雀ぽんこつは」

淡「……何か言った?」

京太郎「いいえ、なにも」


京太郎「……ったく」

京太郎「これだから麻雀以外やってこなかった奴は……」

京太郎「なんつーか、子供っぽいままというか……」

淡「むっ……」

淡「……それ全部、あんたにブーメランしてない?」

京太郎「残念だったな」

京太郎「俺はサッカーに、ムエタイに、フリーランに、水泳に、ボウリングに、ダーツに、登山に……」

京太郎「色々やってるんだぜ?」

淡「……むっ」

淡(知ってるけどさ。いくつか初耳なのもあるけど)

淡「なんであんた、麻雀やってんの?」

京太郎「それは良く言われる」


淡「……とにかく」

淡「あんたは、あっち向いてろ」

淡「私が、いいって言うまで!」

京太郎「ん……ああ、判った」

淡「絶対だからさ……絶対、見るな!」

淡「絶っっっっっ対!」

京太郎「……フリ?」

淡「フリじゃない!」


淡(……恥ずか、しい)

淡(忙しそうなのに、付き合わせちゃったから……)

淡(それなのに……選んでくれたから)

淡(だから……勿体ないと、思っただけで)

淡(それ以上に、他意なんてないんだけど……)

淡(なんか、こいつ、ちょーしに乗りそうで)

淡(なんか変な意味に取られそうで……)

淡(やっぱ、恥ずかしい)


 パーカーの下の、胸が高鳴る。

 自然と足を寄り合わせてしまう、ある種の羞恥心。

 必死に、こいつのことなんて何も意識してないとか……。

 からかわれそうで、それが嫌だったからとか……。

 これは、自分も気に入っただけとか……。

 何を勘違いしてるんだよ、なんて目を向けられたら心がどうにかなってしまうとか……。

 そんな益体ない言葉で、自分を鎮める。


 内股になんだか力が籠る。

 これから、目の前の男に素肌を晒してしまうことを、

 その男から向けられるであろう目線を想像して、一喜一憂。

 やけに汗が湿っぽいのは、夏の暑さだけではないのかもしれない。

 胸元を握り締める手に、湿気が滲む。


京太郎(……)

京太郎(……不味いな)

京太郎(なんか後ろで、ジッパーが下がる音がする)

京太郎(パーカー脱いでる、それだけなんだけど)

京太郎(なんか、ジッパーの音だけ聞こえるのって……非常にやらしいな)

京太郎(……)

京太郎(……ジッパーっていやあ)

京太郎(まさか、後ろから心臓ブチ抜かれねーよな?)

京太郎(いや、まさかな……)


京太郎(……例えばさ)

京太郎(鶴の恩返しってあるよな)

京太郎(なんで覗くんだよって……誰だってそー思う)

京太郎(俺だって幼稚園の頃、そー思った)

京太郎(いや……保母さんの胸のこと考えてたかも)

京太郎(なんで、許されるガキの内に触ってなかったのかね)

京太郎(今でも悔やまれる)

京太郎(悔やまれる)

京太郎(……)

京太郎(……んで)

京太郎(思った筈だ。何故、見てしまうんだと……)

京太郎(でもな、大人になると判るんだよ)

京太郎(見えないものこそ……見てはならないものこそ、見たくなると)


京太郎(ひょっとしたら、大星の奴の髪の毛がジッパーに絡まってるかも知れない)

京太郎(髪は、女の命だ。大事なものだ)

京太郎(万が一でも、絡まったりしたら非っ常ぉ~~~~~~~に不味いことになる)

京太郎(そんな彼女を心配して……)

京太郎(振り返っちまうのは、いけないことでしょ~~~かぁぁ~~~~?)

京太郎(いいや、限界だ! 『見る』ねッ)


 首を、チラリと後ろに向けようとしたその瞬間――


京太郎(――んげっ)


 視界が、暗転した。

 次いで、衝撃。

 そのまま、着水。

 水面の抵抗に、手足があらぬ方向に万歳させられる。


京太郎(や、やばいッ)

京太郎(顔に絡んだこれが……水を吸って……)

京太郎(重い上に、貼り付いてくる……っ)


 そんな、処刑用具の名前は――。

 ――意外ッ、それはパーカー!


 普通なら、溺れまいと息を止めて溜め込むだろう。

 人の身では、水中で呼吸できない。

 だから、そうするのは自然な本能であるというのに――。


京太郎(ふ、っ――)


 京太郎は、敢えて大量に吐き出した。

 吐き出した空気が、パーカーとの間に隙間を生み出す。

 僅かながらではあるが、爆発にも似た呼吸の泡に……湿った布地も後退を余儀なくされた。


 あとはそのまま、隙間目掛けて指を突っ込む。

 ここに妖怪でも居たのならば、京太郎は今ごろ引き込まれて、

 案外、胸がまるでない鬼あたりに気に入られていたかも知れない。

 が、そうはならなかった。多重クロスは地雷だからだ。

 ……一つはクロスではなくオマージュだが。


京太郎「ぷ、は――」

京太郎「大星、お前俺を殺す気か!」

京太郎「お前な――」

判定

1~20:軽く怒る淡
21~40:冷めた目を向ける淡
41~70:悪戯っぽく笑う淡
71~99:追撃する淡
ゾロ目:もじもじする淡

↓5


淡「……」

京太郎「ど、ドーモ」

淡「……」

京太郎「ドーモ、アワイ=サン」

淡「……」

京太郎「……その、養豚場の豚を見るような目をやめてくれたら嬉しいんだけど」

淡「……」

京太郎「……ごめんなさい」


淡「見んな……つったよね」

京太郎「いや、見ては……」

淡「見ようとしてたでしょ」

京太郎「アッハイ」

淡「……本っっっっっ当に!」

淡「馬鹿男っ! ドスケベ男っ!」

京太郎「……悪かった」

淡「……はぁ」

淡「来るとは思ってたけど、やっぱりか……」

京太郎「そりゃあ……」

京太郎「期待を裏切らない男だからな」

淡「黙れ」

淡「予想を裏切らないで、見事に期待を裏切った癖に」

京太郎「アッハイ」


淡「……なんか、緊張して損した」

京太郎「緊張?」

淡「きょーたろーには関係ない」

京太郎「……あ、はい」


淡(まったく、何て言うか……)

淡(ドキドキ、返せっての)

淡(……まあ)

淡(こいつらしいけどさ……)


京太郎「その水着……」

淡「そう。前にきょーたろーが選んでくれた奴」

京太郎「……買ったのか」

淡「折角選んでくれたから、一応はね」

淡「私も、デザインいいと思ったしさー」

淡「どう?」

淡「似合う?」


京太郎「――」


京太郎「あー、まー」

京太郎「その、なんつーか……あの」

京太郎「似合っ……てんじゃねーのかな」

京太郎「うん」

淡「……」

淡「……ふーん」

淡「あ、もしかして……」

淡「淡ちゃんの魅惑のボディに、照れちゃってたりする?」

京太郎「ち、ちげーよ」

淡「ふーん?」

京太郎「違うからな!」

淡「へぇ?」

京太郎「違うっつってんだよ!」

淡「ほう?」


京太郎「――絶対、そんなことねーから!」


【大星淡との思い出が更新されました!】

【Gaea Memory『水着(大星淡)』を入手しました!】


※別にメモリが手に入ったから、だからどうという話でもない

もうこれで許してください(土下座)



ツンデレ以外も書きたいって言うか
正直この組み合わせは別世界線と被ってると言うか
たまにはデレツンデレの原作的な淡を書きたいって言うか
基本最初のデレがキンクリされるって言うか
能力封じられる並にショックなとこから始まるからツンデレになってるって言うか


密着は、書くよ。どっかで
ifでエロいれるならエロいれてもいいから
思い出とかオフとか選ばれたら書くから

とりあえず、一旦掲示板に戻らせてください

しっかし、なんでルートのないはずのギャグスレでいちゃついてて

クロスオーバー・ヒーロー物仕立てのギャルゲーで碌なデートも出来てないのかね


おやすみー

お題


・智葉憩照相手に13位の意地を見せつける

・【血の雨が】SUGA'sキッチン特別編!須賀プロが執事体験!?ご主人様募集!【降る予感…!】

・シズ、アコチャー登場

・【ラジオ実況】哩姫のオールナイトニッポンRES

・【栄光の】須賀氏、新作TVドラマにてスタントなしでのバイクアクションを披露【プロ雀士】

・大阪でセーラと漫がやってるローカル火力麻雀番組に京ちゃんとにわか先輩ゲスト出演して
負けたタッグには罰ゲーム有りで勝負

・キッチンで和菓子

・東大組の集まりに参加する須賀プロ

・南の島に漂流

・須賀プロ、ボウリング大会で優勝
(天江衣、宮永咲、宮永照、姉帯豊音、愛宕洋榎、花田煌)

・宮永咲ファンスレッド

・オフの日に咲ちゃんと過ごしたりすることがあったりするんじゃないかな


わぁい(白目)

闘牌とシリアスボムと長くなるネタばっかやねん
やねん

お題まとめるでー

元ネタの方のランクが明かされるまで、ランカーになりそうなキャラが縛られてる感

宮永照、宮永咲、姉帯豊音、天江衣は確実トップランカー(7位以上)
江口セーラ、小走やえ、愛宕洋榎、松実宥は上位ランカー

結構ランカーつまってんなぁ

①執事募集に応募したら当たってしまった憧&穏乃 (シリアスボム)

②おう、執事先は安価の神に委ねるんだよ

③ボウリング大会……なお、その後穏乃と憧に遭遇する模様 (ハイパーシリアスボム)

④SMさんたちとラジオしよう!な!

⑤咲ちゃんファンスレ


こんなところかな

④やな!


