【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4 (406)

-------------------------------------------------
※注意

・本作は「ダンガンロンパ」シリーズのコロシアイをシャニマスのアイドルで行うSSです。
その特性上アイドルがアイドルを殺害する描写などが登場します。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
・キャラ崩壊・自己解釈要素が含まれます。
・ダンガンロンパシリーズのネタバレを一部含みます。
・舞台はスーパーダンガンロンパ2のジャバウォック島となっております。マップ・校則も原則共有しております。
・越境会話の呼称などにミスが含まれる場合は指摘いただけると助かります。修正いたします。

※前スレ
【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1637235296/)
【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1642918605/)
【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1649764817/)

※前作シリーズ
【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】
【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1613563407/#footer)
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1616846296/)
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「私はこの絆を諦めません」【安価進行】
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「私はこの絆を諦めません」【安価進行】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1622871300/)
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「これが私たちの答えです」【安価進行】
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「これが私たちの答えです」【安価進行】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1633427478/)

以上のほどよろしくお願いいたします。

-----------------------------------------------

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1655983861

【5章段階での主人公の情報】

‣習得スキル

・【花風Smiley】
〔毎日の自由行動回数が2回から3回になる〕

・【アンシーン・ダブルキャスト】
〔学級裁判中誤答するたびにコトダマの数が減少する〕

・【つづく、】
〔学級裁判中発言力がゼロになった時、一度だけ失敗をなかったことにしてやり直すことができる(発言力は1で復活する)〕

・【cheer+】
〔発言力ゲージを+5する〕

・【ピトス・エルピス】
〔反論ショーダウン・パニックトークアクションの時コンマの基本値が+15される〕

・【ジャンプ!スタッグ!!!】
〔集中力を使用した際の効果が増幅する〕


‣現在の所持品
【ジャバの天然塩】
【ファーマフラー】
【ジャバイアンジュエリー】
【オスシリンダー】×2
【家庭用ゲーム機】
【携帯ゲーム機】
【七支刀】
【オカルトフォトフレーム】

‣通信簿および親愛度

【超高校級の占い師】風野灯織…0【DEAD】
【超社会人級の料理人】 月岡恋鐘…5.5【???】
【超大学生級の写真部】 三峰結華…0【DEAD】
【超高校級の服飾委員】 田中摩美々…0【DEAD】
【超小学生級の道徳の時間】 小宮果穂…1.0【DEAD】
【超高校級のインフルエンサー】 園田智代子…11.0【???】
【超大学生級の令嬢】 有栖川夏葉…12.0【DEAD】
【超社会人級の手芸部】 桑山千雪…10.5【DEAD】
【超中学生級の総合の時間】 芹沢あさひ…12.0【???】
【超専門学校生級の広報委員】 黛冬優子…12.0【DEAD】
【超高校級のギャル】 和泉愛依…0【DEAD】
【超高校級の???】 浅倉透…12.0【???】
【超高校級の帰宅部】 市川雛菜…7.0【???】
【超高校級の幸運】 七草にちか…0【DEAD】
【超社会人級のダンサー】 緋田美琴…4.0【???】


◇第5章学級裁判のコトダマ◇

‣【モノクマファイル5】
〔今回の被害者は不明。死亡推定時刻は午前10時前後、殺害現場となったのはワダツミインダストリアル内エグイサル整備工場。首は根本から両断されており、頭部は確認できず。体の部分にはローブのようなものが被さられ、シルエットが見えなくなっている。胴と首を切り離した瞬間に即死だったと断定〕

‣【死体上のシート】
〔死体のシルエットを隠して素性を隠す目的でかけられたアルミのシート。数日前に美琴がこのシートをエグイサルの索敵から逃れるために用いた〕

‣【死体の手袋】
〔首のない死体の着用していた手袋。レザー製で新品同然だが、左手の指先だけ破れている〕

‣【点の血痕】
〔死体発見現場にあった不自然な血痕。同じ大きさの点が連なり血だまりから伸びているかと思うと、ダクトの下で突然に消えていた〕

‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
〔ワダツミインダストリアルの工場天井に取り付けられていた監視カメラ映像。エグイサルが一つの椅子を取り囲む画角で撮影されており、はじめはあさひがその椅子に腰掛けていた。途中で映像データの破損を挟むと、その椅子に座っていた人間が首のない死体にすり替わっていた〕

‣【ガスマスク】
〔ロケットパンチマーケットで入手可能なガスマスク。呼吸フィルターに灰色のガラス、強化プラスチックで作られている。レストランの襲撃時から事件当時まで、あさひはずっとマスクをつけていた〕

‣【並んでいるエグイサル】
〔ワダツミインダストリアルに並んでいる五体のエグイサルはいずれも返り血が付着していない。死体の首をはねるのに利用したとは考えづらい〕

‣【動作ログ】
〔ワダツミインダストリアル内に並ぶエグイサルはいずれも動いた時にはログがとられるようになっていた。白いエグイサルの他には特に動かされたログは残っていない〕


‣【エグイサルのリモコン】
〔エグイサルの操縦に必須のリモコン。ユーザー設定のパスコードセキュリティを採用しているらしい〕

‣【エグイサル・アーマー】
〔改良に改良を重ねたエグイサルの装甲。防弾性、防炎性、対電波干渉機能に優れている〕

‣【緊急脱出システム】
〔エグイサルに標準搭載されている緊急脱出機構。内部の動作不良などの緊急事態を感知するとメインシステムとは別のシステムでコックピットが展開して脱出が可能になる〕

‣【エグイサルのセンサーシステム】
〔エグイサルは電波感知、赤外線感知、サーモグラフィーの三種類のセンサーが使用可能。これによるとモノクマは他の機械とは異なった電波の波長で動いているらしい〕

‣【透のお守り】
〔第五の島が解禁されてすぐに浅倉透が生き残りのメンバーに手渡したお手製のお守り〕

‣【冬優子の手紙】
〔前回の事件終わり、ルカの部屋のポストに投函されていた冬優子からの手紙。裁判前に書かれたもので、詳細不明の一枚の写真も同封されていた〕

‣【コーヒーのシミ】
〔ルカが意識を失う直前に、自分の服に引っ掛けて作ったコーヒーのシミ。なぜか青色の色素の混じったシミになっていて、匂いも純粋なコーヒーのものではない〕

‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
〔事件現場のワダツミインダストリアル工場入り口に設置された定点カメラの映像。白いエグイサルが工場を自分の手で退室し、ルカたちを掌に載せて戻ってくるまでがバッチリ記録されていた〕

‣【美琴との軋轢】
〔透への不信を募らせた美琴は、ルカたちのことも信用をしなくなっていた。単独行動を繰り返し、夜ごとに透の殺害計画を推し進めていた〕

※追加事項

前スレの裁判準備パートにて新たにスキル【霧・音・燦・燦】、【おみくじ結びますか】を習得しました。
これにより裁判開始時の発言力並びに集中力はともに「12」でスタートになります。
また、希望のカケラをすべて使い切りました。

前スレの裁判準備パートにてアイテム【高級ヒーリングタルト】、【プロデュース手帳】を二個ずつ購入しました。
これにより現在のモノクマメダル所持数は42枚となります。

‣【高級ヒーリングタルト】
〔国産フルーツを贅沢にトッピングした高級タルト。裁判中に使用すると発言力が最大まで回復する〕

‣【プロデュース手帳】
〔これは彼と彼女たちが過ごしてきた美しき日々の証。誰よりも理解者たる彼は、いつだってそばで戦ってくれる。裁判中に使用するとノンストップ議論・反論ショーダウンを無条件クリアする〕

-----------------------------------------------

それでは、学級裁判より開始します。

------------------------------------------------





【学級裁判 開廷!】





------------------------------------------------


モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」

モノクマ「学級裁判ではオマエラの中に潜む殺人犯のクロを探して議論していただきます」

モノクマ「議論の結果導き出した犯人がクロだった場合はクロだけがおしおき、シロだった場合はクロの生徒以外の全員がおしおきされ、クロのみが歌姫計画の成功者としてこの島を脱出できまーす!」

モノミ「あ、あのー……なんなんでちゅか、この光景……」

モノミ「283プロの麗ちいミナサンとはおおよそ似ても似つかない鉄の塊が並んだおりまちゅけど……」

モノクマ「分かんないかなぁ、あの中にみんなが入ってんの! 夢の国の着ぐるみと一緒!」

モノクマ「いや、どっちかっていうと逆か! あっちは可愛いキャラクターのガワのくせに中がきったないおっさんだけどこっちはガワがイカつくて中がキュートなアイドルなんだもんね!」

モノミ「こ、こらー! なんてこと言うんでちゅか! 滅多なこと言うもんじゃないでちゅ!」

(……このくだらねえ問答は置いとくにしても)

(いったいこの状況でどうやって学級裁判をやるって言うんだ? エグイサル自体はなんとか無理やり裁判場に並べてみてーだけど)

モノクマ「えー、オホン。今回の事件は特例も特例! 被害者も生き残りもわからない状態で行います!」

モノクマ「なのでオマエラにはその大前提から議論をしてもらうことになるわけですが……今のままでは他の人と言葉を交わすこともできませんね?」

モノクマ「なので、ここからは【スピーカー機能】をオンにしてあげます!」

モノミ「す、スピーカー機能でちゅか〜〜〜?!」

モノミ「……って要は声を大きくするだけでちゅよね?」

モノクマ「まあまあ、物は試しよ。ほら、早速しゃべってみてちょうだいな!」

(喋れって言われてもな……)






???『ぴ、ぴぇっ……?!?!』






(……あ?)

エグイサル赤『こ、こここここれ……聞こえてるんですか?』

エグイサル緑『おー、聞こえてる聞こえてる。心配すんな、ちゃんと届いてるぜ』

エグイサル桃『ほわぁ……これでちゃんと議論ができますね……っ』

(お、おい……待て……なんだこれは……)

エグイサル青『いったいこれは……どういうことでしょうか……』

エグイサル青『皆さまのお声が……ここにいるはずのない、方々のものに……』

エグイサル白『…………』

モノクマ「うぷぷぷ……お気に召してもらえましたかな?」

モノミ「も、モノクマ! このカオスな空間の説明をしてくだちゃい!」



モノクマ「まあ当然っちゃ当然だよね! ただ声を大きくするだけだったら、せっかく生き残りを隠した意味もないでしょ?」


モノクマ「だから、オマエラの声は別の誰かの声に変換されてスピーカーから出力される仕様になっています!」



モノクマ「全部で【10パターンの音声がランダムでその都度切り替わります】! ボクの開発した独自のAIで会話もスムーズにお楽しみいただけますよ!」



エグイサル緑『確かにまったく違和感ないよー☆』

モノクマ「とにかく、今回の裁判では誰が生き残っているかトップシークレット! 推理なしに明かしたりなんかしませーん!」

モノクマ「ちなみに、勝手に自分の名前を喋ったりしたらペナルティで【即爆死】だからよろしく〜」

モノミ「何サラッととんでもないこと言ってるんでちゅか!」

(……とりあえず、納得はできないが理解はできた)

(学級裁判の進行自体は問題なくできる、他のことは……今は気にするな)


ルカ「……よし、それじゃあ始めるぞ」

ルカ「今の私の声がどんな声になってんのかは知らねーが、議論をやること自体には問題ないんだ。遊んでる暇はねえ、さっさと始めるぞ」

エグイサル青『議論に本気の甜花ちゃん、めっちゃかっこいい☆』

(……今の私は、283のぐうたら女で音声が流れたらしいな)

エグイサル赤『うん……犯人さんを見つけないといけないのは……今回も一緒だよね……!』

エグイサル青『だが、どこから議論を始めたものだろう……今回の事件はケースがあまりにも特殊だ』

ルカ「まあな、生き残りと被害者、どちらも隠されてるなんて……前例もないしな」

エグイサル緑『ううん、被害者ならハッキリしてるよ!』

エグイサル青『え、そ、そうなんですか……?』



エグイサル緑『被害者はあさひだよ! ちゃんと証拠も残ってたんだから!』



(被害者が、あさひ……?)

エグイサル赤『それではお聞かせ願いましょう……』

エグイサル赤『なぜ被害者が、あさひさん足りうるのかを……』

------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×12
集中力:☆×12

コトダマ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【モノクマファイル5】
‣【点の血痕】
‣【死体上のシート】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサル・アーマー】
‣【美琴との軋轢】
‣【ガスマスク】


エグイサル緑『あのねあのね! 現場には監視カメラが取り付けられてたんだ!』

エグイサル桃『確か、入口と中央部分に【二つ】』

エグイサル桃『それこそ死体の座っている椅子も画角だったはず』

エグイサル白『…………』

エグイサル緑『そうなんだ! それでね、わたしモノクマに頼んで映像を確かめさせてもらったんだけど……』

エグイサル緑『あの映像は、【あさひが死体になっちゃうまでをしっかりと映してた】んだ!』

エグイサル緑『首は無くなっちゃってたけど、あの死体はあさひに間違いないよ!』

エグイサル赤『誰しもが寝静まった密やかな空間……』

エグイサル赤『それでも彼だけは勤勉に、見届けてくれていたんだね』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


ルカ「それは違うぞ!」

【BREAK!】

ルカ「私も事件現場にあったあの監視カメラ映像は確認した……確かにあそこにはあさひが映り込んでいた」

エグイサル緑『で、ですよね! だから……やっぱり、被害者は……』

ルカ「でも、だからといって被害者をあさひとは断定できないはずだ」

エグイサル緑『ぴぇっ?!』

ルカ「あの映像を見た人間ならわかるはずだ、あの映像は明らかに一部分がぶつ切りになってた。特に前触れもなくあさひの座っていた位置に首のない死体が現れる」

ルカ「確かに位置としてはあさひと一緒だが……そのカットされた部分に起きたことが実証されない限りはあさひが被害者なんて言えないはずだぞ」

エグイサル青『確かに……この映像だけじゃ断言できないかも……』

エグイサル白『……』

エグイサル赤『……確かにその通りだけどよ、だとしても一つ疑問があるぜ?』


エグイサル赤『あの時レストランでアタシたちを眠らせたのはあさひだったはずだ、それなのにどうしてあさひがエグイサルに取り囲まれて狙われる位置にいるんだよ』

エグイサル桃『あさひちゃんは……わたしたちを連れて行って……それで何をしようとしてたのかな……』

(……あさひが狙ってたこと、か)

エグイサル青『あ、あの……それともう一つ、いい……?』

エグイサル緑『如何されましたか……?』

エグイサル青『え、えっと……芹沢さんは、どうやってみんなをワダツミインダストリアルまで運んだのかなって……』

エグイサル赤『体格の上では、あさひちゃんは他のみんなに比べても小柄です……っ』

エグイサル赤『一人で6人も連れていくのは、ちょっと難しいですよね……っ』

ルカ「ああ、それなら方法も既にわかってる」

エグイサル緑『マジか?!』

(あさひはわたしたちを運ぶために、大胆にもあれを使ったはずだ……)

(その証拠もバッチリ残ってる!)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


ルカ「これだ!」

【解!】

ルカ「次はこっちの監視カメラ映像を見てくれ」

エグイサル桃『はて……こちらの映像は、先ほどとは別のカメラのものでしょうか……』

エグイサル赤『ワダツミインダストリアルの監視カメラは二つあった』

エグイサル赤『これはそのもう片割れ、入り口についてたやつ?』

ルカ「おう、そうだ。このカメラからなら誰があの工場に出入りしていたのかを知ることができるんだ」

エグイサル青『それじゃあ早速再生してみようよ☆』


エグイサル緑『ってこれ……エグイサル?!』


エグイサル緑『白いエグイサルが、わたしたちを手のひらに乗せて入ってきたよー?!?!』


エグイサル白『……』

ルカ「今見た通りだ、この映像にはわたしたちにはしっかり生身で全員が写ってる。必然的に操縦しているのは残ったあさひってことだな」

エグイサル桃『じゃああさひちゃんが……エグイサルさんで、わたしたちを……ここに……?』

エグイサル青『えと……じゃあ、あの白いエグイサルには……芹沢さんが、いるの……?』

エグイサル白『…………』

エグイサル緑『しゃ……喋らない……です……ね』

ルカ「……黙秘か、それとも何か事情があるのか」



エグイサル青『ま、待って!……これ、どういうこと?』



エグイサル青『なんで……白いエグイサルは美琴さんも運んでるの……!?』

(まあ、そうなるよな……)


エグイサル桃『あの時レストランにいらっしゃったのは……恋鐘さん、智代子さん、透さん、雛菜さん、ルカさんの5名のはず……』

エグイサル桃『美琴さんのお姿は……雛菜さんが怪我をして以来、お見受けしておりません……』

エグイサル緑『でも、この映像を見ると美琴さんもわたしたちと一緒に意識を失っちゃってるよ?! これってどういうこと?!』

エグイサル赤『美琴もあの時、レストランにいたってことになるよな……』

エグイサル青『ど、どどどど……どこに居たんですか……? 全然、気づか……なかった……』


(私たちが催眠ガスで眠らされた時、美琴もレストランにいた……それはほぼ間違いない)


(あいつがどうして潜んでいたのかも狙いだって……わかる)


(でも、それをこの場で明らかにしたって……)


(……いや、迷うな。迷うことは、真実への道を閉ざすこと)


(事実の追求のために、みすみす見逃していいもんじゃない……!!)

-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】

Q1.催眠ガス騒動の時、美琴はどこに潜んでいた?
レストランのテーブル下 B.レストランの階下ロビー C.レストランの厨房 D.レストランの扉裏


Q2.美琴は姿を隠して何をおこなっていた?
A.浅倉透の殺害準備 B.市川雛菜の殺害準備 C.月岡恋鐘の殺害準備 D.園田智代子の殺害準備 E.斑鳩ルカの殺害準備


Q3.それを裏付ける証拠は?

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1


【発言力:♡×12→♡×11】

(いや……美琴はずっと浅倉透の殺害を企ててはいたが、あの時はそうじゃない)

(その証拠はコーヒーのシミ、そう、あれこそが美琴の錯乱を示している)

(あのコーヒーが差し向けられたのは……)

-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】

Q1.催眠ガス騒動の時、美琴はどこに潜んでいた?
レストランのテーブル下 B.レストランの階下ロビー C.レストランの厨房 D.レストランの扉裏


Q2.美琴は姿を隠して何をおこなっていた?
A.浅倉透の殺害準備 B.市川雛菜の殺害準備 C.月岡恋鐘の殺害準備 D.園田智代子の殺害準備 E.斑鳩ルカの殺害準備


Q3.それを裏付ける証拠は?

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1


ルカ「推理は繋がった!」

【COMPLETE!】

ルカ「……レストランで飯を食い始める前のことだ。長崎女が妙なことを口走ってたの、覚えてるか?」

エグイサル青『恋鐘ちゃんが……?』


≪恋鐘「今日は何でか知らんけど、厨房の冷蔵庫は使えんくなっとったばい……故障ばしとるとやろか?」

智代子「えっ……それじゃあ今日の朝ごはんは……」

恋鐘「ばってん、うちに妥協はなか! 冷蔵庫の食材は使えんくても、他のもんで何とでもなるけん! 新鮮なフルーツでとっておきの朝ごはんを用意しておいたばい!」

智代子「いよっ! その言葉を待っていた~!」≫


ルカ「厨房のいつも使ってる冷蔵庫が故障していた……モノクマの行き届きすぎた管理体制のあるこの島で、急にそんなことが起きるのか?」

エグイサル桃『まあ、モノクマのやつならコロシアイの運営は完璧に進行しないと!とかなんとか言ってすぐ直しそうではあるよな……』

ルカ「それに、その冷蔵庫は手を触れないようにの注意文まで付いてたんだろ? だったらそもそも冷蔵庫ごと退けそうなもんじゃねーか」

エグイサル緑『じゃ、じゃあ……もしかしてその中に……緋田さんが、スニークしてたの……?』

ルカ「可能性は高いだろうな。厨房とレストラン自体は大した仕切りもない、ガスを吸い込んでしまうのもおかしくないしな」


エグイサル青『でも、どうしてそんなことをしたんでしょうか……っ』

エグイサル赤『そんなもの、決まってるでしょ?』

エグイサル青『え……?』

ルカ「……あいつは、諦めちゃいなかった。浅倉透の殺しを市川雛菜に阻まれてもなお、殺意が冷めちゃいなかったんだ」

ルカ「それどころか、一層その勢いは増していた……変な方向にねじれ曲がってな」

ルカ「私はレストランでガスを吸って意識を失う直前に、指を引っ掛けて卓上のコーヒーを服にぶっかけちまったんだよ」

ルカ「それで、そのままコックピットまで運ばれて……数時間の時がたった。それだけありゃ乾きこそしなくてもまあある程度の湿気はなくなる。残るのは服に沈着した色素のみ」

ルカ「ただ……なんでコーヒーをぶっかけておいて、青色のシミができたんだろうな」

エグイサル赤『ただのコーヒーではなかった、そういうこと』

エグイサル赤『混ぜられた劇物の成分が作用してコーヒーの性質を変化させる。その結果残るシミも元々の色とはかけ離れたものになる。多分嗅いだら匂いも普通のものとは違った感じになるんじゃない? 知らないけど』

エグイサル桃『ぴぇっ……?! げ、劇物……?!』

エグイサル青『毒薬、ということだろうね』

ルカ「……あいつの中でどんな葛藤かがあったのかはわからない。けどよ……あいつの殺意はもはや目的すら見失っている。かつての相棒にまで殺意を向けちまうなんてのは……ちょっと虚しすぎやしねーか」





エグイサル緑『それは違うでしょ』





エグイサル緑『……あなたも分かっているはずですよね? 浅倉を殺し損ねたから別の人間に標的を変えるなんて、彼女はそんな融通が効く状態ではない』

エグイサル桃『ど、どどどどういうこと?!』

エグイサル緑『……私たちは、あさひの例の一件があるから結局誰も食事に口をつけはしなかった』




エグイサル緑『だから、誰も死んでいない』





ルカ「……ッ!」

エグイサル青『それは……つまり……』

エグイサル赤『無差別殺人……』

エグイサル青『……つまり、美琴は私たち全員を葬るために、厨房に潜んでいたということなのかい?』

エグイサル緑『そう考えるのが妥当でしょ。一人を狙い撃ちしたところで遮られてしまえば意味もない。それなら丸ごと狙った方が確実』

(美琴のやつ……)

エグイサル桃『……美琴さんが他のみんなも殺そうとしてたのはショックです』



エグイサル桃『……でも、今大事なのはそうじゃない……美琴さんもこの事件に巻き込まれた側の存在だってことです……っ!』




ルカ「オマエ……」

エグイサル青『そうだよね☆ 美琴さんの殺意とこの事件はまた別の話……今大事なのは、美琴さんも事件現場にいたってことだもん!』

(美琴の凶行は、もっと別の凶行によって上塗りされた)

(そのことを喜ぶのは……流石に不躾だよな)


エグイサル緑『確かに、この写真には美琴さん以外にも……不自然なところがあります……』

エグイサル桃『これ、あさひちゃんがエグイサルを操縦してるんだったよね……?』

エグイサル桃『でも、どうやって……? 捜査の時、みんな操縦はもちろん降りることすらできなかったから今こんな状況になってるんだよね……?』

エグイサル青『はい……凛世たちは、箱舟の中で揺られる他なく……』

エグイサル青『指の一本、動かすことは叶いませんでした……』

ルカ「確かに私たちはエグイサルの操作方法なんてからっきしだ。でも、それを可能にする、唯一の方法があったんだよ」

エグイサル青『ゆ、唯一の……方法……ですか……?』

(あさひはきっと、あれを使ってエグイサルの操縦を行ったはずだ……)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


ルカ「これだ!」

【解!】

ルカ「エグイサルは、簡単な遠隔操作を可能にするリモートコントローラーが存在していたんだ」

ルカ「あのコックピットの中にも仕様書があっただろ? あそこに書いてあったんだ、『直感的に正確な操作を再現することのできるリモコンもございます』ってな」

エグイサル青『なるほど……あの複雑怪奇な精密機器の数々、マニュアルで全てを操るのは困難でも』

エグイサル青『中枢に指示を出せるリモコンさえあれば、容易に操作が可能だったと言うわけかい』

エグイサル赤『そ、そんなものがあったんですね……っ』

エグイサル桃『いやいや待て待て! さらっと言ってるけど、それはそれで変な話だぞ!』

エグイサル桃『アタシたち……誰か一人でも、そんなリモコンを目にしたことがあったか?!』

エグイサル桃『そもそも捜査の段階じゃ、エグイサルは“正体不明の危険な軍事用ロボット”って話で……操るとかそんなの、聞いてねえって……!』

エグイサル緑『それなら……あなたは答える義務があるんじゃないですか?』

ルカ「……あ?」

エグイサル緑『あなたは第5の島の捜査の時、常にあさひと一緒だった。あさひがそのリモコンとやらを手に入れるタイミング、あなたなら指摘ができるはずでは?』

(……あさひがエグイサルのリモコンを手に入れた瞬間、だと……?)

