【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです (1000)

安価コンマを使って世界を巡ります
亀更新。行き当たりばったりですが、宜しくお願いします
連投禁止。決まったコンマや安価に文句は言わない。場合によっては安価方法を変更します。ルールも増えます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585048039

『…………システムオールグリーン。システムを起動します』

『おはようございます』

『私はメイド業務等自動遂行型ゴーレム。この世界を創り出した神のお世話をしております』

『気軽にアイドル。と、お呼びください。決してポンコツとは言わないで下さい』

『はい。色々と訊ねたいことがあるということは重々承知ではありますが。暫くはこちらの話を訊いてもらいます』

『こほん、貴方は神に選ばれた為、これから神が創り出した世界を巡り、奪われた神の身体の一部を取り戻して貰います』

『神の頭、神の胴、神の腕、神の脚、神の口』

『この五つを無事手に入れた場合、こちらの方で預からせてもらった貴方の記憶を返却し元の世界に帰ることが可能になります』

『……え。記憶を取っていたのか? ええまぁはい。神が言うには貴方が居た世界の知識などを持ち込まれると困るから、らしいですよ』

『私はよく知りませんけど』

『では、まず貴方の姿を確立させましょうか』

『確立、と言いましても私が今から貴方の設定資料を読み上げますのでそれを元に姿をはっきりさせてください』

『……よく分からない? そうですか、でもまぁ。やっていけば分かりますよ』



キャラメイク開始します。また、>>1にもありますが安価のやり方を変更する場合があります。

とにかく宜しくお願いします。

『では、まず貴方の性別なのですが――――』

1 男
2 女

下3までの中で一番コンマが大きいものを採用

2

17分までに来なかったら>>5を採用します。人いないからしょうがないですね。

この下でお願いします。

『そう、貴方は男性です』

『世界を巡る中で異性とそういった仲になるかもしれないし、ならないかもしれない』

『実に楽しみですね。メイド業務等自動遂行型ゴーレムとしては』

『こほん。次に貴方の種族ですが――』

30分まで種族を募集します。そのなかから行けそうなものをこちらが複数選びます。

とりあえず書き込んでみてください。お願いします。

1 只人(ヒューム)
2 人狼
3 龍人
4 ハーピー
5 ケンタウロス

では、この中から先に二つとったものを採用します。

また自分のものに入れることを禁止とします。

『ハーピー。ですね』

『……そういえばハーピーってどうやって武器とか持つんですか?』

『口ですか? それとも足?』

『……どうでもいいですね』

『では次に貴方のステータスを決めます』

『……実はですね。ステータスだけはこちらのミスによりかなりランダムなんです』

『性別や種族のように発表するだけ、とはいかないんです。責めるのなら神を責めてください』

『ステータスにはHP・魔力・筋力・俊敏性・頭脳・会話・可能性。の項目があります』

『とりあえず、決めちゃいましょうか』

『まずはHPと魔力』

『HPはその名の通り体力を表し。魔力とは己の身体にある魔法を使う力のことです』

『魔力が高いほど魔法攻撃の威力は高まり、使える魔法の数も多くなります』

『では、早速決めてしまいたいと思います』

【HP・魔力】
01    1
02~10 5
11~60 10
61~90 15
91~99 20
100   100

HP 下2

魔力下4

名前:
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:
俊敏性:
知能:
話術:
可能性:

『HP魔力共に平均以上はあるんですね』

『これはなかなか優秀なハーピー、なんじゃないでしょうか』

『まぁ、まだわかりませんけど』

『次は筋力を決めてしまいたいと思います』

『筋力があるほど物理攻撃の威力は上がりますし、重いものを持てるようにもなります』

【筋力】
01   箸すら持てない
02~10 箸より重いものは持ったことがない
11~30 ヒョロヒョロ
31~50 平均的
51~70 結構凄い
71~90 ゴーレムレベル
91~99 ゴーレムが束になっても勝てない
100   歴史に名を残せる

コンマ下3

名前:
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:
知能:
話術:
可能性:

『ギリギリ平均以下ですね』

『……この筋力で空とか飛べるんですか?』

『次は俊敏性ですね』

『早いほど敵から逃げる確率が上昇し、追いかけられても大丈夫です』

『ハーピーですから、補正がついてもおかしくありませんよね』

【敏捷】
01   ナメクジ
02~10 亀にギリ勝てる
11~30 鈍足
31~50 平均的
51~70 結構凄い
71~90 野生動物レベル
91~99 それは残像だ
100   疾風迅雷

コンマ下3 コンマ+20

名前:
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:95
知能:
話術:
可能性:

『あら凄い。かなり早いですね』

『これは……ハーピーの中でも上位なんじゃないですか? ハーピー事情はよく分かりませんけど』

『筋力を犠牲にした結果、なのかもしれませんね』

『知能とはその名の通り頭の良さです』

『頭が良ければ情報収集が捗り、トラップなどを見つけるのが上手くなります』

『また、魔法の使い方も器用になりますね』

『魔力があっても馬鹿ではくだらないことにしか使えない。ということですね』

【知能】
01   何を考えているのか理解できない
02~10 馬鹿
11~30 ちょい馬鹿
31~50 平均的
51~70 クラスで一番
71~90 天才的
91~99 動く図書館
100   頭が良すぎて何を考えているのかわからない

コンマ下3

名前:
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:95
知能:31
話術:
可能性:

『本当にギリギリ平均値ですね。まぁ、馬鹿ではないみたいですね』

『三歩歩けば全てを忘れる、そんな人じゃなくて良かったですね』

『話術……ですね。説明いりますかねこれ?』

『高ければ高いほど人と話すのが上手くなります。それ以上でもそれ以下でもありません』

【話術】
01   言葉を発しているのかすら
02~10 数年間誰とも話していない
11~30 コミュ障
31~50 平均的
51~70 友達が多い
71~90 百人でおにぎり食べれる
91~99 言葉を使う天才
100   言霊使い

コンマ下3

名前:
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:95
知能:31
話術:72
可能性:

『かなりお友達が多いんですね。いや、交友関係はすべてリセットなんですけど』

『ですが、それほどのコミュニケーション能力があればなんとかなるでしょう。きっと』

『じゃあ次は可能性ですね……もう本当にニュアンスでお願いします』

『可能性が高いほど成長の余地が――――』

『あ』

『ちょっと待ってください。すみません』

『……一番最初にアイテムを持たせなくちゃいけなかったんですけど。忘れていました』

『では、可能性を決めてしまう前に神からのアイテムを渡します』

『好きなものを選んでください。こういうのは勢いですよ、勢い』

1 フェニックスの羽 寿命以外で死ななくなる
2 運命を操る舵 指定先のコンマの上下も確認し、良いものを採用する
3 大泥棒の手袋 相手のアイテムとか盗めるようになる。普通の盗みとは違う

先に二つとったものを採用

『はい、フェニックスの羽ですね』

『……不死のハーピーは不死鳥というんですかね?』

『このアイテムは身体に埋め込んじゃいますね。大丈夫、まだ確立していないので痛くありませんから』

『はいじゃあぼちゃんぼちゃん、と』

『じゃあ早速可能性を――――』

名前:
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:95
知能:31
話術:72
可能性:測定不能

『…………?』

『え、なんですか測定不能って。そんなの初めて聞いたんですけど』

『え? え? え?』

『待って待って、機能停止しちゃいますこれ。私が』

『…………ま、まぁ。可能性なんて誤差ですよ誤差。あってもなくても変わりませんよ』

『貴方は神の身体の一部を取ってくるだけなんですから』

『おかしいなぁ、フェニックスの羽に可能性関係の効果はないはずなんですけど……』

『……次に行きましょう』

『次は貴方の好き嫌いを言います』

『え。そんなの必要かって? 必要に決まってるじゃないですか』

『好きなものも嫌いなものもない生物なんて、生物じゃあないですよ』

『まず、好きなものを』

下3までで一番コンマが大きいものを採用

『歌が好きみたいですね、あと歌が上手な人も』

『……次は嫌いなものです』

下3までで一番コンマが大きいものを採用

『……え。男?』

『いやいやいや、貴方も男じゃないですか。何で同じ性を嫌ってるんですか』

『むさ苦しい? 五月蠅い?」

『…………まぁ、私は何も言いませんけど』

『ええ、では最後に。貴方の名前を読み上げます』

『これがおそらく最後となります。名前を持った瞬間、姿が確立し神が創った世界にワープすることでしょう』

『……かなり長い時間やっていた気がします。ぱっぱと終わらせてしまいましょう』

このハーピーの名前は?

下4まで募集

1 ファグナー
2 カロン
3 アルバ
4 ワイズ

先に二回取ったものを採用します

また自分のものに入れることを禁止とします。

『ワイズ。それが貴方の名前です』

『……どうやら、しっかりと姿が確立したようですね』

『それでは、もうそろそろワープしますので。気を付けてくださいね』

『死なないといっても痛いものは痛い、戦意喪失してひきこもり……なんて困りますから』

『…………それにしても』

ワイズの姿は?

髪型や身長等、詳しく書いてくださって結構です。

30分まで募集します。そして、その中から気に入ったものを選んで多数決します。

ご飯食べるので遅れるかもしれません。そのため自分が戻ってくるまで募集します。

肩までの銀髪で、白い翼をもつ小柄な体格

黒髪、黒目、黒い翼。少し小柄で痩せ気味。活発な少年のような容姿。

薄い緑色のショートヘアの女の子っぽい華奢な体格をした少年

1 >>84
2 >>86
3 >>89

趣味しかないです。

では、この中から先に二つとったものを採用します

『貴方、いやワイズさんって随分とまぁ。かわいらしいというかなんというか』

『……そういうことを言うな? これは失礼しました。ワイズ君』

『…………ふふっ』

『では、またどこかでお会いしましょう。貴方が旅を続けていれば、世界を巡り続けていればきっとまた会えるでしょう』

『私はアイドル。決してポンコツではない。メイド業務等自動遂行型ゴーレム』

『我が主、神のお世話をしながら待っていますよ』


――――

――

『ふぅ、疲れました』

『この後メイドとしての仕事があるというんですから、私はなんと仕事熱心な――――』

『あ』

『しまった、やっちゃった』

『ワイズ君に国の説明してない……あっ! どこの国に行ったのかも見てない!』

『レーダーレーダー……』

『……機能してないなぁ』

『…………神に怒られますね、これは』

名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:95
知能:31
話術:72
可能性:測定不能

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:男

【戦闘スキル】
羽ビンタ[Lv1]相手に2のダメージ。

【通常スキル】
フェニックス[LvMAX]寿命以外で死ななくなる
歌好き[Lv1]歌を聴くと、ちょっとテンションが上がる

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ワープした先は?
1 王
2 海
3 砂
4 雪
5 魔

安価下3

「…………い」

ワイズ「…………」

「……おい…………ろ……!」

ワイズ「…………――」

「おい! さっさと起きろハーピーのガキ!」

ワイズ「ぐえっ!」

首根っこを掴まれ、軽々と持ち上げられる。

ワイズ「う、ぐっ……! は、離せ離せぇ!」

じたばたと暴れ、誰かわからない男のゴツイ手から解放される。

「大人しくしていればいいものを……おい、お前身分証は?」

ワイズ「……は?」

「だから、身分証はどうしたと言っている! 早く見せろ!」

ワイズ「…………?」

話術判定

コンマ72以下で成功

コンマ直下

コンマ67 成功

ワイズ「……じ、実は身分証を無くしちゃって」

「む?」

ワイズ「僕、昨日からずっと身分証を探してて……そしたら、その。お腹すいちゃって」

「……腹が減って、倒れていたと」

ワイズ「そ、そういうことです。はい」

「…………」

鋭い目で上から下までジロジロと見られる。

その視線がとても気持ち悪かったが、平静を装うために何とか我慢する。

「……まぁ、身分証を無くす奴も何人かいるからな。別におかしくはない、か」

ワイズの嘘に騙されたようで、男はうんうん納得したように頷いている。

「しかし、無くしたというなら。早く新しい身分証を発行しなくてはいけないな」

ワイズ「は、発行?」

「ああ、我ら『王国』の人間は身分証がなくては生活できないからな。役所に行って発行しなくてはな。場所は分かるか? 何なら案内をして――」

ワイズ「け、結構です! 役所ですね! わ、分かりましたぁ! ありがとうございまぁす!」

そう言い残して、ワイズは全速力で逃げ出した。

「…………はっや」

――――

――



ワイズ「こ、こわー……は、はぁ。やっぱりああいうムキムキした男は苦手だなぁ。いや、ムキムキしてなくても男は好きじゃないけど」

路上に設置されてあったベンチに腰を掛け、ワイズは一息つく。

真ん前の道を馬車が走っていった。

ワイズ「……ど、どこだよぉ。ここ、えーっと確か神の身体を集めて――だっけ? ぼんやりしててよく覚えてないけど」

ワイズ「……兎に角、身分証。って言うのが必要みたいだから役所に行くかぁ」

ワイズ「で、どこにあるんだろう……」

どうする?
1 適当な人に尋ねる
2 休憩のためにちょっと散歩しよう
3 歌うしかねぇ

安価直下

ワイズ「いや、でも役所に行く前にちょっとここを色々見てみるのも良いな」

ワイズ「よしじゃあ行こう! すぐ行こう! 劇場とかないかな!」

ルンルン気分で、鼻歌を歌いながら進んでいく。

何処に着いた?
1~3 宿屋
4~6 酒場
7~9 役所
0 劇場

コンマ直下

はい

>>110のコンマを採用します。連投っぽいので。



――――

――



~役所~

それなりの大きさの建物に入ってみると、そこはどうやら役所のようだった。

ワイズ「僕、結構運良いのかな……?」

何となく照れ臭くなったが。ワイズはとりあえず役所のカウンターに向かっていった。

カウンターに向かっていく人が多かったから、長いものに巻かれたのだ。

「おはようございます。今回はどの様なご用件でしょうか?」

綺麗な女性……人間女性にカウンター越しから声を掛けられる。ムサイおっさんではなかったことに胸を撫でおろしながら、話をする。

ワイズ「あの、実は身分証を発行してもらいたくて」

「身分証ですね? 分かりました。ええっと、新規製作でしょうか?」

ワイズ「あ、はい。たぶんそれ……だと思います!」

元気よく答えるワイズの姿に、女性はクスリと笑う。

「では、まず名前を――――」

質問なんですけど、ハーピーって腕があっても良いものなんですか?

背中に羽があるだけでもハーピー何ですか?無知ですみません

背中に羽があるのは有翼人、ハーピーは腕が翼ってイメージ

折衷案としてコウモリとか翼竜みたいに翼に指を引っ付けるのは?

>>115

ありがとうございます。じゃあワイズ君は腕が翼になってるんですねー……そんなことも詳しく知らずにやってたんか? とか言わないでください。

デジモンのシルフィーモンみたいな感じでいいんじゃね

>>116 >>118

あー、そういうのもありますね。んーこういうのはっきり決めとかないとめんどくさいんですよねぇ。


――――

――



ワイズ「身分証ゲットー!」

いえーい。と、役所の隅で小さく右の翼を振り上げる。

ワイズ「これで生活……が出来るのかな? なんか、何をするにも身分証が必要、みたいなこと言ってたけど」

ワイズ「……それと」

先ほど相手をしてくれた受付カウンターの女性が言っていた言葉が、何となく気にかかる。

笑っている、笑っている、それはそうなのだが。


「――――ようこそ! ここは世界の中心部『王国』!」

 
「この国ではどんな種族であろうと受け入れます!」


「『管理』と『秩序』によって! 貴方達の安全を保障します!」



ワイズ「…………とりあえず。今日は何処で寝よう?」

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。お疲れ様でした!

初めての安価スレですが、頑張りたいと思います。

またキャラクターシートを公開します。キャラを全部考えるのはさすがにきついから皆に考えてもらおう! そういう魂胆です。

名前:
性別:
種族:

好き:※一つまで(消してください)
嫌い:※一つまで(消してください)

外見:
性格:
設定:※物語軽く変更させる可能性があります(消してください)

この枠に乗っ取ってくれれば大体OKです。が、HP魔力……とかのステータスは使用させてもらう際にコンマで決めるので、それはまぁ、許してください。
全然世界観分かんないのにキャラなんて作れるか! いい加減にしろ! 尤もだと思います。
その、設定とか何となくでいいのでお願いします……。なんなら皆さんのキャラクターで設定が増えます。

また、明日始めるときにハーピーの腕問題解決しますので。お付き合いください。

1 背中から翼が生えてるよ! 人間の手足だよ!
2 腕は翼で、足は鳥だよ!
3 コウモリの翼みたいに手が付いてるよ! 足は普通だよ!

この中から明日安価で決めます。

ふむ、募集してるかはわからないけどこんな感じでいいのかな?
名前:アーティ
性別;女
種族;只人

好き:詩
嫌い:暴力

外見:腰ほどの長い銀髪に蒼い瞳をもつ幸薄の美女、巨乳だが着痩せするタイプ。竪琴と小剣を装備している。綺麗系の顔立ち。
性格:お淑やかで清楚だが、腹黒くて強か。
設定:大陸を旅して渡る吟遊詩人。年齢は20歳前後。
広く浅く様々なことを知っており、豆知識として披露することもある。根は清楚でお淑やかでだが、1人旅故に苦労も多かった為に結構悪知恵が働く強かな性格。
吟遊詩人として活動するが故に詩と竪琴がうまく、護身程度に剣術もできる。
詩に魔翌力を乗せて力を発現させる【詩魔法】を活用して味方にバフをかける事ができる。

>>125

はい、そんな感じで大丈夫です。ありがとうございます!

もうキャラクターは募集していますので、宜しくお願いします。

最近なかったなこういう祭り感

この何でもアリ感好きだなあ

>>135 >>136

そういって貰えると嬉しいです。これからも頑張ります。


正直こんなにキャラが来ると思っていませんでした。書いてくださった皆さん本当にありがとうございます!

張り切って全キャラ分データ作ろうと思いましたが無理でした。とりあえず登場したキャラから詳しくデータを作っていきたいと思います。

22時ほどからやりたいと思います。

やべえ出遅れた
あまり送りすぎるのもアレだけど
一人貼ってもいいかな?

>>139

大丈夫です。

では、始めていきたいと思います。

まずワイズ君の腕問題の安価をします。

1 背中から翼が生えてるよ! 人間の手足だよ!
2 腕は翼で、足は鳥だよ!
3 コウモリの翼みたいに手が付いてるよ! 足は普通だよ!

先に二つとったものを採用します。

では「コウモリの翼みたいに手が付いてるよ! 足は普通だよ!」を採用します。

翼を折りたためば、物を運んだり出来ますかね?

役所の壁に掛けられている時計を見て、現在の時刻を確認する。

ワイズ「一時、かぁ」

お腹が空いているような気もするし、疲れて寝てしまいそうな感じもする。

正直、いきなり神に選ばれてここにワープ……なんて出来事が夢なんじゃないかとも思う。

心も体も疲れまくりだ。横になりたい。

ワイズ「……ご飯か、睡眠か」

むむむっと、考え込む。


どうする?
1 まずは宿屋を
2 いいやご飯だね
3 散歩の続きをしないか
4 歌うしかねぇ

安価下2

ワイズ「とりあえず宿屋を見つけて今日の寝床を確保しないと」

そう思い立ったと同時に、椅子からピョンと小さくジャンプをして立つ。

ワイズ「さぁて、宿屋の場所訊いてこよーっと」

話術判定

コンマ72以下で成功

コンマ直下

ワイズ「あ、あれー?」

王都の大通りで宿屋の場所を聞き込んでいるが、何故か上手く場所を知ることが出来ない。

ワイズ「おっかしいなー。皆お家に住んでるから宿屋の場所とか知らないのかな……んー、でも流石に……」

女の人だけじゃなくて男からも聞き込んだ方が……そこまで言って、いやいやいやと頭を振る。

ワイズ「ま、それっぽいの探せば大丈夫かな? まぁ、まだ明るいし焦るような時間じゃないね!」

何処に着いた?
1~3 酒場
4~6 図書館
7~9 宿屋
0 情報屋

コンマ直下

――――

――



~図書館~

ワイズ「すっげー……本だらけだ」

王国図書館。そんな単純な名前がこの図書館の施設名だった。

受付に座っていたエルフの女性に身分証を呈示し、中に入る。

ワイズ「……本、本かぁ。一応手は有るんだけど読みにくいんだよなぁ」

ワイズ「…………けど、折角だし何か読んでみようかな」

どうする?
1 なんか読んでみる
2 読む振りをして適当な人に話しかけてみる

安価下2

本棚から適当な本を取り出し、だれか話しかけてよさそうな人がいないか辺りを見渡す。

……男も居るが、まぁそんな騒がしい奴ではないだろうと踏んで。候補に入れる。

図書館だし。静かにしよう。静かに。

誰に話しかける?
1 フードを被った小柄な女性
2 一心不乱に本を読んでいる男性
3 やっぱり司書の女性(名前安価あり)

安価下3

好感度判定用の表が消えたので少し待ってください。

ワイズ「あの、隣に座ってもいいですか?」

「うひゃいっ!?」

ビクン! と大きく肩がふるえた後。その女性は恐る恐るワイズの方を向いた。

ふわふわとした柔らかそうな白い髪が、フードと一緒に目元を隠していた。

「あ、あ……あの。な、何の用、ですか……?」

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

ワイズ「ん、別に用があるって訳じゃないんだけど……その、実は僕最近この国に来てさ」

「は、はぁ……」

ワイズ「だからちょっと色々教えてほしいんだけど。大丈夫かな?」

にこにこ笑っているワイズに対して、その女性は眼をぱちくりしている。

ワイズ「あ、僕はワイズって言うんだ。見ての通りハーピー。君は?」

メリル「あっ、その……わ、私はメリルって言います……に、人間です」

宜しくお願いします……と。小さな声で挨拶をしてくれた。

何を話す?

話す内容を安価直下

今何を読んでいたか聞いてみる

ワイズ「ところでなんだけど、今何を読んでたの?」

メリル「へっ!? あ、この本ですか?」

テーブルの上に開かれた本に視線を動かし、話題を広げる。

本の中を見てみるが、正直何が書いてあるかよく分からなかった。

ワイズ「結構分厚い……かな? その本。僕、あんまり本を読まないからよく分かんないや」

メリル「そ、そうなんですか……えっと。この本はですね」

何の本?
1~3 回復魔法の本
4~6 攻撃魔法の本
7~9 小説
0 自由安価

コンマ直下

メリル「……攻撃魔法の本です。攻撃魔法の仕組みなどが書かれています」

ワイズ「へぇ、攻撃魔法……」

メリル「と言っても、この本では魔法を使えるようにはなりませんが……基礎は大事ですから」

と、メリルは何となく悲しそうな表情で話している。

メリル「…………あの、ワイズ。さん?」

ワイズ「ん、なぁに?」

メリル「ワイズさんは、こ……攻撃魔法のことをどう思いますか?」

何と言う?
1 カッコいいよね!火の玉とか!
2 んー……回復とかのが好きかなぁ
3 魔法使ったことないから何ともー

安価下3

ワイズ「んー……回復とかのが好きかなぁ」

メリル「えっ……」

予想していた反応と違ったのか、メリルは小さく声を漏らした。

ワイズ「攻撃魔法も良いけど、僕は回復とか補助とか……そういうやつの方が好きだなぁ。なんとなく」

メリル「お、男の人はみんな攻撃魔法が好きだと思ってました……」

ワイズ「人によって変わる変わる」

メリル「け、けど嬉しいです。私も攻撃魔法より回復魔法の方が好きですから……やっぱり、攻撃して相手を痛めつけるのは……その」

フードを深く被り、口ごもってしまった。

ワイズ「じゃあ、何でメリルは攻撃魔法の本なんて読んでたの? 嫌いなんでしょ?」

メリル「ちょ、ちょっとくらいは知識があった方がいいんじゃないかなぁと。今朝思いまして……けど、やっぱり好きになれないです」

ワイズ「まぁ。嫌いなものをすぐに好きにはなれないよねー」


メリルの好感度が5上昇しました(40)

お風呂に入るため暫く離籍します。

再開していきます
――――

――



メリル「あ、その……これ以上話していると怒られちゃいますので……」

ワイズ「そっか、図書館だもんね。ずっと喋ってたら迷惑になっちゃうもんね」

メリル「は、はい……」

ワイズ「それじゃあ、僕はもう行くね。いきなり話しかけちゃってごめんね? けど楽しかったよ!」

メリル「ひゃあ!?」

ワイズ「な、何でぇ!?」

ワイズ「……あ」

図書館を出てすぐ、ワイズはやってしまったと口を押える。

ワイズ「しまった、宿屋の場所訊くの忘れてた……今から戻る……のはどうなんだろ?」

別にちょっと戻って訊けばいいのに、別れの挨拶をした後すぐに質問をするのはどうだろうか? とか思い始め、その場で止まっている。

ワイズ「ま、まぁ。大丈夫、大丈夫……ははは」

どうする?
1 宿屋に行く
2 ご飯食べよう
3 何より散歩!

安価下2

ワイズ「と、とにかく今は! この始めてきた場所を色々見なくちゃ! そう、観光! 観光しよう観光!」

若干の現実逃避を感じながら、ワイズは色々と見ていく。

……空が少しずつオレンジ色に染まっていく。

何処に着いた?
1~4 酒場
5~9 宿屋
0 情報屋

コンマ直下

ぞろ目で何かボーナス、って言うのはあんまり考えてないんですけど。00が来るとなんかすごいびっくりしますよね。

――――

――



ワイズ「……情報屋?」

あまり人がいない通りにあるその店の看板が、目に留まる。

情報、情報……情報をお金で買うお店。

ワイズ「ここだったら宿屋の場所とか教えてくれるのかなぁ」

ワイズ「ああでも、高かったらどうしよう……お金の事とか全然考えてなかったや」

まぁ、訊いてみるだけなら……そんな甘い気持ちでその店の扉を潜る。

ワイズ「し、失礼しまぁ――」


「おー! いーらっしゃいませー! どんな情報をお求めですかぁ! ハーピーのがきんちょ!」


ワイズ「…………っ!?」

突然の大声が鼓膜を響かせる。

……いや、それ以上にカウンターの向こう側でケタケタ笑っている女性の存在感が、身体を震わせている。

頭には立派な日本の角が。背中には大きな翼が。ギザギザの歯がキラリと光る。

「……あれ。お客さんじゃない? 何、討伐目的? それは流石にベルフェ様でも予想できなかったなー!」

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

00ボーナスコンマ+10

ベルフェ63「なーんか良さげじゃーん」

今日はこれで終わりにしたいと思います。

一人称も募集すればよかったなぁとほんのちょっとだけ公開してます。ベルフェ様の一人称とか。勿論他のキャラとか。

また、まだキャラクターは募集していますが。次の更新の際に募集を閉め切ろうと思います。

名前:
性別:
種族:

好き:※一つまで(消してください)
嫌い:※一つまで(消してください)

一人称:
外見:
性格:
設定:※軽く変更させてもらう可能性があります。ご了承ください(消してください)

新しいキャラシです。一人称の欄を追加しました。

名前:カトレア
性別:女
種族:獣人(猫)

好き:楽しいこと
嫌い:楽しくないこと

一人称:私(酔うと「カトレア」)
外見:白髪セミロング、同色の猫耳と尻尾が生えている。瞳の色は緑で、おっぱいは大きい
動きやすそうな服装をしていて、腰に財布などの貴重品が入ったポーチを下げている
ちなみにノーパンノーブラ主義(締め付けられるのが嫌らしい)
性格:楽しいことが大好きな天真爛漫な性格
普段は普通に喋っているがお酒やマタタビに非常に弱く、酔いが覚めるまで語尾に「にゃ」が付くなど全体的に猫っぽくなる

設定:何よりも楽しいことを第一に求める自由人。何にでも興味を持ち、「楽しそう」と判断した様々なことに首を突っ込んでいる為、冒険者界隈ではちょっとした有名人
また、「気」と呼ばれる特異な魔法の一種を扱うことができ(本人いわく昔から自然に使えたらしい)
戦闘時には拳や足に「気」を纏わせた独自の格闘術を用いる

今日の20時で一回募集を締め切ろうと思います。

それと全てのキャラを登場させたるわ! の精神でしたが正直無理かもしれません。なので、出たらラッキーくらいの気持ちでいてくれるとこっちが楽になります……すみません。

設定見てると面白そうなキャラ沢山いるんですけどね。すっごい。

募集終了と同時に始めようと思ってましたが寝てました。

22時半程からやりたいと思います。

セブンスアビス糞カッコいいと思います(小並感) 好き。そういうの。増えすぎたら困るけど。好き。

改めて、キャラを送ってくださった皆さんありがとうございましたー!

おつおつ
しかし大量に集まったね(自分も送った)
誰が出るか楽しみですわ

遅れましたが、やっていきます。




ベルフェ「あーでも、最近あいつ来ねぇなぁ。確か他んとこに行ってんだったか?」

ワイズ「…………」

ポリポリと頭を掻いている目の前の悪魔から、視線を逸らせない。

隙だらけ、四方八方何処からどう見ても油断しかない。

だが。

ベルフェ「ん、あーあー。悪い悪い。大事な大事なお客さんを置いてけぼりにしちまった」

眼を離した瞬間、首を千切られるてしまうんじゃないかという威圧感が身体中を刺激して――。

ベルフェ「おい、おいこら。無視してんじゃねーよ。あ? 何、プチっていくよ? プチって」

ワイズ「だ、だ、大丈夫です!? は、はい!」

ベルフェ「いやいや、冗談冗談。んもう、可愛いなぁもう。こんなくだらないジョークで緊張しちゃってまぁ」

はっはっは。と愉快に笑っているが。笑い事ではなかった。

逃げられるのなら、逃げたい。

ベルフェ「んで、ハーピーの少年はどんな情報をご所望で? あ、えっちぃの?」

ワイズ「え、あ……その」

ベルフェ「…………もしかして、悪魔がやってる情報屋だって知らないで入ってきた? おいおい不用心だなー。情報屋の情報を知るまでが情報屋じゃん?」

言葉がなかなか出てこない。

悪魔……悪魔。悪魔。

ベルフェ「ベルフェ様でいいよ。んで、お前は? なーまーえー」

ワイズ「ひぃあ!? わ、ワイズって、言います!」

ベルフェ「そうかワイズね。ワイズワイズ……何か似合わないな。改名とかしない?」

ワイズ「し、しません!?」

ベルフェ「はっはっは! 冗談だってばー。ま、とりあえず何でも言ってみ? 他の国の事でも、えっちぃことでも……ああでも、全部言うのはつまんねぇなー」

ワイズ「…………怖い」

何を話す?

安価下2までの内容

神の身体どこにあるのか知ってるか

ワイズ「あの、神の身体がどこにあるのか知ってる……?」

ベルフェ「あ? 神の身体?」

こくこくと、黙って頭を縦に振る。

ベルフェ「……こりゃ驚いた。そのワードがお前みたいな少年から飛び出てくるなんて……ああいや、べつにおかしくねーか」

ワイズ「そ、そうなの?」

ベルフェ「そうそう。気にしない気にしない……で、神の身体な? あれって大体各国に一つずつあるんだよ。大体王が財宝と一緒に保管してたり、洞窟の奥でしょぼくれてたり」

ワイズ「へ、へぇ……」

ベルフェ「この王国と海国では王がひとつずつ持ってたはずだし、魔国では校長が持ってるはずだ。砂と雪と闇はしーらね。ダンジョンじゃねぇか?」

ワイズ「……あ、ありがとう。ございます」

ベルフェ「おっ。ちゃんとお礼が言える良い子だな! お前!」

お代ってあとから吹っかけたりしない?

ワイズ「……あと、その。お代って後から吹っ掛けたりしない?」

ベルフェ「おお、そうだそうだ! お代を忘れるところだったな!」

両手の平を綺麗に合わせて、キラキラとワイズの顔を見る。

ベルフェ「そうだなぁー。神の身体の場所を言っただけだし、銀貨十枚――いや! 気まぐれに今だけは銀貨一枚でオッケーだ!」

さ、プリーズプリーズと。ベルフェは手を伸ばす。

ワイズ「…………」

瞬きの回数が、多くなる。

色んな汗がだらだら垂れてくる。

ベルフェ「……うん? どうした少年。流石に優しい優しいお姉さんでも、これ以上は安くできないぞ?」

ワイズ「……………………」

……頑張れば、逃げれるだろうか。

お金を持っていないと、正直に言えば。許してくれるだろうか。

…………どっちも無理な気がしてきた。死にたくない。

どうする?
1 全速力で逃げる
2 素直にお金がないと言ってみる
3 良い考えがある(自由安価)

安価下3のもの

ワイズ「……すっ……」

すみませんっ! と、全力で頭を下げる。

ワイズ「お金、一欠けらも持ってないんです! ご、ごめんなさい!」

ベルフェ「え、マジ? 嘘? 銀貨一枚も? 銅貨もない?」

ワイズ「も、持ってないです……」

信じられないものを見るような目で、ベルフェはワイズを見ている。

ベルフェ「…………あー」

コンマ6以上で初死亡

コンマ直下

ベルフェ「んー、まぁそれならしょうがねぇな。うんうん」

ワイズ「え――――!」

まさか許してくれたのか!? と、喜びを顔に出した瞬間。

ベルフェ「月並みな言葉と行動だが、銀貨一枚とお前の命で平等な取り換えっこしよう。うんそうしよう」

ワイズ「…………え」

グシャリ。

そして、プチ。

ベルフェ「んー、今回は……七十点だな。ちょっと骨につっかえたが、綺麗に取れた」

ノーモーションでベルフェの腕がワイズの胸を貫き。身体の中から何かを引っ張り出して。そのまま潰した。

……それが心臓であることを理解するのに、さほど時間はかからなかった。

ワイズ「…………ぁ」

身体に力なんて、入るわけがなかった。

そして、そのまま。簡単に。虫を潰す感覚で。ワイズは死んでいった。

――――

――

ワイズ「…………はっ!」

目を覚ますと、そこは知らない天井だった。

ワイズ「ど、どこだ……天国?」

と言ってみたものの。あたりを軽く見るだけでもそこが天国ではないことが分かった。

妙に生活感があふれた部屋だった。

ワイズ「……い、いや。それよりも!」

自分の胸を見てみると、あの悪魔に貫かれて出来た穴は塞がっていた。

いや、元から穴なんてなかったような感じだ。

ワイズ「あ、あれ……?」

もしかして、さっきのは夢だったんじゃないかと思い始め――。

ベルフェ「あ、起きたー?」

ワイズ「わぁあああああああああああああっ!?!?!?」

――たが。現実だったと思い知る。

そして、ここが天国ではなく地獄だったと知った。

ベルフェ「いやー、ワイズ君不死鳥だったんだねー。ベルフェ様びっくりしたよー。ほんとほんと」

あ、これ食べる? 気まぐれに作ったんだけど。

ワイズ「…………い、頂きます」

食べるのは怖いが、食べないのはもっと怖い。

ベルフェの料理の腕前

二桁コンマが高いほど上手い

コンマ直下

草生える

ワイズ「…………あの」

ベルフェ「ん? 遠慮しないで食っていいぞ?」

ワイズ「これ、なんですか?」

お皿の上に、なんか。黒と茶色が合わさったような固形物が置いてあった。

……これをスプーンで?

ベルフェ「お粥だけど」

ワイズ「お粥!?」

お粥が固形物に!? 黒と茶色に!?

ワイズ「いやいやいや、え。嘘です……よね?」

ベルフェ「んー? 食いたくなかったら良いんだぞ? あー、次は七十点越えを――」

ワイズ「頂きます!」

と、もう一度言いい。そのお粥のような固形物のような何かをスプーンで上手に掬い上げ、食べる。

コンマ0で二度目の死を迎えた

コンマ直下

ほいさ

ワイズ「…………うっ」

胃から込み上げてくるものを物を、グッと堪える。

なんか、ぱちぱち言ってる気がする。

お粥が、お腹の中で、火花のような音を出している。

ワイズ「ご、ごちそうさまでした……」

が、何とか完食しお皿をベルフェに返す。

ベルフェ「おお! 残さず食ったか! いやぁ結構真面目に作ったから残したりしたら今度は頭を千切る予定だったが――」

ワイズ「と、ところで! 何で僕は生きてるんでしょうか!」

ベルフェ「あ? さぁ? お前不死鳥なんじゃねーの?」

ワイズ「…………あー」

そういえば、あの時。フェニックスの羽を身体に入れたとか言っていたような気がする。

……本当だったのか。あれ。

ベルフェ「胸に空いた穴が見る見るうちに塞がっていってさー。気持ちがいいのなんの」

ワイズ「……再生したんですか」

ベルフェ「翼を千切ったら、千切った翼が灰になってよ。千切ったところから新しい翼がにょきにょき生えてきて――」

ワイズ「僕が死んでいる間にそんなことをしたんですか!?」

本当に今すぐ逃げ出した。気持ち悪いし。


情報を変更します。

フェニックス[LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。

――――

――



ベルフェ「はい、お疲れー」

ワイズ「……はい」

まさか自分の血を自分で掃除することになるとは思わなかった。

軽い吐き気にも襲われたが、先ほどに比べたら全然ましである。

ベルフェ「掃除もしてくれたし、暇つぶしにもなった。じゃ、お代はもう良いよ。おめでとーパチパチパチ」

ワイズ「あ、ありがとうございます……」

ベルフェ「あ、ねぇねぇ。今日泊まってかない? 少年が寝てる間に色々遊ぶだけだから」

ワイズ「目を輝かせながら言うことじゃないですよ本当にぃ!」

どうする?
1 泊まっていこう
2 泊まるわけがない

安価下2

ワイズ「……あー」

ここで断ったとして、どこに泊まるのだろうか?

ベルフェ「んー?」

宿屋? いや、お金がない。

……野宿は、流石に嫌だ。

ワイズ「…………わ、分かりました。今日は、お世話になります」

ベルフェ「あ、マジ!? いやぁ言ってみるもんだなー! お姉さん嬉しい!」

すごい勢いで頭を撫でられる。火が出る勢いで。

ワイズ「あ、熱い! なんか熱い!」

ベルフェ「うりうりうりぃ!」


ベルフェの好感度が10上昇しました(73)

それでは、今日はこれで終わりにしたいと思います。

悪魔と話して殺されて好感度が上がるだけで終わってしまいました。怖い。

ついでだしワイズ君のお料理判定もしましょう

二桁コンマが高いほど上手い

コンマ直下

44 平均よりちょっと低いかなぁ、って感じ。お粥が固形になったりはしない。

22時半程からやっていきたいと思います。

ベルフェ様に殺されたおかげでとりあえず寝る場所を確保できたからよかったやん!(ポジティブ)

お金も稼ごう! 色んな人とも話そう! 世界観の説明もしよう! ついでに神の身体も手に入れよう!

…………。

ベルフェ「なーに、窓から夜空なんて眺めてんの? ロマンチストなの?」

ワイズ「ち、違うやい!」

ぼーっとしてただけで何故そんな風に言われないといけないのか!

こっちは身体の外側も内側もなんか調子悪いんだぞ!? 落ち着かせてよ!

ワイズ「……」

なんて、強気な事を目の前にいる悪魔に言えるわけもなかった。

ベルフェ「おっ、心の中で私のこと馬鹿にしてる顔してるね」

ワイズ「んぁ!?」

ベルフェ「冗談じょうだーん」

……心臓が潰れたかと思った。

何する?
1 散歩をしよう
2 悪魔と話そう
3 もう寝よう、疲れた
4 その他(自由安価)

安価下3

ベルフェ「おいおい、どこに行くつもりだい?」

ワイズ「ちょ、ちょっと散歩に……」

ベルフェ「あらやだ、こんな夜遅くに幼気な少年を一人で外に行かせるなんて。お姉さんもついてこうか?」

ワイズ「だ、大丈夫ですので!」

ベルフェ「あっはっはっは。まぁそうだよねー」

ワイズ「……うぅ」


イベント

1 酒場
2 魔道具店
3 国境
4 広場


安価下3



コンマじゃなくて選ぶ形にしてみます。何にも考えてない弊害です。

~広場~

ワイズ「……ん?」

適当に歩いていると、広場の方から何やら明るい音楽と歌声が聴こえてくる。

ワイズ「お、おお? 何だ何だ?」

興味津々に、少し早歩きになりながら広場に向かって行くとそこには人だかりが出来ていた。

「みーんなぁー! 次で最後の曲になっちゃうけど! 泣かないでねー!」

どうやら、一人の女性の歌を聴くために集まっているようだった。

……当然のように、その人だかりの一員になる。

「笑顔の貴方も! 涙を堪えている貴方も! たまたま私のライブを見れたラッキーなそこの貴方も!」

ワイズ「っ!?」

「私の歌を聴けー!」

知らない彼女の最後の一曲が、今始まった。

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

歌好き+5

コンマ上昇で100を超えた場合、99でストップにしたいと思います。今決めました。

いや、それでも凄いんだけど。ドルオタショタハーピー。

ペアリス99「

ペアリス99「さいっこーの声援だったよ!」

――――

――



凄かった。

いや、何が凄かったとか言葉にできないけど。とにかく凄かった。

ワイズ「すげぇ……!」

それしか言葉が出なかった。

明るい音楽と歌声、さらにダンスまで! 何から何までがワイズの心を揺さぶった!

自然と周りの声と一緒に声援を送ってしまったし。なんなら一番だった自身まであるし。

ワイズ「…………」

「おーい! そこの君ー!」

ワイズ「うひゃぁ!?」

背後から声を掛けられ、急いで振り返ると。そこには先程まで歌って踊っていた女性が居た。

「君、今日初めて来てくれた子だよね? 今日は私のライブを聴いてくれてありがとっ!」

ペアリス「私はペアリス! 君は?」

ワイズ「わ、ワイズ。です!」

優しく微笑んでくれる彼女の笑顔の前に、きょどってしまう。

ペアリス「ワイズ君か! いやー、すっごい声援だったね! さいっこーだったよ!」

ワイズ「あ、ありがとうごじゃいます!」

……もうだめかもしれない



何を話す?

安価下2までの内容

いつもここで歌っているの?

ワイズ「えっと、ペアリスさんは――」

ペアリス「むっ」

ワイズ「……え?」

ペアリス「ペアリスさん、じゃなくてペアリスって呼び捨てで呼んでほしいな!」

ワイズ「わ、分かった……ペアリス?」

ペアリス「なーに?」

ワイズ「……いつもここで歌っているの?」

ペアリス「うん! そうだね、最近はこの広場でライブをしてるよ!」

ワイズ「そ、そうなんだ」

ペアリス「私の歌を皆に聞いて貰う為に! 歌と踊りを組み合わせたアイドルという文化を世界中に広めるために! 頑張ってるんだ!」

ワイズ「……へ、へぇ」

笑顔がまぶしすぎて、そんな返答しかできなかった。

神の身体集めを手伝って欲しい

ワイズ「あ、あの……ペアリス?」

ペアリス「ん?」

ワイズ「お、お願いがあるんだけど……良いかな?」

ペアリス「私に出来ることだったら!」

ワイズ「……か、神の身体集めを手伝って欲しい……んだけど」

ペアリス「?」

キョトン、と首を傾げている。

ペアリス「……それって時間かかる?」

ワイズ「た、多分」

ペアリス「んー、じゃあ無理かな! 私、色んな国に行って色んな人に歌を聴いて貰わないといけないから!」

ワイズ「だ、だよね! うん! 普通そうだよね!」

ペアリス「それに神の身体? って言うのもよく分かんないし……ごめんね?」

ワイズ「こ、こちらこそごめん――」

ペアリス「じゃあお互いにごめんなさいをしたところで! 今日ファンになったワイズ君の為に一曲! 歌って踊ります!」

ワイズ「ふぇ!?」

突然すぎる。ゲリラライブの始まりだった。



ペアリス「私の歌を聴けー!!!」


ペアリスの好感度が1上昇しました(100)


これにより、好感度表の続きを表示します。

【続好感度・女性】
101~110 親友
111~120 ちょっと気になる
121~130 眼で追ってしまう
131~145 考えるとドキドキしてくる
146~160 好き!
161~…… 大好き!!!

――――

――



~情報屋~

ワイズ「…………」

ペアリスの歌声が、未だにリピートしている。

自然と身体がリズムに乗ってしまう。

あの後握手までしてもらった。

ベルフェ「おーい少年。鼻の下伸ばしてないでさっさと寝ろ」

ワイズ「……」

天国と地獄を今日だけで両方味わってしまった。

ベルフェ「……てかお前って風呂とかどうすんの? 翼とか」

ワイズ「こう、バサバサっと翼を振って」

ベルフェ「うーわ。抜けた羽が大変そー。ま、どうでもいいや」

ワイズ「で、その……今日僕はこの情報屋の何処で寝るんですか?」

コンマ0で ベルフェ「一緒に寝ようぜ!」

コンマ直下

ベルフェ「んあ? 床だけど」

ワイズ「まぁ、そうですよねー……」

何となく予想はついていた。

ベルフェ「まぁまぁ、毛布は分けてやるから」

ワイズ「どうも、ありがとうございます」

ベルフェ「……心が籠ってねぇな? もう一回貫いとくか?」

ワイズ「毛布! とっても嬉しいです! いやぁ僕は幸せ者だなぁ! あっはっはっは!」

ベルフェ「ま、それでよーし。じゃ、着替えよーっと」

そう言うと、ベルフェは何の前触れもなくスーツを脱ぎ始めて――。

ワイズ「わー! わー! わー!」

全速力で他の部屋に逃げ込んで、布団に包まった。

【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:15
魔力:15
筋力:28
俊敏性:95
知能:31
話術:72
可能性:測定不能

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:男

【戦闘スキル】
羽ビンタ[Lv1]相手に2のダメージ。

【通常スキル】
フェニックス[LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
歌好き[Lv1]歌を聴くと、ちょっとテンションが上がる。

【所持アイテム】
身分証 王国で自分の身分を証明するためのカード。無くしたら結構やばいらしい。

【好感度一覧】
~王国~
メリル40「げ、元気な子だなぁ……」
ベルフェ73「結構可愛いなぁ。うりうり」
ペアリス100「また聴きに来てね!」

ちょい休憩します。

R-18耐性とか必要ですか? ワイズ君の

0時15分くらいに戻ってきます。

それに一票
一応ここは全年齢板だからモロはできないけど
エロトラブルはお約束だよね!

最初は弱いけど経験(意味深)を積んで耐性を得ていく形で

ぶっちゃけR板に移動してもいいと自分は良いんですけど。自分の出したキャラをそんなエッチにできるか! ってい人絶対いると思うんですよね。

>>299 お約束! 好き!

>>300 そういうの良いですよね。すごくいい。



まぁ、次スレ立てるくらいの時にまた効きますね。R板いってもいいですかーって。それかエッチシーン専用のスレを立てるか。

それはそれとして、ワイズ君のR-18耐性コンマします(唐突)

コンマが高いほど無敵 低いほどもう無理、顔真っ赤

自分の趣味で-補正ちょっと付けます。許せ

ワイズのR-18耐性は?

コンマ直下

趣味-5

コンマ33 ハグとかになるともう真っ赤っか。

じゃあもし、そういうシーンが出てきたらスレ立てますね。まぁ、そんな相手今のところ居ないけどな!

ワイズ「……んぁ」

いつの間にか朝になっていたらしい。

窓から差し込む朝日が顔に当たり、眩しくてたまらない。

ワイズ「まぶしっ……ふぁああああ」

ワイズ「……ベルフェさんは、どうしてるんだろう」

おそらく、まだ寝ているだろう。

ワイズ「あれ、寝てる間に……殺されたのかな僕」

ワイズ「いや、血が出てないから大丈夫……かな?」

何する?
1 誰かと話しに行こう
2 外に出よう
3 朝ごはんでも、作ってみようか
4 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「朝ごはんでも作ってみようかな」

決してベルフェの作ったものを口にしたくないとかそういう意味ではなく、一晩床を貸してくれたお礼を込めて。

ワイズ「簡単なものしか作れないし、絶品って言えるものが作れるわけじゃないけど……がんばろっと」

ワイズ「……勝手に冷蔵庫とか漁って良いのかな? 殺されない? 僕」

結果は?

コンマ44以下で成功

コンマ下2

――――

――



ベルフェ「うめぇうめぇ」

焦げ焦げになってしまった卵焼きを、むしゃむしゃ食べているベルフェがそこにいた。

ワイズ「……マジで?」

ベルフェ「マジマジ。飯なんて食えたら大体美味いんだよ」

ワイズ「作るの失敗しちゃったんだけど」

ベルフェ「ま、私の作った飯とおんなじくらいか!」

ワイズ「…………」

自身が無くなった。いや、元からそんなに自信はなかったが。

ベルフェ「んで、もうワイズ君は出てくの?」

ワイズ「……まぁ、そろそろ」

ベルフェ「ま、楽しみながら頑張れよー。あ、今度はちゃんとお金を持って来てねー?」

ワイズ「わ、分かってるよ! ああ、お金ってどうやって稼げば……」

ベルフェ「お? 情報が欲しいのかい?」

ワイズ「ひっ!」

何する?
1 誰かに話しに行こう
2 何処かに出かけよう
3 その他(自由安価)

安価下3

誰と話しに行く?
1 メリル
2 ベルフェ
3 ペアリス

安価下2

――――

――



~図書館~

図書館にいるのではないかと思って中に入ると、予想通り彼女は本を読んでいた。

メリル「…………」

ワイズ「おはようメリル」

メリル「うひゃあぁああ!?」

別に驚かしたわけではないのだが、メリルは持っていた本と一緒に椅子から転げ落ちた。

ワイズ「だ、大丈夫!?」

メリル「だ、大丈夫。大丈夫です……うぅ」

ワイズ「ごめんね……驚かすつもりじゃなかったんだけど……」

メリル「わ、私のほうも。あ、挨拶をされただけでこんな大げさに……」

ワイズ「……」

メリル「…………」

ワイズ「これ、一生終わらないからもう止めよっか」

メリル「そ、そう。ですね……すみません」

何を話す?

安価直下

お金の稼ぎ方について

ワイズ「あ、そうだ。ねぇ、ちょっと訊きたいんだけど、お金ってどうやって稼げばいいのかな?」

メリル「お、お金ですか……?」

ワイズ「うん、その。僕お金持ってなくて……このままだと野宿になっちゃうから……」

メリル「えっ! そ、それは大変です、ね?」

ワイズ「ははは……」

メリル「やっぱりお金を稼ぐとなるとアルバイト……ちょっとでもお金があればダンジョンに行けるんですけど?」

ワイズ「……ダンジョン?」

メリル「はい、この王国には初心者用に整備されたダンジョンがありまして、そこのモンスターを倒して素材を集めて売って……を繰り返せば、お金はたまると思います」

ワイズ「ダンジョン、ダンジョンかぁ……」

メリル「ですけど、やっぱり危険なのでアルバイトをした方が安全だと思います……酒場や喫茶店とか……あと、警備?」

ワイズ「へぇ、そういうのがあるんだ……」

メリルの好感度が3上がりました(43)

ワイズ「……ダンジョンかぁ」

メリル「ワイズさんは一人で戦えるんですか?」

ワイズ「まず戦ったことがないと思う」

メリル「……思う?」

ワイズ「力がないからなぁ、動きは速いけど。んー……いや、まずはアルバイトかぁ」

何する?
1 誰かに話しに行こう
2 この場所の他の人に話しかけてみる
3 本を読んでみる
4 どこかに出かけよう
5 アルバイトを探そう
6 その他(自由安価)

安価下3

アルバイトもいいが、折角だから本でも読んでみようか。

ハーピーとして翼が付いているのだから、本棚の上の上の方にある本でも楽々と手に取ることが出来る。

……腕の翼で飛んでいるのに、どうやって取るのだろうか。

ワイズ「ま、細かいことは気にしないで。何を読もうかなぁっと」

ワイズ「漫画、とかないかなぁ」

何を読む?

下3までどんな本を読むか募集し一番コンマが高いものを採用します。

ではお疲れ様でした。今日はこれで終わりにしたいと思います。

21時半くらいからやりたいと思います。

ワイズ「……伝説の勇者」

魔王が現れるとともに、何処からともなく颯爽と登場し魔王に立ち向かう勇ましき者。

そして、魔王を倒したと同時にどこかに消えてしまう。

……そんな感じのことが最初にドーンと書かれた後のページは、勇者がこれまでに救った町や倒した敵との戦闘のことが書いてある。

ワイズ「ふーん……そういう人がいたんだなぁ」

正直、あまりよくイメージできない。

カッコいいのは分かるし、こういうヒーローの活躍を後世に残したいというのも十分に理解できる。

ワイズ「勇者が代わりに神の身体を集めてくれれば、僕はもう楽なんだけどなぁ」

毎日ライブに行けるのに。

ワイズ「……ふぁああ」

とにかく、今はアルバイトを探さなければ。

……いや、うん。あの悪魔に頼めばなんか毎日泊めてくれそうな気がするが、怖すぎる。

気が付くともう十二時を過ぎていた。

お腹は特に空いていない。

ワイズ「さぁて」

ワイズ「何をしようかなぁ、っと」

何する?
1 誰かに話しに行こう
2 この場所の他の人に話しかけてみる
3 続けて本を読んでみる
4 どこかに出かけよう
5 アルバイトを探そう
6 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「よし! アルバイトだ!」

図書館を出てすぐに、ワイズはそう決心する。

ワイズ「いつまでも無一文じゃ野垂れ死んじゃう!」

メリルからアルバイトが出来そうな場所を訊いたから、そこから何のアルバイトをするか選ぼう。

出来れば、お金がたくさん稼げる奴。

ワイズ「なーにしよっかなぁ」

アルバイト、何処に行こう
1 酒場
2 喫茶店
3 国境

多数決先に二つとったものを採用

――――

――



ワイズ「えーっと……」

メリルが警備、と言っていたが正直そんなすぐに警備のバイトなんて出来るわけがないと思っていたが。

なんかとんとん拍子で採用された。怖い。

ワイズ「確か、この辺りにいる騎士の人に聞けばわかるって言ってたけど……誰の事だろう」

辺りをきょろきょろと見渡すと、それらしき人物を見つけたので声をかけてみる。


どんな人だった?
1 …………馬だ
2 ……寝てるんだけど
3 じょ、女性だ

安価下3

ワイズ「あの、すみませーん」

「む」

ここにいる騎士というのだから彼女のことで間違いないだろう。

……しかし、男性だと思っていたが女性だったので、少しだけ驚いた。

ワイズ「あの、この国の警備のアルバイトに来たんですけど――」

「ああ、アルバイトの人ですね……ふむ」

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

コレット42「宜しくお願い致します」

「まぁ、真面目そうですし大丈夫ですね」

コレット「私はコレット。この国を守る騎士をしております」

よろしくお願いいたします。と言って、コレットは頭を下げた。

ワイズ「は、はぁ……僕はワイズって言います……コレットさん?」

コレット「ワイズ殿ですね、では早速アルバイトの説明を……と言いましても。自分の管轄を警備し、怪しい人物を見かけたら声をかけたりする程度ですが」

ワイズ「……怪しい人物」

コレット「はい、場合によってはその体で無力化し然るべき場所に連行したりしますが……ワイズ殿、戦闘経験は?」

ワイズ「え」

コレット「まぁ、ありませんよね。では、とりあえず私と一緒に警備をしましょうか。一時間ほどやったあと、役割を分担してまた警備。それでいきましょう」

ワイズ「せ、戦闘? 戦闘するんですか――ああ! 行かないでください! 待って!」

警備(1)

1~5 特に何もなく
4~8 怪しい人物だ!
9~0 ……刃物持ってね?

コンマ下2

ワイズ「あ、ちょっとすみません」

コレット「はい?」

そう一言だけ言って、ワイズは走っていく。

……妙にキョロキョロと、不安そうに辺りを見ている男性が居たからだ。

ワイズ「あの、ちょっといいですか?」

「っ!?」

いきなり声を掛けられて驚いたからか、すごい勢いでワイズの方を振り向いた。

……なんか怖い。

ワイズ「えっと、なんか落ち着きがない? と言いますか、その。大丈夫ですか――――」

「う、うわぁあああああああっ!?」

ワイズ「うぇ!?」

回避判定

コンマ95以下で成功

不意打ち+30

コンマ直下

ワイズ「っ!」

小さなナイフによる突然の攻撃を、躱すことが出来なかった。

……胸に、鋭い痛みと温かい何かを感じる。

コレット「なっ……! 大丈夫ですか!」

血相を変えて、コレットがこちらに向かってくる。

「な、なんだよ……何だよお前……!」

が、ほんの少し距離があるため。コレットが来るまで少しだけ時間を稼がないといけない様だ。

ワイズ「……痛いなぁ」

いや、死ぬときよか痛くはないが。痛いものは痛い。

生き返るとしても、痛いものは痛い。

ワイズ「……うぅ」


【戦闘を開始します】

コレットは何ターン後に着く?

1~6 一ターン後
6~9 二ターン後
0  三ターン後

コンマ直下

わーい自分の送ったキャラが出た
嬉しい!ありがとう>>1

>>374
いえいえ、こちらこそありがとうございます。

勝利条件

二ターン生き延びる。


戦闘ルールを説明しますが。すげぇ簡単です。

敵味方自分合わせて敏捷性が早い順に行動します。

そして、選ばれたキャラから戦闘スキル等を選択します。これの繰り返し。


まぁやればわかる! ワイズ君より早い奴なんて早々いないしな!

1ターン目

ワイズ「…………いったぁ」

何かこの光景を見た通行人が悲鳴を上げているが、あまり気にしてもいられない。

悲鳴に驚いて、刺されて、死ぬだなんて。滑稽すぎるからだ。

……翼も足も切られていないのだから、自慢の俊敏性は落ちていない。

ワイズ「無力化、って。どうするんだろう」

とにかく我武者羅に、頑張ろう。


ワイズ HP10/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御

安価直下

ワイズ「そぉれ!」

とりあえず暴徒に近づいて、勢いよく翼……と言うよりも羽でぶったたく。

「うっ!」

もっふもふの毛で叩いたからあまり痛くはないのだが、それでもあの勢いで叩けば結構なダメージになるだろう

……いや、そんなことはなかった。ビンタの勢いで転んだ男はすぐに立ち上がって刃物を持って襲い掛かってきた!

ワイズ「こ、今度こそ躱すからな……!」

回避判定

コンマ95以下で成功

コンマ下2

ターン2

ワイズ「おっとぉ!」

不意打ちでないのならこんな攻撃に当たる道理はない。

……少しぎりぎりだったような気もするが。

ワイズ「あと、ちょっとかな?」

何をしても、何をされても、もう大丈夫だろう。

ワイズ HP10/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御

安価直下

ワイズ「そいやぁ!」

もう一度男の顔を羽でぶったたく。

……やはり速いというのは正義なのか。こちらの急接近に反応する前に叩いているから、回避することもできない。

ある意味無敵なのではないだろうか。

「う、うう、ううう、ううううう――――!」

これが最後の攻撃だろう。

真正面から振り下ろされたナイフが――。

回避判定

コンマ95以下で成功

コンマ下2

えぇ……

――あ、いや。これは無理だ。

別に油断していたわけでも慢心していたわけでもなかったのだが、これは避けられないと何となく分かってしまった。

ワイズ「…………」

何故か振り下ろされる瞬間がスローモーションに見える。ナイフの先が、少し、また少しと眉間に近づいていく。

……死なないからいっか。と思っては、終わりな気がする。

だから、僕は――――。

コンマ99以上で成功

コンマ直下

可能性+100

ワイズ「――――だ、から!」

ミシッ、と何か変な音が聞こえた気がするが。気にしない。

胸の切り傷の痛みも、気にしない。

「……っ!?」

しっかりと、ぐっさりと眉間にナイフが突き刺さったワイズ――

ワイズ「ざん、ねん!」

その姿が、幻のように消えていく。

ワイズ「それは残像! だよ! そして!」

時間稼ぎは終わった。

コレット「本当に申し訳ありません!」

その言葉と共に、コレットのタックルが男にクリーンヒットした。

……コレットの鎧に包まれた肘がメリメリと男の身体にめり込んでいった。

ワイズ「……痛そう」

通常スキルを覚えました。

それは残像![Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。

【戦闘を終了します】

お腹空いたのでちょっと休憩します。0時前には戻ってきます。

足が速くてちょっとお話しできるだけなのに殺されてよく分かんないもの食わされた次の日に二回ナイフで切られるハーピー。

運が……運がない。悲しい。

それじゃあ再開していきます



コレット「だ、大丈夫ですか! ワイズ殿!」

ワイズ「だ、大丈夫……ではない、かなぁ」

胸の傷から血が垂れている。

残像を出したときは痛みも感じなかったが、落ち着いてくるとだんだんと痛み出してくる。

こういうのをアドレナリン? と言うのだろうか。

コレット「い、今すぐ止血しなくては! 病院……いや、あちらの方が速い!」

ワイズ「……うん?」

すぐに直しますから、我慢してくださいね!

その声と共に、コレットはスムーズにワイズを背中に乗せた。

ワイズ「え、いや、ちょっと!? コレットさん!?」

ワイズの声を無視して、コレットは駆け足で背中にワイズをのせながら走っていった。

――――

――



~王城・医術室~

ワイズ「痛い痛い痛い痛い!」

コレット「我慢してください! ワイズ殿!」

城の中に運ばれて、病院っぽい部屋に連れこまれて、服を颯爽と脱がされて。

今、胸の傷口に消毒用アルコールを浸したコットンを押し付けられています。

コレット「消毒は大事ですから!」

ワイズ「そ、それはそうだと思うけど……!痛い!もっと優しくしてぇ!ぐりぐりしないで!」

……ナイフより痛いかもしれない。

コレット「……もう大丈夫ですね、では。次に包帯を」

ワイズ「…………あの、ありがとうございます。アルバイトなのに手当までしてもらっちゃって」

コレット「何を言っているんですか。お礼を言いたいのはこちらですよ。ワイズ殿」

貴方は真っ先に不審人物に気づき、傷を負いながらも無力化に努力した。

コレット「アルバイトで、あそこまで騎士道精神にあふれた人間は初めて見ましたよ、私は

ワイズ「……は、ハーピーなんですけど」

コレット「だったら私もエルフですよ」

ワイズ「……はは」

コレットの好感度が15も上昇しました(57)

見事上半身を包帯でぐるぐる巻きにされてしまった。

ワイズ「……じゃ、じゃあ僕はこの辺りで」

コレット「駄目です。先ほど包帯を巻いたばかりですから。落ち着くまでここで座っていてください」

肩を上から抑えられては、立ち上がることもできない。

ワイズ「もう、大丈夫……」

睨まれてしまった。

コレット「はぁ、ワイズ殿はもう少し自分の身を大切にした方がいい。それだといつ死んでしまうか分かったものではない」

ワイズ「じ、実は昨日一回死んでるんですよねー」

コレット「へ?」

ワイズ「何でもないでーす……ははは」

何を話す?

