【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 10巡目 (1000)

安価とコンマでハーピーはそろそろ魔国編が終わりそうです。
亀更新。行き当たりばったりですが、宜しくお願いします。
連投禁止。決まったコンマや安価に文句は言わない。場合によっては安価方法を変更します。ルールも増えます。
十分経っても安価が来なかった場合、その時点での安価を採用します。
荒れたり空気が悪くなったら皆でお嬢様になります。意味が分からない? 心で理解してください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608387784

過去スレ

最初の
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1585048039/)

2巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 2巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1586270665/)

3巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 3巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1587562789/)

3巡目……違う、4巡目だ!
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 3巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1588339110/)

5巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 5巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1588942071/)

6巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 6巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590150603/)

7巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 7巡目 - SSまとめ速報
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8巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 8巡目 - SSまとめ速報
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9巡目
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 9巡目 - SSまとめ速報
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有志の方が作ってくださった募集キャラまとめ
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです【キャラまとめ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1587776655/)

R-18板
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです R-18の2巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1596817201/)

ひっさしぶりの新スレです。そして10巡目です。

これからもちまちま頑張りたいと思いますので、宜しくお願いします……

んじゃあ、続きやっていきたいと思います。

――――

――



ワイズ「……」

……視線が、とても痛い。

あんな服装で闘って、しかも対戦相手にビンタで勝利して……みたいな視線と、ひそひそ声だ。

辛い、凄い辛い。メンタルが壊れそうだ。

ワイズ「……うぅ」

で、でもしょうがないじゃないか! 風限定の反射魔法だぞ!? あんな僕メタ! どうすればいいっていうんだ! あんな状況で風の魔法とか技を使えるか!? 僕は使えないね!

ワイズ「……ど、何処か行こう」

このまま視線に耐え続けてたら、死にたくなる……!


どうする?
1 だ、誰かと話しに行こう……(キャラと会話)
2 ……陰でこっそり次の試合まで時間を潰そう(さっさと次の試合)

先に二つとったものを採用

結果 試合だ試合!

――――

――



ワイズ「…………」

と、言うわけで陰で時間を潰してからの特設フィールド。

目の前にいるのが、僕の対戦相手なんだけど――――。

イズル「……来ましたか」

ワイズ「……うぅ」

すっごいやりにくい人だった。

イズルさん。あの人は前に……まあうん、色々とひと悶着あって、そのまま怒られて……。

イズル「ワイズさん、私は貴方に罪を償ってもらったはずでした……が。それもどうやら、私の間違えだったようです」

ワイズ「ヒッ」

ギリッ、っと睨まれて委縮してしまう。

イズル「この神聖な体育祭に、まさかそのような不埒な装いで参加するとは……しかも先の戦いでは、対戦相手の女性をビンタでボコボコにするなど……とうてい罪を償えたとは思いません」

せ、正論過ぎて何も言えねぇ……後者はともかく、前者はなにも良い訳出来ねぇ……!

イズル「さぁ、構えなさい! 私が貴方の性根を叩きなおしてあげましょう! そして男児らしい装いというものを――」

ワイズ「し、知るかぁ! このくノ一衣装はなぁ! 大事な大事なか――ひ、人が選んでくれた奴なんだい! 好き勝手言うな! このやろー!」

ええいもう後は知らん! とりあえず勝って――逃げよう!


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【SYSTEM】


イズルとの戦闘を開始します。

イズル「――我が杖術で叩きのめしてあげよう!」

そういうと、イズルさんは慣れた手つきでその杖を構えた。

――かなりその杖は使い込まれている感じだ。うーん……杖、杖かぁ……。

ワイズ「拳とかそういうんじゃないんだなぁ」

杖ってどんな動きするんだろ。

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【SYSTEM】【1TURN】

ワイズ HP23/23 MP18/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10

行動を選択してください。

1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

ドロシー
【ATTACK】物理スキルダメージ+5
【DEFENSE】
【OTHER】

ワイズ「――!」

さっきのドロシーさんとの戦いで長引くと大変なことになるという事が分かった!

だからもう速攻速攻! 先手必勝が一番って気づいた!

イズル「むっ……!」

ワイズ「喰らえ、真空の刃――!」

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【SYSTEM】【1TURN】

ワイズの「風魔法・真空の刃」! 寄り集まる風が刃を象りドロシーに振り下ろされる!

回避判定!

コンマ95以上で回避成功!

コピペ!!!!!! ごめんなさい!!!!!! ドロシーさんには攻撃してない!!!!!!

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【SYSTEM】【1TURN】

結果 成功!

ダメージ判定!

コンマ一桁直下

イズル「……くっ、なるほどなるほど、確かにこれは……中々のものですね」

ワイズ「ぃ!? 耐えてる!?」

真空の刃を使った後、僕は戸惑いながらバックステップで距離を保つ。

イズル「では、私は私でやらせてもらいましょうか」

そういうと、イズルさんは目を閉じて深く呼吸をし始めた。

……もう魔力が無くなった?

イズル「……………………」

な、なんか怖い……怖いぞ!?


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【SYSTEM】【1TURN】

イズルに15のダメージ!


イズルの「超集中」! 神経を研ぎ澄ませ、次の一撃に集中している!

超集中 [Lv3][MP半分]次のターン、自分が与えるスキルは必中となり、ダメージが+20される。

イズル「…………さて」

ワイズ「うぇ、うぇえええ……」

な、何か雰囲気が怖いよぉ……。

こう、覚醒したっていうか。本気を出してっていうか……次の一撃喰らったらヤバいっていうか……う、うーん?

……ま、マジで先手必勝しないとヤバくないか!?

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【SYSTEM】【2TURN】

ワイズ HP23/23 MP11/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10

行動を選択してください。

1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

イズル
【ATTACK】物理スキルダメージ+5 スキルダメージ+20(@1T)
【DEFENSE】
【OTHER】必中(@1T)

ワイズ「こんのっ……!」

疾風迅雷キックはダメだ! あれは時間かかるから……!

だからとにかく魔力が尽きるまで真空の刃! これが多分一番早い……!

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【SYSTEM】【2TURN】

ワイズの「風魔法・真空の刃」! 寄り集まる風が刃を象りイズルに振り下ろされる!

回避判定!

コンマ95以上で回避成功!

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【SYSTEM】【2TURN】

結果 回避失敗

ダメージ判定!

コンマ一桁直下

ワイズ「……っ!」

イズル「――――!」

真空の刃を使い、僕が距離を保とうとした瞬間――イズルそれを逃さずに一気に接近し、その杖を一気に前に突き出して――!

イズル「ふっ!」

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【SYSTEM】【2TURN】

イズルに17のダメージ!


イズルの「杖術:急所突き」! 匠の杖捌きで相手の急所を的確に突く!

ワイズの「それは残像!」

コンマ47以下で回避成功!

コンマ一桁直下

ワイズ「――――!?」

杖の先はお腹のちょっと凹んだ部分――鳩尾を強く、的確に突いた。

身体全体に痛みが巡り、肺が固まってしまったように、上手く呼吸が出来ない……!

ワイズ「っ!」

い、痛くない痛くない痛くない……! 呼吸は普通に出来る、深呼吸出来る出来る出来る……!

イズル「……ほぉ? 鳩尾を突かれて立っていられるとは、普通呼吸困難で立てなくなるはずなんですが」

ワイズ「ごほっ……そ、そんな危ない技使うな馬鹿……!」

イズル「これも貴方の為ですから」

何がだ!!! 痛いだけだわ!!!

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【SYSTEM】【2TURN】

結果 回避失敗

ワイズの「嘘みたいな痩せ我慢」!  嘘なダメージは嘘のまま終わらせてやる!

40のダメージが嘘になり、リセットされた!


杖術:急所突き [Lv4][物理]相手に15のダメージ。

ワイズ「…………」

多分次もイズルさんはあの覚醒みたいなのやってくるだろうけど……嫌だなぁ……。

僕も残像を出せればもう安心安全……だと思うけど。それでもなぁ……何かドロシーさんの時から、何か……。

イズル「…………」

ああもう始まった……!

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【SYSTEM】【3TURN】

ワイズ HP23/23 MP4/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10

行動を選択してください。

1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

イズル
【ATTACK】物理スキルダメージ+5 
【DEFENSE】
【OTHER】

それじゃあ、今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくださった皆さんお疲れさまでした! 久しぶりの本編更新で滅茶苦茶長くやったね!

明日もやるので、もしよろしければ参加してくれると嬉しいです! ではおやすみなさい……。

ドロシーさんは泣いて枕を濡らしていい。

おつー
ドロシーさんはワイズに特効持たれてるだろ

ドロシーに新しい属性がつきそう。

「不憫可愛い」:貧乏くじを引きやすい代わり生存率が上がり出番に恵まれる。人気のある女性キャラが不運なイベントや敗北を一定回数重ねると取得。
「これで勝ったと思うなよ!」:特定の相手にライバルフラグが立ち能力の成長にプラス補正がかかる。向上心のあるキャラが実力が互角な相手に一定回数敗北すると取得。

こんな感じに。

>>37 ドロシーさんはもうそういう運命があるんだと思うしかないのかもしれない。

>>38 ドロシーさん不憫可愛いヤッター! 


こんばんは、今日は21時くらいからやっていきたいと思いますので、参加してくださると嬉しいです。

すみません、ちょっと遅れると思います……。

人いますか…………?

そんじゃあ初めて行きたいと思います。

ワイズ「――こなくそぉ!」

こうなったらもう次の一発で倒すしかないじゃないか――!

相手の集中タイムに合わせて、脚に電気を貯めて――ぶっぱなす! イズルさんのお腹に穴を開けてやる勢いのキックをお見舞いだ!

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【SYSTEM】【3TURN】

ワイズの脚にバチバチと音を鳴らしながら電気が溜められていく……。

イズルの「超集中」! 神経を研ぎ澄ませ、次の一撃に集中している!


ワイズ「――――っ!」

バチリ。と大きく電気が飛び散った瞬間。僕は大きく飛び上がり――。

ワイズ「喰らえ! 必殺の疾風迅雷キィイイイイイイイイイイイイック!」

イズルさん相手にその壮大なキックをお見舞いした――!

イズル「――そのような技!」

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【SYSTEM】【4TURN】

ワイズの「疾風迅雷キック」! 疾風と化した飛び蹴りが雷を纏い襲い掛かる!


イズルの「受け流し」! 相手の物理技を技術で受け流す構えだ――!

コンマ3以下で成功……

コンマ直下


受け流し [Lv3]相手の[物理]スキルをコンマ3以下で無効化する。

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【SYSTEM】【4TURN】

結果 受け流し失敗

イズルの――「喰いしばり」!

コンマ9以上でHP1以上で耐える!

コンマ直下


喰いしばり [Lv1]自分が戦闘不能になるとき、コンマ9以上の確率でHP1残して耐える。一戦闘一回

最初の回避判定忘れてる

>>51 ごめんなさい!!!!!

回避判定!!!

95以上で回避成功!

コンマ直下

イズル「――――ガハッ」

イズルさんにいなされるよりも早く、僕の飛び蹴りはお腹に直撃し――メリメリッ、と音を鳴らしながらイズルさんは吹き飛ばされる!

ワイズ「っ! どうだぁ!」

蹴りを喰らわした際の衝撃をバク宙で流してから着地をする、そして僕は吹き飛ばされたイズルさんのほうを見る。

――今のは確実にクリーンヒットした。見事なまでに身体に入り込んだ蹴りだった。

どうだ、どうだ、どうだ、どうだ? 変なことなんないでよ――?

イズル「――――」

土煙が晴れて、そこには――地面に倒れてピクリとも動かない彼の姿があった。

…………これは、つまり?

ワイズ「――ぼ、僕の勝ちだぁあああああ!!!!」

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【4TURN】

結果 回避失敗 喰いしばり失敗!

イズルに105のダメージ! イズルは倒れた……。



戦闘終了します、皆さんお疲れさまでした。

――――

――



ドロシーさんの時とは違ってちゃんと決めて勝ったから、凄い見事な歓声も上がった! 凄いなんか嬉しい!

ああいや、ドロシーさんの時のビンタを悪いとか言ってるんじゃなくて、うん。あれは言葉の綾というかなんというか――。

ワイズ「ごほん」

……何を頭の中で変なことを考えているんだ僕は。誰かと喋っているわけでもないし。

さて、それじゃあ――次の試合まで時間はあるし……。

どうする?
1 誰かとはなしに行こう。
2 陰でひっそりひっそり

先に二つとったものを採用

結果 休め


ではすみませんがちょっと離席させてもらいたいと思います……次、トーナメント決勝戦セロ戦です。宜しくお願いします。

因みにイズルとセロ君の間にモブが数人ワイズ君の犠牲になりました。しょうがないね。

セロ君のスキルの技名考えてなかった。どうしよう

すっごい申し訳ないんですけど、今からセロ君の技名募集するので送ってもらえませんか……?

セロ君のアタックスキル公開するんで……三つだけなんですけど。

[LvMAX][魔法/風/斬撃]相手に(最大魔力-40)のダメージを与える。
[LvMAX][魔法/風/斬撃]相手に(最大魔力/2)+(コンマ直下)のダメージを三回与える。
風魔法・春疾風 [LvMAX][魔法/補助]5ターンの間、敵全体の俊敏性が-50される。

セロ君の技全部です。上二つの技名をお願いします……お願いします……

風属性版ベルフェ様です。宜しくお願いします。

45分くらいまで募集します。

確かセロ君戦は前に模擬戦やってワイズ君勝ってるので多分大丈夫だと思います……多分。

しゅーりょー。皆さん本当にありがとうございました! というか短い時間でよくもまあこんなに良いのが出てきますね……凄い(小並感)

それじゃあ出してくれたものの中から気に入ったやつを採用させてもらいたいと思います!

てかほんま、皆に技名考えてもらったほうが良いの出てくるからキャラ募集みたいな感じで技名募集とかしたほうが良いんじゃないか……。

常に募集とかすると大変なことになりそうだから、なんかこう、良い感じの方法思いついたらやろう。そうしよう。

――――

――



ワイズ「…………」

セロ「…………はぁ」

トーナメント決勝。僕がここまで勝ち残ることが出来たのは、正直かなり運が良いと思う。

一つ判断を間違えたら気絶していた、一つ判断を間違えていたらやられていた。

確かに僕はドロシーさんに虫みたいな生命力とか言われたけど――僕は一回攻撃が当たってしまえばもう殆どお終いなのだ。

だからこそ、僕は全力で相手の攻撃を避ける。死にたくなくて、生きたくて堪らないから、全身全霊で逃げるのだ。

セロ「えーっと……ワイズさん、ワイズさん?」

ワイズ「あ、はい。あってます……ってこのやり取り前もやりましたね?」

セロ「そんなこといちいち覚えていませんよ。名前はほら、靴を作ってあげたことがあるので偶々覚えていただけですよ」

そう言われて僕はふと自分の靴を見る。

セロに作ってもらった忍者の靴――今日トーナメント中、ずっと履いていたものだ。

セロ「――――では、パパっと終わらせましょうか」

ワイズ「そ、そんな早く終わるかな?」

セロ「終わるんですよ。大体――風を扱う君が、ハーピーの君が私に勝てるはずないじゃないですか」

ワイズ「…………ふぅううううううううううううん?」

セロ「何ですか」

ワイズ「ああいや別に何でもないですけどー? 確かにセロは僕より強いのかもしれないけど――このトーナメントで優勝するのは僕だよ?」

セロ「へー」

――ムカつくなぁ! ああもう怒った! ぎゃふんと言わせてやる! ぎゃふんと!

ワイズ「………………レースで僕に負けてるくせに」

……わざと、独り言みたいにそう呟いてみる。

相手に聞こえないように言ったみたいな感じで、相手にぎりぎり聞こえる声で……ぽつりと、呟くと。

セロ「――は?」

ワイズ「ん?」

――よし、上手くいった。

あんな僕はアウトオブ眼中みたいな態度のまま戦って貰っても困るからね!

セロ「……ふん。まあ、いいでしょう。では――構えてください」

ワイズ「もちろん!」

距離を取り、戦闘態勢を取る。そして、ゆっくりと呼吸を整えて――――。

ワイズ「――行くよっ!」

僕から先に動き出した!


・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】


セロとの戦闘を開始します。

ごめんなさい、また離席します……日付が変わる前には戻ってきます。

もし人がいたらそのままセロ君戦やっていこうと思うんですけど、もうみんな寝ますか?

それじゃあ点呼取って人いたらやりたいと思います。多分1時ちょっと位までやると思うので宜しくお願いします

点呼ー、人いる?

じゃあ皆が寝る前にちょっとでも進めますね……。人消えたなって思ったら今日は終わりにします。

ワイズ「――――」

――歓声が聞こえる。

そりゃそうだ、これはヴェルヴァディオ魔法学校の体育祭。その目玉の決勝戦だ――!

マジのマジで僕なんかがこんな大舞台に立てるとは思わなかったけど――勝つしかないぞ!

……神の身体は、僕の物だ!

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【SYSTEM】【1TURN】

ワイズ HP23/23 MP18/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10

行動を選択してください。

1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)

安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

セロ
【ATTACK】風スキルダメージ+50
【DEFENSE】
【OTHER】

ワイズ「まずは――」

定石通り分身を作り出して――。

セロ「……はぁ、分身。ですか」

ワイズ「……?」

セロ「自分そっくりな分身を作り出して、攪乱。そんなもの――纏めて吹き飛ばせば一緒だという事に何故他の奴らは気が付かないんでしょうか?」

――そういうと、セロはふー……って、優しく息を吹いた。

ワイズ「…………?」

一体何を――――なっ!?

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【SYSTEM】【1TURN】

ワイズの「影分身」! 目にも止まらぬ反復横跳びが影分身を作り出す!

ワイズファントムが一体作成されました。


セロの「微風(そよかぜ)」! 軽い吐息は周りの風を巻き込みその力を増していく!

セロの「台風の目」! 風は台風が如く勢いを見せる!


回避判定!

コンマ57以下で回避成功!

ワイズコンマ直下

ファントム下2


微風(そよかぜ)[LvMAX][魔法/風/斬撃]相手に最大魔力のダメージを与える。
台風の目 [LvMAX]自分の[風]スキルは全て全体攻撃になる。

ユウナは誰に負けたのかな

>>89 ユウナ誰に負けたんだろ……? 多分レヴィアさんとかに負けてると思う。あの人セロ君くらい強いし。



ワイズ「――回避ぃ!?」

横に飛び移るみたいにジャンプをして、その暴風を回避する。

――た、ただの吐息が。あんな……は?

セロ「ふむ、避けましたか……今まではそれ一発で終わっていたんですけど、やはり私があげた靴で少々速くなっていますね……」

ワイズ「そのおかげでレース勝てたかもしれないしね!」

セロ「…………それはそれは」

あ、やべ……変なこと言った。

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【1TURN】

結果 二人とも回避成功!

セロ「…………」

ああもう眼が怖い……! 僕の自業自得とか言わないぞ……!

とりあえず――回避することが出来るという事は分かった。なら――全然勝てる……はず!

ワイズ「……っ」

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【SYSTEM】【2TURN】

ワイズ HP23/23 MP10/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10

二人の行動を選択してください。

ワイズ
1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)

ファントム
1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。

安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

セロ
【ATTACK】風スキルダメージ+50
【DEFENSE】
【OTHER】

ワイズ「――次!」

風を刃の形に集め、一気にセロに接近する!

お互いに速さは互角……だけど、当てさえすれば!

セロ「…………」

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【2TURN】

ワイズの「真空の刃」! 寄り集まる風が刃を象りセロに振り下ろされる!

回避判定!

コンマ43以下で回避成功!

セロ「分かりやすい太刀筋ですね」

ワイズ「くぅ……! けど、僕以外にもファントムが居るぞ! いけぇ!」

僕の刃を軽く動いただけで避けて、余裕の表情を浮かべるセロ――。

――――その後ろで、僕のファントムは大きく羽を振りかぶる!

セロ「……!」

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【2TURN】

結果 回避成功


ファントムの「羽ビンタ」! モフモフとした羽を勢いよくセロに叩きつける!

回避判定!

コンマ43以下で回避成功!

セロ「ちっ……!」

軽く腕でそのビンタを守りながら、セロは軽く吹き飛ばされる!

――! あ、当たった!

ワイズ「な、なーいす! ナイスだぞファントーム!」

見事攻撃を当てたファントムにぶんぶんと手を振ると、なんとなくファントムも笑った気がした!

セロ「……あまり、調子に乗らないほうが良いですよ……!」

ワイズ「――ふぃいっ!?」

ぬ、ぬくいっ!? く、くすぐったい!?

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【2TURN】

結果 回避失敗

セロに6のダメージ!


セロの「風魔法・春疾風」! 春を思わせる風が相手の動きを封じ込める!

ワイズとファントムの俊敏性が-50!

――こ、これ!? 僕の春疾風……!?

セロ「それくらい私だって使えるんですよ……しかも、よりレベルの高いものを」

ワイズ「や、やばっ……!」

脚にも羽にも風が纏わり付いてきて……思うように身体が動かせない……!

ファントムも同じ状況だし……これ、どうしよう……!

セロ「それじゃあ、精々躱してみてくださいね?」

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【3TURN】

ワイズ HP23/23 MP3/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10 俊敏性-50(@T5)

ファントム HP1/1 MP0/0
【ATTACK】
【DEFENSE】
【OTHER】俊敏性-50(@T5)


二人の行動を選択してください。

ワイズ
1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)

ファントム
1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。

安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

セロ
【ATTACK】風スキルダメージ+50
【DEFENSE】
【OTHER】

それじゃあ、今日はこれで終わりにしたいと思います……参加してくださった皆さん、お疲れさまでした!

また明日もやると思うので、参加してくださると嬉しいです……。

明日セロに勝てたら魔国編終わり! 負けたらもうちょっと続く! 

セロ君がこっからくそ雑魚コンマ連発しまくってボコボコにされたらちょっとネタとして面白いなって思いました。おら! ビンタを喰らえビンタを! シルフがなんじゃいシルフが!

こんばんは、今日は21時半くらいからやりたいと思いますので。参加出来そうな方は参加してくださると嬉しいです。

ごめんなさいちょっとお腹の調子が悪くて今日はゆっくりめの更新になりそうです……

それでは、人はいますか?

それじゃあ、やっていきます。



セロ「――――では、行きますよ」

ワイズ「ぃ――――っ!?」

セロは手の平には何時の間にか巨大な――巨大な竜巻が作り出されていた。

そしてそれを、さも当然のように僕たちに投げてきた……!

精々躱してみろって……!? いやこれは――!?

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【3TURN】

セロの「風神烈空」! 神が作り出した風の刃が襲い掛かる! 「台風の目」


回避判定

コンマ一桁7以下で回避成功! 反転!

ワイズコンマ直下~下3

ファントムコンマ下4~下6



風神烈空[LvMAX][魔法/風/斬撃]相手に(最大魔力/2)+(コンマ直下)のダメージを三回与える。

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【3TURN】

結果 回避失敗……

ワイズの「それは残像!」

コンマ一桁4以下で回避成功 反転

コンマ直下~下3

違う、コンマ一桁じゃない。本当にすみません。二桁目も参照するコンマです。

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【3TURN】

結果 失敗……

ダメージ判定

コンマ直下

× コンマ一桁7以下で回避成功! 反転!
○ コンマ二桁7以下で回避成功! 反転!

>>127 そういうことです……大事な場面でクソみたいな間違いやってしまって本当に申し訳ないです。

ごめんなさい、腹痛止まらないのでもう少し遅れます……

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【SYSTEM】【3TURN】

ワイズの「嘘みたいな痩せ我慢」!  嘘なダメージは嘘のまま終わらせてやる!

133のダメージが嘘になり、リセットされた!

――ワイズに133のダメージ! 133のダメージ!


ファントムに133のダメージ! 133のダメージ! 133のダメージ! ファントムは消えてしまった…………。


――――――

ほんま分かりにくいコンマしてすみませんでした、ワイズ君は死にました

土精霊『セロが勝ったようだな…』
火精霊『ククク…奴は四天王の中でも最強…』
水精霊『主人公に勝つとは精霊の鏡よ…』

不味い、避けられない――。

ワイズ「が――――――――っ!」

――動けない、動けない、動けない、動けない――避けられない。

春疾風で縛られ、回避することが出来ない。セロの竜巻攻撃に閉じ込められ――ただそのダメージを喰らうしか出来ない。

僕の身体に無数の裂傷が作られ、血がドバドバと零れていく……。

一瞬のやせ我慢何て意味をなさない……死ぬ、死ぬ。死んでしまうこれは……!

セロ「…………」

ワイズ「――――!」

竜巻にみじん切りにされて、血液がどんどんとなくなっていき。意識を手放してしまいそうになった瞬間――彼と、目が合った、気がした。

ああ、お前もやはりこの程度なのかと。他と同じですぐに倒れるのかと。

見下しているような、呆れているような、そんな。冷たい目だった。


――――待て。待て待て待て。

そんな、そんな。そんな――――。



1 無理をする必要はない、負けを認める

2 負けたくない負けたくない――っ! DANGER! DANGER! DANGER!



先に三つとったものを採用。

1

結果 ???


――――もしも。

僕がここで負けを絶対に認めたくないとき。僕はどうするだろうか?

泣いて勝たせてくださいとお願いするだろうか? 卑怯な方法を使ってどうにかこうにか勝ちを奪い取るだろうか?

まあパッと思いつくのはこの二つだけど、この二つは今使うことが出来ない。

だって、今僕は竜巻に切り刻まれているんだから。攻撃を繰り出そうにも、精々一発が限界だろう。

――――一発。そう、一発だ。

一発で勝ちをもぎ取る。そんなことが可能だろうか? ああ可能だ、可能に決まっている。

何故なら。何故なら。何故なら、何故なら。相手の攻撃はまるで神が如く強烈で、僕の全てを切り刻んだんだから。だからこそ可能なんだ。


セロの攻撃で「僕のブレスレットはぶっ壊れた」。僕の意志ではなく相手の攻撃で「勝手に壊れた」。だからしょうがない、しょうがない。


だから「僕は躊躇なく放つことが出来る」――――。


約束も、痛みも。「死への恐怖」もすべてを放り投げて。僕はただ「神の身体」手に入れるために――ゴミ箱に捨てるみたいに、命を放り投げよう。


ワイズ「――――ヒュッ」


セロ「――――は?」

一瞬。だった。

何を考えるよりも早く、瞬きをする一瞬よりも早く。

光を置き去りにして、光を全てを巻き込んで。

そのビームは――セロの身体に直撃した。


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【SYSTEM】【3TURN】


ワイズの――――「生命光翼(ライフ・ウイング)」! 


命を犠牲にして放つ、遍く一体を崩壊させる大爆発!


セロに――10219のダメージ!


――ワイズは倒れた。

――セロは倒れた。

戦闘を終了します。皆さんお疲れさまでした………………。

BADEND

装備品「オーバーフローブレスレット」が消失しました。

――――――――――――――――

――――――――

――――

――



ワイズ「……………………」

目を覚ますと。知っている天井だった。

保健室の、天井だった。

ワイズ「……っ」

頭が、痛い。身体が、痛い。死んでしまいそうなくらい、痛い……。

身体を起こそうにも、起こすことが出来ない。

――てか、僕のことはどうでもいいんだよ。神の身体。

ワイズ「どう、なったんだ……?」

記憶が曖昧だ…………。

ぼんやりとしていると――――、ガラガラと扉が開かれた。



ルート分岐。

1 それは、ユウナだった(勝利ルート)
2 それは、ベルフェだった(泥棒ルートa)
3 それは、校長先生だった(泥棒ルートb)

先に三つとったものを採用。

それじゃあ、安価途中ですが今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんありがとうございました。

体調管理はしっかりして、ぐっすりと寝てください。ウイルスもまだ怖いもんね。

では、おやすみなさい…………。

自ら死ねば死ぬほど、ワイズ君は色々を犠牲にしながら強くなるね。

結果 其処には、悪魔が居た

乙乙
毎回命を捨てたらどんな相手も倒せるな

おつおつー
ご自愛下さい
>>157ここだけみるとすっごく重い物背負ってる主人公感ある…
メスイキアヘアヘワイズマンきゅんなんていなかったんや…!

>>162 せやせや。命以外にも好感度とか生死観とか今までのワイズ君とかは犠牲になるけど大体全員倒せるよ。RTAの必須テクニックかな?

>>163 ワイズ君だってちゃんと重い物(神様の使命)背負ってるでしょ! 重い物背負ってる主人公だよ!