(……そんなの、私の目の前であったか……?)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×12

コトダマ
‣【モノクマファイル5】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【点の血痕】
‣【透のお守り】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】
‣【動作ログ】
‣【並んでいるエグイサル】


エグイサル赤『あさひちゃんはエグイサルを操縦することで私たちを【運ぶことができました】……っ』

エグイサル桃『そのために使ったのが【リモコン】さ』

エグイサル桃『どれだけ複雑な操作でも、このリモコンなら簡略化されており誰でも自在に操ることができる』

エグイサル緑『そ、そんなリモコン……第5の島では見てません……』

エグイサル青『ルカさんは……あさひちゃんとずっと一緒だったから……』

エグイサル青『リモコンを手に入れた瞬間を見ていたのかな……?』

エグイサル赤『どうなんですか?』

エグイサル赤『あなたの【目の前で】、あさひはリモコンを手にしたんですか?』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【集中力:☆×12→11】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【いつもより多めにコトダマの数が減少しました】

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×11

コトダマ
‣【モノクマファイル5】
‣【点の血痕】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル赤『あさひちゃんはエグイサルを操縦することで私たちを【運ぶことができました】……っ』

エグイサル桃『そのために使ったのが【リモコン】さ』

エグイサル桃『どれだけ複雑な操作でも、このリモコンなら簡略化されており誰でも自在に操ることができる』

エグイサル緑『そ、そんなリモコン……第5の島では見てません……』

エグイサル青『ルカさんは……あさひちゃんとずっと一緒だったから……』

エグイサル青『リモコンを手に入れた瞬間を見ていたのかな……?』

エグイサル赤『どうなんですか?』

エグイサル赤『あなたの【目の前で】、あさひはリモコンを手にしたんですか?』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


ルカ「それは違うぞ!」

【BREAK!】

ルカ「あさひと第5の島を探索した時……少なくとも私はそんなリモコンなんて目にしちゃいない」

ルカ「冬優子に託されて間もない、目を離すようなこともしていなかったはずだ」

エグイサル赤『じゃ、じゃあ……エグイサルの操作なんて……』

ルカ「だから、そのリモコンは突然降って沸いたんだと思う」

エグイサル桃『……は?』

ルカ「美琴……は名乗れないか、この前の事件で話題になったファイナルデッドルーム、覚えてるな?」

エグイサル青『えっと……美琴さんもクリアした命懸けのゲーム、なんだっけ』

エグイサル緑『クリアしたら極上の凶器が手に入る……そんな甘言をもとに、挑戦者を招いていたはずだ』

エグイサル赤『で、でも極上の凶器は……遊園地のスタッフルームの鍵……の、こと……でしたよね……?』

ルカ「ああ、でもそれとは別に……美琴はこうも言ってたはずだ」


≪美琴「私がファイナルデッドルームをクリアした時、『初クリア特典』のものはなくなっていた。それって、私より先に誰かがクリアしていた証拠だよね」

ルカ「お、おい待てよ……極上の凶器って、その鍵の事だけじゃねーのか……!?」

美琴「え? うん……あの部屋には一通りの凶器が揃ってたかな。ナイフや銃もあったと思うし……」

美琴「でも、モノクマの言う極上の凶器はこの鍵の事で間違いないと思う。クリアした人間は全員極上の凶器が手に入るって言う触れ込みだったから。私が入手できなかったその『初クリア特典』はきっと人の命を奪えるようなものではないはずだよ」≫


ルカ「あの部屋からは他にも持ち出されたものがある……他の凶器とは違った保管をされていた何かが」

エグイサル桃『も、もしかしてその何かが……リモコンなの……!?』

ルカ「可能性はある」

エグイサル青『待ってください……っ!』

エグイサル青『あさひちゃんはファイナルデッドルームをクリアしていませんよね……っ! だったら、そのリモコンは……』

エグイサル赤『ううん、美琴さんより先にクリアをしたのはふゆちゃんだよ』

エグイサル赤『あさひちゃんと仲良しのふゆちゃんが先にリモコンを入手していて、あさひちゃんに託した可能性は十分あるよ☆』


ルカ「実際、私の元に冬優子から手紙が届いていた。この前の学級裁判が始まる前に投函しておいたものなんだろう」

エグイサル青『なるほど、それでは二日前ルカが見たと言う動くエグイサルもあさひの仕業だったのかな?』

(……そういえば、そんなこともあったな)

(あの時、たまたま美琴が居合わせたから庇ってもらったが……あれを操っているのがあさひだったなら)

(本当は襲う気なんてなかったのかもしれないな)

エグイサル桃『あさひちゃんがエグイサルさんを操縦できたのはわかったけど……』

エグイサル桃『そもそも、どうしてわたしたちを連れ去ったりしたのかな……』

エグイサル赤『よーし、それじゃあ次はあさひの目的について話し合ってみようよー!』

エグイサル白『…………』

(あさひがエグイサルを持ち出してまで私たちを連れ去った目的か……)

(きっと単純なものではないはずだ、そこから考えていくぞ……!)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×11.5

コトダマ
‣【モノクマファイル5】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【緊急脱出システム】
‣【動作ログ】
‣【死体上のシート】
‣【並んでいるエグイサル】


エグイサル緑『あさひは何故エグイサルを用いて私たちをここまでエスコートしたんだろう?』

エグイサル桃『ワダツミインダストリアルに……ご用があったのでしょうか……』

エグイサル青『ワダツミインダストリアルにはモノクマのものとは別の監視カメラが付いてるよ!』

エグイサル青『あのカメラに何か【証拠を残したかった】んじゃないかなー?!』

エグイサル赤『あさひは狸を追うことに執着してたよな?』

エグイサル赤『なら、何か狸を炙り出す算段があったんじゃねーのか?』

エグイサル緑『あさひはリモコンで【エグイサルを操作できた】』

エグイサル緑『他の人を【エグイサルに乗せた】後で』

エグイサル緑『別の人の乗ったエグイサルを操作して【誰かを殺害】して』

エグイサル緑『罪をなすりつけようとしたのかもね』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


ルカ「それは違うぞ!」

【BREAK!】

ルカ「いや、待て! あさひはエグイサルを操縦こそしたが、殺害には用いてないはずだ」

ルカ「現場に並んでいたエグイサルは、どれも何も付着していない綺麗な状態で置かれていた」

ルカ「もしも殺害に利用したなら、返り血がどこかについていないとおかしいだろ?」

エグイサル赤『死体の首からは、かなりの血が……出てたよ……!』

エグイサル青『首を一気に真っ二つだもんな、そりゃ普通返り血もつくだろ』

エグイサル緑『そ、そうですね……じゃあ、違う……かも……しれません……』

エグイサル桃『でも、これでますますどうしてあさひがエグイサルを使ってまでみんなを運んだのかが分からなくなっちゃったよー!』


(……あさひの目的、か)


(あのエグイサル自体には、なんの痕跡も残っちゃいなかった)


(でも……エグイサルに私たちを乗せることで、何かを狙っていたのは確かなんだ)


(それに加えて、あの監視カメラ映像……あさひは何故カメラの画角に姿を表し、おとなしく座ったままでいたんだ……?)


(……あさひの狙い、少し考えてみるか)

-------------------------------------------------

【検討プロセッシング開始!】

第一に断言できるのは、あさひはエグイサルを操縦できたということ。
これは入り口の監視カメラ映像に映り込んでいたことからまず間違いない情報だ。
あさひはレストランに集まっていた私たちを気絶させ、白いエグイサルに乗って私たちをワダツミインダストリアルまで運んだ。
そしてそのまま一人一人エグイサルに乗せた……
ここまでは間違いない。

でも、一体何のために?
いずれのエグイサルにも血痕が付着した痕跡はない、事件に凶器として用いられた筋は絶っていい。

……でも、本当にその意図がなかったと言えるのか?

エグイサルの情報をもう一度よく整理しよう。
あのエグイサルであさひは何をしようとしていたんだ……?
エグイサルに何か工作された痕跡はなかったか……?

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


【CORRECT!】

……そうだ、あのエグイサルは全て妙なケーブルに繋がれていて、動作のログが取られるようになっていた。
いつ、どのエグイサルが動いたのかの情報が集積されるシステム……わざわざそんなエグイサルに私たちを乗せたことには何か意味があるはずだ。
それってつまり、『誰かがエグイサルを動かした』という情報が欲しかったってことだよな?

でも……エグイサルの操縦には通常リモコンが必要なはずだ。
それってつまり……あさひには、リモコンを使わずとも動かせる人間がいるという確証があったってことになるのか……
確かに、モノクマもあの説明書も……マニュアル操作自体は可能だと表明していた。
でも、そんな真似ができる人間って……もしかして……

A.冬優子
B.狸
C.超能力者

↓1


【CORRECT!】

……第二の事件の時、冬優子の秘密を狸は知っていた。
それもあって、狸はストレイライトの人間である可能性が高いという議論になったわけだが、今となっては和泉愛依も芹沢あさひも潔白の一言。
283プロの人間にその秘密が全く知られてなかったところを見ても……狸は私たちと比べても越権的な何かを持っているといっていいと思う。

それこそ、【黒幕】と言っていいほどまでに。

……あさひ本人からすればこんなの、とっくの前に分かっていたことなんだろうな。
だって、無実なのは本人が一番よく知っているんだから。

そんな中で仕掛けた、今回の事件。
わざわざエグイサルの並ぶ場所を選んで仕掛けたことには、それだけの意味があるんだ!
監視カメラの画角に収まるところを選んだのも、そこに自らが生身で座っていたのも……全部、全部……!

-------------------------------------------------

【発掘イマジネーション開始】!

自分を■■■にして狸を炙りだそうとしていた!

【指定の範囲内のコンマを出して結論を掘り当てろ!】

1文字目 00~10
2文字目 30~40
3文字目 60~70

↓1~8


カンカンカンカン……

【思考の地層はまだまだ堅そうだ……】

【掘り進めたことにより難易度が緩和されます】

-------------------------------------------------

【発掘イマジネーション開始】!

自分を■■■にして狸を炙りだそうとしていた!

【指定の範囲内のコンマを出して結論を掘り当てろ!】

1文字目 00~20
2文字目 30~50
3文字目 60~80

↓1~8

二周目も不可だった場合更に緩和となりますが、その場合00~90まで対象になって、
わざわざ8コンマ取る必要もないと思うので自動で進行にします
元々発掘イマジネーションはダメージ判定もなく、モノクマメダルが追加で手に入るボーナスゲーム的位置づけなので……


カンカンカンカン……

【なんとか掘り出すことには成功した……】

【発掘完了!!】

__________________

自分をおとりにして狸を炙りだそうとしていた!
__________________


そうか、分かったぞ……!

あさひがどうして私たちを拉致して、エグイサルに乗せたのか!
狸は学級裁判で私たちを誤答させ、そのペナルティで殺害することに執着していた。
なら、あの誰がどこにいるかもわからない状況、当然乗ってくるはず!
あさひは自分を犠牲にして囮となることで、あさひ自身を殺した人間を、狸として糾弾しようとしていたんだ!


【FORGING!】

コトダマ【動作ログ】→【あさひの作戦】
〔エグイサルでルカたちを拉致したのは、狸の特定のため。誰が殺害してもわからない状況だと油断させ、自らを殺させることで動作ログや監視カメラから証拠を押さえようとした〕


少しぶつ切り感はありますが、本日はここまで。
発掘イマジネーション行くときは行くんですが行かないときは全然だったりしますね……

今回の学級裁判パート、セリフの口調が目覚ましく転換するので色を追うことで流れを頑張って把握してください。
ルカ目線なのでルカのセリフの表記は据え置きですが、彼女自身もエグイサルの機体に乗った状態なので他の参加者からはルカだとはわかっていない想定です。

途中ルカ相手だとわかっているかのように他のエグイサルに話しかけられる場面があったかと思いますが、
スピーカー機能と同様に会話がスムーズに進行するように解釈変更するAIが作動したとでもご都合解釈してください(書いてるとき全然気づいていなかった)

次回更新は6/26(日)21:00ごろを予定しています。
それではお疲れさまでした、またよろしくお願いいたします。


ルカ「……なるほどな、あさひの覚悟は伝わったぜ」

エグイサル赤『覚悟、ですか……?』

ルカ「あいつは一人で戦おうとしたんだよ。冬優子の意志を引き継いで。それが……冬優子にとって期待通りだったのか、むしろその逆だったのかはわからねえけどな」

エグイサル青『どういうことだよ、あさひの目的がわかったってのか……ルカ!』

ルカ「ああ、あのエグイサルに目に見えて怪しい点はない。だけどあのエグイサルを取り囲む包囲網は並じゃなかった」

ルカ「動作のログはとられるようになっていたし、全ての機体が中央の監視カメラの画角に収まってた」

ルカ「それは全部一つの目的のためだったんだよ」

エグイサル桃『も〜! 勿体ぶらないで早く教えてよー!』

ルカ「自分の命と引き換えに、狸を明らかにするためだ」

エグイサル桃『なーんだ、そういうことだったんだ!』




エグイサル桃『って、えーーーーー!?』


ルカ「……私だって、こんなことを言いたくないが、そう考えるとしっくり来るんだよ」

ルカ「狸の行動原理と噛み合った状況、拉致を行ったはずのあさひが生身で椅子に座っている映像……」

ルカ「自分自身を囮にしたんだと思うと、納得できないか?」

エグイサル緑『ちょ、ちょっと待って……それじゃ、あさひちゃんは壮大な自殺をしようと思ってたの?!』

エグイサル赤『自殺……とは、また異です……あさひさんは、殺されたがっていたということなのですから……』

ルカ「まあその言い方だと希死願望じみてるが……そういうことだ。あいつは狸に自分を殺させようとしてたんだよ」

エグイサル青『そのためにわざわざワダツミインダストリアルに場所を移したというわけかい』

エグイサル桃『証拠が確実に残る、ワダツミインダストリアルで』

エグイサル白『…………』

エグイサル緑『……あれ? でも、それってつまり』

エグイサル緑『被害者は、あさひちゃんってことになりますよね……?』

エグイサル緑『あさひちゃん自身が殺されたがっていて、同じ場所に死体があったわけですから……』

(……あさひは自分の命を使って狸を追い詰めようとしていた)

(そしてあさひがいたのと同じ場所に死体が現れ、映像も残っている)

(でも……本当にあいつが被害者なのか? あいつの目的が見えた今、見え方はまた変わってくるかもしれない)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×12

コトダマ
‣【モノクマファイル5】
‣【動作ログ】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【コーヒーのシミ】
‣【エグイサル・アーマー】
‣【並んでいるエグイサル】
‣【死体上のシート】



エグイサル青『あさひさんは自分の命と引き換えに、狸の特定を行おうとしておりました……』

エグイサル青『そのために、エグイサルの集まるワダツミインダストリアルに皆さまを運び……』

エグイサル青『自らを無防備にさらされたのです……』

エグイサル緑『エグイサルは……全部【動作のログが取られるようになってた】、から……!』

エグイサル緑『狸が動かしたら、すぐに分かる仕組み……!』

エグイサル赤『そ、それに……監視カメラには自分自身が座る椅子とエグイサルが【全部写り込む】ようになってました……!』

エグイサル赤『え、え、映像としても【証拠が残った】はずです!』

エグイサル緑『そこまでの策略を巡らせた上で』

エグイサル緑『あさひは狙い通りに命を落とした』

エグイサル緑『誉れある【自死】……私たちより幼いのに、なんと誇り高いことだろうか』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する

↓1


ルカ「それは違うぞ!」

【BREAK!】

ルカ「いや、違う! あの死体は間違っても自分の意思で死のうとした状態じゃないはずだ!」

エグイサル緑『ぴぇっ……ど、どどどど、どういうことですか?』

ルカ「思い出してみろ、あの死体は首がない以外にもいくつかの特徴があったはずだ。死体の素性を隠すための工作に……」

ルカ「身動きが取れないように拘束をされてたんだぞ! しかも両手の手首だ。そんなの自分一人じゃできないし……やる意味がない!」

エグイサル赤『言われてみれば……違和感を感じるかも!』

エグイサル緑『あさひ以外の人間が、彼女を縛りつけたということ?』

エグイサル緑『命を奪うために、わざわざ』

ルカ「あの死体があさひと確定したわけじゃない……だけど、監視カメラの映像がぶつ切りになる前後で明確に違うのはあの拘束だ」

ルカ「あの死体があさひだと言うんだったら、これは大きな矛盾になるぞ!」



【エグイサル青『紙上に兵を談ずること勿れ……』】反論!





エグイサル青『お待ちください……あの拘束があさひさんの手によってなされたものではない……』

エグイサル青『それは道理が許しません……あの拘束は、あさひさん自身の手によるもの……』

エグイサル青『この事件はあさひさんの希死によるもの、その論理は変わりません……』

ルカ「あ? 何言ってんだ……あんなの、一人じゃやりようが……」

エグイサル青『それ以前に、ルカさんの推理は重大な欠陥を孕んでいるのです……』

エグイサル青『……凛世がそれを突きつけて見せましょう』

エグイサル青『喉元に、剃刀を突き立てるように……!』

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×12

コトノハ
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【動作ログ】
‣【美琴との軋轢】
‣【コーヒーのシミ】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【透のお守り】


エグイサル青『監視カメラに写っていたあさひさんと首のない死体』

エグイサル青『確かに拘束の有無という大きな違いがございます……』

エグイサル青『ですが、必ずしも一人でできない拘束というわけではない……』

エグイサル青『あさひさんは両利き』

エグイサル青『更にはとても器用でいらっしゃいます……』

エグイサル青『手首を翻しでもすれば可能かと……』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「まあ……あいつならできなくはない……けど」

ルカ「そもそも、そんなことをする必要がないだろ!?」

ルカ「どうして死にたがってるやつが、自分を縛り付ける必要がある!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル青『それに、あの現場においてあさひさん以外の人間が関与することはあり得ないのです……』

エグイサル青『ルカさん自身の仰る通り……』

エグイサル青『エグイサルの操縦には【リモコンが必須】』

エグイサル青『狸とされている方なら、可能やも知れませんが……』

エグイサル青『そんなログは残っておりません……』

エグイサル青『機体から【降りることもできない】のに……』

エグイサル青『どうやってあさひさんを縛るというのですか……?』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


ルカ「その矛盾、断ち切る!」

【BREAK!】

ルカ「リモコンがなけりゃ、エグイサルの操縦はできない。だから機体から降りることもできない、か……」

ルカ「果たして本当にそうかな?」

エグイサル青『……ですが』

ルカ「オマエらも自分の乗ってる機体、そのグローブボックスを開いてみろよ」

エグイサル桃『なんだろう……これ……説明書、かな……?』

エグイサル赤『ぴゃっ?! こ、これ……エグイサルの説明書じゃないですか……!!』

ルカ「ああ、と言っても専門用語が多すぎて大部分は何を言ってるのか訳がわからねーんだけど」

ルカ「大事なのは最後、安全性の部分の記述だ」

エグイサル緑『ふむふむ……』

エグイサル緑『コックピット内部で動作不良などの緊急事態が感知された場合にはメインシステムとは別付けの単独機構が作動し、オートマチックにコックピットが展開し、脱出できるようになる』

エグイサル緑『……だって!』


エグイサル青『もしや……それを利用さえすれば、外に出ることは可能だったというのですか……?』

ルカ「そういうことだ。あさひにとっても想定外だったんだと思うぜ」

ルカ「狸だけが動ける状態にしておいて、誘い出す作戦だったのに……まさかそんな抜け道があるなんてな」

エグイサル白『…………』

エグイサル赤『で、でも……待って! 確かに、緊急脱出なら外に出れた……のかもしれない、けど……』

エグイサル赤『その【異常事態】なんて、どうやって起こすの……?』

ルカ「……えっ」

エグイサル緑『エグイサルはめっちゃ頑丈な作りだよ!』

エグイサル緑『よっぽどのことがない限りは、異常事態なんて認識はしないと思うけどなぁ……』

エグイサル赤『中でタバコに火をつけたりすりゃ、煙で火災だと認識されたりすんじゃねーのか?』

エグイサル桃『うーん……283プロにはシガーレットの薫りを纏っている人は社長の他にいなかったと思うのだけれど』

(……エグイサルの中で起きた異常事態、か)

(私たちにできることなんて、その範囲は限られてる。犯人がどうやって脱出したのかは……自ずと見えてくるはずだ)

-------------------------------------------------

【ひらめきアナグラム開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×12


『クボエムレト』


【正しい順番に並べ替えろ!】


1.解答する
2.集中力を使う(一部文字が正しい位置に移動する)

↓1


ルカ「そうか、分かったぞ!」

【BREAK!】

ルカ「なあ、もう一度……エグイサルの説明書を丁寧に読んでみてくれ」

エグイサル桃『説明書を、もう一度?』

エグイサル桃『当機は内部での動作不良などの異常事態を管理した場合、緊急脱出プログラムが作動いたします。他のシステムとは違い独立した機構により、コックピットが自動展開します』

エグイサル桃『これが、どうしたの?!』

ルカ「露骨なヒントがあるだろーが、【内部の動作不良など】つってな」

エグイサル赤『……動作、不良……』

エグイサル青『これってつまり、エグイサルが動かなくなったときってことだよね?』

エグイサル青『異常事態の中でも異常事態、だってエグイサルが壊れちゃったときってことでしょ!?』

ルカ「まあ、そうなるだろうな……」

エグイサル緑『ほわぁ……そんなの、どうすればいいんでしょう……』

ルカ「いや、この方法が一番簡単で手っ取り早いんだ。そうだろ、浅倉透」

ルカ「……今はどれに乗ってるのかもわからねえけど」


エグイサル緑『……浅倉がその方法を知ってるって?』

ルカ「ああ、あれは三回目の事件が起きる前、絶望病の騒ぎがあった頃の話だ。夜番をやることになった私と浅倉透の会話で……あいつが七草にちかに目撃されたときの話になった」

ルカ「外の世界とのつながりを持つあいつが、外と交信中に見つかってしまった」

ルカ「でも、そもそもどうしてあいつは外の世界と呑気に交信できたんだろうな。そこら中にモノクマたちの監視と傍受があるこの島で」

エグイサル桃『と、透ちゃんには……それらを回避する方法があったってことですか……!?』


≪透「……そもそも、私が連絡取れてたのはモノクマからの干渉を拒める手段があったからなんだよね」

透「この島にいる限り、モノクマには全部知られちゃうんだよね。何をしてるか、何を話してるのかも。全部」

透「だから、そこら辺をクリアにする機能を持ったのがあったんだけど……今はもう使えない、取り上げられちゃったから」

透「だから、伝えられないんだ。モノクマに知られたらまずいから」≫


≪透「それは『エレクトボム』って言って、炸裂すると辺り一体に妨害電波を発生させてさ。電子機器の類は使えなくなるし、特定の電波以外は通さなくなっちゃう」

ルカ「マジか……んなもんあったら、モノクマの監視カメラも」

透「そういうこと。島の中に安息地が作れちゃう」≫


ルカ「ああ、それをあいつは『エレクトボム』と呼んでいた。手りゅう弾のような見た目をしているが、炸裂すると辺り一帯に電波障害を引き起こす代物らしい」

ルカ「それこそ、電気製品なんかは使い物にならなくなるってよ」

エグイサル赤『……そういうこと』

エグイサル赤『犯人はコックピットの中でエレクトボムを炸裂させて、内部のシステムをダウンさせた。それを感知した別のシステムにより、緊急脱出が可能になったと』

ルカ「ああ、火事を起こしたりするなんかよりよっぽど簡単だろ。なんせ適当に爆弾を放るだけでいい、自分が巻き込まれるリスクもないしな」


エグイサル桃『一つ、いいかな……?』

ルカ「……あ?」

エグイサル桃『エレクトボムの、効果が行き届く範囲ってどれくらいなのかな……』

ルカ「確か……半径100m大の球の効果範囲、とか言ってたか?」

エグイサル桃『半径、100m……』

エグイサル桃『ルカちゃん……残念だけど、エレクトボムを使った作戦は……難しいんじゃないかな……』

ルカ「……あ?」

エグイサル桃『確かに犯人さんはエレクトボムを使えば出られると思うけど……』

エグイサル桃『致命的な、リスクも背負うんじゃないかな……』

ルカ「致命的なリスクだと……?」

エグイサル桃『教えてあげるね……!』



【エグイサル桃『その推理は応急処置が必要です……!』】反論!



-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×12

コトノハ
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【緊急脱出システム】
‣【エグイサル・アーマー】
‣【点の血痕】
‣【死体上のシート】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【並んでいるエグイサル】
‣【動作ログ】


エグイサル桃『あさひちゃんを拘束するのには』

エグイサル桃『別の誰かの存在が必要……』

エグイサル桃『それには賛成です……』

エグイサル桃『でもね……やっぱりエグイサルから降りるのは難しいんじゃないかな……』

エグイサル桃『リモコンを持っていたあさひちゃん以外の全員、不可能だよ……』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「エレクトボムを持ってさえいれば、全員に可能な方法だろ!」

ルカ「動作不良を起こした機体の、緊急脱出を利用して外に出たんだ!」

ルカ「何が問題あるっつーんだよ?!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル桃『さっきルカさん自身が言ったけど……』

エグイサル桃『エレクトボムの効果範囲は半径100m……』

エグイサル桃『電波障害で動作不良が起きちゃうなら……』

エグイサル桃『犯人さん以外の全員のエグイサルでも、【緊急脱出システムが作動しちゃう】んだ……』

エグイサル桃『でも、そんな様子は監視カメラにも映ってないでしょ……?』

エグイサル桃『エレクトボムは、使われてないと思うな……』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【コンマ判定18】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ33】

【発言力:♡×11→10】

エグイサル桃『ふふ……♪】

エグイサル桃『わたしには、その刃は届かないみたいです……もっと、あなたの気持ちを……頑張って、伝えてください……』

(……どういうAIで音声を変化させてるんだよ)

(チッ、指摘は間違ってないはず、もうちょっと腰を入れてやらねーと押し切られちまうみたいだな……)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×10
集中力:☆×12

コトノハ
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【緊急脱出システム】
‣【エグイサル・アーマー】
‣【点の血痕】
‣【死体上のシート】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【並んでいるエグイサル】
‣【動作ログ】


エグイサル桃『あさひちゃんを拘束するのには』

エグイサル桃『別の誰かの存在が必要……』

エグイサル桃『それには賛成です……』

エグイサル桃『でもね……やっぱりエグイサルから降りるのは難しいんじゃないかな……』

エグイサル桃『リモコンを持っていたあさひちゃん以外の全員、不可能だよ……』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「エレクトボムを持ってさえいれば、全員に可能な方法だろ!」

ルカ「動作不良を起こした機体の、緊急脱出を利用して外に出たんだ!」

ルカ「何が問題あるっつーんだよ?!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル桃『さっきルカさん自身が言ったけど……』

エグイサル桃『エレクトボムの効果範囲は半径100m……』

エグイサル桃『電波障害で動作不良が起きちゃうなら……』

エグイサル桃『犯人さん以外の全員のエグイサルでも、【緊急脱出システムが作動しちゃう】んだ……』

エグイサル桃『でも、そんな様子は監視カメラにも映ってないでしょ……?』

エグイサル桃『エレクトボムは、使われてないと思うな……』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【コンマ 75】

【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】

【最終コンマ 90】

ルカ「その言葉、切らせてもらう!」

【BREAK!】

ルカ「確かにエレクトボムは効果範囲も広いし、電波干渉なんだから障害物だろうとなんだろうと関係なしだ」

ルカ「でも、どれか一台のコックピットで炸裂させたからって他のエグイサルでも同じことが起きるかと言われればそれは違う」

エグイサル青『どういうことだい? エグイサルはいずれも効果範囲内に収まると思うけれど』

ルカ「エグイサル自体のつくりだよ。通信電波の傍受とか、そういう電波による外部干渉をとことん拒むようになってるんだ」

モノクマ「軍用機なら当然の仕様だよね! 今時の戦争だってIT化してるんだ、脆弱なセキュリティだとすぐに敵国に操られてオウンゴールを決められちゃうんだから!」

モノミ「そんな血みどろのオウンゴールがあってたまりまちゅか!」

ルカ「だから犯人がエレクトボムを使うこと自体には何ら問題ない、他のエグイサルにも影響は生じないはずだぜ」

エグイサル桃『……』

エグイサル桃『にへへ……それなら納得……!』

エグイサル青『しかし待ってくれないかい? エレクトボムを使っても問題はないというだけで、それが使われた確定的な根拠はない』

エグイサル青『これを前提にして議論を行って果たしていいものだろうか?』

(エレクトボムを犯人が使った証拠か……)

-------------------------------------------------
【正しい選択肢を選べ!】

・証拠ならある
・そんなものはない

↓1


ルカ「ああ、証拠ならあるぞ」

エグイサル緑『えー?! あるのー?!』

エグイサル桃『よろしい』

エグイサル桃『それなら弁護人には証拠を提示してもらいましょう』

エグイサル桃『いい加減な証拠でいい加減な論証を行うようなら、いい加減私もペナルティを下すので覚悟するように』

(な、なんだか冷や汗かいちまうな……)

エグイサル桃『にへへ……裁判長のモノマネ、似てたかな……』

(犯人がエレクトボムを用いたなら、現場にもエグイサル以外のものに影響が出たはずだ……!)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


ルカ「これだ!」

【解!】

エグイサル緑『これは……死体を画角に収めた監視カメラ映像……?』

ルカ「ああ、さっきも確認した通り、この映像には椅子に座っているあさひと首のない死体が交代する形で登場する」

エグイサル青『これが、エレクトボムが使われた根拠になんのか?』

ルカ「ああ、映像をじっくり見てみろ」

ルカ「あさひのいた場所に死体が現れる前、映像は途中でぶつ切りになって不自然に飛んでる。カット編集なんかする暇はないのに、どうしてこんなことになってるんだと思う?」

エグイサル赤『もしかして……エレクトボムで監視カメラも干渉を受けたから……?』

エグイサル桃『エレクトボムの有効範囲は半径100mの球だから……監視カメラは十分その範囲内になるね!』

ルカ「逆に、それ以外の何かで監視カメラがこんなエラーを起こしたことに説明をつけようがない」

ルカ「このカメラ映像は、犯人がエレクトボムを使ったことの物理証拠になりうる!」

(……よし! これで何者かが事件に関与した可能性は示せたはずだ……!)






エグイサル赤『……悦に浸ってるところ悪いんだけど』

エグイサル赤『この議論……行きつくところは結局同じじゃない?』

ルカ「何……?」




エグイサル赤『あさひを殺した何者かがいた。エレクトボムを使って脱出をした』

エグイサル赤『……だとしても、結局被害者はあさひになるでしょ』

ルカ「……そ、それ……は」

(そうだ……私がやっていたのは、あいつが被害者ではない、被害者であっては欲しくないという逃げから来るただの結論の先送り)

(犯人がどうやってエグイサルから脱出しようが、それはあさひの死を否定する根拠には全くなりえない……!)

