提督「母さん、お茶」雷「はーい♪」 (259)


過去作リスト
話のつながりはないので興味ない方はスルーしてください


大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」
大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1404/14040/1404049548.html)

提督「あえて龍田をいじりたい」天龍「えっ」
提督「あえて龍田をいじりたい」天龍「えっ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1405/14050/1405090223.html)

川内「昼戦で敵を殲滅しそこねたよー!」提督「と、いうことは」
川内「昼戦で敵を殲滅しそこねたよー!」提督「と、いうことは」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1405/14058/1405866119.html)

不知火「不知火の司令は顔が怖い」提督「」ガーン
不知火「不知火の司令は顔が怖い」提督「」ガーン - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1406/14068/1406808539.html)

提督「球磨ー」球磨「クマー?」
提督「球磨ー」球磨「クマー?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1410/14106/1410613168.html)

赤城「なまえのないかいぶつ」(地の文注意)
赤城「なまえのないかいぶつ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1410/14106/1410699657.html)

伊58「無理無理もう無理休むでち!」提督「だいじょぶだいじょぶ」
伊58「無理無理もう無理休むでち!」提督「だいじょぶだいじょぶ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1414/14143/1414332139.html)

山城「扶桑姉様が改二になるわ!!!」提督「やったー!!!」
山城「扶桑姉様が改二になるわ!!!」提督「やったー!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416231504/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417182298


〈お茶〉


提督「……」ズズズ

雷「」ウズウズ

提督「……」ズズズ

雷「」ウズウズ

提督「ふう」ゴックン

雷「!」


提督「はー、ホッとする……」ノホホン

雷「ね、ね! どう、美味しかったかしらっ?」

提督「ああもちろん、とても美味しかったよ。何度でもおかわりできそうだ」ニコ

雷「ふふっ、それはよかった!」ニコ

提督「ほら、そんなところで突っ立ってないで、母さんもお飲みなさい」

雷「はーい♪」


提督「……」ズズズ

雷「……」ズズズ

提督「はぁ……」ホッ

雷「はぁ……」ホッ

提督「なにやら眠くなってきたなぁ」

雷「む、ダメよそんなんじゃ。まだお仕事は残っているでしょう?」メッ

提督「わかってる、わかってるよ。言ってみただけだって」ニコニコ


提督「……」カキカキ

雷「~♪」イソイソ

提督「母さん」

雷「なぁに、お父さん?」

提督「……言ってみたくなっただけだよ、母さん」

雷「なにそれ。変なお父さん」クスクス

提督「……」ニコニコ


艦!


〈お父さん〉


長門「すまない提督……またも旗艦を取り逃がしてしまった……」ズーン

提督「こういうこともあるさ。次、またがんばろうな」

長門「そう言ってもらえるのはありがたいが……」

雷「……甘いわ」

提督「えっ?」

雷「お父さんはちょっと、長門さんたちに甘すぎるところがあるわ!」ビシッ

提督「ええっ」ガーン

長門「……」


雷「悪気があってやったことじゃあないのはわかるけど、これでもう三回目よ?」

雷「少しぐらい厳しく言わないと、本人たちのためにもならないわっ」

長門「……」

提督「そうは言っても超長射程の戦艦砲撃は、システム上的を絞りにくいんだ」

提督「たとえ満を持してのカットインを敵駆逐艦に叩きこんでオーバーキルした挙句MVPをかっさらっていったところで、それは彼女らの責任じゃあないだろう」

長門「」グサッ


雷「こういうのを『しょうがない』の一言で済ませちゃいけないと思うわ!」

提督「いや、でも……実際しょうがないじゃないか」

雷「ねえお父さん? 私はなにも、みんなを厳しく叱責しろって言ってるんじゃないの」

提督「……」

雷「一言。一言でいいから、反省を促す言葉をかけなきゃダメよ」

提督「う、ううむ。長門はどう思う?」


長門「雷の言う通りだ、提督。仮にも私たちは作戦目標を達成し損ねているのだから、訓戒の一つもなしでは逆に士気に関わる」

長門「作戦失敗の度に、とまでは言わないが。今回は三度続けてだからな。お咎めなしでは私の罪悪感も持っていく場所がなくなってしまう」

雷「ほら!」

提督「……わかった。私の負けだよ、母さん。これからは気を付ける」シュン

雷「よろしいっ」フンス

長門「はっはっは。パートナーに恵まれたな、提督」

提督「ははは、まったくだよ……」


雷「本当よ。お父さんは気の弱いところがあるんだから、私がちゃーんと面倒を見てあげなきゃっ」

提督「みんなを甘やかしてるつもりはなかったんだけどなぁ」

雷「自覚のないのがまた厄介なんだから。いーい? これからは見境なくみんなを甘やかすの、禁止だからねお父さんっ」

提督「ごめんよ母さん」ニコニコ

長門「……」

長門(ツッコミ待ちか、これは?)


艦!


〈お母さん〉


長門「報告も済んだことだし、そろそろ失礼させてもらおうか」

提督「ああ、ゆっくり休んでおいで」

長門「では私はこれで……」

雷「! 待って、長門さん!」

長門「む?」

雷「ここ、ちょっと怪我してるわ」


提督「ああ、本当だ」

長門「ふうむ、自分でも気付かなかったな。まあほんのかすり傷だ、気にするほどのことでもあるまい」

雷「ダメよそんなんじゃ!」バン!

長門「は、はぁ」

雷「すぐにドック入り……は埋まっちゃってるから、明石さんに泊地修理を頼みましょっ!」

長門「い、いやしかし、こんなもの数値に換算すれば1ダメージになるかどうかの……」


提督「いいじゃないか、長門。お言葉に甘えなさい」

長門「う、うむ……提督までもがそう言うのなら……」

雷「うん、うん♪ それでいいのよ……あっ!」

長門「こ、今度はどうした?」

雷「長門さん、スカートの裾がほつれてるわ。縫ってあげるわねっ」

長門「……」

提督「……」


雷「お裁縫セットは~っと♪」ルンルン

長門「なあ雷、そういうのは修理する時に一緒に直してもらうから……」

雷「あっ! ここ枝毛があるわよ長門さん!」

長門「……」

提督「……母さん」

雷「髪の毛もちょっと痛み気味だし、処理のついでにブラシも……ううん。それよりも、後で一緒にお風呂に入りましょっ」

提督「母さん」


雷「なぁにお父さん?」キョトン

提督「長門が困ってる」

長門「……」

雷「あ……」

長門「はは、困ってるということはないんだ雷。ただ私も子供ではないからな」クス

雷「ご、ごめんなさい……お母さん、ちょっと押しつけがましかったわね……つい昔みたいな気分でお世話を焼こうとしちゃったわ……」ションボリ

長門「いや昔っていつだ」


艦!


〈甘〉


長門「では今度こそ、戦艦長門、退出させていただく」ビシッ

提督「ご苦労様。明石にもよろしく」ビシッ


ガチャ バタン


雷「はぁぁぁ……やっちゃったわ……」ズーン

提督「ははは。甘やかしすぎはお互い様みたいだな」

あっまーい……のか、これは?


雷「だって最近甘やかし足りないんだもの……」ジトー

提督「そんな目で見られてもなぁ。なにか用かい?」

雷「……ねえお父さん、なにかしてほしいことなーい?」

提督「今のところは特にないなぁ」

雷「お茶は?」

提督「さっき飲んだばっかりだなぁ」

雷「肩でもお揉みしましょうかっ?」ニコ

提督「大してこってるわけでもないしなぁ」ニコ


雷「……」ジー

提督「母さん」

雷「なぁに」ムスー

提督「私はね。甘やかされるよりも、甘やかす方が好きなんだ」ニコ

雷「……知ってるわ。ねえお父さん?」

提督「なんだい」

雷「私ね。甘やかされるよりも、甘やかす方が好きなの」ジトー

提督「知ってるよ」ニコニコ


雷「でもね。誰も彼も見境なく甘やかしてたら、さっきの長門さんみたいに迷惑かけちゃうわ」

提督「うん、その通りだね」

雷「だからここは、いくら甘やかしても問題ない人を見つけて、存分に甘やかしてあげるべきだと思うの」

提督「私たちの心の平穏を保つためにも、『甘やかし分』を補充しようというわけだ。見習いたい心がけだね」

雷「……」

提督「……」

雷「……ケーキあるけど、食べる?」

提督「……いただこうかな」

雷「!」パァァァ


提督「それじゃあおいで、雷。一緒に食べようか」

雷「はーい司令官♪ 私が食べさせてあげるわねっ♪」

提督「なら私は頭を撫でてあげよう」ナデ

雷「あぅっ。あま、甘やかすのは私の役目なんだからぁ///」トローン

提督「……」ナデナデ

雷「んぁうぅ……し、司令官のバカぁ~///」アウアウ

提督「……」ニコニコ


艦!

ど う あ が い て も ロ リ コ ン 
これは言い訳のしようがありませんね……

スレ自体はまだまだ続きます
今回はオトンオカンネタ多いので甘さ控えめ(当社比)になるでしょう
やったね>>22ちゃん!摂取量が減るよ!

それでは今スレでもよろしくお願いいたします
ご一読ありがとうございました

ロリコンは悪じゃなかった……?
なら俺の信じてきた正義はいったい……

あ、今日ちょっとだけ安価取るのでご協力ください


〈先生を間違って呼んじゃうアレ〉


雷「お疲れ様、ビスマルクさん!」

提督「さすがの戦果だったな、ビスマルク」

ビスマルク「当然じゃない。もっと褒めてもいいのよお父さん」フンス

提督「えっ」

雷「えっ」

ビスマルク「……えっ?」


シーーーーーン


ビスマルク「い、いいいいいやいやいや、ちっ違うの! 今のは、その、ちょっとした手違いでぇ!!///」ワタワタ


ビスマルク(落ち着くのよ……素数を数えて落ち着くの……素数は1と己でしか割り切ることのできない孤独な数字……素数は私に勇気をくれる……)

ビスマルク「アインスツヴァイドライフュンフズィーベン……あれ、次はなんだったかしら?」ハテナ

雷「7の次は11よビスマルクさん」ニッコリ

提督「ついでに言うと1は素数じゃないよビスマルク」ニッコリ

ビスマルク「わっひゃうううううううっっっ!?!?」

提督「そんなに恥ずかしがることはないじゃないか。ほらもう一度、お父さんと呼んでおくれ」ニコニコ

ビスマルク「いやあああああああああああああ」ジタバタ


雷「ずるいわお父さん! お父さんは今呼んでもらったんだから私の番よ!」

ビスマルク「!?」

雷「さあビスマルクさん、お母さんって呼んでくれてもいいのよっ♪」ニコニコ

提督「いや私を!」

雷「いーえ私よ!」

ビスマルク(悪意がない分余計にタチが悪いっ……///)プルプル


艦!


〈唐突な安価〉


ビスマルク「だっ、だいたいあなたたちね! 『お父さん』『お母さん』って呼ばれたいなら、いつも互いにそう呼び合ってるじゃない!」ビシッ

提督「んー……いやねぇ」

雷「なんかそれは……ちょっとニュアンスが違うのよねぇ」

ビスマルク「ニュアンスってなによニュアンスって! 私にもわかるように説明してちょーだい!」プンスカ

提督「ニュアンスというのは言葉などの微妙な意味合いを指す……」

ビスマルク「そんな微妙な意味合いについて聞きたいんじゃなぁぁぁぁい!!!!」ウガー


ガチャ


提督「ん?」

雷「あら?」

ビスマルク(チャンス! 誰か来たわ!)

ビスマルク(二人の矛先をなんとかして逸らして、私のお父さん発言をうやむやにする!)

ビスマルク(これは敗北ではないわ。あくまで戦略的撤退よ……!)


↓2 誰が来た?


武蔵「失礼するぞ、提t」

ビスマルク「アドミラル! 雷! 武蔵が甘えたそうな顔をしているわっ!」

武蔵「!?」

提督「!」ウキウキ

雷「!!」ウッキウキ

武蔵「な、なんだその目は、その手は、その構えは……! おい、ビスマルク!」

ビスマルク「言われなくてもスタコラサッサだわ」ピュー

武蔵「なにいいいいいいいいいっっっ!!!? せめて説明ぐらいはしていけえっ!!」


提督「武蔵、そんな構えないでおくれよ」ニコニコ

雷「そうよ武蔵さん、なにも取って食おうってわけじゃないわ」ニコニコ

武蔵(なぜだ……間違いなくいつもの慈心に満ちた二人だというのに、なぜこれほどのプレッシャーを感じる……!?)

提督「私たちの要求は単純にして明快」

雷「たった一つの代えがたい欲求なのよ」

武蔵「そ、それはいったい……?」

提督「お父さんと呼んでくれ!」

雷「お母さんって呼んでちょうだい!」

武蔵「……は?」


武蔵「はっはは、なにかと思えばそんなことか。いいだろう、期待に応えさせてもらおう」

雷「さすがは武蔵さんだわっ」

提督(まあ武蔵だと頼りになりすぎて甘やかしがいはない気もするけど……)

武蔵「応えさせてもらうのはいいとして……その、なんだ。交換条件というかだな」

提督「お?」

雷「交換条件?」

武蔵「あー、いやな……カステラとか、今ちょっと食べたい気分だったりしてな///」テレッ

提督「!!!」

雷「!!!」


武蔵「んぐ、むぐ……美味だな。ありがとう母さん」

雷「このぐらいお安い御用よ!」フンス

武蔵「もぐもぐ」

雷「お茶のおかわり注ぐわねっ」コポポポポ

武蔵「重ね重ね、ありがとう母さん」

雷「ふふふふふっ♪」ウキウキ


提督「母さん、こっちにもお茶をおくれ」モグモグ

武蔵「父さんは母さんにばかり働かせてないで、自分でも動いたらどうだ?」ニヤ

提督「! ぐむむ……む、武蔵、今度キャッチボールしようか」

武蔵「ははは、それはいいな父さん。どれ、今46cm砲を用意するから」

提督「やめてください死んでしまいます」

武蔵「冗談だ」

提督「こ、こいつめ……」

雷「こら武蔵さん、お父さんからかわないの。拗ねちゃったじゃない」

提督「拗ねてなんかないやい」イジイジ

武蔵「……ふふ」ニコニコ


提督「いやー満喫した」ホッコリ

雷「武蔵さんは精神年齢の高い子供だったわねー」ホッコリ

提督「いつか本当の子供に恵まれたら、父さんあんな子がいいなぁ」

雷「うーん……私はもうちょっとぐらい手のかかる子の方がいいわっ」

提督「じゃあもう二人ぐらいいってみようか」

雷「ええ、そうしましょ♪」


ガチャ


提督「いいタイミングで誰か来てくれたよ母さん」

雷「ご都合主義ってやつねお父さんっ」


↓2 誰が来たん?(ビス子武蔵はなし)


那珂「こんにちはーーーー! みんなのアイドル那珂ちゃんだよーーー! メタ発言はダメなんだからねっ★」

提督「おお、那珂! 実はかくかくしかじか」

那珂「うーん、それもメタ発言だから那珂ちゃん安易に使ってほしくないんだけどなー」

提督「那珂は案外キッチリした子だなぁ」

雷「ダメかしら、那珂さん……?」ウルッ

那珂「……しょうっがないなぁもー! 今この瞬間だけは、二人だけのアイドルになってあげちゃうね♪」

雷「やったー!」ワーイ

提督「那珂はいい子だなぁ」ニコニコ


那珂「ただいまー」ガチャ

雷(あ、そっからやり直すのね)

提督(那珂は形から入る子だなぁ)

雷「おかえりなさい、那珂さん。今日のお仕事どうだった?」ニコ

那珂「あ、ママ! パパも!」

雷「!!」ビッシャーン

提督(その時雷と私に電流走る……ッ!!)


