竜司「異世界転生つったらダンプ的なもんに轢かれて死んで、気付いたら新世界で目が覚めましたってやつだよな」

蓮「まあまあそれがベターかなと」

竜司「異世界つっても何系の世界行きてーんだよ？」

蓮「そこはやはりファンタジーですかね。これは譲れない」

竜司「そのこだわり譲ってって人はいないと思うけどよ。異世界行って何すんだよ？」

蓮「私もチートハーレム体験をね、してみたいなと憧れてまして」

竜司「その憧れ現実にしてるよな？異世界行ってまでそんなか？」

蓮「僕みたいな男子高校生にとってチートハーレム体験っていうのはある意味で夢の塊のようなもんです」

竜司「お前は欲の塊だけどな」

竜司「チートって事は転生より召喚になんじゃね？」

蓮「私その辺りの違いがよくわかりませんがまあ異世界行けば今より人生煌めくかなと」

竜司「煌めく瞬間に捕らわれ過ぎてねえか？」

蓮「お、あなたらしからぬワードをここぞとばかりにねじ込みましたね？」

竜司「そこはほっとけよ。暇つぶしに最近スラムダンク見ただけだわ」

竜司「異世界転生ってのは死んであっちに生まれ変わるってので、異世界召喚ってのは今のままあっち行きみてーな事だよ」

蓮「あーそうなんですか？じゃあまあ召喚かなと」

竜司「オッケーオッケー。じゃ俺が召喚するやつやってやるから異世界に呼ばれるヤツやってみろよ」

蓮「いつもすまないね」

竜司「こちとら初めてだわ」

竜司「勇者よ！我が導きに応えよ！」

蓮「いきなりどうしたの？」

竜司「呼んでんだよ！お前を召喚してみたの！」

蓮「あーなるほど。急だったんで何か発作起こしたのかなと」

竜司「召喚する発作とか聞いた事ねえよ！もっかいやんぞ」

竜司「勇者よ！我が導きに応えよ！」

蓮「あーまーみーやーれーんー！」ﾊﾟﾗﾊﾟｯﾊﾟ-

竜司「ちょ待って待って。ドラえもんが道具出す時のやつじゃねえんだから。道具が自ら自己紹介するってそんなシュールな事あるか？ねーだろ？」

蓮「あーそうですか？ダメでしたか？」

竜司「違う元気な感じでやってみろよ。もっかいな」

竜司「勇者よ！我が導きに応えよ！」

蓮「ぼく！アマミヤレン！」

竜司「待て待て。何でアンパンマンぽくやった？」

蓮「アンパンマンは呼ばれる度に元気な自己紹介してますよね？」

竜司「してっけどな！してっけど問題そこじゃねえから！」

蓮「そっか。ぼく！小豆を甘く煮たヤツをパン生地に詰め込んで焼かれた顔の男ー！」

竜司「無駄に具体的だし焼かれた顔の男ってもうホラーだわサスペンスだわ！別に改めてアンパンマンの中身知りたいわけじゃねえよ！」

蓮「じゃあ何が問題だったわけ？」

竜司「何でちょっとキレてんだよ！？だから、俺がお前を呼び出すからそれにカッコ良く応えて登場すりゃいいんだよ！」

蓮「あーなるほどカッコ良くね。そっちね？」

竜司「そっちもどっちもありゃしねえよ。じゃもっかいな」

竜司「勇者よ！我が導きに応えよ！」

蓮「ラーメンつけ麺ぼくイケメン！Foooo！！」

竜司「なっつかしいな～何年前だそれ？」

蓮「竜司ツッコミ忘れてるぞ」

竜司「お前的にはカッコ良く自己紹介したつもりかもしんねーけどだいぶ道逸れてんぞお前」

蓮「逸れてましたか？ここ右折禁止でしたかね？」

竜司「そういう問題じゃねえな」

蓮「てことはこの時間は通行止めでしたか」

竜司「そのボケ一方通行だわ。もっかいちゃんとな。キッチリやれよ！？」

蓮「ちゃんとね？キッチリね？わかった」

竜司「勇者よ！我が導きに応えよ！」

蓮「はいお電話ありがとうございます。担当の雨宮でございます。本日はどういったお問い合わせになりますでしょうか？」

竜司「えっあっいやそのアレっす。勇者を召喚したいなって」

蓮「勇者の召喚についてのご案内でよろしいですね？」

竜司「あっはい。えっ？キッチリってそういうこと？」

蓮「まず勇者にはレア度がごさいまして、オススメのガチャは高レア率が少々高めのものとなっております」

竜司「まさかの召喚ガチャかよ」

蓮「ノーマルレアからウルトラレアまでご用意しておりまして、ウルトラレアには伝説の勇者が期間限定で追加されております」

竜司「伝説の勇者がガチャ入りとかそれアタリ引けない伝説の始まりにしか思えねえ」

蓮「こちら勇者ガチャ１万円の課金で５勇者回せますがどうされますか？」

竜司「たっか！！じゃいいです」

蓮「ほんとにいいんですか？あなたの世界困ってるんでしょ？救われなくていいんですか？ほんの１万ぽっちで救われるかもしれないんですよ？」

竜司「イヤな売り込み方だな！まあ…じゃ１万円だけな」

蓮「ありがとうございます。ではガチャスタート！」

竜司「来い来い来い！」

・勇気だけはいっちょまえの者
・勇猛果敢な土建の者
・勇者を夢見る者(81)
・勇さん
・勇気の鈴がring ring ring

蓮「おぉーっと全てゴミ！残念！」

竜司「ゴミっつってんじゃねえかぶざけんな！」

蓮「いやー残念ですー」

竜司「とりあえず１つずつ処理すっか…勇気だけいっちょ前って何？」

蓮「ご立派でございます」

竜司「いやまあ立派だけどよ！それ勇者じゃねえよなお前の感想だよな！？その人に対する感想だよな！？」

蓮「林田さんはホント勇気だけはいっちょまえなんですが困った方なんですよ」

竜司「誰だよそれ！？ちょっと厄介めの一般人じゃねえか！次は…勇猛果敢な土建って何これ？」

蓮「彼は水道管近くの掘削も難なくこなす勇者です」

竜司「すげえけどな！？プロだなって思うけど異世界に土建屋来られても困るだろ！？」

蓮「そんな事ありませんよ。異世界チート工事で世界一新しますよ」

竜司「別にインフラ問題救って欲しいわけじゃねえから！確かにインフラ大事だけどよ！」

蓮「山道にトンネルを！林道にアスファルトを！街中に下水道を！」

竜司「確かに住民は喜ぶかもしんないけど土建屋じゃ魔王倒せねえだろ！？」

蓮「そんな事ないですよ。ユンボで魔王城の壁剥がしたり壁の穴塞いだり出来ますよ？」

竜司「それただのリフォーム業者じゃねえの！？あーもう次！……夢見る者(81)…は後回し。勇気の鈴がリンリンとか悪ふざけでしかないよな？」

蓮「まあ正直、数合わせと言いますか」

竜司「これに一万って高すぎだろ！？つか勇さんて誰！？そもそも勇者を夢見るジジイが一番やべぇだろそれ！」

蓮「勇者から賢者へコンバートも可能な年齢となっておりますが、歩行には杖必須ですのでそちらは別売りの杖ガチャにて対応可能でございます」

竜司「杖持った勇者とかワケわかんねえし杖までガチャにするとか悪質すぎねえ！？」

蓮「杖突き勇者の林田勇さん(81)でございます」

竜司「勇さんだった！ジジイ勇者が勇気だけはいっちょ前の勇さんだったんか！」

竜司「つかお前これじゃ異世界行けてねえぞいいのかよ？」

蓮「これは盲点だった」

竜司「盲点過ぎない？ジジイ並みに目やっちゃってんじゃん。お前が勇さんだろもう」

蓮「やり直しを要求したい」

竜司「まだやんの？もうよくね？ゴミガチャやらされて気分ワリィし」

蓮「じゃあガチャ部分だけやり直しましょう」

竜司「それお前が小遣い欲しいだけだろ！？」

蓮「土建はこうして癒着するものなんです」

竜司「いい加減にしろ」

蓮・竜司「どうもありがとうございましたー」

真「はい、問題児コンビの秀尽蓮丸・竜吉でしたー皆さん拍手を」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…

モルガナ「何だこれ」

続きまして

【雨宮蓮の災難】

ー秀尽学園 校門ー

蓮「」ｲﾗｲﾗ

竜司「何でそんなイライラしてんだよ？」

蓮「頭を見てくれ」

竜司「焼きそばひっくり返したみてーな髪だな」

蓮「そうだ。全ては梅雨などというクソ使えない気候のせいだ」

竜司「そういやお前って天パなんだな？」

蓮「ああ。もうたまらん。帰りにハゲにしてくる」

竜司「えっマジかよ？やめとけって今の時代ハゲはモテねーぞ」

蓮「うっさいハゲ」

竜司「…ええぇ……」

～翌朝～

蓮「やあ竜司」ﾆｺﾆｺ

竜司「おう。蓮か？お前は蓮なんか？」

蓮「俺だ」

竜司「お前ほんとに丸めたのかよ」

蓮「ああ。おかげでスッキリだ」

竜司「なんつーか…アリだな」

蓮「アリだろ？」

～帰り～

蓮「」ｲﾗｲﾗ

竜司「どんまい」

蓮「ハゲの何が悪いってんだ？アリスの"死んでくれる？"するぞ！」

竜司「だから言ったじゃねーか。男ウケは良くても女ウケはねえよって」

蓮「そこまで言ってないだろ。モテねーって言ってただけで女ウケそして無駄にイジられる事までは言ってなかっただろ竜司ハゲ竜司」

竜司「ハゲはお前だろハゲ宮。まあよ、こうなったらまた伸びるまで辛抱するっきゃねーんじゃね？」

蓮「ふざけんな我慢なるかバカ野郎そのパツ金ブチ抜くぞカス」

竜司「お前クチわりーなぁ…」

～翌朝～

蓮「やあ竜司」ﾆｺﾆｺ

竜司「おう…蓮か？蓮なんか？お前それ…」

蓮「うん。かぶってきた」

竜司「なんでよりによってぱっつんロングなんだよ？ヒカルの碁にいそうな感じになってんぞ」

蓮「ああ。そのうちオファー来るだろう」

竜司「いやいや、ねえから」

蓮「これで俺はイジられない」ﾆｺﾆｺ

竜司「そうか……そうか？」

～帰り～

蓮「」ｲﾗｲﾗ

竜司「落ち着けよヅラ宮」

蓮「よし、お前を殺す」

竜司「散々イジられたのは俺のせいじゃねえぞ」

蓮「ヅラ宮と言い出したのはお前だろ。よりによって新聞女子の前で言いやがって。超高速でヅラ宮が広がったぞどうしてくれる」

竜司「それはすまん。つい」

蓮「ついで済ますほどお前のリーダーは甘い男か？」

竜司「甘いマスクの男だから大丈夫だろうと思ってよ」

蓮「…まあいい。今回だけ許す」

竜司「わりぃなヅラ宮」

蓮「おい貴様」

～翌朝～

蓮「よう竜司」ﾆｺﾆｺ

竜司「おう…蓮？…蓮か。今日は鈴井と同じ髪型のヅラか」

蓮「まあな。ポニテってやつだ。どうだ？」

竜司「いけんじゃね？」

蓮「ふふん」

～帰り～

蓮「」ｲﾗｲﾗ

竜司「落ち着けよポニ宮」

蓮「ブチ殺すぞ貴様」

竜司「しょうがねえだろ。でもよ、一定の評価はあったみてぇだぞ」

蓮「どういう事だ？」

竜司「一部男子が一瞬お前を女子判定したほどだぜ」

蓮「それのどこがいい評価なんだ？」

竜司「だから言ったろ？一部の、ってよ」

蓮「なんて事だ。明日から後ろに気を付けないと」

～翌朝～

蓮「ヘイ竜司」ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ

竜司「今日はアフロか。もうヅラを楽しんでんな」

蓮「まあな。帰りにプロテインとヅラコーナー眺めるのが日課になってきた」

竜司「俺も楽しみだしな。川上も何も言わなくなったんだろ？さすがだぜ」

蓮「まあな」

～帰り～

蓮「」ｸﾈｸﾈ

竜司「ずっと小踊りしてんな。ほんと気に入ったんだな」

蓮「ああ。見てこれ」

竜司「そのサングラス買ったのか？」

蓮「いや、貰い物だ。アフ宮くんに似合うよウケるーって体育館の廊下で先生と話してる子がくれたんだ」

竜司「あーあの子か。明日もアフロか？」

蓮「わからん」

～翌朝～

蓮「よう竜司」ﾋﾖﾋﾖ

竜司「おう。あれか、バカな殿様か」

蓮「そうだ。斑目インスパイアだ」

竜司「何つーかまあ…さすがに川上に何か言われそうじゃね？」

蓮「大丈夫だ。俺にはアイーンがある」

竜司「意味わかんねえけど」

蓮「アイーンは地球を救うんだ」

竜司「余計に意味わかんねえけど」

～帰り～

蓮「」ｸﾞｽｯ…ｸﾞｽｸﾞｽ

竜司「あんなにキレてる川上初めて見たぜ」

蓮「あんなに言わなくても…」

竜司「言われて当然だろ。お前授業中ずっと頭揺らしてたらしいじゃねーか」

蓮「杏の頭越しに揺れる俺のマゲに負けて笑ってた。その時点で俺の勝ちなのにどやされるのは釈然としない」

竜司「そりゃふざけんなってどやされるわ」

～翌朝～

蓮「やあ」

竜司「おう今日はドレッドか。つーかすっかりヅラ流行っちまったな」

蓮「ああ。俺だけのアイデンティティだったのに今やほぼ全校生徒がヅラ付けてる」

竜司「やっぱお前すげぇわ」

蓮「反逆のカリスマと呼んでくれ」

川上「おはよう反逆のカリスマくん。校則でヅラ禁止になったから見せしめにキミ停学」

蓮「…この世は世知辛いな……」

竜司「停学明けたら会おうぜ」



蓮の停学は髪が伸びるまで続いた

続きまして

蓮「けいおん！」

ールブラン 屋根裏ー

蓮「けいおん!って知ってる？」

竜司「さてはアマプラでも見たな？」

蓮「その通り。よって怪盗団は軽音団になります」

竜司「意味わかんねぇよせめて団っつか部だろ！？部！」

蓮「まあそう言うなりっちゃん」

竜司「誰がりっちゃんだバカ野郎」

蓮「祐介はけいおん!知ってるか？」

祐介「知らん。どういうものなんだ？」

蓮「よろしい。ならば視聴だ」

竜司「戦争だみたく言うなよな」

蓮「レッツ視聴だ。ペルソナーーーァァァ！」ﾎﾟﾁｯ

～視聴後～

祐介「なるほど。つまり俺たちで音楽をやろうと言うのだな？」

蓮「惜しい」

竜司「いやいや惜しいも何もねえだろ？仮にも軽音って言うんならよ」

蓮「我が軽音団はけいおんの音楽部分を排除した活動を行う」

祐介「つまりどういう事だ？」

蓮「軽音団は軽々しい行動を取る団になります」

竜司「今回本気でついてけねぇ…」

蓮「おうちでコーヒー飲んだりお菓子食ったりだらだらするんだ」

祐介「いつもしている事ではないか」

竜司「そだな」

蓮「盲点だった」

竜司「真っ先に気付きそうなもんだろがよ」

蓮「じゃあコーヒー飲んだりお菓子食ったりカレー食ったりしながら男子トークに花を咲かそう」

祐介「それもいつもの事だが？」

竜司「おいおい…どうすんだよこれ！？」

蓮「けいおん!ってけいおん!だから成立するんだな…」

竜司「気付くの遅すぎね？」

祐介「ではせめて俺たちで出来るけいおん!ぽい事をしてみてはどうだ？」

竜司「例えばどんなだよ？」

蓮「音楽やるなんかごめんだぞ。ダンス踊らされて辟易してる」

祐介「しかし音楽をやらねばけいおん!らしさがないんじゃないか？」

竜司「いっそバンドやってみっか？」

蓮「めんどくさいのはパス。お手軽にけいおん!がしたいんだ」

祐介「よくわからんがお前がそう言うなら付き合おう」

竜司「祐介お前わかってねーだろ…」

蓮「あの４コマのようなオチにこだわりのないゆるい感じでやってみよう」

祐介「承知した」

竜司「軽くディスってね？」

蓮「そんな事はない」

蓮「もう夏が近いな」

竜司「雑な話のフリ方だなおい」

祐介「まあ良いじゃないか。夏は何かする予定あるのか？」

蓮「そうだなぁ…時系列的にこの夏は無双な全国ツアーに出なきゃならない気がしてる」

竜司「それ言っちゃう？」

祐介「話が広がる気配がないな」

蓮「じゃあトークテーマ変えよう。次やるなら何系がやりたい？」

竜司「意味わかんねんだけど？」

蓮「俺たちはダンスやったりしただろ？夏は無双だし」

竜司「あぁージャンルって意味か」

祐介「ならばこういうのはどうだ？ペルソナ５ザ・ダヴィンチ」

竜司「なんだそれ…」

蓮「とりあえず聞いてみようか。何系なんだ？」

祐介「ＭＧＳ的なスニーキング系で怪盗らしく絵画を盗むんだ。悪の手からこの手にな」

竜司「それお前が欲しいだけじゃねーか！？」

蓮「竜司は何かあるか？」

竜司「そうだな…やっぱギャルゲーだろ！」

祐介「それはすでに蓮がこなしてるだろう？」

蓮「CERO-C界初の１０股をこなしたぞ」

竜司「お前ほんっとどうかしてんぞ！？」

祐介「蓮は何かアイデアないのか？」

蓮「そうだな…格ゲーがマストかな？」

竜司「確かにな。次やるとしたらそこだろな」

祐介「格闘モノか。しかしそれは蓮がスマブラに参戦した時点でこなした事にならないか？」

竜司「あー確かに…」

蓮「じゃあデッド・オア・アライブみたいなのにしよう」

竜司「リアル系の格ゲーか」

祐介「なるほどな」

蓮「俺たちの股間ぶるんぶるんされるぞ」

竜司「そこがかよ！？勘弁しろよ誰も求めてねえだろそんなもん！」

祐介「ところでデッド・オア・アライブとは何なんだ？」

竜司「知らねえのに話乗ってたのかよ！」

蓮「検索してみろ。ちなみに俺はマリーローズちゃん一押しだ」

竜司「バッカお前そこはほのかだろ！？」

蓮「まあどっちかになるよな。レスラー女とか名前すら覚えてない影の薄さだし」

竜司「あんま言うなって。何にでもガチ勢っているんだからよ」

祐介「ふむ……ばるんばるんだな」

竜司「それがＤＯＡってもんだぜ？」

蓮「マリーローズちゃんはあまり揺れないんだ。だがそれがいい」

祐介「ほほう。俺は女天狗とやらが好みだ」

竜司「祐介っぽいわー」

蓮「結構ＤＯＡコラボありそうじゃないか？無双ぽいのやったからコーテクと繋がり出来たようなものだし」

竜司「確かにな！」

祐介「だが待て。コラボ可能なのは女キャラのようだぞ？」

蓮・竜司「…………」

祐介「どうも衣装コラボがメインのようだな。キャラコラボは不知火舞が参戦した程度で他ゲーの男キャラに需要は無さそうだ」

蓮「あきらめるのか？」

竜司「あきらめようぜ…」

竜司「他にありそうなのっつったら…あれは？ＦＰＳ系！」

蓮「あ、それありそう。俺たち全員ガンナーだし一応」

祐介「ふむ。ペルソナ５ザ・ガンナーか？」

竜司「行けそうじゃね！？」

蓮「ありえるな。敵はシャドウでいいわけだし」

竜司「アリだよな！」

蓮「チーム戦のＰＶＰやるって言うのもアリだな」

竜司「ＣＯＤ的なやつな！？いいじゃんいいじゃんやろうぜ！？」

祐介「アリかもしれないな。ところでお前たち」

蓮「ん？」

竜司「なんだよ？」

祐介「けいおん!要素がないまま今に至るが。このままでいいのか？」

竜司「ただの企画会議みたくなっちまったな…」

蓮「ああ…それもただの妄想でしかない何の実りもない会議だ」

竜司「…もう帰るか…」

祐介「蓮、腹が減った。カレーを食わせてくれないか？」

蓮「いいよ」

竜司「んじゃ俺も！」

ールブラン 店内ー

双葉「ん？おーっす！」

竜司「お？双葉いたのかよ？」

双葉「いちゃ悪いのかー？ここは私の食料庫だぞ」

惣治郎「店だろ、店。お前ら帰んのか？」

祐介「蓮がカレーを食わせてくれると」

惣治郎「なるほどな」

双葉「蓮のカレーか！私も食べたーい！」

惣治郎「お前さっきカレー食ったばっかだろ？」

双葉「んんん別腹だっ！」

竜司「どんな腹してんだよ…まいいや！蓮、カレー頼むわ！」

蓮「はいはい。ついでだし座ってて下さい」

惣治郎「俺にもか？よし、ダメ出ししてやるよ」

双葉「ふふん！蓮のカレーはどんどん美味くなってるからなー！そうじろーもびっくりだぞ！？」

惣治郎「そうかい。んじゃもう店閉めるか。看板下げて来るから好きに座ってろよ」

祐介「ありがとうございます」

竜司「どもっすー！」

双葉「んじゃ蓮シェフ！カレー大急ぎなっ！？」

蓮「はいはい」ﾆｺｯ



おしまい