ちなみに、シリアスボムは一度爆発させたら大丈夫や

                             たぶん

このスレは、基本的にギャグ調でしか進まんからな

                            きっと


引用元:【ラジオ実況】哩姫のオールナイトニッポンRES


51 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
今週のゲスト誰だっけ

52 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
須賀プロ

53 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、残念なイケメン

54 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、なんかいい人で終わりそうな人

55 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、オカルトにスレイヤーされる人

56 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、麻雀が苦手な麻雀プロ

57 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
苦手っていうけど、スッガの中だとできる部類だよね
古式ムエタイとかパルクールとかサッカーが異常なだけで

58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
パルクールは普通ランクだろ
パルクールの中では……だけど

59 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
エクストリームの中では普通なんですね判ります

60 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガは得意なもので、上の中~上の下くらいな感じ

61 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
上の上になれないあたり、スッガっぽい

62 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
まあ、普通に全体で見たら多芸さで上の上じゃねーの

63 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
イケメン
高学歴
スポーツ万能
性格よし

設定だけみたら完璧な厨性能なんだけど……そこはかとなく残念な男

64 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
器用貧乏そう

65 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
判る
本当に欲しいものは掴めなさそう

66 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ちょっwwwwww

67 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
鶴姫自重しろw

68 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
SM談義からスタートwww

70 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガがフォローできないw
やべえwww

71 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガを絶句させよったwww

73 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
>「なにいってるんだ、あんた一体」
スッガが素で聞いたwww


74 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
この間の仕返しw

75 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、パネキとスッガに哩姫負けたんかwww

76 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
>「お二人はどっちがSとですか?」
聞くなよwww

77 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
へやっ

78 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ふきゅ

79 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際スッガってどっちなんやろな

80 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
攻め

81 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
攻め

82 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
攻め

83 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
攻め

84 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
え、えっと……あたしのイメージだと、Sかなぁって……その

85 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
ドM男
ま、まぁ……イメージの中ならSっぽいかもね

86 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
どちらかと言えばMなんじゃないか

87 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
ドMっすね
で、ドSっす

88 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
あいつは誘い受け

89 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
誘い受けだね

90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
無意識攻め。でもヘタレ

91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:CHiLDPlay
Sとはなんだ?攻めとは?

92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
リアルで聞くか、ググれ


93 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:CHiLDPlay
ありがとう。聞いてみる

94 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
誘い受けだな

95 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LoveTrain
たぶん、ちょっとS

96 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ARKWbjDrK
医学的には自分の肉体にドSだからMですよーぅ

97 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
苦悩するSか、倒錯的かなぁ……

98 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:k1nuEATG
ちょ、ちょっぴりSやないんかな……?

99 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
サドマゾだな

100 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MegeBara3
どっちでもええやないですか

101 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LegenDA30
あー、サドマゾかもなぁ

102 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
どっちでもいいけどリードしてくれるといいな

103 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
ど、どっちでも頑張るけど……リードしてくれると嬉しいなって

104 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
どっちでもいいしリードしてあげるのもするのもいいよ☆

105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
意外に甘えたがりやだと思……

106 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
私が何したっていうの

107 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
Sだよ


108 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
正直どっちでもいけるんやないですか?

109 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KAMENride
SとかMわからないけど、頼りがいある人です!

110 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:WOLFanSPC
何かと思えば……

基本的に、悪戯好きなんじゃないですか

111 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:semaitoko
あっちゃー……

あれよ。本質は天邪鬼なの

112 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
年下のSも、Mも可愛いねぃ
須賀プロの本質は構いたがりの構われたがりだと思うけど

113 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KAJYUYU3
まあ……見たところは、素直じゃない甘え下手か?

114 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SHeepD4C
相手によって対応かえとーよ

115 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:noWYNWDNO
どっちもイケるクチですね

116 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:shinobayu
年上には甘えたいと思っていて、
年下にはリードしないとって思っているのかな?

色々と我慢することが多かったから、あんまり人に頼るのが苦手で
恥ずかしさもあって、素直じゃない態度になるのかもしれないね

117 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
まあ、うーん

正直、どっちでもよさそうだね(いい意味で)

118 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ATGheroA
ボケもツッコミもいける奴やねん!

119 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:shrutupyou
年上には甘えるタイプかぁ

121 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:g.kasumi3
あらあら、可愛らしいわね

122 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cyborg008ch
ババアスメルがするんですよー


さすがにマホと和はキツイわ


京太郎「どうもっす」

哩「……ん」

姫子「こん間ぶりやねー」

京太郎「コンビ大会依頼っすね」


 会釈をして、あの時を思い出す。

 白水哩と、鶴田姫子のタッグプレイ。

 学生の間から、プロでも破れぬと言い知らしめるほどの能力。

 プロとなっても、能力自体に変化はない。

 しかし、そこに変化は必要なかった。

 単純な、話である。

 白水哩がより技術を磨けば、リザベーションの機会は増え、

 鶴田姫子が力を伸ばせば、リザベーションの副次的な強力さも、増すのだ。

 パーソナリティーの言葉を適度になぞりながら、あの時を回想する。

 そこで――である。


姫子「負けっちゃけん、聞いときたいことばあっとー」

京太郎「なんですか?」

姫子「ぶっちゃけ、須賀プロ……きょーたろ君は」

姫子「SとMどっち?」

京太郎「……」

京太郎「……は?」

京太郎「服の――」

姫子「そいな冗談ばいらんよ。プレイ的にはSMどっちなんとー」

京太郎「あ、ああ……PSPとUMD」

姫子「サドマゾどっちー?」

京太郎「……」

京太郎「なに言ってんだあんた一体」

マホは「monomane」、和は
「twintail」がいいのでは?

>>310
そんなん適当でええんよ
>>1が好きなように決めるもんや


京太郎「……」

京太郎(なにかの間違いだ)

京太郎(番組始まってすぐに、合コンでのトークみたいなこと聞いてくる筈がない)

京太郎(きっと俺、疲れてるんだ)

京太郎(実は今、麻雀打ってるんだ。そうに違いない)

京太郎(そうだ、俺は今どこにいるのか……)

京太郎(思い出さないと――)


やえ『……で、リザベコンビね』

京太郎『タッグ系の常連っすからね……まあ、間違いなく残るかと』

やえ『鶴田姫子はともかく、白水哩は普通にランカーとして通用するぐらいの力はある』

やえ『中々の打点と、中々の速度を持っているからさ』

京太郎『普通に、強敵っすね』

やえ『強敵ね』

やえ『ただ――強くても、オカルトは倒せない』

やえ『いや、倒せるけど……稼ぎ合いみたいので上回る形だから』

やえ『奇々怪々な上位ランカーには、及ばない』

京太郎『……あの人たち、素で強い上にそれぞれ必殺技みたいの持ってるからなぁ』

やえ『そういう事ね』

やえ『上位ランカーって、そういうのを規準に選ばれてるみたいなところあるからね』

やえ『引きはあって当たり前、あとはスタイルの戦いみたいなさ』

やえ『そこらへんないと、厳しいわね』


 ツノゼミブーストのようなものだ。

 京太郎にはないけど。


京太郎『まあ……』

京太郎『大星みたいに、サボってランク低いのも居ますけど』

やえ『……あれは例外』

京太郎に2位フラグが


京太郎『……』

京太郎『正直、白水哩の相手だと「電磁定位」も「電撃」も完全とはいかないっすね』

京太郎『「インドラの矢」は尚更……』

やえ『ごめん、ちょっと待って』

やえ『私の頭がおかしくなって、聞き間違えたのかも知れないけど』

やえ『もしそうじゃないなら……』

やえ『……なにその名前』

京太郎『弘世先輩、命名っすよ』

やえ『……』


京太郎『「インドラの矢」とは雷の事だそうで』

京太郎『「ドラ爆でシャープシュートしたら雷みたいだよな!」』

京太郎『「そうだ、インドラの矢にしよう!」』

京太郎『「お前のその読みは……レーダーだな。電気繋がりで電磁レーダー」』

京太郎『「いや、『電磁定位』だ」』

京太郎『「須賀はスサノオ……スサノオは嵐と死の国……」』

京太郎『「スサノオの本地は牛頭天王で……牛頭天王はバール……つまり雷の神」』

京太郎『「うん、やっぱりぴったりだな」』

京太郎『「普通に直撃を与えるのは『電撃』、ドラ爆なら『インドラの矢』だ!」』

京太郎『「直撃雷(ロン)じゃなくて、側撃雷(ツモ)でも」』

京太郎『「あの打点なら、神憑り的に運が良くないと勝負が決しても……」』

京太郎『「即死しても……おかしくないな」』

京太郎『「やっぱり雷のイメージがぴったりだと思わないか?」』

京太郎『……って』


やえ『……頭痛くなってきた』

京太郎『俺もそうです。初めて聞いたときはそうなりました』

やえ『……今は?』

京太郎『正直、ちょっと格好いい』

やえ『……頭痛い』

ノリノリで中二ネーミングをする20代半ば~後半の独身女性
…まあレジェンドとかも大概だったし大丈夫だろ(適当)

だ、大学生の頃かもしれないだろ……(震え声)


京太郎『……まあ』

京太郎『基本、一部のオカルト相手じゃないとこの手のものって使えませんから』

京太郎『よっぽど、場が膠着しないとカウンティングなんて意味ありませんし……』

京太郎『インハイの高校生相手ならともかく……』

京太郎『正直、技術系の上位ランカー相手だと目線での読みもきっついっす』

京太郎『今までも……状況が整ったからそうなっただけで』

京太郎『他の人たちみたいに、撃とうと思って撃ったわけじゃあ……』

京太郎『ない、ですからね』

やえ『だろうね』

やえ『毎局それを撃ちに行ける引きがあるなら』

やえ『あんたは今ごろ、M.A.R.S.ランキング2位だって』

京太郎『そうなんすよね』

京太郎『正直、技って呼べるほどのものかは疑問っすよ』

京太郎『やるときは、ある程度確信持ってやってますけど……』

やえ『まあ、そのあたりは本当に気象現象みたいだね』

京太郎『ええ』


やえ『……で、なんの話だっけ』

京太郎『ああ』

京太郎『リザベコンビとの戦い方っす』

京太郎『どうしようか……って』

やえ『……うーん』

やえ『正直、前でも後でもどっちでもいいのよね』

やえ『白水哩相手でも、鶴田姫子相手でも』

京太郎『すげー自信っすね』

京太郎『相手は、プロでも破れないって学生時代から言われたあのコンビっすよ?』

京太郎『これまでのコンビ系の大会も、総なめにしてるし……』

京太郎『実際、ヤバイっすよ。これは』


京太郎『おまけに、学生時代よりも二人とも強くなってます』

京太郎『正直、尚更プロでも破れないって言葉が――』


やえ『――丁度いいじゃないか』


京太郎『……何がっすか?』

やえ『あんたと私が、破ったことある最初の人間になれるんだから』

京太郎『――』

京太郎『……正気っすか?』

やえ『正気だよ』

京太郎『……』

京太郎『どっから、その自信が出てくるんだか……』

やえ『ん?』

やえ『そりゃ、隣にあんたがいるからだっての』

やえ『ここまでも、期待に応えて来たんだ』

やえ『私たちは今、こうして決勝戦にいるでしょ?』

やえ『あんたと私だから、ここまで来れた』

やえ『リザベーションなんてけったいな能力なんて、なくても問題ないんだよ』

やえ『だから――不安なんて、あるわけないでしょ?』


京太郎『――』

京太郎『やえさん』

やえ『どしたー?』

京太郎『結婚を前提に付き合って下さい』

やえ『絶対にお断り』


やえ『っていうか、胸がD以下は……ってさっき言ったでしょ』

京太郎『増やしてください。努力して』

京太郎『今から、ボインボインになってください』

京太郎『そうしたら、結婚しましょうよ』

やえ『……』

やえ『……結婚は、人生の墓場っていうけど』

やえ『先に本物の墓場に押し込んでやるわ、あんた』



京太郎(……ああ)