安価下2までの内容

すみません、すっげぇ眠いので今日はこれで終わりにしたいと思います。

皆さんお疲れ様でした。

コレットさん好き。

0時までに来なかったら死んだと思ってください。そして明日また生き返ります。

リザレクションリザレクション

23時ほどからやってきます。ちょっとだけ

身の上話でもしよう

コレット「そういえばワイズ殿は何処の国の生まれなのですか?」

ワイズ「あー……」

コレット「む、これは申し訳ありません! 何か話題をと思いましたが、この話は相応しくありませんでした!」

ワイズ「い、いやいやいや! そんな頭を下げて謝らないでください!? 別に気にしてませんから!」

コレット「……ワイズ殿がそういうのでしたら」

ワイズ「んじゃあ、コレットは何処の国で生まれたの? やっぱりこの国で?」

コレット「はい! 私の家系は代々この国を護る騎士を輩出しておりまして、父も母も王国を護る騎士で、祖父も――」

ワイズ「へー……だからコレットも騎士に?」

コレット「幼き頃からの、夢でしたから。それに……その、やはり悪いことをしている人は見逃せないと言いますか。悪事が許せなくて、親から本格的に訓練を付けてもらう前から」

ワイズ「なんか正義の味方って感じだね!」

コレット「そ、そういったあれではありませんから!」

この国にある神の身体を手に入れる方法

ワイズ「あー、そうだ。僕、神の身体って言うのを集めてるんだけど――」

コレット「むっ」

ワイズ「……な、なんか不味いこと言っちゃったかな?」

コレット「いえ、神の身体と言えば国王が収集しているコレクションの一つですから。と言っても、その一部だけですけど」

ワイズ「ど、どうすれば手に入れられるかなぁ?」

コレット「…………盗みは、働かないで下さいね。ワイズ殿」

ワイズ「し、しないしないしない!」

コレット「まぁ、そんな悪事に手を染めるような人でないと知っていますが。清く正しく入手となると……国王に気に入られるくらいしかないと思いますよ?」

ワイズ「じゃあ、その国王とお話ししたりとか――」

コレット「……まぁ、比較的穏やかな人でありますが、いきなりで直接話したりは……」

ワイズ「で、ですよねー」


コレットの好感度が2上昇しました(59)

コレット「本当のことを言えば今日一日はこのベッドで安静にして欲しいのですが、流石に私一人でそんなことは出来ないですね」

ワイズ「まぁ、コレットさんが親切にしてくれましたから。全然大丈夫ですよ」

コレット「そうですか? ……ああ、忘れてしまうところでした。はい、アルバイト代です」

懐から布の袋を取り出して、それごとワイズに手渡す。

中身を確認すると、銀貨が十……二枚ほど入っていた。

ワイズ「あ! ありがとうございます! ほー……これが、僕の初の……」

コレット「では、また機会がありましたら会いましょう。仕事中はあまり話したりできないとは思いますが……まぁ、何処かで」


銀貨を十二枚手に入れた。

ワイズ「へー……」

手の中で銀貨をちゃりちゃり鳴らしている。

銀貨の感触と重みが、何となく心地よい。

はじめてのあるばいと、その名札のお陰だろうか。

コレット「ところで。ワイズ殿はこれからどうするので?」

ワイズ「ん?」

これからどうするのか。

中々入れない王国の城。その医術室。

ここぞとばかりに中を見学するのもいいが、あまりやりすぎて盗みを疑われたり、暗殺者と疑われたり、好感度が下がったりするかもしれない。

…………死にはしないのだが。

何する?
1 城の中を見てみる
2 誰かに話しに行こう
3 どこかに出かけよう
4 アルバイトを探そう
5 その他(自由安価)

安価下3

びびった

いや、だがこの機会は貴重だ。

そんなすぐに疑われて、牢屋へGOなんて。ありえないありえない。

ワイズ「どうしよっかなー」

コレットに軽く頭を下げて、医術室を出る。

……いざとなったら全力で逃げよう。

誰に会った?
1~3 大臣
4~6 機械
7~8 王子
9 王様
0 やべぇ

コンマ下3

草生える

「おい」

ワイズ「ん……」

背後からいきなり声をかけられた為振り向くと、そこには一人の男が居た。

長い黒髪に白い鎧。そして、背中から見える青いマントが妙に映える。

「今、ここで何をしていた。いや、何をしようとしていた」

ワイズ「あ、僕は――」

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

異種族-90

アベル1「断罪を開始する」

「一切の口答えは通用しないと思え」

ワイズ「……ん?」

あの悪魔と相対しているときと同じ、いやそれ以上の何かを感じる。

……あ、これはやばいと。本能が理解する。

「冥途の土産に教えてやろう」

我が名はアベル。正義と秩序を護るため、貴様ら異種族を断罪する者。

アベル「さぁ! さぁ! さぁ! 大人しくその命をこちらに渡せ!」

ワイズ「っ!?」

腰に差した剣を抜き、その男は鎧を纏ったままだというのにこちらに急接近した!


【戦闘を開始します】

この騒ぎに誰かが気づくまでのターン

1~6 3ターン
7~9 2ターン
0 1ターン

コンマ直下

【勝利条件】

三ターン生き延びるか、逃げろ。


一ターン目

先ほど死にはしないといったものの、これはどうだろう?

死ぬ気がする。

ワイズ「逃げる、逃げる、逃げる……!」

今すぐ全速力で逃げれば、たぶん大丈夫なのだが……。

アベル「その首を切っ掛けに! この国から異種族を一網打尽に! 正義の為、悪を滅ぼす!」

…………。

ワイズ HP10/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御
3 逃げる

安価下2

全力で足を動かせば、逃げることが出来るだろう。

窓を割って外に出れば、逃げることが出来るだろう。

勿論、それが出来ればの話なのだが。

アベル「は、はは、ははは、はははは!!!!!

ワイズ「…………っ!」

足が竦む。

異種族を絶対に許さないという威圧感の鎖が、縛り付けてくる。

逃走判定

95以下で成功

コンマ下2

威圧感(アベル)-50

つまり45以下?
いけーっ!

-50と書いちゃいましたが+50です。なので>>456が正解です。

駄目だ、足が動かない!

アベル「これで死ね! 薄汚い異種族が!」

ワイズ「…………くぅ!」

アベルの剣が、真っ直ぐと振り下ろされる。

回避判定

95以下で成功

コンマ下2

威圧感(アベル)+50

威圧感(アベル)[LvMAX]人間以外の種族に対してのみ発動する。逃走、回避確立共に+50する。

コンマ結果は全部書き出そう。分かりにくいから



34+50=84 回避成功!

2ターン目

ワイズ「……あっぶね!」

それをギリギリのところで回避する。

ゴロゴロと転がるように躱したため、少し背中が痛い。

アベル「……ちっ」

小さく舌打ちが聴こえてくる。

ワイズ「し、死ぬのは痛いから嫌だ……何で昨日今日と殺されないと……!?」

恨むぞ神様。

ワイズ HP10/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御
3 逃げる

安価下2

逃走判定

95以下で成功

コンマ直下

威圧感(アベル)-50

プラスに変えたはずなんだけどなぁ? こわひ

100+50=150 失敗

ワイズ「いぃ……!」

なんかもう、変な声しか出ない。

膝も震えてきたし。

アベル「――――!」

相手の方も、なんかもう。怖い声しか挙げていない。

そろそろ、そろそろ逃げないと――。

また、攻撃が来た!

回避判定

95以下で成功

コンマ直下

威圧感(アベル)+50

6+50=56 成功!

三ターン目

アベル「ええい、ちょこまかと蠅のように……!」

一度目ならず、二度目の攻撃まで躱され。非常にイライラしているようだ。

ワイズ「今度こそ逃げる、今度こそ逃げる……」

もし王都に帰れるのだったら、厄払いをしてもらおう。

きっと悪霊が憑いているのだ、きっとそうに違いない。

ワイズ「ひぃ……!」

ワイズ HP10/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御
3 逃げる

安価直下

脚を動かす、ただそれだけでいい。

逃走判定

95以下で成功

コンマ直下

威圧感(アベル)+50

50+50=100 失敗

もう何も言うことはない。

この攻撃を避けることが出来れば! 残像込みで! 無様でも見っともなくても!

大丈夫な気がする!

アベル「これで、最期だ!」

ワイズ「頼む神様……!」

回避判定

95以下で成功

コンマ直下

威圧感(アベル)+50

51+50=101 失敗

それは残像!

コンマ48以下で成功!

コンマ直下

コンマ62 失敗

ワイズ「あ」

アベルの剣が、ワイズの首を真っ二つに斬る。

アベル「……手こずらせるな、全く」

その言葉と共に、アベルは剣を収める。

ワイズ「――――」

自分の首が、ゴロゴロと王城の廊下を転がっていく。

自分の血も、廊下に浸み込んでいく。

……意識が、だんだんと薄れていく。

…………二回目の死。

ある意味貴重なのかもしれない――――――――。

この問答無用な感じだと上司であろう貴族たちには異種族はいないのだろうか

通常スキルを覚えました

不幸体質[LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?

>>483

王様「どうどう、落ち着け落ち着け」

アベル「ギリギリギリギリ」


じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。

不幸体質の意味? フレーバーのつもりだけどいざとなったらコンマに作用します。

こんばんは、23時程からやりたいと思います。

――――

――



~牢屋~

ワイズ「…………んあっ!?」

身体がガクンと震えた衝撃で目を覚ます。

ワイズ「お、おお。ビックリしたビックリした……ん?」

手の甲で涎を拭こうとするが、両手が手錠で繋がれていて拭くことが出来ない。

立ち上がろうと試みるが、足首にも手錠が繋がれていて立ち上がることが出来ない。

ワイズ「……」

目の前には鉄格子があった。

ワイズ「わー! わー! わーっ! 何か僕牢屋に入れられてるんだけど!? し、死刑!? 死刑これ!?」

何の罪もないハーピーが何をしたというのか! 不当だ不当だ! 冤罪冤罪!

と、わちゃわちゃとガチャガチャ騒いでいると……足音が聞こえてきた。

誰が来たよ?
15 ワイズ殿!?
68 国防大臣!?
9 王様!?
0 ……おまっ!?

コンマ下2

コレット「ワイズ殿!? 何をしているんですか牢屋で!」

それは、コレットの足音だった。

急いできたのか、少し息を切らしている。

ワイズ「こ、コレットさん! ちょっと、お願いします! 出してください牢屋から!」

コレット「分かっています、分かっています! 落ち着いてください! ……本当にあのお方は……!」

鉄格子の扉を開けて、次に両手両足についている手錠を外す。

ワイズ「あ、あー……! よかったぁ……すっごい怖かったぁ……!」

手のひらをぐーぱーぐーぱーしながら、自由を実感する。涙目で。

ワイズ「も、もう自由!? 帰っていいのこれ!?」

コンマ6以上で寄ってくところがあるよ

コンマ下2

コンマ2 失敗

コレット「ええ、本来ならば担当の大臣に直接許しを得なければならないのですが。ワイズ殿を釈放する手続きをしなければならないのですが……」

ワイズ「……あれ、それしなくていいの?」

コレット「はい。たまにあるんですよ、アベル殿が罪のない者を気絶まで追い込み。勝手に牢屋に入れること」

ワイズ「き、気絶? こ、殺されてないの?」

コレット「殺しって……いやいや、ワイズ殿殺されてはないじゃないですか」

ワイズ「いや、そうじゃなくて……ん、んー?」

何か、妙にもやもやする。

コレット「まぁ兎に角。今日は大人しく帰った方が良いですよ……あ、なんなら家か宿屋まで送っていきましょうか!」

ワイズ「うぇ!?」

――――

――



ワイズ「……あ、あのやばい人が殺さないことってあるんだ」

ぶつぶつとそんなことを考えながら真っ直ぐと城を出ると、空はもう真っ暗だった。

コレットのお誘いは、やんわりと断った。

ワイズ「もしかして僕だけがめちゃくちゃ嫌われてたとか? いや、別にそんな……んー?」

これ以上考えても、このもやもやは晴れない気がする。

とりあえず、もう宿屋……を、探すところから始めようかな?

何する?
1 誰かに話しに行こう
2 何処かに出かけてみよう
3 宿屋を探そう!
4 アルバイト! アルバイト!
5 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「そういえば、結局昨日は宿屋を見つけられなかったからな!」

そのおかげで、昨日は悪魔のいる情報屋で寝泊まりをすることになったわけだが。

ワイズ「……ギリギリのところで牢屋でお休みは避けたんだ! 野宿は嫌だ野宿は嫌だ!」

切実な思いだった。

話術判定

コンマ72以下で成功

コンマ下2

ワイズ「うわぁああああああ!?」

逃げた、全速力で、超スピードで逃げた。

ワイズ「く、くぅ。良い感じな人が居ないからとムキムキの男に宿屋の場所を訊いたら……迂闊!」

何か妙に乙女な視線を浴びせられて、君一人では危険だから一緒に泊まろうとか言われて。

……色んな危機が同時に襲い掛かってきた。

ワイズ「やっぱり男はだめだな! 苦手だ苦手! 気持ち悪い!」

さっきのムキムキと言い! 僕を今日殺したあの男と言い! 碌な奴が居ない!

ワイズ「…………はぁ」

話術は得意なはずだが、とことん失敗して。少し自信を無くす。

ワイズ「……」

朝はかなり人がいたはずの通りも、この時間になると人の数がかなり少なくなっていた。

……宿屋も見つけたとして。部屋が空いているだろうか。

ワイズ「……野宿?」

最悪の結末が頭をよぎってしまい、ブンブンと頭を振って消し去る。

野宿以外の寝泊まりを! 泊めてくれそうな知り合いは居ないか!

…………あ。

ワイズ「いや、いやいやいや!」

もうあの人には頼りたくない! 頼りたくはないのだが……。

冷たい夜風が、髪を揺らす。

ワイズ「……うー」

どうする?
1 野宿しよう。そうしよう
2 ……昨日と同じ場所に行くかぁ
3 その他(自由安価)

安価下3

――――

――



~情報屋~

ベルフェ「いーらっしゃいませー! って、おお! ワイズ君じゃーん」

ワイズ「…………ど、どうも」

何も変わらないテンションで、ベルフェはワイズに手を振っている。

……緊張する。

ベルフェ「んで、昨日と違って今日は何の用で? まぁ、ここにきて頼むことなんて一つしかないと思うけど」

ワイズ「あ、あの。ベルフェさん?」

ベルフェ「おん?」

ワイズ「きょ、今日も泊めて欲しいなぁ……なんて?」

結果は?
1 調子に乗んなガキ
2~5 お金払ったら良いよー
7~9 ワイズ君の頼みとあらば! おっけおっけ!
0 何? ベルフェ様に恋してんの? マジ?

コンマ下2

コンマ2

ベルフェ「ま、別に良いよー。けど、お金は取るよ?」

にやにやと笑いながら、ベルフェは答える。

ワイズ「ほ、ほんとですか!? で、値段は!?」

ベルフェ「んー……大体銀貨一枚か二枚だから。銀貨三枚で手を打とう!」

ワイズ「さ、三枚」

銀貨三枚は普通に払える額なのだが……。

どうする?
1 値切ってもらおう!
2 三枚素直に払おう

安価下2

ワイズ「じゃあ、これでお願いします」

ポケットに入ってる財布の代わりになっている布の袋から、銀貨を三枚取り出して、ベルフェに渡す。

ベルフェ「はい、どうもー!」

ワイズ「えーっと、昨日と同じところですか?」

ベルフェ「おう。昨日と同じところに毛布を敷いて寝てな」

ワイズ「あ、ありがとうございます」

どうする?
1 ベルフェと話してから寝よう
2 もう疲れた、寝よう

安価下2

ワイズ「……あの」

ベルフェ「おっ、何々? 眠る前に私とお話がしたいって?」

ワイズ「へ?」

ベルフェ「ああ、大丈夫大丈夫。雑談ってことで情報云々は無しにしとくから」

ワイズ「……じゃ、じゃあ何か話しましょうか」

ベルフェ「おう!」


何話す?
安価下2までの内容

あいつって誰?

ワイズ「そういえば、昨日初めて会ったときにあいつって言ってたけど。それって誰?」

ベルフェ「……あー?」

ワイズ「えっと、最近来てねぇなって」

ベルフェ「あーあーあー! あいつかあいつ! いやぁ、アベルの野郎! 最近来ねぇな本当に!

ワイズ「…………ん?」

ベルフェ「あの絶対異種族殺すヒューマン! 毎日のように私の情報屋に突撃してきて殺しにくんのよ! 流石の私もあいつと一対一で闘うとなったらピンチだから逃げてんだけど、それでもこりねーで――」

ワイズ「え、あ。アベル? 黒髪で青いマントの?」

ベルフェ「お? なにあいつのこと知ってんの?」

アベルのことを詳しく訊く?

1 訊く
2 訊かない

安価下2

ワイズ「ぼ、僕。あいつに殺されて牢屋に入れられてたんだよね」

ベルフェ「うっわ、マジかよ。中々に波乱な人生歩んでんな!」

ワイズ「平々凡々な人生を送りたい!」

ベルフェ「あっはっはっは! 嘘つけ! けどまぁ、そんなワイズ君にあのヒューマンの情報を特別に教えてやろう! 金はいらん!」

ワイズ「……う、うん」

ベルフェ「王国に生まれ王国で育ち! いつの時代かもわからねー古い宗教を信じる異種族絶対殺す二十一歳! そして!」

王国騎士団最精鋭部隊! 七聖剣で一番の問題児!

ワイズ「……七聖剣?」

ベルフェ「王国に所属する騎士の中で滅茶苦茶強い七人を集めた部隊の事よ。どっかの誰かが†セブンスワン†とか言ってた気がするけど。しちせいけん、ね」

ワイズ「は、はぁ」

ベルフェ「王都だろうが城内だろうが異種族と言うだけでその剣を振り下ろし、気絶させたり殺したりして勝手に牢屋にぶち込んで。防衛大臣のお肌を荒れに荒れさせているヤベー奴」

ワイズ「ぼ、僕も牢屋にぶち込まれた……!」

ベルフェ「異種族に対する憎しみだけで育ってきたお陰で、スキルとかとんでもないんだよねー。あ、こんなのね」

断罪の剣[LvMAX]人間以外の種族に対してのみ使用できる。筋力+100+コンマ直下の数値を相手に与える。

ワイズ「」

ベルフェ「私もこれも一回しか耐えられないからさー。きついきつい」

ワイズ「……え」

ぶっちゃけ不幸の話で話すことないんだけど。話す内容再安価していいですか? それかなんか不幸話ありましたっけ

ベルフェに殺されて変なもの食わされる。 言ったら死ぬし、当事者

アベルに殺される、牢屋。 今言った

アベルの話のつもりだったから最安価おk

>>537
じゃあ再安価します

話す内容安価直下

なんで情報屋やってるのか

ワイズ「そういえば、ベルフェはなんで情報屋をやってるの?」

ベルフェ「ん? 知らね」

ワイズ「え」

ベルフェ「強いて言うなら、王都のど真ん中で堂々と私みたいな悪魔が店構えてたら周りの奴らがビビるだろ? あと、その場の勢い?」

ワイズ「い、勢い……」

ベルフェ「実はここだけの話、私って賞金首だから国に狙われてんのよね」

ワイズ「…………んあ!?」

ベルフェ「最大最高最上級の賞金首集団、セブンスアビスの一人よ私。いやぁ、セブンセブンって、もうちょっとでスロットだったら大金持ちだね!」

ワイズ「……」

ベルフェ「開いた口が塞がらないね? まぁほら、賞金首っつってもみんな面白いから。ほら、仲良しグループ?」

ワイズ「仲良しグループは賞金首にならないよぉ!」


ベルフェの好感度が3上昇しました(76)

じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。お疲れ様でした。

二つのキャラ設定の面白そうな部分を勝手に組み合わせてます。許して!

七聖剣とセブンスアビス。つよつよ七人グループ。

乙賞金首とつるんでたら賞金首になったりしないかねワイズくん

乙乙
14人揃うだろうか

>>542
もう危ないかもしれん。

>>545
きっと揃うよ(逸らし眼)

まぁ、他の国に行くときにまたキャラ募集するのでその中からよさげな子を勝手に七人グループにします。

ベルフェ様もアベルさんもグループじゃないし、キャラ募集の時点で。

0時までに来なかったら塵になったと思ってください。エイプリルフールですが、別に嘘じゃないです。ガチで塵になります。

塵になってません。やっていきます。


ワイズ「…………」

王国騎士団最精鋭部隊、七聖剣。

最大最高最上級の賞金首集団、セブンスアビス。

……ま、まぁ。そんな凄い集団に遭遇するわけはないと高を括るが。すでに両グループから一人ずつ遭遇している現実を考えると、頭が痛くなる。

も、もうこんなやばい人たちの同類とは会わないよね?

