【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】 (1000)



※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作

※安価スレ

※京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれライダー

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)

※sageでお願いします

※平成ライダーメインですが昭和ライダーも出ます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470423034



目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう

目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう

目的3:生き残りましょう


以上テンプレでしたー

今後ともよろしくー!


俺の生き様、桶狭間!(再開するぞー!)

関係ないかもだけどウルトラマンオーブ
マガガタノゾーアとか封印できる気がしないんだけどどうしたのあれ

前スレ埋めありがとうっすー
1000は『鍛えてますからな人が登場』ってことで、結構後になるかもー



◆【姉帯豊音】
※運44補正:+22


01~30 ???????

31~60 重傷

61~98 軽傷

100~ ??

ゾロ目 ?????


◇安価1↓

(おおう、結構100以上いくなぁ


【100~ 特殊】


◆特殊判定

01~30 ??

31~60 ?????????

61~98 ???

100~ ?????

ゾロ目 +??

◇安価1↓

運補正の+22忘れとりました、63になるっす



―――【松実館】


京太郎「豊音さんが遅いっすね」

塞「どうしたんだろ……心配だね」

京太郎(夕方のことで結構ショックそうだしなぁ)

塞「……」

葵「探そうか」

胡桃「その方が良いかもね」

玄「私も良く!」

京太郎「いや、さすがに遅いんで俺だけで」

葵「そういうわけにはいかないよ、姉帯さんになにかあったら……別方向から探してみる」

京太郎「……うっす」

京太郎(さっさと俺が見つけられればいいけど、な)



―――【高架下】


走ってきた京太郎が、土手を駆け下りる

暗く静かな高架下へとやってくると落ちている何かを見つけた

顔をしかめつつ近づいてそれを拾うと、帽子だと気づく


京太郎「これ……っ」


十中八九、豊音の帽子だ

舌打ちをして持ち主である豊音を探そうとする


ジャリッ

京太郎「っ!」バッ


砂利を踏むような音が聞こえてそちらを見れば、そこには赤いコートを着た男が一人

静かに、穏やかな表情で立っている男と眼が合う


京太郎「……ハート」

ハート「須賀京太郎、やはり来たか」フッ

京太郎「お前、豊音さんになにをっ!」

ハート「落ち着け」

京太郎「っ!」

ハート「お前の女なら、そこだ」


後ろに親指を向けて差す

そこを見れば、コンクリートの壁に背を預けて意識を失っている豊音がいる

安堵したように息をつくのもつかの間


京太郎「ハート、これは一体どういうことだ?」

ハート「考えればわかるんじゃないか?」

京太郎「……」


◆System

・フラグ【ハート】が【3】以上のためイベントが発生します



フッと、笑みを浮かべる京太郎

ハートの横を通って豊音の方によると膝をつく

怪我の状態はそれほどひどいものでもない


京太郎「お前が無意味に豊音さんを襲う理由もないだろ」

ハート「……かかってくると思ったんだがな」フッ

京太郎「お前と関わった時間は少しだけど、お前がそういうことする奴じゃないってことぐらいわかる」

ハート「買い被られたものだ、俺は人類を支配するのが目的……それでなぜそう言える?」

京太郎「なんとなく、かな」

ハート「……」ポイッ


何かを放り投げるハート

自身の足元に落ちたそれを見下ろして京太郎が驚愕する

それは見慣れたベルト


京太郎「……ファイズギア!?」

ハート「……」

京太郎「なんでこれをっ!」

ハート「倒したまでだ……お前が持っていた方が何倍もマシだ」

京太郎「……かもな」フッ


踵を返すハートが去って行こうとすると、離れた場所にブレンとメディックがいるのに気付く

彼女たちも一緒だったということだろう

二人に対して軽く笑みを浮かべると、二人はフイッとよそを向いてしまう


京太郎「……帰りますか」スッ


近くに落ちていたアタッシュケースを拾うと、それにベルトを入れる

アタッシュケース片手に豊音を背負うと、京太郎は歩き出した

ハートたちとは反対の方向へと



―――【松実館】


京太郎「ただいまーっと」

塞「京太郎! 豊音っ、け、怪我してるの!?」

宥「きゅ、救急箱っ!」ダダダッ

塞「……っていうか京太郎、それ」

京太郎「……ファイズギア、返ってきました」


豊音をソファに寝かすと、京太郎は近くの椅子に座る

テーブルにファイズギアの入ったアタッシュケースを置く


塞「スマートブレインが返してくれたの?」

京太郎「どうなんでしょうね、正直俺も受け取ったものの……」

玄「受け取ったって誰から……」

京太郎「ハートからですよ」

葵「っ! 姉帯さんはどうなってた!?」


前に乗り出して京太郎の服を掴む葵

驚きながらも、京太郎は葵の両手を優しく掴む


京太郎「落ち着いてください、たぶんハートは豊音さんを助けただけだ」

葵「助けた?」

京太郎「あ、いや……わからないんですけど」

胡桃「……?」

宥「救急箱持ってきたよ!」



その後、宥と玄は自室へ

豊音を部屋へと運んだのだが誰も寝る気になれなかったようで京太郎も豊音のためにと部屋に呼ばれた

会話はするし、普通にいつも通りのテンション


豊音「んっ、ここ……」

京太郎「豊音さん」

豊音「あ、京ちゃん……」エヘヘ


笑みを浮かべる豊音が他の面々も視界に入れる


葵「良かったぁ」ホッ

塞「なんで豊音が襲われて」

胡桃「なにか欲しいものある?」

豊音「えっと、お水と、お腹もすいたかも」

胡桃「任せて!」ダッ

塞「御飯とかもってくる」

葵「須賀、私もあの二人手伝ってくる」

京太郎「あ、はい」


部屋を出ていく三人

静かに息をつく京太郎が豊音のことを見る

ハートに助けられたという記憶はあるのだろうか?


京太郎「なにが、あったんですか?」

豊音「……エイスリンさんがね、いたの」

京太郎「エイスリンって……良かったじゃないですか!」

豊音「ファイズ、だったの」

京太郎「……どういう」

豊音「ファイズでね、裏切り者は始末するって……それが仕事だって、私っ変身もできないで」ググッ

京太郎「……スマートブレインに、エイスリン・ウィッシュアートが?」

ネタでハート様がファイズギア奪ってくないかなーって書いたら本当になったでござるの巻



京太郎(人の味方をする豊音さんが、裏切り者?)

豊音「それで、攻撃されて、痛くって……倒れたところで」

京太郎「ハートが?」

豊音「うん、そのまま私おぼえてなくって……私、どうしたの?」

京太郎「ハートが助けてくれたんっすよ、ファイズのベルトも奪い返してくれたみたいですけど」

豊音「灰は、無かったんだよね?」


複雑そうな表情を浮かべる豊音に、京太郎は頷く


京太郎「はい、エイスリン・ウィッシュアートは生きてると思って良い」

豊音「……良かったのに、良かったんだけど、私、どうすればっ」

京太郎「……どうすれば、か」

豊音「ねぇ京ちゃん、エイスリンさんのこと、言った方が良いのかな……塞と、胡桃と……葵に」

京太郎「……」

京太郎(宮守のみんなの居場所がようやくわかったのに、これかよ……)

というかスマブレは鍛えただけで自分たちを越える力を手に入れる鬼みたらどう思うんだろ



◆エイスリンのこと


1、塞・胡桃・葵に話す

0、まだ話さない


◇22時45分から集計開始

友達を殺されたと思ったら友達を殺されないといけなくなったわけだからね...



◆エイスリンのこと


1、塞・胡桃・葵に話す

0、まだ話さない


◇安価1↓から2分間で集計

1!(チョーさんボイス)

ここでバラさないと最悪の事態になるからな...

1、塞・胡桃・葵に話す


それから少しして、豊音の食事が運ばれてきた

布団で横になっていた豊音の横に食事が置かれる

だが手をつけることはない豊音、それに首をかしげる三人


京太郎「三人に、話しておくことがあります」

葵「ん?」

豊音「その、私を襲ったの……ファイズ、なんだ」

塞「……は?」

胡桃「どういうこと?」

京太郎「理由は、わかりませんけどとりあえず襲ったのはファイズだそうです」

豊音「それで、ファイズの変身した相手を見たんだっ」

葵「知ってる顔だったの? ならソイツ、タダじゃ済まさ」

豊音「エイスリンさんだった」

京太郎「……」

塞「……え?」

胡桃「エイ、ちゃん?」

葵「……な、なにかの間違いじゃ」

豊音「間違いない、エイスリンさんで……始末するって言われて、襲われて」

京太郎「そこをハートに助けられたそうです」


葵「わ、わけがわからない……」

塞「エイスリンが、なんでっ、エイスリンが豊音をっ」

胡桃「た、確かスマートブレインが塞からベルトを回収したわけだから、スマートブレインにエイちゃんが?」

どこまで話すんだろう...

まだエイスリンがオルフェノクとは限らないから自分から話さないかぎりバレることはないと思うが...



京太郎「とりあえず、スマートブレインにエイスリン・ウィッシュアートがいて」

塞「豊音を狙った……ハートには感謝するべき、なんだろうね」

葵「ど、どういうことだよそれはっ! き、きっとなにかされてるんだ。だから敵にっ」

京太郎「その可能性が高い、人質か洗脳か」

葵「スマートブレイン……」ギリッ

豊音「……」チラッ


京太郎(さて、もう一つが豊音さんに『裏切り者』と言った言葉から想像できる、というか俺の予想では十中八九……)

豊音「……」ソワソワ

京太郎(エイスリン・ウィッシュアートはオルフェノクだが、それを言うか?)



◆選択

1、スマートブレインがオルフェノクの組織の可能性があると言う(ハードモード)
※必然的にエイスリンがオルフェノクだと言います

2、上記に加えて豊音のことも話す(ハードモード)

3、なにも言わない(ノーマルモード)

◇23時20分から安価開始

あ、ちなみにハードモードにするとストーリーがそこそこ変わります
クリアした時のエンディングとかも

1だと姉帯さんのことか京ちゃんこと話さないと根拠なくなんやんけ!

さすがに難易度任意で上げる選択肢でノーマルよりエンディング酷いってことはないっす、立ててるフラグによるけど
とりあえず同じようにフラグ建ててクリアしてもノーマルよりハードの方がエンディングは良い感じになります



◆選択


1、スマートブレインがオルフェノクの組織の可能性があると言う(ハードモード)

2、上記に加えて豊音のことも話す(ハードモード)

3、なにも言わない(ノーマルモード)


◇安価1↓から2分間で集計

2!
お許しくださいボルガ博士!!

良子さんと愛宕姉妹には言ってた方がいいかもな

2、上記に加えて豊音のことも話す(ハードモード)



豊音「京ちゃん、もう良いかな?」

京太郎「っ」

豊音「でも、きっとこれが正解だと思うから、どんなに、悲しくても……辛くても」

塞「っ」ビクッ

胡桃「ん?」

葵「何の、話?」


京太郎「……」コクリ

豊音「えへへ、ありがとっ」
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葵「二人だけで話を進めないで欲しいなぁ?」

胡桃「塞は知ってる?」

塞「……」


豊音「私はね、オルフェノクなんだー」


葵「……は?」

胡桃「……え?」

やっちまったな!(クールポコ感)



姉帯豊音はオルフェノク

まさに、青天の霹靂

いまだに信じられないという表情をする二人を前に豊音が笑みを消して、力を込める

その顔にオルフェノクへの変身時特有の模様が現れた


葵「っ!」

胡桃「豊音……」

豊音「ね?」スッ


その模様が消える

オルフェノク態にならないでも、二人ともはっきりと理解しただろう

この後におよんでそのような冗談を言うわけもないということも


豊音「私はね、一度死んだんだ……それでオルフェノクになった」

葵「……あの馬のオルフェノクっ」

豊音「うん、私」

葵「あ、ああ……わ、私はっ」

京太郎「……」

豊音「それで、人を守るために戦ってる」

胡桃「……そっか」


京太郎「……思いのほか、胡桃さんは驚いてませんね」

胡桃「驚いてるよ。ただ別に、豊音がオルフェノクでも変わらないから」

豊音「胡桃っ」

京太郎「それを含めて聞いてほしいんですけど」

胡桃「ん?」

葵「……」

京太郎「エイスリン・ウィッシュアートが豊音さんを襲う時に言ったらしいです……『裏切り者の始末が仕事』と」


一瞬だけ、誰もがその言葉を考えて頭の中で反復する

裏切り者、つまり豊音は誰かを裏切った

オルフェノクは人を襲う存在、そして豊音は人を守りオルフェノクを倒す存在


胡桃「エイちゃんも、オルフェノク……?」

塞「そんなっ!」

京太郎「おそらく十中八九オルフェノクです。スマートブレイン自体も結構怪しい」

豊音「それに前にファイズが戦ってたオルフェノクはなにもしてなかったオルフェノクで、ファイズに襲われたから変身しただけの……」

塞「な、なら私たちはみすみすそんなとこにファイズのベルトを……トシさん、トシさんはどうしてっ!」

京太郎「落ち着いて!」ガシッ


錯乱しそうな塞の肩を掴んで京太郎が言う

塞は、ハッとしてから静かに頷く



京太郎「だから、スマートブレインにはかなり気を付けた方が良いということと……先走りすぎないように」

胡桃「私には力がないからね……歯がゆいけど任せるよ。エイちゃん、助けてくれるんだよね?」

京太郎「当然、やりますよ」


胡桃に頷いた京太郎が、塞の肩から手を離す

だがそれとは反対に、塞が京太郎の胸に倒れ込む

驚きつつ抵抗もしない京太郎、そんな京太郎の背中に塞の腕が回される


塞「……京太郎、お願いっ」ギュッ

京太郎「はい、エイスリン・ウィッシュアートは必ず連れ戻します」

豊音「……いつものエイスリンさんと違ったから、きっとなにかあったんだよ」

胡桃「なにか事情があれば、なんとかして解決して」

塞「そうすればきっと、一緒にきてくれるよねっ」ギュゥッ

京太郎「はい、みんなの仲間でしょ? だから……俺が、なんとかして」


葵「……」スクッ



京太郎「葵、さん?」

葵「っ」ダッ

京太郎「葵さん!」


そのまま、部屋を出ていく葵

荷物を持って外に出るとサイドバッシャーに跨る

ヘルメットをかぶりサイドバッシャーを走らせた


葵「っ……そんな簡単に、なんでっ! オルフェノクは殺さなきゃならないっ、あんな生き物、滅ぼさなきゃいけないっ!」ギリッ


唇を噛みしめると、口の端から血が流れる

その表情に浮かぶ動揺の色は隠せるわけもない


葵「オルフェノクを全て殺して、私と、みんなの仇を取って……あの子たちを、せめてあの子たちを笑顔にできるようにって、なのにっ!」


守る対象は倒すべき存在、五人のうち二人もが、オルフェノク

当て所のない、どうしようもない感情

心臓をを鷲掴みにされるような感覚に陥いる


葵「私はっ、どうすれば……」


サイドバッシャーが止まった

前のめりになったままの葵が、ヘルメットを外す

静かに、葵が口の端についた血を拭う


葵「どうすれば、良いの? 助けてよっ……」グッ



―――【スマートブレイン本社:社長室】


社長室に一つだけ置かれた机、社長椅子に座っているのは黒崎一誠

そしてその机には複数のモニター

大型のモニターの左右に配置されるように二個ずつ


黒崎「……」


そしてその机の前には怪我をしているエイスリン

まったく気にしていない様子の黒崎が手を向けると、軽く一礼して部屋を出ていく

静かに黒崎が笑みを浮かべる


黒崎「ファイズギアが奪われようと今更何の問題もありません」


そして、モニターの一つに眼を向けた

そこに移っているのは機械の顔


黒崎「そうですね、蛮野博士?」


そう口にすると、モニターの中の機械の顔が口を開く


蛮野「当然だ。私の頭脳さえあればなにも問題などない」



<チェイサーとは何者なのか?>



☆ストーリーは【ハードモード】ルートになります



【第8話<チェイサーとは何者なのか?>】




―――朝【松実館】


いつも通り食卓を囲む面々

だがその中に葵はいない


宥「あれ、葵ちゃんは?」

塞「ちょっと出かけたみたいで……」

宥「そっか、それじゃラップかけて置いとくね」

京太郎「ん、うっす」

豊音「……」

玄「どうしたの豊音さん」

豊音「え、あっ、なんでもないよー!」

玄「?」

胡桃「ん、おいしい」

宥「良かったー」ニコッ

京太郎「……」

京太郎(さて、どうすっかな……葵さん、一人でスマートブレインに乗り込んだりしなきゃ良いけど)ハァ


宥「京太郎くん、なんだか疲れてる?」

京太郎「え、あ……いや、平気ですよ」フッ

宥「本当、疲れたら言ってね、私頑張るからっ」グッ

京太郎(ナニ頑張ってくれるんだろ……って俺はなに考えて、ナニ?)

宥「?」ノゾキコミ

京太郎「い、いやほんと平気っす」


塞「……」イラ

玄(京太郎くんがお義兄ちゃんに?)