京太郎(こんな感じだったなぁ)

姫子「あー、答えにくかか」

姫子「そいぎ、質問ば変えますよ」


姫子「――ぶっちゃけ、小走プロと須賀プロのどっちがSと?」


京太郎「ファッ!?」

奈良県とか言うヒロインの大産地


京太郎「ちょっと待て」

京太郎「いや、待って下さい」

京太郎「なんでそんなこと聞くんですか?」

姫子「ん?」

姫子「きょーたろ君とやえちゃんさんはコンビやね?」

京太郎「はい、まあ……」

京太郎「基本ピンっすけど、組むときは小走プロですね。いっつも」

京太郎「それがどうかしましたか?」


姫子「んーと」

姫子「二人は麻雀ば打つ」

京太郎「はい」

姫子「二人はコンビ」

京太郎「はい」

姫子「そいぎ、どっちがSなんと?」

京太郎「だから――」

京太郎「どう! してッ、そうなるんだよッ!」

姫子「えー」

姫子「常識やけん」

姫子「ね、ぶちょー?」

哩「ん」

京太郎「あなたはなんで、鰻パイを黙々と食ってるんだよッ!」


漫のパイを食べる?(難聴)

>姫子「――ぶっちゃけ、小走プロと須賀プロのどっちがSと?」
>京太郎「ファッ!?」

> 77 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
>へやっ

大体時間的にはこんな流れか


哩「い、いや……」

哩「私らは、基本的に地元のプロチームで打っちゃっけん……」

哩「シリーズやプレーオフ」

哩「タッグ絡みの試合でしか外ば出ん」

哩「……やけん」

哩「こういう、関東の土産は珍しかよ」

哩「そいで……」

京太郎「……」

京太郎「我慢仕切れずに食った、と」

京太郎「……」

哩「そ、そいな感じぞ」


京太郎「あのー」

京太郎「マイクに音入ったり、急に話振られたらどうするんですか」

京太郎「あと、これトークメインのラジオじゃないっすか」

京太郎「そこで、話さねーってのはちょっと……大丈夫っすか?」

京太郎「そういう芸風ならいいっすけど……」

哩「そいは……わかっとるよ」

哩「やけん、長丁場やから……新鮮な内に」

京太郎「……食べたかった、と」

哩「……」

京太郎「……あの」

京太郎「鰻パイに鮮度とかないですから」

京太郎「言い訳に使えませんから」

哩「……」

哩「参るよ」

京太郎「ギャグで誤魔化そうとしてもそうはいかないからなッ!」

姫子「……!」

京太郎「あと『これはS確定(歓喜)』みたいな目ェしてないで、あんたも止めろよ!」

姫子「……!」

京太郎「なんで『公共の電波で言葉攻め……っ(驚愕)』みたいな顔すんだよ!」

京太郎「コンビなんでしょう!?」

京太郎「お互いにストッパーしろよッ! フォローしろよッ!」


哩「いや……」

姫子「そいは……」

哩「須賀プロは気遣いのプロやけん、フォローばしてくれっと」

姫子「思っとったけんね」

京太郎「俺にッ……ゲストに! 丸ッ、投げ! すんなッ!」




京太郎「もうやだ、助けて小走プロー!」

寝おちしとった
すまんち

フォローしてくれるからじゃなくて罵ってもらえるかもしれないからじゃないですかねぇ

阿知賀編5巻の貫録は何処へ

ドーモ、読者=サン。ウツ・テンカイスレイヤーです


幼馴染みの憧ちゃんがアキちゃんみたいなことになりかけたのを見て、
プールサイドでは一切の暴力が発生しなくてよかった(小並感)と思いました

まあ、どの選択肢にしてもギャグやからな
このスレシリアスあっても鬱はないから


・説得(物理)
 チャラ男の友達のフリして首を抱えてプールに飛び込んで窒息気絶
 「死んだ方がまだマシよ」なムエタイパンチを寸止め

・説得(殺気)
 ガイトさん仕込みの獰猛な笑み

・「……そーいうのセクハラって言ってな」
 ジョセフプレイ
 もしくは顎を押さえてコーラを握力で潰して流し込み鼻から出す

・「逃げるんだよォ――――――ッ!」
 お姫様抱っこで逃げる

やろうかー

お題


・智葉憩照相手に13位の意地を見せつける

・【血の雨が】SUGA'sキッチン特別編!須賀プロが執事体験!?ご主人様募集!【降る予感…!】

・シズ、アコチャー登場

・【栄光の】須賀氏、新作TVドラマにてスタントなしでのバイクアクションを披露【プロ雀士】

・大阪でセーラと漫がやってるローカル火力麻雀番組に京ちゃんとにわか先輩ゲスト出演して
負けたタッグには罰ゲーム有りで勝負

・キッチンで和菓子

・東大組の集まりに参加する須賀プロ

・南の島に漂流

・須賀プロ、ボウリング大会で優勝
(天江衣、宮永咲、宮永照、姉帯豊音、愛宕洋榎、花田煌)

・宮永咲ファンスレッド

・オフの日に咲ちゃんと過ごしたりすることがあったりするんじゃないかな


ほのぼのがなくなってく……

下2つはほのぼのだろ(震え声)



①キッチンで和菓子(ゲスト安価)&離別(穏乃)回想

②執事体験(安価)

③T大組の集まり(掲示板ネタなし)

④オカルトスレイヤー(地の文ちょい混じりで長い・掲示板実況方式)