エグイサル緑『芹沢さんが死んだんじゃないって示すなら……芹沢さんじゃあり得ない証拠とかが、いるのかな……?』

エグイサル青『あの死体に、そんな証拠……あったかな……』

(……いや、何を弱気になってるんだ)

(私は冬優子から何を託された? 何を守りたいと思った?)

(私は今、何をやるべきかなんて……分かっているだろ?)

(……時間は稼げた、それなら今やるべきは……これまでの議論の中から、あいつを救い出す何かを見つけ出すことだろ……!)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×10
集中力:☆×12

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【点の血痕】
‣【モノクマファイル5】
‣【透のお守り】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのは【エレクトボムで脱出した犯人】とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を【返り討ちにした証拠でもあれば】話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【発言力:♡×10→9】

エグイサル赤『……その血痕が何か』

エグイサル赤『被害者があさひであることを否定したい気持ちは分かりますが、感情だけで説得されるほど私は融通が利きませんので』

(チッ……違ったか)

(被害者があさひである証明……それは言い換えれば、あさひが生きていることの証明にもなるはずだ)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×9
集中力:☆×12

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【点の血痕】
‣【モノクマファイル5】
‣【透のお守り】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのは【エレクトボムで脱出した犯人】とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を【返り討ちにした証拠でもあれば】話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1

2 選択

【集中力:☆×12→11】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【いつもより多めにロンパ候補の発言の数が減少しました】

------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×9
集中力:☆×11

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【点の血痕】
‣【モノクマファイル5】
‣【透のお守り】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのはエレクトボムで脱出した犯人とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を返り討ちにした証拠でもあれば話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【発言力:♡×9→8】

エグイサル赤『死体の凄惨な状況が被害者を否定する根拠になり得るんですか?』

エグイサル赤『お生憎様、果穂が惨たらしく処刑するさまを見たでしょう? どれほど事件が残虐なものでも、散らされる命に区別はないんですよ』

(チッ……違ったか)

(死体は身元が判別不明……それはつまり誰が殺されていてもおかしくはないということ)

(触診でもできていれば話は違ったんだろうけどな……)

------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×8
集中力:☆×11

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【点の血痕】
‣【モノクマファイル5】
‣【透のお守り】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのはエレクトボムで脱出した犯人とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を返り討ちにした証拠でもあれば話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【発言力:♡×8→7】

エグイサル赤『あの手袋には妙な痕跡があった?』

エグイサル赤『……で、その痕跡はあさひと何か関連があるんですか?』

エグイサル赤『何か踏むべき手順を飛ばしていませんか?』

(チッ……違ったか)

(まだこの手袋の痕跡については詳細が分かっちゃいない、武器として使うには弱いか……)

------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×7
集中力:☆×11

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【点の血痕】
‣【モノクマファイル5】
‣【透のお守り】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのはエレクトボムで脱出した犯人とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を返り討ちにした証拠でもあれば話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


【発言力:♡×7→6】

エグイサル赤『カメラ映像が不明瞭だったことは認めます』

エグイサル赤『ですが、人物のすり変わりが起きたと断ずるには根拠として弱い』

エグイサル赤『現場にいた人物は犯人とあさひの他に変わりようがないんだから』

(チッ……違ったか)

(あの映像の死体とあさひは別物……それを証明する手掛かりなら握っているはずだ……)

(殺害の前後で何が起きたのか、改めて考えてみるか……)

------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×6
集中力:☆×11

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【死体の手袋】
‣【緊急脱出システム】
‣【点の血痕】
‣【モノクマファイル5】
‣【透のお守り】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのはエレクトボムで脱出した犯人とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を返り討ちにした証拠でもあれば話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


2 選択

【集中力:☆×11→10】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【いつもより多めにコトダマの数が減少しました】

------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×6
集中力:☆×10

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【死体の手袋】
‣【点の血痕】
‣【エグイサルのセンサーシステム】


エグイサル赤『犯人はエレクトボムを使うことでエグイサルから緊急脱出していた』

エグイサル赤『それが実証されたとて【被害者は変わらない】でしょ?』

エグイサル緑『映像に写っていたのはあさひちゃんで……』

エグイサル緑『他の誰かじゃない、よね……』

エグイサル青『現場にいたのはエレクトボムで脱出した犯人とあさひ』

エグイサル青『結局その二人だけじゃ、被害者は動きようがねーよな……』

エグイサル桃『逆にあさひがその人を返り討ちにした証拠でもあれば話は変わってくるけど……』

エグイサル桃『そんなもの、見つかってないもんね……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


集中を使うとコトダマの数が減り、実質的に答えを示すのと同じなのでここはクリアとみなします

------------------------------------------------

ルカ「それは違うぞ!」

【BREAK!】

ルカ「いや、エレクトボムが使われたんだったら……被害者はあさひにはなり得ない! 間違いない!」

エグイサル赤『え、ど、どうして……?』

ルカ「何度も確認している通り、エレクトボムは過度な電波干渉で電気製品の動作異常を引き起こす代物だ」

ルカ「つまり、犯人とあさひが対峙した時……ワダツミインダストリアル内でまともに電気製品は使えなかったこよになる」

ルカ「逆に言えば、エレクトボムの効果が切れた後でもあさひが電気製品を使った証拠があれば……あいつが生きている証拠になるよな?」

エグイサル青『でも、そんなこと……あり得るんでしょうか……』

エグイサル青『ただ電気製品が使われた証拠、ではなくて……あさひちゃんが使った証拠なんて……』

ルカ「大丈夫だ、それならもう見つかってる」

エグイサル青『ほわっ……?!』

ルカ「エレクトボムを犯人が使ってコックピットの窓を開け、脱出してあさひを襲う……その後、犯人はどうやってコックピットを閉めたんだろうな?」

エグイサル緑『あっ……!』


ルカ「出ることはできても、戻るのはエレクトボムじゃあ不可能だ。緊急事態を感知して窓を開くシステムはあっても、元に戻るシステムはない。そうなるとどうしてもマニュアル操作で戻す必要がある、つまりはあさひの持っていたリモコンを使う必要があるわけだ」

エグイサル桃『待って! それでも、あさひちゃんから犯人がリモコンを強奪した可能性はあるよね?』

ルカ「強奪したところで使えねーんだよ、あのリモコンはパスワード方式。一度エレクトボムで再起動をかけられたせいで、犯人は使用不可能なんだ」

ルカ「あさひ本人じゃねーと、パスワードはわからない……あいつが生きてないと、犯人はエグイサルに戻ることはできないはずだ」

エグイサル赤『あれ? でも、犯人がエグイサルのコックピットに戻った方法はリモコンぐらいしかないと思うけど……その方法だったらログが残るはずだよね?』

エグイサル赤『だったら、今のルカさんの推理も成り立たないんじゃないかな?!』

エグイサル青『えっと……必ずしもそうとは言い切れない……かも』

エグイサル青『コンシューマーでも、モノによっては起動に一分ぐらいかかるのもあるけど……早いのだと、一瞬……! えっと、つまり……』

エグイサル緑『機械によって起動速度は違うから、リモコンで操作したとしてもログが残ってない可能性はあるってことだよね☆』

ルカ「どうなんだモノクマ、これは推理において重要な要素だと思うぞ。ここをぼかしたままだと、完全にエレクトボムの作動中の出来事は不明なまま。裁判の進行にも支障が出ると思うが?」

モノクマ「そのフレーズさえ出せばボクに融通利かせられると思ってない?」

モノクマ「まあもともと伝える気だったしお答えするよ。今のオマエラの推理通りだよ。あの工場内の機械でも、モノによって起動速度は当然ながら異なります!」

モノクマ「情報処理する量の違いだね。リモコンみたいな単純なオーダーならすぐに起動するだろうけど、エグイサル全体のログを取る集積機能なんかは当然時間がかかります!」

モノクマ「これで満足いただけたかな?」

ルカ「ああ、十分だ。きっとこれと同様に監視カメラの話もできるだろうな」


ルカ「あまりにも死体の出現がぶつ切りだと思ったが……カメラも起動に時間がかかったからあんな不自然な切れ方になったんだ」

エグイサル赤『では……犯人がコックピットに戻るのに、リモコンを利用されたことは事実……』

エグイサル赤『そのためにあさひさんを利用したのも事実と……断定しても……?』

エグイサル緑『まあ、いいんじゃない?』

エグイサル桃『そっか……確かにそれだとあさひちゃんしかリモコンは使えない……』

エグイサル桃『…………』

エグイサル桃『……あ、あれ……? それって、めっちゃ変だよね……?』

ルカ「……ん?」

エグイサル桃『だって、エレクトボムを使って降りてきたのはあさひちゃんを襲った人間なんだよ? それなのに、エグイサルにその人が戻れるようにリモコンをあさひちゃんが使ってるのって……』

エグイサル桃『ムジュン、しちゃってるよね……?』

エグイサル赤『確かに! 自分を襲ってきた相手に協力しちゃってるよ!』

ルカ「……! いや、それは……」

エグイサル青『……いや、そうじゃねーだろ』

ルカ「……あ?」

エグイサル青『もっと単純明快に、この疑問を解決できる答えがある。エレクトボムを使った犯人の行動、リモコンを使ったあさひの犯人への加担……この論理なら矛盾なく説明がつくぞ』

エグイサル桃『そ……そんなのが……ある……ですか……』

エグイサル青『よし、それじゃあ説明してやるから……耳の穴かっぽじってよく聴けよ!』

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×6
集中力:☆×10.5

コトダマ
‣【エグイサルのリモコン】
‣【モノクマファイル5】
‣【緊急脱出システム】
‣【動作ログ】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【点の血痕】
‣【エグイサル・アーマー】
‣【並んでいるエグイサル】


エグイサル青『犯人がログに残さずエグイサルを脱出したのは』

エグイサル青『エレクトボムを使用したから』

エグイサル青『動作不良で緊急事態と判定したために【緊急脱出システムが作動した】』

エグイサル青『そうしてあさひにとっては予想外の対面となった犯人』

エグイサル青『でも、なぜかあさひは犯人が機体に戻るのに協力している』

エグイサル青『リモコンはあさひ以外には使えない仕組みだったからな』

エグイサル青『あさひの行動のムジュンを解決する答えはただ一つ!』

エグイサル青『あさひが【犯人を返り討ちにしちまった】んだ!』

エグイサル青『あさひは犯人に協力したんじゃなくて』

エグイサル青『犯人の乗っていた機体を奪って【そこに逃げ込んだ】んだよ!』

エグイサル青『これならリモコンのムジュンだって解決できる!』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2

↓1


正答の出たところで本日はここまで。

次回更新は6/28(火)の21:00ごろを予定しています。
それではお疲れさまでした、またよろしくお願いいたします。



ルカ「それは違うぞ!」

【BREAK!】

ルカ「あさひが犯人を返り討ちにしたってことは……あの死体はその犯人だったってことだよな?」

エグイサル青『まあ、そうなるな』

ルカ「じゃあ、逆に聞くけど……あさひがどうやってその犯人の首をぶった切るっつーんだ?」

エグイサル青『……え?』

ルカ「あの死体、首はただぶった切られてるんじゃなくて……水平に正面から、切られてたんだぞ?」

ルカ「あさひは今この島にいる生き残りでも甘党女に続いて、抜けて身長が低い。首を切ろうとしたらどうしてもその太刀筋は下から上になるし……大体、そんな首を切れるような武器がどこにあるっつーんだよ」

エグイサル緑『お待ちください……お忘れですか……? 死体は椅子に腰かけておりました……その背丈はいくらでも誤魔化しがきくものかと……』

ルカ「それも、犯人を返り討ちにしたってんなら妙な話だろ。わざわざ椅子に座らせて、拘束までして……その後に首を切る、なんて体格の劣るあさひにそんな余裕があるか?」

エグイサル赤『出来なくはないと思うけど……少し厳しいのかな』

エグイサル青『でも、リモコンの矛盾を説明するにはこれ以外の筋はないだろ! 他にどうして犯人に協力するっつーんだ……!』




エグイサル桃『犯人に脅された、とか?』




エグイサル青『え……? なんだよ、それ』

エグイサル桃『えっと、説明しますね……! 今のエグイサルさんの推理だと、あの死体はあさひちゃんでも犯人でもないことになります……っ』

エグイサル桃『そうなると、別の第三者が被害者になっていて……あさひちゃんはそれを間近で目撃したことになります。そこで犯人に「お前もこうなりたくなかったら協力しろ」と言われたらどうでしょうか……っ』

エグイサル赤『協力……しちゃうかも……!』

ルカ「脅迫……その筋はあるかもしれないな」



【エグイサル緑「問題外」反論!】



エグイサル緑『いい加減にして』

エグイサル緑『次から次に仮定の話ばかり持ち出して、ブレインストーミングなら会議室でどうぞ』

エグイサル緑『あさひでもない、犯人でもない第三者?』

エグイサル緑『そんな夢物語、命を懸けてまで論じることなの?』

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×6
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1


【コンマ判定49】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ64】

【発言力:♡×6→5】

エグイサル緑『……生ぬるい』

エグイサル緑『あなた自身が自信を持てない言葉なら、しまったままにしておくことをお勧めしておきますよ』

(……チッ、あと少し切れ味が足りねえ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1


【コンマ判定39】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ54】

【発言力:♡×5→4】

エグイサル緑『……生ぬるい』

エグイサル緑『あなた自身が自信を持てない言葉なら、しまったままにしておくことをお勧めしておきますよ』

(……チッ、あと少し切れ味が足りねえ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×4
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1


【コンマ判定16】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ31】

【発言力:♡×5→4】

エグイサル緑『……生ぬるい』

エグイサル緑『あなた自身が自信を持てない言葉なら、しまったままにしておくことをお勧めしておきますよ』

(……チッ、あと少し切れ味が足りねえ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×4
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1

【コンマ判定15】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ30】

【発言力:♡×4→3】

エグイサル緑『……生ぬるい』

エグイサル緑『あなた自身が自信を持てない言葉なら、しまったままにしておくことをお勧めしておきますよ』

(……チッ、あと少し切れ味が足りねえ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1

【コンマ判定43】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ58】

【発言力:♡×3→2】

エグイサル緑『……生ぬるい』

エグイサル緑『あなた自身が自信を持てない言葉なら、しまったままにしておくことをお勧めしておきますよ』

(……チッ、あと少し切れ味が足りねえ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×2
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1

【コンマ判定18】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ33】

【発言力:♡×2→1】

エグイサル緑『……生ぬるい』

エグイサル緑『あなた自身が自信を持てない言葉なら、しまったままにしておくことをお勧めしておきますよ』

(……チッ、あと少し切れ味が足りねえ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×1
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1


【高級ヒーリングタルトを食べた……】

【上品な甘さがほっぺたを蕩けさせる……!】

【発言力が最大まで回復しました】

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×12
集中力:☆×11

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【監視カメラ映像:ワダツミインダストリアル入り口】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【死体上のシート】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【美琴との軋轢】
‣【死体の手袋】
‣【冬優子の手紙】


エグイサル緑『あなた方があさひの死を否定したい気持ちはよくわかりました』

エグイサル緑『果穂に続いて幼い、彼女まで失いたくない』

エグイサル緑『でも、それとこれとは別でしょ?』

エグイサル緑『私は、自分の命の方が惜しい』

エグイサル緑『仮定の話でいつまでも時間を使っている暇なんてないの』

エグイサル緑『もっと建設的な話をしませんか』

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【発展!】

ルカ「第三者の存在は何も無理のある議論じゃない……!」

ルカ「そいつの死を利用されて、あさひは従うしかなかったのかもしれない」

ルカ「十分話す価値のある可能性だ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

エグイサル緑『はぁ……』

エグイサル緑『あなたの熱意は分かりました、熱意は』

エグイサル緑『でも、熱意で真実は引き寄せられない』

エグイサル緑『いいですか? エグイサルには赤外線センサーがついています』

エグイサル緑『狸だろうとどなただろうと』

エグイサル緑『あさひ以外に誰かがいれば、それに【気づかないわけがない】』

エグイサル緑『エレクトボムで出てくる犯人も巣穴に引っ込んでしまいますよ』


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ80以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×2

↓1


【コンマ 90】

【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】

【最終コンマ 105】

ルカ「その言葉、切らせてもらう!」

【BREAK!】

ルカ「いや、第三者はエグイサルの赤外線センサーに引っかからずに現場に潜むことができたはずだ」

エグイサル緑『……へぇ』

ルカ「死体のシルエットを隠すのに使われていた、ローブ状の布。あれをよく観察してみると、とある素材であることが分かるんだ」

エグイサル青『素材……? 龍からはぎとるやつ……?』

ルカ「……」

ルカ「数日前にもレストランで話したが、ワダツミインダストリアルに私が忍び込んだ時……美琴に守ってもらった」

ルカ「エグイサルに居場所を気取られないように……アルミのシートを被せてもらってな」

エグイサル桃『アルミの、シート……?』

ルカ「メカ女の眼球と同じ話らしい、暗所でも赤外線を感知して居場所を特定する仕組み……赤外線を反射してうまいこと機能しなくなるみたいだ」

ルカ「あの死体、胸元にかけられてたシート……妙にギラギラと光ってやがったよな?」


エグイサル緑『まさか、アルミのシートを被って工場の中に潜んでた人がいたの……!? 全然気づかなかった……!』

エグイサル赤『気づくも何も意識を失ってたからね……』

エグイサル青『しかし……その隠れていた方というのは、どなたなのでしょう……』

エグイサル青『あさひさんが催眠ガスを散布した際……あのレストランには全員がいらっしゃいました……』

(確かにそうだ……)

(あそこで今この島にいる生き残りは全員が催眠ガスを吸引したはずだ……)

(……それなのに、ワダツミインダストリアルには気絶をしていない人間がいた……?)

-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】

Q1.あさひが催眠ガスをレストランで散布した時、あのレストランには?
A.生き残りの全員が揃っていた B.散布の直前に逃げた者がいた C.実はクローンが混ざっていた D.酸素ボンベが置かれていた

Q2.事件現場にいた第三者とは?
A.最初からワダツミインダストリアルにいた人間 B.白いエグイサルを操縦していた人間 C.偶然にも早くに目を覚ました人間

Q3.どうして今回の事件にはあさひと犯人以外の第三者が介入することになった?
A.エレクトボムを使った人間がもう一人いるから B.催眠ガスに耐性がある人間がいたから C.どちらかと初めから共謀していたから


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】


↓1


【ACC】

【発言力:♡×12→11】

(……いや、違う……か)

(あさひと共謀している相手がいたなら、そもそも睡眠ガスを吸う必要がないわけだし)

(犯人側の共謀者ならあのエグイサルの機内でどうやって示し合わせる?)

(……第三者が、偶然にも目を覚ました人間なのだとすれば)

(もしかして、そういう可能性も……あるのかもしれない)

-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】

Q1.あさひが催眠ガスをレストランで散布した時、あのレストランには?
A.生き残りの全員が揃っていた B.散布の直前に逃げた者がいた C.実はクローンが混ざっていた D.酸素ボンベが置かれていた

Q2.事件現場にいた第三者とは?
A.最初からワダツミインダストリアルにいた人間 B.白いエグイサルを操縦していた人間 C.偶然にも早くに目を覚ました人間

Q3.どうして今回の事件にはあさひと犯人以外の第三者が介入することになった?
A.エレクトボムを使った人間がもう一人いるから B.催眠ガスに耐性がある人間がいたから C.どちらかと初めから共謀していたから


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】


↓1


【ACB】

ルカ「推理はつながった!」

【COMPLETE!】

ルカ「レストランで催眠ガスが散布した時、あの場には全員が揃っていた。ガスをとっさに回避するのは不可能だったはずだ」

エグイサル桃『うん、小足見てからの昇竜とはわけが違った……入ってくるなり、すぐにお薬が撒かれちゃったから……』

エグイサル赤『それに、あの場には全員が揃ってたし……ガスを吸ってない人は誰もいなかったと思うよ☆』

エグイサル緑『ガスマスクを持ち込んでいるような人もみかけなかったな……』

エグイサル青『じゃあ誰も隠れたりなんかできないよー!』

ルカ「……催眠ガスは意識を失うために使うもの、要は脳の活動を抑制させるための薬だ。麻酔とかとその原理仕組みは近しい」

ルカ「それ故に、似た成分の薬を高い頻度で短気に摂取してしまうと他の副作用が併発されてしまうことがある。乱用頭痛とか、そういうの聞いたことはあるよな?」

エグイサル赤『薬の効果が却って逆効果に働くってことか?』

エグイサル青『それに……お薬を飲みすぎると効きづらくなることもあるんだ……体に薬の効果に対する耐性ができちゃうから……』

ルカ「他にも、薬は別種のものを併用すると相互作用が働くとか……色々要因はある」

エグイサル緑『……あなたの言いたいことが見えてこないな。結局のところ、この議論はどこに落ち着くんだい?』


ルカ「……ああ、それじゃあ端的に言わせてもらうぜ」




ルカ「ここ最近、似た作用の薬の服用を開始したせいで、催眠ガスの効きが悪かった可能性のあるやつが一人いる」




エグイサル青『ぴぇっ……似た作用の……薬……』

エグイサル緑『ということは……麻酔や沈痛剤の類いと言うことかい?』

エグイサル緑『そんなもの、服用している人なんて……一人しか、いないじゃないか』

エグイサル緑『もしや……あの首のない死体の正体は……彼女だったのかい……!?』

ルカ「ああ……その可能性はあると思うぜ」

ルカ「今回の事件、首をぶった切られて殺された……あの死体の正体は!」

-------------------------------------------------

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1


ルカ「オマエだ!」

【解!】

ルカ「市川雛菜……あいつなんじゃねーのか」

ルカ「市川雛菜は美琴に掌を刺されたことによって、日常的に鎮痛剤を打つようになっていた。打ってないと気が狂うほどの激痛が襲ってくるからな」

ルカ「あのレストランにいるときも、あいつはきっと服用していたはずだ。太ももに注射器をぶっ刺して、それでやっと平然を取り繕う」

ルカ「でも、それ故に……あいつは催眠ガスを吸ったところで異常事態が引き起こされた。体内でうまく薬の成分が働かなかったんだよ」

ルカ「だからきっと……ワダツミインダストリアルであさひがエグイサルに私たちを乗せている最中にでも気づいたんだろうな」

ルカ「意識があって……すべてを目撃していたやつがいるって」

エグイサル緑『そ、それじゃあ雛菜ちゃんはその口封じに……!?』

エグイサル赤『それは違うと思う。だってあさひちゃんは最初の監視カメラ映像では自分が囮になってたんだよ?』

エグイサル赤『きっとあさひちゃんは、雛菜ちゃんに協力してもらったんじゃないかな』

エグイサル赤『事情と、あさひちゃんの想いを聴いて……雛菜ちゃんは協力することを決めた』

ルカ「市川雛菜は右手が完全に使えない手負いの相手。そう焦って対処する必要もないだろうしな」


エグイサル桃『で、でも待って……! 薬が効かなかった、なんてただの推測でしょ?』

エグイサル桃『雛菜ちゃんがあの死体だっていう証拠は何一つないんだよ?』

(あの死体が市川雛菜である証拠……か)

ルカ「……いや、それなら提示できるかもしれない」

エグイサル桃『……え?!』

(……確かに証拠からあの死体を市川雛菜だと断定することは難しいが、今求められているのはその逆だ)

(あの死体が市川雛菜だと仮定するなら、あの証拠は持つ意味を大きく変えるんじゃないか……)

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


【発言力:♡×11→10】

エグイサル桃『……血痕?』

エグイサル桃『えっと……ちょっと、説明が必要かも……教えてもらってもいいかな……』

(いや……あの血痕には市川雛菜につながる材料は特にないはずだ)

(もっと直接的に、死体が市川雛菜である可能性を示唆するものはなかっただろうか……?)

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


ルカ「これだ!」

【解!】

ルカ「死体につけられていた手袋……あれが、死体が市川雛菜であることの、何よりの根拠になると思う」

エグイサル桃『な、なんで……? あの手袋のせいで手のひらも見えなくなってるんだよ? 逆に死体の身元を隠している最たるものに思えるけど……』

ルカ「確かに見た目の上では、な。でもあの手袋の状態を思い出してみろよ」

エグイサル青『確か……左手の指さき部分だけ、塗装が剥げておりました……』

エグイサル青『何か固いものと擦れて、落ちてしまったものかと思われます……』

ルカ「市川雛菜は薬の過剰投与のせいで意識を失っていなかった。そうなると、事件が起きた当時……殺される瞬間にも意識を失ってなかったわけだよな?」

エグイサル赤『は、はい……そうなると思います……!』

ルカ「今から殺されますって瞬間に、冷静じゃいられないよな? 普通はそれこそ助かろうと必死になってもがくはずだ」

ルカ「自由な体なら手足をぶん回すだろうし、縛られてるんじゃ、どうにかその拘束から抜け出そうとする。指でそこら中引っ掻き回してな」

ルカ「じゃあ、なんで右手の手袋の塗装ははがれてねえんだろうな」



エグイサル桃『右手でもがこうとしても、もがけなかった……!』



ルカ「そういうことだ。市川雛菜は右手が指一本動かない体、自分の首に刃物が通ろうとしているときでさえ、右手は何の反応も示せなかったんだよ」

エグイサル赤『……そうか、そうだったのか』

エグイサル赤『左手の剥げた塗装こそが、彼女が私たちに託した最後のメッセージ……だったんだね』

エグイサル青『……雛菜が、死んだ……?』


ルカ「ああ、ここまで来れば間違いない……」




ルカ「あの死体は、市川雛菜だったんだ……!」









エグイサル青『ま、待ってください!』







ルカ「……あ?」

エグイサル青『ま、まま……まだ、結論を出すには早いですよ……!』

エグイサル青『その手袋だって……あくまで状況証拠……本当に、被害者が死の間際につけた傷でほつれたのかどうかも分からないですよね……?』

ルカ「い、いやでも……」

エグイサル青『それに……死体に被せられていたからって、第三者が必ずそこにいた証拠にはならないはずです……!』

ルカ「そ、それは……」

エグイサル青『……残酷なようだけど。事件の直前までの行動が映像として残されているあさひの方が殺された可能性としては依然高いように感じるけど?』

ルカ「でも、リモコンの矛盾があるだろ……!」

エグイサル桃『ルカの言う通りだ……あの死体を雛菜と断定する根拠は弱くとも、あさひではないと証明するだけのものは揃っているんじゃないかい?』

エグイサル緑『ご遺体には……首はありませんが……ご遺体は状況から、教えてくれます……』

エグイサル緑『自分が、誰なのか……』



エグイサル青『……はぁ』


エグイサル青『いいです。それならそれで』


エグイサル青『雛菜が死んだなんて、認めない……』



エグイサル青『私は一人になろうとも、退きませんから。お相手願います、マジョリティ一同』



(……チッ、こいつはあくまで死体を市川雛菜とは認める気はないってか)


(何度経験しても慣れないな……残酷な真実を突きつける瞬間ってのは)


ルカ「……わかったよ、それならとことんオマエの気が済むまで付き合ってやる」



ルカ「私たちとオマエで、正面からぶつかり合う! それでいいんだな!」


-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「あの死体は芹沢あさひだ!」vs【あの死体は市川雛菜だ!】

発言力:♡×10
集中力:☆×11.5


エグイサル青『か、監視カメラの映像には……あさひちゃんが殺されて死体になるまでが映されてましたよ!』

エグイサル青『エレクトボムで脱出した何者かにあさひが殺された。それが綺麗に一番通る筋道なのに、どうして第三者なんて可能性を持ち出すんですか?』

エグイサル青『雛菜ちゃんなら催眠ガスに耐性が付いてたなんて……そ、そんなことあり得るんですか?!』

エグイサル青『て、手袋も事件の前にほつれてた可能性はありますよね!?』

エグイサル青『第三者の存在なんて……犯人が気づかないわけがない。妄想が過ぎるでしょ』

エグイサル青『エグイサルのリモコンだって、パスワードなら殺す前に聞き出しておけばいいだけの話でしょ?』


-------------------------------------------------
【意見スロット】

【鎮痛剤】
【リモコン】
【手袋】
【覚悟】
【監視カメラ】
【シート】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)

↓1


【発言力:♡×10→9】

エグイサル青『あさひが何者かに殺された、それで筋は通る』

エグイサル青『第三者がいないとおかしい、そんな道理があるって言うんですか?』

(チッ……【覚悟】ではあいつの主張を崩せそうにない。スクラムを組む順序が違ったみたいだ)

(目先の単語じゃない、議論の流れからあいつにぶつけるべき言葉を考えたほうがいいかもな)

(第三者の可能性……それはつまり、あさひが生存している可能性だ)

(あさひが生きている根拠となったのは……あれのことだよな)

-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「あの死体は芹沢あさひだ!」vs【あの死体は市川雛菜だ!】

発言力:♡×9
集中力:☆×11.5


エグイサル青『か、監視カメラの映像には……あさひちゃんが殺されて死体になるまでが映されてましたよ!』

エグイサル青『エレクトボムで脱出した何者かにあさひが殺された。それが綺麗に一番通る筋道なのに、どうして第三者なんて可能性を持ち出すんですか?』

エグイサル青『雛菜ちゃんなら催眠ガスに耐性が付いてたなんて……そ、そんなことあり得るんですか?!』

エグイサル青『て、手袋も事件の前にほつれてた可能性はありますよね!?』

エグイサル青『第三者の存在なんて……犯人が気づかないわけがない。妄想が過ぎるでしょ』

エグイサル青『エグイサルのリモコンだって、パスワードなら殺す前に聞き出しておけばいいだけの話でしょ?』


-------------------------------------------------
【意見スロット】

【鎮痛剤】
【リモコン】
【手袋】
【覚悟】
【監視カメラ】
【シート】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)

↓1

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【監視カメラ】
【リモコン】
【鎮痛剤】
【手袋】
【シート】
【覚悟】
-------------------------------------------------

ルカ「最後の最後まで……!」


エグイサル青「か、監視カメラの映像には……あさひちゃんが殺されて死体になるまでが映されてましたよ!」
【ルカ「緑の鉄屑!」
エグイサル緑『で、でも映像は途中で乱れてたよ……? 芹沢さんかどうか、断定はできないと……思う……』】


エグイサル青「エレクトボムで脱出した何者かにあさひが殺された。それが綺麗に一番通る筋道なのに、どうして第三者なんて可能性を持ち出すんですか?」
【ルカ「ピンクの鉄屑!」
エグイサル桃『犯人がエグイサルに戻るにはリモコン操作が必要だ! なら、あさひは殺人発生後も起きてねーと矛盾しちまうぞ!』】


エグイサル青『雛菜ちゃんなら催眠ガスに耐性が付いてたなんて……そ、そんなことあり得るんですか?!』
【ルカ「赤い鉄屑!」
エグイサル赤『鎮痛剤と催眠ガスの併用で副反応が出た可能性もあるから……可能性はかなり高いんじゃないかな……』】


エグイサル青『て、手袋も事件の前にほつれてた可能性はありますよね!?』
【ルカ「ピンクの鉄屑!」
エグイサル桃『ううん、あの手袋はめっちゃ新しかった! それにかなり頑丈な作りだし……事件前にできた傷じゃないと思う☆』】


エグイサル青『第三者の存在なんて……犯人が気づかないわけがない。妄想が過ぎるでしょ』
【ルカ「赤い鉄屑!」
エグイサル赤『アルミのシートを被っちゃえば目視でも赤外線センサーでも姿が見えなくなっちゃうよ! 見つけるのは難しいんじゃないかな!』】


エグイサル青『エグイサルのリモコンだって、パスワードなら殺す前に聞き出しておけばいいだけの話でしょ?』
【ルカ「ここは私が!」
ルカ「あいつは狸の特定のために自分の命もかけてたんだ。そんな半端なことするような覚悟じゃねーよ!」】

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値420以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より6回連続でコンマ判定


【発言力:♡×9→8】

(クソ……しぶといな、4人がかりでこれかよ……!)

(でも、負けてらんねえ……ここは譲らない!)

※アイテム【プロデュース手帳】はここでも使用可能です

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値420以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より6回連続でコンマ判定


【発言力:♡×9→8】

(クソ……しぶといな、4人がかりでこれかよ……!)

(でも、負けてらんねえ……ここは譲らない!)

※アイテム【プロデュース手帳】はここでも使用可能です

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値420以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より6回連続でコンマ判定


【プロデュース手帳を使用しました】

【アイドルと過ごした日々が今再び自分たちを導く……】

-------------------------------------------------

【全論破】

「「「「これが私たちの答えだ!」」」」

【BREAK!】

ルカ「……確かに、オマエの言う通り。あの死体を市川雛菜だと断定するに足る根拠は不足しているのかもしれない」

ルカ「でも、あの死体はあさひではないことだけは明らかなんだ。物的証拠も、状況証拠もあいつが被害者じゃないことを証明している」

ルカ「そして、その証明の道筋の中で浮上する人物が……市川雛菜なんだよ」

ルカ「オマエに残酷なことを言ってるのはわかる。……でも、頼む。今のところは、被害者が市川雛菜であると仮定したまま裁判を続けさせてもらえねーか」

エグイサル青『……そう、ですか』

エグイサル青『分かったよ。それがみんなの選択だと言うのなら、私は一度身を引く』

エグイサル青『でも、議論の中で違和感を感じることがあれば……すぐに指摘して、雛菜が被害者だっつーのも否定させて貰うかんな』

エグイサル青『それが学級裁判……ですから』

ルカ「……おう」


(これで、ひとまず被害者の議論は終わりか)


(……市川雛菜、流石に同情しちまうな)


(友達を庇って右手を失ったかと思えば、いよいよこんな残虐な殺され方もしちまって)


(……なら、それに報いてやらねーとな)


エグイサル緑『よし、それじゃあいよいよ犯人の特定のための議論だねー!』

エグイサル赤『今の議論の流れからして、あさひと雛菜以外の誰かだよね?』

ルカ「候補は5人、か……」

エグイサル桃『そのうちの誰かが、催眠ガスの効果が真っ先に切れて、犯行を行ったんだね……』

ルカ「流石に薬の効果の個人差は、これ以上は詰めれそうにないよな……」

エグイサル赤『それなら、誰なら犯行が可能だったのかを話し合うのがいいと思います……っ』

エグイサル青『だ、誰に可能だったのか……ですか……?』

エグイサル赤『はい……まだ、私たちは犯人を特定する以前に大切なことが分かっていません……っ』

エグイサル赤『雛菜ちゃんの命を奪った凶器すら、分かっていないんです……っ』

(……凶器か)

(市川雛菜の首は、綺麗にすっぱりと両断されていた。多分、切るときに首の骨に引っかかるようなこともないほどに一発で切れたんだと思う)

(そんなの、人間業じゃない。それこそエグイサルのような軍事兵器でも持ち出さない限りは不可能だろう)

(でも、エグイサルに返り血の類いは一切付着していなかったし、ほかに怪しい物も工場内には一つも転がっていなかった)

(……じゃあ、犯人はいったいどうやって首を切ったんだ?)


本日はここまで。
今日はコンマが厳しかったですね……
こんな状況で言うのもなんですが次回更新もコンマチャレンジからです……気張っていきましょう

そしてこれは余談ですが、実は過去の死亡者の中に【ぞろ目を出せばコンマ無条件クリア】のスキル持ちのキャラがいました。
今となっては……なのですが

次回更新は6/30(木)21:00~を予定しています。
それではお疲れさまでした、またよろしくお願いいたします。


エグイサル青『人の首を切るなんて、普通の刃物じゃできないよ!』

エグイサル緑『たとえ切れ味のいい刃物であったとしても、女性の力では限界があると思うけど』

エグイサル赤『それに、現場には刃物なんて残されていなかったよね……』

エグイサル桃『一体犯人はどうやって雛菜を殺したっつーんだ……?』

(……クソッ、どうやったんだ)

(どうやって、犯人は人間の首を切り落としたって言うんだ……!?)


-------------------------------------------------

【発掘イマジネーション開始】!


犯人は■■■■を使って雛菜の首を切り落とした!


【指定の範囲内のコンマを出して結論を掘り当てろ!】

1文字目 3の倍数
2文字目 4の倍数
3文字目 5の倍数
4文字目 6の倍数

↓1~10
-------------------------------------------------


【コンマ 26 75 03 07 16 88 70 79 77 42】

カンカンカンカン……

【発掘完了!!】

【ぞろ目ボーナスが発動!】

【モノクマメダル5枚を獲得しました!】



__________________

犯人はモノクマを使って雛菜の首を切り落とした!
__________________



ルカ「……!」

【COMPLETE!】


(……まさか)


(犯人が用いた凶器に求められる条件は、第一に人の首を切り落とせるほどの切れ味であり、それが女性の手でも扱えるものであるということ)


(市川雛菜は割と体格がいい方、ただの刃物なんかじゃその条件を満たすことはできない)


(そして、二つ目の条件はその凶器は隠滅が可能であるということ)


(事件発生後、その凶器は跡形もなく現場から消え去っていた。私たちが目を覚ますまでの短い間にワダツミインダストリアルの外に持ち出されたことになる)


(それを満たすことのできる凶器が……)



(一つだけある)



(それは私たちにとって最も身近なもので、最も危険なもの)


(命の危機と言うのを、これでもかとばかりに押し付けられ、激しい鼓動と息切れを余儀なくされる最悪で醜悪な死のシンボル)


(そう、犯人が用いた凶器は……)






ルカ「犯人は、モノクマで市川雛菜を殺害したのか……!?」






モノクマ「……」

エグイサル青『モ、モノクマでございますか……?!』

エグイサル桃『ど、どういうこと……?! モノクマが、犯人なの……!?』

ルカ「……正確には、モノクマを操っている人間。つまりはこのコロシアイ南国生活を主導している黒幕に当たる人間だよ」

エグイサル緑『く、黒幕さんが……犯人さんなんですか……?』

ルカ「でも、それぐらいしか思いつかないんだ……あんなに小さな身体なのに並外れた破壊力と機動力を持っていて……」

ルカ「しかもどこからともなく飛び出したり、姿を消したりできる。そんなもの、この島にはモノクマ以外にはいないだろ?!」

エグイサル赤『確かに、モノクマなら諸々の条件をすべて満たしうるね』

エグイサル赤『でも、あなた自身が言っているようにモノクマを扱える人間なんて、このコロシアイ南国生活を強いている黒幕以外にはいない。……そんな結論に手放しに賛同は致しかねるかな』

ルカ「もちろん、ただの思い付きで言ったわけじゃない。凶器がモノクマだとすれば説明がつく、不自然な痕跡が現場には残っているんだ」

エグイサル赤『不自然な痕跡……?』

(もし、現場でモノクマを用いて市川雛菜の殺害が為されたのだとしたら……あの証拠は、モノクマの存在を裏付ける根拠になりうる……!)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


ルカ「これだ!」

【解!】

ルカ「死体から噴出したであろう血液は、その場……椅子の周辺に固まっていた。まあ座っているところで首をはねられたんだから当然の痕跡なんだが」

ルカ「それとはまた別に、点のような血痕が続いている箇所があったんだ」

エグイサル青『点……?』

ルカ「ああ、よくドラマなんかであるだろ? 靴の痕から犯人を特定したり。それと似た感じで、丸が列をなすように続いている血の痕があったんだ」

ルカ「初めは凶器を振り回した時に散ったものかと思ったが、間隔がほとんど一定で、誰かの歩幅のようになっていた。あれがモノクマのものだとしたら納得がいく」

ルカ「モノクマの足裏の肉球、あれで血を踏んでしまったからついた痕跡なんじゃないのか?」

モノミ「やい! モノクマ、どうなんでちゅか!」

モノミ「あんたには答える義務がありまちゅ! あんたは仮にもこのコロシアイ南国生活を率いる立場なんでちゅ、つまりは一参加者としてカウントされているも同然!」

モノミ「斑鳩さんたちの糾弾を真正面から受けてみなちゃい!」


モノクマ「……」


モノクマ「………………」


モノクマ「………………………………………………………………………………」





モノクマ「……うぷぷぷ、面白い、面白いね」



モノクマ「本来こういう展開は、もう一章ぐらい後にやるものだと思うんですが……いいでしょう!」

モノクマ「オマエラがその気なら、それに乗って差し上げましょう!」



【モノクマ「モノクマ参戦!」】反論!



ルカ「な、何……?」

モノクマ「うぷぷぷ……ボクだって言われもない疑いをかけられて黙っているわけにはいかないよね」

モノクマ「清廉潔白に手と足が生えているようなボクに、まさか人殺しのレッテルを貼ろうだなんて……」

モノクマ「それでもオマエに人の心はあるのか!?」

ルカ「よく言えたもんだな……まあいい、それなら私だって正面からぶつかってやるよ」

ルカ「いつまでも余裕面ぶっこいていられると思うなよ……!」

-------------------------------------------------

【真・反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×8
集中力:☆×12

コトノハ
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【緊急脱出システム】
‣【死体上のシート】
‣【並んでいるエグイサル】
‣【エグイサルのセンサーシステム】
‣【点の血痕】
‣【動作ログ】
‣【透のお守り】


モノクマ「うぷぷぷ……」

モノクマ「オマエラに愛されすぎちゃって辛いなぁ!」

モノクマ「せっかくオマエラの議論を肴に酒でも仰ごうかと思ったのに」

モノクマ「そんなに必死に呼ぶんじゃ仕方ない!」

モノクマ「ほら、そんな雑巾みたいに額を床に押し付けなくても」

モノクマ「ボクは逃げも隠れもしませんよ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】

ルカ「くだらねえこと言って議論を攪乱すんじゃねえ」

ルカ「せっかく出てきたんだ、真正面から堂々受け答えしてみろよ」

ルカ「結局、オマエは現場にいたのか、どうなんだ!?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

モノクマ「やれやれ、せっかちは女の子に嫌われますよ」

モノクマ「いいかい? 女の子は共感を楽しむ生き物なんだ」

モノクマ「結論が出ていようと同じところでステップを踏む」

モノクマ「そういう会話の折り重ねで関係性を積み上げるのが恋のシーソーゲームってやつなんだよ!」

モノクマ「まあ、そろそろ答えてあげようかな。ボクの答えは勿論ノー!」

モノクマ「一応言っておくとボクだってオール電化!」

モノクマ「エレクトボムの影響をもろに受けちゃうから、【現場に寄りつくことなんてできない】んだ!」

モノクマ「現場に足を踏み入れることは勿論、首を撥ねるなんて不可能なんだよ~!」


【モノクマは不敵に笑っている……発言力の受けるダメージが通常より大きくなりそうだ……】

【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ85以上で論破しろ!】


1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う

↓1


【コンマ 76】

【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】

【最終コンマ 91】

ルカ「この鈍らが!」

【BREAK!】

ルカ「なるほどなるほど、モノクマもその毛皮を一枚剝げば醜いロボットパーツだらけ、体に走るのは生き物らしい血液なんかじゃなくて無機質な電気信号」

ルカ「だからエレクトボムもあるし、現場に足を踏み入れることなんてできやしない。そう言いたいんだな?」

モノクマ「もー! 何て言い草だよ、メーヨキソン!」

ルカ「その主張は一見筋が通ってるが、完全じゃない。あのエレクトボムは万能じゃないんだ」

エグイサル緑『ど、どういうこと……? こんなに大きなエグイサルも無効化しちゃうんでしょ……?』

エグイサル青『エレクトボムは自らが異常電波を放出することで、周辺機器に異常を喚起する仕組みなんだ。でも、それは反対に言えば本体自身がその電波に近しいものであれば影響をほとんど受けないってことにもなる』

エグイサル青『大体の機械は動かなくなっちまうけど、一部例外があるってのはそう言うことだ!』

エグイサル桃『樹里さんのお声で……機械に関する詳細なご説明を聴けるとは……』

ルカ「もともとこのエレクトボムは浅倉透が持ち込んだもので、しばらく黒幕に没収されていた。黒幕が仕組みを研究し尽くして、モノクマが無効化できるように改良されていたとしてもおかしくないはずだ」

モノクマ「ふーん、その推理は分かったよ。でも証拠がないよね?」

ルカ「証拠なら、今この場でも作れるはずだ。被害者が市川雛菜だと確定した今、浅倉透の生存も確定している」

ルカ「あいつがエレクトボムは握ってるんだ、今この場で使ってしまえばいい」

モノクマ「……!」






モノクマ「なかなかやるね、いいよ、認めてやるよ」







(……認めた!?)

モノクマ「ボクは現場に足を踏み入れた、今回の事件の犯人の凶器としてね」

モノクマ「そして、この爪で市川さんの首を撥ね飛ばして……そのままダクトを使って現場を脱出したんだ。現場に残っていた肉球の血痕はその時のものだね」



エグイサル青『ちょ、ちょっと待ってよ……そ、それって……今回の事件の犯人は、【黒幕】だって言ってるのも同然だよ……?!』





モノクマ「そうだけど、それが何か問題?」




エグイサル桃『問題も何も……それって、この事件で【アタシたちと黒幕との戦いに決着がつく】っつーことじゃねーか……!!』

(……! そうだ、今この瞬間にこの裁判の持つ意味は大きく変わった)

(学級裁判の基本原則は、クロを当てられなくてはシロは全員死亡)



(つまり、この裁判の結果次第で……黒幕か私たち、どちらかが生き残り、このコロシアイ南国生活が……終わる!)




モノクマ「さあ、いよいよ色んな意味でのクライマックスだね」


モノクマ「今回の事件の犯人はこのコロシアイ南国生活を裏で操る黒幕だった!」


モノクマ「その黒幕は、オマエラ生き残りの中に潜んでいる!」


モノクマ「この裁判が終わる時、このコロシアイ南国生活もそのすべてに決着がつく!」




モノクマ「最後に笑うのは、一体誰なんだ~~~~~~~~!?」




エグイサル赤『……こうなったからには、もう引くことはできない』

エグイサル赤『私たちにコロシアイを強要している人間を特定する、それをやらなきゃ……死ぬのは私たちなんだから』

ルカ「地獄の釜の蓋を開けるってのはこういう気分なんだろうな」

ルカ「なんつーか……身震いがしやがるよ」

エグイサル桃『ふふ……♪ 武者震いで、ございますね……』

ルカ「……! ああ、そうだな……今この瞬間は、私たちがこの島に来てからなによりも待ち侘びた時間なんだ」

ルカ「絶対、見つけてやるぞ……黒幕!」

エグイサル青『その、黒幕を考える前提として……私たちの中に、本当に黒幕がいるんでしょうか……っ』

エグイサル緑『否定したい気持ちは山々だが、これまでの議論を考えても恐らくは私たちの中のいずれか、ということになるだろうね』

エグイサル緑『黒幕はあさひの催眠ガスを浴びていたし……条件の上では我々と同じさ』

エグイサル赤『そ、それと……わたしたちを撹乱し続けた、狸とも同一人物じゃ……な、ないですか……?』

ルカ「そう、なるのか……?」







エグイサル白『私もそれに賛成です……っ』






ルカ「うお……?! お、オマエ突然……ずっと議論は聞いてたのか……?!」

エグイサル白『途中から、です……他のみんなよりも、眠らされるのが遅かったので……薬が切れるのに、時間がかかりました……』

(……自分の身元をバラすような発言は避けているが、これは、「自分はレストランでの催眠ガスの騒ぎでガスを吸引しなかった人間だ」という証言)

(やっぱり、こいつがあさひだったんだな……)

エグイサル白『えっとね……これまでの狸の行動を振り返ってみると……いいと思うんだ……』

エグイサル白『千雪さんが殺されちゃった二つ目の事件! あれで狸はふゆちゃんの秘密を知っていたでしょ?』

エグイサル白『でも、ストレイライトの3人はこれまでの生活の中でその容疑が完全に晴れちまった』

エグイサル白『であれば……どうして狸は冬優子さんの秘密を知り得たというのでしょう……』

エグイサル桃『そっか! 黒幕と同じくわたしたちを監視してたからなんだ!』

エグイサル白『にちかの事件もそうだよ! 灯織の行動に先回りして暗視スコープに工作したり、鉄串を盗み出しておいたり……そんなの、あらかじめ灯織の行動を把握してなきゃできないもん!』

ルカ「ってことは黒幕は始めから私たちの中に潜んで、かき乱される私たちを特等席で監視してたってわけか……」







エグイサル白『そして、その正体なら……もう殆ど分かっています……っ』






ルカ「何……?」

エグイサル白『こ、これまでの四つの事件、その中での狸の動きを振り返ってみると……自ずと一人が浮き上がってくるんです……』

エグイサル白『狸の条件もそうだけど、彼女の行動はこの南国生活の中で異様な部分があったんだ。今になって振り返ると、だけどね』

エグイサル白『……あなた方なら、それがもう誰かは分かるはずです』


(狸の正体は、もうわかっている……?)


(これまでの事件での狸の関与を振り返ると、その正体が見えてくる……?)


(……思い出せ、これまでの事件の全てを)


(これは自分達の生き残りをかけた戦い、そしてこの選択はあさひにとっての覚悟と決意に応えるための刹那)


(絶対に逃げるわけにはいかねえ……!)

-------------------------------------------------
【検討プロセッシング・辿 開始!】

狸の正体に辿り着くために……やつの動向を手繰っていくぞ。
これまでに私たちが直面することになった4つの事件、それぞれにおける狸もとい黒幕の行動……正体はそこから絞り込める、らしい。
あさひの至ったところ……すぐに追いついてみせる……!


第1の事件……七草にちかの事件。
あの事件において、狸は前もって風野灯織の持ち込む暗視スコープのレンズを黒塗りにし、更には鉄串を盗み出すという工作を行った。
この手の工作を行う上で重要なのは、何よりまず現場に立ち入ること。
そして、風野灯織の準備を手伝う人間であるということ。
一匹狼やってた当時の私ではまずありえないわけだ。

いずれも事件の本筋とは異なった工作なわけだが……もしかして、狸のやつって自分自身で最初は事件を引き起こそうとしていたのか?
そうでもなきゃ、わざわざこんな風野灯織の隙を突くことを狙った行動なんかやらない……
狸は黒幕と同一なんだとすれば、風野灯織の行動も全部知っていたわけだしな。


第2の事件……田中摩美々の事件。
この事件への狸の関与はかなり露骨なものだった。
冬優子を秘密のことで呼び出していたし、図書館内で事件が起きたと見せかけるためのボウガンまで仕込んでいやがった。
それもこれも、監視カメラなりでこちらの情報を盗み取っていないとできない行動だよな。
田中摩美々の犯行を半ば則るような形での工作……厄介な関与の仕方だ。

……あれ?
そういえば、田中摩美々がやったのって橋にボウガンを仕掛けること……なんだよな?
なんだか変な感じがするな……
狸のやった工作って、他にも何かあるのか……?


A.花火大会の飲み物
B.花火大会の花火
C.花火大会の参加者
D.花火大会の会場

↓1


【B】

【CORRECT!】

そうだ、狸は自分の工作を活かすためにわざわざ図書館に誘導を行ったんだ。
千雪が図書館に行くきっかけになったのは、花火に混ざり込んだ爆弾。
思えばモノクマの登場もタイミングが妙に良すぎた。
まるで私たちが爆発騒ぎを起こすのを分かり切っていたかのように……
あれの地響きのせいで千雪は図書館に行き、冬優子を追って、命を落とした。

となると、狸はあの花火大会において……


第3の事件……小宮果穂の事件。
この事件は、唯一狸の関与が感じられない事件だった。
現場で行われたトリックはすべて絶望病に侵された小宮果穂の単独行動だったし、それ以外に何かが為された様子もない。

……どうして、狸はこの事件だけ何の手も加えなかったんだ?
何か意味があって、手を出さなかったのか……?


A.狸の工作が果穂によってかき消された
B.狸は既に死んでいた
C.狸は動けない状態だった
D.狸の工作が紛れ込んでいた

↓1


【C】

【CORRECT!】

そうだ、あの時私たちの行動は絶望病の罹患とその看病とで行動が大きく制約されていた。
その中で工作行動を行うのはかなり難しかったはずだ。
……いや、でも看病する側の人間は割と動けた……か?
休憩は交代交代でとっていたし、モーテル組も個室で寝る時間はあったわけだし……
それでも一切の関与がなかったってことはつまり……


第4の事件……冬優子の事件。
冬優子は狸の行動を逆手にとって、あさひの容疑を払しょくした。
現場に工作しやすいようにワイヤーをあえて残したり、バイキングの入り口ゲートを開けて置いたり……狸がバイキングを利用するのを狙ったわけだ。
あれによって狸は身長160cm以上の人間だとはわかったが、それは結構な数がいるしな……

4つの事件での狸の関与はこんなところか……


……どうだ?
狸の正体……私に、分かるのか……?


-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1


ルカ「……!」

【解!】

ルカ「狸の行動を辿っていくと……一人だけ、浮上してくる奴がいる」

ルカ「これまでの事件、それぞれで狸であることの条件は違うが……それらを全て満たす人間を選んでいけば、自ずとそいつに行き当たるんだ」

エグイサル白『……』


≪???「こん鉄串を犯人が使ったからって大広間の人間が犯人とは限らんばい!」

ルカ「なんでだよ! 鉄串は大広間にしかないもんだろ? 料理を作った後は備品も全部ホクロ女に回収されたって……」

???「だって、こん鉄串はうちが厨房入った時には既にもう一本無くなっとったけん!」

にちか「う、嘘……!?」

???「厨房には備品リストがあって、スプーンから鍋までなんでも数が書いてあるんよ。そいに照らし合わせたら、確かに鉄串が一本足り取らんかったばい」≫


ルカ「七草にちかの事件は、そもそもパーティの準備に携わっていないとあんな工作はできない。パーティに参加すらしていない私はまず最初に候補から外れるわけだ」


ルカ「田中摩美々の事件、本来は図書館なんて利用する意味もなかった犯罪計画に、あさひに容疑をなすりつけるために無理やり図書館を組み込んだ。その図書館に千雪がいくきっかけになったのは花火に紛れ込んだ爆弾だった」


≪???「打ち上げ花火もやるばーい!」

あさひ「わっ! すごいすごい! 本格的っす!」

???「ふふーん! スーパーにあったとっておきたい! 見とって! 夜空にばり眩しか花火打ち上げちゃるけん!」

果穂「???さん、あたし今から心臓がどきどきしてます!」

摩美々「???、それ大丈夫なやつー……?」

???「確かウルトラスペシャルビッグ花火って書いてあったばい」

摩美々「うさんくさー……」≫


ルカ「あの爆弾に、火をつけるように促すには……花火大会に参加している必要がある」


ルカ「小宮果穂の事件では、狸は介入していない。犯行の全てが小宮果穂の単独で行われたものだ。どうして狸はこの時動かなかったのか?」


≪???「結華……うち、ここ数日の記憶がほとんどなかよ……摩美々が死んで、ふさぎ込んでしまった結華に戻ってきて欲しくて、毎日毎日結華が好きやった料理ば作って待っとって……」

???「やっと顔を出してくれたその日に、うち病気になってしまったばってん……なんだか結華に会ったの、すごく久しぶりに感じるばい……」≫


ルカ「……動けなかったんじゃないのか?」


≪冬優子「ま、ふゆはこの裁判で死んじゃうわけだけど……生き残るあんたたち、忘れんじゃないわよ。狸は身長160cm以上の人間……あさひと園田智代子以外の中に混ざってる」

冬優子「そのことは、ゆめゆめ忘れないように……わかった? ルカ」

ルカ「ハッ……わーったよ」

智代子「な、なんだかおこぼれで私まで容疑者から外してもらえちゃった……」≫


ルカ「そして冬優子の事件では言わずもがな。バイキングの身長制限にかからない人間でなければ、あんな工作はできない」



ルカ「……こうして少しずつ絞っていけば、どうしてもその名前が浮かんできちまうんだよ」


ルカ「正直なところ、一番ないとすら思っていた。普段のオマエの言動は、そういうイメージからは一番かけ離れていたからな」


ルカ「天真爛漫で、快活に笑って、策略を練るなんて器用さもなくて……言っちまえば、バカだと思ってたよ」





ルカ「月岡恋鐘、オマエなんじゃねーのか」






エグイサル赤『……』


エグイサル青『……』


エグイサル緑『……』


エグイサル桃『……』


エグイサル白『わたしも、同意見だよ……恋鐘ちゃんは、さりげなく事件や動機に気づかせる言動を取っていたし……』

エグイサル白『狸として考えられる条件を……どれも満たしちゃってるんだ……』

ルカ「どうなんだ、月岡恋鐘。オマエにも答える義務があるだろ」

モノクマ「……」

モノクマ「うぷぷぷ……オマエラってば酷いなぁ、今この状況で答える義務があるなんて」

モノクマ「答えたくても、名乗れないんだからしょうがないでしょ?」

ルカ「……チッ」

モノクマ「市川さんを被害者だと断定した時とおんなじ! 犯人が月岡さんだって言うんなら、それを示す根拠を示してもらわないと!」

(月岡恋鐘が狸だと言う根拠、か……)

(物的な証拠なんてあれば、もうとっくに示している。他に何か、糾弾するための材料はないか……?)

------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×8
集中力:☆×12

コトダマ
‣【モノクマファイル5】
‣【コーヒーのシミ】
‣【冬優子の手紙】
‣【美琴との軋轢】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【点の血痕】
‣【死体上のシート】


エグイサル青『恋鐘が狸だって……?』

エグイサル青『……詳しく聞かせてもらえるかい』

エグイサル白『恋鐘ちゃんは【狸としての条件を満たしています】……っ』

エグイサル白『他に候補になりうる人はいません……っ!』

エグイサル緑『でも、【確定的な証拠はない】んでしょ?』

エグイサル緑『命のかかった重要な決断。流石にこの段階で論じるのは早計では?』

エグイサル赤『ど、どうなんですか……!』

エグイサル赤『狸だと示す明確な根拠は、あ、あるんですか……?!』

エグイサル白『落ち着いて考えてください……』

エグイサル白『恋鐘ちゃんが狸だっていう根拠を……あなたは知っているはずだから……』


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】


-------------------------------------------------


(……月岡恋鐘が狸だと言う根拠……?)

(今、私の手元にそう思えるものは何一つない。あいつを糾弾するには、用意が足りていない)

(……それなら)

(今からでも見つけだしてやる、あいつと過ごした時間の中で、一瞬でも見せた綻びが何かないか……見つけだしてやる!)

-------------------------------------------------

【検討プロセッシング開始!】

月岡恋鐘が全ての元凶、その前提のもと考えていくぞ。
……私だって人間だ、流石に思うところがないわけじゃないが……それは足踏みをする理由にはならない。
ここまでの歩みを無駄にしないため、私自身がここから先も生きていくため……負けられないんだ。

まず、物的証拠は……見当たらない。
そんなわかりやすい証拠を落とすような相手なら、こんなに苦労だってしていない。
狸の尻尾を掴むためには、もっと別の角度から切り込むことが大切だ。

月岡恋鐘とは毎朝顔を突き合わせていた。
レストランの朝食係を買って出ていたのはあいつ自身だし、情報共有も頻繁にしていた。

……【情報】、か。

千雪が殺されたあの事件で、狸はなぜか冬優子の秘密を知っていた。
それはつまり、モノクマらと同じ情報を共有していたというわけで、私たちの通常知り得ない情報まで持っていたと言うことになる。

これって、武器にならないか?

あいつがもし、私たちの通常知り得ないことを何か一言でも溢していたのなら……狸だと糾弾するには十分な根拠になりうる!
あいつのこれまでの言動で、なにかおかしなところはなかっただろうか……?
例えば、私が持っている情報で他の連中とはまだ共有していない情報を知っていた、とか……


【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


【発言力:♡×8→7】

冬優子からもらった手紙、その中身は確かにまだ誰にも話していない……
だけど、他の連中がその手紙について触れた瞬間もなかったはずだ。

これじゃあ狸をおびき寄せる罠にもなりそうにないな……

狸の招待を明らかにするなら、全員がある程度は知っている情報でかつ、狸のみが超えてしまったラインがあると一番いい。
そんな条件のものが、何かなかっただろうか……

あいつがもし、私たちの通常知り得ないことを何か一言でも溢していたのなら……狸だと糾弾するには十分な根拠になりうる!
あいつのこれまでの言動で、なにかおかしなところはなかっただろうか……?
例えば、私が持っている情報で他の連中とはまだ共有していない情報を知っていた、とか……

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


【発言力:♡×7→6】

浅倉透にもらったお守り……
あれもまだ分からないところはあれど、同じ場で全員がお守りを貰ったんだ。
そこに目だった情報の差異はないだろう。

もっと、人によって知っている情報の範囲が違うもの……特に、私がよく知っているものなんかだとそれが分かりやすいかもな。

あいつがもし、私たちの通常知り得ないことを何か一言でも溢していたのなら……狸だと糾弾するには十分な根拠になりうる!
あいつのこれまでの言動で、なにかおかしなところはなかっただろうか……?
例えば、私が持っている情報で他の連中とはまだ共有していない情報を知っていた、とか……

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


【美琴との軋轢】

【CORRECT!】

……そうだ。美琴の暴走はある程度共有しているが、その全てを話したわけではない。
美琴が浅倉透の殺害をどんな形で企て、何をしていたのか……

もしそれを詳細に知っていれば、十分に疑う根拠になるぞ!
思い出せ、月岡恋鐘がついうっかり、知り得ない何かを口にしているはずだ……!


Q.恋鐘が何故か知っていた、美琴との間のやりとりは?

A.美琴の言葉
B.美琴の殺害計画
C.美琴の行動

↓1


【C】

【CORRECT!】

そうだ……!
美琴は武器を調達したり、他の方法を模索したり、衝動的な行動を繰り返していた。
計画とはもはや呼べない代物で……その結果が私や市川雛菜だ。
それを私も共有してはいたものの、全部は伝えちゃいない。
それなのに、月岡恋鐘はさも今聞きましたと言わんばかりに、誰も教えちゃいけない情報を話していた……!

月岡恋鐘が、なぜか知っていた美琴の浅倉透殺害計画とは……!

-------------------------------------------------

【ひらめきアナグラム開始!】

発言力:♡×6
集中力:☆×12


『くアのスッくどラドトやグ』


【正しい順番に並べ替えろ!】


1.解答する
2.集中力を使う(一部文字が正しい位置に移動する)

↓1


「……!」

【COMPLETE!】


≪「なんでこんなとこにいんだよ……」

今まで通り、自分の体を痛めつけるような特訓に打ち込んでいればまだ良かった。
鬱憤やストレスを感じる時間が勿体ない。
気を沈めている余裕があるなら、それも全部練習に注ぎ込む。
緋田美琴とは、そういう人間だったはずだ。
なぜ、こんなところで薬品の吟味などしているのだろうか。

「……手ェ離せ!」
「ルカ……!?」

不意をついてその手から薬品をひっぺがした。
プラスチックの瓶は手を離れて落下しても割れることはなく、コロコロと転がってラベルが目に入る。

「コトキレルX……劇薬じゃねえか」
「……ルカには、見られたくなかった」
「私だって、見たくねえよこんな美琴」≫


コトキレルXを持っていたあの時の美琴のこと……誰にも話しちゃいない!
それなのに、あいつは……あいつは……!


≪ルカ「だからって気抜くなよ、美琴は私たちの誰よりも背丈だって高い。そう簡単に抑え込めるわけじゃない」

智代子「それに美琴さんはファイナルデッドルームもクリアしてるし、武器だって私たちの予想以上のものを持ってるかもしれないよ!」

【恋鐘「毒薬だってドラッグストアから調達しとったけん、不意打ちにも注意せんばね!」】

ルカ「……そう考えると、恐ろしいな。美琴のやつ」

雛菜「あなたが弱気になっちゃ一番ダメじゃないですか~?」≫


間違いない、月岡恋鐘こそが狸だったんだ……!


【FORGING!!】


コトダマ【美琴との軋轢】→【ドラッグストアの凶行】
〔第4の島が解禁された翌晩、ルカは劇薬を手にする美琴にドラッグストアで遭遇した。だが、この時のことは誰にも共有していない情報。それを知る者は、他人を監視カメラ越しに眺めてにやつく醜悪な卑怯者〕

-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×6
集中力:☆×12

コトダマ
‣【モノクマファイル5】
‣【コーヒーのシミ】
‣【冬優子の手紙】
‣【ドラッグストアの凶行】
‣【監視カメラ:ワダツミインダストリアル内部】
‣【エグイサルのリモコン】
‣【点の血痕】
‣【死体上のシート】


エグイサル青『恋鐘が狸だって……?』

エグイサル青『……詳しく聞かせてもらえるかい』

エグイサル白『恋鐘ちゃんは【狸としての条件を満たしています】……っ』

エグイサル白『他に候補になりうる人はいません……っ!』

エグイサル緑『でも、【確定的な証拠はない】んでしょ?』

エグイサル緑『命のかかった重要な決断。流石にこの段階で論じるのは早計では?』

エグイサル赤『ど、どうなんですか……!』

エグイサル赤『狸だと示す明確な根拠は、あ、あるんですか……?!』

エグイサル白『落ち着いて考えてください……』

エグイサル白『恋鐘ちゃんが狸だっていう根拠を……あなたは知っているはずだから……』



【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する

↓1


記憶の中から証拠を生み出し、ロンパをしたところで本日はここまで。
次回ノンストップ議論の直後より開始します。
おそらく裁判の最後まで行くはずです、黒幕をこの手で打ち破りましょう。

次回更新は7/1(金)の21:00ごろの予定です。
それではお疲れさまでした、またよろしくお願いします。


すみません、更新一時間前後遅れると思います


ルカ「見つけた……!!」

【BREAK!】

ルカ「今、どのエグイサルにオマエが乗ってるのかは知らねえ。だけど……もうオマエを守るのはその秘匿性だけだ」

ルカ「私は、オマエこそが狸だと確信したぞ」

エグイサル青『そこまでお言いになるからには……明確な理由があるのですね……』

ルカ「ああ……小宮果穂の事件以来、美琴は浅倉透への殺意を隠すことがなくなったのはオマエらも承知のことだよな?」

エグイサル桃『透の何がそんなに気に食わないのかはわかりませんが、そうですね』

ルカ「そして実際、今回の被害者の市川雛菜を使い物にならなくするような襲撃もかけた」

ルカ「でも、それ以前に何度も私は美琴の影を追って、何度か衝突をしているんだよ」

エグイサル緑『美琴さんと、ぶつかったんですか……?』

ルカ「なんとか止めるように説得したり、無理やりにあいつが危険物を手にしているのを抑えたり、な。その全てを私はオマエらに共有したわけじゃないが……そういうのは度々あったんだ」

ルカ「……相方がブレーキの壊れた車みたいに暴走すんのは見てて気分のいいもんじゃなかったけどよ、でも今回ばかりはその『度々』が私たちにとっての武器となる」

エグイサル赤『ど、どういう意味……?』



ルカ「ちょっと前のことだ、私が美琴にワダツミインダストリアルで庇われた話をしたよな?」

エグイサル緑『うん……確か、アルミのシートで姿を覆ってもらったんだよね!』

ルカ「その時に、美琴の暴走の話になって……月岡恋鐘はついうっかり、口を滑らせちまった」

ルカ「美琴は【毒薬も握っていた】、ってな」

ルカ「あいつとドラッグストアでかち合った話は私は誰にも一度もしてない。まして、毒薬を手に取ってたなんてのはな」

ルカ「オマエらも全員がその耳で聞いたはずだ、月岡恋鐘が不意に漏らした言葉……自分自身が狸だと実証する、自白にも近いその言葉を……!!」


裁判場にどの声で響き渡ったのかは私は知り得ない。
これだけの威勢で指を突きつけようとも、エグイサルのスピーカーを通せば、
ぐうたら女の情けない声やチビザコの消えいるような声にすらなっていたかもしれない。
でも、私の言葉の後に訪れた静寂が饒舌に教えてくれた。
私のこの糾弾を他の連中は荒唐無稽な与太話と切り捨てるではなく、信用に足るだけの指摘として受け入れてくれたこと。

そして、仲間だと信じて疑わない相手が敵であると確定し、やり場のない思いが波のように押し寄せていることを。
エグイサルのスピーカーのあちこちから、声にもならない息づかいが漏れて聞こえてくるのだ。
私の指摘によって、積み重ねてきた時間とそこに根付く想いとは今この瞬間に大きく揺らぐことになる。
盤石な土台だったはずのそれはいつの間にか四肢を飲み込もうとする泥沼へと変わり、思考をずるずると引き込んでいく。
体が示せるのは、ただ溜まった唾を嚥下するという反応のみ。



裁判場は佳境とも思えないほどに、静まり返ってしまった。








「も〜、しゃんとせんといかんよ!」






モノクマ「みんなそがん顔しとったらいかん! 病は気からなんて言葉もあるばい、落ち込んだ時ほど笑顔にならんね!」


モノクマ「ば〜りばりの笑顔でいれば、なんも怖いことなんかなかよ!」


モノクマ「そう!」



モノクマ「たとえうちがみんなをコロシアイに巻き込んだすべての元凶だったとしても……ど〜んと笑い飛ばせばよかよ!」



モノクマ「アーハッハッハッハッ!!!!!」




モノミ「な、なんの真似でちゅか……あんた、急に何を言い出してるんでちゅか……?」

モノクマ「モノミこそなんね? もううちん正体はバレとるたい、今頃取り繕ったところで後の長崎くんちばい!」

モノミ「アイヤーッ! 地元に根ざした表現で、月岡さん本人であることをアピールするのに余念がありまちぇーん!」

ルカ「認めるんだな……オマエが全ての元凶、狸だってことを」

モノクマ「ルカ、うちは感動しとるばい……あんなにはじめは他のみんなと距離も置いとったのに、うちん一言一句まで気にかけて、とうとう証拠ば掴んで……」

モノクマ「理想のアイドルに向けて着実にステップアップができとるばい!」

ルカ「あ……?」

モノクマ「でもルカ、うちはまだまだ負けとらん……決着はついとらんよ!」






モノクマ「うちが狸でも……どうやってうちをこの裁判で裁く気?」





ルカ「何……?」

モノクマ「うちはルカたちと全く同じ条件でこの裁判に参加しとるけん、クロとして指摘すればちゃ〜んとその罰も受けるばい」

モノクマ「でも、今のルカたちにはどれがうちの乗っ取るエグイサルなのか見分けがつかんとやろ?」

ルカ「お、おい……それじゃまさか……」




モノクマ「そう、この裁判では『誰が』じゃなく『どのエグイサルに乗っている人が』犯人か当ててもらうばい!」




(こ、こいつ……やけにあっさり認めると思ったら……!)

(絶対に自分が犯人だとは指摘されないための布石を貼ってやがったのか……)


どれだけ目を凝らそうとも、ズーム機能を使っても、コックピットのガラスは外側からでは曇っていて内側を見ることができない。
つい先ほどまで鮮明に浮かび上がっていた狸としての月岡恋鐘の姿は今再び闇の中に忽然と消え去ってしまったのである。


モノクマ「ふふ〜ん、ルカたちに当てることができるとやろか?」


モノクマ「血に塗れた色合いの赤いエグイサル?」

エグイサル赤『……』


モノクマ「血の気のひいたような色合いの青いエグイサル?」

エグイサル青『……』


モノクマ「サイコポップな発色の桃色のエグイサル?」

エグイサル桃『……』


モノクマ「闇より深い樹海の緑のエグイサル?」

エグイサル緑『……』


モノクマ「清廉潔白を装った、嘘くさい白いのエグイサル?」

エグイサル白『……』


モノクマ「そして、誰よりも目立つ……下品なギラツキの黄色のエグイサル?」

(これが私、か……)

(どうだろう……状況といい、証拠といい……白があさひであることは間違いないと思う)

(議論の流れからしても黄色に私が乗り込んでいることは他の連中にもわかっているだろう)

(だけど、他の連中はまだ……確証が持てない)

(クソッ……なにか、なにかこの逆境を一発でひっくり返せるものはないか……?!)


エグイサル桃『ま、待って……! それなら、あさひが答えを知ってるんじゃないかな!?』

エグイサル青『そうか……彼女は犯人がコックピットに戻るのに嫌々加担させられている。それならどのエグイサルに戻ったのか、色までしっかりと把握しているはずだ』

エグイサル白『……』

エグイサル桃『……あれ?』

(……私もそれは一度考えた)

(でも……ダメなんだ、あの時のあさひは……色が分かっちゃいなかったんだ……)

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


ルカ「……チッ」

【解!】

ルカ「思い出せ、私たちがレストランで催眠ガスを吸わされた時から、今に至るまで。あさひはどんな格好をしていた?」

エグイサル赤『格好……? えっと……いつもみたいに、クリーム色のカーディガンに……』

エグイサル赤『ガスマスク……?』

エグイサル白『……ごめんなさい』

ルカ「……あのガスマスク、丁度目のグラス部分が灰色のガラスで作られてたんだ。それを通して外を見たところで、どうなる?」

エグイサル桃『世界のすべてが……灰色に見えてしまう……』

エグイサル青『そ、それじゃ……まさか……』

ルカ「あさひは事件当時、色の区別がついていなかったと思うぜ。だから……犯人がどのエグイサルに戻ったのか、正確には分かっちゃいないんだろうな……」

エグイサル桃『立ち位置とかを覚えてたとしても、さっきまで犯人に眠らされてたっつってたし……もう滅茶苦茶になってるだろうな』

(……クソッ、あと一歩……あと一歩だってのに……!)

モノクマ「うぷぷぷ……」






エグイサル白『諦めちゃダメです……っ!』






ルカ「……!?」

エグイサル白『真実はあと一歩のところまで迫っています、今はその手前で少し曇り空になっただけ……』

エグイサル白『もう、私たちは真実を掴み取るための翼は持っているはずです……っ』

エグイサル白『空を晴らすことができるのは、私たちだけです……っ!』

(真実を掴み取るための、翼……?)

(もしかして、これまでの議論の中で……エグイサルの正体を明かすための何かもすでに見つかっているってのか……?!)

ルカ「……それならやることはただ一つだ」

ルカ「この事件を始めっから振り返って……その中に隠されたヒントを見つけ出す」




ルカ「月岡恋鐘、オマエの喉元にナイフを突きつけてやるよ……!!」




-------------------------------------------------

【クライマックス推理開始!】

【act.1】


ルカ「事件の発端となったのは、あさひが散布した催眠ガスだった。いつも通りレストランに集まった私たち、そして何者かによって呼び出された美琴。全員は無防備にもあさひの策にはまり、意識を失った」


ルカ「次にあさひはワダツミインダストリアルから持ち出したエグイサルを使って、わたしたちをそのまま第五の島へと運んだ。モノクマの開発中である新兵器のエグイサルをどうしてあさひが操縦できたのか? それは、冬優子の遺したリモコンのおかげだった」


ルカ「……多分、ファイナルデッドルームの初回攻略特典の一つだったんだろうな。私にもあいつから託された手紙があったし……有栖川夏葉を手にかけたこと、そして私たちを遺して逝くことに負目があったのかもしれない」


ルカ「それに、あのリモコンだけ渡されても訳がわからねーだろうしな。冬優子が犯行に手を染めた段階ではエグイサルの姿形も出ていなかった。好奇心旺盛なあさひならその正体を突き止めてくれると、そう期待したのかもしれない」


ルカ「……まさかそれで、こんな事件が起きるなんて、思いもしなかったんだろう」


【act.2】

ルカ「ワダツミインダストリアル工場内に到着したあさひは狸を誘き出すための準備を着々と進めた。ここまで私たちの体を運んだ白いエグイサル以外の、赤、青、緑、黄、桃の五体に一人ずつ乗せて、コックピットをリモコン操作で閉めた。これにより、通常操作権を持たない私たちは脱出もできなくなる。ただ一人、このコロシアイの元凶でもある狸を除いて……な」


ルカ「エグイサルに搭乗させたことを前提に、自分自身を囮にした上で、誰が犯行を行ってもバレないであろう状況を作り出す。エグイサルで四方を取り囲んだ中央に何も武器も持たずに椅子に腰掛けた」


ルカ「まあ実際のところは行動ログは取っていたし、監視カメラの画角にすっぽり収まるようになっていた。狸が動こうものならその証拠が残る。たとえ自分の命と引き換えになろうとも……絶対に、狸を抑えてやろうとしたんだろうな」


ルカ「……でも、この時にイレギュラーが起きた。市川雛菜の薬剤耐性。つい数日前の美琴との接触で右手の神経が完全に死んで、激痛を前に鎮痛剤の常用を余儀なくされていたあいつは、催眠ガスの麻酔作用が効きづらくなってしまっていたんだ」


ルカ「多分、市川雛菜をエグイサルに乗せようとしている段階であいつは目を覚ました。わざわざ他の連中を巻き込んだ秘密の計画を練っていたというのに、こんなことでバレてしまうとはあさひからすれば肩なしだ」


ルカ「そこで、あさひは市川雛菜を抱き込んだ。あいつは美琴によって右手が使い物にならなくなっていたし、狸である可能性はかなり低かった。下手に騒がれてしまうよりも、計画を共にする同志にしてしまったほうが得策だと考えたんだ」


ルカ「そこであさひは市川雛菜をアルミのシートで隠すことにより存在をエグイサルの赤外線カメラでも掴ませないように工作。狸に気取られることなく、目撃証言という有効な証拠を生み出そうとしたんだ」


ルカ「……これが失策だったのかはわからない。あさひがミスをしたのだというなら、もっと前提の部分。単独でこの計画を実行してしまったことを追及できるが……きっとこの一つの選択により結末が大きく変わってしまったのもまた事実なんだろうな」


【act.3】

ルカ「イレギュラーは続いてしまったんだ。市川雛菜だけでなく、目を覚ましてしまったものがもう一人。もしかすると最初っから意識を失ってなかったのかもしれない。だって、今回の犯人はコロシアイの首謀者……私たちの情報など全て筒抜けで、あさひの反抗計画もその全てを知っていたはずだから」


ルカ「市川雛菜との共謀関係がはじまった最中、その頭上ではとあるエグイサルのコックピットがゆっくりと開いていく。リモコンがないと操作はできないはずなのに……なぜ? その答えは単純だ、エレクトボムを使えば脱出は簡単だったんだ」


ルカ「コックピット内で炸裂したエレクトボムはジャミング電波を発生させ、エグイサルのコックピット内で異常事態が起きたと判定される。その結果緊急脱出システムが作動し、出ることができる」


ルカ「コックピットが開くと同時にジャミング電波は四方八方へ拡散。ワダツミインダストリアル内の監視カメラや行動ログも全て機能停止してしまった。これにより発生した空白の時間に、その全ては起きたんだ」


ルカ「完全に不意をつかれる形となったあさひはそのまま意識を奪われた。裁判の途中まで何の反応を示さなかったあたり、最終的には強力な麻酔をすわされたのかもな」


ルカ「だが、狂牙はあさひだけでなく市川雛菜にまで及んだ。市川雛菜も体格はいい方だ、普段なら跳ね除けることもできたかも知れねえが、あいつは生憎肝心の右手が使えない。抵抗も甲斐なく、あいつはあさひが腰掛けていた椅子に拘束されてしまった」


ルカ「両手を縛り付けられ、手には手袋をつけられた。体の上には身を隠すために使っていたアルミのシートをかぶせられ、見た目からはとことん身元が特定できないように工作された。犯人は、首無しの身元不明の死体を作ることによほどご執心だったらしい」


ルカ「でも、当然首を刎ねるのは容易じゃない。どれだけ切れ味のいい刃物でも、振るう人間が非力な女じゃ大した切れ味にはならない。それだけの出力が必要だ」


ルカ「そこで犯人が使ったのが……なんと、モノクマだ」


ルカ「浅倉透から奪った後、恐らく解析を終えていたんだろうな。エレクトボムのジャミングは特定の波長の電話には相殺されてしまい、ジャミングの効果を発揮しない。モノクマはその“例外”に該当するように改造が施されていた」


ルカ「だから犯人は監視カメラにも映像を残さず、行動ログにも不審な動きを記録させず、市川雛菜の首をモノクマで刎ねることができたんだ。……市川雛菜はきっと絶命の瞬間までずっと意識があったんだろうな。あいつの手にはめられていた手袋は、左手だけがささくれてしまっていた。内側で必死に掻きむしった痕だろう。でも、これがきっかけとなって被害者を特定する根拠になったんだ」


ルカ「今回用いられたモノクマという最悪最凶の凶器……でも、その凶悪さこそが今回の犯人を導き出した!」

ルカ「私たちをコロシアイに引き摺り込んだ張本人、そして私たちの中に潜伏して散々かき乱した狸野郎……」

ルカ「その正体は_____________」



ルカ「月岡恋鐘、オマエだったんだな……!!」



【COMPLETE‼︎】


ルカ「……今回の事件の一連の流れはこれで全部のはずだ」

(今の推理の中に……月岡恋鐘がどのエグイサルに乗っているのかを突き止めるヒントが……?)

モノクマ「ふふ~ん、どがん考えてもうちがどんエグイサルに乗っとるかなんかわかるわけがなかよ!」

モノクマ「あさひはうちがエグイサルに戻る時の協力もしてもらっとるけど、あさひには目隠しをしたうえで、うちのエグイサルのボタンを押させたばい! あさひもうちの居場所は知らんけんね!」

エグイサル白『……』

エグイサル白『耳を貸す必要などございません……確かに、今の凛世たちに……恋鐘さんがどれに乗っているのかを知っている方は一人とていらっしゃいません……』

エグイサル白『でも、だからって終わったわけじゃねーんだ! ここからでも、どれに乗ってるか分かる方法がある!』

エグイサル白『その方法は今、あなたが語ってくれた推理の中にあるんだよー!』

(……月岡恋鐘がどのエグイサルに乗っているのか突き止める方法)

(クソッ……いったいどうやるってんだよ……!)

-------------------------------------------------

【検討プロセッシング開始!】

……ひとまず黒幕もとい月岡恋鐘の行動について整理は出来た。
私の推理の一連の流れで行動を起こしたことはもう間違いないはずだ。
問題は……この中で何を活用して、エグイサルの特定につなげるかだ。
どれだ……? 犯人の、どの行動が特定の役に立つ……?

A.催眠ガスの無効化
B.エグイサルの脱出
C.モノクマの使用
D.エグイサルへの再搭乗

↓1


【B】

【CORRECT!!】

……そういえば、月岡恋鐘は基本的にはすべて私たちと同条件で行動していた。
情報に関してのアドバンテージはあるものの、寝食を共にして時間も共有していた。
そして、行動の範囲も私たちと同一だった。
解放されていない物以上のことはしておらず、あくまで参加者『月岡恋鐘』に許された中での行動をとっていたのだ。

それは、今回の事件においても同じだった。
エグイサルの操作権を持っていたのは最初にファイナルデッドルームをクリアした冬優子からリモコンを受け継いだあさひのみ。
月岡恋鐘もやろうとすれば可能だったのかもしれないが、あくまで一参加者としての条件に拘った。
だから、こいつは私たちにも可能な方法でエグイサルを脱出したんだったよな。
エレクトボム、という浅倉透にも使用可能だったものを使って。

……あれ?
確かに私たち全員、エレクトボムは情報として共有はしていたが……なんで月岡恋鐘はそれを使用までしているんだ?
私はあの時、浅倉透にエレクトボムを託したはず……だったよな?

それってつまり……

A.浅倉透によって譲渡された
B.浅倉透から強奪した
C.浅倉透が落としたところを拾った

↓1


月岡恋鐘は、今日この瞬間まで私たちの味方だったんだ。
だからあいつも……私たちに馴染もうとする浅倉透からすれば信頼を置かれていた存在だったはずなんだ。
浅倉透がエレクトボムを渡していたとしても、何ら不自然ではない。

いや、むしろそう考える方が自然だ。
でも、一人だけに渡した……なんて、そんなはずがないよな。
月岡恋鐘が特別な間柄だったようなそぶりはないし、もし一人だけを選ぶなら市川雛菜だろう。
となると、エレクトボムの譲渡は全員に対して行われていたはずなんだ。
浅倉透から、全員に渡されたもの……それって……


【正しいコトダマを選べ!】

>>4 >>5

↓1


【透のお守り】

【CORRECT!!】

そうだ……あの時レストランで全員に渡された出来合いのお守り。
あれは私を含めた生き残りのほぼ全員にその場で渡されたものだ。
浅倉透から何かを受け取ったタイミングは……あの時しかない!

懐に入れておいた私の分のお守り……その巾着部分をほどくと……



……やっぱり、あった。
紙札でも、勾玉でも、神木なんかでもない……
このお守りの正体は、エレクトボムだったんだ……!!


【FORGING!】

【透のお守り】→【エレクトボム】
〔第5の島を探索時、軍事施設にて発見したジャミング電波を発生させる投擲武器。透から『お守り』として生き残りメンバーのほぼ全員に手渡された。今回の犯人である恋鐘はこれを用いてエグイサルを脱出したものと考えられる〕

-------------------------------------------------

【パニックトークアクション開始!】


モノクマ「うぷぷぷ……」【防御力60】
モノクマ「ふっふ~ん♪」【防御力65】
モノクマ「本気でボクに勝てると思ってるの?」【防御力70】
モノクマ「うちにアイドルやらせたら、右にでる者はおらんけんね!」【防御力75】
モノクマ「絶望、どがんね~?」【防御力80】


【盾の防御力をコンマで削り切れ!】

↓1~5


【発言力:♡×6→5】

【コンマ 08 70 00 28 65】

【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】

【最終コンマ 23 85 105 53 90】

モノクマ「うちはまだまだ負けん……絶望は、そう簡単にはやられんとよ!」

(あと少し……あと少しだ……!)

-------------------------------------------------

【パニックトークアクション開始!】


モノクマ「うぷぷぷ……」【防御力37】
モノクマ「ふっふ~ん♪」【BREAK!】
モノクマ「本気でボクに勝てると思ってるの?」【BREAK!】
モノクマ「うちにアイドルやらせたら、右にでる者はおらんけんね!」【防御力22】
モノクマ「絶望、どがんね~?」【BREAK!】


【盾の防御力をコンマで削り切れ!】

↓1~2


【発言力:♡×5→3】

【コンマ 20 27】

【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】

【最終コンマ 35 42】

【敵の防御力がわずかに残った……】

【敵の防御力がピトス・エルピスの補正値未満の防御力のため、失敗分のダメージを受けたうえでの突破とします】

-------------------------------------------------
【ALL BREAK!】

ルカ「調子に乗ってんじゃねえ!」


【モノクマ「うちの乗るエグイサルを突き止めるなんて、どがんしたって不可能ばい!」】


ム/エ/ク/レ/ボ/ト


【正しい順番に並び替えて、コンマ値80以上でとどめをさせ!】

↓1


【コンマ43】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ 58】

【発言力:♡×3→2】

モノクマ「引かん! 媚びん! 顧みん!」

モノクマ「それがうちの、絶望のセオリーばい!」

(クソッ……あとちょっとなのに……!)

-------------------------------------------------

【モノクマ「うちの乗るエグイサルを突き止めるなんて、どがんしたって不可能ばい!」】


ム/エ/ク/レ/ボ/ト


【正しい順番に並び替えて、コンマ値80以上でとどめをさせ!】

※アイテムはここでも使用可能です
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1


【コンマ20】

【ピトス・エルピスの効果によりコンマの値が+15します】

【最終コンマ 35】

【発言力:♡×2→1】

モノクマ「引かん! 媚びん! 顧みん!」

モノクマ「それがうちの、絶望のセオリーばい!」

(クソッ……あとちょっとなのに……!)

-------------------------------------------------

【モノクマ「うちの乗るエグイサルを突き止めるなんて、どがんしたって不可能ばい!」】


ム/エ/ク/レ/ボ/ト


【正しい順番に並び替えて、コンマ値80以上でとどめをさせ!】

※アイテムはここでも使用可能です
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×1

↓1


【高級ヒーリングタルトを食べた……】

【上品な甘さがほっぺたを蕩けさせる……!】

【発言力が最大まで回復しました】

-------------------------------------------------

【モノクマ「うちの乗るエグイサルを突き止めるなんて、どがんしたって不可能ばい!」】


ム/エ/ク/レ/ボ/ト


【正しい順番に並び替えて、コンマ値80以上でとどめをさせ!】

※アイテムはここでも使用可能です
【プロデュース手帳】×1

↓1


【コンマ68】

【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】

【最終コンマ83】

ルカ「これで終わりだ!」

【BREAK!】

ルカ「なるほど……そういうことだったのか……月岡恋鐘、オマエの一連の犯行にはどうやっても埋めようのない粗があったみたいだぞ」

モノクマ「……何を言うとると?」

モノクマ「あさひの口も封じとる、監視カメラや動作ログもな~んも残っとらん。そいやのに、うちの行動をどうやって辿るつもりばい?」

ルカ「いや、オマエがどれに乗り込んだのかなんて行動を辿って考える必要はなかったんだ」

モノクマ「……ふぇ?」

ルカ「今この瞬間に、ほんの数秒にも満たない私たちの行動で……オマエの居場所はすぐに分かっちまうんだよ」

モノクマ「な、なんばいいよっと!? そ、そがん方法があるわけが……」

ルカ「よく聴けオマエら!」


エグイサル赤『……』

エグイサル青『……』

エグイサル緑『……』

エグイサル桃『……』


ルカ「月岡恋鐘がすべての元凶だったと知って動揺する気持ちは分かる……でも、これまでに死んでいった奴に報いたい、この先も生きていたいとそう願うんだったら……」

ルカ「今すぐ手元にある、浅倉透に渡されたお守りを確かめろ! そして、その中身を……今この場で地面に向かって投げつけろ!」

エグイサル白『……流石だね、どうやらエスコートは不要だったようだ』

モノクマ「な、何を急に言い出すばい! 透が丹精込めて作ったお守りを、そがんぞんざいに扱うなんて罰当たりばい!」

ルカ「ハッ、あいにくこちとらカミサマなもんでねバチなんか全く怖かねえんだよ!」

ルカ「それに、自分の行動を棚に上げて非難だなんていい度胸じゃねえか……!」

モノクマ「……っ!」

ルカ「いいか、さっきも言ったが今回の犯人はエグイサルの脱出にエレクトボムを用いた。内部で電波障害、動作不良を引き起こすことで緊急事態だとシステムに誤認させたんだよ」

ルカ「そのエレクトボムは、浅倉透に手渡されたお守りそのものだったんだ。だからこそ、あの時レストランに居合わせていた月岡恋鐘は脱出することができたし、私たちの中に擬態することができた」

ルカ「でもそれは反対に言えば……今この場で脱出できない人間こそが犯人であることの証拠になる。だって犯人は既に一人一個しかないエレクトボムを使ってしまっているんだからな!」



ルカ「さあ、私たちの手で暴き出してやろうぜ! 月岡恋鐘が……狸が、どのエグイサルに潜んでいやがるか!」




私は力一杯浅倉透から受け取ったお守り、その中のエレクトボムを地面に叩きつけた。


バァァァァァァン…!!


けたたましい音と共に閃光が飛び出し、思わず私は目を自分の右腕で覆う。
いくら爆ぜたと言っても、そこにあるのは熱でも風でもなく電波の嵐。
身に感じる衝撃はそれ以上のものは何もなく、やがて光と音とが消え失せるのに合わせるように私は腕を下ろしていく。
その腕の動きとは対照的に……いよいよその幕が上がっていった。



「……よう、だいたい予想通りだったな」



久しぶりにソールで床を叩いてみれば、目の前には見覚えのある顔ぶれが並ぶ。


透「……どう言えばいいんだろうね。この事件、私は当事者でも、無関係でもないし」

青いエグイサルの前に立つのは【浅倉透】。
眉を顰め、胸元を抑える。
他の連中の顔を見たことで、改めて市川雛菜の死を確認した表情。


智代子「間違った道じゃないって……そう思ってるよ。ルカちゃんのことを、信じてるから」

桃色のエグイサルの前に立つのは【園田智代子】。
自分が今こうして立っていることもまだ飲み込めていない、月岡恋鐘の糾弾はなおさら。


あさひ「ルカさん、すごいっす。わたしの考えた通りっすよ」

白のエグイサルの前に立つのは【芹沢あさひ】。
いつもの元気溌剌な笑顔はどこへやら、その肩を縮こませる。
ただ、その中でも私を見据えるその瞳から光は消えてはいない。

議論の流れからしても、概ね想像通りの組み合わせが並んだ。



モノクマ「うぷぷぷぷ……」



……【概ね】。






ルカ「……美琴?」



想像と違っていたのは、あと一人……そこにいるべきその人が、いなかったこと。






ルカ「お、おい……美琴……? で、出てこいよ……」

あさひ「……っ! そんな……」

ルカ「何やってんだよ、相変わらず変なとこで抜けてんだから……ほら、エレクトボムをぶつけるだけでいいんだからさ」

ルカ「落ち着いて、な?」

あさひ「……ルカさん」

ルカ「ああ? なんだよ、心配すんなって……すぐに美琴も出てくるからよ」

あさひ「ルカさん!」

ルカ「……!」

あさひ「ルカさん……わたしは、今の今まですっぽ抜けちゃってたっすけど……エレクトボムを使う方法は万能じゃないんっすよ……」

あさひ「ルカさん……それに、気づいててあえてスルーしてたっすよね……?」

ルカ「……」

-------------------------------------------------
【正しい選択肢を選べ!】

・美琴は既にエレクトボムを使っている
・美琴はエレクトボム
・美琴はエレクトボムを受け取っていない

↓1


ルカ「……」

【解!】

透「……渡せてないよ、美琴さんだけには」

ルカ「……っ!」

あさひ「第4の島から美琴さんはわたしたちとずっと別行動だったっす。レストランで食事も一緒に食べないし、探索も同行してない。当然、透ちゃんがお守りを配ったタイミングでもその時レストランにはいなかったっす」

智代子「唯一、エレクトボムを持ってなかったのが美琴さんなんだね……」

あさひ「そう、だからわたしたちは恋鐘ちゃんが乗っているエグイサルを二択にまで絞ることはできてもそこから先は分からないっす」

透「あさひがエグイサルにみんなを乗せたんだったら、わかんないの。どれがどれか」

あさひ「……わかんないっす、わたしはガスマスクをつけてたし、区別がつかないっすよ」

モノクマ「もうルカ、トラファルガー狸の皮算用とはまさにこのことたい!」

智代子「取らぬ狸の、だよ! それだとシャンブルズだよ!」

ルカ「んなもん言ってる場合かよ……!」


(クソ……クソッ、クソッ、クソッ……! なんで、なんでこうなんだよ……!)

(やっと、たどり着いたと思ったのに……やっとその影を掴んだって言うのに……!)

(どうしてあと一歩届かない……!)

モノクマ「ふ~、流石にひやひやしとったと……うちがどっちに乗っとるか、バレてしまうかと心臓バクバクやったばい」

モノクマ「ルカ、残念やったね」

ルカ「テメェ……おちょくってやがんのか……!」

モノクマ「も~、そんなわけなか! うちはただ」



モノクマ「ルカがちゃんと美琴の事、救ってあげられとったらうちの負けやったとに」



モノクマ「……って言いたかだけやけん!」

ルカ「……っ!」


全く持って月岡恋鐘の言う通りだった。
こんなに美琴との仲がこじれることもなければ、ちゃんと美琴の手にもエレクトボムは渡っていただろうし、
市川雛菜の右手も無傷で、なんなら被害者になることを防げていたかもしれない。

むしろ、この現状に至った責任は……私にこそあるのではないか。
全身の血の気が一気に引く、膝は腿より上を抱えるには脆弱で、思わず腰が曲がる。
痙攣したような吐息を手のひらにぶつけて、なんとか意識を保つ。


モノクマ「さてさて、残ったのは緑のエグイサルと赤のエグイサルの二つ! さあ、どっちにうちがおって、どっちに美琴がおるとやろ~?」


エグイサル緑『ルカ、こっちだよー! こっちにわたしがいるよー!』

エグイサル赤『凛世ならば……ここに……』


未だにエグイサルの中に残る二人の声は、スピーカーのフィルター越し。
調子や抑揚と言った、その人ならではの要素は極限までそぎ落とされていて、誰かなんてことはここから予測を立てることは不可能だ。


智代子「ど、どうしよう……全然わかんないよ……」

透「あさひがリモコン使って無理矢理に開けたりはできないの?」

あさひ「ダメっす……今みんなでエレクトボムを使って脱出したんっすから、リモコンも影響を受けて使えなくなってるっすよ」

モノクマ「学級裁判の設備はモノクマと同じようにエレクトボムん影響ば受けんように改造をしとるけん、進行にはな〜んも問題なか!」

モノクマ「つまり、当てれんかったらみんなはここで死ぬし、当てられたらうちが死ぬ! このルールはちゃ〜んと守られるとよ!」


明朗快活な喋り口からは、絶対に突き止められないだろうという自負が見てとれた。
圧倒的優勢な立場にいる時ほど人は饒舌になるものだ。
その反対は、上唇すら重たい。
下唇に前歯を食い込ませながら、恨めしそうにエグイサルの機体を仰いだ。


智代子「恋鐘ちゃん、本気で私たちに勝って……私たちを殺そうとしてる」

あさひ「確率は二分の一っす、材料がなくても投票自体はできるし……」

ルカ「ざけんな! ここまで来て、運に託すなんてそんなの……!!」






透「……ダメだよ、諦めるとか」





ルカ「ああ……?」


波紋がそこかしこから広がりを見せる中、突然にその水面は凪いだ。
もっと大きな波紋が、小さな波紋を丸々飲み込む形で中央から外側へ。
そこに立つのは、誰よりも淡くて、誰よりも濃い……彼女だった。


透「考えなきゃ、だってうちらは生きてるんだしさ。どんな時でも道はどこかにあるはずだって、偉い人だって言ってるし」

透「絶対、あるはずだって。ここからでも、狸を突き止めるための方法が。何か」

モノクマ「透にしては随分とあきらめが悪かね~、やっぱりコピーになると人格もちょっと変わるとやろか?」


認めたくはないが、私もそういう認識だった。
浅倉透と言うアイドルを、テレビ越しやラジオ越しに観測する限りだとどんな局面でも熱く血潮をたぎらせるようなタイプとは真逆。
どんな時でも飄々としていて、こんな時に奮起の言葉を出すようなものとは思っていなかった。


……それは、この島に来るまでの話。
先入観で練り上げられた、粘土で出来たイメージと想像だけのマガイモノ。

私が接した浅倉透は、目の前に立つ浅倉透に相違なかった。
勿論、こいつは浅倉透本人ではない。
あくまで本人の人格をもとに作られたコピー、それでも私はその名を冠するに値するだけの人間だと思う。
人並みに苦心して、人並みに悩んで、人並みに不器用で。
そういう人間くささも併せ持つ、浅倉透が……私の知る浅倉透なのだ。


透「……それならそれでいいよ。私は、ノクチルの浅倉透じゃなくて……ここにいる『浅倉透』だから」

透「そう、胸を張って言えるようにしてくれたのが……雛菜なんだ」


瞳に、私自身の姿が映る。
正面から、頭の隅からつま先まで、楕円の黒丸の中にすっぽりと納まった私は不細工な面をしていた。
掻きむしった髪の枝毛が、口に入りそうな乱れ方をしていて、瞳孔は収まり悪くだらしなく開いている。
その瞳を持つ女とは、大違いだ。
凛として立つ、その背筋には少しのブレも感じない。
一本の芯、市川雛菜と過ごした時間が、そこには通っていた。


透「雛菜、本物が死んでるって聞いてからも私に気を使わせないように、下手に傷つけないように必死に気を回してくれてた」

透「私のことを、『先輩』じゃなくて……『ちゃん』にしたのだって。私を、私という一人の存在と認めてくれたから」

透「私は雛菜のために、負けられない。雛菜の死は無駄だったなんて……そんなの、嫌じゃん」


綴られるのは、この島で過ごしてきた蓄積。
特異な立場の彼女の、並みならぬ思いと記憶の奔流。
私たちは息継ぎをする間もなく、その激流に呑まれてしまう。


透「……これまでずっと、他のみんなに自分のことすら黙ってて。都合が良い話だとは思うけどさ」

透「本当に、反省してるんだ。にちかちゃんのこと、それに美琴さんのこと。シーズのこと」

エグイサル緑『……』

エグイサル赤『……』



透「自分かわいさで、にちかちゃんの言葉にちゃんと答えられなくて。そのせいで、美琴さんをずっと傷つけた」

透「苦しめ続けたのは、私だよ」

透「みんなを信用してなかったわけじゃ、なくて」

透「みんなを信じてたからこそ……言えなかった、言いたくなかった」

透「私が全部偽物で、この島の秘密に関わってるなんて」

透「みんなが浅倉透に抱いてくれた気持ちを、全部台無しにするみたいで」

(それって……)


浅倉透が口にしているのは、七草にちかがおしおきの間際にみせた感情の発露と同じ。
美琴にぶつけた、どっちつかずな美しいまでに不格好なアンビバレンス。
最後まで答えを選び取らなかった彼女は、むしろ図々しいまでに一本気ですらあった。


透「……死にたくない、以上に裏切りたくない」



透「だから、高望みするよ。勝つって、黒幕ぶっ倒すって」



本物の浅倉透だったなら、こんな風な演説を口にするだろうか。
エゴイズムが先に立つ、我欲剥き出しの演説なんて。

……もう、その答えはどうでもよかった。
私にもスタンスは既に固まっていた。
私たちにはこの島が世界のすべて、ここで生きている人間が住人のすべて。
外の世界だとか、立場だとかはもはやどうでもいい。
何よりも優先されるべきは、自分自身の欲求。
浅倉透のエゴイズムに共振した私のエゴイズムが、今再び顔を覗かせた。


ルカ「……何こっちが諦めてるって決めつけてんだ」

透「ふふ、やるじゃん」

ルカ「二択まで絞り込んでやったんだぞ? だったら、ここから先を進めるのはさっきより簡単だ。狸を見つけ出すんじゃなくて、美琴を見つけ出すのでも消去法でいける!」


ルカ「オマエら、知恵を貸せ! あと一歩、あと一歩で黒幕をぶん殴れるぞ!」


あさひ「……ルカさん」

あさひ「そうっすね、冬優子ちゃんならこんな時はすごい顔になって食らいつくっす。愛依ちゃんも、そんな冬優子ちゃんに信じてついていく」

あさひ「わたしも、負けたくない」

智代子「果穂と夏葉ちゃんに託されたんだもん」

智代子「私だって譲る気は全くないよ! 最後の最後まで……推して参ります!」


モノクマ「も〜! 諦めが悪かやね!」

モノクマ「でも、それでこそ283プロのアイドルばい! そのしつこさが、次世代のアイドルの輝きを産むとよ!」


私たちは再び立ち上がる。
受け継いだもの、築いたもの、導いたものを守り抜くために。
亡くしたもの、奪われたもの、積み重ねたものに報いるために。

横を見れば、壮観なツラが並ぶ。
学級裁判は私たちが票を入れるその瞬間まで終わらない。
どれだけ苦戦しようが、どれだけ時間がかかろうが、その結論が出るまでは諦めてやるものか。
もう認めるしかないかもな、その不恰好で暑苦しい生き方を。


智代子「でもどうしようか、情報は正直出尽くしてるような気もするし……」

透「エレクトボムもこれ以上はもうないよ」

あさひ「わたしも、知っていることは全部喋ったっす」

ルカ「クソ……何か、何か方法はないか……?!」






『ほ、方法なら……ないわけじゃ、ないですよ……!』

ルカ「……え?」






裁判場内に、声が響いた。
困窮する私たちにとって最高に都合のいい文言は福音のようで。
実際称するように、その福音は私たちの頭上から聞こえてきた。


エグイサル赤『なんつーか、方法自体は最初っからアタシたちの前にあったんだよ』

エグイサル緑『きゅ、急に何? 何を勝手な______』

エグイサル赤『でも、その方法は……ちょっとだけ、勇気が必要で……』

エグイサル赤『覚悟もめっちゃ必要だから、なかなか踏み切れなかったんだよね』


でも、それは福音なんかじゃなかった。
キンキンと耳から全身に突き抜ける、終末を告げる喇叭。
その音色は醜悪な不協和音で、そして、聴き慣れていた。


エグイサル赤『でも、今の透ちゃんの言葉を聞いて……心臓がトクンって……』

ルカ「お、おい……オマエ、何を言い出してんだよ……!!」

エグイサル赤『どうやら、私も腹を括ることができたようなんだ』

エグイサル赤『みなさまに……お別れを告げる覚悟……』

エグイサル赤『そして、みんなに全部を託す覚悟ができたんだよ!』

ルカ「おい、やめろ!! それ以上喋んじゃねーよ!!」

エグイサル赤『カーテンコールは必要ありません。これは一瞬で終わる、単純な幕引き』

ルカ「口を閉じろ、やめろ、やめてくれよ!!」



エグイサル赤『私が……この、赤いエグイサルに乗っているのが……っ!』








『緋田美琴だから』



ルカ「美琴______________!!」










_____音が戻ってきたのは、それから数十秒の後の事。






目も開けられない程の爆風に運ばれて、額や頬には細々した塵が何度もぶつかった。
有していた熱がチリチリと肌を焼き、思わず袖で顔を拭った。
次に袖を下ろしたとき、世界は様変わりしていた。
木っ端微塵というわけではなく、それなりの頑丈な作りで大きさもある。
内側からの衝撃を受けたとしても、その面影はそれなりに残る。
でも、それ故に痛々しさと虚しさは克明すぎるまでに型取られてしまう。

呆然と立ち尽くす私は、山火事が起きた後を見ている時のような、脱力感と煙たさを感じていた。


モノクマ「な、なんてことをしてくれたばい……?! こげんこつしてしもうたら、ルールが根底から崩れ去ってしまうとよ!」

あさひ「違うっすよ、美琴さんはルールに則った上で恋鐘ちゃんを倒そうとしたっす」

あさひ「恋鐘ちゃんの提示した、自分の名前を言えば即爆死のルールを、逆に利用した。それって何かに違反してるっすか?」

モノクマ「ぐぬぬぬ……」

智代子「だとしても……そんな……自分の命と引き換えだなんて……!!」

透「……最後に、聞いてくれたってことなのかな。私の言葉」


あまりに突然の出来事に、感情の行き場は分からなかった。
きっと、もっと悲嘆すべきなのだろうとは思う。

でも、頭の中に浮かんだ無数の疑問符がその感情をぼやけさせる。
真っ白な視界に真っ白な頭の中、空洞を覗き込んだような、頭から足先まで落下していくような感覚。
実際、私は膝から崩れ落ちていて、コンクリートの床の下、マントルより奥深くに強く引き寄せられていた。
なんとかその場に留まろうとして、証言台の手すりを下から上に掴む。
木を加工した梁は、すべすべとした感触がした。
そこに熱など、ない。


透「……ありがとうございます。雛菜の仇を……みんなの仇をこれでとれる」

智代子「……美琴さん、ごめんなさい。後でちゃんとしっかり、あなたの死に向き合います。でも今は、美琴さんが繋いでくれたこの命の灯火を絶やさないために……戦います」

あさひ「……これがいい方法だったのか、他にも方法があったのか、わたしにはわからないっす。でも、進むしかないっすから。今は、それだけっす」

モノクマ「こがん……こがん終わり方でうちが負けるなんて……」






「最高に絶望的ば〜〜〜〜〜い!!!」






それは嬌声に近しかった。
歓喜というのには複雑なものを内包しすぎていて、それでいて奥底にはドロドロとした血生臭さも混じる。
齢20程度で経験してきたものでは全てを推し量り兼ねる、そんな文脈の上に乗る声だった。
その声を発した人物は体操選手のように軽やかに降り立って、興奮で鼻息を荒げていた。
私たちの顔を一通り舐め回すようにすると、頰に手を当て今度は恍惚の表情。
よほど気に入ったのか知らないが、体をくねらせて飛び跳ねる。
その姿は私たちの見慣れたものとは、かけ離れて見えた。


智代子「緑のエグイサル……そこに恋鐘ちゃんはいたんだね」

恋鐘「そ〜! 二択で持ち堪えたときは凌げるかと思うとったとに、美琴の覚悟には腰ば抜かしてしまったと!」

恋鐘「まあ腰を抜かしとるのはうちだけじゃなかけど」

あさひ「……」

あさひ「ルカさん、いつまでもそうしてたってしょうがないっすよ。ちゃんと終わらせないと、美琴さんの死だって無駄になるっすよ」

(……あ?)

(……あいつ今、なんつった? 美琴が……)

(……………………………)

(いや、そんなわけねーって聞き間違いだよ、聞き間違い)

(美琴が死ぬわけ、死ぬわけ……死ぬ、わけ……)

(美琴が??? 死んだ???????????)


(美琴美琴美琴美琴美琴美琴????????? 死死死死死死死死死死死?????????????????)



智代子「……ダメだよ、今のルカちゃんに言葉は届かない」

あさひ「たとえそうでもわたしたちの勝ちは変わらないっすよ」

あさひ「わたし、透ちゃん、智代子ちゃんの3人で過半数っす。これで恋鐘ちゃんに投票すれば全部終わりっす」

恋鐘「……」


恋鐘「うん〜〜〜!! そうして〜〜〜!!」


智代子「……え?」

智代子「な、何を言ってるの……? この投票が決まれば、あなたは死んじゃうんだよ……? どうして、そんなに嬉しそうなの……?」

恋鐘「智代子こそ何を言うとるばい! うちという強大な壁を、味方の死を踏み台にして乗り越える! こげん美しかアイドルがどこにおるばい!」

恋鐘「うちは、うちの目指した理想のアイドルに大きく近づくことができたけんね!」

あさひ「話を聞くだけ無駄っすよ。だって恋鐘ちゃんはこのコロシアイを始めた人間っす。そんな相手に、言葉が通じるわけないっす」

恋鐘「もう、あんまりな言い方やね」

恋鐘「でも、あさひの言う通りばい。もう勝敗は決したけんね、ちゃんと終わらせて次のステップに進まんといけん!」

透「次のステップ? もう、これで終わりじゃん」


恋鐘「さ〜〜〜〜〜! そうと決まったら早速投票タイムば〜〜〜〜〜い!」



恋鐘「みんなが議論の結果導き出したクロは誰なのか! そしてその答えは正解なのか不正解なのか〜〜〜〜〜!」




恋鐘「さあ、どがんね〜〜〜?」



-------------------------------------------------


    【VOTE】
〔恋鐘〕〔恋鐘〕〔恋鐘〕

 CONGRATULATIONS!!!!

    パッパラー!!!


-------------------------------------------------






【学級裁判 閉廷!】






というわけで5章学級裁判、これにて完結です。
被害者、クロだけでなく裁判中にも仲間との別れが起きてしまいました。
ルカのメンタルの明日はどっちだ。

※終わった後に気づいたのですが完全にスキル【アンシーン・ダブルキャスト】を更新中忘れていましたね、すみません。

次回更新は7/3(日)21:00~を予定しています。
安価はありませんが、最後までご覧いただけますと幸いです。
それではお疲れさまでした、またよろしくお願いいたします。

最近リアタイできてないから読み返してたらなんかすごいことになってる……
どういう結末にたどり着くんだろう……
ところで学級裁判終わってるから今更な疑問なんですけど、集中力って上限12じゃなくて7じゃないんですか?
習得してるスキル効果の勘違いとかだったら申し訳ないんですけど、集中力っておみくじの+2しかされてないような気がします
もしかして他に集中力に関係してるスキルのジャンプスタッグが集中効果強化だけじゃなくて上限+もついてるとかなんですか?
それとも特定スキルの組み合わせで隠し効果が発揮されるとかそういう感じなんですか?