倒せはするけどルートが分かれる

>>167 セロに勝ちたい選択肢で「DANGER!」ってちゃんと書いたからルート分岐の可能性くらい許して下さい……DANGERと引き換えにルート分岐が出来るようになったとも言える。

勝利ルートはその名の通りワイズ君MVPになって神の身体ゲットだぜやったぜって一番平和なルート。泥棒ルートは何時か言った普通の泥棒ルート。aとbの違い? 特にないんじゃないかな(すっとぼけ)

こんばんは、今日は21時くらいから出来たらなって思いますので、参加出来そうな方は参加してくださると嬉しいです。

ちょっと遅れます……

人いますか……?

今日もトイレ休憩が多くなりそうですが、ご了承ください

それじゃあゆっくりやっていきたいと思います

ベルフェ「おっ、生き返ってる」

ワイズ「……ベルフェ」

其処には悪魔が居た。

その悪魔は僕が起きているのを見ると感心感心と言わんばかりに頷くと、こちらに向かってきて僕のベッドに腰を下ろした。

そして、なんてことのないようにニヒルに笑いながら僕に訊ねかけてくる。

ベルフェ「オッスオッス少年。元気か?」

ワイズ「げ、元気かなぁ……」

ベルフェ「元気元気、ああもう滅茶苦茶元気に見えるぜ? 今からフルマラソン完走できそうなくらい元気ピンピン体力全快って感じだぜ?」

ワイズ「嘘でしょ?」

なに人の体調までも勝手に決めているんだこの悪魔は。こちとら死んで生き返ったばっかりだぞ。

ベルフェ「はぁやれやれ。まあ、元気じゃなくても元気になって貰わないと困るんだがな……っと」

ワイズ「痛い痛い痛い痛いっ!?」

結構早めに生き返ってくれてベルフェ様は嬉しいぞーしょうねーん。と笑いながら、彼女は僕の背中をバシバシと叩く! 背中が赤くなっちゃう!?

ワイズ「ああもうなんだよぉ!? と、言うか何しに来たんだよベルフェ!」

ベルフェ「あ? 何って今から神の身体盗みに行くんだよ」

ワイズ「………………は?」

……盗み?

ワイズ「いやいやいや、いやいやいやいやいや!?」

ベルフェ「お前、トーナメント決勝であの命粗末ビーム撃っただろ? んでお前とあのシルフのがきんちょどっちもぶっ倒れてどっちが優勝者だ? どっちがMVP何だってなったんだよ。そしたら校長が――」

「うーん、まぁMVPは今年もセロかなぁ」

ベルフェ「って、ヘラヘラ笑いながら言ったんだよ。分かるか意味?」

ワイズ「……は?」

……マジ?

え、あ、何? じゃあ僕があの場であの技を使ったのは――意味なし? 死んでも死ななくても、MVPじゃない?

ベルフェ「お前はむーだーじーにー」

ワイズ「」

……………………マジかー。

ベルフェ「ま、普通に考えれば命一つ懸けないと勝てないやつをMVPになんかしねぇよ。どいつもこいつもお前みたいに命をぽいってゴミ箱に捨てたりしねぇよ」

ワイズ「何も言えねぇ……」

ベルフェ「と、言うわけで今から校長室忍び込んで神の身体を盗むぞ。なぁに、王国で経験済みだろ?」

ワイズ「……ぐすん」

ああもう結局こうなるのかよぉ……!

ベルフェ「ま、一番被害受けるのはお前の可愛い可愛い彼女ちゃんなんだがな。犯罪歴ありあり勇者も設定としては面白いと思うぜ?」

ワイズ「……あっ!?」

ゆ、ユウナ――!

ユウナ「…………!」

ワイズ「……ユウナ?」

保健室を出ると、ユウナは扉のすぐ横で体育座りをしていた。

廊下に腰を下ろして、膝を抱えて小さくなりながらそこでずっと座っていた。

ユウナ「……ん」

スッと立ち上がったユウナと僕は目が合った。

……さっきまで泣いていたみたいに真っ赤に腫れたその瞳に、僕は何を言えばいいのかが分からなくて、分からなくて、言葉が続かない。

ワイズ「あ、ゆ、ユウナ……?」

ユウナ「……」

彼女は何も言ってくれない。

ワイズ「えっと、あの。約束……破っちゃってごめん。僕も約束破りたくなかった……けど、やっぱり僕神の身体が欲しくて……セロにあの技を使って……」

僕はMVPじゃなかったから神の身体は手に入らなくて……だから今からベルフェと一緒に神の身体を盗みに行くんだ……だから、その、ユウナは――――。

ユウナ「――おい悪魔!」

ワイズ「あっ」

ユウナ「……行くよ」

ベルフェ「てめぇが勝手に決めんなぶっ殺すぞ」

僕の言葉を遮るようにユウナは歩き出して、ベルフェと共に行ってしまった……。

ワイズ「ま、待って……!」

ユウナ「……馬鹿にすんな」

――その時、ユウナが呟くように言った言葉を僕は聞くことが出来なかった、が。

ベルフェ「……くっくっく」

その隣で笑うベルフェの笑い声は、聞くことが出来た。

――――

――



ワイズ「ひ、ひぃ……!」

校長室に向かう道中、僕は二人についていくのに必死だった。

あ、足痛い……! というか、一歩歩くたびに身体がギシギシ言ってる気がする……! 間接痛い……っ!

ユウナ「……」

ベルフェ「おいおい、お前の彼氏ちゃんが苦しそうだぜ? おんぶとかしてやんないの?」

ユウナ「……ふんっ」

僕を置き去りにして二人は何やらこそこそ話をしていた。うぅ、ちょうど僕に聞こえない……前は普通に聞こえたと思うんだけど……耳が悪くなったかなぁ?

ユウナ「それで、校長室って一回外に出るよね? 別口から行ったほうが早いよね?」

ベルフェ「おう、まあ体育祭の直後で人も居ないだろうし外に出ても良い――ああでも、どっかの馬鹿が変にイベント作ったしなぁ」

ユウナ「…………ほんとだよ」

ワイズ「ね、ねぇ! も、もうちょっとゆっくり歩いて――ああ、早歩きになったぁ!」

と、言うわけで外に出たわけなんだけど――この学校の校舎に別口とかあったんだ。僕、一つの入り口しか使ったことないや……。

ベルフェ「おーおー、ちょっとグラウンドにクレーター出来てら」

ワイズ「」

……ご、ごめんなさい。

ベルフェ「いやぁ、あの時この学校の先生たちが動いてくれなかったら他の生徒にも被害が及んでたなぁ! いやぁ、一体どこのどいつがこんな酷いことをしたんだろうなぁ! なぁ少年!」

ワイズ「ごめんなさぁい!」

ユウナ「ちょっとうるさくし過ぎると誰かにバレるよ? もう就寝時間だけど……先生とかは居ると思うし」

ベルフェ「お前は少年が心配で校則破ったけどな」

ユウナ「うっ、うるさい!」

ワイズ「…………ご、ごめんなさい」

グラウンドの近くでわちゃわちゃと騒いでいると――誰かの、足音が聞こえてきた。

ユウナ「――っ!?」

そして、その足音は――――。

次、誰に会ったか判定をするのですが。「ドロシー」か「フラン」どっちに会うか考えておいてください。多数決取ります。

ちょっとまだお腹調子悪いので30分になったら多数決始めます。宜しくお願いします。

ユウナ激おこぷんぷん丸。

てか人どんくらい今いますか? 多数決の参考にします

誰に会っちゃった? ぶっちゃけ仲間判定。

1 ドロシーさん
2 フランちゃん

先に三つとったものを採用。

結果 ドロシーさん

ドロシー「……ゆ、ユウナ?」

ユウナ「――――ドロシー!?」

その足音の主はドロシーさんだった。

ドロシーさんはビクッ! っと身体を震わせるて視線をユウナから離すとようやく僕とベルフェに気が付いたみたいだった。

ドロシー「わ、ワイズさん!? それに――え、あれ、貴方は――」

ベルフェ「……誰こいつ?」

ワイズ「ドロシーさんだよ、えっと。と、友達?」

ユウナ「ドロシーどうしたのこんな時間に! もう就寝時間だよ?」

ドロシー「そ、それは……その、えっと……」

ベルフェ「……まだ帰ってこないユウナが心配で、身に来たってか?」

ドロシー「っ!?」

ユウナ「え、ドロシー……」

ドロシー「ち、ちがっ。違いますから! ちょっと眠れなくなって夜風を浴びていただけですから! そんなんじゃないですからぁ!」

……滅茶苦茶分かりやすかった。

ドロシー「……こほん。というか、ワイズさん……その、生き返ったんですか?」

ワイズ「あ、うん……ついさっき?」

ついさっきっていうと変な感じがするけど、本当についさっき目を覚ましたんだからしょうがない。

ドロシー「ふぅん……正直。前の事例が無かったら腰を抜かしてしまいそうですけど……本当に、ぴんぴん生き返るんですねぇ」

ワイズ「あはは……」

ユウナ「……えっと、それじゃあドロシー? そろそろ部屋に戻ろっか? ボクは……まだちょっと帰らないけど」

ドロシー「……? どうしてですか? 同じ部屋なんですから、一緒に帰ればいいと思うんですけど」

それに、三人は何をしているんですかこんなところで? ワイズさんやユウナはともかく……確か用務員さん? ですよね? も一緒に。

ドロシー「あんまり見ない組み合わせ……ですし」

ベルフェ「……なぁ、めんどくさいし――」

ワイズ「絶対にダメだからね!」

めんどくさいし、の後に続くベルフェの行動何てもうすぐに分かるんだからな!

ベルフェ「わーってるよ! ああもう、変な目撃情報とかは無くしたほうが良いと思うんだがな――」


ロズウェル「――おい、もう就寝時間だぞ」

ワイズ「――――っ!」

勢いよく振り返ると、そこにはロズウェル先生がいた。

背後から声を掛けられるまで、全く気が付かなかった――!? 普通、足音とか気配とかするはずでしょ……!?

ベルフェ「…………チッ」

ロズウェル「就寝時間も守らずに何をしているかと聞いている」

ドロシー「あ、ロズウェル先生。すみません……校則違反なのは承知なのですが――」

ベルフェ「別に私らが何をしていようが別にいいだろ? なぁ凶刀先生?」

ドロシー「えっ」

ドロシーさんの言葉を遮るように、ベルフェは口を開いて先生にそう言う。

ロズウェル「……ほぉ? 悪魔風情がその二つ名を口にするか?」

ベルフェ「魔国最強の剣豪くらい誰でも知ってら。はぁ、大体ヨ、おじいちゃんはゆっくりのびのびご隠居生活したらいいんじゃねぇか?」

ロズウェル「はっはっは、生憎そういう生活は肌に合わなくてな――そして、それはお前も同じだろう? なぁ『傲慢』」

ドロシー「えっ、えっ、えっ……えっ?」

ロズウェル「……ふむ、ふむ、ふむ。そこの四人。顔は覚えたぞ。特に――ふむそうだな、そこのハーピーの」

そこのハーピーは今日色々としでかしてくれたからな――。

ワイズ「――――っ!?」

その瞬間――その一瞬だけ僕に向けられた――殺気。

毒の様に身体を硬直させ、呼吸をさせなくする。その殺気に僕は、僕は倒れそうになって――――。


ベルフェ「おい勇者――! ちゃんと連れてけよ!」


ユウナ「っ! ……分かってるよ――――っ!」


しかし、それは悪魔と勇者によって防がれた。

ユウナが僕の手――と、ドロシーの手を掴み取ると同時。一気に走り出した! そして――!

ロズウェル「――――!」

それと同時に、ベルフェはロズウェル先生に向けてその炎の槍を放った――!

ロズウェル「はっ! 遅いな!」

ベルフェ「チッ――! 居合切りでベルフェ様の槍を斬るとか不遜にも加減があるぞこの野郎……!」

ドロシー「え、え、え――!? ちょっとユウナ!? これはいったいどういう――!?」

ユウナ「喋ると噛んじゃうよ!」

――――

――



ワイズ「ひ、ひぃ……ひゃあ……!」

校舎に入り、廊下を走り走り階段を上り上り。

僕とドロシーさん両方を引っ張っているというのにユウナの走る速さは衰えることを知らなかった。

逆にどんどん加速していく勢いだった。

ユウナ「もうちょっとだから頑張って二人とも!」

ドロシー「だ、だから話を――おえっ」

引っ張られて半強制的に走らされている僕とドロシーさん、両方何かもう死にそうだった。

けど――もしあの場にずっと居たら僕はもう――。

ユウナ「――着いた!」

気が付くと僕たちはもう校長室の前まで辿り着いていたみたいだった。

ドロシー「えほっ、ごほっ……! ゆ、ユウナ! 一体何を――」

ユウナ「ちょっとごめん今説明できない! 鍵は用意できなかったってあいつは言ってたから――無理やりこじ開けるしかない!」

そういうと、ユウナは腰に差していた鉄製の剣を抜くと――そのまま思いっきり校長室の扉に振り下ろした!

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【?TURN】

コンマ6以上で――――

ユウナ「――――かたっ!?」

剣先が扉に触れた瞬間――キィン! と金属を金属で叩いたような音が廊下に鳴り響いた。

扉は傷一つついておらず、逆にユウナの剣のほうにかなりダメージが行ったようだった。

ワイズ「だ、大丈夫!?」

ユウナ「いったぁ……! や、やっぱりバリアみたいなのが張ってるかぁ……」


・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【?TURN】

結果 失敗

ワイズ「ば、バリア……?」

つまりこのバリアをどうにかしないと僕たちは校長室に入ることが出来ない――。

ワイズ「ど、どうしよう!?」

ユウナ「ボクだって今考えてるよ! 早く扉を開けないと――先生が来ちゃうし!」

廊下の窓から外をチラリと除くと――ドォオオオオオン! と、大きな炎の柱が上がっていた。

ワイズ「……うっわ」

だ、大丈夫かベルフェ……!

ワイズ「ば、バリアバリアバリアバリア…………」

どうにかしてバリアを解除する方法……!

ユウナ「こ、このぉ!」

ユウナは諦めるものかとバリアに向かって攻撃をし続けている……。

僕も、僕も何かしないと……!



バリアどうやって解除すればいいだろう? なんかアイデアとか方法

自由安価下3まで募集。

どれを先に試してみようか……

1 解除のギミック・魔力源を探す
2 ドロシーさん助けて!
3 同時攻撃を仕掛けよう

先に二つとったものを採用

結果 ドロシーさん

ワイズ「――ドロシーさん!」

ドロシー「ひゃいっ!?」

僕が声をかけるとドロシーさんはそんな可愛らしい声を上げた。

油断していたのか放心していたのか分からないが――今そんなことはどうでもいい!

ワイズ「なんかないかな!? こう、バリアを解除する方法! それか……バリアを破る魔法とか!」

ドロシー「ば、バリア? バリア……ですか? え、えーっと……」


知能判定

コンマ63以下で成功!

結果 成功!

ドロシー「……少し、バリアを見せてください。もしかしたら何かわかるかもしれませんから」

ワイズ「何かわかるの!?」

ドロシー「かもしれないと言ったでしょう!? 魔法基礎の授業でバリアについては少し習いましたから……」

ユウナ「――えっ? そんなのやったっけ?」

ワイズ「……?」

ドロシー「こ、この馬鹿二人組が……! ああもう! でも変な緊張はなくなりましたありがとう!」

――――

――

ドロシー「…………何ですかこのバリア?」

バリアを調べ始めて数分、ドロシーさんの口から漏れたのはそんな言葉だった。

ワイズ「何か分かった?」

ドロシー「校長室のバリアというくらいにはそれは大層なバリアだと思ったけど――こんなバリア、見かけだけ凄くて中身は全然大したことのないバリアですよ?」

ユウナ「……その大したことないバリアを僕、壊せなかったんだけど」

ドロシー「まずバリアを力ずくでどうにかするんじゃありませんよ全く……ええっとですね、このタイプのバリアは何処か近くに魔力源となる装置があるはずなのでそれをどうにかすれば多分……」

ユウナ「魔力源! オッケー分かった!」

――僕も魔力源を探そう!


コンマ2以上で見つけた!

コンマ直下

結果 見つけた!

――――

――



ワイズ「――あ」

扉から少しだけ離れたところの壁――そこに、何か不自然な四角い切れ目があった。

綺麗な正方形のそれを、僕はスイッチのようにグイっと押し込んでみると――。

ワイズ「あった……!」

壁が開き、そこに小さな水晶のオブジェクトが置かれてあった。薄い電気のようなものと纏いながらプー……と、モスキート音のような音を発していた。

ワイズ「えいっ!」

僕はそれを、真空の刃で壊すと。扉の方から「あ、バリアっぽいの無くなった!」とユウナの声がした。

ドロシー「あ、ワイズさん見つけたんですね!」

ワイズ「うん! それじゃあ入ろう!」

――何かすんなりと校長室のバリアを解除することが出来た気がする。

魔力源も簡単に壊すことが出来たし――何か、変な感じがする。

校長室のバリアがこんな簡単でいいものなのか?

ドロシーさんも「全然大したことのないバリア」だと言っていた。

じゃあつまり、このバリアは――もしかして。

「僕たちに解除をさせるためのお遊びみたいなバリア」何じゃ――――何て、考えたりしたが、そんなことは今の僕には関係のないことだった。

――――校長室は、以前見た時と何も変わらなかった。そして、誰も居なかった。

バリアを解除して、中でラスボスの校長先生が待ち構えていたりするわけでもなく。まさかまさかの七聖剣がエンカウント、なんてこともなかった。

本当に無人だった。バリア以外なんのギミックもなかった。

ワイズ「あ……」

そして――――お目当てのものはすぐそこにあった。

ユウナ「これが……神の身体の一部?」

それは女性の木乃伊の頭蓋骨だった。髑髏だった。

包帯でぐるぐる巻きにされ、首から下は真っ二つに割れていて、まるで空間を切り取ったみたいにきれいに真っ二つな――神の、頭だった。

ワイズ「――っ!」

思わず僕は走り出し一気にその神の頭を――抱きかかえてしまった。

ああこれが……! これが神の身体かと! ようやくようやくようやくようやく手に入れることが出来たと! 衝動に駆られるまま優しく優しくギュッと抱きしめてしまった!

嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい! ああ、本当に僕は――。

ドロシー「ちょ、ちょっとワイズさん!? どうしたんですか!?」

ワイズ「え――あ、ああ。ごめん、ごめん。ちょっと嬉しくって」

目尻に涙を浮かべながら僕はそう答える。

……いけない。ちょっと興奮しすぎたかもしれない。

ユウナ「……ねえワイズ、何か落ちたよ」

ワイズ「へ?」

彼女にそう言われて自分の足元を確認すると、一枚の紙が落ちていた。神の頭の下敷きになっていたものが抱きしめると同時に動いてしまったんだろう。

神の身体をテーブルの上において、僕はその紙に書かれた文字を読むと――。


『こんぐらっちゅれーしょん!!!!!』


と、書かれていた。

ワイズ「…………は?」

いや、なんだこれ。英語表記でも片仮名でもなく、平仮名で……コングラチュレーション?

……多分、校長先生が書いたんだと思うんだけど……もしかして、バレてる?

僕たちが校長室に入り込んで、泥棒行為をするって……バレてるの?

もしかして――だからあんなバリアを?

こんなバカにするみたいな紙を?

ユウナ「……ねぇ、それに何が書いてあるの?」

ワイズ「……ん、んん。いやなんでもないよ。ほんと、何も書いてない書いてない」

ドロシー「いやいやいや、明らかに赤い文字で書いてあるじゃないですか――」

ユウナ「ああそう? じゃあ行こ! ドロシー! ドロシーは部屋に戻らないといけないんだから! それに早くボクとワイズは逃げないと――」

ドロシー「へっ!? や、ちょっと――いやいやいやいや――!?」

ムス、っとした顔をしながらユウナはドロシーを連れて校長室を出て行ってしまった。

ワイズ「…………あー」

こほん。

それじゃあ、僕も神の身体を持って――――


コンマ5以上で――――

コンマ直下

ワイズ「――――ん?」

あれ、ちょっと待て?

赤い文字?

ワイズ「いやいや、僕が見たコングラチュレーションは黒い文字で――」

神の頭の隣に置いたその紙をもう一度手に取り確認してみる。

……何度見ても、黒い文字だ。

ドロシーさんが変に見間違えたんだろうか? けど、黒い文字をそんな赤く何て――そう思った時。

ワイズ「……あ、裏面か」

裏に赤い文字で何かが書いてあったのかもしれない、そう思って。僕はペラリとその紙を裏返すと――――。






『こんな風に続けてると何時か絶対に後悔するよ、王国と魔国の犯罪者君?』





僕は何も言わずその紙をビリビリ引き裂いて、この場を後にした。









アイテム「神の頭」を入手しました!


神の頭:神の身体の一つ。首から下が綺麗に無くなっている女性の頭蓋骨の木乃伊。




というわけで、今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくれた皆さんありがとうございました!

明日、魔国編終了と多分次に行く国決めです。宜しくお願いします!


Q:校長室にもうちょっと何かないの?

A:泥棒aルートの仕様です。bルートだとロズウェル先生が待ち受けてたりしました。

こんばんは、今日は21時半くらいには更新できると思います。宜しくお願いします。

書き溜め全然終わってないですけど、ゆっくりやります。

人いますか? 点呼点呼点呼点呼

それじゃあやっていきます。

――――

――



ベルフェ「は、はは、ははは、ははははははははははは!!!!!!」

炎、炎、炎、炎、炎。上空からマシンガンが如く降り注ぐ火炎の弾丸を、ベルフェは大きく口を開いて笑いながら連射をする。その弾は尽きる事無く

それに対してロズウェルは自身の身体を傷つけるそれだけを的確に刀を振るう。

ロズウェル「どうしたどうした! まさかこれだけとは言わんな『傲慢』!」

ベルフェ「いやぁ実に良い実に良い! ずっとこそこそ大人しくしてた分のストレス解消にはもってこいだ本当に――っ!」

ロズウェル「私も同意見だ――!」

ベルフェ「ああ――だが! そんなストレス解消もこれで終わりみたいだな!」

ロズウェル「っ! 一体何を――」

弾丸に紛れてベルフェが投擲したモノをロズウェルは迷わず真っ二つに斬る。それは――とても小さなカプセルだった。

ロズウェル「くっ……! この魔法は――」

ベルフェ「なはははは! いやぁ仲間ってのは大切にするもんだなぁ! それじゃあグッバイ! またいつか遊びにくるぜせーんせい!」

真っ二つのカプセルから解放されるように魔力を帯びた煙幕が広がり、それと同時に謎の空間の歪みが発生する。

そして、ベルフェはその歪みに呑まれて――消えてしまった。

ロズウェル「…………チッ」

斬撃をいくつか飛ばしたがそれも悪魔の身体には届かず。刀をブンと振って煙幕を散らすとロズウェルは腰に刀を戻した。

ロズウェル「……久しぶりに全力を出して戦えると思ったが。あの程度の煙幕に釣られるとは、私もまだまだ実力が不足している、な」

首をパキパキと鳴らし。校舎の向こう側――校門の方に目を向ける。

ロズウェル「…………」

ワイズ「ねえちょっとユウナぁ! ちょっと……ちょっと待ってよぉ!」

ユウナ「…………」

ドロシー「あの、ユウナ? ワイズさんがもう少しゆっくり――あ、はい、何でもないですわ」

ひぃひぃと泣き言を言っている僕を無視して、ユウナはドロシーさんをおんぶして全力で走っていた。

最初はドロシーさんをぐいぐい引っ張っていたけど……ドロシーさんがそろそろ本当に限界そうだったのでユウナがおんぶを提案したのだった。ドロシーさん、滅茶苦茶嫌そうだったけど……もう大人しくなっている。

ユウナ「えっと、それじゃあまずは寮にドロシーさんを送ってから校門で――」

ベルフェ「んなもん出来るわけねぇだろうが」

ドロシー「うひゃあぁ!?」

ワイズ「べ、ベルフェ!?」

何の前触れもなく、空間を裂くように中からベルフェはいきなり現れた。

ベルフェ「おっすお前ら帰ってきたぜー? んで、えーっとその良く分からん奴を寮に戻すって?」

ユウナ「……当然でしょ? だってドロシーは何の関係もない――」

ベルフェ「私はそうは思わんがなぁ? だってこいつはもうあの先生に覚えられちまったんだからな」

ユウナにおぶられているドロシーを指さしながら、ベルフェは言う。

ベルフェ「あいつぜーったいに私たちを一纏めにして覚えたぜー? 神の身体を盗み出したグループってことでよ」

ドロシー「え、え、え……え?」

ユウナ「……それは」

ベルフェの言い分にユウナは口を閉じてしまう。

ワイズ「ちょ、ちょっと待って! それって、えっと、つまり……旅に?」

ベルフェ「お、良く分かってんじゃねぇかしょうねーん! 大丈夫大丈夫、ギャーギャー五月蠅かったらその辺の街でポイ捨てしていけばいいんだからよ」

ドロシー「」

ドロシーさんは絶句している。

ドロシー「い――いやいやいや!? そんな……わたくし、何もしていませんよ!? 大体――」

ベルフェ「おいしょうねーん。この女からアドバイスとか貰った?」

ワイズ「え……? あ、アドバイス?」

――そういえば、ドロシーさんに色々教えてもらってなかったら魔力源について知ることが出来なかったし……。

ドロシー「そ、それがなんなんですか!?」

ベルフェ「いや、おもいっきり犯罪に加担してるんだからお前も同類だよなーって」

ドロシー「」

また、絶句している。

ベルフェ「犯罪に加担してて? あいつに顔を覚えられて? まだ学校にいるって? まず退学だろ? そんで次に親族に連絡――」

ドロシー「え、あ、ぇ……? う、嘘でしょ……?」

フルフルと震えながら、ドロシーさんは今にも泣きそうな表情でこちらを見た。

ドロシー「ゆ、ユウナ? ワイズさん……? その、わ、わたくし……?」

ユウナ「…………」

ワイズ「…………」

ドロシー「な、何か言ってくださいよぉ!」

ベルフェ「んまあ、こいつらと関係持っちゃったのが悪い。運がなかったな!」

ドロシー「こ、ここで戻っても退学で? 犯罪教唆で捕まって……? 戻らなくても、ずっと追われ続けて……指名手配………………っ」

……き、気絶してしまった。

ユウナ「……ごめん、ドロシー……!」

ベルフェ「よぉし、じゃあ行くぞ! さっさとこんな学校とはオサラバ!」

コンマ7以上で――

コンマ直下

結果 ロズウェル襲来イベントないよ

――――

――



ワイズ「…………」

無事に校門を抜けて、僕たちは学校を後にした。

ヴェルヴァディオ魔法学校――王国で一番の魔法学校。一か月という短い期間だったけれど、僕は色んな人と出会って、色んなことを学んで、色んなことを体験して――。

名残惜しくないと言ったら嘘になる、寂しくないと言ったら偽りになる。本当に、もし僕がこんな存在じゃなかったらちゃんと在学したいと思えるほどだった。

ベルフェ「――おいこら何エンドロール流してんだ。まだ終わんねぇよ」

ワイズ「ふぇ……?」

最初は馬車で通った道を歩きながら今までのことに思いを馳せていたら、横から悪魔の邪魔が入った。

ワイズ「な、なんだよ」

ベルフェ「お前、次はどこの国行くんだよ。それでルート変るけど」

ワイズ「そ、そっか……早めに決めたほうが良いもんね。えーっと……ねぇユウナ。王国以外に行きたい国って――」

ユウナ「…………ふんっ」

ワイズ「あ、はい。ごめんなさい……」

ベルフェ「くっくっくっく……」

そ、そこぉ! 笑うなぁ! それやられるたびちょっと心臓がキュってなるんだぞ!

と、言うわけで次の舞台多数決安価です。唐突だね、けどやんないと始まらないからね。

1 サムライニンジャカップヌードル 海国
2 砂漠ダンジョンに出会いを求めたりしたりしなかったりする 砂国
3 サイバーでロボットなスノーワールド 雪国

この三つから選んでもらいたいと思います。また、イベント内容は結構変わります。

投票は一人一回でお願いします。ではでは……


次はどこに国に行こう?

22時40分まで募集。ちょっと離席します。

時間になったので終わりたいと思います! ありがとうございました!

海国 3
砂国 4
雪国 1

というわけで次の国は砂国となりました!

ワイズ「――――砂国かなぁ。なんとなく」

ベルフェ「えー、砂国ぃ?」

き、訊いておいて文句言うなよ!?

