【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 45【募集鯖鱒】 (1000)

これは造られた戦争。

本来の目的を大きく外れた物語。

外典では無く、偽書でなく、番外でなく、初版でもなく。

そう、言うなれば遊戯。

ほんの戯れ、一夜の夢、そこで奔流するは嘘か真か。童の戯れ、付き合ってくれるならばこれ幸い。

遊戯聖杯戦争、ここに開催を告げよう。

足りている、満ちている、完成している。だからこそ欠けている、だからこそ落としている、だからこそ彼女は。

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   - =≦::::ハニニニ /[ }-≦∨ニニニニ‘,   |,/     |:::::::::::::::::: \::::::::::::::::::::::::::`:::、`\  ‘*          【娘は求める、欠落を、不完全を、弱さを、】
      /::{     ,'イ } 、∨ ‘,/´  ̄ `ヽ 〈   ./ ;::\、:::::::::::::::: 、:::::::::::::::::::::::::::::\ :\  }:!
     ,.'/:::}   { r;{‘, } | ∧     ‘,_,}.x ´_ ,{::::::‘,\::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::\::::: \}:!

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          \:::∧r;{.、          }≧=イ、      }:;:i!  /::/        ‘,::::::::::ヽ:::::∨         【それがどれほど矛盾しているかを、完全な頭脳で理解して】
          \:}ヽヽ\         j //ニ } !≧x、   从:{ /イ/           ‘,:::::::::::‘:,::::∨

・このスレはType-moon『Fate』シリーズの聖杯戦争設定を利用した【完全な二次創作】です。

・また、当スレの方針上、他のスレとは異なった価値観の元運営される可能性があります。

・Grand Orderの設定は、明確に準拠しない方針を取らせていただきます

・サーヴァント、マスター、舞台は完全オリジナルのモノを利用します。

・サーヴァント、マスターは皆さまから募集したものを利用します。

・マスターは最初に主人公としての貴方を作成、その後、参加マスターを作成します。

・本スレは基本的にAA使用頻度が控えめです。

・作中内における設定の齟齬はひとえに >>1 の知識不足によるものです。そういった事態は発生しないように心がけますが、もし発生した場合はご容赦ください。

・日常、戦闘パートにおいては簡易判定による判定となります。判定は以下の表を使用します。

1:ファンブル
2:大失敗
3、4:失敗
5:継続
6、7:成功
8:大成功
9:クリティカル
0:特殊、もしくはイベント判定
77:自軍に有利な特殊イベント
99:自軍に不利な特殊イベント

基本的に遅筆ではありますが、どうぞお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494081101


28時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 28【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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29時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 29【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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30時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 30【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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31Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 31【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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32Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 32【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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33Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 33【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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34Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 34【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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35聖杯人形編セカンド:段箱忍者貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 35【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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36普通に聖杯戦争:兎耳探偵貴女 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 36【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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37普通に聖杯戦争:兎耳探偵貴女 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 37【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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38普通に聖杯戦争~合間の神屋戦争:兎耳探偵貴女~喪失善行貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 38【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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39合間の神屋戦争:喪失善行貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 39【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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40合間の神屋戦争~第二回座談会~四大家戦争:喪失善行貴方~悪口憑依貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 40【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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41四大家戦争:悪口憑依貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 41【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
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42四大家戦争:悪口憑依貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 42【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481811740/)

43四大家戦争~第二次四大家戦争:悪口憑依貴方~絶望剛腕貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 43【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486562377/)

44第二次四大家戦争:絶望剛腕貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 44【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489844180/)

有志の皆様によるWiki http://www2.atwiki.jp/pastimegame/


【サーヴァントテンプレ】

≪クラス≫:

【真名】:
【属性】:
  
【筋】:
【耐】:
【敏】:
【魔】:
【幸運】:
【宝具】:

【特徴】:

【クラススキル】



【保有スキル】






【宝具】




【来歴】

【聖杯への願い】

【性格】

【AAもしくは容姿】

【行動方針】


一応これを使用しますが、他スレのテンプレでも構いません。
また、簡易判定を使用する以上、宝具やステータスが飾り物になる可能性は十分にあります。そこはご容赦ください。

【現在は募集を停止しています】

【日常パート】
朝・昼・夜の三回日常パートが行われます。

索敵やコミュをすることが可能で、結果次第では戦闘パートへ突入することになります。

また、日常パートにおいては、他陣営の描写も同時に行われます。


【戦闘パート】

≪通常戦闘≫

ルールは以下の通り

1:十の位を【筋】【敏】【魔】とし、各ランクごとの点数として取り扱う

2:十の位の結果を一の位に足したものを結果とする。

3:【耐】のステータスをその結果から引く(結果は切り上げ)

4:そこで発動する宝具、スキルがあればそこで発動、その結果を取り入れ、最終的な数字で優位を決定する。

5:特殊は特殊

6:各ステータスは以下の通りE:1 D:2 C:3 B:4 A:5

7:10の位0の時は幸運で判定、一の位0のときは強制有利

8:最大は15、それ以上はカウントオーバーとする

9:宝具は、一定の条件を満たしたときに発動、もしくは戦闘時に任意で発動するものとする

10:スキルも同様の条件で発動する。

11:三回優位を取った時点で勝利とする


≪共闘ルール≫

共闘する場合、メインで戦うキャラクターとサブで戦うユニットを決定します。

ステータスはサブユニットのステータスを二分の一(切り下げ)したモノをメインユニットのステータスに付与。

スキル、宝具の効果はそのまま使用します。


≪マスター戦≫

だいたいはサーヴァント戦と同じ。

【筋】を【体】、【耐】を【心】、【敏】を【知】、【魔】を【質】として判定します。


≪マスターVSサーヴァント≫

サーヴァントと戦闘可能なユニットの場合、戦闘時にマスター側に強制-5の補正が付与されます。

共闘時の補正はマスターだけの場合は-4、マスター&サーヴァントの場合は-3となります


≪負傷、重傷の取り扱い≫

負傷、重傷時の戦闘は判定に-1が付与されます。


≪かばう≫

一方的なマスター戦を仕掛けられたときに使用可能。
相手マスターの【体】と自サーヴァントの【敏】を使用し判定を行います。

初期値は5、【敏】-【体】÷2の分だけプラスされ、成功した場合、マスター戦は無効となります。

【魔力切れシステム】

朝、昼、夜行動の際、連続して宝具、一部のスキルを使用すると戦闘時に-補正が発生します。可能連続使用回数は【質】÷2の切り捨て。
可能連続使用回数+1で戦闘時-1、+2で戦闘時-2、+3以上で戦闘終了時、消滅判定。

魔力切れは、二日経過することで一回分回復します。それ以外に回復するためには、令呪、特定の礼装、魂喰いなどを必要とします。


【負傷・重傷の扱い】

【負傷】

・サーヴァント
戦闘に-1補正、一回休息を行えば回復。

・マスター
戦闘その他に-1補正、二回休息を取れば回復。

【重傷】

・サーヴァント
戦闘に-2補正、二回休息を行えば回復。

・マスター
戦闘その他に-1補正、シナリオ中には回復せず。

【四大家一覧】

【ゾラ家】


【錬金術】

万物、物質の流転をテーマとする学問。西洋魔術の影響を受けたものであり、自然に干渉して物を造る魔術。
主に非金属を金に等が挙げられるように最高クラスであれば人体錬成も可能。
最終目標は「完全」に近づくことであるとされる。


【家の概要】

舞台となる街において医療機関を営む一家。
サンジェルマンの指導を受けているといわれるが真偽は不明。本来流れ者の謎が多い一家。

戦争開始時に、何処からともなく流れ着いた男を始祖とする一家であり、一族としての意識は薄い。また、少々貧乏性。
少しマッドの気はあるが、仕事には真面目で忠実な職人気質。「賢者の石」の錬成を目指しているといわれているが詳細は不明。

一種の職業ギルドの様相を見せ、有能な魔術師、錬金術師を積極的に引き抜いている。
戦争においては聖杯の作成を担う一家である。


【願い】

真理の追及


【所属メンバー】

◎貴方【AA:碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン)】

ゾラ家戦闘員。分家の出。生霊により幸運値を吸い取られ、不幸の烙印を与えられた青年。かなり無気力気味。本来、入れ違いだったところ不幸にもマスターとなる。
現在、家の中における信用は最低レベルだが、それなりに活躍したため生霊に認められ、会話が可能に。重傷。


○エスポワール・アマタ・ゾラ【AA:磯風(艦隊これくしょん)】

ゾラ家元マスター候補。完全無欠の完璧超人だが、それ故の悩みを抱えているちょっとメンドクサイお人。
一癖も二癖もあるゾラ家をまとめつつ、ジンを「自分が頼れる可能性のある人物」として利用しようと画策している節がある。


○ミルキィ=ゾラ【AA:折部やすな(キルミーベイベー)】

ゾラ家メイド。螺子の外れたポンコツと見せかけて変なところで無駄に優秀なホムンクルス。貴方を馬鹿にしている。
何だかんだ勘がいいのか、現時点で多くの謎の真相に近づき、有用な情報を手に入れている。


○ミスティック【AA:セクストゥム・アーウェルンクス(魔法先生ネギま!)】

ゾラ家メイド。冷静沈着かつ有能なホムンクルス、少々合理的すぎる部分がある。能力はまだ未知数。
アマタのメイドとして行動、堅実かつ確実な動きで情報収集、他家との連携に活躍。


○サニー=ゾラ【AA:ディズィー(ギルティギア)】

ゾラ家戦闘要員。ちょっと抜けたところのある優し気でお茶目な少女型ホムンクルス。
ただし、羽根や尻尾など魔獣の血が混ざっており、さらに生殺与奪剣を握られている模様。


○ヴィーノ=ゾラ【AA:アレハンドロ・コーナー(機動戦士ガンダム00)】

ゾラ家当主代理。しかしその実態は名ばかりの銭ゲバで、ほぼ全権限をアマタへ譲り渡している。
何だかんだ、いざというときにはゾラ家の人間にとって頼れる能力を持っているようだが…?


●ランサー【AA:グリード(鋼の錬金術師)】

白く輝く槍を持った傭兵。ビジネスライク主義でことあるごとに金をせびるが、表に出さないだけでちょっと熱血漢の気がある。
真名は一応不明。かつて率いた傭兵団の武器を宝具として使用する。

【カレルレン家】


【動物使役】

その名の通り、動物を使役する魔術。
斥候から戦闘、あるいは小型の礼装として使用が可能。
血液を利用したリンクで完全に指揮下におく一派、あるいは信頼を勝ち得その加護を受け共に行動する一派が存在している。
そのため意味こそ違えどどちらの派閥も動物を大切に扱う。


【家の概要】

戦争を行う四つの家の中で動物使役を得意とする魔術一派。
元々、獣の加護を受けることで力を増す少数の魔術集団のまとまりに端を発する一家である。

そのため動物を人間、魔術師より優れた存在とする白派、あくまでも道具として使役することを望む紅派が存在しており、常に冷戦状態。
白派は獣の加護を受け自らを強化したうえで共に戦闘する魔術を主に使用し、哺乳類を使用する。
紅派は血液を利用し制御下に置くことで動物を武器として使用する魔術を主に使用し、爬虫類を使用する。

現在は家内の冷戦状態もあるものの、戦争には協力が必要だとしぶしぶ休戦状態にある。また、どちらにも属さない第三派も存在しており混乱している。
また、前回の戦闘を経て、少々白派に趨勢が傾いた。
戦争では主に令呪の作成を担当している。


【願い】

生物進化の果てを


【所属メンバー】

◎シー・カレルレン【AA:雨宿まち(くまみこ)】

カレルレン家当主代理。カレルレン白派だが、あまりやる気が感じられず、実質紅白の取りまとめを行っている。無気力ではあるがちゃんと考えてはいる模様。
現在、アーチャー陣営と結託し、キャスター戦の漁夫の利を狙う。


○ヴォルフ・カレルレン【AA:夕立(艦隊これくしょん)】

カレルレン白派戦闘員。快活な少女と凶暴な狂犬の二面性を持った危険人物。対紅派過激派。傍らに「ふぇんりる」を連れている。
紅派に対する行動が甘めなシーに不満を持ちつつ、戦闘員として行動中。


○SSS-37564号【AA:ハドラー(ダイの大冒険)】

カレルレン家紅派戦闘員。落ち着いた喋り方と凶悪な笑みを持つ益荒男。マツミの息子であり、マツミが間違っているとは察しつつも、母親の願いを叶えるため戦っている。
情報収集中に城戸を襲撃するもお咎めなし。サーヴァントとも戦闘可能な力を持つ模様。>>1 が名前をすっかり間違えていた。


○ドルカ・カレルレン【AA:シンジ(ポケットモンスター)】

カレルレン家紅派。高慢な態度で爬虫類を操るThe・紅派。
ゾラを襲撃し、アマタを拉致するも、獣の襲撃により捨ておかれた。


◎マツミ・カレルレン【AA:マ=ドーラ(天空の城ラピュタ)】

カレルレン家紅派当主。前回の参加者であり、前回の諸々で白派を含んだ四家全員を滅ぼそうとしている模様。
全ての元凶的な動きを取っているが…?


●セイバー【AA:アイク(ファイアーエムブレム)】

詳細不明。快活で話好きな好青年。アヴェンジャーに敗北し苦手意識を持っている模様。
大英霊と称されるほどのステータスを所持しているようだが…?


●???【AA:ジェームズ・モリアーティ(名探偵コナン)】

詳細不明。突如出現した八騎目の英霊。
マツミのサーヴァントであり、情報を操作するスキルを所持しているようだが…?

【城戸家】

【基礎魔術】

物体の強化、自己の防御、探索、人払いなど基礎的な技術を高い水準まで修めている。
言ってしまえば万能なオールラウンダー、悪く言えば器用貧乏。
どれか一つを特化するよりも、まんべんなく強化しようという安定志向の産物である。


【家の概要】

舞台となる街において学校を経営している一族。
もちろんそれは表の顔であり、本質は誰よりも純粋な魔術師然とした一家。

ただし、全体的に派手好きな成金趣味。そのため経営及び家系は常に困窮気味。
過去にはそれ相応の私財を得ていたようだが、徐々にその収入減が不足しかつての栄光はいつやら落ち目に。

構成メンバーはかなり血統を重視しており、外部の人間はほとんど存在していないかつ、少々プライドが高い。
また、前回の戦争からその傾向は控えめとなり、加えて少々没落気味、人形の操作を受け継いだメンバーが増加している。
戦争においては、魔法陣の生成を担当している。

【願い】

根源への到達


【所属メンバー】

◎城戸 貴志【AA:二宮飛鳥(アイドルマスターシンデレラガールズ)】

城戸家マスター。少々挑戦的な物言いと、烏が特徴的な女。推論と考察からなる限定的な未来視が可能。
ゾラ、三四郎と協力しキャスター戦中。


○城戸 龍彦【AA:前田慶次(花の慶次)】

城戸家当主の弟にして貴志の父。教師であり豪放磊落な筋肉至上主義者。
詳細不明。筋肉を利用した能力を使えるようだが…?


○城戸 銀賀【AA:フェイスレス(からくりサーカス)】

城戸家当主。お茶目でファンキーなちょい悪親父。
学園の理事長も務めており、人形を扱うことができるようだが…?


○城戸 亨【AA:来夏月爽 (スクライド)】

銀賀の息子。高圧的で自尊心が著しい。
人形を扱うことができるようだが…?


○城戸 麗右衛門 霊夢【AA:幻海(幽☆遊☆白書)】

城戸家隠居。前回の戦争で嫁入りした外部の人間。
本来介入しない予定だったが、肆王原の出現により真が呼び寄せる。


●アヴェンジャー【AA:柊四四八(相州戦神館學園八命陣)】

軍服を着た淀んだ眼の青年。その容貌に似合わない、どこか厭世的、あるいは不満げな言動が見られる。
真名は一応不明、他者にカリスマを与える宝具を使用可能。セイバーに偶然とはいえ勝利したためか気が大きくなっている。

【終原家】


【報復呪術】

自らに与えられた損害、危害、攻撃をそのまま、あるいは倍加して与える呪術。
心身共に攻撃や干渉が可能であり、その使い方は使用者によって異なる。
西洋の魔術体系とはまた異なっており、独自の進化を遂げた魔術の一つ。


【家の概要】

街を統べる四つの家の中で最も立場が低く、最も陰惨かつ卑劣な術を使用する家。
本来は街を古来より守っていた統治者の家であり、他三つの外来家が霊地を狙い攻め入った際に交渉することで現在の地位を確保し、戦争の末席についた。

しかし、使用する術やその境遇にも拘わらず、その家には何故か正しき心の持ち主が集まる傾向にある。
また、健全な心は健全な体に宿るとの言葉を体現するように、筋肉質なメンバーが多い。
前回は衰退していたものの、四姉弟の活躍により、全盛期の近くまで復活した。

現在は半分暴力団、半分自警団といったような街の護り手となっており、街を愛する気持ちは強め。
そのため、戦争においては霊地の貸借に加えカバーストーリーの流布や資金調達のような雑用諸々を担当している。


【願い】

戦争を目的としている他家等からこの街を守る


【所属メンバー】

◎終原 紗姫【AA:中多紗枝(アマガミ)】

終原家マスター。基本的に怯えた印象を持たれる。
詳細不明。少々逢魔の傀儡じみた状態に陥っていたが、キャスターの言葉で少しだけ一歩を踏み出した。


○終原 逢魔【AA:鷺沢文香(アイドルマスターシンデレラガールズ)】

終原の女帝。沙姫の母。文学少女じみた外見と大人しい大人の女性といった言葉遣いに似合わず、終原組を束ねる終原の暗部筆頭。
沙姫をマスターに、終原組、警察権力を使用し、キャスターの工房に篭る。現在、襲撃を受け、謎のサーヴァントにより昏倒させられるも貴方により奪取される。


○終原 歩【AA:成歩堂龍一(逆転裁判)】

終原家及び終原組顧問弁護士にして終原家の一員。不敵かつ強気な言動が目立つ終原本邸組筆頭。
暴走気味な逢魔の後始末を受け持ちながら、終原本邸において舞莉或、真とともに、街全体の情勢を監督している。


○終原 舞莉或【AA:セシリア・オルコット(IS-インフィニット・ストラトス)】

終原家メンバー。前回のとある少女を思わせる高貴な言動と、誰とでもすぐ打ち解けられるコミュ力お化け。
詳細は不明。終原本邸において歩、真とともに、街全体の情勢を監督している。


○源 景陽【AA:湊斗景明(装甲悪鬼村正)】

終原家メンバー。愚直で武骨な警察官。終原を尊敬しており、終原英雄の権限を引き継ぎ、警察権力の行使、操作が可能。
妖刀を利用した剣術で戦闘を行う。現在は逢魔に加担し、キャスター、及び沙姫の保護を行っていたが、ライダーに敗北し消息不明。


○終原 真(月)【AA:赤城しげる(アカギ-闇に降り立った天才)】

終原家隠居。前回の参加者でもあり、その身を蝕む呪いの為、外出が不可能なご隠居。
終原本邸において歩、真とともに、街全体の情勢を監督しつつ、肆王原の出現へ真っ先に手を打った。


●キャスター【AA:武藤遊戯(遊戯王)】

落ち着いた物腰と、溢れ出んばかりのカリスマ、神性が特徴的な青年。
真名は不明。ピラミッドを宝具として使用できるファラオのようだが…?

【外来】

◎姫 列缺 (蓮)【AA:道蓮(シャーマンキング)】

詳細不明。好戦的な性格なのか他陣営に襲撃をかけることが多い。
現在、セイバー陣営と結託し、キャスター戦の漁夫の利を狙う。


●アーチャー【AA:雑賀又三郎(名探偵コナン)】

武骨で不愛想な職人気質の男。
真名は不明。どうやら猟師ではあるようだが…?



◎日吉 三四郎【AA:グソクムシャ(ポケットモンスター)】

おおよそ人とは言えない異形。しかし、人の言葉を解し、話すことはできる。
詳細不明。時折何らかの存在と争っているような様子を見せるが…? 現在、槍、讐陣営と共にキャスター戦中。


●ライダー【AA:不動遊星(遊戯王5D's)】

冷静な発言をしながら爆走する色々と危険な青年。何だかんだで義には厚い。スピードに乗るとテンションが爆発する模様。
真名は一応不明。何らかの英雄を乗せていた過去があるようで、誰かと協力することで真価を発揮する。



◎ターニャ・カレルレン【AA:ターニャ・デグレチャフ(幼女戦記)】

カレルレン第三派。ガディアの養女にして、カレルレンの異物。
詳細は不明だが、カレルレンと別れ、肆王原、一條、謎の少女らと共にバーサーカーを共同で利用、戦争に参加する。


◎肆王原 巡【AA:球磨川禊(めだかボックス)】

酷く淀んだ眼を持った青年。かつて終原から別れた肆王原の末裔であり、にこやかに笑いながら四家の崩壊、殲滅をもくろむ。
詳細は不明だが、ターニャの協力を受け入れている。


◎一條 猛丸【AA:一条武丸(疾風伝説 特攻の拓)】
肆姫に蔓延る暴走族、"魍魎"の頭領(ヘッド)。終原により、魔術の隠れ蓑に使われた友人(ダチ)の敵を取るため渋々ターニャに協力。
配下の暴走族を引き連れ、肆姫中の情報を拡散して(ブッコンで)回ッている。謎の少女には同情的な部分がある。


◎謎の少女【AA:???】

詳細不明。
ターニャに引き連れられた少女。どうやら無理矢理巻き込まれたようで拘束されている。


●バーサーカー【AA:纏流子(キルラキル)】

ぶっきらぼうで男勝りの女。
真名は不明。



○獣【AA:白面の者(うしおととら)】

詳細不明の謎の獣。肆姫中を回り人を喰って回っていた。
ランサーにより消滅。


○謎のユニット1【AA:盲目の子(ブラック・ブレット)】

肆姫に出現する謎のユニット。
終原組と接点がある模様。


○謎のユニット2【AA:カイ・シデン(機動戦士ガンダム)】

肆姫に出現する謎のユニット。
ゾラ家に侵入しようとしていた。

【肆姫イメージ】


        ___        __
    __ - ´   `ヽ'´`´`´  `'}
     ヽ             〈                          森林・山岳地区
      }  ◎カレルレン邸  `ヽ  ,r 、
       `!                       {
      ト、                  }
         ノ                 /ヽ ノ´ ────────────────────────────
         `〉           ○教会
          }           `‐ 、
       ___ノ                 `ヽv' ‐ 、
    ノ´    ◎城戸家                  ヽ,
    __〕                        ゝ' ̄〈____
    _/                   ◎ゾラ邸               `i           市街地区
  _i                                  ○歴史保護地区
 /    ○ゾラ医院                         ' i
 〈              ○中心街             〈__
. く  ◎終原邸                          `ニ=
 /                          ○肆姫警察 〉

. ゝ,                 ○肆姫高校          } ─────────────────────
  〈   _〈{_,r、__ -- _                        `i
.   〈,r、_ノ         ` ‐ _              ____    〉
         __ ,r, _          `‐ _        ,r'´   ヽ- ´            港湾地区
        '‐' `´ソ             `‐‐ 、_ ○港  

【現在までの動き】

【三日目】



・ミルキィ、キャスター工房発見

・対獣同盟成立



・ミルキィ、サニーの何かに気づく

・頭部を喰われた死体への言及

・使い魔礼装作成

・サニーへ行動権委譲

・アーチャー陣営、頭部を喰われなかった死体発見



・対獣同盟決裂

・情報屋と遭遇


【四日目】



・終原本邸と対獣同盟成立

・アーチャー陣営、獣を逃す



・技師と情報屋の関係に言及、終原家を探る

・首のある死体を発見

・礼装消費




・アーチャーVSキャスター勃発、キャスターの勝利、アーチャー令呪二画消費

・シーと協力

・終原本邸、城戸と協力し、マツミの暗躍調査開始

【五日目】



・アマタとコミュ、ターニャのスキル一部判明

・アマタの【無欠の欠】解除

・一回魔力使用(残り魔力一回分)

・セイバーとアヴェンジャー戦闘、アヴェンジャー勝利

・アーチャーとバーサーカー遭遇、肆王原の正体判明、霊夢と真、協力




・会議、ミルキィ、首のない死体について情報取得

・アマタ、倒れる

・騎、讐と対魔同盟

・魔力使用(残り0)、紅派、襲来、襲撃

・城戸家、被害軽微

・アマタ、連れ去られる。魔力使用(残り-1)獣と遭遇、交戦により奪取

・ランサー、肆王原に敗北、重傷




・休息(魔力一回分回復)

・アーチャーによりピラミッド周囲の警察無力化

・終原、魍魎、謎ユニットの捕縛作戦開始


【六日目】



・休息(魔力一回分回復、ランサー復活)

・セイバー陣営、傍観





・会議、謎の液体、正体判明

・ミルキィとコミュ、サニーの正体判明

・セイバー、アーチャー、槍騎讐同盟察知、漁夫の利作戦へ




・キャスター戦

・ライダー、逢魔、景陽と戦闘、敗北、逃走

・ライダー、アヴェンジャー、宝具使用

・貴方、生霊と会話可能に

・貴方、八騎目のサーヴァントと遭遇。逢魔の報復呪術を受ける

・貴方、逢魔、大佐と戦闘、勝利し逢魔奪取


【テンプレここまで】

【再開】

【ステータスおさらい】

【ランサー陣営】

【筋】:7
【耐】:8
【敏】:13
【魔】:10
【幸運】:7

◆対魔力:C

 【ランク分の【魔】による攻撃に-補正】


◆危険察知:C

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】


◆カリスマ:D

 【複数戦闘時に発動、本来二分の一になる+補正をランク数の分だけそのまま加えることが可能】


◆ルーン魔術:C

 【自分の判定で【魔】を使用する場合+2補正】


◆風避けの加護:C

 【戦闘時、【敏】にランク分の補正】

 【風に関連する効果にランク分の-補正】


◆無窮の騎術:A

 【逃走判定に+2補正】

 【【敏】においてのみ、一切の-補正を受けない】

 【【敏】による攻撃の割合を増加させる】


◆『疾走り砕く覇者の走破(マッハ・チャリオッツ)』

 【騎乗礼装として使用可能】

 【戦闘時、全ステータスに+1補正】

 【共闘するユニットに【戦闘続行】A、【仕切り直し】Cを付与】


◆『渡り承ける勇士の槍(コール・ゲイ・ボルク)』

 【【筋】、【敏】に+1補正】

 【この宝具は他者に委譲可能、委譲した場合、以下の効果を得る】

 【サーヴァントが使用する場合、【筋】、【敏】に+2補正、かつ勝利時、強制的に幸運判定を行い、失敗した場合消滅判定を行う】

 【マスターが使用する場合は同様の効果を魔力3回分使用することで発動可能】

◆百年の葦:A
 平均に比して遥かな長命を遂げた生命力。
 最大HPが3倍になる。

 【戦闘時、【耐】を2倍にする】

 【【???】で上昇したデータには適応されない】


◆戦闘続行:D+

 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

 【敗北時に判定し、成功すれば不利二回の状態に変更する】

 【ランクが高ければ高いほど、成功率が高まる】

 【ターン経過数に比例し逃走確率が上昇、逃走消費値が減少する】


◆仕切り直し:C+

 亡命戦略。
 戦闘から離脱することを得意とする。
 加えて逃走に専念する場合、相手の追跡判定にペナルティを与える。

 【不利を二回取得した場合に判定、成功すれば、不利一回の状態で戦闘を再開できる】

 【ランクが高ければ高いほど成功率が高まる】

 【戦闘せず逃走を行う場合、大幅なプラス補正を与える】

【キャスター】

【筋】:3
【耐】:3
【敏】:2
【魔】:10
【幸運】:1


◆陣地作成:EX

 【工房を作成可能】

 【工房は二日経過ごとに【魔】による攻撃、防御それぞれに+補正を与える】

 【四日経過ごとに【筋】【敏】による攻撃にランク÷2補正】

 【七日経過で宝具、【???】が使用可能】


◆高速神言:A

 【宝具一回分の魔力使用で同ランクの【対魔力】を獲得】

 【【魔】による攻撃にランク÷2の+補正】

 【【魔】による攻撃の割合を増加させる】


◆神性:C(A)

 【【神性】を持たないサーヴァントとの戦闘で結果にランク÷2分の+補正】


【令呪×2】判定に+6



直下、取り残された三四郎、令呪使用するか。成功以上で使用、失敗で使用せず。かつ、0は安価下【おい、同盟相手何処行った】+4

6:仕方がねえ

【三四郎、令呪一画使用】

【と、いうわけで二人ほど戦線離脱中のため、このまま戦闘開始】



【1ターン目】

直下、ランサー

↓2、キャスター

1:【筋】
2345:【敏】
6789:【魔】
0:【運】

ランサー陣営、1の位、0獲得、よって強制有利。

【ランサー、有利獲得】


【2ターン目】

直下、ランサー

↓2、キャスター

1:【筋】
2345:【敏】
6789:【魔】
0:【運】

77:おっと、ここで来たか

                           ニ=-        -=ニ                            \::...

                         三二ニ=-         ニ=-                               \:..
                 二ニ=-=ニ二 ̄..|  |     __ ∧     ‐=ニ二三
                  ̄ニ=-'      |  |   / / | ∨、    | |    ̄二ニ=-
            ‐=ニ二 ̄         |  |___ /j / - 、 ヽ\  | |  -=ニ二
                二ニ=-      .r、」-‐、// 〃 \ヽ __>/--∨、      ̄二ニ=─=ニ二三
          ‐=ニ二 ̄二二二]__,r-‐‐く ヽ 「 ̄`У    '. ∨-r‐| f⌒i|´ ̄ ̄ ̄ヽ─[二二二二二二]  ̄二ニ=-
        (三 ̄ヽ             〃     ハ ハ└∠〃 -‐‐-ノ },ニ! },j  {       \         / ̄三
       .ゝ二_}──────------- 、ヽ }Y/八 ヽ  ,ィ /  }ノ、  ノー─────‐-----------{_ニノ
         ─=ニ二三             ∨」_{、 \ `ヽr 、_/´ ̄ノ //                  二ニ=──
                ̄ニ=----         \ `ヽ .V / ̄  ノノ           二ニ=-=二 ̄
             -=ニ三               }>-、 , ---<{      ─=ニ二三
              ̄二ニ=-=ニ             | \ Y'  /  |              ̄二ニ=--
                     ̄>          l、  \/   イ      二ニ=─=二 ̄
                -=ニ三 ̄             ト、     /.:|   く ̄
                     ̄二=‐       | \  / ...:!     >-                             /.:..::
\                           ニ=-.       |   .Y   ...::|  -=ニ三                        /...:.:.::
: ::.\                           三ニ=-../[ヽ   l    r']\-=ニ三                          /.:.::::
 ::.: ..\                       三ニ=- ヽ{ :l   ノイ-=ニ三                          /..:..::
   :..:.:\                           三ニ=-}ヽ   -=ニ三                          /..:.::::


直下、自陣営に有利な特殊判定【不幸体質】-1

123:「まだ、令呪は残っていますね」
456:未来視ベストタイミング
789:突入タイミングを完全にミスったセイバー合流!

4:貴志も令呪使用

【というわけで再判定】


【2ターン目】

直下、ランサー

↓2、キャスター

1:【筋】
2345:【敏】
6789:【魔】
0:【運】

ランサー、【敏】選択

13+7-3+6=23


【ランサー、【危険察知】発動】


キャスター、【魔】選択

10+0-3+1+6=14


【ランサー、有利獲得】


【3ターン目】

直下、ランサー

↓2、キャスター

1:【筋】
2345:【敏】
6789:【魔】
0:【運】

ランサー【魔】選択

10+3-5+6=14

キャスター【魔】選択

10+5-3+1+6=19


【キャスター、有利獲得】


【4ターン目】

直下、ランサー

↓2、キャスター

1:【筋】
2345:【敏】
6789:【魔】
0:【運】

ランサー、【魔】選択

10+9-5+6=20


キャスター、【敏】選択

2+9-8+1+6=10


【ランサーの勝利です!】


直下、逃走判定。クリティカルで???、大成功で??? 成功以上で一画使用し逃走。失敗で消滅判定。ファンブルで強制消滅【重傷】+2【人数差】-1

ライダーの宝具で強制の幸運判定やらないの?

0:このタイミングで出ますかね、お主

                : i;:;:シ'. : ;イ!!|||lシ'";==;';";゙;`;ヲ'"/,:,:;:;:;:;:;:;:;:;/i、  ゙l|||||||||||リ.: : :
                ゙レ'/ . :,イ;/シ",:,:;';:;:;:;ィ=='"´. :,/,_;_;:;:;:;:;_;∠ミ;:;i、_ ヾ!|||!!シ″_,:;:
                └-=ュィ,:;:;';:;:;:;:;ィ=''"´ . : : : : ;/ヾ;:゙l、;_;リ彡'ヾi、>ニ=ミ-‐'ヾ!|||||
                   /,:,:;:;シ'=''"´. : ;イミ、: . : ;/. : ';:;';:,.lミ「   》ヾ!|||i、ヾ、.;イ|||||||
                  /,:;ィ'"´. :_;_;_: ;ィi、ヾ!;|、;_;イ! : : .';:;';iリ|i、 //彡ミ!|l`"i、_,i´!||l"
                  /ィ゙.:;彡;';';:;:;:;:;';:,:ミi、_;:リ",-iヾ、. ;';:;i,i゙ミ||l=彡!;゙i;:;:;:;:,:,ヾミ;:,:i|リ;:;:
                 `ヽ<、ヾ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;',:!i「"〈  ゙ヾi、;_;_;/ _;ゞ!リ'ヾ、ヾ;:'´ヾ;:;:;:シ||!;:;:;
                    ヽ、ヾ;:;:;:;:;:;:;:;ジイ=、ミ、_/7ヾ=",ィ//`ヘ、》;_;〉、. : ;| ||||リ;:;:;:
                     ヽ、,ゞ-‐'_/`ヾミヲ"′・。!lミ! リ;:':;';:,:,:Y'ミ;:,ゞノ i||||li:;:;:;

                        ヾ==ゞミ-=/゙"´_,、"  !i|;|!゙i, ヾ:;:;:,ト巛,ィノi||||||;:;:;:
                           .。 ゙"´ _,=ミシヘ、_」i|'|!_゙i、、.:,゙ミ〈;:;:;!|i|||||||||i:;:;:;
                     ヾ;>  ゚ ・  ゙_'"」「ヾ;:,:,ヽ、_ィ!」//,:;:シ . ;リツノミ|||||||lリ;:':
                      =    _,-┬/|;i、: .ヾ;:;:,ゞ、=ニイ;:;| . : ;ツ,/′i|||||ツ;' : :
                     イi ・  ″〈《i|!,」ノ゙l,゙|、: : .ヾ=ミ'"´.:ヾ! . :;レ′,イ||||||i; .: : ;
                     ,、     ゙l、ミ!ヲ  i;」' : : : : . ゙ミi . : : ! : ;! .,i||||||||||リ; . : :
                     ′。    ゙l、》、,//ヽ、_; : : . ;!;i . : : : ;/ ;!||||||!!l|!l|; .: :

直下、特殊判定【不幸体質】-1

123:最悪のコンボ
456:キャスター逃走成功、ただし重傷かつ令呪喪失
789:キャスター消滅&重大情報判明

>>37 おっと、忘れてました。しかし今更これをひっくり返すのもアレなので、奇襲対象にキャスターを多めに入れておきます】

2:…うん

直下、とあるスキル成功判定。成功以上でキャスターのマスター権委譲【協力回数】+2


↓2、一の位、奇襲対象判定

1:槍
23:騎
45:讐
6789:魔


↓2、十の位、負傷判定【???】+2

1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:消滅判定

7:成功

5、7:アヴェンジャー、重傷


【と、いうわけで次回、アレがまたしても乱入します。本日はここまで、おつかれさまでした】

>>43 あっ】

直下、アヴェンジャー消滅判定。成功以上で重傷、失敗で令呪一画消費し回避、ファンブルで消滅

1:うっそだろお前

【というわけで残念ながらアヴェンジャー脱落。描写は明日にでも】

【たぶん今夜は描写だけなので、ゆるりと】

【TIPS:とある無能の慟哭】

男は糾弾されていた。
曰く、悪党の息子であると、曰く、国を取り潰した張本人であると、曰く、無能である、と。

男はひたすらに、闇雲に、自分を認めさせようと奔走していた。
偉大なる父を、偉大なるあの人を、己が体現せんと。あの人の威光を消してなるものかと。

しかし、悲しいかな、男は無能だった。
父の代から積もった不満は彼の凡庸さゆえに爆発した。そして、彼にはその収拾を付けることさえできなかった。
彼は凡庸だった、そして、無能だった。

逃げるように国を出た彼が見たのは、かつて彼の父が嫌悪し、打ち払った王国の紋。
彼の父が打ち立てた一大政権は、彼の手により芥となった。

涙を流すこともできず、怒りに震えることもできず、彼はただ空虚にその紋を見る。

彼は父を半ば崇拝していた。有能で、優秀で、そして何よりも確固たる自己を持ち、毅然と立ったその姿が好きだった。
必死に父を真似た。父のできることは何でも行った。九人の兄弟。その全ては血の繋がりなど無かったけど、皆、父を愛していた。
父からの見返りはなかった。いや、むしろ無能であると軽蔑さえされていたのかもしれない。

でも、それでも。ひたすらに、ただひたすらに。


その結末がコレだった。父の栄誉は崩れ去り、死後にその秘密さえ暴かれた。
彼は一人、無能と糾弾され、無能と謗られ、無能と蔑まれ。父の栄誉を潰し、父の理想を崩し、父の名誉さえ失った。

理想に敗れ、はためく王国の旗。その目に涙は生まれず、乾いた心に灯るは。

                   ___                          /
              >≦ニニニニニニニニ≧<                   >≦三

            ./ニニニニニニニニニニニニニニニ.|    |i|         __/三三三三
          /ニニニニニニニニニニニニニニニニニ|   /;;;|    ≦/////////三三三三三
         ./ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.|   /;;;;;;;|/|___///////////三三三三三
         (ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ|≦__ノ;;|////////////三三三三三三

          弌ニニニニニニニニニニニニニニニシ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ///////////三三三三三三
       >≦三マニニニニニニ〉‐ニニニニニニ/|;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;ノィ/////////三三三三三三三
     /三三三三〉、二ニニニゝイニニ>≦|;;;|;;;;;;;;;;;;;;__シ////////三三三三三三三
   ./三三三三ミ//;;,ィ',ィ'.>';;;;;;;;;;;K匁シ|ヽヽ、;;;;;;;;;;;__;;ヽ////////三三三三三三三三
  /三三三三三ミ/// / /≧ッ      ノ;;;≧、二<.//////////三三三三三三三三
 /三三三三三三ヾッ|   ェ〈≧イマ ̄./.|;;/i|i|iム//)ノ./////////三三三三三三三三三
../三三三三三三三シ|   |≦≧/;;| ̄_丿i|i|i|i|i|iム──<///イ三三三三三三三三三三
..|三三三三三>イ//.|ェェェ///ヽ三ム二二シィ>、i|i|i|iム/////≧、三三三>──イ三三三
...マ三三三.//////〈__\//|●ニニニニニ●シ/ ̄ ̄////////////////////三三三三
  \三ミ///////|ヾニニニニ|///≧===≦//////////////////////////三三三三
    /////////|ニニニニニ|////イミ|三三マ//////////////////////////三三三三三
   ./////>─ムニニニニシゞ<三ニ|三三三マ///////////////////////三三三三./

   ム/    .ムニニニニム三三二;;|;○三三三マ/////////////////>三三三三三シ
   .|イ     ムニニニニ|三三三三|三三三三三≧==<三三三三三三三三三/
         ムニニニニ..マ三三三ニ|三三三三三三| マニニニニニマ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ムニニニニニ}、三三三ニ|三三三三三ニ/  マニニニニ.ム

        .ムニニニニニi|三三三三|○三三三三マ   ェェ≦三三ム
        ムニニニニニマ三三三三|三三三三三シ─<  マムマ三ム
        マニニニマ |三三三三|三三三三;;/ //ィ.__ }i} }三三i

          ̄   .ム三三三ニ|三三三三;;;| | | | イ],ィ'マ><
             ム三三三ニ|○三三三;└| |__}イ

             .ム三三三ニ|三三三三.>.イマ  Ⅴ
             ム三三三ニ|三三三/>─= マ  Ⅴ
            ム三三三三|>≦|..|  > マ= マ  Ⅴ
            .ム三>≦ニ《    ママ<イ>─.マ  <|
            }<   >ム><三三ム   \|_,。‐'"´
           __.|><三三ニ|三三三三三ム   マiiマイⅤ
          /;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;\ .\マイⅤ

ああ――――。



「全て、全て全て全て全て全て全て」


――――あの、女の。


父のせいだ。父があそこまで優秀でなければ、父があそこまで有能でなければ。私は。

逆恨みの炎は燃え上がる。その身を焼かんばかりに。全てを失った無能は叫ぶ。

「父に災いあれ! 父に呪いあれ! 護国卿、オリヴァー・クロムウェルよ、その身を地獄の炎に焦がせ!」

間違えた者は罰せられなければならない。最も大切なモノを失わなければならない。
そう、そう、そうだ、そうなのだ、父は、父なら、そう言ったはずだ、ならば、父もその言葉通り、全てを私に奪われなければならない。
そうでなくては、私とは一体何だったのだ。

手に握るは統治章典。二度と顧みられることなきその法を破り捨て、彼は叫ぶ。

その後、彼の炎は長き一生の間燻り続けた。消えることなく燃え続ける憎悪。


彼が炎の中に、父を殺し苦しむ自分自身を見ることは、父を失うことが自らへの罰だと気付くことは、一生無かった。


【TIPSを終了します…】

【マスター戦描写】

「…ちょっと迂闊だったね、ゾラ」
「いや、いやいやいやいや、予想できますか!?」
「ここは相手の本拠地、さらに報復的な呪術を使用する終原だ、そう言った可能性は考慮出来た。さあ、来るぞ」

なら早く言えよ! 僕だけが犠牲になったじゃないか!
貴志の言葉通り、黒髪をざんばらに振り乱す逢魔が。…包丁ってまた、妙に似合う武器だな!
しかし、戦闘の心得はないのか、僕の適当な受け流しでもその体勢を崩す。何とか拘束しようとするも大佐の銃撃。慌てて物陰に隠れる。

『囮になることに不足があるのですか? 君はなんとなく、そういう部分を諦めていたような気がするのですが』

確かに、そうだけど。
別の場所に隠れた貴志が僕へ目配せをする。倒れていた逢魔が立ち上がった。
頭を出せば一発で狙撃される。あんまりにもあんまりなサイコホラーじみてる。吐き気がしてきた。

『僕一人がこうなるのは、何か、違う気が』
『ふむ、よろしい、人の本質は欲だったりするかもしれません。そういう感情があるだけでも十分でしょう』
『馬鹿にしてるな? …そういえば、お前も止められたんじゃないか?』

…返答がない、無視してやがる、コイツ。…はあ、まあ、どうでもいいけど。
貴志が何か投げるしぐさを見せた。…長距離攻撃ができないか、って? …とても残念なことに得意分野だ。
とりあえず持ち込んだボルト、ナットを掴む。強く握りこんで魔力を込める。

「…まあ、何らかの情報が出るかと思って、君に言わなかった私も悪い。手伝うよ、っと、その前に」

そう言うと、貴志はその手の令呪を光らせ。襲い掛かった逢魔を弾き飛ばした。

「アヴェンジャーに命ず、【戦いきれ】」
「今のは」
「保険だね、そろそろ苦戦する頃かなと予想したのさ」

…地味に便利だよな、その能力。
貴志と頷き合う。握ったボルトを、迫る逢魔、いや、その後ろの大佐目がけ。


全力で。

「…え?」
『アンカー家はやはり素晴らしいですね。こと義手や義足に関しては私でも真似できない。と、言いつつジンくんのはどうも旧盤ですが。不憫』

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投げる。

「んなっ!?」

轟音、衝撃、全てを吹き飛ばす乾坤一擲の弾丸。
狙いはストライク、相手のど真ん中。大佐は衝撃そのままに吹き飛ばされた。
この一撃、昏倒で済めばマシな方だけど。事実逢魔の方は衝撃で気を失ってるっぽいし。…まあ、人間なら。
ただ、やっぱり自分として不幸なのは。

「…ッ!」

慌てた大佐の銃撃が腕を貫通した。…義手だから命に直結してるわけじゃないけど、使い物にはならない。
家に帰ってから処置をしなくちゃ。とりあえず…。

「貴志さん、大佐の方を! こっちは逢魔を」
「あ、ああ!」

貴志が頷き、駆け出す。その間に僕は逢魔の手を拘束し。その時だった。

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ピラミッド全体が揺れ、何かの、そう、何かの。

「…遠吠え?」

全身が泡立つような異常な感覚、でも、僕は以前にもこの感覚を味わったような気がして。
思考に靄がかかる、揺れるピラミッド、何か、何か、何か。

『良くないことが起こっているようですね…』

その言葉を裏付けるように、貴志と、そしていつの間に復活したのか、大佐がほくそ笑みながら呟いた。
コイツ、やっぱり人間じゃあない…!

「…アヴェンジャーとのパスが、切れた?」
「ハハハ、どうも教授は上手くやったようだな。…一方の俺はこれだ、さて、何をされるか」

直感する。何か、悍ましいことが起こっているのだ、と。


【マスター戦の描写を終了します】


直下、謎サーヴァント【???】判定、成功以上で記憶保持、失敗で消失

4:覚えてなーい

【というわけで続きは明日】

【頑張って明日中に鯖戦の描写とか、諸々終わらせて戦後処理的なところに突っ込みたいですね】

【今夜も描写だけでござる】


【サーヴァント戦描写】

英霊三騎を乗せ、戦車は駆ける。降り注ぐ光弾、太陽の怒りとも見まごうそれを、光よりも早いと言わせんばかりの巧みな技でライダーは躱し、駆け続ける。
迫るほどにその密度は厚く、光の洪水の中を掻き分けるように。だが、その中でライダーは笑っている。

「ク、ク、クハハ!!! 最ッ高だ! 聞こえるか、聞こえているだろう、クー・フーリンよ! 俺は今、風だ、そして太陽の仔と戦っている!」
「おいおい、そう簡単に真名を晒していいんですかね」
「ハハハ! 知ったことか! ああ、血が昂る、心が躍る! 奔れ、マッハよ! 馬の王よ!」

疾風が矢のように光の洪水の中を進んでいく。小さくとも消して壊れないその鏃。
目を見開き、キャスターはそれに答える。その口の端に微笑みさえも浮かべ。

「勇士たちよ、神に仇為す者達よ、僕は君たちを尊敬しよう。だからこそ、万全を以てここで倒す。恨んでくれるなよ、これが神罰である!」

その声と共に最大出力の光線が射出される。分厚く展開されたそれは、まるで壁のごとくライダーへ迫りくる。
線であり点であるライダーの戦車、それが突破することは敵わない。、それを突き砕く、砲弾でもない限りは。

「点に対し面で迫るか。どうする、ライダー。話している暇もないが」
「ああ! 一点でも傷を入れれば、お前の槍ならば突き通せる!」
「その一点ってのが厳しいね、さて、このままじゃアレの前で蒸発だ」

ジワリと嫌な汗を感じるランサー、もはや光の壁は考える間もなく眼前に迫る。
だが、その前にアヴェンジャーが立った。

「傷でいいのだな?」
「ああ、ランサーの持つ槍は穿ち、喰らう魔槍、一点の傷さえあれば、棘を生やし、突き通せる」
「ならば私の出番だ」

アヴェンジャーが迫る壁の前に立つ、その手に構えるはもはや存在せぬ章典。

「風穴を開ける。すぐにその槍を放て、ランサー」
「だが、それは」
「私を誰だと思っている」

迫る死の壁を前に、アヴェンジャーは淀んだ眼を光らせ、陰鬱な笑みを浮かべた。

「英雄を殺した、有能な男だぞ?」

もはや選択する時間もない、ランサーはその表情に嫌な予感を抱きながらも頷いた。
アヴェンジャーの手に過剰な魔力が集まる。光の壁が迫る。

そして。

                   「【謳い継がれぬ詩篇】、【壊れた幻想】!!!」

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       ./´             >''>       .ヽ    、_,     ィ´       ミ、>、          ノ
       ゝ   ー――''''"´`ヽフ      ∧ _,,.. -‐ァ /         ヘ`ヽ!`ー--  >''´
         `''・- 、         `レ'!        .\` ̄ ̄´/         ヽ!´     ./
            `''・ ...,,,__  !/!     ミ、`ー‐ '!/       /ヽ!   _>''´
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                    「【渡り承ける勇士の槍】ッ!!!」

アヴェンジャーの一撃は些細な傷に過ぎない、だが、その傷に、凡庸で、ささやかで、ゼロにも等しいその傷に。

 (≧x
.   `‘≪_≧=-  __
.     `‘≪三三三≧=- __

          `‘≪三三三三≧=- __
              `‘≪三三三三三 ≧=-   _                             ,ヘ
               `‘≪三三三三三三三≧=-  _                        /三 \
                      `‘≪三三三 /ニ/ 三三三三≧=- _____    __   /ニニ三三\
                       `‘≪三{三{三三三三三三 /三三ノ ̄/三三>ニニ三三三三三\
                              `‘≪三三三三三三/三三/三 /,r=ニ二三三三三三三三三三\
                               `‘≪ 三三三 {ニニ/ニニ/ニ}≧=-ニニニニ二三三三三三三\
                                `‘≪三 l|三ニ{ニニ/三jニニニ≧=-ニニニ三三三三三二\
                                       `‘≪三.iニニ.{三/三三二ニニニ≧=-二三三三三三三 \
                                        ー\ニlニ/三三三三二二ニニニ≧=-ニニニニニ三三\
                                           \/三三三三三二二二ニニニニ≧=-ニ三三三\
                                             /三三三三三三二二二二二ニニニニ≧=ニニ三\
                                             /三三三三三三三三二二二二二二二二ニニ≧=‐三\
                                             /三三三三三三三三三三三三二二二二二二二ニ≧=ニ\
                                             /三三三三三三三三三三三三三三二二二二二二二二ニニ\

一歩の槍が叩きこまれ、一瞬で光の壁全体へ棘を生やす。
全てを蝕まれた光は、まるで割れるように、その形を崩し。そして、ライダーは、目を見開いたキャスターへ向かう。

「終わりだ! キャスター!」
「…見事、まさか、ここまでとは」

敗北が決したというのに、一切の後悔なきその瞳。
勝敗は決した、アヴェンジャーの、ライダーの、キャスターの、それぞれの口にそれぞれの笑みが。
ライダーの戦車が殺到し、アヴェンジャーもその手に剣を構える。

「すまないな、沙姫。しかし、勇士たちよ。僕は、君を」

だが、その瞳に、ただ一人、ランサーは。


「待て! 全員! 頭を下げろ!」



         ;;;              iii        !!    |
         :;;;;:  ...  ,,..   :;  ;  ||        iilll  ii  ||
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lllll lllll . ||   ;;  :;:::;   ;;:   :::;;;;;  ;li  ;  ;;;||l  ||    ;;|| ||
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  lllllllll ;l|l; :: ||ll;  ;i  ;; ;; ii  ;;;  ::llll  ;;  |ll ;  || ┣∥ ;;lll;; ||
  i llllllllll ;l|; ::; |||;; ;;i;;  ;;ii ii  ;;!  ;lllll  ;; ;;|ll  :|| .┃  ll||ll |ll                         ”獣”の姿を見た。
  i lllllll;ii ;;l|l ::;;;,, l||ll ;;;;;i ii !  !;; ;;llll;  ;;; ;ll|  ||   ;;lll|||;;; ||l
   llllll;::i  ;ll|ll;.   ┓ l|l ;;;;; ii ! ! lllll  ;;;; ll|  |||  ;;ll|||ll  ll|
    lllllli;i  l||l ゞ.┃ ii||;  ;;; i   llll  ;;;  il|  ;;i||  ;;ll|||;;; lll||ll;;
     llllllilili ll||ll;;  ll||;; ;;;;; ii  lll  ;;  ;;|l ;;ll||  ll|||l;; ;;llll||;;
       llllllllli  lli,,,;;;|lll  ;;;; ii  ll ii ;;   |  || !!lll ;;iill ii||;;;
        llllllllili||ii;: ;ll|||ii ;;;;; ;;i  ||| ;;; ;;ll ll  V ii iill ii;;;;
         !!!llllll|||ll ;;||ll;; ;;;; ;i  ||lli ;;; ;;;lll|llll  llll|||||ll;;
           !!lllll|||: ;|l ;;; ::; ll||i ;; ;;llll||ll;; |||||||lll

             !lllllllllli. i ;; :: :: ll|lli !l;;ll|||||||| ||||lllll;;
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                !llllllii iii   ii |||||||||||||.|||||ll
                 lllllll i i;  illlllll|||||||||||||ll
                  lllllllll iijlll||||||||||||lll

                   lll||||lll||||||||||||lll;;

襲い来る紅蓮の牙、血に塗れたそれは、完全に気配を消し、殺戮者として迫りくる。
勝利の余韻、純粋たる敗北、その美しき全てを、純然たる悪意が塗り替える。

鉄錆の匂い、腥い涎の匂い。そして、その牙は、無能たる彼の頭を食いちぎる。

「アヴェンジャーッ!!!」

消滅の瞬間、彼の脳裏に浮かんだのは何だろうか、絶望、落胆、そして、納得。
かつて見た英国の旗、全てを失った無能たる自分。ああ、やはりそうだった。調子に乗っていただけだった。

結局自分は、無能に過ぎなかったのだ。

.                       。   ロ 囗
....            。      ロ      [] ロ
          ロ           ロ   ロ ロ

......          ロ        []  [] ロ囗‐ "ノ ` l| ̄   l'l   , V//,!   /二二二ニ|   ____
......    ロ        []    囗    ロ []イイ    l     !  /  `ヾ, イニ ヘ二二=┴‐イニニニニニニニニ==
                  _ロ   [] 囗 囗. ヽ !_           ,. <ニニ/ ,. イ二二二ニニニニニニニニニニニ
              []    ロ   [] 囗 ` _\  _  -  / /二二/ ,.<二二ニニニニニニニニニニニ> '"ニ

  。                 。   []  ロ [] マ ー- フ_\ -  / /ニニァ=イ二二ニニニニニニニニニニニ>'"二二二
         _,. ロ     ロ   []┌┐  囗\ \ニニニニ丶_ .イ ! ,.lニニア./ニニニニニニニニニ>''"==ニニ二>‐マニニ
        "  _/\ ロ   []  └┘囗二l   ー'、ニニ二二ト  / lニ/,イニニニニニニニ,.イ二ニニニニニ>'"    }二ニ
        _「_‐-  `‐-ロ    ロ 囗二l   j\ニニニ! Y  /./二二ニニニニニニニニニニニ/         lニニ
            ̄ 。     ロ  [] 囗ニ!  /  iヽニニ! l/ /仁ニニニニ/二二二ニニニニ/         {ニニ
               /ニニ。 ロ囗ニノ   '  ,. ! {ニ二j ' ,.イ. /ニニニニニ,.イニニニニニニニ/ニ=ー----―=====ニ
        ____/ニニニニロ ロニ{  _,. <ア´ ̄ヽ イ _/二ニニニ/二二二ニニニニ/ニニニニニニニニニニニ
        ニニ二二イ二\ 。 ┌┐ニニ>ー-/   ,.イ==イニニニニ/ニニニニニニニイ二ニニニニニニニニニニニ
        二二/ニニニニ> ロ└┘ニニ二>"廴_,.イi !ニニjニニニニニニニニニニニ/ニニニニニニニニニニニニニ
        二/ニニ\ニニ二二 ロ囗---/イニ/ ヾ_j |ニ/ニニニニニニニニニニニ'_!ニニニニニニニニニニ>'"ニニ
        /ニニ二二\ニニニニニニ/,イニニ/ニニノノイニニニニニニニニニニニニ{=lニニニニニニニニ>'"ニニニニ

【アヴェンジャー、消滅。残り七騎】


アヴェンジャーの頭を食いちぎったそれは、唸り声をあげ、残った三騎を見る。
全員が停止していた。特にランサーは困惑の極みにあった。アレは恐らく獣、だ。しかし、アレは確かに。

「俺が、殺したはずなのに」

だが、戸惑う間もなく戦況はさらに傾いていく。キャスターの背で、すなわち、終原沙姫の背で、何かがはためいた。

それを察することもできただろう、しかし、突如現れた獣の凶行、それにより心理に隙ができた。
そして、その隙を、狡猾に狙うは蛇。穏やかに、冷ややかに、忍びより、そして噛み殺す埋伏の毒。

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「切り捨て」
「え」

終原に仕込まれた毒。その名は。

           `''+i..,,,
              \゙゙'!、、
                   \ .`''ー ,,_
                 \,  .iニ''!"
                   \  `'-、
                     \.  `''ー ,,、
                      \     .`゙'''― _____
                        \         _,,, -''!゙゙″
                         ヽ,     .<_,
                             \     r'"
                            ヽ    `-..、
                                ヽ      `'|~
                              ヽ      ヽ
                                  l       `'-、
                  'ぃ.              l        `'-..,、
                ヽ `-、.            .|          __,二=─
                 ヽ  .`''. 、,         │     .〈" ̄´゛
                     l,     ゙''ー ..    .,./        .`'''ー─
                   l             ゙゙̄´           r‐―¬ ̄ ̄ ̄
                       l  ,-―-、             ヽ
                       l,./     \                ヽ
                    ゙l!      .ヽ  _、   __.     ヽ,
                               ヽ.| .`゙''ー て、  .`゙'''ー .._ .\
                             ll、           `''-..\


「御免」


                             正義。


◆埋伏の毒
 終原家の右腕として終原逢魔を支援していたのは仮初の姿。
 実際は官憲の立場を隠れ蓑に、聖杯をその手に収めるための暗躍を行っていた。
 彼がその本性を曝け出す意味。それは全ての準備が整った証である。

 【このスキルは通常時、以下のスキルに偽装される】

 ◆終原の右腕
  かつて魔術師としての才を見出された経験から、終原家の人間に恩義を感じている。
  そのため、官憲としての立場を利用し終原家を勝たせるための支援を行う。
  
 【終原家が特定の(国家権力で支援できるような)判定を行う際、このキャラクターが登場している場合に限り+1の補正を加える】

 【このキャラクターの聖杯への願いが明らかになった場合、偽装効果は失われる】

 【偽装が失われた際、判定を行う。判定に成功した場合、マスター権を奪取する】

 【判定の難易度は偽装効果である“+1の補正”を加えた回数に応じて変化する】

終原沙姫の腕が吹き飛んだ。と、その腕を通し、源景陽がその手に令呪を移す。
誰もが反応できなかった。戦闘に長けたランサー、ライダーですら、目まぐるしく動く状況に脳が動かない。
沙姫の悲鳴が響くよりも早く、その首元に景陽は刀を回し、一言、唱える。

「令呪を以て命ずる、キャスター。 【俺に服従せよ】」

その言葉と共に、キャスターの体が大きく傾く。苦し気に歪むキャスター。だが、令呪一画ごときで彼を縛ることができるはずはなく。

「景陽! 貴様! 何故だ! 答えろ!」
「やはり、令呪一画では足りんか。重ねて言う、俺に服従せよ、キャスター」
「断る、その首、叩き落として」

キャスターが到達するより早く。景陽のさらに背後、そこに黒服の老人が。

「いやはや、この獣をおびき寄せるのは大変だった。まあ、アーチャーの動かし方さえ間違えなければ詰将棋のようなものだがね」
「!? サーヴァント!?」
「そして、景陽くん、私のマスターから、預かって来たよ」
「ああ、助かる」

黒服の老人、その背後には。

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  、     |〈  /⌒L_    :,     ∧    ,            ノ\/
\ \   ト、`弌 j个弌\   、   `´__,/          . イ´ jハ
、 \ \.  V,\ j/ ソ⌒}i  `、   }ア丁jハ弌L_     /    从|__
∧  ` 、 \ ∨ } {く ノ  ⌒j 厂⌒7 八{ノ ∧ \\__/ '⌒   小j「  、
/∧  V\ ` ∨〈 ){ ̄    {∧ /7/ j{.  /∧ i{ 厂}     ∨ハ }|'  \
  ∧  V/丶 _圦|/∧      j∨ / | .八_j/∧ V j{     ; { } ∨/  \              「イィィィィィィ…」
  /∧  ′  弌 !  ハ     〈_/ j/ ∧ i{ '∧. 乂{     j| { }: ∨/   ̄
    ∧  ',    Ⅵi|∧    }  {  }  /ハ }  ∧  ∨/    | { }:,   ー==
    /∧  ,    ∨/∧    }  {  } 〈{ ∧{i ∨∧  ∨   | { }∧     ̄
    /ハ ′  _j{ { ∧  {   } {  } | }∧ V∧   、   | { }/∧ `ー==
     /ハ } ⌒寸 } /∧  }  { j  {| { '∧   ∨/ ∧ | i{//∧`弌__
      } .}   八∨ '∧ {   } ∧   V 〉 小   〉 /∧ j|  ∨//\ `
      } .}   j{ i| ∨ '∧   { j小  _j {   j__/     ∨ {  ∨///\
      } .}  〈 ∧. ∨ '∧    了´{  ア´        、∨  ∨////)、
      } .}    \∧ V /∧   人 {  i{  /∧   }!   )k\  V/厂
      } .}     }ト.〉 }  '∧  ___ ) .}  j  {__ノ∧ .八     ∨ jV
      } ;’    /⌒ハ|   ∧⌒i∨ {  .〉 `弌/ | イ  \    _ノ リ
      //    〈  / iリ   j{ ∧ j|| { /∧  L__j圦  ―==彡,/

◆竜の巣
失敗作を放っておいた倉庫。
昔は最新作のみ手元に置いていたが数が必要になることもある50年分の倉庫。

【戦闘ユニットとして、全ステータスD相当の【魔獣】ユニットを召喚可能】

【マスター戦においては、全ステータス8程度のユニットとして扱う】


醜悪な魔獣、そしてそれ目がけ、景陽は沙姫を放り投げた。
魔獣に接触した沙姫は恐怖と激痛に歪んだ表情のまま、取り込まれる。

「キャスター、私を殺せばこの魔獣を殺すようにマツミ・カレルレンには伝えている。そしてこの魔獣は既に彼女を取り込んだ」
「…ッ!」
「もちろん、君の魔術なら取り返せるやもしれん。しかし、もはやそれを許すには令呪の魔力が遅行する毒のように君を蝕んでいるはずだ」
「…従うしか」
「ないのだ」

唇を噛みしめるキャスター。その瞳に葛藤が浮かび、そして伏せられる。

景陽の凍った瞳がランサーとライダーへ向けられ、黒服の老人がほくそ笑み、獣が唸る。

「景陽くん、あの獣は私の宝具ではない、君もアレにやられるかもしれんが…、準備は、出来ているのだな?」
「ああ、もちろん。さて、逆賊諸君、俺と戦うか? 無論、問題はない。しかし」

景陽が腕にはめられた時計へ目をやる。その針が、十二字を指した。
同時に、ピラミッドの内部で魔力が溢れ返る。目を覆いたくなるほどの光、目を焼かんほどのソレ。
その輝きの中、ようやく翻弄されていた二人のマスターが戻って来る。

「時間切れだがな、俺の正義の為、礎となるがいい」


 ◆『黄金神聖、我が霊魂は永遠なり(ネチェリー・メンカーウラー)』

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 二二ニニニニ===―.  ___/-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ランク:A+  種別:結界宝具  レンジ:0~30  最大捕捉:1人

  キャスターの魂を不滅とす、黄金三角神殿(メル)。
  全高70mの大ピラミッドとその周囲に展開された三つの衛星ピラミッドにより構築される。
  周囲の衛星ピラミッドそれぞれが、肉体、精神、魂魄の不滅を司り、該当の衛星ピラミッドが存在する限り、キャスターを滅ぼすことは不可能である。
  黄金の輝きを放ち、闇の帳を切り拓く大三角神殿は、旧き太陽神の映し身。

 【【陣地作成】開始から七日経過で使用可能】

 【全ステータスに+5補正】

 【全ステータスD相当の衛星ピラミッドユニットを三騎破壊しない限り、上述の効果は継続し、キャスターを消滅させることはできない】



【というわけで本日ここまで、次回、戦後処理諸々】

【再開あるある】

…! アヴェンジャーのパスが途絶えたってことで戻って来たけれども。

「何が起こってるんだ!?」
『…確認できるだけで、何故か蘇っている獣の存在、キャスターの宝具、強力な魔獣、そして残された二騎』

…最悪の状況しか想像できないのは僕だけか!?

「日吉! 何があった!」
「それが、僕にも…、ギギッ、…と、突然、で、でも、アヴェンジャーが消滅…、ああ、煩いなあ!」
「…そう、分かった。ランサー、ライダー!」
「俺たちにも分からん。しかし、キャスターのマスターが変わり、宝具が発動した。それは確かだ」

キャスターのマスターが変わった?
それを確かめる必要はないと言わんばかりに、刀を構えた男…、逢魔と共に僕達を襲った男、源景陽が声を。

「然り、俺が沙姫様の令呪を奪い、キャスターのマスターとなった」

その目はさっき出会ったときより、なお虚ろで。それでいてギラギラと目だけが輝いている。
背後で闇が蟠る。それは黒衣の老人、つまり、先程のサーヴァント。

「それをおぜん立てしたのは私達だがね」
「お前は!」
「…俺はお前たちの目的に協力しただけだ、そしていずれ」
「私達も君の正義のために切り捨てられる、そうだろう。まあ、確かにそこのキャスターには私は勝てないだろうね」

そう言いつつも笑みを隠さない老人。僕達が言葉を放つこともできず立ち尽くす。
均衡を破ったのは、獣だった。突如、何かに怯えるように立ち上がると僕達に目もくれずピラミッドの外へと駆け出していく。
声も出せず見送る僕達、手を叩いているのは老人一人。

「ああ、そうか。そろそろ、というわけか。よく仕込まれた獣だな。さて、景陽くん、私達の関係もこれまでだね」
「そういうことになるな」
「私を消すかね?」
「…」


直下、景陽思考判定【連戦】+1

123:そうだな
456:お前には義理がある
789:慢心

3:そうだな

「そうだな、お前も消す必要がある。俺は正義を守る故」

その剣が振り上げられ。

「お前のような悪は不要だ」
「だが、その魔獣は我がマスターの管轄下にある」
「…ああ、そうだった、では、令呪一画を捨ておけ。その条件ではどうだ」
「…ふむ、少々待ちたまえ。…よろしい、我がマスターから了承の旨だ。ここまでの働き、感謝する、ともね」

老人が言葉を言い終る間もなくその手が下ろされると同時。
キャスターの手が挙げられ、先程までとは比べ物にならない光が老人の存在していた場所に降り注いだ。
しかし、そこには既に姿が無く。

「…いずれ滅ぼそう、悪を」

景陽は静かに呟くと、俺たちの方へ視線を向ける。

「次は、お前たちだな、逆賊共」

…何を以て逆賊って言ってるんだ。というか、コイツ、終原の協力者じゃ。
混乱する僕、でも、その中で真っ先に指示を飛ばしたのはやはりというかなんというか、貴志だった。

「ゾラ! 日吉! とりあえず選択しろ! 此処で戦うか、令呪を消費し脱出するかだ!」
「れ、れじ、グギ、…令呪を使用しないという選択肢は」
「ない! 此処はすでに敵の中枢だ! 此処から出るには、相手を倒すか、外法で逃げるしかない!」

…二者択一、どっちを選ぶ!?


23:10から多数決、先に二票

1:令呪を使用し逃走(一画消費)
2:戦闘に挑戦

どうしよう、粘ってたらセイバーやアーチャー加勢に来るのか。

>>84 そこは判定ですね。最悪の場合異変に気づいて来ることすらしない】

1:令呪一画消費し撤退

…勝てないな。

『でしょうね。キャスターの宝具もありますし、これ以上長引かせても無駄でしょう』
「俺は撤退する、ライダーのマスターは」
「…ぎ、ぎぎ、…黙れ! …あ、ああ、僕も、そうす、る。そろそろ、限界」

…このライダーのマスター、何があるんだ?

『…んー、今は後にしましょう。とりあえず』
「ああ、ランサー」
「…仕方がありませんな」
「令呪を用いて命ず【僕達を連れて撤退だ、ランサー】」

そう言うと同時、ランサーが僕を抱え、離脱する。また面倒なことになった、と僕は思っている。
…それにしても、このキャスター、倒せるのか?


直下、【???】判定、大成功以上で獣の記憶保持【流石にそろそろ】+2

9:ようやく記憶保持


【モンスターのステータスを公開します】

 ≪クラス≫: モンスター

 【真名】: ???

 【属性】: 混沌・悪
  
 【筋】: B
 【耐】: D
 【敏】: A
 【魔】: C
 【幸運】: D

         \       ヽ.   ヽ      _/   ∧   ヽ  __
  ‐ 、     ヽ     |    |     /  /   ∧ }    |/
    \          |    |   /___/   /  ヽ ,/
     ヽ    i    |    | / ̄/   \ /    У    /
             |       /   /     \\ ,/    /
       i   |    {  ,/   /    |  \/   /
       |   |     \/   /       |    }  ,/ \
   ̄ ̄`\_|.   |      /   /      |    ∧ /    `ー‐
       |   |     /   /         l    / {∧
  \____ |    」__,/     ,′       ∨/  } \___/ ̄
         \ /   |     |        /     ′ ___,/
  、      ∨  /|  |  | ,/!  /{   /}    |/  ,/
  \     |  / ,/{/| |V| /|// / //! /||    |   /
    \   |  | |  |/ |/ | {/|/ .{/ |/,/|    /!  __/    /
     \  |  | |           /  |   / .|/ /    /
  \     \ ヽ | | | |    /  / /   |  |  |        /
.   \     ヽ| | | | |l  // //  !  |  | /  /   /
     \    | | | | ||l// /' ,/| ,′ |  | /  /   /
       \  | | |\\||////// //   |  |/  /    /
        ヽ | |八\\||///'/ノ//   |  ||       /
         _}_ \\ ヽ||//'///|     |  / |     /
       厂/ __ } ヽ. ||//|{ ,/ |   .|  | |   /
.      /| { {   |/  ヽ.ll//lj/   |   丿 八_
      { {\}\}     ヽ! /    r―'     \
.      \}           ∨     |/^l /|∧ 厂}/
                        {{ { }/

 【特徴】: ???

 【保有スキル】
 ◆ 気配遮断A 
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

 【奇襲、索敵にランク-2の+補正、最低は+1で固定】


 ◆ 情報抹消A
 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。
 例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。

 【戦闘、遭遇終了時、その場に居る自身のマスター以外の記憶からモンスターの情報の一切を抹消する。この効果はモンスターがその場に居なくても発動する】


直下、剣弓、ピラミッドに来るか【結構目立つ】-2

123:普通に様子見
456:入り口まで
789:がっつり

3:普通に様子見してるよ

【夜行動を終了します】

直下、他陣営の行動あるかどうか。成功以上でそのまま朝に、失敗で存在します

6:そのまま朝になるよ

直下、朝になる前に、そう言えば終原がやってた不審者の検挙度合い【諸々】-2

123:何の成果も
456:謎ユニット一人ひっとらえました
789:暴走族検挙ー!

1:得られませんでしたー

【というわけでちょっと早いけど本日ここまで、次回、朝を迎えてどうするの。お疲れさまでした。明日は少し不安】

【キアラさんは来ませんでした。前スレはもうちょい残しといてください】

【ごめんよ、今日もお休みだべ】

【はい、再開】


【七日目】

直下、初期位置

123:↓二つじゃないどっか
456:城戸
789:ゾラ

4:城戸

…ここは。

「…私の家、みたいだね」

つまり、城戸邸ってわけか。
僕達の帰還に気が付いたのか、城戸邸の戸が開け放たれ、黒眼鏡の男、城戸銀賀が姿を見せる。

「おいおいおい、どうしたどうしたどうしちゃったのさあ! 貴志くん! 明らかにキャスターの方に」
「伯父さん、私達は敗北しました」
「…ほえ?」
「…すいません、アヴェンジャーが」

貴志が一部始終、ランサーとライダーの助けを借りながらもそれを話し。
面白いほどに顔が青くなっていく銀賀は。

「…嘘じゃん。嘘と言ってよバーニィ!」
「…すいません」
「…きゅう」

それだけ言ってぶっ倒れた。

『気絶してるだけのようですね。…はー、これが城戸晴真の息子。…何というか』

「…とりあえず、日吉、ゾラ。君たちはもう好きに動いてくれればいい。…アヴェンジャーが消滅した以上、私が引き止めておくことはできないのだから」

…そう、言われてもなあ。


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:自由安価

終原本邸に報告

>>108

…とりあえずまずは。

「このオレが背負ってる女、どうしますか?」

それだよねー。
ランサーの背には完全に意識を失った逢魔。生霊の見立てでは死んではないらしいけど…。

『終原本邸へ報告がてら運ぶのがいいのでは? あそこの当主は私の想像通りなら面倒ですが悪い人ではないでしょうし』
「…とりあえず、終原邸へまずは向かおうと思う」
「了解しました。流石にこれは不可抗力ですからね、代金はせしめませんよ」

それは助かるよ、まったく。


直下、誰か同行名乗り出る?【基本ボロボロ】-1

12:誰も来なーい
345:ライダー陣営
67:貴志
89:二人とも

4:ライダー陣営同行

「なら、俺たちも同行しよう」
「ライダー」

…? 同行する理由、あるか?
そう考えていたのを察したのか、戦闘時とはうってかわって冷静な調子でライダーは背に負う蟲、三四郎を指さす。

「いや、何。俺が行った方が説明もしやすいだろうし、何よりマスターの体を蝕んでいるモノへの対処法を知っているかもしれんのでな」
「え、そんな面倒なことになってたの? あの虫」
「ああ、俺も詳しく話してくれるわけではないが、どうも呪いに近いものではないかと踏んでいる。そもそもキャスター戦が終われば持ち掛ける予定だったからな」

呼吸も絶え絶えな三四郎はもぞもぞ蠢くとすまなさげに一言

「頼む」

とだけ言って動きを止めた。…まあ、そういうことなら。

「構わないですけど」
「では、行こう。…城戸、しばらくの間だが世話になったな」
「いや、こっちの台詞だよ。…これからどうしたものかな、鳴り物入りで帰って来た、はずなんだけど」

燃え尽きたように力無い笑みを浮かべる貴志。…でも、僕にはどうすることもできない。
なるべく相手の顔を見ないようにして、僕らは終原本邸へ向かった。


直下、終原邸対応【逢魔同行】+3【???】-2【城戸との諸々】+1

123:門前払い
456:入れてくれるけど、その前に
789:熱烈歓迎

0:特殊判定

             _<ヽ_,- 、

            ∠  〃    ll  ヽ
              / 〃 〃  ll  ll l
           │〃 〃八    ll   |
               イ 〃_/川\人  ll│
            「∨二、川,二 |l|⌒V
              .ヽ| `゚ニ| l `゚ニ レ'リ′
                 ヽ /└´ヽ u/ /
.              ∠、\ ̄ /|\
.              ∧三\>‐´  |仁\
.            //三三〃    |仁二\
.         /. :/三彡∧      |L三二ニ\
       /. : /彡/|三l    /=|\ : : : . \
    / . : : : . ̄/  :|三」    /三|: 丶: : : : : . \
    /l  : : : : : ./  : :|三_l  /=三|: : 丶 : : : : : ./l
.   / l  : : : : /  : : :|三=l /三三|: : :  ヽ : : : :/ l
  / : .l  : : : \ : : : :|三ミl/=三三|: : : :/ : : : / : .l
. /  : : l  : : : . / : : :|三ミ|三三三|: : : ヽ : : :/  : : l
/  : : : .l  : : : : .\ : :|三ミ|三三三|: : / : : / . : : : l
  : : : : l : : : : : : . \:|三ミ|三三三|:/   : : l : : : : : .l

直下【不幸体質】-1

123:ちょっと待て、何で仕掛けてくるんだ!?
456:最後の一人と遭遇
789:何故かいるゾラ勢

5:同盟、最後の一人

そんなこんなで終原に向かう途中で。

                __
                 /乙ノ_,ノ\
              └ '′  \_ハ
       _,. _-=ァ=-、___ノヽノ

     /「_,. --'ニヽ\} }ヽ_>'′
    / { { /´二=- 、\ヾ¨´
    ハ.  《`<ニ二ミ、__ヽ ,ハ
   ハヽ彡〉'´ニ二ヽ∠フ ,ハ
    {\ ) 《_弐ュ兆,ム_ハ,} //|
   }\:彡 ヾ``,___j「;シ ミ //|

    八ヽぞ 夫`叉,メトミyイ ノハ
   彡 } ∠ィヾ辷シ∨,f  イ: /}
    =丿 /ヘw、 ,wイヽ ミ;/〈
   }  /〉 〈 `'′ | `!{=‐ヘ

   ノ了 !{r'jj_}    ! ,,__}屮'′
  (,〔〔_,j_」        廴__,〕〕!

…目の前に虎が立ち塞がった。

「いや、ちょっと待て!?」
「…魔獣か、あるいはそれに類するものでしょうな」

魔獣? そういや、どっかでそんな話を聞いたような気が…。
今にも飛びかかりそうに唸るその虎の背後、そこから幼い声が聞こえてくる。

「おちつけ、銀風」

その声に虎は素直に従い、唸り声を止める。声の主は。

/イ  イ¨¨`           > '"      ` 、 ,! ヽ  ,!
{ (イ .{  / ̄>'¨ヽ、   /          ヽ \ //
`¨ ´ .乂 (       `¨7/,イ           ',   V
              /,イ./ .i        ヽ     V                    「やあやあ、お初にお目にかかる」
              / / | l、 ヽ  \、    \i  V i
            ./ /! .i! ! ヽ、 \ __二ニ=‐、. \. V!
            乂( .〉、!─-- 、v ヽヽ 斗-─V \!!ヽ

             / ./ .|、 i  { ヽ. Yソヽ }ヽヽ、V   Y.ハ
            ./ ,イ|  /ヽ、ゝ、! .).ノ .xfX云Xk、}) ,ノ}ヽ}
            .{ .|ソ乂. { ≧zzzzx::::::::::"乂゚_ノ,ア⌒ソノイ!
            .乂VV.ヽヽ__,ィ:::::::::::::;::::::::::::::::::::::/イ/,! ,!!                   「私の名はターニャ。ターニャ・カレルレン。ガディア・カレルレンの置き土産」
            ,!::::ヽヽ、二_ノ).  、   ,   /ト、/ ,ノ,!v

            i!::::::::ヾ、二/≧s。   .。s≦>ヽ__/二> 、
            i!::::::::::::::∧:::::::::::::>、゙7爪:<::,s≦ア´::<:::::::>、\
            i!:::::::::::::::::∧/\:::::::Ys≦ア´:::/:::::::::::::::::::::::::::\V

             ∧:::::::::::::::::∧:::::::::>:::/i:i:i7:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: V
              ∧::::::::::::::::∧:/:::/i:i:i:7::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!
                ∧:::::::::::::::∧\::{i:i:i:i|::::::i!::::::::::::::::::::::::::/)::/)7:!             「と、言っても、カレルレンとは違い、独自に動いているわけですが」
               .∧::::::::::::: ∧:::YVi:i|:::::::{:::::::::::::::, x '´ イ´.//:∧
              /:::∧::::::::::::/77'''" ̄ ̄ ̄i! ̄:::::∧    /::/::/:V
               /::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::/_,ィ'´:/:/::::::V
             i::::::::::::::::\:::i:::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::/|¨¨¨ <::::::::::::::::::::V__

             |::::::::::::::::::',::`¨T'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:: |    ヽ:::::::::::::::/ 三∋、
             |::::::::::::::::::::',::::: !:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::: |      ¨ヽ¨´r───'´
               !:::::::::::::::::::::',::::|:::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::: |       \>           「ゾラのマスター、そしてもう一人というべきかもう一匹、マスターですね?」
              |:::::::::::::::::::::::', |:::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::: |

幼い躰に似合わず恭しく礼をするその姿。…ターニャ? ああ、アマタが言っていた。
…いや、だったらカレルレン、敵!? だが、今、カレルレンとは違う、と。

『ああ、例の娘ですか。…あの男の娘とは、曲者でしょうね』

混乱する僕の思考を、その童顔には似つかわしくないほど鋭い目が突き刺す。

「何、今すぐ取って食おうというわけじゃあない」
「…なら、何故此処に?」

それも、虎を連れて。

「まあ、理由としては、だ」


直下、ターニャ登場理由

123:そんなことをしていていいのかな、と
456:何、ちょっとした偶然だ
789:協力の申し入れ

8:協力の申し入れ

そう言いながらターニャはにやりと笑う

「何、君たちは今、キャスター陣営に敗北し、撤退してきたところでしょう?」
「…」

何でそれを知っている?

「まあ、知った方法は置いておいて、だ。その上で私たちは君、正確にはキャスター陣営を打倒する陣営に協力を申し出たいのですね」
「…!? 何のために」

それに今。

「…私達、ということは、お前たちはそれなりの勢力を持っている、ってことか?」

ランサーの発言にターニャは深々と頷いた。

「然り、といっても、ここにいるこの小娘一人だがね」

そう言って、ターニャが虎の後ろから引っ張り出してきたのは、僕と同じくらいの女の子。

:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:>''´        /     :|    \   `ヽ、(_,   |
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i>''´        /      /| |.    \    \|   /
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:i:i:i:i:i:i:i:i:i/              ,         /   -| |´\∨   ∧                   ┏━━━━━━━━━━┓
:i:i:i:i:i:iア           |   \        / ∠=-| |―┘∨   /       〉
:i:i:i:iア            |    /\    /      :| |    ∨ /      /〉                 月臣 ルナ
\ア             |     /   \ /     _ \   :|//|:    //
/              /|         | `   ___________\\  ハ/ :|  //|〉                   女子高生
              // _|   |    |  ≪¨¨¨ん¨Т\\∨V  |,//___」〉
                { / |   |    |    `  乂rリ    以     | :|〉                 ┗━━━━━━━━━━┛
               人 ヽ|   |                  \   l :|〉
                \|   |     \             /   | |〉
.                八   二=- _  \             /     |:|〉
                `、     {  ̄        __ , /      ||〉
\               `、      {                 ̄l ̄\l|〉                    「…」
                 ∧      {ニ=ァ- .,_   ィ゙     |   |〉
                 _/ ‘,     { /_   ¨´ |     |   |〉
               __,,. ィi〔:i\ ‘,    {\ ト.     |     |   |〉
.       / ̄ ̄ ̄ ̄:i:i:i:i:i| ̄ `、   | '⌒\>‐―┐      |   |〉
\     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧  l\  :|   _j    「\    :|   |〉
.      /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧  |  ヽ|  (_ノl     li:i:∧   | ̄ ̄

ただし、その手足は拘束され、まるで犬のような扱いを受けている。
心もここにあらずといったような表情で、僕を見る気もないようだ。

「…! その娘は」
「いやいや、怒ってはほしくないのだね。この娘、中々凶暴でね、こうでもしないと私でも抑えられないので」

…まったくそんな風には見えないけれども。

「本当に、武器として拉致したはいいが、少々使い勝手が悪い。戦争が終われば逃がしてやるとは言っているんだが」

その言葉には、一切の感情がこもっていない。まるで、完全に道具として見ているような…。

「マスター、冷静に。相手はこちらの判断力を鈍らせようとしている」
『…と、言うよりは完全に個人の趣向のようですがね。此処で私たちを怒らせる必要が無い。…それはつまり、私たち以外のどの陣営と組んでも構わない、ということでしょうが』

言われるまでもない。それに、あの程度なら、まだ耐えられる。
なるべく少女の方を見ないようにして、ターニャに向き合う。僕の反応に少々驚いたようなしぐさを見せ、ターニャは。

「さてさて、話がずれた。では」
「その前に」
「何かな?」

『ええ、判断としては正しい。この協力、どういったもので』

「対価は何だ?」
「ははあ、確かに。ただほど高いものはない。と言ってもたいしたことはなくてね。私としては爺さんの遺志を守るだけだ」
「遺志?」
「そう、ガディア・カレルレンの遺志、…その為にカレルレン勢力が少々邪魔なわけだ」

…つまり、話を鵜呑みにすれば。

「カレルレン勢力を倒すことが、そちらの対価になる、と?」
「そういうことだな」

…信じられるか?

「オレとしては何とも。…もう少し情報を手に入れてから動いてもいいかとは思いますが。それと」
「ああ、…では、その協力、とは?」
「そうだな、最早キャスター陣営に対する協力はできんが…、カレルレンに属するセイバー、あるいはマツミ・カレルレンの情報を探る、というのではどうかな?」

セイバーの情報、そして、マツミ・カレルレン、か。悪いというほどではないが…。

『微妙なところですね。というよりはこのラインで妥協する陣営ならどこでもいい、そういうことでしょう』

…そういうことだろうな。

「さて、決めるならばこの場で決めてもらいたいのだが…。どうするかな?」
「断った場合は」
「…ああ、銀風に襲わせる、と? はは、サーヴァントがいる状態でナンセンスにも程がある。大人しく撤退するさ」

…さて、どうしたもんだ? 信用できない、といえばそうだけど、これ以上の質問はできそうにないし。


00:15から↓2、協力を受け入れるか。

受け入れない

>>125 受け入れない

【信用無いなあ。というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

【再開】

…ここは。

『やっぱり胡散臭い。断ろうと思う、どうだろう?』
『マスターがそうするのであれば、オレは従うまで。ですが、悪くない判断だとは思います。吉と出るか凶と出るかは後で考えればよろしい』

ランサーが頷いてくれた。よし。

「悪いが、断らせてもらう。そこまでお前たちの事を信用できない」
「…おや、思ったよりも芯の強い御仁のようで。いや、臆病というべきかな?」

そう、笑いながら、ターニャは女の手を引き、虎の背にまたがった。

「では、交渉は決裂、私達はとっとと退散させてもらう。諸君、良い戦争を、クソったれた欺瞞の為に」

風のように去るターニャの後ろ姿。…少し、調べておいた方がいいのかもしれないな。


直下、終原邸対応【逢魔同行】+3【???】-2【城戸との諸々】+1

123:門前払い
456:入れてくれるけど、その前に
789:熱烈歓迎

9:熱烈歓迎

そしてまあ、終原に辿り着いたわけだけど。

「…! 逢魔! お前は、ゾラの…」
「歩おじ様! 相手は逢魔おば様をここまで連れてきてくださったんですのよ!」
「…ああ、そうだな。とりあえず、上がってくれ、歓迎するよ。そして、…話を聞かせてはもらえないだろうか」

…まだ、情報は伝わってなかったのか。

…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
                            ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

客間に通され、一通り話し終えた僕たちは、歩の渋面と見つめ合う羽目になった。

「…まさか、景陽くんがそんなことをするとはね」
「…想像もできません、あのように優しく、毅然としていたお方が。…何かの間違いだと思えるなら、思いたいのですが」
「いや、間違いではない。俺は事実、アイツがキャスターのマスターの腕を奪ったのを見た。なんならランサーに聞いてくれても構わん」

ライダーの言葉に、舞莉或は項垂れ。

「…そんな」
「親父の肝入りだったんだが…、人は分からんね」

そう言いながら頭を振る歩。沈黙が客間に広がる。
居心地の悪い空気、それを一つの足音が乱した。襖を開け、入ってきたのは小柄な老婆。

「霊夢おばあさま!」

霊夢。…確か、城戸家の隠居だったはずじゃ?

「貴女は」
「言いたいことは分かっている。まあ、その話は追々するとして、ゾラから客人が来てると聞いて、月が呼んでいる。来るか?」
「月? …終原月ですか?」
「そう。アレはもう動けんからな、案内する、歩と舞莉或、そこの虫も付いてくるといい」

慌てて立ち上がった僕たちは霊夢に案内され、終原家のもっとも奥まった部分。
まるで何かを閉じ込めているかというほど厳重に結界を敷かれたその内部へ歩を進める。
そこにいたのは針金のような老爺。僕が来たことに気づくと、人のよさそうな笑みで手をこまねいた。

「いや、呼び立てて申し訳ない。僕は少々ここから出られなくてね。初めまして、終原月、です」
「え、あ、はい、は、初めまして。ゾラ・A・ジンと申します」

…思ったより気さくな人だ。終原の重鎮っていうから、もっと、なんというか荒々しいイメージだったけど。

『…今は終原月の方ですか。…いやあ、年月というものは色々と変えますねえ』

…? 今は?

「まあ、何だ、とりあえず座って」
「は、はい」

促されるままに座り込んだ僕とその他全員を、月は静かに見つめ。

「大体の内容は聞いている。景陽くんが裏切り、沙姫ちゃんが囚われている、と」
「そ、…そうです」
「…見抜けなかった僕のミスだね。僕はどうもこういう部分が不得手で」
「は、はあ」
「うん、そこで、だ。此処に呼んだのは他でもないんだ、ジンくん。終原としてはやはり沙姫ちゃんを助けたい。そこで、情報を交換しておきたい」

情報…。

「といっても、僕達はほとんど脱落しているようなものだからね、君に対する一方的な情報の譲渡、と言うべきか」
「叔父さん」
「…言いたいことは分かる、でも、僕達はそれを目的としているわけじゃない。僕達はこの街と家族を守りたい。…そうじゃないかな?」
「…確かに、そうですね。いえ、差し出がましい真似でした」
「いや、気にしないよ。僕は強制する気もない。…では、ジンくん、何でも聞いてくれ。終原はこれから全陣営への協力を宣言する。僕が持っている情報でよければ、いくらでも提供しよう」

…これは本当に有り難い。何か、今聞いておくことはあるか?


23:20から↓2まで、聞きたいこと、知っておきたいこと

塩原について

>>136-137

…逢魔の呪いの事も聞いておきたいけど、まずは。

「では、まず、肆王原巡の事について聞いてもいいですか? 確か、それを広めていたのは終原だったと思いますし」
「…ああ、肆王原か、そうだね」

うんうんと月は頷き。


直下、知りえている情報【しばらく情報探ってた】+2

123:現在情報なし
456:連合の存在
789:連合の存在、加えて誰か一人のステータス把握

44:自陣営に不利な特殊判定

   . . : : ::;、_,ィゞヾ;:,ィilゞィi',i||||i、li、ヾ、ミli、゙,ヽ、       . : .::;:';
  、: : : ; .: :;:;、_)、,ィil|||l|||||l||lリ!l||||l|!||i|||!|||!ミ||li、   , 、. : .::,:;:;';'
、_、_,)ヾ_ゞ-ミ;: ,ノィ!||||||||||lリ|リ|゙!ヾト、ミiヾ!|リ!||||||li、 (、;);';:,:;ゞ'、

;:i、_ゞツ,:i、_,丿.:il||||||||l||l|リ i|! ゙!  ヾヾ_」_リ゙i|||||||i . . i、乂_ ゞ、ィ
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:iュ、ィゞ゙ヾ;:;シ‐ミ;:',:'.: :iヾi、 ' ′ ゙'′_,,、、  ,/_;イ:;'´゙ゞミ;:;:;:,:;'i;ミ';'
:;:;':'乂_,ノ)ト、_,;イ-、 ヾミ゙i、   ヾ-='ヲ′ ,/ . : .:゙''´ ),:,:':;:,:;';';

' ' "´   .:;:r'ヾ_,ィ;:,:: . `\、  ゙'"´ /|゙.: .:'.:,:,:':;`"、、゙ );:;:;

   . . : .:,:;:ミ、_,丿;';:':,:,: .: . `!ヽ、、_,/  !_,、. : .: :,:,:':;:;';:ミ彡;:;';'
. .: .:'.:,:':;:;:;';:;';:;';';';:;';:;:':;:'.: .: . _,,」: : :`:゙′  l / ヾ;:;:;:/'"ゞ'゙ヾ,:イ,:;:
,:,:,:;:':,:;:;';:;,:;';,:,;';:,:';:,:,:;:,:: .: /'´ : :!: : : . . : ._ン′ iシ`゙"´`゙'ヾミ;';:;:;

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:,:,:;:;';:;:;:;';:;:,:;:シ'´!   ゙!´!、 i‐-、:_;シ´」: : ト、 |  /  _/
;:;';';:;:,:,:,:,:,::/  |   /゙レ'|ヽ,|-=彡!`゙"'// \_! /;ィ'"´


22:35から直下【不幸体質】-1

123:「知りたいなら教えてあげるよー! すぐに忘れるかもだけどね?」
456:「ああ、気が変わった。そろそろ我々の存在をバラシてもいいだろう」
789:情報は得たけど口が滑る貴方


【生霊憑き】使用する場合は【使用】と宣言(残り魔力一回)

【ついでに逢魔の【報復呪術『私刑』】で【質】減少して、最大回数が一回分に減少しているいるのをお忘れなく】

7:口を滑らせた貴方

「それなんだがね、どうも肆王原は一人ではない」
「…一人じゃない?」

どういうことだ?

「肆王原はバーサーカーを抱えているんだが、そのバーサーカーと肆王原の魔力はどうも繋がっていないらしい」
「…つまり、他に」
「ああ、だがそれはまだ調査中でね。その協力者、と今は便宜的に呼ぶがその協力者の存在が分かれば…」

…肆王原には協力者がいるのか。そう言えば、バーサーカーを連れてアーチャーと戦っていたときに。

「サニーが…」
「ん? サニー?」
「あ、いえ、僕の家のホムンクルスなんですがね。彼女が一度肆王原に遭遇した、と」
「…それは、五日目の朝、のことじゃないだろうね?」
「え? えーっと、確か、そうですけど」
「…」

…ん? 急に月が黙り込んだけど。

『…あ、もしかして。あ、あー! そういうことですか!? …やっちゃったなあ。まったく、私の知らないところで』

ちょ、ちょっと待て、どういうことだ生霊!?

「…」

え、いや、全員が、黙り込んで。これ。

『…不味いかもしれませんね、いつでも攻撃に対する準備はしておきます』


直下、真にチェンジ、反応【???】-1【まだ話す余地はある】+1

123:「…帰ってもらおう」
456:「…正直に答えてくれ」
789:「…隠す必要も無い、か」

77:自陣営に有利な特殊判定

         ___ノレ'!ソ__,.           __
      _,.-‐'´:::::::::::::::::::ノ__          /
      ,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::<         /\_
    /::::::::::::::::::::::ィト、ヘ::_:::f"          |
   {::::::::::::::::::ハ:::i l! ゙、/ ヽ!゙             |
    |:::::::::::::::リ|‐V‐'` !'´`!
   i::::::::::_jv'  '゙ ̄  _!_,.ィ‐‐'7__      / \
    ヾ、::(ヘヽ  r‐'´   / /゙/ゾj_   /    ヽ
     `゙=イゝ/,、/) _ / -`^^´ソ}     |

        /、ヽi/y'/´/) 、   ゙<'___     |
       /  | Y ' ´ イ/゙!      |__
      /   i  ヽ、  ィ'´ -‐'ソ/ く r'
    / ー-、 !   〉  丿   ,.ィノ  ,ゝ
    i    `ヾ.  i  l゙ヽ、_ |!/ ,.イi
    |      ヽ `/  i  Fヽ_,イ" |,〉
     !     V'  /、 i l  リ {、 ノ
    |  Zソ/   /  ヽ!   |ヽj‐'
      i   /   /    |   ヽ,
     レ'__\  /     ヽ.  /
        iヽ_/  ,.__ __ _j_,.イヽ.

        \__,,..--‐‐‐'"::::::::::ヽヽ.

          {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽィ〉、
          |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、

直下【不幸体質】-1

123:「アンタは悪くなさそうだしな、話しておくとするか…」
456:「話しておく必要があるし、ちょっと締め上げる必要がありそうじゃねえか」
789:「話す必要があるっぽいな。…で、アンタ、何でそこにいる?」

4:話してくれるし、ついでにヴィーノ締め上げ隊結成

【というわけで本日ここまで、おつかれさまでした。次回、何故終原がサニーに反応したのか。】

【ちょっと体調崩してしまったので本日おやすみ。明日もちょっと不安】

【復活。ちょっとだけ再開】

張り詰めた空気、何分経っただろうか、全身の痺れるような敵意がふっと緩んだ。

「…まあ、アンタは見たところ戦闘員、それも雇われってところみてえだからな、モヤシ少年」
「…え?」

モヤシ? 僕の事か!?

「何きょろきょろ鳩みてえにしてんだ、馬鹿じゃねえのか? お前しかいねえだろうが、目ぇ、付いてんのか?」
「は、…いや」

きゅ、急に雰囲気変わりすぎじゃ。

「とりあえず、だ。話しておくか」
「は、はあ…」

よく分かんないけど…。大人しく聞いておいた方がよさそうだ。

「どっから話したもんかね…、とりあえず、五日目の朝から始めるか。あの日、俺たちは肆王原に接触した」
「は、はい。サニーが逃げた後、ですよね?」
「そういうこったな。で、まあ、それは置いておくとして、だ。そこに俺たちのよく知った爺とよく似た残滓があったんだよ」

…爺?

「始めは肆王原の陰険野郎の仕業かと思ったがちと違う。っつってもアーチャー陣営ではない、アテもなし、それがテメエの証言で繋がったわけだ」
「…ちょ、ちょっと待ってください、いまいち繋がらないんですけど」
「…月、前提を話していないぞ」
「ん、ああ、すまねえ、姐さん。確かにそうだ。何でもっと早く言わねえんだモヤシ。テメエの脳味噌は豆か?」
「す、すいません」

何で怒られてるんだろう…。

『…やっぱりそうでしたかー。…これは、誰の考えでしょうねえ、よりにもよって』
「その爺ってのがな、前回の戦争に参加してた人間なら知ってるかもしれんが、この終原にとって大恩のある爺なわけだ」
「はあ」
「つっても数十年前に寿命で死んだ。そこまでは何もなかったのよ」

…数十年前に死んだ人の話がどうつながってくるんだ?

「だが、こと最近になって、だ。その爺の死体が消えてることが判明した」
「…? 消えた?」
「ああ、かなり巧妙に隠されてたところを見ると、死んですぐに奪い取ったみてえだな」
「…そうなんですか。でも、その魔力が何でここに」
「…言いたかないが、テメエんとこのそのサニーか、サニー、もしかして、魔獣の血が混ざってんだろ」

ああ、確かその筈だ。…よく知ってるな。

「はい、そうですけど…」

僕の答えに月は顔を顰め、頷いた。

「消えた死体はな」

                ___    }ヽ.    iし'´:/
                ⌒ヽ:::\ ヽ、ノ ゝ┴-、|:::/:{__
               __,ノ::::::::ソ´ ;';';';';';'  レ::::/`

              ‐─ 、:::::::::シ ;';' 、__   .:::i/::ハ_,、
              _ ,、ノン´、、    ミ\ミミ|:::::i:::. {
             _) ゛ ミ゙゙ ;';';';'  ヾミ\ミミ |:::ノ:::::ノ

             ヽ'´  ミ ;';';';'   __ヾ、::.{j::::::::|
            __/_j  ミ.           `゛ 、::ノ        /{           γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
               /⌒}  ミ  .:::/  ;';';';';';'     `ヽ、/⌒゛ー‐'-、_{__          |            「“ヤクシャ” ガンホー・シヤン」             |
           /  《    .::    ;';';';';';'   / ̄ ̄ ー─ 、 ;';';';ヽ;';'\         ゝ_____________________________,ノ
          ノ:. 《      /        /  ;';';';';';';'    ∧  ;';';';';';' ∨フ
         /.::__ソ..     /  ////////  ;';';';';';';';';'.   //∧ ;';';';';';';' ∨
        /  ⌒}  .:::::  /        ;';';';';'            \ ;';';'i
         /   《 ::::::::::::::.イ      / ;';';';';';';'   }      ;';';';';';';' ヽ- イ
    , - イ  .:::::: }::::   八///.  /  ;';';';';';';'    {:::::::::::人  ;';';';';';';'  i  ヽ
 r─/;';';' i:. .::::: ノ ;';';';';'  > //{  ;';';';';';';'    ハ::/  i  ;';';';';';';'    ト、
 `i/;';';';'  .:::;';';' イ  ;';';';';'     `i//  ;';';';';'  ////|::.   |         ,ハ      γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
 ,ノ;';';' ./  ;';';'; 〈   ;';';';';'  .:::::  ∨/     ///// |::.   |        ノ.  i      |              魔獣でもあった糞爺よ             |
/ ;';';' /  ;';';';' .{.      / ̄ ̄ ヽ∨////////////|    ゝ------ 、::::ハ  .|      ゝ___________________________,ノ
`|  .::::{;';';'i ;';';' ハ   .::/  ;';';';';'  `ヽ、/////////∧          .::|   |
. 乂{⌒';';';';';{   i_,  ∨//  ;';';';';'    ////` ー───‐ヘ  .:::::::::::    :::{   ヽj
 }/⌒i ;';';';';'`ヽ:/   ∨   ;';';';';'   :///∧///////////`iヽ、:::/
./;';';' { ;';';';';' .::::| ;';';'  ト、        /////∧//////////∧ .i
ハ;';';'  ∨/////| ;';';';  .|:::ヽ:::::::::.   ///////}///// ヽ、_/:::} 丶

…ちょっと待って、それってどういうことだ? 死んだ人間の魔力があって? そしてそれはサニーと同じ、魔獣? つまり、それは。

『恐らく彼女にはヤクシャの因子が埋め込まれている。…まったく馬鹿げた真似をしたものですね』

「はあ!?」
「そういうこった。つまり、俺ら終原にとってアンタらは恩人の死体を盗み、それどころか利用した糞野郎ってことになる」
「いや、そんな、馬鹿な!?」

またしても噴き出す敵意。不味い、これは、ホントに不味い!? ツイてないどころの騒ぎじゃ…!
しかし、その敵意は徐々に抑えられ。

「…といっても、アンタはまず関係ないだろうと踏んでる。そんな貧相な顔でこれだけのことができるとも思えねえ」
「そ、それはどうも…」

…どうもなのか?

「だが、少なくともその娘が運用されてるってことは、必ず一人はその理由、過去を知る人間がいるはずだ。心当たりはあるか?」
「こ、心当たり…、と、言われると…」

.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :

                ,-y'  / /     ⌒ヽ \
            / /  / :/. :⌒ヽヽ   ヽ: ヽ
           /{ {  :{. :/:ィ''゙"⌒゙ゞミ、   : !: ぃ
            / ヽ:≫w'゙゙      __ い : :{ヽ:ヽ
          ヽ :「         ,. ≦:z lノ . : :トヽ! |
           ゙、∧ー= 、 r=彡テ丐ソ / : : :{ リ:V

           |:∧代念         〈  : : : V: :|
           |:l:ハ   !        ‘, : : :V/
           |:ゝ:∧  j  _    、  }  : : リ___
            ` ¬: : \` 、,,. -‐ァ ゞ彳 . : ! 从: .ヽヽ
                !: : : :l\ゝ= ´   /! . : ル'{:ハ: :い__ノ
             ‐彳: :ヽN ヽ  ∠ -゙|:/l/::::::| : : : : . く
              V: : ノ    ̄j:::::::::__l'-‐…''ニニ=‐-、l
                ゝ {     /!::/   ,  ´         ヽ、
                `,ry 彡' /   /              \
               / /.::/    /                 ヽ
             /, //::/      /   , 、           l
               //   ̄      {  //ノ             |
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…あるなあ、うん。

「…多少は」
「そうかい、なら話が早い。歩、舞莉或」

月の言葉に、二人が応える。

「はい」
「ここにいますわ」
「お前たちは今からこの兄ちゃんに同行し、ゾラ家の重鎮を締め上げてこい」
「え…、それは」
「これは互いのケジメの問題だ。何、例えその相手が主犯だとしても殺しやしねえよ」

…目が殺すよりもひどい目に遭わせるって言ってるんですが。

「それに、だ。アンタが嫌っつってもこっちは勝手に送り込む。そして、その真実が分からねえ限り、アンタに渡す情報はねえ」
「そんな」

分からなくもない理屈ではあるんだけど…!

『…ここはおとなしく従っておいた方がいいですよ。終原というのは本気になると何をしでかすか少々分からない相手ですから。…まさかあのタイミングで生身の人間に負けるとは』

生霊が何かを思い出したような口調で伝えてくる。…事実、ここで断ったら殺されそうだ。
…仕方がない、か。諦めよう。これはもう、僕ではどうにもならない。

「分かりました…、じゃあ、今から向かいますので…」
「ああ、理解が早くて助かるよ。で、そこのライダーのマスターは少々休んでいきな。どうも面倒なのに憑かれてるみたいだからな、俺らにどうこう出来るもんかは分からんが」

そんなこんなで、僕とランサーは終原邸からほとんど蹴り出されるように、ヴィーノ締め上げ隊を引き連れゾラ目がけ出発するのだった。

「…何でこんなことに」
『まあ、どのみち向かう予定だったのですから』


【朝行動を終了します】

直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1【昨夜の大戦闘】-1

4:他陣営の日常


直下、描写陣営

12:魔
345:狂
67:剣弓
89:城戸

0:ここで出ますか特殊

                           ‘,   \ }            \\     `
                             ‘,    ソ  ` 、       ⌒       \
                            / ‘, /      -=ニ=- 、
                          /              > ‐=ミト、            ヽ
                       ′_    -‐==「 イ     Vヽ_二二ニニニ ヽ   ハ
                      \  \      _/从       } }/       \ ー一}
                          /(.ヽ  ヽ  ノ‐-=ニ=- . _.ノ<        ', \У
                         ./彡 廴_ イ     ̄⌒ ̄\   \.       ',   \  .
                        /   ー―  ---==    ,,__   \         __.',    \
                    / /  ヽ __ _       ´"'' -=ニ ___ /__/ニ=-_ィ{
                      //  { ̄i        \              イ  ̄ ̄二二ニニ=-
                    .〈    ∧ {       へ、_  _ _  ., -=ニ二二ニニニ=-=ニニ二二二ニニ=-
                   ./ >.ィ ⌒‘,       イ⌒Yハ´    厂}  Y´ ̄ ̄ ̄´"' ‐-=ニ二二二二二二二ニ=-
                    _/ < .从   }/へ\∠ }__ }:}∧   / }:l|   { r 。 ̄ ̄   ‐-=ミヽー-=ニ二二二二二二>
            -‐‐==ニ/ ./  `Y ∧  {ー'{_}⌒ー冖´`ーへ  > ィ{ }:l|   { { { 。         。 } }  } -=ニ二二ニニ=-
   ..rー=ニ二二ニ=- イ /    } 込_人/{/.:.:.:.:.:.:.:.:/: : : : Y::ーへ:__}__∧込_ ___  ノノ_.ノ

     ー-=ニ二二二二.{ {     ノ  rヽ):::::::::::::::/)ヽ: :>: ⌒:⌒: : /У ∨::::} ー――――――一 ´
          ̄冖ー-=-.廴辷=‐‐=彳__{⌒Y::::::/}Y:}/::/: : : :_:へ: : /./   V:リ  八:::::::::::::::::::::.
                 ̄ ̄     { .Fミ:::{.ノ lリ: :〃: : : ィィ ̄ヽ}/./   } .〉 ./.:::..\:::::::::::::::::.
                          ‘,|  Ⅵ厂Y´ ̄ ∨/    .Y\   /  /.::::::::::::..\:::::::::::::::.
                         {  Ⅵ {   //      }  ー  イ:::::::::::::::::::::..\:::::::::::::.
                           八.  yーー一{ {    } |    /:::|:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::.
                       /.::::.‘,{`T " ´   ‘,     /  /:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::....:::::::::::::.


直下

123:みるきぃの決死行
456:狂陣営の会合
789:カレルレンの分裂

5:狂陣営久々に集合

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした。次回、ビジネス集団の会合から】

【再開】

朝の光の中、銀風に乗るターニャの横を、二つの影が追う。

「おい、連れてきたぞ」
「やあやあ、久々に集まれってどういうことかな?」
「ッたくよォー、ただでさえ俺らはサツに追われてんだ、撒くのにどれだけてこずッたか」

並走する三つの影。肆姫の戦争に隠れていた連合が改めて集結した。

…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
                            ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

「…つまり、だ、あの馬鹿でけえピラミッドは」
「そういうことになる、お前にとって直接の敵である終原はもはや壊滅、クーデター、というわけだな。気分はどうだ?」
「…なんッつーかよ、正直すッきりしねえなあ。そういうダッセえのはよお」
「ふん、お前のような単細胞ならそう言うだろうと思ったよ。一応聞くが、降りても構わんぞ?」
「ッざけんじャねーぞ、クソガキ。俺のやりてーことはその魔術師だか手品師だかいう奴全員に、ケジメ付けることだッつッてんだろ」

一條の返答にターニャはにやりと笑う。被せるように肆王原が声を上げる。

「僕としては別にそういう事はどうでもよくてー、で、早く言ってよー。何で僕達を呼び寄せたの?」
「…お前に関しては色々と思うとこがあるんだがな、よくもまあ、あそこまで見事に情報をばら撒かれるもんだ」
「いやー、まさか終原と城戸の腐りかけ隠居共が出張ってくるとは思わないじゃん?」

悪びれることもない肆王原に一條が突っかかる。

「アァ!? テメェ、よくもまあ、下手こいてそんなこと言えやがんなッ!」
「いやいや、落ち着きなよ。そもそも僕たちは仲間でも何でもない、でしょ? だから最終的には僕を切ればいいじゃん。そんなことも分からないわけ?」
「それとこれとは別だボケェッ! そもそもその話し方がイラッつくんだよッ!!!」
「お、殴るかい? 少なくとも暴力なら勝てると思うんだよね、アレが効かなかったときは正直ビビったけどさ!」
「止めな、アンタら。アタシが代わりに喧嘩を買おうか?」

二人を割るバーサーカー。一條と肆王原は互いに渋々拳を収め。
やれやれ、と言わんばかりにターニャが話を続ける。

「話を振った私も悪かったがな、では、単刀直入に今回の収集理由を言うぞ」


直下、収集理由

123:弱ったキャスター以外の陣営襲撃
456:暴走族への警戒を行っている陣営弱体化
789:キャスター陣営打倒作戦

1:キャスター陣営以外への襲撃

「単純な話だ、そろそろ私たちも動くべきだ、というな」
「…動くって、つまり」

銀風の背に乗った月臣が恐る恐るといった様子で口を開く。
その頭目がけターニャが空砲を放った。

「ひうっ!?」
「お前は馬鹿か、間抜け」
「おい、あんまり脅かしてやるなよ」
「情でも湧いたか? バーサーカー。…まあいい、戦争で動くといえば、襲い、喰らうことよ」
「…ふーん、まあ、僕としては適当にどっか潰せれば満足だけどね! で、どこを潰す? ムカつく終原? 高慢なゾラ? ボロボロの城戸? 割れかけのカレルレン?」


直下、目標陣営

1:終原本邸
23:城戸
456:ゾラ
789:カレルレン

4:ゾラへ襲撃

「…そうだな、正直さっき誘いを蹴られてムカついたからゾラにしよう」
「おい、んなテキトーな理由でいいのかよ?」
「一応考えの上だ。カレルレンは強力なセイバー持ち、他の家はサーヴァントを持っていない、それを考えればな」

理屈は通ってると納得したのか、そもそも考えることを放棄しているのか、一條は頷く。
その一方で、肆王原は笑顔のまま。

「温いなあ。折角だから困ってる終原とかゾラとかを殲滅して跡形もなく消し去ってやればいいのにさ」
「私も本来ならそうする選択肢も入れるさ。だが、今は面倒な重りがある。それなりに有能で少々捨てるには惜しいのがな」
「…何言ッてんだ?」
「あー、アンタは気づかなくてもいいよ、イチジョー」
「…ま、でもそれって自由参加でしょ?」

肆王原の言葉にターニャは頷く。

「然り。まあ、強いて言うならお前には出てほしいがな」
「…あー、バーサーカー連れてるのが見られたのは僕だけだもんねー」
「まあ、もう一つの選択肢としては。月臣」
「え、…また、アレを?」
「言っただろう、お前は私の武器に過ぎん、決定権は私が握る」

笑うターニャから月臣が目をそらし。
その様子を気にもかけない肆王原と対比するように苦々しい顔を浮かべる一條とバーサーカー。

「…で、どうするのさ。アタシが出るのは確定、ようやくの勝負で血が疼くのは確かだが」
「そうさな…、流石に一條の一派を絡めると動きづらくなる」
「アァ!?」
「いきるな、事実、お前の目的を果たすためにも下手に関係がバレるのは不味いだろうが。…さて」


直下、襲撃パターン

123:肆王原&バーサーカー
456:月臣&ターニャ&バーサーカー
789:バーサーカー単騎

6:月臣&バーサーカー(ターニャは狙撃)

悩むターニャに肆王原が呆れたというように手を振る。

「僕、パース。そっちに乗るより、もうボロボロの城戸とか終原とか煽った方がスッキリするしね」
「そうか、まあ、そもそも強制はできんのが我々だ。では、月臣、バーサーカー、頼めるか? 私は後方で狙撃を行う」
「…ッつーことは、俺ももういいな? 下の連中が逃げ切れたか確認しときてえ」
「…やらなくちゃ、ダメですか?」
「ダメだ」

肩を落とし、もはや諦めきった表情で月臣が頷く。
その肩をバーサーカーが叩き、笑いかけた。

「そう気落ちすんな、ルナ。アタシが付いてんだろ?」
「…バーサーカーさんも、あの小鬼から私を救ってくれないじゃないですかぁ」
「それはそれ、これはこれ、だ。…ルナが令呪使えばアタシは逆らえないんだが」
「その瞬間に、お前を殺す一撃を撃つがな」
「こういうこと、言われるんですもん…」

涙目になったルナを慰めるように抱きかかえるバーサーカー。
その横で肆王原と一條がその場を立ち去ろうとしていた。その背にターニャが声をかける。

「これからは戦争の佳境だ、各自、それなりに気をつかえよ。助けてやらんとは言わんが、まず」
「分かってるよ、あ、そのゾラ襲撃終わったらバーサーカー貸してねー」
「ちョい待て、ちョッとサツの動きが気になんだよ、俺の方に頼むわ」
「…んー?」
「アァ?」

今にも殴り合いそうな二人を、月臣を抱えたままバーサーカーが止めに入る。
背後でターニャがため息をつき、空を見上げた。

「…さて、爺様。上手く行くよう、ま、見ておけ」

ついでに肆王原と一條はジャンケンになった。

【昼の他陣営ターン、バーサーカー陣営が襲撃をかけてきます】

【他陣営の描写を終了します】

…ゾラ家に辿り着いた俺達は。とりあえず珍客の対応として全員が広間に集まった。

「始めまして、終原組顧問にして終原家が一人、終原歩です」
「同じく、終原家が一人、終原舞莉或ですわ」
「始めまして…、ではありませんけど、ゾラ家当主代理、エスポワール・アマタ・ゾラです。…えっと」

アマタが珍しく困惑の視線を送ってくる。それはそうだろうな、キャスター戦に挑んでしばらく帰ってこないと思ったらこれだもんな。
一応簡単な使い魔は送ったから、キャスター戦の推移は知ってるはずだけど…。
ミルキィやミスティック、…ヴィーノもなんだかやっぱり困惑してるみたいだ。サニーには少し席を外してもらったけど。

「何の御用で、と聞きたいのは分かっています。実はですね…」

言いつつ、歩が目配せをしてくる。…これ、嘘吐いたらヤバいな。
目線でディーノを指す。歩が確かめる様な視線を送り、僕は頷く。

『…やってることがまるっきりスパイですよね?』

言うな。

直後。

「疑わしきは罪にはあらずッ! 今のところ、貴方に恨みはありませんが! お覚悟!」
「へ」
「終原流合気術、一の型! キエエエエエェィッ!!!」

舞莉或が、跳んだ。


◆終原流合気術

                       /´    ,ィェュ丶、
                     /  /  /  ̄`ヾ ヽ

                         /     l ∠ェェェェェュ、 ト ハ
                     / i i   | /」ト、ハ从  ノ>,! }、                        _     _  --‐¬
                       / { ,ト  Kイ它ソ` Yィュ孑}}, | }                   _/ ̄ 「 「`Y´ _  -‐'
                   / ∧ ヾ 、!       j じ'ノル ,ル             __, ‐'"´/  Y' j ! j‐'
                     / ∧∧  ヾ〉、 r‐┐ イレ//|!      __, イ/ / /  r'    j r' イイ、
                 /_∠厶云ト、_ 〈 ゝ-' ∠∠イ┴=='"´ ̄    / / / /  ノ    /´/´   ̄ ⌒Y
               / !二二ニヾ===、二二´              / / / /   ヽ  _    /´ ̄ ̄ ̄
              /  ∧ ̄ ̄ヾ===三三 _` ===== 、____/_/__, '__/   _,ノ  j ̄ ̄´
           _/´  / ∧      ミ    ` ====== '´ ̄ ̄ ̄`丶、     r'    ノ
          /    /  / ∧  _,云三二ニ==─テ云≧¬==、    | トヽ     }   /
         /   _ ィ  // lヽ_/ 丿トミ<斤  ヾ=イ彡ヲ    ̄`==ヾ\ヽ   /  /
       /   _/´/  /    l l    ゞミ三ミ>   ゞ三ユュ          ̄\ノ  /
      /  _/  / /     ヽ ヽ    「三ミイ  / rイヲヾ            \/
   r イ/ /   / /        \!     ≧ミヲ/   />テリ\
  ∧ ∨ /    /           l     ヾ=ュ   /∧イイ   ヽ
 ∧∧∨     /           /l     / ̄   //∧y''´   /
..〈 ∧ ∧    /     /   / 〈   __〉_   _,ヾ /-、   ト、__
 ヽヽ\ \_/'      /   /     Y´__|_|_|「 ¬イ/ヾ\\ l//∧
  >\ヽ   \  /   /     广´   〉   ̄` ┤‐-、、\ Y//〉

 はるか先祖から継いだもの...でもなんでもなく道場で学び覚えたもの。
 しかし、その道場で学べるものとは微妙に異なっており我流になっている。
 合理的な体の運用で体格差関係なく相手を制する。我流によりそこにさらに力技が捻じ込まれている。
 技の実験台にされている犠牲者がいるとかいないとか 

 【対人戦闘判定に+1】

一瞬でヴィーノが〆られる。…合気術には見えなかったぞ!?

「え、ちょ、何!?」
「ヴィーノ様! おのれ、ジン! 役立たずだとは思っていましたがまさか裏切るとは!」
「そこまで思われてたんですね…、あ、いや、そうじゃなくてですね!?」

僕が弁明をしようとしたとき、何かが割れる音がした。直後、ミスティックの紙を何かが掠め、背後の壁が砕ける。
それを放ったのは、歩。足元には彼の持っていたらしいガラスの破片。血が滲む指から撃たれたそれは。

『ガンド、ですか。それもかなり変わったものですね。終原らしい』

◆報復ガンド

                           __
       , -- 、       _,..-ァ=≦テア´三三二≧s.、_
.      /     Y    ヾミ三Vニニ,イ三三三三三三二≧ュ、_
      i     |     ヾ≧ュミ!ム彡"`^^ ̄)三三三≧ミ^´
       |      .|     ヾ/´          ヽ三三三<´
       l      |       {‐- 、  _,.ィ≦、  ゙iニ,=、≧<´
.        V      ',     ', 亡ヲ    ゞ‐'′  |/乃}ニア
       |` ー '' ハ     l   /         ムイ/ア
       ヤ     .ト、     ',  ゝ ‐        ,ーく7
        V      ヽ、__,.、 ヽ  「 ̄`ヽ     ,′ ヤ
          ヽ、     ,   Yヽ V   }   ,.イ ,.斗 、
            `iー- /    ゝ、', `二´,.イェ≦ニ; ̄`ヽ
              ヽ/    /  `ヾーァ'´::::::::::::::::::::`ヽミ:ヘ
           Y      ,イ  /   ト~`ヽ、::::::::::::::::::::::∧:::ヘ
         ,ィ{    /      ∧:::::::`ヾ::::::::::::::::::::∧::∧
        r‐' ヤ  ./            Y::::::::::::::::::::::::',::::::::ハ:::∧
          |    `ー/    ,.イ   j }::::::::::::::::::::::::::l::::::::::}::::::ハ
         ゝ、   弋   /   ,.イ./:::::::::::::::::::::::::::j::::::::/::::::::::l
          ヽ  ノ゙Tく     /__〃::O::o::::::::::::::::/::::,.イ:::::::::::::|
              ` ´ヽ;ヽ`¨テ´彡//ー-,.イ:::::::::/::/::::::::::::::::::|
             /ヽ;;``ー←フ.;._匕:斗.-<ムイ:::::::::::::::::::::::j

               {;/::ヽ、__,斗<::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::j
                 /:::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::::j
              〈::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::::::7
             l∩::::::::::ヤ:::::::::::::::::::::::::::::::::Y::::::::::::::::::::::::7
             |∪:::::::::::ヤ:::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::7
.               |::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::7

ガンドのフォームと終原の報復呪術を混ぜた形式の一形式呪術。
自身の損害や手にした物品の損害を呪いとして相手に指を突きつけ射出する。
工程が単純なため損害以上の威力は出せないが速効性に秀でる。

【自らが受けた被害分の代償を他ユニットに与える】

【内容は戦闘時の強化、負傷判定、不利特殊判定の発生など】


「少々手荒な真似をして済みません。しかし、少々貴方に聞きたいことがある。その答え如何によっては、我ら終原はゾラとの冷戦状態に移る覚悟もあります」
「…どういうこと、ジン」
「…話を、聞いてあげてください」

…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
                            ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

舞莉或が適度にディーノを締め上げつつ、歩があらましを語る。
最初こそ僕に敵意マシマシの目を向けていたミルキィとミスティックは、歩の言葉に目を見開いた。

「…な、なんですとー!? つまり、サニーちゃんは!」
「その、ヤクシャの因子を」
「ええ、そして我々としてはその因縁を尋ねなければならない、ということです。お判りですか?」

歩の言葉にアマタ、ミルキィが頷いた。

「…知らなかったのは私の責任でもあります。ですが、もう少し穏便に」
「…いえ、私達としてはもし、嘘を吐き、隠し立てした場合は、私達の独断でこの家を破砕する許可を得ています。そして、その為の用意もすでにしている」

!? 聞いてないぞ!?
見ると、僕と舞莉或にしか分からない程度に歩は笑っている。…ハッタリか。


◆ハッタリ
ピンチの時にピンチですと言ってしまえば相手を喜ばしてしまう。
確証がなくても相手に考えさせらせればそれでいい。
とにかく有利になるように騙そう。

【隠し事、嘘を吐く場合に+補正】


「その上でお聞きしましょう。ヴィーノ=ゾラ。貴方は」
「ひっ」
「この事を、知っていたのですか?」


直下、ヴィーノ返答【ハッタリ】+1【銭ゲバ】+1

123:知っていたとも! 私が首謀者だ!
456789:知っていたけど、金で雇われただけですごめんなさい!

0:特殊判定

                            ||||::::| lハ : :  . : : :ィ
                       |l|l|::::|!L !  . : : : レノ
                       |l|l|::::|`!| l : : : : : :イ

                 ,r   ̄  `|||||::::| 〉l l : : : : : ゝイ        イ
               /´         |||||=ィ |┴ト、_  : : : :ノ       /: :
              / /イ⌒ヾ\ヘ.||ll||__,/   〉、\ : : ヽ _ ノ( . : : : {
             /   / , - ‐ ェィく||ll||― - _/  ` ヘ : : : : :イ. : : : : :ノ
              Y    ノ//  ,イ    ||ll||     `ヽ、  ヽ  : : : : : : : :
          イ   ./〃/⌒ヾ、 ゙、 ||ll||___  \   . . : : : : : :え
            !  / ',    _ヽ\ヘ||ll||:::::::/:::::`ヽ、   ム_   : : : : : ゝ
           ノ  人 ハ ィイ fハ ,ゞ≦|||||:::::/< ̄ヽ::::ヽ. Y  `T、 : : : : : . .ン
         /       |. `¨´ ̄   メ|||||ー 、:::: ̄::::::::::」 _l _,|:ハ : : : : 〆
        .Y´ '⌒Y   .| |  `゛"´ , ' |l|l|_ `ー-―</|└―ト、| : : : 〈
        |! i{       ノ ソ   _,  イー'¨'|l|l|  ヽ、  ̄   ィ|    |::::! : : : : 、
        レハ      イi  イィ(_ .. -zェ‐||||_   `ー=ュ´    |::/  : : : : :7
        リ  ヽ    ( 」',  Yメ`´  ̄ ||||-ィ ヽ.    }ii|  ハ.  _レ  : : : : /
             )    ヾ゙;.   ∨ィー― |ll|_.ハ ',   }ii|  jヤ ´ヘ  . : : : : ;
            ./    .ノ);;'   ∨::::::::::::|ll| ', ',  ,   }ii| /jiヘ  ヘ  : : : : ヽ.
          〈     人 ,,;;;;、   ∨::::::::::||| i   〉、 ¬ /diljム_ヘ__ : : : : : く
          ∨     > ヘ、  Vィエ |||_! 〉´ i  /,ィ ´ ̄ ゙、   ̄ ̄\
              又  Y (  i、',    ̄ニ||| . ̄/ //ノ"      ゙、
         Y  ヽ |  ヽ \    |||_//´ ̄          ゙、
           .乂     |    \  ` ー-|||                    ゙、

直下【不幸体質】-1

123:ちょっと早まったバーサーカー襲撃(奇襲扱い)
456:ミスティックが、ぼうそう、したぞ!
789:『あー、ちょっと、ヴィーノ君にアレ使うよう、言ってくださいな』

1:はーい、そんなこと言ってたらバーサーカーが来たよー

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした。次回、バーサーカー陣営の奇襲から】

【再開】

歩の棍棒外交に、僕を含め全員が口を挟めず推移を見守る。
ヴィーノが苦しみに、口を開きかけたその時。

…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
                            ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

「さて、流石に顔を見せるのもアレだからな」
「…だからつってよお、こんな仮面よく用意してたな」

      ヽ` " ''- .. ,,_            ,..,        _ ,, .. .. - ‐ ‐ '' "/
  ヾミミミヽ、       `¨"''i!.,.,.,.,.,./   \.,.,.,.,.,/_            / ノ!.,.,__,,...
  ヾミミミミヽ、_ ,, .. .. _ .iミミミ》 ./\. 《ミミミ!! ヽ .. .. _ _  /ミミミミミミ/
  ヾミミミミミヽ、 _ ,, .. - !ミミミ》  _  .《ミミミ/,,_    _ ,, __ノミミミミミミミ/
  `ヽミミミミミヾ、 _ ,, .. - ヽミミミ》/  \.《ミジ   ` '' - /ミミミミミミミミ/ミ/
  ヾミミミミミミミミミミ;ヽ,       ヾミ》.  ∧  《/_      ./ミミミミミミミミミ/ミミ/
  `ヽミミミミミミミ`ヽ、 _ - `ヾ/.   \/ ` ''- /ミミミミミミミミミミミ/
 ヾミミミミミ`ヾミミミミミ`ヽ,  /! / \ !\ /ミミミミミミミミミミミミ/ソ!

`ヾミミミヘ   `" '' - ;;ミミゝ´./ ∨∨. \/ゝミミミミ_;;;::- '' " ´ /ミミミミミミミ/

  `ヾミミミヽ         `"'\  ∨   ∨   / ''" ´       ´./ミミミ/
`ヾミミミミヽ,  ヽ、,,_        \∧. ∧ /         _,, -  /ミミミ/ヾ,
   ヾミミミミ__!    ≫`ヽ- ,, _  (〈《》〉)   _ ,, .. - ≪    ゙´ミミミミ
     ミヽ,      《 :.:.ゝ    `冫::;;:: :;;;:弋 ´   ノ;,:.: 》     !ミミ_ミミ
      ミミ`ヽ     《 :.:.:..`''- ''´ミ .;: :;.:: ミ `'' -''´...:.:.: 》      ̄/ミ
    彡ミミミヽ    \:.:.:.:.:.:.:... ミ .;::: :::;. ミ .....:.:.:.:.:.:/     ゝミミミミミ、
   彡ミミミミミミミヽ_ /ヾ''- .,, ;; ミ ;;::::..::::;; ミ ;; ,,. - '' \     /ミミミミゞ、
       `彡ミミ`ヽ \:::⌒〉〉〉i!;::::::::::!::::::::::;i!〈〈〈⌒::::_丿  /ミミミ
    彡ミミミミミミ`ゝ;::::::::::\ヽ-'''´_`'''-''´/:::::::::::::\_/ミミミ
   彡ミミミミミミミミミ`ヽ;::::::::::::∨^::^::^::^∨:::::::::::::/:::i!ミミミミミ
  彡ミミミミミミミミミi!::::;;`ヽ;:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::/:::::::::i!ミミミミミミミミィ
     \\ヾ、ミミミi!;;;;;;;;;;;;;;;ヾ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:/:::::::::::::::ミミミミミミミゝ、

「私の本職は狩人だからな、そして、お前としてもそちらの方が滾るだろ?」
「…よく分かってんじゃあねえの、じゃ、オレはバーサーカーと行くからよ、援護は」
「おうとも、まあ、盛大に暴れておけ、私の為にな」
「ヘッ、知ったこっちゃねえ、これまでずっとあの愚図に任せてたからよお」

「憂さ晴らしと行かせてもらうぜッ!」

…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
                            ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

「! 伏せろ! マスター!」

何かが砕ける音と銃音。またこのパターンか!?


直下、一の位、十の位、共に負傷対象判定

1:貴方
2:ヴィーノ
3:アマタ
4:舞莉或
56:歩
78:ミスティック
9:ミルキィ


下2、一の位、十の位、該当者に負傷判定

1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:死亡判定

6、7:歩&ミスティック

6、7:歩負傷、ミスティック重傷


直下バーサーカー【???】使用しているかどうか。成功以上でしてない、失敗でしてる

【そういや貴方重傷喰らってましたな】

4:してる

まず、歩の手に血飛沫が飛ぶ。外部からの狙撃か!

「…ッ!」
「おじさま!」

直後、黒い旋風が飛び込み、近くのアマタへ襲い来る。
…! 間に、合わない! だが、僕より早く、一つの影が飛び込み。

「…ッ、腕を、持っていかれましたか」
「ミスティック!」
「お怪我はありませんか? アマタ様」
「私は、大丈夫だけど、ミスティック、貴女…!」

ミスティックの片腕は血塗れだ。あの様子じゃ、ろくに動かすこともできないだろう。
その一方で、襲ってきた黒い風は

       /::::::'"::::::/ト、--―:::/l<_ /} / / l::::::::::l:::/  /   //   /::::::l
     /::/:::::::::::::/ い:::::::::::/:::}:::::::::// /_ l::::::::::l〈/ /  / /  /::::::::::l
    /:::::::::::::::::::::::く__ 〈〉_>‐/:::::/::::::/ //::::::jj:::::::::::://  / /  /::::::::::::::!
    {:::::::::::::::::::::::::::::::`Y:::/::::::::/::/  彡ノ::::::∥:::::::::::l::::l/  / //:::::::::::::::::l
  ト {:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;>'"   彡イ ⌒~7 |:::::::::::::::〈/ / / /:::::::::::::::::::::l      「ゾラの頭を潰せば少し楽になるかとは思ったが」
  ト{ ヾl::::::::::::::::::::::トミ二/_,,,,_ -‐TT  Y   /  l:::::::::::::::く//  /::::::::::::::::::::::::!
 \\l;;:::::l〉::::::::::::l  /勹戎}!   ヽl:::V } __//| |:::::/`{/  //:::::::::::::::::::::::::::l
  \ 乂::::::::::::ヽ::::l ∥ 弋ソj    l::::::V フ/ } l l::::::::::::::〈// /:::::::::::::::::::::::::::::l
   \-{::::::::\:::::\j{! __ ノ    l::::::У/! j l l::::::::::::::/イ_ /::::::::::::::::::::::::::::::::l

      }:::::}::::::::::::`ミ_`ー- __,   l::::// } l j l::::::::::::〈 ̄  /::::::::::::::::::::::::::::::::::l
   /:::/j::j\::\::}  ̄ ̄ _  _j/::/j j j j l::::::::::::::/-‐/::::/::::::::::::::::::::::::::::::j
  ∠;;;;::/ ノノ x ヽ:::ゝ   /   ヾ/:∥ j / / / /::::::::::::/>ノ/:::/:::::/::::::::::::::::://
_  _/:/癶:{∧Y    /      /::::ll ノ/ / / /:::::::::///::::/:::::/::::::::::::::/::::/
ー-气:::::::::l、  /::ヾト、         /┐:ll / ///::::::::::///::/:::::/:::::::::::/::::::::/        「ま、そう上手くはいかないね。…ああ、まだ呑まれる気はないよ」
二 ̄_〕::::::l::::、 j:::::::::l   ー-- ノ } }:::ll/ ///::::::::://::/::/:::::/::::::::/:::::::::::::/
_ ̄l`Y::::{{:∧ {::::::::人       l !:∥ ///::::::::://::/://:::/::::::::/::::::::::::::::::/
_ ̄ ̄}::::::l゙、ヘ乂{\:::\    __l j∥  /::::::::://:/:://://:::::::::/:::::::::::::::::::::/
   ̄TーY:::::い::\    ̄ ̄  /::j// /::::::::::::///:://://:::::::/::\:::::::::::::::::/
----┴-,l:::::ヘ ヾ∧       /::::///:::::::::::::///:〈/://:::::/:::::_:::\:::::::::/
 ̄ ト、ー-l:::::::∨/\  >‐/:::://:::::::l\イ7:::/::::::::::〈/:://::::::::\\\::/
  _l丶-‐l:::://\\:::∨::/::l//::::::::::xl  ヽ:::/ ⌒ヽ::::/:/::::::::::::::::::::\ 、ン
ー---l::ヘ-Y//:::::::::\{:::::::::/>:::::::/ニl    Y   } Y::\{:::::::::::::::::::::::::::ヽ、  /l  /i
     l::::\)~ミ:::::::::::\::<//::::/:::::::::l   /    ,  Y::::ト、::::::::::::::::::::::::::::ヽ/ } / l      「さて、奇襲はしくじった、こっからは力と力のぶつかり合いだ、行くよ、る…、っと」
   ∠l:::::::::\ー-\:::::::::\::/:::::/  ̄ `∧/   /  i::::j \::::::::::::::::::::::::::::V //  !
     l:::::::::::l\~///::癶{::::/\    j l \ /    l::;   \::::::::::::::::::::::::::\  l
      l:::::::::::い\//::/  ∨  `ミー{ l  /     j/    \:::::::::::::::::::::::::ヽ j
     \:::::ミ゙、  \/           УV       /      \::::::::::::::::::::::::::V

黒い毛皮を纏ったバーサーカー。…いや、毛皮というよりは、バーサーカーの体を纏うそれは、まるで鎧か、あるいは特撮のスーツのようで。
そんな発想が浮かんだのは、その背後から現れた一人の…、女? 狼の仮面をかぶったその女のせいかもしれない。

「おい、バーサーカー、お前、オレの名前を漏らしかけただろ!?」
「ハッハッハ、悪いね、アタシはちょっとばかし理性がぶっ飛んじまってるもんで」


◆理性蒸発:D+
 怪物の本能に食い潰され、正常な理性が蒸発している。
 調子に乗りやすく、勢いで自身の真名や渾名を名乗る事がある。
 理性が蒸発すれば蒸発する程、残虐で恐れを知らぬ怪物となっていく。
 戦闘においては動物的感性に基づく“直感”として機能する。

 【コミュ中、確率でヒントを漏らす】

 【戦闘において、同ランクの直感スキルとして使用可能】


「…ま、いいけどさ。じゃあ、暴れようか」
「ああ、暴力、略奪、あんまり好かないが、ことこればかりはしょうがない、行くよ。神をも畏れぬこの牙に裂かれたいのは、どいつからだ!?」


【戦闘を開始します…】

直下、戦闘参加メンバー

123:アマタ&ミスティック
456:アマタ&サニー
789:サニー&ミスティック

0:ここで来られても

               ,. . : : : : ̄`. .、
            /: : : : : : : : : : : \
            / : : : : : : : : : : : : : : ',
           ′: : : : : : : : : : : : : : : : :',_
         }: : / : : : : : }: : :/ヽ、: : : :__: ノ

 ‐―――====}==ニ二○二二ニニニニ{ニ====――‐‐
         }:厶イ:/{  {/  〉  \ ̄_ア

          ,. : : : :/: {     __   }: : :\
           {: : : :/: : {   /⌒ヽ  八: : :く
        く{: : :∧: : {       ´` /: : :\:ノ
         \:{:./\}≧=┬ _イ: : : :> ⌒ヽ
             /   |  /Y´´⌒>´       \
           /}   l {/Li{  /⌒',__{ヽ    `  __
          /_ノ    j 〉  j  { ヘ  ー―-  --<  \
.      / 7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   人__ヽ          \ }
      ,   .{        _   ィ    冖=‐-   _ ノ_/
.     {_   {__  -‐        O   |        ̄
              ',         ,

                   ',      O  ,′
                  ',        ,
                   }          {
                   /    ∧   ',
               /\_ /  \_〉,
                 /       i{     ',

直下【不幸体質】-1

123:「ジンと私以外を除き全員退避!」
456:「ええい! 命あってこその金だ!」
789:『よろしい! 私の力を見せましょう!』

5:ヴィーノ、残った【金】全使用

襲ってくる二つの力、さらに加わる狙撃。
僕も今、腕が一本使えない状況だし…、それに。

「バーサーカーのステータスが跳ね上がってますね。おそらくあの黒い毛皮、宝具でしょうが…」

そう、バーサーカーのステータスが。

【筋】:5
【耐】:4
【敏】:6
【魔】:5
【運】:5

   ’:.:.:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. k:. :. :. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧              /.:/   《    l:::::::::::|            V///
   ∨/∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ! \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .!.ハ           /.:.ノ/      V/   ゚:::::::::;‐、_          ∨/
  x≦ !:.:.:.:.W:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:. ::\:.:.:.:.:.: : : :.:.: :: :: : : : : : : : : : :∧: :!:,リ      /.:././      ヤ   V/.: ∧ヽ,           V/
:.´:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:W:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.: : :∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : :. : : : : :/.:.:W.:/       /.:./ /        V/ /.: :: :: :: Vハ         V
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7⌒>'´ ̄_¨寸∧:.:.:.:.:.:.:.: xr\/.:.: :.:/ !:.:.//::/ ヤV.: : : : : : >、/. ;ィ´ムV/           ∨/〉:: :: :: :: :: /:: :: :: :: :: :: ::┃
.  /|k/Xニミメ ∧≠¬´弌>'.:\/   |:://::/  ヤ >‐: : : i:.: : :≧x/_ム斗            V:: :: :: :: ::/.: :: :: :: :: :: :: ::¬、
 /::XXX /\ヽ\x<7_ xく_ x Vム、_,.///V   xく≠>、:.:∧:.:. : : : :>'゙7              〈∧:: :: :: :: :: :: :: :: :: x≦:: :: :: :: ::>、
 !7XX/.:.:.:.:.: \ヽ\!     \_`¨ //゙/,ィf┛ ノV/ >、:.:>、/ //,゚.::/             ∨〉‐、:: :: :: :: :: xく:: :: ::><>、  >
 !X/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \ヽ\      , ゚/   ゝ‐゙ /ハ   >、:.:>、'/: /    ,ィ     ___ V//`<:: :: r─<::´:: :: :: :: :: ::>,リ _
>/.:.:.:.:>━━<:.:. \ ∧     /    〉   /.:/.::>、   `ー‐┴‐ ´/    / |     j/〈///〉、/`ヽ:: :: :: :: :: :: :: ::>'⌒ヽ、
〈:.:.:.:/∨/.:.:.:.:.:.:.:.>、:.:.:.\゚,   _       /.:/.:/ー<ツ≧x__ x≦゚     / .|    ∧V】ヽ/:Xj:.:.:.:.:.:.Y:: :: :: :: >く:: :: :: : : : :
リ:.:.∧  ∨/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>、:.: `ヽ<x三二ニ=、  /,::’:/─く_ ノ //.:/.:.:. :≧x    _|   !.   /..∧>、/7 /.:.:.:.:.:.:.:.V二>'´.:.:.:.:. :.: :.: :.: ::
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こんな感じに跳ね上がってるのだから。

…と、とにかく、マスターの方をせめてどうにか。そんな僕の視界の端に映ったのは。

「ヴィーノさん! この期に及んで!」

舞莉或の拘束を抜け出したヴィーノが、共用の財産として置かれていた金へ、手を伸ばしている姿だった。
僕の言葉に気づいたのか、ヴィーノが慌てて首を振る。

「違う違う違う!」
「何が違うんですか! この期に及んで、その金を持って逃げだすつもりで」
「違うと言ってるだろうが! いや、そういう見られ方をしても仕方がないがね!? 今は緊急事態だ! 私は本家から任されている身、流石に力を貸そう!」

力を貸そうって、アンタにどんな力があるんだ!
僕がもはや色々とかなぐり捨てて、そう叫ぼうとした瞬間、ヴィーノが残った金に触れ、その手の中に何かを生み出した。
黄金色に輝くそれは、よく見た形、黄金色の。

「鍵…?」
「本来これはその場にいる人間にしか使えんが…、ええい、命あっての物種だ! 全部くれてやる! クソっ! 惜しいなあ! 金だものなあ! 畜生!」

自分で出しておいて未練がましすぎやしないか!?
その目から、いや、全身から血が走った。血が滴る身体で、ヴィーノが鍵を、回す。

「アクセス! 支流を買い受ける!」


◆山吹色の鍵

            | ̄|
            |  |>ー――┐
            |  | Σ ̄ ̄
            |  | ≪
            |  | Σ____
            |  |>ー――┘
            |  |
            |  |
            |  |
            |  |
            |  |
            |  |
            |  |
            |  |
            |_|
      , ---―'-'ー---、

.       γ,-‐ー'}ニ{'ー― 、i
     │|     |:::|   │|
     │|     |:::|   │|
     │`――}ニ{――'.│

       (O,-‐‐}}ニ{{‐‐-、O)
.          ((_))

 シモニア。
 黄金を触媒に用いて他者とパスを繋ぎ、相手の通じる魔術基盤にアクセスすることができる。
 使い方次第では万能鍵(スケルトンキー)にも等しいが、いわば不正アクセスにすぎず、ただ行使できるだけとも言える。
 ついでにモチーフ的に、発動するだけで教会勢力からものすごく白い目で見られる。

 【金を一つ使用することで、他者のスキルを一つ使用可能。ただし、その精度は下がる】


直下、ヴィーノ取得能力。ただし戦闘後、重傷状態へ移行

123:全体バフ
456:自己強化(鱒)
789:自己強化(鯖に匹敵)

0:おいおいおい

   l   , -''     /                   ヽ、
   |       .,ノ     ,       _..ィ''"´ ̄`゙゙''''‐、  \
   |  /   _'´  ,. f/ ∥    ,.ィ/´            ヽ
   / /   / ヽ、 !ノ  {   ,ノ/.. __...ニニ..__ 、  ヽ、   /
 .ノ-‐''´  ,.| , ___ゝV'__ ゞ=ァラ'´,/´t'__ミっ `ヾ、-ニ `  l
      / .}/ fメ`v⌒ヾニ_ <イ__        _,..ィ,    ヽ
    / _.ノ!.. ‐'´        ヽ、__ | ̄¨¨¨¨¨¨´     /
    「 ̄                `|ト-         /
    |                  l ヽ、      _.. イ
  / .∧                 ヽ  `''''''''''"´
 ヽ| / ヽ  `ヽ              ` ‐ ..._...     _. ‐'
  人 !  ヽ   `   ヽ        ,.ィ''´    __,. - "
 '   |`'          ヽ、       /     //
 / .| l lー ''''"゙ ヽ、  ヽ ヽ    |     / /
        ,  ,,   __ェェ_   _ _

   ―――/‐‐ァ  ̄/ 、 / /   /  /  }
       / __/ ―‐'  / /  \/ ̄./ ̄/ ̄ 
      /    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨ゝ- 'ゝ-'

直下【不幸体質】-1

123:ああ! 負荷に耐えきれず!
456:爆発!
789:パーフェクトヴィーノ爆誕

4:爆発!

【というわけで本日ここまで。ヴィーノさん、溢れる魔力により爆発(重傷)】

【次回、爆発の規模とか諸々判定します。お疲れさまでした】

【ついでに、久々ですがバーサーカーの真名当てしときましょうか。回答期限は次回再開まで。正答あれば、宝具開帳します】

【自爆というか暴発というか】

【ちょっと思ったのですが、進みが遅くなるタイミングで出おる特殊は今後無視する可能性があります】

【このタイミングで出んでもいいやろ的なこともありますしね。そんな頻繁にはしないですが】

【ただし、二桁以上の特殊はどんな場合においても発生させますのでよろしくおねがいします】

【本日お休みな。お休み多くて申し訳ない】

【再開】

直下、爆発の志向性

123:本拠地半壊
456:敵味方均等に負傷判定
789:完全にバーサーカー陣営狙い撃ち

5:敵味方に負傷判定

直下、一の位、自陣営犠牲者

123:貴方
34:アマタ
56:舞莉或
789:ミルキィ

直下、十の位、他陣営犠牲者

成功以上でバーサーカー、失敗で狼女


下2、一の位、十の位、該当者に負傷判定 【バーサーカーの場合】-2

1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:死亡判定

1:ミルキィ

7:バーサーカー

1:無傷

4:無傷


【ヴィーノ爆発し損じゃないですかね】


直下、戦闘参加メンバー再判定

123:アマタ&ミスティック
456:アマタ&サニー
789:サニー&ミスティック
0:安価下

1:アマタ&ミスティック

直後。

「あ、マズい」

嫌な声が聞こえて。

「ぬわわーーーーーっ!!!」

               .``:.    ;' ~    ,  ;´
               ,,,,;;iiilliii;;;,,,  ,,,,;;;iiilllliii;;;,',,,

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   ,  .: """""""";;:.:,li:lilili;l:llili:,;:.il,l:i;,i,li:,li:li;,,;i:;;""""""""";

爆発した。…爆発した!?

「ぬわわーっ!!!」

あ、ミルキィも巻き込まれた。…まあ、どうせ無事だろ。

「…何だったんだ?」
「僕に分かれば苦労はしません」

相手の被害も軽微。…爆心地には黒焦げのヴィーノ。…僕が言えた口じゃないけど頭が痛くなってきた。
そんな中、真っ先に指示を飛ばすのはアマタ。

「…とにかく、ランサーはバーサーカーへの対処!」
「それで構いませんね? マスター」
「頼む」

ランサーが槍を構える。

「私たちはあの狼面をどうにかします! 舞莉或さん、あとどうせ無事なミルキィ!」
「はい!」
「扱い酷くないですか!?」

        }. }      }. }
      {. {      {. {
       } }        } }
  }. }    { { プ     { {      }. }
 {. {     }} ス      }}     {. {
  } }    {{         {{      } }
 { {      >―――<    { {
  }}  \///////////\/  .}}
  {{   ///////////////:ヽ   {{ プ
  _////人//////人///ハ_  ス
   /////Y///////Y////ハ

   /////////////////// ハ
  ハ://///トェェェェェイ/////ハ

    ∨V〉://///////〈V∨
      ///////////ハ
     ////////////:ハ


無事じゃん。

「貴女達は負傷した歩さん、ヴィーノさん、ミスティックを安全なところまで! サニーと合流してください!」
「了解ですわ!」

舞莉或とミルキィが負傷者の手を取り、駆けだそうとする。だが、そこでミスティックが手を振り払った。

「お待ちください。アマタ様に戦わせ、私が戦わないなど従者の風上にも置けぬ愚行」
「ミスティック! 貴女は」

そうだ、戦える状態には到底見えない。だが、ミスティックの体を燐光が走り。

『何を言っているのですか。彼女がそれしきで崩れるとでも?』
「問題ありません。私には痛みなど関係ないのですから。【神経機能「シュラーフ」】」


◆神経機能「シュラーフ」
 感覚遮断の魔術。
 製造の段階でミスティックの全神経に魔術式が刻まれており、魔術回路の励起を経ずに発動が可能。
 不要な情報を自身の感覚からシャットする以外にも、他者の感覚を一時的に麻痺させることもできる。
 戦闘を有利に運ぶのに役立つが、平時は病院にて麻酔や痛み止めとして用いている。

 【負傷による-補正をステータスのどれかを一つ下げることにより無効化する】

 【他者への使用も可能】


「さらにもう一つ、【筋肉機能「ヘンデドルック」】」


◆筋肉機能「ヘンデドルック」
 強化の 魔術。
 製造の段階でミスティックの全筋繊維に魔術式が刻まれており、魔術回路の励起を経ずに発動が可能。
 単純な筋力強化によって華奢な外見からは想像もつかないパワーを発揮する。
 平時は病院にて患者の移送や物資の運搬などに重宝している。

 【魔力一回分を使用し、【体】に+2補正】

その体に力が満ちる。その姿は痛々しく、でも、きっと僕達の命令を断固として撥ねつける意思の固さを見た。

「これで問題はありません」
「…分かりました。ジン、貴方の腕は」
「あ、はい、…一本は使い物になりませんけど」


もしかして、ミスティックの力を使えば、何とかなるのか?


23:05より↓2、【神経機能「シュラーフ」】使用するか。使用する場合は減退させるステータスを選択。

【体】8:アスリートクラス
【知】7:頭はいい
【質】2:減少中

体減少で使用

>>242 【体】減少で使用

…ここは使うべきか。

「ミスティック、頼めるか?」
「…アマタ様がそう望むのならば。ただし」
「ああ、しっかりと働かせてもらう」
「…【神経機能「シュラーフ」】」

ミスティックが僕に触れる。…! 確かに、今まで感じていた「動かない腕」が無くなった。これなら、戦い方次第で行ける…!

「では、行きましょう、二人とも」
「はい!」
「了解です」


【戦闘を開始します】


【ランサー】

【筋】:3
【耐】:2
【敏】:3
【魔】:1
【運】:3

◆対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 【ランク分の【魔】による攻撃に-補正】

◆危険察知:C
 視覚妨害による補正への耐性。
 第六感、虫の報せとも言われる天性の才能による危険予知。

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】


【バーサーカー】

【筋】:5
【耐】:4
【敏】:6
【魔】:5
【運】:4

◆加虐体質:B+
 戦闘において自己の攻撃性にプラス補正が掛かるスキル。
 しかし戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。
 攻めれば攻めるほど強くなるが、徐々に防御力が低下していく。
 残忍な盗賊として獲得した、狂化に匹敵するほどの暴走スキルである。

 【不利判定を受けるごとに【筋】【敏】に+3、【耐】に-2補正】


◆『???』


 【使用時、【運】を除く全ステータスに+2補正】

 【使用時、全スキル効果に+1補正】

 【選択したステータスに+1補正】

【貴方陣営】

【体】:9
【知】:2
【心】:4
【質】:4
【運】:4

◆ 剛腕投擲
 特殊な改造義手を使用したことによる殺人的な投球技術。
 そこら辺の石ころをガンド並の威力まで増強が可能。力を溜めれば、大砲級の一撃も生める。
 が、前述の不幸体質の為、暴投が日常茶飯事。

 【戦闘時、相手の【知】に-2補正】

 【魔力一回分を使用することで、継続効果を持つスキル効果に、一日分の減退を与える。(宝具は不可)】

 【使用時、判定を行い、ファンブルが出た場合、負傷判定を行う】

◆ 無欠の才
 器用万能。
 何をやらせても人間の枠内で最高ランクの結果を叩き出す。
 無欠ではあるが全能ではなく、怪物には敵わないし英雄にもなれない。

 【自身の全判定に+1判定を与える】

◆筋肉機能「ヘンデドルック」
 強化の 魔術。
 製造の段階でミスティックの全筋繊維に魔術式が刻まれており、魔術回路の励起を経ずに発動が可能。
 単純な筋力強化によって華奢な外見からは想像もつかないパワーを発揮する。
 平時は病院にて患者の移送や物資の運搬などに重宝している。

 【魔力一回分を使用し、【体】に+2補正】


【狼仮面】

【体】:6
【知】:2
【心】:2
【質】:6
【運】:1


◆???

 【【体】と【質】に+3。月の狂気に侵された場合、効果は倍増する。】

 【相手の性質、言葉の真偽を看破可能】

23:30より↓2、ランサーのスキル、宝具、あるいは令呪使用するか。(残り魔力一回分、残り令呪2)


【使用可能スキル、宝具】


◆傭兵特権:B+
 金銭などの利益により主従関係を定め、暫しの忠誠を雇い主に捧げる傭兵が得られるスキル。
 マスターを失った場合、このスキルは同ランクの“単独行動”スキルとして機能する。
 また、戦闘中の魔力消費を一時的に増大させる事で、戦闘能力を底上げする事が可能。

 【マスター死後、このスキルはBランクの“単独行動”スキルとして機能する。】

 【戦闘開始時に宝具1回分の魔力を支払うことで、全ステータスを1ランクアップさせる】


◆守護騎士:E-

 他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
 取得条件を満たしている為にスキルとして獲得しているが、傭兵であるランサーの気質と相性が悪い為に低ランクに留まっている。
 また、このスキルを使用する為には、マスターはランサーに相応の魔力を支払わなくてはいけない。

 【自拠点での戦闘の際、戦闘開始時に宝具1回分の魔力を支払うことで、【耐】を1ランクアップさせる】

 【マスターに負傷判定が発生した際、スキルランク分の回避補正を肩代わりしても良い】


◆『一人背負う白鴉の群れ(コンパニア・ビアンカ・“オーバーラップ”)』

 ランク:D+ 種別:対軍宝具→対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:1~5

 ランサーがかつて率いた、“白の軍団(コンパニア・ビアンカ)”と呼ばれた傭兵集団の限定召喚宝具。
 かつての仲間の武器“のみ”を、自身の武装とほぼ同一の場所、同一の時間軸に重ねるように召喚する。
 振るう槍にワンテンポ遅らせて複数の斬撃・刺突を出現させて放つ事で、相手に反撃の隙を与えない。
 元々は“白の軍団”の槍兵を召喚する対軍宝具だったが、魔力消費量の大きさを懸念したランサーは使い勝手の良さを
 重視し、武器のみを召喚するこの対人用の使用方法を編み出した。
 また、ランサークラスでの現界ゆえ、召喚し使用できる武器は槍のみに限られる。

 【戦闘開始時に発動可能】

 【優位取得後の次ターン、戦闘判定で【筋】【敏】が選択された場合、宝具ランク分の補正を得る】


連投になるなら安価下

>>248 まあ、よしとしましょうか】

【ランサー】

【筋】:3
【耐】:2
【敏】:3
【魔】:1
【運】:3

◆対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 【ランク分の【魔】による攻撃に-補正】

◆危険察知:C
 視覚妨害による補正への耐性。
 第六感、虫の報せとも言われる天性の才能による危険予知。

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】


【令呪使用】攻撃に+3補正


【1ターン目】 (連投可)

直下、ランサー

↓2、バーサーカー

↓3、貴方

↓4、狼

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

【おっと、【傭兵特権】使用しているのであればステータスはこうですね。申し訳ない】

【筋】:4
【耐】:3
【敏】:4
【魔】:2
【運】:4


ランサー【筋】選択

4+6-4+3=9

バーサーカー【魔】選択

5+6-2=9


【均衡】


貴方、【質】選択

4+8=12

狼、【質】選択

6+1=7


【貴方、有利獲得】


【2ターン目】 (連投可)

直下、ランサー

↓2、バーサーカー

↓3、貴方

↓4、狼

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

ランサー【敏】選択

4+8-4+3=11

バーサーカー【敏】選択

6+5-3=9


【ランサー、有利獲得】

【バーサーカー【筋】、【敏】上昇、【耐】減退】


貴方、【質】選択

4+1+1=6

狼、【体】選択

6+9-4=11


【狼、有利獲得】


【3ターン目】 (連投可)

直下、ランサー

↓2、バーサーカー

↓3、貴方

↓4、狼

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

ランサー、一の位0獲得。

【【危険察知】により、バーサーカーの0は0として扱う】


【ランサー、有利獲得】

【バーサーカー【筋】、【敏】上昇、【耐】減退】


貴方、【体】選択

9+6-2+1=14


狼、【体】選択

6+7-4=9


【貴方、有利獲得】



【4ターン目】 (連投可)

直下、ランサー

↓2、バーサーカー

↓3、貴方

↓4、狼

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

ランサー、【敏】選択

4+1+3=8


バーサーカー【魔】選択

5+1-2=4


【ランサーの勝利です!】


貴方、【体】選択

9+7-2+1=15

狼、【知】選択

2+4-4=2


【貴方の勝利です!】


直下、バーサーカー逃走判定、成功以上で二画消費、失敗で一画消費【マスター戦も敗北】+2【ターニャの妨害】-1

6:令呪二画消費し撤退

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした。今回は妙にツイてましたね】

【ついでに現在令呪数】

剣:2
槍:1
弓:1
騎:1
魔:0
暗:2
狂:1
讐:消滅済み

【描写だけね】

荒れ狂うは二頭の獣。人の皮を脱ぎ捨て、襲い来る猛威。
人はそれに殺されるだけか、蹂躙されるだけか、否、断じて否。

がちりと牙の噛み合う音が響く。襲い来る狼の面を、人造生物が失われなかった腕で殴りつけ。
真一文字に飛ぶ狼。しかし、その口の端に垂れた血は、獣を止めるに能わず。

ダガーのごとく切っ先鋭き牙が、血潮を吹き出せんと迫りくる。対するは傭兵、精緻にして豪快な槍捌き。
完全な一撃を、間一髪ですり抜け柄を下腹に打ち込む。炸裂する銀の槍、獣は不敵に血を滴らせ。

「ハハハ、成程、アンタはただの英雄か!」
「無駄口を叩く暇があるのか」

無双の連撃、翻り、傷つき、紅が獣の目に宿る。狂気。

「英雄なら構いやしない! アタシがここでその喉元を捌くだけ!」

眼は爛々と光り、その手には武骨なただ人を殺すために鍛え上げられたような刃物。
身体と一体化した毛皮は蹄を生み、槍の柄を蹴ると、高く跳び上がり。

「奪うよ、アンタの命ごと!」

小柄な体から予想もできないようなその一撃、誤ることなく急所を狙ったそれ。我流であるが故に常識を持って対応できぬ非道の一撃。

「見切った」

…しかし、それに勝るが経験、そして歴戦の勘。傷を受けながらも致命傷を避け、相手の手を取る。
得物は槍、すなわち内側への攻撃には対処できず、その定石は、鈍い金属音が否定する。
槍を手放し、空いた掌。強く握りしめた拳に、獣は自分が虎口に入ったのだと思い至る。
傷を受け、それ故に動けぬ獣の牙。深く差し込まれたそれは命を奪うには能わず、それどころか獣を捉える枷となる。

「槍一本で勝とうってほど、強かないのさ」

顔面目がけ容赦なく撃ちこまれる拳。鉄のようにかためられたそれはいとも簡単に獣の顔面を砕く。
その衝撃の中、傭兵が見たものは紅く飛び散る血で顔面に戦化粧を纏う荒々しきアマゾネスの笑み。
大の男が吹き飛ぶほどの一撃を受けてなお、獣は喰らいつき、牙のごとく差し込まれた得物を捻じる。激痛。

思わず苦悶の声を漏らす傭兵の首に、獣の脚が絡みつく。おおよそ人では想像も出来ぬほど柔軟に絡みついたそれ。
容赦なく締め上げ、傭兵の首を捩じ切らんと。その膂力は万力が如く、もはや獣の全身は毛皮に覆われ、人の姿すらなしていない。

「ランサー! 【力を!】」

状況を回避しようと放たれる言葉、狼の面は三者の攻撃により一部が剥げかけていて。
同時、その様相に一瞬獣が思考した。獣性の中に未だ残る思考がそれを求めた。
本来ならばその状態でも傭兵が獣を引きはがすことはできなかっただろう。
しかし、運は獣に味方はしなかった。一瞬の思考、放たれた令呪、そして、槍兵が苦し紛れに放った蹴りが、その鼻面へ。

「…ッ!!!」

怯んだ獣を振り払い、傭兵は一足跳びに自らの得物を持ち上げ、さらに獣へ向かう。
駆けるその姿は弾丸じみて、しかし理性的に凍った眼で獣の心臓を狙い撃つ。
迫りくる死にそれでも獣は笑みを止めず、四足で立ち、反り返った牙で交錯の果てに一撃を狙う。
最早その心中は本能のまま、ただ敵を殺すという目的のみを。

だが、それを引き裂くように、狼の面へ剛速球が投げ込まれた。強化され、散弾と化したそれは、狼の面の四肢を封じる。
悲鳴を上げる間もなく、抉りこむように懐へ迫りくる一撃。歯ぎしりしながら、狼の面は令を飛ばす。

「【撤退だ! バーサーカー!】」

その声に、交錯間際の獣は腹立たし気に目を怒らせ。しかし、仕方がないとばかりにその姿を消した。
対象を失った傭兵の頬に一筋の傷。玉となった血が伝い、激戦を物語る。

「…やれやれ、少々、手こずった」

崩れ落ちかけた体を支え、傭兵は戦場を一瞥する。

「だが、まあ、これで何回目やら。…悪くない、悪くない、守ることは性に合わんが。…クク、…悪くない」

【再開】

直下、もう少し動くくらいの時間あるかどうか。成功以上である、失敗でそのまま他陣営の描写へ

4:はい、他陣営描写

直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【昼】-1

6:他陣営の敵対交流

直下、↓2、交流陣営

123:剣弓
45:騎
6:謎
78:魔
9:城戸

0:特殊判定

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          { : : : : : ヽ:く: ヽ |::ヽ {{{{ : : リ: へ

直下

123:決裂剣弓
456:城戸の内ゲバ
789:カレルレン融和(一部)

9:融和政策

キャスター陣営の襲撃を中止したセイバー陣営。
カレルレン邸で行われる緊急集会の中、シーがこれまでを取りまとめ。

「というわけでさ」
「マツミ、ひいては紅派の離反が確定、さらにキャスター陣営へ協力が判明したわけで」

ヴォルフが引き継ぎ、そしてそこで怪訝な目を座の隅へ寄せる。

「何で此処にいるのさ、ドルカ」

そこにふてぶてしく座るのはドルカ・カレルレン。紅派の急先鋒であるはずの彼がその場にいるということは、確かに違和感があるものである。

「…ハルトはいつの間にかいなくなってたから」
「てっきり37654号にくっついていったと思ってたんだけどねえ。どういう心情の変化?」

ヴォルフとシーの質問にドルカは鼻を鳴らす。

「フン、お前たちはやはり勘違いをしているな」
「ほう、勘違い、ねえ」
「俺はそもそも派閥などどうでもいい。何故なら」

     /  /   /          /|                      ∨
    /   /  /            / .l       l                l
   /    .l  /            ./  .l       l    l         l   .l
  l     l  /           ./    |         l.   l        l    l
  .l     | ./       人      |      l   l         l    l           「俺の求めるは最強の称号! すなわち、お前たち全てをねじ伏せること!」
  l    |/      /.\ \    l      l  ∧        l   .l
 .l   | |      //  l. \ \   l      /  / .∨      .l   .l
 .l   | .|    / /   | θ \ \ .l    / /    ∨      l   .l
 .l   | .l  ./   l    `  ._/\| l   /∠二二二」      .l   l
  l   l .l/    .l                 l  / |θ   /  |      l   l
.  l l   l      l             .∨   ‐- /  ∧   /  /
  l/|  .l       l                         /  l  /  /
   l   .l     l                  (        /   l /   /              「それを利用してくれたあの醜い婆には、まず俺が制裁を下す必要がある!」
    l   ∨    l    \        /      ./    l/   /
  _⊥─┴──┴‐--,,,_  `'' ,,..___         /      /
 .「               //             / ,    /
  .l             ./人      _,-‐ '''""~//  ./
  .l           //_\_,..-'''./  /  / ./ /
   .l          //:::::::::::l    /// /\. //
   ̄\        l l:::::::::::人      //    \
     \       l l:::::::::::::::::\   ´        \                      「つまり、俺はお前たちの仲間になったわけではない! …フン、勘違いするなよ?」
      \     l l:::::::::::::::::::::l          /


 ◆最強証明
  最強になる。という単純な執念。
  彼の場合は、家族全員を越える事。そして、自らの劣等感を払拭する事。
  家族とのコミュニケーションに障害をきたしており、また、魔術師に対しても敵対的な反応となる。

 【魔術師相手の感情判定に何らかの補正】

言い放ったドルカに、シーは生暖かく、ヴォルフは冷ややかな視線を。

「…まあ、味方が増えるのはありがたいけどね」
「男のツンデレほど悍ましいものはないよねー」
「能力と理由はムカつくけど…、あれ、そう言えばアーチャー陣営は?」
「あー、うん、あくまで同盟を結ぶわけじゃなく、って話だったからねえ。そこら辺はセイバーが行ってくれてるけど」


直下、アーチャー陣営の方針

123:あくまでもあの時はあの時だ
456:同盟ではなく前回と同じ条件なら考えよう
789:同盟と行こう

2:さらばアーチャー

「と、そんなこと言ったら帰って来たね」

シーが指さす先には、何処か気落ちした様子のセイバーが。

「…あー、その感じだと、ダメだった?」
「ダメだった! いやあ…、召喚に応じてからというもの、何だか上手く行かねえなあ」
「強さ的には凄いんだけどねえ、偏屈な奴が多すぎるのさー、ま、気にしないで」
「…んー、話せば分かると思ったんだが。頑固でよお」

明らかに落ち込んでいるセイバーの肩をシーはペシペシと叩き。

「ま、しょうがないしょうがない。…となるとなあ、ちょっとキャスター相手にするの大変かもなあ」
「…しかし、時間を置きすぎると」
「そうなんだよねえ、工房が強化されていくのをこのまま見ているってのもヤバい。まだセイバーは相性いいんだけど…」
「衛星ピラミッドが問題だな、三騎存在するというのもあるが、それを倒さねばキャスターに攻撃を与えることもできん」

全員の顔が暗く沈み。

「…やっぱ、他陣営と組むしかないか」
「アーチャーはまだ目があるとして、あとは…、マツミは不可、残ってるのは」
「ランサーとライダーあたりかなあ。んー、ちょっと考えてみよう」
「あまり悠長にしてられないのも事実だがな…、何、いざとなれば俺がぶっ飛ばすさ!」
「それができれば苦労はないんだけどね…」

【他陣営の行動描写を終了します】

…とりあえずバーサーカーの襲撃を退けはしたし、ミスティックのおかげで傷を気にすることはないけど。

「…ヴィーノさん」
「…はあ、無茶をした。これだから嫌なんだよ。私はそもそもなあ、…言っても無駄か。いいよ、もう、何でも答えてあげよう! 聞きたいことを聞けばいい!」

全身を包帯に巻かれながらもなんとか復帰したヴィーノ。それを終原からのメンバーも含め全員が囲んでいる。
一番最初に口を開いたのは、同じように腕へ包帯を巻いた歩。

「では、お聞きしましょう。…あのサニーという少女、その体に紛れた因子の事を」
「…やはりそれか。まず言っておくことは、私は彼女の生来に関する事象には一切関係ない。あくまでも今回彼女の素性を伝えられ、実行しているだけだ」
「分かりました」

歩が頷き、ヴィーノはまだ痛むのか、呻きながら話していく。

「最初にだが、彼女の中にある因子は例の魔獣、ヤクシャのモノで間違いはない」

ヤクシャ、その言葉に歩の拳が固められた。

「…つまり、彼の死体を盗んだのも、ゾラ、ということですか?」
「…それは違う」
「嘘を吐くと為になりませんわよ!」
「この期に及んで嘘など吐くかね? …私も詳しくは教えてもらわなかったが、察せるものではあるだろう」

察せる?

「彼女は戦闘用人型ホムンクルスとして魔獣の因子を埋め込まれ、調節されている。…そんなものを用意できそうな人間は?
「…まさか」
「そして、だ。彼女の本来の名は【DAY-021号】。…このネーミングセンス、これで察せると私は考えるが?」

歩が眉間を抑えた。同様にアマタも口元を抑えている。…、その名前を、何処かで聞いた気が。

『…最強生物D-32396号』

歩が腹立たしげにその名前を吐く。

     ミミ:::::::::::::::::::il   /          ヽ、         .|:::::::::::::::::::::
     ミ::::::::::::::::::::::::ノ  /    ,.-,        ',        ,..,,.l,.-、::::::::::::::
     ミ:::::::::::::,.__,,.../,. --===/:::::ヽ--- ...,,,,、  ',    ,.r- 、'::::::`ヽ j:::::::::::
     -=..,,___l,..ィ:::::ll ̄   ./::::::::ll´ ̄ `'' ‐ミ,.、 ', '´:`ヽ:::::::::::`ヽ::::::::',''‐--ミ
         i:::::-‐:|l、   .l:::::::::::|l   | | .|| l l''l:::::::::::::ヽ::::::::::::::l:::::::ノ
         .ヽi::::::::ヽ__‐--l:::::::::::lヽ---‐‐‐‐'__/-l:::::::::::彡:::::::::::::/,.r '
          l,::::i::::::l.l`''r‐、:::::,.r '' ‐,.ニ-'、''i l´l.l,l::::_::::::::::/:::::::ノ

           ヽl::::::,.ソ' ' ・ '"  ‐'"・ `' - l |.|/ノ´ `ヽノ.ニ.,´
          ,.r‐''/:.:.{ 、`ニ /  、ヽ''ニ'  ////        `' ‐、
         / :::::::l:.:.:.:.:l `'' .l   ,.`' ‐ '´i .l / /   ,.       `ヽ、_        γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
        ,. ' :::::::::l:.:.:.l:.:.:.l .l ヽ__, '_,. r '´ /.///  ,.r'     ,,.. -‐'' ´ `ヽ、     |                マツミ・カレルレン…!              |
       / ::::::::::::l:.:.:.:.l:.:.:.ヽ、  ̄..,   ,.r ' ' ,. r '   ,. -‐'´               ゝ_____________________________,ノ
      / :::::::::::::::l:.:.:.:.ヽ:.:.:.:l,  __   ノ - '´  ,.r '´ /
    / ::::::::::::/::::::l:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:. ̄ ` ''' ´   ,. r '´  ./
    ,.' :::::::::::::::/:::::::::::',:.:.:.:.:....       ,,.. ‐ '     /
  / ::::::::::::::::/::::::::::::::::ヽ‐-....,,,,.... -‐ ''"      i.  l  /
 ./::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::.               .l .l/
 l:::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::..  /              l l,.r '´
 l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::... ./               ',/

…! 此処でもその名前か!

「…あくまでも私の推測には過ぎないが、十中八九そうだろう。そして、洗脳し、完全な人形、道具として扱う予定だったようだな」
「…! そんな! まるで道具か何かみたいに!」

ミルキィが珍しく本気で怒っているのが伝わってくる。

「…私たちの中にそういった一派があるのは否定できまいよ。…話を続けよう。しかし、そこで誤算が起こったわけだ」
「確かに、サニーは洗脳されているとは到底思えません」
「そう、おそらくは彼女に含まれたヤクシャの因子がそれを拒絶したのだろう。結果として、彼女は通常の戦闘員として、ゾラに加わった」

そこで一息ついて、ヴィーノは。

「…従属させるための呪いをかけられてな」

…そうだ、サニーの首には呪具が付いている。だから、彼女は。

「…そういうことですか」
「分かってくれたかな? …いや、君たちの心情は推察できる。私が今更何を言ったとて―――」

ヴィーノが弁明のような、だけどどこか懺悔のような言葉を並べ、終原の二人は俯いて聞いている。
…それにしてもサニーにそんな。

…━…━…━…━…━…━…━…┓
        !ヽ、_          ,.,._┗…━…━…━…━…━…━…━

         ヽ  `` '' ー、   /   `ヽ    / rー 、  \
           ヽ     ヽ_f ,.,. ,. __  `ヽi  i ',   \ .\
           ヽ  ,. '´        \ ,i  ノ .',  ヽ \  \
          ,ィ‐,/ ,     ー 、 `ヽ  ヽ、/ _   ヽ \
          / / / /イi l i、    ヽ  ヽ   ','´,.,. `` ー 、
      /  //,イ /ー!l1 l l i     ヽ  ヽ  ヽ ', ___     `ーァ
     /   i' l /'>ヽヽi  l i i i  ヽ  ヽ  ヽ i   ヽ、_,. - '
   ,r=ヾ`ー─l''| /' |;;;ノ !l、 l.,__  i   ',  ',  i } ー  \  ',
.,ィ‐‐ト、 ヽ   ' |/l  "´  !l ヽヾ ヽ .',   ',  ',  i |     \ ' ,
.!      ',   ,イ ! ,   ヽ r';ヽヽヽ',   ',  ,i  i.|      ヽ
.. ゝ. 、    i ,イ'{  i r、    〈;;;;;ッl} i、.ヽ、  ',  i,  ',ゝ,     ヽ
    `.ヽ ,|/./1  | ゝ`    ´` } .|,,ヾ ',、  ',  }i, ;,|ヽ`ー──-、ヽ
     fヽ`{ | ,|  i`ヽ_       | |-i'" 'i、 ', } i ,| ヽヽ  !
      ゝヾヾ、{ ', ',ー 'ノヽ~~´   リ i,イヽヽ ', i i | \} ヽ  ',
._,. - '" ̄``! .\! ',Vf´!{  ',   _,. - '"|ヘ | ヽ!リ !ノ、 ノ.\ ゝ、 \
`ー ,イ~      ヽノ !ミ三i,.ィ ,.. - '' ~|', ヽ!\}\リ、 丶   .\  `
  ハ ,ri,. - '´ ̄ ̄   i,,..イ´,.イ     _,ゝ、、ゝヽ!,ノヽ \ヽ、 _  \
   tイ,ィ´三´     }__,/ i i,r 、 /   ヽヽ、ト、 ヽ  ` ー、 __ /
     ̄`>-'=''ト__,.- 'ヘ'__i /,.ヾ、      〉 ヽ\ .ヽ 、   ノヽ
   ,. - '    j     i   / /  ゝ、    /   ヽ ,ヽ、_ _ フ ' ,
…━…━…━…━…━…━…━…┓

                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

…あれ? …何か、…何か、違和感が。

『…』


直下、違和感の正体

123:思い至らず
456:…そうだ!
789:『…それだけではないでしょう』

【ええい! 今回は0判定しないぞ!】


直下、違和感の正体再判定

123:思い至らず
456:…そうだ!
789:『…それだけではないでしょう』

2:思い至らず

…駄目だ、何か引っかかるのはあるんだけども。サニーと話せば思い至るかもしれないな。

『…死者が関わることではないのでしょう。…それは分かっているはずですが』

? 生霊はいったいどうしたんだ?
そう僕が訝しんでるうちに、歩が立ち上がり。

「分かりました、この事は叔父さんに伝えましょう」
「…すいません、歩さん。私が謝ってどうなることでもありませんが」
「…いえ、魔術師としては仕方のないことではあります。特に、こんな狂った戦争の中であれば」
「では、私達に対する終原の在り方は何か、変化するでしょうか」
「…それは」


直下、終原的感情【諸々】+1

123:「…申し訳ない、協力は約束できない」
456:「話し合い次第です。また、此方へ尋ねてください」
789:『話は聞かせてもらった、少なくともアンタらは関わっちゃいねえようだな』

4:話し合い次第

【というわけで本日ここまで、次回、自陣営行動から。お疲れさまでした】

【今日はお休みだべ】

【はい、再開あるよー】

歩はしばし何かを考えるように宙を見つめ、首を振った。

「話し合い次第でしょう。…今、家を取りまとめている叔父さんにとって、彼の存在は非常に大きかったと聞きますから」
「以前の戦争の話をするときは必ず、ヤクシャお爺様や槙名様の事はよく話されていましたしね」

まあ、そりゃそうだよな。…槙名?

「とりあえず、一旦この件は家に持って帰らせてもらいます。また、此方を訪ねていただければありがたいのですが」
「分かりました、それで構いません」
「では、私達はこれで。…何にせよ、正直に話していただいて助かりました」
「…まあ、私としても面倒なことを押し付けられたとストレスだったからね。ぶちまけられたのはいい機会さ」

そんなやり取りの後、終原の二人は帰っていく。
…さて、まだ微妙に時間はあるんだけど。…家もボロボロだしなあ、何かすることはあるか?


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

2:コミュ

…誰かと話をしてみるか。

↓2、コミュ相手

1:アマタ
2:ミルキィ
3:ミスティック
4:サニー
5:ヴィーノ
6:自由安価

4:サニー

…この微妙に思い出せそうで思い出せない違和感、…やっぱりちょっと話しておくか。
館をうろついていると他のホムンクルスと修繕をしているサニーの姿が。

「サニー」
「? あ! ジンさん! 何の用ですか? というよりもー、何でさっき私は仲間外れだったんでしょうか?」

う、それを言われると。

「え、えっと、…そうだな、ほら、ちょっと周りを警戒する役がいるだろうからさ」
「んー、だとしたら、バーサーカーの襲撃をそのまま見逃しちゃったのはごめんなさいですねー…」

凹んでしまったみたいだ。…まあ、いいや、とりあえず。


↓2、コミュ内容

1:さっきの内容をストレートに聞いてみる
2:とりあえず世間話でも
3:自由安価

>>320

…何を話そう。…よく考えたらそういうこと考えてきてなかったな。

「ジンさん?」

…まあ、いいや。

「実はね…」
『え、話しちゃうんですか!?』

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

さっきの話を大体話しちゃったんだけど…。

「…成程、全部、知ってしまったんですね」
「ああ、ヴィーノさんがね」
「そう、ですか…」

…沈黙。…アレ? これ、もしかして。

『マズいこと言った?』
『言っちゃったんじゃないかと思いますねえ。私もあんまり人の機微には詳しかあないですが』


直下、サニー反応

123:「私も知らなかったんですけどねー!」
456:「なら、お願いがありますー!」
789:「でも、私は幸せですからー! …だから!」

5:お願い

僕がそろそろヤバいかと逃げる算段を立て始めたその時。
サニーが僕に飛びついてきた。ヤバい! 首を持っていかれる! でも、そんなことはなく陽気な声で。

「なら、お願いがありますー!」
「…お願い?」
「はい!」

…お願い、ねえ。何か猛烈に嫌な予感がするけど。

「何?」
「はい、実は…」

         / : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: \_____/
         /: : : :/: : : :/: : : : : : : : : ∧: : : : : : : : : : : : : : : :∧: :∧_)
.      /: :// : : : : : l: : |: :|: : |: : : :.∧: : : : :.\: : :\.: : : :.∧: : :ヽ}  ̄ `ヽ
.   ./: ://: : : :/: : : :|: : |: :|: : |!: : : : ∧: : : :!: : :ヽ: : : \: : :.∧: : :}     \

.  //// ://.: : : :.|: : : : |: : |: :|: : |l:.: : : : :.ハヽ: |: : : ハ: : ::ハ : : :∧:∧\      \
 // :// ://.: : : : :.|: : : : |: : |: :|: : |:!.: : : : :.| | |: |:」 -‐┼-ミ.:|!: : : :.∧:∧ \

/  :////.: : : : : :.|  斗-┼┼: l:|: : : : : :| | |: |/ .|/从:| : : || : : : : ∧:∧  \
   //   ハ: : : : : /:!: : : :.|从lヽ|ヽ从: :ヽ: :// :|/ x=ミ |ハ || : : : : : :|: : :\____
       l : : : : : /: |: : : : |.x==ミ \ノ// /  {ひ:::: `ヽⅥ l: : : :.|Ⅵヽ: : : \: : : : : :
    / |.: : : : /.: :.|: : : :/{し:::::::::::l        |::::::::::::::ハ  l : : : |: l|:∧: : : : :ヽ、: : : :
>"´ /|: : : :/|ハノ:|.: : :.{ Ⅵゝ─イ           辷二ソ }  | : : : |: l|: :.|: :ヽ: : :∧\: :       「聖杯を手に入れたとき、…私からゾラ家に贈らせてください!」
/   /: : |.: : :.{ | |:/:|: : :.ハ弋ニ='                  / /从: : :|: l|: :.|: : :|、: : :∧
   /.: : :.∨: :.|ハ| |: : : :.∧           i         ///: : : : /‐l|: /|: : ハ: : : :|
  :/: : : : :.l∨ :l   :|: : : : :.∧         、_       / /: : : // /  ̄|`ヽ/: : : :.|.
´ ̄ ̄ ̄ :| \!   ∨: : : {  丶       ー '    /l /: : : // /   :!   \: :/
        ∨  \   ∨: :.∧    >  .       / / /: : //     |    }/
       ∨`ヽ   ∨: :.∧  \ | ヽ> </  / /: /       /     /──
        / /\.>  ∨: :.∧   ヽ',  \ /  / /イ/         /    /
   , - ´Ⅵ、  |    \: : ∧     ',   \.//          |/ ̄\./
,  ´      Ⅵ、  !/    :\: : \ / \ o   \             |/ ̄ヽ 〉`ヽ
         Ⅵ :/          ̄/    \    \        |  .//    \

…ん? ちょっと待て。…いや。

「どういうこと? 僕はそもそも聖杯をゾラに齎す為に戦ってて」
「はい! 分かってるんですけど…、勝ち取ったその時、私から贈る、ということにしてほしいんです」
「…? いや、誰が送っても一緒だと思うんだけど」
「そ、それは、そうなんですがー…、その、私は、えっと」

何かを口ごもっている。…そうだ、さっきの違和感は。


直下、違和感に気づくかどうか

123:思い至らず
456:…そうだ!
789:『…ああ、そういうことか、そういうことなのですね』
0:安価下

3:はい、思い至らない

…駄目だ、まったく分からない。
そうこうしてる内に、サニーは手をぶんぶん振り。

「とーにーかーくー! 約束してくださいー!」
「いや、僕の一存で決められることでもないしなあ」
「なら、アマタさんに言いに行きましょう!」
「いやいや! 何でそこまで!」

必死に止めてその場は何とかなったけど…。理由は決して教えてくれない。
…なんだか、喉元まで出てる気がするんだけど。サニーはそんな僕の気持なんか知らず楽しそうで。

『…楽しそう、ですか?』

…ん?

「ジンさん!」
「へ!?」

生霊の言葉に気を取られたその時、サニーが僕を指さした。

「こうなれば、サニーはジンさんにうんと言わせるまで頑張ることにしますー!」
「へ? 頑張る?」
「えっとですねー! ジンさんがどっかに行く場合は私もお供して、ジンさんに色々とおんをー、えっとー、なんでしたっけー」
「売る?」
「そうです! そしてその恩返しとしてさっきのアレを約束してもらうんですー!」

…なかなか妙なことになって来たぞ、これは。
もう、言っても聞いてくれなさそうだし。…まあ、戦力としては有り難いんだけど。

…ミスティックやミルキィに何か言われそうなんだよなあ。


「…そうしなければ、あと一年で」
『…』


【索敵等、家から離れる場合サニーが強制的に同行するようになりました】

【夜行動を終了します】


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【夜】+1

4:他陣営の行動描写

直下、描写陣営

1:魔
23:狂
4:謎
56:弓
78:騎
9:剣

8:ライダー

直下、三四郎の体はどうにかなりましたかオジキ。成功以上でなんとかならなくもない。失敗でそういう次元の話じゃねえなあ、コレ【???】-3


↓2、結局、ゾラへの扱いはどうなるんですかい、オジキ【現状のメンバーに犯人はいない】+3【でもやっぱねえ】-1

123:許せん、お前らには情報くれてやらん
456:まあ、仕方がないか、ただしあっちから来るまでは知らん
789:許す、とっとと使い出してやるとしよう

5:惜しい

6:仕方ないが来るまで教えたらんとこ


終原邸の奥深く。歩らから報告を受けた真は一人深く息を吐き。

「…そういう事情かよ、チッ、相変わらず腐れ外道って訳だ、ゾラの人間は」
「ええ。…しかし、現在参加している人間は」
「…はい、私もそう思いますわ。あの人達、魔術師ではありますが、人間として悪い人ではないと思いますの」

舞莉或の言葉にも真は頷き。

「そこんとこは同意見だ。…そのヴィーノって金満家の成金糞親父はともかく、そういった事情を伝えると何らかよくねえ反応を返す可能性のある連中ってこったろ」
「はい、調べたところエスポワール・アマタ・ゾラは本家とも何らかの確執があるようですし」
「…分かった、正直胸糞悪いがよ、何も知らねえ連中に意地悪するほど俺も屑じゃあねえ」
「では」
「ただし、だ。せめてこの家には来させるべきだ、そこら辺はケジメの問題。あっちにその意図がねえのなら、こっちから関わってやることもねえよ」

真はそれで手打ち、というように膝を叩く。歩と舞莉或も納得したのか、それ以上反抗することはなく。
真が目を閉じ、大きく息を吸う。そして目を開くと、それまでとは違った柔和な笑みで。

「じゃあ、この話はここまでにしておいて、彼はどうなったのかな」
「ライダーのマスターですか?」
「うん、日吉三四郎君だっけ」
「霊夢おばさまが診てますけど…」

舞莉或の声とほぼ同時、霊夢がのっそりと部屋へ這入ってくる。

「診てきたぞ」
「どうだった?」
「…アレは駄目だな。そもそも呪いとは別物。体の中の蟲によって既に身体そのものを変えられている」
「…そうか」
「ああ、私達では進行を抑えるられるかどうか、というレベルだ。それこそ、聖杯の奇跡でもなければ奴の望みは果たせんだろうよ」

霊夢の言葉に月は悲しげなため息を漏らし。

「…悔しいもんだね。知った家ではあったからなおさらにさ」
「ふん、お前がどうこう出来るもんでもない。そもそも話を聞けば自業自得。で、どうするんだ? まだ此処に置いておくか?」


直下、ライダー陣営の取り扱い【現状陣営として機能していない終原】+1

123:そうそう置いておくわけにもいかん
456:期限だけ決めておこう
789:好きなだけいさせてあげれば?

7:好きなだけいさせてやればいいじゃない

「そうだね…、今のところ僕らは陣営として機能してないし、彼が暴走した場合、抑えられる可能性のあるのは僕らだけだからね」

月の言葉に霊夢は鼻を鳴らし。

「相も変わらず裏も表もお人好しなことだ。まあ、お前みたいな怪物をそのように育てた一には頭が上がらん」
「…何か含むものがあるみてえだな、姐さん」
「含むも何も、私のアホ息子や孫共を見てみれば分かるだろう」

呆れたようになりながらもクツクツと笑う霊夢。

「…まあ、だが、曲者は曲者だよ、我が家もな。このまま黙っているかどうか」
「姐さんは帰らないのかい?」
「今帰っても少々手狭だろうに。それに銀賀と龍彦のやり取りは頭が痛くなるんだよ、二重三重の意味でね」

その表情からは笑みが消え、眉根を寄せていた。

【他陣営の夜行動を終了します】


直下、謎のユニット1遭遇判定。成功以上で遭遇

↓2、【“魍魎”九代目統領】判定。成功以上で出現せず。

8:出よった

6:出えへんかった


【というわけで本日ここまで、次回、久々遭遇謎ユニット1。お疲れさまでした】

【早めに言っておきます、今日はお休み】

【もしかしたら誰かのTIPSくらいなら入るかも。多分城戸の誰か】

【TIPS:人形の王】

少年は、ヒトが嫌いだった。
ヒトは自分をマトモに見ることができないから。だからヒトのことは都合のいい道具としか見ないようにした。

しかし、人形は違う。人形は自分にああだこうだと言わないし、自分を隠さず曝け出せる。
だから少年は人形の中では素直であれた、捻じ曲がり、破綻した精神を、そのままでいることができる。

だから少年はヒトの前では愛想のいい顔などできなかった。
少年の父は人形に耽溺する自らの息子を、何も言わず普通の息子の様に騒ぎながらも扱うだけで。
その狂気を知っていたか、あるいは。

両親とも、家族の誰とも似ることはなく、全てのヒトを自分のためのモノとしか見れぬ少年。

しかし、その少年は恋をした。

城戸の家に存在する隠し部屋。少年がそこを見つけたは運命が故か。
夜遅く、誰もが寝静まった帳の中、少年はその戸を開ける。

そこは青白い月光に満たされていた。清廉ともいえる静寂に満ちていた。

中心には飾り付けられながらも埃の積もった椅子。しばらく誰も入っていないのか、あるいは両親ですらその存在を知らなかったのか。

   |.: : :.l: : : : : : : : : : : : : : :.|.: : : : : : : : : : : : : :.ト、: :|.: : : :. :. :.',: l
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    ヘ : : ',: :',.: : : :. :. :.', /: :|\', `'<: :ヽ : :/    l : /イ :イ : |
.    ヘ.: :ヘ: ヘ.: : : : : :ハ\{ゞ',     ヽY∨ ミzz彳イ|.: : : : :.|

       ヽ: :.ト、ヘ: : : : : ハ.      ニ.           ハ |.: : : :. :.ゝ<_
       ゝ', `<.: : : :.ハ ,ィzzz彡''^     ,     八 乂.: : : : : : :. :.)
.          \  :≧、_:_ゝ-              イ.  ヽ   ̄〉: : : :,イ
          >=―‐.、         ,__:ァ  /    ∨ Y: : /
.        ァ''~´   `ヽ. \ゝ 、         /  l |.    ∨乂: : :フ
.     ァ′         ヽ \ `~''=-  _/     l |    ∨  ̄
.      /.            ', >―ヘ  }i |     V
      ,.             ', .// /:i:ヘ  |       !
.     |            ',.∨ |∨:i:i}∨
.    l            \\/. ヾ:i:i、
    ハ               \
.      ヘ                \
.     ヘ


月光を浴び、そこに座る少女の姿。青年はまるで雷に打たれたような衝撃を受け、その顔から埃を払う。
眠るように目を閉じ、呼吸一つしないその白磁の如き肌。微笑みを浮かべ、それでも動かない人形の君。

少年は気づかぬうちに涙を流し、その手を取り口づけを。

―――ああ、お前を。


「俺のモノにしたい」


運命とは、地獄の機械である。
少年はその時、歯車がカチリと回り出す音を確かに聞いた。
少年は青年となった。歯車は回る。ぐるり、ぐるり、ぐるり。

少年だった男は挑む。この歪んだ愛を果たさんと、この捻れた恋を満たさんと。
男の表情は酷く歪んで、そして彼の周囲を無数の人形が囲む。

人形の王は、幼子のような間抜けを演じる。全ては。

「恋の為に」

【TIPSを終了します…】


【もうちょっとしたら再開】

【再開だよん】

…サニーを追い払って、とりあえず寝ようと部屋に向かい、ベッドに倒れ込む。
ここはまだ被害を受けてないっぽくてよかった。…そう思いながら大分荒れ果てた外を見ると。

「…ん?」

小柄な影が横切るのが見える。…動きから考えてミルキィや他のメイドじゃない。

「…もしかして」

例の謎のユニット、って奴か…!?


↓2、どうする

1:後を追う
2:ランサーに頼んでみる(有料)
3:警察を呼ぶ
4:ほっておく
5:自由安価

1:後を追う

…妙なことに巻き込まれる予感がものすごいするから放っておいてもいいけど。
またミルキィやミスティックに何か言われるのも嫌だしなあ。

…仕方ない。

起き上がって義手を付け直す。…一つ壊れたのはやっぱり痛いな。
外に出る。さて、あの影が向かったのはこっちの方だけど…。


直下、追跡判定。

123:見失う
456:見つける
789:見つける。…ん? アレは

4:見つける

見つけた…! 屋敷の裏手の方で何かをしている。
…アーチャーのマスターの時は放置して痛い目を見たしなあ。…そもそも、アレって何なんだ?

ミルキィかサニーが人でもなく、サーヴァントでもないって言ってたけど…、確かにそんな感じだな。
何というか…、凄く曖昧な印象がある。相手は気づいていないみたいだけど…、どうするか。


↓2、どうするか

1:捕まえる(該当コンマ成功以上で捕獲可能)【夜】+2
2:もうしばらく見張る
3:放っておく
4:自由安価

0:特殊判定

           _,, _,,,,,,,,,,.....
         ,,y;iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;r
        /iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii\
       /iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiハ
       liiiiiiiiiiiiiiトiiiハiiiリliトiiiハiiハi
       'iiiiiiiiトiiリ''iレ-‐i/ ii li/'-リi

        ';r-ii/" r'^ig`''    'ij`'/
        l〈`;    ~"   ,ゝ` i                          _.. ‐ァ=r‐''⌒゛二ニ二つ
         `ヽ_;          /                     _. -‐ '"´  l l    r} } }l
          ,,」_,    i⌒ソ /       __      . -‐ ' "´        l ヽ  、 ヽ_ノノ
         r:::::::::`''-,,、 `_/   -‐ ' "´/`゛ ーァ' "´  ‐'"´         ヽ、`ーテヽJ

     _.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´      /   /                __.. -'-'"
  . ‐ '7    く/|〉-rへ. /   l     l   /            . -‐ '"´
 /  /    / |  | / ` <´        ', /      _.. -- ' "´
./   /    ヽ .| /    / iニニニ}  / 、   _,. -‐'"
    l iニニl ヽ|/   /     ノ        `/

直下【不幸体質】-1

123:「おっと、罠だとは思わなかったのか?」
456:銃声
789:密会を目撃

5:銃声

と、その時。

              ,.ィ       ,.ィ ,へ
              .//    / / //./
               / /    / / iし '
           / /    / /
             / /    / /
         / /    / /            __
           / /    / /     / \  / /         __
          ./ , '     ii /      .\_/ / /     〈二〉/ /
         /, '       li/       .__/ /    〈二〉   / /
        ./'           |  / ̄ ̄__/         / /
                   ̄ ̄ ̄                 ∠ /

銃声が響いた。
同時に、僕が見ていた影が、頭を吹き飛ばされ、倒れる。

「…!?」

思わず吐き戻しそうになりながらも頭を伏せ、突然の襲撃者の居場所を探る。
しかし、それ以上銃声が響くこともなく。安全を確認して倒れこんだ影へ向かおうと影の方を見る。

でも。

「…!? いない!?」

そこには死体はおろか何もなくて。
まるで狐につままれたような違和感を残し、その夜は終わるのだった。

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

「…少し焦らせられたな。…まあ、お前はよくやった」

「ただ、ちょっと目立ち過ぎだ。謎は謎のまま、分からないまま消せ、とのことなんで、悪く思うな」


【遭遇イベントを終了します…】

【一日終了時の遭遇判定が消滅しました】



【八日目】

…ピラミッドの事はニュースにすらなってない。まあ、上手いこと隠れてるし、そこら辺は誤魔化しているんだろう。
昨日の夜の事件といい、色々と思うことはあるけど。

「ジンさん! 約束ですからね!」
「…ついに手を出しましたかー、いや、いつかやるんじゃないかと思ってたんですよー…、どうです? 110番行っちゃいます?」

敵の巣窟に放り込む気か、この駄メイド。

「ミルキィ、その役目は私が」

味方がいないなあ…。


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

6 終原にサニーを紹介

>>370 終原へ

『で、どうするんですか? 君』

…まあ、これ以上引き延ばしても厄介ごと引き込むだけだし。

「終原に一度ちゃんとサニー連れていこうと思うんだけど」
『え゛』

? 何か悪いか? 面倒なことは速めに片付けた方が身の危険が無くていいんだけど。

『…あー、いや、彼らならそういう正攻法の方がいいの、…かな?』
「何の話だ」
『…まあ、お好きになさいな。私、外道ですのであまりそういう事は分からないということにしておきます』

…いまいちこの生霊がよく分からん。ランサーもだけど、一度話してみてもいいかもしれないな。
さて。

「じゃあ、サニー。終原に行くけど、付いてくる?」
「「「え゛」」」
「はい!」

サニー以外の全員が目を丸めた。いや、早く連れて行った方が…。


直下、同行者【あまりにも不用心すぎるでしょ】+1

123:ミルキィ
456:アマタ
789:ミスティック

9:ミスティック同行

しばらく三人で何やら話し合い。

「ジン様、流石に看過できません、私が同行します」
「いや、別にランサー連れていくし、大丈夫ですよ」
「…」

完全に呆れられている。…いや、理由は分かるけど、どうで巻き込まれるときは巻き込まれるし、早い方がいいと思っただけなんだけど。

「とにかく、同行します」

…これ以上断っても面倒なだけだな。あんまり僕の評価も高くないみたいだし、下手に嫌われすぎるのも問題か。

「分かりました、じゃあ、お願いします」

というわけで、僕達三人とランサーは、終原の扉を叩くのだった。


直下、終原の反応【流石に穏健】+2

123:門前払い
456:は?
789:とりあえず奥まで来いや

今更だがラプーペはどうやって運を操ってるんだ…?

44:はい、来ました

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'//;/:.:./;/:.:.:.:.:./;;;;;/:.:.:.i;;!:.:.:.:|;!.|;;;;;;;;;;/i':.:.:.:.:!.!;;;|.:.ヘ;;;;;;;|.:.:.:.ヘ;;
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'| `    _, ="     鬱, `'i:.:.:`:.":ミァ,!/  |;;;;;;;;;=='""゙ミ._     〃
      'ヘ       ㌦ノ  ' : ::   -' :::::::>;;;/ .鬱    ゙i,   ./
        `.、       _ ,         '7/   ヾ゙'     };;..:.:/
ヽ         __ ...-ー´::.:.:::.:::.:...      . ...:.ー- ,_    '::.:∧
.{ i.        : : ::.:..:.::.:.:. : :        .i:.:.:...:.:.:.:.:......:.`:': :.:.:./:.弋":'.ー-
ヾ::!        : :.. :.:.            i:.:.:..::.::.:.:.::.:.:.:.:   ::/: : :ヘ: : : :
:.ヘ::.i                     .i;;.:.:.:.:.:.:.: : : :    ノ: : : : :ヘ: : :
: : ヘ:ヘ        __           '": :.;; : : :      / : : : : : :ヘヽ :
.: : : :ヾゝ     ´ゞ、ヽ、         丶 /       /:: : : : : : : : ヘ:
: : : : : : ヾ....    `ヽ`゙>丶、 , _____      /|   : : : : : : :
: : : : : : : :.i::\     `丶、_____/    イ::: !       : : :
.: : : : : : : : ヘ::::\                ∠´;;;;;;i:::/



23:49から直下、自陣営に不利な特殊判定【不幸体質】-1

123:大惨事
456:そのとき空から、不思議な光が降りてきたのです…
789:やせいの さんしろうが あらわれた!


【生霊憑き】使用する場合は【使用】と記入(現在魔力量0。使用すると-へ移行)

使う

>>393 操るというか吸ってるイメージですね。人の幸運値を吸って保っているので吸われた側は「普通に生きてても交通事故に遭う」状況】

>>396 使用 (魔力値-1)


直下、自陣営に有利な特殊判定

123:和解
456:会話の内で珍しく閃く
789:おっと、カレルレンも来てるね

4:和解、のちの会話で違和感に気づく

【というわけで本日ここまで。次回、受け入れられるサニーとその願いから。お疲れさまでした】

【ゴメンよ今日もお休みなんじゃ】

【今回貴方が素っ頓狂な言動をするのは、今まで不幸続きでろくずっぽ正常なコミュニケーションできなかったからということにします。今決めた】

【遅くなったけどほんの少しだけ再開】

出迎えてくれたのは、以前と同じく、歩と舞莉或。
僕達を守るようにミスティックが一番前に立ち、門を潜る。そして、二人の目がサニーに向けられた。

「「え」」
「わー! お久しぶりですー!」

二人とも硬直している。まあ、そうなるよなあ。ミスティックがため息を吐いた。
固まってしまった二人の代わりに現れたのは小柄な老婆。初めて会う…、かな?
二人と同じようにサニーを見ると目を細める。でも、二人ほど狼狽することもなく。

「…よくもまあ、連れてこれたな」
「はい、面倒ごとは速めに済ませようかと思いまして」
「…まあ、その通りではあるが。…とりあえず付いて来い。爺が待っとる」

老婆に案内され、僕ら三人が到着したのは以前と同じ厳重な結界の中。ミスティックが明らかに身構えている。
そしてそこで座っていた終原月は。見るからに複雑そうな顔で。

「…おい、モヤシ」
「は、はい」
「俺は確かそこでふよふよ飛んでるガガンボ娘にまつわる因縁、馬鹿でも分かるように聞かせたよなあ?」
「そうですね」

だから連れてきたんじゃないか。そんなことを考えながら、何やら考えている相手の顔を見る。
月はしばらく僕とサニーを険のある目つきで見つめ。何分経っただろうか、根負けしたように目を伏せた。

「負けだ」
「え?」
「負けだ負け、まさかこんなぶっ飛んだイカレキチガイポンチだとは思わなかった。テメエの腹見通せなかった俺の負けだよ」

…いや、勝ちとか負けとか言われてもなあ。

「とりあえず…、あの」
「もういい、そのことはアンタらに限って不問にする。その代わり、戦争が終わったら俺らにトカゲ爺の死体盗んだ犯人教えろや、それで手打ちだ」
「あ、ありがとうございます?」

…なんだかよく分からないけど、どうやらもういいらしい。
いまいち納得しきれない僕と、頭を抱えてるミスティックを横に、月は立ち上がり、サニーに近づく。
サニーは目をくりくりと光らせ、月は枯れ木のような手でその尻尾に触れた。

「ひゃうっ!?」
「おっと、すまんな、ガガンボ娘。セクハラになっちまうかもしれねえが…、少し、少しだけ我慢してくれや」
「へ…、は、はい…?」

そう言いながら月は滑らかな尻尾を撫で、ため息を吐く。

「…糞爺、また難儀な姿になったなあ、アンタも」

月がぎこちなく笑い、その手を放す。サニーは少し顔を赤らめながらも笑顔で。

「…えっと、よく分からないんですけど。…何というか、私の中で、何かが笑ってる気がしますー!」
「そうかい。…そんならまあ、よしとするかい」

くくく、と篭った笑い声。サニーは一方で満面の笑みを湛え。

…満面の、笑み? 笑み? 洗脳は、されていない、従属の、呪い。
そこで、僕の頭の中で渦巻いていた違和感が繋がった。

【おっと、上げ忘れ】

「サニー!」

思わず叫ぶ。

「はいっ!?」

驚いたサニーが目を丸め。

「君は」

そうだ、そうだった。サニーはいつも、笑っていた、心から、笑っていた。

「君は、強制的に従わされているわけでは、ないね?」
『…気づきましたか』
「え」

そうなんだ、ヴィーノは彼女に洗脳の類じゃなくて従属の呪いがかけられたと言っていた。
だが、話を聞けば、それは彼女の行動を強制するものじゃない。あくまでも、反抗や逃亡を防ぐためだけ。
そしてそれは恣意的に発生するものではなく、ゾラに帰属させるためだけのモノに過ぎない。でも、それでも。

そして彼女はきっと。

「君は、自分の意思で戦っているね?」
『ええ、そうでしょう。彼女は誰かの為ではなく、自分の為に戦っている。ならば、そこには理由がある』

僕はそう思った。サニーの笑みを見て。彼女の笑みは、誰かに強制されて戦ってる人間の笑いじゃない。
でも、それなら不思議なのは、彼女の願いだ。聖杯を預けてほしい。それは、本当の願いか?

『命をかけても構わない、そんな理由がね』

僕は疑う、これをはっきりさせないことには、彼女を信じられない。

「サニー、答えてくれ」
「…」
「君の、本当の願いは、何だ?」

僕の剣幕に、周りの人間は、いや、月を除いた全員は気圧されたように僕達を見るだけで。
そして、サニーは。

「わ、私は」

はらはらと、涙をこぼしていた。

【TIPS:バケモノ】

DAY-021号ちゃん、それが彼女の本当の名前だった。
マツミ・カレルレンの協力を得、様々な野獣、そしてヤクシャの因子を手に入れた人工の娘。

本来、敵を殺すことだけを目的として造られたホムンクルス。武器に過ぎず、兵器以上の価値はない。
聖杯戦争の為に造られたワンオフのホムンクルス。彼女はそれ以下でなく、ましてそれ以上でもなかった。

本来なら意思なき道具として戦争に投入されるはずの彼女。しかし、彼女の中の因子はそれに抵抗した。
まるで、その娘を守らんと、せめて心までは失わせんとするように。

「はい! 私はサニーです!」

                     ー- 、、    . . . : : : : : : : : : : :`''<    /

             \          \ / : : : : : : : : : ''"⌒\: : : :\ /        /
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                     >''" : : /: :/: : : : : :| : :斗-: : :\ : : :l : \: : : | : :∨|: : : : : \ :\ : :丶
                / : / : :/ : : /:::| : : : : |X:| :| \:\ :\ 抖==ッ、_ : : ∨ : : : : : : : : : :\
               / : : / : : :/ : : : ::::::| :|: : :|:_抖=ミ \{⌒   _)j沁 Y | : : : ∨: : : : : : : : : :} : :
            / : : : / : : : : : : : : |:::::|八 : : |::jジ_)沁       乂少   八: : : :| : : : : : : : : :/ : /
.              丶: : :|: : : | : : : : :|:::::::|:|: \| 代乂炒   、    '' / : : / : | : : : : : : : :/ : /
                \ : : : : :| : : : : :|:::::::|:l : :| Λ '''       -、   厶 : / : :ノ : : : : : : : : / :
        _二==--―\ : : :| : : : : :|:::::::|:| : : |:/      V⌒::ノ  / : ://:八 : : :/ : ://
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: : : :/ : : : : : : : :/ : : :∠____彡_// : : : :\  \ \::::(C):八: : :乂__ \ : \ : : : : : : :\ : :
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: : : : : : : : : :/    _,.. -―/-Λ/     ∠ ̄ \::\  ⌒      ⌒ \ : \_  `、 \: : : : : :
: : : : : : : :/    「⌒\ /ニニ Λ     二二二フ\ :>-__           ̄ ̄   `   ): :)//
: : : : : :/       辷二 /ニニニニΛ  ,.斗- 、\三三三三三ニ===‐-- __        |  //: :/
: : : : :/:/      辷 /ニニニニニ Λノ   / \〉三=- ''''""´ ‐-=三三三三三ミh、 ___| / : : :/ :
: : : :/ :|         /ニニニニニニ-Λ-\/   \           ``~ミ三ミh、∨ニニニニ}⌒\/
: : :/ : :|.       //¨¨¨寸ニニニニ Λニ/      \      /       ``~ミ∨  ̄V  /
: :/ : : :\     〈〈    //ニニニニニ}ニ{       \    j    x―----―=彡ヘ ____/
:/ : : : : : :\   Λ______//ニニニニニ/          |     !   /.           }-=こ__

結局、彼女は不完全な化け物として生まれ落ちた。圧倒的な戦闘力を持ちながら、それでも人の心を持つ少女として。
考え、怯え、そして情を持つ。これでは戦争に投入できない。喧々諤々の論争の中、少女は成長していく。

そして、その論争に決着がついた。その答えは。


「サニー、君は私たちの娘だ」


彼女は人として扱われた。人として愛を受け、人として慈しまれた。
美味しい食事をとり、暖かいベッドで眠り、ゾラの教育機関に顔を出し、たまの休みには青空を翔び回り。
故に彼女は、愛を覚え、笑みを覚え、喜びを覚えた。全てが計画の内とは知らぬまま。

ある日、彼女は呼び出され、宣告される。


「サニー、君の寿命には、リミッターが存在する。今のままでは」


「もって、一年だ」


唐突に告げられる死刑宣告。彼女は怯えた、彼女は嘆いた。まだ幼い娘程の知能しか持たぬ彼女は、死の影に恐怖した。
だが、そこに囁かれる言葉がある。


「聖杯をゾラ家にもたらせば」

「寿命のリミッターを解除し、人並みの生を送らせてやる」


甘く、冷たい、悪魔の囁き。彼女は涙を拭う。生きたいと叫ぶ。
彼女に愛を、笑みを、喜びを教えたは全てこのときの為。
生を教え、絶対に死にたく無いと思わせる為に。他者を蹴落としても、他者の命を奪っても、その願いを叶えさせるため。

さらに従属の呪いを加え、彼女は生きるために戦うバケモノとなる。
心優しくも、自らの為に生きる兵器となる。夢見る未来の為、ただ、人らしく生きるため。

彼女はバケモノとして生きることを自らで選ばされてしまった。

【TIPSを終了します…】

…サニーが涙ながらに語った過去は、そんなところだった。

「だから、だから、私は…!」
「…もし、僕が聖杯を獲得し、その上で渡さなかったら」
「…み、みんなは、「私がもたらすこと」を条件にしていました。…だから」

…奪い取られていた可能性がある、ってことか。
聞いておいてよかった。サニーが相手だったら流石に死ぬかもしれないからな。

「ヴィーノさんはそれを」
「し、知らないと思います。あの人は私にこの呪いを毎日調節してただけですから」

そうか。…まあ、これでサニーの目的が分かったから良かったは良かったんだけど。
後味が悪いのも確かなんだよなあ。

『仕方のないことではありますがね、勝つためならある程度の非道を否定すべきではない。…まあ、私個人としてはあのマツミに頼った、という時点で否定的ですが』

といって、僕にどうかすることはできないし。…それに、このまま放っておくのもなあ。
…あれ、そういや、月とミスティックが黙ったまんまだけど。

『…うーん』

生霊も何か唸ってるし。


直下、月、あるいはミスティック判定

123:ミスティック「…これはあくまで仮定ですが」
456:月「…まあ、話は置いておいて、だ。ちょいとその首輪見せてみな」
789:生霊『私なら、何とかできなくもない、ですかねえ』

2:ミスティックも空気読めないな

そこで沈黙を破ったのは、ミスティックだった。

「…これはあくまで仮定ですが」

瞬間、全身の毛が逆立つ。ヤバい、これを言わせるべきじゃない。だが、口が渇いて言う事を聞かない。

『…あれ、さっき幸運値を無理矢理使った反動でしょうか』

何勝手なことしてるんだ! そんな怒りを頭の中で発してるうちに、ミスティックは。

「サニー、貴女はその身に野獣の因子を大量に埋め込んでいる。そうね?」
「…え、う、うん、そのはず、ですけ」
「ならば、貴女の寿命。それはリミッターではない」
「え」

待て、それ以上を言うな、ミスティック!

「貴女の寿命、それは元々、貴女に告げられたそれだけに過ぎないの」
「う」
「嘘じゃない。魔獣の因子を埋め込んだ人間がそんな普通の人間と同じ寿命があると思うの? 貴女ほどの存在になるには必然的に命を削るほどのダメージを受ける必要がある」

サニーの目が虚ろになり、全身が細かく震えている。月も違和感を覚えたのか、何かを唱えている。
そして、ミスティックの言葉が、サニーの心に一撃を与えた。

「貴女は騙されている。貴女は奇跡でも起きない限り」

僕には、そんな気がした。


「あと一年で、死ぬわ」


直下、サニー反応【絶望】-1

123:暴走
456:脱出のち拉致
789:気絶
0:安価下

8:気絶

サニーの心は限界を迎えたのだろう、そのまま糸が切れたように倒れこんだ。
駆け寄り、姿勢を楽にする。月も詠唱を中断し、他のメンバーを呼び寄せる。そして、ミスティックに詰め寄った。

「…嬢ちゃん」
「はい」
「何でそんなことを言った。分かんねえか? このガガンボ姉ちゃんがどういう反応をするか」
「…考えなかった、といえば嘘になります。…しかし、我々ホムンクルスは結局のところ人になれぬ出来損ないの生命」

呆然と、そう、僕にはそう見えた。いつもの表情なのにどこか違う。そんなミスティックに、月は一瞬目を伏せ、うってかわって穏やかな声で。

「…君は、嫉妬したのか?」
「私がそのような考えを持つ必要はない。…それを踏まえたうえで返すならばおそらくはそう、なのでしょうか」
「…そうか。…ジンくん」

急に月が僕の方を向く。

「は、はい?」
「今回の件、僕達終原は君たちへの協力を再開しよう」
「え、は、はあ…」
「…ヤクシャの件もあるが、そろそろ限界だ。…この戦争は、終わらせなくちゃいけない」

月の表情は静かで、それでいてどこか、熱を感じるほどの怒りを。

『…』

【朝行動を終了します】

【終原家本邸との協力体制が復活しました】


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1

1:他陣営の友好的交流

直下、交流陣営

12:魔
34:謎
56:狂
8:剣
9:弓

【あ、ちょうど7が無かった。そうですねえ、ここで特殊やれば強制的にこちら不利特殊になるので狂陣営扱いにしときましょう】


直下、狂陣営判定

123:がっつりバーサーカー陣営
456:バーサーカー
789:肆王原

2:がっつりバーサーカー陣営

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

【はい、ちょっとだけ再開】

朝日を浴びた山奥の廃墟、何かを待つようにそれぞれ立つバーサーカー陣営。
そこへ、小ぶりな人形、キャスターの使い魔が姿を見せる。

『…さて、何の用だ?』
「何の用、とはまた。ここまで来てくれたのだ、理由は言わずとも。と言うよりは君が理解しているのではないかな?」

含むようなターニャの笑い、人形から押篭った声が返る。

『…バーサーカー陣営、マツミにも言えるが、お前たちは今回のイレギュラーだ』
「ああ、そうだろうね。…えーっと、君、名前何だっけ」
「…おい、餓鬼、コイツァ、警察の人間じャねえのかよ」

苛立ちを隠そうともしない一條をターニャとバーサーカーが遮り。

「そうだ、しかし、現状はその主勢力たる終原と敵対している。それならばお前も文句はないだろう」
「…まあ、そうだがよお。なら一発ぶん殴らせろや、それであいこだ」
「待て待て、そもそも、協力すると確定したわけじゃあないだろ、イチジョー」

改めて、というようにターニャ、肆王原、一條、月臣の四人が影から抜け出し、陽光の元に顔を出す。

「私達としても、こうやって全員の姿を見せた。それが誠意の表れだと思ってほしいのだがね」
『…』
「これ以上言っても仕方ないでしょー。さっさと本題に入ろう」

痺れを切らした肆王原の言葉に、ターニャは頷き、人形へ手を差し出す。

「我々はお前に協力を申し出る、源景陽」
『…ふむ』
「現状、お前はキャスターを所持しているとはいえ、全陣営に攻め込まれては流石に面倒なのではないのかね?」

確かに、キャスターがどれほど協力といえども、残る全陣営に攻められては勝利の目は薄くなる。
それは景陽も重々承知していた。そして今、マツミとも手を切り、彼女からこれ以上の協力は得られまい。
その心中を察するように、ターニャは条件をつらつらと並べ。

「我々が提供するのは戦力の分散、あるいは減退だ。すなわち、お前のところに攻め込もうとする陣営に対し攻撃を仕掛ける」

ニヤリと笑い、その後をバーサーカーと肆王原が繋ぐ。

「ただし、アタシ自体もそうそう後はない。いいとこヒット&アウェイ、奇襲戦法にはなるだろうね」
「加えて、僕が押しかけて記憶をぐちゃぐちゃにすることも、彼の暴走族を使って、神秘の曝露を行うことだってある程度は可能だ」
「つまり、我々はお前の遊撃隊、都合のいい駒として動いてやろうということだな」

しばらくの沈黙、そして、人形からは訝しむような声が。

『…何故、そこまで俺に協力を?』
「ああ、そうだな、我々の目的を告げねば信用できるものも信用できまい」

ターニャは振り返り、全員の顔を見回す。喜怒哀楽、全てが並んだこの陣営。
そもそもまとまっていることこそ異常なこの陣営に、ターニャは妙なおかしみと、いつか分裂するのであろうという確信を覚えていた。

「私は遺志」
「僕は怨嗟」
「俺は逆襲」
「私は自由」
「アタシは平穏」

それぞれがそれぞれの理由で、一時的に協力をしている。たったそれだけの関係。逆に言えばよくここまでもったものだ。
そんな諧謔にターニャは笑う。露悪的に、そして、心底おかしいとでも言うように。

「ははは、それだけだ。どうだ? …ああ、もし断れば」
「アタシ達は他陣営に付くことも考えるけど?」


直下、景陽返答。成功以上で了承せず、失敗で了承【現状】-1

5:惜しい

『…いいだろう。ただし、俺自身はお前たちとは接触しない』
「ンだとッ!?」

今にも掴みかかりそうになる一條をバーサーカーが止め、怯えたように月臣が。

「お、落ち着いて…、一條さん」
「その通り、だ。あっちはあっちなりに問題がある。…しかし、それではギアスを結べんが、お前はそれでいいのか?」
『俺のサーヴァントはキャスター、それも相当高位のモノだ。それくらいは使い魔を通しても可能』
「そうかそうか、じゃ、キャスター陣営とは協力ってことだね」
「ああ、といっても、やることは変わらん」

ターニャがそれぞれを指さし、確認していく。

「あくまでも我々はチームとしてではなく、個人として協力する。故に、全員が協力できるとは限らん。いいな?」
「分かってる分かってる。で、僕は気軽に他の陣営に攻めこんで、記憶を捻じればいい」
「…チッ、俺らはいつも通りぶッ飛ばしてりャいいんだな?」
「そういう事だ。バーサーカーは月臣にメインについてもらうが、他のメンバーも借りたければ借りていけ」

一部、しぶしぶながらも全員がその条件に頷く。

「あくまで戦闘は行おうとするなよ、ヒット&アウェイ、奇襲に留めろ」
「りょうかーい、じゃ、俺からギアス頼むよ。美味しいご飯屋さん見つけたからさ、お腹空いたんだよねー」
「…俺にそのギアスなんたらッてのは効くのかよ」
「…ああ、そういえばそうだな。まあ、お前は義理堅い。私はお前を信用している。…これだけで十分な呪いになるだろう」

和気藹々と、いや、それぞれが刃を隠し持ちながらも成り立っているこの妙な陣営。
その歪なコミュニティに、使い魔を通し、景陽は警戒を強める。

「…キャスター、バーサーカー陣営から目を離すな」
「…ああ、了解したよ」

【他陣営の行動描写を終了します】

【今後、一日終了時にランダムでバーサーカー陣営による奇襲が発生します】


…とりあえず、サニーは気絶したままだけど。

「そんな、そんな残酷なことがありますか! 私、決めましたわ! 今からでもゾラの本家に乗り込んでギッタンバッタンにしてやりますわ!」

舞莉或が憤り、月と歩も沈痛な表情を浮かべている。
僕とミスティックは何とも言えず、端っこに固まっている感じだ。…そういえば、ライダー陣営はどうしてるんだろうか。

『…さて、どうしますか? 家に帰るも一つですが、ここで情報を得ていってもいいでしょう』


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

上のついでに、貴志が予測した町の危機について

>>446

折角協力関係を築いたんだしな…。ダメ元で色々と聞いてみるか。

「えっと、あの、ですね…」
「おっと、すまないね、折角来てくれたのに」
「あ、いや、僕が面倒ごとを持ち込んだ方なので」
『ホントに』

上手く行ったんだからいいじゃないか。

「で、それで、なんですが…、この家に、逢魔さん、いますよね?」
「ああ、ちょっと引きこもっているがね。それが?」
「実は…」

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

日記帳を見せられた話をすると、月と歩の顔が露骨に歪む。

「…あー、成程」
「罠とは言え、アレを見てしまったか…」
「す、すいません」
「いや、悪いのは君じゃないんだが…」

そう言う月のはかなり言い淀んでいる。

「…逢魔はね、終原には珍しく陰性の気質を持っているんだ。…正確には、人を痛めつけ、傷つけ、人生を台無しにすることを好むというか」
「例えば、崖に掴まっている人を見ると、わざわざその崖まで上ってから、一つ一つその人の希望を断ちながら落ちるまでの苦しみを喜ぶような人間で」

…うわあ。

「…家族には決してそういう部分を見せないようにはしてるみたいなんだけどね」
「事実、肆姫の行方不明者の何人かは逢魔、終原組の仕業だろうと推測されている」
「幸いというべきか、無辜の民を拷問にかける様な事はしないんだけどね。…ううん、あの娘はなあ、私たち家族しか信用していない」
「だから、彼女を通して呪いを解くのは不可能だろうが…、これまた彼女の呪いは強力でね」
「…まずは無理を承知で逢魔に当たってみるか。歩、拷問部屋まで行って来てくれるか?」

…ご、拷問部屋。月の言葉に歩は頷くと、何処かへと姿を消し、何かが擦れるような音がしたあと、しばらく経って姿を見せた。


直下、呪い解除なるか【逢魔の意思】-2

123:「…無理かあ。それにこれは結構かかりそうだな」
456:「…無理かあ。でもまあ、何とかならなくもなさそうだな」
789:「え、大丈夫って?」

7:うわお

「ダメだったろ?」
「いや、本人曰く」

           イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \
        ∠_ -――――‐‐‘,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
       //二二ニ=--=ニニ二‘,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘.,
.      /二ニ=/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ‘,:.:.:.:.:.:i|.:.:.:.:.:.‘.,
      ,=ニニ./:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.‘,.:.:.:.:.i|:.:.:.:.:.:.:.‘.,
     ,=ニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘,:.:.:.:i|.:.:.:.:.:.:.:.:.‘.,                「まあ、いいでしょう。あのサーヴァントに無理やりやられていたのは知っていますし」
     iニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.:.:.ト、:.,.:.:.i|.::.:.:.:.:.:.:.:.:.‘,
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      ハ:.:.:.:.:.ii \:.:.:.:.:. \i   `  l:.:.:.|j:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
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    ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: |:.:.:.:.:.:.:.≧:...:、--イ   i!j:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.::.:i              「わざわざ家まで連れてきていただいたことでおあいこです。次はありません」
     i:.:.:.:ハ:.:.:.:.:. |、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧     マ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:./7
    |:.:.7 \:.:.:.マ\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧    ∨:.:.マ=--、_./__

    |:.:.i   \:.:.≦>- 、:.:.:.:.:.:‘., 、___≧、\  .Y ∨
    ヾ:.:\__/|\\__, \:.:.:.:.:‘, \___ノ\ゝ、 i|ニi|

     `¨¨ヽイ:.,i  `¨¨¨¨. ‘,:.:ト、:.!          7ニi|、.__
       /:./i|        i: |. V         /ニニ|::7i|
、____≦_ イ /:∨.     ‘,ノ/ ゚ 。        / 。、 iイニi
       /:.:.:.:.:∨     /イ   ゚ 。________イ  。 .\ニ.,
      /:.:.:_.:.:≦∧   / .ノ.‘,      ゚  。   。  .∨ ,          「ええ、次は…、次はありません。…物理的に抹消できませんかね」
     /イ      ∧.     ‘,         ゚  .。   ト、,
.  /´          ∧     ‘,          fj.   iニ ∨
  〃           ,∧.     ‘,         :::::   /ニニニ.\

「だそうで」
「…」
『…夜道には気を付けた方がいいかもしれませんねえ』

…あそこで放置してなくてよかった。

「その場で解呪を行っていたので、そろそろ回復するかと」

…ん、そういえば、魔力の循環がかなりマシになってきたような。

「どうだい?」
「ああ、ありがとうございます。大分マシになってきたような…、元々の魔力量が少ないので助かります」
「はあ、そう言う性質か。僕もまあ…、色々とあるんだけどね。なら結構頻繁に魔力が」
「そうですね、切れてしまいます」
「ふむ…」


直下、魔力関係のものをくれるか【流石に家が違う若造】-2

123:何もないよ
456:魔力結晶くれるよ
789:なんかスゴいのくれるよ

0:特殊判定

【生霊憑き】効果発動

44:自陣営に不利な特殊判定

   ,i .,i, '  .,,  ./ ,i .,r.,,.!.,i'          、 .,     ', .ii ,'.i   、 ., .|
  ./ .,ノ.,'  .,.〃../ .|..ー,!./_,, |/.' ,     .`、,'  ', .ヽ___ --', .!l.l ',    ! ,! 亅
  ! ./ │.,r'イ.// .|‐' l/  "\,`' _,,,,,,  /   ヽ .`ぃ-ー''''''.l.!.″' ,.  │/ ` l',、
  .! .l゙ レ゙._.,'/   /  ゛ .`'''-、' ,.`'''ー'"  "           ゙′   ヽ.  l.,'   ゙'、
  .',/ ./  `゙l'、  /'''''^゙゙゙゙`'''-、'、.l, 、             /゙´  ̄`゙'、 ″   `'、、
  ゙/      /        `'キ }       ,!     /        ヽ
 /      /           l |丿  .!   .! , -、 /      _,,、  '、,
'"         /     r;         l.|゛   ',   ./   i゙.l.     li li    '、
      ./      .!゙'′     .|           l l/" ヽ            ',
      .|',               ,-'"`'、  .......、 ヽ    .ヽ             /
      ! .l,          /   │ " ...   ヽ    .ヽ           /
     .l  ヽ           ,./     /        ゙l,    '、_       /
     .!  ,\、   ._,,/./    ./             l.     ゙l`'ー .... ‐/
     .l   `ゝ `゙゙´  ,ノ゙     /           l     l.  ..ミ゙^" .,!
      l   ¬ー'二 /      /               l     \  `"│
      .',    ゛  ./.     /             l     ..l   !
       l     ./.     /     .,..、  .,、    ゙l      .l  /
       `     "     /      "   " ゛    .',      "

直下【不幸体質】-1

123:乱入!
456:嘘だよ!
789:暴走!

8:暴走!

直下、どっち。成功以上で三四郎、失敗でサニー

00:おい

    /  ィ   ハ  ,ト、
  / / iハ /  V  i/リ   i   r'ヽ トハ   | リ ,ハ i{
/ ハ/ |=-/'"レ二ニ _  /  ,iハ/ゞ=ニ二レ|;ヽr'⌒i-レ' ヽ|レ'
r"レ-=/_ ノ_,二ミ,   ̄ '"    ー " ,.r=-ヽ i/  'ヽ、  \
,/ '^` ,ノ      ヽ,         //   \    \   \
   /  r,ァ    i      r- 、v'     ィぅ  \    \   ヽ
  /   ヾ'    /   ,i'   i| i_,ゝ\   `'    〉    )   /
 ,i(        /⌒ir -=-i\   \      /    /   /
 |i'ヽ      ,/  ̄ /   ー   ヽ   ヽ    ,/    /   /
 iヾ; `ー= "~/   /    i :::::::::::i    ヽ=ー'/    /   /
 i|   :;-=''/    /     i ::::::::::::i,    i  /    /   /
  iヾ,   /    /    _  ; :::::::::i    i,r/ /  'i   /
  ヽ  /    ,i'    ⌒ ⌒   i     \,/

直下、超特殊判定【不幸体質】-1

123:おーっと、令呪まで使ったなお前!
456:暴走三つ巴
789:運の悪い肆王原
0:安価下

4:サニー、三四郎、共に暴走

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

【今日はお休み】

【ちょっと遅くなりましたが再開】

月が首を捻ると同時、本邸の方で何かが吹き飛ぶような音がした。
そして同時に叫んでるのは…、ライダーか!? その声に月の表情が変化した。

「あの腐れダンゴムシ! 目ぇ覚ましやがったか!」
「え、ダンゴムシ、っていうと…」

…三四郎か!
同時に、歩と舞莉或が駆け出した。

「ゾラの! 協力を頼む!」
「え、は、はい…!?」
「良いから頼む! 俺はここから動けねえ、それだけならマシだが…」

ぎらり、と月の目が光った。

「此処の結界を突破されちゃあ、俺だけじゃあねえ。此処にいる人間…、いや、それどころか街の人間」

    l: : : : : : : : : : : 彡                  ヽ
     |: :ミ: : : : : : : : : : :             ヽ       l
     |: : 彡: : : : : : : : : : : : : : : : :ノ  /  ハ: . l:、 ヽ  l |
    |: : : : : : 彡: : : : : : : : : : : : : : ./ /:::::::l:  |: ', |  |リ
    |: : : : : : : : : : : : : 彡: /: :///::::::::::::l: l/j/ヽノ

    |: : ソ: : : : : : : : ;. ''´:: ̄ ~" メ、::::::::::::  レイ f
    |: : : : 彡_:_: i:!:|:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::..,,ム 'フ/

    :l: : : : / r‐|: : :| "、´ ̄(ッ ̄~"フシ  く'゙′ /
     l: : : :.| i: :lN: |:::: :::=≡≠::: .::::::::::', . /                  「全員、死んじまうぞ」
     !: : i.!ヽ :、ヽ、:|::::    /  .::::::::::::::::', ./
     |N: : : :\_ノヘ::::::::.    .:::::/::::::::::::::::', .
     /|:!: : : : : /::::ヽ::::::::....:::::::/::_:`:-ァ.、_'、
   /  |l: : : /::::::::::::::ヽ::::::::::::く:'^::ー ´ /
  三三;;;;\´::::::::::::::::、::::::\::::::::::::::::-‐:: /

  三三三;;;;;:丶、:::::::: ヽ:::::::丶、::::::::   /
  三三三三;;;;;:::::`::-:、 ヽ:: /;;`丶、_/
   三三三三三;;;;;:::::::::`:.‐-'、::::_く

◆ 呪心転華・八分咲

呪いを封じ込める依代としての能力。既に身体はその呪いで蝕まれ、崩壊しており、現在の肉体は彼の兄弟の物である。

その身には呪詛が魔力の代わりに循環している。
一般的な魔力としての代用も可能であり、契約者の身体能力を引き上げることが可能。
ただし、契約者はこの呪いに蝕まれ、心身、あるいは霊核にダメージを受ける。

また、現在は半ばその呪いが暴走している状態であり、終原の結界を以て封印に近い現状維持を行っている。
彼が死亡し、その後何年にも渡る儀式を以てようやく解除されるほどの呪いであり
仮に結界を破壊されたならば、その呪いで以て周囲一帯が甚大な呪術による汚染を受ける。

結界はそれを避ける為、宝具一発分ほどであれば防御可能な程の代物であり、彼自身も修復は可能ではあるが、もちろん限界がある。


【このユニットが結界外に出た場合、ゲームオーバー判定が発生する】


…はぁっ!?

「そう簡単にはぶっ壊せねえだろうがな…、しかし、やべえのはやべえ」
「わ、分かりました!」
「そういうことだからよお、絶対にサーヴァントに宝具は使わせんな、いいな!」
「は、はい! ランサー!」
「承知。急ぎましょう、マスター」

ランサーがヒョイとサニーを抱え、走り出す。僕とミスティックもその後を追い、辿り着いたのは、荒れ果てた終原本邸。

「…これは」

そんなことを呟いていると、舞莉或が横跳びに吹き飛んできた。
壁に叩きつけられ、息が漏れるも何とか立ち上がる。

「舞莉或さん!」
「…大丈夫、ですわ。それよりも、三四郎さんを!」

舞莉或が指さす先には歩を相手に暴れまわる三四郎の姿。

「ギハハハハハハッ!!! 久々の娑婆だッ!!! ぐ、ぎ…、止め、…止められるかよおッ!!!」

…明らかに正気ではなく、目がぎらぎらと光っている。
いったい、何が…。僕の疑問に答えるのは舞莉或。

「ジンさん、精螻蛄という妖怪は御存じ?」
「しょ、精螻蛄?」

知らないよ、そんな。

「…手短に話しますわね。日本には三戸信仰というものがありますの。そしてその三戸とは天帝が人の罪を推し量る為に放った蟲の事を指します」
「は、はあ」
「そして、その三戸が天帝の元に戻ることを避ける庚申講、その信仰を見守る妖怪が精螻蛄ですわ」
「…えっと」
「そして、彼の一族はその三戸を体に宿し、恩恵を受ける一家。…しかし、今の彼は」

…そういうことか。

「その、蟲が暴走している、と」
「正解、ですわ! このままでは乗っ取られてしまう。…いえ、ほぼ乗っ取られているのでしょうが」

◆精螻蛄

    ∨  ∨  _ '                      |                    ` 、   /   /
    ∨  .∨'                             |                       ` /   /
.     ∨  .∨                      / \                       /   /
   _ ' ∨  ∨                        /    .\                    /   / ` 、
  /   ∨  ∨                  /        \                  /   ./    `、
/     ∨   ∨                /          \               /   /      `
       ∨   .∨            _/  '    ̄ ̄ `    \             /    /
          ∨   .∨        _  '                  `  _          /    /
         ∨   ∨     _ '                        ` _      /    /
         ∨   ∨   _ '                             ` _  ./    /
            .∨    ∨ '                                 `、 /     /
          ∨    ∨                                 /    ./

           .∨    ∨                                /     /
           .∨    ` 、                             /     ./
           /.∨     \                          /      ./`、
           /  ト 、      .\                        /      /l  `,
          /   lニ=-       \                    ./       -=ニl   `、
          /    lニニニ=-      ` ,                 , '      -=ニニニl    `,
        /、-=====ニニニニニ∧ 、    ∨               /    -=∧ニニニニニ=====-/ィ
        / `、-=ニニニ 、 - _/ lニ=- ,   ∨             ./  -=ニニ| .ヽ_ - ,ニニニ=-// l
`-、     /  `、`、-=ニニ` 、  '、ニ=-   ∨             /  -=ニニニノ  , 'ニニニニ=-//  l     _  '
   ` ---'     `、` ,-=ニニ l /` `、ニ=-  ` - _        _ - '  -=ニニ/ , 、 l ニニニ=-/   `--- '
             `、 `-=ニニニニニニニニ=-    ` 、   ,  '    -=ニニニニニニ∨ニ=- /
              `、  ` -=ニニニニニ=-      `-'      -=ニニニニニ=-    /
                `  、    `  ー      |      'ー  '    _  '
                     `  - ,    ∧    |        _   '
                          l  / /.∨  |   .∧    |
                          | / /  ∨.  |  /  ∨  |
                          | / /   .∨ |  /   .∨ .|
                           |/ /    .∨ | /    .∨.|

 彼は体内に住んでいる虫を隷属させ魔性の力を揮える。
 しかしその身の虫は従順な存在ではない。虫は人の心の隙間を見逃さない。
 汝一切の欲望を捨てよ。さもなくばその身は魔性に堕ちるだろう。

 【【質】を10まで上昇させる】

歩がその爪にかかり、間一髪、ライダーが引きはがす。

「マスター! 止めろ、止まってくれ!」
「ああん? うるせえ、うざってえ、知ったことか! …が、らい、だー、…ああ、ああ、うざってえ! この世の春だってのによお!」
「…とにかく一度動きを止める必要がある、か。仕方あるまい、終原、少々迷惑を、【疾走り砕く覇】…」
「止めろ! ライダー! 詳しくは話せないが宝具を使うと、街がヤバい!」
「何だと!?」

ランサーの言葉に、ライダーが呼び出そうとしていた宝具を中止し、まごついた。
とにもかくにも止めるしかない!

「ランサー! 行くぞ!」
「了解!」

ランサーと共に三四郎へ駆け寄る。だが、そんな僕を、何かが跳ね飛ばした。
床にたたきつけられる。全身の骨が軋み、嫌な音を立てた。

「がっ…!」
「マスター!?」

起き上がり、その攻撃の正体を見る。長い尻尾、虚ろな目。…クソっ! 何だってこんな時に!

「もう、願いすらかなえられないのなら…」
「サニー!」
「全員倒して、私が聖杯を…!!!」
「ノって来たじゃねえかあッ! ヒーハハハハッ!!!」

ど、どうしろってんだ!

「とにかく、敵は二人! 宝具が使えんといっても我々サーヴァントで勝てない相手ではないでしょう!」
「つまり、どっちかに付けってことだな!?」


23:32から↓2、どちらの戦場に参加するか(サーヴァントは月のスキルによる手加減により補正が敵へ与える補正が-2に変化)(舞莉或は付かなかった方へ)

1:対三四郎(メンバー:歩、ライダー)
2:対サニー(メンバー:ミスティック、ランサー)

2:対サニー

…ええい! どっちでもいいけど、あとで怒られなさそうな方に!

「僕はサニーをどうにかします!」
「分かりましたわ! 三四郎さんは任せてください! ジンさん! カッコよく、お姫様を助け出そうなんてすばらしいですわ!」

…よし、そういう事にしておこう!

【戦闘を開始します…】


【貴方陣営】

【体】:6
【心】:3
【知】:7
【質】:4
【運】:3

◆ 剛腕投擲

 【戦闘時、相手の【知】に-2補正】

 【魔力一回分を使用することで、継続効果を持つスキル効果に、一日分の減退を与える。(宝具は不可)】

 【使用時、判定を行い、ファンブルが出た場合、負傷判定を行う】

◆危険察知:C

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】


 【サーヴァントVSマスター(手加減)】攻撃判定に+2


【サニー=ゾラ】

【体】:5
【心】:2
【知】:1
【質】:4
【運】:1

◆飛行

 【上記の効果を使用しない場合、戦闘判定に+2の補正】

【終原防衛隊】

【体】:6
【心】:7
【知】:6
【質】:6
【運】:4

◆終原流合気術

 【対人戦闘判定に+1】

◆ピンチの時はニヤリと笑え
 逆境に陥ってもなぜかその状態が心地よく思える潜在的マゾ。
 大丈夫、まだ笑えるさ。

 【窮地において+1補正】

◆ 対魔力:C

 【ランク分の【魔】による攻撃にマイナス補正】

◆ルーン魔術:C

 【自分の判定で【魔】を使用する場合+2補正】


◆風避けの加護:C

 【戦闘時、【敏】にランク分の補正】

 【風に関連する効果にランク分の-補正】


◆無窮の騎術:A

 【逃走判定に+2補正】

 【【敏】においてのみ、一切の-補正を受けない】

 【【敏】による攻撃の割合を増加させる】


【日吉 三四郎】

【体】:5
【心】:2
【知】:2
【質】:6
【運】:1



【1ターン目】(連投可)

直下、貴方

↓2、サニー

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】


↓3、終原

↓4、三四郎

14:【体】
25789:【知】
36:【質】
0:【運】

貴方【質】選択

4+6+2=12

サニー【質】選択

4+9+2=15


【サニー、有利獲得】


終原、【運】選択

4+9+1+1=15

三四郎、【体】選択

5+7-7=5


【終原、有利獲得】


【2ターン目】(連投可)

直下、貴方

↓2、サニー

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】


↓3、終原

↓4、三四郎

14:【体】
25789:【知】
36:【質】
0:【運】

貴方、【体】選択

6+1-2+2=7

サニー、【運】選択

1+2+2=5


【貴方、有利獲得】


終原【運】選択

4+2+1+1=8


三四郎、【体】選択

5+9-7=7


【終原、有利獲得】


【3ターン目】(連投可)

直下、貴方

↓2、サニー

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】


↓3、終原

↓4、三四郎

14:【体】
25789:【知】
36:【質】
0:【運】

貴方【質】選択

4+6+2=12


サニー【質】選択

ランサー、【危険察知】発動

4+0+2=6


【貴方、有利獲得】


終原、【質】選択

6+3+1+1=11

三四郎、【質】選択

6+9-3=12


【三四郎、有利獲得】


【4ターン目】(連投可)

直下、貴方

↓2、サニー

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】


↓3、終原

↓4、三四郎

14:【体】
25789:【知】
36:【質】
0:【運】

【ランサーの【対魔力】忘れてましたが、これまでの結果変わらないので、これまではそのまま】


貴方【知】選択

7+2-2+2=9

サニー【質】選択

4+5-2+2=9


【均衡】


終原【質】選択

6+4+1+1=12


三四郎【質】選択

6+8-3=11


【終原の勝利です!】



【5ターン目】(連投可)

直下、貴方

↓2、サニー

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】

貴方、【知】選択

7+4-2+2=11

サニー【知】選択

1+9-3+2=9


【貴方の勝利です!】

直下、三四郎捕縛判定、大失敗以下で逃走(0は安価下)

↓2、サニー捕縛判定、失敗以下で逃走(0は安価下)

8、5:両方捕縛成功

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

お得だから言わなかったけどさ
対人戦闘って三四郎も範囲内なのかね

>>501 ほら、婦長も割と判定ガバガバじゃないですか】

【婦長本格運用したら中々強く、感動してるんですが。マシュBB婦長が異常なまでに持ちこたえる】

【婦長はとても好きなキャラクターなので嬉しい。長々と語りましたが本日はお休み。明日もちょっと不安】

【再開】

「…みんな、倒れてーーーッ!!!」

悲痛な叫び、そして同時に放たれたのが、ガンドの雨。これ、奥の部屋に向かったら不味いッ!
手近にあったものを握り、粉々に砕く。乱射されるガンド、それへ向かい僕も同様に投擲の雨。
殆どを叩き落とし、一部はすり抜けたが、それくらいならびくともしないらしい。とりあえずはこれで奥の間を守って…!

「ランサー! ガンドの方は僕が対処する! そっちは」
「彼女を兎にも角にも行動不能にすればいい、と。了解!」
「私もそちらに動きます」

ランサーとミスティックがサニーへ向かっていく。サニーもそれに反応してガンドを放つ。
奥に向かう弾を落としつつ、僕も二人への致命傷を砕くように撃ち込んでいく。

「させないよ!」
「…何で、何で邪魔をするんですかーッ!!!」

悲痛な叫び、耳が痛い、…確かに、彼女の境遇には同情できる。僕だってこれまで散々な目に遭ってきたんだから。
…でも、それとこれとは別だ。何だかんだいって、僕は家のために働かなくちゃいけないし、今の彼女は。

「君が今、僕達の敵だからだ! サニー!」
「…そんな、そんなの、酷い、酷すぎますッ!!!」

何とでも言え。いくらでも聞いてやる。その運命を憐れんでやる、悲しんでやる。
でも、今は違う。今はそれをやるべきことじゃない。僕は、僕の仕事をしなくちゃいけない。
サニーの腕を狙った一撃が上手く当たる。ガンドを封じられ、よろめいた彼女にすかさずミスティックが飛びかかり。

「サニー!」
「離れて…、離れてッ!!!」
「…悪いが、…眠ってもらう!」

ランサーの槍、その柄がサニーの細い頸に叩きこまれた。手加減はしてるみたいだけど、かなり手痛い一撃。
だが、少しよろけるとサニーは尻尾を振り回し、二人を無理に引きはがす。

「離れろッ!!!」
「…!」
「…油断した、並の人間なら気絶する一撃を叩きこんだってのにッ!」

表情はもはや絶望に歪んで、あの笑顔は何処にもない。…僕の心にも、重石が乗っているようで。

『…しかし、君はやらなくてはいけない』

…そうだ。僕は仕方がないと妥協して、どうしようもないのだと諦めて。
拳を握る。サニーが僕の目を見た。縋るように、訴えかけるように。

「…ああ、悲しいよ、悔しいよ」
「ジン、さん…」
「…でも、仕方がないんだ、どうしようもないんだ。恨みなら、怒りなら、あとでぶつけてくれ、だから、今は」

サニーの顔が歪む。僕は拳を思いっきり振りかぶって。

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    l::,!  l'  \    l!     l:::::/i:::::i  /      ./   ,':::::::/ /        /   !    Y
    l/      \  l     l::::,' l:::::l,         〈   /:::/        / ,.ィ´      !
     ,.rァ'" `丶、 `ヽ、    l::!'   ',:::l   ',   l   〉 //        /  _,.,'仁'’`丶、              「君を、倒す」
     ,イ: : : : ,/  `'ーュ 、`ヽ、!    ヽ!   ヘ   i  /         _,.イ>'¨’  ヽ,: : : : : : i〉
     l : : : : i'  仁i i !`丶,`'ーャ、     〉 / ,〈       ,. r 仁'’: :,i ' .ィャ i l : : : : : リ
.     ,: : : : ム ! l リ   l: : : ∨;:;,`´`丶,/     ヽ ヽイ `´;;:;:;:/: : : : i  マリ ! リ: : : : : ノ    /
ヘ   ';;;;;丶 : : 人    .ノ: : : 丿 ;:;;:;;;:;;:;;:;:〈;:;:<;:;:;:;:;:>;:;:〉;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ム: : : : : ',  ー  ノ: : : /_    /
. ハ   ';;;;;;;;;`'ー-≧=-ィ -一'’;;;:;:;;;;;:;;;:;',   ゙ヾ、,,, ,ィ;イ    ,.ィ;:;:;:;:;:;:;`'ー=: : ゝ -‐ィ'_ ,.ィ',’.;';:;' ヾ、 /
  ヘ   ';;;;;;;;;;;;;二三三;;;;:;;;;;;;;;;;;;; '"゙  ヘヾ、        //  ´゙ヾ;:;:;:;:;:二三三ニ;:;:;:;:;:;:ノ  ゞメ
  ム    ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;; '"       ` ー ‐ '"  /       ゙'ヾ;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:ィソ’   /'
   ム                                                   //
ヾミ ム                                                      /
    ム                                                     /   /
ヽ、   ム                                               /  /

乾坤一擲、砲丸のごとく放たれたそれは、サニーに命中し。ふらりとサニーが崩れ落ちる。
涙が、伝っていた。

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

「ギギギィッ!!! 畜生! 放せ! 放しやがれ!」
「やかましい!」
「ぎぐっ!?」

ライダーの方もどうやら三四郎を倒せたみたいだ。
…さて、僕達はいったん帰っておくべき、だよな。アマタも気にしているだろうし。

「というわけで、一旦戻ろうかと。…いろいろご迷惑をかけて」
「ははは、気にしないでいいよ。…でも、もう少し人の考えとかを読む癖をつけた方がいいだろうね」
『まったくですね』

月たちに一旦別れを告げてゾラ邸へ向かう。ランサーの肩には気絶したサニーが負われていて。
ミスティックも僕もランサーも、何も言えないまま歩き続ける。

『…それにしても、色々と大変ですね。私としては面白いといえば面白いですが、…色々複雑ですな』


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【昼】-1

7:敵対交流だー!

直下、↓2、交流陣営

1:槍
2:騎
34:剣
5:弓
6:謎
7:魔
8:狂
9:獣

2、6:おっと終原で入れ違いか

直下、謎鯖の攻め方

123:魔獣をブッコンで行くスタイル
456:【大佐】の奇襲
789:直接来たよ

2:魔獣ぶっこみスタイル

「あー、マスター、ちょっと魔獣をお借りするよ。死んでもいいのはどれかね?」
「そうさね、そこのと、あそのこのなら構わないさ」
「では、この一匹を借り受けよう」
「何する気だい?」
「いや、折角だ、上手いこと逃がしてやれんかと思ってね」

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

                    /|

                   /  |
                  /   |
                  /   |
               _/____| ∧∧

              / ̄ ____ ̄ ̄ ̄ヘ ̄`ヘ

             /   ´(_ノ`      8ヘ
             /       / ̄`ヽ ヽ  |        「ビィィィィィーーーーーッ!!!」
            /__   /    ヽ ヘ |

           ( セ `---' `'''ーー'´ヘヽ|/

           (_ノヘ     ,____|
          (∠ 丿 \,,''''´ ̄ソソソソソソ
         (_丿  ∨∨∨∨∨

         (∠  丿 ̄'''''''''''''''' ̄ノ
        (_丿        ノ
       (∠  丿 ̄'''''''''''''''' ̄ノ
  ___(__丿         ノ
  |   (∠  丿 ̄''''''''''''''''''''''''''' ̄ノ
  |   (__丿           ノゝ
  |  (∠  丿           ノ)ゝ
  | (__丿 ̄ ̄''''''''''''''''''''''''''' ̄ノ)ゝ
  |(    丿             ノ)ゝ
  |(∠   丿            丿 )ゝ
 ノ ̄/ ̄ ̄ノ ̄''''''''''''''''''''''''''''''''''''' ̄ 丿  )ゝ

「…魔獣、マツミの駒でしょうね」
「何でこうも立て続けに来るんですの!?」
「ええい! 終原は疫病神か! すまない、ライダー!」
「ああ、マスターの礼もせねばならんからな、精一杯戦わせてもらうさ」


【戦闘を開始します…】

【ライダー】

【筋】:2
【耐】:2
【敏】:6
【魔】:5
【幸運】:2

◆ 対魔力:C

 【ランク分の【魔】による攻撃にマイナス補正】


◆ルーン魔術:C

 【自分の判定で【魔】を使用する場合+2補正】


◆風避けの加護:C

 【戦闘時、【敏】にランク分の補正】

 【風に関連する効果にランク分の-補正】


◆無窮の騎術:A

 【逃走判定に+2補正】

 【【敏】においてのみ、一切の-補正を受けない】

 【【敏】による攻撃の割合を増加させる】



【魔獣】

【筋】:2
【耐】:2
【敏】:2
【魔】:2
【幸運】:2



【1ターン目】

直下、ライダー

↓2、魔獣

14:【体】
25789:【知】
36:【質】
0:【運】

ライダー【魔】選択

5+7=12

魔獣【筋】選択

2+7-2=7


【ライダー、有利獲得】


【2ターン目】

直下、ライダー

↓2、魔獣

14:【筋】
25789:【敏】
36:【魔】
0:【運】

00:超特殊判定

.   |`、           /|
.    |::::|  v.....::::´ ̄`:::..、/ :|/|
. |\|:::::\_|\:::::::::::::/\|\//_

  \:\:::/::::::::::::::::::::::::>:::\ヽ_/  ━━┓┃┃
   \.:/::::/`トk|:::::/斗V ヽ!        ┃   ━━━━━━━━
  ゞ ̄//   (○|/   (○|__ゝ       ┃                    ┃┃┃
   ` 、 .ゞ|⊂⊃ 、_,、_, ≦ 三                         ┛

      ゝi⌒ヽ.  (_'゚      ≦ 三 ゚。 ゚
         ヽ  ヽx。≧        三 ==- ゚
            -ァ,         ≧=- 。
             -ァ,         ≧=- 。
           ≦`Vヾ     ヾ ≧

直下

123:機械兵の乱入
456:獣の乱入
789:瞬殺、かつ情報入手

2:城戸の毒が動き出す

【というわけで次回、城戸描写から。お疲れさまでした】

【今日はお休み】

【城戸の方から再開】

魔獣が終原本邸に乗り込んだのとほぼ同時刻。城戸邸においては弾劾が行われていた。
矢面に立つのは城戸亨。その逃走を阻むように龍彦が立ち、銀賀がやりきれないというように顔を伏せている。
そして、彼を糾弾するのは。

「…さて、従兄さん、説明してもらおうか」

氷のような表情を浮かべた城戸貴志。その手に握られているのは。

「この【偽臣の指輪】、こんなものを創って、どうしようとしていたのかを」
「…ッ」


◆偽臣の指輪(ぎしんのゆびわ)
 人形への絶対命令権である指輪を分析、解析することで作成した礼装。
 他者にマスターの権限を委譲するための指輪。作成には令呪一画を消費する。

 この指輪を自身の配下である自動人形に装着させて聖杯戦争に送り込む。
 そして、自分は安全な場所で無関係のフリをしていればいい。という思惑である。

 ―僕の命令通りに動いてくれよ。そうすれば、聖杯は僕のものだ!


【令呪一画を使用することで、他者にマスター権を委譲する】

【これは、他者の令呪でも、そのユニットの了承がある限り可能である】


貴志の追及に亨は苦し気に表情を歪め。

「そ、そりゃあ、決まってるだろう? 俺がマスターになったときに」
「なら、何で今の今まで使用した、あるいは利用しようとした痕跡が?」
「それは、…そうだよ、ほら、お前に協力しようと思ってだな!」

叫ぶ亨の肩に銀賀が手を置く。

「…もうそこまでにしておけよ。ボクも流石にこれ以上お前を糾弾したくはないのさ」

銀賀にしてみれば裏切ろうとしていた亨への最大限の哀れみであり譲歩だったのだろう。実際、彼はこの場で殺されていてもおかしくはないのだから。
だが、それが逆に亨の神経を荒立てた。亨はその手を振り払い、笑う。

「ハハハハハッ!!! …そう、そうだよ! 全てはお前からサーヴァントを奪い取り、この手に加えるため! 俺は、俺は!」

その目がギラリと欲望の光を灯す。

     ,.-‐'''" ,,. -‐   `ヽ、_
    /::::..... '"´'"´     _ `ー--、
  /::::::::::::::::::::....      '´〃-‐''  \
 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..........::::::'´:::::::::::::::::......\

 ',::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::_ノ⌒ヽ:::::::::::::ノ  
  l:::::::;;;;;;;;;;/r= ヘ;::::::::/ ̄ ⌒ヽ、 lr‐一'"
 |;;;;;;;;;;;;;|! /´r' ヾ/'   r二。 `'ー |      
  |;;;;;;;;;;;;_ノヽー '       ''"  r'´       __           r、
. l_r'´ ̄         ,_   '、       /  ソ         ト'lr、
r/、_    〈      /:7`ヽ、_r‐'      | l、   ,,.‐'つ __,ノ ,'l lr、          「俺は、この手で理想の人形にして妻にして恋人を手に入れるんだッ!!!」

\、 `ヽ、   \    `┴、             l    ̄ ̄ ̄ ̄  __ノ-' /〉/r、
 \\  `ヽ、_ `      `ア             |     _,,,.. ´ ,,. -‐' / ‐' lr、
   \ \  `ヾ`ニー 、__ノ          _r'==‐-、__  __,,.. -‐--'"  -‐' /
    \  \  /ニメト、_ ̄`ヽ、        /´ ̄ ̄```''ー'「 ̄        ,,.-‐'´
      ゙、  \ヽ、:::| `ー、  |!       /        | 〕   ....::::r'"´
-==-、  〉     \!:\  ', |l、    /         ,'`''====弌
     `ヽ\_     \ヾ,  | lへ__,/         /          |
       `ヽ`ヽ、_  ヽ ゙、|| ,ノ /         /        /
         `ヽ、`ヽ、 \l | |.  /         /         /
             ̄`''ー-゙、/_/         /        /
                 /´          /          /

直後、彼を包囲した三人の背後に、新たな影が現われ。

「!?」


直下、負傷対象

123:銀賀
456:貴志
789:龍臣

↓2、負傷判定【???】+1

1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:死亡判定

7:龍臣

0:特殊判定

                              -===--
                           /二二二二二二≧=-
                         /ニニニニニニニニニニニニニニニニ:.

                        /二二二ニ=-≠ニ二二二二二}
                          /ニニニ≧=--=≦ニニ二二二二二{
                           {ニニイ          ミニニニニニニi
                            ー─!            仁二二二}
                             . ̄¨   - ‥─  ≧y=-ミf
                              rk:}     t:} ミ      んリ′
                                !  /          ノイ
                             、          / Ⅳ
              _ /)              \ ry─ァ   // |
              (//     r艾ァ       -=≦ ー   //  ≧=-
               / / 〉 -‐ つff{  -=≦///;   ー─<¨~        ≧=-
           ;  {/ / - _つ( ∩///////.     \}            ; ////\
           〈 i   {//  ┐\l_///≧=∧    /        ////////\
           、   / //ヾ、丶、: : : : :∧  /          x≪///////////ハ
             ,    ー /`ヽ    ; : : : : :∧/       -<: :∨////////////}
                ハ     イ`ヽ       l : : : : /       〈: : : : : : : :∨/////////∨
              iV    !         | : : /        ∨: : : : : : :〉////////∨
             ! \  イト:.、      Ⅵく          ∨ : : : : /////////∨
           .:    --<八      ∧ ≧=-        ∨: :{ ://///-==f/
-===x      /      //介癶  /  \    ≧=--    ∨:乂///又  〃

直下

123:誰かが人質に取られるよ
456:人形大暴走で確定とんずら
789:GO! GO! MUSCLE!

6:確定とんずら

振り落とされる攻撃。亨の所持していた人形の姿がそこには。

「ぬあっ!? このバカ息子!」

それぞれ攻撃は免れたものの、その隙に亨は指輪を奪い取り屋外へ駆け出す。
追おうとした龍彦を人形の群れが止め。

「おい! 兄貴! 人形の弱点とかないのか!」
「いや、兄弟なんだからそこら辺は…、ああ、知っちゃだめだね、魔術師的に、銀賀うっかり☆」
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ! 伯父さん!」
「ええい、とにかく叩き潰せば何とかなるよ! そういうの得意でしょ! 龍彦!」
「ん? それでいいんだな! よっしゃあッ!!!」

全身に力を漲らせる龍彦。筋肉の上に血管が走り、怒張し、隆起する。
はちきれんほどの筋肉は鬼のごとく、その勢いで。

「いや、ちょっとまって父さん、そんなことしなくても」
「炸裂せいッ!!! 【爆発反応装甲"ボンバーマン"】ッ!!!」


◆爆発反応装甲"ボンバーマン"

     --  \                                   /{::::{'⌒フ__,ノ     \l::::::l{V::::::::::::彡‐=ミ、::::::
.   /          \                            ,ィf:::し人レf:ァ7:フテァz'__ \:j/:::/:/:::::::::::::::::::\
  {           ヽ                        Nし{::ノァ7:::::::::j/z/::::_::::::彡イ/⌒ヽ彡‐=ニ二三ミ::
  l             \          人_           {トVリ{//::::::/l:l/ァ'´ ̄:::ー=ニ≦z_⌒ヽ_ノ::::::::::::::::\:::::::
  |              ヽ  人r‐=彡ノ   ̄{          V_ヽ{jレ从{//ノノリノワ}::::::三ニ::しf´:::::::::::::::::::::::::::\::
  |          ___,ィ彡'}    {      リ         __八rッV {ト-=ニ三ミ/,ノ:::ミ三:ニ:彡'\:::::::::::::::\:::::::::::
  !          /  /  jリ   / リ  ,  厂{   /゙´厂 / r‐' '⌒ヽ_rッ\  ミ:::::ミ三:彡{し} ヽ:::::\:::::::\:::::
         / /´ ̄}    _{__j/ ̄ ̄{__/ (  /  ノ}  ,゜ 乂__ヽ  ´ ̄    }::::::ミ三:::::彡'   }:::::::::\:::::::::::
   ヽ.   / _ノ   ノ  /ミ::::\    \ ,ノzノ {レf  ル   {`ー=ミ、        V::::ー=彡:く__人_,ノ::::::::\::::::
     \/ __,ノ}   {し'   ミ:::::::\_,ノ'"´/,ィ{し'  ,ノ ∨ /` ̄\__}         人 ::_ノ      (__ノし::::::}∨
.      //  人  /ミx、   `ヾ::ノ  ノ / / リ´   リ / 人__  /        /::::/^}!   ー-      / }:::l| }
     / {    ノУ >=ミヽ   /  '"´ /  /    /// {⌒ヽ__/        /:/j⌒リ   '⌒ヽ.    〈__/l|
   ∨/ミ、 彡'⌒´   }}__jレイ /    ノ{ l{´ _jf´ノ{ /  \_         /{'⌒ヽ__/   __,ノ      (__ l|
    //   }ル'      {f´ ,ノ{ リ  ノル' ノ} リ_,ノ ノ _/人__       _ イ   ̄ ̄)     ┼‐ヽ.    (  l!
.  ノ人 } /ー{___ノ / ノ  {ノ     / ,ノ jL厶彡// /  ̄ ̄ ̄ ̄/  /  / ̄ノ     ,ノ|⌒ヽ      >j
  {/⌒ヽ/    _/   ノ{ }   /{ j_厶ィ´_______// /    /   /  / / __)       ヽノ  _ノ     {_
  |  ノ /ー乂_,ノ/{ //  ノ}リ  /   /   /  _______z=ヲ'´ ̄  \      ┼‐ヽ      /
  {  /三ミx_/ ノ} / / {_,jレ'    /_ =-‐ ニ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/       __)     ,ノ|⌒ヽ     (_
  人__/´ ̄`V  / ,{     /  x< ̄ /\ } 〔〕 }     r'"´ー=彡'"´    ̄\.      ヽノ  _ノ     /
 l{⌒V{   /{   人,___/jx<      }}   ) \/ jレ'⌒´ ̄ ̄ ̄"´ ̄`=ー-- )     ┼‐ヽ     \__
 l|  }ト、___/ }  ( /x<  ,r'⌒'⌒ヽ  `Y⌒ヽ j}/                  く.       ,ノ|⌒ヽ     (_
 }乂_/⌒V ,八_ノ/     f´r'⌒⌒>──=ニ二/'⌒´"'ー==ミ、       __,z=彡  )    ヽノ  _ノ     /
 \{ {  ∧   ∨     j_厶-<         /,  '"´      `"''ーテ彡'    <         、_       (
  人\{ \__/{     /            /           _,zく:::::::::::\     )        __)     (

彼が全身に装備している衝撃や魔術に反応して外側に炸裂する装甲。
本来は使い捨ての装備のはずだが彼は高いレベルで復元魔術を習得しており、爆発し魔術や敵を駆逐すれば速やかに元に戻りまた炸裂する。
防御だけでなく拳に付属し飛び道具のように炸裂させたり打撃を強化したりするなどシンプルながら戦いにおいて応用が効く。
必殺技は背中の装甲を炸裂させながら高速で突っ込み全力を込めた右ストレート炸裂装甲パンチ。

【ランクC相当の【対魔力】スキルを持つ】

【【体】による攻撃に対して、-2補正を与える】

シンプルな右ストレート。しかし、その一撃は並み居る人形を砕き、ガラクタの山へと変えた。
舞い上がる粉塵、人形の破片が行く手を阻み、そう簡単には進めそうになくなっている。

「…ふぅー、どんなもんだ!」
「いや、そうじゃなくて、父さん! 伯父さんも伯父さんで、父さんにそんな簡単な指示出したらこうなるにきまってるじゃないですか!」

貴志が慌てるもすでに遅く、亨の姿はそこにはなかった。

「…逃がしてしまったか」
「…んー、捨ておいても問題ないは問題ないんだけど、やっぱ、ほら、ねえ」
「ええ、私達の家の沽券にかかわりますし…、あの指輪を洗脳系の能力と組ませられると厄介です」
「とりあえず、追うってことだな!?」
「…うん、とりあえず今所在が分かっているマスターのところにそれぞれ向かおう」


直下、ゾラにやってくるメンツ

123:龍彦
456:銀賀
789:貴志
0:安価下


↓2、そういやこの四大家で脱落者の令呪ってどうなるんだっけ。監督役がいたような気もするけど

123:そのまま残る
456:監督役へ
789:消滅
0:安価下

7:貴志

2:そのまま残る


【面倒なので魔獣戦はライダーの勝利で】

「ビィィィィィィ…」

倒された魔獣から人間のモノではない血液が流れ。

「相手にならなかったな…、少々つまらない」
「いや、よくやってくれたよ。…これは本当にマツミに対して何らかの対策を取る必要があるな」

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

「逃がす、とは?」
「一つの言葉が二つの意味を持つ、まあ、今回は単純な謎だ」

「…彼の計画に一つ噛んでやるのも、良いだろうよ」

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

一息つくライダーと終原、しかし、その平穏を揺るがすのは。

「歩おじ様!」
「今度は何だ!」
「ロボットの、ロボットの…!」

                       //// /     、\           //// /     、\           //// /     、\
                      / / // / /      ヽ         / / // / /      ヽ         / / // / /      ヽ
                       / // // /, / /       ',         / // // /, / /       ',        / // // /, / /       ',
                     . / // //、// / / /   |   |       . / // //、// / / /   |   |       . / // //、// / / /   |   |
                     <\.  }/ハレ' 坏ト/j/ / / _/  / ,     <\.  }/ハレ' 坏ト/j/ / / _/  / ,     <\.  }/ハレ' 坏ト/j/ / / _/  / ,
              _________\\__/ | ヒソ  '7坏V  / _________\\__/ | ヒソ  '7坏V  /_________\\__/ | ヒソ  '7坏V  / /
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:::::::::::::::::::::\__`二二 ⌒ヽ、/ ノ| | | \| \ :::::::::::::::::::::\__`二二 ⌒ヽ、/ ノ| | | \| \:::::::::::::::::::::\__`二二 ⌒ヽ、/ ノ| | | \| \ |          |  |
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ /      ̄ ̄V | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ /      ̄ ̄V |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ /      ̄ ̄V | ∧         //

「メイドの群れですわ!」
「はぁっ!?」


直下、亨行動判定

123:混乱に乗じ三四郎強奪成功
456:終原陣営に負傷判定行い逃走
789:ロボ壊滅

1:強奪される三四郎

「やっぱりゾラとの付き合い考えるべきじゃないのか、これ!」
「おじ様! そんなことより今は退治に専念を!」
「ライダー! 本当にすまない!」
「構わない! 女であろうと容赦はせん!」

量に任せ、波状的に襲い来るロボメイドの群れ。それを全て鎮圧したころには既に全員肩で息を吐き。
一人、涼しい顔をしたライダーがその異常に気付いた。

「…ん?」
「な、なんだ、ライダー。もう勘弁してほしいんだが、次は何だ? 蟲か? ウサギか?」
「…いや」

    \"~""'''::..‐- ...,,__ _/::::, -'_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     \:::::::::::::\ 、:::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::/
      \:::::::::::::` ==ニ二_,イ::::::::::::::::::::;::'::::::::::::::::;::::::::::::::/ヽ

        ゝ::::::::::::::::::::::::::;::/:::::::::::::::::/::::::;:::::::::::/::::::::::::/:::::::\
  __,..- .:''":::::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::/::/イ/:::::::/::::::::::::/:::::::::::::/

  ` ― 、:::`..====ニ二 .イ:::::::::::::::::::::;イィzxイ/´}:::::::/ィ':::::::::::::;:′
       ` 、:::::::::::::::::::::;:'::::::::;イ::}イ/ヘ弋シ }ヽ /:::/rハ:::::::::::/
.        `>::::::::::/::::::/ 〉、{       ̄ ´ // ヾzツ}::::/ヽ                     「マスターは、何処だ?」
        /::::::::::::;:'::::/、ヾヘ `             / 7.イ::::::::::::ヘ
       "''''- :::::/::/:::::::ゝー ヘ、             ' { !゙、:::::::::::::',
          `/イ:::::::::::::::::::{> 一、     ‐ 一   У \:::::::::|
            />':´  ̄ : : : : : : l        ̄   /    \::::l
.            /: : : : : : :/⌒ヽ: : ,:' \      /l.       ヾ{
           `} : : : : : :{{   }}:./   ` 、 /\:{__,,. -‐'''7
   ___      ヽ; : : : : ヾ __.ノ:イ      {´: : : ;ィ==.、 : : /
/´    ヽ ̄~ヾー' : : 、: _:_ : : : : { `、   .イ : : : :{{  }} : /
      ..:.:\: : :ヘ : : : : :_,; :-':'":ヘ  ヽ /ヘ: : : :ゞ='' :/
    ....:.:.:.:.:.:.:}}: : : : : : /: : : : : : : :ヘー - ..._ .ゝ : : : : : イ

.........:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/': : : : : : :\: : : : : : : : :ヽ::::::::::::::::`ヾ: :_:_/ー 、 __
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/': : : : : : : : : :`: :、 : : : : : : ヽ::::::::::::::::::::\: : : : : : :\:ヾ ̄:.` 、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ : : : : : : : : : : : : : :` : 、: : : : :}:::::::::::::::::::::::ヘ : : : : : /: : \::.. ヽ

「…は?」
「え? あ、あら…?」
「おーい! 終原の! まさかここにマスターくんの内誰かがいるってこたあないよねえ! いや、まさかそんなことはないと思うんだけど、念のためにね! 寄っただけで!」

全員が困惑する中、姿を見せたのは銀賀。ロボットの集団のこともあり、即座に詰め寄られ。

「…え、えっとだにぃ」

事のあらましを聞くと同時に、全身からだらだらと冷や汗を流し。
困惑する全員の前で、土下座を決めるのだった。

「ホンット、うちのバカ息子がごめんなさいッ!!!」


【他陣営の行動描写を終了します】

【というわけでちょっと早いですが本日ここまで。次回、帰り着いて報告+貴志出現から】

【再開】

家に帰り着いた僕達は、とりあえずサニーをミルキィに預け、アマタの元へ。

「…そう、そういうことがあったのね」
「はい…、あまりやりたくはないんですが、その」
「そうね、サニーには悪いけど拘束が必要。…それにしても、ホントに、ゾラの連中は」

アマタが一瞬全身に怒気を漲らせ。ため息とともに吐き出した。

「…しかたのないこと、なのでしょうね。聖杯は我々の悲願、…だとしたら」
「?」

何となく別の事を考えてる気がするな…。

「あの」

僕がそれを聞こうとしたとき。

「ゾラのマスターは無事か!?」

メイドホムンクルスらの制止を振り切り、邸内に入って来たのは。

「貴女は」
「…ふう、どうやらこちらは無事のようだね」

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

城戸貴志が伝えに来た情報はこれもまた衝撃的なもので。

「…つまり、他者の令呪を奪う能力を持つ、城戸亨が」
「ああ、そういうことだね。私たちに妙な疑いがかかっては事だと思って、こうやって居所の分かる他陣営に報告ついでに回ってるのだけども」
「…ゾラ家を代表して感謝します」

…令呪一画を代償にマスター権を委譲、か。…あれ、そのときは。

「マスター権の委譲が発生した場合って令呪も移るんですか?」
「え? ああ、それは」


直下、令呪ごと委譲されるか。成功以上で転移しない、失敗で転移する【???】-2

0:特殊判定なのです

..     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.--ミ: : : : ヽ
.  /イ: : : : : : : : : :./: : : : : |\: : : : : : :\: : : : :.,

      l : : : |: : : : : ∧: :/ : : | 斗--‐‐‐: :. :.\: : : \
      |:. :. :.|: :斗--- V: : : :.|    \: : : :.|: : :.\: : :乂__
      |:. :. :.| : : :/ --- /: : | ━━┳━:.:|: : : : :乂__:. :./
      |/|: : | : : : ━┳━: : :l    ┃ |\l l: : : : :「 ̄ /
      |: : |: : | }  ┃  ∨リ      .|: : : |: : : : :l:. :./
      |: : |: : | }           ''''''' |: : : |: : /|/ : /
      |: : |: : |ノ ''''''    ′       |: : : |/: :. :./
      |: /|: :込、     ,,.. -‐=≦-|/レ'゙ト、/|/
      |/ :|\l.| ≧=。s≦╋┼╋┼,|:   | 〈_:_:|
          |/レl ___/┼╋┼╋┼╋,|:   |╋┼}
          |  l__〉┼╋┼╋┼╋┼,|:   | ┼ /\
          |  |-\╋┼╋┼/-|-l | ./l/__/=,/`ヽ
.         /|  | ╋ ヽ╋-‐'^゙┼╋┼|/./ ̄)ニニニ|<グ゙ッ
        /=|  |╋┼╋┼╋┼ { .斗‐く..__/二ニニ=|
.       /二|  |\╋┼╋┼ /〈     `ヽ二二二|
      /二=|  |ニ 三\┼/二〈 ̄       }ニニニ|

直下【不幸体質】-1

123:「大変だよ貴志ちゃん!」
456:令呪は移転するがね
789:移転しませんし、パワーも弱まる

1:大変だよ貴志ちゃん

「令呪は移らないさ、だから、一画でマスター権を奪っても、令呪が無い限り反抗される。…私のアヴェンジャーみたいにマスターが誰でもいいとかじゃなければ」
「それだけで、サーヴァントからの裏切りを覚悟しなくてはいけない、と」
「そういうことさ。…だから、そこまでの脅威ではないんだけど、一応、ね」

何だ、それだけか、と僕らが安心する、その間隙を突いて、ソレは来た。
人形を乗せた鳥、使い魔らしきそれは貴志の周囲を飛ぶワタリガラスに連れられるように入ってくる。

「…? 伯父さんの使い魔?」

貴志が手に取った瞬間、それはがなり立てた。

『大変だよ大変なんだよ貴志ちゃん!』
「伯父さん? な、何が大変なんですか?」
『チミも知っての通り、ボクちゃんは終原に向かったんだがね! 既に襲撃を受けていたのさ!』

終原が!? ランサーと視線を交わす。…入れ違いになったってことか!

「襲撃!? それで、どうなったんですか!」
『そこにいたライダーのマスターが連れ去られた!』

三四郎が!? …いや、でも、三四郎の令呪は一画、それにサーヴァントはあのライダーだ、それくらいは相手も分かってると思うんだけど…。
その疑念は続く声で決定的な問題になる。

『それだけじゃあないんだよ! …いいかい、心を落ち着かせて聞くのだよ?』

嫌な予感がする。

『終原はこの戦争において令呪のシステムを作り上げた、そして、そのシステムは曲がりなりにも残っているのだよ!』
「…ちょ、ちょっと待ってください、まさか」
『そうなんだヨ! そのシステムが』

『盗まれたッ!!! 先程何か彼以外に無くなったものはないかと封印されていた蔵へ向かった際にね、判明したのだよ!』


◆令呪作成の儀

 令呪を作成するために必要な工程、技術等々が記されたプロセス。
 といっても完全なものではなく、端々に不備がある。

 【一日経過、あるいは他者から奪うことで令呪一画を入手可能】

 【入手の為には100人分の魂喰いをする必要がある】


…100人分の魂喰い!?
考えたくもないけど、それが本当なら。そう考える僕の前に貴志が立つ。

「お言葉ですけど、伯父さん、…従兄さんにそれができるとは」
『ああ、そうだね、あの臆病者にできるはずはない。だが、運が悪い、いや、全て計画的に動いていたのかもしれない…! 同時に連れ去られた彼が危険なのだよ!』

…三四郎が!?

『彼の一家は精螻蛄の一家、そしてその恩恵の一つとして、彼の魔力は…、甘露となるのだよッ!!!』


◆甘露回路
 彼の魔力は魔術にはならず、甘い液体(甘露)へと変換される。
 甘露は魔力が濃縮された液体であり、魔力を喰らう者には天上の霊薬に匹敵する。
 また、不死とまではいかないが、怪我や病気を忽ちに癒す力を有する。

 【他者の負傷、病気などの状態を負傷判定を行うことで治療可能】


直下、【甘露回路】、魂喰い何人分の量に匹敵するか。コンマ二ケタ

>>559 26

『彼の甘露は概算でおおよそ明後日の朝にはその条件を満たせるほどの魔力が存在する!』
「…つまり、概算でもそれまでに彼を捕まえなければ」
『そう、まあ、間違いなくどこぞの陣営に押し掛け、人質を取るなり何なりして、サーヴァントを奪いにかかるだろうね』

…キャスターもまだ倒せてないってのに、そんなものを持ってくるなよ!

「…分かりました、では、一旦私達も集合しましょう」
『そうだね…、いやはや、本当に悪かった、アイツの歪さは知っていたはずなんだが、ボクちんもここまで狂っているとは予想していなかったんだ…』
「いえ、伯父さんの問題ではありませんよ。では、また。…と、いうわけだ」
「…何というか」
「そうね…、とりあえず目下の問題としては城戸亨、そしてキャスター、マツミの動かす謎のサーヴァント、それとサニー、か」

頭が痛くなってくる…。

「こうなれば、他陣営と協力するしかないわよね…」

『いやはや、内憂外患、まだ詰んではいないでしょうが…、これからの動きが重要になりそうですね』


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

とりあえず、ライダーのマスターを探すかな?
んで、仲間集って助けにいかないと。

>>564

…まずは、三四郎を探すべきか?

「三四郎探しなんですけど…」
「そうだね、それは私達城戸が全面的に協力しよう。まだ時間に猶予はあるしね」
「…とりあえずは、ライダーのマスター捜索、ならびにキャスター打倒の協力者を見つけておきたいところね」

協力者、か。とりあえずマスター不在だけどライダー、あとはセイバー…、アーチャーはどうなんだろうか、バーサーカーはまず無理か?

「それに関しては私も動くわ、ミスティックかミルキィにはサニーを見てもらって…、看病していない方を同行させる形でね」
「そうですか、なら、僕は…」

↓2、どの陣営に向かうか

⤴︎で

>>569 いざカレルレンへ

【というわけで本日ここまで、次回、カレルレン陣営への訪問から。お疲れさまでした、明日はお休み】

【再開】

というわけでやってきましたカレルレン。
…ミスティックから聞いた話では、サニーの関連でかなり警戒されてるっぽいけど、あのシーとか言うのが相手なら。

「何とかなればいいですがね」
「っ!? 今、僕の心読んだ!?」
「…いや、出過ぎた真似でした、忘れてくれて結構」

…ランサーとも一度話してみたいとは思うんだけど、どうにも機会が。

『私は?』

いつかな。


直下、カレルレンの歓迎【サニーの件】-1【現在状況】+3

123:門前払い
456:私に勝てたらね!
789:熱烈歓迎

8:熱烈歓迎

警戒を解かないよう、息を一回大きく吸って門を潜る。
何処かから奇襲が飛んでくるのではないかという緊張は一瞬で吹き飛ばされる。

「やーやー、よく来てくれたねえ」
「おう! ようこそ! カレルレン邸へ!」

僕達を待ち受けていたのは、シーとセイバー。セイバーはともかく、シーは不自然なくらい笑顔で僕らへ歓迎の言葉を告げてくる。

「は、はあ…」

…どこかに罠があるんじゃないか?
そう辺りを見回した僕に気が付いたのか、シーがうんうんと頷く。…そんなに僕は表情に出やすいのか?

「あー、うん、何か凄い警戒してるみたいだけど、現状、君たちを此処に呼び込まない理由は無いんだよ」
「そう、キャスター陣営に城戸亨、そして謎のサーヴァントと問題が山積みでな」
「私達としても何処かの陣営と協力しなくちゃやってられないのさ。特にキャスターを相手にするときはね。だからヴォルフとドルカは縛り付けてきた」

…セイバーもかなり強力な英雄だが、成程、そういうことか。

「で、まあ、まず、私達から言えることはだね。対キャスターに付いての協力は惜しみなくするよ」
「そっちが持ち掛けなくてもこっちから持っていくつもりだったしな。流石にあれへ単騎は俺でもヤバい!」
「というわけで、それに関しては確定、あとは細かい事だけど…、その他にも何か用事があるんじゃないかな?」

まあ、言う通りではあるけど…。


23:13から↓2、コミュ内容、複数選択可

1:城戸亨の件の協力を依頼
2:対謎のサーヴァントの協力を依頼
3:対獣の協力を依頼
4:自由安価

1:城戸亨の件の協力を依頼

「とりあえずは城戸亨の件を…」
「やっぱりそれだよね、うん、そうだねえ、実際問題として令呪を作る機能を持つ人間が動き回ってるのは厄介だ」

…これ、持ち掛けなくても上手く行ったパターンか?

「うん、じゃあそっちも協力…、というか、私達も独自に動いてお互い情報を共有するってのでいいかな」
「はい、それで…、ああ、城戸の皆さんともできれば」
「分かってる分かってるー。とりあえずヴォルフ辺りに頼んでおくよ」

【カレルレンが城戸亨捜索へ協力を決定しました】

「じゃ、あとはキャスター陣営への同盟なんだけど…、こんなもんでどうかな」


・キャスター陣営を倒すまではお互いに休戦

・キャスター陣営への攻撃は必ず同時に行う

・同盟中は情報を共有する

・キャスター戦終了後、二ターン分の休戦期間を設ける


「どう? 悪くない条件だと思うけど?」

確かに、悪くない条件だな。

『そうですね…、穴を突こうと思えば突けますが、まあ、そういうのは私よりランサーの方が得意でしょう』

「何か言いたいことがあれば気軽に言ってくれよ! 対話は人間関係の基本だからな!」

…このセイバー、脳筋かと思ったけど、案外マトモなんだよなあ。


直下から23:35まで何か同盟諸々で聞いておきたいこと

キャスター陣営以外への対処は個々で行う形になる?
アーチャーとか、特にバサカがちょっかいかけてこないか心配だけど。

>>580

生霊の言葉を捕捉するようなタイミングでランサーが。

『…マスター、キャスター以外への対処は聞いておく方がいいでしょう。この条文であればキャスター以外の脅威への対処がままならない』
『ああ、確かに』

そういえばそうだな。…あの謎のサーヴァントはあまり自分から仕掛けてくることは無さそうだし。

「ちょっと待ってください、えっと、この条文であればキャスターのみが対象になってるんですけど…、他の陣営、特にアーチャーやバーサーカーに関しては」
「…ちっ、気づかれたか」
「だから言ったろ、そう簡単に人を騙してはいけない! と!」

…コイツ、思ったよりしたたかだな。

「騙したわけじゃあないのだけどもね。…そうねえ、城戸はアーチャー陣営に攻撃されてたよね」

…攻撃というか爆撃というか奇襲というか。

「まあ、はい」
「そうよね…、それがちょっと厄介だなあ」
「どういうことですか?」
「いや、あのアーチャーのマスター結構頑固でさあ」


 ◆ 曲がらぬ信念

 一度決めたことは何があっても貫き通す不屈の精神から来る強固な信念。
 悪く言えば頑固で融通が利かない。

 【一度決めた目標を達成するまで撤回しない】

 【敵対すると決めれば最後まで敵対、同盟を組むなら契約を破ることはない】


「…おっと?」
「そういうわけで、一度協力したこっちに仕掛けてくることはあまりないし、あまり敵を増やしたくはないんだけど…、そうだねえ」


直下、シー判定【同盟チャンス】+1

123:だめだめー
456:バーサーカーだけならいいよ
789:仕方ない、協力しよう

3:ダメダメ―

しばし考え込み、シーは苦々し気な顔を見せ。

「うーん、さっき黙ってたのも正直なところね、他陣営…、特にゾラとの協力ってだけで他の二人から猛反対されててねえ」
「…ああ」

心中は察する。胃が痛そうな顔してるし。

「そうしなくちゃ勝てないって、散々言ってるんだけど…、まあ、そこらへんはもう、個人の問題だからね…、というわけで、申し訳ないんだけど」
「俺たちの総意として、キャスター陣営以外への協力はできないってことだな。…それを早く言えばもう少し話は速かったんじゃないか?」
「そうだけどさ、あんまり舐められるのも面倒かと思ってね」

…どうもコイツもコイツで不憫というか貧乏くじを引かされた感じだな。

「で、そういうわけでこれ以上の協力はできないんだけど、同盟の件、どうする?」

どうしたものかな。

『…まあ、悪い条件ではない、というよりはもはや四の五の言っていられない段階ではありますね』
『そうだよね…、放置すればするほどキャスターは強化されるし』
『ええ、少々悪い条件でも強力なセイバーを味方に付けることができるならば…、とは思いますが』

そこまで言ってランサーは黙り込む。…そこからはお前で考えろってことか。


23:55から同盟を結ぶかどうか多数決、先に二票

結ぶ

>>584-586 同盟する

「分かりました、同盟しましょう」
「…ありがたい、いや、これに関しては本当に感謝するよ。よろしくね、ゾラ」


【セイバー陣営との同盟が締結されました】


【夜行動を終了します】


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【夜】+1

4:他陣営の描写

直下、描写陣営

12:魔
34:狂
5:城戸
6:謎
78:騎
9:弓

2:キャスター陣営

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【私情で木金土とお休みの可能性が高いです。木と土は来れるかもしれないけれども金は確定休み】

【本当に申し訳ないけど今日もお休み、少しバタバタしてまして…】

【久々再開でし】

ピラミッドを出て、一人景陽は沈思黙考する。

(…現状、最大戦力であるのはキャスターだろう。それはほぼ確実。…しかし、他陣営に連合を組まれ、攻撃される確率は上昇したといえる)

キャスターの姿はなく、静謐が彼の周囲を包んでいく。

(…バーサーカーが敵に回らなかったのは僥倖というより他に無し。…何を考えているか分からん陣営ではあるが、契約上、裏切りは難しいだろう)

静かに、静かに夜が更けていく。

(…敵と見るべきは、セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、…その四陣営に同時に攻められた場合、対処は可能であるか?)

そして、景陽は目を見開く。

「…ピラミッドを動かすべきか」



直下、景陽ピラミッドを用いた攻撃判定。成功以上で行わず、失敗で行う


↓2、そういやセイバー陣営、いつ攻めるとか決めてなかったよね

123:次の朝には攻めるよ
456:決めてなかったよ
789:次の夜に攻めるよ

3:攻撃開始!

5:決めてないよ!(次ターンに決定の交渉します)


「…攪乱の為にも、行っておくとしようか」


直下、攻撃対象

12:槍剣
34:市内全域を無作為に
56:騎
78:弓
9:城戸

9:城戸が何をしたというんや

「…しかし、そうは言っても本格的に戦闘が始まる前にピラミッドを潰されるのは避けたい。…ここは城戸亨の情報攪乱を狙うとするか」


直下、被害規模

123:負傷者多数
456:一家離散
789:館がぶっ飛ぶ

0:特殊判定

                    -―-
                / _  -―- .,\― 、
               /⌒>''"´      \   \__
               /                \
              /         //         ',
                /    -- ― ''"           }   ',
             /        /    /        j   l
        _/ /    |:  /     /       / /     l
     ┌┐\)       | /     /       / /  |  l
  〈\[ ̄    ̄]    |  | ̄´"//     //      ',
 〈\ [二   二]. / _斗=ミト / /      ̄´"' | /  \ ',
  / └‐┐ />/  . 八 {:i:i:i:iヽ /   / ___ |/  |  i\',

  〈 /「 ̄ 彡<__^>  |   | `¨¨¨ / -‐ '" イ^f:i:i:i:i)k_   |  ',  \
      ̄     八|   |      、     ^'…''^ ⌒ノ     ',
  /  〉 〈\   ノ|ノ八            _,.x彡 / |\  ,
  |  {   VΛ _/ : /: :\   、, __    _/⌒/ /Λ |\ \,
  | └〉  }___}ノニニ/Λ: :V \      ノ ̄ ⌒''~ミ ∨ト-
  乂 /     /ニニ/  |: :|\  > --= 厂  ``    Y^
    ┌┐   ニニニ{   |: :|\二二)// r―、 __   j::::|
   [   ]「 ̄ ヽ {   |: :|         \) |: :|〉  」   ノ::八
   / /_「 | ̄ニΛ | |         /|: :|Λ/|_/::::::::::}
.  / / __  └┐ ニ\|: :|           /=|: :|ニ{ /::/::::::/Λ
  ー弋___ ,ノ⌒ニニニニ:|: :ト  ____/ニ|: :|ニ{__/:::::::::/::::::::

  /ニニニニニ\ニニニニニニ.l: :|ニニニニニニニニニニj:..:|ニニ{::::::::::::::::::::::Λ

直下

123:全員負傷かつ大幅マイナス補正
456:一家離散も貴志がアレ持ってやってくる
789:ピラミッド一騎潰しおったわ

1:全然浅くねえ

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

それは、まさしく災禍だった。亨の情報を一旦共有するために集まった城戸家の三人。
そこへ襲来したのは金色に輝く衛星ピラミッド。貴志の未来予測すら間に合わず。
質量を持った光が、城戸の三人を包んだ。


直下、貴志負傷判定【サーヴァント】+2

↓2、一の位、銀賀負傷判定【サーヴァント】+2

↓2、十の位、龍彦負傷判定【サーヴァント】+2【爆発反応装甲"ボンバーマン"】-1


1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:死亡判定

6:貴志負傷

7:銀賀重傷

5:龍臣負傷


直下、ゾラ陣営、これに気づけるか。成功以上で気づく、失敗で気づかない【どどんぱ】+2

8:気づけた

【次行動時、城戸家へ向かうイベントから】

【他陣営の行動描写を終了します】


直下、バーサーカー陣営ランダム襲撃判定。成功以上で出現せず。

↓2、【“魍魎”九代目統領】判定。成功以上で出現せず。

5:出現

5:出現


直下、一の位、襲撃陣営

123:槍剣
456:騎
789:弓
0:謎


直下、十の位、襲撃マスター

123:肆王原
456:ターニャ
789:ルナ


↓2、漏れた情報

123:剣槍同盟
456:亨探しで別行動
789:マツミ居場所

7:弓

3:肆王原

4:亨探しで陣営メンバー分散中


【というわけで本日ここまで、次回、アーチャー陣営への奇襲から。お疲れさまでした】

【少しだけ再開、早く終わります】

直下、一の位、奇襲対象。成功以上で蓮、失敗でアーチャー

直下、十の位、蓮の場合はさらに襲撃が肆王原かバーサーカーか判定。成功以上で肆王原、失敗でバーサーカー

2:アーチャー


直下、負傷判定

1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:消滅判定

5:負傷

暗闇に潜むアーチャー陣営の姿を、バーサーカーが捉える。
その背後で声を潜めつつ、肆王原はつまらなさげに。

「なーんだ、アーチャー陣営かよー」
「何だってのはないだろ、キャスター陣営との契約なんだからさ」
「そうだけどなあ、僕としてはあんまり倒したい相手じゃないというかー、どうでもいい感じでさー」

語尾を伸ばし、子供の様に駄々をこねる肆王原を追いやり、バーサーカーは狙いを定める。

「うるさいよ。…アレはなあ、どうもアタシの天敵っぽいし、優先して潰しときたいとこだね」
「…あー、たしかに、獣と狩人なんて相性悪くて当たり前だもんね」
「そういうことさ…、行くよッ!」

一瞬目をそらしたアーチャーの喉元目がけ、バーサーカーが獣そのものの動きで飛び出し、牙を振るう。
対応が一瞬遅れつつも、アーチャーは冷静にその牙による致命傷を避けた。

「アーチャー、無事か?」
「うむ、…速度は怪物のごとく、しかし直線的な動き、儂に躱せんと思うたか、ケダモノが」

しかし、アーチャーの声に答える影は既に無い。アーチャーは一発高らかに銃声を鳴らすと、傷を確認する。

「…獣か」
「いいや、奴は儂には敵対せん。だからこそ、今奴の足跡を追い、誘導しているのだ」
「そうか」
「だが、獣であることには変わりあるまい。…現在参加している陣営から判断すれば」
「バーサーカーか」

アーチャーは無言で頷き、一瞬だけその仏頂面の眉を寄せた。

「…マスターよ、そろそろ、儂も決着を付けねばならん」
「…そうか、最後まで勝ち抜けんな」
「ああ、だがもはやこれ以上は棄てておけぬ。…いや、儂如きが烏滸がましくも欲を出したせいよ」
「…何を言う、欲は人を動かす理由足るものだ。では、お前の意を組もう、次が」
「うむ、我々にとって最後の狩りとなる、迷惑をかける」

それ以上、二人の間に言葉は無く。夜明けが訪れようとしていた。

【襲撃描写を終了します】


【九日目】

直下、そういや城戸家に向かいましたが同行者います?

123:いない
456:剣陣営
789:別行動してたアマタも一緒に

4:剣陣営

…! あのあと、シーとキャスター陣営への攻めについて話し合ってたら。突然爆発が発生して…!

「…何だ、これ」

その場所は城戸家。でも、すでにそこは。

「…こりゃあ酷いねえ」
「キャスターの仕業か?」

家の形も留めていないような状態で。

「…! そうだ! 貴志さんとか、城戸の人たちは!?」


直下、誰か残ってるか

1:誰もいない
23:銀賀
45:龍臣
67:貴志
8:銀賀&貴志
9:龍臣&貴志
0:全員いるよ

3:胡散臭いオッサンが一人

【というわけで本日速いですがここまで、次回、銀賀との会話から。お疲れさまでした】

【明日はお休み】

【再開】

瓦礫になった城戸邸を探し回る。人払いの結界が作用しているのか、僕たち以外にこの異常に気付いている人はいないみたいだ。

「誰か、誰かいませんかー!」

僕の近くでランサーやシー、セイバーは重い瓦礫を持ち上げながら何かないかと探している。
流石にそんな力もない僕はとりあえず広い範囲を探して。

「…おーい」
「今、誰か!」

蚊の鳴くような声を聞きつけた。その声が聞こえたのは瓦礫の下、呼び寄せたみんなが瓦礫を除けると。

「た、助かったよぉ…、って、え、チミ達!?」
「貴方は…」

黒眼鏡にカイゼル髭、いかにも胡散臭いその容貌に聞いた声。

「城戸、銀賀だね?」
「あいあい、そうだけど…、アウチッ!? あ、ダメだね、これ! 骨までやっちゃってるよ!」

城戸銀賀はギャンギャンと喚いている。見ると、その腕は確かに不自然な方へ曲がっている。
…他に、メンバーは。

「ダメですね、ここにはもう人の姿はない」
「…ってことは」
「いえ、死体がある、というわけでもありませんでした。ですからおそらくは」

別の場所へ? …でも、銀賀はここにいるわけで。

「銀賀さん、他の2人は?」
「ほ? …えっと、龍臣と貴志ちゃんだね?」


直下、銀賀返答判定

123:連れ去られちゃった
456:わっかんないんだな、それが
789:助けを呼びに行ったよ!

8:助けを呼びに行ったよ!

「二人はね! ボクちんがこんなになってるのに気づいて助けを呼びに行ってくれたんだよ!」

…なんだ、ちょっと安心した

「そうだったんですか」
「そうなんだよぉ、でも正直龍臣がいれば何とかなるといえば、何とかなるんだけどさー! …痛いッ!」
「ふーん、じゃあ、とりあえずここで待つか、もしくは」
「そうだね、何処へ行くかとか言ってなかったけど、何処かへは向かってるはずだからさ」

なら、とりあえずはここで待機するとして…。
何か、他にしておくことはあったか?


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

2:コミュ

下2、コミュ対象(複数可)

1:ランサー
2:シー
3:銀賀
4:生霊
5:自由安価

ランサーで

>>642 ランサー

…時間もまだあるしな。そういえば、ランサーと召喚以来ほとんど話してなかった気がする。

「ランサー」
「ここに、何でしょうか、マスター」

僕が呼ぶとほぼ同時、ランサーが音もなく横に現れる。
…信用できる相手ではあると思うけど、そう驚かせないでほしいんだよな。

「いや、特に何と言うわけではないけど…」


23:10から下2まで、ランサーとのコミュ内容。

1:とりあえずこれまでの礼を
2:ギャラの話
3:真名当て(真名併記)
4:自由安価

【忘れてましたが複数可です。ただし、量によっては取捨選択します】

【あ、違う、↓2まで、じゃなくて、↓2です】


再度、23:18から下2、ランサーとのコミュ内容。

1:とりあえずこれまでの礼を
2:ギャラの話
3:真名当て(真名併記)
4:自由安価

>>646

>>649

「まあ、ちょっとさ、ここまでよく付き合ってくれたな、と思って。お礼を言っておこうかと」
『え、君、そういうことできる人だったんですか!? てっきりそういうのできないアレかと』

黙ってろ。

「というわけで、ありがとう、もう少しよろしく頼む」

僕の言葉にランサーは鼻を鳴らし。

「何を言うかと思えば…、オレはただ契約に従い仕事を果たすまで。それに、まだ仕事は終わってませんからね、少々早いのでは?」

…うぐ、そ、その通りだけど。…どうやら空回りしてしまったみたいだ。そんな僕に気が付いたのか、少しだけランサーが微笑む。

「いえ、しかし称賛を素直に受け取らんのもあまり褒められたことではありませんね。申し訳ない、ありがたく」
「えっと、そんな…」

言わせたみたいになったじゃないか…。微妙に話しづらい空気になってしまった。
…えっと、そうだな、何か後は、…そうだ、そう言えば。

「そういや今更なんだけど」
「何でしょうか?」
「ランサーが聖杯に欠ける願いって何?」
「…まったくもって今更ですな」

分かってるよ…。

「畏れながら言わせてもらえば、そういった基本事項は速めに確認せねばいけませんよ。それを確認せぬが故、意見の不一致で潰れた傭兵などいくらでもいますから」
「ランサーはもし、違ってたら裏切るの?」
「まさか、傭兵にとっては契約が全て。それを破る与太者は下の下というもの」

そう言いつつもランサーは悪い笑みを浮かべ。

「まあ、…契約の穴を突く、というのはありますがね」
「…」
「ああ、そういえばオレの願い、でしたね」


直下、話してくれるか。大成功以上で一つ助言、成功以上で話してくれる【時間経過】+2

3:ビジネスライクすぎやしませんかね

そう言い、ランサーは少しだけ考える。…まあ、ここまで一緒にいたんだし、信頼関係も築けてるからそれくらいは教えてk

「黙秘させていただきましょうか」
「何で!?」

いや、今回僕何もやってないよな!?

「…まあ、大したことではないんで別に話してもいいんですが、そもそもマスター、オレの真名すら言ってないでしょうに」
「え、いや、それは」
「オレは傭兵ですから仕事もすれば、それが為になると判断すれば助言もします、ですが」

そこでランサーは目を細め。

「信頼、となれば話は別でしょう」
「し、信頼…? いや、でも」
「勘違いしちゃいけない、マスター、オレはアンタを「信用」してます。アンタはまあ、臆病でどうしようもない人ではあります」
「そんな」
「ですが、アンタはだからこそ強い。俺はその部分を「信用」しています。ですから、絶対に裏切ることはないでしょう」

ランサーの言葉は滔々と、でも確実に僕へ刺し込むように。

「…しかし、オレ個人として、アンタはまだ「信頼」には足りんのです」
「…」
「オレは命じられれば殺しましょう、戦いましょう、だがそれはアンタを命を預ける相手、と判断しているからじゃあない。死ぬ確率が低く、ちゃんと報酬を払うからだ」
「…それは」

僕は返す言葉もなく項垂れた。そこでようやくランサーも熱が入っていたことに気づいたのか。

「…っと、少々傭兵風情が話しすぎました。…その、なんです、そこまで凹まんでください」

凹むさ…。

「オレと交流をする時間が無かったのも事実、それはオレも分かっていますし、そもそも傭兵と雇い主が信頼まで至ることの方が稀有ですから」
「…ああ、う、うん」
「ですから、まあ、今後ともオレのことは上手く使ってくれれば結構。…その、少々オレも頭を冷やしてきましょう」

そう言うとランサーは霊体化したのか姿が消える。どっと、疲れとも何とも言えないものが僕を包んだ。

『…よく分かりませんね、しかし、契約を重視する相手で良かったではありませんか』
『…うるさい』
『ああ、申し訳ない、私、ああいったことは理解はするのですが納得できませんでね。天才ですから。…お口チャックしておきましょう』

…生霊、もしかして僕を。

『気遣ってませんよ? 純粋に面白かっただけです』

…。


【自陣営の朝行動を終了します】

直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1

8:敵対交流

直下、下2、交流陣営

12:剣槍
3:狂
4:騎
56:弓
78:魔
9:謎

7、0:特殊判定

 '´                     {\ }/_/  /   i  i:::::<´____     ` ‐- _
                         i  ` 〈   ヽ、 .i  i:::::::::::::::::::::::::::::::>   _,/
 _  ィ'´__`ヽ ̄:::::フ---- ___      i    〉  /  i'  i::::::::::::>‐ '´  , r‐ '´
ヽ:::::::/ / rヘ Y::/´    .フ' ‐‐‐‐ 、==='ノ   ./  /  ./  ー- _>'´ , r‐'´
  \{ { .{ r.ヘ.i:i    ./      ';     〉' /   \    }, r‐'´
\  ! ∨ ヘ ノii     / ,r::::::::‐、  }    /ィ'´ `ヽ     \  .i
  \ヘ  /`{ i   ;' /::rシニミ,::'; i   ' /   }.ヽ     i  i
   `iヘ ヽ、   __;'  i:::乂_.ノリ:} i     ;'r:::::ヘ ;'/}     i'  i
    ヘ .ト、__,    ``ヽ乂:::::::シ' /    ;':::{{_)::}i;::i     i'  ト、
     .ヘ、  {      }ラ' ̄¬'`    i乂ニソi'::i    i'   ト、\
     ヘ、 、      /;'         ヽ_`i¨}ナ.7    i'   i`‐ヽ .\
       ∧ ヘ    {´{         r'´  }.i;__i    /i   i‐―――
     ,ィイ ヽr、ヽ、 ヽ{    r=‐-ィ     ノ〈 .i    i i   i
    /='┘ィ´ト 、`¨ヽ .}{    ー⌒  , ィ'ヘ{´ i   / .i  /
  ,イ  ,r'´////>‐、ヽ{i     ,_ .ィ    ∨/   i i  i
 /_} } /ii` (`ヽ、///イヘヽ _, ィ'´ー'  __ ィイ´ii   / i  i

/`ー‐/ i   ` ー-彡'´ } `´ ';  , ィイ'´ヽ、'/ ./   ,イ  i  i
ヽ、//∧、    r'´  i    ヘ´ヽ、.} , r‐‐'´/  / / i  /
  ∨//> 、__, ィ<//     ヘ ゚o'´    /  / /   i /
   ∨////////////       i○   , ィ i  ./ /   i/
   ∨//////////       i , ィ'´   i./ ./

直下

123:信じて送り出した城戸陣営が
456:ちょっとヘイト管理ミスったね
789:謎鯖、明確に魔へ敵対宣言

2:信じて送り出した城戸陣営

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

妹は死なないのに暗殺され、英霊ぶちのめした兄貴はマツミに出番を取られ死亡
幸せになったのは晴真だけだぞ

>>662 死なないのではなく、負傷しないのですがね】

【再開】


直下、信じて送り出した城戸陣営、関係した陣営

123:魔
456:謎
789:狂

5:謎

貴志と龍臣は喉を鳴らした。
それは、銀賀に頼まれ、助けを呼びに行く道での事。
二人の前に現れたのは黒衣の老人。慇懃な笑みを、蝋人形のようなその顔に浮かべ、その老爺、謎のサーヴァントは二人へ手を差し伸べた。

「さて、毒に晒された諸君、残念だが君たち二人をこのまま先に進ませることはできないのだ」
「…どういう意味だい?」
「そのままの意味だな、簡単な計算だが、その途中式が分からねば何故その答えに辿り着くのかが分からない、という奴だ」
「…訳が分からん! とりあえずコイツは敵だな!? なら殴り飛ばせばいいッ!!!」

龍臣が相手に弁明をさせる間もなく殴り掛かる。だが、龍臣は何かを感じたのか、寸前で飛び退いた。そこへ銃痕が走る。

「賢明だ。…いや、その本能を賞賛すべきかね?」
「狙撃手持ちか、…防御に専念するならばともかく、攻撃途中には、…くそ! 無理だな! 貴志! 何かいい方法はないか!」
「…」

龍臣の言葉を半ば無視しながら貴志は考え込む。そして、フギンがその肩に止まると同時、貴志が笑う老爺の目を見据えた。

「…どちらの考えだ」
「…ほう、矢張り君は探偵に向いている」


直下、この行動がどちら由来か。成功で謎鯖、失敗でマツミ

6:謎鯖

「では、そんな君に伝えよう。これは、私の意思だ」
「…何故そんなことをする?」
「君の推理力を借りたいのが一つ、君の動きを封じたいのが一つ」

指折り数える相手の顔を睨み、貴志は、少し口ごもってから続けた。

「…もう一つは、私の考えている最悪の答えが一致しているから、じゃないかい?」
「おや、言わずにおいたのに」
「…やはり、そうか」
「お、おい、貴志?」

貴志は静かに首を振る。そして、悲しげな表情を振り払う。

「分かった、僕の家に蔓延る毒を消すために、不承だけど協力しよう」
「真実がたとえ虎の口の中であったとしてもかね?」
「…ああ、それが真実なのならば」

その言葉に老爺は深く微笑み、頷いた。

「それでこそだ、それでこそ英傑たり得る。私の好敵手を見る思いだよ」
「…私の力を借りたい、というのは彼方の方か?」
「そうだね、君の側からの推理、あとは君の家の記録を知りたいところだ。…あと一歩、そういったところまで進んでいるが肝心要の中心が分からん」
「おそらくは終原と肆王原、そしてこの街の霊脈を確かめる必要があると思う」
「やはり君もその結論に辿り着くか、【情報屋】もマスターに隠して動かしているが…、さて、では立ち話も何だ、セーフハウスまで案内しよう、付いてきたまえ」

黒衣の老人が先導し、貴志もその後に続く。そして。

「…あれ、貴志? いいのか?」
「いいよ、父さん。とりあえず伯父さんは何とかなるから、今はコイツと協力しておきたい」
「…う、ううん、俺はそういう部分あんまりよく分からんからなあ、分かった、お前が言うんならそうなんだろう! 俺の筋肉が必要なら」
「ボディガードにはいいやもしれんな」

龍臣もその後に続くのだった。


【貴志、龍臣が一時的にシナリオ離脱します。明確に探索を行うか、特殊判定の発生で出現する可能性があります】

【シナリオが一定の場面に到達した場合、再度登場します】

【他陣営の行動を終了します】


直下、貴方の初期位置、成功以上でゾラ家、失敗で城戸跡地

2:まだ城戸跡地

…来ない。

「…おっかしいねェ?」
「いや、ここまで来ればなんとなくだけど、他の陣営にさらわれたとか」
「…あり得るな、俺としてはその後を追っておきたいんだが」
「…うーん、正直、キャスター攻城戦をこれ以上引き延ばすのも不味いと思うね、せめてゾラと話し合いはしておきたい」

…確かにそれもある、でも城戸の二人をこのまま放置してるのも。

『現状、キャスター陣営はもちろん、バーサーカー、謎のサーヴァント、獣、城戸亨、と少なくとも五つの陣営が同時多発的に行動していますしね』
『…どれから取り掛かれば、って話だよね』
『とりあえず本家に帰ってみてはどうでしょう、アマタさんが何かしら情報を持っているやもしれません』

…さて、どうしよう。


23:30からとりあえず最優先課題決定多数決。先に二票

1:キャスター戦
2:行方不明城戸捜索
3:暴走城戸捜索
4:自由安価

暴走城戸は今どうなってるんだっけ
1か3で迷う

>>674 暴走城戸は現在行方不明、放置してると、次の朝には令呪作ってやってきます】

【ちょっと悩みどころですし、一旦ストップして本日ここまで、次回の再開時に改めて多数決取りましょう。それでは、お疲れさまでした】

【再開】

22:50から最優先課題決定多数決。先に二票

1:キャスター戦(銀賀と一旦離れる可能性あり)
2:行方不明城戸捜索(シーと一旦離れる可能性あり)
3:暴走城戸捜索(シーと一旦離れる可能性あり)
4:自由安価

3:暴走城戸の探索

…キャスター戦を引き延ばすのも不安だけど、現状問題なのは城戸の方かな。

「え、えっと…、僕としては城戸亨を見つけることを優先したいなと思うんですけど」
「…うーん、それは分かるんだけどなあ、キャスター陣営は日をまたげば強化されるし」
「それはそうなんですが、他者のサーヴァントを奪う城戸亨を放置するのは…、それに、ライダーのマスターが連れ去られてますし」
「あー、それもあったか…。んー…、事実城戸はこうやってキャスター陣営から攻撃されてるしなあ」

シーは首を捻っている。気持ちは分かるんだけど…。


直下、シー、思考判定、成功以上で同行、失敗で離脱【元々協力はしてた】+2

9:同行

「…でもまあ、そっちの言うことももっともか。分かった、とりあえず場所を動かそう」
「あ、ありがとうございます!」
「セイバー、とりあえずその怪我人運んであげてー」
「了解!」

…何とかなったか!

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

…で、ゾラ邸に戻ったわけなんだけど。


直下、城戸亨の情報【人数】+2

123:全然
456:それなり
789:位置を掴んだ!


下2、協力者

123:終原本邸
456:↑+ライダー
789:↑+???

4:それなり

2:終原本邸のみ


僕達を待っていたのはすっかり見慣れたゾラ家のメンバーと。

「…チッ」
「…フン」

完全に敵意を隠そうともしていない二人のカレルレン。

「…え、えっと」
「気にしないで、とりあえず私は気にしないことにしたから」
「…はあ」

…それで、情報は。

「色々回って…、カレルレンとの情報も付き合わせたんだけど、少なくとも市街地や人の多い地域にはいないわ」
「それだけ絞り込むってのもすごいじゃねえの!」
「ありがとう、セイバー。…でも、残った地域がやっぱり広大だから」

【肆姫イメージ】


        ___        __
    __ - ´   `ヽ'´`´`´  `'}
     ヽ             〈                          森林・山岳地区
      }  ◎カレルレン邸  `ヽ  ,r 、
       `!                       {
      ト、                  }
         ノ                 /ヽ ノ´ ────────────────────────────
         `〉           ○教会
          }           `‐ 、
       ___ノ                 `ヽv' ‐ 、
    ノ´    ◎城戸家                  ヽ,
    __〕                        ゝ' ̄〈____
    _/                   ◎ゾラ邸               `i           市街地区
  _i                                  ○歴史保護地区
 /    ○ゾラ医院                         ' i
 〈              ○中心街             〈__
. く  ◎終原邸                          `ニ=
 /                          ○肆姫警察 〉

. ゝ,                 ○肆姫高校          } ─────────────────────
  〈   _〈{_,r、__ -- _                        `i
.   〈,r、_ノ         ` ‐ _              ____    〉
         __ ,r, _          `‐ _        ,r'´   ヽ- ´            港湾地区
        '‐' `´ソ             `‐‐ 、_ ○港  


…可能性がある場所としては、教会周辺、カレルレン邸周辺、歴史保護地区の一部、か。

「人海戦術で行けないこともないと思うわ。終原本邸からも協力を貰って来たから」
「…ふーん、で、ライダーはどうしたの?」

ヴォルフがようやくそこで口を開く。痛いところを突かれたのか、アマタが口ごもり、ミスティックが助け舟を出した。

「ライダーは終原の情報によると、自分が操られる可能性を考慮して出奔した、と」
「…まあまあ正しい判断だねえ、ライダーはそこそこ強力な英霊だし、終原では少し難しいだろう」
「フン、ならば俺たちを頼ればいいものを」
「カレルレンなんかには頼りたくなかったんじゃないですかねー?」

ドルカの言葉をミルキィが混ぜ返し、一触即発、そこをどうどうとアマタ、シーが押し留めた。

「そういうわけで、今夜、この三地区を人海戦術で当たろうと思います。…サーヴァントが二騎しかいないのは少々考慮する必要がありますが…」
「まあ、そこは私達で決めればいいよね」
「ならボクちんも協力しよう、流石に不肖の息子、放置するのもアレだからネ」

…なんというか、この二人妙に息があっているような気がするな。
とりあえず、今夜か。ならまだ時間はあるけど…。

【今夜、城戸亨探索が決定しました】


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

2 ラプーぺ

>>690 貴方自身は確信していないのだ


直下、貴方が気づくかどうか。成功以上で気づく、失敗で気づかない【???】-1【これまでの言動】+3

ああ、そう取るのか>>1
まあ仕方ない

>>693 一応メタ情報なので、事前に何らかの形でコミュしていれば通してました】

4:気づけない


23:45から下2、コミュ内容(複数可。ただし、量によっては取捨選択)

1:正体に突っ込んでみる
2:現状に対するアドバイスを求める
3:幸運補正どうにかならないかと聞いてみる
4:自由安価

>>696

…もう一人話しておくべきは。

『…おい、生霊』
『何ですか? というか、その生霊という呼び方はあまり好きじゃありませんねえ』
『そんなことはどうでもいいだろ』

僕の言葉に何かを察したのか、生霊が黙り込む。

『聞きたいことがある』
『答えるとでも?』
『答えてもらう』

…コイツがようやく僕と話すようになって、そして、今までの芝居がかった口調から戻って。
そして、しばらく付き合って、色々な言葉を漏らして。

『お前の正体は、誰だ』
『これは妙なことを、貴方は気づいているのですか? ジンくん』
『…なんとなく、だけど、心当たりがある』
『ほう…、それは』


直下、生霊思考判定【時間経過】+2

123:『ですが、それを話すにはまだ君には荷が重い』
456:『まあ、そろそろいい頃でしょう』
789:『素晴らしい、では、もう一つ問いましょう』

4:正体暴露

クツクツと笑い声が聞こえる。本当に楽しそうで、本当に嬉しそうで。

『いいでしょう、では、私の名、正確には私の体の名を改めてお伝えしておきましょうか』

唾を飲む。予想が当たっていれば、コイツの正体は。

                                            _ -‐― - _
                                           /: : : : : : : : : : >、
                                         /.: : : : : : : : : : : : : : :.ヽ

                                           /: : : : : : : i.: : r.: : : : : :.∧          『我が名はラプーペ。ラプーペ=ゾラ』
                                             /: : : : : : : : | |: :|/: :ノイ: :}: :}、
                          /⌒)             ,.イ. : : : : : : : :.| |: :|イァヾルノリ人_
                      , -‐- /(             ./ ノ.: : : : : : : : :.| |: :|` ^ イ '
                      γ{  .i {.:人        ./.:.: : : : : : : : : : : :.| | 人 、. ,ゝ
                        { {i  ト、.∨: :\   _ , <.: : : : : : : : : :.ノ: : : :.:.| ト、: :ヽr`
                   /人ゝ、.ゝ: :.\_ 二孑:´: : : : : : :/: : /.:.: : : : :.|ノ/三三ヽ、

                   ト、 \ >、 (.: : : : : : : : : : : : :.:/: : /.: : : :.:/: : ノ/圭圭圭刀            『ゾラが生んだ大天才にして、叡智を極めただけの魔術師』

                _____人 \__\: : :乂__: : _ _ , 孑 ´> ´.: : : : : :./: : //ム孑.´ ̄ ̄ノ   、
        , <  ̄           .\:.`ー ゝ、 .`ー-ニニ- ‐ ': : : : : : : : : : :ノ: :,.イ/′ ____. /、ゞー '
        /               \ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : // ノ,〃,r´     }' .)
  ⊂ニ¨ノ   , 、 Υ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` < : : : : : : : : : : : : : : > ´7 .ノ.´//.ノ      リ|.ノ

  ⊂ニニノ /./  | .|                 ` <_.: : : :.> './/〃.〃 // ./       ,イ||
   ⊂ニイノ.  `´               /〃>. ̄´   .//〃〃 // .〈         〉||
                             / >´       .//〃〃 .//    ∨       了||             『大した正体ではないでしょう?』
                            /> '         //〃〃 //      .∨       | ||
                           //           //〃〃.//      .∨     .{ ||
                    //         //〃〃//        ∨   .∧|


…やっぱり、というかなんというか、言いたいことは山ほどあるのだけど。

『…何で、ラプーペ、ラプーペ翁、ゾラを束ねた大錬金術師、…アンタみたいな人が僕に?』
『それを話せば少々長くなります、加えて、大した話でもない。…ですが、少々話す必要はありそうではある』
『…? どういうことだ?』
『まあ、言ってしまえば、アマタくんが色々悩んでいるのは私のせい、ミスティックが妙に頑固なのも私のせい、サニーくんは…、まあ、間接的に私のせいでしょうから』

…つまりは、だ。

『今のゾラ家の厄介ごとというか、性格が面倒くさい連中は』
『大体私のせいですねえ、いやあ面白い』

面白くないんだなあ! 関係ないミルキィが逆に凄いと思えるレベルだよなあ!

『でも、ほら、私の話聞けば、彼女らとのコミュニケーションも取りやすくなるかもですよ?』
『いや、だから僕は最初からそれを聞かせろと』
『ああ、そうでしたねえ』

…コイツ。

『…さて、どうしましょうか、実際のところ、私がコミュニケーションを取れるのは君くらいですしねえ』


直下、ラプーペ思考

123:まだ話さない
456:話す
789:話すついでに少々頼み事

9:頼み事

【というわけで本日ここまで、次回、貴方に憑りついた謎+ラプーペサブミッション公開。お疲れさまでした】

【今日はお休みある】

【今日は描写だけね】

『…まあ、いいでしょう。ここまでよく私の依代になってくれた礼としてですね』

…ナチュラルに偉そうなんだよなあ。

『…では、どこから話し始めるとしますか。…そうですね、では、君、ジン・A・ゾラが生まれる少し前の話から始めるとしましょうか』

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━
【TIPS:天才の最期、あるいは厄介ごとの始まり】

あれは、まあ、だいたい二十年前ですか。
当時、私は既に老境へ差し掛かり、死が眼前に見えていた。
ゾラ当主としての私の名は広く知れ渡っていましたね、もちろん、聖杯戦争に参加したこともありますが、そんなものは些末。
だってかなり最初の方に敗退しましたから、できたことはといえばカストゥサルファー家の引き込みと、あとは終原家の女性を洗脳してたくらいで。

「そんなことしてたのか!?」

些事ですよ些事、戦争なんですもん。
我々の父祖といわれるサンジェルマン、あるいはパラケルススに迫るとまで言われた私でした。まあ、そんなことはどうでもよかったのですが。

…しかし、そんな状態にありながらも、私は未だ死というものが理解できなかった。
死とは何か、生とは何か、それに対する究極的な理解はこの私を以てしても不可能だったのです。

私はそれなりに苦しみ、悩みました、私ともあろうものが、叡智を極めた私が、理解できないものがあろうとは。
それは結局一生のコンプレックスでした。

書を紐解き、賢者と言葉を交わし、ありとあらゆる技術を納め、様々な魔術に触れ。

それでも、分からなかった。

完全な人たらんとホムンクルスを作ったこともありました、才能ある少年少女を傍に侍らしたこともありました、一つの街を滅ぼしたこともありました。

だが、分からない。

ですから私は一計を案じたのです。

「…一計?」

死のう、と。

「…は?」

性格には私の意識、記憶、思考を全て備えた思念体、一種のエーテル生命を作り、それに私の死を観測させようとしたのですね。
遠く、エジプトの魔術師は分割思考なる技術を持ちます、それに、私の技術をちょちょいと加え、いわばもう一つの私を作った。

           /: :/ |: :|: : |.: : : : :l\|ヽ、      ノ   廴   _..イ            ゝ!、_ ノ,′       ,': : : : : :|: : : : : :∧
        /: :/: :.|: :|: : |.: : : : :|      ̄ ̄ ̄    |   ̄/ .:|              、   く        /: : : : : :/: : : : : : :∧
.       /: :/: :./|: :|: : |.: : : : :|          ,  |  ..'.: :.:|              ト        _,   /: : : : : :/: : :i: : : : : :∧
        /: :/.: :./: l: :|: : |.: : : : :ト、      __ '′ /: : : :|              |: ヽ  -‐  ̄  /: : : : : ;イ.: : ::|: : : : : : ∧
     /: :/: : :/ : :lノ: : :|.: : : : :| \   ‘ー ‐‐ ′∠.:.: : : :|              |.: : :\ `     /: : : : : / |: : : :|: i: : : : : :∧
.    /: :/: : :/.: :./: : : : |.: : : : :|:ヘ、 \       /..: : : : : : :|              |: : : : トヽ、_ , /: : : : :≠ニ|: : : :|: |: : : : : : :∧
    〃:/: : :/: : :/.: : :/V.: : : : :.|..: :>‐-`ー‐ イ: : : : :. : : : : |              |: : : : | ∨: : ∨: : : : :/圭ヨ!: : : :!: !: : : : : : : ∧
.  /.:/: : :厶: :/.: : :/ /.: : : : : :|  . : : : 777:ヽ|: : :|: :| : : : : |              |: : : : | } : : ヌ: : : :;イ圭圭!: : : :!: !: : : : : : : : ∧
/:./_..r< /: :/.: :/ /: : : :/: : :| . : : : :///..: } |: : :|: :| : : : : |              |: : : : | リ :/: : ;∠圭圭圭ハ: : : {: {: : : : : : : : :.∧

r<    // /  /: : : :/.: :.:/| : : : :///..:.:.ノ |: : :|: :| : : : : |\             |: : : : | / :/: /――===ヘ: : :ゝヽ: : : : : : : : :∧

もちろん、全員に秘密裏に。

「…スケールが大きすぎて、何とも」

ですが、この方法には一つだけ問題がある。私も優秀な魔術師ですが、流石に魔法までには辿り着けなかった。
…正確には辿り着くのを拒否したのやもしれませんが、まあ、それはいいでしょう。故に、魂の物質化などできようはずもない。
せっかく作ったもう一人の私も、そのままでは雲散霧消してしまう。

そこで、私はもう一つ策を練った。すなわち、誰かの体にその思念体を預け、何らかの形で存続させよう、と。

「…それが、僕だった、と」

そういうことです。そしてその目論見は見事成功した。君の幸運値を吸うことで、僅かながら私という存在は保たれたのです。

「…何で、僕が選ばれたんだ」

…聞きたいですか? …後悔しても遅いですよ?

「…ああ、聞かせてくれ」

なら教えましょう。…本家以外の新生児からサイコロ振って決めました。

「…は?」

開いた口が塞がらないといったところですね。
いやあ、まあ、一応の選別はしました、相性とかそこら辺とか、でも、最終的には何だか面倒になってしまいましてね。
運に頼るものも一興かと。つまり、君は言ってしまえば最初の最初からツイてなかったんですねえ。あー、面白い。

…あー、叫びたい気持ちもまあ、分からんでもないですがそういうもんなんで諦めましょう。
で、その後は流石に正体を知られては困りますから、適当に色々と演じてました。生霊とだけは伝えていたでしょう? 
それに、話を聞かなかったのも最初は色々と馴染み具合とかありましてね。そこら辺の問題だったんです。

そして君と数年共に過ごし、身体の方の私は死に、私は名実ともにゴーストとなった。
ですから私のことはラプーペゴーストとでも呼ぶがよろしい。

さて、君に関する話はここで終わりです。満足しましたか?

【TIPSを終了します…】

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

…話された事実は、二重三重で衝撃的なもので。

『…ぶん殴りたい』
『まあまあ、私の為になったのですから、満足してください』

コイツに体があったら、殴ってたのに。

『そして、ここまで話していて何なのですが、君に少々頼みごとがある』
『頼み事?』
『ええ、今までの話に、君の知る人は出てこなかったでしょう?』

…アマタ、ミスティック、サニーか。

『彼女たちですがね、まずはアマタくん。彼女は私の後継者としてゾラの当主を務めています。ゾラはそもそもが多数の家の集合体、私はその本流ですが』

.                    /.:.::,:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...
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             /:./:.:.:|:.:.:.: |::.:.|:.:.:.:.:.:.:.: ;:.i|:.:.:.:.:.:. ,{.:.:.:: |:.:.:.:.

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     /     .:  /.:.:.:.:.:.:.:〈/|:.:.\ノ|ニニニニ|/:.:.:.:.:\ノ|:...  .:|:.:..   :..
.          /.:,.:..  .:.:.: /′:|:.:.:.:.:∨ニニニ /:.:.:.:.:.:.:.从` ∨:...:.:.ハ :..  :..
   ′.      /:. {.:.:.:.:.:.: / 八.:.:.:イ:.:ノニ' ニニ/.ハ.:.:.:.:. /′ ∨:.:/:.:.:...  :.. :.:.
   |.     /.:/ ¨¨¨.′  .  --- 、` ∨/  >¨.′    }. ′:.:.:.:..... :.:.:.:.
   |      /:.:.:./.:.:.:ム /      ' . Y_...::.¨       .:八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....:.:.:..
   ` __  < ..:.:/ .:.:.:.:.:.:.У/  |     }、ト、: :.    ...:.:.:.:/,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...

それは知っている。事実、僕達アンカー家もゾラに参入した一家の一つだから。

『で、彼女、本名は天田達全というのですが、彼女はまあ、優秀も優秀、私が認める天才です』
『そんな凄かったのか…』
『ええ、少々歴史は浅く、また、当人も天才ゆえの悩みという奴でしょう、私もそうでしたが、人として少々難はあった』

…確かに、人間不信というか何というか、そういう話はしてたような。

『ですが、それを補ってなお余りある才能、私はそこを気にいってましてね。私が病床に倒れ、阿呆共が喧々諤々と私の後継者争いを始めるのにうんざりしちゃって』

ちょっとわかって来た。コイツが軽い話し方をするときは大体ろくでもない時だ。

『で、言っちゃったんですよね、つい、ぽろっと』
『…何を』
『「無欠の天才であるエスポワール・アマタこそ後継者に相応しい」って。…いやあ、その後に面倒が起こる予感はあったんですが、まあ、いいかな、と』

…つまり、アマタがここまで苦しんでる理由の一つは。

『お前かッ!!!』
『そんな怒らないで、…実際、これは私の心残りの一つなんですから。…で、次ですが、ミスティック』

               ,. _- ― -- 、
            ,.ィ'´,´       ` ヽ、
          /// , , ,   、 -.,、  ヾ、
        -='‐''7' /  // / !  li \ ヾi ヽ ヾ、
.          / /   // /! !  !゙、 ヽ ヾ .! j i
        / /!  { ! ハ l!゙、 i、ヽ、゙i、j! .! j l

          i /!'{  |十ード、゙、 i斗ヤ弌! .! j !
.         {/'|λ  |<'芥''iミ ヾ\'ヤ芥'>,j //
          ! {i 、 ト、ゞ-′   `ゞ'''// //
.           {  V .!ヾ、   ′   // イ,/
            }、{゙、ヾ、   ̄  /'/i /
.              | 〉i l`ゝ|>-<| l'7 /! .!
                |リヾ!i、{」 ̄||| ̄|_!l/' |{
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ミスティック…、サニーの時に色々とあったけど。

『彼女はですねえ、言ってしまえば私の作ったホムンクルスです。完全な人間を目指して作ったんですが』
『ですが?』
『彼女は致命的な欠陥を持ってしまった。「自壊衝動」を』

…自壊衝動!?

『彼女は人を愛し、人を尊び、人を慈しむことができる。私はそこに生命の意味を学ばせた。…だが、それが逆に悪かったのでしょう』
『…』
『彼女は人を優れたものとみなすが故に、自らを、作られた魂である自分を醜く、劣った下劣なものであると捉えている』
『…そんなこと』
『あるわけがありません。この私が作ったのですから! …彼女は自死を、私、正確にはゾラ家の為にならないと理解している。…だから、彼女は戦場での死を望んでいます』


◆滅私奉公
 ホムンクルスとして、主家ゾラに尽くす精神性。
 肉体の損壊、精神の磨耗、命の散華さえ厭わずに己の総てを捧げ尽くす。
 ……その実態は「自壊衝動」。生命の価値を知るがゆえに人造生命である自己を否定し、朽ち果てることを望んでいる。
 しかし、ホムンクルスとしての忠節を優先しているために無意味な死は選べない。
 それがゆえに、ミスティックは己を主家の利益に捧げようと生きるので ある。

 【主人となったユニット、あるいはコミュにより一定の関係を築いたユニットの死亡時、身代わりになることが可能】

『これが私の心残り、そして最後がサニーくん。私は実際には関わっていませんが、おそらく彼女は』
『…アマタを追い落とすための』
『そうでしょう。つまりは結局私が遠因というわけです』

生霊…、いや、ラプーペゴーストはそこで口ごもり。

『私は完璧を追求しました、事実、私は天才でしたし、ほとんど完全と言ってもよいでしょう。…しかし、その死後に、こんなことがあるとは』
『…ラプーペ翁』
『ラプーペで結構。此処にいる私はただの残滓に過ぎません。…ですが、だからこそ私は私が完璧であることに執着する』

その言葉は淡々としつつも、隠しきれない後悔が滲んでいた。…誰かの為ではないけれども、その後悔は僕に染み渡る。

『…私はもはやこの体です、ですから、君に頼みたい』
『…何を』
『分かっているでしょうに。…全員とは言いません、彼女達三人、どうかその苦しみを崩してやってほしいのです』

…僕が?

『君は正直なところ空気も読めないし人の気持ちを察することも苦手でしょう。ですが、君にしか頼めない』
『…対価は』
『…対価、そうですね、素直でよろしい。その心残りを晴らすために、私の知識と技術を与えましょう。もちろん、使いこなせるかどうかは君次第、ですが』


【【生霊憑き】が【ラプーペの恩恵】へ変更されました】

◆ ラプーペの恩恵
 運を吸い取っている元凶。基本的には姿を現さず、余計な時に現れて、余計なことを言ってくる。
 自称大魔術師だが、詳細は不明、そもそも生霊とは言うが実際に生きているのかすら不明。
 その正体はゾラ家元当主、ラプーペ=ゾラ。天才たる彼の技術、知識を使用できる。

 【魔力一回分を使用することで、自陣営に有利な特殊判定を出すことができる】

 【この能力を使った場合、次回の特殊判定が確定で自陣営に不利な特殊判定に変化する】

 【この能力を使った状態で、自陣営に不利な特殊判定が出た場合、効果は持ち越される】

 【コミュニケーション、技能判定時、+1補正】

 【自身が使用できない魔術、能力を自由安価で使用可能。ただし、その使用精度は自身の能力値に由来する】


…! 天才といわれたラプーペの恩恵、それを使えるならば、あるいは。

『…すぐに返事をしろとは言いません、無論、断ったところで君にも私にも害はない。ですが』

ラプーペの言葉は少し弱弱しく感じて。

『私、ラプーペ=ゾラがここまで言っている意味は、理解していただけると幸いです』


【サブミッション:『ラプーペの心残り』が発動しました】

・アマタ、ミスティック、サニーの問題を解決することができれば、エンディングが変化します

・解決ごとに【ラプーペの恩恵】の効果が上昇、あるいは変化します

・解決する絶対的必要はありません


【昼行動を終了します】


【というわけで本日ここまで、次回は他陣営の行動から】

【少しだけ再開】


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【昼】-1

4:他陣営の行動描写

直下、描写陣営

12:魔
34:狂
56:弓
78:騎
9:謎

5:弓陣営

「…アーチャー」
『おう、…まだキャスター陣営へは攻め込まんようだな』

街の薄暗がり、日の当たらない路地裏を歩き続ける蓮は、表情一つ変えずに、手に入れた情報を吟味する。

「目標は」
『誘導を誤らねば、次は恐らく該当地点だ』
「そうか」
『どうする? 目標を変えるか?』
「…掻き回すのも一つだ、だが、それを行う意味を考えるならば」


直下、蓮思考判定。成功で何も発生せず、失敗で???

4:???

「…アーチャー」
『…了承した、だが、無辜の民草が犠牲になるのならば断じて』
「それは俺がさせん。ここまでの付き合いでそれは分かっているだろう」

蓮の断定に霊体化したアーチャーはふっと息を漏らし。

『いや、すまない。試すような真似をしたな』
「構わん、俺は常に研鑽を求める」
『そういう意味ではないが…、では、誘導するぞ』
「頼んだ」

アーチャーの気配が消えたのを感じ、蓮は走り出す。
その影はすぐに街の雑踏に紛れて消えた。

【他陣営の行動描写を終了します】


…さて、夜になったわけで。アマタとシーが集まったメンバーの前に立つ。

「では、確認します」
「今んところ実働メンバーは、ゾラのジン、ランサー、ミスティック。終原の歩、舞莉或、城戸の銀賀、で、うちから私、セイバー、ヴォルフ、ドルカ」
「ランサーとセイバーは戦力の関係上、それぞれ別チームに分けるとして」
「純粋な戦闘能力その他を見て、メンバーはこんなとこかな」


教会周辺チーム:ミスティック、歩、銀賀
カレルレン邸周辺チーム:舞莉或、ヴォルフ
歴史保護地区の一部チーム:ドルカ


少し偏りがあるように思えるけど…。

「私とミルキィは、ヴィーノさんやサニーもいますからこの家の防御を」
「ドルカが一人なのは、使役する種類が豊富だからってことで」
「そして、私たち二人はこのチームから自由に選択していいってことになったから」

シーが僕に向かって言ってくる。

「あ、そうなんですか」
「うん、だから別にどの陣営についてもいいよ」

…どのチームに着くべきだろうか。


23:15から下2、チーム選択。(チームによって出現する可能性のある脅威が変化します)

まぁ人数的にはカレルレン邸かね

>>727 チームカレルレン

…そうだな、何処でもいいっていうんなら。
何だかんだで男女比は偏らせると面倒なこともあるだろう。
一応、僕が男ってのもあるし、下手に後で何を言われるか分かったもんじゃない。

「女の子が多いしカレルレンにしますね」
「…えっ」

…えっ? 急に空気が、なんというか、生暖かい、アレに。

『…マスター、いや、アンタがそういう意味で言ったんじゃないのは分かるんですが、ちょっとニュアンスが』
『…君はホンットそういう部分が致命的にアレですね。意図してやってない分私より性質が悪いかもしれない』

…あ、あーっ!? そ、そういうことじゃなくてだなあ!
空気の意味を理解し、僕が弁明しようとしたのを、胡散臭げな黒眼鏡が押し留める。

「まあまあ、そんな慌てなくてもいいヨ、みんな分かってるだろうからさ!」
「いや、それは」

分かってるの意味が、違う気がするッ…!!!

「君だって男の子なんだしね!」
「やっぱり分かってないじゃないですか!」
「…ははは、まあ、とりあえずそう言うことなら、私はドルカと一緒に行こうかな。教会チームはちょっと気を付けてね」
「了解、日吉のデータは共有できていますね? では」
「ええ、みなさん、健闘を祈ります!」

シーとアマタによって全員が夜の肆姫へ消えていく。
あ、べ、弁明の機会が…!

「そ、その…、よろしくお願いしますわ!」
「…最初に会ったときから思ってたけど、なんか変な匂いするよね、ふぇんりるもそう思うでしょ?」
「ばうっ!」
「は、はは…」

微妙に距離が…。


直下、教会組結果

123:脅威遭遇
456:外れ
789:ビンゴ

6:外れ

…しばらく探してみたけど。

「ここにはいないっぽいね…、フェンリルもいないって言ってるし」
「ばう…」

確かに、周囲一帯を探してみたけど、人のいる気配は無さそうだ。

「ランサーはどう?」
『…オレもそう魔力検知に長けているわけじゃありませんからね、しかし、此処に人が潜伏していた可能性は薄いでしょう、あまりにも痕跡が少ない』
『…ラプーペは?』
『私に聞かれても困りますが、だいたいはランサーと同じですね』

…むう、なら此処じゃなかったって訳か。

「他のチームに期待するしかありませんわね!」
「そうですね」

メンバーを考えると、シーのところに当たってくれればいいんだけど…。
ミスティックのいるカレルレン組は…、例の性格を考えるとな。


直下、保護地区組結果【???】+1

123:脅威遭遇
456:外れ
789:ビンゴ

4:外れ

「…ここにはいないみたいだねー」
「ああ、俺の爬虫類共を駆使しているが…」
「私の熊霊も反応してないみたい」

◆熊霊

                      , ‐‐‐ 、
           __   --、/      v‐‐‐  _         ト=一个ー一个ー一ケ
          '´ : : :{     -──-     }: : `ヽ    --ヘ   ____   /---  、
          { : : ン'⌒ /: : : : : : : : : : :`丶 ⌒ヽ: :} ´::::::::::::::::´::::::::::::::::::::::::::::::`:::::::::::::::::Υ  ̄|
         , : :{    . : : : : : : : : : : : : : : : :\  } :リ |:::::(⌒マ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: マ⌒)::::|   |
            \ヘ. / : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨イ 人::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::___人   |
            「∨ } : : : : : : : : : : : : : : : : : : : レ「   [`'ー ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨    |
               V|V: : x=ミ: : : : : : : : :x=ミ: : : :N    [ │:::::x=ミ::::::::::::::::::::::::x=ミ:::::::::|    〈
.              |: : :{{   }}: : : : : : : :{{   }} : : |    〉 |:::::{{   }}:::::::::::::::::::::{{   }}:::::::|     |
              Y : : : :ー=' : :_,、__ : : :ー=' : : : Y   | Y:::::::::ー='::::::::::::::::::::::::::ー='::::::::::Y!    |
           人: : : : : : : : :^___ソ: : : : : : : : :丿    L八 :::::::::::::::::::::ー'ー':::::::::::::::::::::: 八─<
        -- 、_/( >‐| ̄ ̄\: : / ̄ ̄|ー<)   人/゙>、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ      `7⌒ヽ
      〃 : : : ´: : : :\/]   -{ ̄}‐    [ |/     〈     ≧=─rー'^ー┐一ァ::::::::::::\.    /:::::::::::}
     乂: : :/ : : : : : ∧ \__// ̄マ\_/ ∧.       \   |::::\__〉   ゚〈_,/::::::::::::::::::: \/:::::::::_ノ
       `7 : : : : : :(___ヽ    /   |    /_ノ         \」::::::::::└‐v‐┘:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Υ
        | : : : : ハ : (  \_人__人_/ノ|           |::::::::::::r;;;;:::::::::;;;;::::::::::::::::::|;;;;;;::::::::::::::|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


彼女が戦闘の際に用いている熊の霊達。1体1体が飼育した熊であり、
イオマンテという儀式を経てなお天に帰らず自らに協力してくれている熊達。
現在総勢50体程度おり、彼女を霊視すると熊の霊に群がられている姿が見える。
特別頭が良い訳ではないが、一応索敵とかはできる。

【製作せずとも使い魔で索敵を行える】

「…さっきランサーの側からも連絡が来たよ、見つからないって」
「となるとあとは…」
「うん、カレルレン周辺だね」

シーがその表情を歪めた。

「…サーヴァントがいないけど、何とか、なるよね?」


直下、チームカレルレン結果。成功以上で脅威に接触せず発見、失敗で脅威出現発見、大失敗以下で???

5:脅威、カレルレンマツミ派出現

直下、出現度合い

123:魔獣+37654
456:SSS-37564号
789:魔獣

カレルレンチームにはジン君達いるのでは?

>>738 あ、ミス、教会周辺チームだ】

5:脅威、バーサーカー陣営出現


直下、出現度合い(全員バーサーカー持ち)【ミス】+1

123:肆王原
456:月臣&一條
789:月臣&ターニャ

9:月臣&ターニャ陣営

【というわけで本日ここまで、次回、バーサーカー陣営との優雅な夜会。お疲れさまでした】

【今日はお休みよ、ちょっと時間できそうだったらTIPS書きます】

【ダメだったよね。再開】


ぞわぞわと蠢く森の中、一人の男が息を切らし、走る。

「大丈夫、大丈夫、大丈夫だ! お、俺は、俺はちゃんとやれている、ちゃんと、できる…!」

人形を従え、蟲を背負い逃げる亨。その姿は、惨めというにはあまりにも残酷だろう。
亨の前方に影が現われた。引き攣った声を喉から漏らし、亨は腰を抜かす。どさりと垂れ下がった虫は、全身を拘束され、傷を負っていた。
慌てて相手から離れようとする亨の首に、ひやりと冷たいものが走る。見ると、既に彼を守る人形は消えており。

「ダメだ、ダメダメ~! 亨ぅ、ボクちんの息子なんだからさ、そういうとこはもっとクールに決めなきゃダメじゃんよぉ!!!」

◆機械人形製作者

      |). |      ゝ――‐┬γ⌒Y´       `Y ⌒゙Y―:┬―‐ '
      |). |           .ゝ'、/⌒j从」!L!凵|_」L.|⌒゙Y、\:/
      |). |         _//Y  i厂`     ´ ̄フト、 !. \\__
      |). |      / ./   l   ! ヽ     ,.:  |   :|  |\ \
      |). |       ̄´     |  .|==' '` j   ゞ==彳  .|  '  ` ̄
      |). |           │  :l│      │|:..  | /
      |). |           │  :| !    __     ! |: .. |'"
      |). |              从  | 、   ! ̄`!   仆, '
      |). |                 ヽ |  >i、_ ..j. イィ'}〕l/
      |). |                  //〈 \/ /  〉、
   __|‐┤_       γ´ ̄ ̄´ /  ゙/ /   ./  ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ヽ
   [三三三]         _」       /   |/   /            /⌒
    _」:::::「r‐‐===f⌒'´ |    .:/   /    /          /⌒ヽ
     し〃           |   ..:/ /    //        /     \
    {」.j         /!   //    / /       /
     Y     />、   / .|γY/    /   /  γ⌒Y /
     i|   / <_.> ヽ/ .:! ! / \  /   ./.. イ 弋__ノ ./
     l|   \   ./ /⌒Y⌒ヽ` ̄ ̄ ̄´/     ..:l
     l|     (__)(__) ./ ..:/\<>\   <i      ...::|
     l|     / .:/   /  <\  \   |      ...::|
     l|    /  __/   /   \\  \ !       ...::|: . ./ ̄ ̄ ヽ
     l|  / /.:/   /       `´\  \      ....::|: ./

人間の手によらず内部駆動装置により自立して動くことの出来る機械人形を製作出来る。
魔術の才の無い銀賀であるが、工学的な要素も重要な人形造りにおいてはそれなりのレベルで習得が可能であった。
特に日本のからくり人形を参考にした銀賀の機械人形は通常のものより精緻に出来ており、ある種の芸術品とも呼べるレベルになっている。
なお、銀賀の製作する機械人形に意思は宿っていない為、「自らの意思で動くもの」である自動人形(オートマタ)とは呼べない。
自らの戦闘時の補佐に使う他、静音性を用いての暗殺にも使用出来る。証拠隠滅の為の自爆機能付き。

【機械人形ユニットを製作可能】

【マスターに対して、全ステータス3の【気配遮断】Cランク相当のユニットとして使用可能】

【自爆機能付き】

喉下に走らされた刃に亨の顔が青ざめ、唇が戦慄く。こらえきれない、というように叫んだ声はまるで悲鳴のように見苦しく。

「何でだ、何でだよぉッ! 父さん! アンタ」
「うるさい! もう静かになさい! ホンットにこのバカ息子!」

だがその声すら、銀賀の人形に留められる。
やれやれと肩を竦める銀賀、その後ろからミスティックと歩が現われ。

「何とかなりましたね」
「ええ、彼自身がそう戦力を持っているわけではなかったことと、日吉が無力化されていたのが幸いした」
「とりあえずは、一件落着かな? ホンットに迷惑かけちゃったねえ…」
「いえ、構いません…、皆様、落ち着くにはまだ早いかと」
「ふえ?」

銀賀の気が抜けた返事、同時にミスティックが二人まとめ、もつれるように倒れ込み。その上を二匹の獣が飛び出した。
背には二人の少女、そして獣は銀賀の絡繰りを噛み砕くと、亨を引きはがす。

「…な」
「ちょ、ボクちんの人形ッ!?」
「そんなこと言っている場合か! …お前は!」

狼狽する全員の前に、獣から飛び降りた少女は凶悪な笑みを浮かべ。

「やあやあ、こんな山奥まで山狩りご苦労なことですな」
「…ターニャ・カレルレン、そしてその背後にいるのはバーサーカー、ですね」
「…おいおい、肆王原に加え、お前までバーサーカー陣営の一角ということか!?」
「そう言うことになるわけですな、そろそろ隠し通すのも難しい、ならば前に出てこようと」

心臓を暴かれた素振りなど一切見せず、ターニャはクツクツと笑い、背後のバーサーカーが眼光鋭く三人を睨む。
三者三様に構え、相手の素振りを伺いつつ、歩もまた不敵な笑みを浮かべ、ターニャに相対した。

「…では、単刀直入に聞こう、お前が今抱えている相手、それをどうする気だね?」


直下、ターニャ返答【ピンチの時はニヤリと笑え】+1

123:無視して戦闘開始
456:連れ去るのさ
789:お話と行こう

0:特殊判定

         ______ x≦`ー-、/
         /:::::::::::::::.:.:.:._ ミ、  :i
      /:::::::::::::::.:.:.:.: __孑≧-、| ダ そ

     v/::::::::::::::.:.:.:.: 彡'´,二ヽヽ | メ .り
     |::::::::::::::.:.:.:.:  孑/´三ヽj/:| だ  ゃ
     j::::::::::::.:.:.: //≧<⌒ヽ、´:| .わ
     /::::::::::.:.:.:.:  ゞー<`' ゞ-vリ|  °
≧=-x i::::::::::.:.:.:.: ≧/////7z―x./||
三三三ヽ、:::::.:.:.:.:ト、 ゞv//ノ;f/// j!ヽ、_  ____
三三三三ヽ、.:.: ト、ヾー<´ .:{:|ナ゚ /   ! /
三三三三三≧、 ヽネミ三>イ/     |/
三三三三三三N i`ト、二ナ^ーイ    /i| /\
三三三三三三三Nヽvイ   i!   /rイ .> /
三三三三三三三≧ヽ ゝ、_.ノ'    У@┘ /

三三三三三三三三ヽ、_  ノ     f r'´Y ̄
三三三三三三三三  ー ´      // .f´
三三三三三三三三{     .ノ^レ゙/ /、
三三三三三三三≦.     .ノ .i゙/ / ./
三三三三三三三三ヽ   |   リ  .) い、
三三三三三三三三三   ノ

直下

123:死んだーッ!?
456:おっと襲撃だ!
789:普通に返すし、なんなら情報もくれるよ

9:普通に返してくれるよ


全員がその行動に気を張り詰め、一挙一動を見守る。
だが、ターニャはあっけらかんと。

「いや、特に用はない、くれてやるよ」

そう言って、三人へと投げ飛ばした。

「おい、いいのかよ」
「構わん、交渉材料になるかと思ったが、完全に離脱しているようだしな」

慌ててキャッチしたミスティック、最早三人のことなど歯牙にもかけないというように笑い。

「さて、諸君。もし、城戸の娘に会うことがあるならば」
「…え、貴志ちゃんの事かね?」
「そう、城戸貴志だ。おそらく今一番核心に近い一人、彼女に会うならば、こう言っておけ」

その笑みは、もはや笑みと呼ぶことを躊躇うほど凄惨で。

「『爺さんの懸念はどうやら的中しているようだ、しかし、もはや犯人はいない、探偵には荷が重いぞ』とな」
「どういう意味だ」
「既に本来の目的を誰もが失している。それならばいっそ掻っ攫うだけだよ」

それだけ告げ、ターニャは獣を引き連れその場を離脱した。後に残った三人はしばらくの間言葉もなく。
合流した他のメンバーと共に、気絶した亨と三四郎を連れ、帰還するのだった。


【城戸亨、日吉三四郎が帰還しました】

【夜行動を終了します】


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【陣営少】-1【夜】+1

【基本的に聖杯関連についてはツッコめば答えてくれる人が何人かいますけど、別に謎解きしなくても大丈夫なようには進んでます】


2:他陣営の友好的接触

直下、↓2、交流陣営

1:魔
23:狂の残りどっちか
456:騎
78:弓
9:謎

1、0:お前何なの?

   {     /   || |    .::::j /  ,j:::';    {:::::::::::::{:::::::::::j:: }
   ,> ヾ   ',   {{ |    .:://  .//:::';、::\{\::::::::{::::::::::{:: {
  .<___     ',   |||   ,://  //:::. ヾ\_\:\::::';:::::::i }
   'i>‐,\   .',  |||   //  //;ノ;:.  ヽ;:::::ヾヽ;:\i:::::: ,'
  /v_7V<,7=ー-,>, }:|  .//{  /::::/ \;::.  \;:::::ヾi::::::';::::::.{
  }:::::...` ー--'`´/  |/ {/j/::/::::::/.l l ',,.\::.  .'.;:ヾ`´::::::ヽ:::\
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       _,, >'´        {::/i:/´   ヽ;::::::::::::::::::ト、::::::::::',ノ
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    ', ', ...................::::::::::::::::_,,;;;-:::-/::::::::::::::::::::\::j| ',{   ` ̄`ヾ
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      .',:',::::::::::/  / ´ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
      ∧',    ...:::::::::::/  __,,  ,,__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     ./ ',',    .::::::./ /      ` ‐- ,,__::::::::::::::::::::\


直下

123:今です!
456:ピラミッドパワーを応用し始めた
789:今です!

1:ピラミッドの襲撃だ!


直下、襲撃された陣営

123:終原本邸
456:ゾラ邸
789:捜索メンバー

2:あ、やっべ


直下、流石にヤバいので気づくかどうか

123:気づかないので老人防衛線
456:気づくけど大分壊れて来てる
789:何か飛んで行ったことに気づく

44:あ、マジでヤバい

             /ヽ
            / |

      /|  /) /  |   |ヽ
   /| ノ | / / /  | ノ| ノ |  /ヽ
/ヽ| レ  レ  /ノ   レ レ  レV  | /
 _____/、   \____/V
    ____ 、     __     /
  / / ○ |´   /´ / ○|ゝ  /ヽ
 く  |  ノ       |  /  / /
    ̄ ̄        ̄ ̄  //  
      U        U  /  
   U        ゝ    /    
        ゝ___   ./
       `ー-┴′./
  \        /

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  \  /
   \ |

     \

直下、自陣営に不利な特殊判定

123:強制がめおべら
456:何故かゾラに罪が擦り付けられる
789:誰か死ぬ


【ラプーペの恩恵】使用する場合は「使用」と記入。(残り魔力宝具一回分)

ジン君絡んでないから44は4扱いでは?

一応使用

>>773 貴方が絡む可能性がある場合は発動します。今回は選択肢にあったかつ、気づけば動く人間の一人でしょうし】

>>773 使用


直下、自陣営に有利な特殊判定

123:ピラミッドには獣をぶつけるんだよ!
456:ライダー、孤軍奮闘
789:撃墜成功

7:衛星ピラミッド一騎撃墜

【というわけで本日ここまで、キャスター戦が少し楽になる。お疲れさまでした】

【ちょっとだけ再開】

亨捕り物帳と同時刻、輝くピラミッドが、肆姫の空を裂いていた。
目的地は一つ、操る彼のかつての拠点。終原本邸。

自らの成す罪を知りながらも、景陽は願いの為にピラミッドを飛ばす。

(英雄さん、…許しなどは望まない、今の俺は悪鬼に過ぎんのだから)

輝くピラミッドは終原邸の上空に浮遊し、光を収束していく。
光の束は終原邸を焼き、壊れた結界から漏れ出す月の呪いがこの街を埋め尽くす。
そうなれば、キャスターによって守られた己以外の生存は難しいだろう。

もう十数秒で光が放たれる。そこでようやく景陽は気が付いた。

(…何故、何故誰も出てこない)

これほどまでの光、隠蔽の魔術こそかけてはいるが気づかないはずはないだろう。
だというのに、終原邸からは一切の動きが見えない。あと数秒、諦めたのだろうか、死を座して待つ気なのだろうか。

そう考えようとした景陽の背に、ぞわりと冷たいものが走る。
かつて、この家で過ごした月日を思い出した。終原は優しく、強く、どの家よりもまっとうな人間達で。

だが、その耳は聞きつけてしまった。

-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-

 V     .:::|             :: l::ヾヽー ::/   '   ´     !i
  ヽ    ::::l   ーー---    :: l::.    ..:/           '
  ... ヽ  .::::|   く       , 、  : !:::.  ..::/
  ::::...ヽ .::::::|  丶ヽ、     rヽ  i:::::::::, '
 .. .:::::::.. ヽ:::.:|     ` ー- ..._ __`、. l:::/
   :.:::::::... ヽi             ヽ !'
    ::::::::::::.... ヽ    ー- 、......  /              「終原を舐めんじゃねえぞ、糞餓鬼」
    ::::::::::::::::.. \  ::::::::  /ヽ

  :   ::::::::::::::::: ,.イ>.     /:::::::.. ヽ
  :..   ::::::::::.: ./ l   /:::::::::::::::.... ヽ

   ::..:.  :::::.::. / ,'   /::::::::::::::::::::::::::. . ヽ
|   ::::.:.  :::: / ,' ー 'ヽ::::::::::::::::::::::::: : : : ヽ
|   :::::::.. ノ  ,i      入:::::::::::::::: : :     ヽ
 !   /   <        '、::::::::::: :      /:|
 |/     \、      i、::::::     /::::.l
  `´                 :::      ::::::::l
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-


(どの家よりもしぶとく…、どの家よりも折れない…、いや、ダメだ、この考えに至った時点で…ッ!!!)

かつての戦争でサーヴァントを倒しせしめたように、かつての戦争で一人の武人を感服せしめたように。
土壇場の終原程恐ろしいものを、彼は見たことが無かった。咄嗟に光を止めようとするがすでに遅く。
その光は放たれ、終原に殺到し、そして。

一瞬で跳ね返された。

(…ッ!!! やはり、やはりかッ!!!)

光の一撃は、ピラミッドにとっても躱せるものでなく、直撃したそれにより制御は大いにぐらついた。

「…逢魔に急ごしらえで頼んだが中々じゃねえの、前のウナギ女の一件で準備しといて正解だったな」
「私も手伝ったがな、お前も動かしただろうに」
「そりゃそうよ姐さん。しかし、一撃じゃあ、やっぱ無理か」
「この反射結界は一回が限界、あともう一発撃たれればおしまいだな」

その言葉に反応するようにピラミッドは姿勢を立て直し、さらなる一撃を放とうとする。
崩壊寸前といったその姿、だが、せめてこの家を破壊しようという魂胆なのだろう。

「彼方さんも気づいてるみてえだな」
「そのようだな」

だが、そんな状況にもかかわらず、月と霊夢の言葉に緊張感はない。光子が収束し、夜空を照らす。
そして、光が放たれようとしたまさにそのとき、光の中を一つの影が突き進む。

「駆けろッ! 【疾走り砕く覇者の走破】」

巨大な影の嘶き、荒れ狂う獣の蹄が四角中を踏み潰し、地面へ叩きつけた。
もはやただの土塊に戻ったそれを蹴り飛ばし、巨大な馬は姿を消す。

「すまんな、ライダー」
「いや、こちらこそだ。マスターを見つけてくれたこと、感謝する」

月が鼻を鳴らし、今は見えない夜空へ拳を突き上げた。

「おう、とりあえずは金星だ」

その光景を見ることなく、景陽は静かに頬へ伝う汗をぬぐい、叫びそうになる己を律する。
表情は硬く、唇は血の滴らんほどに噛みしめられ。だが何処か、笑っているようにもみえた。

【十日目】

直下、亨も見つかったしいよいよキャスターなんだけど、いつ行く? 【シーは割と行きたい】+2

123:明日の朝とか
456:お昼
789:今夜

4:すぐ行こう今すぐ行こう

というわけで城戸亨と三四郎をふんじばって、帰ってきましたゾラ邸。

「とりあえず亨の方はボクちんが責任もって預かるよ、何か聞きたいなら今のうちに聞いてもいいけど…、ちょっと消耗しちゃってるかもねえ」
「問題も解決したしさっさと行きたいねー、キャスター戦」
「バーサーカー陣営にターニャ・カレルレンが? …そして例の襲撃者も」
「はいはーい、みなさーん、ミルキィが美味しい朝ご飯作りましたよー! え、ちょっとミスティック、やめてください、何も変なものは入れて…、あ、ごめんなさい」
「ハバネロ入りに当たったドルカが倒れたぞーッ!」

…五月蠅い。

『ははは、愉快ですねえ』

…こんなに周りに人がいることってのが今まであんまりなかったからな。
まあ、僕はこの場の主役でも何でもないから隅の方にいるんだけど。でも、まあ、こういうのは。

『…それは、楽しいということでは?』
『…何で先にお前が言うんだよ』

まだまだあるけれども、でも、少しだけ。

「というわけで、本日夕方ごろ、キャスター攻めが決定したよ」
「え!? 僕に断りなくですか!?」
「いや、実際こういうのは速い方がいいでしょ。…下手に待っても攻めこまれる可能性は高くなりそうだしね」

…まあ、それもそうか。

「分かりました、ではそうしましょう」
「OK、じゃあ、私はそれまでここにいるよ。城戸の家は昼頃には一旦戻って、他の2人を待つらしいけど」

ああ、そうか。…貴志たちは何処へ行ったんだろうか。

「じゃ、それまで時間は短いけど英気を蓄えておきなよ。私もちょっと寝ておこうかな」
「分かりました」

…さて、じゃあ少し時間は空いたけど、どうしようか。


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

4:休息

…僕も言われたとおりに休んでおこうか。

『ええ、それがよいでしょうな。事実、マスターの魔力が少々』
『だね、じゃあ、少し休ませてもらおうか』

そして僕は喧騒を抜け出し、自室へ戻る。

…キャスター戦、か。

【宝具一回分の魔力が回復しました】

【朝行動を終了します】


直下、他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1

4:他陣営の行動描写

直下、描写陣営

12:魔
345:狂
67:弓
89:謎

8:謎陣営

直下、どっち。成功以上で頑張る貴志、失敗でまつみさん@がんばらない。0は安価下

9:頑張る貴志

肆姫概中に用意されたセーフハウスで、貴志と龍臣は動向を観察していた。

「…なあ、貴志、お前の推理は間違いないのか? 俺としてはにわかに信じられないんだが」
「この街全体の事はともかく、城戸の毒についてはほぼ間違いない、この図面を見てよ」

貴志が示した図面は、城戸邸の見取り図。

「ここに不自然な空間がある」
「ん…? 確かに。むう、気づかなかったな、爺さんの書斎だとか聞いてたんであんまり俺が入らなかったのもあるんだが。爺さんは家ができてすぐに死んだらしいしな」
「そう、だからここにおそらく…」
「その『マキナ』がいたわけか。だが、跡地にはそんなものはなかったから…」

顔を顰める龍臣、しばらくそのまま腕を組んでいたが突如、顔を叩き笑う。

「分かった、俺は何も分からんということが! だからお前に従う! そうしろと筋肉も言っているしな!」
「それでいいよ。…で、どうするかだね」

静かに目を閉じた貴志が、突如目を見開いた。

「…! 不味い、動き出した!」
「何!?」
「使い魔は飛ばすけど、おそらくそっちも偽造されてる…、父さん、尾行を頼む! おそらく私たちのことは警戒しているから、可能な限り気づかれないように!」
「応ッ!」
「街中のカメラなんかはアイツの協力があるから…、とりあえずあっちにも連絡を取ってみる!」

慌ただしく飛び出した龍臣の背を見送り、貴志も同様に連絡を飛ばす。

『私だ! 城戸貴志だ! 力を貸せる状況か!?』


直下、謎鯖状況

123:ざんねん、キャスター戦に絡む気満々だ!
456:別件で動いているからね、ボディガードを寄越そう
789:ちょうどいい、力を貸せるよ

1:キャスター戦に絡む気満々でしたね

【というわけでちょっと早いですが本日ここまで、次回、キャスター戦から。お疲れさまでした】

【今日はお休みでやんす】

【再開】

返ってくるのは冷たく、無情な宣告。

『貴志君だね、すまないがこちらは動けない。常に行っているサポート程度なら行えるが、それ以上は私のマスターに勘付かれるのでな』
『…キャスター戦か』
『返答は差し控える。では』

一方的に切断される会話。貴志は苛立たし気に床を踏み鳴らし、龍臣の後を追った。


【他陣営の行動描写を終了します】


…目が覚めたのは日が落ちる少し前。覚めるというよりは。

「いつまで寝てるんですかーッ! 朝ですよーッ! 朝じゃないけど!」

フライパンを打ち鳴らすミルキィに叩き起こされたわけだが。…そのフライパン、ミスティックが使ってなかったっけ。

「いいんですよ、テンプレなんだから。それにミスティックより私の方が料理は上手いですからね」

…はあ、まあ、いいけど。

「いや、事実家の中が少々シリアスムードというか異常者の塊だったことが徐々に分かって来たじゃないですか」
「そうかな」
「その筆頭が貴方だということは置いておいてですね、此処でそろそろ、私がコメディ寄りの存在であることを再認識させようと」

…どうでもいいな。
広間に向かうと、昨日と同じメンバーが勢ぞろいで。

「さて、これで全員かな?」
「そうでしょうね」
「じゃあ、キャスター進攻について話しておきたいんだけど…、ちょっと待ってて、ドルカの蜥蜴を今偵察に出してるから、それが帰って来るまで」

つまり、もう少し時間はあるわけだ。


↓2、貴方は何をしますか?

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:礼装使用(他選択肢と同時選択可能、ターンを消費しません)
6:自由安価

コミュ:ミスティック

>>804

と、近くをミスティックが通りかかった。

「…都合のいいところに、ジン様、キルミィを見かけませんでしたか?」

…絶対さっきのフライパンだな。
下手なことを言うと今の好感度じゃ僕まで共犯扱いにされかねない。

「いや、起こしには来てくれましたけど…」
「そうですか」

…会話が止まってしまった。

『ほら、今ですよ君、何かいい感じのこと言いましょう、もしくは聞きましょう。大丈夫、好感度が低くったって死にはしません。殴られたら保証しませんが』

…他人事、じゃあないんだけど、ムカつくな。


23:00から↓2、話したいこと(複数選択可、ただし多すぎる場合は剪定の可能性アリ)

1:ラプーペの懸念について
2:ミルキィを一緒に探す
3:ラプーペについて
4:自由安価

1と3と4:ラプーペについてどう思ってるの?会いたいとか。殴りたいとか。

>>809

…まず聞いてみたいのは。

「そういえばミスティックさんは」
「ミスティックで結構です」
「…ミスティックは、ラプーペ翁に作られたホムンクルス、なんですよね?」
「おや、ご存知でしたか。てっきり知らないものかと。何処でお聞きに?」

えっと。まあ、犠牲になってもらうか。

「ミルキィから」
「…あの娘は本当に口の軽い。ホムンクルスの存在意義を勘違いしているのでは」

…存在意義、ねえ。

「で、僕にはよく分からないんですけど、ラプーペ翁…、というか創造主? そういったものに対してどう思うのかなって」
「なぜそのようなことを?」
「きょ、…興味ですよ、純粋に。かなり偏屈な人だったとも聞いていますし」
「…ふむ」

ミスティックは何かを推し量るように僕を見つめ。

「…あの方は、間違いなく天才でした、それは保証しましょう。そして、もう一つ言えるならば、私は生きることを賛美します」
「へ?」

急に話が飛んだぞ…!?

『…ああ、そういうことですか。何を言う、私は私が完璧たる証として君を造ったのに。何故、そうも、…捻れているのですか』
『捻じれている?』
『他の生を愛するが故に自己の生を否定する。それは正しい生の理解とは言えない。…私のことなど、忘れればよかったのだ』

困惑する僕をミスティックが冷たく見据え、ため息を吐く。

「…理解できないのであれば結構」
「え、いや、そうじゃなくて」
「私はそもそもが医療を専門とします。その過程で私は生命とはすばらしいものであると、人が生きるということは美しい事であると理解しました」

…ラプーペが言っていた、自分を否定する自壊衝動。それはこういった部分からも来ているのか?

「そして、それこそが私が戦う理由であり、私ごときが生きる理由であり、私ができることです」
「…ミスティック」

その表情は一切変わらない。もし、ここで何か少しでも悲しい目をすれば、何か少しでも感情を見せてくれれば。

「貴女は」

僕は口を滑らせなかったかもしれない。

「貴女が嫌いなんですか?」
「…!」


直下、ミスティック返答【好感度低め】-1

123:立ち去る
456:肯定
789:肯定、そして

1:立ち去るミスティック

僕の言葉に一瞬目を見開いて、素早く表情を戻すとミスティックは頭を下げた。

「失礼します」

そしてそのまま駆け足気味に僕から離れ。アマタの近くに陣取った。

『フラれちゃいましたか、まったくもう』
『…』

いや、フラれたというか、アレは。

『図星を突かれた、というような顔でしたな』
「ランサー」
『何故アンタが突然あんなことを言い出したかは分かりませんが、少なくとも初撃としては悪くないのではないかと思いますね』
「そ、そう…、かな?」
『…いえ、出すぎましたな。失礼を』

図星、か。

『図星、図星ですか…』


と、そこでようやくシーが声を上げる。

「はいはーい、全員ちゅうもーく。偵察部隊が全員ロストしたので、多分警戒度は高いってことが分かった」
「まさか、俺の使い魔をその為に使ったんじゃないだろうなあッ!」
「ソンナコトナイヨー、で、結局キャスター戦に挑むメンツなんだけど」


直下、ライダー合流するか。成功以上で合流【マスター復帰】+2

9:合流

「ライダーが合流してくれるってさ、だからサーヴァントは三騎だね」

僅かに場がどよめいた。…3対1なら行けるかもしれない!

「それと、ライダーがね、終原を襲ったピラミッドを一騎撃墜させたって。だから」
「残るピラミッドは2つ、そしてキャスターか!」

どよめきがさらに大きく広がる。…つまりは、だ。

「それぞれのピラミッドに一騎、そしてキャスターに一騎だね」
「十分勝ちの目はあるが…」
「うん、キャスターと戦う陣営は少なくともピラミッドが破壊されるまで持ちこたえる必要がある」
「ピラミッドが破壊され…、そしてそこに辿り着くまでをたった一騎で、か」

…キャスターはかなり強化されている、そして。

「加えて、おそらくキャスターのそばにはマツミの魔獣、…つまり、キャスター本来のマスターを捕まえてる魔獣と、今のマスターがいるでしょう」
「だから、何人かマスター以外に戦闘員は連れていくけど、その戦闘員は主にその魔獣との戦闘になる」

そういうわけか。

「で、問題のキャスター戦なんだけど…、これはもう仕方がない、私とセイバーが行くよ」
「え、いいんですか!?」
「良いも何もないよ、消去法ね、ランサーは少々地力で劣るし、ライダーは他者との共闘がメインだから」
「そういうこった! まあ、俺たちに任せとけって!」

…なんだか借りを作るみたいで嫌ではあるけど。

『残念なことに事実ですな。オレの全力を用いても、キャスターには指一本届かんでしょう』
「そうか…、なら仕方がないね」
「で、ライダーには既に【渡り承ける勇士の槍】を借りるって約束付けてきたわけだ!」
「あとは令呪の強化と…、まあ、その他にもできるだけのことはやるよ」
「私たちゾラの側も最大限のサポートとして、今あるだけの魔力結晶を」

つまりそれは、僕が本来受け取るべきだったというか、アマタが捻りだしたもので。

『そんなこと言ってもしょうがないでしょうに』

そうだけどね…、何か、悪いなって…。

「で、その数はどれくらいなの? シー?」
「ん、アマタ」
「数は…」


直下、魔力結晶数

123:1
456:2
789:3

【【ラプーペの恩恵】は「特殊判定」なので見逃しておきましょうかね】

77:自陣営に有利な特殊判定

     ,. -─‐、
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: : : : : : : : : : : : : :!
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: : : : : : : : : : : : : : ≡ : j                  バ
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: : : : : : : : : : : : : : : : : :  \             ,. -───‐-、   リ
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: : : : : : : : : : : : : : : :     勹          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\//∧
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: : : : : : : : : : ',: : :       /           /:斗イ////////>、:::::::::::::::\}
: : : : : : : : : : : ': : :     ノ           У//}└──‐┘レ|/>、:::::::::::/
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: : : : : : : : : : : :!                  |//| 乂 ノ    乂 ノ |//|‐、V
: : : : : : : :・.: :}                レ、ノ           ノ/ ノ∧
: : : : : : : :・.: ノ                r/⌒フ   ‐(    ノー‐'//
: : : : : : : : :  ',                 {  ノ>─┬  f二ニロニ二l
: : : : : : : : : : |                r/  /ラ只⌒ハ// 〃//∧
: : : : : : : : : : |               /V  ∧///| {{/ 〃 ///:::/ヽ
: : : : : : : : : : |             /::::::ヽ/::::{//V===、/ ///:/  \

: : : : : : : : : : |              ∧::::::::::\:}/}/    ヽ┌=======┐ ヽ

直下

123:大盤振る舞いの五個だよ
456:四個だけどついでにスキル教えといてあげよう
789:余ったから分けたげるよ

【【この能力を使った場合、次回の特殊判定が確定で自陣営に不利な特殊判定に変化する】この部分をよく忘れるんですよね】

0:あうあう、えっと…、相殺!

             /;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';>、::::::ヽ
             ,イ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';\:::::ヽ
          ,イ;';';';';';';';';';ニ=---=ニ:;__;';';';';';';';';';';';';';'ヾ:::ム
         {:i;';';';';';';;ィ´:::::::::::::::::::トi::::::`゙'<;';';';';';';';';';';ヘ:::ヘ
        マ;';';';/::::l!:::_;:ニニ:;_ノ{;;__:::;;ll::::`Y、;';';';';';';';'ヾ人

           ハ;';イ:::::!V ゙´         /´...,,ヾ;::|:::\;';';';';';';'ヘ:::!
.          ハイ!:::::::|ヽ、_    、、ノ/ィfミxヽ`!::::::ム;';';';';';';'}ノ
         ∥{::V:::トl ,イ,。ミ<.     マ⑪:ノ ゙.八:::::::::ト、;';';';〈
.         マ/::::Vム.{!{:⑪:}     `¨z ./:::::/:::∥^}\;';';!
         |:;::::::::∧゙ `'ー"  。    ///ノ/::/イノ_ノ ノ::::::Yノ
         l!マ::/:::∧//¨// _,.ィ>、  レ' " x_,.ィ":::::::::\
          ` 》::::::::ヘ    /`ー‐'"::::::ヘ   ,ィ'':::::::::::::::::::::::::::)
.           {从::::/入   ∨::::::::::::::::ノ_<;::::::::::::::::::::::;>''¬ァ
             リ゙Vイ:::::::::>。 ゞ-'´ ̄ ノ、 `゙¨“''ミ二}__,.く
           ゞ__::::::::::::ノ、ミァ-.。r、'"/"ミ,.。-ァ升}:::::∨´.   `ヽ
         マ ̄  `¨“_>ノ7   l レ'/   ,r{7';';ノ::::::/     ,   ヽ
            \__,.。<;イO/   |'/    f7';イ:::::::::/     /     .ヘ
            / ,イ:::::/K゙∥   ノ゙    ,.9/::::::::::;イ    ./       ヘ
.           /,イ::::::/;';';}く∥  /     rУ:::::::::/;i    /      ::: ハ
         //::::::∥;';';'l彡   ./      _(7::::::::::/;';l   /         \:ハ
         ∥,'::::: ∥;';';'リ{i:i:Y ∥_   _ノ∥::::::::/;';';!i  ∥           \!
.          ∥,'::::::::::!;';';';';!.Yノ'"´,。、 `゙*、ミi::::::::∥;';';'! !. ∥          ヽ
          ,ィ! !::::::::::l;';';';';l/゙,ノ○ ○ニミ、 Υ:::::::::!;';';';'! ',. i             ヘ
.        /i| !::::::::::l;';';';∥∥○__ ○ ヽ |:::::::::::!;';';';'! ヘ!            ヘ


直下【不幸体質】-1

123:最新のニュースをお伝えします
456:二個と何かもう一つ
789:三個だけど闖入者
0:安価下

3:惜しい

直下、ニュース内容

123:え、ピラミッドに何かいるって?
456:え、獣!?
789:え、ライダー合流遅れちゃう感じ?
0:安価下

9:ライダー合流遅れるってよ

【多分マスターがまた暴走したな。というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

【今日もお休みです、申し訳ない】

【ちょっと体力切れぎみで今日もお休み。毎度短いのに休みが多くて申し訳ない】

【再開】

アマタがそこまで言ったところで、突然声が挟まった。

「何!?」

その声は爬虫類使いのドルカ。即座にシーが反応する。

「どったの!」
「終原から連絡だ、ライダーのマスターがまた暴走した」
「! 被害は!」
「いや、すぐに取り押さえたが、完全に落ち着かせるまでは少し時間がかかるらしい」

…このタイミングで!

「どれくらいかかりますか!?」
「ちょっと待て! 俺に指図するな!」


直下、どれくらい

123:戦闘開始して三ターン
456:〃二ターン
789:〃一ターン
0:安価下

7:一ターン

「…そこまで時間はかからんらしいが、戦闘に間に合うかは」
「…分かった、それは仕方ないね。というわけで」

シーが僕の方を向いた。

「ランサーには少しの間、二騎のピラミッドを相手にしてもらうことになるよ」
「え」
「うん、ちょっと無茶は言うけど、そこを頑張ってもらわないとね」

…クソっ、仕方がない、か。

「よし、じゃあ、もう一回魔力結晶の確認、と」
「そういうこと」

直下、魔力結晶数

123:1
456:2
789:3

7:3つ

「3つ、何とか作り出しました」
「おー! これは本当にありがたいよ! セイバー」
「おう! これなら最大限の解放ができる! ありがとな! ゾラの姐さん!」
「いえ、私だけではありません」

遠くの方から「私も手伝ったんだ!」と叫びが聞こえてくる。…すっかり忘れてた。

「申し訳ないんだけどさ、これは全部私とセイバーが貰っていく。…セイバーの宝具の都合上ね、魔力は多いに越したことはないから」
「…それは仕方がない、ですね」
「うん、…じゃあ、準備は、整ったかな」

シーが場に集まった全員。全員へ向け、声を張る。

「正直、何で私が指揮してるのかは分かんないけどさ。これはこの戦争の大一番。全員、覚悟しておいて。死ぬ可能性もある」

ごくりと生唾を飲む。あまり、グロいのは見たくない、けど。

「私とランサーのマスターに同行するメンバーは、ヴォルフ、ドルカ、ミスティック。終原は」
「家の防御、ですわね」
「うん、城戸は亨の監視も兼ねてるから、参加不可。アマタは魔力が限界だ。というわけでこのメンバーになったわけだけど異論はないね?」

…少なくとも戦えるメンバーは全員だろう。僕達の無言の肯定を受け取って、シーは頷いた。

「よーし、じゃあ、三十分後に出発! みんな、ちょっとだけ本気を出すよ!」

それぞれが応と答え、気を昂らせる。…あと三十分、やりのこしたことはないだろうか?


22:50から↓2まで、何かやりたいことあれば(簡略化の可能性アリ)。なければ無しと記入

特に思いつかないからアマタとコミュで

【10分経過したので>>843 で】

じっとりと汗が滲む。思ったより緊張してるみたいだ。
…とりあえず、近くにいる人に話しかけてみるか。

「アマタさん」
「あら、どうしたの、ジン」

…用は特に無いけど。

『それ! 今だ! やれっ!』

…何でそんな安っぽい掛け声を。


23:05より↓2、コミュ内容、一つだけ選択

1:ラプーペの懸念内容について
2:ラプーペについて
3:「勝ってきます」
4:自由安価

2:ラプーペについて


…ネタが出ない。

「えっと…、こんな時に聞くのもなんですけど」
「何?」
「アマタさんは、ラプーペ翁の後継者、なんですよね」
「…そう、ね。ラプーペ翁から直々に遺言を残されたのだもの」
「で、そのせいで色々と面倒ごとに巻き込まれたとか」

と、そこで僕はアマタが怪訝な顔をしていることに気が付いた。…そう言えば以前に話した時は、いずれ、と言っていたけど。

「あ、その…」
「…はあ、あまり人に話すような内容でもないけれどね、その通り、良く調べたのね」

どうやら都合よく解釈してくれたみたいだけど…。

「…え、えっと、それで、ラプーペ翁のことは、どう思っているんですか?」


直下、アマタ返答

123:どうとも思ってないわ
456:恨んでいるのは確かね
789:どうとも思って…、ないわ

1:どうとも思ってないverもはや諸々に気づいていない

「どうとも思ってないわ」
「え」

躊躇いも葛藤も無かった。だから僕は思わず驚いたのだけど。

「だって、完璧な私は、何も欠けていない私が、やるしかないのだもの」
「いや、そんなことはないんじゃ」
「…仕方がないのよ、私は昔からそうするしかなくって」

頭が痛むのか、アマタは眉間を顰め、こめかみに手をやる。

「…そして、私は完璧だから、だから、誰かを、傷つけてしまう」
「…!」
「私以上に努力している人を、私が奪った世界で生きていた人を、私が無くした世界に生きていた人を」

僕は何も答えられず、気のきいたセリフ一つかけられず。

「…でも、みんなの期待には応えなくちゃ、私は完璧で、完全で、…ごめんなさい、少し、休むわ」

その背中を見送った。

『…君に託した時点でもはや矛盾を引き起こしているというのに、そんな無駄で愚かな考えは捨てるべきだというのに』
『ラプーペ、お前は』
『…天才だというのならば、棄ててしまえばいいのに、切り捨ててしまえばよかったのに。…彼女はあまりにも真人間すぎる』

…そうなのかもしれない。魔術師的思考にもっと傾くことができたのなら、アマタはもっと楽に生きられただろう。
そんな彼女を、僕はどうにかできるのだろうか。僕如きが。

『いえ、君には君にしかできないことがある。君は足りず、満たされず、愚かで欠けている』
『そこまで言うか』
『だが、だからこそ、完全無欠な我々は君に惹かれるのですよ。完全であるが故に欠けた私たちは。…だから、君にしかできないことは、非常に腹立たしいですが』

…ある、のかな。

そのとき、シーが全員を呼び寄せる声を聞いた。…とりあえずは目の前のことに向かおう。
僕はずっとそうしてきたのだから。


直下、???判定

123:失敗
456:別箇所で
789:成功

1:誘導失敗

直下、どっちに来る。成功以上でランサー、失敗でセイバー

6:ランサー

…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

…そして僕達はそこに辿り着いた。

「…相変わらず趣味の悪いピラミッドだね」

同感だ。目が痛い。

「とりあえず、まずは衛星ピラミッドを引き付けてもらいたいんだけど、ライダーも今向かってるとこだから」
「ランサー、頼める?」
「了解しました、俺が惹きつけるそのうちに、アンタらは中へ」
「応ッ! よろしく頼むぜ! 白銀の槍兵!」

ばしん、とセイバーがランサーの背を叩く。迷惑そうにしながらも、ランサーは微笑んで。

「…ランサー、何だかんだでこういうシチュエーション好きだよね」
「おや、お分かりか。それはもちろん、男の…、いえ、騎士の性という奴ですよ」

…結構素直だな。

「さて」

ランサーが目を見開き、魔力を溜める。

「いざ!」

ランサーがその槍をピラミッド目がけ振り上げる。それと同時に浮遊する四角柱が二つ、ランサーめがけ飛んでくる。

「来たな!」

槍を構え、注意をこちらへ向ける。その隙にセイバーたちは内部へと進んでいく。
…すぐに気付かれるだろうけど、こっちを放っておくこともできないだろう。案の定、二機のピラミッドはランサーに狙いを絞ったままで。

「それでは、マスター。オレとこの槍に誓い、マスターに勝利を」

ランサーが跳ね、ピラミッドに向かう。それが交錯しかけた刹那。ランサーの目が全く逆の場所へ向かう。
何でよそ見をしているんだ、僕がそう考えた瞬間。


生臭い匂いと、獣の息遣い。全身の毛が逆立った。
この、この感触は。


 --- =ニ =-  _-=二         / /         //     /    从(         三}三三三三三三ニ=-_
       _-=二      _ア彡/ /    }-_   //     /     从(          三Λ三三三三三三三三三ニ=-_
   _-=二           _アニ-    }',  }ニ-_      /{ {      从h、      三/ }三三三三三三三三三/------
_-=二          _アニ-       }-,_   }ニ -_  /{  / {{ 从      ⌒ミh、  三/ ノ 三三三三三三三三,/-------
              _アニ- {           } -,_ }ニ   -_/ {/ / }  /-二_      ⌒ミ=-==彡彡⌒´ ̄   ̄\三三/--------
       ーァ冖冖冖^'    {    \ {\}   -,_ ニ    -_ {/ /  }///  -=二_                   \ /---------
\      Λ ´"'''~---- 八   |ニ\  \  -,_      {V / }//{      ̄ -=二_ 彡「 /⌒''<__ ノ         /----------
--\    Λニ=- __  _\  | 二\     -,_     {  j  }  {彡          ⌒{ {     /  ハ    /---------三
-=-=\    /\ (    ̄``ヽ  ̄"''        \         レ/ /ノ {彡           乂    〈 / ノ  /--------三-ニ
      \     ´"''-=____    \               ニ_ V / /   {彡       二}        __/ノ  〈 /-------三-ニニニ
 ''"´ ̄´"``~、       ̄"''~、 \  ∨   {        ニ_  / /   ノ彡     二ノ ⌒-        _/------三-⌒ニニニ
 - = 二 = -   ∨二   ヽー<  } 〃^ ∨ jI{       ニ_  /ア彡       二ノ   ~ニ_       /-----三-⌒三ニニニニ
      - = 二}二    }   〈 ノ  ,アム∨{{{i、       ニ,ノ/         _二-~     ~ニ    /----三-⌒三三三ニニニニ
         ノ二 〈   /   ∨   ,ア::::::ム {{ 逖、      }       _ニ=-''~         }ニニ /--三-⌒三三三三三ニニニニ
  二=-  ̄ /二   /\ \   {  ア:::::::: ム乂ゞメ}l    /廴ノ __ ニ=- ̄              _二/⌒ ̄  _-三三三三三三ニ=- ''"
_        〈 〈  〈 〈   >ー  { ,ア:::::::::::::ム `'ミ州  ノノイ ノノ                _-二 ̄     _-三三 ー-=ニ二.,__
二=-   ̄  \\ \\___     { {ア:::::::::::::xム  \\v州(               __-二 ̄     _-三三三三三三 二´"ニ
          \>.,_>‐⌒    { {ア::::::::::ィヌ ム \\ `¨ ノ               __-二 ̄      _-三三三三三三三二二二
                    { {ア::::::ィヌ^  心、  V廴 ノ           _-二 ̄       _-ニ三三三三三三三二二二
                     _,..{ {アxヌ^   ⌒心、  ノ       _-=二 ̄         _-二-=--=ニ三三三三二二二
              _,..二=- ̄   乂 彡      ⌒心ノ_-=二二― ̄       /ノ{{    _-二 ⌒`ミニニニ~x、、二二二二
     _,..二=- ̄        ___----――==二二二― ̄           /ノ从   _-二三三三 ``ミニニニニ``~x、、
_,...二==--―=冖冖二三三三二二― ̄     _―二― ̄            /ノ从ニ _-二三三三三三三``ミニニニニニニ
二三二三三三二三二三三三二― ̄  _―二― ̄                   /从 ニ 三三三三三三三三三三``ミニニニニ
二三二二二二三三二― ̄  _―二― ̄                 _--=三/从  ニ三三三三三三三三三三三三``ミニニ
=三二三二三=― ̄  _―二― ̄                    _--=三三-‐ /从    ニ三三三三三三三三三三三三二 ``ミ
二三二― ̄  _―二― ̄                  _--=三三-‐ ''"´ /从    ニ三三三三三三三三三三三二二二二
― ̄  _―二― ̄                _--=三三彡''"´      /从    ニ八三三三三三三三三三三二二二二二


獣が、その目を光らせていた。


直下、奇襲対象判定

12:貴方
34:ランサー
56789:ピラミッド

1:貴方


直下、負傷判定【気配遮断】+3【守護騎士】-1

1234:無傷
56:負傷
78:重傷
9:死亡判定

7:重傷

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした。明日はアガルタやるのでお休み】

【姐さんオルタっぽいあの人、エリザベスじゃないかなー、とちょっと期待してます】

連投なのに良いのか
乙、言われてみればエリザベスあるかもね

>>864 あ、気づきませんでしたね。お互い気を付けましょう、今更戻るのも緊迫感ないので、覚えてたら次の戦闘以外の判定で大幅にケジメ補正かけておきます】

【すまんが今日もお休みだべ。アガルタはクリアした】

【再開、ちょっと避難所にお知らせ出してるので気になる人は見てね】

咆哮、僕の頭を目がけ、獣が牙を剥く。

「マスター!」

ランサーがピラミッドの攻撃を掻い潜りながら僕へ向かい、柄を突き出した。
僕の体が乱暴に弾かれ、なんとか獣の一撃は致命傷を逸れる。代わりにごっそりと肉を持っていかれたけど。

「…ッ!」
「マスター」
「大丈夫…、動脈は何とか避けてるみたい、正直傷口見るだけで気絶しそうだけど…」

ランサーが手早く布を巻き付け、止血してくれる。…熱い。焼けた鉄板を押し付けられたようなじくじくとした痛み。
義手一本に加えかなり痛手だ。まだこの状態で命があることが不思議なくらいには。

「マスター、立てますか」
「…ああ、何とか」
「ならば申し訳ないが、なるべく安全かつ、オレの目が届く所へ。本来なら逃がしておきたいところですが」

ランサーがギリと歯を噛みしめた。目の前にはピラミッドと無差別に争う獣。
だがその攻撃は恣意的に僕らへ向かうように動かされている。…獣を武器にしてきたってわけか。

「あともうしばらく待てばランサーが来る…、それまでどうか」
「分かった…、何とか、耐えてみるよ」

痛みで今にも消えそうな意識を必死に繋ぎ止める。…頼んだ、ランサー。


【戦闘を開始します…】


【ランサー】

【筋】:3
【耐】:2
【敏】:3
【魔】:1
【運】:3

◆対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 【ランク分の【魔】による攻撃に-補正】

◆危険察知:C
 視覚妨害による補正への耐性。
 第六感、虫の報せとも言われる天性の才能による危険予知。

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】


【獣陣営】

【筋】: 6
【耐】: 4
【敏】: 7
【魔】: 5
【幸運】: 4

22:50より↓2、ランサーのスキル、宝具、あるいは令呪使用するか。(残り魔力一回分、残り令呪1)


【使用可能スキル、宝具】


◆傭兵特権:B+
 金銭などの利益により主従関係を定め、暫しの忠誠を雇い主に捧げる傭兵が得られるスキル。
 マスターを失った場合、このスキルは同ランクの“単独行動”スキルとして機能する。
 また、戦闘中の魔力消費を一時的に増大させる事で、戦闘能力を底上げする事が可能。

 【マスター死後、このスキルはBランクの“単独行動”スキルとして機能する。】

 【戦闘開始時に宝具1回分の魔力を支払うことで、全ステータスを1ランクアップさせる】


◆守護騎士:E-

 他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
 取得条件を満たしている為にスキルとして獲得しているが、傭兵であるランサーの気質と相性が悪い為に低ランクに留まっている。
 また、このスキルを使用する為には、マスターはランサーに相応の魔力を支払わなくてはいけない。

 【自拠点での戦闘の際、戦闘開始時に宝具1回分の魔力を支払うことで、【耐】を1ランクアップさせる】

 【マスターに負傷判定が発生した際、スキルランク分の回避補正を肩代わりしても良い】


◆『一人背負う白鴉の群れ(コンパニア・ビアンカ・“オーバーラップ”)』

 ランク:D+ 種別:対軍宝具→対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:1~5

 ランサーがかつて率いた、“白の軍団(コンパニア・ビアンカ)”と呼ばれた傭兵集団の限定召喚宝具。
 かつての仲間の武器“のみ”を、自身の武装とほぼ同一の場所、同一の時間軸に重ねるように召喚する。
 振るう槍にワンテンポ遅らせて複数の斬撃・刺突を出現させて放つ事で、相手に反撃の隙を与えない。
 元々は“白の軍団”の槍兵を召喚する対軍宝具だったが、魔力消費量の大きさを懸念したランサーは使い勝手の良さを
 重視し、武器のみを召喚するこの対人用の使用方法を編み出した。
 また、ランサークラスでの現界ゆえ、召喚し使用できる武器は槍のみに限られる。

 【戦闘開始時に発動可能】

 【優位取得後の次ターン、戦闘判定で【筋】【敏】が選択された場合、宝具ランク分の補正を得る】

傭兵特権だけかな

【十分経過】

>>873 【傭兵特権】使用


【ランサー】

【筋】:4
【耐】:3
【敏】:4
【魔】:2
【運】:4

◆対魔力:D

 【ランク分の【魔】による攻撃に-補正】

◆危険察知:C

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】

◆傭兵特権:B+

 【マスター死後、このスキルはBランクの“単独行動”スキルとして機能する。】

 【戦闘開始時に宝具1回分の魔力を支払うことで、全ステータスを1ランクアップさせる】

【獣陣営】

【筋】:6
【耐】:4
【敏】:7
【魔】:5
【幸運】:4


【1ターン目】

直下、ランサー

↓2、獣


147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

ランサー、一の位0獲得

獣、一の位0獲得


ランサー【危険察知】により判定を0に変更


【ランサー、有利獲得】


【ライダー合流】



【ランサー陣営】

【筋】:6
【耐】:5
【敏】:9
【魔】:6
【運】:6

◆ 対魔力:C

 【ランク分の【魔】による攻撃にマイナス補正】


◆ 危険察知:C

 【奇襲を受けた際の負傷判定時、スキルランク分の回避補正を得る】

 【戦闘判定時、敵陣営が強制有利(一の位0)を出した場合でも、そのまま“0点”として扱い判定を行う】


◆ 傭兵特権:B+

 【マスター死後、このスキルはBランクの“単独行動”スキルとして機能する。】

 【戦闘開始時に宝具1回分の魔力を支払うことで、全ステータスを1ランクアップさせる】


◆ ルーン魔術:C

 【自分の判定で【魔】を使用する場合+2補正】


◆ 風避けの加護:C

 【戦闘時、【敏】にランク分の補正】

 【風に関連する効果にランク分の-補正】


◆ 無窮の騎術:A

 【逃走判定に+2補正】

 【【敏】においてのみ、一切の-補正を受けない】

 【【敏】による攻撃の割合を増加させる】


◆『疾走り砕く覇者の走破(マッハ・チャリオッツ)』

 【騎乗礼装として使用可能】

 【戦闘時、全ステータスに+1補正】

 【共闘するユニットに【戦闘続行】A、【仕切り直し】Cを付与】



【2ターン目】

直下、ランサー

↓2、獣

14:【筋】
25789:【敏】
36:【魔】
0:【運】

ランサー、【筋】選択

6+5-4=6


獣、一の位0獲得

ランサー【危険察知】により判定を0に変更


獣、【敏】選択

7+0-5=2


【ランサー、有利獲得】


【3ターン目】

直下、ランサー

↓2、獣

14:【筋】
25789:【敏】
36:【魔】
0:【運】

ランサー、【敏】選択

9+7-4=12


獣、【敏】選択

ランサー【危険察知】により判定を0に変更


獣、【敏】選択

7+0-5=2


【ランサーの勝利です!】


直下、ピラミッド壊滅判定、成功で全滅、失敗で一騎のみ【イレギュラー】+2


【一騎残った場合、もう一回有利取れば勝利です】

5:一騎のみ

【一騎消滅したため、ステータス低下】

【獣陣営】

【筋】:5
【耐】:3
【敏】:6
【魔】:4
【幸運】:3



【4ターン目】

直下、ランサー

↓2、獣

14:【筋】
25789:【敏】
36:【魔】
0:【運】

【ランサーのコンマがヤバい】


ランサー、一の位0獲得、よって強制有利獲得

【ランサーの勝利です!】

【衛星ピラミッド消滅!】


直下、獣逃走判定、成功で消滅、失敗で逃走

6:消滅

【描写は次回】


直下、セイバー陣営は無事キャスターまでたどり着けたの? 成功以上でもちろん到着、失敗でもちろん妨害【人数】-1

2:妨害

直下、妨害とは

12:バーサーカー来ちゃったよ
3456:謎鯖によるマスター分断だよ
789:キャスター使い魔

9:キャスター使い魔が来たよ

【というわけで早いですが本日ここまで、さて、謎鯖は何処で出てくるのかそれともブラフか。お疲れさまでした】

【申し訳ないが今夜は描写だけな】

僕の前にランサーが立ち塞がる。僕は背中しか見えず、その表情は分からない。

「ランサー…、傭兵特権を」
「了解」

魔力を絞り出し、ランサーへ。その気配を察したのか、ピラミッドに誘導されながら獣が迫りくる。
獣臭が鼻を掠め、吐き戻しそうになる僕の目の前で、銀色の煌めきが過る。

次の瞬間、目の前の獣の顔面に一筋の線が走り、血が噴き出した。
唸りを上げる獣。呆然と、あるいは朦朧とする僕の前でランサーが飛んだ。

「少々、のんびりしすぎましたな」

一閃、獣が弾かれ、ピラミッドにぶち当たる。何か軋む音。一瞬動きの止まったもう一騎目がけ、ランサーが槍を放つ。
寸ででかわしたピラミッド、そこへ動きを取り戻したもう一騎のピラミッドが死角から光線を放とうと。
思わず叫びかけた僕、だが、ランサーは何かを感じたのか、振り向くこともなく距離を取り、放たれた光線は誤ってピラミッドに刺さる。

「流石に、オレがいて雇い主に此処までさせれば、面目次第も立たねえ。なら何をすればいい?」

飛び退くと同時、ランサーのいた場所に喰らいかかる獣を槍の柄で滑るようにいなし、その血に濡れた表情をギラリと歪め。

「簡単なことだ、そして、オレにできんのはそれくらいでしょうや」

その顔を光が照らす。ランサーに向かい、二騎のピラミッドが向かっていた。逃げ場はないに等しく。
だが、ランサーは不敵に笑う。

「遅すぎるんじゃねえですかね」

僕の耳にもはっきり届いた。蹄の音が。
同時に、一つのピラミッドが光線を放つことなく、背後から踏み落とされた蹄鉄で砕け散る。
そしてそのままランサーを引き上げ、その隣へ。

「すまんな、遅れた」
「おうおう、遅すぎる、あんまりにも遅すぎるぜ、ライダー」
「ああ、分かっている。俺としたことが、このままでは御者の王の名乗りを返却せねばならん」

勇壮に駆ける巨大な馬、それに引かれた戦車に二つの影。

「それを言うならオレもだ、以前此処に乗ったときガラにもなくはしゃいだが、何、雇い主一人守れん傭兵の何が英雄か」
「…そうか、ならばお互い、やることは一つのようだな」

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∨\: : :∨',!: : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::\彳!``ー-ニ=-/ヽ、 .}::: :/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::--‐ーーーー ''''"   !
 \ ヽ、_:V.l: : : : :. : : : : ::::. : : : : :::::::T  ̄ >、‐-ニ=-      i! }-'  /:: :/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!: : : :           ヽ
  ヽ、 ヽ!: . : : :. : : .:∧::::. : : :::::::l  /弋ノu:ソ/      ノフ /:: ::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ : : .           ヽ
 -=≦`ヽ、l: : . : : :::.  :::r-、ヽ、... ::::::l/ .} _,,..¨¨-i rァ     __./: :::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ : :.          /_i___
    `ヽ、!: : .:::. :::::::.::::!`ィu:ソ>:::::::::',  '´   l r'       ハ::::: :::::/ヽ::::::::::::::::::::iヽ::::::::::::::::::::::;ヽ: .:.      、   i゚="、i
     /: : .:::::::.:::l-l::::lヽ、_¨- '` \::::',      .l l  __ _ 」ハ - /ヽー=''ヾヽ:::::;、:! ヽ'"ヽ:::::;:-;..,: : : '  - ..,,,__ ゝ,.-i !::::ノ'
.     /: : .::::::/',:::! l::::∧     / \,      i ト、 ',:.:.:.:.:.:.:_,.-―/:::.ヽ    ヾ ヽ.:. ヾヽヽ+/ ! : : _,,,..。-‐=''''ヾ,,.-''ヾ'"!
    /: : .:::/  ',:l/::::::::∧   く   \    `ヽ、、!:.:.:.:/:::/;:;:;/   !  ..    ::::. ヾi,/  /=-..,,_ヽ''"i/:::`ヽ/   ヽi
.   /: :::/    /::::::/__ハ   `             .l:.:.:.l::::l;:;:;:/    .. . :::::...  :::::::   ..:: //i;.-; : :''ー!、::::::;ノ'    ヾ
  /: /     ハ ̄ ̄:.:.:.:.:.:` ,、    ' ̄     /.l:.:.:l::::l;:;:;/::::::::::::... :::..::::::::::.. .:::::: .: ..::::: /' / /:,,; :   `´      ヽ
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「「命を懸け、敵を倒すのみ」」


戦車上で二人はにやりと笑い、拳を交わす。

「ライダー! とにかく射線上に俺のマスターを入れず、あの二つを潰すことはできるな!」
「難しい事だが、俺にできないと思うか?」
「思わねえから尋ねてねえ、行くぞ!」

そこから言葉はなく、ライダーの戦車がまずはピラミッドに向かう。ピラミッドが慌てたように回避するも、そんな速度では回避することもできず。
苦し紛れの一撃を放つピラミッド。だが、それすら躱された。迫る戦車。戦況は一変したように見えた。

だが。

「ライダー! 後ろだ!」

僕には見えていた。ピラミッドの放った光線はライダーを狙ったものじゃない。あれは。

「背後に、獣が!」

獣を狙って放たれていた。もはや獣に見境はない。怒りに満ちたその牙がライダーの戦車に追従するような速度で追い、その背へ。
気づいていないのか、声も届いていないのか、ライダーは振り返ることはなく。…「ライダー」は?

「ええ、オレの勘もまだ鈍ってないようだ」

直後、獣の胸から赤黒く染まった一本の槍が飛び出した。心臓を貫いた槍を振るい、ランサーが血を飛ばす。獣が光となり溶けていく。

「これで返上、…とはいかんでしょう、オレも納得はしませんしな」

その背後で、ライダーの戦車がピラミッドを轢き潰し、背後の巨大な墳墓の光が僅かに失せた。

「だが、オレの腕と勘はまだ衰えていませんぜ」


【というわけで本日ここまで】

【糞あっつい。再開】

その前に直下、槍、セイバーへ向かうか。成功以上で向かう、失敗でこのまま貴方看護【重傷】-1

5:惜しい

光り輝く墳墓内部を進んでいくセイバー一向。目が痛くなるほどの光だが、不思議と道のりは軽く。

「…誘われてるみたいで、気持ち悪いくらいだね」
「ピラミッドは外に全部飛んでるんだよな?」
「そうだね、ライダーが合流したと連絡があったから、もうすぐだとは思うけど…、っと、ようやくか」

シーが足を止め、回廊の先を見つめる。そこに出現したのは土でできていると思わしい人形の姿。
シーらに気づいたのか、かなりのスピードで接近し、その手には切れ味の悪そうな刃物が。

「…アレで切られると痛そうだねえ」
「どうするの、シー」
「んー…、時間は食いたくないなあ、キャスターが相手だし、何仕込まれてるか分かったもんじゃない」
「じゃあ」
「そうだねえ」

直下、シー判断、成功以上で一部人員分離、失敗で蹴散らせセイバー【急ぎ】+2

9:分断

「うん、悪いけどちょっと誰か戦ってくれる? そうだね…、ドルカとヴォルフは一人でも行けそうだけど」
「私も大丈夫です」

ミスティックの言葉にシーは首を振り。

「いや、私はそうは思わないなー、だって、腕一本動かないんでしょ?」
「しかし」
「頑張るのはいいけど、その結果が足引っ張ることになったら目も当てられないよ。貴女が負けて後ろから強襲されるのは少しキツイ」
「…! 申し訳、ありません」
「謝ってる暇もないんだよね、だから不問にします。おしまい。で、とりあえず何か代替案を考えるとして、うーん」


直下、戦闘メンバー

123:ヴォルフ
456:ドルカ
789:ミスティック&ふぇんりる

7:ミスティック&いぬ

「そうだね、じゃあ、ミスティックさん」
「はい」
「此処を任せてもいいかな」
「…是非」
「じゃ、お願いするよ、で、ヴォルフ、ふぇんりる貸してあげて」

最初の土人形を軽く蹴り飛ばし、距離を開けながらシーはヴォルフの連れたふぇんりるを指す。

「えー」
「えー、じゃありません。何なら当主代理命令出すけど?」
「仕方ないなあ…、じゃ、ふぇんりる、ちゃんと守ってあげてね」
「わんっ!」
「じゃ、行くよ。ここはよろしく!」

何か言いたげなミスティックを残し、三人はそれぞれに土人形を飛び越え、先へ進む。
その背を追う土人形を引き戻し、一体たりとも漏らさぬよう、ミスティックは静かに気炎を吐いた。
ふぇんりるも同様にその本性を剥き出しに唸る。

「では」
「…グウウッ!!!」


◆ふぇんりる

                              ,,ィフ
                               // l   _
                          / / ノ '-ァ//

                         /  '   .. .. ::`ヽ、
                        /,        ::::.ネミ、 i、
                     彡 彡       `゙゙'''  `丶、==ニ==-..__
                 i'   /   彡        ___      (:::)三三三三三≧ 、
                   /!   /       ´          ` ‐-- /ニ○三三三三三ニヽ、
               ノ/|  /           ,,, ,-""テ`- ''´ニ三三三三三三三三ニl
              /:::/ l. /              / l三三三三三三三三三三三三リ
             l: // |,/          ,, 〃''"....  \ニ三三三三三/,'7三三>''´
              |:l l l':::         〃:::::::''"      ヽー‐-= =/// !‐''"´
             v .l / ::::        .:::::  ..::::::::::::::...   l  __, ''"´ノ / /
              i、.リ  :::::       :::  .::::     :. //´彡彡彡./
              |::::    :.     ::  :::  :::;:>=ミγ://彡彡彡ノ
                 リ:::   ヘ :     :  ::::   l (@)Yγ´ミ`、/´
             /:::.    ヘ        ::::.....人ゝ彡リl //@ )|
             |:::     ヘ         """彡´/,'l l l、彡リ
              |::      ヘ      ヘ::     彡 l l ト三く \
             l:       \      ヘ::      l lY @リ.  \
                〉     彡 ノi,,,,     \_      l l=<、   ヽ
              /      彡  ''〃,,  ,,   _二ブ゙゙     ,ミ   ト、 _,...._        λ
.             / /  ノ/      '' ,-‐''"´ /     /     l Vγニミ、ヽ      !..ヘ、
            /   .  /         / : : : /     ,イ´     ,,,ト ヘ (@))|:::l      }ハヘヘ
.           /    /         !: ; :''"  ,==、-'´|::i       ミ ヘ ヾ=ニ彡'::::!.................ノ ノ l:::l
          /   /  ,  ァ      レ'   イ(@)ミゝl:::j..__、    ミ ノミ`ニ<_"""""""  /ノ:::リ
         ノ   ./-‐彡//     __ノ   _ノ >=<ミニ彡´     l (@リ- 、_ー---‐''"´/::ノ
        !´   ./-‐'''"__ノ     ノ /,  /  ./'''    ̄ i、      ヽ, `""´''〃,,,,,,,,,,,--‐‐''""´
       リ   .l''"´ ̄      rン´  ' /   !       ー‐ァ--   /
       /   ,''´         レ' ノ_/´   ヘ         /.   /
.     ノ  、リ           '' ン´  , -'''"´        / ___/_,-‐ァ
.    /  /´           / r ,-='´--ァ      ノ´ ,γミ、-‐ /
   彡  /           ,-ァ‐-‐´  /==‐''"´   __,..ィ´, , /==-´-‐''
../´,  /            `ー--==_/         し_/__/__/
 ー''´´


大きな体躯の狼型合成獣。
強面だが常識人(?)で、狂犬的なヴォルフのストッパーを務めている。

【全ステータス5相当の【フェンリル】ユニットを使用可能】


直下、ミスティック、何ターン目に到着できそう?

123:4
456:3
789:2
0:安価下

下2、ライダーどのくらいに到着できる?【四ターン】-1

123:5
456:4
789:3
0:安価下

6:三ターン目には

1:五ターン目だよ


もう一つ忘れてた直下、結局ピラミッド、キャスター戦闘の何ターン目に潰せた感じ? 【4ターン】-1

123:5
456:4
789:3
0:安価下

5:4ターン目だよ

ミスティックに背後を任せ、セイバーらが辿り着いたのは、輝く墳墓の中心部。
玉座で待ち構えていたのは、顔を陰鬱に落ち込ませたキャスターと景陽、そして、一騎の魔獣。

セイバーの姿を認め、キャスターが玉座から立ち上がる。

「…ああ、来たね、来てしまったんだね」
「おう! 初めましてだな、キャスター!」
「…来たからには、僕は戦わなくてはならない、僕は君を倒さなくてはならない」

沈み、暗く淀んだ声。まるで自分を傷つけるようなその声は、以前の彼と全くの別人を見ているようで。
そして、その背後の影も彼の澱みを強めていく。

「そうだ、お前が勝てば全ては丸く収まる、俺が正義を果たし、お前はマスターを取り戻せる」
「…正義正義って言ってるけどさあ、アンタは悪者じゃあないの?」
「無論だ、俺も裏切りという恥ずべき悪徳を犯した大罪人、そうであるが故に、願いが満たされたその時、俺は死ぬと決めている」

言い切る景陽に、シーは心底不愉快そうな視線を向け、うげっと呟いた。

「理解できるけども、したくないね」
「何を言う、裁かれるべき者がのうのうと生き延び、罪なき者が虐げられるこの世界が、許されるモノか、認められるモノか。さてはお前も」
「うるさい、ただの面倒くさがりの癖に、そういう話じゃないんだよ」

シーがズバリと指を突きつけた。景陽の口が止まる。

「あのさ、私はね、好きなことをして生きていたい。正直な話この戦争も面倒くさくって仕方がない。アンタはよくもまあ、そんな妄想で生きてこれたと思うよ」

表情は怒りでもなく、ただ単に、どうしようもないほどの呆れと面倒くささに包まれて。

「だから言うんだけどさ、聖杯手に入れて願い叶える? 自分が悪者になって? それってさ、ただ面倒くさかっただけでしょ?」
「何を」
「あー、私のは個人的意見、だから反論とかしないで、面倒くさい。話し戻すけど、そんなに悪い奴が嫌いなら、自分が悪者にならずにやる方法探すでしょ、普通」
「…そりゃそうだ! その通りだな、マスター! アヴェンジャーから色々もやもやがあったけど、ちょっとすっきりしたぜ!」

確かに、と頷いたセイバーに、激昂した景陽が叫ぶ。

「ふざけるな! そんな簡単に、そんな気だるげに、俺の信念を、覚悟を」
「セイバー、別に賛同しなくっていいから。…だから言ってるでしょ、そんな信念や覚悟があるんだったら、何でまっとうな方法が取れなかったの」
「社会は腐りきっている! 一人の力で立ち向かえるとでも!?」
「ほら、それが諦めなんだよ」
「あ…?」

虚を突かれたように景陽は、間抜けな声を漏らした。

「社会がー、とか、できないー、とかさ。そこで立ち向かおうとすればよかったんじゃないの? どれだけかかっても、どんな結果だったとしても」
「そうだな、それくらいの信念があれば」
「まあ、諦めたのは否定しないよ、めんどくさいもんね。でもさ、そんなすぐ諦めたくせに、楽な手段があれば近寄って、で、諦めたわけじゃないとかいうのはさ」

シーが冷たい視線を向ける。

「ダサいよね」

その言葉に、ついに景陽は噴火した。

「黙れぇッ!!! 俺の信念が、俺の覚悟がッ!!!」
「だから個人的意見だってば。そう思うんなら好きにすればいいんだよ!」
「五月蠅いッ! 大願を果たす前に、お前だけはこの俺が裁くッ!!! キャスター! セイバーを倒せェッ!!!」

景陽の指示にキャスターは悲し気に頷き。

「セイバー」
「おう、残念だな、アンタとは楽しい話ができそうだったのに。だが、しょうがないことってのはあるもんだ。だから」

セイバーがその背から剣を引き抜き、快活に笑う。

「せめて楽しく、悔いのない戦いにしようぜ! キャスター!」
「…ああ、君が相手でよかったよ、セイバー」

景陽の憎悪をシーが仕方なしといったように迎え撃ち。セイバーの周囲から雷光が迸る。それを受け、キャスターの陽光が力を増す。
一つの分水嶺が此処に姿を現した。


【というわけで本日ここまで、次回、戦闘開始。お疲れさまでした】

【再開】

「マスター、魔力を回せ! 一気に決める! 普段なら悩むところだが、幸いここなら受け止められるだろう!」
「りょーかい! 魔力結晶を三つ、そして、令呪一画分の魔力、くれてやるよ」

シーの持つすべての魔力がセイバーに注がれる。セイバーの全身に輝かんばかりの紫電が纏わりつき、その宝刀もまた輝きを帯びる。

「…! 僕と並ぶほどの神性だと!? 君は…!」

その刀を天へ振り上げ、セイバーは叫ぶ。

「異なる地の優しきカムイよ! 紫電を受け、還るがいい! 【紫電に神鳴る神威の剣(シ・カンナ・カムイ)】ッ!!!」


◆『紫電に神鳴る神威の剣(シ・カンナ・カムイ)』

-'''゙,゙ ー''''^゙l l __   .!   ゝミ;;゙'.lッv..,,_,゙''-、 , ,  ゙'' |./ iil!'〟  /-=ニ     -=ニ゙ .,..彡-′  |   ._, //゙"''ー ,゙゙''ー  -'''"゛
/ ゙.l′  ゝっ./   .〉____   / /   `''ミ《タ叺          -=ニ     -=ニ-、.  |, .l   __ !   ヽ;r‐┘  .../ .n゙゙'-、.  ..,..
|,.ヽl.     . |″  ./゙一''`-`--゙    `Ⅵ松,    -=ニ     -=ニヾ.l゙ `'     ゝ`-`-―;.\   ゙'ミ、     . /ヾ.l゙ `'"
.l.       \              rく㌍八x≦      -=ニ                   )       ゛      ./
..゙!_,,.. -――--..,,|、          r:〔`i _L㌶㎞爪ミ≧  `.゙、                  /   .,,..-一――-..,,"、
"゛ .,./ ''^゙^''''ー-、  .          jヘ,jヘ__〕-ァⅥ〔 ,.゙.゙  /\゛ \゙                /   / . ,ー''゙''゙'-、.   `''ー,,,
 ./         !  .    _ -=エ爪》     / {iⅥ/  ./   \.  \              /   ./  .,!    .`'、,    `'
../ . 、       !  .!  〔エ爪少八    イ   '《叺 ./     `'-. ヽ .-、......、       /    !  .!      ,ハ,
   .ヽ      l .          厂¨´ {    `¨´/         \ ヽ  ̄'l、     /    l  /      /  |
    .ヽ     l .          〈__ノ../  /             ゙' |'、'r=ー    /    / .! / ,   .ヽ
、     ヽ     .          }    i/ /                 ` l, .、_,,,/     ! │ ,〃  .ゝ
.lヽ    'y.ヽ    .           }   , il″                     /,rシ ./   /  !   /    ,ノ/
 .ヽヽ    ゙.l-ヽ   .l、 ヽ \  }   }! .゛       __,, ――ー'''゙゙゙゙''''‐、、 //  '/   / .,/   .ノン/゙ ,/./
 ヽ.\   ヾ' !、   ゙''-、゙'ーi ヽ  }     :.     ≧ゞミヽノ、Ⅵ ――ー"⌒''、  \.//.,, // .r‐" /    .,//   / /
  ヽ \   i,ヽ`!l、   .l  |  ヽ ト、___,.ィ《  ─ァ'^     ム        `'、   ll /ノ゛ / ./     .il!゙.,i '_//
   ヽ ゙'ι ゙'ミ l、 ゛    ヽ l  ヽト、__‰-‐ ∠ // / ノ ``t        ゙!  .!/   l /゛     ./'/.゙/ /
    ゙y  \.ヽ`、     l l   L __ -‐}_ア/'´扮 //从 ノ _,,,,,,,,,...... 丿  .|    ! ./     / //  /
    ゙.l、   ゙'、ヽ      .! .ゝ  _i …=彡/}ヽ_,.    ,. '斗ャ从^"゙´ _...  ___,  _/    ″    . //  ,〃
.ヽ    .リl|、   `".        /从     / }} } } f ¬  /} ヾ” _,,..-'" / ./           '″  .il〃
 ヽ    ヽ     .       //:::::}./  /  }! } ; ー ' イ  ノ从リ    / /           /   / |
ヽ. ヽ   .ヽ         /:::::::::::}i    Ⅵ ハ  爪/厂`¬ .l   ./ /_,,          ./  ,/_,, -'
,.`'.li, ヽ    ヽ        :::::::::::::::::}i;____,/ { 〈 \  〈   く \.l、 ./ .〃.         ,,,./ .〃´./
.\ ` ヽ__/ .`゙''ー、、  :::::::::::::::::}:i    {\ヽ, \ノ  /|  \'-、/       ,..-'''" \__/
  .\.  .,..- ̄"゙゙,゙'''''ー ,ヽ  :::::::::::::::::}:i /  i{丶\彡ヘ,_-=ニ /   \`''-..,,.,/   ,/..-'''''''广"'''ー、、 .,/
    .`'-"  /  .ヽ,  ` l:::::::::::::::∧Ⅵ    ヽ ミ Ⅶ三ミニ=/       \    .ヽ´,i/′  ./    `-'´
    ,i′  ./   .     ::::::::::::::::∧ソ      从 ー= \         \   ヽ  , './
                 ::::::::::::::::::∧   ヽ \ /  フ⌒ヽ_ \__ノ\   \

 ランク:A+ 種別:神性により変化 レンジ:神性により変化 最大補足:神性により変化 消費魔力:神性により変化

 姉神イレシュ・サポ姫より賜った、刀身から紫電を放つ美麗な宝刀。
 雷神シ・カンナ・カムイの力が宿っており、斬撃と同時に周囲に雷撃を迸らせる。
 さらに天に掲げ真名を開放する事でその真価は発揮され、雲を切り裂き敵に落ちる非常に強力な稲妻を発生させる。
 三度打ち払う事で三度稲妻を落とし、暗黒の国を燃やし尽くした逸話を持つ対国宝具。
 ただしその威力はセイバーの神性のランクに左右され、最大威力で使用する為には膨大な魔力が必要。
 また、大きすぎる威力は当然使い勝手の悪さに繋がり、セイバー自身も周囲への被害を慮りあまり使いたがらない。

 【セイバーの神性スキルのランクにより、魔力消費量と威力が変わる】

 【神性スキルのランク分の魔力消費で使用可能】

 【使用後1ターン目と2ターン目に神性スキルのランク分の+補正】

 【使用後3ターン目に神性スキルのランク×2の+補正】

 【神性スキルが上がる毎に、宝具種別が変わる】

迸る雷光の中で、セイバーは宝剣を光らせる。彼から溢れ出る覇気はもはや人のそれを超え。

「…ほとんど、神の領域じゃないか」
「ああ、でも俺はこれを使いこなせるわけじゃなくてな! 使いたくはないが、アンタ相手なら仕方ないってもんさ!」

快活に、豪放に笑い、セイバーは。

「じゃあ、戦おう、そして終わらせよう、お前のルヤンペを!」


…━…━…━…━…━…━…━…┓
                        ┗…━…━…━…━…━…━…━

セイバーの雷光とキャスターの陽光が互いにせめぎ合う中、シーもまた景陽に対峙している。

「もう、ストーカーなんだけど?」
「最早お前は俺の願いの対象ではない! 疾く刻まれろォッ!!!」
「…ダメだね、話聞いてないや、じゃ、こっちも全力出すよ。ヴォルフ、ドルカもお願い」
「了解! ひっさびさだね!」
「ふん、俺に指図するなッ! 俺は俺のために戦うだけだッ!」

襲い来る景陽の刀をシーが掴み、目を丸めた景陽にシーは嗤う。

「…ッー、効くねえ、やっぱ、これはさ。さて、祓いたまえ清めたまえなんてことは言わないけど」

そしてそのまま強烈な掌打を撃ちこみ、ギラリと目を光らせた。


◆降霊戦闘術-ガトリング熊-

                            f⌒`丶、 ,. -‐ ''  ̄ ̄ '' 、/⌒ヽ

                             {                   |
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                            /                   ヽ

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                           ,'                       !
                            |                         |
                        _,,ノ ・                     ',

                       厶  i                        ',
                        f     l
        ,ィzニニニ≧、        |    ヽ
      , -'/::::::::::::::::::::::: ̄ヽ     '、     ',
.      //:::::,ィ7ハ7777ハ77>,ヽ     \    ;                    、、
     //:::://レ'└─‐┘\/ハノ        `丶、/ 、、
      V:::///|」 r‐┬  r‐┬「/リ         |
    〈::/イ//| 乂ノ   乂ノ {∧         |
     Vrへ/ハ      rュ    }_ハ         ',
     |ハー─ 、       ノヽ          i
     〈//////ハ  ┬‐<///ノ          ヽ/
     [二只二二]\}\只二二l             /
      /:::::Vハ)  \} Vハ            / 
       ∧::::::Vハ)\    }Vハ           / 
      / ',:::::::Vハ\γ⌒ヽVハ         ,′

自らの体に熊の魂を降ろし、自らを熊と一体化させ戦闘を行う特殊降霊戦闘術。
降ろしている最中は自身の身体能力、防御力、スタミナは荒ぶる熊と同等であり、同時にダメージは熊が戦闘不能になるまでのダメージ量は霊が引き受けてくれる。
それを利用し、1体が戦闘不能になれば自動的に次の熊の霊を降ろし、ひたすら戦えるというとんでもない継続戦闘能力を誇る。

【魔力2回分を使用し、【体】【知】【心】を8まで上昇可能】

【連続使用の場合のみ、魔力使用無しで使用可能】


「面倒くさいからね、とっとと終わらせるよ」


【戦闘を開始します…】

【セイバー】

【筋】:11
【耐】:9
【敏】:10
【魔】:8
【幸運】:9

◆対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 【ランク分の【魔】による攻撃にマイナス補正】

◆神性:A
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 雷神と木の女神を父母に持つセイバーは、最高クラスの神霊適正を持つと言える。
 が、地上の人々と共に暮らし、「人と変わらない神」と祀られたセイバーは任意でその神性を低下させる事が出来る。
 セイバーが神霊でありながらサーヴァントとして召喚が可能なのも、このスキルの影響が大きい。

 【神性スキルのランクを任意でE~Aまで変更する事が出来る(現在A)】

 【【神性】を持たないサーヴァントとの戦闘で結果にランク÷2分の+補正】

◆神威の加護:A
 セイバーを見守る様々な神霊達からの加護。
 神々からの祝福によって、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる。
 特にセイバーの母親代わりである女神の祝福により、呪いや毒物によるバッドステータスからの回復速度を
 大きく早める効果がある。

 【不利を二回獲得した場合、全ステータスに+2補正】

 【呪い、毒物等のバッドステータスを受けた場合、休息を取ることで自然回復させる事が可能】

 【回復に必要なターン数は、受けたバッドステータスのランクに左右される】

◆勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

 【戦闘時、【筋】【敏】による攻撃にランク÷2(切り上げ)の+補正、【筋】によるダメージにランク分の-補正】


◆『紫電に神鳴る神威の剣(シ・カンナ・カムイ)』

 【セイバーの神性スキルのランクにより、魔力消費量と威力が変わる】

 【神性スキルのランク分の魔力消費で使用可能】

 【使用後1ターン目と2ターン目に神性スキルのランク分の+補正】

 【使用後3ターン目に神性スキルのランク×2の+補正】

 【神性スキルが上がる毎に、宝具種別が変わる】

【キャスター】

【筋】:10
【耐】:6
【敏】:10
【魔】:18
【幸運】:6


◆陣地作成:EX
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 最高ランクの地上建造物である「メル」の建築を可能とする。

 【工房を作成可能】

 【工房は二日経過ごとに【魔】による攻撃、防御それぞれに+補正を与える】

 【四日経過ごとに【筋】【敏】による攻撃にランク÷2補正】

 【七日経過で宝具、【黄金神聖、我が霊魂は永遠なり】が使用可能】

◆高速神言:A

 【宝具一回分の魔力使用で同ランクの【対魔力】を獲得】

 【【魔】による攻撃にランク÷2の+補正】

 【【魔】による攻撃の割合を増加させる】
 
◆神性:C(A)

 【【神性】を持たないサーヴァントとの戦闘で結果にランク÷2分の+補正】


◆『黄金神聖、我が霊魂は永遠なり(ネチェリー・メンカーウラー)』

 【【陣地作成】開始から七日経過で使用可能】

 【全ステータスに+5補正】

 【全ステータスD相当の衛星ピラミッドユニットを三騎破壊しない限り、キャスターを消滅させることはできない】

【景陽陣営】

【体】:9
【心】:6
【知】:5
【質】:4
【運】:3


◆呪刀・村正
 彼が帯刀する礼装、及びそれを用いた剣術。
 妖刀としての逸話が有名な村正を基に、負の側面が強く顕現するよう調製を施したもの。
 呪を抑える拘束を解放するにつれて刀身から赤黒い気が漏れ出し、その切れ味を増していく。
 しかしながら、呪詛の解放に伴う肉体への悪影響は計り知れない。

 【戦闘時、【体】に+1~3まで補正の追加が可能(今回は+3)】

 【上記の効果を使用した場合、戦闘後に判定を行う。判定に失敗した場合、【体】【質】の値を恒久的に減少させる】

 【追加した補正が大きければ大きいほど、判定の難易度は上昇する】


【カレルレン陣営】

【体】:7
【心】:8
【知】:6
【質】:7
【運】:5

◆降霊戦闘術-ガトリング熊-

 【魔力二回分を使用し、【体】【知】【心】を8まで上昇可能】

 【連続使用の場合のみ、魔力使用無しで使用可能】

◆カポエラ&合気道
 彼女の納めている武術。近所の武術教室免許皆伝、常識の範囲内レベルでまあ優れた技術を持つ。
 ちなみに基礎体力面は魔術を頼っているせいか筋力自体は武術を収めているにしては貧弱。

 通常時
 【フレーバースキル、補正に影響を与えない程度に吹き飛ばしや不安定な場所でも十全に戦える】

 熊インストール時
 【マスター戦時補正合計値が-1以下だった場合、最終補正値を-1に固定する】


◆???

 【このユニットに敵意を抱いた陣営の敵対判定に登場する割合が上昇する】

 【このユニットが負傷した際、負傷を負わせた相手へ与えられる全ての攻撃判定に+2補正】


【1ターン目】(連投可)

直下、セイバー

↓2、キャスター

14:【筋】
25:【敏】
36789:【魔】
0:【運】


↓3、シー

↓4、景陽

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】

セイバー【魔】選択

8+6-5=11

キャスター【運】選択

6+8=14


【キャスター、有利獲得】


シー【運】選択

5+1+2=8

景陽【体】選択

9+9-8=10


【景陽、有利獲得】



【2ターン目】(連投可)

直下、セイバー

↓2、キャスター

14:【筋】
25:【敏】
36789:【魔】
0:【運】


↓3、シー

↓4、景陽

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】

【あー! お客様困ります、あー!】

99:自陣営に不利な特殊判定

           ',    / ∠イ       `丶、     // 〃     /
  \\\   ',  /             ::::::`ヽ  /  〃   //
   \\\   /               :::::::::::ヽ─-、   //
        , ′                ::::、::::∨⌒》      ,,  ''

 `丶、     /  ,"             〟,,..)ノ::::::::',:::ノ  ,,  ''
       /              ..::::::>─‐-、::::::::Y
 < , '"    冫          /     :::::ヾ::::j       ''''  ̄
.  /、 "     .:         / r      《\\  ──= ニニ二二
/     :    ::::、        {   \  .::::::::::\≫}   ──  ----
      ,     ::::::、、       ',   丶.,,_:::::::::::::/  、、 
      ',    :::::::::::.  :...、  ::::\  ::::::::::::ヽ__/     `` 、、

       ,    :::::::::::.  ::::ヽ  :::::::>..,,,__,,ノ    `丶、      ``
       :::、   .::::::::::::::{  ::::::ヽ:::::::::::::::::イ     \   `丶、
       :::::::、  ::::::::::::::::::.....:::::::::::::::::::::::::: }   ',      \\   `丶、
       :::::::::\ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ  ', \   \\\

直下

123:狂が来たよ
456:あー、謎鯖が、謎鯖が!
789:戦闘とは直接関係ないよ!

8:戦闘とは直接関係ないとこで何かが起こった


直下、起こってしまった事

123:一人残ったランサーにバーサーカーが
456:またしても消えた三四郎
789:謎鯖の暗躍
0:安価下

9:謎鯖の暗躍

【というわけで戦闘途中ですが、残りレス数もありますし本日ここまで、次回頑張って戦闘結果と描写、戦後処理までできたら、いい、なあ…。お疲れさまでした】

【再開。とりあえず戦闘判定だけ終わらせましょう。暗躍の結果は後で判定します】


【2ターン目】(連投可)

直下、セイバー

↓2、キャスター

14:【筋】
25:【敏】
36789:【魔】
0:【運】


↓3、シー

↓4、景陽

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】

セイバー【魔】選択

8+7-5=10

キャスター【魔】選択

18+6-4=20


【キャスター、有利獲得】


シー【体】選択

7+1-6+2=4

景陽【知】選択

5+4-8=1


【シー、有利獲得】


【3ターン目】(連投可)

【セイバー、【紫電に神鳴る神威の剣】による強化発動】

【筋】:16
【耐】:14
【敏】:15
【魔】:13
【幸運】:14


直下、セイバー

↓2、キャスター

14:【筋】
25:【敏】
36789:【魔】
0:【運】


↓3、シー

↓4、景陽

147:【体】
258:【知】
369:【質】
0:【運】

【おっと、ミスティックも到着してましたので、シーのステータスも変化】

◆動物使役・獣化

                          |  /`、         , -‐ - 、      ,,
                     i`ヽ、  |ィ/三三>、     /  〈´l   、 ̄`  ̄/      ,、

                           `/〈三三ヽ三\\  //>,、x'ノ、  ヽー、‐''"     ,ィ三ヘ\
                    、へ    l .、\イ´\三三ソ'/ /ナ´ ノ" ゙ヽ  ヽ ヘ     /メ=ヘ三/ヘ `ヽ
                    \\  l三\\l'/≦三ヽ/ /   /イ´   l \ //lハ    ´   'ヾ l  ,i
                      \\l三三\ニ三三三l /i    l/l    ノ ,/_,`ヘヘハ           l' , l
    _  -=‐ 、 z、     _ ― ̄ム \\ニ──ヽ=ニ二、l l 、 l/lゝ、  //ィc メ ノ /lヽ         ,l ,' /
  /二く⌒ミ三三三三≧、,ィヘー彡ニ>/ /    ィ<二ゝーヽミ、K―c、`" '´ , /イィ、 \         ,l ' /
,メ/      ヽニ三三三三ニニ// /  /´  ̄´/ ヽヘ  \`ヽミ`''´  、 ,ィi| // il |イ/\      /' /
      /、,,メ/三三ニ二三ニ/ニ//   /  、/: : : : /: : : ヽ  \ ヽ、 ー≦ッ'// / /〈'///\   / /
     '"   ヾ=ニ三三三/ニ//       l: : : : :/: : : ; ; ヾ、  \ :;;`:;ニくi/:;;: / ////―ニ>//

         `ヾ=ニ三ニミ三、/   ィ/´  〉 /: : : /: : : : `ヾ、: \ゝ :.\:;ー:;:.ゥ彡'://, .ィニニゝイヽ`ヽ、
               =ニ/ /ニ//   l、 /ヘ: : : : : : : \: : :、: :ヽ\゙ヽ 、:. .:;:. ィ∠彡ヘ‐,    ヽ   ヽ \
              ィニ/ /三ニ/‐/   l :. \: : : : : >: : : : : : ヽヘ>zzz≦ニl/ゝニ〉 7   iヘヽ ヽ  ヘ
             /`ヾ/,l lニメ /ィ/   ∧:. :.  ゝ‐メ'  l: : : ミ: : : :l/:ーニニミゝム/ヘ'/    ハ l ヘ  l
               / ヘ イ、∨   /  :ヽ ー/ li  l: : : :ミ: : : : : : : : : : : 〈 ィヘi: : ;/ / /  / l l  ', /
               iヽ l〈三ヽl   /,:;  .:. / `"  l , ィi: : : : ヽ: : : : : : : : :/   /ヽー/く'/ / /,/ i  l/
                  l三、ニ、li/ ,   / 、l  lヽl iヘ: : : : \; ; ; ; ; ; ; /  /  ´ l /彡/   / lリ
                  l三ニ/⌒ ヽ、/ l 、\ゝーヘ ヽ\ミ: : : : : : : : : l /: :.i 、 :. : ヽ'    ー'"
                  ヽニlニ 、:. :; 〉二二くライ´ lニ、 >、: : : : : : : : : : ヽ'`/:/ `ヽ:'':;"ヽヽ_、

                   `l三三ニ/-‐ヘニノ_/、 \ヘニ|\〉: : : : :/: :/: :ゝ彡、    \: /: ,\
                   /三三/i :.ヽ〈 メ二二\ \ヽノ: : : /: : :/: 、: : /、: :ーイ'  \:./三三ヽ

                   ハニ/:; ',/´〉 〉l/ニ//: : ヽ、 `ヽ/、: : : '/. >ミソ': : : "ヘ、   /´二 ̄‐ ヘ
                   l /i' /:. ノ ヽjイi>イ: : : : : : : ー: ヘ ', `´   /\: : : :ヽ: : : 〈  /i 〈 、 ヽ、 , 〉
                    l、l l l ////、  ∨/: : ;、: : : :l: :ヽィ: : ヽ: : : \: : : :、 `ヽ///ゝ' \\lノリ
                    ヽヽゝ 〉////   `/ヽメ:;:.'l: : : : l: : : : 、: : : :ヽ: : : \: :,ゝ  ヽ〈     \\
                     `/ // / / ,   /  ,'; 、i: : : :.l: : : : : 、: : : : ヽiーー'"  / / \   \\

ふぇんりるの加護を受けて戦う戦闘流法。
防護と束縛を破砕する「破壊」の能力を得る。
極めて強力だが、当然ふぇんりるの意志でしか使用できない。

【【フェンリル】ユニットを行動不能にする代わり、全ステータスに+3補正】

【ただし、【フェンリル】ユニットの許可を必要とし、奇襲などの思考的行動が不可能になる】

【体】:10
【心】:11
【知】:9
【質】:10
【運】:8

セイバー【敏】選択

15+4-6=13

キャスター【魔】選択

18+3-4=17


【キャスターの勝利です!】


シー【知】選択

9+3-6+2=8

景陽【知】選択

5+2-11=-4


【シー、有利獲得】


直下、敗北判定、成功以上で令呪使用しワンチャン、失敗で令呪使用し逃走

5:令呪使用し逃走

【少し陣地作成スキルありのユニットに時間を置きすぎましたね。もう少し>>1 からも誘導しておくべきでした】

【一応ピラミッドは破壊したので、もう一度全員で総当たりすれば勝てない相手ではないでしょうが…、シーは完全な魔力切れですしね】

【とりあえず、本日ここまで。お疲れさまでした】

【今日はお休みなのだ】

【申し訳ない、今日もお休み。明日も多分来れないです】

【本当に申し訳ない、今日もお休み】

【散々休んで申し訳ない、少しだけ再開】

戦況は苛烈の一言だった。紫電と陽光がぶつかり合い、高熱が刃の様に降り注ぐ。その間隙を縫い、カレルレンと景陽はぶつかり合う。

「俺の望む世界に、お前たちは不要だ! 悪よ、裁きの一撃を!」
「いやいや、誰がそう言うの決めるのか! 正しさとかさ、正義とかさ、気持ち悪くない!?」
「喋ってる暇ないよ、シー! コイツ、本当に強い…!」

羅刹のごとく目を怒らせ、獣のごとく振る舞うその姿はおおよそ人を超え。

「…あの刀だね、凄く嫌な気配がする」

その一撃は熊の魂を宿すシーでさえ防御を弾かれる。

「…ちょっと、マズいかもしんない」

シーは横目でセイバーを見ながらそう呟いた。



「卑怯、…とかは言えねえが、…卑怯だぞ!!!」
「何とでも言ってくれ、僕は、僕は…」

セイバーに向かい放たれるは、もはや面と言って差し支えないほど広範囲に広がった光線。
そしてそれを突破したとて、続くは網の目のごとく張り巡らせた微細なレーザーカッター。十重二十重に張り巡らされた光の魔力は、セイバーの突破をすら許さなかった。

「せめて、懐に潜り込めるなら…!」
「それを許すと思うのかい?」

単純な魔力差、一詠唱で放たれる神代の神秘。セイバー、神の権能を宿したその姿でさえ、それを手足の一本落とすことなく、ましてや無傷で突破することなど不可能。
ジリジリと魔力と体を削られ、不利に追い込まれていく。



「クソっ! 何をやっている! セイバー!」
「せめてライダーが来ればよかったんだけど…、まだ間に合いそうにないらしいし…!」

怒涛の攻撃を広げる景陽。もはやその目に光は無く。

「あの刀の傀儡ってとこだね、哀れだなあ」

だが、刀に命すら吸わせたためか、その動きはさらに鋭敏に、速さを増して。
一瞬の隙を突き、神速の一撃がシーの喉元へ。

「まずっ!?」
「させません!」

すんでのところで到着したミスティックが軌道をそらし、急所からは外れる。

「ミスティック!」
「お待たせしました」
「いいって! ふぇんりるも一緒だね? ヴォルフ!」
「分かった、ふぇんりる、お願い!」

ふぇんりるが頷くとその身を横たえる。生気の無くなったその表情とは対照的に、ヴォルフの顔は酷く歪み。

「…噛ム、契ル、殺スッ!!!」

獣の本性を剥き出しにしたヴォルフが、景陽とほぼ同速で襲い掛かった。
人間では捉えるのがやっとの速度の中、ヴォルフと景陽は打ち合い、その衝突音は奇怪な笑いをも思わせる。

「で、本当ならヴォルフに手を貸したいところだけどさ」
「ピィーーーーーッ!!!」
「こっちも動くんだね…、いや、まあ、分かってたことだけどさ」

ジリジリと削られていく体力、自らの身に宿した神の権能が完全な効果を発揮するまで、耐えきれるか否か、セイバーはそれに賭けていた。

(あと十数秒、それで、押し切る…!)

キャスターもそれを察したのか攻撃は苛烈を極め、一層セイバーの傷が増えていく。

(あと、あと、数秒…!)

降り注ぐ光線を紫電で打ち砕きながら、セイバーはじりじりとその時を待っていた。そして、これまでで最大級の光線が彼に降り注ぐ刹那、セイバーにその瞬間が訪れる。

「来た、来た来た来たッ!!! これが、神の、全力全壊の、一撃! 【紫電に神鳴る神威の剣】」

それは神の怒り、大地を割り、天を焦がす紫電の一閃。闇を払い、悪を切る聖なる一撃。
振り払われた剣は、光線を切り裂き、もはや彼の進む先に障害はない。

そう、思われた。

「ああ、そうだろう」

セイバーは絶句する。彼の切り裂いた光線、目もくらむようなその先に。

「だから、これまでは前哨戦だ。これこそが僕の、最高の一撃」

太陽のごとく眩い光が、熱が。

「これぞ神の一撃、ラーの権能、君はこれを切り裂けるか、これを否定できるか!」

その熱にセイバーは背後のマスターたちを思い出す。

「止めろ、キャスター! お前は」
「これが悪とて、これが聖なる行いではないとて、僕は、僕は、僕は!」

悲痛に歪んだその顔にセイバーは首を振る。

「降り注げ陽光よ、我らの旧き神の権能よ! 【黄金神聖、我が霊魂は永遠なり】!!!」

だからセイバーはその悲壮な覚悟を、己に宿した権能を犠牲に受け止める。

「この力、たとえ人に落ちるとて受け止めるッ!!!」

キャスターの全力をその一心に受け止め、セイバーの全身から権能が漏れ出でた。
その光景は神々しくも悲しく、どこか悲劇的で。ようやく到着したライダーは、かつての牛争いを思い出す。

「…ここで消えてもらっちゃ困るよ、セイバー! 全員、私の独断で判断する!」

シーは苦々し気にその手を振り上げた。

「【全員、撤退!】」

光が消えたそこにはもはや影はなく、キャスターの哀し気な嗚咽と、魔獣の奇怪な鳴き声が響くだけだった。


【戦闘を終了します】


直下、【呪刀・村正】判定、大成功以上で二つ分減退、大失敗以下で減退無し


↓2、結局謎鯖何してたん?

1234:自陣営に都合悪い暗躍
5:ブラフじゃよ
6789:自陣営に都合のいい暗躍

0:特殊判定

   ,

   .i.i
   i !
  .i  ',
  !  ヘ

  .!   '、
  i     ll!,
  |    .|℡
  |    .|||℡、
  .!    |圭|℡
 . i    .Ⅷ圭№
  i     Ⅷ圭|№
   !   . Ⅷ|圭||№
   ',    Ⅷ圭圭|№
   '.,   . Ⅷ|圭圭|l№

  .  ヘ ,...:::::::マ圭圭圭l№
      \::::::::::::ヾ圭圭圭l№
       \:::::::::::`ヾ|圭|圭|№
        ` 、  ::::::`ヾ|圭圭l№,
           ` 、 ::::::ヾ圭l圭l№、
             ` 、:::::ヾl圭圭l№、

                ` 、:::`ヾ圭圭№、',r- 、
                 . `  、::`'≦圭圭i、 Y
                      `. 、::`''ミリ l¨ ー- .._
                               ゝ'_ ノ‐-  _   i}
                                      ̄

直下

123:むしろ強化される
456:ランダム要素の追加
789:おっと三段階くらい下がったぞ
0:安価下


↓2、暗躍内容

123:バーサーカー陣営との交渉
456:魔獣を弱めてみる
789:はーい、ちょっと話聞かせてもらえるかなー

4:ちょっとランダムになるようになったよ


直下、【呪刀・村正】判定。一の位偶数で【体】1上昇、【質】2減少、奇数で逆


0:特殊判定

                /::::::::/ |::::}l             -       ` ヾ::::::::::::::::::::::::::, 一
                  /::::/:/. ..|:::::|           /            \:::::::::::::::::/  -
               /:/::::/:{. -|:::ソ丶       /       _      `ミz、::::/  /一 、
                /:ソ:::::::;´ .  |::|  \      /    .  /ソ   __  -   ミz、::! /.::   !
             /::/{::::::::!    |::!    ゝ   /    . /:::::::,.::: ´ ,゙  ミ   `ミz:} |.:::::
             :::l  ::::!::| /ミ:::|、          . /:::,.::: ´  //-=     `::| !.:::   l |
              !:| ∧:::|::ト、  |::l´ゞzz、ノ!l、    /// ● _/´ ,r一━- .    从 ヾ /
             l:l ∧:::::| 丶 ー━━_ヾZz、ミzzzZ/、` ̄ ̄__//////´    /:ゞ) }/   /

             !j  ∧::|  ゝ|:l ゝ._・ノ∨´////ゞ━一-//////////     /∧  /   /∨
                 ∧l.  {//ヾ、_/∨ /////-、///////////       /. ∧/    /:::::∨
                 ∧  |//////∨ ////  //、-一///        /   ∧  ノ:::::、:::::∨
                      l `ゝ- ∨.///   l/´`\zz 、       .  l    ∧´ )、:::::::::::::∨
                     人  ∨` ̄         )l/´ ̄  ー-ュ、.  |     } | }::|:::::::l:::::::
                      \ |         , -一ク      /l ハ}  |    / l. |:::::::l::!::::::j
                    _..:::::´:::::{        /::::::ノ´     /j/l. !l|  |.    / / ノ::!::/l:::::::/:
                _.....::::´:::::::::::::::::::.       /:/     /./:::::::}. l| . |  . /. /  ノ::::::|:/:::
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↓2

123:「君は本当に、四家の敵と考えていいのだね?」
456:「では、そうしよう」
789:「ハッハッハ、たまには宿敵の真似事もしてみるものだな」

3:【質】1上昇、【体】1減少

7:宿敵の真似事


夕闇が徐々に足元へ迫る。光芒の元行われた戦争とはまた真逆、黄昏の中、湿った路地裏でその対決は行われた。

「さて、こちら側に立つのは幾分初めてでね、どう話を切り出したモノやら」

勿体ぶってステッキを打つのは老紳士、謎のサーヴァント。
対峙する影は暗く、顔は見えない。

「そうだな、やはり得意分野の話から始めるとしよう。私は数学者でもあってね、数式の話をしようじゃあないか」
「…」
「ああ、静かなことはたいへんよろしい。生徒はそのほうがいい」

カツカツと鳴らす音は気紛れに、そして楽しそうで。

「まず一足す一を計算してみよう、簡単だね、答えは二だ」
「…」
「ああ、君にはまったくもって自明のことだろう。では、この一足す一を隠し、答えだけ出した場合、どれほどの数式が存在するのだろうね」

クツクツと笑う謎のサーヴァントに、影は微動だにせずその演説を聞き続ける。

「その答えはいつか出るかもしれないが、今日の本筋ではない。要するに、私の言いたいことはだ」

謎のサーヴァントがその灰色の目を影へ向ける。

「一つの犯罪が発生したとき、その犯人や方法を追うのは容易ではない、ということだね。では、今回の犯罪とは何か。決まっている、毒とは何だ、という答えだ」

影がわずかに身じろいだ。夕闇が動く。

「だが、『必要が無いなら多くのものを定立してはならない。少数の論理でよい場合は多数の論理を定立してはならない』。オッカムの剃刀、知っているだろう?」
「…」
「この場合、私はいくつかの物証を持っている。一つ、私の犯罪現場に落ちていた油。一つ、終原の証言。一つ、消えた機械人形」

謎のサーヴァントは網を手繰る蜘蛛のごとく追い詰めていく。

「油は私に罪を着せようとしたときに残してしまったのだろう。さて、では殺しは何のためか?」
「…」
「通常ならば殺人は最後の手段だ。…しかし、魔術師やそれに類する存在にとってはその限りではない。一般人の犯罪、という可能性は私の存在から削り取ってよい仮定だろう」

謎のサーヴァントは指を影へ突きつけた。

「目的は魂喰い。君は最初から終原の倉にある令呪の作成法に目を付けていたのだ」
「…!」
「だからこそ疑似的な魂喰いを行い、城戸亨を唆す前から、既に魂を、いや、魔力をストックしていたのだろう?」

影の無言を肯定と受け取ったのか、謎のサーヴァントは続けて話す。

「次に、終原の倉だ。襲撃した城戸亨が回収したと考えたようだが、聞き取りの結果、襲撃された直後にはまだ封印されていたようなのだね」
「…」
「それが何を意味するか、もう簡単だろう。それを奪った犯人は城戸亨ではない。アレの性格上、もう一度潜入する、その方法は取れないと思うのだ。では誰か」

影が表情を変えたのか、顔にかかる影がどろりと歪む。

「その結論に至るまでに最後の証拠だ。城戸邸に残っていた前戦争の遺物、城戸槙名。その隠し場所は本来、当主しか入れない部屋に設えられていた」
「…」
「城戸槙名を知らないとは言わせないよ、キャスターの襲撃によって破壊された家からは彼女の痕跡は存在しなかった。つまりは、誰か知った人間が動かした、ということだ」
「…」
「では、誰か。城戸亨襲撃後、終原を訪れ、当主のみ入れる部屋を使用でき、機械油を必要とする人物」

追い詰めるように謎のサーヴァントは嗤う。そして、その指が突きつけられた。

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          ∨, ´_` 、:::::::/ ,x彡イ ̄`,;:イ   `、      |::::::l
           ∨,´ `、 ∨/, ´ ̄  r-- 、`ヾx、   ヽ /   |::::::!
          l l  _ ly/  ─ 、 `::.、・゙ 、 ヾヽノ < ,, xメゞl!::ノ

          l ∨´  lミl       、_ ̄´` ´`ヽ弋・ツ  j
         /:,  ヽ, ´ l∧               ::∨  ,r゙
       ∨:::::∧   ヽl  ゝ、     ,  ,t´ `    ::::∨ l                 「犯人は、いや、城戸の毒は、城戸亨ではない。君なのだよ」
      ∨::./:::::::∧   !      /  ゝ、ヽ     :::::∨ノ
     ∨::::/:::::/:::::::::ゝ、j     l!  ヽ 、    `\  :::::::.}゙
      l l:::::::::::l::::::://j ∧    |    ヽ`ゝ - 、   >ー ゙
      从::::| : !::::/∧   ヽ.      `>ー ゙ / /´
     ,z7{l、::::∨// ∧    ∧     ヽー  /./
    ,zZ///ゝk、,x彡 ∧   ∧          /
  .,z://////∧ゝ、l{::.、  ゝ、  ∧        /
 ,zZ7///////∧  ゙ヽ::.、   ゙::..、∧       l//7z、
/////////////∧   ゙:::..、  .l` ゝ、      l/////7z、
//////////////∧    ゙、ヽ  ! ヽ >.. _ ノ////////7z、

突きつけられた影は足を一歩前に踏み出し、その表情を消えそうな陽光の元に晒した。
指には亨から奪ったのだろう疑臣の指輪、そして令呪。ゆっくり進み出たその表情は笑顔、あまりにも純粋で、故に悪意に満ち満ちた。

                               |          / /从 / / / /≡圭圭圭圭≡≡=―-    |      |
                               | l l l l l l  /./// /::/::/::::/≡≡====─_=―-   || | l l l l l.|

                             .   | l l l l l l l l l l /' /:::/ /:::/::/::::/圭圭圭圭圭圭圭三二―- -   || | l l l l l.}
                                | l l l l l l l l ./-ナ二/ /、':::/::::/≦圭圭圭圭≧",;≦≡>-_ニニ= 、 . |! | l l l. l.}
                             .   l l l l .l .l .l /'7_, -/./.7ヽ`ヽ;/≧ミ≧ミⅥ禾≦≦>'"ィ≦二二≧x} :! | l l .}
                             .  |l l l l / ,'´. ,. ┬-=.ミヽ ヾ洲刈仗衍洲;|X"イニ_三,三ミ、彡彡"! l l _ .}

                                レ´~ヽl.//ミ,."r'" _辷二_>ミヘ Ⅵ洲Ⅶ洲Ⅴ´ 彡r'二~,ソ `ヾ、彡彡 l l/´ ヽ
                             .  / ,-、 l/' 二 ´ -二三三≧xヾ .Ⅶ洲洲X 彡",ィ''゙≡≡≡=x}!!-- './ ,ィ、.}
                               { {:::ヘ l  彡"ニ >_<圭圭圭圭≧i ゙州州"f≦圭圭圭圭圭三 ミミ  / /::::}.}

                               | {::l .゙i /       .ヾ圭ニ=圭圭}|;洲;lf {三圭圭圭圭圭=ミミ`    ,' ,'::::::l |
                             .  { {::'、!         .}圭圭圭圭;リ |洲;|} {三三三≦圭圭}ミヽ    .} {::::::/.,!
                                l ヾ;;{ i l | ,'    ',尓云圭圭圭 .|;l洲;l {乂彡彡彡彡"/ , / , 、ミ,'  .}:/./
                             .   マ',',{ヽ、{ '、'、 ヽ ヽ ヽ込比圭圭;リ゙ .{;l洲;l 从彡彡彡彡彡/ノ, l lリ,' ソ'././
                                 マム ヽ、{l ヾヾヾ≧比圭彡ニ'` .|;l洲;| -=从升女仗洲洲洲"jソ彡彡'j,'

                             ..      ゙い \\、ミ圭>=='"', ', .{  .!;l洲;!  j" ,' ,' ' ` ゙ヾ彡彡i','/ヅ./
                             .      ヘ    `~''<..====--''㌔、|;l洲;|/´~'''''===-,,,x!彡L=‐'´,.ィ.’
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                                        ~ヘ、ヽ `.''">.+!!!.|llⅣ.lll.|lll,.}!!∧'_/,〃.,' ,/

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                                             『―――城戸、銀賀!』


【というわけで本日ここまで、次回、銀賀が何処まで手を回していたか。お疲れさまでした】

【再開】

「…いやあ、気づかれちゃったかよ。もうちょっとあとでバラすつもりだったんだけどねえ。それにしても、気づかれるんなら多分貴志だろうと思ったんだがな」
「だからこそ、隙を見て殺そうとしていたのだろう?」
「ああ、サーヴァントもいなくなったし利用価値はない。家がぶっ飛んだとき、隙を見てやろうと思ってたんだけどねえ」

その醜い本性を現すようなどす黒い笑み。しかし、青白い顔のサーヴァントはなおも尋ねていく。

「確かに、あのまま彼女と共に過ごしていれば君の企みは露見していただろうな。事実、彼女は既に疑っていた」
「ああ、つまりお前が匿ってるのか。姿消してから見つからないなあと思ってたんだよ」
「それはもちろん、こちらもこちらで【技師】や【情報屋】の伝手をたどってね。さて、私が聞きたい事は分かるかな?」

サーヴァントの問いに悪びれることはなく銀賀は応えた。

「もちろん、俺が何処まで動いているか、ってことだろう?」
「そうだな、ここまでの動きで城戸亨の暴走以前に魔力を蓄えているのは分かっている。…だからこそ、最悪、まあ、私のマスターにとっては最高の状況も想像しているが」


直下、銀賀行動進行【雌伏の時間】-2【貴志の存在】+1

123:ライダー強奪まで
456:令呪作成まで
789:指輪奪取まで

5:令呪獲得まで

「いや、いやあねえ、あのダメ息子がろくな働きしなくってさあ」

その手の令呪を掲げ、悪辣な笑みを浮かべ、銀賀はこともなげに。

「これ作るだけで限界だったわけよ」
「ふむ、ならばやはり彼女の動きは少なからず君に影響していたわけだ」
「そうだね、それは事実だ。しかし何がムカつくってさあ」

銀賀は謎のサーヴァントを指さした。

「アンタは俺のお仲間だと思ってたのになあ」
「ほほう」
「だってそうじゃあない? 悪の黒幕、表は善良な市民を演じ、その裏では牙を研ぐ大蜘蛛。ま、俺はそこまで言えないけど?」
「どの口が言うのかね、推理するに君の願いはある意味で呆れ果てるまでに単純で、そして愚か、愚の骨頂という奴だ」

サーヴァントはそこまで言うと右手を挙げる。同時に彼の背後へ音もなく現われた暗殺人形の脳天を銃弾が貫いた、

「…なんでえ、狙撃手付きかよ」
「それはこちらの台詞だね、まあ、人の色恋を馬鹿にしたのは謝っておこうか」
「ええ、それで構いませんとも。で、アンタは俺をどうする気? 此処で殺す? それとも俺の悪行をばら撒くのか?」

銀賀の挑発するような口ぶりに、謎のサーヴァントは口の端を上げ。

「やはり君は悪人だな、私の微妙な性分をよく分かっている」
「そりゃどうも、まあ、貴志や龍臣連れてない時点で分かるってもんだ」
「本来の私なら君を利用し、さらなる悪行に手を広げることを厭いもしないのだがね。悲しいかな、忌々しき偽典(パスティーシュ)がそれを是としきれんのだ」
「ハハハ、そりゃいいや、で、本当にどうするのかな、かなあ!?」


直下、謎鯖、思考判定

123:協力
456:放置
789:喧伝

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