モバP「文香にスキャンダルだと!? おのれぇぇッッ!!」 (114)

P「さてと、今日はTV局で収録だったな。行こうか文香」

文香「はい……よろしくお願いします」


ちひろ「プロデューサーさん! 文香ちゃん! 大変です!!」タッタタタッ!

P「どうしたんですかちひろさん?」

ちひろ「きょ、今日発売した週刊誌にこんな記事が―――!」

P「ええと、なになに……『人気急上昇中のアイドル・鷺沢文香に―――」




P「熱愛発覚か!?』だと――――ッ!?」

文香「えっ……!?」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418977684

ちひろ「この記事には帽子で顔を隠してる男性と、一緒に映ってる文香ちゃんの写真が載せられていて……」

文香「そ、そんな……私は!!」

ちひろ「わかってるわよ文香ちゃん。そんなことはないってね」

P「ゴシップ記事ですね……。とうとう来てしまったのか………クソたっれめ!!」

ちひろ「まぁ、ポジティブに考えれば、それだけ文香ちゃんが売れて来たというわけですけど……」

P「とはいえ許せませんよ! 早速出版社に抗議しに行ってきます!!」

ちひろ「それがいいでしょうね。ただし、手荒なことはしてはいけませんよ?」

文香「どうして………こんなのって………」

P「文香、ショックなのはわかるけれど。気をしっかり持たないとダメだぞ?」

ちひろ「そうよ。こういうゴシップ記事は売れっ子アイドルにつき物。慣れていかないとね」


文香「でも……どうして………」


文香「どうして―――」






文香「どうして……バレてしまったのでしょう?」


ちひろ「ん?」


P「!?」

ちひろ「えっちょ? 文香ちゃん? そ、それどういう意味!?」

文香「どういう意味と言われましても……。その週刊誌に載ってる写真は……私と…Pさn」

P「さてと文香、そろそろ収録の時間だな。テレビ局に行こっか」

文香「えっ、でも……この週刊誌の話は…」

P「そんなことよりも仕事の方が大事だよ。今日は765プロのみなさんとの共演だからね。急いで支度をしよう」

文香「はい……わかりました。支度をしてきます」

P「よし、じゃあTV局に―――」



ちひろ「ちょっと待て」ガシッ

P「」ギクッ

ちひろ「文香ちゃん、悪いけど収録には一人で行って来てくれるかしら? プロデューサーさんに急なお仕事がはいちゃってね」

文香「えっ……そうなのですか…?」

P「いや違r」


ちひろ「入りましたよね?」ゴゴゴゴ

P「は、はい…………」

文香「そうなのですか……。わかりました。収録には…一人で行きます……Pさんもお仕事を…頑張ってください」

P「お、おう……あ、ありがとな……」

文香「では……いってきます」タッタタタタッ




P「…………」

ちひろ「…………」


ちひろ「それで?」

P「えっ」

ちひろ「説明してもらえますかね?」

P「何をです?」

ちひろ「文香ちゃんが言ったことですよ」

P「はて? 何の事やら………」

ちひろ「この写真に写ってる男性がプロデューサーさんなのかって聞いてるんですけれど?」

P「…………」




P「そのようなことあろうはずがございません」

P「俺と文香はアイドルとプロデューサーという関係。交際なんてしていいはずがないでしょう?」

P「聞き間違いをしたのではないですかな?」

ちひろ「………よく見ると、この記事に映ってる男性……プロデューサーさんに似ていますね」

P「俺みたいなつまらない容姿の男なんて掃いて捨てるほどいますよ」

ちひろ「…………

ちひろ「では、プロデューサーさんは文香ちゃんと付き合ってはいないと?」

P「オフコース!」

ちひろ「本当ですか?」

P「本当です。プロデューサー嘘つかない」

ちひろ「………あくまでしらをきるつもりなんですね」

P「ちひろさん、貴方は俺が文香と付き合っていると決めつけていますけど、証拠はあるのですか?」

ちひろ「証拠も何も、さっき文香ちゃんが―――」

P「ハッキリそう言いましたか? 俺には聞こえなかったですがね」

ちひろ「こいつ……」

P「俺が文香と付き合ったという証拠などない。でしょう?」

ちひろ「…………」

P「もうこんな話はやめようじゃありませんか。さっさっ、仕事にお戻りを」

ちひろ「…………」


ちひろ「ところでプロデューサーさん、話は変わりますけど、最近私には友達が増えましてね」

P「はい?」

ちひろ「その友達はですね、何とお金を払うと、どんな物でもコンクリート詰めにして横浜湾に沈めてくれるんですよ」

P「…………」

ちひろ「さて、話を戻しますけど、プロデューサーさんは本当に文香ちゃんとなんともないんですよね?」

P「お、脅しているのですか?」

ちひろ「そんなことないですよ? でも、私は疑わしきは罰せよという言葉が好きでしてね」

P「…………」



ちひろ「あっ、何か友達に会いたくなってきた。携帯取り出しポパピプr」

P「ごめんなさい実は付き合ってます!」



P「ち、ちひろさん! ごめんなさい、許してください! 反省しているの殴ろうとしないでください!」

ちひろ「どういうことか説明してもらえますよね?」ゴゴゴゴゴゴ

P「つ、つまりその……俺と文香は……男女の付き合いをしていまして……」

ちひろ「いつから!?」

P「古本屋で文香をスカウトした時に……」

ちひろ「会った瞬間に!? どういうことですか!?」


P「そ、その……古本屋で初めて文香と会った時、ティンと聞いたと同時に言い様のないトキメキを感じまして……」

P「それで―――」


――――――――――――――


P「一目惚れしました! どうか俺と付き合ってください!! あとついでにアイドルになってください!」

文香「えっ……///」



―――――――――――――


P「とまぁ、こんな感じで」

ちひろ「スカウトはついでかよ!?」

ちひろ「この週刊誌の記事については!?」

P「恐らく、この前文香が俺の家に遊びに来た時に撮られたものかと………」

ちひろ「家に連れ込んだんですか!? ってことはまさか―――」


P「お、お待ちください! ちひろさんが考えているようなことはまだしてません!」

P「文香とはその………清い付き合い方をしているので」

ちひろ「清い付き合い方だぁ?」

P「お互いに恋愛に疎いこともありまして。実はキスもまだしたことなくて……」

ちひろ「なんですかそれ? まさかまだ手を繋ぐだけの関係とでも言うんですかぁ?」

P「は、恥ずかしながら……なので家に来た時も一緒に映画を観ただけなんですよ」


ちひろ「うわぁ、ヘタレですねぇ……」

P「あ、あはははは……色々と面目ありません……」

ちひろ「はぁ~……やれやれ……」


ちひろ「まぁ、その程度の関係でしたら―――」


ガチャリ

文香「Pさん……今よろしいですか?」

P「うおっ!? ふ、文香!? なんでまだ事務所に?」

文香「はい……実は…忘れ物をしてしまいまして……」

P「そ、そうだったのか……それで一体何を忘れたんだ?」

文香「はい……忘れ物は……これです」


抱きっ


P「えっ、ちょ文香!?」


文香「んちゅ……」チュ♪

P「ファ!?」

ちひろ「!?」

文香「んっ……///」チュ♪

P「ちょ文香!? だ、ダメだ! ちひろさんが―――ん―――!!」

文香「んっ……あっ…/// Pさん……///」チュチュチュ♪

P「んおぉぉぉ……」


チュチュチュチュレロレロチュチュチュ♪


ちひろ「な、なんて長いキス……これは洋画などによくあるディープキスじゃないですか!?」


文香「ぷはぁ………こ、これで……忘れ物はありません……///」

P「」

文香「で、では……いってきます///」


タッタタタッ


P「」



ちひろ「おい」

P「」ギクッ

ちひろ「キスもしていない清い関係ではなかったんですか?」ゴゴゴゴゴゴ

P「ち、ちひろさん! おおおお落ち着いて!!」

ちひろ「あのディープキス……とても恋愛に疎い感じの人達がするようなものではないとお思いますけど?」

P「え、えっとえっと」

ちひろ「家で映画を観ただけというのも嘘ですね。貴様ら……もうすでに深い関係に―――」

P「し、していません!」 

ちひろ「信じられるとでも思っていたのか?」

P「ほ、本当です!! 信じてください!! 確かにさっきは嘘をついてしました! けれど今度のは本当です!!」

P「文香とはキスまでです! 本当なんです! 信じてください!!」

ちひろ「………」



ちひろ「わかりました。信じましょう」

P「ほ、本当ですか?」




ちひろ「よくよく考えたらそうですよね。プロデューサーさんみたいな人が文香ちゃんに手を出す勇気なんてあるはずないですしねwwwwww」

P「………それどういう意味です?」


ちひろ「だって、プロデューサーさんってラノベによくいるヘタレ主人公そのままですもん」

ちひろ「鈍感、難聴、そしてホモ疑惑。視聴者からよくイライラさせられるような感じの体質のアレですよアレ」

ちひろ「そんな特徴がないのが特徴のプロデューサーさんが文香ちゃんに手を出すなどと、その気になってた私の姿はお笑いでしたねwwwwww」

ちひろ「むしろキスをしただけでも褒めてやりたいところだぁ!wwwwww」

ちひろ「あははははははっwwwwwwww」

P「…………」



P「おいこら、ちょっと待てや」



P「かぁん違いするなよ……ちひろさん!!」

ちひろ「何をです?」

P「この俺がそんなチキン野郎なわけないだろう!! 誰がラノベ主人公だ!! 誰がホモだッ!! ふざけるなぁぁぁッッッ!!!」

P「甘く見るなよクソ野郎ッ! 俺は肝心なところでヘタレるような童貞主人公なんかじゃないんだどッ!!」

P「ちゃんと文香の事を考えて、あいつの想いを受け止められるよう、恋人として日々努力しています!!」

P「だいたいもう童貞なんかじゃないしッ!! むしろ何度も何度も文香と身体と身体を重ね合わせr」


ちひろ「…………」




P「あ」


ちひろ「……………」

P「…………」






P「な、などとそのようなことあろうはずが―――」

ちひろ「ごまかせるとでも思っていたのか?」


P「う、嘘です! 全て嘘です!! 俺と文香がとっくに一線を越えてるなんて全て嘘です!!」


ちひろ「正直に言えば楽になりますよ?」


P「ほ、本当にしていません!!」


ちひろ「社長に報告しますよ?」



P「…………」



P「い、一回だけ………」



ちひろ「一回って……あんた……」

P「すいません! 本当は二回してしまいました!」

ちひろ「おい」

P「ごめんなさい、嘘です!! 三回! 本当は三回しちゃいました………」

ちひろ「いい加減にしろぉッッ!! 本当はもう何十回としてるんでしょうッ!!??」


P「三回です! 本当に三回だけ文香としちゃいました!」

ちひろ「本当に三回だけなんですか!?」


P「本当の本当です! 本当に三回だけです!!」







P「一日……三回だけ………」






ちひろ「は?」




ちひろ「ちょ、おま……一日……三回? ど、どういうことですか!?」


P「ですから、一日三回文香と……その……合体してるというかなんというか」


ちひろ「は……はぁ!? な、何言ってるんですかあんたは!? 一日三回なんて……できるわけが―――」


P「そんなこともありませんよ」

P「まず朝起きて、俺の隣で寝ている文香と海賊合体ゴーカイオー!」

ちひろ「」


P「昼はたいてい一緒に仕事してるので、どこか人気にないところで特命合体ゴーバスターオー!」

ちひろ「」


P「そして夜寝る前に、一緒にベットに入ってカミツキ合体キョウリュウジン!」

ちひろ「」


P「そして休憩を入れて更に列車合体トッキュウオー!」

ちひろ「」



P「ほら、こんな感じで余裕で可能でしょう?」


ちひろ「ど、どこからツッこめば……ってか四回してるじゃねぇかッッ!!!」



ちひろ「いや、あのちょ、まさかそんなことを毎日……?」

P「はい。毎日しています」

ちひろ「何やってるんですかお前は―――ッ!!!」

P「だ、だって……文香が―――」

――――――――――――


文香『私……Pさんと……ずっと繋がっていたい……///」


―――――――――――――


P「こんなこと言われたら断れるわけないでしょうが!!」

ちひろ「発情期のウサギですか!? あんたプロデューサーでしょうッッ!?」


P「プロデューサーである前に一人の男です!」キリッ

ちひろ「何開き直ってんですか!!」ドゴォ!

P「くそまぁッ!?」



ちひろ「そんだけしちゃってたら、例え避妊をしていても危ないでしょうがッ!!!」


P「えっ、あっ………」


P「そ、そうですよね………あっ、アハハハハ……」





ちひろ「…………まさか避妊していないんですか?」


P「……………」

P「ふぁ~ははははwwwwwちひろさん、そのようなことあろうはずがないでしょう?」

P「毎日食事の回数と同じぐらいしてる俺達が避妊してないなどと」


P「あるわけないじゃないですか。ははははははっ」



P「ははははははは………………」

ちひろ「………………」


P「ははっ……はは…………は……」

ちひろ「………………」








P「………………文香がない方が気持ちいいと言うので」


ちひろ「」

―――――――――――――――

――――――――――

――――――



ちひろ「というわけなんですけど社長」

社長「なんともまぁ………」

P「」ガタガタガタガタブルブルブルブル


ちひろ「どうしてくれましょうか?」

社長「そうだねぇ……」


社長「ちひろくん、その金さえ払えばなんでも土左衛門にしてくれる友人の電話番号を教えてくれないかな?」

P「ひぃぃぃ!? お、お助け下さい!!」

社長「まぁ、冗談はさておいて」

社長「まぁ、今の所実害はないし。厳重注意だけにしておこうかな」

P「えっ、それだけで許してくれるんですか!?」

社長「実害はこの週刊誌の記事だけだしね。まぁ、今の所大した打撃を受けているわけじゃないからねェ」

社長「それに、ここで今すぐ別れろと言ったら鷺沢くんは猛反発するだろうし。そしたら仕事にも影響来るしねぇ」

ちひろ「そうですね……甘すぎる処分かもしれませんが、今後の事を考えればそうするのがベストなのかも……」

P「寛大な処置……感謝のしようもありません。本当にありがとうございます!」

社長「一応鷺沢くんにも話しておかないとね。彼女は今どうしてるのかな?」

ちひろ「生放送の収録にでているはずです。今TVを点けたら映ってるかも」

社長「どれどれ」


ピッ!


―――――――――――――

春香「本日の『生っすか!』には特別ゲストが来てくれました!」

美希「346プロ所属の、現在人気沸騰中のこのアイドル!」

千早「鷺沢文香さんです。どうぞ!」


パチパチパチパチ


文香「どうも……本日は…よろしく…お願いします」


――――――――――――

ちひろ「あっ、ちょうど出ていますね」




――――――――――――


春香「本日、ゲストとして来てくれた文香さん宛に、視聴者のみなさんからたくさんのお便りをいただいています」

美希「それじゃ、ミキが適当に選んで読み上げるね♪ ええと――ってあれ?」

千早「どうしたの美希?」


美希「文香の首筋に……何か変なアザがあるの。それなーに?」


文香「え」

千早「ん?」

春香「ちょ!?」

美希「どこかにぶつけちゃったりしちゃったの?」

文香「え、えっと……/// これはその……///」

春香「み、美希! そ、そんなことよりも、お、お便りを読んで!!」

千早「本当だ。首筋に薄らと……でもそんなところにぶつけたりするのかしら?」

春香「ちょ、千早ちゃんも反応しないで!!」


千早「ねぇ、春香……首筋にアザって……もしかして、文香さんは暴力をふるわれているの!?」

春香「ウブいよ千早ちゃん! 違うから! そんなことよりもフォロー手伝って!!」


美希「あっ、わかったの。それってキスマークだよね♪」


春香「」

文香「はい……/// 今日の朝にPさんとした時のr」

春香「美希―――ッ!! お便り―――ッ!! お便りを読んでッッ!!!」

美希「え~~? 後学のために色々と聞きたいのに~…」

春香「バカな事言わないでよ! 千早ちゃんも協力して!!」

千早「春香……キスマークって何?」

春香「千早ちゃんがウブ過ぎて頼りにならない!!」

美希「ねぇねぇ、ということは文香は付き合ってる彼氏でもいるの?」

春香「だからやめてって美―――」



文香「はい……/// アイドルになる前から……います…///」

春香「」

美希「うわぁ~そうなんだ♪ ねぇねぇ相手誰? 一般の人?」

文香「私をスカウトしてくれた……プロデューサーです……///」

美希「担当プロデューサーと!? いいなぁ~……ねぇねぇどういう経緯でそうなったの?」

文香「私が…叔父の書店で働いている時に…たまたま立ち寄ってきてくれたプロデューサーと…出会いまして……」

文香「その時……告白…されて……///」

美希「うわぁ~、大胆なの~♪ いいなぁ~、ミキもハニーに……///」

文香「私にとっては青天の霹靂……ロマンス小説の一節のようなものでした……///」

文香「あの日から、私を取り巻く世界は変わっていったんです。それはまさしく……運命という言葉以外では表せません」

美希「ふわぁ~…/// 凄くロマンチックなの……///」

文香「……ありがとうございます///」

春香「あ、あの……そろそろその辺に……」


美希「ねぇねぇ、それじゃあ文香はもう、大人な関係ってやつなの?」

春香「ちょ、美希!? だからこれ生放s―――」


文香「はい……/// 私たちはもう…何度も何度も肌を合わせて……///」

春香「」


千早「ねぇ、春香。これってもしかして……番組的に不味いんじゃ……?」

春香「遅いよ千早ちゃん!!」

文香「あっ、そうだ……この事は内緒にしてるよう言われていました…」

文香「すみませんが…今話したことは……カットでお願いします」


春香「………これ生放送なんですけど」


文香「えっ?」

春香「えっ?」

千早「?」

美希「あふぅ」





765P「おいカメラ止めろォッ!!!」

――――――――――――――――――


社長「」


ちひろ「」


P「」




P&ちひろ&社長『もうダメだぁ……お終いだぁ………』ガクッ




おわり


    ☆おまけ☆

 ※さっきのPとは別人ということでお願いします。



響「はいさーい、我那覇響だぞー!」

真美「んっふっふっ~♪ 双海真美だよん♪」

響「本日の『生っすか!?』は春香たちに代わって自分たちがMCをやるぞ!」

真美「はるるん達は知恵熱にかかっちゃったから今日はリタイアしてるんだ。病気はだからちかたないね」

響「そういうわけで今日は真美と一緒にやっていくから、みんなよろしく頼むぞ。ではまずは、本日のゲスト紹介からさ!」


響「今日は前回から引き続き346プロからゲストが来てくれたぞ! 現在人気急上昇中の、このアイドル!」

真美「晴ちんこと。結城晴ちゃんだよー♪ パチパチー♪」

パチパチパチパチ


晴「うーっす」


響「今日はよろしく頼むぞ、晴」

晴「ああ。こっこそ。正直、この手の番組には慣れてないから迷惑かけちまうかもだけど……」

真美「んっふっふっ~♪ そこんとこはまかしてくれたまへ! 真美達が大人として晴チンをサボタージュしてあげんからね♪」

晴「いやサボタージュじゃなくてサポートだろ。それに大人って……オレと一つしか違わないじゃないか」

真美「むむむ! 真美達よりも後輩なくせに生意気言っちゃって~……ヤキ入れてやろうぜひびきん!」

響「はいはい。バカ言ってないで次に進めるぞ」


響「では、早速。今日ゲストに来てくれた晴宛に、たくさんのファンからお手紙が届いたから紹介するぞー!」

晴「うわっ、箱一杯に……こんなにも手紙が来たのか……何か嬉しいな……へへっ///」

真美「おやおや晴ちん、デレていますなぁ~?」

晴「う、うるせえよ! わ、悪いか!」

響「それじゃあ、さっそく一つ選んで読むぞー。ええと……よし、これだ!」



響「ええと、東京都在中の一人用のポッドさんからのお便りだぞ! 一人用のポッドさん、お便りあろうがとうさー♪」


響「ええと、『晴ちんへ、今度私と一緒にラ●ホに行って、ムスコでもいかがかな? ふぁ~はははwww』」



響「―――って何これぇぇぇぇッ!!??」



全員『!?』




※しまった。誤字ってしまった……すみません。

× お便りあろうがとうさー♪」

○ お便りありがとうさー♪


――――――――――――――――――――――――――

律子「ちょっと……346プロさん、どういうことですか!?」

P「も、申し訳ございません! どうやらチェック漏れがあったみたいで……」

律子「もう、どうしてくれるんですか!? 前回に引き続きこれ物凄い放送事故ですよ!?」

765P「響も律儀に最後まで読むなよなぁ……。これは真美のフォローに期待するしか……」


―――――――――――――――――――――――――――

響「あわわわわわわ/// ど、どうしよう……?」

晴「な、なんだよさっきのファンレターは……? それにラ●ホって……」

響「は、晴……そ、それは……その……///」

真美「んっふっふっ~♪ ひびきんも晴ちんもお子様ですなぁ~♪ そんなことも知らないなんてねぇ~♪」

響「ちょ、ま、真美!?」

晴「なんだよ、じゃああんたは知っているのかよ?」

真美「もっちのロンですYO。だって真美は大人だかんね~♪」

晴「大人って……さっきも言ったけど、オレと一つしか違わないじゃないか」

真美「んっふっふっ~♪ そう思うのは素人の浅漬けだよ晴ち~ん♪」

響「浅漬けじゃなくて、浅はかさだぞ……」

真美「真美はね。もうひびきんや晴ちんとではたどり着いているステージが違うのだよ。


真美「だって……」





真美「真美はもう兄ちゃんに大人にしてもらったし///」




晴「えっ?」

響「えっ?」

律子「ちょ」

P「ダニィ!?」



765P「」

響「ま、真美………い、一体何を言ってるんだ!?」

真美「何をって、そりゃ真実だよひびきん! 真美はもう、兄ちゃんの手により子供から大人の階段に上っちゃったの……///」

真美「手紙にも書いてあったラ●ホって場所でね♪」


響「ちょ!?」


晴「大人の階段って、それどういう意味だ?」

真美「晴ちんもわかってるくせにぃ~♪ つまり、子供とかができちゃうようなアレですよアレ♪///」


響「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!???」

響「ま、真美……まさか本当にプロデューサーと……///」

真美「うん……/// この前の地方ロケの時、お城みたいなホテルで泊まってね」


真美「そこで兄ちゃんが……真美をベットに押し倒してきて……無理やり……///」

響「」


真美「最初は怖かったけど、後から凄く気持ちよくなってきて……///」

響「」


真美「その日から時々兄ちゃんと一緒にホテル行くようになったってわけ。どうどう? これってもう立派な大人っしょー♪」

響「」

真美「あっ、そういやこれ内緒にしとけって兄ちゃんに言われてたっけ」

真美「監督のおっちゃーん! これオフレコでよろよろー♪」


監督「いや、これ……生放送なんだけど……」


真美「えっ?」

監督「えっ?」

晴「えっ?」

響「」





律子「プロデューサー殿ぉ……これはどういうことなんですかねぇ~……?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


765P「」

765P「」




765P「」




その後、765Pがどうなったかは誰も知らない



おしまい


   ☆おまけのおまけ☆




晴「765のプロデューサー、あの後どうなったかな?」

P「さぁな……でもあの後、霊柩車でなく救急車が来たからかろうじて生きてはいるだろうな」


晴「それにしても、結局なんだったんだ? 765のプロデューサーは双海真美に何をして怒られたんだ?」

晴「その……ラ●ホテル?ってとこでよぉ……」

P「晴が知るにはまだ早いことだから気にしなくていいよ」

晴「チッ、お前までオレを子ども扱いすんなかよ」

P「実際子供なんだからしょうがないだろ?」

晴「むぅ……」

P「そうそうむくれるなって。今度サッカー付き合ってやるからさ」

晴「またそうやってごまかしやがって……」

P「まぁ、一つハッキリ言えることは。765Pさんがしたことはプロデューサーとして最低な事だってことだな」

晴「そうなのか?」

P「ああ。真美ちゃんが嫌な思いをしなかったことだけが幸いだが、それを差し引いても許されることじゃない」

P「同じプロデューサーとして、俺も憤りを感じるよ」

晴「ふーん、よくわからねぇけど。そうなのか……」

P「でもまぁ、晴は安心していいよ。俺は絶対にそんなことはしないからな」

晴「……どうだかなー。あんたも相当なロリコンだしな」

P「おいおい」

晴「冗談だよ。これでもあんたのことは信用してるぜ。P……へへっ♪」

晴「それにしても、今日は色々あって疲れちまったぜ」

P「まぁ、無理もないわな」

晴「ふぅ………」

P「…………」


P「ほら、晴。俺の背中に乗りな」

晴「えっ……。いや、別にいいっての。事務所まで普通に歩けるって!」

P「遠慮するなよ。ほら、何なりとお乗りください」

晴「………それじゃあ…///」


ボスッ


P「………軽いな。晴もまだまだ小さいな」

晴「うるせぇ! 成長期なんだよ。これからが伸び時だ!」

P「はははっ、そうだな。将来に期待だな」


晴「Pの背中……大きいな……。親父のと同じぐらいに……」

P「そうか?」

晴「ああ……ま、オレが成長したら。もう、こうやって背負えることもできないだろうけどな」

P「そんなことないさ。お前がいくつになっても、こうして背負ってやるよ」

晴「………///」


晴「フン、どうだかな。その時になったらPはもうおっさんになってて、オレを背負う体力なんてねぇんじゃねぇの?」

P「ダニィ!? この野郎、俺を年寄扱いしおって! これでも食らえ!」コショコショコショ

晴「ひゃ!? こ、このバカ! どこをくすぐってやがる! このロリコン!!」ギュウウウウ

P「ぐふぉ! ちょ、チョークはやめろ! この体勢じゃ反撃できん!」

晴「へへっ、バーカ♪」



おしまい

これで終わりです。長文&駄文失礼しました。

ちょっと入院してました。昨日退院したのでそれを記念に書きました。

たぶんこれが今年最後のSSかもなので、KENZENに終わらせました。

うん、KENZENだな(確信)

申し上げます!! >>1の前作が表れましたぁッ!!

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一月のアニメに晴ちんと文香が出るといいなぁ……。

駄文失礼しまたぁぁぁぁッッ!!!!!!

   

    ☆おまけのおまけのおまけ☆


晴「なぁ、P」

P「何だ?」

晴「今日はさ………」

P「ん?」


晴「今日はしないのか? その……特別レッスン///」

P「……したいの?」

晴「べ、別に……そういうわけじゃ……///」

P「したいんだな」ニヤニヤ

晴「う、うっせぇ! このっ!」ギュウウ


P「それじゃあ近くのホテrゲフンゲフン『レッスン場』に行こうか」

晴「………うん///」

P「よし。着いたぞ。ここに入ろう」

晴「なんていうか、どの『レッスン場』も安ぽっい城の形をしてるよな」


晴「そういえば、双海真美が連れて行かれた場所もお城みたいなとこだったとか……何か関係あるのか?」

P「…………」



P「いいや。全然。これぽっちも関係ないヨ?」




晴「そうか……」

P「さて、それじゃあ『特別レッスン』をするとしようか」

P「なに、安心しろ。今日は晴は疲れているんだし、いつもより優しくしてあげるからさ」

晴「なっ…!/// こ、この変態!!///」


P「ふぁ~ははははははwwwwwww」




KENZENに終わると言ったな? あれは嘘だ。

本当におしまい

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