【安価】京太郎「仮面ライダー?」はやり「全て私のせいだ!」【Part13】 (1000)




※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作

※安価スレ

※京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれライダー

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)

※sageでお願いします

※平成ライダーメインですが昭和ライダーも出ます




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474300343



◆前スレ

【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468515339/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「仮面ライダー?」豊音「ジレンマは終わらない」【Part4】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「仮面ライダー?」葵「目障りだ、お前」【Part6】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」葵「目障りだ、お前」【Part6】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470845303/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」洋榎「追跡!撲滅!いずれも」【Part7】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」洋榎「追跡!撲滅!いずれも」【Part7】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471263848/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」明華「ショータイムです」【Part8】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」明華「ショータイムです」【Part8】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472045601/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」白望「私にくれた、宝物」【Part9】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」白望「私にくれた、宝物」【Part9】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472559126/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」照「おばあちゃんが言っていた…」【Part10】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」照「おばあちゃんが言っていた…」【Part10】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473089303/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」菫「みんな疲れているのか」【Part11】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」菫「みんな疲れているのか」【Part11】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473519963/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」久「仲間だけは信じられる!」【Part12】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」久「仲間だけは信じられる!」【Part12】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473873250/)




目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう

目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう

目的3:生き残りましょう


◆前スレの仮面ライダー×咲-saki-は!

・睦月はスパイダーオルフェノクだった!

・かおりん襲われる(三回目)

・ユグドラシル参戦!

・京ちゃんカイザ!

・ドラゴンには勝てなかったよ……

・戒能さん死亡→生き返る

・その間、京ちゃん謎の善戦!

・はやりんに搾られる(意味深)

・はやりんに搾られたい(願望)


以上、テンプレでしたー

そんじゃ今後ともよろしくっす!



前スレ埋めありがとでーす

前スレ1000は【ゲンム乱入イベント】ってことですけどエグゼイドのライダーだよね?
さすがに話の全貌もつかめてないのに出せないっすねー
しっかりストーリー絡ませてとかしたいから余計に……>>1000を実行できないのも私の責任だ、だが私は謝らない

ってことで一つ上の【松実館に永久就職】……お任せあれ!

そんじゃ再開ー

1、塞


―――夜【自宅:書斎】


カーペットの上に座る京太郎と塞の二人

一度は片付けたにも関わらずその本棚の前には本が積み重なっていた

だが、そんな書斎にも関わらず武闘派と言わんばかりの肉体を惜しげもなく披露している京太郎

上半身だけを脱いでいる


京太郎「……すんません」

塞「ホントだよ」


そしてそんな京太郎と共にいるのは塞

腕を上げている京太郎の腹に包帯を巻いている


塞「どうにもおかしいなって思ってたら怪我してたんて、言わなきゃでしょっ!」

京太郎「ぐ、ぐうの音も出ないっす」メソラシ

塞「まったうもう、ほんと心配するんだから……」

京太郎「だから心配させないために言わなかっ」

塞「そういうことじゃない!」ギュゥッ

京太郎「包帯引っ張りすぎ! 痛い! 痛いよ!?」


力が緩められて痛みも抜ける

ホッとした京太郎、塞が静かに包帯を固定した

肩の力が抜けた感じの塞が、そっと京太郎の方へと体を傾け―――抱き着く


京太郎「え?」

塞「……でも、知らない方がもっと怖い……」

京太郎「塞、さん……」

塞「私が戦いに、戦いの世界に京太郎を引き込んだんだっ、なのに」

京太郎「……」ギュッ


そっと、塞を抱きしめる

一度だけ優しく抱きしめるとそっと離す

顔を上げた塞の瞳に僅かに滲んだ涙を親指で拭った


京太郎「……すみません」

塞「……直らないのは、わかってるけど」

京太郎「わかってるんっすか」ハハッ

塞「……もっと、ギュってして」フイッ カァッ

京太郎「……はいはい」フッ


耳まで真っ赤にした塞の脇へと手を入れると、そっと引き寄せる

塞はされるがままでそのまま京太郎の膝の上に乗る

向き合ったまま二人が密着していた


京太郎「……どう、ですか?」ギュッ

塞「……うん、あったかい」ギュゥ

京太郎「不安にさせます。これからも」

塞「うん……良いよ」

京太郎「……」

塞「その代わり、帰ってきて……ちゃんとここに」



京太郎の膝の上に座る塞

そしてそんな塞を優しく抱きしめ続け、いつものおだんごが無い頭を撫でる

心地よさそうに、目を細める塞に京太郎は笑みを浮かべて頷く


京太郎「……はい、帰ってきますよ。この家に」

塞「私の、とこに……」

京太郎「はい」ポンポン

塞「今、約束したからね……」

京太郎「はい」ナデナデ

塞「や、約束破ったら!」

京太郎「破ったら?」

塞「……お、お仕置きだから」

京太郎「たとえば?」

塞「わ、私とその……つ、付き合うとか?」


そんな言葉を聞いて、京太郎はそっと顔を離す

二人が見詰め合う形になり、塞が少しばかり顔を赤らめた


京太郎「ご褒美じゃなくて?」

塞「なっ!?」カァッ

京太郎「ははは、まぁそうですね……約束破ったら、言うこと一つなんでも聞きます」

塞「……約束、だから」ギュゥッ


そう言うと、照れ隠しのつもりなのかまた塞は顔を京太郎の肩の方へとつけて隠す

苦笑しつつ、京太郎は塞が眠るまではそうしていることにする

今はこうしているのが幸せだった


ただ、辛いことも悩みもすべて忘れて……


塞「京太郎……」

京太郎「なんですか?」


顔を離すと、塞の手が京太郎の両頬に触れる

そしてそのまま、塞がグッと体と顔を近づけて、唇を重ねた


―――帰る家は……



◆System
・臼沢塞の好感度が+1されました
・【臼沢塞:150】



今回はここまでー

次回はこの話終わりで新たな話が始まるってことで
ちなみにはやりんの好感度ミスってたけど120になりましたってことで

前スレ1000の【松実館に永久就職】に関しては就職イベントにはしないっす
グランドエンディングとか個別エンディングとか関係無しに、松実姉妹エンディングをやりますよー的な

そんじゃなにかあればお気軽にー



わーい、今日から仕事終わって帰ったら0時過ぎだぞ!

どうしよう(震え声)
とりあえず9時ぐらいに再開できるのが週3日ぐらいになるかも
進める日にぐっと進めるけど
土日なら0時ぐらいに開始もあるかもっす

とりあえずお詫び、にはならんけどぶっちゃけると
サイガは預けて一話終われば回収次第すぐ使えます

とりあえず明日はまた0時過ぎに帰るからできなさそうっす
そんじゃなにかあればー



その時、不思議なことが起こった!(再開!)

明日祝日やし人おるかなーとか思って再開しようかと思わないでもない

紘汰さん枠がいない(見つからない?)理由はいずれわかるさ、いずれな……

それだよブレイド!(いるぞ!)

(遅くからありがとです、再開するよー!


【第17話<だれが戒能良子の命を奪ったのか>END】


◆System
・アビリティを会得できます



◆アビリティ選択


1:SP+【Lv1】
 ・SPを【+5】する

2:回避+【Lv3】
 ・自分への命中率を【15%】下げる

3:防御+【Lv1】
 ・自分の防御を【+10】する

4:恋愛力【Lv2】
 ・女性キャラクターとのイベント時に補正+10を得る


◇0時40分から集計開始

回避かね



◆アビリティ選択


1:SP+【Lv1】
 ・SPを【+5】する

2:回避+【Lv3】
 ・自分への命中率を【15%】下げる

3:防御+【Lv1】
 ・自分の防御を【+10】する

4:恋愛力【Lv2】
 ・女性キャラクターとのイベント時に補正+10を得る


◇安価1↓から2分間で集計

2!(チョー)



◆System

◇アビリティ会得!

・回避+【Lv3】
・自分への命中率を【15%】下げる



◆【第18話】選択


1、【電車王と電車斬り!】

2、【灰・夜・蜘蛛】

3、【彼の命を奪ったのは誰なのか?】


◇1時05分から投票開始

どうするか、ドライブはやったし電王たまには手を出すか?

どれももう一回選ぶことはできないっすね

仁良光秀の件ならバンノ関係ないんじゃないか?

2かなムッキー心配だしかおりん可愛いし



◆【第18話】選択


1、【電車王と電車斬り!】

2、【灰・夜・蜘蛛】

3、【彼の命を奪ったのは誰なのか?】


◇安価1↓から2分間で集計

2



【第18話<灰・夜・蜘蛛>】



―――朝【自宅:居間】


起きた京太郎が、下の階へと降りる

そのまま書斎に行きたい気分でもあったが朝御飯は揃ってだ

でないと豊音が怒る


京太郎「おはようっす」

白望「おはよ」

胡桃「おはよう!」

豊音「あ、おはよう京ちゃん!」

エイスリン「オハヨ!」ニコッ

葵「おはよう……」

塞「あ、京太郎……」

京太郎「さ、塞さん……」


二人が見つめ合い、止まる

昨日のことが頭に浮かぶ


塞「お、おはよ」カァッ

京太郎「う、うっす」コクリ

葵「……?」

豊音「えへへ、今日のお昼どうしよっかなー」

葵「服買いに行くんでしょ?」

豊音「うん、葵も行くよね、お昼ハンバーガー食べたい!」

葵「好きだね」

豊音「ハンバーガーのために戦ってるんだよっ!」グッ

胡桃「さすがに冗談だよね?」

豊音「ちょっとだけ」

胡桃「ちょっと!?」

豊音「仲間のためにも戦ってるよ!」

塞「感動した!」

京太郎「朝から元気だなぁ」

カピー「カピ」ソウダナ

京太郎「おうカピー、おかしなとこなかったか?」

カピー「カピ」モンダイナシダ

京太郎「そっか」ナデナデ



◆知り合い

【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃・ネリー】
【美穂子・ゆみ・桃子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【咲・久・一太・嶋さん】
【和・一・佳織・智美・憧・照・煌・竜華・怜・もこ】
【真佑子・恭子・郁乃・明華・由暉子・成香】

>>152だけど、ミスったので貼り直しておくわ

0 クリムにサイガギアの解析の進捗を聞くのとできればサイガギアを回収する。解析の進捗を聞く際、クリムに何か見知った技術(クリムやバンノでしか使えない技術とか)が使われてないか聞いておく。
回収の理由については、サイガギア自体がスマートブレインから狙われていてそちらに被害が飛び火するかもしれないと言う事を伝える



◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・灼)

7、公園(玄・晴絵)

8、道端(和)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【>>154


―――【ドライブピット】

ウィン

扉が開いて、京太郎が現れる

ピットの中には良子と裕子、悠彗と洋榎と絹恵に白望と特状課の全員が揃っていた

白望を特状課に数えるか悩むが、彼女はそれでも良いだろう


良子「ハロー京太郎、今日はどうしました?」

京太郎「クリムに用があって……っていたいた」

クリム「どうしたんだい京太郎?」

京太郎「サイガギアのことだよ」

クリム「ああ、そちらについては二重、三重と解析を続けているがまったく問題が見られない、ブービートラップの類もね」

京太郎「危険な橋を渡らせたな」

クリム「なに、君にも大きな借りがあるからね、これからもたよってくれ」ニコッ


巨大な端末に装着されたベルト、その表情が笑みに変わった

京太郎も笑みを浮かべると、シフトカーのF1とF2とF3がサイガギアを持ってくる

受け取る京太郎が三つのシフトカーに礼を言う


京太郎「持って帰って平気か?」

クリム「ああ、構わないよ」

京太郎「解析した結果なんかわかったか? 技術的なこととか」

クリム「専門でないこともあるのか、さっぱりだ。もうちょっと詳しい情報があれば違うんだが……」

京太郎「そうか、それとスマートブレインがこいつを狙ってるらしいし、そっちにも被害がいくかもしれないし気をつけとけ」

クリム「ああ、わかったよ。それとこれを使ってくれ」


そんな言葉に共に、走ってくるトレーラー砲

後ろに乗っているのは銀色の……


京太郎「これは、アタッシュケースか?」

クリム「サイガギアを収納するのに便利だろう?」

京太郎「ありがとな、なにからなにまで」フッ

クリム「No problem……先ほどもいったが結果的に借りを返せたと言ったところだ」

京太郎「こちらこそ」フッ



良子たちが話をしている方向を見る

笑顔を浮かべる良子、裕子たちもまた同じく


京太郎「あとは、そっちもだな」

クリム「ああ、良子も気にはしているようだ……」

京太郎「何もなきゃいいけどな」

クリム「そうもいかないだろうね」

京太郎「……だな」


二人に気づく良子


良子「ん、どうかしましたか?」

京太郎「いや、なんでもそれじゃ俺は戻ります」

良子「もう少しゆっくりしていけばいいのに」

京太郎「色々やることもあるんで、たぶん」

悠彗「たぶんならコーヒーぐらい飲んでいきなよ」

京太郎「おいしくないし……」

悠彗「うん、徳用だもんね」



◆System
・【クリム・スタインベルト】の好感度が【+5】されました
・【クリム:100】
・【サイガギア】を会得しました
・戦闘時に【サイガ】に変身可能になりました