⑤咲ちゃんスレ&咲ちゃんとのオフ


こんなとこか

咲ちゃんは実況はされへんで
実況は

大体同数やなー
安価するかね

判定
1~50:T大組の集まり
51~99:咲ちゃんとお遊び
偶数ゾロ目:範囲内のお題且つ好感度上昇
奇数ゾロ目:穏乃も出そっか(ニッコリ

↓7


【白水哩の好感度が上昇しました!】

【鶴田姫子の好感度が上昇しました!】


【同窓会に行って、だめだ全然名前思い出せねーと思ったら、
 自分のとこは隣だったのに後になって二次会前で気付くのってなんなんだろうねあれ】


略して

【同然だった自分の隣に、後から気付くのってなんなんだろうねあれ】

てかラジオ、アレで終わりかいwww


「同窓会かぁ……」


 卓を眺めながら、溜め息を漏らす。

 金曜日の午後、放課後。

 後は書類と教育予定表を纏めてしまえば、完全にフリーの休日だ。

 仕事はなるべく、テキパキちゃっかり終わらせて、自宅には持ち帰らない。

 それが彼女の――新子憧の信条である。 


「憧先生……同窓会って、高校のですか?」


 卓についた、教え子の一人が顔を上げた。

 口に含める程度に呟いたつもりだったが、

 どうやら、思った以上に大きな声で漏らしてたらしい。


「ん? いや……大学。高校の方はなんか予定合わなくてね」


 松実宥はプロだし、松実玄は実家の旅館。

 誰かしら忙しくて、中々集まれていない。

 どうせならあのときのインハイメンバーで……なんて縛りをなくせば、そうでもないのだろうが、

 そこはやっぱり、気にしたかった。

 近くに住んでいて普通に顔は合わせられるのに、集まれないのはどうにも不思議だ。


「じゃあ、大学の方?」

「憧先生ってどこ大だったっけ?」

「……一応、T大よ」


 一応は。

 世間的に有名な理Ⅲや法学じゃないけど、全国的に有名な大学である。

 そのことに優越感を感じないかと言えば、まあ嘘になる。

 鼻に掛けるつもりは更々ないが。


「T大って……流石憧先生ー!」

「流石、偏差値70の女!」

「晩成蹴ってこっちに来た伝説の女!」

「よっ、阿知賀のニューレジェンド!」

「さっすが、ニューレジェンド!」

「……あんたら、何切る後30題追加」


 何度もやめろと言うのに、聞きやしない。

 自分は赤土晴絵のように、そんな二つ名なんて言われて喜ぶタイプではないのだ。

 ……弘世菫先輩なら、ともかく。

 いや、ちょっとは憧も嬉しいけどね。



「ええぇぇ……」

「おーぼーですよ!」

「厳しい流石ニューレジェンドきびしい」

「ちゃっちゃとやれ、ちゃっちゃと」


 オカルトだなんだの前に、最低限の技術を付ける。

 そうすれば、より上手く能力を活かせるし、自分のようなタイプなら技術が向上する。

 教えて、解かせて、説明して、打たせる。

 憧はそんな方式をとっていた。


 ……ついでに言わせて貰うなら。

 ニューレジェンドとは憧一人の称号ではなく、阿知賀麻雀部全てに贈られた花束だ。

 憧としては言い出す気なんて更々なかったのだが、

 当時を知る先生が未だに教師を続けていたために、こうして広まってしまっていた。

 晩成云々、偏差値云々も全部そう。

 正直、困っている。

 ……教え子がこうも囃し立てるのだから。


「T大ってことは……」

「まさか、須賀プロも来るんですか!?」

「サイン貰ってきて下さい、サイン!」

「写メ、ラインに上げて下さい!」

「むしろ、声をとってきて下さい!」


 きゃあと、黄色い歓声が上がる。

 やはり、年頃の少女である。

 芸能人に憧れを抱き、ましてやそれが知り合いの知り合いならこうなるのも必然だ。

 ……どちらかと言えば、麻雀プロに対してというよりも、タレントに対しての反応っぽいが。


「あたしに勝ったなら考慮はして上げる」

「本当ですか!?」

「善処するとも言うけどね」

「その気ないじゃないですかー!」


 さて、どうだろ。

 そんな風に笑いかけながら、手首を回す。

 プロになった彼とは違うと言っても、大学で未来のプロに薫陶を受けた身である。

 早々、小娘たちに引けは取らない。

 ……抜かれはしたけど、須賀京太郎の師匠というかアドバイザーの一人だし。


「まあ、あっちもあっちで忙しいから……来れるとは限らないからね」

「ちぇー」


 サイコロを転がし、山を切る。

 東発。親番なんだから、速攻で稼がせて貰おう――


「――で、大学のときの彼氏だったりしないんですか?」

「っ……!?」

「あ、崩した」


 ――なんて思ってからの、チョンボである。

 いきなり痛い。それも、二重の意味で。


「これは怪しいね」

「まさかと思ったけど、もしや……」

「憧先生、須賀プロと付き合ってたんですか!?」

「……ど、ど、どんな感じでした?」


 女というのは恋愛話に敏感だ。

 ましてやそれが有名人で……。

 普段、異性と関わる事がない女の園ならひとしおであろう。


>ちょっと判定入れます


1~20:「……そうだったら、よかったのにね」
21~40:「何度かそんな雰囲気にはなったけどね」
41~70:「知っての通り、須賀プロは麻雀馬鹿だから」
71~99:「あいつとは、そういうの抜きの……すっごい、いい関係よ」
ゾロ目:実は……

↓7

これは酷い

もう奈良は埋め立てようか


「……そうだったら、よかったのにね」


 誰にも聞こえないように。

 静かに、胸の内を溢す。


「え?」

「なんて言いました?」

「もう一度おねがいしまーす!」

「まさか……地雷踏んじゃった?」

「ど、どうなんだろ……」


 穏乃から紹介されたときは――軽そうな男だと、思った。

 男性への警戒心を持たない友人を引っかけようとしている、軽い男。

 絶対に危ないだろうと思ったが……次に少年が口を開いたとき、それは変わった。

 憧もまた、ある少女の幼馴染みとしると――あろうことか、憧の手を取り言ったのだ。

 『協力してくれ、と』。

 どうやら彼は、憧の旧友の原村和に対して恋心を抱いていたらしい。

 それで、敵を知り己を知れば百戦危うからずと……和の情報を集めようとしたとか。

 男に手を握られたパニックと、やっぱり胸かこの野郎という憤りと、

 そうやってチマチマ情報収集するつもりで穏乃に近付いたのかこのストーカー男、という嫌悪感で、

 とりあえず頬っぺたをひっ叩いた。


 ……後になって聞けば。

 穏乃と出会ったのはまったくの偶然。

 それどころか、穏乃を助けて上げていたらしく、

 そのお礼に――と言い出したのが始まりだとか。

 正直、動転していたとは言え、やり過ぎたと思った。

 あんまりにもいい音がした、クリーンヒットだったのだ。


「さあ、どうでしょうって言ったのよ」
 

 それでも、痛そうな素振り一つせずに「いや、すまん。こっちが悪かったから」と、

 不満の一つを言うどころか、申し訳なさそうに頭を下げたのだ。彼は。

 思えば――。

 改めて振り返るのなら――。


 既にこのとき、多少なりとも彼に惹かれたのかもしれない。


ちくわ大明神(仲魔が増えるか?)

あっぶないの、いっぱ~い(震え声)


