天城「提督、提督っ」提督「ん」 (177)


天城「おはようございます、提督っ」

提督「はいおはよう」

天城「本日は天気晴朗、良い出撃日和ですね!」

提督「波高しとまではいかないけどな」

天城「今日も一日、がんばって参りましょう!」ニコッ

提督「ん、まあ……ほどほどにな」


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天城「提督っ」

提督「ん」

天城「簡単で申し訳ないですが、朝餉をお持ちしました。今日は天城の手作りです!」

提督「ふーん……」パク

天城「……お口に合いましたでしょうか?」

提督「まあ、まあまあじゃね?」モグ

天城「まあまあ……ですか……」シュン

提督「いや待ったこの味噌汁はいけるな、うん。出汁がいいんだな、うんうん」ゴッキュゴッキュ

天城「」パァァァァ


天城「提督っ」

提督「ん」

天城「そろそろ艦隊出撃ですね。主力の艦隊編成はいかがなさいますか?」

提督「あー……どーっすかなー……」

天城「天城はいつでも出撃できます!」グッ

提督「いや、今日行く海域空母いらねーし……」

天城「……」

提督「……」

天城「差し出がましい口を利きました、ごめんなさい」シュン

提督(いや、これに関しちゃ俺悪くねーし……ねーよな?)モンモン


天城「提督っ」

提督「ん」

天城「……」

提督「……」

天城「あ、あの! なにかお仕事、ありますかっ?」

提督「……」

天城「……」ハラハラ

提督「じゃあ、そうだな」

天城「!」

提督「お茶とお菓子、ください」

天城「はい! 天城にお任せください♪」

提督「……くっ」


天城「……」モキュモキュ

提督「……」ムシャムシャ

天城「提督」

提督「ん」

天城「間宮さんのところのお菓子、美味しいですね」

提督「……うん。美味いよな」

天城「……」モキュモキュ

提督「……」ムシャムシャ

天城「♪」

提督「……」チラッ


提督「なあ」

天城「えっ!?」

提督「なぜそこで驚く」

天城「い、いえ、なんでも……どうかなさいましたか、提督?」

提督「間宮ってさ」

天城「はい」

提督「鎮守府に常駐とかって、無理なのかな」

天城「……」

提督「……」

天城「ごめんなさい……無理だと思います……」シュン

提督「いやお前が謝らんでも」


天城「あっでも、提督!」

提督「ん?」

天城「甘味をお召し上がりになりたいのなら、天城にお任せください!」

提督「はぁ?」

天城「私、間宮さんや伊良湖さんに頼んで、甘味の作り方を習得いたします。これならいつでも、提督にできたての甘味を召し上がっていただけますよね?」ニコッ

提督「……」

天城「?」ニコニコ

提督「えっと……がんばれ」

天城「はい! 天城がんばります!」ニコー

提督「……ああもう」


天城「提督?」

提督「ん?」

天城「提督って、変人なんですか?」

提督「藪から棒にその質問をぶつけてくる奴に言われるのは心外だ」

天城「みんな言ってますよ。提督は悪い人じゃないけど、変な人だって」

提督「……そういう時はだな、『変だけど悪い人じゃない』って順番にすると先方への悪印象を緩和できるぞ。覚えとけ」

天城「はいっ。肝に銘じます!」

提督「……」


天城「それで、提督」

提督「ん」

天城「変人なんですか?」

提督「……他人の意見に軽々しく脳の中身を左右されているようじゃあ、まだまだだな天城」

天城「天城、まだまだですか……」

提督「そうだ。自分の目で見て、自分の心が感じた、ありのままを大事にしろ」キリッ

天城「は、はい!」

提督「さぁどうだ? お前の瞳が映した『ありのまま』の中で、俺は本当に変人か?」

天城「はい!」ニコー

提督「あ、はい」


提督「で、でもな、天城。変人ってのはな?」

天城「はい提督っ」

提督「こと帝国海軍においては、一流の軍人とニアリーイコールなんだぞ」

天城「そうなんですか?」

提督「偉大な先任、秋山真之も黒島亀人もそうだった。優秀な脳味噌の持ち主ってのはみーんなどっかしら変だったんだ」

天城「そうなんですか……」

提督「そうなんです。つまり俺も一流だ。すごいだろ」

天城「はい、すごいです。天城尊敬いたします!」キラキラ

提督「……なんかごめんなさい」

天城「えっ」


カーカー


天城「提督、こちらの書類の振り分けが終わりました」イソイソ

提督「……」

天城「次はなにをいたしましょうか?」グッ

提督「もういい」

天城「え? でも提督、机にまだお仕事がいっぱい……」

提督「これは俺の。お前朝から、演習だの訓練だのの隙間を縫って秘書もやってたろ」

天城「……」

提督「これ以上がんばられると、逆に俺の給料に響くから。あと休んでな」

天城「……」クスッ

提督「いや、別に笑うとこじゃないよ?」


天城「ご、ごめんなさい、提督……うふふっ」クスクス

提督「あのな。言っとくけどこれ、優しさとかデレとか愛しさ切なさ心強さとかじゃないから。ほぼデスクワーク専門なのにその分野でさえ仕事量で負けてたら俺の立つ瀬がない、っていう小市民的な発想の産物だからこれ」

