モバP「飛鳥のいろんなデレがみたい」 (531)
・モバマスSS
・安価、コンマ使用
・不定期更新
・病みますん
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466085951
とりあえず期待してるぞ
はよかけ
P「そう思いません?」
ちひろ「……」
P「無視しないでくださいよー」
ちひろ「えっ、私に振ってたんですか?」
P「他に誰がいるんですか」
ちひろ「そんなこと言われましても、えっと、なんですって?」
P「飛鳥のいろんなデレがみたいんです。病的にでもいいしお花畑でもいい、とにかく飛鳥のデレてるところがみたくなりまして」
ちひろ「また妙なことを言い出しますね……。飛鳥ちゃんとは普通に仲が良いのかなって私は思ってましたけど」
P「普通はもうお腹いっぱいなので、刺激を求めることにしました!」
ちひろ「通報しましょうか?」
P「……合法的に!」
ちひろ(未成年に刺激を求めてる時点で怪しいものよね)
期待
期待
P「そういうわけで、見守って頂けると幸いです!」
ちひろ「それはプロデューサーさんをですか? それとも魔の手が忍び寄ろうとしてる飛鳥ちゃんをですか?」
P「もちろんそれは……うーん」
ちひろ「悩まないでください! とにかく、変なことさえしなきゃ私は口出ししませんよ。あまり親密になり過ぎてもよくありませんけど、わかってますよね?」
P「ダイジョーブダイジョーブ、ちょっとデレさせてくるだけですから。それでは早速行ってきます!」
ちひろ「あ、ちょっと! ……本当に大丈夫かしら、飛鳥ちゃん」
ちひろ(まぁ、ああなった時のプロデューサーさんに良いことが起こるなんて思えないし、スタドリでも用意しながら様子を見るのもありよね。1ダースくらい?)
安価で行動を、コンマの現在値により展開を考えます
進行
・50を基準として現在値49以下で+、51以上で-にコンマが増減
・行動は増減に対応した展開へ近付ける。飛鳥のテンションを+方向なら上げて、-方向なら落とすような感じ(努力目標)
・00よりマイナスか、99よりプラスへ振り切るまで続行
例:
①現在値32の時、コンマ43=75
②現在値75の時、コンマ19=56
③現在値56の時、コンマ96=-40→終了
・00を下回ると負のオーラを纏った飛鳥、99を上回るとデレデレな飛鳥とイチャコラ(安価)しつつ現在値をその時のコンマに再設定
・ここまでをループ
エンディングまでの流れ
・超過した分の-は-、+は+で独立して計算していく
例:
-25、+32、-38、-12=(-75、+32)と表記
・現在値が50になった場合、-と+の値を逆転させてから現在値を再設定。上記の例の数値でいうと(-32、+75)に逆転
・-か+が100を超えたら終了、数値に対応したエンディングへ
P「まずはどうしようかなあ。テンションあげぽよな飛鳥のデレもみたいし、闇に飲まれた飛鳥のデレもみたい」
P「とにかくいろいろやってみるか! 頃合いを見て飛鳥とイチャコラすればいろんなデレをみせてくれるはずだ」
P「問題は飛鳥も素直でいて気難しかったりするんだよな。テンションが偏らないよう気をつけよう、なんか戻ってこれなくなる気がする」
P「おっ、いたいた。行動開始といこう、おーい飛鳥~」
最初の現在値をコンマで決めます
>>10
ほい
低いw
飛鳥「キミか。どうしたんだい、ボクに用でも?」
P「まあそんなとこだ。それよりなんか元気ないな?」
飛鳥「ボクだって調子の波ぐらいあるさ。今は……そう、騒がしい音楽を捨てて、静寂にこの身を委ねてみるのも悪くない。そんなところか」
P「お、おう。そんなところに何だけど、>>13でもどうかなって探してたんだ」
デート
飛鳥「デート? ボク……と?」
P(う、いきなり欲望に忠実すぎたか!? テンション低めだし突っぱねられるかも――)
飛鳥「……まぁ、いいよ。どうせもう帰るところだったから、寄り道でもしていくかい? 寮まで送ってくれる時のいつもの道から外れて、さ」
P「お、いいのか?」
飛鳥「キミが珍しくデートなんてものに、それも堂々と誘ってきたんだ。なんだか断るには惜しい気がしてね。キミはボクを楽しませられるかな、フフッ」
P「誘ったからには楽しませてやるとも! とはいえ寮にも門限があることだし、あれだ。下校デートみたいな感じでさらっと過ごそう」
飛鳥「構わないよ。さて、どこに連れていってくれるつもりだい?」
P「あまり長い時間は拘束できない、となると……あそことかいいかもな。最近とある人に良い場所を教えて貰って、飛鳥も行ったことなさそうなとこだ」
飛鳥「あそこ、ね。着いてからの楽しみというわけか。ボクの扱いを心得ているキミのことだ、期待するとしよう」
\カキーン/
P「どうだ、来たことないだろう?」
飛鳥「……バッティングセンター?」
P「ここを教えてくれた人によるとな、ストレスが溜まった時にここで三振して帰るといい具合に発散出来るそうだ。飛鳥もやってみたら気分転換になるかもよ」
飛鳥「ボールに当てられなくても発散出来るのかい? 信じ難いな」
P「まあまあ、まずはやってみろって。20球200円か、ほれ200円」
飛鳥「やれやれ……百聞は一見に如かず、か。やってみるよ」
P(そうして130キロを投げてくるとも確認せず空いてたボックスへ入っていく飛鳥がどうなるか、言うまでもなかった)
P「2球で俺と交代って早くない? たしかに130キロは女の子にはキツいだろうけどさ」
飛鳥「勝てないと思い知らされた勝負を続けられるほど今のボクは寛容にはなれなくてね。……キミはバットに当てられるからいいけど、空振り続けて楽しめそうもないな。ボクは」
P「そんなあなたに80キロのコースはいかが? これなら充分目で追えるし、断然当てやすいぞ」
飛鳥「キミがそう言うなら……うん、やってみるよ」
P(さすがにポコポコと当てられるようにはなったか。でもなんか打球が飛ばないんだよなあ。振り方がなってないというか)
P(……ちょっとレクチャーしてやろう。レクチャーするだけだ、だから少しぐらい密着しても許される。許されるべき)
P「飛鳥、ちょっとストップ」
飛鳥「? まだ終わってない、危ないよP」
P「なーにすぐ終わる。4、5球無駄になったっていいさ。それより飛鳥、どうせならもっと遠くまでかっ飛ばしたくないか?」
飛鳥「それは、まぁ。でも野球なんて経験もないし、ボクには当てるだけで精一杯さ」
P「いや、当てられてるなら望みはある。スイングのフォームを良くして、そのフォームでボールを真芯で捉えたら飛鳥の力でももっと飛ばせるんだ」
飛鳥「フォーム? ……真芯?」
P「うん。まずフォームな。バット構えてみ、そうそう。それをこう構えて――ちょい失礼」
飛鳥「え、……あっ」
P「このぐらい腕を引いて構えて、振った時に腕を伸ばしきるこの辺でボールに当てるよう思いっきり振り抜くんだ。俺もそんなに野球詳しくないけど、それだけでも変わると思うぞ」
飛鳥「…………。P、教えてくれるのは有難いが……近いよ」
P「近付かないと教えられないからな。いきなりだったのは、その、謝る」
飛鳥「別に、ボクを見かねてキミがそうした方がいいと判断したのなら……気にしない、けど」
P「そうか? じゃあ教えた成果を見せてくれ。当てられなくてもさっきよりも鋭く振れたら上出来だ。俺はまたネットの裏で見てるから、ほら来るぞ!」
飛鳥「たしか、このぐらい腕を引いて構えて――」
飛鳥「思いっきり……!」 スポッ カランカラーン
P(力み過ぎてバットがすっぽ抜けていきました。本当にありがとうございました)
飛鳥「……」
P「いや、気にするな。よくあるよくある。スイング自体に鋭さが増した証拠だ。備え付けのバットは他にもあるし、気にせず次いこう」
飛鳥「……。待って」
P「うん? どうした、また交代して残りは俺が打つか?」
飛鳥「そうじゃない。ボクがキミの教えを理解しきれていない可能性がある。だから、もう一度……教えてくれないかな、ボクに」
P「おお、喜んで!」
P(その後、3回くらいレクチャーという名の密着を許してもらい、4本ほどバットが空を舞っていったとさ。最後の方はいい当たりもちらほら出てきて、飛鳥にも楽しんでもらえて何よりだった)
P「機嫌良さそうだったなあ。やっぱり遠くまで飛ばせると気持ちいいよな、バッティング」
P「留美さんもアウト6つ分の空振りしても、1発当てられたら満足出来るのかもしれない。……もうちょい打率上がってもいいと思うが」
P「体のどこかに当たってくれ! って感じに振っても当たらないからなー。あれ、このフレーズはサッカーだっけ」
P「それより次はどうしようかな。>>18でもしてみるか」
目につきやすいところに巨乳グラビア雑誌
P「俺のデスクに表紙を巨乳グラビアで飾った雑誌を置いてみるか」
P「それも一冊や二冊ではない……全部だ! コンビニにある分だけでも買ってこよう」
P(買ってきた雑誌をバラけさせて全部が巨乳グラビアであることを一目瞭然にしておいて、と。あとは飛鳥が来るのを遠くから待ってよう)
P(うちのアイドルが表紙飾ってるのもあるからあまり他のアイドルには見られたくないな、って誰かきたぞ!)
P(あれは……凛か?)
凛「どこ行ったんだろう、プロデューサー」
凛「机も散らかってるし片付けてあげてたらそのうち来るかな。……うん?」
凛「…………」
凛「……。ふぅん……」
P(わーお。こういうのが趣味だったんだ、へー、ふーん、みたいなお顔をされていらっしゃる)
P(露骨に巨乳ばかりだもんなあ、凛といえど身近な男にそういうフェチがあると思ったらやっぱり引くかー)
P(あ、雑誌そのままにしてどっか行った。早くきてくれ飛鳥ー、俺に良からぬ噂が飛び交うかもしれんー)
P(……今度は卯月と未央か。凛を探しに来たのかな)
卯月「どこ行っちゃったんでしょうね、凛ちゃん」
未央「あちゃー。プロデューサーに用あるからって言ってたし、ここにもいないとなるともう……おっ?」
卯月「わぁ~、みんな綺麗ですね!」
未央「甘いなぁしまむー。こういうところに好きな女の子のタイプが出たりするものなのだよ」
卯月「ええっ!? それって、プロデューサーさんの……ですか?」
未央「他に誰かいる? どれどれ、ここはひとつ未央ちゃんがプロデューサーの好みを割り出してみせましょう――って」
卯月「……みんな、胸がすごく大きいです」
未央「ほっほーう、プロデューサーも男の子だねぇ!」
卯月「? 男の人って大きい方が好きってことですか?」
未央「そういう人の方が多い、とはよく聞くよね。人それぞれだと思うけど、ここまでわかりやすいとはプロデューサーも愛い奴よのう」
卯月「へ、へぇ~。そうなんですねぇ」
未央「ん? だいじょぶだいじょぶ、しまむーもまだまだ成長するって!」
卯月「な……何の話をしてるんですかぁ、未央ちゃんっ!?」
P(ガールズトークに花が咲いてるようだ。出来れば余所で、違う話題でお願いします……あれ? あそこにいるのは)
飛鳥「……」
P(飛鳥が卯月達の話をこっそり聞いてるみたいだ。気にしてない素振りしてるけどここから見てるとバレバレだな)
P(あ、近くに誰もいなくなったところで飛鳥が俺のデスクまで来たぞ。そろそろ俺も行くか)
飛鳥「……へぇ、なるほどね」
P「何がなるほどなんだ?」
飛鳥「!? あ、あぁ、なんだキミか。いや、キミの趣向を垣間見れたような気がしてさ」
P「趣向って、それのことか?」
飛鳥「巻頭グラビアのある雑誌は他にもあったはずだが、それらは除かれてるようだ。それが意味するところを推察すれば……自ずと答えは出てくる」
P(飛鳥もコンビニとかで立ち読みしたりするのかな、今販売されてる雑誌に詳しいみたいだけど。ファッション雑誌とか目を通してそうだし他の雑誌の表紙を何となく覚えちゃうとか?)
飛鳥「で、どうなんだい? キミはこういう、存在をわかりやすく主張してる大きさに目がないようだが」
P「いやいや、そんなことないぞ? そりゃあ大きい方が目を引くのは当然だ。でも俺は標高が高くないお山もそれはそれで」
飛鳥「ふぅん。喩えて言えば、どれくらい?」
P「んー、ずばりCぐらいからかなー。揺れるぐらいはやっぱり」
飛鳥「…………」 ジトッ
P「B……いえ、いっそAでも。私めは節操のない卑しい男でございます」
飛鳥「そのようだね。ふんっ……ボクだって、そのうち……」 ボソッ
P(何か聞こえたような気がしたけど聞かなかったことにしておこう。触らぬ乳に祟りなしと言うしな)
飛鳥「……さて、こんなものをデスクに広げたままにしておくのは教育にも悪いだろう。ボクが片付けてやろうじゃないか」 ポイッ
P「ああっ! ちょっ、まだ読んでない読んでない! もったいないことするな!」
P(そして、何とか雑誌は守られた代わりに、その日の飛鳥は少し不機嫌だった。でも凛の方がもっと不機嫌だった。何故だ)
P「凛には蔑むような視線を向けられるわ未央にはからかわれるわ、それに卯月の頑張ります! 連呼は何を頑張るつもりなのかよくわからんかった」
P「巨乳好きという噂が広まることはなかったのは幸いしたな……巨乳も好きだけど貧乳も捨てがたい」
P「うちの事務所の連中はどのくらいの大きさが多いんだろう。年少組はともかく」
P「いや、もうこの話題に触れるのはやめておくか。それより次は>>23でいこうかな?」
乳揉み
早速マイナスか
直球すぎるわ
P(触らぬ乳に祟りなしとか思っといてこれだよ。俺は欲求不満だったのか……?)
P(まあいいや、そうと決めた以上は揉んでやる。とはいえ後が怖いし、どう揉んだらお互いWinWinになるのか見当もつかない)
P(そういう時は専門家に頼るに限るな、愛海に教わってこよう)
愛海「――そっかぁ。お山に登りたい、プロデューサーのそんな海よりも深い情熱、あたしもよくわかる」
P「わかってくれるか、愛海」
愛海「でもね……あたしだって登りたいんだよーーっ!!」
P「それでこそ師匠! というかお前、何だかんだ邪魔が入ったり退治されたりで未遂に終わるらしいな」
愛海「ちょっとぐらいいいじゃんさ~、女の子同士なんだし……」
P「中身がおっさんだからじゃないのか?」
愛海「ひどっ!? これでもあたしアイドルだから、心もちゃんと女の子だから!」
P「それで、どうしたら俺は安全にお山を登れるかなあ」
愛海「プロデューサーは体も心もおっさんだからあたしよりハードル高いよねぇ」
P「14歳におっさん言われるとなかなか心に来るものがあるな……」
飛鳥「……」 ソワソワ
飛鳥(周りの視線が刺さるかのようだ……。やはり気付かれているのだろうか、それとも偽りの自分を晒していることで自意識を抑えられなくなっているのか)
飛鳥(これもPを試すため。Pがボクのでも本当に気にするものなのか、ワンサイズ上に見せるパッドをつけてみて)
飛鳥(もし普段から気にしているなら急な変化に何かしら反応を示すはずだ――なんて、浅はかな考えは捨ててくればよかった)
飛鳥(……C、か。Pには理解るものなのかな。早く試して、体調不良ってことにして帰ろう。ボクがこんなものつけてるなんてバレたら……はぁ)
P「ちなみに愛海は自前のお山を俺に登らせてくれたりする?」
愛海「えー、なんかやだなぁ。せめてもう少しありがたみとか感じてくれたらね。全てのお山には感謝しなきゃ」
P「するする、めっちゃする。毎日拝んで祈りも捧げる」
愛海「だめー! そんな態度だと一生誰にも登らせてもらえないよ!」
P「そんな悲しいこと言うなよ……」
愛海「まぁあたしも登らせてもらえてないんだけどねぇ。どうしたらいいのかな?」
P「愛海の場合は相手が悪かったんじゃないか? もっとこう、ガバッといけば触るぐらいは出来そうなもんだけど。常人離れしてる能力を持ったアイドルばかりでもないんだし」
愛海「ふむふむ、ガバッと。本当は合意の上で登りたいけど、致し方ないかー。ガバッと」
P「よくお仕置きされてるくせに何を言うか。合意を取ろうとしてたら説教もされないだろうに」
飛鳥「……や、やぁ」
P「お、あs」
愛海「ガバッと!」
飛鳥「えっ――」
愛海「ふへへ~……およ?」 ムニムニ
飛鳥「!? やっ、だめっ!」 ドンッ
愛海「ぎゃふん!?」
P「自分に正直過ぎるだろ……。大丈夫か、飛鳥?」
飛鳥「み、見ないでくれ。こんなボクを……見ないで……」
P「えっ? あの、そんなに落ち込むことだったのか……すまん。愛海に余計なこと吹き込んじまった」
愛海「いたたた……、で、でもこのぐらいの登山料で済むなら……♪」 ワキワキ
P「やめんか、飛鳥を見ろ飛鳥を。それでも無慈悲な登頂を繰り返すと言うなら俺がお前を登ってやるぞ」
愛海「ひいっ!? ぷ、プロデューサーの脅しなんかにあたしは……屈しない!」 ワキワキ
P「おまっ、飛鳥も何か言ってやれ。また襲い掛かられるぞ!」
飛鳥「……。いいよ、ボクを好きにするといい」
P「って、ええー!? 何があったんだ飛鳥!?」
飛鳥「だから愛海、このことは……黙っててくれないだろうか。頼む……!」
愛海「えっ、あ、そう? やだな~、あたしそんなつもりなんて無かったけど、そこまで言われちゃうとな~♪」
P「この展開についていけないのは俺だけなのか? ええい、そしたらこの機に便乗して俺も飛鳥のお山を登ってやる! ……ん?」 ポンッ
愛海「……」 フルフル
P「何だその慈愛に満ちた表情からの首振り!?」
飛鳥「早く場所を移そう。細かい話はそこで……往こうか、愛海……」
愛海「は~い♪ ありがとプロデューサー、あたしにもチャンスが巡ってきたよ!」
P「あ、こらっ、愛海! ……飛鳥、まるで逃げるようにいっちまった。よくわからんが一応後で清良さんに報告しとこう」
P(その後、何がどうなったのか俺は知らない。ただ1つだけ言えるとしたら、愛海のホクホク顔も束の間だったということくらいだ)
P「……うん、飛鳥からいい感じに負のオーラが出てる」
P「今の飛鳥とイチャコラ出来たらどんなデレがみられるかな」
P「ヤンデレ……鬱デレ? 何でもいいや、とにかくいろんなデレがみれればそれでいい!」
P「まずは>>30でイチャコラしてこよう」
あすなろ抱き
P「あすなろ抱きか。最近の飛鳥、何故か俺に背中を向けるからやりやすいしちょうどいいな!」
P「……でも何で背中向けたがるんだろう。愛海の一件から妙に俺を避けてるような、その理由も聞かないと」
P「飛鳥、飛鳥ってば」
飛鳥「……聞こえてるよ。何だい」
P「どうしてこっち向いてくれないんだ?」
飛鳥「それは……何だっていいだろう? ボクを嗤いにきたのか?」
P「そんなわけないだろ。むしろどうなったらその発想に至るのか、なあ教えてくれよ」
飛鳥「……とにかく、あっちにいってくれ。いかないなら……ボクが向こうへ往く」
P(うーん、逃げられそうだ。それなら捕まえるしかないよなあ?)
飛鳥「じゃあね、P。いずれ時が来たら――」
P「逃がさん」 ギュッ
飛鳥「あっ……」
P「……」 ギューッ
飛鳥「……」
P(少しは抵抗されるかと思いました。まる)
P「もっかい聞く。どうしてこっち向いてくれないんだ?」
飛鳥「それは……だって……」
P「飛鳥が話さないなら、俺も離さないぞ」
飛鳥「……上手いこと言ったつもりかい?」
P「反省はしている」
飛鳥「フッ…………逃げ場はない、か。話すさ。話せばいいんだろう?」
P「そうか? じゃあ俺も」
飛鳥「っ、キミはだめだ。ボクが話し終えるまではこのままでいてくれ。ボクにはまだ、キミに合わせられる顔がないんだ」
P「それがわからないんだよなー。飛鳥が俺に顔合わせられなくなるようなこと、思い当たらないんだよ。何かあったっけ?」
飛鳥「だって、あの時……ボクの、胸……」
P「胸? 愛海が飛鳥にガバッと行った時のことか? たしかに愛海はしっかりその手で登頂してたみたいだけど、そういうところ見られるの、そんな嫌なもんなのか」
飛鳥「……? Pは、気付いてないの? ボクが……あの時つけてたことを」
P「何を? あの時は突き飛ばされた愛海がまた悪さしないように気を回したり、こっちを見るなって縮こまった飛鳥に動揺したりで、それどころじゃなかったしなあ」
飛鳥「…………。何も見てない?」
P「何か目立つものがあったなら見たのかもしれないけど、あの一瞬で変わったところがあったかは覚えてないというか。なんだ、胸にアクセサリーでもつけてた?」
飛鳥「……そうか。愛海のことだから感触でバレたと諭って、気が動転してる最中にPにもバレたと勘違いしてたのか。なんだ……そっか」
P(飛鳥はさっきから何の事を話してるんだろう。どうも噛み合わないな)
P「それで、結局どうなんだ?」
飛鳥「あぁ。どうやらボクの早とちりだったみたいだ」
P「そうか。じゃあもうこっち向いてくれるな?」
飛鳥「だ、だめっ。話は終わったけど……全てが片付いたわけじゃない」
P「何でだよ? もう俺に顔を合わせられない理由もないんだろ?」
飛鳥「その件では、ね。でも真実の扉を開いたことにより新たな事象が観測されているんだ」
P「またよくわからんことを――あっ」
飛鳥「……」
P(飛鳥の頬がほんのり紅くなってる。勘違いしてたことが恥ずかしくなったのか、冷静になってみたら今の状況を恥ずかしく感じてきたのか、どっちかかな?)
P「なー飛鳥、俺はいつまでこうしてりゃいいんだ? そろそろちゃんとお前の顔を見たいんだが」
飛鳥「まだ、このままでいてくれ。……キミには悪いことをしたね。もう少しでいいから、犯した罪を贖えるようになるまで、ボクの罪ごと覆い隠すように……このままでいてくれないか」
P「まあ、それで飛鳥が納得するなら。その代わりもっと強く抱き締めてみたり」 ギュッ
飛鳥「……」
P「……抵抗しないんだな」
飛鳥「ふふっ、してほしいのかい?」
P「いや、助かる。というか嬉しい」
P(少しといいつつ、結局しばらく抱き締めたままだった。デレがいまいちよくみれなかったけど、最初だしこんなものかな?)
P「ふぅ……飛鳥の感触を堪能したぞ」
P「こんな調子でお膳立てしながら飛鳥のデレをみていこう。俺は飛鳥のいろんなデレがみたい!」
P「とはいえ、度が過ぎるとちひろさんにお叱りを受けそうだから、その辺わきまえつついろいろやってみるか」
P「どれ、今度は>>35とかやってみようかな」
ブライダル
無事1ループ出来たので、とりあえずこんな感じでやっていきます
1ヶ月半かけて約8万7千字のSSを投稿してたら、自分には安価(とコンマ)の方が気軽で性に合っていたということがわかりました……もっと早く気付けばよかった
またお付き合いいただければ幸いです
飛鳥がイベ報酬で出るので期間中は更新できるかわかりませんが、不定期って便利な言葉ですよね
乙
>>18
なんかIDすげえ
P「ブライダル関連の仕事とか、飛鳥は興味あるんだろうか」
P「相方の蘭子は14歳にして2度も経験したからなあ。……えっ、何でそんなやらせてるんだろう俺」
P「ま、まあ蘭子に関してはウェディングドレスとかお嫁さんとか、そういうことに興味はあるみたいだしまずは探ってみよう」
飛鳥「ブライダル……あぁ。この前蘭子がはしゃいでいたね」
P「飛鳥はそっち方面での仕事とか興味ないか?」
飛鳥「別に、ボクはキミから与えられた役割をこなすだけさ。キミがやれというのなら、ボクは応えよう」
P「そういうつもりで聞いてるんじゃないんだけどなあ」
飛鳥「じゃあ、どういうつもりだい?」
P「飛鳥はお嫁さんになりたいとか、そういうこと思ったりはしないのかなーって。飛鳥も女の子なんだから」
飛鳥「……P。年齢問わず女性が誰でも結婚に憧れを抱いているとは思わないことだ」
P「あ、はい」
飛鳥「まったく、いつからキミはつまらないオトナのようなことを言うようになったんだ? ボクのことを見てきたキミが、まさかそんな普遍的なイメージでボクを型にはめようとはね」
P「すまんかった。飛鳥はそういうことに興味はない、と」
飛鳥「…………別に、そうは言ってないだろう?」 プイッ
P(めんどくせええええ、だがそこがいい!)
P「へー、じゃあドレス着てみたいとかは思ったりするのか?」
飛鳥「……蘭子からは散々話を聞かされてきたからね。一度くらいそんな機会があってもいい、程度には考えているよ」
P「なるほど。安心しろ、ただでさえそういうことに関心のなかったであろう現在12歳の晴にもブライダルの仕事を回したからな。いつ誰にお呼びが掛かってもおかしくないと専らの噂だ」
飛鳥「どこで流れてる噂なんだいそれ?」
P「でもまあ、飛鳥もまったく興味ないわけじゃなくてよかった。つっても14歳のうちから独身を貫くつもりになられたらさすがに心配する」
飛鳥「ボクは風の吹くまま今を生きているんだ。そんなボクに遠い先のことを見据える余裕はなくてね。特に、結婚だなんて束縛のメタファーともいえることなんかには、さ」
P「お前は風来人かよ。風来……アスカ……うっ、頭が」
飛鳥「根無し草ってヤツだね。ボクはまだオトナの仮面はいらない、自由を謳歌している間は余計なことがあまり視界に入らないんだよ」
P「何となく飛鳥の言いたいことはわかった。現実味のないことに目を向けてないで今を楽しもうってことだな?」
飛鳥「そう取って貰って構わないさ」
P「そうかー。実はまだ返品してない衣装があって、ちょうど飛鳥くらいのサイズのドレスがあったりするんだよなー」 チラッ
飛鳥「……。なんだい、その目は」
P「いやあ、せっかくのチャンスなんだけどなー。今なら蘭子やみくに頼んで着付けもバッチリいけるだろうし、ぜひ俺も拝ませて頂きたいなー」
飛鳥「P、いくらキミだからってボクがそう簡単に手のひらで踊ると思ったら大間違いだよ?」
P「着てみたくないの?」
飛鳥「それは……」
P「仕事じゃないし、飛鳥が試着してたってことを黙っててほしいならその通りにするぞ?」
飛鳥「…………はぁ、やれやれ……仕方の無いヤツだな、キミは」
P(勝った……)
P「というわけで、これが衣装だ」
飛鳥「ほぅ……」
P(なんだかんだ食いつきがいいな。飛鳥のウェディングドレス姿、可愛いだろうなあ)
P「将来着ることになるかもしれないんだ。試着も滅多に出来るものじゃないし、ここで予習しとくのもありだろ?」
飛鳥「一時的に未来の先取り、か。フッ、それぐらいなら悪くないかもね」
P「それにしても飛鳥の花嫁姿かあ。ご両親程ではないにしろ、俺も飛鳥の人生を預かってる身ではあるし送り出すときは泣くのかな、俺も」
飛鳥「……えっ?」
P「私はアイドルとして新婦さんをプロデュースさせて頂いておりましたが、これからは私の分まで新郎さんがお二人の幸せな将来に向けて彼女をプロデュースしてあげてください――みたいなこと言いそうだ、俺」
飛鳥「…………」
P「式に呼んでもらえるかはさておきな。でも呼んでくれたら絶対いくから、もしアイドルを引退して飛鳥が結婚する日がきても俺のこと忘れないでくれよ?」
飛鳥「……か」
P「ん?」
飛鳥「…………ばか」 ボソッ
P「えっ? 飛鳥?」
飛鳥「もう……いい、やめた。ボクはこれを着ない。借り物なら、早く返すことだ」
P「ちょっ、なんだよさっきまでノリ気に見えたのに。……本当にいいのか?」
飛鳥「そう言っているだろう? 今これを着てしまえば、キミの描いた通りの未来が……待っているような気がしてね。……失礼するよ」
P「お、おう。うーん、見てみたかったのになあ」
P(そして、飛鳥はしばらく拗ねっぱなしだった。ブライダルの話題も今は持ち掛けない方が賢明だろう)
P「飛鳥の機嫌を損ねてしまった。まずはそこをどうにかしよう」
P「関係修復の際にみせてくれるデレはきっと素晴らしいものになるに違いない」
P「いや、そんな下心を持ってたら見透かされるか? とにかく飛鳥の機嫌が直るようにしなきゃな」
P「>>42……かな。ここは>>42でいって、機嫌を直した飛鳥からデレを引き出せたらいいのだが」
夜の街をドライブデート
P「普段はしてやれないような特別なことをすれば、飛鳥だってさすがに機嫌直してくれる、よな?」
P「例えば……門限なんて気にせず夜の街に繰り出してみるとか。いやいや、夜中に中学生を連れ回すのは危ないしそれで何かあったら預かってる身として申し訳も立たないぞ」
P「となると、やっぱり車か。ドライブデートなら誰に気付かれることもなく安全に過ごせる。ずっと車内じゃ窮屈だろうけど、こういう非日常なことなら飛鳥も歓迎してくれるだろう」
P「いろいろ手配もしなきゃいけないけどな……門限過ぎるんだから、寮から飛鳥の外泊許可でも貰ってごまかさなきゃならんし。とにかく行動に移してみよう」
P「飛鳥、飛鳥」
飛鳥「……なに?」 ムスッ
P「うん、そろそろ機嫌直してもらいたくてさ。いろいろ考えてきたんだよ」
飛鳥「何か勘違いしているようだけど、ボクは機嫌が悪いわけじゃない。ただ今はキミにつきまとわれたくないだけだ」
P「そっか、じゃあやめとくか。俺と一緒にいたくないなら、断られるのも目に見えてるしな」
飛鳥「……言うだけ言ってご覧よ。ボクの機嫌を取りに来たというキミの発想、どんなものかだけ聞いてやるさ」
P「そう? 実はな、次の飛鳥のオフの日は俺もオフなんだ。日曜だし、それなら前の日はいくら夜更かししても問題ないだろう?」
飛鳥「夜更かし、か。キミはボクと何をしようというんだ?」
P「それはだな――門限なんて気にせず夜の街をドライブしに行こうぜ、なんて。飛鳥は夜の世界、好きだろ? 車なら遅い時間でも補導なんてされないし、俺だってついてる。だからどうかなって」
飛鳥「…………」
P「お気に召さない? なら仕方ないか……すまないが今の話は聞かなかったことに」
飛鳥「……そう結論を早めないでよ、ボクはまだ何も言ってないだろう?」
P「そうだけど、そもそも俺につきまとわれたくないなら車の中だなんて密室には居たくないんじゃないか?」
飛鳥「状況が変われば、心境も変わるものさ。夜の街をキミと……ね。門限を超えての密会、キミにしてはなかなか考えたじゃないか」
P「お、それじゃあ誘いに乗ってくれる気になった?」
飛鳥「どちらかといえば、ボクが乗せられるのはキミの口車にだね。キミがどんな覚悟をもってボクを夜の街へ誘うのか、またとない機会をふいにするのは惜しい。その覚悟に免じてどこへでも連れていくといいよ。このボクをね」
P「いいんだな、言ったな? よし、じゃあそうしてやろうじゃないか。あとは飛鳥を夜の寮から連れ出す秘策だ、ちょっと行ってくる!」
飛鳥「あ、P? ……慌ただしいヤツだな、まったく」
飛鳥(それにしても、夜の街をドライブとはね。いいのかな? 翌日がオフの日を選んでる以上、遅くまで車を走らせるのだろうし。もしかしたら朝まで、一夜をPと共に過ごすことになるかもしれないのか)
飛鳥(……うん。悪くない、かな……♪)
P「――というわけで、お願いします! 飛鳥を泊めることにして、飛鳥が寮の門限を超えて外出するために口裏を合わせてください!」
ちひろ「はい、駄目です♪」
P「やっぱりなちくしょー! ……一応伺っておきましょう、どうしてですか?」
ちひろ「プロデューサーさんもわかってますよね? ご自身がどれだけ非常識なことをしようとしてるのか。私に、じゃなくて」
P「そりゃあまあ、自覚はあります。担当アイドルを、ましてやまだ中学生の女の子を夜の街へドライブに連れていくわけですからね。でも常識に囚われていては飛鳥が喜んでくれそうなこと思いつかなかったんですよ!」
ちひろ「知りません! コミュニケーションが上手く取れてないからといって、挽回する方法にも限度はあります。飛鳥ちゃんがそれを望んだとしても駄目なものは駄目です。他のアイドルの子にも示しがつきませんよ?」
P「ぐうの音も出ねえ! くそー、いつからあなたはそんな常識のある人になってしまったんだ……」
ちひろ「私を何だと思ってたんですか!? とにかく、どうしてもというなら他を当たってください。まぁ無理でしょうけどね」
P「うーん、自宅通いのアイドルに頼んだところでそんなこと頼む理由を隠し通せそうもないし、俺も他に頼めそうな女性の知人は……。これは諦めざるを得ない……?」
ちひろ「ご理解いただけましたか? 早く諦めて、もっと健全な方法で飛鳥ちゃんと仲直りする方法を考えた方が建設的かと」
P「いや、でも、飛鳥にも了承取っちゃったし、ここで駄目になったなんて告げようものならそれこそ飛鳥の機嫌は……」
ちひろ「順序を間違えましたね、方法から間違ってますけど。ではこの話はおしまいということで私はこれから――えっ?」
飛鳥「…………」
ちひろ(あれは……飛鳥ちゃん? 聞こえてたのかしら、物陰から哀しそうな目をしてこちらを見てる……。だめよちひろ、これは飛鳥ちゃんのためでもあるんだから!)
P「はぁ……わかりましたよ。俺だってわかってましたとも。潔く飛鳥に伝えてきます。ドライブは無しになったって」
飛鳥「…………っ」
ちひろ(伝わってる! もう伝わってますプロデューサーさん! ため息をついて明らかに落胆してる飛鳥ちゃんが後ろの方にいますよ!)
P「ん? どうかしましたか?」
ちひろ「え? あ、その……」
P「あなたの言う通りです。もっと常識の範疇で、飛鳥と接することにします。すみませんね、無茶とわかっててこんなこと頼んで。他にアテがなかったものですから……」
ちひろ(やめて、今そんなこと言わないで! 飛鳥ちゃんの眼差しが胸に刺さる! まるで私が悪いことしてるみたいな状況になってるじゃないですか!)
飛鳥「……」 サッ
ちひろ「あっ……」
P「では、俺も飛鳥に伝えてきますね。変なこと頼んだりしてすみませんでした。失礼します」
ちひろ「…………ま、待って、ください」
P「?」
ちひろ(あーん、私のバカー!)
ブロロン ブロロン
P「……」
飛鳥「……」
P(ちひろさんが急に心変わりしてくれて何とか憂いなく夜の街へのドライブデートが実現したが、いざ車を走らせてると何を話したらいいかわからなくなってしまった)
P(都心の街並みは夜になっても明るいとはいえ、運転中に振り向くわけにもいかないし。飛鳥は楽しめてるのだろうか?) チラッ
飛鳥「……ねぇ」
P「うん? なんだ」
飛鳥「キミはこう思っていただろう。ボクが今この時を楽しめているか、ってね」
P「よくわかったな。正解だ」
飛鳥「これでも楽しんでいるよ、ボクなりに。観たことのない景色をキミの隣で眺めている時間は、思った通り悪くない」
P「それなら良かった。……どこか行ってみたい所はあるか? あんまり遠出は出来ないから、なるべく近場だとありがたい」
飛鳥「そうだね、無理をさせて居眠り運転なんてされたら困るしな。今日はキミが眠くならないうちに引き上げるつもりだったのかい?」
P「いや、飛鳥が眠くなるまで、かな。夜の世界を俺一人で堪能しても仕方ないしさ」
飛鳥「ふぅん。でもボクは今日は外泊することになってるんだ。ボクが眠ってしまったら、キミは朝までどうするつもりでいたんだ?」
P「うーん、どこか車停めておけそうなところに停めて、俺も寝るかな。……あっ」
飛鳥「……ボクを夜の世界に連れ出しただけのことはある。キミもなかなか大胆だね。これは、ボクもおいそれと眠ってしまうわけにはいかない、のかな?」
P「て、手は出さんぞ! そんなつもりで誘ったんじゃないからな!」
飛鳥「当たり前だろう? フッ、冗談だよ、焦らなくていい。ボクも相手は選んでるつもりさ。ボクの機嫌を取ることに必死で後のことをよく考えてなかったことも、こういう時に意外と紳士的なところも、ボクは理解っててここにいるんだ」
P「意外と、は余計だ。しかしまあだいたい合ってて言い返す言葉も思い浮かばん。って、やっぱりお前機嫌悪かったんじゃないのか?」
飛鳥「さぁね、もう忘れたよ。この場所とこの景色がそんなつまらないことは忘れさせてくれた。それともボクに思い出して欲しいのかい?」
P「滅相もございません」
飛鳥「それでいいんだ。……なぁ、海を眺められる所、往ってみたいな。いいかい?」
P「お安い御用さ。街から外れるけど夜のドライブといえば定番だしな、海の見える場所って」
飛鳥「定番、ね。それでも今の――14歳のボクにとっては未知の世界だよ。キミがボクを連れていってくれるのは、そういう世界が相応しい。そうだろう?」
P「そうだな。飛鳥が俺にそう求めてくれるなら、俺も応えてやらないと」
飛鳥「その調子さ。その調子で……もっと応えてくれると、いいんだけどね」
P「まだ何か不満があるのか?」
飛鳥「いや、今のところは満足しておいてあげる。さぁP、ボクが眠くならないうちに見せてくれないか。新しい景色を、さ」
P(俺達は辿り着いた海辺で結局朝まで過ごした。飛鳥はとうに限界だったようで、帰り道はずっと助手席で眠ってたな。無防備な寝顔が見たくて運転に集中出来なかったのは内緒にしておこう)
P「なんとか機嫌直してくれたみたいでよかったよかった」
P「寝顔も見せてくれたし、あれはあれで俺にデレてくれてるんじゃないか?」
P「よし、今度こそ最初からデレデレな状態でイチャコラしたい! 俺はやるぞ!」
P「そのためにもまずは>>47で攻めてみるか!」
添い寝
P「添い寝かー」
P「してみたいけど、どう連れ込んだらいいんだ? 直接添い寝してくれなんて頼んだら今度こそ引かれるんじゃ」
P「まあ、良い案が浮かぶかもしれないし事務所のソファーにでも座って策をこらしてみるぞ」
P(――そして何も思いつかないのだった。どうしたものか) ニャー
P(添い寝……添い寝って言葉が駄目なのか? もっとこう、いやらしさを感じさせない……うーん?) ニャー ニャー
??「……にゃあ」
P(飛鳥、俺と一緒にちょっと横になってみない? ……なんだそれ。全力で警戒されそうだ) ニャー ニャー ニャー
P(ってさっきからなんだこの愛くるしい鳴き声は。それに混じって人の声も聞こえたような、ん?)
雪美「P………やっとこっち見てくれた……」
P「雪美? なんだ、いつから隣に座ってたんだ?」
雪美「……。ずっと…前………」 ムスッ
P「え、そうなの? 悪かったよ、考え事してて全然気付いてやれなかった。すまん、この通り」
雪美「だめ…………許さない……」 ポフッ
P「おうふ、いつぞやを思い出す構図に」
雪美「私がいいって言うまで………動いちゃだめ……ペロもそう言ってる………」 ニャー ニャー
P「ほんとかー? 別にいいけどさ、まだ考え事終わってないし。俺を枕代わりにでも何でもしててくれていいぞ」
雪美「………そうする…ふふっ……」
P(あれ? 肩に寄り添って寝るのも添い寝にはなるのか。飛鳥と添い寝しようと画策してたら雪美が添い寝してきたでござるの巻)
雪美「…………zzz……」
P(寝付きいいなあ。座りながらだし寝心地はそこまで良くないと思うんだけど)
仁奈「ほー…………」
P「お、仁奈もいつの間に。どした」
仁奈「気持ち良さそうでごぜーますね……」
P「まあな。雪美、俺にこうして寄り掛かるのなんか知らんけど好きなのかも。悪いけど静かにしててくれな?」
仁奈「……あ、あの……P?」
P「ん?」
仁奈「仁奈も……Pにくっついてみても……」
P「なに遠慮してるんだよ。ほら、こっち空いてるから寄り掛かるなら好きにしていいぞ」
仁奈「ほんとでごぜーますか!?」
P「わっ、シーッ! 雪美が起きる……!」
雪美「…………」
仁奈「! ご、ごめんなさいです……。静かに、そーっと」 ポフッ
P「どうだ? 寝心地は良くないとは思うんだが」
仁奈「……ああ~っ、あったかいでごぜーますよ。これならポカポカ気分でおひるねできそう……」
P「そういうものなのか?」
雪美「………」 チラッ
仁奈「こうやってPにくっついてると、あったかい気持ちになりやがりますねー。P、仁奈になにしやがったですか?」
P「俺が何かされてる側なんだけどな。んー、体を預けられる相手ってなかなかいないし、そこを言うと2人には信頼されてるみたいで俺も嬉しいよ」
雪美「…………」
仁奈「Pもあったけーです?」
P「ああ、あったかい」
P(着ぐるみで寄り掛かられるのはあったかいどころか暑いんだけど、それは言わないでおこう……)
飛鳥「……何してるんだい、キミたち」
P「!?」
仁奈「Pとくっついてるですよ、飛鳥おねーさん!」
飛鳥「そのようだね。年端もいかない少女に挟まれて、さぞいい気分なことだろう。なぁ、P?」
P「含みのある言い方するなあ……」
P(そうだ、俺は飛鳥と添い寝するためにここに座って考えてたんだった。まだ何も良い案浮かんでないぞ)
仁奈「飛鳥おねーさんもPにくっつくですか?」
飛鳥「えっ? いや、ボクは……」
仁奈「えー、飛鳥おねーさんはPのことしんらいしてねーってことでごぜーますか?」
雪美「…………」 チラッ
飛鳥「な、何故そんな話になるんだ? ボクには……何が何だかさっぱりなんだが」
P(お、いいぞ仁奈。飛鳥が動揺してる!)
仁奈「こうしてるとあったかい気持ちになるでごぜーます。飛鳥おねーさんの気持ちになるですよ……飛鳥おねーさんはPとこうしてみたい、ちがいやがりますか?」
P「仁奈はこう言ってるけど、そうなのか?」
飛鳥「…………ここで空気を読まずに否定しては彼女の純心に傷を負わせかねない、か。参ったな……」
雪美「……」
仁奈「仁奈、少しの間ならどいてあげるですよ! ささっ、飛鳥おねーさんもここに座ってくだせー」 ポンポン
P「俺は構わないぞ。どうする、飛鳥?」
飛鳥「……はぁ、観念するしかないみたいだ。キミに寄り掛かればいいんだろう?」
P「そのまま眠ってくれてもいいんだが」
飛鳥「眠れないに決まってるさ、こんなの……」 ポフッ
P(こんな形でも添い寝は添い寝……だよな。ありがとう雪美、仁奈。後で思いっきり遊んでやるからな!)