◆知り合い

【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵】
【宥・玄・晴絵・霞】
【久・美穂子・憧・灼・淡・菫・煌・竜華・怜・もこ】
【明華・ネリー・由暉子・成香】
【はやり】



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>219

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(塞・胡桃)

6、商店街(晴絵)

7、ドライブピット(良子・洋榎)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【宇夫方葵】



―――街中


葵「……」テクテクテク

ガシッ

葵「!?」バッ

京太郎「見つけた……」

葵「な、なんの用?」

京太郎「逃げることないでしょうに、昨日の話です」

葵「……じゃあどうしろって? 今すぐあの場で変身してオルフェノクを殺せば良かったって?」ハッ

京太郎「宇夫方さん」

葵「なにかな?」

京太郎「帰ってきませんか?」


その言葉に、黙る葵

だがすぐに笑みを浮かべた


葵「あのオルフェノクを殺して良いなら帰るけど、今は見逃す。あのオルフェノクを殺したら面倒だからね、だから今は捨て置く」

京太郎「オルフェノクが豊音さん一人になるまでってことですか?」

葵「わかってるじゃん、ウィッシュアートさんだって、敵なら殺す。私は……」グッ

京太郎「……できるのか?」

葵「なにが言いたいのかな?」

京太郎「……」

葵「バカバカしい、そんなこと言いに来ただけだったらやめてくれないかな?」

京太郎「豊音さんだって、宇夫方さんともう一度一緒にって」

葵「オルフェノクと一緒に暮らすなんて反吐が出るっ!」

京太郎「それを豊音さんの前で言えるのかよ」

葵「……」



京太郎「……豊音さんの、塞さんと胡桃さんのためです」

葵「私に、どうしろって言うんだ!」バッ


掴んでいた腕を振り払う

うつむいた葵は前髪が垂れて表情がうかがえない

京太郎は何も言わないまま、葵を見るのみ


葵「私は友達を殺してるんだよ、オルフェノクになった……今更、最近話しだしたばっかの姉帯さんを、殺せないと」

京太郎「殺せないでしょ、あんたは……その友達は襲って来てる。その友達は変わったんだろ?」

葵「……」

京太郎「豊音さんは変わってない、変わらず人を守るって言って戦ってる。そんな豊音さんを、殺せるんのかよ」

葵「さぃ……」

京太郎「ん?」

葵「うるさいっ! 私は殺す。嫌いなんだよ、お前みたいなやつ……目障りだっ、お前っ!」ダッ


踵を返して走り出す葵


京太郎「宇夫方っ!」


声を上げて止めようとするが、止まらず走り去ってしまう

今から追ってもどうでもきないことはわかる

舌打ちをして、京太郎は静かに近くのベンチに座った


京太郎「どうすりゃいいんだ、俺……」ハァ


◆System
・宇夫方葵の好感度上限が解除されました
・宇夫方葵の好感度が+4されました
・【宇夫方葵:99】
※現状では宇夫方葵の好感度はこれ以上は上がりません

やべ、99で止まってた、それじゃ99以上は現状いかないんで今回はステータスアップで攻撃+2


―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>219

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(塞・胡桃)

6、商店街(晴絵)

7、ドライブピット(良子・洋榎)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【胡桃にデルタギアを豊音に譲渡するお願い、塞もできるなら同伴】


―――【松実館:塞の部屋】


宮守勢が使っていた部屋に宮守勢と京太郎が集まっていた

現状報告、などのためだ

京太郎が集めた


塞「で、葵は?」

京太郎「ダメでした、たぶん心が整理できてないんですよ」

塞「……そっか」

胡桃「私も動揺したけど、たぶん言うほどオルフェノクのことを恨んでもなかったせいだろうね」

京太郎「ですね……」

京太郎(他にもあるのにな、言えないこと……)

豊音「あ、葵は私のこと、嫌いだって?」

京太郎「好きですよ。十中八九……だからでしょうね、その豊音さんがオルフェノクだからこそ、今は」

胡桃「そっとしてあげた方が良い?」

京太郎「……」コクリ

塞「わかった、そういうなら探さないけど……」

京太郎「それで、胡桃さんにお願いが」

胡桃「ん?」

京太郎「デルタギアを豊音さんに貸してあげることってできませんか?」


胡桃「危険物だって言ったよね?」

京太郎「わかってますよ、でも人間が点けた場合の問題点がそこならオルフェノクならどうかなって」

胡桃「豊音で実験しようって言うの?」

京太郎「そうじゃなくて、俺でも大丈夫だったから」

胡桃「京太郎が大丈夫でも豊音が大丈夫って保証は」

豊音「わ、私からもお願いっ! 胡桃、デルタのベルト……貸してほしい、かなー」

胡桃「豊音……」



豊音「お願いっ……」

胡桃「……」ムムム

豊音「くるみぃ」ウルウル

胡桃「うっ……」

塞「ほら、貸してあげたら?」

胡桃「な、なんで? 心配じゃないの?」

塞「心配だけど京太郎が大丈夫って言ってて、豊音がお願いしてるし」

胡桃「信用してるね、京太郎のこと」

塞「まあね、色々助けてもらったし」フッ

京太郎「塞さん……」

胡桃「豊音は本当に良い? どうなっても私じゃどうにもできないよ」

豊音「うんっ!」グッ

胡桃「……なら、良いよ。預ける」スッ


アタッシュケースを豊音の方へと寄せる

それを受け取った豊音が、両手で開く

デルタのベルトがそこには入っている


豊音「……うん、私も戦う。仮面ライダーとして」

塞「これで豊音も正真正銘の仮面ライダーだ」フッ

京太郎「仮面ライダー、ね」

胡桃「京太郎だって仮面ライダーでしょ?」

京太郎(微妙だな、正義の味方って言うには……)


◆System
・【姉帯豊音】が【デルタ】になりました



今回はここまでー

次回はイベントとか入って
そのあとなんやかんやあって、ハードモードなので展開が変わったり早くなったり
ここでの蛮野登場もハードモードならではって感じで

以降豊音がデルタに変身しますが、自由安価でデルタを他の面子に渡すことも可能になったりしますんで

そんじゃなにかあればお気軽にー


お前、食われなきゃわからんらしいな?(再開するぞーい)

ちなみに仮面ライダーに変身した時の身長は変わるよ、原作もそうだからね、しょうがないね
ディケイドを見た時にそういうもんなんだと思った。元々上がったり下がったりだったけど

異形の花々ルートもあるよ! いまのとこフラグが一つも立ってないんでいかない感じっすけど



―――昼【???】


三人のロイミュード、ハート、ブレン、メディックの三人がそこにはいた

さらに、呼んでもいない訪問者が一人

真っ白なスーツで青いバラを胸にさした屈強な肉体を持つ男、黒崎一誠


黒崎「あなたたちには我々スマートブレイン……オルフェノクとの共闘を提案します」

ハート「なに?」

黒崎「前社長と私の間に一人、社長代理がいましたがその男は貴方たちとの共闘を拒んでいましたが、私は違います。勝利のためであれば何者も受け入れる」

ハート「……俺達がお前たちに協力すると?」

黒崎「ええ、私はロイミュードと目的が一致していると考える。ドライブやファイズを倒すと言う」

ハート「……ふん、俺の目的はただ倒すだけじゃない。俺が俺の力で高みへと上り倒す。その時にこそ俺は進化へとたどり着く!」グッ


目の前に出した拳を握りしめるハート

その瞳には強い決意と意思がにじみ出る

それに頷くブレンとメディックがハートの真横につく


ブレン「そういうことです。それに私たちの目的は人間の支配」

メディック「貴方たちは世界中の人間を抹殺、それでは交渉は決裂して当然ですわ」

黒崎「抹殺ではありません、進化させるのです」

ハート「どちらにしろ、お前たちのような者と手を組むなど……こちらからお断りだ」

黒崎「こちらには貴方の“お友達”もいますが」

ハート「……失せろ」


ドスの効いたその一言に、黒崎は表情を固める

驚愕や恐れ、などではない

つまらないものを見るような表情に変わると同時に、息をつく


黒崎「では仕方がありません……」フゥ

ハート「戦うことが目的だったのか?」

黒崎「いえ」フッ



黒崎「ふんっ!」シュバッ


右拳を前に振るい、上へと向ける

なにかが飛んでくると、それは右手の手首に装備されたブレスレットへと合体する

合体したのはコーカサスオオカブト型の機械、それが外向きに装備されていた


<Henshin>

黒崎「変身!」


外側を向いていたそれが、真っ直ぐ拳側へ向いた

その瞬間、金色の装甲が黒崎を多い、その姿は変わっていく


<Change Beetle>


黄金の仮面ライダーがそこに現れる

青い複眼を持つ仮面ライダー、コーカサス

   <ニ二丶                 /  〉__
      `ヽ \              ,'  {l   >- 、
        V  \     __       ∧  V/::::/    ',
         V  \   `ヽ\     l l    V:::{__  ',  /二>
         V   \    \\    l l     >:::::::ヽ } /  /
             V     \    \\  ヘl O  /´ ̄`ヽ::レ /  /
           V       \    ヽ \l ヽ   /   __//  /
   ト、         V        \  ', ∧_ゝ、{   _/ヽ     /
   丶\      \         \ `ヽ 〈 ミ彡`´〈     /
     V  ̄ ̄ ̄ ̄ /\      /    >ヽミ彡≡ l   ∠}ヽ
     V      /  /       /l<二ヽ`ヽ)(}∠/:::::/ /l    ______
        \    /  ./       /:::}    \ \/:::::::::///` ̄`ヽ:::::::]  `ヽ
        \_/   /    /::::/ -―-、 }::::::::///、__  l:::V´    ',
        /__〃⌒} ( O )/:::l::::::l/       \l一 {/ /    `ヽ',::::V     ハ
            />-´:::::l::::/        ヽ  V          l:::::V  ̄ ̄ l
              //:::::::::::::::::∧l          }   {         |::::::l____r―V
           V::::::::::::::::::/ 〈ヽ         /  ̄ ̄ ヽ         |::―::::::ll
           /::::::::::::::::::/   } \_____/\__/\_____/:::::::::::::リ
           ヽ::::::::::::::/    Vニ}::::/   \::::::::::::/ ̄\::::://:::::::::::::::,'
         __/:::__::〈     Vl::::l      l:::::::::l    /:// 〉:::::::::::/
        / l:::::::::::::::::/     `ヽl      l::::::: l   /::// ,'::ヽ_:::::::ヽ



ハート「ふん、つまらん男だな」

ブレン「ハート……」

メディック「おさがりください」


コーカサスと対峙しようとするハートの前に立つブレンとメディックがロイミュードの姿へと変わる

同じくハートもロイミュードの姿へと変わった

進化体でありその中でも協力な三体のロイミュードと対峙しようともまったく態度を崩さないコーカサス

さらに、どこからか魔進チェイサーが現れ、コーカサスから数メートル離れた場所からブレイクガンナーを構えていた


黒崎「ふん……役者は揃いましたね」スッ

メディック「ハートさま!」

ブレン「はっ!」


どこから出したのか青いバラをコーカサスがハートたちの方へと投げる

それと同時に、左腰のスイッチを叩くように押した

バラを伸ばそうと、メディックが触手を伸ばすしブレンは毒液のようなものを放つ


<Clock Up>

チェイサー「っ!!?」

<Clock Ober>


だが次の瞬間、チェイサーが弾き飛ばされその場にはコーカサスが立っている

吹き飛ばされたチェイサーはアスファルトの上を転がり、変身が解ける

人間の、小瀬川白望の姿のまま倒れるチェイサーの上に青いバラが落ちた


死んではいないが間違いなくかなりのダメージを追った。それを理解して、ハートが震える


ハート「うおぉぉぉぉ!」



瞬間、周囲の時間の流れが遅くなる

感覚だけを残し遅くなり、ロイミュードとある一定の条件を満たした者だけが動ける空間を作り上げる

右腰に手を当てていたコーカサスがスイッチを押し込む


<Clock Up>


そのシステム音声と共に、コーカサスは素早く動き出す

まるで重加速を受けていないというように、だ


メディック「なぜ動けますの!?」

ブレン「この中で動けるシステムを、超重加速を発動できるチェイスを真っ先に倒した理由はそれですか!」


驚愕するメディックとブレンだが、その間を走ってハートはコーカサスへと拳を振るう


黒崎「むっ!」


その拳を腕で受け止めるコーカサス

相当重い一撃だったのかじりじりと押されていくが、すぐにコーカサスが後ろに跳んで離れる

再び青いバラを手に持つ


黒崎「バラの花言葉は愛……愛と共に、散り賜え」

ハート「うおぉぉぉ!」


右手でバラを持ち、左手に銀色の機械を持つ

走ってくるハートを前に、コーカサスはそれを腰の左横、先ほどまでクロックアップを発動していた場所に取りつける

そのカブトムシのような機械の角部分を、ゆっくり倒す


黒崎「ライダーキック」

<Maximum Rider Power>


                  _,,.-‐‐‐--、 .‐' ´´ ̄ ̄ ̄''‐- 、

                , -'´  _,,-‐ニニ=、             ト
., ‐ニ`ー 、       _,_ィ二-,.-‐´   / , ', '丁.┬--‐----‐''ソ ` 、
|./..    `ヽ,__-‐'' ̄ _,, -| |    / /./ ., -、 .ト-----‐ .,二.-''フ ヽ
ヽ      , --= 、 ̄__, -ヽ_,|,   | .| ! (__,ノ ,| ~ミゞ二二 --‐'゛  .!
 \   r' , ‐' ´´ ヽ     j`''>、 ゝゝ.!  /   ヽ ヽ       ,!
   \ ./ ./ /゙|\ l    /\. .'iヽミl .! |./      !  |    ,ィ‐'ヽ
    `L | .l─´ ノノー-‐'\. .ノ./ ヾ_/      │ |  , ィヽ‐y〃

      '〈ゝ、二/ゞニ‐----‐'', -'}          ,し-!''二, -/i'´
       .\.      ̄ ̄'´ _ノ--___,_,,, -‐-j|i'´  ,/‐' ´フ>
         \.         〈_||===丁l─‐' しyニレ─‐'´ ´
           ` ー- 、_-‐‐' ヽ/  ̄‐‐'''"   _,/
                      ̄‐─‐' ̄



青い光がコーカサスの角に宿る

そして、近づくハートの横っ腹に向けて青く輝く蹴りを見舞う

その凄まじい一撃を受けたハートのダメージは計り知れない


だが、それでも―――


ハート「ぐっ……おおおお!」

黒崎「ほう」


その左足を掴んで、ハートは耐えている

そしてそのまま右拳を振り上げるハート

舌打ちをした黒崎が左腰のスイッチを押し込む


<Hyper Clock Up>

ハート「うおぉ!」


だがその一撃は、空を切る

誰もその拳の先にはおらず、コーカサスはどこからも消えていた

メディックが駆け寄ってハートを支えると、ブレンも近づいて周囲を警戒する


ハート「ちぇ、チェイスは?」

チェイス「無事……」


脇腹を押さえながら、チェイスが近づいてくる

メディックがそちらを見るとブレンがハートを支えてメディックが白望ことチェイスのことを支えた

女性体同士ということで、仲間意識があるのだろう


ハート「……くっ、奴は」

ブレン「ハート落ち着いてください、気配はなさそうです」


その言葉にうなずいたハートが変身を解除すると、他の二人も変身を解除した


ハート「くっ……スマートブレイン……」

チェイス「っ」

メディック「どうかしまして?」

チェイス「視覚に、ノイズが……」

ハート「ダメージが大きいんだろう、少し……休め」

チェイス「……うん」コクリ



―――昼過ぎ


◆自由行動


1、誰かと話す【>>219

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(塞・胡桃)

6、商店街(晴絵)

7、ドライブピット(良子・洋榎)

0、自由安価


◇安価2↓

7、ドライブピット(良子・洋榎)


―――ドライブピット


京太郎がドライブピットへとやってくる

いたのは良子と洋榎の二人

会ったのは久しぶりというわけでもないのだが、なんだか洋榎は微妙そうな顔をしている


京太郎「……まだ気にしてるんっすか?」

洋榎「いや、問題はそっちとあらへん」

京太郎「そりゃなにより、で問題ってのは?」

良子「ま、あの三人に話したならこちらにも話さないのはおかしいですよね?」

京太郎「……塞さんあたりっすか?」

良子「正解です。まぁそれでもかまわないんですが、私はそれほどオルフェノク全体に対して憎しみを持ってるわけではありませんし、助けもしてくれたし」

洋榎「柔軟やな、私はそんな風に考えられへんから……あの姉帯がオルフェノクで、前に助けてくれた奴って言われてもなぁ」

クリム「どちらの考えもわからないでもないね、今まで隠してた理由もなんとなくわかる」

京太郎「……はぁ」

洋榎「まぁ、宇夫方は出てったって聞いたけどな」

京太郎「あの人が一番重傷でしょうね」

良子「……京太郎はそうでもないのですか?」

京太郎「知ってましたから、最初から」

クリム「まさか最初からとは、良くすぐに納得できたね」

京太郎「ま、柔軟っつうか適当なもんで」ハッ



良子「状況としてはあまりよろしくなさそうですね」

京太郎「とりあえず宇夫方さんは、ですけどね」

洋榎「呼び方統一せえや」

京太郎「……なんつーかいまいち、俺とあの人の間柄ってつかみにくくて」

クリム「戦う時はあんなに息ぴったりなのにかい?」

京太郎「難しいもんなんだよ、クリムにはそういう相手いなかったか?」

クリム「……」

洋榎「まあなんでもええけど、とりあえずあたしはロイミュードの超重加速をなんとかする手段が欲しいだけやし」

京太郎「超重加速?」

良子「今のところチェイスぐらいしか使いませんが、そういうものがあるんです」

京太郎「チェイスが、使う……?」


その言葉に、京太郎が疑問を浮かべた

ここ最近、戦ったことがあるということだろう


良子「それを止めるために、おかげで私も結構キツい思いをしましたから」ハァ

クリム「タイプフォーミュラの負担のせいだね」

京太郎「ワイルドとかテクニックじゃなくてか?」


戦っている姿を何度か見たことはある

黒いパワーを持つスタイル、タイプワイルド

緑色のトリッキーな戦いをするスタイル、タイプテクニック

そしていつものスピーディーな戦いをするタイプスピード

それとも違う……


クリム「ロイミュードの超重加速に対応する力なんだがね」

京太郎「代わりに負担が凄まじい、ね」

クリム「重加速の中で動けるタイプスピードを超える速度があればあるいは対抗できるのだろうね」

京太郎「なるほどねぇ……」

洋榎「それがあれば倒せるか……私も新しい力が欲しいもんやけど」ハァ

京太郎「……チェイサーは、やらせないけどな」

洋榎「たく、なんでそんなに」

京太郎「なんでも、っすよ」


◆System
・【愛宕洋榎】の好感度が【+5】されました
・【愛宕洋榎:85】
・【クリム・スタインベルト】の好感度が【+5】されました
・【クリム:95】



―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>219

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(塞・胡桃)

6、商店街(晴絵)

7、道端(憧・灼)

0、自由安価


◇安価2↓

6、商店街(晴絵)


―――商店街


電話で宥に言われて買い出しにやってきた京太郎

とりあえずケータイのメモを見ながら歩いていると見覚えのある少女を見つけた

ただし、肩ほどまでの髪はさらに長くなっており、横髪が緑色だ


京太郎「……デネブ」

晴絵D「お、須賀! こんにちは!」

京太郎「こ、こんにちは」

晴絵D「今日はどうしたんだ!」

京太郎「いや、買い出しに」

晴絵D「そうかそうか、今日は特売が多くて沢山買物するんだ、何が必要なんだ?」

京太郎「このメモの」

晴絵D「ふむふむ、それじゃ案内してやる!」

京太郎「えっと、赤土はなにやってんだ?」

晴絵D「ん、買い物はぜーんぶ、自分がやってるんだ!」ニッ

京太郎「そうか……良いイマジンだな」

晴絵D「褒めたってなにも出ないぞ!」バシッ

京太郎「痛てぇよ」

晴絵D「それじゃあ行こう! すぐ行こう!」ガシッ


腕を掴まれて引っ張られる

戸惑いながらもそのまま晴絵に引っ張られていく

とりあえず買物に付き合わなければならないようだ


京太郎「赤土、なんとかしろ」

晴絵D「任せろ須賀!」

京太郎「なにがだよ……」ズルズル



その後、ビニール袋を両手に持った京太郎

そしてその正面の晴絵は嬉しそうに頷きながら胸を張っていた

少しばかり目移りするも、京太郎は咳払い


京太郎「まあ結構安値で済んだしありがとなデネブ」

晴絵D「なに、気にするな須賀! 晴絵と仲良くしてくれてるお礼だ!」

京太郎「仲良くしてるか?」

晴絵D「前にベルトを貸してくれたり、色々世話になってる!」

京太郎「……そりゃなにより」フッ


彼女の保護者的相手にそう言われると、彼女のためになっていたのだと実感できた

多少なりとも嬉しくも思うがあの日のことを思いだしもする

小瀬川白望を、見捨てた時のこと


京太郎「……」

晴絵D「晴絵もお前と仲良くなれて良かったと思ってる!」

京太郎「そうなのか?」

晴絵D「ああ、これからも晴絵をよろし」


瞬間、晴絵が揺れる

髪は短くなり横髪の緑色の部分もなくなった

それでなんとなく察して苦笑を浮かべた


京太郎「なんつーか、ありがとな……?」

晴絵「やめろ! お礼とか言うな! そんなこと全ッ然思ってないから!」マッカ

京太郎「わかったわかった」ポンポン

晴絵「撫でんなっ! ううっ、デネブのバカっ!」

京太郎「またな、デネブの言うこと良く聞けよ」

晴絵「子供扱いすんな!」

京太郎(おもしろいなコイツ)



◆System
・赤土晴絵の好感度が+10されました
・【赤土晴絵:95】



―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>219

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

4、探索

5、松実館(塞・胡桃)

6、商店街(晴絵)

7、道端(憧・灼)

0、自由安価


◇安価2↓

(6を変えるの忘れてた、まあハルちゃんだったけど商店街ではなかった


5、松実館(塞・胡桃)


―――【松実館:二階:居間】


珍しく一階の店でなく二階の居間に京太郎がいると、廊下を通って塞と胡桃がやってきた

テレビを見ながら買ってきたアイスコーヒーを飲む京太郎


京太郎「塞さんに、胡桃さん」

塞「あ、京太郎」

胡桃「ん、まだ起きてたの?」

京太郎「まあ」

塞「色々と、困ったことになったね」

胡桃「葵の気持ちがわからないでもないけど……」

京太郎「いや、俺らにはきっとわかりませんよ。オルフェノクになった友達を殺さざるをえなかった宇夫方さんの気持ちは」


そう言って苦笑しつつ、コーヒーを飲む

ほろ苦い風味が口に広がるが、それはどことなく心地いい

だが苦い気分はどうあっても心地よくはならない


京太郎「……」

塞「仲間が少ないと、寂しいよね」

胡桃「うん、エイちゃんも……帰ってこないかな」

京太郎「連れて帰るって言ったでしょ、良子さんにも手伝ってもらいますし」

塞「うん、玄も手伝ってくれるとは言ってたけど」

京太郎「スマートブレインをどうにかしなきゃ、ですね」

胡桃「こっちはこっちで色々調べてみようか?」

京太郎「危なくない程度にはお願いしたいところですけど、とりあえず小瀬川白望」

塞「シロ?」

京太郎「あ、いや……見つかれば、なんとかしたいなって」ハハッ

塞「だね、見つけたいね」

胡桃「生きてるって、言ってたし」コクリ


京太郎(なんとか、正気に戻してから連れ戻したいもんだけど……)


◆System
・【臼沢塞】【鹿倉胡桃】の好感度が+10されました
・【臼沢塞:115】
・【鹿倉胡桃:85】






―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>219

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(宥)

6、公園(絹恵)

7、道端(憧・灼)

0、自由安価


◇安価1↓

2、散歩(コンマ30以上で成功)



◆【誰かと会う?】
※運44補正:+22

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【失敗】


◆遭遇

☆【>>219】から一人選択

◇安価1↓

【石戸霞】


―――【松実館】


霞「こんにちは須賀君」

京太郎「ん、石戸さん」

霞「気軽に下の名前で構わないわよ?」

京太郎「それじゃ霞さんと、こちも名前で良いですよ」

霞「あら、それじゃあ京太郎くん、かしら?」クスッ タユン

京太郎(おっぱい)

霞「失礼するわね」


カウンター席に座っている京太郎の隣に座る霞

二つほど離れた席では相変わらず常連客が宥を口説いている

当事者である宥はまったく口説かれているとも思っていないのだが


京太郎「イマジンの方は?」

霞「とりあえずは問題無しよ、カイだっけ……あの人も特になにも動いていないみたいだし」

京太郎「動かないと動けないとこが面倒ですね」

霞「そうね、けど私たちの目的はそちらではないし」

京太郎(霞さんの目的って……)


宥「石戸さんいらっしゃい、どうぞ」コトッ

霞「ん、ありがとう」ニコ

宥「いいえ、玄ちゃんと仲良くしてくれてるみたいだけど……そのぉ」

霞「ん?」

宥「玄ちゃんがご迷惑かけてないかな?」

霞「ええ、玄はしっかりしてるところあるし」

宥「その、む、胸揉んだり」

霞「それは慣れたわ」ニコッ

宥「や、やっぱり」

京太郎(うらやましい)

◆System
・石戸霞の好感度が+5されました
・【石戸霞:80】



―――【松実館】


霞も帰った後、京太郎は外へ出ることにした

カウンター席から立ち上がって外へ出ようとした瞬間、テーブルの上に置かれたケータイが音を立てる

驚きつつも、それを取って塞からだとわかり出た


京太郎「もしもし?」

塞『大変、街中でオルフェノクが暴れててっ!』

京太郎「どこで!」

塞『病院の近く!』

京太郎「たく……居間から走って行きます!」

塞『なるべく早めに!』

ピッ

京太郎「なにごとだっての……」ダッ

宥「あ、い、行ってらっしゃい!」

京太郎「行ってきます!」


扉を開けたところで、目の前に何かが走ってきた

驚きつつ仰け反るとそれがオートバジンだと知って息をついた


京太郎「遅いんだよっ」


悪態をつきつつ乗り込むと、京太郎はオートバジンを走らせる



―――【病院近く】


オートバジンを止めて降りると、すでにオルフェノクとドライブが戦闘をしていた

京太郎がオートバジンを降りると、同じくサイドバッシャーがやってくる

そちらを見て頷くと、ヘルメットを取った葵は何も言わないまま一目見て、すぐにベルトを装着する


京太郎「人を襲うオルフェノクなら……」

葵「なんだろうとオルフェノクは倒す。邪魔なんだよ……」

京太郎「……」


二人同時に一つ目のキーを押しこんだところで、誰かが現れたことに気づく

ドライブがオルフェノクの攻撃で後ろへと転がるがすぐに起きる

そしてドライブと、京太郎と、葵の三人はやってきた誰かを視界に入れて、固まった


良子「あれは……」


白い髪をなびかせて現れる少女

紫色の服を纏った少女が現れると、葵はカイザフォンを思わず落とした

何も言わない葵、京太郎は苦虫を噛み潰すような表情を浮かべる


京太郎「……小瀬川白望、さっさと下がれ!」


せめてもの願いを込めて、そう叫ぶ

小瀬川白望ではなく、チェイスに対して……

だが彼女はそんな言葉など聞こえていないという風に、右手に何かを持つ


チェイス「……」

      //ア    /  / イ   :ト、    \      \        \   \
.     // /     /  /  |    | \    \      \       \   \
.      /′i    /  /i   |    │  \      `ヽ      `ー- 、      Y⌒ヽ}
     {  |  ,:イ   :ハ`¨´`T´   |  、  \ト、  ヽ `ー- 、    \_   }
         |  | |  ト、ハ≫=zzz、   !   `¨´`¨´`¨´`¨´   |  |\    ヽ`ヽノ\
.      人  | |  |  代 {  __} \|    ィ=- ..,,__\ト、 j │ \    }     \
         \! 〉、 !  :. 乂_フ     ´下¨¨“_卞ゝ  jイ  ノ    ヽ  ノ      i
           /  ヽ ハ             弋  `フ ノ  j/`ヽ    j/       |
.           / /   / :.    ,      `¨¨´        ノ      ト、   ト、  }
         i  |  i :从                       /  ト、   | ヽ.  ; } /
         l 人  ト、  ト、    _          rー-イ  イ ! \ !   } / j/
         ∨  \! ∨V .>   `       イ {ス人jヽノ jノ    jノ  j/
               , ´∠ニニ>、 _ ... イ   /  \
                  / /ニニニニニ7   λ    /    /入
              /  {ニニニニニ7/「八.  /     //二\



葵「こ、小瀬川さんっ!」パァッ

京太郎「下がってろ葵!」


その言葉を聞くことはない葵

チェイスの右手に持っているそれにすら視界に入っていない

それほどまでに、追い込まれていたということだろう


チェイス「……抹殺する」ガチャッ


右手に持った銃、ブレイクガンナーの銃口を左手で押し込む

独特の音声が鳴り、軽く離すとシステム音声が鳴り響く


<break up!>


そのシステム音声と同時に小瀬川白望の肉体は魔進チェイサーの身体へと変わる

紫と銀の機械の身体をしたロイミュード

かつてはプロトドライブ、プロトゼロと呼ばれていた者


チェイサー「……」カチャッ


さらに銃口を押し込む


<Gun>


そして、ブレイクガンナーがドライブと京太郎と葵の方に向けられる
                                 ,>''",ィ"

                            _ ,-, ,>''",<´,ィ
        ___              ,'´`'' ´メ^ヽ≠''"'<
       ノ:二ニノ:. ,ニ=‐-       ,、!<´/ rイ ヒ' -‐‐=z,ヘ_
     γく-‐'ヘ :. :./           { }ヽ'zz*气>''"´,__〉
     ゞィ'ノノ マ:ム`ヽ、         匕>, ≦≧ ><,ニニ}}
      ミニ彡´:. ゝ' :. :.〉           〈 イ三三ミ:i{ : : : : :}}7》マ
     匕''´/:. :. :.γ ヽ     /≧ュ ,.ィ∧ィ´ゝニミ≧≦彡7/     __
     O ){:. :. __/ ,r‐ゝ  /ィ> /  '' `< :.:.}三三三7/   ,ィ ハ
.      l  i:. :{ニ≧  }}ヽく  ミ> / ィzzィ、ヾ、ゝ' ニニニ≠'´__  /, '/ ,'
     O ) l:. {二≧ // リムヽ / く.  }≧。. `¨¨ ̄ ´/,','j___ ^ヽ' / / __
      l   ',:.{ニァ ク /:i:i:}}ヽゝ==≠¨:iヽ:. :. \ ヽヽ^i:i:i:i/ハ マムニヽ:.`:.ヽ
      O) ノ:.:l > ,' ヽ ':i:i: イ }}:i):}:i:i:i:i{ {:i:i}:. :. :. ヽ〃ヽr‐‐-、{  }:. :.j:. }:}:. :. :. ヽ
      ミ彡--‐‐':i:i:iヽ ゝ"ノ:i:i从:iヽ:i:i{ {:i:}:. :. :. :. :.``ゝ |liil|ゝ_ノ:.:/∧:. O:. :. :. ヽ

            マム:i:i:/:i:/:. :.',',}:i:iゝУ:. :. :. :. :. :. :. :. |liil|У:.〈:i:i:ム:.、:. :. :. :. }
                 `ヽ:i:i:i>:. :. :. :.从:i:7〈:. :. :. :. :. :. :. :. :.c|li!il|ゝ、:. :. ヽ',:. vz、:. :.:{
               ≦彡<:. :.彡:i:i:i:i:`ヽ:. :. :-‐ヤ'´ ̄≦ニニ≧`ヽ、:. :.{ _ )、:. :.',
                  ` ー {:i:i:i:i:i/:i:i/Y  j{ ヤ ' ,:i:i:ヘ:i}il|}三i}ヽ:. 〉:. :.ゝz‐′


舌打ちをした京太郎が心ここに在らずといった葵の方へと走った

ドライブが素早くタイヤ交換をしてファンキースパイクにてニードルを打ち出す


京太郎「!」

葵「っ」


押し倒す形になり葵と共に地面に倒れ込む

ブレイクガンナーから放たれる弾丸をニードルで相殺しようとするが多くは京太郎たちの方に跳ぶ

ドライブが盾になり数発を受ける


良子「ぐっ」

京太郎「良子っ!」




起き上がる京太郎がドライブへと駆け寄る

問題は無いと手を前に出す良子、オルフェノクが笑っている

組んでいる、とみて間違いないだろう


京太郎「だが、ハートがオルフェノクと組むか?」

クリム「チェイサーの様子もどこかおかしいね」

京太郎「なにか、された? 第三者に?」


だがそれがなにかはわからない。今やるべきはチェイサーを止めることだ

立ち上がる京太郎が葵の方を見るが、少し唖然としたあとに、片手で頭を押さえる

豊音とエイスリンがオルフェノクであるということにさえ整理がついていないにも関わらず、これだ

混乱して当然


京太郎「宇夫方さん」

葵「えっ、あっ……な、なにがっ、こ、小瀬川さんが生きて、てっ……そ、それで私はっ」

京太郎「宇夫方さん……」

葵「お、オルフェノクはっ、みんなの仇でっ……ろ、ロイミュードも、み、みんなの仇っ……わ、たしは、姉帯さんたちを、守るって……」ガシッ


両手で頭を押さえる

眼は動揺の色をありありと示し左右にぶれて、呼吸は荒く震えている

尋常ではない様子を見ながらも、ドライブこと良子は京太郎に葵を任せて走り出す


京太郎「宇夫方!」

葵「あ、姉帯さんと、ウィッシュアートさんがオルフェノクで……小瀬川さんが、ロイミュード、倒すのはっ、誰を倒して、誰を、守る……?」

京太郎「おい!」

葵「こ、小瀬川さんがロイミュー……うっ」ウプッ


両手で口を押えてうずくまる



葵「はぁっ……はぁっ……あ、ああぁぁああああぁっ!!」

京太郎「葵!」

葵「どうすればっ、どうすれば良いってのさ! 私は守るって、守るって誓ったんだっ!」


錯乱し、叫ぶ葵

その瞳には先ほどの嘔吐のせいかそれとも別の何かのせいか、涙が溜まっている

土気色の顔を見ればよほど精神状態が悪いことも理解できる


葵「私はっ、守るって誓ったのに……みんなロイミュードに殺された! 親だって死んだ! だから殺す!」

京太郎「……」

葵「生き残ったみんなもオルフェノクに殺された! 友達だったのに! 友達を殺た友達-オルフェノク-を、私が殺したっ!」


なにも言わない、言うことができない

葵が長い髪を振り乱しながら叫ぶ

ただ、静かに京太郎は聞く


葵「なのにっ、だから……せめて熊倉さんが生きてるって言ってた麻雀部のみんなを守ろうと思った!」

京太郎「……」

葵「なのに、姉帯さんとウィッシュアートさんがオルフェノクで、小瀬川さんがロイミュードで……友達まで殺した。オルフェノクだったから殺したんだ。なのに今更、これ以上、私に殺せって言うの!? 友達をっ、大事な人たちを! なんでっ、なんでよっ!」


前にいた京太郎に掴みかかる

汚れた手で掴まれようと、気にもせずに京太郎は葵に掴まれたまま黙っていた

漏れる嗚咽、今度ばかりは間違いなく、自分の境遇の理不尽さに、運命の残酷さに、嘆いている


京太郎「……」

葵「私っ、私はっ……殺した。殺した……だからもう、オルフェノクもロイミュードも、一匹残らず殺すって、決めたっ……決めたんだっ」

京太郎「チェイサーは小瀬川白望だ。熊倉トシが小瀬川白望の死体から、色々移植した間違いのない小瀬川白望」

葵「そんなっ、そんなこと言われてっ、私は……私はぁっ……」



◆????
※チェイサーフラグ【OVER】補正:±2のみゾロ目として扱う


01~98 なにもなし

100~ 特殊イベント

ゾロ目 ??????