コーヒーにうるさい京ちゃん
次の行動はのどっちや嶋さんコミュ、エイちゃんに話を聞くを狙いたい所

とりあえず、自由安価
0 エイスリンに宮守組の皆んなと一緒にグローバルフリーズから今までの体験の確認、以前のスマートブレインとの戦闘の事情を聞く
 また、これから戦闘していく意思はあるのかサイガギアは必要かどうかも聞く
 差支えが無い場合はスマートブレインに何かされて従っていたかどうかの確認をする



◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・灼)

7、公園(玄・晴絵)

8、道端(和)

0、自由安価


◇安価2↓

8、道端(和)


―――【道端】


歩いていた京太郎が、ふと見知った人物を見かける

正面から歩いてくるその人物、原村和に片手を上げた

だがそこで、少し雰囲気が違うことに気づく


京太郎「目つき悪いな、ついでに服装のセンスも変わったか」

和「須賀君……」


黒を基調とした服を着ている和は新鮮だった

さらにそこで、気づく


京太郎「横の人は?」

和「彼女は……」チラッ

女「……さぁ?」

和「……」

京太郎「えっと、知り合いなんだよな?」

和「そうなりますか」

京太郎「えっと……」チラッ


その女性を見る、ノースリーブのシャツとジャケット、ジーンズを穿いた女性

京太郎は少しばかり顔をしかめた

よくわからない。知り合いではあるが……


京太郎「えっと……」

和「気にしないでください」

女「まぁそういうとこね」

京太郎「……」

和「虎とでも呼んでください」

京太郎「虎?」

和「はい、虎です」



京太郎「えっと……」

虎「別に、なんて呼んでも構わないわ……どうせすぐに結果は出る」フッ

京太郎「ん?」


そう言って去っていく虎と呼ばれた女性

京太郎は心の中で虎姐とでも名付ける

妙に姐御感を感じたからだ


京太郎「……」

和「ちょっと!」

京太郎「ん、行くのか?」

和「はい、せっかく会えたのに残ね……」

京太郎「ん?」

和「また私は、こんなんだから……」クッ

京太郎「どうした……」

和「いえ、なんでも……それでは京太郎くん」


そう言うと、和は去っていく

少しばかり疑問に思いながらも、京太郎は歩き出す

なんだか引っかかるが気にしたって仕方がないことだ


京太郎(また会う機会もあるだろ……)


◆System
・【原村和】の好感度が【+10】されました
・【原村和:140】



◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・灼)

7、公園(玄・晴絵)

8、公園(佳織)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【>>173


―――【自宅:居間】


居間へと集まった面々

京太郎が呼びだした

故に、全員が京太郎の言葉を待つ


京太郎「……エイスリンさん」

エイスリン「ハ、ハイ!」


ハッキリと名前を呼ぶ

その声に返事をするエイスリン

京太郎は、思ったことを口にする


京太郎「教えて、もらえますか?」

エイスリン「エッ?」

京太郎「グローバルフリーズから今まで、なにをしていたのか」

エイスリン「ッ」ビクッ

京太郎「……」

胡桃「ちょっと京太郎」

京太郎「すみません、それでも聞いておきたいんです」

京太郎(場合によっては……それなりに、覚悟もある)グッ

豊音「エイスリンさん……」

エイスリン「……」ウツムキ

塞「きょ、京太郎……」


そっと袖を引かれる

だがここで折れるわけにはいかない

エイスリン・ウィッシュアートが敵であるというなら、自分はこの場にいる面々を守らなければならない


京太郎(きっと、誰も殺れない……俺以外)

エイスリン「……ワ、カッタ」コクリ

葵「良いの?」

エイスリン「……ウン」コクリ

(※エイスリンの台詞が読みにくいのでこの会話の間は普通に喋らせます



静かに言葉を待つ京太郎

さすがに急かすつもりはない

だからこそ、ただ普通に待つ


エイスリン「……グローバルフリーズの後」

京太郎「はい」

エイスリン「私は、死んだ」

京太郎「……」

胡桃「エイちゃん……」ググッ

葵「くそっ」ギリッ


全員がそれぞれ表情を変えた

泣きそうな表情だったり、怒ったり、複雑そうだったり

白望に関しては、自分の責任ということも考えているのだろう

だが、京太郎は違った


エイスリン「……」

京太郎「後、ですか?」

エイスリン「うん、あと」

京太郎「ロイミュードに、じゃない?」

エイスリン「うん……私は、人に殺されたから」



京太郎「……」


覚えがあった

長野でもそういう事例はあったから

そういうことをする人間は、必ずしも存在する


エイスリン「……男の人に、乱暴、されそうになって」

豊音「えっ」

京太郎「……」


少しばかりうつむく京太郎

表情は見えない


エイスリン「それで、逃げたんだけど……掴まって」

塞「っ……」ギュッ


京太郎の服の袖を掴む力が強くなった

両耳を押さえようとする胡桃だが、どうにか効く


エイスリン「掴まった後、抵抗したら沢山、ぶたれて、けられて……」

葵「うっ……」ウプッ

エイスリン「それでも、逃げたら後ろから堅い何かで殴られて」

白望「……」ギリッ

エイスリン「それでふらふらして倒れた時に、最後に見えたのが……なにかの鋭い残骸で……」


肩で呼吸をしながら、エイスリンは一言ずつ言う


エイスリン「気づいたら、みんな灰に……私は、オルフェノクに、なってた……」

京太郎「その、俺……大丈夫、なんですか?」

エイスリン「……そのあとも、そういうことあって、その度に気づいたら……そうなってた、から」

豊音「……っ」


オルフェノクとして襲った記憶がない

それは、豊音にも覚えがあるだろう



京太郎「スマートブレインには、どうやって?」

エイスリン「しばらく、岩手にいた」

塞「えっ!」

胡桃「なんで、気づかなかったんだろっ……ごめんねエイちゃん」

エイスリン「ううん、しかたないよ」クスッ

塞「エイスリン……」


笑うエイスリンだが、その笑顔はどこかぎこちない

さすがにその過去話をした後に、気持ちいい笑顔とはいかないだろう

エイスリンは、頷く


京太郎「もうちょっと、落ち着けますか?」

エイスリン「ううん、話せるよ……そしたら、スマートブレインの人が来た」

京太郎「スカウト、ですか」

エイスリン「うん、それで本社まで車で連れて行ってくれて……」


易々と男についていくとは思えない

つまり相手は、女だということだ


エイスリン「それで、社長と会って……」

京太郎「黒崎一誠、か」

塞「だね」

胡桃「二人共知ってるんだっけ」

葵「会いに行ったんだよね、二人で」

京太郎「はい……」

エイスリン「それで、ディスプレイを見せてもらった……はず」

京太郎「はず、ですか?」

エイスリン「うん、そこから……覚えてない、から」

京太郎「つまりは、やはり黒崎一誠か」

豊音「だね」

胡桃「スマートブレインがエイちゃんを操って……」

京太郎(その確証はまだ無いけど……)



◆どうする?

1、戦うかを聞く

2、戦わせたくない(聞かない)

◇安価1↓から先に3票集まった方

一周回ってさすがバンノ…
2!

2、戦わせたくない(聞かない)



そんな話を聞いて、言うつもりだったことを言えなくなる

今のエイスリンから嘘をついているような様子はない

本気で心を痛めながら話をしている


京太郎「……すんません、デリカシーないことを」

エイスリン「ううん……わかってる。から」

京太郎「……」


弱々しい笑顔を浮かべるエイスリン

横に置いていたアタッシュケースに手を伸ばす気もしない

静かに頷いた


京太郎「エイスリンさん、あんたはもう……戦わなくて良い」

エイスリン「……え?」

京太郎「人間のせいで死んで、オルフェノクに利用されて、良いんだよ。もう……悲しい思いなんてしないで」

エイスリン「……いいの?」

京太郎「ああ」

エイスリン「……傷つけなくて、もう、戦わなくて」

京太郎「俺が、守るさ」

葵「私もね」

白望「今度こそ、私も」

エイスリン「……っ」ポロポロ


涙を流すエイスリン

その涙が膝の上で握っていた拳に落ちる

隣に座っていた胡桃がそっとエイスリンの背中をさすった


エイスリン「あり、がとっ……」ポロポロ

京太郎(人間も、オルフェノクも……どいつもこいつもっ……!)



◆System

・エイスリン・ウィッシュアートの好感度が+1されました
・【エイスリン:100】

※現状では【エイスリン・ウィッシュアート】の好感度はこれ以上は上がりません


今回はここまでー

中々どうして自由行動数回で終わってしまった
明後日は普通にやれるかも
とりあえず自由行動でキャップ外れたエイちゃんまたキャップ

色々あったけどとりあえず話が僅かに分かった感じかな?

そんじゃなにかありゃお気軽にー

乙です
思ったよりエイスリンの過去が重かった…
てか京ちゃんの精神ゴリゴリ追い詰められてないかこれ?人間滅ぼしてもおかしくない

その点京ちゃんはオルフェノク化して一年経ってないし、寿命問題なんとかする方法探す時間はありそうだ

…ブラスター何度も使って寿命がマッハになる可能性あるけど
サモンナイトでシャルトス何度も使ったらカルマルートみたいな感じで、ブラスター使うと京ちゃん死亡ルートに入るフラグ立ちかねないけど



レッツ、変身!(再開!)

イッチの見解でシステム作っちゃったけどブラスターは言うほど寿命マッハにしておりません(削れはするけど)

どっちかっていうとスマートブレインに掴まって実験されると寿命もストレスもいずれもマッハ
まぁ結構高性能なんで切り札にはなると思うッすけど、結構後半は難易度高めなんで……沢山使ってほしい(ゲス顔)

オルフェノクの寿命に関しては父さんこと羊の件があるから大体20年ぐらいかなと


>>273
サモンナイト3ね、バシバシ使った結果死にたくなった
ストレスたまったから1起動してオルドレイク殴りにいった記憶が懐かしい

(ありがとでーす! 再開!


―――昼



◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・灼)

7、公園(玄・晴絵)

8、公園(佳織)

0、自由安価


◇安価2↓

6、松実館(宥・灼)


―――【松実館】


カウンターに座る灼

その正面には宥

そして店に入ってきた京太郎が、カウンター席、灼の隣に腰掛けた


灼「京太郎」

宥「いらっしゃい、京太郎く、ん……?」

京太郎「……いつもの」

宥「う、うん……」


返事をして宥が下がる

無言の灼と京太郎、宥がコーヒーを淹れて持ってくるとそれを一口飲んで、額に当てた

結露しているグラスを額に当てれば、額も冷えるだろう


灼「どうしたの?」

京太郎「え……?」

宥「なんだか、おかしいから」

京太郎「……すんません」ハァ



少しばかり雰囲気が落ち着く

先ほどまでの妙な雰囲気も消えて、灼も宥も少しばかりホッとした表情を見せる

手に持ったグラスを軽く振るいながら、飲む


京太郎「はぁ、なんか色々……迷うことがあって」

灼「どうしたの、宮守のみんなのこと?」

宥「なにかあったら相談、のるよ?」

京太郎「……いや、そうだよな。そうなんっすよね」フッ

宥灼「?」

京太郎「いや、二人と話してるとこう……やっぱ全員が全員そういうんじゃないなって」

宥「え?」

京太郎「なんでもないっす」ハハッ

宥「?」

灼「頭打った?」

京太郎「いやいや、二人共かわいくて良い人だなって」ケラケラ

宥「へっ!?」カァッ

灼「な」カァッ

京太郎「いやぁ、やっぱあれだ……大丈夫」フッ

京太郎(俺は、この人たちやみんなのために戦える……)


◆System
・松実宥の好感度が+15されました
・【松実宥:135】



―――昼過ぎ


◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、ファミレス(菫)

7、松実館(玄・晴絵)

8、公園(佳織)

0、自由安価


◇安価2↓

8、公園(佳織)


―――【公園】


いつもの公園でゆっくりしようやってくるも、見知った影を見つけた

そちらも京太郎に気づき、ぎこちないながらも笑顔を浮かべ手を振ってくる

京太郎も手を振りかえすと自販機でコーヒーを買ってベンチに座った


京太郎「佳織さん」

佳織「うん……その」

京太郎「津山のことっすか」

佳織「……」コクリ

京太郎「ま、色々ありますよ。人間……」

佳織「人間じゃ、なかったけどね」


その言葉に、京太郎は顔をしかめた

隣の佳織は少し俯いたまま缶を両手で持っている


佳織「それでも、睦月ちゃんなんだ……」

京太郎「え……」

佳織「私が接してきた睦月ちゃんは嘘じゃないって、そう思う……から」ニコッ


ぎこちないながらも、笑みを浮かべて京太郎に向ける



京太郎「そう、なんですかね……」

佳織「そうだよ。えっと……一度、その、死んでから……だっけ?」

京太郎「はい」

佳織「きっと、それでも変わらないよ。その人は」

京太郎「力に、溺れる人間もいますよ」

佳織「それでも私の知ってる睦月ちゃんは、そんなことに……ならない」ギュッ


強く缶を握り、少しばかり缶が歪んだ

それを見て京太郎は顔をしかめる

今のは自分が悪かった……だが見てきた。力におぼれた人間を


京太郎「……それで、殺した」ボソッ

佳織「え?」

京太郎「いや、なんでも……それじゃ佳織さんが言うんだから信じて見ますか」フッ

佳織「え……ほ、ほんと!?」

京太郎「そんな喜ばなくても」ハハッ

佳織「だって、京太郎くんがそう言ってくれたら、なんとかなる気がして」エヘヘッ

京太郎「……そりゃ、ありがとうございます?」

佳織「うんっ」ニコッ


京太郎(津山、睦月を……もう一度)グッ


◆System
・妹尾佳織の+10されました
・【妹尾佳織:110】



―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(玄・晴絵)

