モバP「俺のムスコが喋ったぁ―――ッッ!!??」 (93)


P「今日もいい天気。こういう日はより一層仕事に励める気になれるな」

P「さてと、今日もKENZENに頑張るぞ―――ッ!!」


???『などと、そのようなことあろうはずがございません』


P「ファッ!? な、なんだ!? どこからか男の声が……!?」


???『ロリコンの変態クソ野郎の分際でKENZENに仕事だなどと』

???『その気になってたお前の姿はお笑いだったぜwwwふぁ~ははははははwwwww』


P「な、なんだとぉ―――ッ!?」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457690859


P「くっ、さっきから好き放題言いやがって!!」


???『ふぁ~ははははははwww』


P「どこにいるッ!? 出てこいッ!!」


???『ふぁ~はははははwww』


P「卑怯者―――ッ!! 姿を見せやがれ―――ッ!!」


???『ふぁ~はははははwww』



P「クソッ、影も形も見当たらない……声は聞こえるというのに! 一体何者なんだ?」

P「まさか……アイドル目当ての不審者なのか!?」




???『ふぁ~はははははははwwwwww』


P「ん? よく聞くと、なんかもの凄く近くから声が聞こえるような……?」


P「具体的に言うと俺の下半身辺りから―――」チラッ








Pのムスコ『やぁ』


P「」


ムスコ『よっ! お前のムスコです……」

P「あっ、あっ、あっ――――」



P「シャベッタァァァァッッッ!!!!???」


P「うわぁぁぁぁぁぁッッッ!!! ぎゃあああああああああああああああッッッ!!!!!」


P「ムスコがぁぁぁぁぁッッ!!! 俺のムスコそのものがぁぁぁぁぁッッ!!」


P「シャベッタぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!???」





ムスコ『落ち着けェッ!!』


P「いや、お前が言うなよ!?」



P「ど、どうなってるのだ一体!? な、なんで俺のムスコがしゃべって……!?」

ムスコ『まぁまぁ、そんなことどうでもいいじゃねぇか』

P「どうでもよくねぇよ! かなり深刻な問題だよ!!」


P「ま、待てよ………ムスコがしゃべるなんてあり得るはずがない」

P「もしやこれは幻聴………?」

P「そ、そうだな! 最近オーバーワーク気味だったからなぁ……ストレスで脳が一時的におかしくなってこんな幻聴を………」


ムスコ『幻聴なわけがございません! 俺はこうして喋ってるのだからなぁ~」


P「黙れッ! この腐れ○○ポ!!」

P「いや、落ち着け俺……これは幻聴……そう! これは幻聴なんだ!!」



ガチャリ


ちひろ「おはようございまーす!」

P「あっ、お、おはようございます……ちひろさん」

ちひろ「ふふふっ、早いですねプロデューサーさん。今日もお仕事頑張りましょう♪」

P「あっ、はい…そ、そうですね……」

P(ちひろさんに怪しまれないよう、なんでもないように装わないとな………)


ムスコ『今日もちひろカワイイなぁ……それにサトリナボイスもいいぞぉ!』


P(無視無視。これは幻聴……俺にしか聞こえないはず……)


ちひろ「えっ!? プロデューサーさん…!? きゅ、急に何を言い出すんですか!?///」

P「―――ってダニィ!?」


P「ち、ちひろさん……今の聞こえたのですか!?」

ちひろ「聞こえるも何も、自分で言ったんじゃないですか! わ、私のことをカワイイなんて……///」

P「ちひろさんにも聞こえるなんて……ってことはこれは幻聴じゃない!?」


ムスコ『ちひろカワイイ!! 流石緑の女神と褒めてやりたいところだぁ!』

ムスコ『一生課金するから、嫁に来てください!!』


ちひろ「も、もう! なんですかそんな冗談言って……///」

P「い、いえ! 違うんです! 俺が言ったわけじゃ―――」


ムスコ『ちひろカワイイ!! サイコ―! 天使女神! 流石ちひロットと褒めてやりたいところだぁ!』


ちひろ「ま、またそんなこと言って……///」テレテレ

P「ま、待ってくださいちひろさん! 違うんですってば!!」



P「聞いてください! 実は―――」ボロン

ちひろ「ちょ!? 何をズボンを下ろそうとして―――」




ムスコ『やぁ』




ちひろ「ギャアアアアアア!! シャベッタァァァァァァッッッ!!??」


―――――――――――

――――――


P「―――とまぁ、そういう訳でして」

ちひろ「自分のムスコが急にしゃべりだしたなんて………もう、わけがわからないですよ」

ムスコ『確かに』

P「お前が言うな!!」



ちひろ「どうしてこんなことに………何か心当たりはないのですか?」

P「いえ、特には……」

ムスコ『腹減ったなぁ』


ちひろ「この手のトラブルには晶葉ちゃんや志希ちゃんによる展開が多いですけど……」

P「いや~…今日二人には会ってませんしねぇ。違うと思うのですが……」

ムスコ『腹減ったです……」


P「まさかとは思いますけど、ちひろさんが何かしたわけじゃないですよね?」

ちひろ「なんてこと言うんですか!」

ムスコ『無視ですかぁ?』


P「だって、ちひろさんが理由もなくトラブルを起こすってのもよくある展開ですし」

ちひろ「そんなの二次創作による設定でしょう!! 公式設定の私は綺麗なものです!」

ムスコ『おーい、ちょっとー? 聞いてるのー?』


P「さっきからうるせぇッ!!」



ちひろ「とりあえず私は晶葉ちゃんと志希ちゃんの所に行ってみますね。可能性が高いとしたら彼女達が原因でしょうから」

P「あっ、でしたら俺も―――」

ちひろ「ダメですよ。プロデューサーさんはここでじっとしてください」

ちひろ「ムスコさんがそんな状態で外に出たらえらい事になるじゃないですか」

P「うっ、確かに………」

ちひろ「では、行ってきます。じっとしててくださいね」

タッタタタタッ


P「くそぉ……どうしてこんなことに……」



ムスコ『おい、クズ』

P「チン○の分際で俺をクズだと!? ……まぁいい。なんだ?」

ムスコ『アイドルたちはまだですかぁ? クズが担当しているカワイイカワイイアイドル達はまだ来ないのかぁ?』

P「なんでチ○コ如きがアイドル達を気にかけるんだよ?」

ムスコ『………うわへへwww』

P「お、おい……まさかてめぇ……!」


P「言っておくが、もうこれ以上余計な口聞くんじゃねぇぞ!? アイドル達が来ても何もしゃべるなよ!!」

ムスコ『この俺がお前如きクズの命令を聞くと思っていたのか?』

P「な、なんだと!?」


P「俺はお前の本体みたいなものだろ!! それなのに何だ!? 命令を聞きやがれ!!」

ムスコ『本体だと? ………フフッ、その気になってるお前の姿はお笑いだぜww』

P「な、なにぃ………? どういう意味だそれは!!」

ムスコ『ふぁ~はははははwwww』

P「答えろ貴様ッ!! 何か隠していやがるのか!?」



ガチャリ


蘭子「煩わしい太陽ね(おはようございます♪)」

P「あっ、ら、蘭子……」



蘭子「さぁ、我が友よ。今宵も我が覇道を共に歩もうぞ!(さぁ、プロデューサーさん、今日も一緒にお仕事頑張りましょうね)」

P「お、おう、そうだな………」

蘭子「むっ、如何した? 我の発する闇に呑まれたのか?(どうしました? 元気なさそうですけど………?)」

P「い、いや……そんなことないぞ?」

蘭子「真か?」

P「ほ、本当だって! 俺はいつも通り―――」


ムスコ『今日も蘭子はカワイイなぁ~~………うわへへwww』


蘭子「えっ……!?///」

P「!?」


蘭子「ぷ、プロデューサー!? い、いいい今なんて………///」

P「ち、違うんだ蘭子!! 今言ったのは俺じゃなry」


ムスコ『抱きしめてキスして、部屋に持ち帰って押し倒したい……』


蘭子「えええぇぇッッ!!??」

P「ちょ!?」


蘭子「い、今……確かに……///」

P「ち、違う蘭子! 俺は何も言っry」


ムスコ『それよりもオラ腹が減っちまって』


蘭子「えっ、お腹が?」

P「いや! これも俺じゃないry」


ムスコ『だから蘭子のことを食べたいなぁ~~! うわへへwww』


蘭子「ひゃ!?///」

P「ムスコてめぇッッッ!!!!!!」



P「ま、待ってくれ蘭子!! 違うんだ!! これはすべて


ムスコ『蘭子とヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたいヤリたい』



蘭子「ひうっ!?///」

P「黙りやがれぇぇぇぇッッ!!」



蘭子「あっ…あっ…あっ……///」カァァァ!


蘭子「ぷ、プロデューサー……/// わ、我はまだ……こ、心の準備が………///」

蘭子「―――きゅう」バタリ


P「ら、蘭子ぉぉぉッッッ!!??」

――――――――


―――――


P「蘭子は別室で寝かしておいた」

P「可哀想に………あまりに衝撃的なことを聞きすぎて卒倒してしまったのだろう」

P「ああっ! 蘭子にどう弁明すれば………」


ムスコ『終わったな………所詮、クズは中学生好きの変態野郎なのだぁ……』

P「お前が言ったんだろうがぁぁぁッッッ!!」


P「どうしてくれるんだよ!? お前のせいで蘭子にあらぬ誤解が発生してしまったじゃないか!?」」

ムスコ『俺は思った事を言ったまでだぁ』

P「な、なにぃ………!?」

ムスコ『蘭子カワイイ! 寝ている隙に俺をぶち込んでやりたいところだぁ………フヒヒヒヒ♪』


P「こ、こいつ………チ○コなだけあって欲望に忠実だとでもいうのか!?」


P「ふざけんじゃねぇぞこの野郎!! お前は俺のムスコなんだ! 俺の言う通り黙っていやがれ!!」

ムスコ『できぬぅッッ!!!』

P「貴様ぁぁぁぁッッ!!!」



ガチャリ


李衣菜「おはようございまーす―――って何騒いでるんですかPさん?」

P「うおっ!? 李衣菜!?」



李衣菜「なんか言い争いが聞こえた気がするんですけど……誰と話してたんですか?」

P「い、いや……別に………」

李衣菜「そうなんですか?」

P「そ、そうだよ! だから―――」


ムスコ『だりーな可愛いなぁ……フヒヒヒ♪』


P「!!(こいつ……また!!)」

李衣菜「えっ、今なんて?」

P「いや! なんでもない!! 何も言ってないぞ俺は!!」


李衣菜「いや、でもさっき―――」

P「い、言ってないって! 気のせいじゃない? ほらほら、それよりもお前はこれからレッスンだろう? 準備しなさい!」

李衣菜「は、はぁ……」


ムスコ『お待ちください!!』


李衣菜「えっ?」

P「いや、違う!! 今のは俺じゃ―――」


ムスコ『俺は李衣菜に言いたいことがあるんだ!』


P「言いたいことなんて何もないぞ!!」

李衣菜「どっちですか!?」


李衣菜「なんだかPさんの声が二重に聞こえるような……?」

P「そ、そのようなことあろうはずがございません! いいからお前は早くレッスンを受けに行きなさい!」


ムスコ『―――と思っていたのか?』


李衣菜「だからどっち!?」

P「黙れ! このクソ野郎!!」


ムスコ『李衣菜のことを――――ッッ!!! 一番愛してる男は―――ッッ!!!』


李衣菜「えっ……」

P「ちょ、何急に叫んでry」



ムスコ『この俺だぁ―――ッッッッ!!!!」



李衣菜「えええええええええええぇぇぇぇぇッッ!!??」

P「うわああぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!???」



李衣菜「P、Pさん……な、何を言って―――///」

P「ま、待て李衣菜! これはry」


ムスコ『今言った通りでございます』


P「ちょ、てめぇ!」

李衣菜「そ、それじゃ………///」ドキドキ


ムスコ『俺はお前を愛してる………それだけだぁ!!』


李衣菜「ほ、本気ですか………!?///」

ムスコ『はい』

P「いや、違う!!」



李衣菜「だ、ダメですよ………わ、私はアイドルですし……/// それに年の差とかも―――」

P「そ、そうだな! お前の言う通りだな! うん、まったくもってその通りだ!」


ムスコ『そんなこと知るか』

ムスコ『李衣菜が俺の愛を受け取る意思を見せなければ! 俺はこの世界を破壊し尽くすだけだぁ!!」


李衣菜「す、すごい……こんなにも真っ直ぐな感情………凄くロック……」


李衣菜「キュンとしちゃった……///」

P「えええええええええええぇぇぇぇぇッッッッ!!??」


李衣菜「P、Pさんの気持ちはよくわかりました……///」

李衣菜「だ、だけど、突然のことなので……今すぐ返事はだせません!」

李衣菜「で、でも………言われて悪い気はしなかったから……むしろ嬉しかったし……///」

李衣菜「あ、あとで絶対に返事しますから! だからそれまで待ってくださいね!」


李衣菜「で、では失礼します!!///」

タッタタタタタタタッ


P「待って李衣菜!? お―――いッッ!?」

ムスコ『照れて逃げて行ったようだなぁ………フヒヒヒ、カワイイ♪」

P「貴様ァぁぁぁぁッッッ!!!!」




P「くっそ~……この腐れチ○ポがッ!!」

ムスコ『ふぁ~ははははははははwwww』

P「さっきから俺の人生を破壊し尽くす言動ばかりを言いやがってぇ!!」

P「お前の狙いは何なんだ!? 俺を困らせてそんなに楽しいか!?」

ムスコ『はい………当たり前だよなぁ?』

P「こ、この野郎………!!」プルプル


P「急遽ムスコがしゃべりだしたせいで、俺の人生はボドボドだ!!」

P「黙らそうにも方法が分からないし……ってかどうしてこんなことに……」


P「とりあえずこの場に留まってはダメだな………また誰か来たらムスコが何か言うのは間違いないし」

P「急いで人気のない所に避難を―――」タッタタタタッ



まゆ「どこに行くんですかぁ~? Pさん♪」抱きっ

P「うおわぁぁぁ!? ま、まゆ!?」


まゆ「はい。貴方のまゆですよ♪」ギュウウ

P「お、お前いつの間に………って今日はオフのはずじゃ!?」

まゆ「うふふっ、Pさんに会いたくて来ちゃいました♪」

P「くっ、よりによってこんな状況で………」

まゆ「あれ? もしかして、迷惑だったでしょうか?」


ムスコ『そのようなことあろうはずがございません』

ムスコ『休みの日なのに、お前に会えて嬉しいよ♪』


まゆ「まぁ♪///」

P「!?(こいつ、またいきなり!?)」



P「ま、待てまゆ! 違うんだ! 実は――」


ムスコ『まゆは相変わらず可愛いなぁ~。おかげで仕事に集中できないよ」


まゆ「そ、そんな……/// そんなストレートに言われたら……まゆ、困っちゃいます///」カァァァァッ

P「だから違うry」


ムスコ『今晩、よかったら俺と一緒に夕食でもいかがかな?』


まゆ「えっ、まゆと……ですか? も、もちろん行きます!///」

P「待て!! 俺は言ってなry」


ムスコ『そしてその後、お城へ―――いや、なんでもない』


まゆ「お、お城って………ま、まさか!!///」ドキドキ

P「やめろぉぉぉぉッッ!!!」



まゆ「今日のPさん……何だか大胆で………まゆ、ドキドキしちゃいます…///」

P「だから違うんだって!!」


P(くっ、このままではまたムスコのペースに乗せられてしまう!!)

P(ここは強引にでも――!!)


P「まゆ、聞いてくれ! こっちを向くんだ!」ガシッ

まゆ「えっ、Pさん?」ドキッ

P「今言ったのは俺の本心ではないんだ!!」

まゆ「ど、どういうことなんですか………?」

P「いいか、落ちついて聞いてくれ………実は―――」




ムスコ『俺はお前が好きなんだ………どうか結婚して欲しい………』



まゆ「えっ―――」


P「!?!?!?!?!?」


まゆ「P、Pさん………? い、今なんて―――」

P「違うぞまゆ!! 今のは俺じゃなry」


ムスコ『好きなんだまゆ! いや、愛しているんだ!!』

ムスコ『最早アイドルとプロデューサーなんか関係ない!!』

ムスコ『俺と結婚してしまえ―――ッッ!!!』


まゆ「は、はわわわわ……///」


P「」



まゆ「ほ、本気なんですか……? 本当にPさんはまゆと結婚を……?///」

P「待て違ry」


ムスコ『好きだよまゆ……お前が俺のことを想うよりもずっと……たぶん、比べものにならないと思う』


まゆ「はうっ!///」キュン

P「ひぃぃぃ!!??(こいつ、無印アイマスの名セリフを!?)」



まゆ「う、嬉しいです……Pさぁん……///」


まゆ「まゆ……生きててこんなにも嬉しい気持ち……初めてです……///」


まゆ「まゆもPさんのこと……愛して―――」


まゆ「あ、愛して………///」


まゆ「――はうっ///」


バタリ


P「ま、まゆぅぅぅッッッ!!??」


ムスコ『どうやら嬉し過ぎて頭がのぼせちゃったようだなぁ~……フヒヒヒ♪』


P「お、お前………自分が何したかわかってるのか!?」

P「相手はまゆなんだぞ!? 冗談なんかじゃ済まないんだぞッ!! 


ムスコ『わかりましぇんwww』

P「貴様ぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!!!」




P「ああ、なんてことだ……」

P「ムスコのせいで、俺の人生お終いだ………」


P「もうダメだ……お終いだぁ……」orzガクッ




ガチャリ



小梅「お、おはよう…ございます……」

P「こ、小梅!?」


小梅「あっ、Pさん……おはよう…ございます……」

P「おはよう小梅。さぁ、帰るんだ!!」

小梅「き、来たばかりなのに…!?」

P「いろいろ事情があっってな! 今日は仕事がないから―――というか今すぐ俺から離れry」


ムスコ『ぐふふ……小梅可愛いなぁ……』


小梅「えっ、今の声……」

P「いや、なんでもない!! それよりも早く帰るんだ!!」


ムスコ『今すぐこの場で襲って、ぶち犯したい……』


P「早くしろ―――ッ!! 間に合わなくなっても知らんぞ―――ッ!!」


P「早く帰るんだ小梅!!」


ムスコ『そうだ! そして俺と一緒にお城(意味深)に行く準備だぁ―――ッ!!』


P「違う!! 貴様いい加減にしやがれ!!」


ムスコ『小梅―――ッッ!! 俺の子を産めぇぇぇぇッッッ!!』


P「うわぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!??」

P(アカン、これもうマジでどうにもならねぇ……小梅までも……ううっ……)



小梅「Pさん……これ…憑りつかれてる……」

P「えっ!?」


P「こ、小梅わかるのか!? ってか憑りつかれてる!?」

小梅「はい……間違いないです」


小梅「Pさんの……こ、股間に………つ、憑いています……」

P「お俺のムスコに悪霊か何かが憑りついてるのか!?」

P「なるほど……確かにそれならこの怪奇現象も全て納得できる!」


小梅「少し………違います」

P「えっ、どういうことだ?」

小梅「Pさんは…悪霊でなく…シャドウに憑りつかれてます」

P「シャドウ……?」


小梅「はい……一時期、とある地方で…事件を起こしたと言われてる……幽霊に近いものです…」

小梅「シャドウに憑りつかれると……その人間の感情を暴走させ、歪ませるらしいです…」

小梅「それが……Pさんにはなぜか……そういう形で……現れたんだと思います…」


P「人間の感情を暴走させる……? ってことはつまり―――」

小梅「は、はい。つまり……それは、もう一人の自分ってことなんです」

P「なん……だと……!?」


P「ば、バカな……そんなこと―――」

ムスコ『やっと、能天気なお前でも呑み込めたようだなぁ』

P「な、なにぃ!?」

ムスコ『全ては小梅の言う通りだ。俺こそ、お前そのものなのだ』

P「そ、そんな……そんなことあるはずがないだろ!」


P「こいつがもう一人の俺なんて……こいつは散々アイドル達にスケベなこと言いまくってたんだぞ!!」

P「それなのに、こいつが俺だなんて………」


ムスコ『ハッ! お笑いだぜまったく』



ムスコ『いつまでそうやってとぼけてやがる。お前はいつもそう思ってたダルルォ?』

ムスコ『アイドルに対し邪な想いを抱き、夜な夜な想像してたじゃないか。そこにいる小梅に対しても同様だ』

ムスコ『アイドル可愛いなぁ~、あいつらと付き合いたいなぁ~、セ○●スしたいなぁ~、自分だけのものしたいなぁ~……って』


P「お、俺はそんなこと!!」


ムスコ『本当はトップアイドルなんてどうでもいいんだ。蘭子やまゆたちの夢にも興味はないんだ』

ムスコ『あるのはただの欲望だけ。トップアイドルにしてやるという甘い言葉を並べて、ただアイドル達と親密になりたかっただけなんだ』


P「ち、違う!! 俺は……俺は本当にあいつらを―――」


ムスコ『ふぁ~ははははwwww何を焦ってる。俺には全てお見通しなんだ……』


ムスコ『だって俺は……お前なのだから……』


P「違うッッ!!」



P「ふざけたこと言ってんじゃねぇ!! お前が俺なわけがないんだ!!」

P「俺は一度だって、そんなこと考えたりなんかしていない!!」

P「全部出鱈目だ!! お前が勝手に言ってるだけだ!!」


P「そうだ………お前が勝手に言ってるだけ………俺が言ったわけじゃない………俺なわけがないんだ………!」


P「お前なんか………俺じゃない………」



P「お前なんか!! 俺じゃない!!」




小梅「だ、ダメ!!」


P「こ、小梅………?」


小梅「だ、ダメ………否定しちゃダメです………Pさん!」

小梅「アレは……文字通りPさんの身体の一部…なんです……だから、もう一人の自分当然」

P「で、でも俺はあんなこと――」

小梅「ただちょっと……感情が爆発してるだけ……」


小梅「そ、それでも……Pさん自身なんです……だから、否定しちゃダメ……」


小梅「自分自身に否定されるほど……つらいことなんてないから……」


P「………でも」


小梅「ど、どうか…勇気を持ってください……」

P「勇気―――!」



P「………」


P「くそう……中々つらいな……自分と向き合うというのはよぉ……」


P「………」



P「ムスコ……確かにお前の言う通りなのかもしれない」


ムスコ『………』





P「本当はわかっていたけど、認めたくはなかった」


P「アイドルたちに対し邪な想いを抱いてるなんて……プロデューサーとして何より軽蔑されることだし、何より彼女たちに対して失礼だと思っていたから」

ムスコ『………』


P「だから俺は、必要以上に自分を抑圧していたのかもしれない」

P「お前がアイドルに対し言っていた言葉は……本性なのかもしれない」

P「でも、蘭子達を大事に思っているのも本当なんだ!」

P「あいつらの夢を……トップアイドルにしてやりたいと思ってるのも本当なんだッ!!」


ムスコ『………』


P「……そうか。全部含めて俺だってことなんだな……」


ムスコ『………』




P「お前は俺で、俺はお前だ」


ムスコ『………』コクン




   ―――自分自身と向き合える強い心が、“力”へと変わる…―――




ムスコ「」ピカァァァァァッッ


P「おおっ! こ、これは――――」





     ―――Pはもう一人の自分―――


―――困難に立ち向かうための人格の鎧、ペルソナ<ムスコ>を手に入れた!―――





小梅「Pさん……自分自身と……向き合えたね」ニコッ


ちひろ「………事務所に帰ったら何この女神転生な状況は………?」




―――――――――――――――――――

―――――――――――


ちひろ「その後」


ちひろ「ペルソナを手に入れたプロデューサーさんは、以前よりも素直になりました」


ちひろ「自分を偽ることなく、より一層アイドル達と向き合えるようになったのです」


ちひろ「そして―――」





P「晴きゃわきゃわ! チュチュチュ!」

晴「ば、バカッやめろ! よせ―――んっ!!///」


チュチュチュチュチュチュチュチュパチュパ♪


晴「い、いきなり何だよお前!? ここ最近オレに対しこんなセクハラやりまくりやがって!!」

P「す、すまん晴………どうも最近自分を制御できないんだ………」

P「これも全て………お前が可愛い過ぎるから!」

晴「か、可愛いって………///」


P「そうだ! お前は滅茶苦茶に可愛い!!」



P「俺はようやく理解したんだ!」

P「お前の圧倒的な可愛さに、俺は心を奪われた!」


P「この気持ち、まさしく愛だッッ!!」

晴「愛!?」


P「だからオラ………もう我慢できねぇ!!」


P「晴、今夜は俺と一緒にお泊りしてくれ!! 頼むッ!!」

晴「ハァッ!? お、お泊り!?」

P「そうだ! ペルソナ4で主人公たちが修学旅行先で泊まった所と同じ施設で一晩過ごそう!」

晴「いや、どこだよそこ!?」


P「なぁ、晴ダメか?」

晴「だ、ダメだろ! こんなの………」

P「優しくするから! 痛くしないから!」

晴「何を優しくするんだよ!?」


P「なぁ、頼むよ………晴」抱きっ

晴「うっ……!///」ドキッ


P「俺はもっとお前ともっと親密になりたいだけなんだ。それ以外に下心はないよ」

晴「P………///」

P「なぁ、晴………」ギュウウ

晴「うぅっ………///」



晴「―――しょ、しょうがねぇな///」


晴「と、泊まるだけだぞ! それだけだからな!!///」

晴「変なことしたらタダじゃ済ませねぇからな!!///」


P「」ニヤリ


P「よし、では早速お泊りする準備だぁ―――ッ!!」

晴「お、おい! まだ仕事中―――ってうわあぁぁぁッッ!!??」



ドドドドドドドドドドドドッ!!





ちひろ「…………」


ちひろ「あれ? これ前のままのがよかったんじゃね?」




おわり

これで終わりです。クソSS失礼しました。

久々の晴ちん上位報酬に私のマーラ様がジオダインしたので書きました。


でも上位報酬………だ、ダメだ………色々な意味でキツ過ぎる!?
誰か助けてェェェェッッッ!!!??


ダニィ!? >>1のクソSSだとぉ!?


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ペルソナネタ多くてすみませんでした。
4では私はマリーが一番好きです。


クソSS失礼しましたぁぁぁぁぁッッッ!!!

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