【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 5巡目 (1000)

安価とコンマでショタハーピーは妹メイド喫茶をやるようです。
亀更新。行き当たりばったりですが、宜しくお願いします。
連投禁止。決まったコンマや安価に文句は言わない。場合によっては安価方法を変更します。ルールも増えます。
荒れたり空気が悪くなったら皆でお嬢様になります。意味が分からない? 心で理解してください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1588942071

それでは新スレですのでちまちまやっていきます。結構遅れてしまったので人が入るのか分かりませんが、やっていきまーす。

――――

――



初動。メイド喫茶に何人くらい来た?

1 一人も来てないです
2~5 まぁ、数人ポチポチと
6~9 結構来てるね
0 …………!?

コンマ一桁直下

内装+2

コンマ5+2=7 結構来てるね


ユウナ「はーい! 妹メイド喫茶「シスターメイデン」では可愛い妹たちがお兄ちゃんのご帰宅を待っていまーす!」

取り合えず一番無敵なユウナに呼び込みを頼んだけど……うん、何かそれっぽい感じするする。

メイド喫茶の呼び込みってあんな感じなのか知らないけど。

ファティマ「ふぁ、ふぁい! お帰りなさいおきゃ――に、兄さん?」

ツクヨミ「……お、お帰りなさいなのじゃ! 兄者!」

取り合えず厨房にはドロシーさんとクスノキさんが回ってもらったけど――うん、あとは僕を含めた三人で何とかなる……かなぁ?」

ツクヨミ「おいこらぁ! さぼるなぁワイズぅ! 言い出しっぺがやらないでどうする!」

ワイズ「は、はいごめんなさい! ――――うっ、お、お帰りなさいませ――お、お兄……」

ツクヨミ「…………」

ワイズ「…………にぃに……っ!」

なぜ僕だけこういう呼び方なんだ……!

ツクヨミ「よぉし!」

ファティマ「じゃ、じゃあ兄さんのために私がオムライスにケチャップで……は、ハートを書いちゃいます……」

顔を赤らめながら、もじもじとオムライスにハートを描く姿が。お兄ちゃんたちの目に留まっている。

ツクヨミ「うむ、一緒に写真……!? ま、待て、確か……べ、別に料金がかかるぞ? それでも――あ、良い……」

お兄ちゃんと仲良く? ツクヨミは写真を撮っている。

……というか、結構人来るんだなぁ。

っと、僕もお客さんの相手をしないと!

誰か来たよ!

ワイズが知ってる、会ったことがある魔国キャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用反転

コンマ反転100 サニャ

ユウナ「あっ、サニャ! おーい!」

サニャ「へっ!? ゆ、ユウナさん!?」

どうやらサニャがユウナに捕まったみたいだ。

あれ、僕以外空いてる人いない……い、嫌な予感がする。

ユウナ「サニャ――じゃないじゃない、えーっとお姉ちゃん! 寄ってかない妹メイド喫茶! お姉ちゃんのお帰りを待ってるよ!」

サニャ「い、妹メイド……な、なに?」

ユウナ「妹メイド喫茶「シスターメイデン」! ほらほら、入ってみれば分かるから! お兄ちゃんじゃなくてお姉ちゃんのお帰りでーす!」

サニャ「あっ、ち、ちょっと――」

あたふたしているサニャの背中をぐいぐいと押して、ユウナは彼女を喫茶の中に入れて――。

サニャ「…………へっ?」


ワイズ「…………お、お帰りなさいませぇ……ね、ねぇね…………っ!」



何も知らない友達を、メイド服を着ながらねぇねと呼んでしまった…………!

あーあーあーあー! 顔が熱い! 余計に熱いっ!

恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!

サニャ「え、えっと……ワイズさん……?」

ほらもう驚かれてるよ! キョトンとされてるよ!

ワイズ「それじゃあ、こちらの席に座ってねねぇね……」

サニャ「わ、ワイズさんだよね? その恰好は……え、妹……」

ワイズ「サニャねぇね? 気にしちゃいけない、いけないんだよ?」

気にしないで本当に!!!!!


コンマ0でサニャが目覚めそう。

コンマ直下

コンマ9 あっぶね

サニャ「わ、分かりました……」

ワイズ「オッケー。じゃあねぇね? ねぇねを癒して持て成すのが妹メイドの僕たちの仕事だから何でも言ってね? と言っても、机の上にあるメニュー表の中からだけなんだけど」

サニャ「は、はい……」

こくんこくんと頷きながら、サニャはじーっとメニュー表を見始めた……。

…………僕、実はメニュー表じっくり見てないんだけど。変なのないよね?

普通の料理と、あとなんか写真とかあーんとか……そんなのだけだよね?


妹メイドとしてねぇねをもてなそう!

サニャが頼んだメイド喫茶っぽいイベント!

安価下3まで募集。からの多数決

1 メイドが目の前で作ってくれるカフェオレ(混ぜる)
2 料理食べさせてくれる
3 メイドさんとジャンケン勝負 勝った回数によって特典あり

この中から先に二つ取ったものを採用

結果 料理食べさせてくれる

――――

――



サニャ「……」

ワイズ「…………」

ドロシーさんお手製のパフェをサニャの机の上に運んで。僕はスプーンを手に持つ。

…………い、今から僕がサニャにあーんってしないといけないのか……。

れ、レベル高くないか!? いや、メイド喫茶なら普通――だよなぁ……!

サニャ「あ、あー……」

ワイズ「ちょ! ちょっと待ってね、ねぇね!?」

サニャが僕の目の前で、目をぎゅうっと瞑って口を開いている。

……取り合えず、生クリームと苺を一緒にスプーンですくう。

ワイズ「…………い、行くよ? はい、あーん……」

サニャ「んっ」

そして、それをサニャの口に入れて――。

……。

…………。

……………………。

サニャ「んっ、おいひっ……このパフェおいしいねワイズさん!」

ワイズ「な、ならよかったよねぇね!?」

ちょ、超長く感じた! すっげぇ心臓バクバク言ってる気がする! これあと三日間大丈夫か!?

サニャ「あの、じゃあもう一口あー……」

ワイズ「も、もう一口あーん!?」

結局、パフェを全てあーんした。


サニャの好感度が7上がった!(71)

ワイズ「い、行ってらっしゃい……ねぇね」

サニャ「ご、ごめんなさいごめんなさい……! け、けどその美味しかったし、嬉しかったよワイズさん……!」

お会計を終えて、サニャはぺこぺこと謝りながら帰っていった。

……あ、あー。まだ恥ずかしい。キツイ、顔が熱い……。

ファティマ「お疲れ様ワイズ君……?」

サニャ「は、ははははは……ぜ、全然大丈夫ですよファティマさん……」

まだまだ終わりじゃないんだ。頑張ろう頑張ろう。

目指すは文化祭最高売り上げ……!


誰か来たよ!

ワイズが知ってる、会ったことがある魔国キャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用反転

コンマ反転98 フラン

フラン「おーい! ワイズ! 遊びに来たぞー!」

ワイズ「えっ、フラン!?」

ど、どうしてここに!? というか、お化け屋敷は!?

ワイズ「お、お化け屋敷は……!?」

フラン「今日の休憩じかーん! わはー、そしたらここで働いてるワイズ見かけてさ! 来ちゃった!」

来ちゃったらしい。……おおう。

フラン「というか、ワイズのその服可愛いね! メイドさんって言うんだっけ、それ」

ワイズ「う、うん。それじゃあこちらの席に、ねぇね?」

フラン「ねぇね……? あれ、フランはワイズのお姉ちゃんじゃないよ?」

ワイズ「ねぇねなの!!」

フランは僕のねぇねなんだよ! 今この瞬間は!

妹メイドとしてねぇねをもてなそう!

安価下3まで募集。からの多数決

1 ポッキーゲーム(お姉ちゃん限定)
2 特製ドリンクと美味しくなる呪文のアレ
3 ハンドリフレ

先に二つ取ったものを採用!

結果 特製ドリンクと美味しくなる呪文のアレ

――――

――



フラン「おー……!」

妹メイド喫茶特製ドリンク――まぁ、普通のミックスジュースにフランは目を輝かせている。

ただのミックスジュースそれだけならば良いんだけど――。

フラン「それで!? このジュースがもっと美味しくなる呪文って!?」

ワイズ「」

何だよ美味しくなる呪文って!? 僕は訊いてないぞ!?

ああそういえばクスノキさんとドロシーさんにメニューとかは全部任せて――あれ、でもその時僕も一緒にいた気がするけど!?

ああもうなんでもいいや! とにかく、その呪文って一体――!


美味しくなる呪文って?

メイド喫茶っぽい! 恥ずかしくなる呪文を! 下3まで募集! からの多数決!

きゅるるん♥ねぇねの妹メイドワイズがねぇねのためにこのジュースをもーっと美味しくしてあげるぞ♥
そーれ♥美味しくなぁーれ♥美味しくなぁーれ♥

ラブ妹パワーで美味しくなぁーれ♥きゅんきゅんきゅーん♥(指でハートを作ってジュースに照射)

1 >>42
2 >>44

先に二つ取ったものを採用します

>>42がナンバーワンすぎる

はい、ではちょっと休憩します。0時くらいに戻ってきます。

見てて恥ずかしくなって草生える。ワイズぇ……。

ユレイ先生って安価取らないと来ない?

>>51 イベントで出すつもりです。けど、安価で取っても出るよ!

では、再会していきます。



ワイズ「…………ふぁ」

なっ……ななななななっ――。

何だこれっ!?

フラン「……まだ?」

美味しくなる呪文はまだかまだかと、フランが楽しみにしている。

け、けど! これは無いだろ!? だ、誰だよこの呪文考えたの!

きゅるるんってなんだよ! う、ううううううう…………!

R-18判定

33以下で吹っ切れるよ

コンマ直下

この経験でR-18耐性上がらんかな

>>55 判定も結構してるのでじゃあ上げときますね!! 成功もしましたし。

R-18耐性が1アップした!(34)



結果14 成功

ワイズ「――――きゅ」

あ、ああもう! じゃあやってやるよぉ! もう! やればいいんだろ!?

周囲の目? 知るかそんなもん! こちとら妹メイドさんだぞ!? えええい…………っ!


ワイズ「きゅるるん♥ねぇねの妹メイドワイズがねぇねのためにこのジュースをもーっと美味しくしてあげるぞ♥」

ワイズ「そーれ♥美味しくなぁーれ♥美味しくなぁーれ♥」


フラン「ふぇ…………」

ファティマ「」

ツクヨミ「」

ユウナ「へっ…………?」

……一瞬の静寂が、メイド喫茶内に広がった。

全員が、僕のことを見ている。見つめている。

ワイズ「…………それではねぇね? どうぞごくごくと飲んでください?」

フラン「うん! ありがとうワイズ! ちょっとびっくりしたけど……な、何か凄いね?」

ワイズ「そりゃあ、精一杯の愛情を込めたからね!」

精一杯すぎるけどね!!!


フランの好感度が6上がった(57)

ハートがピンクになってない……嘘だろ……?

――――

――



お昼の時間から結構過ぎたからか、人が少しずつ少なくなってきた。

……と言っても、最初の予定より人がかなりいるけど。

ユウナ「はいお疲れーさま! そろそろ誰か休憩入れる?」

ファティマ「お、お疲れさまです…………ぅ」

ツクヨミ「わ、ワイズめ、吹っ切れおって…………!」

ワイズ「はっはっはっは」

僕があの呪文を唱えたのを見て、色んな人がその呪文を求めるという異常事態が発生した。

そのためファティマやツクヨミもあの呪文を言ったわけだけど……うん。やっぱりみんな平等が一番だよね! 僕もメイド服着てるんだし!

クスノキ「はぁ、はぁ……あの、そろそろ誰か料理を代わってくれませんか……? 腕が疲れてきて……」

ドロシー「わたくしはまだまだ平気なんですけど……と、言うか。まだまだ作り足りませんわ!」

へとへとのクスノキさんに比べて、ドロシーさんは余裕綽々な感じだ。

…………。

ワイズ「じゃあ、そろそろ休憩しよっか!」

んで、僕は暫く休憩することになったんだけど――――。

他に誰が休憩になった?
1 ユウナ
2 ファティマ
3 クスノキ
4 ドロシー
5 ツクヨミ

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ90 クスノキ

続けてコンマ

コンマ6以上でメイドの心を忘れてはいけない

コンマ一桁直下

挨拶+2

コンマ7+2=9 成功……?

ワイズ「それじゃあ、あとは頑張ってくださいね!」

クスノキ「ああ……では拙者も休ませてもらうが。本当にドロシー殿は……」

ドロシー「先ほどまでの人数に比べたら一人でもへっちゃらよ!」

これ以上ないくらいにドロシーさんが張り切っている。

ユウナ「よぉし、それじゃあ僕も呼び込みは辞めて中で精一杯お兄ちゃんにサービスしよっと! 誰か代わりにやる?」

ファティマ「では私が」

ツクヨミ「では妾が――はっ!」

ワイズ「あ、あはははは……」

と、言うわけでこれからの休憩時間を文化祭巡りに使っていくわけなんだけど――――。

ワイズ「……き、着替えるの忘れて出てきちゃった」

ま、不味い。このままだとメイド服のまま文化祭を楽しむことになっちゃう……!

ワイズ「…………ま、まぁ。うん、文化祭だし大丈夫かな?」

宣伝にもなるしね! メイド服のままでもオッケー!

……さぁて。どうしようかな。一人で回るのも寂しいし……。

誰と一緒に文化祭を回ろう?

ユウナ、ファティマ、ドロシー、ツクヨミ。を除く魔国であったキャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転。

コンマ反転98 ベルフェ

ワイズ「んー…………」

フランと一緒に文化祭を見る約束をしたので探していたが、何か見つからなかった。

……ま、まぁ。あの呪文を唱えた後に一緒に回るってのは、うん。ちょっと恥ずかしいし。

となると、僕はこれから一人でメイド服を着ながら文化祭を回ることに――。

とか考えたその瞬間。トントンと肩を叩かれた。

ワイズ「へっ?」

誰だろう? そう思って僕は振り返ると――。

ベルフェ「…………よ、よぉ」

ワイズ「」

悪魔がいた。

ニヤニヤと笑っている、悪魔がいた。

何か笑いを堪えている、悪魔がいた。

ベルフェ「っく、くく……あ、いやぁ? に、似合ってる。似合ってる……ぞぉ? ぷ……くっくっく……」

ワイズ「え、あ、これは、その――――」

ベルフェ「あーっはっはっはっはっはっはっは!!! ぶぁっはっはっはっはっはっはっはっはぁ!!!」

ワイズ「…………わ、笑うにゃぁああああああああああっ!!!」

廊下のど真ん中で、腹を抱えて爆笑されてしまった!

笑うな! 笑うんじゃなぁい!!!

ベルフェ「いーっひっひっひっひ……! わ、わりぃな? いやほんとぉおおおおおおに! 似合ってるぞ? うん」

目に涙を浮かべながら、褒められても嬉しくないっ!

ワイズ「な、何だよぉ! しょ、しょうがないだろ!? メイド喫茶なんだから!」

ベルフェ「だからってずっとは着ないだろ! 何、案外気に入っちゃってる? まぁ、うん。ベルフェ様は寛大だからその辺りの癖にも優しいぞ?」

ワイズ「笑った後に慰めるなぁ! な、なんかヤバイやつみたいじゃん僕が!」

ベルフェ「ヤバイやつだろ、十分」

ワイズ「真顔で言うな!」

何だ、何がしたいんだこの悪魔は! からかうだけなら止めてくれ!

ベルフェ「あーっはっはっは……ああ、まぁその調子なら私が応募したやつにも十分参加してくれそうだな?」

ワイズ「……は?」

そう言いながら、ベルフェは僕をそのままぐいぐいと引っ張っていく。

ワイズ「ま、待って!? ど、何処に行くのさ!」

ベルフェ「おいおい、決まってんだろ?」

――――ミスコンだよ。

と、言うわけで今日はこれで終わりにします。お疲れさまでしたー。

美味しくなる呪文で吹っ切れたワイズ君がミスコンに参加する話です、次は。

おつですた
ミスコンに女装して出る男の子…うん、やべー奴

乙乙
自分を正常と思い込んでいる異常者ワイズくん


ミスコンで披露する持ちネタ(呪文)ができてよかった
>>1安価取らないとフランと文化祭回れないです?

乙。
…ミスコンで良い成績残すと女性陣の立場はどうなるやら

>>81 すみません。本当だったら

1 フランと文化祭を回る
2 それ以外の子と回る

こんな感じで分ける予定だったんですけど……その、忘れてました……。

でも最終的には安価を取らないといけません! 必ず一緒に回るイベントを用意しているわけではありません! 

>>78 本人の意思で参加するわけじゃないからセーフ

>>79 なんでや! 普通の子やろ!

>>82 立場は変わらないと思うけど。ワイズ君が変な目で見られる。


ワイズ君変なオッサンのファンつきそう

>>86 ワイズ君泣いちゃう。

暫くは>>41みたいな自由安価が増える感じがします。ミスコンとか特に。

ユレイ審査員を通してセクハラすればいいんですね

>>88 セクハラ出来るんですか……? いや、出来るならすればいいと思いますけど。泣くぞ?

というわけで21時半くらいからやっていきたいと思います。

ミスコン。自己PRと質問タイムくらいしか思いつかなかったんですけど他に何かやることありますかね?

自己PR中の一発芸とか水着審査?

自己PRに入ってるかもだけど
歌とか縄跳びとかポージングとか魔法とか
自分の魅力を披露するアピールタイム

審査員の一言とかかな?
観客が投票する場合でも投票した理由が紹介されたり。
審査員A「ワイズたんの生足に惹かれました(ニチャア」※イメージです

自分が一番可愛い、美しいと思うポーズをとってくださいとか
一番の笑顔をアピールしてくださいとか

>>90 え、ミスコンって水着着るの!? マジかよ!

>>91 自己PRにアピールタイムはありますよね! 良いね!

>>92 審査員からの一言があるのか、はえー。


…………俺にミスコンは早かったかもしれねぇ。

まぁでも、全部安価すれば大丈夫ですよね!

>>93 あぁ、もう可愛いやんけ。

それでは、始めていきたいと思います。がんばろー。



ワイズ「…………は?」

一瞬、この悪魔が何と言ったのか聞き取れなかったが。この悪魔は確かにこう言ったのだろう。

ミスコン、と。

ワイズ「え、何? ベルフェ出るの?」

ベルフェ「ちがーう。お前が出るの、ミスコンに」

ワイズ「…………?」

ああ駄目だ、やっぱりこの悪魔が何と言ってるのかが聞き取れない。

ワイズ「何で?」

ベルフェ「私の誘い断ったから、あと面白そうだし」

ワイズ「…………?」

ベルフェ「いつまでも三点リーダーとクエスチョンマークを出してんじゃねぇよ。そろそろ認めろ、お前は今からミスコンに出てその可愛らしさを一般市民一般生徒全員にアッピールしてくるんだ」

ワイズ「いぃ……!? いやいやいやいや!? というか、まず僕男なんだけど!?」

ベルフェ「…………?」

ワイズ「お前が三点リーダとクエスチョンマークを使ってんじゃねぇかぁ!」

というか、そこは疑問にならないだろ!? 僕は! 男なの! 知ってるでしょ!?

ベルフェ「寝言は寝て言え少年。んで、お前を私はもうミスコンに登録したんだが――」


コンマ6以上で偽名で登録しといたよ。

コンマ一桁直下

コンマ2 本名だよー

ベルフェ「普通に本名で登録しといたから、そこんとこ宜しくなー」

ワイズ「…………は?」

ベルフェ「いや、だから参加登録用紙にワイズって書いたって」

ワイズ「いやいやいや!? 僕、ここの生徒なんだけど!?」

ベルフェ「は? 当たり前のこと言うなよ、久々にジュっと行くぞ? ジュっと」

ワイズ「男の生徒として登録されてる僕がミスコンに出てたら! ざわざわするだろ!? どうすんの! え、お前男なのにミスコン出てたけどあれなんなん? って訊かれちゃったら!」

ベルフェ「あっはっはっはっは!」

ワイズ「笑い事じゃねぇよ!?」

ああもうだめだ! 僕の学校生活は終わりだ! 神の頭も手に入れられなくて、そのままゲームオーバーなんだ!

ベルフェ「大丈夫大丈夫、ほら。世の中の全員が全員お前に興味あるわけじゃねぇから」

ワイズ「そんな奴の可愛らしさをアピールして来いって言ってきたやつのセリフとは思えないよ!」

友達にどう説明するんだよ! これぇ! そういう趣味があるもんだと思われちゃうよ!

ワイズ「…………死にたい」

ベルフェ「死なねぇよ。ほら、過ぎたことはしょうがないしょうがない。んで、次はワイズ君ちゃんの衣装なんだけど」

ワイズ「君ちゃん!?」

性別どっちだよ!? ちゃん要らないよ!?

ベルフェ「……お前そんなに突っ込む感じだったか? ま、いっか。ミスコンと言えば審査員や観客に媚びて媚びて媚びまくるのが定石だけど――何かそんな衣装があるんなら用意するけど?」

ワイズ「…………い、要らねぇよ」

ベルフェ「優勝賞金出るぞ? 銀貨五十枚」

ワイズ「……い、要らないもん」

ベルフェ「私は! 水着とかが良いと思うな! マイクロ!」

ワイズ「ああ分かった! お前僕のこと大嫌いなんだろ!?」


それで、衣装どうする?
1 このままメイド服で
2 …………じゃ、じゃあこんなのを。

先に二つ取ったものを採用

結果 メイド服のまんまで

ワイズ「いいよ僕は本当にぃ……ほ、ほら! メイド服着て、メイド喫茶宣伝しないと!」

ならしょうがない、ならしょうがないな!

ベルフェ「……ちっ。チキンめ」

ワイズ「!?」

チキンとか言われる筋合い無いんだけど!?

てか、メイド服着てミスコンに出る時点でかなり勇気ある行動だと思うけど!?

ベルフェ「はぁあああああああ…………ま、いいよ。うん。それじゃほれ、大聖堂に着いたからあとはスタッフの兄ちゃんに訊いてこい」

ワイズ「へっ? あ、うん、分かった」

大聖堂って、入学式やったところだよね?

……そんなところでやるんだ。ミスコン。

ベルフェ「じゃ、あとは観客席で見てるから。がんばー」

そして、無責任な悪魔は手をひらひらと振って……大聖堂に並べられているパイプ椅子の上に座った。

…………うわー。存在感あるなぁ。あれ、バレないのかなぁ。

――――

――



参加者に?

1 知ってる人いませんね
2~3 知ってる人一人いたよ!
7~9 二人いたよ
0 三人!

コンマ一桁直下

コンマ1 知ってる人いなかったよ


あ、危なかった……。めちゃくちゃスタッフの上級生に性別訊かれた……。

怖かった、いやこれからもっと怖いことが起こるんだろうけど……はぁ。

「それでは参加者の皆さん。そろそろ始まりますので準備……ステージの裏側で、お願いします」

ワイズ「あ、はい」

案内してくれたスタッフとは違う人に始まりを告げられて、僕たちはぞろぞろとこの控室からステージに向かっていく。

普通に制服を着ている人や、水着を着ている人なんかもいるけど……メイド服は僕だけだなぁ。

……き、緊張してきた。

――――

――



ユレイ「あのね、とりあえず肌見せればいいって魂胆が見え見えなの? 分かる?」

ユレイ「はー……しかも黒いビキニ? 身体を細く見せたいの? そういうのは夏に海に行ってくれない?」

ユレイ「あ、自己PRとか良いから。貴方うちの生徒よね? こんなくだらないことやってないで勉強しなさい、勉強」

ユレイ「…………ま、否定してばっかりも可哀そうだし……あー。えーっと、貴女胸はデカいんだから胸だけ強調する服着たほうが良いんじゃない? 胸だけあるんだから。はいじゃあ次」

ワイズ「」

…………地獄の門番がいる。

やべぇよ、やべぇよ。さっきの女の子泣きそうだったよ……やべぇよ。

というか。始まってから三人目だけど全員あんな感じだよ。やべぇよ、え? 辛口ってレベルじゃねぇよ。こえぇよ。

「は、はいじゃあ次の方――わ、ワイズちゃん! どうぞー!」

ワイズ「ふぇ!?」

ま、不味いこの流れで僕だ! い、行かないと!