7、レストラン(菫)

8、ユグドラシル(はやり・桃子)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【嶋さん】


―――【河川敷:土手】


座っている京太郎

緑の芝生の上に座って河から吹く涼しい風を感じる

考えるがやはり答えは出ない


京太郎「……」

嶋「須賀君、ここにいたのか」

京太郎「嶋さん……」


声を駆けられて後ろを見る

やってきた嶋が隣に座った

なんとなく、落ち着く


嶋「……」


静かに、目を瞑って風を感じている嶋


京太郎「……バトルファイト、だったか?」

嶋「そうだ、私たちが巻き込まれているバトルファイト」

京太郎「嶋さんは戦わないで、咲たちの味方になってるわけだ」

嶋「ああ……」

京太郎「なんで、人間の味方を……?」

嶋「……」



嶋「私は争いが嫌いだ」

京太郎「それは、聞きました」

嶋「……私は人間が好き、ということもある。それよりもこの世界が好きなんだ」フッ

京太郎「え?」

嶋「良い人間だけではない、それは知っている」

京太郎「……」


頭の中に浮かぶのは数々の戦い

人間のせいというのもないこともない


嶋「それでもこの世界は優しい部分もある。私はそういうところが好きだ」フッ

京太郎「嶋さん……」

嶋「それにバトルファイトで勝った者の種が繁栄するとなれば沢山の人間の命が消える」

京太郎「命が、消える……」


バトルファイトで人類の始祖以外が勝てば、弱肉強食が一気に入れ変わる

抵抗したところで、種を入れ替えるほどの力があるのだ

人間でどこまで対抗できるだろうか……


嶋「だからこそ、私は今、君たちと共に歩んでいる」

京太郎「……」

嶋「それに君のような若者を放っておけないんだ」フッ



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>151

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(玄・晴絵)

7、レストラン(菫)

8、ユグドラシル(はやり・桃子)

0、自由安価


◇安価2↓

8、ユグドラシル(はやり・桃子)


―――【ユグドラシル:廊下】


なぜだか、ここに来ていた

前の礼もかねて他の面々に対してもお土産片手だ

ロビーで特になんの問題もなく通され、エレベーターに乗って研究室前に


京太郎「あれ……」


少しだけ空いている扉

そこから声が漏れてくる


桃子「なんてことしてるんっすか……」

はやり「あれれ、スパイしてた子が言う?」

桃子「……」

はやり「言い返せないでしょ、まぁ私も悪いことだとはわかってるんだけど……結果、なんもわからなかったし」ハァ

桃子「そうなんっすか、意外っすね」

はやり「やっぱり気になるんだ」クスッ

桃子「そりゃ、多少は……それにあれを起動できるぐらいですし」

はやり「あっちに関しては現代の科学じゃ判明しないと思うよ……もっと根本的なことだと思うから」

桃子「たとえば?」

はやり「世界そのものの話だよ。見えないし計測もできない“なにか”ってこと」クスッ



はやり「ブラッドオレンジ、男の人しか起動できないとか?」

桃子「実験したでしょうに」

はやり「なんの役にも立たなかったもんね」アハハ

桃子「……」

コンコン

桃子「!」ビクッ

はやり「どうぞー」

ガチャッ

京太郎「どうも」

桃子「噂をすればっすね」

京太郎「ん、噂してたのか?」

桃子「多少、あれからどうっすか、体調に変化とか」

京太郎「ないぞ、まったく」

はやり「うんうん、素晴らしいね!」

京太郎「あ、これお土産、みんなで食べてくれ」

桃子「ん、ありがとうございます」クスッ


笑顔を浮かべてそれを受け取ろうと手を伸ばす桃子

手が触れると少しばかりビクッとするも、すぐに桃子は受け取った

頷いた京太郎が、静かに椅子に座る


はやり「コーヒーでも淹れようか?」

桃子「わ、私が淹れるっす」タタッ

京太郎「おう、ありがとな」

はやり「おおー、罪な男だね」クスッ

京太郎「そうっすか?」

はやり「そうそう……ふぅん、モモちゃんかぁ」

京太郎「ん?」

はやり「なんでもっ♪」ニコッ



京太郎「そうっすか」

はやり「京ちゃんは大丈夫? 怪我とかしてない?」

京太郎「え、なんもないっすけど」

はやり「良かったぁ、“京ちゃんには”なにかあったら大変だもんね」ニコッ

京太郎「心配してくれるのはありがたいんですけどね」

はやり「いつも心配してるよ……オルフェノク、早く滅ぼさないとネ☆」

京太郎「っ……」

はやり「どうしたの?」

京太郎「ああいや」

桃子「お待たせしたっす」コトッ

京太郎「ありが……」


湯気が、立っていた

カップに触れれば、無論熱い

ミルクとシロップを入れて申し訳程度に温度を下げる


京太郎「……」フーフー

桃子(あれ、もしかして猫舌だった?)

はやり(かわいいなぁ京ちゃんは!)


◆System
・【瑞原はやり】の好感度が【+10】されました
・【瑞原はやり:130】
・【東横桃子】の好感度が【+4】されました
・【東横桃子:99】
※現状では【東横桃子】の好感度はこれ以上は上がりません



―――【バー】


薄暗いバー

カウンター席に座っているのはメガネをかけた男

さらに金髪の青年、黒人、そして津山睦月


女「そろそろかしらね、あなたもここにいるからにはそれなりの成果が必要よ?」クスッ

睦月「わかっている」

男「ふん、やれるんですか?」

睦月「……結果で、出す」


そう呟き、出された飲み物を一気に飲み干す

口元から僅かにこぼれる液体を袖で拭う


カランカラン

北崎「ん、揃ってるんだ……珍しい」

男「……」

北崎「琢磨くん、無視しないでよ」フッ スッ


手を伸ばして北崎は琢磨と呼ばれた男に触れようとする


琢磨「ひっ!」ビクッ

北崎「逃げないでよ」アハハッ

睦月「……」

北崎「あ、これあげるよ」スッ

睦月「これは……」

北崎「そんなのより普通にやった方がおもしろいや」

睦月「……」


そのアタッシュケースを受け取ると、頷いた睦月は歩いてバーを出た



―――昼【公園】


ベンチに座っている佳織

前の睦月と京太郎と一緒にいたベンチ

そこで缶ジュースを片手に座っていると、誰かがやってくる


ザッ

佳織「え……睦月、ちゃん」

睦月「……」


二人の間に流れる静かな雰囲気

佳織は戸惑うような表情を浮かべている

だが睦月は鉄仮面をつけたかのような無表情のまま


佳織「睦月、ちゃん」

睦月「……妹尾、私はお前を、殺す」

佳織「っ」ビクッ

睦月「私はオルフェノクとして、生きる。生きるために……」


瞬間、なにかが現れた

灰色の姿をした怪人は間違いなく、オルフェノク

なんの偶然か、その場に現れる


佳織「ひっ!」

オルフェノク「!」


そのまま走りだしたオルフェノクが佳織を襲おうとするも、睦月が走り出した

素早くオルフェノク体へと変身すると襲い掛かるオルフェノクを蹴飛ばす

転がるオルフェノク


佳織「む、睦月ちゃん……っ」

睦月「……」

佳織「や、やっぱり睦月ちゃんはっ」


素早くアタッシュケースを開いてデルタのベルトを取り出して腰に巻く

デルタフォンを取り出すと、トリガーを引いて顔の正面に持ってくる


睦月「変身……!」

<Standing by>



カチャッ

<Complete>


そして、睦月がデルタへと変身する

素早く動き出したデルタがオルフェノクにデルタムーバーを向け、撃つ

その攻撃一撃一撃によって後ずさるオルフェノク


睦月「帝王のベルトを除けば……このデルタが」


そしてどんどんと後退していくオルフェノクが木に背中をぶつける

回避の手段は無く、数発の攻撃をさらに受けた


睦月「最強のベルトの力だ……チェック」

<Exceed Charge>


そして、放たれた一撃がポインターになり展開

走り出したデルタがそのままその体に飛ぶと、吸い込まれるように消える

木を貫いてその背後に降りたデルタ、オルフェノクは静かに赤い炎に包まれて消えた


睦月「……」


静かに立ち上がったデルタが、今度は佳織の方へと歩き出す

そして、変身を解除

オルフェノクの姿のまま、睦月は佳織へと歩いていく


佳織「……」


だが、少しだけ怯むのみで佳織は逃げない

目の前に迫った睦月、スパイダーオルフェノクを前にしても、佳織は逃げなかった

再び二人の間に静かな時間が流れる


佳織「怖くない、睦月ちゃんは……私を、助けて、くれたから」

睦月「私は、お前を殺す……」

佳織「できないよ、だって睦月ちゃんは……大事な仲間で」


?「そいつから離れてください!」


佳織「えっ?」



声のした方向を向く佳織とスパイダーオルフェノク

そこに立っているのは見覚えのある少女―――原村和

少女は腰に巻いたベルト、緑色のバックルへと手を伸ばす


和「変身ッ!」カチャッ

<Open Up>


そして、ブレイドと同じくゲートが出現する

そのゲートがスパイダーオルフェノクにぶつかった

吹き飛ぶスパイダーオルフェノクから外れたデルタギアが転がる

佳織がそちらに手を伸ばすが、横のゲートをくぐり緑のライダーとなった和が肩に手を置いて後ろへと下がらせった


佳織「ま、待って原村さん、あれは睦月ちゃんなの! 津山睦月っ!」

和「そうですか、オルフェノクに……なら、倒す!」

佳織「そ、そんなっ!」

和「オルフェノクは元に戻る方法がありません、人を殺す前に倒す……!」


ロッドを回転させ、その先端の刃をよろめきながら立ち上がったスパイダーオルフェノクへと向ける

原村和―――レンゲル



レンゲルが素早く醒杖レンゲルラウザーを振るいスパイダーオルフェノクを追い詰める

スパイダーオルフェノクの持つ手裏剣とレンゲルラウザーが何度もぶつかりあい、火花を散らす

だが押しているのはレンゲルだった


和「はぁぁぁっ!」

睦月「ぐっ!」


素早い攻撃に手裏剣が舞う

レンゲルラウザーを短くし、三つに広がった刃が一つに変わる

ダガーモードへと変えたレンゲルラウザーで素早くスパイダーオルフェノクを蹴り飛ばす

吹き飛んだスパイダーオルフェノクが地に転がった


睦月「ぐっ」

和「終わりです……!」


再び杖状態にしたレンゲルラウザーにカードを読み込ませる


佳織「だ、だめっ……」


<スクリュー>

<ラッシュ>

和「はぁぁ……ハァッ!」


レンゲルラウザーを回転させて、振るう


佳織「や、やめてぇっ!」


だが突如、スパイダーオルフェノクの前に佳織が飛びだした

両手を広げて、目を瞑ったままの佳織が……

レンゲルの攻撃は止まらない


和「なっ!?」



瞬間、振るわれたレンゲルラウザーが受け止められた

佳織の前に、立った者によって

それは凶悪で刺々しく禍々しい姿をした―――蜘蛛


和「あ、あなたは……っ」

「言ったはずだ、無意識に君はカテゴリーAに支配されつつあると」


その蜘蛛は、クラブのカテゴリーキング、タランチュラアンデッド―――嶋昇


嶋「……矛を収めるんだ」

和「なんで、どうしてオルフェノクなんかを……」

嶋「普通の君ならそんな考えにはいたらないはずだ。宮永くんから聞いている君ならば、知り合いがオルフェノクだとしても殺そうとなどしない」

和「ッ……丁度良いでしょう、ここであなたを仕留めます!」


後ろへと下がるレンゲル

タランチュラアンデッドは静かに首を横に振るう

だがレンゲルは矛を収めるつもりはない


嶋「……君、早くその子を連れて逃げるんだ」

佳織「えっ……」

嶋「彼女は錯乱しているんだ。許してやってくれ……」

佳織「む、睦月ちゃん……」


だが、スパイダーオルフェノクは何を言うでもなく走り去る

追う佳織だが、タランチュラアンデッドはそのまま待つ


和「私は、もっと強く……最強に!」

嶋「……」



◆一方、京太郎は?


1、公園へやってくる

2、睦月と遭遇する


◇安価は次回


ということで今回はここまでー

蜘蛛祭り!

ちなみに明日、というか今日も21時とか22時あたりからできそうっすー
戦闘あるよ! ちなみに公園の場合はレンゲルと共闘か嶋さんと共闘か選べたり

そんじゃなにかありゃお気軽にー



アマゾン……(再開!)

予告通り早めに参上
まぁどっちを選んでも面倒なことにはなるという選択肢っすね

とりあえずリモートに関しては最後の一体になる前に召喚してる場合は、それも倒さないと決着つかない仕様で
剣のストーリーに関しては時間軸がちょっと狂ってる感じですんでもう虎姐さんと会ってる感じ

色々あるけどともかく再開してくよー

(ありがとです、再開ー!


◆一方、京太郎は?


1、公園へやってくる

2、睦月と遭遇する


◇21時35分から集計開始



◆一方、京太郎は?