雷「ママ……ママかぁ……えへへ、これはこれでいい響き……///」クネクネ

那珂「那珂ちゃんはアイドルだからねっ☆お客さんの前ではいつだって全力投球だよ(はぁと)」

提督「那珂は偉いなぁ」ニコニコ

那珂「……でもね。パパとママの前では、那珂ちゃんは普通の女の子に戻れるんだ」

雷「! そうね那珂さん、私は那珂さんのママだものっ。ほら、おーいでっ♪」

那珂「ママの膝枕もーらいっ♪」ギュー

提督「那珂はニーズを計算できる賢い子だなぁ」ニコニコ

那珂「いやその言い方はちょっと」


提督「最後の方ちょっと素になってたけど、いやー満喫した」ホッコリ

雷「そうねお父さん。『パパママ』は新境地だったわね」ホッコリ

提督「アイドル……アイドルかぁ……もし娘がアイドルになんかなったら、気が気じゃないんだろうなぁ……」

雷「もう、お父さんったら。何年先の心配してるの?」クスクス


ガチャ


提督「おや、また誰か来たよ母さん」

雷「ご都合主義でないとすれば、これはもう運命ねお父さんっ」


↓2 誰だ、誰だ、誰だ?(すでに登場したキャラはなし)


加賀「提督、失礼いたします」

提督「これは……」

雷「いけるかしら……?」

加賀「? 急に扶桑さんの真似なんてして、どうかしたのかしら?」

提督「いや実はね、かくかくしかじか」

加賀「まるまるうまうま、と。ふざけているのかしら?」

提督「やっぱダメかー」

加賀(まあ、まったくダメというほどでもないのだけれど……)

雷「残念だわ……これが翔鶴さんか瑞鶴さんなら喜んでやってくれたのに……」シュン

加賀「やります」


提督「さ、それじゃあ」ニコ

雷「いつでもいいわよ、加賀さんっ」ニコ

加賀「……」

提督「……」ジー

雷「……」ジー

加賀「……」プイ

提督「加賀?」

雷「加賀さん?」

加賀「あ、いえ……」


加賀(どうしようかしら……勢い込んでやるとは言ってしまったものの……)

加賀(常識で考えて、上官と駆逐艦を父母と呼ばなければならないこの状況、かなり異常なのではないかしら?)

加賀(いやしかし、一度やると言ってしまったものを取り消すというのは、一航戦の誇りが許さない……)

加賀「……」チラッ

提督「」ワクワク

雷「」ワクワク

加賀(……もう。なるようになったらいいわ)フー


加賀「……お」

提督「お?」ズイ

加賀「お……お」

雷「おっ?」ズイッ

加賀「……っ、ふぅ」

提督「」ゴクリ

雷「」ゴクリ

加賀「お、お、お父さん……お母さん……///」モジモジ


提督「……」

雷「……」

加賀「っ、はぁ、ふう///」

加賀(排熱がうまくいってない……顔が熱いわ……///)

提督「……」

雷「……」

加賀「……? どうかしたの二人とm」

提督「加賀ぁぁぁぁーーーーーーっ!!!」ガバッ

雷「かっがさぁぁぁぁーーーーーーん!!!」ガバッ

加賀「!?!?!?」


提督「よーしよしよしよしよしよし」ナデナデ

雷「よしよーし♪ よしよしよしよしっ」ナデナデ

加賀「なっ、なな、なななな///」

提督「いい! 実によかったよ加賀! 訳アリながらも愛情を注いできた養子に初めてお父さんと呼ばれる時の気分を味わえたっ!!!」ナデナデナデナデ

雷「もういっそのこと私たちの養子になりましょ加賀さん! なーんでも私に頼ってくれていいのよっ?」ナデナデナデナデ

提督「素晴らしい提案だ母さん!」

加賀「なにをわけのわからないこt」

提督「さ、そうと決まったらみんなでご飯食べに行こうか?」

加賀「行きます」


雷「ふふっ、たまには家族みんなで外食もいいものね。ねーお父さん♪」

提督「たまには母さんの手間を省いてやらないとな」

雷「むっ、手間だなんて思ったことないわ。家族の食生活を守るのは私の役目だものっ」

提督「はは、これは一本取られたなぁ」

雷「あくまでこれは、嬉しいことがあった時のちょっとした贅沢よ」

提督「母さんの味にはお金なんかじゃ換えられない価値があるからなぁ」ニコニコ

雷「いやだわもう、お父さんったらぁ///」モジモジ


イチャイチャ


加賀「……」

加賀(反射的に返事をしてしまいましたが、どうしましょう)

加賀(流れに隙を見出せません。というかあの二人の間に隙間がありません。いろいろな意味で)

加賀(ですがこのまま手をこまねいていては本当に養子にされかね……)

提督「どうしたんだい加賀、ぼうっとして」

雷「しゃぶしゃぶにしようかってお父さんと話してたんたんだけど、加賀さんはしゃぶしゃぶ嫌?」

加賀「いいえ大好物だわ、お父さんお母さん」


艦!

ごめんよ加賀さん……このやり方が一番オチを付けやすかったんだ……

唐突な安価にご協力いただきありがとうございました
個人的には面白かったのでまたやってもいいかもしれませんね
まあ他にもネタはありますが

提督オトンと雷オカンに絡ませたいキャラとか、もしいたらこの場で書いてってくださってかまいません
一応第六駆逐隊、軽空母のオカン、潜水のオカンに関してはもう登場が決まってます

それではご一読ありがとうございました

いやサッカリンが詰まってるよ

ふと思った。
この>>1の今までの提督と嫁さんが集合したらどうなるか。
壮絶なノロケ合戦かそれとも……。

赤城の提督だけ浮くな

>>101-103
またアンタたちはそうやって人の頭を割ることばっかり考えて!

>>103
やりたい気がしないでもないんですが内輪ネタにも程があるので…

>>105
ハッピーエンド迎えたから(震え声)


リクは1人(1組)につき基本2レスでちょこちょこ片付ける方式でいかせてもらいましょうかね
今日はとりあえず3人ぐらい
全員分ちゃんとやるのでご安心ください

ではぼちぼち始めていきましょー


〈オトンとオカンと処女ビ○チ〉


※めんどいので「オカンって呼んでちょ」のくだりはカット


雷「鈴谷さん、こっちに来て座りなさい」

提督「そして父さんの目を見て話すんだ」

鈴谷「えっそういう趣向なの?」

提督「鈴谷……父さんは悲しいぞ。男の人をとっかえひっかえにして遊んでいると、食堂で喧伝していたそうじゃないか……」

鈴谷「あ゛っ」

雷「鈴谷さん、パパとママの目を見て正直に答えて。今の話は本当なの?」

鈴谷「い、いやーそれは、真実を多分に誇張したところがあるというか、売り言葉に買い言葉というか……」アセアセ


雷「な、なぁんだウソなのね。ああビックリした」ホッ

提督「良かった……ビ○チ鈴谷なんていなかったんだ……」ホッ

雷「鈴谷さんはやっぱり鎮守府きっての清純派だったのね! お母さん信じてたわ!」

提督「男の人と手もつないだことないなんちゃってギャルだったんだな! 父さん信じてたぞ!」

鈴谷「ててて手ぐらいつないだことあるしー!! 鈴谷遊び人だもん! 男性経験ちょー豊富だもん!!///」ガタッ

提督「……父さんは悲しいよぉ」グスッ

雷「ああっ泣かないでお父さん! 鈴谷さん今の話は本当なの!?」

鈴谷「い、いや今のは売り言葉に買い言葉……って無限ループだこれー!?」


艦!


〈オトンとオカンと見ちゃいました〉


青葉「父さん母さん、青葉ただいま戻りました!」ボロッ

提督「ちょっ」

雷「た、たいへーん! ひひひ酷いケガだわ!」ワタワタ

青葉「いやいやこんなの平気のへーだよ? なにせ青葉は『ソロモンの狼』! このぐらいの戦傷は慣れっこで……」

雷「ダメよそんなんじゃ!!」バン!

青葉「わお」


提督「母さん。あまり大声で騒ぐと青葉の傷に障る」

雷「……ごめんなさい。でも私、いっつも傷だらけで帰ってくる青葉さんを見てると……」グス

提督「そうだな……嫁入り前の娘に傷が付くというのは……」

青葉「いえいえこういう仕事ですし。入渠すれば傷なんて綺麗サッパリですし」ヒラヒラ

雷「青葉さん、辛いことがあったらなーんでもお母さんに言ってね!」ニコ

提督「父さんと母さんはいつでも青葉の味方だからな」ニコ

青葉「あはは聞いてないや。でもまーそこまで言ってもらえて、娘青葉恐縮ですっ」ニカッ


艦!


〈オトンとオカンと大天使空間〉


古鷹「父さん母さん。もらいもののケーキがあるんですけど、一緒にどうですか?」ニコ

雷「古鷹さん、ちょうどいいところに来たわね!」ニコ

提督「仕事が一段落ついたところなんだ。ありがたくいただくよ」ニコ

雷「それじゃあ紅茶でも」ガタ

古鷹「あっ母さんは座ってて。たまには私が入れてあげるね」ニコ

雷「むー」

提督「母さんもたまには古鷹に甘えさせてもらいなさい」ニコニコ


雷「~♪」モグモグ

古鷹「母さん、ケーキどう?」

雷「とーってもおいしいわ♪」

古鷹「それはよかった」ニコ

提督「はー……」ホッコリ

古鷹「父さん、上手く入れられてました?」

提督「ああ美味しいよ。母さんもうかうかしていられないな」

古鷹「ふふ、やったね♪」

雷「むー、むむー。お母さんだって負けてないんだからねっ」


ハハハ アハハハハ


艦!


〈カカア天下〉


雷「なによー! わたしのやることにもんくあるわけ!?」

提督「いやそんな、滅相もない」ニコニコ

雷「ふん! わたしがこのいえでいちばんえらいんだからね!」

提督「そうだね母さん」ニコニコ

雷「りょうりもせんたくもおそうじもぜんぶわたしがやってるんだからね!」

提督「まったくその通りだね母さん」ニコニコ


電「はわわわ、雷お姉ちゃんと司令官さんがケンカしてます!」

響「心配ご無用だよ電。あれは演技だそうだから」

電「え、演技……ですか?」

響「なんでも『カカア天下』というものを体験したくなったらしいよ」

暁「『カカア天下』……ビスマルクが言ってたわ。大人のレディーにだけ許された絶対的権力なんだって!」フンス

響(彼女は本当にドイツ艦なんだろうか)


雷「おとうさん! やすみのひだからってごろごろしてないで、おかいものでもいってきてちょうだい!」

提督「わかったよ母さん」ニコニコ

雷「ついでにごみだしもしてきてよね!」

提督「わかってるよ母さん」ニコニコ

雷「っ……おこづかいはつきにいちまんえんまでなんだからね!」

提督「ありがとう。上手くやりくりするからね、母さん」ニコニコ

雷「……」ウルッ

提督「えっ」


雷「うっ、ええ、ええええええ~~~ん」グスグス

提督「か、母さん!? どうしたんだ母さん!」

雷「『カカア天下』全然楽じぐない゛~~お父ざんいじめ゛てるみだいでやだ~~」オーイオイオイ

提督「お、おおよしよし。大丈夫だよ母さん、嫌ならやめればいいだけなんだから」

雷「い゛やな思いざぜでごめんな゛ざい~~」ヒックエッグ

提督「別に私は嫌な思いなんてこれっぽっちもしてないからね。気にしなくていいんだぞ母さん」ナデナデ


ウエエエエエン オーヨシヨシ


暁「……」

電「……」

響「……」


シーーーーン


暁「なにこの……………………なに?」


艦!


〈亭主関白〉


提督「雷、少し厳しいことを言うが聞きなさい」

雷「はーい♪」

提督「私のすることに口出しはしないように」

雷「はーい♪」

提督「私より先に寝ないように」

雷「はーい♪」

提督「私より後に起きないように」

雷「はーい♪」


暁「あれは……?」

響「どうやら今度は『亭主関白』を実践しているようだね」

電「嫌な予感しかしないのです!」

暁「『じだいさくご』もいいところだわ! あんなの男女差別よ男女差別!」プンスカ

響「どうどう、ただの演技だから」

電「あるいはただ歌詞カードを読んでるだk」

響「そこまでにしようか電」


提督「母さん、お茶」

雷「はーいただいまっ。真心こめて入れるわね♪」

提督「母さん、肩」

雷「んっ、しょ、よい、しょ♪」モミモミ

提督「母さん、夕飯は鮭が食べたい」

雷「ふふっ任せて♪ とびっきり美味しいのを食べさせてあげるんだからっ」

提督「母さん、これ洗っておいて」ドサドサドサ

雷「出張用の荷作りもしておくわね。なーんでも頼ってちょうだい♪」


提督「母さん」

雷「はーい♪ お次はなぁにっ?」

提督「浮気はしないから」

雷「……」

提督「絶対にしないから。私の『母さん』は君一人だけだ」

雷「うん」

提督「絶対に、なにがあっても、天地神明に誓ってしないから」ギュッ

雷「うん……♪」ギュー


イチャイチャ イチャイチャ


暁「……」

響「……」

電「……」

響「電、感想をどうぞ」

電「司令官さんとお姉ちゃんは仲良しさんなのです!」ニパー

響「うんそうだね、暁は?」

暁「本日はお日柄もよく、なのです」トオイメ

響「うんそうだね」トオイメ


艦!

もうロリコンでいいや(諦観)
ご一読ありがとうございました


〈オトンとオカンとツンツン(デレ)軍団〉


叢雲「だからなんで私がそんなこと……!」

曙「やるって決めたんだから仕方ないでしょ!?」

満潮「ったく……なんで私こんなところに……」ブツクサ

霞「いつまでグダグダ言ってんのよあんたら。私は覚悟決めたわよ」

雷「あら、みんな揃ってどうしたの?」ニコ

提督「私たちになにか用かな?」ニコ

四人「「「「……」」」」

二人「「??」」キョトン


叢雲「あー……」

曙「えー……」

満潮「んー……」

霞「……」

四人「「「「お父さんお母さん、いつも私たちのためにありがとう」」」」ペコリ


シーーーーン


叢雲「……ちょっと! なんか言いなさいよ!///」

霞「わわ、私たちがバカみたいじゃない、これじゃあ!///」


提督「……」

雷「……」

曙「ほんっと気まずいんだからそういうのやめなさいよね!?///」

満潮「あーもー、だから嫌だったのよマジで……///」

提督「ひっく」

雷「えっぐ」

四人「「「「えっ」」」」

雷「うわあああああん嬉しいよおおおお」オーイオイオイ

提督「反抗期の娘たちがようやくデレてくれたよおおおおおお」オーイオイオイ

四人「「「「ええ……(困惑)」」」」


艦!


〈オトンとオカンと朝潮型海水浴〉


大潮「いっきまっすよー!」ピュー

霰「わー」ピュー

朝雲「ちょ、ちょっともう、引っ張らないでよー!」

朝潮「こら! ちゃんと準備運動をしてから海に入りなさい!」

荒潮「霞ちゃん満潮ちゃんは大人の都合により欠席ですよ~」ニコニコ

朝潮「もう……それでは父様母様、これより朝潮型駆逐艦5隻、海水浴へと突入いたします」ビシッ

提督「ああ、了解した」

雷「ケガしないようにね~」ノシ


提督「……みんな手がかからなくていい子だなぁ」

雷「そうねー。霞と満潮も、素直じゃないところはあるけどしっかり者だし」

提督「大潮は子供っぽいだけかと思いきや健気な子だし」

雷「荒潮や霰はつかみどころないけど世話もかけないし」

提督「朝雲はむしろ世話焼きの類だし」

雷「朝潮に至っては、もうなにも言うことないし」

提督「……父さんたち必要ないんじゃないかな」ズーン

雷「なんだかちょっとさみしいわ、お父さん……」ズーン

霰(めんどくさい人たちだなぁ……)←こっそり戻ってきた


艦!


〈オトンとオカンと睦月型幼稚園〉


睦月「睦月の艦隊、いざしゅっぱーつ!」

皐月「あー! ちょっとそれボクのだよー!」

文月「むーちゃん、文月たちも混ぜてよ~」

菊月「ほう。『長門』模型と『陸奥』模型の揃い踏みか……いい趣味だ……」

長月「いや待て! あっちの『陸奥』は弥生のだろう!」

弥生「……いえ、怒ってませんよ。怒ってませんってば」

卯月「やよちゃん笑おうぷっぷくぷー♪」

如月「あらあらこんな風にうふふふふ~♪」

望月「望月たるいよたるるるるー」

三日月「……後半なんだか適当になってませんか?」


ワーワーキャーキャー


提督「……こういうのだな、母さん」

雷「……ええ。こういうのを求めていたのよ、お父さんっ」

提督「お前たちー! ちゅうもーく!」

雷「ご飯できたわよー! おてて洗ってうがいしてきなさーい!」


ワーワー ヤッター ハシルナー ウフフフフ ダルー


雷「はふぅ……」ホッコリ

提督(母さんが幸せそうでなにより)ニコニコ


艦!


〈雷は私の母親に(ry〉


雷「ねえお父さん」

提督「なんだい母さん」ニコ

雷「お父さんはロリコンなの?」

提督「」ブー

雷「まっ、たいへーん! 今お掃除するわね」イソイソ

提督「げほっ、ごほ! ま、待ちなさい母さん、誰からそんなことを……!」


雷「うーん、特に誰からってことはないんだけど。単に私が気になっただけよ?」フキフキ

提督「なんでまたそんな……」

雷「ちなみに、お父さん? お父さんが私を選んでくれたのはなんで?」

提督「……母さんはその理由を、ただ見目が幼いというだけのものだと推測したのかい?」

雷「ううん、全然?」ニッコリ

提督「えっ」

雷「えっ」


提督「……私が母さんを『母さん』にしたことに、これといった理由はないよ。ただ君が君だったからだ」

雷「知ってるわ」ニコッ

提督「じゃあ今の問答はなんだったんだい……」

雷「お父さんが私を好きでいてくれる理由なんてなんでもいいの。ただそれが最初に言ったような理由だとしたら……」

提督「だとしたら?」

雷「たとえそうだとしても、私はぜーんぜん気にしないからね、って言おうと思って!」ニパー

提督「……やれやれ」


提督「えー、極めて陳腐な物言いにはなるがね」

雷「うんっ」

提督「私は母さんの外見が小さいから『母さん』になってもらったわけではなくて」

雷「うんっ」

提督「母さんがたまたま、母さんみたいな女の子だったというだけの話なんだよ」

雷「うん、うんっ」

提督「言い終わってから思ったけど、これ言い訳にしか聞こえないね」ニッコリ

雷「私はぜーんぶわかってるからね。だから大丈夫よお父さんっ」ニコニコ

提督「…………………………ま、いっか別に」ニコニコ


艦!


〈お前じゃねえ座ってろ〉


提督「さて、明日も早いしそろそろ寝るかな」


ガラッ


雷「……」

提督「おや母さん、こんな夜中になにか用かい?」

雷「……司令官」

提督「……なにか用かい、雷?」


雷「」ギュッ

提督「こら雷、袖が伸びてしまう」

雷「ごめんなさい……」ギュー

提督「……怖い夢でも見たかい?」

雷「」コクコク

提督「そうか……」

雷「……」

提督「じゃあ、一緒に寝ようか」

雷「」コクリ


提督「……」

雷「……」

提督「……z」

雷「司令官、起きてる?」

提督「……起きてるよ」

雷「そう……」

提督「……」

雷「司令官」

提督「うん、うん。起きてる、起きてるから」


雷「司令官」

提督「なんだい」

雷「……だっこ///」

提督「……さっきからやけにモジモジしてると思ったら、それが言いたかったのか」クスクス

雷「///」

提督「ほら、おいで」

雷「///」ギュー


雷「……誰にも言わないでね、司令官///」

提督「言っても誰も信じやしないさ」クスクス

雷「いいから、言わないでねっ! 約束なんだからね!///」

提督「はいはい」

雷「もう……」ウトウト

提督「……」

雷「……すぅ、すぅ」

提督「……」ニコ


ガサッ


提督「ん?」チラ

         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..艦 _これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ <……
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<}



提督「……」

         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..艦__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ <……
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<}



提督「あの。特に君の出番とかじゃないんで、帰ってもらえるかな」

         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..艦__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ <……チッ
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<}



提督「……」

雷「すぅすぅ……しれいかん~♪」スリスリ


艦!

妖怪が出張ってきた理由がわからない方は>>1の上から3番目あたりのスレを読むといいと思います(ステマ)
それにつけても駆逐艦っていいよね!
ご一読ありがとうございました

そういや大井っちスレで大井っちと綾波と加賀が嫁的なこと言ってたけど、綾波と加賀はまだなんだな

そう言えば、その三番目のスレで言ってた順番、それを楽しみにしていたりする

>>163
綾波は単純にネタが思い付きません……
ていうかよく覚えてますね

>>165
藪蛇だったよちくしょう!
すでにあの順番はだいぶ崩れてるんで期待はしないでください
次の加賀とその次の摩耶までは、だいぶ長いこと待ってくださっている方がいるので確定してます


〈オトンとオカンとぴゃあああああ〉


酒匂「お父さーん」

提督「どうした酒匂」

酒匂「酒匂ねー?」

提督「うんうん」

酒匂「大きくなったらお父さんのお嫁さんになったげるぅ、ぴょん♪」

提督「ぶふううううっっ!!!」


雷「……」

提督「ち、違うんだ母さんこれは」ワタワタ

雷「……」

酒匂「……」

提督「……」ゴクリ

雷「酒匂さんはもう十分に大人だと思うけど?」キョトン

提督「」ズコー


酒匂「酒匂実戦経験少ないからねぇ~。大きくなったらっていうより、強くなったら、って言った方が正確かな?」

提督(あ、そういう意味か……)ホッ

酒匂「矢矧ちゃんたちみたいに強くなったら、今よりもーっとお父さんお母さんの役に立てるかなって、酒匂そう思ったんだ♪」

雷「酒匂さん……」ジーン

酒匂「だからお母さん。その時になったらお父さん、酒匂に譲ってね!」ニッコリ

雷「それはダメ」ニッコリ

提督(胃が痛い)


艦!


〈オトンとオカンと最新鋭〉


阿賀野「ふわぁ……」ゴシゴシ

提督「おや、阿賀野はおねむかな」

阿賀野「おねむって……もーお父さん、阿賀野は赤ん坊じゃないんだからね! 見てよこの健康的なボディ!」フンス

提督「はは、ごめんごめん」

阿賀野「ふーんだ。ちょっと暇してただけよ」プイ

提督「でも母さんが……」

阿賀野「へ?」


雷「阿賀野さんおねむなの? それじゃあお昼寝しましょっ? 子守唄歌ってあげるわね!」キラキラ

阿賀野「……」

雷「」キラキラ

阿賀野「……」チラッ

提督「」クスクス

阿賀野「あー、っとぉ……それじゃあ阿賀野、お母さんに甘えちゃおうかなー!」

雷「やったー! うふふふふっ♪」

提督「……」ニコニコ


艦!


〈お母さんとお姉さん〉


雷「暁、ハンカチ持ったー?」

暁「……持った」

雷「暁、お財布忘れてなーい?」

暁「……忘れてない」

雷「暁、車には気を付k」

暁「んがー! いい加減にしてよねいつもいつも! 私、姉! あなた、妹! わかる!?」

雷「でも竣工は私の方が先よ?」キョトン

暁「どーでもいーのそんなことー! 私の方がお姉ちゃんなんだからー!」ジタバタ


雷「わ、わかったわ暁、だから落ち着いて?」

暁「それ! それもよそれも!」

雷「それ?」

暁「『暁』じゃなくて『お姉ちゃん』って呼んでよねっ! 私の方がお姉ちゃんなんだからー!」ジタバタ

雷「でもメディアミックスによって二人称が違うこともあるし、一々気にしてたらSSなんて書けなくなっちゃうわよ?」キョトン

暁「メターい!! とにかく私がお姉ちゃんなのー! お姉ちゃんったらお姉ちゃんなのー!」


ワーワージタバタ


雷「はあ……わかったわ、暁お姉ちゃん。もう余計なお世話を焼いたりは……」


暁「そう! わかったならそれでいいのよ! 暁は大人でお姉ちゃんのレディーだから、許してあげる!」フフン

雷「お世話……もう焼いたりは……」

暁「? 雷?」

雷「……」

暁「も、もしもーし? 雷さーん?」

雷「ふえぇ。おせ、お世話、焼きたいよぉ」グスッ

暁「!?」


雷「やき、やきたい、お世話っ、したいけ、ど」エグエグ

暁「あわ、あわわわわ」

雷「でも、でもでも、暁が嫌っていうなら……迷惑だったのなら……ぜ、善意の、押し売りだったのなら……」

暁「え、ちょ、別にそういうわけじゃ」

雷「うええええええええん!!!」オーイオイオイ

暁「わかりましたごめんなさい今までどおりでいいから! だから泣かないでー!?」


艦!


〈お父さんとお姉さん〉


響「やあ司令官、ごきげんよう」

提督「ごきげんよう、響」

響「今日は珍しく、雷と一緒じゃないんだね」

提督「おいおい。その言い方じゃあ私が24時間365日、母さんと共に過ごしているみたいじゃあないか」クスクス

響「うん、正しくそういう意味で言ったね」

提督「いやいや。実際にはその5分の3程度だよ」ニコニコ

響「うん、十分すぎるね」


響「ところで司令官」

提督「なんだろう?」

響「雷は私の妹だ」

提督「うん、まあそうだね」

響「雷はあなたの『母さん』だ」

提督「うん、確かにそうだね」

響「すると当然の帰結として――私は司令官の『義姉』ということになるね」

提督「……まあ、そうなるかな」


響「……」

提督「……」

響「……」ジー

提督「……」

響「…………………………」ジィィィィィ

提督「……なにか用かな、義姉さん」

響「……『義姉さん』か。いい響きだ、悪くない」ムフー

提督「ははは……」


艦!


〈改めて議論するまでもなく、電は天使である〉


提督「電、こっちにおいで」

電「はい、司令官さん。ご用事はなんなのですか?」トテトテ

提督「……」ナデナデ

電「はわっ!? どど、どうしたんですか?///」

提督「……」ナデナデ

電「はうぅ……///」


雷「電、こっち来てー」

電(お姉ちゃん! 助かったのです!)

電「し、司令官さんごめんなさい、お姉ちゃんが呼んでいるので!」イソイソ

提督「……」

電「それで雷お姉ちゃん、ご用事はなんなのですか?」

雷「……」ナデナデ

電「はわわわわわわわ///」


提督「……」ナデナデ

電「後ろから!? 奇襲っ!? 奇襲なのですかー!?」ワタワタ

雷「……」ナデナデ

提督「……」ナデナデ

電「はう、はううううう。ど、どうしてこうなった、なのです……///」

雷(ああ、私たちの妹って)ナデナデニコニコ

提督(やっぱり天使だなぁ)ナデナデニコニコ

電(もしかしてこの人たち、甘やかせるなら妹でも娘でも、なんでもいいんじゃあ……)


艦!

まったく、駆逐艦は最高だぜ!
オチはありません
ご一読ありがとうございました


〈オトンとオカンとちとちよと〉


千代田「おっ父……?」

提督「な、なんだい急に妙な呼び方をして」

千代田「あのね、私千歳お姉のことは『お姉』じゃない?」

雷「うん、そうね」

千代田「だったらお父さんお母さんは『おっ父』『おっ母』になるのが自然だと思わない?」

雷「……理屈の上ではそうなるけど」

提督「……コレジャナイ感がありありだな」

千代田「やっぱり?」


千歳「でも二人とも、今までの子はたいてい、『父さん』『母さん』だったんでしょう?」

提督「8割ぐらいはそうだったかなぁ」

千歳「だったらたまには変わり種がいてもいいんじゃないですか?」

雷「う、うーん? そうなのかしら?」

千歳「そうですよ。というわけで、おっ父、おっ母♪」

千代田「お姉がやるなら私も続くわ! おっ父、おっ母♪」

提督「……」

雷「……」

二人((割とアリかも))ホッコリ


艦!


〈オトンとオカンとヒャッハァァァァ!〉


隼鷹「親父ぃ~一杯やろうぜ~」ヘラヘラ

提督「お前、もう酔ってるじゃないか」

隼鷹「細かいことはいいんだよぅ♪ さ、さ、杯をどうぞっと」トクトク

提督「ふむ。娘に酌してもらうのもたまには悪くないな」

隼鷹「そりゃ遠回しなノロケかい? 母さーん、なんかおつまみー!」

雷「はーい♪ ちょっと待っててねー」


隼鷹「んでさーその時飛鷹がさー。ありゃ傑作だったねー!」ケラケラ

提督「う、うーん。上に新しい下着を陳情しておくべきか……?」

雷「はーいそこまで♪」

隼鷹「へ?」

雷「休肝日って言葉知ってる?」ニコ

隼鷹「い、いやでも、もう5杯ぐらい飲んじゃったし、むしろまだ5杯しか飲んでないし……」

雷「でもそれ毎日のことよね、隼鷹さん?」ニッコリ


提督「ま、母さんに言われちゃ仕方ないかな」

隼鷹「お、親父ぃ! 雷全然甘やかしてくんないじゃんかよー! 話が違うー!」

雷「いくら遊ぼうが食べようが止めたりしないわ。でもお酒とたばこはダメ!」メッ

雷「限度を取り払って後悔するのはあなたたちなのよ? そんなのお母さん耐えられないわっ」

隼鷹「うう~」グス

提督「はは、諦めなさい隼鷹。母さんはこの点だけは容赦ない人なんだ」

隼鷹(くそ、いいもん。部屋飲みするからいいもん)ブツクサ

雷「クローゼットの隅っこに隠してあったお酒ならもうないわよー?」ニコニコ

隼鷹「NOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!」


艦!


〈オトンとオカンとそうだ、京都に行こう〉

※前スレネタ注意


提督「はー……いいなぁ京都は、風情があって」ホッコリ

雷「もう、お父さんったらジジ臭いわよ?」クスクス

提督「はは、言われ慣れたよそんなことは……っと?」

雷「そこの女の人、なんだか様子がおかしくない?」

提督「もし、そこの方。どうかされましたか?」


別鎮守府の扶桑「えっ、あ、その……」ワタワタ

提督「旅行者の方ですか? 私たちもそうなんですよ」

雷「旅は道連れなんとやら、困ったことがあったらなーんでも頼ってちょうだいっ」フンス

扶桑「実は……観光地図を失くしてしまって……」

雷「まっ、たいへーん!」

提督「では我々と一緒に来ませんか?」

扶桑「いえしかし、せっかくの親子水入らずでしょうに……」

提督「家内です」

扶桑「……………………は?」


扶桑「……舞鶴の方だったのですね。ああビックリしたわ」ホッ

提督「そんな驚くほどのことですかね?」

扶桑(ケッコンカッコカリだと聞かなかったら多分通報してたわ……)

提督「注文なににします?」

扶桑「あ、じゃあこのお雑炊を一つ……」

雷「せっかくだから今日一日、扶桑さんも私たちの娘になってみない?」ニコ

扶桑「いえちょっとそれは……」ヒラヒラ

雷「うーん。ウチのみんなは一も二もなく聞いてくれるのになぁ」ションボリ

扶桑(それはそっちの鎮守府がおかしいのだと思うけれど……)


提督「なるほど。そちらの司令官は妹さんとケッコンを」

扶桑「ええ。ハチャメチャな妹夫婦で困ってしまいます……はぁぁぁぁ」

雷「ダメよそんなんじゃっ」

扶桑「えっ」

雷「タメ息っていうのはつけばつくだけ幸せが逃げていっちゃうものなのよ? ほら、笑って笑って!」

扶桑「ええ、と……こう?」ニコ

雷「よくできました! それじゃ、はいあーん♪」

扶桑「ふぁむっ?」モグモグ


提督「こら母さん、扶桑さんの雑炊を勝手によそるんじゃあない」

雷「あ。ご、ごめんなさい、つい癖で」アセアセ

扶桑「……」モグモグ

扶桑「『お母さん』、もう一口いただけるかしら?」ニコ

雷「! もっちろん任せてちょうだい! はいあーん♪」

提督「……やれやれ」クスクス

扶桑「うふふふ……」モグモグ


艦!


〈お艦ネットワーク〉


雷「っふふ~ん♪」テクテク

鳳翔「あら、雷ちゃん」

雷「あっ鳳翔さん、こんにちはっ」

大鯨「雷ちゃんも、これから商店街でお買い物ですか?」

雷「大鯨さんもこんにちは! それじゃあ二人も?」


鳳翔「いつもいつも間宮さんに頼りきり、というわけにもいきませんから……」

大鯨「私は今夜、潜水艦のみんなとちょっとしたパーティをするんですよぉ」ニコ

雷「私もお夕飯のお買い物。今夜はなににしようかな~♪」

鳳翔「寒い季節になってきましたから、温かい物をメインに据えたいところですね」

大鯨「ビーフシチューとかですか?」

鳳翔「いえ、私はどちらかと言えば和食の方が得手なので……」

雷「ビーフシチューつながりで、肉じゃがっ!」ピョン

鳳翔「いいですね、肉じゃが。東郷閣下に想いを馳せつつ、作ってみましょうか」ニコ


大鯨「実は今夜のパーティ、お鍋パーティなんです~」ニコニコ

雷「お鍋かぁ……」

鳳翔「お鍋の季節ですね……」

大鯨「いいですよね、お鍋?」

三人「「「なにがいいって……」」」

鳳翔「意外と」

大鯨「手間が」

雷「かからないものねー♪」


大鯨「最近雨多くないですかぁ?」

雷「あー、洗濯物」

鳳翔「潜水艦の子たちは、特に洗濯が大変そうですね……」

大鯨「そうなんですよー……」

雷「雨だと鎮守府の廊下もビチョビチョになっちゃうのよね」

大鯨「あれってもしかして、いつも雷ちゃんが拭いてたの?」

鳳翔「雑巾がけぐらいは交代制にしてもよいかもしれませんね」


雷「うーん。私がやりたくてやってる、みたいなところもあるし……」

大鯨「私たちみたいな裏方と違って、前線に出てる人は毎日お疲れでしょうしねぇ」

鳳翔「だったらせめて、今度の雨の日には私たちを呼んでくださいね、雷ちゃん?」

雷「……誰かに褒められるようなお仕事じゃないわよ?」

大鯨「いいんですよぉ、今さらそんなの~」ニコ

鳳翔「ええ、ええ。好きでやっているのですから、構いませんとも」ニコ

雷「……そうね。好きでやってるんだものね」

雷「お言葉に甘えるわっ。ありがとう、二人とも!」ニコッ


艦!


〈マッサージ〉


雷「ほら、早く横になって……」

提督「いや、別にいいよ母さん。母さんだって疲れてるだろう?」

雷「疲れてないもん」

提督「そうは言ってもね……だいたい私だって」

雷「疲れてる」

提督「……」

雷「お父さんはなにもしなくていいのよ……? ただ横になって、じっとしてればいいの……」


雷「んっ、んん、んんんん~~~……っは、あ、はあ」

提督「もういい母さん、やめなさい」

雷「……」グイッ

提督「っ!?」ピクピク

雷「ほ、らぁ。今の、あなたのっ、体……私の思いの、ままだわ……」クス

提督「だっ……が、君の、その小さな体では、負担が大きすぎる……なあっ!?」ブルッ

雷「こんなに固くさせておいて、文句が言える立場じゃあ、はぁ、ないと思うわっ」グイグイ


提督「かっ、つ、っ~~~~~~~~!!!」

雷「ふふ、すっごーく楽しいわ♪ 今まで何回上に乗っかっても眉一つ変えなかったあなたが」ビキッ

提督「とっ、く、んぅ……」プルプル

雷「ちょっとした道具を使うだけで、こんなになっちゃうなんて……♪」

提督「もうやめ、もういい、十分わかったから……!」ゼーゼー

雷「あら、ダメよお父さんったら。まだ『マッサージ』は終わってないわ♪」

提督「終わってなくてもいい! 参った降参だ! なんでも言うこと聞くから! だから母さん――」













提督「足ツボマッサージはもうやめてええええええっっ!!!!! 足裏は鍛えようがないんだよおおっ!!」

雷「ちぇー」


提督「死ぬかと思った……」ゼーハー

雷「もう、お父さんったら大げさなんだから」

提督「……今度母さんにも体験させてあげるよ」ニッコリ

雷「……おっほん。も、元はと言えばお父さんが悪いんじゃない。いくら休んでって言っても聞かないんだから……!」

提督「渾作戦の最後の追い込み中だったんだ、仕方ないだろう」

雷「でもその渾作戦ももう終わったわ。ゆーっくり休んでくれていいのよっ?」

提督「いや、別に今休むこと自体に否やはなかったんだけどね……?」


雷「それにしてもすごい効き目だったわね。今度はマットタイプのツボ押し器具も買いましょーっと♪」

提督「え゛っ」

雷「でも、私がいくら背中に乗って足踏みしても、ぜーんぜん効かなかったのに。ちょっと悔しいわ」

提督「……母さんが軽すぎるんだよ。正直私は母さんの方が心配だ」

提督「艦隊の世話ばかりを焼いて、自分の健康をおろそかにしていないだろうね」

雷「……」

提督「まあ私が言えた義理でもないから、これ以上は追及せずにおくよ」ニコ


雷「そんなこと……ないもん……ふわあああぁ」ウトウト

提督「言わんこっちゃない。マッサージはやる側も結構疲れるからね。無理せず横になりなさい」

雷「うん……」コテン

提督「……」

雷「すぅ……すぅ……」

提督「相変わらず寝つくのが早いな」クスクス

雷「んっぅう~~……」ゴロン

提督「おっと」


雷「んにゃ……んぅ……くぅ……」

提督「……こんな小さな身体で、大の男をマッサージしようなんて方が、土台無理なんだよ」

雷「む~……」

提督「でも、ありがとう雷。君のその気持ちが、なにより心地良いマッサージだったよ」ナデナデ

雷「んんぅ♪」スリスリ

提督「っと、毛布毛布……これでよし」

雷「……♪」ヌクヌク

提督「それじゃあゆっくりとおやすみ。私たちのお母さん」


艦!

絶対にそんなはずないと思いながらもマッサージの後ろに(意味深)を幻視せずにはいられなかった者は正直に名乗り出なさい
私と握手です
ご一読ありがとうございました


〈オトンとオカンと九九艦爆〉


雷「蒼龍さんってさ」

蒼龍「なーに母さん?」

雷「お母さんっぽい」

蒼龍「ここまで来て企画の趣旨全否定!?」

提督「あーわかる」

蒼龍「わかるの!?」


提督「ははは」

蒼龍「っていうかお母さんっぽい子なら他にいくらでもいるでしょ?」

雷「うーん。いろいろと理由はあるんだけど……」

蒼龍「だけど?」

雷「やっぱり一番は、母性溢れるそのお胸だわっ」ビシッ

蒼龍「幼女オカンにセクハラ発言されるとか新境地すぎてもうね……」

提督「ははは」


艦!


〈オトンとオカンと不良娘〉


提督「こら、摩耶に天龍。またお前たちはそんな……」

天龍「あ? いちいちうっせーんだよクソ親父」

摩耶「んな細かいことに口挟んでくんじゃねーよ! アタシらの勝手だろうが!」

雷「いーえそうはいきません!」フンス

天龍「げっお袋!」

雷(……『お袋』呼びも悪くないわね)ホッコリ

摩耶「先進めていいか?」


雷「っとと。天龍さん! 外から帰ってきたらキチンと手洗いうがいをなさい!」ビシッ

天龍「やってられっかんなめんどくせーことよー! こちとら不良だぜ!」

提督「摩耶! 寝る前に歯磨きをしろといつも言っているだろう!」ビシッ

摩耶「けっ! 虫歯が怖くて不良がやってられっかよ!」

雷「ぬぬ」

提督「ぐぬぬ」

天龍「はははせいぜい情けねーツラ晒しやがれなにせアタシら不良だからなってちょっと待てやコラァ!!!!」

摩耶(なっげーノリツッコミだなぁ)


提督「どうかしたか?」

天龍「どうしたもこうしたもあるかこれのどこが『不良娘』だ! せいぜいが『第一次反抗期』じゃねーか!!」

雷「えっ違うの? 私てっきり乳幼児を育てる時の練習に付き合ってもらってたのかと……」

摩耶「駆逐艦でやれ。むしろいつもやってんだろ」

天龍「誰だこの台本用意した奴ぅぅ!!」

提督「ああ、それなら龍t」

天龍「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

摩耶「……帰っか」


艦!


〈オトンとオカンとザ・メシマズ〉


雷「はい、そこでコショウ振って」

磯風「む、こうか?」バサー

雷「多い多い多い多い!!!!」

磯風「大井がどうしたんだ?」バサバサー

雷「そういうお約束のボケはいいから!」

磯風「痴呆するほど歳を重ねたつもりはないのだが……」

雷「ううー……これは手強いわね……」グッタリ


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


雷「……」

磯風「……」

提督「では、いただきます。んむっ」モグ

磯風「」ドキドキ

提督「ふーむ……」モグモグ

磯風「」ゴクリ


提督「美味いっ!」パーラッパパー

磯風「!!!!」パァァァ

雷(ちゃーんと味見したんだから、心配しなくてもいいって言ったのに)クスクス

磯風「ほほ、本当か司令!? 虚言ではあるまいな!!」

提督「ふふ、少し落ち着きなさい磯風」

磯風「っ……と、す、すまない。今は二人を父母と、そう呼ぶ約束だったな」


提督「はは、呼び方なんて(きっとおそらく多分)どうでもいいさ」

提督「私は君たち艦娘全員を、本当の娘のように思っている。その事実は動かない」

雷「そうよ。磯風がお父さん……司令官のためにがんばった、っていうその事実が大事なんだから♪」

磯風「……いや。やはり父さん母さんと、今だけでも呼ばせていただこう」

提督「ふむ?」

磯風「この『磯風』という身体にどれだけの戦果が積み上がっていようと、あなたたちは尊敬に値する上官と秘書艦だ。その事実に変わりはない」

雷「磯風……」


磯風「父さん、母さん。あなたたちは間違いなく、鎮守府に所属するすべての艦娘にとって、父なる人、母なる人だ」

提督「……はは。参ったね母さん」

磯風「艦娘としては駆け出しの身で、こんなことを言うのもおこがましい話だが」

雷「……な、なんだか照れちゃうわね、お父さん?///」

磯風「ふふ。彼女らを代表して一言、言わせてもらえると嬉しい」

提督「……」ニコニコ

雷「///」モジモジ




「父さん、母さん。いつもいつも、私たちのためにありがとう」



艦!


〈たまにはお母さんだって〉


雷「ハンカチ忘れちゃダメよ、いーい?」

雷「大変、こぼしちゃったの? 今拭くもの持ってくるわ!」

雷「大丈夫、私がいるじゃない! ドックまで肩を貸すから、ほらもうひとがんばり!」

雷「うん、うん、うん……任せてちょうだい! 私がなんとかしてあげるわっ♪」

雷「いいのよ、気にしないで。もーっと頼ってくれていいんだからね?」


雷「……」

提督「おや、母さんじゃないか。今日は絶好調だったみたいだね」

雷「……」テクテク

提督「ふむ。今お茶を入れよう。母さんはちょっと休んでなさ」


ギュッ


提督「……母さん?」


雷「……みんなね」

提督「……うん」

雷「みんな、今日ね、いっぱいいっぱいいーっぱい、頼ってくれたの。甘えてくれたの」

提督「うん」

雷「嬉しかった。楽しかった。充実してた。なーんにも不満なんてない一日だったわ」

提督「ああ、わかるよ。よくわかる」


雷「……でもね? なんだか、ね? 変、なの、ね?」

提督「うん」

雷「疲れ、ちゃったの」

提督「……」

雷「変、よね? いっつもあんなに、頼って頼ってって言ってるの、に」

提督「そうかな」

雷「そう、よぉ。頼られるの、嬉しいのに。甘えられるの、好き、なのに。なのに、なんで私、疲れ、ちゃってるのぉ……?」グスッ


提督「母さん」ポンポン

雷「ふぇ……」

提督「母さん、雷、よく聞きなさい。いくら大好きなことでも、度を越してやりすぎれば疲れるのは当然だ」

雷「そうなの……?」

提督「そうだとも。なぜなら君は、こうして生身の身体を持って、ここに……ここにいるんだから」ポンポン

雷「……」

提督「だから、時として疲れて立ち止まってしまうのは、決して恥じることじゃあない。しょうがないことなんだよ」


雷「お父さん、司令官。私、私……」

提督「みんなへの愛情が、自分の中で薄れたんじゃないかと心配だった?」

雷「……」コクリ

提督「でもそれは単なる勘違いだ。母さんはちょっと疲れてるだけさ」

雷「本当に……?」

提督「本当だとも。で、疲れてる時にすることといえば、一つと決まっている」

雷「……♪」ギュー

提督「そう、そう……今は好きなだけ甘えてくれていいんだよ、みんなの『お母さん』」


艦!


〈たまにはお父さんだって〉


雷「これにて、全作戦完了ね」

提督「……ふぅぅぅぅぅ」

雷「本当にお疲れ様でした、お父さん!」ニコー

提督「本当にづがれだよぉ……」グテー

雷「ふふっ、今夜は楽しみにしててね? お父さんの好きなおかず、いーっぱい並べてあげるから!」


提督「その前に」

雷「?」

提督「母さん、こっち」チョイチョイ

雷「?」テクテク

提督「はいお膝にどーん」

雷「へぁっ」

提督「……」ギュー

雷「……えええええええっ!?!?!? どどどどどうしたのお父さん!?///」ジタバタ


提督「母さん分補充」グテー

雷「えっ、いや、意味がよくわか」

提督「甘やかすの好きなんだろ?」ダラー

雷「あのでもっ、できれば一回放してもらえるとっ///」

提督「やだ」ギュー

雷「ねえお父さん幼児退行してない!?///」

提督「してる」ギュギュー

雷「ええぇぇ……///」マッカッカ


艦!


〈たったひとり、ずっとふたり〉


雷「……」

提督「……」

雷「えっ?」

提督「その反応は、少しショックだな。せっかく勇気を出したのに」クスクス

雷「きゅ、急にどうしたの、お父さんったら?」ドギマギ


提督「いや、ね。もう何年口にしてない言葉なんだろうな、と……そう思い立ってね」

雷「……お父さん、顔真っ赤よ」クス

提督「母さんほどじゃないさ」

雷「……言わなきゃ伝わらない仲じゃ、もうないものね」

提督「でも、だからって口に出さなくて良いわけじゃない。そう思わないか?」

雷「そうね。言葉にすること、それ自体に意味があると思うわ」

提督「言って減るものじゃなし。安いご機嫌取りだと疑われない限りはね」

雷「もう、お父さんったら」クスクス


提督「……」

雷「……」

提督「母さん」

雷「うん」

提督「愛してる」

雷「うん」

提督「母さんは?」

雷「私も、愛してます」ニコ

提督「そうか」ニコ


提督「……」

雷「……」

提督「愛してるよ、母さん」

雷「……そうやってすぐ、調子に乗るんだから///」プイ

提督「はは、何回言ってもいいものだね、これは」

雷「……日課にしてくれても、いいのよ?」ボソ

提督「善処しよう」ニコ


艦!

         _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..完__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<}

    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´    /:.:.|    
   人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉   ノi:.:./    
    `¨¨´|   |___,.{   、_,.ノ
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        |   |___ __/
       /   | |_|
     ⊂ノ⊂ノ 」.|


ロリコンなど恥ずべき異常性癖だ、そう考えていた時期が俺にもありました
1年後、そこには元気に雷を追いかけ回す>>1の姿が!
もう二度とキスクル中にうっかり進撃したりしないよ!本当さ!

はい、雷スレ完結ですね
はい、糖分控えるとか言っといて途中からサッカリン大量投入するいつもの>>1でしたね
はい、次は予告通り加賀スレですね

それでは今までご愛読ありがとうございました
次スレでまたお会いしましょう
まったく、駆逐艦は最高だぜ!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月13日 (土) 18:57:43   ID: d5uoJJla

とっっっっっても面白かったです!!
あと、握手してください!(笑)

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