メイド服のまま小走りでステージの表に出て、観客の前に立つ。

……うわっ、結構人いるなぁ。

「ええ、ではまず名前と、学年をどうぞ!」

ワイズ「ひゃ、ひゃいっ!? え、ええっと! い、一年生、ワイズって言います! 宜しくお願いします!」

そう言ってから軽く頭を下げる。

「はいありがとうございます! ええでは、観客の皆様と審査員のユレイ先生に自己PRをお願いします!」

ワイズ「自己PR!?」

ぜ、全然考えてないよ!? と、とりあえず。ええっと、審査員の方を向いて――。

ユレイ「…………ふふっ」

ワイズ「」

う、うわぁああああああああああああっ! な、何か今までと雰囲気が違う! 怖い!

捕食者の目をしてる先生が! 怖いよこれ!

と、とにかく! さっさと終わらせて帰ろう! メイド喫茶に!


自己PRをしよう!

30分まで募集します。なんかやりたいこととかアピールしたいところをそれっぽく書き込もう! セリフでもいいぞ!

メイド喫茶の紹介をした後に「にぃに、ねぇね、来てね」と言いながらウィンク

妹メイド喫茶の宣伝をしたあと
例の呪文を全力でやる

こう羽を散らして羽吹雪で芸術点

かっ、勘違いしないでください! 僕が女装するのなんて文化祭の期間だけなんですからねっ!
……で、でも、もしみんなが僕に投票してくれて、優勝したら、考えないこともない、かな
(戯言だけどね!)

1 >>110
2 >>111
3 >>112
4 >>113

この中から先に二つ取ったものを採用します。

結果 >>111


ワイズ「妹メイド喫茶「シスターメイデン」では! 僕を含めた六人の妹がにぃにとねぇねのお帰りを待っています!」

ワイズ「なので――にぃにとねぇねは是非妹メイド喫茶「シスターメイデン」に!」

せ、宣伝よし! あとは、あとは――――!

ワイズ「こ、これから! 妹メイド喫茶で飲める特製ジュースをもっと美味しくする魔法の呪文を唱えます!」

ワイズ「い、行きますよー!? ……きゅるるん♥ねぇねの妹メイドワイズがねぇねのためにこのジュースをもーっと美味しくしてあげるぞ♥」

ワイズ「そーれ♥美味しくなぁーれ♥美味しくなぁーれ♥」

…………ど、どうだ!?

反応は?

コンマが高いほど盛り上がる、低いほどえぇ…………?

コンマ二桁直下

ユレイ先生+10

盛り上がらないと可哀そうじゃない……? +5

コンマ80+15=95

「うっ…………」

ワイズ「…………?」

観客席から、誰かが声を漏らす。そして、その瞬間。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

ユレイ「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ワイズ「うわぁあああああああああああああああああああっ!?」

な、何か滅茶苦茶歓声が上がった!?

前と、そして後ろから!?

というかユレイ先生の声が観客と負けてないんだけど!?

「は、はい! それでは可愛らしい魔法の呪文ありがとうございましたー!」

ワイズ「は、はいぃ……」

こ、この空気のまま続けるのか!? 怖いよ僕は!

ユレイ「ワイズくぅううううううううん! いや、ワイズちゃぁああああああああん! きゃーっ!」

ワイズ「ひえっ」

「で、ではこのまま次な観客の皆様からの質問に答えてもらいましょう!」

ワイズ「し、質問ですか!?」

「はい質問です! では、観客の皆さん! ワイズちゃんに質問をしたい方は挙手のほうを――」

……な、なんだ!? け、結構手が上がってるような――。

ワイズちゃんに質問をしよう!

25分まで募集。そのなかかからコンマが高い三つを採用。反転。

いくらですか?いくらで専属メイドになってもらえますか???

酪農の育てや酪農の進めや乳牛や肉牛や豚や羊や馬や鶏と犬や猫などの親しみや企業の経営統合や大合併などにも加えていいみたいですよ。すべての旅館や店などの世代交代や防災散歩や旅行代や船舶の進化や鉄道や道路交通や航空などの進化や記念日が祝日に変わってくるにも加えていいみたいですよ。

俺と結婚してくれえええええええ(注:質問です)

なんでそんなに可愛いんですか?

コンマ反転89 >>126 64 >>129 63 >>127

>>127はこれつまりどういうことだってばよ?

じゃあちょっとずらさせてもらいます。ごめんね。

コンマ反転89 >>126 64 >>129 59 >>130

「いくらですか?いくらで専属メイドになってもらえますか???」

ワイズ「ふぇっ!?」

せ、専属メイド!?

いやぁ、流石にそこまでは…………。

「いくらでも払います! いくらでも払います!」

ワイズ「!?」

お、お金いくらでも払うの!?

って、いやいやいや。そういう問題じゃない気がするけど……いや。

男の専属メイドとかなりたくないし……。

なんて答える?

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。

ダンジョンで神の身体を見つけて持ってきてくれたら、考えてあげてもいいかも……

コンマ95 >>142

ワイズ「だ、ダンジョンで神の身体を見つけて。僕に持ってきてくれたら、考えてあげてもいいかも……」

「わ、分かりました! 俺、絶対にダンジョンで神の身体見つけてきます!」

「……なぁ、神の身体って校長先生が持ってる……」

「つまり体育祭で優勝したら――おいおいおい、始まったな」

……な、何かざわざわし始めたぞ?

ワイズ「か、考えるだけだからね? 考えるだけだから、本当にメイドになるか――」

「可能性が少しでもあるなら! 俺、頑張ります!」

ワイズ「…………う、うん!」

何も言えねぇ!


モブが体育祭で優勝したら神の身体くれるかもしれませんよ!

「俺と結婚してくれえええええええ!!!」

ワイズ「ひえっ」

司会の人に刺されてもいないのに、大きな声で変な奴が変なこと言いだしたぁ!

怖い! 怖い怖い怖い! 僕男なのに――いや、まだバレてないのか!?

ワイズ「け、結婚。結婚結婚…………」

どう答える?
1 にぃにと結婚はちょっと……
2 …………えへ(取り合えず笑っとけ)
3 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ98 …………えへ

ワイズ「…………えへ」

と、取り合えず笑っとけ! 笑ってごまかして有耶無耶にしておけば何とかなる!

「……!」

「おいあの笑顔は……! チャンスがあるんじゃないか……!?」

「おいおいおい、始まったな」

……不味い。何か何をやっても逆効果な気がする。

どれもこれもあの呪文のせいでは……?

ワイズ「え、えへへ……」

「う、うぉおおおおおおおおおおおっ!」

えぇ……?

「なんでそんなに可愛いんですか?」

ワイズ「え」

何でそんなに可愛いのか!? し、知らないよそんなの!?

というか可愛くないし! 男だもん僕――ああでも、今この場では一応女なんだし……?

「ワイズちゃーん! 教えてくださーい!」

ワイズ「む、むむむむむむぅ…………」

なんて答える?
1 ぼ、僕は可愛くないよ!?
2 ……わ、分かんないよ
3 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転84 ぼ、僕は可愛くないよ!?

ワイズ「ぼ、僕は可愛くないよ!?」

こ、ここはあえて僕が本当に思ったことを言おう!

僕は可愛くない! それ以外に言うことは無い!

「そんなことないよー!」

「ワイズちゃん可愛いよー!」

ワイズ「くっ……! だーかーらー! 僕はこれっぽっちも可愛くないんだからぁ!」

負けるもんか! 僕は自分の主張を曲げないぞ!

「なっ……! 怒った顔も可愛いだと…………!」

「あぁ^~。にぃに癒されるぅ……」

「は? 俺がにぃになんだが?」

「は?」

「……は?」

「おいおいおい、始まったな」

というかさっきからなんだよ! 始まったなって言ってる人は! 始まんねぇよ!

あー! あーあーあーあー! もう僕知らない知らない知らない! 勝手にしろ馬鹿!

にぃには俺なんだが?

ワイズ「はぁ、はぁ……」

何かどっと疲れた。

というか、何かまた誰がにぃにだあーだこーだって……この変態どもめぇ。

僕は妹じゃないぞ、ばーか。

「では! 最後にワイズちゃん! 最高に可愛い笑顔、もしくはポーズをお願いします!」

ワイズ「は、はぁ!?」

何で!? もう、よくない!?

「ではいきます! 三! 二! 一――!」

ワイズ「え、あ、はいぃ!?」

どっちにする?
1 最高に可愛い笑顔
2 最高に可愛いポーズ

先に二つ取ったものを採用します

結果 最高に可愛いポーズ

か、可愛いポーズ……!

笑顔は出来るかもしんないけど可愛くないと思うし! だったら形だけでも――!

ああああああああ! でもやりたくない! やりたくない!

ワイズ「う、うううううううう――――!」

最高に可愛いポーズ! それってどんなポーズ?

一時十分まで募集。からの多数決!

ハーピィなのにニャンニャンポーズ

瞳を潤ませながら手をグーにして顔のあたりに持っていくぶりっ子ポーズ

荒ぶる鷹のポーズ

天地魔闘の構え

胸のあたりで手を組んで上目使い

1 >>169
2 >>170
3 >>171
4 >>172
5 >>173

では、こっから二つ取ったものを採用します

結果 >>173

こう、胸のところで手をぎゅっと組んで――。

ワイズ「え、えいっ!」

上目遣い!

こ、これは結構ポイント高いんじゃないか……っ!?


最後の反応は?

コンマが高いほど盛り上がる、低いほどえぇ…………?

コンマ二桁直下

最初の盛り上がり+35

今までの流れ+15

コンマ4+50=54 

「うぉおおおー……」

ワイズ「お、おー!」

ちょっと落ち着いたけど。まぁ、こんな感じだよね! 普通普通! これくらいの歓声のほうが僕は好きだよ!

最初の盛り上がりがおかしかった! うんうん!

「はいでは、ありがとうございましたー! では、最後に審査員のユレイ先生からお話を――」

司会の人から先生に話を振られる。

ユレイ「はぁあああああああああああ…………」

が、先生な顔を下に向けて大きくため息をしていた。

ワイズ「……?」

ユレイ「ああもう、好き。はぁああああ……ワイズ君――違う、ああもう。ワイズちゃん好き……」

何よあの媚び方、最強じゃない……。やっぱり男らしいガッチリした男も良いけど。こういう可愛い天使のようなショタも至高……。

ぶつぶつと、ぶつぶつと先生は呟いている。

「あの? 先生……?」

ユレイ「へっ? ああそうね? ええっと、ワイズきゅん?」

ワイズ「は、はい?」

ユレイ「結婚しない?」

ワイズ「し、しませんからぁ!」

そう叫んで、僕は裏側に逃げていった。

――――

――



「はいではすべての参加者の審査が終わりましたぁ!」

と、言うわけで全員の審査? が終わった。

…………結構時間がかかった気がする。

「総勢三十人にも及ぶ女の子の中で、一位に輝いたのは――――」

……さ、三十人もいたのか!?

結果は?

コンマ2以上で優勝!

コンマ一桁直下!

コンマ6 優勝だ!

「――――ワイズちゃんです!」

ワイズ「へっ……?」

……僕!?

え、いやいやいや! これミスコンだよ!? 僕男の子――。

「いやぁ、やはりあの呪文が記憶に残ったみたいですねー……では! 優勝したワイズちゃんには賞金の銀貨五十枚を贈呈します!」

ワイズ「あ、はい。ありがとうございます……」

「それではヴェルヴァディオ魔法学校ミス・コンテストを終了いたします! 優勝したワイズちゃんの妹メイド喫茶「シスターメイデン」! 皆さんもぜひ行ってみてください!」

「うぉおおおおおおおおおおおおっ!」

ワイズ「ひえっ」

……だ、大丈夫かなぁ。皆。


ミスコンで優勝した!!!!!

賞金の銀貨五十枚を手に入れた!

所持金が「金貨一枚 銀貨十六枚 銅貨九十枚」になった!

では、今日はこれで終わりにしたいと思います! お疲れ様でしたー!

皆ワイズ君に投票ありがとー! 今後のワイズ君の学校生活が大変なことになるね!!!

>>160-163までの流れほんと草生える。にぃに多すぎでは?


俺がワイズのにぃにだよ

こんにちはー。今日は18時くらいからやりたいなーって思います。なので、参加できそうな方は参加してくれると嬉しいです。

>>189 皆にぃにだよ

>>191
なんでや!女の参加者までにぃに扱いはひどいやろ!

参加者に女性はいるかはともかく

>>192 じゃあコンマで決めるしかねぇな……


コンマ6以上で参加者に女性もいるよ!

コンマ一桁直下

何でスレ上がってないの!

すみません、ちょっと出かけるので開始が遅れるかもしれません。コンマはこの下でお願いします!

コンマ4 男しかいないよ!

このスレの参加者に女性なんて居なかった。

やっぱり女性もいますね!

じゃあ、やっていきまーす



――――

――



ベルフェ「男の子なのにミスコンで優勝しちゃってどんな気分? ねぇ今どんな気分?」

ワイズ「」

ミスコンを終えて、ベルフェの下に戻った瞬間――滅茶苦茶煽られた。

ベルフェ「あーんなに熱心なファンまで出来ちゃって! ねぇねぇ、魔性の女になっちゃった気分はどう? ベルフェ君ちゃん?」

ワイズ「し、知らないよ……」

ベルフェ「あーんなノリノリにポーズ決めたり呪文言っちゃったりして! 私にもやってよあれ、きゅるるんって!」

ワイズ「あーあーあーあー! もう行くよ! ベルフェ!」

ベルフェ「……ねぇねは?」

ワイズ「い、言うかぁ!」

ベルフェ「嫌よ嫌よも好きのうち、という言葉があってだな?」

ワイズ「……どういうことだよ」

ベルフェ「おいおい、考えもしないで答えを聞くのはよくないぜ? まずは私がどういう意図でこの言葉を言ったのかしっかりと考えてだな」

……か、考えたくない。

取り合えず、ミスコンも終わったんだし。ほかの場所を見ないと……。

ベルフェ「あ、お前今現実から目を背けただろ」

ワイズ「そ、背けてないんですけどー!」


文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 メイド喫茶「シスターメイデン」
4 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転96 広場

――――

――



~広場~

ワイズ「おー……!」

普段は生徒たちが遊んだりご飯を食べている広場に、今は様々な出店が並んでいる。

焼きそばとか、綿あめとか、りんご飴とか…………!

ベルフェ「見事に目を輝かせてんじゃねぇか」

ワイズ「はっ!」

ベルフェ「ま、少年は少年らしく綿あめ頬張っとけな?」

ワイズ「な、何だよぉ! いいだろ別に綿あめに目を輝かせてもぉ!」

ベルフェ「悪いとは言ってねぇよ、ほれほれ。回るぞ回るぞ」

けたけた笑われながら、頭をポンポンと叩かれてしまった……。

…………ぐ、ぐぐぐぐぐっ!

どこにいく?
1 食べ物系の屋台
2 遊び系の屋台
3 一風変わった感じの

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転86 一風変わった感じの

ブレイド「ん…………お前らは」

ワイズ「あっ」

出店で何を食べようか歩きながら考えていると、ブレイドさんに声を掛けられた。

…………上半身裸の。

ベルフェ「おーおーおーおー! ブレイド先輩じゃないですかー! いやぁどうしたんですか先輩その恰好は!」

ブレイド「お前は黙っとけ、悪魔。あー……ワイズ、てめぇは……まぁ、何だ。そういう趣味なら、とやかく言うつもりはないが」

ワイズ「か、勘違いしないでくださいよ!? 僕は、自分からやりたくてこの格好をしているわけじゃなくて!?」

ベルフェ「ミスコンで優勝したくせに?」

ワイズ「それは不可抗力!」

ブレイド「…………」

や、ヤバイ。今まで感じたことが無い憐みのような視線をブレイドさんから受けてる……!

ブレイド「……ま、何でもいい。取り合えず暇なら募金してけ、ほれ」

ワイズ「……募金?」

そういえば、確かにブレイドさんは募金用の小さな箱を持っていた。

ブレイド「俺が居た孤児院への寄付。お願いしまーす……別に、俺の方じゃなくても良いけど」

ベルフェ「先輩、まさか孤児院のために身体を売って……!」

ブレイド「言い方を考えろ悪魔。でも人気あるんだよ、こういうの……」

ワイズ「な、何の話だ……?」

どうする?
1 ブレイドさんに募金しよう
2 俺の方じゃなくてもいいって?
3 募金しないです

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。

コンマ反転96 俺の方じゃなくてもいいって?


ワイズ「……あれ、俺の方じゃなくても、って?」

別に募金をするのはいいけど、何かブレイドさんに募金したら嫌な感じがする。

鳥肌ゾワゾワな感じになる気がする。

ブレイド「あー……まぁ、確かに男にとってはそっちのほうが良いか」

ワイズ「そっち?」

ベルフェ「…………」

ブレイド「行けば分かる、行けば。ほれ、分かったらとっとと行ってこい、あっちだあっち」

少し不安そうな目をされながら、僕はブレイドさんにぐいぐいと押された。

……こっちに行けばいいってことかな?

ベルフェ「んで、先輩? 私の可愛い可愛い少年に何をしようと?」

ブレイド「俺は何もしねーよ、俺は」

コンマ
1~3 そういうの良くないと思います!
4~6 そういうの大歓迎なんですけど!
7~0 どっちもに決まってんだろ!

コンマ一桁直下

ごめんなさい、なんかこういう機会でもないと出せる気しないので、やっぱり二人とも出してもいいですか……?

じゃあすみません、では>>213のコンマ判定は無かったことにさせてください……。



「せ、先輩? あの、あたしやっぱりこういうのは……」

「えー? イーリィが頑張りたいって言ったんじゃーん? あーしだってほら、身体張ってるんだから、ね?」

「ノリノリじゃないですかぁ!」

ワイズ「……あの二人かな?」

……何かフードを被った二人が、わちゃわちゃしていた。

……募金の箱を持ってるってことは、そう言うことなのかな?

ワイズ「あのぉ、すみませーん……?」

「はぁい! 募金希望者さんですかぁ?」

な、何か声色が変わったぞ……!?


【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下 

コンマ下2 男の子……!+10

ごめんなさいちょっと離席します……、コンマ取ってたら下にずらしてください……

イーリィ70「女の子……違う、男の子!?」

リリス99「こういう男の子……ふふっ」

すみません、20時半くらいに再開です。

男の娘×男の娘か…
おいおいおい、始まったな

おち○ち○ランド 開 園 だ

サキュバスがいるならワイズちゃんのワイズ君のサイズやら能力やらの判定があってもいいと思います!!!!!!!!

>>224 男の娘×男の娘良いよね……。

>>225 やったぜ。

>>226 すっげぇ判定したいけど、ここR板じゃないから……しょうがないんや。

じゃあちょっと早いですけど再開していきます。



「……あれ? 募金、ですよね?」

ワイズ「は、はい。募金ですけど……貴方たちは?」

「あ、あたしたちは――――」

「ねぇ、あーしたちって、何だと思う?」

「せ、先輩!?」

片方の少女の話を遮るように、もう片方の少女が僕に身体をグイっと寄せて話を始めた。

……す、凄い。良い匂いがする……。

ワイズ「へっ……!?」

リリス「あ、あーしはリリス。こっちはイーリィ……宜しくね? えっと、可愛い可愛いメイド服の君は?」

ワイズ「ぼ、僕はワイズ……」

リリス「へー、ワイズ君って言うんだ。いや、ワイズちゃんかな?ふふ、堂々と女の子の格好をしてるなんて……勇気あるね?」

イーリィ「あっ! やっぱりこの子男の子……! か、勘違いだと思ってたぁ……!」

ワイズ「っ!?」

な、何か一瞬で見破られた……!?

ていうか、何だ? この二人――特にリリスさんの雰囲気……。

ワイズ「い、言っとくけどこれは僕の趣味じゃないからなぁ!?」

リリス「分かってる分かってる……ね? もう一度聞くけど、あーしたちは何だと思う? このままモヤモヤしたままだとちょっと嫌でしょ? ね、ローブの下見たい?」

イーリィ「だーかーらー! 先輩! それ以上はダメだってブレイドさんに言われてるじゃないですかぁ!」


どうすんべ。
1 …………………う。
2 ぜ、全然興味ないし! 募金するだけだし!

安価先に三つ取ったものを採用。

今聞く必要は全然ないんですけど、こっちの板でエッチな感じのってどこまでOK何ですか?

お茶の間が安心して見れる程度と言われている
おっぱいや性器が出てなければセーフ?

境界が曖昧だからちょっとでもエロがあるスレはRの方に旅立った過去がある
くっ殺レベルで移転させられたのは見た

>>232 へー、そんな感じなんですね。ありがとうございます。

>>233 くっ殺レベルで転移!? というか転移って今もされてるものなんですか? そこらへんよくわかんないの。

じゃいいや、ぶっちゃけ怖いからR板に板立てて予防線張りたいんですけど、良いですか? その方がリリス動かしやすそう。

地上波のアニメ程度かな?
直接的な描写は無し。あってもキンクリして事後の描写に留めるとかストレートな表現を避けた(伏せ字にした)会話だけとか。

でも、異世界の風俗を扱ったアニメが地上波でも出たしなあ…

今は管理人いないのでそんな厳格な転移はされない

>>236 キンクリ出来るならしたいけど、うーん…………出来る気がしない。

>>237-238 はえー。けど移転されなくても、やっぱルール? としてあるなら守ったほうがええんとちゃうかなぁ、と思う。めんどくさいけど。

いいや、R板にスレ立ててきます。そっちで思う存分やろう。

何かややこしい問題だったね!

【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです R-18巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1589112382/)

というわけでR板で建ててきました。じゃあ移動しまーすねー。

はーい、戻ってきましたー。じゃあちょっとだけやっていきまーす。てか、人いるー?

ま、あっちでワイズ君寝ちゃったのでステータスからですけどね!



【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:19 魔力:15 筋力:29 俊敏性:95 知能:35 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:34 乗り物酔い耐性:34歌:51

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:男

【戦闘スキル】
羽ビンタ[Lv3]相手に6のダメージ。
風魔法・真空の刃[LV2][消費7]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。

【通常スキル】
フェニックス[LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実[LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質[LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
鉄の胃袋[Lv2]嫌いなものを無理に食べてもリバースしないくらい
歌好き[Lv1]歌を聴くと、ちょっとテンションが上がる。
それは残像![Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
採取[Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳[Lv1]ルーン文字の簡単な単語くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-5。
融合[Lv1]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-10。
調合[Lv1]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-10。
箒飛行[Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?

【所持金】
金貨一枚 銀貨六枚 銅貨九十枚

【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。 
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?

【好感度一覧】
『王国』
メリル43「ダンジョンはやっぱり危険ですから」
ペアリス100「また聴きに来てね!」
コレット59「…………ワイズ殿」
ローア87「まさかそんな敏感に変化に気が付くとは」
フレア50「もっと頑張らねばいけないな」
ショコラ100「仲よくしよーね!」
『魔国』
ユウナ116「楽しかったね!」
アーティ73「また出会ったら宜しくお願いしますね」
サニャ71「あ、あーん……」
リィ89「まぁ、分かってくれたら良いんだよ。うんうん」
ゾラ81「これから仲よくしようねぇ、ワイズ君」
ファティマ76「が、がんばろっ!」
レヴィア53「勉強ならいつでも教えてあげますから」
レンジ90「一緒にトレーニング……結構か! そうか!」
クスノキ74「こんなはずでは……っ!」
ラディア71「一から頑張ろうね!」
ジョンソン58「真面目に授業を受けてくれるなら、それで」
ドロシー67「……ぜーったいにもう負けませんわ」
ユレイ62「少年のお尻撫で放題……!?」
ブレイド30「自分がやりてぇ店やるのが一番だろ」
ディアン43「これ以上の言葉は不要であろう?」
ジェノム59「真面目に授業を受けているようだな」
アマンダ26「……ふぅん」
ツクヨミ44「いやぁ、愉快愉快」
バレリア68「……ふむ?」
フラン51「文化祭一緒に回ろうね!」
ロズウェル86「磨けば光るな……うむうむ」
アンブローズ96「存分に青春を満喫するといい」
クレーナ92「ご、ごめんなさいごめんなさい……!」
クリス80「…………」
セロ44「どこかに退屈を忘れさせてくれる人はいませんかねぇ」
プリシラ80「…………面白いね」
イーリィ71「ひ、ひえぇ……」
リリス110「最高だったよ、ワイズちゃん?」
『七聖剣』
アベル1「断罪を開始する」
『セブンスアビス』
ベルフェ97「私を振った罪は大きいぞ? ワーイーズー?」
ハルエル37「一緒にご飯食べたいね!」

まぁでも、すぐに終わるから! 大丈夫や!