◇安価1↓

こういうとこで思いっきり当ててくるのか……

んで、この状況をどうにかする救世主は誰かしら?

>>406(聞こえてくるカエルの歌)

【ゾロ目 EXイベント】



葵「私に、どうしろって……っ、言う、のさっ」ガシッ


涙を必死に押さえて、葵が京太郎の服を掴んだまま見上げる

京太郎の表情は、困ったようでありながらも、優しそうに微笑んでいた

その顔に、呆気にとられた葵


京太郎「……どうしなくても、良い」

葵「えっ……?」

京太郎「俺がどうにかする」

葵「須賀……」

京太郎「だから、良いんだよ……一人じゃないだろ。今は」ポン


そう言って、手を上げた京太郎は軽く葵の頭に乗せた

そのまま優しく頭を撫でると、葵が唇を噛む

なにかを我慢しているような表情の葵に京太郎はそのまま頷いた


京太郎「……あんたが友達を殺したのは、罪じゃない」

葵「でもっ、私はもう、なにもない……悲しいことばかりでっ、もう嫌だよ、こんなのっ……」


涙は零さない、それでもまだ彼女は強くあろうとしていた

弱い言葉を口にしながらも、無理矢理強い自分へと変身した故に、彼女は今だ強くあろうとする

だからこそ、安心させるように京太郎は静かにその名を呼ぶ


京太郎「葵……もう良い」ナデナデ

葵「助けてよっ……京太郎ぉ」ポロッ


そして、葵の瞳から涙が流れた


京太郎はは静かに、葵のことを抱きしめる

葵さん「ウゾダドンドコドーン!!」



葵の腕が、京太郎の背中に回された

京太郎は葵を抱きしめたまま、頭を撫でる

彼女の嗚咽が聞こえるが、京太郎はそのまま、抱きしめたまま言葉を続ける


京太郎「良い、弱くても良い……あんたに罪はない」

葵「罪はっ、私は罪と悲しみを背負う、じゃなきゃっ……空っぽになるんだよっ」

京太郎「空っぽじゃない」

葵「空っぽ、だよ……なにもない。親もっ、友達も、っ……みんな死んだ、最後の友達は私が殺したっ……だからあまり親しくもなかった、姉帯さんたちを守ることでっ、自分を埋めてっ……」


弱さを漏らす葵

言葉に嘘偽りはないだろう。本当に自分自身が心から思うことで思っていた言葉

だからこそ、今までの生活の中になにか思うところはあったのだと京太郎は理解した

そんなことを思っていて本当に、心の底から楽しめるわけがない。いつも自分の罪を背負い、感じ、考えて


京太郎「……あんたが空っぽなら、俺が埋めてやる」

葵「えっ?」

京太郎「悲しいことばっかなら、喜びをやる」

葵「きょう、たろぉ……」


そっと体を離して、まっすぐ葵の顔を見る

その頬に手をそえて涙を親指で拭って、笑みを浮かべる

再び向けられた優しい笑みへの想いは先ほどまでとは違う


京太郎「空っぽなら俺が埋めてやる。悲しいだけなら喜び一つ一つで心を埋めて笑顔にして―――」


立ち上がった京太郎が、葵に背を向けてオルフェノクとチェイサーの方を見た

ドライブが後ろへと、京太郎の隣へと下がる

足元に落ちているアタッシュケースからファイズギアを取り出して腰に取りつけ、右手にファイズフォンを持つ


京太郎「―――その罪は、俺が背負う!」

<Standing by>


京太郎「変身!」

<Complete>


夢の守り人はそこに立つ


今回はここまでー
キリの良いとこまでと思ったらこんな時間に
次回はさらに続くEXイベントの恩恵

そして綺麗な顔して逝ったプロット
おのれディケイド、異形の花々ルートが完全に破壊されてしまった
ハードいって早々に

戦闘もすぐってことで

そんじゃなにかあったらお気軽にー

>京太郎「悲しいことばっかなら、喜びをやる」

脳内で「喜び」が「悦び」に変換されて戸惑った

オツ!プリーズ!
プロットは投げ捨てるモノだよ!

>>429
そんな京太郎くんの心の闇の原因は何時京太郎くんの目の前に現れるのやら?
そして京太郎くんと縁が深いカピと宮永姉妹と龍門渕高校麻雀部の面々(ハギヨシさん含む)がどんなライダーとして参戦するのか?
期待したいです!

>>444
カピがライダーは難しくないか?
ミックみたいにドライバーとメモリ使って変身させるなら、まだ可能性ありそうだが。

ネズミの記憶とかは微妙そうだからネズミ→黒死病→細菌・ウィルスでバイラスメモリとかどうだろ?

オカルト雀士の大半がアギトの資質を持っていそう

>>455
アンノウンの皆さん「ほう…」


いくぜいくぜいくぜー!(再開するよーん)

ミラージュアギトはアギトが存在しなきゃ存在できないからね!
観測するところから始めようってことで

チェイスとの決戦
そして京ちゃんが葵を立ち直らせたぞ!
次に折れる時は京ちゃんが原因になりそうだけど!

オンドゥルルラギッタンディスカー!(いるのよー)

いっていい…ってさ(いるよー)



ファイズが手首を鳴らす

ドライブが腰を落としてチェイサーとオルフェノクを睨む

後ろで葵は、動かない。ただファイズの、京太郎の背中を見るのみ


葵「わ、私はっ……」

??「良いよっ、戦いたくないなら戦わなくても良いんだよっ……だって」ザッ

葵「あ……姉帯、さん」

豊音「私たちは、仲間なんだからっ!」

                         _ -―━=‐  _
                   / ̄\_     -=ニニニニニニニニ+ _
                _[三二ニ\/二二二二二二二二二二+_
.               └―――/_____  ̄   -=ニニニニ二+_
              /三三二二二ニニニニニ=-  _ ̄-=ニ二+_
                 /ニ二二/:::::::::::::::::::::::::::....-=ニニニニ=- _ -=±
               八ニニ二/:|::::::::::::|:::|::::::::: / 〕ト、:}::..-=ニ二=- _ [
                \ニ/::::|::::/⌒|:::|::::::::/__ }:{  }::::::::::::〕ト-=ニ=-、
                 /:::::::|::{ r対 :|:::::汯忝,刈  }:::::::::/}:::::::::.=ニ二\
                    /::::::::::|:人`゙人:|::/弋 'ツ 〉 }: ハ/ー|:::::::::::/〉ニニニ\
.                . :::::::::::/|::::::个   ″″   }:/汳刈:::::::://ニニニニ〉
              /::::::::::::/八::::: |             И{ツ /::::∨ しヘ二二/
.            /:::::::::::::::厶ニ=手ミ\     、    リ{ /:::::::/     ∨
      ......:::::::7:::::::::::::: /ニ二二二\>┐     -    イ:::::::/     A〉
   /::::::::::::::/::::::::::: /ニニニニニニ二\人     ....::::::::厂 ̄\   /
  /:::::::::::::::::/:::::::: /ニニニニニ二二二二介ー<7:::::::::/二二二\′
/:::::::::::::::::::::::::::::: /ニニ二二/ニニニニ二 ̄\_]::::::::/}:::::::/ニニ二二Ο \

:::::::::::::::::::: /::::::::::/ニニニ∨ニニニニニニ二\:::/ }::::/ ̄ ̄ニニニニニ〉
:::::::::::::::::::/ ::::::::::ニニニニ〈ニニニニニニニ二二〉 }::〈ニニニニ二二二/
:::::::::::::::::::::::::::::::::|ニニニニ\/ニニニニ二二二Λ }:::Λ二二二二\/
:::::::::::::::::::::::::::::::::|ニニ〉ニニ二〈ニニニニニニニ二\::/ニニニニニ二Λ
:::::::::::::::::::::::::::::::::|二/ニニニニ\ニニニニニニニ二\ニニニニ二人:::...
:::::::::::::::::::::::::::::::::|=/ニニニニニニ\ニニニニニニニニ\ニ二二Υ:ハ \:::...
:::::::::::::::::::::::::::::::::|/ニニニニニニニ\ニニニニ二/〉ニニニ二二|::::::}^ \:::.
:::::::::::::::::::::::::::::: 〈ニニニニニ二二二二\二二/ニ/ニニニニニニ|::::::}   }::}



デルタのベルトをつける豊音が、ファイズの横に立つ

そしてデルタフォンを取り出してトリガーを引く


豊音「変身!」

<Standing by>


デルタフォンをデルタムーバーへと差し込む


<Complete>


そしてデルタへと変身した豊音はゆっくり息をついて拳を構える

足音と共に、葵の横に現れるのは塞と胡桃の二人

彼女らもまた、葵の仲間として……


葵「臼沢さん、鹿倉さん……」


二人が笑みを浮かべて頷く

洋榎ことマッハも現れると、ドライブの隣に立つ


良子「遅いですよ」

洋榎「悪い悪い、でもこっからのお楽しみは……私からや!」フッ


そして四人のライダーが並ぶ



京太郎「守ってやるよ、俺の前に、後ろに、周囲にある……夢ぐらい」カチャッ

良子「さて、ひとっ走りいきましょうか」

洋榎「追跡! 撲滅! いずれも」

豊音「いっくよー!」

洋榎「って聞けや!」


走り出すファイズとドライブはチェイサーの方へ、そしてデルタとマッハはカブトムシのようなオルフェノクへと走る

チェイサーはブレイクガンナーでファイズとドライブに射撃を行うも、二人は横に転がって回避

さらに接近していくとチェイサーはバイラルコアコブラにて右腕に鞭のようなものを装備する


京太郎「チッ! 小瀬川白望、じゃなくてチェイサー! お前なんで!」

チェイサー「……」

良子「なにか様子がおかしいんです!」

京太郎「なら力づくで、なんとかするしかないか……」

良子「強引ですね。ビコーズ……わかりやすい!」

京太郎「なんとかギリギリで!」

クリム「チェイサーは超重加速を使う、かなり厳しい戦いに」

京太郎「それでもやってやるよ……あいつらのために!」

クリム「OK! 付き合おう!」

良子「ええ、私もあなたに賭けてみましょう!」

やっぱり名乗りを聞いてもらえないネキェ…



◆System
※【アクセルフォーム】習得済みのためイベント発生

やっぱりか

?????「付き合ってやる、10秒間だけな!」



振るわれるコブラを回避しつつ攻撃をしかけるファイズとドライブ

だがチェイスはそれを受け流し、回避していく

それでもすべてをどうにかすることもできずに攻撃を受ける


チェイサー「ぐっ……!」

良子「もうやめてくださいチェイス!」

京太郎「ハートはなにやってんだ!」


一方、オルフェノクを追いこんでいくデルタとマッハの二人

マッハがゼンリンシューターで斬り裂くと、デルタが拳を打ち込む

後ろへと下がるオルフェノクに対して、デルタがデルタムーバーで射撃を行う


洋榎「さっさと倒してしとめんで!」

豊音「うん! チェック!」

<Exceed Charge>


そして走りだしたデルタが拳を振るうも、オルフェノクは横に転がる

その瞬間、マッハがゼンリンシューターに黄色のシグナルバイクを差し込み、撃つ


<トマーレ!>


その弾丸がぶつかったオルフェノクが、止まる

デルタが両手で持ったデルタムーバーのトリガーを引くと、ポインターがオルフェノクに突き刺さり拘束した

走り出すデルタ、そしてマッハもバックルのスイッチを押してパネルを上げ、押し込む


<ヒッサツ! フルスロットル! マッハ!>


飛び上がるマッハ、真っ直ぐ走るデルタ

二人が同タイミングで蹴りを打ち込む

デルタが消えて、オルフェノクの背後に現れマッハはそのままオルフェノクに蹴りを打ち込んでデルタの横に現れる


Δのマークと共に赤い炎に包まれて消え去るオルフェノク

マッハは独特のポーズで構えを取った


洋榎「よっしこんなもんやな」

豊音「京ちゃん、一緒にシロを止めなきゃ!」


京太郎「終わったか」

良子「ならばこちらも」

チェイサー「……っ!」


そして、チェイサーがブレイクガンナーを地面へと叩きつける

魔進チェイサーを中心に紫色の波動が周囲へと広がった

超重加速が周囲に起こる


京太郎(こいつは……!)

良子(まずい……!)



周囲が止まっているのかと勘違いするような速度

チェイサーがブレイクガンナーで二人を殴り、さらにガンモードにするとデルタとマッハを撃つ

吹き飛ぶ速度もまた遅い


京太郎(感覚だけを残して時間が遅くなる、なら……)

良子(もう、考えるのはやめました……)


オートバジンの形をしたシグナルバイクがファイズアクセルのミッションメモリーを弾き、ファイズのミッションメモリーも弾くと、アクセルのミッションメモリーをベルトに差し込む

ファイズの胴体が開き始めると同時に、さらにオートバジン型のシグナルバイクはアクセルのスイッチを押した


<Start up>


瞬間、ファイズの動きが素早くなり空中で一回転して着地、手首を鳴らす

浮いているファイズのミッションメモリーを取ってポインターに差し込み足首に装備する

息をつきつつ、チェイスと視線を交差させた


京太郎「やっぱ遅くなってるか」カチャッ


ファイズアクセルの経過時間は遅い

だがこれで十分だと、ファイズアクセルが走り出す

ドライブがデッドヒートにシフトカーをチェンジする


<ドライブ! タイプデッドヒート!>


良子「くっ、これでも重い……!」

クリム「京太郎、君が頼りだ。悠彗があれを完成させるまで」

良子「あれ?」

京太郎「いくぞ……」カチャッ

良子「OK!」

バジンたん(シグナルバイク)有能

ていうかやっぱり悠彗いるのか。今まで名前だけで出番全くなかったけど



◆ファイズ【アクセルフォーム】
※今戦闘は一部能力が制限されます(速度は通常+10に変更)

◇ステータス
・HP:70
・速度:40
・攻撃:80
・防御:30


◆スキル

◇強化クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP【最大値の1/2】
・さらに消費SP分の数値をプラス(最大35)

◇スパークルカット:威力50:命中100%:SP20
・攻撃を+10し選択時のコンマが30以下の場合さらに+10

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12


◆アビリティ

◇TIME OUT
×ターン終了時に【ノーマルフォーム】へと戻る(今戦闘では無効)

◇超加速
×1ターンに2度攻撃可能になる(今戦闘では無効)
△全ての敵の命中率を【30%】にする(今戦闘では『敵の命中率を20%低下』とする)
・一部のデメリット効果、アビリティ効果を受けない



◆須賀京太郎【Lv11】

◇ステータス
・HP:65
・速度:66
・攻撃:57
・防御:38
・SP:44

成る程、時間の流れが遅いからTIME OUTまでの時間延びるのか

つまり今回のバトルは

・変身解除がされない
・2回攻撃不可
・敵の命中率減少値が低下

って事ですか?

>>498 そんなもんっすね


①:速度判定

1自【須賀京太郎】:106
2敵【チェイサー】:100
3味【戒能良子】:85


②戦闘開始


ファイズがアクセル時よりは遅いが通常時よりも素早く接近する

コブラでの攻撃を回避しつつ、その胴体に蹴りを打ち込む

後ろへとよろめくチェイサー


京太郎「止めるぞ……殴ってでもな」カチャッ

チェイサー「っ!」ブンッ


素早く後ろに下がる

チェイサーはバイラルコア、スパイダーをブレイクガンナーに装備した


<チューン スパイダー>


クローを装備したチェイサーが走り出すも、座席の上にデコトラのシフトカーを乗せたオートバジンがゆっくり接近してくる

足のポインターを外すとミッションメモリーを引き抜き、ファイズエッジに差し込み引き抜いた

接近したチェイサーのクローをファイズエッジで弾く


京太郎「っ!」

チェイサー「くっ……まだだ!」

京太郎「まだじゃ、ねぇんだよ!」


その胴体に蹴りを打ち込み、流れるように斬撃をくりだす

火花を散らし背後へと下がるチェイサー

さらに攻撃をしかけていく


京太郎「終わらせる。お前が人を殺す前に、止めてやるよ……俺が!」

京太郎強すぎて良子が空気で草



③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>494
『決定』
◇安価1↓

ヒーローはどんな相手にだって勝つもんだろ
安価なら下



ファイズエッジでスパイダーを弾くと、チェイサーが後ろへと下がった

バイラルコアをバッドへと変えると、弓のようになったそれで銃を撃つ

それを回避しながら、ファイズはファイズエッジからミッションメモリーを引き抜くとファイズエッジを投げ捨てる


京太郎「……」カチャッ

<Ready>


右足首にポインターを装備すると、チェイサーの方へと走りだす

アクセルフォーム時はエンターを押してから脚部にフォトンブラッドがたどり着くまでのロスタイムがない

準備も必要なく即座に撃てるという利点がある


京太郎「たく、慣れねえな……」


良子「私、たちも!」

クリム「良子、ここは京太郎に任せよう。我々の一手はまだだ」

良子「先ほどから、なにを」


走るファイズはチェイサーのバッドでの攻撃を回避しつつ、接近

素早く拳を腹部に打ち込むと、重い一撃によろめくチェイサー

その前で手首をスナップさせて、足をチェイサーへと突きだす


チェイサー「くっ!」


バッドでそれを凌ぐが、赤い円錐状の光はチェイサーを拘束する

少し後ろへと跳び、さらに地を蹴り跳ねると真っ直ぐバッドに突き刺さったポインターに足を向けて突っ込む


京太郎「ハァ!」

◆強化クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP22【22】
◇威力:254【95+22+137】
・魔進チェイサー:命中!


ファイズが消え、チェイサーの背後へと現れた

吹き飛ぶバッド、だがバイラルコア自体は生きている


京太郎「仕留めきれなかったか」チッ

チェイサー「うああぁぁっ!」

京太郎「うおっ」


驚きながらも、振るわれた拳に吹き飛ぶ

転がりつつもすぐに起き上がったファイズ


京太郎「まだまだ時間はある。付き合ってやるよ」カチャッ

チェイサー「破壊する……」

◆チェイサー【HP:146/300】
◇254-100=154

一体これは現実として何秒くらいなんだろうか



魔進チェイサーが三つのバイラルコアを順番にブレイクガンナーに差し込む

それこそが魔進チェイサーの必殺技

今のところはドライブも、ファイズも、他のライダーたちよりも威力を持つ攻撃


<トリプルチューン>


チェイサー「ふんっ!」

◆トリプルチューン:威力90:命中100%:SP25【20】
◇威力:140【90+80】
・須賀京太郎:80%
・戒能良子:100%


京太郎「っ!」

良子「まずいっ」

クリム「避けるんだ!」



◆命中判定【須賀京太郎】

01~80 命中
81~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓



チェイサー「トリプルチューン……!」


コブラとスパイダーとバッドが融合したような右腕の装備を放つ

その巨大なビームを避けようとファイズとドライブが横に転がる

だがその衝撃の余波により二人は吹き飛ばされた


京太郎「ぐあっ!」

◆須賀京太郎【HP:63/135】
◇140-68=72


良子「うわぁっ!」

◆戒能良子【HP:80/150】
◇140-70=70

なんか避けたところ見たことがない気がする…



良子「ま、まだです!」


起き上がったドライブが走り出す

デッドヒートならばまだ動けると、走り出す

チェイサーはトリプルチューンのまま、コブラを伸ばして攻撃を開始


京太郎「っ!」


ドライブの前に出て、ファイズがファイズエッジでコブラを弾く

跳び上がったドライブがシフトブレスのボタンを押し込む


<ヒッサーツ! フルスロットル! デッドヒート!>


跳び上がったドライブが、目の前に現れたエネルギーで形成されたタイヤを蹴り飛ばす


良子「はぁぁっ!」

◆デッドヒートドロップ:威力80:命中100%:SP20【30】
◇威力:160【80+80】
・魔進チェイサー:50%



◆命中判定【魔進チェイサー】

01~50 命中
51~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓

これで勝てるな(慢心)

デットヒートってフルスルットル音声あったけ?

>>533 あれ、なかったかな


【命中】



良子「これで!」


蹴り飛ばされたタイヤがチェイサーへと迫る

それの直撃を受けたチェイサーへと、さらにドライブが蹴りを打ち込む

その蹴りの直撃を受けて、チェイサーが吹き飛ぶ


良子「よっし!」

クリム「むっ、そろそろ限界が近い!」

良子「くっ、完全に京太郎頼みになりますかっ」

京太郎「構わない」カチャッ


チェイサー「ぐ、すべてのライダーの、破壊……」

◆チェイサー【HP:86/300】
◇160-100=60


そして、再びトリプルチューンにエネルギーが集まる

次に直撃をくらえばファイズもドライブもただではすまない

それよりも……


京太郎「くっ、後ろに塞たちがっ」

良子「一体、どうすれば」


その瞬間、なにかによる射撃にチェイサーがよろめく


チェイサー「邪魔をするなっ……!」


そちらに射撃をするが、炎の中から何かが現れる

それはシフトカーと、巨大な何か

青い装甲を持つ新たな力


京太郎「あれは?」

クリム「来たか、あれがドライブの新兵器だ!」

良子「ニューウェポン?」


その新兵器、大型トレーラー型のそれがチェイサーへと射撃を行いつつ良子の前に降りる

地上で止まったトレーラーの背部が開かれると、そこから跳びだしてくるのは、以前京太郎にも話したシフトフォーミュラと呼ばれるシフトカーだ

ドライブがそれを受け取る


良子「あのトレーラーがいれば、フォーミュラで?」

クリム「悠彗を信じよう」


良子「……ええ、ベルトさん、京太郎、ひとっ走り付き合ってください!」

京太郎「ああ」カチャッ

クリム「OK! 」



◆速度変更

1味【戒能良子】:110
2自【須賀京太郎】:106
3敵【チェイサー】:100

それでも最強フォームと4しか違わない京太郎ファイズすげーな

演出しちゃったなww

(京ちゃん強すぎんのよね、ゾロ目訓練二回分とか初期ステータスとか結構きいてる。ちなみによってステータスによって展開変わることもあったり


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>494
『決定』
◇安価1↓

強化クリスマ

演出(真顔)

④戦闘開始


タイプフォーミュラへと換装したドライブが走り出す

シグナルバイクを装備したファイズアクセル以上のスピードで走りだすと、チェイサーに拳を打ちつける

よろめくチェイサーが右腕の装備を振るうが、素早く回避していくドライブ


京太郎「あの速度……」

良子「これなら!」


イグニッションキーをひねってから、シフトブレスのフォーミュラを三度スライドさせた


<フォー・フォー・フォー・フォーミュラ!>

良子「ハァ!」

◆体当たり:威力70:命中100%:SP18【12】
◇威力:160【70+90】
・魔進チェイサー:100%


それと共に、さらに速度が上がるドライブ

残像を残しながら走るドライブが体当たり攻撃をしかけていく

次々放たれる攻撃に翻弄されるチェイス


チェイサー「ぐぅっ……うっ……ああっ!」

◆チェイサー【HP:26/300】
◇160-100=60


吹き飛ばされるチェイサーの前方で、ドライブが止まる

だが、チェイサーはまだ立ち―――走りを止めない


チェイサー「お前を破壊する……!」

良子「っ!」


腕についたタイヤでクローでの攻撃を防御するが、お互いが同時に吹き飛ぶ

その時、近くにトレーラーがのっそりと走ってきた

立ち上がるドライブ


良子「えらくマイペースですね!」

クリム「この超重加速の中で動けるのは凄いパワーだよ。運転席部分をスライドさせるんだ!」

良子「必殺技ですね!」


だが、その横を疾走する者がいた

夢を守る戦士、ファイズはチェイサーへと走る

言葉の通り、京太郎は罪を背負い戦う


京太郎「チェイサー!」

チェイサー「ファイズ!」


良子「ええっ! 京太郎!?」

この展開ちょっとワロタ

ロイミュードとの絡みが強すぎた反動が!



京太郎「罪は、背負うと言った!」

チェイサー「潰す!」

京太郎「なにがあったか知らない。けどハートだってきっとお前のそんな姿は望んじゃいない。だから俺が……お前を倒してみんなの悲しみ全部、引き受ける!」


疾走するファイズ、そしてそのファイズに右腕に装備されたデッドリベレーションを向けるチェイサー

デッドリベレーションにエネルギーが集まっていく

ファイズの手元の時計が『1』を表示する


チェイサー「トリプルチューン……!」

京太郎「……!」


射線上にいたドライブが退避する。射線上にはそれ以上はなにもない

ビームが放たれると同時に、跳び上がるファイズ

上空で両足をチェイサーへと向けるとポインターが放たれてチェイサーを拘束した


チェイサー「っ……!」

京太郎(許せとは言わない、けどな!)


京太郎「ハアァッ!」

                              i;. ;i
                         ,xfニ;;;;|!;;!ト、
                       /;;;;;x=|.Vト;;;,
                       _, ― 、;;;;;∥::::::|iHi::i!;ー  、              _
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                  /;ヾニ=- ´;;;;/{{ (φ)/;;;ヽ ヘヽ;;;;;;ヽ <>
                   f;;;;;;ー;;;;;;彡´乂_ /};;;;;;;;;} }/;;;;;;;;;;} f´ }
                  、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `ー´──' '''''''''''''´√/
                 ヽ __ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-=≦
                     ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; -=≦
                     `ー  -=≦

シロを倒すわけだし人を[ピーーー]に近いし、色々背負うことになるよなあ

そこはまぁなんとかなるじゃろ
京ちゃんだし



そして、クリムゾンスマッシュが炸裂


チェイサー「っ!」


ファイズが赤い光と共にチェイサーを貫き、背後に着地する

少しの間があった後に、周囲の超重加速が止まった


洋榎「うおっ!」

豊音「わわっ、し、シロっ!」


葵たちもまともに動けるようになると、驚きつつもすぐに京太郎たちの方へと視線を戻す

塞と胡桃の二人は息を飲み、葵は顔をしかめた

その一撃を、京太郎がどういう覚悟で放ったのかを、考えた故に……


京太郎「……」カチャッ

<Time Out>


超重加速が解かれると同時に、ファイズは手を横に向けて鳴らす

そして振り返ると、チェイサーが倒れる

そんなチェイサーを受け止めて膝をつくファイズ


京太郎「……」

チェイサー「……」


ファイズとチェイサーの変身が解ける

眼を瞑ったチェイス-小瀬川白望-を背中から支える京太郎

京太郎は決意したような表情で、頷く



◆強化クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP22【0】
◇威力:254【95+22+137】
・魔進チェイサー:命中!

◆魔進チェイサー【HP:0/300】
◇254-100=154

アクセルフォームの演出やっぱ良いね



葵「そ、んな……」

塞「シロを、京太郎が……」

胡桃「残酷だよ、こんなこと」


洋榎「……」

豊音「シロ、京ちゃん……」


良子「……」

クリム「プロトゼロ……」


京太郎「まだだ」


瞬間、シフトカーが飛んでくる

それを受け取った京太郎は白いシフトカーを片手に、チェイスが持っていたブレイクガンナーをその手に持つ

息をついてそのシフトカーをブレイクガンナーへとセットした


<チューン・マッドドクター>

良子「あれはっ!?」

クリム「なるほど、考えたな京太郎!」


京太郎「許せよ……!」


ブレイクガンナーをチェイスの胸に当てて、押し込む

それと共にブレイクガンナーからエネルギーがチェイスへと流れ込む

右腕でブレイクガンナーを押し込み、左腕でチェイスの肩を支える


チェイス「ぐっ……あっ、ああっ……う、ああぁっ!」

京太郎「っ……」


少ししてから、ブレイクガンナーを離す

怪我は問題なさそうなぐらいにはなる

呼吸もしていることを感じて、京太郎は息をつく

チェイスのふくよかな胸に押しつけてやわらかい



葵「そ、そういうことか……はっ、ははっ……ハハハッ、ハハハッ!」

塞「……はぁぁ~」ドサッ

胡桃「あ、安心した」ストン


顔を押さえて笑い出す葵と、座りこんでしまう塞と胡桃

洋榎はため息をつき、豊音は涙をこぼしながら喜ぶ

良子は安心したように首元のネクタイをゆるめて、クリムもベルトの表情が笑った


京太郎「……う、宇夫方さん」

葵「須賀ぁぁっ! 小瀬川さんにセクハラとはギルティ!」


良子「……ああ、罪ってそういう」

クリム「違うと思うね私は」


京太郎「いやいやこれは不可抗力っていうか!」

葵「小瀬川さんのやわらかそうなおっぱいに物越しとはいえ感触を!」

京太郎「そんな邪念は俺にはなかった!」

葵「どんな感触だった!」

京太郎「やらかい!」

葵「くっそぉ! 許せないんだよ、お前みたいなやつ!」


洋榎「それは許したれや」

豊音「えへへっ、京ちゃんと葵、仲良しだなぁ」

洋榎「え、そうなん?」

こいつら一瞬でwwww

やっぱ堪能してて草



◆戦闘終了

・経験値:1000

・レベルアップ【11】→【12】


1【チェイサー】を2ターン以内に撃破する
2【クリム・スタインベルト】の好感度が【80】以上
3【チェイサー】のフラグが【3】以上
☆以上の条件を満たしたのでストーリーが変化し【ハート】フラグにボーナスします
※【ハート:5】


1、【ファイズギア】の奪還
2、【チェイサー】のフラグが【3】以上
☆以上の条件を満たしたためストーリーが変化します


1【チェイサー】を2ターン以内に撃破する
2【チェイサー】のフラグが【OVER】
3【自身の攻撃】で【チェイサー】を撃破
☆以上の条件を満たしたのでストーリーが変化し【宮守】フラグにボーナスします
※【宮守:3】

システム忙しいな



それなりに落ち着くと、豊音がチェイスを支える

京太郎は葵に胸倉をつかまれたまま離された

有事とはいえ堪能したのは罪とのことだ


京太郎「えーっと、それじゃ連れて帰りますか」

豊音「うんっ……シロ、大丈夫?」

塞「起こさないように連れてった方が良いでしょ、えっと……」

良子「ドライブピットに運びましょう」

洋榎「……」

葵「とりあえず小瀬川さんのこと、姉帯さんと一緒に支えてあげといてきょう……須賀」

胡桃「今更」

葵「っ」


葵は顔をフイッと逸らしてサイドバッシャーの方へと向かう

良子がトライドロンの方に走り、塞と胡桃もサイドバッシャーの方へ、洋榎も自分のバイクことライドマッハーの方へと向かう

京太郎は豊音と共に白望の腕を取ってトライドロンの方へと歩き出すが、突如妙な感覚を感じて豊音と共に背後を振り向く

そこには、オレンジ色の仮面ライダー


京太郎「なん、だ?」


同じ格好をした仮面ライダーが5人ほど立っている

               ,イ  /7
               i ゝ-/ i- 、
              ィi /-//-、、 `ヽ
             /" " "  ゞィ ヽ
            7'       ヾ,  ',     _ /7

            ii        i.i  .i    / i  /
            .',',       ノノ  i  // ./
             ヾ、__ ,,-イ__/ .// /
             ヾテ-‐‐フフ‐-/j// /

               ゝ辷ニ彡‐// ∠_
          ,,,-‐彳 |j__j.//  / / /ゝ‐‐‐、
       , イ   ヾ  フ辷//  /  7フ/  ヽ、 ,,-‐ヾ
      ィ ,,j      ゞ_//  /ヽ / /jヽ__,,,,,,-‐‐ゝ
     /`''/___ /  >"ツフ―――イ二j j   ヽ    ,j
     ヾ,,イ ,,-,,_/  /イミi      i  i ヽ    ヽ ノ
     /  j//ヽ ヽ/ /ヽj      ,j、 | |     ヾ
    /,,,//ヾ ヽゝ,,ゝイj //     /  ッ ',     ヽ
   /"´ii i ヽゝ"ヽ/j___/ / \  /  /   ヽ     ヽ
  イイ  ヾゝ" ゝ-"/ /    !―ィ /     /\      ヽ
  ヾヽ ィ/ / / /  __i  i/ ̄ ̄ ̄ヽ'  ヽ     ヽ
   ヾヽヾ ヽ--"./i´ ̄ ̄    ̄ ̄''''''''―イ、i   ヾィ-‐‐'''''''''\
    `‐‐" ̄`" |___         /      / j-‐‐‐‐‐iヾゝ
           j| ̄ ̄ ̄jヽ――――‐i'''i      j. j    .| || |
           !{___jン____.j j      ヽ    | || |
           / ̄ ̄ ̄  ヾ   ヽ ヽィ       .ヽ    | || |
          ,'        ヾ  ヽ ヾ、       ゝ-‐‐‐' ii j
          i          ヾ  ヽ j j       j ,,,--- 、ツ
          .j           ヾ  ヽij      /フ  \ 7
          j            \  辷ニニィ /ムj     ヽ
         ,'     i         ヾ |  | | i イ/ \ / j



ファイズやカイザに似たようなデザインのその仮面ライダーは銃剣を京太郎たちへと向けた

豊音が驚きつつもオルフェノク形態へと変身して前に出る

アカン(アカン)

やべ



?「殺さないようにね。ライオトルーパー隊攻撃開始!」


そんな声と共に、ライオトルーパーと呼ばれたら者達が攻撃を始める

ホースオルフェノクが前に出るが、突如オートバジンが動き出す


<Battle Mode>


そして、そんなシステム音声のあとオートバジンの形が変わった―――所謂、変形


京太郎「なっ!」

豊音「えっ!?」


銀色の装甲を持つロボットは、タイヤ部分をシールドに使いライオトルーパーとやらの攻撃を凌ぐ

オートバジンは、手に持つシールドに使ったタイヤからバルカンを放つ

それにライオトルーパー隊が牽制される


京太郎「これは……一体?」

豊音「ちょーかっこいーよー」

オートバジン「……」ピピピピ

                       ,イ       !
                      / ′ ´ \ |!.

                       | |/    Ⅵ |    , -==ニニ==-
                       } {ト=〈i〉=孑frュ  ////≧=ー=≦///,>、
         r――===========、,x〔{ ト、__|___,イ{ i! //// ´      ` ./// ヽ
          ` <三≧=ー≦、 / /Ⅶ、\/ {リ////′  ,   ¨¨   .   ヽ//,∧
              ` ー=ニ{○} / {/{ニrヽニィ´ .////′ γ         ヽ  V//∧
        __           __ /γ´ ̄ ̄γ:¨:¨////′ .′ γ三ミ、 __ .   V//i}
        「ヘ       (7I/ /__   / : : : i{///{   {   .'ニニγニr‐、ニ≧======、、__
      __,-┘ ≧、 ____ 7 / {三:}   {: : : : :i!///i!   ,  i{ニニi{ニiゝノ三三三三三{!   }}}}}}iヾ=、
   ifニ!}ノ}i|三三≧=、 |三ミ:Ⅵ  ̄  。′: : : :i!///:,    .   ゞミ〈:〈テ≦三三三三三リ    }}}}}}}ソ=:'
   {iニニ!ニ|ノ三三三三}イ三三>{|ニニ≧=〉: :fニニニV//∧   ヽ  `¨Vハ__rニ二三三≦コココマi}
    `ー‐‐ヽ=ニニ二二≧===´ i} ̄ ̄{/ : : :≧===V//∧     、   ゝェェェ≧  ///  `¨¨¨´
                    ≧=≦ニヽ: : : : :_:_:_\//,ヽ     `¨¨      ///
                  __γ´,.....}ニニ}//∧V〃三三 ヽ //,>.,       .  ィ//'
      / ̄ ̄≧==≦Oi{〃r /ニニi!///∧≧==―: : : ` <///≧=ァァ≦////

      {ir===≦二二二ヽ i}..: /ニニ////γ´二二ヽ  _,..,'/≧==ー-‐=≦ ´
   .;r==}〉r<´ ̄ ̄>、__i}i〔_/ニニ/////,i{::{  Vム{ Y////////
   ./γニi{⊂⊃  ____}  `7ニニ//////∧iハ  Vム !//////
  / ハニニi≧==≦    /ニニ///////  Ⅵ、  Vムj!==≦´
  i{ 〔/⊂⊃ ///〉、  〔ニニニイ//////   r'¨ ̄ ̄¨\
  V__L    く//// /〉、 `¨¨´ ̄ ̄ ̄      Ⅶ≧= 、  \
    ` <  ヾ:/ // /〉、                Ⅶ7ハi〕    \

バジンたーん!
これでかつる

ライオトルーパーは数が面倒でそれなりに強い
てかバジンたんキタ━(゚∀゚)━!



ライオトルーパー隊が攻撃を開始する

だがオートバジンが身を挺して京太郎たちを守る

豊音もオートバジンの後ろだ


京太郎「たく、どうなってんだ……」

良子「京太郎! このままじゃ撤退も、ってあぶなっ!」


トライドロンの後ろに隠れている良子

連続で放たれる銃撃に少しでも隙ができればと周囲を見ていると、銃撃が止んだ

不思議に思いながら顔を出すと、京太郎たちのいる方向とは別方向を向いているライオトルーパーたち


そこには、彼らの注目を集めるだけの存在がいた


カツカツカツ


歩くのは三人の人間、に見える機械生命体


赤いコートを着た男ことハート

緑色の服を着た男、ブレン

黒いドレスを纏うのはメディック


ハート「おもしろいことをしてるじゃないか、俺も混ぜろよ……スマートブレイン」グググッ

ブレン「こちらとしてもおもしろくありませんからね……か、勘違いしないでください仮面ライダー! 別に助けにきたんじゃないんですからねっ!」

メディック「ブレンは置いとくとして、ハート様に小さな小さな牙を剥いた報いは、受けてもらいますわ」


三人がロイミュードの姿へと変身する

チェイスもこのままハート達に任せればいいんじゃね

この三人ホントカッコいいなww



京太郎が驚きながらもそちらを見ていると、ハートは良子と京太郎を見た

ライオトルーパーたちへ静かに両腕を構えながら、ハートは言う


ハート「一時の間、チェイスは任せる。お前達に……だがチェイスがこちらへ帰還を望むなら」

京太郎「……帰すよ」

豊音「京ちゃん!?」

京太郎「強制はしない、お前らが俺たちを信じてくれたように、俺もお前達を信じてのことだ」


真っ直ぐとハートを見ての宣言、それにハートは笑う


ハート「フッ、人類を支配しようという俺を信じる……か」

良子「……ですが貴方たちも私たちを、信じてくれたんでしょう?」

ブレン「勘違いしな」

メディック「静かにしなさいブレン」

ブレン「むきー!」


地団駄を踏みつつ、ブレンはライオトルーパーの方へと向き直る


ハート「……いくぞ!」

ブレン「ええハート!」

メディック「お任せください!」

?「作戦開始、完璧な調和でロイミュードを殲滅するよ!」


ライオトルーパー隊と三体のロイミュードが戦闘を始める


京太郎「……行くぞみんな!」

豊音「京ちゃんシロは!」

京太郎「ある程度の距離まで背中に乗せてやってください」

豊音「う、うん!」


ホースオルフェノクが疾走態へと変わるとシロを抱えて駆けだす

オートバジンがバイクへと戻ると京太郎は跨りアクセル全開でその場から撤退

他の面々も同じく、だ


京太郎(頼んだ……それと任せろ、ハート)

良子(ハートたちと京太郎はなぜ、こんなにも……?)

そうきたかー
チェイスも任されたし、敵は淡かな?



もうちょっとと思ったけど今回はここまでー
仕事があるのにこの始末

チェイサーフラグによっては爆散して帰らぬ人に……はならないものの色々面倒なことになったりしてました
ついでにスマートブレイン関係ももろもろと、ハートが来たりとか、この後のこととか
色々ありすぎて大変なことに全然ならなかった

そんじゃなにかあればお気軽にー


凄まじいスピードで初めての人間の友達ルート突き進んでるな
これは間違いなく生き残る(フラグ)


色々良い展開になってきたな
今後が楽しみな伏線も張り巡らされてきたし
とりあえずチェイスことシロがどうなるか…



やはり私は、優秀で、誠実で(再開すんよー)

みんな淡が落ちてくのを楽しみにするなんてとんだド畜生だぜ☆(まぁザビーの適合者な時点で落ちるけど)

ちなみに速度についてのパワーバランスはこのスレでは
ハイパークロックアップ>(時間の壁)>フォーミュラ>シフトカー+ファイズアクセル≧超重加速≧デッドヒートってな感じっす
とは言いつつも、クロックアップ相手シフトカーは意味が無いんでクロックアップ相手にはアクセルぐらいしか通用しなかったりと少々面倒なバランスに



―――ドライブピット


ソファに寝かされたチェイス

その容姿は小瀬川白望にしか見えず、宮守の面々は戸惑いを表情に浮かべる

裕子が応急処置はしたが、やはり起きた時のことを考えて良子も一緒にチェイスを見ていた


洋榎「……」

クリム「君も複雑そうな表情をしているね」

洋榎「……そらな」


そして、京太郎は……


京太郎「お前、変形ってもっと早くだなぁ……」


オートバジンを叩いていた

だがなにもない。なんの変化もない

その力を自由に使うことができれば便利極まりないのだが


京太郎「変われ、変われ……」


そのボディを軽く叩くが変化はない

息をついた京太郎が頷いて、後ろを向く

沈黙して―――振り返る


京太郎「はい変わった!」

オートバジン「」シーン

京太郎「どういうことだ」

葵「ちょっと静かにしとかない!?」

胡桃「うるさいそこ」

葵「ごめん、ってなんで私が謝るはめに」ギリギリ



そんな時、ドライブピットの扉が開く

京太郎たちがいつも入って来てる扉とは違う方の扉、良子や裕子が入ってくる警察署の方とつながっているところだ

そこから現れれるのは……


京太郎「中学生?」

??「誰が中学生だ! ってそうじゃなくてプロトゼロだっけ」

裕子「はい、本藤さんお願いします」

京太郎(本藤……二人の協力者って言う本藤悠彗、か?)


赤い髪をツインテールにした少女(29)がチェイスへと近づく

ふむふむと頷きながら、服の胸元のボタンを外していく

京太郎とクリムが素早く顔をそむけた


クリム「ウワォ! 悠彗、そういうのは許可をとってからだねぇ!」

京太郎(俺ふりむかなくても良かったな)

葵「貴様、小瀬川さんにいきなりなにを!」

悠彗「人間とそれほど変わらないか、とりあえず手首にとりつけて……一応バイタルチェックをね」

葵「くっ」

塞「なに、そっちの気でもあるの?」

葵「ない!」クワッ

胡桃「顔こわいよ」

良子「えっと……これからどうしますか?」

裕子「当面こちらで面倒を見ましょうか」

洋榎「大丈夫なんか?」

裕子「ええ、だって彼女は……仮面ライダーだもの」クスッ


声だけが聞こえるが、佐藤裕子が笑っているというのはわかる

小首をかしげた京太郎が、横のクリムに眼を向けた


京太郎「なんか、あったのか?」

クリム「彼女はかつてプロトゼロに助けられたことがあるんだよ」

京太郎「なるほど、ね」

クリム「それにしても君がハートたちを味方につけるとは、いや味方とは少し違うのかな?」

京太郎「まあ、スマートブレインがお互いの敵だったってだけだ……ハートたちが敵ってことは変わらないだろ。ただ嫌いじゃないんだよ、お互い」

クリム「……」


―――【病院近く:広場】


ライオトルーパーが吹き飛んで壁にぶつかる

壁を突き破って地に倒れるライオトルーパーのベルトが外れて変身が解除されると、人の姿へと戻った

壁の穴からは拳を振るったハートが覗ける


ハート「これで雑兵は最後だ」

ブレン「重加速、対策をしていなかったのは間違いでしたね」

メディック「ハートさま、どういたしましょう?」

ハート「残るはお前だけ……どうする?」


その視線の先にいるのは、黄色のライダー、ザビー

蜂のような姿をしたライダーは片足を後ろに向けてから舌打ちをする

自分が下がるわけが無いと、一歩あえて前に出た


ハート「その心意気は良い、だが俺たちの目的は倒すだけじゃない……ブレン、お前の提案だ」

ブレン「ええハート、我々の今回の目的は情報を集めることです。殺すことではありません」

メディック「小賢しい作戦ですわね」

ブレン「情報戦が命なんです! さて、諦めて色々と喋っていただきましょうか」

ザビー「ねっとりしてて……キモ」

ブレン「きもっ……!?」


ザビー「お前らなんかにやられるわけない、だって私たちのパーフェクトハーモニーは完璧なんだから!」

ハート「……」

ザビー「私たちはオルフェノクもロイミュードも倒すためにチームを組んでるんだからね!」ザッ

ハート「だが自慢の部下たちも今は動けんようだな」

ザビー「うっ……」


周囲を見渡すが、全員倒れている

ハートが一歩近づこうとした瞬間、銃撃がハートたちを襲う

構えつつ後ろに下がるハートたち、そしてザビーの前に何者かが現れる


ザビー「……新しい、ライダー?」


空から、背中に装備したジェットのようなもので降りてくるのは白い装甲を纏いしライダー

青いラインを持つライダーはどことなくファイズやカイザと同じような雰囲気を持っていた



ハート「新手か」

メディック「ですがこちらの有利に代わりありませんわ!」

ブレン「当然、我々が」


瞬間、白いライダーがジェットパックから繋がった手元の武装から射撃攻撃を放つ

それによりハート達の足元に砂煙が舞い視界を遮る

ハートが熱を持った腕を振るって視界を晴らすが、すでにそこには誰もいない


ブレン「……逃げました?」


三人が同時に人間態へと戻るが、なにもない

ただ単に助けに来ただけとは考えにくいが、そういうことなのだろう

目的も達成できずにブレンが悔しがるが、ハートは自らの拳を見て笑みを浮かべた


メディック「ハートさま?」

ハート「チェイスはまだ生きている。そして戒能良子はさらに強くなった……楽しみが増えたな」フッ

ブレン「スマートブレインはどうするんです?」

ハート「今回のことで良くわかった。あんなつまらん奴らが俺の進化の道になるとは思えん……」フン

メディック「卑怯で愚劣で、どこぞの誰かと同じでしたわね」チラッ

ブレン「なぜ私のことを一瞬見たんですメディック!」

メディック「あら、そのような気がするのは自身にやましいところがあるからでなくって?」

ブレン「むきー!」


ハンカチをくわえながら地団駄を踏むブレン、一方のメディックは高笑いをする

ハートは笑みを浮かべながら歩き出した



―――ドライブピット


すっかり日も落ちてきたがチェイスは起きない

眠りかけている良子がハッとする


良子「すみません、とりあえず今日は帰ります」

クリム「それをお勧めするよ、居眠り運転は控えることだね」

良子「当然ですよ」

裕子「それじゃ私が残ってチェイスを」

京太郎「俺が残っても良いっすけど……」

葵「私は帰るよ、とりあえず……しばらく開けちゃったし」

塞「うんうん」コクリ

胡桃「しっかり謝らないとね!」

葵「わ、わかってるから」カァッ

豊音「えへへっ、一緒に……良いかなー?」

葵「……うん、ちょっとぎこちなくなるとは思うけどね」

洋榎「正直やな」ハッ

葵「まあね」


京太郎(マジでどうするか、帰るか残るか……)



◆どうする?

1、ドライブピットに残る

2、松実館に帰る


◇安価1↓から2票集まった方

1、ドライブピットに残る



京太郎「残ることにします」

裕子「ありがとう、少し安心」ホッ

葵「男扱いされてないんじゃないの?」

京太郎「えっ」

裕子「あ、そういうことじゃなくて……まだチェイスが操られてたらって考えると、ね」

良子「すみません、このような眠気で」

クリム「君は早く帰りたまえ、というより誰かに送ってもらいたまえ」

悠彗「私もここにいるとするよ」


それなりに方針がまとまると全員が頷く


塞「それじゃ私たちは帰ろうか」

胡桃「だね」

豊音「京ちゃん、またみんなで明日くるね!」

京太郎「うっす」

葵「……そんじゃ須賀、また明日、」


その言葉と共に、沈黙する面々

ハッとしつつ全員を見る葵だが驚いた様子で葵を見ているのみ

何事かと思いつつキョロキョロする葵に最初に口を開くのは塞だった


塞「あれ、デレって奴?」

葵「……はぁっ!?」

胡桃「なるほど」

葵「違うから!」

京太郎「おおこれが」

葵「勘違いするな!」

豊音「えへへ、葵も京ちゃんのことが好きになったんだねっ」

葵「すっ、ち、違うって!」


真っ赤な顔で否定する葵に、ニヤニヤしている塞と胡桃、ニコニコしている豊音

おかしそうに洋榎がと裕子は笑っている

京太郎の隣のクリムの電子で表現された顔も笑顔だ


クリム「モテモテだね」

京太郎「まさか」ハハッ


葵「京太郎なんて気に入らないんだよ!」


京太郎「ほらな、気のせいだった」

クリム「君はな~にを言ってるんだね」


◆System
・宇夫方葵の好感度上限が解除されました
・宇夫方葵の好感度が+21されました
・【宇夫方葵:120】



【第8話<チェイサーとは何者なのか?>END】


◆System
・アビリティを会得できます
・アビリティはキャラクターが会得するものでどのライダーになっても条件さえそろえば効果は発動します



◆アビリティ選択


1:SP+【Lv1】
 ・SPを【+5】する

2:回避+【Lv1】
 ・自分への命中率を【5%】下げる

3:防御+【Lv1】
 ・自分の防御を【+10】する

4:恋愛力【Lv1】
 ・女性キャラクターとのイベント時に補正+5を得る


◇23時15分から集計開始



◆アビリティ選択


1:SP+【Lv1】
 ・SPを【+5】する

2:回避+【Lv1】
 ・自分への命中率を【5%】下げる

3:防御+【Lv1】
 ・自分の防御を【+10】する

4:恋愛力【Lv1】
 ・女性キャラクターとのイベント時に補正+5を得る


◇安価1↓から2分間で集計

(2と4が二分時点で同数の5なんでその後来た2でいきますー


◆回避+【Lv1】
・自分への命中率を【5%】下げる



―――ドライブピット


わざわざ持ってきたベッドに寝ているチェイス

京太郎はソファに座っていて、テーブルの対面には裕子

後ろの方にあるパソコンの前には悠彗が座っておりフォーミュラについてまだなにかしているようだった


京太郎「そういやチェイスの身体については調べたりしないんっすか?」

裕子「私が止めたの」

京太郎「……ま、打倒っすね」

裕子「そう?」

京太郎「はい、問題ないとわかればそれ以上は許可とらないと、でしょ」

裕子「人間と同じように考えるのね」クスッ

悠彗「大したもんだよね正直、話には聞いてたけどハート達とも仲良く? やってるみたいだし」

京太郎「人間と変わりませんよ。人間より人間らしいかもってぐらいに……」

悠彗「そういうもん?」

京太郎「そういうもんっすよ……人間でなくても、人間と同じような心を持ってるならもう、そりゃ」フッ

裕子「優しいのね」クスッ

京太郎「そうっすか?」

悠彗「結構ね」


ウィン


絹恵「お邪魔しまーす。チェイスがどうたらってお姉ちゃんに聞いたからみなさんに差し入れを」

京太郎「愛宕絹恵さん?」

絹恵「ん、須賀君もおるって言われたから一応色々買ってきたよ」

京太郎「どうもっす」



―――早朝【羽田空港】


一人の少女が、帰ってくる

バッグを肩にかついだまま、帰ってきた少女は空港から出ると大きく深呼吸をした

茶色のポニーテールをなびかせて、笑みを浮かべ頷く


??「久々の空気! 帰ってきた!」


元気な雰囲気のまま、少女はスニーカーの靴ひもをキツく結ぶ

携帯端末を開いて目的地を確認


??「よっし、今行……ってお土産忘れた!」



―――朝【ドライブピット】


扉が開いて誰かが入ってくる

未だチェイスは目覚めない


良子「私が代わりましょう」

裕子「しっかり休めました?」

良子「はい、京太郎は?」

悠彗「ちょっとソファに座ったまま仮眠中」

良子「ほうほう」


ソファの縁に手をかけて京太郎の顔を覗き込む

眠っている京太郎を見て、良子は優しく笑顔を浮かべて頷いた


良子「あんなに戦えてもやはり、少年な寝顔ですね」

裕子「少しキュンとします」クスッ

悠彗「マジで?」

裕子「……そ、そういう意味ではないですよ?」


少し恥ずかしそうにしている裕子をからかう良子と悠彗

そうしていると、京太郎が顔を上げた


京太郎「ん……朝、か……チェイスは?」

良子「まで眠っていますよ」

京太郎「良子さん、そうか……」

悠彗「あとは良子が任せてって言ってるし、須賀は自由に動いて良いんじゃない」

京太郎「そんじゃ、そうさせてもらいます……」ノビー

絹恵「……」zzz


正面のソファで絹恵が横になって眠っている

だが気になるのは……


京太郎(腕と腕にはさまれた、おっぱい……)

悠彗「……ほう」

京太郎「!?」



◆知り合い

【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・晴絵・霞】
【久・美穂子・憧・灼・淡・菫・煌・竜華・怜・もこ】
【明華・ネリー・由暉子・成香】
【はやり】



―――朝


◆自由行動


1、誰かと話す【>>726

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(玄・晴絵)

6、ドライブピット(良子・悠彗)

7、病院近く(竜華・怜)

0、自由安価


◇安価2↓

7、病院近く(竜華・怜)


―――【病院近く】


昨日の戦闘後を修復している様子が見えた

自分たちの戦闘時よりよほど荒れているのは、ハートたちが戦闘をしたからだろう

彼らなら問題はないと思いたい。なにかあってもメディックの回復能力があるしなんとかなるだろう


京太郎「……」


竜華「あれ、京太郎君やん」

京太郎「ん、竜華さん?」

竜華「なんや久しぶりやな」

京太郎「ですね」フッ


車椅子を押す竜華と笑顔で言葉を交わす

そうしていると、ズボンを引っ張られた

視線を下げればそこには怜


京太郎「どうもっす園城寺さん」

怜「別に竜華名前呼びなら私もええけどな」

京太郎「あはは」

怜「で、なにあったか知っとる?」

京太郎「ん、ここで、ですか?」

怜「うん」

京太郎「なんでまた」

竜華「ほら、最近この手のトラブル多いんやから気にすることないって怜」

怜「いや病院から近いし」

京太郎「まぁ正義の味方的な奴が戦ったあと、みたいな?」

怜「はぁ?」

竜華「た、ただの事故の可能性も」

京太郎「さすがに」

怜「無理あるわ」

竜華「……やわな」

予測通り龍騎orナイトなら
どうにかして救わないといけないところなんだよなぁ



近くのベンチに座る二人

そのベンチの横に怜の車いすがつく


怜「別に隠さんでもええよ?」

竜華「え、なにが?」

怜「二人で会ってても」

京太郎「なんっすかそれは」

怜「え、子供とかデキてから聞くよりは事前にって」

京太郎「どういう発想っすか」

竜華「なに言うてんの怜! ご、ごめんな京太郎くん!」

京太郎「いや、別に良いんですけど、むしろ歓迎まである」

竜華「なっ!?」カァッ

怜「刺されんで自分」

京太郎「?」


小首をかしげると、怜はジト目で京太郎を見た

さらにその理由がわからずに首をかしげると京太郎は


怜「まぁ私は別にええねんけど」

京太郎「意味深だなぁ」

怜「竜華的に京太郎ってどうなん?」グイグイ


肘で竜華をつつくと、赤い顔をして両手を振る竜華


竜華「ない! ありえへん! 絶対!」

怜「またまたー」

京太郎「俺嫌われてる?」

竜華「そ、そういうことやなくて、むしろ結構好きな方!」

京太郎「そりゃ嬉しい」

竜華「って怜誘導したやろ!」

怜「京太郎もやろ」

竜華「……京太郎くん?」ジト

京太郎「あーなんつーか……怜さんの気持ちがわかる」

怜「いじりがいあるやろ?」

竜華「遊ぶな!」


◆System
・【園城寺怜】【清水谷竜華】の好感度が+15されました
・【園城寺怜:75】
・【清水谷竜華:90】

>>734 逆に観測されなきゃ勝手に救われるとこあったりも? カニとかは知らんけど


―――昼前


◆自由行動


1、誰かと話す【>>726

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(玄・晴絵)

6、ドライブピット(良子・悠彗)

7、道端(灼・憧)

0、自由安価


◇安価2↓

(これはイッチのプロットを先読みして……いや、まさかな


1、誰かと話す【美穂子】


―――【図書館】


休日ということもあってか、普段よりはいささか騒がしい気もする図書館

本を何冊か借りて出ると、丁度一緒に出てきた誰かに気づく

驚きつつ、声をかける


京太郎「お久しぶりです福路さん」

美穂子「あら、須賀君」ニコッ

京太郎「図書館で……勉強、ですか?」

美穂子「ん、わかっちゃった?」

京太郎「なんとなくっす。大学の?」

美穂子「ええ、こっちの大学通ってるから……これから帰り?」

京太郎「まぁバイクですけどね、送って行きましょうか?」

美穂子「迷惑じゃない?」

京太郎「全然、むしろ福路さんに乗ってもらえるなら俺のバイクも喜びますよ」ハハッ

美穂子「おもしろいこと言うのね」クスッ

京太郎(むしろ俺が喜ぶ)

美穂子「それにしても、長野にいた頃のみんなが聞いたら驚きそうね。私が須賀君のバイクに乗って送ってもらうなんて」

京太郎「長野にいたころなら俺だって驚きますよ。福路さんとこうして話すなんて」

美穂子「話すので?」

京太郎「ま、なんつーか高嶺の花っていうか……とても届くとこにいませんでしたからね」ハハッ


色々な意味で、だ

同じ麻雀部の面子とだっていまいち同じ場所にいても同じ場所にいる気がしなかった

普段は良い。普通に話している時も、仲間としての距離はそれほど感じていなかった


だが、麻雀部の本分たる麻雀をした時は別だ

まるで、同じ場所にいない

世界をただ、観ているだけ


美穂子「……須賀君?」

京太郎「え?」ハッ

美穂子「どうしたの?」

京太郎「あ、いやなんでも」

美穂子「……あまり、好きじゃなかった? 部活」

京太郎「まさか、好きでしたよ。大好きでした……」

美穂子「……ごめんね、暗い話になっちゃった」

京太郎「いえ、全然、さてこれです」ハハッ

美穂子「それじゃいきましょうか」

さて…久部長と会った事を言うのか否か?

>>746 久のこと言うとかなら自由安価になるっすね


走り出したオートバジン

ちなみにあのあと何度試しても変形しない、気配すらない

蹴り飛ばしたくもなるが大事なバイクなのでしない

だがそれよりもなによりも、今はもっと大事なことがある


京太郎(おっぱい)

美穂子「バイクって早いのねっ」ギュッ

ムニュ

京太郎「最高です!」

美穂子「本当、良い風」クスッ

京太郎「そ、そうっすね!」

美穂子「……バイク、かぁ」

京太郎「ど、どうしました?」

美穂子「いえ、後輩もバイクの免許を取ったーなんて話をしてたから」フフッ

京太郎「じょ、女子高で珍し……いや、そんなことないのか?」

京太郎(俺の周りの女の子、ほぼ全員乗れるもんなぁ)

美穂子「……昔、かぁ……良かったわよね、あの頃は」

京太郎「ですね……でも」


言われた目的地に、止まる

いつもの公園近くのコンビニの前

そこで美穂子が下りると、京太郎はヘルメットを受け取ってオートバジンの中に入れる


京太郎「それでも今が無くなれば良いなんて、思えないっす俺は」フッ

美穂子「……そう」

京太郎「それじゃ、福路さんまた!」


それだけ言うと京太郎はオートバジンで去る


美穂子「私は、そうは思えないわ……」ボソッ



◆System
・福路美穂子の好感度が+15されました
・【福路美穂子:65】



―――昼


◆自由行動


1、誰かと話す【>>726

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(玄・晴絵)

6、ドライブピット(良子・悠彗)

7、道端(灼・憧)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運45補正:+23

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

(マジで!? てか券一枚残ってるの使ってくれなきゃダメだろぉ!


【ゾロ目 特殊】



◆誰と会う?

1、瑞原はやり
2、赤阪郁乃
3、ハート&メディック
4、通りすがり

ゾロ目 ??????

◇安価1↓から3↓まででコンマが高かった者

(落ち着け、やめろ! やめろ、剛!


【EXイベント】



◆誰と会う?


1、瑞原はやり+EX
2、赤阪郁乃+EX
3、ハート&メディック&ブレン
4、通りすがり+EX

ゾロ目 ?????


◇安価1↓から3↓まででコンマが高かった者

1、瑞原はやり+EX


―――【公園】


ベンチに座ってコーヒーを飲む京太郎

木陰になっている位置で、丁度良い

虫が落ちてくる気配もないと、言うことなしだ


京太郎「ふぅ……」

はやり「おやおやお休み中かな京太郎くん☆」

京太郎「げっ」

はやり「げって……もう、怒るよ?」プンスコ

京太郎「すんません」

はやり「いやね、メンタルはそれなりに強いつもりだよ? 伊達にテレビの人じゃなかった」

京太郎「あーそりゃメンタルも強くなりますよ……で、なんだったんです?」

はやり「いやね、テスターの件なんだけどどう?」

京太郎「使ってないっすね」キッパリ

はやり「なぜ!? ほわい!?」

京太郎「機会が無いって言うか」

はやり「ほら、銀行強盗するとかあるじゃん」

京太郎「しないだろ」マガオ

はやり「あ、はい……でも普通に、戦うとか?」

京太郎「まぁそれもありっちゃ」

はやり「しょうがないなぁ、それじゃこれをあげよう」スッ


ニヤリと笑うと、はやりが胸元が開いた服の谷間に指を入れる

映画やアニメでぐらいしかみないその仕草に釘づけにされる京太郎

はやりは笑いながらそれを取り出して指先で回す


京太郎「あ、新しいロックシード?」

はやり「とりあえず谷間見ながら言うのはやめようか、正直者で良いけど」

京太郎「テレビで出てたころから24過ぎたくらいからもう胸ぐらいしか見られてませんよ」

はやり「はやっ?!」



はやり「し、知らなかった……」

京太郎「なんつーか、すみません」

はやり「ホントだよ! あやうくAVに落とされるとこだったね!」

京太郎「それはそれで見たい」

はやり「!!?」

京太郎「いや、冗談です半分」

はやり「半分本気!?」

京太郎「さすがにほら、あのキャラは」

はやり「容赦ないよね君!」


ゼェハァと肩で息をするはやり

ついでに胸も上下するので京太郎はベンチに座ることを強いられる

立ち上がることができない、なぜならすでに立っているから


京太郎「テスター終わってないのにくれるんですか?」

はやり「一応ね、あの戦闘スタイルが合わない可能性もあったし一応こっちも」スッ

京太郎「ほう、これは?」

はやり「ブラッドオレンジアームズ、私じゃ起動できなかったんだけど一応ね」

京太郎「起動できないって」

はやり「人によってあったりするんだよね」スッ


渡されたロックシードを受け取ると、はやりと同じように錠前の鍵部分に人差し指を突き入れてクルクルと回す

メロンロックシードよりも不思議と力を感じるところもある

戦極ドライバーも一応いつも持ち歩いているし時がくれば使うこともあるだろう


京太郎「……ありがたく、もらっときます」

はやり「使えなかったら教えてね」

京太郎「了解、ただ」グッ


回転させていたロックシードを握る

はやりは京太郎の言葉を待つ


京太郎「……おっぱいで良い具合に温められて」

はやり「もうお姉さんのこと好きなのかな君!?」クワッ

京太郎「すみません」

はやり「マジトーンはヘコむ」ガクッ

京太郎「まぁマジで言うとめっちゃカワイイしかなり惹かれますけどね」

はやり「え、ええっ!?」カァッ


京太郎(おもしろいなこの人)


◆System
・瑞原はやりの好感度が+15されました
・【瑞原はやり:80】
・ロックシード【ブラッドオレンジアームズ】を会得しました



―――昼過ぎ【広場】


待ち合わせのカップルなどが普段ならいるであろう場所

そこには灰色の怪人がいた

間違いなくオルフェノクであり、侍のような容姿をし刺股を持ったスタッグビートルオルフェノクは一人の女を灰へと変えた


スタッグビートル「こうしてれば裏切り者が来るとは聞いたが」


キョロキョロとしていると、一人の子供を見つける

その子供へと歩き出すスタッグビートルオルフェノク

子供の前で刺股を振り上げた瞬間、誰かが走る音が聞こえた


??「やめろぉぉぉ!」

スタッグビートル「ん? ぐおっ!」


そんな叫び声と共に、やってきた誰かに蹴られてよろめくスタッグビートルオルフェノク

蹴った誰かは子供を抱えて離れた


??「逃げて、走って!」


子供は頷いて走り去る

スタッグビートルオルフェノクは笑いながら走ってきた少女の方を見た

刺股を肩にかつぎながら、肩を震わせて笑う


スタッグビートル「お前は、違うな」

??「違うとか違わないとかどうでも良い……これ以上暴れるつもりなら」

スタッグビートル「暴れるつもりなら?」

??「私は……」



広場に、オートバジンに乗って現れる京太郎

ヘルメットを外してバイクから降りるとオルフェノクと少女がいることに気づく

茶色いポニーテール、ジャージ


その少女のことを京太郎は知っていた。見たことがあるのは確かで、最近では話にも出ていた


京太郎「高鴨、穏乃……?」


スタッグビートルオルフェノクが京太郎の方に気づく

目標が変わったと言わんばかりにそちらを見る

少女を攻撃することはこれでないのだろうと、京太郎がベルトをつけようとした瞬間


穏乃「私がお前を倒す!」

                   __
            , .-‐: : : : : : : : :`: . .、

         /`7: : : /: : : : : : : : : :ハ: :\
        /: : /:´: : //: : : : : :/: :/ / ヽ: : ヽ
.       /: : : /:\: :/:!: : : /:_:/: :/ /  ヽ: : : ,
.       /: : : :{ヽ: : : ハ: : :/:ハ:≧ト、    V: : :}
     /: : : : :i: : : : : : ヘ: ハ /んバ`ー zィ:ノ:.ハ

     /: /: : : :V: : :'⌒!: N   辷ソ   f:゙ハ:.ノ
    /:/: : : : : ヽ: :{  {: {     ,,,,     ,ゞi ′
    /: : : : : : / \: ーi:{           ''l
   /:/: : : : : /:/   ヽ:ヘ:i       ⌒  丿
.  /:/: : : : : /i:/ _∠zヘ{`ヽ、  _ ィ:.j
 /:/i : : : : / レ/:::::::::::::ヽ:トz:::::《::7  }:/

./:/ !: : : :/ /:::::/:::::::::::::i:::::::::〃ト.―レ.、
.レ  !: : : :! /:::::/::::::::::::::::::::}::::::::::》:::::::::::::::ハ
   '; : : :{ i:::::;'::::::::::::::::::::::::}:::::::《::::::::;::/::::!

    ヽ: : V::::i:::::::::::::::::::\:ヘ:::::::}}::::::{::::::::::;
     \:/::::::::::::::::::::::::::::::::ノ::::::}}::::::{::::::::〈
        /:::::ヽ::::::::::::::::::::::::i::::::::ji:::::::}::::::::ノ
       /:::::::::ヽ::::::::::::::::::::::l::::::〃:::::j::::::::{



そして、少女はその手に何かを持った




◆何を持っている?


1、ロックシード

2、三枚のメダル


◇安価は次回



今回はここまでー
参加してくれた人遅くまでありがとねー

ほんとこんな遅い時間になって……
そんじゃ次回はなにかのストーリーが絡んでくることに

ブラッドオレンジアームズ手に入れて、でも今回実は戦闘じゃなかったり

そんじゃなにかありゃお気軽にー



かの~ん!(再開するぞー)

最初に言っておく! 鴻上はあんまり絡まない!
どちらにしろ色々と面倒なことがあったり?

投票は21時15分から開始するよー



◆何を持っている?


1、ロックシード

2、三枚のメダル


◇安価1↓から2分間で集計

2、三枚のメダル



高鴨穏乃が右手に持つのは三枚のメダル

左手にベルトを持つとそれを巻き付けた

両手で三枚のメダルを持つとそれをベルトに差し込むと、バックルを斜めに傾けた


穏乃「どこいったってこれだよ……けど!」


腰横にある丸いものを手に持つと、ベルトのレールに沿ってスライドさせた

瞬間、音声が鳴り響き大きなメダルのようなものが穏乃の周囲に浮かび上がる


<タカ・トラ・バッタ タ・ト・バ! タトバ タ・ト・バ!>


京太郎「なんじゃあっ!?」

??「歌は気にするな」

京太郎「!?」


そこには、サイドポニーの少女がいた

やけに髪を巻いている少女が……


京太郎「どっかで見たことある、どっかで」

??「なに言ってんだお前」

京太郎「ってか高鴨さんは!」バッ


そちらを見れば、高鴨穏乃は“変身”した


??「あれがオーズだ」

京太郎「オーズ……?」

??「おい穏乃! さっさと決めろ!」

穏乃「わかってる……!」

                     ┌- 、 ,. -┬┬ 、 ,/|
                       〔\: \:::::::| |::::://|
                     〔\\ :\/∧,///|
                    「 V⌒丶 V:V/⌒V
                      V{     }: :{   ノ
                      「>─rイ 「マニ7
                     〈 /く|! : : i}::\}
                       ⊂ニ/て二ヽi|/   ,. -─=ミ
               __ /::::::〈〈_/:::::\\「Y⌒ー─ヘ:::::\  __ノ|
             /:::::::::::::::`ヽ::::::: ̄}::::::::::::V厂}>─‐=ミ ̄ ̄    /
                /:::::::::::::::::::::::厂}:::⊂ニ\__〈__/     /ア>< ̄
            {::::::::::::::::::::::/ ∧ ::/ /:::「>rァ:::`丶   /:::/ / / ̄ ヽ
               ',::::::::::::::://:::::∨ /_/「ハ{〔<::>〕 \_{::/ / /:::::::::::丿
                マニニ「 /ハ::::::::::', ト、/ 〕 〕 }癶{ 〔 \「`¨¨¨¨¨¨¨´
               ̄「\/  |:::/::::::',マニ く:::く{YY}:::} }ミ}
                    ∨∧ ∨::/:::::} \__/:::YニY:/}} }
                  ∨∧ ∨:::::\/ \<\{} {}////
                    \::\ \::::::::\ ` ー-‐ ´ /
                   ∠二{\{\{\ニヽ ー┬┬く
                    〃⌒マニ\\ \ \ \::| :|:::::}
                 {厂 ̄}}ニ} |\\ \ \ \ ̄}厂|
               ト-=彡 / / \\\ \ \ \| ,/
                   \__,// ̄「 \\\ \ \ )\
                     / ̄::::::::::/ /:::\\\ \ノ /\
                  {ニ=‐::/ /::::::::::::\\}∨    }、
                    /::::::::::::〈 〈:::::::::::::::::::  ̄ {ト--=彡_}
                /:::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::::::::\__く_くノ
                  /:::::::::::::::/ /:::::::::::::::::/:::::::::::::::\\\
              /:::::::::::::::/ /::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::\\\
              ,':::::::::::::::/ /:::::::::::/  \:::::::::::::::::::::::::\\\
             .:::::::::::厂 __/:::::::::::/     \:::::::::::::::::::::::::\\\
                {:::::::::/ /:::::::::::::::/       \::::::::::::::::::::::「 ̄\}



京太郎「はっ、んなことより!」

??「黙って見てろ!」

京太郎「お、おう」


ハッキリ言われて黙るしかなかった

奇妙な右腕をした少女に言われて京太郎は顔をしかめつつ見ることにする

仮面ライダーならば、突然助けに入ってもうまくコンビネーションが組めるかはわからない


京太郎「……」

??「ふん、あのバカを舐めるな」

京太郎「いや、舐めちゃいないけどさ」


見れば、オーズと呼ばれたライダーは剣を片手に戦っていた

素早く敵の身体を斬り裂く

刺股を振るわれても軽い身のこなしで回避、再び攻撃


京太郎(なるほど……)

穏乃「はぁっ!」

スタッグビートル「うおぁぁ!」


吹き飛び転がるスタッグビートルを前に、オーズが剣の柄の上部分に灰色のメダル三枚を入れ、レバーを引いた


<トリプル! スキャニングチャージ!>

スタッグビートル「う、おおっ……」ヨロッ

穏乃「セイヤーッ!」


剣が振るわれると、斬撃が放たれそれがスタッグビートルの身体を真っ直ぐ斬り裂き

その力なのか空間が一瞬ぶれる

そして、オルフェノクは倒れて灰へと変わった


穏乃「メダル出ないんだ」

??「くそっ、違うとは思ったがとんだ無駄遣いだった!」

穏乃「まぁまぁ、たった三枚だし」

??「クズも積めばって言葉を知らないのかバカが!」

穏乃「えっと、塵も積もれば山となる?」

??「……」フイッ



変身を解除する穏乃が三枚のリストバンドの中に入れる

ベルトは鞄にしまった

そして京太郎を見て、首をかしげる


穏乃「えっと……どこかで……」ムム

京太郎「あー、須賀京太郎、清澄にいた」

穏乃「和の彼氏!」

京太郎「違うから」

穏乃「そうなんだ、ああいうのまた現れたら教えてね! すぐ駆けつけるから!」

京太郎「お、おう」

穏乃「そういえば玄さんたちのとこ行かなきゃだった!」

京太郎「それなら丁度良い、俺も行くとこだ」

穏乃「そうなの!?」

京太郎「おう、せっかくだし案内……そっちのは」ユビサシ


その指先の示す方には右腕がおかしな少女

不満そうな表情を浮かべたまま、京太郎のことを睨む

目つきが悪いだけと言う可能性もあるが、穏乃を見ると苦笑していた


穏乃「うん、一緒にお願い」

京太郎「おう、それじゃ行くか」

穏乃「ほら、アンクも行くよ」

アンク「……ああ」

京太郎(なんだかまたわけがわからないことに……)



―――【松実館】

カランカラン


宥「いらっしゃ……あ、京太郎くん、おかえりー」

京太郎「ただいまっす。客っていうかなんていうか」

玄「ん?」

穏乃「久しぶり二人共!」

玄「……穏乃ちゃん!?」

宥「久しぶりだねー」ニコッ


穏乃と玄が抱きあっている

すぐに離れて宥とあいさつを交わす姿を見て席に座ると、隣にアンクと呼ばれた少女が座った

宥も玄も何も言っていないが知り合いだろうか?


京太郎「……そっちは?」

アンク「知るか」フン


そう答えた直後、玄が京太郎と見てから隣の少女を見る

不思議そうな顔をしたあと、ハッとした


玄「あれ、小走さん?」

宥「あ、ほんとだ」

京太郎「小走アンク?」

アンク「詳しくは穏乃に聞け」

玄「あれ? でも金髪に、染めた?」

穏乃「そ、そうそうそんな感じ!」

宥「へぇー、それに巻いてるっていうよりウェーブっぽくなってる感じ」

京太郎「それで巻いてないんだな、元々ドリルだったか」

アンク「お前はなに言ってんだ?」



カウンター席に座る穏乃とアンク

向かいには玄と宥、他の阿知賀の面々は一人もいない

とうより気になることが一つあるが、聞こうにもタイミングはつかめない


宥「そういえばお家って」

穏乃「うん、奈良だよ。だからどこかしら泊まることになるかな」

玄「それじゃ私の部屋しばらく使う?」

京太郎(これ以上、増えたら大家族ってレベルじゃねえぞ)チラッ

宥「うん、良さそうだね……料理も作り甲斐があるよぉ」エヘヘ

京太郎(凄いなこの人)

穏乃「どうするアンク?」

宥玄「アンク?」

穏乃「え、ああ、小走さんのあだ名あだ名! ね!」

アンク「あ? ああ、そんな感じだ」

玄「そ、そっか……にしてもずいぶん仲良しだね!」

穏乃「そ、そうかな!?」アハハ

京太郎「……」

京太郎(なんかあるな、オーズとやらになってるのもそれ関連、だろうけど……まぁ良いか)

アンク「アイスないのか?」

穏乃「……宥さん、アイスとかあります?」

宥「ん、メニューにも用意してあるから、今持ってくるね!」



◆知り合い

【塞・胡桃・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・晴絵・霞】
【穏乃・ネリー】
【久・美穂子・憧・灼・淡・菫・煌・竜華・怜・もこ】
【明華・由暉子・成香】
【はやり】



―――夕方


◆自由行動


1、誰かと話す【>>898

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、松実館(玄・晴絵)

6、ドライブピット(良子・悠彗)

7、道端(灼・憧)

0、自由安価


◇安価2↓

7、道端(灼・憧)



―――道端


コンビニ前から道路に出ようとしていると、見知った人物が歩いていることに気づく

軽く手を振ると気づいたのか小走りで駆け寄ってきた

その姿が少しばかり可愛くみえるも、京太郎はいつも通り挨拶をする


京太郎「うっす」

灼「あれ……バイク帰ってきたんだ」

京太郎「……なんか残念そうな顔してません?」

灼「してないから」

京太郎「いやでも」

灼「してないから」

京太郎「俺と手を繋ぎたかったとか?」ニヤッ

灼「……」フイッ

京太郎「えっ」

憧「あら、なにやってんの新たに京太郎……って」


ハッとした様子で顔を赤くしている灼と京太郎を見る

憧の少しずつ顔が赤くなっていくので納得した京太郎

頷くと、手を前に出した


京太郎「お前が勘違いしてるようなことはなんもないからな」

憧「ななな、なにをっ!? は、はぁっ!?」

京太郎「いやもうわかってるから」

憧「なにを言ってるのかしら、べ、べべべ、別に二人が付き合ってようとなかろうと」

灼「付きあっ!?」

京太郎「収集つかなくなりますって」

憧「……ほ、ほんとに違うの?」

京太郎「違いますって、灼さんとはなんでもないただのともだ、痛っ、なんで蹴られるんっすか!」

灼「……」

京太郎「えっと、ま、マブダチ? って痛い!」



憧「な、なるほどね!」

京太郎「そういうことだ、脛いてぇ」

灼「……」フイッ


少しして説明を終える京太郎

なんだかんだでコンビニの前で駄弁る形になってしまった

全員それぞれ飲み物を買って話をしている


京太郎「そういや高鴨さんには会いました?」

憧「え、帰って来てるの?」

京太郎「聞いて無かったのか」

灼「風来坊ぐらい自由だね」

京太郎「ハーモニカ吹いて先輩のことさん付けで呼んでそうですね」

憧「やけに具体的ね」

灼「あとで連絡入れよ」

京太郎「そんじゃ俺は生きますね」

憧「ん、それじゃまたね」

灼「きょ、京太郎」


服の裾を掴まれて止まる京太郎


京太郎「はい?」

灼「の、乗せてってほし……」

京太郎「別に良いですけど」チラッ

憧「……あ、どうぞどうぞ! う、うん良いと思うわようん!」

京太郎「なんで動揺してんだお前」

憧「べべべ、別に!」

京太郎「それじゃ行きますか灼さん、」スッ


ヘルメットを渡すと、かぶって後ろに乗る

憧が『すごっ』やら『お、男と……』とか言っているが京太郎は気にしない方針でいく

腕が回されると頷いた


京太郎「そんじゃな」

憧「へっ、は、はい」

京太郎「それじゃ灼さん、しっかりつかまっといてくださいね」

灼「……ん」ギュッ


◆System
・【新子憧】の好感度が+20されました
・【新子憧:60】
・【鷺森灼】の好感度が+9されました
・【鷺森灼:149】
※鷺森灼の好感度は現状ではこれ以上は上がりません

(京ちゃん謎の生きる宣言であった……ファイズじゃ重い


―――夜


◆自由行動


1、誰かと話す【>>898

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

4、探索

5、松実館(玄・晴絵)

6、ドライブピット(良子・悠彗)

7、公園(晴絵)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【穏乃】


―――【街中】


京太郎「結局二人して別の場所にしたのか」

穏乃「さすがにあの大人数だしね」

アンク「おい穏乃、ただあの女が出したアイスは上手かったぞ」

穏乃「食べ物のことばっかじゃん」ハァ

京太郎「そこらで買ってやるよ」

アンク「本当だな!?」

京太郎「お、おう」

アンク「……ふん」ニッ

穏乃「お礼ぐらい良いなよ」

京太郎「思ったより保護者っぽいな、なんていうかもっと子供っぽい感じかなとか」

穏乃「こんなことになった日本中を見回れば思うところもあるよ」

京太郎「……」

穏乃「それに、色々あるしねー」ハハッ


手を上空に上げる穏乃の眼は遠い何かを見ているように見える

少しばかり不思議に思いながらも、アンクの方を見るが何も言わない


京太郎「どうした?」

穏乃「あ、いやなんでも……」アハハ

京太郎「そういや灼さんと憧が明日」

穏乃「あ、そういえばメールきてた」

京太郎「メールはすぐ見ろよ」

穏乃「どうにも……あ、ほんとだ。返しとこ」

京太郎「あの二人も驚いてたぞ」

穏乃「バタバタしてたからついつい」

アンク「……」



京太郎「ま、阿知賀の人は全員無事でなによりだ」

穏乃「ホント、あれで全員無事なんてびっくりだよ!」

京太郎「全員、ね」

穏乃「ん?」

京太郎「いや、なんでもない」

穏乃「そういえば宮永さんたちは? それに和とも連絡とれないし」

京太郎「たぶん全員無事だ、部長も咲は無事とは言ってたし」

穏乃「そっか、無事なら安心だねっ」

アンク「おい、行くぞ穏乃」

穏乃「あ、うん! それじゃあね須賀君、また明日!」フリフリ

京太郎「おう」フリフリ


去っていく穏乃を見送る京太郎

もう止まるホテルも視線の先だ

京太郎は欠伸を噛み殺しながらも去っていく穏乃の背中を見る


京太郎(妙な感覚がした、あいつの中からってことじゃないよな……)


◆System
・【高鴨穏乃】の初期好感度は50になりました
・【アンク】の初期好感度は30になりました



穏乃を見送ってから松実館に帰ろうとする道中

突如、ポケットの中の携帯電話が音を鳴らした

驚きつつも、出して画面を確認すれば『佐藤裕子』の文字


ピリリリリ ピッ

京太郎「もしもし」

裕子『ちぇ、チェイスがいなくなったの!』

京太郎「……え、起きたんですか!?」

裕子『みたいなんだけど、どこにいったかわかんなくてっ』

京太郎「俺も探してみます!」

裕子『あ、ありがとう……戒能さんも探してくれてるから』

京太郎「チェイスの奴、ハートのとこに帰ったならそれで良いが……!」ダッ


走りだす京太郎

豊音にも連絡をいれて捜索を手伝ってもらう

見つからない場所に隠れているなら構わないとは思っている……


京太郎(だけどチェイスの奴……オルフェノクとなにか関係があるなら!)



◆System
・【チェイス】フラグが【OVER】のためイベントに変化が発生します



雨が降り始める

それでもなお、走る京太郎

彼女になにかあれば冗談ではすまされない


京太郎「どこだっ……どこにっ……」


雨の中、走っていると、比較的人通りが少ない道の端に誰かを見つけた

紫色の服を着て、白い髪をした少女


京太郎「……チェイス」

チェイス「……」


小瀬川白望、今はチェイス……

クリムの話では記憶ごと移植したと言う話だが、ハートに負けてからは記憶も消えている

外見だけが同じまったくの別人、それを白望と言うにはあまりにも異常だ


だからこそ、呼ぶ


京太郎「チェイサー……」

チェイス「……須賀、京太郎」


立ち上がろうともしないチェイス

すでに勝てないとわかっているのだろう

怪我もしているし、動くのだってそれほど簡単なことではないとは思う


京太郎「なにやってんだお前」ハァ

チェイス「……私は」

京太郎「いくぞ」


そっと手を差し伸べるが、手は取られない

溜息をついて腕を取って立たせると、歩く


チェイス「……なにを、して……」

京太郎「……ドライブピットに戻るか?」

チェイス「……」

京太郎「たく、しょうがないか……黙っててやる。とりあえずな」

チェイス「……どこに、行く?」

京太郎「そこだよなぁ」



◆どこに連れて行く?


1、松実館

2、灼の家

3、久を頼る

4、ユグドラシル(有)

5、ピンク色のホテル


◇安価1↓から2票集まった場所

ラブホなんて入ったら京ちゃんが死ぬぅ!
5(ゲス顔)

5、ピンク色のホテル



―――ホテル前


京太郎「この格好だと普通のホテルもな、丁度良いか……とは言うものの」チラッ

チェイス「……」タユン

京太郎(くっ、プロトゼロのロイミュードといえど体は小瀬川白望、さすがの破壊力、だが行く以外にないか)


肩をかしつつ、チェイスと共にピンク色でピカピカしたホテルへと入っていく京太郎

いたしかたないのである。いたしかたないのでしかたがない

別にチェイスも抵抗はしない

ドライブピットに行くよりは断然良いのだろう。というよりそのホテルを知っているかも京太郎にとっては疑問ではある


京太郎(とりあえず……前にずっといても目立つしな)

チェイス「……」


「あ、あれは……!?」

おもしろいことになってきたww

【安価】京太郎「仮面ライダー?」葵「目障りだ、お前」【Part6】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」葵「目障りだ、お前」【Part6】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470845303/)

>>978 誘導ありがとでーす


―――室内


ソファに座っている京太郎

まっすぐテレビだけを見ている

横の方にはバスルームがあるのだが、ガラス張りだった


京太郎「わけがわからん……いや、良いと思うけど」


とりあえずタオルで頭を拭いた京太郎は煩悩を消し去ろうと頭をガシガシと乱暴に服

だがその程度で消える16歳の煩悩ではないと、横目に見る

そしてそちらは、湯気で隠れていまいち見えないが18歳の身体だった


京太郎「うおぉぉっ!」


自分の頬を殴る

悶々とした気分になるのも仕方がない

ロイミュードだろうがなんだろうが、抗えないものは抗えない


京太郎「ダメだっ、いかん、距離をとらなきゃやられる!」


ということで角度的に見えづらくなるベッドの方へと移動して座った

ふわふわしたベッドに頷くも、すぐにハッとする

これは良くないなと思いつつも、座れるのはソファの上かベッドの上ぐらいだ


京太郎「……」


徐々に、体が動く、見えやすい位置へと


京太郎「っておバカ!」



シャワーの音で悶々とする京太郎

唸っていたのだが、コーヒーを飲みはじめてからはだいぶ落ち着いてきた


京太郎「コーヒーは心を落ち着かせてくれる」ズズッ


ただしアイスのみ


京太郎「意外と長いな」


そうしていると、シャワーの音が止まった

これで少しはおさまるだろう


魔進チェイサーであると人間態はあれだ

あのおっぱいだ。小瀬川白望の身体なのだ


チェイス「須賀京太郎」

京太郎「あ、ああ、上がったかチェイ」


そこにはチェイスがいた

小瀬川白望が、バスタオル一枚で立っていた

思わず吹き出す京太郎


京太郎「ちぇちぇちぇチェイスお前なにをっ!」

チェイス「着替えが無かった……濡れている」

京太郎「おおお、おう! お前ほどじゃないけど俺も、ってそんなことはどうでも良いからとりあえず、えっと……ふ、布団かぶっとけ!」

チェイス「わかった……」

京太郎(し、死ぬ、動悸で……こ、こんなラッキースケベ人生初めてだ……っていうかそれがチェイスかよ!)

チェイス「……」モゾモゾ

京太郎「……」


布団に入ったチェイスを見ていると、いけない気分になる

溜息をつきつつ、とりあえず自分もシャワーを浴びようとして止まった

とりあえず、ズボンだけでも少し乾くようにしておこうと頷く



そんじゃこのスレはここまでー

ってことで埋めてくだされば僥倖ー

次スレは>>978で、>>1000はいつも通り!
無理なものは無理よ!

事後かな?(すっとぼけ)童貞卒業しても良いのよ

>>1000ならホテルに入るとこを葵に見られてる

>>994

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