ワイズ「あ、遭わないよね?」

ベルフェ「多分お前が望んでるようなラッキーは訪れねぇと思うぞー。んじゃ、とっとと寝ろ。少年」

ワイズ「は、はい……じゃあ、おやすみなさい」

ベルフェ「おやすみー」

悪魔がひらひらと手を振ったのを見てから、ワイズは昨日と同じ部屋に入っていった。

――――

――

【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:15 魔力:15 筋力:28 俊敏性:95 知能:31 話術:72 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:33

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:男

【戦闘スキル】
羽ビンタ[Lv1]相手に2のダメージ。

【通常スキル】
フェニックス[LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
不幸体質[LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
歌好き[Lv1]歌を聴くと、ちょっとテンションが上がる。
それは残像![Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。

【所持金】
銀貨九枚

【所持アイテム】
身分証 王国で自分の身分を証明するためのカード。無くしたら結構やばいらしい。

【好感度一覧】
『王国』
メリル43「ダンジョンはやっぱり危険ですから」
ペアリス100「また聴きに来てね!」
コレット59「ワイズ殿なら十分に騎士に……」
『七聖剣』
アベル1「断罪を開始する」
『セブンスアビス』
ベルフェ76「賞金首集団って言ってもほら、面白い奴ばっかだから」

この国……いや、この世界で寝泊まりした場所が今のところ悪魔の住処しかないことに疑問を覚えるが、とりあえず布団から起きる。

ワイズ「そんな場所でぐっすり寝てる僕も結構やばいのかもしれない……」

もしかしたら、寝ている間に殺されたかもしれない。

血が辺りに広がっていないから一安心、とはいかないかもしれない。

ワイズ「悪魔ならこう、血をばらまかないで殺す……絞殺とかされたかも」

ワイズ「……けど、なんかそんなことしない気がするなぁ……」

もっと派手に殺すだろうと、妙な信頼感を覚えていることにも。ため息が出る。

ワイズ「今日はどうしよう。そろそろ神の身体がどんなものかくらい見たいけど」

まぁ、地道にだらだら頑張ろう。死なない程度に。

何する?
1 誰かと話しに行こう
2 外に出よう
3 朝ごはんでも、作ってみようか
4 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「もう外に出るかぁ」

ベルフェの事だ、別に何も言わないで外に出ても特に何も言わないだろう。

ワイズ「と、言えない気もするけど……ほんと、気分で決めるからなぁ。あの人」

ワイズ「まぁ、うん。散歩散歩……」

何処に行く?
1 王城
2 酒場
3 広場
4 図書館
5 国境

安価下3

~王城~

ワイズ「……やっぱりでっかいなぁ」

昨日は城の外観など一切見る暇なく医術室に運びこまれたので、、まじまじと城を見上げてみる。

ワイズ「こう、なんだろう。城! って感じの城だなぁ……うん」

もっとこう言い方があるのだろうが、これ以上の表現が出てこない。

誰しもが思い浮かべる城、って感じの城だった。

ワイズ「……ちょっとぼーっとしとくかぁ」

どんな人に会った?
1 ……寝てる
2 結構甘そうな人
3 男か女なのか
4 クマが凄い
5 おっちゃん

安価下3

「…………」

ワイズ「……ん?」

王城の門のところにある花壇をじーっと見つめている……人間がいた。

少し近づいて男か女か判断しようとするが、どっちの性なのかがよく分からない。

「何の用ですか」

ワイズ「うおっ! す、すみません!」

「いえ、そんなに驚かなくても……ほぉ、ハーピーの男の子ですか」

ワイズ「……?」

城をマジマジと見ていたはずなのに、初対面の人にマジマジと身体を見られてしまった。


【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ下2

ローア84「ハーピーで男の子とは珍しい」

ローア「これは失礼しました。えー…………自分はローアと言います」

少し考え事をした後、その人は普通に名乗った。

ワイズ「ど、どうも。僕はワイズって言います!」

ローア「そうですか、ワイズ君ですか……いやすみませんね。ハーピーの性別は大体が女性だと思っていたもので、男の子のハーピーを見て、つい興味深々と」

申し訳なさそうに頭を下げる姿に、少し驚く。

ワイズ「別に気にしてませんから! 頭上げてください!」

ローア「そう貴方が言うなら。で。ワイズ君はどうして王城の前まで? 今更珍しいものとも思えませんけど」

ワイズ「えっと、散歩……って言ったら、もう散歩なんだけど。僕最近この国に来たから、しっかりとお城を見ておこうかなぁ、って?」

ローア「ああ成程、観光ですか。ええ」

ワイズ「ま、まぁ。観光……かな?」

何話す?

安価下2までの内容

あなたはここで何を?

ワイズ「じゃあ、あなたはここで何を? 花壇をじーっと見てるだけ、ってことはないんだろうけど」

ローア「む、そうですね……実は自分、この王城で働いていまして」

ワイズ「……き、騎士?」

ローア「いえ自分にそんな武力が求められる職業は出来ませんから。国のデータをまとめたり集めたり、そんな裏方の仕事をやっています」

ワイズ「へぇー、そういう仕事もあるんだ」

ローア「で、そんな仕事をずっとやっていたら……朝になっていて」

ワイズ「……あ」

ローア「色々と疲れてしまって、だから一回外の空気を吸おうと外に出たら、たまたま花壇に目がいって、ぼーっと」

ワイズ「お、お疲れ様です! お疲れ様です!」

ローア「ふふ、ありがとうございます。今日もこれから頑張りますよ」

性別うんぬんといえば貴方の性別が気になります

ワイズ「そう言えば、その訊きにくいんですけど……ローアさん」

ローア「はい?」

ワイズ「あなたの性別が気になるんですけど……ど、どっちなんですか?」

ローア「ああ、よく訊かれますよその手の質問は。じゃワイズ君、自分はどっちに見えますか?」

ワイズ「……え」

ローア「男性か、女性か。どっちだと思いますか自分は?」

どっちだと思う?
1 だ、男性!
2 女性!
3 ……どっちでもないと見た!

安価下2

ワイズ「だ、男性?」

ローア「……ふむ、ふむふむふむ。えー……じゃあワイズは俺のことを男性だって思うんだな?」

ワイズ「――――!?」

ローア「じゃあ、正解発表を――ど、どうした? 距離取って」

ワイズ「ろ、ローアが男になった……!」

ローア「……へ?」

ワイズ「な、なんか仕草が男になった! なんかこう、さっきまで大丈夫だったのに全部男になったぁ!」

ローア「ちょ、ちょっとワイズ君。ほら、自分はこの通りですから! 気のせい! 男じゃありませんから! そんな自分を怖がらないでください!」

ワイズ「……あ、あれ? さっきは男性だったのに、今は――ど、どっちだ? あ、あれぇ!?」

ローア「もう自分の性別は神のみぞ知るということで……あー、怖かった」


好感度が3上がりました(87)

ローア「まさか気が付くなんて……中々大物?」

ワイズ「ん、何か言った?」

ローア「いえいえ、何も何も……では、自分はそろそろ仕事に戻りますので」

そう言い残して、ローアは庭の方に行ってしまった。

ワイズ「……?」

何故庭に行ったんだろうと、不思議に思うが。あまり深く詮索しない方が良いだろう。

……時刻はまだ全然、午前中だ。

何する?
1 誰かに会いに行こう
2 城の中に入ろうとしてみよう
3 何処かに出かけよう
4 アルバイト
5 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「さて」

王城の正門を見る。

しっかりとした鎧を見に包んだ騎士二人が、正門を護っている。

ワイズ「……あそこを、超えれるかぁ?」

ワイズ「いや、全速力で駆けたら抜けれるだろうけど……いや、シャレにならないな」

両手足に手錠をかけられたあの感触を思い出す。

ワイズ「……んー」

どうする?
1 正門から通ってみる
2 裏道を探してみる
3 全速力で! 前しか見ねぇ!
4 諦めとこう

安価下2

ワイズ「正面から通るとして……」

1 こう、さり気なく通ってみる! 為せば成る!
2 人間でも異種族でもまずは話し合いだよね!

安価直下

ワイズ「あの、すみませーん!」

「むっ、どうしたハーピーよ。この城に何か用か?」

ワイズ「実は――」

話術判定

72以下で成功

コンマ直下

「成程成程、お姉さんに忘れ物を届けに来たと。ならばさっさと行って渡してくるがいい」

ワイズ「分かりました! ほんと、ありがとうございます!」

そう言い残して、ワイズは小走りに城の中に入っていった。

「……なぁ、あの子供。何も持ってなかったと思うんだが」

「いやぁいい少年だ! わざわざ忘れ物を届けに来るだなんて! 将来は立派な騎士になるだろうな!」

「いやまず、城の関係者にハーピーは居ないと」

「うおぉおおおおお! 俺の妹にも、あんな風に素直だった時期があったと思うと! 涙が溢れて溢れて……! うぉおおおおおお!」

「……もうなんでもいいか」

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。

お疲れ様でした。

コンマで0以外を出せば勝ちです。負ければアベルです。頑張りましょう。

ワイズ『Qアベルにぎゃふんと言わせたいです。どうすればいいですか』

ベルフェ『Aアベルより強い人間になりましょう』

こんばんは、22時半ほどからやっていきたいと思います。

ワイズ「よーっし」

あの騎士がちょろかったのか知らないが、王城の中に入ることが出来た。

ワイズ「……あれ、でもこれ。バレたら普通にアウトじゃ」

ワイズ「…………」

ふと、窓越しに空を見る。

雲一つない青空だった。

ワイズ「まぁ、まぁ、まぁ。バレなきゃセーフ!」

誰に会った?
1~3 大臣
4~6 機械
7~8 王子
9 王様
0 異種族絶対殺すマン

コンマ下3

コンマ3

「あーもう、なんであいつは毎回毎回――」

ワイズ「ん?」

王城のデカい廊下をすたすた歩いていると、通り過ぎた扉から女性の声が聞こえてきた。

特に何の部屋かは書かれていなかったが、ドアが少し豪華だったので結構なお偉いさんの部屋なのかもしれない。

ワイズ「……もしかしたら」

こう、良い感じに接触出来て。王と謁見とか出来る機会が訪れるかもしれない。

ワイズ「失礼しまーす」

そんな甘い考えの元、ワイズはその部屋を開ける。

「っ!? だ、誰!?」

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

怪しい-10

フレア48「……ああ、昨日の」

ワイズ「あ、すみません! ノックもしないでいきなり入ってきてしまって!」

「……こほん。いや、大丈夫だ……先ほどは少し取り乱してしまったが」

軽く咳払いをして、調子を取り戻したのか。彼女は凛々しい顔をしてこちらをまっすぐと見つめている。

……目の下には、大きなクマがついていた。

「それで、何のようだろうか? 国防大臣直々に訪ねて来るなんてよっぽどのことだと思うが……手短にお願いしたい」

ワイズ「あ、僕ワイズって言います……その、お名前を訊いてもいいですか?」

フレア「…………フレア・フォン・シュレイダー。この王国の国防大臣を受け持っている。まぁ、この国を守ることに対する責任者と覚えていてくれ」

ふむ、それにしてもワイズ。ワイズか……。

フレア「確か、昨日一日だけ牢屋に入っていた少年と同じ名前だな。それ関係か?」

ワイズ「ん、んー……そうですね」

何話す?

安価直下

疲れているのですか?そのクマ

ワイズ「ところでなんですけど……疲れているんですか? そのクマ」

フレア「ん、ああ。これは申し訳ない姿を見られてしまったな」

ははは……と、力なく笑っている。

フレア「いや、ここのところ仕事が続いていてしっかりと眠れていないのだよ。七時間ぐっすりと眠れればすっきりするのだが……」

ワイズ「だが?」

フレア「……提出される書類不備に、他の貴族からの雑言。伸し掛かる重責、ストレス……」

ワイズ「ん?」

国防大臣の眼のハイライトがだんだんとなくなっていく。

フレア「他の国からくる犯罪者たち、七聖剣以外の騎士たちの衰退……そもそも七聖剣の騎士たちも余計な仕事を……」

ワイズ「ふ、フレアさーん! フレアさーん!?」

フレア「はっ! …………失礼、また取り乱してしまった。これじゃあいけないな、本当に」

ワイズ「しっかり休んだ方が良いんじゃ……」

フレア「いや、私は国の為に頑張らないといけないのでな。大臣として、その責務は果たさないといけない」


フレアの好感度が2上がった(50)

フレア「で、結局のところ何故私のところに?」

ワイズ「う」

変なことを言うと何か疑われてしまうのではないかと思い、とっさに目のクマの話をしたが。流石にそこまで楽にはいかなかった。

ワイズ「え、えーっと。ですね」

フレア「……」

疑いの視線を、こちらに向けてくる。

……ちょっと、不味いかもしれない。

コンマ4以上でちょっといいかな

コンマ直下

コンマ0 失敗

フレア「そういえばあいつの仕業と言うことで詳しく調べなかったが……ふむ。ええとワイズ君?」

ワイズ「は、はい?」

フレア「身分証を少し貸してくれないかい? 別に盗ったりするわけでもないし、そんな長い時間借りるわけでもないんだが」

ワイズ「み、身分証ですか?」

ポケットの中にあるその小さなカードの存在が、今になっては大きく感じる。

……重くも感じる。

フレア「まさか、失くしたり。そもそも持っていない。なんてことはないだろう?」

ワイズ「そ、そんな訳ないじゃないですか」

フレア「だったら、貸してくれるね?」

ワイズ「……」

どうする?
1 貸す
2 貸さない

安価下2

ワイズ「ど、どうぞ」

ここで渡さないのも疑われると思い、ワイズは恐る恐るフレアに近づいて。ポケットの身分証を手渡す。

フレア「うむ、結構」

そして、フレアは手慣れたようにその身分証を何かの機械にスキャンした。

フレア「……失礼、あまり機械を見られると困るので。離れてくれないか」

ワイズ「あ、はい」

もう変に口答えをするのも怖いので、素直に距離を取る。

フレア「…………」

小さい機械を見て、次に机の上にある箱状の機械に眼をやる。

……はぁ、と。小さくフレアはため息をついた。

フレア「ふむ、成程成程。大変結構」

ワイズ「そ、そうですか?」

フレア「では、身分証を返すからこっちに来てくれないか」

小さく手招きを、している。

やばい七人グループの一員ほどのヤバさは感じないが、ほんのりを恐怖を感じる。

……いや、自分が緊張しているから。そう思うのかもしれない。

どうする?
1 近づいて、身分証を受け取る
2 そっちから来てください

安価下2

ワイズ「わ、分かりました」

ゆっくりとフレアが座る机に近づいていく。

フレア「それじゃあはい、悪かったないきなり借りたりなんてして」

机の上にある身分証をパッとつかみ取る。

そして、そのままポケットの中に身分証を入れて――。

回避判定

コンマ95以下で成功

不意打ち+30

コンマ直下

72+30=102 失敗


ワイズ「――――ぐぎゃっ!?」

突然、脇腹に何かを押し付けられたと思ったら。そこからバチバチと強い電流のようなものを流される。

崩れるように、倒れてしまう。

フレア「ん、あの悪魔の知り合いだというからこの程度の不意打ちは避けられるものと思っていたが。やってみるものだな」

ワイズ「ぐ、ぐぅ……」

フレアの手を見ると、何かリモコンのようなものが握られていた。

小さな金属の突起物が二つ見える。

フレア「護身用にと雪国から取り寄せたが、中々だな……スタンガン。とか言ったか」

ワイズ「ど、どうして……」

フレア「それはまた後で訊こう。恨むのなら、あの悪魔と知り合いだったことを恨むのだな」

国防大臣はしゃがみ込んで、えいとスタンガンをワイズの首に押し当てる。

ワイズ「――――」

その一撃で、ワイズの意識は暗闇の中に持っていかれた。

フレア「…………」

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ワイズ「はっ!」

目を覚ます。

ワイズ「いや、ビックリした……てか、まだビリビリするんだけど……」

首筋に違和感を感じ、そこに手を触れようとするが。

上手く触れない。

ワイズ「ん?」

何か、これと同じ流れを昨日もした気がする。

自分の手首を見る。手錠だ。

足首も見る。うーん、手錠だ。

……軽く辺りを見渡してみる。おおう、鉄格子がある。

ワイズ「……………」

牢屋だった。

豚箱だった。

ワイズ「う、うわぁあああああああああああああああああああっ!?」

叫び声が、牢屋に響き渡る。

はーい、じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした!

ぶっちゃけ二回も豚箱に行くと思わなんだ。

一応言っときますが、コンマや安価に文句言ったりしないで下さいね。楽しくやろうぜ、楽しく。

こんばんは、今日は21時ほどからやっていきたいと思います。

どうせ死なないからってコンマ神がワイズ君虐めてる……。

宿屋に関しては難易度下げてもよかったなと反省してます。

今から下げてもいいのよ?

>>643
もうなんやかんや宿屋には泊まらないんじゃないかとか思ってたり。王国で泊まれるかなこれ。


ワイズ「…………」

暫く叫び続けていたが、別にこの状況を打開する何かが起こるわけでは無かった。

何も起こらなかったし、叫び続けて喉が痛くなった。

結果的にマイナスだ。

ワイズ「あーあー……何だよぅ、何だよぅ。いきなりビリビリとか酷いだろぉ……」

牢屋の隅で蹲りながら、ぶつぶつぼやく。

ワイズ「僕が何をしたっていうんだよぉ――ああ、不法侵入か」

……運が悪いとか文句を言う前に、自業自得なのかもしれないと僕は思いました。まる。

コンマ0でえんじぇう

コンマ直下

コンマ0 成功……?


ワイズ「てか、この牢屋には他に誰かいないのかな……」

足の手錠のせいで上手く鉄格子の外の様子を確認することができないが、とりあえず人の気配はなかった。

ワイズ「まさか、僕だけが極悪人ってわけじゃないと思うけど――――」

「一つ、そこにシリアスあれば」

ワイズ「んあっ!?」

なんかいきなり脳みそに声が聞こえてきた。

「二つ、壊して見せよう。天使道……ああいや、ここはショコラ道とかもっと自分の名前を使ってアッピールした方が印象に残るのでは」

ワイズ「っ!?」

脳みそから聞こえてきた声が後ろに移動したので、振り返ると。彼女は当たり前に様にそこに立っていた。

長い金髪に白いワンピース、意思を持つようにぴょこぴょこ動くアホ毛。

そして、

「と、言うわけで! 色々訊きたいことはあると思うけどまずは好感度判定行ってみよう!」

――天使の輪っかが頭に浮かんでいる。そんな少女だった。

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

ショコラ「30、30かぁ……んー。高くもないし低くもない、いや低い数値っていえば低い数値なんだけど」

顎に手を当てて、またぶつぶつと何か言っている。

ワイズ「あ、あの」

ショコラ「いやこれは別に結果に文句を言っているわけじゃなくて。ショコラの好感度にしてはなんか微妙だなぁ、っていうあれなだけで、そんな気にしないでね?」

ショコラ「というわけでもっかい! カモンカモン!」

【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

ショコラ「…………」

微妙だ。と言わんばかりの表情を見せている。

軽くため息をついて。その天使の少女は指をパチンと鳴らした。

ショコラ100「仲よくしよーね!」


ショコラ「よぉし、これで良し!」

ワイズ「ん、ん……ん?」

なんか絶対にやっちゃいけないことを目の前の天使はやった気がする。

こう、何だろう。何がとは言えないけど、やらかしやがった気がする。すっごい怒られる気がする。

ショコラ「おっと、ショコラに心を読む力はないんだから自分の中で会話しないでよ! 言葉っていうのは、口にしなきゃ伝わらないんだからねっ!」

ワイズ「は、はぁ……」

ショコラ「と、ここで自己紹介! ショコラはシリアスを破壊し、シリアスを破壊する。そんな天使! あ、ワイズ君のことは大体知ってるから、気にしないでね?」

ワイズ「…………」

ショコラ「可愛くて珍しいハーピーの男の子が二回も豚箱にぶち込まれてしょぼくれてる……そんなちょっぴりシリアスムードをビビビと感じ取り! ショコラは参上した!」

ワイズ「そ、そうなんだ」

もう深く考えるのはやめよう。

ショコラ「さぁ! お話をしよう! ちなみに! 真面目な話を振られて真面目に返すと思うなよ!」

だ、そうだ。


何話す?

安価直下

天使さん力が欲しいです

ワイズ「え、えっと。天使さん?」

ショコラ「はい、っはーい! 何でございましょうかワイズ殿!」

ワイズ「ぼ、僕は力が欲しいです……」

ショコラ「ほう? ほうほうほう……くっくっく、そうか。貴様もついに力を求めるようになったか……」

ワイズ「?」

ショコラ「ショコラ様の力を使えばワイズにとんでもないチート能力を授けることも容易い……! さぁ、選ぶがよい!」

ショコラ「フェニックスの羽の効果がなくなる代わりに必ずナデポが成功する力か、睡眠をとらない限り体中から媚薬と同じ成分のフェロモンが発生する力か……」

ワイズ「まてまてまてまて」

ショコラ「……?」

ワイズ「いや、絶対だめだよ! その力は……いや本当にダメだよ!?」

ショコラ「なに!? 男の子とはハーレムを好むものではないのか!? ハーレムのために、世界を滅ぼすこともできる生物じゃないのか!?」

ワイズ「何をどう思ったらそうなるの!? こう、新しいスキルとか! 不幸体質を消すとか!」

ショコラ「それは私の力を大きく超えている……」

ワイズ「嘘でしょ!?」

ショコラ「まじまじ! あ、目からお茶が噴き出す力とか」

ワイズ「いよいよ訳が分からないよ!」

ショコラ「おっと、そろそろ時間だ。どうだ? シリアスは無くなったか?」

ワイズ「……鉄格子を開けるくらいできないの?」

ショコラ「マジレスすると出来るんだけど。やったらもっと立場が危うくなるぜ」

ワイズ「うぐっ」

そりゃそうだった。

ショコラ「んじゃ、ショコラはこの辺りで。また今度シリアスが来たらお会いしましょう……と言っても、やりすぎるとガチで上に怒られるから暫くは来ないかもねー」

ワイズ「……上?」

ショコラ「ネクストショコラズヒーント! 殺せないなら殺せるようになるまで殺せばいいじゃない!」

ワイズ「んあっ!?」

最後の最後にとても不安になる一言を残して、シリアスブレイカーショコラは居なくなってしまった」

ワイズ「…………え」

……ヒントの内容が怖すぎる。シャレにならない。

さて、嵐のような彼女とギャーギャー騒いでしまったからか。妙に静かなのが気になってくる。

ワイズ「……な、なんか寂しいんだけど」

まさかこれが彼女の力なのか!?

……いや、そんなわけない。

ワイズ「……はぁ、僕はいつまでこうしてればいいんだろう」

ベルフェ「死ぬまでじゃねー?」

ワイズ「うわぁああああああああああああああああああっ!?」

音も気配もなく、鉄格子の向こう側にベルフェが居た!

天使の次は悪魔! もうなんかどっちも怖い! 何もかもが怖い!

ワイズ「は、は? な、何でここにいるの?」

ベルフェ「んー? 何でここにいると思う?」

鉄格子の向こうから、ベルフェはにやにやとこちらを見つめている。

ワイズ「わ、分かんない」

ベルフェ「お前を笑いに来たって言ったら、泣く?」

ワイズ「……泣く」

ガチ泣きすると思う。

ベルフェ「あーっはっはっは! そうかそうか! まぁこんな状況にもなって笑われたら泣きもするか!」

ワイズ「な、なんだよぉ! 笑ったんならもう帰ってよぉ!」

ベルフェ「あ?」

ワイズ「…………何でもないです」

ベルフェ「じゃ、笑ったついでにちょっと質問しちゃおっかなー?」

ワイズ「質問?」

ベルフェ「ん。ワイズって、私のことどう思ってる?」

……。

…………。

………………――――。

ワイズ「へっ!?」

ベルフェ「ほれほれ言ってみ? 私以外誰もいないんだから、ね?」

ワイズ「え、えーっと……」

何だ? この悪魔は何を訊こうとしているんだ?

下手なこと言ったら殺されると思うし、つまらないこと言っても殺されると思うし……! な、なにを言えばいいんだ!

ベルフェ「早く早く! 別に殺さないから! あっ、殺せないから!」

ワイズ「……は、はい」


自分のことを一回殺した悪魔を、どう思いますか。

自由安価下3までの中で気に入ったものを採用。

ギザ歯が性癖に刺さる美人なお姉さん

どっちでも面白そうだからコンマ判定しよう。

コンマ7以上で>>665採用。

コンマ直下

コンマ2 失敗

ワイズ「え、えーっと」

何を言えばいいのか、何を言ったらいいのかを考える。

ベルフェ「…………」

ワイズ「い、色んなことを知ってる人?」

ベルフェ「ほう、他には?」

ワイズ「えっ!?」

つまらない答えだと、言われた気がする。

ワイズ「い、一回は殺されたけど……やっぱり、見ず知らずの僕を二回も泊めてくれたし……や、優しい!」

ベルフェ「お、媚売ってんね」

ワイズ「こ、媚なんて売ってないですけど!?」

一瞬で媚を打ったのがバレた! やっぱり殺される!?

ベルフェ「はーっはっはっは! まぁ私相手だったらそういうわな。うん、うん、うん……」

しかし、ベルフェはそうかそうかといった表情で。小さく頷いている。

……何か違和感を感じる。

ベルフェ「ま、面白そうだし。それで許そう! もっとこう、ギザ歯が性癖に刺さる! くらい言ってくれたらもっと面白かったんだけど」

ワイズ「い、言うかぁ!」

ベルフェ「わーってるわーってるって。んじゃ……私は行くわ。大丈夫、本人にもちゃんと言っとくから」

そう言い残して、ベルフェはスキップで去っていった……。

ワイズ「……?」

やっぱり、なんか違和感を感じる。

…………何かもうよくわからないので、少し横になろう。

――――

――



「おい、起きろ!」

ワイズ「んっ……?」

怒鳴り声の目覚ましで、ワイズは目を覚ます。

どうやら、知らないうちに眠ってしまっていたようだ。

……あれ、騎士が目の前に? 鉄格子が空いてる?

「処刑の時間だ。さっさと出ろ!」

ワイズ「…………え」

処刑の時間だと、目の前の騎士ははっきりと言った。

「さっさと行くぞ! あの悪魔の仲間め!」

ワイズ「あっ! ま、待って――うぎゃ!」

足首が手錠で繋がれているせいで逃げることも出来ない。

そして、立ち上がる隙もなく。ワイズは手に掛けられた手錠を捕まれ、ずるずると引きずられていった。

~王城・処刑場~

ワイズ「……………………」

冷汗がだらだら垂れる。

待て、待ってくれ。本当に待ってくれ。

いや確かに、不法侵入したけど! それだけだよ!?

殺すことないじゃん! 殺せないよ!? まさかここであのヒントは未来予知だったのか!?

「しかし、こんなガキがあの悪魔の仲間だとはな……だとしたらサッサと殺した方がいいだろう」

ワイズ「あ、あの」

「本来ならばアベル殿が処刑をする予定だったが――本当にどこに行ったのだぁ!」

自分の傍にいる騎士が周りにいる騎士たちにそう怒鳴る。

「何でも異種族を城内に見かけたから追いかけて殺す。そう言って国外に行ったようです!」

「はぁあああああああああああ…………!」

……どうやら、まだ処刑はされないらしい。

「……では、今回は私が代わりにこの犯罪者の処刑を執行しよう」

大きくため息を吐いたすぐ傍の騎士の男が、そう答える。

……一般の騎士よりも、少し位が高いのだろうか? 周りの反応を見るに、そんな感じに思える。

「おい! あの剣を持ってこい!」

ワイズ「?」

そう言うと、一人の騎士が真っ赤な剣をこちらに持ってきた。

……血で染まった。という感じの赤色ではなかった。

「本来はギロチンで首を撥ねる予定だったが、フレア国防大臣様によればこいつは死んでも死なないらしい」

ワイズ「……」

「だとすればどう殺せばいいだろうか……そう我らが悩んでいた時! 我らが王! クラウディア・ロギアス王は神の如く助言を下さったのだ!」

不死だというのなら、封印してしまえばいいのだと!

ワイズ「へ?」

あれ、封印?

殺せないなら殺せるようになるまで殺せばいいじゃない! の精神じゃないの? ヒントは嘘だったの?

…………封印?

「この剣はそのクラウディア王の持つ財宝が一つ! 封印の剣!」

どんな者だろうと! この剣で心臓を貫かれたものは世界と世界の狭間に封印されるという代物だ!

ワイズ「ふぁっ!?」

世界と世界の狭間に?

待て、待て待て待て……! それはやばい! 流石に封印されてそんなところに送られたらどうにもできない!

神の身体も集められない! いやそんなことはどうでもいい! 兎に角封印はまずい! 

「おい! そことそこの騎士よ! この犯罪者の身体を押さえろ!」

はっ! その掛け声とともに、ワイズは磔にされるように地面に押さえつけられる。

ワイズ「ま、待って!? 本当に待って!?」

黙っていい場面なんかじゃない! マジでまずい!

「では、大人しく封印されるがいい!」

い、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ――――!

ワイズ「か、神様仏様――――!」

封印の剣が、ワイズの心臓に向かって振り下ろされて――――。






ベルフェ「はい、ドォオオオオオオオオオオオン!!!!!」




ジュッ。

ワイズ「…………へ?」

封印の剣と一緒に、処刑人の騎士が――――溶けた。

ドロリと、マグマのように。人間だったものが、溶けた。

「な、何者――」

ベルフェ「はいドーン!」

炎で作られた玉のようなものが弾丸のように発射されて、ワイズを押さえつけていた騎士二人の頭部が。無くなった。

ワイズ「……へ?」

ベルフェ「おいこら見てんじゃねぇ!」

周りに集まっていた騎士達が、一瞬で燃え上がり。真っ赤な海のようになった。

ベルフェ「はい、消火!」

そして、ベルフェの声とともにその炎は消失し。その地面には、黒い粉のようなものが広がっていた。

ワイズ「…………」

声が出ない。

立派な角と翼がそれの種族を象徴していた。黒のスーツと羽織られたスーツコートが、それの立場を明らかにした。

そして。

ベルフェ「あーあー、なんか火力ミスっちまったわ……本当は骨くらい残すつもりだったのに」

ワイズ「べ、ルフェさん?」

ベルフェ「おう、優しくて綺麗でつよつよな悪魔様が、気まぐれに、その場の勢いで。お前を助けに来たぜ? ワイズ君?」


――――それオーラが、それの炎が、それの口調が。その悪魔の恐ろしさを表していた。

休憩。0時前には戻ってきます。

再開していきます。

ワイズ君は運が悪いだけなんや! もうこれは神が悪い! 創造神が悪い! コンマも悪い!

ベルフェ「んじゃ、とりあえずその手錠は――――あ、しまった鍵――めんどくせぇ」

ワイズ「あっつっ!?」

両手足につけられた手錠が一気に過熱され、ドロドロに溶けた。

……鉄がドロドロになるくらいなので、その温度はシャレにならないわけで。

ベルフェ「おいおい、封印されかけたわけなんだから文句言うなよ火傷くらい」

ワイズ「は、はい……」

ベルフェ「ま、とりあえず……そろそろ他の騎士が来るだろうし逃げるか。万が一七聖剣が何人も来たら私もやべーし」

そう言って、ベルフェはガシッとワイズを脇に抱える。

ワイズ「あの、これはどういう――」

ベルフェ「飛ぶぞー!」

ワイズ「うぉおおおおおおっ!?」

一気に飛んで行った! ……ああでも、このスピードなら僕の方が速い――。

ベルフェ「余計なこと考えたら引き裂く」

ワイズ「…………」

~情報屋~

ベルフェ「まぁなんだ、とりあえず」

脇に抱えられながら情報屋まで持っていかれて。ワイズが寝床に使っていた部屋で話を始め。そして。

ベルフェ「ようこそ! 犯罪者の世界へ! お尋ね者、賞金首の世界へ!」

満面の笑み浮かべた。

ワイズ「うわぁああああああああああああああああああっ!」

ベルフェ「あっはっは」

ワイズ「笑い事じゃなぁい! どうして! どうしてこうなった!」

ベルフェ「ばーか」

ワイズ「泣くぞ!? わんわん泣くぞ!? おいおい泣くぞ!?」

ベルフェ「その涙を私の炎で乾かしてやろう!」

ワイズ「塵になる!」

しょうもないコントが始まるくらい、焦っていた……焦っていた?

ベルフェ「そんで、ワイズ君はこれからどうすんの?」

小さな椅子の上に胡坐をかいて、膝に頬杖をつきながら。ベルフェは訊ねる。

ベルフェ「絶対にお前はお尋ね者になったわけだけど、私の情報屋に二日間も連続で泊まったせいで」

ワイズ「……そ、それで僕は牢屋に入れられたの?」

ベルフェ「大方あのクッソくだらない身分証を見られたんだろ? あれ、何時何分に何処の場所に行ったか全部記録されるんだぜ?」

ワイズ「マジで!?」

ポケットの中にある身分証を急いで取り出す。

ベルフェ「ほれ」

燃やされた。

ワイズ「えっ!? も、燃やしちゃっていいの!?」

ベルフェ「身分証って持ってる人間が今何処にいるかもリアルタイムで把握されるからな? だから多分お前が私の情報屋にいることもバレてる」

ワイズ「…………」

ストーカーの最終兵器みたいな身分証だった。

ベルフェ「だから、お前は今すぐここから――いや、この国から出なくちゃいけない」

ワイズ「っ!」

そりゃ、その通りだった。

この国にずっといれば、何時か捕まるだろうし。噂に聞く七聖剣が出てくるかもしれない。

神の身体集めが、封印以前にできなくなりそうだ。

ベルフェ「んで、だからこそだよ。ワイズ君?」

ワイズ「え……」

ベルフェ「この国の神の身体を後回しにするか、急いで神の身体を取りに行くか」

ワイズ「!」

ベルフェ「さ、どっちを選ぶ? 男の子らしく、男の子のような。そんな勇気あふれて決断力に満ちた回答を。しちゃおうぜ」

ワイズ「そ、それは」

王国の神の身体を今取るか、後で取るか。

……普通に考えたら、後回しにして。ほかの国に向かうのが、適作だ。

……けど。

今だからこそ、沢山の騎士がこちらに向かっているからこそ。王城にも安全に忍び込めるのではないだろうか?

ベルフェ「……」

目の前の悪魔が、滅茶苦茶こちらを見てくる。

ワイズ「ああ、もう!」

だったら僕は――――!

重要安価。

王国の神の身体を――――。

1 取りに行く
2 取りにいかない

先に三つ取ったものを採用します。

ワイズ「取りに行くよ! なんか今逃したらもう一生取れなさそうだし!」

なんかもう! 何となくそんな気がする!

ベルフェ「…………」

ワイズ「行ってやるよ! 畜生、あの神様め……! 全部身体集めたら一回ぶん殴ってやるからな!」

前の記憶だって奪ったみたいだし! これは怒っても許されるだろ!

運が悪いのも神様のせいだろ!

ベルフェ「……あは」

ワイズ「……?」

ベルフェの口から、笑い声が漏れる。

ベルフェ「あは、あはは、あははは! あーっはっはっはっはっは! よぉし! それでこそだ!」

ワイズ「な、なにが!?」

ベルフェ「ここで取りにいかない選択肢を選んだらぶち殺して王城に突き出すつもりだったが――いや、それでもこんなはっきりと宣言するとは思わなかった!」

ワイズ「王城に――ぃ!?」

ベルフェ「気に入った! すっごい気に行った! これは気まぐれかもしれないが、セブンスアビスが一人! ベルフェ様が断言しよう!」

お前の神の身体集め、手伝ってやろう!

ワイズ「…………は?」

ベルフェ「言っておくがちょっとむかついたら殺す! 変なことを言ったら燃やす! なんなら飽きたらお前を殺して王城に突き出す!」

ワイズ「」

とんでもない悪魔がとんでもないことを言い出した。

……あれ、さっき僕のことをかっこよく助けてくれた悪魔さんはどこ?

導火線に気まぐれに火が付く悪魔しかいないよ?

ベルフェ「大体、最近は情報屋も暇だったんだ! 情報も買わずに喧嘩吹っ掛けてきて殺される騎士しか来ない! あとアベルと。私と雑談しに来たフレンド!」

ワイズ「ま、マジで手伝ってくれるの?」

ベルフェ「大マジだ! 本気と書いてマジと読む! さぁ行くぞワイズ君! 全ての国を! 世界を巡り! 神の身体を集めるぞ!」

はっはっはー! と、テンションマックスに笑い始めた。

……これは。

なんか、とんでもない進み方をしているんじゃないだろうか?

王道でも、邪道でもない。

…………地獄道?


ベルフェが仲間? になりました。ステータスを公開します。

名前:ベルフェ
性別:女
種族:悪魔
HP:350 魔力:200 筋力:40 俊敏性:64 知能:92 話術:71 可能性:51
料理:05

好き:楽しいこと
嫌い:暇

【戦闘スキル】
炎槍アウナス[LvMAX][消費50]相手に最大魔力+(コンマ直下-50)のダメージを与える。
炎魔法・点[Lv8][消費15]相手に(最大魔力-20)のダメージを与える。
炎魔法・線[LV8][消費20]相手全体に(最大魔力-40)のダメージを与える。

【通常スキル】
気まぐれ[LvMAX]気分で相手を殺したり殺さなかったりする。楽しい。
馬鹿舌[LvMAX]おう、うめぇうめぇ。
魔力増大[Lv3]消費があるスキルのダメージを常に+15する。
魔力節約[Lv1]消費を常に-5する。

ベルフェ「じゃあ行くぞ! 楽しませてくれよ!」

ワイズ「ま、また!」

もう一度ワイズのことを脇に抱え、ベルフェは――屋根を突き破って外に出た。

ワイズ「あがががががががががっ!?」

ベルフェ「目指すは王城の宝物庫!」

ワイズ「飛べる! 飛べるから脇に抱えるの止めて――!」

正直恥ずかしい! めっちゃ身体が密着してる! なんか良い匂いするし!

――――

――

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。

皆さんお疲れ様でした。

なんか悪魔が仲間になりました。どうしよう。

コレットさんとも敵になりました。どうしよう。

あ、好感度上げ忘れた。上げます。

ベルフェの好感度が15も上がりました。(91)

銭形コレット

>>720
ワイズ君に変装スキル生やさないと(使命感)

こんばんは、今日は22時ほどからやっていきたいと思います。

ちょっと早いですけど、やっていきます。




~王城・処刑場~

王城の窓を突き破る形で中に這入ると、そこは処刑場だった。

心なしか、少し温度が高い気がする。

ワイズ「で、非常に情けない話なんだけど。僕、宝物庫が何処にあるのか知らないんだけど」

ベルフェ「おいおい、私は情報屋だぜー? 宝物庫の場所くらいしっかりとリサーチ済みよ」

ふふんとどや顔を見せるベルフェ。ギザ歯がキランと光る。

……そう言えば。

ワイズ「ベルフェって、どうやって僕を助けてくれたの? というか、どうして僕が捕まったことも知ってたの?」

ベルフェ「あん? …………あー、はいはいはい」

ワイズ「?」

ベルフェ「そりゃお前、私のことを優しい優しいって慕ってくれる少年の助けが聞こえたら一瞬で飛んでいくに決まってるだろ」

ワイズ「う、うん?」

ベルフェ「まぁ、細かい話は後だ後。とりあえず先に進もうぜ」

ベルフェの先導についていく形で、王城の中を駆け回る。

結果は?
1~7 騎士に見つかった!
8~9 ワイズ殿…………
0 宝物庫についた!

コンマ直下

3 騎士に見つかった!


人数は?

コンマ一桁目の数字を採用。

コンマ直下

「おーい! 脱走者がここにいるぞー!」

ワイズ「げ」

遠くから騎士に見つかり、何人か応援を呼ばれてしまう。

ベルフェ「ひーふーみー……四人か。どうする? 逃げる?」

ワイズ「ど、どうするって。この道を通らないで宝物庫に行けるの?」

ベルフェ「多分無理」

ワイズ「多分って!」

雑だった。

……こんな会話をしている間にも、四人の騎士がこちらに突撃してくる!

結果は?

コンマ2以上でキンクリ

コンマ直下

コンマ-4

7-4=3 成功

ベルフェ「うっせぇ! こっちは喋ってんだ! 空気を読め!」

その怒号とともに、ベルフェの手から放たれた炎の波が騎士たちを飲み込んだ。

ワイズ「……ひえ」

ベルフェ「一人くらいだったらワイズ君に倒させるけど、何人もいたら時間がかかって怠いしな。よーし、さっさと行くぞ!」

元気よくその悪魔は走っていく。

その途中、四人の騎士を焼死体を踏んづけていった。

ワイズ「…………」

流石に、死体は避けて。後をついていく。

ワイズ「ねぇ! 宝物庫ってまだなの!?」

ベルフェ「そんな焦んな焦んなって。白髪が生えるぞ」

ワイズ「こっちは捕まったら即アウトなんだよぉ!」

ベルフェ「助けちゃる助けちゃる」

た、頼れるのか頼れないのか全く分からない!

怖いけどベルフェ以外に頼れる人……悪魔は居ない!

ベルフェ「えーっと、次の曲がり角を右にーっと」

結果は?
1~3 騎士に見つかった!
4~6 ワイズ殿…………
7~0 宝物庫についた!

コンマ直下

2 騎士に見つかった!


人数は?

コンマ一桁目の数字を採用。(最低1)

コンマ直下

コンマ-4

「だ、脱走者!?」

ベルフェ「おっ」

廊下を駆け抜けていると、一人の騎士に見つかってしまった。

……新米なのだろうか。他の騎士に比べてへっぴり腰な気がする。

ワイズ「ま、不味い! で、でも一人しかいないからサッサと逃げて――!」

ベルフェ「よぉし! 倒してこい少年!」

ワイズ「…………へ?」

ベルフェ「言っただろ? 一人くらいなら倒させるって、しかも相手は実戦経験すらなさそうだぜ?」

ワイズ「じ、時間がないから逃げようよ!?」

ベルフェ「えー? お姉さん、ワイズ君のかっこいい姿、みたいなー?」

……な、なんだろう。これは逃げても殺されない気がする!

いや殺される殺されないの二択で考えるのってすっごいデンジャラスなんだけど……だ、大丈夫な気がする!

どうする?
1 戦う
2 時間ないんだよ! 逃げる逃げる!

安価下3

ワイズ「わ、分かったよぉ! 戦えばいいんだろぉ!?」

ベルフェ「きゃー! カッコいいぞ! 男の子!」

「ひ、ひぃ!」

こんな状況でも一人テンションが高い悪魔に、新米騎士がビビっている。

分かる。気持ちはすっごい分かる。

ワイズ「けど! ちょっと気絶してもらうよ!」

ベルフェ「あ、殺さないの?」

ワイズ「しないよ!」

頭を的確にビンタ! これで一撃よ!


【戦闘を開始します】

1ターン目

ワイズ「ど、どうしよう」

覚えているだけでも三回目の戦闘。

……あまり参考にはならない気がする。

ある意味、これが初めての戦闘かもしれない。

ワイズ HP10/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御

安価直下

先手必勝!

そう意気込み、全速力でその騎士に近づく。

「……!?」

あまりのスピードに対応できなかったのか。上手く懐に入りこめた!

ワイズ「ってい!」

「うがっ!」

騎士の頭に上手く羽ビンタをかませた!

……ちょっとだけ上手くなった感じだ。



騎士に2のダメージ!

羽ビンタのレベルがアップしました!

羽ビンタ[Lv2]相手に4のダメージ。

ワイズ「や、やったか!?」

「こ、こんな攻撃でやられる訳ないんだぁ!」

頭を的確に叩いて弾き飛ばしたが、すぐに立ち上がりこちらに剣を振り下ろしてきた!

ワイズ「こんな攻撃!」

回避判定

コンマ95以下で回避成功

コンマ直下

コンマ37 回避成功

2ターン目

……もしかしたら初めて戦ったあの不審者よりも攻撃が躱しやすいかもしれない。

いや、さすがにそれはないか。

ワイズ「それじゃあもういっちょ!」

的確に頭を! 顎を! 打つべし打つべし!

ワイズ HP15/15 MP15/15

何する?

1 羽ビンタ
2 防御

安価直下

もう一度その騎士の頭を叩く!

自分のスピードが乗ったビンタに吹っ飛ばされて、壁に叩きつけられた。

ワイズ「……お?」

騎士が、ぐったりと。動かなく――――。


コンマ0で騎士の意地

コンマ直下

コンマ7 失敗

――動かなくなった。

ワイズ「……」

一応、死んでいないことを確認する。

当たり所が悪くて、お陀仏だなんて。後味が悪いからだ。

ベルフェ「ん、お粗末だったけどおめでとー」

戦闘が終了したのを見計らって、ベルフェはぱちぱちと手拍子を送ってくれた。

ワイズ「……ん?」

…………ベルフェの後ろに、黒い塊がいくつかある。

ワイズ「あの、その後ろにあるのって――

ベルフェ「気にしない気にしない。宝物庫宝物庫」

ワイズ「あ、はい」

……藪蛇は怖い。王国に来た初日に学んだことである。

【戦闘を終了します】

もう戦闘やらなんやらがあったせいで、あまり時間は経っていないはずなのにもう結構な時間経っている気がする。

……そろそろ宝物庫にたどり着けるような気がする。

ベルフェ「がんばれがんばれ! 火でもつければもっと早くなるか?」

ワイズ「や、止めて!」


結果は?
1~7 宝物庫!
8~0 コレット殿

コンマ直下

コンマ0

――――

――



ベルフェ「ここの扉を潜った先にあるちょっと大きめの扉が宝物庫ね」

ワイズ「……今思ったんだけど、鍵とかってついてないの? 宝物庫って」

ベルフェ「鍵を溶かす」

ワイズ「あー……」

酷い力技を見た気がする。

ベルフェ「んま、宝物庫に這入っちゃえばこっちのものよ――って、んん?」

扉を潜り、宝物庫の扉が眼に見えるようになったとき。ベルフェは首を傾げた。

ワイズ「ど、どうかした?」

ベルフェ「いや、なんかねーちゃんが宝物庫の扉を護ってんだけど」

ワイズ「……ねーちゃん?」

あれ。あの姿は――

コレット「…………」

ワイズ「こ、コレットさん……?」

……最悪だった。

コレット「……まさか、本当に来るとは思っていませんでした」

残念そうに首を振りながら、コレットはワイズの顔を見て言う。

ワイズ「こ、コレットさん」

コレット「昨日のアルバイトで、私はワイズ殿のことを本当に尊敬していました……けど」

その思いも、悪魔が見せていた幻。だったのでしょうか?

コレット「答えてくださいワイズ殿。自分の身体を傷つけようとも悪を鎮圧し、騎士道精神をこれでもかと発揮させたあの姿は――嘘、だったんですか?」

ワイズ「…………」

嘘、ではない。あの行動は、本心からやったことだ。

しかし嘘ではないと言って信じてもらえるのか!? はいどーぞ、と宝物庫の扉を開けてくれるのか!?

コレットさんに限って、そんなはずはない!

ベルフェ「なぁ、雑談してていいのか? ワイズ少年が殺せないっていうなら、私が殺すけど」

ワイズ「こ、殺す!?」

ベルフェ「おいおい、まさか殺しを一回もしないで神の身体を全部集めるとかいうんじゃないだろうな? 流石に綺麗事すぎるな、それは」

コレット「…………!」

コレットさんが、ベルフェのことを親の仇のように睨んでいる。

コレット「わ、ワイズ殿! もうこんな……こんな事は止めましょう!」

ワイズ「っ!」

コレット「さすがに投獄されることは間違いないと思いますが、それでも! それでも罪を認め、償えば! 王も認め――!」

ベルフェ「おーおー、さすが良い家系から出てる騎士様は違うなぁ。他の騎士どもに比べて光り輝いてるわ」

ケタケタと、ベルフェは笑っている。

ベルフェ「さーて、極悪人のワイズ? この状況をどうする?」

ワイズ「…………」

殺すか、殺さないか。

恐らく。今のベルフェに殺してと頼めば喜んで殺してくれるだろう。

…………。

コレット「ワイズ殿……」

正直言って。もう僕に大人しく投獄されるという道は残されていない。

封印される。封印。

ワイズ「何でこんなにハードモードなんだよぉ……!」

こんなに心臓が痛くなるなんて聞いていない!

コレットを――――。

1 殺す
2 殺さない

先に三つ取ったものを採用します。

ワイズ「……こ、殺さない!」

殺せる、わけがない!

ベルフェ「…………ふーん」

とても残念そうに、ベルフェはそう呟いた。

コレット「では、大人しく捕まって――」

ベルフェ「ワイズが殺せないっていうんだったら私が殺そうっと」

ワイズ「…………はぁ!?」

コレット「っ!?」

その言葉に、コレットは戦闘態勢をとる。

ベルフェ「なんか都合がいい悪魔って思われるの癪だし。ベルフェ様よ? 私」

手のひらに、炎を溜めていく。

ワイズ「ま、待って! 本当に待って! ベルフェ! ベルフェ様!?」

ベルフェ「待たねーよ。はい、溜まった。それじゃあバイバイ女騎士ちゃーん」

コレット「――――!」

その炎が、コレットに向かって放たれて――。

コンマ0で――――

コンマ直下

コンマ2

――しかし、その炎はコレットの目の前で曲がり。宝物庫の扉に直撃した。

ベルフェ「おー、燃えろ燃えろ」

ワイズ「……え」

炎が止まり。ドロリとなにかが地面に垂れた。

……宝物庫の、鍵のようだった。

コレット「え…………」

腰が抜けてしまったのか、ぺたんとその場に尻餅をついてしまう。

ワイズ「ど、どうして……」

ベルフェ「いや、なんか気が変わった。ほら、なんかあのねーちゃんは生かしておいた方が面白そうじゃん?」

ワイズ「お、面白そうって――」

ベルフェ「ほら、これから一緒に旅をする中なのに。嫌われるのは嫌だし? 仲良しこよしで世界を旅したいじゃん?」

じゃあ行くぞー。そう言って、ベルフェは宝物庫の中に行ってしまった。

ワイズ「…………」

腰を抜かし、立てなくなっているコレットの横を通ろうとする。

コレット「ま、待ってください!」

ワイズ「コレットさん……」

コレットの声を、無視することは出来なかった。

コレット「どうして、どうして貴方はそこまで神の身体を求めるんですか! 騎士を殺し! 悪魔と契約を結んでまで! 何が貴方を動かす!」

ワイズ「……それは」

――――神様に選ばれてしまったからだよ。

そうとしか言えなかったし、それ以外の言葉が見つからなかった。

だからこそ、ワイズはそれだけ言ってベルフェの後に続いて宝物庫に入っていった。

コレット「……う、ううう、うううううううううぅ…………」

……涙を流す声と、力なく地面を叩く音が。確かに聞こえてきたが、振り向きはしない。

~王城・宝物庫~

ベルフェ「お、案外早かったじゃん」

宝物庫の扉を潜ったすぐそこで、ベルフェは待っていた。

……手には何か小さな巾着袋があった。

ベルフェ「ほれ、大人の階段を上った少年にプレゼント」

ワイズ「な、なにこれ?」

ベルフェ「それすげーぞ? どんなものでも入る四次元巾着。剣だろうが爆弾だろうが死体だろうが無限に入る」

ワイズ「へ、へぇ」

なんかすごく主人公な巾着だった。

ベルフェ「んじゃ、行こうぜー。その巾着にお宝入れまくって他の国で売って……億万長者だ!」

ワイズ「神の身体取ったら逃げるから!」

ベルフェ「やれやれ、こういうときの積み重ねが人生に潤いを与えてくれるのを知らないのか?」

ワイズ「潤いがなんか汚いよ!」

ベルフェ「汚い金も綺麗な金も! 全部同じ金だ!」

ワイズ「…………じゃあそれでいいよぉ」

汚くなっても、命は欲しかった。


コンマ7以上で見張りが居たんだけど。

コンマ直下

コンマ4 成功

ベルフェ「さーて、神の身体ちゃんは何処にあるのかなー」

綺麗に並べられている宝をワザとらしくごちゃごちゃにしながら、ベルフェは宝を漁っている。

ワイズ「僕も早く探さないと」

ベルフェとは反対方向に歩き、不慣れながらもワイズも宝を漁る。

……しかし。

神の身体とは一体全体どんなものなのだろうか?

頭、胴、腕、脚、口。この五つのどれが王国にあるのかも知らないし。

これは、かなり時間がかかるのではないだろうか――――。

ベルフェ「おーい! あったぞー!」

ワイズ「マジで!?」

――――それは。

ワイズ「……これが、神の身体?」

四肢と頭が欠損している――そんな。女性の胴体の木乃伊だった。

包帯グルグル巻きの、胴体だった。

ベルフェ「神の胴――へぇ。実物を見るのは初めてだなぁ」

興味深そうに、ベルフェは様々な角度から神の胴を見ている。

……神様って、女性だったのか。

……何か、勝手に男だと思ってた。

ワイズ「も、もういいでしょ!? ほら、仕舞って仕舞って!」

ベルフェ「まぁまぁ別にいいだろ――と、言いたいところだけど。まぁ、後でじっくり見るか」

私も空気を読みますよ、ええ。と言って、ベルフェは神の身体を巾着に突っ込んだ。

……結構な大きさだったはずなのに、巾着袋の大きさは変わっていない。

四次元って凄いなぁって思いました。

▼ワイズはダッ◯ワイフを手に入れた

ベルフェ「んじゃ、まだ時間あるし宝を――」

ワイズ「もう帰る! 怖い!」

ベルフェ「あーあー、臆病者め。確かに憶病な奴が一番生き残るというが、臆病な奴は私が屠るからすぐに死ぬぞ。気に入らないから」

ワイズ「お、おお!?」

ベルフェ「ま、そういう選択肢も私は否定しませーん。ぶーぶー」

腕を頭の後ろで組んで、頬を膨らましている。

……いつ炎が飛んでくるかわからないから、気が抜けない。

ベルフェ「んじゃ、宝物庫に窓があったらそこ割って出るんだけど、窓ねぇから――よーし! もっかい同じ道走るぞ!」

ワイズ「え、えええええっ!?」

ベルフェ「それしか方法ねーんだもん。大丈夫、外に出たらこっちの勝ちよー? もう他の国に逃げ放題」

ワイズ「…………よ、よろしくお願いします」

ベルフェ「へへへ、悪い子だなぁ。少年」

ワイズ「うっさい!」

コンマ7以上で王国最後の見張り

コンマ直下

コンマ1 成功

――――――――――――――――

――――――――

――――

――

~王都・外の森~

神の身体を取ってからはトントン拍子だった。

特に騎士に見つかることはなく。何か罠があるわけでもなく。

ただ処刑場まで戻って、割った窓から外に飛び出し。王都の外に出た。

…………外に騎士が待ち構えているんじゃないかとも思ったが。人っ子一人いなかった。

ベルフェ「はーい、お疲れー」

王都の外にあった森に着地し、ベルフェは適当な木を背もたれにして地面に座った。

ワイズ「お、お疲れ……」

ベルフェ「いやー! やっぱこういうのだね! スリルがあった方が楽しいね! 最高!」

ワイズ「こんなスリルはいらないよ!」

僕は、僕は普通に神の身体を手に入れる予定だったのに……!

…………ふ、普通ってなんだ!?

あれ、これって盗む以外にどうやって手に入れるんだ!?

ベルフェ「おいおい、もう昔のことを考えるのはよそうぜー? 未来を考えよう、未来を」

ワイズ「……そ、それもそう。だね」

珍しく、理解できる発言だった。

ベルフェ「これでお前も晴れて極悪人だ! 私と同じ、な?」

ワイズ「お、おおおおおおおぉ……!」

嗚咽。

ベルフェ「さーて、次はどこの国に行こうか考えるか!」

ワイズ「うぉおおおおおおおおお……!」

嗚咽。

ベルフェ「いつまでも泣いてんじゃねぇ! 死ね!」

ワイズ「おおおおお――――」

今まで見てきた騎士のように。

僕の身体も溶けた。

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした!

王国編というなのチュートリアルが終わりました。報酬はセブンスアビスの一人です。

>>789

業が深い。

一部の王国編のキャラはもうこのまま登場しないのかな
いつか言ってたR専用のスレ建てるなら、恋人同士になったというIFで今後登場しないキャラのエッチシーン書いてほしいが

王国でしか出せないキャラが居る? じゃあもっかい王国に行こう! 馬頭さん出したかった!

出せなかったキャラも他の国で頑張って出すので……。けど、まだキャラ募集はするんですけどね。全部の国紹介するからそれに合わせて。

>>803 なんか嫌です。やっぱりほら、エッチするなら本編で仲を深めた異性とエッチしたいじゃないですか。


暇だから18時半くらいからやりたいんですけど。人いますかね。

じゃあ18時半からやっていきまーす。

じゃあついでにベルフェ様のR-18耐性コンマしますね! えっちの話題出たし!

コンマが高いほど悪魔で 低いほど初心。


コンマ直下

コンマ83 普通につよつよ

やっぱり悪魔のおねーさんは経験豊富だった。

――――

――



ワイズ「ん……」

ベルフェ「あ、起きた」

目を覚ますと同時に、ベルフェがおはようと声をかけてきた。

……殺したハーピーに対して、よくもまぁこんな風に声を掛けられるものだ。

…………それと、なんか頭の下が柔らかい気がする。

ワイズ「あの、ベルフェさん?」

ベルフェ「んー?」

ワイズ「……僕、今どうなってるの? なんか距離近い気がするんだけど」

ベルフェ「だって私の膝枕だもん。距離が近くて当然?」

ワイズ「わぁあああああ!」

急いで立ち上がり、ベルフェと距離を取る。

ひ、膝枕!?

ベルフェ「生足じゃなくてごめんねー。ちょっと寒いから脱ぎたくなくて」

ワイズ「そ、そ、そういう意味じゃなぁい!」

こ、後頭部が温い!

ベルフェ「うーわ。顔真っ赤だなぁワイズ少年ー。このこのぉ! まぁ、このお姉さんの膝枕に赤面をしなかったら物理的に赤くしてやったところだけど」

ワイズ「僕の顔を赤くしたり青くしたりしないで! 紫色になっちゃう!」

何でID変わってんだろ……怖い。



ベルフェ「さーて、ワイズ君も生き返ったことだし。今後の方針を決めようか」

ワイズ「う、うん」

何事もなかったように話始めるベルフェに、少し戸惑う。

ま、まだ恥ずかしいんだけど……。

ベルフェ「まずワイズ君、他の国の事どれだけ知ってるの?」

ワイズ「えーっと……全然知らない」

ベルフェ「ま、だよね。何となくそんな感じしたし……」

では簡単に他の国がどんな感じか教えて差し上げよう! と、ベルフェは言う。

ベルフェ「ま、詳しくは自分の目で確かめよう! その冒険精神が大事だぜ!」

ワイズ「……お、おう!」

ベルフェ「えー、では。僭越ながらわたくし、ベルフェ様が無知で頭がぱっぱらぱーなワイズ君に色々教えてたいと思います」

ベルフェ「まずは海国。四方八方が海に囲まれた島国! サムライやらシノビやら! その国独特の人間が沢山いるぞ!」

ベルフェ「あと、なんか最近海賊が攻めてきたっぽい」

ベルフェ「……質問? 質問なんて受け付けるわけねーだろ!」


ベルフェ「ハイじゃ次! 砂国!」

ベルフェ「一面砂しかないつまんねー国だよ。ああでも、なんか砂の中にダンジョンがたくさんあってそこで宝石とかとれるらしいぜ!」

ベルフェ「行くのはいいけど暑さ対策しないと溶けるぞ! 私、一回スーツのまま砂国行って大変なことになったし!」


ベルフェ「魔国! 最大の特徴はやっぱり世界で一番大きい魔法使い育成学校だな! ちなみにそこの校長が王様も兼任してるぞ!」

ベルフェ「……あーえっと、エルフの里とかもあったか? 覚えてねぇや」


ベルフェ「雪国! 砂国とは正反対に寒さ対策しないと凍え死ぬぞ! 一面白銀の雪景色だ!」

ベルフェ「あまりの寒さにほとんどの人間は家に引きこもって、外での仕事やらなんやらは全部開発したロボットに任せてるぞ!」

ベルフェ「腑抜けてやがるな! あああと、工場がたくさんあるな!」


ベルフェ「んで、最後に闇国だが……私の生まれ故郷! あと、お前が今言ったら永遠に死ぬ気がするからやめとけ!」

ベルフェ「ハイ以上! 質問は受け付けねぇ!」

ワイズ「…………」

な、なんか……えっと

ワイズ「ざ、雑過ぎない?」

ベルフェ「ああ!? これから行く場所の情報なんて大体あったら大丈夫だろ!」

ワイズ「特に最後の! 闇国! どういうところなの!」

ベルフェ「私の生まれ故郷だよ。それ以外に情報いるか?」

ワイズ「…………」

し、質問したら殺されるな。これは。

ベルフェ「じゃ、他の国のことが分かったということで早速行くぞ――と、言いたいところだけど」

ワイズ「うん?」

ベルフェ「私もう眠いから今日はここで野宿な」

ワイズ「…………は?」

コンマ6以上で抱き枕

コンマ直下

コンマ0

――――

――



パチパチと、焚火の音が聞こえてくる。

ベルフェ「うーわ、お前の羽もっふもふだな……はー。たまんね」

ワイズ「……」

ベルフェが僕のことを後ろから抱きしめる。

右手で羽をわしゃわしゃとモフられ、くすぐったい。

ベルフェ「しかもお前ちっこいし、子供体温って感じで暖かいし……良い抱き枕だ」

ワイズ「…………」

……ふぁあ。と僕の耳元で小さく欠伸をした。

なんか、うん。やっぱり良い匂いするし。背中に色々柔らかいのが当たってるし。

てか大体、悪魔といえど女性にこうして夜に抱きしめられているというのは……。

…………。

ベルフェ「え、何で黙ってんの? もう寝た?」

ワイズ「寝れるかぁ!」

虐めか!? 虐めだろこれは!?

ベルフェ「んー? ちょっとよく分からないなぁー?」

そう言って笑いながら、より強く抱きしめてくる。

むぎゅうと、押し付けてくる。

ワイズ「止めて! 本当にやめて!」

ベルフェ「こうやって若い青少年を弄ぶことに、私は一つの生きがいを感じている」

ワイズ「趣味が悪いな!?」

ベルフェ「たっのしー。うりうり、お姉さんとお話ししようぜー? しょうねーん」

ワイズ「わ、分かった! 分かったからぁ!」

今この瞬間はどうなっても勝てない!

……顔が熱い!


何話す?

安価下2までのもの

王国で出会った知り合いに別れを言えなかったことについて


ワイズ「こうやって勢いで王国を出ちゃったけど、親切にしてくれた人たちにお別れ言えなかったんだよね……」

ベルフェ「ほう、例えば?」

ワイズ「図書館で色々教えてくれたメリルに、アイドルのペアリス。あと王城の前であったローアさんに……あと、一応ショコラと」

…………コレットさん。

ベルフェ「あー、ローアか……まぁ、あいつは大丈夫だよ。けど! それ以外の奴らからは嫌われたけどな! 犯罪者!」

ワイズ「うっ!」

ベルフェ「嫌われたくらいで落ち込むんじゃねぇよ。脱獄したのも、盗みを働いたのも。全部しょい込んでこれから頑張んだよ」

ワイズ「…………うぅ」

ベルフェ「それに、いちいち別れの挨拶なんてしなくていいんだよ。勝手に分かれて勝手に再開する、それが旅ってもんだろー?」

ワイズ「……」

す、凄く。人生の先輩みたいなことを言われてしまった。

ベルフェ「ま! お前が犯罪者であることは変わらないけどな!」

全権撤回。やっぱりこの人は自分勝手に楽しんでるだけの人だ。

カッコいい、カッコいいんだけどなぁ……。

牢屋で話しかけてきたのベルフェじゃないよね?

ワイズ「そういえば、あの時。牢屋で話しかけてきたのって――」

ベルフェ「あ、私じゃねぇよ」

まだ最後まで行っていないのに、言われてしまった。

ワイズ「やっぱりベルフェじゃなかったんだ……じゃ、じゃあ。あの時のベルフェっていったい誰だったの?」

ベルフェ「ん? あー、そうか。あいつのことだから言ってないか」

ワイズ「あいつ?」

ベルフェ「どーっすかっなー」

コンマ7以上で言っちゃうか

コンマ直下

コンマ8 成功

ベルフェ「あんまり人に言うなって言われたけど、まぁいっか」

ワイズ「……」

ベルフェ「その牢屋であった私? それローアな」

ワイズ「……は?」

何を言っているんだろうこの人。と、僕は思いました。

ワイズ「いやいやいや、ローアさんとベルフェは全然違う――」

ベルフェ「ローアはそういう種族なんだよ。レジェンドスライム、とか言ってたか?」

ワイズ「……レジェンドスライム?」

ベルフェ「スライムの中でも特に変身能力が高いんだと、だから性格やら記憶、能力までコピーできるんだと」

ワイズ「…………あ」

そういえば、あの性別を訊かれたとき。いきなり男性の雰囲気を出してきたのはこれだったのか。

……ずっと女性のままでいればいいのに。

ベルフェ「ローアとは付き合い結構長いんだよ。けどあいつ、セブンスアビスじゃねぇんだよなー」

なんか、そういうグループ嫌いだーって誘ったのに断りやがったし。


ベルフェの好感度が2上がりました。(93)

ベルフェ「……すぅ」

抱きしめられながら暫く雑談をしていたが、途中から寝息しか聞こえなくなってしまった、

ワイズ「…………」

こう、起こさないようにベルフェから離れようとするが。しっかりと抱きつかれていて、逃げられない。

ワイズ「あれ、これこのまま寝るの……?」

ベルフェ「…………」

ワイズ「……お、おやすみー」

頑張って眠ろう。そう決心して、瞼を閉じた。

【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:15 魔力:15 筋力:28 俊敏性:95 知能:31 話術:72 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:33

好き:歌・歌が上手な人
嫌い:男

【戦闘スキル】
羽ビンタ[Lv2]相手に4のダメージ。

【通常スキル】
フェニックス[LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
不幸体質[LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
歌好き[Lv1]歌を聴くと、ちょっとテンションが上がる。
それは残像![Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。

【所持金】
銀貨九枚

【所持アイテム】
神の胴 神の身体の一つ。

【好感度一覧】
『王国』
メリル43「ダンジョンはやっぱり危険ですから」
ペアリス100「また聴きに来てね!」
コレット59「…………ワイズ殿」
ローア87「まさかそんな敏感に変化に気が付くとは」
フレア50「もっと頑張らねばいけないな」
ショコラ100「仲よくしよーね!」
『七聖剣』
アベル1「断罪を開始する」
『セブンスアビス』
ベルフェ93「気に入ったぜ! 少年!」

ベルフェ「おーい、起きろ少年!」

ワイズ「ぐえっ!」

勢いよくお腹を蹴っ飛ばされて、目を覚ます。

……痛い。

ベルフェ「早寝早起きちゃんとしねーと、大きくなれないぞ?」

ワイズ「だからって、蹴っ飛ばさないでよ」

ベルフェ「防御力の強化だ! さて、というわけで朝ご飯だ! 食え!」

そういって差し出してきたのは、まる焦げになったウサギだった。

ワイズ「ひえっ」

ベルフェ「とりあえず近くにいたのを捕まえてきて焼いた! なんでも火を通せば食える! さぁ、くえ!」

ワイズ「い、いただきます……」

料理判定

コンマ5以下で、あれ。美味くね?

コンマ直下

コンマ44 失敗

ワイズ「…………」

なんか、肉というより炭だった。

下味も何もやっていないから、何の味もしない。

素材本来の味と言えばいいのだろうか?

……いや、それでも炭だ。

ベルフェ「うめぇうめぇ」

ワイズ「えぇ……?」

そのウサギで出来た炭を、バクバクむしゃむしゃと食べている悪魔に驚きを隠せない。

ベルフェ「おいおい、沢山食わねぇと大きくなれないぞ?」

この炭を食べても大きくなれないと思う。逆にお腹を壊して小さくなると思う。

……胃袋が強くなりそうだ。うん。


通常スキルを覚えました。

鉄の胃袋[Lv1]消費期限切れくらいならむしゃむしゃ食える。

少し休憩します。お腹空いたので。

どこの国に行くか考えといてください。多数決しますので。どこでもあんまり変わんないですけど!正直

再開していきますが、多分またすぐ離席すると思います。許して。



――――

――



ベルフェ「ふんふふんふふーん」

鼻歌交じりに歩いているベルフェの後を付いていくように、先に進む。

ワイズ「ねぇ、今何処に向かってるの?」

ベルフェ「うん? そんなの決まってるだろ――って、そうだ。お前何にも知らねぇんだった」

ま、その方が教えがいがあるけどなぁ。と、呟くが、何となく聞かなかったことにする。

ベルフェ「他国に行くには船に乗らないといけねぇから。まずは港町に向かうぞ」

ワイズ「……王都以外に町あったんだ」

ベルフェ「あるに決まってんだろ。ばーか」

馬鹿にされてしまった。

ベルフェ「…………ただ。もう港町まで私たちのことは連絡いってると思うんだよなー」

ワイズ「え」

ベルフェ「まだ他国までは連絡いってないと思うけど。まぁ……何となく言いたいことはわかるな?」

振り返って、後ろ向きに歩きながら。ベルフェはにやにやと訊いてくる。

お尋ね者。指名手配犯。賞金首。犯罪者。

王国で生まれたそれを、他国に移動させるわけがない。

ワイズ「ふ、船。乗れなくない?」

ベルフェ「いーや、乗るんだよ。無理やり。違法に」

……船旅くらい、ゆっくりのんびりしたかったなぁ。

~港町~

ワイズ「お、おおおお……! う、海だ!」

王国近くの森から歩いて数時間、ようやくその町にたどり着いた。

ベルフェ「ま、王都に比べたら小さい町だけどな。そんじゃ、まずは出航時間を確認するか」

ワイズ「確かに、まだどの国に行く船が、どの時間に行くかわかんないしね」

ベルフェ「そうそう。それと、結局どの国に行くの?」

ワイズ「うっ」

……歩いてる間。ずっと次にどこの国に行こうか考えていたが、なかなか決めることが出来なかった。

けど、とりあえず闇国はまっさきに除外できた。

ベルフェ「一番行きたいのは闇国だと思うけど、あそこ最近船通ってないから行けないぞ」

ワイズ「……一応行くけど、何で通ってないの?」

ベルフェ「確か、闇国のほうの港が爆発して利用できないとか――」

ワイズ「えーっと! じゃあ僕が行きたいのは――――」

ええい、闇国にはどうせまだ行かないんだから考えない!

どこに行っても多分ハードモード! だったらもうカンで! 気分で決めてやる!

どれにしようかな天の神様の――神様の言うとおりになってたまるか! 自分で決めるんだよ!

と、言うわけで次に行く国の決定多数決をします。また、離席するため多数決の時間は多く取ります。

好きなの選んでください。



1 サムライ! ニンジャ! カイゾク! 海国!
2 砂とダンジョンと砂と宝石と砂と灼熱! 砂国!
3 魔法使い育成学校! 新一年生! 魔国!
4 寒いなら外に出なければいいじゃない! ロボット大国! 雪国!

22時までの多数決としたいと思います。

また、投票は一人一回とします。

キャラ募集って国が変わるごとにやるのかな?
1で

時間となったので募集を終わりにしたいと思います。皆さんありがとうございます!

今すぐ集計します。

海国 4
砂国 4
魔国 5
雪国 2

ということで、次の国は魔国にしたいと思います。

次はもう少し分かりやすい多数決にしようと思いました(小並感)

>>859 一応国が変わるごとに募集はやろうかなと考えています。



ワイズ「ま、魔国!」

ベルフェ「おっけ、じゃあ魔国行きの船の時間調べてくるわ……魔国、魔国ねぇ」

ぶつぶつと何かを言いながら、ベルフェは行ってしまった。

ワイズ「…………ふぅ」

その場でしゃがみ込んで、ふぅを息を吐く。

世界で一番の魔法使い育成学校がある国、魔国。

その校長が神の身体を持っているらしいが……。

ワイズ「……譲ってくれるかなぁ」

譲ってくれない気がする。

というわけで、今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした!

魔国編です。校長先生も優しいから譲ってくれるよ!

ちなみに学校名決めてないです。明日安価します。

というわけで、キャラ募集タイムです。

基本的に魔国で出るキャラを募集しますが、採用されなかったキャラが他の国で出るかもしれないので。色々出してくれると、こっちが凄い助かります。

名前:
性別:
種族:

好き:※一つまで(消してください)
嫌い:※一つまで(消してください)

一人称:
外見:
性格:
設定:※軽く変更させてもらう可能性があります。ご了承ください(消してください)


先生でも、生徒でも、用務員でも! 好きな種族をお願いします!

あ! 七聖剣かセブンスアビスであるとキャラに決定付けるのは禁止します。もし万が一、全てのキャラがセブンスアビスとかなったら大変なことになるので。

選ばれたキャラの中から、それっぽいキャラをこっちが勝手にグループ入りさせます。それは許してください。



とりあえず21時になりましたらキャラ募集終了したいと思っています。

前回のキャラ募集同様、沢山のキャラを送ってくださり皆さんありがとうございます!

今日は23時ほどからやっていきたいと思います。

ベルフェの髪の毛のイメージが知りたいです。どんな髪色かとかどんな髪型かとか。

ベルフェを募集で送ってくれた人いないですか……?

校長はきっとこの集まった面子の誰よりも強いんだぜ

>>906 ヒエッ 設定考え直さないと……

ベルフェを送ったものだけど
髪については黒髪でふわふわボブパーマを想像してた。

セブンスアビスは国際指名手配のようだから他の国にも出てくるだろうけど七聖剣は王国の組織だから他の国には出ないのだろうか

>>908 いいですねぇ!

>>909 七聖剣全然他の国に出せます。他の国を監視するためとか理由つけて。あと勝手に他の国に来てるとか。

アベル国外なう

まあ全部採用するわけじゃないし>>1のさじ加減で調整してもらって全然いいよね

>>911 多分魔国編では出ないと思う……多分

>>912 そうですか?


――――

――



ベルフェ「おら、調べてきてやったぞ――んでしゃがんでんの?」

ワイズ「な、何でもない! それで魔国行きの船は何時に?」

ベルフェ「んー、何時だと思う?」

ワイズ「…………え、えーっと」

ベルフェ「じょーだん、じょーだん」

そう言ってケラケラ笑いながら、僕の肩を叩いてくる。

痛い。

ベルフェ「今大体十一時くらいだろ? それで出向次官が十二時半だから……どうする? 美しいお姉さんと、港町ショッピングとか?」

ワイズ「バレたら大変だろ!?」

ベルフェ「んだよー、ビビりだなぁ。こんなのバレねぇって、堂々としとけば」

ワイズ「堂々とできるなら普通の船に乗りたい!」

どうせ荷物と一緒に乗り込んだりするんだ! 積み荷に紛れるんだ!

ベルフェ「えーっと、お前今幾ら持ってんの?」

ワイズ「え? 確か、銀貨が九枚……」

ベルフェ「それっぽっちしか持ってねぇのかよ! ああああ、お金がない男は女にモテないぞー?」

ワイズ「し、知らないよそんなの」

ベルフェ「気にしちゃってー。このこのぉ」

つんつんと、人差し指で脇腹を突いてくる。

肩、脇ときたら。次は腹パンかもしれない。備えよう。


何する?
1 もう先に船に乗り込んじゃおう!
2 変装とかしたほうがいいんじゃね?
3 ショッピングしようぜ!
4 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「もう船に乗っちゃわない?」

これ以上何か問題が起きてそれの被害者になるなんて御免だ。さっさと船に乗って、ずっと籠っていよう。

安全志向だ。安全志向。

ベルフェ「えー? つまんねー男だなぁ。神の身体を今盗み出そうと決断した時の少年はどこに行ったんだよ……およよよよ」

ワイズ「ウソ泣きは止めろぉ! 兎に角! 魔国行きの船に乗るよ!」

ベルフェ「ま、お前がそういうならしょうがねぇか。私は貴方の言いなりですー」

馬鹿にするように棒読みでそう言って、ベルフェは船のほうに向かって歩いて行った。

ワイズ「……で、結局どうやって船に乗るの?」

ベルフェ「積み荷」

ワイズ「あぁ……」

やっぱり予想通りだった。

コンマ8以上で積み荷に乗ろうとしてたことがバレる。

コンマ直下

コンマ7 成功

――――

――



~船内・貨物室~

ワイズ「……おーい。ベルフェー?」

ベルフェ「ういうい、ベルフェ様はここに居ますよー」

忍び込んでいた積み荷から出て、あたりをきょろきょろ見渡す。

小さい貨物室の中に、沢山の荷物が積んであった。

ワイズ「貨物室って入ったことないんだけど。こんな感じなんだね」

というか、船に乗ったことすら初めてかもしれない。

船酔いが怖い。

ベルフェ「私だってこんなとこ初めてだよ……あ、漁る?」

ワイズ「漁らないよ!」

なんでこの人は毎回毎回僕を犯罪者にしようとするんだ!

ベルフェ「一応言っとくが、犯罪に軽いも重いもないからな。ひったくりやっても、連続殺人やっても。犯罪者は犯罪者だからな」

ワイズ「う、うん?」

何かいきなり教えられた。

…………!

ワイズ「まさか! 脱走という罪を一つ犯したから盗みをやっても大丈夫と言いたいのか!?」

ベルフェ「一つやって捕まるなら、二つ三つ四つやって捕まろうぜ!」

ワイズ「この外道め!」

あっ、いや、何でもないです! だから炎をこちらに向けないでください!


何する?
1 船内探索
2 ベルフェ「積み荷漁ろうぜ!」
3 その他(自由安価)

安価下3

ワイズ「ふぅ」

変に外に出て、もし万が一バレたら大変だ。

魔国に着くまで、この貨物室でゆっくりのんびり――。

ベルフェ「暇」

ワイズ「…………」

我儘気まぐれ悪魔の導火線に火が付いた。

ワイズ「し、しりとりでもしますか?」

ベルフェ「ぶっ殺すぞ。暇というのは何よりも排除しなくてはいけない! というわけで! 積み荷漁ろうぜ!」

ワイズ「お断りします!」

ベルフェ「……なーんーだーよー」

つまらなそうに、頬を膨らましている。

どうする?
1 他人の振り、他人の振り……。
2 …………これ、参加しないと殺されね?

安価下2

ワイズ「…………」

断固して参加しない、断固として。だ。

脱走以外の罪を重ねてなるものか! 大体、なんで悪魔と知り合いなだけで封印されないといけないのだ!

ベルフェ「ちぇ。つまらんやつめ、だったら。私一人で漁ってやろーっと」

そう言って、ベルフェはほかの積み荷をガサゴソと漁り始めた。

……これ、乗客の荷物もあるよな。

結果は?

コンマが高いほどなんかすごいもの

コンマ直下

ちょっと考えたけど思いつかなかったので何があったのか安価します。

コンマ49くらいの。なんか微妙なもの募集します。

安価下3まで、その後多数決

1 金貨一枚
2 勇者の剣のレプリカ
3 よくわかんない鍵

先に二つとったもの採用します

>>920は一桁での判定で、>>932は二桁での判定かな、そこ明記してほしい

>>942 あー、すみません。一桁か二桁か今後明記したいと思います。


ベルフェ「…………んだこれ」

積み荷を漁り続けて暫く、何かを見つけたのかベルフェがこちらに近づいてくる。

ワイズ「な、なに?」

ベルフェ「これ、何の鍵だと思う?」

そして、その小さな鍵を見せつけてきた。

何の変哲もない、銀色の。普通の鍵だ。

ワイズ「戻して来たら?」

ベルフェ「いーや! 盗んだからにはもう私のものだ!」

そう言ってベルフェはスーツのポケットにそのカギを入れた。

ワイズ「うおっ!」

ガタン! と大きく船が揺れる。

どうやら出港したようだ。

ベルフェ「お、進んだ進んだ。さぁて、また盗みを――」

ワイズ「もう止めて!」

もう鍵盗んだからいいでしょ! やめようよ!


何する?
1 船内探索
2 ベルフェ「まだまだ積み荷漁ろうぜ!」
3 その他(自由安価)

安価下3

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくださった皆さんお疲れさまでした

船旅です。なので乗り物酔いが心配ですよね? じゃあ酔い耐性コンマします。


コンマ二桁。高いほど平気で、低いほどくそ雑魚

ワイズの酔い耐性 コンマ直下

ベルフェの酔い耐性 コンマ下2

ワイズコンマ34 結構酔う

ベルフェコンマ25 かなり酔う


二人ともよわよわじゃないか。

こんばんは、今日は22時半ほどからやっていきたいと思います。

そろそろ次スレですけど、1000ボーナスとかって要りますか?

じゃあ、とりあえず1000ボーナスはなしで行こうと思います。採用できないのが来たらビビるので。

お腹痛いので更新ゆっくり目です。




ワイズ「ぼ、僕はちょっと船内探索にでも行こうかなー」

もしこんな状況を見られたら無銭乗船なんかより先に泥棒で捕まってしまう!

貨物室から出るのも怖いけど、こっちのほうがマシだ!

ベルフェ「あ、そう? じゃあ私はまだまだ漁っちゃおうかなー!」

楽しくなってきたのか、引き続きベルフェは荷物を漁っている。

ワイズ「……ほ、程々にしときなよ?」

ベルフェ「おっ、ちょっと要求が軽くなった。扱いやすい扱いやすい」

ワイズ「う、うるせー!」

ちょっとドキッとした。

……ど、毒されてるのか……?

どこに行く?
1 船上
2 食事処

安価下3

~船内・食事処~

ワイズ「おお」

食事処、と書かれていたが。どちらかというともうレストランという雰囲気だった。

ワイズ「すっげー、船ってこんなレストラン付いてんだ……」

船って凄い、と僕は思いました。

で。そんな凄そうな船に無銭で乗っている僕は……うん。不可抗力だなって思いました。

捕まりたくはない、命には代えられない。

ワイズ「…………だ、誰かと話してみよ」

誰と話す?
1 サンドイッチ食べてる魔法使いっぽい子
2 ステーキ食べてる……なんか内気そうな子
3 ハンバーガー…………ぼ、僕と真反対な気がする

安価下3

個人的には>>1000ボーナスの内容は>>1が決めて有無はコンマ判定で決めるやり方が好み
1

ワイズ「……ん?」

むしゃむしゃバクバクと、ハンバーガーを頬張っている少女を見つける。

赤い髪のサイドテールとスタイル、それと――なんかこう。放っているオーラが彼女を印象付けている。

あ、あの人。僕とはなんか正反対――。

「おーい! そこの君君ぃー! そっちで見てないでこっちに来なよー!」

……見つかってしまった。


【好感度】
01   親の仇が如く
02~10 大っ嫌い
11~30 良い印象は無し
31~50 知り合い
51~70 かなり好印象
71~99 友人
100  親友

コンマ直下

仲よくしよう!!! +10

>>972

あー、内容を自分で決めるっていうのもあるんですね……ほーん。



ユウナ97「よっろしくね! ワイズ!」



「いやー、この船凄いよね! ここの食べ物全部食べ放題だって! ぼく、ハンバーガーって初めて食べたよ!」

僕が向かいの席に座る前から、元気に話を始めている。

てかご飯食べ放題なのか、すごいな。

ワイズ「えっと、なんで僕を? なんか理由とかあるの?」

「ん? 別に理由なんてないよ? ただ、あ! このことお話したら楽しそう! って思ったから!」

ハンバーガーの最後の一口を食べ終えて、口の周りに付いたソースを手の甲で拭う。

ユウナ「ぼくはユウナ! 勇者の末裔でっす! それで、君は?」

ワイズ「僕はワイズ。宜しくね――ん?」

勇者の、末裔?

ユウナ「そっかワイズか! 仲よくしようね!」

何話す?

自由安価下2までのもの

勇者について詳しく聞いてみる

ワイズ「えっと、勇者って――」

ユウナ「そう! 勇者だよ! 皆が知ってるその勇者!」

邪悪なる魔王を打ち滅ぼし! 剣を振るい魔法を唱え! ばったばったを敵をなぎ倒す!

ユウナ「そんな勇者だよ! すごいよね! カッコいいよね!」

ワイズ「う、うん」

キラキラと擬音が聞こえてきそうなほど目を輝かせている。

ユウナ「それで、ぼくはその勇者の末裔なのさ! ふふん、すごいでしょー」

近年稀にみるどや顔だ。

ワイズ「へぇ、凄いね? じゃあ、ユウナも勇者なの?」

ユウナ「いや、ぼくはまだまだ勇者なんて言われる器じゃないから。今は修行中なんだ!」

ワイズ「じゃあ勇者予備軍?」

ユウナ「ぼくは予備軍とかじゃない! 末裔だから!」

……なんかずれている気がする。

この船に乗った目的

ワイズ「そういえば、ワイズは何の目的でこの船に? 魔国で何かするの?」

ユウナ「ん? ぼくは魔国に用があるというか、学校のほうに用があるんだ!」

ワイズ「……ん?」

勇者が、魔法使い育成学校に?

ワイズ「魔法使いになるわけじゃないよね?」

ユウナ「そりゃそうだよ! だってぼくは勇者になるんだから! 学校には魔法を学びに行くんだ!」

ワイズ「へ、へぇ」

ユウナ「攻撃魔法とか回復魔法とかもいいけど、ぼくとしては行ったところに一瞬でワープできる魔法とか欲しいんだよねぇ」

あ、そうだ。

ユウナ「ねえ! ワイズも学校に行くの?」

ワイズ「へ!?」

ユウナ「もし学校に行くんだったら、新一年生同士仲よくしようね!」

ワイズ「う、うん!」

勢いで返事をしてしまった。

学校、学校か…………。んー。


ユウナの好感度が3上がりました(100)

酔い判定

コンマ64以下で気持ち悪い

コンマ34以下で――――うっ。

コンマ直下

コンマ98 成功

ユウナ「ふぅ、まだまだ食べれそうだなぁ……ぼくはもう一ハンバーガー食べるけど、ワイズは何か食べる? 持ってきてあげよう!」

ワイズ「い、いやいや! 僕はお腹すいてないから!」

食べ放題の無料サービスなんて受けれるか!

こっちはタダ乗りだぞ!?

ユウナ「えー? 食べないと大きくなれないぞー?」

ワイズ「だったら僕の分まで食べてくれない? 勇者は身体が大事でしょ――」

ユウナ「それもそうだね! じゃあ一つだけじゃなくて、二つも食べちゃおっかなー!」

そう言い残して。うきうきと、ユウナはご飯を取りに行った。

……どうしようか。

何する?
1 食事処の他の人に話しかけよう
2 他のところに行ってみよう
3 貨物室に戻ろう
4 その他(自由安価)

安価下2

※次スレ立ててきます。

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