1、公園へやってくる

2、睦月と遭遇する


◇安価1↓から2分間で集計

1、公園へやってくる



◆選択【変身】


1、ファイズ

2、サイガ

3、武神鎧武


◇安価1↓から2分間で集計

2、サイガ


―――【公園】


ぶつかりあい、その度に鈍い音が響く

レンゲルがレンゲルラウザーを振るい、それをタランチュラアンデッドが軽くいなす

攻撃はしない、だがレンゲルは連撃にて攻撃をしていく


嶋「止まれ、原村君……君はカテゴリーAに」

和「聞き飽きた! カテゴリーAに私が支配されているなんて、これは私の意思だ!」

嶋「そういう風に誘導されてるんだ……!」

和「いい加減、私に封印されろ! そして私はパワーアップするんだ。キングのカードで!」

嶋「やはり……!」



◆どうする?


1、和を止める

2、タランチュラアンデッドを倒す

3、手を出さない


◇22時10分から集計開始



◆どうする?


1、和を止める

2、タランチュラアンデッドを倒す

3、手を出さない


◇安価1↓から2分間で集計

1、和を止める



和「さっさと、潰れろ……弾けろ、カテゴリーキング!」

嶋「くっ」


さすがに凌ぐだけというのも面倒なのだろう、大きく飛んで下がるタランチュラアンデッド

レンゲルが再び杖、レンゲルラウザーを振るおうとする

だがそのレンゲルラウザーに向けて、なにかが放たれた


ガキンッ

和「くっ!」

嶋「これは……」


弾かれるレンゲルラウザー、手から離れてはいない

レンゲルは後ろへと下がって弾丸が飛んできた方を見る

そこには、金髪の少年


和「……須賀、くん?」

京太郎「落ち着け和、どうしたお前」


バイクに跨っていた京太郎がファイズフォンの変形したフォンブラスターとは違うフォンブラスターを片手に持っていた

京太郎は手に持っていたフォンブラスター、サイガフォンを元に戻す

並のオルフェノクであればフォンブラスターでさえ一撃で仕留めることができるサイガギア

バイクから降りた京太郎の横でオートバジンが変形した


京太郎「デルタギアの回収頼む」

オートバジン「」ピピピ


頷いたオートバジンがデルタギアを回収して後ろに下がる

京太郎は持っていたアタッシュケースからサイガギアを取り出し腰に取りつけた

サイガフォンを開いて和の方を見る


京太郎「止まれ和、その人を倒そうとするなら……お前を倒す」ギロッ

和「このカテゴリーキングさえ倒せば私はさらなる力を手に入れられる。私は、最強になれるんですッ!!」

京太郎「……お前は、そんな奴じゃないと思ってたんだけどな」



開いたサイガフォンに、コードを打ち込む

変身コードは『315』

そして、Enter……


<Standing by>


両手でサイガフォンを閉じると、上へと持ち上げる

真っ直ぐ片手を真上に上げた

レンゲルは真っ直ぐとそちらを向く


和「須賀くん、邪魔をするんですか……? 邪魔をするなら、あなたも……」

京太郎「……変身」


真っ直ぐとサイガフォンをセット、そして倒す

それと共に青い光、フォトンストリーム Ver2が伸びて変身する

現れるのは白いライダー


京太郎「……」カチャッ

和「最強の力を手に入れる邪魔を、しないでください……アンデッドの味方をするんですか?」

京太郎「……」

和「アンデッドもオルフェノクもロイミュードも、すべて……私が、倒す! 一匹残らず!」


止まったサイガ

レンゲルがカードを取り出してレンゲルラウザーへと読み込ませる

そのカードはクラブの10


<リモート>

和「……咲さんからもらったこのカードを使うとしましょう」シュッ


投げられたカードからアンデッドが現れる

封印済みのアンデッドを開放、操ることができるカードの力

それにより現れるのはエレファントアンデッド


嶋「そちらは私がやろう!」


そう言ってタランチュラアンデッドがエレファントアンデッドの注意を引く

レンゲルがサイガの方を見てレンゲルラウザーを向ける


京太郎「……お前、ちょっと頭冷やせ」

和「私はいつだって冷静です……」



◆サイガ

◇ステータス
・HP:95
・速度:55
・攻撃:85
・防御:55


◆スキル

◇コバルトスマッシュ:威力110:命中100%:SP30
・選択時のコンマが30以下の場合、攻撃を+10

◇トンファーエッジ:威力80:命中90%:SP20
・選択時のコンマが30以下の場合、命中を+10

◇スカイインパクト:威力50:命中100%:SP15


◆アビリティ

◇フライングアタッカー(加速)
・SPを【最大値の1/3】消費
・1ターンの間、速度を【+850】する

◇スーパーアーマー
・最終被ダメージ【50】以下は【0】扱いとなる




◆須賀京太郎【Lv22】

◇ステータス
・HP:79
・速度:82
・攻撃:73
・防御:53
・SP:61

◆回避+【Lv3】
・自分への命中率を【15%】下げる

◆恋愛力【Lv1】
・女性キャラクターとのイベント時に補正+5を得る


①:速度判定

1自【須賀京太郎】:137
2敵【原村和】:80


②戦闘開始


レンゲルが走りだしサイガに接近、素早くレンゲルラウザーを振るう

だがサイガはフライングアタッカーのジェットを使い素早く回避

後ろへと下がると、両足を地面に着けたままサイガが両手に握った操縦桿のトリガーを、引く


京太郎「……!」

和「ッ!」


躊躇なく引かれたトリガー、放たれた弾丸をレンゲルラウザーを回転させて凌ぐレンゲル

銃弾を撃つのをやめるとレンゲルは再び接近しようと接近してくる

ミッションメモリーを操縦桿へと差し込み、引き抜く


京太郎「……やるぜ」


トンファーを持ち、レンゲルラウザーを受け止める

二つのトンファーの刃


和「チィッ!」

京太郎「おらっ!」


蹴りを打ち込まれ、レンゲルが僅かに下がる

素早く操縦桿部分にトンファーを差し込むサイガ

片手をスナップし、静かにレンゲルの方を見る


京太郎「やめろ……」

和「人間は、勝たなければ……でなければ、滅ぼされてしまうッ!」

京太郎「……」

③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>490
『フライングアタッカー(加速)』
『決定』

◇安価1↓



京太郎「手加減なしでいく……!」

和「この最強のライダーを、侮るなぁ!」

京太郎「さいきょーさいきょーうるせぇんだよこのバカ!」

和「っ!」


突如、大声で言われた和ことレンゲルが怯む

仲間であった和に、だ


そもそもまともに“仲間”と戦うのが初めてで、和と違いなんの影響も受けていない京太郎が怯まないことの方がおかしい

にもかかわらず、先ほども迷いなくトリガーを引いた

見えないながらも、なにかが心の中に溜まっていた結果か、それがふとした拍子に、いま現在爆発しているのだろう


京太郎「オラッ!」

コバルトスマッシュ:威力110:命中100%:SP30【31】
◇威力:278【158+110+10】
◇原村和:100%


和「ッ!」


放たれるサイガのブースターライフル

連射されていくそれらの攻撃そレンゲルは可能な限り弾いていく

だが間違いなくダメージは受けている


京太郎「ハァっ!」

和「っ!」


ライフルを放ちながら接近する

そして、そのまま高速で加速しながらライフルを撃つのをやめた

驚愕する和、レンゲルがレンゲルラウザーを振るおうとする


京太郎「浅い!」

和「なにがっ!?」

京太郎「経験だ!」


加速したまま、トンファーエッジを引き抜きレンゲルラウザーを弾きつつ、その体に蹴りを打ち込む

吹き飛んだレンゲルが地を転がる

着地するサイガがトンファーエッジを納めた


和「ぐっ……経験、そんなもの……この才能と、最強のベルトが、あればっ!」

京太郎「……それが人間か? お前や、みんなは違うと思ってたんだ……」ギリッ

和「化物を、すべて消すために……私はッ!!」

◆原村和【HP:67/250】
◇278-95=183



飛び上がるサイガを睨みつけるレンゲル

そしてレンゲルは、カードを取り出した

記されているのはハート


和「頂戴したこれ、使ってみますか……」

<フロート>

和「ハッ!」


飛び上がったレンゲル

そして、サイガのいる高度まで跳び上がった

驚愕するも、速度はこちらの方が上だ


京太郎「和も飛べたか……!」

和「あとは落ちるだけですよ、かっこつけて!」

京太郎「ッ!」

和「いきます!」


再びカードを持つ

そして三枚のカードをレンゲルラウザーに読み込ませた


<ラッシュ>

<ブリザード>

<ポイズン>

<ブリザードベノム>


上空で三枚の大きなカードレンゲルの背後に浮かび上がった

そのまま、レンゲルが両足を振るう


和「ハァッ!」

◆ブリザードベノム:威力100:命中100%:SP25【35】
◇威力:190【90+100】
◇須賀京太郎:100-15=85%



◆回避判定

01~85 命中
85~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓



上空にて、サイガがレンゲルから放たれた冷気を受ける

少しふら付きながらも、次に迫る蹴りだけは回避した

頭を下にして、真下に落ちるようにだ


京太郎「くっ!」

和「外したっ!」


地面にぶつかる寸前に地を拳で殴って跳ねるように跳ぶと、地上に着地

レンゲルも同じく着地する

ダメージはある、だがそれ以外にも少しばかり感じる……


京太郎「くっ、これは……」

◆須賀京太郎【HP:92/174】
◇190-108=82
・ベノムブリザード:攻撃命中後【3ターン】の間、行動開始時に防御無視30の持続ダメージ


和「毒です……須賀君、私だって須賀君を相手にこんなことをしたくありません」

京太郎「俺を相手に、ね……」

和「?」

京太郎「なんでもない、悪いが今の俺はお前の仲間じゃない……嶋さんの仲間でな」

和「人間がアンデッドの味方をするんですか!」

京太郎「……話は終わりだ」

和「あなたは……っ」

京太郎「お前の倒すべき敵だよ、俺は……」ハッ

③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>490
『フライングアタッカー(加速)』
『決定』

◇安価1↓



加速するサイガ

今度は上空にではない、真っ直ぐにだ


和「舐めないでくださいっ!」ブンッ

京太郎「そんなことないっての!」


レンゲルのレンゲルラウザーの射程に入る

だがその瞬間、地を足で蹴った

横に向かって


シュンッ

和「なっ、そんな軌道をっ!」


真っ直ぐ横に跳ぶ

カクカクとした軌道を描きレンゲルに接近、そして離れる

それを数度繰り返す


京太郎「ぐっ!」

◆須賀京太郎【HP:62/174】
・ベノムブリザード


和「死にますよ!?」

京太郎「死ぬかよ……!」

◆コバルトスマッシュ:威力110:命中100%:SP30【01】
◇威力:278【158+10+110】
◇原村和:100%


そして地を蹴って、加速

ベルトのボタンを押す

上空へと上がる


<Exceed Charge>


和「飛んだところでっ!」

ピカッ

和「ぐっ、逆光!?」

京太郎「ハァッ!」


青い光を纏ったサイガが、レンゲルへと蹴りを打ち込んだ

それでも貫くような攻撃ではないあたり、手心は加えたのだろう

吹き飛ぶレンゲル、地を転がった後にゲートが現れてレンゲルを和へと戻した


京太郎「……」

和「そ、んな……私、が」クッ

◆原村和【HP:0/250】
◇278-95=183



人間態の嶋も戻ってくる

京太郎が変身を解除すれば、嶋は倒れた和へとそっとエレファントアンデッドの封印されているカードを渡す

和は顔をしかめつつ、それを奪い取るように受け取って、ふらふらと立ち上がる


京太郎「……和」

和「須賀君……」

京太郎「なんだ」

和「あなたが……そんな人間だなんて、思いませんでしたっ」


それだけ言うとふらつきながら去っていく和

そんな後ろ姿を見ながら京太郎はサイガギアをアタッシュケースに入れる

走ってきたオートバジンが目の前に止まった


京太郎「そんな人間だと思わなかった、か」ハッ

嶋「須賀君……」

京太郎「答えなんて見つかりませんよ、なに一つ」

嶋「……良かったのか、レンゲルの力を取り上げることもできた」

京太郎「そんなことしたら、和の奴が生身で敵に突っ込みかねないでしょう」

嶋「……彼女は、カテゴリーエース、スパイダーアンデッドに意思を操作されている」

京太郎「なに?」

嶋「本来の彼女と違うのはわかっていただろう?」

京太郎「過去の、本来の奴なんて……もうわかりませんよ。こんな世界になって」

嶋「……」

京太郎「でも、そっか……良かった」ホッ

嶋「……やはり君は、優しいな」フッ

京太郎「っ……そんなわけ、ないっすよ。俺が優しかったらきっと、もっとうまく、できてた……」

嶋「これが最前だ、君にできた最前のことだと信じろ。それでダメならその時にフォローすれば良い。ほかならぬ自分と、他の誰かの手を借りても良い」

京太郎「……うっす」コクリ



◆戦闘終了

・経験値:1500

・レベルアップ【22】→【23】

・アビリティ『命中+【Lv1】』を会得しました



京太郎「でも、他人に頼る……かぁ」


ほとんどそういう生き方をしていない

故に、思うところはやはりある


嶋「最初は、オルフェノクと戦っていたよ。蜘蛛の、な」

京太郎「つくづく蜘蛛と縁があることで」

嶋「ハハハ、因果なものだよ……彼女は逃げたようだし問題もないだろう」

京太郎「ごもっとも……嶋さんはこのあとどうするんですか?」

嶋「帰るとするよ、君は?」

京太郎「俺も帰りますよ……疲れた。癒しが欲しい」

嶋「家が必ずしも癒されるとは限らない、とは思うよ」

京太郎「……ま、そういうとこもあるけど、そりゃ俺のせいっすから」

嶋「……まだ、話していないのか?」

京太郎「話すつもりはありませんよ……心境の変化でもない限り、ね」

嶋「そうか……」


そう言って笑う

負の感情は感じない、むしろそれに対して理解を見せていた

今話していることを“みんなに話す”ことを嶋は必ずしも薦めているわけではない、ということだろう


嶋「ただ一つ君に言っておきたいことがある」

京太郎「なんですか?」

嶋「人間をもっと信じてあげてくれ、絶望する気持ちもわかる。それでもこの世界は優しい」

京太郎「……あんたを、封印しようとする人間がいても?」

嶋「そういう人間もいる、それでも宮永くんや竹井君、弘世くんや内木君、烏丸所長……受け入れてくれている人間たちもいる」フッ

京太郎「それは、そうですけど……」

嶋「だから君も信じてくれないか、人間を……」

京太郎「……信じて、ますよ」

嶋「……フッ、答えはわかっていたが」

京太郎「いじわるっすね」

嶋「例え私が原村くんに封印されても、信じ続けてくれ……その気持ちを、消さないでくれ」

京太郎「……」

嶋「それだけだ、忘れずに覚えておいてくれ……またな」


それだけ言うと、爽かに笑い去っていく嶋

一人残された京太郎は片手で頭を押さえる

わかっている


京太郎「……わかって、るんだ」



◆選択【イベント】


【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵】
【良子・裕子】
【宥・玄・灼】
【美穂子・桃子・菫】


◇安価1↓から3↓までで一番コンマが高い者

【鷺森灼】


―――夜【街中】


なんとなく、早く帰る気もしないでオートバジンだけ先に帰らせた

京太郎はファイズギアの入ったアタッシュケース片手に歩く

信号待ちをしていると、声をかけられる


「ねぇ」

京太郎「ん……灼さん?」

灼「うん、歩きなんて珍しいね」

京太郎「灼さんと歩きの時会うのが珍しいだけっすよ、案外歩いてる時も多いっすよ?」

灼「そうなんだ」

京太郎「はい」フッ

灼「……なんか、疲れてる?」

京太郎「え、そんなことないっすけど」


そう答えた京太郎

ごく普通に答えたつもりだったのだが、灼は目を細めた

苦笑を浮かべる京太郎


京太郎「えっと……」

灼「やっぱ、いつもと違う……このあと暇?」

京太郎「ええ、はい」


そう答えるやいなや、灼が京太郎の空いている右手を取る

京太郎の右手を握ったまま、灼は歩き出す

戸惑いつつも、ついていく京太郎


京太郎「ちょ、どうしたんっすか?」

灼「良いから来る」

京太郎「ええっ!?」



―――【ファミレス】


京太郎「あの、まぁファミレスに入るのは良いんですよ」

灼「うん……」

京太郎「隣じゃなくても良いんじゃ」

灼「いいから」

京太郎「あ、はい」


そう答えて、少し笑う

思ったより自分は好かれているらしいと思いつつ、隣の灼を見る

彼女も人間だ。塞や胡桃だって人間だ

優しい、人間だ……


京太郎「そうだよ、な」ホッ

灼「どうしたの?」

京太郎「いや、ファミレスのコーヒーも捨てたもんじゃないなって」


そう言ってグラスに入ったコーヒーを飲む

宥のコーヒーにはもちろん負ける

だがきっとこの味はそういう類の味ではない


京太郎「灼さんといるから、美味い」フッ

灼「……!!?」カァッ

京太郎「なんつーかあれです……」ポリポリ


隣の京太郎が頬を掻く

少しばかり頬が赤い京太郎は、どことなく珍しい

そんな京太郎が灼の方を見て恥ずかしげに笑みを浮かべた


京太郎「ありがとう……」フッ

灼「……べ、別に、京太郎があんなだと調子狂うから」ウツムキ


耳まで真っ赤にしながら、飲み物を飲む

ストローで飲み物を吸っていると、すぐにズズズッと音がなった

灼は、そっと京太郎の顔を見た


灼「あ……」


先ほどとは違う、ぎこちなさはない

優しく笑っている京太郎

そんな京太郎を見て、灼は嬉しそうに笑みを浮かべた


灼「良かった……」ポソリ

京太郎「ん?」

灼「なんでも……」クスッ



―――【帰り道】


灼「ん、ここまでで良いよ」

京太郎「そうですか?」

灼「同じ道通らないけど近所でしょ」

京太郎「……まぁ」


分かれ道で二人が止まった

繋いでいた手を離すと、灼は少しだけ名残惜しそうに手を残してから、下げる

京太郎は少しばかり温まった手を握りしめた


灼「それじゃあ、ね」

京太郎「はい、それじゃあ」スッ


笑みを浮かべると進む方向へと体を向けて歩き出す

数歩を進んだところで、声がかかる


灼「……京太郎!」

京太郎「え、どうしました?」

灼「……なにかあったら、頼ってね」

京太郎「え」

灼「私にできることって、凄い少ないけど……それでも力になれるならできる限り、頑張るから」

京太郎「……はい」フッ


少しばかり先ほどより二人の距離は離れている

それでも、心の距離は、近くなった

そう確信を持って言うだろう。二人共

自分のスカートを両手で握りしめる灼、深呼吸をすると、口を開く


灼「私、その……京太郎のことっ!」ギュッ

京太郎「え……」

灼「京太郎の、こと……」

京太郎「ちょっ」

灼「す……すごく仲の良い相手だって、思ってるから!」

京太郎「……あ、はい」


返事をしてから、京太郎は顔を赤くする


京太郎(うおぉ、俺恥ずかしい、自意識過剰の自惚れ屋さん!)

灼「その、だから……ね?」

京太郎「は、はい!」

灼「……うん、それじゃあ、ね」フフッ フリフリ

京太郎「……はい、それじゃあ、また」ニッ フリフリ


◆System
・ステータス【HP】が+5されました




【第18話<灰・夜・蜘蛛>END】


・【妹尾佳織】は【津山睦月】には追い付けなかったようです

今回のイベント嫌な予感しかしないんですが
灼ちゃーが京太郎くん闇堕ちのトリガーに成っちゃうんでしょうか?

>>586 イッチはいつも優しいから一般人の灼にそんなことするわけないダルォ?



―――【松実館】


カウンター席に座っている京太郎

そして、隣には晴絵

二人が静かにコーヒーを飲んでいる


京太郎「……」チラッ


常連1「宥さん、次の水曜日! 一緒に映画どうですか!」

常連2「そんな映画よりも! 私と遊園地に!」

宥「ん~そうですね」


いつも通り流しつつ、宥は作業をしている

京太郎は静かにコーヒーを飲む

そうしていると、隣の晴絵がコーヒーカップを置く


京太郎「なぁ、赤土」

晴絵「ねぇ須賀」


二人の声が重なる

そこで同時に止まった


晴絵「……いいよ、先」

京太郎「いや、大したことじゃないから」

晴絵「そう……それじゃ私が」コホン



晴絵「……私、カードを使いきったんだ」

京太郎「……そう、か」


それではもう変身できない、ということだろう

それと同時に数々の記憶からこの時代の赤土晴絵の記憶が消えたということだ

自分は、覚えている。きっと玄も


晴絵「まぁ、全部が全部消えるってわけじゃないみたいだね」

京太郎「だな……」

晴絵「それと一つ」

京太郎「ん?」

晴絵「……こっちは良いこと、かな」

京太郎「そうなのか?」

晴絵「うん、電王が新しい力を手に入れたみたい」

京太郎「マジか」

晴絵「玄本人が戦うフォーム、それでも性能だけで言えばてんこ盛りと同等だとか」

京太郎「……強いが、玄さんが心配だな」

晴絵「でしょ?」

京太郎「おう」

晴絵「それと一番いいことが」

京太郎「ん?」

晴絵「分岐点が見えた。新しい未来の、ね」

京太郎「新しい未来の、分岐点?」

晴絵「繋がっときどうなるのかわからない、イマジンたちの世界になってしまうのか、それともイマジンのいない世界になるのか……」

京太郎「そういうことか」

晴絵「だからデンライナーは今、駅に停まってるんだよね」

京太郎「駅?」

晴絵「駅」

京太郎「……駅なんてあるのか」

晴絵「電車だからね」


晴絵からもたらされた情報はそれぞれ三つ


悪いこと、カードを使いきったということ

良いこと、玄が新たな力を手に入れたということ

どちらとも言えないこと、分岐点が見つかったこと


どう答えて良いかはわからないが、これ以上はないということだ

ならば晴絵がこれ以上忘れられることはない

阿知賀の面々の記憶から消えてしまったことはどうしようもないが……


京太郎「……ともかく、これで赤土ももう戦わなくてもすむってことか?」

晴絵「……そう、なるけどさ」

京太郎「戦いたいならベルトを貸すさ」

晴絵「ゼロノスが一番戦いやすいんだけどね」


そう言いつつ肩をすくめる

そして再びコーヒーを一口飲んで、カップを皿に置いた

カチャッと音が鳴る


晴絵「ねぇ、須賀」

京太郎「ん?」

晴絵「赤土晴絵のことを、あんたは憶えてるの?」

京太郎「ああ、阿知賀女子麻雀部のみんなの先生で……」

晴絵「“そっち”じゃなくて」

京太郎「そっちじゃない?」

晴絵「……ああ、やっぱ忘れさせたんだ」


その言葉で、京太郎は止まる

動揺ではない、戸惑ってもいない

妙な予感に京太郎は、晴絵のことを真っ直ぐと見る

瞬き一つ、できない


京太郎「……おい、それってどういう意味だ?」

晴絵「そのままの意味だよ」

京太郎「そのままの意味って、赤土……お前、なにを」

晴絵「そのままの意味だけど」


今度は、コーヒーカップを口につけるとそのまますべて流し込む

冷めたコーヒーを飲み干すと晴絵はゆっくりと息をつく

そして、視線だけを京太郎へと向けた


晴絵「あんたは……赤土晴絵と会ってる」

京太郎「……」

晴絵「それなりに、仲良くやってたみたいだし……ね」

京太郎「なん……だと……?」


晴絵「ほら、憶えてないでしょ?」



【第19話<晴れた日々の絵は白紙>】


今回はここまでー

今明かされる衝撃の真実ゥ!
つまり最初から京晴フラグは建っていたんだよ!

とりあえずのどっち退けて嶋さんからお言葉をいただき
京ちゃんどうなると思いきやうまく人間挟んだ感じで

ちなみに表示されてないけど京ちゃんにはSAN値的なものがあるっす
上がれば文章内で京ちゃんの感情がボドボドダ!

そんじゃなにかありゃお気軽にー

◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50

◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇スパークルカット:威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12

◆アビリティ

◇アクセルフォーム
・SPを【最大値の1/2】消費
・行動に『アクセルフォーム』が追加される
・その後『アクセルフォーム』に変身する

◆カイザ

◇ステータス
・HP:80
・速度:35
・攻撃:70
・防御:55

◆スキル

◇ゴルドスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇カイザスラッシュ:威力70:命中100%:SP20
・選択時のコンマが40以下の場合、攻撃を+10する

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12

◆デルタ

◇ステータス
・HP:100
・速度:40
・攻撃:75
・防御:60

◆スキル

◇ルシファーズハンマー:威力105:命中100%:SP30

◇デルタムーバ―(B):威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する

◆サイガ

◇ステータス
・HP:95
・速度:55
・攻撃:85
・防御:55

◆スキル

◇コバルトスマッシュ:威力110:命中100%:SP30
・選択時のコンマが30以下の場合、攻撃を+10

◇トンファーエッジ:威力80:命中90%:SP20
・選択時のコンマが30以下の場合、命中を+10

◇スカイインパクト:威力50:命中100%:SP15

◆アビリティ

◇フライングアタッカー(加速)
・SPを【最大値の1/3】消費
・1ターンの間、速度を【+850】する

◇スーパーアーマー
・最終被ダメージ【50】以下は【0】扱いとなる

オクトイマジンのエピソードやったらキマシタワー展開になるのかな?



その時、不思議なことが起こった!(再開するよー!)

まさかイッチ今日も早くできるとは思わなんだ
ちなみに明日も普通に再開できるはずー

京ちゃんとハルちゃんが出会っていたに関しては意表つけたようでなにより

>>609
それはそれで良いかもしれんねとか思っとります

咲の原作は読んでないんだが京太郎とレジェンドは面識あったのか?