天城「はいっ。小市民の発想なんですね!」

提督「面と向かって反唱されるとそれはそれでムカつくな……」

天城「ごっ、ごめんなさい!」ペコペコ

提督「すいませんこっちこそ蛇足でしただからマジに頭下げないでください良心が痛むんで」ペコペコ


提督「だいたいお前さぁ」

天城「はい、提督」

提督「いつもいつも、そんな全力投球というか、お日さまポカポカ完全燃焼みたいなので、疲れないのか?」

天城「疲れる、ですか?」

提督「確かに上司の前ではあるけどさ、肝心の上司がこんなんだし。もっと肩の力抜くっつーか……楽にしてくれていいんだぞ?」

天城「……」

提督(元気すぎて、がんばりすぎてて、まぶしすぎて……逆に、心配になんだよ)ボソッ


天城「提督」

提督「ん」

天城「私、無理をしているように見えますか?」

提督「目つきは悪くても、視力は悪くないんでな」

天城「それじゃあ……視力検査をいたしましょうか」ニッコリ

提督「え」

天城「天城はこれが、自然体ですよ? 提督の御前だからといって、不必要に力を入れたりなんてしてませんっ」

提督「……」

天城「これが天城の、『ありのまま』なんです」ニコ


提督「いや、でもなぁ」

天城「無理なんて、絶対にしてません。だって」

提督「んなこと言ったってさ……」

天城「提督。あなたのお側にいられる時が、一番楽で、一番楽しいんですからっ」

提督「……!」

天城「陸(おか)に上がった時よりも。空を見上げた時よりも。海を駆けてる時よりも」

天城「この執務室で、あなたと他愛もないお喋りをしている、その瞬間こそが」

天城「天城にとっては、『なによりも』――なんですよ?」


カーカー


天城「……」

提督「……」

天城「提督?」

提督「どーした」

天城「お顔がなんだか、とっても赤くなってらっしゃいますけれど……?」ハテナ

提督「夕焼けの色だろ。カラスが鳴いてるからな」


天城「わあ、本当……! とても綺麗ですね、提督♪」

提督「……」ボソ

天城「なにか仰いましたか?」キョトン

提督「いやほんと、絵に描いたような見事な夕焼けだ。こりゃあ明日もいい具合に晴れるだろうなー」

天城「うふふ、そうですね。そしたら明日は、中庭でお昼をいただきましょう。天城、お弁当作っちゃいますっ」ニコニコ

提督「……お前にゃ一生かなわねえよ」ハァ

天城「え、え? な、なにがですか?」

提督「さぁて、なにがだろうなぁ」

まずはアウトローのボール球で様子見
そしたらいきなりスタンドまで持っていかれた
そんな感じのダウナー提督と天城スレ、はじまりはじまりです

珍しく提督受けですね
多分最初から最後まで受けです
っつーか天城ちゃん攻め込んできすぎィ!

それでは今スレでもよろしくお願いいたします


過去作一覧
このスレとの話のつながりはないんだ!(*^◯^*)


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改装したらドスケベ衣装になる天城さんほんとすき


12連敗したけど元気みたいだね(ニッコリ


好きなキャラだし久々にこのシリーズ読むか
作品が増えるほど読み手が取捨選択できるようになっていいね。全作読んでたら飽きるし好きなキャラでも無いなら尚更

>>23
僕はちょっと着ぶくれしてる天城ちゃんの胸部装甲が好きです(半ギレ)

>>24
(*^◯^*)

>>37
私が短編連作の形式をとってるのは正にこれが理由ですね
みなさん好きな子だけ選んでくださってかまわないんですよ?
どうせ大して展開に違いはげふんげふん


葛城「んっふっふ。葛城ばっかり一番もらっちゃって悪いわねー」フンス

天城「わぁ、すごい戦果……がんばったわね、葛城。姉として鼻が高いです」ニコニコ

葛城「いや、いやいや。なんせ葛城空母だから。く・う・ぼ・だから!」ドヤァ

提督「ん、ご苦労さん」

葛城「……なぁんか一人だけ感動が薄いなぁ」

提督「……」ボー

葛城「……」ジトー

提督「え、俺?」

葛城「そう、あなた」


提督「バカを言っちゃあいけないぞ葛城。俺はお前の活躍に十分感動してる」ボー

葛城「そんな悟りを開き損ねた仏様みたいな目で言われても」

提督「この目つきは生まれつきです」

天城「提督は生まれた時から仏様のような方だったんですね!」

葛城「なりそこないだけどね……」

提督「『感動とは感じて動くと書くんだなあ』」

葛城「急になに!?」

天城「相田みつをさんですねっ」ニコ

葛城「いやなにも動いてなかったから。感情はおろか身体の一部分たりとも動いてなかったから」


提督「だったら行動で示そう。葛城のMVP祝いだ、間宮を呼んでやる」

葛城「ほんとっ!?」

提督「べっ別に俺がスイーツ食べたかっただけなんだからね。アンタの為なんかじゃないんだからね」

葛城「……ああ、前者が本当に本音なのね。要はあなたが間宮呼びたいのね」

提督「勘違いしないでよねっ」

葛城「してないわよ」

提督「はい帰還報告と重要事項の通達終了。戻ってよし」ヒラヒラ

天城「お疲れ様、ゆっくり休んでね」ニコニコ

葛城「……はぁ」


バタン


葛城「はぁぁぁ」ゲンナリ

雲龍「あら、葛城。提督への報告は終わったの?」

葛城「雲龍姉ぇ。うん、今済ませたとこだけど……」

雲龍「だけど?」

葛城「いや、ね。天城姉ぇは、あの人のどこがいいのかなーって」

雲龍「……?」キョトン


葛城「私は新参だから、先輩たちからの評判とかがどうしても先に立っちゃうんだけど」

葛城「おおむね、評判通りの人よね。悪い人じゃないわよ? それはわかるけどさ……」

葛城「目つき悪いし髪の毛ぼさぼさ、無表情で無愛想……とはちょっと違うけど、なんか会話のテンポ変だし」

葛城「ああなるほど、これは変人だなぁ、って」

葛城「天城姉ぇ、よく一緒にやってられるわよね。ねえ?」

雲龍「そうなのね……そうなのかしら……そうかもね……」ボー

葛城(どっちかっていうと雲龍姉ぇの方が相性いい気がする……)タラリ


雲龍「そうね、うん……私も、言葉で説明するのは難しいわ」

葛城「でしょお?」

雲龍「だったら言葉以外のもので説明しましょう」

葛城「へっ」

雲龍「百聞は一見に如かず、よ。葛城」ギギィィィ

葛城「ちょ、ちょちょちょ、雲龍姉ぇ!?」

雲龍「しー。中に聞こえてしまうわ」メッ

葛城「い、いいのかしら……?」ドキドキ


天城「提督」

提督「ん」

天城「葛城、なんだか困ってましたね」クスクス

提督「そりゃ俺のせいか?」

天城「うーん、どうでしょう」

提督「俺は真面目にやってるつもりなんだけどなぁ」

天城「真面目だからこそ、面白いんですよ、きっと。ふふっ」

提督「お前のその言い草の方が、葛城の視線の四倍ぐらい俺を傷付けたぞ……」ブツブツ


天城「提督っ」

提督「あん?」ジロ

天城「ありがとうございます」ペコ

提督「……あん?」

天城「ありがとうございます、間宮さんを呼んでくださって。これでまた、『練習』を見ていただけます!」ニコー

提督「……」

天城「……」

提督「ああ。甘味作りを習うって、あれか」ポン

天城「はいっ」


提督「いやおかしいでしょ」

天城「?」

提督「スイーツ作りの練習ってそれ、最終的には俺の利益に還元されるからね? 俺がお前に礼こそすれど、逆はまったくない必要ないからね?」

天城「……あら?」

提督「だいたい、ただでさえ日頃から全力投球のお前が……あ」

天城「……」ボー

提督「天城。もしかしてお前、今眠い? 頭回ってない?」

天城「ふ、ぁ、わ……? そ、そんなことありませんよ、提督?」


提督「今あくびしたよな」

天城「してませんっ。天城してません、提督!」

提督「昨日の夜なにしてた?」

天城「……」

提督「天城ぃ。早急に、正直に、本当のことを吐けよ。さもないと」

天城「さ、さもないと……?」

提督「怒るぞ。がおー」


シーン


天城「ごごご、ごめんなさい! お菓子作りの本を読んでいて、つい夜更かししてしまいました!」ウルッ

提督「吐くんかい」


提督「あのな天城。俺は別に、仕事中眠くなっちまうのが悪徳だなんて、そんなこと言う気はないんだよ」

天城「軍人的にはやや悪徳だと思いますけれど……」

提督「俺なんざ生まれてこの方、『今日は目が冴えてますね』なんて言われたことないからな」

天城「それは目つきの問題だと思いますけれど……」

提督「眠いなら眠い。まずはそれを認めよう。俺は別に怒んないから」

天城「は、はい……天城、ちょっとだけ眠いです……」ゴシゴシ


提督「なあ天城。眠気を払う一番の方法、知ってるか?」

天城「目の間のツボを押すとか、身体を軽く動かすとか……?」

提督「あーダメダメ、そんなんじゃダメだ」

天城「じゃあどうすればいいんです?」ハテナ

提督「こうするんだよ」


ダキッ


天城「きゃっ」ギュ


提督「はーい動かない暴れない対空砲撃しなーい」スタスタ

天城「う、浮き砲台はもう卒業しましたー!///」

提督「ソファーにごとうちゃーく」


ポッフン


天城「……」

提督「寝てろ」

天城「……」

提督「いいから」

天城「……はい」


提督「……」

天城「提督」

提督「ん」

天城「手、握っていてくださいますか?」

提督「駆逐艦のガキみたいなこと言ってんなよな」

天城「駆逐艦の子が頼んだら、やってさしあげるんですか?」

提督「……」


ギュッ


提督「やんねーよ。ロリコン通報憲兵登場軍法会議で人生終了ルート一直線だよ」

天城「わぁ。厳しいんですね、人生って」

提督「あーそうだとも。とかくこの世は住みにくいんだ」

天城「はい。天城、また一つ賢くなりました……」ウト

提督「そりゃ結構」

天城「はい……」ウトウト

提督「……」

天城「……」


提督「手製の甘味、楽しみにしてるな」

天城「はい……天城にご期待くださいね、提督……♪」ギュッ

提督「ん」ギュッ


ジーーーー


雲龍「……」

葛城「……」


雲龍「と、いうことよ」

葛城「……」

雲龍「天城が提督の何をお慕いしているのか、理解できたかしら……?」

葛城「……」

雲龍「……」

葛城「ぶっちゃけ、よくわかんなかった」

雲龍「そう。私もよ」

葛城「ダメじゃん!」ガーン


葛城「よくわかんなかった。うん、確かに、理由はわかんなかったけど」

雲龍「ええ」

葛城「天城姉ぇが心の底からあの人を好きで、あの人も心の底から天城姉ぇを好きだってことは、はっきり理解できたわ」

雲龍「ええ」

葛城「あれこれ口出しする必要、ないってことよね?」ニカッ

雲量「ええ、そうね」ニコ


葛城「ところで雲龍姉ぇ」

雲龍「なあに?」

葛城「私、ちょっとチャレンジしてみたい飲み物があるの」

雲龍「そう。葛城は、まだ飲んだことがないのね」

葛城「苦いの嫌いなのよぉ。でも、今ならいける気がするわっ」

雲龍「そう」

葛城「……」

雲龍「……」

葛城「ここのブラックコーヒー、おいしい?」ドバー

雲龍「暁でも飲めるって評判よ」ドバー

なんか最近ペース落ちてますね……
次回も気長にお待ちくだされば幸いです
ご一読ありがとうございました

乙です
途中、雲量になってましたよ

>>92
どうもありがとうございます
というわけで誤字訂正

>>74 3行目
逆はまったくない必要ない→逆はまったく必要ない

>>83 6行目
雲量→雲龍


天城「提督っ」

提督「ん」

天城「本日のおやつ、お持ちしました」

提督「サンキュ」

天城「白玉団子のおぜんざい、天城が腕を振るわせていただきました。どうぞ召し上がれ♪」

提督「団子か」ジュルリ

天城「白玉は冷凍での保存も効きますからね。毎日でもお出しできます!」グッ

提督「いや毎日はちょっと」


提督「いただきます」パク

天城「い、いかがでしょうか?」オソルオソル

提督「んまい」

天城「」パァァァ

提督「白玉単体でも自然でほのかな、噛むとあふれてくるみたいな甘みがある。こっちのつぶあんも……」パク

提督「あー、うんめ。上等だ。いいもん仕入れたな」モグモグ

天城「はい。伊良湖さんから上質な小豆を分けていただきましたっ」

提督「なんで小豆から作ってんだこいつは……どんだけ手間暇かかってんだ」

天城「提督のお口に入るものですから、当然です!」

提督「……こりゃあ拝んでから食わなきゃな」ナムナム


提督「あーうめー」パク

天城「♪」

提督「んめーんめー」モグモグ

天城「うふふ」ニコニコ

提督「……天城?」

天城「はいっ」

提督「人が食ってるとこ見てるだけで、そんな楽しいか?」

天城「はい!」ニコー

提督「……あ、そ」パク


提督「で。お前の分は?」

天城「え?」

提督「え、じゃなくて。お前の分はどーしたの」

天城「いえ、あの……ありません、けれど」

提督「……」

天城「……」

提督「次からは二人分用意するように。これ上官命令な」

天城「! ありがとうございます、提督!」ニコッ

提督「だから俺の台詞だってーの」ングング


カーカー


提督「カラスが鳴いたから帰りたい」

天城「あれ? もうこんな時間ですね」

提督(この時天城意外にスルー)

天城「本日の天城のお仕事はこれで終わり……で、よろしいんですか?」

提督「いいですとも。あのぜんざいで半日分の仕事したよ、お前」

天城「えへ、えへへへ。ありがとうございます♪」

提督「……」


天城「はぁ……今日も、なんて見事な夕映えなんでしょう。ね、提督」

提督「ん」

天城「夕焼け、綺麗ですね」ニコ

提督「……」

天城「……?」

提督「……」

天城「提督? いかがなさいましたか?」

提督「……」





「お前の方が綺麗だよ」





天城「え?」

提督「……」

天城「て、提督?」

提督「……」

天城「やだ、なに言って……え、え?」

提督「……」

天城「あ、あの! あのあの、あの……も、もう一回……!///」

提督「あのさ」

天城「! は、はい!」


提督「ちょっと吊ってくるわ」

天城「……」

提督「……」

天城「釣り竿なら確か物置に……」

提督「誰がお魚さん釣ってくるって言ったよ。ねーよ。むしろ俺が魚になって吊るし上げられたい気分だよ」

天城「?? じゃあ、なにを?」

提督「首だよ言わせんな恥ずかしい」

天城「!? そそそ、そんなことをしたら死んじゃいます!」ウルッ

提督「だから! 恥ずいんだよ!! 死にたくなるほどクッソ恥ずか死いんだよおおおおおおお!!!!!」


ダヨオオオオオオオオオオオオオオ…ダヨオオオオオオオオオオ…ダヨオオオオオ…ネノヒダヨオオオ……


天城「」ポカーン

提督「……お前のせいだからな」

天城「えっ」

提督「お前が、あんなあったかいもん食わせるから。俺、おかしくなっちまった」

天城「……冷たくしてお出ししたつもりだったんですけれど」

提督「そういうこっちゃないの」


提督「おかげで普段なら絶対口走らないようなこと……はぁぁぁ」

天城「あっ。そ、そうです提督! さっきのもう一回!」

提督「言わねー。二度と言わねーからな」

天城「あ、はい……」

提督「」プイッ

天城「そう、です、か」シュン

提督「……夕焼けよりもお前の方がずっと綺麗だよ」ボソ

天城「」パァァァ

提督「どんだけ単純なんだね君は。いや俺もか。はぁぁぁ」


天城「あ、あ、天城っ、自惚れてもいいんですよね……?///」ニヘラ

提督「さあ? 勝手に解釈してくれ」

天城「私なんかで、よ、よろしいんですよねっ?」

提督「お前こそ、こんな屁理屈ばっかりこね回してる男のどこがいいんだか」

天城「屁理屈、ですか?」キョトン

提督「……はぁ。俺、自分って人間がそんなに嫌いじゃないはずなんだけどな」

提督「お前のその、呆れるほどの素直さに触れると……ついつい引っ張られちまうよ」ニコ

天城「!」


提督「? どないしてん」

天城「提督……今、笑って……」

提督「人をなんだと思ってんだ。ダイオウグソクムシじゃあるまいし笑うぐらいするわ」

天城「ダイオウグソクムシって笑わないんですか……じゃなくて!」

提督「?」

天城「そ、そうじゃなくて。今の提督の、え、笑顔が」

提督「??」


天城「と、とっても素敵で、吸い込まれるような。そんな、そんな笑顔、でした……///」エヘヘ

提督「……」

天城「///」

提督「だからさぁ。お前さぁ。人のセリフさぁ」ハァ

天城「え?」

提督「なんでもない。聞き流せ」プイ

天城「はあ。でも本当に、心の柔らかい部分にこしょっとくるような、素敵な微笑みで……」ニコニコ

提督「話題も流せ。流れ変えたいの、俺はっ///」

天城「ご、ごめんなさい」ペコリ


提督「ああもう、お前ってやつは」

天城「……提督」

提督「ん?」

天城「『感動とは感じて動くと書くんだなあ』」

提督「相田みつを」

天城「提督は今、なにを感じていますか?」

提督「あー……」

天城「はい」

提督「達成感というか、解放感というか。やっちまった感を、それはもうひしひしと」ガシガシ


天城「でも、その感情。天城にはあまり、伝わってこないんです」

提督「行動に表せと?」

天城「はいっ」

提督「どんな行動に表れるか、知れたもんじゃないぞ」

天城「どんな行動でも、感動でも。天城が受け止めちゃいますっ」ニコ

提督「……」

天城「……心の底から、今思ってるんです。求めてるんです」

天城「提督がありのまま感じているすべてを、私も感じたい、知りたいって」

天城「だ、だからっ……///」モジモジ

提督「……」スッ

天城「あ」




「あ……」




提督「……俺の感動、どんなもんだったよ」

天城「……あ」

提督「ん」

天城「ふぁ、あ、甘い、です。チョコ、みたいな味がします///」ポー

提督「ぜんざいじゃないんかい」

天城「提、督?」

提督「ん?」

天城「もう一口、天城にお恵みいただけ、ますか……?///」

提督「……お前、結構欲張りだよな」

天城「あっ、うぅ///」カァ


天城「わっ私もその、甘いものが大好きで! なにせ名前に『あま』が入ってますから!」アセアセ

提督「へーそうなんだー」

天城「ですからあのっ、も、もう一口///」

提督「……エネルギー使うんだよ、すごく」

天城「……えねるぎー?」

提督「特に俺みたいなぐうたらはな。補給がないと再行動に移れない」

天城「え、えと、えっと?」


提督「甘味一食につき、一回。それ以上は、うん。勘弁してくれ」

天城「……」

提督「……身がもたねぇんだよ///」カァァァァ

天城「……」

提督「///」

天城「提督っ」

提督「ん?」

天城「おぜんざいもう二つ、今すぐお持ちしますね!」ニコー

提督「違う、そうじゃない」


艦!

このあとめちゃくちゃ間食()した

いつもどおりもうちょっとだけ続きます
しかしこいつらケッコンまでたどりつけるのかな……
ご一読ありがとうございました

(スベったネタを解説させるのは)やめろミザエル


〈MIZU〉


提督「助けて多聞丸」

飛龍「私多聞丸じゃないんだけど」

提督「じゃあ助けてたもえもん」

飛龍「帰っていい?」ピキ

提督「いやすいませんほんと助けてくださいお願いです飛龍さん」

飛龍「やれやれ……で?」


提督「天城のことでちょっと相談が」

飛龍「やっぱ帰るわね」

提督「待って見捨てないでなんで帰ろうとするの」ガシッ

飛龍「だってこれ絶対ノロケ聞かされるパターンだし……コーラを飲んだらゲップが出るぐらいの確定演出だし……」

提督「事は俺の命に関わるんだよッ!!!」

飛龍「なっ!?」

提督「雲龍はマイペースすぎてこういうことには向いてないし。天城が尊敬する二航戦のお前なら、って思ったんだよ」

飛龍「……とりあえず、話を聞かせてちょうだい?」


提督「毒を、な。天城に盛られてるんだ。それも毎日」

飛龍「……はぁ!? 言っていい冗談と悪い冗談があるわよ! 天城がそんなことするわけないでしょ!?」バンッ

提督「DHMOって知ってるか?」

飛龍「え、いや、ないけど。化学物質かなにか?」

提督「DHMOってのは別名、一酸化二水素っていってな。酸性雨の主成分なんだ。温室効果を引き起こしたり数多くの物質の腐食を進行させる作用を持つ、非常に危険な物質だ。当然、人間が大量に摂取すれば死に至る。末期がん患者の悪性腫瘍から検出されたこともあるほどだ」

飛龍「」ゾクッ

提督「こいつのなにが恐ろしいって、俺たちの生活圏内に大量に存在していることなんだよ。極めて強い中毒性を持ち合わせているのも厄介でな、一度口にしたら最後、おおよそ3日以内に再摂取しないと喉を掻き毟って狂気のうちに命を落とすこととなる」


飛龍「あ、あ、天城はっ、そのDHMOを、提督に?」

提督「いや違う、DHMOそのものじゃあない。ないんだが……」

提督「天城が俺に盛っている毒物は、DHMOと共通の性質をいくらか有しているんだ」

提督「俺たちのごくごく身近に存在している。そして、大量に摂取するといずれは死ぬ」

提督「DHMOよりははるかに弱いが、常習性の類もあるな……」

提督「なにより危険なのは味だ。甘ったるい、やみつきになるような味がする」

提督「そのせいで世の中の多くの人間は、それが毒だということに気が付いていない。あるいは、気が付いているのにやめられない」

提督「つまり、天城も気付いてないんだろう。知らず知らずのうちに、俺に毒を盛っていることを」

飛龍「そんな……」ガクッ


飛龍「で、でも提督は、それが毒だってこと知ってるんでしょ? 危険だってわかってるんでしょ? だったら天城に言って」

提督「……無理なんだよ」

飛龍「え?」

提督「俺だって、一度は断ろうとしたんだ。ダメだって。こんなに食えないって。でも」

提督「あいつの、天城の悲しそうな顔を見たら、口とスプーンが勝手に動いちまうんだ。どうしようもないんだよっ」

提督「天城の笑顔を曇らせるなんて、俺にはできない。絶対に。例えこの身が滅びようと」

飛龍「提督……」


提督「自分の意気地のなさを、お前におっ被せてんのはわかってる」

提督「自分が嫌だからって、嫌な役をお前に押しつけてるってわかってる」

提督「それでも。それでも、恥を忍んで頼」

飛龍「……みなまで言わないで」ニコ

提督「!」

飛龍「私から天城に言い聞かせてみます。なるべくあの子を傷付けないように、ね?」

提督「ひ、飛龍っ。悪い、助かるっ、本当に……」グスッ

飛龍「もう、男がこんなことで泣かないの。多聞丸に怒られますよ?」メッ

提督「マジで九死に一生ってやつだ……! これで、これでようやく――」


提督「一週間三六五日あんこ菓子のヘビーローテーションから解放される……ッ!!」

飛龍「……ん?」

提督「甘味一食につきキス一回なんて言わなきゃよかった! いやまあおねだりの方に応えるのはやぶさかじゃないんだけどね? そっちは別に健康に害ないし」

飛龍「……」

提督「糖尿病はヤバい。いや冗談とかじゃなくリアルでヤバいんだって血糖値。こないだの健康診断で危険値スレスレ出たんだよ『このまま改善が望めないようだと入院してもらいます』ってさぁ、なんだそれ? 本営になんて言やいいの? スイーツ()食いすぎて艦隊指揮とれませーんって?」

飛龍「……」スタスタ

提督「俺が強く言えば天城もやめてくれるんだろうけどさぁ。なんかこう、ほ……惚れた弱みって、あるじゃん……ってあれ? 飛龍? 飛龍さーん? たもえもーん!?」


艦!


〈双方向通信〉


天城「それでね? 提督と二人、飛龍さんに呼び出されて。多聞丸(妖精)さんにお説教を受けたんです」シュン

葛城「あ、あはは。よかったわね天城姉ぇ、スイーツで上官を謀殺することにならなくて」タラリ

天城「提督はなにか別のことでもお説教されてたみたいですけど……はぁぁぁ」

天城「こんなのじゃ秘書艦失格です。提督に会わせる顔がありません」ションボリ

葛城「ま、未遂だったしいいんじゃない? 間食もしばらく慎むんでしょ?」

天城「ええっ。血糖値が正常に戻ったら、(常識の範囲内で)また召し上がっていただくの!」ニコ

葛城「なら心配いらないわよ」

天城「あ、『おねだり』の方は甘味なしでもしていただけることになったからね? うふふっ♪」

葛城「んな心配してねーよ」


天城「今回は私、提督のお優しさに甘えてしまいました。もっともっと、本当の意味で提督を慮れるようにならなきゃ」グッ

葛城「ふーん……それはそれとしても、さ」

天城「?」

葛城「天城姉ぇってほんと、口を開けば提督提督よね。いや、それが悪いっていうんじゃないけど」

天城「そう、かしら?」キョトン

葛城「自覚ないんかい」

天城「うぅん。だとしても、最近は減ってきていると思うんだけど」

葛城「へ? またなんで?」


天城「それはね……」

提督「天城ー天城ー」

葛城「あ」

天城「! て、提督っ」

提督「ああ天城、こんなとこいたのか」

天城「あ、天城になにか、ご用でしょうか? お昼休みはまだ終わってませんけれど……」

提督「あー……」

天城「……」

葛城「……」


提督「いや、なんとなく。天城の姿が見えないから、呼んでただけっつーか」ポリポリ

天城「え……///」ポッ

提督「……」

葛城「……」

提督「ごめん帰るわ」クルッスタスタ

天城「あ、ま、待ってください提督ー! ごめんなさい葛城、また今度ね!」ダッ

葛城「……」ポツン

雲龍「サーブレシーブって大切よね」ヌッ

葛城「雲龍姉ぇが言うと説得力あるわよね」


艦!


〈(半ギレ)〉


天城「提督、提督っ」

提督「ん」

天城「お、お側に行っても、よろしいですか?///」モジモジ

提督「よろしくない」

天城「ありがとうございます! それでは……えっ」

提督「……」

天城「えっ」


提督「……目の毒なんだよ」

天城「な、なにがでしょうか?」アセアセ

提督「『天城改』のえっちぃ衣装が」

天城「はぁ、えっちぃいしょ……ええっ!?///」

提督「……」

天城「あ、天城、えっちぃんです、か……?///」モジモジ

提督(あれれーおかしいなー諭してるはずなのになぜイケないことをしてる気分になるんだろー)


提督「その、な。男の子にはいろいろあるんだよ、いろいろ」

天城「はあ、いろいろ」

提督「そういうわけだから、お前のその非常に肌色面積の多い戦闘服は、えー。大変目に毒なのである」

天城「そう、ですか。天城の体、目に毒、ですか……」

提督「……」

天城「……」シュン

提督「待った今のナシ恥ずかしくて言い出せなかったんだけど実は俺着物フェチなんだよね」


天城「ふぇち?」キョトン

提督「ああ。世の中には種々様々なフェティズムが存在する。『隠れてることによって際立つ魅力』ってのも、中にはあるんだよ」

天城「ええっと。だとすると、『天城』は……?」

提督「僕は露骨なドスケベコスより隠すとこ隠しまくってる方が妄想性高くて好きです(半ギレ)」

天城「な、なるほどっ」

提督「うんうん、わかってくれたかね」

天城「それじゃあ着替えてきますね!」ニコッ

提督「えっ」


天城「提督っ。これでよろしいでしょうか?」クルッヒラッ

提督「……ん」

天城「これなら、お隣、失礼しても?」

提督「ん」

天城「えへへ。和服、取っておいてよかったです。提督に喜んでいただけました」ギュ

提督「……」

天城「だからこうやって、お隣に侍ることもできます。ソファっていいものですね、提督」ニコー

提督「ん」


天城「提督、提督。天城は幸せ者です。こうして提督のお側にいられて」ニヘラー

提督「……」

天城「提督……」ギュギュー

提督「ん」

天城「あの……甘味の『おねだり』、してもいいですか……?///」ミュッチィ…

提督「……」


プッツン


天城「?」


提督「はは、ははははっ。我ながら墓穴を掘ったよなぁ」クックッ

天城「え?」

提督「『こっちのが燃えます』って、認めたようなもんだったのにな。いやもしかしたら、心のどこかでこれを望んでたのかも」

天城「て、提督?」

提督「こういう時、ソファって本当にいいもんだよ。なあ天城、知ってるか」ガシッ

天城「あ、え、なにを……?」タラリ

提督「服ってのはなぁ。かっちり着込めば着込むほど」





「脱がせる喜びってのがあるんだよ」




艦!

         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..完__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} <残念だったなぁ、トリックだよ

    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´    /:.:.|   
   人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉   ノi:.:./   
    `¨¨´|   |___,.{   、_,.ノ     
        |   |   \
        |   |___ __/
       /   | |_|
     ⊂ノ⊂ノ 」.|


なかなかに最低な終わり方でしたが、これにて天城スレ完結です
天城を改にする際のあの葛藤、みなさんに思い出していただけたなら幸いですね

次は久々に戦艦行ってみようと思います
山城以来ですかね
ターゲットは提督LOVE勢の原点にして頂点、バーニングラブ金剛を予定しております
……土壇場で比叡に浮気する可能性もありますが

今回もご愛読いただきありがとうございました
またお会いしましょう


昔テレビで和服のデザイナーが「脱がしたくなるようなのが良い和服だ」
って言ってたの思い出した

乙。
戦艦ということは陸奥がやっと来…あれ?

こないなら自分で書けばいいのさ
俺はまちきれないから自分で赤城さんの書き出した

>>161
至言ですね
いや、真面目な話

>>167
(無言の土下座)

>>169
みんなもSS、書こう!




はてさて果たして浮気したのかしなかったのか……?

金剛「バーニング! ラ」提督「ラァァァァァブ!!!」
金剛「バーニング! ラ」提督「ラァァァァァブ!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436082342/)

提督「比叡ーテレビ見ようぜー」比叡「はいっ!」
提督「比叡ーテレビ見ようぜー」比叡「はいっ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436099760/)

はい、こうなりました
いろいろと事情がありまして、この二人はセットで書いた方がいいなぁと判断しました
珍しく互いに話がリンクしてたりします

それではまた、新スレでもよろしくお願いいたしますね

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 14:24:16   ID: 18USax51

ま っ て た

2 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 23:57:27   ID: -jj7zExu

よっしゃ

3 :  SS好きの774さん   2015年06月24日 (水) 03:12:15   ID: SpeHWrPT

キタコレ!

4 :  SS好きの774さん   2015年06月27日 (土) 03:29:28   ID: WE-7lkeu

遅かったじゃないか…(歓喜)天城は新米だから持ってないんだよねえ

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