【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 36【募集鯖鱒】 (1000)

これは造られた戦争。

本来の目的を大きく外れた物語。

外典では無く、偽書でなく、番外でなく、初版でもなく。

そう、言うなれば遊戯。

ほんの戯れ、一夜の夢、そこで奔流するは嘘か真か。童の戯れ、付き合ってくれるならばこれ幸い。

遊戯聖杯戦争、ここに開催を告げよう。

                                   ,./
          _          !          _,._ィ/
        '´¬‐、`ヽ       |l        ,. '',~‐ァ゙´`
   i       _┌───┐  l::l  r┐  ./::/:/_         i
    l'、   ,.:':´:::::::::`ヽ 「`ヽ│   l:::l l | /;゙::,'´::::::::::::::`ヽ    ,.'!
   ';::':、 /:::::;‐'"´ ̄`| | _ l_| _ノ::::乂 |_:_::|::::r'"´ ̄`ヽ;:::`, ,、'::/

    ヽ;:::`:::::/  ,. -.. 、| |丿|. / r、 ヽ`┐┌〃´_`ヽ,.. ‐ 、 ゙;::::'´::; '゙
      `ヽ:::{ /'´ ̄ヽ| _  !_{  }:| |;;;゙| |.イ f;;;;i i'´ ̄ヽ }:::/´
       ヽ;'、     | |`; |'゙冫'´, |;;;゙| |`| ┌─┘     /,:'
          `'ー   | |:::l」イ / l |/ | | _i !   _   ‐''´
                __j 〔_:{  じ 「八 `人 `ー'/
            └ァ‐n‐┘フー'^ー{ _cケ´ r iー'n_
            fr、}f トr<ャvァ::rニ、「lr‐ャ| |‐< r′

           /ト''_)!_7c゙{ ヽ∧j_l:l_|j_|〉,くj_|゙l_{_ソ
          /:/      ̄(_ソ  ';:::;'
         //             V
      ノ/


・このスレはType-moon『Fate』シリーズの聖杯戦争設定を利用した【完全な二次創作】です。

・また、当スレの方針上、他のスレとは異なった価値観の元運営される可能性があります。

・Grand Orderの設定は、明確に準拠しない方針を取らせていただきます

・サーヴァント、マスター、舞台は完全オリジナルのモノを利用します。

・サーヴァント、マスターは皆さまから募集したものを利用します。

・マスターは最初に主人公としての貴方を作成、その後、参加マスターを作成します。

・本スレは基本的にAA使用頻度が控えめです。

・作中内における設定の齟齬はひとえに >>1 の知識不足によるものです。そういった事態は発生しないように心がけますが、もし発生した場合はご容赦ください。

・日常、戦闘パートにおいては簡易判定による判定となります。判定は以下の表を使用します。

1:ファンブル
2:大失敗
3、4:失敗
5:継続
6、7:成功
8:大成功
9:クリティカル
0:特殊、もしくはイベント判定
77:自軍に有利な特殊イベント
99:自軍に不利な特殊イベント

基本的に遅筆ではありますが、どうぞお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458290150


19茸筍戦争 ~In to Neokanya~:反抗鋼体貴方 【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game 19【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433678047/)

20茸筍戦争 ~In to Neokanya~ ~智衣島戦争:反抗鋼体貴方~天才淑女貴女 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 20【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435475870/)

21智衣島戦争:天才淑女貴女 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 21【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436537397/)

22智衣島戦争:天才淑女貴女 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 22【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437829809/)

23智衣島戦争~時を駆ける聖杯大戦:多才淑女貴女~固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 23【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438786066/)

24時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 24【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439480451/)

25時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 25【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440773283/)

26時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 26【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441726332/)

27時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 27【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444487801/)

28時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 28【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447685150/)

29時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 29【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450104462/)

30時を駆ける聖杯大戦:固茹弁舌貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 30【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451230282/)

31Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 31【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451912027/)

32Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 32【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452958116/)

33Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 33【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454768353/)

34Pastime Holy Grail +:中二変格貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 34【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456294754/)

35聖杯人形編セカンド:段箱忍者貴方 【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 35【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457103475/)

有志の皆様によるWiki http://www2.atwiki.jp/pastimegame/


【サーヴァントテンプレ】

≪クラス≫:

【真名】:
【属性】:
  
【筋】:
【耐】:
【敏】:
【魔】:
【幸運】:
【宝具】:

【特徴】:

【クラススキル】



【保有スキル】






【宝具】




【来歴】

【聖杯への願い】

【性格】

【AAもしくは容姿】

【行動方針】


一応これを使用しますが、他スレのテンプレでも構いません。
また、簡易判定を使用する以上、宝具やステータスが飾り物になる可能性は十分にあります。そこはご容赦ください。

【現在は募集を停止しています】

【日常パート】
朝・昼・夜の三回日常パートが行われます。

索敵やコミュをすることが可能で、結果次第では戦闘パートへ突入することになります。

また、日常パートにおいては、他陣営の描写も同時に行われます。


【戦闘パート】

≪通常戦闘≫

ルールは以下の通り

1:十の位を【筋】【敏】【魔】とし、各ランクごとの点数として取り扱う

2:十の位の結果を一の位に足したものを結果とする。

3:【耐】のステータスをその結果から引く(結果は切り上げ)

4:そこで発動する宝具、スキルがあればそこで発動、その結果を取り入れ、最終的な数字で優位を決定する。

5:特殊は特殊

6:各ステータスは以下の通りE:1 D:2 C:3 B:4 A:5

7:10の位0の時は幸運で判定、一の位0のときは強制有利

8:最大は15、それ以上はカウントオーバーとする

9:宝具は、一定の条件を満たしたときに発動、もしくは戦闘時に任意で発動するものとする

10:スキルも同様の条件で発動する。

11:三回優位を取った時点で勝利とする


≪共闘ルール≫

共闘する場合、メインで戦うキャラクターとサブで戦うユニットを決定します。

ステータスはサブユニットのステータスを二分の一(切り下げ)したモノをメインユニットのステータスに付与。

スキル、宝具の効果はそのまま使用します。


≪マスター戦≫

だいたいはサーヴァント戦と同じ。

【筋】を【体】、【耐】を【心】、【敏】を【知】、【魔】を【質】として判定します。


≪マスターVSサーヴァント≫

サーヴァントと戦闘可能なユニットの場合、戦闘時にマスター側に強制-5の補正が付与されます。

共闘時の補正はマスターだけの場合は-4、マスター&サーヴァントの場合は-3となります


≪負傷、重傷の取り扱い≫

【負傷】

・サーヴァント
戦闘に-1補正、一回休息を行えば回復。

・マスター
戦闘その他に-1補正、二回休息を取れば回復。

【重傷】

・サーヴァント
戦闘に-2補正、二回休息を行えば回復。

・マスター
戦闘その他に-1補正、シナリオ中には回復せず。

【かばう】

一方的なマスター戦を仕掛けられたときに使用可能。
相手マスターの【体】と自サーヴァントの【敏】を使用し判定を行います。

初期値は5、【敏】-【体】÷2の分だけプラスされ、成功した場合、マスター戦は無効となります。

【魔力切れシステム】

朝、昼、夜行動の際、連続して宝具を使用すると戦闘時に-補正が発生します。可能連続使用回数は【質】÷2の切り捨て。
可能連続使用回数+1で戦闘時-1、+2で戦闘時-2、+3以上で戦闘終了時、消滅判定。

魔力切れは、使用可能回数を超えた分のターン、休息コマンドをとる、もしくは魂喰いを行うことで回復します。

また、二騎を同時運営している場合、一日の終わりに宝具一回使用分の魔力消費を行います。

【令呪】

令呪を使用することで様々な恩恵を受けることが出来ます。

・戦闘時、戦闘終了まで+3の補正
・サーヴァントの負傷・重傷を即座に回復する
・魔力切れを即座に回復する

【テンプレここまで】

【前スレからの続き】

2:秩序・中庸



『ふむ、確かに【運】もな、一応幸運が絡むスキルや宝具なんかはそのキャラの幸運値で貼ってはいるが』

『さて、早速巻き込まれの気配だが、家系が分からんことにはいかんとも、といったところか』

『では、スキル案を募集する』

『単語でも文章でもいいが、文章の場合はなるべく一行に抑えてくれるとありがたい』

『それらの単語もしくは文章候補が出そろった後、こちらで内容を決定し、どのスキルを取るか安価を取る』

『もちろん、極端に強かったり弱かったりしそうな場合には制限を設けることもあることを了承してほしい』

『では、貴方のスキル案を出してもらおう』


20:50から↓7までスキル案

諸刃の剣

>>14-20

1:諸刃の刃
その一撃は地を割り、その一撃は雲をも晴らす。
だがしかしそれでいて、その一撃は骨を砕き、その一撃は血反吐を生み。
一撃一撃が心臓へ向かう刃、一撃一撃が骨を断つ一撃。

2:半人半獣
なぞのナマモノ。ただしどの程度獣かは神のみぞ知る。
獣の種類も神のみぞ知る。

3:呪殺の左腕
呪いを宿した左腕。触れたモノを死に向かわしめ、あるいは他者の血を啜る。
それを彼女が望むか否か、それを知るは。

4:爆殺魔法少女
ぷぷるぷりぷりぴぴるらら~! 痕跡すら残さず消し炭になあれ!
魔法爆殺少女ここに見参! あまり周囲への被害は考えていないぞ!

5:峰打(偽)
相手を殺さぬ不殺の剣、とは名ばかりの鈍器殴打術。
失血死に比べれば死ぬ可能性は低いが、当たり所が悪ければ普通に致命傷である。
その特性故刀じゃなくてバットや鉄パイプでも可。

6:私立探偵
本業は探偵、基本的には浮気捜査などの地味な作業が多いが、鼻が効いたり様々な場所に伝手を持っている。
故に探索等には必須技能

7:不撓不屈
決して折れぬ意志。たとえか弱き人であろうとも曲がらず、折れねばいつか何かを掴めるだろう。
それは輝き続ける金剛石のごとき精神。



『こんなところか。内容はあくまでも暫定。他のスキルとの兼ね合いで変化するやもしれないぞ』

『では、スキルを順番に選んでもらおう。彼女の運命を決めろ』


21:05より↓3、一つ目のスキル選択

3:呪殺の左腕

『ほう、これならば家系は呪われた家系、とでもいうところか、一般人という事で構わないかな』

『他のスキルと矛盾するものも今のところなさそう、では、二つ目のスキル案を選ぼう』


21:11より↓3、>>23 から3を除いて一つ選択

6:私立探偵

『探偵貴女、か。…中々面白そうな動きはできそうだな』

『索敵が可能になるのはありがたい』

『では、最後に一つ、スキルを選択してくれ』


21:17より↓3、>>23 から3、6を除いて一つ選択

2:半人半獣

『…ほほう、呪われているなあ』

『では、来歴決定の前に諸々を決めておきたい』


直下、なんかハサン先生関係ありそうだけどあるの?

123456:ないよ
789:あるよ


21:23から↓3まで、獣部分の獣選択、ただし猫は不可

『…ラーテル、…ラーテル!? あの穴熊みたいな奴か!? せめてグズリにしておけば戦力アップだったかもしれんぞ!?』


直下、どの生物?

147:狐
258:ラーテル
369:兎

3:兎

『…というわけでウサギになった』

『さて、ではこれらのスキルから来歴を決定しよう。ステータス、アライメントもある程度は参考にしてくれ』

『内容が被っていた場合は範囲外のモノも含める可能性がある』

『では告げよ、彼女の運命を』


【体】9:世界的アスリートレベル
【知】6:平均より少し賢い
【心】9:鋼鉄メンタル
【質】2:へっぽこ
【家】0:なんかハサン関係あるッぽい
【運】2:ツイてない

秩序・中庸


【半人半獣(兎)】
なぞのナマモノ。うさ耳がかわいい。
ただしどの程度獣かは神のみぞ知る。何故兎なのかも神のみぞ知る。

【呪殺の左腕 】
呪いを宿した左腕。触れたモノを死に向かわしめ、あるいは他者の血を啜る。
それを彼女が望むか否か、それを知るは。

【私立探偵】
本業は探偵、基本的には浮気捜査などの地味な作業が多いが、鼻が効いたり様々な場所に伝手を持っている。
故に探索等には必須技能


21:40から↓3まで上記のキーワードを使い一文程度で来歴を。その内容を組み合わせ、来歴を決定します。

【来歴】
先祖返りの研究をしていたとある一族の一人。
その素質の低さから半ば廃棄処分に近い形でその身を犠牲にされそうになったが、奇跡的に一部のみ成功。
それこそがその呪われた左腕であり、獣と融合したその体である。

しかしながらそれは不完全なモノであり、とても成功とは呼べなかった。
故に彼女は自らを稀有な成功例としてのみ見る一族から抜け、新たな生を歩もうと試みる。

だが、そんな異形を買ってくれるのもまた闇の世界。
そんなこんなで今日もまた彼女はほの暗い闇と光の狭間で一人探偵業務にいそしむのである。


【半人半獣(兎)】
なぞのナマモノ。うさ耳がかわいい。
ただしどの程度獣かは神のみぞ知る。還りすぎた先祖返り。
基本的には何の役にも立たないが、耳は効くし鼻もいい。

≪【索敵】の結果に+1補正≫

≪【奇襲】による負傷判定に-1補正≫

≪遭遇判定時、確率で一方的な捕捉が可能≫


【呪殺の左腕】
呪いを宿した左腕。触れたモノを死に向かわしめ、あるいは他者の血を啜る。
その攻撃は類感呪術に属するモノであり、対象の鎧を突き破り攻撃が可能。
それは彼女の血に混ざる山の翁の力。先祖が極めし奥義。故にただ移された彼女には制御が効かず。
彼女が望むか否か、それを知るは。

≪マスター、サーヴァント問わず、【心】【耐】を無効化した攻撃が可能≫

≪戦闘終了後、暴発判定を行い、暴発した場合低確率で死に至る≫


【私立探偵】
本業は探偵、基本的には浮気捜査などの地味な作業が多いが、鼻が効いたり様々な場所に伝手を持っている。
故に探索等には必須技能。

≪【索敵】の結果に+1補正≫

≪コマンド、【道具調達】を選択可能≫


『中々ハードボイルドな感じの貴方になりそうだな』

『では、一応彼女の願いを聞いて一旦中断、再開時は事前にアナウンスさせてもらう』


22:00より↓3、貴女の願い

【一旦中断、再開時はアナウンスを行います】

【再開予告ついでに】

『またしても、↓3『まで』、と書き忘れていた、申し訳ない』

『というわけで以下から多数決』

1:腕の完全制御
2:なし、巻き込まれ枠
3:素敵な人生

23:00から多数決、先に三票

3:ああ、麗しの素敵な人生

『というわけで、まあどのみち巻き込まれだな』

『では、サーヴァントの決定に移ろう』

『試験的に【家】による触媒決定を行おうと思うのだが、目安は下の表だ』

12:触媒すら選べない、指定されたクラスから完全ランダム
34:触媒のみ選択可能
567:触媒とAA
89:触媒とAA、真名関連の情報


『今回は特殊だが、来歴上、2相当の扱いとしておきたい』

『何か質問はあるだろうか、23:10まで待機しておくので何かあれば、なければこの表通り、まずクラス指定から開始する』

つまりクラス指定の後完全ランダム?

>>142-143

『クラス一騎を指定後、トリップを用いたランダムと考えている』

『流石に組んだ瞬間首を狙ってくるような相手は除外するが多少馬が合わない程度は組み入れる予定だ』

『一応異論は無いとみなしていいだろうか』

『では、クラスを決定する、さあ、運命を愉しめ』


23:17から↓3、クラス決定

【クラスは一つのみ。もちろん今までに出てないクラスを選ぶ必要もないです】

とはいえ、やはり自鯖は新しいクラス選びたくなる。

セイバー

>>154

というわけでトリップ判定、23:28から↓3

1~10のいずれかを選択

数字一つ選ぶのに5分も開けるのもどうよ
それがいいならそれでいいけどさ

>>162-163 本当ですね、申し訳ない。トリップ久々だったもので、それに人数ちょうど10だからコンマでよかったです…】

#叛王円臣独弦銀錆雷費

7:銀

                  _.. -=ァ=- 、
                /  ̄ ><⌒\
               イ /^⌒i::::::.ハヽ \丶
             ///.:::::::::::::::::/.:::}:::.\ '.ハ

                 .::::l/.:::::::::::::::::::}:::::::::|:::::::::.Ⅵ::::,
             l::ト!:::::::::::::::::イ.::::::::∧::::::::/}i.′
             |::{((/:::::://i|:::::/イ_. r≦))/::: |
             |∧/:::/ ̄{ i}〃 _}     / |::::|
            ム=‐j 三三ⅥⅣ三三 / :::|::〈

              }/.:.≧===ミir‐===≦::::::∧:リ

                  /:::込.〈       〉/.:::/ニiト、
                 j::::ル 个丶 ‐ -  イ.::/ニニミメ、
               从!ニ{ニ「}ミ - 〔|,ノ^ニニニニム
                 /{ニ\ \T 丁「厂/ニニニニニニニ,
                く__厂{ニ≧=‐┴=ニニニニニニニニi}
                ト、  |ニニ=‐=ニニニニニ,/\二ア|
              i| L/ニニニニニニニニニ,/ /  ∧i{:::l
              ;|  ∨∧ニニニニニr≦r'/ /\〈 ,〉!::|
               / i   '/∧≧ ‐=≦ ∨ 〈.    Vイ::::
              /i|   '/∧     ,∧/∧     |:::::{
           }.′    ∨∧   /  ∨∧    iト、::.\
          /   |   〃⌒ヾ  /    Ⅵ.ヘ   i| :::::::|
                 |   i{ {⌒} } {        |/∧   i{ |::::::|
         /    |   .乂Vヘ'  l      ハ//厂「 | :::::::|

『というわけでセイバーに決定』

『…面白いことになりそうだな』


『では改めて他のメンバーを二人作成する』

『此処からは流していく、疲れていたらもう休んでくれて構わない』

『では↓1の十の位で体力、一の位で知力 ↓2の十の位で精神、一の位で素質、↓3の十の位で家系、一の位で幸運を決定する』

【体】4:人より少し運動苦手
【知】7:賢い
【心】3:メンタル弱め
【質】9:ロードクラス
【家】8:魔術界で相当名の知れた家系
【運】6:人より少しだけツイてる


『…普通だ』

『0が無いだけでこれほどまでに嬉しくなるとは思わなかった』

『では属性、性別を同時に決定しておこう』


直下、一の位でどちらも判定 0は安価↓


123:秩序
456:中立
789:混沌

147:善
258:中庸
369:悪


↓2、偶数で男、奇数で女

6:中立・悪

5:女

『さて、凄い無難で安心してるというわけでキーワード募集』


23:45から↓5まで来歴キーワード、好きな単語を一つ書き込んでください。連投無効

『…亀? 何かものすごいケイネス臭が』

『さて、では名前も同時に決定しながら二人目、行くぞッ!』

『↓1の十の位で体力、一の位で知力 ↓2の十の位で精神、一の位で素質、↓3の十の位で家系、一の位で幸運を決定する』


23:49から↓2、名前決定

リリア・トルテュ

>>194 マスター、『リリア・トルテュ』を登録しました

【体】5:人並み
【知】0:特殊判定
【心】6:平均より少しメンタル強め
【質】1:パンピー
【家】0:特殊判定
【運】0:特殊判定

『…うわあああああっん!!!』

『私が何か悪いことをしたか!? 言えッ!!!』


直下、一の位でどちらも判定 0は安価↓


123:秩序
456:中立
789:混沌

147:善
258:中庸
369:悪


↓2、偶数で男、奇数で女

↓3、偶数で猿、奇数でコンピューター

↓4、偶数で道を歩けば不発弾、奇数で道を歩けば埋蔵金


23:58より↓3まで【家】特殊案募集

5:中立・中庸

7:女

5:超知能

7:豪運


『(白目)』


直下

147:英雄王の血筋
258:アンドロイド
369:遊星からの物体X

4:英雄王の血筋

『サーヴァント界で最も不遇な者。その名をハサンと言うのだ』

『…運命の決闘だな!』

『あまりにもアレなのでキーワード減少の刑に処す』


00:06から↓3まで来歴キーワード、好きな単語を一つ書き込んでください。連投無効

『わーい、ろりだー』

『というわけで、あとは名前だな、あとAA案募集』


0:10から↓2、名前案。ついでにAA募集

サンドラ・ミルマウス

>>235 マスター、『サンドラ・ミルマウス』を登録しました。

『というわけで今日はここまで、お疲れ様だな、いつも通り参加者のAAを張る作業に移る。では、また』


【今日はここまで、お疲れ様でした。AAは随時募集します】

【酷いくらい難航してしまった…、あと色々とデータミス有ったので明日、AA変更等々避難所で出しときます】


セイバー陣営

【いつもどおり、←マスター、→サーヴァントです】

                   r----x
                   {!/ `゚∨                              _.. -=ァ=- 、
   ,ィ≦二二二ニヽ、      ヽ-´ヽ-Ⅵ                           /  ̄ ><⌒\
   i! i <二 ̄ ̄冫ヽ、  _ ......... _ヽzzzzソ                          イ /^⌒i::::::.ハヽ \丶
   ` <___k,  ヽ,<>≦≧xi  :/                         ///.:::::::::::::::::/.:::}:::.\ '.ハ
           ,ゝ´> ´ i     ` <ヽ                       .::::l/.:::::::::::::::::::}:::::::::|:::::::::.Ⅵ::::,
          ./>´  :! i  !       ` ヽ                      l::ト!:::::::::::::::::イ.::::::::∧::::::::/}i.′
         / /    !ヽiヽiヽ {ヽ、、ヽ   ヽ                    |::{((/:::::://i|:::::/イ_. r≦))/::: |
         / /  i>代、  i>テュヽヽ、ヽ、 ヽ                    |∧/:::/ ̄{ i}〃 _}     / |::::|
        / !  ヘ≦二ヽ、 { 芹気`iヽ!ヾ、ヽ ∨                  ム=‐j 三三ⅥⅣ三三 / :::|::〈

        //!  ト`《 k少 ` `¨´ / 冫  ヽ≧メ=-                   }/.:.≧===ミir‐===≦::::::∧:リ
        ´  { /i!、ヽ´ ノ    '''//7    〉!、                   /:::込.〈       〉/.:::/ニiト、
          !/ i! i>ヽ  、__,ノ  ´>/  // i! ヽ                  j::::ル 个丶 ‐ -  イ.::/ニニミメ、
          / /`゙ ̄丶、    ,ィ /  /´  `  ヽ                 从!ニ{ニ「}ミ - 〔|,ノ^ニニニニム
          イ  /  i! i!  ̄≧T ´/  !  f/i i     ヽ               /{ニ\ \T 丁「厂/ニニニニニニニ,
         /i / __ i i!rメ´ ̄ !    i// .ヽi ____     ヽ             く__厂{ニ≧=‐┴=ニニニニニニニニi}
        ´ iノィ´ ヽソ ! ヽ/´  _トノィ´ ̄ ヽ、`ヽ   ヽ            ト、  |ニニ=‐=ニニニニニ,/\二ア|
      ,、>イ´    /__i,,/   ィ´ィ':/ソi      `<iz    ヽ          i| L/ニニニニニニニニニ,/ /  ∧i{:::l
      ヽ  ヽ、 ,/'     ´ / :i i}!        `ヽ、   ヽ         ;|  ∨∧ニニニニニr≦r'/ /\〈 ,〉!::|
      //ヽ  >´i   ,     /  :iトソ       ィ彡二ソヽiヽ ヽ       / i   '/∧≧ ‐=≦ ∨ 〈.    Vイ::::
      //  ィ´ヾzzzx、.:/ __,xzzイzx、:i!《k、     // /∨ヽ  ヽiヽ       /i|   '/∧     ,∧/∧     |:::::{
     ,ゝ、/ /o /  `y ´   /o /  ヽi!k,ヽ____/ィ/   ∨i/}/i'       }.′    ∨∧   /  ∨∧    iト、::.\
     / i{  ゝ<   '    ゝ<    ヾi! ヽ/ゝヽ     ∨          /   |   〃⌒ヾ  /    Ⅵ.ヘ   i| :::::::|
    /  ゝ       :.          ,  /    ヽ    Ⅷ            |   i{ {⌒} } {        |/∧   i{ |::::::|
    i!  { ヽ、   .::::.        ノ  /      ヽ   :Ⅷ       /    |   .乂Vヘ'  l      ハ//厂「 | :::::::|

貴方&セイバー

                      -‐―‐‐-ミ     ..,,____                 _ _____,  |////Λ\_〉      ト、  }//,〈工〉
                  ´                    /   r‐ミ           /_\       \l/////Λ/rーヽ    l}: \}///〈工〉
                  /              \    `゙ ..,,__〔⌒;  .         / :///Λ \____\////Λl\__,〉    \: \//〈工〉
            /                      \         /  .         | i/// Λ ム______/ \'//Λr/\\    \:..\〈工〉
           /         \  \ヽ          ー―ァ          | |'////Λ  | /ll    \  \/Λ\/_7       l_〕、 \/〉
             /  /          ト.  | :ト、           ∠,          | l'/////Λ }/》 ー====\  \ }777,}/ ̄ ̄ ̄/ \/{l_/〉   -‐―――┐
.            /   ′¦       | |  斗‐‐       '.    /           | |///////! }/   ー=====\__i}\ /∧  ―<{     ∨∨/__/ ̄ ̄ ̄ l|
            ′    |i          | |/ l/   \|   |   f⌒            \\/////} {              }  ∨∧    \   Ⅵ′/l| -====- |
             |   |i\\      |   xf㌣灯 |   |      .             \ ̄ ̄ _ \__l_/ ̄l/}、 }  {\__, `「ミト、_l|∠ /`ーヘ _,/_
            __\ 八 八X⌒\    :  〃∨少     |  \                ̄ ̄/l三l /〈 ̄\  |/l \〉-=ミV\}:::`ー|_rヽ}、{l / _     /____
       /:::::::::.\ \ \  ニニ __\    ''″|   ∧    \               /   / / \//\l/ \/  ̄ ̄|‐ヘ:\r=={「lーlΛ〔《l〕  /二\/
.       /.:::::::::::::::::. >: : :´: :〃⌒~^      _   | ノ |     \        /\ 〈/ ̄|_/_/    ∨//{ _〈_》|_     |ハ   ̄ ̄l\} l/Λ〔《l〕/\ \\
 「 ̄: : : . |__,,..  -‐: : : : : : : : / ″      ` ノ )  ′   j\      .       /    }/ー‐r'//Λ   .:/V/ 〈_》 //\__|=}      }  }__「}__,}_/ \〉  :
 ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〈, `ヽ,    マ     イ | ./   /                 /   r'ー―‐'ミ///Λ_/_/`ー‐ァiK/ ≫-/}V \   } l|ヲ⌒丶   //\__
.  ,: : : : : : : : : : : : : : : : / | :   \   -=≦  Ⅵ/        |           |  :/ ̄ ̄ ̄ ̄\/´\,/   __∠lΛ_\///l} \ \_,}=l|ノ   .:l\ ://  //
  \: : : 「 丶 : : : : : /___,ノ : : :,   \_ノ     |/      |-‐‐ .       \/ /三{ ̄{ ̄l\〉-‐=ニ二 ̄〔〕|//\_\//l}   /`ーァ<´    〈;//7{l  // 
    Y: : 乂___ノ: : : : : : : : : : : : : ,  }  |___   〈  / ,  !/ .          / /// ̄\「 ̄ヽノ} -==-  __∨/:\ノ⌒lー/==f/ヽノ ノ\-===\//\{:{ :/
.    |: : : : : : : : : : : : / ⌒\ : : ∨ / l    `   ∨   .′   |     〉    /  {/ { ___|ーrく」ノ}    /   //¨\`ー‐《XX///\ \  /´ ̄ \{ l
.    |: : : : : /⌒~^ヾ -‐‐-ミ \: :∨ |      |  /     |   .        |   |/∧{三{工三}」ノ} - /   // o    ̄7l二二l-l     \ \′    `⌒
.    ∨: : :厶: く     | : : : : : : : |―┴トミ..,,__//      八  .        |  V/∧ニl{工三}」ノ} /   /|ヽ|       //|    | :|   )   |  |=========
.    ¦/: : : :_:_:.\     |/ ̄`ヽ 八   \¬ミ /        ′ \.        |   ∨ Λ={工三}」ノ'    / / :〈        // l|    | :| ∧⌒):|   |         
     : : : : f´ ¬: \  (//  }\\       \,ヘ  /            \==彡// >-/     <> / 〈 / \     // :l|    | :| 〈__乂) l   |      
    /| : : : ;    ̄〕: : :ヽ,.厂ゝく,.∠ ..,,__,」   ∨/  \ \____            \   ̄ /      /   ∨///,l   //  l|    |_:| └┘:/  |       
.   / :L /   ソ: : : : : : : : : : | { . : : : |    |.′     \、 `    .          ̄ ̄|       /      \/{  ://    l|――| :|   /   /
   |  { \  /´ : : : : : : : : : : : | { . : : : |    |        }\                |__,/        /|/\{/    /l===/}〈__,/\  :/
                                                        /         / /:\/\   :/:/==//  \ /l

サンドラ・ミルマウス&ランサー

                    ___                    
                 /⌒ヾ///////>.,、_                   \--===´:::::::::ヾ::::::::ヽ‐-...、
               /    V//////////!                     >::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ::::::ヽ、
                  ,イ゙      V/////////,!   __              /:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾヽ
             ,ィ/        V////////ハ_ /´_/___          /::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::\ヽ
              ヾ       [] [] V/>''゙/^ヽ二`r「    /        ‐=´/::::/:::/:|::|::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ::::::::::::ヽ、
               ! __,,... --==フ-‐''´:.:.\ }、:.:.:゙''ー:=゙,,_         ノ:::::/:::/ヽ|::|::::::::/|::::/::::::::::::::::::::|::::::::::::::ヽヾ、         /ツツツ
              /////////>イi!:.λ:.:.:.:゙、フ、:\:.:.:.\ ̄       ==彡/|/|:::/fヽ从:::::/ |:/|::::::::::ヽ::::::::|:::::::::::::::ト\         /:::::::/
             ,////>''゙゙´ハリ ' !/ ':.:.:.:.:.:.ゞ:.:.:.:.:.:.r-=゙:.、         /////ヽ圦ツlヾ::/─/ヾ/::::::ヽ::::::::|::::::::/:::::|          l><l
          _,,..ィ/'゙´ |:`ヽ     ,ハ .';.:.i!、{ハ:.:i!:.i:.:.:.\7777カ      //´|:::::::::|ヽノ    タヾ\\::::::::::/::::::::/::/\        ,:::::::::ソ
           ヾ///>-=|ハ:.:L _  _,ィ ノ  ;.:! j` i:.ハ:.!:.:.:.;ィ/////!     .    |:::::::∧ ヽ  ,,っ匕少/::::::::::人::::::://ヾ        ,-:::::::ノ
             ̄ ̄´ i! .Ⅵ:.:.\ ̄´  ,イ:i:! __i'_,,。ャ''゙///////㍉、      /|:::://∧ lヽ    /:/::/::::::ヽ/:ヾ,-‐-、     ,i:::::::::ノ
                  >'\!` ー '::/^i! `ヾ//77777≧<///≧=.       ∧ヽツ   トー─二三三三|::、ノ::::::::::Y´:::ヽ、':::::::ソ
                /7ZZ、////,少!  ,    }///////(-┐ ` ̄  ̄´        `‐─┬┤三三彡、三三三三三\ヾ-‐´`‐‐´
              ,ィ少'゙,r-==V///8 j /  c///////////7===、         l ̄ ̄ ̄∧ ``ゞ´ ̄``ヾ、三三三三≡ヽ=====、_____
              ,....ィ//////'//!8` '゙´ o゚,ハ///////////////777>、      \三三:::∧-/:::::::::::::::::::::::::::ヽ三三三三三三三三三三三三三三
             カ/////>-r''⌒ヾ⌒:、o8,イ//></////////////////       \三/  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\三三三三三三三三三三三三三
                 カ////[;;;;;、::::ヾ::::::::`:::::::YZ//////////////////////      /ミ/i、__/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三三三三三三ヽ、_
          r=≦///,( ̄::::ヾ'::::::::::::::::::::::::',::::!/////////////////////      |三/:::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三三三三三三三三