「うっわー、やらしい笑い方」

「流石ニューレジェンドやらしいなぁ」

「流石スーツ姿が性的な憧先生!」

「凄い、含み笑い」

「小悪魔フェイス……」

「……そんなに何切るやりたいの、あんたたち」


 その後は、メールで連絡をとった。

 目の前にいるときも、いないときも。

 異性と、面と向かって会話をするのは恥ずかしかったから仕方ない。

 ……このときは別に、恋心を意識なんてしていなかった。


 ただ、彼の初恋という言葉に――やっぱり世の中にはそういうことがあって、

 自分がそれに間接的に携わっているんだな……なんて、夢見心地な感じであった。

 何度か交流を重ねて、彼の人間性を知っていたから。

 全ては彼次第だとしても、応援くらいならしてやってもいいかなと思った。


 次に、印象に残っているのは……


『……助けてくれ、憧。最近穏乃が気になってしょうがない』


 そんな言葉を受け取ったときだろうか。

 まず、今度は――より身近な友人が恋の物語の主役になってしまったこと。

 次に、あんたあんだけ相談してた和への思いはどうなったのよ――という衝撃。

 それから、こいつ意外に流され安いんじゃないかという、感想。

 浮かんだのはそれだ。

 やはり別に、このころは異性として認識しながらも、恋心はなかった。

 さっきのはあくまでも――後から振り返れば、という話。

 このときの自分にとっては、精々が良印象のきっかけ程度だった。


「大体さ……」


 それからは、彼との内緒の話が増えた。

 初恋の相談をしていた相手に恋をしてしまったのだから、

 必然的に会話はもう一人に――自分に向かう。

 色々と言葉を交わした覚えがある。

 ともすれば彼とは、彼の意中の人である高鴨穏乃よりも会話したのではないだろうか。

 まあ、穏乃も京太郎も恋心を抱く相手には臆病になるタイプなので、それも然りだ。

 正直、移り気な奴だと思った。

 こうしていたら、今度は自分がその対象になるのではないか、とも。

 だから、親友の為にも――見極めてやろうと思っていた。


「須賀プロ、麻雀馬鹿だから」


 彼らが結ばれたと知ったときは、純粋に嬉しかった。

 嫉妬心よりも、青春をしている彼らへの羨望や憧憬の感情が正しい。

 胸の痛みよりも、なんだか先を越されてしまったという、恋に恋するが故の敗北感。

 自分もいつか、そんな恋愛劇の主体となる日が来るのかという期待。

 だからやっぱり、この時点では恋心はなかったのだと思う。

 ……正直、後悔したことはあるが。


 何故、彼らの進展状況を聞いてしまったのか。

 知人二人が“そういう領域”に入っていることを聞いて、しばらく煩悶で眠れぬ日が続いた。

 穏乃と顔を合わせる度に、男女のそういう関係から生まれる光景を想像し、悶々とする毎日。

 相当、不審な態度になっていたと思う。

 実に黒歴史だ。


「基本、麻雀に対してストイックな男だったわね」


 彼の印象が最悪になったのは――。

 大学に入学して、すぐのことだ。


「麻雀よりもできることが多い、万能タレントって感じなのにですか?」


 これからよろしく、と。

 勉強が忙しくて連絡は取れてなかったけど、そっちの近況はどう、と。

 前よりも遠距離恋愛になるけど、ちゃんと穏乃のフォローしたか、と。

 挨拶ついでに、そう、何気なく聞いてみた。

 そこで――彼は言ったのだ。

 穏乃とは、別れたと。


「私は……須賀プロって麻雀好きなんだなって思うけどなぁ」


 聞いた瞬間に、彼の胸ぐらを掴み上げていた。

 何故だ、と。

 高校生だ。そのまま結婚に至るカップルが稀であるのは理解していた。

 でも、親友が捨てられたとあっては黙ってはおけない。

 それが人情であろう。

 返答次第では、即座に――あのときよりも強烈に――頬を張り倒すつもりであった。


 でも、そうはならなかった。

 彼は――泣いていたのだ。涙は流さずに、その瞳の奥で。

 憤慨する憧よりも、離別に納得がいっていないのは……他ならぬ当事者の京太郎であったのだ。


 ――なんでなんだろうな。


 彼は俯きながら、未だ割りきれないといった表情で溢した。

 今にも泣き出しそうにして、憧に寄りかかるように笑う。

 自分は穏乃にフラれたのだと。

 彼女に――理由はあっても結果として――捨てられてしまったのだと。

 彼女と、約束したのだと。

 だから自分は今、ここにいるのだと。


 支離滅裂にも思える言葉で、笑う。


「麻雀解説とか、対局の真剣な表情を見たら……才能の人って感じ、しないもんね」


 ただ、自分は麻雀を打たねばならない。

 そう彼は、確固たる瞳を持って言い切った。

 だから憧も、確かめるつもりでそれに付き合うことに決めた。

 大学では――麻雀目的もあるが――それ以外も楽しもうと思っていた。

 だが、はたして彼の言葉が真実なのか――確かめねばならないと、考えた。

 友人である須賀京太郎の為にも、親友である高鴨穏乃の為にも、新子憧自身の為にも。

 結局、彼に並んで本気系の麻雀部のドアを叩いたのだ。


「ま、あの域に行けるから……素質はあると思うわ。……才能はないけどね」


 さてそれから、彼の麻雀への真摯な姿勢を身近に目の当たりにした。

 どうやら話に嘘はなく、真剣な表情は真実であったと理解する。

 悪印象は改めた。

 それでもどうにも、初めはぎこちない形になってしまったと思う。


「素質はあっても、才能はない……ですか?」

「才能っていうか、運とか華かな。そこら辺がない」

「でも……かっこいい逆転決めたりしてるじゃないですか」

「ああ、でも……他の麻雀プロに比べたら、大した事はないでしょ?」

「えっと……」

「なんていうか、全力と死力の違い……みたいなのがあるのよね」


 それから――彼との交流を深め初めた。

 麻雀部でも。麻雀部以外でも。

 どうにも男が苦手なままの自分は、事あるごとに彼に助けを求めていた気がするし。

 以前からの知り合いで、唯一話せる男子ということで、自然と会話の回数も増えた。

 麻雀部を除くのなら……。

 和と、京太郎と――三人でいることが多かっただろう。

 大体、どこかに遊びに行くときにはその面子は集まった。


 意識しだしたのは、その辺りか。

 悪くは思わなかった。

 むしろ、彼と付き合えたら楽しいのだろうと思えてきた。

 和が来れないときに二人っきりで遊びに行ったのは、甘酸っぱいデートのようであったし、

 先輩たちから技術を少しでも吸収しようとする彼の横顔に、魅せられた。

 そんな、若干の下心を交えつつも――彼には強くなって欲しいと、

 様々な技術を手解きしていった。

 多分このとき、距離が近かったから――彼への思慕が募るようになったのだろうと、

 新子憧は己自身を振り返る。


「いつも、必死に自分を削りきってようやく勝ってる」

「確かに、苦しそうにも……」

「まあ、最近を見るに楽しんでもいるみたいだけど」


 事件が起こったのは、大学二年になる春だった。

 そこから、大学二年の夏までか。

 彼は目に見えて、憔悴していた。

 それまで、遅いながらも順調に進んでいたというのに……彼は成長を急いだ。

 あらゆる、どんな方法を使ってでも麻雀で強くなろうとしていたのだ。

 イカサマは除外するとしても。


 強くならなければ、と彼は言った。

 俺が、そうしてしまったのだと、彼は言った。

 勝たなければならない、と彼は言った。

 鬼気迫る、勢いであった――。


「なんだか、昔の女ー……みたいな感じですよ。今の」

「それは、ないない」


 後に和から、理由を聞いた。

 彼に懐いていた、後輩の少女について。

 その身に起きたことも、大まかには。

 それが京太郎の、焦燥の理由であった。

 そして京太郎は――戦いに破れたのだ。


「まあ、最後の方は結構一緒にはいたけどさ」


 加えるなら……。

 立て続けに不幸が襲ったのも一因だろう。

 彼の飼っていたペットのカピバラが、寿命で亡くなったらしい。

 写真を何枚も見せて貰い、実際に触りに行った事がある程度の憧ですら、悲しみを抱いたのだ。

 須賀京太郎が――それに傷付かない筈がなかった。

 あのときの京太郎は、折れかかっていたのだろう。


 彼は殆ど、部活に顔を出さなくなった。

 このときの憧には原因は判らなかったが、彼の身に起きた異常には察しがついた。

 彼は麻雀を好んでいた。愛していたとも言っていい。

 また単純に、麻雀部の人間関係を好ましく思っていただろう。

 あれほど熱心に、麻雀に打ち込んでいた。

 なのに、部活に全くと言っていいほど顔を出さない。

 それに……。


 キャンパス内でふと見かけたとき。彼は、笑わなくなっていたのだ。

 あれほど、快活な笑みを浮かべていた須賀京太郎が、まるで笑わない。

 麻雀に関わる全てを遠ざけようとしている風にすら、見えた。


「まあ、同学部だったし……話す機会が多かったのは確かよ」


 やや置いて、彼も笑顔を取り戻した風に見えた。

 だけど、あれは違った。

 隠そうとしているが、翳りが覗いているのだ。

 それを見抜ける程度には、長い付き合いをしている自負はあった。

 就職活動で忙しい先輩に代わり、部活に顔を出さない彼に張り付いていたのはこの辺りか。


 何かしら――どんな形でもいいから、力になってやりたかったのだ。

 どんな形にすべきかは、まるで判らなかったが……。

 とにかく、彼と関わりを絶ってはならないと思えた。

 放っておけば、倒れて立ち上がらなくなりそうなのだ。

 昼飯に誘ったり、夕飯を共にしたり、授業でも隣同士腰掛けたり。

 何かと彼に、付いて回った。その事を大学の友人に茶化されたりしたが、憧は真剣だった。

 憧は彼に付きっきりだったし、彼も憧を遠ざけようとはしなかった。

 奇妙な関係が成り立っていたのだ。

 まるで、彼が小瀬川白望としていたような、そんな関係が。

 それでも憧は信じていた。

 彼がまた、立ち上がってくれるのを。

ここの京ちゃんならチャクラ練って多重影分身してもらうほうが早い

淡「ロン!12000!」
京太郎人形(淡)「うわーやられたー」

淡「へへーん!やっぱりキョータローなんかが私に勝てるわけないんだよね!」

京太郎人形(淡)「参りました淡様、貴女には敵いません」

京太郎人形(淡)「私はもう貴女の(恋の)奴隷です、何でもおっしゃって下さい」
淡「え、え~っ、どうしよっかなー」テレテレ


みたいなことやってるのか

さて、再開しようかー


>【憧が重い】

ちょっと待って…… そ れ は 違 う よ
重いのはさ……京太郎の方なんじゃないかな


 彼は再び、動き出した。

 憧には笑いかけてくれるようにはなっていた。

 「いつも悪いな」と申し訳なさそうにする彼に、

 「放っておいても寝覚め悪いし、いつものお礼」と、素っ気なく返していたのはこの頃か。

 もう少し直接的に言っていたら、彼との付き合いも形を変えていたのかも知れない。

 化粧を変えたり、髪型や服装に大分気を使ってはいたが、彼に思いを打ち明ける勇気はなかった。

 関係を壊したくないという臆病さと、

 こんな彼の弱味に付け込むような形は嫌だという潔癖さが、同居していた。


 立ち上がりはしたが、憧の望む形とは違った。

 彼は以前より活動的になった。様々なことに手を伸ばそうとしていた。

 でもそれに、麻雀は入っていなかった。

 夕食のときに、今日はどんなゴールを決めたとか、上手く戦術が嵌まったとか、そんな話は出る。

 昼食のときに、先週はどんなことをしていたとか、そんな会話はある。

 でも――。


「なんかありそうー」

「正直に言ってもいいんですよ?」

「是非是非、お聞かせください!」

「長く話してて、本当に、そーゆー関係にならなかったんですか?」

「ちょ、ちょっと聞きたいかなって……」


 彼は、一度たりとも――麻雀の話はしなかった。

 憧には、彼が必死に麻雀を忘れる口実を探しているようにしか、見えなかったのだ。

 そんなものは、彼の自由だろう。

 でも、彼には――憧の親友との約束があった。

 また、それはともかくとしても。

 憧自身……麻雀を打っているときの京太郎が、好きだったのだ。

 つい先日の、思い詰めた態度ではない。

 勝てないことに悔しがりながら、腕を磨き……。

 勝ったときには素直に喜ぶ、彼が好きだった。


 ……いや、そんなものは口実かも知れない。

 あの麻雀部で、皆と笑って居たかった。京太郎も一緒に。

 そんな、ささやかな願いからだった。


「このかしまし娘どもが……」


 だから、ある日――言ってしまった。

 麻雀を、辞める気なのか……と。

 憧の言葉を、京太郎は黙って聞いていた。


「で……実際、どうなんですか?」


 憧はそのまま続けた。

 あれほど努力していたのはどうしたのだ、と。

 何故、そんな風になってしまったのだ、と。

 こんなのは、京太郎らしくはない、と。

 辞めるにしても、話を通すべきじゃないのか、と。

 今の京太郎は、見ていて辛いと。


「だから、言ってるでしょ」 


 自分は、子供だった。

 彼の身に起きたことすら把握せずに、ただがなり立てるだけだった。

 よく彼は、静かに聞いていてくれたと思う。

 あのときはそんな態度に腹が立ったが――彼はよほど自分よりも大人だった。


「何も、なかったって」


 子供なら子供で、素直に伝えるべきだったのだ。

 あなたの――支えになりたい、と。

 あなたと――一緒に麻雀を打っていたい、と。

 事情を――打ち明けてほしい、と。

 麻雀を――辞めないで欲しい、と。 


「というか、あったら今ここにはいないわよ」

「……その心は?」

「卒業と同時に結婚して逃がさない」

「怖いよ、憧先生!」

「ひえっ……!?」

「あんだけの優良物件逃がす理由ないでしょ。なんだかんだトッププロなんだから」

「大人って怖い……改めてそう思った」


 そして――地雷を踏んでしまった。

 踏み入ってはならない領域に、踏み込んでしまったのだ。


「ふふん、あんたらも5年経てば分かるわよ」


 ――しずとの約束は、どうしたのよ!