ふと思った疑問なんですけど、前作組だと甘奈甜花凛世あたりの一人称が自分の名前呼びの子って、
仮に今回の裁判に参加してたら一人称発言した瞬間に爆発するんですか?
流石にAIがいい感じに解釈してくれてこれは一人称だからセーフ!って判定になりますかね?


>>323
集中力に関しては完全にガバです
今初めて気づきました、すみません!
スキル管理全然できてなかった……

>>324
ご都合解釈AIくんなので流石に一人称では爆発しないですね……
一人称もダメだと殺意が高すぎる……






扉を開ける前から、部屋の外に床と靴が擦れる音が響いていた。






ああ、相変わらずだな。
こいつは私のことを待ってはくれないんだなとため息をつくが、その変わらなさにはそれなりの愛着もある。
むしろそれに期待すらして、私はドアノブを引く。

ラッチが穴ぼこから外れて音を立てるも、彼女はこちらに目もくれない。
多分本気で気づいていない。
自分自身を磨くと決めた時間には、ラジカセの音楽と靴の音以外は全てノイズになる。
彼女の耳には相当優秀なノイズキャンセラーがついているらしい。


「……ったく」


私はそれをいいことに、更衣室にも行かずにその場で着替えてみせる。
最悪見られても別に構わないし、自分自身その手間を厭う気持ちがあった。
そそくさにレッスン着に着替えると、私は彼女のそばに立った。


「おい、美琴。相方が来たぞ」
「……」


……返事はない。
息を荒げながら、鏡の中の自分にご執心。
同じ一枚に写り込んでいるはずなのに、私はよっぽど背景と同化しているらしい。


「はぁ……しょうがねえ、一曲終わるまで待つか」


こうなったからにはいくら言葉を投げかけても無駄。
私はその場に座り込んで、1分2分を待つことにした。


「……あれ、ルカ。来てたんだ。お疲れ様」
「お疲れ様……じゃねーよ、ちょっと前からいたわ」
「ごめんね、自主練に夢中だったから」


表情がそこまで豊かでない美琴の釈明は、謝意をそこまで感じない。
もうお互いにとって、『よくあること』の認知になっているが故に私もそこまで気にしているわけではないが。
罰悪そうに後頭部を掻く私の横で、汗で張り付いたシャツを剥がす美琴。


「それにしても、ルカ。どうして」
「どうしてもこうしてもねーって。美琴は待っちゃくれないから、私がこうやって追いかけるしかないんだろ?」
「……えっと」
「いい、いい。私が美琴の横に立ちたいってことだから。研究生時代からずっと一緒にやってんだ、今から取り残されるなんてダセーってだけの話だよ」


美琴は同期の中でもずば抜けていた。
歌、ダンス、ビジュアル。そのいずれも私よりも高水準だし、そこらのアイドル崩れと圧倒的に違うのがプロ意識。
一つ大きな仕事を終えたところで息抜きなんか求めない。


次、さらにその次。
次はもっと高く、もっと広い場所へ。
どこまでも緋田美琴という人間は満足することがなかった。
私は気がついた時には、美琴のその欲望に中てられていた。

美琴が最後の最後に目にする景色はどんなものなのか、同じ場所から見たいと思った。


「そう……それじゃあ、一言いいかな?」
「あ?」
「一曲目のフリ、いつも左足軸のターンになるとブレてる。体幹を意識してほしいな、右手がそれに振り回されてるから」


美琴はそれに悪びれもしない、改めようともしない。
パフォーマンスという括りになった途端に人が変わったように饒舌になる。
でも、美琴はそれでいい。
そうじゃなきゃ美琴じゃない。
私たちのことなんか、ただの舞台装置だと思って、自分のパフォーマンスを磨き上げるための道具として消費してくれればいい。


「お、おう……! わかった、意識する……!」
「うん、ありがとう」


それで少しばかり、笑顔を見せてくれれば私は満足だ。


「よし、それじゃあ早速合わせようか。そのために来てくれたんだよね?」
「ん、もちろん」


ラジカセにスイッチが入る。
私の中にも、電気を通わせる。
緋田美琴の隣に立つ人間になるのには、ただの斑鳩ルカじゃいられない。
私もずば抜けて、イカれた存在にならないと。


「1、2、3、4……」
「1、2、3、4……」


美琴の後を追う、それじゃダメ。
美琴の先を行かないと、美琴はすぐに私を置いて行ってしまう。
彼女には、最高のパフォーマンスという概念しか頭にないのだから。
ベタ踏みしたアクセルのほかに、ブレーキなど積まれていない。


「次、ターン」
「左、軸……!!」
「……そう、その感じ」


先ほど指摘されたばかりの傾向をなんとか修正。
美琴にも及第点をいただけた。
でも、胸を撫で下ろすような時間などない。
そうこうしている間に、美琴の思考は次へと移り変わる。



「……違う、1テンポ遅い」
「ん……!」


私の安堵に透けて出たのか、露骨にズレが生じた。
鏡に映る姿が、途端に美琴の影のようにぼやける。


「悪い、追いつく……!」
「……」


美琴は言葉を返さなかった。


「1、2、3、4……」
「1、2、3、4……」


言葉を交わすこともなく、ラジカセとシューズの音だけが響く空間。
時計の針の音は聞こえない。
時間の経過は、汗と疲労にかき消される。
幸か不幸か、私たちには時間がある。
空間を同じくするこの時間は、まだ堪能できる。


キュキュ……バターン!


脚がもつれでもしない限り。


「痛……ッ!」
「……転んじゃったね」


私が失敗した時、美琴はため息なんてつかない。
落胆などはなからしていないから。


「悪い……」
「今のところ、少し詰めすぎてるのかな。もう少し余裕を持ってペース取ろうか」


そんな時間があるのなら、今できるうちでも最良を。


「い、いや! 悪い、ちょっとミスっただけだから! すぐに出来るようになるって!」
「……その保証はないでしょ?」
「……ッ!」
「理想を追うよりも必要なこと、あるんじゃないかな」


美琴は選択肢をその場ですぐに切り替えられる虚しい果断さすら持っていた。


「……」
「……ルカ?」


二人ともでできない部分があれば、見苦しいから切り捨てる。
思うように伸び切らなかったから、ほかの芽ごと摘みとる。
私には、その剪定された鉢植えが何よりも惨くみえるのだ。


「もう一度、もう一度だけやらせてくれ。次はできる、ちゃんとやるから」


だから、できる限り枝切り鋏は持たせないようにした。
美琴の隣に立つ人間として、完璧であろうとした。


「……そう、わかった」






____私の10年間は、それが全てだ。





------------------------------------------------



CHAPTER 05

Killer×Miss-aiōn

裁判終了



------------------------------------------------


恋鐘「大正解〜〜〜! 雛菜の首ば刎ねて命奪ったクロはうち!」

恋鐘「そいでこのコロシアイを仕掛けた元凶もうち!」

恋鐘「月岡恋鐘ば〜〜〜〜〜い!」


月岡恋鐘はなおも明朗快活に宣言した。
口のする言葉の残虐さとは対照的なまでに朗らかな表情。
声も下手に取り繕ったような上擦り声ではなく、子供が公園で遊ぶ時のような無邪気なもの。
本当に、何も悪いとも思っていない。
心中に一点の迷いもないことがそれだけで見て取れた。


あさひ「恋鐘ちゃん、だったんっすね。全部、全部……」

智代子「なんでこんなこと……って聞いたところで、きっと私たちには理解もできないことしか返ってこないよね」

恋鐘「智代子は賢かね〜、うちも同意見ばい! 今生き残っとるめちゃくちゃ輝いとるアイドルのみんなは、心の底からコロシアイを憎み、恨み、嫌っとる! うちん心に共感ばしとったらそれは逆に目論みから外れてしまうことになるけんね!」



透「……ねえ、さっきも言ってたけど。それ、何」

透「輝き、とか。アイドル、とか。人の命と関係ないよね」


浅倉透は侮蔑にも近い視線を向けていた。
眉を顰め、口元を固く結んでいる。
かつての仲間に向けるには、あまりにも露骨な敵意。
市川雛菜を殺されたという事実が彼女に顔をしかめさせるには十分な理由すぎた。
しかし、一方の月岡恋鐘はそれを意に解するような素振りすらなく、身勝手な物言いを続ける。


恋鐘「人の命はあくまで踏み台やけんね。犠牲のもとで輝くのなら、うちはそれを厭わんだけ」

恋鐘「実際、今のみんなは輝いとるよ! うちが【あん時見たアイドル】にまた一歩、大きく近づいたばい!」

あさひ「あの時見た、アイドル……っすか?」

智代子「だ、誰のことを言ってるの……?」

恋鐘「んふふ〜〜〜、そこまで急かされたらうちがコロシアイば始めた動機を教えた方がよさそうやね!」


待ってましたと言わんばかりに指をパチンと鳴らす。


恋鐘「よかよか! 耳の穴ばかっぽじってよく聞かんね!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆

実家の小料理屋の壁棚には、古ぼけたテレビが飾ってあった。

決まったチャンネルの番組をシャッターを上げてから下ろすまで延々と流し続ける置物。
土日の昼間には競馬中継を前に中年男性がたむろして、平日の夜は野球中継に酒を飲み交わす。
別にそれが嫌なわけじゃなかったけど、時間の流れが止まったような空間には息苦しさを感じていた。
高校も卒業して、この家を継いで、この停滞に飲まれていくと思うと、声を上げずにはいられないのだ。


どこかの会社の上司と部下の客が出て行った後だったと思う。

偉そうにふんぞりかえるくせに、皿の上には箸で爪弾きにしたカシューナッツ。
これを片付けるのかと思うと辟易する。


___ため息をつきながら皿を持ち上げた、その時。



ちょうど、テレビで懐かしのアイドル特集をやっていた。

今の自分とそう年齢も変わらないだろう少女たちが、華々しいステージでたくさんの人に囲まれて、手放しの賞賛をシャワーのように浴びている。
彼女が歌えば誰しもが耳を傾け、彼女が踊れば誰しもが拍手する。
アイドルでいること、は人間にとって一番の肯定を得られるものだろうと思った。

でも、別に彼女たちはただくじ運がよかったという話ではない。

専門的なことは分からない、でも彼女たちの笑顔や歌声に心が惹きつけられるのは確かにアイドルとしての実力なんだろう。
歌詞に託されるメッセージを、胸へと浸透させる歌い方。
私たちに夢と希望を与える仕事というのはあながち綺麗事でもない。
少なくとも、私が今この食べ残しを片付けるのに必要な分のエネルギーを得るには十分なだけのものがあった。

それからは、その時間が一週間の楽しみになった。
チャンネルを触ることは許されないが、それは逆にこの番組を視聴するのに制限もかからないということ。
決まった時間になると積極的にホールに出るようになり、合間合間でアイドルの観察を始めた。
時には歌を口ずさみ、時には軽やかなステップを真似て。
少しずつ生活の中のアイドルが占める割合も増えていった。




「目障りなんだよ」



でも、止まった秒針がそれを許さなかった。
酒がよほど回っていたのか、凝り固まった男は突然に声を荒げた。
鼻歌混じりに食器を片付けていたところに、突然の怒号。
思わず手を滑らせて皿を割ってしまった。


「もうガキじゃねえんだし、夢なんか見てんじゃねーよ」


男は、軽々しく夢を否定した。
私の抱いていたこれは、夢と言うほど大層なものではなかった。
埃被ったこの街から出て行きたい、という漠然とした願望にすぎない。

でも、それすらも許されなかったのである。
男はつらつらと罵声を並べた。
鼻歌は蠅の羽音と大差ない、見様見真似のステップは老人の健康運動。油と埃に塗れてビジュアルなど論じるまでもない。
人の悪意というものを真正面から浴びたのはこれが初めてだった。


「ははは、お客さんキツイですよ。うちの娘なんだし多めに見てやって」

父は、罵倒に正面から立ち向かおうとはしなかった。
夢をビリビリに引き裂こうとする言葉を否定すらせずに、苦笑いして誤魔化す。
父親とはそういうものだろうか。
ステレオタイプの押し付けになるのだろうけど、矢面に立って娘のことを守るのが父親なのではないだろうか。
途端に目の前の父の姿が、うっすらとぼやけて見えてくる。





「まあ今だけですよ、今に腹括ってここを継ぐんで」





何よりも酷かったのは父のその言葉。
私の意思の一切を問わず、無自覚に無遠慮に、私の体を硬らせた。
もうここから逃すことはないぞ、とばかりにその場に縛り付ける言葉が私の中で無限に反響する。
父と客との会話はもはや耳には入ってこない。
先の閉ざされた真っ暗な道だけが、私の前には横たわっていた。


その瞬間に悟ったのだ。


この場所に居続けてはならない。


私の肩には既に埃が積もり始めているし、今にも足の甲には釘が打たれようとしている。
ここから逃げ出すなら、もう今しかない。

私は考えるよりも先に駆け出していた。
乱雑に荷物をカバンに押し込んで、とにかく遠くへ逃げた。
テレビの中の世界を夢見て、東の方へ。
あの時に目を奪われた眩さに、少しでも近づきたくて。
その輝きに人生そのものを救われたくて。
夜灯に集う羽虫のように、光に引き寄せられていた。

でも、どこまでも羽虫と同じだった。
月光に吸い寄せられる羽虫と同じ、私が夢見ていた光は遥か遠く。
あまりの眩さに隅々まで届いていただけのこと、実像などどこにもありはしない。


両手で数えきれないだけのオーディションを受けた。
しかし、その悉くで向けられたのは好奇の視線。
わざわざ長崎から出てきたというのに、アイドルとしての技量で秀でたものは見出されず。
急に飛び出してきた人間で、後ろ盾も何もない。


「何しに来たの?」


苦笑混じりにそう言われたのも一度や二度ではない。
これもまだマシな方。
人格を否定するような言葉も何度もぶつけられた。
それは面接官だけでなく、隣に座る受験者にも。


「田舎臭さが染み付いてる」
「アイドルになろうなんて何様?」
「あなたは“ない”方の人間だということを自覚すべき」


私が夢見ていた桃源郷なんて、どこにもない。
テレビの中で歌い踊っていた彼女たちは、どす黒い地獄の上に立っている。
他の人間の不幸を踏み倒して、死屍累々の上に立つ。
それでようやっと輝きを得ることができるのだ。


そしてその認識は、芸能界に入ってからも変わることなく。
むしろより一層強まったとも言える。

身内のスキャンダルをバラして椅子を勝ち取るディレクター、
出演のために自分の恋人を抱かせることも厭わない芸人、
オーディションの最中に下剤を仕込むアイドル……

どこまでも救いなんてない。

それでも、私はその憧れを捨てきれなかった。

地の底のような田舎の料理屋で、人生を削りながら汚れていくばかりだった私の心をいとめたあのパフォーマンスは本物だったから。
その裏に何があろうとも、少なくとも私の見たパフォーマンスはそれが全てだったから。
夢と勇気と希望を彼女が与えてくれたのは間違いない。



地獄を踏み倒した上で与えてくれた僅かな力________



もし、もっともっと凄惨で、劣悪で、澱み切って、目も当てられないような、全てをもって否定したくなるような_____





そんな地獄からアイドルが生まれたら、そこに宿るものは私があの日見たものとは比べ物にならないだろう。






◆◇◆◇◆◇◆◇

月岡恋鐘の口から語られた、事の経緯と彼女の心境を前に私たちは非難の手を緩めてしまっていた。
今この場にいる人間の誰よりも、月岡恋鐘は人の営みの歪さを、誰しもが有する悪意を、夢の舞台の澱んだ地盤を知っていたからだ。

私だって苦労をしてこなかったわけじゃない。
義務教育もそこそこに早いうちから研究生として人生の多くの時間をアイドル活動に割いてきた。
大人たちのやりとりだって、他の子供に比べると早くに目にすることになる。
でも、それは芸能界での話であり、外の世界の悪意となると下手すれば普通に育った連中よりも耐性はないのかもしれない。
私のようなアイドルは、温室育ちだ。
美しく咲くことだけを求められるがゆえに、水も温度も陽の光も、管理された上で与えられる。

ただ、月岡恋鐘は元々そうではなかった。
私たちが豊かな土で育ったのなら、彼女はコンクリートの上。
舗装という名目で頭から押さえつけられる、抑圧の環境下でなんとか芽吹かせた。
不可能を可能にした彼女の持つ芯の強さは、確かなものだったろう。

でも、彼女は真っ直ぐに芽を出したわけではなかったのだ。


恋鐘「そがん時ばい、うちが『あの人』に話を聞いたんは」

あさひ「あの人……その人が、このコロシアイを企てたっすか?」

智代子「そ、それって誰のことなの……!?」

恋鐘「誰も何も、みんなよう知っとる人ばい! それに、そのヒントどころか答えまでうちは渡したはずやけど……」

透「……そうだね」

透「隠してたのに、勝手にバラしちゃうんだもん。やってくれるよね」

あさひ「それって、前回のコロシアイのことっすか?」

智代子「……!!」

恋鐘「さすがあさひ! よう分かったね! この島におらん、他のみんなが参加したコロシアイ、その首謀者とうちは仲間……同じ組織の人間なんよ!」



あさひ「天井社長……っすか」



恋鐘「そう! うちも社長も、チームダンガンロンパのメンバーやけんね!」


月岡恋鐘がポケットから自信満々に取り出したピンバッジには赤でレタリングされたDとRの2文字。
左右の白黒ツートンはモノクマを彷彿とさせるデザインで悪趣味だ。


智代子「チーム……ダンガンロンパ?」

あさひ「ダンガン、ロンパ……」

透「……ちょっと待ってそれって」


聞いたこともないような組織が飛び出してきて、反芻するしかない私たち。
説明を求めて手を伸ばしたが、月岡恋鐘はなぜかそこには極めて冷淡だった。


恋鐘「まあ、そん辺りのややこしか話はうちが死んだ後の真相究明編でやればよかとやけん、割愛するばい」

智代子「え、ええっ?! そんな勝手な……?!」

恋鐘「チームダンガンロンパはあくまで裏方、メインはコロシアイに参加しとるみんなやけんね。そこに割くべき尺も文量もなかよ」

あさひ「……もしかして、このコロシアイの黒幕って一人じゃないんっすか?」


月岡恋鐘の物言いはあさひの解釈を可能にした。
目の前の狸はチームダンガンロンパという母体に属する一構成員、こいつが死んでもこのコロシアイは続く。
だからこそこれほどまでに饒舌に、堂々と彼女はしゃべっているのか。
そう勘繰るのも無理はない。


恋鐘「う〜ん……そう言われると解答には困ってしまうとね……うちがここで死ぬことでこのコロシアイ自体には決着がつくのは間違いなかやけん」

あさひ「よくわかんないっす……チームダンガンロンパのことも教えてもらってないし……」

恋鐘「ま、うちが死んだら全部わかるけん、ちょっとの辛抱たい!」

智代子「そ、そんな明るく言い放つことじゃないよ……」

恋鐘「それよりうちは、みんなと話がしたか!」


極めて無邪気に、笑顔を振りまいた。
ほんの少し前屈みになって、小ぶりな二人にもその目線を合わせる。
母が子供の話を聞くように、優しく、そして無遠慮に彼女は解答を求めた。


恋鐘「こん島での暮らし……色んなことがあったばい。たくさんのもんを得て、たくさんのもんを失って、今みんなはどんな気持ちか聞かせて欲しか〜!」


それは、先の独白で語られた彼女自身の理想。
このコロシアイの中で、私たちは何を感じて、どう変化をしたのか。
それを死の間際になって、見極めようとしている。


恋鐘「あさひ! 愛依はあさひの大好きな果穂に殺されて、冬優子は一人突っ走って人の命を奪ってしまったけど、どがんね?」

あさひ「……」


恋鐘「智代子! 果穂も夏葉も、智代子に色んなもんを託して逝ってまったけど、なんか変わったことはあったばい? 変わらないものがあるから、変わっていける……そうやろ?」

智代子「……その言葉を、こんな形で言わないでよ……」


恋鐘「透……のパチモン! 自分のせいでみんなが色んなもんを失って、いよいよ信じてくれた雛菜もうちが殺した! どがん気持ちになっとーと?」

透「……樋口じゃないけどさ、言いたくなるよ。最悪って」


一人一人、触れてほしくないところを的確に刺激する。
傷跡を人差し指でほじくったような物言いに、苦々しい表情を浮かべざるを得ない面々。

それをみて、月岡恋鐘はまたご満悦。
証言台をフラフラと歩き回って顔を覗き込んだり、鼻歌を口ずさんだり。
決着がついたことで彼女のタガは完全に外れてしまったようだ。


恋鐘「……で、いつまでそうやってスライムやっとるつもりばい? ルカ、いい加減起きんね!」

(…………)


月岡恋鐘は私の背後で立ち止まった。
他の連中の投げたものとは違う、叱咤するような声量。
それでも私は反応を返さない。


恋鐘「美琴はどげん思いで自分の命を懸けてまで、ルカたちを守ったと思っとるん?! そんな風に、へしゃげてほしいって美琴が思いよっと?!」

(………………)


恋鐘「美琴もずっと苦しんどった……にちかの言葉に縋り続ける自分と、一緒に暮らしとる仲間と……そのぶつかり合いがしんどかったはずばい」

(……………………)


恋鐘「それでも、ルカたちの姿に胸を打たれて、最後にみんなにその命を託したばい! そげなことじゃいかんよルカ!」


異常な光景だった。
自分の相方の命を奪ったばかりの仇に、なぜか逆に励まされている。
自分の罪を棚に上げたその言葉は悉くが癪に触る。


しかし、苛立ちだけで立ち直れるほど私は単純じゃない。
私の中を埋め尽くす感情は、ちゃちな起爆剤じゃ吹き飛ばせない。


(………………)

恋鐘「……ルカにはガッカリばい、コロシアイが始まってから一番変わってきとったのに、こげんクライマックスで躓くなんて想定外ばい」

智代子「人の感情はそう簡単に割り切れるものじゃない……なのに、なんでそんなに酷い言い方ができるの……」

あさひ「……恋鐘ちゃん、このコロシアイの目的はそこなんすか? わたしたちが、コロシアイを経て成長することが目的なんっすか?」

恋鐘「大体は正解ばい。うちはこのコロシアイで、うちに夢ば見せてくれたあのアイドルと同じ輝きを持ったアイドルに出会いたかったとよ」

恋鐘「あと少し……あと少しで完成するはずだったとに……」


恋鐘「ま、うちん続きはまた別に引き継いでくれればよか!」


あさひ「……え?」

恋鐘「あんまり喋りすぎたら後の楽しみがなくなってしまうけんね! そろそろ区切りにせんといかん!」






恋鐘「ワックワクドッキドキのおしおきタイムば〜い!」






コロシアイの黒幕による、自分自身のおしおきの宣言。
それはあまりにも多くの重要性を帯びている。
コロシアイの終幕、私たちの勝利、仲間達の敵討ち、真実の迷宮化、そして


……かつての仲間との別離。


突然にそんなものが言い渡されて、黙って飲み込めるはずなどない。


智代子「ちょ、ちょっと待ってよ! まだ何も聞けてない……恋鐘ちゃんは黒幕で、このコロシアイを仕掛けたんでしょ?!」

智代子「だったら、どうしておしおきなんて……死ぬかどうかも自分次第でしょ、だったらちゃんと喋ってからにしてよ……!」

恋鐘「そげんこつ言われても……あんまりうちが喋っても助長とやろ?」

透「ジョチョー……死ぬのに早いも遅いもなくない?」

恋鐘「チッチッチッ……死もコロシアイ全体を作る上での材料の一つに過ぎんとよ。どんな食材も新鮮さが命! 人だって死ぬべき時に死なんと意味がなか!」

恋鐘「うちが散るべきタイミングは今! 今ここで死ぬことこそが、ひいてはコロシアイ全体を盛り立てることになるけん!」


月岡恋鐘は異常なまでの強情だった。
死ぬと決めたからにはその意志固く、他の連中の言葉には全く耳を貸していない。
それどころか自分にこれから先待ち受けている死をどこか楽しみにしているような、恍惚とした表情を浮かべているのが異様に不気味だった。
瞳が渦巻いて見えるような、狂気じみた態度。
こちらが勝者であちらが敗者という絶対的優位にありながらも、背筋を虫が這うのを止められないだけの嫌な気迫を滲ませた。


月岡恋鐘は証言台を離れ、元々モノクマの座っていた裁判長席へ。
他よりも高い位置に椅子のある台は、一通り全員の顔が見渡せた。
月岡恋鐘はわざとらしく咳払いを一つすると、朝礼でもするかのように声高々に辞世の句を綴った。


恋鐘「それより、次のステップにさっさと進まんといかん! 残った4人……いや、3人! みんなは新世代のアイドルになれるチケットを手にしとるばい!」


最後までこいつは、激励の言葉をかけた。
コロシアイといういつ終わりがやってくるともわからない場に無理やり連れ出したくせして、“今後”のことを語る。


恋鐘「うち、それに雛菜と美琴! 3人とのお別れを踏み台にすることでみんなはもっともっと輝けるはずた〜い!」


ただこいつはその倒錯に気づいていない。
気づく余地などない。
自分自身の計画を、理想を、憧憬を盲信している彼女からすれば“輝き”こそが絶対のものであり、そのための布石もまた間違いのないものなのだ。


恋鐘「みんな、うちん死を乗り越えてもっともっと輝いてほしか!」


だからそこにある言葉は、たくさんの人間の命を奪い、絶望を振り撒いた存在とは到底思い難いほどに……





恋鐘「みんなには希望に満ちた未来が待っとるけんね!」


綺麗なフレーズだけが並んでいた。




-------------------------------------------------



CONGRATULATIONS‼︎

ツキオカさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



-------------------------------------------------


いつの世も美女は時代を動かすもの。
古代エジプトのクレオパトラ、中国唐王朝の楊貴妃、そして平安のかぐや姫。
絶世の美女を前にすれば、男たちは首を垂れて宝物を貢ぐだけの存在となってしまう。

艶やかな袿に身を包んだ月岡さんの前にも、四人のモノクマが跪きます。
紫色の綿飴のようなものが付いたモノクマ、
メガネをかけたツインテールのモノクマ、
額に絆創膏を貼り付けたモノクマ、
美しいポニーテールの気高いモノクマ……

どれも城下に名の知れた名手ばかり。
そんなモノクマたちが求婚のために持ってきた貢物とは……?


-------------------------------------------------



終わりの鐘が鳴っとるけん

超社会人級の絶望 月岡恋鐘処刑執行



-------------------------------------------------


美しいポニーテールを靡かせて、最初の名手が差し出したのは真っ白で綺麗な鉢。
かの天竺に伝わるという仏の御鉢は高貴で光輝!
思わず月岡さんも手に取ってうっとり……

ですが当然本来この鉢は仏様に捧げるためのもの!
そんな罰当たりな真似をしてしまっては、天の怒りも買いますとも!
天罰を受けた月岡さんは雷をモロにその体に浴びてしまいました!


今度は絆創膏をつけた名手が綺麗な衣を取り出しました。
鮮やかな紅色は月岡さんの艶やかな佇まいにもよく映えますね。
早速月岡さんにも着てもらいましょう!

……え? なんですって!?
この衣は火で燃やしても汚れだけが焼け落ちて、衣は燃えないんですって!
それなら早速試してみるしかないですよね!
月岡さんごと燃やして検証してみましょう!


続いてメガネをかけたツインテールの名手が丁重に持ち出したのは荘厳な雰囲気ある珠。
月岡さんもこれには流石に畏まった様子で、両手で慎重に持ち上げます。
すると月岡さんの綺麗な心に反応したのか珠が光だし、天からは龍がその姿を表したではありませんか!

……なんだ、ただ通りかかっただけじゃないですか。
オゾン層を食い尽くしてお腹いっぱいになった一般通過老龍は月岡さんを気にも止めることなく適当に城ごと荒らして帰って行きました。


ボロボロになった月岡さん。
それでも紫色の綿飴をつけた名手は退きませんでした。
彼の思いは本物、ああ美しきかな恋心!
名手の心に応えるかのように、貢物の玉の枝は燦然と輝いています。

月岡さんもこれまでの捧げ物での苦労もあり、玉の枝に飛びつくようにして受け取ります。
金の枝に白い玉。根っこは銀色と来た。
やっと見つけた真実の宝、月岡さんも真実の相手に巡り合うことができました!






……と思ったんですが、この名手はどうやら悪戯好きだったご様子。
貢物にしていた玉の枝にはたっぷりと栄養剤を吸わせていたみたいです。
急成長した玉の枝はそのまま月岡さんの全身のあちこちを貫いてしまいました。

感電し、丸焼きにされ、踏み荒らされ、しまいには雑巾みたいにズタズタにされてしまった月岡さん。
一度はかぐや姫の名を恣にした彼女もこうなってしまえばかたなしです。

彼女が突き刺さったままの玉の枝の木には、燕が巣を作り、たくさんの子を成したとか成さなかったとか……


------------------------------------------------

「…………」


月岡恋鐘の死。
それはこのコロシアイの黒幕の死を意味し、文字通りコロシアイ南国生活の終焉を意味する。
そんなフィナーレの大舞台は、これまで以上に血に塗れて、これまで以上に陰惨な光景で思わず私たちは言葉を失ってしまっていた。


「…………」


仲間たちの命を奪ったこと、積み重ねた時間を嘲笑ったこと、恨みをぶつけるだけの理由は山ほどあった。
それでも、直情的にその言葉を発するのはどうしても躊躇われてしまう。
本性を知る前の、共に食卓を囲んだ時間、間抜けな会話に笑い転げた時間、ステージの上で視線を向け合った時間……そういう時間と共に息づく彼女の表情。
要因は挙げていれば時間がいくらあっても足りない。


「…………」


人間は愚かな生き物だ。
どれほどひどく裏切られようとも、そこにあった信頼を一方的にゼロにすることなど出来はしない。
何度も足元を掬われることになるというのに、それでも懲りないのだ。



智代子「最後まで……恋鐘ちゃんのこと、わからないままだったね」

智代子「コロシアイを始めた理由は、教えてくれたけど……こんなの私たちの知りたかった答えじゃないよ……」

あさひ「それに、大事なことは隠したままっす。恋鐘ちゃんと天井社長のバックにいるチームダンガンロンパ。これが分からないんじゃ、何も解決してないっす」

透「その組織自体は、聞いたことある」

智代子「え、本当に……?!」

透「一応、ね。詳しいことは知らないけど、前回のコロシアイ……どころかこれまでにも何度もコロシアイを仕掛けてきたんだって」

あさひ「コロシアイって……今回と前回だけじゃないんっすか?」

透「……みたい。それを裏で取り仕切っているのがチームダンガンロンパ、とか」

智代子「そ、そんなの……聞いたこともないよ……」


月岡恋鐘が残したのは悔恨と謎。
コロシアイは閉幕の形をとるものの、その蟠りがある限り彼女たちの不安がなくなることもない。
身に危険が差し迫るでもないのに、理由なく彼女たちの体は震えていた。


あさひ「……ひとまず地上に戻ってみないことにはどうしようもないっすね。ここにいてもしょうがないっすよ」

智代子「そうだよね……コロシアイが終わっても、すぐに解放されるわけじゃないんだし……」

透「……おーい、そろそろ行くってー」


一方で、体を震わせることはなくむしろその対極とも言える静の反応を示すのが……私だ。
力の抜け切った体は月岡恋鐘の全てを見届けた後でも変わることがなく。
何も掴むことのできなかった掌を、ただ無気力に見つめていた。


智代子「……私たちは、色んなものを失いすぎちゃったね。今までもそうだし、この裁判でも」

あさひ「……でも、だからって立ち止まってちゃダメっすよ。ルカさんが最初の裁判の後で言ってたことじゃないっすか」

「…………」


何の言葉も返す気になれない。
呼吸をすることも煩わしい。

もう、私からすれば……地上に出ることなんてどうでもいい。
この島から出たとて、何をすればいい?
美琴のいない世界で、アイドルを続けて、何になる?



私の人生は、どこにある?



答えのない、答えを生み出す気すらない疑問をいくつも浮かべて瞳を閉じる。






……始まったのは、そんな時。


モノミ「コード:サクリファイスの入力を確認! コロシアイ南国生活はフェーズファイナルに移行しまちゅ!」





けたたましいブザー音と共に、さっきまで黙りこくっていたモノミが突然に騒ぎ出す。
だが、これまでのモノミとはまるで違う。
悪戯に定型文を吐き出しているような無機質で起伏のない言葉、そこにある意味もまるで汲み取れない。


あさひ「な、何っすか?! 急にモノミからブザー音が聞こえ出したっす!」

モノミ「ワールドを再生成! オブジェクト配列を最適化していまちゅ!」

智代子「な、何が起きてるのこれ……透ちゃん?!」

透「え、うち?」

智代子「だ、だって透ちゃんは私たちをこの島に連れてきた組織の一人なんだよね? モノミと一緒に……」

透「あー……」




透「いや、モノミは仲間でも何でもないんだけど」





智代子「え……?」

透「元々の計画ではガイド役は私だけ。モノミ……ウサミは、てっきり別プログラムで組み込まれたのかと思ってたけど」

透「最初の事件の前、確認したら違うってさ」

智代子「な、なんでそんな大事なこと今まで教えてくれなかったの……?!」

透「え、あー……ごめん」

智代子「ごめんじゃないよ?!」


モノミ「Mob:モノクマの消滅を確認! 権限をMob:モノミに譲渡していまちゅ!」


智代子「え……そ、それじゃあモノミって何者なの……?! モノクマと恋鐘ちゃんが、透ちゃんの元々の計画を乗っ取ったんだよね……?」

あさひ「その二人が死んだ瞬間にこうなったってことは……もしかして、モノミって」






あさひ「恋鐘ちゃんとモノクマのスペア、なんっすか……?」





モノミ「アバターを再構築していまちゅ! スポーン地点をHotelに設定しまちた!」

智代子「す、スペア?! それってどういう意味?!」

あさひ「二人がなんらかの理由……それこそ今回みたいに、おしおきを受けてゲームから離脱した時みたいに、コロシアイの運営ができなくなった時に引き継いで代わりに進行する役割とかっす」

あさひ「恋鐘ちゃんもおしおきを受ける直前に、そんなことを言ってたっすよね?」

透「それじゃあ、コロシアイは終わらないってこと?」

智代子「そ、そんな……」


モノミ「一分後に再起動しまちゅ……起動中のアプリケーションを終了してくだちゃい……」


あさひ「いや、むしろそれだけじゃ終わらないかもしれないっす。なんだか、胸の辺りがザワザワするんっすよ」

あさひ「わたしたちがこれまでに経験してきたどれとも違う、何かもっと大きくて、恐ろしいものがやってくるような……そんな感じがするっす」

智代子「ど、どど……どうなっちゃうの……?」

透「なんか、モノミ光ってない?」

智代子「え、爆発?! 爆発しちゃうの?!」

あさひ「……そんなもので済まないと思うっす」


モノミ「準備が完了しまちた! プログラム:卒業試験を開始いたしまちゅ!」


モノミのシステムメッセージじみた宣誓とともに、その体から凄まじい閃光が突き抜けた。
裁判場の天井を光が突き破り、地面は揺れ、私たちはその場に転がり落ち、壁は剥がれ、床は崩れ、






_______そして、世界が終わった。





-------------------------------------------------



CH■PT■■ 05

Kill■r×Mis■ai■■

■ND

谿九j生■者■ ■人

To ■e c■■tin■ed…



-------------------------------------------------



【CHAPTER 05をクリアしました!】

【クリア報酬としてモノクマメダル140枚を手に入れました!】

【アイテム:油に塗れたエプロンを手に入れた!】
〔上京する前に使っていたエプロン。父親のくすんだ瞳が誉れだと称したその汚れは、彼女にとっては奴隷の焼印と何ら相違ない〕


という訳でいよいよ五章も完結です。
恋鐘を黒幕に据えるのはなかなか思い切ったんですが、底なしの明るさを持つ彼女が絶望に振り切れた自己解釈を真正面から注げたので楽しかったです。
過去の回想も恋鐘弁でやろうかと思ったんですが、途中まで書いてなんのこっちゃ自分でも分からなくなったので辞めました。

さて、この後はいよいよ物語も終結に向けて本格的なクライマックスです。
すべてのお話をまとめるうえで文量も多くなるため、これまで以上にお待たせすることにはなると思います。
どうか本シリーズの完結を最後まで温かい目で見守っていただけると幸いです。

それではお疲れさまでした、また次の章でお会いしましょう。


おお、宣伝の動画を視聴してくださった方がいる……ありがとうございます
企画の方ですが、おっしゃられてる通り前シリーズの灯織主人公の方のお話ですね。
現行のシリーズは実況などの予定はまだ特にないです。
実況企画はまだ完全な形として仕上がってるわけではないので具体的にどうとは言えないんですが、
テキストデータを打ち出して別な形で参加者で一緒に読んでいくと言う放送になりそうです。
基本はまだお話を読んでいない人が集まってるので、話の展開を知ったうえで初見の反応を楽しむ感じで。

興味がある方は動向に注目していただければ。

せっかく書き込むのでついでに6章の進捗について。
すみません、まだまだお待ちいただくと思います。
4→5章は早いとこ用意できたんですが、6章はまだまだお話の流れも決めきれていなくて。
なんとか完結はさせるつもりなので、どうか温かい目で見守ってください……

______
________

=========
≪island life:day 25≫
=========
------------------------------------------------

【ルカのコテージ】

一晩経ったが、まだナイフで裂けた傷は塞がらない。
寝起き早々に手が真っ赤に染まっていて言葉を失った。
自分でやったことではあるものの、傷としては残りそうだし、少し憂鬱になる。
顔を洗おうにも両の手で水を掬ったりはしづらいし、物を握るのも痛みが伴う状態。
どうしたものかと首をもたげた。


「……まあ、あいつはそれどころじゃないんだろうけど」


市川雛菜のことを思うと、そんな嘆きもしょうもなくかんじられる。
私は一時的でも、あいつは一生。
ずっとずっと不便がつきまとう。
それだけでなく、安息を不意に奪うような痛みも不定期に現れる。
この先数十年の人生に落とした影は、思う以上に濃い。


「……それでも、あいつはきっと笑顔なんだろうな」


レストランで待ち受けているだろう顔を想像しても、曇っているものは考え付かなかった。

------------------------------------------------

【ホテル レストラン】

恋鐘「おはようルカ~~~!」

智代子「おはようルカちゃん!」

ルカ「よう……」


出迎えた二人にも、その表情に曇りはない。
むしろうざったいくらいの声量で、こちらの表情が曇るくらいだ。


恋鐘「今日は何でか知らんけど、厨房の冷蔵庫は使えんくなっとったばい……故障ばしとるとやろか?」

智代子「えっ……それじゃあ今日の朝ごはんは……」

恋鐘「ばってん、うちに妥協はなか! 冷蔵庫の食材は使えんくても、他のもんで何とでもなるけん! 新鮮なフルーツでとっておきの朝ごはんを用意しておいたばい!」

智代子「いよっ! その言葉を待っていた~!」

ルカ「……相変わらずオマエらは能天気だな」


連中はすっかり市川雛菜のペースに飲まれてしまったらしい。
昨日は後遺症やら襲撃やらでとても笑顔なんて余裕がなかったというのに、今ではすっかり元の調子。
体中の力が抜ける、間の抜けた食卓が帰ってきていた。


恋鐘「ほら、ルカもた〜んと食べんね! 料理は食べられてこそばい!」


相変わらず問答無用で朝食を皿に盛り付ける長崎女。


智代子「ルカちゃん、そのベーコンエッグ……要らないなら助太刀致しますぞ」


やたら仰々しい口調で余り物にありつこうと集ってくる甘党女。


雛菜「次はヨーグルトが食べたいかな〜」

透「ウィウィ、ちょっと待って。箸だとなかなかむずいから」

雛菜「透ちゃん、スプーン使わないの〜?」

透「あー……あったんだ」


ギャグ漫画でもないようなやり取りでこちらの頭を痛くするノクチルの二人組。

レストランの卓には、私が苦手で苦手で仕方ない、それでも無いなら無いで違和感を覚える喧しさがあった。




……一部分を失した形で。





智代子「……あれ、そういえばルカちゃん」

ルカ「あ? どうしたよ」

智代子「あさひちゃん、今日は一緒じゃないんだね」

ルカ「あさひ……?」


今朝の私は完全に抜けていた。
傷ついた自分の体を慰めるのに夢中だったのか、
荒れ果てたかつての相方を見て傷心を引き受けたからか、
悲運を悲運と見ない滑稽とすら感じる開き直りに感化されたからか、
この日ばかりの私は、かつての鋭さの全てを失った形でここに座っていた。
絶対に見落としてはいけないものに、視界の外にいることを許可してしまった。


ルカ「だ、大丈夫だろ……すぐに来るって」

智代子「……行ってあげて、ルカちゃん。不安な気持ちを隠す必要なんかないよ!」

ルカ「……誰が」

恋鐘「素直にならんね、もううちらん前でカッコつける必要なんかなか!」

ルカ「……チッ!」


なぜ手綱を離してしまったのだろう。
散々冬優子から聞かされていた『神出鬼没』、行動の予測がまるでつかない芹沢あさひという存在。
誰よりも彼女の理解者たる冬優子ですら、匙を投げていた。
それにこの島のルールという危険因子が絡んでいる今、ほんのわずかな間の所在なさですら私たちの血の気を引かせるには十分すぎた。

音を立てて引いた椅子、その足を蹴飛ばすようにして入り口へ。
もつれかける足取りも他所に、ドアノブに手をかけた。
そこで思いっきり引けば、あの嫌味ったらしい快晴の太陽が私たちを見下ろしている。




_____そのはずだった。



「……え?」





美琴「……」



ルカ「み、美琴……?!」

透「……」

雛菜「へ〜〜〜?」


俄に緊張が走る。
浅倉透は恐怖と怒りをないまぜにし、奥歯で感情をすり潰す。
市川雛菜は困惑が一番先に出ているだろうか。
自分の右手を奪った犯人が突然に目の前に現れたことに、行動の選択に手間取る。


恋鐘「透、雛菜! うちらの後ろに下がらんね! 大丈夫……うちらがおれば手出しはさせんけん!」


月岡恋鐘が前に出て美琴の視線を遮った。
だが、美琴はそれを邪魔そうにするでもなく、前に割って出ようとすることもなく静かに視線を落としていた。


ルカ「……待て、オマエら。そうじゃねえみたいだ」


これまでずっと美琴を観測し続けた私には分かった。
狂乱の限り、凶行に走ったあの頃とは違う。
今の美琴は、空っぽだ。
憑き物がとれた、なんて表現があるがそれとはまた違う。

もっと他の表現。根幹から失われてしまった、抜け落ちてしまったという言葉の方が正しいのかもしれない。
美琴に取り憑いていた七草にちかの亡霊が、美琴の中の"もの"ごとにどこかに行ってしまったような。
そんな空虚さを感じてしまう。


ルカ「……」


美琴の前に私が立ったことで、他の連中は黙り込んだ。
色々と察して、私と美琴に時間をくれるようだ。


美琴「……」


美琴「……」



美琴「……ルカ、その手」



口を閉ざしていると、沈黙に耐えかねたのか美琴が口を開いた。
落とした視線の先にある私の手を話題に持ち出した。


ルカ「……私より先があんだろ。安易な逃げ道に走るな」

美琴「……っ」


でも、それを咎めた。
私も美琴も、強くはない人間だ。
大事な決断に目を向ける勇気がないから、もっと別なものに依存してお茶を濁す。
その結果時間ばかりがすぎていき、気がつくと全てが手遅れ。
そんな後悔は、もうしたくない。


美琴「……えっと……その」

美琴「……」

ルカ「美琴!」

美琴「……そう、だよね」


並ならぬ私の様子に流石に腹を括ったのか美琴は私の横を通り過ぎて、卓に近づいた。
きっとこのレストランに来た時からそのつもりではあったんだろう。
それ以外に浮かんでいた選択肢を殺した。
私がしたのは、それだけのこと。


美琴「…………雛菜、ちゃん」

雛菜「……」


市川雛菜はいつもの喧しい声を潜めて、美琴の顔を見つめる。
つい数日前の仇だというのに、全く肝が据わっている。


美琴「その、右手……は……」

雛菜「見ての通りですよ〜? あなたが刺した傷のおかげで、一生動かないです〜」

美琴「……え」

雛菜「それに、放っておいたらすっごく痛むんですよね〜。お薬が手放せない感じです〜」

美琴「……くす、り」


市川雛菜の言葉ひとつひとつが美琴の胸を刺す。
心臓を締め上げるその鎖は罪悪感という名前がついていた。
自覚するに遅すぎた感情、ずっと麻酔を効かせていただけの神経が眠りから覚める時。
美琴は身をよじろうにもよじれぬ苦しみに悶えていた。


雛菜「利き手じゃない方だったら、まだよかったんですけどね〜。雛菜これじゃマイクも握れませんよ〜」


美琴にとっては、きっとこの言葉が一番重たかった。
アイドルという戦場にずっとその身を置いていたから、武器を失うことの恐ろしさは一番彼女が自覚している。
この世界では、常に銃弾が飛び交う。
武装もしていない人間が飛び出してしまえば、すぐにそいつはお終いだ。
市川雛菜に待ち受けているのは、確定の惨死。
それをもたらしたのは、他ならぬ美琴。


美琴「……雛菜ちゃんは、私のせいでステージに立てない」


そんなもの、覚悟していたつもりだった。
浅倉透を殺すと決めたその日から、邪魔をする人間も排除するつもりだった。
あの日の晩に起きたことだって、ある程度は織り込み済みだったはず。
私に遮られてもなお止まらずに、浅倉透の喉元を掻っ切るつもりだった。


美琴「私が、殺した」


ハリボテの覚悟だった。
肉を裂き、血を浴び、苦痛を与え、引き受ける感覚。
人生でそんなもの一度も味わったこともないのに、乗り越えられると盲信していた。
自分は強い人間だと、とっくに麻痺しきった人間だと、陶酔していた。
それが虚勢だということも気付かずに。


美琴「……ごめんなさい、雛菜ちゃん」


言葉は他になかった。
相手から全てを取り上げた、そのことに釈明など許されるはずもない。
奪った側にできるのは全てを悔やむ、謝罪ただ一つのみ。
その結論に至りながらも、稚拙な言葉でしか謝罪を表明できないのが歯痒かった。


雛菜「……」


謝罪を受けた市川雛菜は、黙って美琴のことを見つめる。
今の美琴の裏側にあるもの、瞳の奥のその先を見据え、観測していた。
視線を直に浴びて、美琴もまごつく。


美琴「ごめんなさい……どうやってあなたに謝ればいいのか、私にはわからないの」

雛菜「……」

美琴「私のやったことは、取り返しのつかないことだから」

雛菜「……」

雛菜「そんなわかりきったこと、繰り返さなくていいですよ〜?」

美琴「……っ」

雛菜「それに、謝り方に正解とかないですよね〜? 雛菜の失った右手、それにこの右手で掴むはずだったものに見合うだけの謝罪なんて雛菜もわかんないですし」

美琴「そう、だよね……」






雛菜「だからその先の話を教えてくれます〜?」






市川雛菜は強欲な女だ。
自分のやりたいようにやって、自分の好きなことに声高に好きだと宣言する。
それでいてあさひと大きく違うのが、こいつは何もガキの我儘ばかりではないということ。
一本に通った太く根強い芯が、世界と社会とを俯瞰的に捉えている。
自分というブレないものがあるからこそ、懐疑的に固定概念を打ち破って、他の人間では踏み入れない領域に先駆することができる。
責任とか柵みとかそういった従わざるを得ないものに、彼女は屈しない。
感情というものを先に置いて結論が出せる。


雛菜「雛菜がアイドルとして終わった、その先の話をしませんか〜?」

雛菜「あなたは奪ったものの代わりに、雛菜に何をくれるんですか〜?」

美琴「私から、あなたに……?」

雛菜「……? 雛菜、何か変なこと言ってますか〜?」

美琴「……ううん、そうだよね。穴埋め……補填させてもらわなきゃね」


ある種一番残酷な仕打ちかもしれない。
自分の犯した罪をこれから先ずっと間近で見る上に、搾取をされ続ける。
市川雛菜が言うことに、もう美琴は拒否権すらないかもしれない。
ただ、それは美琴の感じている罪悪感と釣り合うだけの贖罪として飲み下すことができた。
美琴にとっては、苦しみ続けられる道を示してもらえたことに感謝すらしていただろう。


ルカ「……オマエんとこの、相変わらずだな」

透「うん、雛菜って感じ」

ルカ「……オマエは、それでいいのか?」

透「いいよ、雛菜が決めたことだし」


そんな二人の歩み寄りを、傍観者かつ保護者である私たちは並んで見届けていた。
市川雛菜の言葉に繰り返し頷くようにしていた浅倉透。
自分に殺意を向け続けた人間に課せられた贖罪に、ある程度納得はできたらしい。


透「言ったじゃん、信じてほしい。私はみんなの味方だって」

透「美琴さんも。283プロの一人でしょ」

ルカ「……へいへい」


ことの次第を黙って見届けていた、外野二人。
途中から視線の端で妙にソワソワしているのが目についていた。
市川雛菜から赦しが出たその時から、こいつらの間抜け面が戻ってきていた。


智代子「……美琴さんがしたことは、取り返しが効かないし、ずっと向き合っていかなくちゃいけないことなんだよね」

智代子「でも、こうして美琴さんは一歩を踏み出してくれたわけだし……あの言葉をかけてあげてもいいんじゃないのかな」

恋鐘「智代子! 多分うちとおんなじこと考えとる〜!」

智代子「きっと、そう! ずっと前から……私、この一言が言いたかったんだもん! やっと心から言えるタイミングが来たんだね!?」

恋鐘「よ〜し、それじゃあ張り切って……」





「「おかえり〜〜〜〜〜!!」」




二人に連れられて、美琴は空席に座らされる。
さっきの今で美琴の表情はまだ硬い。
困惑して口だけをぱくぱくとさせているのが美琴らしくなくて、私は思わず吹き出した。


恋鐘「美琴、一人でおる時まともにご飯なんか食べとらんやろ〜? 席に着いたからにはもう逃さんよ! お腹いっぱいになるまで食べさせるから覚悟するばい!」

美琴「え、えっと……」

智代子「デザートも付いてますし、とことん付き合ってもらっちゃいますよ! 美琴さんのお口に合いそうなもの、たくさん見つけておきましたから!」

美琴「そんなに食べられない……」

ルカ「……ハッ」


あの頃と全く違うのは、帰る場所の有無。
私と組んでいた時は、美琴にはステージの他に居つくべきところは何もなく、そのためにすべてを捧げていたし、横に立つ私にもそれを強いていた。
あれから何年もの時が経ち、美琴には自分を待ってくれる人ができた。
真横に立つパートナーに限った話じゃない、お節介で喧しい年下連中。
仕事を管理している、うちのよりよっぽど優秀らしいプロデューサー。

そして、そんな連中の集う“家”のような事務所。
たとえ道中で何かを失おうとも、自分の身体を傷つけてしまっても。
最後に縋れる存在ができた、それだけで心持はだいぶん変わるはずだ。


ルカ「……美琴」


私はその“家”の住人ではない。
だから、その輪に入っていく権利もない。


恋鐘「なんねルカ! そがんところでつっ立っとらんではよ席につかんね!」


でも、許可は下りている。
というよりも、無理やりに押し付けられた。

離れよう、近づくまいとしていたのに、私の袖をつかんでぐいと引っ張るものが何人もいた。


ルカ「……ハッ」


あの頃にも、こんな場所があったなら……なんて、私らしくもない。



恋鐘「さ、これで今度こそ全員が一つに結束できたばい! もううちらに恐れるものなんかな~~~~~~~~んもなかね!」

智代子「うん! 夏葉ちゃんと冬優子ちゃんにも、誓ったんだもん……ここから先、事件なんて起きない。起こさせない。残ったみんなと一緒に島を出ていくって!」

美琴「……あなたの分のオールも、私が漕ぐから」

雛菜「やは~! 楽ち~ん!」

恋鐘「ひとまずはみんなで同じご飯食べて、絆を確かめ合うことが重要やけんね!」

ルカ「……くっせぇセリフ」

恋鐘「ルカ、照れんでよかよ~」

ルカ「呆れてんだ」


改めて全員が椅子に腰かけ、お互いの顔を見る。
卓を囲む六人、この食事に行きつくまで随分と時間がかかった。
ノクチルの二人と美琴が一緒に食事なんて、つい数日前までは考えられなかった。
この島ではイレギュラーばかりが起きる。
明日の事なんて、想像するだけ無駄だというのがよくわかるな。


信じがたい日常の再来、食事に手をつけようとしたその時だった。


美琴「……ねえ」

ルカ「……あ?」


私の隣に座る美琴が、囁くような声で尋ねた。


美琴「そういえばルカ……さっきは何をしようとしていたの? レストランを出て行こうとしていたみたいだけど」


私はいつの間にかすっかり忘れてしまっていた。
元々私が動き出したのは、あいつをレストランに連れ出すため。
これまでの美琴とはまた違った意味合いで行動を把握できず、目を離しているうちに何をしでかすかわからない存在。


____芹沢あさひを、椅子につかせねばならなかったはずだ。


ルカ「先始めとけ、すぐに連れてくるから!」

美琴「え……うん」

恋鐘「大丈夫、みんな揃うまでいただきますはお預けにしとくば~い!」

智代子「えっ……も、もちろん! 食べないから、食べないよ!? ほんとに!」


巡りあわせと言うのは不思議なものだ。
人と人との交流だけで完結すればまだいいが、時の流れや周囲の環境の変化など様々な要因が相互に影響しあって、プラスにもマイナスにも結果を押し流す。
私たちにとって、美琴が帰ってきたという事実は……どちらに働いたのだろうか?

今となっては、その答えは分からない。

ただ一つ確かなのは、美琴が市川雛菜のもとに来たことによって



美琴も事件に巻き込まれてしまうことになった、ということ。



「……え?」

改めてレストランの扉を開けると、またそこには一人の人間が立っていた。
美琴の時とは違う、そいつの顔は私がすこし見下ろすくらいの位置。
太陽の光に照らされて、銀にもベージュにも喩えられよう髪色をもった少女。



ガスマスクの向こう側、ガラス玉のような碧い瞳は、私のことを見上げていた。


お久しぶりです。
長らくお待たせしております……
最終章はまだ完成していないのですが、進捗報告を兼ねて少しだけ更新させていただきました。

今回の更新分は5章の没展開です。
元々はこの展開で書いていたのですが、あまりにも美琴が救われすぎるのでガッツリカットして今の展開になりました。

さて、肝心の最終章ですが大体5割ぐらいの進捗でしょうか。
夏はバタバタしていたこともあり中々書く時間が作れず、だいぶ滞ってしまっていました。
10月のムゲンビートまでに終わらせられたら……とは思っているのですが、確実なことは何も言えません。すみません。

しっかりと完結まではお話を書き上げるつもりですので、どうかお待ちいただけましたら幸いです。
それではまた、本編更新時にお会いしましょう……

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom