【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「私はこの絆を諦めません」【安価進行】 (139)

‣前スレ
【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】
【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】 - SSまとめ速報
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【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1616846296/)

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※注意

・本作は「ダンガンロンパ」のコロシアイ学園生活をシャニマスのアイドルで行うSSです。
 その特性上アイドルがアイドルを殺す描写などが登場します。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
・キャラ崩壊注意です。
・ダンガンロンパシリーズ(1,2,3,v3,絶対絶望少女等)のネタバレを一部含みます。
・舞台は初代ダンガンロンパの希望ヶ峰学園となっております。マップ・校則も原則共有しております。
・越境会話の呼称などにミスが含まれる場合は指摘いただけると助かります。修正いたします。

以上のほどよろしくお願いいたします。

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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1622871300

【4章現在での主人公の情報】
 
【超高校級の占い師】風野灯織

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・習得スキル

【一番星の魔法】
〔自由行動二回目終了時にモノクマメダル10枚を消費することで、その日の自由行動を一回プラスすることができる〕

【ポシェットの中には】
〔自由行動のある日に限り一日の終わりにコンマ判定を行い、末尾の数字の枚数分だけのモノクマメダルを獲得できる〕

【意地っ張りサンセット】
〔反論ショーダウン・PTAのコンマ値の基礎値が+10される〕

【包・帯・組・曲】
〔学級裁判の誤答時ペナルティを三回までなかったことにする〕

【HAPPY-!NG】
〔交流による親愛度上昇が+0.5される〕

【摩的・アンチテーゼ】
〔反論ショーダウン・PTAでコンマ値の基礎値が+15される〕


・【現在のモノクマメダル】71枚


・【現在の所持品】
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】

【校則】

【1】生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。
【2】夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。
【3】就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。
【4】希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
【5】学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。
【6】仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
【7】生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
【8】学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
【9】学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。
【10】コロシアイ合宿生活で同一のクロが殺せるのは、2人までとします。


【通信簿および親愛度】

・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0

・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0【DEAD】
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……3.5【DEAD】
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……12.0

・【超高校級の幸運】園田智代子……3.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……2.0

・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……3.0【DEAD】
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0【DEAD】

・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0

・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……6.0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……12.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】

【コトダマ】

【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。

以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕

【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕

【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕

【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕

【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕


【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕

【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕

【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕

【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕

【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕

【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕

【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕


【音楽室のエアコン】
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕

【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕

【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕

【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕

【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕

【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕

【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕

【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕

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ひとまずスレ立てだけ。
前スレを使い切ったら学級裁判をこちらのスレで進行します。





【学級裁判 再開!】









……どうすればいい?




今の私は、何ができる?何をすればいい?


モノクマ「田中さんの筋が通らなかったとき、田中さんにはこの合宿生活の存続を妨げた罰としておしおきさせてもらうから!」

摩美々「……!!」

愛依「ちょっ……なんで、おしおき……!?」

智代子「そ、そんなのおかしいよ!摩美々ちゃんは誰も殺してないのに!」


咲耶さんの遺書。それはあまりにも信憑性がすさまじく、私は摩美々さんの推理に圧倒されるばかりだった。議論の流れを指をくわえて見守ることしかできず、気づけばここまで来た。


モノクマ「このコロシアイ合宿生活はただのデスゲームじゃないんだよ!それぐらいの責任は負ってもらわないと、みんなが納得しないんだよ!」

円香「……みんな?」

摩美々「……そのぐらいの覚悟、摩美々にないと思いましたー?」

灯織「摩美々さん……っ!」


今、摩美々さんは私たちを背負って立ち、モノクマと単身闘おうとしている。
咲耶さんの遺志を継いで、この合宿生活を終わらせるために……矛盾を叩きつけようとしている。


モノクマ「クックックッ……いいねえ、自分の命も厭わない。ライオンに噛まれたインパラみたいな目をしてるよ」

摩美々「……」


摩美々さんは、咲耶さんに倣って自分の命を懸けて戦っている。
なら、私にすべきことは摩美々さんの戦いを見守り続けること……?


モノクマ「オマエがそこまで覚悟を決めてるなら、ボクもそれに答えないとね!」

摩美々「……」


……なら、この胸のざわつきは何?
咲耶さんの自殺、それは事件の前から確定していて……摩美々さんはそれを知ったうえでこの計画を立てた。それに矛盾はない、ないはずなんだけど……


モノクマ「『白瀬咲耶は自殺をした。かくれんぼの条件を自分で自分を殺害したという形で満たした。だけどボクはそれに気づかず学級裁判を開いている』この三点を糾弾したいってことで合ってる?」

摩美々「そうですねー」


……なんで、モノクマはあんなに冷静なの?
自分自身のルール違反だなんて、そんなのモノクマが一番嫌いそうなのに……


摩美々「モノクマ自身のルール違反を指摘させていただきますー」

モノクマ「じゃあ最後にもう一回だけ確認するよ?オマエは糾弾に失敗した場合その時点でおしおき決定。それでもボクのルール違反を指摘する?」


……このまま黙っていたら、摩美々さんは本当に自分の命を懸けてしまう。
私は、それでいいの?

……これが最後のチャンスだ。
私しか、それをできる人はいない。

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【私が選ぶべきなのは……】


・異議を唱える
・異議を唱えない


↓1
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摩美々「だから、そうするって言ってるじゃ……」

【灯織「異議あり!」】反論!



摩美々「はぁ……?」

灯織「あ、そ、その今のは……学級裁判ということもあり裁判の形式に従ったと言いますか……その……」

摩美々「そんなの別にいいケド、ここに来て異議を唱えるってそれどういう意味か分かってるのー?」

灯織「……はい」

摩美々「咲耶の遺志、そして私の覚悟を否定するかもしれない……その可能性が分からないわけじゃないよねー」

灯織「……もちろんです。ですが、私もここで止まるわけにはいかないんです!」

灯織「もし、摩美々さんが無為に命を落とすことがあれば……一生悔やんでも悔やみきれません」

灯織「私があなたをここで止めて見せます!」

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【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

-------------------------------------------------

摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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摩美々「ガスマスクは薬品Aの吸引対策でしょー?」

摩美々「咲耶の死因の服毒自殺とはなんら矛盾しないと思うケド」

(……咲耶さんの服毒自殺を否定するには、毒を飲んだことを否定しないと駄目……)

(何か矛盾はないか……なんとしても見つけないと……!)

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【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

-------------------------------------------------

摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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摩美々「むしろ灯織がその備品リストをよく見直すべきなんじゃなーい?」

摩美々「薬品が減ってたことは事実でしょ?」

(くっ……このリストに書かれている薬品のうち一つ、それが化学室から無くなっていたことは事実)

(……ん?このリストを見直す……?)

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【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

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【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

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摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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摩美々「いや、減ってた薬は『コトキレルX』、薬品Bとは別物でしょー?」

摩美々「小手先で誤魔化そうったってそうはいかないからー」

(摩美々さんの言う通り、薬品周りの事実に矛盾はない……)

(なら、現場との間に何か矛盾はなかったかな……)

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【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

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摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------

摩美々「モノクマファイルには、死因の記載はなかった……」

摩美々「でもそれは薬品Bを使った殺害と錯覚させるためにモノクマが仕組んだ計略なんじゃないの?」

(流石は摩美々さんだ……理屈の練合では負けてしまう……)

(服毒自殺が不可能だった、行われていない……そういった明確な根拠をぶつけないとだめ……だよね)

(『コトキレルX』を飲むという自殺方法……薬品の特徴……?)

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【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

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摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


灯織「見つけた……!」

【BREAK!】

灯織「……そうだ、やっぱりおかしいですよ」

灯織「咲耶さんが服毒自殺をした……だとしたら現場には矛盾が生まれてしまいます」

摩美々「……どういうことー?」

灯織「摩美々さんも確認したと思いますが、こちらの化学室の備品リストを再度確認してもらえますか?」

灯織「ねえ、めぐる……なくなってた薬品がどんな特徴だったかはめぐるも一緒に確認したよね?」

めぐる「うん、無くなってたのは確か……飲むと全身の麻痺が最初に引き起こされて、やがて心臓も麻痺して死んじゃう液体の毒薬……だったよね」

灯織「じゃあめぐる、その薬を飲むためにはどうすればいい?」

めぐる「え?液体だから……直接ボトルから飲んだり、コップに入れたり?」

めぐる「……あっ!」

灯織「そう、現場にそんなものは残って無かったよね?」

凛世「お待ち下さい……」

凛世「ステージ上には、薬品Bの容器がありました……盗難された薬品と、薬品Bとの間で中身の入れ替えが行われた可能性はないのですか……?」

愛依「そっか……それならボトルに入れて持ち込めるし、ずっと誰が持ち込んだかナゾだった薬品Bのボトルの意味も説明できんじゃん!」

灯織「いや……その可能性はないと思うよ」

凛世「……何故、でしょうか」


【正しい選択肢を選べ!】

・ボトルの使いまわしはできないから
・薬品Bがまだ入っていたから
・毒薬が空気にさらすと固まってしまうから


↓1


灯織「これです!」

【解!】

灯織「薬品Bのボトル自体にその証拠が残ってるよ」

智代子「ボトル自体に……?」

雛菜「あ~!ラベルに書いてある~!」

雛菜「『本薬品は強い毒性があります。使用後のボトルは速やかに廃棄し、他の液体を保存するのには用いないでください』だって~♡」

灯織「咲耶さんが自殺する意思があったとはいえ、イレギュラーな事態を引き起こす恐れがある方法で毒薬を持ち込みはしないはずです」

摩美々「……そ、それはー」

灯織「現場に毒薬を入れたと思われる容器がない以上は、化学室から持ち出された毒薬を飲んで自殺したとは考えづらいんです」

愛依「えっ……!?それじゃあ咲耶ちゃんは、自殺じゃないってわけ?!」

灯織「……その可能性はあると思います」

モノクマ「あれ?これもしかして、田中さんのボクへの挑戦もお流れする感じですか?」

摩美々「……」

摩美々「いったん保留でー」

モノクマ「あれま!それなら仕方ないね!」


摩美々「でも別に私は咲耶の自殺を否定する気はないよー?」

摩美々「灯織が示したのはあくまで服毒自殺の否定であって、他にも自殺の方法はあるかもしれないしー」

(摩美々さんはあくまで自殺を譲る気はない……)

(摩美々さんだけに、咲耶さんは自身の秘密を明らかにしていた上にあの遺書……)

(私が摩美々さんでも、そうなると思う)

(でも、摩美々さんの推理を否定しないと前に進めないはずなんだ……!)

愛依「こ、これって結局どっちなん?!咲耶ちゃんは自殺だったの?!他殺だったの?!」

雛菜「でもやっぱり状況からすると他殺の方が自然じゃないですか~?」

凛世「しかし、自殺でも成立するのもまた事実です……」

めぐる「わたしは灯織の意見を信じるよっ!」

智代子「でも、化学室の薬品の盗難は見逃せないし……」

灯織「だからそれはいま説明した通り……」

円香「せっかく遺書があるのに、それを信じないの?」

摩美々「……咲耶」


【モノクマ「真実は二つに一つー!」】対立!

-------------------------------------------------

モノクマ「おやおや、これはデジャブってやつじゃないかい?!」

モノクマ「咲耶さんの死について、他殺か自殺かの議論……つい先ほど見たばかり、ですが!」

モノクマ「議論とは有為無常!状況は常に変わり行くものなのです!」

モノクマ「さあ、己の真実を信じてぶつかりあえー!」

-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「白瀬咲耶は自殺だ!」vs【白瀬咲耶は他殺だ!】

愛依「咲耶ちゃんは密室を作って自殺を妨げられないようにしてたんだよ!」

凛世「咲耶さんは、薬品Aを用いて室内のみなさんを眠らせ……誰の邪魔も入らぬ中、その命を絶たれたのです……」

智代子「化学室で盗まれた毒薬……やっぱりあれは見逃せないよ!」

円香「咲耶さんの遺書の内容と事件はなんら矛盾していない……だったら自分の自殺を利用してモノクマに矛盾を突きつけようとしたんじゃないの?」

摩美々「今もコロシアイ合宿生活が続いてるっていうのが咲耶が自殺だったことの何よりの証拠でしょー?」

-------------------------------------------------
意見スロット
【毒薬】
【かくれんぼ】
【密室】
【遺書】
【薬品A】
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【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

↓1


愛依「咲耶ちゃんは密室を作って自殺を妨げられないようにしてたんだよ!」
【灯織「めぐる!」
 めぐる「密室は咲耶じゃなくても作れたし、殺人のために利用した可能性もあるよ!」】

凛世「咲耶さんは、薬品を用いて室内のみなさんを眠らせ……誰の邪魔も入らぬ中、その命を絶たれたのです……」
【灯織「雛菜!」
 雛菜「それは他殺でも成り立つ話ですよね~、目撃者を作らないため、とか~?」】

智代子「化学室で盗まれた毒薬……やっぱりあれは見逃せないよ!」
【灯織「めぐる!」
 めぐる「毒薬が盗まれてるのは事実だけど、現場に毒薬を持ち込むのは困難だよ!」】

円香「咲耶さんの遺書の内容と事件はなんら矛盾していない……だったら自分の自殺を利用してモノクマに矛盾を突きつけようとしたんじゃないの?」
【灯織「ここは私が!」
 灯織「遺書の内容と今回が自殺だったかどうかは直接関係しません……自殺だった明確な証拠とは言えないです!」】

摩美々「今もコロシアイ合宿生活が続いてるっていうのが咲耶が自殺だったことの何よりの証拠でしょー?」
【灯織「ここは私が!」
 灯織「かくれんぼのルール、まだ抜け道があるのかもしれません!」】

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値200以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です

↓直下より五回連続でコンマ判定(連投可)


【30+91+23+99+88】

【コンマ合計値331】

【全論破】

「「「これが私たちの答えだよ!」」」

【BREAK!】


灯織「……摩美々さん、今回の事件の状況は自殺でも、他殺でも成り立つ条件が多いです」

摩美々「……」

灯織「だからお願いです……もう少しだけ、議論をさせてもらえませんか?」

灯織「咲耶さんの遺志を継ぐためにも、私たち全員が納得した形で学級裁判を終わらせたい。そう思うんです」

摩美々「……仕方ないですねー」

(摩美々さん……!)

摩美々「この合宿生活を終わらせるのはもう少しだけ先送りにしてあげますー」

摩美々「その代わり、摩美々も納得できる結論にもっていってよねー」

灯織「も、もちろんです……!」

(よし、議論をつなぎとめることができた……!)


愛依「ってことは、こっから先は自殺か他殺かの話を詰めていくってことでいいんだよね?」

凛世「しかし、現場の状況はそのいずれでも成立するような条件ばかり……」

凛世「ここからどうやって導けばよいのでしょうか……?」

智代子「うーん……どっちかだと成立しない矛盾があれば、話は早かったんだけど……」

めぐる「あっ!それだったらずっと気になってることを聞いてもいいかな?」

灯織「めぐる?」

めぐる「停電だよ!」

めぐる「さっき摩美々は自殺を主張するときに、摩美々たちの行動を制限するために停電を起こしたって言ってたけど……」

めぐる「どうやって停電を起こしたのかなーって!」

凛世「電力を過剰に使いすぎたことに由来するのではないでしょうか……?」

モノクマ「言っておくけど、そんなちゃちな理由じゃ停電は起きないよ!」

モノクマ「この学園には最新鋭の設備を導入してるからね!並大抵の電力使用じゃブレーカーを落とすなんて無理無理の無理久保です!」


円香「……なら、直接ブレーカーを落とすしかないんじゃない?」

智代子「でも、煙が発生した時咲耶ちゃんはステージの上だよ?」

雛菜「代わりに制御室にいたのは~?」

摩美々「……」

愛依「ま、摩美々ちゃん?!」

灯織「……流石に、モノクマ相手に命を賭けようとまでした摩美々さんが停電を起こしたとは思い難いです」

凛世「では、摩美々さんのほかに……どなたか制御室に隠れていらっしゃったのでしょうか……」

めぐる「もしかして、円香が潜んでたんじゃないかな?!」

円香「……はぁ?」

灯織「いや、あの部屋には隠れるような空間はないし……流石に誰かいたら摩美々さんも気づいてたと思う」

愛依「ん~?だったら誰がブレーカーを落とすの?」

(そうだ……今回の犯人は何かしらの方法を使って、制御室にいない状態でブレーカーを落としたんだ)

(そのトリックを明らかにしない限り……真相にはたどり着けない……!)

(考えろ……考えるんだ……!)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【音楽室のエアコン】
‣【ピアノ線】
‣【モノクマファイル4】
‣【モノクマの証言】
‣【ブレーカー】
‣【音楽室の扉の鍵】


めぐる「停電を起こすには【ブレーカーを落とす必要がある】よ!」

めぐる「どうしてブレーカーは落ちちゃったのかな?」

雛菜「≪設備が老朽化してた≫んですかね~?」

智代子「ケーブルが切れてたこととなにか≪関係ある≫のかな?」

円香「本当はブレーカーは落ちてなくて、≪照明の電源が切られてた≫だけなんじゃない?」

愛依「ブレーカーを落とすんならその場に【絶対いなきゃなんない】し……」

愛依「もしかして……ブレーカーを落としたのは摩美々ちゃんの≪もう一つの人格≫的な?!」

摩美々「ちょっとー、変なキャラ付けはやめてよねー」


【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------

モノクマ「ちょっと!並みの電力使用じゃブレーカーは落ちないって今言ったよね!」

モノクマ「ボクの学園を悪くいうのは許さないよ!」

(……ガヤが入ってしまった)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【音楽室のエアコン】
‣【ピアノ線】
‣【モノクマファイル4】
‣【モノクマの証言】
‣【ブレーカー】
‣【音楽室の扉の鍵】


めぐる「停電を起こすには【ブレーカーを落とす必要がある】よ!」

めぐる「どうしてブレーカーは落ちちゃったのかな?」

雛菜「≪設備が老朽化してた≫んですかね~?」

智代子「ケーブルが切れてたこととなにか≪関係ある≫のかな?」

円香「本当はブレーカーは落ちてなくて、≪照明の電源が切られてた≫だけなんじゃない?」

愛依「ブレーカーを落とすんならその場に【絶対いなきゃなんない】し……」

愛依「もしかして……ブレーカーを落としたのは摩美々ちゃんの≪もう一つの人格≫的な?!」

摩美々「ちょっとー、変なキャラ付けはやめてよねー」


【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


灯織「それは違います!」

【BREAK!】

灯織「制御室にあったブレーカーは最近では珍しいレバー式のブレーカーです」

めぐる「そうだったね!ブレーカーは上下に動かせて、上にある時にONで、下にある時にOFFなんだ!」

灯織「ボタン式ならその場にいないとブレーカーを落とすことはできませんが……レバー式なら、レバーを下に動かすことさえできれば落とすことは可能ですよね?」

雛菜「確かにそうだけど~、レバーを下に動かすなんてどうやってやるの~?」

灯織「ピアノ線だよ……!こちらをレバーに括りつけておけば、ピアノ線を引っ張るだけでレバーを下げることが可能になる!」

愛依「ピアノ線……?」

凛世「音楽室ならば、調達も容易でしょう……糸としての強度も申し分なく……」

凛世「トリックに使うにはうってつけと言って過言なきものかと……」

摩美々「まぁ、不可能じゃないと思うケド……肝心のピアノ線を使ったそのトリックはどういうトリックなのー?」

摩美々「まさか部屋の外から糸を引く、なんて言わないよねー?」

灯織「……おそらく、犯人はレバーと反対側を別のものに括りつけたんだと思います」

灯織「括りつけた先のものが勝手に作動して、ピアノ線を巻き取るように動かすことで、力を伝達させたのではないか、と」

めぐる「別のものに、括り付ける……?」

摩美々「その様子だと、その【別のもの】とやらもわかってるみたいだねー」

灯織「……はい」

摩美々「それじゃあ示してもらおっかー」

摩美々「犯人は、どうやって制御室のブレーカーを落としたのかー」


【正しいコトダマを選べ!】

>>4~6

↓1


灯織「これです!」

【解!】

灯織「制御室の空調ではないでしょうか?」

愛依「空調……?」

灯織「制御室の空調は音楽ホールとは別に動いていて、タイマーが設定されていました。16時20分に起動するように」

智代子「16時20分って……咲耶ちゃんが死んじゃった時間とおんなじだよね!」

灯織「家庭用の一般的な空調と同じ型になっているので、時間になると噴出孔が開く仕組みになっています」

灯織「その際に開くパネルにピアノ線を括り付けていれば……」

灯織「連動してピアノ線を引っ張ることも可能なのではないでしょうか!」

摩美々「……途中までブレーカーを下ろした状態で、ピンと張りつめて結ぶようにしたら確かにタイマーと共にレバーが落ちる仕掛けが作れるかもしれないですねー」

雛菜「ピアノ線は透明だから、仕掛けには気づきにくいですしね~」

智代子「この仕掛けなら……制御室にいなくてもブレーカーを落とすことが可能になるね!」

円香「……むしろ、音楽室にいなくてもブレーカーを落とすことが可能になる」

円香「空調のタイマーさえ設定してしまえば、あとは放っておくだけ。アリバイ作りにはもってこいじゃない?」

めぐる「そっか……密室の外からでもブレーカーが落とせちゃうんだ……!」


摩美々「……問題は、誰がその仕掛けを作ったのかってことだケド」

灯織「……」

(今言った仕掛けを実行するには、あのブレーカーに手が届くことがそもそもの条件)

(ただ、あのブレーカーは私たちでは手が届く高さではなく……)

(一番背の高かった咲耶さんでようやく、といった高さだった……)

雛菜「ん~、でも雛菜たちじゃブレーカーにそもそも手が届かないんでしたよね~」

めぐる「咲耶が作った仕掛けじゃなかったとしたら……」

めぐる「あっ!そうだ!制御室の椅子を使ったんじゃないかな!」

めぐる「ほら、あの椅子の上に立てば誰でも手が届くんじゃないかな?」

摩美々「残念だけど、あの椅子は床に固定されてるから動かせないんだよねー」

雛菜「もしかして、円香先輩が何かしたんじゃないですか~?」

円香「……はぁ?」

雛菜「例えば犯人を肩車したとか~」

円香「……そんなわけないでしょ、そもそも音楽室の中で私を目撃した?」

凛世「手詰まり、でございます……」

(身長の問題……これをどうにかしない限りは……トリックを証明できない……!)

愛依「そ、それじゃあ……咲耶ちゃん以外誰もできなくね……?」

智代子「うーん、制御室には他に【踏み台】になりそうなものもなかったよね……?」


(…………)

(……【踏み台】?)

灯織「待って……!もしかすると、わかったかもしれない……」

めぐる「えっ?!ひ、灯織……それホント?!」

灯織「……うん、この仕掛けを作るうえで大事なのは、身長の問題なわけだけど」

灯織「犯人はある物を【踏み台】にすることで、自分の身長をブレーカーとエアコンに手が届くまでに調節したんだよ」

摩美々「ある物……?」

めぐる「ひ、灯織!そのある物って……!?」

(犯人が踏み台に使った【ある物】は、制御室に持ち込むのを見られても誰も不審に思わないものだ)

(一定の高さと強度を持ったうえで、その要件を満たすものは……あの音楽室の中ではあれしかない……!!)

-------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】


ボ/―/ス/ッ/ク/ラ/―/ク


【正しい順番に並べ替えろ!】

↓1
-------------------------------------------------


灯織「そうか……わかりましたよ!」

【COMPLETE!】

灯織「クーラーボックスですよ……!あの時現場で踏み台に使えたのはそれしかありません!」

愛依「クーラーボックスって……ドリンクを入れてた?!」

めぐる「クーラーボックスならある程度の強度はあるし、乗っても壊れることはなさそうだね!」

灯織「私たちがライブ中に飲む飲み物を淹れておいたクーラーボックス、あれを作業中の皆さんに配るという名目があればクーラーボックスを持ち歩いて制御室に持ち込んだとしてもおかしくありません!」

灯織「制御室で作業中だった摩美々さんにその場でドリンクを手渡した後、適当な理由をつけて部屋の外に出してしまえば後はクーラーボックスの上に立って仕掛けを作れます」

摩美々「……!!」

灯織「これで停電のトリックも実現可能だと明らかになりました!」

摩美々「……灯織」

灯織「摩美々さん……わかったんですね」

摩美々「このトリックが使われたとなると……犯人もおのずと絞られる」

摩美々「咲耶の死の真相、灯織がいなかったら気づかないままだったかもしれない……」

摩美々「灯織、ありがとう」

(……あの時真実を探ることをあきらめなかったから、ここまで来れた)

(もう真相は目の前……咲耶さんの死に残された謎はもうあとわずか)

(咲耶さんを殺害した犯人の姿は……もう見えている)

灯織「……いえ、咲耶さんの真意を知れたからこそ、私もここまで来れました」

灯織「だからこそ、今ここで!私は真実を明らかにします!」

灯織「咲耶さんを殺害した犯人は……あなたです!」



【クロを指摘しろ!】

↓1


灯織「あなたしか……いない!」

【解!】

灯織「凛世……あなた、なんだよね」

凛世「……」

めぐる「り、凛世……?」

灯織「犯人が停電のトリックに使ったクーラーボックス、あれを管理していたのは凛世」

灯織「ドリンクを配り歩いていたのも凛世だし、音楽室から持ち出したのも凛世だった」

凛世「……」

灯織「クーラーボックスを踏み台として利用できたのは、凛世だけなんだよ」

智代子「そ、そんな……そんなの……」

智代子「り、凛世ちゃん、違うよね?!灯織ちゃんの勘違いだよね?!」

智代子「だって凛世ちゃんが……凛世ちゃんが誰かを殺すなんて……そんなのあるわけがないよね?!」

凛世「……」


凛世「……はい、凛世は殺害など、しておりません……」

灯織「凛世……」

凛世「濡れ衣でございます……そんな、クーラーボックスのみで攻められようとは……了承しかねます……!」

凛世「そもそも、停電を凛世が引き起こしたとて……咲耶さんをいかに殺害するというのですか……?」

智代子「そ、そうだよ!咲耶ちゃんの死因を忘れてるよ!」

智代子「毒ガスを吸ったわけでもない、毒薬を飲んだわけでもない……だったら咲耶ちゃんはどうやって死んじゃったっていうの?!」

灯織「そ、それは……」

摩美々「灯織、落ち着いて考えればいいよー」

灯織「摩美々さん……」

摩美々「ここから先は摩美々も力を貸すから、一緒に考えよっかー」

摩美々「死体には目立った外傷もなく、凛世が現場にいなくても行える殺害方法……何があると思うー?」

(外傷をつけるわけでない、本人がその場にいなくても可能な殺害方法……)

(もう一度現場を振り返ろう……どんな殺害方法が考えられる……?)

-------------------------------------------------

【ひらめきアナグラム開始!】


し/ん/ん/で/か


【正しい順番に並べ替えろ!】


↓1
-------------------------------------------------


灯織「そうか……わかりましたよ!」

【COMPLETE!】

灯織「感電死……凛世は、咲耶さんを電気で殺害したんじゃないでしょうか」

めぐる「かんでん、し……?」

凛世「……!?」

灯織「死因としては珍しいものですが、時折テレビの報道で見かけることがあります……」

灯織「体内に高電圧の電流が流れたことにより、体組織が破壊されたり、臓器が損傷したりしてその結果死に至る……と」

智代子「か、感電死って……そ、そんなの……どうやって?!」

智代子「現場に凛世ちゃんはいなかったって、灯織ちゃんが一番よく知ってるよね?!咲耶ちゃんの体にどうやって電気を流したっていうの?!」

灯織「咲耶さんは現場にあった、ある物に振れたことによって感電したんだ……」

(感電したからには、電気を放出しているある物に振れたことが死因になったはず……)

(それはもう、今までの議論でも登場していた……あれだ)


【正しいコトダマを選べ!】

>>4>>6

↓1


灯織「断線していた照明系統のケーブル……そこから感電したんだよ」

智代子「け、ケーブル……!?」

摩美々「これまでの議論でも何度も出て来たとおり、事件当時音楽室は停電状態で非常電源が作動してたよねー?」

摩美々「そこから直接電力を供給するケーブルの一部が何者かの手によって切断されていた……」

摩美々「つまりその切断面からは漏電しまくりだったんだー」

めぐる「事件当時は音楽室ではスプリンクラーが作動してたから咲耶も体はびしょびしょになってたし……いつも以上に感電しやすくなってたはずだよ!」

雛菜「水には電気がよく通りますからね~」

灯織「死因としてはこれまでの議論を見ても、最も有力なはずだよ」

凛世「お待ち下さい……たとえ漏電していても、それに咲耶さんが触れるかどうかは不確実でないでしょうか……」

凛世「咲耶さんの行動を、犯人は掌握していたとでも仰るのですか……?」

灯織「……」

灯織「凛世の言う通りだよ……」

凛世「ご理解いただけて何よりです……」

凛世「人の行動など、完全に掌握することはかないません……」

灯織「いや、私が凛世に同意したのは犯人が咲耶さんの行動を掌握していたという点だよ」

凛世「……!?」

灯織「犯人はある物を使って咲耶さんの行動を誘導して、断線していたケーブルに体を接触させたんだ」

凛世「そ、そんなもの……あるはずが……」

(停電状態で真っ暗闇の音楽室……)

(その状態で咲耶さんのとる行動はある程度予測がつくはず……)

(そうなると、誘導するためにはあれを使ったはず……)

凛世「論より証拠……実証していただきましょう……」

凛世「凛世が、如何様に咲耶さんを操ったのか……!」

-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】


凛世「成りません……」【防御力40】
凛世「詭弁でございます……」【防御力45】
凛世「枉惑はおやめくださいませ……」【防御力50】
凛世「凛世は潔白でございます……」【防御力55】
凛世「疑うは信ずるより易し……」【防御力60】


【盾の防御力をコンマで削り取れ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果によりコンマ値が+25されます】

↓直下より五回連続判定(連投可)

【コンマ判定 95 52 74 11 01】

【スキル効果を合算します】

【最終判定 120 77 99 36 26】

-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】


凛世「成りません……」【BREAK!】
凛世「詭弁でございます……」【BREAK!】
凛世「枉惑はおやめくださいませ……」【BREAK!】
凛世「凛世は潔白でございます……」【防御力19】
凛世「疑うは信ずるより易し……」【防御力34】

(あと少し……)

(なんとしても、凛世の防御を切り崩す……!)


【盾の防御力をコンマで削り取れ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果によりコンマ値が+25されます】

↓直下より2回連続判定(連投可)


【コンマ判定 40 01】

【スキル効果を合算します】

【最終判定 65 26】

【残り防御力がスキル効果よりも少なくなったため、自動で進行します】

-------------------------------------------------

灯織「理論武装を、打ち破る……!」

凛世「まだ、まだ……退際ではございません……!」



【凛世「凛世が、咲耶さんの行動を誘導することなど不可能です……」】


フ/ライ/ロア/ト


【正しい順番に並び替えて、コンマ値70以上でとどめをさせ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果によりコンマ値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


灯織「これで終わりです!」

【BREAK!】

灯織「停電が起きて、それがなかなか直らないとき……そんな時、皆さんならどうしますか?」

愛依「うーん、うちの家はちょっと年季入ってるからたまにブレーカーも落ちるんだけど……」

愛依「そーいう時はスマホかなんかの明かりを使って、ブレーカーの様子を見に行くかな……?」

灯織「そう、明かりを頼りに電力の復旧を目指して動くはずなんです」

めぐる「明かりを……頼りに……」

めぐる「あっ!フロアライト!あれって、死体を発見した時も点いてたよね?!」

摩美々「もともとはステージ演出用だったけど、停電中は一番の道しるべになるよねー」

摩美々「ステージの床に固定されて、右から左まで一定間隔に並んでた」

摩美々「制御室はステージ脇だったわけだし、咲耶がライトを頼りに歩くことは創造に容易いんじゃないー?」

雛菜「その道中にケーブルを置いておけば、それに接触するように細工もできるかもしれませんね~」

凛世「……」

灯織「現場にすべては残されていた……私たちが咲耶さんの遺体を発見した時の状況に、凛世の犯行計画のすべてのピースが揃っていたんだ……!」

めぐる「それに今思ったら、事件現場に足を踏み入れた時のあの焦げたみたいな匂い……」

めぐる「あれも咲耶が感電した時の匂いだったんだね?!」

雛菜「電気が肉体を通ると火傷しちゃうらしいですからね~」

凛世「だ、だとしても……凛世は、凛世は……!」

灯織「……まだ、認めてくれないんだね」

智代子「灯織ちゃん……!」

灯織「わかった、それなら凛世のために、チョコのために……事件のすべてをはじめから振り返って、それで終わりにする」

灯織「事件をすべて明らかにすれば……それが可能だったのは凛世だけだってきっとわかるから……!」

(そうだ、終わりにしなくては……)

(この事件を正しい形で終えること)

(それが咲耶さんの、摩美々さんの意志に報いることになるんだから……!)

-------------------------------------------------

【クライマックス推理開始!】

【act.1】

灯織「今回の事件はかなり計画的なものでした。事の始まりは、動機提供……【かくれんぼ】の開始が宣言した日にまで遡ります。【かくれんぼ】で通達されたのは、私たちが【裏切り者】を殺害した場合にコロシアイ合宿生活をその時点で終了するというもの」

灯織「この話を聞いた、【裏切り者】の一人である咲耶さんは、自分の命を利用してコロシアイ合宿生活を終わらせる計画を思いつきます。自分の手で自分を殺す、自殺という方法を選ぶことで【裏切り者】を殺害したと主張すれば、ルールに従ってコロシアイを終わらせられると考えたんです」

灯織「その計画を思いつくや否や咲耶さんは同じユニットの仲間である摩美々さんのもとを訪ね、自分自身が裏切り者であるということ、そしてコロシアイを終わらせるための自殺を考えていることをすべて赤裸々に語りました。咲耶さんにとって、一番信用できる相手、自分の死後を託すことができる唯一の相手であった摩美々さん……彼女がその時に味わった感情は私には想像もつきません」

灯織「ですが、この夜のやり取りは間違いなく、二人の心に一つの覚悟をさせたのは疑いようもありません。だからこそ、摩美々さんはこの裁判の場でモノクマへの真っ向勝負を挑む意思を固めたんです」

灯織「……そしてその一方で、別の覚悟を抱く人間もいました。それが今回の犯人です。偶然にも咲耶さんが裏切り者であるという情報を耳にしてしまった犯人は、咲耶さんの自殺願望……そしてそれを知っている摩美々さんを盾にして犯行を行うことを思いついたんです」


【act.2】

灯織「翌日咲耶さんは私たちに対してライブの開催を提案します。自殺を考えているからこそ、最後に私たちとの思い出を作りたかったのか……今となってはわかりません。ですが彼女が【裏切り者】であったとはいえ、私たちを本当の意味で裏切っていたとは今も思えないんです……」

灯織「ライブの会場となったのは音楽室。樋口さんを除いた全員で翌日に備えてロケハンを行い、設備の確認を行うとその日はそれで解散。準備は翌日に持ち越されたわけですが……おそらく犯人の準備はこの日の晩から始まっていました」

灯織「犯人がやったのは電源ケーブルの切断です。これは停電が起きて非常電源が起動したときでも、照明だけは点かないままにするため。そして咲耶さんを感電させる凶器とするためでした」

灯織「続いて、化学室で今回の事件に持ち込む道具の調達です。犯人が調達したのは、咲耶さん以外を気絶させるための薬品A。死因のミスリードのための薬品B。そして、自殺の可能性をほのめかすための毒薬です。摩美々さんの咲耶さんの自殺に対する心構えを利用するために、服毒自殺に見せかけるための毒薬だったわけですが……結果としてそれが失敗。だって液体の毒薬を持ち込むには容器が必要なんですから」

灯織「そのことに気づかなかった犯人は、別の容器を用意することもなく中身の入っていない薬品Bのボトルだけを置いて、そのまま出て行ってしまいました。二重のミスリードを仕掛けようとした結果、見落としを作ってしまった犯人の急所になってしまったんです」

【act.3】

灯織「そして迎えたライブ当日。犯人は最初は食堂で私たちのライブ中に摂る飲食物の準備に携わりました。これはおそらく、踏み台としてクーラーボックスを利用するため。制御室でのトリックのための下準備はこの時から始まっていたんです」

灯織「団扇を作り終えた私たちと共に、犯人は一度音楽室を訪れます。クーラーボックスを肩にかけた犯人は自然な流れで準備中のみなさんにドリンクを渡していき、その流れのまま制御室に足を踏み入れます。適当な理由をつけて制御室にいた摩美々さんを追い出した後は、トリックの準備」

灯織「本来犯人の身長では手が届かない高さにあるブレーカー。ですが犯人は持ち込んだクーラーボックスを踏み台にすることで高さの問題をクリア。ブレーカーを途中まで降ろした状態にしておいて、レバーにピアノ線を括り付ける。そのままピアノ線の反対側は、ぴんと張った状態になるように長さを調節したまま、空調設備のパネルに括りつけて準備完了」

灯織「あとはタイマーさえ設定しておけば、時間が来て空調が起動するのと同時にレバーも降りる仕掛けが成立するんです。これで犯人はその場にいなくとも音楽室の電源を落とすことが可能になり、アリバイが成立するようになるわけです」


【act.4】

灯織「おそらくこれも犯人の計画の内だったんでしょう。私たちは四階の音楽室に来る際に、チュロスを持ってきていないことに気づき、急いで食堂へと戻ることになります。おそらくこれは、私たちを分断するため。そして犯人自身が現場を離れることでアリバイを作り出すため。二重の目論見があったんだと思います」

灯織「あとは退室の直前に薬品Aを開封しておいておく。空気より重たい気体を発生させるので、この段階で誰かが吸ってしまうリスクは低い。そして、タイミングを見計らって燻煙剤を点火だけすれば勝手に仕掛けが進んでいきます。燻煙剤の着火から発煙までのタイムラグで食堂へと犯人は移動。煙が出始めたところでトリックが本格的に動き出します」

【act.5】

灯織「突然の煙に動転した摩美々さん、愛依さん、雛菜さんたちは咲耶さんの指示通り煙を吸わないように身をかがめる。それと同時に煙は音楽室の消火設備に感知され、スプリンクラーも作動。そして16時20分になれば制御室の空調も起動。ピアノ線でつながれたレバーが降ろされたことで音楽室は真っ暗闇へ」


灯織「摩美々さん、愛依さん、雛菜さんは何が起きているのかもわからないままに薬品Aを吸うことになりそのまま意識を失ってしまいます。一方、ステージの上で他三人より高いところにいた咲耶さんは薬品Aを吸わずに済んだので意識があるまま。むしろ他の三人の返事が無くなったことで更なるパニックになっていたかもしれません」

灯織「一寸先も見えないほどの暗闇。そんな中で考えるのは、照明の復旧。前日のロケハンで非常電源の存在を認知していた咲耶さんは、非常電源を起動するためにフロアライトの明かりを道しるべに歩いていきます。実はこの時点で非常電源は正常に作動していたのですが……前日に犯人が照明系統のケーブルを切断していて、照明が点いていなかったがために咲耶さんはそのことに気づきませんでした」

灯織「でも、そのフロアライトは非常電源への道しるべであることに加えて、天国への道しるべでもありました。犯人はフロアライトの作るその道中、非常電源につないだままにしておいた断線済みのケーブルを置いておいたんです。暗闇の中、足取りは慎重になる。もしかすると、触角を頼りに触れるものすべてを探りながら歩いていた可能性すらあります」

灯織「咲耶さんが、ケーブルに触れてしまう可能性は誰の目に見ても高く……そして実際咲耶さんは……触れてしまったんです」

-------------------------------------------------

灯織「そうして現場にいなくとも咲耶さんを殺害できてしまうトリックを実行したのは……」

灯織「凛世……あなただったんだね……」

【COMPLETE!】




灯織「凛世……どうかな?間違ってるなら、指摘してほしい」

凛世「……」

灯織「私だって、凛世が犯人でないなら……それが一番だから」

凛世「……」

智代子「凛世ちゃん……違う、よね……?」

凛世「……すべては、決しました」

智代子「……そん、な」

凛世「凛世は……すべてを、認めます……灯織さんの、みなさんの導いた推理……」

凛世「凛世はご指摘の通りの犯行を、実行いたしました……」

灯織「……そう、だったんだね」

めぐる「で、でもどうして?!」

めぐる「なんで咲耶のことを殺しちゃったの?!」

めぐる「凛世だって、咲耶のことが大好きだったよね……?!」

凛世「……今回の、動機でございます……」

摩美々「【かくれんぼ】だよねー……」

凛世「先ほど摩美々さんも語っておられた、咲耶さんの【裏切り者】であるという自白……凛世も通りすがりに耳にしてしまっていたのです……」

凛世「裏切り者ならば、凛世がやらねば……凛世が殺害せねば……その義務感にかられたのです……」

智代子「凛世ちゃん……そんなに抱え込んで……」


凛世「ライブの話を聞いた時より、此度の犯行を計画しておりました……」

凛世「ライブの話を、咲耶さんから持ち寄られた際に、事細かに会場の情報を尋ね……」

凛世「犯行に利用可能なものを探し、計画を練りました……」

めぐる「空調の設定、燻煙剤の仕掛け、停電の仕掛け……かなり計画的だったよね……」

凛世「はい、凛世一人では……とても計画が立てられず……」

摩美々「……やっぱり、円香だったんだ」

円香「その様子だと勘づいていらっしゃったんですか?」

摩美々「……まぁねー、密室制作の最後のピース。接着剤を注入したのは円香じゃないと成立しないからー」

愛依「そっか……そん時凛世ちゃんたちは相互に監視状態だったわけだし、フリーだったのは円香ちゃんだけか……」

円香「まぁ、私が協力したのは些細なところですけど」

円香「犯行計画に助言したのはしましたけど、基本準備は凛世がやったし……」

円香「あとはせいぜい裁判中の発言ぐらい?」

(……やっぱり今回の事件でも樋口さんが関与していたんだ)

(……ん?)

凛世「凛世は樋口さんと共にこの犯行計画を企て……」

灯織「ちょっと待って!」

智代子「ひ、灯織ちゃん……?」

灯織「凛世……それっておかしいよね……」

愛依「え?ど、どしたん?」

灯織「樋口さんが凛世に協力する……それっておかしいよ……」

めぐる「え?で、でも円香はコロシアイに意欲的だったよね?!」

めぐる「二人が協力関係でもおかしくないと思うけど……」

灯織「今回に限ってはそうはいかないんだよ……!」

(今回の事件で樋口さんが協力するのが矛盾である証拠を示そう……)


【正しいコトダマを選べ!】

↓1


灯織「これです……!」

【解!】

灯織「今回の動機、かくれんぼですよ……!」

灯織「かくれんぼでは、私たちのいずれかが裏切り者である咲耶さんを殺害した場合、このコロシアイ合宿生活が終了するというルールが提示されていました」

摩美々「……それってー」

灯織「そしてそれが発表されたとき、コロシアイ合宿生活の存続を希望する樋口さんは不用意に私たちに手を出しづらくなったはずです」

円香「……」

雛菜「万が一殺した相手が裏切り者だった場合、コロシアイ合宿生活が終わっちゃうので雛菜たちを皆殺しにするチャンスが無くなっちゃいますもんね~」

灯織「だから、裏切り者を今から殺そうとしている凛世に協力する理由が樋口さんには全くないはずなんです……!」

凛世「そ、それは……」

摩美々「……これってどういうことー?」

めぐる「ほ、ホントは咲耶は裏切り者じゃなかった……とか?」

灯織「いや、流石に本人の発言が嘘だとは思いづらいよ……」

(これは……どういうこと……?)

摩美々「咲耶が裏切り者であるがゆえに生じる矛盾はもう一つ、この合宿生活自体もそうだよー」

摩美々「凛世が裏切り者の殺害に成功したのに、かくれんぼのルールが適用されてない」

愛依「ど、どういうこと?!何が起きてるわけ?!」

モノクマ「……」

(【裏切り者】をめぐる矛盾……これは一体どういうことなの……?)

-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】


Q1.白瀬咲耶は本当に裏切り者だった?
A.裏切り者だった B.裏切り者ではなかった

Q2.どうしてコロシアイ合宿生活が終わっていない?

A.咲耶が自殺だったから 
B.かくれんぼによる合宿生活終了条件を満たしていないから 
C.モノクマがルール違反をしているから


Q3.かくれんぼの条件の内、どれを満たすことができなかった?
A.「オマエラの中に潜む」裏切り者をオマエラの手で殺害する
B. オマエラの中に潜む「裏切り者」をオマエラの手で殺害する
C. オマエラの中に潜む裏切り者を「オマエラの手で」殺害する
D. オマエラの中に潜む裏切り者をオマエラの手で「殺害する」


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1

-------------------------------------------------


灯織「推理はつながりました……」

【COMPLETE!】

灯織「そうか……そういうことだったんだ」

灯織「樋口さんの不自然な協力、コロシアイ合宿生活が終わらない理由……そのいずれも一つの仮説で説明がつく……」

めぐる「……仮説?」

灯織「もう一度かくれんぼにおけるコロシアイ合宿生活の終了条件を確認しましょう」

灯織「ここを見てわかるように、コロシアイ合宿生活を終わらせるには……『私たちが私たちの中に潜む裏切り者を殺害すること』が条件になっています」

愛依「う、うん……」

灯織「ここでは明らかに『私たち』と『裏切り者』が区別されてることがお判りでしょうか」

雛菜「ん~?それはそうですよね~」

愛依「違ったら……どうなんの?」

摩美々「……!!そ、そんな……!!」

灯織「摩美々さんもお気づきになられましたか……」

灯織「この条件を信じるのなら……コロシアイ合宿生活を終わらせずに裏切り者を殺害する方法が一つだけあるんです」

めぐる「合宿生活を終わらせずに、裏切り者を……?」

灯織「裏切り者が、裏切り者を殺害するんだよ……!」

めぐる「ふむふむ……裏切り者が、裏切り者を……」

めぐる「えーーーーーーーーっ?!」

愛依「ちょ、ちょい待ちちょい待ち!裏切り者は咲耶ちゃんなんだよね?!」

愛依「裏切り者が裏切り者を殺害って、それってつまり自殺ってことにならん?!」

灯織「いえ……必ずしもそうなるとは限りません」

灯織「そもそも私たちは前提からして間違えていたんですよ……今回の事件の犯人が凛世である以上、残された可能性はただ一つ」

灯織「凛世自身も、【裏切り者】だったんですよ……」


智代子「り、凛世ちゃんが……裏切り者……?」

円香「……」

灯織「モノクマは何も裏切り者が一人だなんて明言していない……咲耶さんだけじゃなかったんです」

智代子「そ、そんなのありえないよ……!り、凛世ちゃん……!」

摩美々「それに、さっきの凛世の話の矛盾もそれで解決できるんだー」

愛依「ムジュン……?」

摩美々「私が咲耶が裏切り者だって話を聞いたのは私の部屋での出来事だったのでー」

摩美々「個人の部屋は全部完全防音じゃないですかー、通りすがりに話を聞くなんて不可能なんですよー」

愛依「そっか……それも凛世ちゃんがもともと裏切り者だったなら解決……」

愛依「同じ裏切り者なら、立場を知っててトーゼンなんだ……!」

凛世「何から何まで、お見通しでございますね……」

智代子「凛世……ちゃん……」

凛世「灯織さんの仰る通り……凛世は、ここでの生活が始まった時より……モノクマさまと内通しておりました……」

摩美々「……」


モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!杜野さんの言う通り!」

灯織「も、モノクマ……!」

モノクマ「オマエラが仲良しこよししてた間も、オマエラの中にはボクの手先の白瀬さんと杜野さんが紛れ込んでいたんだよねー!」

モノクマ「それなのに協力だのなんだのって面白くて仕方ないよ!」

凛世「違います……!」

灯織「……凛世?」

凛世「凛世は、確かに間者としての任を受けておりました……」

凛世「ですが、凛世の心は常に皆さんと共に……決して、皆さんにコロシアイを強いりたかったわけではないのです……」

(……え?)

凛世「そもそも、裏切り者として与えられた仕事は……皆さんの動向調査、そして……」

凛世「万が一、事件が一度も怒らない場合は……モノクマさまに見せしめ代わりに殺されることの二つのみでした……」

めぐる「み、見せしめ?!」

愛依「そ、そんなのって……!」

凛世「真乃さんが、事件を起こしたこともあり……その任からは解かれることになりましたが……」

摩美々「咲耶も、同じことを言われていたんだねー……」


雛菜「でも、今の話が本当なら確かに裏切り者っていうほど裏切り者でもないですよね~」

円香「……雛菜?」

雛菜「だって、このコロシアイ合宿生活の運営に直接携わってるわけでもないし~」

雛菜「むしろ、モノクマにいいように使われてるだけみたいな~」

摩美々「……咲耶は、恋鐘と三峰を人質に取られて、従われたんだって言ってた」

摩美々「凛世も、そうだったんじゃないの」

凛世「……はい、お察しの通りです」

智代子「……えっ?!そ、それって……」

凛世「果穂さんと、夏葉さんです……」

智代子「か、果穂と夏葉ちゃんが……人質……?!」

凛世「お二人を人質に取られた凛世は無力で……ただ、モノクマさまの傀儡になることしかできず……ここまで参りました……」

灯織「凛世……」


摩美々「でも、それなら……どうして、咲耶を殺したの」

灯織「摩美々さん……」

摩美々「私たちと同じ気持ちだったっていうなら、なんでよりにもよって咲耶を……」

摩美々「同じ裏切り者の、咲耶を殺して……コロシアイ合宿生活を続ける選択をとったのー……?」

凛世「凛世が咲耶さんを手にかけたのは……摩美々さんの仰る通り……このコロシアイ合宿生活を終わらせないため、でした……」

灯織「え……?」

モノクマ「はいはい!そういう長話は投票が終わった後にしてちょーだいね!」

凛世「……!!モノクマさま……」

モノクマ「杜野さんもそれでいいよね?」

凛世「……はい」

(……?)

モノクマ「それにしても田中さんは風野さんに救われたね!あの時異議を唱えてくれなかったら、今頃田中さんは処刑台の上だったよ!」

摩美々「……そうですねー」

モノクマ「さ、一応これは形式上やっとかなきゃなんで……」

モノクマ「オマエラはお手元のスイッチで、犯人と思う生徒に投票してください!」

モノクマ「裁判の結果導き出したクロは正解なのか、不正解なのかー!さあ、どっちなんでしょうかね?」

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    【VOTE】


〔凛世〕〔凛世〕〔凛世〕


 CONGRATULATIONS!!!!



   パッパラー!!!


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【学級裁判閉廷!】







というわけで4章学級裁判これにて終了です。
次回裁判終了パートへと移ります。

裁判序盤、何かと進行ガバが重なって申し訳ありませんでした。

次回更新は6/8 21:00~を予定しております。
それではお疲れ様でした。

うっかりボイスアリーナ会員になってしまったので声優さんの番組を見る都合で少し遅くなります。
すみません。

戻りました、それでは4章裁判終了パート~完結まで更新します。


モノクマ「あっぱれ!オマエラの推理は大正解!裏切り者の白瀬さんを殺害したのは同じく裏切り者の杜野さんだったのです!」

凛世「……」

モノクマ「いやはや、今回の仕込みはみんなびっくりしてくれたみたいだね!裏切り者が二人いるとは思わなかったんじゃないかな!」

灯織「どうして……どうして、こんなことを……!」

モノクマ「どうして?それって杜野さんがオマエラを裏切った理由?それともボクが杜野さんを選んで裏切らせた理由?」

モノクマ「なんであれ深い理由はないよ!まあ強いていうなら、ユニットのメンバーを人質にする仕掛け上、高校生以外のメンバーがいるユニットを選んだってぐらいかな?」

モノクマ「あとは西城さんはお構いなしに歯向かって来そうだし、園田さんはアホっぽいし、田中さんは頭がよく働くし、幽谷さんは例外だし!消去法的なところかな!」

愛依「……許せない」

智代子「モノクマ……絶対に許せないよ……!凛世ちゃんが、モノクマと内通して……毎日どれだけ苦しんでいたか……!」

凛世「智代子さん……」

智代子「凛世ちゃんは悪くないよ!果穂と夏葉ちゃんが人質に取られてたなんて……そんな人間として最低の行為、絶対に許すわけにはいかないよ!」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!ボクはクマなんだけど!園田さん、視力矯正した方がいいんじゃない?」

灯織「ちがう……チョコの怒りはモノクマの後ろにいる黒幕……あなたに向けられているんだよ」

モノクマ「はぁ……そんなこと言われなくてもわかってるよ。冗談が通じないなぁ」

灯織「冗談だなんて……!人の心をどこまで踏みにじれば気が済むんですか……!」

モノクマ「ぼろきれになるぐらい擦り切れるまでは踏みにじりたいと思う所存です、はい」

めぐる「ひどすぎるよ……!」

めぐる「無理やり裏切らせた上に、関わった人たちの苦しみまで嘲笑うなんて……そんなの!」


摩美々「……!!」

摩美々「もしかして、咲耶の遺書もモノクマの差し金だったんですかー?」

灯織「えっ……?」

摩美々「あの遺書の内容を鵜呑みにしてしまったからこそ、私は議論を間違った方向に導こうとしてしまった……それがモノクマの狙いだったんじゃないですかー?」

(そうだ……咲耶さんが自殺でなかった以上、摩美々さんの懐に仕込まれていたあの遺書は偽物ということになる)

(そんな非道な偽装工作……モノクマがやったに違いない……!)

モノクマ「いしょ……?」

めぐる「とぼけないでよ!裁判中も議論に出てきてたでしょ!」

モノクマ「んーと……ああ、あれか。あれのことね!」

モノクマ「多分それは杜野さんの方が詳しいんじゃないかな?」

凛世「……っ!」

智代子「そ、そんな……嘘だよ、ね……?凛世ちゃんが、あれを書いたの……?」

凛世「……はい」

灯織「り、凛世が……」

雛菜「ねえ、さっき……自分の心は雛菜たちと常に共にあって、裏切るつもりはなかったって言ってましたよね~」

凛世「……」

雛菜「でも、遺書の偽造はそれに思いっきり矛盾してませんか~?」

雛菜「アンティーカのアイドルが、勝手に勘違いして暴走するように仕向けた……明確に裁判に勝ちに来てるじゃないですか~」

(……!!)

(確かに、そうなる……あれは完全なミスリード……そんな証拠品をでっち上げた時点で凛世は、私たちを欺こうとしていたことになる……)


智代子「で、でも……生き残るためには、凛世ちゃんも仕方なかったことだし……」

雛菜「雛菜たちと協力するっていう意思表示をしてきたのに~、ここに来て雛菜たちは生きてても死んでてもいいってそれなんかおかしくないですか~?」

智代子「もうやめてよ!」

雛菜「え~?」

智代子「これ以上……凛世ちゃんを苦しめないであげてよ……!」

愛依「チョコちゃん……」

雛菜「……確かに、お友達からすれば雛菜がいじめてるように見えるのかもしれないですけど……ここを明らかにしないのは違うと思うんですよね~」

雛菜「別に雛菜もいじめてるつもりじゃないんです、ただ真実を明らかにしたいのは雛菜も同じなんですよ~」

智代子「で、でも……」

凛世「智代子さん、いいんです……凛世の口から、語らせてください……」

灯織「それって裁判の最後に語ろうとしていた……『コロシアイ合宿生活を続けようとした』ことと関係してるの?」

凛世「……はい」

めぐる「コロシアイ合宿生活を続けたかったってこと……なんだよね?どうして……?」

めぐる「わたしたちと同じ気持ちだったら、むしろ全員生き残ることを目指したかったんじゃないの……?」

凛世「凛世の気持ちが、みなさんと共にあることと……生還を望む気持ちとは、必ずしも同じでないのです……」

円香「……それ、どういう意味?」

凛世「この学園から、生きて出ていくこと……それは死するよりも、残酷なことなのでございます……」

灯織「……え?それってどういう意味……!?」

凛世「……詳しくは、語れません」


凛世はちらりとモノクマの方を見やる。
ということは、核心的なことを話すのは人質のお二人に危害が及ぶ可能性があるということなんだろう。


凛世「ただ、今コロシアイ合宿生活が終われば……これまでのみなさんの苦しみ、そして想いが……泡沫に散り果てることとなってしまうのです……」

凛世「ここで生活が終わるくらいなら、みなさんをここで……凛世の手で弔いたく、この裁判を起こさせていただいたのです……」

(死以上に苦しむことになる生還……?)

灯織「……凛世は、凛世なりに考えてこの事件を起こしたってことだったんだね」

凛世「……左様です」

めぐる「だとしてもだよ!」

凛世「……めぐるさん?」

めぐる「だとしても……なんで、なんで……わたしたちのことを頼ってくれなかったの!?」

(めぐる……)


めぐるの目からは大粒の涙が流れ落ちていた。
前回の裁判で、私たちは周りのみんなと助け合い、前に進むことを誓い合った。
それに強く賛同してくれた凛世は、私たちを頼らず抱え込んで……そして、この事件を起こしてしまった。
裏切り者であることを打ち明けることは高い高いハードルだ。
でも、もしも……私たちが凛世のことをもっと知っていれば……この事件は防ぐこともできたのかもしれない。


凛世「申し訳、ございません……」

めぐる「……うぅ」


でも、めぐるもわかっている。
人質を取られて、こんなわけのわからない事態に巻き込まれて……
人を信用していても、それを打ち明けるには勇気が……命を投げ出す覚悟も必要になる。
自分の命だけじゃない、他の人の命、大事な人の命だってかかわる問題だ。
凛世を責めることは、できない。


摩美々「ねえ、円香は今回の事件どこまで知ってたのー?」

円香「……はい?」

摩美々「凛世も言ってたけど、今回の事件にも関与してたんでしょー?」

円香「……ええ、まあ。といっても今回は大したことは。せいぜい音楽室の扉に接着剤を注入したぐらいのもので」

円香「凛世が裏切り者だとは聞いていましたけど、私が頼まれたのはそれくらいでした」

(そう、樋口さんと凛世は……コロシアイを続けるという目的が合致したがゆえに手を結んでいた)

(それなのに、今回の樋口さんの事件へのかかわり方は……思っていたより希薄だ)

灯織「凛世……もしかして、ずっと迷ってたんじゃないかな」

凛世「灯織さん……?」

灯織「というよりも、今も迷ってる……自分の選んだ道について、自分の決断について……その善悪の判断をしかねている。そんな風に見えるんだ」

凛世「……」

凛世「それは、買い被りです……凛世は、醜悪に生に縋っただけ……それ以外でも、それ以下でもございません……」

(凛世はきっとどれだけ言っても認めないだろう。彼女はそういう奥ゆかしい女の子だから)

(だから、このことは胸に刻み付けておこう。凛世がそれを望むのなら、私たちはあえて口には出さない)

(それが凛世を、私たちが信じることになるから)


モノクマ「さてと、もうそろそろいいですか?他に何か話したいことは?」

智代子「も、モノクマ!ちょっと待ってよ……まだ、まだ!話し足りないよ!」

凛世「智代子さん……」

智代子「凛世ちゃん、一緒に帰ろうって誓ったよね?!樹里ちゃんの気持ちを、命を受け継いで……一緒に生きていこうって言ったよね?!」

智代子「それで、一緒に日常に戻って……また一緒に買い物に行って、おいしいお菓子を食べて……また同じステージに立つって……!」

智代子「こんなお別れなんて……絶対嫌だよ!」

凛世「智代子さん……!」

凛世「凛世も、凛世も……一緒にこれからの時を過ごしたかった……!」

灯織「凛世……」

凛世「ですが、それは叶わない……凛世が、愚かにも……咲耶さんを手にかけてしまったから……」

智代子「……うぅ、そんなの、そんなのって……」

凛世「智代子さん……こんな凛世がお申し付けするのは、道理に沿わぬことですが……一つだけ、お聞き入れいただいても……よろしいでしょうか……」

智代子「……え?」

凛世「断じて行えば鬼神も之を避く……その心を、不惑のままでいれば……智代子さんの行く道に、障害などありません……」

凛世「どうか、うつけの凛世のように……どっちつかずの判断となるのではなく……」

凛世「皆さんを信じ、共に生きていく……その信念を、最後まで通してくださいませ……」

智代子「凛世ちゃん……!」

凛世「そして、摩美々さん……」

摩美々「……何―?」

凛世「摩美々さんにお渡しした咲耶さんの遺書、あれは完全な偽造ではございません……」

摩美々「……え」

凛世「あれは、凛世が新たに別紙に書き写したもの……遺書の原本は、こちらに……」

摩美々「な、なんで凛世が……」

凛世「咲耶さんと凛世は、双方ともに裏切り者であることを承知の上でした……」

凛世「そして、かくれんぼのルール提示のあの日……摩美々さんのもとを訪ねるより先に、咲耶さんは凛世の部屋に……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【凛世の部屋】

ピンポーン

凛世「もし……咲耶さん……?」

咲耶「……凛世、話があるんだ」

凛世「……お入りください」

~~~~~~~~~

咲耶「凛世……同じ十字架を背負ったキミにだからこそ、この話をさせてもらうよ」

凛世「【かくれんぼ】について、でございますね……」

咲耶「……モノクマはもう手段を択ばないところまで来ている。摩美々や灯織の活躍もあって、私たちの団結力はすさまじいものになっているからね」

凛世「はい……霧子さんの裁判では……胸打たれる演説を……」

咲耶「だからこそ、脱出という餌をつるして無理やり事件を起こそうとさせている」

凛世「はい、脱出などと……モノクマさまの策謀が」

咲耶「私もできることならみんなを脱出させてあげたい」

凛世「……っ?」

(このとき、凛世は悟りました……コロシアイ合宿生活【終了の意図】は、咲耶さんには伝えられていないということに)


咲耶「でも、彼女たちの手を汚すわけにはいかない……ここを出た後の人生に大きく影を落とすことになってしまう」

(ですが、そのことを咲耶さんに伝えることはできず……モノクマさまに、口止めをされていましたから……)

咲耶「だから私は……自らその命を絶とうと思っている」

凛世「じ、自害……ということですか……」

咲耶「ああ、私が自分の命を懸ければ……自分で自分を殺害すれば、裏切り者を殺害するという条件を満たすことができるはず、そう思ってね。なんたって理屈っぽいモノクマのことだ、押し切れなくはない」

咲耶「もし失敗したとしても、この動機は流れて……彼女たちが殺人に手を染める可能性は再び下げることができるはずだ」

(凛世は咲耶さんの話を聞きながら思考をしておりました……)

(咲耶さんの意志は固い、しかし……このままコロシアイ合宿生活を終わらせてしまえば、それは咲耶さんも望まない結末を迎えてしまう……)

(凛世のなすべきことは、なんなのか……)

咲耶「だから凛世、キミにこれを託したい」

凛世「こちらの書状は……」

咲耶「私の遺書だ。私が自殺を終えたその時、みんなの前で読み上げてほしい。中には私が裏切り者であったこと、そして私からみんなに伝えたいメッセージがかかれている」

咲耶「同じく裏切り者のキミにこれを託すのは、少々ずるいことだとは思うんだけどね」

(最後に見せた咲耶さんの笑顔は、もの悲しく……)

(そして、とても美しく、凛世の瞳には映りました……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


凛世「ですから、あの遺書に書かれていたのは咲耶さんの真意でございます……」

凛世「咲耶さんは、最後までみなさんのことを……愛しておりました……」

(……咲耶さん)

摩美々「凛世……それでも私は、咲耶を手にかけた凛世のことは許せない」

凛世「摩美々さん……」

摩美々「でもきっと、天国の咲耶は今頃退屈にしてるだろうから……あっちに行ったら、仲良くしてあげてほしいかなー」

凛世「……!!」

凛世「お心遣い、感謝します……」

摩美々「多分咲耶は、気にしてないと思うからさー」


摩美々さんは、そう言って笑った。
泣きながら笑っている。摩美々さんらしい……別れ文句だと思った。


モノクマ「はいはい、これで話もひと段落かな!」

モノクマ「ふぅ~……ちょっと話させてやろうと思ったらまあまあ長話するんだもん、困っちゃうよね」

智代子「……うっ……うっ」

摩美々「……」

モノクマ「というわけで、お待ちかねのおしおきタイムだよー!」

凛世「牽衣頓足ではございますが……お別れの時です……」

灯織「凛世……」



モノクマ「今回も、超高校級の日本舞踊家である杜野凛世さんのために、スペシャルなおしおきを用意させていただきましたぞ!」



凛世「本当に、申し訳ございませんでした……」

凛世「ですが、うつけ者の凛世に……最後に一つだけ我儘を言わせてもらえないでしょうか……」



モノクマ「それでは張り切って参りましょう!」



凛世「叶うのなら、凛世の墓前には……紫苑の花を……」








モノクマ「おしおきターイム!」

凛世「紫苑の花言葉は、『あなたを忘れない』ですから……」





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GAMEOVER

モリノさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



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夜桜……この国が世界に誇る自然の芸術ですね。
人々が篝火を焚き、暖かな光が花弁を照らす。
月明かりの下散りゆく桜色の雪は、いつの時代も私たちの心を掴んで離しません。

しかし、桜の花が散りゆく中で、今にも散り行かんとする命が一つ。
白装束に身を包むのは杜野凛世。
目の前には台の上に置かれた短刀。

殺人という罪に手を染めた彼女、その幕引きは自分の手で引かねばなりません。
古くからこの国に伝わる、【切腹】という作法で。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

凛として散る花の如く

超高校級の日本舞踊家 杜野凛世 処刑執行


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

切腹とは文字通り自分の手で腹を掻っ捌く行為。
並大抵の覚悟では行えません。

____大きく息を吸う。

杜野さんの呼吸に合わせるように脇に控える見届け人モノクマたちが鼓を打ちます。
どうせ見送るなら盛大に。
太鼓を乱れ打ち、盆踊りを踊って、神楽の龍も空に舞う。

杜野さんを和の文化で盛大に見送りましょう。


_____頬を汗が伝う。

もう逃げ場などありません。
杜野さんの後ろには介錯人が控えています。
下手な気を起こせば即座に首を跳ねられて終わり。

震える体、浅くなる呼吸。
ギュッと目を閉じる。

_____覚悟を、せねばなりません

短刀をその手に持った!そして刃先を自らに向け……

最後に一度、深呼吸。

さらば、現世よ!
ええい、ままよ!






杜野さんがその刃を自分の腹に突き立てようとしたその時でした。

外野の見届け人モノクマたちは盛り上がり過ぎてしまったようです。
いつのまにか酔いも回ってへべれけ状態。

おっと、危ねえ危ねえ転んじまうとこだった。
どうも暗くていけねえなあ、もっと明るくしとくれや。

〽️灯りをつけましょ爆弾に
ドカンと一発 爆殺だ
五人囃子の笛太鼓
今日は楽しい おしおきだ

あーあ、せっかく覚悟を決めたのに……
杜野さんどころか桜の木まで木っ端微塵。

風流もクソもあったもんじゃないね。

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モノクマ「ひゃっほーーーーう!エクストリーム!」

モノクマ「杜野さんみたいな物静かなインキャも、散り際ぐらいは華々しく!いやぁ、おしおきっていい文化ですね!」

智代子「……りんぜ、ちゃん」


凛世が、処刑された。
目の前で起きた凄惨で衝撃的な光景が目に焼き付いている。
彼女は死の間際、その瞬間まで裏切り者となってしまった自分のことについて責任を感じ、その想いのまま亡くなってしまった。
なんて言葉をかけるべきだったんだろうか。彼女を許してあげるべきだったんだろうか。
そこに正解なんてない。それはわかっているけど、私たちはそのループする思考を止めることができずにいた。


モノクマ「あ、そうだ!一応言っておくと【かくれんぼ】は今回の事件でもうおしまいだからね!」

モノクマ「まぁそもそも裏切り者が残ってないからそれ以前の問題なんですけどね!」

円香「……ふぅん、それ言っちゃっていいんですね」

モノクマ「別に隠すもんでもないでしょ、このコロシアイもそろそろ終盤だしね!」

めぐる「一体いつまで続けるつもりなの……?」

モノクマ「正直いつ終わってもいいっちゃいいんだけどさ……どうせならもうちょっと数を絞ろうかなーって」

灯織「……数を絞る……?」

モノクマ「それにさ、ボクは樋口さんに期待してるんだよ」

円香「……」






モノクマ「いい加減見せてくれるんだよね?キミの考える【絶望計画】をさ!」






灯織「絶望、計画……?」

モノクマ「オマエラのことを殺したくて殺したくて仕方ない樋口さんが考えた……オマエラを絶望の渦に落とし込むための計画なんだって!」

めぐる「な、なにそれ……!円香!?」

円香「……ご心配には及びません」

円香「私の方ももうすぐ準備が整いますから」

灯織「樋口さん……どういうおつもりなんですか……!?」

円香「……ふふ、焦らなくてもわかるから」

摩美々「よくこんな状況で笑えますねー……」

円香「とっくの前に宣言したはず、灯織にはね」

灯織「……!!」

円香「私は必ず誰かを殺す、その時は……もうすぐ」

愛依「そ、そんなんって……!」

円香「あなたたちの仲良しごっこも、どこまで続くのか見物ですね」


樋口さんはそうやってモノクマと二人でほくそ笑むと、また我先にと裁判場を後にしてしまった。
残されたのは凛世の死の絶望と、樋口さんの言う計画に対する不安にどっぷりと浸かってしまっている私たち。


めぐる「円香……どうして、なの……咲耶と凛世の想いも円香には届かなかったの……!?」

灯織「……本格的に、樋口さんは対策を講じなくてはいけませんね」

雛菜「……」

めぐる「……これから、どうすればいいんだろう」



この合宿生活は終わらない。コロシアイは終わらない。
そして、どうしても凛世の犯行理由も気にかかる。
ここでの生活を終わらせることもまた絶望であるのならば、私たちはどこに向かっていけばいいの?


灯織「……」

めぐる「……」

摩美々「……」


もう空元気でどうにかなる話でもなかった。
前まではこんな時に率先して導いてくれた咲耶さんももういない。
……この空気は、覆らない。


そこから、何を話して、何をして、自分の部屋に戻ったのかわからない。
気が付けば私は自分の部屋のベッドに横になっていた。

もういっそ明日なんか来なければいいと思った。
生きても死んでも絶望、そんな生活ならば時計が進まないままでいい。

一生私は今だけのこの空虚な時間で、空気を吸って埃を食べて……人とも言えない状態になり果てる方がましだ。







「もう……いいよ」





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【???】

智代子「もう、わたしだけになっちゃった……」

智代子「樹里ちゃん、凛世ちゃん……放クラ、もうわたしだけだよ……?」

智代子「どうして、こんなことになっちゃったんだろう……」

智代子「……」カサッ

智代子「……全然、味がしないや」

智代子「みんなで一緒に食べたお菓子なのに……あんなに大好きだったお菓子なのに……」

智代子「……おいしくない」

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【???】

愛依「凛世ちゃんと、咲耶ちゃん……二人は裏切り者だった……」

愛依「二人とも、キョーハクされて、無理やり……」

愛依「でも、それって……人質は無事ってことじゃん……」

愛依「うちらが動機で見せられたビデオの二人も……」

愛依「あさひちゃんと、冬優子ちゃんも……きっと……」

愛依「なら、うちは……うちは……」

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-------------------------------------------------
【???】

摩美々「……ああ、咲耶の字じゃんこれー」

摩美々「凛世、必死にまねて書いたみたいだけどこうして比較すると全然違うし……」

摩美々「……」

摩美々「ホント、咲耶もバカだよねー……摩美々に託すには荷が重すぎますってー……」

摩美々「はぁ、摩美々は悪い子だからしっかり咲耶のお願い聞くとは限らないのにねー」

摩美々「……」

摩美々「やれるだけのことはやってみてもいいかもねー……」

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【???】

雛菜「……雛菜が、やらないと」

雛菜「円香先輩の暴走を止められるのは、雛菜だけ」

雛菜「だって、幼馴染なんだもんね……」

雛菜「他のみんなには、円香先輩のことはきっと……わからないから」

雛菜「雛菜がみんなを守らないと……雛菜が、ケリをつけないと……」

雛菜「雛菜は雛菜のやりたいことだけをやるから」

雛菜「見てて、透先輩、小糸ちゃん」

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【???】

円香「……ふふ」

円香「結局あの『コトキレルX』の所在を特定せずに裁判は終わった……」

円香「……やっと、透と小糸のために……私も」

円香「この時を、待ち望んでいた」

円香「煮えたぎるような、溶岩のような……そんな感情をもう押さえつける必要はない」

円香「想いに、殺意に身をゆだねて」

円香「_______ただ私は、獣になり果てる」

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【???】

「……行こう」

「わたしは灯織みたいに推理したり、難しいことを考えたりはできない」

「でも、きっとそんなわたしでも……わたしだからこそ、出来ることがあるんだよね」

「……うん、決めたよ」

「少しでも悩んだり、苦しんだり、脚を止めたりしている時間があるなら……わたしはその時間で一歩を踏み出す」

「全力で動いて、全力で抗って、全力で立ち向かうんだ……!」






「それが残ったわたしにできること、なんだよね……真乃」




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【CHAPTER 04 Marionetteは絶望と眠る】

END

残り生存者数 7人

To be continued...

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【CHAPTER04をクリアしました!】

【学級裁判クリア報酬としてモノクマメダル52枚を入手しました!】

【CHAPTER04クリア報酬としてアイテム『藁人形』を手に入れました!】
〔CHAPTER04を生き抜いた証。凛世がかつて想い人を投影していた人形は、解れてしまって見る影もない〕

【CHAPTER04クリア報酬としてスキル『水色感情』を習得しました!】
〔学級裁判で不正解時コトダマが減少して正解が導きやすくなる〕


というわけで4章完結したところでここまで。
いよいよストーリーは終盤も終盤、5章へと突入します。
現状5章はまだ書き溜めもないので、またしばらくの間お休みをいただきます。
一応ストーリーの終わりまでは考えてあるので、エタることの無いよう完走まで頑張る所存です。

それでは4章もお付き合いいただきありがとうございました。
また5章更新時にお会いしましょう。

Chapter1とEX以外のタイトルはパロディ?
Chapter2→デレステ「共鳴世界の存在論」の歌詞
Chapter3→平松愛理「部屋とYシャツと私」
Chapter4→ミリシタ「Marionetteは眠らない」

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