     ,.-----ィニ=rv'''ー''゙ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::!::::},//////////,>''´,......_`゙'ヾ      |=/:::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∨==ヾ、三三三三三三三三

   ,.ィ</////rァ'キ 〇    ';::::::::::::::::::::::::::::::::///////////,ィ/// .            ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::\  ヾ、三三三三三三三三
  /´   ̄ ̄ 8 「i 〇     ';::::::::::::::::::_:_;;;;:_:{//////////レ/////===-///       i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::\  \三≡=─ ̄`ヽ三
. /         8ヽゝ〇,-zz---\::::::::::::::::::::::::{:::::T''''-=ニZZZZZr'゙__  .         |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::ヽ   \ミミヾ、
..j          8イ////!/r‐i///>、:::::::::::::::::ヾ::::V´:::::::::::>.、_  ,i   `' 、        ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/\:::::::::::::::::::::::ヽ   ヾ、ミヾ、

北中キノ&アーチャー

      /::::::::::::::::::::::::::::/:::::/::::::::/    ¨^ヽ::::::::::::ハ
      /:::::::::::::/レiL::::/L::/{:::::::/       ∨:::::::::::.               \   ̄{_     '´\     /
      ,':::::::::::::/レlレl/:/l/´:レ':::::/         V::::::::::i               __〉 |   i \ \   \\  ̄\
.     ′:::::::::::::::/:/::::::::::::::::::: /          i:::::::::::|             /   |    、 i\ \   \`ー―― ァ_
     i::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::;'              l:::::::::::|            ∠ _    .|∧ |  .\!ト、_]__    __\ -‐ ´  /
.    |:::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::;′             !::::::::::l             /  /\/,ィシ'∨   .!::::::::::`.、 {   ̄    /、
.     |::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::;               |::::::::::l _o         / イ  ィ7¨´  __` 、  } ゝ-z___`.}\  r<    \
.     l:::::::::::::::::::::::::|::::l::::::__|::{           j::::::::::j  ノ         // .!/ {::::xt乏7j:::::\i く 弋刈>、} .\ .!\r- _ ≧
.     |::::::::::::::::::::::/|:::::l::::::::{[l__≧、     xヒZ}:::::::::; 、 、__ノ        }  |  i/__ /:::,i \::::::` 、 ___ イ≧      \
,    |:::::::::::::::::::::{ |::::::l:::::::ィ' ヒ炒'     ,ィ'_f炒'j::::::::;  l }  |        j   i  .{:::::::::::::/    \:::::::::::::ノ     、  ミv
\   !::::::|:::::::::::::ゞ!::::::l::::::l ̄       |   /::::::/  ノ    ,ィ 7´    7ノ ハ  i ̄ ̄   -、    ̄ ̄7  /} /ト、 \ {
  ゙ヽ |::::::|::::::::::(_o}\ト、:::|           |   /r‐く  トvV´/ノ }      厶イ iト、八    ∠ニ \    / /`Yノ  \.ヽミ、
    |::::::|:::::l:::::{_7} | \`     _ __ ´   '|::{o )ノ /  ノレ'        i ハ _j、   '´    ``   厶イ_ イ  i\} `ー`
i、    !::::::|:::::l::::{_ノ:! |   > . ´ー‐‐  / l::|`T    /l´            } /  ゝ _     _  '´ //}∧ !
、\  l:::::ハ:::::l:::{_}:::j |     ≧ --<:::::| |::l {_}  _jV |              i/i´{{  } ー     //  `ト∨
  ̄ヽハ:::{ |:::::::{_}U ノ         |::::::::::l {:::}{_} ノ } ヽ              ,イニ{  .!\ __ -=ニ_/    /三\
     ∨Vヽ:::{_} /            l::::::::::| し {_}ノ                  { !ニニニニニニニニニ>'´     ./三三 .\
 {       \_/          \:::::乂__,ノ      /            | |ニニ{ ̄マニム ̄       ./三三三三\

リリア・トルテュ&ライダー

             , ‐_二ミヽ                  ,,..    ..,,_
          〃/  7⌒7Y三ヽ           ,. ..::'´:::::::::::::::::::::::::''゙´ヽ、
.           〃/  / /  /| トミ  Vヽ       /,.-‐::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::ヽ、
           〃/  / /{ / j ィ Y V辷ァ    /.::/:::::::::::;::::::::i:::::::::::i::::::::::',::ヽ:::::ヽ
           || | i ハト ヽ{ ´レ,=、|  |‐.     /::::7::::i::::::::i::::::::l:::::::::::l::::__:::::i::::::',::::::',
           j! | |Tlf ヽ   〈 {u }|  | .     ,′,′::l:::::::;:l-‐::l.l::::::::::l::::::::`:l::::::::i:::::::i
.          ヘ | lハヾ_ソ    ヽ =ィ  トヘ、   i:::::i::::::::l:::::´::l:::__l |::::::::_lγァr、!:::::::l:::::::l
            ヽ!Nl「、  _ _  , ヘVヾヽ`   l:::::l::::::::l::::::;ィ´ハ `'‐'´  i ' ! ´i``r-、:l
              ヾ ! >,‐r iく{\}  .     l:::::l:::::::;:!;:;イハ´ l     ゝ.,,i  !:::::',、 `
              〃,イ 「ト、        l:::::l:::::/ヘ:::::ヽ.ゝ'゙,,        ''' iヽ:::',:ゝ、
                  _{j/ L! 「 ヽ       |:::::l;:イ::!;:ヘ::::::`ヽ、  r-‐ァ  ,.<::::ヘ::',:::::::゙' .,
             /l _> 。jド  lヽ     |:::::::::l::::ヽ.,',::::::ヽ-`. ゝ ' ,.ィ":::ハ::::ハ::',:::::::::::::::``ゝ、.,
               / l   フ く   !ハ     |:::::::::!;::::::::::ハ::::::::ヾ,i'' ‐ i´z‐-::;ノ::::::iヽヽ::::::::::::::::::::::::::::゙'' ‐- .,
              ハ_j  7゚イ   レrヘ    l:::::::::|:',::::::::::::〉;:::::::::ヾゝ、.,`j__,,.イ-`ー'-;:ヽヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::``'' - .,_
           l l八  ヘ。L/ ハl l    l:::::::::!::ヽ、::r'、 ヽ::::::::ヽ ヽ  Y    lヽ、ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'' ‐-
             l l{  ` ユ,イ∠  l .     !::::::::'、::::::;>'  Y´ヽ:::::::',  〉-f\.   〉 `ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.: : : .
              ! l \  j{/仁二  l l    ',::::::::::::>゙     ヽ. ヘ:::::::V  l, \/``  、.ヽヽ.,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.: : : .
            l ト、__广L.___」 .     ヘ::::/  ',    !, ヽ:::::ヽ  ,!`ヽ、 ,.ィ''"   ヽヽゝ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.: : : .

影守ルカ&キャスター

                                     ____

                                ....:::::´:::::::::::::::::::::`::....                 , - /   , ,、、ハ,' /ハ  `ヽ、
                              /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶             , _´/./   .i| |.|ミミミli///ハ.    \
                              /`<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}\        ー '.´./, ./ !   .ハli l```.V '''''ヘi  ',  ヽ\
                            ,:ー::::::............_丿_____  -‐‐´           /イ ,' / ll-- 、,'、'lli:|        ',.  ',. 、 ヽ ヽ
                              /:::::::::::::::/:::::::/ |::::::八:::::::::}::::⌒ヽV{       /./,'//il' l |l l  ,'`ヽlll     /,'; ミ}l ハ ';:\ 、
                          /:::::::::::::::/::::/: :: :|:::/: : \::::|:::::::::::::::::|        /,'/// /.l ll l __l__ 、_';!   '´ ̄ .', .liⅦハ ',ヽ:\,

                             .:::::/::::i::::>― 、 : :}/: :__: }:::|:::::::i:::::::::|        ノ//;.,ハ.li .|l.lそ|シヽハ   二..__ .',.|l州i|l ',ハヽヘ
                           {:/ |::::|:::/: :: :__: :/: : : : : : }八::::::l 、:::::|        |//,'.i{ l.|、}i l州`l ̄   ヽ.l. ゞミ.._ノfli.l州洲li i ',  ヽ
                           {  |::::{/ァr┬┐:: : : : ::ァ┬r┬r:::::|r}}::::|        l州i.ハ.Ⅶ}lⅦ|l l      ,}     ,州l州}Ⅶl、l
                           {  |::::::{八 乂j: : : : : : :. 乂リ ノ:::::|ノ:::::|        l州!lゝヘ.Ⅶ} Ⅵli.l         州州ハ| Ⅵi |
      ____                   |::::::|{、''   、    '''   }::/:::|::::::: |        |‐=|ミミミr‐Ⅶ. ∨l|l           /ノ.l|.|lil .l Ⅵi
   x<   ー<___}                   }:::::八\            ノ::::::::|::::::: |        .l、_   Ⅶ Ⅵl.、`Ⅶ ‐==、   ., ′ .Ⅳ l  }州
  / /[{/ ⊂⊃ヽノ                   /|::::|\   ∨ フ  イ::::::::::|::::::: |        ,' Ⅶ圭圭≧Ⅵ、\`.      /     lリ
 '   / /     Y\                   |::::| |i::>     <.{::|::::/::::|::::::: |       .ハ. Ⅶ州、 ̄ ̄ ミ≧z、_ イ圭≧x、_
 {   <`⊂⊃ / ) }\\ /^{               __|::::| |{::ノ厂「     L|:/{__::{:::::::::|       ,'/. Ⅶ州≧、ヽ、  `<圭≧x`マ圭≧x、
     __>―ァ__,.イ》-}}<{ {     __/厂/ / ̄`<:{ ´    /: : : : ::>\: {       イ ', Ⅶ圭圭≧x     `マ圭≧Ⅵli、 `
  \   ―<⌒\\乂__-‐=≦.::::::´:: ̄{ー' ー'⌒ー'//]]  \______/: : : : : //\\        ヽ_````````ミ≧x     Ⅹ  Ⅵli、
     ー   ノ_ノ}_},\}∠_>く\ ̄ ̄ ̄´`ー┬< ̄´    ∨/: : : : : //⌒ヽ ::::::}           ̄ ̄ \ー-、 ≧zzzz佳圭≧xⅦli
      )ノ⌒ヽ 〈―}:::}:::::}/ 〈       /  /` ̄} ̄   V\: : ://     }:::::|               \  ` .、`三圭{`ミ圭圭圭i{`ー 、
          Y、 └┼┤‘,__V    __/  /          ‘,_____/      }:::::|                ヽ  ` Ⅵi. ト=-、 `守li ,'  \
            }| \  |__,{ ∧r-Y〉  〈   {    ∧   ‘,_____  /     .:::::|           ` 、        Ⅷ!.ハ、  ` 、__ノ  ,' /{
             }   ̄}rっ__ {ニニ}}\  Y⌒ヽ    }:∧   ‘,―/     /:::::|              \        l州i.ハ       ' /〈
               圦ニニ} ゝー'  ヽ }:::/ Y   ,.: :∧    V⌒      /|:::::l|                ',      l州|li li、     ノ/  l、
                 ̄´\     ∨  }   /: : : ∧    Vニニ>x  /:::|:::::リ                ',      |州州i Ⅶ、  ./|il、 //ハ

喜多見 華香&バーサーカー


           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                          /                  \
                       |                         /                      }ヽ, - 、
                      |                        /        ,              ノ`; ヽ  \
                     |                       ,/        /__        __, - '´  l   ',   \    _
          \              |                      /'        /`-- ̄ `二 "´ /ヽ/´ヽノ/、  ヽ   `ー'"´  `ヽ
           \            ├──────  、       , -'´ /        /    `ヽ/ヽ  `   ノ、/: :二ニ '      ,-'´, ̄´ヽゝ
.           ──|:\‐- ___  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ     _, -"´  /        /`ー、_ ´`ヽ \   /_, -' ,"-´: : :`ヽ、ゝヘ_  / / ー ´ ヽ- 、
            |zi |\        ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    //   /        彡/: :/: lー:-,:、/:,T:、: T、´/=、-,二:ヽ、: ヽ  `´      ', |   `!
            |、/  \      /              / /           /: : :/:/:/!:/,.と笊ミ、 ヽ:ヽ/!ぅツ ' ,':ヽ   ヽ:l  , / , -_.   | |    },
            |     \   |__           ! /       , -‐_/':/: :/: l: /!: l 込zツ   `. ゞ"  {、: :ヽ   リ,-'´ー'´ ヽ `  / /、  ,、l
            丶     /       \         /'   , -'"´ ̄_-´/: : :/:/: :/!:{ l:|リ ` ̄     ゝ    ノ ヽ: :\イ       \/ /  `゙ゝ'
             \_/          /       /   / , - '"´ /: : :/: : :/  ゝ,|: l , '`ヽ , -、‐.、   ,イ | ィヽ: :ヽ        \j
                       /         | |  / ,.<    /: : : :/: /´ _` ヽ ノ: ノ.、!   }/   ∨ /!  /´   ` ̄ ̄ヽ:`ヽ
                       /          '/  !/    /: : :/: /!  /  ヽ':/ヽ |   l_`ー ' /! l /         \:ヽ
             __ ─ <               /'    /:/:/: : :/:.l=='',   ',   '   ,'、` - '  / / {            ヽ:ゝ
         ̄ ̄ ̄/:::::::::::\                 ./   /:/: :/: : :/: : '、  ヽ   ∨´.|   } \ `//  l
              /::::::::::::::::::\               /  /:/: : :./: : :/: : : :/   ヽ  `-.'   |、ヽ、}/ /   /
              /:::::::::::::::::::::::::\            /  /: :/: : : : /: : :/:,´ ` ヽ--'、 _ゝ      ` ヽ、_, - '"´ ̄ヽ
               |::::::::::::::::::::::::::::::::\             /: :/: : : : /: : 〃:ゝ          ,-―'         /
               |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\           /: :/: : : : /: : / !:,-'` ー' 二ニ  /´      , -―-- - '

パワード・プロシューダ&ウォッチャー

【AAは微妙に違いますが、とりあえず両作品使うという事でご勘弁を】

【というわけで改めて本日ここまで、AA一覧は明日に】

【プロローグだけ、ステータス、AAその他はもうちょっとだけ待ってください】

【プロローグ】

…薄暗い事務室で私は用意していた封筒を広げた。
どこか効果そうな調度と、それとは別の寒々しさ。嫌な臭いと音がする。
私の前に座る黒服の男も到底日の当たる道を歩いてきたとは思えない笑顔をしていた。

「さて、これが今回の依頼されていた情報だよ」
「ああ、いつも通り、感謝します」
「何、どうせ仕事だ。貴方は私に金を渡し、私は貴方に仕事で返す、それだけだ」
「そういう割り切った部分を我々は買っているんですよ」

笑顔を崩さず男は封筒の中身を確かめ、丁寧な仕草で私に報酬の入った茶封筒を渡してくる。
此方も中身を確かめ、依頼料よりわずかに増えた額を確認する。…おそらく口止め料というところか。
わざわざ触れる必要もないだろうと軽く頭を下げ荷物をまとめた。そろそろ席を立とうとしたところ、男がふと思いついたように尋ねてくる。

「そういえば、ご存知ですか?」
「何を」
「近頃この街に起こっている厄介ごとの数々」

…厄介ごと。彼らに頼まれた調査でしばらく街を空けていたからそんな話は小耳にはさむ程度だ。
何でも外から、それも海の外から何人かの金持ちがやってきたとか、このところ霧が多いだとかその程度の。
つまり、ほとんど知らないも同然なので一応尋ね返しておく。

「…さて、そんなことがあったのか?」
「ええ、といっても、まだ我々としても何も掴んではいません。我々に何かあれば貴女に依頼するかもしれませんが」

どこか含みがあると思ったが、まあ金になるのならとやかくは言わないさ。

「そうかい、期待せずに待っておくよ」
「そうですね、お帰りの際は」
「分かってる、裏口からだな。私だって命は惜しい」

事務所を出て、路地に繋がる裏口から隠れるように帰路へ着く。ニット帽の中に丸められた兎耳は周囲に何もないことを教えてくれていた。
口が少々寂しい。煙草を吸いたいところだが生憎禁煙したばかりだ。
前回も一日で止めてしまったことを思い出し、もう少し我慢することにする。
どうもストレスが溜まっているようだ、帰りに飴でも買うことにしよう。

「はあ、まったく。嫌になるな、探り、偵う職業なんてのは」

コンビニに立ち寄り、飴と週刊誌を買った。
甘ったるい味を口の中に広げながら、夜道を歩く。さて、夕飯は何にしたものかな。そんなことを考えていると。

「…ッ!」

耳元に悲鳴が聞こえた。距離はおよそ200メートルくらいだろうか。
それも酔っぱらいの叫びなんかじゃない。誰かが助けを求める声だ。
近頃この街に出る不穏な影がようやく姿を見せたのか。

「…私には関係のないことだ、仕事にならない人助けなんてするもんじゃない」

そう、こんな世界だ、生きているだけでも、生まれただけでも悲惨な目に遭うこともある。
それをわざわざ自分から誰かのために酷い目に遭いに行くなど馬鹿のすることだ。少なくともそんなことをするのが私の仕事じゃない。
弱くて運の無い人間が都合よく救われるそんな世界は存在しない。そんな世界は多分歪んでいると言えるくらいだ。

「そうさ、この世界には運のいい奴と悪い奴がいる。今回は不幸にもそれが私じゃなく誰かになっただけの話なんだから」

私はそう考え、悲鳴の方向に背を向ける。悪いね、運の悪いどこかの誰か。
そしてまだ続く助けを求める声。私は無視して帰路に向かう。

夜道、誰も彼もが行きかうその場所で、少女はそれに行き会ってしまった。
人の理を離れたモノ、人の仕組みを外れたモノ。そんなものに出会うことはまれであり、故に少女は不幸と言わざるを得ないだろう。
ただ行き会っただけで追われ、襲われ、転んだ彼女に幽鬼は迫る。少女の悲鳴はもはや掠れ、それほどの声を上げてなお誰も救世主は現れない。

「だ、誰か…! 助け…」
「…指、だ」
「え?」

迫る幽鬼、端正な顔立ちの男が放った言葉を少女は理解できなかった。
彼は今何といったのだろう。死を予感し混乱する脳がその理解を妨げる。男はゆっくりと、静かにもう一度。

「…その指、私に、寄越せ」
「ゆ、び…?」
「我が業は未だ完遂されず…、私は未だ迷妄の中に…、だから、指が、指が、必要なのだ」

男の目がグリンと歪む。そして、その手に短刀が握られた。
短刀に反射する自分の顔に、少女は最期の声をあげ。

「だから、殺す」
「だ、誰か、誰かーーーーッ!!!」

振りかぶられた短刀、月光を反射するその煌めきはどこか美しささえ感じさせ。
断末魔ともなりえたその声。不幸な少女に、虐げられる弱者に、救いなどは訪れない。

そう、それが正しいはずなのに。間違っちゃあいないはずなのに。

「ああ、嫌になる、まったくッ!」
「!?」

助走をつけ、自慢の脚で男に飛び蹴りを喰らわせる。
受け身なんか考えていない全力の一撃。なんとか体のバネを酷使して腱を痛める事だけは免れたみたいだ。
…ああ、まったく嫌になる。折角のニット帽も飴もどこかに落してしまったじゃないか。それにこの人助けはお金にならないってのに。
道路に倒れ込んだ女の子を見る。私を見て大きく口を開いていた。長い兎耳に紅い目。そんな姿だ、驚くのも無理はないな。

           ,..-------、
          /     /|
        /     ///|-――――--. .__

       /    __,////>====ミ、: : : : /\: .、
      / (ノ / /: : : : : : : : : : : : : `ヽ/    \: : .
    //   / /: : : : :./: :.|: : : : : : : :/       /: : : :ヽ
   {   ー ´ /: : : : : : :': : : |: : : : : :/      ∧: : : : : ::.
    \_,..イ: : : : : : : : |: ,: :.{: : : :/ 〉 (ノ  __∧ム: : : : : : .
       /: : : : : : :/:/{∧: :|: / /     / /: マム: : : : : : :.
        /:/:/: : / イ: |: !: !:{: : {  {     / /: : : :マ}: : : : : : :.
      /イ: :': : :' : ||:/、l|: |: :\∨ `ー ´ /: : : : : :|!: : :, : : : |
       ' : |: : :|: :.||\ lイ: : :||: :>---- ': : : : : : : : |!: : : : : : :|
      /: : :|: : :|: :.|'泌ォ、l: : :||: : :|: :|: : :l: : : : : : : :|: |: : : :|: : : |
      /:.:/|: : :|: :.| `¨  \:|' -┼┼ ┼、: : : : :.:.:|: |: : : :|: : : |
.     //:.:/|: : :| 从  /:    ´泛ォァ |: :、: : : :.:.:.|: |: : : :|: : : :
      /: : :.\:j:.叭 '      `¨ /:\\: : : :Ⅳ: : :.:.|: : : :|
       {: : : : : : :.,.-ム - 、      /: : : : :/∧: : : |: : |: : : : : : :.
        、: : : :./ 「∧  ヽ   イ : : : : //_ノ\: :!: : !: : : : : : : .
       : : : :{   //: : ー--r ム_. :イ: :´: : : : :.\: : :,: : : : : : : :.
         \: | _,」イ: : : ∧__∧ _,../: : : : : :_,.ノ: :`: : :,: : : : : : : :.
         Y´: : : : ,ノ{/  r'r‐ ': : ,.--- ´  |: : : : : : : :,: : : : : : : \
          /: :ノTT´イ/ ,イ: :,r-- '         、: : : : : : : 、: : : : : : : :\
         ,イ: ノ〈l |/イ /: :イ         __ヽ: : : : : : :\ : : : : : : : \
       /: :「 〈lイ  / ,:':/ //      , イ´,. ----\: : : : : : :\ : : : : : : : \
        {: :ノ     / {:.ノl//     / /        \: : : : : : :\ : : : : : : : \

「あ、あぁ…」
「逃げろ、ここは私が引き受ける」
「い、いや」
「逃げろと言っているんだ、貴女がいたところで私は貴女を守れない、それならむしろ警察でも呼んできてもらった方が話は早い。だから逃げろッ!」

あえて口調を強くすると、女の子はまるで逃げる様に慌てて走って行った。…はあ、まったく、誰も得しないじゃないか。
ふと、蹴り飛ばした男の方を見ると、何でもないように立ち上がって私を見つめていた。…結構全力だったんだが。

「…さて、すぐにでも逃げたいところなんだが」
「修行を邪魔するか」
「何が修行だ、人の命を奪ってそれが修行になるものか、反吐が出る」
「その指を、寄越せ!」

…指? 何だ、コイツ。シリアルキラーか異常性嗜好者か?
でも、そんなのを抜きにして私は男に違和感を感じる。そう、まるで此方の世界の人間ではない。地獄から這い上がってきたようなそんな顔で。

「…この腕ならくれてやらないこともないが。…貴方、人間じゃないな?」
「それもすでに些末事、私はただ修行の完遂をのみ求む也」
「…ああ、嫌いだよ、そういう輩は。自分のために人を喰らうような輩。才なき者を、力なき者を自分の都合で喰い散らかすような輩は」

そうさ、私は何も人助けをしたんじゃあない。
私はただ嫌だったんだ、誰かが誰かの都合で殺されるのが。

…私の目の前にいる男。おそらく普通に蹴飛ばしたり殴り飛ばしてもコイツには効かないんだろう。
そしてコイツを何とかしないと私は逃げることすらできずに多分殺される。話しの通じるような相手じゃないしね。

…だったら、天秤は軽い方がいいだろう。

左手に全身の魔力を集める。本来何の変哲もないその手は、流された魔力に対し、にわかに変化を遂げていく。
赤黒く、まるで火かき棒のように。長く、歪な腕へと変化していく。

                        心  ∴;.゛;.:.         /
                           ㍉(  炸  /k   仏.../
                          ㍉ マム,イ7   リ   紗′
                        ∴ミ  )圭抄  〃  /′
                           寸圭|{:゛∴;.:  〃
                        以{  マム心、∴ハ/淤{      __  会ュ。
                        ㍉ム  )圭圭才´)圭ア.      `寸ミ、 ∴;.゛;. 心.゙/
                     _   _. Ⅵ  Ⅵ圭リ´  }ソ            ㍉ュ   r劣}
                ゝ-、\ゝ-.、.゙リ  :以Ⅳ:゛;.゛;.         ∴;.゛)圭㍉  ̄ ::゛;.゛
               _  \\__.〉 .ゝ'..゙Ⅵ7           心、    ⌒炸ム   守ト、
                 ゝ . `ヽ .).        〃.           寸圭≧ュ≦圭圭掛, 弋代
                  \ ´.      __  会ュ。.   <....⌒`寸圭才㍉⌒¨㍉ト、 ⌒㍉
                   \       `寸ミ、 ∴;.゛;. 心      ̄⌒`     ㍉、
                       ヽ       ㍉ュ   r劣}
                       }  ∴;.゛)圭㍉  ̄ ::゛;.゛
                       _./.....心、    ⌒炸ム   守ト、
                   ゝ--= 寸圭≧ュ≦圭圭掛, 弋代

                          ⌒`寸圭才㍉⌒¨㍉ト、 ⌒㍉
                               ̄⌒`     ㍉、

まるで熱した鉄に押し付けるような痛みが、左手だけじゃなく全身へと広がっていく。
心臓を掴まれ潰されそうな激痛に耐え、男の元へ一足跳びにその左手を叩き付ける。

「…グゥッ、もってくれよ、私の体!」
「!?」
「【呪殺の左腕】!」

装甲も、脂肪も筋肉も全てを貫通する呪殺の左腕。私の疎ましく憎々しいその呪い。
内臓を吹き飛ばすその一撃が男の胸を通り抜け、それと同時に私の全血流が逆流するような感覚。

「…ガアァッ!!! …くそっ、だから嫌なんだ、この腕も、この耳も!」

込み上げてくる血の味に悪態を吐く。内臓が二三個逝ったような嫌な痛み。
だが、それを持ってなお、男の方は血反吐を吐くだけで、まだ立っている。

「…ッ、貴女は何者だ、何故私の修行を、邪魔する」
「アレを喰らって立てるのか…、内臓に一撃喰らわせたはずなんだがな。…いや、やはり私はツイてないようだ」

…これを使って死ななかったのは幸いだが、まさか耐えられる相手がいるとは思わなかった。
内臓も既にかなり危険な状態だ。これ以上は戦えまい。ああ、何て無駄な死に様なんだろうか。
まったくもってバカなことをしたもんだ。男がこちらへ向かってくる、もう脚すら動かない。まったくもって報われない一生だった。

「おそらく最期の言葉になるだろうな、ああ、まったく間抜けなことだ。答えてあげよう。私はしがない私立探偵さ」
「その指を、貰い受ける…!」

死を覚悟したその時、全身に歪な痛みが走る。突如、何処からともなく魔力が溢れ出、蒼い光が。

「その勇気に、その優しさに、その強さに、僕は答えましょう」

次の瞬間、私を殺そうと振り上げられた刀を、仮面をつけた騎士が受け止めるのが見えた。

                        く\
                         >≧=‐ァ 、
    nr v ‐、         r≦^Y^ト、_/ __..」⊥上〈二ニ=   ──────────────────‐
    「 { { { 八二}二}二}二}二}二}ノ从リ_ 〔 〈      > ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=─────>
     マニニニ}フ   _.. -=彡ニニニ つ:\ フニ==≦ =──────────────────────   ´
     マニニY -‐<ニニニ=──=≦::::::::く/::}⌒ ´
       マニニi{ 十  ≧ァ.:ムイ.::Ⅵi \}:/.::::::/
       ∧/⌒ト __/.: /人|-=彡 f三ムr ′
      《_/    \ /イ.:::::::::::}从!.」/⌒ヽ{
       /X ィ===く}ニニ\:::::::Ⅳト、 { -、 /´          -‐===くニニ=- 、
     __廴/ムニニニ\辷}:≧=─ァ=────ァ      /      \ニニニム
    /⌒   マニニニニ{{    く  >     {ニニニア^        /\ニニニ'.
  /      \ニニニ\__∨     l`¨¨¨¨´         /   `⌒ヾ.、
_/         `丁「 {  ̄ ̄ }≧=──r′             /        \
            / ∨∧    |ニニニ/
              〈   ∨∧   iト、ニニ/
_            -‐ rf==ミ    ヽ/               /
⌒ヽ          }   {{Y⌒}}  |  .′
    \           |  `¨\\   {               _/
     \                \〉  i|             /
      `⌒^\_ }Tニ=‐ァ⌒ヾ二二}       _/

                L二ニ.ヘ ノノ  》 \──'⌒´
             /     \}\ /   \

男の方は驚いたように声をあげ、飛びずさる。

「!? …サーヴァント!」

…誰だ、この騎士は。おおよそ現代に合致しないその姿。
仮面の下の表情は窺い知れず、敵か味方かもわからない。そしてその武器はといえば、襤褸を撒いた剣を抜くこともなくただ持っているのみ。

「…誰だ、あなたは」
「…」

私の言葉には答えず、騎士は怒り狂う男へ静かに諭す。

「またしても、またしても私の修行を、邪魔するか!」
「ここは立ち去れ、バーサーカー。貴方のマスターもそれを望むはずだ」
「…ッ、道理なり、しかし覚えておけ、セイバー。その指、必ず貰い受けよう」

何のやり取りかは分からない。…セイバー、それがこの騎士の名前なんだろうか。
と、次の瞬間、内臓に鈍い痛みが走る。…マズいな、どうも傷は治っていないらしい。それに加え、何故かは知らないが魔力がどこかへ流れている。

「…ッ」
「大丈夫ですか」
「ああ、…ほんのちょっと内臓が壊れただけだ。…ところで聞きたい。あなたは誰だ、そして今のは一体何だ」
「その質問に答える前に、一つだけ問わせていただきたいのです」
「何を」

私は痛みに霞む視界の中、仮面の騎士が手を差し伸ばすのを見た。

「貴女が、僕のマスターか?」

マスターとは何だ、さっきのあれは何だ。
…色々と問いたいことはある。だが、その差し出した手が、私と同じ歪な手であるのに気づく。
そして私は答えた。私の魔力はどうもこの目の前の騎士に流れているようでもあったので。

「…この変な感覚が、その関係だというのなら。私はそれにはいと答えるしかないだろう」

その手を、右手で掴み、痛みで私は気を失う。
これが、まるで想定もしていなかったような戦いに巻き込まれる序章だとも知らずに。

【プロローグを終了します】

【AA一覧】

セイバー            (マルス『ファイアーエムブレムシリーズ』)
ランサー            (サザビー『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)
アーチャー           (蘇芳・パヴリチェンコ『DARKER THAN BLACK』)
ライダー            (雲仙冥加『めだかボックス』)
キャスター           (蓬莱山輝夜『東方Project』)
バーサーカー          (宗像形『めだかボックス』)
ウォッチャー          (禁書目録『とある魔術の禁書目録』)


貴女              (篠ノ之束『インフィニット・ストラトス』)
サンドラ・ミルマウス      (アンジェリア・アヴァロン『アルカナハート』)
北中キノ            (南師猩『このすばらしきせかい』)
リリア・トルテュ        (ボア・ハンコック『ONE PIECE』)
影守ルカ            (ルカ『ボクと魔王』)
喜多見華香           (新垣あやせ『俺の妹がこんなに可愛いはずがない』)
パワード・プロシューダ     (主人公『パワプロクンポケットシリーズ』)


【セイバーのステータスを一部公開します】

≪クラス≫:セイバー

【真名】:???
【属性】:中立・善

【筋】:D
【耐】:D
【敏】:D
【魔】:D
【幸運】:D
【宝具】:A++

                  _.. -=ァ=- 、
                /  ̄ ><⌒\
               イ /^⌒i::::::.ハヽ \丶
             ///.:::::::::::::::::/.:::}:::.\ '.ハ

                 .::::l/.:::::::::::::::::::}:::::::::|:::::::::.Ⅵ::::,
             l::ト!:::::::::::::::::イ.::::::::∧::::::::/}i.′
             |::{((/:::::://i|:::::/イ_. r≦))/::: |
             |∧/:::/ ̄{ i}〃 _}     / |::::|
            ム=‐j 三三ⅥⅣ三三 / :::|::〈

              }/.:.≧===ミir‐===≦::::::∧:リ

                  /:::込.〈       〉/.:::/ニiト、
                 j::::ル 个丶 ‐ -  イ.::/ニニミメ、
               从!ニ{ニ「}ミ - 〔|,ノ^ニニニニム
                 /{ニ\ \T 丁「厂/ニニニニニニニ,
                く__厂{ニ≧=‐┴=ニニニニニニニニi}
                ト、  |ニニ=‐=ニニニニニ,/\二ア|
              i| L/ニニニニニニニニニ,/ /  ∧i{:::l
              ;|  ∨∧ニニニニニr≦r'/ /\〈 ,〉!::|
               / i   '/∧≧ ‐=≦ ∨ 〈.    Vイ::::
              /i|   '/∧     ,∧/∧     |:::::{
           }.′    ∨∧   /  ∨∧    iト、::.\
          /   |   〃⌒ヾ  /    Ⅵ.ヘ   i| :::::::|
                 |   i{ {⌒} } {        |/∧   i{ |::::::|
         /    |   .乂Vヘ'  l      ハ//厂「 | :::::::|

【特徴】:英霊・???


【再開は遅くに】

【再開】

【一日目】

「…此処は」
「目が覚めましたか、マスター」

そうだ、そう言えば私は何だかよく分からない男に襲われて、それで。
…見なれた天井だな。ということは、だ。

「…此処は私の事務所か」
「そうですね、失礼ですがマスターの持ち物を確認して此処へ」
「…確認って」

まったく、…まあ、重要な書類等々は渡してしまったから問題は無いか。

「まあいい、とりあえずあなた、コーヒーは淹れられる?」
「ええ、現世の記憶はバックアップを受けていますので」
「…そう」

さて、甲斐甲斐しく働いてくれてるとこ悪いけど色々と聞きたいことがある。
何を聞けばいいんだろうかな。


22:25から↓2まで、聞きたいこと

ざっくりと今の状況について
あと、現世の記憶ってなによどこまで知ってるの

>>292-293

…とりあえずは今の状況について聞いてみるか。

「では、話をさせてもらっても構わないか?」
「ええ、何なりと」
「ではまず、あなたは何者?」

私の言葉に騎士、…セイバーだったか、は仮面の下の顔を僅かに驚かせたようで。

「…やはりと言いますか、僕がどう言った存在かをご存知ない」
「ああ、敵ではないってのが分かるくらいだ」
「成程、では、お話ししましょう。この街では現在聖杯戦争が行われています」
「…せいはいせんそう?」

セイバーの言う事は正直驚かされた。
過去、歴史、神話に登場した英雄たちの霊を呼び集めたバトルロワイアル。
それが今この街で起こっているというのだから。

「…それに私が選ばれた、と」
「そうですね。…しかし、マスターはかなりイレギュラーな存在です」
「だろうな、魔術の記憶などとうの昔に忘れていたが、それほどの術式、それ相応の準備をしなければ不可能だろう」
「ですから、マスターにはこれを断る権利もあります」
「…ふうん」

成程、そう言った場合も考えられているのか。
確かに、魔術師同士の殺し合いなんてのは反吐が出る。私という依代を失ったセイバーがどうなるかなんてのは知らないが私が参加してやる義理もない。
これからもとりあえずの平和を享受していけば、まあ、そこそこの人生は歩めるだろう。

「そうだな」

22:37から戦争に参加するか多数決、先に二票


そしてついでに直下、貴女、気づくか。成功以上で成功【半人半獣】+2

もちろん参加

9:気づいた

>>297-298

「参加するとしよう」
「…いいのですか?」

いいも何も、勝利者に与えられるのは願いを叶える権利、なんだろう?
それなら私は望むさ。この異形から解き放たれた平穏な人生を。それに、あんな狂人が暴れているんじゃまた昨日みたいな面倒をしなくちゃならない。

「ああ、では改めてよろしく頼むよ、セイバー」
「はい、マスター」

そしてセイバーは手を差し伸べる。…私も手を伸ばし。

「それとだな」
「…え?」

そのまま差し出された手をすり抜け、セイバーの仮面に手をかける。
まったく、暫くは分からなかったが、よく観察していると気づかれるぞ。特に私の様な異物にはな。

「『貴女』はこれなんて無い方が多分可愛いぞ」

         ,.´   ̄ >< ̄ー-_\
.         //.  /^⌒.:::::::::⌒‐-__.\\
      ,´::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ\‘,

.     , '.::/. /::::∧      、|\.:::::::::::::::::::::‘,
     /,イ::::::::::::::′∨    =≠ ∨::::::::::::::::::::::\
   /  ′:::::::::マ  ̄ ∨f、 =≠´ ̄∨::::::::::::::::| ̄
     |::::八:::::::::ィ芋ミxV\| ィ芋ミx:::::f ヽ::::‘,

      |::/|::::\:::::、ヒzツ     、ヒzツ レり:} |::ィ、 \
      l' |/.:::::∨    、        ァ'__|:::::::| ̄
      //〉::! ‘,    _,    .イ、| |:::::::|
       ´  /::::| |r\       / |:ノ|::::八
        /::イ::::::::マ´ >r‐<_ -‐ ´/イ::::/ } ト、
         |/ |::::、:::::ム ` ̄_´     /::У、/__〉
         | 〈∨ \ム -==‐    //_ <´  \
        r '´: .ー- 、     _ -‐ ´.: : : : :\   ヽ
.      |: : : : : : : :/` ー - '´|: : : : : : : : : : : : :ヽ  |

       r'|: : l/ : : :/ヽ _ -‐.:::|: : : : : : : : : : : /:|  |
       |:|: :/ : : :/::::::::||:::::::::::::|: : : : : : : : : :/ : : :|  ト、
       |:|/: : :/ :::::::::||:::::::::::::|: : : : : : : :、.': : : : :|  ヽヘ
       レ. : /ー -┬<>┬- |: : : : : : : : :l : : : : |   / ∧

仮面の下に隠れていた女は、驚いたような表情を浮かべていた。


貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

5:道具調達

「…さて、戦うとなればまずは先立つものか。セイバー、貴女はそういったことは」
「ご、ごめんなさい、そういうスキルは持ってないんです…」
「構わないよ、別に謝ることじゃない」

と、なれば。ちょっと伝手をたどってみるか…。


↓2、【何を】調達するか、ただし一度調達したものは、三日経過しないと手に入らない

【①魔力薬(宝具一回分の魔力が回復)、②回復薬(負傷・重傷を回復。マスターにも効果有り)】
【③索敵礼装(索敵判定に+2)、④戦闘用使い魔(戦闘時、判定に+2)】

2:回復薬

「…ああ、頼むよ。え? 何のために使うかって? それはプライバシーだ。…ああ、またいつでも頼むさ」
「マスター、一体何を?」
「うん? ああ、ちょっとした伝手を頼ってね。人間ってのは信頼が大きな武器になることもあるんだよ」

【【回復薬】を一つ入手しました】


【朝行動を終了します】


直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1【一日目】-1

0:特殊判定

                      }    {
                 _「    ノ
                   乂     (
                      ` ̄) |
                     r- '  ノ
                   ,} __)_
                   /xxxxxxxx ヽ
                /         ヽ
                  { r-zzz、      }
                    、 |! o |___  /lTrzz 、
                ,.-|!-.__,r|===ミ、// |l|_o |
              , :'/7^乂_ノ: : ∨: :r、/|l| |_,ノ!
                 /:,:'  _,.-、_T:|: |、:{: : \`乂__ノ
              {/   r-:/-|: Ⅵ:\、: :と⌒ヽ:、
              , ´    /:{:/  |: |: : :|\_l!:.:.:|  ヽ
         /    ,.:': =≠={从_} |_| |: : |\  ',
       ,  ´   , イ |: |: :| し'     =ミ !: :リ: |、   .
      /    /|:.:乂!:.|: :| _      /|:./|:.:| ,   :.
    , ´   ,.:'´ /: :/: |:.|: :| {  `¨ヽ  八/: |:/   ,   ヽ
  /    _,.イ/Y^Y⌒\{八:.{、    __',....ィ: : : :/}'   :.   ',
  、   ´ ///j!  、  〈l∨:\}` ¨¨|{: : : {: :/:.イ `TTヽ_':,    ヽ
   `  -// //     〈l ,: : |__.  |マ: : :∨{:/   {/||/| \    :.
      \_/     〈l ∧: :! `  r マ: : |l〉'/   |/||/|    __」
        \__  〈i_イ〈: :}   、  乂ハ} |  _/!/!!/!¨¨ ´
        /: : :\/  〈: ハ    Y /}: :} ∨´: |  ̄´

直下

123:霧漂う街の中
456:…まあ、そういう要素もあるからね
789:『…聞こえるか、聞こえるか』

7:左腕から声が

…さて、日もそろそろ高くなる。日のあるうちは他もそうそう動けまい。
そんなことを考え微睡んでいると。

『…聞こえるか、聞こえるか、我が血を受け継ぎし者よ』
「!?」

突然、声がした。…この声は、物理的なモノじゃない。
その証拠にセイバーにも聞こえていないようだし。

なら、一体どこから…。

『…聞こえているようだな』
「…誰だ」
『言ったであろう、我が血を受け継ぎし者、と』

!? 血を受け継いだ、となったら。まさか。
思わず左腕を見る。今は何の変哲もないその腕だけど、そこに宿っているのは確か…!

           /               人:: :: / フ /
         /              ,,,,ゝ:: ::   / :: ::
         〈             / ::::::_/ }:: :: ::
         ` |          /\ ,,,/:: :: ::

           i        ,/:: :: ≠;:::    : :: :: ::
    _--‐-、_i        ノ\:: ,/:: :: :: :: :: :: :: :: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
   /  ___、_ ノ_________ノ_/ :: : :: : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :\
 /  / \   /   /乢-‐' ニニ\: : :/ニニ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
{  ヘ \ \/    {:: :: :: :: : : :\ : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\

 l   l/ /  |     >: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::\

『然り、我が名は山の翁、ハサン・サッバーハである』
「…私の左腕を持ってたって言うご先祖様だな」
『然り、此度、英霊集う戦争の影響を受けたのだろうな、一つの私として確立したようだ。…もっとも、黙っていても良かったのだが』
「一体、何のために」


直下、話しかけてきた目的

123:気分は孫を持ったおじいちゃん
456:先生
789:その腕を使いこなす手伝い

【申し訳ない、突然PCがシャットダウン&電源押しても反応無しという事態に陥りました】

【その為急ですが本日ここまで、明日もどうなるか分かりませんが、決定次第連絡いたします】

【何とか少しだけ再開、ただし一週間ほど少し不定期になる模様】

…ここで声をかけてきたのだ。それなりに重要な用だろう。例えば私の腕に関わる秘密とか。
私の問いに、ハサンを名乗るその声は。

『…だ』
「何だ、もう少しはっきり言ってくれ」
『…からだ』
「すまない、まだ聞き取れないんだ」

…どうも声が籠っているような感じだな。念話の影響か?
と、あちら側も声を大きくしたのか、やっと聞こえてきて。

『ただ我が子孫と話をしたかったからだ』
「は?」

…今、私の聞き違いじゃなければこのご先祖様は私と話したいから、と、そう言ったか?

「…待ってくれ、貴方は私にこの腕の使い方を教えるとかそういうんじゃ」
『いや、その腕は私が辿り着いた極地、おいそれと分かるものでは無かろうよ』
「…本当に私と話したいだけ、と?」
『然り、…迷惑だったか?』

…気が抜けた。こんな、こんな暢気な人間の残した技術の為に私はここまで苦しんでいるのか?
自棄糞で煙草を取り出し、咥える。私のそんな仕草を心配したのか、ハサンは声をかけてきた。

『…すまない、私も自らの血がここまで残るとは思わなかったためな、つい舞い上がってしまった。迷惑だったろう、これ以降私は沈黙しておこう』

そうしてくれ、と言おうと思ったが、その声が何だかすごく落ち込んでいるように聞こえて。

「…はあ、いや、構わない。この腕に関しては私の不運だと諦めているしな」
『…いいのか?』
「私に二言はあまりない」

…まったく、こんなんだから私は厄介ごとばかり抱えるんだ。

【コミュ相手に左腕(ハサン)が追加されました】


「…マスター、さっきのは」
「気にしないでくれ、あと、煙草は平気?」
「え、ええ…」

ふむ、やはり仮面の無い方がいい顔をするな。


貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

1:索敵

とりあえず、全く何が起こってるのか把握していないという状況はいただけないな。

「というわけで、敵を探そうかと思うんだが」
「分かりました」

さて、どうやるかな、自分で動いてもいいんだけど。


↓2、方法選択

1:自分で
2:セイバーに
3:二人で

3:二人で

…まあ、とりあえずは安全もかねて。

「セイバー、一緒に行く?」
「ええ、お供させていただきます」

そしてセイバーは仮面をつける。

「…それ、何かのスイッチなの?」

直下、索敵判定、成功以上で発見、失敗で発見できず【半人半獣(兎)】+1【私立探偵】+1【二人】-1


【半人半獣(兎)】
なぞのナマモノ。うさ耳がかわいい。
ただしどの程度獣かは神のみぞ知る。還りすぎた先祖返り。
基本的には何の役にも立たないが、耳は効くし鼻もいい。

≪【索敵】の結果に+1補正≫

≪【奇襲】による負傷判定に-1補正≫

≪遭遇判定時、確率で一方的な捕捉が可能≫


【私立探偵】
本業は探偵、基本的には浮気捜査などの地味な作業が多いが、鼻が効いたり様々な場所に伝手を持っている。
故に探索等には必須技能。

≪【索敵】の結果に+1補正≫

≪コマンド、【道具調達】を選択可能≫

7:発見陣営

直下

1:槍
23:狂
4:視
56:弓
78:魔
9:騎

3:狂

直下、状況。成功以上で一方的に捕捉、失敗で遭遇、大失敗以下で…?

【一旦ここまで、多分夜にはこれます】

【ちょっと効果訂正、以後はこの効果で補正かけていきます】

【半人半獣(兎)】
なぞのナマモノ。うさ耳がかわいい。
ただしどの程度獣かは神のみぞ知る。還りすぎた先祖返り。
基本的には何の役にも立たないが、耳は効くし鼻もいい。

≪【索敵】の結果に+1補正≫

≪【奇襲】による負傷判定に-1補正≫

≪遭遇判定時、一方的な捕捉確率が上昇≫


【マジでハイルブロンのアレ作る人がいるとはなあ…、いや、悪事見た時点でん? とはなりましたが。再開】

…さて、にしても。

「まさか再開する羽目になるとはなあ…」
「…」

出歩いてそうそう出会うことになるとは思いもしなかったよ。

「バーサーカー、だったっけ? 貴方」
「仮初の名に意味などなし、その指、私に寄越すがいい」


【バーサーカーのステータスを一部公開します】

≪クラス≫:バーサーカー

【真名】:???
【属性】:秩序・狂

【筋】:B
【耐】:C
【敏】:B
【魔】:E
【幸運】:E
【宝具】:C

                   ヾミ=-、__>ハ   ,ィ、
                    ,ィ=チ/ .ハ lミzイィl ヽ
                    /,ィ '" 〃/illli|ill/,イli|l ハ
                -=チイ / i l|,イ从リlllイ从l|| l.ハ
                イ彡イ |トl、、      ||l.ハ ヽ、
               ,ィ州liイl!.!|.l ll.| |. `ヽ    ,イ-ナiハハミヽ、
                ,イ州!.ハ|l!.|li=モテミ  , 二、l イl.ll |ハ`ヽ、
              ノイ'ノリl.il.ハlil.lil||    } `´',リli.lil|i!.|ハ|  `

                ィチ!|i|、Ⅶlil|!!    ′ /イl|.|lili|.| l
               _,ィ===|ミl,Ⅶ.l!  -‐=  /,イl|lリl.li|il l
            ,ィ///イ' l  |从li|.\    ,イ ' リ.l |il!  |
          ,イ// 〃   r=ニ三区三`.=イ={___./  lリ
         ,イ/  /   _ノ二 ― ヽ ̄ =ニ三il! ./

        ,.リ′  , -―<ニミ、`ヽ::>:..、 、__ ̄{、_

        リ    r'ニニイヽ、ヽ::::::::::::::::::::;≧x―‐ノ::Vヽ.、_
            |     ヽ  \`_´,ィ<ニ.、ヽヘニ r|,ニヽ、:::l`l、__
             |     ヽ .,'     ` 、 ヽ,}::l.l{ ムイ,`` ,'ー「l
             |      , } ,'  ,          `l::l.li    ̄  i.,'.|
            l    , ' /.,' V  ,       .|:|.||      .l,' ヽ
           ハ   / /. ,' .// 、       l::!|:|.      l' / l、
          .〈 .l、〃 /  〃'/   ヽ、      .}:::!l:l.     lレ' ./ ヽ
            V     //,,〈   、  ヽ、   |:::l|:!、  .ノ.l /   \
             .ハ    / /ヽミ、   `ヽ、 i    .|:::}.l:l、 // |´_      ヽ
              |      ,'  ヽ、   -ミー-、_.|:::li l:!、 i.|ミ、__        ヽ、
             |.,',     ,{    ヽ、    `、   |:::`l.l::l、 l.l `ヽニ=   , イ  l
             |;''    〃    ヽヽ    .ハ   |::::::l l:ハ !l  .〈`ー '彡  ,'
             |'.    ,'.l     .  V     l   |:::::::| |:::〉 l.!.   |ヽ、 ̄  ,'
             ,'    , .l       }ミ、    l   |:ト、:| |:::::〉.ハ  ,'    _ i
          ,'      .|       ルミ、    ハ   |:`ヽ`´,イハハ.ノ    /_:::::!
             i     |       〈 ヽ、   ハ  .|:::::::::::::::::/ リ、  /ー-′
            .l        |         }、  ヽ、  '  ≧x、_:/  ヽヽ ゞ--,'
            .|_    .|         | 、 、  `ヽ、!   ー=ニ==ニ l | .,':::::::,'
            .|:::::::::|    |       ,! >ミ、   〉-     //   〉'ヽ二`|
          lー‐┘   |       .〈 _ニ二三  仁ニ=-  〉〉_,ィニ彡ヽヽリ
          |:::ー┐  l|       ├'.  |      |       |.|     |,ノ!
          |―‐┘  ||       |、    ̄ - .」_    _|.|_   '´  |
          |`ー┐  .l|       i仁ミニ=z、_     ̄ ̄    _,ィZハ
          |、ー┘  リ.     ル'ミミ///イ///77777777777チ//,イ/!
          ヽ、二二彡'`ヽ    〈/ミ三彡チ//////////////////イリ/{

【特徴】:反英霊・???

…はあ、やる気満々だね。さて、どうするべきかな。

「ねえ、セイバー」
「…マスター、現状ではまず間違いなく勝てません」
「あれ、そうなの」
「ええ、ですから撤退、それも令呪を用いない撤退を考えるべきでしょう」

ふうん、そっか。まあ今は誰を助けるわけでも無し、コイツにここでやられるのも癪だけど。

「でも、なんで?」
「私は今宝具を十全に使用できません」
「宝具?」
「ええ、ですから…!」
「その指、寄越すがいい!」

…なるほど、考える暇も無いってわけか。


22:10から↓2、どうするか

1:撤退(令呪を使用するかどうかの判定を行います)
2:戦闘
3:自由安価

【同時判定ってこと忘れてましたが、まあ、9なので】

9:撤退成功

「分かった、逃げよう。あのステータスだっけ? それ見れただけでも十分だ」
「ええ、では!」
「待て」
「そう言って待つ奴ならとっくに死んでるよ」

…ふう、こういうときだけはこの足が嬉しく思うよね。


「…逃したか」
「逃げちゃったのね、バーサーカー」
「然り、貴女は私に捧げる気は」
「残念ね、まだ見つけてないから。見つけた後なら考えるわよ」
「…」


【昼行動を終了します】

直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【昼】-1【一日目】-1

4:他陣営の日常

直下、描写陣営

12:弓
3:騎
45:視
6:魔
7:狂
89:槍

8:槍

【そういや今回の戦争がどの時空にあるのか考えてませんでした、いや、どこでもいいんですがね】

直下

12:石野宮
34:神屋
56:天ヶ瀬
789:新時空

5:天ヶ瀬(妥当)

【というわけで舞台はこんな感じ、今回は使う必要があったの思い出しました】

・新興住宅街
・下町
・板橋街
・合升高校
・港
・森林地帯
・森の洋館
・レインボーリリー総本山(廃墟)
・木製フィギュア工場
●墓地
●深泥池
☆天ヶ瀬ドーム跡


天ヶ瀬の自然保護区として名高い深泥池。
そこには、先日から異様な光景が漂っていた。

それは


     .:....   :. :. .... ..                 ..
.,_:.                 :. .... ..                 ..
'"                ..   .. . ...    :.  .:.:.:
...'''"'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"'';:;,.,.,    "":::::::::.    ....
          ,.,;:;:;:;:;'''"..,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,...,,,,,,,                                    ,...;:;:;;:'''""'''';:;;:,.,.,...
       .,;:,.'""   .,,_,,,...;:;::''""''''"                          .,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''"         ..,:
   ...........,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''"".';:;:;,.,_,.            :::::::::;;;;;;;;;;;''''''"""'''""""                      ::;
     .,,.,;:;:;:;;:'""''""'''''''::::;:;:;;,..,,.,.,_.:::::::::;;;;;;;;;;;''           ""''''''''':::::......"""''''''"""''''…           ...::::::'''
':.,  …'"  ...,,,,__...,,;:;''..,.,.,.,.  __.,.,.;:'"';:,.__,  ""''''''''':::::......"""''''''"""''''…           ...::::::'''  .:::::::. .""
''''"""'''"""".""""""""'''''""""""      " "'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"'';:;,.,.,    "":::::::::. .""

    .....,,,,,;:;'''"'''"             ....,,_,,,...;:;::''""''''"     .,,,......,,,,,;:;''"''':::...,,...;:;:;;:''""'''"";:;.:;;''     ::.....;;;:.; "''"''';:;:;;,,.._
,.,;:;:;:;:;'''""""""         ...,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''""   :.    ......,,_,,,...;:;::''""''''".;;;;.......,,,,...;: """''''''''"''''"'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"''

 .,;:,.'""""'''''''::::;:;:;;,..,,.,.,:;;:'""''''''''  . :..     ;;;;;;;;;;;'....,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''""               .""''''''''':::::......"""''''''"""''''…
          . .:.  . . .   . .. ..   . "';:,.__,  ""'''''''''::::.""'''''''::::;:;:;;,.., ''''…       .,.,;:;:;:,.,.,_
.  . :.  .. . :.:.. ..  . . .. .,.              .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.          ""'"             ....,,_,,,...;:;::''"
 ....,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''""""    :::::::::;;;;;;;;;;;''''''"""'''""""           ::::;;;;;;;;;,,,,.....  ...,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''""
…'"   "''':;:,.,,.,..,.,.,.,.  __.,.,.;:'"';:,.__    ....  ... .  .. .                         

池一体を覆う広範囲の霧。
視界の全てを遮るその霧は、日が昇ろうともその光すら覆い隠し、緩い灰色の世界を作り出していた。

「…ランサー、服がねとつくよー」
「それが自然なのだよ、マスター、人間は常にあるがままであることを厭う生物だな」
「仕方がないんじゃないかなって思うけどね、人は自然が嫌いなんだよ」
「…君が英霊の、それも半神の血を引く娘でよかったとは思う」
「さもなくばここで首を撥ねてた?」

霧の中に響く声。その声の主はまた霧に包まれ姿は見えず。

「冗談だよ。で、これからは」
「そうだな」


直下、ランサー行動

123:積極的な戦闘
456:情報収集
789:様子見

2:積極的な戦闘

「無論、殲滅だ」
「うん、悪い話じゃない」
「…マスター、君も奇妙な女だ」
「よく言われるよ」

そしてまた霧はその厚さを増していく。
何人たりともその神域に踏み入れさせぬとでもいうように

【敵対判定でランサーに遭遇する可能性が高まりました】

【他陣営の行動描写を終了します】


「さて、昼間の一件で疲れたね」
「申し訳ありません、僕がふがいないばかりに」
「なんでそんな卑下するかな、いいんだよ、別にね」

…でも、色々と聞きたいことは増えたかな。

貴女の行動を選択してください


1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

2:セイバー及びハサンとコミュ

…このまま適当にいなしていてもジリ貧か。
聞けることは先に聞いてしまおう、生きているうちに可能性を高める最善手は情報だ。

「セイバー、それからご先祖、話をしたいんだが」
「ご先祖…?」
「ああ、うーん、こちらの話だ、気にしないでくれ」
『貴女にしか聞こえぬというのも不憫なものよな』
「仕方あるまいよ」

さて、何を話すか。

23:07から↓3まで聞きたい事、ただし一レスに聞ける対象は一人一つまで

セイバー
できること(スキル・宝具的意味で)

>>375-377

そうだな、まずは。

「セイバー、さっき宝具、と言っていたね。その宝具とは何だ、ステータスの力比べ以外に何か+αがあるの?」
「ええ、宝具とは…」


その前に直下、ハサン先生知識はありますか

1234567:無いよ
8:なぜかバックアップ受けてるよ
9:実は以前参加してたよ

8:なぜかバックアップを受けていたご先祖

セイバーが話そうと口を開いたその時。

『宝具とは、英霊の持つ奇跡のことだ、我が子孫よ』
「!? ちょ、ちょっと待ってくれ、セイバー」
「え、ああ、はい…」

不思議そうな顔をするセイバーを置いて私は脳内の声と対話する。

「まて、ご先祖、何故貴方がそれを知っている」
『…私にも分からない、だがどうやらそこにいるセイバーと同じく私も聖杯のバックアップとやらを受けているようだな』
「な、何なんだ、それは…」

私の左腕は今一体どういう状況なんだ?

『まあ、貴女に害はないであろうよ。そして、宝具の説明だが、先ほど言ったように英霊はいくつかの伝承を持つ』
「…ふむ、金太郎が鉞を持つように、か?」
『そのようなものだな。そしてその伝承が武器、あるいは魔術礼装その他となって表れた形が宝具だと認識すればよろしい』
「…つまり、英霊の伝承が武器になって今使える、という解釈でいいのか」
「え、ええ、その通りなんですけど、知っていたんですか?」

セイバーが驚いたような表情を見せる。
…ううむ、実に面倒だ。

「あ、ああ…知っていた、というか知らされた、というか」
『我が子孫よ、いい加減この腕のことを話すべきではないか?』
「…もちろんだけど、今は他に聞きたいこともあるからな」

えっと、ということはセイバーも…。

「宝具を持っているの?」
「ええ、もちろん。そしてそれこそが僕の存在そのものでもあるのですから」
「…?」

よく分からない、どういうことだ?

「ならそれを教えてくれないか? それを聞かないことには戦いの算段も立てられない」
「…ええ、ですが、それにはまず」

私が言うとセイバーは。

「僕は誓い(ゲッシュ)を立てなければならないのです」

そう、返すのだった。

◆『誓え、戦士の誇りを(ゲッシュ)』
 ランク:C 種別:対人宝具/魔術 レンジ:0 最大補足:1人
 別名をギャザ。『禁忌』を意味するアイルランド語であり、
 ケルト神話、アルスター伝説や王族伝説群において各人に課せられる義務でありであり加護。
 行動に厳しい制限が掛かるが、逆に厳守し続ければ神からの加護を得る事が出来る。所謂縛りプレイルール。
 ケルト神話における数多の英雄がこの誓約によって栄光を手にし、また、同じ数だけ破滅を迎えた。

 スキル自己改造の亜種であり、使う度に英雄としての格が上がり、純正の英雄に近づくという真逆の効果を持つ宝具。
 しかし調子に乗って誓約を掛け過ぎれば、制限の為に取れる行動が狭まる為、考えて使用しなくてはならない。
 また、一度宣誓した誓約のキャンセルも不可能。
 それこそ某裏切りの魔女の持つ誓約破棄の短剣の様な例外でもなければ、永遠とセイバーを縛り付ける。

 「この宝具は発動する度に重ね掛けされていく。基本的に解除は出来ない」

 【この宝具の総使用回数は三回まで】

 【誓約内容によって幸運、宝具以外のステータスに+1のボーナス、これは更新される】

 【重ねた誓約の数によって、他の宝具使用権が解禁される】

 【誓約に違反する行動をとった場合、ステータスボーナスを消失。加えてペナルティが加算される】

『…誓い(ゲッシュ)、一つの呪いのようなものだろうか』
「なるほど、貴女がどこかギクシャクしていたのはこれが原因か」
「ええ、これを全てかけたときに僕の宝具は明かされる、そういう決まりになっているんです」
「…待って、ということは他の宝具を公開するには」
「はい、三つ全ての誓いを立てなければいけません。ですから僕としては三つを立ててしまい早めに行動するのが勧める戦闘方式ですが」

…縛りプレイのようなものか。何となく聞いたことがあるような気もするけど。
うーん、それにしても、そういうことならちょっと厄介かな。いや、その誓いを知られればステータスダウンとかもあり得るわけだし。

「どうすばいいかな、ご先祖」
『ううむ、悩ましいところではある。だが、最終的に決めるのは貴女だ』
「それはそうなんだがな…」

23:40より多数決、先に二票、どれだけ【誓え、戦士の誇りを】を使用するか。使用しないことも可能

【使用した場合、誓いの候補を安価で取ります】

質問 制約内容は完全自由なの?違反使用の無いショボい誓いとか違反しようのない誓いとかみたいなのでもアリなん?

>>387 以下の表使おうかなって考えてます、その表内でそれっぽい選択肢作ってもらおうかと

123:重大な誓い
456:普通の誓い
789:弱めの誓い

【使うことは確定したようなので、23:50から多数決、先に二票、どれだけ【誓え、戦士の誇りを】を使用するか。使用しないことも可能 】

1:3つ
2:2つ
3:1つ

質問だけど、例えば『一日一回良いことをする』みたいなぼんやりとしたものでも効果があるの?
もしこれで通ったなら、セイバーは良いことをしたつもりでも回りがそう思ってなかったら違反扱いなの?

>>392 そういった曖昧な概念は駄目としましょうか。誰の目に見ても成否が確定するような内容でお願いします。本来禁止の概念ですし】

3つ使用するってなったら3回分コンマ判定取るってことかな

1

1

>>396 全種類にするようにします。それで全部キッツいのになったらあまりにも悲惨なので…】

>>397 >>403 3つの誓い


…出し惜しみしても仕方ないだろうよ。

「構わない、3つすべての誓いを立てよう」
『思い切ったな』
「ああ、どうせどうなるかも分からない。なら早めに切っておいた方がいいだろう」
「感謝します、マスター、では、その誓いですが…」


【順番に内容だけ決めていきましょうか、まず五つ候補を選び、その中から判定で】

00:05より↓5まで、弱めの誓い(例:犬の肉を食べない、特定の歌を歌わない)

【おっと上げ忘れ】

貴女の事もあるし、犬肉よりは難しいけど

ウサギの肉を食べない

聖杯戦争が終わるまでこの国から出ないってのはあり?

【時間も時間ですし次から↓3までにしましょうか】

>>408 国からはあれなので、市から、としましょうか】

>>407-411

直下

12:兎肉を食べない
34:戦闘が始まった場合市から出ない
56:兎狩りをしない
78:爪を切らない
90:寿限無を言わない


00:18より↓3まで、それなりの誓い(例:誰かの誘いを断らない)

貴女の誘いを断らない

【忠誠を誓う、が少し曖昧なので故意に危害を加えない、に変更しました】

>>418-420

直下

123:貴女の誘いを断らない
456:語尾にぴょん
789:現在のマスターへ故意に危害を加えない

00:27から↓3まで重大な誓い(例:詩人の言葉に逆らわない、特定の場所でしか戦闘をしない)

自らの正義を曲げてはならない

【流石にアレなので少し変更】

6:貴女との会話時には語尾にぴょんを付ける

>>431 が少々抽象的なので安価↓を取りますね】

直下

123:救いの声を断らない
456:最初の契約者を傷つけない
789:戦闘に関係ない人を傷つけない

5:貴女を傷つけない

誓い、ねえ。
…少し悪いことを思いついてしまったかもしれない。

「では、内容は…」
「そうだな、まず、【最初の契約者を傷つけない】、でも構わないか?」
「…僕を信用していないんですか?」
「いや、違うさ。だがそれなりに大きい誓いをした方が効果も上がるんだろ? ならこれはかなり大きくなるだろう」
「なるほど、ではまずそれを」

セイバーが何かを宣誓すると、確かにその力は増したようだ。

「あとはとりあえずでいいか」
『ならばサーヴァントは成長しないものであるから身体的なモノを取り入れてはどうだ?』
「なるほど、じゃあ、【爪を切らない】でいいか?」
「分かりました」

よしよし、…で、最後だけど。

「セイバー、その誓いってどのタイミングで来ているんだ?」
「…? 一応は僕がそれを認識した時点で」
「そうか、なら【私との会話時には語尾にぴょんを付ける】」
「…んなっ!?」

セイバーの顔色が一瞬で変わったけど、どうやら手遅れらしいな。

「な、なんて、ことを…ぴょん!」
「ははは、悪いね」

セイバーが顔を真っ赤にして怒ってる。うん、そうだね。

『…流石にこれはどうなのだ?』
「流石にこれは、僕と言えども怒りますよ…ぴょん!」
「うん、やっぱり貴女はそっちの方がいい」
「え、…ぴょん」
「貴女は私と会ってからずっと機械みたいだった。まるで自分が戦うだけの存在みたいに」

そう、ずっと何かを押し殺してるみたいだったんだ。
…それは止めた方がいい。自分が何者かを捨てて、何かに取り込ませようなんて考えは。

『…貴女は』
「何かに囚われるのは一つ正しいことだ。でも貴女は貴女、…ちょっと勝手だとは思ったけど、それでもここでは貴女でいてほしかったからね」
「…っ!」

…といっても、やっぱりちょっと悪かったかな、なんて思ってると。

「…ありがとうございます、マスターぴょん。でも、僕はそもそも個ではない、ぴょん」
「個ではない?」
『…成程、どうにも曖昧だと思っていればそういうことであったか』

ご先祖は何かに気づいたみたいだけど…。

「僕は、名も無き無銘、あるときはシャン・ルア、あるいはルーグ・ロングハンド、そのどれもが僕であり僕でない、ぴょん」
『…すなわち、彼女の名は』

セイバーが持った剣が襤褸布から放たれ、鞘が滑り落ちる。
そこに生まれたのは夜明けの光、人に害為す者を討ち倒す太陽の輝き。

◆『夜明け告げる不敗の剣(クラウ・ソラス)』

   ∧
  .イ .Y

   .|∧|
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
   .||:::||
  /|::::|\
.././∧\ ヘ

∥||.(___).||ヘ|
ハ.\_/ハ

  ~~ |::|~~
.    |::|
.    |::|
.    |::|
.   .廿


ランク:B 種別:対城宝具/宝剣 レンジ:1-20 最大補足:300人

 口承アイルランド民話に語られる宝剣、魔法剣。
 その性質はケルト神話、民話、妖精物語に登場する数多の同名の剣の属性をモンタージュ(つぎはぎ)した剣。
 呪文が刻まれた剣、抜刀することで輝く剣、抜けば負けぬ不敗の剣、隠れた敵を討つ剣という伝承が残る。
セイバーのクラウ・ソラスは輝く剣、不敗の剣としての側面が強い。
 この剣自体が宝物としての性質を強く宿している為、聖剣、魔剣ではなく「宝剣」という分類に属する。

 セイバーの冒険譚に準えて『誓え、戦士の誇りを』を三つ宣誓する事で封印を解かれ、鞘から引き抜く事が出来るようになる。
 彼の騎士王の聖剣が星の光で敵を両断するならば、この宝剣は夜明けの光で敵を「磨り潰す」。
 真名解放に共に刀身から放たれる光は四方へ広がり、敵を識別し敵のみを世界から掻き消す。
 また、冒険譚の逸話から「巨人殺し(ジャイアントスレイヤー)」の属性を備えている。

【『誓え、戦士の誇りを』を三つ行使する事で封印解除】

【封印解除後、戦闘時、補正+1】

【上記に加え、敵が巨人の属性を持つ場合、さらに補正+1】

【敗北確定時、または敵の聖剣、魔剣、宝剣の宝具が使用された場合に、一戦につき一回のみ使用可能】

【敗北時に使用した場合、敵有利カウントを強制的に1に引き戻し戦闘続行】

【敵の聖剣、魔剣、宝剣の同ランクまでの宝具ならば宝具一回分の魔力で、『夜明け告げる不敗の剣』以上のランクの宝具ならば宝具二回分の魔力を消費することで相殺可能】


「僕はこの剣を振るう装置、太陽剣、【夜明け告げる不敗の剣(クラウ・ソラス)】を振るう、太陽英雄という一つの概念です、…ぴょん」
『…太陽英雄、陽光を以て夜の終わりを告げる終わりなき戦いに身を投ず戦士、であるか』

…何だ、何だ、それはッ!!!

【というわけで本日ここまで、遅くまでお疲れ様でした】

【今日はお休み。データ送られた二名は届きましたので】

【再開】

運命だの宿命だの…、そんなことに、そんなことに囚われた英雄、だと?

「貴女はそれでいいのか、セイバー」
「…」

…セイバーからは沈黙が返って来るのみで。

『…我が子孫、これ以上聞くことは無いのかね?』
「…」

…これ以上は無駄のようだな。ならとにかく話す機会、そして戦う機会を設けていくべきか。

「…ああ、セイバー、貴女にできることは何だ」
「それは、スキルのことでしょうか、ぴょん。…なら、ぴょん」

【セイバーのスキルを公開します】

【クラススキル】
◆対魔力:B
 クラス特性。魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、セイバーを傷つけるのは難しい。

 【ランク分の【魔】による攻撃にマイナス補正】

◆騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の動物、乗り物なら人並み程度に乗りこなせる
 ただし、魔獣クラスは乗りこなせない

 【騎乗時、【敏】にランク分÷2のプラス補正】

 【騎乗時、撤退時の令呪使用数判定でランク分÷2のプラス補正】


【保有スキル】
◆自己改造:-
 自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる。
 このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
 …が、現在このスキルは機能を停止。実質失われている。

 【このスキルはフレーバースキルである】

◆変化:EX
 文字通り、「変身」する。
 数多の冒険譚に姿を現すセイバーは、特定の姿を持たない。重要なのは、その手の中にある宝剣なのだ。
 なお、現界時にのみ作用するので、後からの再変身は不可能である。今回は、仮面の騎士という姿で立ち回る。

 【このスキルはフレーバースキルである】

◆怪力:D
 魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。
 一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間は「怪力のランク」による。
 セイバーの介添人の中には、人間だけでは無く巨人の家政婦や妖精、魔獣等魔の属性を持つ者も多かった。
 現在のセイバーの肉体は彼らの情報によって構成されている為、魔の属性を得たうえで怪力を獲得している。

 【戦闘時のみ、ランク分のターン【筋】に+2補正】

◆心眼(真):B
 数多の敵との戦いによって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
 特にセイバーは敵の事前情報との差異が有ったとしてもリアルタイムに状況を修正、弱点や急所を見つけ出し、攻め立てる術に長けている。
 常に相対した敵が「秘密の方法」を用いねば倒せない等、宝具である己の剣に頼れない状況が多かったことに由来。

 【相手サーヴァントが取得した最終値が自分が取得した最終値と誤差スキルランク-2以内の場合、均衡に持ち込むことが可能】


『全体的に汎用的な技術が多い印象だな』
「何故怪物が持つはずの技術を?」
「ええ、…僕は本来太陽英雄ではあります、ぴょん。ですが、その中にどうも従者、英雄が連れ添う彼らの属性も取り入れたのが今の姿のようで、ぴょん」

…よくは分からないが、つまり、その話に含まれる要素が全て混ざってしまった結果、ということだろうか。

『…しかし、宝具のランクは高いモノである。つまり、何かまだ隠しダネがあるということだろうかな』
「…成程、セイバー、まだ何か持っているか?」


直下、セイバー返答

123:今は話さない
456:話さないけど助言だけ
789:教えてくれる

4:教えてくれないけど条件だけ

「…申し訳ありません、ぴょん。僕が持つ最後の宝具は一回限りの切り札ですぴょん、ですから、本当に危なくなったときその中身をお伝えしますぴょん」
「そうか、ならば無理強いは出来ないな」

…そこは信頼関係もあるのだろうな。しかたあるまい、私とセイバーは出会って数日だ。
互いのことを知ってからでも遅くはあるまい。

「ただ、ぴょん」
「ただ?」
「最後の宝具は、膨大な魔力を使います、ぴょん。ですから僕は」
『…成程令呪を留めておけと言ったのはその為か』

ご先祖が腕の中で語った通り。

「令呪を温存しておくべきだと思います、ぴょん。…最低でも二画程度は、ぴょん」
「二画!?」

…誓いのおかげでセイバーは強力になったが。かなり厳しい条件じゃないか、それは?

「…慎重な立ち回りが必要だな」
『その通りだな』

はあ、まったくもって。

「…大変な戦いになりそうだな」

【夜行動を終了します】


直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【夜】+1【一日目】-1

8:敵対交流

直下、↓2、交流陣営

1:剣
234:槍
5:弓
6:騎
7:魔
8:視
9:狂

【セイバーのステータスですが、作成者さんのデータで現在は下の状況ですね、連絡忘れです。申し訳ない】

【筋】:B
【耐】:B
【敏】:B
【魔】:C
【幸運】:D
【宝具】:A++


3、9:厄ネタ大合戦

直下、バーサーカー判定、成功以上で奇襲判定

8:奇襲判定

◆気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てば発見する事は難しい。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
 本来はアサシンが持つクラススキルであるが、宝具【???】の効果により取得している。

 【奇襲、索敵にランク-2の+補正、最低は+1で固定】


直下、サンドラ

↓2、ランサー負傷判定

1234:無傷
567:負傷
89:重傷

6:負傷

1:無傷

天ヶ瀬の歓楽街、板橋。普段は夜であろうと眠らないその街。だが、今そこには人の気配は無く、ただしんと静まり返っているのみ。
煌々と輝くネオンだけが物悲しくその存在を知らせるその街。

そこには、霧があった。
いや、自然現象ではない。まさしく霧が意思を持つかのように動いていたのだ。
霧の中からは静かに、それでいて静かな怒りを思わせる言葉が響いていた。

「…醜いものだ」
「そう?」
「ああ、とても、とても醜い。人は愚かにも技術を、武器を、破壊を知ってしまった。神を、森羅を、自然を忘れ、我が物顔に歩くようになってしまった」

その怒りを表すように霧が過ぎ去った後の街は所々が破壊されていた。
ある建物は斬られ、ある街灯は折られ、路上の車は真っ二つに叩き切られていた。

「人が嫌い? ランサー」
「ああ、嫌いだ。しかし嫌いだからと言って滅すべきではないは考えている。神に人は必要だ」
「嫌いなのに言い訳を付けて潰さないの? それじゃあまるで子供だ」
「…子供、か、はは、その例えは悪くない。私は恐らく童なのだろうな、だが、童は決して自らの誠道を曲げない。そして」

金属的な音が霧、ランサーの中に響く。

「私は言い訳などをする気はない」
「そう」

首に突きつけられた刃物を見てなお、霧の中の声は感情を見せず。

「…怯えないのか」
「怯える必要ないもん、殺す気、ないでしょ?」
「…はあ、やはり君は人らしくないな、マスター」
「うん、そうだろ? そして」

突如、霧の中を掻き分け、一振りの短刀が投げ放たれた。
霧の中の少女は血に濡れた手を見つめて。

「ほら、敵が来たよ」
「…ああ、そのようだな」

霧はその男を見つめる。首に指の鬘を巻いたその男。
そして、隣に立つ一人の少女を。

「…ああ、悍ましいものが出てきたね」
「魑魅魍魎の類、いや、それよりも下劣な鬼だな」
「…指を、指を」
「…へえ、何か隠蔽系のスキル持ち、ってとこかしらね」

その体から溢れてくるような瘴気に、霧、ランサーは眉根をしかめ。

「ああ、これだから人は嫌いだ」
「あれが全部人だなんて思わないでよ」


【そういや貴女に行うの忘れてました】


◆魅了:E
 異性を惹きつける容姿の端麗さ。
 バーサーカーと対峙した女性は彼に対し軽度な恋愛感情を懐くが、余計なトラブルを呼び込むことも。
 相手の心理状態や感情によって抵抗できる。

 【女性ユニットに低確率で魅了判定】


直下、バーサーカー魅了判定、クリティカルでサンドラ魅了

↓2、バーサーカー【???】判定、成功以上で発動【???】+2

5:魅了されず

3:発動せず

【というわけで本日ここまで、次回、ランサーVSバーサーカー】

【申し訳ない、バーサーカーのデータ修正忘れです。本当はこっち】

◆???:C

 師に騙されたバーサーカーが闇に紛れて九十九人もの民を殺害。
 その指を斬り落とし、収集した逸話が具現化した特殊スキル。
 彼の気配は闇に溶け込み、繰り出す斬撃は手指を害する呪詛を孕む。
 対処するには対魔力ではなく、呪いに対する抵抗力や知識が必要。

 【スキル『気配遮断:C』と同じ効果を得る】

 【戦闘時に優位を得る度に追加で判定を行い、クリティカルの場合は相手の手指に負傷を与える】

 【その際、肉体(特に手指)に依存する一部のスキルや宝具を使用不能にする】

【申し訳ない、本日お休みします】

【戦闘処理だけ再開】

【ランサー】

【スキルによりステータス不明】


【バーサーカー】

【筋】:4
【耐】:3
【敏】:4
【魔】:1
【幸運】:1

◆狂化:D
 筋力と耐久のパラメータをアップさせる。
 言語能力までは奪われないが、思考が制限され、指鬘(指の首飾り)を完成させることしか考えられなくなる。

 【【筋】、【耐】にランク分の補正(適応済み)】

【保有スキル】

◆???:C
 師に騙されたバーサーカーが闇に紛れて九十九人もの民を殺害。
 その指を斬り落とし、収集した逸話が具現化した特殊スキル。
 彼の気配は闇に溶け込み、繰り出す斬撃は手指を害する呪詛を孕む。
 対処するには対魔力ではなく、呪いに対する抵抗力や知識が必要。

 【スキル『気配遮断:C』と同じ効果を得る】

 【戦闘時に優位を得る度に追加で判定を行い、クリティカルした場合は相手の手指に負傷を与える】

 【その際、肉体(特に手指)に依存する一部のスキルや宝具を使用不能にする】


◆信仰の加護(歪):D
 盲目的な信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性を獲得する。
 彼は確かに己が信ずる教えに殉じようとした。
 例えそれが無辜の民を犠牲にする道であったとしても。

 【精神干渉系スキル、または宝具の効果をランク分÷2減少させる】

 【消滅判定の際に有利な補正を得る】


そして戦闘開始の前にランサー宝具使用判定、成功以上で使用、失敗で使用せず

【書き忘れ、これの直下で】

とやー

>>529 6:使用

直下、種類

16:切
27:刺
38:打
49:薙
50:払

1:切断

【1ターン目】

直下、ランサー判定

↓2、バーサーカー判定

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

ランサー、一の位0、よって強制有利獲得

【ランサー、有利獲得】


【2ターン目】

直下、ランサー判定

↓2、バーサーカー判定

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

【ランサーのスキルにより結果隠蔽】


【ランサー、有利獲得】


【3ターン目】

直下、ランサー判定

↓2、バーサーカー判定

147:【筋】
258:【敏】
369:【魔】
0:【運】

ランサー一の位0選択、よって強制有利獲得

【ランサーの勝利です!】

直下、バーサーカー逃走判定、成功以上で一画消費し逃走、失敗で二画消費


ランサー、【???】判定。

↓2、↓3、バーサーカー減少ステータス、9、0は安価↓

12:【筋】
34:【耐】
56:【敏】
78:【魔】

4:二画消費

7、3:【魔】【耐】減少

【というわけで一旦ここまで】

【遅くなりましたが少しだけ再開】

霧の中から響く声は静かに、それでいてどこか強力な重圧を纏っていた。

「一応問おう。私は血を好まない、ここで降伏するならばその命は救うが」
「生憎、命なんてとうの昔に捨てたも同然よ」

降伏の勧告、そうであるというのにその威圧は隠さず、ほとんど恫喝に等しいものと化していて。
バーサーカーのマスター、華香はその顔を昏く歪め、粘度を持った声でバーサーカーに指示を飛ばす。
その周囲には彼女の感情に共鳴するように紅い霧が現れていた。

「…駒はあるけど、まだ様子見ってとこかしらね、じゃあバーサーカー、行きなさい、行って殺して来い」
「…貴女の指を」

その言葉に答えたのか、それともただ自分の目的に思考が汚染されているのか。
紅い霧を纏いバーサーカーは焦点の定まらない目に殺意をのみ灯して進み出る。その様子に霧、ランサーはまた、静かな声で。

「さて、では征かせてもらおうか、マスター、君の命を削るやもしれんが」
「うん、いいよ。魔力? だっけ、それはほっとけば回復するものなんでしょ?」
「…私が戦ったこの地に留まらなければ、な」

言葉と共にランサーの纏う霧がその色を変える。その色は蒼。
そして同時に霧の中には変化が、華香が唇を噛みしめながらちらと見たそれは、一振りの刀。

「では、我が天命よ、始祖たる我よ、今この破壊を以て神代に還さん! 【???】!」
「…! マスター」
「ええ、そうね、まあよくも私の事言えたもんだわ」

苦々しげに華香は呟いた。それも仕方のないことだろう。なぜなら、ランサーが噴き出す蒼霧が周囲を覆い始めているのだから。
その蒼霧は紅い霧を塗り替え、さらに街へ広がっていく。触れたものは蒼に染まり、水が、大気が、霊脈が汚染されていく。
それはまさしく死をもたらす汚染の毒。自然を破壊する繁栄の代償。

「この地全てに毒を撒き散らすとか、ふざけてるのかしら?」
「…これは私の望むところではない。だが、大いなる目標の為には小事は已むを得ぬこともある。私は常に大局を見る」

毒を吹き出しながらランサーは答える。その言葉には苦悩の色が混ざっていたが、間違えたとてその言葉が人を思いやるものであるとはその場の誰も思わなかっただろう。
その苦しみは破壊されてゆく自然、そして堕ちた己に向けて。その毒がどれほどの人の命を脅かすか、それを理解したうえで冷徹に言い放った。

「その中においておそらく人は多く死に絶えるだろう。だがそれは人の傲慢故、人の悪逆故、同情の余地は無し」
「…私が言えたことじゃないけど、アンタ、クズね」
「ああ、自覚も嫌悪もしている。しかし、それもすべて些末事。我が大願の為にこの身が堕ちるならば」

ランサーの振るう刀が一瞬霧を裂き、そこに隠れたランサーの異形を映し出した。

「喜んでそれを受け入れよう。掴まっていろ、マスター」
「うん、じゃあ、私を楽しませてね」


吹き出る瘴気と威圧。並の人間なら立っていることもままならないほどのそれ。
襲い来る強大な瘴気に華香はバーサーカーへ指示を放つ。

「バーサーカーッ!」
「その指、貰い受ける」

霧を掻き分け、バーサーカーの攻撃が迫る。
しかし、ただでさえ姿の見えない毒霧の中、武器に長けたランサーの動きを見取ることは容易ではなく、バーサーカーはまず一撃を叩き込まれる。

「…どうやら君は高潔な人間のようだな、動きの一切に無駄がない、迷いがない。心の中にどれほどの葛藤があろうとも」

致命傷を避けつつもその傷は浅くない。
しかし、立ち上がるバーサーカーを前にランサーは冷たく問う。

「それが例え悪逆だと知りつつも、自らの意思を捨ててでも、君は戦うのか、殺すのか、弑すのか」
「…指を、その指を、私は修業を終わらせねばならない、私は、私は」
「ランサー、狂人にいくら考えたって無駄だと思うよ、…それに、たぶんコイツは真逆だと思うよ、ランサー」
「ああ、そうだろうな。だからここで消す」

目的が精神を支配したバーサーカーを、ランサーは容赦なく斬り伏せる。
だが、バーサーカーはまたしても致命傷を避け、どこかずれた瞳で霧の中を見透かすかのように。

「さて、まだ戦えるのか、私の体から湧き出す瘴気を浴びてなお」
「…指を、私は終わらせるのだ」
「たとえそれが悪徳であろうとも、どれほど自らを貶めることであろうとも、従わなければならないものに従い、戦うその姿に敵ながら敬意を表そう」

ランサーの語調が僅かに緩む。しかし、次の瞬間絶対零度の声色と共にバーサーカー目がけ刀が振り落とされた。

「そしてその尊さを抱え死ぬがいい。我が神の御代に、おそらく君は不要だ」

バーサーカーの体が真っ二つに裂ける刹那、紅い魔力が飛ぶ。

「令呪を以て命ずる、【撤退よ、バーサーカー】」
「何故だ、私は、指を…!」

その声は遠くなり、深夜の街にはまた静寂が訪れる。
ランサーが息を吐くと吹き出す毒は収まり、霧がたなびくのみ。

「…逃げたね」
「ああ」
「で、どうするの、この回り。さっきの女多分えげつない汚染かけていってるけど」
「我が毒で上書きすればいい、そうすれば君に影響はあるまい」
「いや、もともと影響はないんだけどね、で、十分?」

だが、ランサーが出した霧は未だに街を蝕んでおり、サンドラはその様子を見ながらランサーに尋ねた。
何処にも怯えは無く、それはまるで友人に試験の解答を尋ねるような口調で。

「いいや、人である、それだけで私が戦う理由にはなる。…その結果人の造った杯に祈ることになるとは甚だ不本意だが、仕方あるまい」
「そういうとこは柔軟なのにね」

【板橋街が汚染されました】

【他陣営の行動描写を終了します】


直下、この状況を貴女が気づくか、成功以上で気づく【私立探偵】+1

5:気づかなかった

【二日目】

「さて」
「はい…、ぴょん!」
「慣れていかなくてはいけないからな、さあ、練習ついでにたくさん話そうじゃないか」
『…案外性格が悪いのだな、貴女は』


貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

【前回【二人】で-1してましたが、今回から、索敵成功率には+、そのあとの遭遇判定には-補正とします】

1:索敵

↓2、方法選択

1:自分で
2:セイバーに
3:二人で

3:二人で

「さて、冗談はここまでだ、積極的に足を使っていこう」
「え…ぴょん!? それならそうと、あ、待ってください、ぴょん!」
「その仮面は必要なのか?」
『戦士には一つのスイッチが必要であることもあるのでな。かくいう私も髑髏の面を持つ』

…そういう美学なのかね。よく分かんないけど。


下2、場所選択。同時に索敵判定、成功以上で発見、失敗で発見できず【半人半獣(兎)】+1【私立探偵】+1【二人】+1

・新興住宅街
・下町(現在地)
・板橋街
・合升高校
・港
・森林地帯
・森の洋館
・レインボーリリー総本山(廃墟)
・木製フィギュア工場
●墓地
●深泥池
☆天ヶ瀬ドーム跡

7:墓地で成功

直下、発見陣営

1:槍
2:狂
34:視
56:弓
78:魔
9:騎

2:仲いいのかな?

直下、状況。成功以上で一方的に捕捉、失敗で遭遇、大失敗以下で…? 【半人半獣(兎)】+2【二人】-1

2:大失敗

ご先祖が『この地脈ならおそらく墓地にはなかなかの霊地があるだろうな』とかいうから来てはみたんだが…。

「…まさかまた出くわすとはな」
「どうも奇妙な縁がありますね…ぴょん」

私達の視界にはバーサーカーが。…そしてあれは、そのマスターか。
視線を追ってみるがどうも私達に気づいた様子はないな。

「今はこちらに気づいていないようだな」
『奇襲をかけることもできようが…』

…それも悪くない案だ。そう思った次の瞬間。

「あれ、人が…」
「!?」

私達とは真逆の方向、そっちに花を持った人影が。墓参の客だろうか。
…待て、駄目だ、バーサーカーは無差別な殺人者、今、あんな人影を見たらッ!

『マズいぞ、我が子孫!』
「分かっている!」
「マスター、先走らないでくださいっぴょん!」

思わず駆けだす。だが、それよりも早く、血に歪んだバーサーカーはその人に襲い掛かり。

「指を」
「え」
「止めろォッ!!!」

その人の首を。

「寄越せ」

一息に掻き裂いた。
悲鳴を上げることも無くその人は倒れこみ、バーサーカーが一心に指をもぎ取っている。
なんでだ、なんでだ、今、そこで死んでいる人には、倒れている人には、そんな罪などは無い、それなのに、なのにッ!!!

「こんな理不尽が、許されるかッ!!!」

私の叫びと同時に、セイバーが背後で何かに対峙した。振り向くとそこにはバーサーカーのマスターがナイフを持って。
コイツが、コイツがあの狂人を止めていれば、止めていれば…、そんな怒りが私の胸によぎる。

「残念ね、まったくもって」
「何故だ、何故バーサーカーを止めなかったッ!」
「あら、それこそ何故かしら?」

私の叫びにバーサーカーのマスターは全く分からないという様に首をかしげる。その顔は何かがずれている。

「人なんて理不尽に死んで理不尽に壊されるのよ、それが決まり、だってこの世界は残酷だもの」

どういうことだ、女は笑っている。目に紅いものがちらちらと映る。
まるで視界が歪んだようだ。もしやこの場所では私が狂っているのか?