「これが新子憧の打算……これが世界1位の女……」

「おいこらなんつった」

「い、いや……」


 その刹那、彼は目を見開いた。

 様々な感情が綯い混ぜになった――手負いの獣の表情。

 本当に一瞬であった。だから、見間違いだと思った。


「世界1位って何よ、世界1位って……」

「えーっと……」

「全校生徒が選ぶ、教師界で一番経験豊富そうな教師1位――通称世界1位」

「……。世界の世の字がないでしょ、それ」

「『全校→全国→世界』みたいな……?」


 気付くべきであった。

 そのあとの、彼の浮かべた――気を抜いたような笑いに。

 何もかもが途切れてしまった、笑いだったのだから。


「とりあえず、言い出した奴の内申点は1点ね。1位だけに」

「ええーっ」

「誉め言葉じゃないですかー!」


 彼は憧に、麻雀部に顔を出すと言った。

 その言葉通り、翌日麻雀部に顔を出して、

 先輩に叱られ、皆に謝った後に、卓を囲んでいた。

 どこか、肩の荷が降りたような――吹っ切れたような笑いに、憧は安堵した。

 また、あの日々が戻ってくるのだと喜ばしい気持ちで一杯だった。


「……あのさ」


 ――その翌日、彼が姿を消すまでは。


「それ、本気で誉め言葉だと思ってるの……?」

「モチのロン!」

「当然ですよ!」

「かっこいい女性じゃないですか!」

「……頭痛いわ」


 貰った合鍵で開いた部屋に、彼の姿はなかった。

 顔が広い男だから、誰かと遊びにいっているのかと考え、

 それなら、せめて先に言ってくれたら夕飯無駄にならなかったのにと、口を尖らせた。

 そこから――連絡が付かなくなった。電話もメールも、一切の。


「最近の小娘の考えは判らないわね……」


 後から聞いたら。

 喧嘩の際に、電話が壊れてしまったそうだ。

 角材で撲られたときに――身体には問題がなかったが――間に挟まれた電話が破損したとか。

 何を喧嘩してるんだと、それを聞いた日は彼を小突いたが……。

 それからすぐに、自分がその当事者になるとは思わなかった。

 恐らく彼は、憧のときと同じく――誰かを助けようとしたのだろう。

 憧のときは、一撃も受けぬほどに凄まじい強さを披露したが。


「まだまだ、憧先生は若いじゃないですかー」

「それに、恋愛相談に乗ってくれる頼りになる先生って有名ですよね」

「お化粧とかにも詳しいし……」

「落とし神とか、言われてますよね……」

「……尾ひれ、付きすぎでしょ」


 連絡も付かなくなった彼の失踪に、憧は恐怖した。

 丁度そのとき、和から彼の身に起きたことを聞いたのだ。

 後輩を止められなかった――と。

 京太郎と和が卓を同じくして、破られ続けたと。

 あまりに尋常ではない光景に、流石の和も絶句したとか。

 それでも京太郎は、大真面目に分析して、何度も立ち向かったらしい。

 負けても負けても、必死に喰らいつこうとする。

 眼の毛細血管が破け朱く染まり、極度の負担により、一時的に視力が低下しても。

 彼は、立ち上がり続けた。


 ――それでも彼は、勝てなかった。


「まあ、なんていうか……その」


 自殺するのではないか。

 頭に過ったのは、それだった。

 強硬状態になった。何かの間違いではあってほしいと思った。


「同じ失敗を……して欲しくないだけよ」


 だから、赤土晴絵からの連絡には心底安堵した。

 彼を――須賀京太郎を拾った、と。

 このまま返すのも忍びないので、先達として彼のリハビリを行う、と。

 そのときは、声を上げて泣いた。京太郎が無事でよかった、と。


「同じ失敗って……!」

「これはロマンスの香りがするよ……!」

「まさか……す、須賀プロに……」

「ほうほう、なるほどなるほど……」

「憧先生の女の子の面が見えてしまいましたねー」


 それから、休みが明けて――須賀京太郎は帰ってきた。

 以前の彼よりも、タフになっていた。精神的にも、肉体的にも。

 麻雀の打ち筋もまた、強烈になっていた。

 典型的なアウトファイターでありながら、ときには苛烈なインファイターになる。

 寸前で拳を避けるような一点読みと、読みに起因するカウンター。

 卓の全てを“視て”、己の立ち位置を巧みに調整する。

 弘世菫の喜びようは凄かった。

 自分の教えた技術を――旧式だとしても――使いこなし始めたのだから、当然だろう。

 「やはり須賀は私の弟子だな」と、辻垣内智葉に胸を張っていたのが懐かしい。PAD入りの胸を。

 なお、流されていた。


 『どうせまた、なんちゃらかんちゃらMK.Ⅱとかも教えるんだろ』

 『MK.Ⅱとか付けた覚えはないぞ』

 『……PADは付けているのに?』

 『……いい度胸だな。表に出ろ』


 何故か判らないが、こんな感じだった。あの先輩たちは。


「……ノーコメントで」


 それから、色々あった。

 先輩たちが抜けて、自分たちに後輩ができ……。

 試験の為に忙しくなった和が顔を出す頻度が減った為に、彼と二人きりでいることが増え、

 いつしか、須賀京太郎は部長に……自分はその補佐につくことになった。

 学部の講義が増えれば、京太郎と接する機会も増えた。

 なおのこと、彼と過ごす時間は長くなっていったが――。

 あのことは、半ばタブーになっていた。


「おや、おやおやおや」

「憧先生、顔が赤いぞー?」

「これは、意外な弱点発見ですかね……」

「今度机に、須賀プロの写真集でも乗せてみる?」

「や、やめようよ……」


 それのせいかは判らないが。

 どことなく、彼に踏み込めなくなってしまったのは確かだ。

 何度かそういうチャンスはあったものの、尻込みしてしまった。

 ただ……。

 ひょっとしたら、酔いながらどこかで思いを告げてはいやしないか。

 それが若干心配である。


「……教師からかうとか、覚悟はできてるんでしょうね」


 そんな彼が――麻雀プロになったというのは、自分のこと以上に嬉しかった。

 タレントとしても活躍中というのは、頼まれたら断らないという性格に起因するんじゃないか、

 なんて思いながら。

 教師も教師で、きっと向いていただろう。


「さて――ロン。これで終了、私が1位ね」


 ま、これは終わった話である。

 彼は乗り越えたし、最近を見るにも大丈夫そうだろう。

 だから……まあ。

 精々、旧交を暖めにいくとしようか。




 ……いや、期待とかしてないからね?


【新子憧との思い出が更新されました!】

【Gaea Memory『恋慕(新子憧)』を入手しました!】


※別にメモリが手に入ったから、だからどうという話でもない


というわけで大学生編のヒロイン(候補だった)憧ちゃん

シリアスボムが処理されたから、もう問題ないで
同窓会は完全ギャグでいくから平気や


ガチ勢やから仕方ないねん

・灼(ややシリアス)
・穏乃(ややシリアス)
・マホ(ドシリアス)

まあ、これ以上は地雷とかないやろ
一度処理すりゃ、それで終わるし


さーて、ギャグタイムだ

ちなみに灼で処理すれば、マホ分は消化されるんで

そもそも立てようとしてたオカルトスレイヤーは咲ちゃんヒロインだったのにね
マホとのコンビも公式であるから仕方ないね


【彼女いるのに、同窓会に行って初恋の女の子と出会ったら、
 これもしかしたらワンチャンあるんじゃね……と思ってしまうのはなんなんだろうねあれ】


略して


【彼に同行、女の子……って、なんなんだろう】

地雷自体は前から名言してる分しか埋まっとらんからね?


あ、判定入ります

T大生ってさ……

1~20:これで全部
21~40:来れない奴もいる(モブ)
41~70:来れない奴もいる(2年生)
71~99:来れない奴もいる(まだ決めないでいいんじゃないかな)
ゾロ目:まだ居たし、来たよ(安価)

↓7

オカルトスレイヤーになる理由が必要だったんだ……>マホ

ミンチでプロ、しかも他に高スキルありになったんで、
結構辛めなスタイルなのに麻雀プロ続けてる理由付けが必要かなーと

一人称自分+ミス=「混ざりきらないアイデンティティ」ってもんかな、とゴーストが囁いたんや


さて、2年ですか
T大生入れそうな2年っつーと……フナQか、次点でともきー?

アッ、ハイ
安価出しますね。浪人や留年考えてなかったねん

とりあえず、>>1は単行本派というのと、
これまでの描写と矛盾や齟齬が発生するキャラは無理やねんってとこは覚えといてね

まずは、候補を


↓3~7

とーかは
ハギヨシ繋がりのときに「ハギヨシの友人だからスポンサー」って言ってるから無理や
後輩なら普通に頑張ってる後輩っていうだろうしさ

ころたんはまあオッケー
特に矛盾はしないはず


姫様、塞さん、胡桃、ズレて憩は問題ないかな
シロがストレートなのに浪人する塞さんとか容易に予想できて困る

じゃあ、判定
独りぼっちは寂しいのでコンマ上位二人
ゾロ目なら上記以外で確定、その後の関係判定にボーナス(意味深)


↓3 天江衣
↓4 神代小蒔
↓5 鹿倉胡桃
↓6 臼沢塞
↓7 荒川憩


京太郎「知ってた」

京太郎「(おもちに縁がないって)知ってた」

京太郎「(ロリが集まってくるって)知ってた」



そんで

『これが――3位』

さーて、オマエラ
関係判定の時間だよー


しかし、T大組はどんだけ上位ランカー生み出すねん

京太郎、菫、智葉、衣、憩ってこりゃマジヤバイで

天江衣

1~20:限度まで練り上げた京太郎に一目置く。あとオカルトスレイヤーファン
21~40:いずれ自分を倒してくれることを期待している
41~70:衣お姉さんだ!(フンス)
71~99:衣お姉さんだ!(テレテレ)
ゾロ目:実は……

↓7

なるほど、だから手加減しなかった(ミンチ)と
案外、気を抜くとヤバイから全力で潰すくらいに実力評価してくれてるのかも


>愚行権
発動してるから内容に補正かかってるよー
低コンマでも感情良く思われてるしねー


>『爽やかな笑顔』発動


鹿倉胡桃

1~20:割りと常識人枠として仲良く
21~40:年上として接してくる京太郎はいい子
41~70:そら充電やろ
71~99:「京太郎になついてるね……」「う……うるさい、そこ!」
ゾロ目:実は……

↓7

あれ?ころたんって前に判定してなかったっけ?

>>744
あれ? そうだっけ?

ああ、してたなぁ……

「ハギヨシたちの友人で」「衣とも休日遊ぶ」か


あー、うん

矛盾は駄目やな。うん

姫様は関係なくね?関係判定と大学判定は別なんだし

これは1のミスだ。すまないと思っている


判定だけならともかく

基本モノローグでも先輩キャラを「○○プロ」「○○先輩」「○○さん」してる京太郎が、
オカルトスレイヤーのときに「大星淡」「天江衣」と並列呼び捨てしてるから、
関係性は淡と同程度やな

休日遊ぶ感じ&プロとして麻雀打つ間柄以上にはいけんなぁ


とりあえず、混ぜれる部分は混ぜるよ。勿体ないから
代替募集込みで、残りの先輩振り直そうか


あ、先に蟹ナースさんいくでー


荒川憩

1~20:京太郎の特訓相手で相談相手
21~40:京太郎のカウンセラーじみた事を&京太郎の事を気にかけてます
41~70:京太郎のカウンセラーしたり特訓相手したり身体のメンテしたり
71~99:かなり仲良くやってたり
ゾロ目:実は……

↓7

あ、こら京太郎の気持ちいいところ(マッサージ的な意味で)知り尽くしてるね

というかその下こえーよ、3位!
やめてよ、仮面ライダーオーガさん!

憩がマッサージする→京太郎が変な声出す→アコチャー悶々

憩がマッサージする→京太郎が上裸→アコチャー悶々

憩がマッサージする→二人ともジョークでそれっぽいやり取りする→アコチャー悶々


すげえなこれ

さて、それじゃあ代替募集しようかー


というかカウンセラーいるのに追い詰められる京太郎って、と思ったけど
帰ってきてからカウンセラーならあんま重くならんな


間違えちゃったサービスでな
2人募集するでー

ほんじゃあ、追加募集


↓5

↓7

代替募集だからズレて、怜

で、森垣さんは1年生にてズレ
>>1は単行本派って言ったじゃないですかー!で……


……うん、はっちゃんさんですね

じゃあ、判定
独りぼっちは寂しいのでコンマ上位二人
ゾロ目なら上記以外で確定、その後の関係判定にボーナス(意味深)


↓3 園城寺怜
↓4 神代小蒔
↓5 薄墨初美
↓6 臼沢塞

というわけで塞さんやなー


岩手分割が現実味を帯びてきましたね(ニッコリ

エイちゃんはな
……相応しい能力が他にでなきゃ、10位候補やねん
ほかに10位が思い付かんねん

六曜の他考えて、姉帯さんが10位にしようかって感じやけどな


3年生
・辻垣内智葉(師匠) 9位
・弘世菫(師匠)   12位
・江崎仁美(仲良し)
・小瀬川白望(介護対象)

2年生
・荒川憩(主治医)  3位
・鹿倉胡桃(充電)
・臼沢塞

1年生
・須賀京太郎(苦労人) 13位
・新子憧(ヒロイン候補)
・原村和(京太郎の初恋の相手)


うーん、この


臼沢塞

>『爽やかな笑顔』発動

判定
1~20:充電する胡桃と頼りきりの白望が申し訳ない
21~40:丁寧で気が利くいい子で苦労人仲間
41~70:ちょっとお姉さんぶろうとして、京太郎の素の返しに赤面
71~99:大学時代の相棒。
       オカルト(を塞が封じて)スレイヤー(する京太郎)
ゾロ目:実は……

↓7

ああ、これ
同じ苦労人なんだけど、流石に年下の少年に自分も苦労人アピールするのは駄目だと思ってる人やな
京太郎の前だと全力でお姉さんぶってるんやな

なお、自重しない同校二人の為に頭を下げてる模様



T大麻雀部(最終結果)

3年生
・辻垣内智葉(師匠) 9位
・弘世菫(師匠)   12位
・江崎仁美(仲良し)
・小瀬川白望(介護対象)

2年生
・荒川憩(主治医)  3位
・鹿倉胡桃(充電)  【浪人】
・臼沢塞(保護者)  【浪人】

1年生
・須賀京太郎(苦労人) 13位
・新子憧(ヒロイン候補)
・原村和(京太郎の初恋の相手)

多分こんなの


塞「豊音がプロになるんだし、折角だから私たちも東京の大学に行かない?」

胡桃「いいけど、どこの大学にするの?」

白望(離れ離れは面倒だな)

塞「いっそ、T大とか!」

胡桃「記念受験にしかならないでしょ」

白望「……ダル」


塞「どうせだから、受けるだけ受けるのもありかなって」

胡桃「そことは別に、志望校はちゃんと探そうよ」

白望「んー……」

白望(判定的にはいけなくもないんだよなぁ)

白望(二次試験対策か……ダルいな)


白望「……あー」

塞「……」

胡桃「……」

白望「……待ってるから」

塞「胡桃、勉強するよ!」

胡桃「流石にこれはほっとけない!」


 ……んで。


菫「……また、この手のタイプのお守りか」

白望「……重り?」 たゆん

菫「よし、表に出ろ」

白望「ダルいなぁ」

智葉「……騒がしいな、こいつら」

さて、2年生勢は出なくていい?
それとも、出す?

出さないなら飲みながらのエピソード紹介って形になるけど

あ、すまんコピペミスや>はっちゃん

ころもが抜けた分やったから1人やねん


【彼女いるのに、同窓会に行って初恋の女の子と出会ったら、
 これもしかしたらワンチャンあるんじゃね……って思ってしまうのはなんなんだろうねあれ】


略して


【彼に同行、女の子……って、なんなんだろう】


菫「……ふう」

菫「思ったより手間がかかった」

菫「誰かが『外で飲むとかダル……』なんて言い出さなきゃな」

白望「……誰だろうね」

菫「お前なぁ……!」


智葉「……落ち着け」

智葉「それで決まったんだから、仕方ないんじゃないか」

菫「……あー」

菫「判るさ。判るよ。判るとも」

菫「でもな……」

智葉「……」


智葉「『当てにしてた須賀が来ないから、思ったよりも大変だった』と」

菫「……そうなんだよ」

智葉「……」

智葉「……はぁ」

智葉「なあ、弘世」

智葉「あいつはああも色々できるが、年下の後輩だろ」

智葉「先輩が頼ってどうする?」

菫「ぐ……」

菫「言われなくても判ってる」

菫「ただ、こういうオフのときなら……ちょっとぐらいはいいんじゃないか?」

菫「別に、深刻に頼るわけじゃないんだから」

智葉「……」



智葉「仕事で頼るのは、仕事である以上必要だが……」

智葉「こういうオフの日ほど、アイツを休ませてやろうと思わないのか?」

菫「……」

菫「半分は思うが、もう半分は違うな」

菫「須賀は手を抜くのが壊滅的に下手だ」

菫「仕事で頼ったら、それこそどうなるか知れたものじゃない」


智葉「そこはアイツも、プロだろ」

智葉「アイツの責任じゃないのか?」

菫「……いいや」

菫「仮にそうだとしても、違うな」

菫「倒れると判ってる病人を、むざむざ見過ごす方がおかしい」

菫「それよりは……実をとるべきだ」

菫「私はそう思う」


智葉「……」

菫「……」

智葉「お前とは、意見が合わないな」

菫「それは私の台詞だ」


白望(……この二人)

白望(似てるようで違うし、違うようで似てるな……)

白望(どっちにしても、京太郎を可愛い後輩だと思ってる)

白望(……)

白望(仲良さそうで意見が合わないし、仲悪そうで変なぐらい同じ意見になる)

白望(凸凹コンビなんだよなぁ)

白望(……)

白望(私を入れて、トリオって考えるのはやめてほしいけど)


白望(……お)

白望(京太郎からメールだ)

白望(『ちょっと遅れるけど、行きます』)

白望(『シロさんはハーゲンダッツ何味がいいですか?』)

白望(……)

白望(ういやつ)

白望(『京太郎が食べさせてくれるなら、なんでもいいよ。今日は苺の気分』)

白望(送信……っと)


和「弘世元部長も、辻垣内先輩も落ち着いてください」

和「それよりは、早く準備を進めましょう」

智葉「……そうだな」

菫「楽しい、同窓会だからな」

智葉「やるぞ」

菫「判ってる」


白望(後輩に怒られてる)

白望(……ん、何々?)

白望(『食べさせろって……』)

白望(『そんなだらしないこと言うと、口移しで食べさせますよ?』)

白望(……)

白望(ういやつ)

白望(反撃のつもりなんだろうなぁ)

白望(京太郎……可愛いやつめ)

白望(そんなこと言っても、逆効果なんだけどな。これは判ってない)

白望(『いいよ』)

白望(『久しぶりに京太郎の味も楽しみたいから、ちょうどいい』)

白望(送信)


和「ほら、小瀬川先輩も……」

和「携帯電話を弄ってないで、お願いします」

白望「……」

白望「場所提供ってことじゃ、駄目……?」

和「駄目ですね」

和「ほら、立ってください」

白望「ダルいなぁ……」


菫「まて、〆はうどんだろう」

智葉「雑炊に決まってる」

菫「いいや、うどんだね!」

智葉「悪いが江戸っ子はうどんなんて小麦粉だけのものは好かない」

菫「お前、香川県を馬鹿にしたな?」

智葉「うどんでダムを干上がらせる連中がどうしたんだ?」

菫「殺されるぞ」

智葉「返り討ちだ。江戸っ子を嘗めるな」

和「……待ってください」


和「鍋なんですか?」

和「夏なのに?」

菫「なーに、冷房を最大限に使えばいい」

菫「白望の奴、相当いいものを持ってるしな」

智葉「夏に鍋を囲むのも……乙で、粋じゃないか?」

智葉「冷房はなくても構わんがな」

和「……」

和「……地球温暖化って言葉、ご存知ですか?」


白望(『そんな人聞きの悪いこと、言わんでください!』)

白望(『一体いつ、俺とあなたはそんな関係になりましたか!』)

白望(『この間も、あのあと大変だったんですよ!』)

白望(……)

白望(ういやつ。何度目かわからないけど、ういやつ)

白望(近くにいたら、押し倒してた)

白望(『間接キスで、京太郎の味は知ってる』)

白望(『京太郎エキスが不足してる。注いで欲しい』)

白望(『濃いの、頂戴』)

白望(送信)


菫「まあいい」

菫「酒はちゃんと買ってあるよな?」

智葉「飲み会で、忘れるわけないだろう」

智葉「ああ、弱いお前はあんまり飲まないでいいからな」

菫「……むっ」

菫「私は、弱くないだろう」

菫「私は普通で、お前が異常に強いだけだ!」

智葉「……やれやれ。甘いな、弘世」

智葉「麻雀プロなんだ。一升飲もうが普段通り打てなくてどうする」

菫「いや、それはおかしいだろ」

菫「……明らかに異常だろ、どう考えても」

智葉「須賀はやっていたけどな」

菫「……」

菫「なにやってるんだ、アイツ」

智葉「それは……」

智葉「私もそう思う」


白望(『俺が悪かったですから、やめてください』)

白望(……)

白望(慌てている京太郎が目に浮かぶ)

白望(やはり、ういやつ)

白望(……)

白望(いかんなぁ)

白望(京太郎が可愛すぎるから、駄目だと思ってもやりすぎちゃうな)

白望(天性の誘い受けなんだ……京太郎は)

白望(『ごめん』)

白望(『京太郎が可愛いすぎたからやりすぎた』)

白望(送信)



憧「お邪魔しまーす……と」

憧「遅れたけど、まだ始まってないよね」

菫「お、いいところに来たな」

憧「……あ、菫部長」

菫「元部長だよ」

菫「まだ準備中なんだ。手伝ってくれ」

憧「了解でーす」


憧「あ、これはお土産です」

菫「相変わらず、気が利くな」

憧「いえいえ、そんなー」

菫「いや、できる後輩を持って私も嬉しいよ……ホント」

菫(大星とチェンジして欲しいくらいだ)


菫「ところで……」

菫「須賀は一緒じゃないのか?」

憧「ふきゅっ」

憧「なな、なんで……!?」

菫「なんでって、そりゃあ……学生の頃、ずっと一緒にいただろ?」

菫「私はてっきり――」

菫「ひでぶっ」

智葉「――悪いな。手が滑った」


菫「なにするんだ、お前……!」

智葉「……お前が悪い。そこにいたことも含めてな」

寝落ちすまんち
続きは夜に

?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

・『照魔鏡(0)』
 初対局の相手との東一局を見に使用し、和了不可能。
 防御+25。
 放銃判定にて、聴牌判定時のコンマを更に加算して割合を算出する。
 一部の相手のスキルテキストを変更する。