十六日目~(文化祭二日目)

――――

――



ワイズ「……はっ!?」

目を覚ますと、そこは自分の部屋だった。

ワイズ「あ、あれ? あれ…………!?」

自分の服はきっちりとパジャマを着ているし、枕元には綺麗に畳まれたメイド服があった。

…………少しだけ身体が痛い。

そして、その身体の痛みとともに。僕は、昨日の出来事を思い出して――――。

ワイズ「…………っ!」

寝起きだというのに、顔がボンッ! と熱くなる。

ま、不味い。不味い不味い不味い……!

ワイズ「と、と言うかぁ!? 僕文化祭の途中で寝ちゃった――いや、うわ、僕……ぶ、文化祭の途中で、ぇ…………!?」

改めて考えると、自分がいかに自分勝手というか。脳みそピンクだったかを理解させられる。

…………ぅ。さ、サキュバスが悪い! ぼ、僕は悪くない!

ワイズ「と、とりあえず今何時……!? も、もうすぐじゃん!?」

と、とりあえず身だしなみを整えないと!?


コンマ6以上で首のあれに気づくよ

コンマ一桁直下

コンマ1 気づかない。

【悲報】ミスコン優勝の妹メイド、次の日に首に虫刺されを付けてくる。

――――

――



~妹メイド喫茶「シスターメイデン」~

ユウナ「ちょっとワイズ!? 昨日何処で何してたの!」

ワイズ「ご、ごめんなしゃぁい!」

メイド喫茶に急いで向かうと、昨日と同じようにメンバーが揃っていた。

ドロシー「貴方が返ってこなかったせいでこっちは大変だったんですからね!? ほら、何処で油を売っていたんですか!」

クスノキ「拙者が必死に探しても見つからなかったということは、中々の場所にいたとお見受けられますが……」

ファティマ「…………昨日は、ユレイ先生が。酷かったんだよ?」

ツクヨミ「妾も昨日はへとへとじゃった……お主本当にどこで遊んでいた!」

ワイズ「う、ううううううう…………っ!」

ど、何処で油を売っていたか……?

い、言えるかぁ!

R-18判定

虫刺されに……。

ユウナ59以下で気づく コンマ直下

ファティマ30以下で コンマ下2

クスノキ16以下で コンマ下3

ドロシー30以下で コンマ下4

ツクヨミ30以下で コンマ下5

結果 ファティマさんにだけ気づかれたよ!

ファティマ「――――っ!?」

ユウナ「それじゃあ、早速開店するよ! ていうかワイズ! ミスコンっていったい何――」

ファティマ「ちょ、ちょっと待ってワイズ君!? こ、こっちに来て!」

ワイズ「へっ……!?」

いきなり、顔を真っ赤にしたファティマさんに手を引っ張られ。裏に連れてこられてしまった。

ワイズ「い、いてて……な、何ですかファティマさん――――」

ファティマ「わ、ワイズ君!? っそ、その……く、首の赤いマークは……?」

ワイズ「へっ……何か付いてますか?」

ファティマ「そ、それは…………っ!? と、兎に角ぅ! く、首隠して! いやそのマークを何とかして!」

ワイズ「…………?」

どうする?
1 いや、ちょっと何言ってるか分かんないです
2 じゃ、じゃあ何とかします……?

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転83 じゃ、じゃあ何とかします……?

ワイズ「じゃ、じゃあ首隠しますけど……本当に何ですか?」

ファティマ「い、良いからっ! 何でもいいから早く隠してぇ! め、メイド喫茶のお仕事に支障が出るよ!」

ワイズ「……?」

何でこんなにファティマさんは慌てているんだろうか。

…………ま、まさかバレたか!? いや、そんなわけないない。


こう、首の虫刺されをどうにかしよう! で、どうしよう?

安価下3まで募集。そっから多数決

ごめんなさい連投でした
安価下で

>>280 人いないので大丈夫です! 採用しまーす!

じゃあ、今日はこれで終わりにしたいと思います! あっちのスレでは本当にお疲れさまでした!

あっちでスレ立てしましたけど、こっちではそんなエッチな感じの安価は取らないからな! 本当に!

こんにちは、今日は18時半くらいからやっていきたいと思いますので。参加できそうな人は参加してくれると嬉しいです。

じゃあちょっとずつやっていきたいと思います。



1 リボンでも巻いとこ
2 チョーカーをつける
3 お化粧で誤魔化す


こっから先に二つ取ったものを採用します。

結果 お化粧で誤魔化す

――――

――



ファティマ「お化粧をしましょう」

ワイズ「うわぁああああああああっ!?」

どうしてこうなった!? どうしてこうなった!?

ファティマ「大丈夫よワイズ君、首のマークを消しながらその……可愛くしてあげるから!」

ワイズ「ぼーくーはー! 男なの! ねぇ、分かってる!?」

ファティマ「でもほら、最近では男性でも化粧をする人はいるみたいだし……問題なし!」

ワイズ「問題しかない! いやだぁ!」

ファティマ「ほら動かないで、動かなかったら可愛くしてあげるから、ね? ぱっぱと終わらせてお仕事しよ?」

……椅子に押さえつけられて、動けないまま。僕はまたされるがままになった。

…………う、ぐぐぐぐぐぐぅ……。


結果は?

大きいほど可愛く、小さいほど……まぁ、マークは隠せたな!

コンマ二桁直下

かわかわ

コンマ48 まぁ、普通だな!


ワイズ「……う、ううううううぅ」

何か滅茶苦茶ぽふぽふされた。

すっごい変な感じするぅ……うぅ。

クスノキ「遅かったですねワイズ殿、ではもう開店――あれ、ワイズ殿?」

ワイズ「ひゃい!?」

クスノキ「何か少し雰囲気が――」

ワイズ「き、気のせいじゃないかな!? ほら、早くにぃにたちをおもてなししないと!?」

クスノキ「…………?」

ファティマ「んー、もうちょっとやりたかったんだけどなぁ」

ドロシー「あれ、何かしていたんですか?」

ファティマ「ああドロシーさん……いや、ちょっとワイズ君をね?」

ドロシー「?」

さぁて、メイド喫茶二日目だ! あ、あは、あはははは!


どれくらい来てるよ。

コンマが高いほど来てるよ!

コンマ二桁直下

内装+15

一日目の評判+10

ここにミスコン優勝者がいるみたいですよ+30

大☆盛☆況

+55とか、これで高コンマを出していたらどうなっていたんですかねえ…

>>300 補正なしだったら貴方が一番なんだよなぁ。

ちょっと補正が乗りすぎたかもしれんね。まぁ、いっか!



53+55=108 やべぇや


――――

――



地獄だった。

昨日と今日を比べるとするならば、今日は圧倒的に地獄だった。

ユウナ「はーい! それじゃあお兄ちゃん! あーんってするから、お口開けてね?」

ドロシー「お、お兄様。特製ジュースここに置いときますわ――ふぇえっ!? あ、あの呪文!? う、うううううう……」

クスノキ「では兄上のために拙者がカフェオレを混ぜ混ぜとしてあげよう……え、ふーふー……? し、しないとダメか?」

何か滅茶苦茶人が来てる。やばいくらい来てる。

教室の外にまで人並んでるし……! てか、男性だけじゃなくて女性も来てる……のは、なんだ? 何があった?

ファティマ「姉さん疲れた顔してるけど大丈夫……? じゃあ、私が優しく手を揉んであげるね?」

ツクヨミ「姉者のために妾が頑張ってオムライスを作ってきたぞ! では、あーん……」

てか地味にメニューが豊富なのがヤバイ、何かメニューがいつの間にか増えてる。怖い。

…………整理券作らないと。

というか、だよ。大体何で――。

「ワイズちゃーん! 僕にもあの呪文やってー!」

ワイズ「は、はぁい……!」

滅茶苦茶僕を求めてくるにぃにが多い。しかも呪文も求めてくる……!

キモイ! やめろ!

ワイズ「じゃ、じゃあ行くよにぃに? きゅるるん――――」

今日二十三回目の美味しくなる魔法の呪文である。

てかやばいよ、みんな特製ジュース頼んでくるよ! 普通にメロンソーダとかあるじゃん! そっち頼めよ!

ほら、今ドロシーさんが顔真っ赤にしながら呪文唱えた! ちょっと歓声が上がったよ! ああもう!

ワイズ「ひ、ひぃ…………!」

次のにぃにはパフェ! その隣のにぃににはハンバーグ! その向かい側のねぇねには特製ジュース!

てんやわんやしすぎだよ! 不味いよ本当に!

コンマ0で――――

コンマ一桁直下

コンマ9 失敗

誰か来たよ!

ワイズが知ってる、会ったことがある魔国キャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。そして反転!

コンマ反転100 イーリィ

はいじゃあ次のお客さん! 次はだれだ! もう誰でも来い!

ワイズ「お帰りなさい――」

イーリィ「あ」

ワイズ「ねぇね――あ?」

僕が次の相手をすることになったお客さん、ねぇねは何か昨日見たことがある女性だった。

……サキュバスの、イーリィさんだ。

イーリィ「……」

ワイズ「…………」

イーリィ「…………か、帰ります!」

ワイズ「ま、待ってぇ!? ねぇね帰らないで!」

うわぁああああああああああああああああ! 気まずぅうううううううううううううい!

ワイズ「と、とりあえずねぇね? ご注文を……」

イーリィ「う、うん! そ、そうだねメイド喫茶だもんね! 何か、何か頼まないとね!?」

サキュバスとは思えないくらい、彼女はあたふたしていた。

……メニュー表、逆さまだし。

ワイズ「あの、ねぇね? ねぇねはどうしてここに?」

イーリィ「へっ? あ、いや。人気だーって周りの人が言ってるのを聞いて……め、迷惑だった!? ちゃんとローブ着てきたんだけど!?」

ワイズ「だ、大丈夫! 分かってるから!」

分かってるから何か頼んで早く帰って! 申し訳ないけど、この雰囲気に長い時間居たくない!


妹メイドとしてねぇねをもてなそう!

安価下3まで募集。からの多数決

1 相談室
2 ひざまくら
3 投げキッス

先に二つ取ったものを採用しまーす

2

結果 ひざまくら

――――

――



ワイズ「」

イーリィ「ご、ごめんなさいごめんなさい……!」

どうして今僕はイーリィさんの頭を膝に乗せているのだろうか。

答えは簡単だ、メニューに妹メイドの膝枕があったからだ……昨日は無かった気がするんだけど?

ワイズ「あの、なんで膝枕を……?」

イーリィ「あの、あたし。男の子の身体に慣れるというか耐性を付けないとって思って……!」

ワイズ「…………あー」

その、あの。ワイズくんも、ちゃんと男の子だし……。

…………ああああああああああ……きつぅい。

膝枕しながらなんか話そう。

安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。


すみません、ご飯のため休憩したいと思います!

それじゃあ、再会していきたいと思います。



コンマ反転42 お互い無言で沈黙が続く

ワイズ「あー……」

イーリィ「…………」

何か話題を探そうとするが、なにも出てこない。

……下手な話題を出すともっと気まずくなってしまいそうで、怖いし。

ワイズ「…………」

イーリィ「…………」

無言のまま、ちらりと膝の上に頭を乗せているイーリィを見る。

藤色の髪の毛が綺麗で、それがほんの少しサキュバスとしての雰囲気を醸し出している感じがする。

……というか、二本の黒い角が僕の太ももに刺さらないように位置を調整してくれてるんだなぁ。

…………何か、良い匂いがするなぁ。

イーリィ「あ、あの」

ワイズ「んあっ!?」

イーリィ「ひっ! ご、ごめんなさい! 黙ってますぅ!」

ワイズ「あっ…………」

やってしまった。

……こんな感じで、また沈黙が続いていった。

けど、ちょっとくらいはイーリィさんも男性に慣れたんじゃない、かな?

…………あー、うぅ。恥ずかしいなぁ……。


イーリィの好感度が3上がった(74)

イーリィ「あ、ありがとうございましたぁ!」

ワイズ「こ、こちらこそっ! ねぇね、ありがとうございましたぁ!」

メイドとお客がぺこぺこと同時に頭を下げるという奇妙な光景がそこにはあった。

……さて、まだまだお客さんは。にぃにねぇねは居るのだ。

必死に頑張ろう頑張ろう!

…………ああああああ! また呪文っ!


コンマ0で――――

コンマ一桁直下

コンマ9


誰か来たよ!

ワイズが知ってる、会ったことがある魔国キャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転反転反転!

コンマ反転46 リリス

ちょっと草生えた

あ、アーティ魔国キャラ扱いじゃないんだ
以前魔国に分類されてたからいけると思ってました

>>336 あ、やべごめんなさい! 勝手に王国にしてました! アーティ大丈夫です! 書き直してきます!

ワイズ「はいでは、お帰りなさいませねぇね!」

知らない男性のにぃにの相手をして、次はねぇねの相手だった。

にぃにとねぇねだったら、断然ねぇねのほうがやる気は出るものだ。

アーティ「……おや? 貴方は……」

ワイズ「……あ」

すぐに気づくことは出来なかったが、彼女がこの国に向かう船で知り合った吟遊詩人の彼女であることに僕は今気づいた。

ワイズ「あ、アーティさん……?」

アーティ「ふふ、もしかしなくてもワイズさんですね? お久しぶりです」

ワイズ「ど、どうも……」

アーティ「まさかワイズさんにこういう趣味があるとは、ああミス・コンテストで優勝したというハーピーのメイドとは貴方のことですか」

ミスコンのことまでバレてる!?

ワイズ「…………こ、こちらの席にどうぞ。ねぇね?」

アーティ「ふふ、はい。精一杯おもてなしをしてくださいね?」

な、なんか怖い感じがするは僕だけでしょうか……?

妹メイドとしてねぇねをもてなそう!

安価下3まで募集。からの多数決

1 お菓子を食べさせてあげる
2 メイドさんオンステージ
3 女装してミスコンに優勝した感想は?

先に三つ取ったものを採用します。

すみません、またちょっと離席します……

再開していきますが、少しやったら終わろうと思います。



結果 女装してミスコンに優勝した感想は?

ワイズ「ええ、じゃあねぇね? 注文は――」

アーティ「女装をしてミスコンに優勝した感想を聞かせて欲しいなぁ」

…………?

ワイズ「いやあの、注文――」

アーティ「ねぇねのお願いだよ。私に、女装をしてミスコンに優勝した感想を聞かせて欲しいな」

ワイズ「い、いやいやいや! さすがにそれはメニューにないでしょ!?」

アーティ「……おや? 妹メイドはねぇねのお願いを聞いてはくれないんですか?」

机に肘をつきながら、アーティはくすくす笑いながら僕にその感想を訊いてくる。

ワイズ「め、メニューにないのはちょっと……」

アーティ「ふふふ、まあまあいいじゃないですか。貴方も女装をしてミスコンに参加をしてた……なんてバレたくないでしょう?」

ワイズ「……!?」

アーティ「これからの学校生活が大変ですよ? ほら、色々訊かせてくださいよ、ね?」

お、脅されてる……!

確かに女装をしてミスコンに参加してた、何てバレたら僕はもう学校に滞在できない! 神の身体も何もかも置いてって逃げちゃう!

…………くっ。ニヤニヤ笑いやがってぇ……!

アーティ「それじゃあ私に訊かせてくれる? 他の女性参加者を置き去りにして、男の子なのにミスコンで優勝をしてしまった感想を。じっくりとね?」

ワイズ「ぐ、ぐぐぐぐ……」

や、優しい人だと思ったのにぃ……!

優勝した感想は?
1 う、嬉しかったです(棒読み)
2 ……ふ、複雑な気持ちだよ……僕。男の子なのに
3 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

逃げなきゃまずいかもしれない。
観客の中に血走った目でみてきた人もいたし……(遠い目)

結果反転97 ……ふ、複雑な気持ちだよ……僕。男の子なのに


ワイズ「……ふ、複雑な気持ちだよ……僕。男の子なのに」

変に適当な感想を言って根掘り葉掘り聞かれるのも嫌なので、本当に思ったことをぱっぱと言って帰ってもらおう。

アーティ「ほう、複雑な気持ちっていうのは?」

ワイズ「そりゃあ、僕は男の子なのに……その、メイド服を着てミスコンなんかに出て……綺麗で可愛い女の人、沢山いたのに何か僕が優勝しちゃって……」

本当に、なんで僕が優勝したんだろうか?

多分あの時のノリと勢いで、適当に入れた人が殆どだと思うんだけど……けど、それで優勝はなぁ。

アーティ「うんうん、確かに女性の参加者が何人もいる中で男のワイズさんが……いや、ワイズ君が優勝するのはおかしいね」

ワイズ「だ、だよねっ!」

アーティ「けど、綺麗で可愛い女の子だったら優勝できるんでしょ? ワイズ君が言うには」

ワイズ「…………ま、まぁ。そうかな?」

まぁ、そりゃあ。うん。

アーティ「だったらなんでワイズ君が優勝出来たのか、これはつまり――――」

女装でワイズ君が優勝できた理由は――!

1 ワイズ君が他の女の子よりも綺麗で可愛かったからだよ!
2 ……観客のみんなが馬鹿だったんだね
3 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転反転反転

3
偽物は本物であろうとする分、本物よりも本物らしい
つまり男の娘は女の子よりも女の子らしいということよ

ワイズ君、いやワイズちゃんが生まれる時神様が性別を間違えたんだよ

コンマ反転90 >>358

ごめんなさい、途中ですけど終わりにしたいと思います……あまり進められませんでしたけど、ありがとうございました。

おやすみなさい……。

男の娘は女の子より女の子らしいって、なんか哲学的で草生える

おつ
こんなに可愛い娘に生えてない訳ないじゃないかっていうしね

乙。
逆に考えるんだ。
我々の考える「女の子らしい」はハードルが高い。
そのハードルを超えた「女の子らしさ」があるから男の娘なんだと。

深夜テンションで何言ってるのか自分でもわかんねえな

ちょっと俺は男の娘とかショタから離れる時間が必要かもしれない。書いててたまにどっちがどっちか分かんなくなってきたし。


戯言だけどね

>>362 生えてるとお得だもんね。

>>364 はえー……あざとい男の娘は女の子より女の子なのか……確かに! 理想の女の子ムーブをしてる男の娘は女の子だ!

>>366 傑作ですけどね。


ワイズ君ってショタと男の娘どっち? って言われたらどっちなんですか?

だよなぁ、まだワイズ君はショタ何だよね。今はメイド服は来てるから女装男子感あるけど。

女装とか女の子みたいになることに抵抗がなくなってきたら立派な男の娘なんだよね。うん。

つまり>>358の発言で、アーティはワイズ君を男の娘にする後押しをしている……?


ちゃんと寝ます。お休みなさい

一般人からすれば男の娘も女装ショタも同じ
だから独歩がキレる

>>372 ガ……ガイアッッッ!

こんばんは、21時半くらいから今日はやっていきたいと思います。 参加できる人は参加してくれると嬉しいです。

じゃあその、ちょっと早いですけどやっていきます。



アーティ「――偽物は本物であろうとする分、本物よりも本物らしい」

ワイズ「…………はい?」

いきなり何を言い出すんだろうかこの人は。

ここがメイド喫茶でなかったら、こう確実にポロロンと竪琴を弾いていただろう。そんな感じだ。

アーティ「偽物にあって本物にないもの、それはより本物になろうとする意思……自分が思う本物を追求し続ける心」

ワイズ「は、はぁ」

アーティ「それがあるだけで偽物は本物より本物なの――つまり男の娘は女の子よりも女の子らしいということよ。ねぇ、私が言いたいことはわかる?」

真面目な顔して何言ってんだこの人。

アーティ「……そうやって、目を背け続けているだけでは何も変わらないわよ?」

ワイズ「へ?」

アーティ「女装が嫌ならすぐに脱ぎ捨てれば良かった、ミスコンに参加したくなかったのだったらドタキャンすれば良かった。今化粧をしているみたいだけど、それも嫌なんだったら顔でも洗って来れば良い」

じゃあどうして貴方はそうしないのかしら?

と、アーティさんは何かを見透かしたような瞳で僕に問いかけてくる。

…………。


コンマ8以上で流れ変わってきてますよ。

コンマ一桁直下

ざくあく

>>378 ざくアク好き。反応しちゃうやばいやばい。



コンマ4 失敗

…………いや、ちょっと考えてみたけどやっぱり意味が分からない。

ワイズ「ちょっと僕には理解できないですね、やっぱり」

アーティ「そうですか……まぁ、こういうのは聞き手によって解釈が様々ですから」

優しく微笑みながら、アーティさんは言う。

ワイズ「僕がメイド服を着ているのはあくまでも僕が言い出しっぺだから、ミスコンに参加したのは悪魔の仕業で、化粧をしているのは――なんでなんでしょうね?」

アーティ「それでもね、まぁ。私はワイズ君はそのままでいて欲しいけど」

ワイズ「ふぁ!?」

アーティ「……見た目の話ではないよ? まぁ、本当に可愛らしいとは思うけど」

それこそ、本物みたいにね。

…………吟遊詩人って、こういう人しかいないんだろうか。


アーティの好感度が3上がった(76)

結局、アーティさんはコーヒーを一杯だけ頼んで帰ってしまった。

……もう少し頼んでもいいのに。と思ってしまったのは内緒だ。

けどあんなよく分からないこと言ってきたんだから、ねぇ?

ワイズ「さーて……と」

昨日だったらそろそろ交代というか休憩の時間だけど……どうだろう?

コンマ7以上で休めるよ! 文化祭回ろう!

コンマ一桁直下

コンマ3 まだまだ妹メイド!

今日最後の

コンマ0で――――可能性さーん!

コンマ一桁直下

えろなで畑のお肉ちゃんおいしいれす(^q^)

>>385 えろな操作難しくて辞めちゃったんや……すまんな。



コンマ0 成功……せ、成功? かな? うん……成功だよ。

――――

――



ちらりと時計を見ると、ちょうどお昼ご飯の時間帯だった。

だからか、だからなのか――――っ!

ファティマ「ひ、ひぃ……!」

クスノキ「料理が追い付かないぃ……!」

ドロシー「はぁ、はぁ……つ、次のお兄様ぁ!」

さ、先ほどまでとは比べ物にならないくらいにぃにねぇねが来てるぅ…………!

何だこの人数……! 整理券を配って何とか保ってるけど……これ終了時間までに全員をおもてなしできるか!? 無理だろ!

ツクヨミ「ま、またあれか? よかろう、妾はもう慣れてしまったぁ……あああ」

ユウナ「ぼ、僕もこの人数はちょっと大変かな!?」

最強無敵の勇者の末裔、ユウナもはぁはぁと息を切らしている。

…………ま、不味い。このままだとにぃにねぇねに満足しないで帰ってもらうことになってしまう……!

ワイズ「ひぃ、……ひぃいい……!」

もっと、もっと頑張らないと……!

にぃにとねぇねに、今この瞬間僕は妹メイドなんだから……辛くても頑張らないと…………!

こう、何か――突出した何かがあれば! 何でもいいから限界を超えて――出来るようにならないと、才能が無いと……!

あああああああああ、身体がずきずきするぅうううううう…………っ!