仁奈「おー。飛鳥おねーさんもあったかい気持ちになれました?」
飛鳥「……仁奈、それ以上は勘弁して貰えないものかな」
仁奈「んー? 飛鳥おねーさんお顔が赤くなってやがりますよ?」
飛鳥「ちょっ!? 仁奈!」
P「ほほう、それはそれは。飛鳥にとってはあったかいどころか熱過ぎたかな?」 ニヤニヤ
飛鳥「キミも何を変なこと言って……! くっ、もういい。充分付き合ってあげたはずだ、ボクはもう往く」 バッ
P「あっ、もう終わり? 残念だなあ」 ニヤニヤ
飛鳥「そのニヤけきった顔、覚えておくよ……P。じゃあね」
仁奈「……P。仁奈、飛鳥おねーさんのこと怒らせちゃったですか?」
P「そんなことないさ。あれは照れてるだけ、であって欲しいな。それより仁奈はもういいのか?」
仁奈「よくねーです! もう一回Pにくっつくでごぜーますよ!」 ポフッ
雪美「…………」
P(それ以来、俺がこのソファーに座る度に面白がって、あるいは誰かにそそのかされて俺の右隣に座り体を預けてくるようになったのはまた別の話)
P(そしてその時は必ず左隣にいつも雪美とペロがいるのだった。何故だろう)
P「うーん……じっとしてないといけないから疲れるんだよな、あれ。あんまりソファーに座らない方がいいか」
P「でもどこからともなく雪美とペロがやってきて、気付いたらまた座らされてるってこともあるし……」
P「ま、いいや。悪い気がしないのは確かなんだから。それより飛鳥のデレだデレ」
P「お次は>>52でいってみるかな? さてどうなるやら」
コスプレ
P「コスプレかあ。今の飛鳥ならいろいろ着てくれるかな?」
P「せっかくだし飛鳥に着せてみたい衣装を用意しとこう。何にしよう……」
P「コスプレの定番でいえばキャラものはもちろん、ナース、巫女、魔法少女、CA――」 チラッ
菜々「?」
P「学生服……いやいや、飛鳥は中学生だからコスプレにならん」
菜々「なんだかよくわかりませんけどナナを見たらメイド服なんじゃないですかーっ!?」
P「決めた。>>54をコスプレさせよう」
菜々「あーん、無視しないでくださーい!」
メイド
P「冗談ですよ。実は飛鳥にコスプレして欲しいなあとふと思いついたもので」
菜々「いきなり何言ってるんですか!? そんな、担当アイドルを私欲でコスプレさせたいだなんて……!」
P「メイドの貫禄バッチリな菜々さんに、飛鳥に似合いそうなメイド服選んでもらえたらなー。あんまり詳しくないからなー」
菜々「露骨過ぎますってば! うぅ、一応聞いておきますけど……飛鳥ちゃんにコスプレさせたいというのはやましい気持ちからでしょうか?」
P「いや、純粋に可愛いだろうなーと思って。思いません?」
菜々「それはまあ、本人は嫌がりそうなのでキュートなツンツンメイドさんの爆誕ってところですかね?」
P「でしょう? お願いします菜々さん、俺に……飛鳥に似合いそうなメイド服をどうか……!」
菜々「むむむ……。えっとぉ、1回しか着ないならレンタルにします?」
P「レンタルできるものなんですか、メイド服」
菜々「レンタルできるものなんですよ、メイド服! じゃあ今度、プロデューサーとナナで一緒に……そのぅ……」
P「そうですね、任せっきりというわけにもいきませんし。あ、でしたら今から行きません? 善は急げと言いますから」
菜々「今から!? えっ、今から? あれっ? ちょっと待ってくださいね、心の準備がまだ」
P「さあ行きましょうすぐ行きましょう、どこへ向かえばいいですか?」
菜々「まだって言ってるのにーっ! と、とりあえずナナの知ってるお店は聖地にありますけど……今からじゃ間に合うかどうか、って聞いてます!?」
P「なおさら急ぎましょう! ほらほら、ウサミンパワーはどうしたんですか!」
菜々「雑っ!? もっとナナを大切に扱ってくださーい!」
飛鳥「騒がしいな……いったい何が、うん? あれは」
飛鳥「……」
P「それにしても、本当にレンタルできるものなんですね。メイド服」
菜々「普通は……予約して……届けてもらったり……するんですけどね……」
P「いやー、助かりました。すみませんね帰りまで急かしちゃって、後で腰でもマッサージします?」
菜々「それはそれは……ってナナは別に腰なんて、17歳のナナにそんなの必要ありません……!」
P「俺におんぶされてるくせに何言ってるんですか。ほら事務所着きましたよ。さあて飛鳥は」 ガチャッ
飛鳥「……やぁ。ボクが何だって?」
P「うおっ! い、いや、飛鳥に用があったからどこかなーって探そうと思ってたんだ。あービックリした……」
飛鳥「ボクに用、ね。背中の彼女を連れ回して、挙句に背負ってまでも果たすべき用事がボクに?」
菜々(ひぃっ、なんだか怖いですよ飛鳥ちゃん!) ヒソヒソ
P「……菜々さんのことはさておき」
菜々(おかないでくださいよー!) ヒソヒソ
P「これをな。飛鳥に着て貰いたいなーって考え出したら止まらなくなってこうなった」
飛鳥「これは……メイド服?」
P「うん。メイド飛鳥を一目見たくてさ。頼む! そのために菜々さんは犠牲になったんだ」
菜々(犠牲って何ですか犠牲って!?) ヒソヒソ
飛鳥「ウエディングドレスの次はメイド服か。キミはよほどボクをいろいろと着飾らせたいようだ」
P「見てみたいんだからしょうがないだろ、メイド服の飛鳥は絶対可愛いんだからな!」
飛鳥「どうせ着るなら格好のつく衣装を着せてほしいものだが。……どうしてもかい?」
P「どうしても!」
飛鳥「……まぁ、この服は最早俗っぽいけど当たり障りが無いともいえる、か。いいだろう。仕事としてではないのなら、その犠牲に報いてみてもいいよ」
P「ほんとか!? とか何とか言って、1回くらいは着てみたいとか思ってたりしない?」
飛鳥「さぁ、どうかな。しかし着るにしても、ボク1人では正しく着るために時間が掛かりそうだ」
P「そのための菜々さんだ。着付けを手伝ってあげてください、お願いします!」
菜々(元からそのつもりでしたよ! んもう、今度ちゃんとした埋め合わせしてくださいね! あ、ゆっくり降ろしてください、ちょっとまだ腰が……) ヒソヒソ
その後、写真NGなメイド飛鳥の鑑賞会が事務所の一室で密やかに開催されたとかなんとか
P「眼福だった……」
P「私服やらステージ衣装やらとはイメージが対極だしな……写真に撮りたかったなあ」
P「あんまり変なのでもなきゃ意外とホイホイ着てくれるのかもしれないし、また何か着てもらうのもいいな」
P「それはそれとして、>>58とかも試してみるぞ」
飛鳥が照れるまでひたすら褒めちぎる
P「褒めちぎるだけならともかく照れるまでとなると、怒涛のラッシュで褒め倒す必要があるな」
P「飛鳥は照れ隠しするの上手そうだから見逃さないようにしないと……」
P「それより飛鳥の褒めるところはたくさんあるけど、どこから褒めていこうか。素直に受け取ってくれたらいいんだが」
P「まずは……>>60から褒めてみるかな?」
(コンマが合計100超えるまで褒めちぎります)
ファッションセンス
P「飛鳥といえば、あのこだわり持ったファッションセンスだよな」
P「様になっててビジュアルは自分なりに磨いてきたと言うだけはある。そこを褒められたら飛鳥も嬉しかろう」
P「よし、一気にこちらのペースへ持っていって褒め倒そう!」
飛鳥「もう一度、言ってくれないか?」
P「だからー、飛鳥のファッションセンスは素晴らしいって何度も言ってるだろ?」
飛鳥「突拍子もなかったものでね……。ボクを褒めようだなんてどういう風の吹き回しだい?」
P「何となくな。アイドルになれたとはいえ自分のセンスに自信ないって子はいるし、逆にアイドルになる前からセンス抜群な子もいる。飛鳥もそうだったなあって話をしようと思った」
飛鳥「美意識は大事だからね。そうか、ボクなりに磨いてきたものはキミの眼鏡にかなうものだったんだ」
P「アイドルにスカウトしたくなるくらいにはな。素材の良さもあるだろう、でもそれをしっかり自分で生かしてるのは自分というものを理解してるってことだ。雑踏の中で俺が目を引かれたのも当然だな」
飛鳥「……」
P「飛鳥? 聞いてるか?」
飛鳥「手放しの絶賛なんて……慣れてないものでさ。ボクの中に湧き上がっている感情への整理が追いつかないんだ。どうしてくれるんだい、P? ふふっ……」
P(いきなり好感触だなおい、やっぱり褒められて嬉しい部分だったのかな? 次は>>62を褒めよう)
(コンマ20以上で終了)
エクステ
P(ファッションを褒められて嬉しいならエクステにも触れておくべきだろうな)
P「エクステも似合ってるし、いやエクステが似合うように考えてるってことか。そもそもエクステなんてよく知ってたな」
飛鳥「なんてことはない、辿り着いた先にこれがあっただけさ」
P「それでもただ付けるだけなら何というか浮くだけだけど、飛鳥はそうじゃなかった。ファッションとしても身体の一部と言っていいほど馴染んでるよ」
飛鳥「……どうしたんだ、P? まさかまたボクの機嫌を取ろうだなんて思っているんじゃないだろうね」
P「そんなことないぞ? 率直な感想ってやつだ。どうせなら本人に聞いてもらった方がいいかなと」
飛鳥「よしてくれ。言っただろう……慣れてないんだ」 プイッ
P(そっぽ向かれてしまった。でもこの流れならさすがに照れてるんだろうな)
飛鳥「……認められるというのはこんなにもヨロコビをもたらすものなんだね。承認欲求に飢えていたつもりはないが、他ならぬキミに褒められると……鼓動の高鳴りがやみそうにもないな」
P(もしかして飛鳥ってチョロい?)
飛鳥は「ねぇ、他には? キミの目に映るボクはそれで全てかい? そんなはずはないだろう?」
P「お、おう。そうだな……他には――」
P(せがまれる度に褒めようと思っていたことを褒めちぎっていたら、飛鳥の方がいっぱいいっぱいになっていた。飛鳥曰く、見せられない顔になっているだろうからこっち見ないでくれ、とのこと)
P(……うん、これなら飛鳥だけじゃなくて、みんなのこともちゃんと言葉にして褒めてみようかな。褒められてこんなに喜んでくれるなら褒めた俺としても気持ちがいい)
P「褒めるって大事なんだなあ、飛鳥が見違えるほど表情を柔らかくして俺にまた何かを期待する目を向けてたっけ」
P「褒めポイント……ストックしておくか。あまり適当なこと言ったり同じことばかり褒めたら飛鳥にも悪印象だろうし」
P「それにしても照れ飛鳥は可愛かった。声を大にして言いたい、照れ飛鳥は可愛いかった」
P「不意打ち気味に褒めてまた照れ飛鳥を拝ませてもらおう。それはともかく、この調子で次は>>65でいってみるか」
ホラー映画鑑賞
P「ホラー映画を鑑賞して素のリアクションを引き出してみるか」
P「飛鳥はホラー耐性あるのかな? 怖くても顔に出すような奴じゃないから注意深く見ておかないと」
P「……映画の鑑賞会なのか飛鳥の鑑賞会なのかわからんな。まあいいや、ホラーといえば――」
P「なあ飛鳥、小梅から借りた新作DVDのホラー映画を観るんだけどお前もどうだ?」
飛鳥「ホラーね……あまり興味はないな。どうしても誰かと鑑賞したいのなら他をあたってくれ」
P(断られるパターンは考えてなかったな……なんてこったい。返すときに小梅から映画の感想を求められてるし一人でも観ないと……)
P「わかったよ。もう他に残ってるアイドルはいないし、さっさと帰って一人で観ようかな」
飛鳥「? 事務所で観るんじゃないのかい?」
P「いや、くつろぎながら観たいし帰って観るつもりだったよ。飛鳥も気を付けて帰るんだぞ」
飛鳥「……待った」
P「なんだ? ああ、送ってほしいなら送ってやるぞ」
飛鳥「そうじゃない、気が変わったんだ。ボクもそれ、観るよ」
P「それって、これか?」
飛鳥「他に何があるっていうんだ。ほら、さっさと帰るんだろう? 早く行こうじゃないか、今宵限りに上映される小さな映画館へ、さ」
P(あぶねー! また飛鳥の気が変わらないうちに部屋に連れ込もう。……連れ込むって間違っちゃいないけどなんだかいかがわしい響きだ)
飛鳥「ここがキミの……邪魔するよ」
P「どうぞどうぞ。なんか飲むか? 500mlペットボトルだけどソフトドリンクなら多少は揃ってるぞ。冷蔵庫から好きなの持ってけ」
飛鳥「へぇ、気が利くね。最初からボクを誘うつもりで用意していたかのようだ。ふふっ」
P(事務所にいるうちに鑑賞する予定だったし、飲み物も偶然買い置きが溜まってただけだけど水は差さないでおこう)
P「さすがにポップコーンはないけどな。ホラー映画で食うものなのかもよく知らんが」
飛鳥「映画はよく観るのかい? わざわざ借りるくらいだから、ホラー映画が好きとか?」
P「そうでもないかな。でもまあ、どうせ観るなら誰かと観たいだろう? ホラーなら特に」
飛鳥「そう……だね。フッ、あまりみっともないところを見せないでくれよ?」
P「それはお互い様だ。小梅が勧めるぐらいだからホラーとして良作そうだし、いつまで涼しそうな顔をしてられるかな?」
飛鳥「それこそお互い様さ。御託はいい、早く鑑賞しようじゃないか」
P「おう、それじゃあ再生するぞ」
P(そして、悲鳴や息を飲む音が漏れないよう意地の張り合いが2時間弱続いたのだった)
P「……」
飛鳥「……」
P「凄かったな」
飛鳥「うん……」
P「外、暗くなっちゃったな」
飛鳥「うん……」
P「寮まで送るよ。先に車乗っててくれ、ほらキー渡しとくから」
飛鳥「うん? ……あぁ、理解った」
ガチャッ
P「さてさて、せっかくあんなもの鑑賞した後だし、暗い駐車場の車の中に一人で過ごしてもらってみよう。どうなるかな?」
3分後...
P「早速着信がきたぞ。まあまだ早いな、スルーしよう」
さらに5分後...
P「携帯が鳴り止まないな、なかなか来なくて痺れを切らしただけだったり? もうちょいスルーしてみるぞ」
さらに10分後...
飛鳥「P」
P「はい」
飛鳥「正座」
P「はい」
飛鳥「こんな子供染みた演出まで用意してるとは思わなかったよ。ねぇ、ボクはつまらない冗談は好きじゃないな。いいかい? ボクを怖がらせたかったのかどうかは敢えて聞かないでおいてあげるけど、趣味の悪いことはしない方がいい。小説を読了したら読後感というものが待っているように、ああいった映画を鑑賞してのめり込んでいた世界観を延長させたくなる気持ちは理解らないでもないが、自分の部屋にまで連れてきた相手へすることではないんじゃないか? そうだろう?」
P(早口気味にまくしたてられた。怖かったのかな)
飛鳥「……聞いてるのかい?」
P「はい」
P「んー、結局飛鳥のホラー映画の得意不得意まではわからなかったな。得意ではないんだろうけども」
P「そろそろ寝ようかなってところで飛鳥から着信くるし、一人で眠れなくなったとかなら可愛いもんだが」
P「飛鳥も強がりだからなあ。さてと、気を取り直すか。次行こう次」
P「>>70でいってみようかな?」
グラビア撮影の仕事
>>63
飛鳥は「~」 になってる箇所が……はって何だろう
ほどよい長さで終わるかと思ったルールと終了条件でしたが、意外と長引きそうですね?
P「グラビア撮影の仕事をさせてみよう。飛鳥の水着かあ」
P「…………」
P「水着かあ……」
P「飛鳥、仕事取ってきたぞ」
飛鳥「へぇ。どんな仕事だい?」
P「グラビア撮影だ。こういうのも経験してもらおうと思ってさ」
飛鳥「……グラビアって、ボクの水着姿を撮らせる、ってことだよね」
P「そうだな」
飛鳥「それが衆目に晒される、と」
P「アイドルなんだから今さらだろう?」
飛鳥「そうだけど、そうじゃない。ボクはこの身を包む衣装を含めて、ボクという偶像を体現させてきたんだ」
P「うん」
飛鳥「水着ではボクのセカイを表しきれるかどうか。ボクという偶像を求めるヤツらからすれば、水着なんてボクに求めないんじゃないのか?」
P「そんなことないぞ! いいか、飛鳥。アイドルの水着姿を見たくないファンなんていない。この俺が断言しよう!」
飛鳥「……」
P「だから自信を持ってグラビアを、って飛鳥?」
飛鳥「まさかとは思うが、キミもボクの水着姿を……見たい?」
P「見てみたいに決まってる! あ、でもそのためにこの仕事取ってきたわけじゃないからな?」
飛鳥「どうだか。……まぁ、確かに経験という意味では不足している領分ではある。キミが見せてくれる世界に少しでもボクの興味をひくものがあればいいんだが」
P「よし、それじゃ頼んだぞ!」
P(とはいえ14歳ってこともあるし、飛鳥のファッション性も尊重して肌の露出ばかりをアピールするようなのは控えておかんとな。渚の天使路線はまたいつかってことで)
撮影当日・とあるビーチにて
P(ええい、飛鳥はまだか! 着替えに手間取ってるならおれが手伝いにいってやろうか!)
P(にしても飛鳥が普段ステージで着てる衣装もそこそこ露出多いんだよな。あれを着れて水着をためらうのはやっぱり何か違うのだろう)
P(下着と水着も隠せてる面積からしたら同じなのに別物扱いだし、女の子の水着に対するイメージがよくわからん)
P(っと、さすがにそろそろ来るかな? ……おっ)
飛鳥「……。お望み通り、水着のボクのお披露目さ。どう、かな」
P「グッド! 飛鳥こそどうだ? その水着は」
飛鳥「思っていたものとは違ったよ。あぁ、決して悪い意味ではなくてね。これならボクもボクらしくあれそうさ」
P「お気に召したようで何より。撮影までまだ時間あるし、楽にしててくれ。俺は飛鳥の撮影が終わるまでにちょっとやることが」
飛鳥「そうかい? なら、そうさせて貰うとしよう。キミも自分の仕事をするといい」
P「ああ。ちょくちょく様子は見に来るから、それじゃ」
P(さてさて、これだけ暑けりゃ解放的なお姉さんの一人や二人いるだろう)
P(長らくスカウトなんてしてなかったけど、せっかくだからティンとくるような人を探してみよう)
飛鳥(ふぅ。気に入ったとはいえ水着は水着だ、やはり落ち着かないな)
飛鳥(こんな時ぐらい近くで見守ってくれててもいいだろうに。ボクを放ってまでやることなんてあるのか?)
P「……」
飛鳥(ん、ボクの様子を見に戻ってきたようだ。……そうだ、彼を目で追っていれば何をしてるか見当が付くかもしれない)
飛鳥(また動いたな。よし、出来る範囲で視認してみるとしよう)
P(……うーん、なかなかティンと来ないな。たまに声を掛けても逃げられるし)
P(まあこんなもんか。そう簡単に原石を掘り出せてたら苦労はしないんだ、焦らずいこう)
飛鳥(…………)
飛鳥(道往く若い女性を片っ端から観察しているようにしか見えない。たまに声も掛けているみたいだし、何をしているんだか)
飛鳥(今日この場でキミの目に映る少女は、ボクじゃ不満だっていうのか……?)
P(あー、だめだ。今日はだめそう。大人しく飛鳥のところに戻って付き添うか、ちょうど休憩入ったみたいだな)
P「調子はどうだ、飛鳥?」
飛鳥「あいにく上手く撮れていなくてね。予定より長引くかもしれない」
P「そうか、俺もやることやってきたからこれからは付いててやるぞ。何かあれば遠慮なく言ってくれ」
飛鳥「……なら、遠慮なく。キミは今まで何をしていたんだい? ボクを置いて、ここに来ている知らない女性と楽しくやっていたように見えたが」 ムスッ
P「えっ、いやいや! 俺は遊んでたわけじゃないぞ!」
飛鳥「本当に? つまらない嘘なら聞く耳を持つつもりはないよ」
P「本当だって! せっかくだからスカウトしたくなる人でもいないか見て回ってたんだよ」
飛鳥「……スカウト?」
P「Exactly(その通りでございます)」
飛鳥「なんだ、そういうことか……。で、でもボクが撮影の仕事をしている傍ら、ボクのことに目もくれずそんなことをしているのは失礼じゃないか?」
P「失礼って、飛鳥に? そう言われるとそうかもしれないけど、俺もプロダクションのためにやってることだしなあ」
飛鳥「とにかく! ……これ以降はボクだけをその視界に収めることだ。いいね?」
P「お、おう。そのつもりで戻ってきたんだ、あとは飛鳥の撮影をずっと見守ってるよ」
P(そして、俺が見ている前では遅れを取り戻す勢いでスムーズにOKを連発した。一人にさせたのがまずかったらしい、片手間にスカウトなんてやるものじゃないな……)
P「……あー、なんとかなった」
P「しかし撮影の最中に俺のこと見てたのか、飛鳥。そんなに離れてはいなかったから視界に入れる程度なら無理ではなかったろうけど」
P「それにしても、飛鳥も俺がいないと心細くなったりするんだな。ちゃんと見ててやらないと」
P「……信頼損なったりしてないよな? 次は>>76、してみようか」
なでなで
P「幸子によって鍛えられたなでスキル、飛鳥に発揮させてみよう」
P「大人しくなでなでさせてくれるといいんだけど、まずはやってみるか」
P「…………」 ナデナデ
飛鳥「…………」 ジトッ
P(そこには無言で少女の頭を撫で回す男と、そんな男にただひたすらジト目で何かを訴える少女がいたのであった)
P「……」 ナデリナデリ
飛鳥「……」 ジトー
P「……」
飛鳥「……」
P「…………」 ナデッ
飛鳥「…………」 ジッ
P(先に言葉を発したら負け、みたいな空気になってきたような気がする。よくわからんが飛鳥はされるがままになってるしもう少し撫でていようかな?)
P「…………」 ナデナデ
飛鳥「…………」 ジトッ
飛鳥(せっかく今日は髪型が決まってたっていうのに、いきなり台無しだよ。どうして今日に限って……ボクには滅多にこんなことしないくせに)
P「……」 ナデリナデリ
飛鳥「……」 ジトー
P「……」
飛鳥「……」
P「…………」 ナデッ
飛鳥「…………」 ジッ
飛鳥(くっ、撫でられていると妙に落ち着くな。人の頭を撫で慣れている? これ以上髪を乱されるのは……しかしこの機会を逃したら……)
P(飛鳥も黙ったまんまだし、やめ時を見失ったぞ。こうなりゃ別なところもなでなでして飛鳥に何かしら声を出させ、俺の勝ちということで場を収めよう。……なーにいってんだっつってな)
P「……」 ナデナデ
飛鳥「……?」
P「……」 ナデナデ
飛鳥「……っ」 ピクッ
P「……」 ナーデナーデ
飛鳥「……!?」
P「……」 ナデ..ナデ..
飛鳥「……」
P「……」 ナデナデナデナデナデナデナデナデ
飛鳥「ひゃっ!」
P「勝った……」
飛鳥「……何に勝ったつもりなのかは知らないが、P。おいたが過ぎるんじゃないか?」
P「いやあ飛鳥が何も言わないからつい」
飛鳥「ほう。ボクが声をあげなかったらあのまま、ボクの……その、どこまで撫でていたのだろうね?」
P「どうもすみませんでしたー!」
飛鳥「フッ。反省の色が見えるまで……キミにもボクの受けた屈辱、味わってもらうとしよう」 ワシャワシャ
P「Oh...セットした髪が……」
P「そうか、髪が乱れるからジト目だったのか……」
P「でも抵抗する素振りを見せない飛鳥も悪いはずだ」
P「だからつい勢いでいろんなところを撫でくり回したって仕方ないんだ。おあいこおあいこ」
P「……俺は誰に言い訳してるんだ? そんなことより次は>>81でもやってみよう」
髪を梳かす
早すぎぃ
P「お詫びの気持ちも込めて、今度は飛鳥の髪を梳かしてやろう」
P「でも既に整えられている髪を梳かしてもやりがいがないなあ」
P「…………ふむ」
P「……」 ナデナデ
飛鳥「っ……キミも学習しないね」
P「まあまあ、今度はちゃんと訳あって撫でてるんだ」
飛鳥「訳があればいつでも撫でていいなんて理屈はないよ」 ジトッ
P「うん。だからな、この後飛鳥の髪を梳かしたいんだけど、いいか?」
飛鳥「梳かす? そのためにボクの頭をまた無断で撫でたっていうのか?」
P「そう。これなら大人しく梳かせてもらえると思って」
飛鳥「はぁ……何にせよそういうことは先に言ってくれ。それと、どうしてボクの髪を梳かしたいだなんて思ったんだ?」
P「それがさあ、この前撫でた時から触り心地が忘れられなくてな。そんな髪を撫で回して乱すだけじゃ物足りなくなったというか、そんなとこ」
飛鳥「ボクの髪は玩具じゃないだが――そこまで言われると悪い気はしないね。髪もそれなりに気を遣ってるからさ」
P「じゃあじっくりと撫で倒した後に梳かしても?」
飛鳥「もうキミの好きにするといいよ。やれやれ、困ったヤツだな。ふふっ」
P(さて、飛鳥の髪を梳かすぞ。こっちもじっくり堪能させてもらおうかな)
P(でも長さ自体はそんなでもないんだよなあ。エクステで部分的に長くは見えるけども)
P(……エクステも同じように梳かしていいんだろうか)
飛鳥「どうしたんだい? キミの念願は今、叶えられようとしているというのに」
P「ああ、何でもない。それじゃ始めるとしますか」
飛鳥「なんだかくすぐったいな。撫でられるのもそうだけど、他人にこれだけ髪を触らせるなんていつ以来だろう」
P「へぇ、それなら俺も飛鳥の髪を触れるありがたみを感じないとな」
飛鳥「そうしてくれ。ボクにしては珍しいことなんだから」
P「そうなのか。どうして俺にはこんなに触らせてくれるんだ?」
飛鳥「……それ、わざわざ聞くことかい?」
P「えっ、あー……」
飛鳥「キミのそういうところは直すべきだね。言葉にしないと伝わらないこともあるが、黙って察することも時には必要だよ」
P「黙って察する、ねえ」
飛鳥(……何故だろう。一瞬だけ裕子の顔が脳裏をよぎったな)
P(なんかどこぞのサイキックアイドルを思い浮かべてしまった。疲れてるのかな)
裕子「ムムム……どこかで誰かが私を呼んでいるような……? ならばそのテレパシー、今度はこちらから送信しましょう! むーん!」
輝子「? さて、水持ってきた、ぞ……っ!? す、少し目を離した間に……またキノコが……成長期、なのか?」
P「シイタケ嫌いな人って結構いるよな。どの辺が駄目なんだろう」
飛鳥「匂いが受け付けない、って聞いたことはあるな。調理方法によっては克服出来るのかもしれないが、味や食感もまた好き嫌いの別れるところだしね」
P「匂いかー、考えたこともなかった。シイタケの匂いってどんなだっけ?」
飛鳥「さぁね。調理済みのものしか嗅いだことがないなら理解らないんじゃないか?」
P「それはあるな。……あれ? なんで急にキノコの話がしたくなったんだ俺」
飛鳥「変なものが飛んできた、とか」
P「うわあ、しっしっ。って、んなわけあるか」
P(それより、あらかた梳かしつくしてしまったぞ。残るは……エクステか。梳かしてもいいのかな? やってみよう)
P(やっぱり長い方が梳かしがいが、ん? あれ、引っ掛かったか?)
飛鳥「わっ、ちょ、何やってるんだ、エクステをそんな風に扱ったら……!」
P「あっ」
飛鳥「あっ」
P「この度は大変申し訳御座いませんでした」
飛鳥「いいから、ちゃんと鏡を持っていてくれよ。キミによって外れてしまったエクステを元通り付け直せるまでね」
P「面目ない……」
飛鳥「何度も言うようだけど、ボクに何かしようって時は先に言ってほしいんだ。こういうことになる前にさ」
P「肝に銘じるよ。飛鳥には安易に手を出さない、今ここで誓わせてくれ」
飛鳥「……そういう言い回しもどうかと思うんだが。繊細な部分に断りもなく触れるなってだけで、キミを拒絶しようなんてボクは……別に」
P「……」
飛鳥「……何か言ってよ」
P「いや、黙って察するところかと思って」
飛鳥「沈黙が憂鬱に感じることもあるんだ。黙ってないですぐに返事がほしい時もあるんだよ」
P(めんどくせええええええええ! でも今回は俺が悪いんだから素直に改めよう……結局どう接するべきなんだ? これが思春期の繊細なハートってやつなのか……)
P「人の心を読めたらああいう間違いはせずに済むのかなあ」
P「いざとなったらうちのサイキックアイドルに弟子入りするか」
P「……それはないな、うん。そもそも後天的に開花させられる能力なのか、エスパーとかそういうのって?」
P「気を取り直そう。次は……そうだな、>>87、してみるか」
エステ体験ロケ いろいろ揉まれる
何となくサブで同じキャラを何度も出さないようにしてますが、今回ばかりはマッサージ師してた愛海が適役過ぎますね……
Pも仕事体験
アイドルのマッサージするのもPの仕事
id被っとる.,.
ほーん
P「エステの体験ロケでもやってもらおうかな。中学生には早いか? いや、敢えて背伸びさせるというのも面白い」
P「それならあんまり本格的にやるのもなんだし、プロダクション内のエステルームでバラエティ気味に撮ってもらおう。どんな絵になるかな?」
飛鳥「エステ、ね。ビジュアルを磨いてきたつもりのボクも、器であるボク自身の身体を磨いたことはあまりなかったな」
P「なら良い機会だな。気軽に体験してきてくれ、そんなに格式ばったものじゃないから」
飛鳥「ロケ地が見知った場所ともなれば、些か気勢もそがれようってものさ。14歳のボクには分相応ってやつかい?」
P「え、いや……うちの設備じゃ不満か?」
飛鳥「そうじゃなくて、率直に表現すると手抜きに思えてね。名高いところへその身をもってレポートしにいくわけではなさそうだ、と思ったまでだよ」
P「ただでさえエステなんていかなくても良いような若さだしなあ。だからって、おざなりに扱ってるつもりもないぞ」
飛鳥「……そう信じたいね。ところで、ボクの他に随伴者がいると聞いたが」
P「そろそろ来るんじゃないか? あ、きたきた」
幸子「お待たせしました! カワイイボクがさらにカワイくなってしまう企画だと聞きましたよ! さすがプロデューサーさん、わかってますね♪」
P「よろしくな幸子。今回のエステ体験ロケはお前ら14歳コンビでやってもらう。頼んだぞ」
幸子「任せてください、フフーン♪」
飛鳥(駄目だ、方向性が見えてきた……。謀ったなP……!)
P(まずは幸子から体験してもらう運びになった。ルーム内で一体何が行われているやら。音声だけモニターさせて貰ってるけどいやはや)
幸子「よろしくお願いします。カワイイボクをもっとカワイくしてくださいね! ……あれ?」
??「うひひ、じゃなかった、よろしくね幸子ちゃん♪」
幸子「どうしてあなたが……はっ、もしかしてドッキリ? ドッキリなんですか!?」
??「やっぱりそうなるよね。でも安心して! 今日のためにあたしも修行してきたんだよ、しゅぎょー!」
幸子「修行と言われましても。そういえば最近姿を見かけませんでしたねぇ」
??「粗相を働いた罰だとかで、ここでご奉仕活動をしてたんだぁ……。目の前のお山を登っちゃいけないつらさ、幸子ちゃんにわかる!?」
幸子「わかりませんよ! ……あのぅ、もしかしてボク、あなたからエステ体験を?」
??「これでも評判良いんだからね! 女の子の柔らかいところを揉んだりするのは得意だし!」
幸子「うーん……。カメラが回ってるんですからくれぐれも変な真似はしないでくださいね?」
??「大丈夫だって、あたしもそろそろシャバの空気吸いたい……シャバの意味よく知らないけど。それじゃあ横になってリラックスしてくださいな」 ワキワキ
幸子「手付き! 手付きが怪しいですって! ……これでいいんですか?」
??「そうそう。ではではいただk、いきまーす」
幸子「はふぅ……意外と気持ちいいものですねぇ」
??「前にマッサージのお仕事した時の経験を、こうやってこうやって」
幸子「ひぅっ! くすぐったいような、でも気持ちいいような……?」
??「あたしのエステはリラクゼーションが専門なんだぁ。どんどんリラックスしてね? うひひ」
幸子「からだはほぐれる一方なのに、心は警戒心で研ぎ澄まされていくのですが。リラックスとはいったい……あぁ~」
??「トロ顔幸子ちゃんの出来上がりぃ! カメラさん撮れてる~?」
P(なにやってだあいつら)
飛鳥「……ねぇ」
P「ん?」
飛鳥「ボクも往かないといけないんだよね、あの地へ。あの戦場へ」
P「変な真似はさせないからそこは安心していいぞ」
飛鳥「それもあるが……まぁいい。往ってくるよ」
P「おう。いってこい」
??「はぁ……これでお山にも登っていいなら最高だったのになぁ」
幸子「」zzz...
飛鳥「実力は確かなようだね、愛海」
愛海「あっ、飛鳥ちゃん!? その節は……どうも」
飛鳥「……忘れよう、お互いのために。ボクらは今だけを見て進むべきだ。そうだろう?」
愛海「そう、だね! じゃあ飛鳥ちゃんも横になって、特別サービスしちゃうよ!」
飛鳥「贔屓されても困るんだが、キミのお手並み、拝見させて貰うとしよう」
愛海「毎度あり~♪ 神の指先、みせてあげるっ!」
飛鳥「……っ!? くっ、幸子はこれを受けていたというのか……!」
愛海「飛鳥ちゃんも一瞬で幸子ちゃんのところに送ってあげるからね、それっ!」
飛鳥(うぅ、カメラに撮られてる前で惚けた顔は晒したくない……。でもこれをボクは耐えられるのか……?)
愛海「我慢しなくていいんだよ、飛鳥ちゃん。夢の世界に連れてってあ・げ・る♪」
飛鳥「ふっ、くぅ…………はぁ、あぁ…………」
愛海「カメラさーん! どんどん撮ってー! ゆるゆるになった飛鳥ちゃんなんて滅多に見れないよ~!」
P(幸子と飛鳥には悪いけど、愛海のおかげで数字取れそうな気がしてきた)
P「うーん、数字の代わりに何か大切なものを失わせてしまってはいないだろうか」
P「痴態を晒したわけじゃないし、問題ない、よな?」
P「でも何となく飛鳥も幸子も、あのロケから俺と目を合わせてくれなくなった気がする。蕩けた二人をお姫様抱っこで運んだせいかな……」
P「そろそろ普段の飛鳥に戻ったろう。今度は>>97してみるぞ」
冷たく接してみる
なかなか進展しないので早めにルールを追加しておきます……
>>8
追加ルール
・10ターン以内に0を下回るか99を上回らなかった場合、次のターンはその時点でー値と+値の低い方にそのままコンマ分追加される特殊展開へ移行
・ー値と+値が同値の場合、1~49ならー、51~99なら+へ加算(+の時はコンマから50引いた分)。50が出たら次も特殊展開を続行
・特殊展開では視点を変え、飛鳥からPへおねだりするような形で安価を出す
P「冷たく接する……ううん、理由もなく冷たくするの難しいんだよな」
P「身に覚えもなく冷たくされるのも同じぐらいキツいよなあ。だからこそやってみる価値があるわけだが」
P「……」
飛鳥「やぁ。おはよう、P」
P「……」 コクン
飛鳥「? どうしたんだい、人が挨拶してるというのに黙りこくったりして」
P「別に、何でもないよ」
飛鳥「調子でも悪いのかい? まさか熱でも――」 ソッ
P「触るな」
飛鳥「っ……」 サッ
P「仕事には差し支えないから、俺のことは気にしなくていい。営業行ってくる」
飛鳥「…………」
P(おー、緊張したー! 最後の怒るでもない悲しむでもない、何とも言えない飛鳥の表情が忘れられん……。営業から帰ったら様子みて謝ろう)
晴「――それでよー、うおっぷ」 ボフッ
梨沙「ん? 何やってんのよ……飛鳥も前見てたなら避けるくらいしてやんなさいって」
飛鳥「…………」
梨沙「飛鳥? 聞いてる?」
晴「いてて、悪いな飛鳥。オレがちゃんと前向きながら話してればぶつからずに済ん、おわわっ!?」 ボフッ
飛鳥「…………」
梨沙「この様子だと何にも見えてないし聞こえてないみたいね。考え事でもしてるの? なんだか顔がやたら暗いけど」
晴「くっ、強引にDF突破しようったって笛吹かれたらおしまいなんだからな!」
梨沙「晴もどこで競ってるのよ? ま、そっとしておいてあげましょ。Pがきたらフォローするように言っておかないとね」
晴「だな。しっかし何があったら飛鳥があんな暗くなるんだ?」
梨沙「晴でいえば、もう一生サッカーが出来なくなったとかそのぐらいのレベル?」
晴「いやな例えすんなよ! ……さすがにあれよりもっと落ち込む自信あるぜ、それだと」
飛鳥「…………」
飛鳥(……触るな、か)
飛鳥(熱を測る行為くらい許される間柄だと思っていたんだが……ボクの思い違いだったのかな)
飛鳥(たまたま虫の居所が悪かった? それだけでボクにあんな風に冷淡な口調で吐き棄てられるか?)
飛鳥(キミのことが……理解らないよ、P。……あれは?)
P「うん、だから反応見たさで冷たくしてみただけなんだ。ほんともう、悪いと思ってる」
晴「お前なー、いい歳して子供相手に何やってんだよ。飛鳥だってオレらと2つしか変わんねーのに」
梨沙「でもまぁ、あんな飛鳥が見れたんだからアンタのイタズラ心もなかなか侮れないわね?」
P「どういう意味だ?」
梨沙「飛鳥、この世の終わりみたいな顔してフラフラさまよってたわよ。晴とぶつかって気付きもしないぐらいには」
晴「一度目はオレの不注意もあったんだけどさ、二度目は完全にオレのこと目に入ってなかったよな。じゃなきゃぶつかりようもなかったぜ」
P「飛鳥がそんな状態に……オレが冷たくしただけで」
梨沙「だけで、なんて思わない方がいいんじゃない? 他の子に同じことしてみなさい、もしかしたらもっと酷いことになるかもしれないから」
P「うん、3人くらいシャレにならなそうなのがパッと思いついた。やっぱりこういうタイプのドッキリは駄目だな、する方もされる方も心を痛める」
晴「んなこといーから早く飛鳥にネタばらししてこいって。まだその辺ふらついてるかもしれねーぞ? また誰かとぶつかりながら」
P「そ、そうだな。飛鳥のこと探してくるよ。……でもそんなに飛鳥は落ち込んでくれてたのか、なるほどなー」
梨沙「何ニヤけてんのよ、たしかに面白いもの見れたけどさ?」
晴「その顔でネタばらしされたらオレなら蹴りたくなるかもな……」
P「ん? わかった、少し落ち着いてから探すか……そっかー」
飛鳥(……そういうことだったのか)
飛鳥(なんだ……ふふっ、よかった……。そうか……嫌われていた訳じゃなかったんだ)
飛鳥(…………)
飛鳥(安心したら腹が立ってきた……どうしてやろうか、P?)
しばらく飛鳥に口をきいてもらえなくなったとかなんとか
P「やっと飛鳥に許してもらえた……」
P「まぁ、反応見たいからって冷たくされたら怒って当然か。これぐらいで済んでよかったと思っておこう」
P「それにしても、なかなか隙がないな。そろそろデレが見たいところ」
P「>>103でもすれば上手いこといけるかな?」
飛鳥とだけ熊本弁でコミュニケーション
ルール追加した途端にコンマが働きだすとは……
P「飛鳥とだけ熊本弁でコミュニケーション?」
P「熊本弁といえば蘭子だよな。ダークイルミネイトが揃ってる時に、蘭子には普通の喋り方で飛鳥には熊本弁を使う……とどうなるか」
P「飛鳥の反応より蘭子の反応の方が気になるぞ。ものは試しだ、やってみよう」
蘭子「煩わしい太陽ね……(おはようございます……)」
P「おはよう蘭子、どうした覇気が無いぞ」
飛鳥「これだけ暑いとこうもなるさ。おはよう、P」
P(変な奴だと思われるだろうなあ。熊本弁なんてよくわからんけど、適当に言ってみるか)
P「炎天に羽を焦がせし我が双翼よ、凍結の魔翌力を生み出す匣より氷菓子を手にするがいい(暑さにへばられたら困るからな、冷蔵庫にアイスあるから食べていいぞ)」
蘭子「!」 トゥンク
飛鳥「……キミの方こそ暑さに頭をやられてしまったのではないよね?」
P「案ずるな、これしきで乱される魔翌力など持ち合わせておらぬわ(心配するな、俺は正常だよ)」
蘭子「あ、あの……コホン。ククク、灼熱の業火に焼かれついに覚醒し我が境地まで辿り着いたのだな、友よ!(暑さのおかげで私みたくなれたんだね、プロデューサー!)」
P「ス◯カバーとメロ◯バー入ってるから、好きなの選んでくれ」
蘭子「……」
飛鳥「蘭子にこそ合わせてやればいいだろうに、それともわざとなのかい?」
P「なに、一時の戯れに過ぎぬ(まあ、ちょっとな)」
蘭子「友よ、我の瞳を見よ。逸らしてはならぬ! 我が言葉を操るならば、まずは我に説くのが礼儀であろう!(プロデューサー、私の目を見て? 逸らしちゃだめ! 私みたいな言葉で話すなら、どうしてそうするのか私に説明してからにして!)」
P「いやー、何となく?」
蘭子「えー、なんでなんで! だったら私にもー!」 ユッサユッサ
P「揺らすな揺らすな、余計な運動は暑いだけだぞ」
蘭子「やだー! 私にもその言葉で話してくれなきゃやーだー!」 ユサユサ
飛鳥「何やってるんだか……アイス、いただくよ」
P「その身の火照りが冷まされたならば、修練場へ向かうのだぞ(身体が涼んだら、レッスン場へ行くんだぞ)」
蘭子「わーん、イジワルー!!」 ユッサユッサ
P(なんだこのかわいい生き物)
飛鳥(――とか思ってそうな顔してるな。また変なこと始めて……まったく)
P「機嫌直してくれよ蘭子ー、俺の分もアイス食べていいから」
蘭子「そのような供物で我の魂は鎮まらぬ!(アイスなんかいらないもん!)」
P「飛鳥、蘭子に鎮魂の儀式を捧げるには如何ようにすればよいのだ?(飛鳥、どうしたら蘭子の機嫌直るかな?)」
蘭子「……っ!」 プルプル
飛鳥「理解っててやってるよね、それ。ボクも面倒だからいつものキミに戻してくれないか?」
蘭子「……そ、それって、普段の私も面倒……ってこと?」
飛鳥「!? いや、ボクはそんなつもりじゃ……」
蘭子「そんな……飛鳥ちゃんまで……」
P(なんか思わぬ展開になってきたぞ? どうしてこうなった)
飛鳥「……ボサッとしてないで、キミからも何かフォローしてくれ」
P「むう。そうだぞ蘭子、飛鳥は俺が気まぐれを起こしたことに面倒だって言っただけだから、な? 蘭子の言葉を最初から通じてた飛鳥が今さら面倒なんて思わないって」
蘭子「……そうなの? ……うん。勘違いしてごめんね、飛鳥ちゃん」
飛鳥「蘭子は何も謝ることなんてないよ。そうだろう、P?」
P「うむ。此度の失態は我にあるな(ああ。今回悪いのは俺だな)」
蘭子「あー……うー、それー! 我ともそれで喋って! 闇の言語で私ともお話しようぞー?」 ユッサユッサ
P「混ざってる混ざってる。蘭子、冗談のつもりだったんだ。慣れてないと頭使って疲れるんだこの喋り方、もう終わりにするから揺らすなって」
蘭子「むー……其方の戯れにより我が魂は尚も猛っているわ。魔力が足りぬのなら我が力も捧げよう、だから……我ともこの言葉で語らわん(プロデューサーのせいで期待しちゃったの! 疲れちゃうのは代わりに私が何とかするから……私ともこの言葉でお喋りしよ?)」
P(おうふ、蘭子め照れ屋のくせに珍しく甘え方が上手いぞ? 俺が熊本弁使い出して嬉しかったとか?)
飛鳥「…………」
P「参ったなあ、そんなに同じ言葉で喋ってみたかったのか。確かに蘭子の世界観ならその方が雰囲気出るんだろうけどさ」
飛鳥「楽しそうだね。ふぅん、これが狙いだったというわけか」
P「えっ、いや」
飛鳥「なら存分に蘭子と語り合うといい。次からはボクをダシに使わないでくれよ? それじゃ、お邪魔虫は去るとしよう」
蘭子「飛鳥ちゃん……」
飛鳥「いいんだ、蘭子。共通言語で話せる相手は貴重だからね。蘭子の気持ちも理解るから、気にせず彼と話してるといいよ。二人きりで……さ」
P「あっ……行っちまった」
P(蘭子に構い過ぎたかな、でもここで飛鳥を追ったら蘭子にも飛鳥にも顔が立たないか。今は蘭子のささやかな願いを叶えてやろう)
このあとめちゃくちゃ熊本弁で話した
P「あの去り際、嫉妬を抑えてたりしてたのかな? どうなんだろ」
P「蘭子とはその後も対して態度を変えてなかったから、やっぱり俺か。俺だろうなあ」
P「ま、まあこれで飛鳥とイチャコラ出来たらまた一味違うデレがみれるかもしれないしな、うん」
P「久々に仕掛けてみよう。>>108でデレてくれないだろうか?」
二人っきりで特大パフェ食べさせあい。なおどちらも食べきれなくてグロッキーになる模様
書いてて思ったけど面倒なら後半書かんで良いです。
頂いた安価はなるべくこなしますよー
グロッキーにまでさせるなら、完食できたら何でも言うこと1つ聞かせられる~みたいな流れにして失敗させましょうかねぇ(ゲス顔)
蘭子可愛すぎ問題
P「パフェの食べさせあいとかしてくれたりはしないだろうか。なるべく大きいやつで長く過ごせるように」
P「喫茶店に行くぐらいなら他のアイドルともするけど、食べさせあいなんてのはさすがになあ」
P「……今の飛鳥だとおとなしく喫茶店についてきてくれるかも怪しいか。後のことは後で考えるとしてまずは喫茶店に誘おう」
飛鳥「……それで、どうしてボクなんだい。誘うなら他に相手がいただろうに」
P(と言いつつも誘ったらついてきてくれる飛鳥であった)
P「いいじゃないか。飛鳥とゆっくり過ごしたかったんだよ」
飛鳥「どうだかね。キミのことだ、また何かよからぬことを企んでいるんだろう?」
P(そう思ってるならどうしてついてきたのか、なんて聞いたら今からでも帰っちゃいそうだな。ここは利用させてもらうとしよう)
P「実はな、えーっとメニューは……お、あっあったた」
飛鳥「これは……パフェ、の特大サイズ、だね」
P「このパフェをな? 食べさせあいっこしてみないか?」
飛鳥「は? ……耳が悪くなったかな、もう一回頼むよ」
P「俺と飛鳥で、このパフェを食べさせあいっこ、してみない?」
飛鳥「」
P(まさに絶句といった表情いただきましたー)
飛鳥「P。敢えて聞くけど、何のために?」
P「したくなったから? ここなら人目につかないし、どうだ?」
飛鳥「……キミの発想には時折ついていけないな。た、食べさせあいなんてボクらの間柄で行う価値はあるのかい? 答えは否……ナンセンスだね」
P「ほう、つまり価値があればやってくれるのか」
飛鳥「えっ?」
P「ならこうしよう。こんなサイズのパフェだ、食べ切れるかも怪しい。俺と飛鳥の分を別にして食べさせあう上でちゃんと食べ切れたなら」
飛鳥「食べ切れた、なら?」
P「言う事を1つ、相手に何でも聞かせられる。何でもといっても当然出来る範囲でな。自力で空を飛べとか言われても仕方ないわけだし、他にもまあ、うん」
飛鳥「……現実味があるようでいて、粗が目立つな。出来る範囲を主観で決められるのなら、何でもという割に制約をいくらでもかけられることにならないかい?」
P(女の子に文字通り言う事何でも聞かせる訳にいかんだろ! 聞かせてみたいけど!)
飛鳥「だがキミがそんな提案をするということは、ボクの実現可能な範囲でボクにさせたいことがあるとみえる。こんな回りくどい手段を取ってまで、ね」
P(そこまでは特に考えてなかった、とは言わないでおこう)
飛鳥「あるいは食べさせあうだなんてことさえ出来ればいい、言う事を聞かせるというのはボクを乗せるため咄嗟に出た方便……そのどちらかだろう」
P(まあ、そのどちらかになるだろうな)
飛鳥「…………何でも、か。もしボクが勝っても、キミはボクの言う事を聞くつもりはあるのかい?」
P「そりゃあな。負けた後にやっぱ無し、とかする程度の覚悟しかないなら最初から挑んだりしない」
飛鳥「それならボクにも、キミに一泡吹かせるチャンスはあるということか」
P「……吹かせたいの? 俺に一泡」
飛鳥「言葉の綾さ。フフッ、いいだろう。受けて立とうじゃないか」
P「え、いいのか? 俺が言うのもなんだけど、このパフェかなりでかそうだぞ。俺でも食い切れるかどうかなのに飛鳥にはキツくないか?」
飛鳥「だろうね。だから公平を期すため、キミにはボクの分をあらかじめ少し食べてもらいたい。それなら五分だ。五分以上の勝算でもなければ誘いに乗る訳にはいかない、そういうものだろう?」
P「まあ、そうだな。その条件で食べさせあいをしてくれるなら従おう。でもな飛鳥、俺もやる時はやる男だ。逃げるなら今のうちだぞ」
飛鳥「逃げる? むしろボクは興が乗ってきたところさ。あまり余計な口を出さないでほしいな」
P「……本気ってことか。わかった、意地張って無理だけはするなよ? アイドルなんだから」
飛鳥「失態を晒すつもりはないよ。さぁ、注文しようじゃないか」
飛鳥「これは……」
P「実物はさらにでかく見えるな……」
飛鳥「P、約束だ。まず先にボクの分を減らしてくれ」
P「わかってるよ。そういや飛鳥って少食そうだけど、甘い物は別腹だったりするのか?」
飛鳥「どうだかね。人並みには甘い物を好んでいるつもりだが、そこまで食に執着することもないかな。さて……はい、口を開けるんだ」
P「うん、わかってたけど食べさせてもらうって気恥ずかしいな……どれっ」 パクッ
飛鳥「……?」 ゾクッ
P「さすがに最初の一口は美味い。これがいつ頃味すらも疎ましくなるのか、わぷっ」 パクッ
飛鳥「ほぅ……。さぁP、食べたなら早く次の用意をしてくれ」
P「いや、ペース早いって、もう少しゆっくり食わせて、んむっ!?」 パクッ
飛鳥「…………」 ゾクゾク
P「……あのー、飛鳥さん? どうしてほんのり恍惚としてらっしゃるのですか?」
飛鳥「フ、フフッ……。食べさせるというのはなかなかどうして興味深いものだね。ついペットに餌をやり過ぎる気持ちが、今なら理解る気がするよ」
P「俺をペット扱いするなよ、むぐぅ!?」 パクッ
飛鳥「あぁ……いい食べっぷりだ、P」
P(飛鳥が何かに目覚めようとしてる! この流れは何となくまずい、俺も反撃しないと!)
P「ストップだ飛鳥、ここからは交互に食べさせていこうじゃないか。お前の分、これならいい勝負になるだろう?」
飛鳥「む……そうだね、ボクとしたことが本来の目的を忘れかけていたみたいだ」
P「そんなに楽しかったのか俺への餌付け。さてと、じゃあ俺も飛鳥に食べさせてやろうかなあ。ほれ」
飛鳥「……」
P「ん? ほら飛鳥、口開けろって」
飛鳥「うん、そうしようとはしているんだが、うん……」
P「わかるぞー。自分のタイミングで物を口に運べないから、口を開けて待つってのがなんか恥ずかしくなるんだよな」
飛鳥「……キミは無理にボクへ食べさせようとはしないよね。紳士的なキミなら」
P「お前は無理に俺の口へ突っ込んでた自覚あるんだな。そら、早くしないとアイスが溶けるぞ」
飛鳥「これだけあるならむしろ溶けてしまってくれた方が助かるんだが……んっ」 パクッ
P「おお……」
飛鳥「……あぁ、確かに最初の一口は美味しいね。じゃあ次はボクの番だ」
P「俺も何となく人に物を食べさせることへの何とも言えない快感が、うわぷっ!」 ムグッ
飛鳥「ふふっ……♪」
P「もっと優しく食わせてくれよ……ほれ、あーん」
飛鳥「あーんはやめよう、いろんな意味で閉口ものだ」
P「俺も言いながら思った。仕切り直して、ほれ」
飛鳥「……。あむっ」 パクッ
P(慣れないうちのこの初々しさ、噛み締めておこう……)
20分後...
P「――ほら、口開けろって。それともギブなのか?」
飛鳥「いやだ……もう生クリームはいやなんだ……。Pこそ食べなよ、さぁ」
P「や、やめろ……溶けたバニラアイスとチョコレートソースのブレンドに漬け込んだフルーツなんて見たくない……」
飛鳥「……まだまだ残ってるけど、どうしよう?」
P「俺はいいや。店の人には申し訳ないけど、しばらく甘い物は食べられそうもないな……。飛鳥は? 頑張って食べ切って俺に言う事聞かせるか?」
飛鳥「そんなのもうどうだっていいよ……。甘味を避けてブラックコーヒーが美味しく感じてしまう程度に、ボクの舌はいろいろ麻痺してしまってるんだ……」
P「……出ようか、店」
飛鳥「うん……」
飛鳥に目覚めかけていた様々な何かも引っ込んだとかなんとか
P「結果的にいろんなものをうやむやにしたひと時だった……」
P「まあでも、普段の飛鳥を考えたら物を食べさせるなんてさせてくれないだろうし、いいもの見れたのは間違いない」
P「変化球で迫るのも面白いかもな。見たことない飛鳥が見れるかもしれないぞ」
P「あんまり捻っても警戒されそうだから、次は>>116なんかで様子見してみるか」
混浴風呂
P「混浴風呂……事案になってしまいかねない」
P「待てよ? 堂々と一緒に入っても問題ない風呂もあるよな。足湯とか」
P「よしよし、嘘はついてないって方向で誘ってみよう。どんな反応するかな飛鳥のやつ」
飛鳥「…………」 ジト-
P(無慈悲なジト目が俺に襲い掛かった。当然か)
飛鳥「P、キミは少し己に忠実過ぎやしないか?」
P「まあいいじゃん言ってみるだけ言ってみても」
飛鳥「グラビアの時の水着越しではボクの肢体に満足しなかった、ということなのか。それとも混浴というシチュエーションに……?」 ブツブツ
P「おーい、文句があるなら聞くからもっと声を大きくしてくれー」
飛鳥「文句よりも疑問の方が口をついて出てくるんだよ。これでもボクは思春期なりの繊細さを持ち合わせているつもりなんだ。それをキミは一寸の躊躇いもなく一緒にお風呂に入りたい、だなんてさ」
P「ついでだよついで。今度のロケの近くに評判のとこがあってさ、健康や美容効果もあるらしいぞ」
飛鳥「それなら一緒に入る必要は見当たらないんだが」
P「どうせならと思ってさ。せっかく一緒に入っても問題ないんだしわざわざ離れて入らなくてもいいだろ?」
飛鳥「む……待ってくれ、どうしてそんなにボクの心境を鑑みようとしないんだ?」
P「何か不都合でもあるのか?」
飛鳥「あるに決まってるだろう! それとも、キミにとって14歳はそんなにコドモなのかい。キミはプロデューサーとして年頃の少女の何を見てきたんだ?」
P(足湯だとは思ってなさそうな反応だな。さて、ここからどうするか)
P「そうか……わかった。他のアイドルはOKしてくれたんだがなあ」
飛鳥「えっ? 入ったの、かい?」
P「うん、二つ返事で。居合わせたみんなで入ったこともあったっけ」
飛鳥「み、みんなで?」
P「むしろ俺が誘われたっていうか」
飛鳥「誘われた……だと?」
P「気軽にこう、どう? みたいな感じでな。だから俺も飛鳥を誘ってみたんだけど」
飛鳥「?? そんな馬鹿な……この事務所の連中はそこまで性におおらかなのか……?」
P(混乱してるみたいだな。ま、足湯だからなわけだが)
P「嫌なら仕方ないかー。わかったよ、ロケ終わったら速やかに撤収しよう。それじゃ俺はこの辺で」
飛鳥「あ、P…………」
P(あとは当日ネタバラシするまでこの話には触れないでおこう。どんな反応するか楽しみだ)
飛鳥「……」
飛鳥「まさか、な。そんなはずは……」
飛鳥(……それとも、まだボクがこの非日常の世界に馴染んでいないだけなんだろうか。自分のプロデューサーと混浴するぐらい……どうってことのない世界……?)
飛鳥(ボクの感覚がおかしいのか? 可能性でいえばPが嘘を吐いていることの方がよほど高い、はず)
飛鳥(……だがもし仮に混浴ぐらい当然だというなら、何も恥ずかしがることはない、ともいえる。少しばかりボクが覚悟を決めるだけで、薄布1枚の……下手すれば裸の付き合いをPと――)
飛鳥(ってそんな訳あるか! そんな訳ない、だろう?)
飛鳥(そんな訳…………)
飛鳥(……)
そして
P(飛鳥のやつ、朝やロケ地までの移動中はそわそわ落ち着かなかった割に、カメラ回ってるところでは普段通りだ。プロらしくなってきたなあ)
P(とはいえあの落ち着きのなさは混浴の話が尾を引いてるはずだから、撮影終わったらどう出てくるかな? いつもより大きめのバッグを提げてたのも気になるな)
P「お疲れさん」
飛鳥「あぁ、お疲れさま。今日のボクはどうだった?」
P「よかったと思うぞ。別に変なところはなかったしな」
飛鳥「ならいいんだが。ふぅ……少し疲れたな」
P「そうか? じゃあ早く帰って休んだ方がいい。行こう」
飛鳥「い、いいよそんな。疲れているのは心というか、身体はそこまで疲労を感じてはいないんだ」
P「気疲れしてたんだな。今日のロケに何か不満でもあったのか?」
飛鳥「そっちは別に、むしろプライベートの方が……うん。たしかこの近くだったよね。評判だっていう、その」
P「ああ、足湯な」
飛鳥「えっ」
P「あっ」
飛鳥「ほぅ……足湯、ね。それなら一緒に入っても問題ないはずだ」
P「あ、あれー? 言ってなかったっけ?」
飛鳥「白々し過ぎて言葉もないよ。……またキミはボクの反応を見て楽しんでいたんだろう?」
P「……半分は」
飛鳥「半分? それが全てじゃないのかい?」
P「いやー、もしかしたら本当に混浴OKしてくれたりしないかなあって下心も」
飛鳥「ば、馬鹿を言うな! どうしてボクがそんなこと……!」
P「ですよねー。あーあ、誰か俺しか入れないはずの個人風呂に先回りして入って待っててくれたりしないかなあ」
飛鳥「妙に具体的だね。そういうこと、いつも期待してるとか?」
P「俺も男だしな。……で、足湯だけど入ってくか? 健康や美容効果に良いって評判は嘘じゃないぞ」
飛鳥「そうしようかな。お望み通り、一緒に入ってあげるよ」
P「そりゃどうも。ここからだとあっちの方だったかな、さて行くかー」
飛鳥「……うん」
飛鳥(念のため水着を用意しておいたけど、無駄になりそうだな。どのみち水着で入れるとも限らなかったし、足湯でよかった……)
P「飛鳥ー、置いてくぞー?」
飛鳥「あぁ。今往くよ」
この後、安心のあまり油断した飛鳥の太ももや脚をめちゃくちゃ堪能した
P「あー、良いものを拝ませてもらった」
P「飛鳥も裸を見られるよりはマシだと思ったのか、普段はジロジロ見ないでくれとか言いそうなところを何も言わなかったな」
P「にしても、タイツを破ったりして目に付きやすくしてるくせに見るなっていう方が無理ってもんだ。見せたいのか見られたくないのか、女の子のそういう部分はよくわからん」
P「って何を言ってるんだ俺は。えっと今度はー、>>121でいってみるか?」
手料理を振る舞う
P「手料理を振る舞って俺の料理スキルを見せつけてみよう」
P「さすがに中学生の子より料理らしい料理は作れる、と信じたい」
P「そんなに大それた物は作れないし、昼ご飯を持参して少しつつかせる程度になるかな? そうと決まれば食材買ってくるか」
ちひろ「……どうしたんですか? その重箱」
P「たまには弁当でもと思って作り出したら止まらなくて、せっかくだから持てるだけ持ってきました」
ちひろ「それなら今日のお昼はピクニック気分で、アイドルの子たちと中庭辺りで食べてみてはいかがでしょう? きっとみんなも喜んでくれますよ♪」
P「いいですねそれ、都合良さそうなアイドルに声掛けてみます!」
P(今日のスケジュール的に誘えそうなアイドルは誰がいたっけ? 飛鳥は確定として、>>123-125にも声を掛けてみようかな?)
藍子
アーニャ
東郷あい
危なげないのに面白い組み合わせだ
おもしろい
安価に対応して話書けるのってすごいなーと思う
P(藍子、アーニャ、あいさん、そして飛鳥。みんな名前のイニシャルがAだ。こんな偶然もあるんだな、よしレッスン始まる前に声を掛けておこう)
P「――それじゃこの辺で食べようか」
藍子「あっ、シート引きますね。アーニャちゃんそっち側持ってもらっていいですか?」
アーニャ「ダー、藍子。こうですね?」
飛鳥「都会の真ん中にいても気分は味わえるものだね。ピクニックか、仕事を除けばいつ以来かな」
P「オーストラリアは凄かったな、虫除けスプレーはなくてもいいよな?」
飛鳥「あるに越したことはないけれど、あの密林を思えば何てことはないさ。……そういえばあいさんの姿が見えないようだが」
P「すぐ来るんじゃないか? ほら、言ってる側から」
あい「すまないね、待たせたかな?」
P「いえいえ、これから腰を下ろすところでしたよ。それより何か買ってきたんですか?」
あい「これかい? 飲み物を適当に揃えてきたんだ。この食事会が突発的に決まったのなら、そこまで用意してはいないんじゃないかと思ってね」
P「飲み物か……すっかり忘れてた。おっ、しかも紙コップとはわかってますね。雰囲気出るなあ、わざわざありがとうございます」
藍子「みなさん、座ってください。気持ち良いですよ♪」
アーニャ「目線が低くなるだけで、いつもの景色も違う世界に見えてきます。不思議、です」
P「どれどれ……あー。職場の敷地内だってのにこの牧歌的な感じ、癒されるなあ。地面の緑を近くに感じるからかな」
あい「知らず知らず疲れも溜まっていたのだろう。たまにはのんびりといこうか、Pくん。幸い私達には自然と場を和ませてくれるスペシャリストがついている」
飛鳥「前から気になっていたんだ。体感時間を減速させるという、ゆるふわオーラってヤツを見せてもらおうか。フフッ」
アーニャ「藍子、大人気ですね。私もゆるふわ、できますか?」
藍子「え、ええ~? 私は特別なことをしてるつもりはないんですが……」
P「ははっ、いつも通りいてくれたらいいんだよ藍子。さあてまったりしますかー」
女の子四人の中に男一人って結構大変そうだ
アイドル事務所で働いておきながら何を今更感
イニシャルオールAは平和だなぁ
P「大したものじゃないけど……どうぞどうぞ」
飛鳥「謙遜することはない。ボクらにとってはキミの手料理というだけで付加価値は充分さ」
藍子「わぁ、どれも美味しそうですね。普段からお料理したりするんですか?」
P「いや滅多にしないよ。たまに作り出すと加減がわからなくなって、気付いたらこんなんなってるんだよな」
アーニャ「私も、星を見ていると夢中になって時間を忘れます。プロデューサーはお料理が好きなんですね?」
P「どうだろ、言われてみるとそうかもしれない。時間があれば趣味になってたかも?」
あい「たまにするからこそ没頭してしまうのだろうね。私も演奏する機会が減ってからは、サックスを手に取るといつまでも奏でたくなるな」
飛鳥「ボクにもそういう瞬間はある。漫画、は最近描けていないが、ヘアアレンジはやり甲斐も増したからね。時が刻まれていくのも忘れてずっと髪を弄っていられるよ」
藍子「みなさん素敵な趣味があるんですね。羨ましいなあ」
アーニャ「藍子の趣味も、とても素敵です。そうですね、プロデューサー?」
藍子「そうでしょうか。地味というか、お散歩が好きって人もあまり見掛けませんし……」
P「今のご時世だとたしかに珍しいかもな。だけどさ、見慣れた風景に溶け込んで些細な変化を見つけては喜んだり楽しんだりできるなんて、凄く風流だと思うぞ俺は」
飛鳥「わびさび、とでも言うのかな。いろんなものが溢れている現代社会においてそういった心を解する人は少ないだろう。派手ではなくとも、華はある。ボクはそう思うな」
藍子「そんな風に言っていただけると……なんだか恥ずかしいな……でも、とても嬉しいです♪」
あい「フッ、良い笑顔だよ藍子くん。おっと、そろそろ手を付けないと休憩時間が足りなくなってしまうな」
飛鳥「なん……だと? ボク達は既にゆるふわ空間に支配されていたというのか……?」
P(藍子がケーキバイキングに行ってもケーキ1つで時間になる、って話は本当かもしれない)
藍子「あうぅ、すみません! 私、あいさんが買ってきてくれた飲み物を注ぎますね! アーニャちゃんはお茶でいい?」
アーニャ「スパスィーバ、あー、ありがとうございます。プロデューサー、このおにぎりと卵焼き、いただきますね」
あい「どれ、労いの意を込めてきみの分は私が取り分けてやろう。何がいい、Pくん?」
P「ありがとうございます、何でもいいですよ。さあみんなどんどん食べてくれ、唐揚げとか定番ばっかだけどその分ハズレもないはずだから」
P(さすがに5人分には少し足りなかったかな? まあ俺以外は女の子だし、これぐらいでちょうど良いのかも)
あい「――聞こえているか、Pくん。それとも空腹が満たされて眠くなってしまったかな?」
P「? あ、すみません……えっと、何でしたっけ?」
あい「きみの好物を知りたいんだ、貰ってばかりでは悪いからね。それに……私もきみへ手料理を振る舞ってみたくなったのさ」
ピクッ
P(ん? 他の3人の動きが止まったぞ?)
P「っと、あいさんは女性人気が高いからなー。昔から料理の差し入れなんかを貰ってたとか?」
あい「ああ。貰う側なら幾度となく経験しているのだがね……特に2月は大変だったな。邪険に扱うわけにもいかず、かといえ1人でどうにか出来る量でもなかった」
P「今は友チョコ~とか同性同士でやり取りするハードルも下がってますしね。それで、俺の好物でしたっけ」
藍子「あの……プロデューサーさん?」
アーニャ「私も、プロデューサーの好きな食べ物、知りたいです」
飛鳥「……」 チラッ
P「お前らも? なんで?」
アーニャ「カニェーシナ、あー、もちろん今日のお返しです。プロデューサーからは……いろんなものをたくさん、貰っています。あいと同じ、私が貰ってばかりなのは不公平ですね?」
P「気にすることないのに。藍子も?」
藍子「プロデューサーさんより上手くは作れないかもしれないですけど、私も……日頃の感謝の気持ちを込めて作ったお弁当、食べてほしいんです。少しでも伝わってくれたらいいなって……ダメ、ですか?」
P「ダメなことはない、ないに決まってる! ……飛鳥は?」
飛鳥「キミに感謝していないことはないさ。それを伝える方法はアイドルとして輝くことだと、そう思っていたが……そんな形もあるんだね」
P「本当にいいんだぞ、気にしなくて。お返しが欲しくて誘ったんじゃないんだからさ」
飛鳥「……なんだい、ボクのはいらないとでも言いたいのか? ボクのだけ……ねぇ、P?」
P「!? いやいや、そんなことないって! でも4人分か……あいさん、こんな時俺はどうしたらいいんですか!」
あい「それを心得ていたら私も苦労はしなかったよ。なに、今日のことは内密にしておく。皆が皆きみへの想いを形にして持ってきてしまったら、大変なことになりそうだ」
P「ははは……さすがにそんな事態にはならないでしょうけど、怖いなあ……夏場だしなあ……」
P(せめてそれぞれ違う日に渡してくれることを祈っていよう……。この面子ならちゃんと食べられる物を作ってくれるだろうから、そっちの心配はしなくてもいいか)
飛鳥「それで、Pの好物は何なんだ? まだ聞いてないよ」
藍子「やっぱり体力のつきそうなもの、でしょうか? お肉料理ですとか」
アーニャ「一生懸命、作りますね。食べたいもの、何でも言ってください」
P「食べたいもの、か。女の子の手料理ってだけで何でもいけそうだけど、そうだなあ――」
この後めちゃくちゃ遅刻しかけた
P「楽しみ半分怖さ半分の約束をしてしまった気がしてならない」
P「……念のため他のアイドル達から目の付かないところで食べた方がいいかなあ? 絶対領域に逃げ込むとしたら俺もいよいよ便所飯デビューになるわけだが」
P「待て待て、せっかくの手料理をそんなところで食べられるか! 早めに受け取って外回りしてる間にでも食べよう。それしかないな」
P「そういや飛鳥って料理なんか出来るのか? 家事とかしてそうなイメージあまりないんだよな。まあいいや、次は>>136でいってみよう」
花火を観に行く
安価キャラ偏りなく書こうとしたら飛鳥分が薄くなっていたという罠
ンー、アーニャを書くのは難しい、ですね?
アーニャはロシア語だからね。でもかわいい。…のあさんとかも独特の言い回しがあって難しそう。
>>131
クソワロ
毎日30人くらいが一品ずつ持ってきて、アイドル満漢全席をやっている光景が浮かんだ
お向かいなら一人で用意できるぞ
P「花火でも観に行くか? もうそんな季節だしな」
P「さすがに花火は嫌いなんてことはない、はず。でも素直じゃないというか変にひねくれてるからなーあいつ」
飛鳥「誰がひねくれてるって?」
P「そりゃあお前……げげっ、飛鳥!?」
飛鳥「いつの時代のリアクションなんだか……それで、何をぶつくさ言ってたのさ」
P「あのな飛鳥、いきなり出てくるのは反則なんだぞ?」
飛鳥「知らないよ。で、キミは1人で何を呟いていたんだい? 花火がどうとか聞こえたような」
P(こいつ絶対聞こえてたんだろうな最初っから。めんどくさくならないうちに白状しとくか)
P「近くで花火大会があるみたいだから、飛鳥でも連れてこうかと考えてたんだ」
飛鳥「ボクでも……とはご挨拶じゃないか。何か勘違いしているようだが、ボクはキミから受けた誘いなら思考停止して承諾する、とでも思ったら大間違いだよ」
P(こう言ってるけど本当は俺が誘うの待ってるんだろうな。こんな態度取られると意地悪したくなる、あると思います)
P「じゃあ……行かないんだな? わかった、今回は他を当たるよ」
飛鳥「……む」
P「えっと、どうすっかなー。まだ残ってるアイドルはっと」 スタスタ
飛鳥「…………」
P(刺さるような熱い視線を感じる。我ながら大人気ない真似をしてしまった)
P「なーんて、冗談だ冗談。俺は飛鳥を誘いたいたかったんだよ!」 クルッ
飛鳥「っ!? と、当然だね。キミの持ちうる選択肢なんてボク以外にあるわけがないんだ」
P(微妙に目が赤くなってる気がしないでもないけど、俺を睨みすぎたせいってことにしとこう)
P「じゃあ飛鳥、現地集合だと会えなくなりそうだし今日は一緒に帰ろうか」
飛鳥「あぁ、その方が賢明だろう。そうすると時間になるまで何していようか」
P「そうだなあ。野球拳でもする?」
飛鳥「……別にいいよ、エクステを一本ずつ外していいのならね」
P「うわっ、ずりー! 元からするつもりなかったからいいけどずるいな!」
飛鳥「そういうルールで挑む方が悪いんだ。どうした、掛かってこないのかい?」
P「調子に乗りおって……!」
飛鳥「フッ、そちらこそ。これはほんのささやかな抵抗さ」
Pはこじれたらどうするんだ
責任を取るつもりはあるのか
と変にはらはらしてきた
>>4のちっひの台詞からして普段からちょっかい出してるんじゃないかな
>>143
これまでの流れから飛鳥が病みやすい(?)行動を何となく取るようになってます
0か99を振り切った3回中3回ともマイナス方面でしたので、暫定的に現在値の変動(による話の展開)とは別に飛鳥を振り回し気味にしてみようかなと
ところで1ヶ月くらいあれば終わるかと思ってたのにまだまだかかりそうですね?
もっとサクサク進めるべきなのか、遅くとも文量削らない方がいいのか悩みどころです……
自分はどっちでもいいなあ
ゆっくりでもサクサクでも、どっちでもいいから楽しんで書いてほしい
楽しくないと続かないのがSSというものだから
しかしどっちでもいいが一番困るのもSSというものか
強いて言えばサクサクかな 更新があると嬉しくなるからたくさん更新されそうなほうを選ぶ
>>146
書いてて楽しめてはいますね。安価をどう捌くか考えるだけで楽しいので
1レス毎に時間かかるから続けて書きにくいというのはありますが……
更新する時になるべく次の安価を出せるまで書けるよう、気持ちコンパクトにしていきましょうか。気持ちだけ
飛鳥「――こういう時は、誘った側が絶景を拝めて他の観客にも知れ渡っていない穴場まで連れていってくれる、と決まっているものだが」
P「んなもん知るかい。しっかし混んでるなあ、人混みに流されないようにな」
飛鳥「あぁ。ならこうしよう」 クイッ
P「ん? 袖なんて摘まなくたって手を繋げばよくないか?」
飛鳥「あまり安売りするとつけ上がりそうだからね。ボクの手を引きたければ、キミの意思でそうするといい」
P「はいはい。よっぽどはぐれそうになったらそうするよ。これだけ混んでれば周りにも手繋いでるとこなんて見えないだろうし」
飛鳥「……まぁいい、始まらないうちにもう少し夜空を見上げやすい所を探そう」
P「人だかりで見にくいか? 身長さほど高くないもんな飛鳥」
飛鳥「これでも平均程度はあるつもりだよ。とりわけ低くもないさ」
P「14歳の平均身長は156cmなんだぞ。お前たしか154cmじゃなかった?」
飛鳥「くっ……って、どうして年齢別の平均身長なんて識っているんだキミは」
P「はっはっは。うちの小学生が軒並み低身長であることに気づいてついでに調べたんだよ。知ってるか? たとえば12歳女子の平均って150cm位なんだ。小学生の12歳で一番大きい桃華が145cm……後はわかるな?」
飛鳥「やめよう、ボクらがここにいる理由はそんな話をするためじゃない。そんな身近な世間話をされては雰囲気が台無しじゃないか」
P「悪い悪い。あー、身長といえばキスしやすい身長差が12cmって聞くな。これならどうだ?」
飛鳥「周りにカップル客が散見されるからといって、ボクに聞かせる話なのかい?」
P「ま、飛鳥はノってこないと思ってたよ。さてさてこの辺なら見やすいか?」
飛鳥「こんなものかな。ちなみに、キミにとっての12cm差って」
P「おっ、上がったぞ! いよいよだな!」
飛鳥「……そう、だね。闇夜に咲き誇る刹那の花々を、今は楽しむとしようか――」
P(帰り際、花火に感動してなのか何かを言い出そうにも言葉が出てこない飛鳥を寮まで送ってやった。やたら俺の頭から足まで見てたのは何だったんだろう)
P「花火良かったなあ。形崩れまくってたけどぴにゃこら太型の花火もあったらしい」
P「事務所の連中を今度集めて花火でもしてみようか? さぞ華やかなことだろう」
P「……でもいたずらっ子も少なくないし危ないか。ないとは思うが火傷なんて負ってほしくはないしな」
P「花火はさておき、次は飛鳥と何しよう。>>150?」
ポーカー
てめーにDIOのスタンドの秘密をしゃべってもらう…
Pの魂を賭けよう!
ところでこいつは雪美の猫さ
P「ポーカーで一勝負といってみるか。こういうの好きそうだよな飛鳥」
P「何も賭けずにするのもなんだし、飛鳥が誘いを受けそうなレベルで賭けでも……何を賭けたらやる気になるだろう?」
飛鳥「ポーカー、ね」
P「賭けるとしたら、何を賭けたらやってくれるんだ?」
飛鳥「キミからの誘いはいつも唐突だが、ついに賭け事を持ち込んできたか。それも中学生相手に、本気かい?」
P「まあな。何も賭けたくないってならそれでもいいけど」
飛鳥「ふむ……。キミの方こそ、どれ程までなら賭けられるつもりでいるんだ?」
P「おっ、やってくれるのか?」
飛鳥「リスクに見合う価値があるならやってあげてもいいよ。とはいえポーカーで賭けるものなんて、相場は決まっているけれどね」
P「ほう。一応聞いておこうか、その相場ってのは何だ?」
飛鳥「もちろん魂さ」
P「グッド! ……いやいや、抽象的過ぎるだろ。スタンド使いとのバトルじゃあないんだから」
飛鳥「フッ、ただのたとえ話だよ。それぐらいのモノを賭けなきゃ盛り上がりに欠けると思ったまでだ」
P「結構ノリノリだな飛鳥。魂か、勝った方が負けた方の魂を従わせられるってのは定番っちゃ定番だよなあ」
飛鳥「そうだね。とてもシンプルで、スリルもある。わかりやすい構図だがそれ故に熱しやすい」
P「なら賭けるか、魂を。勝ったら相手の魂を服従させる、つまり……言うことを聞かせられる勝負を!」
飛鳥「こうなることをキミは期待していたんじゃないか? まぁいいさ、すぐに後悔させてあげるよ」
レナ「私がディーラーとして立ち会えばいいのね?」
P「真剣勝負を任せられるのはあなたしかいないですからね」
飛鳥「レナさんが見ていてくれたら不正しようもないはずだ。Pに買収でもされていなければ、の話だが」
P「そんなことしないって。ねえレナさん?」
レナ「ええ、安心していいわ飛鳥ちゃん。そんな無粋な真似はしないわよ♪ カードを配る前に、ドローポーカーでいいのかしら。ジョーカーはどうする?」
飛鳥「? 他にもポーカーがあるのかい?」
P「ドローでジョーカー抜きでお願いします。ポーカーの大会ではテキサス・ホールデムってルールがポピュラーなんだよ。全員共通に使える2枚のカードと手持ち5枚の計7枚、そこからなるべく強い役になる5枚を抜き取って勝負するんだ」
飛鳥「へぇ、ということは役が揃えやすくなるんだね。チップを賭けた勝負ならそのルールの方が読み合いが深まりそうだ」
レナ「うふふ、後でやってみる? ……さてと、Pさんからね。チェンジはどうする?」
P「するに決まってるでしょう、ちょっと待ってくださいね」
P(配られたカードはダイヤの3と9、ハートの2、クラブの9とJだ。ここは9と何かを残してツーペアかフルハウスを見るか、9だけ残してスリーカードとあわよくばフォーカードを狙うか)
P(……スリーカード狙いでいってみよう。外してもワンペアあれば引き分けくらいには出来るだろうし、少し気が楽だったな)
P「3枚お願いします」
レナ「3枚ね、はい。次は飛鳥ちゃんの番よ」
飛鳥「悩ましいな……」
飛鳥(スペードの5、7、Qにハートの2、クラブの3……。ペアを作るにしてもどれを抜くかで迷うな。他に狙えそうな役といえば)
飛鳥(7とQを変えてストレート、もしくは2と3を変えてスペードのフラッシュあたりかな。……スペードか、この局面でボクが賭けるに相応しい柄だね。フラッシュ狙いでいこう)
飛鳥「2枚、変えよう」
レナ「2枚ね。それでは勝負といきましょうか。2人のハンド見せてもらえる?」
P「いよいよだな飛鳥……勝負だ!」
飛鳥「決着をつけようか、P……!」
勝ったのは? >>156
00~44…P
45~54…引き分け
55~99…飛鳥
それ
いろいろ訂正箇所が……
訂正
>>155
飛鳥のハートの2→ダイヤの2
ルール訂正
>>8
×00よりマイナスか、99よりプラスへ振り切るまで続行
◯0よりマイナスか、100よりプラスへ振り切るまで続行
×00を下回ると負のオーラを纏った飛鳥、99を上回るとデレデレな飛鳥とイチャコラ(安価)しつつ現在値をその時のコンマに再設定
◯0を下回ると負のオーラを纏った飛鳥、100を上回るとデレデレな飛鳥とイチャコラ(安価)しつつ現在値をその時のコンマに再設定
ルール補足
・コンマの00は100扱い
レナ「Pさんはスリーカードで、飛鳥ちゃんは……紙一重で届かなかったようね」
P「スペードが4枚、ってことはフラッシュか! スリーカードより上でしたよね。もし揃ってたら俺の勝ち目はフルハウスかフォーカード……あぶなっ」
飛鳥「だが揃わなければ意味はない。おめでとうP、キミの勝ちだ」
レナ「敗者はすべてを失い、勝者はすべてを得るものよ。ところであなた達は何か賭けたりしていたの?」
P「えっ? あ、いや、ははは。ただの勝負ですよ勝負。巻き込んでしまってすみませんね」
P(俺が勝ったから飛鳥に言うことをきかせられる、なんて言えるわけないよなあ。飛鳥が勝ってた場合ならともかく)
飛鳥「賭けたのはボク達の魂さ。負けたボクの魂は、Pという牢獄に囚われた……。解放されるには如何なる命令にも従わなければならないんだ」
P「わっ、何言ってんだ!? 違うんですよ、こいつ最近特に拗らせてるもので」
飛鳥「拗らせてるとはなんだ!」
レナ「へぇ、女の子相手にそんなこと賭けてたの。ふぅん……今度私とも同じ条件で勝負してみない? ふふっ♪」
P「」 ゾクッ
飛鳥「いいんだレナさん。リスクを負ってまでボクを好きなように出来る権利を得たPが、一体何を望むのか……。ボクは敗れこそしたけど、これから試されるのはむしろPの方だ」
P「なんだと?」
飛鳥「我欲に身を投じるもよし、後先を考えて当たり障りないことをさせるもよし。しかしそこで怖気つくぐらいなら、ボクはこんな勝負を吹っ掛けてきたキミを軽蔑しよう。さて、キミはどうするつもりかな?」
P「ぐぬぬ、言ってくれるじゃないか飛鳥ァ!」
レナ「飛鳥ちゃんの方が一枚上手だったみたいね。どうするのPさん、勝ったのはあなた。勝ったからには責任を果たさなきゃ」
P「あれれ~? 勝負に勝ったのに負けた気分なのは何でだろう。おかしいぞ~?」
飛鳥「ゆっくり考えてくれて構わないよ。キミが選択するまで、ボクは高みの見物といこうか……ふふっ♪」
P「こ、こんなはずでは……!」
P「うーむ」
P「無難なことをさせようにも飛鳥なら本当に俺のこと軽蔑してきそうだよな。かといえ一時の愉悦に溺れるわけにもいかず」
P「ここはギリギリを攻めるしかない、のか? 飛鳥も俺も傷つかないライン……か。まさかただの遊びのつもりがこんなことになるとは」
P「仕方ない、腹をくくろう。勝ったのは俺だ。飛鳥には言うことをきいてもらおう、内容は>>160だ!」
キス
ギリギリとはなんだったのか
P「キスならあるいは飛鳥をごまかせるかもしれない。キスでいこう!」
P「何もキスなんてマウストゥマウスだけを指すわけじゃない。あとはいかにそっちに意識させないか、だな」
飛鳥「仮眠室なんかに呼び出して何かと思えば、とうとう決まったようだね。ボクをどうするかをさ」
P「ああ。人気もない今なら好都合だ。ところで、何しても文句はないんだろうな?」
飛鳥「……ないとは言い切れないが、限界はある。キミも社会の歯車だという自覚があるなら、自身や会社に不利益を被る事態へ発展させたくはないだろう?」
P「そりゃそうだ、あんな勝負一回で大事な担当アイドルに望んでいい範疇くらいわきまえているさ」
飛鳥「ほぅ、では聞こうか。ボクに何をするつもりだい? あるいは何をさせるつもりかな」
P「……キスだ」
飛鳥「うん? よく聞こえなかった、もう一回言ってくれ」
P「キスだよキス。大人しくしてろよ」 クイッ
飛鳥「わっ……!」
P(身体を引き寄せてアゴを上げてやっただけで動揺してるな。これならごまかし切れる!)
飛鳥「……」
P「……」
P(あれ? なんだこの空気)
飛鳥「たしか……花火を観に行った時に、キミは言ったね。キスをしやすい身長差がどうこう、って話を」
P「ん、まあな。そんな話もしたっけ」
飛鳥「そして今、ボクに有無を言わさずキスをしようとしている。……あの時キスの話題を選んだのは、もともとそういった欲求を抱えていたからなんじゃないのかい?」
P「俺が日頃からそんなこと考えてるからキスの話をしたってか?」
飛鳥「そうとしか思えない状況じゃないか。日常的にボクへそんな感情を、……劣情を抱いていたとは、ふふっ。困ったプロデューサーだなキミは」
P(なんだ、ペースを握られまいと揺さぶりをかけてきてるのか? 飛鳥が冷静になる前に本当に口を塞いでしまおうか……いやいやそれはまずいだろ! 飛鳥も女の子だし、口でするキスの相手は選びたいはずだ)
P「お、大人しくしてろってば。ほら、黙って目を瞑るんだ。やりにくいだろ?」
飛鳥「強引にすることも出来るのにそれをしないとは、やはりキミは一応は紳士的であるみたいだ。……これでいいかい」
P(紳士ならこんなんでキスしようとはせんだろ! しかし意外とすんなり受け入れてくるな……まさかキスなんて初めてでもないからどんと来い、みたいに思ってる? まさかそんな……って俺が動揺してどうするんだ)
P「それでいい。……いくぞ」
P(後はおでこにでも口づけしてやるか、それとも頬のがいいか? この体勢で手の甲にするのは動きで怪しまれるだろうし、どっちにしよう)
飛鳥「……? ちょっと待って」
P「おおっ、なんだよ。今からしようって時に」
飛鳥「予感がしたんだ。最近のキミのことだから、またボクをからかおうとしているんじゃないか、ってね。もしかしてキミ……ボクの唇に触れるつもりなんて、最初からなかったんじゃないか?」
P「なにぃっ!? なぜそれをこの局面で……!」
飛鳥「キミの考えそうなことぐらいお見通しさ。そうかそうか、またキミは子供騙しでボクを弄ぼうとしていたんだ。ふぅん……。キミは意気地が無いのか、それともボクを侮っているのか……」
P(謎に甘くなりかけていた空気が凍え出した!? 何か、何か武器はないのか!)
飛鳥「はぁ、ガッカリだよ。所詮キミも浅知恵を弄するオトナに過ぎなかったんだね」
P「……さっきまでまんまとされるがままになっといてよく言うよ」
飛鳥「何か言ったかい?」
P「いや……」
P(何故かわからんが旗色が悪い……くそー、飛鳥にも同じ立場にさせてこの苦悩を味わわせてやりたい……! ……待てよ? 同じ立場にさせる……?)
飛鳥「それで、どうする? それでもするのかい、キスとやらを」
P「……ああ、するよ。最初からそのつもりで来たんだからな」
飛鳥「…………そうか」
P「ただし、するのは俺からじゃあない。お前が俺にするんだよ飛鳥!」
飛鳥「……? 何だって?」
P「俺にキスをしてくれ、飛鳥がな。言うこときいてくれるんだろ?」
飛鳥「! そういうことか……キミってヤツは……!」
P「悪いな飛鳥、勝ったのは俺なんだ。だから俺はお前に試されたりしない、お前を試す側なんだよ」
飛鳥「くっ……」
P(女騎士よろしくの苦渋に満ちた表情を浮かべちゃってまあ、いい顔だ! 俺の苦しみを身を以て知るといい!)
飛鳥「…………いいだろう、ボクには従う義務がある。キミはそれでいいんだね?」
P「ああ、好きにしてくれて構わないぞ。まあ俺は大人だから? 別にどこをキスされたって? それで納得するけど?」
飛鳥「……」 イラッ
P(あ、絶対今イラッてしたぞこいつ。やはり勝つのは大人気のない俺だったってことだ。……ちょっと調子に乗り過ぎたかな、飛鳥が獲物を狩る目つきになってきてるぞ)
飛鳥「お望みとあらば、ボクは履行するまでさ。P、目を瞑っていてくれ」
P「はいはい、やりにくいもんな。これでいいか?」
飛鳥「そのままじっとしているんだ。絶対に、何があっても動いたりしないでくれよ?」
P「前置き長いな。わかったわかった、じっとしてる」
飛鳥「…………」
P(さてさて、飛鳥はどう来るかな? なんとか逃げ道がないか必死に模索してる最中だったりして)
P(飛鳥も負けず嫌いなとこがあるとはいえ、それで俺の唇を奪うなんてことは出来まい)
P(……。なかなかこないな。さすがに目瞑ってじっとし続けるのは疲れ、え? 俺の首に腕なんか回して何を)
飛鳥「んっ――」
P「!?」 ビクッ
飛鳥「……っ、動くなって言ったのに。だがこれで、ボクの勝ちだ」
P「や、勝ちとか負けとか、そうじゃなくて! おまっ……本気か!?」
飛鳥「キミが言い出したことだ。責任の所在があるとしたら、それはキミの方にあると思うけどね」
P「別に俺は、どこにされてもいいって」
飛鳥「P! ……その辺で、勘弁して貰えないか? ボクだって、ちっぽけな意地を張りたいがために及んだつもりは、ない……から」
P(うっ……伏し目がちに顔赤くさせて言われたら、これ以上つっこむのも野暮、か)
P「とにかく、この件はこれで終わりにしよう。そうだよな?」
飛鳥「……」 コクン
P「よし。じゃあ解散! 俺は事務所に戻るな。飛鳥も帰るなら気をつけて帰るんだぞ」
飛鳥「……あぁ、そうするよ」
P(あー、逃げるように飛鳥を置いてきてしまった! 何の勝ち負けか知らんが、たしかにこれなら俺の負けかもな……)
飛鳥「…………」
飛鳥「もう少し、身長あった方がしやすいかな」
飛鳥「…………」
飛鳥「もし次があるとしたら、今度こそキミの方からしてくれよ? ……ふふっ」
P「……あー、あの柔らかな感触が忘れられん」
P「飛鳥だって平然となんてしてられないんじゃないか? なんか顔合わせにくいな」
P「といっても飛鳥がアイドルである以上、顔を合わさないなんてことはないわけだ。それならさっさといつもの調子に戻そう」
P「あれが飛鳥なりのデレだったと思えば俺の念願も叶ってるわけだしな! よし、>>166でもしてどんどん飛鳥のデレを、略してあすデレをみさせてもらうぞ!」
浴衣で花火大会へ
これで(-66、+6)になりますので、確率は低いですが一応リーチかかりました。一気に進んだなあ
それにしても数字が不吉な並びになっててわろえない
かわいい
また花火かww
夏だなー
>>160を取った後に(飛鳥にキスさせる場所を選ばせるのもおもしろかったかな)
…と思ってたらその通りの展開になってた
サイキックミラクルテレパシー成功しちゃったな
P「浴衣で花火大会……」
P「行きたいけど今2人きりになるのはなかなかに気まずい、しかも浴衣なんて飛鳥は持ってるのか?」
P「花火も観に行ったばかりなんだよな。そっちはまあ今度は縁日の屋台をメインに楽しんでこようか、問題は浴衣と2人きりは避けたいところ……それを解決するには、うん?」 チョイチョイ
芳乃「よどんだ気を探ってまいりませば、そなたでしたかー。なにかお困りでしてー?」
P「芳乃か、芳乃……芳乃? 芳乃!」
芳乃「わたくし依田は芳乃ですがー」
P「今度近くの花火大会にさ、浴衣を着たみんなと遊びに行きたいなーとか思ってたところなんだよ。芳乃なら着付けできるよな? 肝心の浴衣は、あー……借りてくるとして、一緒にきてくれたら心強いんだが」
芳乃「ふむー、そういうことでしたらわたくしが力になりましょうー」
P「ありがとう! お礼といっちゃ何だが芳乃が屋台で何かする分は俺が出すからな!」
芳乃「それはそれはー。ところでそなた、みなとは具体的に何人を引き連れるつもりなのでして?」
P「んー、そうだな……」
P(飛鳥と芳乃だけじゃなあ。せめてあと2人は呼びたいところ)
P「誰が来るかはこれからだけど、人数でいえば芳乃含めて他に3人くらい呼びたいと思ってる。多過ぎても着付けの面倒見るのとか大変だろうしさ」
芳乃「わたくしは構わないのですが、そなたがそうおっしゃるのならそのつもりでおりましょうー。ふふー、楽しみですなー」
P(俺も純粋に縁日楽しもうか、前は仕事だったからゆっくり出来なかったし。さて、飛鳥の他に誘う2人はどうしよう。>>171と>>172の浴衣なんかも見てみたいかな?)
拓海
蘭子
泰葉!
む、胸が大きい人より控え目な方が着物似合うって言うし、全然問題ないな…うん
P(拓海と蘭子あたり誘ってみよう。拓海は面倒見いいしちょうど仕事でも浴衣着てるから慣らすのにもいいな)
P(蘭子は芳乃とも仲良いし、蘭子と一緒なら飛鳥も多少は浴衣に抵抗なく袖を通してくれるだろう)
P(飛鳥は蘭子と比べるとまだ仕事の幅少なくて衣装もいつもの路線ばかりだもんなあ。ましてプライベートで違う路線の服なんか、こうでもしなきゃ着てくれなさそうだ)
P(じゃあそろそろ誘ってくるか、浴衣も借りなきゃならんしな。拓海のは……仕事で着てるのを使い回すのはまずい、素直に全員分借りよう)
P(メイド服借りた時も思ったけど当日レンタルもできる店って意外とあるな。借りる店決めたら、今度はそれぞれ着たい浴衣を選ばせるか)
そして
芳乃「みなの着付けが整いましてー。ねーねー、どうでしてー?」
P「おー、やっぱり似合うな芳乃は。いつもより涼しそうでだいぶ印象も変わってくるもんだ、かわいいぞー」
拓海「……なあ、よく考えたら仕事じゃねーんだから浴衣なんざ着る必要なかったよな? おう?」
P「バレたか。いや、拓海の浴衣姿が絵になるのは知ってたからプライベートでゆっくり見たかったんだよ。すまんな」
蘭子「ククク、大和の魂を取り込んだ我の新たなる聖装、如何なるぞ?(私の浴衣姿、どうですか?)」
P「なんだかんだ何着ても似合うよな蘭子って。今度浴衣の仕事取れたら取ってこようか?」
飛鳥「……。どう、かな」
P「おう……」
拓海「なんだあ? コイツの浴衣に見惚れちまったかのかよ? ……わかるぜ、普段あんま変わり映えしねぇ格好ばっかだと余計に見違えるっつーか」
蘭子「未知なる衣を纏い可憐なる翼を得たようね、我が同胞飛鳥よ!(すっごくかわいいよ、飛鳥ちゃん!)」
飛鳥「そんなことないさ。なぁ、P?」
P「……そうだ、準備が出来たみたいだし早く行こう。先に車回してくる!」
芳乃「? そんなに急がずとも、そなたー?」
拓海「ちょ、おいっ! 逃げやがったなPの奴、まさか照れてんのか? アイツにしちゃあ珍しいな」
蘭子「て、照れてるんですよ! いつも格好良い飛鳥ちゃんが今日はこんなに可愛いんだもん、そうに決まってます!」
飛鳥「いいんだ、蘭子。無理にフォローしなくたって……似合わないことくらい、ボクが一番理解ってるから」
蘭子「無理なんかしてないもん!」
拓海「……ったくしょうがねえ。あのヤロー、花火の前にいっちょシメとくか」
芳乃「気の巡りが穏やかではないですねー。みなみな、落ち着きなさいー」
P「やってしまった……」
P(いつもだったら茶化すなり褒めるなり出来たはずなのにな。浴衣姿なんて見せられたらますます女の子として意識しそうになるだろ!)
P(……破壊力あり過ぎたな、あの時のキス)
P「花火の時間になるまでぷらっと回るかー。結構屋台出てるみたいだし、適当に楽しんでいこう」
拓海「アンタのおごりでな。アタシら着替えと一緒に貴重品置いてきたぞ?」
P「えっ、そうなの? ……そうか、浴衣だもんな。巾着とか要るよな」
芳乃「わたくしはこの通り、ぬかりはないのでしてー」
P「芳乃はもともと着付けの面倒を見てもらう代わりにおごることになってたんだが、その芳乃だけ財布を持ってる状況なのか。……まあいいさ、未成年しかいなんだし保護者の俺が全部出そう」
蘭子「友よ! 彼の地で我が魔弾を解き放たん!(プロデューサー! 私あれやってみたい!)」
飛鳥「射的か、いいね。蘭子のその瞳が獲物を捉える瞬間、見せて貰うとしよう」
蘭子「ククク、我が瞳だけでは足りぬ。そなたの魔眼も揃いし時、如何なる的をも射抜く力へと昇華するのだ!(私だけじゃなんだし、芳乃ちゃんも手伝ってくれたら全部当たりそうな気がするな~)」
芳乃「わたくしの目に魔の類は宿っておりませぬがー、ひとつやってみませー。そなたー」
P「おう、2人分な。――よしいいぞ、2人の射撃の腕前を見せてもらおうじゃないか」
蘭子「我が瞳に撃ち落せぬものなど……!(当ててみせる!)」
芳乃「これが射的用の鉄砲なのですねー。猟銃なら見たことはありましたがー、ほー」
拓海「あー、ダメだダメだそんなんじゃ、蘭子!」
蘭子「ひゃいっ!?」
拓海「んなヘンテコな構えしたって当たんねーよ。それと持ち方、そのまま撃ったら撃鉄に指挟んで血豆ができちまうって」
蘭子「ヘンテコじゃないのに……。えっと、こうですか?」
芳乃「そなたー、わたくし射的をしたことがないのですが、手ほどきをいただけませぬかー?」
P「ああ。じゃあまず持ち方だけど――」
蘭子「当たった! ……でもビクともしませんね」
拓海「あんなでけーのはちょっとやそっとじゃ落ちねえようになってんだよ。この中で狙い目っつったら、ん?」
飛鳥「……」
拓海「いけね、何フツーに楽しんでんだアタシ!? 悪りぃなこっからは自分の力で獲物を狩れ、気合いだ気合い!」
蘭子「! 今こそ……我が魔翌力の全てを解き放つ時!(よーし、頑張るぞー!)」
P「よし、あとは照準が合ったと思ったら引き金を引くんだ。当てるだけじゃ景品は貰えないから、なるべく端っこを狙うんだぞ」
芳乃「合わせてー、引き金をー、それー」 パァンッ
P「お、当たりはしたかな? そうだなあ、もうちょっとこう……むぐっ!?」
拓海「芳乃、借りてくぜ。ちょーっとツラ貸して貰おうか、なあP?」
P「なんだよいきなり、腹が減ってるならそう言ってくれたらよかったのに」
拓海「ちげーよ! とにかく、話があっからこっちこい。すぐ終わる」
P「……? ああ、わかった」
安価出せるまでいきたかったけどひとまずここまで。サクサク更新とは何だったのか……
明日まで、明日までお待ちください!
無理ないペースでいいのよ乙
いい感じにPと飛鳥の関係がどろどろしてきたぞ
争え…もっと争え…
拓海「この辺でいいか。……祭りの日にゴチャゴチャ言いたかねーんだが、あんなツラされちゃあな」
P「あんなツラ?」
拓海「飛鳥のことだよ。言わなきゃわかんねーアンタでもないだろ?」
P「……。悪いな、気を遣わせて」
拓海「アタシはただ祭りを楽しみたいだけだ。その様子だと、テメーが何をするべきかぐらいわかってるみてえだな」
P「そりゃあな。でもお前に心配されるほどだとは思ってなかったよ、ありがとう。おかげで踏ん切りがついた」
拓海「……ヘッ、やっと調子出てきたか。今日のは貸しにしといてやるよ!」
芳乃「おやー、いつもの安らかなる気を感じましてー」
P「芳乃!? ってあれ、飛鳥と蘭子は?」
芳乃「そなたたちを探しているのではないでしょうかー」
P「動かずにいられるあいつらじゃないわなあ……。芳乃もどうして置いてきたりしたんだ?」
芳乃「いま求められていますのは、わたくしではなくそなたのようですのでー。なに、そなたにかかればわたくしなどいなくとも二人を見つけるのは容易きこと、でして?」
P「……ああ、もちろんだ。すぐ引き連れて戻ってくるからお前達はここにいてくれ、行ってくる!」
拓海「おうっ、次またシケたツラさせやがったら容赦しねーからな!」
蘭子「……どこ行っちゃったのかな、みんな。芳乃ちゃんならすぐ見つけてくれるはずなのに」
飛鳥「そうだね」
蘭子「あの、手繋いでいい? わ、私達だけでもはぐれないように、なんて……えへへ」
飛鳥「いいよ。繋ごうか」
蘭子「うん! ねぇ、飛鳥ちゃん。プロデューサーのこと、考えてなかった?」
飛鳥「……えっ? どうしてそう思うんだい?」
蘭子「ずっと元気ないみたいだったから。プロデューサーもどこかいつもと違ったし、もしかしたら何かあったのかなーって」
飛鳥「何もないさ、何も。……何もしなければ、よかったのかな……」
蘭子「飛鳥ちゃん?」
飛鳥「……何でもない。さぁ、みんなを探しに往こう。迎えが来るのを待っているだけなんて、たくさんだ」
「その必要はないぞ」
蘭子「プロデューサー!」
P「すまん、ちょっと用が出来てお前達を見てやれなかった。拓海と芳乃は向こうにいるから、早く合流しよう」
飛鳥「……」
蘭子「……待って。少しだけ、いいですか?」
P「ん? どうした蘭子。歩きながらじゃダメなのか?」
蘭子「その、プロデューサー。もっと飛鳥ちゃんのこと見てあげて!」
飛鳥「!? 蘭子、キミは何を――」
蘭子「飛鳥ちゃんの浴衣姿にだけ、何も言わなかったでしょ? ……褒めてほしいな、私だったら。あんなに自分には合わないって恥ずかしがってたのに、プロデューサーが見たいって言ったから飛鳥ちゃんは……!」
P「そのことか。大丈夫だよ、蘭子もありがとな。それを伝えるためにも探しに来たんだ。俺1人でさ」
蘭子「……そうなの?」
P「蘭子の前だけど、いいよな? 飛鳥」
飛鳥「……あぁ、好きにしてくれ。蘭子のおかげで、キミに対してボクにかける恥はもう残っていないから……」
蘭子「ご、ごめんね飛鳥ちゃん! だってだってぇ!」
P「ははは……あー、飛鳥。単刀直入に言わせてもらうと、俺は4人の中でお前の浴衣姿に一番目を奪われたよ」
飛鳥「……。どうせ嘘だろう?」
P「本当だ。何というか、飛鳥が凄く女の子らしく見えちゃって上手く言葉にならなかったんだ。いや、普段が女の子らしく見えないって意味じゃないぞ? な、蘭子?」
蘭子「ふぇっ!? わ、我に振るでない!」
P「そ、そうだな、悪かった。そういうことだから、決してコメントしづらくてお茶を濁したなんてことはないからな?」
飛鳥「……本当? キミはそうやっていつもボクを振り回すじゃないか」
P「本当に本当だ。似合ってるよ、飛鳥。可愛いぞ」
蘭子「よかったね、飛鳥ちゃん♪」
飛鳥「よくない……! ボクと同じく和服とは縁遠い蘭子や拓海さんの方が様になっている、内心そう思っているんだろう?」
P「あのなあ。そもそも和服ってのは胸がない方がよく似合うって言われるものなんだぞ」
蘭子「……え?」
飛鳥「……ん?」
P「……あ」
ここでPじゃない人が出てきて
「なぜならお前たちはここで死ぬからだ……」
「おっ、お前は――!」
☆次回、二人が秘めた闇の力が今目覚める……!
ってならないか不安になった
拓海「おっ、花火上がりだしたか。P、そのたこ焼き1つ貰うぜ!」
P「……花より団子ってか? ほら」
拓海「るせっ! どこもかしこも良い匂いさせやがって、待ってる間に腹減ったんだよ! ……で、アンタ今度は何やらかしたんだ?」
P「勢い余ったというか、口滑らしたというか。……はあ」
拓海「ま、シケてるよりかは随分マシになったけどな、うおおっ!?」
P「? どうしたん、うわっ!? お、おかめのお面?」
芳乃「わたくしでしてー」
P「芳乃か……それ、気に入ったんだな」
芳乃「おかめとはアメノウズメを由来とするのでしてー。神々をも笑わせたといいますればー、わたくしもそれにあやかりみなの笑顔をばとー」
P「不意を突いてその顔が出てくると、なかなか怖いな……」
拓海「あ、アタシは別にビビったわけじゃねーからな! それよかあっちの2人にも見せてやったらどうだ?」
芳乃「ええー、必ずや笑顔にしてみせませー」
拓海「……アイツもかわいい顔してどっか抜けてるっつーか、面白いよな。実際何モンなんだよ?」
P「現人神ってやつなのかもな、今は違っても芳乃ならこれからなりそうだ」
蘭子「飛鳥ちゃん、もう戻らない? またはぐれちゃうよ~」
飛鳥「……1人になることを許されないこの騒がしい空間が憎くすらあるな。夜空に咲く花を以てしても今のボクの心はピクリとも動じない」
芳乃「それはいけませんねー。笑顔が一番でしてー」
飛鳥「笑顔なんて忘れたね……わっ!?」
蘭子「あ、動じた、じゃなくてどうしたの飛鳥ちゃ、ひぃっ!?」
芳乃「……不評なのでして。ふむー、おかめは魔除けにこそ発揮するようですなー」
飛鳥「驚かさないでくれよ……いや、決して驚いたというわけではないが。……放っておいてほしいんだ」
蘭子「でも……」
芳乃「蘭子、あの方の元へ参りましょうー。わたくしも見ておりますゆえー」
蘭子「……うん。飛鳥ちゃん、何かあったらすぐ戻ってきてね?」
飛鳥「あぁ。またあとで」
飛鳥(ふぅ。さて、どうしたものかな)
飛鳥(ボクの浴衣姿……可愛い、のかな。胸がない方が、なんて余計なこと口にするから、照れもしないし怒れもしなくなったじゃないか)
飛鳥(……いつからだろう。あの花火のように、キミと交わした言葉はボクの空虚な心にいつまでも残響として繰り返される)
飛鳥(何事にも縛られず自由に生きていたかったが、なかなかそうもいかないらしいな)
飛鳥(キミはボクにとっての枷、なのかい? それとも――)
蘭子「アメノ、ウズメ? 芳乃ちゃん、詳しく聞かせて!」
芳乃「アメノウズメは日本神話に登場する芸能の神でしてー。日本最古の踊り子とも言われておりまするー」
P「おかめトークはもういいだろ……」
P「んー、なかなかバランスよくいかないものだ」
P「飛鳥がだんだんと情緒不安定になりつつあるような。原因があるとしたらほぼ俺なんだろうけど」
P「ここは一旦様子を見てみるか……」
飛鳥「……変だな。傾向からしていつもより闇を抱えていれば、ボクを喜ばせにPが来てもいい頃合いなのに」
飛鳥「まさか、ボクのことなんてPはもう……」
飛鳥「…………いや、悪い方にばかり考えるな。仮にPがボクを……ボクとのキスすらも忘れようとしても、思い出させればいい。それだけのことさ」
飛鳥「ボクのことを今まで以上に見てくれるようにするには、どうしたらいいかな……?」
飛鳥「……。>>185とか、してみようか? もう待ってるだけじゃ……いられないんだ」
手紙を渡す
-EDへのリーチも掛かったので趣向を変えて次回は飛鳥視点にしてみます
コンマ50になれば数値が逆転しますし+EDもまだまだ可能ですが、この流れが順当に続きそうな予感しかしないのは何故でしょうね?
単純にそっちのほうが確率的に高いしな
でもどう転ぶかは最後までわからないぜ…
よく見たらまた魔力が魔翌力に……蘭子ォ!
飛鳥「手紙か。ふむ」
飛鳥「直接言葉を交わしていては伝わりにくいこともある、か。……ボク達の間で完全に言葉がいらなくなるまでは、まだ掛かりそうだしね」
飛鳥「試してみる価値はあるな。そうと決まれば、あとは何を書き綴るかだ」
飛鳥「手紙だからこそ伝えられそうな、あるいは聞き出せそうなこと……何があるだろう。ボクは手紙という手段を用いて彼からどんな返事を期待する……?」
飛鳥「……>>190-192について、かな。まずは書いてみよう。とても読ませられたものじゃなければ、その時は考え直せばいいさ」
好きな女性のタイプ
またデートしたいゾ
日ごろの感謝
完璧な流れだ
すごくかわいい手紙になりそう
パーフェクトだ、ウォルター
完璧だけど一人ホモが居ますねぇ
響かもしれないだろ!
はいさーい!ワタシ、ナターリアだゾ!
キメラアイドルやめーや
キメラとか懐かしい
レジ2は最高だった
飛鳥「好きな女性のタイプ、日頃の感謝、そして――」
飛鳥「これではボクが彼に好意を抱いていると思われても仕方ないな……。確かに彼と二人で過ごす時間を愛おしく感じ出してはいるが」
飛鳥「浴衣だって、出来ることならキミだけに見せたかった。キミしか識らないボクの数だけ、ボクしか識らないキミがいるのだから」
飛鳥「……また二人きりで何処かへ行きたい、なんてボクの方から求めたらキミは困惑するかな? ふふっ……これぐらいの反抗はボクにも権利があるはずだ」
飛鳥「声に乗せるだけでは伝えにくい、ボクのリアルな感情を書き連ねてみるとしよう。ボクに文才があるといいんだが」
[やぁ。これを手にしたキミは今、ボクのことだけを考えていることだろう]
[近頃キミは口が上手くなったというか、虚言を弄するようになったというか……。言葉を交えても、真意が伝わる前にキミにしてやられてばかりだ]
[だからここに、手紙という形でボクの心を届けようと思う]
[キミにやり込められて心の奥底へ追いやられてきたボクの……鬱憤?]
[いや、積み重ねられたキミへの想い、かな。それをまずは聞いてほしい。そして識ってほしい]
[ボクにとってのキミが、どれ程までの存在へ変質してしまっているのかを、ね]
飛鳥「――出だしはこんなところか。先に日頃の感謝の気持ちを書いておこう、それからは……どう書いたものかな」
飛鳥「……書き終わった。後はこれをどう渡すかだけど」
飛鳥「手渡し、だとその場でからかわれたりしないだろうか? 無理やり押し付けて離脱したところで、手紙の内容が内容だから誤解を招きやすくなるような」
飛鳥「そうすると、公共機関に託すのがベターなのかな。ちゃんと読んでくれたのか確認しづらくはなるが」
飛鳥「その前に、ボクは彼の住所を知らない。住所なんて聞き出そうものなら確実に怪しまれる……むぅ」
ちひろ「え? プロデューサーさんの住所ですか?」
飛鳥「えっと、駄目なら別に……」 ソワソワ
ちひろ「……! ふむふむ、わかりました。担当プロデューサーの住所くらい知っておいた方がいいものね!」
飛鳥「何か引っ掛かる目つきだけど、教えて貰えるなら、まぁ」
ちひろ「携帯の連絡先にでも登録しておけば大丈夫かしら? 用意はいい? プロデューサーさんの住所はですねぇ」
飛鳥「あ、うん……」
飛鳥「何を察したのかすんなり聞けたな、住所。切手を貼って投函すれば後は待つだけだ」
飛鳥「しかしPはここに住んでいるのか。あまりこの辺立ち寄ったことないからどんな所なのか想像もつかないな」
飛鳥「ん? ここに、Pが住んでいる……?」
P「――あ~疲れた、今日も寝て着替えるために帰ってきたようなもんだなくそー」
P「にしても、珍しいものが届いてたな。このご時世に手書きの手紙だなんて。なーんか違和感あるよなあ」
P「どれどれ差出人は……あれ、飛鳥からだ。なんでまた手紙を、というか俺の住所教えたっけ?」
P「ほぼ毎日顔合わせてるのにどうしたんだろう。読まないわけにもいかないし、うーむ」
P「とりあえずひとっ風呂入ってから読むか。はてさて何が書いてあるやら」
まだかなー? まだかなー?
P「ふぅ、さっぱりしたし読んでみよう。どれどれっと」
P「…………ほう。ラブレターに見えて実は陳情書でしたーみたいな、それはないにしても出だしだけじゃまだ何とも言えないな」
P「続きは……まずは日頃の感謝を添えておく、だって? ふんふん、アイドルになってから充実してる……遥かな高みのセカイを共に見たい、今度はボクが連れていってあげる、か」
P「あー、何だろう。目から汗が出そう……。昔はそういうことも素直に話してくれたし、俺も真面目に聞いてたっけ」
P「気心が知れてきたのもあって雑に扱い過ぎてたかもな……。相手はまだ14歳だぞ? なんだかんだで子供なんだから、目線を合わせてやるくらいしないと」
P「まあそういうことしたらしたで、子供扱いに拗ねるんだけどさ。めんどくsかわいい奴め。さて続き続き」
P「なになに、……んー。なんだこれ……回りくどくごちゃごちゃ書かれてるけど、つまり俺の好きな女性のタイプを教えろってことなのか?」
P「好きな女性のタイプねぇ。これだけいろんな美女と美少女の集う環境に居ればまあ、誰かしら理想に近い人がいておかしくないわな。俺が男好きでもなければ」
P「アイドルに例えたりしたら納得するかな? それとも好みと言えそうなところを列挙してみるとか。好きな女性のタイプか……わざわざ手紙に書いてまで聞いてきてるし……うん、読み終わってから考えることにしよう」
P「えっと、……もっと二人の時を刻みたい、アイドルとしてのボクが星光の舞台へキミを連れていくから、代わりにキミはボクを一人の少女として新しいセカイへまた連れ出してほしい、か」
P「仕事頑張るからプライベートでサービスしてね、みたいなことが書かれてるぞ。二人でってところがきっと重要なんだろうな。あとはわざわざ一人の少女として、って付け足されてるのが気になる」
P「格好つけたがる飛鳥がしおらしくなった、と捉えるべきか? ……思っていたより、飛鳥の俺を見る目は取り返しのつかないところまできているのかもしれない」
P「飛鳥のデレがみたくてここまで来たわけで、俺は飛鳥を……どうしたいのやら」
P「ぼちぼち返事を考えながら今日は寝るか。手紙は封筒ごと大事に保存しておいて、ってあれ?」
P「この手紙の入ってた封筒、消印がないぞ。さっきの違和感の正体、もしかして……これなのか?」
わくわくするね
あら奇遇ね
飛鳥「……」 チラッ
P(飛鳥からの視線を頻繁に感じる……。返事を待っているんだろうな、なんて答えたらいいやら。返答次第で飛鳥が飛鳥じゃなくなりそうな……考え過ぎか)
P「……えっと、飛鳥。話があるんだ」
飛鳥「っ……な、なんだい?」
P「読ませてもらったよ。それで、いくつか答えておいた方がいいかと思って」
飛鳥「今、ここで?」
P「うん。周りに誰もいないし、都合がいいかなと。それとも俺も手紙にした方が?」
飛鳥「……いや、手間を取らせるわけにはいかない。何よりボク自身待つことが苦手になりつつあるみたいだ。一日千秋とはよく言ったものだね」
P「そうか。じゃあ遠慮なく、といってもそんなに長々と答えたりは出来ないけど」
飛鳥「いいよ。……それで?」
P「何というかだな、その……今俺が個人的にどこかへ誘ったりしてるのは、飛鳥だけなんだよ。大人数で何かしようって時も飛鳥がいることを前提にしてる」
飛鳥「ほんと……?」
P「ああ。俺が今はっきり言えるのはこれぐらいかな。あまり答えになってないかもしれないが、それで察してもらえると助かる」
飛鳥「……大事なことはいつも言葉にしてくれないんだね。キミは」
P「悪いな、俺もよくわかってないんだよ。……おっと、そろそろ出る時間だ。またな飛鳥、飛鳥が頑張ってくれてるところ、ちゃんとみてるから。それじゃ」
飛鳥「あぁ……またね、P」
飛鳥「…………察しろ、か。それが難しいから手紙に頼ってみたんだけどな」
飛鳥「だが収穫はあった。プライベートでキミに一番近いところにいるのは、ボクなんだよね?」
飛鳥「察しろと言ったんだ、勘違いとは言わせないよ。……それならボクは、ボク以外へ目移りしないよう誰よりも輝かないといけないな」
飛鳥「あぁそうさ。キミの好きな女性のタイプがボクだったということも、いずれ気付かせてあげるよ……ふっ、ふふふふ――」
P「……まずったかなあ、帰ってきたら飛鳥の様子がどことなく闇属性のそれに傾いてきてたぞ」
P「もともと蘭子みたく光よりは闇だと自分でも認識してるみたいだけど、それとは違う意味での闇というか」
P「下手するとこのまま闇落ちしてしまうんじゃないか? 闇落ちの使い方ってこれで合ってたっけ」
P「でもまあ、そんな飛鳥からもデレられたいと思う俺は俺で光とは言いがたいよな。よし、>>209で切り替えていくぞ!」
※-ED圏内に入ったので累積値を常に表記します
ラジオの仕事
なんか病ませ過ぎた感ありますね。ヤンデレ飛鳥……うっ、頭が
ブラウザの折り返しのせいで一日千秋(いちにちちあき)に空目した
いや空目じゃないんだけどね
ヤンデレは運命なのか?
ところでヤンデレの子って何か笑ってるイメージあるけど何が楽しくて笑ってるんだろう
まあほら心は病んでるけど表に出すタイプのデレだし、周りからはアレでも
本人的には幸せだったり、幸せな状態を想像してることが多いから楽しいんじゃないかな?
P「ラジオの仕事が入ってたな。付き添って仕事ぶりに変化は無いか見ておこう」
P「今回はゲストがゲストだから都合いいや、いざという時に備えられる。この前は凛に介護されてただの言われてたからなああいつ……」
飛鳥「――さて、今日のゲストを紹介しよう。今を最もときめいているであろう14歳、森久保乃々だ」
乃々「ど、どうも……もりくぼです。……ポエムはしなくていいって、聞いて来たんですけど……」
飛鳥「さぁ、場合によるかもね。キミのポエム帳は収録が始まる前にボクの手へ渡っているから」
乃々「ひっ、どうして持ってるんですかぁぁ!? また脅されないように隠してたはずなんですけどぉ……!」
飛鳥「ボクとしては同情を禁じ得ないが、こうでもしないとラジオという場で乃々の存在感が消え失せてしまいかねない、と上から判断されたようだ」
乃々「むーじーひぃー……」
飛鳥「新しいネタが披露されたところで、早速お便りコーナーにいってみようか」
乃々「え、ギャグのつもりとか全然なかったんですけど……あの、違いますから……はい」
飛鳥「ラジオネーム『大空を超える無限』さんから。二宮さんも森久保さんもご自身を闇属性のように表現されていますが、自分のどの辺を闇だと思っているのですか――か。フッ、なかなか尖った質問が届いたようだね。面白い」
乃々「全然面白くないんですけど……。もりくぼはキラキラしてる方の前だと、その輝きに存在をかき消されてしまうので……」
飛鳥「闇は光が差し込んでくるのを防ぐ事は出来ない。だが、強い輝きに飲み込まれるのは闇だけではないよ。太陽という強大な光源の沈んだ夜空を眺めれば、そこには闇と共に無数の星明かりが浮かび上がるようにね」
乃々「でも……もりくぼは自分だけじゃ輝かない星だから、夜になっても誰にも気付かれないと思います……」
飛鳥「そんなことないさ。もし乃々が恒星ではなかったとしても、乃々を輝かせるために太陽のような存在が乃々を支えているはずだ。例えばそれは、電波に乗せたボクらの声を聴いているそこのキミ達、そうだろう?」
乃々「飛鳥さん、もりくぼよりよっぽどポエム得意そうなんですけど……しかももりくぼと違って堂々と……。飛鳥さんこそ、闇っぽくないような?」
飛鳥「そうかい? ボクは光と相反する影のような生き方をしてきたつもりだが、こうして表舞台に立ってしまっている以上、通用しないか。闇に紛れていたからこそ光を当てられた……なんて、皮肉なものだね」
乃々「もりくぼも、無理やり光の中に放り込まれた感が……」
飛鳥「案外ボクらは似ているのかもしれないな、ボクの番組のゲストはそんな人が多いから。引き合うように響き合ったカタチを、リスナーに愉しんで貰えたら幸いだ」
P(飛鳥はあんまり普段と変わらなそうだな。乃々の方は今のところ落ち着いてる、ように見えるけどまだまだ目が離せないぞ)
それはそうと今日はいよいよ幻聴ではない芳乃さんの声が聴けるんですけど……楽しみなんですけど……
軽い感じでもりくぼ書き出したら思いの外むりくぼなんですけど……?
いけてるいけてるがんばれ
もりくぼをむりくりにもにむにしたい
飛鳥「ラジオネーム『邪気の闇満たす光』さんから。飛鳥ちゃんと乃々ちゃんは同級生ということですが、やはり気が合ったり普段の仲は良い方なのでしょうか――だってさ」
乃々「……悪くはないと思いますけど、それはもりくぼが勝手に思ってることなので……うぅ」
飛鳥「つい最近ボクらは仕事を共にしたが、相性は悪くないと思ったよ。お互いグイグイと引っ張られて気苦労が絶えなかったという意味でね」
乃々「あー……裕子さんと3人でジャングル探検隊しましたね……。いきなり雨に降られたりしましたけど、子リスは可愛かったです……」
飛鳥「ボクはあまり動物には興味ないな。どちらかと言えば、都会というジャングルに蔓延り群れを成すヒトって生き物の方が見ていて飽きないかな」 チラッ
P(意味ありげにこちらへ視線を寄越してきたな……。乃々から目が離せなくて気付かなかった振りをしておこう)
乃々「もりくぼは……人を見るのも人に見られるのも苦手だから、ファンの方々がリスみたいな小動物だったら……って思う時があります」
飛鳥「視線を感じることに苦痛を覚えていた頃もあったが、アイドルになってからは気にならなくなったよ。慣れってヤツもあるんだろうね。乃々は違うのかい?」
乃々「慣れって何ですか、ってレベルで人前に上がるのがいつも恥ずかしいんですけど……。特に1人でのステージは……むーりぃー……」
飛鳥「ソロでの活動は誰に気兼ねすることなく自己表現出来てボクは気軽かな。ユニットでのLIVEも、あれはあれで達成感を得られるものだと識ったけど。フッ、こんなボクらが同じ舞台に上がったらどんな音楽を奏でられるだろう?」
乃々「……2人でですか? できればもっと人が多いと、それだけ他の人に視線がいくので助かるんですけど……。飛鳥さんはもりくぼより背が高いし、後ろに隠れてていいならそれでも……」
飛鳥「それだと乃々のファンからボクが顰蹙を買いそうだ。ボクとしても、せっかくのユニットで注目を一身に浴びようだなんて無粋な真似はしたくないし、されたくないな……」 チラッ
P(またこっちを向いてるな、でも俺は乃々へ視線でエールを送るのみだ。効果が出てるのかわからんが前よか幾分喋れてるぞ)
飛鳥「…………」
乃々「あ、飛鳥さん……? あの、えっと、もりくぼ、変なこと言って、ごめんなさいぃー……」
飛鳥「えっ? あぁ、いや、無言の圧力を加えようとしていたわけじゃないよ。ラジオなんだから、声を届けないとね……こんなところでいいかな。それじゃあ続いて、ラジオネーム『審判の果ての希望』さんから――」
P「お疲れさん。良かったぞー乃々、割と喋れてたんじゃないか?」
乃々「この前は、パーソナリティーだったので……。今日はゲストって立場でちょっとだけ気楽ですし、もりくぼがうまく喋れなくても、飛鳥さんが繋げてくれたから……」
P「飛鳥は伊達に普段からラジオ聴いたりしてないからな。それでも今日はもりくぼを生かさず殺さず上手いこと料理してくれたと思う」
飛鳥「……別に、自分が出来ることをしたまでさ。仕事だからね、当然だろう?」
P(うわぁ態度がツンツンしてる、理由は言わずもがな俺が乃々ばかり見てたからなんだろうなあ)
乃々「うぅ……もりくぼが足を引っ張って、やりづらかったですよね……。やっぱりラジオなんてむーりぃー……」
飛鳥「乃々に気を悪くしてるわけじゃなくて、あ、いや……何でもない。お疲れ」 スッ
乃々「……いっちゃった。飛鳥さん、ああは言ってくれてますけど、怒ってるんじゃ……?」
P「乃々は悪くないってさ。それよりもう少しはっきり喋れるといいんだけどな、今度芳乃と美優さんとでラジオ番組持ってみるか?」
乃々「そんなことになったら、もりくぼ浄化されて消え去りそうなんですけど……!」
P「うーん、飛鳥の機嫌がなかなか直らないな」
P「あの手紙の件もあるし……仕事頑張るって言ってくれてるのに全然見てやらなかったのはまずかった」
P「でもまだ踏み止まってるというか、それだけで済んでるからマシなんだろう」
P「次は>>220でひとまず様子を伺っていくか……」
夏休みの宿題を手伝う
チラチラしてくる飛鳥かわいいなー
この二人の組み合わせがよかった
しかし飛鳥ってもりくぼよりも5センチも背が高かったんだ
なんとなく逆のイメージがあった というか飛鳥が小さいイメージがあった 勝手に
チラチラ見てただろ
P「夏休みの宿題を手伝ってやるかな。中学2年生の内容ならまあいけるだろ」
P「……でも念のためもう1人くらい呼んでおくか、何事も同じ目標に向かう仲間がいた方がいいよな」
P「それなら年頃も同じじゃないと、こういう時に適役なアイドルといえば?」
幸子「フッフーン、カワイイボクの到着ですよ!」
P「おー来たか。さあ座ってくれ」
幸子「ボクに掛かれば宿題なんて、と言いたいところですが、お仕事やレッスンが忙しくてなかなか手を付けられなかったんですよねぇ。お互いこの機会に少しでも終わらせましょう、飛鳥さん!」
飛鳥「……」
幸子「あ、あれ? 飛鳥さーん?」
飛鳥「騒がしいのは嫌いじゃないが、課題くらい静かにさせて欲しいものだね。……2人きりで、とか」 ジトッ
P(幸子も呼んでいたなんて聞いてない、って顔してるなあ。敢えて教えなかったわけだが)
幸子「えっと、プロデューサーさん? お邪魔みたいなのでボク達はあっちでやりましょうか?」
飛鳥「!? それではボクが此処にいる意味がないだろう……!」
P「落ち着け落ち着け。俺は手伝えそうなとこだけ手を貸すつもりだから、あっちに行くとしてもそれは俺だな。よし、麦茶でも持ってきてやろう」
幸子「その調子でプロデューサーさんはどんどん気を利かせてください! ちなみに飛鳥さんはどれくらい宿題に手を付けてあるんですか?」
飛鳥「恐らく幸子と同じくらいじゃないかな。ラジオでも流しながら涼しい夜に片付けるつもりだったが、どうもこの手の類は机に向かうまでが遠くてね」
幸子「ボクはそんなことないですが、夜遅くにやろうとすると眠くて頭も冴えないまま時間だけ過ぎちゃうんですよね。あぁ、睡魔に抗えないカワイイボク……」
飛鳥「なら時間を無駄にしている場合ではないんじゃないか? 口より手を動かすことさ、大方キミも問題集を片付けるつもりなのだろう?」
幸子「ええまぁ。分からないところはプロデューサーさんに任せるとして、それでは取り掛かるとしましょうか。アイドルを言い訳に宿題をこなせなかった、なんてことにならないようにしませんと!」
飛鳥「真面目だね幸子は、とはいえ与えられた課題から逃れる口実にするのも格好がつかないか」
P「麦茶持ってきたぞー。ほらさっさと始めた始めた」
幸子「い、今やるところだったんですよ! 分からないところはしっかり教えてくださいね!」
P「お、ちゃんと自分でやるつもりなんだな」
幸子「前にプロデューサーさんがボクの宿題を終わらせてくれた時は、字でバレてやり直しになっちゃいましたので……」
P「Oh...」
飛鳥「……何やってるんだか」
>>222
いや、見てないですよ
余談ですが、ラジオネーム考えるの面倒だったんで中二の感性が好みそうな感じのを引っ張ってきました
元ネタ知ってる方ははたしているのやら。自分もはっきり思い出せるわけではないですが
P「なあ」
飛鳥「…………」 サラサラ
幸子「なんですか?」 カキカキ
P「お前らって勉強出来る方なの?」
幸子「出来ますよ! 成績が悪かったら褒めてもらえないじゃないですか!」
P「動機はともかく幸子は意外と努力家だからなー」
幸子「意外でもなんでもないです!」
P「それで、飛鳥の方は?」
飛鳥「……フッ」
P「フッ、じゃなくて。俺としては学力をある程度把握しておきたいんだよ、クイズ番組とかおいそれと起用させていいものかってさ。イメージもあることだし」
飛鳥「ほう? イメージで語るというなら、キミはボクの学力をどれ程あるべきだと考えているんだい?」
P「そうだなあ。飛鳥がクールな路線で行きたいなら並かそれ以上だな、最低でも平均点は取るみたいな」
幸子「ボクはもちろんカワイさ以外もトップクラスなイメージですよね!」
P「ポンコツ路線でもよければ、実はお馬鹿キャラって感じに売っていくのもありだけど」
幸子「完全無視ですか!?」
飛鳥「愚問だね。適材適所ってものがあるだろう、幸子と違ってボクはバラエティ向きではないのだから、学力を試されるような機会なんて来させないのがキミの手腕じゃないのかな」
幸子「ボクだってバラエティばかりじゃないですよ! ですよねプロデューサーさん!?」
P「……なるほど。どれ、ちょっとその問題集見せなさい、この場で測ってやる」
飛鳥「あ、ちょ、やめないか……!」
幸子「ボクを無視しないでくださいよぉ!」
飛鳥の問題集の出来をコンマで決めます
>>226
00(間違いと空白だらけ)~50(普通)~99(手伝う必要がなさそう)
ふむ
これは……
P「ふーむ。ちょくちょく間違ってそうなのもあれば空白も見受けられるしで、良くもなければ悪くもないってところか」
飛鳥「うるさいな……勉強に割いている時間を考えれば、これでも上出来だと思うけれどね」
P「テストの前だけ集中すればいいってか? ……不安だなあ」
幸子「ま、まあいいじゃないですか。アイドルと学業の両立が難しいことぐらいプロデューサーさんならお分かりでしょう?」
P「幸子がフォローしただと……? もしや、おいこら幸子のも見せろ」
幸子「うぎゃあああ!! 駄目です、いきなりは反則ですってばー!?」
P「いいから見せなさい――あれ、そうでもないぞ。むしろ出来てる方なんじゃないか?」
幸子「か、カワイイボクは常にカンペキなカワイさを求められるように、勉強でもカンペキなところしか見せたくないんですよ!」
P「普段の勉強量の差かな。ま、幸子ほど勉強もこなしてるアイドルもそういないだろうけど」
幸子「プロデューサーさん、もっと褒めてもいいんですよ? というか褒めてください! さあ!」
飛鳥「……今は課題を終わらせることの方が重要だろう? プロデューサーも、口を挟む前に当然ボクらへ教えられるくらいの学はあるんだろうね?」
P「おうとも、暗記系はさすがにあやふやになってそうだがな。見てやろうか?」
飛鳥「あぁ。それなら、ここなんだけど……」
幸子(フフーン♪ やっぱり勉強は頑張れば頑張るだけ褒めて貰えますね! プロデューサーさんはもっと素直にボクを褒めてくれてもいいのに……あっ、カワイくない問題が)
飛鳥「へぇ、手伝いを申し出るだけはあるね。中学レベルならお安い御用ってことか。ここは?」
P「むしろこれぐらい教えられなかったら俺の威厳が残念なことに……えっと、これはな――」
幸子(……ま、まぁボクは先に解ける問題から終わらせてしまいましょう)
幸子(うーん……解けそうで解けなくてモヤモヤする。そろそろプロデューサーさんに手伝って貰いますか)
幸子「あのぅ、プロデューサーさん?」
P「ん? ちょっと待ってな、もしかしたら飛鳥をポンコツ路線へ早々に切り替えた方がいいのかもしれない気がしてきたところなんだ……。そこはさっき教えたこれをだなあ」
飛鳥「フッ、そうだったね。すまない幸子、臨時講師をデキの悪い生徒へ付きっきりにさせて。キミという手の掛からない優秀な生徒のおかげでボクも捗っているよ」
幸子「へ? そ、そうですとも、ボクはカワイイだけでなく勉強も出来ますから仕方ないですね! プロデューサーさんは飛鳥さんを見てあげてください!」
P「ああ、あまり見るとこなさそうだけど後で幸子のも見てやるからな。……だーかーらー、そこもさっき教えただろー! わざとやってるんじゃあないだろうな?」
飛鳥「あるいはキミの教え方に問題があるんじゃないか? ほら、幸子は大丈夫だからボクが理解しきるまでボクの側で教えてくれよ。何度でも――さ」
幸子(……あれ? どうしてだろう、今だけはカワイくない問題ばかり出てきて欲しい……!)
P「結局ほとんど飛鳥とマンツーマンだったな」
P「もしかして本当にアホの子なのか? それとも俺を拘束するためにわざと……?」
P「……真実はテストの点数だけが知っている、か。今度みんなのテスト結果をリサーチしてみよう」
P「それはともかく、今の飛鳥なら>>230とかしてみてもいいかな?」
旅番組
さちこがかわいそうかわいい
P「旅番組……オーストラリア以来かな? 今度は虫のあまり出ないような旅をさせてやろう」
P「とはいえどんな旅をさせたらいいやら。それとなく本人に聞いてみるか」
飛鳥「旅をするなら、か。フッ、もとよりボクは旅人のようなものさ。未知の世界を手探りで歩んでいる最中だからね」
P「そういうのは今は置いといてだな、旅をするならどこへ行ってみたい? ってことなんだが」
飛鳥「……ノリが悪いじゃないか、まぁいい。当てがないからこその旅だとは思うが」
P「それじゃあちょっとなあ……」
飛鳥「? もしや、ボクに仕事として旅をさせる気なのか?」
P「ま、企画段階ってところだ。例えばだけど、一人旅するならどこがいい? 出来れば国内で」
飛鳥「旅とはニュアンスが違うが、当てもなく彷徨ったばかりなんだ。一人でもなかったが……国内で旅をすることになったとして新鮮味に欠けてしまうな、そんな状態のボクがはたして絵になるかどうか」
P「企画段階だからそんなこと気にすんな。とにかく言ってみてくれ、案外通るかもしれないぞ」
飛鳥「それはそれで困るんだけどな。ふむ、それなら――>>233なんかどうだろう」
北海道
飛鳥は蟹が好きそう
P「北海道か。ご当地の食べ物も美味そうでいいかもな。今なら雪もさすがに積もっていないだろうし」
飛鳥「あくまで一例さ。旅の目的を設定するならキミはどうする?」
P「んー、食べ歩き……は他に適役がいるよな。もっと当て所ない方がいいだろ?」
飛鳥「まぁね。道無き道を進み、辿り着いた先で一体何を得られるのか。あるいはその過程で既に何かを得ていたのか」
P「自分探しの旅、みたいなもんだよなあ。残念ながら番組のコンセプトにするのは難しい」
飛鳥「理解ってるさ。でも一人旅なんてそんなものだろう? 脚本の用意された旅なんかにボクは出たくないな」
P「それも一理あるか、うーん。もともとアイドルに一人旅させるってのが無理があるのかもしれない」
飛鳥「なぁ、一人旅をするとしても本当に一人になるわけじゃないんだよね?」
P「そりゃ撮影から何まで一人でさせられんしな。それと、ただでさえ若い女の子なんだからもしものことがあったら大変だ」
飛鳥「なら、またキミもついてきてくれるんだ」
P「俺? いやあ、どうだろう。この前は五人だったし、飛鳥一人にずっと付き添えるかと言われたら」
飛鳥「……ボクを心配してくれているんじゃなかったの?」
P「心配するさ。でも飛鳥が無事なら見守るのが俺じゃなくてもいいとは思ってる」
飛鳥「ボクは……ボクが安心して背中を預けられるのはキミだけだ。キミのいないセカイを旅してこいだなんて……」
P「ほ、ほら。可愛い子には旅をさせろとか言うだろ? 飛鳥は俺がいないところでもやっていけるって」
飛鳥「キミと共に歩けないセカイに、興味なんか無いよ……」
P「飛鳥……?」
P(うう、どうしたっていうんだ。瞳がうっすら潤んでるように見えるし、飛鳥らしくない――というかなんで俺が別れ話振ったみたいな気持ちにならなきゃならんのだ……)
飛鳥「…………。フフフ、どうしたんだい面食らった顔をして。らしくない、とでも思ってたんじゃないのか?」
P「!? おまっ、まさか演技か!?」
飛鳥「さぁ、どうだろうね。だがキミが少なからずボクを心配してくれていたということは伝わったよ」
P「当たり前だろう! というか、そこを疑われるのは心外だぞ?」
飛鳥「普段の行いが悪いのさ。それが嫌なら、ボクをおざなりにしないことだ……いいね」
P「そんな風にしてるつもりはないけど、例えばどうして欲しいんだよ?」
飛鳥「そうだな、それこそ北海道への旅行でも誘ってくれたらボクはキミを見直そう」
P「日帰りで帰れる気がしねえ! ……わかったわかった、近いうちにまたどっか連れてってやるから。それなら一人旅の仕事でも頑張ってくれるか?」
飛鳥「期待には応えるよ。その言葉、忘れないからね。P」 サッ
P「あ、おい。……行っちまった」
P(うーん、言質を取られた感じになってしまった。しかしまあビジュアルレッスンの成果なのかあれ、親がいなくても子は育つというかなんというか)
P(……あの手紙のこと、はっきり返事しなかったツケが回ったかな。俺に背中向ける前の飛鳥、絶対あれ口元緩んでたよなあ。無下にするのは可哀想か)
P(まあ、その分頑張ってくれるってんならお安い御用だ。俺も安心して飛鳥に仕事を振ろう)
その後、北海道をヒッチハイクで一周する企画が通ったとか通らなかったとか
P「ふぅ、後のことは上の判断をあおいでからにしよう」
P「それより飛鳥だな。視線が何かを訴えてきてるのを気付かないふりするのも面倒くさくなってきた」
P「待てよ、ここで素直に屈服してやるべきなのか? 味を占めて仕事振るたびにおねだりされるようになったら」
P「……それはそれでありだな! いやいや、何言ってんだ俺は。ともかく次は>>237でいってみようか」
映画に誘う
映画館ってどの程度のイチャつきなら周りにばれずにいられますかね(半ギレ
手ぇ握ったりする程度なら余裕余裕
太ももに手をだな
その後の言い訳? しらん(逆ギレ)
混み具合と映画の内容、座席位置にも左右されるからなぁ
とはいえごそごそしてるのは案外分かる
ガラガラの映画館なら…ねぇ…
きっと飛鳥なら流行に逆らってガラガラのマイナー映画に連れてってくれるよ(期待)
映画…
P「映画に誘ってみるか。昼間に出掛けてもまあそこそこ周りを気にせずに楽しめるからな」
P「今上映してるのでいうと……某怪獣の新作か。でも飛鳥はそういうのに興味なさそうだ、候補からは外しといた方が無難だな。何を観るかは映画館に着いてから決めよう」
P「飛鳥、今度のオフに出掛けよう」
飛鳥「っ! 本当かい? 今度はどんなセカイへ連れ出してくれるんだ?」
P「セカイって言うほどのもんじゃないぞ。映画でも観に行こうかと思ってさ」
飛鳥「映画、ということは映画館だね。何か鑑賞したい作品でも?」
P「いいや、特には。面白そうなのを適当に観てこようかなと」
飛鳥「……まぁ、悪くはないんだが……計画性が感じられないな。その後は?」
P「後? 後って言われても、そうだなあ」
飛鳥「適当に上映している映画を観て終わり、だなんて言うつもりはないだろうね? せっかくのオフをキミと過ごせるというのに……」
P「……あんまりゆっくりと過ごすわけにもいかんだろ? 近くの喫茶店で感想を言い合いながら2人でお茶するとかさ、俺とお前の立場では、な?」
飛鳥「ふぅん。キミは周りの視線を恐れてボクと過ごす時間を最小限にとどめたい、と」
P「飛鳥も無名とは言い難いしな。例えばそのエクステとか、変装しててもあまり意味ないんじゃないか?」
飛鳥「む……ボクにこれを、エクステを外せとキミは言うのか?」
P「そういえば外した姿を見たことなかったな。エクステ外せば俺も遠目からじゃすぐには気づかないかも。それなら映画を観終わった後のことも考えるよ」
飛鳥「…………いや、まだ駄目だ。いつかエクステを付けてないボクの姿をキミに見せたいとは思っているが、それはもっと大事な時であるべきなんだ」
P「そうか? まあ、俺はそれでもいいけど」
飛鳥「要はボクとキミが2人でいても気にならない空間さえあればいいんだろう? 映画を鑑賞するのも、その後に感想を言い合ったりするのも、周囲と隔絶された場所なら心置きなくボクらは共に過ごしていられる」
P「っつったってなあ、そんな所が事務所以外にあるかどうか」
飛鳥「あるさ。一つだけ、オールクリアにすることが可能な場所が」
P「ほう? そんなに個人スペースが充実した施設なんかあったかな……で、映画を観れて感想も言い合えて周りの視線も気にならない場所ってのはどこにあるんだ?」
飛鳥「灯台下暗し、ってヤツさ。念のため確認しておきたいんだが、キミの部屋にはDVDプレーヤーぐらいあるよね?」
P「…………、ん?」
飛鳥の部屋でもいいんじゃないかとかふと思った
むしろ飛鳥の部屋に行きたい
全然関係ないけどシン・ゴジラは超傑作なのでみるべき
飛鳥の部屋で深呼吸してジト目で見られたい
ピンポーン
P「本当に来ちゃったよ。って今何時だ? ……無視するわけにもいかないか」
飛鳥「やぁ。おや、気だるそうだね。寝起きなのか?」
P「来るにしたって朝9時に来る奴があるかなあ。そもそも昼過ぎに来る話じゃなかったか?」
飛鳥「ここがキミの生活空間か……」
P「聞いちゃいねえ。おいこらこれから片付けるとこだったんだぞ、そこに座って待ってなさい」
飛鳥「ボクのことはお構いなく」 ゴソゴソ
P「フリーズ! 飛鳥、両手をあげてこっちを向くんだ。いいか、ゆっくり、そう、その調子だ」
飛鳥「フッ、キミにも見られたら困る物があるんだね。まぁいい、今は大人しくしておいてやろう」
P「不用意に物色したらつまみ出すからな、ったく。それで……何でこんなに早く来たんだよ、って今の飛鳥見れば何となく察するけども」
飛鳥「キミのセカイのありのままをこの目に映したかったんだよ。予定時刻を午後にすれば、午前を片付けに充てると思ってさ」
P「散らかった男の部屋なんかにわざわざ来て何が楽しいのかね」
飛鳥「ボクにとってはたしかに異空間だ、だがそれがいい。ここは言わばキミのパーソナルエリア――そこへボクを招き入れた事実こそが重要なんだ。理解るかい?」
P「追い出していいなら追い出すぞ?」
飛鳥「まぁそう言わないでくれ、ボクは気にしないがそれでも部屋を片付けたいというなら手伝うから」
P「はあ……もういいや、とにかく静かにしてなさい。俺の予定ではパパッと片付けてから昼飯調達がてら、今日観るものを借りてくるつもりだったんだぞ?」
飛鳥「とすると、今このDVDプレーヤーはブラックボックス……。なぁ、大人しくしているから中身を観てても」
P「いいぞー、その間にこっちは色々準備済ませるから」
P(DVDなら観られてマズイものは持ってないはずだし、飛鳥の視線も固定できてちょうどいいや。にしても中に何が入ってたっけ……心配になってきたな)
P「飛鳥、やっぱりちょっと待っ」
飛鳥「どれどれ……っと」 ピッ
そこには巨乳アイドルのIVが…!
飛鳥「…………ボクのLIVE映像?」
P「え? あ、ああ。俺はいつも裏にいるから、観客席から観たお前達がどう映ってるかこうやってチェックしたりするんだ」
飛鳥「そ、そうか。仕事の一環……なんだ。ふぅん……」
P(なんだか俺が家でも飛鳥のことばかりを考えてるみたいな感じになってるな。他のアイドルやユニットの映像もあるのに、どうしてこんな時に飛鳥のソロ映像が……!)
飛鳥「……。本当に仕事のためだけ?」
P「それ以外にどんな理由で、担当のLIVE映像をチェックせにゃならんのだ?」
飛鳥「それは……ボクの口からは、その」
P「おい、どういう意味だ若人よ」
飛鳥「……」
P「よーし予定を変更する。今すぐ何か借りてくるからそれまで、あー、部屋の物を無闇に触らず待ってること。いいな!?」
飛鳥「……はぁ、何が出るか面白半分といったところだったが、期待を裏切らないな……キミは」
飛鳥「さてと。図らずも部屋に1人残されたこの機会、みすみす逃す手はない。まずは――」
飛鳥「…………」ポフッ
飛鳥「ボクがこの部屋に存在していた痕跡を残すとしよう。1つの夜も越せない微かなものだろうが、今夜ぐらいならボクの夢を見て貰えるかな」
飛鳥「……。キミの匂いがするな、このベッド。って何をボクは志希みたいなことを……」
飛鳥「…………まずい、妙に安らぎを覚える。早起きした反動もあって……眠ってしまいそうだ。戻ってくる前に、まだしておきたいことが、ある……のに」
P「帰ったぞー。ついでに飛鳥が飲めそうなジュースも……ん?」
飛鳥「…………zzz」
P「人ん家のベッドでスヤスヤ寝てらっしゃる……まあいいか。起きるまで慎重に部屋を片付けてよう」
このあと滅茶苦茶飛鳥も楽しめそうなB級映画観た
P「うーん……」
P「何故かは知らんが飛鳥がうちに来て以来、飛鳥の夢をよく見るような」
P「自分のベッドで寝られたせいか? なんか女の子らしい良い香りが残ってたからなあ」
P「それはそうと、たまには>>252でもしてみようかな?」
流れるプールで流されよう
>>249
これも考えはしましたが、コンマが-に作用してればワンチャンありましたね
ところでエクステはプールに付けていっても大丈夫なものなんでしょうか
着けてプールに入っても取れることは無いかと。
これは飛鳥がPのデレを引き出すスレなのでは…? と思いはじめた
今更か
>>253
濡らすと痛んだりするんじゃないかと思ったけどどうなんだろ
つけたままプールに入っても大丈夫なウィッグとかあるんかな
とりあえずスレの趣旨については飛鳥のデレがみたいのであってデレさせたいとは言ってない、とだけ
とはいえあまり深く考えずに始めたのでどうなることやら?
つまりPが純粋な少女をもてあそんでポイするスレかもしれない…恐ろしい
そんなPはちひろに髪の毛毟られちゃうから…
P「流れるプールに流される飛鳥……想像つかんな。そもそも好き好んでプールには行かなそう」
P「エクステのこともあるし、飛鳥のエクステは濡れても大丈夫なのか? 付けながら洗髪できるのもあるみたいだが」
P「まあいいや、エクステを理由にされたら買いにいけばいい。とにかく誘ってみるか」
飛鳥「プール、ね。キミが行きたいのはレジャー施設のような所だろう?」
P「まあな。水辺で飛鳥と遊んだら楽しそうかと思って」
飛鳥「ふむ……キミにそこまで言われたら悪い気はしないが、水遊びはボクの領分じゃないんだよ」
P「やっぱりエクステか?」
飛鳥「それもあるけれど、水のベールに包まれてしまえば人はみな平等だからね。ボクがボクたらしめる舞台ではないというわけさ」
P「そうか。なんなら濡れてもいいよう、エクステをプレゼントしてでも連れて行こうとしてたんだがそんなに嫌なら」
飛鳥「行く」
P「え?」
飛鳥「キミの熱意には負けたよ。フッ、キミに与えられた色に染まるのも一興だ。そのためとあれば、プールにでもどこにでも行ってやろうじゃないか」
P(なんか急にノリノリだな。やっぱりエクステを濡らしたくなかったんじゃないか?)
P「ま、まあ来てくれる気になったなら歓迎だ。まずは濡れてもいいエクステを用意しなきゃ、つってもどこに行ってどんなの選べばいいのやら」
飛鳥「っ、ならボクの行きつけの店を教えてあげるよ」
P「おお、助かる。それじゃまずはエクステ買いに行こうな」
飛鳥「あぁ。……そうだ、それとそのついでに欲しいものが――」
P(そして水着まで選ばされることになるとは思いもよらなかったのだった。まる)
P(プライベート用の水着を持ってなかったとはな……それもプールに行きたくない理由だったのかね。いろんなの試着しては見せられたし、アイドルの水着姿に慣れてなかったらいろいろ危なかったぞ)
飛鳥「やぁ、待たせたかな」
P「ん、いや時間通り……ってあれ? その色、そのエクステ俺が買ってあげたやつじゃないよな?」
飛鳥「誰も今日のためのエクステを選ばせるとは言っていない。違うかい?」
P「そうかもしれんけど、じゃあ俺があげたやつはどうするんだ?」
飛鳥「今後大事に使わせてもらうよ。キミのくれたエクステを1日だけの消耗品みたいな扱いにするなんてつまらないじゃないか」
P「そもそもエクステを付けないって選択肢はないんだよな」
飛鳥「愚問だね。その刻が来るまではお預けさ」
P「まあいいけど、それじゃ早速プールに行きますか」
P(時期的に混むよなあ、人が少ないよりかは周りにバレにくいか。人混みも懸念材料だったのかな)
飛鳥「さて、どうする? キミの方がこういう場に詳しいだろう?」
P「詳しいってほどでもないぞ。でもまあ、まずは流れるプールにでも行ってみようか」
飛鳥「……ねぇ、先に聞いておきたいことがあるんだ」
P「ん?」
飛鳥「確認なんだが、こういった施設のプールはどこも足が着くんだよね。その、安全性を確保するために」
P「これだけ広いと監視員じゃ間に合わないし、大抵はそうなんじゃないかな」
飛鳥「まぁそうだろうね。そうと理解れば往こうか、その流れるプールとやらに」
P(……もしかしてカナヅチなのか? いや、まさかな)
飛鳥「やはり水の力は畏敬の念を禁じ得ないね。人工とはいえ、ヒトの身で水の流れに逆らうことの無力さを久方振りに思い知ったよ」
P「……」
飛鳥「キミもそう思わないか?」
P「あー、うん。思う思う。思うから俺を浮き輪代わりにするのをやめよう」
飛鳥「ボクに沈めとキミは言うのかい?」
P「だから足は着くんだって。でもそうだな、つかまる物があった方が楽だわな。何か水に浮くもの用意してくりゃよかった、買ってこようか?」
飛鳥「いいよ、そんな。ボクが遊具に身を預けるところなんて見たくないだろう?」
P「? そういうとこで遊んでるわけだし、別に普通だと思うが。むしろ俺が楽になるというか」
飛鳥「……ふぅん。ここまでつれない態度を貫かれると、いっそ清々しいな。意識されてないんだね、ボクのことなんか」
P「何の話だよ……。俺としては飛鳥が流れるプールをどんな風に遊ぶのか興味が尽きなかったけどな」
飛鳥「せいぜい観察対象止まり、というわけか。これでも頑張ったつもりなんだけどな」
P「何を?」
飛鳥「さぁね。……P、みてるといい。ボクがセカイに抗う様を、その目で。キミのセカイにはボクが必要不可欠だと気付かせてやるから」 チャプン
P「飛鳥? おい、どこ行くんだ、混んでるんだから見失いでもしたら――って」
P(プールの流れに逆らって泳いでる……。あれなら目立つし見失わずにすむな。プールから上がって眺めてようかな、面白そうだし)
P(というか、ちゃんと泳げはするんだな飛鳥。妙にくっついてくるから泳げないものかと)
その後、疲れたのか流されるままプールサイドに漂着する飛鳥を拾ったとかなんとか
P「結局そんなに遊ばずに帰ってきてしまった。目的を果たせはしたからいいか」
P「それにしても女子中学生と2人でプールって、よく考えなくてもいろいろギリギリだよな。目のやり場にはあまり困らなかったおかげで助かっ」
P「……これ以上はやめとこう、何となくやめとこう。若さには若さの、スレンダーにはスレンダーの魅力があるってものよ」
P「それはさておき、今度は>>263をしてみようか。何となく嫌な予感がしなくもないが」
(コンマ86以上でーED)
夜景の見えるホテルのレストランに誘う
今の飛鳥にこのシチュエーションで-に振り切る展開はなかなかえぐそうですね?
(正直イマイチシステムを理解してないなんて言えない)
(上げて落とすか落として上げるかでテンションを揺さぶりながらいろんなデレを引き出そう、というつもりで考えた>>8だったような気がします)
-方面へのデレ展開はいわゆる仲直りックスみたいなものですかねぇ、させられませんけど
①現在値32の時、コンマ43=75
32+43=75
②現在値75の時、コンマ19=56
75-19=56
③現在値56の時、コンマ96=-40→終了
56-96=-40
今回
51-64=-13→終了
こういうことだろ
ヤンデレ飛鳥との仲直りックスかぁ
楽しみだなぁ
すねてる飛鳥はかわいいなあー
やけになって泳ぐ姿はいじらしくすらある
しかし-79かあ、+が6だけってなんでこんなに偏るんだろ
P「夜景の見えるホテルのレストランに誘ったらどんな反応がみれるかな?」
P「中学生にはちとお高い雰囲気だから馴染めなかったりして。まあ良い経験か、とにかく誘ってみないことには始まらないな」
飛鳥「夜景……レストラン……」
P「どうだ? 興味ないならやめとくけど」
飛鳥「いや、そういうわけでは……。P、キミはどういうつもりでボクをそこへ連れていこうとするんだ?」
P「何となく飛鳥と行ってみたいと思ったんだ。それじゃ駄目か?」
飛鳥「何となく? 何となくでそんなところに?」
P「え? う、うん」
飛鳥「…………。まぁ、いいよ。ボクの知らないセカイもキミとなら楽しめそうだから。エスコートは任せた」
P「ああ、予約しておくから楽しみにしててくれ」
飛鳥「うん……待ってる」
P(何だろう、あんまりノリ気じゃなさそうだ。行きたくないってわけではないみたいだが、何か引っ掛かってるって素振りというか)
P(悩みでもあるのなら食べながらでも聞いてやろう。よし、どこに予約入れるか下調べしとこう)
飛鳥「…………ふぅ」
飛鳥「期待して、いいんだよね? P……」
このスレとは関係ないですが、飛鳥を夜景の見えるレストランに連れてくの今年で2回目です(白目
そのスレあく💢
ほう、期待…期待していいのかな?(ゲンドウポーズで)
一回目の夜景スレみたい
>>271-272
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1461850833
毎度のことですが長くなりそうな時以外は酉つけてません(半ギレ
ちな今年は8作完結させてますねぇ、ほとんど飛鳥です
あれ、エラーでるな……
飛鳥 涙目 でググればトップに出ましたんでそれでどうぞ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461850833
ほい
これリアルタイムで見てたわw
乙
P「評判なだけあって綺麗なもんだなあ。どうだ飛鳥?」
飛鳥「あぁ、見たことのない景色だよ。壮観だね、ボクは廃退的な光景も好きだが」
P「廃墟は廃墟で心をくすぐられる魅力あるよな、わかるぞ」
飛鳥「生憎こんな都会のど真ん中で寂れた廃屋なんて、お目に掛かることはないだろうけどさ。今あるものを愉しむとしよう」
P「さすがに廃墟の有名スポットはあったとしても連れてはいけないな……。さて、まずは飲み物を頼んで乾杯といこうか」
飛鳥「フッ、乾杯か。何に対して乾杯するつもりだい?」
P「んー、何だろう。記念、かな?」
飛鳥「……記念、ね」
P「ああ。飛鳥と2人で過ごした記念ってことで。さて俺もノンアルコールから選ばないと、飛鳥はどうする?」
飛鳥「ん、あぁ……どうしようかな」
P(何となく飛鳥の表情に陰りが、何かまずいこと言ったか……? 頃合いを見て悩みでもあるのか聞き出さないと)
P「飛鳥、食欲ないのか?」
飛鳥「そんなことはないよ。まぁ、ボクは平凡な14歳なものでね。テーブルマナーってヤツを意識し過ぎていたようだ」
P「そんなに気を張らなくていいんだぞ? 誰に見られてるわけでもないんだから」
飛鳥「それはどうだろう、ボクをこんなところに連れてきてくれたからにはキミに恥をかかせないつもりさ。もちろんキミがボクを見ているからには、ボクも余計な恥はかきたくない」
P「別にいいのに。……やっぱり中学生には早かったかな?」
飛鳥「っ、そんなこと、ない。キミがボクをここに連れてきたんだろう? ボクはキミの隣にいるのに相応しくありたいんだ、そんな事は言わないでくれ」
P「あ、ああ。すまん」
飛鳥「…………。この際だから、聞いておこうか」
P「うん?」
飛鳥「キミにとって、ボクは何なのかな」
P「何って言われても……どういう意味だ?」
飛鳥「キミに手を引かれてアイドルになってからというもの、自分が少女であることに改めて気付いたんだ。それも磨けば光るジュエルのような、それなりの純度を秘めた、ね」
P「アイドルって一種の性産業だからなあ。ってそういうことを言いたいんじゃないよな、うん」
飛鳥「……記号としての少女じゃなくて、ボクがどれだけ自分に少女らしさというものを自覚しているか、とでも言うべきかな」
P「うーん? 晴みたいなものか?」
飛鳥「晴とも違うよ。別にボクは、いや、ボクなんて言っているから勘違いされるのかな……つまりだね、ボクはボクさ。こう見えても男性的に振る舞いたいわけじゃなく、ボクらしく振る舞っているだけなんだ」
P(なんだか話が見えないぞ。ここは大人しく聞いておくか)
飛鳥「そのボクが、最近の自分に少女らしさを感じている。キミという異性の前では、特に。ボクらしくあることと、少女らしくあることが少しずつ同化してきているんだ」
P「……」
飛鳥「そんなボクは、こんな雰囲気の良い所で、少女であるボクと異性であるキミの2人きりで食事をすることに、何かを思わないではいられないんだよ。……だから、キミはどうなのかなと思って」
P「それで、俺にとって飛鳥は何なのか、に繋がるんだな」
飛鳥「うん。今すぐ答えて欲しい、とは言わない。でもね、P。ボクはこれで結構少女みたいなんだ。キミがただの気まぐれでボクをこんな所に連れてきた、とは、思いたく……ない」
P「…………そうか」
飛鳥「それとも、キミと2人で過ごせるだけでも貴重な時間だというのに、ボクは贅沢になっているのか……? キミを感じることが増えて、無意識に多くを望み過ぎている……?」
P(反応がみたかった、なんて口が裂けても言えない空気だ。もしかして飛鳥のデレを引き出そうとしてるうちに本気でデレてきてるんじゃ? いやいや、俺と飛鳥はプロデューサーとアイドルであって確かに飛鳥は可愛い女の子だと思うけd)
飛鳥「……すまない、取り乱したようだ。料理が冷めてしまうね、この話は終わりにしようか」
P「ん、そ、そうだな、終わりにするか」
飛鳥「でも、心の片隅に留めておいてはくれないかな……P。それ以上を今は望まないようにするからさ……ねぇ、いいだろう?」
P「……ああ。わかったよ」
P(その後、普段通りに振る舞おうとする飛鳥を何故かいつもより女の子として意識してしまった)
P「うーむ、飛鳥からそんなこと言い出すとはなあ。要するに俺からの扱いが不満だったのか」
P「……まあ、飛鳥のデレがみたいなんて思ってる内は返す言葉がないわけだが」
P「どうしたもんかな。とにかく今はどうにか飛鳥を安心させてやらないと。でもこんな時に丸く収めるにはどうしたらいいんだ?」
P「ここは……>>279、でどうだろう。上手くとりなせるといいんだけども」
レッスン後の飛鳥をマッサージして労わってあげる
両思いになったんならエッチすればいいんじゃないですかね(下半身脳)
えっちなのはいけないと思います(真顔
こっちの板で許される境界線が分からないのでなかなかお触りもさせられませんねぇ
実質荒巻がエロ認めてるようなもんだから書いてもいいでしょ
だめなら移動されるだけだし書き逃げちゃえばおけ
飛鳥がかわいい…
かわいい飛鳥を弄ぶPを殺すしかない…
>>273-275
ありがとー
読む
>>282
まあまあルール違反を勧めるのはよくない
エロが見たくない読者も、あまり書きたくない作者もいるわけだからね
本気でやるなら向こうでやればいいわけだし
うお、酉がついたままでしかもageてしまった 申し訳ない
P「レッスン後の飛鳥をマッサージして労わる……」
P「まずマッサージさせてくれるのかというところと、密着は免れないから何か会話できるようにしておかないと気まずいか」
P「いや、いつまでも変な空気でいられないだろ。覚悟を決めて飛鳥に踏み込んでいくぞ」
飛鳥「…………ハァ、もう……動けそうもないな……ふぅ。そろそろ……上がろう」
飛鳥(身体を動かしてる間だけは無心でいられる、とはいえ……打ち込み過ぎたか)
飛鳥(周子さんとありすと共に限界まで挑んだ時は疲労感も心地良かったものだが、今はどうだろう。考えたくないことから逃避していては達成感なんてありもしない、か)
飛鳥(……会いたいのに、会いたくない。あの夜も食事した以外は特に何もなかったな。ボクのことを見ているようで……あまり少女として意識されてない、よね。2人でいる時が至福なのはボクの一方的な想いだった、そんな拭い去れない不安がある)
飛鳥(Pは今頃どうしてるのだろう……。少し休憩したら、気付かれない様にこっそり帰ろうかな)
P「――お疲れさん。LIVEが近いわけでもないのに随分居残ってたな」
飛鳥「えっ……P? どうしてここに」
P「飛鳥のレッスンが終わるのを待ってたんだよ。そしたら残ってレッスン続けるんだもんなあ、邪魔するのもなんだしさ」
飛鳥「ボクを待っていた? ……用があるなら声を掛けてくれればよかったのに。それで、何故ボクを?」
P「うん、まあ結果オーライというか。レッスン終わったらマッサージでもしてたまには労ろうと思ってたんだ。もちろん強制ではないぞ、嫌なら断ってくれていい。とりあえずこれでも飲んで水分摂っておけ」
飛鳥「あ、うん……ありがとう。えっと、そうだな……キミの申し出はありがたく受けたくはあるんだが、散々汗もかいたことだし着替えてからでも……」
P「大丈夫大丈夫。ほら、どうせ動けないなら身体が冷える前にほぐしてやろう。楽にしとけって」
飛鳥「? いつになく積極的だね。キミは……ううん、今はキミの言う通りにしよう。ボクの身体を好きにするといい」
P「際どい発言はやめようか、他に誰もいないからいいけどさ。さてまずはどこを揉みほぐしてやろうか?」
飛鳥「キミの方こそどうなんだか、ふふっ。なら脚を頼むよ、立っていられなくてさ」
P「了解、脚な」
飛鳥(……こんなにも、寄り添いあえる時間を愛おしく思えるのに)
飛鳥(此処にいるのはボクだけが知っているキミなのかい? P……)
P「……」
飛鳥「……」
P(いかんいかん、何か喋らないと。それにしても大人しくされるがままだな飛鳥のやつ。リラックスしてるみたいだ)
P「なあ、俺から申し出て何だけど抵抗感とかないのか? 何というか男にマッサージされたりしてさ」
飛鳥「身体の距離は心の距離さ。それだけキミにはいろいろと許しているんだ、口にしないと理解らないかな……」
P「いや、一応な一応。中には元々あまり気にならないってパターンもあるかもしれないし」
飛鳥「ボクも人並みぐらいの感性は備えてるよ。逆に聞くけど、キミは自分より体格のいい見知らぬ男性に身体を触られたらどう思う?」
P「素直に怖いな……。マッサージ師とかならともかく」
飛鳥「そう、得体の知れない相手には抵抗もするだろう。ボクの場合、キミには抵抗感を覚える必要がないだけさ」
P「なるほど。信頼してもらえてるようで何より」
飛鳥「ところで、キミはどういうつもりでボクに密接しにきたんだ? ボクを労るとは言っていたが」
P「もちろん言葉通り労るためだよ。下心なんか別に」
飛鳥「……」
P「……ないとは言い切れないか。正直なところ、飛鳥と触れ合える距離にいられてることは嬉しい」
飛鳥「……?」
P「それだけ飛鳥と俺は繋がっているんだよな。それを確認するような真似をしておいて、下心が無いとは言えないな」
飛鳥「……。ねぇ、P。キミはもっとボクに近付くことを望むかい?」
P「もっとって、どういうことだ?」
飛鳥「キミが強く願うのなら、叶うかもしれないよ。手を伸ばそうとしてくれさえすれば、いつだって、いくらだって可能性は拡がるんだ」
P「……これ以上、近付いたらどうなる?」
飛鳥「近付けば理解るさ。その意志が蝋で固めた羽なんかじゃなければ、熱にやられて墜ちていくこともないはずだから」
P「あー、えっと、その前に冷えて風邪引かれても困るからマッサージの仕上げといこう」
飛鳥「……。あぁ、そうだね」
P「マッサージというかストレッチになるけど、背中押して終わりにするか。飛鳥は身体柔らかい方か?」
飛鳥「そうでもないよ。平均ぐらいじゃないかな」
P「そうなのか。まあ押してみれば分かるな、どれ」スッ
P(……お? レッスン着がラフなせいか、上から見下ろした景色には緩やかながら曲線を描いたお山が2つ……って思考が愛海に乗っ取られたぞ!?)
P(この角度はまずい……まずいのに一度見つけてしまった以上、視線は吸い寄せられる……! これこそ文句なしに下心になっちまうじゃあないか!)
飛鳥「? どうしたんだ?」
P「あ、ああ。押すぞー」グッ
P(さすがに角度がつけば見えなくなるな。ふぅ……飛鳥の衣装を思えば珍しいものを見たわけでもないのに、凄く得した気分になるのは何故だろう) グイグイ
飛鳥「うぐっ、ちょ、痛い、痛いって、それ以上は……!」
P「え、あ、すまん!」
飛鳥「ふ、ふふふ……やってくれるじゃないか……」
P(そしてまた曲線が浮かび上がってきてしまったでござる。だめだ、抗えない……!)
飛鳥「まったく、どこを見ていたんだ?」
P「!? いや、決して見ようとして見たんじゃなくて、気がつけばそこにあったというか覗かせていたというか見えてしまっていたというかだな!?」
飛鳥「? ……あっ。み、見えてたのか? 見たんだな!?」
P「違っ、そ、そのようなことがあろうはずがございません!」
飛鳥「しらばっくれなくていい。キミには1つだけ答える義務がある。どこまで見えていた、さあ答えるんだ!」
P「見た前提の問い掛けだなそれ! ……まあ、その。衣装なんかで伺える以上のところまでは見えてなかったよ。だから大丈夫、とはならいよな……。すまん」
飛鳥「……。あくまで偶然だとキミは云うんだね。これが狙いでレッスン上がりのボクに近付いたのではないと」
P「当たり前だ! そんな露骨にセクハラ目的で担当アイドルに近付くほど落ちぶれたつもりはないぞ!」
飛鳥「でも、覗いたと。ボクの……む、胸元を……いやらしい目つきで」
P「いやらしくなってたかどうかは知らんが……飛鳥だって年頃の女の子なんだから絶対にそんな目で見ないと言える自信は無いぞ、って何言ってんだ俺は!?」
飛鳥「……まぁ、いいだろう。その言葉を引き出せただけでも充分だ。今回は不問にしよう」
P「おお、いいのか?」
飛鳥「そうか……水着になっても反応薄かったし……でもちゃんとボクのこと……ふ、ふふふ……♪」 ブツブツ
P「あ、飛鳥さーん? おーい?」
その後しばらくめちゃくちゃ機嫌よかったとかなんとか
P「よくわからんが飛鳥の調子が戻ったようだ。怪我の功名というやつか?」
P「伊達に思春期の繊細なハートを持ち合わせていないな。男女の別はあるとはいえ俺も通った道だ、気をつけよう」
P「いたずらにデレを引き出そうなんてのも本当はもうするべきじゃないんだろうけど、あと少しだけみたいな。誰も知らない飛鳥の魅力がみれるような気がする」
P「……よし、心機一転まずは>>289でいってみるか」
間接キス
下心カモンな飛鳥は肉食系女子の資質がある…
またぐーんと下がったね
今度は+行くか…?
まあ、飛鳥なりのアピールもフイにされて自信を失いかけてたところに女の子として見られてることが理解って喜んでいる、ということで一つ
しかし上位に水着飛鳥がきてなんだか感慨深いですね。いつものことですが75以上にあるように見えr
きっと飛鳥も成長してるけど小さいのが好きなみんなのために
プロフィールは更新されないのだろう…
パラガスP?
P「間接キスか。無茶振りしていたとはいえ直に唇奪われたこともあったけど、間接でも何か思うところはあったりするのだろうか」
P「……んー。俺がするのか飛鳥にさせるか、どうしようかな。手口は無難にペットボトルの飲み物でいいよな」
P(自販機で飲み物用意するか。種類を分けた方が口実作りやすいし、飛鳥の苦手なお茶以外でとなると――) チャリン
P(スポドリ、炭酸、フルーツジュース、そしてミネラルウォーター、こんなもんだよなあ。炭酸が苦手って人も中にはいるし、味が無いのも……ならスポドリとフルーツジュースか?)
P(待てよ、別に缶でも問題ないよな。そうすればコーヒーも選択肢に入れられる……けど、缶では保存して後で飲もうとはならないから一気に飲まれて狙うチャンスが減るかもしれん。うーむ) ガコン
P「ちょっ、誰だよ勝手にボタン押したの!」
飛鳥「お金を入れてから迷うのは感心しないな、P」
P「!? あす、かさん、こんにちは?」
飛鳥「片言になるほど驚かなくてもいいじゃないか。フフ、心配しなくともお金は返すよ」
P「いや、いい。お前に差し入れでもと思って選んでたからさ。何買ったんだ?」
飛鳥「これだよ。キミの最近のお気に入り、だろう?」
P「お、確かにその缶コーヒーはよく飲むな。知ってたのか?」
飛鳥「キミのことは見ているつもりだから。どんな些細なことでも……ね」
P「そ、そう。あ、それブラックだけど飛鳥が飲むのか? 飛鳥の分は別に買うから俺が引き受けてもいいぞ」
飛鳥「いや、キミの好んでいるものをキミの前で飲みたいな。ボクはこれでいいよ」
P「分かった。じゃあ俺は別なやつにしよう」
P(どうせまだブラックは苦手なんだろうし、ここは俺が肩代わりする形で飲んでやるか、甘いものにしておいて飛鳥の口直しを兼ねられるようにするか、だな)
P(つまり間接キスは俺がするか、飛鳥にさせるか……どうする?)
>>295
00~33…Pがする
34~66…飛鳥にさせる
67~99…両方
はいほー
P(……今回は俺からしてみよう。なら飲み物は何でもいいか、お茶にしとこ) ガコン
P「よし、ちょっと飲んでくか。飛鳥も飲んでくだろ?」
飛鳥「あぁ。ペットボトルならともかくこれは長く持ち歩くものでもないしね」
P「でもそれ、言っとくが結構苦いぞ」
飛鳥「理解ってるよ」
P「ん、飲んだことあるのか?」
飛鳥「あ、いや……そんな気がしただけで他意はないんだ。いただくとしよう」
P(心なしか飲む前から覚悟を決めたような顔してら。半分くらい飲んだ辺りで代わりに飲んでやろう)
飛鳥「…………眠気覚ましには持ってこいだね。苦味が脳を刺激してやまないな……」
P「なかなか頑張ってるところ悪いんだが、もうすぐ飛鳥もレッスンじゃないか? 残りは俺が片付けてやるよ」
飛鳥「だめだ、あと少し……今度こそ、キミが愛飲しているものをボクも全部飲みくだしてみせる……!」
P(意地になってるな。勢いで流し込まれる前に没収しとこう) スッ
飛鳥「む、こらP、返さないか!」
P「はいはい時間切れですよっと。残りは俺が」 クイッ
飛鳥「……、あっ」
P(この表情、俺が間接キスしてることに気付いたみたいだ)
P「ごちそうさん、って元は俺の奢りだしいいよな」
飛鳥「それは構わないが……。ふぅん、ボクが口を付けたものを躊躇いなく口に運ぶんだ」
P「? 躊躇いがあった方が良かったのか?」
飛鳥「迷いが生まれないのは初めから覚悟を決めていたのか、そもそも覚悟が要らないかのどちらかだろう。ボクからは測りかねるからね……後者であれば嬉しいものだが」
P(くっ、こんな時ばかり鋭いな飛鳥のやつ。ここは下手に言い訳せずにいよう)
飛鳥「キミとボクの間柄ならこれぐらいわけない、そう捉えていいのかな?」
P「も、もちろん」
飛鳥「へぇ。……だったら、ボクはこっちだって構わないよ」
P(!? ここで唇に軽く指を添えるってことは、直接してもいいって意味なのか!?)
飛鳥「――なんてね。そんな顔をするってことは、まだまだキミとの距離は遠いかな」
P「いやあ……すまん。さっきの飛鳥、なんだか奏あたりにからかわれてるような錯覚がして驚いた……」
飛鳥「そうかい? ボクはキミのためならコドモの仮面をも脱いでみせるよ。アイドルとしても、個人としても、ね」
P「一応聞くけど、どういう意味だ?」
飛鳥「ボクを今までのようにコドモと思って油断しない方がいい、ってことさ。フフ、またね。P」
P「ああ、レッスン……頑張れよ」
P(よくわからんが、急に飛鳥から謎の自信が湧いて出ているように見えたな。余裕があるというか、今後手強くなりそうだ……)
P「んー……やっぱり女の子は成長が早いんかなあ」
P「飛鳥はあのまま中二らしくいてくれた方が可愛気があると思うんだが、いつまでも中二じゃいられないか」
P「何にせよ、年相応の振る舞いをさせないとペースを握られかねないぞ。無理に大人の階段登らなくていいのにな」
P「ってことで、今度は>>298をしてみるか。待ってろよ14歳!」
レッスン後の着替え室(飛鳥のみ)に突入
飛鳥が子供の仮面を脱ぐというより大人の仮面を被ろうとしているように感じる
かわいい
P「飛鳥がレッスン後に着替えてるだろうところへ突入したらどうなるか」
P「事案ってレベルじゃないんだよなあ……。でも今の飛鳥なら何となく許してくれそう」
P「だからといってやっていいことと悪いことぐらいあるだろ! 何考えてんだ俺は!」
P(とかいいながら段取りだけはしてみる俺ってもう駄目なのかもしれない)
飛鳥「……なぁ、聞こえてる?」
P「ああ、聞こえてる聞こえてる。いつの間にかダンスも上手くなったもんだな」
飛鳥「見違えただろう。キミの視線を独占していたかい?」
P「うんうん、レッスン張り切ってるみたいで何より。でもどうしたんだ?」
飛鳥「思い切りカラダを動かす気持ち良さと、疲れたカラダを癒してもらう心地良さを覚えてしまったものでね。もっとも、癒しの方はあれ以来得られてはいないが」 チラッ
P「俺のマッサージ、そんなに気に入ったのか……」
飛鳥「気まぐれで終わらすには惜しいな。アメとムチだというのなら、より強く自分自身に鞭打って、より甘いアメを……」フラッ
P「おっと。大丈夫か? また立ってられないくらい疲れてるんじゃないだろうな」 スッ
飛鳥「……いや、今日はそこまで……心配には及ばないよ。少し貧血でも起こしたかな」
P「そんなんじゃ心配するなってのが無理だぞ。早く着替えて帰ろう、送るから。体調良くないのに呼び止めて悪かった」
飛鳥「……そうだね。そうしよう。待ってて、着替えてくるから」
P「ああ。もうみんな着替え終わって出て行ったみたいだし、もし何かあったら呼ぶんだぞ。近くにいるから」
飛鳥「大袈裟だな、ボクはそんなに弱くない。キミに守られてるばかりではいたくないしね」
P「そんな風に強がられたらますます目を離せないなあ」
飛鳥「……どうせならもっと様になる理由がいいな」
P「何か言ったか?」
飛鳥「何でもない。じゃあ、後で」
P(飛鳥が1人で着替えてる状況は作れたみたいだが、さてどうする……?)
>>301
00~33…すぐに後を追ってみる
34~66…少し様子を伺ってから入る
67~99…飛鳥が出て来るまで待ってたらなかなか出てこない
ここらでちょっと突き放してみたいと思うは僕の悪い癖でして
ハッこれは…P! ワナだ!
P(ただでさえ弱ってるところに突入するのは鬼畜の所業だよな……さすがに自重しとこう)
P(飛鳥が出て来るまで待つか。着替えるくらいの余力はあったはずだしすぐ来るだろう)
P(――と思ってたら20分は経ってる……いくら何でも遅いよな)
P(まさか倒れてたりは……ち、ちひろさん呼んでくるか? でもそうしてる間に処置が遅れて飛鳥に何かあったりしたら……ええい!)
P「飛鳥、大丈夫か!?」 ガチャッ
飛鳥「……」
P「飛鳥? あれ、お前……」
飛鳥「来てくれたんだね。やや遅かった気もするが……キミは来てくれた」
P「えっと……着替え終わってるよな? 何してた?」
飛鳥「気分が悪くなってきてね。軽い熱中症にでも掛かったんじゃないかと判断して、休みつつ持ってきてたコレで水分を補給してたんだよ」
P「それはいいけど、だったらどうしてすぐ出て来なかったんだ? こんなとこで休んでないで、動けないなら俺を呼んでくれれば……」
飛鳥「識りたかったんだ。時も場所も場合も関係なく、キミはなりふり構わずボクを助けにきてくれるのかを。ボクは……キミにどれ程想われているかを、さ」
P「あのなあ、心配するに決まってるだろう。飛鳥のことを預かってる身としては、何かあったら飛鳥にも飛鳥の親御さんにも申し訳が立たない」
飛鳥「ボクじゃなくても同じことをしていた、そう云いたいのかい?」
P(うーん、着替えてるところに突入しようだなんて考えてたから踏み込めたってのはあるのか? 飛鳥ならたとえ着替え中でも許してくれたかもって信頼が……?)
P「……わからん。でもな、元気が残ってるならこんなことで人を試すようなことはするな。調子悪いのは嘘じゃないんだろ?」
飛鳥「い、いいじゃないか。ボクだって……キミに何度も試されてきたはずだ。それなら……一度くらい、ボクだって」
P(おうふ、痛いところぐさぁー! されて返す言葉もないぞ)
飛鳥「……確かに、少々やり方は良くなかったかもしれない。今となっては言い訳にもならないが、実はキミに状況を伝えるべきか迷いもあったんだ」
P「迷い?」
飛鳥「あぁ。キミの前では強くありたい、それと同時にキミになら弱いところも曝け出せる。ボク自身どうしたいのか、決心がつかなかった」
P「それで俺が痺れを切らして行動に移した、と」
飛鳥「だが理解ってしまった。キミがこんなところまで来てくれてボクは、嬉しかった。きっとボクは……本調子じゃないせいかな、今は弱さを曝け出してでもキミに甘えたいんだと思う」
P「うっ……ま、まあ調子悪い時は人恋しくなったりするしな。俺にどこまで応えられるかはわからないけど、頼ってくれていい。アメが欲しいなら……ムチ無しであげるから」
飛鳥「……ありがとう。じゃあ、甘えても?」
P「ああ。俺としては早くここを出たいんだが、どうして欲しい?」
飛鳥「そうだね、ここを出ないと始まらない。まずはキミの肩を借りて……そうだな、充分な安息を得たい」
P「それじゃあ車まで行こうか。寮まで送るよ」
飛鳥「寮は駄目だ、部屋にボク1人取り残されて構わないと言うのか?」
P「えー……っと、なら病院?」
飛鳥「そこまで大袈裟にしなくていい。それにボクを看て欲しい人は決まってる。ボクはただ、側にキミがいれば……キミが看病してくれたら、それでいい」
P「と、言いますと?」
飛鳥「このままキミの部屋に連れていってくれ。仕事がまだ残ってるのなら、帰って来るまで休んで待ってる。帰りを待てる誰かがいるだけで、孤独に苛まれることもないだろうから」
P「……何言っても聞かなそうだな、しょうがない。寮母さんには門限が過ぎると伝えとく、俺もさっさと仕事片付けるから大人しくしとくんだぞ? また俺のベッドで寝てていいから」
飛鳥「やった……! 善は急げだ、肩を貸りるよ」
P(この分ならすぐに良くなりそうだ。まったく、弱るどころかたくましいよ、ほんと)
P「早く帰らないと……あ、夕飯も買ってきてやらなきゃ」
P「俺が看てやる必要のあるほどまだ具合悪いのかな。復調したならすぐにでも寮に送ってやろう」
P「……まあ、多少は遅くなっても問題ないけども。飛鳥次第か」
P「今ごろ飛鳥、何してるだろう。ちゃんと寝てるかな。俺の部屋で>>305してたりしないよな?」
秘蔵コレクション探し
今回の飛鳥アイプロ、目をつぶらせたPの手を取って自分の鼓動を聞かせてるんですが、これはどこに手をやってるんですかね……?
他にも結構デレてくれてるので更に上乗せしたデレをさせるべきなのか迷っております(白目
具体的にどんなデレを見せてくれるつもりなのか見せてくれないと分からないな
自分から触らせに行ったのは地味にアイドル内で初めてかもしれない
触ってもいいよしたのはいたけど
>> どこをタッチしますか
> L
> U
> C
> K
>Y
おつ
飛鳥は首絞めフェチだから首を触らせたんだよ…
特にそういう設定はないけどそうだったらいいな
P「秘蔵コレクションとか掘り出してたりしないだろうな……なんだか俺の部屋に来たがる節があるし、興味でもあるのか?」
P「まあ俺だって飛鳥の部屋がどうなってるか気にはなる。飛鳥も同じなのかもな」
P「何か心配になってきたぞ。大人しく寝ててくれよ~」
飛鳥「……退屈だ」
飛鳥(大人しく横になっているだけではせっかくの機会を無為に過ごしてしまう。無理はしないように、今度こそこのチャンスを活かそう)
飛鳥(不覚にも前回はこのベッドで寝落ちしてしまったからな。さて、ボクが探りを入れたなんて悟られないよう注意して調べてみるか)
飛鳥(Pの部屋に他の女性の影が無いか……えっと、明らかに長さの合わない髪の毛が落ちていないか調べるといいんだっけ)
飛鳥(物を動かす必要はないし、これなら気付かれないよね)
飛鳥(…………ベッドの周辺にはない、かな。ふぅ……よかった)
飛鳥「……」 ワサワサ
飛鳥(……抜けないか。まぁいい、他も当たってみよう。テレビの周辺とか物が多くて紛れ込んでるかも)
飛鳥(えっと……ん? この小さめのCD収納ケース、前は無かったはずだ。新調したようにも見えないし、ということは以前は隠されていた……?)
飛鳥(ふむ、見過ごせないな。少し中身を……NG、とあるが、これ全部そうなのか? NG……ニュージェネのことだろうか。隠しておくぐらいここにPのお気に入りが詰まってるってこと……?)
飛鳥(……。いや、落ち込むのはこの目で確かめてからにしよう。幸い中身を確認する時間はある。…………、よし) ピッ
??「――なんだか暑いなぁ。ちょっと脱いじゃいますね~」
??「わー! カメラ回ってるって、ストップストップ!」
飛鳥「……ん?」
ん?
P「――帰ったぞー。大人しく寝てたかー」
飛鳥「……」 ジトー
P「おいおい、体起こしててもう大丈夫なのk……あっ」
飛鳥「フッ、その顔……気付いたようだね。己の罪深さに」
P「いや、待て。これも仕事の一環というか延長線というか、とにかくチェックしてたんだよ!」
飛鳥「ほう? 以前ボクがここへ来た時に観たLIVE映像集とは違うようだが」
P「そ、それは……」
飛鳥「おおかた編集でカットせざるを得なくなったNG映像を寄せ集めたものだろう? どうせ地上波に乗せられないモノを、なぜキミがこうして保管してるのか……興味深いね」
P(くっ、さすがにこれは職権乱用が過ぎるからな……)
飛鳥「些か特定のアイドルの扇情的なシーンが多いし……そのせいなのかボクの映像は少ないし……」
P「ま、まあうちのアイドルでNG出やすいのがほら、な? それと飛鳥はあまり手が掛からないから少なくて当然、あーでも最新で追加されたぞ」
飛鳥「え、本当かい? 最新ってことはハワイ……水着……?」
P「うん。えっと、これか。――ほらこれだ」
飛鳥「……これ、ボクが溺れかけたシーンじゃないか!」
P「使ってもいいって言ってくれたけど、やっぱり保留にしたんだよ」
飛鳥「思っていたのと違う……。いや、思っていたようなボクの痴態を保管されても困るが……他のアイドルに視線を奪われるくらいなら……?」 ブツブツ
P(問題は俺に助けられた後に俺へ向けた飛鳥の顔が、どう見ても恋する女の子のそれに見えてしまったから、なんてNG理由だったのは黙っておこう。世間的にはクールなままでいさせてやりたいしな)
飛鳥「……とにかく、これはボクが破棄しておく。いいね」
P「えっ」
飛鳥「どうせ世に出せないのなら構わないだろう? それと、キミがこんなモノを持っているとアイドル達に知れ渡ったら……どうなるかな?」
P(お、俺の秘蔵のお宝映像集があああ……!!)
飛鳥(……格好悪いところとはいえ、水着ならまぁ……ボクのところだけは残してあげてもいいかな)
P「……はぁ。飛鳥、それだけ元気ならもう大丈夫だな。飯買ってきたから、食べ終わり次第寮に送ってやるよ」
飛鳥「え? あ、そんなことは……」
P「簡単なもので悪いけど、栄養はあるはずだからしっかり食べていってくれな。どーれ準備するかあ」
飛鳥(ボ、ボクとしたことが……二度までも……!)
P「畜生ォ、持って行かれた……!」
P「まああんなもんコソコソ集めてたなんて知れたら俺の首も飛ぶ、のかな……アイドル達からは嫌われるか。バレる前にここらでスッキリできて良かったと思っとこう」
P「飛鳥も体調は戻ったみたいだし、明日また会えるよね」
P「たくさん楽しいこと作りたいよね――そうだ、次は>>317してみよう」
ゴルフ
部屋を探る飛鳥の動きが怖い
でもかわいい
やっとプラスが来たな
この勝負まだまだわからんぞ…
打ちっ放しに行くのかコースに出るのか、事務所の敷地内でパターゴルフか家でみんゴ○するのか迷いますね……
余談ですが飛鳥1枚取り出来ました。やったぜ
Pのキャディでコースを回るのも楽しそうではある
年齢制限とかあるんかな?
P「ゴルフかあ。ハワイにもゴルフ場はあったけど海辺しか回れそうになかったんだよな」
P「俺もまだあまりやったことないが、試しに誘ってみてから後のこと考えるか」
P「二宮ーゴルフしようぜー」
飛鳥「眼鏡を掛けた少年が級友に野球でも誘うかのような気軽さだね」
P「まあな。で、どうよ?」
飛鳥「ゴルフ、か。すまないがあまり知識を持ち合わせていないし、敷居も高く感じてしまうよ」
P「そうだよなあ、俺もゴルフなんて大人の嗜み程度にしか思ってなかったもんだ」
飛鳥「……キミがまた手取り足取り教えてくれるというなら、ボクとしてはやぶさかでもないが……どうする?」
P(手取り、ってそうかバッティングセンターに寄った時のこと言ってるんだな。また打ち方から教えるとなると、 なんだかそれ目的みたいに思われそうだ)
P「んー……敷居が低くて俺が教える必要もないゴルフもあるぞ」
飛鳥「? へぇ、どんな?」
P「パターゴルフさ。転がしてホールに入れるだけだから、フォームより力加減と集中力がものを言う」
飛鳥「ふぅん……あぁ、偉い人の部屋にありがちなあれのことか」
P「それもありがちなイメージだな。で、どうする? やってみないか?」
飛鳥「キミがそこまで云うなら、付き合うよ。でも初めは前のようにカラダで教えて欲しいな、その方が飲み込みやすいみたいなんだ」
P「わかった。でも本当に教えることなんてそんなに無いぞ?」
飛鳥「いいから、キミは黙ってボクのカラダとココロに刻みつけてくれ」
P「うん、わかったからその言い回しはやめよう事案になりかねん」
(-79、+6)ですね、訂正します……
乙
カコーン
P「お、上手い上手い。慣れてきたみたいだな」
飛鳥「力加減さえ掴めばあとは自分との戦いだから、なんとかボクにも出来ているよ」
P「これはこれで結構楽しいだろ? 実際にコース回ってのパターは距離も斜面も毎回異なるからもっと難しいんだよなあ」
飛鳥「奥が深いみたいだね。……なぁ、それなら一つ賭けでもしてみないか?」
P「賭け?」
飛鳥「生憎ボクらが興じているものでは、距離の調整以外に環境の変化を生じさせられない。ならばボクらが変わるしかないだろう?」
P「ほう。確かに漫然とやるよりプレッシャーを掛けた方が面白いかもな。でも何を賭けるんだ?」
飛鳥「そうだな――やはりここは勝者の言う事を敗者に一つ聞かせる、というのがいいんじゃないか」
P「それってポーカーの時にもやったよな。うーん……」
飛鳥「おや、ノッてこないのかい?」
P(冗談のつもりが本気で唇奪われたしなあ。今度は勝っても負けてもタダでは済まない予感がする……かといえ、勝って当たり障りないことをさせても飛鳥は不服そうにするんだろうな)
飛鳥「……まぁ、無理にとは言わないよ。ではこうしよう。勝者は敗者へ望むことを一つ口にすること。敗者はそれを叶えてあげるもよし、拒否するもよし。望みはその場で叶えられないようなことでもいい。これなら一応リスクは回避出来るはずだが」
P「んー、でもそれってプレッシャーになり得るのか?」
飛鳥「考えようによっては充分な重圧になるとボクは思うがね。断ってもいい、という点がミソなのさ」
P「? 俺には負けてもノーリスクにしか聞こえないぞ」
飛鳥「さてどうだか。やるのかい、やらないのかい?」
P「……まあ、それぐらいなら。それでやってみよう」
P(断っていいなら負けても安心だよな。飛鳥の言い方は何か引っ掛かるけど、これなら別に飛鳥に勝たせてやってもいいか? 勝ちに行って当たり障りないこと飛鳥に望むのもなんだし、ノーリスクで飛鳥が俺に何を望むのか聞いてみる方がいいかも)
飛鳥「――キミが外したから、ここでボクが決めれば勝者はボクだ。いいね?」
P「意外と膠着してたな。いいぞ、飛鳥も外したらサドンデス直行だ」
飛鳥「そうはさせないよ。ステージに立って大勢の観客の前で歌うことに比べたら、この程度……!」
P「へぇ、そっちもまだプレッシャーに感じてるんだな」
飛鳥「人前に出ること自体は大分慣れたけど、それとは違ったプレッシャーも今はあるんだ。如何に最高のパフォーマンスを引き出せるか、ってね」
P「プロみたいなこと言ってくれるなあ。いや、もうプロと言ってもいいのかもな」
飛鳥「フッ、まだまださ。だがそうあろうとしなければいつまで経ってもなれないのだろう。ならばボクは…………っ」
カコーン
飛鳥「決めなきゃいけない場面では、決められるようにしたい。ボクの勝ちだ、P」
P「ああ、俺の負けだ。でも飛鳥の成長が垣間見れてプロデューサーとしては大勝利だから気分は悪くないぞ」
飛鳥「それよりも、約束だ。ボクの望みをキミは聞かなきゃならない。そうだろう?」
P「わかってるよ。それを断れることもな。で、望みって何だ?」
飛鳥「ボクの望みはね……」 ポフッ
P「お、おお? 人の胸元に身体を預けたりしてどうした?」
飛鳥「……もしキミに特別といえるヒトがいないのなら、ここを、キミの鼓動が聴こえるこの場所を……ボクだけのものにしてもいいかな」
P「う、いや……それは……」
飛鳥「落ち着くんだ、ここ。きっとそう感じるのはボクだけじゃない。だが安らぎを得られるのを識っているのは他にあまりいないはずだ。誰かに気付かれる前に……踏み入られる前に、ここを独占していたい。嫌だというなら、キミがボクを拒みたければ諦めるしかないが……」
P(こ、断りづれええええぇぇ! そうか、拒否権があるってのは負けた方に選択権を委ねるに等しかったのか。負けてもノーリスクなんてことは全然なかった……)
飛鳥「……どうだい? 返事を、聞かせてくれないか」
P「ぐぬぬ…………わかった。人前じゃなければ、な。飛鳥が人前に出るのを慣れたとしても、こればっかりは駄目だぞアイドルとして」
飛鳥「理解ってるよ。ここはボク個人、二宮飛鳥という一人の少女としての場所だ。それ故に価値がある……ボクだけの場所……♪」
P(なんだこの試合に負けて勝負にも負けた感じは! まあでも飛鳥がいつになくご機嫌のようだし、たまにはこういうのもいいか。……いいよな?)
P「そんなこんなで、端から見ても浮かれまくりな飛鳥が出来上がってしまった」
P「あの様子だと二つ返事で大概のことしてくれそうだなあ……」
P「いろいろやってきたけどまたとないデレッデレの飛鳥を堪能する絶好の機会でもあるし、ここは慎重にいこう」
P「そうだなあ。……今の飛鳥なら、>>327で最高のデレみれるかも?」
ポッキーゲーム
P「ポッキーゲームなんて普段の飛鳥だったら嫌がりそうなところだよな、俗っぽいとか言って」
P「何はともあれポッキーを調達しておくか。今日のおやつってことで」
P(たまに食べるとこんな美味かったっけ? ってなるなこれ) ポリポリ
飛鳥「……珍しいね、キミが間食だなんて」
P「お、レッスン終わったのか。ポッキー欲しい?」
飛鳥「あぁ、ボクのカラダも例に漏れず疲労回復のために糖分を欲しているようだ。では貰おうか」
P「じゃあ、ほれ」
飛鳥「?」
P「俺も端から食べていくから好きなところまでポリポリするといい。さあどこまで食べられるかな?」
飛鳥「……。またキミはゲームという形にして、そんなにボクと……したければ素直に言ってくれればいいのに」
P(なんか凄いこと呟かれた気がしたが俺には何も聞こえてない、聞こえてないぞ!)
P「冗談だって、普通に食いたきゃ1本どころか1袋やるよ。それ持ってってみんなのとこ行ってくるといい」
飛鳥「P、誰もやらないとは言ってない。……ポッキーゲーム、だったね。細かいルールを知識として蓄えておく必要は無いと思っていたが……ふむ」
P「よくあるところだと、お互いに端から食べていって先に離したり顔を背けた方が負けって感じかなあ」
飛鳥「負けたらどうなるんだ? それに、互いに行き着く所まで辿り着いた場合は?」
P「負けたらやっぱり罰ゲームかな。tulipしちゃったら、そこでお終い?」
飛鳥「ふぅん。……キミがしたいというなら、付き合ってあげるさ。俗っぽいと敬遠していても肌で感じてみなければ理解らないこともある、そう学んだばかりだしね」
P「あら前向き。じゃあやってみるか! やるからにはtulipしちゃっても恨みっこなしだぞ?」
飛鳥「当然だ。キミの方こそ、覚悟はいいか? ボクはできてる」
P「できてるのか……」
コンマで結果判定
P>>329
飛鳥>>330
合計が100以上の場合…唇が触れ合うまで退かない
合計が100未満の場合…数値の低い方が負け。同値なら引き分け
はい
ふむ
えんだあああああ
やったぜ
意外に飛鳥が折れるのが早かったww
Pがぐわーっと行ったな! 男を見せたな!
やったぜ。
P(覚悟はできてるらしいけど、飛鳥だって自分が少女だと自覚してるのなら付き合ってもない男と簡単にキスなんてしたくもされたくもないはずだ。ここらで攻勢に回って本当にそんな覚悟があるのか確かめてみよう)
飛鳥(きっとキミはボクがどう出るか探りを入れてくるんだろうな、哀しいかなそれは読めているよ。ならまずは様子見して、それでも煮え切らないならこちらから仕掛けてやる。ボクを甘く見ない方がいいよ……P)
P(オラオラオラ、早く退かないとtulipだぞ! 唇はキスするために咲いてることになるぞ!) ポリポリポリポリ
飛鳥(こんなに顔と顔が近くても、鼓動が早まることはボクばかりなのかな……って近っ! そんなにがっついてくるなんて想定g、あっ――)
P「…………」
飛鳥「…………」
P(どう見ても俺が奪いにいったようなものです本当にありがとうございました。奇襲が成功したみたいな手応えだったんだが……飛鳥、怒ってたりしない?)
飛鳥(…………。今の、Pからしてくれたようなものだよね。あんなに貪るようにポッキーを、ひいてはボクの唇を……)
P(呆気に取られてるみたいで表情からはまだ察せられないな。でもこの様子だと、俺にキスされること自体は問題ではないのか? ポーカーの時もやっぱり意地を張って無理したわけでもない……?)
飛鳥(……。Pは誰彼構わずキスなんてしてくるヤツじゃない。そんなPがゲームにかこつけて、予防線を張ったうえでとはいえ、ボクの唇を奪いにきた。それが意味するところは……?)
P「こ、こういうゲームだからな。飛鳥も覚悟してたんなら、文句はないだろう?」
飛鳥「文句なんて……ない。だが…………」
P(文句の一つでもぶつけてくれた方がむしろ気が楽なんだけどな)
飛鳥「……ポッキーはまだあるかい?」
P「え? ああ、まだまだあるよ」
飛鳥「結着……ついてないよね。今のはつまり、引き分けだ。だからもう一度勝負しよう」
P「もう一度……だと……?」
飛鳥「キミがこんなゲームを持ちかけた真意を汲み取りたいんだ。この結果がキミの望んだ通りなのか、はたまた未必の故意なのか、ボクにはまだ推し量れない。確信が持てるまで何度でも付き合ってもらわないと」
P「何度でもって、おまえなあ」
飛鳥「幸いポッキーは1袋分あるみたいだからね。ほら、第2ラウンドだ」
P「俺はもう今のでいろいろお腹いっぱいなんだが」
飛鳥「んんっ!」 グイッ
P「わ、わかったわかった。ポッキー咥えながら怒るなよ、可愛いだろ……ったく」
P(なーに、今度はさっさと顔逸らすか力加えてポッキーを折ってしまえばおしまいよ。残念だったな飛鳥!)
P「あー、俺の負けだー。参ったなー」
飛鳥「……フッ、そう来たか。でもそれは通らない。忘れたのかい、P?」
P「え、何を?」
飛鳥「負けたら罰ゲームなんだろう? 勝ったのはボクだ。さて、敗者にどんな罰を科そうか……」
P「いや、確かにそうは言ったけどそれはただの普遍的なイメージを述べた結果であってだな?」
飛鳥「決めた。ボクに……キ、キスをするんだ。それも唇に、ね」
P「」
飛鳥「敗者は速やかに罰を受けることだ。ほら、早く」
P(ポッキー離しても離さなくてもキスする運命じゃねーか! まずい、ポッキーを処理しなきゃその数の分だけ奪われ兼ねない!) サッ
飛鳥「おっと、悪い子だ。罰もまだだというのに」 スッ
P「チィッ、読まれたか!」
飛鳥「返して欲しくばボクに勝つことさ。もっとも、ボクに勝つのは困難を極めるだろうが……ふふっ」
P(かくなるうえは汚い大人に成り下がってでも無理やり逃げるしか――)
飛鳥「……P。キミはボクを裏切ったりはしないよね? ボクの嫌いな、つまらないオトナなんかじゃない……そうだよね?」 キュッ
P(あ、詰んだ。今の飛鳥の手を振り払うなんて俺には……詰んだ)
ちひろ「あら? どうしたんですかプロデューサーさん、生気が抜けたような顔なんてして」
P「……吸い尽くされたというか、まあ、そんな感じです」
ちひろ「私が席を離れた小一時間の間に何があったんですか……」
P「そういえば……キスには味があるっていうじゃないですか……」
ちひろ「え? あー、ファーストキスはレモン味~とか、そんな話聞いたことありますね」
P「あれ、違うんです。キスってね、チョコレートの味なんですよ……」
ちひろ「……お薬3000シンデレラコインになりますが、今だけ無料にしておきます」
飛鳥「~~♪」
P「ふぅ。すっかりしてやられてしまった……」
P「飛鳥レベルの子とキスする事自体は幸福なことだとは思うんだが……」
P「若気の至りってこともあるし、せめて飛鳥がこの先後悔しないような男にならないと」
P「それはそれとしてどうしよう。変に意識したら負けだよな。いつも通り、今度は>>338でもしてみようか」
お姫様抱っこ
いつもどおり(変態行為)
色々と踏み外してる感じがいいね!
追い詰められているぞ!
P「お姫様抱っこか、これもいつもの飛鳥だったら俗っぽいとかであまり良い気はしなさそうなんだが」
P「今の飛鳥にしたらどうなるやら。それに理由もなくするのもなあ……とにかく様子を見てみよう」
飛鳥(視線を感じる……)
志希「ねーねー飽きちゃった~、ちょっとそこまで遊びにいってきていいかにゃあ?」
飛鳥「ん? あぁ、好きにしたらいいんじゃないか。ボクはまだ振り付けを覚えきれてないから休んでる暇は無いけどね」
志希「じゃあいってくる! どこいこっかな~、この前良くしてくれた旅館の人達に挨拶しにいこっかな~♪」
飛鳥「ちょっとそこまででタクシー使うつもりか? 明日のレッスンまでには帰ってきてくれよ、志希」
志希「了解~♪」
飛鳥「……まったく、つくづく自分の平凡さを思い知らされるな。もう一度始めからやり直そう」
P(頑張ってるみたいだな。やる気モードの志希のペースに合わせなくていいのに)
P(そうだ、ヘトヘトになった飛鳥を運んでやる形でお姫様抱っこしよう。これならそんなに不自然でもないぞ)
P(あの様子だと持ってあと1時間ってとこか。その頃にまた来てみるか)
飛鳥「はぁ……はぁ……」
P「もう休んだらどうだ。適度に休まなきゃ効率は下がる一方だぞ」
飛鳥「キミか……。そう思うなら、ボクの効率を上げてくれないか? なんてね」
P「ほら水分、マッサージもしてほしいなら言ってくれ」
飛鳥「ほぅ、随分と気前がいいんだね。……うん、なら今日はこの辺で切り上げようかな」
P「いいんだぞ、志希のペースに合わせなくて。まだまだ日程には余裕があるんだからな」
飛鳥「……フッ、これもセカイへの抵抗の一つさ。彼女の才能とセカイにボクの理解は及ばない、そう断じてしまう前にやるだけの事をやってみたいんだ」
P「? どういうことだ?」
飛鳥「彼女もまた一人の少女である、そういうことだよ。共通項がそれだけあれば……たとえ追い越せなくても追い付ける。彼女の生きているセカイに共感し、寄り添う事ぐらいならボクにも、ってね」
P「志希と……何かあったのか?」
飛鳥「何もないさ。これはボクの気まぐれに過ぎない。見識を広めたいだけかもしれないし、ただの意地かもしれない。この眼を曇らせない為にも、ボクより少し年上なだけの少女に遅れを取りたくないんだ」
P「そっか。膝を笑わせながらのセリフでなければ格好ついたんだがなあ」
飛鳥「……うるさいな、嫌ならキミの手でこの脚をまた動かせるように癒してくれ」
P「はいはい」
P「柔らかい脚だなあ」
飛鳥「筋力が足りていない、そう指摘したいのかい?」
P「そうじゃない。こんな柔っこくて細っこい脚じゃ無理はきかないだろうなって」
飛鳥「むぅ……確かに14才にもなれば、性差を感じざるを得ないことも増えたが。でもキミにそこまで心配されるほどヤワじゃないつもりだよ」
P「それなんだよな。うちのアイドル、みんな体重少なくてさ。プロフィールを公表してる以上アイドルとしてはそれでいのかもだが、正直心配になる」
飛鳥「油断すればすぐにカロリーが還元されるからね……まさに油を断たねばならないのさ」
P「飛鳥はどうなんだ? こんなになって頑張ってるんだから、消費した分ぐらいは食べて貰わないと」
飛鳥「問題ないよ。無理が祟って周囲に迷惑を掛けるほどコドモでもないつもりだから」
P「そうか? 成長期なんだから、あまり無理はするなよ」
飛鳥「過保護だね、それだけ心配されているということかな。ボクがコドモだからかい?」
P「そんなんじゃない。ただ目が離せないだけだ。理由は特には……ん?」
飛鳥「いや、それならいいんだ。……♪」
P(なんか機嫌良いな。今のうちにお姫様抱っこをしてみるか)
P「さて後は帰る支度をしないとな。着替えないといけないし、今日は特別に運んでやろう」 スッ
飛鳥「わっ!? ちょ、急に何するんだ!」
P「おお軽い軽い。……すまん、調子に乗った。降ろそうか」
飛鳥「そ、そうは云ってないだろう。こういう事は、心の準備が必要なんだ。許可は下ろすから事前に申請してくれないか」
P「わかったよ、次はそうする。さ、このままいくぞ」
飛鳥「まったく……あの、ボクはどうしていればいいんだろう」
P「首筋に腕を回してくれたら支えやすいかな? そのままでも別に構わないけど」
飛鳥「そういうものなのなら、そうしよう。……こんなのボクの柄じゃないが、経験を積めたことには感謝しようかな。一応、少女の憧れのようなものだから、ね」
志希「まさかお金持ってなかったなんてね~。お腹すいたし、飛鳥ちゃんどうしてるかなぁっと――あれ?」
飛鳥「コドモとはいえヒト一人を持ち上げられる程度にはキミも腕力はあるんだね。感心したよ」
P「女の子ぐらい抱きかかえてやれなきゃ格好つかないしな。それよりも、疲れてるくせに口は減らないみたいだな?」
飛鳥「褒めたつもりなんだが。気を悪くしないでくれ、ボクはキミを頼りにしてるんだ」
志希「……」
飛鳥(お姫様抱っこか……まさかキミからボクにしてくれるとはね。信頼する異性に抱きかかえられるというのは、思っていたよりも居心地がいいものらしい……ん?)
志希「やあやあ、帰ってきちゃった♪ そんなことよりぃ、すんすん」
飛鳥「おいおい、汗もまだ処理していないのに……」
志希「ん~。すこーし残ってるね、落ち着く匂い」
飛鳥「理解るものなのかい? 良い嗅覚をしているな」
志希「えへへ~。……いいなぁ、もうちょい嗅いでもいーい? 飛鳥ちゃんの香りも混ざっていい感じにブレンドされてるんだよ~」
飛鳥「ボクは着替えている最中なんだが……どうぞ、好きにするといい」
飛鳥(ん? 志希は今何て口にした? まるでPとの接触に羨望の眼差しを向けるような、もしかしてさっきまでのを見られていたのか?)
飛鳥(……どうやらボクにも志希よりリードしている部分はあるみたいだな。それならボクも志希と対等に渡り合えるというものだ。何よりも、キミとの距離という誰にも負けたくない部分で……ふふっ♪)
P「なんかやけに志希が擦り寄ってくる気がする……何でだろう」
P「スーツのジャケット貸したら大人しくなったけど、俺の匂いがマタタビ代わりになるってどういうことなの」
P「なるべくしたいようにさせてやるのが俺の信条だしな……その内飽きて返してくれることを願おう。それより飛鳥のことだ」
P「ここらで>>344でもしてみるか。最近は主導権握られっぱなしだしな」
下着選び
乱高下がやばい
コンマでチキンレースでも始まったのかと
飛鳥の下着を一緒に選びたい人生だった……サイズはAなのかBなのか
あ、酉間違えてました……
乙
P「下着選び? 飛鳥の? 漂う犯罪臭ががが」
P「……逆転の発想をしよう。俺は飛鳥に下着を選ばせてもらえるほどの人間なのか? そう、飛鳥の下着を選ぶ前に俺は飛鳥に選ばれなければならない!」
P「うん、さすがに無理だろ。駄目元で提案してみるけど、さすがになー。なー?」
飛鳥「下着……」
P(まあこうなるわな。多感な時期の女の子が大人の男に下着を選ばせるなんてことが出来るはずが)
飛鳥「なぁ、それは何の為だ?」
P「と申しますと?」
飛鳥「ボクの下着を選ぶという建前で、キミは女性の下着売り場に近付きたいとか……歪んだ欲望を抱いてはいないかい?」
P「滅相もありません」
飛鳥「となると目当てはボク……? ボクの下着姿を見たいとか?」
P「見てみたくはある」
飛鳥「それがメインの目的ではない、か。本気でボクの下着をキミが選びたいと?」
P「そう言ったつもりだけど」
飛鳥「…………そういう性癖がキミにはある、ファイナルアンサー?」
P(む……ここであると答えたら軽蔑されるだろうし、ないと答えても悪ふざけだと捉えられて軽蔑されるはず。どのみち軽蔑されるにしても、何て答えようか?)
Pの性癖は?
>>350
00~19…実は本当にあった
20~59…ある、ということにする
60~99…神に誓って、ない
ある
あるわなあ
あったのか…(困惑)
男なら多少はあるっしょ
ないというやつは信用できない(あると女の子にいうやつは違う意味で信用できない)
そりゃ好きな女の子の下着姿は見たいだろ
好きな女の子の下着を選ぶ……憧れるシチュエーションすぎる
P「ある。それはもう、ある!」
飛鳥「」
P「胸を張って言えることじゃないのはわかってるよ。でもなあ、下着を選ぶだなんて下着売り場まで連れてもらえるほど親密な彼女がいない限り出来ないだろ?」
飛鳥「……ん? すると、キミは下着を選ぶという行為によって恋仲かそれに準ずる女性の知り合いがいることの……優越感? に浸りたいと考えているのか?」
P(単純に選んだ下着を付けてくれたら嬉しいというか興奮するというかなんだけど、さすがにそんなこと14歳にぶちまけられん!)
P「ま、まあそういうことでもあるというか、な?」
飛鳥「ふむ。それで恋仲には至らずとも親密だと感じているボクに泣きついてみた、と」
P「そんなところだ……すまん。飛鳥には刺激が強過ぎたよな」
飛鳥「甘く見ないで貰おう。確かに……キミがそのような業を内に宿して生きているとは思いもしなかったが」
P「業ってほど大それたものでもないがな」
飛鳥「しかしキミはつくづく運が良いようだ。ボクならキミにそのカルマを背負わせずに済ませてあげられる。他の誰でもなく、ボクに打ち明けたのは正解だったね」
P「ん?」
飛鳥「余程キミは追い詰められていたのだろう。大丈夫だ、安心していい。キミの選んだ少女はね、抑圧されたキミのココロを解放してやりたいと願っているんだ」
P「つまり、飛鳥の下着を選ばせてくれるの?」
飛鳥「……あまり声に出さないでくれ。これでも恥じらいの気持ちはあるのだから」
P(駄目元でも言ってみるもんだな! あ~今から緊張してきた……!)
飛鳥(Pがボクを指名したのは、きっとボクが一番キミの近くにいると思ってくれているからだ。……彼女、か。Pがそれをも求めてくれるなら、ボクは……。この大役、誰にも譲らない!)
最後の書き込みのときは「今日はここまで」みたいなこと書いてくれると嬉しいな
P「こ、ここが……あの伝説の……?」
飛鳥「後世に語り継がれるべきでも何でもない普遍的なランジェリーショップだろうに、キミの目には宝の山にでも映っているのかい?」
P「そうは言っても、あっ。他の客からの視線が刺さる刺さる……」
飛鳥「招かれざる客だというのは自覚してるんだろう? ほら、ボクから離れないことだ。あまり目移りしてもいけない。ボクだけを見ていてくれよ?」
P「こんなとこでキョロキョロしてたら完全に怪しいもんな、わかった。なるべく堂々としながら飛鳥についていこう」
飛鳥「良い心がけだ。だが選ぶのはキミなんだから、ついていくのはボクの方かな」
P「えー、どこに何あるか見当もつかんぞ……。そうだ、飛鳥ってプロフィールに変更はないよな?」
飛鳥「恐らく、でもどうしてだい?」
P「だってサイズ合わないもの選ぶわけにもいかんだろ。あ、店員さんに測ってもらえばいいのか。その辺服屋と同じだろ?」
飛鳥「まぁ、そうだが……まずはキミが思うボクのサイズでいいから選んでみてくれよ。キミの眼力が如何程か、楽しませて貰おう」
P「うーん…………? プロフィールが変わってないとすれば――ハワイの時の水着姿を思い出せば、この辺のか?」
飛鳥(……やはり今のボクにピッタリなものより上の売り場にきたか、これぐらいならその内合うようになるかもしれないが。ハワイの時に少し大きく見えるよう小細工したのはバレていないみたいだ)
P「上下セットのものがいいかな、あまり熱心に品定めとシャレ込めない空気だし。でもなあ、これを飛鳥が着てくれるかもしれないんだよなー♪」
飛鳥(珍しく浮かれているな、選んでいるのが下着でなければ微笑ましくもあったんだが。……あれ、この後ってまさか、試着を迫られる……? ともなれば試着した姿を見せる運びになるのは必定……!?)
P「せっかくだし1着じゃなくてもいいだろ? まずはコレでどうだ!」
飛鳥「! あ、あぁ……試着してくるよ、貸してくれ」
P「え? 下着って試着していいのか? っておい、俺を置いてかないでくれ~!」
飛鳥(……デザインは悪くないな、無難と評するべきか? 下着とはいえ、身に着けるもの全てを精査しなくてはね)
飛鳥(下を試着したことはないけれど……やはり彼はそこまでを期待しているのだろう。自分で選んだものをその目で確認出来ないのは歯がゆいはずだ)
飛鳥(だが……水着ならともかく、下着姿を晒すのはなかなかに羞恥心を煽られるな。見られる部分に差異はないのにこの意識の差は、ん?)
P「ええ、連れを待ってるんですよ。試着してる最中でしてね、決して怪しい者ではございませんとも」
飛鳥(それでは自白しているのと同義だぞ、P。あちこちキョロキョロして店員にでも怪しまれたのか? まったく、そんなに女性の下着が気になるのかい?)
P「保護者みたいなものでして、あ、よろしければ正しいサイズ測って頂けたりしません? 成長期なもんで、身体に合うものを選ばないと成長を阻害するみたいじゃないですか。ついでに似合ってるか見てもらえると、俺が見てやるわけにもいかないですしね。ははは」
飛鳥(…………)
飛鳥(保護者……か。まぁ、そうだよね……ははっ)
P「お、どうだった? 飛鳥がそれでよければ合うサイズのやつ買おう」
飛鳥「あぁ、うん。じゃあ…………いや、これでいい」
P「ほんとか? まあ試着した飛鳥が言うなら。さて次は俺の感性がバリバリに訴えてくるものを」
飛鳥「……すまない、気分が乗らないんだ。今日はこれだけでいいかな」
P「え、もう? ってどうしたんだよ飛鳥、元気ないぞ。体調悪くなったのか? 飛鳥? おーい?」
>>358
なるべく安価出すとこまでを区切りにしております……がたまに力尽きますので、その時は一言残すようにしますね
P「やっぱり俺が付いてちゃおちおち試着もままならんかったのかな……」
P「まあでも飛鳥が俺の選んだ下着をつけてると思うと、つい口からむふふって漏れそうになるな。気をつけよう」
P「それはそれとして、あの夢のような世界に少しの間だけでもいられたことに感謝しないと。飛鳥……ありがとう、そしてありがとう」
P「その飛鳥はというとまだ元気がないっぽいんだよな。ここは>>362をしてみようか?」
下着(チェーン付き拘束5点セット)もプレゼントして着てもらう
チェーンアクセサリーをプレゼント
同じチェーンでもえらい違いだ……
ぐぐったら凄かった
下着であることに目を瞑ればチェーンで拘束だし気に入るんじゃないかな
テンションが75も上がってるし
アダルトグッズと出たんですがここで扱っていいんですかねぇ(小声)
実際に行為を致さなければ大丈夫じゃない?
着せるだけなら大丈夫よ
ピンクローターもモザイクかければ地上波で流せる
つまりどういうことだ
ただの布よ。白ビキニが大丈夫なんだから着せてそれを見るだけなら平気平気
本番シーンだけ分離してもいいのよ?(小声)
透けてるし割れてるんですが
普段どおりの飛鳥が実は服の下にコレを着ている……有りだな
アリすぎてアリーヴェデルチですね(Pの社会的信用が)
これでテンションどん底の飛鳥がマックスの8割近いハイテンションになるのか
自尊心満たされまくりですな
まだかな…
早く読みたい…
待ってるよ
P「チェーン付き拘束5点セットの下着……はっ」
P「待て待て俺、下着を選ばせて貰えたからって段階飛ばしすぎてないか? さすがに引かれるってレベルじゃないだろ!?」
P「それにあの時の飛鳥、途中から明らかに元気なかったよな。プレゼントするにしたって何て言って渡しゃいいんだ。おおよそのサイズが分かったから通販で買えるとして……って思考が渡す方向に持ってかれる!?」
P「くそっ、溜まりに溜まってたモノが少し放出されたせいで歯止めがきかなくなってるみたいだ。鎮まれ俺のほとばしる熱いパトス……!」
飛鳥「…………ふぅ」 パタンッ
飛鳥(難しいものだな……手を伸ばせば届きそうに思わせて、簡単に滑り落ちていく。蜃気楼でも見ている気分だよ)
飛鳥(部屋で1人になるといつもキミのことばかり考えてしまう。……あと一歩、あと一歩だけでいいのに。キミのもとに辿り着く為にはどうしたらいいんだ?)
飛鳥(やはりボクがコドモだから……必要条件を満たせていないというのか。ははっ、これだけ埋め難い溝があるならそういうことかもしれないな……)
飛鳥(……そういえば何か小包が届いてたっけ。仕送りなんて聞いてないし、誰からだろう。放置してたけど確認ぐらいはしておこう) ゴソゴソ
飛鳥「っ、Pからじゃないか。どうして――いや、まずは中身を確認してPに受け取った報告をしないと」
飛鳥「…………? これは……?」
P「――ん、飛鳥から着信だ。やっと届いたかな、もしもし」
飛鳥『……やぁ、用件はもう理解っているね。で、何だいこれは』
P「はい」
飛鳥『正座』
P「はい……」
飛鳥『――はぁ、キミってヤツは……女子の下着選びをするだけじゃ飽き足らなかったというワケかい?』
P「タガが外れたみたいでな……すまん。我ながら事案だとは思ってる」
飛鳥『ボクが然るべき機関に通報したら、キミはどうなってしまうのだろうね?』
P「すみませんでしたー!!」
飛鳥『……ふんっ、ボクがそんなことするなんて微塵も考慮してなかったくせに』
P「それはまあ、うん。飛鳥にしかアレを渡そうなんて気は起こさないよ」
飛鳥『賢明だね。とはいえ、キミはこれをボクにどうして欲しいんだ? まさか身に着けろだなんて』
P「着けてみて欲しいに決まってるだろ!」
飛鳥『』
P「あ、いや……なんというか、飛鳥がそれを着けてみてくれたって事実があるだけで俺は満たされるというか」
飛鳥『こ、これを? 下着として機能してるのかしてないのかも判別し難いこれを……?』
P「頼む飛鳥、俺のパトスを鎮められるのはお前しかいないんだ! こういうことはこれっきりにするから、ちょっとだけでも……!」
飛鳥『……駄目だ! ボクはそんなに安くないよ、P』
P「ですよねー! そうか、飛鳥もさすがにそれは嫌か……」
飛鳥『どうしてもこれを着けて欲しいというなら、正直に答えてくれ。……これを身に着けてキミの欲望を叶えてくれるなら、ボク以外の女性でも構わない、そう思ってるんじゃあないのか?』
P「そんなことは……………………あー」
飛鳥『長い!』
P「ない、と心から言えたらいいんだが」
飛鳥『……ボクじゃなくても、いいんだ』
P「俺も男だからな……。飛鳥はあまり気にしてないみたいだからこの際言わせて貰うけど、飛鳥だって立派な女の子なんだから誰に性的な目で見られてもおかしくないんだぞ!」
飛鳥『!? 何を言い出すんだ、キミは……』
P「普段からカッコいい割に女の子らしさも残した格好してて、ステージ衣装も同世代と比べて露出は多い方だ。中性的に振舞ってても女の子にしか見えないんだよ!」
飛鳥『う、うん……?』
P「俺は女の子の中では一番飛鳥にそれを着けて欲しいと思ってる! 駄目なら駄目で仕方ない、他にそれを着けてくれそうな子がいたらお願いするかもしれん! それが欲望にとらわれた男の性ってやつなんだ……覚えておいてくれ」
飛鳥『…………』
P「男は狼なのよ、気を付けなさいとはよく言ったものだ」
飛鳥『女の子の中では、一番……?』
P「ん? なんだ?」
飛鳥『……ううん、何でもない。キミの考えは理解ったから、もう切るよ。おやすみ、P』
P「飛鳥? ……切れた。うっかり着るの方だと思った自分が恥ずかしい。あーやっぱ駄目かー、駄目だよなー」
飛鳥「…………」
飛鳥「女の子の中では一番、か……」
飛鳥(身近に100人以上のアイドルがいてなおボクが一番、ってことは……。ボクよりよっぽど見た目も中身も女性的なアイドルだっているのに、一番……)
飛鳥(キミとの距離が縮まらずにいたけれど、それはボクがどの女性よりキミの近くにいるから。そうなんだよね?)
飛鳥(これを身に着ければ、さらに一歩近づけるのかな。他にこんなもの送られて引いたりしない人が現れる前に……。いや、でもこれは……)
飛鳥「……どうして肝心な所がオープンなんだ」
飛鳥(こんなの普段着けられないだろう、そもそもチェーンはどうするんだ。まさか上に何か着る設計をされてないということなのか?)
飛鳥(身に着けても裸であることとあまり変わらないのに、これ自体で完結している。そんなものを着ける場面なんて……)
飛鳥「…………、あっ」
P「はぁ、飛鳥に嫌われたかなあ。何かの間違いで着てみてくれたりしないかな、おっ」
飛鳥「……」
P「おはよう飛鳥。えーと、昨日のことは忘れてくれていいからな、な?」
飛鳥「……初めては」
P「ん?」
飛鳥「もっと……刺激が強くない方がいい。ボクは、だけど……それじゃ」
P「飛鳥? あ、小走りで行っちまった」
P「あれじゃ着けてくれたかどうかわからんな。通報されないだけマシとしとこう、受け取ってさえくれたなら俺はそれで……むふふ」
P「はぁ、虚しい……」
P「一時の感情に流されて手を出す訳にもいかんしな、この辺が潮時だ」
P「ちひろさんの目もあるし健全に行かないと取り返しつかなくなるぞ。気を付けよう」
P「自戒の意味を込めて次は>>382とかにしておこうか、うん」
(コンマ99か00で-ED)
レッスン後の汗だく飛鳥の首筋に顔を埋めて深呼吸
飛鳥の好きそうなゲームシリーズの新作遊んでて遅れました許してください何でもしまむら!
ゆるすよ(慈悲)
ゆするよ(無慈悲)
ゆるふわ(藍子)
ゆるゆり(なもり)
新作ゲームってP5とかかな
なんかプラス方向に行ったはずなのに病んでる感じがある
どう料理しても濃い味に煮詰まっちゃってる飛鳥かわいい
P「チェーンアクセサリーをプレゼント、ってなんかプレゼントばっかだな最近」
P「しかも下着やらなんやら贈ってからの普通なプレゼントか。どう考えても順序が逆だよなあ……まあいいや」
P「飛鳥はチェーンアクセサリーもいろいろ持ってたから俺があげるまでもないけど、とにかく見にいってみよう」
飛鳥「今日は送ってくれないのかい? 早く上がれるんだろう?」
P「悪いな。用事があるから時間取れないんだ、気をつけて帰るんだぞ」
飛鳥「ふぅん……なら仕方ないか。またね、P」
P(お前へのプレゼントを見繕いに行くなんて馬鹿正直に言ったらつまらないよな、さっさと仕事終わらせてどこかいい店探さないと)
後日
飛鳥「えっ、今日も?」
P「ああ、ごめんな。暗くなるのも早くなってきたし、明るいうちに帰ってくれ」
飛鳥「……うん。それじゃあ、また明日」
P(この前は店探すのに時間費やしちゃったからな、今日こそプレゼント選びに集中するぞ)
さらに後日
飛鳥「随分忙しいんだね」
P「そんな顔するなよ。足が欲しけりゃタクシー呼んでやるからさ」
飛鳥「別に、キミの助手席以外に座るつもりはないよ」
P「そうか? じゃあまた明日な」
飛鳥「…………」
P(あの目、怪しまれてる? 早く何にするか決めよう、選んでる時間もそういつもいつも作れないしな)
飛鳥「……」 ギューッ
P「こらこら、こんなところでくっつくなって」
飛鳥「前に決めたよね、此処はボクの場所のはずだ。そこでボクがどう過ごしたって構わないだろう?」
P「どんな理屈だよ。どうしたんだ? 何か拗ねてないか」
飛鳥「拗ねてない」
P「あの……そろそろちひろさんが来そうな予感ががが」
飛鳥「関係ないさ」
P「あるよ! 俺にはあるよ、きっと俺が悪いことになるんだから!」
P(……仕方ない、テコでも動かなさそうだ。もっとちゃんとした雰囲気であげたかったが今しかない!)
P「はぁ。ちょっといいか」 ゴソゴソ
飛鳥「ひゃっ、ど、何処を触ってるんだ!」
P「飛鳥がくっついてるのが悪いんだ。っと、あったあった」
飛鳥「ん……何か、取り出した?」
P「そのまま大人しくしててくれ。……やっぱこの体勢だとやりにくいな。包装を取って……よいしょっと」
飛鳥「一体何を……え? これって……」
P「よし出来た。お前にあげるつもりだったチェーンアクセサリーだよ、いつでも渡せるようポケットに入れといたんだ。にしても迷った挙句にネックレスタイプにしたのがここで役に立つとは」
飛鳥「…………あ、鏡、鏡は……?」 スッ
P(よしよし、離れてくれたか。そりゃ気になるよな)
飛鳥「……うん、悪くない。センスも……ボク好みだ」
P「似たようなの持ってなかったかだけ心配してたんだが、気に入ってもらえたか?」
飛鳥「あぁ、もちろん。でもどうしてこれをボクに?」
P「俺の趣味というか、悪ノリに付き合ってもらったからなあ。ちゃんとしたものを飛鳥にあげておきたかったんだ。エクステも前にあげたけど、あれは仕事用のつもりだったしさ」
飛鳥「そうか……最近寮まで送ってくれなかったから何をしていたかと思えば、これを買いに行ってたんだ」
P「付いてきてもらえば確実に飛鳥の気に入る物をプレゼント出来たんだがな、そこはまあ悪かった」
飛鳥「悪くなんかない。キミからの贈り物という点を考えなくても、本当に気に入ったから。それに比べてボクときたら……」
P「ん? 何かあったのか?」
飛鳥「キミがつれない間、キミはボクのことを想っていてくれたんだよね。それなのにボクは、キミがボクのことなんて忘れて違う誰かの方を向いていないかと……疑うのを止められないでいた」
P「それは、ほら。俺も急に態度を変えたようなもんだし、気にするなって」
飛鳥「気にするよ。ボクに、これを受け取る資格はあるんだろうか……」
P「いやいや、受け取ってもらえなきゃ俺が困るから。あんまり気にするなって、そもそも俺が飛鳥を付き合わせたのが悪いんだから」
飛鳥「でも……」
P「いいからいいから。飛鳥が喜んでくれたなら、俺も嬉しい。それでお終いだ。な?」
飛鳥「…………、うん」
P「ははは、む? どこからか視線を感じる……?」
ちひろ(何ですかあの昼ドラめいた展開は、中に入れないじゃないですか! よくわからないけどプロデューサーさんのせいね、もう!)
結局Pはお叱りを受けたとかなんとか
P「まあ、そういう運命なんじゃないかとは思ってた」
P「飛鳥は飛鳥で俺が浮気でもしてるんじゃないかみたいな言い草だった気もしなくもないが、付き合ってもないんだからそれはないよな。うん」
P「もっと手放しに喜んでもらえるかと踏んでたのに、そんなことなかったのは誤算だったなあ。手際よくやらないと何か勘付くものなのかね、女の子って」
P「>>393で何とか挽回しておこう。あわよくばまだ見ぬデレを引き出したい」
Pが飛鳥との距離感を自覚し始めたのか、だんだんガッついてきてますね?
神妙にしている飛鳥もかわいいものだなあ
これで+50か
ここにきて+が加速するのが面白い
P「汗だく飛鳥の首筋に顔を埋めて深呼吸、事案かな?」
P「汗だくな飛鳥はハードなレッスン後に出来上がってるとして、今回は間接的にじゃなく直接セクハラするようなもんだから……」
P「飛鳥って攻める側ならともかく、攻められると弱そうだしやるとしても手加減した方がいいのだろうか。どう手加減しろって話でもあるけども」
飛鳥「……ふぅ」
P(考えるより行動してしまおう。にしても汗はかいててもまだ余力ありそうだな、体力ついてきたか?)
飛鳥「ん、来たか。そろそろだと思ってたよ。波長が合う者同士通じ合っているのかもね、フフッ」
P「あ、ああ。そうかもな、それより疲れてるだろ? クールダウンするなら手伝うよ」
飛鳥「そうだな、頼むよ。一人で行うより効率もいいからね」
P「じゃあ……ストレッチするからそっち向いて座ってくれ。背中を押してやろう」
飛鳥「……これでいいかい?」
P「おう…………っ!?」
P(危ねえええ声出すとこだった! また小さくも確かな存在感アピールしてるお山を2つ覗かせて、前にもあっただろ無警戒かよちくしょう!)
P(はっ、違う違う。俺が惑わされてどうする。……もうさっさとやることやってしまおうか。首筋に顔を埋めてっと)
P「飛鳥……」 スッ
飛鳥「うん? わっ、ちょ、今は駄m」
P「すううううううううううううううううううううううううううううう」
飛鳥「わああああああああああああああああああああああああああ!?!?」
ワロタ
これは通報ですわ
悲鳴がかわいい…かわいい…
飛鳥「……」
P「すまん、つい」
飛鳥「ついじゃないよ! よりによって……汗の処理もしてない時に……!」
P「飛鳥の生の香りを感じたくてな」
飛鳥「少しは言葉を選ばないか!? なぁキミ、徐々に自重しなくなってきているが……その、嫌なことでもあったのかい?」
P「え、いや別に?」
飛鳥「なんだか理性を失いつつあるように見えて仕方がないんだよ。自棄になって勝手に破滅されても困るからさ。どうしても自制出来ないというなら、せめて相手は選ぶことだ。……ボクだけに、とか」 ボソッ
P(拘束5点セットが許されたから、むしろどこまでいったら飛鳥的にアウトなのか気にはなるんだよなあ。んなこと考えちゃってる時点で理性失ってるかもな)
飛鳥「聞いているのか? とにかくボク以外のアイドルにそういう事をするのは控えてくれ」
P「……飛鳥にはいいのか?」
飛鳥「えっ?」
P「えっ、あっ」
P(しまった、何聞いてんだ俺!? これじゃ俺が飛鳥を好きなようにしたいって言ってるようなもんじゃないか!)
飛鳥「…………」 ドキドキ
P「いや、忘れてくれ。飛鳥の言う通り自制出来てないのかもしれない、おかしいな……」
飛鳥「……万が一、ボクがキミを……おかしくしてしまったというなら、ボクにも責任はある。責任は……取らなきゃいけない」
P「飛鳥?」
飛鳥「…………そ、そういう事だから。ボクなら……いいから」
P(何をだよ! あかん、今の飛鳥からの視線を正面から受け止められない……!)
P「あ、あーっと、そうだ! 今日中に片付けなきゃいけない案件があるんだった、悪いけど1人でクールダウンしといてくれ。それじゃ!」
飛鳥「あっ……」
飛鳥「……」
飛鳥「…………はぁ。ボクの方こそ理性を失いつつあるのかな……だけどもう、止められないんだ、P」
P「……飛鳥と妙な雰囲気になってきたぞ」
P「デレがみたかっただけのはずが、何というか……飛鳥ってあんな可愛かったっけ」
P「でもあんなん言われた後じゃなあ、ここで飛鳥を俺の欲望の捌け口にしてるみたいに思われて嫌われるのは避けたい」
P「じゃあどうしたらこの昂ぶりを解消出来るんだ? 飛鳥のことも今ならもっとデレさせられそうだけど……>>401か、>>401したらいいのか?」
バイクの後ろに乗せてツーリング
生足な飛鳥を肩車
0.5秒差……だと……?
なんとなく+値とPから飛鳥への親愛度を連動させてみたりみなかったり
それよりこのスレももうすぐ4ヶ月経ちそうですね……筆が遅くなっていってて申し訳ない
飛鳥はまだPが飛鳥以外に変なことをすると疑っているのか
>>404
飛鳥にそういった確信(安心感?)を持たせてしまうと何しても-方面に行かなくなりそうなので……
今の飛鳥は他のアイドルよりは親密な女の子として見てもらえてても、1人の異性として特別に意識してもらえてるかまでは自信を持てていないように書いています
散々キスだの何だのしといてって感じですね……上手く書き分けられるよう精進します
なかなかくっつかないラブコメみたいな感じでEDまでいくと思いますが、そこはご了承ください
このまま焦らしてスレを存続させるのがコンマの望みなのか
なんで恋愛系の作品が答えが解りきった状況でくっつかずに話を引っ張るか、自分で書いてみるとよくわかるよね…
くっつけてしまうと波風立たせるのが難しいんだ…この後に何書けばいいんだ? ってなる
バトル物なら追加で強敵入れりゃいいわけだが
約束された敗北のニューヒロインはきついよなぁ
少女漫画はむしろくっついてから波乱もってくるあたり感覚の違いを感じるな
少女マンガもくっつくまで延々と時間をかけるものも多いよ
男女が複数出て来て△□の関係を繰り返したり、新キャラにひっかきまわされたりと男性向け恋愛作品と同じようなこともする
(この辺をくっついてからやる作品も多い)
でも最近読んでないから、今のトレンドはよく知らないんだよな
ちょっと少女マンガ雑誌買ってこようかな
なんにせよはよ
P「ツーリング……そういや徹夜でドライブしたこともあったっけ」
P「今度はバイクだから夜じゃない方がいいな、その前に乗ってくれるだろうか。割と怖がりなところあるしなあ、車と違って事故った時のリスクが馬鹿にならんし」
P「何にせよ前準備はいろいろ必要だ。まずは誘うだけ誘ってみるとしよう」
飛鳥「ツーリング、ってことは二輪免許も持っていたのか」
P「まあな。仕事じゃ乗る機会ないし黙ってたんだ」
飛鳥「それがいい。バイク好きな人達の耳に入ればたちまちオフに付き合わされそうだからね」
P「だろうなあ、ところでどうするよ。乗ってみたいか?」
飛鳥「ん……キミの背中に掴まっていればいいんだろう? カラダで風を切る感覚も身を以て識っておきたいし、ボクでよければ付き合おう」
P「安全運転は心掛けるが万が一事故りでもしたらかなり危ないぞ、それでもいいんだな?」
飛鳥「キミが運転するなら問題はないさ。それにアイドルになってからボクは乗り物との相性が少々悪いことに気付いて、そのジンクスを払拭しておきたいところでもあるのさ」
P「わかった。じゃあ準備しないとな、すごく初歩的なこと聞くけど飛鳥ってスカート以外も持ってるか?」
飛鳥「まぁ、あるよ。穿いてくればいいんだね」
P「じゃないとどうなるかは言うまでもないな?」
飛鳥「ふむ……他には?」
P「あとはそうだな、風に当たり続けるから体温を奪われにくい格好をした方がいい。ジャケットとか」
飛鳥「ライダースーツってやつかい?」
P「そこまで本格的じゃなくてもいいけど、飛鳥がいつも着てるようなのだと絶対寒いかな。一応レンタルでなんとか出来るぞ、そうするか? もともとバイクから何までレンタルするつもりだったんだ」
飛鳥「考えておくよ。キミとのツーリングに相応しい格好、ボクなりに整えてはみるけどね」
P「それじゃ、今度のオフに出掛けてみるか。どの辺に行ってみるかなあ……」
飛鳥「当てのない旅も悪くない。キミとなら……何処へだって。あぁ、楽しみにしているよ」
P(んー、反応が思ったより薄いな。想像がつきにくかったかな? 当日楽しんでくれたらいいんだが)
飛鳥(くっ……まだか。心が躍っているのを表情に出さないよう抑えつけるのも限界がある……こんな事でコドモっぽく思われてたまるか……!)
飛鳥(風を切る感覚、というとCAERULAで遊園地に行った時のジェットコースターが脳裏によぎるが……。あれとはまた違う素晴らしいセカイの存在を教えてくれるはずだ)
飛鳥(それにバイクで2人乗りともなれば、心置きなくPを感じていられる。ボクらだけの時が流れる果てなき旅路……想像するだけで今にも口元が緩みそうだ……)
P(格好良いのが好きなら今回を機に飛鳥もバイクに興味が出てきたりして。 女性のライダーってやっぱ格好良いイメージあるよな、飛鳥のライダースーツ姿……似合うかな) チラッ
飛鳥「くっ……」 フイッ
P「?」
とりあえずここまで、続きはなるべく早く書きます
口元が緩みそうになるのを我慢する飛鳥かわいい
飛鳥と一緒に遠い遠いどこかへ行ってみたい……三泊四日くらいで
そして
P「ほう……」
飛鳥「どう、かな。こんな格好でもボクのイメージは損なわれていないだろうか」
P「いいと思うぞ。にしても飛鳥の私服がスカートじゃないってのは新鮮だな」
飛鳥「まぁ、ね。そんなにボクの普段の姿はキミの記憶に焼き付いているのかい?」
P「そりゃあな。……この路線もありか? ほうほう」
飛鳥「P、今日はそんな目でボクを見てくれては困るな。世俗の事なんか忘れて、ボクらだけのセカイをこれから走りに往くんだろう?」
P「すまんすまん、飛鳥の魅力を世界に知らしめるのが俺の仕事だからついなあ。俺だけが知ってる飛鳥の魅力ってのはなんだか身に余る気がして」
飛鳥「……ボクとしては、キミだけに識っていて欲しいボクもいるんだ。とにかく今は今日の事だけを、ボクだけを見てくれればいい」
P「気を付けるよ。そうそう、乗る前に1つだけ心掛けてほしいことがあるんだ。慣れない内は怖いだろうけど大事なことだから」
飛鳥「心にしかと刻むとしよう。それで?」
P「曲がる時なんだが……あー、もちろん急な曲がり方はしないようにするぞ? それでも覚えててほしいのが、曲がって車体が傾いた時に逆方向へ身体を反らさないようにすることなんだ。言ってること分かるか?」
飛鳥「つまり……右に傾いたら左へ身体を反らすな、そういう事か」
P「曲がる際に傾いて地面と近づいた方の逆側へ身体を預けようとすると、最悪バイクが曲がれなくなる。初めは怖いかもしれないが、俺が身体を傾けた方向へ逆らうような動きはしないでもらいたいんだ」
飛鳥「こればかりは肌で感じてみないと大口も叩けないな。でも安心してくれ、ボクの感じる恐怖なんかキミの言葉一つでかき消せる。それを証明してみせるさ」
P「はは、頼もしいな。ほら、自転車もカゴや荷台に荷物があると自由にハンドルが利きにくくなるだろ? そんな感じ」
飛鳥「自転車なんて久しく乗った記憶がないな……想像には難くないが」
P「ま、実際に走ってみないとな。そろそろひとっ走りいってみますか、ほらこれ飛鳥のヘルメット」
飛鳥「あぁ、ありがとう。……インカムなんてついてるんだ」
P「これがないと走行中に会話がままならならないからなあ。ただずっと後ろで掴まってるだけじゃつまらないだろ?」
飛鳥「なるほどね。言葉の要らない旅というのも悪い気はしないが、意思の伝達手段はあるに越した事はない」
P「それじゃ、発進といこう。後ろ跨がる時気を付けてな。上手く乗れたか?」
飛鳥「多分。……これでいいかな?」 ギュッ
P(……うーん、分かってたけど感触は……まあ気を取られずに済むか)
飛鳥「P?」
P「え、ああ、いいと思うぞ。疲れたらすぐに教えてくれ。まずは適当に走ってみよう、行くぞ!」
ブロロン ブロロン
P『飛鳥、聞こえるか? バイクの乗り心地はどうだ』
飛鳥『悪くないな。風を切るってこういう感覚なんだ……運転しているキミはもっと風を感じているんだろうね』
P『飛鳥も運転してみたくなった?』
飛鳥『いや、ボクは此処でいい。キミにはもっと未知のセカイに連れていって欲しいからさ』
P『そうか。じゃあ俺もいろんな免許取らないといけないな、なんて』
飛鳥『そういえば、キミは車しか所持していなかったはずだが。免許があるなら自分のバイクは持ってないのかい?』
P『実家に置いてあるよ。こっちに持ってきたかったけど、置いてきて正解だったかな。車だけでも駐車代が結構かかるしさ』
飛鳥『……実家、か。キミの故郷はどんなところなんだ?』
P『ま、田舎だよ。道路だって東京と比べたら全然ゴチャゴチャしてないから走りやすいんだ。ただひたすら道なりに進むだけでも気持ちよくってな』
飛鳥『Pの生まれ育った場所、興味あるな。いつか連れてってくれよ』
P『何もないぞ? 連れてくったって、日帰りじゃあきついしな。俺の実家にでも泊まる?』
飛鳥『さぁ、そんな事まで考えてなかったよ。でもいつか……どんな理由でもいいから、往ってみたいな。キミの歩んできた歴史を感じられるなら、興味は尽きない』
P(実家に連れてく理由なんて、せいぜい一つしかないだろうな。最短コースでもあと2年……って何を考えてんだ俺は)
飛鳥『キミの方はどうなんだ。ボクについて識りたい事とか、無い? 少しくらいはあるだろう?』
P『そうだなあ。飛鳥の好きな食べ物とか、いてて。つねるなつねるな運転中だ』
飛鳥『キミというヤツは……』
P『冗談だよ。じゃあ、飛鳥の……目指してるものとか、世界とか、そういうのはあるのか?』
飛鳥『目指すもの、とは将来像と解すればいいのかな』
P『そんなもんだ。飛鳥は俺がスカウトしてアイドルになってくれただろ? アイドルを目指していた子とは違う。いろんなことに触れてみて、アイドルの先に何か新しいものが見えてるのかなと思って』
飛鳥『……そうだな。こうありたいという未来の自分を描くためにも、もっと多くのセカイを識っておきたい。だから今はそこまで遠い将来について思いを馳せたりはしないね』
P『まあアイドルだってまだそんなに長いことやってないわけだし、そんなもんだよな』
飛鳥『ただ、一つだけ。どんな未来が待っていようと、変わらず在り続けて欲しいものなら……あるよ』
P『……そうか』
P(何となく、俺に掴まる飛鳥の力が少し強くなった気が。気のせいかな)
P『そろそろ休憩を挟もうか。コンビニでいいかな、次見えたらバイク停めるぞ』
飛鳥『理解った。行き先は……任せるよ。これからも、ね』
P「ふぅ。何事もなくツーリングを終えられてよかったよかった」
P「昔は気ままに走って道に迷うなんてのもあったけど、今はスマホがカーナビ代わりになれるから何とでもなるな」
P「飛鳥も満足してくれたようだし気晴らしにはなれたか? 万が一もあるしそう何度も乗せてやれないから、あの一回が良い経験になってくれたらいいんだが」
P「さてさて、次はどうしてみよう。飛鳥がデレてくれそうな……>>419とか、いってみるかな」
(コンマ97以上で-ED)
ミニスカートで生足な飛鳥を肩車
見事な-1
いかんなぁ
刻んでくるねえ>-1
内容的にはそろそろ最終回が近づいてきた雰囲気だけど、
コンマだからいつ終わるかわからないんだよな
果たしてどうなることやら
スレ立て当初はここまでの3分の1くらいで終わるかなと思ってました(小声)
飛鳥編終わったらもう1人(蘭子? ありす?)やってみて、それぞれの数値の状態でPを取り合わせてみる~とかも考えてたんですけどね。こんな長引くとは……
これだけ一緒に過ごしておいて他の子に切り替えられるような畜生には書けそうもないので、このまま飛鳥とどうなるか、はたまたどうもならないのかはコンマだけが知ってます
別の事務所、別のPの話でよかろう
そりゃまあこのシステムだとねぇ
100越えor0未満なる可能性が最大でも50%に満たないし、それを100になるまで繰り返すんだから
別の世界線って事でもいいよ
さすがに4ヶ月経って終わらないようなシステムをまたやるのは……(震え声)
そういや四ヶ月やってんのか……
紙と鉛筆、もしくは表計算ソフトとにらめっこしてどの程度で捌けるかを計算するべきだったね割と真面目に
じゃあシステムを変えればいいじゃない
コンマの十の桁で増えるか減るか、一の桁で増減する値みたいな
好感度スレ懐かしいな、ゾロ目2倍だっけ。エタっちゃったけど
あれも最初のシステムだとかなり時間かかってた覚えがある
確実に進行するシステムじゃないと時間かかるんだな
P「ミニスカで生足の飛鳥に肩車したらどうなるだろう」
P「あの太ももに挟まれて安楽死、その後通報されたら社会的に死。隙だらけの二段構えか」
P「なんて、俺を通報するはずないだろうって信頼に甘えたただのセクハラだよなあ。程々にしないと後に引けなくなりそうだ……」
飛鳥「やぁ。さっきから視線を感じていたんだが、キミかい?」
P「おう、周りに誰もいなければ俺だろうな」
飛鳥「ふふっ、理解っているさ。今日はスカートじゃないのか、って顔に書いてあるよ」
P(飛鳥らしくダメージスキニーか。線の細さを上手く活かしてるな。生足を拝みたかったところだったが……ここは逆に考えて、おかげで思い改められたってことにしとこう。名残惜しいけど)
P「さすが、似合ってるな。ファッションに関しちゃ言うことなんてなさそうだ」
飛鳥「? う、うん。ありがとう」
P「それじゃ、今日もよろしく。じゃあな」
飛鳥「…………」
飛鳥(おかしい……。もっと褒めてくれると思ったのに、むしろ残念そうな顔をしていた……気がする、そうに違いない)
飛鳥(ツーリングの時はあんなに……いや、Pは2人きりの時にいつもと違う格好をしたから褒めてくれたのか?)
飛鳥(事務所に来てしまえばP以外の目にも入る。Pはボクの普段の格好を覚えててくれた。そんなPしか識らないボクでなくなってしまうことをまさか嘆いて……?)
飛鳥(そうだとしたら……くっ、なんて失態だ! い、今から着替えて、だがもう一旦帰るなんて時間は……!)
P「あー、暑かった……。急に暑くなりおって、ったく」
ちひろ「お疲れ様です。あの、プロデューサーさん。何か知りませんか? 飛鳥ちゃん、声を掛けるのもためらわれるくらい落ち込んでるみたいで」
P「飛鳥が? さあ、今朝はいつも通りだったと思いますが」
ちひろ「……そうですか。お時間があれば気を回してあげてくださいね」
P「わかりました。飛鳥がねえ」
続きはなるべく今日中に……
P(昨日は飛鳥と朝しか会わずじまいだったな。落ち込んでたようには見えなかったが……)
飛鳥「……」 スッ
P「ん? あれ、いつの間に。おはよう飛鳥」
飛鳥「や、やぁ。奇遇だね」
P「昨日もこの辺で会わなかったっけ?」
飛鳥「そうだったかな、よく覚えていないよ」
P(こうして話してみると変わった様子はないけどなあ。強いて言えばなんかそわそわしてる? って今日はスカートか、柔らかそうな肌色を見せつけおって)
P「…………なあ、ちょっと後ろ向いてくれないか?」
飛鳥「……これでいいかい?」
P「そうそう。そのままそのまま」
飛鳥「ファッションチェックのつもりなら抜かりはないよ。これならキミも――じゃなくて、特別な装いもなく普段通りさ。そうだろう?」
P(やるならガバッと行こう、抵抗されて振り落したりでもして怪我させたらいよいよ俺の立場がない……よしっ!)
飛鳥「うん? そ、そんな間近で見ないでくれ。……もしかしてキミってそういうフェチでも」
P「どっこいしょおおおおおお」 ガバッ
飛鳥「!?!?!?!?」
P「おお、これは……。すまん、急に飛鳥を肩車したくなったんだ」
飛鳥「ちょ、馬鹿っ、降ろせ、降ろしてくれ! 落ちる、堕ちる!?」 ギューッ
P「ぐえ、だ、大丈夫……おとなしくしてくれたらしっかり掴んでてやれるから……」
飛鳥「いいから、早く! どうして、こんな……わわっ!?」 ギュムッ
P(あかん、パニクってておとなしくしてくれない! このままじゃ俺の意識が先に落ちかねん……でもこの柔肌に包まれて逝けるなら本望……)
飛鳥「た、頼むから……。P、お願いだ……降ろして…………」 グスッ
P「!? わ、わかった。ゆっくりいくから……な?」
飛鳥「……」 グスッ
P(やり過ぎた……どうしよう。なんて声を掛けたらいいか、ってちひろさんも言ってたっけ……自分で原因作ってちゃ世話ないな)
飛鳥「……はぁ、乗り物との相性が悪いと思っていたが……こんなところで発揮するとはお笑い種だ」
P「肩車、か。不安定だし、いきなりだったから仕方ないと思うぞ」
飛鳥「キミは……どうしてボクにあんなことを?」
P(したくなったから、と素直に答えるべきか……というか他に肩車する理由なんて思いつかん)
飛鳥「まさかとは思うが、あれで喜ぶかと思うほどボクをコドモに見ていたりはしないだろうね」
P「さすがにそこまでは」
飛鳥「じゃあ何故? ……ボクを困らせたかったとか?」
P「そうでもない。……飛鳥のことも考えずに俺がしたいからしたんだ。ここまで怖がられると分かっていれば……すまん」
飛鳥「こ、怖かった訳じゃない! 急にあんな状態になれば、多少なりとも取り乱して然るべきだろう。それよりも、ボクを肩車なんてした理由は何なんだ?」
P「うん……挟まれてみたかった」
飛鳥「え?」
P「お前のその、綺麗な脚に挟まれてみたくなって、つい」
飛鳥「…………」
P「…………」
飛鳥「感想は」
P「えっ」
飛鳥「望みが叶ったのだろう? だから、感想は?」
P「感想…………えっと、結構な御手前で」
飛鳥「……そうかい」 プイッ
P「…………」
飛鳥「…………」
P「あのー、飛鳥さん?」
飛鳥「……無理やりは、これっきりにしてくれ。いいね」
P「あ、はい」
飛鳥「ではこの件は終わりにしよう。お互い、忘れるんだ。キミはあんな手段で良い思いをしようなんてしていないし、ボクもあんな形で動揺して取り乱したりなんか絶対にしていない」
P(まだちょっと涙目になってるけど俺は何も見ていない、見ていないぞ)
飛鳥「それじゃあボクはレッスンがあるから……」
P「ああ。いってらっしゃい」
P(お咎めなしとはいえ、何とも言えない気まずさが残ってしまった。何やってんだか俺って奴は……)
P「…………んー」
P「どうしたものかな、自分で蒔いた種なんだからなんとかしないと」
P「愛想尽かされる前に挽回したいが露骨に何かしようとすれば蒸し返すことにもなるし……難しい」
P「こういう時は……>>437か? とにかく何もしないではいられないな」
カップルストローで甘いもの
泣ーかせたー泣ーかせたー
ほぼ理想的なコンマ?
なにやってるんだろうこの人たち感がすごい
6が出て大量マイナスチャンスの可能性もあるな
さてさてどうなるか
P「カップルストローなんて飛鳥は興味なさそうだよな」
P「だからこそ、飛鳥がそれに付き合ってくれたとしたら……」
P「といってもどう誘ったものだろう。……近くのオープンカフェでも行って作戦を練るか。あそこってカップルストローみたいなのあったっけ?」
P(すっかり温かい飲み物が美味しい季節になってしまった。ストローなら冷たいものだよなあ、ホットコーヒーでも飲みつつ店にないか探ってみるか)
飛鳥「……ん、あれは……P?」
P(――へえ、雑貨屋にカップルストロー単体で売ってたりもするのか。誰が買うんだ? ……カップルか。リア充つよい)
P(店の方も今来てる客の中に変わったストローは見当たらない。カップルだからって頼まなきゃいけないものでもないしな。そもそもこの店には無いのかもしれんが)
P(まあアイドルが男とカップルストローだなんて周りにバレたら炎上待ったなしだから、やるとしても外はまずい――おお? 何だ何だ、急に目の前がひんやりして真っ暗に?)
??「……だーれだ、なんてね」
P(この声は……)
P「飛鳥?」
飛鳥「正解。キミなら当然か」 パッ
P「どうしてこんなとこに? それに飛鳥がだーれだ、なんて珍しいこともあるもんだ」
飛鳥「一人らしいキミを見掛けたもので、戯れに思い付いたまでさ。ただ顔を出すだけなのもつまらないしね」
P「そっか。にしても飛鳥の手、冷たかったぞ。大丈夫か? 時間あるなら何か温かいもの飲んでけよ、ちゃんと出してやるって」
飛鳥「いいよ、そんなつもりでもなかったから」
P「いいや、何か飲んでけ。ほらこんなに冷えてるじゃないか」 ギュッ
飛鳥「あっ……」
P「……あ」
P(我ながら自然な流れで飛鳥の手を包み込むかのように握ってしまった……迂闊すぎる)
飛鳥「……キミの手は、温かいね」
P「あ、ああ。ホットコーヒーも飲んでたしそのせいかな、ははは」
飛鳥「なら、ボクも同じものを貰おうか。いいかい?」
P「もちろん! そこ座って待ってな、俺もお代わりも頼んでくる」
飛鳥(……よかった。この前の件でボクに遠慮してるみたいだったから、これで元通りになれるかな)
飛鳥(だーれだ、なんてボクにしては少女過ぎたが、手を伸ばして正解だった。心配して握ってくれたし……ふふっ♪)
続きはそのうち
カップルストローといえば日菜子のSRにありましたね、日菜子の声はまだですかね
P「……」
飛鳥「……」
P(何か話そうとするとついカップルストローのこと話題にしそうで沈黙が続いてしまう……。とはいえ何か話してなくても飛鳥は気にしてなさそう?)
P「なあ」
飛鳥「うん?」
P「黙ってるのもどうかと思ってさ。何かないか」
飛鳥「キミとなら言葉を交えていなくともボクは心地良く過ごせるよ。……キミは違ったかな」
P「そんなことない! ……なら無理に話題作らなくてもいいのか」
飛鳥「ねぇ、ボクに何か気を遣っているのなら、それは無用ってものだよ。キミにはボクに遠慮なんてしてほしくないんだ」
P「そんなつもりは」
飛鳥「それなら、ずっと何を考えてたのかボクに教えてくれないか。口にするのも躊躇うような事でもなければ、ね」
P(んー、付き合ってもいない相手とカップルストローで何か甘いものでも飲んでみたい、ってのはためらうとこだよな? でもここで何も言わないでいても余計な誤解を生む、か)
P「それじゃあ、飛鳥はカップルストローってどう思う?」
飛鳥「一つの飲み物に対し二つの飲み口がある、あれかい?」
P「そうそれ。ああいうの、飛鳥は興味あるのかなと。どうだ?」
飛鳥「そうだな……自分がそれを誰かと使っている光景を思い描いた事はないな。あまり想像もつかないというか、ボクのセカイにそんな甘そうな色はなかったから」
P「ってことは、興味ない?」
飛鳥「……いや、そうして触れずにいては識り得ないセカイが沢山ある事を教えてくれたのはキミだ。無知の知ってヤツさ。セカイを鮮やかに彩れるなら、どんな事であれ経験しておくのは悪くない……キミとなら」
P「そう? じゃあやってみようか。といってもこの店にカップルストローは無さそうなのと、そもそも人目の付くところでやるにはリスクが高いのがな。ストロー自体は市販で買えるみたいだが」
飛鳥「ふむ、それなら条件をクリア出来る格好の場所があるな」
P「まあせいぜい事務所でひと気のない時にでも」
飛鳥「キミの部屋、そろそろまた訪れてみたいと思っていたところなんだ。決まりだね」
P「えっ、ちょ」
飛鳥「何か問題でも?」
P「いえ、ないです。はい」
飛鳥「特に変わりはないようだね」
P「そりゃあな。まあくつろいでくれ」
飛鳥「あぁ、そうさせて貰うよ」 ポフッ
P(迷いなくベッドに座ったな飛鳥、最初からそのつもりだったのか?)
飛鳥「此処なら誰の目にも留まらない、アイドルとしてのボクが人目を避けて羽根を休められる数少ない場所。憩いの場とでも呼ぶべきかな」
P「入ってしまえばそうかもしれんが、ここに入っていくところを見られたり撮られたりしたらアウトなんだよなあ……」
飛鳥「隠れ家とはそういうものさ。なに、精々気を付けるよ」
P「また来る気満々ですかそうですか。さてと、準備できたぞー。グラスに飲み物注いでストローを差す簡単なお仕事だ」
飛鳥「……ハートだね」
P「ハートだな……。飛鳥はスペードの方が良かったか?」
飛鳥「ん、どうして?」
P「よくスペード型のアクセサリーとか身に付けてるだろ? 気に入ってるんじゃないのか」
飛鳥「ほぅ、見るところは見てるって訳かい。ふぅん……♪」
P「職業病みたいなもんだ。そんなことより、どうする? 早速これで飲んでみようか?」
飛鳥「そうだね。ちなみにこのドリンクは?」
P「飲みやすいようにただのオレンジジュースにしてみた。じゃあ飛鳥そっちな」
飛鳥「うん……」
P「じゃあ俺も。……」
P(なんだこれ、ポッキーゲームとはまた違う緊張感があるぞ……。落ち着いて飲めそうもないな)
P「……の、飲むぞ」
飛鳥「……」 コクッ
P「…………」
飛鳥「…………」
P「すまん、一旦休憩しよう。俺はストローでの飲み方を思い出せないみたいだ」
飛鳥「奇遇だね、ボクもだよ。咥えたまではいいが、まるでボクの方がストローに吸い込まれそうだった……」
P「カップルじゃないと上手く使えないとかそういう細工がされてたりするんじゃないか?」
飛鳥「使用者の限定か、確かにそんな魔翌力めいたものが込められていても不思議ではないな。この形状といい」
P「……どうする、やめとく?」
飛鳥「いやまだだ。ボクらならこの程度、乗り越えられないはずがない。P、やってやろうじゃないか……!」
2人の喉が潤うまでしばらく謎の茶番が続いたり続かなかったり
P「ああ、なんか疲れた。世のカップル達はよくあんなので飲めるな……」
P「それともカップル以外の者同士では扱いきれないマジックアイテムなのか? ある意味いい経験だったな」
P「飛鳥ともいつもの調子に戻れたし、ストローに感謝はしておくか……もう使う機会が来ないことを願いたいものだけど」
P「さてと、それじゃ俺も通常営業といこうかな。次は>>446なんてどうだろう」
新曲の歌詞を書いてみないか提案
待ってる
ちょいと思いついたネタでSS投下したりしてました
今作が完結出来れば今年10作目の飛鳥が出てくるSSになりそうです。年内完結を目標に頑張ります……
お、待ってるよ!
P「新曲の歌詞を飛鳥に書かせてみる?」
P「飛鳥なら創作活動に前向きだから頼めばやってくれるかもな。その前に内緒で曲を完成させないと……」
P「よし、忙しくなるぞー!」
飛鳥「今日も見かけないな……どこへいったのやら」
ちひろ「プロデューサーさんのことですか?」
飛鳥「っ!? いたのかい、ちひろさん」
ちひろ「後を任されちゃいましたから。ふふっ、ごめんなさい」 ニコニコ
飛鳥「随分とご機嫌なようだが、彼の足取りと何か関係が?」
ちひろ「私からはまだ言えません。その内プロデューサーさんが吉報を運んできてくれますから、信じて待っていましょう。ね?」
飛鳥「信じるも何も、彼ならきっとやり遂げるさ。ボクはただ彼から与えられた仕事を最高の形で成せるよう、精進するのみだ」
ちひろ(ふむふむ、飛鳥ちゃんから厚い信頼を寄せられてるようで。一時期は飛鳥ちゃんからやや依存されているようにも見えましたが、これならお仕事に差し支えも無さそうですしよしとしましょうか、プロデューサーさん?)
飛鳥「……あの」
ちひろ「うん? 何でしょう」
飛鳥「ボクが事務所にいる間に彼が戻ってきたら、教えて欲しいんだ。彼が側にいる実感が湧かないとどうも本調子が出なくてね」
ちひろ(……本当に大丈夫かしら?)
P「――という感じで、話がまとまりそうなんですよ」
ちひろ「さすがですね♪ それにしても、作詞を飛鳥ちゃんにお任せするというのはプロデューサーさんのお考えで?」
P「ええ。飛鳥にはこれから話すつもりですが、どんな歌詞を紡いでくれるか今から楽しみですよ」
ちひろ「断られるとは思ってないんですか?」
P「飛鳥ならやってくれますよきっと。飛鳥のセカイってやつを思う存分に表現するいい機会でもありますから」
ちひろ「そうですか。ふふ、では私は少し席を外しますね」
P「え? ああ、どうぞ。――ふぅ、これでやっと飛鳥と顔を合わせられるな」
飛鳥「……ボクが何だって?」
P「お、いいところに。……ほんとにいいとこに来たな、まるでタイミングを見計らったかのような」
飛鳥「そんなことは些末な事さ。それで、ボクに何か話があるんじゃないのかい?」
P「まあな。今度飛鳥に新曲をあげられそうなんだ」
飛鳥「新曲……ボクに?」
P「そう、飛鳥だけの曲。そこでもし飛鳥にその気があるなら、その曲の歌詞を書いてみないか?」
飛鳥「! ボクが、ボクの曲に歌詞を……?」
P「飛鳥のセカイを俺やファンのみんなに見せつけてくれたらなと思ったんだ。曲はまだ出来てないけど、今ここにいる二宮飛鳥ってアイドルを飛鳥自身で伝えてほしい。どうだ?」
飛鳥「……キミには視えているんだろう? 広がり続けるセカイの中心にいるボクを。以前とはまた違うステージを歩んでいるボクの姿を」
P「そんなところかな。もちろん無理強いはしないが」
飛鳥「いや、やらせて貰おう。キミが一歩先を見据えているのなら、ボクが応えないでどうするんだ。ボクの持てる総てを歌に乗せて、伝えてみせるよ」
P「そうか、そいつは曲の完成が待ち遠しいな」
飛鳥「だけどボクは作詞なんて本格的にしたことなどないんでね。キミにも何か手伝って欲しいな。今のボクの大半を形作ったキミだ、それくらい……いい、よね?」
P「俺に出来ることならな。先に言っておくと、俺も作詞なんてしたことないからそんなに力にはなれないぞ?」
飛鳥「そんな事はないさ。こうして側にいてくれるだけでも、ボクにとっては……」
P「飛鳥……」
飛鳥「……」
P「……」
飛鳥(どうしよう……この空気、自分で誘発しておきながらキミの出方を伺うしか、ボクには……!)
P(誰かはよきてくれーー!! 誰でもいいからこの空気を、手遅れになっても知らんぞーー!!)
ちひろ(ああもう何やってるんですか!)
結局ちひろに助けてもらい、しばらく笑顔が怖かったとかなんとか
P「事務所の中では気を付けないとな……」
P「しかしお預け食らったみたいでどうもなあ。飛鳥もあの時何を考えてたんだろうか」
P「そろそろ引き際を見極める時かな、あくまで俺はプロデューサーで飛鳥はアイドルなんだから。それにだいぶデレもみれたことだし」
P「と思ってはみても、やめられそうもない俺っていったい……? ええい、今は余計なことを考えず次は>>453だ!」
飛鳥を膝の上にのせてホラー映画(濡れ場マシマシ)を見る
ちひろさん相手にドッキリ仕掛ける相談アンド実践
次回88以上でアウトかな
P「ホラー映画を観る、のはいいがなぜ俺は飛鳥を膝に乗せるところまで想像したのだろうか」
P「しかも中身は濡れ場の豊富なやつ……勢いと流れによっては俺の理性が非常にヤバいやつですね分かります」
P「良作ホラー映画の調達は小梅がいるとして、濡れ場が多いって注文つけるのはちと情けないな。しゃーないか」
P「小梅が持ってるやつならまあ、R指定も無さそうなラインで飛鳥が観ても大丈夫だろ。大丈夫だよな? ……大丈夫かな」
小梅「……いいよ。今度持ってくるね、 えっと……なるべく怖くて……」
P「際どい濡れ場があるやつな。にしてもホラーに関してはさすがだよほんと」
小梅「えへへ……プロデューサーさん、1人で観るの?」
P「いや違うけど、あっ」
P(まずった、小梅って誰かとホラー映画観るのも好きなんだよな。正しくはホラー映画を観ている人を観察するのが好きって感じか。それより借りるだけ借りるってのはどうなんだ……?)
小梅「同僚さん? ……それともお友達? どんな人か教えてくれたら……他にも面白いの……貸せるかも」
P「うーん…………」
P(小梅が居たらストッパーになってくれてちょうどいいんじゃないか? いや、むしろ小梅も居るという状況を逆手に? そうでなくとも二人きりか他に誰かいるかだと飛鳥の反応変わりそうだけど、どうしよう?)
>>457
①小梅も誘おう
②飛鳥と2人きりがいい
1
小梅の監視下での羞恥プレイルートですね(?)
2人きりだとおそらく飛鳥に主導権握られた上での理性との戦いになってました。続きはなるべく早く書きますん
P(うん、やっぱり小梅が居てくれた方が良さそうだ)
P「実はな、飛鳥と観ようかなって企んでたんだよ」
小梅「飛鳥ちゃん……?」
P「飛鳥って格好付けたがるだろ? だから恐怖心を煽られてなお体裁をどこまで保っていられるかってさ」
小梅「……あー」
P「加えて濡れ場シーンを目の当たりにさせればますます平常心ではいられなくなるはずだ。あの飛鳥がコロコロ表情を変えるかもしれないところ、気にならないか?」
小梅「……良い反応してくれそう」
P「じゃあさ、小梅も一緒にホラー映画観てくれないか? 2人で飛鳥の反応も楽しもう」
小梅「? 私もいいの……?」
P「DVD借りるだけ借りてってのもなあ。それに小梅も誰かとホラー映画観るの好きだろ? ならどうだ?」
小梅「……うん。とびっきりのやつ、探してくる……♪」
P「ほ、ほどほどにな? 俺も得意ってほどでもないから、な?」
後日、P宅
小梅「お邪魔します……」
P(そわそわと物珍しそうに中へ入ってくる小梅と)
飛鳥「……」
P(何やら物言いたげな視線を寄越してくる飛鳥であった。まる)
P「適当にくつろいでくれ。あ、持ってきてくれたか小梅?」
小梅「ばっちり……どれにしようかな……?」 ゴソゴソ
P「いくつか持ってきたんだな。決まったら貸してくれ。……どうした飛鳥」
飛鳥「別に何でもないさ。何でも、ね」
P(他のアイドルも招いたせいだろうなあ。ま、小梅が仕掛け人というかこちら側だとは露にも思うまい。存分に楽しませてもらうとしよう)
P(テーブル前のクッションに飛鳥と小梅、2人をベッドから見下ろせる位置に俺が座ってる。手を伸ばせば届く距離だ。昼間だけど部屋を暗くして雰囲気も出ている)
P(ホラー映画に気を取られてる隙に脅かすには絶好のポジションだが、ちらちら飛鳥がこっちを向いてくるのはどうしたものか。小梅の手前、いつもより俺との距離が離れてるせいもあるのかな)
P(小梅には飛鳥の反応を引き出すことは伝えてあるし、ぼちぼち飛鳥にちょっかい出してみよう)
P「今のところ展開が穏やかだな。いきなり脅かしてくるタイプなのか?」
小梅「そういうシーンもあるけど……ふふふ」
飛鳥「もったいぶるね。おおかた綿密に人間模様を描いて感情移入を誘ってから、じわじわと絶望へ引きずり下ろしていくんだろうさ」
小梅「飛鳥ちゃんって、ホラー……好き?」
飛鳥「生憎どちらとも云えないな。好きでも嫌いでも無ければ、得意でも苦手でもないよ」
小梅「そうなんだ……。幸子ちゃん、この前一緒に鑑賞した後……しきりに後ろを気にしてたっけ……」 チラッ
P(お、小梅からの合図だ。さてさて)
飛鳥「彼女は感受性が豊かそうだし、仕方ないんじゃないか?」
小梅「その時に観たのはね……主人公はずっと……誰かに見られてる感じがするの。取り憑いた悪霊が、あの手この手で振り向かせようとして……」
飛鳥「……」
小梅「振り向いたら、最後…………主人公も頑張ったんだけど、やっぱり駄目だったの。……ある時にね、突拍子もなく……こんな感じの、一人暮らしの部屋にいたのに……誰かから、肩に……手を置かれて……」
P(……ああ、そういうことか) ポンッ
飛鳥「っ!?!?」 ゾクッ
小梅「……飛鳥ちゃん、どうかした?」 チラッ
P(グッジョブ小梅、つか手慣れすぎだろ!) グッ
飛鳥「な、何でもない……! くっ……P? 今のは……」
P「おっ、不穏なBGMが流れてきたぞ。こっからじゃないか?」
小梅「うん、そろそろ……かな?」
飛鳥「む……」
P(こうして映画とリアルの両方に精神を削られる飛鳥であった)
飛鳥「…………」
P「結構凄いな濡れ場……でもこっから何か出て来たりして。大丈夫か飛鳥?」
飛鳥「あ、あぁ……問題ないさ。必要なシーンなのかは理解しかねるが、不意を突くには確かに絶好ではあるね。それと……決して怖じ気づいたという訳では無いが、壁に背を預けられたら特にいうことはないかな……」
P「おっ? じゃあこっち来てもいいぞ」ポンポン
飛鳥「こっち、って?」
P「壁が欲しいんだろ? 俺が壁になろうじゃないか」
飛鳥「」
P「ほらほら、俺の膝の上じゃちょい座り心地悪いかもだけど」
飛鳥「んなっ、な……ボクを……コドモ扱いしているのかい?」
P「俺としても近くに誰かいたら気が紛れるしさー。……なんなら小梅、こっち来る?」
飛鳥「!?」
小梅「んー……飛鳥ちゃんが行かないなら、プロデューサーさんのところ……行ってみたい、……かも?」
飛鳥「待つんだ小梅、キミは欠片も怖がっていないじゃないか。Pのひ……膝に座る理由は無いはずだ。そうでなくとも、少しは自分の身を顧みるべきだろう」
小梅「?」
飛鳥「? じゃなくてだね……」
P「どっちでもいいよ、飛鳥が来ないなら小梅来てくれないか?」
飛鳥「ぐっ………………ふ、ふふふ」
P(笑い出した……壊れたか?)
飛鳥「いいさ、踊らされてあげるよ……P。小梅を人質に取るとは恐れ入ったね。あぁ理解ったとも、言い出したのはボクだ。キミの提案を受け入れようじゃないか……!」
P(隣で小梅が微笑ましそうにしているのを、自棄になった飛鳥では気付くべくもないな)
P「じゃあほら、どうぞどうぞ」
飛鳥「…………こ、これでいいんだろう?」 ポフッ
P「おおぅ……」
P(あー飛鳥の髪の匂いとか膝への柔らかでちょっと骨ばってなくもない感触とかこのまま抱き締めたくなる華奢な身体とかこれは想像以上にヤバいヤバ過ぎる俺は映画が終わるまで飛鳥に手を出さないでいられるだろうかいやいられない嗚呼許されるのなら今確かめたいただ飛鳥が飛鳥であるその証でもそうならないよう小梅が飛鳥もとい俺の方を楽しそうに観察していてすんでのところで俺はこの膝の感触だけで満足出来そうというかするしかないなこれは)
飛鳥「……ま、まぁ、意外と座り心地は悪くないみたいだ」
P(しかし映画の中で濡れ場はまだ続いてるから否が応でもこの体勢は今みてる映像をダイレクトに象徴していなくもなくてあんなもんみせられて俺はお預けですかそうですかとセカイの残酷さにうち震えるしかないこの状況をどうにか打破したいと思わないではいられないだろと世の男性諸君に問いたいのだが一体俺はどうしたらいいのだろう助けて神様仏様)
飛鳥「……急に無言でいられても困るんだが、P?」
P「…………」
飛鳥「…………」
小梅(2人とも、真っ赤だなぁ……今映ってるシーンのせい……?)
終始Pと飛鳥は変な気分のまま鑑賞会が続いたとさ
P「……生殺しとはこのことか」
P「飛鳥は飛鳥でその後ずっと律儀に俺の膝の上だもんな……正直映画の内容が思い出せん」
P「もし小梅がいなかったら膝の上は避けられてたかな? 得したのかどうなのか今となっては、だな」
P「飛鳥の女の子らしい感触、しばらく忘れられそうもないや。一旦落ち着いて、>>463でもしてみようか」
コンマ89以上でーED
お忍びで温泉旅行
逝ったか……
やっと……終わったんやなって
安価こなしてー展開のデレパート(?)をこなした後にED、の流れになります
EDでは+値も何かしら展開を左右するようにしますが、ノープランなのでどうなるやら
半年近くに渡りましたがようやく終演と相成りそうです。もう少しだけお付き合い頂ければ幸いです
ようやく終わるのか 嬉しいような寂しいような
おっつおっつ
最後まで楽しみにしてる
本当に怖いホラー映画って実はなかなかないよね…
怖くないけど面白いホラーもあるし
最後がどうなるにせよ終わるのはいいことだ
楽しみだなー
P「お忍び温泉旅行、か」
P「足湯なのを伏せて混浴誘った時もあったなあ。温泉旅行なんて誘ったら警戒されるかもしれん」
P「……というかカップルでもないのに温泉旅行誘ったってどうあがいても警戒されるに決まってるか。日帰りならまあ……うーん」
飛鳥「温泉旅行?」
P「もちろんお忍びでな。秘湯でもあればいいんだが」
飛鳥「……」
P(ひとまず声掛けてみてそれから考えたかったけど、何だか思い詰めたように悩み出してそれどころじゃないな……撤退するか?)
飛鳥「質問、いいかな」
P「あ、ああ。どうぞどうぞ」
飛鳥「その旅行は日帰りかい? それとも泊まり掛けで?」
P「決めてない、ですはい」
飛鳥「ふぅん……なら、キミはどちらがいい? 日帰りか、それとも泊まり掛けか」
P「え、いや、どちらでも……俺は飛鳥が」
飛鳥「ボクに委ねるのは認めないよ。今キミに聞いているのは、キミ自身がどういうつもりで温泉旅行をボクに持ち掛けたのかはっきりさせたいからなんだ」
P「えっと、もしかして怒ってる?」
飛鳥「ボクは冷静さ。冷静だから、何故キミがそんなことを提案したのか、見極めなければと思い至ったんだ」
P(やっぱり気楽に誘っていいもんじゃなかったか……この前の混浴の件も響いてるのかな)
飛鳥「……ふぅ、仕方ないな。何か勘違いしているみたいだから宣言しておくが、ボクはキミの提案を魅力的に捉えているんだよ」
P「え、そうなの?」
飛鳥「だからこそ、キミがボクを誘う真意を識りたいんだ。キミは……ボクをどうしたいのかを」
P「どうしたい、って」
飛鳥「温泉旅行だろう? いくら何でも、意識するなって方が無理な話じゃないかな。また騙されるのも癪だしね」
P「うっ……根に持ってたか、俺が悪いんだけどさ」
飛鳥「もう一度聞くよ。日帰りなのか、泊まり掛けなのか、キミはどちらを望んでいるんだ?」
P「俺は――>>470」
00~32…日帰り
33~66…決められない
67~99…泊まり掛け
しゅたっと着地
今夜は寝かさないぜ!
レッツパーティー!
コンマ如何でEDの流れが決まっていきますので、マイナスの中でも報われたり、とことん病んだりするかもしれません
飛鳥には一握りの幸せくらいは掴んでほしいですね(すっとぼけ
一握りの幸せも与えない気か
なんてS
ここからバッドエンドになるの逆に難しそうではあるが
これだけやって飛鳥くんをただのパートナー扱いとかしたら
刺されても文句は言えない
P「泊まり掛けで行けたらとは思うけどさ、色々難しいし」
飛鳥「障害なんか排除出来るさ。問題点を挙げてみてくれ」
P「そりゃあ何といっても世間体だろ。俺達はプロデューサーとアイドル、しかも飛鳥はまだ中学生。泊まり掛けで行ったのがバレたらアウトもいいところだ」
飛鳥「それなら何とかなる。志希の失踪に付いていった先で世話になった旅館だ。立地といい人目を避けれるんじゃないか? それに利用客の情報を漏らすようなところなら、とっくにボクらは問題になってるよ」
P「んー、でもそこって温泉あるのか? それに場所や旅館の名前は覚えてる?」
飛鳥「どうだったかな、LIVEも控えてたしとにかく通された部屋ですぐ休むことにしたから……。ま、まぁ旅館というくらいだから風呂設備は充実していたと思うよ」
P「……じゃあそこに二部屋取れたら第一の問題はクリアということにしようか」
飛鳥「二部屋? あぁ、ダミーという事かい?」
P「ダミーというか、同じ部屋に泊まったりしたら怪しむなってのが無理だしな、誰に見られるとも分からないんだから。というかそれ以前に飛鳥もその方がいいだろう?」
飛鳥「ふむ……最悪押し掛ければ何とでもなるか」ボソッ
P「2人で来ること自体怪しいことこの上ないけど、世話になった挨拶とお礼も兼ねてってことで何とか通すか……近くで仕事があることにもしとこう。あれ、じゃあ他に問題は?」
飛鳥「ほら、障害なんてこんなものさ」
P「飛鳥が乗り気でいてくれてるもんなあ。でも運悪く他の利用客に騒がれでもしたら」
飛鳥「その時は部屋で大人しくしていればいい。部屋風呂はあったし、それが不満ならボクが、……せ、背中くらいは流してあげても、いいよ」
P「そいつはなかなか――って無理するなよ? 気持ちだけ受け取っておくから」
飛鳥「……早苗さん達のそういうサービスは受けておいて、ボクでは嫌だとでも?」
P「何で知ってるんだよ!?」
飛鳥「ほぅ、やはり事実だったのか。早苗さんならやりかねないとは思っていたが」
P「一度ならず他のメンバーも引き連れてくるとは思わなかった……うん、ならその時はお手柔らかに頼む」
飛鳥「決まりだね。後はボクがあの旅館の所在を思い出すだけだ」
P「思い出せなかったら?」
飛鳥「……。志希をもう一度解き放とう」
P「おい」
そして
P「まさかほぼ貸切状態とは……都合はいいけどここの経営は大丈夫なのか?」
飛鳥「知る人ぞ知る場所なのかもね。存分に利用させて貰おうじゃないか」
P「じゃあ荷物を置いてきてひとっ風呂浴びてこよう。貸切の露天風呂か、贅沢だなあ。ゆっくり入ろうな」
飛鳥「となると、キミの背中を流しにはいけないが」
P「いいっていいって。あ、そういえばエクステどうするんだ? さすがに外した方がいいよな」
飛鳥「……うん。今日なら、いいかな。いよいよキミにありのままのボクを晒す刻が来たようだ」
P「そんな大事なのか……」
飛鳥「あぁ、キミも覚悟しておいてくれ。ボクも覚悟をーー決めてきたから」
P「お、おう。さてと、じゃあまた後で。風呂上がったら部屋にいるから、好きなタイミングで来てくれ。食事の時間まで何かしてよう」
飛鳥「了解。またね、P」
P「ふぅ……」 チャポッ
P(覚悟しておいてくれ、か。いよいよ言い逃れも出来そうにないな。俺が飛鳥をどう思ってるのか聞いてくるんだろう、当然だ。なあなあにするには踏み込み過ぎた)
飛鳥『P、そこにいるのかい?』
P「ん、おお。いい湯だぞ。もしかしてそっちもお前1人か?」
飛鳥『どうやらそうらしい。これならキミの背中を流しにいっても大丈夫そうかな』
P「こらこら、やめなさい」
飛鳥『ふふ、冗談さ。それは部屋風呂で、ね』
P「……」
P(飛鳥からひたむきな、そしてどこか歪んだ好意を感じる。ずっと気付かない振りをしてきた俺にそれを受け入れる資格があるのだろうか。好きなように振り回してきた結果だというなら、そして俺自身が望むなら、俺は、飛鳥をーー)
飛鳥『P? もう上がってしまったのか?』
P「いるよ、いるいる。のぼせそうになったら上がるさ」
P(覚悟を決めよう。この旅行中に、俺は飛鳥を……>>479)
00~32…あくまで自分は飛鳥のプロデューサー
33~66…全てを打ち明けて一線を引く
67~99…たとえこの先どうなろうとも、飛鳥を受け入れる
へーい
かーなしーみのー
世界レベルとは何だったのか
Pが引いても飛鳥が引くとは限らぬぞ
一線を弾けるのか
>>479
やっちまったなあ
流行の最先端に乗ってしまってスヤァしてたのでもうしばしお待ちを……
書くつもりはないんですけど、もしこの後飛鳥に絡め取られるようにえっちな展開になったりでもしたら、その部分を見たいという業の深い方はいらっしゃるのだろうか
その部分だけR板でどうぞどうぞ早く早くまだかまだか
みせてくれ
とりあえず脱いだ
P(嘘をつくのだけは駄目だ、飛鳥も納得しない。……打ち明ければ納得するかといえばまた別な話だが)
P(こんな半端な気持ちで飛鳥を弄んじゃいけないよな。まだ14歳の女の子だぞ。飛鳥にはもっと、自由に羽ばたいてほしい。引き際を見誤ったせめてもの償いはしなければ)
P(……。心残りが無いわけじゃない。飛鳥と過ごした日々は少なからず満たされていたんだから)
P「そろそろ……上がるよ。また後でな」
飛鳥『うん。また、後で』
P(旅館の方に気を利かせてもらって俺の部屋で飛鳥と一緒に夕食を頂いた。後はもう、寝てしまうまでの間に打ち明けなければ)
P「飛鳥、話があるんだ。いいかな」
飛鳥「……理解ってるよ。この刻を待っていたんだ、キミから来ないならボクから話すつもりだったからね」
P「そうなのか? 一応聞くけど、俺が今から何を話そうとしていたと思う?」
飛鳥「ボクらの事について、だろう? いい加減はっきりとさせておきたかったんだ」
P「そうか……そうだよな」
飛鳥「余計な言葉が要らない関係というのも悪くはないが、それでもボクは、キミからの確かな答えを待っていた。今、この局面においてなお先送りにはさせられない。ボクらしかいないこの場所で……キミの言葉が、キミの答えが欲しい」
P(これから告げる答えが飛鳥の望んでいないものだったとしても、ここでうやむやには出来ない。はっきり、させよう)
P「飛鳥、聞いてくれ。俺が出した、出さなきゃいけない答えってやつを」
飛鳥「……うん」
P「今まで……散々俺のわがままに付き合わせたな。でももう、それもお終いだ。明日からプロデューサーとアイドルらしい関係に戻ろう」
飛鳥「……? えっ?」
P「元々はクールな飛鳥のデレるところをみたいなんて俺の安易な考えから始まったんだ。それがいつしかこんなところまで来るようになって、もっと早くに歯止めを掛けなきゃいけなかったんだ」
飛鳥「P? キミは……何を……」
P「謝って済む問題じゃないけど、ずっと付き合わせてすまなかった。受け入れてくれる飛鳥に甘え過ぎてたな……それももう、今日で止める。俺達のあるべき距離感に戻そう」
飛鳥「違う、違う違う! ボクが欲しかったのは……聞きたかったのは、そんな言葉じゃない!」 バッ
P(浴衣の胸倉を掴まれてしまった。怒っているのかと思いきや、今にも飛鳥は泣きそうな顔をしている……)
飛鳥「たとえ始まりがそうだったとしても、ボクらの過ごしてきた日々は……全て偽りだったというのか? ボクはただの道化に過ぎなかったと、キミは……」
P「……」
飛鳥「違うだろう? キミによって育まれたこの想いは、に、偽物なんかじゃない。ボクを付き合わせたと云うが、共に過ごした時間は……嘘じゃなかったはずだ。あの日々が計算で成り立っていたとは、ボクには思えない」
P「……」
飛鳥「……どうして黙ってるんだよ。何とか言ってくれ、本当にボクが道化みたいじゃないか……。今更無かったことになんて、ボクには……出来ないんだから」
P「……」
飛鳥「ねぇ、嘘なんだろう? そうやってまたボクの反応を……ボクの、反応……?」
P「飛鳥……」
飛鳥「……嫌だ。ボクの知っているPは、ここにいるんだ。ボクが好きなPはここにいるんだ! ……そうだよね、P……?」
P(飛鳥が感情のままに俺に泣きすがっている。俺は、そんな飛鳥をーー)
+値がコンマに影響します
01~69…突き放せなかった
70~00…突き放した
安価忘れた……
>>492 のコンマでお願いします
ほい
突き放した~
終わらせてあげてよぉ
バッドエンドかはたまたヤンデレエンドか、いろいろ考えておりますので気長にお待ちください
これは刺されますね・・・
あっ...
アチャー
さよならは突然に
はやくはやく
まだかね
あくし
予定外に忙しくなったりで今年中は無理そうです……
代わりにもなりませんが年末恒例(?)の今年書いたSSです、お納め下さい
飛鳥「どうしてボクは"くん"付けされるのか」
飛鳥「どうしてボクは″くん″付けされるのか」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461143687/)
モバP「涙目の飛鳥が見たい」
モバP「涙目の飛鳥が見たい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461850833/)
飛鳥「恋人にしたくない女性?」
飛鳥「恋人にしたくない女性?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464348414/)
飛鳥「P、いいよ、ボクを壊して」
飛鳥「P、いいよ、ボクを壊して」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463667436/)
飛鳥「ファミチキください」
飛鳥「ファミチキください」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465320464/)
飛鳥「ボクがエクステを外す時」
飛鳥「ボクがエクステを外す時」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462280268/)
モバP「芳乃が甘噛みしてくるようになった」
モバP「芳乃が甘噛みしてくるようになった」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467126192/)
梨沙「こういう格好のがいいんじゃない?」晴「!?」
梨沙「こういう格好のがいいんじゃない?」晴「!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467990493/)
モバP「俺、蘭子がほしいんだ」蘭子「!?」
モバP「俺、蘭子がほしいんだ」蘭子「!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469890233/)
モバP「神崎にゃんこリターンズ?」
モバP「神崎にゃんこリターンズ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477925124/)
続きを…
たのむよー
限定飛鳥が来てくれなかったりもしたけれど、私は元気です
一旦書けない期間が続くとそのままモチベがどこかへ行ってしまいますね
そんなに長くもないですが、構想自体は出来てますので今しばらくお待ち下さい
バレンタインまでには終わらせたい……
待ってる
そろそろきてくれないとうんこ漏らすぞ
一回長く空けてしまうと疎かになるからなあ。
もうダメだ…エターなってしまうんだ…
P(あんなに飛鳥のデレがみたかったはずなのに、ほんと勝手だよな)
P「俺は所詮、飛鳥の嫌っているオトナの一人に過ぎないんだよ」
飛鳥「そんな事ない……どうしてボクを拒むの……?」
P「俺はプロデューサーで、飛鳥はアイドルだからだ」
飛鳥「じゃあ、ボクがアイドルを辞めたら……キミの隣に居られるのかな……?」
P「……飛鳥がアイドルじゃなくなったら、当然寮には置いておけないから実家に戻ってもらうことになる。そうなれば気軽に会うこともなくなるだろうな」
飛鳥「……。どうしてもキミは、ボクを拒絶するんだね」
P「憎まれこそすれ、好意を抱かれる資格なんて俺にはもうないんだ。ごめんな」
飛鳥「……ぐすっ、う……うぅぅ……………」
P「……すまん。どう償っていいのかわからないけど、俺にはこうすることしか出来ない」
P(これでいいんだ、こんな俺が飛鳥の未来を縛っちゃいけない。……どうしてもっと早くに退かなかったんだろう)
飛鳥「償いなんて、いらない……。キミの側に居られたら、ボクはそれで良かった……のに……」
P「……」
飛鳥「あの日々が……すべて泡沫の夢だと気付くはず、ないだろう? ……夢……? そう、か……」
P「?」
飛鳥「……ボクは、アイドルだ。ヒトに夢を見せるのが、キミに与えられたボクの存在理由なら……この夢の続き、見せてあげる。永久に見ていたくなるような、醒めることのない夢を……」
P「飛鳥? 何を考えて……おわっ!?」 ドンッ
飛鳥「……」
P(押し倒された? どこにそんな力が……)
飛鳥「夢から目覚めるのは朝、そうだろう? 明日の朝までに、キミをこの夢の虜にさせてみせるから……今宵はボクに時間をくれないか? 夜更かしは……得意なんだ」
P「……といっても、俺に何をするつもりだ?」
飛鳥「何でもするさ。キミが……夢の続きを見たいと望んでくれるようになるまで」
P「何でもって、お前なあ……」
飛鳥「……頼むよ。このままじゃ終われない、終わらせたくないんだ……。キミがボクにそうしたように、ボクにもそうさせてくれ。一晩でいいから。……一晩なんて、今までの日々からすれば大した時間でもないじゃないか」
P「…………。それぐらいさせなきゃ、納得しないか。わかったよ、今晩だけは飛鳥の言うことを何でも聞こう」
飛鳥「うん……。もう二度と、醒めない夢にしてみせるから。ねぇ、P――」
P「――」
ちひろ「――飛鳥ちゃん、今日も来ませんでしたね」
P「……そうですね」
ちひろ「体調不良とは聞いてますけど、こう長引いてると……お見舞いには行かれました?」
P「いえ、何も。よほど容態が悪いようなら寮長さんから連絡くるはずですし」
ちひろ「そういうことじゃなくてですね。弱ってる時こそ顔を見せに行ってあげたら、飛鳥ちゃんだって喜んでくれますよ」
P「……飛鳥は俺の顔なんて見たくないと思います」
ちひろ「えっ? どうしてですか?」
P「どうしてって、そりゃあ……何となく、ですけど」
ちひろ「飛鳥ちゃんが一番心を許してるのはプロデューサーさんなんですから、もっと自信持ってください! 急にどうしちゃったんですか?」
P「いえ、別に。…………あの、ちひろさん……実は」 ~♪
ちひろ「あ、すみません電話きちゃいましたね。少し待っていただけますか?」
P「い、いや……いいんです。お先に失礼します……」
ちひろ「? っとと、誰からかしら……あら? もしもし、飛鳥ちゃん?」
P「はあ……俺のせいなんて言えないよなあ……」
P(俺が飛鳥を受け入れなかったからこんなことになってるなんて、どう説明したらいいんだ?)
P(そもそも飛鳥が立ち直って事務所に来たら終わりか……いや、飛鳥はそういうの吹聴するような奴じゃないな)
P(やっぱり飛鳥が俺のことを割り切れるようになるまで、ううん……むしろ俺があの事務所から離れるべきなのかもしれない……ん?)
P(俺の部屋の前、誰かいる?)
続きは3日以内になんとか……
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
あくするんだよ!
P(あれは……もしかしなくても )
飛鳥「……」
P(飛鳥、だよな。俺を捕まえるためにこんなとこで待ってたのか?)
P(……なんて声掛けよう。あの日以来顔すら見れてなかったし……ええい、考えたって仕方ない!)
P「……飛鳥?」
飛鳥「……? あぁ、お帰り。少し……待たせてもらったよ」
P「と、とにかく中入れ。寒かっただろう? すぐに温かいものでも淹れるから、な?」
飛鳥「うん……悪いね」
P(? 元気がないな。いやある方がおかしいんだけどそうじゃなくて何だか違和感が、気のせいか?)
飛鳥「……ふふっ、懐かしく感じるな。キミの香りと色に支配されたこの空間……もう踏み入れることも無いのかとも思ったが、通してくれて……感謝するよ」
P「気にするなって。えっと温かいもの、コーヒー飲むか? ちゃんとミルクもシロップもあるぞ」
飛鳥「ありがとう。でもいいんだ、あまり時間も……無いことだし」
P「夜遅いってことか? それなら寮長さんには俺から話をしておくさ。身体を温めるぐらいの時間を惜しむなよ」
飛鳥「…………理解った。何でもいいよ、本当に」
P(やっぱり何か妙だ。さっきは暗くて気付かなかったけど顔色も良くないみたいだ。体調が悪いならさっさと帰した方がいいんだろうけど、まだ何も聞いてないしな……)
いったいどうなってしまうんだわくわく
一夜の夢……体調不良……あっ(察し)
飛鳥「……」
P「待たせたな。ほらこれ、温まるぞ。飲みやすくしといたから」
飛鳥「……」
P「おい、飛鳥?」
飛鳥「ん……あぁ……」
P「眠いのか? ほら、置いとくぞ」
飛鳥「……ありがとう……P」
P(なんだ? ちょっとしか目を離していないのに)
飛鳥「…………ぁ」 ゴトッ
P「!? 大丈夫か、ってそっちに倒れたらやけどするぞ!」 グッ
飛鳥「………………」
P「なあ、やっぱり具合でも悪いんじゃ……」
飛鳥「P……? このまま……少し、いいかな?」
P「このまま? で、でも」
飛鳥「キミの腕の中なら……いい夢を、ずっと……見ていられる気がするから」
ねぇ、P。ボクはキミとの日々を忘れられないんだ。ボクから離れていったキミを、ボクを置いて夢から醒めてしまったキミのことを……。
もう、戻ってこないんだよね。現実へ戻ったキミがそう望んだのだから。帰ってこない日々を追憶しては、胸が張り裂けそうさ。
何度も夢に出てきたよ。幻の時間であろうとも、確かにボクにとっては幸せな瞬間だった。朝も昼も夜も、キミを想っては夢の世界に逃避するようになったよ。
だがいつもキミの夢を見られる訳じゃなかった。頑張ったのに拒絶されたあの夜がリフレインすることもあったんだ。……眠るのが怖くもなったけど、眠らないとあの日々は蘇らない。
だからボクは、賭けをすることにした。幸せな夢にたどり着けるかはわからない、でもキミを失った世界に取りこぼされているよりは、ずっといい。
少しでもキミの声を、キミの匂いを、キミの感覚を、近くで感じながら落ちていけば――
また、夢の日々に出会ったキミと、ずっと一緒にいられるかな……ってね。
飛鳥「…………」
P「おい、飛鳥、起きてくれ! どうしたっていうんだ!? くそっ……ん?」
P(飛鳥の持ってたバッグ……この中に何か飛鳥がこうなった原因があったりしないか……?) ガサガサ
P「…………え、薬……? ……もしかして睡眠薬、しかもこんなに使ったのか!? なあ、飛鳥!!」
飛鳥「……ごめ、ん…………」
P「こんな量を一気に使ったら……! き、救急車! いやこっちから向かった方が早いか!?」
飛鳥「……………………」
P「飛鳥! だめだ寝るな、少しでも薬を吐き出さないと! 飛鳥、起きてくれ!」
飛鳥「………………ボク、は……」
P「飛鳥、頼む、このままじゃお前……」
飛鳥「……の…………続き、を……見た…………い…………んだ」
P「っ…………」
P(俺が突き放したりしたから、飛鳥はこんなことに……? やっぱり俺があの時……)
飛鳥「…………」
P(現実を捨ててでも夢の世界に浸って、その方が飛鳥にとって幸せだっていうのか……?)
飛鳥「……」
P「なあ、そうなのかよ…………飛鳥……?」
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ちひろ「えーっと、今日のみんなの予定は……」
蘭子「あ、あの……!」
ちひろ「蘭子ちゃん? おはよう、でも今日はオフじゃなかった?」
蘭子「そう……ですけど、その……」
ちひろ「残念だけど、まだ何も手掛かりすら掴めていないのよ。プロデューサーさんも、飛鳥ちゃんも」
蘭子「……芳乃ちゃんは? 芳乃ちゃんなら、見つけてくれるかも……!」
ちひろ「そうね……プロデューサーさんなら見つけられるかもしれない、とは言っていたわ」
蘭子「本当ですか!? なら――」
ちひろ「でもほとんど探れないそうなの。感じ取れるのはきっとどこかで生きている、ってことだけ」
蘭子「そんな……! それなら、飛鳥ちゃんは……?」
ちひろ「…………」
P「……着いたぞ、飛鳥。俺の故郷だ。いつか連れてけって言ってたよな、お前」
飛鳥「……」
P「何もないとこだろう? こんなとこ来てもつまらないと思うけどなあ」
飛鳥「……」
P「ま、空気ぐらいは東京よりマシかもな。窓ちょっと開けるぞ、なに冷える前に閉めるからさ」
飛鳥「……」
P「どうだ? 東京のより少しは澄んでるだろ? 地元から離れてみないとわからないもんだな」
飛鳥「……」
P「飛鳥はまだ東京に来て日も浅いし違いがわかりにくいか。ははは……」
飛鳥「……」
P「……」
飛鳥「……」
P(あれから俺は夢の世界へ引きこもった飛鳥を病院には連れて行かず、助手席に寝かせて旅をしている)
P(入院すればすぐに目が覚めるのかもしれない。でも覚めたところで飛鳥は現実の世界を嫌がるだろう)
P(治療して目を覚ました飛鳥へかける言葉が思いつかなかった。俺はまた飛鳥と向き合う時が来るのが怖いんだ。俺のせいで飛鳥は今も夢を見ているのだから)
P(……そんな逃避行も終わりが近い。栄養のとれない飛鳥を外へ引きずり回していてはいつか死んでしまう)
P(せめて夢の中では幸せでいられるように、こうして飛鳥の来たがりそうなところを転々としてみているが……今のところ起きそうな気配はない)
P(手遅れになる前に病院へ連れて行こう。もしくはもう手遅れなんだろうか。そしたら俺は何かの罪で捕まるかもしれない。こんな状態の飛鳥を連れ回してるんだ、捕まらない方がおかしい)
P(でも俺にとっては捕まった方が飛鳥と向き合わずに済んで良いような気さえしている。シンデレラではなく、眠り姫となってしまった彼女にしてやれることなど俺にはもう何もない)
P(一つだけあるとすれば、たとえ飛鳥が起きてまた夢の世界に逃げることを選んでも幸せでいられるように、今のうちに少しでも楽しい思い出を作ってやることくらいだ)
P(俺の故郷に連れてこられたことなんて起きたら覚えてないかもしれないが……楽しい夢なら覚えているに違いない。飛鳥も今、夢の中の俺と俺の故郷に来ていたりはしないかな)
P「どうなんだ? 飛鳥」
飛鳥「……」
P「……そうだよな。じゃあ、そろそろ行こうか。次が最後な。じゃないとお前、夢すら見れなくなっちまうから……そうだな、どこにしよう」
飛鳥「……」
P「窓、閉めるぞ。冷えたか? ほら、俺のジャケットも貸してやるよ。これなら寒くないだろ」
飛鳥「……」
P「……。ごめんな、飛鳥」
飛鳥「……」
P「…………ごめんな、飛鳥……」
-ED
終わり
ガバルールで安価コンマなんかしたらいけないと思いました まる
去年はこのスレ含め飛鳥ばっかり書きました。このスレも完結できたので思い残すことはないです(?)
遅れた分、オマケとして旅館での夜のシーンだとかもし突き放さなかったらとかも書いてみたかったですが、エタる前に締めましょう
ここまでお付き合いくださりありがとうございました
ナイス判断>エタる前に締め
乙
完結してよかった乙
ここまでやってきてこれかという、酷い結末だ!
いいエンディングだった
次回作も楽しみにしてる
おつおつ
おつ
読んだよ
ありがとう
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