華「退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!」みほ「哀しい女よ、愛深きゆえに」 (45)

~黒森峰ヘリ~

みほ「ありがとうエリカさん、送ってもらっちゃって」

エリカ「ふん、別にいいわよこのくらい。里帰りは楽しめた?」

みほ「うん! それにしても1週間も空けちゃって、みんな大丈夫かな?」

エリカ「……別に今更あなたが抜けたところで、訓練サボるような連中じゃないでしょ」

みほ「えへへ、そうだね」

エリカ「さて、そろそろ大洗の学園艦が見えるはず……あ、あれね」

みほ「わ~1週間ぶりの大洗……あれ?」

エリカ「……なんか、荒れ果ててない?」

みほ「うん……一面荒野で……何があったんだろう……」

エリカ「とりあえず降りるわよ」

――――――――――――――――――――――――――――――

※世紀末救世主伝説ガルパンSS

※キャラ崩壊やネタ被りなど気にせぬ! このSSにあるのはただ制圧前進のみ!! フハハハハ!!

※フフ……きさまの拳では血を流すことはできても、特殊なカーボンによってこの帝王の血を絶やすことはできぬ!!


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495600843

~大洗市街~

みほ「これは……」

大通りに沿って、ズラリと土下座した大洗市民たちが並んでいる

エリカ「何が起こっているのコレ……」

???「ヒヤッホォォォウ! 聖徒会長様の御視察だぜ~! 全員土下座しろぉ!」ボボボボ……

みほ「この声は……」

エリカ「あ、あなた!」

???「むぅ? 土下座してねぇ奴がいるな! 汚物は消毒だ~!!」ボオアッ!

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira137998.jpg

エリカ「ぎゃあああああああああああああああ!!」

みほ「エリカさん!! 貴様ァ! アタァ!!」ボゴォ

優花里「ぐへぇ!! に、西住殿!?」

みほ「これはどういうことなんですか、優花里さん」

優花里「ぐ……西住殿が居ない間に、大洗は変わったんですよ! 聖徒会長様の天下にね!!」

みほ「聖徒会長様……?」

その時、地平線の彼方から地響きが

ドドドドドドド……

みほ「あれは……」

近づいてくる無数のバイクや戦車の一団

その先頭にいたのは――

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira138002.jpg

新三郎のひく巨大な人力車の頂点に座る、五十鈴華!!

優花里「せ、聖徒会長様~!」

みほ「華さん!」

華「ほう……お帰りでしたか、みほさん」

みほ「これは……何があったんですか!」

華「御覧の通りですよ。この大洗は、今や私の手の内に堕ちたのです! この五十鈴流最強の拳・五十鈴鳳凰拳の正統伝承者であり、極星の帝王・五十鈴華のね!」

みほ「五十鈴流……!」

エリカ「五十鈴流って華道じゃなかったの……?」

華「フフ……五十鈴乱れる時、西住現ると聞きます。ならば西住神拳伝承者であるあなたと闘うのが私の宿命……!」

みほ「……受けて立ちます」

エリカ「西住流は戦車道だってば……」

華「いいでしょう! 聖徒会十字陵で待っています! フハハハハハ!!」

ドドドドドドドドドドドド……

みほ「華さん……何があったの……?」

???「帰ってきたんだね、西住ちゃん」

みほ「! あなたは……会長!」

杏「元、ね。さ、こっちおいで。話はあとで」

~レジスタンスアジト~

杏「ただいま~」

桃「会長! よくぞ御無事で!」

杏「だーから会長じゃないって」

桃「う……あ、杏、ちゃん……」

杏「うむ。さ、ほらほら入って」

みほ「おじゃまします……」

エリカ「ど、どうも……」

桃「西住! よく帰ってきた!」

柚子「久しぶり! びっくりしたでしょ?」

みほ「はい……そりゃあもう……」

杏「まあまあとりあえず座って」

柚子「じゃあ飲み物用意するね。水しかないんだけど」

コトン……コトン、コトン……

杏「……ん? 私達だけ? 二人の分は?」

桃「わ、私達はさっき飲んだので!」

柚子「喉乾いてないので大丈夫ですよ」

杏「うそをつくな」ニコッ

桃柚子「!」

杏「嘘をついてまで我慢なんかしなくていいよ。みんなで分けて飲もう」

桃柚子「会長……!」

杏「だから元だってば。さてと西住ちゃん」

みほ「一体私が居ない間に何が……」

杏「……西住ちゃんが出発してすぐのことだった。五十鈴ちゃんが突然『聖徒会長』を名乗り、大洗を血の粛清で支配下に置いたんだ」

エリカ「いや1週間でなんでここまで街が荒廃してんのよ」

杏「私達、反聖徒会長派は団結して反抗したんだけど、五十鈴ちゃんの操る五十鈴鳳凰拳の前に次々と倒れ……今じゃ散り散りに」

みほ「そんな……」

エリカ「私は無視?」

みほ「沙織さんや、麻子さんの行方は……?」

杏「残念ながら……」

エリカ「秋山は楽しそうにヒャッハーしてたけどね」

バタン!!

そど子「動くな! 聖徒会風紀軍よ!」

ゴモヨ「ついに見つけましたよレジスタンス!」

パゾミ「素直にお縄につきなさい!」

杏「くっ、見つかったか!」

みほ「そんな! 風紀を守る側の皆さんがなぜ聖徒会側に!」

そど子「我らが風紀は体制維持のための規律! 支配者である聖徒会長様に付くのは当然よ!」

桃「権力の犬め……!」

そど子「それじゃあ角谷には一緒に来てもらおう」

杏「ぐっ! 私はどうなってもいい……だから他のみんなは……!」

そど子「それは貴様の態度次第だ。来い!」グイッ

桃「会長!」ダッ

パゾミ「おっと行かせませんよ」グイッ

桃「ぐっ」

ゴモヨ「角谷以外はここで処分せよとの命令です」

パゾミ「私達の泰山風紀拳で葬ってさしあげましょう」ベキッバキッ

柚子「そんな……!」

みほ「……堕ちたものですね。真面目な風紀委員だった皆さんが」

ゴモヨ「ほざけ! 今やこの大洗は聖徒会長様のもの! いくら隊長でも容赦はせん!」

パゾミ「ヒャッハー!! やっちまえい!!」

みほ「あなた達など、私とエリカさんの敵ではありません」

エリカ「えっ、私も闘うの!?」

みほ「エリカさんだって西住流の鍛錬を乗り越えたんだから大丈夫だよ」

エリカ「いや私が知ってる西住流に徒手空拳なんて――」

みほ「私達の西住神拳の妙技、とくと味わわせてやります!」

エリカ「え、ちょ、ええい! こうなったらヤケよ! やってやるわよ!!」

~聖徒会十字陵~

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華「……来ましたね。角谷杏元会長」ニヤリ

杏「五十鈴ちゃん……」

優花里「貴様! 聖徒会長様に対してその不敬な呼び名はなんだ!」

華「下がっていなさい。彼女は大事なゲストなのですから」

優花里「は、はいぃ……」

華「さて、元会長には――」

杏「聞かせてよ五十鈴ちゃん! なんでこんなことを……みんなで守り抜いた大洗をどうして……! この街への、学校への愛は無いの!?」

華「……愛、ですか。そんな感情、私はとうに捨てました!!」

杏「そんな……」

華「フフフ……皮肉ですね元会長。この私に最後まで反旗を翻したあなたも私の足元にひれ伏しました。そしてあなたの手で、この聖徒会十字陵を完成させるのです」

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華「この聖花を頂上まで運んでもらいましょう。聖徒会十字陵最後の頂は元生徒会長によって築かねば点睛を欠くのです!!」

杏「ぐっ……」

華「ちなみに拒否すれば、これまでに捕らえたレジスタンスを全員処刑しますよ?」

杏「わ、分かった。運ぶよ……ふんぐっぐぅ……!!」ズシッ

華「さあ行くのです!! 五十鈴流と極星の聖徒会長五十鈴華の威を賛える聖徒会十字陵、その頂上の花を飾るのです!! フハハハハハ!!」

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杏「ぐっ……ハァ……ハァ……」ノシッ……ノシッ……

杏「……あぅ……」フラッ

華「その花を地につけてはなりません! もし地に落とせば人質の血で償うことになります!!」

杏「うう……」ヨロヨロ

???「……もう見てられん!」バッ

杏「……! 冷泉ちゃん……」

麻子「五十鈴さん! さすがにやりすぎだ!」

華「麻子さん……」

麻子「せめて元会長に干し芋を補給させてあげても……!」

華「ほう……フフフ、いいでしょう。あなたとその家族……お祖母様の命と引き換えならば許してあげます」

麻子「なっ……!? そ、そんな……私は……」ブルブル

杏「……冷泉ちゃん、ありがとう。その気持ちだけで十分だよ」

麻子「元会長……すまん……本当に……!」

杏「大丈夫……この花をみんなの命と思えば重くはない……たとえこの力尽きようとも、私の魂で支えてみせるよ……はぁはぁ……ふっ……!」ノシッ……ノシッ……

タッタッタッタッタッ……!

みほ「元会長!!」

エリカ「ハァハァ……なにこれピラミッド!?」

華「フフ……待っていましたよみほさん。やはり風紀委員程度では相手になりませんでしたか」

エリカ「自分でもビックリだけどなんか勝てたわ……」

みほ「今行きます!!」ダダダッ

杏「来るな!!」

みほ「元会長……」

杏「来ちゃダメだよ……私はこの聖花を積まなきゃいけない。この花は人質の命……そして生徒会の乱れを防ぐことのできなかったわたしの痛み……!」

華「どこまでもおろかな方ですね。生徒会の乱に責を感じているとは」ニヤリ

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聖徒会十字陵の頂上までたどり着いた杏。しかしそこには足枷が設置されていた……!

典子「えいっ!」カチャ! カチャ!

杏「ぬっ!?」

典子「すみません元会長……でもバレー部復活の為にこうするしか……」

杏「……五十鈴ちゃん、私に花を抱えたままこの場で死ねと言うんだね」

華「フハハハハ!! その通りです! 前会長の血が漆喰になってこそ十字陵はより堅固なものとなるのです!!」

杏「いいだろう五十鈴ちゃん。散っていったみんなのためにせめて聖花を積もう!! でもこの聖徒会十字陵はいずれ崩れ去る! 西住神拳伝承者の手によって!! それが五十鈴の宿命!! 五十鈴は天帝の星として輝かず!!」

みほ「もう我慢できない! 元会長!」ダダダッ

華「フッハハ! とどめです!」ググッ

華は手元にあった百合の花を投擲。百合は杏の胸に深々と突き刺さった。

杏「ぐはぁ!!」

みほ「会長!!!」

杏「に……西住ちゃん……どうやら私の命はここまで。ゆけ! 西住みほ! そして時代をひらけ!! 私はいつも西住ちゃんを見てるよ」

杏「さ……さらばだ!!」

ズズゥン……

みほ「かいちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

エリカ「そんな……」

みほ「華さん! あなたの髪の毛1本もこの世には残しません!!」

華「フフ……その遠吠えがあなたの遺言となるのです」スッ

華は玉座を立ち、一歩一歩石段を上る。

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華「フフフ……五十鈴乱れる時、西住現る……貴女と闘うのが私の宿命。人質など要りません。今こそ五十鈴と西住の決着をつけるときです!」ノッシノッシ

その時、並んだ奴隷の列から一人が飛び出し、その手に持ったナイフを華の太ももに突き立てた!

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ドカッ!!

華「!? ん!?」

梓「ハァ……ハァ……!」ブルブル

華「……見てください彼女を。元会長への想いがこんな子供すら狂わすのです!」

エリカ「いや子供て。1歳違いでしょ」

華「愛ゆえに人は苦しまねばならないのです!! 愛ゆえに人は悲しまねばならないのです!! 愛ゆえに……」

~回想~

沙織「あ、今日ゼクシィの発売日だった! 帰りに買ってかなきゃ!」

華「ケツを拭く紙にもなりゃしないのに?」

沙織「ひどっ! 言い方ってもんがあるよ! 帰り道に運命の人と出会う可能性だってあるでしょ!」

華「……沙織さんの思う『運命の人』とはどんな方なのですか?」

沙織「えーっとね~、背が高くて~」

華「ふむ」←女子では高めの163cm

沙織「経済的に余裕があって~」

華「ほう」←華道家元のお嬢様

沙織「私の作ったご飯を美味しそうにモリモリ食べてくれる~」

華「うふふっ」←言わずもがな

沙織「イケメンの男の子!」

華「…………」←女の子

沙織「華? どうしたの? 華~?」

華(どんなに想っていても、沙織さんに私の想いは届かない……)

華(こんなに苦しいのなら、悲しいのなら……愛などいらぬ!!)クワッ

~回想終了~

華「私はその時から愛を捨てました! いや、帝王の星が目覚めたのです!! 帝王に愛など要りません!! はむかう者には死あるのみ!!」

みほ「華さん……それでも、私はあなたを止めます!」グッ

華「フフ……西住神拳ではこの聖徒会長を倒すことはできません!! 滅びるがいい、愛とともに!!」グワッ

みほ(構えが無い……?)

華「私の拳、五十鈴鳳凰拳に構えはないのです!! 構えとは防御の型! 私の拳にあるのはただ制圧前進のみ!! 来ないのならこちらから行きます!!」グワッ

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華「極星十字拳!!」ズバァ!!

みほ「ぐっ!」ブシャァ!

華「その程度ですか! 西住神拳伝承者の力は!」

エリカ「みほ! くっ、こうなったら私も!」ダッ

???「ならぬ!」

エリカ「え……た、隊長!? なぜここに!?」

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まほ「この戦いを邪魔する者は、西住の長姉が許さぬ」

エリカ「そんな! なぜですか隊長!」

まほ「うぬは黙って引っ込んでおれ!!」

エリカ「う、うぬて……」

みほ「くっ……華さん、あなたの沙織さんへの想いは、そんな簡単に捨て去れるものだったんですか!?」

華「ふ……おろかな人ですね。ならば見せてあげましょう。聖室を開けーーい!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

聖徒会十字陵の側面の一部が開き、空間が現れる。

???「…………」

みほ「あ、あの影は……!」

???「うーん……やだもー明るい……」

みほ「沙織さん!?」

沙織「ぅえっ!? 開いてる!! みぽりん!?」

華「フハハハ!! この十字陵は愛しき沙織さんへの最後の心!! そしてこの私の愛と情の墓でもあるのです!!」

沙織「は、華……」

みほ「沙織さんを永遠に閉じ込めることで、彼女への想いを無理やり断ち切るつもりなんですね……!」

華「フフ……みほさんの拳では血を流すことはできても、この帝王の血を絶やすことはできません!! もう一度喰らいなさい! 極星十字拳!!」ズァア!

みほ「ハァアアアアアアア!! アタァ! アタタタタタァ!!」ズドドドドドドドド!!

華「ぐふぅ!? フ……フハハ……さすがに西住神拳伝承者ですねみほさん! ならばこちらも五十鈴極星の拳の伝承者として奥義を尽さねばいけません!!」スッ

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華「五十鈴鳳凰拳奥義・天翔十字鳳!!」バシィン!

みほ「華さんが構えを……!」

華「フフ……帝王の拳・五十鈴鳳凰拳に構えはありません!! 敵はすべて下郎!! ですが対等の敵が現れた時、帝王自らが虚を捨てて立ち向かわねばならない!! すなわち天翔十字鳳は帝王の誇りをかけた不敗の拳!!」

みほ「そうですか……ならばこちらも――」スゥゥゥゥ……ビシッ!

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まほ「ぬ! これは西住神拳秘奥義・天破の構え!!」

エリカ「天破の構え……西住流は天の守護者。天乱れた時、天をも破るといわれる、西住神拳究極の秘奥義!!」

吉川危険球退場とかなにやってんねん……

パラ……パラパラパラ……

エリカ「これは……」

まほ「雹か……」

華「フフ……天も宿命の対決に興奮していますね!! 行きますよみほさん!! 天空に極星はふたつはいらないのです!! ファハハハーーーーッ!!」ゴウッ!!

みほ「クッ……アタァ!!」ブァッ!

スカッ!

みほ「すり抜けた!?」

華「フハハ! 私は天空に舞う羽根! どんな達人にも砕くことはできません! 沙織さん、もうすぐあなたの十字陵は完成します! そして西住神拳1800年の歴史もここで幕をおろすのです!」

沙織「それ私は喜んでいいの……?」

華「極星はひとつ! 天に輝く天帝は南十字星! この聖徒会長・五十鈴華の将星なのですっ!! とどめですみほさん!」バッ!

みほ「――西住神拳奥義・天破活殺!!」ボッ!!

華「ぐほぉ!!」ゴォッ! ドゴッ!

沙織「華!」

華「ぐはぁ……なんという……闘気で私の秘孔を突くとは……ですが闘気だけで私を倒すことはできません!! 羽根と化す五十鈴鳳凰拳に致命の拳をつきいれることはできません!!」ググッ

再び天翔十字鳳を放つため天へ舞おうとする華。しかし……

華「なっ!? と……翔べない!! あ……脚が!!」

みほ「秘孔を突きました。もう華さんは跳べません!!」

華「フックク、そうですか……鎧もはがれ、翼までもがれたというわけですか!! ですが!! 私は聖徒会長五十鈴華!! 五十鈴流の帝王!!」

華は逆立ちの体勢から、両腕の力で飛び上がった!!

華「ひ……退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!! 帝王に逃走はありません!!」ブワァッ!

みほ「……終わりです、華さん!!」ゴゴゴゴ……

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みほ「西住有情猛翔破!!!」ドゴォッ!!

華「ぐふぅぁあああ……!! み、ほさん……苦痛を生まぬ有情拳を……こんな私の死さえ、情で見送るというのですか……?」

みほ「…………」

華「フッ……鳳凰の聖徒会長の夢はついえましたか……。さ……最期に聞きたいことが……」

みほ「なんですか?」

華「愛や情は哀しみしか生まない……なのになぜ哀しみを背負おうとするのですか? なぜ苦しみを背負おうとするのですか?」

みほ「……哀しみや苦しみだけじゃありません。華さんも、ぬくもりを覚えているはずです」

華「ぬくもり……」フゥッ…

エリカ「五十鈴の顔から、完全に険がとれた……」

華「フッフフフ……負けです……完全に私の負けです……。西住神拳伝承者……私のかなう相手ではなかった……」

華はよろけながらも、沙織の許へ歩み寄る。

華「さ……沙織さん……」

沙織「華……ホントに、馬鹿だよ……!」ギュッ

華「ああ、沙織さん……私はずっと、ずっとあなたのことを……」

沙織「華ぁ……大丈夫だよ。ずっと一緒だから……」

華「嬉しいです……む……昔のように……もう一度、おかわりを……」

沙織「うん……うん……! いくらでもご飯作ってあげるから……一緒に食べよ!」

華「――――」

沙織「華……? ねえ華? 華……っ!」

みほ「――哀しい女よ、愛深きゆえに……」

まほ「わが生涯最強の敵がまたひとり――」

エリカ「………………終わった?」

エリカ「結局何だったのよこれは!?」

――――――――

――――

――

エリカ「――とまあ、こんな感じになったけど」

華「素晴らしいです! ありがとうございます!」

沙織「何このマンガ……画風が思い切り原哲夫なのに登場人物私達だし……そしてなぜ逸見さんがここに?」

華「沙織さん、この方は決して黒森峰の逸見エリカさんではなく、同人サークル『シュバルツバルト』の三ツ井かりヱ先生ですよ」

エリカ「ドーモ」

優花里「私が紹介いたしました!」

沙織「は、はあ……なんでまた」

華「それが最近、二次創作で私と沙織さんの絡みをあまり見ないもので、淋しくてついマンガを依頼してしまいまして……」

華「最初は普通のラブロマンスの予定だったのですが、最近一気読みした北斗の拳にハマってしまいまして、ついついそっちに傾倒してしまいました」

沙織「そ、そうなんだ」

エリカ「満足してもらえたみたいでなによりよ」

優花里「三ツ井殿、またもや私の扱いが酷くありませんか? 真っ先にやられるモヒカン役なんて……」

エリカ「仕方ないでしょ、メインの役どころは埋まってたし。わりとはまり役だと思うけど」

優花里「え~、せめてシバとかですねぇ……」

華「さてと、そろそろお腹が空きましたね」グ~

沙織「まったく華ったら……じゃあ今からウチに食べにくる?」

華「よろしいのですか? ぜひお邪魔します!」

沙織「逸……三ツ井さんとゆかりんも来る?」

エリカ「……遠慮しとくわ」

優花里「今日のところは、お二人でどうぞ」

沙織「そう? じゃあ行こっか華! 何食べたい?」

華「沙織さんの作った料理でしたら、何でも大好きです♪」

沙織「も~、なんでもが一番困るんだよねー」

華「そういえば、今日はゼクシィの発売日では? 書店に寄っていきます?」

沙織「あー、そういえば。……でも、今日はいいかな」

~おわり~

~おまけ~

アッサム「ローズヒップ、何を読んでいるの?」

ローズヒップ「あらアッサム様! これは『北斗の拳』ですわ! 最高に面白いですわ~!」

アッサム「またそんな淑女っぽくないマンガを……」

ローズヒップ「ちょうどいいですわ! アッサム様の秘孔を突いて差し上げますわ!」ウネウネ

アッサム「ちょ、やめなさいよ……」

ローズヒップ「えい! ですわ!」ツンッ

アッサム「ひゃん!?」ビクッ

ローズヒップ「あっはは! ここを突くとアッサム様がビクンと飛び上がりますわ! 秘孔発見ですわ~! えい! えいえいですわ!」ツンツンツン

アッサム「あんっ! ちょ、ローズヒップ! そこはぁっ? 秘孔じゃなくってちくんあぁっ??」ビクビクン

オレンジペコ「…………あの、これってオチは?」

ダージリン「そんなものは無いわ。だってとっくに堕ちているんですもの」

アレンジペコ「はぁ……」

ローズヒップ「ローズヒップ百裂拳ですわ! あたたたたたたたたたたたた!!」

アッサム「あぁん? こんなのぉ駄目ですのにぃ? ひ、ひでぶぅ……っ???」



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あーおまけ文字化けしてらチクショウ。

というわけでお付き合いありがとうございました。
雑コラ作ってる時が一番楽しかったです。
あと北斗の拳はやっぱり名作だった。

亀井ナイス!!

おっと、実況はやめよう。

いくつかアイデアはあるんですが纏まってないので、自作はすぐ書くかもしれないし、またしばらく開くかもしれません。

次回作はアレンジペコSSかな…

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