この状況を打破する才能って?

1 メイドとして覚醒する能力(スキル取得)
2 妹として覚醒する能力(スキル取得)

先に三つ取ったものを採用

結果 メイドとして覚醒する能力


――――もし。

もし、この場に本物のメイドが居たら――この危機的な状況を回避できるのではないだろうか?

料理を完璧にこなして、掃除も完璧にこなして、お客様の対応なんかもパーフェクトな――そんな、完全完璧パーフェクトなメイドさんが居たら。

ワイズ「――――」

もしそれが本当だとしたら――ならなってやろうではないか、本物のメイドさんとやらに。

お前はメイド服のコスプレをしているだけだろ? 知るかそんなもの。

お前は男だろ? まぁたしかにそうだけど、別にいいだろ男がメイドになったって。

偽物は偽物に過ぎない? ――――僕は今この瞬間、本物のメイドになろうとしているんだ!

僕が思い描く本物のメイドに! 完全完璧パーフェクトなメイドさんに!

だったら、これはもう本物のメイドさんだろ!? そうなんでしょアーティさん!?

僕はメイド! メイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイドメイド――――っ!

ドロシー「あああもう! 人手が足りない!」

クスノキ「昨日からずっと料理作りっぱなしで、もう腕がぁ……しかし、こう言っている間にも注文は止まらない……!」

二人だけのキッチンで、その二人は必死になって手を動かしている。

ハンバーグを作り、オムライスを作り、パフェを盛りつけ、特製ジュースを作る。

他にもメニューは沢山ある……料理が得意な二人とはいえ、その量を二人だけで、短時間で捌き切るのは難しい。

ドロシー「あともう一人……ファティマさん辺りをこちらに――」

ワイズ「――大丈夫ですか? 二人とも」

クスノキ「へ?」

二人の前に、一人のハーピーが姿を現す。まぎれもなくワイズだ。

ドロシー「わ、ワイズさん!? なんでここにきてるんですか! ほら、貴方は接客ですよ! 料理出来ないんですから!」

クスノキ「そうですワイズ殿。ここは拙者とドロシー殿で何とかするので――いや、いま表にいるファティマ殿をこちらに」

ワイズ「大丈夫です、今の私なら――料理くらいお茶の子さいさいです」

ドロシー「いや、何を言って――」

いつも通りのハーピーの少年、ワイズ……なのだが。

ワイズ「ハンバーグですか、分かりました」

クスノキ「……おお?」

それだけ言って、ワイズはひき肉とパン粉を慣れた手つきでコネコネする。そして、それをフライパンでじゅうじゅう焼いていく。

ドロシー「……じょ、上手じゃないですか」

ワイズ「当然です。なぜなら私は――メイドですから」

その佇まいは、完璧にメイドのそれだった。

ワイズ「お待たせしました、こちら愛情たっぷりハンバーグとなります。では、出来たてでアツアツなので私がフーフーとさせてもらいます」

立てば芍薬。

ワイズ「少し顔色が悪いですが、にぃに大丈夫ですか? ここは妹の愛と優しさがこれでもかと込められた特製ドリンクはいかがでしょうか?」

座れば牡丹。

ワイズ「では――こほん。きゅるるん♥にぃにの妹メイドワイズがにぃにのために――――」

歩く姿は百合の花……まさしくその言葉がピッタリなメイドであった。

自慢の俊敏性を適切適度に発揮して、ご主人様――ではなくにぃにねぇねに御もてなし。

そして、尋常ではない速度で待っていたにぃにとねぇねを満足させ、帰ってもらう。

――――メイド服を着ている限り、ワイズは完全完璧にメイドさんだ!


通常スキルを入手しました。

完全完璧パーフェクトなメイド[LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。

全生命のマイシスター[LvMAX]匠の技により自分を相手の妹であると洗脳させる。媚びる。

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ワイズ「……ふぅ」

疲れた。

取り合えず、沢山のにぃにとねぇねを満足して帰ってもらったけど……あああああああ。

あの時は必死になっちゃってたけど、こう思い返すと……あああああ! やっぱり恥ずかしいなぁ!

何が私だ! 一人称変わっちゃってるじゃぁん!

ドロシー「あの、ワイズさん……?」

ワイズ「ひゃい!?」

ドロシー「その、先ほどはどうもありがとうございます……あの、さっきの雰囲気は一体――」

ワイズ「そ、そろそろ休憩してもいい時間だから。僕休憩するね!?」

こ、これ以上この話題を続けるのは得策じゃない、逃げろ!

他に誰が休憩になった?

1 ユウナ
2 ファティマ
3 クスノキ
4 ドロシー
5 ツクヨミ

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転 88 ツクヨミ


――――ツクヨミさんと僕が休憩できることになった。

少し僕は頑張ったほうが良いかもしれないけど……や、休めるなら休んだ方がいいもんね!


どうする?

1 フランと文化祭を回る
2 それ以外の子と回る

先に三つ取ったものを採用

結果 フランと文化祭を回る

そういえばメイド服は?
1 着てる
2 着ていない

先に二つ取ったものを採用

結果 宣伝のためですね

――――

――



ワイズ「おーい、フラーン!」

フラン「あ、ワイズ! やっほー!」

フランがやっているお化け屋敷に向かうと、ちょうどフランは休憩の時間のようだった。

ワイズ「前に約束した通り、一緒に文化祭を回ろうと思ったんだけど……今大丈夫?」

フラン「うん、今全然大丈夫だよ! わはー、てかワイズは休憩の時もメイドさんなんだね!」

ワイズ「……宣伝は大事だからね!」

その宣伝? のせいで今日は大変なことになったけどね!

フラン「それじゃあ早くいこっかワイズ!」

ワイズ「うん! フラン!」

フラン「あれ……そう言えば、ねぇねは?」

ワイズ「…………か、勘弁してっ!」

フランと文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 メイド喫茶「シスターメイデン」
4 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転100  メイド喫茶「シスターメイデン」

~メイド喫茶「シスターメイデン」~

フラン「あれ、メイド喫茶?」

何か戻ってきてしまった。

……いやまぁ、うん。僕もその……きょ、興味が無いわけではないし?

にぃに、って呼ばれてみたいとかそういうのじゃないけど……ほらね?

ワイズ「ほら、ご飯まだ食べてなさそうだったし。ね?」

フラン「おーっ! よく分かったなワイズ! フランまだお昼食べてない! ああけど、今ここで食べちゃうと屋台の食べ物が……」

ワイズ「屋台のは別腹!」

フラン「……だなっ!」

よし、誤魔化せた!


誰が相手してくれた?
1 ユウナ
2 クスノキ
3 ドロシー

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転84 ユウナ

ユウナ「お帰りなさいませお姉ちゃん――あれっ!? ワイズじゃん! どうしたの?」

ワイズ「ご、ご飯食べに来たよっ!? そ、それだけだよ!?」

声が裏返ってしまったけど、問題なし! ご飯を食べに来ただけだし!

フラン「うん、ご飯ご飯! それじゃあよろしくねユウナ!」

ユウナ「あ、フランも一緒なんだ……へー?」

ジーっと、ユウナは視線をワイズに向ける。

ワイズ「……な、何だよ。何だよその目」

ユウナ「いや別に? ただ……ふーん?」

くっ……! な、何かやってしまったか……!?


コンマ6以上で僕はねぇねでした

コンマ一桁直下

コンマ1 にぃに

ユウナ「ま、別にいいけどー。ではお兄ちゃんとお姉ちゃん? こちらの席にどうぞ?」

ワイズ「……!」

お、お兄ちゃん……!

ぼ、僕がお兄ちゃんかぁ……!

ワイズ「え、えへへへへへへ……えへ」

フラン「おーい! 早く来てよワイズー!」

ワイズ「うーん!」

ちょっとスキップ気味だった気がしないでもないが。そんな気分で僕はフランが座っている机の方に向かう。

……す、凄いなぁ。うん、これは……想像以上に……えへへ。お兄ちゃんかぁ……。

ユウナ「むぅ……あんなにデレデレしてる……」

ユウナ「それでは、ご注文は何かな? お姉ちゃんに、あとお兄ちゃん」

フラン「フランはオムライスと特製ドリンク! あれ、美味しかったから!」

メニュー表も見ないでフランは即答した。元気良く手まで上げて。

ユウナ「分かったよお姉ちゃん! 愛情込めてコネコネするよ! ああそれと、お兄ちゃんは? まだ?」

ワイズ「え、えーっと……」

な、何かユウナが冷たい気がする……。

き、気のせいかな? 気のせいだと思うけど……あれぇ?

ワイズ「じゃあ――――」

ユウナに何頼む?

安価下3まで募集、殻の多数決

膝枕で耳かきしたあと耳に息吹きかけてくれる

フランとおんなじのを

特製ドリンク呪文と膝枕セット

1 >>433
2 >>434
3 >>435

先に三つ取ったものを採用します

結果 >>435


絶対にいつか>>433の耳かき小説書く、お耳フーフーも書く。

――――

――



ユウナ「――――それじゃあ行くよ! お姉ちゃん!」

きゅるるん♥お姉ちゃんの妹メイドユウナがお姉ちゃんのためにこのジュースをもーっと美味しくしてあげるぞ♥

ユウナ「そーれ♥美味しくなぁーれ♥美味しくなぁーれ♥」

ウインクまでしながらその呪文を唱えて、ユウナはフランの特製ドリンクに愛情を注入した。

…………お、おおっ! ちょっと恥ずかしいけど……み、見てる分には良いなっ! これ!

ワイズ「ゆ、ユウナ! 僕にも僕にも!」

ユウナ「…………えー」

ど、どうしてこんなにも態度が冷たい!? お兄ちゃん何も悪いことしてないでしょ!? ええっ!?

ワイズ「い、良いじゃん! 僕のも美味しくなる呪文やってよ!」

ユウナ「ワイズはほら、もう沢山聞いてるでしょ?」

ワイズ「それとこれとは別!」

僕自身に対して言われてるやつが良いの!

ユウナ「んもう、しょうがないなぁ……きゅるるん♥お兄ちゃんの妹メイドユウナがお兄ちゃんのためにこのジュースをもーっと美味しくしてあげるぞ♥」

ワイズ「――っ!」

ユウナ「そーれ♥美味しくなぁーれ♥美味しくなぁーれ♥」

お、おおおおおおおっ! す、凄い!

ワイズ「……い、いただきます」

特製ドリンクを、一口飲む。

…………い、いつものより美味しい気がする……!

コンマ8以上でおまけ

コンマ一桁直下

コンマ3 普通

ユウナ「ああそれと、お兄ちゃんはドリンク以外にも……その、膝枕もだよね」

ワイズ「う…………うん」

少しテンションが上がって膝枕のセットも頼んでしまったことに、少しテレを覚える。

……じ、ジト目なのが気になるけど。ひ、膝枕くらいいいでしょ! メニューにあるんだし!

ユウナ「妹の僕としては良いんだけどー別にー? けど、お姉ちゃんと一緒なのに……いいの? 膝枕なんて」

ワイズ「へ?」

ユウナ「…………な、何でもないっ! ほら、おいでお兄ちゃん!」

少しだけ顔を赤くしながら、ユウナは近くにあるシートが敷いてあるスペースに正座をして。ポンポンと膝を叩いた。

…………うっ、これ。ヤバイな……うわぁ……。

ワイズ「じゃ、じゃあ失礼します……」

こっちも顔が赤くしながら。ゴロンと寝っ転がりユウナの膝に頭を乗せた。

……生脚に、むにゅうと、後頭部が沈む。

魔国編入ってからワイズ君は変わってしまったのです。けどほら、男の子だしね! 健全健全!

けどサキュバスは知らない。ワイズちゃんの意思がよわよわなのが悪い。



ワイズ「……」

ユウナ「…………」

うわ、これすごっ……。

しかもこれ、凄いその……ユウナのおっぱいが……絶景で……。

それに、女の子のシャンプーの匂いするし……。

ユウナ「ワイズ? ……あ、じゃなかった。お兄ちゃん?」

ワイズ「うひゃあ!?」

いきなり名前を呼ばれ。驚いて身体が大きく震えた。

な、なに!? どうしたの!?

ユウナ「…………今、何処見てたの」

ワイズ「へ? ……あ、いや、別になにも?」

……う、うぅ。顔は見えないけど、ジト目なのが分かるよぉ……。

ユウナ「変態」

ワイズ「にゃ、にゃんだよぉ!?」

ぼ、僕が悪いってのか!? ぼ……僕は変態じゃないっ!

ユウナ「女の子と一緒にいるのに、他の女の子の……その、見るとか。最低だよ、ワイズ」

ワイズ「…………ううっ」

言い返せなかった。


ユウナの好感度が4上がった(120)

じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れさまでした!

やっぱりワイズ君は変態だと思う。

今思ったらサキュバスと宜しくやったんだからR-18耐性上がっててもおかしくないですね。なんでちょっと上げときます。

R-18耐性が3上がったよ!(37)

こんばんはー。今日は21時くらいからやっていきたいと思います。

じゃあやっていきたいと思います。



――――

――



ユウナ「では気を付けていってらっしゃい! お姉ちゃんと……お兄ちゃん!」

フラン「うん! それじゃあ行こっ! ワイズ!」

ワイズ「う……うん!」

膝枕を十分に堪能したところで、僕とフランはメイド喫茶を後にした。

……結局。フランに対しての反応は普段通りだったけど、ユウナの僕に対しての反応はずっと冷たかった。

目が冷ややかというか、何というか。軽蔑というか、がっかりだよ、というか。

……き、嫌われた?

フラン「どしたの? ワイズ」

ワイズ「へっ? あ、いやなんでもないけど……」

と、とりあえず今はフランとの文化祭を楽しもう!

せっかくの機会、もっとフランのことを知りたいしね!

フランと文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

最近は00が多いですね!



コンマ反転100 アトリエ

~アトリエ~

フラン「ほえー、アトリエってフランあんまり来たことないんだよねー」

階段を上がって上がって、フランと僕は普段授業で使うアトリエに向かった。

何でも、色々な魔道具とかお試しの薬品……? 何かが置いてあるらしいけど。

ワイズ「あ、そうなの?」

フラン「授業で来ることはあるけど、それだけかなー。フラン、身体動かす方が好きだし!」

ワイズ「あー……そっか」

その辺り僕と正反対な感じだ。

……いや、僕はどっちかって言うとむさい男が嫌いなだけだし……あと汗とか筋肉痛とか。

ま、これはどうでもいいや。


どっちのやつを見てみようか?
1 マッドな魔道具!
2 やばそうなお薬!

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転64 マッドな魔道具!

~アトリエ・魔道具コーナー~

ワイズ「魔道具コーナー……ねぇ?」

とりあえず魔道具コーナーのほうをフランと一緒に見ることにした。

基本的にこの学校の生徒が作った魔道具の展示をしてるっぽいけど……なんだろう?

フラン「どんなのがあるんだろうね?」

ワイズ「さぁ……と、透明マントとか?」

……何があるんだろうマジで。

看板にちっちゃくマッドって書いてあったし。


マッドな魔道具を見よう! 体験会とかあるのかは知らない。

どんな魔道具があった?

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用

いま自分が一番欲しいものの位置を指し示すコンパス

自白剤は魔道具っぽくない感じがするので、>>471を採用します!

ワイズ「……なんだこれ?」

小さなショーケースの中に展示されていたのは、何処にでもありそうなコンパスだった。

フラン「おーワイズ!? これフランたちが一番欲しい物の位置を教えてくれるんだって!」

ワイズ「へっ!?」

マジで!? あー……確かに説明にそう書いてある!

手に持つと所持者が一番欲しいと思ってる物の位置を自動的に教えてくれるのか……へー。

フラン「しかもこれ、ちょっとだけなら使えるみたいだよ! ねぇねぇ、ちょっと使ってみない!?」

ワイズ「そうだね、僕もこういうの気になるし」

……神の身体がどこにあるのかも分かるのかな?

1 フランが先に持ってみてよ
2 じゃあ僕が先に持ってみるね

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転22 フランが先に持ってみてよ

ワイズ「じゃあフランが先に持ってみてよ」

レディファースト、とかそういうあれではないけど。フランに先を譲ることにした。

僕が一番欲しいものは当然神の身体――だけど、まぁ。その頭を校長先生が持ってることは知ってるし。

フラン「ありがとうワイズ! わはー、フランが欲しいのは当然神の身体! さぁ、その在り処を教えろ教えろー!」

そう言いながら、フランはそのコンパスを手に収める。

そして、そのコンパスの針は――――。


コンマ6以上で成功

コンマ一桁直下

コンマ2 失敗

――――僕を指し示した。

ワイズ「え」

フラン「え」

…………あっ!? そうだ神の胴は僕が今持ってるんだ!

あ、やばい。そうだフランにこのことがバレたら――っ!

フラン「あれ? 今度は西の方に……」

ワイズ「え」

針は西を指し示し、次に南を指し示す。東を指し示した後、最後に北を指し示す。

ぐちゃぐちゃと針は指し示す方向を変え、ぐるぐると回転して――。

フラン「ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぅー…………」

ワイズ「これ、壊れてない?」

フラン「……あのー! このコンパス壊れてるよー!」

あ、スタッフの人呼んだ。

――――

――



ワイズ「結局あのコンパス直んなかったね」

フラン「ねー」

……まぁ。うん、結果的に良かったのかな?

もし神の胴のことがフランに知られて、襲われたりしたら――。

ワイズ「……よし! 気を取り直して次に行こう! 次に!」

フラン「だよねだよね! えいえいおー!」

おー!

フランと文化祭だ!
1 まだ魔道具を見てみよう
2 お薬の方を見てみよう
3 広場
4 アトリエ
5 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転80 広場

――――

――



~広場~

ワイズ「…………」

フラン「あれ、大丈夫ワイズ? 何かさっきから変だけど」

ワイズ「だ、大丈夫だよぉ!?」

取り合えず屋台を巡ろう、ということになって広場に来たんだけど……。

……あー、うん。ちょっと、その。昨日のあれのせいで……うん。

…………。

ワイズ「わ、忘れよう! よぉし、フラン! 焼きそば食べに行こう!」

フラン「おっ、だよね! じゃあ行こう行こう!」

どこにいく?
1 食べ物系の屋台
2 遊び系の屋台
3 一風変わった感じの

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

まって、ごめんなさい! 3の一風変わった感じのなし! もう募金はいいの!

すみませんがもっかい安価させてもらいます!

どこにいく?
1 食べ物系の屋台
2 遊び系の屋台

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転93 遊び系の屋台

遊び系の屋台の…………。

射的とかくじ引きとか、そういうの募集。それっぽかったら大丈夫です。

安価下3までで募集。からの多数決

十分経ったので終了! じゃあ多数決します!

1 自分の魔法使った射撃
2 パンチングマシーン

先に二つ取ったものを採用

ごめーん! じゃあくじ引きも入れよう!

1 自分の魔法使った射撃
2 パンチングマシーン
3 くじ引き

先に二つ取ったものを採用

結果2 パンチングマシーン

フラン「ねぇ見てワイズ! これこれ!」

くいくいと羽を引っ張られてフランが指をさす屋台を見ると、何か大きめの魔道具が置いてある屋台だった。

ワイズ「何これ?」

フラン「あれ、知らない? パンチングマシーン! このメットめがけてバチコーンとパンチ! そして目指せランキング上位!」

ワイズ「……へ、へー」

よく分からないけど、フランがシャドーボクシングをしながらうきうきと語っている。

……つまり、強くぶん殴ったらいいのかな?

フラン「しかもこれ、一位になったら景品もらえるんだよ! ねぇねぇ、やってかない!?」

ワイズ「…………う、うん。やっていこう!」

何か見たことないくらいフランが興奮してる。

……こういうの好きなのかな? フラン。

フラン「よぉし! 目指すは景品だね!」

拳を力強く握り、フランはぐるぐると腕を回している。

……取り合えずフランの次に僕がやることになったけど、どうだろ?

僕この羽だし、ぶん殴る……で、出来るかぁ? ビンタならできるけど。

まぁ、とりあえずフランに笑われないくらいの数値が出せれば――。

フラン「えぇええええええええええええいっ!」

フランの拳が、パンチングマシンに叩き込まれたっ!


結果は?

1 あれ、変に当たった?
2~5 凄い音したけど一位ではないよ
6~0 鬼と同等以上のパワーに負ける要素は無い

コンマ一桁直下

コンマ0 文句なしの一位です

――――バッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!

ワイズ「いっ…………!?」

フランがパンチングマシーンにパンチを叩きこんだ瞬間、爆発音のような何かが耳を刺した!

え、え、えっ!? 何今の!? パンチ!?

フラン「……えへへ! やったよワイズ! フラン一位だ!」

隣のランキングパネルを見ると、確かにフランは一位になっていて。その結果に彼女はぴょんぴょんと跳ねて喜んでいる。

…………パンチの威力? みたいな数字が、二位の人と倍以上違うんだけど?

それにパンチングマシーンから煙が……。

フラン「一位ってことは景品景品! 何かな何かなー!」

……あ、パネルの下にある取り出し口から何か出てきた。

パンチングマシーンの景品!

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。はんてーん

ジェノム先生が作った完成品の>>471

景品っぽい物って安価にすればよかったぜ。



コンマ反転97 >>510


フラン「あ」

その景品はとてもよく見たことがあるものだった。

そう、一番欲しいものの位置を指し示すコンパスだ。

ワイズ「……さっきのじゃん」

フラン「コンパスだ! やったぁ! しかもこれ壊れてない感じじゃない!?」

このコンパスが景品であることを知って、またフランはぴょんぴょこ飛び跳ねている。

……けど、不味いなぁ。

ワイズ「…………あー」

もしこのことがバレたら――やばい気がする。

フランが悪い人だったりいきなり襲ってくるとかそんなことをしてくるとは思えないけど――。

……あー。

どうする?
1 ……ま、大丈夫かな?
2 適当な理由付けて逃げよう

先に三つ取ったものを採用

結果  ……ま、大丈夫かな?

……まぁ、フランなら大丈夫かな?

変に理由付けて逃げるより、こうやって堂々としてた方が。まぁ安全というかなんというか。

そもそもフランはそんなことしないもんね! きっと!

フラン「おっ、えーっと神の身体は――こっちだ!」

そう叫んで、フランは学校の方に走って行ってしまった。

ワイズ「…………あれ」

ちょ、ちょっと待って!? どこ行くの!?

~校長室前~

フラン「…………こ、ここに神の身体が……!」

ワイズ「いやいやいや、いやいやいや」

走るフランについていくと、そこは校長室だった。

……いやいやいや。君、校長先生が神の身体を持ってるっていうのは、もう知ってる情報ですよ?

伏線って言うか、もう本筋と言うか。

フラン「……も、もしこのまま校長室に入って神の身体を――」

ワイズ「ま、待ってフラン!? ぬ、盗みは不味い!」

本当に不味いからやめといたほうが良いよフラン! 盗みはヤバイ!

フラン「はっ!? ふ、フランは欲望に負けて盗みをやっちゃいそうに……! あ、ありがとうワイズ! フラン、危なかったよ!」

盗みなんて最低の行為だもんね! と、フランは満面の笑みで言う。

……こ、心が痛い……!

フラン「わはー!」

ワイズ「わ、わはー……ははははは……」


フランの好感度が5上がった(56)

ワイズ「…………ふぅ」

しかし、かなり危険なイベントを間一髪で回避したような気がする。

こう、ね? ほら僕王国で指名手配というか犯罪者というか極悪人というか……そんな感じだからさ?

フラン「それじゃあ、次は何処に――あ、でもフラン。そろそろお化け屋敷に戻らないと」

ワイズ「え」

……も、もうそんな時間?

フラン「でもまだ時間はあるから――ほら! 早く次のに行こっ!」

ワイズ「うひゃ――――あああああああっ!?」

は、羽引っ張らにゃいでっ!? い、痛い痛い痛い!?


フランと文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

3 ペアリスのステージイベント

吹奏楽コンサート会場

コンマ反転73 吹奏楽コンサート会場

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れさまでした。

イベントはもう少しもりもりにすればよかったと思いました……ごめんなさい、募集したのに……。

吹奏楽とアイドル混ぜる……混ぜれるのか?

あの>>520>>521混ぜて良いですか?

じゃあ混ぜさせてもらいます! ありがとうございました!

えっ、フランにぽかーんってされながらサイリウムを振り回すワイズ君ですか!?

このスレは世界を巡りながらワイズ君の業を増やしていくスレだった……?

こんばんは、おそらく21時くらいからやっていきたいと思いますので。よろしくお願いします。

成長するとショタじゃなくなって変態ショタからただの変態になってまう

ワイズ君の可能性は測定不能だから……もう凄いよ、全世界が恐れおののくよ。

>>540 ワイズ君をホルマリン漬けにしよう。

なるほど、可能性さんのおかげでR板にしか書けない変態系統のスキルLV[MAX]が生えまくるわけか…

>>542 ワイズ君ぇ……! ワイズ君がそんな変態系統のスキルを発現するわけないだろ! いい加減にしろ!!!

じゃあ、少しずつやっていきたいと思います。



――――

――



フランにグイグイ引っ張られていくと、そこは大聖堂だった。

ワイズ「……だ、大聖堂かぁ」

あまり良い思い出が無い場所である。勿論、ミスコン云々のあれだ。

ワイズ「それで、えーっと。ここでなにかあるの?」

フラン「えっとね、そろそろ学校の吹奏楽の演奏会が始まるんだ!」

コンサート、って言った方が正しいのかな? よく分かんないけど……と、フランは首を傾げる。

ワイズ「へぇ、コンサート……コンサートかぁ」

コンサート、というとやっぱり音楽とかそういうのが中心なのかな?

……歌とかのが好きなんだけどなぁ。カラオケ大会とかやんないのかな。

フラン「あっ、でも! 今年のコンサートはなんか違うみたいだよ?」

ワイズ「違う?」

えーっとねー、確かー……。

フラン「ペアリスって言うアイドル? が吹奏楽のビージーエムをバックに歌って踊るみたいだよ?」

ワイズ「へー、ペアリス…………ぅ?」

……え。

…………ま、マジで!?

コンマはんてーい
1 お、落ち着け……後ろの方でこっそり応援しよう
2~6 あ、前の方にファンの人たちが集まってる……ちょっとだけ混ざろうかな?
7~0 サイリウムよし! コールよし!

コンマ一桁直下

コンマ1 ワイズ君は我慢が出来る子だった

――――

――



ペアリス「みーんなぁー! 今日はこんなに集まってくれてありがとっ! 私、とーっても嬉しいなっ!」

大聖堂全体の明かりが消え、その消えた明かりはステージのある人物を中心に集められる。

手にはマイクを握り、薄いピンク色のアイドル衣装をその身に纏い。明るく可愛い声を響かせる。

……。

ペアリス「今回はヴェルヴァディオ魔法学校特別公演! 吹奏楽の皆さんに私の曲を演奏してもらって、それに負けないくらい歌って踊って! 皆を笑顔にしちゃいます!」

イエーイ! と、彼女が言うと。うぉおおおおおおっ! と観客の声が響く。

…………。

ペアリス「では、早速最初の曲に行っちゃうね! 私というアイドルの存在を! アイドルっていう文化を! 皆に刻み込んじゃうぞ! だから――――!」

私の歌を、聴けぇええええええええええええええええええっ!!!!!

うわぁあああああああああああああああああっ!!!

ワイズ「うわぁああああああああああ…………っ!」

フラン「……ねぇ、前に行かないの? ワイズ」

ワイズ「行けるなら僕だって行きたいよっ!? だって、だって今僕メイド服だもん!」

サイリウム持ってコール送って! オタゲー? とかしたいよ!?

ワイズ「でも僕今面倒な感じで有名じゃん! それでペアリスの迷惑になりたくないっ!!!」

フラン「…………わはー?」

ワイズ「だから、僕はこうして後ろのほう、でぇ…………うぅううううううううううう」

今は、とにかく! ペアリスの歌に痺れようっ!!!!!!

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ワイズ「」

ペアリス「――――これで、今日の私のステージ公演はお終い! 改めて、吹奏楽の皆さん! 私の講演を許してくれたヴェルヴァディオ魔法学校の皆さん! そして私の歌と踊りを感じてくれた皆っ! 本当にありがとうっ!」

ふぁぁあああああ…………しゅごいぃいいいいいい…………っ!

久しぶりに、あの日以来のペアリスの歌声だったけど……っ! もう、やっぱり! 最高だったぁ…………っ!

まだ心臓がドキドキしてるよぉ……っ!

ペアリス「それじゃあ、私はこれからもいろんなところで頑張るから! 皆も頑張ってね!」

では、ペアリスでしたー! と、マイクから大きく叫んで、彼女は行ってしまった……。

ワイズ「」

いや、もう、ヤバイっ……! ふぁあああ……もう、やっぱりいいなぁ、ペアリスの歌……しゅきぃいいい……!

フラン「……ワイズー? ワイズー?」

ワイズ「…………はっ!? え、あ、何? フラン」

フラン「終わったからそろそろ帰ろ? ほら、片付けの人に迷惑になっちゃうから!」

ワイズ「う、うん。そうだよね、そう、だよね……」

ああああああっ! 本当に……前の方で応援したかったよぉおおおおお…………っ!


「歌好き」のレベルが上がりました

歌好き[Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。

――――

――



~メイド喫茶「シスターメイデン」~

フランと別れて、僕はメイド喫茶に戻る。

いやぁ、それにしても……まだドキドキしてるなぁ。

本当に好き、ペアリスの歌声……ずっと聞いていたいくらいだなぁ。

ワイズ「ん、皆ただいまー」

コンマ5以上で――――。

コンマ一桁直下

ツクヨミ「お、帰ってきたかっ! ほら、お主には真っ先にやってもらう仕事がある!」

ワイズ「え」

ツクヨミが僕を見た瞬間、ぱぁーっと笑みを見せて。グイグイと僕の背中を押す。

え、え、え? 何ですか?

ワイズ「いやいや、僕まだ――――」

ツクヨミ「いいから早く対応してくれ! お主にしか出来ないのじゃぁ!」

ワイズ「だからそれって」

グイグイと押された先の机に座っていたのは――。

ユレイ「ワイズきゅん!? ほ、本当にワイズきゅんなのっ!?」

ワイズ「」

うっわ、出た。

ユレイ「もうっ! あんなに来て来てって誘ってくれたのになんでワイズきゅん昨日居なかったの!?」

ワイズ「あー…………いや、その」

もしかしたらベルフェ以上に会いたくなかった人かもしれない。

というか、来ないでってあんなに言ったのにぃ!

ワイズ「てか、何で来たんですかっ!?」

ユレイ「えっ!? だってワイズきゅんが絶対に来てって言ってくれたんじゃない!?」

ワイズ「言ってないもん!」

マジで言ってないもん! 来ないでって言ったもん!

ユレイ「うふふ、もうワイズきゅんったら恥ずかしがっちゃって……ほら、私の隣においで? その、えっと。取り合えず恋人つなぎを……」

ワイズ「やるかぁ!?」

ユレイ「えっ!? じゃあ恋人をすっ飛ばして――お、お尻触っていいの!? それ以上も!?」

ワイズ「わーわーわーわーわーっ! うわぁああああああああっ!」

に、逃げたい! けど逃げられないっ!

ユレイ「うふふ、私奮発しちゃうぞー!」

うっきうきで、その先生はメニュー表を見ている。

ワイズ「……そ、そういうことはしないから」

ユレイ「そういうことって? ちょっとよく分からないから詳しく教えてくれるかしら!?」

ワイズ「」

死にたい。

誰か、助けて。



妹メイドとして――ねぇね? をもてなそう……もてなせるかなぁ。

安価下3まで募集。からの多数決

膝枕耳かき

膝枕耳かき+耳に息ふーっ

卍固め

膝枕しながら頭を撫でたり背中をとんとんしながら普段の苦労を労う

ごめーん、耳かきと息ふーっ。は自分の中で必ずセットなので>>558>>559は合体させてもらいます。

1 >>559 ※じっくり書いてから投稿するのでキンクリします。ゆるせ。
2 >>560
3 >>561

先に二つ取ったものを採用。

結果 >>561

――――

――



ユレイ「はぁああああああ……ショタの生足ぃ……」

ワイズ「んっ……あの、サワサワって触らないで……せんせ、じゃなかった。ねぇね?」

そりゃあまぁ、膝枕のコースは僕も頼んだし別におかしくはないんだけど。こうやって僕がやられる側になるとは……。

先生の髪の毛がチクチクしてて、それに何かサワサワって触られて……く、くすぐったぃ……。

ユレイ「ああああああああ、もうこんなサービスを受けられるなんて。生きててよかったぁ……」

ワイズ「ほ、頬擦りも止めてねぇね……」

ユレイ「ええ? どうしてぇ? ほらぁ、日々の生活で疲れ切ってるねぇねをもっと癒してよぉー」

ワイズ「あー……」

まぁ、確かに。

僕が知ってるねぇねは。お酒をごくごく飲んで、男の生徒を見ると目が変わって、セクハラばっかりして、婚活では失敗する感じの先生だけど。

……疲れはあるよね。苦労とか沢山あるだろうし、イライラとか、ストレス? そういうの溜まってるだろうし。

そういうのを解消するのも妹メイドだよね!

ワイズ「――――よしよし」

ユレイ「ふぇっ!?」

取り合えず優しく頭をナデナデすることにした。

それと同時に、ユレイねぇねの口から変な声が出て。小さく体が震えた。

ワイズ「ねぇねはすっごい頑張ってると思うよ。保健室の先生として生徒のケガも治して、薬草学の先生としても毎日頑張ってるし……」

ユレイ「い、いやそれはその。私先生として当然のことをしてるだけだし? 頑張ってるとかじゃなくて……」

ワイズ「それでもだよ。本人は凄くないって思ってても、周りの人は凄いって思うよ? 僕も、もちろんその一人だし」

――頭を撫でていた手をねぇねの背中に移動させ、優しく軽くとんとんと叩く。

ワイズ「うん、ねぇねはもっと報われて――じゃないや。ねぇねは頑張りすぎだから、今日一日くらいは――僕で。妹メイドの僕で癒されていってね?」

ユレイ「…………!」


矯正判定
1 あっ
2~9 ぼろ泣き
0 ママ……

コンマ一桁直下

コンマ5 ぼろ泣き


ワイズ「よしよし、よしよし……」

とんとん、とんとんと。一定のリズムで優しく叩く。

……てかこれ、大丈夫かな?

何か勢いでやっちゃったけど――。

ユレイ「…………」

ワイズ「……あれ」

すると、いきなり先生が僕の腰にぎゅうと抱き着いて。その顔をお腹に埋めてきた。

……な、何かちょっとだけひんやりする?

ワイズ「ねぇね? ……ユレイねぇね?」

ユレイ「う、うううううううううっ…………!」

ほんの少しだけねぇねは顔を上げると――その目は真っ赤になっていた。

というか、ボロボロ泣いていた。

ワイズ「…………ちょ!? ね、ねぇね!?」

ユレイ「ご、ごめっ、ごめんなしゃいぃいい……ちょっと、もうちょっとだけこうしゃせてぇえええ…………」

ワイズ「あ、いや、その、待って……!」

め、滅茶苦茶注目浴びてるよぉ……!


ユレイ先生の好感度がすっげぇあがったぜ! (90)

――――

――



ユレイ「ご、ごめんなさいね……その、恥ずかしいところを見せてしまって」

ワイズ「あ、いえいえ! ねぇねがスッキリしてくれたなら!」

恥ずかしそうにねぇねは目を逸らすが、それも今更な気がする。

だって、ねぇ? ほらお尻を撫でるだのあーだ言ってたのに、涙くらい別に……。

ワイズ「僕の膝枕であんなに癒されてくれたんだったら、僕も嬉しいよ!」

ユレイ「は、ははははは……こほん。それじゃあ、私はそろそろ保健室に戻ろうかしら……ま、また来るわね? ワイズきゅん……」

ワイズ「はい! いつでも来てくださいねねぇね!」

そして、踵を返していくユレイ先生に対して僕はブンブンと手を振った……。

ファティマ「……その、凄いね。ワイズ君」

ワイズ「へ?」

ユレイ先生を見送った僕に、ファティマさんが声をかける。

……い、居たんだったらさっき声をかけてくれてもよかったのに。

ワイズ「あれ、何処に居たんですか? さっきまで」

ファティマ「ちょ、ちょっとドロシーさんの代わりにお料理を……い、言っとくけど。逃げたわけじゃないよ? ワイズ君が来るまでユレイ先生の相手をしてたのは私だし……」

ワイズ「あ、はい」

まぁ、別にその辺は……気にしないしなぁ。

ワイズ「とりあえず、まだまだにぃにねぇねは居るから頑張ろう!」

おー! 僕たちのご奉仕はこれからだぁ!

――――

――



【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:19 魔力:15 筋力:29 俊敏性:95 知能:35 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:37 乗り物酔い耐性:34歌:51

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:男

【戦闘スキル】
羽ビンタ[Lv3]相手に6のダメージ。
風魔法・真空の刃[LV2][消費7]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。

【通常スキル】
フェニックス[LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実[LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質[LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
完全完璧パーフェクトなメイド[LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。
鉄の胃袋[Lv2]嫌いなものを無理に食べてもリバースしないくらい
歌好き[Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。
それは残像![Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
採取[Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳[Lv1]ルーン文字の簡単な単語くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-5。
融合[Lv1]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-10。
調合[Lv1]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-10。
箒飛行[Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?

【所持金】
金貨一枚 銀貨六枚 銅貨九十枚

【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。 
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?

【好感度一覧】
『王国』
メリル43「ダンジョンはやっぱり危険ですから」
ペアリス100「また聴きに来てね!」
コレット59「…………ワイズ殿」
ローア87「まさかそんな敏感に変化に気が付くとは」
フレア50「もっと頑張らねばいけないな」
ショコラ100「仲よくしよーね!」
『魔国』
ユウナ120「あれ……僕、なんでこんなに……?」
アーティ76「偽物は本物よりも本物だ、なんてね」
サニャ71「あ、あーん……」
リィ89「まぁ、分かってくれたら良いんだよ。うんうん」
ゾラ81「これから仲よくしようねぇ、ワイズ君」
ファティマ76「が、がんばろっ!」
レヴィア53「勉強ならいつでも教えてあげますから」
レンジ90「一緒にトレーニング……結構か! そうか!」
クスノキ74「こんなはずでは……っ!」
ラディア71「一から頑張ろうね!」
ジョンソン58「真面目に授業を受けてくれるなら、それで」
ドロシー67「……ぜーったいにもう負けませんわ」
ユレイ90「う、うううううううううううっ!」
ブレイド30「自分がやりてぇ店やるのが一番だろ」
ディアン43「これ以上の言葉は不要であろう?」
ジェノム59「真面目に授業を受けているようだな」
アマンダ26「……ふぅん」
ツクヨミ44「いやぁ、愉快愉快」
バレリア68「……ふむ?」
フラン56「文化祭一緒に回ろうね!」
ロズウェル86「磨けば光るな……うむうむ」
アンブローズ96「存分に青春を満喫するといい」
クレーナ92「ご、ごめんなさいごめんなさい……!」
クリス80「…………」
セロ44「どこかに退屈を忘れさせてくれる人はいませんかねぇ」
プリシラ80「…………面白いね」
イーリィ74「ひ、ひえぇ……」
リリス110「最高だったよ、ワイズちゃん?」
『七聖剣』
アベル1「断罪を開始する」
『セブンスアビス』
ベルフェ97「私を振った罪は大きいぞ? ワーイーズー?」
ハルエル37「一緒にご飯食べたいね!」

ちょっときゅうけーい。35分くらいからさいかーい。

次、文化祭最終日ですので。がんばりましょー。

ワイズ君は優しくいい子いい子してくれるし(メイド服を着れば)料理も出来るし掃除も出来るからママ。

十七日目(文化祭最終日)

――――

――



~妹メイド喫茶「シスターメイデン」~

今日は文化祭三日目、つまり最終日である。

ワイズ「……あー」

三日間の祭りが終わり、明日からは通常通りの学校生活が始まる。

……寂しいような、なんというか。

ワイズ「まぁでも、お祭りってそういうものだしね」

けど、決して! 決してメイド服を着れなくなって寂しいとかそういうあれではない!

そんな趣味は目覚めてない! 妹メイドになるだけだから僕は! それだけ!

ワイズ「……あれ」

何か、もう一つ否定しなくてはいけないものを否定し忘れている気がする。

……気のせいだな!


文化祭最終日 メイド喫茶には――

コンマが高いほど人が来てるよ!

コンマ二桁直下

内装+15

今までの評判+25

ミスコン優勝者!?+20

コンマ71+60=131 昨日よりも人が来てるね!

ユウナ「昨日よりも人が来てるけど――なんのそのだね!」

クスノキ「拙者も最終日くらいは、限界突破をぉおおお…………!」

ドロシー「ひぃ、ひぃいいい……わ、わたくしだ、ってぇ……!」

昨日よりも人が押し寄せているが、皆必死に頑張っている。

……慣れとかもあるだろうけど、うん。スムーズだね!

じゃあ――。

どうする?
1 メイドになるかな(スキル使用)
2 メイドにならなくても僕はメイド!(スキル使用なし)

先に三つ取ったものを採用

結果 完全完璧パーフェクトなメイドさん

ワイズ「僕はメイドメイドメイドメイド――」

そう思いながら、自分の頬を軽くパンパンと叩いて。

ワイズ「…………ふぅ」

――私は完璧なメイドになりました。

ワイズ「では、私も他の妹メイドさんたちに負けじと頑張りましょうか」

えいえいおー、と。心の中で気合を入れなおして。



誰か来たよ!

ワイズが知ってる、会ったことがある魔国キャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用反転

コンマ反転69 ディアン

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れさまでした!

ディアン君君女性が嫌いでしょ! なんで妹メイド喫茶とかいう女性の塊みたいなところに突撃したの!

別の店想像説で何か草生えた。ディアン君ポンコツかぁー?

こんばんは。では21時半くらいからやっていきたいと思います。宜しくお願いします。

ワイズ「ようこそいらっしゃいましたにぃに――」

ディアン「勘違いするな」

ワイズ「……はい?」

私たちのメイド喫茶に訪れたお客様は、まさかのディアン様でした。

自分から入ってきたはずなのに、何故か挙動不審です。冷や汗だらだらです。

ディアン「俺はあえて運命の流れに紛れ込んだノイズに従ったのみ――ふっ、まさかあの勇者の末裔も洗脳にかかればただの傀儡か……」

ワイズ「……えーっと」

つまり、ユウナ様にぐいぐい誘われて断れなくて……。

ワイズ「断れば宜しかったのに」

ディアン「俺は! あえてノイズの誘いに乗ったのだ!」

らしいですね。


コンマ6以上でワイズだって分かってるよ

コンマ一桁直下

あ! 再開のあれ言ってませんでした! 今からやっていきまーす!!!!



コンマ5 ワイズだとこれっぽっちも思われてないよ

ディアン「兎に角、だ……俺は一刻も早くこの牢獄から抜け出さないといけない」

ワイズ「あ、そうでございますかにぃに。では気を付けて――」

ディアン「しかし! この牢獄に囚われた以上ルールには従わないといけない……出すんだな、ここのメニューとやらをな」

ワイズ「……こちらの机の上にあるのが、メニューとなっております。にぃに?」

ディアン「ふっ……それでいい。簡単なものをさっさと頼み、俺はこの牢獄から抜け出させてもらおう」

飲食店に入って何も頼まずに帰るのはマナー違反だろうから、何か一つ頼んでいくよ。ということでございますね。

……律儀ですねぇ。


妹メイドとしてにぃにをおもてなしいたしましょう!

安価下3まで募集。からの多数決

首マッサージ

叩いて被ってジャンケン(ジャンケンに負けたらピコピコハンマーに叩かれるまえにヘルメットを被ったらセーフのあれ、ただしヘルメットではなくネコミミカチューシャを装備する)

料理あーん+食べてる時じっと見つめる

1 >>605
2 >>606
3 >>607

この中から先に二つ取ったものを採用します

結果 >>606

――――

――



ワイズ「というわけでやりましょうか。叩いて被ってジャンケンポンを」

ディアン「異議を申し立てよう」

……?

ワイズ「どうかされましたか?」

ディアン「俺はこのようなものは頼んでいないはずだが……? コーヒー一杯、それだけでは?」

ワイズ「緊張して身体が固くなってしまっている、この妹メイドのサービスというものでございます。ディアンにぃに」

ディアン「要らん!」

むむむ、私は完全完璧パーフェクトなメイドさんとして、正しい選択をしたはずなのですが……。

ワイズ「あ、ルール説明の話ですか?」

ディアン「ルールも求めていない! 俺はもう帰るぞ! ここから抜け出す条件はもうクリアしたはずだからな! そら、お会計だ!」

ワイズ「…………そうですか。私と致しましては、にぃににより楽しんでもらうための配慮だったのですが。余計でしたか……私の方も、妹として楽しみにしていたのですが……」

ディアン「……くっ!」

あ、この人あれですね。根っこのほうがとても良い人ですね。

……顔が青いですけど。

ワイズ「ではルールの方を説明させていただきます」

と言いましても、特に変わったルールは無いのですが――。

ワイズ「私たち妹メイドとの叩いて被ってジャンケンポンでは、ヘルメットの代わりにこちら。可愛い可愛いネコミミカチューシャの方を使用させていただきます」

ディアン「…………続けろ」

おっと、歯がカタカタと震えてきてますね。

これは……早めに終わらせないと不味いですね?

ワイズ「じゃんけんで勝った方はピコピコハンマーを持ち。負けた方はそれに叩かれる前にネコミミを装着し、ガード……これを繰り返し、最終的にガード出来なかった方の負けです」

ディアン「……」

ワイズ「では早速始めましょうか。不肖この私、少しだけワクワクしてきました」

ディアン「お前の感想は求めていない! さっさと終わらせるぞ! この神に反逆せし遊戯を!」

ワイズ「せっかちですね。では、じゃーんけーん――――」


結果は?

コンマ偶数でワイズの勝ち
奇数でディアンの勝ち

コンマ一桁直下。

コンマ偶数 ワイズの勝ち

――――

――



ディアン「くっ……!」

ワイズ「いえーい」

数回の攻防を得た結果、私の勝ちとなりました。

ディアンにぃにのネコミミを被る動作が一瞬遅れたのが勝因にございますね。

ワイズ「……ふっ、羞恥の心を捨てきらないとこの勝負に勝つのは不可能……どうですか? もう一戦――」

ディアン「こ、断るっ!」

残念、断られてしまいました。

それになんか顔色が良く分からないことになってきてしまいましたね。ディアンにぃに。

ワイズ「ところでどうですか? 羞恥の心も顔色も吹っ飛ばす特製ドリンクは――――あっ」

逃げられてしまいました。残念です。


ディアンの好感度が1だけ上がりました。(44)

ワイズ「気を取り直して行きましょうか」

ディアンにぃにに逃げられてしまったのは一生の不覚……しかし、引きずってばかりではいられません。

私は完全完璧パーフェクトなメイドさん……過去は振り返らず、未来のみ見据えていきましょう。

ワイズ「では、次のにぃにねぇねは――」


もしかしたら最後の。誰か来たよ!

ワイズが知ってる、会ったことがある魔国キャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用反転

クレーナ「あっ……」

ワイズ「これはこれはお帰りなさいませ。クレーナねぇね……では、早速席の方を」

次のお客様はクレーナ様でした。

ディアン様と同じように、びくびくと怯えている……いえ、どちらかというと私なんかがここにきて良いんだろうか? と思っている感じですかね?

ワイズ「……では、メニューが決まりましたら――」

クレーナ「わ、ワイズさん……?」

ワイズ「はい?」

クレーナ「あれ、ワイズさんって男の子じゃあ……なのに、どうしてそんな――」

ワイズ「今の私は何処にでもいるただのメイドにございますので……ふふっ、秘密ですよ」

クレーナ「ご、ごめんなしゃいっ! わ、私変なこと訊いちゃって……!」

焦りながら、クレーナ様はメニューをぺらぺらめくり始めました。

……逆さまですね。メニュー表が。


妹メイドとしてねぇねをおもてなしいたしましょう!

安価下3まで募集。からの多数決

料理あーん+食べてる時じっと見つめる

肩とか首とか背中とか色々マッサージ

十分経ったので終了!



1 >>624
2 >>625

この中から先に二つ取ったものを採用!

結果 >>625

首のマッサージって、普通に揉み揉みすればいいんですか? ふぇえ……。

マッサージはメイドさんならパーフェクトにこなせます!

けどメイドじゃないワイズ君がマッサージをしたら……? おら、マッサージの上手さ判定じゃい!

コンマが高いほど上手い! コンマが低いほどへったくそ。

コンマ二桁直下

コンマ75 結構上手いやん! けどメイドさんの方がまだ上手いな!



――――

――



クレーナ「ふぁあああぁあ……っ!」

ワイズ「クレーナねぇね、とっても凝っていますね……ぐいぐい、ぐいぐいぐい」

親指の腹を使って、力強くクレーナさんの肩をぐいぐいと解します。

マッサージでにぃにねぇねを癒すのもメイドの仕事……ならば、それを私が出来ない道理はございません。

クレーナ「あ、ありがとうございますぅ……ふぅ。では、私はもう――」

ワイズ「何を言っているんですか?」

クレーナ「へ?」

ワイズ「次は首を揉み解し、手を揉み解し。背中、腰、足――」

クレーナ「え、え、え?」

ワイズ「クレーナねぇねは日頃用務員として大忙し……ならば、その疲れを今日で全て解消して差し上げましょう!」

クレーナ「いや、嬉しいんですけど! その、私は肩だけでもう十分――ひゃああっ!」

ワイズ「ほら、全身を私に委ねてください……ね?」

クレーナ「…………は、はいぃ……」

よし、オッケーを貰ったのでいくらでも癒し放題ですね!


クレーナの好感度が6上がった(98)

――――

――



休憩だけど……。

メイド安価
1 意識をワイズ君に戻そう!(スキル解除)
2 まだ意識はメイドさんかな……(スキル発動中)

先に三つ取ったものを採用

結果 意識をワイズ君に戻そう!

ワイズ「あああああ…………」

取り合えず意識は戻った。

……あれだなぁ。うん、メイドさんになってると、その性格が変わるというか、乗っ取られるというか……。

僕、あんなにクレーナさんの身体を揉み揉み……。

ワイズ「……うぅ」

と、取り合えず最後の休憩! つまり最後の文化祭巡り!

楽しむっきゃないよね!!!

他に誰が休憩になった?

1 ユウナ
2 ファティマ
3 クスノキ
4 ドロシー
5 ツクヨミ

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転80 ユウナ

誰と一緒に文化祭を回ろう?

ファティマ、クスノキ、ドロシー、ツクヨミ。を除く魔国であったキャラ募集。

安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転。

コンマ反転73 ユウナ


ワイズ「えーっと……」

最後の文化祭巡り、と言っても別に何処を巡りたいとかがあるわけではない。

……どーしよ。別に一緒に巡る人がいる訳でもないし……出店でもブラブラするかなぁ。

と、ぼんやり考えながらいると。

ユウナ「わーいーずー!」

ワイズ「ひえぇっ!?」

後ろから驚かすようにユウナが僕の両肩を勢いよく掴んできた!

ワイズ「ゆ、ユウナ!? お、驚かさないでよっ!」

ユウナ「えー? いいじゃーん! ねぇ、もしかして……今日は、ワイズ一人なの? 一緒に文化祭巡る子いないの?」

ワイズ「……う、うん。今のところいないけど……」

ユウナ「じゃあ今日は僕と巡ろう! ほらほら、最後の日を寂しく終わりたくないでしょー?」

ニヤニヤと笑いながら、ユウナは僕の脇を人差し指でつんつんしてくる。

……う、うぅ。

ワイズ「わ、分かったから! 分かったからそれ止めて! 恥ずかしいから!」

ユウナ「……! よ、良かったぁ……! 断られちゃったらどうしようかと思ったよぉ……じゃあ、一緒に行こっ!」

とても嬉しそうに笑い、ユウナは僕の手を引っ張って進んでいく。

ワイズ「ま、待って! ひ、引っ張らにゃいで――」


ユウナと文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 メイド喫茶「シスターメイデン」
4 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転72 フランのおばけ屋敷

じゃあ恐怖判定するか……。

コンマが高いほどお化けとかアンデットとかへっちゃらで、低いほどビビリ

ワイズ コンマ直下

ユウナ コンマ下2  勇者+10

勇者補正が無かったら即死だった……補正があっても即死では?

ワイズ57 少しくらいだったらへっちゃら

ユウナ13 お化けとかもうマジ無理

ゴーストタイプが弱点…

>>659 つまりユウナはゴーストタイプもしくはエスパータイプだった……?



引っ張られるのも途中で終わり、僕とユウナは二人横に並ぶ形で学校の中を巡っている。

ユウナ「と、言っても僕も行きたい場所があるわけじゃないんだよねー」

ワイズ「あー……」

申し訳ない、といった感じでユウナは笑っている。

ユウナ「けど、こうやって二人でブラブラするのも中々――」

フラン「あーっ! おーい二人ともー!」

すると、ユウナの言葉を遮る形でフランが大きな声で僕たちを呼んだ。

ワイズ「あっ! フラン! どうしたのいきなり大声で」

フラン「いや何か二人とも暇そうだったから声かけた! ねぇねぇ、フランのお化け屋敷で遊んでかない?」

ユウナ「えっ」

ワイズ「お化け屋敷かぁ……いいね! 行きたい場所もなかったし、なんか面白そうだし」

フランの誘いに対して、僕はぐっとサムズアップ!

ユウナ「えっ、えっ」

ワイズ「あ、ユウナはどう? ユウナが良いんだったら僕、ユウナと一緒にお化け屋敷に行ってみたいんだけど……」

コンマ6以上で……ぼ、僕勇者の末裔だし? お化けとか……よ、余裕だし?

コンマ一桁直下

コンマ2 無理無理無理無理ぃ!

ユウナ「…………」

ワイズ「へっ?」

そんな僕の問いに対して、ユウナは口をぎゅうと閉じて僕のパーカーの裾をぎゅうと握りしめた。

……少しだけ、目がうるうるしてる気がする。

ワイズ「ゆ、ユウナ?」

ユウナ「……お、お化け屋敷とかさ……や、止めよ? ほら、ね? こ、怖いしさ? ね?」

フラン「大丈夫大丈夫! 平気だって!」

ユウナ「無理無理無理無理! やだやだやだやだぁ! 僕お化け怖い! やだぁ!」

ワイズ「ひゃあ!?」

涙声にそう叫び、ユウナは僕の背中に隠れてしまった。

……び、ビックリしたぁ。

ワイズ「そ、そんなに嫌なの? あんまり言っちゃいけないと思うけど……文化祭のお化け屋敷ってそんなに怖くないと思うよ?」

ユウナ「そうだとしてもやだっ! 僕行かない! 入り口で待ってるからワイズだけで行ってきて!」

ワイズ「いやいやいやいや」

だったら僕も行かないよ。と、心の中で呟く。こういうのは二人で行って意味があるものだと思う。

……けど、無敵に思えてたユウナにこんな弱点があるとは……。

…………かっ、可愛いとか思ってませんけどっ!


どうすんべ?
1 大丈夫大丈夫、イケるって!(説得安価あり)
2 じゃあ他の場所行こうか……

安価先に三つ取ったものを採用

結果 大丈夫大丈夫、イケるって!

ワイズ「けどほら、せっかくフランが誘ってくれてるんだからさ。もしかしたらこれがきっかけにお化け嫌いが治るかも!」

ユウナ「やだぁあああああ……! 行かない行かなぁい……!」

むぅ、梃子でも動かなさそうだ。

……うーん。

こう、どうにかしてユウナと一緒にお化け屋敷に行こう!

ユウナに言うセリフでも、行動でも! 何でもいいからお化け屋敷に!

安価下3まで募集、からの多数決

怖いものがない人なんていない。きっと、ユウナのご先祖さまにだって怖いものがあったはずだよ
それでも、ユウナのご先祖さまは勇者と呼ばれた
そう、怖れ知らずの者を勇者と呼ぶんじゃない
怖れに立ち向かえる者を、勇者と呼ぶんだ

ユウナの弱味を握ってやったりとドヤァ

十分経ったので終了! ははーん、人いないですね?

1 >>669
2 >>670

こっから二つ取ったものを採用しまーす

1

む、やっぱり人がいる……? 眠い人は無理せず寝てね、無理をしすぎると救急車に乗ることになるからね!

結果 >>669

ワイズ「……怖いものがない人なんていない。きっと、ユウナのご先祖さまにだって怖いものがあったはずだよ」

ユウナ「え……?」

ワイズ「それでも、ユウナのご先祖さまは勇者と呼ばれた」

――そう、怖れ知らずの者を勇者と呼ぶんじゃない

ワイズ「怖れに立ち向かえる者を、勇者と呼ぶんだ」

……。

…………お、おお?

僕、今何かカッコいい感じのこと言っちゃったんじゃないか? 僕、凄いカッコよくなかった今!?

えへへ……ちょっと恥ずかしいけど。怖いものが無い人がいないって思うのは本当だし……。

ユウナ「…………」

コンマ2以上で成功!

コンマ一桁直下

コンマ4 成功

ユウナ「……そ、そうだよね。怖いものが無い人なんて……居ないよね」

ワイズ「お……」

ユウナ「ぼ、僕! 頑張るよ! 僕は――勇者になるんだ! 怖くても、それに立ち向かえるようになるんだ……っ!」

ワイズ「うん、分かった! じゃあ一緒に行こう! お化け屋敷に!」

フラン「あ、入ってくれるの!? じゃあほらほら、こっちこっち!」

フランに誘われるがままに、僕たちはお化け屋敷に入って行って――。

フラン「じゃあ、お金! 銀貨一枚になりまーす!」

ワイズ「あ、はい……」

結構、高い気がする……。

おいおい、お前男だろ? ユウナの分も払っちゃえよ

1 払う(銀貨二枚消費)
2 払わない(銀貨一枚消費)

先に二つ取ったものを採用

結果 払おう

ワイズ「…………」

まぁ、これは僕の我儘を聞いてもらった形だし。それにユウナも、こう勇気を振り絞ってくれたわけだし……。

ワイズ「はいじゃあ、フラン。銀貨二枚ね」

フラン「あれ? 一人一枚……」

ワイズ「ユウナの分も一緒! ユウナの分も僕が払うよ!」

ユウナ「へっ!? い、いやいやいいよ! 銀貨一枚くらい僕でも払えるから!」

ワイズ「良いの良いの! ほら、ユウナが頑張ってくれた記念! 遠慮しない遠慮しない」

ユウナ「う、うん……じゃあ、お言葉に甘えて……その。あ、ありがとぉ……」

ワイズ「えへへ……よぉし! じゃあお化け屋敷に行くぞー!」

ユウナ「お、おー!」

二人で気合を入れて、僕たちはお化け屋敷の中に突撃していった!

ちなみにお化け屋敷の怖さは?

コンマが高いほどふぇええ……。低いほどやっぱり文化祭だしね。

コンマ二桁直下

コンマ55 まぁ普通のお化け屋敷。

お化け屋敷イベントどうする? 人いるのか分かんないけど……

1 どんなふうに怖がらせてくるのか安価しよう
2 全部すっ飛ばして怖がったかどうかだけコンマ判定しよう

安価先に三つ取ったもの!

結果 すっ飛ばそう!

じゃあ恐怖判定!

ワイズコンマ直下が57以下で怖くなかった!

ユウナコンマ下2が13以下で怖くなかった!!!!!


ワイズ48 怖くなかったよ
ユウナ32 ふぇええ……やっぱり怖いものは怖いよぉ……。

――――

――



ワイズ「……あの、ユウナ?」

ユウナ「…………」

取り合えずお化け屋敷の出口に辿り着いて、もう外に出たわけなんだけど……。

ワイズ「もう外に出たよ?」

ユウナ「やぁあああ……やっぱり怖いよぉ…………!」

小さな声でそう言いながら、彼女は目を力強く瞑り首をふるふると横に振った。

あと、僕の腕というか羽にぎゅうとしがみ付いていて……というか、お化け屋敷の間ずっと。

ワイズ「……ほ、ほら! もう離れて!」

ユウナ「やっぱり怖いものは怖いよぉ……! お化け、本物のお化け居たぁ……、あと、ぬちょ、ぬちょってぇ……!」

本物のお化けというそれは、多分白い布を被った生徒だと思うし。ぬちょ、ぬちょについてはこんにゃくかなんかだと思う。

ワイズ「でもほら! 今回のこれでユウナはより勇者になったよ! だって怖いものに立ち向かったんだから!」

ユウナ「ワイズが居なかったらもう駄目だったもぉおおおおおおん……わぁああああああああ……」

ワイズ「…………っ!」

ああもうこの人はさぁ! そういう、その。簡単に言わないでよぉ!

ドキ、ってするじゃんもう……っ! あと、当たってる! 色々と羽に!


ユウナの好感度が3上がった(123)

ユウナ「……その、恥ずかしい姿をお見せしました……」

顔を真っ赤にさせながら、ユウナは小さい声で僕に謝ってきた。

ワイズ「い、いや。別に僕気にしてないから……ね?」

ユウナ「うううう……っ! それでもそれでもそれでもさぁ! その、ワイズにぎゅうって抱き着いちゃったし……その、ずっとさ……」

ワイズ「あー……」

まぁ、うん。それは確かに……。

ワイズ「……と、兎に角! 気を取り直してもっと遊ぼう! せっかくの文化祭だしね!」

ユウナ「う、うん……! そ、そうだよねそうだよね!」

ワイズ「いーえす!」


ユウナと文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 メイド喫茶「シスターメイデン」
4 その他(自由安価)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転71 広場

~広場~

ユウナ「いやぁ、いつ見ても広場は人がいっぱいだねー」

ワイズ「そうだねー」

昨日に引き続き、広場には沢山の人が集まっていた。

……え、一昨日? 一昨日の話はちょっと……。

ワイズ「え、えーっと。ユウナは食べたいものとかあるの?」

ユウナ「んーとねー。そうだなぁ……屋台の食べ物は昨日全部制覇しちゃったしなぁ……強いて言うならワイズが食べたことが無いものを、一緒に食べたいかな?」

ワイズ「…………そ、そっかぁ」

ゆ、ユウナ? 君さぁ……いや、そういう意図はないと思うけどさぁ……。

……あ、ああああああああああ……っ!

どこにいく?
1 食べ物系の屋台
2 遊び系の屋台

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

十分経ったから終了!

コンマ反転100 食べ物系の屋台!

どんな食べ物の屋台?

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転96 持った人によって味が変わる魔法のチュロス

ワイズ「じゃ、じゃあさ……その。珍しいものが食べたいなぁ。こう、僕が食べたことなさそうな奴」

ユウナ「むむ、随分と曖昧だね。けど大丈夫! ワイズが食べたことなさそうで珍しい食べ物僕知ってるよ!」

えっへん! とどや顔でユウナは胸を張った。

…………。

ワイズ「じゃあユウナが言うそれを食べてみたいなぁ」

ユウナ「まっかせてよ! じゃあ――」

コンマ判定

コンマ6以上で僕がパパっと買ってくるね!

コンマ一桁直下

コンマ9 せ、成功ですよ? ええ。

ユウナ「パパっと買ってくるね! じゃあワイズはここで待っててね!」

ワイズ「え」

いやいや、二人で行こうよ。と言おうと思ったが、ユウナはにっこりと笑ってこう言う。

ユウナ「良いの良いの! ほら、お化け屋敷のその……あれはこれでチャラね! だからじゃあ待っててね!」

ワイズ「あ、ユウナ――」

そして、ユウナは元気よく走って行ってしまった……。

…………どーしよ。


ナンパ判定じゃあおらぁ!
1~3 治安良いのでないです
4~9 ワイズ君狙われる
0 ……ユウナが来ないのでちょっと見てきます。

コンマ一桁直下

コンマ8 ワイズ君ちゃん、ナンパされる

メイド服を着た華奢な体格の少年が一人でぽつんと立ってたら、もうね! ヤバイね!

コンマ判定
1~6 男にナンパされたよ! 怖いね!
7~0 女の人にナンパされたよ! 誘惑だね!

コンマ一桁直下

コンマ1 男にナンパされたよ!

じゃあもう3時なので今日はこれで終わりにしたいと思います。こんな時間まで参加してくださった皆さん本当にお疲れさまでした! ぐっすり寝ろよ!

男にナンパされているワイズちゃんを颯爽と助けるユウナちゃんですか!? やっぱりワイズはヒロイン……。

あと御免なさい。フランの好感度が上がってなかったので上げときます!!!

フランの好感度が5上がった(61)

乙。大丈夫?判定で汚っさんたちにハイエースされてアッー!な展開にならない?

おつ
囚われのお姫様を助けに来る勇者…良いじゃなぁい

ナンパ師の手強さもコンマしよう
女の子と間違えた兄ちゃんから男の子と承知済汚っさん、ゾロ目リリスまで

>>721 そ、そうならないといいなぁ。

>>722 ワイズはお姫様だった……? 

>>723 いいね、じゃあやろう!

ナンパしてきた男は……。

1~5 ちょっとチャラい感じの兄ちゃん
6~9 男の子オッケーな汚っさん。
0 リリス「来ちゃった」

コンマ一桁直下

コンマ0 リリス「来ちゃった」

草しか生えない。助けて勇者!

助けて悪魔の人、助けて勇者の末裔の人、助けてサキュバスの良心の人

でもユウナ負けたら3P展開になる…?

なにげに好感度トップ1、2争い?

リリス登場で皆助け求めてて草生える。

あと暫くはRの方でしか出来ないような展開はしないつもりです……疲れるしね! 楽しいけど。

というわけで、今日は20時半程からやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

>>730 悪魔の人は多分ゲラゲラ笑ってるだけで助けてくれないだろうし、良心の人は違うところで普通に文化祭楽しんでるよ。

>>731 勇者の末裔のユウナがサキュバスなんかに負けるわけないだろ! つよつよだぞユウナは!!!!!!!!!!

>>733 あ、確かにそうですね。つまり今から始まるのは修羅場……?

すみません、少し開始が遅れるかもしれません……

少し開始が遅れるって言って二時間経ってる……すみません、もう少しだけお待ちください……

じゃあやっていきます……(小声)



ワイズ「ユウナまだかなぁ」

彼女が走って行って数分が経ったけど、まだ帰ってこない。

……迷子かなぁ?

ワイズ「けど、迷子になるような場所じゃないと思うんだけどなぁ。昨日食べたって言ってたから場所は知ってるだろうし――」

リリス「ふぅー……」

ワイズ「ふひゃぁあっ!?」

だ、だれぇ!? い、いきにゃり僕の耳に息を吹きかけるのぉ!?

勢いよく僕が後ろを振り返ると、そこにいたのはリリスだった。

リリス「うふふ、一昨日ぶりワイズちゃん! 元気ー?」

ワイズ「り、リリス……っ!?」

な、なんでこんなところに……と、僕が驚いているのを見透かしたように、リリスはくすくすと笑っている。

リリス「えー? 別にあーしがここにいてもおかしくないでしょ? ほら、おっぱい募金おっぱい募金」

ワイズ「……ぅ」

そういえば、僕が彼女に会ったのもそれがきっかけだ。

…………あ、あああああ! なんか顔が熱い!

リリス「ねえねえ、ワイズちゃんはどうしてこんなところにポツンと立ってるの? メイド服もまた着ちゃって……もーしーかーしーてー……」

ナンパ待ちとか?

ワイズ「……はぁっ!?」

な、ナンパ待ち!? 何言ってんだこの人っ!?

ワイズ「そ、そんなわけないだろ!?」

リリス「えー? 本当かなぁ? だって、ワイズちゃんみたいなメイド服を着た子をパッと見て男の子だって分かる人、居ないと思うよぉ?」

ワイズ「い、いやいやいやいや……」

さ、流石にそんなわけ……な、無いよね?

リリス「うふふ。ねぇ、もしナンパされたいんだったら――あーしがナンパしちゃおっかなー?」

ワイズ「ふぇ!?」

リリス「ね、ね? 今から……気持ちいこと、あーしとしよ? 一昨日みたいに、たっくさん気持ち良くしてあげるよ?」

耳元でそう囁きながら、リリスは僕の胸板をくるくると指先でなぞってくる。

あ、う……。

リリス「うふふ、顔真っ赤にして口パクパクさせちゃってかわいっ。じゃあ、あーしに着いてきて?」

そして、僕は何も言えないまま。手を優しく握られて、引っ張られて――――。


ユウナ「……ワイズ?」

――――その瞬間、僕の鼓膜に響いたのはユウナの声だった。

ワイズ「ゆ、ユウナぁ!?」

リリス「あれっ?」

声が聞こえてきた方を見ると、両手に二本のチュロスを持ったユウナが確かにそこにいた。

ユウナ「ワイズ、何処に行くの……? それと、貴女は……」

リリス「はーい! あーし、リリスって言いまぁす! えっと、何々? もしかしてワイズちゃんと遊んでる途中だった?」

ユウナ「そ、そうだけど……えっと、その。ワイズとは、友達なのかな? リリスは」

プルプルと小さく震えながら、ユウナはリリスに質問を投げ続けている。

……ゆ、ユウナ? ユウナ?

リリス「…………」

1~3 ただの友達でーっす!
4~9 じゃあ、どんな関係だと思う?
0 ワイズちゃんの恋人だよー?

コンマ一桁直下

コンマ5

リリス「じゃあ貴女はどんな関係だと思う? あーしと、ワイズちゃんの関係っ!」

ユウナ「え――?」

そう言いながら、リリスは――。

ワイズ「ふぇっ!?」

僕の羽にぎゅうと、胸や身体を密着させるように抱き着いてきた。

あっ……こ、この匂いやばぁ……! 甘くて、その。ずっと嗅いでいたいサキュバスの匂い…………。

ユウナ「わ、ワイズ…………?」

リリス「うふふ、ちょっと身体をくっ付けただけでワイズちゃんこんなに嬉しそうにしてるけどー? じゃあ、そんな風になる関係って、どんな関係だと思う?」

ワイズ「あっ……! そ、そのっ! これはちがくてっ! ゆ、ユウナ? ユウナ?」

ああもう自分の意志の弱さというかなんというかっ! ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイぃ――!

リリス「じゃあ逆に訊くけど。貴方はワイズちゃんとどんな関係なの?」

ユウナ「…………え」

リリス「友達? 親友? それとも――ふふっ。おーしーえーてっ?」

サキュバスの何かを試すような、からかうような質問に。ユウナは――。

ユウナは――――。

勇者は――

1 なんかサキュバス言った(セリフ安価)
2 なんかサキュバスかワイズにやった(行動安価)

先に三つ取ったものを採用

結果1 何回言った

サキュバス相手にユウナちゃんなんて言った? ワイズとの関係は――。

安価下3まで募集。からの多数決

大切な友達ですっ

ワイズが他の女の子と一緒にいるのを見ると胸がもやもやするんだ。嫉妬するんだ
僕はワイズに片思いしているんだ! 文句あるか!

十分経ったので終了

1 >>752
2 >>753

先に三つ取ったものを採用します

何となく予想してたけど草生える

結果 >>753

ユウナ「…………ぼっ」

目を少しだけ潤ませながら、ユウナは口を開いた。

ユウナ「僕は! その……! わ、ワイズが他の女の子と一緒にいるのを見ると胸がモヤモヤってするんだ……! その、嫉妬するんだ!」

リリス「……!」

……へっ?

…………ゆ、ユウナ?