・『黄金回転の連続和了(0)』
 運+30。速度+25。
 最初の打点判定に置いては、打点を2000点以下とし、以後は通常の判定を行う。
 この能力使用中の打点が前局を下回った場合、再度聴牌判定を行う。
 能力使用中の前局の聴牌判定時のコンマとの差分値/5を、速度に加算する。
 この差分値は、和了を終えるまで累積され、この値は潜在値を上回る。

・『黄金回転の連続和了Act.2(10)』
 運+30。速度+25。
 聴牌判定が前局を上回った場合、和了を確定し、攻撃にその差分値/5を加える。
 この差分値は、和了を終えるまで累積され、この値は潜在値を上回る。

・『連続和了Act.3(10)』
 運+30。攻撃+25。
 コンマ値の差分が前局と15以内の場合、和了を確定する。

・『連続和了Act.4(10)』
 自身及び他家の聴牌判定または自身のロン和了時の和了判定のコンマがゾロ目時に発動。
 その後数局の、和了を宮永照に。放銃をその対象に決定する。
 ゾロ目の数字の局数(77なら7局)、これは継続するが、
 00・11の場合、再び宮永照がこの能力条件を満たして和了するまで、止まらない。

・『神砂嵐(20)』
 速度に上乗せされていた回転の力(補正)を、任意の範囲で差し引きし、その分を攻撃に上乗せする。
 なお、この際の攻撃は潜在値を上回ったものとなる。


44位「蒼い血の死神」 大星淡
ベーススタイル:『オカルト』

・『蒼い血の死神(0)』
 他家は、コンマを50以上出さなければ聴牌不可能。自身の防御+30。
 和了判定にて、自身の聴牌判定値に+30した値で割合を算出する。

・『蒼い血の死神(5)』
 自身の聴牌確定。打点を跳満で固定する。ツモ和了不可能。
 和了判定時の自身のコンマ値は44とする。(これに30を加えて割合を算出)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第15位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第15位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380710309/)

一応、次スレば


照のAct4(ゾロ目)へのメタが、ガイトさんのスキルやねー


憧「あ、和」

憧「元気? あと、また綺麗になってる」

和「ありがとうございます、そういう憧も元気そうで……また美人になりました?」

和「最近、そちらはどうですか?」

憧「あたしの方はまあ、ぼちぼち」

憧「大人になって判るけどさ、やっぱ学生って実際スゴイわね」

憧「圧倒されるわ……若さに」

和「……自分も若いでしょう」

憧「いやー、まあそれでもやっぱり歳の差感じるわよ」

憧「そっちは仕事どう?」

和「やりがいはありますね。やはり、勝負ですから勝つと嬉しいですよ」

和「こちらの想定した落とし処に落ち着かせたときなんて、それはもう……」

憧「負けず嫌いなのは知ってたけど、アグレッシブね……」


憧「……ところでさ」

和「なんでしょうか」

憧「京太郎の奴、どう……?」

和「連絡、とってないんですか?」

憧「んー……まあ」

憧「あいつ、忙しそうだから……さ」

和「……」

和「私も、そう思って連絡をとっていませんが……」

憧「……でも、会う機会あったんでしょ?」

和「ええ、はい」

和「染谷先輩のところで、麻雀教室をしていて……」

和「……」

和「あれ? どうして私が、麻雀教室に顔を出したって……」

憧「うぐ」

憧「そ、それはあれよ!」

憧「和なら、そういう機会には同窓会ついで……みたいに顔を出すかな、って!」

和「……ああ、なるほど」


菫「おい、何故私が殴られなきゃいけないんだ……!」

智葉「……そういうところだ、そういう」

菫「ちゃんと理由を言え……!」

智葉「……。……駄目だな、こりゃ」


白望(『可愛いって言われて、喜ぶ男はいません』)

白望(……ういやつ。ちょっと不貞腐れてる京太郎が目に浮かぶ)

白望(なら……)

白望(『うん、かっこよくもなった。学生の頃よりも、もっと』)

白望(『早く生で見たい。生、楽しみでしょうがない』)


和「そうですね……」

憧「……う、うん」

和「元気そうでしたよ。子供たちになつかれて、楽しそうでした」

憧「ふ、ふーん」

憧「……そ、それで?」

和「えっ」

憧「えっ」

和「それぐらいですが……」

憧「えっ」

憧「いや、もっと他にあるでしょ!」

憧「かっこよくなったとか! 麻雀強くなったとか! 最近の生活どうかとか!」

和「は、はあ……」


和「顔は……そうですね」

和「正直、見慣れてしまったのでなんとも思わないです」

和「近況についても、特には……」

憧「ああ……はい」

憧(そういえば、和はこういうところドライだったわ……)

和「麻雀は……強くなってましたね。昔よりも、もっと」

憧「今戦って、勝てる?」

和「場合によりますが……」

和「トータルなら、確実に須賀くんが上かと」

憧「そっかぁ……」

憧「……頑張ってるんだ、京太郎」

和「それと……」

憧「なになに!?」


和「――小学生から、キスされていましたね」


憧「――」

和「麻雀で、須賀くんが勝ったんですが……」

憧「――」

和「その勝ち方が、あまりに劇的だったので……」

憧「――」

和「どうやら、魅せられてしまったみたいですね」

憧「――」

和「私から見ても、あれは素晴らしかったです」

憧「――」

和「やはりプロとなったら違うし、須賀くんも強くなったんだな……と」

和「彼と友人であることを、本当に誇らしく思います」

和「……」

和「……聞いてますか?」


智葉「真面目なのに肝心なところで気が回らない」

智葉「自立してそうでどこか子供っぽい」

智葉「ところどころ残念な奴かと思えば、自分で抱え込んで一人で解決しようとする」

智葉「そんなお前に察しろってのが、無理だった」

智葉「すまん」

菫「……お前に言われたくないな」

菫「真面目そうで、ところどころ呑気で」

菫「気さくかと思えば、やけに気難しく厳しいところがある」

菫「飄々とした風に見えて、内面色々青臭い」

菫「それに――」


菫「生まれ持った贈り物を、自らの手でフイにするようなお前に……!」


智葉「黙ってろ、PAD長」

白望「負けるな、PAD長」

智葉「めげるな、PAD長」

白望「泣かないで、PAD長」

菫「お前ら――――――ッ!」


白望(『俺も、シロさんに会いたくて仕方なかったです』)

白望(『早く、シロさんのところに行きたいですよ』)

白望(――)

白望(えっ)

白望(いや、えっ)

白望(えっ)

白望(……)

白望(落ち着け、私)

白望(京太郎はこっからスカすのが得意技だ。須賀だけに)

白望(ん)

白望(……続きが来た)


白望(『シロさんが野垂れ死んでないか、心配で心配でならねーんすよね(笑)』)

白望(『あれだけ掃除したのが、今どうなってるのか気になって気になって……』)

白望(『それに今、大星の奴に付きまとわれてて……(苦笑)』)

白望(『なーんて。どうです? 前のメールに引っかかりました?』)

白望(……やっぱり、こうなるか)

白望(……)

白望(……ん?)

白望(『でも……』)

白望(『シロさんに会いたいのは本当ですし、元気にしてるか心配なのも本当です』)

白望(――)


白望(……やられた。京太郎め)


憧(え? え? え?)

憧(キスって、えっ!?)

憧(えっ、小学生と京太郎がキス?)

憧(あはは、どうせ頬っぺたかなんかにだよね)

憧(ノーカン、ノーカン)

憧(さすがに口はあり得ないって。小学生だしさ!)

憧(うんうん。そうに決まってるでしょ! うん!)

憧(……)

憧(でも京太郎、かっこいいし……優しいし……)

憧(最近の小学生は進んでるって聞くから……)

憧(し、舌……入れちゃったりして)

憧(京太郎の首に腕を回して、髪の毛撫でながら……)

憧(貪るように、何度も唾液を送りながら……舌を絡めて……)


憧(~~~~~~~~~~~~~~~~!?)


憧(あ、あたし今なに考えてたの!?)

憧(の、ノーカン! ノーカン!)

憧(や、やだもう……なんて想像してるのよ……)

憧(な、なんか映像浮かんだし……)

憧(それに、か、感触まできたし……)

憧(ふきゅっ)


憧(あたし、こんなにスケベじゃないわよ!)

憧(こ、これはあんまりにも衝撃的だったから……仕方なく……)

憧(小学生とキスとか聞いたら、誰でも驚くってば……!)

憧(もう……)

憧(……)

憧(それにしても、やけにリアルな感じだったぁ……)

憧(……いや、やったことないけど)

憧(ないよね?)


和「あの……そこまで考え込まなくても」

和「キスと言っても、頬っぺたでしたし」

和「須賀くんも、大人としてあしらい方はわかってるでしょうから……」

憧「……」

和「……憧?」

憧「ぅひゃい!?」

和「……大丈夫ですか?」

憧「大丈夫、大丈夫! 今日は大丈夫だから!」

和「……今日は?」

憧「ふゅぇ」


菫「ところで、仁美の奴は?」

智葉「ああ、遅れてくるって」

菫「そうか」

菫「あいつも……25歳で最年少市長だもんな」

菫「正直、就職活動でひーこら言ってたのを考えると、信じられない」

智葉「ああ」

智葉「須賀に愚痴を溢してたな」


智葉「『日銀のインフレ警戒は度が過ぎてる』」

智葉「『多少インフレ傾向だった方が経済はよく回る』」

智葉「『将来への希望が生まれるから、生活にも活気が生まれる』」

智葉「『成長するって判ってれば、企業の海外投資も減る』」

智葉「『つまり私が就職できないのはなんもかんも政治が悪い』」


菫「……懐かしいな」

智葉「ツッコミどころも多いけどな」

菫「そうなのか?」

智葉「色々おいといて……儲かったからって、企業が即座に還元はしないだろうな」

智葉「政治でできる対策は、たかが知れてる」

菫「流石、経済学部だな」

白望「……どやぁ」

菫「お前を褒めてはいない」

白望「どやぁ」

菫「胸を強調するのはやめろ! 当て付けのつもりか!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom