青葉「なになに、なにが聞きたいんですか?」提督「青葉のこと」 (409)


過去作リスト
話のつながりはありませぇん!ので興味ない方はスルーしてください


大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」
大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1404/14040/1404049548.html)

提督「あえて龍田をいじりたい」天龍「えっ」
提督「あえて龍田をいじりたい」天龍「えっ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1405/14050/1405090223.html)

川内「昼戦で敵を殲滅しそこねたよー!」提督「と、いうことは」
川内「昼戦で敵を殲滅しそこねたよー!」提督「と、いうことは」 - SSまとめ速報
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不知火「不知火の司令は顔が怖い」提督「」ガーン
不知火「不知火の司令は顔が怖い」提督「」ガーン - SSまとめ速報
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提督「球磨ー」球磨「クマー?」
提督「球磨ー」球磨「クマー?」 - SSまとめ速報
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赤城「なまえのないかいぶつ」(地の文注意)
赤城「なまえのないかいぶつ」 - SSまとめ速報
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伊58「無理無理もう無理休むでち!」提督「だいじょぶだいじょぶ」
伊58「無理無理もう無理休むでち!」提督「だいじょぶだいじょぶ」 - SSまとめ速報
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山城「扶桑姉様が改二になるわ!!!」提督「やったー!!!」
山城「扶桑姉様が改二になるわ!!!」提督「やったー!!!」 - SSまとめ速報
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提督「母さん、お茶」雷「はーい♪」
提督「母さん、お茶」雷「はーい♪」 - SSまとめ速報
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提督「……」加賀「……」
提督「……」加賀「……」 - SSまとめ速報
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提督「おい摩耶様」摩耶「ああん?」
提督「おい摩耶様」摩耶「ああん?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420461405/)


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青葉「……」ボロッ

提督「青葉!」

青葉「あ、司令官! 青葉ただいま帰投しました!」ビシッ

提督「ああ、うん、よく戻った。挨拶なんていいから、早くドックに入りなさい」

青葉「んへへ。ちょぉっと深入りしすぎちゃったかなー」

提督「……俺としては、あまり無理はしてほしくないんだけどな」


青葉「でもでも、司令官! 敵泊地の情報を持ち帰りましたよ!」

提督「それは……ご苦労だった。ありがとう青葉」

青葉「んっふふ~。索敵も砲撃も雷撃も、青葉にお任せっ♪」

提督「しかし、だ。そのために君ばかりが傷付くのを見るのは、正直気持ちのいいものじゃあないな」

青葉「……」

提督「少しは自重を覚えなさい、青葉。艦隊の子たちも君を心配して……」


青葉「間違ったことを、間違ったまま鵜呑みにして」

提督「?」

青葉「そのせいで誰かを傷付けるのは――もう、たくさんです」

提督「……青葉」

青葉「……それに、ほら! 青葉は怪我するのも治すのも慣れっこですから!」ニコッ

提督「……」

青葉「なにせ青葉は『ソロモンの狼』! ちょっとやそっとじゃ沈みませんよー?」フンス


提督「わかった。わかったよ。とにかく今は、傷を治すことに専念しなさい」

青葉「はーい。青葉取材、じゃなかった、入渠してきまーす♪」


タッタッタッ


提督「……」

提督「……」

提督「……はあ」


チュンチュンチュン


提督「はあ……」


ガチャ


青葉「司令官、おはようございます! 青葉朝のご挨拶に……あれ?」

提督「……」ボー


青葉「なになに、どうかしたの? 元気ありませんよ、司令官?」

提督「んー、ああ……おはよう、青葉」

青葉「恐縮です、おはようございまっす!」ニコー

提督「……」

青葉「あらあら、なんだか重症みたい。なにかお悩みですか、司令官?」

提督「悩み……悩み、かぁ」


青葉「司令官のメンタルケアも秘書艦の職務の内ですっ。青葉でよければ、なんでも聞いてあげちゃいますよ?」ニコ

提督「……」

青葉「あ! 別にこれは出歯亀根性とか、明日の鎮守府新聞の一面は決まりだー、とかそういう野次馬精神から出たものじゃあないよ? ただただ純粋に、青葉が司令官の力になってあげたいからで……」ワタワタ

提督「はあ……」ポー

青葉「……もしかして、恋のお悩み、とかだったりします?」

提督「……」

青葉「……」

提督「かもなぁ」

青葉「なななななななんとぉ!?」ビックリ


提督「まあ、多分だけど、そういうことなんだろうなぁ、これは」ポー

青葉「あわわわわ本当ですかマジですか!? いやでも確かに鎮守府には可愛い子いっぱいいますもんね、そういうことがない方がむしろ不自然ですよねっ!」ワクワク

提督「……」

青葉「で?」

提督「ん?」

青葉「またまたとぼけちゃってぇ! 誰なんですか、司令官の片恋慕のお相手はっ?」ウキウキ


提督「まだ片恋慕と決まったわけじゃあないだろう」

青葉「では両想いだと?」ズイッ

提督「……」

青葉「んっふふ~、青葉の目はごまかせないよっ。そうですかそうですか、司令官は絶賛片思い中、っと」メモメモ

提督「おいおい、やっぱり記事にする気満々じゃあないか」クスクス

青葉「いえいえ。これはあくまで青葉の個人的なメモですからっ」

提督「そっか。ならいいか」

青葉(いいんだ……)


青葉「それで? お相手のお名前は?」

提督「やだよ、言いたくない。恥ずかしいじゃあないか」

青葉「どうしても?」

提督「どうしても」

青葉「青葉がなんでもしてあげる、って言っても?」ニヤ

提督「……ちょっとそれは心が揺らぐな」

青葉「おっおっ?」

提督「でもダメ」ニッコリ

青葉「ずこー」


青葉「まったくもう、口がかたいなぁ」ブーブー

提督「軍人だからな」

青葉「嫌ですねぇ、軍人って生き物は」ブーブー

提督「俺司令部が誇る最高機密さ。おいそれとは漏らせないよ」

青葉「ヒントを! せめてなにかヒントをください!」

提督「うーん。ま、それぐらいならいいかな……」

青葉「やたっ」ピョン


提督「まずその人は、とても元気がいい」

青葉「ふむふむ」メモメモ

青葉(元気がいいと言えば、まずは駆逐艦の子かな?)

提督「次にその人は、とても好奇心旺盛だ」

青葉(元気がよくて好奇心旺盛な駆逐……卯月ちゃんとか? ちょっと違うか)メモメモ

提督「最後のヒント。その人は、一見そうとはわからないけど、実はとっても健気なんだ」

青葉「本当は健気、と……うむむ、難しいですねぇ」メモメモ


提督「まあ、細かいことをいろいろ言ったけどさ」

青葉「?」

提督「結局は、ただただ好きなんだよな。理屈じゃなくて、ただその人が好きなんだ」

青葉「……」

提督「……軍人が部下にかける言葉では決してないけれど」

提督「傷付いて、ほしくないんだ。そのぐらい、大事なんだ」

青葉「そう、なんですか」

提督「ああ」ニコ

青葉「」チクッ

青葉(? なんだろ、今の。なんか胸が……)