ベルフェ「べーつに良いけどよぉ。私あそこ暑いから嫌いなんだよなぁ。汗とかやべぇし」

ユウナ「そ、そんなに暑いの?」

ベルフェ「暑いからって下手に脱ぐと日焼けするしなぁ……あー、だりー」

頭をポリポリ掻きながら、ベルフェは欠伸をした。

ワイズ「……え、えっと! でも確かダンジョンとかあるんでしょ?」

ベルフェ「ん、まあな。地下に進んでいくタイプも上に登っていくタイプも何でもあるみたいだぞ」

ユウナ「へー……」

――――

――



学校から結構離れたところで、今日はもう野宿にしようという話になった。

ワイズ「……ふぅ」

ベルフェの魔法で作られた焚火の近くに座り、小さく息を吐く。

……凄い疲れた。まだ身体が痛いし……今日はぐっすり眠れそうだ。

……寝るまでまだ時間あるし、誰かと話そうかな……。


誰と話そう?
1 ベルフェの方から話しかけてきた
2 ……ゆ、ユウナー?
3 あ、ドロシーさん目を覚ました。

下3までで一番コンマが大きいものを採用

結果 ドロシーさん

ドロシー「ん、んぅ……?」

ワイズ「あ、ドロシーさん!」

気を背もたれにして意識を失っていたドロシーさんは、ゆっくりと瞼を開けて目を覚ました。

ドロシー「……こ、ここは?」

ワイズ「学校から結構離れたところの森の中?」

ドロシー「…………え?」

ごめんなさいよく聞こえなかった、みたいな感じでもう一度訊ねてきた。

ワイズ「今から野宿するよ、森の中で」

ドロシー「…………う、ううううううぅ……!」

ワイズ「あ、ああ泣かないで! ど、ドロシーさぁん!?」


ど、どうしよう……!?

下3まででコンマが大きい物二つを採用。反転。



すみません、また離席します……日付が変わる前には戻ってきます。

お詫びとして僕が何でも言うこと1つ聞く権利をあげるから…

全てが終わったら必ず丸く収まるようにするから、今はついて来て欲しいと改めてお願いする

ん?

>>269-271 連携をするないきなり!!!!!!!!!! 仲いいね君たち!!!!!!

結果 >>267 >>268

僕が何でも言うこと一つ聞く権利を上げます……

ドロシー「だ、だってぇ……わ、わたくし何も悪いことしてないもん!」

びぇえええええ……と、泣きじゃくるドロシーさんを前にしてあたふたすることしか出来ない。

ど、ど、ど――どうすればいいんだこういう時!

ワイズ「お、落ち着いて落ち着いて! し、深呼吸深呼吸」

ドロシー「もとはと言えば! 貴方たちがぁ……あんな、あんな犯罪行為をしようとするからぁ! わ、わたくしは……勘違いでぇ……ぐすっ」

ワイズ「それはそうなんだけど……で、でも」

でも、ではない。正論だ。何の反論もすることが出来ないくらい正論だ。

――けど! ドロシーさんをずっと泣かしたままではこちらも心苦しい! だから、じゃあ僕は――!

ワイズ「な、何でもします!」

ドロシー「う、ううぐじゅ……ふぇ?」

ワイズ「どれもこれも僕が全部悪いんだ――だから! お詫びに僕が何でも言うことを聞きます! 一つだけ!」

正直これでもドロシーさんにはまだ足りないような気もするけど――これが今僕が出来る精一杯だ。

ワイズ「何でも言ってねドロシーさん!」

ドロシー「あ、貴方何でもって……ぐすっ。そんな軽々しく言わないでくださいよ……どーせ、中途半端に終わるだけですよ」

ワイズ「そ、そんなことない!」

完全完璧に! やってやりますともおお!

ドロシー「…………ぐすっ」

そして、ドロシーさんは……。

1 今お願いをする
2 まだ保留しておこう

先に二つとったものを採用

ドロシー「……その約束、忘れないでくださいよ。覚えましたからねわたくし」

真っ赤な目をごしごしと擦りながら、ドロシーさんは僕を睨みながら言った。

ワイズ「忘れない忘れない、ドロシーさんの為に何時か僕は行動するよ!」

ドロシー「どうだか……貴方、絶対都合が悪くなったら約束とか破るでしょう」

ワイズ「…………も、もうしません……うぅ」

ドロシー「……ふんっ。ま、まあ。期待しないでおきますよ」

今はついて来て欲しいと改めてお願いする

ワイズ「……全てが終わったら必ず丸く収まるから、収まるようにするから――今は付いてきて欲しい。ドロシーさん」

お詫びの何でも一つ言う権利をプレゼントしたところで、改めて僕はドロシーさんにそうお願いをした。

神の身体を集め終わったら――絶対に。絶対に全てを丸く収まるように僕が頑張る。

だから――今は付いてきて欲しい。

ドロシー「……何ですか、何ですか本当に……。必ず丸く収める? 貴方にできるんですかそんなことが!」

ワイズ「きっと出来る! 頭だって下げるし、罰とかも受ける! 僕が皆の分の罰も受ける!」

ドロシー「…………ふんっ。何ですか、何でもかんでも簡単に言って……馬鹿みたい」

ワイズ「うっ……だ、だってそれ以外にどうすればいいのかわかんないし……犯罪は、犯罪だから牢屋とかにも……入るのかなぁ……」

ドロシー「ええ、ええ。そうですよ本当に…………こほん。付いて行きますけど、付いて行きますけど! これは貴方たちと一緒にいたほうが安全であると思ったから! しょうがなく! ですからね!」

ワイズ「ご、ごめんなさぁい!」


ドロシーの好感度が2上がった……(93)

――――

――



ユウナ「あっ! ドロシー目覚ましたんだ!」

ドロシー「ええ、ごめんなさいね心配させちゃって……じゃなくて、違う違う。ユウナ、貴女何処行ってたんですか?」

ドロシーさんと暫く会話をしていると、森の奥からユウナとベルフェがやってきた。

……ユウナは沢山の茸とか木の実とかを持って。ベルフェは――ぃ!?

ワイズ「い、猪……!?」

ベルフェ「何かいたから殺してきたぜ。今晩は猪焼きだな!」

悪魔は猪を担ぎながらそう言った……いや、豪快過ぎる……。

と、言うか僕も言われればご飯の材料集めしたのに……いつの間に行ったんだ……。

ワイズ「ゆ、ユウナ? ベルフェとじゃなくても、僕も言われれば一緒に――」

ユウナ「……ぷいっ」

――顔を反らされたぁ!?

ドロシー「……ねぇ、ずっと思ってたんですけど。ユウナと喧嘩でもしたんですか?」

ワイズ「け、喧嘩……喧嘩というか。ユウナが滅茶苦茶怒ってるっていうか……まあ僕が悪いんだけど……」

正直、ユウナからこんな態度を受けたことがなかったから凄い怖い……。

ベルフェ「さーて、どれから焼くかなぁー。私、ちょっとお腹すいてたんだよなぁ」

ドロシー「……? そういえば調理は誰がするんですか? ベルフェ……さんって料理が得意で?」

ベルフェ「あ? 料理なんて全部焼けばいいだろ?」

ドロシー「は? ……お鍋とか包丁とかは?」

ベルフェ「んなもんねぇよ」

ドロシー「調味料……せ、せめて塩とか……」

ベルフェ「一つもないぞそんなん。大体調味料の一つ二つで味が変わるか?」

ドロシー「」

ユウナ「……ま、マジ?」

ワイズ「あ、あー……」

そういえば……魔国に入る前。野宿で食べた兎もそんなんだったなぁ……まるこげうさぎ。

ドロシー「ま、ま、待ってください! せめてわたくしが――」

ベルフェ「あーっはっはっはっは! 燃えろ猪ぃ!」

ドロシー「あああああああああああああああああああ!?!?!?!?」

――――

――



ドロシー「ぐす、ぐすん……うぅ……わたくしが何をしたっていうんですかぁ……」

ユウナ「おえっ……お腹痛い……」

阿鼻叫喚の夜ご飯だった。

ドロシーさんは泣きながら猪をかじり、ユウナは死んだ目でもそもそ猪を食べていた。

ワイズ「……地獄だ」

何とか耐性を持っていた僕でさえ、ちょっと今日のは辛かったというのに。耐性がない二人にとってこれは地獄でしかなかっただろう。

ベルフェ「あー、美味かった美味かった……」

そして料理人本人はもう食べ終えたのか満足そうに笑みを浮かべていた。

ベルフェ「……腹いっぱいなら残せばいいのになぁ?」

ワイズ「どうしてそれを僕に訊く……!」

どういう意図でそれを……それを……! 残したら残したで殺されそうだもん……!

コンマ6以上で抱き枕マンワイズ

コンマ直下

コンマ7 ギュッ

――――

――



無事にご飯を食べ終え、そろそろ寝ようとなったとき。事件は起こった。

まあ事件というほど大げさなものではない、というか。これも魔国に入る前にやったイベントだったからだ。

……そのイベントの時、ユウナとドロシーさんはいなかったけれど。

ユウナ「待て、待て……ねぇ待って、ちょっと待って!」

ベルフェ「……んだよ、私今から寝るんだけど」

ユウナ「…………どうしてワイズを抱いて寝てるの?」

ベルフェ「だってこいつ抱き枕だし」

ユウナ「抱き枕……っ!?」

ワイズ「僕は抱き枕じゃなぁい!」

有無を言わさず僕のことを抱き枕にした悪魔に対して、勇者が吠えた。

ドロシー「おえっ……」

因みに、魔法使いは興味なさそうにぼんやりこっちを見ているだけだった。というか、ご飯のせいで体調悪そうだった。

ユウナ「……ん、んんっ! その、ワイズに対してそういうのは……どうかと思うなボク!」

ベルフェ「別にいいだろ? お前ら喧嘩してるんだし、じゃあお前の彼氏を私がどうこうしても良いだろ?」

ユウナ「なっ……!?」

ベルフェ「なー、しょうねーん? あんな約束があーだこーだでぷんすか怒るような精神暴力系彼女嫌だもんなー? 今日はお姉さんの抱き枕として使われようなー?」

ワイズ「い、いや別に――むぎゅっ!?」

嫌じゃないと答えようとした瞬間、くるりと体勢を変えさせられて――む、胸が顔に押し付けられて――!?

ユウナ「!!!!!」

ベルフェ「ほーら幸せだなー? お姉さんの匂いで肺をいーっぱいみたいして、あんな彼女忘れちゃおうなー? なんなら、あいつが寝た後であいつよりも忘れられない――」

ユウナ「わ、わー! わー! わーわーわーわー!」

ベルフェ「んー? まだあいつお前に対して怒ってるなー? よしよし、怖かったなー? 頭なでなでしたげよう」

ま、待って……これ以上は不味い、本当に……っ!

ユウナ「…………っ!」

次、何て言った?

1 ユウナ「か――勝手にしろぉ!」
2 ユウナ「わ、ワイズは――そ、っちのほうが良い……?」
3 ユウナ「自由安価」

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

3 ユウナ「ちゃんと謝って。ボクの抱き枕になって。そしたら許してあげるから」

3 「絶対ダメ!」とワイズを奪って抱きしめる

結果 2

ユウナ「……わ、ワイズ!」

ワイズ「!」

名前をしっかりと呼ばれ、返事をしようとするが。ベルフェの胸で顔を塞がれていてモガモガすることしか出来ない。

ユウナ「……ワイズは……そ、っちのほうが良い……?」

ボクより……ベルフェのほうが良い……? と、彼女は言った。

震えた声で、確認をするように。彼女は僕に訊ねたのだ。

ワイズ「――!」

……僕は……!

1 だ、抱き枕なら……ユウナの抱き枕のほうが良いな……
2 もっと力強く抱きしめられて声が出せない……!

先に二つとったものを採用。

1

案外2来るかなって思ったけど来なかった

ワイズ「――ぷはっ」

ベルフェ「おっ」

頑張って顔を反らして、僕は思いを口にする。

ワイズ「だ、抱き枕なら……ユウナの抱き枕になるほうが良いな……!」

ユウナ「ワイズ……!」

ベルフェ「……でもお前じっくり私の匂い堪能してたじゃん」

ユウナ「は……?」

ワイズ「し、してない! マジでしてない! 嘘つくな止めろベルフェマジで!!!」

――――

――

ユウナ「……ぎゅう」

ワイズ「…………」

ベルフェの抱き枕からユウナの抱き枕にジョブチェンジをした僕。

ドロシーさんは眠り、あのベルフェも今はぐっすりと眠っている。すぅすぅ寝息聞こえるし。

そして――僕たちはというとまだ眠れずにいた。

というか、眠れるわけなかった。

ワイズ「……あの、ユウナ」

ユウナ「…………何」

! 今僕の言葉に反応してくれた! さっきまで僕が何を言っても無視してたのに! やだ、何か超嬉しい!

ワイズ「いや、ただ名前を呼んだだけだったんだけど……ごめん」

ユウナ「べ、別に良いよ……名前くらい」

そういいながら少し抱きしめる力を強くする。

……焚火のパチパチした音と、ユウナの抱きしめる感触が。何というか、心地よい。

…………さて、眠れるまでなんかちょっと話しておきたいけど――。

安価のとこだけ途切れてしまった。



何話す?

下3まででコンマが大きいものを二つ採用。反転。



それでは、今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さん、今日は本当にありがとうございました……魔国編終わりです。マジお疲れさまでした。

確か今年の四月にはもう入学をしていて、終わったのが十二月の年末くらい……長くやりすぎ!!!! いや本当に付き合ってくれた方には感謝しかないです!!! ありがとうございます!

砂国編もどうか宜しくお願いします……一年もかけないで短く終わらせたいね!(願望)

と、言うわけでキャラ募集を始めたいと思います。魔国編に入る前もやったしね。

名前:
性別:
種族:

好き:※一つまで(消してください)
嫌い:※一つまで(消してください)

一人称:
外見:
性格:
設定:※軽く変更させてもらう可能性があります。ご了承ください(消してください)

上のキャラシを使って送ってくれると嬉しいです。

また、送ってくれたキャラを全員採用できるわけではありませんので、ご了承ください……魔国でキャラ増えすぎちゃったし、上手く動かせなかったキャラも居るので。動かせそうなキャラだけ採用します。

また、露骨にセブンスアビスだったり七聖剣狙ってるキャラは控えていただけると嬉しいです。全員嫉妬深いキャラになったりしたらちょっと悲しいので。でも、露骨過ぎなければ良いと思います! 狙うのは!

後は特にないです、ないはずです! 好きなキャラを送ってください! では宜しくお願いします! おやすみなさい! 


安価は「みんなにお別れ言いたかったね」で

マジおつ
他にやりようはあったかもしれないのにもっと考えるべきだった、みたいな

ユウナはトーナメントどうだった?

名前:ハルク・シャドール
性別:男
種族:悪魔と人間のハーフ

好き:冒険
嫌い:尻尾を掴まれる

一人称:おれさま
外見:褐色の身体のいたるところに古傷がある筋肉質なムキショタ。青髪のショートヘアで虫の触覚のように髪の一部が跳ねている。
上半身裸で、下は黒のデニムショートパンツで先がギザギザにほつれている。上向きの悪魔の角、翼、尻尾、とんがり耳。
性格:ロマンとスリルを求める、傲慢で俺様系なショタ。ちょっと厨二病入ってる。仲間思い。尻尾が敏感。
設定:触れた人影を奪い魔剣を作成する『人影魔剣(シャドウブレード)』という固有魔法を持ち、自分の影で作成した魔剣は形状を自在に変化させる能力しかないが、他人の影で作成した魔剣はその他人にとっての鬼門となり、攻撃や魔法を完全に無効化し当たれば一撃で葬り去る最凶の魔剣と化す。魔剣を手放せば本人の影へと回帰。
影を操る魔法を得意とする闇国の貴族シャドール家当主と側室の間に産まれた子。英才教育により知能が高い。
低位の者からは避けられ、高位の者からは人間とのハーフであることを馬鹿にされ、母は病気で亡くなり、孤独と窮屈に耐えられなくなり家出をした。一緒に冒険してくれる友達と母性に飢えている。

二つあり?ダメならスルーで

名前:ミーシャ
性別:男
種族:人間(オカマ)

好き:美男子
嫌い:失礼な人

一人称:アタシ
外見:筋肉のあるゴツい体、ナチュラルメイクをしていて気合を入れる時はしっかりしたメイクをする。
性格:常にたおやかで優雅な振る舞いを心掛けている。優しくしてくれた人には必ず投げキッスをする。怒ると雄の部分が出る。
設定:よく語尾に♥を付ける。本名は誰も分からず「ミーシャ」と名乗っているので、周りの人々もミーシャと呼んでいる。美とは何なのかを人生のテーマとし、真の美を追及して各地を旅している。美について調査するうちに様々な魔導書に手を出し、襲ってくる魔物や盗賊に対応するため武術を身に着けたりしているうちに強くてヤバいオカマになってしまった。基本的にエレガントを意識しているが怒らせると鬼気迫る顔になり追いかけてくる。ちなみに何で怒るかはまちまちで、街の失礼な子供たちに説教するため怒ったり、好きな食べ物を横取りされて怒ったりする。


名前:ラブ
性別:女
種族:人間

好き:優しくしてくれる人
嫌い:怖い人(顔だったり雰囲気だったり色々)

一人称:わたし
外見:サラサラの銀髪、抜群のスタイル。儚げな雰囲気を持っている。
性格:話すのが苦手で「……」が多い。人見知りで恥ずかしがり屋だが様々なことに興味を持ち、色んな人と仲良くなりたいと思っている。
設定:六国から少し離れたところにある、名前すら知られていない、とても小さくて田舎な国のお姫様。王様の行き過ぎた寵愛により生まれてから16年間、一度も城から出たことがない箱入り姫だったが、月に何度か訪れる商人の話を聞いているうちに外の世界への興味が膨らんでいき、旅をする決意を固めた。父親である王には猛反対されたが、「言うことを聞いてくれないとパパを嫌いになる」という言葉と王女のバックアップを武器に、晴れて六国へ旅立つこととなった。精霊をも虜にする美貌の持ち主と言われており、実際いくつもの精霊に守られているため、どんな魔物や暴漢が来ようと知らぬ間に跳ね除けてしまう。精霊とは会話ができるものの、友達という存在に憧れを抱いていて男女問わず随時募集している。

>>300 キャラ募集は制限ないので一人何キャラ書いて大丈夫です!

名前:ミステリア・ブーゲンビリア
性別:女
種族:人間

好き:勇者
嫌い:アマゾネス

一人称:あたくし
外見:桃色のウェーブロングヘア、たれ目、口元左下にセクシーホクロの妖艶なお姉さん。ボンキュッボンなスタイル。お洒落なため魔法使いっぽい地味な服を嫌い、明るい色の可愛い服を魔道具作成で強化して着用。
幾何学模様の銀色の支柱に、何層にも重なって見える濃淡の紫のオーブが先端についた1.5メートルの神代の杖『サクリファイス』を持つ。
性格:愛に生きる性格。アマゾネスの少女を選んだ勇者にフラれて以来、カップルを見ると憎悪を抱く。毎年クリスマスイブの性夜の時間にはホテルに襲撃をかけている。殺しはしないが性的不能になる呪いをかけてくる。
設定:かつて魔王を倒した勇者の仲間の魔法使い。呪いと守りのスペシャリスト。当時は20代。今は30代でストップしている。勇者の子孫と結ばれるために不老となり生き続けているのだが、生まれるのが代々女の子しかいないため、今に至る。
サクリファイスは魔法の威力・効果範囲を最大で神代の魔術師レベルまで引き上げる力を持つが、相応の魔翌力を消費する。足りない分は生命力を消費する。魔法の箒代わりにもなる。
呪いは、呪い使いまたは僧侶が解呪しなければ死後も残り続ける。ただし神代の魔術師レベルの呪いには、神代の魔術師レベルの解呪が必要となる。

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名前:ビビエ
性別:女
種族:人間

好き:アマゾネスの里
嫌い:里に害をなす者

一人称:あたし
外見:大柄でマッチョなかぎ鼻のお婆さん。年寄り用の露出の少ないアマゾネスの民族衣装を着ている。年で白くなった髪をパイナップルのように一纏めにしている。
性格:かつて知と力を極めた、年寄りとは思えないほどの覇気を放つ豪傑。一転、それを感じさせない気の良いお婆さんを演じる老獪さを併せ持つ。先祖代々受け継がれてきた里と伝統を守ることを何よりも大事にしている。
基本的な語尾は「~さね」。若さの秘訣を聞かれたら恋をすることだと答える惚れっぽいお婆さんでもある。「あたしがあと20年若ければ手篭めにしてやったよ」「お前さんが熟女好きというなら別に今でも構わんさね」と冗談半分に言ってくる。(半分本気)
設定:アマゾネスの里の長。齢100歳を超えて現役のアマゾネス。肉体的に全盛期を過ぎてはいるものの、長年の経験による老獪さでまだまだ若い者には負けない。
ひ孫のアロンが自分と同じく修得率100%だったので里長を継がせる気でいたが、あまりにも脳筋過ぎるため、経験を積ませるためにも聖剣『エクスカリバー』の祭壇を破壊した罪で勇者探しを命じて里を追放した経緯がある。
(アロンの設定「村」→「里」に読み替えて下さい)

アマゾネスの秘術:後天的に異常筋肉密度の持ち主となれる肉体訓練及び食事法がある。5歳の頃より初め、10年の歳月を経て完遂となる。才なき者は修得率60%前後、才ある者で修得率80%前後、修得率100%まで辿り着いたのは歴代のアマゾネスでも5人しかいない。
身体機能のリミッターを外す秘術も存在するが、自身の肉体に合わせた開放率かつ数分間に留めなければ身体を崩壊させてしまう危険性を持つ。
アマゾネスの秘術を修得できるのは女性の人間族のみ。里内でしか秘術を伝授することは許されず、里外で伝授できなくなる秘術を初めに施されることになる。

アマゾネスの里:かつてアマゾネスは土地を持たない狩猟部族であった。勇者と共に魔王を討伐したアマゾネス『ミニア』が魔王討伐の報酬として土地と自治権を貰い、アマゾネスの里を作り上げた。ミニアが初代里長をつとめる。先祖を称える礼拝堂に、神代の槍『ロンゴミニアド』を構えたミニアの像がある。男子禁制だが里長の許可が下りた者はビザを発行してもらえる。
アマゾネスが夫と共に暮らしたいときは里長から里抜けする許可を貰う必要がある。かつてユウナのひいお婆さんであり、ビビエのライバルであり、アマゾネス最強の剣士であった『マルミア』が、当時の里長の代理で選ばれたビビエと決闘を行い、HP残り僅差で里抜けする権利を勝ち取った。マルミアはユウナが幼い頃に寿命を迎えた故人。アマゾネスはユウナを勇者の末裔よりも初代里長ミニア様の末裔か、マルミアのひ孫として扱う。

名前:エローエ・バッカーノ
性別:女
種族:人間

好き:歴史に名を刻む強者
嫌い:倫理

一人称:ワタシ
外見:右目部位を覆うドクロマーク入り黒眼帯+黒いローブ。白髪ツインテール+巨乳+八重歯。
性格:善悪問わず強者を愛し崇拝し興奮し続けるハイテンションな子。悪意はないが倫理観に欠けているため話が通じないこともしばしば。目的の邪魔にならない限りは強者の命令に喜んで従う。敬語口調で「~です」は「~デス」とカタカナ表記。
設定:ユウナと同い年でよく勇者と魔王ごっこをやっていた幼なじみ。愛称はエロちゃん。周囲から変人扱いされて家族にも煙たがられて、1人ぼっちだったところに声を掛けてくれたユウナが唯一の友達。
両親の許可が降りずユウナと魔法学校に行けなかったため、ユウナがいなくなった後はひたすら独学で魔法を勉強。遺骨と、自身の身体の一部を切り取って融合させ、全盛期の状態に復元し、魂を呼び戻し定着させる【偉人再臨】の魔法を開発。すぐに魔法協会から禁術指定されるも使用を止めず邪魔するものを返り討ちにして逃走し国際指名手配を受ける。
現在は偉人再臨体1体と同行。正体はユウナのひいお婆ちゃんであるマルミア(全盛期)。存命のうちにユウナと一緒に武勇伝を聞かせてもらっては熱狂していた。
偉人再臨体は生前の記憶と自我があるが、魂を縛られると逆らえない。魂への縛り(現在進行系の命令)を増やすほどステータス・スキルにデバフがかかる。なので恒常的な命令は「エローエを守ること」のみ。
偉人再臨体はエローエとの融合部位が破壊されない限り身体が負傷したり欠損しても再生する。
融合部位が破壊されると魂が定着できなくなり成仏する。マルミアの融合部位は右目で、エローエの緑色の瞳に変わっている。元の色は紅色。融合部位は目ではなく指1本でも可能だが、弱点部位となるため守りやすい目にした。
魔法で作成した擬似的な魂を死体に入れて簡単な命令に従うゾンビにするネクロマンサーとしての基本技能も備えている。他の魔法に興味がなかったのでネクロマンサー特化。
ユウナを勇者にしてあげるために魔王復活を目指し、魔王の遺骨を探している。

名前:ナルメア・アンスリウム
性別:女
種族:サキュバス

好き:リリスちゃん
嫌い:リリスちゃんに嫌われること

一人称:お姉さん(リリスにはお母さん)
外見:羊っぽい角。紫色の長髪のスレンダー爆乳美女。
性格:一人娘(息子)のリリスを溺愛。子供が産まれる前と後でキャラが違うと言われる親バカ。
ドS行為を強要するドM。誘惑してケダモノになった竿役に乱暴にされるのが好み。ただしやり過ぎて腹上死させてしまう、ある意味ドS。
今はリリス>>>(越えられない壁)>>>友達>その他のため、敵意を向けられない限り人を襲わない。
設定:娘と同じく常識改変魔法結界を使用可。
赤ん坊のサキュバスが育ててもらうために母親を魅了するのはよくある話だけど、ナルメアは魅了され過ぎた。
娘を育てるためだけに料理,裁縫,育児,洗濯,清掃等の家事をマスター。
娘とヤろうとしたら「実母じゃ勃たない」と言われたショックで心臓が止まったことがある。それ以来、娘との会話中に塩対応されたり怒られたりして嫌われたと思うたびに心臓がよく止まる。

名前:ブラスト
性別:男
種族:人間

好き:和洋折衷の創作寿司
嫌い:無駄

一人称:私
外見:険しい目付きの筋肉質の男
性格:無口で几帳面。仕事では極めて冷酷だが、プライベートでは不器用な優しさを見せる
設定:海国の忍者達に「影食らう闇」と恐れられる王国最強の諜報員、忍者狩りの忍者であり、闇の管理者。
3つの忍術流派と2つの暗殺組織を滅ぼし、彼らの持つ技術・体術・忍術・秘術、すべてを解析し、雪国の科学技術を取り入れた上で独自の忍術流派を構築してしまった鬼才。
現在は「神の身体」に関する密命を受けて暗躍している。

名前:ガスパール
性別:男
種族:人間

好き:赤ワイン
嫌い:女の権力者

一人称:儂
外見:背は高くやや猫背、威厳ある鷲鼻と顎鬚、貴族服の上に黒いコート
性格:卑劣で尊大なサディスト
設定:王国の将軍。卑劣な手段を好んで使う謀将で、趣味は(特に女性相手の)拷問。勝利と権力の為なら自分のプライドが許す限りどんな事でもする
本当にどんなことでもする為、部下への陣中見舞いで人望を確保するのは当然、自ら積極的に前線で剣を振るう事で士気を上げ、なんなら敵将の首級まで挙げるため判断に困る
白兵戦においては派手な技こそ持たないがステータスが全般高く、単純に強い
謀将としても猛将としても普通に有能なので本当に判断に困る

名前:アビアラ
性別:男
種族:人間

好き:可愛いまたは綺麗な女性
嫌い:小さい細かいこと

一人称:余
外見:白いターバンなどを身に着けた王族衣装
性格:笑顔を絶やさず白い歯をよく見せるイケメン。大らかで細かいことは気にしない。良い人だが欲望に忠実でバカ
設定:砂国のいわゆる王族に位置するお金持ちな若者。この世界に必要不可欠なエネルギー源のひとつである鉱石が採れる大洞窟の所有者。
良いものを食べ、好きなだけ眠り、魅力的な女性をスカウトしては自分の妻に招いている。よく笑う性格で特に面白くもないのに大笑いしたりする。バカなので鉱石についての経営などは有能な秘書たちに任せっきりにしている。
本当にバカなので賢い人間に裏切られてあっという間に貧乏に、というケースを想像してしまうが、貧しい者や行き倒れている者に水や食料を送ったり、泥棒に入った者のためによく来てくれた宴会を開いたり、仕事のない者を宮殿で雇ったりしたりと惹かれてしまう性格をしているため
今までもこれからもそんなことは一度もないだろう。
もし本当に騙そうとする者がいるなら有能な秘書たちが代わりに成敗する。

キャラが滅茶苦茶来ててビビる。皆さん沢山のキャラを送ってくださりありがとうございます! 超嬉しいです!

てなわけで今日はちょっと遅めで23時半くらいから出来たらなと思います、キャラ募集もそれくらいで一旦締めきろうと思います。

今日はクリスマスイブですね! 皆さん用事とかなんやらでとても忙しいかもしれませんが参加してやっても良いぜって優しい方は参加してくれると嬉しいです! 

久しぶりの募集なのに結構な数きたな、凄いもんだ

ひーとーいーまーすーかー

サンタです

>>334 本当にそれ、皆マジ凄い。

>>338 サンタさん!! プレゼントなんか下さい!

それじゃあやっていきまーす。クリスマスイブなのに沢山居てくれて嬉しいです!

結果 >>295 >>296

他にやりようはあったのかもしれない


ワイズ「……もっと、考えるべきだった」

他にもっとやり方はあったかもしれない、もっと平和で安全な方法があったかもしれない。そう思えば思うほど、どんどん自分がとった選択が酷いもののように思えてくる。

無関係な人たちを危険に晒し、旅に連れて。僕は、なんて自分勝手なんだと――。

ユウナ「はい、ストップ」

ワイズ「あうっ……」

すると突然ユウナは僕を抱きしめながら……僕の頭に手を回し、よしよしと撫で始めた。

強すぎず弱すぎない、とても安心できるなでなで。ユウナからの優しさを実感することが出来る良い子良い子。頭を撫でられているだけなのに、何か身体がぽかぽかしてくる。

ユウナ「もう、駄目だよワイズ。そんな一人で考えこんじゃ……やっちゃったことはもう、どうにもできないんだから」

耳元で語り掛けるみたいに、ユウナは言う。

ユウナ「確かにワイズがやったことはあんまり良いことじゃないかもしれない。色んな人に迷惑をかけたし、命の危険にさらした……けど、その罪を。ワイズ一人で背負おうとしないで」

ワイズ「……」

ユウナ「ボクは勇者の末裔だぞ? 恋人のやらかしくらい一緒に背負ってあげる――ううん、背負わせてよ」

ワイズ「……ユウナ」

ユウナ「……だけど」

頭を撫でる手が止まる。

ユウナ「それはそれとして。ボクとの約束破ってあのビームまた撃ったり、保健室前で僕を馬鹿にしたのは。ちょっと怒った」

ワイズ「あぅ……ご、ごめんなさい……」

つ ヴェルタースオリジナル

ユウナはトーナメントどうだった?

ワイズ「そ、そういえばユウナはトーナメントどうだったの?」

ユウナ「……あれ、トーナメントでの僕の試合。見てない?」

ワイズ「…………ご、ごめんなさい見てないです」

ずっと陰でこそこそしてました。日陰と一体化していました。

ユウナ「えー? なんだよぉ、君の彼女の雄姿をちゃんと見届けろよー……ふーっ」

ワイズ「うひゃぁあ!?」

い、いきなり耳に息を吹きかけられた!?

ユウナ「これはお仕置きです。全く全く……ボク、レヴィアさんに負けちゃったんだよねー」

ワイズ「あ、そうなんだ」

ユウナ「あの人の氷魔法がほんっ……とー! に、厄介でさー。剣は凍らされて使い物にならなくなるわ、脚が凍らされて移動を封じられるわもう滅茶苦茶だよー」

……さ、流石レヴィアさん……。

ユウナ「まあ凍らされたらえいっ! って氷だけ砕けばよかったから良いんだけど……んー、やっぱりもっと相手の行動を見ればボクも勝てた……まだまだだなぁ」

ワイズ「えっ」

……えいっ! で、氷って砕けるもんか……?


ユウナの好感度が3上がりました! (182)

――――

――



ユウナ「と、言うわけで約束を破ったお仕置きを受けてもらいます」

ワイズ「さっきの耳に息吹きかける奴は別なんだ……」

ユウナ「イエス、別腹ってやつです」

……何かちょっと意味が違う気がする。

ユウナ「どーしよーかなー。んー、ふー」

ワイズ「お、お手柔らかにお願いします……」

ユウナ「ドロシーの分もやっておいたほうが良いかなぁやっぱり、じゃあ二倍――」

ワイズ「あ、ドロシーさんには僕が何でもする権利あげたから、二倍とかしなくて――」

ユウナ「…………は?」

ワイズ「……え?」


ワイズ君にお仕置きをしよう

何か案を下3まで募集。からの多数決。

今はまだとっておいて街とかデートできるスポットで行使して存分に無茶ぶりする

全力足つぼマッサージ

野外露出をしてもらう

1 >>349
2 >>350
3 >>351

それじゃあこっから先に二つとったものを採用でお願いします!

結果 デート

ユウナ「……デート」

ワイズ「デート?」

ユウナ「次デートするときに思う存分無茶ぶりするから! か、覚悟しておいてよね!」

それじゃあお休み! と言ってユウナは僕の背中に顔を埋めて眠ってしまった……。

ワイズ「……え?」

お仕置きっていうからもっと痛い感じの奴かと思ったけど……デート?

……お、お仕置き?

ワイズ「……ま、まあいっか」

ユウナは優しいなぁ、と思いながら。僕は目を瞑った。

…………おやすみなさい。

――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

『あー、あー、あー。マイクテス、マイクテス』

『……繋がっていますか? ……良かった、なら続けます』

『お久しぶりですワイズ。私はメイド業務等自動遂行型ゴーレム……気軽にアイドルとお呼びください』

『え。アイドルって聞くとペアリスさんを思い浮かぶ……? もっと違う呼び方はないのか?』

『ふふっ、乙女とは皆アイドルなんですよ』

『……………………怒りますよ、何ですかその眼は』

『はいはい話を戻しますよ。ええワイズ、神の身体入手おめでとうございます、神も諸手を上げて喜んでいますよ」

『……え? 最初に手に入れたときは出てこなかったんだな? …………はい?』

『……あー、はいはいはい。それはまあしょうがないじゃないですか、こっちだって毎回毎回貴方のことを褒めてあげることは出来ないんですから』

『そういうのは勇者の彼女にお願いします』

『はい、はい。はいじゃあもう通信切りまーす。通信費とか結構かかるんですよ知らないんですかワイズ? ――まあ嘘なんですけど』

『こほん。ではでは、神の身体集め頑張ってくださいね。私も、応援していますから』

【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:23 魔力:18 筋力:31 俊敏性:95 知能:39 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:37 乗り物酔い耐性:34 歌:51 マッサージ:75 恐怖:57 お酒耐性:30
好き:歌・歌が上手な人
嫌い:ムキムキとした暑苦しい男

【戦闘スキル】
『アタックスキル』
生命光翼(ライフ・ウイング) [LvMAX][消費 HPMP全/命][魔法/炎/風]己の全てを圧縮し、熱と風を持って大爆発を引き起こす命の光。※
羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
風魔法・真空の刃 [Lv2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
『パッシブスキル』
装備・魔法鉱石の鎖かたびら [LvMAX]自身が受けるスキルダメージを常に-1する。
装備・光沢輝く鉤爪 [LvMAX]物理スキルダメージを常に+2する。
装備・シルフの忍者靴 [LvMAX]自分の敏捷性を+10する。
それは残像! [Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
嘘みたいな痩せ我慢 [Lv1]戦闘不能になるダメージを受けたとき、そのダメージをリセットする。一戦闘一回。
■■■■■ [Lv■]無限の可能性を意図的に引き出すことが出来る。■■■■■■■■■■■■■■■…………。※

【通常スキル】
フェニックス [LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実 [LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質 [LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
完全完璧パーフェクトなメイド [LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。
鉄の胃袋 [Lv3]軽い劇物くらいなら食べても大丈夫。
歌好き [Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。
採取 [Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳 [Lv2]ルーン文字の簡単な文章くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-10。
融合 [Lv2]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-15。
調合 [Lv2]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-15。
箒飛行 [Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?

【所持金】
金貨1枚 銀貨29枚 銅貨50枚

【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。四肢が欠損している女性の身体の木乃伊。
神の頭:神の身体の一つ。首から下が綺麗に無くなっている女性の頭蓋骨の木乃伊。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。 
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?
魔力増強剤:戦闘中に使用することで、5ターンの間最大魔力を+50する。
暴食龍の片角:セブンスアビスが一人、セリューの角の片一方。ゴツゴツしていてカッコいい……何かに使えるかもしれない。
戦闘用くノ一衣装:戦闘時に装着するくノ一衣装。桜色でミニスカでスパッツで露出が多い。凄い。
香薬:リラックス効果やストレス解消などの効果をもたらすお薬。贈り物に最適かもしれない。

【好感度一覧】
『王国』
メリル43「ダンジョンはやっぱり危険ですから」
ペアリス100「また聴きに来てね!」
コレット59「…………ワイズ殿」
ローア87「まさかそんな敏感に変化に気が付くとは」
フレア50「もっと頑張らねばいけないな」
ショコラ105「真に遺憾である」
『魔国』
ユウナ183「一緒に背負わせてよ、その罪を」
アーティ76「偽物は本物よりも本物だ、なんてね」
サニャ90「次は絶対に負けませんから……!」
リィ89「まぁ、分かってくれたら良いんだよ。うんうん」
ゾラ81「これから仲よくしようねぇ、ワイズ君」
ファティマ85「ご、ごめんなさぁあああい……!」
レヴィア57「姉さんは絶対に一回ぶん殴る」
レンジ90「一緒にトレーニング……結構か! そうか!」
クスノキ83「あはははははははは!!!」
ラディア71「一から頑張ろうね!」
ジョンソン58「真面目に授業を受けてくれるなら、それで」
ドロシー92「どうしてわたくしがこんな目に……」
ユレイ90「う、うううううううううううっ!」
ブレイド35「歴代最高売上、おめでとさん」
ディアン44「……二度とあそこには近づかん」
ジェノム59「真面目に授業を受けているようだな」
アマンダ31「彼女にプレゼントねぇ」
ツクヨミ54「も、もう疲れたのじゃぁ……!」
バレリア85「素晴らしい! すぅばらぁしぃ!!!」
フラン82「フランパンチは相手をぐちゃぐちゃに!」
ロズウェル86「磨けば光るな……うむうむ」
アンブローズ98「命を犠牲に発動する魔法……ね」
クレーナ92「ご、ごめんなさいごめんなさい……!」
クリス80「…………」
セロ48「アベル……アベル……!!!」
プリシラ82「…………面白いね」
イーリィ74「ひ、ひえぇ……」
リリス125「…………あーあー、サキュバスなんだけどなー」
ライラック106「何でも、何でも……!?」
イズル14「ちゃんと罪は償ったようで」
『七聖剣』
アベル1「断罪を開始する」
『セブンスアビス』
ベルフェ104「あいつ見てるだけで退屈しねぇなぁ、くくっ……」
ハルエル42「……………………」
ユーロ61「同じ不死鳥同士、仲良くしたーいぜっ!」
セリュー55「また貴方のご飯も食べたい……ああ、まず貴方を食べたい……!」

長くなるしさすがに好感度は章変わるごとに一部オミットしてもよさそう

これもっとステータスとか短くまとめないと大変なことなるな。

>>360 んじゃあこれからはそうします。長くなるしね!



ワイズ「……まぶしっ」

朝の陽ざしをじかに受けて僕は半強制的に目を覚ますことになる。

ワイズ「ふぁあああ……ねむぅ」

大きな欠伸。目尻にちょっと出来た水たまりを指ですくって……んー?

……誰かもう起きてるかな?

誰か起きてた!
1 ユウナ
2 ドロシー
3 ベルフェ
4 ……誰も起きてないや

先に二つとったものを採用

ドロシー「あ、起きましたか」

ワイズ「おはようドロシーさん……早いね」

ドロシー「別に普通ですよ。それに、昨日のあんなひどい料理を朝も食べないといけないとか、狂ってますから」

頬を膨らませてそういいながら、ドロシーさんは昨日取ってきた茸と木の実を魔法で切っていた。

ドロシー「本当に調味料も調理器具も何もないのでどうすることも出来ないんですけど……まあせめて、あんな炭を食べるくらいなら最低限努力しますわ」

ワイズ「あー……ドロシーさん泣いてたもんね」

ドロシー「な、泣いてません! あれは、その……心の汗です!」

体育会系みたいなことを言い出した。

ドロシー「ああもう、ほら。今度は茸に木の棒を差すの手伝ってください。魚とか釣れればいいんですけど、近くに川がないんですよねぇ……」

ブツブツ文句を言いながらドロシーさんは準備を進めている。

……うーん、何というか。凄い良い人って感じだ。いや良い人なんだけど

料理の準備をしながら、何か話そう

下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転

ベルフェのこと怖くないか

ワイズ「……そういえばドロシーさんドロシーさん」

ドロシー「はい?」

ワイズ「ドロシーさんってベルフェが怖くない――」

ドロシー「こ、怖いに決まってるじゃないですかぁ!」

ちょっと食い気味に返答されてしまった。

ドロシー「あの恐怖のセブンスアビスの一人、ベルフェ・ヘルティア……! だ、大体なんでワイズさん、あんな人と一緒にいるんですか!」

ワイズ「んー……なんか、成り行き?」

ドロシー「成り行き!?」

信じられない馬鹿を見るような目で見られてしまった。

ドロシー「だ、大体ユウナも貴方もあの悪魔に対してフランクすぎるんですよ! もっと慎重に話をしないと、いつ殺されるか……!」

ワイズ「慎重になったほうが殺される気がするけど……でも確かに怖いよね、僕も何回もベルフェに殺されたし」

……また信じられないものを見る目で見られてしまった。

ワイズ「けど大丈夫だよ、ベルフェがドロシーさんを殺そうとしたら僕が守るから。ドロシー代わりに犠牲になるから」

ドロシー「……っ! 貴方、本当に……本当にそういうところですよ馬鹿!」

ワイズ「えっ!?」


ドロシーの好感度が5上がった (97)

それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくれた皆さんありがとうございました!

また明日、おやすみなさい……。

魔国の時も二回募集してた気がするので、次の更新まで砂国のキャラ募集は続けたいと思います。それでは、宜しくお願いします。

あれどうだっけッて思って確認したらキャラ募集二回やったの王国の最初の最初だった……。

すみませんキャラ募集やっぱりなしです! 許して下さい!

こんばんは、今日はこっちのスレではなくあっちのスレで更新しようと思うので宜しくお願いします。

クリスマスだからね、しょうがないね。

加藤純一(うんこちゃん) Youtubelive
一夜完結:ギャルゲー枠/クリスマスSP

PS2『キミキス』実況生放送
『キミキスヤル』
(16:27~放送開始)

https://youtu.be/95M3GmFM_AQ

すみませんいきなりなんですがワイズ君ってどんな性格ですか? 考えても何か上手く文章に纏められなかったのでちょっと聞きたいです……。

キャラまとめに投下するワイズ君のキャラシ用です。すっかり忘れてました。


あと、今日の更新は多分22時くらいからになると思います……。ついでみたいでごめんなさい。

つまり真面目系クズだな!!!!!!

あとごめんなさい。ちょっと開始が遅れてしまうと思います……日付が変わるまでに更新が無かったら今日は死んだものと思ってください。

主人公らしくない主人公だぁ……ユウナに主人公の座を渡したほうが神の身体集まるの早そう。

というわけで生きています。日付が変わるくらいに更新できると思います。

名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:ムキムキとした暑苦しい男

一人称:僕

外見:華奢な体格をした薄緑色ショートヘアの少年。星のヘアピン、背中に橙色の二重丸の模様が描かれた黒の袖なしパーカー、白の短パンに黒ニーソ。風と羽をモチーフにした緑色のスニーカー。
戦闘時。露出多めのミニスカくノ一姿に。桃色の生地に赤い縁取り、胸とスカートには桜模様。黒いスパッツに忍者靴。腰帯は黄金色、桜のヘアピン。

性格:小心者で流されやすい性格だが、自分の目的の為なら犯罪行為や自己犠牲行為も躊躇わない。また、常識人のように装っているがかなりのむっつりスケベ。

設定:神に選ばれ、「神の身体」というアイテムを集める為に世界を巡ることになった記憶喪失の少年。
「フェニックスの羽」というアイテムを身体に埋め込まれており、ハーピーでありながら不死の性質を持つ。どんな状況からでも死ねば元通りの身体に復活する。
測定不能級の可能性を宿し、ありとあらゆる成長をすることが出来る。普通ハーピーでは覚えることがないような魔法や技も修得できる。
女好きと言われると「僕は男の人が苦手なだけだから!」と言うが、実際女好きである。女性に虐められるとよく喜ぶ。マゾ。

と、言うわけで人いますか?

ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくり、やっていきますますますます



――――

――



ユウナ「んーっ! 美味しい!」

ドロシー「自分で作ったものですがここまで美味しいとは……!」

食べる、食べる、食べる、食べる。焼いた茸を二人はムシャムシャと食べている。

この茸も火を通しただけで、調味料とか変な手順を踏んだわけじゃないから……学校の学食なんかと比べると全然違うはずなんだけど。確かにこの茸料理はとても美味しい気がする。

噛めば噛むほどうま味が滲み出て、触感も楽しい。

……昨日が悲惨だっただけに、なお美味しく感じるのかもしれない。

ベルフェ「ん、うめぇうめぇ」

ワイズ「……」

まあ昨日の料理人は、そんなこと関係なしに他の二人と同じようにむしゃむしゃ茸を食べていた。

……そういえば。

この茸って、大丈夫な茸何だろうか……? 確か、昨日材料を集めたのはユウナとベルフェだけど……。

まあ、ベルフェが居たから大丈夫かな?

ベルフェ「――と、言うわけで船に乗るぞ」

ワイズ「うぇ……ふ、船乗るの?」

ドロシー「まあ砂国に魔国から行くとなったら、当然船に乗りますわよね……逆に歩いて行けると思ったんですか? ワイズさんは」

ワイズ「……お、思ってました」

……静かにため息を吐かれてしまった。

ドロシー「あのですね。大体の国は陸続きになっていますが、その国境付近はとても大きな山岳になっているんですよ。山が国境の代わりになっていると言っても過言ではありませんね」

ユウナ「ふーんふっふっふーんー」

ベルフェ、僕、ドロシーさんと横並びになっているその前方で。ユウナは一人スキップを踏みながら鼻歌を歌っている。

ワイズ「へー……」

ドロシー「だから普通は船に乗って国と国を行き来するんですよ……まあお金を節約したいというのなら登山も良いと思いますけど……そんな道具、わたくしたちは持ってませんから。大変ですよ?」

ベルフェ「んー、ナイス説明! 私も説明が省けてとても助かる助かる」

ドロシー「そ、それはどうも……ありがとうございます」

ユウナ「ふーんふんふんふー……んふー、ふーふーふー……」

ドロシー「それで? ねえユウナ、貴女話聞いてた?」

ユウナ「ふぇえっ!? も、もちろん聞いてたよ! ぼ、ボクの勇者魂をかけるね!」

ドロシー「……あ、頭が痛い」

ユウナ「えぇ!? 茸のせいかな!?」

ドロシー「貴方のせいですよぉ!」

……ドロシーさんの頭がなんかパンクしそうだ!

ワイズ「そ、そういえばベルフェ。船ってどうやって乗るの? も、もしかして……また?」

ベルフェ「んー?」

四人でブラブラ話をしながら歩いている最中、僕はベルフェに訊かなければいけないことを訊く。

ワイズ「ほら、魔国に行くとき――お金払わないで乗ったじゃん? だから、今回もお金払わないのかなぁーって」

ユウナ「えっ!? ワイズとベルフェってあの時無銭乗船だったの!?」

ドロシー「貴方、他にも重ねてたんですか犯罪!?」

ワイズ「しょ、しょーがないだろぉ!?」

ベルフェ「うっわ、こいつ犯罪行為をしょうがないとか言ってやがるぜ。クズ野郎め」

ワイズ「おーまーえーがー! 発案者だろ!?」

ベルフェ「と、言うわけで今回はお前に任せます。好きなほうでいいゾ」

くっ……! 都合がいい時だけ僕に選択権を……!


船、どうすっぺ

1 もう僕は悪いこととかしないんだ……! お金払いましょう(銀貨-4)
2 ……も、もうちょっと罪を重ねても良いかな?

先に二つとったものを採用。

結果 お金は、ちゃんと払おう!

ワイズ「もちろんお金は払うよ! あの時は状況が状況でお金もなかったし……けど今はお金がある!」

ドロシー「良いことみたいに言ってますけど、それ当然のことですからね」

横からのドロシーさんの攻撃に少し、心がうっとなる。

ワイズ「も、もうしない! 悪いことはしない! っていう意思の表れだもん!」

ユウナ「ワイズ……!」

ベルフェ「……てか、良い話風に纏めてるのかもしんないけど」

お前、船で盗みとかやっただろ。お金とか、鍵とか。

ワイズ「……………………あー」

ドロシー「うっ……わー……」

ユウナ「……わ、ワイズ……? で、でもボクはワイズの味方だからね……?」

ワイズ「ち、ちがっ!? いや違くないんだけど――そ、そんな目で見ないでぇ! 違うのぉ! あれは、えっとベルフェに唆されて――」

ベルフェ「知らんぞ」

ワイズ「おいこらぁ!」

……暫く僕は二人から悲しい視線を浴びることになった……。

――――

――



~港町~

魔国に来た時一番最初に来たこの街に、また僕は戻ってきた!

ベルフェ「……砂国行きの船はまだまだだな」

港町の入り口に貼ってある船の時刻表を睨みながら、ベルフェは言う。

ベルフェ「んじゃあ、この時間のちょっと前になったら港の集合なお前ら。文句を言ったやつは燃やす」

ドロシー「ひっ……!」

ベルフェ「んー、新鮮な反応だ」

順当に怯えているドロシーを見て、悪魔は満足満足といった感じで頷く。

ユウナ「…………」

ベルフェ「睨むな睨むな、冗談だよ冗談……全く、お前の彼女はずいぶんと怖いなぁ? しょうねーん」

ワイズ「べ、ベルフェがそういうこと言うからだろ」

ベルフェ「うーわ、私に味方はいないのかよー」

と、ケラケラ笑いながら。ベルフェは手をヒラヒラと振って行ってしまった……。

ドロシー「……こほん。ええっと、ではわたくしたち……も、個人行動にしましょうか?」

ユウナ「えー? ボク、ドロシーと一緒が良いよー」

ドロシー「あ、貴女ほんとーっにそういうことをすんなり言いますね……!」

顔をほんのり赤く染めたドロシーさんが、手をわちゃわちゃと振っている。

……照れ隠しだろうか。

ドロシー「ま、まあ勝手にすればいいんじゃないですか? わたくしとしても、貴方たちみたいに頭が足りていない人を放っておくのは怖いですし――」

ユウナ「やったぁ! ドロシーやっさしー!」

ドロシー「ひゃぁあ!?」

ユウナが嬉しそうに笑いながらドロシーさんに抱き着いた……。

……ドロシーさんの顔がもっと赤くなった。

ワイズ「あはは……」

んー……じゃあ僕はどうしよう。

どうしよう……

1 じゃあ二人について行こうかな
2 ベルフェを探そうかな
3 ……じゃあ僕は一人でぶらつこうかな

先に二つとったものを採用。

結果 一人でぶらぶら

ワイズ「それじゃあ、僕は一人で散歩しよっかな」

それじゃあ、ごゆっくりー……そう言い残して僕はその場を立ち去った。

これ以上あの場に長居をしていたら何処かの団体から怒られそうな気もしたし。なんていうんだ? 百合に挟まる男を絶対に許さないうんたらかんたら……。

ワイズ「……港町なぁ」

前回はすぐに船に乗っちゃったから、ちゃんと見てないんだよなぁ……。


――コンマ7以上で……。

コンマ直下

結果0 おっと

続けてコンマ

コンマ9以上で君は! 犯罪者なんだ!

コンマ直下

結果 もうちょっとだった

ワイズ「……ん?」

適当にブラブラ歩いていると、何か張り紙が多いことに気が付いた。

時刻表……とは、何か違う感じの張り紙。

ワイズ「何だろ」

どうせ近づけば確認できるのだから、と。僕はテクテクと視界にとらえたその張り紙に近づいて――知ることになった。

ワイズ「えーっと……ダブリュー、エー……ウァンテッド? どういう意味だこれ」

英語は正直良く分からない。けれど、その英語が分からなくても分かることがその張り紙にはあった。

ワイズ「……ワイズ? へぇ、僕と同じ名前の人がウァンテッド――へぁあ!?」

え、あ、う!? これ僕!?

どこからどう見ても、裏から見ても表から見ても。それには僕の顔がでかでかと印刷されてあった。

ワイズ「――!?!?!?!?」

そうこれが僕が初めて見る。『指名手配のポスター』だった。

思いっきり、この港町には指名手配として僕が知られていた。

ワイズ「――――」

自慢のスピードをフルに使って僕は路地裏に身を潜める。多分、誰にもそれを目撃されてはいないはずだ。

ワイズ「や、やばいやばいやばいやばいやばい…………!?」

いやまさか――まさか指名手配されてるとか……いや普通に分かってたけど! こう現場を見てしまうと、僕が指名手配犯だってことを実感してしまって――。

ワイズ「お、おお。落ち着け、落ち着け、落ち着け」

両手で顔を押えて、ゆっくり深呼吸をする。焦りすぎて良く分からない感じになってしまっている。

ワイズ「…………えほっ」

深呼吸をし過ぎて、ちょっとむせた。

ワイズ「とりあえず――へ、変装とかしないと」

今まで通報とかされなかったのが奇跡なくらいだ。今すぐ僕の顔を――何かサングラスとか! そういうので、隠さないと……捕まる! 

そして封印! 神の身体は集まらない!

ワイズ「――――っ!」

次、ワイズ君変装回です。コレット殿とかは居なかった。居るわけないでしょ!

それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。開始が日付変わってからでしたが、参加してくださった皆さんお疲れさまでした!

また明日、おやすみなさい……。

そういえばキャラまとめスレ建てた人ってまだ見てたりするんですかね? もし見てたら砂国のキャラをまとめに乗せておいてくれると嬉しいです。

見てるよ
まとめておく

>>421 ありがとうございます! 滅茶苦茶助かります!!!

また、勝手ですがキャラまとめの方にもワイズのシートを載せておきました。他のキャラと一緒に確認したくなった場合見てくれると嬉しいです……。


砂国の登場キャラ選びとかなんやらで時間がかかりそうなので、ちょっと今日も遅れそうです。

出し過ぎて魔国みたいに大変なことになると……ヤバいねんなって。

あと性癖にストライクなキャラが多いのもヤバイ、本当に。

魔国は学園育成ゲームみたいなところあったけど砂国だとコミュの形式、行動の幅もだいぶ変わるよね

>>424 そうですね、魔国の時よりも結構自由な感じにはなると思います。まだ具体的には決めてないですけど。

今日も日付が変わるまでに来なかったら死んだと思ってください。申し訳ないです。

生きてる。

日付が変わったくらいにちょっとだけやります。

人いますか???????

人、いる! 俺、更新、する!




ワイズ「変装変装変装……変装!?」

サングラスとかそういうのがそこらに落ちているわけないし――ど、どうすりゃ!?

ワイズ「だったらお化粧とか――って、化粧何て僕出来ないし」

前にメイド喫茶でファティマさんにやってもらった事はあるけど……ファティマさんがここにいるわけないし。

……何処かお店にそういう、変装アイテムが売ってたりする……?

ワイズ「ど、どうすれば……」


変装ってどうすれば……。

1 変装アイテム売ってそうなお店探そう
2 化粧って何処でするんやろうか……
3 その他(自由安価)

下3までで一番コンマが大きいものを採用。

結果 お店探そう

ワイズ「それっぽいお店、それっぽいお店……」

気配を消して、ゆっくりと僕は裏路地を抜け。お店を探し始める……。


コンマ0でおおっと

コンマ一桁直下

ワイズ君さぁ……

コンマ0

次コンマ。

1~4 七聖剣の端末だよ
5~8 胃がキリキリするよ
9~0 甘えんな

コンマ直下

コンマ3 あっぶね

こそこそと人目を避けて歩く。

ワイズ「……ないかなぁ」

こうやって歩いているだけなのに、手の平に汗がじわじわと溜まっていく。

……お腹もキリキリしてきた。トイレに行きたい。

ワイズ「はぁ……もう先に船のところまで行って――」

他の皆を待っていようか。それでちょっとお願いしてサングラスとか買ってきてもらおうか。

何て考えた、その瞬間――――。

ワイズ「――――っ!?」

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【?TURN】

回避判定

コンマ95以下で回避成功!

コンマ直下

自動追尾弾+15

ワイズ「あっぶね!?」

僕を狙っての背後からの突然の射撃を、僕は前方にでんぐり返しをするみたいに回避する。

でんぐり返し、からのぴょーんと上にジャンプ。

ワイズ「な、な、なんだぁ!?」

ジャンプをした勢いで空を飛び、後ろを振り返ると――そこには、それがあった。

「――――目標発見。発見。発見」

黒いもじゃもじゃの髪型で、眼鏡をかけた――成人男性のような「機械」

宙に浮かぶ僕をジーっと見据えながら、それは淡々と言葉を読み上げる。

「指名手配。名前「ワイズ」――危険度C、速やかに目標を鎮圧する――――」

ワイズ「は、はぁ……?」

するとその機械は、足の裏から勢いよくジェットを噴射し空に浮かび始めた!

ワイズ「っ!?」

――マジで!?

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】

自動操縦人形との戦闘を開始します。

ワイズ「いや、マジで――!?」

足の裏からあんな勢いよくジェットがドーン! と出てくるのも驚きだけど、それ以上に、さ!

ワイズ「こんな街中でポンポン射撃する!? 普通!?」

いや躱せるけどさギリギリ! けど他の人に当たったりしたらどうするの!? ロボットだから精密さには自信があるって!?

ワイズ「ああもう……! マジで最悪……!」

「――目標探知、目標探知」

うっさい! ええい、さっさと逃げてやる……!

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【1TURN】

ワイズ HP23/23 MP18/18
【ATTACK】物理スキルダメージ+2
【DEFENSE】スキルダメージ-1
【OTHER】俊敏性+10、逃走判定+15

行動を選択してください。

1 羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
2 疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
3 影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
4 風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
5 風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
6 防御(このターン受けるダメージを半分にする)
7 深呼吸(MP+5回復)
8 逃げる(俊敏性コンマ成功でこの戦闘から逃げる)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


【ENEMY】

自動操作人形
【ATTACK】 
【DEFENSE】
【OTHER】命中率+15,

ワイズ「とにかく逃げろ逃げろ――!」

砂国に行く前にこれ以上騒ぎになってたまるか……!

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【1TURN】

ワイズは逃走を図った!

逃走判定

コンマ95以下で成功!

コンマ直下

目標物探査+15

ワイズ「逃げろ逃げろ逃げろぉ!」

と、言うわけで全速力!

風を切りながら、僕はその場を離脱した……。

「…………」

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【SYSTEM】【1TURN】

結果 成功!

ワイズは戦闘から逃走した……。

アベルなら死んで蘇生してた

>>458 そういやあいつ異種族限定で逃走確立+50してきたわ。こっわ。



――――

――



ワイズ「ひ、ひぃ……こ、怖かったぁ……」

あの不気味な機械から何とか逃げ、僕はまた人目のつかない場所でぺたんと腰を下ろした。

ワイズ「な、なんだあいつ……マジでこえーよー……いきなり撃ってくるし」

……ああでも、ベルフェだったら本当にところかまわず火の海を作りそうだし。そっちのほうが怖いかも。

ワイズ「……お店探さないと」

何時までも隠れていられないや、と。僕は立ち上がった。

――――

――



~ショップ~

そういうわけで、何とかそれっぽいお店を見つけた。

ワイズ「……何かないかな」

簡単なお洋服に、小道具……うん、本当に大体ありそうだ。

服なんかで大きく変装すると、ちょっとめんどくさそうだな……。

お金は……まあ大丈夫かな?

変装をしよう!

というわけでワイズ君がバレないようにそれっぽいアイテムを用意してあげてください。

暫く募集をして、そっから多数決で決めたいと思います。

では今から宜しくお願いします

被ると顔が変わる魔法マスク

つけ髭シルクハットサングラススーツ杖の紳士風

サラリーマンみたいなスーツ、ただしサイズ的が大きめで服に着られている感

サングラス+金のエクステ+首にドッグタグをかけて大人っぽくチャラい感じ

55分になったら終わりにします

狐面に巫女服

終了します。

1 >>462
2 >>463
3 >>464
4 >>465
5 >>467

先に二つとったものを採用。します

設定に女装趣味があると付け加えるべき

自分から女物の服を選びおった

>>471 本当にそろそろ付け加えないといけないかもしれない

>>472 確かに自分から選んだぞ巫女服。

メイド服は自業自得だし、くノ一は彼女の頼みだし……この巫女服は……どうしよう。脳死してるとこうなる……

スカートじゃなくて袴だし、異国の服だから女性ものとわからず(あるいは気付かないふりをして)選んでしまったとか

困ったらコンマ!!!!

コンマ6以上で巫女服採用

コンマ直下

どうしよう、コンマやった後なのに>>475やったらやりたくなった。スレなのに優柔不断が過ぎる。

それと、途中ですがちょっと眠気が襲ってきたので今日はこれで終わりにしたいと思います……この時間まで参加してくれた皆さんお疲れさまでした!

また明日もやりますので、宜しくお願いします……。

明日は巫女服の代わりのアイテム選びからです。流石にコンマを無かったことにはしない。

おつ
狐面に着流しに帯刀(模造刀)スタイルで安価投げ直しとく

こんばんはー、今日は23時くらいから更新できると思うので宜しくお願いしまーす。

そういえば仲間になったのにユウナとドロシーさんのステータスを公開するのを忘れていました。二人のステータス公開します。

ユウナ
性別:女
種族:人間
HP:35 魔力:38 筋力:56 俊敏性:53 知能:27 話術:82 可能性:100
料理:46 R-18耐性:59 歌:86 恐怖:13 お酒耐性:20
好き:他者との交流
嫌い:勉強

【戦闘スキル】
『アタックスキル』
スラッシュ [Lv3][物理/斬撃]相手に12のダメージを与える。
サンダーソード [Lv1][MP6][物理/斬撃/雷]相手に10+(コンマ一桁直下)のダメージを与える。
ソードビーム! [LV1][MP15][魔法/斬撃]相手に(魔力-15)+(コンマ一桁直下)のダメージを与える。
回復魔法 [Lv1][MP5][魔法/回復]自身か味方のHPを10回復する。
『パッシブスキル』
装備:鉄の剣 [LvMAX][斬撃]のスキルダメージを+3する。
神に愛された幸運 [LvMAX]自身に有利な効果がランダムに付与される。
勇者の器 [Lv5]自身のありとあらゆるコンマ判定に+5する。
勇者の心 [Lv5]自身に不利な効果の発動をコンマ6以上の確率で無効化する。
勇者の勇気 [Lv5]HPが一桁の時、相手に与えるダメージが2倍になる。
疾風の剣閃 [Lv1][斬撃]のスキルを使った際、コンマ8以上で相手に[斬撃/風]のダメージを3与える。
喰いしばり [Lv1]自分が戦闘不能になるとき、コンマ9以上の確率でHP1残して耐える。一戦闘一回

【一般スキル】
超幸運体質 [LvMAX]運がものすごい良い。
ポジティブ [LvMAX]悪いことが起こっても俯かない前向き精神。
勇者の末裔 [LvMAX]勇者の子孫であることを表すスキル。とても主人公。
採取 [Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。

ドロシー
性別:女
種族:人間
HP:20 魔力:53 筋力:22 俊敏性:35 知能:64 話術:40 可能性:36
料理:95 R-18耐性:33 お酒耐性:9
好き:魔法の研究
嫌い:頭の悪い馬鹿

【戦闘スキル】
『アタックスキル』
炎魔法・ファイアー [Lv1][MP3][魔法/炎]相手に(最大魔力-10)のダメージ。
水魔法・ウォーター [Lv1][MP3][魔法/水]相手に(最大魔力-10)のダメージ。
雷魔法・サンダー [Lv1][MP3][魔法/雷]相手に(最大魔力-10)のダメージ。
風魔法・真空の刃 [Lv1][MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)のダメージを与える。
補助魔法・身体硬化 [Lv1][MP7][魔法/補助]3ターン、自分が受けるダメージを-5。
補助魔法・身体強化 [LV1][MP7][魔法/補助]3ターン、自分が与えるダメージを+5。
回復魔法 [Lv1][MP5][魔法/回復]自分か味方のHPを10回復する。
魔法反射の鎧 [LV1][MP10][魔法/補助]3ターン、コンマ8以上で消費のあるスキルのダメージを反射する。失敗でダメージ-5。
エナジードレイン [Lv1][MP10][魔法/回復](コンマ一桁/2)(小数点切り捨て)の数値、相手のHPまたはMPを減らし、その数値自分のHPまたはMPを回復させる。
向かい風の鎧 [LV1][MP25][魔法/補助]3ターン、属性/風のスキルダメージを相手に反射させる。
『パッシブスキル』
魔法の使い手 [Lv1]自分が使用する魔法スキルのMP消費を-2する。

【一般スキル】
魔法オタク [LvMAX]魔法の話になると熱狂して早口になる。
頼れる長女 [LvMAX]弟妹たちを面倒見る頼れるお姉ちゃん。炊事洗濯などの家事はお任せ。
不憫可愛い [LvMAX]とても努力するのに結果に恵まれない。ドロシーさん不憫可愛いヤッター! 泣かないで……
採取 [Lv3]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-20。
古代文字翻訳 [Lv3]ルーン文字やヒエログリフなどの簡単な文章くらいは理解できる。翻訳時ににコンマ-15。
融合 [Lv3]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-20。
調合 [Lv3]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-20。
箒飛行 [Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い。

てなわけで更新したいです。人いますか?

人いて嬉しい。そんじゃあやってきます。

まあ変装多数決からなんですけどね。



>>483を追加してやりまーす。

1 >>462
2 >>463
3 >>464
4 >>465
5 >>483

先に二つとったものを採用。

結果 >>483

――――

――



ワイズ「……お、おおっ」

姿見の前でくるりと一回転。自分の姿を確認する。

口から漏れるのは感嘆の息。見たことのない自分の姿に、ただただビックリする。

ワイズ「か、カッコいい……!」

何かいい感じの変装道具はないかと探しているときに、パッと目について手に取ってしまった狐のお面。そして模造刀。

その二つのアイテムに目を輝かせていると、横から店員さんに「それがお気に召しましたらこちらの衣装はどうでしょうか?」と勧められるがままに。袖を通したこの着流し。

正直着る方法が分からなくて、店員さんに着るのは手伝ってもらったけど……。

ワイズ「うん、うん、うん……! これ最高、とても良い!」

ちょっとだけ動きにくいけど、そんなのはどうでもいい。大事なのは格好良さだ!

ワイズ「すみませーん! これ買いたいんですけどー! 良いですかー!」

カウンターにとてとてと向かい、奥にいる店員さんに声をかける。

そして、お財布からお金を……。さぁて、幾らだろうか。

…………。

……け、結構するなぁ。


アイテム「変装セット」を入手しました!

変装セット:着流しに狐のお面を被り、そして腰には模造刀。とてもカッコいい。男らしい。

銀貨二十枚消費しました!

ワイズ「ふん、ふふん、ふーん。ふーん……」

店員さんに貰った紙袋に脱いだ服を入れて、僕は鼻歌交じりに堂々と表を歩く。

衣装も思いっきり変えたし、顔は狐面で隠してるからバレない……うーん、完璧だ。

ワイズ「さーてとー」

近くに設置してあった時計で時間を確認する。

……もうちょっと時間はありそうだけど……。

どうしよ。
1 適当にブラブラしよう
2 誰かと合流しよう
3 もう港に行こ
4 その他(自由安価)

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

行ける場所決めてたと思ったら決めてなかったから自由安価。



結果 ブラブラ

それじゃあ何処に行こう…………。

下3まで行く場所自由安価。コンマが一番大きいものを採用。反転

(露出市場に見えたワイズくんもう駄目だ…)

結果 露天市場

――――

――



~露天市場~

ワイズ「おー……!」

見渡す限り人で埋め尽くされている露天市場。

もしかしたらこの街で一番スペースを使っているんじゃないかってくらい大きなその市場は、生活をする人々でとても賑わっていた。

ワイズ「まるでお祭りみたいだなぁ」

別に今日お祭りがあるわけじゃないだろうけど、それだとしてもこの人の集まり具合。凄い。

……それに、この人混みだったら多分あのロボットにもバレないよね。人を隠すなら人の中的な?

ワイズ「……どんなのが売ってるんだろう」

野菜、魚、肉……小さなアクセサリー、お菓子、食べ歩き用食べ物……む、むむ、む。

ワイズ「……なんでもありそうだな、探せば」

もしかしたら他の皆もいるかもしれないし……ま、ガンガン行こー!

>>507 草



露店で売ってそうな商品!

下5まで募集! 買う時の値段はその時考える。

おまけでもう一つ追加。



ワイズ「食べ物とか以外にも結構面白いの売ってるんだなぁ……」

折角だし、何か買って行こうかな……。

何を買おう……。

1 何か出土した槍
2 お宝に反応して光るペンダント
3 古びたコンパス
4 不思議な力がありそうな宝石のペンダント
5 胡椒
6 閃光弾

一つずつ購入可能。一つにつき銀貨一枚。

下3まで募集。からの多数決。

456

124

2 4 6

1 >>517
2 >>518
3 >>519

それでは、ここからどれを買ったのか選んでください。

先に二つとったものを採用。

結果 3

「はいありがとうございましたー!」

ワイズ「……」

とりあえず面白そうなアイテムを買ってみたけど……。

ワイズ「ペンダントにペンダントに……取扱注意?」

ペンダント二つは兎に角として、こっちの閃光弾っていうのはお店の人に気を付けて使え、って言われたし。

……こえー。

アイテムを色々入手しました!

お宝に反応して光るペンダント:結構値打ちがありそうなアイテムに対して光るペンダント。光ったり光らなかったりなのであまり期待してはいけない。

不思議な力がありそうな宝石のペンダント:不思議な力がありそうな宝石がはめられたペンダント。ありそうなだけで、実際にあるかは分からない。

閃光弾:爆発と閃光を同時に発生させて難聴と耳鳴りを発生させる。対策をしないと相手だけじゃなくて自分も喰らう。別名スタングレネード。

唐突なるコンマ。

コンマ0で

コンマ直下

結果 セーフ

すみません、ちょっと離席します。

30分くらいには戻ってきます。

すみません、やっぱり今日はこれで終わりにしたいと思います。

参加してくださった皆さんお疲れさまでした、また明日、おやすみなさい……。

全然進まなかったの申し訳ないです……。

すみません、今日も日付が変わるまでに来なかったら死んだと思ってください……。

すみません死にました。明日はちゃんと生き返って更新したいと思いますので宜しくお願いします……。

どのキャラを出せそうか出せなさそうかとかいろいろ考えてたら頭おかしくなったので結局「もう安価スレだし適当でいっか……」って結論になりました。もう駄目かもしれない。

というわけで日付が変わってから今日更新したいと思います。滅茶苦茶遅くなると思うので眠くない人だけ起きて待っていてください。

こんな時間、人いますか?

すげー、人いた。誰も居ないと思った。じゃあやっていきまーす。



――――

――



約束の時間になったため僕は露天を抜けて船が泊まっている港に足を運ぶ。幸いにも露天と港との距離は近く、そう時間もかからなかった。

ワイズ「おーい皆ー!」

辺りを見渡して三人を見つけるのにも時間は関わらなかった。とてとてと走りながらそばに向かうと、ユウナだけは手を振ってくれた。

ユウナ「あ、やっと来たワイズ! ……ぅ?」

ドロシー「……なにあれ」

ワイズ「お待たせ皆ー! んで、どうかした?」

ドロシー「いやいやいや、いやいやいや。何ですかその服装」

ワイズ「これ? えへへー、良いでしょー。いやさぁ、実はさっき良く分かんないロボットに追っかけ回されて変装しなくちゃいけなくなって買ったんだけどさー、良くない!? かっこよくないこの服!?」

その場でくるりと一回転して、この服を三人に見せびらかす。

ユウナ「おー! ワイズ良いね! うん、カッコいいよ!」

ワイズ「だよねー!」

ドロシー「…………」

ベルフェ「……ぶふぉっ」

先ほどまで黙っていたベルフェが、何か噴き出したした。それに、何かドロシーさんも冷たい視線を……。

ワイズ「……な、なんだよ」

ベルフェ「なあお前さー、まあ変装はわかるぜ? 指名手配のポスターご丁寧に貼ってあったもんな。けどそんな大層な変装するか? 普通」

ワイズ「い、良いじゃん別に……カッコいいし。狐のお面で顔とかも隠せるし」

ベルフェ「そんな目立つもん顔に被ってたら普通に目立つだろ。それにその服、海国の奴だろ?」

ワイズ「な、なんだよ……」

ベルフェ「お前、それ一人で着れるのか?」

ワイズ「…………」

……き、着れないけどぉ?

ベルフェ「ばーか! お前それ一回脱いだらもう使えねーじゃねぇか!」

ワイズ「ば、馬鹿っていうなぁ!」

ドロシー「ばーか」

ワイズ「うっ、ど、ドロシーさんまで……!」

ワイズ「……な、なんだよぉ……だって、カッコよかったし……模造刀カッコいいじゃん……」

ユウナ「そうだそうだ! いいじゃんカッコいいんだし! 馬鹿とかいうな馬鹿とか!」

負けそうな僕の両肩を掴み、後ろから加勢に来てくれるユウナ。

ベルフェ「おっ、馬鹿同士が団結してら」

ドロシー「……こほん。もう良いじゃないですか、頭の悪い行動とは思いますが、もうやってしまいましたし……そろそろ船に乗らないと」

くっ……! なんか全面的に僕が馬鹿みたいな風で終わりそうだ……!

ベルフェ「そうだそうだ、さっさと船に乗らねぇと馬鹿が移りそうだ」

ユウナ「おいこら悪魔ぁ! お前ワイズのこと馬鹿馬鹿言ってんじゃないぞ! 馬鹿って言ったほうが馬鹿なんだからなこのばーか!」

ドロシー「ユウナ……」

ベルフェが船に向かい、それを追うようにユウナが走る。そしてドロシーさんが悲しい目をしながらそのあとに続き――。

ワイズ「あっ! ちょっと待って! おいてかないで!」

僕も急いで船に乗った。

そういえばやってなかったユウナとドロシーさんの乗り物酔い判定。

コンマが高ければつよつよで、低いとくそ雑魚。(ワイズは34、ベルフェは25です)

てなわけでコンマ―

ユウナ直下

ドロシー下2

ユウナ71 強い

ドロシー72 強い

二人とも強いじゃないか……。

――――

――



~船・部屋~

ワイズ「……ふぅ」

その船は初めて乗った船よりも大きく、ちょっとだけ豪華だった。

ワイズ「船で寝泊まりするなんて初めてだなぁ」

魔国から砂国はかなり距離があるらしく、一日は船で過ごすことになるらしい。

そして与えられた個室、うん……とりあえず魔国の寮の部屋よりか大きい。

部屋の窓から外を見ると一面の海、今まで暮らしていた魔国の陸も、もう見えないところまで来ている。

ワイズ「…………」

少し寂しいような、悲しいような気持ちに襲われる。

……うん。これ以上は良くない、気持ちを切り替えよう。うん、うん。

ワイズ「……どしよ」

暫く海をぼんやり眺めていたが、飽きた。

最初は興奮したけど、ずーっと一面海は飽きる。

鯨とかさぶーんと出てきたりすると思ったけど、そんなわけなかった。

ワイズ「んー」

どーしよー……。

どうすべ?
1 仲間たちの部屋に行く(ベルフェ、ユウナ、ドロシーから選択)
2 船内をブラブラしよう。
3 その他(自由安価)

下3までで一番コンマが大きいものを採用。コンマ反転。

船で出るキャラが決まってなかった。勢いで行けるとこまで。



だーれだ。

1 にゃー
2 はぁと
3 えるおーぶいいー

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

ワイズ「いやー、しっかし本当に大きいなぁこの船」

船内をぶらぶらと見ているが、本当に設備が豪華だった。

レストランとかも前の船よりすごいし、何かダーツとかビリヤードとか出来る奴あったし……これ、本当に一人一銀貨?

もしかして騙されてるんじゃない? 僕たち?

ワイズ「まあそんなぼったくり船をベルフェが選ぶわけないし――うわっ!」

「きゃぁ!」

考え事をしながら廊下を歩いていると、ドン! と曲がり角から出てくる人にぶつかってしまった。

ワイズ「あ、いてててて……」

ぶつかった表紙に思いっきりしりもちをついてしまい、お尻が痛い。

「あらやだごめんなさい、大丈夫?」

ワイズ「ご、ごめんなさい……ぃ?」

ぶつかった人物はどっしりと構えていて、そのまま僕に手を差し伸ばしてきた。何というか体幹がしっかりとした人だった。

差し伸べられたごつい手と、女性らしい話し方。なにやらズレていて頭が少しバグる。

……立ち上がる前に、僕は一度彼女の顔を見て――。

「? どうかした? ぼく?」

ワイズ「ふひゃぁ」

変な声が出た。

好感度判定

コンマ直下

ワイズ君は美少年です。+30

ミーシャ35「照れ屋さんなのかしら?」

てなわけで、砂国編初エンカウントが終わったので今日は寝ます。

皆さんお疲れさまでした、おやすみなさい……。

もう24時間もしないで年越しってマジ? しんじられねぇ。

こんばんはー、年末ですね。

というわけで21時くらいから更新できたら更新しようと思うので暇な人は来てくれると嬉しいです。年越しまでやるかは分かんない。

うーんすみません。やっぱり今日は更新なしにしたいと思います。年末だし人いなさそうだし。

そういうわけで今年はありがとうございました! 自分のスレにこんなに人が参加してくれて滅茶苦茶嬉しかったです。来年もよろしくお願いします!

あけましておめでとうございます、2021年もこのスレを宜しくお願いします。

こんばんはー、今日の21時くらいから更新できたらなーって思います。暇な人は参加してくれると嬉しいです。

皆あけおめって言ってくれてありがとー! 嬉しい!

ひーとーいーまーすーかー

そーれーじゃーあー、ゆっくりのんびりやっていきたいと思います。



ワイズ「あば、あばばばあばあばばば…………」

「……?」

差し伸べられた手を掴まず、自分で立ち上がり。少し距離を置く。

話し方は女性、しかし身体は男。なんだ、何だこの人は。

……脳みそがバグって言葉が上手く出てこない。簡単に端的に分かりやすく言うと、怖いこの人。

ミーシャ「どうしたの後ずさりなんてして? ああ、アタシは決して怪しい女じゃないのよ? アタシはミーシャ♥ ぼくは?」

パチン、とウインクをして挨拶をしながら投げキッス。僕は全身全霊で避ける。

ワイズ「……わ、わいずです」

ミーシャ「あら、ワイズ君っていうのね♥ 可愛い名前……♥」

ワイズ「」

もう旅は無理かもしれない。


……何かお話しよう。

下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。

オカマさんですか?

結果 >>586

ワイズ君! 初対面でそういう事訊いちゃうのはちょっと危ないと思うな!!!

コンマ5以上で鬼気

コンマ直下

結果 ミーシャさん優しい


ワイズ「……あの、えっと。その、ミーシャ、さん?」

ミーシャ「んもうそんなかしこまらなくてもミーシャ。って呼び捨てにしていいのよ♥」

ワイズ「ひぃいい」

肺から空気が勝手に漏れ出た。恐怖の仕業だ。

ミーシャ「そーれーで? どうしたのかしら?」

ワイズ「あ、うんと、その……みー、ミーシャさんって……所謂、オカマさん、なんですか……?」

ミーシャ「…………」

僕の質問に対して、ミーシャさんはうーん。と顎に手を当てて考え始める。

……不味い、やらかしたか……?

ミーシャ「あのねワイズ君? 確かにアタシはオカマではあるけど……そういうことを初対面の人にいきなりいうのはどうかと思うわよ?」

ワイズ「ひいぃ!? ご、ごめんなさいぃ!?」

背筋をピーン、と伸ばして。誠心誠意頭を下げる。本当にやらかした、やらかした……!

ミーシャ「んー、まあ理解してくれたならいいけど。今後は気を付けるのよ♥ アタシ、怒ったら結構怖いって言われるのよ?」

ワイズ「ひぃい……すみません……」

ミーシャ「そーれーに♥ アタシの身体は男でも、心は乙女。なのよ♥」

ワイズ「」


ミーシャの好感度が4上がった! (39)

ミーシャ「んー? アタシ別に怒ってないんだけど……ワイズ君って照れ屋さんな可愛い子に会えたからね♥」

ワイズ「」

絶句。

無理。怖い、良い人なんだろうけど、怖い。ムキムキしてるの怖い。

多分怒ったら頭部を握りつぶされてた。それで海に捨てられてた。

ミーシャ「それにお面何て被っちゃって……海国出身なのかしら?」

ワイズ「」


どうしよう?
1 まだミーシャさんと話そう
2 仲間の部屋に行こう(三人から選択)
3 逃げるように船内ブラブラ
4 その他(自由安価)

下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

ワイズ「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼくぅ! ちょ、ちょっと用事があるんでぇ!」

そう言い放って、僕は相手から超逃げた。

――と、とりあえず彼? 彼女? とにかくあの人と話すときはそれ相応の準備が必要だ……っ!

ミーシャ「あ、あら? ん、もっと仲良くなりたかったんだけど……うふふ、可愛いわぁ♥」

全力疾走するワイズの姿を見て、ミーシャは優しく笑う。

ミーシャ「この船に乗ってるってことは砂国に向かうのよね、あの子も……ギルドで会えると面白いんだけど」

――――

――



さぁ、誰に会おう

1 白と黒の作品で超の獣を使いそう
2 白と黒の熊の妹の口癖っぽい感じ

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

選択肢毎回出来るだけわかりにくくしてるけど今回の分かったら凄いと思う(小並感)

~甲板~

「ふっ! やぁ! せいせいせいせいっ!」

階段を上がり甲板に上がると、何処からか攻撃の掛け声のような声が聞こえてくる。

……どうやら船首の方らしいので、様子を見てみる。

ワイズ「……?」

「とりゃとりゃとりゃとりゃぁ!」

見てみると白い髪の女性が一人でパンチをしたりキックをしたりと戦闘をするように身体を動かしていた。

……あ、猫耳だ。彼女。

「…………んー? そこで見てる君ー! どうかしたー?」

ワイズ「ふぇっ!?」


好感度判定

コンマ直下

1 猫物語(白)(黒)で羽川?
2 盾子ちゃん

1 ポケモンBWの四天王カトレア→カトレアちゃん
2 モノクマの妹モノミの口癖→らーぶらーぶ→ラブ姫様

答え合わせです。



カトレア66「そっかワイズ君か! 宜しくね!」


彼女はくるりとこちらを向くと、たったったと小走りに僕の元に向かってきた!

ワイズ「わ、あわわわ……!?」

「?」

ど、どうして僕のことに気づいたんだ……!? あ、あれか? 気配とか呼吸とかそういうので察知をするガチ戦闘民族……!?

「あれ、私に何か用があるんじゃないの?」

ワイズ「い、いや。なんか音が聞こえるなぁって思ったら……貴女がパンチとかキックとかしてて……」

「あ! そういうことか! あははちょっとうるさかったかぁ……ごめんね?」

えへへ、と笑いながら彼女は軽く頭を下げる。すると、何かがぷるんと何か――。

――――うわ、でっか……。

カトレア「私はカトレア! 冒険者! 君は?」

ワイズ「……えっ!? あ、うん! 僕はワイズ、です……」

カトレア「そっかワイズ君か! この船に乗ってるってことは砂国で冒険? だったら私と一緒だ!」

身振り手振りで元気よく彼女は話を始める。その度に、ぶるん、ぶるんと…………。

カトレア「……あれ、どかした?」

ワイズ「な、なんでもないですぅ!」

何話す?

下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転

すみません、お風呂入るのでちょっと離席します。安価は下にずらして下さい。

>>604 2は作品会ってるけどちょっと違う!

その胸戦うのに邪魔になりそうですね

草生える。ワイズ君がそんなこと言うわけないだろ! って思うけどなんかこいつならいいそうだなとも思うわ。

コンマはんてー

コンマ9以上で>>609 言った。

コンマ直下。

でもでっかいおっぱい持っててノーブラのカトレアサイドにも問題があるのかもしれない。

まあ、だとしてもそんなことを訊くワイズ君のほうがヤバイ。

その胸戦うのに邪魔になりそうですね

ワイズ「あ、あー。んー……」

不味い、不味い。このままだと――胸にしか目がいかない……!

と、いうか何だあの胸!? あんなぶるんぶるんするか普通!? いや、僕は女の子じゃないから知らないけど……え!?

カトレア「……?」

ワイズ「え、えーっと」

兎に角、何か話の話題を出して胸から意識を反らさないと――う、うわぁ。またぶるんって。

ワイズ「その胸、戦う時に邪魔になりそうだなぁ……」

カトレア「へっ?」

ワイズ「」

――――ば、ばかぁ!


カトレアR-18判定

コンマが高いと強い、低いと弱い。

コンマ直下

あんまり草生やすノリでクズネタ擦りすぎてると、いつの間にか笑えないレベルのクズになってそうで怖いんだけどねぇ

>>623 確かに怖い。まあでもそういう屑になったときはなったときで。指名手配されてるしこれ以上は誤差だよ誤差。



カトレアR-18耐性19 ひっくい!


カトレア「……な、なっ……なっ!?」

さっと胸を隠し僕から離れる。そして、彼女は顔を真っ赤にさせて――。

カトレア「へ――変態っ!」

ぐっと握りこんだ拳でのパンチが繰り出された!

ワイズ「――っ!?」

はや――っ!? 

綺麗な正拳突き、それが僕の鳩尾に的確にヒット――!?

カトレア「ず、ず……ずっと私の胸見てたの!? ち、小っちゃいからって……こ、このエッチ! す、スケベェ!」

ゴロゴロと吹き飛ばされた僕にそう言い捨てて、彼女は走って行ってしまった…………。

ワイズ「…………うぅ」

違う、違うんだぁ……あれは、違うんだよぉ…………うぐぅ。


カトレアの好感度が40下がった!!! (24)

――――

――



忘れてた船酔い判定。

コンマ34以下で耐えた!

コンマ直下

鳩尾パンチ+15

結果 酔った


ワイズ「う……おえぇえ…………」

暫く甲板の上で横たわっていたら、妙に気分が悪くなってきた。

ふらふらと立ち上がって外側に向かい、柵に手を掴んで顔を出して……海に向かってぼちゃぼちゃとする。

鳩尾にパンチを喰らった分、沢山ぼちゃぼちゃした気がする。

ワイズ「あ、あああぁ……キツイ……」

ふ、船に乗るとこんな気持ち悪くなるもんなの……? すげぇ、ムカムカする……口の中がすっぱい……。

ワイズ「へ、部屋に戻ろ……ちょっと横になって、ご飯になったら起きよう……」

そして、僕は顔を青くしながら部屋に戻っていった……。

そういうわけで、ワイズ君がゲロ吐いてダウンしたので幕間の時間です。

ベルフェ・ユウナ・ドロシー・ミーシャ・カトレア の中から絡ませたい二人を選んでください。うん、いつも通りだな!

下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

カトレア ユウナ

結果 >>633

幕間 ユウナとカトレア

――――

――



ユウナ「いやぁ、凄いなぁこの船!」

一人でこの船に何があるのかを見ていたけどこの船何でもあるね!

レストランにゲームセンターに、購買に図書館に……海に浮かぶデパートって感じ!

ユウナ「ううん、ワイズと一緒に見て回ったらもっと面白かったかもしれないけど。ワイズ何処行ったんだろ」

さっきから船を見てるけど、全然合わないなぁ……すれ違いになってるのかな? それとも部屋で休んでる?

ユウナ「んー、取り合えず……ジュースでも買って落ち着いてから行こっと」

そういうわけで、近くの売店で缶ジュースを一つ買って。近くのベンチに座る――あ、座ってる人いる。

ユウナ「すみませーん! 隣良いですかー?」

カトレア「へっ? ああうん、大丈夫だよー」

よし、オッケーを貰えたので腰を掛ける。そして、缶ジュースを開けてぐびぐび飲む! 美味しい!

ユウナ「ん、貴女も砂国に行くんですか?」

カトレア「うん。私も砂国に行くんだー……あ、ねえ貴女。砂国は初めて――って、ごめんね? 私はカトレア、貴女は?」

ユウナ「ぼくはユウナ! 宜しくね!」

カトレア「うん、宜しく!」

……良かった、優しそうな人で! 仲良くなれそうだなぁ……

絶対波長が合いそうな元気っ娘の会話。

何話す?

自由安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転

さっきセクハラされたんだよ、気をつけてね

冒険者ですか?

ユウナ「もしかしてカトレアさんって冒険者ですか?」

カトレア「お、そうだよ! 私楽しそうなことが大好きで、楽しそうなことの噂を訊いたらもう西へ東へ冒険しまくってるんだ!」

ユウナ「えー凄い! 今までどんなところに行ったりしてるんですか?」

カトレア「そりゃあ色んな所に言ってるよー? 魔国のエルフの里とか、海国の海底洞窟とか! 雪国……は、寒いからあんま長居してないし。闇国は行くの怖いし……と、兎に角色んな所だよ! 色んな!」

ユウナ「か、カッコいい……! じゃあ砂国にも行ったことが?」

カトレア「もっちろん! 砂国は良いよぉ! ダンジョン、お宝、モンスター! もうワクワクするよね!」

ユウナ「うんうんうんうん!」

カトレア「えへへ……ユウナちゃんとは話が合うね! どう? もし砂国のギルドで合ったら一緒にパーティー組んでダンジョン行かない? 先輩として色々教えちゃうよ?」

ユウナ「良いですね! ……あ、でもぼく。一緒に旅をする仲間がいるので、一緒にダンジョンってなるとその仲間と一緒になると思うんですけど――」

カトレア「オッケーオッケー! ユウナちゃんの旅仲間だったらきっと楽しい子ばっかりだと思うし! 私も大歓迎!」

ユウナ「わーい!」

コンマ4以上で>>639

コンマ直下

ワイズ「わーい!」

>>642 ちょっとクスってなった。



――――

――




カトレア「……あ、そうだ! ちょっとユウナちゃん聞いて聞いて!」

ユウナ「?」

楽しくカトレアさんと話をしていると、急にカトレアさんの表情が真剣なものになる。

……あと、なぜかほんのり顔が赤かった。

カトレア「さ、さっき私セクハラされたんだよ! ユウナちゃんも気を付けてね!」

ユウナ「せ、セクハラ!?」

カトレア「そうそう! わ、私の胸ばっかり見てたみたいで……? その、いきなり「その胸だと戦う時邪魔そうですね」……みたいな! こと言い出して!」

ユウナ「う、うわぁ……」

まさかいきなりそんなことを言い出す奴がいるなんて……許せない!

もし見つけたらちょっと怒ってやる!

ユウナ「そのセクハラした人なんて名前なんですか? 見た目の特徴でも良いんですけど」

カトレア「えっと、確かワイズって名前で」

ユウナ「――は?」

カトレア「確か緑色の髪の毛で、海国の服装着てて狐のお面被ってて……小っちゃかった! 多分まだ子供だね! あんなに小っちゃいのにあんなエッチなことを……! 親の顔が見てみたいもんだよ! 全く!」

ユウナ「ちょっとその話詳しく訊かせてください」

カトレア「……へっ?」

ユウナ「良いから、早く」

…………ワイズ?

――――

――



ワイズ「……ふぅ」

しばらく横になっていたら随分と楽になった……そろそろご飯の時間だろうし、部屋を出よう。

……あー、でもなぁ。

ワイズ「カトレアさんと会ったら気まずいなぁ……」

会って早く謝らないといけないのはわかってるんだけど……怖いなぁ。

ワイズ「……どうしよう、もうちょっと横になってようかな」

別に決められた時間にご飯を食べないといけないわけじゃないし、ちょっと遅れて一人でご飯を食べても良いかもしれない。

うーん、でもなぁ……。


コンマ5以上で力強く扉をノックする音が!

コンマ直下

結果 怖いね

――ドンドン、ドンドンドン!

ワイズ「ひいっ!?」

ベッドでゴロゴロと横になっていると、突然ドアが力強くドンドンと叩かれた! な、なんだ!?

ワイズ「だ、誰……?」

ユウナ「わーいーずー? ちょっと開けてー?」

ドアの向こうからユウナの声が聞こえてきて、ノックの主がユウナであることが分かった。

……けど、何だろう。殺気を感じる。声はとても優しい感じだけど……ノックでドアが壊されそうだ。

ワイズ「……ユウナ?」

ユウナ「開けて?」

……えっ。

コンマ9以上でちょっと怖いので開けない

コンマ直下

結果 彼女がそんな怖いわけないだろ!

まあ、でもユウナだしそんな怖がる必要ないか。

そう思って僕はガチャリと鍵を開けた瞬間、ユウナはグイっとドアを開けてスムーズに僕の部屋に入ってきた。

ワイズ「えっ」

そして、後ろ手にドアを閉じてそのまま鍵をかけた。

ワイズ「えっ」

ユウナ「……部屋に籠ってどうしたのワイズ?」

ワイズ「あ、ゆ、ユウナ? ……その、ちょっと船酔いしちゃって……暫く部屋で休んでたんだ」

ユウナ「へぇ……そうなんだ、確かにそれは大変だね。うん」

ニコニコ笑いながら、ユウナは頷いてくれた。

……い、いつも通りのはずなのに。どうしてこんなに怖いんだ!?

ユウナ「それで、そんなワイズに聞きたいことがあるんだけど。いいかな?」

ワイズ「な、何?」

ユウナ「カトレアさんにセクハラしたってほんと?」

ワイズ「」

う、うわぁああああああああああああああああ!? ば、バレてる!? どうして!?

ワイズ「」

ユウナ「答えて?」

……さ、殺気が! 殺気がヤバイ! いつぞやのアベルくらい殺気を感じる!?

ユウナ「ワイズ?」

ワイズ「あ、あー。えー……」

……ど、どうすれば……!?

1 素直に謝りましょう
2 嘘でもなんでもいいから誤魔化せ……!

先に二つとったものを採用。

ワイズ「…………す、すみませんでした」

下手な言い訳をするわけにもいかず、僕は大きく頭を下げた……いや、そんな程度で許されるわけがない。

頭を下げ、ゆっくりと膝を地面について……土下座した。

ワイズ「せ、セクハラ発言……しました。カトレアさんに」

ユウナ「…………はぁ」

彼女の口から溜息が漏れる。

ユウナ「ワイズさ、その……何でそういうことするの? セクハラとか普通しちゃ駄目なんだよ? 変態がすることなんだよそういうのって」

ワイズ「か、返す言葉もございません……」

ユウナ「……土下座やめて」

ワイズ「はい……」

恐る恐る土下座を止めて彼女の顔を見る。

滅茶苦茶冷たい目をしていた、蔑んだ目をしていた。

ワイズ「……グスッ」

ユウナ「…………」


コンマ6以上でお仕置き

コンマ直下

結果 身体で分からせろ

ユウナ「後でカトレアさんに謝りに行くからね。僕も一緒に行ってあげるから」

ワイズ「うん……分かりました……」

ユウナ「それで、そのあとお仕置きだからね」

ワイズ「はい、はい……えっ?」

お、お仕置き?

ユウナ「何か文句ある?」

ワイズ「な、何でもないです……」


ユウナの好感度が10下がった(173)

なんか小学生とそのお母さんが学校に謝りに行くみたいな感じだなって思いました(小並感)

それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。新年最初の更新でしたが、こんな時間まで参加してくださった皆さんありがとうございました! お疲れさまでした!

また明日もやると思うので、参加してくれると嬉しいです。


こんなことやってもまだ好感度が173もあるユウナちゃんはとても優しいなって思いました。好感度ぶっちぎりトップ。

元旦からおつでした

このままだといずれ「ユウナママぁ……」とか言い出しそうワイズくん

>>661 ワイズ君絶対そういうこと言うわ。確実に言う。何なら他の女の子に対してもママとか言っちゃう。

こんにちはー、ギリギリお昼ですね。はい。

そういうわけで17時半くらいからやっていきたいと思いますので。暇なんで参加できそうだぜって人は参加してくれる嬉しいです。

人いるー?

じゃあやってきまーす。




――――

――



カトレア「あれ、ユウナちゃん? どうしたの――あっ!?」

ユウナに腕を引っ張られて行くと、そこにはカトレアさんがいた。

カトレア「お、お前っ! セクハラ!」

ユウナ「カトレアさん本当にごめんなさい! ほら、ワイズも頭下げて!」

ワイズ「す、すみませんでしたぁ!」

カトレア「……へっ?」

ユウナが頭を下げ、僕も頭を深く下げる。それに対してカトレアさんは困惑してるようだった。

カトレア「え、えっと……ど、どゆこと?」

ワイズ「い、いきなり貴女に対して……セクハラ発言をしてしまって、本当にすみませんでした……!」

カトレア「いやそれは理解できるんだけど……なんでユウナちゃんも一緒に? というか、どういう関係?」

ユウナ「えっ? ……こ、恋人?」

カトレア「…………は!?」

カトレア「はぁ、はぁ……う、うーん、なるほどね? まさかワイズがユウナちゃんの仲間だったとは……」

しかも、ユウナちゃんがワイズと……ねぇ。

……チラリと、カトレアさんが僕のほうを見る。

何とも言えない表情だ。どんな事情があってそんなことになっているんだと疑ってるみたいな表情にも見えた。

ユウナ「本当にすみませんでした! 今後ワイズがこんなことをしないようにちゃんと躾けるので……」

ワイズ「え」

躾……?

カトレア「……」


どれくらい許してくれた?

1~4 許すとは言うけど内心全然許してない
5~9 あんまり許してないけど、まあ気を付けてくれるなら……。
0 良いよ! ちゃんと謝ったし!

コンマ一桁直下

結果 許してないよ

カトレア「……まあ、ユウナちゃんが頭を下げてるなら、うーん……」

ユウナ「! 本当ですか!」

ありがとうございますカトレアさん! と、ユウナは目を輝かせながら言う。

が、カトレアさんのほうは僕のことを怪訝そうな表情で見ている。

……ど、どうしよう。

ユウナ「ほら、ワイズも!」

ワイズ「え、あ。ありがとうございます……」

カトレア「ああいや、うん……本当に、これからは、気を付けてね?」

そう言い残して、カトレアさんは行ってしまった……。

……また個人的に謝りにいかないと、まだ本当に許してはくれないかもしれない。

カトレアさんの好感度がちょっとだけ回復しました(25)

――――

――



~部屋~

ユウナ「はい、それじゃあ……お仕置きね?」

ご飯をユウナと食べた後、僕とユウナは僕の部屋に戻ってきた。

因みに会話はあんまりなかった。さらには微妙な時間だったのか周りで食べている人もあんまりいなかった。

……美味しいご飯だったけど、何かまだベルフェの炭のほうがまだ味を感じた気がした。

ワイズ「ねぇ、ほ、本当に――」

ユウナ「当たり前だよ?」

ニコニコ笑いながら、ユウナは言う。

……背筋が凍る。超怖い、凄い怖い。

お、お仕置き……躾? 何されるんだ僕……。

ユウナ「…………」

コンマ95以上であっち

コンマ直下。反転

結果 そんなことなかった

と、言うわけでワイズ君にお仕置きのコーナーです。

ワイズ君を躾けてあげてください。

20分くらいまでお仕置き内容募集して、そっから多数決したいと思います。

では宜しくお願いします。

背中から強めにギュー&耳元で反省を促す囁き

お尻露出させてからワイズの腰を抱えて
お尻百叩きの刑

タイキック

拘束くすぐり

正座させてゴミを見るような目で長々とお説教(言葉責め)

狐の尻尾をつける(装着方法はお尻にア〇ルビーズをぶっさす)

>>684 これはちょっとあっち行きかなって思うので除外! ごめんね!



そういうわけで終了です。結構集まって良かったよかった……

1 >>679
2 >>680
3 >>681
4 >>682
5 >>683

この中から先に三つとったものを採用したいと思います。

結果 >>682

脇にわしゃわしゃってする以外に擽りってなんかある?

足の裏とかお腹とかね、ありがとうございます!

――――

――



ワイズ「ゆ、ユウナ? な、何するの?」

何処からか持ってきたロープで両手と両足を縛られベッドの上に放り投げられる。

着ていた着流しははだけ、お腹まで丸見えの状態でユウナの前に晒される。

ユウナ「んー?」

彼女は特に僕の質問に答えず、そのまま僕に押し倒すみたいな形になる。僕の腰に跨り、手をワキワキと動かしている。

ユウナ「……えいっ」

ワイズ「ふひゃぁ!?」

そして――そのまま動かしている手を僕の両脇に当てて。思いっきり擽り始めた!

ワイズ「あはははははっ!? ひょ、ゆ、ゆうにゃぁ!?」

こちょこちょとユウナの細く奇麗な指が、僕の脇を縦横無尽に動き回る。

あははははは! と笑う僕の姿を見て、ユウナはニコニコと笑っている。

ユウナ「僕、結構ショックなんだからね? だから……あんなセクハラなんて、させないからね?」

ワイズ「ご、ごめぇ! ごめんなしゃぁあい!? ら、らからゆびっ! ゆびとめへぇ!」

ユウナ「やだ」

無作為に動いたと思ったら今度は円を描きなぞるように脇を撫でる。優しく、そして激しく。フェザータッチ気味に僕の脇を刺激する。

身を捩って逃げようとするが、両手両足を拘束され、ユウナに跨れているこの状況では逃げる事なんてまず不可能だった。

ユウナから与えられる刺激を、ただただ受け入れるしかなかった。

ワイズ「あははははははははははははっ!? んっ、やぁあ! あっ、あはっ、あはははははっ!?」

ユウナ「……」

ユウナ「はいじゃあ次ー」

ワイズ「ふひぃ……?」

はぁ、はぁ……息を荒くしながら。ぼんやりと僕はユウナのことばを聞く。

……つ、つぎ?

ユウナ「えいえいえい」

ワイズ「ひゃぁあ!?」

少し後ろに下がり、今度は僕のお腹を指の先で伸ばすように擽り始めた。

ゆっくりじわじわと指全体が広がっていき、お腹だけでなく体全体がむずむずとしてくる。

ワイズ「ゆ、ゆうにゃゆうにゃぁ! それむりぃ! それなんかちがうっ! ごめんなしゃい! ごめんなしゃいぃ!?」

ユウナ「へー」

すりすりとお腹を擦る、それだけで僕の身体はびくびくと震えてしまう。

ワイズ「あはははははっ!!! やだぁ! 擽るのやだぁ! ごめっ、らからぁ! ゆるしてぇ!」

ユウナ「じゃあこっちが良い?」

先ほどまでお腹を擽っていた指をピタッ、っと止め。ユウナは僕の足のほうに指を持っていき――。

ユウナ「――足裏っ」

ワイズ「ああああああああああああああああああああっ!?!?!?」

カリカリカリカリと爪の先端で僕の無防備な足の裏を引っ掻く。

脇よりもお腹よりもダイレクトに刺激を感じてしまう。土踏まずの部分を撫でるように撫でるようにユウナは指を動かす。

ワイズ「はんせっ! はんせぇしてりゅからぁ! もうしにゃい! へんなこといわにゃいからぁ!!! もうやめへっ! あっ、あっ、あっ!? あははははは!?」

ユウナ「……」

ジタバタと暴れまわるが、ユウナに完全に抑えられる。抵抗は、意味がないのだ。

ワイズ「むりっ、しぬっ! しんじゃう! わらいすぎてしんじゃうかりゃぁあああ! あは、あははははははははっ!!! んいぃ!? お゛っ! あ、ああああああああああああああ!?!?!?」

ユウナ「ワイズは死なないでしょ」

――――擽りは、まだ始まったばっかりだ!

――――

――



コンマが大きいほど沢山擽りやった。

コンマ直下

+25

何か本当に死にそうなコンマ出てきたな……

コンマ119

コンマ0でワイズ君マジで笑い死んだ

コンマ直下

笑止!

>>705 コンマの殺意が凄い! けど死なない!



結果 死なないぞ!


ワイズ「」

ユウナ「……あれ、ワイズ?」

先ほどまで笑っていたのにいきなり笑わなくなってしまった。

どうやら、気絶してしまったみたいだ。

ユウナ「んー、これだけやれば流石にワイズも分かってくれる……よね?」

ゆっくりと立ち上がり、気絶しているワイズを観察してみる。

……身体はぴくぴくと震え。顔は、少し紅潮している……ように見えた。

ユウナ「…………」

コンマ9以上でおおっと

コンマ直下

結果 ユウナちゃんの加虐心くんがアップを始めました

そういうわけでご飯なので休憩します。皆もごはん、食べよう!

ユウナもSになってきた。凄い。

ユウナ「……」

ワイズの笑い声がまだ耳に残っている。

笑い、ぼくの手から逃げようと暴れまわるが逃げることなんてできず、お仕置きと称して強制的に擽られる。

男であるワイズが、女のぼくに擽られて。身体を捩らせ、びくつかせ、がくがくと震えている。その光景が、いまだに脳裏にこびり付いている。

ユウナ「……ふふっ」

何故だろう。自然と笑みが零れてしまう。

ワイズが、良いようにもみくちゃにされて、なすすべなくおもちゃにされて居る姿。普通、ぼくはそれを救わないといけないのかもしれない――なのに、なのに、どうしてこうもゾクゾクするんだろう。

ユウナ「可愛いなぁ、本当に……あんなに声出しちゃって……」

可愛い。そう、可愛いんだワイズは。

叫び泣き散らしてる姿がとても愛らしい。止めてと懇願する姿に、とてもキュンキュンする。

そう思いながら、ぼくは気絶しているワイズの頭を撫でる。

――ワイズになら、ちょっとくらい。こうしても良いよね? ぼくの彼氏だし。

……うん、うんうん。

ユウナ「でもこれってワイズにご褒美を上げてるだけなんじゃ……?」

今ふと思ったけど、もしかしてさっきまでやっていたお仕置きの擽りはワイズにとってご褒美だったんじゃないか? ワイズって、そういうところあるし。

……セクハラはもうして欲しくないしなぁ本当に。それに……他の女の人をそういう目で見られると、何か浮気をされてる感じがする。

…………。

ユウナ「ま、いっか」

シャワー浴びてパジャマに着替えて、ワイズを抱き枕にして眠ろう。そう思って僕は、ワイズの頬っぺたにキスをしてから、シャワー室に向かった。

あ、今から再開するんですけど人居ますか?

 じゃあやってく!!!

【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:23 魔力:18 筋力:31 俊敏性:95 知能:39 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:37 乗り物酔い耐性:34 歌:51 マッサージ:75 恐怖:57 お酒耐性:30
好き:歌・歌が上手な人
嫌い:ムキムキとした暑苦しい男

【戦闘スキル】
『アタックスキル』
生命光翼(ライフ・ウイング) [LvMAX][消費 HPMP全/命][魔法/炎/風]己の全てを圧縮し、熱と風を持って大爆発を引き起こす命の光。※
羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
風魔法・真空の刃 [Lv2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
『パッシブスキル』
装備・魔法鉱石の鎖かたびら [LvMAX]自身が受けるスキルダメージを常に-1する。
装備・光沢輝く鉤爪 [LvMAX]物理スキルダメージを常に+2する。
装備・シルフの忍者靴 [LvMAX]自分の敏捷性を+10する。
それは残像! [Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
嘘みたいな痩せ我慢 [Lv1]戦闘不能になるダメージを受けたとき、そのダメージをリセットする。一戦闘一回。
■■■■■ [Lv■]無限の可能性を意図的に引き出すことが出来る。■■■■■■■■■■■■■■■…………。※

【通常スキル】
フェニックス [LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実 [LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質 [LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
完全完璧パーフェクトなメイド [LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。
鉄の胃袋 [Lv3]軽い劇物くらいなら食べても大丈夫。
歌好き [Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。
採取 [Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳 [Lv2]ルーン文字の簡単な文章くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-10。
融合 [Lv2]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-15。
調合 [Lv2]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-15。
箒飛行 [Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?

【所持金】
金貨1枚 銀貨5枚 銅貨50枚

【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。四肢が欠損している女性の身体の木乃伊。
神の頭:神の身体の一つ。首から下が綺麗に無くなっている女性の頭蓋骨の木乃伊。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。 
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?
魔力増強剤:戦闘中に使用することで、5ターンの間最大魔力を+50する。
暴食龍の片角:セブンスアビスが一人、セリューの角の片一方。ゴツゴツしていてカッコいい……何かに使えるかもしれない。
戦闘用くノ一衣装:戦闘時に装着するくノ一衣装。桜色でミニスカでスパッツで露出が多い。凄い。
香薬:リラックス効果やストレス解消などの効果をもたらすお薬。贈り物に最適かもしれない。
変装セット:着流しに狐のお面を被り、そして腰には模造刀。とてもカッコいい。男らしい。
お宝に反応して光るペンダント:結構値打ちがありそうなアイテムに対して光るペンダント。光ったり光らなかったりなのであまり期待してはいけない。
不思議な力がありそうな宝石のペンダント:不思議な力がありそうな宝石がはめられたペンダント。ありそうなだけで、実際にあるかは分からない。
閃光弾:爆発と閃光を同時に発生させて難聴と耳鳴りを発生させる。対策をしないと相手だけじゃなくて自分も喰らう。別名スタングレネード。

【好感度一覧】
『仲間』
ベルフェ104「あいつ見てるだけで退屈しねぇなぁ、くくっ……」
ユウナ173「もうこういうことはしないで欲しいなぁ」
ドロシー97「はぁ、守ってくれるねぇ……」
『砂国』
ミーシャ39「照れ屋さんなのね♥」
カトレア25「へ、変態っ! スケベェ!」

――――

――



どっちが先に起きた?
1 ワイズ
2 ユウナ

先に二つとったものを採用

結果 ワイズ


ワイズ「……んぁ!?」

はっ! と飛び起きるように目を覚ますと、もう朝だった。

ワイズ「……あれ、僕……寝てたの?」

どうも昨日の記憶がぼやけている。確か、ユウナに沢山擽られて――。

と、昨日のことを思い出そうとすると。何故か隣から寝息が聞こえてきた。

ユウナ「ん、んぅ……すぅ……」

ワイズ「……へっ!?」

……何でユウナが隣で寝ているんだ!?

あ、あれ。僕昨日そんな……え? いやしてない……へ?

ワイズ「だ、駄目だ。なんか頭がおかしくなりそう……へっくちっ!」

しかも、僕。上半身裸だし……うぅ。


どうしよう。

1 ユウナ起こそう
2 ……着替えよう
3 その他(自由安価)

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

結果 ユウナ起こそう

どう起こそう?

1 普通に起こせ
2 こう起こそう(自由安価)

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

ワイズ「……」

隣で寝ているユウナの寝顔を見て、ごくんと唾を飲み込む。

可愛い……うん。とても可愛い。

ワイズ「ちょ、ちょっとだけなら。いいよね?」

そういうわけで、僕は。ゆっくりとユウナの顔に手を伸ばして――。

ワイズ「んっ……ちゅ、ちゅぅ。ちゅっ……ん」

その唇に、軽く自分の唇をあてがった。

ちゅっちゅっちゅっちゅと何度も何度も軽くくっ付ける。バードキス。

唇だけじゃなく頬っぺたにも軽くキスをして、また唇にキスをする。

ワイズ「ちゅ、ん……ふっ、ん――んぅ!?」

――軽くキスをしていると。不意を突くように僕の唇を割り、相手の舌が口内に侵入してきた!

ワイズ「ん、んむぅ……っ!」

舌と舌が深く絡み合い、僕の口内をぐちゃぐちゃにする。呼吸をする暇も与えず、どんどん責め立て、どんどん吸い付いて…………。

ワイズ「――――ぷはっ」

そして、ようやく解放された。

ユウナ「んっ……。おはよっ、ワイズ」

ワイズ「……起きてたんだ、ユウナ」

ユウナ「えへへ、最初のキスくらいから?」

ワイズ「もうっ……だったらすぐに起きてよぉ……恥ずかしいじゃん」

ユウナ「ごめんごめん、いやさ。ちょっとワイズに悪戯したくなっちゃって。それに、可愛かったし」

ワイズ「…………あぅ」

もう目を覚ましていたユウナにニヤニヤと笑われながら、僕は枕にぼふんと顔を埋める。

……ああもう! 恥ずかしいなぁ!

――――

――



ワイズ「ど、どうしようユウナ!?」

キスをした後ひとしきりユウナといちゃついた後、僕は着流しに着替えようとするんだけど――。

ユウナ「どうかしたー?」

ワイズ「こ、これ着方分かんない!」

そういえばベルフェやドロシーさんにそのこと言われてたっけ……。うーわ、どうしよう。

ワイズ「……僕このままだと裸で過ごさないといけない!」

ユウナ「マジで!?」


どしよ。

1 普通に前まで来てた服を着ればいいんじゃないかな……
2 頑張れば着れるでしょ
3 ……誰か知ってそうな人に訊こう
4 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。

結果 誰かに訊くのが一番だよ

ワイズ「ユウナはこれの着方――」

ユウナ「うっ……ごめん、分かんない……」

ワイズ「だ、だよね……」

くっ……誰か、知ってそうな人は……!


何か知ってそうな人!

(ベルフェ・ドロシー・ミーシャ・カトレア)から選択

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

――――

――



ドロシー「……で、こんな早く呼び出されたと思ったら。何ですか? 着物の着付け方?」

と、言うわけでユウナにドロシーさんを呼んできてもらった。

……滅茶苦茶ドロシーさんにジト目で睨まれてるけど、気にしたら負けだ。

ワイズ「よ、宜しくお願いします……」

ユウナ「ワイズが風邪ひいちゃうから宜しくお願いします……」

ドロシー「…………今まで着てた服を着ればいいだけじゃないんですか? 仮面被っておけば一応顔はバレないですし」

ユウナ「!」

ワイズ「!!!」

ドロシー「馬鹿しかいないんですか本当に?????」

はぁあああああああ……と、大きなため息。

ドロシー「……ああもう」

コンマ6以上でドロシーさん着物の着付けできるよ。

コンマ直下

結果 出来ない


ドロシー「まずわたくし、着物の着付けとか出来ないんですけど……」

ワイズ「え」

ユウナ「え」

ドロシー「――いい加減起こりますよわたくし!?」

そ、そっか……ドロシーさんでも無理かぁ。

ワイズ「……あれ、じゃあ僕もうこの着流し着れなくない?」

ドロシー「知りませんよ、何も考えずカッコいいとかそんな理由で買ったからですよ」

……。

……とりあえず、今日は今まで着てた服を着て過ごそう。

ワイズ「……やっぱり、この服が一番楽かもしれないなぁ」

ユウナ「…………えへへ」

~レストラン~

と、言うわけでユウナとドロシーさんと一緒に朝食を食べにレストランに向かう。

なんと自分で好きなものを食べていい形式らしい! なんていうんだこういうの? バイキング?

ワイズ「すっげー……」

ワイズ「ご飯に、パンに、お肉に、魚に……」

……昨日の夜あんまり食べなかった分、今日は沢山食べよう!


さて、誰と食べよう……。

この船であった人を選択

下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

結果 ミーシャ

ミーシャ「あらワイズ君♥ おはよう♥」

ワイズ「ひゃぁ」

とりあえずご飯と適当なお肉をお皿に乗っけて空いている席はないか探していると。ミーシャさんの方から声をかけられてしまった。

ワイズ「お、おはようございます……ミーシャさん」

ミーシャ「うんうん、ちゃんと挨拶が出来るのは良いことだわぁ♥ どう? ここの席空いてるんだけど一緒に食べない?」

ワイズ「は、はい! 宜しくお願いします!」

勢いで返事をし、その指定された席に自分の皿を置く。

ミーシャ「あら嬉しい。アタシ、ワイズ君みたいな可愛いことご飯が食べれて幸せだわぁ♥」

ワイズ「ど、どうもぉ……」

……い、良い人なんだけどなぁ。


何話そう

下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転

謝罪から流れるように旅の目的を聞くなどの雑談にうつる

>>753

ワイズ「その、すみません……上手く話せなくて」

ミーシャ「へ? んもう、なぁにいきなり謝ったりなんてしちゃって♥ 別にアタシは気にしてないわよ?」

と、ウインクをするミーシャさん。

ワイズ「……実は僕、大柄の人が相手だと身がすくんじゃう癖みたいなのがあって……」

ミーシャ「……あら」

もぐもぐとサラダを食べていた口を、手の平で隠す。

ミーシャ「ああそうだったの……それは大変ねぇ。なるほど、だから昨日は凄い恥ずかしがり屋さんだったのねぇ」

ワイズ「はい……」

ミーシャ「んー、アタシ肉体美の方も追い求めちゃってるから……でもワイズ君! きっと大丈夫よ! 少しずつ少しずつ慣れていけば怖い大柄な人とも話せるようになるわ!」

そう言って、ミーシャさんは優しく笑いながら。投げキッスをした。

サッ、っと躱した。

ミーシャ「……やっぱり、こういうのもあんまり好きじゃない?」

ワイズ「ごめんなさいぃ……」


ミーシャさんの好感度が6上がった! (45)

ちょっと形式変えてみます。お試しお試し。

また、登場人物を出し過ぎて飽和させちゃうのが怖いので船でこれ以上新キャラは出ません。ごめんね。



――――

――



そのあと、ミーシャさんと他愛のない雑談をしながらご飯を食べた。

昨日に比べたらちゃんとお話をすることが出来たと思う。もしかして、ちゃんと事情を話したからだろうか?

……まあ、指名手配うんぬんは話せないけど。

ワイズ「えーっと」

どうやら砂国に着くのは今日の昼過ぎくらいらしい。

……朝ごはんを食べたばっかりで、まだまだ時間はある。

何をしようかな……。

1 誰かと話そう……(人物指定)
2 ちょっと休憩……(幕間)
3 その他(自由安価)

下5までで一番コンマが大きいものを採用。

十分立ったので終わり!



――――

――



~図書室~

ドロシー「……」

ワイズ「あ、いた」

図書室に向かうと、そこではドロシーさんが一人静かに本を読んでいた。

……おお、凄い話しかけづらい。

ドロシー「何ですかワイズさん……わたくしに何か用で?」

ワイズ「あっ、ごめんなさい。本読むの邪魔しちゃいましたか……?」

ドロシー「別に。ただこの本もそろそろ読み終わるので……気にしませんよ」

近くにあった栞をその本に挟みこむ。んーっ……っと腕を上に伸ばし、伸びをするドロシーさん。

ドロシー「……何時まで立ってるんですか。隣、良いですよ別に」

ワイズ「あ、はい。ありがとうございます」

……何か緊張してしまう。


さて、何話そう?

下3まででコンマが大きいものを二つ採用。反転

いつかドロシーさんが全ての魔法を使えるようになったら時を超えて会いにきてね。なんて

ポリジュース薬が必要な場面に備えて髪の毛1本ちょうだい
絶対にえっちなことに使わないから、絶対だから

結果 >>762 >>763

すみません。お風呂入るのでまた休憩させてもらいます。

ワイズ君は余計なことを言わなければいいのにって毎回思います。エッチなことに使わないとかいうな!!!! 冷たい目で見られるぞ!!!

時を超えて会いにきてね。なんて


ワイズ「そういえばドロシーさんって全ての魔法使えるようになるのが夢なんだっけ」

ドロシー「ええ、そうですね……そのためにも、不老になる方法を探さないと……」

顎に手を当てて、うーんと考え込むドロシーさん。

ワイズ「……ねぇ、すべての魔法っていうと。やっぱり時間を操ったりする魔法も使えるようになるのかな?」

ドロシー「――――まあ、そうですね」

ワイズ「だったら何時かドロシーさんが時間を操る魔法を使えるようになったら、時間を超えて会いに来てね」

……なーんて。と、そんな約束をお願いしてみる。

ドロシー「……そうですね。そういう約束をしたほうが責任感が出て夢も叶えやすいかも」

ワイズ「え」

ドロシー「ふふっ、それじゃあいいですよ? わたくしが過去に戻れる魔法を使えるようになったら。真っ先に貴方に会いに行きますね」

ワイズ「ほ、本当に!?」

ドロシー「なんで貴方が言い出したことなのに貴方が驚いてるんですか……もしかして、そんな魔法わたくしが使えるようになるわけない。そう思ってます? だとしたら挑戦として受け取りますけど」

ワイズ「そういうわけじゃないけど……じゃ、じゃあ絶対だからね!? ドロシーさんが未来から来なかったら怒るからね!?」

ドロシー「……出来るだけ早く会いに行きますよ。ワイズさん」

髪の毛1本ちょうだい

ワイズ「そういえばさ、僕学校の授業でポリジュース薬……だっけな。そんな感じの作ったんだけどさ」

ドロシー「ポリジュース薬……? ああなりたい人間になることが出来る薬ですか。確か、その人間の髪の毛とか皮膚とかが必要なんでしたっけ?」

ワイズ「そうそれ! んで、このままポリジュース薬を使わないのももったいないし、もしかしたら必要な時が来るかもしれないし……その」

髪の毛一本ほしいなぁ……みたいな?

ドロシー「…………」

ワイズ「な、なに? なんでだまってるの……?」

ドロシー「……何でわたくしのが必要なんですか? もしかして、変なことに使うつもりじゃないでしょうね?」

ワイズ「なっ……!? ぜ、絶対にエッチなことには使わないから! ぜ、絶対だから!」

ドロシー「」

ワイズ「む――胸とか揉んだりしないからぁ! 見たりもしないし!」

こ、これでどうだ!

コンマ0でくれた。すげぇ優しい。

コンマ直下

a

直前までいい感じの話してたのに

結果 チョロくない


ドロシー「…………」

ワイズ「な、なんでそんな冷たい目を……」

昨日のユウナに負けないくらいの冷たい目を浴びせられた。

ドロシー「いや、えぇ……? ワイズさん……貴方……はぁ?」

ワイズ「なんでそんなに困惑させられないといけないんだよぉ!?」

ドロシー「いやビックリしますよ普通!?」

ワイズ「だってエッチなことに使わないって言ったじゃん!?」

ドロシー「そう言われて渡す奴がいますか!?」

ワイズ「…………い、居ると思う」

ドロシー「は?」

ワイズ「…………ご、ごめんなさいぃ……」


ドロシーの好感度が3上がりました(100)

船酔い判定

ワイズ34以下でセーフ

ドロシー72以下でセーフ

ワイズコンマ直下

ドロシーコンマ下2

上がるのか・・・(困惑)

>>776 直前まで良い話してたし、ちょっとくらいまあ……やっぱり下げたほうが良い?



二人ともセーフ!

ワイズ「あの、その。ユウナにこのことを言うのは本当にやめて欲しいです……」

ドロシー「……さぁ、どうしようかしら?」

ワイズ「!?」

ドロシー「貴方はそろそろ一回痛い目を見たほうが良いと思うのよねぇ」

ワイズ「もう昨日お仕置きされたばっかりなんだよぉ!」

ドロシー「えぇ……?」


何しよう……(船で行動できるのはこれ含めて残り二回です)

1 ドロシーさんともうちょっと話す
2 誰かと話そう……(人物指定)
3 ちょっと休憩……(幕間・人物を二人指定)
4 その他(自由安価)

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

3

2 ユウナ

4 着物着る練習

前に下5までにして埋まらなかったから下3にしたら下5が埋まった……凄いぜ!

てかこれ>>782-783が同じコンマじゃん……それじゃあ多数決しますね。

1 >>782
2 >>783

先に二つとったものを採用。

結果 幕間

それじゃあ幕間です

(ユウナ・ベルフェ・ドロシー・ミーシャ・カトレア)から二人選んで下さい。

下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転

ユウナ ミーシャ

結果 ユウナとドロシー

そういうわけで、今日はこれで終わりにしたいと思います。

17時半からやってましたが参加してくださった皆さんお疲れさまでした!

また明日、おやすみなさい……。

そろそろ砂国に上陸して衣装とか決めたい。

こんばんはー、今日は19時くらいから更新したいと思うので参加してやっても良いって方は参加してくれると嬉しいです。

すみません、ちょっと更新遅れると思います……

了解

すみません、ご飯食べるので開始時間遅れます……書いてた分だけ投下しておきます。

20時半には開始できると思いますので。宜しくお願いします。



――――

――



ワイズさんが逃げるように図書室を出て数分後。

ユウナ「ドーローシー! 何読んでるの?」

ドロシー「……ユウナ」

ユウナが入れ替わるように隣に座ってきた。

まるで本なんて読む気配もなく楽しそうに机にぐでーっとうなだれ、わたくしのほうを見てくる。

ドロシー「何の用ですか? 本を読むなら取りに行けばいいのに」

ユウナ「えー? 別に用がなくちゃドロシーの近くに来ちゃいけないのー? えへへ、お話しようよー」

ドロシー「……まあ、良いですけど」

ちょうど今読み終わりましたし。

ユウナ「やっさしー!」

ドロシー「うっさい!」


さて、何話そう?

下3までで一番コンマが大きいものを二つ採用。反転。

まだ見ぬ砂国でどんな冒険が待っているかワクワクトーク

すみません滅茶苦茶遅れました…………。

22時前には書いて更新を始めたいと思いますので宜しくお願いします……。

滅茶苦茶遅れましたけど人いますか……(小声)

それじゃあやってきまーす!!!!!!!!!!!!!!!



あらためて巻き込んだことを謝る

ユウナ「……ねぇ、ドロシー?」

ドロシー「はい?」

項垂れていたのを直し、背筋をピンとまっすぐにしてユウナはわたくしのほうを見る。

ドロシー「何ですか、そんな改まって」

ユウナ「その、ごめんね。ぼくとワイズと……あと一応あの悪魔の計画に巻き込んじゃって。たまたまドロシーさんがあそこにいただけなのに、あんな風に……」

ドロシー「……あぁ」

しゅん、と悲しそうな表情でユウナは頭を下げる。どの出来事を言っているという事は流石にすぐに分かった。

わたくしが犯罪者の仲間入りをしてしまった。あの出来事だ。

ユウナ「ワイズがやった事は……やっぱりぼくにも責任があるから。ぼくがあの時動けていたら――」

ドロシー「はい、ストップ」

どんどん暗くなっていくユウナを引き留めるように手をパンと叩く。

ユウナ「ドロシー……?」

ドロシー「暗い顔なんて貴女には似合いませんよ。第一、もう過ぎたことじゃないですか」

ユウナ「……でも」

ドロシー「でも、じゃないですよ……はぁ。そうですね、確かに? わたくしも最初はもう内心滅茶苦茶怒りましたよ? なーに無関係のわたくしを巻き込んでくれるんだって」

ユウナ「うぅ…………」

ドロシー「けど、どっかの馬鹿が言ったんですよ」

絶対に全てを丸く収めるように僕が頑張る、だから今は付いてきて欲しい。って。

ドロシー「馬鹿みたいなことを、馬鹿みたいに真剣な目で、馬鹿みたいな頭で――しかも、お詫びに何でもするとか言ったんですよ?」

ユウナ「へっ……?」

ドロシー「そこまで言われちゃあ、わたくしも……はい、ちょっとくらい覚悟決めますよ。馬鹿みたいに信じちゃいますよ」

ユウナ「…………」

砂国ワクワクトーク

ドロシー「はいはい、それじゃあ話題を変えましょう」

ユウナ「……?」

ドロシー「そうですねぇ……実はわたくし、結構砂国楽しみなんですよね」

ユウナ「あっ……う、うんうん! そう! ぼくも砂国すっごい楽しみ!」

ドロシー「そりゃあもう見たことのない魔法のオンパレード……! 古代の魔法とかが書かれた壁画とかあるかも……!」

所謂、神代の魔法。神代の魔法に詳しい先生は居たが、怖くて話しかけられなかったし……

ユウナ「冒険に冒険に冒険! パーティーの皆と力を合わせてダンジョンを制覇! トラップとかモンスター……そしてお宝……!」

…………。

ドロシー「ふへへ」

ユウナ「うへへへ」

変な笑い声を漏らす。からの、いえーいハイタッチ。

ドロシー「魔法学校でコツコツ勉強するのも良いですけど、貴方たちに巻き込まれちゃったからこそこうやって見分することが出来るようになったんですよ。そう思うとちょっと得だと思いません?」

ユウナ「…………いや、それはちょっとメンタル強すぎない?」

ドロシー「あら、そうかしら?」

ドロシー「ああでも、わたくし家族のことが心配なんですよねぇ」

……全てを丸く収めると言っても。もし家族にわたくしのせいで被害が及んだりとかしたら……。

ユウナ「そうだよねぇ、ぼくもお母さんとお父さんとお姉ちゃんにやってることバレたら滅茶苦茶怒られるかも……」

ドロシー「流石に家族が大変なことになったら――え、貴女。お姉ちゃんがいるんですか?」

ユウナ「あれ、言ってなかったっけ?」

ドロシー「……初耳なんですけど」

――――

――



酔い判定

ワイズ34以下でセーフ

ドロシー72以下でセーフ

ユウナ71以下でセーフ


ワイズコンマ直下

ドロシー下2

ユウナ下3

a

結果 ワイズだけ死んでる



ワイズ「…………あー」

ドロシーさんと別れた後、なぜか急激に吐き気が復活してきた。

……不味い、超気持ち悪い。もう二回はトイレでおえーってした。

ワイズ「く、薬とかないのかな……」

ヤバイ、死にそうだ。とりあえず、寝よう。

ワイズ君がゲロを吐くと幕間の時間になります。怖いね。

そういうわけで船最後の行動は幕間となりました。


(ユウナ・ベルフェ・ドロシー・ミーシャ・カトレア)から二人選んで下さい。

下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転

ユウナ ミーシャ

ベルフェミーシャ

結果 >>828

ベルフェ25以下でゲロってない

コンマ直下

結果 おえー

――――

――



ベルフェ「……」

甲板に上がり、ボーっと潮風に当たる。

海の透き通るような青色が、空の眩しいくらいの青色がこのベルフェ様を崇めているような――あ、不味い。出る、これ出る――。

ベルフェ「ぅぉ――――っ!」

…………クソが!

ああくっそ……! なんでこの私が船酔いでこんな風にならなければいけねぇんだ……! 船って、こんな酔うものか――。

ベルフェ「…………おえっ」

ああ、ハルエルの魔法を足代わりに使ったりするから私船あんまり乗った事無いんだよなぁ……クソ、こんな姿絶対にあいつらには見せられねぇ。

少年に見られたら焼肉にする、勇者の末裔(笑)に見られたら挽肉にする、ドロシーは……まぁ、海に捨てるだけで勘弁するか。

……口の中がすっぺぇ。

ミーシャ「……あら、ちょっとそこの貴女大丈夫?」

ベルフェ「っ!?」

なっ――!? 気配を感じなかっただと……!? こいつ、何者だ……!?

ミーシャ「あらやだ、もしかして船酔い? 確かに酔っちゃうのは辛いわよねぇ……そうだ、アタシが持ってる船酔いのお薬分けてあげる♥」

ベルフェ「……あ?」

……なんだ、このオカマ? ただのお人よしか……?

ミーシャ「あ、水なしで飲める噛んでいいやつよ」

ベルフェ「……そういう事じゃねぇ……!」

……とりあえず薬は貰った。あと、背中をサスサスすんな……!



何か話すべ

自由安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転

酔い止めの薬ありがとう(貴重なデレ)

オカマはセブンスアビスも見抜く

何の目的で砂国に?

ミーシャ「……そういえば何の目的で砂国に? 貴方、セブンスアビスの人よね?」

ベルフェ「…………あ?」

はっ。やっぱりこのベルフェ様がどういう奴か知ってて近づいたか。その度胸は認めるが――。

ミーシャ「観光? それとも、悪事とか?」

ベルフェ「さぁな。もし砂国でとんでもない悪事を働こうとしてたら、どうする?」

ミーシャ「んー、そうねぇ……だとしたら、流石に見過ごせないわよねぇ」

ベルフェ「今からお前を殺すかもしれないぜ? 計画を知ったからには消えてもらう、ってな」

ミーシャ「あら怖い。でもアタシもそれなりに強いわよ♥ 真の美を追求するまで死ねないもの♥」

ベルフェ「…………」

……マジで何なんだこいつ? なんだ真の美って……まさか、馬鹿にしてんのか?

ベルフェ「……」

コンマ6以上でとりあえず殺しておこう

コンマ直下

こういうとき怖くてコンマとれんわ

結果 ファイヤー


――駄目だ、何も分からん。とりあえず殺しておこう。

ベルフェ「死ね」

普段あいつらと付き合っていたせいで腑抜けていたが、ベルフェ様は普通こういう悪魔だ。

このキモいオカマには塵となってもらう。

ベルフェ「――」

瞬時に手の平から放った火球が目にも止まらぬ速さであのオカマに激突する――――。


ミーシャ「ふ゛ん゛ぬ゛ぁ゛!!!」


ベルフェ「!?」

と、思った瞬間――オカマのラリアットで火球が跳ね返された――!?

ベルフェ「チッ――!」

ミーシャ「おい、貴様ぁ……いきなり攻撃たぁ、良い度胸じゃねぇか…………!」

……あいつ、キャラ変わりやがった……!

てか私の魔法を跳ね返すだと……!? 雑魚のくせにそれなりにつえぇじゃねぇか! 何だこのヤバいオカマ!?

ミーシャ「これは一つ仕置きをしてやらねぇといけねぇみたいだなぁ……っ!」

ベルフェ「ならやってみろよ雑魚が……! 思い上がんな……!」

――――

――



ワイズ「……んぁ!?」

な、何か爆発音が聞こえた!?

今日も部屋ですやすやと休んでいると、何か上の方から――甲板のところで凄い音が聞こえた……!?

ワイズ「な、何があった何があった……!?」

と、兎に角見に行かなくっちゃ……!

――――

――



ワイズ「はぁ、はぁ……!」

急いで甲板に向かうと、そこで見たことのある二人がガンガン戦闘を繰り広げていた。

――何があった!?

ミーシャ「チッ――!」

ベルフェ「おいおい、流石にもう疲れたかぁ? ま、ただの初見殺しだったな」

服が所々燃え、息が切れているミーシャさんに対して。ベルフェは余裕そうな表情を浮かべている。

ベルフェ「それじゃ、そろそろ楽にしてやるよ――!」

ミーシャさんに対して、ベルフェはとどめの一撃を加えようとする。

ワイズ「――――っ!」

いや、それは――っ!

そして、僕はまた全力で走り――

1 二人の間に入り込んだ――!
2 ベルフェに攻撃を喰らわせた――!
3 ミーシャさんを突き飛ばした――!

先に二つとったものを採用

ワイズ君以外のキャラはよほどのことがない限り殺しません!!!!!

そういうわけでちょっと離席します。40分前には戻ってきます。

2人の攻撃をくらってワイズ君死亡の図が見える

>>849
ベルフェ「楽にしねると思うなよ」
こうですか?わかりません!><

募集キャラ殺したくないからワイズ君にはたくさん死んでもらってる感はある。ごめんなワイズ君……

でも蘇るし、エッチなことすれば喜ぶから大丈夫でしょ
(大丈夫とは言ってない)

>>850 正解やで。

>>851 ベルフェ様はとてもお優しい方なのでそんな酷いことしません>< どんな人でも一瞬で焼いてくれます!

>>853 確かにその通りだから大丈夫だな!!!!!!!!!!!!!!!

再開していきます。



ベルフェ「消えてなくなれぇ!」

ミーシャ「こなくそぉおおおおおおおおおおおっっっ!!!」

ワイズ「間に合え――!」

両者同時に攻撃を繰り出す瞬間、僕はその前に躍り出た!

ベルフェの地獄の炎、そしてミーシャさんの鬼気迫る勢いで放たれる拳の衝撃。その間に、僕は、入り込み――――。

ワイズ「――」

あっけなく、いつも通り、死んだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ベルフェ「――――は?」

今、何が飛び出した?

……なんて考えることもなく。すぐにそれは少年だという事が分かった。

ミーシャ「なっ――!? ワイズ君!?」

どうやらオカマも少年のことを知っているようで、急いでぐちゃぐちゃになったそれに駆け寄った。

ミーシャ「ど、どうして……! この……!」

……あーあー。なんかやる気なくなっちまった。

ベルフェ「おい、回復魔法何て使っても意味ねぇよ。死んでんだから」

ミーシャ「っ! 貴様、どうしてそんな――! 人が死んでも、何とも思わないの!?」

ベルフェ「思わねーよ。特に少年ならな……説明すんのもめんどくせぇ」

そういうわけで、そのもはや原形をとどめていないそれを持ち上げる。

……おおう。もう治り始めてるのか知らんが、何かもう固まって来てる。すぐに人型になるんじゃねぇか?

ミーシャ「何をするの!?」

ベルフェ「だーっ! うっせぇなぁ! 何もしねぇよ別に! 流石に放置は出来ねぇよ!」

――砂国に着港するまで。もう十分もしないな。

……どーっすっかな。

1 ――飛ぶか(ワイズベルフェ砂国スタート)
2 ……あいつら呼ぶか(普通? に四人で砂国)

先に二つとったものを採用

――――

――



ドロシー「わ、ワイズさん……! ……うっ」

ユウナ「だ、大丈夫ドロシー!? ……このっ!」

あのオカマ以外の有象無象に知られるのも面倒なので、少年の部屋に少年を置いた後、他の二人を呼びに行った。

……ユウナのほうは私を力強く睨みつけ、ドロシーのほうはその死体に吐き気を催している。

うーん、ドロシーのほうは良い反応をするなぁ。

ベルフェ「しょうがねぇだろ。いきなり割り込んできたんだからよ、大体こいつが悪い」

ユウナ「お前が変なことをしなければ……! ワイズは死ななかったんじゃないか!」

ベルフェ「……?」

うーん、別に私は変なことしてないんだが……良く分からんな。

ベルフェ「兎に角。このベルフェ様があのオカマを消そうとしたのは……船員にはバレてると思うから、ぱっぱと船を降りてとんずらするぞ」

ドロシー「っ……その、どうやって……?」

ベルフェ「着港したら、船の甲板からぴょーんと飛び降りるくらいしかねぇだろ? 船員が呼んだ警備を全員焼き殺していいんだったら楽なんだが――ああはいはい、冗談だよ冗談」

ユウナ「……お前、あとで覚えとけよ……!」

おお、犬が吠えてら。

ベルフェ「さぁて、そろそろ着港するな――よぉし、私は飛べるから甲板から飛ぶが、ユウナはドロシー抱えて頑張れな」

ドロシー「……ふぇっ!?」

――――

――



何処で目を覚ました?

1 宿屋とか
2 路地裏とか
3 森とか

先に二つとったものを採用

時間は?

1~3 昼
4~7 夜
8~0 深夜

コンマ直下

~宿屋~

ワイズ「……ん、ぅ……?」

……まぶしっ。

ゆっくりと瞼を開けると、照明の光が差し込んできた。

ユウナ「! ワイズっ!」

ワイズ「うわぁ!?」

そして、ユウナがギュッと抱きしめてきた!?

ドロシー「ワイズさん!? ワイズさん生き返ったんですか!?」

ベルフェ「おっ、起きたか」

ユウナが僕の名前を呼ぶと同時に、近くにいた二人もそれに反応する。

ワイズ「ゆ、ユウナぁ!? な、何――」

ユウナ「良かったぁ……本当に、良かったぁ……!」

……暫く、ユウナから解放されなかった。

ベルフェ「と、言うわけで――――」

祝、砂国ーいえーい。

と、ベルフェはパチパチと拍手をしながら言った。

僕を含めた三人はそれに反応しなかった。

ベルフェ「……はーんーのーうーしーろーよー」

ユウナ「ふざけるなよこの悪魔……!」

ベルフェ「あ、反応してくれた。うれしー」

ケラケラ笑ってるベルフェに対して、ユウナは歯ぎしりを立てて強く睨みつけている。

……今にも戦闘が始まりそうな勢いだ。

ドロシー「ちょ、ちょっと二人とも止めてください! 本当に!」

ユウナ「っ……」

ベルフェ「……まぁ? 私としてはおっぱじめても良かったけどな?」

ドロシー「…………うぅ、胃が痛い……」

ワイズ「え、えーっと……その、こ、これからどうしよっか?」

流れを変えるために、これからどうするかを呼びかけてみる。

ベルフェ「そら、とりあえず明日からギルドのある街に行くだろ」

ワイズ「……ギルド?」

何か、ちょっとワクワクする響きだ。

ドロシー「もしかしてギルドを知らないんですか? 結構有名だと思いますけど……」

ワイズ「しょ、しょうがないでしょ。本当に知らないんだから」

ベルフェ「『冒険者支援事業』を管理する場所だよ。ギルドってのは」

アルバーレン・フォン・サンドノック。砂国の大貴族様が立ち上げた事業で。簡単に言えば危険なダンジョンの探索を頑張った冒険者に報酬を上げよう、ってことよ。

ワイズ「…………う、うん?」

ベルフェ「こいつ分かってねぇな」

ドロシー「それで、ええっと。ギルドがある街の名前は――――」

街の名前とか決める?

1 要らないでしょ
2 要る

先に二つとったものを採用

というか多数決多くない?町の名前募集とかあれば適当に振るよ、いるかいらないまで多数決してたらテンポ悪い

>>875 ごめんなさい……次から多数決減らして普通の安価でやっていきます。


それじゃあ、今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくださった皆さんお疲れさまでした。

明日もやると思うので、その時には参加してくれると嬉しいです。では、おやすみなさい……。

すみません。街の名前思いつかないのでやっぱり募集したいと思います。

ヴェルヴァディオ魔法学校の名前を決めた時みたいに。

【街の名前】
○○

こんな風に送ってくれると嬉しいです。何回も変わってしまって申し訳ないです。

すみません、今起きました。おはようございます。

流石にちょっと人も居なさそうなので、今日はお休みさせてもらいたいと思います……。

また、いきなりの募集でしたが街の名前を送ってくださり本当にありがとうございました!

そして送ってくれた町の名前からこちらで気に入ったやつを選ばせてもらいたいと思います。宜しくお願いします。

こんばんは、今日は22時くらいから更新出来たらなと思います。

暇で暇でしょうがないから参加してやってもいいぞって方は参加してくれると嬉しいです。

もうちょっと待ってください。ごめんなさい

人いますか……?

んじゃあ、ゆっくりやっていきまーす。



ドロシー「デゼルトリア、でしたっけ?」

ベルフェ「せいっかーい。この街からデゼルトリアまでは……まあ一日は掛からんな、歩いて半日くらいか」

ワイズ「……結構歩くね」

ベルフェ「そんなもんだろ。んじゃ、明日朝早く起きてパッパと行くぞ」

警備が王国に連絡を入れてめんどくさそうなの呼ばれるのも嫌だしな。と、ベルフェはごろんと横になりながら言う。

ユウナ「ギルド……! ふぉぉおお……!」

ドロシー「さっきから静かだなと思ったらずっとギルドに思いを馳せてたんですか……?」

ワイズ「あはは……あれ、そういえばよくこの宿屋とれたね? 警備に追われてるかも、みたいな風に言ってたのに」

ベルフェ「まあ出来るだけ影薄そうな宿にしたしなー、今日の起きた出来事がすぐに街中に広がるわけでもないし。ま、この宿屋がバレたらバレたで何とかなんだろ」

ワイズ「…………あと、僕って何処で寝るの? 他の部屋あるの?」

ベルフェ「安かったからお前は女ってことにして相部屋にしたぞ」

ワイズ「は?」

ユウナ「可愛いもんね」

ワイズ「??????????」

――――

――



ユウナ「はーい、ワイズ一緒に寝ようねー」

ドロシー「仕方ないとはいえ破廉恥な……」

ワイズ「だ、だったらどうにかしてよぉ!」

布団を人数分敷こうと思ったら部屋が狭くて人数分敷けなかった。結果、布団が一つ減って僕がユウナの布団にお邪魔することになった。

ドロシー「ユ、ユウナ! そんなワイズさんと一緒の布団何て……駄目ですよ! せめてわたくしの――」

ユウナ「えー?」

ドロシー「えー? じゃないですよ! 変態!」

ワイズ「そ、そうだよユウナ。流石に今日は――」

ベルフェ「でもお前嬉しいだろ。おっぱい当たるし」

……。

ワイズ「……………………」

ドロシー「へ、変態!!!」


――さて、どうしよう。

1 さっさと寝よう
2 全員で何か話そう……
3 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。

結果 話す

ワイズ「……」

ドロシー「目、目反らしましたね! ワイズさんちょっと! もうあなた布団から出て――ひぃ!?」

……ドロシーさんの横の壁から、ドン! と音が鳴った。

か、壁ドンだ……。

ドロシー「…………」

ベルフェ「漫才か?」

ワイズ「ち、違うもん」


何か話そう

下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。

神の身体がありそうな場所

ワイズ「砂国にも神の身体はあるはずなんだけど……何処にあるかな? 神の身体」

ユウナ「やっぱりダンジョンでしょ! ダンジョンの一番奥に置かれた宝箱……その中にドーンと神の身体が!」

ベルフェ「そんな簡単に手に入るとは思えないけどな」

ユウナ「むっ……誰も簡単に手に入るとか言ってないじゃん!」

ドロシー「でも、確かに砂国と言えばダンジョンですけど……その神の身体が今もまだそのダンジョンにおいてあると良いんですけど」

ワイズ「えっ」

ドロシー「他の冒険者が神の身体を手に入れてるかもしれないってことですよ、もしかしたらもう神の身体は砂国にないかも――」

ワイズ「――ヤバいじゃん!?」

ユウナ「わ、ワイズ!?」

ワイズ「は、早くそのダンジョンに行かないと……! ぼ、ぼ、僕――!」

ベルフェ「まぁ、そのダンジョンが何処にあるかもわからんけどな。まず神の身体がダンジョンにあるかどうかも……な」

ワイズ「うっ……そ、そうだけどさぁ! ……ひっ! ごめんなさい!」

ドロシー「この宿屋、壁が薄いみたいですから大声は止めましょう? ……ね? ワイズさん」

ワイズ「ご、ごめんなさい……」


三人の好感度が1上がった。

――――

――



暗い部屋の中、皆の寝息が聞こえてくる。

……しかし、僕はまだ眠れずにいた。

ワイズ「……そっかー……」

さっき会話で出てきた可能性。もう他の人に神の身体を手に入れられてる説。

これが、さっきからずっと頭の中でぐるぐる回っている。

ワイズ「ど、どうしよう……」

布団をぎゅっと握って、独り言を呟く。

……本当にどうしよう。もし神の身体を何処かの冒険者が手に入れたとして、譲ってくれるだろうか?

その冒険者はまだ砂国に残っているだろうか? 砂国にいないとしたら何処にいるだろうか? 王国? 魔国? それとも――。

あーでもない、こーでもない。

ワイズ「……トイレ行こ」

ユウナに抱きしめられ、色々考えていたら本当に眠れなくなりそうだ。気分転換の意味も込めてトイレに行こう……。

イベント

1~4 特になんもなし
5~9 誰か起きてた
0 シリアスですか?

コンマ直下

結果 起きてた

1 ユウナ
2 ドロシー
3 ベルフェ

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

――――

――



ベルフェ「まだ起きてたのか少年?」

ワイズ「うひゃあ!?」

トイレから戻ると、さっきまで寝ていたはずのベルフェから声をかけられた。

ワイズ「な、なんだよ……ちょっとトイレに行きたくなっただけだよ」

ベルフェ「あ、そう。なら布団の中でブツブツ独り言呟くのは止めてくれよ? うるせぇから」

けらけら笑いながら注意をするベルフェ。その姿に何故か僕はむっとしてしまった。

ワイズ「……ずっと起きてたんだ」

ベルフェ「いやー、私寝つきが悪くてなー。いや、悪気はない。悪気は」

ぜ、絶対嘘だ……。


折角だしなんか話そう

下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転

セブンスアビスの人たちは元気?

ワイズ「あー……そういえばセブンスアビスの人たちは元気?」

ベルフェ「んー? まぁそうだなぁ。どいつもこいつも元気にやってると思うぞ?」

ワイズ「あれ、最近会ってないの?」

ベルフェ「ハルエルとかとはよく会うが……まぁそれ以外はまちまちって感じだな。お前が知ってる中だと、セリューはもしゃもしゃ何か食ってるだろうし、逆にユーロは何も食ってなくて倒れてるんじゃないか?」

ワイズ「そ、そうなんだ……」

ベルフェ「それ以外はどうだろうなー。色欲に憤怒に嫉妬」

……やっぱりまだいるんだよなぁ。ヤバいのが。

ベルフェ「特に色欲だな合ってないの。付き合い悪いんだよ」

ワイズ「へぇ、そうなんだ」

ベルフェ「この前会った時は何やってたかな……あ、手編みのマフラー縫ってたな」

ワイズ「…………マフラー?」

随分、家庭的な人だった。

ベルフェ「息子に寒い思いさせたくないんだと」

ワイズ「息子!?」

しかも子持ちだった。


ベルフェの好感度が3上がりました(108)

ワイズ「……それじゃあ、僕もう寝るから」

ぶっちゃけまだ全然眠くないけど、横になって体を休めたい。

ベルフェ「おう、お前はまだまだ小っちゃいからな、どんどん寝てどんどん大きくなれ。そのほうが燃やしたとき楽しいからな」

ワイズ「ボクはベルフェに燃やされるために生きてるんじゃないんだけどな!」

ベルフェ「生きる目標があるって素晴らしいぜー? 誰かに与えられた目標の為に生きるとかつまんねーし……な? 今からベルフェ様に忠誠を誓っておもちゃとして生きようぜ? 気持ちよくしてやるぞ?」

ワイズ「……お休み」

どうせこの悪魔だ、僕を困らそうと適当なことを言ってるだけだ。

…………気まぐれの具現化みたいな悪魔のいう事だ。気にしたら負けだ。

ベルフェ「くっくっく……おーうお休みー」

【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:23 魔力:18 筋力:31 俊敏性:95 知能:39 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:37 乗り物酔い耐性:34 歌:51 マッサージ:75 恐怖:57 お酒耐性:30
好き:歌・歌が上手な人
嫌い:ムキムキとした暑苦しい男

【戦闘スキル】
『アタックスキル』
生命光翼(ライフ・ウイング) [LvMAX][消費 HPMP全/命][魔法/炎/風]己の全てを圧縮し、熱と風を持って大爆発を引き起こす命の光。※
羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
風魔法・真空の刃 [Lv2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
『パッシブスキル』
装備・魔法鉱石の鎖かたびら [LvMAX]自身が受けるスキルダメージを常に-1する。
装備・光沢輝く鉤爪 [LvMAX]物理スキルダメージを常に+2する。
装備・シルフの忍者靴 [LvMAX]自分の敏捷性を+10する。
それは残像! [Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
嘘みたいな痩せ我慢 [Lv1]戦闘不能になるダメージを受けたとき、そのダメージをリセットする。一戦闘一回。
■■■■■ [Lv■]無限の可能性を意図的に引き出すことが出来る。■■■■■■■■■■■■■■■…………。※

【通常スキル】
フェニックス [LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実 [LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質 [LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
完全完璧パーフェクトなメイド [LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。
鉄の胃袋 [Lv3]軽い劇物くらいなら食べても大丈夫。
歌好き [Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。
採取 [Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳 [Lv2]ルーン文字の簡単な文章くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-10。
融合 [Lv2]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-15。
調合 [Lv2]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-15。
箒飛行 [Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?

【所持金】
金貨1枚 銀貨5枚 銅貨50枚

【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。四肢が欠損している女性の身体の木乃伊。
神の頭:神の身体の一つ。首から下が綺麗に無くなっている女性の頭蓋骨の木乃伊。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。 
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?
魔力増強剤:戦闘中に使用することで、5ターンの間最大魔力を+50する。
暴食龍の片角:セブンスアビスが一人、セリューの角の片一方。ゴツゴツしていてカッコいい……何かに使えるかもしれない。
戦闘用くノ一衣装:戦闘時に装着するくノ一衣装。桜色でミニスカでスパッツで露出が多い。凄い。
香薬:リラックス効果やストレス解消などの効果をもたらすお薬。贈り物に最適かもしれない。
変装セット:着流しに狐のお面を被り、そして腰には模造刀。とてもカッコいい。男らしい。
お宝に反応して光るペンダント:結構値打ちがありそうなアイテムに対して光るペンダント。光ったり光らなかったりなのであまり期待してはいけない。
不思議な力がありそうな宝石のペンダント:不思議な力がありそうな宝石がはめられたペンダント。ありそうなだけで、実際にあるかは分からない。
閃光弾:爆発と閃光を同時に発生させて難聴と耳鳴りを発生させる。対策をしないと相手だけじゃなくて自分も喰らう。別名スタングレネード。

【好感度一覧】
『仲間』
ベルフェ108「あいつ見てるだけで退屈しねぇなぁ、くくっ……」
ユウナ174「もうこういうことはしないで欲しいなぁ」
ドロシー101「絶対に時間を超えて会いに行きますよ、約束ですよ」
『砂国』
ミーシャ45「はっきりと言ってくれて嬉しいわぁ、何時かきっと慣れる日が来るわね♥」
カトレア25「へ、変態っ! スケベェ!」

――――

――



朝ごはんを食べるよりも早い時間に全員目を覚まし、外に出る。

ユウナ「ふぁあああ……眠い……」

ドロシー「でも5時ですよ? そんな眠いって言うような時間でも……まあ普段はわたくしもこの時間寝てますけど」

ユウナ「ドロシー強いよぉ……ワイズとかも何かすんなり起きてたしぃ……」

ワイズ「なんか寝ぼけないでスッキリ起きれた」

ベルフェ「おい、お前ら行くぞー」

宿屋の前に集まっていた僕たちに、ベルフェは声をかける。

……あれ。

ワイズ「なんでベルフェワイシャツなの?」

何時も黒いスーツにコートを羽織った衣装なのに、今日はそれを全部腕に抱えていた。

ベルフェ「私も流石にここでこんな厚着はしねーよ。蒸れるのやだし――それより、お前ら本当に大丈夫か?」

ユウナ「うん?」

ドロシー「……?」

ベルフェ「ま、いいや。んじゃあデゼルトリア行くぞー…………あ、しまったドロシーがいるから楽しくなんねぇな」

ドロシー「へっ!?」

――――今思うと、ベルフェが何を言いたかったのかが分かる気がする。

お前ら本当に大丈夫か? この言葉の意味が――。

ワイズ「あああぁあああああああああああぁあああああ……」

辺り一面砂、砂、砂。

そんでもって、滅茶苦茶暑い。

ユウナ「死ぬぅううううううううううううううう……!」

ドロシー「」

ベルフェ「たのしー!」

僕とユウナは呻く声を上げ、ドロシーさんに至っては呻く声すら上げない。

そしてその姿を見てベルフェは愉悦と言わんばかりに楽しそうに笑っていた。

ベルフェ「……ま、お前らは辛いだろうなー。人間二人にひよこ一匹。朝からあっついこの砂国の砂漠はー」

ワイズ「悪魔は辛くないのかよ――ひよこ!?」

ドロシー「あ、ひゃぁあ……し、しぬぅ……」

ユウナ「ど、ドロシー!? み、水水水ぅ!」

死にかけのドロシーさんの口に自分の水筒の口を当て、水を流し込む。

ドロシー「――っ!? ごほっ!?」

ユウナ「あ、よ……良かったぁ。生き返った」

ドロシー「気管に入って死にかけましたけどね……! まあでも、ありがとうございます……」

ベルフェ「ほれほれ、足動かさねぇと砂漠で死ぬぞー」

ユウナ「わ、分かってるよ!」

ベルフェの煽りに乗せられるように、ユウナはプンスコときびきび歩いていく。

ドロシー「……あついぃ」

ワイズ「……うぅ」

死にそうになりながら街に向かって歩いていく、砂漠で歩きにくいが頑張って歩いていく、水筒の水は無くなったが、どんどん歩いて行こう。

歩く、歩く、歩く、歩く…………。

――――

――



ノープラン砂漠のターン

1~5 歩く……歩く……
6~9 ドロシーさん、思い出す
0 てけりーん

コンマ直下

結果 ベルフェ「チッ」


ドロシー「――――ああああああああああああっ!?」

ワイズ「!?」

何時間砂漠を歩いただろうというところで、急に後ろを歩いていたドロシーさんが叫び始めた。

――ど、どうした!?

ユウナ「だ、大丈夫ドロシー!?」

ドロシー「な、なぜわたくしは今まで気が付かなかったんでしょうか……! 水がないなら水を作ってしまえばいいという事に……!」

ワイズ「……?」

ドロシー「暑さで頭が一時的に馬鹿になっていたみたいですね……! さぁ、水水水!」

そう叫ぶと、ドロシーさんは空に向かって両手を伸ばし――。

ドロシー「――っ!」

――――宙に水の塊が作られ、それがそのままぼちゃーんとドロシーさんに被った!

ユウナ「あっ!?」

ドロシー「……き、きもちぃい……!」

普段のドロシーさんなら絶対にやらないようなことだけど、今のドロシーさんはとても達成感にあふれた顔をしていた。気持ちよさそうな顔をしていた。

……びしょ濡れになって、服が体に密着してるけど。多分大丈夫だろう。

ユウナ「あ、あ、あー! ドロシードロシー! それ僕にもやって! ほらワイズも! 水浴びしよう!!!」

ワイズ「う、うん……あの、ベルフェ? ベルフェ実は水魔法気づいてたよね?」

ベルフェ「…………つまんねぇ」

あ、やっぱりわざと言わなかったんだ……。

うーん、ごめんなさい。予想以上にぐだぐだ過ぎた。ちょっと今日はこれで終わりにしたいと思います。

参加してくれた皆さんはお疲れさまでした。砂漠で書きたいの沢山あったけど上手く打てないからもうカットしてデゼルトリア行きますね。

はいじゃあお休みなさーい。

おつ
砂漠の熱は肌を焼くから厚着のほうがいいらしいね
ベルフェは火使うし素っ裸でもなんか平気そうだけど

>>934 そういえばそうらしいですね。なんかよく見るアラビアのヒラヒラ衣装とか肌全然見えないですしね。あれって厚着何かな……厚着だとやっぱり何か暑くて大変そうですけどね。

ベルフェ様の火を使うから熱に耐性ある理論だと、ドロシーさんもちょっとは耐性ありそうですね。本人の体力が低すぎてそれ以前の問題になってそうだけど。

そもそもベルフェ様は火を使うからじゃなくて悪魔だかって理由で素っ裸でも大丈夫そう。ただスーツにスーツコートだとベルフェ様でも汗はかくし蒸れる。ぽい。

外気の気温が体温よりも高いので着てるほうが涼しいらしいとかどうとか

まあ創作だし自由でいいさ

>>936 はえー、そうなんですね。やっぱ砂漠って怖い。

>>937 そんなもんですかね。まあ考えすぎて進まないとかなっても怖いですしね。

『ピザラ人狼 冬の陣 2021(第1部)』
(20:00~放送開始)

https://youtu.be/xa-ktzUVJio

『朝までピザラ人狼』(第2部)
(0:00~放送開始)

https://youtu.be/6NEJLnflzqY

すみません、今日も日付が変わるまでに更新無かったら死んだと思ってください……。

ごめんなさい、丸一日死んでました。お詫びとしてお腹を槍かなんかでぶっ差して自害させてもらいます。

今日からまた普通に更新させてもらうと思いますので、宜しくお願いします。

こんばんは、今日は23時くらいから更新したいと思いますので宜しくお願いします。

人いますか……

ベルフェはいる。ワイズを炒る。
……その後、炭になったワイズの姿が!

やっていくよ! ゆっくり!



――――――――

――――

――

>>951 ちょっと笑っちゃった。やるじゃん。



砂漠のど真ん中で水浴びをしてから、また暫く歩き続ける。

びしょ濡れのまま歩いて風邪をひいてしまうんじゃないかとか思ったが、そんなことをこの砂国の砂漠が許してくれるはずもなく、一瞬で濡れた身体は乾いていく。そしてまた熱くなったら水を浴びて、乾いて――それの繰り返し。

北風と太陽ってこんな感じなのかなって思った。なんか違うけど。

と、言うわけでついに僕たちは――。

ドロシー「着いたぁあああ!!!」

――砂国の大都市「デゼルトリア」に到着したのだった。

~デゼルトリア~

ワイズ「ほえー……」

デゼルトリアの街に入った瞬間目に着いたのはその露天だった。

食べ物を売り、衣類を売り、雑貨を売り、武器を売り防具を売り――港町で見た市場に近いものだと思えば考えやすい感じだった。

建物の壁も土とかレンガで出来ている……。

うん、魔国の街とはまた違う賑やかさだ――。

ユウナ「おーい! ワイズ行くよー!」

ワイズ「あ、うん!」

――――

――



~ギルド~

「はい! ようこそ冒険者支援事業施設『ギルド』へ!」

デゼルトリアの街の中でもかなりの大きさを誇る建物の中に入るとそれはもうかなりの人口密度だった。

色んな種族の冒険者が次に行くクエストの話をしたり、酒を呑んだり、ご飯を食べたり、他の冒険者を誘っていたり――ナンパかな?

兎に角、本当に色んな人たちがそのギルドの中に集まっていた。

「えー……っと」

そして、僕たちはギルドの受付に向かいその受付嬢の人に話しかけた。

ニコニコと笑っている顔が眩しくて、メイドっぽい服装の。犬の獣人のお姉さん。

ベルフェ「どうかしましたかー?」

「…………あ、はい。なんでもないです!」

ギョッ、とした目に一瞬なったが。多分ベルフェのせいだろう。

こほんこほん、と小さく席をしてから受付嬢のお姉さんは気を取り直す。

「申し遅れました、私このギルドの受付をしています――」


好感度はんてーい

コンマ直下

ガイドー86「大人しそうな子ですねぇ」


ガイドー「ガイ・ドーと申します! では、まずこのギルドの説明をさせてもらいます!」

ドロシー「あ、はい。宜しくお願いします……」

ガイドー「まずこのギルドはクエスト。という形で冒険者の皆様に仕事を提供する場所です! 砂国に砂漠、そして他の国よりも群を抜いて数多く発見されているダンジョン……これらの危険なモンスターが跋扈する地域で冒険者の方々には素材となるアイテムを集めてもらいます!」

ガイドー「クエストを受注! そのクエストで求められているアイテムをダンジョンで入手! それを私たち受付に提出! 冒険者の皆さんに報酬をプレゼント! これが一連の流れとなっております」

ガイドー「――では早速皆様は冒険者登録をしてもらうのですが――その前に」

そう言って、ガイドーさんはカウンターの下から人数分の紙を取り出した。

ユウナ「……? なんですかこの紙」

ガイドー「所謂、ダンジョンで死亡をしたとしても私たちは一切責任を負いません! の誓約書です!」

ドロシー「ひっ」

……ちょっと背筋がゾクってなった。

――――

――



ガイドー「…………はい、確認終わりました! では、これが冒険者ライセンスとなりますので無くさずに持っておいてくださいね!」

冒険者登録の用紙を記入するのにはそう時間がかからなかった。

氏名とか、性別とか――生まれた国欄にはちょっと手が止まったけど。小さく横に答えたくない、って文字があったからそこに〇をしておいた。

結構雑だった。変なところに優しさが溢れていた――それでいいのか、ギルドよ。

ユウナ「おおおおおおぉ……! これがライセンス……」

ガイドーさんから渡された手の平の大きさのライセンスカードを眺め、ユウナは目を輝かせている。

……何か、王国の身分証を思い出す感じだ。


アイテム「冒険者ライセンス」を入手しました!

冒険者ライセンス:砂国のギルドにおいて冒険者であることを示すカード。

ベルフェ「なぁ、何か妙にあの受付私の顔見てたんだが、何だったんだろうなー」

受付から離れ酒場に向かい。ちょうどよく開いていたテーブルに四人で座る。

ワイズ「さ、さぁ……?」

絶対にベルフェがセブンスアビスだって知ってるからだと思うけど……変に燃やされると怖いから黙っておこう。

ユウナ「そりゃ、お前が悪い犯罪者だって知ってるからでしょ。セブンスアビス」

い――言ったぁ!?

ベルフェ「あ、そっか。あー……うーん。流石ベルフェ様だ」

…………と、ベルフェは笑いながら伸びをした。

もう、わざとやってるのか分からないから……胃が痛い。

ドロシー「……それで、これからどうするんですか?」

テーブルに置いてあったポッドからコップに水を注ぎ、それをちびちび飲みながらドロシーさんは言う。

ワイズ「そりゃあ……まぁ。まず最初はクエストじゃない? 確か、クエストとかじゃなくてダンジョンを見るだけも出来るみたいだし……」

ユウナ「そうダンジョン! ダンジョンだよ! 早く行こ行こ行こ!」

ベルフェ「ま、私は何でもいいけどな。クエストでも、ダンジョンでも。別に今日は休憩でも良いぜ? 私も色々見て回りたいしなー」

ワイズ「あー……」

……うーん、それじゃあ――。

1 クエスト受けて見よっか(まさかの募集)
2 ダンジョンにぶらりと行ってみよう
3 今日は疲れたから、ダンジョンとかは明日から……
4 服、身に行かない?
5 その他(自由安価)

先に二つとったものを採用

結果 服

ドロシー「――と、その前に待ってください!」

バン! とテーブルに手を突いてドロシーさんは立ち上がる。

ドロシー「確かにダンジョンとか休憩とかも大事なんですけど――その前に、ですよ皆さん?」

……服を身に行きませんか?

ユウナ「えっ、服?」

ドロシー「だって砂漠ですよ!? 砂漠!? 道中死にたくなったのをお忘れですか!? もっとこう……砂漠特有の涼しい衣装があるはずなんですよ。だから、それを買いに行きませんか?」

とても必死だった。まあ確かに、ドロシーさんの服装暑そうだし……。

ベルフェ「でもこの砂漠だぜ? 下手な服着ると――肌が焼けるぜ? 焦げるぜ?」

ドロシー「くっ……! それはその! まあ上手くやる感じで!」

ユウナ「んー、じゃあ買いに行こうかお洋服! 動きやすくて涼しそうなやつ!」

――そういうわけで、服を買いに行くことになった。

――――

――



~服屋~

ユウナ「よぉし! それじゃあ選ぶぞー!」

えいえいおー! と元気よくユウナが突撃していった。

ドロシー「あ、ちょっとユウナ……! それじゃあ、選び終わったら適当に集まりましょうね?」

そして、それを追うようにドロシーさんも入っていた。

……何か、とても嬉しそうだった。

ワイズ「……あれ、そういえばベルフェはどうするの?」

ベルフェ「あ? んー……そうだな、私は別にスーツでも良いんだが……少年はどうだ? ベルフェ様の肌色マシマシの衣装見たいかー?」

ワイズ「えっ」

ベルフェ「くくっ、まあ面白そうだし私も見てくるよ。偶にはスーツ以外も着たいしな」

揶揄うだけ揶揄って、ベルフェも服を選びに行ってしまった……。

…………。

ワイズ「……僕も色々見てこよ」

そういうわけでお洋服決めのコーナーです。多分海国雪国でもやることになりました。恒例行事化。

良い感じに砂国っぽい衣装を考えて送って来てくれると嬉しいです。全員分でも良いですし、一人だけでも良いです。

王国の服屋でワイズとユウナが服を選びあったときみたいな感じでよろしくお願いします。

では、この下からお願いします。

『ワイズの服』
『ユウナの服』
『ドロシーの服』
『ベルフェの服』

あと、今日はこれで終わりにしたいと思います。説明だけでしたが参加してくださりありがとうございました!

明日から本格的に砂国編が始まっていくと思いますので。宜しくお願いします……まあ、まだクエスト周りのシステム考えてないんですけど。何とかなるべ。

お洋服募集の期限は明日の更新までとしたいと思います。ではでは。

ワイズ→カッコいいシャルワニ衣装
ユウナ→お姫様のように華やかな民族衣装
ドロシー→ひらひらで透け感のあるアラビアの踊り子衣装
ベルフェ→ビキニにひらひらの腰巻が付いたセクシーな踊り子衣装

全員魔法で日焼け防止&着てるだけで涼しい感じ

こんばんはー、更新はまだしないですが18時になったら衣装は締めきろうと思います。

なのでもしまだ送ってないって人がいたら送ってくれると嬉しいです。

おはようございます……ごめんなさい今起きました……もう生活リズムがぐちゃぐちゃだぁ……。

流石にいきなりでこの時間は人いないと思うので今日はお休みとさせてもらいます……マジ最近報告なしで日付変わることが多くて申し訳ないです……。

また、衣装を送ってくださった方誠にありがとうございました! 送ってくださったものの中から自分が気に入ったやつを採用しようと思います。多数決は無理な気がするのでやんないです。

すみません、日付が変わるまでに更新無かったら今日もお休みにさせてもらいます。

>>969のユウナの衣装ってどんな感じですかね? お姫様の衣装って。

>>977
他の人も書いてるけどアラジンのジャスミンを想像してもらえると

>>978 すみません、ありがとうございます!

ぶっちゃけ選んだ奴>>969のなんですけど、ワイズ君のシャルワニ衣装の色、白と黒どっちが良いですかね?それ以外でも良いんですけど

薄緑色のシャルワニ良いなーって思ったけどやっぱり白色の奴にしたいと思います。スレも残りギリギリなのにありがとー!

ワイズ君のシャルワニ、羽の都合上何かベストみたいになりそうだな。ちょっと長いベスト。

こんばんは、今日の23時半くらいからやっていきたいと思います。

始めようと思ったけどこれ次のスレ立てたほうがいい奴っすね。

んじゃあちょっとスレ立ててくるので待っててください。

【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 11巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1610375014/)

新スレが出来上がりました、では移動しちゃってください。

こっちのスレは適当に埋めちゃってください。

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