◆知り合い

【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃・ネリー】
【美穂子・ゆみ・桃子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【咲・久・一太・嶋さん】
【和・一・佳織・智美・憧・照・煌・竜華・怜・もこ】
【真佑子・恭子・郁乃・明華・由暉子・成香】



―――【昼前】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、公園(智葉・ハオ)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

1みょんふぁ

1、誰かと話す【宮永咲】


―――【公園】


歩いていると、咲を見つけた

彼女の方も京太郎を見つけたようで、軽く手を振る

京太郎も手を振ると近づいた


咲「暇そうだね」フフッ

京太郎「お前もな」フッ

咲「私は弘世さんか内木くんが連絡くれたら仕事だし」

京太郎「そんなこと言ったら俺だって……とは言うもののオルフェノクってどこにいるかわかんなくてな」ハァ

咲「逆を言うとそこら中にいる可能性があるもんね」

京太郎「ゾッとするな」ハッ


自嘲するように笑う京太郎を見て、咲が不思議そうに首をかしげた

いつもの京太郎とは明らかに違う雰囲気だったから

背を伸ばす咲


京太郎「疲れてるか?」

咲「給料は少なくても、やりがいはあるから」クスッ

京太郎「そうか」フッ



京太郎「そういえば、白築さんだったか?」

咲「うん」

京太郎「会ってみたいもんだな」フッ

咲「……京ちゃんは」

京太郎「ん?」

咲「京ちゃんは……人の心を持った怪人って、信じる?」

京太郎「信じてるぞ……」


そう言うと、ベンチに座る

咲は驚いたような表情を浮かべるも、すぐに笑みを浮かべて隣に座った

コーヒーを飲む京太郎


咲「うん、京ちゃんらしいや」

京太郎「どうした、咲も信じられないか?」

咲(私“も”……?)

咲「う、ううん、私も信じてるよ、嶋さんもいるし」

京太郎「だな……俺も信じてる。でも和は……」

咲「和ちゃんはカテゴリーAに操られてるだけだよ」

京太郎「そう、か……」

咲「うん、私たちみたいな人もきっと沢山いるから」

京太郎「……だな」フッ


そう答えると、咲と京太郎は同じタイミングで飲み物を飲む


京太郎「……良かった。やっぱ咲は俺の大事なダチだわ」ガシガシ

咲「わわっ、もうあんまり乱暴にしないでよっ」ムゥッ

京太郎「わるいわるい」ハハハッ


◆System
・宮永咲の好感度が+9されました
・【宮永咲:99】
※現状では【宮永咲】の好感度はこれ以上は上がりません



―――【昼】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、公園(智葉・ハオ)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【雀明華】


―――【公園:ドーナツ屋】


公園にて開いていたドーナツ屋

店員からドーナツを受け取って席へと座る

すると、正面に誰かが座った


京太郎「あれ?」

明華「お久しぶりです」クスッ

京太郎「ホント久しぶりっすね」フッ

明華「ですね、色々話を聞いてみたいと思ってたんですけど中々会えなくて」

京太郎「え、そうだったんですか?」

明華「そうですよ、それにデートの約束だってしてたのに」ジトー

京太郎「え、あれマジだったんですか?」

明華「……泣きますよ」

京太郎「そんなに!?」

明華「とりあえず、連絡先……交換しませんか?」クスッ

京太郎「お、俺で良ければ?」

明華「京太郎君に、お願いしてるんですよ」クスッ

京太郎「う、うっす!」



連絡先を交換して、京太郎はそっと息をつく

まさかあの雀明華と連絡先を交換することになるとは思わなかった

去年の自分に自慢をしてやりたいような気分だ


京太郎「にしても、まさか雀さんがハンドボール知ってるとも思わなかったけど」

明華「フランスではメジャーな競技なんですけど……」

京太郎「あの頃に比べても体、ずいぶん鍛えられたなぁ」

明華「今ならもっとすごい成績を残せるんじゃないですか?」クスッ

京太郎「……周りがもうちょっと強ければって今でも思って自己嫌悪するんっすよね」ハァ

明華「一人でやる競技でないのは確かですから」

京太郎「それでも仲間たちは頑張ってましたから……あ、そっか」

明華「ん?」

京太郎「いや、仲間って……そういうもんだなって」フッ

明華「須賀君は、麻雀は団体戦に出てないんですよね」

京太郎「はい、だからでしょうね、仲間とかそういうの久しくて」フッ

明華「……今、なにかしてるんですか?」

京太郎「え?」

明華「いえ、今仲間がいるという風な言葉遣いでしたから」

京太郎「……ま、いますよ」

明華「そうですか……ちなみに、女性ですか?」

京太郎「へっ!?」



明華「その反応は、女性ですね」ジトー

京太郎「べべべ、別に問題ないっすよ!」

明華「それはわかってますよ。悪いことするタイプでもなさそうですし」

京太郎「で、ですよね!」

明華「……やっぱり彼女とか、いるんですか?」

京太郎「いませんよ、いたら苦労しませんよ!」


というより、すべてが終わるまでそちらのことを考えられない

今は、だが……


京太郎「まぁ、そのうち……」

明華「相手に目星はついてると」フム

京太郎「なんつーか、向こうが好きって言ってくれましたから」フッ

明華「京太郎くんが好きってわけじゃないなら……」ボソボソ


なにかボソボソと言っているが、京太郎は聞き取れない

そのまま、話を続ける


京太郎「まぁ、俺には勿体ない相手ですけどね」

明華「……私は」

京太郎「ん?」

明華「京太郎くんは十分、素敵に思えますよ」ニコッ

京太郎「……う、うっす」カァッ


◆System
・【雀明華】の好感度が+1されました
・【雀明華:100】
※現状では【雀明華】の好感度がはこれ以上は上がりません



―――昼過ぎ


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、公園(智葉・ハオ)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

7、公園(智葉・ハオ)


―――【公園】


明華と別れて公園を出ようと歩いていると、二人を見つけた

立ったまま話をしている二人を見つつ去ろうとするが、片方と視線がある

こっちに来て手を貸せ、とでも良いそうな視線を受けて京太郎はそちらへと歩いていく


京太郎「えっと、ホェイユーさんに智葉さん、久しぶりっす」

ハオ「良い所に来てくれました須賀!」

京太郎「あ、はい」


呼んだ方であるハオがそう言う

にしても、どうしろと言うんだろうと思いつつ智葉を見る

智葉は智葉で眉をひそめて困っているようだ


京太郎「えっと、なにがどうなってるんですか?」

ハオ「智葉が私の言うことに耳を貸してくれないんです!」

智葉「私は仲間などいらない……一人で強さを極める」

ハオ「違います。あの子たちには智葉が必要なんです」

智葉「お前に託した」

ハオ「わ、私には荷が重すぎますっ!」

京太郎「……」


なにがなんだか、という表情だ



ハオ「あそこに引き取るだけ引き取って、お金はあっても……」

智葉「金は力だ、どうにでもなるさ」

ハオ「無責任です!」

智葉「責任は取る。いずれな……だがまだだ“奴”を利用して私は最強の力を手に入れる」

ハオ「そしたら、あの子たちを迎えに来るんですか?」

智葉「ああ……」

京太郎「えっと、俺必要ありました?」

智葉「気持ちを落ち着かせるには十分だった」フッ

京太郎「俺は箸休めですか」ジト

ハオ「まぁ、ありがとうございます」クスッ

京太郎「うっす」

ハオ「……そういえば、智葉と知り合いということは須賀も?」

智葉「ああ、アーマードライダーだ」

京太郎「えっ」

ハオ「そうでしたか、ならどこかで一緒に戦う機会もあるかも、ですね」フッ

智葉「京太郎は期待して良い」

京太郎「あんまハードル上げないでくださいよ」

智葉「これでも足りないぐらいだろうさ」

京太郎「えぇ……」

智葉「ハオ、いざとなったら須賀を頼れ……」

ハオ「……はい」コクリ

京太郎「ちょっと勝手に話を進めないでくださ」

智葉「すぐ胸に目が行くが悪い奴ではない」

京太郎「ちょっ!」

ハオ「……本当に頼りになります?」

京太郎「ほらこうなった!」

智葉「大丈夫だ。そのぐらいの方が人間らしくて良い」フッ

京太郎「……らしいっすよ」フッ

ハオ「はい」コクリ

智葉「では私は行くぞ」

ハオ「ちょ、まだ話は終わってませんよ!」

京太郎(もう良いか?)


◆System
・郝慧宇の好感度が+15されました
・【郝慧宇:75】



―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、公園(智葉・ハオ)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

(ミスった、7選べないっすね


2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運59補正:+30

01~31 失敗

32~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?
※運59補正:+30

1、南浦数絵
2、岡橋初瀬
3、獅子原爽
4、岩舘揺杏
5、針生えり

ゾロ目 +ボーナス

◇安価2↓

4、【岩舘揺杏】


―――【コンビニ前】


コーヒーを買って出てくる

無論アイスなのだが、それをストローで飲みながらオートバジンに少しばかり寄りかかった

そこで気づく、入った時にはなかったバイクがある


京太郎「おいおいおい」


そのバイクは半分から前は黒く、半分から後ろが緑

奇怪な色合いをしたバイク


京太郎「うわぁ、なんだか大変なことになっちゃったぞう」

??「ん、私のバイクに何か用?」

京太郎「あ、いや」


黒いポニーテールの少女がそこにはいた

黒い帽子を頭から外して軽く埃を払うと腰に下げる

そんな少女を見つつ、京太郎は頭をひねらせた


揺杏「なんだよ? ナンパ?」

京太郎「ああいや、そういうわけじゃ」

揺杏「あたしほどの良い女に見惚れないわけないか……って、違うのかよっ」

京太郎「あ、岩舘揺杏だ」

揺杏「ストーカーだったか、こりゃ事件だ」

京太郎「いや違うって、去年の麻雀っすよ」

揺杏「……そういやユキと一緒に全国デビューしたなぁ」ケラケラ

京太郎(なんか不思議な人だな)



京太郎「あ、そういえば真屋由暉子は見ましたよ」

揺杏「そっか、なんかあいつ素晴らしき青空の会とか言うのに入ったとか」

京太郎「怪しい……」

揺杏「だろ? 特にあいつアイドルレベルの容姿してっから心配で心配で」

京太郎「へぇ」

揺杏「まぁ成香もいるみたいだし大丈夫だと思いたいけど……妖怪ボタンムシリとかいうのになったとか話を」

京太郎「なにそれ怖い」

揺杏「怖いんだよ!」

京太郎「あ、はい」

揺杏「ちくしょう、てか都内に出向くことになるとは」

京太郎「あ、都内に住んでるんじゃないんですか?」

揺杏「あたしの拠点隣の風都だ」

京太郎「へぇ」

揺杏「そこで探偵をやっててさ」

京太郎「ほう、ハードボイルドですね。カッコいいですし」

揺杏「お前良い奴だな!」ガシッ

京太郎「え、え?」



揺杏「そうか、私がハードボイルドか、そうだろうそうだろう!」ウンウン

京太郎(途端にハードボイルド感無くなって来たな)

揺杏「よっし、何かあったら来い、言うほど遠くも無いしな!」スッ

京太郎「え、名刺ですか?」


受け取った名刺を見る

住所と電話番号と、名前


揺杏「困ったことがあれば鳴海探偵事務所までよろしく!」

京太郎「あ、はい」

揺杏「あ、こういうのとか見つけたら特によろしく」スチャッ


出されたのは黒い―――ガイアメモリ

多治比真佑子が探していたものと同じものだ

これは報告した方が良いのだろうかと思いつつ、頷く


京太郎「うっす」

揺杏「それじゃまた、会う機会があればな!」ニッ


それだけ言うと、不思議カラーのバイクで去っていく

京太郎は静かに、名刺を財布へと入れた

鳴海探偵事務所


京太郎「なにかあったら使えるかもだしな……」


◆System
・【岩舘揺杏】の初期好感度は【70】になりました



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

4、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、ファミレス(菫)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由行動【多治比さんに揺杏の事を話す】


―――【公園】


オートバジンを横に置き、ベンチに座っている京太郎

すぐにバイクに乗った少女が現れる

周囲にはバイクを使う人間が多いな、と思いつつ京太郎は軽く手を上げた


京太郎「どうもです」

真佑子「ごめんごめん、電話越しに聞いても良かったんだけど近くにいたからさ」

京太郎「いえ、別に構いませんよ」


とりあえず禁句であろう麻雀の話はしないことにする


京太郎「ガイアメモリでしたっけ、例の奴を持ってる人を見つけたんで」

真佑子「え、どこで!」

京太郎「昼間、ガイアメモリを探してました」

真佑子「ふむふむ! それで!」

京太郎「えっと、岩舘揺杏って言って」


瞬間、真佑子の表情が変わった

捜査という表情から『あちゃ~』とでも言いたそうな表情だ

何事かと思いつつ真佑子の言葉を待つ


真佑子「ごめん、それは……問題ないんだ」

京太郎「……えー」



京太郎「知ってたんっすか」

真佑子「ご、ごめんね!」

京太郎「いや、まぁ良いですけど」

真佑子「前まで風都の方で動いててさ、あっちも落ち着いたからこっち来たんだけど」

京太郎「そうなんっすか?」

真佑子「うん、あの二人にはお世話になったし」

京太郎「二人?」

真佑子「おっと、鳴海探偵事務所にいる探偵は二人で一人」

京太郎「二人で、一人?」

真佑子「そうそう、岩舘揺杏と桧森誓子」

京太郎「……有珠山の?」

真佑子「正解、そういうこと」フフッ

京太郎「多治比さんはなんでガイアメモリを追って」

真佑子「私に質問するな!」

京太郎「ウェッ!?」

真佑子「はっ、ご、ごめんごめん……まぁ色々事情があってさ」アハハ

京太郎「は、はあ……」



京太郎「とりあえず、それじゃそれ以外のガイアメモリを探れば良いと」

真佑子「あ、でもあんまり深入りすると大変な……いや、そういえば須賀君も仮面ライダーだっけ」

京太郎「っ」


―――仮面ライダー

その単語に反応してしまうのは、それを名乗るか微妙な気持ちがあるからだろう

彼の信条や信念は『正義の味方』とはかけ離れているところあがある


京太郎「……」

真佑子「えっと……」

京太郎「俺は、それなりにやりますよ」フッ

真佑子「そっか、なら期待しても良いかな」フッ

京太郎「任せといてくださいよ」ハハッ

真佑子「私の背中も預けられるかもしれないし」

京太郎「むしろ守って見せますよ?」ニッ

真佑子「……そんなこと言われたの、初めてだよ」クスッ


◆System
・多治比真佑子の好感度が+15されました
・【多治比真佑子:75】



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、自宅(塞・カピー)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運59補正:+30