ユウナ「だ、だからぁ! 僕は――わ、ワイズに片思いしてるんだぁ! そ、そういう関係だよ! 文句あるかぁ!」

なんかもう泣きそうになりながら。彼女は顔を真っ赤にして、大きく口を開けて……リリスに向かってそう叫んだ。

…………。

ワイズ「ふぇ……?」

リリス「あ、あはははっ! あーっはっはっはっ! そっかぁ、貴女ワイズちゃんのこと大好きなんだぁ……!」

そんなユウナの一世一代? の叫びを聞いて。リリスは目尻に涙を浮かべながらお腹を抱えて笑っている。

……あ? ん? え?

リリス「あーし、こんなに笑ったの初めてだよぉ……あはは、お腹いたぁい。うん、うんうんうん。ごめんね? 告白を、なんか笑っちゃって……」

ユウナ「…………っ」


それでリリスは――
1 じゃあ今ワイズちゃんから答え、聞いちゃおっか?
2~9 じゃああーしは空気を読んでたいさーん
0 ま、あーしもワイズちゃんのこと大好きなんだけど?

コンマ一桁直下

コンマ7 たいさーん

リリス「じゃ、あーしは空気をよんでたいさーん。それじゃあねワイズちゃん、呼んでくれればいつでも……遊んであげるからね?」

投げキッスの動作をしてから、リリスは小走りにその場を去っていった。

ワイズ「……」

ユウナ「…………」

リリスが居なくなったその場所で、僕とユウナはポツンと気まずい空気のまま向き合っている。

……ヤバイ。周りの目が痛い。

何かのイベントかなんかだと思われてるのか知らないけど、まだじーっと見られてる……!

ユウナ「……っ」

ユウナ行動判定
1~5 ……ご、ごめんっ!
6~9 ……と、取り合えず。違う場所に行こ……?
0 …………わ、ワイズは。僕のこと……。

コンマ一桁直下

コンマ8 ……と、取り合えず。違う場所に行こ……?

ユウナ「……と、取り合えず。違う場所に行こ……?」

小さな声でぽつりと、ユウナは言って。二つのチュロスを握りしめながら広場から離れたところに歩いていく。

その顔は、滅茶苦茶赤かった。

ワイズ「ゆ、ユウナ? ま、待ってよぉ!?」

取り合えずこれを一人には出来ないと僕もユウナについていく。

……え、いや。

…………う、嘘だよね? え、片思い……え? ユウナ……?

――――

――



広場の端っこの端っこ、出店も並んでいないし人もあまり居ない場所。そこのベンチに二人で並んで座る。

…………気まずい。

ユウナ「……ぅ」

ワイズ「あ、あの。ユウナ……?」

取り合えず名前を読んでみるが、これ以上の呼びかけが出来る気がしなかった。

そもそも、この状況で僕はどうやって話始めればいいんだ? もう、なんかもうよく分かんなくて……。

ワイズ「…………うぅ」

状況整理のために先ほどのユウナのセリフを思い出してみるが、顔が熱くなってくるだけだった。

……いや、だって。僕、全然そんな……カッコよくないし。男らしくないし……。

…………ど、どうすりゃいいんだよぉ!?

どうする?
1 こちらから話始める
2 ユウナが話しかけてくるのを待つ

先に二つ取ったものを採用

結果 こちらから話始める

何話す?

下3までユウナに話しかける内容募集。からの多数決ちゃん

…僕もユウナが好きだよ。そばにいて欲しい。一緒に旅をして欲しい
けど、その前に僕がこの世界に来てからの全てを聞いて欲しいんだ
それからあらためて、ユウナの答えを聞かせて

こんな服着てるし、ちっとも男っぽくないし、意思も弱いけど……さっきのは本当に?

僕には役目がある
そして役目を果たした時に決別しなければならない
だから君の気持ちには答えられない

1 >>771
2 >>772
3 >>773

先に三つ、取ったものを採用します

ユウナの返答まで自由安価にしたら怒りますか……?

結果 >>722

ワイズ「……こんな服着てるし、ちっとも男っぽくないし、意思も弱いけど……さっきのは本当に?」

ユウナ「え……」

ワイズ「背も全然高くないし、筋肉とかもないし、すっごい弱いし……その、さっきみたいに女の子に身体をちょっとくっ付かれただけで顔熱くなっちゃうし……」

本当に、本当に……?

ユウナ「ち、違うっ!」

ワイズ「……え?」

ユウナ「あっ、違う! そういう意味の違うじゃなくて……! その、ぼ、僕は――っ!」


ユウナはワイズのどんなところに惚れたん?

ユウナのセリフを下3まで募集からの多数決!!!!!

今回は集まるまで続けます。あ、安価は下にずらしてください

これ多数決じゃなくて全部採用でいいな……、全部採用させてもらいますね!

ユウナ「そ、そのっ! 上手く説明できないけど……ワイズと一緒にいると幸せで、近くにいるだけでなんだか楽しくなって……」

このままずっと、ずーっとワイズと一緒にいられれば良いな……なんて思って……。

ユウナ「それで、気が付けば目で追っちゃって……昨日フランと一緒にメイド喫茶に来たときとか、なんか。もう、胸がズキズキして……なんか悲しくて、そのえっと……」

ユウナ「あと、ワイズが周りの人に弄ばれちゃって、顔を赤くしてるところも。その、可愛くて……優しく抱きしめたくなって、全身がキュンキュンして……」

ユウナ「けど! 今日のお化け屋敷で、あんな男らしくてカッコいいこと言ってくれて……お化け屋敷の中でも、僕のことずっと離れないでいてくれたし……だから、と、兎に角ぅ!」

ワイズのことが……好きっ! どうしようもないくらい、ワイズのことが好きなんだよぉ!

ワイズ「…………」

ユウナ「……きゅぅ」

言いたいこと沢山言って、ユウナはより一層顔を赤くして黙ってしまった。

……そして、僕の顔もユウナと同じくらい赤くなっているのが分かる。

――――激しく、胸がドキドキと鳴っているのが分かる。

隣に座っているユウナにまで聞こえてしまうんじゃないかってくらい。ドキドキしている。

ワイズ「…………っ」

改めて、顔が熱い。

意識をするたびに、熱くなっていく。

…………。

…………ぅ。


多分最後の
1 返事はまだしない
2 もう返事をする

先に二つ取ったものを採用

結果 もう返事をする

これで本当の本当に最後

ユウナの告白に、僕は――――。

何て言う?

安価下3まで募集。そして多数決。十分の時間制限なし!

この世界で恋はしない
最後は帰るんだから…

ユウナがここまで言ってくれて気持ちにこたえてあげたい
でも僕は僕の旅が終わればこの世界からいなくなる
ごめん、どうすればいいか分からないんだ…

1 >>795
2 >>796
3 >>771

先に三つ取ったものを採用します

やっぱり人いない……? そうだよね、月曜日だもんね……

結果 >>771

じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れさまでした!

何か滅茶苦茶進んだ。なんか滅茶苦茶頭痛いです。

ユウナ好感度高かったし告白あると思うけど、魔国編の最後の方だろうなぁって思ったら今日だったよ。

つまりそのきっかけを作ったリリスは恋のキューピッドだった……?

ワイズ君ハーレム計画はここから始まるのか

>>809 自分がこんなこと言ったら絶対にダメなんだろうって思うんですけど。恋愛関係は荒れそうですっげぇ怖いです。

けどハーレム自体は好き。皆幸せでいいと思う。

…大岡裁き(裁き抜き)されたら左右どちらから蘇生するかな?(寝言)

>>811 分裂するよ(寝言)

恋愛関係で荒れるのは安価スレの宿命だからな・・・

こんにちは。ええっと、今日は17時くらいからやりたいと思っています。その時間に参加が出来るという方は参加してくれると嬉しいです。

また、時間がいつもより早いので点呼して人が居なかったらやりません。そういうものだよね。


>>813 もうどうしたらいいのか分かんないよぉ……ふぇええ。一日寝たけどまだどうすりゃいいんや……ってなってるよぉ。

キ○ト君を見習おう
正妻がいてもほぼハーレム状態
ユウナちゃんもア○ナも負けん気強いガールだから成り立つ…はず

>>815 はえー、キ○ト君ってハーレムなんか……SAO読んだことないからわかんにゃい。シリーズ多すぎんねん。

ワイズ君は王国から神の身体盗んだ犯罪者なんだ
だから魔国にも長くいられないし勇者の末裔のユウナとは相容れないんだ
けどそういう恋って燃えるよね

もうとりあえず行くとこまで行っちゃったほうが良いのでは……? ま、まだユウナちゃん答え出てないし。

>>819 分かる。そういうの良いよね。

人いますか……?

じゃあいるっぽいのでやっていきまーす

取り合えず、落ち着いて深呼吸……なんて器用なことは出来なかった。

落ち着くためにするその行為を落ち着いて出来ないということは、今僕はかなり焦っているんだろう。

……けど。落ち着けなくても、焦っていても。どうすればいいのか分からなくても――僕は、彼女が言ってくれた話に対して返信をしなくてはいけない。

ワイズ「…………僕もユウナが好きだよ」

ずっと傍にユウナがいて欲しい。ユウナに、一緒に旅をしてほしい。

何の遜色もない、何の嘘偽りもない僕の本心。

ユウナ「え……っ!」

ワイズ「けど、その前にユウナには僕がこの世界に来てからの全てを聞いて欲しいんだ」

それから改めて、ユウナの答えを聞かせて欲しいな

ユウナ「ワイズの、全て……?」

――僕はこの時、酷く優しい表情で笑っていたんだと思う。

初めて告白されて嬉しくてとか、僕のことをそんなにも好きだって言ってくれる人が居てくれて嬉しかったからとか。そういうのもあるんだろうけど。

……僕は、そんな彼女の告白を真剣に受け止めたかったから。

好きだからこそ。僕は、全部を知ってほしくて――だから。だから。だから――――。

――――

――



ワイズ「……と、言うわけで。今話したのが僕が今まで体験した出来事の全てだよ」

ユウナ「…………」

何もかもを話した。

王国の牢屋に二回入れられたことも、そしてそこから逃げ出して兵士を殺しながらも宝物庫から神の身体を盗み出したことも。

僕がもう犯罪者でお尋ね者で……セブンスアビスの一人である悪魔と関係があることとか、僕は実は寿命以外で死なないだとか。全部話した。

そんな僕の話を、ユウナは何も言わずに聞いてくれた。

…………あーあー。うん。多分幻滅というか、失望……というか。そんな感じなんだろうなぁ。

ワイズ「だから、こんな最低な僕だからさ。ユウナ? 改めて、答えを聞かせて欲しいな」

それでも、本当に…………さ。

ユウナ「僕、は……」


彼女は
1~4 勇者の末裔といえど、その心はまだ勇者のように強くはなかった。
5~9 ――――紛れもなく彼女は勇者であった。
0 勇者とかそれ以前に彼女は恋する乙女でした。

コンマ一桁直下

コンマ7

ユウナ「――そう、なんだね」

彼女は、ほんの少しだけ残念そうな顔をしながらそう呟いた。

ユウナ「ワイズは泥棒で、悪い人で。僕が知ってるワイズは――ほんの少しだけだったんだね」

ワイズ「うん、そうだよユウナ。僕は王国の犯罪者で――――」

けど。と、ユウナはワイズの言葉を遮って話を続ける。

ユウナ「けど、けどけど……! 嬉しいって、思っちゃったんだ。ワイズが隠してたことを僕に言ってくれて、そんな大事な秘密を僕に明かしてくれて……」

ワイズ「……へ?」

ユウナ「確かにワイズは悪い部分もあるんだけど――それ以上に、僕はワイズの良い部分を知ってるから。それを全部ひっくるめて僕は――――」

ワイズが好きだよ。僕の気持ちは、変わらないよ。

ワイズ「…………っ!?」

ユウナ「えへへ、ちょっと恥ずかしいし。犯罪者を赦すだなんて、勇者失格かなぁ……」

と、彼女は恥ずかしそうに笑っている。

――――違う。違う違う違う。

何で、なんで彼女は。ユウナは僕のことを――そんな風に赦してくれる?

だって、普通は、軽蔑して、縁を切って――――。

ワイズ「…………ああ」

彼女は普通じゃない。こういうと恥ずかしいけど、僕と一緒だ。

――――紛れもなく。彼女は勇者なんだ。

すみません、パソコンが固まったので少し時間空きます
スマホから打っています

再開していきます。



ワイズ「――――ありがとうユウナ」

ユウナ「え?」

ワイズ「僕、正直もっと嫌われると思ってた。けど――ううん、ユウナは僕を許してくれるんだね、そんな部分も一緒に愛してくれるんだね」

ユウナ「もっちろん! 当たり前だよ!」

そういって、ユウナは胸を張る。

……何とまぁ、頼もしい人なんだろうか。

けど、そんなにも頼もしい彼女と。僕は――。

ワイズ「あー……えっと。その、僕もオッケーで、ユウナもオッケーってことは……その。つまり?」

僕たちは両想いってことだよね?」

ユウナ「……ま、まぁ。そうだね?」

ワイズ「…………つまり?」

ユウナ「…………つ、つまり?」

…………。

二人同時に、顔がボンっと紅く染まった。

う、うわーっ!? な、なんか恥ずかしさが倍になって返ってきたぞ!?

ワイズ「こ、こ、こ……恋人?」

ユウナ「……そ、そうなるのかなっ!?」

顔を真っ赤にしながらユウナは僕から目を逸らしながら言う。

……言葉の最後のほうが、変に上がっていた。

ワイズ「ぼ、僕はユウナのか、彼氏? になって。ユウナは僕の……彼女?」

ユウナ「ちょ、ちょっとぉ! は、恥ずかしいから止めてよぉ……」

ワイズ「僕だって結構恥ずかしいんだけど!?」

やばい。超やばい。僕そんな経験ないから分かんないよ!?

え、あ、う。だから恋人だから。いつかユウナと恋人みたいなことを――。

ワイズ「――――……っ」

コンマ9以上で恋人っぽいことしようぜ!

コンマ一桁直下

コンマ7 も、もっと時間空けてから……

ワイズ「と、取り合えず。それ、食べよ?」

ユウナ「ふぇっ!?」

両手に持っている二本のチュロスに指を指すと。ユウナは目を見開いてそれを凝視した。

ユウナ「…………あ、ああっ! うんうん! そうだよ、食べないと! これ、美味しいんだよ!?」

は、ははははっ! と無理くり笑いながら。ユウナはチュロスを僕に差し出した。

ワイズ「あ、ありがとう……」

ユウナ「どういたしましてっ!!!」

……なんか可愛いなぁ。

チュロスを持つための紙の部分が、くしゃくしゃになっている。

あと、チュロスの下の方がぐにゃぐにゃになっている……まぁ、なんか途中から握りしめてたし。

ユウナ「え、えっとね! このチュロスは持ってる人によって味が変わる魔法のチュロス! なんだよ!」

ワイズ「も、持ってる人によって味が変わる……!?」

なんじゃそりゃと思ったが。まぁ魔法、って言ってるくらいだしそれくらい当然なのかもしれない。

ユウナ「だから僕の持ってるチュロスとワイズの持ってるチュロスだと味が違うんだよ!」

そう説明しながら、ユウナは一口チュロスを齧った。

ユウナのチュロスの味は?

安価下3の中で一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転35 チョコレート

ユウナ「ん、甘くておいしっ。僕のはチョコ味のチュロスなんだ!」

ワイズ「へぇー……」

ちょっと美味しそうだなぁ、と思いながら僕も自分のチュロスを一口齧る。

ユウナがチョコってことは、僕は違うんだろうけど……。


ワイズのチュロスの味は?

安価下3の中で一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転23 ハチミツアップル

ワイズ「んっ……!」

口の中に林檎とハチミツの甘さが広がっていく。

お、美味しい……。

ユウナ「ねえねえ、ワイズは何味だった?」

ワイズ「林檎とハチミツの味がしたから……ハチミツアップル味、かな?」

ユウナ「へー! ワイズのも美味しそうだね! ……えっと、それでね。この魔法のチュロスの醍醐味というか、そういうのがあるんだけどね?」

もじもじと恥ずかしそうにしながら、ユウナはあはは、と笑う。

ユウナ「あ、えっと。その、友達と食べさせあいっこすれば自分の味だけじゃなくて他の人の味も味わえるってやつなんだけど……」

や、やらない?

ワイズ「…………!」

た、食べさせあいっこ。食べさせあいっこ……。

ワイズ「…………じゃ、じゃあ。やろっか……

ユウナ「う、うん! ……あ、あははは……」

ユウナ「じゃ、じゃあ! ワイズのチュロス、僕に頂戴?」

そう言いながら、ユウナはあーん……と、目を瞑りながら口を開けた。

ワイズ「」

…………い、言い方ぁ!

それに……その、あの。なに!? わ、わざと!? 僕をからかってる!?

ユウナ「……? まだー?」

ワイズ「い、今からやるよ! うん!」

ええいユウナがそんなこと考えるわけないだろ! いい加減にしろ!

ワイズ「……い、いくよ?」

無心になれ無心に。そして、僕は自分の持っているチュロスをユウナの口に持って行き――。

ユウナ「あむっ、んぐっ……もぐもぐ……」

ワイズ「…………」

優しくそれを咥えて、美味しそうにもぐもぐと食べ始めた……。

……。

ユウナ「んっ……あー! 美味しいねワイズのチュロス!」

ワイズ「それは良かったですっ!」

なんかすっげぇ悔しい……!

ユウナ「はいじゃあ次は僕のチュロスね!」

ワイズ「う、うん……」

自分一人だけそっち方面に意識してしまったことに恥ずかしくなるが、そんな思いも顔をブンブンと振って吹き飛ばす。

ワイズ「あ、あー……」

というわけで、僕もユウナと同じように口を大きく開けてスタンバイする。

……だ、大丈夫だよね?

ユウナ「…………」

コンマ6以上で――――

コンマ一桁直下

コンマ3 口で渡すだなんてことするわけないじゃないですか!!!! 味が変わっちゃいますよ多分!!!


ユウナ「ん、んんっ! それじゃあはいどーぞ!」

ワイズ「あむっ」

ユウナは顔をブンブンと横に振った後、そのチュロスを僕の口の中に入れた。

……僕のハチミツアップルよりも甘い、チョコレートの味が口に広がる。

勿論、こっちも美味しかった。

ワイズ「ふぅ、美味しかった……ありがとうねユウナ! その、ちょっと恥ずかしかったけど……うん」

ユウナ「そ、そうだね。その、想像以上に……」

ワイズ「……」

ユウナ「…………」

また、沈黙が始まってしまった。

……口の中には、まだチョコレートの味が残っている。

ワイズ「……そ、その。こ、これからどうしよっか?」

近くに設置してある時計を見ると、まだ休憩時間は続いている。

ユウナ「わ、ワイズが行きたいところに。行けばいいんじゃないかな?」

ワイズ「へ? いや、でも…………」

ユウナ「僕はワイズが一緒に居てくれたら、ずーっと楽しいから……」

ワイズ「っ!?」

そ、そういうこと言うの! き、禁止っ! ダメ!

……きょ、今日だけで心臓が爆発して死にそうだよぉ……!

…………も、もう顔見れなさそう。

ユウナと文化祭だ! 何処に行く?
1 広場
2 アトリエ
3 メイド喫茶「シスターメイデン」
4 その他(自由安価)

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。反転

どこにいく?
1 食べ物系の屋台
2 遊び系の屋台

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転

コンマ反転86 遊び系の屋台

ワイズ「その、じゃあまた広場に戻ろっか?」

まだまだ見ていない屋台もあるし……その。

ワイズ「…………っ」

ユウナ「そうだね、じゃあ広場の方に戻ろっか!」

僕の言葉にそのまま乗っかって、ユウナは広場の中心に身体を向けて――。


コンマ5以上でお前恋人だろ!? 手くらい繋げよ! 恋人繋ぎしろ!

コンマ一桁直下

コンマ7 成功


ワイズ「ま、待ってっ!」

ユウナ「えっ?」

歩いていこうとするユウナを引き留めて、僕は――――。

ワイズ「……そ、その。ほら、僕たち、恋人同士になったわけだからさ……その、これくらい、良いでしょ……?」

ユウナの右手をぎゅうと握って。指と指を絡ませる。

所謂、その。恋人繋ぎって言うやつだ。

ユウナ「…………え、えへへ。そうだよね、うん。僕たちもう付き合ってるん、だもんね……」

ワイズ「……じゃ、じゃあ。その、行こ?」

ユウナ「うん! その、ワイズのこういうところ僕可愛いなって思うし……カッコいいなって思うよ」

ワイズ「っ!?」

ユウナと行く、遊び系の屋台って……?

安価下3までで募集。からの多数決

1 魔法エアホッケーダブルス
2 モンスターレース場
3 魔法シューティング

先に二つ取ったものを採用します

結果 魔法エアホッケーダブルス

ダブルスってことは対戦相手が必要か……

――――

――



ワイズ「魔法エアホッケー……?」

ユウナ「そう! この円盤が台の光ってるところを通過すると――」

円盤をマレット? で勢いよく弾いて円盤が指定の場所を通過した瞬間。

ワイズ「うおおっ!?」

円盤が、炎を纏って向かいのゴールに突っ込んでいった。

ユウナ「炎とか風を纏ったり、電気がビリビリってしたりするんだ!」

ワイズ「す、凄いね……」

ユウナ「よぉし! じゃあダブルスでやろっか! 二人一緒にやればきっと楽しいしね!」

ワイズ「……それは楽しいと思うけど、肝心の対戦相手は?」

ユウナ「あ、それは――――」

コンマ4以上で人呼んでくるね!

コンマ一桁直下

コンマ9 人呼んでくるね

ユウナ「じゃあちょっと一緒に人を探してこよう! ちょっと呼べば誰か来てくれるよね!」

ワイズ「……そうかなぁ?」

ユウナ「そうに決まってるよ! はいじゃあワイズ! 絶対に手を離さないでね!」

ワイズ「う、うん」

ユウナ「いい、絶対だよ! ぜーったいに、一人になっちゃだめだよ! とりあえず今日は!」

ワイズ「分かってるってばぁ!」

と、言うわけで。恋人繋ぎをしながら一緒に対戦してくれる二人組を探し始めた。


なんか対戦してくれそうな二人組募集します。キャラ二人書いてください。

安価下4までで一番コンマが大きいものを採用。はんてーん

コンマ反転60 ベルフェとレヴィア

姉妹やん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

レヴィアに見つかったベルフェは……

1~5 別にいつも通りだよー
6~9 ちょっと気まずい
0 安直な属性付与は止めとけってあれだけ言ったやん――マジで?

コンマ一桁直下

コンマ7 ちょっと気まずくなってる。

では、ご飯のためちょっと休憩したいと思います!

ワイズ君も進むとこまで進んだなぁ、って思いました。まる。

けどワイズ君の方がヒロイン力高い気がします。気のせいですね。

たんおつ
ユウナが抱いたベルフェのイメージ変わりそうや

たんおつ。
はじめは女の子っぽい華奢なショタ。
王国編で不幸属性やらR-18に弱点やらがつき、魔国編では受け属性が明確化、女装メイド属性がつき彼女もできた。
次の国ではどんな属性がつくんだい?

>>887 用務員さんが賞金首のやべーやつって知ったら滅茶苦茶驚きそう。セブンスアビス何やってんだって思ってそう。

>>888 そういえば不幸属性ありましたね……最近幸せばっかりだから忘れてたぞ……。


そういえばユウナにワイズ君全部話したわけだけど。なに、文化祭一日目サボってリリスといちゃついてたのも言ったのか? だとしたらもう……なに? 凄いね。

すみません、お風呂も入りたいと思うので再開は22時くらいになると思います。

流石によろしくやりましたは言わないんじゃないかな…

>>890 流石に言わないよね!!!!!!!!

王国で泣かせた女の子がいるのは言ったかな?

>>892 ワイズ殿……

すみません、お風呂まだ入れなかったので今からやっていきます……。



――――

――



ユウナ「あっ、あの二人はどうかな? 何か誘えば行けそうだし!」

ワイズ「えぇ……」

その言い方はなんか酷くない? なんて思いながら、ユウナが言うその二人組を見ると――――。

ワイズ「ん?」

レヴィア「……」

ベルフェ「…………あー」

何か知ってる二人組だった。というか、やばい空気がこっちまでひしひしと伝わってきた。

レヴィアの方は何も言わずにじーっとベルフェを見つめているし。ベルフェはベルフェでどうしたものかと、ちまちま缶コーヒーに口を付けている。

……てか、レヴィアさんベルフェのこと見つけられたのか。

ベルフェ「……あっ」

ワイズ「あっ」

不味い、目が合った。

ユウナ「あっ! よく見るとあれ用務員さんだね! それで向かい側の人は――」

ベルフェ「おーい! そこのしょうねーん! おいこらちょっと来い! おい! そこの! 無視すんな! おーい! 色々バラすぞ!」

ワイズ「あああああああああああ…………!」

案の定声を掛けられてしまった。

……まぁ。しょうがないと割り切って僕はユウナの手を引く形でベルフェとレヴィアさんの二人に近づいていく。

レヴィア「あれ、ワイズさん……それと」

ユウナ「どうも! こんにちはレヴィアさん! それと用務員さん――」

ワイズ「何、ベルフェ?」

ユウナ「……ベルフェ?」

ベルフェ「何? じゃねぇよ少年。こっちはお前の恥ずかしい写真やら動画やら握ってんぞ? だったら四の五の言わずにさっさと来るんだよ」

ワイズ「は、恥ずかしい写真やら動画って……え? な、なにそれ」

ベルフェ「募金」

ワイズ「うわぁああああああああああああああああああああああああああっ!?!?!?」

さ、最悪だ……! いや、自業自得かもしれないけど……! 今のこの瞬間は不味い……! ユウナがいるときは不味い……!

ワイズ「え、あ、う……っ!?」

ベルフェ「あっはっはっはっはっはー! このベルフェ様にかかれば容易い物よ……あー、そこの噴水の木の陰で――」

ワイズ「待って! ほ、本当に待って!? ベルフェ――ベルフェ様!?」

やばいやばいやばい! ある意味一番やばい……! 付き合った数分後に嫌われるとか、シャレにならない……! 立ち直れる気がしないもん……!

ユウナ「……ワイズ?」

レヴィア「うっわ、本当に姉さんと普通に話してる……え、えーっとユウナさんは私たちに何か用で?」

ユウナ「…………」

レヴィア「あれ、ユウナさん?」

ワイズ「ちょ、待って!? ねぇ、その……えっと。ど、どこまで……」

ベルフェ「えーっ? ちょっと私みたいな乙女にー。そんなこと言わせちゃうんですかー? えーっ? ワイズ君のえっちー……あ、卒業おめでとう!」

ワイズ「茶化すなぁ! 良いからマジで――卒業!? 卒業してないんだけど!?」

ベルフェ「えっ」

馬鹿めボロを出したな!? 多分木の陰の……あれ以降見れてないな!? いや、それが正しいんだけど!?

ワイズ「ん、んんっ! 兎に角、ベルフェ――――うひゃあっ!?」

ユウナ「むぅ……」

いきなり誰かが僕の羽にぎゅうと抱きしめてきて――確認すると。それは当然のようにユウナだった。

頬をぷくーっと膨らませて、じーっと僕のことを見つめていた。

ワイズ「……ゆ、ユウナさん?」

ユウナ「…………」

名前を呼ぶも、彼女は口にチャックをしたまま何も言わなかった。

レヴィア「え。二人とも……え?」

ベルフェ「…………!」

悪魔の姉妹が滅茶苦茶見てるけど、それよりも先にユウナの方をどうにかしよう。

……やっぱりその、当たってるし。滅茶苦茶。押し付けられてるし。

ワイズ「あの、ユウナ? 離れて――」

ユウナ「やだ」

即答だった。

ワイズ「…………」

ユウナ「暫くこうしてる」

ワイズ「…………あ、はい」

ベルフェ「おい妹、これ怒ってもいいよな」

レヴィア「……知らないわよ。勝手にしてよ――ああ! 魔法は禁止だからね!」

ベルフェ「おいこら少年。え? ベルフェ様は今何を見せられてるんだ? 返答次第ではその女ごと炭よ?」

指をパキパキと鳴らしながら、セブンスアビスの一人はにこにことわざとらしく笑っている。

表情と台詞だ一致していなさすぎる――が。

ワイズ「や、やってみろよ……」

ベルフェ「は?」

彼女を――ユウナを殺させるわけにはいかない。

僕はいくら死んでも良いけど、彼女だけは、彼女だけは絶対に――。

ワイズ「…………」

取り合えず睨んでみる。

ベルフェ「…………へー?」

ニヤニヤと笑われてしまった。

ベルフェ「少年がそんな顔するようになったんだー? へー? 宝物庫の時とおんなじ感じで…………」

ワイズ「な、何だよ」

ベルフェ「いんや? ま、お話は文化祭が終わった後でもできるな? ほれ、とっとと本題に入れ。終わらせるから」

――――

――



ワイズ「ほら、ホッケー始まるからそろそろ離れて……」

ユウナ「……むぅ。しょうがないなぁ」

レヴィア「はぁ、どうしてこんなことに――」

ベルフェ「私もまったく同じ感想だよ妹。ほれ、邪魔だけはすんなよ」

レヴィア「はぁああああああああっ!?」

と、言うわけで。僕たちと悪魔姉妹がホッケー台越しに向かい合っている。

――なんかすっげぇ光景な気がする。

ワイズ「じゃ、じゃあ! 行くよ!」

そして、僕の開始の合図とともに――円盤が弾かれていった!


結果は?

コンマ7以上で勝利

コンマ一桁直下

弱み-1
筋力合計負け-1
恋人同士+1

コンマ00……!?

ベルフェとレヴィアの乳合わせ見たい

すげーや。やっぱ恋人パワーすげーや。



コンマ00 文句なしの圧勝

――――

――



風を纏った円盤が気持ちのいいように相手のゴールに入って行く。

相手の連携がなんかバラバラだったというのもあるだろうけど、それでもこれは――。

ユウナ「わ、わー! わーっ!? わ、ワイズ! ぼ、僕たち超強いじゃん!?」

ワイズ「うんっ!」

僕の彼女が目を輝かせながら、ぴょんぴょん嬉しそうに飛び跳ねている。

……僕の彼女。って言うと、その。ちょっと恥ずかしいけど……じ、事実だし! オッケー!

ベルフェ「おいこら、邪魔すんなっつったよな?」

レヴィア「姉さんがマレットを動かしまくってたのが悪いんでしょう?」

ベルフェ「……あ?」

レヴィア「……あ?」

お互いの……ほ、炎と氷がメラメラパキパキしてる……!

ワイズ「あー……それじゃあ、僕たちはこの辺でー……い、行こっ? ユウナ」

ユウナ「うんっ!」

あの二人の間に挟まるのはさすがに怖いので、とっとと逃げることにした。

…………だ、大丈夫! だよね!?

>>906 欲望に素直でとてもいいと思います。乳合わせ良いよね……。

――――

――



ユウナ「えへへー……」

僕の羽を抱きしめながら、彼女は嬉しそうに笑っている。

ワイズ「それじゃあ、そろそろメイド喫茶に戻らないとね」

ユウナ「あ……」

メイド喫茶、という言葉を聞いて彼女は少し寂しそうな表情をする。

ワイズ「……ユウナ?」

ユウナ「ね、ねぇ。もうちょっと、もうちょっとだけ……一緒に居ない? そこのベンチに、一緒に座るだけでいいから……」

ワイズ「へ?」

ユウナ「…………」

どうする?
1 いやメイド喫茶に戻ろうよ
2 ベンチに座ろう

先に三つ取ったものを採用

結果 ベンチに座ろう

ワイズ「……うん良いよ、それじゃあ一緒に座ろっか」

ユウナ「――! ありがとっ!」

断られるんじゃないかと思っていたのか、彼女は嬉しそうに笑ってベンチに座った。

そして、僕も勿論その隣に腰を掛ける。

ユウナ「……良い?」

僕がベンチに座ると同時に、彼女は顔を赤くしながら小さくそう訊ねてくる。

……良いよって、僕も小さな声で返事をすると。彼女は思いっきり手をぎゅうと握って指を絡ませてきた。

ユウナ「あ、ありがとう……」

ワイズ「良いに決まってるでしょ? だってほら――その、恋人同士。な訳なんだから……」

ユウナ「……う、うううぅううっ!」

ワイズ「あっはっはっは」

ユウナと何話す?

安価下3まで募集、そこからコンマが大きいものを二つ採用。反転

これからの事について

校長が持ってる神の身体を手に入れたらベルフェと別の場所に行くけど
ついてきてくれるかな、というかベルフェとやっていけそう…?

コンマ反転13 >>915 50 >>916

これからの事について

……これからの事ってなんや?

旅のこととか将来的な交際とかそんな感じのをふわふわと

>>920 あ、そういうね。答えてくれてありがとうございます! けどなんかすみません!

これからの事について

ワイズ「……その、さ。これからの事なんだけど……」

ユウナ「これからの事?」

ワイズ「うん。ほら、将来的な交際とか……?」

僕がこれからもずーっと学校に残って居るって言うんなら良いんだけど……流石にそれは厳しい。

神の身体が自分から寄ってくるんなら、それでいいんだけど。

ワイズ「僕はさ、元の世界に戻るために神の身体を集めてるじゃん? だから、もしこの学校の神の身体を入手したら他の国に行かなきゃいけない」

ユウナ「あっ…………」

ワイズ「だから、僕は多分体育祭が終わったあたりでこの学校を去って――」

ユウナ「……やぁ」

彼女の口から、本当に小さな声が漏れだす。意図して出したわけじゃない、本当に無意識の小さな声。

ユウナ「僕、やだよぉ……! え、だって、僕は――ずっと、ワイズと一緒に居たくて――」

今にも泣きそうになりながら、ユウナは首をフルフルと小さく振っている。

ワイズ「うん、僕もそうだよ。だから、だから提案なんだけど――」

――――僕の旅に、ついてきてくれるかな?

ユウナ「――――勿論!」

より強く、ユウナは僕の手を握る。

ユウナ「僕は強くなるためにこの学校に来たんだ――だから、ワイズと一緒に他の国を周って色んな敵と戦って、環境に慣れて――うん! 十分に強くなれるね!」

ワイズ「ゆ、ユウナ――っ!」

ユウナ「えへへ、それにその。実践に勝るあれはないんでしょ? 勉強よりも身体動かさないと! ね!」

ワイズ「……う、うん」

ユウナ「じゃあ、体育祭が終わったら――」

ワイズ「そういえば、ベルフェも一緒だけど大丈夫?」

ユウナ「え」

ベルフェとやっていけそう…?


ユウナ「……ベルフェって、その。さっきの用務員さん?」

ワイズ「うん、その用務員さん」

ユウナ「セブンスアビスの一人の?」

ワイズ「セブンスアビスの一人の」

ユウナ「…………」

ワイズ「だ、大丈夫そう……?」

ユウナ「い、一緒に旅するのは良いんだけど……僕、仲良く出来る気しない――いや! でも思ってたイメージより全然優しい感じだった! 分かる言葉使ってたし! だったらイける!」

どんなイメージを抱いていたんだこの子は。

ワイズ「じゃあ、よろしくね? でも、いざとなったら――僕が、守るからね!」

ユウナ「わ、ワイズ……!」

……ぅ。こういうこと言うの慣れないなぁ、やっぱり。

1~4 ユウナ「じゃ、じゃあもう行こっか……」
5~9 ユウナ「…………ワイズ。その、僕」
0 ユウナ「ワイズ、ちょっとこっち向いて?」

コンマ一桁直下

コンマ6

ワイズ「――それじゃあ、そろそろ行こっか」

時計を見ると、もう休憩時間が終わるのとちょうどピッタリの時間だった。

僕が立ち上がるのと同時に、ユウナも立ち上がる。まだ手は握ったままなのでそれに引っ張られるような形だったのかもしれない。

ワイズ「やっばい、ドロシーさん辺りに怒られ――――」

ユウナ「ね、ねぇワイズ。その、僕……」

ワイズ「ん? どうかした? ユウナ」

今度は何だろう? と思って、僕は首を傾げると――彼女は。

ユウナ「…………め、メイド喫茶に戻る前にさ。そのぉ……」

……こ、もっと恋人みたいなこと。して欲しいなぁ……。

ワイズ「……へっ?」

ユウナ「ぁ、ぅ……! こ、これ以上はダメっ! 僕、これでも勇気振り絞ったんだからぁ!」

顔を真っ赤にさせて、ユウナは恥ずかしさを誤魔化すようにブンブンと手を振っている。

こ、恋人らしいことって……。

ワイズ「恋人繋ぎ……」

ユウナ「…………もっと恋人っぽいやつ」

あー…………えー…………。

少しずつ落ち着いてきた心臓の鼓動が、まあ早くなってきた。

え、えーっと……えーっと…………!?


コンマ4以上で恋人っぽいことできるよ! 今日最後のチャンスだよ!

コンマ一桁直下

結果9 成功

や、やるしかない…………!

ユウナが、僕の彼女がこんなにも恥ずかしい思いをしてお願いしてくれたんだ。こ、ここで逃げたらもう男として終わりだ……!

ワイズ「…………」

ユウナ「…………」

ぼ、僕は――――。

ユウナに恋人っぽいことをしてあげよう!

下3まで募集、からの多数決

キス(深い)

べろちゅー

抱きしめながらキッス
あとさりげなくパイタッチ

>>931>>932は一緒ですね! じゃあ合体!

1 >>932
2 >>933

先に二つ取ったものを採用します

結果 >>932

すみません、お風呂入ってきますので休憩します! なんかいい感じの時にごめんね!

ちょっと脳みそが死んでるんですけど。これR行きですか? 大丈夫ですか?

じゃあディープキスはR行きじゃない! ありがとうございます!

今から書きます!!!!!!! もう少し待ってください!!!!!!!

これユウナとワイズ結構身長差あるイメージだったんだけど、それだと羽に胸押し付けられない……?

今まで膝曲げて屈んでくっついてたイメージ

熱烈にハグすればいいんじゃないですかね

>>943 あー、確かにそういうイメージあったなぁ……。うーん。

>>944 可愛い!!!! けどちょっと羽に胸は……。

ワイズ「ちょ、ちょっとだけ屈んで」

ユウナ「……え?」

僕のお願いに、ユウナは不思議そうにしながらも軽く屈んでくれた。

……うん、これなら大丈夫。

ワイズ「ありがとっ。じゃあ、もっかい目瞑って?」

ユウナ「う、うん…………」

ここまでの条件が揃えば、もう大丈夫だ。

……恋人らしいこと。それは深くお互いの愛を確かめあう行動。

それをするために、目を瞑ってくれたユウナの頬に両手を添え。背伸びをするように顔を近づけて――。

ワイズ「んっ…………」

――――ユウナの瑞々しい唇に、自分の小さな唇をくっ付けた。

ユウナ「……っ、ぅ」

彼女の身体が驚いたようにぴくんと小さく跳ね、唇の隙間から声が漏れる。

――このまま優しいキスを続けるだけでも、それはそれで幸せかもしれない。

けど、僕は――もっとユウナの愛を求めたい。だから――。

ワイズ「――――」

ユウナ「ひぅ……!?」

――ユウナの口の中に、自分の舌を入れる。

ユウナ「ぁ、ちょ、まっへ……んっ。ワイ、ズ……ぅ」

キスをしながらも止めてと言ってくるユウナの言葉を無視して、僕はユウナの舌と自分の舌を絡ませあう。

周りに人が居るかもしれない、この光景を見られているかもしれない。けど、この行為を抑えることが出来ない。

――イヤらしい水音と、僕とユウナの息遣いだけが辺りに響いている。

ユウナ「んっ……ぁ、ちゅる…………っ」

舌と舌を念入りに絡ませてお互いの唾液と唾液を交換する。

――――まだ足りない。

ぐちょぐちょと舌を絡ませあう、ねちゃねちゃと優しく舌を撫であう、ちゅうちゅうと思い出したように唇にキスをする。

念入りに、念入りに、念入りに、深く深く深く。

キスをして――――。

ユウナ「…………ぁっ……!」

そして、僕はユウナの舌と唇を解放した。

僕の舌とユウナの舌で、銀色の唾液の曲線が繋がれている。

ユウナ「はぁ、はぁ、はぁ……っ」

彼女の顔を見ると、顔はトロンと蕩け切っていてぼんやりと艶っぽく火照っていた。

……口の周りには、お互いの唾液でべとべとだ。勿論、それは僕もだ。

ワイズ「…………どう、だった?」

覚えている中では初めてのキスだったので、しかもそれがディープキスだとすればやり方に間違えがあったんじゃないのかと不安になってくる。

ユウナ「はぁ、んっ……あぁ……はぁ……」

……訊ねてみるが、ユウナはまだ戻ってきていないというか必死に息をしている感じだった。

肩が、上下に動いている。

ワイズ「……ユウナ?」

ユウナ「う…………ぅ。え、エッチ」

ワイズ「え」

キスをした後、最初に聞いたユウナの言葉はそんな言葉だった。

ユウナ「エッチ、エッチ変態スケベむっつりぃ……っ!」

ワイズ「そ、そんなっ!?」

ユウナ「ぼ、僕初めてのキスだったのにぃ……なのに、こんな……もう、その、エッチするときみたいなキス……! び、ビックリしちゃったじゃん……!」

ワイズ「だ、だってユウナが恋人みたいなって……」

ユウナ「やりすぎだよぉ! ワイズのばかぁ!」

ワイズ「!?」

なんかポカポカ叩かれてしまった。

……や、やらかした……!?

ユウナ「……け、けど」

一頻り僕のことを叩いたユウナは、俯きながら話を始める。

ユウナ「…………その、あんなに激しくキスをワイズの方からしてくれて。その……か、カッコよかったと、思う……」

ワイズ「……っ!」

ユウナ「あ、ああもう恥ずかしい! ぼ、僕の初めてをあんなにエッチに奪ってくれてどうもありがとうっ! 男の子らしくて……す、好きだよ!」

あ、その! でもワイズは普段も可愛くてカッコよくて、優しくて――――っ!

ユウナ「ほ、本当に大好きだよっ! 僕はワイズのことが! だから、だからだから――! あ、ああもう! ありがとうございましたぁ!」

最後の方なんかもうよく分かんなくなりながら、彼女は僕に大好きと伝えて――恥ずかしさで走って行ってしまった。

……。

…………。

ワイズ「ふふっ……」

生意気かもしれないけど、そんなユウナのことをとても愛らしいと思ってしまった。

――これは、いつか仕返しが来るかもなぁ。とか思いながら。

僕は、妹メイド喫茶「シスターメイデン」に向かって歩き始めた。

ユウナと恋人になりました!

ユウナとディープキスをしました!

ユウナと恋人パワーってすげー! ってなりました!

ユウナの好感度が、これでもかと上がりました!!!!!(150)

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。本当の本当の本当に、長い時間お疲れさまでした!

ユウナとは良い感じにいちゃつけたので大満足です。

けど正直キスの描写はもっと上手く書けたなぁ、って思いました。実力不足を実感しました。まる。


妹メイド喫茶開いたりミスコン優勝したりえっちしたり彼女作ったり青春したり最強の文化祭でした
えんだあああああああああああああ

>>953 こう並べられるとこの濃いな……いや、文化祭が凄いんだな!!!!!

これって光景的にはメイドさんと女の子のキスだよね
キマシ

>>956 確かに光景的には女の子同士のキスだ……あらぁ^~

すみません、今日は多分更新出来ないかもしれません。

何にもやんないのは怖いので、コンマ判定だけやります。



文化祭終了! で、妹メイド喫茶いくら稼げた?

コンマ二桁直下の枚数銀貨が! 100以上あるよ!

三日間の評判+150

完全完璧パーフェクトなメイドさん+10

ミスコン優勝! +10

コンマ97+170=267

銀貨267枚!

それで、最高売り上げは――――。

コンマ4以上で達成!!!!!

コンマ一桁直下

コンマ9 達成できたよ!

じゃあすみませんが、今日はこれで終わりです! コンマだけでしたけどありがとうございましたー!

まーたすみません! 売り上げに銀貨三枚プラスして270枚にさせてもらいます!

良し! これで六で割れるな!


魔法学校に新たな歴史の1ページができた

銅貨100枚=銀貨1枚、銀貨100枚=金貨1枚?
銀貨1枚って日本円に換算すると1000円くらい?

>>969 歴代最高売上を叩き出したお店。妹メイド喫茶「シスターメイデン」

>>970 換算すると銅貨一枚十円。銀貨は千円。金貨は十万円ですね。あと出てないけど白金貨という一枚一千万円の硬貨があってですね……。

この設定お金の設定一番最初から決めてたんですけど、説明してませんでしたね。申し訳ありませんでした。

というか! 今思うとメイド服にしろユウナが選んでくれた服にしろちょっと安すぎるな!? 銀貨十枚とか! 洋服一式揃って一万円なわけあるか!

きっと魔法があるから現実世界より紡績技術が上で服に費用がかからないんだよ

>>972 じゃあそう言うことにしよう!!!! くぅ、やっぱり魔法は最高だぜ!

>>674 あれ、銅貨一枚だったっけ……? だったらごめーん! 十枚に脳内変換しといて!

>>675 結構やってますね……。

>>676 ユウナが変なことにならなかったら魔国編の終わりに加入決定しますね!


申し訳ないです、今日も休ませてもらいます……。明日は出来る、出来るんやぁ……。

指定先の6と9間違えてて草生える。もう駄目かもわからんね。

0時までには絶対に更新したいなって思います。もし更新できなかったら木の下に埋めてもらっても構わないよ。

あとすっげぇ謝りたいことがあります。自分ユウナの一人称ずっと間違えてました……「僕」じゃなくて「ぼく」じゃん……平仮名じゃん……。本当にすみませんでした……。

\   \ ハハ   ヽ };:{:;:;ハハ:;:;:;{:;:;:{/  //     /   /
.   }Z}.{Z{.VV  }Z}.{Z{ ;:VV;:;:;:};:;:/  //   (ZZZZ) ハマ
\ ハV Vハ \.ハV Vハ;:;:(ZZZZZZZZZZZ)/   / ハV
  ハV  Vハ.  ハV {Vハ;:};:;:;:;:;:};:;:;}.       /   ハV
\{V \. V}  {V  .}:;:V};{:;:;:;:;:;{:;:;:{.       (ZZZZV/
  \    rrrn /:;:';:;: };:;:;:;:;:};:;:ヘ        r‐:、
       辷 ノ/:;:/:;:;:;:{:;:;:;:;:;{:;:;:;:ヽ   ――r‐ くソ:}}
        (:彡ヘ:;/:;:;:;:;ノ:;:;:;:;:;:、:;:;:;:;:)′ __|__}:_:リ
―――=ニV: : :ヘ:_;:/⌒\:;:;ヽー:/   /=―――――
/ ,;i; ;i,  i,∠V: : :ヘ   ,;ii, ,;i;,ヽ、:>/   / ,;iii;,;ii;ii;, ,;ii \
  /      r}: : : :}ュ.   ,;i,. ,;i;.r/   /ュ , ; ;.   \
/  /,i;, i;, ^^^^^   ,.; 、   ^^^^^     , ;i, \  \
  /  /  / 、 ,      ,;,. i;, i;,  ,. \   \
/  /,.;i,/ ,i;, /.;;. /,;. ;,,i;i   ,;, ヽ  \,;   \   \


更新出来へんかった。ごめんなさい。

今日はやりたい……やりたいなぁ!?

一人称間違え本当にすみません……これからは「ぼく」に直していきたいと思います。

というか、まだ気づいてないだけで忘れてる設定とかありそうで怖い。それと募集してもらったキャラの性格も上手く反映できてない気がするぞ……。

こんばんは、21時半程から久しぶりに更新していきたいと思います。

次スレもその更新の時に建てたいと思います。なんか妙に長かった気がする(小並感)

ちょっと早いですけど、やっていきたいと思います。

その前にスレ立てですけどね!

【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 6巡目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590150603/)
新スレでーっす。では移動お願いします。

こっちのスレはもう埋めちゃって構いません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom