例の人じゃないです。
例の人に憧れた、ただの佐城さん大好き人です
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翠(さじょう学? 茶道の聞き間違いでしょうか?)
千秋「よろしければ、翠さんも、どうかしら? 体験入学もやっているのよ」
翠「本当ですか!? 行かせてもらいます」
千秋「それじゃあ、着いてきなさい」
翠「はいっ!」
翠「事務所でやってるんですね。知りませんでした」
千秋「さ、入るわよ」
翠「し、失礼します……」
翠(のあさんに、みくさんに、上条さん。えっとあれはウサちゃんロボまで!?)
翠「千秋さん。あれは一体……?」
千秋「しっ! 静かに、もうすぐ始まるわよ……」
翠「す、すいません……」
キーンコーンカンコン
キーンコンカンコン
雪美「皆……、おはよう……」
ペロ「ニャッ!」
一同「おはようございます!」
翠(佐城学ってそういうことだったんですね!)
雪美「今日は……、ペロニング……だよ……」
雪美「ペロ……」
翠(ペロさんが、教壇の上にっ!?)
ペロ「ニャッ、ニャニャニャッ!」
前川「はいっ!」
雪美「みく……どうぞ……」
前川「さっき~、加蓮ちゃんにネイル塗ってもらんだけど、どうよ?」
翠(今の短い間に、そんな意味がっ! 確かに、ペロさんの爪がカラフルになってますね……)
雪美「さすがみく……。優等生……ね」
みく「雪美チャンのナデナデは最高にゃ~」
翠(みくさん……、あんなに蕩けきって……)
翠(う、羨ましい……!)
雪美「それじゃ……、次の問題……ね」
ペロ「ニャッ」
普段から、弓道の練習で培われた集中力は伊達ではなかった。
水野翠はそのわずかな動作を見逃すことはなかった。
通常なら猫がただ顔を洗っているだけにしか見えなかっただろう。
しかし、これは違う。これは――。その刹那、水野翠はその手をレイズハンドした。
翠「はいっ」
周囲がざわめき、好奇の視線が翠に降り注ぐ。
しかし、それでも翠はレイズハンドしていた。
雪美「翠……どうぞ……」
そう、あのペロの動作は……。あれが意味することは……。
翠「とりあえず、眼鏡どうぞ」
辺りに沈黙が訪れる。
しかし、翠には絶対の自信があった。
あの動きは眼鏡クイッだ。
雪美「正解……」
翠「やった!」
雪美「頑張った……だからご褒美……ね」
翠「ふわあああああああ」
翠(これが佐城学っ……! 何て奥深いのでしょうかっ……!)
千秋「ようやく辿りつけたようね。歓迎するわ」
翠「千秋さん……!」
好奇の視線は打って変わって、水野翠に向けられる視線は敵対意思へと変わった。
この瞬間、水野翠は好敵手だと始めて認められたのだ……。
雪美「次は……、二人一組……ね」
……………
………
……
李衣菜「あれー、みくちゃんどこ行くの?」
前川「佐城学です」
李衣菜「?」
終りです。
ウサチャンロボの中身は、アレルギーによって参加が難しいため、和久井さんがスマフォ越しに参加しています。
前川表記の時、みくにゃんは真面目ネコチャンモードになっているという設定でした。
雪美スト階級が「さ」だからこれから強くなる
蓄光様は階級「き」だから強い
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