01~31 失敗

32~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?
※運59補正:+30

1、南浦数絵
2、岡橋初瀬
3、獅子原爽

ゾロ目 +ボーナス

◇安価2↓

1、南浦数絵


―――【松実館】


カウンター席でコーヒーを飲んでいる

そうしていると、誰かがやってくる

一つ離れたカウンター席に座る少女を見て、京太郎は言葉を零す


京太郎「……南浦数絵さん?」

数絵「え?」

京太郎「あ、すんません」

数絵「……清澄の?」

京太郎「えっ、知ってるんですか?」

数絵「一応、片岡優希と一緒にいたなって」

京太郎「そりゃ、嬉しいっすね」アハハ

数絵「にしても……こんなところで会うなんて、初対面みたいなものだけれど」クスッ

京太郎「そうですね、そっちも東京に?」

数絵「ええ、片岡さんは?」

京太郎「アイツは長野に残ってます。もう治安も良いし……ああ、でも来るとか言ってたな」

数絵「そうなの……」


そこで、会話が止まる

あまり接点もないので当然と言えば当然なのだが……


やば、眠い
今回はここまでー

明日できるかと思ったけどできなさそうなんでできるのは明後日になるっす
そしたら南浦さんのイベントの続きからで……
散歩で会える相手がいなくなった場合は、通常の自由行動時にゾロ目を出せば出会いのイベント発生的な

こっからストーリー混ぜる場合ちょっと条件こなさなきゃだったりでちょっと大変かも

そんじゃなにかありゃお気軽にー

原作では風都って東京都の隣なんだよな… 
これを忠実に守ると奈良県とも東京都とも隣接してるって事は……結構広いんだな風都って

とりあえずカリス(耕介)追加で
まだなってないやつ(ホッパー)や未確定(竜華など)が混じってるからややこしい

>>749
ここの舞台も東京


俺? 三条!(再開!)

南浦さんのイベントの続きからっつーことで
今回の巻きは色々あるけどまぁ



京太郎「南浦さんはこっちに?」

数絵「ええ、あっちは色々大変だからってお祖父さまが」

京太郎「へぇ、そりゃそうっすね」ハハッ

数絵「でも片岡さんもいたならあっちに残れば良かったかしら」クスッ

京太郎「……えっ」

数絵「勘違いしないでね?」ジト

京太郎「あ、はい」

数絵「……おもしろかったから、彼女との闘牌」

京太郎「そうっすか、たぶんアイツ喜びますよ」

数絵「なら嬉しいわ」クスッ

京太郎「今度東京くるらしいんでそしたらここ紹介すると思うんで、もしかしたら会えるかもしんないっすよ」

数絵「そうしたら私も、久しぶりに麻雀に集中できそう」

京太郎「そうっすね、できるときにしとくのが一番っすよ」フッ

数絵「?」

京太郎「厄介なことになってからじゃ、遅いっすから」フッ


◆System
・南浦数絵の初期好感度は【60】となりました



―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、自宅(塞・カピー)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

7、自宅(塞・カピー)


―――【自宅:書斎】


椅子に座って本を読んでいる京太郎

父親の本の間から出てきた資料だ

しっかりとはさまっていて、一ページづつめくらなければわからなっただろう


京太郎「遺伝子系ってことは、例の細胞とかの話だよな」


製薬会社に勤めていただけあって勤勉ではあったようだ


―――実験体の方が逃げ出した時のマニュアルを完成させた

―――駆除班を結成して駆除にあたるように、なおかつ専用装備も完成

―――これならば実験体の排除も比較的マシにはなるだろう


京太郎「実験体、ねぇ……」


新たな薬を生み出そうとしたときにできてしまったものなのか、それとも作る気だったのか……

人を喰らう細胞

そんなものを作る理由すらもわからない


京太郎「……」

コンコン

京太郎「はい?」

塞「邪魔するよー」ガチャッ


入ってきたのは塞

その手にコーヒーを持っていた

驚きつつ、片手をあげる


京太郎「あざっす」

塞「最近、良くこもってるけど」

京太郎「知りたいこともあったもんで」アハハ

塞「そう、なの?」

京太郎「はい、まだ色々隠されてそうだし」ボソッ

塞「?」


入ってきた塞がコーヒーを置く

カピーもついてきたのかそのまま京太郎の膝に乗った

顔をしかめつつも、京太郎はそのまま資料に目を通す


塞「ん、なにそれ?」

京太郎「まぁ色々ありましてね」

塞「ふぅん……なんか難しそうだね、意外と京太郎って頭良いんだ」クスッ

京太郎「そんなことないっすよ、なんとなく見てるだけなんで」

塞「なんとなくは理解してるんじゃないの?」

京太郎「まぁ、なんとなくは……」

塞「凄いね、京太郎のお父さん」

京太郎「まぁ、でも親父の奴まだ色々隠してそうなんですよね」


目を細めて本棚を見る

なにか仕掛けがあってもおかしくはない

その目のまま塞を見ると、おぼんを両手に抱いた塞が少しばかり顔を赤くする


塞「あ、今の顔ちょっとかっこよかったかも」

京太郎「え、そうっすか?」

塞「うん、きりっとしてて……好きかも」クスッ

京太郎「じゃあ常時この顔にしますか」ハハッ

塞「たまにだからカッコいいんだからね?」フフッ

京太郎「そうなんっすか?」

塞「そうだよ」


◆System
・臼沢塞の好感度が+10されました
・【臼沢塞:160】



―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・玄)

7、公園(竜華・怜)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

6、松実館(宥・玄)


―――【松実館】


カウンター席に座る京太郎

宥は正面で、玄が横に座った

常連二人も今日はいない


カウンター席には京太郎と玄のみ

ということで、京太郎は静かに口を開いた


京太郎「俺って」

宥「ん?」

京太郎「俺って……赤土さんと何かありました?」

玄「え……先生と?」

宥「先生って?」

京太郎「あっ……その、玄さんは知ってますか?」


憶えていないということを忘れていた

顔をしかめて京太郎は玄の方を向く

静かにアイスコーヒーを飲む


玄「私は、知らないかな……どうして?」

京太郎「赤土に言われたんですよ。赤土先生と俺は知り合いだったって」

玄「え……どういう、こと?」

京太郎「俺が知りたいっすよ」ハァ

宥「えっと、晴絵ちゃんが、どうかしたの?」

玄「あ、ごめんねお姉ちゃん、その、晴絵ちゃんの……お、お姉さんの話なんだけどっ」

京太郎「……」



京太郎「で、どうですか?」

玄「ううん、全然聞いたことないけど」

京太郎「そう、ですか……」ハァ

玄「ごめんね……あ、でも」


その一言で、京太郎はそちらを見る

じっと見ていると少しばかり玄が顔を赤くするが、首を横に振った

咳払いをすると、京太郎の方を見る


玄「和ちゃんに会うとか言ってたけど……長野に行くことがあったような」

京太郎「ほ、他には?」

玄「京太郎君、奈良に来たことはないよね?」

京太郎「記憶にないっすけど」

玄「だったら長野で会ってたことになるけど……」

京太郎「前の携帯電話も、グローバルフリーズでやられたしな……」

玄「あ、それじゃあ連絡先があったかもわからない、のかな」

京太郎「そうなんっす」

玄「……」チラッ


近くに宥がいないことを確認すると、小さく息をついた

聞かせるわけにはいかない


玄「にしても、まさか京太郎くんが……その」

京太郎「はい、忘れてたとはって感じっすよ」チッ

玄「仕方ないことでは、あるけど……」

京太郎「はぁ、なんだかなぁ」

玄「私も頑張って調べてみる。なんで先生が晴絵ちゃんに、託したのか……」

京太郎「……はい」ハァ

京太郎(俺も、一緒か……)


◆System
・松実宥の好感度が+10されました
・【松実宥:130】



―――昼過ぎ


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(玄・霞)

7、公園(竜華・怜)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運59補正:+30

01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

(ゾロ目なんて出なくて当然だろ!


【成功】


◆誰と会う?
※運59補正:+30

1、岡橋初瀬
2、獅子原爽

ゾロ目 +ボーナス

◇安価2↓

今度は1少ないか……。てかなぜに>>1が連続でゾロ目を出してるんだ!!?これはまさか、>>1の罠か!?(違います)

相手は爽になったか。これで有珠山面子の居所は全部判明するな。多分名前繋がりでビーストの可能性が高いけど、>>1のことだから違うライダーだろうな

>>821 と、思うじゃん?


2、獅子原爽


―――【公園】


不思議なものを見つけた

静かに、京太郎は立ってその少女を見下ろす

キャンプなんかで使う小さな椅子に腰かけている少女を……


京太郎「……な、なにやってんですか?」

?「見てわかんないか、ランチタイムだ」

京太郎「あ、はい」


そう答えると、赤髪サイドポニーの少女は焼いた肉に大量のマヨネーズをかける

所謂マヨラー。何も言わずに京太郎は静かに目を細めた

そうしていると、少女が京太郎の方を見る


?「やらないぞ?」

京太郎「いや、いらないんですけど……もしかして、獅子原爽さん?」

爽「ん、なんで私のこと知ってんだ?」

京太郎「やっぱり……」


立ったまま、京太郎は話を始めた

去年の夏にインターハイで見たということ、元清澄麻雀部だということ

それから爽の仲間の所在を知っているということだ


京太郎「以上っす」

爽「おお、それで声かけてくれるなんて良い奴だな!」

京太郎「いや、まぁとりあえず」


放っておけなかった

純粋に、京太郎としては少しばかり不安感すら覚える

故に声をかけたのだが……


爽「よし、お礼にこれをやる!」バッ

京太郎「え、いや俺は」

爽「みなまで言うな! 腹減ってるだろ?」ニッ


差し出された串焼き

大量のマヨネーズが乗せられた……

マヨネーズは嫌いではないが、焼いた肉の上にここまで大量のマヨネーズをかけられると……


京太郎「い、いやそれは獅子原さんの昼食ですから、俺お腹一杯なんで」アハハ

爽「そうか、ならしょうがない」モグモグ

京太郎「とりあえず、岩舘さんと桧森さんの方は、こっちにいるそうです」カキカキ、スッ


名刺を見てレシートの裏にボールペンで住所と電話番号を書いて渡す

無論、鳴海探偵事務所のものだ

それを受け取った爽が何度か頷いた


爽「ありがとな、そんじゃ私もお礼に……って無いな、今度なにかあったら言ってくれ、手伝う!」グッ

京太郎「う、うっす」グッ

爽「飯でも良いぞ、余裕あるときなら!」

京太郎「……うっす」


◆System
・獅子原爽の初期好感度は【70】になりました



―――夕方【松実館】


なんだか、妙な感覚を感じた

変わらない松実館、変わらない宥、変わらない常連

そして変わらない中、京太郎は静かに首をかしげる


京太郎「なんだ今の……」コキッ


首を勢いよく傾げて音を鳴らす

背中を伸ばすともっとボキボキと音が鳴った

苦笑しつつ宥がやってくる


宥「疲れてるのかな?」

京太郎「どうなんでしょ、結構動いてるんで……すけど」ググッ

憧「へぇ、意外ね」

京太郎「そうっすか?」


そんな話をしていると、音が聞こえた

その音が扉の前で止まると、勢いよく扉が開けられる

全員が揃ってそちらを見た


カランカラン


玄「はぁっ……ハァッ……」

京太郎「良き切らしてどうしたんっすか?」

玄「は、晴絵ちゃんがっ!」

宥「え?」

玄「きょ、京太郎くんっ! 晴絵ちゃんがっ!」ガッ


息を切らして玄が京太郎へと詰め寄る

座っている京太郎の腕を掴んでなにかを乞うような目で見つめた

京太郎はそっと玄の肩に手を置く


玄「は、晴絵ちゃんがっ……」

京太郎「玄さん落ち着いて」

玄「う、うん……」

京太郎「それで……その、晴絵ちゃんっていうのは?」

玄「えっ?」

京太郎「友達ですか? なにか、あったんですか?」

玄「そ、んな……」



宥「えっと、お友達の晴絵ちゃんが、怪我したとか?」

憧「大変、なら行かなきゃじゃない!」

玄「違う、違うんだよっ! 最近、よくこっちに来てて、赤髪のっ!」

京太郎「す、すみません玄さん……なんの話、ですか?」

玄「ッ!」ダッ


走って上の階へと向かう玄

残された三人が顔を合わせて首をかしげる

聞いたことも見たことも無い“晴絵”という少女


京太郎「誰なんですかね……」

宥「新しいお友達?」

憧「にしては様子おかしかったけど」


京宥憧「……う~ん?」


とりあえず今回はここまでー

次回はまた自由行動
結構多めに自由行動があったり
ハルちゃんの消失

ちなみに明日も同じく早めにやるよー

そんじゃなにかありゃお気軽にー



俺の生き様、見せてやる!(再開するよー)