提督「やれやれ、ちょっと喋りすぎたかな。記事のネタにはもう十分だろう? そろそろ仕事に」

青葉「……記事には、しませんよ」ボソ

提督「え?」

青葉「司令官!」ガタッ

提督「うおぅ。な、なんだ急に?」

青葉「青葉にっ、協力できること! ありませんか!?」


提督「……」

青葉「司令官の恋路、ぜひ青葉にも応援させてください!」

提督「……」

青葉「お願いします!」

提督「……じゃあ、そうだな」

青葉「!」

提督「アンケート、お願いしようかな」

青葉「アンケー、ト?」キョトン


提督「知りたいことが、さ。いっぱいあるんだ」

青葉「その、好き……な人、の、ことでですか?」

提督「そう。それを青葉に調べて……取材してもらいたい」

青葉「取材ですかっ。取材なら」

提督「青葉にお任せ、だよな」ニコ

青葉「はい!」ニコ

提督「でも、それが誰だか今バレちゃうのは、ちょっと恥ずかしいから」

青葉「なるほどなるほど、話が見えてきましたよぉ?」


提督「いっそ鎮守府の艦娘全員に、アンケートという形で聞いてみてくれ」

青葉「これなら司令官は、誰が本命なのかをバラすことなく情報を手に入れられる、と」

提督「そういうこと」ニコ

青葉「なるほど了解しました、そういうことなら青葉にお任せです! それでは早速質問事項を……」

提督「念押ししておくけど、対象は全員だぞ、全員。青葉もだから」

青葉「へ、青葉もですか? どうして?」キョトン


提督「だって、青葉だけ対象外だったら不自然じゃあないか」

青葉「ふうむ?」

提督「こんなことで本命に気取られてもつまらないだろう?」

青葉「うーん、なるほど。それじゃあ調査の本当の目的に関しては、秘密ということで?」

提督「……君が黙っていられるならな」

青葉「……てへっ♪」ペロ

提督「はいはい可愛い可愛い。ま、衣笠たちぐらいには喋ってもいいさ。そのぐらい許さないとあちこちで触れ回りそうだし……」


提督「……じゃ、アンケートの中身はそういう感じで。任せたよ青葉」

青葉「青葉、任されちゃいました!」フンス

提督「……」

青葉「司令官、期待しててくださいね。青葉が必ず、いい情報を持って帰りますからっ」ニコー

提督「……」

青葉「よーし、がんばるぞー!」オー

提督「………………いなぁ」

青葉「え?」

提督「なんでもない」ニッコリ


青葉「……ということなんです! いや~いったい誰なんでしょうね、司令官の想い人って!」ウキウキ

衣笠「……」

古鷹「……」

加古「……」

青葉「三人とも、どうかしましたか?」

衣笠「なんでもない」ニッコリ

古鷹「なんでもない」ニッコリ

加古「なんでもない」ニッコリ


青葉「? 変なの。まーいっか、それより青葉は明日から取材です!」

青葉「取材取材取材の嵐! くぅー、燃えてきたぁー!」


アオバガンバッチャウゾー!


衣笠「……提督が最後になんて言ったか」ヒソ

古鷹「うん。手に取るようにわかるね」ボソ

加古「奇遇だな、あたしもだよ」ゴニョ


青葉「おっまかせおっまかせ青葉におっまかせ~♪」ルンルン

衣笠「……」

古鷹「……」

加古「……」






三人(((青葉は本当に可愛いなぁ)))ホッコリ

スレタイでオチをばらしていくスタイル
誰でも予想のつく単純極まりない展開だし多少はね?
せめてものお詫びとして予測可能糖尿不可避を目指して努力しますゆえ、平にお許しください
ご一読ありがとうございました

甘さはいつも通りだが、提督の性格はさっぱりしてるな

アオバワレェ

まだそこまで糖分を感じる段階じゃないでしょ
まあ砂糖入った袋が山積みになってるのは見えるけど

砂糖がぁ…!

>>32
一見そんな感じですが、実はこの提督……

>>38
ワレアオバァ!

>>46
(チャージ中)

>>48-49
禁断症状かな?
いったい誰がこんなことを……


チュンチュンチュン


青葉「司令官司令官!」ガチャ

提督「おはよう青葉」

青葉「はい、おはようございます!」ビシッ

提督「機嫌がいいな。なにかいいことでもあったのか?」

青葉「ふふふっ、喜んでください司令官。アンケートの集計が完了しました!」ジャーン

提督「おお」


青葉「詳細な結果はこちらに」つファイル

提督「ありがとう」つ

青葉「ちょっとまどろっこしかったけど、たまにはこういうのも楽しいですねー」

提督「それはよかった」

青葉「その甲斐あってか、敵(ほんめい)はまだこちらに気付いてないみたいですしっ」フンス

提督「……ああ。確かに、気付いてないな」ニッコリ

青葉「?」


提督「早速見せてもらうぞ。まずは第一の質問」

青葉「『休日に遊びに出かけるならどこ?』」

提督「ふうむ……艦娘は全体的にアウトドア派だな」ペラペラ

青葉「特に、海に行きたがる子が多いですねー。普段からあれだけ行ってるのに、ちょっと意外かも」

提督「青葉は海が嫌いか?」

青葉「まさか! 青葉は人がいっぱいいて、活気のあるところが好きですよっ」ニコー

青葉「今は冬ですけど、真夏の海水浴場なんか最高ですね。今の季節ならー……スケートとか行ってみたいかな?」

提督「ふーん」


提督「第二の質問。『料理は和洋中、どれが好き?』」

青葉「最大派閥はやっぱり和食ですけど、事前の予想よりはバラけた感がありますねー」

提督「洋食好きも相当数いるなぁ」ペラペラ

青葉「変わったところではタイ料理が好きな子なんかもいましたっ」

提督「青葉はなにが好き?」

青葉「青葉ですか? 最近のマイブームはカレーです。噂に聞く比叡さんカレー、記者として一度は食べてみたいですねぇ……」

提督「ふーん」


提督「三つ目。『好きなTVドラマ・映画のジャンル』」

青葉「清々しいぐらい堂々とデートコース辿ってますねー。司令官はどんなのが好きですか?」

提督「俺さ、今年の大河はともかくとして、去年の大河は全部見たんだよ」

青葉「青葉も見ましたよ。後半政治闘争ばっかりなのがちょっと残念だったけど、個人的には面白かったです」

提督「有岡から本能寺あたりがやっぱピークだったよなー」

青葉「『御運が開けましたな』よかった!」

提督「なー。あそこほんとすき」


提督「『好きな歌手、好きな歌謡曲は?』」

青葉「ここでカモフラージュを挟んでくるのが心憎いっ」

提督「赤城の『天城越え』は一聴の価値があるな……」ペラ

青葉「青葉メモによると、一航戦はお二人とも歌がお上手らしいです!」

提督「ちなみに青葉は持ち歌とかあるのか?」

青葉「『亜麻色の髪の乙女』には、青葉ちょっと自信がありますよ?」フンス

提督「いいなそれ、今度聞かせておくれよ」

青葉「えへへー、いいですよっ」ニコ


青葉「『愛読書、あるいは好きな本のジャンル』」

提督「マンガが一番多いのは鎮守府としてどうなんだ……青葉は?」 

青葉「海野十三先生の『火星兵団』ですっ」

提督「そう来るか」

青葉「『寒いのと暑いの、どっちが苦手』……これ、どういう意図の質問なんですか?」

提督「深い意味はないよ。青葉は?」

青葉「青葉は寒い方が苦手かな。どっちかといえば、ですけど」

提督「ふーん……」


青葉「ふーぅ。これで最後ですね」

提督「『今一番欲しいもの』、か……どれどれ」ペラペラ

青葉「こればっかりは人それぞれ、としか言いようがないかなぁ」

提督「こういうのは駆逐勢を見るのが楽しいんだ。父親気分になれる」

青葉「あー。暁ちゃんの『お洒落なティーカップ』とか、微笑ましくなっちゃいますね」クス

提督「清霜は案の定『戦艦』だぞ。こりゃどういう意味で捉えればいいんだ?」クックッ

青葉「ふふふ」

提督「みんな日頃から頑張ってくれてるからな。俺の力の及ぶ限り、叶えてやりたいもんだ」

青葉「……」ニコニコ


提督「うん、うん。なるほどなぁ」ペラッ

青葉「……それで、司令官?」

提督「うん?」

青葉「本命さんの欲しがってるものは、わかりましたかぁ?」ニヨニヨ

提督「……」

青葉「っていうか、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかなーって青葉思ったりするんですけど、そこのところどうなんでしょうっ?」ズイッ


提督「……とりあえず、欲しいもの一覧に『指輪』はなかったよな」

青葉「あ……」

提督「おいおい、そんな『マズった』みたいな顔しなくていいぞ。片恋慕なのは自分でわかってるんだからな」クス

提督「むしろ、向こうが欲しいと言う前に渡してみせるのが、男の甲斐性ってものだ」

青葉「そ、そうなんだ。そういうものなんですか……」

提督「そういうものなんだよ」ニコ

青葉「はあ」


提督「ところで青葉。青葉はなにが欲しいんだ?」

青葉「へ?」

提督「女性が喜ぶ贈り物なんて、たくさん知ってるに越したことはないからな。青葉の意見も聞かせておくれ」

青葉「あっ、そういうこと……そうですねー、青葉はねー」ウーン

提督「……」ジー

青葉「カメラ……は、今使ってるのに愛着あるから、もらってもちょっと困るかなぁ」

提督「……」ホッ


青葉「うーん、そうだなぁ……ペン、ですかね?」

提督「ペン。万年筆とか?」

青葉「そうそう、そんな感じ。せっかくの贈り物なら、長く使えるものがいいと思いますよっ♪」

提督「……ふーん。なるほど、参考になったよ」

青葉「ということはっ!」ズイッ

提督「うおぅ」

青葉「いよいよ準備は万端ですね! さ、さ、お相手の方をデートに誘いましょうっ?」ウキウキ

提督「……」


青葉「さあさあさあさあ!」グイグイ

提督「まあ、待った待った、焦らない。それもあるけど、その前に……」

青葉「その前に?」

提督「青葉。君に、今回のことのお礼がしたいんだ。今度の休日、一緒に出かけないか?」

青葉「……へ?」

提督「……駄目、か?」

青葉「……」

提督「……」


青葉「……はっはーん。青葉読めちゃいましたよ、司令官の魂胆が」ニヤリ

提督「」ピク

青葉「……」

提督「……」

青葉「……予行演習ですね?」

提督「……」

青葉「もーおー、人が悪いんですから、司令官ってばぁ。本番の前に一度、青葉で練習しておきたいんでしょう?」ニコニコ

提督「……」


青葉「だいじょぶだいじょぶ、ぜーんぶ青葉に任せてくださいっ」フンス

提督「……」

青葉「索敵も演習も支援砲撃も、青葉にお任せ、でーすよっ♪」

提督「……まあ、うん。そういうことに、しておこうか」ボソ

青葉「え?」

提督「いや。お楽しみは本番に取っておく、ということさ。青葉も楽しみにしていてくれよ?」ニッコリ

青葉「もちろんたっぷり楽しませて、あいえ、見守らせていただきますともっ」

青葉「ですから司令官、本番ではがんばってくださいね!」ニコ

提督「……」ニコニコ


青葉「……というわけで、司令官とアイビキカッコカリをすることになりましたー!」

衣笠「……」

古鷹「……」

加古「……」

衣笠「ごめん青葉、ちょっとこっちだけで話させて」

青葉「? 別にいいけど?」キョトン


ヨーシ、アオバオメカシシチャウゾー!


衣笠「これってさぁ、やっぱり青葉が鈍すぎるのが悪いの?」

古鷹「い、いいとか悪いとかの問題じゃあ……でも、ううん……」

加古「あたしは提督のせいだと思うな。まだるっこしすぎるんだよ、いちいちさー」

古鷹「でもそれは第三者の立場からの物言いだし、提督には提督の考えがあるだろうから……」

衣笠「提督の考え、ねぇ」チラッ

青葉「~♪」ルンルン


衣笠(楽しそうな顔しちゃって、まったくもう)クス

衣笠「オホン。私が思うに、青葉が気付いてればその場で……だったんじゃないかな」

加古「気付かれなくてもその場で……すればいいじゃん。見てる方としたらフラストレーション溜まるわー」

古鷹「むしろ提督、自分からフラストレーションを溜めにいってる節があるんだよね……そう思わない、衣笠?」

衣笠「……」

加古「なにそれ、どういう意味だよ?」

古鷹「なんていったらいいのかな……この『タメ』というか、『間』を楽しんでる感じ、かな?」

加古「???」


衣笠「……話を聞くに、提督は次で決める気よね」

加古「まあ、そうだろうなぁ。そうじゃなかったらあたしゃ怒るよ」

古鷹「つまり……そこで……」ゴニョゴニョ

加古「え゛っ」

衣笠「それだけで済んだらいいんだけど。でも、もしかしたら……」ゴニョゴニョ

加古「ええええええええええええっっっっ!?!?!?///」

青葉「なになに、どうかしたのっ!?」ズイッ


衣笠「……」

古鷹「……」

加古「///」

青葉「……なんで加古さんだけ顔が赤いの?」キョトン

衣笠「青葉」ニッコリ

青葉「はい?」

古鷹「今度のデート、いろいろ大変だろうけど、がんばってね」ニッコリ

青葉「それはもう! 青葉、司令官のためにがんばっちゃいますよー!」ニコニコ

加古「……無事に帰ってこいよ、青葉ァ……」ボソ

次回、遂に提督の想い人が明らかに!
その驚愕の正体とは!?
熱き闘志に、(砂糖)チャージイン!

ご一読ありがとうございました

あ、みんな気にしないだろうから加古はもらって行きますね

万年筆って自身に取って使い易いペン先の太さ柔らかさ、ペン軸の太さ長さ、ペン自体の重さ等色々試さなきゃなんないから贈り物には向いて無いんだ
つまり買い物デートだな

乙乙
亜麻色の~は声帯の妖精さんネタかな?

デジモンかな?木曾さんの太ももで寝てくるわ。

>>79
は?(威圧)

>>89
ニワカ知識でカッコつけるもんじゃありませんね……
ありがとうございます、勉強になりました

>>100
満 艦 飾 マ コ

>>102
メタルウルフモンへのワープ進化くるおしいほどすき


今回アホみたいに長いです、ご注意ください


青葉「うー……つめたっ」スリスリ

青葉「はー、ふー、はふーっ。うぅ~手が~冷たいよ~」スリスリスリスリ

提督「……」

青葉「あ、司令官! 恐縮でふおはようごじゃいます!」ブルブル

提督「……おはよう。参ったな、まさか負けるとは思わなかった」ガックリ

青葉「負け?」

提督「俺だって早く来たつもりだったんだ。待ち合わせ1時間前だぞ?」


青葉「いやーお恥ずかしいです。なんかワクワクしちゃって寝れなくて」

提督「遠足前日の小学生か」

青葉「4時間前に起きて、2時間前には着いちゃいました!」

提督「まあ、こんな時間に来た俺の言えたことでもないけどさ」

青葉「そうそう、お互い、様、でふよぉ」カタカタ

提督「……ずいぶんとまた、寒そうだな」

青葉「手袋、忘れひゃいまして。あはは、青葉うっかり」テヘッ

提督「取りに戻ればよかっただろ? 時間はたっぷりあったんだから」


青葉「だって……」

提督「だってじゃないよ。風邪引くぞ」

青葉「……だって、入れ違いになるの、嫌だったんだもん。ここから離れて、なにかの手違いで会えなくなっちゃったら、嫌ですもん」

提督「……」

青葉「……」

提督「わざとやってんじゃねーだろうなオイあーちくしょう青葉かわいすぎるよ青葉」

青葉「え?」

提督「なんでもない」ニッコリ


提督「じゃ、さっさとあったかいとこ行こうか」

青葉「はいっ!」

提督「ほら、手出して」

青葉「手?」

提督「手袋片っぽ、貸すから」

青葉「え、でもそれじゃあ、司令官が」

提督「で、空いたもう片方は」ギュッ

青葉「……」ギュッ

提督「な?」ニコ


青葉「……」

提督「……」

青葉「ぶっちゃけちょっとキザすぎて、女の子は引くと思いますっ」ニコ

提督「お願いやめて心が痛い。正直やってから後悔しました許してください」

青葉「……」ニコニコ

提督「あー恥ずかし……とりあえず行こう。もうさっさと行っちゃおう」ソソクサ

青葉「……」

青葉(あ、これ、なんだろ……なんだか胸がポカポカする……)ギュッ


提督「よーし、じゃあ手ぇ放すぞー」

青葉「い、いつでもどうぞ……わっ、と、ととと!」フラフラピタッ

提督「なんだ、そこで転ばないのか。青葉はお約束がわかってないなぁ」

青葉「スケートなら常日頃からやってるもんっ。ととっ」フラッ

提督「その割には苦労してるじゃんか」

青葉「うう。水上と氷上じゃ勝手が違うんですよー」ムスー

提督「……じゃあ、その。手袋の問題もあるし」

青葉「?」

提督「しばらく、手をつないだまま滑ろっか?」

青葉「……はいっ!」ニコー


青葉「ん~、おいひ~! スパイスがバチッ、と音を立てて舌を弾きましたっ」ホワワーン

提督「うん、こりゃ美味いわ。世の中海軍カレーだけがすべてじゃないな」モグ

青葉「日本のカレーとはちょっと違いますよね?」パクパク

提督「かといってインドカレーとも違うな。これがイギリスカレーか……?」

青葉「ウチには英国出身がいませんもんねー。ちょっと鎮守府では食べられない味かも?」パックンチョ

提督「また来ようか、ここ。メニュー開拓したい」モグモグ

青葉「青葉賛成でっす!」


提督「いやぁラッキーだったな。『永○の0』のリバイバルしてて」

青葉「月並みだけど、いい映画でしたね~」

提督「職業柄、ここでなにかしら真面目な感想を述べるべきなんだろうけど」

青葉「航空隊のあの二人を見た時、青葉思っちゃいました」

二人『あ、官兵衛と善助だ』

提督「……」

青葉「……」

提督「だよなー、思ったよなー!」ヤンヤ

青葉「なんかこう、意味もなくニヤッ、と来るものありましたよねー!」ヤンヤ


青葉「こ、こういうのはちょっと、青葉には似合いませんよぉ……///」モジモジ

提督「……」

青葉「こういう夜会用というか、パーティドレスの類は、それこそ本命さんに贈るものであって……司令官?」

提督「……綺麗だ」ボー

青葉「ふゃん!?///」

提督「髪、下ろすと、そんな風になるんだな。うん、その……ヤバイぐらい、青葉、綺麗だ」ボー

青葉「お、お世辞はいいですってばぁ!///」ワタワタ

提督「なに言ってんだお世辞なんかじゃ……」ハッ


提督「……とにかく。俺の秘書艦として、そういうのを一着持ってても無駄にはならないから」

青葉「でも値段が、これ結構……」

提督「経費で落とすから大丈夫」ニッコリ

青葉「あ、なんだ。そういうことできるんだ。よかった」ホッ

提督(※できません)

青葉「そういうことなら、青葉ありがたくいただいちゃいますねー♪」クルクルー

提督「……」ニコニコ


青葉「結構いい時間になっちゃいましたね」

提督「カラオケと本屋はまたの機会に、だな。最後に文具店に寄っていこうか」

青葉「万年筆!」ピョン

提督(実は俺一本も持ってないんだよな。勝手が全然わからん)

青葉「いやー、物書きの憧れですよね万年筆っ。持ってるだけでワンランク上の記者になれる気がします!」ウキウキ

提督「それはどうだろなぁ」クス


青葉「うわぁ、結構種類あるんだなぁ。目移りしちゃいますねー」キョロキョロ

提督「こういう時は店員に聞くのが一番。すいませーん」

店員「はい、いかがされましたか?」

提督「彼女に万年筆を贈りたいんですが」

店員「ありがとうございます。彼女さんは万年筆、初めてですか?」

青葉「ぶっ」ゲホゴホ

提督「…………だそういう意味の彼女じゃないんですよ」ニッコリ

店員(今『そういう』の前になにか聞こえたような)


店員「大変失礼いたしました。それで、万年筆をお手入れされた経験などは?」

青葉「んっ、んふ、けほっ。あ、ありません」

店員「お仕事でご使用なさいますか?」

青葉「仕事……じゃあないですけど、個人的な趣味で結構使うと思いますっ」

店員「でしたらなおさら、実際にお手にとって、具合を確かめてみるのがよろしいかと」

青葉「恐縮ですっ、ありがとうございます!」


提督「やっぱり、合う合わないとかあるんですか」

店員「というより、ペン先一つとっても用途によって様々なんですよ」

青葉「手帳に書き込むならこのぐらいがいいのかな……?」ウーン

店員「もちろん万年筆が、贈り物として素晴らしい品物であることは間違いありません」

店員「ですがお買い上げの際には、やはり実際に手に取っていただくのが一番ですね」

提督「……」ホッ

青葉(『なんかカッコイイから』なんて理由で欲しがったニワカで恐縮です……)タラリ


店員「お買い上げありがとうございました」ペコ

提督「こちらこそ、勉強になりました」

店員「……基本的に万年筆というのは、使いこんでいるうちに、お客様一人一人の手に馴染んでいくものなんです」

青葉「……」

店員「世界にただ一つ、あなただけの素敵な万年筆に、育ててあげてください」ニコ

青葉「……はい」ニコ

店員「またのお越しを、お待ちしております」


カーカー


提督「うんうん。いい夕焼け、いい景観だ。まさに最高のロケーションだな」

青葉「デートの〆としては最高ですねっ。あっ、あそこに鎮守府が見えますよ! 青葉見ちゃいました!」キャッキャッ

提督「……今日は、楽しかったか?」

青葉「……もちろん。すっごくすっごく、すっごーく、楽しかったですよ?」ニコッ

提督「それはよかった」ニコ


青葉「つないだ手が、あったかくて」ギュッ

提督「……」ニコニコ

青葉「もらったプレゼントは、一生もので」

提督「……」ニコニコ

青葉「青葉今、とっても胸がポカポカですっ♪」

提督「……」ニコニコ

青葉「これだけ上手く行ったなら――本番でももう、なんの心配もいりませんね!」ニコー

提督「……」


青葉「? 司令官、どうかしたんですか?」

提督「……青葉。ちょっと一言、言いたいことがあるんだ。聞いてくれるか」

青葉「え、あ、はい。どぞどぞ」



「君がその万年筆を使っているところを、ずっと君の隣で見ていたい」



青葉「うん、いいですよ?」キョトン

提督「……」

青葉「……あのー?」


提督「まあ、そうだよな。そうなるよな」

青葉「???」チンプンカンプン

提督「こうなることはわかってた。もちろんわかってた。覚悟完了してた。というわけで第二段階。はい青葉」

青葉「はい?」

提督「目ぇつむってちょうだい」

青葉「こうですか?」パチ

提督「……」

青葉「あのー、司令官? これがいったいなん」


提督「……」













青葉「…………………………え?」


提督「……」

青葉「あ、の」

提督「……」

青葉「い、いいいま、しし、しれーかん、なにををっ」

提督「……」

青葉「くっ……くちび、る、あおば、の、くち、びっ、に」

提督「……」

青葉「ちゅ、ちゅちゅちゅちゅ、ちゅ……!///」ワナワナ


提督「今から本音ぶちまけます」

青葉「へ?」

提督「青葉可愛い」

青葉「!?」

提督「可愛い。青葉は本当に可愛い。青葉ほんと大好き」

青葉「へっ、いや、ちょっと!? 青葉別に可愛くなんか」

提督「可愛い」キッパリ

青葉「~~~っ!!///」


青葉「で、でもでも」

提督「青葉が本命じゃない、なんて一言も言ってない」

青葉「……!」

提督「これが予行演習だなんて、俺は一度も認めてない」

青葉「えっでも『そういうことにしておく』って」

提督「認めてません」ニッコリ

青葉「あっはい……」


青葉「いや、でも、やっぱり。そんな素振りなかったじゃないですかっ」

提督「本当に?」

青葉「え」

提督「よーく思い出してみなさい、青葉。本当に、一度たりとも、俺はそんな素振りを見せなかったのか?」

青葉「……」


ポクポクポクポク チーン


提督「な?」ニッコリ

青葉「」ダラダラダラダラ


提督「……俺にとっては、これが本番だった。最初だけど、最後にするつもりのない、本番だったんだよ、青葉」

青葉「……っ///」カァ

提督「赤くなってる青葉も可愛い」

青葉「あ、あの、青葉が悪かったですから、どうかこのあたりで許ひ、許して……///」

提督「青葉はなにも悪くない。ただ可愛いのみ」

青葉「あうぅっ!///」

提督「可愛い。ギュッてしたい。押し倒したい。後ろから抱きしめて髪の毛に顔つっこみたい。揉みしだきたい。キスしたい。いやそれはもうしたんだけど。でももっとしたい」

青葉「あ、あわ、あわわわわわわ///」プシュー

提督「……」







「嫁にしたい」







青葉「……」

提督「左手、出してもらえるか?」

青葉「……今日、プレゼント、三つ目になっちゃいますよ?」

提督「いいんだよ、減るもんじゃなし」

青葉「青葉、司令官が思ってるほど、可愛くないですよ?」

提督「それはない」キッパリ

青葉「……」スッ

提督「受け取って……くれるのか?」


青葉「……」

提督「……」

青葉「……」

提督「……」


シーーーーーーン


青葉「///」コクリ

提督「っ、しゃああああ!!!」グッ

青葉「あ、青葉今にも死んじゃいそうです……///」プシュープスプス


提督「あーよかった。緊張した。フられたら死のうかと思った。我慢した甲斐があった。そのおかげで青葉がいつにもまして超可愛かった」ホクホク

青葉「……もしかして司令官って、ずっとそういうこと考えてたんですか?」ジトー

提督「もちろん。毎日毎日、寝ても覚めても『青葉可愛い』って心中密かにつぶやいてたぞ」ニカッ

青葉「うわー……変態さんだー……」

提督「男はみんな変態なのさ」

青葉「青葉特派員、衝撃の真実ぅ~に辿り着いちゃいました……はああ、はぅ///」モジモジ


提督「じゃ、そろそろ行くか」

青葉「あ……はい。そうですね、帰りましょっか」

青葉(そっか、衣笠たちが言ってたのってこういうことだったんだ……うわぁ、どんな顔して帰ればいいんだろ……///)モンモン





提督「いや、まだ帰らないけど?」シレッ

青葉「え? だ、だったらどこに」

提督「あそこ」

青葉「あそこって……」クルッ






『 ホ テ ル ハ ン グ ド キ ャ ッ ト 』





青葉「」


青葉「」

提督「キスはした。ギュッてした。でもまだしてないことがたくさんある。やりたいことがたくさんある」

提督「押し倒したい。後ろから抱きしめて髪の毛に顔つっこみたい。揉みしだきたい」

提督「……青葉を、目茶苦茶にしたい」ズイ

青葉「……っひ。や、まって、あおばこころのじゅんびが、まだ、まだできてなっ」

提督「というわけだから、のりこめー」ニコニコ

青葉「ひゃっ、あ、や、あ、ああ……!」ズルズル…(青葉が引きずられる音)


「ひゃああああああああああおたすけええええええぇぇぇぇ~~~~!!!!//////」















         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..艦__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} < お ま た せ

    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´    /:.:.|    
   人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉   ノi:.:./    
    `¨¨´|   |___,.{   、_,.ノ
        |   |   \
        |   |___ __/
       /   | |_|
     ⊂ノ⊂ノ 」.|


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  お手数ですが、オンラインゲームトップより
  ゲームの再開をお願いいたします。


古鷹「青葉生きてるかなぁ……?」

衣笠「半分自業自得だし、しょうがないんじゃない?」

加古「///」

衣笠「それじゃあまあ、『鈍感も過ぎれば罪』を体現した哀れな姉に向けて、合掌と共にこの言葉だけは贈っときましょうか」

衣笠「ごケッコン、おめでとうございます。南無三」スリスリ

古鷹「な~む~」スリスリ

加古「///」


艦!

ヨメアオバ
アオバヨメ
ヨメアオバ

はい、というわけで溜まりに溜まった砂糖を放出したらこうなりました
まあ次回もまだまだ放出しますが
今回の提督はムッツリスケベ提督だったんですねー

もうちょっとだけ小ネタが続くのでお付き合いください
それでは本日ここまで、ご一読ありがとうございました

そうだね、>>1には全艦娘分のスレを書かなければいけないね。

赤城スレ書いた時だけ脳コーヒー微糖が詰まっていた(確信)

後日談は3倍増しでもっと甘い


今度こそ死ぬやも知れんね

>>169
無理です(直球)

>>172
いや常に詰まってますよ無糖コーヒーが
最近は金剛に負けた榛名の鬱い話を延々と妄想してます

>>175
ふええそのハードルはさすがに越えられないよぉ
なんで自動的にハードル三倍になってるんですかね…


〈進化する人類〉


青葉「亜麻色の~長い髪を~風がや~さしくつつ~む~♪」

提督「はぁ……」

青葉「乙女は~胸~にし~ろい~はなた~ば~を~♪」

提督「可愛いなぁ」ニヨニヨ

青葉「~~~~~~♪ はいっ。どうでしたか、司令官?」

提督「うん、可愛かったぞ青葉」

青葉「……」


提督「どうした青葉、青葉可愛いよ青葉」

青葉「……あのぉ、他に感想は?」

提督「青葉は歌が上手だなぁ」

青葉「んっ」フンス

提督「あと可愛い」

青葉「……あの」

提督「可愛い。ほんと可愛い。食べたくなってきた」

青葉「ここカラオケボックスですよ!?///」サササッ


提督「かーわーいーいー」

青葉「ううぅ……司令官ってば、告白成功したからってオープンになりすぎですよう……///」モジモジ

提督「成功前にオープンにしたらキモがられるかもしれないしさぁ」

青葉「気持ち悪いのは今もだと思いますけど!?」

提督「だって青葉が可愛いのが悪い」

青葉「……あーうー///」

提督「いや悪くはないんだけどな?」


青葉「だ、だいたい、褒め方もワンパターンすぎると思うなっ! そんなんじゃ女の子は喜びませんよ!?」プンスカ

提督「ふーん? 怒ってる青葉も可愛いなぁ」

青葉「……嬉しくなんか、ないんですからねっ」プイ

提督「可愛い」

青葉「……」

提督「可愛い」

青葉「…………」

提督「可愛い」

青葉「………………」

提督「かわ」

青葉「参りましたごめんなさい許してください青葉死んじゃいます///」プルプル


艦!


〈 出 世 頭 〉


青葉「♪」

提督「おや、手紙かい?」

青葉「はいっ。前大戦の時、『青葉』に乗ってた方から頂いたんです」

提督「いいなぁ、羨ましい。俺も青葉に乗りたかったよ……」

提督「あ、でもよく考え」

青葉「そこからセクハラ発言につなぐの禁止ですよっ!?///」バン


提督「冗談だよ。で、ずいぶん楽しそうというか、嬉しそうに読んでたけど」

青葉「この人からお手紙もらうの、初めてじゃないんです。なんでも御自宅には『青葉』の模型があるとかっ。もう、青葉嬉しくなっちゃいますよー」ニコニコ

提督「……ふうん。男か?」

青葉「そりゃあ当然、男性ですけど?」キョトン

提督「そっか」

青葉「……あーっ! もしかして司令官、ヤキモチですかー?」ニヤ

提督「……」ホッペポリポリ


青葉「あははっ、司令官もかわいいところありますねぇ? だいじょぶだいじょぶ、だって相手はお爺ちゃんですよぉ?」

提督「はあ……ま、頭じゃわかってるんだけどな。それもこれも青葉が可愛いのが」

青葉「そ、それはもういいですからっ!///」プンプン

提督「ちなみにその人、名前はなんて言うんだ?」

提督(……確かに我ながら狭量だよなぁ。優に80~90は超えてるだろうお年寄り相手に、なにムキになってんだか……)






青葉「主計科の中○根康○中尉(当時)ですっ!」ニコー

提督「!?」


艦!


〈砂糖ぎゅうぎゅう搾りフェスティバル〉


提督「青葉は正直落ち着きがないよなぁ」

青葉「じっとしてるのは時間の、人生の、あいや、艦生のムダというものですからっ」ニパー

青葉「司令官みたいに落ち着いてる人から見たら、忙しないだけかもですけどね」

提督「俺のは取り繕ってるだけだよ」ニコニコ

青葉(……落ち着きというか、得も言われぬ不気味さがあることを、青葉最近学んじゃいました)


提督「まあ、最近は生き急いで、前線で突っ走ることもなくなったけどさ」

青葉「……いやはやお恥ずかしい」テヘ

提督「でもやっぱり、なにかの拍子に事故につながるかもしれないからなぁ」

青葉「もちろん戦場では自重するよ? でもでも、プライベートの青葉は誰にも止められませんっ!」フンス

提督「ほう。誰にも?」

青葉「ええ、誰にも!」エッヘン


提督「確かに青葉を大人しくさせるのは、並大抵のことじゃないかもな」

青葉「ええ、ええ! 青葉の知的好奇心は、陸海空ことごとくを貫いてなお留まるところを知りません!」ドヤァ

提督「参ったなー困ったなーこれは難題だー。あっそうだ、一つ良い手を思い付いたぞ」ポン

青葉「ほほう?」キラン

提督「ちょっと耳貸して青葉」

青葉「なになに、なにを思い付いたんですか?」スッ


提督「青葉は学習しないなぁ」ボソ

青葉「っふ、ひゃふん!?///」ゾワゾワッ

提督「」ガシッ

青葉「ん、なに、しれっ、ん、ん~~っ、んむぅ!?///」

青葉「ひゃ、は、だめ、め、しれ、か、んんっ、はぁ、ひゃう、むっ///」

青葉「む~~……ぁっ! は、はぁ、い、いきできな、しれ、らめです、よぉ……///」

提督「青葉、鼻、鼻」チョン

青葉「は、らぁ……?///」ポー

提督「そう、鼻呼吸。じゃあもういっかーい」ガッチリ

青葉「んはぁ……え、ん、やぁ? や、も、あた、あたま、おかしくぅ、くん、ひゃむっ、め、めぇ~~~……っ!!!///」


青葉「ふひゃあ、ん、んんっ///」ビクビクッ

提督(やべ、ちょっと調子に乗りすぎた)

青葉「……」ボー

提督(理性が本能に負けてる時点で、軍人以前に人として、いろいろアレだよなぁ……)ズーン

青葉「……れ、かん」

提督「っ、あ、うん。どうした?」

青葉「……」

提督「青葉?」

青葉「……っと」

提督「? ごめん、よく聞こえなかっ」




「もっと、してくださ、い」




提督「……」

青葉「///」ポワーン

提督「……」

青葉「///」トローン

提督「……」

青葉「しれぇかん……?///」キョトン

提督「……」

提督(ま、いっか。本能バンザイ! 理性サヨナラ!)プッツン


艦!

エロを書く人はすごいなあ
エロい人は本番まで書いている
ぼくにはとてもできない
ぼくはたったこれだけ書いただけで死にたくなっている
ぼくにはとてもできない

ご一読ありがとうございました

このスレ見てるだけで3日は脳みそフル回転できそう
>>1の脳みそは365日フル回転に違いない

青葉かわいいな
これはかわいいしか言えないな

くっそ…!>>1の頭、叩いても叩いても
無限に十万石饅頭が出てくる…!

>>208
死んじゃう! それはさすがに死んじゃう!

>>210
青葉可愛いよ青葉

>>211
化物かな?


〈窓の中の君〉


提督「お? 窓の外に変わった鳥が止まってるぞ」

青葉「むむ、シャッターチャーンス♪」パシャパシャ

提督「取材以外でも撮るんだな。普通に趣味なのか」

青葉「趣味と実益を兼ねてる、ってところかな?」パシャパシャ

提督(実益……?)


青葉「仲間との思い出ってことで、艦娘のみんなの写真はたっぷり撮ってますよ。青葉撮影係ですっ」ピョン

提督「へえ。ってことは、アルバムが?」

青葉「部屋に戻ればありますよ。取ってきましょっか」

提督「……ちなみに青葉、自撮り写真とかは」

青葉「青葉の写真をナニに使うつもりですかっ!?///」サササッ

提督「なんにも使わないよ!?」ガーン


艦!


〈いいにおいしそう〉


提督「青葉、ちょっと頼みがあるんだ」

青葉「……えっちなことじゃないですよね」ジトー

提督「おいおい、人をなんだと思ってるんだよ」クックッ

青葉「司令官は、青葉の司令官です」ジー

提督「そう、俺は青葉の司令官だ。お偉い司令官様がそんなことすると思うか?」

青葉(思います)


青葉「しょっ、と。こんなことでいいんですか?」

提督「……はぁ」ボー

青葉「ど、どうしちゃったんですか。ため息なんかついて」

提督「髪下ろした青葉は、全然可愛くないなぁと思って」ボー

青葉「え……」チクッ

提督「美人だなぁ、綺麗だなぁ。ヤバイ、青葉マジヤバイよ青葉ぁ」ボー

青葉(あ、そういう)ホッ


提督「青葉、櫛あるから梳いていい?」

青葉「ほらー! その行動がもう変態ちっくじゃないですかー!」

提督「……ダメ?」

青葉「……」

提督「……」

青葉「……ど、どぞ」

提督「やったぜ」


スーッスーッ


青葉「だいたい青葉、クセっ毛だから綺麗とかとは違うと思うんですよ……」

提督「青葉がそう思っても、俺はそう思わない」スー

青葉「……ぇへ」

提督「……あ、ヤバイ」

青葉「はい?」


ギュッ


青葉「ふわっ」

提督「いいにおいする」スンスン

青葉「ひっ、やめ、司令官っ、うなじに息やぁ、んっ!///」ブルッ

提督「青葉いいにおいだよ青葉」ギュー

青葉「結局こうなるんじゃないですかー!///」ジタバタ


艦!


〈胸キュンポイント追加〉


提督「青葉」チョイチョイ

青葉「なになに?」

提督「こっち来て」チョイチョイ

青葉「……あの、だからなんの御用で」

提督「じゃあいいよこっちから行くから」ガタ

青葉「せめて質問に答えてー!?」


提督「青葉ー」ギュッ

青葉「な、なんですか……?」

提督「特に用はない」ギュー

青葉「青葉、特に用がないのにハグされちゃってるんですか……」

提督「嫌なら力づくで振りほどいていいよ」

青葉「今艤装ないから無理ですよー……」

提督「じゃ、次から艤装着けて仕事していいぞ」

青葉「えっ」


提督「で、どうしても俺のことが嫌だなー、うっとおしいなー、って思ったら撃っていいぞ」

青葉「そそそ、そんなことしたら司令官、ケガしちゃいます!!」

提督「あ、撃ちたくない?」

青葉「当たり前です!」プンプン

提督「じゃあ撃たなきゃいい。うん、簡単な話だな」ニッコリ

青葉(……あれ? もしかして青葉、詰んでる?)

提督「どのみち青葉に拒絶されたら、その時点で俺ショック死すると思うんで」

青葉「拒絶の意志表示すら封じられたッ!?」ガーン


提督「冗談は置いといて。真面目な話、どうなんだ?」

青葉「……」

提督「嫌なら嫌って、今言っちゃってくれ。大丈夫、うっかり死んだりしないから」

青葉「……えっと、その、ね? 息つく暇ももらえないのは、ちょっと心臓に悪いと言いますか」

青葉「だって青葉、司令官に褒められる度に、胸がポカーって、あったかいを通り越して、熱くなっちゃうんです」

提督「……」

青葉「こんなのが四六時中続いたら、青葉変になっちゃいますよぉ……///」モジモジ


提督「青葉可愛い」

青葉「……」

提督「今来てる?」

青葉「はい。胸のとこが、グツグツいっちゃってます……」キュッ

提督「……(もうヤバイ可愛いヤバイ青葉より先に俺が死ぬ)」

青葉「……(とか思ってるんだろうなぁ)」

提督「なるべく自重するな」ニッコリ

青葉「青葉あんまり期待してません……はぁぁ」ギュッ


艦!


〈速さ-(武器の重さ-力):提督>青葉〉


提督「青葉」

青葉「はい」

提督「青葉可愛い」

青葉「はいはい」

提督「平静を必死に装ったけど顔赤いのを隠しきれてない青葉可愛い」

青葉「青葉もうどうすればいいんでしょう……?///」プシュー


提督「青葉」

青葉「はい」

提督「青葉にキスしたい」

青葉「……えいっ」チュ

提督「え」

青葉「えへへ。青葉反撃しちゃいました♪ いつもいつもやられてばっかりじゃ」

提督「青葉ぁっ!!」ガバッ

青葉「ひゃあああああああ!?!?」ガタガタッ


提督「青葉」

青葉「はい」

提督「揉みたい」

青葉「なにをですかっ!?///」サササッ

提督「なにって……たまには肩揉みでもしてあげようかと」

青葉「……」

提督「……」

青葉「///」

提督「」ニッコリ


艦!

青葉ぐらいのが一番好きです
結構ありますもんねアレ
なにとは言いませんが

ご一読ありがとうございました

おこんばんは
青葉スレは次回で終了なのですが、次スレをどうするかちょっと決めかねてます
よろしければ皆さんのご意見をお聞かせください

現在温めているネタ
1:秋雲と作家提督
2:千歳としっとり提督
3:暁と豆粒ドチビ提督
4:那智と殺伐提督
5:大井っちとツンデレ提督リターンズ
6:龍驤の姐さんと関西チャラ男提督
7:那珂ちゃんとP督
8:金剛とバーニング提督
9:愛宕とめげない提督
10:瑞鳳と提督は壮絶バカップル
11:羽黒と新米提督
12:榛名でド鬱
13:鳳翔さんとバツイチ提督
14:飛龍と山口閣下にご挨拶したい提督
15:神通と武闘派提督
16:吹雪と画面外提督


うん、多すぎですね
これでも削ったつもりなんですが
残ったの全部書きたすぎて自分でもよくわからないことになってます

この他に加古と睦月と赤城のリクエストを受けたような覚えがあるのですが……すいません、まだネタが浮かんでおりません
○○頼んだのに入ってないやん!ってのがあったらお手数ですが改めてお願いします

厳密な投票とかじゃないのでお気軽に、お一人様何個でも番号をどうぞ
多かった順で決定とかそういうことはないんで
番号にない子のリクエストももちろん構いません
こんな状況なのでいつになるかわかったもんじゃありませんが……


長々と失礼しました
次は青葉スレ最終回でお会いしましょう
ご一読ありがとうございました

不知火さん家リターンズはないんですか!?

加賀さんの時にコメディ+イチャイチャの赤城をリクエストしたよ
リクエストしたんだよ(威圧)

あ、2、5、8見たいです
千歳出るってことは千代田もちょこちょこ出るよね

加古…加古……

はっ、俺は一体何を

改ニ祝いにぜひ4の那智さんを!どうかひとつ!

作者さんのはいつも楽しませてもらってるから正直どれもみたい
が、ド鬱はちょっと苦手なので出来れば……
救いがないと流石にねー

全然見つけられないから次スレ立ったら誰かここに張ってくれるとうれひい

4お願いします那智不足で祖父が倒れそうなんです!!

5 10 15が読みたい!
クサレじょない大井っちは貴重なんや!

ふーむふーむなるほどなるほどー
ご協力と温かいお言葉の数々、ありがとうございました

まずはちょっとお返事の方を
いろいろ長ったらしいんで興味ない方は2レスぐらい飛ばしてください




>>269
ちょーっと難しいですかねー……いろいろ特殊なスレでしたし
大井っちリターンズ構想は私の嫁艦が彼女だからなのです
すいません

>>284
覚えてる!ちゃんと覚えてるよ!
でもネタが出てこないんです(震え声)
千代田は出ます

>>294
すまぬ……すまぬ……
がんばってネタ捻り出します

>>308
那智さんは書きたいというより書いてあげたいんですよね
なので票数をぶっちしていきなりくる可能性もあります

>>322
榛名やるとしたら現状、赤城以上にドギツイ話になりそうです……
救いの一切ない話は私も苦手なんですが、現状のプロットを救いのあるエンドまでつなげられません
票入れてくださった方々には申し訳ありませんが、後回しかもしれませんね

>>333
間に合うようなら今度は上げて張ることにします

>>339
それは大変だ!!!

>>340
あの大井っちと割とクサレです(小声)

さて結果の方ですが……

最上 赤城 加古 睦月 蒼龍 陸奥
弥生 夕雲 巻雲 清霜 隼鷹 武蔵
五月雨 五十鈴 高雄 比叡

まず、承ったリクエストはこんなとこでしょうか
ほんっっっとうにいつになるかもわかったもんじゃないんで、期待せずにお待ちください
別に〆切ったとかじゃないんで、今後もネタがあったら遠慮なくどうぞ

投票に関しては大井っちリターンズとバカップル瑞鳳がダブルスコアでぶっちぎってますねー
正直私も舌の上が甘ったるくなってきてたので、しっとり系の神通千歳あたりで箸休めをしようかと思っていたのですが
ここまでとなるとご期待に沿えないのは失礼というものでしょう

というわけで次は瑞鳳、そのさらに次は大井で決定です
他の御意見も貴重なものとして受け止めさせていただきます
重ね重ね、ご協力ありがとうございました





はい、ここまで長々とありがとうございました
それでは青葉スレ、最終回です


〈私は『青葉』〉


吹雪「あっ、青葉さん」

青葉「……どうも、吹雪さん! こんにちは!」ニコー

吹雪「あの、この度は」

青葉「あーっと青葉ちょっと用事思い出しちゃいました! というわけで失礼しますねっ」ソソクサ

吹雪「……待ってください!」ガシッ

青葉「……」


吹雪「青葉さん、最近私の……ううん、『私たち』のこと、避けてますよね?」

青葉「んんー? 誰かなぁ私たちって。青葉ちょーっとわかんないですねー」ニコニコ

吹雪「……まだ『あの時』のこと、気にしてるんですか?」

青葉「! い、いやいやいや、気にしてるんなら着任した当初からそういう素振り見せますよぉ?」ニコ

吹雪「……ちょっと、こっち来てください」

青葉「え、あ、ちょ」


吹雪「これ、受け取ってください!」

青葉「? なんですか、これ?」

吹雪「フォトフレームですっ!」

青葉「そうじゃなくて、なんでこんなものを私に……?」

吹雪「……もちろん、お祝いに決まってるじゃないですか」

青葉「おい、わい?」

吹雪「司令官とのごケッコン。おめでとうございます、青葉さん」ニコ

青葉「っ!!!」


吹雪「実はみんなの分も私が預かってるんです。最近青葉さん、全然私たちと顔合わせてくれないから」

青葉「……」

吹雪「これは古鷹さんから。うわぁ、可愛いエプロン。これを着けて、司令官に美味しいお料理作ってあげてくださいね」

青葉「……」

吹雪「加古さんは姉妹で一緒に選んだのかな? キッチン用品のセットですね。おつまみとか盛り付けるのにいいと思いますっ」

青葉「……」

吹雪「それからこっちは……」

青葉「……う、えっ、うぅ、っく。う、わぁ」ポロポロ

吹雪「……」


青葉「ごめ、んね。ごめ……あり、がっ、と」ヒック

吹雪「どういたしまして」ニコ

青葉「嬉しいです、私、今、すごく、すっごく、うれし、ですっ」エグエグ

吹雪「……古鷹さん言ってましたよ。青葉さんは、恵まれすぎてる今の自分を、申し訳なく思っちゃったんだろう、って」

青葉「うっ、く、えぇ……」

吹雪「そんなこと私たちは気にしてないのに。私たちが気にしてないことも青葉さんはわかってるのに。それでも青葉さんはそう思わずにはいられなくて、どうしたらいいのかわからなくなって、それで私たちを避けたんですよね?」

青葉「……っ」


吹雪「……前にも言ったことだと思います。何回も言うことじゃないですから、これで最後にしますね」

吹雪「青葉さん。たとえ昔になにがあったとしても、私たちは、元気いっぱいな今の青葉さんが大好きです」

吹雪「もう一回。こっちは何度でも。ごケッコン、おめでとうございますっ」ニコ

青葉「う、わ……」ポロポロ







「うわああああああああああああああああああああんんっ!!!」


艦!


〈青葉はガチ〉


青葉「……♪」

提督「おっ青葉、ご機嫌じゃないか」

青葉「わかりますかぁ?」ニコニコ

提督(その割に目が赤いのが気になるけど……聞かない方が良さそうかな)

青葉「♪」

提督(それに、今ならもしかして)


提督「なあ青葉?」

青葉「なんですか~?」ニコッ

提督「俺はさ、青葉のことが大好きだ」

青葉「……い、いきなりまた、ズルいですよそういうのぉ♪///」クネクネ

提督(この反応は……イケる!)グッ

提督「で、その気持ちは何度も何度も、鬱陶しいぐらいに言葉と態度に現してきたつもりだ」

青葉「鬱陶しい、とまでは思ってませんよー」ニコニコ


提督「それで、俺。青葉の気持ちも、言葉でハッキリ聞いてみたいなー、って」

青葉「……」

提督「フェアに行こう。まずは俺から……青葉、愛してる」

青葉「……」

提督「……」

青葉「ん、と……」

提督「……」


青葉「青葉、いろんなものを見るのが好きです。聞くのが好きです。知るのが好きです」

提督「うん」

青葉「でも、一番に見ていたいのは……青葉は……」

提督「うん」

青葉「あ、青葉……ほんとは司令官だけを、見ていたいんだけど……なぁ?」

提督「……」

青葉「な、なーんてね?」テヘ

提督「……」


提督「ごはぁ!!!」ガホッ

青葉「吐血ッッ!?」ガビーン

提督「青葉今俺のこと殺す気だったよな……?」ゲホゴホ

青葉「ええええええなんでそうなるの!?」

提督「だって青葉が可愛いのが……げふっ」ガクッ

青葉「いやそれはもういいですからってほんとに死んだー!? やだやだ司令官死なないでー!?」


艦!


〈クイズ青葉の500のこと〉


青葉「趣味は?」

提督「取材と写真撮影」

青葉「正解っ。嫌いな食べ物は?」

提督「牡蠣。鍋とかに入ってると密かによけてるよな」

青葉「あはは、お恥ずかしい……愛読書は?」

提督「海野十三先生の『火星兵団』」

青葉「『赤道南下』もおススメですよ!」キラッ

提督(ステマする青葉も可愛いなぁ)


青葉「今飼いたい動物」

提督「九官鳥。今度一緒にペットショップ行こうな」

青葉「はぁい♪ 密かな特技は?」

提督「送りバントが上手い」

青葉「なんで知ってるの!? ご、ごほんっ、得意料理」

提督「青葉のコロッケ大好きほんとおいしい」

青葉「青葉、今晩もいーっぱい、作ってあげちゃいますねっ」ニコー


青葉「大事にしてる宝物は?」

提督「フォトフレームと、エプロンと、キッチン用品と、パーティドレスと、万年筆と、他にもいろいろ」

青葉「……一生大事にしますから、ね?」

提督「ん」ニコ

青葉「最近あった嬉しい出来事」

提督「……万年筆、手に馴染んできたよな」

青葉「えへ、せーかいっ」ピョン


青葉「苦手なこと」

提督「可愛い可愛いって褒め殺しされること」

青葉「///」

提督「可愛い」

青葉「……一番好きな人っ///」プイ

提督「……」

青葉「え、え。なんでそこで黙っちゃうんですか」

提督「……俺?」

青葉「もっと自信持ってくださいよ!?」


提督「いやでももしかしたら俺より古鷹とかの方が好きなのかもしれないし」

青葉「ふ、古鷹さんは大天使だし大好きだけど、それとこれとは話が別だよ!?」

提督「そうなのか」

青葉「そうなんです!」

提督「じゃあ青葉がこの世で一番に好きなのは?」

青葉「司令官です!」

提督「知ってます」ニッコリ

青葉「はうぁ!///」


青葉「見事に全問正解されちゃいました……青葉、割とドン引きです」

提督「青葉のことならできる限り知っておきたいし、なんでも知りたい」キリッ

青葉(……これで嬉しいとか思っちゃってる青葉も、大概気持ち悪いのかなぁ……?///)モンモン

提督「そういうわけで、最後に一個。俺から聞いておきたいことがあるんだよ」

青葉「?」

提督「もうすぐさ、あれから一年だ。『今一番欲しいもの』、もう一度聞かせておくれ、青葉」

青葉「欲しいもの……」


提督「俺に贈り物のセンスがないことは、あの時にわかりきってるからさ」

提督「サプライズでやりたい気持ちがないでもないけど、青葉が扱いに困るような代物じゃあ本末転倒だ」

青葉「……」

提督「だから、今年も。今度の結婚記念日、二人で一緒に出かけて……」

青葉「……ちゃん」

提督「ん?」

青葉「……」

提督「青葉?」

青葉「……」









「青葉、赤ちゃん、欲しいです」









提督「……」

青葉「……」

提督「……」ジー

青葉「///」プシュー


シーーーーーーーン


提督「青葉言葉にできないほど可愛いよ青葉ぁ!!!」ガバッ

青葉「言葉にしてるじゃないですかってやああああああああああっ!?///」


艦!

         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..完__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} <夜戦シーンは我が書き換えたのだ

    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´    /:.:.|    
   人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉   ノi:.:./    
    `¨¨´|   |___,.{   、_,.ノ
        |   |   \
        |   |___ __/
       /   | |_|
     ⊂ノ⊂ノ 」.|


青葉のケッコン台詞はクマー、加賀さんに次いで殺しに来ていると私の中でもっぱらの評判です
というわけで青葉スレ、これにて完結となりました

次回は上の方で言った通り、瑞鳳スレです
特に意識せずとも普通に書けば普通に可愛くなる子ですね
うざったいぐらい、というかマジでうざい壮絶バカップルが登場するので、耐性のない方はご注意ください

それではいろいろお世話になりました
今回もご愛読いただきありがとうございます
また次のスレでお会いしましょう

できればまた次レス貼ってください

>>404
(間に)あったよ!新スレが!

提督「瑞鳳ーッ! 俺だーッ! ケッコンしてくれー!」
提督「瑞鳳ーッ! 俺だーッ! ケッコンしてくれー!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423055241/)


スレ終了後にいただいたリクもメモってるんでご安心ください
それでは今度こそさらば

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月20日 (火) 21:04:03   ID: 2gBPGiQR

いいチャージインだ!

2 :  SS好きの774さん   2015年01月28日 (水) 09:49:56   ID: PDRpZk72

ネタあっためすぎィ!

3 :  SS好きの774さん   2015年01月29日 (木) 12:34:11   ID: cOsA110L

鳳翔さん書いてくださいなんでもしまかぜ!

4 :  SS好きの774さん   2015年01月29日 (木) 13:24:57   ID: nTqlo6OJ

青葉の500のこと?

5 :  SS好きの774さん   2015年02月04日 (水) 00:28:53   ID: J7NBYfsC

この人のスレは毎回最高の甘さだなぁ

6 :  SS好きの774さん   2015年08月01日 (土) 10:29:19   ID: iZ20MZFR

青葉可愛いよ青葉

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