【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「CBA」 (326) 【現行スレ】

このスレは「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第一話まで見ていた少女、蒼井翠ちゃんが「戦姫絶唱シンフォギア」の世界に転生して、月を破壊する為に頑張ったと思ったら未来に飛ばされてゆゆゆキャラやとじみこキャラと共に突っ走るスレです
シンフォギアのアニメの無印、G、GX、AXZ、XV、スマホゲームのXD、勇者であるシリーズ、刀使ノ巫女シリーズのネタバレを含みます


翠「ちなみにCBAは私の芸名です」

1スレ目
【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 - SSまとめ速報
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13スレ目

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・・・

翼さん達を連れてこの時間の本部に戻ると、再会の感動もそこそこに会議室に集まることになりました
勿論本部にいるこの時間の皆さんも含めて

『翠』「そういえば今ここ切歌さんと調さんと夏菜しかいないの?」

夏菜(未来)「装者で言えば風鳴さんとマリアさんはほぼほぼ海外、立花さんと小日向さんと雪音さんは今日は非番ですね」

友里(未来)「声はかけてあるから時間が空けば顔を出すかもしれないわね」

この大渋滞でも主要人物が揃っていないというのが恐ろしいところです

弦十郎(未来)「今話し合うべき事は、君達を無事元の時代にどう送り返すか、だ」

翼「ここは私達より先の時代、ならば」

マリア「それは私達も思ったわ、けれど今回の時空移動については記録も残っていないしこの時間の当人達の記憶も酷く曖昧なのよ」

まず翼さん達に、ここまででわかっている情報の共有がされました
酷く都合の良い、むしろ私達にとっては悪い事実ではありますが、事実であるが故に納得してもらう他ありません

薫(刀使)「お約束って言っちまえばそこまでだけどな」

姫和「物語と現実を一緒にするならと言いたいところだが」

可奈美「びっくりだよね!過去の次は未来に来ちゃうんだもん!」

友奈(赤嶺)「まぁ、別の時代に行くとか、別の時代の誰かに会うのも、そう簡単に体験出来る事じゃないよね」

刀使の皆さんや赤嶺ちゃんにとってはここはそもそも別の並行世界なので、単純に過去や未来に来たというわけではありませんが

マリア「今のところ私達が合流してからは一纏めでいられているけれど、それが偶然なのかどうか、そもそもどんな条件が揃った際にどの時代に飛ばされるのかもわかっていない...時間移動の術はこの時代においてもやはり空想上のものなのでしょう?」

夏菜(未来)「公にはそうですね、いつの時代にも秘密裏に研究している人や団体はありますが、秘密裏故に成功例があるのかどうか、安全性は高いのかどうか、何一つわかっているものはありません」

エレン「みどりんは過去に飛ばされた時には時空の歪みを探すって言ってマしたよね?」

翠「それしか無かったとも言います、とはいえこうして不規則に起こる時空震によって私達の意思に関係なく時空を移動させられてしまうのは、そもそも時空の歪みが特定の場所に存在しているという仮定も見直すべきかもしれません」

ヒントがなさ過ぎる現状、何が正解かなんてものはわかりようもなく
それこそこの時間の私でさえ手こずっているわけですし

友奈(赤嶺)「ただ待っていればいつかまた時空震によって元の時間に戻される...なんていうのは不確実過ぎるしね」

弦十郎(未来)「あるいは君達だけが飛ばされたのであれば、そこに何らかの意思が介在したとしてその可能性もあったかもしれないが...」

そう、この問題は私達だけの問題ではなくなってしまいました

翠(過去)「...うぅ」

今私の隣に座っている、過去の私
話の流れで自ずとその場にいた全員から視線を向けられ、過去の私は居心地悪そうに俯き私の服の袖を掴んできます

切歌「翠さんまた増えちゃったデスね」

切歌(未来)「なんというか、新鮮な感じデスよこの翠さん」

翠「まぁこの過去の私の事は置いておくとして、です」



帰り方案安価下
(特になければ過去の翠ちゃんについての相談に移ります)

・・・

現場百回、ではありませんが、元の時間に帰る方法...時空を移動する方法について何もわからない以上、何かしらのヒントが残されている可能性があるとすればやはりそれは一度時空震の影響が出たところ
すなわち、私達別の時間からの来訪者が出現した場所です

夏菜(未来)「今度は私が責任を持って付き添います」

一旦の休憩を挟み、まずは翼さん達が飛ばされてきた場所を調べる為に私を含めた何人かと監督役にこの時間の夏菜さんで車に乗り込み出発しました
手掛かりが何か見つかればいいんですが...

翠(過去)「あの...ところで、何で私も...?」

翠「そりゃあ、何かの拍子にそれぞれの時間に帰れるようになった時に貴女の場合は貴女1人が帰れれば問題が一つ解決するからでしょう?貴女が飛ばされてきた場所でもありますし」

翠(過去)「あー、まぁいいですけど...どうせ本部に残されても1人ですし」

翠「というか私の割に流石に孤立し過ぎじゃないですか?一方的にとはいえほとんど知ってる相手でしょう?」

車内で隣同士の私と過去の私は、他の人に聞こえない程度の声で話していました

翠(過去)「いやいやいや!そりゃシンフォギアの原作キャラはわかるとして、知らない人が物凄く多いんですけど!?何ですかあの刀持ってる団体とか!後あの、シンフォギアというかむしろゆゆゆの友奈ちゃんが褐色になったみたいな人とか...」

翠「何って刀使と赤嶺ちゃん...あ」

過去の私に言われて今更気が付きました
転生したばかりの頃はそもそも刀使ノ巫女のアニメを見てないので私知らないじゃないですか...赤嶺ちゃんもゆゆゆいで登場前ですし

翠(過去)「いえ...十中八九は私、というか貴女が介入した事で交流が生まれたとか、知りようが無いですがXDのキャラとかそういうのなんでしょうけど...」

翠「えっと...夏菜さんは前者ですが、さっき貴女が言った人達はどっちでもないです」

翠(過去)「...???」

そうこうしているうちに、車は現場に着きました



コンマ下1
奇数 手掛かり有り
偶数 手掛かり無し

どんな手掛かり?安価下2以降
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)

***
訂正
偶数の場合のみ→奇数の場合のみ
***

現場を隈なく調べてはみたものの、特に異常も痕跡も手掛かりも
少なくともそう判断出来るようなものは見つかりませんでした
そんな気はしていましたが、とはいえ本当に空振りだと若干落ち込むというか、気持ち的にどっと疲れてしまいます

翠(過去)「ノーヒントの問題を解く為のヒントをノーヒントで探す...流石に厳しいですね...」

翠「何か感じ取れたりしないんですか?元の時間との繋がりとか」

翠(過去)「そんなスピリチュアルな...」

割と今回のことは色々とスピリチュアル案件なのでそっち方面で解決の鍵があるのでは、と思っているのですが...やはり転生して間もない頃の私ではそうもいきませんか

翠(過去)「そういえば、未来の私」

翠「ん?何ですか?」

翠(未来)「あ、いえ、貴女ではなく...この時間の私ってどうしてるのかなと...ほら、さっきは本部にいないこの時間の響さん達の現状は聞きましたけど、私の事は言ってませんでしたし」

翠「っ」

そりゃ気になりますよね...同じ立場なら私も気になりますし...

翠(過去)「その反応、貴女は聞いてるんですか?この時間の私...この時間の貴女について」

翠「う...」

同じ私同士、それも『翠』以上に私と同じ私を相手に知らないとシラを切るのは不可能
シラを切ったら切ったで何かを察してこれ以上聞いて来なくはなるかもしれませんが...


安価下
1 行方不明とだけ話す
2 過去の私には関係ない!シラを切る
3 『翠』はともかく過去の自分に秘密にしろとは言われてない!全部話す

翠「...わかりました、話しましょう」

翠(過去)「!」

翠「ですが場所が悪いですね、後で私の部屋に...いえ、そもそも多分同じ部屋に入れられますか...本部に戻ったら『翠』には席を外しておいてもらいましょう」

あの時、この時間の私はこう言いました


翠(未来)『あ、ここで話した事、ここで私と会った事は外の皆さんには秘密で、この時代の皆さんにも貴女の時間の皆さんにも...出来れば『翠』にも』


つまり、『翠』はともかく過去の自分にまで秘密にしろとは言われてません!

ズルいと思うなかれ、この時間の私
恨むなら秘密にする相手に過去の私のことを入れなかった自分を恨んでください!

翠「それとも、こうなることも織り込み済みで...ならむしろ問題はないのですが」

翠(過去)「ついでに、もう少し他の皆さんについても教えてくださいよ」

・・・

『翠』「ふーん、やっぱり何か隠し事あるんだ」

本部に戻り、何かしら進展があるまで各自自由に休憩を、という話になってから
やはり過去の私が寝泊りする部屋もとりあえず私と『翠』が使っているこの時間の私達の部屋になったのですが
過去の私と2人だけで話があると伝えると、『翠』はジトッとした目で見てきました

『翠』「それも『私』にも内緒にするようなこと」

翠「す、少しくらいは自分同士でないと話せないこともあるでしょう、ほら私と『翠』は同じであって同じではありませんし」

『翠』「ま、良いけど...翠もそこまで考え無しじゃないとは思うし、詮索しないでおくけどね」

不満はありつつも、納得はしてくれた様子

『翠』「終わったら声かけてよ」

翠「えぇ、わかりました」

廊下を歩いていく『翠』を見送り、私は振り返って過去の私に声をかけます

翠「じゃ、部屋に入ってください」

翠(過去)「アレがこの世界の私...なんだか私じゃないみたいです...」

翠「接してみれば案外そんなこともないですよ、終始タメ口なのももはやキャラ作りのようなものなんでしょうし」

私は過去の私と共に自室に入り、念の為鍵を閉めてからそれぞれ私が勉強机の椅子、過去の私がベッドに座りました

翠「まずはこの時間の私がどういう扱いなのか、そして実際何をしているのか...所々貴女がまだ知らないことの説明を交えながら話したいと思います」



コンマ下
ゾロ目以外 特になし(完全に理解は出来ていないが少なくとも行方不明等や神様の存在の不安定化等は伝わった)
ゾロ目 ???

翠(過去)「神様の存在が不安定...というか女神様これから長い付き合いになるってそういうパターンの女神様だったんですか...あと行方不明になってるのが実は裏で事件解決しようとしてたってなってみたいポジションではありましたけど...」

翠「いざやられると多少なりとも説明してくださいよ!ってなりますよね」

翠(過去)「ですね...」

無駄かもしれませんが、私も過去の私もそうはならないように気を付けようとそっと心に決めました

翠(過去)「というか存在の不安定化ってそんな概念的なこと...あ、ソードブレイカーみたいなってことですか?」

翠「哲学兵装ですね、私もそれが近いと思いますし、この時間の私もその線で調べてるんじゃないかと思います」

翠(過去)「そんなポンポンあるものなんですか?哲学兵装...だってそれって思ったもん勝ちというか、勘違いとか思い込みが本当になる、みたいなものですよね?」

翠「我ながらそんな身も蓋もない言い方...」



何かする?安価下

・・・

翠「それじゃあ私は少し情報収集に行きますけど、貴女はどうします?」

翠(過去)「そうですね...見た目が今...というか私がいた時間と、あまり変わりないので、翼さんはともかく...他の皆さんは多分あまりちゃんと相手出来ないので...」

つまり基本単独行動、困ったときは私の所か翼さんの所に避難する、ということですね

翠「皆さん大丈夫だと思いますよ?私を受け入れてくれた皆さんですから」

翠(過去)「そう自分自身に言われてすぐに納得出来る性格だと思ってるんですか?」

翠「ダメでしょうね...何が正解で何が不正解かまでは接してみないとわからない感覚的なものですし」

知っているか知らないかは大きなアドバンテージ
そういう意味ではそれこそ私は原作知識で一方的に人となりを知っていたからこそ皆さんと初対面の時からある程度反応を予測して接することが出来ましたが
この世界では過去の私はむしろ皆さんに一方的に知られている立場と言えます
しかも原作知識がある分過去の私にとっては皆さんは『私と出会って多少分岐した状態』となるわけで
原作知識どこまで信用していいのかわからないと...

翠(過去)「はぁ...せめて私以外にもあの時間の誰かがいてくれたら...」

翠「そういうのフラグになるからやめましょうね」

どうにか過去の私を宥め、部屋を出て解散しました

翠「さて...」

『翠』「終わったみたいだね」

翠「うひゃあっ!?」

なんっ、何で物陰からヌルッと出てくるんですかね!?

『翠』「安心してよ、聞き耳なんて立ててないから、聞こえなかったし」

翠「立ててるじゃないですか...」

『翠』「つまり逆の立場なら翠も聞き耳立ててたってことでしょ」

翠「そんなこと...時と場合によります...」

こういう話は埒が開かなくなりますね
やめましょうか

『翠』「それで、これからの予定は?」

翠「とりあえず金ピカガングニールについてもう少し詳しく知りたいところです、エルフナインちゃんの話で黄金錬成なんていう単語も出てきましたし」



誰に話を聞きにいく?安価下

・・・

ウェル(未来)「おや、貴女の方から訪ねてくるとは...それとも仕事の催促ですか?」

翠「催促に来るほど私は仕事を好きになってませんがね」

ウェル(未来)「それはそれは」

この時間の私の研究について知っている、協力していたという人間はそう多くないでしょう
並行世界、それもゆゆゆの世界との交流が関係しているものなら尚更
そうなるとエルフナインちゃんの他に候補として挙がるのは、この糞Pなわけで...エルフナインちゃんもこの糞Pがよくこの時間の私を手伝っていたという頭の痛くなる話をしていましたし

『翠』「ねぇやっぱ他当たらない?」

翠「その『他』に当たる誰かを思い付ければすぐにでもそうしたいんですよ私も」

なので不服ですが...死ぬほど、それはもうLiNKERとノロを直打ちしまくって天の神のタタリを一身に受けて絶唱した方がマシなレベルで不服ですが、糞Pを訪ねました
しかしここで初っ端から金ピカガングニールの事を聞くと、この時間の私に私が余計な探りを入れていると伝わってしまう可能性もあるかもしれません
何かこう、別の話題から入るべきでしょうか...

翠「まず聞きたいのは、今回のノイズの件についての貴方の意見です」

『翠』「翠?」

翠「いいから合わせてください」



ウェル博士(未来)の意見安価下
(女神「ここからはメタ空間です、翠さん翠さん!XD今度はキラメイジャーコラボですよ!」

翠「へぇキラメイジャー...キラメイジャー!?遂に何の捻りもなくど直球ニチアサコラボなんですか!?」

女神「何でもアリのシンフォギアや哲学兵装はある意味ひらめキーング!と似た所ありますしね!鍵穴描いて実体化させたり」

翠「まぁメインキャラ6人の色も揃ってますしね...え?マリアさんも宝路さんも出なさそう?何でです...?」)

ウェル(未来)「ふむ...概ね貴女の推測通りでしょうね、先程の一件は過去の一点から集団でこの時代に飛ばされたもの...つまりあの場にいたノイズもまた、分岐した過去の世界から迷い込んだものでしょう、少なくともこの時代、この時間軸のノイズとは考え難い」

翠「そうですか」

『翠』「だろうね」

まぁ翼さん達も戦闘中の状態でしたし、だろうとは思いました
途中から数が増えたりしていれば誰かしら気付くでしょうし

ウェル(未来)「いくら彼女が...ネロさんが衰弱したからといって、ノイズを抑え切れなくなるとは思えませんしね」

翠「ですね、だからこそ一瞬驚いてしまいましたが、やはりあれは過去からの...ん?」

『翠』「え?」

翠「はい!?」

『翠』「ちょっと!?」


翠「何でネロさんの事覚えてるんですか!?」

『翠』「ネロさんが衰弱ってどういう事!?」


翠「...あっ」

『翠』「...今何て言った?」

糞Pがとんでもない爆弾発言をしたせいで、私までつられて爆弾発言をしてしまうこの地獄絵図
この場にいたのがせめて過去の私であったなら...いえ、今更そんなもしもに意味はありません

『翠』「衰弱どころか...え?何?ネロさん忘れられてるはずなの?」

翠「お、落ち着いてください...それはその、後々話しますから...」

『翠』「へぇ?てことは口走ったのは嘘じゃないんだ?」

翠「ぃゃぁ...」



安価下
1 強引に話題を変える
2 出来ればとは言われたけど絶対じゃないし!『翠』ちゃんにも情報共有
3 イベント判定

・・・

こ、この時間の私に言われたのはあくまで『出来れば』の話ですし...『絶対』ではないですし...
そんな、過去の私の時と同じような弁明のようなものを心の中で呟きながら、私は『翠』にこの時間の私から聞かされた話について話しました

『翠』「なるほどねぇ...ま、翠が気を失った段階で接触出来てはいたんだろうなとは思ってたけど」

翠「うっ...」

『翠』「『私』がそう察せてたって事は十中八九この時間の『私』も同じ流れなら察せてたことになるし...こうやって吐かせたかどうかはわかんないけど」

『翠』に正直に全て話しているうちに、ひょっとして私って隠し事に向いていないのでは?と思えてきています
いや、そんなはず...そ、そうですよ『翠』も過去の私もどちらも私自身、私相手に隠し事が通用しないのは普通、だから私は大丈夫...

ウェル(未来)「やれやれ...こうなる事も見越していたのか、あるいは」

翠「貴方が爆弾落とさなければこうはならなかったんですけど!?」

『翠』「いやだから元々察してたってば...」

そんな事より!何で糞Pがネロさんの事を覚えているのかです

ウェル(未来)「今でこそほとんど残っていませんが、かつては僕もネフィリム細胞持ち...それが影響してか、この時代の貴女達以外では恐らく唯一、人の身でネロさんの存在を認知出来ているわけです」

白衣とシャツの袖を捲って見せてきた腕はネフィリムの黒々とした肌ではなく人間のもの
今現在(この時代)ネフィリムの力を利用することは出来ませんが、同じくネフィリムと融合していたネロさんを認知し続けられる能力...わかりやすく言えば後遺症のようなものがあるらしいです
適合者じゃないはずの響さんが融合症例でなくなった後もガングニールを纏えているのと似たようなものでしょう

翠「逆に言えば...私達もネフィリム細胞を埋め込めば間違ってもネロさんを忘れてしまうことがなくなる...?」

『翠』「待って、その『私達』っていうのは『私』と翠の2人?それとも関係者全員?」

翠「全員も致し方なし...」

『翠』「『私』は学習したからね?そういうことしようとすると多分未来さん部屋行きになるからね?」

翠「この計画は保留にしましょう」

・・・

ウェル(未来)「それで、本題は別にあるのでしょう?僕も暇じゃない、と追い返すほど薄情ではありませんが...この時代の貴女主導の研究に関して僕がその経過を管理することはほとんどありませんから、僕の端末を覗いた所でめぼしい情報は見つからないと思いますよ?」

翠「...私が何を聞きたいのか、もうわかっているようにも見えますね」

ウェル(未来)「そう言ったつもりですが、この頃の貴女では通じませんか」

この糞P本当嫌い!性根が腐ってます!というか個人的に何となく嫌いです!

『翠』「聞きたいのは金ピカのガングニールの事、イミテーターで模倣する時のまとめ資料みたいなものは読んだけどそれ以外に何か知らない?黄金錬成の事とか」



金ピカガングニールについての追加情報安価下

ウェル(未来)「えぇえぇ、そうでしょうとも」

元の時間の糞Pと違い基本的に感情の上下が少ないと言いますか、初対面の頃の、あるいは原作登場初期の頃の猫被った状態から胡散臭さを幾分か抜いたような感じのこの時間の糞P
なので分かりにくいですが、その声は僅かにテンションが上がっているような、待ってましたというような、そんな声に聞こえました

ウェル(未来)「聖遺物の、神代の力に錬金術を掛け合わせる...そんな定食屋のチャレンジメニューもかくやという盛り過ぎ設定...答えが書かれたノートを借りて書き写し等という反則技ならいざ知らず、ただ純粋にそれを実現しようとした時そこに当然奇跡等は介在しない」

『翠』「仰々しいけど、つまり手順はある程度わかるってこと?」

ウェル(未来)「例えばそう、錬金術、黄金錬成...シンフォギアには搭載されていない『不完全を完全に昇華する』機能は必ずどこかの段階で必須となる、外部からの働きかあるいは...と、そこまで考え行き着いた答えは」

翠「答えは...」

糞Pは机の上に置いていたタブレットをいつの間にか操作し、ある物の画像を表示させこちらに画面を向けてきます


ウェル(未来)「最高純度のラピス・フィロソフィカス...『賢者の石』ですよ」


翠「『賢者の石』...!」

内心「そこは愛じゃないんですか」と突っ込みつつ、その画面に映し出されている赤く輝くハート型の結晶には見覚えがありました
だからこその驚きもあり、私はその意外な答えを食い入るように見てしまいます

翠「なるほど、そういうことですか...つまり、サンジェルマンさん達が、鍵...」

『賢者の石』...錬金術の秘奥とも言える、錬金術師にとっては到達点、あるいは中間地点でもあるラピス・フィロソフィカス
シンフォギアの要である聖遺物と同様エネルギー源にはなりますが、実態は現段階では真逆、古の置き土産が聖遺物なら賢者の石は文字通り最高叡智の結晶
そして知り得る中で、この世界に最高純度の輝きを誇るラピス・フィロソフィカスはたったの3つ
サンジェルマンさん、カリオストロさん、プレラーティさんが持つファウストローブだけです

『翠』「サンジェルマンさん達?あの3人が持ってるの?」

翠「えぇ、もしかすればあの金ピカガングニールは響さんが彼女達と手を繋いだ末の決戦形態...なのかもしれません」

多少錬金術を齧った程度の私は勿論、恐らくエルフナインちゃんでもあの3人が持つ物以上の完成品は作り出せないでしょう
錬金術師全員を知っているわけではないですし、とんでもなくセンスがある人がいないとも限りませんが、私の推測はそれほど外れているとは思いません



どうする?安価下
(特になければイベント判定)

(翠「鬼は外、福は内...こういう時の響さんは「鬼とも手を繋げるはず!」とか言わないんですね、って口に出して言ってしまうと変な空気になりそうなので黙っておきましょう、こういうのは楽しんだもん勝ちです!」

『翠』「んぐ、んぐ、んぐ...こくん...ぷはっ!見たか恵方巻ィ!今年も無事完食!」)

・・・

思っていたよりはマシな情報を持っていた糞Pと別れ、部屋を出た私と『翠』
そのまま自室か、また他の人にも話を聞きに行こうか...と考えながら本部の廊下を歩いていると

マリア「あぁ、2人ともここにいたのね」

翠「マリアさん?」

その言い方、もしかして探されてたんでしょうか

『翠』「急ぎの用だった?」

マリア「いいえ、そこまでではないのだけれど...ちょうど私達、同じ時間から来た全員で集まるところなのよ」

翠「またですか?...あぁ、今度は同じ時間からのメンバーだけ、つまりこの時間の皆さんは集まっていないと」

マリア「彼らには彼らの仕事がある、いつまでも私達に構わせておくべきではないほどに多忙ということは、私達もよく知るところでしょう?」

確かに、ししょー達にとって別の時間から来た私達のことは優先順位が高いとはいえ、それは決して一番にはなり得ません
この時代、この時間のことが最優先であり、S.O.N.G.は例えノイズが出現せずとも間違っても暇な組織ではないはずです

マリア「全員は集まれた、けれど未だ解決策は見つからず現場からも何も出ず...足りないのがあるとすれば、お互いが過去で過ごした中で得た情報や気付いた事、思い付いた事の共有...」

翠「確かに、元の時間に何の心配もなくこの時間に長居することに抵抗が無ければいざ知らず、響さんの事を考えれば会議も情報共有も多くて損する事はありません」

例えそれが望み薄だったとしても

『翠』「過去の翠はどうする?呼ぶ?」

翠「いえ、過去の私はこの時間の皆さんに任せておきましょう、仮に誰とも打ち解けられずとも私達の部屋に篭るでしょうし」

私と『翠』は過去の私の事は放っておき、マリアさんと共に皆さんが集まる会議室へと向かいました



会議で得られたもの安価下
(新情報でも新意見でも)
(特になければエルフナインちゃんの元へ)

・・・

翼「電波の通りが悪くなっていた、だと?」

夏菜「えぇ、私が過去の世界に飛ばされた時、最初の場所が人目がある場所だったのであまり行儀の良くない方達がその、有り体に言えば撮影と拡散をされそうになりまして」

『翠』「いや撮影されてたよブレブレの写真が結局アップされてたし」

夏菜「...で、逃げている途中その撮影してた人達の話し声が聞こえたんです、電波が悪くて全然ネットに繋がらない、と」

翠「全然気付きませんでした...」

自分の端末...つまりその時間、その時代の物ではない端末は軒並み圏外になってしまっている為、電波の良し悪しはどちらにしろわからないんですよね
過去の時間でわざわざ新しいスマホを買ったりもしませんでしたし

友奈(赤嶺)「私、『翠』さん、夏菜さんの3人で合流してからすぐ、少しでも他の皆の手掛かりになればってその事についてダメ元で調べる為にネカフェに行ったんだ、そしたら」

夏菜「案の定、私達がそれぞれ飛ばされてきた時間の前後で各地で急に電波の通りが悪くなったという書き込みがいくつもされていたんです」

『翠』「夏菜の写真も一緒にね」

夏菜「それはもういいです」

翠「ま、まぁあの時間の二課がきっと消しておいてくれますよ...」

うーん、後で過去の私に過去の時間に戻ったら二課にお願いしてもらうように言っておきましょうか...

未来「とにかく、つまりその書き込みを辿って場所の候補をいくつか絞って探しに来てくれたんだよね?」

姫和「他の組と合流が順調だったのはそういうことか」

そのやり方で上手くいったということは『時空が不安定な場所は電波障害が起こる』というのは信憑性が高いかもしれません
思い掛けない情報に、私達は会議し始めた頃とは比べものにならないほどの盛り上がりを見せていました

薫(刀使)「てことは帰り道を探すには、電波が不安定になってる場所を探せばいいってことか」

舞衣「絶対とはまだ言えないけど、虱潰しよりはきっと可能性は格段に上だね」

エレン「いつ起こるかわからない時空震ばかりアテには出来ないデスからね」

・・・

夏菜さんが気付いた電波障害について以外には特に追加の情報は出てこなかった為、話は『仮に帰り道を見つけられた場合』の話へと移りました

クリス「道っていうのは、所謂穴なのか?」

翠「さぁ...」

マリア「「さぁ」って、はっきりとわかっているわけじゃなかったの!?」

平行世界移動やテレポートは何種類かの方法で経験がありますが、時間を伴ったものは今回が初ですし(ゆゆゆ時空は微妙なラインでしょうか)

翠「ですがこの際穴でも電車でも公衆電話でもいいんです」



帰り道を見付けた後の帰り方安価下

切歌「帰り道を見付けた後?そのままドーン!じゃダメなんデスか?」

姫和「その道が穴であれ何であれ、仮に向こう側がこちらからも見えていたとしてもその光景全てを信用出来るほど簡単な話ではない、現に同一の世界であっても過去や未来にこうして繋がってしまっているしな」

マリア「それに、よく似た平行世界自体も確認はされている...無策に飛び込み、結局そこも元の世界ではなかったとなれば余計な問題が増えるだけよ」

薫(刀使)「道とやらがどのくらいの期間持続するのかもわからんしな、分断はもうこりごりだ」

もしもこうして別の時空に飛ばされているのがたった1人なら、僅かな可能性にかけて無策に帰り道らしき道を通るのもアリでしょう
ですが、こうも大人数だと『確実に全員が帰る』のが最低条件です
とても無策な方法は取れません

切歌「うぅ...集中攻撃されたのデス...」

調「よしよし」

出来るなら、元の世界の元の時間に繋がった段階でその繋がりを一時的にでも意図的に保てれば良いのですが

翼「その道を通して通信は可能だと思うか?」

翠「エルフナインちゃん達が元の時間で頑張ってくれているでしょうが、何とも...ですが幸い元の時間の本部への信号はこの時間の本部にも記録されているでしょうから、私達の端末で、というよりこの本部の機能を借りて、という手もあるかもしれません」

夏菜「未来から過去への通信ですか...」

マリア「可能であれば、あちらからもアプローチしてもらいましょう」

最終的に、帰り道が見つかった場合まず元の時間との通信を試し、可能であれば協力を仰ぐ、ということになりました
過去の時間ではネロさんとなら念話が出来ていましたがこの時間では仮に帰り道があったとしても念話が復活するかわかりませんし...

・・・

《数週間後》


早いもので、8年後の未来の時間に飛ばされてから気がつくと数週間が経っていました
私はというと、どれだけの規模が動いてくれたのか逆に不安になる程アイドル活動は順調な滑り出しで

『翠』「明日は何の仕事だっけ」

翠「確か雑誌のインタビューでしたかね...この時間の翼さんやマリアさん達が自分達の所からの新人だと宣伝してくれたからか、注目されるのすごい早かったです」

本名でなく芸名というのも、私達の事務所的には珍しいですしね
奏さんに翼さん、マリアさんに一応元の時間での私も本名で活動してましたから

翠(過去)「私は未だに信じられませんよ、まさか未来の私が芸能人、それもアイドルやってるなんて...シンフォギアってアイドルアニメでしたっけ?転生したから本気出した感じですか?」

翠「この方向の本気は出すつもりも出せるつもりもこれっぽっちもありませんでしたからね?わかってて言ってますよね?」

翠(過去)「しかもPはあの杉田さん...じゃなくてウェル博士...あの人英雄狂いじゃなかったんですか?」

翠「いつどこでどうしてあんな形で心変わりしたのかは永遠の謎です」

ちなみにこの数週間のうちに電波障害が発生した場所、すなわち時空が歪んだ場所は...



コンマ下1
奇数 発生した
偶数 発生していない

コンマ下2
奇数 元の時間と通信出来た
偶数 通信出来なかった
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

翠「しかしアレですね、電波障害が発生している場所に絞って探してみたらまさかあれほど上手く行くとは」

『翠』「通信も通じたしね...一気に解決に近付いた気がする」

そう、勿論とても簡単だったとは言えないくらいにはこの時間のししょー達にも頑張ってもらった結果ですが
無事どうにか元の時間との繋がりを見つけ、通信を成功させることが出来ました



元の時間の状況や帰還の見込みに関して安価下

話を聞いた限りでは私達の体感時間と元の時間での経過時間はそう差はなく
その間、巨人となった響さんは相変わらず動きを見せていないそうです
勿論どこぞの軍隊やらなんやらに攻撃される事もなく...もっともこれは以前私と『翠』が巨人化した際にロクな結果にならなかったかららしいですが

翠「電波障害下でも通じさせられる専用チャンネルに、帰還の為の歪みの安定化...どちらもまだ不完全ではありますが、私達の為にこちらの時間と元の時間とで皆さん頑張ってくれています」

『翠』「楽観視は危険だけど、安心して夜眠れるくらいには進展してるよね...後は」

翠(過去)「...私、ですか」

ふと、私も『翠』も過去の私に視線が移ってしまいます
私や『翠』とはまた違った時間軸から巻き込まれてしまった過去の私は、未だ帰還方法を見つけられていません
時空の歪み云々もそうですし、響さんや響さんの中にいる友奈ちゃんと私達との繋がりのような目印もあるわけではありません

翠(過去)「まぁ...そうは言っても転生してからそんなに、数日くらいしか経たないままでしたし...」

翠「愛着がない、と?」

『翠』「そういう頃の『私』も、こうして表に出てこないくらいにはあの世界に価値を見い出せてないわけだし口出しはしないけど...」

転生してすぐの頃...原作知識を頼りに四苦八苦しながら装者をやり、けれど転生した本来の目的をいつかは達成しようと...そんな感じに過ごしていたような気がします

翠「貴女はまぁ、そんなんでしょうけど...」

『翠』「多分、というかほぼ確実に、めっちゃ探されてるよね」

翠(過去)「えっと...二課に?」

翠『翠』「「フィーネさんに」」

翠(過去)「...あ~」

出自不明のシンフォギア持ってる謎多き装者が突然更にどこからともなく湧いてきた複数の他の謎の装者達と一緒に姿を消す...あの頃のフィーネさんからしたらこれほどまでに放っておけないイレギュラーは無いと思います

翠「私なんかが出てきたり消えたりしてフィーネさんの気にとまるのか?という疑問はまぁ誘拐監禁された経験上...少なくとも目は付けられてますよね」

『翠』「元の時間の方で歪み安定させるより先に過去の方のフィーネさんが追ってきたりしてね」

翠「まだそこまでアクティブじゃないでしょう」

『翠』「それもそっか」

翠(過去)「今誘拐監禁って言いました?ねぇちょっと?ねぇ?」


何かする?安価下
(特になければお仕事orイベント判定)

・・・

例によって訪れたのはやはりこの時間のエルフナインちゃんの部屋
この時間のこの世界についてや、この時間の私について調べるにはやはり彼女が一番詳しいと思います
もっともエルフナインちゃんも決して暇ではないので、時間が空いている時にお邪魔させてもらっている程度ですが

エルフナイン(未来)「今日はどのような...あ、過去の僕達からの連絡はまだ進展はありません」

翠「それもですが、この間の話...金ピカガングニールの黄金錬成について、他にもわかったことがありまして」

私は糞Pから聞いたラピス・フィロソフィカス...『賢者の石』の事について話しました



エルフナインちゃん(未来)の意見安価下
(特になければry)

エルフナイン(未来)「そうですか、なるほど...確かに高純度のラピス・フィロソフィカスの力なら、黄金錬成実現の突破口になり得ます」

翠「ということは...!」

エルフナイン(未来)「いえ、全ての手順を探り当てるのにはまだ...ですがもう少し情報があれば、例のガングニールを再現する方法がわかるかもしれません」

エルフナインちゃんはタブレットにラピス・フィロソフィカスのデータと金ピカガングニールを模倣したイミテーターから逆算した金ピカガングニールのオリジナルのデータ、黄金錬成実験の経過観察一覧を表示させ、こちらに見せてきます

エルフナイン(未来)「これは過去に翠さん...この時代の翠さんと一緒に何度か行った実験結果です...数値は例のガングニールを理想値とするとまだまだ届いていません、次にシミュレーターで、サンジェルマンさん達に以前頂いたラピス・フィロソフィカスについてのデータをもとにラピス・フィロソフィカスのファウストローブ形成エネルギーをシンフォギアに与えてみると」

次に表示されたのはシンフォギアを纏った装者のシミュレーター
ラピス・フィロソフィカスのエネルギーを響さんが束ねマリアさんが再配置...つまりS2CAと同じ要領で利用しようとすると


『ERROR』


画面上には『ERROR』の文字が大きく表示されてしまいました

エルフナイン(未来)「フォニックゲイン由来のエネルギーではない為、このようにギアが負荷に耐え切れず...恐らく実際に行った場合は爆発します」

翠「でも、ある程度は変換を...あ」

エルフナイン(未来)「そうです、ラピス・フィロソフィカスの『不完全を完全に昇華する』という性質は生半可なエネルギー変換機能では意味を成しません...」



コンマ下
ゾロ目以外 ここの問題さえクリア出来れば更に先に...
ゾロ目 方法はあります

(翠「毎年の事なので特に驚かせられもしませんけどどうぞ、チョコレートです!...毎年の、なんて言えるくらい長いこと一緒にいるんですね、何だかちょっと嬉しいです」

『翠』「ここに確実に美味しい市販品と、成功か失敗か五分五分の手作りがあります、どっちがいい?...えー、まぁいいけど、じゃあちゃんとどっちも食べてよ?...ふふっ、ハッピーバレンタイン!」)

エルフナイン「ここの問題さえクリア出来れば更に先に進めると思うのですが...」

単に必要量のフォニックゲインを用意しただけでは恐らく黄金錬成は成功しません、ただのエクスドライブになるだけです
ですが、ラピス・フィロソフィカスの性質を覆す、あるいは帳消しに出来るような『何か』は中々思い付きません

翠「...ギアの耐久性を上げる、とか」

エルフナイン(未来)「翠さん...」

翠「ごめんなさい、迷走しました、そういうことじゃないですもんね」

仮に耐久性を上げたところで結局ラピス・フィロソフィカスのエネルギーをギアがどう受け止め変化するかはわかりません
わからない、というのは、少なくとも黄金錬成に繋がるやり方ではない、という意味でです

翠「1アクション噛ませないと、ですよね...」



何か話す?安価下
(特になければイベント判定)

undefined

力の性質を残したまま、ギアへの負荷を軽減させる方法
例えばドンピシャでそういう哲学兵装があるのなら話は早いですが、存在していたとしても少なくとも手元には...

エルフナイン(未来)「話は変わりますが翠さん」

翠「あ、はい」

いけないいけない、また1人きりじゃないのに考え込んでしまっていました
しかし元の時間のエルフナインちゃんはそういう時もこんな風に私の思考を遮る様に話しかけてくることはありません
その辺まだ気を遣ってしまっているのでしょうが...やはり目の前にいるエルフナインちゃんは、見た目は変わりなくとも8年の時を過ごし成長したエルフナインちゃんなんですね

エルフナイン(未来)「この時代に来る前、最初の時空震の際に翠さん達には共通した物がいつの間にか持たされていた、と先日エレンさんから聞いたのですが」

翠「共通した...あぁ、コレのことですね」

私はポッケから山桜の花弁を取り出し、この時間のエルフナインちゃんに渡しました
そういえばこの時間に飛ばされてからは時空の歪み以外は金ピカガングニールの事ばかり調べていて、この花弁の事についてはエルフナインちゃんに話していなかった気がします
といっても精神世界の勇者部メンバーのことや仮説を立ててくれていたネロさんについてはこの時間のエルフナインちゃんが知らない、覚えていないことが含まれている為どう説明すればいいのかわからない点も多くあるわけで

翠「私達それぞれに、恐らく私達の時間の響さんが...というか響さんの中にいる別の協力者が...」

エルフナイン(未来)「協力者、ですか?」

翠「と、とにかく別の時空に飛ばされてしまった私達を探す目印になり得るんじゃないか、という仮説はあったんです...その後さらに時空移動したりしたのでアレですが...」

エルフナインちゃんは歯切れの悪い私に首を傾げ、花弁に目線を移しました

エルフナイン(未来)「...この花どこかで...なるほどそうか、そういうことですね...少し、調べてみてもいいですか?」

翠「え、あ、はい」



コンマ下1
奇数 新情報あり
偶数 新情報今のところなし

どんなことがわかった?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

(翠「今日は調さんの誕生日!というわけでこちら切歌さんにお願いされてエルフナインちゃんと協力して完成させた切歌さんロボMk-2と調さんロボMk-2...やっぱり合体要素は残した方が良くなかったですか?いらない?まだ早い?いやそういう意味のじゃないですし大体お2人だってとっくに合体しt」

『翠』「調さん、誕生日おめでとう!ツインテール長いしギアの時も酷使してるからって事で私からはヘアブラシをプレゼント!使い心地に追求したのは勿論なんとここのボタン押すと光るの!七色に!」)

研究室に篭るエルフナインちゃん
花弁について何か判明し次第また呼ぶとの事で

翠「その間、どうしましょう」

終わるまでただ待っているか、呼ばれるまで他の事をしているか...



安価下
1 待っている(エルフナインちゃんの研究終了まで飛びます)
2 他のことをする(記述)

翠《園子ちゃん、ちょっと良いですか?》

少し考え、私は園子ちゃんに相談することにしました

園子《おやりんりん、私をご指名かな~?》

翠《お願いがあるんです、出来たらでいいんですが...》

園子《ばっちこいだぜ~!》

カモンカモンと続きを促してくる園子ちゃん
最近戦闘もなくアイドルの仕事ばかりでご無沙汰だったからか、少しテンションが高い気もします

翠《私とエルフナインちゃんの話は聞いていたと思います、その上で...響さんの金ピカガングニールに関する情報、あればもう少し集めてほしいんです》

園子《金ピカのガングニール、か...欲しいのは、ラピス・フィロソフィカスのエネルギー利用時の負荷の軽減方法、ひいては本来そのギアが運用された時空での一連の流れかな?》

翠《ですね、そこまで知られたら充分以上です》

シンフォギアにおいて、何かが起こるまでの間に偶然は存在しても奇跡は介在しない...きっとここは変わらないはずです
奇跡の様に見えた事も、そこには何らかの原因があるはず
そこまで知り、再現する事が出来たなら...というのは望み過ぎでしょうか

翠《神樹様は確かに一度あの金ピカガングニールを数多ある可能性から導き出した...可能性とはつまり分岐した並行世界、そう解釈したのならつまりどこかの並行世界に響さんが金ピカガングニールを纏ったという歴史は存在するはず...》

若葉《だが、半ば独立している私達がもう一度神樹様にアクセスして、その上他の並行世界の歴史を漁るのは果たして可能なのか?》

翠《若葉ちゃん》

園子《わかちゃん》

若葉ちゃんの言う事ももっともです
神樹様が一度見た並行世界の歴史を知るというのは、神樹様の視界を借りる様なもの
いくらゆゆゆ世界において(友奈ちゃんを嫁にしたい願望があったとはいえ)手段を選ばず人類を存続させようとしてくれた神樹様といえど、許されるとはとても...

翠《絶対に必要というわけではないですから...そう、深層世界で金ピカガングニールの響さんを作り出したこともあったじゃないですか、あの時のデータか何かを解析してくれればもしかしたら》

園子《アレも結果がわかっていたからこそのシミュレーターのようなものだけど...やれるだけのことはやってみるよ》

翠《ありがとうございます》

少しずつ、けれど確実に情報は揃いつつあるんです
もう少し、もう少しで

園子《でもその前に一つだけ、聞いてもいいかな?》

翠《?》

園子ちゃんはより一層真剣な声で、私に一つ質問をしました

園子《りんりんは金ピカガングニールが使える様になったら、どうするの?》



安価下

金ピカガングニールが使える様になったら
金ピカガングニールは現状、知る限り最高戦力の形態です
対峙した時の体感的にはエクスドライブモードと同等か、それ以上の

翠《シェム・ハさん...もう一度戦わなければいけない、勝たなければいけない相手がいます...彼女が目の前に現れた時の為の切り札が必要なんです》

園子《りんりんにとってのその切り札が》

翠《そう、金ピカガングニールです》

私は、タギツヒメには手も足も出ませんでした...けれどシェム・ハさんはそのタギツヒメを簡単に捩じ伏せる事が出来る相手
力が、私には力が圧倒的に足りていません
これは私1人で抱え込む様な、抱え込める様な事ではないのはわかっています
ですが仲間と力を合わせても尚届かなかった時、必要になる切り札への理解はその存在をよく知っている者にしか出来ません

園子《...そっか...何かわかったら連絡するね~》

翠《はい...え?あれ?園子ちゃん?》

言いたい事を言い終えたのか、念話はプツリと切れてしまいました
結局最後の質問の意図はよくわからないまま...

・・・

その後、この時間のエルフナインちゃんに呼ばれた私は彼女の研究室に向かいました

エルフナイン(未来)「やはりこの花弁はただの花弁ではありません...どうやらガングニール由来のエネルギーが宿っているみたいなんです」

翠「ガングニールの力、ということですか?」

エルフナイン(未来)「いわばこの花弁は響さんのガングニールのアームドギア...正確には少し違いますが、そのような物と考えていいでしょう」

響さんと友奈ちゃんが届けてくれたのは、間違いないでしょう
きっとエルフナインちゃんの言う通り響さんのガングニールの、更に言えば友奈ちゃんの勇者の力の一端が形作った物...

エルフナイン(未来)「しかし驚くべきことは他にあります、理屈は未だ解明出来ていませんが、この花弁に触れているもの...生物、非生物問わず性質を一時的に変化を及ぼすことがわかったんです!」

翠「えっそれ初耳です!」

性質を変化させるって、結構危ないような...そこまで考えて、シンフォギアも勇者アプリも御刀も大概な事を思い出しました

エルフナイン(未来)「データと照らし合わせた結果、変質したものはバリアコーティングされたのと同じ効果を発揮すると思われます...つまり、この花弁を持っている限りその対象者は生きたバリアコーティングになるということです」

生きたバリアコーティングって何ですか!?

翠「...あっそれってつまり、刀使の皆さんや赤嶺ちゃんも炭化される心配なくノイズと戦えるってことですか!」

エルフナイン(未来)「ノイズだけではありません、計測結果が正しければアルカノイズ、それに過去に数度確認されたカルマノイズにも...もっとも危険以前に現在いずれも基本出現頻度が低い為仮説の域を出ませんが」

ですがこれは大きいです
ずっと解決出来ずにいた『刀使用S装備にバリアコーティング付与出来ない問題』に一時の解決策が生まれました

翠「皆さんにもこの情報は共有しましょう」



園子ちゃんが集めた金ピカガングニールの情報安価下

・・・

理屈は未解明ながら、各々が持たされていた山桜の花弁にはノイズ、アルカノイズ、カルマノイズに対するバリアコーティングと同等の効果を発揮させる力がある...そんな哲学兵装じみた新事実を皆さんに伝えました
最初は驚かれたり猜疑的だったりしつつも、この時間のエルフナインちゃんの説明もあって最終的には全員が仮説を信じ、常に持ち歩くことは絶対となりました(護身用というより、願掛けやお守りに近い感覚で、ではありますが)

『翠』「そろそろ電気消すよー」

翠「はーい」

翠(過去)「はーい」

そして私は同室である『翠』と過去の私との3人でそろそろ寝ようという話になり、並んでベッドに入って目を閉じた...あたりで

園子《報告会するよ~》

念話が来ました

翠《危うく寝るところでしたよ》

園子《忙しそうだったからね~、それより少しだけだけどわかったことがあるんよ》

わかったこと、というのは数時間前に話していた金ピカガングニールについてのことでしょう
早速調べてくれたようです

園子《付与されているエネルギーの構成についてだね、当然このギアは全体が単純に黄金に置き換わっているわけじゃない...どうやら複数のシンフォギア、それにファウストローブの外装エネルギーが使われているみたいなんよ》

翠《複数のギア...ファウストローブ...》

ふと、資料に書かれていた一文が思い起こされます


『前もって複数人の装者のフォニックゲインを当事者のギアスーツに集約させておく事』


複数人の装者のフォニックゲインとは、つまり複数のギアの外装エネルギーが集中させられていたことからの逆算だったのでしょうか

ガングニールが他のギアの外装エネルギーを利用するというので思い出すのは『Glorious Break』
アームドギアが一振り足りなかったなと嘲笑うキャロルちゃんさんに対し翼さんもとい水樹奈々さんの「今天に問い掛ける願いもう一振りの力をください」の歌声と共に響さんの握る拳こそが最後の一振りとし6人分のエネルギーを束ねた巨大な拳に変わる光景は興奮を禁じ得ないものでした...おっと、つい原作の思い出が

似たような流れに立ち合い、むしろ私もエネルギーを響さんに送ったような気がしますがそれは置いておいて

翠《ファウストローブ...つまり、ラピス・フィロソフィカスはやはりサンジェルマンさん達のようにファウストローブ形成に使われているものを利用した...あるいは利用したファウストローブ形成用外装エネルギーが偶々ラピス・フィロソフィカス由来だったからこその黄金錬成に繋がった、ということでしょうか》

園子《そういうことになるかな~》

翠《なるほど...ですが...》

ラピス・フィロソフィカスのエネルギーを、特性を如何にしてシンフォギアに付与させるのかは答えが見えてきました
ですが結局、ファウストローブ形成用外装エネルギーをそのままシンフォギアに利用するのは難しいわけで

翠《ラピス・フィロソフィカスのエネルギーをファウストローブ形成用の外装エネルギーに変換しても、それをギアに与えれば規格外なので恐らく...》

園子《うん...》



コンマ下
奇数 それとダインスレイフが見当たらないよ
偶数 わかったのは今のところここまでだよ
ゾロ目 ???

惜しいところまで来ている、そんな感じはします
何か情報が増える度にあと少し、もう少しで答えが...と
痒い所に手が届かない、ではありませんが、なまじっかかなりの事がわかってきている為もどかしい気持ちになってしまいます

園子《それと、シンフォギア自体はガングニールしか組み込まれていなかったんよ》

翠《しか?...他のギアの聖遺物はエネルギーだけという話ですか?》

園子《ううん、違うよ、確かに外装エネルギーとなって付与されていたものの元の聖遺物は組み込まれていないけど...りんりんの世界のガングニールには、ダインスレイフも搭載されていたよね?》

翠《え?...あぁ、そうですね、イグナイトモジュールの為にダインスレイフやニーベルングの指環の欠片を...まさかッ!》

園子《あのガングニールのギアの中に、ダインスレイフは見当たらなかったよ》

まさか...イグナイトモジュールは私の知る原作にも存在したシンフォギアのパワーアップ要素
私が転生したが故の改変要素ではありません
であれば、あの金ピカガングニールが生まれた世界線ではプロジェクトイグナイトが行われなかった?
それとも...



コンマ下
奇数 バトルの時間です!
偶数 特になし
ゾロ目 仕事の時間です!

ラピス・フィロソフィカスのファウストローブ形成用外装エネルギー化
そしてギアの中から姿を消したダインスレイフの欠片
この2つはイミテーターによって模倣されたものでは到達出来なかった事実...解決へのとても大きな一歩です

翠《ありがとうございます、答えが近付いてきたのがわかります!》

園子《お役に立てたなら何よりなんよ、流石に他世界の歴史を覗くのは難しそうだけど...》

まぁそれは仕方のないことでしょう

翠《というか、今更ながらどうせ今は何もしていないんですし念話じゃなくて直接深層世界の方に行けば良かったですね》

園子《いやいやりんりん、私としては大歓迎だけど、睡眠はちゃんと身体だけじゃなく精神も休ませる為に必要なことだよ?》

翠《園子ちゃんが言うと説得力が違いますねー》

多分今の私の発言はかなり棒読みだったと思います

園子《それに、りんりん明日もお仕事だからね~》

翠《あぁ...そうでしたね...》

本当なら今すぐこの時間のエルフナインちゃんを呼んで実験したりしたいところですが、それで何があって明日に影響すると仕事関係の相手に迷惑がかかってしまいます
この時間のエルフナインちゃんももう寝てるでしょうし...寝て...ますかね...徹夜癖があったのでそこは何とも...
とにかく!それに何より私もかなり眠いというのが実際のところなわけで

翠《大人しく眠ることにします、本当にありがとうございました、おやすみなさい》

園子《は~い、おやすみ~》

・・・

その夜は突然の出撃や急な仕事が入ることもなく
『翠』と過去の私に挟まれながらぐっすりと眠れて
無事朝を迎えることが出来ました

翠「仕事...行きたくない...」

『翠』「おい」

いや、だって、周りにもスタッフの方々がいるとはいえインタビューは基本マンツーマンですし
大体の台本があるとはいえ緊張はします
たまに練習でやってこなかったアドリブの質問ぶち込まれる場合もありますし...今日はそういう人じゃないといいなぁ

翠(過去)「出発までまだ時間もあるのでしょう?それまで何かして気分を落ち着かせたらいいんじゃないですか?」

翠「他人事みたいに...」

翠(過去)「今はまだ他人事ですし」

しかし過去の私の言うことも一理あるかもしれません
なるべくそれほど時間がかからずに出来ることは何かあったでしょうか



何をする?安価下
(特になければ仕事まで飛びます)

・・・

仕事がある私と違って暇を持て余している『翠』と過去の私は二度寝というまさかの行動に出てしまい、私は1人自室を後にしました
食堂に朝食を食べに行くとまだ人は全然おらず、その代わりにきりしらさん2号がちゅ~るの袋をガジガジしています

翠「きりしらさん2号...それ勝手に持ってきちゃったんですか」

いつもならきりしらさん2号のことはこの時間の切歌さんや調さん、エルフナインちゃん...そうでなくとも誰かしらがそばにいます
ちゅ~るの袋も開けられていないということは、きりしらさん2号が単独で食堂に来て勝手にこのちゅ~るを食べようとしていた、ということでしょう
実際こういうことは珍しいことではありません
基本猫は自由ですし...世話をしている切歌さん達はたまったものではないらしいですが

翠「とはいえあなたは今栄養沢山必要な時ですもんね...」

この時間のきりしらさん2号について最近新しく知ったことなのですが、なんと妊娠しているんだそうです
仔猫を授かったのデスよ!とこの時間の切歌さんに聞かされた時にはそれはもう驚きました
相手はどこの馬の骨!?いや猫の骨?なんて変なところが気になるくらいには動揺しました...いや本当相手はどこの猫なんでしょう...聞きそびれたままですね

翠「でもダメですよ~勝手に食べちゃ」

ちゅ~るを摘み上げようとすると、きりしらさん2号はパッと口を離し私の手の甲に擦り寄ってきました

こ、この猫、抵抗するより先に媚を売ることを覚えてます...!

まだ仔猫だった元の時間ならともかくあなた今立派に大人でしょう!?そんなゴロゴロいったところで可愛く...いや可愛いですけども

翠「親にもなろうという歳でそんなあざとい戦法に出るとは...」

ですが、いくら可愛く媚を売ったところでダメです!ここで屈してちゅ~るをあげてしまえば後で切歌さん調さんに怒られるのは私です!
だから絶対

・・・

テーブルの上でさらに出されたちゅ~るを美味しそうにがっつくきりしらさん2号の背中を撫でながら、私も用意した自分の分の朝食を食べていました

翠「しかしあなたがお母さんですか...」

8年間分すっ飛ばしてしまっているので感慨深さはあまり感じられませんが、不思議な感じです
時折やんちゃだったきりしらさん2号が...しかし元の時間でも最近は蛇達と喧嘩?することもあまりありませんでしたし、その頃からもう大人に向けて成長していたのかもしれません

翠「...そういえば」

蛇達、それにルシエドはどうしているでしょう
この時間に来てすぐの時は、この時間の私は蛇達もルシエドも私の家で留守番しているようなことを言っていましたが

翠「...話しかけるなとは言われてませんね」

私は試しに、この時間の私に再び念話を送ってみることにしました

翠《聞こえますか?未来の私》



コンマ下
ゾロ目以外 応答あり
ゾロ目 応答なし

翠(未来)《...不測の事態ですか?若き日の私...》

翠《ちゃんと応答するんですね...あ、じゃなくて》

まぁ不測の事態以外の時は話しかけるなと暗に言われた気もしますが気にしません

翠《蛇達とルシエドって、今は何処にいるんですか?》



どこでどうしてる?安価下
(特になければ変わらず留守番中になります)

翠(未来)《変わりませんよ、あの時も今も...時が来ない限りあの子達は私達の自宅の警備を全うしてくれるはずです》

返ってきた答えは変わらず留守番
あれ?それってもしかして

翠《この前から今日までずっとあの子達だけで留守番してるってことですか!?ご飯は!?》

翠(未来)《用意しておいていますよ、あの子達の配置は玄関、そこに一緒に置いてあります...それと『この前から』ではなく『私が皆さんの前から姿を消してから』です》

翠《尚の事ですよ!?それ普通に半年近く放置してるって事じゃないですか!》

確かにあの子達...蛇達もルシエドも賢く、仮にご飯が消費期限の長いもので尚且つ未開封だったとしても、自分達で開封して勝手に食べることは可能でしょう
きりしらさん2号のように袋をガジガジして延々格闘することはないと思います
ですがそれはそれとして

翠《いくらなんでも、ただ帰りを待たせるだけなんて》

翠(未来)《...》

致し方ない理由があるのかもしれない、こんな風に何も知らない私が責めるような言い方をするのはいけないとわかっています
わかっていますが

翠(未来)《行けばわかりますよ...行って、見ればわかります》

翠《どういう...私?未来の私?聞こえてます?あれこれ念話切ってます?未来の私!?》

またしてもこの時間の私には一方的に会話を切られてしまいました
行けばわかるって...何処へ?自宅でしょうか

翠「様子...見に行けってことですかね?」

調(未来)「翠...何してるの」

切歌(未来)「デス...」

はっ!殺気!

振り向くと、キレた様子のこの時間の調さん切歌さんの姿が

調(未来)「ご飯勝手にあげないで...あげるとしてもあげ過ぎないでって...言ったよね...?」

翠「違っ...これは、その...」

切歌(未来)「ぷよぷよになっちゃったら、どうするんデスか...?」

翠「ご...ごめ...なさ...」

このあと滅茶苦茶ごめんなさいした

きりしらさん2号は悪びれる様子もなく何処かへ遊びに行きました

・・・

ところ変わってお仕事タイム
もうすぐ本番です



コンマ下1
奇数 アクシデント発生
偶数 問題なく終了

どんなアクシデント?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

スタッフさん達が右から左、左から右へと大慌てで駆けていきます
それもそのはず、どうやらちょっとしたアクシデントが発生したらしく

ウェル(未来)「えぇ、そうです、そこを何とか...本当ですか、ありがとうございます、勿論このお礼は後日必ず...では...こちらは話が付きました、あと足らないのは?」

糞Pもスマホ片手にあちこちに連絡を入れてはスタッフさんの1人と現状確認に勤しんでいます
私が出来ることといえば、この後やる仕事の流れを確認し覚える事だけ...そう、今日になって初めて渡されたこの...



コンマ下1
01~25 単独ライブの台本
26~50 対バンライブの台本
51~75 公開インタビューの台本
76~00 後に自由安価

何のステージ?安価下2以降
(コンマ下1が76~00の場合のみ採用)

この、昨日までとは丸ごと内容が変更されたインタビューの台本を

翠「あの、糞P?」

ウェル(未来)「どうしました?読めない漢字でも?」

翠「いえそうじゃなくて...今日の仕事、インタビューで合ってますよね?」

ウェル(未来)「えぇ、少々予定とは変わった点もありますが」

スタジオ収録からステージ上での公開インタビューは少々とは言わないと思いますが!?
もっともそのステージ上で、という変更点に関しては現在機材の一部が不調になってしまっているらしく、どうなるかはわかりません

私は当日急に変更させた(あるいは元からギリギリで変更する予定だった?)誰かに天罰が下ったんだと思います
え?神様の存在が消えかかってるからそれは天罰じゃない?じゃあ運命が私に味方したんじゃないですかね

翠「公開インタビューはこの際置いておきましょう、腐ってもアイドル、今更人前で固まるような真似はしません」

これまで何度も緊張を捻じ伏せてきましたからね、ようは他人を演じるような感覚で向かえばどうにかなります、というかしてます

翠「それよりもこの今日渡された方の台本の質問内容なんですけど」

正確には、本番の際にフリップかモニターに出されるであろう画像も台本にしっかり載せられているわけですが

翠「この画像に写ってるの...私と『翠』ですよね?」

その画像というのは、私と『翠』が並んでいる写真でした
私はともかく『翠』は芸能界と無関係の一般人のはずなんですが
しかも質問内容は要約すると「私と『翠』はどんな関係なのか」という事で

翠「えっこれどういう?スキャンダルですか?」

ウェル(未来)「多様性が浸透して随分経ちますからね」

多様性は良いとしてもそれを理由に一般人盗撮して全国放送は普通に犯罪では?マスゴミです?



コンマ下
奇数 機材ハプニング解決
偶数 電波障害
ゾロ目 ???

・・・

ウェル(未来)「機材はどうにかなりましたね...それに、ある意味ちょうど良かったのではないですか?」

翠「えぇ、まぁ」

予定と大きく違った内容を前に、本来いきなりのアドリブになってしまうところを少しばかりの準備をすることが出来ました
といっても内容を読み込んだり心構えをする程度でしかありませんが
私としては機材ハプニングの流れで今日の仕事が延期に、くらいのことになってくれても有り難かったですが...相手の雑誌の出版社はともかく他にも迷惑がかかってしまうでしょうし、あるいは今回のハプニングすら『聞かれたくない質問が追加されたことにより人為的に起こされた事故』として私達のせいにされかねません

翠「それで、最終確認ですがここの質問は」

ウェル(未来)「えぇ、任せます、どうせ何を言ったところで僕達がフォローし根回しすることに変わりはありませんから」

翠「...行ってきます」

糞Pとの会話はそこで終わりにし、私はステージに向かいました
予定時刻より少し遅れて始まる公開インタビュー
待っているのは、観客と、デビューしたての新人アイドルの独占インタビューと見せかけたスキャンダル告発まがいの糾弾を用意したインタビュアー
ステージ上で私と向かい合うように座っている記者の女性は、そういえば仕事をご一緒するのは初めてですね

「では、始めさせていただきたいと思います」

翠「よろしくお願いします」

まず始まるのは、元々の予定にもあった質問
CBAというアイドルがこの業界に姿を現してからどんな事をし、そしてどうなっていきたいのか
本名と素性は当然タブー、CBAに込められた意味はまだ公にはしていない為どうやら色々考察(というか大喜利)もあるようで、その答え合わせはあえてしていません

「オーストラリアの銀行ではないかという声もありますが」

翠「誰がコモンウェルスですかって思いましたね」

こういうのは所謂話題の種になるもの、ミステリー小説の謎やトリックと同じく答えがわかってしまうと興味は薄れてしまいますからね
いつまで私がCBAとして活動出来るかはわかりませんが、残しておいた方が芸能界では残りやすいのではと

そんなこんなで質問は続き、遂に

「こちらの写真をご覧ください」

ステージ上にデカデカと用意されたスクリーンに例の写真...私と『翠』が並んでいる写真が映し出されました

観客がざわつき始めます
今回のインタビューの、出版社側の意図にいち早く気付き記者の女性にヤジを飛ばす私のファン(と思しき)の方や、逆に私に怒声を飛ばす方、キマシとか叫びながら何故か塔を建ててる方がいたり

「ここに写っているのはCBAさんで間違いありませんか」

翠「えぇ、私です」

ざわつきはより一層大きくなります

「隣にいる少女...いえ、女性とのご関係について、お聞かせいただければと思います」

さて、来ましたよ正念場が...



どう答える?安価下

(翠「お返し?あ、ホワイトデー!わぁ嬉しいですっ!...な、なんだか照れますね...あれ?なんだか私毎年似たような事を言っているような...気のせいでしょうか...いえ、こっちの話です、ありがとうございます!」

『翠』「バレンタインのお返し?ふっふっふー、ならこっちもお返しがえしだッ!...なーんて、あれちょっと期待させちゃった?いやいや普通におかしいでしょお返しの直後にお返しし返すのは...あーじゃあ来年!来年のバレンタインは期待してて!特別良いやつにするから!ね?」)

翠「...写真に映っている彼女とは」

大事になるのは避けたい、となればここで知人だの友人だのと当たり障りのない返事をするのが模範的な解答でしょう
私に任せる、フォローと根回しはする、とは言われましたが、公開インタビューというリアルタイムで証人が多いこの場では、軽率な発言をしてしまった場合どこまで揉み消せるかわかりません
S.O.N.G.もこの時間ではノイズやアルカノイズとの戦いがめっきり減ってしまっているため権力が元の時間より弱ってしまっている可能性もあります
ですが...

翠「彼女とは、共に支え合ってきた仲間...といった関係です」

そんなことは、関係者の皆さんには申し訳ありませんが、私にとっては些細な事です
『翠』のことは、嘘でも「知人」や「友人」の一言で済ませたくない...そう私は思ってしまいました
だからこそ私は、誤解を招きそうだとかそんな事はかなぐり捨て本心をそのまま真っ直ぐぶつけます

「共に支え合ってきた仲間...ね」

記者の女性は、マイクに拾われない程度の小さな声で私の言葉を反芻すると
一瞬こちらに向けて、意味深な笑みを浮かべた...ような気がしました



コンマ下
01~25 結局プチ炎上
26~75 なんやかんや無事解決
76~98 ウェル(未来)「勝機を零すな!掴み取れ!」
ゾロ目 ???

「では、続けさせていただきます」

記者の女性の態度に思わず首を傾げていると、彼女は意に介さず仕切り直してきます
とはいえこちらで長引かせても意味はありませんし...

・・・

なんてことがあってから早数日
その後の顛末としては、何事もなく無事解決したと言っていいでしょう
何事もなく...不自然なくらいに何事もなく
例えばあの場にいた観客の方々が『S.O.N.G.が手を回すまでもなく』騒ぎ立てるような事を後日ネットに書き込んだりもしてませんし
私が...CBAが炎上することもありませんでした
まぁあのインタビュー自体は(流石に『翠』の顔は最低でもモザイク処理されていましたが)普通に記録に残りましたし後日配信された公開インタビューの様子やら記事の載った雑誌やらにもそのまま残っていましたが

翠「あの糞P...大した事にはならないってわかってて揶揄ったんですかね?」

それにしてはあの日の観客の方々の様子が気になりますが
うーん...8年後の世界の常識や感覚はどうにもわかりません

翠「気になるといえば、あの記者あれ以降見かけませんね」

特に力を入れて素性を調べたりしているわけではありませんが、少なくとも今のところ仕事の場ではご一緒していません
同じ出版社との仕事も無くはなかったんですが



コンマ下1
奇数 今日はオフ
偶数 今日もお仕事

安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合は何をするか、偶数の場合は仕事内容)
(特になければイベント判定)

翠「ま、そんなことより目の前の事に集中するべきです」

何せ今日もお仕事です
それもなんと歌やダンスではなく...ドラマ撮影!遂に女優デビューですよ!


いやまぁ、実際そんな仰々しいものではなく、ちょい役を頂けたという話ですが
売り出し中、あるいは売り出したい芸能人が宣伝の為に本編にさほど関係ない程度の、それでいて一瞬目立つか目立たないかくらいのシーンをやらせてもらうアレです
私とて芸能人の端くれ、まさかの演技の仕事だろうと臆せず、どんな端役だろうと本気で真剣に取り組む覚悟です...覚悟なのですが

ウェル(未来)「失礼します、調子は...あまりよろしくないですね」

翠「き、緊張するなっていうのは無茶ですよ...」

演技、演技ですか...ある意味転生してからずっと演技してるようなものですがそれはそれこれはこれです
慣れない事は緊張する、当然でしょう!?

ウェル(未来)「そんなに気負う事でもないでしょうに...」

翠「流石猫被ってた人は言うことが違いますね」

ウェル(未来)「そっくりそのままお返しします」

本当嫌な感じですこの糞P
ですがまぁ、こんな仕事を取ってこれた実力があるのも事実なんですよねぇ
だからといって素直に感謝の言葉を言うのは何となく憚られるので、また嫌味を言ってしまうのですけれど



どんな役?安価下

私がもらった役は「和菓子を作る料理人」
メインキャストのうちの何人かと言葉を交わすシーンの他に、役柄通り和菓子を作るシーンもあります
当然それは撮影の際はフリというか、元々用意された物に少し手を加えるだけですが...

翠「ですがある意味今回の役は助かりました、私とて和菓子作りは未経験ではありませんからね...作業風景において致命的なミスはしないはず」

勿論よく調べてから今日を迎えていますが、私には和菓子作りの経験がありしました
そう、ぼた餅です!

ウェル(未来)「そういえば一時期流行らせてたようですね...ちなみにそれは成功経験多目ですか?」

翠「ガチャの結果の集計はしない主義なんです」

ウェル(未来)「この役貰ってきたのは失敗だったかもしれませんね」

うるさいですね...



コンマ下1
奇数 何事もなく撮影終了
偶数 またまたアクシデント
ゾロ目 ???

どんなアクシデント?安価下2以降
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)

・・・

「すいませーん撮影一時中断しまーす」


用意された衣装に着替え、メイクもし、リハーサルでも共演者の方達に問題無いと言ってもらえる程度には演技に緊張を感じさせなく出来てきていた頃
スタッフのその言葉に、私は驚きと共に嫌な予感...というか、デジャヴを感じていました

翠「どういうことです?」

ウェル(未来)「どうやら機材トラブルのようですね」

糞Pがスタッフに聞いた話では、撮影に使う機材の一部が突然不調になってしまい代わりの機材を用意するまで撮影を再開出来ないとのこと

ウェル(未来)「珍しいことではないそうですよ」

確かに、プロの演者の皆さんは機材トラブルと聞いても特に気にした様子もありません
あるいは、元からこういうことが起きても問題ないように撮影時間には余裕を持たせているのかもしれませんが

ウェル(未来)「なので偶然でしょう」

翠「だと良い...いえ、進展がない今はむしろ偶数でない方がいいのでしょうか」

機材トラブル、と聞いて真っ先に思い浮かべたのは以前の公開インタビューの件です
あの時も突然機材の一部が不調になったんですよね...それに、インタビュー内容の変更でアドリブ力を試されたり

「ふむ...丁度いい...あーCBAさん、少し」

翠「?はい」

私呪われてるかも...なんて思っていると、今度は全く予期していないところから声をかけられました
相手は今回の撮影の監督さんです

「貴女のとこ、台本の台詞、アレ変更」

翠「!?」

「というか全部アドリブでお願い」

翠「!?!?!?」

「それじゃよろしく」

翠「えっあっ」

言うだけ言って他のスタッフさんの所へ行ってしまう監督さん
やっぱり私呪われてるのでは...?



コンマ下
奇数 無事代わりの機材到着
偶数 その日はどうにもならずに打ち上げ
ゾロ目 電波障害

代わりの機材は届くのにそう時間はかからず、撮影は再開されました
スタッフさん達は安堵したことでしょう
私は絶望していますが

翠「お、落ち着け私...」

出番は短いし、元々用意されていた台詞も重要なものではありません
何の伏線にもならない世間話や料理人役としての会話だけ...その内容をアドリブにしろと言われただけ
そう、ここで何を言ってもこの作品の本筋には何の影響も及ぼさない端役、そんな今の自分に感謝です

翠「それらしく、違和感なく...」

いざっ!


アドリブ演技力コンマ下
(2桁判定)
(低ければ低いほど無難(本来の台本とあまり変わらない)、高ければ高いほど面白い)
(ゾロ目の場合は伝説級)

結果は可もなく不可もなく
役柄にも沿っていて矛盾もないけれど無難寄り
元の台本に比べたら多少キャラは立ったが特別面白いシーンになったかといえばそういうわけではなく、少し記憶に残るモブ...という感じになりました

ウェル(未来)「よく目を凝らすと見える程度の爪痕は残りましたよ」

翠「やってみてわかりますけどやっぱりアドリブは無理です...」

とはいえ私のシーンの撮影も無事終了
もう早く帰って寝てしまいたいです...



コンマ下1
奇数 誰かしらと交流
偶数 特になし
ゾロ目 遂に...

誰と交流する?安価下2以降
(同じ時代メンバー、未来の時間の誰か、翠ちゃん(過去)の誰でも)
(未登場の未来の時間の誰かでも可)

・・・

『翠』「おつかれ~」

マリア「お疲れ様、翠」

精神的にクタクタになって本部に戻ると、『翠』とマリアさんが出迎えに来ていました

翠「ただいまです、誰か待ってるんですか?」

『翠』「そう、で、今来た」

マリア「貴女に少し用があるのよ、疲れている所申し訳ないけれど」

私に...?



何する?安価下
(特になければ後に判定)

『翠』「ここだとまぁなんだし、部屋に行こ」

ということで私達の自室に集まった私と『翠』とマリアさん
『翠』はわざわざ部屋の鍵を閉めてから、椅子に腰掛けます

翠「さて...他の皆さんには聞かれちゃ不味い事、ということですか?」

『翠』「聞かれちゃ不味い、とまではいかないけど...とにかく『私』達案件ではあるかな」

なるほど、私や『翠』で対処しなければいけない案件となると前世のことか、原作知識ありきのこと...あるいは、現在干渉し合ってしまっているゆゆゆや刀使ノ巫女の世界についてでしょうか

『翠』「まず、ネロさんのこと...そろそろ繋がりが本格的に危ないかも」

翠「というと?」

『翠』「元の時間の『私』達ですら、ここにいる3人以外ネロさんのことを忘れてる...認識出来なくなってる」

翠「!」

この時間の皆さんだけでなく、元の、私達と同じ時間から来た皆さんまで...!?
確かに神様の存在の不安定化の影響は、この時間に来た時から私達にも及んでいました
ですがそれは軽微なもの...私のように普段から念話を始めとしたより踏み込んだ繋がりの使い方をしているからこそ気付けるようなレベルだったはず

翠「この時間に留まり続け過ぎたせいで身体が...いえ、精神がこの時間に馴染んできてしまっているのか、それともこの時間のネロさんの存在がより希薄になっているのか...」

あるいは、両方か
そして『翠』はあえて言いませんでしたが、もしかしたら女神様のことも皆さんの中から消えてきてしまっているかもしれません

翠「...あれ?」

今『翠』、「ここにいる3人」って言いました?

翠「マリアさんは覚えているんですか?」

マリア「えぇ、どういうわけか...最初は調や切歌達がどうかしてしまったのだと思ったけれど、貴女達の話を聞く限り私の方が稀有みたいね?」

マリアさんは私達のように神様メンバーや幽霊メンバーと念話したりしていなかったはず、ですがこうして『神様の存在の不安定化』という現象に抗えている...どういうことなのでしょう

『翠』「不思議なのはそれだけじゃないよ...マリアさん、もう一つの方ももう一度説明してもらっていい?」

もう一つの方?

マリア「えぇ...実は少し前、あれはそう...過去の世界で、翠に連れられてとても大きな樹がある場所に行った時ね...あの時から頭の片隅にモヤがかかったような、何か忘れていることを思い出しかけそうな、そんな感覚が時折あるのよ」

翠「大きな樹...手甲を拾った樹ですか」

マリア「確かそんな事言っていたわね...えぇそう、それで翠、貴女...」

マリアさんは何度か、言おうとしている言葉が間違えていないか確かめるように頭を捻り


マリア「犬吠埼...という名前に、聞き覚えはある?」


そして出された台詞は予想を遥かに超えて

翠「私達案件...」

『翠』「でしょ?」



安価下
1 自然に思い出すのを待つ
2 勇者部について説明する
3 記憶共有を試してみる(手甲に変化して装着するアレ)

確かにこういったことは想像出来なかったことではありませんでした
現に私達のような『原作知識ありきの認識』や夏菜さん達のような『歴史改変に耐性のある記録媒体による再認識』のどちらにも該当しない響さんも、不完全とはいえ友奈ちゃんとの繋がりを復活させています
もっとも私はそれを響さんの『他者と手を繋ぐ』アームドギア故に起こり得た繋がりの再接続だと思っていました...否、思っていますが

マリア「その様子だと...いえ、『翠』に尋ねた時からわかっていたけれど、やはり何か知っているのね?」

しかしこれは難儀な問題です
マリアさんの言う犬吠埼というのは、十中八九勇者部の犬吠埼風ちゃんのことでしょう、以前樹海での戦いでマリアさんは風ちゃんの勇者ギアを纏っていましたし、マリアさんに渡された記念の花はオキザリスでしたし
ただ...ここで私が風ちゃんについてマリアさんに語ったところで、繋がりの復活に役立つとは思えません

翠「私は確かに、答えは知っています...でもこれは、時間がかかったとしてもマリアさん自身の力で辿り着くべきこと...辿り着かなければいけないことです、多分」

マリア「...つまり、これは単なる記憶の封印の類ではなく、試練のようなもの...と言いたいの?」

翠「そこまで仰々しくは...あぁいえ、私達からすれば、そうなるでしょうか」

言ってみればこれは、神様が施した細工をただの人間が破ろうとする行為
規模の大小はあれど、ある意味勇者達の戦いや、それこそ私達が今直面しているシェム・ハさんとの戦いと同じようなもの

翠「そこに扉があり、私は扉の向こうに何があるのかを知っています...けれど扉を見つけたマリアさんに必要なのは扉の向こうの様子を聞くことではなく、扉を開ける鍵を手に入れる事...みたいな」

マリア「私自身の力で思い出す、それが鍵になるということ...わかったわ、貴女が言うのならそれが最善なのでしょう?」

・・・

言いたいことや聞きたいことを...といっても私には答えを出せないことばかりでしたが...言い終え聞き終えたマリアさんは、私達の部屋を後にしました

翠「はぁ...」

私はというと、緊張してしまっていたのか思わず溜め息が出てしまいます

『翠』「試練ね...まぁ園子ちゃん達のところでもちょくちょくその単語出してるしわからなくもないけど...実際どうなの?何かを思い出せそう~みたいな展開って、誰かに答えを聞いたらその刺激で思い出す、みたいなこともあるよね」

翠「そうですね、まぁそれはそうなんですが」

私は一応本物の(というのが正しい表現かはわかりませんが、並行世界に確かに存在する)風ちゃんと面識があります
が、いざ説明しようとすればきっと原作知識に寄ってしまうでしょう
それに、元からマリアさんと風ちゃんが親しい仲なのであれば私の説明を聞いているうちに思い出す、なんてこともあったかもしれませんが
互いを知る時間すら与えられなかった中での共闘という今回の場合はその限りではありません

翠「マリアさんがそういう刺激で思い出せるほど風ちゃんと関わりがあったわけじゃありませんし、私にはAIさんのように本人の記憶をそのまま見せて思い出させることも出来ませんし」

『翠』「そっか、まぁ無難な手でもあるしね...ちなみに次似たような案件があった時は?」

翠「思い出し加減にもよりますけど、自力を促した方がいいでしょうね」


安価下
1 それはそれとして園子ちゃん達に相談
2 早速他にも思い出しかけてる人がいないか調査
3 その他(記述)
4 イベント判定
(翠「私、これから更に並行世界の私が増える予定があるんですよ...いえ嘘ですよ?嘘...嘘ですよね?増えませんよね?」

『翠』「今年の嘘はどんな嘘にしようかな...冗談で済むレベルってやっぱり難しいよね、あんまりバレバレ過ぎても面白くないし...」)

しかし、当然ながら今回の返答は私の独断です
もしかしたら園子ちゃん達がこっそりマリアさんの精神世界にいるであろう風ちゃんに働きかけていた...なんてことはないでしょうが
思い出しかけ始めたのが大きな樹に辿り着いた時、即ち私が園子ちゃん達との繋がりを取り戻した時...となれば、無関係と断定してしまうのは早計でしょう
或いは本当に無関係だったとしても、何らかの意見はもらえるかもしれません

翠「とりあえずこの事を園子ちゃん達に聞いてきます、今日はもう寝るだけですし」

『翠』「あーじゃあ『私』も行くよ、『私』達はもう寝るって翠...過去の方の翠に連絡しとくね」

翠「わかりました」

・・・

それから私達はシャワーを浴びたりパジャマに着替えたりと、俗に言う寝る準備を終えて
ベッドに横になり、樹海風の深層世界に意識を飛ばしました

園子「いらっしゃ~い」

若葉「話は聞いていた、風さんのことだろう?」



園子ちゃん達の意見安価下

undefined

園子「先に言ってしまうと、今回の事は私達も想定外なんよ」

着いて早々、本題に入った私達
返答はやはり園子ちゃん達が何かしたわけではない、ということ

『翠』「だよね~...ならどうしてマリアさんは思い出しかけてるんだろ」

園子「正確なところはわからない、でも推測するとしたら、以前と今とで違っている事を考えてみるんよ」

翠「というと」

園子「もしかしたら...過去や未来に飛んだ事も、関係しているかも」

確かに、思い出しかける前と後で一番大きな事は過去の世界へ飛ばされた事
その後もう一度時空震に巻き込まれた事でさらに強く思い出しかけてきているという可能性は大いにあります

千景「そもそもの話として、神樹様の記憶改変だか歴史改変だかが何かの要因で戻る事はあるのかしら」

若葉「樹海化がその例だろうが、アレは神樹様の意思で切り替わっている事か」

翠「私が知っている歴史では、散華した記憶は勇者から解放されるまで戻ってなかったと思いますが...いえ、でも確か」

園子「うん、わっしーが奉火祭の前に私達の記憶や記録から自分の存在を消してもらった時...私もゆーゆも自力で思い出すことが出来ていた」

ゆゆゆの2期、勇者の章
東郷ちゃんが神樹様に頼んで自身の痕跡を消してもらったことがありました
しかし勇者部メンバーはふとしたタイミングで現状に違和感を覚えたり、園子ちゃんが言ったように遂に園子ちゃんと友奈ちゃんは自力で神樹様の記憶改変を打ち破っています
もっともそれは勇者部同士の霊的な繋がり...所謂絆のようなものの力だったり、神樹様の寿命が僅かだったが為に改変が不完全だった可能性もありますが

園子「神樹様といえど改変は不可逆な程の強力なものは出来ない、何事もなければ保てるようなものだろうけど...ただでさえ対象は別の世界、それももうすでに切り離してしまっている...時空移動の負荷が神樹様が施した改変を綻ばせてしまった、そしてりんりんが私達と繋がりを取り戻した瞬間、近くにいたことで余波を受けて...というのは、そう的を外したものじゃないと思うんよ」

翠「外すどころかど真ん中かもしれませんね、実際それ以外で思い当たるものもありません」

実際他に要因があったとして、園子ちゃん達にわからないのであれば当てようがないというのもあります
欲を言えばマリアさん以外の皆さんにも思い出してもらえるような方法が思い付ければ良かったんですが



何か話す?安価下
(特になければ次の日に飛びます)

過去や未来に飛んだ事...それこそが神樹様が私と『翠』を除く装者の皆さんの精神に施した改変に綻びをもたらした原因
この推測が正しかったとして、ならもっと沢山の時間移動をすればいいのか、と言えばそんな簡単な話ではなく
いえ、ですがもしも時間移動が自由に出来るようになったなら...

千景「蒼井さん、良からぬことを考えている顔をしてるわよ」

翠「どんな顔ですか!?」

心なしか冷ややかな目を向けてくる千景ちゃん
それはそうと、せっかくこの樹海風の深層世界に来たのにまた一人で考え込むのは勿体ないですね

翠「話は変わりますが、元の時間に帰った後のことについての相談をしてもいいですか?」

園子「というと、神様との戦いについてかな~?」

園子ちゃんは想定していたのか、ズバリ当ててきます
私が相談したかったのはまさにそう、シェム・ハさんとの戦いについてです

翠「金ピカガングニールについての理解も深まりましたが、それは完全ではない...とすれば、やはり現状での最大火力、エクスドライブモードを切り札に入れた方がいいと思いますか?」



園子ちゃん達の反応安価下
(女神「重要な、そして大きな存在が失われ、しかしそれは永い時の果てに復活を果たしました...であるならば、私達もきっと」)

若葉「そうだな...元の世界に帰るまでに、金ピカのガングニールの再現が間に合わない可能性を考えると...あぁ、確かに、エクスドライブモードも切り札に入れた方がいいかもしれない」

私の相談、というか意見に、すぐに賛同してくれたのは若葉ちゃん
園子ちゃんや千景ちゃんも言葉にはしていませんが、否定的な意見は特になさそうです

千景「一度や二度の成功すら叶っていないパワーアップが土壇場で上手くいく...いくらドラマチックでも、そんな不確実な奇跡を戦略に組み込む訳にはいかないもの」

『翠』「まさにエクスドライブも同じ事を言われるような立ち位置なんだけどね...」

千景ちゃんが言ったのと同じような事を、原作の...GXの中で語られていたのを覚えています
無印、G、GXと毎度毎度更なる進化を遂げたエクスドライブモードが披露される為忘れそうになりますが、本来エクスドライブモードは奇跡の形態
金ピカガングニールが存在するはずの奇跡なら、エクスドライブは存在させ難い奇跡
勿論それは私達が今こうして生きている現実でも同じ事

翠「えぇ、ですから私達に必要なのは...『エクスドライブモードを奇跡以下にすること』です」

・・・

相当量のフォニックゲイン...原作無印なら装者候補とも呼べるリディアン生徒複数人の歌、Gなら全人類70億人分の歌、GXならそれに相応するキャロルちゃんの歌...が少なくとも必要となるエクスドライブ
それを私達はかつて、自分達の歌を増幅、反響させ、擬似的にフォニックゲインをかさ増しするというゴリ押し戦法によって、樹海風深層世界内という特殊空間ではありますが引き出したことがあります

しかしこの説明はあくまで推測であって実の所『装者の歌の増幅、反響でフォニックゲインをかさ増し出来る』ことを証明出来ているかといえばそういうわけではなく
例えば『適合係数によってはやや少なめのフォニックゲインでもエクスドライブが発動しやすくなる』という可能性や『マルチプルコンタクトであるが故に出来たバグ技』の可能性、はたまた『転生者特典』という身も蓋もない可能性も
この辺は他の装者の皆さんにも協力してもらって多くのデータ収集をしておくべきだったと、今となっては後の祭りです

『翠』「つまり?」

翠「データ収集出来る時間があるかはわからないので、せめて私達だけでもいつでもエクスドライブモードになれるよう前回のやり方を流用して練習しましょう、ということです」

園子「ゴリ押しはゴリ押しのままなんだね~」

大体フィーネさんですら(漫画ではシンフォギアは玩具扱いだった節があるのでそこまでの興味がなかったのかもしれませんが)エクスドライブモードについて知らなかったというのに、誰でも思いつきそうな簡単な方法があるとも思えません
私達のやり方も偶然が重なった結果という可能性は大いにあります
が、そんな可能性可能性と言っていても実際にやってみないことには始まりません

翠「というわけで、やりましょう」

『翠』「いつやるの?」

翠「今でしょ」

千景「古っ...」


エクスドライブモード成功率コンマ下
(00は100%扱い)

・・・

翠「はぁ...はぁ...」

『翠』「あ゛~...無理、休憩...」

ここは精神世界、つまり現実の方の身体にはノーダメだからと調子に乗って絶唱を連発しまくることで可能となった今回のエクスドライブモード練習
私達は『エクスドライブモードが発動しないままギアが解除したら失敗』というたった一つのルールだけを決め、ひたすら歌い続けました
そして今、同時に力尽き倒れ伏しています

園子「お疲れ様~...あんまりやり過ぎると精神も擦り減りそうな勢いで反動来てたように見えたけど大丈夫~?」

翠「大...丈夫...これ、は、まぁ...小学生園子ちゃんの、連続満開みたいなもんですし...」

園子「それはダメなやつだね~、何せ本人が言うんだから間違いないんだぜ~」

多分実際にこんなことを現実でやろうものなら目や耳どころか穴という穴から血が噴き出していたでしょう

千景「休みなくやるからよ...統計の結果、成功率はおおよそ26%...調子が良ければ4回に1回成功する計算になるわ」

若葉「そう言われると高いような気がしてくるが、つまり3割無いということか」



安価下
1 エクスドライブモード練習これにて終了
2 これから毎晩練習して慣らすんじゃーい!(今後翠ちゃん世界で寝る時間になった際にコンマ判定を挟む)
3 その他(記述)

エクスドライブモードが奇跡の形態であり、仮にエクスドライブ6人分に必要なフォニックゲインが70億人分だったとして、つまり私と『翠』、エクスドライブ2人分は大体2億3000人分
それを私達だけで賄える可能性が3割弱と聞けば、十二分に凄い結果でしょう
ですが!作戦に組み込むには心許なさ過ぎるというのも事実

翠「練習です...練習して、慣らして、成功率を上げるんです...」

100%とは言いません...せめて8割...いえ、7割は欲しい...

翠「これから毎晩、練習ですーっ!」

『翠』「お、お~...」

・・・

と、いうようなことがあって次の日

翠「今日は仕事もありませんし、前々から気になっていた蛇達やルシエドの様子を見に行こうと思います」

『翠』「お~」

ついでにこの時間の私の家の掃除やなんかも出来たらいいかもしれません、少なくとも3ヶ月...酷ければ数年は放置されてるでしょうしね


家の中の様子安価下
(蛇達、ルシエドの様子やその他何でも)

久しぶりの我が家...と言っても私にとっては転生してからの最初の数ヶ月、『翠』にとっては引っ越してからほぼほぼ自室に引きこもっていた記憶しかない家ですが

翠「この時間の私の話では、蛇達とルシエドは自宅警備...玄関に配置されている、という話でしたが」

『翠』「配置ねぇ...」

少しばかり変化した街並みを見つつも、道がわからなくなる~なんてこともなく
私達は目的地に無事辿り着きました


ピンポーン


一応インターホンは鳴らしてみますが、反応はありません

翠「入りますか...お邪魔しまーす」

『翠』「ただいまでよくない?」


ガチャッ


ドアを開けて中を見てみると...そこは無人の、意外と綺麗で掃除が行き届いている玄関が
何一つ不思議な事はない光景...あるとすればそれは、この時間の私から聞いていた蛇達やルシエドの姿が見えないことくらい...

翠「うひゃっ!?...今どこから出てきたんですか!?」

と思いきや、下駄箱の下やら物陰やらのパッと見え難い箇所から蛇達が飛び出してきます
私達以外の誰かがこの家を訪れた場合に見つからないよう元々隠れて待機していた、ということでしょう
とはいえ不意を突かれ驚いてしまいました

『翠』「あ、ルシエドも出てきた...いやルシエドは本当にどうやってその狭いところに隠れてたの...?」

翠「むしろルシエドは依代ありきなら一番場所を取りませんし...」

・・・

一悶着あったものの、それ以降は問題なく顔合わせは済みました
私達がこの時間の私達ではないことは気付いているようですが、快く迎え入れてくれています

翠「えっ!家の中の掃除もしてくれてたんですか!?」

それから留守番中の話を色々聞いていると、なんとこの家の掃除も蛇達とルシエドで時々やってくれているのだとか
確かに言われてみれば、綺麗になっているのは玄関だけではありません

翠「ありがたい限りですね...勝手な理由で留守番させてしまっているのに」

『翠』「だね、埃とか老朽化とか覚悟で見に来たところあったし」

ご飯に関しては本当にこの時間の私が用意していった保存の効くものを一食の量を決めて食べ続けていたようですが...後で何か新鮮なものでもあげましょう


安価下
1 家の中の探索
2 用事は済んだ!帰る!
3 その他(記述)

しかし、目的はもうこの数分で大体終わってしまいました
この時間の蛇達とルシエドの無事も確認出来て、家の中も綺麗にしてくれていた...と
もっとも、何故この時間の私がこの家をわざわざ蛇達とルシエドに留守番させているのか...あるいは他の皆さんと会わせない為かもしれませんが、それならばその理由は何なのか、その辺もわかっていないので
この家について調べる必要もあるかもしれません
それはそれとして

翠「自力で調べるより先に、色々聞けるなら聞きたいところです」


この時間の蛇達とルシエドとの会話内容安価下

・・・

翠「ネロさんの力は戻ってきている...ですか?」

蛇達とルシエドの話によれば、ネロさんの力に関してはこの時間の私と『翠』の頑張りによって、少しずつではありますが回復しつつあるとのことです

ルシエド(未来)《神と定義される存在の揺らぎは、逆に言えば完全でなければ定義が曖昧になる...》

ソリッド(未来)「主達はそう考え、結果は実った」

『翠』「案の定、哲学兵装案件だったわけか...いやそうじゃなかったらどうしようって思ったけども」

まぁこの世界においての神様の一柱であるネロさんはともかく、もっと上位の次元の神様の女神様ですら影響受けてますからね

ルシエド《現在、件の力はバビロニアの宝物庫内のノイズによって抑えられている》

そこでノイズとはまた、なんとも不穏な...



安価下
1 もう少し話す(内容記述)
2 家の中の探索
3 イベント判定

急を要するような話は今のところはそれくらいだったようで、会話は一度途切れました
とすれば次に行いたいのは家の中の探索ですが、蛇達もルシエドもあくまで玄関での待機を命じられている身、家の中とはいえあまり長時間連れ回すことは良いとは思えません

『翠』「というわけで、先に蛇達とルシエドにご飯...差し入れ?を作ったげようってことかな」

翠「えぇ、保存の効くものが悪いということではありませんが、流石に飽きるでしょうし」

家の中の掃除も定期的にしてくれている優秀なあの子達なら、もしかしたら普通にご飯もちょくちょく自炊している可能性もありますが...それはそれとして、です

翠「折角ですから、腕によりをかけて作りましょう!」

『翠』「おー!」


コンマ判定下
(00~99で高ければ高いほど上手に完成します)

完成した物はとりあえず見た目は問題ありません
いえ、むしろ良い方なのでは?

翠「ふっ、こちとら和菓子職人ですからね」

『翠』「和菓子職人役ね、あと今回の和菓子じゃないよ」

いざ!(蛇達とルシエドが)実食!

・・・

『54点』

反応に困るやつです...!

翠「普通...うん、まぁいいんじゃないですかね?普通」

蛇達もルシエドも残す様子はありませんし...うん...

『翠』「逆に考えよう、鶴乃ちゃんよりは上だと」

翠「まなかちゃんレベルはまだまだ遠いですね...」

少なくとも、ここで派手に失敗して蛇達とルシエドの体調が悪くなったりはしなかったのでセーフ!

翠「気を取り直して、家の中の探索でもしますか」



家の中の様子や気になる点等安価下

『翠』「実際どうなの?この時間の『私』達ってこの家に時々戻ってきてたりとかはするの?」

翠「聞けてませんねそういうのは...何もないのに蛇達とルシエドに留守番させるとは思えませんが」

どこで原作とズレてしまったのか
各々が寮や本部から支給された家で暮らしている原作と違い、私達の世界では私達を含め装者全員が本部である潜水艦の中で暮らしています
ある意味では住み込みで働いてることになるんでしょうか?

翠「とはいえ本部暮らしは現代での話、8年経ったこの時間では装者として戦うことも滅多に無いそうですし、そもそもこの時間の皆さんは本部暮らしじゃなくなってますし...私達もそうと考えるのが自然でしょう」

『翠』「言われてみれば...」

この時間に飛ばされた初日もこの時間の切歌さんと調さん、夏菜さんはそれぞれ自宅から出勤してきていました
勿論他の日に交代で出勤していた他の装者の皆さんも同じ
ならこの時間の私達も行方不明になる前まではこの家で暮らしていたはず...別荘の可能性とか考えると言い切れはしませんが

翠「それは置いておいて、とりあえず片っ端からそれっぽい物を探しますよ」

『翠』「大雑把だね...何に関するどんな物かも決まってない」

翠「見つけてから考えれば良いんですよ、本部の自室の時と同じです」

・・・

最初に探索するのはやはり自分の部屋ですよね
元の時間との違いを一番気付けますし

『翠』「まずは?」

翠「そうですね...」

見つけて有益になりそうな物といえば隠そうとする物
隠し物といえば...

翠「ベッドの下...とか?」

『翠』「...『自分』のベッドの下を漁る日が来るとは思わなかったよ」



コンマ下1
奇数 何か発見!
偶数 特になし
ゾロ目 ???

何があった?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)


どうする?安価下2以降
1 別の場所を探索(記述)
2 探索終了
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)

・・・

翠「う~ん...無いですね」

『翠』「何も無いね~」

スマホのライトで照らしながら隅々まで見てみましたが、ベッドの下には何もありませんでした
それと同時に気付く頻繁に掃除してても埃が溜まりそうなこんなところまで綺麗に保たれているという蛇達とルシエドの有能さ

『翠』「まぁ最初はこんなもんでしょ、次は?」

翠「そうですね...」

次はど直球に、蛇達とルシエドが待機させられている下駄箱を見てみましょうか


コンマ下1
奇数 何か発見!
偶数 特になし
ゾロ目 ???

何があった?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

どうする?安価下2以降
1 別の場所を探索(記述)
2 探索終了
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)

(翠「屋根より高い鯉のぼり...これを哲学兵装にすると、どんなに高い高層ビルの屋上よりも上に上がれる鯉のぼりが誕生するのか、ありとあらゆる建物の高さを自身より低くさせられる鯉のぼりが誕生するのか...気になりますね...え?なりません?そうですか...」

『翠』「今日は端午の節句、そしてここに柏で包んだぼた餅が...あれ!?ぼた餅!?柏餅を作っていたはずでは!?くっ...遠い並行世界から強い圧力を感じる...」)

・・・

翠「コレは...」

『翠』「ど直球が正解とはね...」

蛇達とルシエドに断りを入れて覗かせてもらった玄関の下駄箱
その奥、壁は二重に改造されていて、中からとある資料が出てきました

翠「『Gungnir Tipe Alchemic(仮)』...金ピカガングニールについてのものですね」

中身をパラパラと読み進めていると、どうやら本部の自室にあったものより更に詳しいところまで解明されているようです

『再現に必要とされる条件』

『前もって複数人の装者のフォニックゲインを当事者のギアスーツに集約させておく事』

『発現開始時から終了時まで当事者が極めて強い精神力を維持する事』

ここまでは同じ

『ラピス・フィロソフィカス(最高純度)のファウストローブ形成用外装エネルギー化及び制御技術』

『Tipe Alchemic(仮)化させる聖遺物を除く聖遺物(コンバートシステムにおいてラピス・フィロソフィカス(最高純度)による負荷を肩代わり、焼却させる触媒となる為、喪失が許される物とする)』

ここはエルフナインちゃんや糞Pに聞いたこと、それに園子ちゃん達に調べてもらったことからも推測出来ること
金ピカガングニールを完成させた世界線の響さんは恐らくはこの『Tipe Alchemic(仮)化させる聖遺物を除く聖遺物』という点においてダインスレイフの欠片が選ばれ、焼却させてしまったのでしょう
そして

『イシを束ねること』

最後の一つ、この条件は

『翠』「何このカタカナで書いてある『イシ』って」

翠「『イシ』は『意志』...いえ、『意思』だと思います...つまり魂だとか、精神だとか、思念だとか...」

ですが、私がその意味で書くなら今言った通りのことをそのまま書くと思います
なのにこういう書き方なのは

翠「当事者ではないが故に本来のそれが本人の精神なのかわからない、とか...?」

幽霊、霊体、霊魂、精神体というものの存在を確かなものと認識出来てしまっている今世の私のような者と違い、例えば『死者の声』『何者かの意思』というのはほとんどの人にとってはそれが本物なのか勘違いなのか思い込みなのかを判断することは難しいでしょう
原作なら、翼さんの後押しをする奏さんやマリアさんと共に歌ったセレナさん、キャロルちゃんに手を伸ばす響さんと姿を重ねたイザークさんが良い例でしょうか
原作で調さんの中にいたフィーネさんは本物であれ模した別物であれ、絶唱時のイガリマの『魂を両断する一撃』によって姿を消していた為『確かにそこに存在した』のは確かでしょうが



安価下
1 他の場所も探索する(記述)
2 もう少し資料を読む
3 探索は終わり(夜の場面まで飛びます)
4 その他(記述)

『翠』「読んじゃってから言うのもなんだけど、コレ『私』達が読んでもいいやつなのかな」

翠「あー...」

私達がここを探ることをこの時間の私達が想定したかどうかまでは、流石にわかりません
こうなることを見越していた可能性は大いにありますが、とはいえここに配置されている蛇達とルシエドに関しては私から聞かなければこの時間の私が答えたかどうかといえば...
とはいえダメなら予めこういう時に阻止するよう蛇達とルシエドに伝えておく気もします

翠「読んでしまったものは仕方ありません、とりあえず一旦戻しておくとして...じゃあ別のところも探してみますか」

・・・

翠「次どこ探します?」

『翠』「うーん...やっぱりほら、ウチの中で何かしらありそうなところといえば」

『翠』は人差し指でスッと下を差しました
それは床...ではなく更にその下、地下室を意味します

『翠』「仮に錬金術工房とか実験室とか必要になったらさ、あの部屋にするでしょ」

翠「ですね...」

一般家庭に似つかわしくない内装の、元々は『翠』の両親が使っていた地下室
蛇達と出会ったり、色々な聖遺物を見つけたのもそこでしたね

翠「今の状況に有益かはともかく、この時間の私達がこの家で暮らしていたとすれば何もないことは多分ないでしょう」


コンマ下1
ゾロ目以外 何か発見!
ゾロ目 特になし

何があった?安価下2以降
(コンマ下1がゾロ目以外の場合のみ採用)

どうする?安価下2以降
1 別の場所を探索(記述)
2 探索終了
3 イベント判定
(コンマ下1がゾロ目の場合のみ採用)

意外や意外、一番何かしらありそうな地下室には
特にこれといったものはなく

翠「というかこれ...8年前のまま弄ってないのでは」

記憶と照らし合わせると、手付かずと言って差し支えない酷く散らかった様子でした

『翠』「ここの部屋は使ってなかったか...まぁいざ見てみると、割れた培養槽とかなにゴミに出していいのかわかんないし?」

翠「粗大ゴミ...?」

・・・

蛇達とルシエドは変わらず待機するとのことで、私達はまた様子を観に来ますと声をかけ自宅を後にしました

翠「もしかしたら、逆だったのかもしれませんね」

『翠』「逆?」

翠「先にあからさまに何かありそうな地下室を調べ、何も無いと落胆し、明らかに蛇達とルシエドが守っている玄関に隠された物を見逃してしまう...とか」

もっともどこの誰があの家に侵入する可能性があるのか知りませんし
あるいはその対象に私達も入っていたのかもしれませんが

『翠』「翠ならそうする?」

翠「さぁ?8年も経っていれば考え方も別人でしょう...えぇ、別人でないと理由をロクに伝えずアイドルなんてさせませんよ...私は絶対あぁはならない...!」

『翠』「それをこの時間の翠も8年前に誓ったのかもね~」

・・・

そんなこんなで1日を終え
今現在就寝中、もとい樹海風深層世界でエクスドライブモードの練習です


エクスドライブモード成功率コンマ下
(00は100%扱い)
(前回を踏まえ最低値は26とし、26以下は前回と変化無しとします)

『翠』「きた!これきてる!きたでしょこれぜったいもうなんでもこいやー!」

翠「そうか...そういう事だったんですか...こんな簡単な事だったんですか...絶唱とは...エクスドライブとは...」


若葉「これ以上は2人とも限界だ、水でもかけてやろう」


バシャッ!!


冷たっ!?
はっ...今若干トリップしかけてました...

『翠』「あばっ!?何!?何が起きたの!?」

園子「熱中し過ぎなんよ~」

頭から水を被りびしょ濡れになった私達を見下ろす園子ちゃんと千景ちゃんの手には、空になったバケツが握られていました

千景「仮にも命を削りかねない行為をリセマラの要領でやるのは見てるこっちがヒヤヒヤしたわ...けれど、結果は上々のようね」

深層世界故にかけられた水もまた幻覚のようなものであり、私と『翠』は早々に身体も服も乾かしてしまいます
ギアは気付いたら解除されていました...解除した事に気付かないほど集中していた、ということでしょう

千景「最終的にはほぼほぼエクスドライブモードの起動に成功している...96%といったところね」

翠「9割超えですか!」

『翠』「やったね翠っ」

私も、そして恐らく『翠』も、二日目にしてもうある程度のコツのようなものを掴んだ実感がありました
それが数字にもきちんと現れているとわかり、テンションも上がります

園子「今日この確率になったから次も絶対、とは保障出来かねるけど...とりあえずお疲れ様~」

若葉「今日は練習もここまででいいだろう、ゆっくり精神を休めるといい」



安価下
1 何か話す(記述)
2 次の日に飛ぶ
3 イベント判定

いつ何時に元の時間に戻れるか、あるいは戻されるかわからない今、エクスドライブモードの成功率が2日目にして大きく上がったのは間違いなく良い傾向でしょう
無論だからといって、これなら確実にシェム・ハさんを倒せる!なんて慢心は出来ませんが

翠「第一、倒すにしてもまずは響さんから引き離さないといけませんし...」

響さんに融合しているのがタギツヒメだけであれば、以前にも自ら紫様から離れていったことがあるので可能性はある...と言えなくもなかったかもしれません
しかしシェム・ハさんは未知数です

千景「引き離す方法ねぇ...」

翠「何か良い方法ありませんか?」

私はこの場にいる面々に、そう相談してみます



引き離す方法安価下
(園子「どうにかこうにか神様を眠らせて、その後冷たい水が入った湯船に大胆に...」

『翠』「それは響さんというか、響さんと縁のある人が主役のだね...」

翠「球子ちゃんと可奈美ちゃん、芽吹ちゃんと雪花ちゃん、蓮華ちゃんと舞衣ちゃん、それにナスターシャ教授もですね」

千景「多いわね...」)

undefined

若葉「確か今、結城の助力もあって響さんはシェム・ハに勝ってはいるんだよな?」

園子「うん、ゆーゆは主導権を取り返した、とは言ってたはずだよ」

元の時間での響さんの状態は友奈ちゃんの話やフィーネさんの推測を元にまとめると、シェム・ハさんがタギツヒメの残滓のような荒魂によって不調になったところを友奈ちゃんと共に攻撃して身体の主導権を取り返した...のは良いものの膨大なエネルギー(神の力)を抑えきれず、身体の方は自己完結し『神の力』もまた行き場を失い、ガングニールがそれを引き受けた結果ウルトラウーマン的な巨人になってしまった...という感じです

若葉「シェム・ハよりも上に立てているならば、響さんが自力であの腕輪を外せる可能性もあるだろう...だが確実に引き離すのなら、響さんの意識があるうちに翠さん達で腕輪を破壊してしまうのが最善手ではないだろうか」

千景「赤嶺さんの当初の目的が、結局行き着くところということね」

『翠』「引き離す、もっと言えば腕輪の破壊が直接トドメに...っていうのは楽観視し過ぎ?」

翠「目覚めたシェム・ハさんが腕輪から離れられるのかは未知数ですからなんとも...ただただ封印のようなものが解けてしまう、ということはないでしょうが」

なったら神樹様が見通し甘かったことになりますしね

園子「弱点になりうる部分が明確なのはありがたいねぇ~」

千景「...となると問題は『近付いた瞬間に再び他の時空に飛ばされない為の対策』といったところかしら」

翠「元々はAnti_LiNKERを打ち込んでガングニールのギアを強制解除させれば巨人化も元に戻るはず、という話でしたよね」

その作戦を実行しようとしたところで、私達は過去の時間に飛ばされてしまったと

千景「他の時空に飛ばすのがただの偶然であれば次は飛ばされないことを祈るだけだけれど、仮に立花さんが無意識に何らかの能力を発動していた、なんてことがあったらまたやり直しになるわ」

『翠』「でも、巨人状態の響さんの意識を覚醒させても意思疎通が出来るか...最悪意識の方まで暴走して大怪獣ビッキーになるよ?」

つまり千景ちゃんが言いたいのは、元の時間に帰れたとしてそれ以降の時空移動を無効化出来る術を持っておくべき、ということでしょうか

翠「それはもう科学や聖遺物より、哲学兵装の部類でしょうかね...」



安価下
1 もう少し話す(記述)
2 次の日に飛ぶ
3 イベント判定
4 イベント判定(特殊)

・・・

結局結論は出ることなく、気がつくと朝になっていました
その場はお開きとなり、私と『翠』は樹海風の深層世界を後に...つまり、起床です

『翠』「寝た気はしないけどしっかり身体は休まってるの、やっぱ楽だね」

翠「ですね」

ふと隣...『翠』とは反対側の...に視点を移すと、過去の私がぐっすりと熟睡していました
突然の転生に加えさらに原作とはかなり違ってしまった未来に飛ばされたというのにすっかり安心して夜を越せるようになっているというのは、自画自賛してもいい長所かもしれません

『翠』「毎朝思うことだけどさ、このベッドに3人ってちょっと狭くない?」

翠「そりゃあ元々この部屋は1人部屋でベッドも1人用ですし」

まだ私と『翠』が別々になる前から使ってますからねこの部屋
そういえば8年経ってもベッドは変えてもらってないんですね...

翠「さて、今日は」



コンマ下
奇数 外せない用事あり(後にコンマ判定)
偶然 特に用事無し(この時間のエルフナインちゃんに会いに行きます)

***

コンマ下1
奇数 仕事
偶然 誰かと会う約束がある

安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合は仕事の内容、偶然の場合は誰と会う約束なのか)

今日はライブの日
CBAとしての知名度も(事務所が大きいからというのが理由のほとんどですが)それなりに出てきて、ライブも今回は少しばかり規模が大きめです

ウェル(未来)「30分後にリハが始まりますが、問題はありませんか?」

翠「大丈夫です...それよか、現場の方が心配ですけど」

これまでの仕事で何度か遭遇したアクシデント
勿論、普通はアクシデントなんて起こらない~なんて事を言うつもりはありませんし、どれも偶然なのでしょうが...アドリブ力を試されるような事は何度やっても慣れません

ウェル(未来)「今日は新曲お披露目も控えています、失敗出来ませんよ」

翠「わかってますよ」

それにしても本当、猫被るのだけは一丁前ですね...まるで普通のPですよ



コンマ下1
奇数 アクシデント発生
偶数 何事もなく本番
ゾロ目 ???

どんなアクシデント?安価下
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

私の心配は杞憂となり、リハーサルでは何のアクシデントも起こりませんでした
機材トラブルも、段取りの変更もなく、これ以上ないほどスムーズに

ウェル(未来)「何度か続いたとはいえ、今回は考え過ぎのようですねぇ」

翠「ま、そうですね」

それから何事もなく準備は進み、遂に

翠「衣装よし、マイクよし、流れもちゃんと頭の中に入ってます...すぅ...はぁ...」

本番の時です


コンマ下
ゾロ目以外 ライブ無事終了
ゾロ目 ハプニングは大体本番に起こりがち

・・・

翠「~♪」

気が付けば最後の歌も歌い終わっていて
つまりはそう、ライブが何事もなく無事に大成功のまま終えることが出来たということです

翠「ありがとうございました~っ!」

高揚感と名残惜しさを感じつつ舞台を降りた私は、息を吐き大きく伸びをして緊張を弱めました
完全に緊張を解かないのは、まぁもはや癖になってしまっているからですね
それでも、何が起きても対処出来ると言い切れない未熟さが残ってしまう身ではありますが

ウェル(未来)「お疲れ様です、今日もとても良かったですよ」

翠「ありがとうございます」

とはいえ今の私はかなり気分がいい方です、楽しかったのも本当
それこそ、タオルを渡してきた糞Pにお礼をスッと言えるくらいには

ウェル(未来)「貴女自身も楽しめたのであれば、言うこと無しですねぇ」

翠「楽しめましたよ、目一杯楽しんで仕事してます」

元の時間でも手を抜く事はしてませんでしたが、この時間での仕事...CBAとしての仕事はより一層悔いのないよう取り組んでいるつもりです
この時間の私がどんなつもりで私にアイドルをやらせているのかはわかりませんが、どうせ今更私の意思で辞められるわけでもありませんし
それに、いつまでCBAとしての活動が出来るのか...いつまでこの時間に留まることになるのかも、わかりませんから

翠「折角なら楽しくやらないと!」

ウェル(未来)「...それを聞いて、僕も安心しましたよ」

・・・

そんな全力ライブでヘロヘロになって本部に帰ってきた後、忘れないうちにと私はエルフナインちゃんのところへ向かいました
昨晩樹海風の深層世界で話していた『安全に確実に巨人響さんに近付く、もしくは意識を覚醒させて腕輪を破壊する方法』について、意見を聞く為です

エルフナイン(未来)「なるほど...ですがボクも8年前のことは思い出せませんし、記録も時空の歪みの影響か閲覧が出来なくなってしまっていますよ?」

翠「それでも、エルフナインちゃんならどうするかっていうのを聞きたいんです...具体的じゃなくても、例えばこういうのは避けた方がいいとか、絶対にこういう点は守った方がいいとか」

この時間にとっての過去の記憶や記録をそのまま流用出来ないのはもう諦めています
タイムパラドックスのサガ的なものでしょう...今こうしてこの時間のエルフナインちゃんと話していたり、この時間で金ピカガングニールについての『いつか知り得るはずの情報』を先に知ってしまっていたりと細々としたものはもはや手遅れですが
いえ、むしろ何故それらは可能なのにシェム・ハさんを倒す過程については頑なに知る事が出来ないんでしょう...むむむ...


エルフナインちゃん(未来)の意見安価下

翠「元の時間とこの時間との連続性がこの件に関してだけ不確定になっている?そこが特異点か、もしくは誰かがそうさせて...」

エルフナイン(未来)「あの、翠さん?」

翠「え、あ、ごめんなさいどうぞ」

質問しておいてつい別のことに思考を割いてしまっていました
この事に関しては今度また考えましょう

エルフナイン(未来)「こほん...そうですね、ボクも巨人状態のまま響さんを覚醒させるのは少し危険だと思います、そもそも『一定の範囲内に入った対象者を時空震で他時空に送る』といった行為が響さんの意思の有無に関係があるかどうかも...もし意識がはっきりしている状態で、目の前で意に反して皆さんを他時空に飛ばしてしまうことがあればそれこそ暴走しかねません」

翠「響さんなら暴走しそうですね...」

相手が過去にどんな事をやらかした人でも手を伸ばす寛容さを持ちつつも、自分のやらかしはとことん落ち込む...そんなイメージです
いやまぁ、それでも引き摺らず復活もするでしょうが、暴走に繋がってしまったら自力で復活する前に辺り一面壊滅してしまいます

エルフナイン(未来)「ですからなるべく現状維持...巨人状態で動きを止めているか、皆さんで対処可能な程度の動きのうちに何らかの方法で響さんを助け出すのが先決だと思います」

翠「何らかの...」

エルフナイン(未来)「翠さん達の時は皆さんで呼びかけ...でしたね」

翠「でしたね」

言われてみれば、神の力でほとんど何もわからなくなっていた時、色んな声が聞こえていたような気が

エルフナイン(未来)「とにかく...助け出した後の事ですが、例えば翠さんが言うように響さんであれば自力で腕輪を外せるのであれば自力で外してもらうとして...気絶しているのであれば無理に起こすのではなく、そのまま腕輪を破壊してしまうのが一番でしょう」

翠「ちなみにその方法は」

エルフナイン(未来)「神獣鏡の光です」

神獣鏡
聖遺物殺しと謳われたそれはもはや概念兵装と見紛うほどの、聖遺物ならば見境無しに消し去れるトンデモです
けれど、以前私と赤嶺ちゃんで封印の儀をしたシェム・ハの腕輪にマリアさんの『HORIZON†CANNON』と共に未来さんの『流星』を当てた際は、何度やっても消滅どころか傷一つ付きませんでした

エルフナイン(未来)「錬金術の応用です、神獣鏡の不浄を祓う力は錬金術における分解と非常に近い...厳密には異なりますが、聖遺物に対して哲学兵装にも匹敵しうるような、それでいて真実とは異なる概念が付与される事は確認されています...ですから、例えば『神獣鏡という『触媒』を用いて『神』を分解する』という工程を実際に行う事は難しいことではないと思います」

翠「神獣鏡には簡単な対象変更、腕輪にはそれそのものが『神』に直結しているという概念、そしてそれらを錬金術という道筋に当て嵌める...なるほど、出来る気がしてきました!」

やはり多角的な見方は必要不可欠ですね
私だけではきっとそもそも神獣鏡を作戦から外してしまったでしょう

エルフナイン(未来)「ただ、念のため刀使の皆さんや勇者の友奈さんは刀使の世界に待機してもらった方がいいかもしれません、何が起こるかはわかりませんから」

翠「ですね...戦力にばかり気を取られた結果、こんなにも大勢が巻き込まれてますからね...」



安価下
1 もう少し話す(記述)
2 他に何かする(記述)
3 もう寝る(樹海風深層世界)
4 イベント判定

この時間のエルフナインちゃんにした相談が一段落したところで、私はそのまま会議室に向かいました
今から行われるのは元の時間から来たメンバーを集めた作戦会議です
この時間に来てから、各々が気付いたことや共有したいことがあった場合にこうして会議をすることになっている...のですが、今まで特に進展もなかったので今回は久しぶりなような

翠「失礼しま~す」

マリア「翠も揃って...全員揃ったようね」

おっと、私が最後でしたか



会議内容安価下
(エルフナインちゃん(未来)との相談内容や、その他新情報も可(誰がいつどのように知り得た情報かもあればなお良し))

翼「それで、今回招集を呼びかけたのは翠だったか?」

薫(刀使)「てことはアレか、主役は遅れてってやつか」

翠「呼びかけてから真っ直ぐ来たんですが!?...あぁいえ、すみません...」

この時間のエルフナインちゃんと分かれてすぐに招集を呼び掛けてから寄り道もなく会議室に来たとはいえ、それよりも前に他の皆さんが揃っていたのは事実
呼びかけた張本人が待たせてしまうというのはあまりよろしくないことでしょう

『翠』「まぁ単に、ここにいるほとんどが暇は持て余してるけどこの世界への過干渉が怖くてあまり外出しなくなって、最終的にこの部屋に集まって駄弁ってることが多いってだけだけどね」

沙耶香「呼ばれる前からある程度揃っていた」

薫(刀使)「あー言っちった」

翠「ちょっと!?」

この部屋そんな元の時間メンバーにとっての公園や児童館...いえ、リビング?溜まり場?みたいなことになってたんですか!?というか私が遅いわけじゃないじゃないですか!

翠(過去)「ツッコミはいいから話進めません?」

翠「他人事だと思って...戻ってから数ヶ月後に痛い目見ますよ...」

過去の私の冷ややかな目に睨み返しつつ、私は気を取り直しこの時間のエルフナインちゃんとの相談した話を共有しました
肝心の帰還方法ではなく帰還した後の話ではありますが、帰還方法についてもこの時間と元の時間のS.O.N.G.の両方が頑張ってくれていますし、とすれば『いつ帰れるのかわからない』と考えるより『今すぐにでも帰れるかもしれない』と考えて先を見据えることは悪くないはずです

エレン「やっぱり私達は今度はお留守番デスか」

可奈美「力になれないのは悔しいよ~」

姫和「何も安全圏に留まるというだけじゃない、もしまた不測の事態が起きた時は私達の出番だ」

切歌「刀使達と友奈は第二の矢ってことデスね!」

調「切ちゃんそれ違う」

刀使メンバーと赤嶺ちゃんを刀使世界で待機させることは神様相手に戦力を削る事になってしまいますが、今回のことがあるので皆さん納得してくれたようでした

姫和「だが、もしシェム・ハの中からタギツヒメが出てくるようなことがあれば知らせてくれ、責任というわけではないが、御刀の方が相手出来るからな」

翠「わかりました」

タギツヒメはシェム・ハさんに取り込まれてしまっていますが、復活しないとも言い切れません
それにシェム・ハさんの相手だけでも精一杯なところにタギツヒメまで敵として出てきたら手に負えません
刀使メンバーが対処してくれるというのなら有難い限りです

友奈(赤嶺)「それなら私からも一つ...もしシェム・ハがまだ動けるような状態だったりしたら、神樹様の力を使うのは控えた方がいいかも」

翠「勇者ギアを?...わかりました」

友奈(赤嶺)「うん、相手が繋がりを辿れるのならどこまで行けてしまうのかわからないから...特に、翠さん達はそっちの世界の神の加護というか施しというか、そういうのが他の人以上に綺麗さっぱり剥がれて無防備だし」

後半言っている意味はよくわかりませんが、とにかく勇者ギアは控えた方が良さそうです



安価下
1 もう少し話す(記述)
2 もう寝る(樹海風深層世界)
3 ???

翼「他に今共有しておくべきことはあるか?」

他に...となると

翠「そうですね...念を押すようですが、この花弁は常に...出来れば入浴時や就寝時にも文字通り肌身離さず持っていてほしい、ということでしょうか」

私はポッケから山桜の花弁を取り出して見せます

舞衣「確か、持っているだけでノイズの攻撃を防げる...んだよね?」

姫和「正確にはノイズ、カルマノイズ、アルカノイズに対するバリアコーティングと同等の効果...だったか?」

翠「はい、炭素化や分解をされなくなるだけで当たると痛いので無敵というわけではありませんが」

そう、そこまでは話しています
ですが一応、それだけではないということも話しておくべきでしょう

翠「今から話すのは、あくまで状況といくつかの情報から成り立つ推測、妄想、こうだったらいいなという程度でしかないものではありますが...」

私は、この花弁が響さんが私達に必死に手を伸ばした結果であり、道標になるものであると話しました
元の時間のS.O.N.G.がこの時間との繋がりを確立させられた時、この花弁を道標として響さんが再び手を伸ばしてくれるかもしれない、あるいは逆に、この花弁達が私達に響さんの居場所を示してくれるかもしれない
先程までとは打って変わってそんなオカルティックで根拠のない話ではありますが、存外そういうもので...奇跡で何度も危機を脱しているのを知らない私達ではありません


他にも伝える?安価下
1 する(記述)
2 しない(解散)

各々で共有したい情報も共有し終わり、気が付けば良い時間に
今日の会議は終了、解散となりました

翠「ふあ~ぁ...」

『翠』「お疲れだね」

翠(過去)「今日ライブでしたもんね」

自室に着くなり気が抜けてしまい、思わず欠伸が出てしまいます
しかしまぁ今日くらいはいいでしょう

翠「ちょっと先に寝ますね~」

『翠』「あっ待っ...」

私は『翠』と過去の私にそう告げ、ベッドに倒れ込みそのまま眠気に身を任せました

・・・


園子「レッツエンジョイカガワラァァァイフッ!!!」


翠「へぁ!?」

はっ!私は確かに眠りについたはず...いつの間にこの深層世界に!?

若葉「案外こちらから引っ張ってこれるものだな」

園子「まぁまぁ、ここにいる間は疲れはともかく眠気は感じにくくなってると思うけどどう?」

翠「え?あ、確かに...」

言われてみれば、いつも以上に死ぬほど疲れていたはずなのにここでは眠くありません
まぁ身体は一応ちゃんと眠っているはずですしね

翠「あの、それで何で呼んだんですか?」

園子「ノリなんよ!」

翠「ノリ」

何でしょう今日の園子ちゃんテンション高い...



エクスドライブモード練習について安価下
1 引き続き続けたい(今まで通りのルールです)
2 今のままで十分(毎晩コツを忘れない程度にイメトレしたていで話が進みます)

(ちなみに現在成功率96%の為、次回以降戦場等でエクスドライブモードに挑戦した際のコンマ判定は01~96が成功、97~00が失敗となる予定です)

理由もなく呼ばれた私ですが、理由がなければ園子ちゃん達に会いたくないのか、と聞かれればそういうわけでもありませんし
装者と勇者とか、そういうのを抜きにして友人だと思っていますし
つまり何が言いたいかと言えば、このままあっさり帰ってしまうのも忍びないということです

園子「ところでりんりん」

翠「何ですか?」

いつもの如く樹海に似合わないティーテーブルを囲んで椅子に座る園子ちゃんと若葉ちゃんに相席した私は何か話すべきかと考えていると、その答えを出す前に園子ちゃんに声をかけられました

園子「りんりん達のエクスドライブモードの練習...昨日の時点でかなり形になってたけど、まだ続けるの?それとも感覚を忘れない程度にしておく?」

エクスドライブモードの練習...確か昨日は千景ちゃんがおおよそ9割越えだと太鼓判を押してくれていましたね

若葉「慢心は良くないが、無理をし過ぎるのも考えものだぞ?」

翠「えぇ...ですが、自分の体力やら何やらを余裕を持って温存出来るほど、私は今回の戦いを楽観視出来ません」

96%の成功率より、4%の失敗率が今の私には恐ろしい
『翠』もきっと同じ意見でしょう



安価下
1 早速今からチャレンジ!(翠ちゃん単体バージョン)
2 『翠』ちゃんが来るまで待つ
(単体バージョンを試す場合は成功率が2人揃っている場合とは別に成功率を測定することとなり、『翠』ちゃんが来るまで待つ場合は単体でのエクスドライブモードチャレンジは戦闘時に選択肢から外されます)

若葉「そうか...なら、『翠』さんが来るまで待つか?それとも念の為切り札を」

翠「いえ、いつでも『翠』と行動を共に出来るとは限りません...過去に飛ばされた時なんてまさにでしたし...なので、とりあえず一人でのもチャレンジしてみます!...あ、あと切り札は今は...勇者ギアは今回の戦いでの使用はなるべく避けた方がいいって赤嶺ちゃんが言ってたので」

ギアを纏い、私はエクスドライブモードのチャレンジを始めました


エクスドライブモード成功率(単体バージョン)コンマ下
(00は100%扱い)

・・・

翠「はぁ、はぁ...どう、ですか...」

(精神的な)体力の限界を迎えた私はギアが解除されると同時に仰向けに倒れ込み、離れたところで様子を見ていた園子ちゃん達にそう尋ねました

園子「今日のところは...72%だね~」

若葉「7割か、悪くない数字じゃないか?」

確かに、『翠』と2人でやった時の初日等に比べたら全然高い確率とは言えます
ただまぁそれも今や9割超えなので、それと比べるとまだまだですが

『翠』「お邪魔しま~す...あーやっぱりこっちに来てたんだ翠」

千景「それももう既にボロボロのようだけど?」

仰向けのまま声がした方に顔を向けると、合流してきたのは『翠』と千景ちゃん

『翠』「もー呼び止めたのに服も着替えずに寝ちゃうんだから...で、何で翠はこっちでも寝てるの?」

若葉「1人だけの時でもエクスドライブモードになれるように練習した結果だ」

『翠』「あー...じゃあ」



安価下1
1 『翠』ちゃんも単体バージョンチャレンジ
2 翠ちゃん復活まで待つ

エクスドライブモード成功率コンマ下2
(00は100%扱い)
(安価下1が1の場合は『翠』ちゃん単体バージョンの数値、2の場合は2人揃っている場合で96以下は96%から変化無しとします)

・・・

『翠』「限...界...」

そう言って私と同様倒れ込む『翠』
中々いい線行っていたのでは?

千景「おおよそ、81%ね」

園子「おーこっちも高確率!」

若葉「やはり2人ともコツを掴んだのが大きいな」

なっ...私より確率高いじゃないですか!
『翠』がチャレンジしている間に少しばかり体力を回復させていた私はうつ伏せになってズリズリと『翠』に這い寄り、軽く小突いてやりました

翠「ん~!ん~!」

『翠』「んー...んんー...」

疲労で反応するのも面倒なのか、軽く呻いて身を捩らせます
かくいう私も喉を使うのが億劫で声らしい声は出していませんが

千景「酷く女子力に欠けた光景ね...犬吠埼さんが見たら何て言うのかしら」

若葉「言ってやるな...だがやはり、2人揃った状態が最も安定するようだ」




回復するまで何か話す?安価下1
(特になければ無し)

エクスドライブモード成功率(2人揃っているバージョン)コンマ下2
(00は100%扱い)
(96以下は96%から変化無しとします)

やっと私も『翠』も話が出来る程度には回復しました
が、それでもエクスドライブモードチャレンジをもう一度やるにはまだ体力が足りていない...ので、寝転がるのをやめ、椅子に腰掛け園子ちゃん達と雑談タイムです

翠「まぁ雑談というか、またまた相談なのですが」

相談したいことといえば勿論『時空震による時空の歪みの影響を受けずに響さんを助ける方法』
Anti_LiNKERでギアを解除させるのもシェム・ハさんの腕輪を破壊するのも、もっと言えば近付くことさえも、時空震を起こされてしまえば不可能になってしまいます

若葉「基本的に私達が相対した敵というのも、直接叩けるものばかりだったからな...」

千景「そうね、近付けずとも遠距離攻撃は通るものばかり」

園子「触れられない、どころか近付けない、出来てもその瞬間別の時空に飛ばされる...2度目の時空震もそうだけど、飛ばされるメンバーは固定されている、ということは」

翠「時空震発現が故意かどうかは別として、飛ばす対象は響さんが選定してる...?」

確かに人払いはされていたとはいえ、巨人響さんに近付いた時はS.O.N.G.職員さん達を何名か乗せたヘリも近くに待機していました
そしてそのヘリや職員さん達は時空の歪みに巻き込まれていません
ギリギリ時空震の範囲外だったとか、高さ制限があったとか、そういう可能性もなくはありませんが

園子「もっと言うと、りんりん達の姿か行動を認識してから時空震を起こしていたかもしれない...ここは本当にそうだったらいいなっていうのを出ないけど」

『翠』「つまり?」

千景「不意打ち未満、コンマ1秒にも満たない一瞬なら次の時空震が起き始める前に触れる...触れている、なんてことは出来るかもしれない、ということかしら...オート操作も反射的行動も追い付けないバグのような...例えばこの時間で元の時間にいる立花さんに触れられているであろう場所に手を伸ばし、そのまま元の時間のその場所に飛ぶことが出来れば、戻った瞬間だけは触れられている...」

翠「レイヤーごとには別々だけど、重ねて一枚の画像にするとピッタリ繋がっている...みたいな?」

けれど例えそうだったとしても、そんな一瞬で自体を動かすことなんて

若葉「せめて無効化させられたらな...」

『翠』「そもそも時空震起こしてるのって神の力なの?神殺しで無効化出来ない?」

千景「立花さん自身が神殺しを纏っているのだから、神殺しで対抗しても...」



時空の歪みの影響を受けずに響さんを助ける方法安価下

(翠「調さん次回も楽しみにしてますね!」

調「えっ...うん?うん...ありがとう?」

『翠』「次は何作るのか決まってたりするの?ぼた餅とかどう、あとうどん」

調「えっと...さっきから何の話?」

女神「一応、ここはメタ時空ですよ」)

中々良い案は出ず、皆揃ってうーん...と頭を抱えてしまいます
そもそもとしてこういう超常的な、オカルティックな現象はわかっていることが少な過ぎますし、何が起きてもおかしくない、どういうことなら絶対に起きないのかがわからないので判断のしようがありません

『翠』「やっぱりさ、響さんがそれを起こせちゃうってのがダメなんでしょ?ならもう暴れそうなら体力を消耗させるか、呼びかける作戦はどうかな?」

意識がない上、オートで時空震を起こせる可能性がある状態の響さん相手に何やっても~と言う『翠』

翠「でも、暴れるのがただ暴れるだけならまだしも初手時空震もあり得ますよ?それに起こすべきじゃないってこっちのエルフナインちゃんも」

『翠』「だからって、何もしないままじゃやって大丈夫なことと大丈夫じゃないこともわからないし...この時間の『私』達が答えを教えてくれるならまだしも、そうじゃないんだから無い物ねだりの作戦練るより出来そうなことをやってみるしかないと思う」



安価下
1 もう少し考える
2 その作戦で今度他のメンバーに相談
3 ボーナス判定

『翠』の言い分もわかる...というか、『翠』は『私』なので意見は基本食い違いません
つまり、今『翠』が言っていることは私が思っていても口にしなかったことです

『翠』「なるべく失敗はしたくないけど、もしそれしか手がないならやるしかない、でしょ?...少なくともこの時間、言い換えると8年後には、響さんは助かってる...それって、今ある手札で挑戦して上手くいったってことじゃないかな」

翠「でもそれは、そういう可能性があるというだけの話です...私達の行き先がこの時間軸に近いソレになるかなんて」

『翠』「可能性可能性って言ってても何も始まらない、わかってるよね?この世界で可能性って言い出したら、その分岐には理由や理屈がわかる分岐だけじゃない『偶然』とか『奇跡』としか言い表せないような分岐も存在するんだよ」

翠「それは今はまだ解明出来てないだけで理由も理屈も確かに存在するはずです!」

『翠』「解明出来てない理由と理屈を『偶然』とか『奇跡』って呼ぶんだよ!」


千景「今はその自問自答が一番無駄だと私は思うのだけれど、貴女達はどう?」


千景ちゃんの一言に、私達は頭を一気に冷やされました
すぐヒートアップする癖は中々治りません

若葉「自問自答、と呼んでしまうのも...と思わなくもないが」

園子「自分自身を同一人物扱いするかどうかはその時の気分次第だから~、私とそのっちもそんな感じなんよ~」

千景「ともかく、例えばこれで元の時間の立花さんに『蒼井』さん達が独断で声掛けをして失敗したりすれば2人の責任になるでしょうけど、その場合の悪い点は『失敗したこと』よりも『独断で行ったこと』でしょうね」

それは暗に、どんな意見が出たにせよ仲間にも改めて相談しろ、ということでしょう
報・連・相はこまめに、です

園子「じゃあ話し合いは一旦終了、りんりん達の元気も戻ってきたところで、エクスドライブモードチャレンジ行ってみよ~!」

翠「...ですね...さっきはごめんなさい」

『翠』「こっちこそ、ごめん」

翠「...ふふっ」

『翠』「あはっ」

園子ちゃんの声に背中を押されるように、私と『翠』はそれぞれ軽く謝罪し合ってからギアを纏いました

・・・

ちなみにチャレンジの結果は昨日と変わらず
まぁ確率をキープ出来る程度には息の合った動きを出来たということでしょうか?
で、朝になりました


コンマ下
ゾロ目以外 特になし
ゾロ目 ???

同時に深層世界から戻った為、私と『翠』が目を覚ましたのも同時
ですが、状態を起こし視線を下げると大きく違っている箇所があります

翠「...とりあえずシャワー浴びて来ますね」

『翠』「うん、もうそのまま着替えちゃうといいよ」

昨日の私服のままの私に対し、きちんとパジャマに着替えていた『翠』はそう言って欠伸を零しました
今日着る分の服と、バスタオルと、一応端末と...そんな風に準備していて、ふとある事に気が付きます

翠「そういえば、まだ結構早い時間なのにもう起きてたんでしょうか、過去の私」

ベッドには既に過去の私の姿はありません

『翠』「あーいつも起きたらもういなかったりするかも、昨日の夜も今までも寝る時は大体一緒にかあっちが先に寝てることが多いけど」

翠「でしたっけ?」

『翠』「翠は仕事の時は全然早く起きるからそういう時は過去の翠より更にもっと早いんじゃない?」

そう言われればそうかもしれません
まぁ、特に何も言われてませんし、早起きは健康的ですし、気にする必要はないですかね

・・・

軽く朝食を取り、私達はエルフナインちゃんの部屋を訪ねました
昨晩深層世界で話していた事に関して相談する為です



コンマ下1
奇数 いる
偶数 いない

何かする?安価下2以降
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)

翠「いませんでしたね、エルフナインちゃん」

『翠』「出かける...というか誰かしらに遊びとかに連れ出される時はたまにあるけど、こんな朝早くからって中々ない気がするよね」

まぁ私達が知っているそれらの内容は元の時間の、つまりこの時間から8年前のものですから、この時間では珍しくないのかもしれませんが
しかしいきなり出鼻を挫かれた感はあります

『翠』「部屋戻る?」

翠「それ、二度寝して気付いたら昼か夕方になってるフラグですよ」

『翠』「実に健康的な生活じゃん」

すぐにやることも思い付かず、私達の足は自然と司令室に向かっていました
習慣というやつです

弦十郎(未来)「む、早いな2人共」

翠「おはようございます」

『翠』「はよーざいまーす」

早いとは言いますが、ししょーを始め職員さん達は既にガンガン働いていますからね
交代制のところもあるでしょうが

弦十郎(未来)「この時代にはもう慣れたか?」

翠「はい、それは」

言うほど技術は発展していませんし、とは口には出しません

弦十郎(未来)「そうか...あぁいや、本来なら慣れてしまう前に帰してやれるのが一番なのだろうがな、すまない」

翠「いえいえ...」

弦十郎(未来)「それで、何か用だったか?」

翠「用、があるわけでは無いんですが、起きれてしまって今からもう一度寝るのもどうなのかという話になりましてふらふらと」

ししょーはふむ、と顎に手を当て

弦十郎(未来)「なら少し、いいだろうか」

聞きたい事があるからと、私達はししょーに連れられ司令室を後にしました

翠「『翠』?さっきから静かですけどどうしました?」

『翠』「ん、いや...何でもない、ちょっとね」

・・・

やってきましたお馴染み会議室
椅子とテーブルがあり複数人で座って話せる場所と言えば大体ここが使われています

弦十郎(未来)「いつ、誰にだったかは忘れてしまったが...時間跳躍が関わる事件が起きた時、各時間軸での違いや干渉の有無が解決の鍵になると聞いた...ような気がしてな」

『翠』「それピンポイントで今回のことを指してるんじゃ」

ししょーは私達に元いた時間とこの時間、それに過去の時間で何か違っている点(8年経とうが変わりようの無いはずだと言えるものに限る)や、過去の時間に飛んだ際にどのような干渉をしたかを尋ねてきました
つまりは、元の時間とこの時間と過去の時間のいずれか同士、あるいは全てが連続した世界線だった場合のタイムパラドックスを危惧した質問ということになります
勿論私と違う経験をしている過去の私が存在していることでその連続性は無いと思いますが、時間軸の概念は完全な解明が出来ていないので様々な可能性を探るのは大切でしょう

『翠』「違ってるっていうのはわからないかな...過去の時間に飛んだときも、なるべく派手なことは起こさない様にしてたつもりだし」

翠「私も過去の時間に飛ばされた時は話がややこしくなるのは面倒...いえ、問題だと思ったので、ノイズを倒しても今回はその時間の翼さん達が来る前に逃げ切りましたよ」

そう言うとししょーは何故か困ったような呆れたような笑みを浮かべました

『翠』「いやいやそれより過去の自分に会いに行ってそのまま泊まり込むのはどう考えてもアウトでしょ」

翠「屋根があるところで眠りたかったんです」

良いんですよ過去の私には初手で念話繋げてしまう大失態やらかした後でしたし、そのおかげで世界線は分岐したらしいとわかりましたし

弦十郎(未来)「あー、つまり、過去の翠くんにこそ干渉してしまったが、他は過度な干渉はしなかったはずだ、と」

翠「そうですね、あの時間の二課にも接触していませんし...」

しかし何か忘れているような...
そう、今となっては懐かしい、とても貴重なものを見たような...


クリス(過去)『けど抵抗されても面倒なんだ、まとめてとっととぶちのめされてくれよなぁ!』


翠「あっ」

私の漏らした声に、『翠』とししょーは「やっぱり何かやらかしたのか」と言う目をしてこちらに向けてきました

翠「いやーははは...」

私は早々に観念し、ネフシュタンのクリスさんに襲われ戦闘になったことを話しました


ししょーの意見安価下

弦十郎(未来)「あー...うむ、なんだ、過去の世界での交戦を避け、逃げる選択を選んだのは誉めよう」

逃げ切れたからこそ今ここにいるとはいえ、過去の世界の人物に明確に認識され接触を図られてしまったというのは結構なやらかしです
それもネフシュタンのクリスさんということは、過去の世界のフィーネさんに目を付けられていた可能性大...まぁ付けられない訳ないですし
今回タイムパラドックス云々は問題なさそうなのが救いです
ししょーはその事を一旦置いておき、結果どうあれなるべく不干渉に徹しようとした事は評価してくれました

『翠』「そのクリスさんの件は向こうから来たやつであって避けようと思っても避けられなかっただろうしね...」

翠「過去の私が過去の世界に戻った時色々な人に色々と聞かれそうなのが心配と言えば心配です、どうも出来ませんが」

『翠』「翠と比べて難易度いきなり上がり過ぎでしょ...護身術とか教えとく?」

翠「ワンチャン今のうちにギアの強化とかしてあげておくのも手だと思うんですよ」

アルカノイズ用のバリアコーティングとかイグナイトモジュールとか、本人の頑張り次第になりますが心象変化ギアをいくつか試させるとか
流石に私のギアをあげてしまうのは無理ですが、ギアの作り方を練習させるのもいいかもしれません

弦十郎(未来)「今度は打って変わって明らかな過干渉だな...過去の翠くんに対しては今更なのは承知の上だが、あまりやり過ぎると過去の俺が過去の君の身柄を何処まで擁護出来るか分からんぞ?」

翠『翠』「「!?」」

S.O.N.G....じゃなくて二課に、保護してもらえなくなる可能性もあるんですか!?

翠「い、いやいや、ほらあの過去の私は多分もう二課に所属してますし...」

『翠』「仮にスパイ容疑とかかかっても...ね?フィーネさん、じゃなくて了子さんもセーフだったし?」

弦十郎(未来)「無論全力は尽くすだろうがな」


安価下
1 もう少し何か話す(記述)
2 エルフナインちゃん(未来)を探す
3 その他(記述)
4 イベント判定

過去の世界での事を話し終え、解散する流れになりました
ししょーは仕事に戻るでしょうし、私達は当初の目的の通りエルフナインちゃんを探そうということに

翠「ししょーはエルフナインちゃん...この時間のエルフナインちゃんが今どこにいるか知りませんか?」

弦十郎(未来)「いや、俺は何も聞いていないな...重要な案件か何かならエルフナインくんも連絡を入れているだろうが」

ふむ、S.O.N.G.のお仕事関連では無さそうですね

『翠』「見た目でついつい忘れちゃうけど中身ももう子供じゃないだろうしね」

翠「私達の時間でも子供というよりは知識が偏ってるって感じでしたし、それもこの8年で慣らされているのならまぁ完璧に見た目は子供頭脳は大人状態でしょうね」

なおS.O.N.G.では高校生は子供扱いなので某小学生探偵は見た目も中身も子供となります



どこに探しに行く?安価下
(エルフナインちゃんの部屋に行き手掛かりを探すのもアリです)
(誰かを訪ねて居場所を知らないか尋ねるのもアリです)

・・・

切歌(未来)「ははぁ、それでアタシ達の所に聞きに来たってことデスか」

エルフナインちゃんを探して次に訪れたのは切歌さんと調さんのところ
この時間の方です
この時間の切歌さんと調さんはエルフナインちゃんとそれなりに一緒にいる時間が多そうな気がしますし、きりしらさん2号のお世話的に

調(未来)「朝早くからお疲れ様、急用?」

翠「というわけでもないんですけど、出来るならなるべく早くが良いかなと思いまして」

『翠』「あと単純にこの時間のエルフナインちゃんがこんな早くから何やってるのか気になってるかな!ししょーも知らないってことは仕事じゃないんだろうし!」

それもあります
元の時間のエルフナインちゃんや原作のエルフナインちゃんを総合するとワーカホリック気味なイメージですが...



コンマ下1
奇数 知ってる
偶数 知らない
ゾロ目 そういえば...

2人からの情報安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

切歌(未来)「う~ん、アタシは知らんデスなぁ...調は?」

調(未来)「私も特に何も聞いてないね」

翠「そうですか...」

空振りでした
どうしましょう...他の人にも聞きに行きましょうか?

調(未来)「エルフナインの行きそうな所...エルフナインの趣味...」

切歌(未来)「...昔流しそうめんにハマってた事はあったデスね」

調(未来)「あーあったね、懐かしい」

『翠』「何故そこで流しそうめん!?」


コンマ下1
ゾロ目以外 特になし
ゾロ目 ???

安価下2以降
1 他の人の所へ(誰のところか記述)
2 その他(何をするか記述)
3 イベント判定

・・・

この時間の切歌さん調さんのところを後にした私達
次にこの時間のエルフナインちゃんの居場所に心当たりがありそうな人というと...

『翠』「...未来さん?」

翠「いやいやいやいくらなんでも未来さんだって今一応気落ちしてるはずですよ!」

『翠』「未来さんの名前出しただけでまだ何も言ってないんだなこれが」

翠「でもそういうニュアンスでしたよね?」

『翠』「まぁ」

2人揃ってため息が出てしまいます
本当、どうして私達の世界の未来さんはあんな風になってしまったのでしょう...

『翠』「でも翠の言う通り、気落ちは間違い無くしてるはず...というか未来さんだけじゃなく大体みんなそうでしょ」

翠「響さんがこの時間では無事助かっているというのもあって大分安心はしているでしょうけど、絶対この時間に続くとは限らないと理解している人も少なくないですからね...未来さんもそのうちの一人でしょうし、仮に絶対助かるという状況でも助かるまでは心配で仕方がないはずです」

えぇ、響さんと未来さんはそういう2人です
例え未来さんがあんな...あんなって言い方は失礼でしょうか...いえ失礼でもいいですかね...あんな感じになってしまっていても

『翠』「とりあえずちょっと聞きに行くだけだし!」

翠「ですね!」

・・・

そんなこんなで未来さん(私達と同じ時間から来てる方の未来さんです)の部屋の前

翠「...ほらノックしてくださいよ」

『翠』「...翠がしなよ」

翠「言い出しっぺは『翠』でしょう」

『翠』「最後は同意したじゃんほら!」

翠「ちょっ押さないでください!押さっ」


ガラッ


未来「どうかしたの?」

翠『翠』「「ひぇっ」」

未来「それは流石に失礼じゃないかな?」

未来さんは困った風に笑い、私達を部屋の中に招き入れました



コンマ下
奇数 知ってる
偶数 知らない
ゾロ目 むしろ居る

未来「なるほど、それでこの時間のエルフナインちゃんを探して調ちゃん達...大人の方の調ちゃん達を訪ねて、その次が私だったんだね」

翠「そういうことです」

警戒していましたが、いざ会ってしまえば未来さんの様子は普段とさほど変わらないように見えます
いえ、むしろそれはそれでよろしくないかもしれませんが

『翠』「それで早速だけど、未来さんは何か知ってる?」

未来「知ってるよ」

翠「やっぱり知らな...えっ知ってる!?」


バッ


未来「...どうして2人揃って私の部屋のクローゼットの方を見たのか聞いてもいい?」

翠「い、いえ何でも」

『翠』「ちょ、ちょっと最近家具鑑賞が趣味になっただけだよ」

いけません、エルフナインちゃんがこの時間でも変わらず小柄だからといって早合点が過ぎます
えぇ、ちょっとばかし未来さんの性癖もといジャンルがアレでもそういった一線は越え...越え...

未来「...それとも2人があの中に入りたいのかな?」

翠『翠』「「ヒェッ」」

未来「はぁ...」

そんな溜め息をつかれても!
仕方がないじゃないですか今の未来さんは不安定なはず、ということは常に最悪のパターンを踏まえなければいけないということなんですから!
響さんは未来さんの精神安定剤兼ストッパーなんですから!

『翠』「『私』達も未来さんの性癖知ってるだけじゃここまで警戒しないけど...『私』達も対象内ってわかっちゃってるから...」

未来「だからって流石に時と場合は選ぶよ!?」



この時間のエルフナインちゃんについて知っている事安価下
(何処に行く予定だったのかやその目的、誰と等何でも)

(翠「短冊に願い事...願い事...」

『翠』「アレしかないでしょ」

翠『翠』「「シンフォギアの更なる新作が制作されますように...」」)

荒ぶる未来さんには少し申し訳ないことをしました

未来「えっとそれで...あぁエルフナインちゃんのことだよね、確か翼さんとマリアさん...私達と同じ時間の方の2人と一緒に行動するって聞いたよ、この時間で私達がそれぞれ飛ばされてきた場所を調べるって」

翠「それは...座標、的なものでしょうか」

『翠』「それか何か残留した物が無いかとか、両方とか?」

翼さんとマリアさんというチョイスに疑問はありません
装者メンバーの中で年長者はその2人ですから

翠「しかしいざ分かってみると、これはわざわざ会いに追いかけずともエルフナインちゃんの帰りを待つのでもいいかもしれませんね」

『翠』「急ぎか急ぎじゃないかで言えば急ぎだけど、そこまで急ぎじゃない...みたいなことだしね」

相談内容は結局元の時間に戻れた後のことについてですし、いつ元の時間に戻れるのかが分からない以上...とはいえ翼さんマリアさんと居る所に突撃していって相談するほどの事でも...



安価下
1 でも行く
2 帰りを待つ
3 イベント判定

翠「えぇ、大人しく帰りを待ちましょう」

相談についてもそうですが、ししょー達が何も聞かされていなかったので少し心配していました
しかし蓋を開けてみればなんてことはありません
この時間のエルフナインちゃんはもうそんな過保護な事をしなくても問題ない常識人だったというだけ
一緒にいるのが翼さんとマリアさんというのならなおのことです

『翠』「さてじゃあ帰ってくるまで...」


コンマ下1
奇数 どこかでヤマツツジが花開く
偶数 まだその時ではない...

何する?安価下2
1 何かしらする(記述)
2 体を休める(エルフナインちゃん帰宅まで飛びます)
3 イベント判定

翠「...ん? 」

『翠』「今...気の所為?」

未来「2人ともどうかしたの?」

翠「いえ...」

今何か...何、と聞かれると困りますが、こう...空気が変わったというか、そんな気がしました
何かが見えたわけでも聞こえたわけでもないので、本当に一瞬何となく、空間に違和感を感じた...としか
とはいえ時空震の時のようにハッキリとしたものではありませんし、気の所為でしょう...『翠』も同時に何か感じた気がしたというのが少し引っかかりますが

未来「ふーん?」

・・・

エルフナインちゃんの事は彼女の帰りを待つということに決めた私達は、未来さんの部屋を後にしました

翠「どうしましょう、相談内容をもう少し詰めたりしましょうか?」

『翠』「そう思ってたわけじゃないけどエルフナインちゃんもいつでも暇ってわけじゃないしね」

今回のようにタイミングが合わないことは今後もあるでしょう
誰にでも相談出来る事ではない以上、もっと慎重に時間を使うべきかもしれません

『翠』「とはいえ結局色々考えた結果ではあるしね~...というか敵の情報が無さ過ぎるんだよ!タギツヒメみたいに知ってても明確な倒し方が公式で不明ってのも困るけど!」

翠「元々情報を持ってるっていうのが普通は少ない状況なんですけどね」

タギツヒメも刀使ノ巫女原作のような流れを期待していられるような状況ではなかった為ほぼほぼ原作知識を活用出来なかった感じはありました
苦肉の策で神獣鏡で弱らせたんでしたっけ...弱まったかどうかはちょっと何とも言えませんが

『翠』「...そういえばさ、シェム・八さんが調子悪そうになってたのってタギツヒメを取り込んだからなんだよね?」

翠「フィーネさんはそう推測してましたね、穢れを取り込んだからお腹を壊した的な解釈で」

『翠』「でもあの時のタギツヒメって神獣鏡で穢れ祓った状態だったんだよね?」

翠「...確かに」

言われてみればそうでした
いえまぁ、祓ったといってもタギツヒメの見た目がマイナーチェンジしたり少し弱まった?くらいでしたけど

翠「でも荒魂であることには変わりなかったですし...ねねちゃんとかも」

『翠』「ねねちゃんはほら性格が丸くなった~みたいな意味合いだけどさ、タギツヒメのは神獣鏡の光だよ?当たり所とかは別としても、哲学兵装並のトンデモ理論に手加減とかあると思う?」

ふむ...そう言われると
となるとあの時のタギツヒメって実際の所どういう状態だったんでしょう

『翠』「でさ、仮にあの時のタギツヒメに穢れ要素がほとんど無かったとしてだよ?自称じゃなく本物の神様なシェム・八さんが『具合が悪くなる』レベルの要素が他にあったってことになるよね?」

翠「タギツヒメの強い自我...なんてものではないでしょうし」

これは思った以上に気になることかもしれません
案外見落とした点はあるものです

翠「しかし問題なのは、こういう『そういえば』で出てくることが」

『翠』「8年間誰1人として思いつかなかった、なんて可能性はすこぶる低いこと、だよね?」

つまりはそう、ここの問題はもう答え(と言うか推測)が出ているだろうということ
そしてそれはエルフナインちゃんに尋ねるまでもなく、他の誰かに聞いても結果は変わらなそうということ

翠「...えーでも聞きに行きたくないです...正確には会いたくないです」

『翠』「もう何か徹底して嫌いだよね、そこまで行くと『私』以上に嫌いでしょ」

翠「ヤツがPになってからは一緒の時間が増えて余計に気が合わないのが分かりましたからね...」

アニメのキャラとして見てる分には笑えましたが、実際交流するとこう...
この時間の糞Pは若干まともそうになってますがそれはそれで気持ち悪いです

翠「とはいえ...エルフナインちゃんに余計な手間をかけさせない為...はぁ...」

・・・

ウェル(未来)「そこまで露骨な顔を毎回されるとそういうルールでも定めているのかと錯覚してしまいますよ」

翠「特殊演出、変更不可です」

仕方なく、非常に不本意ですが、私達は糞Pに話を聞きに来ました



コンマ下
奇数 影響はあったと思われる
偶数 定かではないし推測も立てられていない

ウェル(未来)「結論から言いましょう、タギツヒメが神獣鏡の光を浴びた...この事自体がシェム・八に影響を与えたか否か...僕達は少なからず与えていた、と考えています」

糞Pの返答にそれ程の驚きはありませんでした
だろうと思ったからこそ聞きに来たわけですし
影響があった、ということはつまり『タギツヒメに神獣鏡の光を当てていなかったらシェム・八さんは調子が悪くならなかった』というとこです

翠「じゃあこれで」

『翠』「待て待て...」

翠「えー...いいじゃないですか、影響はあったってことは分かったんですから」



安価下
1 もう少し聞く
2 他にも質問(安価下)
3 交流終了

仕方がありません
これも全てエルフナインちゃんに余計な手間を掛けさせない為です
私の深々とした溜め息を見て察したのか何なのか、糞Pは話を続けます

ウェル(未来)「そも『穢れ』というのは概念、概念に影響を与えるというのはつまり誰かしらの主観による基準が前提となる...ここまではわかりますね?」

翠「えぇ、聖遺物の特性は哲学兵装と非常に近しいもの、と解釈しています」

厳密には異なりますが

ウェル(未来)「それで十分でしょう、今議題に上がっているのは神獣鏡の光を受けたタギツヒメとは如何なる状態であったのか、シェム・八が如何なる影響を受けたのか...」

まず先に、タギツヒメについてです

『翠』「刀使がいる世界における荒魂はノロが結合した擬似生物、ノロは玉鋼生成時に取り除かれる負の神性を帯びた不純物の呼称」

翠「神様の名前を名乗っていますし神性も帯びていますが、とはいえ神様そのものかと言えば...」

ウェル(未来)「そんなものは置いておきなさい、名が体を表すのか体が名を表すのかは卵か鶏かの違いでしかありませんよ」

それよりも重要なのは、神獣鏡の光によって祓われたのがタギツヒメの『何』なのか、ということなのだと

ウェル(未来)「凶祓いは主に術式や呪いといった外部干渉を退けるものとされていますが、本質は『あるべきカタチ』を映すことに起因しています...では神獣鏡の光を受けたタギツヒメはどうなるのか、順当に行けば『あるべきカタチ』に変化する...ではその『あるべきカタチ』とは?」

翠「穢れが無い状態ですよね?...いえ、ノロは穢れが集まったようなもの、荒魂もタギツヒメも然り...しかしねねちゃんのような無害で友好な状態がそうとも」

『翠』「実際消滅したりはしてないんだから単純に穢れ0状態ってことではないんじゃない?」

ウェル(未来)「言ったはずですよ、誰かしらの主観による基準が前提と」

翠「...!」

その『誰かしら』とは誰のことなのか
神獣鏡の装者?それはそうでしょう
タギツヒメを知っている人?その人達による概念が干渉するのも十分考えられます
タギツヒメ本人?当然無いはずがありません

ウェル(未来)「誰かしら、というのは大概複数の意思が積み重なったもの、チリツモというやつですねぇ...タギツヒメの『あるべきカタチ』について、例えば1人が「人類に無害な状態」と言ったとしましょう、神獣鏡の光を受けたタギツヒメは本人の意識を改竄され、人類に無害な荒魂になるのかもしれません...しかし別の人間が「自我を持たない状態」と言えば、害の有無の判別が出来ないノロの塊にならなければいけない」

翠「タギツヒメ本人が「今も昔も変わらない」と信じれば、それが『あるべきカタチ』であるはず...それらが同時であったなら、矛盾は避けられません」

『翠』「タギツヒメは別に術式や呪いなんかの外部干渉であぁいう存在や性格になったわけでもない、でも『私』達や刀使達の理想は違う...タギツヒメの退治とか改心とかってもしかして神獣鏡の管轄外?」

ウェル(未来)「一概にそうとは言い切れませんが...結果としてタギツヒメ本人の理想とも貴女達の理想とも違う、どっち付かずの状態に留まったというのは確かですね」



安価下
1 もう少し話す(記述)
2 解散
3 その他(記述)
4 イベント判定

長々と話をしたとはいえ、結局は全て後から推測しただけのこと
この時間の私達やエルフナインちゃん、糞Pの想像妄想の寄せ集めでしかありません
ありません...が、そんな推測をしたタイミングは私達にとっては本来もう少し未来の話です
それをこの段階で先に知れたという事実は今後役に立つでしょう...きっと、多分、メイビー

翠「それはそれとして...」

『翠』「エルフナインちゃん達、いつ頃帰ってくるんだろうね~」

糞Pの話も終わった為、私達は部屋を後にし廊下をぶらついていました



コンマ下
奇数 園子ちゃん達から招集
偶数 特になし(エルフナインちゃん達帰還まで飛びます)
ゾロ目 ???

園子《2人とも集合ーっ!》

翠「ひぅっ!?」

『翠』「なになに!?」

突然の大声(と言っても念話ですが)に思わず怯んでしまいます
急な念話はよくありましたが、初手で園子ちゃんが大声、それもお巫山戯要素が全然ないものは珍しいですね

若葉《驚かせて済まない、だが出来れば急いでほしい》

千景《手が足りないのよ》

若葉ちゃんに千景ちゃんまで真剣な様子
しかし要領を得ません

翠《何が起きてるんです?》

若葉《詳しい事は後だ、簡潔に言うと》

園子《神樹様が私達を...というよりりんりん達を消そうとこっちの世界に敵を送り込んできてるんよ》

『翠』《いや本当何が起きてるの!?》

・・・

急いで樹海風深層世界に向かうと、空を埋め尽くすほどの星屑バーテックス達の姿が
園子ちゃん達の話から恐らくあの星屑も天の神の遣いではなくゆゆゆい時空のように神樹様が適当に作った星屑そっくりのアバター的なものなのでしょうが

翠「...打ち切り決まった漫画並の急展開ですね」

『翠』「言ってる場合じゃないよ!」



翠ちゃん達コンマ下1
星屑コンマ下2
(数値が大きい方が勝ち、ゾロ目の場合は数値が小さくても勝ちです)
(※打ち切りではありません)

***

84>20
翠ちゃん達の勝利!

***

『翠』「あ゛ー...死ぬかと思った...」

勇者ギアの私と『翠』、勇者服の園子ちゃんと若葉ちゃんと千景ちゃん
5人がかりで精神世界故の連続満開、連続切り札の無茶戦法でどうにか切り抜けました
おかげでヘトヘトも良いところです

翠「進化体が出てこなかっただけまだマシ...なんて生温いこと言えたようなものではありませんでしたが...」

『翠』「いやあれで進化体まで出されてたら本気で危なかったよ」

翠「それで...これは一体何事なんです?」

私はギアを解除し地面に座り込みながら、そう園子ちゃん達に尋ねました

園子「私達もまだ正確には把握出来てないんだけどね~」

若葉「だがわかることもあるのだろう?園子」

千景「私達もまだ聞けていなかったわね...まぁ、あんなことをするのは造反神か...あるとすれば中立神といったところでしょうけど」

園子「そこは...うん、とりあえずわかる範囲で事情を整理してみるんよ」

・・・

園子「まず神樹様がりんりん達に攻撃を仕掛けてきた...神樹様との繋がりがある2人を消そうとした理由は『自己防衛』」

翠「自己防衛?」

若葉「蒼井達が神樹様に危害を加えたというのか?」

園子「りんりん達が、じゃないはずだけど...りんりん達の世界からの干渉を受けたみたいなんよ」

『翠』「並行世界に存在する神樹様にこっちから誰かがアクセスしたってこと?」

もしそれが確かなら神樹様の存在を知っている人も限られますし、私達に白羽の矢が立つのもわからなくはないですが

翠「いえ、知っているからではなく...単に繋がりを断つ為でしょうか」

園子「うん、りんりん達以外は私達勇者の一部を込めた花を贈った段階で既に繋がりを断ってるからね、りんりん達は神樹様の干渉の影響を残さざるを得ない状態だから別だけど」

今の私の身体は手甲と神樹様の力で出来ていますし、その流れで『翠』は私と別々になっていますからね
それ以前にあの時は元々神樹様の方から私に干渉してゆゆゆ世界に呼んだわけですから、それもあるかもしれませんが

園子「とにかく、その干渉によって現在進行形で神樹様の力がりんりん達の世界へと流れてる...ううん、引き抜かれてる、かな?」

翠「神樹様の力が...?」

若葉「どういうことだ?」

千景「なるほど...要はハッキングを受けてエネルギーを盗まれていて、それを止めるために回線切りをしようとした、と」

園子ちゃんが『自己防衛』と表現した理由がわかりました



何か聞く?安価下
1 もう少し考察
2 その他(記述)
3 窮地は脱したのでとりあえず解散

『翠』「何となくは理解出来たけど...正直いい迷惑というか、神樹様身勝手過ぎない?」

翠「いやまぁ相手は神様ですし...」

むしろ対等に話そうとするなんて正式な巫女ですら~というような存在で、それこそ園子ちゃんくらい色々な意味で神樹様に近い人くらいしか、意見は言えないでしょう
それはそれとして『翠』の言い分も大いにわかりますが

『翠』「いやいやだって今回モロとばっちりじゃん...何処の誰とも知らない輩のせいで神様に消されかけるとかさ」

千景「そんなことより、どうして力の流出だかが起きたのか、よ」

若葉「仮に記憶を保持している翠さん達以外の誰かが神樹様や勇者のことを思い出したとしても私達の加護が解禁されるだけ、この世界と神樹様との繋がりが神樹様の意図しない形で再び結ばれることもないのだろう?」

園子「何事もなければ、ね...」

園子ちゃんの歯切れが明らかに悪くなります
もうその『何事』が起きたこと確定じゃないですか

園子「神樹様は神様だけど他の世界にまで万能なわけじゃないんよ、それは他の世界にも神樹様と同じように神様がいるから」

千景「管轄のような解釈でいいのかしら」

園子「うん、だから繋がりを作るには一度繋げる先の世界に寄せる必要があるの、ルールとか法則とか...勿論そうしないで無理矢理繋げることも出来るけど、その場合は繋がりはとても不安定になる」

若葉「それはつまり、以前神樹様は何かしら翠さん達の世界のルールなり法則なりに寄せたってことだよな?だが今回は逆にこちらの世界から何かをされているのだからそれは関係ないんじゃないか?」

園子「ううん、一度繋がりが生まれれば逆は容易なんだよ、『寄せたルールなり法則なり』は謂わば世界同士を繋げる為の鍵になる、2回目以降も利用出来るし、寄せられた側の世界からすればハードルは低いからね...と言っても、当然繋がりを作った存在に匹敵する存在が繋がりを復活させようとした場合に限って、だけど」

『翠』「えっと...?」

園子「寄せるっていうより、互いに譲歩するって言った方がいいかな?うーん...例えば『うどんが好きな人と話したい時、例え自分は蕎麦の方が好きだしそもそもお腹が空いてない状態でもうどんを奢る』みたいな」

翠「わかりそうだったのに一気にわからなくなりました」

わからなくなりましたが歌野ちゃんは難しそうってことだけはわかります

千景「逆は...『お腹が空いてない状態でも蕎麦を奢る』かしら」

園子「そうだね~、でもむしろ今回起きたことは『相手がお腹が空いてない状態でも蕎麦を食べさせる』かな」

翠『翠』「「えぇ...?」」



安価下
1 もう少し聞く
2 話題を変える(記述)
3 イベント判定
4 解散

実際はもっと複雑...というか、人類の現代の認識では把握しきれないような法則があるのであって、それを園子ちゃんがなるべく分かりやすいように噛み砕いて説明してくれているだけとのことですが
とはいえ今は全て理解する必要はありません

千景「結局どうして今回こうなったのかがまだ説明されてないわ、その『寄せたルールなり法則なり』とやらは何だったのか、それが聞きたいのよ」

千景ちゃんの言う通り、今知りたいのは以前私達の世界と勇者の世界とが繋がった時の『寄せたルールなり法則なり』とは何なのか
もっと言えば今回それはどのように再現され、再び世界同士が(神樹様越しに)繋がることになってしまったのか、です


園子「それはね...『7』だよ」



コンマ下
奇数 特になし(もう少し続く)
偶数 ???

翠「...セブン?」

若葉「セブン...?」

千景「セブン...?」

『翠』「セブン...?」

翠『翠』「「セブン!セブン!セブン!」」

園子「違うよ~」

茶番は置いておくとして

翠「『7』ってどういうことですか?」

もう少し具体的なことを言われると思っていたので、あまりに抽象的でよくわかりません...

園子「この世界...りんりん達の、シンフォギア装者がいる世界ね?それにあとは近しい世界もだけど...今はいいかな、とにかくこの世界において『7』という数はとても大きな意味を持つらしいんよ」

『翠』「オカルトっぽい...って、幽霊も聖遺物も錬金術も身近にあるとそうでもないかも?」

しかし確かに、字面だけでは宗教の演説のように聞こえてしまいます

園子「人類と神様...この世界だとルル・アメルとカストディアンかな...それぞれが対等になれる数少ないルール、法則が『7』という数...それに目を付けた神樹様が元々時空の歪みで勇者が装者に置き換わっていたのを利用して用意したのが『7人の装者』」

『翠』「7人?...友奈ちゃん、東郷さん、風ちゃん、樹ちゃん、夏凜ちゃん、園子ちゃん...足りなくない?西暦組の方?」

翠「いえ、あの時の勇者の世界は神世紀の方でした」

銀ちゃん...は流石に難しいですよね、青い鳥とか牛鬼というのも...

千景「だから、無理矢理に蒼井さんを呼び寄せた...正規の方法じゃないせいで多少のバグは生じたようだけど、結果として記憶を取り戻した蒼井さんはあの世界であの時7人目の装者だった、と」

翠「...私ですか!!!」

そうでしたそうでした、そういえば私自身をカウントするの忘れてました
もしかしたら本来はゆゆゆ世界に呼んですぐ装者として動いてほしかったのかもしれません
しかし記憶は改変の影響受けるわ、正規の勇者としての資格はない(あの時ゆゆゆ世界では勇者が装者に置き換わっているので私は神樹様の装者にはなれない)わで、期待外れもいいところだったのでは?
巫女としての役割を持たされていたのは苦肉の策だったのでしょうか

園子「まぁその辺は結果オーライ!りんりんはシンフォギアの世界の装者として復活!『装者7人』が揃うことで世界は繋がり、シンフォギアの世界の他の装者も呼べて無事カルマノイズを倒せた!」

なんとまぁ、地味に面倒な手順を踏んだものです
もっとも、その件のおかげで今は私と『翠』がそれぞれ別々の身体になりお互い好きに行動出来ているのですが

若葉「ふむ...以前の場合の話はわかった、それで、今回も原因は『7人の装者』なのか?」

千景「それはないでしょう、7人どころかもっと大勢なのだし...刀使は6人という前に無関係でしょうし」

園子「そうだね、今回適用されたのは『7人の装者』ではないだろうし、刀使も無関係と考えていいと思う...でも『7』という数は関係している筈だし、『7人の装者』というルール、法則に近しいものだと思う...そこまではまだ把握出来てないんよ...りんりん達は心当たり、ない?」


安価下
1 ある
2 ない

翠「...あります」

園子ちゃんは『7』という数に関係した何かであり、『7人の装者』ではないにしろそれに近しいものであると言いました
仮に『7の○○』としますが、それが完成したが故にゆゆゆ世界...神樹様との繋がりが復活し、とばっちりで私達が攻撃を受けたということです
逆に言えば、攻撃を受けたつい先程にその『7の○○』が完成したのであり、その前までは完成していなかったということではないでしょうか

神樹様からの攻撃を受ける少し前に何かの数が『7』になった

その何かとは



○○に入るワード安価下
1 装者
2 勇者
3 刀使
4 その他(記述)
(不正解が選択された場合でも『7の○○』についての考察はこの場では確定され、そのまま進行します(あくまで不正解のため後に苦戦の可能性あり))

『翠』「装者?」

翠「えぇ、つまり『7の装者』...まぁ『7人の装者』ですね」

私がそう言うと、若葉ちゃんと千景ちゃんは顔を見合わせ『翠』は呆れ顔になりました

『翠』「いやいや...今まさにソレだけは無いって話してたじゃん...数ある選択肢でソレだけは無いって」

若葉「そうだぞ翠さん、今回は『装者』ではない何かだろう、では何か、という話だ」

千景「さっきも言ったけれど、貴女達装者の総数は7を越えているのよ」

翠「えぇ、ですが考え方を変えてみるというのはどうでしょう」

私とて話を聞いていなかったわけではありません
当然考えあってのことです

園子「考え方...つまり、数え方...ううん、どれをカウントするか...ってことかな?」

他の3人と違い、私の出した答えを聞いてから顎に手を当て考え込んでいた園子ちゃんが、そう尋ねてきます

翠「そういうことです、そのまま数えれば...擬似装者である夏菜さんを除いても7人は越えてしまいます、なのでここで言う7人とは」



『7人の装者』の内訳安価下
1 翠ちゃん、『翠』ちゃん、翠ちゃん、『翠』ちゃん、翠ちゃん、『翠』ちゃん、翠ちゃん
2 『翠』ちゃん、『翠』ちゃん、『翠』ちゃん、『翠』ちゃん、『翠』ちゃん、『翠』ちゃん、『翠』ちゃん
3 翠ちゃん、未来さん、翼さん、クリスさん、マリアさん、切歌さん、調さん
4 『翠』ちゃん、未来さん、翼さん、クリスさん、マリアさん、切歌さん、調さん
5 響さん、未来さん、翼さん、クリスさん、マリアさん、切歌さん、調さん

翠「響さん、未来さん、翼さん、クリスさん、マリアさん、切歌さん、調さんです」

私は指を立てながら数えながら名前を言っていき、合計7人であることを強調します

『翠』「その7人って...えっ、原作メンバーそのままじゃん」

翠「えぇ、まぁフィーネさんが作ったギアを纏った7人という考え方もありますが」

ここだけの話、女神様が用意してくれたギアや私が作ったギア等の出自についてはS.O.N.G.内でもそれなりに重要な機密となっています
ただでさえ装者が貴重で、公にされてる装者全員が日本の組織に集められているというのは他国にとってはいつになっても面白くない事実
しかしシンフォギアが増やせれば数打ちゃ当たる戦法で他国でも適合者を探せるかもしれない...というか探せるでしょうしなんなら倫理に反した方法で増やされてしまうかも
と、いうわけで機密にもなりますし何ならフィーネさん...もとい了子さんが新しく製作していたと情報を偽装していたりもするらしいです

閑話休題

つまり、私と『翠』のギアがフィーネさんが作ったものではないということを知っているのはごく一部...ししょー達S.O.N.G.関係者や装者メンバー、それに民間人の協力者ということになっている夢姫ちゃん『凜音』ちゃんに板場さん達、あとはばっちり情報パヴァリア光明結社に流れてた関係でサンジェルマンさん達やヴァネッサさん達...こうして数えると意外と多いですね

千景「わざわざ製作者縛りをする理由は?」

翠「先史文明期の巫女のセレクトに何らかの秘密がある可能性を考慮して...なんて」

なくはないでしょう、事実私もさっき原作メンバーが7人(というかシンフォギアが7種類)ということに気付いた時に単なる偶然というには出来すぎでは?と思いましたし
ただ同時にフィーネさんがシンフォギアのことを「そのような玩具、為政者からコストを捻出するための福寿品にすぎぬ」と言っていたことも思い出し、やはり偶然かお遊び程度に仕込んだだけのことかもしれないと思い直しましたが

若葉「仮にそうだったとしたら今回の事は明らかに誰かの意思によるもの、それも候補はかなり絞れるということにならないか?」

千景「決めてしまうのは早計よ、そもそもその7人であるということも確定ではない...第一その7人というのは、元の時間の7人というなら立花さんが足りていないし、この時間の7人であればさっきと言わず最初から揃っていたはずよ」

翠「それは...」



コンマ下
奇数 特になし(もう少し話す)
偶数 強制終了

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園子「まぁまぁ、ここで話してもどこまで行っても推測にしかならないし、何より情報が少なすぎるんよ」

『翠』「結局そこだよね」

私が言い淀んでいると、園子ちゃんがフォローを入れてくれました
『翠』や千景ちゃんと違い園子ちゃんと若葉ちゃんは常に私の深層世界にいるのでここから離れても私が考えていることは大体聞かれてしまうのでしょうが...
私が原作メンバー7人を条件に当て嵌めた理由の大半が、客観的に見てあまりにも推測に推測を重ねたような、妄想に妄想を重ねたような、『例えば』が何度も何度も出てくるようなものであるということは
この場で話すには、ダメということはありませんがやや憚られてしまいます

千景「...はぁ...まぁ聞いたところで私は何も手を出せないし、良いのだけれど...それはそれとして、そういう意味合いじゃなく貴女もどうせ一人では限界があると知っているんだから、困る前に張っている意地を緩めなさいよ」

千景ちゃんは大きな溜め息と共に、それ以上の言及は避けてくれました

若葉「実体験か?」

千景「ハッ倒すわよ乃木さん」

園子「押し倒す!?ビュォ」

千景「その風はキャンセルさせてもらうわ」

メモ帳を取り上げられ見るからにショックを受ける園子ちゃん
あそこにメモされた内容はこの深層世界から外に出ることもないのでしょうが、それはそれとして趣味ということなんでしょうかね...もしや私が代わりに内容を外に発信させられる日が...それもやんわりキャンセルしましょう、その時が来たら

『翠』「とりあえず今回は一件落着?」

園子「それでもメモ帳の予備はまだまだ...え、あぁ、そうだね~...でも神樹様は今回は私達の訴えを聞き入れて攻撃を止めてくれたけど、それは一時しのぎに過ぎない、現に神樹様に対するハッキングは続いてるようだし...りんりん達のことを顧みずまた攻撃してこないとも限らないんよ」

翠「やはりそうですか...」

若葉「ならばどうする、我々がそのハッキングに関与していないのは我々が一番よく知っている、事態の収拾を待つか?」

千景「それとも、根本的な解決の為に積極的に動くか...」



安価下
1 仕事優先(今まで通り)
2 今回の事件の解決を目指す(解決する前に元の時間に戻れる場合はそこで中断か否かを決める可能性有り)
3 こんな危ない時代にいられるか!(元の時間に戻る方法をより本格的に探る)
4 他にやりたいことがある(記述)

翠「...いつ何が起こるかわからない、という不確定要素はなるべく減らしておきたいですし」

それにこの件に関して私達は何もしていませんが、どうも無関係というわけではないように思えますし

翠「私達も動きましょう、この件の解決のために」

達と勝手に言ってしまいましたが、園子ちゃん達も『翠』も気にした様子もなく頷いてくれました

園子「解決っていうと、具体的には犯人を突き止めて神樹様へのハッキングをやめさせるってことかな?」

翠「えぇ、それに目的も...また手を変え品を変え何かやらかして巻き込まれたくはないですから」

阻止するだけではアプローチを変えて来られてのいたちごっこにしかなりません
とはいえ、解決する前に元の時間に帰れるようであればそちらを優先するかもしれませんが

園子「今はどのくらい予想出来てるの?」

翠「わかる範囲の材料でならまぁやり方の方向性くらいまででしょうか...と言っても物的証拠も言質もほぼほぼ無い上、あくまで私の場合そうするだろうな、というだけのことなので推測と妄想が9割越えてますよ」

園子「思い込み過ぎは良くないけど、切り捨て過ぎも良くないんよ...大事なのはそのバランス、そして常に予想外なことまで予想しておくこと」

園子「思い込み過ぎは良くないけど、切り捨て過ぎも良くないんよ...大事なのはそのバランス、そして常に予想外なことまで予想しておくこと」

無茶を言いますねまったく...

『翠』「ところで話は変わるんだけどさ、シェム・ハのことも忘れないようにしないとだよね?」

翠園子「「それ話変わってない(です)ね」」

『翠』「おぉう!?」

翠「あぁいえ、何でも」

園子「そ、そうだね、そっちもまぁ倒し方の方針は決めてはいるとはいえ、そこで躓いたら終わりだもんね」



安価下
1 犯人候補を絞る
2 翠ちゃん達以外にも被害又は何らかの影響はなかったか調査
3 その他(記述)

・・・

深層世界から戻った私達が向かったのは指令室...ではなく、エルフナインちゃんの研究室
といっても用があるのはこの時間のエルフナインちゃんではなく、部屋にある固定のPCです

翠「聞けばこのS.O.N.G.で私達が元いた時間との連絡を取れる機器は3つ、指令室から操作するメインコンピュータとエルフナインちゃんのタブレット端末、そしてこの時代錯誤にドでかいPC一式」

『翠』「ドでかいって言っても画面が分厚いってだけでノーパソの1個前とかこういうのだったんじゃない?てかこんなの元の時間のエルフナインちゃん持ってたっけ」

翠「持ってなかった気がするのでこの8年で増えたんじゃないですかね」

まぁこの時間のエルフナインちゃんにはガワを古っぽくしただけで中身は最新技術と錬金術が融合した超ハイスペックPCであると少し前に自慢されましたが

『翠』「なんだろうね、どこぞのスーパーハカーとかにハマって真似しちゃったとかなのかな」

『翠』「そのうち電子レンジと電話でも合体しだしそうですね...っと、コレですかね」

これからしようとしているのは、元の時間のS.O.N.G.との通信です
指令室で、という手を取らなかったのは、別段こちらからは新たな解決策を用意出来たわけでもなんでもなく、それこそ現状維持にしかならないかもしれないから
普通にこうしてこの時間のS.O.N.G.に内緒で通信しようとしたことがバレたら多少は起こられるかもしれませんが、それでも神樹様やら勇者やらのことをふわっとさせて事情を説明するのは骨が折れるのです

翠「もしもし、翠...そっちの時間の方の翠です、聞こえますか?」



コンマ下1
奇数 通じる
偶数 通じない

元の時間で何か影響らしきものは出た?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

翠「...」

『翠』「...ねぇこれ繋がってる?」

翠「...繋がる...はずなんですけどね」

手順は合ってるはずです
私が元の世界との通信を試みるのは初めてなので、このやり方が絶対合ってる、とは言えませんが
そもそもこの時間のエルフナインちゃんはこの時間と私達にとっての元の時間との繋がりを確かなものとするため頻繁に通信でやり取りしていました
なのでタブレット端末では比較的少ない手順ですぐに繋げられるようになっています
このPCでのやり取りが特別少ない、ということもないでしょうから、そこは変わらないでしょうし...

『翠』「でも一向に繋がる気配ないけど」

翠「相手側が忙しいか、もしくは電波障害か...」

『翠』「じゃあ後で再トライする?」

翠「う~ん...通信制限ですかね」

なんて冗談交じりに話していますが、内心結構焦っています
普通の通信とは違うこの時間空間を越えた世界間通信がどの程度の安定性を持っているのかは知りませんけど、こういうものなんでしょうか...やはりエルフナインちゃんがいるときにやれば良かったでしょうか

『翠』「叩けば繋がったりするかな」

翠「壊れてませんし、後そういうのはマリアさんだけで十分です」

『翠』「あー叩きそう、でそのまま壊れたらキレて容赦なく捨てそう」

翠「オツムのプロセッサが何世代も前ですからね」



安価下
1 エルフナインちゃんの研究室でもう少し何かする(記述)
2 誰かのところを訪ねる(誰のところか記述)
3 移動する(何処に行くか記述)

繋がる様子のない通信を前にし、私は繋がらない原因があったりはしないかとヒントを求め他のファイルを覗いたりと試行錯誤していました
ちょっと本格的にバレたら不味そうなことになってきましたね...い、いえ、趣味趣向的な意味で触っちゃダメそうなものがあれば避けるつもりですし...どちらにしてもエルフナインちゃんには謝るつもりですが

『翠』「やり方ちゃんと聞いておけば良かったね」

元々部屋に置かれていた来客用の椅子に腰掛け、邪魔にならぬよう私の作業を後ろから眺めている『翠』

翠「こっちは任せっきりにしてましたからね...そもそも私は専門でも何でもない一装者ですし」

『翠』「ギアとかLiNKERとか作ったりした挙げ句錬金術師に片足突っ込んだ本体手甲系アイドル転生者が何か言ってる」

翠「そう聞くと属性盛り盛りですね」

特に後半わけわかんないですね
おかしいです...私は元々ただの転生者だったはず...

『翠』「ところで話は変わる?いや戻る?んだけどさぁ」

翠「何です~?」

そう聞き返しながらも手元と視線は止めません


『翠』「...シェム・ハが神樹様に影響を与えたって事はない?」


...前言撤回
私は『翠』の言葉に手元をピタリと止めてしまいました

翠「...そう思った根拠は?」

『翠』「否定はしないんだね」

翠「私は否定は出来ませんよ、そして肯定も、それが出来るのは真実を知る犯人だけです」

『翠』「まぁそれでいいよ、翠もこの可能性を考えてたってことは確認出来たし」

私はキーボードから手を離し、本格的に『翠』と話す姿勢を正します

翠「もう一度聞きましょう、『貴女』がそう思った根拠を」



安価下
(特になければ理由は何となく、からの擦り合わせが行われます)

『翠』「根拠なんて程のものじゃないよ、文字通りの額面通り、シェム・ハの影響が神世紀にも届いたと見たんだ」

目をじっと見詰めて聞いている私に負けじと『翠』もまた見詰め返してきました
私の反応を見ているようです

『翠』「細かい流れや原因なんかは同じかどうか知らない、でも翠も...多分園子ちゃんも、そう思ってるんじゃないの?」

翠「...そうですね、あくまでも」

『翠』「推測、予想、妄想だとか言うんでしょ?それでもいいから聞かせてって言ってるの」

翠「うっ...わかりましたよ」

ここぞとばかりにぐいぐい来ますね...

翠「私は今回の件、シェム・ハさんは無関係ではないと考えています...」

・・・

翠「そもそも、神樹様に干渉することだけなら神樹様に選ばれた勇者や巫女にも出来るでしょう、しかし強制的にハックし力を奪うことなんて並みの存在では不可能に近い、出来るとしたら神樹様と同じ土俵に立てる存在くらいだと思います」

『翠』「しかも、あくまでこの世界...シンフォギアの世界での誰かってことになるんだよね?」

翠「私達が巻き込まれている以上、そうでしょうね」

例えばゆゆゆ世界の誰かや他の世界の誰かがこのシンフォギアの世界にやってきてそこから神樹様にハッキングをした...とかなのならその限りではないでしょう
ですが、その可能性は今は頭の片隅に留めるのみにしておきます

翠「『翠』はそのシェム・ハさんはこの時間、つまり8年後の時間と元の時間、どちらだと思っていますか?」

『翠』「どちらって...そりゃ元の時間だよ、シェム・ハが依り代にしてる響さんの中に友奈ちゃんがいるからそこから辿って神樹様に行き着けるだろうし、つまりそういうことじゃないの?」

翠「えぇ、元の時間のシェム・ハさんは元タギツヒメの荒魂の消化不良で弱体化しています、もし手の届く所に『神の力』と言って差し支えのないエネルギーがあれば迷わず手を伸ばすでしょう」

実際そういったことの確認も含めて元の時間との通信をしたかったのですが


安価下
1 ならやはり元の時間に帰らないことには解決しないのでは?
2 8年後の時間のシェム・ハも、という可能性はあるの?
3 通信したいしエルフナインちゃん探しに行く?
4 その他(記述)

『翠』「逆にさ」

翠「はい?」

『翠』「どちらって聞くってことは、翠はこの時間の...つまり8年後のシェム・ハの可能性を考えてるってこと?そんなの有り得るのかな」

まぁ、当然聞かれますよね
しかしそれこそ、物証も無ければ状況証拠と呼ぶのも飛躍が過ぎるトンデモ推理になるわけですが

翠「私はどちらも、という可能性も無くは無いかもしれない、とは」

私がそう言うと、『翠』は聞いておきながら驚愕の表情を浮かべました

『翠』「いやいや...確かにね?確かにこの時間のシェム・ハの状況は知らないよ?知らないけど...そもそも、この時間だとまさに今、神様の存在自体が無くなってるんでしょ!?」

正確には不安定になっている、ですけどね
しかし本来シンフォギア世界とは別の世界の存在であるはずの女神様ですら影響を受けているのなら、もしもシェム・ハさんが同じ状況になったならそれ以上の影響を受けるだろう事は想像に難くありません

『翠』「だったら無理だよ、だから『私』は元の時間のシェム・ハだと思ったんだもん...」

翠「...なら、第3者なら?それこそ私達が巡り巡って封印を解いてしまった時のように」

『翠』「それって...この時間の誰かがわざわざシェム・ハに神樹様の力が流れるように誘導してるって言いたいの?」

翠「そうだとしたら、説明が付くとは思いません?」

もっともこれはこの時間のシェム・ハさんが犯人の1人(1柱?)だとしたら、という前提ありきですが


どうする?安価下
(特になければ夜に飛びます)

『翠』「わからないけどわかった、というかそっちの解釈はもう必要になったらまた聞くよ」

翠「えぇ...」

『翠』「いやだって、確かに神樹様からのとばっちりは嫌だけど、元の時間のシェム・ハならともかくこの時間のシェム・ハのは知らないし...そんなの頼まれでもしない限りは関わらない方が良さそうだし...」

考えるのやーめた、と言わんばかりの態度
どうやらこういう根も葉もない考察合戦はお気に召さなかったようです

『翠』「元の時間のシェム・ハが関係してるんじゃないかってのはさ、元の時間に戻ってシェム・ハを倒せば同時に今回の件も片付くんじゃないかってことだったの、でもそうじゃないならそこまでやる気出せないよ...」

翠「とんでもない本音を言いましたね」

『翠』「皆と違って無償の正義の味方じゃないもん、別の時間軸のことまで考えてられない」

翠「さいですか」

結局私達の意見としては、今回の件は完全スルーとまでは行かずとも後回し
やはり最優先は元の時間に戻ること、となりました
もっとも今の元の時間との通信が繋がらない状況が私の設定ミスではなく、何らかの要因で引き起こされたものだとしたら

翠「元の時間のS.O.N.G.からのアプローチは期待出来なくなってるかもしれない...振り出し、でしょうか」

『翠』「えっそれは困るんだけど!?」

翠「まぁそうじゃないことを祈りましょう、ちなみに私はお手上げです」


何かする?安価下
(特になければイベント判定)

・・・


翠「エクスドライブモードチャレンジをしたいと思います、参加したい方は挙手してください」



クリス「...少しは順を追う努力してくれねえか?」

相変わらず繋がる気配のない通信を諦めエルフナインちゃんの部屋を後にした私と『翠』でしたが、今いるのはこの時間のししょーに許可をもらって使わせてもらっている会議室
集まってもらったのは翼さんとマリアさん以外の元の時間の装者の皆さんです
外出中の翼さんとマリアさんは端末から電話を掛けましたが出てもらえなかったのでとりあえずメッセージを入れてあります

切歌「エクスドライブって、あのエクスドライブデスか?」

未来「羽が生える形態だよね?」

調「シンフォギアの決戦機能」

経験者ばかりですから当然認識の齟齬は生まれません

翠「つまりどういうことかと言うと」

『翠』「奇跡扱いされてるが故に作戦に組み込めないエクスドライブモードを確実に運用出来るようにして」

翠「奇跡以下の現状最強戦力にしてしまおう、ということです」

会議室の所謂司会が座る席
そこに並んで座る私と『翠』がそうわかりやすく簡潔に説明しますが、皆さんの反応はあまり芳しくありません

クリス「そりゃ名前聞いた時から察してたけどよ、アタシが聞きたいのは急にどうしたっつぅ話だ」

翠「急ではありません、元々いつかやらなければと思っていたことです」

嘘です思いっきり急です
私と『翠』は樹海風深層世界で何度かやっていましたが、その頃は少なくとも私達はエクスドライブモードを無理矢理発動させられた実績があったからという身も蓋もない理由でやってました
他の皆さんが同じ要領で出来るかどうかわからない上、条件探しをするのにも時間がかかるという理由で中々切り出せずにいました
ですが、今は状況が違っています

『翠』《もし『私』達の予想通り、元の時間のシェム・ハに神樹様の力が流れていたら》

翠《エクスドライブモードの装者が何人いても安心出来ません》

つまり、この時間のシェム・ハが関係してるかどうかとか以前に、元の時間のシェム・ハさんの強化次第によっては勝てるかどころか生き残れるかどうかという話になるわけです

切歌「せんせー質問いいデスかっ!」

翠「どうぞ」

切歌「この時代のアタシ達はそれ出来るようになってるんデスか?なってないならいらなくないデス?」

『翠』「どうしよう翠、切歌さんが珍しく良いところを突いてきてる」

切歌「珍しくないデスっ!」

その質問は予想してました
まさか切歌さんが聞いてくるとは予想していませんでしたが

翠「この時間のS.O.N.G.の皆さんは何故かシェム・ハさんとの決戦の記憶も記録も曖昧なのだそうです、その理由はわかりませんが、もしその曖昧になっている部分で『エクスドライブモードは運用出来るようになっていたが出来なくなった』という事実が紛れていないとも限らないかもしれない可能性を考慮した結果の結論です」

クリス「眠てえ言い方だな!?」

『翠』「まぁ神様相手なんだから舐めプはダメってことだよ」

仕方がないんです
「この時間から見て過去にあたるシェム・ハより私達の元の時間のシェム・ハの方が強化されるような分岐が生まれているかもしれない」というのは神樹様云々を話せない為言えないんです

調「私も質問」

翠「どうぞ」

調「エクスドライブをいつでも使えるようにするのには賛成、でもこの場にマリアも響さんもいないけどどうするの?」

クリス「マリア出かけてんのか、バカは...この時代のバカに手伝わせても本番手伝わせられないなら意味ないよな」

未来「翠ちゃん達がガングニールとアガートラームをやるの?」



安価下
1 翠ちゃんと『翠』ちゃんでガングニール、アガートラームをやる
2 理想としては単身でエクスドライブモードをやれてほしい!という無茶振り
3 その他(記述)

翠「はい、私がイミテーターでガングニールを」

『翠』「そして『私』がイミテーターでアガートラームをやるよ」

私達の返答に調さんはわかったと一言返し、挙げていた手を下げました
本来であれば私と『翠』のように単身でも...というのが理想ですが、私達以外でそれが可能かどうかはわかりません
というか、多分難しいというか可能でもかなり条件が難しくなると思います
それに皆さんとエクスドライブモードチャレンジするとなると場所は樹海風深層世界ではなく現実世界です
色々試していたら身体が保ちませんし、確実性の高いやり方で攻めていくべきでしょう

翠「ただ、このやり方だと本番はなるべく私達2人か...少なくともどちらか1人とマリアさんの参加が必須になるでしょう、私と『翠』とマリアさんの3人だけはなるべく離されないよう皆さんにフォローをお願いすることになるかもしれません」

切歌「わかったデスよ!」

未来「うんうん、予め頼ってくれて嬉しいよ」

千景ちゃんにも釘を刺されたばかりですしね

『翠』「まるで予め頼るのが珍しいかのような言い方されてて笑う」

クリス「その通りだからなお前らは」

・・・

では早速、エクスドライブモードチャレンジを...

夏菜「あの~」

翠「夏菜さん?」

夏菜「擬似装者の私って何してたらいい?見学?」



安価下
1 擬似だろうとエクスドライブするんだよ!
2 見学
3 おつかい
4 その他(記述)

翠「ふっふっふ...いいえ参加です」

『翠』「お前もやるんだよ!ってやつだね」

夏菜「マジですか...」

夏菜さんが不安になるのもわかります
私達装者もエクスドライブモードチャレンジの失敗は絶唱後のようなダメージを受ける危険性がありますが、夏菜さんの場合は単なる怪我ではなくボディの機械部分の故障に繋がる可能性がありますから
ですが

翠「その辺の強度も含めて様子見です、無理をさせるつもりはありませんよ」

『翠』「それに『私』は知ってるよ?こっちの時間に来てからちょくちょくこっそり強化改造してるでしょ、この時間の夏菜に手伝ってもらって未来の技術で」

翠「えっそうなんですか!?」

確かに8年もあれば強化案も浮かぶでしょうが...未来に生きる自分に施された改造を今の自分(この時間の夏菜さんにとっては過去の自分)に施すのはズル...もとい、反則では?タイムパラドックス云々はまぁ経験則から大丈夫だと思いますが

夏菜「バレてましたか...でも翠さん達も過去の自分に色々教えたりしてますよね?なら同じですよ同じ」

翠「まぁ...それでいいならいいですけども」

言われてみれば、過去の私に色々言ってますね...この時間の私から私に対してはほとんど秘密にされてしまっていますが

切歌「とにかくやってみるデス!」

・・・

ところ変わってシミュレーションルーム
今回のチャレンジについて、この時間のししょーに許可は貰っています
あまりにあっさり許可が降りたので驚きましたが、返ってきたのは「ダメだと言って隠れてやられるのはもう勘弁だからな、ただし危険だと判断したら止めさせてもらう」とのお言葉
どうやらこの時間の私もかつて似たような感じのチャレンジをやったみたいですね...
私の扱いに関してはもう何も言いません

翠「さて...始めましょう!」

私達は各々構え、聖詠を唱えました


「「Healing almighty Asclepius tron」」

「kitter ichaival tron」

「Rei shen shou jing rei zizzl」

「Zeios igalima raizen tron」

「Various shul shagana tron」

「ミョルニル・セットアップ!」

「コピー・ガングニール!」

「コピー・アガートラーム!」


並び立つ7人
まずはエクスドライブモードに必要な量のフォニックゲイン...俗にいう『70億の絶唱』をこの人数のフォニックゲインだけで再現するところからです

『翠』「ふっ...!」

『翠』は短剣3本を線で結んだ正三角形のバリアを生成し、それを遠隔操作で私達全員の周りを縦横無尽に走らせました
走った跡にそれは正三角形の本体と同様のバリアを残していき、最終的に完成したのは私達を囲むドーム状のバリア
樹海風深層世界でのチャレンジの際にアメノムラクモの羽衣で作ったドームの代わりです

翠「次は絶唱です...準備は良いですか?」

『翠』「出来てるよ!」

『夏菜』「えぇ」

未来「うん!」

調「いつでも」

切歌「ばっちこい!」

クリス「やるぞ!」


成功か否かコンマ下1
奇数 成功
偶然 失敗

エクスドライブモード成功率コンマ下2
(00は100%扱い)
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

・・・

最初こそ順調でした
ガングニールを模倣した私が一度フォニックゲインを全て受け止める必要がありましたが、深層世界での特訓で多少慣らしていたので束ねきることが出来ましたし
周りを囲う壁代わりのバリアもアガートラームを模倣した『翠』が作った為かアガートラームのギアの特性であるエネルギーベクトル制御が作用し、バリア内に充満するフォニックゲインは大きな反発やおかしな挙動をすることもなく性質が最適化されていきました
しかし

『翠』「っ...コピー・アスクレピオスッ!皆しっかりして!翠っ!」

結果は失敗
フォニックゲインの再配置まできちんと進められたのに私達はギアをエクスドライブモードにさせることが出来ず、次々と膝をついてしまいます
絶唱レベルではないにしろ少量のバックファイアが身体を襲い、7人の中で真っ先に事態を把握した『翠』の迅速な対応でどうにかその場は収まりました
イミテーターの模倣をアスクレピオスに変えたことでバリアは消え、私達のギアが受け止めきれず放出され行き場を失ったフォニックゲインが勢いよく散らばっていきます

『翠』「せいぜい鼻血が出る程度、ならすぐ治るはず...『夏菜』は!?」

『夏菜』「大丈夫、です...不具合も熱暴走もしてません、から」

クリス「S2CA失敗した時ぐらいなもんだ、このくらいの気だるさは」

深層世界とは違いここは現実、失敗によるダメージは存在します
だからこそ失敗した場合の対応も決めていました

翠「最初から成功するとは思ってませんでしたが...」


安価下
1 原因を探ろう
2 成功するまでやろう
3 焦りは禁物、今日はここまで

翠「反省会をしたいと思います、意見がある方は挙手してください」



クリス「...デジャヴを感じてるのはアタシだけか?」

全員が後遺症なく無事であることを確認した後、私達は会議室に戻ってきました
先程失敗した際にギアも次々と解除されていってしまいましたし、すぐに2度目のチャレンジを開始するのは体力的に難しいと判断したからです
それに、深層世界でなら成功するまでゴリ押しというのも有効ですがここは現実
失敗した原因を探るのが先でしょう

『翠』「失敗した原因って言ってもね...そもそも成功する基準もよくわかってない最強フォーム、もとい奇跡の究極フォームみたいなものだし」

翠「なら『ここをこうしてみたら何か別の結果が得られるかも』という意見でも構いません」

未来「その場合はその意見に基づいたチャレンジも実験的に行うの?」

翠「安全に配慮してですけどね」

調「安全とは...?」



意見安価下

(『翠』「XDは遂に魔法少女の方のイリヤちゃん達とコラボ...時系列はドライより前っぽいね」

翠「ということは、今回のコラボの後また別の並行世界に飛ばされることになるんですね...」)

意見があれば、と言ってはみますが、そうポンポンと出てくるものでもありません
エクスドライブモードの経験が少ない、というのも勿論ありますが
ここにいるメンバーに『練習だから多少手を抜く』なんて人はいませんし、そもそもやることは決して複雑ではないので抜きようもありません
何せ究極的には『絶唱する』『耐える』の2つだけですから
となると

翠「やはり私...でしょうか」

未来「それって?」

翠「正確には、私が模倣する響さんのガングニールの再現度です...形だけ模倣出来ても届かない重要な何かがあるのかも」

響さんのガングニールは特殊も特殊です
『神殺し』自体はガングニールの隠された機能ですが、槍ではなく拳を武器とするのは響さんのオリジナル
そしてそこから派生、あるいはこちらの方が原点となる『繋ぐ手』
複数人をエクスドライブモードに移行させるのに最も重要なのがその響さんオリジナルの特性です
イミテーターで響さんのガングニールを模倣した際も勿論武器として腕のハンマーパーツの装甲が装備されますが、それがあれば誰でも『繋ぐ手』を使いこなせるというわけではないのかもしれません
その仮説を皆さんにも説明してみると、全員がまた考え込んでしまいました

クリス「ギアが元々そういうもんってのもあるが、アタシらはアームドギアが使えるようになれば無意識に武器持つしなぁ」



どうする?安価下
1 立ち回りを変えてみる(具体的な変更箇所を記述)
2 練習はここまで、ガングニールについて相談しに行く
3 その他(記述)

・・・

はい、というわけで戻ってまいりましたシミュレーションルームです

翠「可能性は可能性、今100%でないのならばそれが100%とわかるまでは絶対ではありません」

切歌「解けない問題をすっ飛ばしたデス!?」

翠「違いますよ切歌さん、空欄では絶対に0点、でも何かしら書けば採点までその問題が正解か不正解かはわからない...もしかしたら、部分点がもらえるかもしれません」

切歌「おぉ!それアタシも聞いたことあるデス!わからなくてもとりあえず何か書いておけって!」

翠「えぇ、すなわちシュレディンガーの猫」

『翠』「それそういう時に使うやつだっけ?」

悩んでも答えがでなければとりあえずやってみる、悩みが存在する時、悩みが杞憂である可能性もまた同時に存在するわけですからね

翠「手始めに、そうですね...少し距離を開けてやってみましょう」

私が挙げたものを除けば、結局特にこれといって改善案は出ていません
ならばこそ手当たり次第です
勿論何も変えずにやり直してもあっさり今度は成功する、なんてこともあるかもしれませんが...人間は変化がないとモチベーションが上がらないという難儀な生き物でもあるわけで

夏菜「どれくらい間隔開けます?」

『翠』「前後左右に、両手広げても当たらないくらい?」

未来「なんだか懐かしい...ラジオ体操の時とかこういうのやったよね」

クリス「知らねえ」

調「知らない」

切歌「知らないのデス」

『夏菜』「知らないですね」


成功か否かコンマ下1
奇数 成功
偶然 失敗

エクスドライブモード成功率コンマ下2
(00は100%扱い)
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

・・・

『翠』「うおぉコピー・アスクレピオスぅぅっ!!!」


十分距離を取ってもあまり変化を感じられませんでしたね...
私達は先程と同様『翠』に助けられながら、失敗したという事実に軽く落ち込みました

翠「身体が壊れては治してまた壊れては治して...だんだん癖になってきません?」

調「なりたくない...」

翠「でもやってることは筋トレと変わりませんよね?」

切歌「全国のマッチョに土下座した方が良いと思うのデスよ」

『翠』「その理屈が通るならヘルライジング社長はあんなに怖がられてないから...あと次は翠がアスクレピオスやってよ...」

ガングニールでフォニックゲインを全部引き受けるの体力使うんですよね...



安価下
1 原因を探ろう(変更点記述)
2 成功するまでやろう
3 焦りは禁物、今日はここまで
4 イベント判定

・・・

翠「実際、原因はわかりませんが原因足り得る条件というのは限られると思うわけですよ」

『翠』「というと?」

翠「フォニックゲイン」

『翠』「あー」

絶唱により発生されるフォニックゲイン、それも複数人分
装者が違えば発生されるフォニックゲインの質は当然違いますし、装者の身体に合うフォニックゲインの質というのも違ってきます
その辺については完璧には理解出来ていませんが

夏菜「なら、収束に複合、変質、分配等の工程のいずれかで不備があるかもしれませんね...あるいは拡散時の段階か」

調「そういう話になってくると」

切歌「アタシ達はもうおててを上げるしかないのデス」

フィーネさんか、せめてエルフナインちゃんでもいたら...エルフナインちゃん全然帰ってきませんね...

夏菜「さっきまでの実験の記録はモニタールームに残してありますよね?それと翠さん達のイミテーターの観測データを合わせて...」

翠「なら響さんを中心にしてエクスドライブモードが発現した時のデータを探してきます、とりあえず被っている条件の比較から」



コンマ下
奇数 気になる点があった
偶数 気になる点は特になし
ゾロ目 イベント判定

今まで一緒だったメンバーがそのままシミュレーションルームに移る形で集まり、私と夏菜さんの手元...備え付けのタブレット端末と複数のPCモニターを覗き込んでいました

未来「どう?」

夏菜「いかんせん例が少ないので確実なことは言えませんが...」

『翠』「その様子だと、何か見つかった?」

翠「ここ、見てください」

違和感を覚えたのはフォニックゲインの拡散時の数値の比較
使用しているギアの種類が異なるので範囲、濃度、質はどれも僅かに異なるのが当然ではありますが...



気になるのは?安価下
(範囲、濃度、質やその他の要素でも可)
(複数箇所の指摘も可)

夏菜「これは響さんが収束役を勤めた際の...つまり成功時の計測値と、先程の失敗時の計測値の内の、一致している人選部分を重ねたものです」

私がタブレット端末をタップすると、計測値とそれに対応したグラフが変動し始めます

翠「一致している人選、ということは即ちそのメンバーに影響するフォニックゲインに関してだけは一致して然るべき...なのですが...」

絶唱開始時の数値から絶唱後、そしてフォニックゲインの収束から分配へ

切歌「...大体一緒じゃないデスか?」

クリス「完全一致とは行かねえが大まかな動きは同じだし、誤差の範囲だろ?」

調「あ、数値が乱れた」

成功時の方がエクスドライブモードを発現させるのとほぼ同時に、失敗時の方は数値が大きく上下した後に急降下していきました
丁度私達が絶唱の反動に近いものを食らっていた時のですね

翠「もう一度、失敗時の乱れる直前の数値を見てみてください」

少し前の画面に戻し変動を停止させます

未来「ちょっとだけ...少ない?」

夏菜「そうです、少ないんです」

画面に映る数値は失敗時の方が僅かに小さいことを示していました

『翠』「けどそれって結局誤差の範囲だよね?というかその分は『私』とか『夏菜』の方に行ってるんじゃない?『私』達は成功時に参加してないんだからそこに含まれてないんでしょ?」

翠「勿論その可能性も考えました、が」

夏菜「調べてみるとどうやらそういうわけでもないらしく...私、あるいは『夏菜』の場合は擬似なので確実なことは言えませんが、翠さん達2人も他の皆さんの計測結果から推測されるフォニックゲインの必要量を下回っているんです」

そう、つまり一言で言うと


翠「まだフォニックゲインが僅かに不足している!ということです」


・・・

そもそもの話、70億の絶唱と称されるような量が必要なところを無理矢理7人分を増幅させて再現しようとしていたわけですから、それが不十分というのは十分考えられることではありました
その事にすぐ気付かなかったのはなまじ必要量ギリギリまでは増幅出来てしまっていたからと言うほかありません

切歌「ガバガバじゃないデスか」

調「切ちゃんステイ」

翠「いえ、ガバガバ理論で始めておいてそのガバを真っ先によく調べなかったのは紛れもない事実...」

というか私や『翠』は深層世界で普通にそのやり方で成功していたのでまさかそんな根本的な部分でやらかすとは思ってませんでした

『翠』「でも今の増幅で精一杯だよ?反響精度これ以上ってなると質も落ちるし」

翠「ですよねぇ」


コンコンッ

ガラッ


薫(刀使)「おーいお前ら、ちっとドタバタし過ぎだぞー」

エレン「ごめんくだサーイ!何度もすごい音がするので気になって来ちゃいマした!」

原因らしきものが判明したところで煮詰まっていた私達のもとを訪れたのは、刀使の薫さんとエレンさん

どうやら防音効果があるはずのシミュレーションルームでも防ぎきれないほどの騒音被害を出してしまっていたようです
後でししょー達にも怒られそうですね...いえでもこれは必要なことでしたし...


クリス「...なぁ、流石に足りない分を刀使の何かのエネルギーとかで補う、とかは無理なんだよな?」


その時、クリスさんはそんな思い付きを溢しました

夏菜「そうですね、刀使というのはどうも素質と特殊能力以外は特にこれといってエネルギーを利用した戦闘をしているわけではないようですし」

『翠』「いや待って!確かにそうだけど...でも決してただの少女の物語ではない...」

翠「勇者の力はやめた方がいいと言われました、でも刀使の力は...刀使の皆さんの応援を複合出来れば...」

刀使の皆さんにはこれ以上この戦いに参加してもらうことはないと考えていたせいで、すっかり頭から抜けていたようです
盲点でした



安価下
1 絶唱こそパワー!刀使メンバーには歌ってもらう
2 私達が刀使になることだ!刀使ギアを使えるようにしてパワーアップを目指す
3 がんばえ~シンフォキュア~!純粋に応援してもらう
4 その他(記述)

・・・

翠「次の実験の条件はコレです!」


『刀使メンバー産フォニックゲイン供給による不足分の確保』


舞衣「産て...」

私と『翠』以外の部屋の中にいる全員の視線がホワイトボードに書かれた文字に注目しています
ちなみに今まで集まっていたメンバー+刀使メンバー6人が入ることでますます会議室はすし詰めになりました

姫和「呼ばれた理由は何となく察したが...具体的に私達に何をやらせる気だ?」

有り難いことに、少なくとも刀使の皆さんはお願いするまでもなく私達に協力することに関して前向きに考えてくれているようです
いつも思いますが本当に良い人というかお人好しが多いですね...

『翠』「端的に言うと...歌ってほしい、かな?」

沙耶香「...?」

私達は大まかに概要を説明しました
と言っても装者が歌いながら戦うものだということも既に知られていましたし、フォニックゲイン...歌の力を貸してほしいというくらいの内容で大体が終わりましたが

夏菜「翠さん、さっきも言いましたが...足りないのは僅かに、であってもそれは装者を基準にしたもので」

『翠』「大丈夫大丈夫、ほら、バンドr...じゃなくて、ハロハピさん達とかポピパさん達がいた世界でも装者じゃないバンドJK軍団の歌と音楽で『私』達が強化されたこともあったし」

翠「くっ、私も行きたかった...とはいえそういうことです」

私と『翠』としては刀使の皆さんに対する期待は『刀使ノ巫女のメインキャラクター』という色眼鏡が多少入ってしまっていますが、夏菜さんや皆さんには面倒なのでバンドリ世界の皆さんとの共通点である『大きく歴史の異なる平行世界の住人』という点を強調して説得しました
具体性がなく確かめようがないところですか...まぁ可奈美さん達はとじともでアイドルイベもやってますしここにいる可奈美さん達も実質アイドルです異論は認めますん
あれ?ならむしろ園子ちゃん達にも歌っててもらえば...あっそれは勇者の力扱いなんでしょうか

エレン「何歌えばいいんデスかー?」

翠「好きなやつを!全力で!」

可奈美「なんだかカラオケみたいだね!」

薫(刀使)「あいつらの戦いもいつもカラオケみたいなもんだしな」



成功か否かコンマ下1
奇数 成功
偶然 失敗

エクスドライブモード成功率コンマ下2
(刀使協力ボーナスにより+10)
(00は100%扱い)
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

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