エグゼイド結構楽しみー
デザインも見慣れてきたし……てかゴーストVシネあるんだ

そんなことよりハート様とマッハだ!
3DSのゲーム魔進チェイサー使えるのは楽しみ

(ありがとでーす


―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

×、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(玄・霞)

7、公園(竜華・怜)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

6、松実館(玄・霞)


―――【松実館】


憧も帰って京太郎がコーヒーを飲んでいると、二人が入ってくる

玄と霞の二人

少しばかり気になって軽く手を上げると、手で呼ばれる


京太郎「ん?」


立ち上がって二人についていきそのまま奥のテーブルに着く

少しばかり表情が晴れない玄を見て京太郎は霞に目配せする

苦笑する霞が玄の方を見た


京太郎「ん?」

霞「えっと、晴絵ちゃんのことだけど……」

京太郎「例の玄さんの友達?」

玄「ち、違うの、本当にいたの!」

京太郎「いた……」


引っかかる

少しだけ引っかかりを覚えてから、なんとなく理解した

眉をひそめてそっとアイスコーヒーを飲んだ


京太郎「……まさか、過去で?」

霞「わかってくれて良かったわ」

玄「イマジンに、やられちゃって……」ググッ

京太郎「……すみません、どんな奴だったんです?」

霞「須賀君は仲良かったけれど……」


まるで、記憶にない


玄「デネブと、一緒にいたの」

京太郎「デネブって……デネブが玄さん以外に憑いてるとか想像できないっすね」

玄「……そんなっ」

霞「玄ちゃん、仕方ないことなのよ……言われたんでしょ? デネブを頼むって」

玄「うん……」コクリ

京太郎「赤土、晴絵……デネブと」


にわかには信じがたい



京太郎「でも、玄さんと霞さんがそんな嘘ついてる感じはしないし」

玄「本当だよ、晴絵ちゃんは……京太郎くんと仲良しで、良く一緒にいたし」

京太郎「……なんとか、できないんですか?」

霞「今は無理かも、でも必ずなんとかなるように……」

玄「うん、私たちが……」

京太郎「なんか協力できることがあれば俺にも言ってください、過去だろうが未来だろうがついてきますよ」フッ

玄「うん、ありがとうっ」


泣きそうな笑顔を浮かべる玄に、京太郎は再び顔をしかめる

霞はそっと玄の背中を撫でた

赤土晴絵、記憶にない少女を京太郎は静かに想う


京太郎(……なんとか、できりゃ良いけど)

玄「でも、京太郎くんに相談して良かったぁ」エヘヘ

霞「そうね、やっぱり頼りになるわ」クスッ

京太郎「そりゃなによりっす」フッ


◆System
・石戸霞の好感度が+10されました
・【石戸霞:95】

(朝っぱらから照が起きてるわけがない


―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

×、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、自宅(塞)

7、公園(竜華・怜)

8、道端(菫)

0、自由安価


◇安価2↓

7、公園(竜華・怜)


―――【公園】


たまたま通りかかると、ベンチに座る影がふたる

一つはもう夏にも関わらず黒いコートを着ている

なぜに、と思うも知り合いなので声を駆けに行く


京太郎「よっす!」

竜華「あ、おはよう京太郎くん」フッ

怜「京ちゃんやん」ニコッ


ベンチに座っている竜華と怜の二人

声をかけると、自販機で飲み物を買って竜華の隣に座った

怜は竜華に膝枕をされている


京太郎「好きですね」

怜「膝枕マイスターやから」

京太郎「なんっすかそれ、俺もなりたい」

竜華「えっ……つ、使う?」

京太郎「……いやいやいや」

怜「悩んだなぁ」ニヤッ

京太郎「まぁそりゃ竜華さんの膝枕とか魅力的ですし」

竜華「そ、そかなぁ?」エヘヘ



京太郎「にしても、どうっすか怜さん?」

竜華「え?」

怜「やっぱむちむちはええなぁ」

京太郎「なるほど」

竜華「なに言うてんの二人とも!?」カァッ

怜「うらやましいやろ」ニヤニヤ

京太郎「正直、かなり」

竜華「なに言うてんの京太郎くんもっ!」マッカ

京太郎「いやぁ、本能には逆らえないっていうかなんていうか……ね?」

怜「なぁ?」

竜華「二人でシンパシー感じ合うのやめへん? 疎外感凄いから」

怜「ええーでも話の中心は竜華やん?」

竜華「意図せずな!」

怜「うらやましいくらいやわ……色々と」

竜華「え?」

怜「京ちゃんも良く見てるやん?」

竜華「……」カァッ

京太郎「なにが?」

怜「竜華のボディ」

京太郎「……ななな、なんの話でしょうね?」

怜「図星か」ジトー

京太郎「だ、大丈夫! 怜さんも素敵です!」

怜「……そ、そうやって何人の女を騙してきたんやっ!」カァッ

京太郎「ひどくね!?」

竜華(京太郎くん、見てるんや……わ、悪い気は、せぇへんけど……は、はずぃ)


◆System
・【園城寺怜】の好感度が+10されました
・【園城寺怜:130】
・【清水谷竜華】の好感度が+11されました
・【清水谷竜華:110】



―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

×、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・真佑子)

7、ドライブピット(良子・洋榎)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

7、ドライブピット(良子・洋榎)



―――【ドライブピット】


ドライブピットへとやってきた京太郎

そして良子と洋榎から話を聞く

仁良光秀という男がすべての黒幕で、身勝手な行動で人を殺したということ

そして、ようやく意識を取り戻した滝見春に毒を盛ったという話だ


解毒を成功させ、仁良の罠を逆に利用し、超進化したブレンを倒した


京太郎(ブレン……)

洋榎「でもナンバーの方がまだ回収できてへんからな」

京太郎「つまり、まだ生きてると?」

良子「ええ、メディックあたりに回復させては厄介ですね」

京太郎「だけど、良子さん……決着つけたんですね」

良子「はい……しかし仁良」ググッ

洋榎「とんだゲスやったな」

京太郎「裏切って、権力への嫉妬で撃ち殺したと……」

良子「はい、さらに手をかけた者たちは他にも……」

京太郎「……後が怖いとこだな」

洋榎「獄中やし大丈夫やとは思うけどなー」

京太郎「大丈夫、ですかね……」



京太郎「にしても、タイプトライドロンであのブレンを倒せたなら……」

洋榎「楽勝やろ!」

良子「そう、ですか?」

京太郎「超進化しなきゃですが、ハートも超進化でもしなきゃ良子さんに勝てるとは……」


そこまで言って止まる

ハートの力は超進化とかそういうものの外側にすらあるように思えた

彼の力は凄まじい、もしかしたらトライドロンであっても……


京太郎「いや、まさかな」フッ

良子「それにしても、まだ色々とありますからね」

洋榎「ロイミュードはまだまだ尽きへんしな」

京太郎「そう、ですね……」フム

洋榎「そしたらロイミュードを一掃して、私たち仮面ライダーも他の相手に集中できるってもんや!」

良子「ええ、オルフェノクやイマジン、まだまだ敵は尽きませんから」

京太郎(グリードとかも、いるしなぁ)

洋榎「ホント、よくこの世界もってんなぁ」

京太郎「そう、ですね……」

京太郎(味方を増やしたり、できないもんかね)

洋榎「仮面ライダー、もっと増えればなぁ」

良子「そう言えば今、量産型ライダーを作ってるんでしょう?」

洋榎「悠彗さんがなにかやってるしな」ハハッ

京太郎「量産型、ライダー……」


◆System
・戒能良子の好感度が+10されました
・【戒能良子:120】



―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>622

×、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、松実館(宥・真佑子)

7、ファミレス(ゆみ・桃子)

8、道端(照)

0、自由安価


◇安価2↓

7、ファミレス(ゆみ・桃子)


―――【ファミレス】


突如、電話で誘われて京太郎はファミリーレストランへとやってきた

先に待っているらしいので入るとすぐに遠くから『須賀!』と呼ぶ声が聞こえる

店員に軽く手を出して問題ないという意を伝えてゆみと桃子が座っている席へと向かった


京太郎「どうもっす」

ゆみ「ああ、久しぶりだな」フッ

桃子「私はそんな久しぶりじゃないっす」

ゆみ「二人で会っていたのか、隅に置けないな」フッ

桃子「そ、そういうんじゃないっす」カァッ


二人が座っているソファとは向かいのソファに座る京太郎

ドリンクバーと適当なものを注文

静かに、息をつく


ゆみ「ん、疲れてるのか?」

京太郎「色々重なっちゃって」ハァ

桃子「弘世さんみたいに疲労困憊になっちゃダメっすよ?」

ゆみ「たまに死相が見えるものな」ハハッ

京太郎「手伝ってあげましょうよ」ジト

ゆみ「手伝えるものなら手伝うのだがな、どうにも弘世はプロフェッサーに信用されているようでな」

桃子「私たちじゃできない仕事やってるみたいなんっすよ」

京太郎「……大変っすね」ハァ



ゆみ「そう思うよ私もな」フッ

京太郎「そっちはどういう仕事してるんっすか?」

ゆみ「一応機密もあるが、言えることはディーラーだな」

京太郎「え?」

ゆみ「売っているんだよ。ロックシードを」

桃子「プロフェッサーからもらった仕事っすからね」

京太郎「なんでまた……あんなの危険物じゃ」

ゆみ「一応相手は選んでいるんだ。ロイミュードやオルフェノクが敵になった時の対抗手段は必要だろう?」

京太郎「まぁそうかもしれません、けど……」

桃子「もう、須賀さん、先輩のこと信用してくださいっす!」

京太郎「信用はしてるけどな……ただちょっと心配でさ」

ゆみ「人間が、信用できないか?」

京太郎「そのつもりはありませんけど、闇を抱えてる奴はどこにでも……いるでしょ?」ハッ

ゆみ「違いない」フッ


◆System
・加治木ゆみの好感度が+10されました
・【加治木ゆみ:85】

(連取りか、気づかなんだ8もやるっす


8、道端(照)


―――【道端】


歩いていると、正面から見覚えのある影が歩いてくる

コンビニで買ったであろうカフェオレをストローで啜りながら

少女、宮永照は須賀京太郎を見つけた


照「あ、京ちゃん」

京太郎「久しぶりっす、元気そうですね」

照「まぁね、淡はどうしてるか知らないけど」


最後に会ったのはあの戦いの時だ

彼女がいてくれたおかげでエイスリンを助けられたというとこもある

頷く京太郎


京太郎「なにやってんですか?」

照「ん、歩いてる」

京太郎「いやそうじゃなくて」

照「あのあと、花田に拾われてから花田のとこにいる」

京太郎「は、花田煌っすか?」

照「うん、知り合いだし、あの日お腹空いてた時にご飯くれた」

京太郎「あ、はい」



京太郎「花田さんのとこっすか……迷惑かけてませんよね?」ジト

照「京ちゃんは私のことを侮りすぎてる」

京太郎「そうっすか?」

照「料理はできる」グッ

京太郎「不安!」

照「私を侮ってるようだね、そのうち食べさせてあげるよ」

京太郎「……花田さん、食べてるんですよね?」

照「うん」

京太郎「なら大丈夫か? いやしかし、花田さんなら気を遣う能力が」

照「気を遣う程度の能力?」

京太郎「あんたには必要な能力ですよ」ポン

照「……京ちゃん酷くない?」

京太郎「あ、すんません……ただ心配で、でも咲の奴料理とかも作れたし……」

照「姉妹だから似る」

京太郎「……滑舌は問題なさげですけど」

照「ん?」

京太郎「ああいや、なんでも……そういや咲には会いました?」

照「まだ」

京太郎「会ってくださいよ、またすれ違いとか嫌じゃないっすか」

照「……うん」コクリ

京太郎「そんじゃまた、花田さんにもよろしく頼みます」ニッ ナデナデ

照「ん、またね、京ちゃん」フッ

京太郎「はい、そんじゃまた」ニッ


◆System
・宮永照の好感度が+15されました
・【宮永照:115】


―――【道端】


京太郎「ん、電話……霞さんから?」ピッ

霞『もしもし須賀君!』


その声に、少しばかり目を細める

オートバジンに跨ると首と肩に携帯電話を挟んで手袋をつけた


京太郎「どうしました?」

霞『イマジンが、今玄ちゃんと追ってるけど』

京太郎「場所を教えてください、すぐに向かいます」

霞『お願い! 場所は―――』


場所を聞いて電話を切ると、ケータイをポケットに入れる

ヘルメットをかぶると、すぐにグリップを回す

目的地はわかった


京太郎「赤土晴絵……だっけか、そいつを消滅させた奴、ね」



今回はここまでー
しんどい、明日も仕事なのに……

とりあえず次回は戦闘から
一応次スレ作っておきますー

そんじゃなにかあればお気軽にー

それじゃ早めに、たぶん明日再開できぬよー

>>969

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