「ああ、そうね。私も残酷だけど、凶悪だけど、うふふ、死ねばいいんだよ、滅びればいいんだよ」

何も言わないのに分かった、何も知らないのに分かった。
この女は虚ろだ、その目には光があるがその光は何処も照らさないのだ。
私は立ち上がった、だがこの女は自ら狂うことを選んだのだ。追いつめられ、その袋小路で悪性の感情にその身を詰まらせ。
その体からは毒と病、その全てを体現したような赤い霧が滲み出ている。

「そんなことより、よそ見してていいの?」
「え?」

女が私の背後を見て笑った。そこにはバーサーカーが。
バーサーカーは死体の手から指をもぎ取ると首の飾りに加え。

「ああ、これで、これで…、私の修業は」

恍惚の笑みを浮かべ。だが、次の瞬間。

「終わった…、おわ、…ッ!?」

突如、バーサーカーの表情が苦悶に歪む。
同時に、バーサーカーの首飾りからどす黒い何かが溢れ出し。

「終わ、そう、おわ、はずなのに、私の、苦行は、おわ、おわ、お…■■■ッ!!!」

バーサーカーの言葉が徐々に意味をなさなくなっていく。
そして、女の笑い声が響いた。

「そうよ、バーサーカー、奪え、殺せ、狂え、だって世界はこんなにも残酷なんだから!」

狂っている、そう思う間もなく、バーサーカーの首飾りから溢れた何かが、怨嗟の、苦悶の、断末魔を上げて溢れ出す。

『…! 不味い、セイバーに指示をッ!』
「マスター、これはだめです、逃げま…」
「さあ、バーサーカー! 世界があまりにも残酷だから、少しくらいは仕返しをしてあげましょう!?」

セイバーの声を遮る女の声、そして同時に私はバーサーカーの絞り出すような声と、溢れ出たそれの正体を見る。

「【呪怨装飾・指鬘外道(アングリマーラ)】…ッ!!!」

それは、この世の全てを恨むというような、怨霊の塊だった。
そして、彼らは見境なしに、この世を恨むと言うように、暴虐の嵐を吹き荒らす。


◆『呪怨装飾・指鬘外道(アングリマーラ)』

                 ,x≦ニニ=‐-ミ、

                /:i: i:挂圭≧xi:i \
                /__,,...-========ミi:ト、
             /´ , .    }    ト、 .\}
             } ./イ   ./  ヽ   .\ .ⅵ
                 〃/   ./     .:i  i  Y i〉
                 i /  イ   __,,. __/ .乂  } }
                 /,,.. .-‐≦圭圭圭i:≧㍉、ノi i{
            { ii:i:i:i : : ヽ.Ⅵi:/i:i: : ___:i:i:Ⅵi{

            }ト、f斧弐忝xi}i:i{: iィf翁琵㌻i:ⅵ

                /i:i: Ⅶ圭戔刈i:i乂戔圭毟': i:〈{{
             {i:ii:`ー≠¨ 亥/r=、i:i:ヽ.¨: : :i:i:i:}i
            \i:i: :x≦三i{ {iⅵ}三≧xi:i:: :ノ
             `Ⅶⅵi:圭`Ⅶi:{圭三≠i:/

                   Ⅵ.Ⅶr、i:i:i:i:i:i:i:i:Yi:/i:i/
                  Ⅵ{{`冖V⌒ⅥⅥi /
                 Ⅵi{ムxzz,、zzイi:i {
                Ⅶ≧=‐‐‐‐彡i/

                     \圭挂圭i:iノ

 ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100
 生前完成することのなかった忌まわしき装身具。
 バーサーカーが殺生を犯し、集めた指が百人分に達すると同時に解放。
 首飾りに宿る人々の怨念が広範囲に撒き散らされ、無差別に襲い掛かる。
 真名が解放された場合この宝具は破棄されるが、怨念はバーサーカーを憑代に蓄積し続ける。
 また、再び真名解放を行う場合はもう一度、百人分の指を集め指鬘を完成させる必要がある。

 【発動条件:バーサーカーが殺害した人物が百人に達する度に自動的に真名解放】

 【発動時、同エリアの対象(バーサーカーとそのマスターを含む)全員に特殊負傷判定を与える】

 【この宝具が解放される度にその威力と狂化スキルのランクを徐々に上昇させていく】

 【なお、召喚された時点で既に九十九人分のストックを所持している】


直下、貴女負傷判定

↓2、セイバー負傷判定【サーヴァント】-1

↓3、華香負傷判定

↓4、バーサーカー負傷判定【サーヴァント】-1


12:無傷
345:負傷
678:重傷
9:死亡

9:死亡

4:負傷

4:負傷

1:無傷


【というわけで本日ここまで、お疲れ様でした】

【次回、描写してから再開位置の決定行きます】

【死から再開】

迫るのは人の形をした死だった。
自由になりたくて、やっとのことで飛び出して。

「そして、手に入れたのがこの死か」

皮肉なものだ。
荒れ狂う怨霊の暴虐が私の体を引きちぎっていく。
あれほど憎かった腕も、耳も、全てを奪い、喰らっていく。

「ああ、そうさ、そんなものさ」

人の死なんてものは、理不尽で、残酷で。
もう、取り返しはつかないんだ。なんて悲しいんだろう。

【GAME OVER】

【コンテ回数が2から1に減少しました】


コンテ先を決定します。22:55から先に三票

1:>>571
2:>>573
3:>>582

1:>>571

7:墓地で成功


直下、発見陣営

1:槍
2:狂
34:視
56:弓
78:魔
9:騎

3:ウォッチャー

直下、状況。成功以上で一方的に捕捉、失敗で遭遇【半人半獣(兎)】+2【二人】-1

9:一方的に捕捉

ご先祖が『この地脈ならおそらく墓地にはなかなかの霊地があるだろうな』とかいうから来てはみたんだが…。

                                                        . ‐ 、
                                                     . ≪     }
                                                   . ≪     .。 °
                                               . ≪     .。 ゚
                                             . ≪      。 ゚
            . -=/////> .                      . <  . 。  ゚
         . <'///////////,'∧_                . < > ゚
       ,ィ/////////////////∧'//,)           . < > ゚
         !////////////////////X´        ィ= 、 <> ゚
         i//////////////////,'.> ¨ 丶    ∨  i´
        i////////////////// ′     ∧     ー'
       ∨////////.' ' " ∨,-{      j

        ヽャ-‐ ' ´      /  ゚ 、    .ヘ
          丶       _.{   >'i! ¨¨´   i!
           `ー一1¨´ `¨´ ∧_j、     .″
                 i      _ .∧ ` '' ´
                ! _ .、 {. =‐ラ
                ∨.. _/   /
        _        ` ‐-‐ ´
       {ヽ  >、         _

          ∨\  , ゚ー─- 、 <  ̄ ヽ ` =- 、
           \ `~ー- = . _ `ヽ    i     }
            ` 、. ___ . ニ=ー─┴‐一 ´

「98、99!」

…バットを振り回す危ない人がいるんだが。どうしようか、墓地でバット振り回してる人はさすがに警察呼んだ方がいい気がするんだけど。

「マスター、あと一回で素振りは終了です」
「100! よっしゃあ! 次は!」
「マスターのトレーニングメニューにはスタミナ練習と書かれていますが」
「ならタイヤ引きだ! 行くぞ! あの夕日に向かって!」
「マスター、現在時刻は朝です」

…そしてそのまま走り去っていってしまったんだが。

「…マスター、さっきの少女、サーヴァントですっぴょん」
「うん、分かってる。ステータス見えたから。…だけど」
『認めたくないというか話したくないというか』


【ウォッチャーのステータスを一部表示します】

≪クラス≫:ウォッチャー
 
【真名】:???
【属性】:中立・中庸
 
【筋】:E-
【耐】:E-
【敏】:E-
【魔】:A
【幸運】:C
【宝具】:C

 
                             /        . :/    /⌒}   {⌒/⌒}  ヽ \
                           /         : :} {⌒/⌒}   {⌒/⌒}   {´ | /´
                        '         : : :  .: :}{⌒/⌒}   {⌒/⌒}   {⌒/| |
                       ;   . .   : : : : : :/-t――‐===ニニニニ==―-';\
                            . :    : . : : : :./. : : : : : :{ : : : : : : : : : : : : i : : } : : . \
                         . :     : : . : : :{// :i: {: 斗 i:十┼|: : : : : : ム--、: : : : : .ヽ
                       : . :       : : : . /:ハ:ノVヽ{ Vヽ{ヽV. :/ : : :/jル}:イ:,イ: }: : :} }
                           : : :   . :     : : /:/Y: | ,ィチテ示ミ:、 }:イ : /イ示ミ、jノ } :} |:/jノ
                         ,: :  . :     ノイ: :!: {{ {ぅ:::::: }  ゙ 'j/ {ぅ: } //.;イjノ'
                     /.:  . : /      . : :| : |: :.i 乂__.ノ         Vツ ' j/{ !
                       /.:   . :/     . : : : | : |: : :.                  ハ : {
                         /   . :/    . : : : : : :|: ハ:. :|            '    / 人: :.、
                     /   . : /    . : : :./ . :|/ :i:ヽ:{      、 ‐ァ     イ:|| lヽ:.ヽ
                       / . : : :ノ    :   : / . :,.': : :|: : .\         .イ:. :||| |  : : .
                   /. : :           :/ . :/. : : :| : : |: :.ヽ ` ァ‐-< |:. :.||| |  ヽ: .、
                      /. :           / . :/. : : /:!: : :ハ: : :.\_{\   |: : : :{ | |     }: .ヽ
               /           /. :,.:' : : :/. : : :' : :} : : : .ヽヽ'ヽ、 人: : .ヽ、{   |: : . 、
               .  ´            ´/ . : /. : : /. : : |: : : : : :}ーァく    `ヽ: :.\   |: : : : .\
         .  ´         . :       / .: : : :/. : : : :ハ : : |: :ト、: : :| {         \: .\  |: :i: : : :}:.ヽ
        /           . :       /  /. : : :´. : : : : / |.:.:|.:.:| ヽ } { }     /  |. \ : ヽ}: :}: : : :}: : :.,
.     /         . : :    イ   /. : :〃. : : : : /   |: : |.:.:|  } } V    ,/    | |ヽ./ :/ . : : }: : }: :
.     /. .           : : :   / |   ,:' : ://. : : : : :/-、   |: : !: :|  /} } ヽ.        | | / :/ : : : 〃. :}}: :
  /. : : :             : : :  ′ | /. : :/ {: : : : : : {  \ |: :ハ:| /. :}ノ   \      ,!  |/ :イ: : : :// . : }}: :

【特徴】:英霊・???

「…このステータスってどうなの? そもそもウォッチャーって」
『おそらくは既定のクラスに入らないエクストラクラスであろうな。セイバー、ランサー、アーチャーの三騎士以外はそういったこともあり得る』
「このステータスはかなり特異ですね、ぴょん。何か裏があるとみるべきか、それともただ単純に弱いのか…ぴょん」

…ううむ、どうしたもんかな、話しかけてもいいのか? この場合。


23:22から↓2、どうするか

1:戦闘
2:会話
3:撤退
4:自由安価

2:会話

とりあえず話をしてみようか。

「おーい、そこの、えーっと」
「マスター、マスター、誰かが呼んでいます。おそらく敵マスターです」
「何だと!? YAKIUしようぜ!」

…もう帰ってもいいかな。

『こら、心を折られるんじゃない』
「これ、会話通じるんでしょうか…ぴょん」
「兎跳びかな!?」
「マスター、少し黙っていてください。…見たところ、セイバー陣営のようですね、何の御用でしょうか」

サーヴァントの方はまだ話が通じそうだな…。

「いや、見かけたから声をかけたんだが…、そんな暢気でいいのか? 私たちが襲うかもしれなかったんだぞ?」
「そんなことをわざわざ言ってくる相手ですから、警戒する必要も無いでしょう」
「…なるほどね」

まあ、納得できる理論ではあるけど。…それにしても、何か無機質な印象を受けるね、この子。

「さて、納得いただけましたか? マスター、スコアボードは片づけてください。では、改めて御用は何でしょうか」

…えーっと。


23:35から↓2まで、ウォッチャー陣営と話しておきたい事

>>613
+それがダメなら停戦協定でもいい

>>614-615

まだ戦争も再序盤という奴なんだし、ここは穏便にいくか。

「…そうだな、現在段階で何か持っている情報はあるか? 私達もまだ序盤だ、情報なしに積極的な戦いは避けたいからな」
「成程、妥当な判断です。しかし私は道具の身。それを決めるのはマスターですのでしばしお待ちを。マスター、どうしますか」
「うん? ああ、情報なあ…」


直下、パワード【ムラっ気】判定


【ムラっ気】
調子の上がり下がりが激しい。
一日一日の調子が安定せず、常に安定した能力を発揮できない。
調子が落ちてる時は、本当に酷い。

【何かしらの判定前に調子判定を行い、その当日中パワードの判定全てに補正を与える】

【ファンブル:-2 大失敗・失敗:-1 継続:変化なし 成功・大成功:+1 クリティカル:+2】

4:やる気水色

直下、ウォッチャー陣営入手情報判定【ムラっ気】-1

123:何も無し
456:一騎
789:二騎

0:特殊判定

                 )
                 ( _
            , - ニ ̄   ̄ ` 、

           /               `ヽ
        , - '、       \     / .',_
       r´   ヽ.    γ  ̄ \ / ̄ヽ',ヽ.
      {      i=={ l    l.=l l   .} | i__
.      i  < ̄`ヽ、 弋ゝ _ノ 弋ゝ ノ >´ , ィ´   <科学ノ発展ニ犠牲ハ付キ物デース!

      弋__ _> 、 ヽ、  ̄       ̄ / /ヽ
         |     ` ー`             }
         ゝ、                  /
           `ー -、 - ______ , ィ´
           /    l /   |>く| \ ハ
             /_   .l > .|:H:| く l ハ
           , ‐´  `ヽ、l /  .l:l l:l  l.l-‐'ー、
        γ       ヽ.',  l:l l:l  l l    ヽ
         {        }. ',  l:l l:l  .l l      }
          ',         /  ', l:l l:l  l  l    /

直下

123:おっと奇襲だ!
456:死の霧について
789:YAKIU対決始まるよー

1:奇襲

直下、奇襲をかけてきたのは

123:狂
456:騎
789:弓

9:あっと

そんな会話を続ける彼女たちを、一つの目が覗き見ていた。
遠く、全く違った場所から覗き見るその目はまるで猛禽のごとく。
アーチャーとそのマスターは狙いを定めていた。

「見えるか? アーチャー」
「うん、ばっちりだね」
「で、その見えてる陣営は?」
「セイバーと…、多分エクストラクラス。…あ、この陣営どっちも見るの危なそうだから直近の情報だけ仕入れとくよ」
「ああ、それでいい。俺は否定しないさ」

何処にでもいそうな外見とは裏腹にスコープ越しのその目は、どこか魅力的な輝きを放っている。
アーチャーの口が少し笑みを帯びて。

「さて、じゃあ私の狙撃技術見せてあげるよ」
「頼んだぜ」
「うん、任せて」

そして、次の瞬間、彼女の狙撃中が火を噴いて、話す彼らに襲い来る。

「…?」

だが、それに気づいた男が一人。
名前は、パワード・プロシューダ。

           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                       |
                      |
                     |
          \              |
           \            ├──────  、
.           ──|:\‐- ___  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
            |zi |\        ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            |、/  \      /
            |     \   |__
            丶     /       \
             \_/          /
                       /
                       /
             __ ─ <

         ̄ ̄ ̄/:::::::::::\

              /::::::::::::::::::\
              /:::::::::::::::::::::::::\
               |::::::::::::::::::::::::::::::::\
               |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\

「…これは、YAKIUの気配!」

即座にバットを抜き、バッターボックスに立つように神経を研ぎ澄ませる。
襲い来る銃弾、それすらも彼の前には白球のそれとは変わらず。

「…さあ、ホームランといきたいな」

【YAKIU】
古代エジプトで行われていた球と棒による魔術。
球は「世界と宇宙」を表しており、その球を棒で打つことで吉凶を占ってきた。
その棒は魔術を含め、小型の投擲攻撃であれば打ち返す。
決して野球ではない。

【判定により、投擲攻撃を跳ね返す】

【魔力を宝具一回分消費することで【???】を使用した戦闘に補正+2】


直下、カウンター判定、成功以上で成功【ムラっ気】-1

7:サヨナラ男

振り抜かれたバットは、襲い来る銃弾を。

「フンっ!」
「へ?」

まるで甘く入ったストレートに強打者が振り抜いたかのごとく。全段弾き返すのだった。

「…少し風があったかな」
「え、今何が起こったぴょん?」
「奇襲ですかね」
『…私にも気づけなかった奇襲に対応し、あまつさえそれを打ち返すとは…、この男、できるやもしれんな』

一方のアーチャーはといえば。

「…え?」

打ち返され、襲い来る銃弾に思考がついていけないのだった。


負傷判定

直下、アーチャー

下2、北中

1234:無傷
567:負傷
89:重傷

6:アーチャー負傷

3:北中無傷

「ア痛ッ!?」
「アーチャー?」

アーチャーの悲鳴が響くのだった。


「…えっと」
「話を戻しましょうか」
「あ、うん」

…今のは一体何だったんだろうか。

「マスター、情報提供を望むのならこの際同盟の提案をしてしまえばいいのではないですか? …ぴょん!」
「危なかったな。…同盟?」
「ええ、陣営どうし手を組むのですぴょん。幸い、ウォッチャーたちは奇矯であろうとも悪人ではないようですしっぴょん」
『悪くない案ではあると思うぞ? 裏切りが怖いのなら、ギアスという確固たる契約も可能であるしな』

成程、確かに悪くない案だ。

「同盟を結ばれるのですか?」
「ああ、お互い悪くはないと思うが…」
「せめて、休戦協定だけでも結んでおきたいですね、ぴょん」
「ふむ、マスターはどうお考えですか?」
「同盟、なあ…、うーん、ウォッチャーの特性を考えると…」


直下、パワード返答【ムラっ気】-1

123:拒否
456:休戦協定だけ
789:許可

7:同盟

【というわけで本日ここまで、お疲れ様でした。次回、同盟内容から】

【再開】

「うん、確かに悪くない案だな」
「ええ、そうですね。私はそもそも戦闘力がありませんし、再優のセイバーと組めるのならば問題はありません」

よかった、とりあえず不毛な戦いはしなくてよさそうだな。
下手に戦って怪我をするのは避けるべきだろうし。

「では、その内容を詰めなくてはいけませんね」
「ああ、とりあえず情報供給と休戦措置は行うとして、だ。期限その他、何か条件はあるか?」

…ふむ、さて、何か必要な条件というと。


22:35から↓2まで同盟内容(休戦、情報交換は確定)

サーヴァントが残り2体になった時点でお互い自由に戦闘を開始できる

>>655-656

「では、まず期限だが、残り陣営が私達になった時点、というのは」
「却下です」

…一蹴されたな。

「理由は何だ、ウォッチャー」
「先ほども言いましたが、私には戦闘能力が皆無と言っても差し支えはありません、そのような状況下で再優のサーヴァントと戦うのなどあまりにも無謀」
「…むう、それを言われるとこっちとしても強く出辛いものがあるな」
「ですが、残り陣営の数で決めるというのは悪くない提案ですね、マスター、いかがでしょうか」
「俺か? …うーん」

直下、パワード思考判定【ムラっ気】+1

123:残り五陣営
456:残り四陣営
789:残り三陣営

3:二陣営撃破後に一度相談

「そうだな、まあ、二陣営くらいの消滅を目安に考えたらどうだろうか。で、それがわかったらまた集合して決めるって感じで」

…ううん、えらく値切られたな。だが、同盟組んでくれるというだけでも一つの借りみたいなところはあるし。

「とりあえずそれは一旦保留にさせてほしい、次に、だけど」
「同盟の破棄は両マスター・サーヴァントの自由意志に基づく合意がなければならない、としてもいいですかぴょん?」
「ふむ、つまりどちらかの陣営が洗脳、脅迫等に晒されたことによるよる破棄は無効、ということですか?」
「ああ、そういうことになりますっぴょん」
「…ですがその文言であれば片方の合意がなければ不成立になるということですね。…貴女方が不義を犯す人間でないことは承知していますが」

ウォッチャーはそう言いながら首を傾げ。

「では、文面を『同盟の破棄はマスター・サーヴァントの自由意志に基づく合意が必要、かつ、この破棄は期限後一方の陣営が宣言することが可能』と変更させていただきたいのですが」

…あくまでも、自分の意思であることは必要だが、片方が破棄を宣言した場合もう片方が拒否することで強制的に継続することは不可能、ってことだね。

『…一時的な条件としては悪くないだろう、しかし、このウォッチャー、よくもまあ、口が回るものよ』

さて、条件はこれでいいかな?


23:00から↓2まで、条件に何か意見があれば。無い場合は「無し」と記入

お互いの陣営について知りえた情報は同盟解消後も他陣営にもらさない
奇襲をカウンターできるマスターについて漏らさないと約束しよう

>>668-669

「ああ、それとだ、お互いの陣営について知りえた情報は同盟解消後も他陣営にもらさない、ということにしないか?」
「…ええ、それは本当に、本当によろしくお願いします」

ウォッチャーが横目でちらりと彼を見る。心中察するよ

「では、以上で構いませんね?」
「ああ、助かるよ。えっと、ギアスってのは」
「俺がやろう」

とりあえず仲間はできた。…頼れるかな?

【ウォッチャー陣営と同盟を結びました】

↓2、ウォッチャー陣営と行動を共にするかどうか

しておこう

>>672 しよう

【朝行動を終了します】

直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1

8:敵対交流

直下、↓2、交流陣営

1:剣視
234:槍
5:狂
6:弓
7:魔
89:騎

6、8:弓VS騎

直下、状況

123:騎の奇襲
456:鉢合わせ
789:弓の奇襲

9:弓の奇襲

傷ついた腕を縛りながらアーチャーはぼやく。

「…まさか銃弾打ち返すなんて化け物がいるとは」
「世界は常に予想外だな」
「いやいや、予想外ってレベルじゃないよ…、もう横から殴り飛ばされた印象だよ」

そしてぼやきながらも銃を握り、スコープへと目をやる。

「まだやるのか?」
「当たり前だよ! 対抗狙撃のプロとしての誇り馬鹿にされたまんまなんだから!」
「そっか、ま、いいけどよ。無茶はするなよ?」
「分かってるって!」

にやにやと笑う北中の笑顔に頬を膨らませながらアーチャーは眼下の街を眺め。

「…えーっと、さっきは街の方に。…って、あれ、別の陣営見つけたけど。…んー? おやあ?」


直下、アーチャー【???】判定、成功以上でライダーの真名看破【負傷】-1

0:特殊判定だよ!

:.:./ |:.:.:.:./ :|:.:.:.:./|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.: |:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:. ∧
:./  :!:.:.:/  |:.:.:.:' .|:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:.:.:.:.:. : /|:.:.:.:.:.:/|:.:.:.:.:.:.:.:.′:. :. ∧

/丶 」:./   !:.:.:′l:.:.:.:.:.:.:./ }:.:.:.:.:.:.:.:  / :|:.:.:.:./ !:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.   ハ
    Ⅴ`丶、」:.:.; :∨:.:.:.:/ .|:.:.:.:.:.:.  /  |:.:.:/  」:斗:.:/|:.:.:.:.:.   :.ハ
____ー-ミⅥト -∨:.:.′ |:.:.:.:.:.:__/_ 」孑' ´ .:|:.:.:.;イ !:.:.:.:.: :.  .:.:ハ
' 7 ̄ ̄>ァミトリミ.  ∨|   |:.:.:.:.:. 厶-―レ‐   レ′ j:.:.:.:.:. :. .:.:.:.:.,
./-‐¬  弋ノ、:「ヾ`  Ⅵ  .j:.:.:.:.:イァ==≠r ‐==ミ、  :′:.:.:. .:. .:.:.:.:.:.,
{   弋__ノ  j     ヘ!  :|:./ ´ ム┐ ゝ.イ、:} ヾ` :':.:.:.:.:/:.:. .:.:.;.:.:.:.i
.ヽO        ノ        '´    {  ゝ-′ ,j .}} :':.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.|
  ` ー--‐                  ゝO__ .ィ  '′':.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;.:.:.!
                              ':.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|Ⅵ|
: : : . . .              ..::,            /:.:./:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.! !:.|
: : : : : : : . .                ′   . : : : : : : : /:.:,イ:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:l .l:.|
: : : : : : : : : :                   . : : : : : : : //!:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! .レ
: : : : : : : : :                : : : : : : /:´ /:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j
: : : : : : :                     : : : : : : : : イ:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'
::.                              //:.:.:/:.:.:|、:.:.:.:.:.:.:.′
::、::..        ⊂ニニ====つ        イ:/ ':.:.:/:.:.:.:j ヘ:.:.:.:.:/
::::\:::...                      ,. <:::::::/ ':.:./:.:.:.:/  ∨:./

直下

123:後ろを取られるアーチャー
456:何か巻き込まれたライダー
789:霧

3:アーチャー、背後を取られる

直下、取った陣営

123:槍
456:魔
789:貴女

7:貴女

…さて、ウォッチャーに従い狙撃の方向へ来てみたが。

「あれは…」
「恐らく奇襲をかけようとしているのでしょうね」
「なるほど」

またえらくゴツイ銃を構えてるな。
よくあんな細い腕で持てるもんだよ。

【アーチャーのステータスを公開します】

≪クラス≫:アーチャー

【真名】:???
【属性】:秩序・中庸

【筋】:E
【耐】:D
【敏】:D
【魔】:E
【幸運】:B
【宝具】:D++

               /: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : : : : \
              /: : : :/: : : :〃: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : ゛
                 ,: : : :/: : : : /: : : : : : : : : : : i: : : : : : : :ト: : : : : : : : : :|
               : :: : /: :::: ::/ : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : :|: :::\::::::: : : :|
            ,′: :/:: : : : |: : : : : : : : : : : : ::|: : : : : : : :|: : : : |: : : : : ::ヽ

            ,': : ::/: : : : : :|: : : : : : : : : : : : ::|: : : : : : : :|: : : : |: : : :: :: : :_ゝ、
              ,.':::::::〃::::i:: :::::|: : : : : : : : i: : : : :|: : : :人: ::ハ: : ::::|: : : : :: : \  \
          /: : : : {l:: : |: : : ハ: : : : : : ::::|:: : : : ハ: :/_斗孑=カ:l: : : :::::::::: : ヽ

         ノ'./ :: :ハ: :::l: : 〔 \: : : : : :|.|: : : : ハ/__,,..∨-‐ ノ,.' : : : :: :::ト.:::l

           /: : /: : 丶:ヘ_〃 ̄  ̄ヽ::| | :: / 〃iて::iノ //}: : ::::: : : : |ヘ::|
            |: ::/: : : i: : : : |, ' .. ̄` 、 |:l |: /   ` -´ ノ  /: : /: i: : : :|、リ
          ./ |: ハ: : :::\: : | |圭圭圭| .|ゝ|/         /: : /: :/: :i i |  \
         |ー∨ - \: : ハ ヘ.| 〔三〕 .|ノ          /:::ツ: : :ハ::从ソ   ヽ
         |  ''゙゙゙`'ヽ}ノ ソ  |::::::|||||:::::|   {        //〕: : / |:ルノ       |
         { //////∧  〃≡≡≡≡ミ        /  / |: :/  リ.         |
            //冖///||||_((|圭三三三|ノ - 一    /  レ' /          |
          //  ./// ||| |  ̄|圭三三 三|ゝ      イ ミ_ ___/: ::        |
          //  ./////≡≡|圭三三 三| >--<. /_》 i〉: : : :.          |
       //冖 ///// 圭圭|圭三三 .三|` ‐ - '´:/く ̄!〈: : : : :       〃 ̄〕
     〃≡≡≡ミ〟    〃≡≡≡≡≡ミ〟: : : :: /  /::: ̄  ̄ ̄ ─ .〃  /
     ///////////||   |三三三三三三三|: : : : / ./:: : :        /  /
     ///////////..||.  |三三三三三 三三|   / \         《  /
    .////////////...   |三三三三三 三三| /     、        \/

【特徴】:英霊・???

「相手は気づいていないようですね、ぴょん。どうしますか、マスター、ぴょん」
「…どうしたもんかな」
『方法としてはこのまま奇襲、情報などが欲しいのであれば素直に姿を見せるか、あちらにいるマスターを確保する、といったところか』
「人質、ねえ」

…あんまりやりたくはないんだけど。


23:45から↓2、どうするか

1:奇襲
2:マスターを確保
3:普通に対話
4:自由安価

2:マスターを確保

…仕方ない、下手に奇襲かけてやられてもアレだし。ここはマスターを人質に取ろう。
アーチャーに恨み買ってるかもしれないから素直に出るのも危なそうだしね。

「じゃあ、…行こうかな」


直下、ウォッチャー思考判定、成功以上で【???】【まだ出会ったばかり】-1

1:使ってくれない

直下、北中奪取成功判定、成功以上で成功【奇襲】+2

9:確保成功

アーチャーは背後まで意識が回ってない。
…なら、相手の気がそれた瞬間を狙って。兎の脚を入念に伸ばしておく。
そして、一瞬相手のマスターの気が逸れた。

「今だッ!」
「なっ!?」
「えっ!?」

背後に回り込み、腕を捩じ上げる。足を薙ぎ払って、地面に押し倒す。
そして、首元に、ナイフを突きつけて。

「動かないでもらえるかな?」
「マスター! …お前、セイバーの!」
「うおお…、初めての経験だなあ、流石に」

ああ、やっぱり嫌だね、こういう感触は。

「暴れないでね、私は人を必要以上に傷つけるのは嫌なんだ。セイバー、それからウォッチャー達」
「…! 油断してた! まさか背後取られてるなんて…!」
「さて、絶体絶命だけど」
「どうしますか? アーチャーのマスター、貴女の提案ですから決定権は貴女にお譲りしますよ」

なんだか責任擦り付けられてる気がするんだけどね。
さて、何を言おうか。…ああ、嫌な汗が出てくる。ごめんね、アーチャーのマスター。

00:05から↓2まで、アーチャーとの会話、及び要求内容

【アーチャー陣営なのでマスターに対するものでもいいですよ】

>>725

【この貴女のロール上、流石に問答無用で手をもぎ取らないと思うので一応判定】

>>728-729

直下、腕は落ちるか否か、成功以上で落ちる、失敗で交渉へ

6:落とす

私の頭に言葉が流れ込んできた。

『マスター、この場合アーチャーへ自害を命じるべきでしょうね、ぴょん』
『本当にそれしかない? 確かに敵が減るのはありがたいけど…、ほら、穏便に脅しながら会話とか』
『…マスター、もし断られた場合、相手を殺すことができるのですか? ぴょん』
『断ってきたら…、その時は』

そう言うと私は刃を振るい押さえつけてた男の手を一瞬で切り落とした。

「え?」
「うおっ、痛いなあ、こりゃ」
「マスター!」
「ウォッチャー、貴女はなんか治癒は使える?」
「…まあ、応用すれば止血くらいはいけますが」

血がどくどくと溢れていくその傷口にウォッチャーが近寄っていく。
…よかった、流石に止血は出来ないからさ。
セイバーが私の行動に困惑の視線を向けてきた。
ああ、ごめん。貴方に見せるのは初めてだったね。きっと今の私はよっぽど怖い目をしているんだろうな。

「何をしてるんですか…ぴょん?」
「…令呪の存在する側の腕を斬りおとした、よくわからないけどこれなら下手な命令は出来ないだろ?」
「だからって…! ぴょん…」
「致命傷は与えていないよ」

見ると、ウォッチャーが近寄って何か唱えている。
どこかで聞き覚えがあるその言葉、…何かの魔術なのかどうやら出血は止まってるみたいだけど。これならショック死は避けられる。
…腕のことは、どうにもならないかもしれないけど。
セイバーが彼の様子と私の表情を見て、苦しげに答えてくれた。

「…分かりました、今は必要なことだったと思っておきます、ぴょん」
「ありがとう」

…手が、震えている。ああ、慣れないことはするもんじゃない。いや、慣れ切ったことなのかもしれないけど。
セイバーにも辛い思いをさせてしまった。すまない、私はそれなりに平和主義だけど、これが今は一番の最善手だった。

『…貴女が手を汚す必要は無かったのだぞ?』
「ああ、そうだな、でも、私の手は血塗れだからさ、一つくらいは」
『…知っているとも、だが、貴女は』
「それ以上は勘弁してくれ。…ご先祖」
『…承知、セイバーが理解してくれればよいがな』

…さあ、気持ちを切り替えろ、とりあえず致命傷は避けたわけだしこの状況だ、とりあえずは脅しを加えておこう。

「これでこっちの方針が分かったろう?」
「…」
「まずはアーチャー、貴女の自害を要求する、もちろん、かわりにマスターの命は保障するさ。…断った場合マスターを殺害しセイバーと殴り合ってもらうことになるがね」
「…ッ!」

…貴女には悪いけど大人しく従ってくれ。私は殺しはしたくないんだ。
もうこれ以上、私の生き先に紅を撒き散らさないでくれ。


直下、アーチャー思考判定、成功以上で自害、失敗で???、大失敗で???【状況】+1

8:自害

【というわけでアーチャー自害したところで本日ここまで、お疲れ様でした。…思ったより暗い路線に動かす必要が出てきたぞ】

甘いと言っても結局は>>1の技量不足に過ぎないからなー
ちゃんと魅せたいならこうもあっさり終わる選択肢を通してはいけない 妥協して戦略を考えろと言いたいわけでもないけど
まあマスターは(今回の彼がどうとかではなく英霊ほどの魅力がないので)引っ張るほどのものではないし、ここらで終わらせてもいいかもね

【ふむ、北中に関してはさすがに三回目ですしね。アーチャーはまだ悩んでます。特殊登場枠にぶち込むのも一つですが】

【TIPS:木漏れ日】

私の話をしよう。

私の出身は遠い砂漠の街だった。
容赦なく照り付ける日差しと凍えそうな夜。
血と汚れと薬の煙、それが私の原風景だった。

私が生まれたのは、控えめに言って屑の集まりのさらに中心だった。
子を子とも、親を親とも思わない。いや、そういう思考を否定はしない。ただ、そういう屑の中に私は生まれたんだ、それだけが事実なんだ。

もちろん、そんな屑だ。私のことは、まあ欠陥品か何かと同じ扱いだった。役に立たないと、殺してしまえと。そんな私に与えられたのは秘術の実験台という運命だった。
まあ、実際殺された子達からしたら私は数百倍幸せだろう。
あの秘術を受ける前に死んだ子と秘術に失敗して内蔵を吹き出したり、全身の皮膚が裏返って死ぬのはどちらがいいかよく分からないけど。
生き残るのもそれはそれで悲しいもんだ。

何故私だったのかは分からないが、今思うとアイツ達は半ば捨て鉢になっていたんだろう。私という失敗作をあんな大層な術のモルモットにするくらいには。
私は死ぬんだと思った。死ねば幸せになると思った。今までが辛すぎたから、今までが苦しすぎたから。
術が私の体を殺していくのが、壊していくのがわかった。痛みと苦しみが形となって私を中から破裂させようとしてるみたいだった。
張り裂けそうな痛みの中で、壊れそうな苦しみの中で、私は光を見た。刺すような熱線じゃなくて暖かい木漏れ日を。

その瞬間だ、その瞬間、私は「生きたい」と願った。

どれほど苦しかろうと、どれほど痛みの中にあろうと、生きたいと、生きていたいと。
目の前が閃光に満ちて、私は黒い影を感じた。
その影は、歪な腕を私に差し出すと、光と溶け合った。

目を覚ましたとき、私の左腕はおかしくなっていて、足と耳は兎のそれに変わっていて。
そして、周りは血塗れだった。
多分、それをやったのは私なんだろう。じくじくと熱を持った左腕がそうだと伝えてくる。

私は妙に冷静だった。多分、こうでもしなければここから出ることはないと思ったからだろうか。
まずはお金をかき集めて、砂漠を抜けようと思った。そして色々な言葉を覚えて、仕事を覚えて、生きていこうと思った。
必要があるなら、この望まない腕だって使ってやろう、物乞いだってやってやろう、やりたくないけど、必要なら血を見ることだって。

そして私は痛みが降り注ぐ中を、血の匂いを引きずりながら、今日まで生きてきた。

望めるならば、願えるならば、あの暖かな木漏れ日をまた見たい。
私はまだ、あの光には出会えていないんだ。

【TIPSを終了します】

再登場は確定なのか…活躍させたいならそもそも暗殺なんて案を出すなよって話なのに
極端な話だけど、参加者全員が貴方に暗殺されて今次の弓みたいに退場したら、その参加者は全て再登場枠に組み込まれるの?

>>757 ちょっと誤解があったようなので、一応。アーチャーはこのままレビュー書くか、再登場に組み込むかを悩んでます。再登場の基準としては、宝具説明の有無を一つの基準にしてますので。あくまで基準ですが】

【加えて暗殺の件は貴女が全員殺したとしても、再登場に移行する訳じゃないです。その理論だと二代目のメンツはほとんど再登場枠ですしね】

【貴女がそういう方向性に向くのなら、ちょっと情報の公開は緩めようと考えてるところです】

読者が描写の為だけに手加減するのはおかしい 言わばゲームなんだから目的を果たす為に全力を出すべきだろう
なのでそれを理由にもう十分だろ分かってただろ仕方ないだろと強弁するのは通らない
だからと言って見せ場なく脱落したのを毎回持ち越しては回転率が悪くなる
じゃあ出番終了させるか?いやいや、それは>>1を信じて送った作成者が浮かばれない
作成者本人はそう訴えたりしないだろうが、まあこれは>>1側の問題かな
使い捨てる事を良しとすると、今後もそういう扱いになる鯖が出てくるようになる そういうスタンスが基本になる
そうしてごく一部の『贔屓鯖』の踏み台にされるスレという形が固定されてしまう そんなスレには誰も送りたくはないだろう
必ずしもそうなるとは言わないが、まあ、>>1の対処法次第でその人格は見えてくるだろうね 長文失礼

【申し訳ない、本日お休みします】

【えっと、アーチャーですが、一応今回データ掲示、その代り以後に特殊登場の可能性ありという処理にしようかと思います】

【少しだけ再開】

私の勧告にアーチャーはしばらく躊躇って。

「…はあ、こうなっちゃ仕方がない、か」

諦めたように銃口を胸へと向けた。…ふう、よかった。何とかこれ以上は殺さずに済んでさ。
抑え込んだアーチャーのマスターが血まみれで何かを言っている。

「悪いな、アーチャー」
「そういうことは簡単に言わないの。それに、マスターあんまりそんなこと思ってないでしょ?」
「ああ、否定はしない」

…なんなんだろう、この男。よく分からないな。

「じゃあ、悔しいけど、ここでおさらばだね」

そしてアーチャーは引き金を引く。聞き慣れた銃声と共にアーチャーの胸に赤黒い穴が空いて。
アーチャーは口から血を滴らせながら私を見た。その目は、どこか気の遠くなるような色をしている。

「残念、貴女とはいい友達になれそうだったんだけど」
「…」
「私も、たくさんの人を殺してきたけどね、そのぶんいろんな人の過去を見てきた。…だから言うね、貴女は大丈夫だよ、貴女の過去は過去、今は今だ」

…何を言っているんだろうか。でも、アーチャーの言葉は何処か確信しているようだ。

「きっとこの戦争でたくさんの絶望を貴女は見る、並の人間なら壊れるほどの絶望を、そして死を」
「それは、予言か?」
「いいや、私の勘。私には過去しか見えないから。でも、それを照らし出す光と、そこから守ってくれる闇はすでに貴女と共にいる」

光と闇…、さて、一体何のことだろうか。アーチャーの体が粒子になっていく。…英霊はこうやって消えるんだななんて場違いな感想が頭をよぎる。
最後にアーチャーは私と、そしてセイバーに笑いかけた。

「セイバー、貴女は色々と混ざってるけど、その本質は変わらない、だから」
「…はい、ぴょん」
「そして貴女は生きなよ、歴史っていうのはそうやって作られていくんだからね」

             ,.. -‐… : : : : : : : 囗 ロ   。

           /: : : : : : : : : : : : : : : : :ロ []      ロ      。
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ロ ロ   ロ           ロ
         /:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :囗ロ []  []        ロ
         〃: : : : ;イ: : : : : : : : イ: : : : : : : : :[] ロ    囗    []        ロ
         !i:{: : : ://: : : :ィ: : : /:′: : : : : : : : :□ □ []   ロ
        ハ:ト: : ://: ://: : :ィ:./: : : : : : : : : : : 囗 []   ロ    []
       .:.:iくj:、:{厶'`X: :才ィ:/: : : : : : : : : : : : : : :[] ロ  []   。            。

       ハrソ ヾ<`丶ヽ彡ィ: : : : : : : : : : : : : : 囗 ┌┐[]   ロ    ロ
        ィ「     くソ\` /: : : : : : : : : : : : : : : : ,囗└┘  []   ロ
     /:.:i          ̄/: : : :ィ: : : : : /: : :/: : :/: :.囗 ロ    ロ
      ム 1| 、     /: : ,:ィ: : : : : : :〃: : /: : :/: :□ []   ロ     。
      l:l  `   厶 -‐ ´ /: : : : :.//: : :/: : :人:.∧囗ロ  。
      l:l           /: : : :ィ/}:/: :/}: /廴ト{ ` ロ ロ
       /.:`7ー-, ._   /: :イ/-‐' ≠ゞミー气: 〉  ┌┐  。
     厶 ク/_{: :/入 厶ィ´/´       \`くノ   └┘ロ
      r‐フ7´ ∨ ノノ/ /             ト }   囗ロ
     入 { |  /ィ::Yr-:‐ァ  _ -‐ "     | ノ

【アーチャー消滅、残り六騎】


「…言われるまでもないさ。私は今まで生きてきたんだから」

【他陣営? の行動を終了します】


…アーチャーのマスターは大丈夫だろうか。

「さて、貴方は大丈夫?」
「いや、よくこの状況見てそんなこと言えるな、首謀者」
「一応血は止めておきましたよ」
「そっか」

うん、なら多分死ぬことは無いね。…腕は悪いことをしたけど。

貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

4:休息

【といっても現状休息するメリットは無かったはずですが】

↓2、それでもしますか? しない場合は再選択の数字を

5:道具調達

「ようこそ、我が事務所へ。何か厄介ごとがあれば常識の範囲で頼ってくれて結構だ」
「…狭いな」
「何か言ったか? プロシューダ」
「いえ、何も」

あのあとアーチャーのマスターを病院へ送り、私達は事務所へ帰還したわけだ。
さて、ちょっと時間もあるし必要な道具をまた調達しておくか。

「…」
「…」

…少しセイバーとも気まずいしな。


↓2、【何を】調達するか、ただし一度調達したものは、三日経過しないと手に入らない(②は選択不可)

【①魔力薬(宝具一回分の魔力が回復)、②回復薬(負傷・重傷を回復。マスターにも効果有り)】
【③索敵礼装(索敵判定に+2)、④戦闘用使い魔(戦闘時、判定に+2)】

セイバー用にバイクとか調達できないかな?

>>802 あー、そうですね、確かに味気ないですし、自由安価の項目も次回から作りましょうか】

4:戦闘用使い魔

…と、いうわけで。

「…使い魔を手に入れられる伝手って、一体貴女は何者ですか?」
「まあ色々とあるんだよ、女にはね」

使い魔を手に入れた、これで戦闘が楽になればいいけどね。

【昼行動を終了します】


直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【昼】-1

1:友好的交流

直下、↓2、交流陣営

1:槍
23:狂
456:騎
789:魔

4、2:狂&騎

【…ちょっと友好的にやってる絵が見えないので】

直下判定

1:最悪の事態
23:ライダー弱み握られた
456:普通に馬が合った
78:対槍同盟
9:戦闘(友好的)

7:対槍同盟

一応直下、バーサーカー宝具発動後? 成功以上で発動後、失敗で発動してない【二日目】+2

発動していた場合は、十の位×5が現在の指ストック、0は0

4:まだ貯めてる

森林地帯に聳える城のごとき大豪邸。
魔術協会のセーフティーハウスとして使用されていたそこに浮かぶ人影と、一匹の獣。
人影はリリア・トルテュ、此度の戦争に腕試しを主として参加した一人のロード、そしてそれに仕えるようにアタアタと動き回る小男、ライダー。
その前に飛ぶ一匹の蝙蝠は使い魔であり、今二人はそれがもたらす報を聞き終えたところだった。

「…つまり、この私に協力を依頼しに来た、と?」
『そうよ、何か不満?』

蝙蝠から響くのは華香の声。リリアはその声に不満げな表情を浮かべ、ライダーが溜息を吐いている。

「不満だな、私は仮にもロードの位を得ている。その私にこのような使い魔を使わすなど…、ハッ!」
『な、何よ』

怒髪天を突かんかという勢いで怒りを滾らせていたリリアが突如ハッと笑顔に変わる。
そのあまりの豹変ぶりに、長くを生きる華香も思わずと言った様子で言葉を詰まらせ。

「成程! この私の美貌を直視しては脳が焼き切れると思ったのだな! ならばいい! その不敬も許そう!」
『』
「あー、すまねえ、うちのマスターこういう類の馬鹿なんだ」
「馬鹿とは何だ馬鹿とは…、成程な、私は未だ全てを知るには至っていない、その無知蒙昧さを指摘してくれたのだな、愛い奴よ」

ポジティブというにも程がある、むしろ破綻しているほどのその意見に相手の正気を疑いながらも華香は落ち着きを取り戻し。
頬ずりをされているライダーへ話の矛先を変えた。

『苦労してんのね』
「おうよ、…だが、ま、俺達の陣地に来なくて正解だったな」
『どういうことかしらね、それを言うならアンタたちもよ』
「…ふーん、で、その同盟の内容だが…、ランサーだったか?」
『そうよ、…まあ、ほとんど分かんなかったんだけど、分かった限りでの情報を伝えるわ』

華香の情報にライダーの顔は曇り、リリアの顔にも流石に皺が寄る。

「…うわあ、何だこりゃ、バケモンか?」
『相当な大英霊でしょうね。で、多分だけど戦った地点を汚染してる。あの歓楽街、もう霊地としては利用できないんじゃない?』
「ふむ、なかなか強力な敵のようだな、…どうだ、ライダー」
「どうもこうもねえっすわ、今の時点じゃ勝てないね」
「…本心かえ?」

秘密を共有した友のような小ずるい笑顔にライダーは頭を掻き。

「いや、そりゃあれが決まれば一発でしょうが。それを決めるにはちょいと速さが不安すね、失敗すれば返ってこないわけだし」
「決まるに決まっているだろうが! 私のサーヴァントだぞ?」
「いやいや、根性論でどうにかなる相手じゃないっすって」

そのやり取りに辟易したと言わんばかりに華香は話を強引に引き戻す。

『…で、どうするのか結論聞きたいんだけど?』
「そりゃ…、どうするんですかね、マスター」


直下、リリア返答、成功以上で同盟せず、失敗で同盟【ロード】+1

【というわけで今日は早いですがちょっと私用でここまで、もしかしたら再開するかもしれませんがその場合はアナウンスします】

8:同盟せず

【アーチャー陣営のデータだけ、レビューは行いません】

≪クラス≫:アーチャー

【真名】:リュドミラ・パヴリチェンコ
【属性】:秩序・中庸

【筋】:E
【耐】:D
【敏】:D
【魔】:E
【幸運】:B
【宝具】:D++

.        . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\

         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゚。
         .′: :i : : : : : : : : : : : : : : : : : ',.: : .: : : : : .: : : : : : : .: : : : : :.
       /: : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :',: : : : .: : : : : : : : : : : : : : : : :.
       , : : : : .:| : : :i: : : : : /.: .: .:/.: .: .: .:i :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
     ノイ :i : : |: : : | : : : :/.: .: .:/:.: .:/: : :|.: : : : : : .: : : : : : : .: : : : : : : :
      |: :|{ : :| : : :|: : : /|: : : /| : :/}: |: :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i: : :|

      |: 八:_:ト、.: :| : : ; l|: : 厶|: /‐j/}ノ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : :|: .、

      |.: : .:Ν Ⅵ: : :| l}/  }/     |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : :|⌒\
      |: : : .:|气芯 \{   '⌒芍芯ア |: .: : .: : : : .: :/.: : .: : .: : .:|: : :|
      |: : : : : _ Vリ      乂_:ン ,.: : : : .: : : : .:/: : : : : : : : :}|: : :|

      | : : : : l   ノ      ^^´  /: : /: : : : : : /.: : .: .: : : .: :八 : ;
      人.: .: :i:|  、         / : :/ : : : : /.: .:/.: .: .:/: : :/ )′
     /⌒ヽ : 圦             /: : /: : : :/: : : :/.: .: .:/: : :{
         ゚: :|             /⌒)′:/ /: : /}.: : .:/: : .:八
           Ⅵ  \´  ヽ     厶イ  /: /  ,: : :/⌒ヽ: : :\
               \        . :  //   厶イ/   i: .: : :}
                     ー-‐=≦ハ  /  .. -‐      |: : ⌒ヽ
                     r<   __|.. -‐          人 : : : 人
                     |⌒}} {「   |          . '"   \ : : : }
               人 || || (_ ) |      .. -‐          \ : 〉
               /   ヽ} ||   __|. -‐ ´               ヽL..
             /    / 〉 》   /                  ゚。: }
               /    / / /   /                    Ⅵ

【特徴】:英霊・軍人

【クラススキル】
 ◆対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【ランク分の【魔】による攻撃に-補正】

 ◆単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても4ターン現界可能。

【一シナリオ中ランク分魔力消費無しで宝具、スキルを使用可能】

【マスターを失った場合、ランク数と同ターン消滅しない】


【保有スキル】
 ◆気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てば発見する事は難しい。

【奇襲、索敵にランク-2の+補正、最低は+1で固定】

 ◆透化:D
 精神面への干渉を無効化する精神防御。
 過酷極まりない狙撃手としての戦いの中で自然と会得された自己保存能力である。

 【同ランクまでの精神干渉スキル、宝具を無効化】

 ◆鷹の眼:A+
 「千里眼」と「気配感知」の複合スキル。
 遠方に潜む敵をこそ逃がさず見つけ出す絶対感覚。
 狙撃手にとっては必須ともいえる技能であり、Aランクでようやく一人前とされる。
 アーチャーの場合は『遡る望遠視鏡』のためにさらにランクアップしている。

 【索敵が確定成功する】

 【遠距離からの奇襲が可能、その条件下で奇襲を行った場合結果に+1補正】

【宝具】
 ◆『遡る望遠視鏡(キエフスキー・グラス・イストーリヤ)』

               /: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : : : : \
              /: : : :/: : : :〃: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : ゛
                 ,: : : :/: : : : /: : : : : : : : : : : i: : : : : : : :ト: : : : : : : : : :|
               : :: : /: :::: ::/ : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : :|: :::\::::::: : : :|
            ,′: :/:: : : : |: : : : : : : : : : : : ::|: : : : : : : :|: : : : |: : : : : ::ヽ

            ,': : ::/: : : : : :|: : : : : : : : : : : : ::|: : : : : : : :|: : : : |: : : :: :: : :_ゝ、
              ,.':::::::〃::::i:: :::::|: : : : : : : : i: : : : :|: : : :人: ::ハ: : ::::|: : : : :: : \  \
          /: : : : {l:: : |: : : ハ: : : : : : ::::|:: : : : ハ: :/_斗孑=カ:l: : : :::::::::: : ヽ

         ノ'./ :: :ハ: :::l: : 〔 \: : : : : :|.|: : : : ハ/__,,..∨-‐ ノ,.' : : : :: :::ト.:::l

           /: : /: : 丶:ヘ_〃 ̄  ̄ヽ::| | :: / 〃iて::iノ //}: : ::::: : : : |ヘ::|
            |: ::/: : : i: : : : |, ' .. ̄` 、 |:l |: /   ` -´ ノ  /: : /: i: : : :|、リ
          ./ |: ハ: : :::\: : | |圭圭圭| .|ゝ|/         /: : /: :/: :i i |  \
         |ー∨ - \: : ハ ヘ.| 〔三〕 .|ノ          /:::ツ: : :ハ::从ソ   ヽ
         |  ''゙゙゙`'ヽ}ノ ソ  |::::::|||||:::::|   {        //〕: : / |:ルノ       |
         { //////∧  〃≡≡≡≡ミ        /  / |: :/  リ.         |
            //冖///||||_((|圭三三三|ノ - 一    /  レ' /          |
          //  ./// ||| |  ̄|圭三三 三|ゝ      イ ミ_ ___/: ::        |
          //  ./////≡≡|圭三三 三| >--<. /_》 i〉: : : :.          |
       //冖 ///// 圭圭|圭三三 .三|` ‐ - '´:/く ̄!〈: : : : :       〃 ̄〕
     〃≡≡≡ミ〟    〃≡≡≡≡≡ミ〟: : : :: /  /::: ̄  ̄ ̄ ─ .〃  /
     ///////////||   |三三三三三三三|: : : : / ./:: : :        /  /
     ///////////..||.  |三三三三三 三三|   / \         《  /
    .////////////...   |三三三三三 三三| /     、        \/

 ランク:D++  種別:対人宝具 レンジ:1~30  最大捕捉:1人
 アーチャーの両目、「過去視」。
 人や物に蓄積された過去を自在に読み取ることができ、また、そこからある程度の未来予測も可能。
 さらに「鷹の眼」スキルによってレンジが大きく広がっているために、戦闘においては一方的に有利を獲得し得る。
 これこそがアーチャーを対抗狙撃(カウンタースナイプ)の名手たらしめる秘中の秘である。
 当然ながら、その応用力は戦闘に限るものではなく、様々な局面で力を発揮するだろう。
 ただし、あまりに深く読み過ぎると他者の過去に自意識を塗りつぶされかねないので注意が必要。

 【相手の宝具発動時、発動可能】

 【高確率で相手サーヴァントの宝具、スキル効果どれか一つ(複数の宝具、スキルが発動している場合でも一つのみ)を無効化する】

 【有利取得時、次ターンの相手選択肢において一番ステータスが低い選択肢を選ぶ可能性が上昇する】

 【通常時に魔力消費なしで過去視が可能、これにより、ヒストリーに属するサーヴァントの真名を看破可能】

【来歴】
 リュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリチェンコ。
 第二次大戦期のソ連軍狙撃手。最終階級は少佐。そして、生まれついての「過去視」能力者。
 過去視と未来予測の力を己の宿命として受け入れ、それを活かすべくキエフ大学に入り歴史を学んでいた。
 しかし大戦の勃発に伴い、赤軍に志願。狙撃手となる。
 パヴリチェンコはドイツ軍の猛攻を前にしてなお、防御戦・撤退戦で多大な戦果を挙げたという。
 特に彼女が優れたのは対狙撃戦術である対抗狙撃(カウンタースナイプ)。
 持ち前の過去視能力によって敵狙撃手の位置・行動を割り出し、先んじて狙撃を敢行したのである。
 しかしセヴァストポリ要塞戦にてドイツ軍の包囲砲撃を受けて負傷してしまう。
 さしもの未来予測も逃げ場がなくてはどうにもならなかったようだ。
 一ヶ月の療養から復帰した後、「英雄」を失うことを警戒した軍指導部からの命令のために前線を離脱。
 狙撃手教育や外交宣伝に駆り出されることとなった。
 戦後は再び学生に戻り、その後には待望していた戦史編纂などに携わったという。
 狙撃手としての確認戦果は309人。内、狙撃手が36人。疑う余地なく、史上最高の女性スナイパーである。
 超能力を指して、「魔」に対抗するための人類という種の祈りの結晶、とする考えがあるが、
 もしかするとリュドミラ・パヴリチェンコとはナチス第三帝国と戦うべく生まれた女性、だったのかもしれない。

【聖杯への願い】
 「過去視」が自意識を脅かす可能性をなくしたい。
 そうすれば、どこまでも遡って歴史を解き明かしていけるのだから。考えただけでもワクワクする。

【性格】
 優しく穏やか、でも根本的に発想がスパルタ。
 「やればできる」をモットーに自分にも他人にも平然と無茶振りしてくる。妥協などしない。
 マスターの命令ならば大概のことはこなすが、悪行の類には露骨に眉をひそめる。
 また、生粋の歴史好き。英霊に会えるのは嬉しい。ロシアの英霊ならもっと嬉しい。
 人に歴史ありということで過去バナも好き。何かワケありそうな人がいれば聞き出さずにいられない。
 ちなみに、魔術があまり好きではない。生前は知らなかったし、特に理由もないのだが、なんか好きじゃない。

【AAもしくは容姿】

     \--===´:::::::::ヾ::::::::ヽ‐-...、
       >::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ::::::ヽ、
      /:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾヽ
    /::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::\ヽ
  ‐=´/::::/:::/:|::|::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ::::::::::::ヽ、
   ノ:::::/:::/ヽ|::|::::::::/|::::/::::::::::::::::::::|::::::::::::::ヽヾ、         /ツツツ
==彡/|/|:::/fヽ从:::::/ |:/|::::::::::ヽ::::::::|:::::::::::::::ト\         /:::::::/
  /////ヽ圦ツlヾ::/─/ヾ/::::::ヽ::::::::|::::::::/:::::|          l><l

  //´|:::::::::|ヽノ    タヾ\\::::::::::/::::::::/::/\        ,:::::::::ソ
.    |:::::::∧ ヽ  ,,っ匕少/::::::::::人::::::://ヾ        ,-:::::::ノ
   /|:::://∧ lヽ    /:/::/::::::ヽ/:ヾ,-‐-、     ,i:::::::::ノ
.       ∧ヽツ   トー─二三三三|::、ノ::::::::::Y´:::ヽ、':::::::ソ
         `‐─┬┤三三彡、三三三三三\ヾ-‐´`‐‐´
         l ̄ ̄ ̄∧ ``ゞ´ ̄``ヾ、三三三三≡ヽ=====、_____
       \三三:::∧-/:::::::::::::::::::::::::::ヽ三三三三三三三三三三三三三三

         \三/  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\三三三三三三三三三三三三三
        /ミ/i、__/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三三三三三三ヽ、_
        |三/:::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三三三三三三三三
        |=/:::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∨==ヾ、三三三三三三三三
        ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::\  ヾ、三三三三三三三三

         i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::\  \三≡=─ ̄`ヽ三
.         |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::ヽ   \ミミヾ、
         ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/\:::::::::::::::::::::::ヽ   ヾ、ミヾ、


 蘇芳・パヴリチェンコ(DARKER THAN BLACK)
 どこか神秘的な雰囲気の眼を持つ以外には特徴らしい特徴のない女性。

【行動方針】
 自分から攻め込むよりは待ちの体勢からの狙撃を得意としている。
 基本的にマスターの指示に従う。

【名前】北中キノ
 
【令呪】是是是

【属性】中立・中庸

【体】6:平均より少しだけ優れている
【知】6:平均より少しだけ優れている
【心】6:平均より少しだけメンタル強め
【質】6:平均より少しだけ優れている
【家】5:一般的な魔術家系
【運】5:人並み

                   __

               ,.  ''´  `ヾ/> 、
              /          V///>、
             /          V////>、
           /       r┐r┐ i//////l   __

           ヽ   _,.....└'.└'....」/////,ハ_,.ィ´/
             i,ィ///////////_ィ----<´ヾ!'⌒゙゙ヽ、
            /////////>r''´i:j!: : : : : \!:\'´ ̄

           ,.ィ///>''rヾ´  ` __i/!: : : :ヾ` : :.-`-
         ィ/////|:.゙ヽ  i     --i!: : ト「J:\:.`: ..、
          'ー<///,i!:!、:ヘ ` ,. ‐ァ'  i : リ \!: :.\: : :\__,.
            ̄ ̄ ヘ:.:>.、` ´   /::「//Z////////////
           /7777777ヾ\:!ヽ--‐':::  `V///''<//////,{
           ,イ///Z>-、///////,|     }//////><///>、
         ,少''´     _ヾ/////り  ,  ///////ハ、  `゙ー--=-
             ,ィ///////>'i´  ∠_,イ,`''<//////777ハ__
           「////「/////゙8`   ,ィ///////>////////////}
           カ////i!////{ 8  ,.イ//////,。<//////////////!
             ///|///!////| 8,.イ/////>'゙/////////////////,|
         r'////!//,ハ///,i!,ィ///>''´/////////////////////|
         j////,i!/「 iム/,/',>'´γヽ/////////////////////,|
        //////,i!,└'/}/ //////ー'//////////////////////ハ
      ,.イ、 `ヾ//|//////////////////////i!///////>'''゙゙゙ ̄i

     ////>.、 .`}/Y/////,Y⌒i///////////,i:!//>''゙゙´,,... ----''、
    ´''<///////77!i、ノ//////,>-'//////////>⌒i/゙ ,.ィ//////////>、

【特徴】魔術師・起源覚醒者

【スキル】
【起源覚醒者『肯定』】
 起源に覚醒している事を示す。彼の場合は『肯定』。
 行う動作、工程は全て『肯定』され高い成功率を持つ。
 病状や呪なども『肯定』され確実に症状がでる。
 治療や解呪も『肯定』され簡単に回復する。

≪自己の行動に付く補正量が大幅に増加する≫


【自己肯定『嘘』】
 自らついた嘘の『肯定』。
 世界は自分の悦楽の為に存在している。と自分を騙している。

≪このスキルが存在する限り、自分が不利になる条件には賛同しない≫


【他者肯定『真実』】
 総てを『肯定』するがゆえに他者の行動、信条もすべて『肯定』する。
 否定無きその行動は誰にも違和感を抱かせない

≪他者の言う言葉を無条件に信用する≫

≪真名判定に+補正≫


【来歴】
生まれながらの起源覚醒者。その起源から数々の成功を納めてきた。
当然、妬まれることもあり子供の遊び程度のお呪いで体調不良を起こしたりもした。
自分に向けられる悪意等を『肯定』してしまい精神的非常に脆い状態にあったが、「世界は自分の悦楽の為に存在している」と言う嘘をつきそれを『肯定』する事で精神的な防壁を形成している。
嘘である事も『肯定』している。
とくに願いなどないが、令呪が現れそれが願いを持つ者に現れると知りそれを『肯定』する。

【聖杯への願い】
なにかあると思う

【性格】
他者や世界をそのまま『肯定』し、それを悦楽だと思う自分を『肯定』する。
サーヴァントの意見を『肯定』する。

【AAもしくは容姿】

                 _,,..  ----.、
                 ,. ゙      `ヾ/\
            ,. ´          Y/,ハ
          ,.イ                !///>、
            ,ィ゙            ロ ロ }'/////7
        く(          _,,.. -ァ--'-<'///  ,ィ
          \     _..ィ/////ムr---<ヾ'r-r'´ ノ
              Y  ,.ィ////,..ィ゙f:リ`j !:.; : : i }`ヾ{_⌒ヽ
           レ'//>1´ト、::.、`  |/!: :i!.:Y: :r―`ー‐`

          ,イ,>:´:ヽ:Ⅳ! `ヾ!  ,.ィ |:.;':!、:!:ヾ`

          ≦/(_|: ,i.: :`i! ゙ー  . イ_,、! レN: :!⌒`
         ,イヾー'i!/.|: :i、:i! ィ-_,´ -┘/::W//77>。,,__
         ,イ:::::シ  '  i:.:j:ヾ`:.、´    ,.イ::::!:::::::::::>、/,刀
   r:、  ,.イ:::::/ ,...ィヽ,ネ////!::::`ー::':::.: :. {:::::::::::::::;イ///{
   }:::ハ j::::::マ _,ィ:゙:::>''´/<::::::| : : : : : : :  `i!ヾ:::://///,ハ
  ,州:::!':::::::゙´::::::>'ィ=zz、//>.、    : : :   ! У//////.>、
  {::::::::::::::::i{::::::::´:::ィ''⌒゙''-'/////,>、  ヾ:  ,  /////_/_/_/_>。,,_
  .}:::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ヾ//>---ヾ:、ミ:、}! {!_///´///>、__ ̄_
 く::::::::::::::::::::::::::::::::/⌒(/'゙´////////>、 `  ´{/ー―‐''゙|///////カ、
  `ヾ::::::::::::::::::::::/--、///////////>'^ヘ。   Ⅴ/////i//////,'゙//>、
    Y::::::::::::::::::|///,\///////「/////パ・。。・'V////,リ/////,'/////〉

     |::::::::::::::::::{/////,\/////,V/////ハ,.ィ^ヽ}'///,V///////////{、                 ,ィ゙>'^ヽ,、
     ヾ:::::::::::::::ハ///////\////\/////\ /i!///V /////l//////ハ、_              ,.、  し'ー{__:::::::::>、
        Y:::::::::::::ハ////////,\////\/////>!//,:'//////////////(           ,ィ:::::)   /::::゙r--、リ
        Ⅵ:::::(⌒\////////,\////\////,j/ツ//( )//,l/////////ヽ..ィ}         Y::::(、_,,,ィ::::::::::\::::)
       オ⌒ヾ}  }}\////////{///( )ヾ///////////,{/////////,/ /         }::::::::::::::::::::::::::::>'゙
     ,イ/|  ,リ   j!゙^i:!\//////\/////У///////( )/!///////,シ  /` ー----r===='::::::::::::::::::::::::/
    ,.イソ:::|  (   '  ||`ヽヾヽ////イ'/////r‐i/////////l/////,/ /  iヽ.   ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::,>'゙

南師猩(すばらしきこのせかい)

【というわけで本日やっぱりここまで、作成者様は次回の再開前に紹介とします】

【再開】

華香の問いに返された答えは考える時間すらないというほど即座で鮮烈。

「答えは決まっている、無論NOよ」
『にべもないわね』
「私は私一人で戦える実力があるからのう」
『はあ、そう』

その答えを予想していたのかさしたる失望も見せず、華香は連絡を切断しようと。

『ならこれ以上時間を無駄にはしてられないわね。バーサーカーの暴走抑えるのもそろそろ限界だし』
「…あん? アンタ、そんな口か?」
『どういう意味?』
「いや、そんな暴走抑えるとか考えるタイプかと思ってよ、話した感じイメージと違うから」

そして最後はライダーの言葉に、当たり前だと言わんばかりに答え。

『当たり前じゃない、より効率的に敵を殺せる瞬間以外に使うのはもったいないもの、それじゃあ、お邪魔したわね』

蝙蝠は一瞬にして崩れ、溶け堕ちるのだった。

「…、なあ、マスターよお、大丈夫っすかねえ、これ」
「ふん! 私を誰だと思っているのだ!」
「…前途多難だねえ」

【他陣営の行動を終了します】


『ふむ、夜が来たな』
「えっと、戦争の本番なんだったか、修羅場や鉄火場はいくつか潜り抜けたけどよく分かんないもんだな」
「だな、たとえ夜だろうと俺はYAKIUをするのみだ」

…YAKIUって何なんだろうなあ。

貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

2:セイバーとコミュ

「…」

…セイバーがあれからだんまりなんだよね。
いや、うん、多分セイバーの気質とは合わないことやったからなんだろうけど。

『…我が子孫よ』
「分かってるさ、ご先祖」

話さなくちゃ伝わらないものね。


23:25から↓2まで、セイバーとのコミュ内容

人によっちゃ不快に感じる手段だったろうことは認める。ごめんね

>>840-841

壁に寄りかかるようにしているセイバーへ近づいていく。
私の接近に気が付いたのか、こっそり逃げ出そうとするが甘い。この事務所に私が何年住んでると思っているんだ。
柱や家具を利用して上手いこと壁際に追い込んだ。

「ま、マスター、ぴょん?」
「…」

さて、やることは。

「ごめんね」
「え………ぴょん」

頭を下げてちゃんと謝ることだな。

「セイバー、怒ってるんだろ? うん、確かにアレは人によっちゃ不快に感じる手段だったろうことは認めるよ」
「…」

私の意図に気づいたのか、セイバーも少し目をそらしてうつむいている。
…そうだ、私も、セイバーも、まだ知らないことだらけだ。だから。

「なあ、セイバー、できたら、できたらでいいよ。できたら、貴女の好きな事、嫌いな事、伝えて欲しい」
「…」
「私はまだ、何にも貴女の事を知らない、私の事を知ってもらってないからね、だから」

…沈黙が続く。…ウォッチャーたちも気を利かせたのか隣の部屋に移ってくれたみたいだ。

『…もし、望む答えが返ってこなくとも』
「ああ、その時はセイバーが答えてくれるまで待つさ」

…沈黙が、続く。


直下、セイバー返答

123:まだ答えられず
456:了解
789:最終宝具の開示

1:答えは無く

「…」

…答えは返ってこない。
うん、なら、今はその時じゃないってことだ。

「貴女の答えは今は保留ってことだね、セイバー」
「申し訳ありません、…ぴょん」
「うん、構わないさ。貴方がまだ話せないっていうのなら、言葉がまとまらないっていうのなら」
「いえ…、いや…、ぴょん」

…セイバーが何か答えようとしてまだ躊躇っている。
何を悩んでいるのか、何を伝えようとしているのか、残念だけど私はセイバーじゃない。

「答えられる時でいいよ。それじゃあ、私は少しだけ仮眠をとる。ごめんだけど守りはお願いするよ、セイバー」
「…了解です、ぴょん」

『太陽の光は瞳を焼くもの、故に見続けることは能わぬか』

【夜行動を終了します】


直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【夜】+1

0:特殊判定

                   ___
            斗、   ./´ゞ-'´T
         ,.ィ'タ//:ム、斗/  o  !: -.ミ、
        ,:'  //:::>: '"//   f:Y``: : : : :.メ、
       ,:' O///:´: : : !: :{::{、  ノ:,': : : : : : : : : :.ヽ
      // ,ノ//: : : : : ハ: 、ゝ、___,ノ: : : : V:.V:V: : : :':,

      乂__,ィ':/: : /: /: i:メ:',ヽ:ヽ{'、: ',: : ',: V:.V:V:ヽ: : ,
       /: : :/: : ,': : ': メ:ハヽ: !ヽヽ〕':.<_',_:V: V:ヽ:',: : ,
        /: : :,': : : ': :,ィ7 V ': : :T ヽ{__ヽ!ヽ: ',: V、V:、ヽ: :,
     /:,ィ: ,': : : i: :´{ノァ⌒ ',: : { ´   `ヽヽ:!'、Vヽ:、f--ト:、
     ':/ !: ':{: : : ',: :.!/ .fi `ヽ!  fi    V!: :T`: : ,': : :V
     /´ .i: !ハ: : i:ハ: :{   i:!     i:!    }: /: : : :ハ: : : V
       .!: :.ハ: :.!',:ヽ:{  .i:!     i:!    /イ,': :/i/: :.}: : :.V
      八: ' ',:.! ヽ: iヽ ´     `  ⊂⊃/: イノ: : :': : : : V
        V  ヽ./:ヽ}ゝ-'         _'"/: : : :,': : : : : :.V
           /:/: >。    r   '"´Y´//: : : : :./: : : : : :':,:.V
           ': !{: : :ヽ: :`≧=r‐r ≦/ / {: : : : メ: : : : : : : : ,: V
           !:.{ ,: : : :ヽ: :fj'7ハ/=ミ' ハV!: :,ィ'ヽ---、: : : : ',ヽ:',
    ____   _ ,:.{ ',: : :/〈: ノjノノr' ''"  .!く: :ィ      ヽ: : : : ,ヽ:':,
  〈//////ハ f´//メ、,ノ 〈: Y,j'"ア"´  .i〈: ィ'       ヽ: : : : , ',: .,
   マ/////'ハ!./////〉 〈: :j-r-r!ノ   .i、イ=、/      ヽ: : : !ハ: :,
    .マ/////ハ/////,  く: ィ `´ 八  ノく´ヽV       〉: : :! }: !
   ,/´⌒ヽ/ム////', f: :'!    ', `¨´  ',ゝム      /: : : :i j: i

直下

123:街中が霧で覆われ始めたぞ
456:ウォッチャーのお助け(助けになるかは未定)
789:監督役、気づく

0:さらに特殊

                |       ∧: : : : : : : : : :.:///\    () \
               ∨  (_l.  ∧: :,.------//////\---、  r∧
              ,:':∨      ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` : \  `¨¨  }
           /: : :∨-、    | ∧: : : :{: : : : : : : : : : :∨\__ノ
             /: : : : :∨ \__ノ   |:.|: :.:∨: :,: : : : : :.∨:∨: : : : .
          ': : :.:.:|: : :\     /: |: : : ∨∧: 、|、: : :∨:∨: : : : ,
            ': : : :.:|: : : : :`T: T´:._∧: : : :\:∨:{-、--、:,: ∨: : ,: :.__    __
         |: : : : :| : : : : ィ7T¨T: |l ∨: : : :.\: :. ∨: :|: :.',: : :|: : .ハ ̄       `ヽ
         |: : : : :|: : :l: : :||: l:::: |: |_:::∨: |: :∧\}:::: ∨:,:.:.:l: : :!//|/}        }
         |: : : : :|: : :l: : :|{: l::::_|:_l__,::::\{_:」::::::::::::: }: | : |: :|:|//l!/|    _,..   '
         |: : : : :|: : : :,: :|レY   .Y::::::::::::::::::::::::::::::::::∧l:,: |: :|:|//|/j! ' ´    /
         |: : : : rⅥ: : : :{、:弋___ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::;: : : }/: ,jリ/イ_/       ,
         |: : : : 乂、: : :.∧:::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::八: :/: ://,  /
         ,: / ̄ ̄ {`ヽ: : ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::イ::::イ: : :/: :/イ  ,      /
          /:/   Ⅵ  }:l: : :∧:.、`:ー=.ニ  ´イ : |: :./{:.∧   /      /
          ,: ,'      |  Ⅵ、 : : \>  __ < ∧: :|:./=|∧: :、/- 、    '
       ,/:'     |  | \、__:〉- 、    / |、:}':、 ∧´:,:'   \'_
     / /:.     |  |   ,.:\: :}   ヽ     |∧: :.}、 ∨      / \
      {      /⌒Y  l //ノ}: :ヽ  、     \ゝ、: :ヽ', ̄`∨   〈/7
     ∧      _/   ヽ  ∨イ  乂.ィァ  :::::.     〉 乂: : }   ヽ\//
     /: : :、    {  、  }  ヽ __/ /{   、:l   /__乂:ハ、   }`¨´、
   ,: : : : :////    ヽ |   `  /乂:〉   Y  / {///|| 乂:ハ、 /ィ: : : :、
   /: : : ://l/∧ ヽ   、|イ     / 乂: 〉`ヽ、 }/   \イ|  ∧: } ' /: : : : :\

直下

123:ここは天ヶ瀬テンシ災害の地
456:第八陣営爆誕
789:ランサーへ討伐令なのね

2:並行世界の暴走


直下、つまりどういうことだってばよ

123:黒化サーヴァント出現
456:突如地割れ、一部地域使用禁止
789:呪腕使用禁止
0:上記全部

9:呪腕使用禁止

直下、先生。成功以上で話はできる、失敗で沈黙

8:話は可能

【というわけでスキル封印されたとこで本日ここまで、おつかれさまでした】

乙、ところで作成者(ry

>>873 忘れてました】

アーチャーはモレーやウォルシンガムの人。
北中は鎮西八郎やアイスマンの人でした。

【申し訳ない、本日お休み。ナイチンゲール物騒】

【ちょっとだけ再開】

セイバーに後を任せ、寝床に潜り込む。
そういえばしばらくシャワーを浴びていないな。
億劫だけど煙草の香りが染みつくのは面倒だ、明日の朝にでも浴びるとしよう。
そんなことを考えながら目を閉じると、不意に瞼の裏で爆発が起きた。
いや、正確にはそう思っただけで、でも何かが破裂した、いや、衝突したようなイメージが頭によぎる。

『…!?』
「どうした、ご先祖」

脳内で驚いたようなご先祖の声が。私の問いには応えず、何やら呟いている。
珍しいな、ご先祖は中々寡黙な男だと思っていたが。

『…いや、待て、まさか、…ふむ』
「どうしたんだ」
『…原理は不明、しかし、ある意味で重複した? …対消滅、…いや、消えてはいないか』
「どうしたと聞いているんだが、ご先祖」

私の再三にわたる問いかけにようやっとご先祖は呟きを止め、言葉を返してくる。

『…我が子孫、良い報告と悪い報告、どちらが聞きたい?』
「そういうときは悪い報告から聞くのが私の主義だ」
『ふむ、貴女の手が使えなくなった』
「…な?」

…意味が呑み込めないな。何かの比喩か?

『貴女の左腕が機能を停止したと言っているのだ』
「何を…!?」

どういう意味かと思わず起き上がり、そこで気づいた。
私の左手はだらんと垂れ下がり、感触すらも消えている。まるでマネキンからもいだ腕を無理やりに括り付けたようだ。
一瞬脳内を混乱が襲う、だが、ここで無意味に慌てても仕方がない、まずは事情が分かるだろうご先祖と話すべきだろう。

「…理由は?」
『不明、…ただ、ここで意識を取り戻してから妙な違和感はあった、まるで複数の世界が揺らいでくっついたようなそんな違和感を』
「…?」

違和感、…私は数年前から棲みついているわけだが、私の耳も鼻も特にそういった違和感は感じなかった。
これは一種の境目に存在するご先祖が故の感覚なのだろうか。

『原理は不明だが、この街は他の場所と比べ他の世界、…並行世界とでもいうのだろうかな、それとの揺らぎが大きいのだろうよ』
「…そういやいつだったか、この街で天使を見ただなんて話があったな」
『それがどう関わっているのかはわからぬが、今現在、貴女の腕は機能していない、…おそらく、平行世界との対消滅に近い状態になっていると推測するが』
「…なるほど、そして良い報告とは」
『然り、我が腕もろとも使えなくなっているということだ』

…確かにそれは歓迎すべき知らせだな。
あの忌々しい腕だ、今まで下手に触って暴発するのを恐れていたが左手と引き換えならトントンと言ったところだ。
だが、だがだ、気になることがある。

「…ご先祖は大丈夫か?」
『私の存在はこの腕に依存しているものと思っていたがな、今のところは息災だ』
「そうか。それによる副作用は?」
『…分からない、私の腕がどう貴女を蝕んでいるのか、恐らくは拒絶反応のようなものであろうからな、使わねば無事とは思うが』
「そうか、それだけ聞ければ満足だよ、ありがとう、ご先祖」

…難しいことを考えても無駄だ、生憎私には魔術の素養は無い、成るようにしかならないものだ。
そう、この腕も、戦争も、セイバーとの関係も。…まあ、できるならば、可能ならば、やれることはやり果たしたうえで一番いい結果が来ればいいのだけど。

そして私の意識は眠りに落ちて行くのだった。


直下、夢判定、成功以上で夢を見る

8:夢を見た


直下、夢内容

123:過去のトラウマ
456:先生の夢
789:セイバーの夢

1:過去のトラウマ

…夢を見た。
私はこれを夢だと分かっている。
暗く、乾いた不潔な部屋。隣に横たわる子は死んでいる。

しばらくするとまた黒づくめの男か女かもわからない人間が現れて生き残りの確認と死んだ人間の掃除を始める。
それが終わり次第私達は連れていかれ、また誰かが死ぬ。

光は無い、食事も魔力量の調節だけをもくろんだ酷いものだ。
誰の目からも光が失われている、私の脚をうぞうぞと複数の脚を持つ蟲が這い上がっていく。

何も特筆することは無い、逆らえば殺される。
脳味噌の色を見るのはもうごめんだ、暗く、私たちの目のような灰褐色。
ああ、また一日が終わる、暗闇が世界から自分の中へ変わるだけだ。

外の光はたまに生命維持のために与えられた。
熱を孕んだ風が私たちの弱り切った体を痛めつけた。
それはもはや光ではなく、ただ、残酷に私達を傷つける兵器だった。

私は夢から目を閉じる。もう怯えることも錯乱することもない。
この景色の中の人間は全て私が。確かに存在した過去をただ受け入れ、私の心の奥へと沈めていく。
暗い暗い、いつまでも同じ色をした奥深くへ、あるがままに受け入れていく。

痛みも寒さも無い、静かな暗がりへと。


【三日目】

「おはようございます。おや、左腕をどうかされましたか」
「何かオートメーションのモーニングコールみたいだな、貴女は、ウォッチャー。で、この腕だが使えなくなった、それだけだよ」
「おやおや」

…はあ、嫌な夢を見たからか目覚めが悪い。

「セイバー、コーヒー頼めるかな? ウォッチャー、煙草は大丈夫?」
「はい、大丈夫です、マスターは朝練に向かいました」
「…中学生じゃないんだから」

肺の中に紫煙を溜めると少しだけ脳が回る。あとでガムでも噛んでおこう。


貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

4:休息

【といっても現状休息するメリットは無かったはずですが…、何か使ってると勘違いするような描写有りましたっけ】

【ゲッシュは使用魔力なしでできるということにしますね】


↓2、それでもしますか? しない場合は再選択の数字を

4:休息

…ふむ、しばらく弄ってみたが手は動かないな。

「どう思う? ご先祖」
『…分からんな、おそらく時間経過で治るとは思うが』
「確信は無い、と」

まあ、仕方のないことだ、今は動かない腕を以てどう動くかを考えるべきかな。


直下、これだけだと味気ないのでイベント判定

123:独り言への突っ込み
456:霧の噂
789:ウォッチャーの手助け

3:流石に突っ込まれた

そんなこんなでどうしようか考えていると。

「…昨日から思っていたのだがな、セイバーのマスター」
「? 何だ?」

プロシューダが話しかけてきた。

「お前いったい、誰と話しているのだ?」
「え?」
『あ』

…そういえば、ご先祖の事曖昧なままで誰にも言ってなかったな。
セイバーもようやく突っ込んでくれたかみたいな顔してるし。

「…えー、話せば長くなるんだがな」

この後、ちゃんと説明した。


【セイバー、ウォッチャー陣営に左手の先生の存在が明らかになりました】

【朝行動を終了します】


直下他陣営判定、成功以上で敵対交流、継続以下、失敗以上で他陣営の行動描写、大失敗以下で他陣営の友好交流【朝】-1

1:他陣営の友好交流

直下、↓2、交流陣営(被りは安価↓)

1:槍
23:狂
456:騎
789:魔

6、8:ライダー&キャスター

一夜明け、森の中で一人朝焼けを浴びるライダーの目が何かを捉えた。
それは背中に呪印のかけられた一羽の鳩。
昨日の来訪を思い出し、少しだけ頭痛を感じながらライダーは問いかける。

「…で、次は?」
『此方はキャスターであるぞ!』
「おーい、マスター、アンタの同類が来ましたよー」

色々諦めきった顔でライダーは考える。これは絶対に面倒なことになると。

結果として。

『待てい、下衆! 此方は主らに同盟を求めてきてやっておるのだぞ?』
「黙れ! 私に向かって何という口の利き様! そんな相手の言うことなど聞きとうも無いわ!」
『むむむ! 仕方あるまい、ならば此方が折れようぞ、感謝するがいいのじゃな! それ、礼を言わんか!』
「それはこちらのセリフだ!」

面倒なことになったなと耳を抑えるライダー。
せめてマスターに話が通じないかと声を上げるも。

「…おーい、そちらのマスター、聞こえてるかい?」
『聞こえてるけど…』

その返答はライダーの耳にすら入らず。

「あれ、いねえのか?」
『たぶん聞こえないんだろうなあ…』
『マスター! 此方は怒ったぞ! とりあえず甘いものを持ってくるのじゃ!』
『え、えーっと、何がいいかな?』

直下、リリア返答、成功以上で同盟せず、失敗で同盟【ロード】+1 【相性最悪】+1

4:しかし同盟

そしてしばらく経って。

「つまりお前は傀儡というわけか、不憫な人生であったな…」
『そんなものは自分で決めるものじゃ! 此方はそれなりに楽しかったぞ! 退屈ではあったがな!』
「ふむ、その意気やよし! 私はお前を気に入ったぞ! キャスター!」
『うむ、先ほどまでのぶつかり合いで此方らの間には友情が芽生えたのじゃな!』
「…何で仲良くなってんすかねえ」

何故か意気投合した二人を前にライダーは頭を抱えるのだった。

『あ、やっぱり僕のことには気づいてないんだね』
『しゃーねえよ、お前がそんなめそめそしてんのが悪いんだ!』


直下、同盟内容

123:行動を共にかつ無期限
456:対槍
789:情報交換程度

6:とりあえずは対ランサー陣営

【他陣営の行動描写を終了します】


『ようやく私の存在が認知されたな』
「ああ、確かにあのままじゃ私は独り言をつぶやき続ける危ない人間だったからな」
「私は気づいてましたが」

…なら早く言ってくれればありがたかったんだがな、ウォッチャー。


貴女の行動を選択してください

1:索敵
2:コミュ
3:散策
4:休息
5:道具調達
6:自由安価

下2

3:散策

…少し街を見て回るか。

「此処よりもいい拠点があるならそこに移すことも考えるべきですね」
「うん、できたらグラウンドとか野球場とか…」
「却下します」

バットは持ち歩かないでくれよ?


↓2、>>567 から場所及びメンバー選択(人数が多い程何かを見つけやすく、他陣営に見つかりやすいです)

港に全員で

>>922 港に全員で

発見判定の前に直下、パワード【ムラっ気】判定

4:全判定に-1

直下、発見判定、成功以上で何かを発見【ムラっ気】-1【四人】+3

9:発見

直下、発見物

1:槍
23:狂
456:騎魔
789:霧

3:狂

直下、状況。成功以上で一方的に捕捉、失敗で遭遇、大失敗以下で…? 【半人半獣(兎)】+2【四人】-3

【ムラっ気】の補正忘れてたのでギリギリアウト

5:遭遇

【というわけで一旦ここまで、続きは遅くに】

【ちょっち再開】

と、いうわけで港に来てみたんだけど。

「まあ、よくも雁首そろえてきたわね」
「…正直遭いたくは無かったんだけどな」

そこにいたのは、バーサーカーとそのマスター。
…そして港を包んでいるのは。

「で、何だ、この血の臭いは」
「ああ、ごめんなさい。私はいるだけで血の臭いがしちゃう女の子なの。月のモノじゃないわよ」

…食えない女だ。


直下、バーサーカー宝具発動後? 成功以上で発動後、失敗で発動してない【三日目】+3

発動していた場合は、十の位×5が現在の指ストック、0は0


↓2、ウォッチャー【???】判定、成功以上で看破

9:発動してさらに指は10本

3:看破失敗

「指、指を、何故足りないのだ、■本、あと、■本…ッ!!!」
「はいはい、落ち着きなさいバーサーカー」

…指の鬘が減っている。また、人を殺したのか。

「そんな怖い顔しないでほしいわね、なるべく死んでも困らないようなの選んであげたんだから」
「…」
「…ふむ、まだ記録が足りませんか」

…ああ、腹が立つ。こういう人を食い物にのうのうと生きてるやつを見ると。

『…同感だ』


直下、華香思考判定【ランサーの脅威】+2

123:問答無用で戦闘
456:とりあえず話しましょう
789:情報提供

8:情報提供

左腕は動かないが、どう戦うべきか。頭の中でその算段を組み立てていると、バーサーカーのマスターが手を挙げた。

「まあ、少し待ちなさい、こっちもこっちで今アンタたちと戦う気はないのよ」
「…?」

…一体何を考えている?

「率直に聞くわ、アンタたち、『霧』と戦った?」
「『霧』?」

それは一体…。

「…ふーん、知らないのね。ま、いいわ。今この街には動き回る『霧』がいる。そしてそれは瘴気を放ち、街を汚染していくのよ」
「何?」
「で、私達はそれと戦って負けたわ。強すぎるのよね」
「…『霧』の正体は?」

ウォッチャーがそこで口を挟む。だが、女は首をひねり。

「分かってるなら『霧』だなんて言いかたしないわよ」
「つまり」
「うん、相手は隠蔽系の宝具かスキルを持ってる。…戦った感触、大英霊クラスでしょうけど」
「何でもいいから証拠は残ってないのですか、ぴょん」
「…一応戦った後のスキルは分かるみたいだけど」

そう言うと、バーサーカーのマスターは私達に情報を与えてくれた。


《クラス》???

【真名】:???
【属性】:???

【筋】:?
【耐】:?
【敏】:?
【魔】:A
【幸運】:?
【宝具】:?


...'''"'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"'';:;,.,.,    "":::::::::.    ....
          ,.,;:;:;:;:;'''"..,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,...,,,,,,,                                    ,...;:;:;;:'''""'''';:;;:,.,.,...
       .,;:,.'""   .,,_,,,...;:;::''""''''"                          .,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''"         ..,:
   ...........,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''"".';:;:;,.,_,.            :::::::::;;;;;;;;;;;''''''"""'''""""                      ::;
     .,,.,;:;:;:;;:'""''""'''''''::::;:;:;;,..,,.,.,_.:::::::::;;;;;;;;;;;''           ""''''''''':::::......"""''''''"""''''…           ...::::::'''
':.,  …'"  ...,,,,__...,,;:;''..,.,.,.,.  __.,.,.;:'"';:,.__,  ""''''''''':::::......"""''''''"""''''…           ...::::::'''  .:::::::. .""
''''"""'''"""".""""""""'''''""""""      " "'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"'';:;,.,.,    "":::::::::. .""

    .....,,,,,;:;'''"'''"             ....,,_,,,...;:;::''""''''"     .,,,......,,,,,;:;''"''':::...,,...;:;:;;:''""'''"";:;.:;;''     ::.....;;;:.; "''"''';:;:;;,,.._
,.,;:;:;:;:;'''""""""         ...,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''""   :.    ......,,_,,,...;:;::''""''''".;;;;.......,,,,...;: """''''''''"''''"'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"''

 .,;:,.'""""'''''''::::;:;:;;,..,,.,.,:;;:'""''''''''  . :..     ;;;;;;;;;;;'....,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''""               .""''''''''':::::......"""''''''"""''''…
          . .:.  . . .   . .. ..   . "';:,.__,  ""'''''''''::::.""'''''''::::;:;:;;,.., ''''…       .,.,;:;:;:,.,.,_
.  . :.  .. . :.:.. ..  . . .. .,.              .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.          ""'"             ....,,_,,,...;:;::''"

【特徴】???

◆死毒の蒼:B
 ???の肉体より零れ落ちる穢れた魔力。
 彼が魔力を解放するたび、大地を汚染し、触れた者の霊核を冒し、衰弱させる。
 自己の零落により手に入れた、生けとし生ける者総てに害を齎す鉱毒の水である。
 対毒スキルで回避可能。

 【戦闘後、ランサーが戦闘を行った霊地を破壊し、回復を妨げると共に全ての陣地効果を破棄させる】

 【更に戦闘を行ったサーヴァントにランダムで【運】を除く2つ分のステータスダウンと鉱毒のペナルティ】

 【また戦闘エリアにマスターや他の生物などがいた場合、鉱毒のペナルティ】

 【鉱毒:二日経過ごとに負傷、回復しない限りさらに二日経過で重傷、その状態で二日経過で死亡となる。対毒スキルで回避可能】

…これは。

「…一体、ぴょん」
『何なのだ…?』

全く分からない。…しかし、このスキルで。

「まあ、この情報見れば分かると思うけど歓楽街は今不味い状況よ。目に見えて悪いってわけじゃないけど早めに倒さないと命まで危ないかもね」
「…つまり、この『霧』の正体を掴まなければ」
「この街は滅びるんじゃないの? まあ、私がいるから今更だけど」

ダンッ、と地面を踏み飛ばす。アスファルトに穴が開く。
私のそんな顔を見て、女は薄く笑うと問うた。

「さて、これを踏まえたうえで聞くわ、アンタ、どうする?」


23:25から↓2、どうするか

1:戦闘
2:退散
3:同盟
4:自由安価

1:戦闘

…女は笑っている。成程な、そうか、お前もそういう人種か。
なら、遠慮はいらない。

「セイバー」
「ええ、ぴょん」
「…たとえ強大な悪者がいるとしても、目の前にいる悪党を見過ごすほど私は落ちぶれちゃいないのさ」
「あら、そんな選択しちゃうんだ、青臭い理論ね」

眼前にいるのは敵、なら、倒す。
悪いが私は正義じゃない、方法は問わないぞ。

「ウォッチャー」
「…了解しました、では、マスター、お願いします」
「おう、さあ、YAKIUしようぜ!」


直下、華香思考判定、成功で令呪一画消費し逃走、失敗で戦闘、大失敗以下で…?

7:逃走

そんな私達を見て。

「ああ、駄目ね、まったくツイてないわ。なんでこんな話の分からない奴ばかりなのかしら」

そう言うと女は手を差しのべ。

「悪いけど撤退させてもらうわ。私だってここで負けるわけにはいかない、死ぬことは平気だけど色々とやりたいことがあるもの」
「…待てッ」
「結構よ。ただ遅いわ」

逃げるのならば、そう思って走るがあと一歩のところでバーサーカーの影が。
何とか体を捻じ曲げるが、その視界の端で女がにやりと不気味な笑みを浮かべる。

「私をここで倒さなかったこと、後悔するわ、ええ、後悔するわよ、きっと、『霧』とは別の霧、私の悪夢が街を覆うわ」
「何だと」
「私の霧は疫病の権化、紅い霧がこの街を覆う、血に満ちた霧が、うふふ、うふふふふっ! 【撤退よ、バーサーカー】」
「…」

女の姿が消える。その刹那、私が見た女の顔はまるで幽鬼のごとく歪んでいた。

【バーサーカー令呪一画使用し撤退、残り0画】


…一体、どういうことだ?

「…分からないな、…コフッ。…!?」

つい咳き込んだその手のひらには紅い液体が。…血?
ふと辺りを見回すと、港一帯には紅い霧が広がっている。
私の直感、そしてご先祖様がその危険を告げた。

『今すぐこの場から逃れろ! なるべくこの霧を吸うな!』
「ご先祖! この霧は何だ!?」
『おそらくは疾病の血霧、命を脅かす呪詛! 体に取り入れるだけでその命を蝕むぞ!』


【???】減少ステータス判定

直下、貴女

↓2、プロシューダ

12:【体】
34:【知】
56:【心】
78:【質】
90:【運】

2:【体】

3:【知】


【というわけで本日ここまで、お疲れ様でした】

                 __
           ,/ `-..、
           /-、    ^''‐ 、
      ____ノ _  ̄`-、   l

      ゝ、_ _,‐-二-、  `ー、__|
        丨::::ィ ヾ `,ー、`-、  l
      r---ゝ_ ヘ ,、l┃l> \_\,!
      l  :::::`''‐..、ヽ, l、 l’ 冫-`_、
       l  :::::::::::::::゙ 、《ii !' , '
      `,_::::::::::::::::::::`ヽ_,/、

      く  l  lへ、:::::::::::::::`'ー、
     丿  '、-_l  ヽ、::::::::::::::::::` >
    / ` ..‐,,..、 丶、  冫:::::::::::::/>                    『我が名はアナンシ、総べての物語の糸手繰る蜘蛛の王――――』
    ,'  /´      ::ヽ.:.:.:::::::::::::::::丶_
   ,' /     .. ..:: l;:;:;:;:;:;:;:;:;:―‐´:::::l

   | l   ..,,_ .::::::::ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:::::::::::::::l ヽ

   ¦ !   ,;:::: ̄'' 7ー-、_....;.;.;.;、:::://                  『これは、煉獄を巡る物語――――』
    Y    ;:::::::::│ /   `――\/
    l     ,,;:::::::::l /    :::::::::'、:;:;、
   /  ,,;;::::::::::::::://        l:::::::l

   /     l::::::://   /     l::::、'                  『あるいは、とある世界の狭間での暇潰し――――』
  ./      :::::/; /     /.:.:.:.:l
  l     /::; //,;;'  ,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
 l       / /:::::::,   ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
 l      / /.:.:.:.:く  i;;;;;,,,,,゙゙``;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ                『ようこそ、巡礼者(クリミナル)。造られた遊行の煉獄へと――――』
 ヽ ヽ   l /  ,,;:::::::::::  ``;;;;,,, ;::::::::/

  l  ヽlll l/   ヽ  l `` ,;;::,,,,,:::::::ヽ

   ヽ ヽlll     冫_ l    冫:::::::、`
    ヽ ヽ     /::::;ヽ   冫::::::::::冫、
    入  \  / ;::_i`;:, `:::::::::::::::::::l l:::\、
    l l``i   /  /  l \、  ::,,:::::::::\ ̄ ̄\、__
    l l ` Y ̄'  /    l ヽ 、 ヽ::::::::,,`:;;;ヽ    \\、
    l  , `i  /     ,i   ヽl:::::::::::::, ,ヽ     \\
    l  l  lー'   \--' l   l l:.::..:::::::::, :::ヽ      \\
   l   l l \  /l  l::l   l l::...::::::::::::, :::ヽ      \\

.                                              【 遊行煉獄:傲慢 】


/  ̄ ̄\ニニ }      ' ///// ,         ,>    i   | \  \  \---<
        \ニ:|     _ -' ///// ,へ     ヽ  \ _|   |  \  \  \ ⌒ヽ
         }=/ /'-=ミニ' ///// ,⌒i    ゝ  _,彡小   |、    ≧=‐--  \ >
         l/<\ニニニ八≧=-\:Vr、 _  \ /_ |∧ |  {\ \⌒ヽ \⌒ヽ
        //ニニ\ニニ{ニ\ニ/ ≧==⌒) _,,,彡 / ヽ|i  从 八,__\ \   =ー-  _
.        /ニニニニ\=|ニニ≧=-r-=彡´  ̄ 八,,6|l    \ヽ赱㍉ヽ/ ヽ i ヽ \⌒
      /ニニニニニ/ ゝ⌒ー、ニ' ///// ,  |≧{i _\|l   {⌒ヽ    {:::::::V\ {⌒ヽ
.    /ニニニニニ/          ' ///// ,=;ニ}ニ}≧=---      _  V从{:::{ ヽ\                      【 AD.778 “血塗れの聖剣” 】
  /ニニニニニニ'               ' //////二,ニ/ニ}ニ/ニ从   、___ノ「 ヽ: 从!
_/ニニニニニニ/          /__'////'ニ/_/ニ/_/ニ/介  ー/__乂{⌒ヽヽ

 ̄ ̄\ニニニ イ           ‐―=ミ\ ̄\_{={=/_/ニ/∧{ニ≧イ/  ヽ
     \ニ/  _____/         \\ニ\|={={ニ,_/ ∧ニ=/
      ∨ ̄                   ヽ_\ニヽl=|ニi ,ニ/ヽ/=∧
       /                        iニ ',ニ,Ⅵニ} {ニ /ニ≧ _                             【 猛進悔恨殿軍 ロンスヴォー 】
     /           \         |ニハニ '/ニi|  i=八ニニニ≧ -
  _,彡                 -        ||=iニⅥニ'/=\ Yニ゙|\ニニニニ=ヽ
_          _   -=二丁 ≧ 、       八:|ニ|iⅥニ'/ニ==|ニ|ニ=\/ハ=ハニニ|i
    ― --=≦/       {ニ{ ⌒ヽ     /ニ=|ニ|ニⅥニ'/ニニ;ニ|ニ、={ミ ゞ Yiニ八
     /ニ=/'           '/ハ        'ニニ|ニlニ=Ⅵニ'/ニ!= !ニ| /\彡Uニニ=\
    /ニニ/            '/=、     イ二ニ |ニ|ニ=Ⅵニ'/、ニ/==/ニ=:|i乂乂=- _\--
  , -=ニ/             '/ニ≧≦ニニニ|ニ|ニニⅥニ'/ Y=ノニニ|l ニ=|ニ=| ̄ ̄ ミ==ヽ
∨ニ=,                '/ニ===|ニニニ |ニlニニ=Ⅵニ'/,/=\/ニ= lニ=|=_   |ニニ|
/ニ=/                   '/ニニ=|ニニニ |ニ|ニニ= 乂/ニニ/ ニニニlニ=|=- _   lニニ}
{ニニ{≧=-  __          寸ニ=|ニニニ |ニニ=-‐=二\=/ニi|ニニ/ニニi|ニニ', /ニ /

.                                             【 遊行煉獄:嫉妬 】


                                                       /   ヽ l  /       `ニ=-、   \_,ィ
                                                      /     ∨ ./  / ̄ ̄ ̄`            'ノ
                                                     /,    \ | / ,   ___               /,
                                                _    //       `!/               _     _/{
                                               /ヾー‐'―――‐'  ̄`ヽ ___           ヽ     /
                                             _//::::::} }     ー i          \ ___     \  /i/!
                                     -―― ' ´      .| |   __ |!               ヽ    i    ' /
                                                 | |      /!        /   _j,ィ=‐  \  /|  /! 〈                    
    【 AD.5■■ “背徳の黒騎士” 】                        , /    ´ ̄  ヽ     /   〈 ´    ,/ヽ // ,'  /
                                                | |    二   / ` ̄ ̄   ̄`   ̄〈 ̄ ̄   _}_ ./ ./
                                                | |     ヽ/、      ヽ    i    ̄i ̄ ̄   }  /
                                          ,.. -――tフ/ /  ̄ ̄ ! \     }\   {   ー`ー┬―</
                                        /       ` ̄     / |  \      \  __ ___ヽ__ノ、
                                    ,.. < ̄ ̄ ̄ヽ、_____,.. / ヽ    `7=―-、  〉^    〉ヽ'  .i  i、                       
     【 栄乱黄金悲劇 ブルグント 】           ´          \       /   ∧   /     ヽ_,. -一"ヽ!  |  | ヽ、__
                                        i       \ `i    /     ∧ `        LL_,=‐´   |  |       \
                                        |           /   /       ∧` ー―一   /      |  |        \
                                    ヽ   |           /       /  i   ̄`   /   /     /'   !          \
                                     i    !            /        ./   ヽ __/    /     /     |               \
                                               /  /ヽ   /       ヽ       /   /      !                \

.                                            【 遊行煉獄:憤怒 】


                             _}    / ィi:i:i:i:iゞ_彡'ヘ
                      _    \    / /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iУi:i〉
                      // /\__r‐-廴_/ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:C=γ⌒ヽ
                   /i:i/ /i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i| ん:i:i:i:i:i:i/|i:i:i:i:{▼

                     /i:i/ /i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:| |i:i:i:i:i:i:i:i{!i:i:i:i乂▲_λ
                       |i:i:l |/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iリ 川:i:i:i:i:i:iゝ`ー-c_r'i:i:i:i:|
                       |i:i:l |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i://i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iトミ、i:i|
                  川j l:i:i:i:i:i:i:i:i//i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iリ

                 ///i:i:ir─ "/i:i:i:i:i:i:i:ji斗‐''” ̄¨アー‐ァ←'′
                {i:i:{ {:i:i:i:i:i| ri"i:i:i:i:i:i:i:/ ../.../...//..../.i.....}

                 \\\i:i:i| |i:i:i:i:i:i:i/./ ...i.../...≠...癶 j../.../
                   /\\У /i:i:i:i:i/ヽ/ .... |// ィ''炸゙ ..//
                /........\ムイj_j_/{ k /......../ イ ゞリ ィ                           【 AD.1720 “大洋の女傑” 】
               /..........::/:/:::::::/.../.ゝ/ ー=升廴 ゝ  ` 乂
              / /..:::/:/r</l../   | ...........|         /
.           ー=彡 .......::/:/ ::::|i:i:i:i:ト  |i....|....|     __
             /........:::/::::/::::::::斗:i:i:i:レii\ レ ....|....|_     ′
            / .../::::/::::/≪i:i:i:i:iヾi:i:i:i:i:γ⌒I....|....|i:i≧ 一'
        .........../ ::r‐⊂⊃‐ \、i:i:i:i:i:i:i:i://i:i| |....| ..Ⅳ/l ト|..|\                          【 奔走恋遊星海 ケイマンブラック 】
    ー=彡'..../:::::::/ゞr ‐──‐ \、i:i:i:i://:i:i:| |....|....|Yi:i| ト|..|_}

.       /.../..::::::::λ__j    _ 斗‐=彡'i:i:i:i:| |.. ハ..| リi:| |_j.リ,ハ
..   //.../ ...::::::: / / /  ̄l ̄| l  | | |i:/:i:i:i:i:i:i:| |/ |.|/ゝjソレ|/_j_j
.   /.../.../ ..:::::::: /ゝУ/ /|l | l  | | |i|:i:i:i:i:i:j斗巛○|トミi:i:i:i:i:i:i/\
   ../.../ ..:::::::: / ::::::::〉ー ┴l┴‐-=イi:ト-<i〆ノ ハリ ヾi:\、i:i:i:i:i/

  .../.../...::::::/:::::::::::::::ハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/     丿 ハi://i:ト 〈

.                                             【 遊行煉獄:怠惰 】


                                                                   _   -‐‐-   _
                                                               _  -=ニニニニニニニニニニニニ=-  _
                                                             /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ \

                                                            /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\
                                                            ヽニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=ヽ

                                                             |.∨ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=∧
                                                             }、∨ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=∧
                                                            ∧ヽ.\ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ}

                                                           / : ∨\.\ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ /
                                                           ' : : : \=\.\ニニニニニニニニニニニニニニニ== /'

                                              _____              {: : : : : :.\=\.`ー-=ニニニニニニニニニニニ=/ /
    【 AD.1645 “無才への憎悪” 】                     ィ´ニニニヽ          }: : : : : :/{¨\ニ`ー-ニゝ_,ノ>―=ニ> '´ニ/
                                            |ゝニニニ ノ|            / : : : : /{ ゝ弋,>、ニニニニゝ, -i´ ̄__`ヽ- '´: {
                                            |ゝ ___ ノ!         /: : : : : :i |  ` ー  `ェ、 _ニニ}__ノイ´ ̄`ヽ: :ム
                                            |       !    __,厶イ: : : : :!:ゝ       }ノ}ノ} ヽ.  || Y    }: :{ヾ、
                                          ィニ|ゝ ___ ノ!、__/´. . . . . ./. : : : : : :{         ´ }   }  {{_ノ   ./: : {
                                          | | ゝ ______ ノ .| |. . . . . . .´フ: : : : : : ∧          {   `ヽ/   /: : : :ゝ
     【 万栄夢想残光 ネイズビー 】                  | |/ニ/ \∧ | |. . . . . . . . 〉: : : : : : : ∧  __  `¨  ',        /: : 〈´ヽ
                                          ゞ =========|_|. . . . . . . . `ヽ: : : : ∧:{ ヘ   ` ー - }、    _{:_:_{ヽ}. .}

                                           | \\  \| |. . . . . . . . _}: : /{ニ\ \  _  ≦},.ィ-‐=ニニニニニ ヽ. .j
                                         _|_ \\  | _j_,. =-‐ !ニニニ}/ニ={ニニ=\__ ¨___ ,.ィニニニニニニニニニニニ ∨
                                     .    ¢ハハ¢   ヽ=≦i!. . . . . . |ニニニニニニニヽ、ニニニ=}{ニ=|ニニニニニニニニニニニニ==} 、
                                          }` ´}  /ニニニニ|. . . . . . jニニニニニニニニニ\___}{_{ニニニニニニニニニニニニニ∧=\
                                     .    ん‐-'   .{ニニニ= i . . . . . /ニニニニニニニニニニニニ= }{==∨ニニニニニニニニニニニニ= \ニ\
                                              |ニニニ=∧ . . . /ニニニニニニニニニニニニ== }{===}ニニニニニニニニニニニニニ==∧ニ=}

.                                               【 遊行煉獄:強欲 】


                      ....................------ 、

                   _,,....::´::::::::::::::::::::::`-::::::ヽ.、  > 、
                  ´,..::::::::: ,:::::: ::::::::::::::,:::::::::::::::::ヽ    i、
                 r´:,./, .::/|.:::.. イ....i |  , ! 、:::!、    ヽ.
                 !://.:::::::/ ∨::/ !,;!!| ∨.:::i.......::::i     ∧:.
                 i| i ::::i、:|,,- ∨`ー---ヽ、_!::::::::::::〉´ゝ、  i∧
                      〉、:!´`     , --    〉:::::://´,- ヽ. |::∧
                  /.::::|、,三.i    ≠==-/::::::::::!i i i ! Y::::::入         _
  ,..::::::::::::::::::::::::::.......___..,,ノ::::::::::|   ノ       /::::::::::::::、::>、 !、_ソ i::::::::::::::ー--、__,,-:::::´::::::::::..
  !::::,::- ´ー―--、:::::::::::::::::::::::::ノ::| 、        i:/ i:  :/ |:| i、_,ノ::::::::::::::::::::::::  ...::::, - ´ ` i
  ヽ(    > <:´:::::::::::::::::::::ノ.::::::|  `         |:!   | !:| !| i i:::::::::::::::::::::::::......彡´_     ー
   )´> ´   ´ .:::::::::::::::, --:::::::::、   _     !.::. i i::..| ヽ ノノノ:::::::::::::::::::::::::::i`  ̄::::::::`ヽ
   i´.::::::::::::: /´/- ´ /::;/i:!ヽ:::..  `-`     ∨:::::::∧  ∨´::::::::::::::::::::::::::::/ー---::::::::::::ノ
   ∨:::::::: <´ .:i´    |:´  |、  ::::..        \:::::::∧  〉:::::::::::::::::::::::::::::ー -―..:::::::イ
    \:::::::::i i:´    !:、  乂:..::::::::::..        `<:::::`::<:::::::::::::::...  、..ヽ.::::::::::::::,:::::::::..........            【 AD.15■■ “偽録の預言者” 】
      ):::ノ  ヽ、    ヽ:.   `、::::::::::::ー――  ´,、 ,-ゝ,:::::::::::::::::....... !:.......:::,、:::::ヽ !::::::::::::::::::::
    /´      ヽ    ヽ:::..._    !ヽ´Y∨`´/`´ v ノ` ノ::::::::::::: ノ `> ::::::/  i::/ ヽ __::=-=´
   !´        ,...-.::::´:::::\__   ヽ i  ヽ   i i /  ´/::::::::::::/,=-イ:::::::/   〈:i  ,_
          /:::::::::::::::::::::::::::::::::` ー冫ー 、_ゝ-=-../__,::::´:::::::::::,=-´ 人::::i>、

         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /!:::::::::::____、:::::::::::::!、 /:/: ̄::::::::::::::::::::`ー::∧
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / |` イ´i  | `i 、::::::/ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!、                    【 妄失偽言緑界 ヨークシャー 】
         〈::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/ノ .// / ./  .| / | i` /:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        ∨:::::::::::::::::::::/:::::/´ イ、 // / ./   / | .:| / /::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::
        |::::::::::::::::::::/:::::::::i /  // / |   | ! ::!i /::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::

           〉-、_:::::::::/::::::::::i |  i ̄ ̄`ー-―ー.、/| i:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        <_  ,`ヽ:|::::::::::i :|  !::::::::::::,===、:::::::::〈:| |::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::, - 、::::_::, - ´ヽ
        /  `´!,、_`i::::::::::| |   iヽ::::イ   7、::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::|::/`´  i    , 、ノ、ノ
         /      人::::::::! i、 |  | :|   / / 7`! |:::::::::::::::::::::::::::::| /`´ `´ヽノ ∨

                                            .    【 遊行煉獄:暴食 】


                                                                     、
                                                                     ヽ` 、

                                                                 ヽ ー- _/  l
                                                             -‐  ´       {
                                                            /             ` ー
                                                            7   !  /     '     ゝ、
                                                            '    ! /  , /  ,.イ,.イ .〉
                                                            /,  l/l .//l./l,.イ/‐-、}/
                                                .              ´ l   '" ´{.(ヽl '  {li`{
                                                             レ、    ヽ' ゙      ヽ
                                                               ,    ハl`   、 _. '
    【 AD.1057 “虚栄纏う影法師” 】                                       レ 'ヽ'    r _/
                                                              / ̄ ̄`  ー-、
                                                           _ -―   ―-   _ヽ
                                                .         ,        ;         ̄  ー 、
                                                       /                     /
                                                       , i                , /   .!
     【 清濁彷徨運命 ランファナン 】                        .         j、 ,              ,
                                                      { ヽ   /     ',     /       /
                                                .       /    , /           '
                                                     〈            、   └-  _ '
                                                      ' ー _ '.             /   ./
                                                .     ,   ./  '          /   ./ '
                                                    ,    /    ,           ,    , ,
                                                .    /   ,         l     、  〈 、
                                                    、   ,    l 、       、
                                                .           ,  /      !          、
                                                     、  , .'      l       、

.                                                【 遊行煉獄:色欲 】


            .{/ ./...../:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              レ"/::::::::::::::::::::::::::::::: ......-‐‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ヽ、_
              /::::::::::::::::::::::::::/~∠------......____,.ノ:::::::::::ヘ::::::ヘヽ

             ./::::::::::::::::::::::::/ ∠二二 ヽ、    /::::::::::::::::::::::::}::::::::::\
             ./:::::::::::::::::::/   、_、i_   ヽ:::ヘ  ,/:::::::::::::::::ノ:::ノ::::::::::::ヽ
            __{.._:::/::::::::/     ヽ、弋ァ 、 ヽ、ニ> i:r―‐ニニ彡イ:::::::::::::::::::
           / ,..、 〉':::::/       ~゙ヽ、      r-、    .{:::::::::::::::::::::
          .| / } i:::::/            .‐"    ヽ、`゙ヽ  .{:::::::::::::::::::::
          .ハ i { .|::/                / --、 `ヽ::i ハ::::::::::::::::i|:                      【 AD.1967 “狂信する正義” 】
         / ヘ  、             r    }i -.弋ァ、 .リ /::}i:::::::::::::| i
        /  ヘ__ j          __  ~~ _, ./   .ヽ__jミ  /::/:::::i、:::::リ
      ./     .j:i        ~~゙ヽ ヽ、  ."       /::::::::/j::::ノ゙
    .// _..- 弋/            ヽ、j         /:::::/::/ ム"
   .//_ ニ-―‐-.../         三ミヽ         /:::,ム"      __
  ./,./ .. ニ / 7 7                      ./´~   .___... -‐" /                      【 錯乱殺戮赤戦 ブノンペン 】
../ -‐"´ /   .ヽ、         `ヽ           /    /     /
      ヘ   __  `゙ヽ、_   _.........._ ゙     _.....---"-- / ̄/    /
~゙ヽ、    ヽ__ 二‐-..-‐"´7   ,. .>‐ フ~"´     ,.. / /
;;;;;;;;;>`~ァ   ,.. -‐"´  ///,.イi-‐"       // /
;/゙ /  /    彡" />"ノ /       // /

                                                              __
                                                             /  ` 丶、
                                                            ノ‐-‐- 、 `ヽ.
   『強者が故の傲慢はその栄誉を壊滅させ』                            >....´ ̄ ̄ ` 丶、  |

                                                        i´:::::::/¨,,;;;;; ̄`丶ミ`ヽ!
                                                        ヽ:::::i ;;;;;_;;;;;;;;;;;,,   ヽ. \
   『英雄への嫉妬は黄金をも朽ちさせる』                               ヽ| ;;;  ;;;;;;;;;;;,   ヽ, ソ
                                                           ,'  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,   /
                                                           i ,;;  '';;;;;;'' ./ ̄`ヽ
   『憤怒の先にはただ緩慢な死が待ち』                                 ∨ ;;;;;,,,,,,/     ',

                                                          /`ヽ、/      /i___
                                                          ,'   \    > ´/ ̄ ̄ ̄`ヽ
   『怠惰を知らねば才も輝かぬ』                                    i     \r ´--´::',::::::::i::::::::::::ヽ.

                                                          |     /::\〃(+):',:::::::|::::::::::::::::',
                                                         /!`ヽ../::::::::::::::ヽ.:::::::::::::',::::::|:::::::::::::::::',
   『強欲な言葉はその身を閉じ込め』                         .       /:::::i /:::::::::::::::::::::::::>::::::::::::::;;;;|::::::::::::::::::::',
                                                      く:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::;;;;|::::::::::::::::::::::,
                                                      iヽ:::::/::::::::::::::::::::< ´(+)::::::::::::::;;|::::::::::::::::::::::::,

   『暴食の果てには喜劇が生まれ』                               /::i::∨::::::::::::<´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::i
                                                     ,'::::i:::::::::/__ノノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::|

                                                     ,'::::::!/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::|
   『色欲無き正義は生き抜くこともできまいて』                       ,':::::::(ト)::::::::::::::::::::::(┼)::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::|
                                                    i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::|

                                                 .    \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::|
   『七つの罪はここにありて、英雄らを縛り付ける』                     i冫::::____::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::リ
                                                    /::::/ヽ  ヽ---   ̄ ̄ ̄ ̄i::::::::::::::::::::::::::::::::,'
                                                   / ̄ ̄ヽ \ _ , r..... ̄ ̄ ̄,,冫:::::::::::::::::::::::::::::i
   『さあ、火を放て、人理の輝きを以てこの巡礼に光を』                i ̄/ ̄ ̄ゝ´¨:::::::(+)::::::::::::::::::::iト、:::::::::::::::::::::::::::::!
                                                 .   |/ /:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!、 \::::::::::::::::::::::/
                                                   / /:::::::::::|,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::`ヽ、\:::::::::::::/

   『Pastime Pilgrimage、巡礼を始めよう』                         / /:::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::∨/ヽ、::/
                                                  /  !::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i;;;;;;;;;;;;;;;\ \

【というわけでエイプリルネタ、今年は何持ってくるんでしょうね、おやすみなさい】

【TIPS:降り注ぐ血、災厄の臭い】

血の臭いが噎せ返るほどに充満した惨劇の場。無辜の民の血を吸い、赤黒く染まる大地。
そしてその世界を象徴するかのごとくドロドロと濁り切った血霧が太陽の光すら覆い隠す。
中心部、全身から赤い霧を吹き出し、死体の山に座る女、そしてその傍らで指を集める男の姿が。
女は笑う、にこやかに、優しげに。その顔に血の赤さえついていなければ、それは無邪気な少女のモノだっただろう。

「…ねえ、バーサーカー、聞いてなくても聞いてても構わないのだけど」
「…」
「貴方みたいな素晴らしい聖人様が何でこんな人殺しとして呼ばれたのか、興味は無い?」
「指は」
「うふふ、それはね」

ああ、前言は撤回しよう。その目には光がない。
少女が持つべき光は無く、代わりに存在するのは淀み、荒み、虚ろな目的無き焦燥。

「私のせい、ああ、そうよ、私のせいなんだわ、うふ、うふふ・・・」

ドロリと濁ったその瞳で、少女は空を掻き毟る。
何かを求めるように、殺すように。

「ああ、そう、そうなの、もう後がないの、終わりなの、ああ、終わる終わる終わるわ…」

その爪は柔肌を掻き毟る。
じきに薄皮が破れ、紅い血が滲み出る。

「憎い憎いにくいにくいニクイ、この世の全てが憎くって、そしてまた生きている誰かが許せない」

虚ろに意味無き言葉を繰り返し、その目はぐるりぐるりと落ち着きなく周囲を彷徨って。

「あは、あはは、駄目なの、バーサーカー、私はもう何もできない、終わった、だから、だからそれでもできることなんて」

肉が剥き出しになる、髪が抜け落ちる、掻き毟られたその表情は笑みを浮かべながら血に歪み。
その傷口から、その瞳から、その言の葉から、紅い血の霧が溢れていく。
封じられるはずだった病魔が、行き先の無い負のベクトルが。

街を、覆っていく。

「ああ、始めましょう、血に塗れてしまった妄疾のあの日を、【再現-血袋厄災-】」

紅い霧が人を包み、肉袋へ、血袋へ変えていく。
丁寧に指だけを残し、その全てが彼女の望む惨劇へ、…いや、彼女は何も望んではいない。ただ必死に何かを求めている、縋ろうとしている。
何に、などと聞くことは出来まい。それは誰にも出せぬ結論。

「苦しい、哀しい、痛いの、辛いの、逃げ出したいの、終わらせたいの、終わっていたの」

掻き毟る爪には肉がこびりついていく、血走った眼は、血霧に侵されていく体は。

「過去を変えて、未来を否定して、ああ、始めるの」

血が覆っていく、何処にも行けない狂気を。
何処にも置き場の無い、まとまりのない、感情の渦を。
まるで目的も無く彷徨う疫病神のごとく、目的こそを手段にしようかというその感情のごとく。

「血よ、世界を包め、この行き場無き怒りを、恨みを、悔やみを、せめて」

その目がバーサーカーを追う。

「私は求めている? それとも殺そう、貴方ももう躊躇うことは無い、…ねえ、バーサーカーッ!!!」
「…■■■」

バーサーカーは瞳を細め、指を奪ることすら忘れたように崩れた女を見ていた。
その目に理性の光は無い。だが、静かに女を見ていた。慈しむように、憐れむように。
そう、まるで至難の修練を授けられたあの時、その原因となった女を見るような眼で。

「…そんな目で、見ないでよッ!!!」

女の激昂にバーサーカーの口が静かに動く。理性などは無い、そのはずなのに。

「救いを」
「いらない、きっとそんなもの、私は」

その後に言葉は無く、死は、厄は降り続ける。
いつかそれを終わらせる時まで。


【TIPSを終了します】

【再開は未定】

【次スレ:【二次創作聖杯戦争】Pastime Game 37【募集鯖鱒】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459522110/) 】

【そして本日はちょっと遅くなりすぎたのでお休みします、申し訳ない】

了解、おつおつ
こっちは埋める?

>>970 どっちでも大丈夫ですよ、十分使える量ですし、かといって何か埋めネタあるならどうぞご自由にです】

【ちょっとこっちは小ネタでも入れようかと思うので、次スレから再開】

【個別END:テトラ【たとえ弱き若木だろうと】】

戦争が終わって数日、俺はテトラに呼ばれやしきに出向いていた。
なんかすごくおいしいこうちゃを飲みながらしばらくつまらない話をして。
そしてとうとつにテトラは立ち上がった。せなかのほうで小さなばくはつがおきたのですごいいやなよかんがする。

「…と、言うわけで、お父様とお母様の了承は取り付けたわ」
「というわけ?」
「振也と一緒になることについてよ」
「気のせいか? 俺にはお前に何かいやなけはいしか感じないんだけど」

いや、とつぜんそんな話をされたのにもびっくりしたけど、まずテトラのはいごに、なんというかすごいオーラみたいなものが出てる。
じゃまするやつはせぼねをひきずりだすぞみたいなオーラが。…これは。

「いいのよ、たとえ武力を用いようとも脅迫しようとも了承は了承だもの」
「やっぱりか! やっぱりかっ!!!」

まさか自分の親をおどすとは思わなかった。わがこいびとながらこわいぞ。
だけど俺のつっこみを気にすることもなくテトラが指をチッチとふる。

「いいのよ、別に。魔術師的な考えとしてもそれなりに歴史の古い振也の家系なら文句も出ないでしょう? あとは諸々の手続きを終わらせるだけで…」

いや、そういう話じゃないだろ。とりあえずテトラのお母さんとお父さんのことは置いておいてだ。

「ちょっと待て」
「え?」

まずかくにんしたいことは。

「お前、頭の中でどこまで進んでる?」
「振也を看取るところまで」
「…オーケーオーケー、なるほど、俺としてもなかなかのおどろきだったがいいだろう、だけどな、テトラ。俺たちはまだがくぎょうにはげむ身だぞ?」
「だから卒業してからの準備じゃないの、相も変わらず馬鹿ね」

…そのていぎをしようと思ったがおどろいた。まさかおはかを作った後まで決まっていたとは。
思わずためいきが出る。

「…はあ」
「…そんなに嫌?」
「あ、いや、そんなことはないけどな」

俺の言葉にテトラがしゅんとしたのを見てあわてて言い直す。
思ったのはそういうことじゃない。むしろこんなかわいいやつといっしょになるなら喜ぶべきだ。
だから、そうじゃなくて。

「そんなに急ぐことはないんじゃないかって。俺たちはずっといっしょだったけど、気づいたのはさいきんだ、だから」

今まですれちがってたぶんくらいは、おたがいに分かり合えなかったぶんくらいは。

「もっとゆっくりいっしょに歩いてもいいかなって」

俺がそう言うと、テトラの顔は真っ赤になる。あ、やばい、そう思ったしゅんかん。

「…! な、何恥ずかしいこと言ってんのよ、馬鹿ッ!」
「りふじんっ!?」

テトラのばくはつするようなアッパーが俺のあごをとらえて。
その真っ赤な顔をかくすようにテトラはへやからにげていった。

「そんな強くなぐるひつようあったか…?」

部屋から飛び出し息を整えるテトラに一人の影が近づく。
大きなリボンをトレードマークに、どこか彫像のような均整さと小動物のような小ずるさを交互に見せるその影が。

「あ、マスター、どうしたの? …うふふ~」
「そんな顔するんじゃないわよ! パラス。あとマスターは止めなさいって」
「はぁい。で、愛しの振也君とまた何かあったんでしょ?」

ランサー、パラス・アテーナー。この戦争において受肉を果たし、今はのんべんだらりとテトラ家の養女として学生生活を送るその英霊は、にやにやと意地の悪い笑みを浮かべ。

「…何でそんなとこだけ勘がいいかなあ」
「何せ神の娘だもん」

そういいながら胸を張り、そして小さく聞こえないように。

「…まあ、テトラ分かりやすい上にちょろいし」
「何か言った?」
「いいえ、何も」

ふりふりと手を振りながらニコニコ笑うパラス。
彼女にとって今の楽しみはテトラの恋模様を観察することにほかならず。
そして心から二人の仲を応援していて。

「テトラ、大事にしなよ。友達でも恋人でも、それって本当に大事にしなくちゃいけないから」
「…言われなくても分かってるわよ、ありがと」

パラスの声にうなずいて、テトラはゆっくり歩きだす。

「私たちは弱くって、でも誰よりも強いもので結ばれてる。それは過去とか義務とかそんなんじゃない」
「なら行ってきなよ。きっと貴女を待ってる」

その言葉に手を振りながら、弱かった少女はまた踏み出した。
愛を胸に秘め、恋の熱に浮かされて。それはパラスにとって尊いもので。

「ゆっくり歩いていけばいいよ、一人じゃ立てない弱い二人が、寄り添うことで誰よりも強くなる。過去もしがらみも超えて、弱いままで誰よりも強く歩いて行ける」

扉を跳ね開ける音がする。部屋の中で待っていた男に女は駆け寄り。

「振也!」

その胸に飛び込むように、爆発するように抱き着いた。

「ごめん! 大好きよ!」

男はそれを受け止め優しく笑う。

「ああ、俺もだ」

                         _ -‐: : : : : : : : : : \
                          ...<: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ                      /                     \
                    ...<: :/: /:.i: : : : : : : : : : : : : : ヽ      __人__  〃⌒ヽ      /                     ヽ
                 /: : : /: /:/i: i: : : : /: : : : i: : : : : :.ハ      `Y´  /┌‐┐}    /    / / / .! | |  l        ,
                //i:./: /:/ .i: ト、: :./: : : : : i: : : : : : :i          | | ! │|    ,'    / / / /.! | |  | | |      ',
              // ./: : : : : :/   i:.i ∨: : : : : :.i: : : : : :.:i          ! .i└┘i    {  /|// ! ! 〃! | |  | | |/   |  l
             /' ´ ./: : : : : :.i}=ヽ .-七 ̄}: : : : : :.i:>‐、: : : i          〉__〈     」// !/ | | } | .! !  /!斗=弌| | |  |
               /: : : : : : : : i.ゞ}   '茫汽i: :./: :.:.f }.fi/: :./.i       / ̄´    `\/:l}∠_,|   ト、l_/ ,/ /| l / 7勹/ / | |  l
              /´ }: :> ´i: : :i. /     ̄/: /: : :i i_/:/:i      /         ハ/.:l}ヽ、__,,|  /! j丁7¬‐/ l/  トrリ |/  ' .!  !
        _           レ´   i: :∧ゝ、   //i: : ://}: :./ i:/      ′ _, --── -〈 .} :/\_Y⌒l ! /,,z=='''     ヒン !  //| /
     r---<`ヽニニニニニゝ--- __i:/__∧ゝ==、___, .i: : // i:._フ ´  .    /   ´        } .}/    {  { | " ::::::::::    、 ::::::: l //l !/
.  r--´- _   `Y´ ̄ ̄ ̄ミ .ヽ<_--- T∧` ̄  _ /: :/._ / {_       {             , -〈 ├─<ニミ| l厂 ̄!   ___   /.!///レ′
.r=== x___¨><__ /_______ ___`ヽ_ 7// ゝ-t七 /: :/f  ..::::::}/ヽ,     |      _.  '´  } \: \.: : :| |.: : : :|   {    / /l |\ \
.|////////i><_ ̄Tー=   `,<ヽ ´ -=ミ´ } ./从 i...:::::// i∧     L_   -‐'      人  .}: : : \ | |.: : : :|.>‐ `ー_´</| |l:7\ \
.|//////O i/////      ____ゝ' ヽ_ヽx<三ミニ=彡- ┘ ´////i///ヽ    |        /  〉 /: : : : : : レ': : : : |\ /´\/´  | |/   \ \
.|////////i/// i      ///////// ////.i:::::::::)´.   /////i///.     \     /   / /: : : : : : : : 〉: : : : |  ゝ、__入___,i!ノ     \ \
.|///// 0/i////     //////,/////// i::::::/    //////i//////>、_  ∧       ノ /.: : : : : : : :./.: : : : :.|   | {:.:.:} |/〃:.ミ、        \ \
.|/////// i// {     //////i ∨//// /:::f´    /∧////i//////////  `ーr─r──‐イ.:: : : : : : : : : : : : : :.:.|   | {.:.:.} |  {l:.:.:..:.',         \ \
.|/////O/i// i  ____ ////// i//// / /::::i´     /// ゝ=== _ァ/////,/   :/::/  \三_ノ: : : : :,x一.: : : : : : : : |   | {.:.:.} |  {l.:.:.:.:.:.',          \ \
.|///////.i// i  i/////// / i/// / /::::::i      //////Q///////    :/::/     `ー──'´ヽ.: : : : : : : : : :.|   | {.:.:.} |  {l.:.:.:.:.:.:ハ          \ \
.|////O//i//.i ___ノ////// i//i// / /::::::::i     _////////`i/////     :/::/             \.: : :.: : : :.:ノ   | {.::.:} |  {l:.:.:.:.::.:.:ハ           \ \

弱くとも、愚かでも、寄り添いあえば、誰よりも強い。
二人の道はようやく交わり、また一歩を踏み出した。


【【たとえ弱き若木だろうと】を終了します】


【申し訳ないけど本日ここまで、お疲れさまでした】

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom