【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その6 (1000)
このスレは安価やコンマで、剣と魔法な世界を生き延びていくスレです
とうとう6スレ目突入。ご参加ありがとうございます
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を
1スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540304018/)
2スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1542121865/)
3スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その3 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1543929376/)
4スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その4 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1545921848/)
5スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その5 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1548681923/)
・簡単な舞台世界解説
剣と魔法のよくあるRPGな感じです
三つの大国が世界を統べていましたが、4スレ目にて激動が
【王国】
国王:クラウス
広大かつ豊かな土地を持ち、三国の中では最も裕福です
街並みも最も発展しており、人口も多く様々な人が集まる
しかし裕福すぎるがために腐敗した人間も多いとのこと
潤沢な資金から一般兵士すら装備品の質がよく、重装騎士が国の守りを固めている
彼らは侵略力も防衛力も高いが、鎧の防御を貫通する魔法には弱い
聖王シュタイナーの奇襲により、王国は一気に陥落寸前まで追い込まれることに
なんとか持ち直したが、兵力と資財の大部分を聖国に奪われてしまう
不幸中の幸いとも言うべきは、国の腐敗原因であった貴族もいなくなったことか
【聖国】
聖王:シュタイナー
神を崇める信仰深い国。王国ほどではありませんが広い領地を持ちます
平等主義が根付いており、貧富の差はほとんどなく穏やかな国民が多い
しかしその平等主義は同じ神を敬う国民に対してのみ。異教徒には攻撃的な人間もいるとか
信仰のおかげなのか魔法技術が発展しており、聖国全体に防護結界が施されている
兵士も魔導師が多いが、詠唱時間の隙が生まれやすい彼らは素早い歩兵を苦手としている
コンマの悪戯により、帝国にも王国にも最大値の殺意をもって攻め込むことになった
圧倒的な兵力となる天使を繰り出し、王国からは兵力と資財を奪い三国最強の座に
しかし転移魔法を用いた天使による奇襲作戦が、皇帝の逆鱗に触れたことはまだ知らない
【帝国】
皇帝:ギルバート
過酷な環境下にある国。三国の中では圧倒的に領地がせまく貧困状態です
弱肉強食、実力主義の国であり、弱者や敗者には容赦がない代わりに強ければ差別もない
貧困層は物資の奪い合い、国のトップは他国の領土を奪う、他国に言わせれば野蛮な国
生き延びるには強くあれ。兵士はもちろん一般民すら近接戦闘技能は他国より強いです
しかし素手や刃物の攻撃を受け付けない重装備の騎士は装備の差からどうしても苦手としている
エリスの力やアベルの成長が認められ、皇帝自身は動かないことに
自由に動けるが、支援は無い。アベル達は自分達の力だけで聖国と戦うこととなった
~簡単な主なキャラクター紹介~
【アベル】
帝国の第三皇子。22歳
現在の帝国の実力主義に異を唱え、国家転覆の野心を持つ黒騎士
この物語の主人公。頑張って生き延びて、野心を成就させましょう
様々な経験を経て、5スレ目にて覚醒。皇帝へ挑むためのスキルを手に入れた
料理も実はできた。改めて見ると全体的に異常にハイスペックな皇子
レベル307、夜レベル99。乗馬レベル100、料理レベル94
【ギルバート】
帝国の皇帝。55歳
アベル達の父にして、帝国最強の存在。現時点のアベルが敵う相手ではない
5スレ目においてレベルは1200。しかし彼はそれでも己の強さに満足することはない
実力主義を唱えるが、正々堂々正面から相手を潰す性格で、聖国の処理をアベル達に一任した
夜レベルは100で酒にも強い。まさに死角なしだが、料理は低めのレベル57
【バーンズ】
帝国の親衛隊長。34歳
皇帝に絶対の忠誠を誓う大柄な黒騎士。常に全身鎧と兜で正体を隠している
帝国騎士最強なのだが、地味にコンマ運が悪いせいでなかなか悲惨な目に遭い続けている
王国騎士スカーレットとの戦いの末、色々喪ってしまった
レベル181。夜レベル07。料理レベルはまさかの86
【フローレン】
帝国の皇妃。54歳
アベル以外の皇族の母。帝国名門の娘にして、あらゆる分野で天才的な才覚を持つ
しかしそれ故に人生に退屈しており、自身の『面白い』と『興味』が優先される享楽主義者
天才的な才能に加え、他国からも魔女と恐れられる存在なのだが……コンマに弄ばれることが多い
なんとこれまでの判定で全てノワールにぼろ負け状態
夜レベルは69、料理レベルは04
【ノワール】
ギルバートの妾。40歳
アベルの母親。元凄腕の隠密部隊員の過去を持つが、現在はフローレンにより軟禁中
鍛錬を続け今なお現役を張れる程だが、それ以外の判定でも安定した高い値を出し続ける
コンマ判定の結果論となるが、やたらハイスペックになったアベルに基礎を叩き込んだのは彼女
ある意味当然の結果だったのかもしれない
夜レベルは98、料理レベルは85
【アドルラン】
帝国第一皇子。26歳
快活な誇り高き騎士にしてアベルの良き兄
整理整頓や隠し事は苦手だが、帝国一般兵からの人望は抜群であり自身も鍛錬を怠らない努力家
そしてその設定を後押しするかのごとく、補正イベント時に綺麗にゾロ目を叩きだし大幅パワーアップ
その他のステータスも安定した高水準。流石第一皇子
レベル151、夜レベル73、料理レベル71
【カイン】
帝国第二皇子。22歳
過去にアベルと共に捨てられ、生き延びる際に別れて以来道も違えてしまった
とにかくコンマ運が絶望的だったのだが、最も重要な場面でゾロ目を叩きだしてなんと改心
初期こそコンマに見放されていたが、改心後は徐々に運が向いてきたのか、要所で良コンマを取るように
ギルバートから支援が受けられなくなった今、帝国防衛の要である
レベル64、夜レベル40。料理レベルは91。見るんじゃない、感じるんだ
【キアラ】
帝国第一皇女。17歳
大人しめの本読み皇女だが、実は膨大な魔力を隠している
従者のローズが作成した薔薇のコサージュが封印具であり、外すことでその力を解き放つ
火炎系の魔法を特に得意としているが、王国騎士スカーレットとの出会いでさらに覚醒
アベルとのおでかけでは武器と軍事書物を購入し、戦闘総合力は相当なことになっている
レベル149、夜レベル53、料理レベル100
【フィーア】
帝国第二皇女。14歳
天真爛漫でアベルを慕う心優しきツルぺタロリ
コンマの悪戯で天才的な暗殺者としての才能を開花させ、しかも鍛錬も開始
アベルの計らいでキアラと共に城塞に引っ越してきた
そしてキアラと共に仲良く料理の才能も開花させる。いくつ才能を持っているのか?
レベル114、夜レベル51、料理レベル100
【エリス】
アベルに仕えるメイド。16歳
幼き頃にアベルに救われて以来、彼を慕い鍛錬を続けて彼を守る力を手に入れた
ゾロ目や高コンマに定評が出る程の彼女であったが、その勢いは止まることはない
アベルから指輪を貰ったおかげなのか、とうとう鬼門だった戦闘外の料理判定で00を叩きだす
努力の果てに弱点を克服した彼女は、今度はどんな奇跡を起こすのか
レベル303。夜レベルは02(奉仕のみ100)乗馬レベルは01。料理レベルは至高
純愛願望度は86。ピュアっ子です
【アーシャ】
アベルの学友。22歳
学友にして理解者にして協力者。文武両道な優等生
突出したものを持たない代わりになんでもそつなくこなす設定だったが、防御重視の戦術家に
5スレ目にてついにロウルと共にアベルと一線を超える
しかし真面目な優等生が心の底のどこかで望んでいたのは、どこか倒錯的な関係だった
レベル118。夜レベルは32。料理レベルは90
純愛願望度12。アベルに衝撃を与える乱れっぷりで、ペット願望を持つ
【ロウル】
アベルの副官。18歳
狼の耳と尻尾を持つ少女。アベルには好意を寄せるが素直にはなれない
戦闘技能は他のアベル隊員よりも僅かに劣るが、天性の感覚の鋭さでサポートする
5スレ目でアーシャと共にアベルとの一線を越えて耳と尻尾を開発されてしまう
エリスの陰に隠れがちだが、彼女もゾロ目を乱舞させ技能習得速度が異常だったりする
レベル118。夜レベル30。料理レベルは80
純愛願望度は51。普通の恋愛がしてみたい
【シア】
元・聖国の将。21歳
間延びしたまったり天然な平和主義者
本当の平和を探してアベルの隊へと下ったが、何故かよく恥ずかしい目にあってきた
アベルとの一線を越えて以来、コンマが妙に荒ぶるようになってきた
エリスと共に買い物に出た際は、二人仲良く偶数ゾロの奇跡で指輪を同時入手
信心深いけど、アベルのためなら聖書も躊躇わず破り捨てる程には堕ちています
レベル143、夜レベル51(受け100)。料理レベルは59
純愛願望度は25。雌奴隷でいいけど、指輪はやっぱり嬉しい
【パトラ】
王国の将。23歳
没落した名貴族の娘で、家の再興を望んでいる
国王や部下からの信頼も厚い、王国においては希少な存在
常識人だがそれ故に苦労することも多く、国王と通ずるところがある
部下のマックスがやってきてからは、彼のフォローもしたりと忙しい
レベル69、夜レベル49。料理レベルは20。きっと隠れて努力する
【マークス】
元・聖国の将。26歳
魔法が使えないために、肉体言語で物事を解決する常に半裸の神父
アベルと拳で語り合った後、アベルの捕虜という扱いで城塞に住み込むことに
魔法は使えないが知識はあり、アベル達をサポートする
さらに名前が似ていると、マックスを鍛えたり悩みを聞いたりと面倒も見る様に
料理レベルは78。健康な肉体は健康な食事から
【エカチェリーナ】
聖国の第一王女であり、現在は偽名のリーナを名乗る。23歳
王女にして将でもある才女で、かつてはアベル隊を蹴散らした数少ない人物
兄である聖王シュタイナーが暴走(コンマ)したため、それを止めるためにアベルの下へ亡命してきた
天使の襲撃で壊滅した王国には心を痛めており、部下を送り自身も援護を行うなどしている
王国からも聖国王女ながらに歓迎されており、彼女の周りだけを見れば三国関係は良好
料理レベルは42
【マックス】
王国の新米騎士。18歳
王国の期待の新人であり、パトラの部隊に所属していた。根は真面目な好青年
燃え盛る王国の街において、偶然アベルに助けられることで一命を取り留めた
好みの女性のタイプは胸が大きくて優しい人。キアラは見事にドストライクだった
流石に新米騎士ではアベル達についていくのは大変であり、料理で頑張ろうとするが……
レベル26。料理レベルは猛毒兵器
※詳しいキャラ設定や他の登場人物は過去スレにて
~簡単な当スレの解説~
・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立っています
・キャラクターを状況によって募集することがあり、それは後ほどコンマ最大値判定で採用する流れです
・行動選択、多数決以外でのゾロ目は基本的になんらかのボーナスがつくと思います(状況的に奇数より偶数ゾロの方がいい結果が多いです)
・判定は通常判定と特殊判定がありますが、基本的に差はありません。特殊判定はゾロ目チケットが使えないだけです
・ゾロ目の中でも00はハイパークリティカル。確実にプラス傾向のイベントになります
・頻繁に安価とコンマ判定が飛びます
・質問には答えられる範囲で答えますが、一部データはマスクして隠しています。ご了承下さい
・特殊判定は判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう。ある意味ここが一番大事です
・抜けている判定などがあれば、ご指摘をお願いします
前スレ>>999、>>1000了解しまし……ごぱぁ(吐血)
まさかここに来てエロいものをブチ込み……Rだからそれが自然なのかな?
完全な女体盛りは難しいかもしれませんが、それっぽいものを頑張ります。違っても大目に見てね!
しかしローズさんの彼氏……これどんなイベントにすればいいんだろうなぁ……
とりあえずこれに関しては、ある程度処理が終わった後、(出番は少ないでしょうが)新規キャラ募集が必須となりそうです
本編進められていませんが、今日はここまで
ちょっと今色々と忙しいので、更新が不安定になるかもしれませんが、次回はアドルランとアルフォンスから
本日もありがとうございました!
こんばんはー
また遅くなってしまった……少し再開です
料理イベントの後のおまけ判定終了後、アルフォンスまで入れたらいいな
――
【城塞・エリス私室】
エリス「……ふぅ」
エリス「……よ、よかったぁ……」ホッ…
エリス「フィーア様達もアーシャさん達も、みんな上手でドキドキしましたけど……」
エリス「私も、アベル様に褒めていただけました……」
エリス「パイも紅茶も、ちゃんとできた……!」ウルウル…
エリス「はっ!?」
エリス「浸っている場合ではありません! 忘れないうちに、今日の配分と作業時間をちゃんと記録しないと」カキカキ
エリス「煮詰め過ぎもよくないですし、アベル様は林檎は歯応えが残っている方がお好きなようですし……」カキカキ
エリス「今度はここをこうして、分量も……」カキカキ
エリス「……今度は、何を作ろうかな」
エリス「ローズさんにまで褒めていただけましたし、ローズさんからレシピを習うのもいいですね」ワクワク
エリス「ようやく、私のメイドとしての一歩を踏み出せた気がします。それに……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
あるぇ……!?(白目)
特殊判定結果
※戦闘外00ボーナス付与
エリス、料理以外の家事は大丈夫?
91-40(家事壊滅過去)+50(00ボーナス)>90
= 1 0 0(101)(料理一辺倒なわけがない! もうお掃除だってできるんです!)
※基準値を超えたため、追加ボーナス発生(白目)
――
エリス「ふふ……」ニコニコ
キラキラ…
エリス「アベル様にはまだ秘密ですけど、お掃除だってちゃんとできるようになっているんです……!」
エリス「ああ、本当に長い道でした。でも、ここからが本番なんですよね?」
エリス「より一層、気を引き締めねば!」フンス!
エリス「……あれ?」
???「……」
エリス「い、言っているそばから、ゴミを見落としているなんて……」ガクーン…
エリス「しかも二つも……もっと精進しないと……って、これは確か……?」
ゾロ目チケット×2「……」
エリス「以前も見つけた、不思議な感じのする紙切れ……? 一体どこから……」
エリス「おかしいですね。持っている記憶も無いし、ちゃんとお片付けもしたのに?」ウーン…
エリス「ですが折角見つけたのです。またアベル様にお渡ししておきましょう」
エリス「うん、なんだか今日は本当にいい日です!」ホクホク!
※ゾロ目チケットを2枚手に入れた!
――
――
エリス「……どうしましょう」
エリス「いいことがありすぎて、アベル様に褒められて……」
エリス「私のお料理を、また食べたいって……」ニヤニヤ…
エリス「い、いけませんよ私!? 浮かれてばかりはいけません!」パンパン!
エリス「今回が、たまたま上手くいっただけの可能性だってあるんです! むしろそっちの方があり得るんです!」
エリス「もっと、気を引き締めないと……!」グッ!
エリス「でも……」チラ…
誓いの指輪「……」
白の私服「……」
エリス「ほ、本当に最近はいいことが続いていて……///」ホワホワ
エリス「って、だから駄目ですってば私ぃ!」ジタバタ!
エリス「はぁ……少し、夜風にあたって頭を冷やしましょう」
エリス「……」
白の私服「……」
エリス「せ、折角頂いたんですから、着ないと勿体ないですよね……?」
――
……
【帝都・???】
エリス「ふぅ……流石に、この時間ともなれば人もいませんね」シフク
エリス「それなのに帯剣してきてしまうのは、私の癖なのでしょうか……」
エリス「……静かですね」
エリス「いつか、戦争も無くなって……平和になったら……」
ォン…!
エリス「……!」
エリス「風切り音……? こんな時間に……?」
エリス「――あっちは、鍛錬場?」
エリス「誰かが遅くまで鍛錬しているだけかもしれませんけど……」
エリス「なんでしょうか、この胸騒ぎ……」ザワ…
エリス「……何もなければ、ただの夜のお散歩です」
エリス「……」タタタ
――
――
【帝都・鍛錬場】
アドルラン「……」
アドルラン「……誰だ? 鍛錬を共に……というわけでもなさそうだが」
アルフォンス「……気配は殺したつもりだったのだが。私の気配に気がつくか」スゥ…
アドルラン「私が言えた義理ではないが、こんな時間に完全武装とは珍しい」
アドルラン「その装備……帝国のものではないな」
アルフォンス「……」
アドルラン「……失礼。まずは私から名乗るのが礼儀か」
アドルラン「――私は帝国第一皇子アドルラン。無益な争いは好まぬが、降りかかる火の粉は払わせて貰うぞ?」チャキ…
アルフォンス「……兵を、呼ばないのか」
アドルラン「そちらにも伏兵がいないようだからな。単身ここまで来るなど、己の力に自信を持つ強者だ」
アドルラン「――そんな者には、私も正々堂々と挑みたくなるのだよ」
アルフォンス「なるほど……異教徒にも殊勝な心がけの者はいるらしい」
アルフォンス「その姿に敬意を表し、私も名乗ろう」
アルフォンス「――私は聖王シュタイナーの忠実なる将、アルフォンス」
アドルラン「!!」
アルフォンス「神の許へ旅立つ僅かな時間だが、憶えておくがいい……」
アドルラン「……それは、できないな」
アルフォンス「なに?」
アドルラン「死ぬことは、できない。と言ったのだ」
アドルラン(お互いに、な……)
アルフォンス「神の許を拒むか……愚かな」
アルフォンス「いくら拒んだところで、異教徒は断罪される運命にある……」チャキ…
アルフォンス「すぐに――」
エリス「――アドルラン様っ!」シュタ!
アドルラン「エリス君!? 何故ここに……というよりも、随分と雰囲気が変わったな」
アドルラン「普段の姿もいいが、その姿も似合っているぞ」
アルフォンス「おや……哀れにも場違いな異教徒が一匹紛れ込んできたか」
エリス「あ、ありがとうございます。そ、それよりもアドルラン様、今お助けを……!」ジャキン!
アドルラン「待ってくれ、エリス君!」バッ!
エリス「アドルラン様!?」
アドルラン「この者とは、一対一で戦いたいのだ。どうか手出し無用で頼む」
エリス「し、しかし!」
アドルラン「頼む、この通りだ! そしてどうか、この戦いに邪魔が入らぬよう見張ってくれ」
アドルラン「――誰にも、気がつかれてはならないんだ」
エリス(異教徒……それにあの姿はまさか、そういうことなのですか?)
エリス「!……わかりました。どうか、ご武運を……」スッ…
アルフォンス「……つくづく、変わった異教徒だ。みすみす増援を切り捨てるとは」
アルフォンス「神の許へ行きたいのか行きたくないのか、どちらなのだ?」
アドルラン「ははは! 相手が彼女ではなく私程度で済まないな」
アルフォンス「?」
アドルラン「さて、そろそろ始めようか……!」ジャキン!
アルフォンス「これより断罪を開始する……!」ジャキン!
――
――
アルフォンス「はああああぁぁぁぁ!」ブオン!
アドルラン「ぬん!」ガキィン!
バチバチ…
アドルラン(この感じ……魔力を宿す神剣の類か!)グググ…
アドルラン(長時間受け続けるのは得策ではないな……)
アドルラン「でえあああああぁぁぁぁ!」ゴウッ!
アルフォンス「っ!」ヒラリ…
アドルラン(入ったと思ったが、かわされるか……)
アドルラン(後退、距離をとって魔法でくるか? それならば……)
アルフォンス「そこだっ!」ゴッ!
アドルラン「なにっ!? ぐ、おおおぉぉぉぉ!?」ズザザザザ…
アドルラン(すぐさま踏み込んでの刺突だと……!? この男、これまでの聖国将とは違う……!?)
アドルラン(だが……!)
アルフォンス「このまま神の許へ送ってやろう!」ブオン!
アドルラン「――私も、以前よりは成長しているのだ」ズバァン!
アルフォンス「な、ぐうぅぅっ!?」ブシャァ!
アルフォンス(馬鹿な……!? なんという切り返しの速さ……!)
アドルラン「追い込まれた時ほど、それは逆転の好機ともなる……!」ダッ!
アドルラン「でぇえい!」ズガァ!
アルフォンス「くっ……!」バッ…!
アドルラン(また、かわされるか……地力は彼の方が僅かに上だな)
アドルラン「だからといって、敗ける気はないがな……!」ブオン!
アルフォンス「はああっ!」ガギイン!
アドルラン「……!」ギャリギャリ…
アルフォンス「……!」ギャリギャリ…
アドルラン「くっ……!」ズズ…
アルフォンス「ぬうぅ……!」グググ…
アドルラン「ずぇあああっ!」グオッ!
アルフォンス「うっ……!? くっ……!」ブォン!
アドルラン「っ!」バッ!
タッ… スタッ…
アドルラン「ははは……見事だ。回復魔法も使わず……」ポタ…ポタ…
アドルラン「こうも私に肉薄し、勇猛に攻めてくる聖国の将には初めて出会ったよ!」ダン!
アルフォンス「……使わないのではない。私は、使えないのだ」
アルフォンス「だからこそ……私はこの身を鍛えた。そうして神は、苦難を乗り越えた私にこの力を授けてくださった!」ジャキン!
アドルラン「……そうだったか。……私も、同じだよ」
アドルラン「弟と違い、魔法の才も無い病弱な弱者だった。だが……友に支えられ、諦めずに鍛え続け、今の私が在る」ジャキン!
アルフォンス「……そうか」
アルフォンス「――異教徒、いやアドルランよ。お前の試練に打ち勝つための行いは、神も見ておられたことだろう」
アルフォンス「次の生では、必ずや神の祝福を受けられる。――安心して旅立つがいい!」
アドルラン「……私の鍛錬は、神とは関係ない」
アドルラン「――そしてアルフォンス。君の鍛錬も、神とは関係ない」
アルフォンス「我が神を、愚弄するかっ!」グオッ!
アドルラン「くっ……!これは、私個人の意見だ。どうか許してくれ」ググ…
アドルラン「だがこの力は、私も君も間違いなく自らの努力で手に入れた力!」
アドルラン「――断じて神の力では……ないっ!」
アルフォンス「!!!」
――『逆風の大剣』発動――
ズガアアァァァ!
アルフォンス「がっ――ふぅ……っぁ!?」ドシャア…
アルフォンス「ば、かな……」
アルフォンス(異教徒の言葉などに、動じてしまう、など……!)ググ…
アドルラン「……勝負あり、だな」ゼェ…ゼェ…
アルフォンス「くっ……!」ヨロ…
アルフォンス「な、なんという失態……! 神よ、聖王よ! どうか、どうかお許しを……っ!」スッ…
アドルラン「!?」
アルフォンス「この場は退こう……だが、次こそは……」ゴフッ…
アルフォンス「次こそは神の断罪が――」
ヒュオン!
アルフォンス「!?」ビシュッ!
アルフォンス「な……っ!?」パラパラ…
エリス「……させませんよ」
アドルラン「エリス君!?」
エリス「失礼致しました、アドルラン様。しかし、一騎討ちはアドルラン様の勝利」
エリス「そして今かかげられたのは、おそらく王国から奪われた転移の護符……」
エリス「先程の話が本当ならば、転移魔法の使えないあの人は聖国に戻ることはできないはずです」
アルフォンス「く……う、ううぅ……! ――神よ! 今、あなたの許へ――」
アドルラン「待て! アルフォンス!」
アドルラン「――君は、神のために……妹を残して死ぬつもりなのか?」
アルフォンス「!?」ビクッ
アルフォンス「ど、どういう意味だ……!?」
アドルラン「君の妹、エカチェリーナ君は無事だ」
アドルラン「旅立つのは……せめて私のこの言葉が嘘か真かを確認してからでもいいのではないか?」
ほとんど進んでいませんが、アルフォンスが敗北したあたりで今日はここまで
アドルランの正式な強化はまた後日行います
それにしても開幕エリスはもう……
ところで、前スレで挙げている方もいらっしゃいましたが、カインの治療のイベントを挟んだ方がいいでしょうか?
偶数ゾロが条件でしたが、もうご覧の通り楽々ですしね(白目)
なお治療してもカインが弱体化することはなく、次の強化フラグ発生なのでそこはご安心ください
本日もありがとうございました!
そういやスカーレットって会う度に性欲判定するんかな……?
こんばんはー
ゆるりと再開していきます
とりあえずアルフォンスの今後までは決定できるといいな
>>50
基本50基準の判定が毎回ありますが、回数を重ねるとクラウスが頑張って抑えてくれます
こんばんはー
ゆるりと再開していきます
とりあえずアルフォンスの今後までは決定できるといいな
>>50
基本50基準の判定が毎回ありますが、回数を重ねるとクラウスが頑張って抑えてくれます
――
アルフォンス「……」シバラレ
エリス「……」
アドルラン「すまない、待たせたね」タタ…
ルーシェ「あ、エリスさん、こんばんは……」ペコリ
エリス「ルーシェさん?」
アドルラン「流石に今日はもう遅い。アベルの城塞の一室を借りて、私達で見張っておこう」
エリス「そ、それならば私も。それよりもお城の方は大丈夫なんですか?」
アドルラン「そこはヒバリにお願いしてきた。彼女なら上手くやってくれるよ」
アドルラン「まあ、そもそも私は鍛錬でふらっと城を開けることもよくあったから問題ないな、ははははは!」
エリス(まさしくアベル様のお兄様です……)
アドルラン「エリス君はエリス君の仕事があるだろう?」
ルーシェ「私なら、大丈夫、縛るのも、できる」ヒュオン!
アルフォンス「!!」グルグル
エリス「いえ、私も今日は眠れそうになかったので。ほんの数時間の見張りならなんの問題もありません」
アドルラン「そうか……では、すまないが共に見張りを頼むよ」
アドルラン「彼自身が逃げるとは思えんが、いつ別の侵入者が助けにくるかもわからないからな」
アルフォンス(その通り……神の使いが、天使が来る可能性はある)
アルフォンス(だが……エカチェリーナの姿を見るまでは……)
――
――
……翌朝……
アルフォンス「……」
ルーシェ「――から、アドルラン様はやっぱりちゃんと整理整頓をすべきです」
エリス「わかります。いざと言う時、誰かに持ってきてもらうなんて状況になったら……」
ルーシェ「そう! しっかし簡潔に場所を伝えられないと……」
アドルラン「わ、わかった。善処する……」ダラダラ
アドルラン「それより、もうそろそろいい時間なのではないか?」アセアセ
ルーシェ「ん、本当です……」
アルフォンス「……」
アルフォンス(第一皇子が片付けができないという、役に立たない情報だけを延々と聞かされる羽目になるとは……)
アルフォンス(ふざけている。それでいて、逃げ出す隙も……天使の助けも無かった……)
アルフォンス(エカチェリーナのことも、やはり私を惑わす……)
アドルラン「さて……そろそろエカチェリーナ君に会いにいくとしようか」
アルフォンス「!!」
エリス「まずは、アベル様にお伝えすべきとは思いますが……」
ルーシェ「ん……」コクリ
アドルラン「そうだな……」
――
【城塞・アベル私室】
……
アベル「そうか、アドルラン兄様が……」
エリス「はい。私とルーシェさんで怪我の回復は済ませてあります」
アベル「リーナの兄、そして聖王シュタイナーの弟、アルフォンスか……」
アベル「まさか単騎で帝国の中心まで攻め込んでくるとはな」
アベル「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
アベルの対応
68(リーナのこともある。程々の拘束で許しておこう)>15
※基準値を上回ったため、アルフォンスは通常拘束状態となりました
――
アベル「……わかった。俺も会おう」
アベル「もしかしたら、聖国の情報を聞き出せるかもしれないからな」
エリス「わかりました。それでは、どちらの部屋で?」
アベル「適当な拘束かつ普通の部屋でいい。情報通りなら、転移はできないみたいだからな」
アベル「城塞内なら、万が一があっても取り押さえられるしロウルの罠もある」
アベル(……聖王弟アルフォンス、か。単騎で攻め込むなど無謀な真似……)
アベル(そして自害を留まるとなると、やはり……)
――
――
アベル「……初めまして、と言っておこうか」
アベル「我が名はアベル。一応は帝国の第三皇子だ」
アルフォンス「……」シバラレ
アーシャ(あれが……)
ロウル(リーナさんのお兄さんの一人ですか。確かに似ていますね)
ロウル(顔つきや眼鏡もですが、何かに反応を示すとありえない行動をしてくる点とかが……)
エリス(まだ安心はできません。いつでも、出れるように……)
アルフォンス「……エカチェリーナは……」
ガチャ…
アドルラン「ここにいるよ」
リーナ「あ、あに……うえ……!?」
アルフォンス「っ!!! エ、エカチェリーナッッッ!?」ガバッ!
リーナ「…………アベル」
アベル「……ああ」
スッ…
シア「……エカチェリーナ様だけじゃ、ないですよ~?」ヒョコ
マークス「ま、まさかアルフォンス様が本当に縛られているとは……」ヒョコ
アルフォンス「!!!???」ガクゼン
――
アベル「……少しは落ち着いたか?」
アルフォンス「い、一体どういうことなのだ……」
アルフォンス「エカチェリーナどころか、死亡したとされるマークス神父に部隊長のシアまで……」
シア「アーシャさ~ん、こっちのお皿はどっちに置きますか~?」トテトテ
アーシャ「あ、それはこっちにお願いします!」
マークス「昨日と似てしまってすまないが、私の野菜料理ならいくらでも振舞おう!」ムキィ!
アルフォンス「しかも異教徒と共にあのようなことまで……」
アベル「とりあえず、その異教徒という呼び方だけは止めてもらおうか」
アルフォンス「ありえぬのだ、こんな光景などは……!」
リーナ「はぁ……兄上も私に似て、周りがよく見えなくなることがありますけど……」
リーナ「少しは現実を見て、冷静になるべきですわよ?」
アルフォンス「エ、エカチェリーナ……」
リーナ「彼らは異教徒などではありません」
リーナ「私の……大切な友達ですわ」
リーナ「だから、私の友達をまだ異教徒呼ばわりするのなら――兄上でも許しませんわよ?」
アルフォンス「一体、お前達に何があったというのだ……」
リーナ「アベル達は、今の帝国を変えようと動いている一団でしたの」
アベル「最初は彼女達とも戦場で出会い……一方的に殺されかけたがな」
リーナ「思えばあの頃の私も色々と愚かでした。聖国内だけでは、知ることができないこともある……」
リーナ「そして――神や聖王の言葉が絶対でないということも」
アルフォンス「!!」
アルフォンス「そんなことはない! 神は、聖王の言葉は……!」
リーナ「……帝国や王国は異教徒。これは聖王の、シュタイナーの言葉」
リーナ「確かに、帝国や王国の全ての人間が善ではありませんわ」
リーナ「でもそれは、聖国とて同じこと……」
リーナ「私と兄上は、それを知っているでしょう……?」
アルフォンス「……」
リーナ「そして神は、平等な平和を望まれている。完全な平等は難しいでしょうが……」
リーナ「異教徒という括りを設けてしまうことこそ、そもそも自らその可能性を潰していますの」
リーナ「新たな友を得る喜び。お互いが歩み寄り、理解を深め合う。これこそ神の平和への近道だと私は思いますわ」
アルフォンス「それは……」
シア「エリスさん~、昨日のアップルパイの作り方も教えてくださいよ~」ポヤポヤ
エリス「いいですけど、朝は普通にご飯を食べましょうよシアさん?」
アルフォンス「……お前の言わんとすることはわかった」
アルフォンス「だが、お前は他国に友を作るために聖国から離れたというのか?」
リーナ「そんなわけではありませんわ。兄の……シュタイナーの暴走を知らせるためですわよ」
アルフォンス「ぼ、暴走だと!? 聖王はそのような……!」
リーナ「あんな天使なんてものを持ち出し、王国まで焼き払っておいて!?」
リーナ「暴走……いや、もはや狂気の沙汰ですわよ!?」
アルフォンス「天使は神が与えてくださった御力。その力で聖国を……」
リーナ「兄上……天使は、そんな存在じゃないのですわ」
リーナ「……」
※アルフォンスは天使を本当の神の使徒であると信じています
※アルフォンスに天使の真実を伝えますか?伝える場合はどのように伝えるかも
↓1~3多数決
――
アルフォンス「エ、エカチェリーナ……今度は一体何が始まると言うのだ……」
リーナ「兄上の目を覚まさせるための実験ですわ」モグモグ
アルフォンス「……」
アドルラン「それではルーシェ、頼んだぞ」
ルーシェ「お任せ、ください……」グッ!
エリス「今回は、私達もお手伝いします!」
シア「以前の鍛錬の成果が生かせますね~」
アルフォンス「……?」
リーナ「兄上、頭の中で天使の姿や言動を思い出しながら……よくご覧になって」
ルーシェ「……ん、核の魔力、霧散魔力……」キュオォォ…
シア「それらを逃さないように、外殻の魔力で覆って固めて~……」ガキィン!
エリス「歩くだけでは信じない可能性もあります。それなら、付加魔力も……」ゴオオォォォ!
アルフォンス「……!?」
ルーシェ「……おまけ。天使の羽も、つける」ペタペタ…
ゴゴゴゴゴ…
合作天使「アドルラン様の敵は! 全て私が斬り崩してみせますよ~!」フワフワ
一同「「おおー!」」パチパチ
ルーシェ「が、頑張った……お二人とも、お手伝いありがとうございます……」ゼェゼェ
シア「お疲れ様です~。やっぱり、核の魔力の影響を一番受けるみたいですね~」
エリス「どことなく、私とシアさんの雰囲気もします。込めた魔力量も影響しているのでしょうか?」
アルフォンス「そ……そんな……」
合作天使「アドルラン様~」フワフワ
アドルラン「ははは、なんだ魔法人形や無慈悲な天使というからどれだけ恐ろしいかと思えば……」
アドルラン「なかなか可愛いじゃないか」
合作天使「なでなでして~」
ロウル「ふむ、天使の性質が核の魔力に影響されるということは……」ニヤニヤ
アーシャ「今のは、ルーシェちゃんの願望かしら?」クスクス
ルーシェ「!?///」
アドルラン「そうなのか? それならそうと言ってくれればいいものを。ほらルーシェ、よく頑張ったぞ!」ナデナデ
ルーシェ「///」ホクホク
アルフォンス「…………っ!」
リーナ「兄上、これでご理解いただけたかしら?」
アルフォンス「…………すまない、エカチェリーナ」
アルフォンス「彼らに、私を一人にするよう頼んでくれ……」
アルフォンス「安心しろ、逃げはしない……」フラ…
リーナ「兄上……」
マークス「……アルフォンス様は、私と同じく魔法が使えません」
マークス「ですが、私と同じく知識はある。そして本来であれば、私などより遥かに聡明です」
マークス「きっと、大丈夫です……」
――
――
【城塞・個室】
アルフォンス「……」
アルフォンス「……私は……」
アルフォンス「私は、何を信じていたのだったか……」
アルフォンス「偉大な神、そう、神を……信じている」
アルフォンス「そして……神の声を聞き、私とエカチェリーナの道を拓いてくれた聖王を――兄を……」
アルフォンス「……」
アルフォンス「……だが、先程のあれは……」
アルフォンス「大きさこそ及ばないが、動きや言語の流暢さ……まるで四天のような……」
アルフォンス「彼女の言葉が真なら、戦闘力ではなく精密動作に魔力を割いたからなのか?」
アルフォンス「それは、つまり……」
アルフォンス「……言動は、核の魔力の影響を受ける……」
アルフォンス「……強大な力を持ち、王国を陥落寸前までに焼き尽くす……」
アルフォンス「……断罪……異教徒の、断罪……」
アルフォンス「神の使徒などではない、魔力……製作者の、意志……」
アルフォンス「…………」
アルフォンス「……神よ……私は……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
なんでここんとこずっとゾロ(しかも偶数が)狙撃してくるのかなぁっほぷぇ!?(臓物流出)
特殊判定結果
アルフォンスの心情
44×2(ゾロ目ボーナス)+25(天使の真実)+50(エカチェリーナ、マークス、シアの生存)
= 1 0 0 (163)(私は愚かだった……)>75
※基準値を超えたため、アルフォンス改心
※さらに100を超えたため、アルフォンスに後悔の感情
※さらにゾロにより、聖国内の正確な情報及び、四天の配置場所を全て話します
※さらに偶数ゾロのため、上記に加えアルフォンスからの援護が受けられます
王国から奪った戦力の正体も判明します
――
ちょっと最近本当にゾロ目さんが全く自重しないんですけどと本気で血を吐きそうなあたりで今日はここまで
はい、カインの悪夢再び。大事なところで最良の判定です。完全に目が覚めて洗いざらい全部ぶちまけです
このあと、ほぼ確定でシュタイナーの更なる強化(超狂~Ex)判定が出ますが、それでもさよならシュタイナー率が相当高いです
完全に行き詰った時用だった姉妹の連携スキルまで獲得してますからね(白目)
本日もありがとうございました!
あばばば寝堕ちてました……!申し訳ありません、本日の更新はお休みで
明日は上手くいけばお昼すぎからちびちび再開できるかな……
アルフォンス部分を少しは書き溜めておきます
そしてついでに先に問題の判定もとっておきます
【聖国・聖王宮】
シュタイナー「…………」
シュタイナー「アルフォンス……エカチェリーナ……」
シュタイナー「……………………」
特殊判定
↓1~3コンマ二桁
わーおぃ!?フラグ回収通り越したぁ!?(白目)
三連特殊判定結果
1:シュタイナーの慈悲
01-20(アルフォンス+エカチェリーナロスト)<50
=0(-19)
帝 国 は 過 去 も 未 来 も 歴 史 か ら 消 し ま し ょ う
※シュタイナーに後退の二文字はありません
※聖国防衛レベル最大+帝国への奇襲も同時に行います
※聖国戦時、シュタイナーが第一形態を放棄します
2:魔物の転移への抵抗
29<30
※基準値を下回ったため、天使+魔物の混成軍を転移するようになりました
3:四天の解放への抵抗
21<30
※基準値を下回ったため、四天が転生+徒党を組みます
※間違いなく出目は最悪極まりないです
2番が基準値を下回ったため、追加特殊判定
↓1~2
コンマ二桁
あれ、これまたやばいパターン……
特殊判定結果
1:混成軍
27(超級魔物×1+下級天使×2)
2:転移攻撃
28<30
※基準値を下回ったため、即時転移攻撃開始
※アルフォンス終了後、鍛錬イベント前に割り込んで転移攻撃が発生しました(白目)
追加特殊判定
↓1コンマ二桁
アカン(滝血)
アカン。アカン……
特殊判定結果
奇襲攻撃対象
01~15:貧民街
※貧民街には戦闘可能なネームドキャラがいません
防衛として、帝国兵×5が配備はされていますが……
帝国兵レベル:42×5=210
このレベル及び超級魔物のスキルでは、とても勝ち目はありません。よって……
帝国ダメージ判定
貧民街壊滅及び帝都・王城奇襲率大上昇
※判定不要でアベル隊のシュタイナーへの殺意が上昇します
アルフォンス改心やったねと思わせてから判定値が全部30を下回るって……
流石にちょっとやばいというか、せめて貧民街住民の救済判定は用意しておきます
アルフォンスパートでシュタイナーにもいいところはあるんだよ的な話を書いていましたが、もはや言い逃れできない魔王だもんこれ(白目)
ヌルゲー確定と思っていた姉妹の連携スキルが、今となってはあってよかったなぁレベルです。あるとないとじゃ難易度変わります
ちなみにシュタイナーはこれ以上強化されません。構想し、強すぎるかと没にしたデータをサルベージしたといえばお分かりいただけるでしょう
……まあ皇帝もそうなんですけどね
本日もありがとうございました。明日は早めの更新を心がけます
こんにちはー
お昼なんてとっくにすぎちゃってますが、次の判定部分まで投げておきます
――
……
アルフォンス「……」フラ…
リーナ「あ、兄上。もうよろしい――」
アルフォンス「……すまないっ!!!」ガバッ!
リーナ「!!」
アルフォンス「私は、私はなんという愚かな真似を……っ!」
アベル「……その様子だと、天使の本質。つまりは聖王の本質を理解してしまったか」
アルフォンス「ああ……聖王が、兄が……神の兵と偽り、己の魔法人形で……他国を滅ぼそうとしている……」
アルフォンス「嫌でも、理解してしまう……」
アルフォンス「私はそれを疑いもせず、兄の言葉を盲信してしまっていた。己の思考を、いつの間にか放棄していた……」
アベル「神は絶対。そして神の声を聞ける聖王の言葉は即ち神の言葉、だったか」
リーナ「えぇ……」
アベル「しかし、知将とされた男が随分な体たらくなものだな」
アルフォンス「……私は、賢くは無い。強くも無い。魔法も使えない。幼き頃は、神に捨てられた存在とすら呼ばれた」
アルフォンス「対して妹は、幼くして賢く強く、癒しの魔法で多くの民を救った。僅かばかり、嫉妬さえした」
アルフォンス「――だが、神に愛されなかった私も、愛された妹も、共に迫害を受けた」
アベル「!!」
アルフォンス「そう……国が違えど、住む者は皆同じ人間……そんなことは、幼い頃から理解していた筈なのにな……」
アルフォンス「人より劣る私を害し優越感に浸る者。人より優れる妹の…………」
アルフォンス「…………大器晩成型の身体の一部をひたすらに貶め悦楽を得る者」
アルフォンス「幼い我らは、神に祈った。妹は精霊の友達がいるからなどと気丈に振舞っていたが……」
リーナ「ちょ、兄上!? それは本当にいますのよ!?」
アルフォンス「そ、そうか」
アルフォンス「とにかく、そんな私達に対し……兄は幼い頃から飛び抜けた才を持っていた」
アルフォンス「そしてある日、兄は言ったのだ。――神からお言葉を頂いたと」
アルフォンス「神託に従い、言われた通りに頑張ってみろ。そうすれば必ず上手くいく、と」
アルフォンス「――その言葉は正しかった。私は魔法が使えずとも戦え、兄に劣らぬ知識を得られた」
アルフォンス「その後も兄は神の言葉を聞き続けた。私に限らず、多くの民をその言葉で導いた……」
アルフォンス「私や民にとって、これまで兄の言葉は何一つ間違っていなかったのだ……」
アルフォンス「…………言い訳にもならないことは、わかっている。全ては愚かな私自身が悪いのだ」
アベル「……」
アベル「……己を愚か、と言うことは後悔の念はあるのか」
アルフォンス「……まだ、帝国全てが……異教徒とは呼ばずとも、野蛮な者が多いという認識はある」
アルフォンス「だが……エカチェリーナ達の命を奪わず、捕虜として厚遇していたアベル皇子……」
アルフォンス「そして、夜襲をかけた私に正々堂々と正面から戦ったアドルラン皇子……」
アルフォンス「帝国の全てが、否定すべきものではないということは、理解できたよ……」
アルフォンス「そして今や、無差別攻撃を繰り返す我が国も野蛮な存在であることをな……」
リーナ「兄上……」
アベル「そうか……。少し、待っていろ」
アルフォンス「?」
――
――
ガチャ…
パトラ「……」
アルフォンス「……?」
アベル「……彼女は、王国将だ。四天の攻撃で、瀕死の傷も負った」
アルフォンス「……!」
アベル「パトラ、俺は一時退室するが……マックスは?」
パトラ「あの子には待機を命じました。まだすぐに割り切れるほど、落ち着いていないですから」
アベル「そうか……」
パタン…
パトラ「さて……聖王弟にして聖国将、アルフォンス殿……でしたよね?」
パトラ「私は王国将のパトラ。以後お見知りおきを」
アルフォンス「……っ」
パトラ「驚かれましたか? 王国将である私が、アベル皇子の拠点にいることが」
パトラ「……あの日、私は四天の前に為すすべなく敗れました。多くの兵と民も、命を落としました」
パトラ「それを救ってくださったのが、アベル皇子達です。ご自慢の四天を討ったのもね」
アルフォンス「!!」
パトラ「逆に言えば……アベル皇子達がいなければ、王国は本当に天使に滅ぼされていたかもしれません」
パトラ「確かに腐敗した貴族が多いですけど、そうじゃない人も大勢いたんです……」
パトラ「……答えてください。連れ去った王国の民は、どうなさったんですか?」
アルフォンス「……兄が、貴族たちを選別した。神を信じ悔い改めた者には、神の雷が落ちなかった……」
パトラ「……雷、ですか。リーナ……エカチェリーナさんから聞くところによると、聖王の得意とする魔法ですね」
パトラ「神の裁きではなく、ただ聖王自らが生かす者と始末する者を選んだのではないですか?」
パトラ「天使が偽りだったのです。より上の存在である神の裁きを、本当に実現できると?」
アルフォンス「っ……」
パトラ「……貴族の末路はわかりました。確かに彼らには本当に裁きを受けるべき人間もいます」
パトラ「では……ただの、民たちはどうしたのですか?」
アルフォンス「……貧民は、私が抱き込んだ。国王を慕う貧しき者に、これは神がお前を救うために行った行為なのだと……」
アルフォンス「もう飢えることもないと、信じる対象を神へと向けさせた……」
パトラ「……生きては、いるのですね」
アルフォンス「あ、ああ。ほとんどの者は各地の教会に住むよう手配はしたが……」
パトラ「そうですか……」
パトラ「彼らにとっては、そちらの方が幸せなのでしょうか……?」
アルフォンス「どういう意味だ?」
パトラ「陛下は、素晴らしいお方です。ですが、どれだけ奮闘なさっても、すぐには貧富の差は無くならない」
パトラ「信者を増やすため、王国の力を弱めるため……裏に如何な理由があれど、彼らが住居を得て、飢えていないのは事実」
パトラ「そういった点に関してだけは、王国の民は救われていると言えなくもない……」
アルフォンス「……」
パトラ「アルフォンス殿、もしあなたが、真実を知り僅かでも悔いているというのならば」
パトラ「――捕えられた王国の民。そして戦う力の無い聖国の民のいる場所を全て教えてください」
アルフォンス「!! そ、それは……」
パトラ「もう、お気づきになられているんじゃないですか? 天使の質から、聖王の本心に」
パトラ「戦争である以上、私を含め犠牲が出ることは覚悟しています」
パトラ「ですがだからといって、無意味な殺戮……兵以外の民を巻き込むことは、私の主義に反する」
パトラ「聖王シュタイナーだけは、討たせて頂きます。ですが、民は巻き込まないと誓いましょう」
アルフォンス「……憎くはないのか。私や、聖国そのものが……」
パトラ「……あなたは、罰せられることを望んでいるのですか?」
パトラ「――それこそ、神様が見ているのでは? 悔いる気持ちがあるのならば、生きて悔い続けてください」
アルフォンス「!!」
パトラ「この場であなたの首を持ち帰ったところで、何も変わりません」
パトラ「ですがあなたが悔い――今度は自分の意思で何をすべきかと考えれば……きっと何かが変わるはず」
パトラ「民の情報の件、いいお返事を期待していますよ?」
ガチャ…
アルフォンス「……安易に神の許へ旅立つことも、許されぬか……」
アルフォンス「今の私が、何をすべきか……」
――
――
ガチャ…
アベル「パトラとの話は済んだようだな」
アルフォンス「……討たれる覚悟は、決めていたのだがな」
アベル「彼女は王国の優秀な将だ。安易な行動は取りはしない。四天には今度こそ穴を開けると意気込んでいるがな」
アルフォンス「四天……そういえば、あれを討ったのはアベル皇子だと聞いたが……」
アベル「ああ、一応な。とはいえ、俺もシアがくれたこれが無ければ危なかったが……」チャリ…
アルフォンス「そ、それは……! そうか、彼女もそこまでの信頼を寄せるか……」
アルフォンス「……アベル皇子」
アベル「なんだろうか」
アルフォンス「パトラ将軍からは生きて悔いろと言われたが……アベル皇子達はどうなのだ?」
アベル「そうだな……まずは……」パチン!
フィーア「アベル兄様、お呼びですか!?」ヒョコ
キアラ「は、初めまして……?」ヒョコ
アルフォンス「子供……?」
アベル「二人とも、俺の妹だ。そして――二人とも天使に傷を負わされた」
アルフォンス「!!」
アベル「特にキアラの方は、突然でな。上級天使と下級天使の群れに一人でいるところを襲われた」
アルフォンス「なっ……」
アベル「キアラは、本が好きな優しく大人しい子だ。魔力は持つが自ら争おうなどとは思わない」
アベル「――それを下手をすれば殺されかけたのだ。兄としてどういう感情を持ったかは、察して欲しい」ヒュオォォ…
キアラ「に、兄様! 落ち着いて!」アセアセ
アルフォンス「……っ」
アベル「……だからこそ、お前の気持ちもわからないでもない」
アルフォンス「?」
アベル「――大切な妹を傷つけられれば、誰でも感情的にはなるだろう?」
アベル「リーナから聞いたぞ? 本来は多数の将を率いての戦闘を得意とすると」
アベル「それが敵の本陣に単騎突撃とは……命知らずにも程が無いか?」
アルフォンス「う、うぐ……し、しかしエカチェリーナが戻らず、兄も焦った様子だったのだ……」
アルフォンス「マークス神父と過ごしていたならば、知っているであろう。全てを神に頼るな」
アルフォンス「だから私は、冷静な判断から……」
リーナ「せめて護衛くらいは連れてくる余裕はあったんじゃありませんこと?」ヒョコ
アルフォンス「エカチェリーナ!?」
リーナ「私が心配、ということは嬉しいのですが。あの時、慌てて飛び出た私も最低限の用意と部下は連れ出しましたのよ?」
リーナ「普段の冷静な兄上はどうしましたの……」
アベル「……先程の話を聞く限りだと、激昂したシュタイナーにつられたのかもしれんな」
フィーア「リーナさんとアルフォンスさんは、仲良し兄妹なんですね!」キラキラ
リーナ「一応、そうなるのでしょうか……?」
キアラ「うん、単騎突撃するくらいですし……」
アルフォンス「………………可愛い妹が大切で、何が悪いと言うのだっ!」クワッ!
リーナ「あ、兄上!? 開き直るのはやめていただけます!?///」
アベル「はは、随分と人間味があるじゃないか」
アベル「無慈悲な天使――即ちシュタイナーと違ってな」
アルフォンス「っ!」
アベル「先程の妹の件は、まだ根に持っていると正直に言おう」
アベル「だが妹の件は抜きにしても……今の聖王は危険すぎる。それは今や帝国全体の認識だ」
アベル「皇帝が動けば……捕われた王国の民も、聖国の民も、全てがまとめて薙ぎ払われるだろう」
アルフォンス「……!」
アベル「聖国にいて、襲撃を天使に任せていたから知らないだろう?」
アベル「俺の父、皇帝ギルバートは聖国に対しての殺意を相当募らせている」
アベル「一体と刃を交えた俺だから言うが、たとえ四天が全員束になったところで父には敵わない」
アルフォンス「それほどまでに……」
アベル「だが……それはこちらとしても避けたかったからな」
アベル「――詳細は割愛するが、今現在の聖国攻略は俺とその部隊に一任されている」
アベル「俺達が動く限り、皇帝は動かないだろう」
アルフォンス「!!」
アベル「さて、そろそろ質問に答えよう」
アベル「妹達を傷つけられた腹立たしさは勿論ある」
アベル「しかしリーナとは俺も妹も既に友だ。彼女の願いである聖国民の助命だけは叶えたい」
アベル「――俺の言葉もパトラと変わらん。悔いるならば、全てを吐き出せ」
アベル「信ずる神や兄ではなく、今を生きる聖国の民のことを思うのならばな……」
アルフォンス「わ、私は……」
リーナ「兄上……」
アルフォンス「…………」
アルフォンス「……わかった」
アルフォンス「その程度で、私の罪が消えるわけではないが……私が知る限りの情報は提供しよう」
リーナ「兄上!」
アベル「ありがたいが……予め言っておく。聖王シュタイナーは、討つぞ」
アルフォンス「……構わない。もし本当に兄の言葉が神のものであれば、兄が敗れることはない」
アルフォンス「逆ならば……結果も逆になる。それだけのことだ……」
リーナ「……」
アルフォンス「……ところで、一つ質問をいいだろうか?」
アベル「?」
アルフォンス「先程から、エカチェリーナのことをリーナと呼んでいるが……」
リーナ「ああ、それは私が考えた偽名ですのよ? 今はこちらの方が馴染んでしまっているくらい……」
リーナ「今の私は聖国のエカチェリーナ王女ではなく、アベル達の友の一人、ただのリーナですの」
アルフォンス「そう、か……」
リーナ「……折角です。兄上も何か、考えてみては?」
アルフォンス「私が……?」
リーナ「ええ。悔いる意味でも、心を入れ替える意味でも、帝国内でアベル達に迷惑をかけないためにも」
アルフォンス「……そうだな」
アルフォンス「ふむ、私の名か……」
アルフォンスの偽名
↓1~3コンマ最大値採用
こんばんはー
結局遅くなって申し訳ないです……
少しだけ再開します
お菓子じゃねーか!
偽名:アルフォート
――
アルフォンス「……」
アルフォンス(偽名……偽り……)
アルフォンス(神よ……)
アルフォンス(……むぅ……)
アルフォンス「……」ムムム…
リーナ(偽名って、そんなに悩むものだったかしら?)
アルフォンス(ああ、しかし神よ……)
アルフォンス(エカチェリーナを御救いくださり、ありがとうございます)
アルフォンス(……私は愚か者。そして兄は……)
アルフォンス(民を、後の聖国を導けるのは……エカチェリーナしかいない……)
アベル「……」
アルフォンス(大丈夫、妹ならば私達と同じ過ちは繰り返さない。安心だ……)
アルフォンス(しかし、安心したら――急に腹が……先程朝食を見せつけられた影響か?)
アルフォンス(……い、いかん。妙な雑念が。思考が乱れている、糖分を補給せねば……)
ガチャ
シア「アベルさん~、新しいお菓子を焼いてみましたよ~」ポヤポヤ
シア「王国のも参考にして、ビスケットの上にチョコレートをかけてみました~」
アルフォンス「……」タラー…
アルフォンス(う、頭に何かが? ――まさかこれが神の声か……!?)
アルフォンス「――アルフォート?」ポツリ
リーナ「アルフォート? それが兄上の偽名ですの?」
アベル「あまり変わっていないような……」
シア「でも、なんだか美味しそうな感じがしますよ~?」
アルフォート「ち、違う!? 今のは!?」アセアセ
アベル「では宜しく頼むぞ、アルフォート」
リーナ「宜しくですわ。……兄上はまずそうですわね。では、アルフォートさんで」
シア「アルフォートさん、いい名前だと思います~」
アルフォート「……」
アルフォート「……よろしく頼む」フカブカ
※アルフォンスの偽名がアルフォートになりました
――
――
アルフォート「……では、アベル皇子。私はまず何をすればいい?」モグモグ
アベル「そうだな……とりあえず、外出だけはまだ許可できない」モグモグ
リーナ「私と同じで、帝国は勿論天使兵にも遭遇すると面倒ですからね」モグモグ
シア「……でも、アルフォートさんだけでもこっちに来てくれてよかったです~」
アルフォート「……神が、私に償う機会を与えてくれたと思おう。外出の件は心得た」
アルフォート「戦力として動くことは難しいとは思うが……」
アルフォート「いつか兄と戦う時は『私も同行させてほしい』」
リーナ「勿論、『私も』ですわよ?」
アベル「わかった」
アルフォート「今の私にできることと言えば、聖国の情報を話すことぐらいだが……」
アルフォート「何か、聞きたいことはあるだろうか?」
アベル「そうだな……お前達は何かあるか?」
シア「ん~……」
リーナ「聖国民の私達では、逆に思いつきませんわ……」
キアラ「え、えっと……兄様、宜しいでしょうか?」オズオズ
フィーア「あ、私も!」パッ!
アベル「ん、何かあるのか?」
キアラ「えっと……」
アルフォートに『今』聞いておきたいこと
↓1~2自由安価
王国から奪った魔物と道具について
――
キアラ「天使は、魔法人形だとわかりました……」
キアラ「でも……王国から奪ったという『魔物』はどのような……?」
アベル「そういえば、気になることではあるな」
リーナ「奪ったとはいえ、そう簡単に使役ができますの……?」
アルフォート「……ああ。全てではないが、私もその姿は確認している」
アルフォート「恐ろしい、存在だった……」ブルブル…
アルフォート「私に仕組みはわからない。だが、王国貴族と話していた兄は、確かにそれを使役できていた」
リーナ「兄上が、恐れる程の魔物……?」
アルフォート「魔物、と一括りにすべきではないな……」
アルフォート「……娯楽品。冒険譚を読んだことがある者はいるか?」
キアラ「あ、はい。本は色々と読みますから……」
フィーア「私も、姉様を見習って色々と!」
アルフォート「そうか。冒険譚は、空想の世界を旅できる品だ……」
アルフォート「子供達に人気があったのは、神に選ばれし勇者が、捕われた姫を助け出すというものであったが……」
フィーア「あ、それなら読んだことがあります!」
アルフォート「話が早い。では、姫を攫い……世界の脅威ともなった存在は憶えているだろうか?」
フィーア「えっと、人のフリをしていたけど、実は大きな大きなドラゴンで――」
アルフォート「……それだ」
アベル「は?」
アルフォート「――王国の魔物は『ドラゴン』だ」
リーナ「じょ、冗談ですわよね……?」
アルフォート「冗談であればよかったよ……」
アルフォート「……極端な話をしてしまうと、兄の王国の奇襲も失敗している可能性があっただろう」
アベル「どういう意味だ?」
アルフォート「……国王が、民を優先する王であったからこそ成功したと言えばいいか」
アルフォート「もし国王が暴君であり、こちらの侵攻にあの竜を呼び出していれば……」
アルフォート「……『王国に送られた天使では竜に敗けていた』可能性がある」
フィーア「!! あの、二体の天使でもですか?」
アルフォート「……ああ。『竜の地力は四天を凌駕している』だろう」
アルフォート「そして『多数の獲物を見つけると強さを増す』性質があり、天使の数で押すこともできない」
アルフォート「さらに地力を上げて破壊の吐息を撒き散らすのだ。『通常全体攻撃の対処方法は通用しない』だろう」
アベル「なんだと……」
アベル(クラウス王が良識ある人で本当に助かったな……)
アルフォート「それこそ空想話のごとく『強力な個』か『超少数精鋭』で挑まねば、あれはどうにもならん……」
アルフォート「竜は己の力に自信があるのか、『搦め手は使わない真っ向勝負』を挑んでくる」
アルフォート「対峙することすら困難だが、それでも『高い耐久性か回復力』は必要だろう」
アルフォート「私が知るのは、これくらいか……」
リーナ「兄の天使も大概ですけど、王国も実はとんでもない隠し玉がいましたのね……」
アベル「四天のことも追々聞きたいが、その竜の情報はまだ伝わっていない。こちらを優先すべきか……」
アルフォート「……まさかとは思うが、帝国にも天使や竜のような強大な戦力がいたりするのだろうか?」
アベル「いや、特にそういった戦力は……」
アベル「……」
アベル「あえて言えば、父がそれだな」
キアラ「うん……」
フィーア「確かに、お父様なら物語のドラゴン相手でも素手でちぎりそうだもんね……」
アルフォート(本当に人間か……?)
アルフォート「四天の『火と水は沈んだまま』だ。『風と土が聖都の入り口を護衛と共に守護している』が……」
アルフォート「おそらく竜は、王宮の守護に使われるだろうな……」
アルフォート「他にはあるか?」
フィーア「えっと、それじゃあ王国から奪った道具とかって何があるんですか?」
アルフォート「……魔法道具の全てに関しては、私も把握しきれていない」
アルフォート「ただ『転移の護符』は何枚かあったな」
アルフォート「そして『魔力を回復する薬』や『魔力そのものを強化する薬』もあった」
アルフォート「……そして、聖国正規軍の中にも一握りだが『天使と共に出撃する聖国将』がいる」
アルフォート「王国から奪った道具があわされば『これも強化され、転移攻撃してくる可能性』もある」
リーナ「まったくださいまし! 人間が転移の護符でいきなり帝国を襲うなど……」
アルフォート「もはやありえない話ではなくなっているぞリーナ……」
アルフォート「天使の正体が魔力そのもの、かつ兄がそれを座標していはできないが飛ばせる以上……」
アルフォート「天使を帝国の適当な位置に飛ばす→即座に帰還させる→座標を回収ないし天使の魔力を将に流す」
アルフォート「これだけで、次は将が転移できることだろう……」
アベル「……っ!」
アルフォート「……『兄は絶対に聖国からは離れない』のがせめてもの救いだろうか」
アベル「……『なんとか帝国の守りを強化すべき』だな」
アルフォート「そうなるな……」
アルフォート「おそらく、エカチェリーナに続き私までいなくなれば……」
アルフォート「兄は、帝国への攻撃を更に強めるだろう」
アルフォート「王国は……私ならば攻めはしないが、確証はない」
リーナ「攫った王国民からやはり反感を買う恐れがありますものね」
アベル「それに、既に半壊している王国はいつでも倒せると考える可能性もあるな……」
アルフォート「ああ。よって狙いは――帝国になるだろう」
アルフォート「そしてパトラ将軍や王国をアベル皇子が救ったということは……」
アルフォート「内密にだろうが、帝国と王国は同盟が組まれているのだろう? そうなれば、万一王国を狙っても結果は同じ」
アベル&アルフォート「「……帝国と聖国の全面衝突」」
リーナ「……!!」
シア「……!!」
キアラ「……!!」
フィーア「……!!」
アルフォート「エカチェリーナから聞いているかもしれないが、聖国には魔力の回復場がある」
アルフォート「王国から奪った道具とあわせれば『兄の魔力切れはほぼない』だろう」
アルフォート「そうなると恐らく『中級天使以下は無尽蔵に繰り出せる』ことになる」
アルフォート「……アドルランは強かったが、警邏している帝国兵は私の敵ではなかった」
アルフォート「念を入れるならば、『アドルランに頼み帝国兵そのものを天使に敗けない域にする』のも手かもしれぬ」
アベル「……そうか」
アベル「そちらも、色々と考えることがあるだろう。もう今日はリーナと共に休むといい」
アルフォート「……感謝する」
アベル(……こちらも、問題が増えたからな)
アルフォート(神よ……私は、裁きを受ける覚悟はできています)
アルフォート(ですが、どうかその日までは……)
アルフォート「……」チラ
リーナ「兄上?」
アルフォート(どうか、妹共に償いを続けることを御許しください)
アルフォート(そして願わくば、どうか兄を、全ての国を……)
アルフォート(――愚かな私の祈りを、神が聞き入れることは無い)
アルフォート(――この後に私はすぐさま、現実を突き付けられる)
――
――
【聖国・聖王宮】
シュタイナー「――消しましょう。帝国の全てを」
シュタイナー「王国と聖国だけを統べ、神を崇める平和な国を築き上げればいい……」
シュタイナー「何もかもを奪っていく野蛮な帝国は、根源から淘汰せねば……」
シュタイナー「――出番ですよ、異形の存在よ」
???「グルルル……」
シュタイナー「あなたは本来、生命の理から外れた忌むべき存在」
シュタイナー「ですが、神の光を浴びてあなたは生まれ変わったのです……」
シュタイナー「――さあ、神の使徒に代わり」
シュタイナー「神の獣として、異教徒を残らず焼き尽くすのですよ……?」
???「グオオオオォォォ!」
シュタイナー「あなたが聖国からの……神からの使者とわかるよう、不要かもしれませんが天使も同行させます」
下級天使×2「……」
???「……」フン
シュタイナー「弱者はお呼びでないと……我慢なさい」
シュタイナー「――滅びよ、帝国」
シュイン!
※シュタイナーの帝国強襲発生
※攻撃対象は前判定通り、帝国貧民街です
判定
↓1~2コンマ二桁
※ソロ目チケットが使えます(一枚で最悪の事態は回避できます。二枚使用で大きな恩恵)
※ゾロ目チケットを使いますか?また使う場合は枚数も
↓1~5多数決
あ、あれー……?
どうしましょう、正直1番が重要で2番が恩恵部分ですがまさかまた素ゾロとは……
1枚使用(貧民救済)は確定として、二番目は使用をとりやめますか?(00には劣りますが恩恵は大きいです)
――
【城塞・アベル私室】
エリス「今日も、色々と大変でしたね……」
アベル「ああ、どうなるかわからないが……上手くいくといいな」
エリス「アルフォ……ート?さんとですか?」
アベル「それも含め、色々とな」
アベル「アルフォートは、確かに力が有り頭も切れるようだが……」
アベル「――シュタイナー程の狂気を感じなかった」
アベル「妹を案じすぎた……身も蓋もない言い方をすれば、知将どころか猪のような将だな」
エリス「まさか、夜中にアドルラン様に単騎突撃とは思いませんよね……」
アベル「そういえば、エリスも済まなかったな。ほぼ寝ずの番だったのだろう?」
エリス「い、いえ全然大丈夫です!」
エリス「あ、そういえばまた例の紙を拾ったのですが……」スッ…
アベル「ん? ああこれか。これで今は5枚……1枚消えている? いつの間に……」
ゾロ目チケット「……」
スゥ…
アベル「!?」
エリス「え!?」
アベル「こ、今度は目の前で消えた……なんなんだ、この紙は?」
エリス「でも、どうしてでしょうか……私達にとって、とてもいいことが起きそうな気がします」
アベル「ああ、俺もだ……」
アベル「不思議なものだな……」
判定結果
シュタイナーの奇襲に対する帝国
1:貧民街の被害
ゾロ目チケット使用
00(ハイパークリティカル)
= カイン奮戦。先に貧民街への防護結界を完成させていた
※結界完成により、貧民街への転移を妨害。住民の避難が間に合います
※さらにカインに強化+イベント発生
2:竜と天使兵の連携
コンマ33
ゾロ:本来相容れないもの。天使兵を置き去りにし、竜は単独行動。天使兵は帝国兵が処理した
※竜がシュタイナーの傍を離れると命令に従わない可能性が出てきました
※今後混成軍が誕生する時、判定次第では竜が単独行動となります
※判定結果
貧民街…街が破壊されるが、人的被害極減
戦闘…竜単騎。アベル隊の何れかが討伐にあたります
戦闘に向かわなかったメンバーは避難誘導。場合によってはお礼が貰えるかもしれませんし、被害が0になる可能性も
救済判定が済んだところで、今日はここまで
明日こそ早く……
なお仰々しく書かれているドラゴンは確かに強いですが、護衛が処理され実質レベル-100
勝てない相手では無くなっています(白目)
ただし、選択をミスすると危うい可能性も残っています。どういった編成で竜の処理にあたるかを考えておきましょう
本日もありがとうございました!
孤軍は消えてるんじゃないか?
覚醒して仲間といる時もレベル上昇=基礎レベルが一気に300超えたんだと思うし
覚醒スキル見る限り、これまでのスキルが統合されて★がつく(妨害耐性)のとさらなる付加効果(アベルだと皇帝戦の超耐久)ぽいし
最大レベルで殴り飛ばすなら、アベル+エリスで600オーバー、補正こみで700超だな
念のため>>1にアベルのステ見せて貰ったほうがいいかな?
こんにちはー
襲撃の対応安価まで投げておきます
>>202
アベルと、ついでにエリスの現在の能力です
仰る通り、覚醒時に孤軍奮闘は消滅しています
アベル:レベル307
【スキル】
★『不撓不屈の第三皇子』★
このスキルを獲得時、その時点の基礎レベルを2倍にし、以後のレベルアップ判定に補正を加える
さらに好感度100以上に達した者が現れる度、自身の基礎レベルを10増加させる
戦闘時、常時補正+20。さらに敵との補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行い、
敗北判定時、劣勢状態で復帰する。この効果は一度の戦闘で一度しか発動しない
重大な決戦において、味方の持つ一部★スキルを自身のスキルに加えることができる
かつ最終決戦時、周囲の味方の人数×10自身のレベルを上昇させ、さらに人数分の耐久値を手に入れる
★『黒氷麗剣』
戦闘時、常時補正+15
優勢判定を得た時、敵の回復行動と回避行動を無効化する
劣勢判定を受けた時、次の敵の攻撃に-10の補正を与える
★『黒氷装』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後防御状態時補正+20の効果を得る
発動後の劣勢判定値の一桁が0の時、劣勢を無効化する
『人馬一体』
騎乗戦闘中、常時補正+20
逃走判定に+30
エリス:レベル303
【スキル】
★『想剣・星砕き』★
戦闘時、常時補正+40。攻撃状態時さらに補正+20
敵の所持する防御、回避、回復系スキル効果全てを貫通し無効化する
優勢取得時、そのまま敵に対し判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ
重大な決戦時、アベルにこのスキルを付与することができる
★『聖衣・双煌』★
劣勢判定を受けた時、二回発動。発動の度に以後常時補正+10の効果を得る
判定を無効化し、攻撃状態を維持したまま次の判定を行う
その際再度判定をとり、50以上の時は相手に劣勢を返す
さらに★スキルを含む敵のカウンタースキルを無効化する
★『護麟の双剣』
自身の耐久値を1増加させる
さらに自身に対する不利な状態異常を全て無効化する
『模倣・黒き月閃』
敵が防御状態の時、-10の補正をかける
さらに自身が一人で敵軍が複数の時、自身のレベル×敵軍人数まで自軍の合計値を上昇させる
『皇族崩し』
皇族が相手の場合に限り、常時補正+10
★『慈悲無き投刃』
戦闘時、常時補正+10
優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9の時、かつそれが防御された時、
★スキルでも防げない必中劣勢判定を与える
★『鏡反掌』★
敵が判定を無視した3劣勢以上を与えるスキルを使用した時、一度だけ発動可能
受ける劣勢を1まで軽減し、残りの数値の半分を相手への劣勢として返す
★『誓いの指輪』★
戦闘時、常時補正+10に加えて自身の耐久値を1増加させる
さらに敵との補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に劣勢状態で復帰し、確定逃走が可能となる
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない
あ、すみません
エリスはまだ護麟の双剣覚えてないです
――
【帝国・貧民街】
……
エメリナ「カ、カイン様……! 魔法陣、描き終えました……!」パタパタ
カイン「ああ、ありがとうエメリナ。これで一応の結界は完成したかな……」
コオォォォ…
カイン「うん、問題無さそうだ。悪かったね、夜通し君にまで手伝ってもらって」
エメリナ「え、いえ! カイン様のためならば! それに、一人よりも二人で、です!」
カイン「……そうだね」
エメリナ「それにしても、驚きました。ヒバリさんからあんな話を聞かされるなんて……」
カイン「相手も馬鹿だが、正面から受ける兄さんも相当な馬鹿だよ全く……」
カイン「まあ兄さんが勝って、アベルの所に放り込んだならもうそいつは問題にはならない」
カイン「問題なのは、そいつを探してまた天使が送られてくることだからね……」
エメリナ「それで、結界の完成を急がれていたのですか?」
カイン「ああ。帝都ならば、仮に天使が現れても多くの兵や兄さん達が応戦できる」
カイン「王城に直接来たら、父さんがもう黙っていないだろう」
カイン「だから、ひとまずこっちの結界は後回しでいい。先に、戦える奴のいないここの結界を急いで仕上げるのが得策さ」
エメリナ「……弱い人を、守られるのですね」
カイン「……ふん、僕はそんな甘い人間じゃないよ」
カイン「ただ、仮にも帝国領の一部で天使なんぞに暴れられたら、示しがつかないし士気にも関わる。それだけだよ」
――
――
貧民「カ、カイン様……もうよろしいのですか……?」ビクビク
カイン「ああ。何か所か同じものを描いているが、あの陣を破壊しないこと。……命が惜しいなら、ね」
貧民「は、はいいいぃぃ!?」ビクゥ!
エメリナ「カ、カイン様! そ、そんなに脅す様に言わなくても……」
エメリナ「で、でも本当に……あれは大事にしてくださいね……?」
貧民「わ、わかりました……」
青年「カイン様が、こんな時間にこんな場所に……?」ヒソヒソ
少女「ど、どうしたんだろう……」ヒソヒソ
少年「お、俺達を殺しに来たってわけじゃないんだよな……?」ヒソヒソ
老人「わからぬ……」ヒソヒソ
カイン「……」
カイン「まあ、何事も無ければそれが一番だ。今まで通りの生活を続けるといい」
カイン「ただ、もし――」
キィン……
カイン「っ!? 馬鹿な、結界がもう発動した……!?」
エメリナ「え、えっ!? もう天使兵が……!?」ワタワタ
貧民達「「!?」」
カイン「落ち着け! さっき用意したものこそ、敵の転移を妨害する結界だ!」
貧民達「「!!」」
カイン「転移を妨害された者は弾かれ、転移先は結界外になる! これで――」
ヒュオオオォォォ……!
カイン「なっ……」
赤帝竜「 グ ル オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! ! ! 」
バチイィィィ!
赤帝竜「ガアアァァァ!?」
貧民「な、なんだあのバケモノは……!?」ガタガタ
カイン「この圧力が天使だって!? 笑えない冗談だよ……!」
カイン(念の為に、転移妨害と耐攻撃の効果を併せ持つ結界にしておいてよかったよ……!)
カイン(だがこんな規格外の奴、いつまでも抑えていられない……!」
帝国兵「カ、カイン様!」タタタ!
カイン「なんだこんな時に!?」
帝国兵「貧民街外部に、二体の白い兵士を確認! 現在、こちらに向かってきている模様!」
カイン「くそ、そっちが天使か!? 悪いがそれはお前達でどうにかしろ!」
カイン「僕は上のあいつをどうにか抑える為に、陣に魔力を流し続ける必要がある……!」
帝国兵「上? ってうおおおおおおおおおっ!? な、なんですかあの赤いバケモノは!?」
カイン「知るか! それよりもお前はこれ以上敵が増えないよう、白い奴らを始末してこい!」
帝国兵「は、はい!」タタタ!
カイン「エメリナ!」
エメリナ「はい! 私も微力ながら、魔力を……」
カイン「いや、それはいい。いくら魔力を加えたところで、赤いバケモノとやらは抑えきれない……!」
カイン「これを使え。僕が試作した、転移の護符だ。アベルの城塞に飛べるだけの魔力はある……!」
エメリナ「!!」
カイン「この場所と状況をアベル達に伝えてくれ……!」
エメリナ「わ、わかりました! カイン様、どうかご無事で……!」
カイン「は、僕を誰だと思っているんだい……!」
――
――
【帝国・アベルの城塞】
バアン!
エメリナ「た、た、大変ですアベル様……!」
ロウル「およ、エメリナさんじゃないですか。どうしたんですかそんなに慌てて?」
エメリナ「カ、カイン様が……貧民街が……」ゼエゼエ…
エメリナ「空を飛ぶバケモノに、襲われているんです……!」
ロウル「な、なんですって!? ちょ、皆さーん! 非常事態ですー!?」
……
アベル「っ、総員、すぐに支度を整えろ!」
アルフォート「馬鹿な……まさか竜まで、それも貧しき者が集まる場所に放つなど……!」グ…
リーナ「……こんな横暴、止めなければ!」
マークス「お気持ちはわかります。しかし我々は、下手に動くことができない身でもあります……」
ロウル「情報をくれただけでも感謝しますよ!」
シア「リーナさん達の分まで、私が頑張ります~!」
パトラ「……元は、王国貴族の負の産物であるといいます」
パトラ「戦えずとも、我々は民の皆さんを避難させましょう。いいわねマックス?」
マックス「はい! 将軍、お供致します!」
アーシャ「カイン様が結界を完成させてくれたおかげで、猶予こそはありますけど……」
エリス「話を聞く限り、竜の力は相当なものです。早急に排除しなくては危険すぎます……!」
キアラ「完全じゃないけど、傍までは私の転移魔法でなんとか……!」
フィーア「私もキアラ姉様も、もうお父様に力がばれるとか気にしている場合じゃないですよね……!?」ワタワタ
アベル「そうだな……」
※貧民街が竜に強襲され、カインが竜を結界で抑えています
※天使兵を帝国兵が抑えています
※アベル達到着まで、判定無しで貧民街の損害が抑えられます
※飛来した『赤帝竜』をどう討伐しますか? 討伐に向かうメンバーを選んで下さい
※討伐に向かわなかったメンバーは、住民の避難誘導やカインの援護に回ります
赤帝竜と戦う者
↓1~5多数決。同票の場合はコンマ高値採用
こんばんはー
てっきり単騎で挑むかと思えば全力で殺りに行きますか……
久々に早めの更新ですがゆったり進行で行きます
応戦:アベルとエリス
――
アベル「アルフォートの話を聞く限り、竜は強大な存在だ」
アベル「竜の相手は俺とエリスで行う。他のみんなは兄様の援護と住民の避難誘導を頼む」
アーシャ「わかりました!」
ロウル「アベルさん、エリスさん! これを!」
【揃いの陣羽織】を着用!
エリス「ありがとうございますロウルさん!」
アベル「キアラ、転移を頼む!」
キアラ「はい!」
リーナ「気を付けるんですのよ!?」
アルフォート「……すまない」
エメリナ「カ、カイン様をよろしくお願いします……!」
シュイン!
――
――
【帝国・貧民街】
シュイン!
アベル「……! あれが、竜か!?」
アーシャ「結界を力づくで破る気ですね……急いだ方がよさそうですよアベル!」
ワーワー…!
ロウル「当たり前ですけど、そりゃ街中パニックになりますよ……!」
パトラ「誘導しないと、余計な被害がでます。こちらも急いだ方がいいですね……」
フィーア「とりあえず、帝都まで避難できればアドルラン兄様達もいらっしゃいます!」
マックス「くそ、結界が破られたらあの日の王国みたいなことになっちまう……!」
シア「させませんよ~! 私は、結界の援護に回ります~!」
キアラ「私も……!」
アベル「すまない、任せたぞ! 俺達は、あれを討つ……!」
エリス「はい!」
――
――
……
アベル「兄様!」
カイン「アベルか……! 助かったよ……!」
キアラ「カイン兄様!」パアア!
シア「私達の魔力もお貸しします~!」パアア!
カイン「っはぁ……少し楽になったよ」
アベル「しかし兄様、結界をいつの間に……」
カイン「完成したのはついさっきだよ……少しでも遅れていたら、確実にこの辺りは炭だったろうね……」
アベル「本当に、ありがとうございます……!」
カイン「はは、どうだ? 僕だってやれるんだ……と言いたいが、とてもじゃないが元凶の相手は無理だ」
エリス「お任せください。たとえ伝説の存在といえど、アベル様達の前に立ち塞がるなら打ち倒します!」
カイン「頼もしいね……アベル、住民の避難はどうなっている?」
アベル「兄様の結界のおかげで、この辺りの住民は既に逃げ切っています」
アベル「他の住民も、アーシャ達が今誘導してくれている最中です」
カイン「そうか……それなら……」
カイン「一瞬だけ、この結界を解除するぞ」
一同「「!?」」
カイン「そうすれば、奴は勢いづいたまま、ここに激突することだろう」
カイン「結界外の相手に空中戦を挑むのはいくらなんでも無理だ」
アベル「そ、それはそうですが……」
カイン「街が破壊されることはやむを得ないと思えアベル」
カイン「――被害がこの場だけで済むよう、確実に仕留めるんだ」
アベル「……わかりました!」
カイン「それじゃあ――いくぞ!」
パリン…
赤帝竜「グオッ!?」スカッ!
ズドオオォォォォォォン……
赤帝竜「ガアアァァァァ……!」
赤帝竜「……!」
アベル「これが、王国に封じられていた魔……竜か……」チャキン
エリス「この威圧感、四天よりも……!」チャキン
赤帝竜「グオオオオオオオオオ!」ビリビリ!
アベル「っ、俺達を標的に定めたか!」
――『グラウンドメルト』発動――
戦闘時、常時補正+20
さらに敵に常時-40の補正をかける
アベル「……! 地を溶かす程の熱気……!」
――『揃いの陣羽織』発動――
戦闘時、味方全体に対するマイナス補正を全て無効化する
マイナス補正を無効化した場合、常時補正+10の効果を得る
さらに一定のレベル以下で戦闘不能となる効果も無効化する
『グラウンドメルト』の-補正を無効化
エリス「ですが、ロウルさんのこの羽織を着ていれば……!」
赤帝竜「グルアアア!」カアアァァァ!
――『聖王の加護』発動――
敵を常時防御状態にし、常時-15の補正をかける
さらに敵に聖国関係者がいた場合、基礎レベル-50の補正をかける
エリス「うっ!? こ、この光は……!?」グラッ…
アベル「エリス!」
エリス「だ、大丈夫です……! でも、この光は天使の……」
アベル「聖王が己の魔力を分け与えたのか……!」
アベル「エリス、迂闊に攻め込むな。守りを固めつつ、機を見て攻撃するぞ!」
エリス「はい!」
赤帝竜「グルルルルル……!」
――戦闘開始!!!
【帝国軍】
アベル:レベル307
【スキル】
★『不撓不屈の第三皇子』★
このスキルを獲得時、その時点の基礎レベルを2倍にし、以後のレベルアップ判定に補正を加える
さらに好感度100以上に達した者が現れる度、自身の基礎レベルを10増加させる
戦闘時、常時補正+20。さらに敵との補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行い、
敗北判定時、劣勢状態で復帰する。この効果は一度の戦闘で一度しか発動しない
重大な決戦において、味方の持つ一部★スキルを自身のスキルに加えることができる
かつ最終決戦時、周囲の味方の人数×10自身のレベルを上昇させ、さらに人数分の耐久値を手に入れる
★『黒氷麗剣』
戦闘時、常時補正+15
優勢判定を得た時、敵の回復行動と回避行動を無効化する
劣勢判定を受けた時、次の敵の攻撃に-10の補正を与える
★『黒氷装』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後防御状態時補正+20の効果を得る
発動後の劣勢判定値の一桁が0の時、劣勢を無効化する
『人馬一体』
騎乗戦闘中、常時補正+20
逃走判定に+30
★『堅守・散開襲撃陣』
敵が複数人への攻撃スキル所持していた場合、そのスキルを封じる
さらに常時補正+10の効果を得る
★『揃いの陣羽織』
戦闘時、味方全体に対するマイナス補正を全て無効化する
マイナス補正を無効化した場合、常時補正+10の効果を得る
さらに一定のレベル以下で戦闘不能となる効果も無効化する
★『聖女の祈り』
敗北判定が出た場合、一戦闘につき一度だけ、確実に拮抗状態で復帰する
エリス:レベル303
【スキル】
★『想剣・星砕き』★
戦闘時、常時補正+40。攻撃状態時さらに補正+20
敵の所持する防御、回避、回復系スキル効果全てを貫通し無効化する
優勢取得時、そのまま敵に対し判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ
重大な決戦時、アベルにこのスキルを付与することができる
★『聖衣・双煌』★
劣勢判定を受けた時、二回発動。発動の度に以後常時補正+10の効果を得る
判定を無効化し、攻撃状態を維持したまま次の判定を行う
その際再度判定をとり、50以上の時は相手に劣勢を返す
さらに★スキルを含む敵のカウンタースキルを無効化する
『模倣・黒き月閃』
敵が防御状態の時、-10の補正をかける
さらに自身が一人で敵軍が複数の時、自身のレベル×敵軍人数まで自軍の合計値を上昇させる
★『慈悲無き投刃』
戦闘時、常時補正+10
優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9の時、かつそれが防御された時、
★スキルでも防げない必中劣勢判定を与える
★『鏡反掌』★
敵が判定を無視した3劣勢以上を与えるスキルを使用した時、一度だけ発動可能
受ける劣勢を1まで軽減し、残りの数値の半分を相手への劣勢として返す
★『誓いの指輪』★
戦闘時、常時補正+10に加えて自身の耐久値を1増加させる
さらに敵との補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に劣勢状態で復帰し、確定逃走が可能となる
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない
VS
【聖国軍】
赤帝竜:レベル330
【スキル】
★『顕現する脅威』
三すくみ不利、敵の王国指定スキルを無効化
さらに戦闘時、攻撃状態を解除されない
またこのスキルを持つ限り、受けられる劣勢回数を4にし、
補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う
★『蹂躙する者』
戦闘時常時補正+20
敵対象が複数の場合、自身の基礎レベルを(敵人数-1)×130上昇させる
★『グラウンドメルト』
戦闘時、常時補正+20
さらに敵に常時-40の補正をかける
★『フレイムピラー』
戦闘時、常時補正+10
劣勢判定を2回まで無効化する
★『竜の逆鱗』
戦闘時、1度だけ発動
相手に受けた劣勢の倍値の劣勢を返す
★『聖王の加護』★
敵を常時防御状態にし、常時-15の補正をかける
さらに敵に聖国関係者がいた場合、基礎レベル-50の補正をかける
【状況:拮抗】
【防御状態固定】
アベル隊:レベル307+303=610
『反逆者への神罰』により-50
=レベル560
『不撓不屈の第三皇子』補正+20
『黒氷麗剣』補正+15
『揃いの陣羽織』補正+10
『想剣・星砕き』補正+40
『慈悲無き投刃』補正+10
『誓いの指輪』補正+10
VS
【攻撃状態固定】
赤帝竜:レベル330
『蹂躙する者』により+130
=460
『蹂躙する者』補正+20
『グラウンドメルト』補正+20
『フレイムピラー』補正+10
※カインの結界により消耗。常時補正-10
レベル差560-460=+100
スキル補正+65
『顕現する脅威』により補正差を+30まで軽減
コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ91
――アベル隊優勢!
赤帝竜「ガアアアアアァァァァァ!」ブオン!
ズガガガガガガガ!
アベル「っ……!」
アベル(尾をしならせただけで、この破壊力……! 早く仕留めたいところだが……!)チラ
エリス「!」コクン
エリス「皇帝陛下の剣に比べれば……!」タタ…!
赤帝竜「!!」
――『フレイムピラー』発動――
劣勢判定を無効化
赤帝竜「ガアッ!」ズドン!
ゴオオオォォォォ!
エリス「……火柱!」ピタリ
赤帝竜「グルオァ!」ブオン!
エリス「く……!」ヒラリ…
アベル「エリス!」
エリス「大丈夫です! しかし、これはなかなか攻めにくいですね……!」
エリス「ですが……!」グッ!
赤帝竜「!?」
エリス「まだですっ!」ダンッ!
――星砕きの連撃発動――
コンマ20以上で優勢
↓1コンマ二桁
コンマ01
追撃失敗……
――
エリス「はあああぁぁぁぁ!」ジャキン!
赤帝竜「グルオオオオ!」バサアァ!
エリス「っ!?」グググ…
エリス(羽ばたいて、強風……! これでは……!)
エリス「くぅ……!」バッ…
アベル「くそ、先にあの翼を潰した方がいいかもしれん……」
エリス「強風で近寄れないとなれば、それしかありませんね……」
コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ81
――アベル隊優勢!
赤帝竜「グルアアア!」ブオン!
アベル「くっ……!」ガキィン!
アベル「尾に翼、それに爪……全身が凶悪な武装だな……!」グググ…
アベル「だが……!」キイィィィン!
赤帝竜「グオオ!?」パキパキ…
アベル「普段が四足ならば、その状態で凍らせればいい……!」
赤帝竜「ガ、ガアアアアア!!!」
――『フレイムピラー』発動――
ボシュウウゥゥゥ…
アベル(やはり、機動力の回復を優先するか。だが!)
アベル「エリス!」
エリス「はいっ!」ジャキン!
――星砕きの連撃発動――
コンマ20以上で優勢
↓1コンマ二桁
コンマ69
追撃優勢!
フレイムピラー発動限界
赤帝竜残り耐久:3
――
エリス「でやああああ!」
ズバアアア!
赤帝竜「グルゥアアアアア!?」ブシャアアア!
エリス「よし!」
赤帝竜「グウウウウゥゥゥゥ!!!」ギロリ…!
――『竜の逆鱗』発動――
戦闘時、1度だけ発動
相手に受けた劣勢の倍値の劣勢を返す
アベル「っ! エリス!」
エリス「!!」
――『聖衣・双煌』発動――
★スキルを含む敵のカウンタースキルを無効化する
エリス「来るならば、来なさい……!」コオオォォ!
赤帝竜「グル!? グルウゥゥゥゥ……」タジ…
アベル「!!」
アベル(エリスの魔力に感づき、反撃のタイミングを逃したようだな……)
アベル(相当に知能はあるようだが、一度刻みついた印象はそう拭えない……このまま押し切る!)
コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ59
――アベル隊優勢!
赤帝竜「ッガァ! ガアアアアア!」ブオン! ブオン!
エリス「うっ、くぅぅ……!」ガキン! ギィン!
赤帝竜「グラアアアアアッ!」ゴアアア!
エリス「っぅ!?」シャガミ!
エリス「な、なんて連撃……これでは……」
赤帝竜「グルル……ゴアアアアアアアァァ!」ガパァ!
エリス「っ!」
エリス(しまった……牙、いや炎の吐息……!?)ゾク…
アベル「――竜よ、俺を忘れたか?」ジャキン!
赤帝竜「ガ!?」
アベル「――凍てつけ!」ヒュオオオオオ!
ガキィン!
赤帝竜「ガ……!?」バキバキ…
エリス「アベル様!」パアァ!
アベル「このまま叩くぞ!」
コンマ20以上で優勢
↓1コンマ二桁
コンマ73
追撃優勢! 計2優勢
赤帝竜残り耐久:1
――
アベル「エリス、あわせてくれ!」ジャキン!
エリス「はいっ!」ジャキン!
アベル&エリス「「はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」」ブオン!
ズバズバッ!!!
赤帝竜「グガアアアアアアァァァァァ!?」ブシャア!
帝竜翼「」ズタボロ…
アベル「よし……!」スタ!
エリス「やりました! でも、まだ……!」スタ!
赤帝竜「グウ……グウウゥゥゥゥ……!」グググ…
赤帝竜「グ、グ、グルゥゥアアアアアアアアア!!!」バサァ…!
アベル「っ!? まだ飛べるというのか!?」
エリス「そうはいきません! 飛ばれる前に……!」
コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ95
――アベル隊優勢!
アベル「凍らせて……!」キィィィン!
赤帝竜「グルアアアア! ガアアアアアア!!」ゴオオォォォォォ!
アベル「くっ……!? なんて炎だ……! これでは……」
赤帝竜「グルゥゥ……」ニヤリ…
赤帝竜「グラアアアア!」バサァ!
アベル「っ、しまった!?」
赤帝竜「グルルルル……!!」バサァ! バサァ!
エリス「こ、このままでは空から一方的な攻撃を……か、かくなるうえは……!」
エリス「――上級風魔法っ!」ビュゴォ!
赤帝竜「!?」ギョッ!
エリス「ど、どうですか! 人間だって、風の力を借りればここまで届くんです……!」ジャキンジャキン!
エリス「飛んだだけで、勝ち誇らないで……墜ちてくださいっ!」ドガァ!
赤帝竜「グッ……ガアアアアアァァァァァァ―――ッ!?」
ズドオオオオオオオォォォォォォン!!!
赤帝竜「」
エリス「っと……流石にこれで……!」スタッ!
アベル「エリス!? 風魔法の反動で跳ぶなんて無茶をするな!?」ハラハラ
エリス「も、申し訳ありません!? ですが……」
アベル「ああ……脅威は、排除できたかな……」フゥ…
――完全勝利!!!
強敵撃破によるレベルアップボーナス
※単騎撃破ではないため、ボーナス減少
特殊判定
アベル
↓1コンマ一桁
エリス
↓2コンマ一桁
特殊判定結果
アベルレベル
307+2+15(超難敵撃破)
=324
エリスレベル
303+7+15(超難敵撃破)
=325
――
アベル「……」
赤帝竜「」
アベル「天使と違って、消滅はしないようだな」
エリス「アベル様のおかげで思ったより楽に倒せましたけど……」
赤帝竜「」
アベル「……この巨体、どう処理したものか」
エリス「流石にこれを持ち帰るのは……」
カイン「アベル! エリス!」タタタ…
アベル「兄様!」
キアラ「よ、よかった! お怪我は……無さそうですね?」
シア「こんなに凄そうな魔物を、無傷で倒されたんですか~!?」
エリス「そういえば、傷らしい傷は負っていないですね。これもアベル様のおかげです!」
アベル「いや、エリスが引きつけてくれたおかげだよ。それにトドメを刺したのはエリスじゃないか」
カイン「とんでもない轟音でびっくりしたよ……」
カイン「お前達にかかれば、伝説の存在すらなんでもないか。はは、父さんも喜びそうだね」
カイン「しかし、その巨体を始末するのに困っているようだな?」
アベル「ええ……」
キアラ「転移魔法で、どこかに廃棄してしまいますか?」
シア「見た人が可哀相ですよ~!」
アベル「さて、どうしたものか……」
※残ってしまった竜の骸。どうしますか?
1:解体。調理してみる(アベル隊全体にレベルアップチャンス小)
2:解体。使えそうな素材を剥ぎ取り、装備品を作ってみる(特定の仲間強化+スキルチャンス。選択後、さらに対象選択)
3:返還。どうにかしてシュタイナーに返品を試みる(判定次第でシュタイナー動揺ほか)
↓1~5多数決
2:解体。使えそうな素材を剥ぎ取り、装備品を作ってみる
――
アベル「……こいつは全身が凶器だった。放置するだけでも危険だが」
キアラ「あ……」
アベル「ん、どうしたキアラ?」
キアラ「えっと……物語の中でのことなんですけれど……」
キアラ「かつて共闘した竜を止む無く討伐してしまった英雄が、その鱗で作った剣を旅の終わりに竜の巣に返すとか……」
キアラ「竜の鱗は、強力かつ希少な装備になることが多いんです」
アベル「なるほど、竜の装備品か……」
アベル「少し、面白そうだ」ワクワク
カイン「はは、キアラもアベルも子供だなぁ全く……」ワクワク
シア「カインさんもそわそわして見えますよ~?」
エリス「装備品、ですか。私はいずれ皇帝陛下より剣が届くそうなので、辞退しておきますね」
アベル「そうか、すまないな。だがこの竜の状態だと……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
※絶対に偶数ゾロ目は出さないで下さい
奇数だったら出してもいいとは言ってません!(ビターン!)
嘘ぉ……(白目)
コンマ77
ゾロ:使えそうな部位が多かった。3つ装備が作れそうだし、肉も食えそう
――
アベル「あれだけ切り裂き、凍らせ、叩きつけたがまだまだ無事な所も多いな」シゲシゲ
エリス「これだけの巨体ですからね。あら?」
赤帝竜「」
赤帝竜の腹「」
赤帝竜の腹の肉「……」キラキラ…
エリス「お、美味しそう……?」タラー…
シア「た、食べても大丈夫な代物……あ、美味しそうです~……」タラー…
キアラ「……別の物語では、竜は食用でした。確か、赤い竜は尻尾のお肉が特に美味しいとか……」
アベル「……帝国は、資源が少ない。使えるものは全て使おう。肉は食べ、外の鱗とかは装備品化でいこう」
カイン「欲張りな奴め」
カイン「しかし、装備品と言ってもどうするつもりだ?」
カイン「解体は流石にこの場で行うしかない。予め使い手のことを考えて解体しないと無駄になるぞ?」
アベル「そうですね……」
※装備品を3つまで作れます
※装備品を作る対象を決めてください(エリスの武器は除外)
※武器か防具も決定してください。
※3つのうち、2つ(武器+防具)を一人に集中させることもできます
例:アベル防具、アーシャ防具、ロウル防具
:シア武器防具、パトラ防具 等
↓1~6多数決(票が割れた場合、コンマ最大値採用)
あばばばば説明が抜けてた……!?
すみません、コンマ最大値採用は00>偶数ゾロ>奇数ゾロ>その他です
しかし私の不手際のため、補填を……
アベル防具
ロウル防具
キアラ防具
を確定とし
アーシャ防具 シア武器 キアラ武器
のいずれか一つだけを追加採用いたします
↓1~3多数決(割れたらコンマ最大値採用)
だからって偶数ゾロ駄目ぇ!(吐血)
アーシャ防具、偶数ゾロのためスキル付与確定です……
アベル防具
ロウル防具
キアラ防具
アーシャ防具(偶数によりスキル確定)
――
アベル「ふむぅ……」
アベル「以前の四天、今回の竜戦で思った事だが……」
アベル「攻撃面に関しては、やはりエリスが抜きんでている」
アベル「そうなると、武器は後でもいいかもしれん」
エリス「はい! アベル様の剣として頑張ります!」ビシィ!
カイン(もはや比喩表現でなくなってきているよな……)
アベル「そうなると防具を仕立ててて、守りを固めた方がいいだろう」
カイン「そうだな。そなると、まずはお前の防具だなアベル?」
アベル「な、何故俺なのですか!?」
カイン「いや、だってお前強者じゃなかった僕の攻撃で瀕死に陥ったことあるだろう……?」
アベル「うぐっ!?」
カイン「まあ、僕の運がよかっただけかもしれないけどね。だが、核たる将の生存は軍では大切だぞ」
アベル「わ、わかりました。では一つは俺の防具で」
エリス「あ、ロウルさんの防具はどうでしょう? 普段は軽装ですし……」
アベル「そうだな。ロウルの身のこなしでもかわせない攻撃も出てくるだろう。これで二つ目」
シア「ん~……じゃあ、あとはキアラさんですかね~?」
キアラ「わ、私ですか!? そんな、勿体ないですよ!?」
シア「はい~。身の守りを固めれば、必殺の槍を撃ちやすくなると思うんですよ~」ポヤポヤ
カイン「キアラ、実感は沸いていないだろうが……お前の力は間違いなく今後も必要となる」
カイン「仮に槍を撃たずとも、回復魔法が安定しているお前の安全が強まれば、それは軍全体の強化に繋がるぞ」
カイン「それに……物語の装備品を現実に着てみたい願望もあるんじゃないかな?」ニヤリ
キアラ「は、はい……///」
アベル「決まりだな。じゃあこの三つで……ん?」
赤帝竜翼膜「」
アベル「……見落としていたが、あれも使えるか?」
エリス「見た目に反して、かなり丈夫でしたからね。あとは……アベル様のように指揮ができるアーシャさん?」
アベル「そうだな。これでいこう」
アベル「しかし……装備品を誰に作って貰うかだな」
エリス「そうですねぇ……」
アベル「思いつくのは……」
1:手先が器用で、いつも服の補修を任せている。陣羽織も作ってくれたロウル
2:キアラの薔薇のコサージュなど、封印具などの魔具の作成ができるローズ
3:なんでもこなし、装備品に魔力も織り込めるかもしれない。精密さがウリのルーシェ
※誰に任せても、装備品は完成します。(作成者によって若干の差あり)
↓1~5多数決
※偶数ゾロ目で……4番解禁
偶数ゾロはアベルの活躍を聞きテンション上がったノワールお母さんでした(全装備★確定)
ローズに依頼
――
キアラ「やっぱり、そういったことならローズさんかなぁ……」
カイン「ああ、それがいいだろうね。キアラのコサージュも作れるような人だし」
アベル「そうだな。迷惑にならなければいいが……」
シア「可愛い感じになるといいですね~」
アベル「…………俺のはそうならないと信じたい」
エリス「ふふ、でも黒くないアベル様も新鮮かもしれませんよ?」
アベル「色がちょっと違うだけならまだしも、突然薔薇色とかだとな……」
カイン「クク、それは笑えそうだ。いつか目が治れば、見てみたいものだな」
シア「あ……」
シア「……」
カイン「……冗談さ。さ、早いところ解体してしまおう。邪魔だし肉も食うなら殊更素早い処理が必要だからな」
アベル「そうですね」
エリス「いざ!」ジャキン!
ズバズバ! ブシャアアア! バキボキ!
ベリベリィ! ブチッ、ブチィ! ゴリゴリゴリゴリ…
ギギギギ…… ゴキン! グチャグチャ… ポイッ…
――上手に解体できました!――
アベル「よし、あとはこれをローズさんに渡そう」
カイン「フフン、まさか聖国もこんなことになっているとは思うまいよ……」
エリス「避難の方は、どうなったのでしょうか……」
――
本来は強敵だった筈の竜も、予想を上回る成長を続ける二人の前にはなすすべもなかったあたりで今日はここまで
おかしいな……自分のミスもあったけど、竜装備は90上回らない限り一人しか作れなかったはずなのに……
なお、一応まだ他の色の竜は残っています。多少判定難易度は上がりますが、討伐すればまた装備品にすることもできます
ついでに特殊判定を↓1~2コンマ二桁であらかじめとっておきます
本日もありがとうございました!
こんばんはー
今日もいつも通りちびちび再開と思ったら昨日のコンマでうわぁ……
シュタイナーさんは相当粘着質かもしれませんね
ぶっちゃけると、以前の魔物への抵抗がない判定が出たあたりからもう皇帝より面倒くさい相手です(白目)
判定結果より再開です
――
特殊判定結果
1シュタイナーの感知
27<30
※基準値を下回ったため、貧民街の防衛結界に感づかれました
2転移・第二波
27<30
※基準値を下回ったため、転移追撃
※感知されたため、貧民街以外への転移攻撃確定
――
【聖国・聖王宮】
シュタイナー「……む!?」バチィ
シュタイナー「私の転移魔法陣が……」シュゥゥ…
シュタイナー「帝国に、防衛結界……?」
シュタイナー「ふむ、以前の天使を警戒してのことでしょうか?」
シュタイナー「だが神の加護を得ていない貴方達では、聖国程の結界は作れないでしょう?」
シュタイナー「――座標を変えて、もう一度試してみますか」
シュタイナー「とはいえ、流石に連続して竜は厳しいですね……」
シュタイナー「送り込めるとすれば……」
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
特殊判定結果
1転送先(貧民街除外)
01~33:王城
34~66:城塞
67~99:帝都
コンマ82
67~99:帝都
2送り込まれる天使
コンマ42
41~60:中級×3+下級×3
――
シュタイナー「そうですね……戦力は、竜を送ったのです」
シュタイナー「帝国の結界範囲の調査を主とするなら……この程度でしょうか」
シュウゥゥゥゥ…!
中級天使兵×3「テイコクニ、シヲ!」
下級天使兵×3「……!」
シュタイナー「――お行きなさい」
シュイン!
シュタイナー「さて、どうなりますかね……」
――
――
【帝国・貧民街街道】
アーシャ「こっちです! 慌てずに!」
貧民「は、はい!」タタタ…
ロウル「大丈夫、あのバケモノも恐れる必要なんてありません!」
青年「で、でも……いくらカイン様でも……!」ガタガタ
老人「まさか、カイン様が我らの為に結界を張ってくださっていたなんて……」
フィーア「……」ヘンソウ
フィーア「大丈夫、あの人は本当は優しい人ですから!」
少年「そう、なのか……? けど、あれは……!」
マックス「大丈夫だ! もう駄目だと思った時……強く意志を保てば、光が見える!」
パトラ「ええ。アレを止めているのは、カイン様だけじゃない。――黒騎士様もついているわ」
少女「く、黒騎士様も……!?」
パトラ「ええ、だから安心して。そして私も、いつかアレを墜とせるように強くなるから……」
少女「パトラお姉ちゃん……」
帝国兵「お、おい! 貧民が、この関所を通ろうなど……!」
アーシャ「退きなさい。空のアレが見えないのですか?」チャキン!
ロウル「この避難は第二皇子カイン様直々の指令ですよ? ただの兵士が、それに逆らうのですか?」チャ…
帝国兵「うっ……!? わ、わかった……!」スッ…
貧民「や、やった……帝都まで……!」
――
――
【帝国・帝都】
ザワザワ…
帝都民1「おい……見ろよ……」ヒソヒソ
帝都民2「貧民街のクソ弱者があんなに……」ヒソヒソ
帝都民3「汚らわしい、俺が掃除してやろうかな……」ヒソヒソ
貧民「うぅ……」タジタジ
フィーア「……!」プルプル…
ロウル「……落ち着いてください」スッ
アーシャ「……」ハァ…
マックス(帝国も、やっぱりこういう奴らはいるんだよなぁ……)
少年「くそ、俺だっていつか……!」
少女「……」プルプル
パトラ「大丈夫。好きに言わせておけばいいの。いつか、必ず……」
帝国兵「どけ、貴様ら! これはカイン皇子の命である!」
帝都民「「!!」」
帝国兵「現在、貧民街は謎の生物に強襲を受けている! カイン皇子がそれを始末するまでの間だけだ!」
帝都民「はっ、あんな奴……逆に始末されちまった方が帝国のためなんじゃないですか?」
フィーア「……!」グッ…
老人「……っ」
帝国兵「……貴様のことは後でカイン皇子に伝えておくとしよう」
帝都民「どうぞご自由に。アドルラン様の足下にも及ばない奴なんて怖くないね」
帝都民「罰則? やれるもんならやってみな。俺はこう見えてかなりの強者――
シュイン!
中級天使1「ダンザイ!」
中級天使2「ホロビヨ!」
中級天使3「カミノナノモトニ!」
下級天使×3「「……!」」ジャキィン!
一同「「!?」」
帝都民「――ひぃっ!?」
中級天使「ダンザイ!」ゴオッ!
フィーア「!!」
――『皇帝に届きうる刃』発動――
中級天使「ヌ!?」ザシュ!
帝都民「ひ、ひいいぃぃぃぃ……!」ダダダダ!
フィーア「……ふぅ、間に合いましたけど……!」チャキ!
少年「す、すげえな君……見えなかったぞ!?」
少女「で、でもまだ動いてる! なんなのこれ……!?」ガタガタ
アーシャ「っ! みんな、構えて!」チャキン!
マックス「こ、こいつは……! 今度こそ、俺が……!」チャキ…
パトラ「ええ……同じ悲劇は繰り返させないっ!」ジャキン!
ロウル「そこのあなた! この人達を連れて、さらにさがってください! こいつらは私達で相手します!」
帝国兵「わ、わかった……!?」
中級天使「「……フショウ、ケイビ」」
中級天使「「ダンザイゾッコウ!」」
下級天使「「……!」」
――戦闘開始!!!
【帝国軍】
アーシャ:レベル118
【スキル】
『堅実な戦術』
防御状態時及び逃走判定時、補正+30
『広域戦闘術・錬』
防御状態時、補正+10
さらに城塞行動時に『団体鍛錬』が選択可能になる
★『堅守・散開襲撃陣』
敵が複数人への攻撃スキル所持していた場合、そのスキルを封じる
さらに常時補正+10の効果を得る
★『霧氷影陣』
アベルと共に戦闘時のみ発動
戦闘時、常時補正+5
一度目の劣勢を確定防御
以後の劣勢時、コンマ一桁が3、6、9の時、劣勢判定を3回まで回避する
ロウル:レベル118
【スキル】
『獣の鋭覚』
敵の奇襲及び罠を無効化する
『獣の鋭射』
敵の奇襲及び罠を無効化し、仕掛けてきた相手に劣勢を与える
『警戒散策』
散策時に同行している場合、マイナス判定を起こす人物との遭遇を回避し、友好的な人物との遭遇率を上げる
また低確率で道具を入手する
★『叛逆の一射』
敵が判定を無視した2劣勢以上を与えるスキルを使用した時、そのスキルを無効化する
さらに劣勢判定を相手に与える
★『銀狼の追射』
敵が回避行動スキルを発動した際に発動
次ターン、敵に-15の補正をかける
自軍のスキルで回避行動を防いでもこの効果は発動する
★
★『揃いの陣羽織』
戦闘時、味方全体に対するマイナス補正を全て無効化する
マイナス補正を無効化した場合、常時補正+10の効果を得る
さらに一定のレベル以下で戦闘不能となる効果も無効化する
パトラ:レベル69
【スキル】
『誇りの剛槍』
攻撃状態時、補正+25
『信頼される将』
周囲に味方が存在する時、味方全体のレベルを+5
自身が一人で戦う時、自身のレベルを+10
フィーア:レベル114
【スキル】
『天衣無縫』
自身に劣勢判定が発生する時、判定コンマが偶数かゾロ目だった場合は劣勢判定を回避する
『瞬速の変り身』
敵のカウンタースキルの成功率を半減させる
『研ぎ澄まされる刃』
戦闘時、常時補正+5
優勢判定を防がれる度に、補正を+5ずつ加算する
★『無音変化』
逃走判定が確実に成功する
★『皇帝に届きうる刃』
戦闘開始直後、敵に確定で劣勢を与える(奇襲とは異なる)
またこのスキルを持つ限り、補正差が50以上であったとしても30までに軽減し戦闘を行う
さらに戦闘時、ネームレス敵兵の存在を全て無視して敵将のみへの攻撃が可能となる
マックス:レベル26
【スキル】
『若き騎馬兵』
騎乗戦闘中、常時補正+5
逃走成功判定に+10
ん?少々お待ちください
まさかのぴったり。そしてマックスの存在が意外と大きかった模様
――
【状況:拮抗】
【攻撃状態】
アベル隊:レベル118+118+69+114+26
『信頼される将』により5×5=25増加
=レベル470
『誇りの剛槍』補正+25
VS
【攻撃状態】
聖国軍:レベル90×3+50×3
=420
『断罪の使徒』補正+10
『ライトニングエッジ』補正+15
レベル差470-420=+50
スキル補正±0
補正差50
※戦闘続行限界値に達しました
※アベル隊の確定勝利
――
アーシャ「……ふっ!」シュバッ!
中級天使兵1「ガ……!?」ボシュウゥゥゥ…
ロウル「……カタコト、中級ですね。このぐらいならなんとか……!」バシュッ!
中級天使兵2「グ……!?」ボシュウゥゥゥ…
パトラ「いくわよ、マックス!」ジャキ!
マックス「はい!」チャキ!
パトラ&マックス「「であああああああぁぁぁ!」」ブオン!
中級天使兵3「アアアァァ……!?」ボシュウゥゥゥ…
下級天使「……!」ジャキン!
フィーア「……」ヒラリ
下級天使「……!!」ブオン!
フィーア「……」ヒラリ
フィーア「……」スッ…
ドス、ドス
下級天使「――」ボシュウゥゥゥ…
帝国兵「す、凄い……なんて強さだ……」
少女「お姉ちゃん……! カッコイイ……!」キラキラ
少年「あの子も、小さいのにすげえ……俺も、いつかあんな風に……!」キラキラ
貧民「こ、これが強者……」
青年「いや、黒騎士様の精鋭……!」
老人「そ、そういえばこのバケモノもじゃが、あのバケモノはどうなったんじゃ……!?」
――グルオオオォォォォ!!
一同「「!!」」
青年「あ、あのバケモノ、また飛んでいるぞ……!?」
少女「あ、あれは……?」
ドガァ!
ガアアアアアァァァァァァ―――ッ!?
ズドオオオオオオオォォォォォォン!!!
青年「うわっ……!? バケモノが叩き落とされた……!?」
少女「――黒騎士様たちが、勝ったんだ!」パアァァァ!
アーシャ「ふぅ……まさか、挟撃されるとは想定外でしたけど……」
ロウル「なんとかなってよかったですよ……ありがとうございます、お二人とも」
パトラ「いえ、私などまだまだ。せめて一人であの天使を蜂の巣にしてやりたかったのですが……」
マックス「すみません、パトラ将軍……俺、どうしてもあの中型を……」
パトラ「ええ、わかっているわマックス。あなたの連携も、見事だったわよ?」
パトラ「今度はお互いが一体ずつ倒せるよう、これからも頑張りましょう?」
マックス「はい!」
ロウル「いやぁ……私も頑張らないとですね。前衛をアベルさんとエリスさんに任せっぱなしにしたせいですかね」
アーシャ「ええ。私ももう少し、剣技や攻め方を考えて前衛もこなせるよう頑張るわ」
アーシャ「それに……」チラ…
フィーア「お疲れ様でした、皆さん!」
ロウル(だ、大丈夫なんですかフィーア様? かなり助けられましたけど……)ヒソヒソ
フィーア(はい! もしもを考えての変装です! この人達なら、正体に気がつかれることはありません!)
少年「みんなすごかったけど、あの小さい子がやっぱ凄いなぁ……!」キラキラ
ロウル(子供達に、正体はともかく参考にしてはいけないものを見せてしまった気はしますけどね……)
貧民街・帝都
双方防衛成功、敵撃滅
――真・完全勝利!!!
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
貧民達の安寧
98+20(貧民街からの信頼)
= 1 0 0 (118)(黒騎士様達がいれば、何があっても大丈夫!)>80
※基準値を超えたため、アベル達に加えてカインの貧民街からの評価が大きく上昇します
また家屋の損害等を気にしなくなります
※100を超えたため、追加ボーナス発生
特殊判定
↓1コンマ二桁
ぶるああぁぁぁ!?(吐血)
加ボーナス
想定外の奇襲にもなんなく対処できたアベル別働隊一律レベルアップ
コンマ66
偶数ゾロ:双方にゾロ恩恵
アベル別働隊『一律』←レベルアップ
コンマ一桁偶数ゾロ→10
コンマ二桁偶数ゾロ→10
アベル別働隊五名、全員10+10で計20レベルアップです(白目)
はい、ガチで叫んだあたりで今日はここまで……
シュタイナーしつけぇと思ったらぴったり瞬殺からのボーナス時の偶数ゾロ狙撃ってもう、もう……
怖いです
今回の一連のイベントで一番影響が大きいのはカインでしょう。基準値を超え、貧民からの支持も得られて心の余裕ができることかと思われます
さらにこの後は割り込みですがカインの特殊イベントになります
そのあとにようやく鍛錬……累積分スキルと内部蓄積値でとんでもないことになりそう……
本日もありがとうございました!
そういやライトニングエッジの王国特効とか三すくみ有利不利とか特にかかれてないけどどうなってるんだろう
こんばんはー
質問に答えつつゆっくり再開です
>>383
『ライトニングエッジ』の王国補正は『メインの敵軍』そのものが王国軍の時に発動します
パトラとマックスは現在アベル隊(帝国軍)のため、発動せず
『断罪の使徒』は帝国指定でもあるため発動しています
四天の『反逆者への罰』などは敵軍の中に対象者がいれば混成軍でも発動します
三すくみは普通に抜かしてました
補正差50超えて確定だったもので……
しかし、ここでそれ以外にもお詫びすべきことが……
判定が大量にスタックされていて、確認の為に過去スレも確認していたのですが
マックスのマークス特訓でレベルが5上がっているのを加算し忘れていました
結果は変わりませんが、ごめんよマックス……
咥えて赤帝竜もスキルが『聖王の加護』なのに判定表で『反逆者への神罰』になってました
これも現段階では効果は同じですが、申し訳ありません(本来神罰は転生四天スキルです)
ちょっとミス重なっているので、最後にお詫びの自由安価か何かをとろうと思います……
――
――
追加ボーナス結果
アーシャレベル:118+20=138
ロウルレベル:118+20=138
パトラレベル:69+20=89
フィーアレベル:114+20=134
マックスレベル31+20=51
――
ロウル「とはいえ、久々に緊張感のある実戦はいい経験になった気もしますね」
アーシャ「ええ。一つの壁を越えられたといいますか……」
パトラ「流石に、新たな技とかは余裕のある時でないと思いつけませんけどね」
マックス「でも、確かな手ごたえがありますよ! 俺もいつかは……!」
フィーア「私もドラゴンすら倒されるアベル兄様のお役に立てればいいけど……」
ロウル「大丈夫ですって! アベルさん達もあんなのを倒すなんてやっぱり強くなっていますけど……」
アーシャ「あれが、複数体残っているんですよね……」
アーシャ「不安はありますけど、まずは一度戻りましょう。合流して、被害状況を確認しないと」
――
【聖国・聖王宮】
シュタイナー「……」
シュタイナー「……」
シュタイナー「戻り、ませんか」
シュタイナー「程々のところで戻るようにしたのですが……」
シュタイナー「帝国……ますます増長しているというのですか?」
シュタイナー「中級天使程度では、転移の意味もない……?」
シュタイナー「…………」
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
シュタイナーお前……(白目)
特殊判定結果
1連続転移攻撃
82>10
※基準値を上回ったため、攻撃中断
2転移攻撃・激化
93>90
※基準値を上回ってしまったため、次回以降の転移攻撃が強化
特殊イベントとして発生します
――
シュタイナー「……流石に、今回はこれ以上は無駄ですかね」
シュタイナー「帝国も今は警戒が強まっているでしょうし、ここは私も温存しておきましょう」
シュタイナー「――次に、帝国が油断した時」
シュタイナー「その時こそ――神の裁きが下るのです」
シュタイナー「ははははははは……!」
※帝国への天使兵の奇襲が一度中断されます
※しかし予期せぬタイミングで、より強力な奇襲が発生することとなります
※また上記イベント発生後、アベル隊自動レベルアップも確定しました
――
――
【帝国・貧民街外周】
帝国兵1「おらああああぁぁぁぁ!」ズバッ!
下級天使「……!」ボシュゥゥゥゥ…
帝国兵2「よし、これでなんとか片付いたな!」
帝国兵3「アドルラン様の鍛錬を受けておいて正解だったな……」
帝国兵4「ああ、ちょっと前の俺らじゃどうなってたか……」
帝国兵5「いや、今回すら囲まなければ危なかった。こいつらが俺達と同人数だったら……」
帝国兵1「五分五分……いや、俺らが押されてただろうな……」
帝国兵3「強者って、探せばいっぱいいるもんだなぁ……またアドルラン様に鍛えて頂かねば……!」
※転移されていた下級天使を帝国兵が倒しました
※基礎レベルで敗北していたため、危機感を覚えました。次回のアドルラン鍛錬時に補正がかかります
――
【帝国・貧民街】
カイン「ん、外の魔力が消えたか。あいつらも天使を始末できたみたいだね」
アベル「これで、一応の危機は脱したか……?」
カイン「いくら転移魔法陣を使おうが、限界はあるだろう」
カイン「それに奇襲とは、相手の油断や隙をつくからこそ効果がある」
カイン「時間が経って警戒心が強まれば、もはや転移してくる奴らは自ら死にに来るようなものさ」
カイン「僕なら、一度退く。そして相手が再び油断した時……」
アベル「より強力な奇襲、ですか」
カイン「ああ。――だからこそ、油断はしない。この結界ももっと、強力にしてみせよう」
カイン「この結界が効いてるのは貧民街だけだしね。王城はともかく、帝都も必要かもしれないし」
カイン「だがまずは――このことを、父さんに報告しないとね」
――
――
【帝国・皇帝の間】
……
アベル「――という次第です、父上」
アベル隊「「……」」
カイン「……」
ギルバート「………………………………」
アベル「……」ドキドキ…
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
え?毎回血を吐くわけないじゃないですか
別の人が吐きそうですよ(白目)
特殊判定結果
1アベルとカインへの評価
80(……見事であったと言っておこう)≧80
※基準値と同値のため、ギルバートからのアベルとカインの評価上昇
特定の行動がとりやすくなり、この後の判定に補正追加
2聖国に対するギルバートの感情
07-15×2(貧民街+帝都二重奇襲)<20
= 0(-23)
聖王? 天使? 来 た ら 全 力 で 殺 す
※ギルバートの殺意が臨界点に達しました
※約束は守る為、攻略はアベルに任せますが責められた場合は動く様になります
※天使・改強襲・四天強襲・竜強襲
いずれの強襲にしろ、対象が王城となった瞬間
判定を起こすことなく ギ ル バ ー ト が 全 て 撃 滅 し ま す
撃滅された対象が四天か竜であった場合、ギルバートに戦闘経験が入ります
ギルバートのレベルアップ速度は以前もお伝えした通り倍速です
そして既にお怒りで憂さ晴らしの素振りも開始します
追加特殊判定
↓1~2コンマ二桁
コンマ30
コンマ30
(3+1+3+1)×2=16
ギルバートレベル:1200+16=1216
――
ギルバート「…………アベル、その部隊の者。そして……カインよ」
カイン「!」
ギルバート「……よくやったと、言っておこう……」
ギルバート「懲りもせず奇襲の手を使い……弱者を殺し強者になる算段だったか聖王よ……」ヒクヒク
ギルバート「だがお前達は、そんな薄汚い思惑を潰して見せた……素晴らしい働きだ……」
アベル「あ、ありがとうございます!」
アベル(さ、殺意が隠し切れていない……)
ギルバート「しかしカインよ……何故、貧民街などに結界を張ったのだ……?」
カイン「……簡単なことですよ。敵の、聖国の王は浅はかだ。奇襲を用い、正面から王城を攻める度胸も無い」
カイン「そんな聖王のとる行動は二つ考えられます。自国の守りを固め閉じこもるか……或いは、弱者から潰していく」
カイン「いくら殺されても影響のない弱者とはいえ、連中からすれば『帝国の民を殺した』ことには変わりない」
カイン「それはいたずらに敵の士気を上げ、聖王は思い上がることでしょう」
カイン「――帝国は、そんな僅かな思い上がりも許さない」
カイン「連中には、帝国の弱者一人殺せない弱者以下の存在であると、現実を叩きつけてやる」
カイン「その為に、結界を予め用意しておりました。貧民街とはいえ帝国領。勝手は許しませんよ」
ギルバート「……よい心がけだ、カインよ」
――特殊イベント・カインの活躍――
カイン「……」
フローレン「ええ、本当によく頑張ったわねぇカイン?」
カイン「……ありがとうございます母上。しかしこれは、帝国皇子として当然のことをしたまで」
フローレン「まぁぁ……ほんと、立派になってぇ! ただ大きなトカゲを倒しただけのアベルとは大違いだわぁ!」ニコニコ
エリス「……っ」
カイン「……」
カイン「……」
カイン「クク……まあ、そう言わないであげてください母上」
カイン「アベルはアベルなりに、頑張ったんだと思いますよ? ええ、弱者なりにね?」
カイン「だが……あのドラゴンとやらは僕の結界で弱り切っていたのも事実」
カイン「聖国に余計な士気を与えなかったことも、お前がドラゴンを倒せたのも、全ては僕のおかげと、言えなくもない」
アベル「……」
カイン「聞けばアベル、お前は聖国攻略の全権を任されたそうじゃないか?」
カイン「別にそれはいいよ? 父上の決定だからね」
カイン「ただ、いきなりそんな体たらくで、本当に父上のご期待に添えるのかい?」
カイン「僕がいなければ、お前はいきなり事実上の敗北から始まっていたんだぞ?」
カイン「――なあ、アベル?」ニヤリ
カイン「あまりに頼りなくて無様な弟よ――この僕が、力を貸してやろうか?」
アベル「!!」
カイン「僕にお願いしてごらんよ。兄様どうか協力してくださいってねぇ!」
カイン「別に土下座しろとかは言わないよ。ただ、普通に僕にお願いしてご覧よ?」ニヤニヤ
カイン「普段だったら難しいかもしれないけど――今なら、上手くいくかもよ?」
※現在、ギルバート・フローレンの前です
※カインに協力を要請しますか?
↓1~5多数決
要請
――
アベル「……申し訳ありません、兄様」
アベル「どうか、そのお力をこの愚弟にお貸しいただけないでしょうか……!」フカブカ
カイン「……! ククク、素直なのはいいことだよアベル」
カイン「いいよ、約束通りお前にこの兄の力を貸してやるよ……」
カイン「僕も聖国にはかなり苛立っているからね」
フローレン「ふ、ふふ……ふふふふふふふ……!!!」ニヤニヤニヤニヤ
カイン「……」
カイン「宜しいでしょうか、父上?」
ギルバート「ふむ……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
皇帝の渋り度
04-20(前判定ボーナス)<50
= 0(-16)(カインも強者となる好機か……面白い)
※基準値を下回った為、要望通過!
※0となったため快諾。カインの完全な自由行動が可能となりました
――
ギルバート「いいだろう」
ギルバート「元より、アベルには如何なる人員を使ってよいと言ってある……」
ギルバート「そして今日、見事な働きをしたお前ならば……我も異存はない」
カイン「!!」
ギルバート「……カインよ。だが慢心することなく、強者となれるよう励むがいい……」
カイン「ありがとうございます、父上」
カイン「――必ずや」
ギルバート「ふっ……」
ギルバート「では、そろそろ下がるがよい……」
アベル「は……!」
フローレン「――あぁ、カインは少し待ってもらえるかしらぁ?」
カイン「母上? ……わかりました。アベル、お前は先に帰っているといい」
カイン「僕の知略は、後で教えてやるよ」
アベル「わかりました」
……
ギルバート「ぬぅぅぅぅぅん!」ブオオオオン! ブオオオオン!
フローレン「ああ、我慢してたけどやっぱりあの人、聖国にご立腹だったようねぇ」
フローレン「危ないから、あっちの部屋へ……」
カイン「……はい」
パタン…
カイン「母上、お話とは……?」
フローレン「く、くふ、くふふ……本当に、本当によくやったわぁカイン!」ナデナデ!
フローレン「あのアベルに、ノワールの息子に、負けを認めさせてやった……っ!」
カイン「…………」
カイン(耐えろ、カイン)
カイン(――いや、むしろこれは……チャンスか?)
カイン「母上……ですが、私も馬鹿ではありません」
カイン「私は強者ですが、母上や父上には遠く及ばない……」
カイン「せめて、母上のように複数の魔法を操れればより高みに向かえるというのに……」
フローレン「まぁ、カイン……あなたそんなことを考えていたのぉ?」
カイン「……はい。これから先も、アベルに兄の偉大さを見せつけ続けるには、更なる力は必要でしょう」
フローレン「まあぁ……!」パアァ!
フローレン「……」
フローレン「それなら、いい手があるわぁ」
フローレン「――この私の魔力、あなたに分けてあげる」
――
カインの両親公認の仲間化と強化が確定したあたりで今日はここまで
開幕シュタイナーが荒ぶったかと思えば、皇帝も荒ぶるという……
アベル達にとっても地獄ですが、血を吐くことになりそうなのはシュタイナーです
この後カインが帝都の結界も用意できた場合、天使の奇襲は城塞か王城の二択、50%です
50%で、大戦力を有無を言わさず失うのです。奇襲は今後もコンマ判定のためなんとも言えませんが、
運が悪いとひたすら奇襲からのひたすら虐殺もありえるわけです
明日はカインの強化判定と、王城内でローズイベントあたりまでかな?
本日もありがとうございました!
あ、いけない
皇帝の荒ぶりで飛んでたけど、ミスのお詫びで↓1~5あたりで出来そうなお詫び一つ拾います
ミスとかあったらどんどん指摘お願いいたします
こんばんはー
遅くなりましたが少し再開
カイン部分だけは終わらせたいところ……
――
カイン「母上の、魔力……」
フローレン「えぇ……」
フローレン「私は、剣も槍も斧も弓も……なんでもできるけれど」
フローレン「一番得意なのは、魔法なのよぉ?」
フローレン「帝国最強のあの人も、攻撃魔法の才はからっきし」
フローレン「それを補うように鍛錬を続けていたら、超えてはいけない壁を超えちゃったみたいだけどぉ……」
フローレン「――魔法の扱いに関しては、帝国一を自負しているわよぉ?」
カイン「……」
フローレン「安心なさいカイン……あなたは強者、そして強者の私の娘……上手くいくわぁ」
フローレン「さ、手を出して?」
カイン「……」スッ…
特殊判定
↓1コンマ二桁
あぶねえ超ギリギリ……
特殊判定結果
魔力譲渡に対する抵抗
70-10(親子関係)-10(双方魔法才能)≦50
※基準値と同値のため、魔力譲渡成功
※後日スキル獲得
※カイン00ボーナスレベルアップ
カインレベル:64+20=84
――
ブワッ!
カイン「!!!」
フローレン「ふふ、上手くいったわぁ……」
フローレン「これであなたは、さらに強くなれたわよぉ?」
カイン「……」グッ…グッ…
カイン「これが……」
カイン(――この程度なのか)
カイン(確かに、過剰な魔力の譲渡は双方に悪影響が出る可能性がある)
カイン(だが、仮にも一流の母さんの魔力を貰って、この程度)
カイン(……こんなものじゃ、アベルやエリスはもちろん、あのパトラにも勝てるかどうか)
カイン(それに、なんだろう。前にアベルの城塞で鍛錬した時の方が……)
カイン(無様だったけど、とても充足感があったな……)
カイン(兄さんじゃないけど、やっぱり地道な鍛錬の方が大事ってことなのかな)
――
ぎゃーっ!またひでぇ誤字を……
当たり前ですが息子です……
……
カイン「ああ、素晴らしい力です。ありがとうございます、母上」
フローレン「いいのよぉ、可愛い息子のためですものぉ」ナデクリナデクリ
カイン「……」
カイン「クク……」
フローレン「?」
カイン「ああ、失礼致しました。やはり母上は偉大だな、と……」
カイン「……思えば、アベルも哀れな弟です。あいつが僕に劣るのも、母親が原因かもしれない」
フローレン「ふふ、そうよねぇ……そう思うと確かに、アベルも可哀相かもねぇ……」
フローレン「あとで、ノワールで遊んであげないと……」ボソリ
カイン「ん? アベルの母親は死んだのではなかったのですか?」
フローレン「あら……まぁいいわ。あなたになら特別に教えてあげる……」
フローレン「アベルの母親――ノワールは生かしてあるわ。己の惨めさを延々と味あわせるためにねぇ……」
カイン「そうだったのですか。母上も人が悪い」
カイン「もっとはやく教えて頂ければ――僕も逐一アベルの醜態を報告してやったのに」
フローレン「あらあらあらぁ……」ニヤリ
フローレン「それじゃあ――今日はあなたが遊んでみる?」
カイン「っ! よろしいのですか?」
フローレン「えぇ。ちょうど、あなたの大活躍とさっきの惨めなアベルといういい話題もあるしねぇ……」
フローレン「うふふふふふ……」
カイン「……」
――
――
【帝国・ノワール幽閉部屋】
カイン(ここが……)
ガチャ
ノワール「……? っ、カインなの?」
カイン「はい。――お久しぶりです、義母上」
ノワール「まぁ……立派になって……」
ノワール「あ、狭いところでごめんなさい。これじゃあくつろげないわね……」
カイン「……空気がこもっていますね。いくら義母上でも、こんな環境は辛いのでは?」
ノワール「いいえ? もっと淀みきった空気なんていくらでもあるわよ」
カイン「……そうですか」
カイン(まあ確かに、暗黒街よりはマシだけど……流石は義母さんってところかな)
カイン(念の為義母さんの様子もいつでも見に行けるようにはしたけど、これなら大丈夫かな)
ノワール「それにしても、どうしてここに?」
カイン「まあ、僕にも色々ありまして……ちょっと母上を謀ってここに来ました」
カイン「あまり長居もできませんから、率直に言ってしまうと……アベルは元気です」
カイン「僕よりも強者で……義母上なら気がつかれたかもしれませんが、聖国が放った魔物も仕留めました」
ノワール「そう、頑張っているのねアベルは……」ニコリ
カイン「……」
ノワール「そしてカイン、あなたも……」
カイン「え?」
ノワール「アベルから少しは話を聞いています。アベルと、仲直りしてくれたんでしょう……?」
ノワール「そしてあなたのお母さんを謀ってまで、ここに来てくれた。アベルのことを伝えてくれた」
ノワール「あなたも、アベルと一緒に、頑張ってくれているのでしょう……?」ナデ…
カイン「!!」
カイン(母さんとは違う、軽い撫で方……母さんとは違う、すぅっと通る声……)
カイン(凄く淡白に思えてしまう。だけど、心地いい……)
カイン「……僕は、馬鹿な男ですよ。怯えて、それを隠す様に驕って……アベル達に現実を突きつけられて……」
カイン「確かに、今はアベルとは一緒に動いています。けど、あいつと僕とでは最初の心構えが違う……」
ノワール「……」
カイン「母さんから魔力を譲られても、あいつには遠く及ばない……」
カイン「……僕も、あの日からアベルと一緒にいれば……強者になれていたのでしょうか?」
ノワール「……いいですか、カイン。焦って強さを求めては駄目。そして突然手に入れた大きな力は、人を狂わせる」
カイン(……昔の僕が拾った魔法書も、それに近かったかもな)
ノワール「……カイン、あなたは……なんのために力を求めるのですか?」
カイン「……」
ノワール「理由は人それぞれだとは思います。そして――今のアベルと私は、大切なものを守るために力を求めています」
カイン「大切なものを、守る……」
ノワール「……あまり、深くは考えないで。きっとあなたも、同じ道を歩めると信じていますよ」
ノワール「遅すぎるなんてことは、ないのですから……」
カイン「はい……」
ノワール「それよりもカイン。あなた、その眼は……」
カイン「……ご安心ください。もう慣れましたし、実は治すアテも見つかっています」
ノワール「……じゃあ、どうして治していないのですか?」
カイン「……」
※カインの視力は未だ失われたままですが、以前の判定でシアが治療可能となっています(偶数ゾロですが)
※それを踏まえた上で、今のカインの内心は治したい? 治したくない?
↓1~5多数決
治したい(後日、シアとの治療イベント発生)
――
カイン「……本音を言ってしまえば、最近までは別に見えていなくても大丈夫でした」
カイン「……でも」
カイン「でも最近は……また、視てみたいものが増えたんです」
カイン「……僕なんかのことを慕ってくれている子を」
カイン「……目を覚まさせてくれた、アベル達を」
カイン「……今のままじゃどうしようもない、フィーアのことを」
カイン「…………昔のような時間を過ごしたら、昔のように……あの頃のように、色のある世界を視てみたくなった……!」
ノワール「……」
カイン「僕を治せるかもしれない人も……元は敵だった僕にも、手を差し伸べてくれた……」
カイン「みんなが、優しいんです……」
カイン「だからこそ、その優しさに甘えてしまっては……僕は弱くなってしまうかもしれない……」
カイン「そう思うと……」
ノワール「……」ナデ…
カイン「あ……」
ノワール「……大丈夫。視えるようになっても、あなたは絶対に弱くなることは無い」
ノワール「あなたはもう、自分の弱さを知っている。そして、それを乗り越えようとしている……」
ノワール「あなたの望むままに、動いていいのですよ……」ナデナデ…
カイン「義母さん……っ」
ノワール「確かに、視えない状態の方が感覚が研ぎ澄まされるかもしれません」
ノワール「だけど、あなたがアベル達と共に戦ってくれるなら……『個』ではなく『皆』で戦うならば」
ノワール「視えていた方が、連携はとりやすいと思いますよ?」
ノワール「そして、やはり……あなたにも、もう一度美しい色の世界を視て貰いたいもの」
カイン「……ありがとうございます。少し、考えておきます」
ノワール「ええ。……そろそろ時間かしら。カイン、頑張るんですよ?」
カイン「ええ。義母上も、どうかお元気で。また何かあれば、顔を見せに来ますね」
――
――
【帝国・王城】
カイン「……」
カイン「力を求める理由、か……」
カイン「アベルに勝ちたいって言うのはあるけど……」
エメリナ「カイン様ー!」パタパタ
カイン(……守るもの、か)
カイン「はは、どうしたエメリナ。そんなに慌てて」
エメリナ「どうした、じゃありませんよぉ!」
エメリナ「すぐ戻られると思って、アベル様達を城内でお待たせしているんですよぉ!?」
カイン「そ、そうだったのか。それは悪かったな」
カイン「……って、待たせたのはエメリナじゃないか。その言い方だと」
エメリナ「そ、その……私も、皆さんにお礼を言いたかったから……」
エメリナ「貧民街とカイン様を助けてくれて、ありがとうって……」
カイン「……そうだね」
カイン「……僕は、まだ弱い。――肉体的にも、精神的にも」
エメリナ「そ、そんなことは!」アセアセ
カイン「いや、いいんだよ。――今はね」
カイン「いつか……追いついてみせるさ。遅れた分を取り戻せば、いつか追いつける」
カイン「さて……待たせたついでに、鍛錬のお願いでもしてみるかな。――もう一つ、頼みたいこともできたし」
エメリナ「えっ!? カイン様、またエリスさんに凄惨な目にあわしてもらうんですかっ!?」ガタガタ
カイン「…………冗談でもやめてくれ」
※城塞にて、カインの鍛錬と治療が可能となりました!
――
――
フローレン「ふふふ……」
フローレン「本当に、今日はいい日だわぁ……」
フローレン「……」
フローレン「最初は、期待なんてしていなかったのに。ここまでになるなんてぇ……」ウットリ…
フローレン「やっぱり、子供は可愛がった方が成長するのかしらねぇ?」
フローレン「それなら愚図なキアラがいつまでも愚図なのも納得だわぁ……」
フローレン「あらぁ? でも、私もあの人も可愛がっているフィーアは……う~ん……」
フローレン「程々のアドルランは、最近はしっかり実力をつけてるって聞くしぃ……」
フローレン「そう考えると、可愛がっても可愛がらなくても、子の成長には関係しない……?」
フローレン「そうなると、カインの成長の理由は……」
フローレン「――光が無くなったから、かしらぁ?」ニヤリ
フローレン「もし、そうなら……」
フローレン「ねぇ、キアラ――あなたも、マシになるのかしらぁ……?」
――
カインの治療の目処が立ったあたりで今日はここまで
ゾロ目チケットに余裕があるため、治療は楽にできてしまうんですけどね(白目)
なおカインは視力が回復しても、弱体化はせずスキル強化が入るのでご安心ください
ちょっと予定より遅れていますが、次はローズイベント
大量のドラゴン素材を渡しますが、その前に以前のおでかけで購入した最高の装具をプレゼント
それによる感激からランダム対象にまず一品作ってくれます
というわけで先にコンマ↓1二桁とっておきますね
補填イベントは圧倒的に多かったキアラとマックスのお料理教室で
本日もありがとうございました!
こんばんはー
時間欲しい(切実)
少しだけ再開。明日こそはいい加減鍛錬を……
――
アベル「……なかなか、兄様が戻ってこないな」
アーシャ「皇妃様からのお話が長引いているのかしら?」
ロウル「いやぁ……それにしてもさっきのは中々の機転でしたねぇ」
パトラ「驕る兄を演じたまま、アベル皇子に協力的な行動をとる言質をとりましたからね」
マックス「俺はあれが素かと思いましたよ……」
ロウル「昔は本当に素でしたよ? でも今は思い出すと悶えるんじゃないですかねー?」
エリス「……私はカイン様より、フローレン様に腹が立ちましたけど」
アベル「……あの程度の魔物は、二人からすれば本当に大したことはないということかもしれん」
アベル「エリス、あの赤竜は父と比べてどうだった?」
エリス「んー……比較対象がそこだと、遥かに劣ってしまいますね」
パトラ「ふふ、アレを生み出したという貴族もアベル皇子達を見れば真っ青になりそうですね」
パトラ「とはいえ、王国の被害状況からして奪われたのは確実に複数体」
パトラ「油断はできませんね……」
ロウル「そうなんですよねぇ。流石に束でこられると大変そうです」
アーシャ「私達も、アベルとエリスちゃんを支えるくらい強くならないと」
マックス「道のりが遠い……」
アベル「だが竜との戦闘は経験にはなったし、いい食材と素材も手に入った」
アベル「被害がほとんどでなかったからこそ言えるが、上々だろう」
ロウル「そういえば、ドラゴンの皮とかひっぺがしたんでしたっけ? それはどちらに?」
アベル「ああ、それなら……」
――
特殊判定結果
ローズのランダム武具
コンマ79
一桁
偶数:防具 奇数:武器
二桁
1:キアラ
2:フィーア
3:アベル
4:エリス
5:アーシャ
6:ロウル
7:シア
8:パトラ
9:マックス
0:キアラ&フィーア
※シア武器作成
――
【帝国・ローズ私室】
ローズ「んもおおぉぉぉぉ! ほんっとーに嬉しいワ!」
ローズ「まさかアベル様と天使達が、アタシに贈り物を用意してくれていただなんて……!」
キアラ「喜んでもらえてよかったぁ……」
フィーア「本当は、もっと驚かせるタイミングがよかったんだけどなぁ」
ローズ「十分驚いたわよォ? いきなり伝説上の生物の素材を大量に渡されて唖然として」
ローズ「悩んでいるところに王国産の最高級の道具をプレゼントだなんて……!」フルフル…
ローズ「最高の素材に最高の道具を同時に、天使から貰う! 魔具師冥利につきるワ!」
妹ズ「「えへへ……」」
シア「あの~……そんな素晴らしい現場に、どうして私がお呼ばれしたのでしょう~?」
ローズ「ああ、大丈夫ヨ。シアちゃんにはちゃんと用事があるんだから」
シア「私に、ですか~?」
ローズ「ええ。この道具を貰ってから、思わず昂ぶって一つ魔具を作ったんだけど……」
ローズ「昂ぶりすぎちゃったせいか……頭の中のイメージをそのまま形にしちゃったのヨ」
ローズ「そしてできたのが、コチラ」スッ…
乙女チックな杖「……」ジャーン!
シア「わ~! お花が咲いていて可愛いです~!」キラキラ!
ローズ「……よかったワ。気に入ってもらえたようネ」ホッ…
ローズ「ちょっとアタシの乙女の部分が前面に出過ぎちゃって……」
ローズ「しかも帝国ではあまり馴染みのない杖だからネ。貰い手がいるか不安だったの」
シア「え、これ頂いちゃっていいんですか~!?」
ローズ「ええ、むしろお願いネ? 折角作った一品ですもの。似合う人に使って貰いたいワ!」
シア「で、でもそれならキアラさんは~……」チラ…
キアラ「そ、その……シアさんには申し訳ないんですけど、ちょ、ちょっと恥ずかしいかなって///」
シア「え~? 可愛いと思うんですけどね~?」クルクル
特殊判定
↓1コンマ二桁
スキル有無
61>50
※基準値を超えたため、武器スキル付与
※シアは『咲き誇る魔杖』を手に入れた!
武器の大幅向上によりレベルアップ
シアレベル:143+10=153
※鍛錬時、スキルが解放されます
――
ローズ「――ただ可愛いだけじゃないワ」
ローズ「鍛錬の時、その杖に魔力を巡らせて御覧なさい」
ローズ「きっとシアちゃんの助けになるわヨ?」
シア「わ~い! ありがとうございます~!」
フィーア「鍛錬なら、ちょうどこの後やろうって話になっていたから丁度いいです!」
キアラ「もっと、強くならないと。また、いつ襲われるかわからないんだもの……」グッ…
ローズ「……アタシも話は聞いたワ」
ローズ「天使達、本当に立派になったわネ……」
ローズ「……わかっている。アナタ達には戦ってほしくない。けれど、今はアナタ達の力が必要」
ローズ「だから、だからどうか。どうか――無事に全てを片づけるのヨ?」
妹ズ「「はい!」」
シア「私も、精一杯お手伝いしますからね~!」
ローズ「フフ、こっちは任せておきなさい……」
ローズ「いい道具が手に入ったんですもの……」
ローズ「『機会があれば、竜といわず天使も素材にしてやる』わヨ……」
ローズ「ま、まずは竜の装備からネ。ある程度時間はかかっちゃうけど、出来上がったら持っていくワ」
フィーア「楽しみにしています!」
――
――特殊イベント・紅の姉と刃の妹――
フィーア「ところで姉様?」
キアラ「どうしたのフィーアちゃん?」
フィーア「以前お話した件なのですが……」
キアラ「……二人で、協力してっていうお話?」
フィーア「はい!」
フィーア「私は、非力です。四天に何もできないまま敗れ……」
フィーア「自分なりに、鋭さを増していく動きを考えて……」タン、タン…
フィーア「みたりは、したもののっ!」タン…シュッ!
キアラ「!!」
フィーア「やはり、根本的な解決にはなりませんでした」
フィーア「さっきの天使には、上手く決まったんですけれど……」
※フィーアは追加スキル『舞い踊る蝶』を獲得した!
★『舞い踊る蝶』
戦闘時、常時補正+10
『天衣無縫』が発動する度に、さらに常時補正+10を加えていく
この効果は『天衣無縫』が無効化されても発動する
フィーア「エリス姉様みたいにバーっっ力強く踏み込めたらいいんですけど……」
フィーア「どれだけ相手に気がつかれない、防ぎにくい一撃でも、火力が無ければお話になりません!」
フィーア「その点、姉様は一撃でもの凄い火力の槍が撃てます!」
キアラ「スカーレット将軍が教えてくれた、ロードオブヴァ―ミリオン……」
★『ロードオブヴァ―ミリオン』★
戦闘中、一度だけ発動
優勢取得時、敵に4劣勢を与える
★を含む防御、回避、回復行動を相手が取った場合、
その耐久値を全て削り取り、貫通分の劣勢を与える
キアラ「でもあれは、戦い慣れしている将軍だからこその技だよ」
キアラ「フィーアちゃんの考えとは逆になっちゃうけど、いくら火力があっても駄目なの」
キアラ「ちゃんと相手の隙をついて、ここぞという時に当てられる技量が無いと……」
フィーア「姉様、だからこそです!」
フィーア「天使に、ドラゴン……」
フィーア「お話の中ならば盛り上がるかもしれませんけど、これは本当に起きていること……」
フィーア「そしてそれは、帝国を……兄様達を狙っているんです!」
キアラ「……うん」
キアラ「……私はね、今でも戦いは嫌いなんだ」
キアラ「でもわかってる。たとえ帝国じゃなくても、戦う力を持たなければ大切なものは守れない」
キアラ「……アベル兄様は、お父様を倒そうとしていた」
キアラ「けれど今じゃ、それに聖国も倒さなきゃいけなくなっている。そして奪われたのは王国の戦力……」
キアラ「――言ってしまえば、兄様はいつの間にか三国の強大な存在全てを相手に回している」
キアラ「それでも兄様は、立ち止まらない。それなら私も……少しでも兄様の役に立ちたい!」
フィーア「!!」
キアラ「――やろうフィーアちゃん。どこまでできるかわからないけど……!」グッ!
フィーア「はい!!」グッ!
※皇女姉妹が対決戦連携スキルの習得を決意しました
※制限はありますが、非常に高威力です
※この後の城塞鍛錬時、一発は放つ必要性があります
※姉妹はどのように行動しますか?
1:城塞の壁に向かって放つ(判定で城塞破損。運が悪いとギルバートかフローレンに感知されます)
2:誰かに断りを入れた上で放つ(回復要員も多いため死亡はありませんが、人物や判定によっては軽~中傷は出ます)
3:ぶっつけ本番で撃ってみる(竜・四天クラスと遭遇時に初披露。それまで全容不明です)
4:その他自由安価
↓1~5多数決(2の場合は誰に撃つかも併記。アドルランとカインも来ます)
2
エリスに披露。耐久高いし、万が一でも指輪あるし
仮に票が完全に割れても>>492が99という逃れられない悪夢
2:エリスで実験
――
キアラ「とは言ったものの……どうやって練習しよう?」
フィーア「う~ん、そもそも今考えている連携が、とても多用できるものではありません」
フィーア「私の限界的にも、一度まともに使えたら十分かと思います」
フィーア「そして、困った時はやっぱり強くて頼りになるエリス姉様です!」キラキラ!
フィーア「お父様に傷を負わせ軽傷で済み、ドラゴンだって無傷で倒した姉様です!」
フィーア「 き っ と 私 達 の 技 も 耐 え て く れ ま す よ !」
キアラ「そ、そうだよね!」
――
エリス「!?」ビックゥ!
アベル「ど、どうしたエリス!?」
エリス「い、いえ……今とても、恐ろしい気配を感じたような……」ブルブル
――
フィーア「善は急げです! 早速皆さんと鍛錬ですよ!」
※全体レベルアップ前に、連携習得から始まります
※まさかのターゲッティング、少しだけ救済になるかもしれない判定
特殊判定
↓1コンマ二桁
ギリギリ!
城塞へのお届け物
31>60-30(救済ボーナス)
※基準値を超えたため、城塞にエリス武器到着
※鍛錬前に装備します
――
妹ズの連携スキル解放が決まったあたりで今日はここまで
ほとんど進めず申し訳ないです。そして明日はちょっと更新難しいかもです……
それにしてもまさかの2。1でゾロ目チケットを使ってもらおうかなという私の考えを見事に打ち砕く!
ヒロインに対天使・竜用のスキルをぶっぱなすって状況はとんでもないですが、確かに対人に放つならもっとも適任ではあります(白目)
お届けの神剣は前回うっかり先に漏らしてしまいましたが、耐久アップ効果。これで耐えれるといいねぇ……
なお今回の合同鍛錬はアーシャのスキルも加わり過去最大のものになるでしょう。溜まっていたスキル獲得も一挙に行います
が、一度こちらのスキル表が吹っ飛ぶ事故があり、獲得漏れする恐れがあります
お気づきになられた方は、ぜひご指摘お願いいたします
本日もありがとうございました!
こんばんはー
昨日は更新できず今日も遅く申し訳ないです
なんとか連携までは持っていきたいところ
――
……
【帝国・アベルの城塞】
アベル「しかしまさか……カイン兄様が自ら鍛錬を申し込んでくるとは」
カイン「流石に鍛えないと不味いだろ……」
カイン「母さんはともかく、父さんの前で今のお前にあんなことを言ったんだぞ?」
カイン「こうして気兼ねなくここに集まるためだったとはいえ、生きた心地がしなかったよ……」
カイン「で、僕がそんな決死の覚悟をしたっていうのに……」チラ
アドルラン「うむ、頑張ったなカイン!」
カイン「なんで兄さんも普通にここに来ているんだよ!?」
アドルラン「アベルが聖国と戦い、カインがそれを助けるのだぞ?」
アドルラン「お前達の兄として、私も協力しないわけにはいかないだろう」
アドルラン「そう言ったら、すんなりと了承は降りたぞ?」
カイン「くそっ、普段から兄さんも結構好き勝手してるもんなぁ!」
アドルラン「はははは! やめろ、照れるじゃないか!」
カイン「褒めてないよ!」
アベル「……どうあれ、正式に協力関係となれたのはありがたい」
アベル「兄様、本当にありがとうございます……!」ペコリ
カイン「ふん……」
アドルラン「そうかしこまるな。困っている弟は兄が助けねばな」
カイン「兄さんは鍛錬がしたいだけなんじゃないのか? 僕が鍛錬するって言ったら強引についてくるなんて……」
アドルラン「あのカインが鍛錬に目覚めたのだぞ!? 是非ともまた面倒を見たいではないか!」ガシッ!
カイン「目覚めてないよ! ただ……危機感を覚えただけさ」
カイン「エリスはまだ帝国内だったからいいが、竜に天使と帝国を脅かす存在は脅威だ」
カイン「……そしてそれに怒り心頭な父さんもね」
カイン「それにしても……」
アドルラン「どうしたカイン?」
カイン「……何故に彼女達まで?」
ヒバリ「いやー……流石に事情を知ったら、もう後方支援だけってわけにもいかないし」
ルーシェ「……天使、神出鬼没、です。最低限の自衛か、逃げて助けを求める力は、必要」
エメリナ「カ、カイン様達のためにも、少しでも強くなりたいんです……!」
アドルラン「彼女達たっての願いだ。折角アベルとアーシャ君が大合同演習を行うと言うのだ」
アドルラン「これに乗らない手はないだろう?」
カイン「し、しかしエメリナは……」
エメリナ「だ、大丈夫です! 私だって、ローズさんやエリスさんと同じメイドだもの!」
ヒバリ「私も、流石に兵士以下ってのはアドルランの副官として情けないしね」
ヒバリ「大丈夫、覚悟は決めてきているから」
アドルラン「君ならば大丈夫さ! 今日は存分に高めあおう!」
アドルラン「――貧民街を狙う聖王の卑劣な手段になど、負けていられないからな」
アベル「……ええ。本当にカイン兄様がいなければ、相当数の犠牲が出ていたことでしょう」
カイン「は……僕の結界もギリギリだったし、破られる寸前だった。悔しいがアベル達のおかげだよ」
カイン「ああ、思い出したら王城で言った僕の言葉全部に寒気が……」ガタガタ
アドルラン「何、今からその強さを現実のものとすればいい。頑張るぞカイン!」バシバシ!
ゴンゴン
アベル「ん?」
――
――
帝国兵「アベル皇子、皇帝陛下よりお届け物です」
帝国兵「正しくは、皇子のメイドにとのことですが……」
エリス「私に、ですか?」パタパタ
帝国兵「はい。――件の約束の剣が見つかったとのことです」
エリス「!」
帝国兵「こちらになります」
スラッ…
――
武器判定
01~33:防御系統
※エリスは特殊武器『護麟の双剣』を手に入れた!
★『護麟の双剣』
自身の耐久値を1増加させる
さらに自身に対する不利な状態異常を全て無効化する
※最上級武器獲得の為レベルアップ
エリスレベル:325+15=340
――
エリス「綺麗な剣ですね……今更ですが、メイドの私が頂いて大丈夫なのでしょうか?」
帝国兵「皇帝陛下いわく、我には合わない剣とのことでして。好きに遣い潰してよいそうです」
エリス「そうなのですか。それでは、ありがたく……」
帝国兵「確かに、お届けしました。それでは私はこれで」スタスタ
エリス「うーん……本当にいい剣ですね。金色の装飾も綺麗ですし……」
エリス「切れ味も良さそうですが、なんだか持っていると加護がありそうな気がします」
エリス「こう構えれば受け流しもしやすい……」
アベル「よかったな、エリス」
エリス「はい! この剣で、さらにアベル様をお守りしますよ!」シャキンシャキン!
アベル(俺も、お前を守れる強さを……)グッ!
――
――
アベル「思わぬ収穫があったが、折角兄様達にも集まって貰ったんだ」
アーシャ「貧民街の被害が今回は無かったとはいえ、いつまた同様の事が起こるとも限りません」
アーシャ「来るべき時に備えて、大型の演習を行いたいと思います」
アーシャ「それでは、アベル……」スッ…
アベル「ああ。……もはや、聖王を放置することはできない」
アベル「しかしその力は絶大だ。個としてはともかく、軍全体としては父を超えている可能性すらある」
一同「「……」
アベル「しかし俺は、俺達はこの困難を乗り越えなくてはならない」
アベル「帝国を内側から変える前に、外側から変えられるわけにはいかない」
アベル「みんな、色々と思うことはあるだろう。だが今の俺達にまずできることは、己の腕を磨くことだ」
アベル「今日は一日、どうか宜しく頼む」
一同「「はい!」」
キアラ&フィーア「「あ、あの……」」
アベル「ん? どうしたんだ二人とも?」
キアラ「実は、合同鍛錬前に試してみたいものがあるというか……」
キアラ「できれば、鍛錬で疲労していないうちがいいかな、とか……」
フィーア「その、できればエリス姉様にお願いがしたいのですが……」
エリス「わ、私にですか?」
――
――
……
【城塞・鍛錬場】
エリス「……キアラ様、フィーア様。私の用意はできています」ジャキン!
エリス「――いつでも、大丈夫です」コォォォ…
キアラ「……っ」ブル…
フィーア「さ、流石エリス姉様。剣を持たれると一層気迫が増します……!」ブル…
アベル「まさか、二人同時にエリスに鍛錬を申し込むとはな」
アベル「二人が協力して繰り出す技を試してみたいとは言っていたが……」
カイン「いや、結構理に適っているよ。二人は才能はあるが実戦経験が足りない」
カイン「……足りないところは誰かに補って貰う。アベル、お前達の持論だろう?」
アベル「それはそうですが……少し、二人が心配でもあります」
カイン「まあね。ただ、フィーアを支えるにはやはり一番行動を共にしてお互いをよく知るキアラが適任なのは間違いない」
アドルラン「そして、相手をエリス君にしたのもな」
アドルラン「……信じられないが、私の見立てでは二人とも今の私と互角かそれ以上だ」
アドルラン「そんな二人を同時に相手できるとすれば、今この場にいる者の中ではアベルかエリス君くらいだろう」
アーシャ「私も、頑張らないと……」
ロウル「でも、連携攻撃ってちょっとあこがれますねー」
パトラ「皇女様達の連携……確かにどのようなものか少し気になりますね」
マックス「キ、キアラちゃんも前線で戦うのか……」
シア「万が一があっても大丈夫なように、備えないと~」
エメリナ「エリスさんだから、確かに大丈夫そうだけど……」
ルーシェ「……でも、キアラ様の魔力は底が、知れない。要警戒、です」
ヒバリ「そうね。エリスが前のカイン様の時みたいに大暴れする可能性あるけど……」
カイン「おいそこ! この場所であの時の話はするな!」
フィーア「すー……はー……よしっ!」
キアラ「……フィーアちゃん、私も準備はできたよ」
フィーア「……。エリス姉様、行きますよ!」
エリス「はいっ!」
帝国第一皇女・キアラ
膨大な魔力を持ち、封印を解けばその魔力はとめどなく奔り続ける
その力は王国の最強の将も認める程であり、彼女は自身の未完の奥義を授けた
しかし経験の浅い彼女では、その奥義も完全には扱えない
敵の体勢を崩せば放てはする。しかし遥か格上の相手が、そう易々と隙は作ってくれないだろう
故に彼女は妹に憧れた
天賦の才。誰にも気が疲れることなく、素早い無音無臭の一撃を放つ妹に
帝国第二皇女・フィーア
いつも明るく前向きなその性格とは裏腹に、恐るべき暗殺技能を持つ少女
身内すら探知ができない、無音無臭の移動。そして欺きの変装
彼女がもし、邪な心を持っていれば帝国の恐るべき暗殺者になっていたことだろう
兄を慕い、純粋にその腕を磨く彼女だが、当然弱点も存在する
小柄で非力。暗殺の刃も、正面から大型の敵に挑むには心もとない
故に彼女は姉に憧れた
秘めた才。全ての敵を焼き尽くさんばかりの、必殺の一撃を放つ姉に
純粋な、そして戦闘経験の浅い彼女達が思いつく連携など、実に幼稚なのは想像に容易い
簡単に言ってしまえば、お互いに憧れる姉妹が協力し合う。それだけのことなのだ
至極単純明快。聡明なカインなら、すぐにでも考え付くだろう
だが、決して彼は考え付いても実行に移そうとはしない筈だ
聡明故に、危険性にも気がつけるから
姉妹はそこまで至らない。ただ敬愛する兄の為に、少しでもと頑張る気持ちだけだ
単純、一途。故に――強力
キアラ「……」スッ…
フィーア「……」スゥ…
お互いの足りない物を持っている
ならばそれを合わせるだけ
漏れ出ている無駄な魔力を、全て圧縮に回す
姉の必殺の槍を、妹の必殺の刃に封じ込める
膨大な魔力を、強引に短剣に封じ込める
さらに、魔力で妹の腕も一時的に強化してやる
剣に圧縮封印できる時間は僅か
僅かだからこそ、剣が放たれてしばらくすればそれは解き放たれる
――被害者は、投手の無音殺法の前に、それが炸裂するまで気がつくことを許されない
……
――『死滅に至る紅刃』発動――
キュォ…
エリス「――――ッ!?」
★★連携奥義『死滅に至る紅刃』★★
キアラが共にいる時、一日一回のみ使用可能。射程100
『皇帝に届きうる刃』系スキルと『紅蓮の大炎槍』系スキルの発動を破棄することで発動
敵が複数の場合、攻撃対象を選択可能。戦闘不能にした対象を除外してから戦闘開始する
対象を戦闘不能として尚耐久値が残っていた場合は余波として残った敵にも劣勢を与える
このスキル発動後、結果に関わらずフィーアは戦場を確定離脱し、
キアラのスキルに『濃紅の鋭棘』を加えた状態で入れ替わり戦闘を続行する
戦闘開始直後、敵に確定で6劣勢を与える(奇襲とは異なる)
このスキル発動時、敵の通常防御、回避、回復スキル全てを無効化する
★防御、回避、回復、戦闘復帰、耐久上昇
などの相手スキル耐久値を全て削り取り、貫通分の劣勢を与える
敵スキルの耐久値を全て削った場合は、劣勢無効化以外の補正付加効果も無効化する
貫通後に敵がさらにカウンタースキルを発動した場合、その成功率を70減少させる
――――――――――ォォォォォン!
一同「「!!!???」」
エリス「ッッッ!!! 『双煌』!!!」キィィィィン!
処理が多いと言うか、計算ミスってた
まさか……
開幕判定処理
エリス基礎耐久:2
『聖衣・双煌』:2
『護麟の双剣』:+1
『誓いの指輪』:+1
紅刃:極大貫通6
エリス防御、上昇スキル全貫通、双煌補正無効化:-4
紅刃残耐久:2
エリス『鏡反掌』判定
鏡反掌成功率100
紅刃-70補正
鏡反掌成功率30まで低下
↓1コンマ二桁判定
70以上で鏡反掌
69以下で紅刃直撃
返しちゃうんかい!(ビターン!)
『????』相手基準のスキルだったから仕方がないかもしれないけど、減少率100にしとくべきだったかな(白目)
ちなみにこれ偶数ゾロとかだったらどうなってました?
鏡反掌判定
71>70
※基準値を上回ったため、カウンター成功
――
エリス「く、ああああぁぁぁぁぁぁ……!!」ギギギ…
エリス(なんて、魔力……! この剣の加護の力も、双煌も、一瞬で焼き尽くされた……!)
エリス「くっ……」ズズズズ…
エリス(ですが、キアラ様とフィーア様の全力の一撃……! 私もそれに応えなければ……!)ググ…
エリス「くぅ!」ズザ!
キアラ「!?」
フィーア「!?」
エリス「 鏡 反 掌 ! ! ! 」ギュリン!
フィーア「す、すごい……すごいですエリス姉様!」ピョンピョン!
キアラ「っ! フィーアちゃん、下がって!」
――
鏡反掌処理
エリス残耐久:2-1=1
紅刃残耐久:1
キアラ残耐久:2
『広域回復・強』:2-1=1
紅刃残耐久:0 消滅
――
バキィィィン!
キアラ「……ふぅ」シュゥゥゥ…
エリス「く……キアラ様の、魔力障壁……」ヨロ…
アベル「」
ロウル「ア、アベルさんしっかりしてください! 三人とも無事ですよ、ほら!?」ユサユサ
アベル「」
フィーア「……勝てるかもって、思ったんだけどなぁ。やっぱりエリス姉様は凄いです!」
キアラ「……本番で撃たなくて正解、だったのかな。エリスさんは……相手はまだ立っている」
キアラ「私じゃ、まだ届かないけど。実戦なら、まだ戦いは続いている。それなら、最後まで……」
キアラ「フィーアちゃん、下がって」
――『濃紅の鋭棘』発動――
キアラ「この連携、最後までやり遂げないと、ね?」シャキィン!
フィーア「は、はい!」
エリス「……お見事です。私も、最後まで……!」ジャキン!
えー、必殺攻撃をヒロインにぶん投げる異常事態発生かと思えば、それを返す事態になったところで今日はここまで
計算ミスってましたが、鏡反成功したら神剣のお届けも不要でしたね……
予期せぬ事態ではありましたが、本来は四天だろうが『????』だろうが一発で消し飛ばします
なお連携の副産物によりキアラは強化状態で戦闘続行です
それが終了後、仲間達のレベルアップとスキル獲得です
色々また考えなきゃなぁ……
本日もありがとうございました!
乙です
これは凄い(語彙力消失)
こんばんはー
双方衝撃的な事態でしょうし、やっぱ追加補正は必要かなぁ……
とりあえず継続戦闘と全員の鍛錬結果判定はしておきましょう
――
★『濃紅の鋭棘』★
フィーアとの連携後に発動
自身の基礎レベルにフィーアの基礎レベルを加算
戦闘時、常時補正+100
さらに敵の防御スキルを無効化する
※『死滅に至る紅刃』発動終了。通常戦闘へ移行
【状況:優勢】
【攻撃状態】
キアラ:レベル149+134=283
残耐久:2
『心優しき軍師』補正+15
『溢れ出る魔力の奔流』補正+5
『濃紅の鋭棘』補正+100
VS
【攻撃状態】
エリス:レベル340
残耐久:1
『想剣・星砕き』補正+60
『皇族崩し』補正+10
『慈悲無き投刃』補正+10
『誓いの指輪』補正+10
レベル差283-340=57…補正-50
スキル補正120-90=30…補正+30
補正合計…-20
コンマ70以上で優勢
コンマ69以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ54
――キアラ劣勢!
キアラ「……参りますっ!」スッ…!
エリス「……!」
エリス(キアラ様の炎の槍が小さく――細剣のように!)ヒラリ
キアラ「ふっ……!」タン!
エリス(フィーア様との連携で魔力を消耗して、それが逆に残った魔力の制御を精密にしているの……?)
アベル「」
アーシャ「アベル、アベル!」ペシペシ!
アベル「はっ!?」
アーシャ「気がつきましたか……」
アドルラン「戦いは、壮絶なことになっているぞ……」
キアラ(槍よりも、こっちの方が上手く動かせる……)ヒュオン!
キアラ(それでもエリスさんはやっぱり強い……!)シュッ!
エリス「っ……!」ヒラリ
エリス「そこです!」ギャリィン!
キアラ「うっ!?」グラッ…
――『広域回復・強』発動――
劣勢判定を無効化
キアラ「……っ」
キアラ(駄目、これじゃあ……!)
エリス「まだです……!」タッ!
――星砕きの連撃――
コンマ30以上で優勢
↓1コンマ二桁
コンマ70
エリスの追撃!
キアラ劣勢、残耐久:1
――
エリス「てやああぁぁ!」ブオン!
キアラ「く、ぅ……!」ギィィン!
キアラ(武器を小さくして、魔力強度は上がっている筈なのに……!)ググ…
キアラ(高熱で、普通の武器なら溶かせる筈なのに……!)グググ……!
キアラ(剣と魔法の組み合わせ方は、エリスさんの方がずっと上手い……!)グッ……
キアラ「っあ!?」ズザアアァァ…
フィーア「姉様……」ハラハラ
アベル「だ、誰か背中をさすってくれ……」
シア「よしよしですよ~」サスサス
パトラ「……アベル皇子、お気持ちはわかりますがこらえてください」
パトラ「マックスの限界が近いので……」
マックス「テイコクコワイ」プルプル…
キアラ「はぁ、はぁ……」
エリス「はぁ、はぁ……」
キアラ「二度目、ですね……」
エリス「ええ……」
エリス「メイドとしては、非常にまずいことをしている自覚はありますが……」
エリス「キアラ様とフィーア様の覚悟、全力で応えさせていただきます!」ジャキ!
キアラ「ありがとうございます……!」ジャキ!
――戦況変化――
【状況:拮抗】
【防御状態】
キアラ:レベル149+134=283
残耐久:1
『心優しき軍師』補正+25
『溢れ出る魔力の奔流』補正+5
『濃紅の鋭棘』補正+100
VS
【攻撃状態】
エリス:レベル340
残耐久:1
『想剣・星砕き』補正+60
『皇族崩し』補正+10
『慈悲無き投刃』補正+10
『誓いの指輪』補正+10
レベル差283-340=57…補正-50
スキル補正130-90=40…補正+40
補正合計…-10
コンマ60以上で優勢
コンマ59以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ42
――キアラ劣勢!
キアラ「っ……」ジリ…
エリス「……はっ!」ギュオ!
キアラ(来る……!)
キアラ(身構えて……切り返せれば……!)グッ!
エリス「せやあ!」グオッ!
キアラ「っ!」ガギィ!
エリス「!!」ググ…!
キアラ(よ、よし……受け止められた……!)ググ…
キアラ(このまま――)
エリス「そこっ!」ヒュパ!
ギャリィン!
キアラ「……!!」
カラカラ…プシュウ…
キアラ(速い……一瞬でもう一つの剣と合わせて私の剣を絡め取るなんて……)
エリス「っはぁ……勝負あり、でしょうか?」スッ…
キアラ「はい、ありがとうございました……!」
キアラ(フィーアちゃんとの連携は、上手く行ったはず)
キアラ(あとはやっぱり、私自身がちゃんと成長しないとだなぁ……)
……敗北
※特殊戦闘を終了します
――
キアラ「ごめんねフィーアちゃん、負けちゃったよ」
フィーア「いえ、お疲れ様でしたキアラ姉様!」
フィーア「私もお手伝いできればいいのですが、あれを投げると腕が痺れちゃって……」ピリピリ…
フィーア「それに相手はあのエリス姉様ですし、むしろエリス姉様を相手に善戦できたのではないでしょうか!?」
キアラ「そうだといいけど……エリスさん、私達の動き、どうでしたか?」
エリス「……生きた心地がしませんでした」プルプル
エリス「なんとかあの爆発を返せたからいいようなものの……なんなんですかあれ?」
フィーア「えっと、キアラ姉様の槍を代わりに私が投げたようなものです!」
フィーア「結構自信はあったんですけど、やっぱりエリス姉様は本当に凄いです!」ピョンピョン!
フィーア「もっと練習あるのみですね!」
エリス「……できれば二度と経験したくないのですが、他の方に……」チラ…
一同「「……」」フルフル!
エリス(な、なんで皆さん揃って私を見つめているんですか……!?)ガタガタ
エリス(もしかして今後も私が標的なんですか!? た、助けてアベル様……!?)
特殊判定
↓1~2コンマ一桁
なんでや(吐血)
どっちも奇数だからセーフ(震え声)
セーフ違います(白目)
アドルランの時もそうだけど、なんで緩和してる時に襲ってくるの(白目)
レベルアップ判定
※双方高次元経験につき、判定緩和
※通常時の倍成長、ゾロ目で★スキル習得
1キアラレベルアップ+フィーアに半分加算
コンマ55
キアラレベル:149+20(ゾロ目ボーナス×2)
=169+★スキル獲得
フィーアレベル:134+10=144
2エリスレベルアップ
コンマ33
エリスレベル:340+20(ゾロ目ボーナス×2)
=360+★スキル獲得
――
エリス「で、でも私もまだまだです。とてもいい経験ができた気がします!」
キアラ「私もです……!」
フィーア「やっぱりエリス姉様にお任せしてよかったです!」
フィーア「あ、でも次はアベル兄様達にも……」チラ
アベル「」
カイン「」
アドルラン「」
アベル(俺の大切な子達が、どんどん物騒なことに……)
アベル(頑張らなければ、頑張らなければとは思うのだが……)
カイン(アベル……)ヒソヒソ
アベル(なんですかカイン兄様……)ヒソヒソ
カイン(この後の鍛錬、お手柔らかに頼むよ……?)ビクビク
アベル(ええ……常識の範囲内で行いましょう)
アドルラン(……ふふ、流石だな)
アドルラン(私があの域に至るまで、あとどれだけの鍛錬を積めば……)
――
――
……
アベル「あー……色々と、心臓に悪い物を見てしまったが……」
アベル「気にせず、予定通り合同鍛錬を行おうと思う」
マックス(キアラちゃんがあんな強いなんて聞いてないですよアベル皇子……)
マックス(高貴で可愛くて優しくておっぱい大きくて強くて……)
マックス(はぁ、せめて強くならなきゃ、声をかけることも……)
パトラ「……」
パトラ「ええ。むしろ先程の光景はいい刺激となりました。早速始めましょう!」
ヒバリ「私達も、今回は頑張るよ!」
エメリナ「カイン様達が不在でも、貧民街を守れるようになりたいな……」
アーシャ「ええ。でも、焦らず着実に行きましょう!」
※合同鍛錬による全体鍛錬
※アーシャの『広域戦闘術・錬』による補正あり
※コンマ連取ありです
特殊判定
↓1~7コンマ二桁
さあ!
ゾロ目3つで草
そして俺のコンマも高くてさらに草
ところでエリスに追加できるスキルって残ってたっけ?
もごぉぉ――!?(爆発四散)
え?
ちょ、ちょっとお待ちください……パニックです
私が一体何をしたっていうんですかぁー……(血だまり)
あ、あかん……位置がもう……どうしろと……?
もう少々お待ちください……
鍛錬レベルアップ判定(ゾロ以外は各一桁分アップ+アーシャ補正)
コンマ37
1キアラレベル:169+3+3=175
2フィーアレベル:144+7+3=154
コンマ76
3アドルランレベル:151+7+3=161
4カインレベル:64+6+3=73
コンマ00(ハイパークリティカル)ゾロ×2+★スキル+α
5アベルレベル:324+20+3=347
6エリスレベル:360+20+3=383
コンマ99ゾロ+スキル
7パトラレベル:89+10+3=102
8マックスレベル:51+10+3=64
コンマ88ゾロ+★スキル
9アーシャレベル:138+10+3=151
10ロウルレベル:138+10+3=151
※対象が対象のため、二人ともスキル覚醒(白目)
コンマ90
11シアレベル:153+9+3=165
12ルーシェレベル:113+1+3=117
コンマ40
13ヒバリレベル:35+4+3=42
14エメリナレベル:46+1+3=50
あかん(白目)
心なしか口の中に酸味を感じるような気がしますが、ろくに進んでいないですが今日はここまで……
今日は問題が大量に降りかかるなぁ(白目)
判定数多くなるからと二桁で左右使えばいいと横着した結果がこれですよ
えー……正直に言うと荒ぶるエリスとロウルはもう★ストックがないです。今から考える必要があります。これ以上……!?
アーシャとロウルも同時覚醒にスキル獲得……残ってるボス勢が狩られそうなんですけど……
ちょっと明日の更新は難しそうです。
本日もありがとうございました!
>>1とスレ民の休憩がてら色んな番外編挟んでみるとか?
例えば料理や彼氏以外だと
・ヒバリ&ルーシェのアドルラン兄様へのアプローチ
・お兄ちゃん奮闘記(主にジュボボボに対して)
・フィーアの恋愛事情(アベル関連で進展あっても良し、キアラに対するマックスみたいに恋愛に行ける可能性を持ったキャラ登場チャンスでも良しな感じ)
・スカーレットに搾り取られるバーンズ
とかかな?
アベルエリスの00スキルは、多分この組み合わせで訓練したってことだろうし『二人の人外レベルの訓練を見た仲間(誰かはコンマ判定)がそれに影響されてスキル獲得』とかでも良いんじゃない?
これまでは『スキル用意したけどこの確率ならまぁ当たらんやろwww』ってのが見事にスナイプされてきたわけだけど、今回は『スナイプされたけど修得出来るスキルが無い』って異常事態だし。
あと正直主人公のアベルはともかくエリスにおんぶにだっこが続いててエリスの負担が大きすぎるから他のキャラとの差を縮めてあげたい。
こんばんはー
ぎゃー! 本当にミスだらけで申し訳ないです……
ご指摘の通り、アベルとカインのレベル誤りです
アベルは赤帝と今回で3×2、カインは+20抜けていますので
アベルレベル:353
カインレベル:93
が正しいですね……
ちょっと今日の更新は無理ですが、何点か皆さんにお訪ねしたい案件が
まず申し訳ないのですが、エリスの00獲得スキルを>>652さんの提案なされている
『触発された誰かが習得』にしてもよろしいでしょうか?
00は最良であり、コンマ結果を捻じ曲げる真似はしたくないのですが……
直前に既にキアラと共に★を獲得しており、エリスにこれ以上の★スキル追加が考え付かない状態なのです
そもそも今のエリスの現状を簡単にまとめてしまうと
敵のあらゆる通常防御を無効化し、★防御も3割で貫通する上
レベルと数々のスキル補正で高確率で2連撃を発動し敵のあらゆるカウンター無効化
さらに状態異常攻撃を全て無効化し、耐久力4かつ2回★防御(五竜と同等)でカウンターを発動
一度きりだが判定無視攻撃も反射し、指輪で補正戦闘を行いつつ食いしばって死亡もしない
おまけで一人の時ならこれで全体攻撃
料理は00で家事も100、夜も奉仕に限れば100
……もうおおよそ強化できそうな部位がありません(白目)この子何回ゾロ目出したの?
乗馬01って壊滅している部分もありますが、そもそも乗馬スキルはレベルアップやスキル獲得が上手く行かなかった時
の救済用でもあったので、はっきりいってエリスには不要かつアベルが100なので一緒に乗れば無問題という
というわけでまずは『エリスの★スキル権利を他の子にランダムパスする』で良いか否か
↓1~5多数決で
00権利譲渡で決定
では先に誰に渡ったか
コンマ↓1一桁で
※アベルとエリスに加えて連携奥義獲得した妹ズも判定除外です
あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!またやらかした……
はい、竜は全5体。赤死亡で残り4体。倒せば復活はしませんです(白目)
そして判定結果
コンマ30
1:アドルラン
2:エメリナ
3:カイン
4:ヒバリ
5:ルーシェ
6:ロウル
7:アーシャ
8:シア
9:マックス
0:パトラ
※パトラ★スキル獲得
なんだか一番しっくりいく人に渡った気がします
さて次の問題ですが、敵の強さに関してです
現在アベルの目下の敵は皇帝ギルバートであり、彼がラスボスとなっています
そして聖国の天使と、実質王国軍の竜を相手取っています
が、四天と天使に竜は設定してある強さが弱(現在)と強の二種しかありません
(判定で多少レベルこそ増減するようにしていましたが、スキルまでは変わらない)
他の魔物とかもいましたが、今更でてきてもひき肉になるだけです
そして大ボスのギルバートとシュタイナーですが現在の彼らの強さのランクは
ギルバート:9(ほぼフルパワー)
シュタイナー:Ex(11。没ネタから引っ張るレベル)
であり、こちらもほぼ強化限界です。一応ギルバートはもう一段上を用意してはありますが……
アベル達のレベルがごりごりに上昇し、妹の連携、アーシャとロウルも覚醒スキルを獲得した現状は
非常に有利です。二人が荒ぶっていなければ、圧勝できるレベルです
設定当初はかなり難易度高めに設定したあったため、敵側の調整は想定すらしていませんでした
ここで続いての問題
※残った敵(天使・竜・聖国将×1・皇帝・皇妃・聖王)の調整を行った方がいいですか?
↓1~5多数決
どうせなら相手が強い方が面白いから調整したほうがいいのかな
というかもしかしてシュタイナー単体でもいまのギルバート越えてたのか
では現状は強化せず、初期設定のままで行きます
>>673
あくまでシュタイナーに設定してあった強さリストの中でのレベルの為、
シュタイナーがギルバートを上回っているわけではありません
ただ、強い弱いではなく、確実にシュタイナーの方が面倒くさい敵ではあります
最後になりますが、コンマがぶっ飛んだりしてスキル獲得やレベルアップ乱舞状態です
そして少なくともキアラとのエリス★スキルは考えなければいけないため、このまま鍛錬結果を
書こうとするとかなり時間を要する可能性があります
開幕でレベルミスっていたりと、キアラ戦で模倣月閃抜けてたりと
管理するデータが増えたせいか私のミスがさらに増えており、ゆったりと敵スキルと照らし合わせて再度確認していきたいというのもあります
なので上でも言われていますが、先にキアラとマックスのお料理等から、
長引きそうなら日常系の小休止イベントで引き伸ばしでもよろしいでしょうか……?
↓1~5多数決
多大な恩情、感謝です……
さて、多数決しかとっていませんが今日はこの辺で失礼致します
明日は確実に帰りが遅くなる為更新は不可ですので、水曜日の夜辺りから
キアラとマックスのお話をゆるゆる始めていこうと思います
その後は……違った問題を抱えているローズさんの恋人と女体盛りエリスですかね?
開幕でミスっているお詫びと、日常ネタを参考にするためにも
↓1~5あたりで小イベントネタを適当にあげて頂けると助かります。書けそうなものは拾って書いていこうと思います
本日もありがとうございました!
そう言えばフィーアがアベル好きなのは良いんだけど、近新婚とか三国それぞれ禁止とかしてるかOKなのかは分かって無かったっけ?
>>699
近親婚云々は特に言及はされてなかったような気がする。
ちなみに良くスレ民が引き合いに出してるFEシリーズだと
・聖戦の系譜:主人公(前半)の妻が誘拐&記憶喪失でその父親違いの兄に寝取られて近親婚(本人は確か兄妹とは知らなかったはず)
・聖魔の光石:主人公二人(双子の兄妹)のペアエンドが存在。内容は『共に支え合い国の発展を~』みたいな感じだけどどうしても連想させられる。
・if:主人公♂が姉・妹、主人公♀が兄・弟と結婚可能な上に子供まで出てくる。しかも特定のキャラとは同性婚可能。
とそっち関連では割りとやらかしてたりする。
それとは別に毎回ブラコンの妹キャラ出てる気がするし。
こんばんはー
遅くなりましたがゆったりキアラ&マックス始めていきます
ところで、ちょくちょく期待されている方がおられましたが……
ラッキースケベ判定、用意しておきますか……?(マックスがどうなるかは不明)
↓1~3多数決
ラッキースケベありに決定しました
判定次第ではマックスは地獄を見るかもしれませんね……
それではゆったり始めます
――帝国に生きる者に力は必要不可欠――
――アベルとその仲間達は、野心の為に更なる力がいる――
――日々鍛錬に明け暮れる彼らだが、休暇も勿論存在する――
――これはそんな彼らの日常の一部……――
――幕間イベント1『キアラとマックスのお料理奮闘記』――
マックス「はぁ……」
パトラ「あらマックス、溜息なんてついてどうしたの?」
マックス「パトラ将軍……」
パトラ「この前の鍛錬ではいい成果が出せたじゃない。この調子で頑張らないと」
マックス「ええ、確かに自分で言うのもおかしいですけど……」
マックス「王国にいた頃よりも、ずっと強くなれた実感があります」
マックス「そりゃ、あの人かどうか怪しい皇帝やアベル皇子には遠く及ばないですけど」
パトラ「今は、ね。継続は力なりよ? 最近のあなたの成長は目覚ましいわ。まさに成長期!」
マックス「パトラ将軍こそ、ますますお強くなられてるじゃないですか」
マックス「だから……」
パトラ「?」
マックス「――この調子で、料理もメキメキ成長するかと思ってこっそり厨房を借りたんです」
パトラ「えっ!?」
マックス「そうしたら……またよくわからないものができまして……」
マックス「強さだけじゃなくて、料理も上手くなりたいなって……!」
マックス「俺も、人並みには作れるようになりたいなぁって……!」
マックス「ここの美味しい食事を食べる度に、切実にそう思うようになって……!」プルプル…
パトラ「マックス……」
パトラ「わかる、わかるわその気持ち……!」ウルウル…
パトラ「わ、私だって、私だってぇ……!」←料理レベル20
マックス「パトラ将軍……!」プルプル…
――
――
パトラ「……と、落ち込んでばかりもいられないわ」
パトラ「落ち込む暇があれば、前を見て進み続けるしかないの」
マックス「は、はい!」
パトラ「とりあえず、申し訳ないけど私もあなたも料理は壊滅状態と言っていいわ」
マックス「うぐ……」
パトラ「私達が駄目な理由は多々あるのでしょうけど、最大の原因は……」
マックス「げ、原因は!?」
パトラ「――自分一人で作ってしまったこと、よ」
マックス「え? でも料理は基本一人で……」
パトラ「慣れてくればね。教本を読んでも駄目なら、誰かに見て貰って適切な指導を頂くしかない」
マックス「!!」
パトラ「折角だし、これを機会に私もあなたも誰かに教わりましょう?」
パトラ「王城での仕事があるルーシェさんとローズさんには流石に教われないけど……」
パトラ「幸いなことに、この城塞は他にも料理上手な人で溢れかえっているしね」
マックス「……個人的に、一番の裏切り者はネストさんだと思っています」
<ソレサカウラミデスッテー!
パトラ「皆さんの自由な時間を奪ってしまうのは心苦しいけれど……」
パトラ「揃って優しいし、教われる可能性は高いわ」
パトラ「私はやっぱり、アーシャさんから教わろうかな……」
パトラ「マックスはどうするの?」
マックス「俺は……そうですね……」ウーン…
マックス(料理を教わる……確かに、パトラ将軍相手なら誰でも教えてくれるだろう)
マックス(だが、俺はそうはいかない)
マックス(なにしろ、下手をすれば皇子暗殺未遂だったのだ)
マックス(申し訳なくて、アベル皇子にはとても頼めない)
マックス(鼻が利いて俺の料理の影響を受けやすいロウルちゃんも除外)
マックス(一番料理が上手かったエリスちゃんは、最近はシアさんとよくおやつを作っているのを見かける)
マックス(口ぶりこそ謙虚だが、シアさんがエリスちゃんに習っているとみて間違いない。先客がいるなら却下だ)
マックス(マークス神父は……うん、どうせ習うなら女の子がいいからパス)
マックス(リーナさんは、胸と同じく味も薄くなる呪いみたいなものがありそうだからこれも除外……)
マックス(残るのは必然的に、皇女の二人。二人とも甲乙つけがたい、圧倒的な料理の腕前だ)
マックス(そして二人とも優しい。俺みたいな新米騎士相手でも、教えてくれるかもしれない)
マックス(そうなると、だ)
ペターン!
ボイーン!
マックス「――キアラちゃん一択になるわけだ」
パトラ「あら、いい選択ね。彼女なら丁寧に教えてくれそうだわ」
マックス「こ、声に出ていましたか!?」
パトラ「? ええ、キアラちゃん一択って」
マックス「あ、そこだけか……よかった……」
パトラ「よくわからないけれど、善は急げよ」
パトラ「今は天使の襲撃も落ち着いているけど、いつまた争いが起きるかわからないのだから」
パトラ「休暇の時間も全力で取り組むのよ!」
マックス「はい!」
――
――
マックス「――というわけで、なんとか俺に料理を教えていただけないでしょうか」ドゲザ
キアラ「か、顔をあげてくださいマックスさん!?」ワタワタ
キアラ「私なんかでよければ、お手伝いはしますけど……本当にいいんですか?」
マックス「あなただからいいんです!
マックス「……頼んでおいて失礼ですけど、キアラ皇女こそ俺みたいな新米騎士相手に本当にいいんですか?」
キアラ「……ここでは、あまり皇女だとか騎士だとか気にしないでくれると嬉しいです」
キアラ「あまり、皇女扱いは好きじゃなくて。もっと砕けてくださっていいんですよ?」
マックス「え!? ほ、本当に!?」
キアラ「ええ」
マックス「えっと、それじゃあ……キアラちゃん?」
キアラ「はい、なんでしょうかマックスさん?」
マックス「……そこはマックス君ではないんですね」ガックリ…
キアラ「こ、これは私の癖といいますか、フィーアちゃん以外だと……」
キアラ「それにマックスさん、私よりも年上ですよね?」
マックス「あー、一応俺は18歳だけどキアラちゃんは?」
キアラ「見えないかもしれませんけど、17歳ですよ」
マックス(確かに、歳のわりに小さいな……)
ボイーン!
マックス(……それ故にあれがさらに凶悪な破壊力を発揮しているわけだけど)
キアラ「?」
マックス「ま、まあ俺も多分中途半端に敬語が混ざったり、失礼なこと言っちゃうかもしれませんけど……」
マックス「どうか、よろしく!」スッ…
キアラ「はい、よろしくお願いしますマックスさん!」スッ…
ニギッ…
マックス(ふおぉ……おててがやわらかぁい……)
キアラ「?」
――
――
キアラ「さて……着替えを済ませて食材も用意しましたけど」
マックス(ドレスじゃない、それも髪を結ったキアラちゃんもいいなぁ……)ウットリ…
キアラ「マックスさん?」
マックス「はい!?」
キアラ「一口に料理を教えると言っても……どこから教えればいいのでしょう?」
マックス「……俺の料理の凄まじさはもう知ってるよね?」
キアラ「うー……その、かなり独創的な……」
マックス「正直にヤベーブツって言ってもらって結構です……」
マックス「とにかく、自分でもどうしてああなるのかわからなくて……」
キアラ「んー……それでしたら、まずはマックスさんがお一人で作ってみてください」
マックス「え!?」
キアラ「そうすれば、どこの工程がまずいのかわかると思うんです」
マックス「その、確実にまた何かしらの危ない物ができますよ?」
キアラ「……魔力障壁を展開します」
マックス「本当にごめんなさい」フカブカ
キアラ「ではそれを踏まえてマックスさん、何を作られますか?」
マックス「そうだなぁ……」
※マックス、何を作ろう?
1:切って煮るだけじゃないか。これなら失敗しないかも!? クリームシチュー
2:慕うパトラ将軍も大好きなバナナがたっぷり バナナケーキ
3:はい、無茶はしません…… たまごかけごはん
4:その他自由安価
↓1~3多数決
1:マックス、シチュー作るってよ
――
マックス「それじゃあ……クリームシチューかな?」
キアラ「いいですね。私も好きな料理ですよ」
マックス「……ネストさんを見返してやりたい願望も混じっています」
キアラ「あはは……」
マックス「とりあえず、切って炒めるだけの簡単料理なら俺でも……」
キアラ「え?」
マックス「え?」
キアラ「あー……確かに、炒めるだけ、かな?」
マックス「違うの!?」
キアラ「う~ん……クリームシチューの肝は、ずばりそのクリーム部分です」
マックス「うんうん」
キアラ「ですが、この元になるベシャメルソースはちょっと手間というか……」
キアラ「うっかりすると、ダマになってぱさついたり」
マックス「!?」
キアラ「焦がしちゃって黄土色のシチューになったり……」
マックス「!?!?」
キアラ「……ちょっと大変です」
マックス「」ガーン
マックス「……ってショックを受けている場合じゃない! 王国騎士は退かない!」
マックス「男マックス、一度言ったことはやり遂げるぜ!」バッ!
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
マックスの料理の問題点・野菜の切り方
59>30
※基準値を超えたため、判定クリア
※野菜は普通に切れました
――
キアラ「それじゃあ、この人参とじゃがいもと玉ねぎを……」
マックス「切るぜ! 鍛錬で腕を上げた俺なら、前よりももっと綺麗に野菜だって切れる……!」
スパスパスパ!
キアラ(ちょっと大ぶりだけど、ちゃんと切れてるね……)
キアラ(王国の騎士だし、やっぱり刃物の扱いには慣れているのかな?)
マックス「ど、どうだいキアラちゃん!? ちゃんと切れてた!?」
キアラ「う、うん。見たところ、問題はなかったかな?」
マックス「よっしゃ! 次だ!」
特殊判定
↓1コンマ二桁
はえーよマックス(白目)
特殊判定結果
マックスの料理の問題点・炒めの火加減
95>60
※基準値を超えてしまったため、火加減に問題あり
※また95を超えたため……
――
マックス「そして次は、この切った野菜を……!」
マックス「――油をたっぷり注いで!」ナミナミ!
キアラ「!?」
マックス「――最大火力で炒める!」ボゴオオオォォォ!
野菜達「」ボオオオォォォォ!
キアラ「ま、待ってマックスさん!? ストップストップ!?」
マックス「おお、今日の火柱はスカーレット将軍の教え通りな火柱に見えるぜ!」キラキラ!
キアラ「何してるんですかスカーレット将軍!? ってそうじゃなくて……」
天井「」メラメラ…
キアラ「あ、あ、ああぁぁ……!?」ワタワタ
キアラ「じょ、上級水魔法っ!」ザバアアァァァッァ!
マックス「わっぷぅ!?」バシャ!
天井「」ジュッ!
野菜達「」ジュッ!
キアラ「んぷ!」バシャ!
シュゥゥゥゥ…
マックス「え……? な、何か間違ってた……?」ポタポタ…
キアラ「はい……多分、あの人が燃え盛る赤が好きなだけです……水浸しにしてごめんなさい」ポタポタ…
マックス「い、いや、俺が間違えたのが……っ!?」
キアラ「?」ヌレスケ~
マックス「んっぅ!?///」
マックス(ふ、服が濡れて張りついてすっごいことにぃ!?)
マックス(そ、それに――まさかの赤だとっ!!??)
キアラ「……うん、食材はまだ無事だね。これならまだ……」
マックス「漲ってきたあぁぁぁぁぁ!!!」
キアラ「!?」ビクゥ!
キアラ「う、うん。失敗は誰にでもあるし、ここからでもまだ作り直せる。始まったばっかりだし……」
マックス「っ!」
マックス(あ、危ない危ない。何をやってるんだ俺は。キアラちゃんは真剣に俺の料理を見てくれているんだ!)
マックス(邪な感情は捨てろマックス!)
マックス「……」チラ
キアラ「頑張りましょうマックスさん!」ヌレスケピッチリボイン!
マックス「っ――!! こ、ここからが本番だ! 全神経を集中させる!」
マックス「…………料理に!」クワッ!
※マックスに雑念が生まれました
※完成までの料理工程に-補正発生
――
と、途中ですが今日はここまで
思った以上に躓くの早かったなマックス!
まあ幕間の小イベントなんで、他も含めて平和に終わったらいいなぁ
なお、判定でとある数値がでるとマックスにロードオブヴァ―ミリオンが刺さります
フィーアの相手になるかもしれないキャラも募集かけたほうがいいのかなぁ
本日もありがとうございました!
女性陣で一番ヤバい下着着けてるの(スカーレットさんは除外)って誰なんだろうなぁ。
個人的には
本命:キアラ(赤は不味いですよ!)
次点:シア(安定の淫ピ)
ダークホース:ノワールママ(パーフェクトママンは下着も凄かった)
大穴:フィーア(この姉にしてあの妹あり。有り得ないとは思う一方でロマンも求めたい)
こんばんはー
マックス再開です
各キャラの過去の下着等に関しましては完全に私がキャライメージから浮かんだものを書いていただけなので
皆さんのイメージの分だけ彼女達の所持下着があると思って下さい
え?ファンタジー世界でお洒落な下着とかはない? ここは下着そのほか色々ある世界ということでひとつ
……
キアラ「えっと、それじゃあ今の工程ですけど……」
キアラ「まず、火の加減は中くらいで大丈夫です」ボウッ!
マックス「はい!」
キアラ「そして、野菜もまとめて炒めるんじゃなくて……」コト…
キアラ「まずは薄く切った玉ねぎから入れて」ジュー!
キアラ「色がこのくらい透き通ったら、鶏肉を投入。お塩と胡椒もここで」ファサ…
マックス「ふむふむ……」
キアラ「程よく炒まったら、ここで人参とじゃがいもを入れて」コロコロ…
キアラ「調理用の果実酒に、臭みを取るための乾燥葉や水も入れて煮込みます」トポトポ…
キアラ「様子を見て、沸騰しそうになったら火を弱めて……」ボッ…
マックス「え、そんな弱い火で?」
キアラ「はい。煮込む料理はこれが基本ですから、覚えてくださいね?」
マックス「うーん……パトラ将軍も料理は火力と言っていたのになぁ……」ガックリ
キアラ「目を離しては駄目ですよ? 出てきたアクをしっかりとっていって……」ヒョイヒョイ
――30分後――
キアラ「とりあえずこれくらいでいいかな? ゆっくり煮込んだら火を消して脇に置いておきます」コトン
キアラ「これでベースは完成です。火加減さえ注意すれば簡単ですから、次は頑張ってくださいね?」
マックス「はい!」
特殊判定
↓1コンマ二桁
おいマックス……(白目)
マックスの酒の酔いやすさ判定
マックス:92(たとえ調理用のお酒でもしっかりアルコールを飛ばさないと酔います)>90
※基準値を超えました。今回の調理用ワインでは流石に酔いませんが、普通のワインで確実に酔います
※90を超えているため、飲んだ場合はカイン同様全裸確定です。女性陣の前で飲酒は控えましょう
――
マックス(……でも、大丈夫かな?)
マックス(さっき調理用とはいえ、酒を入れてた……)
マックス(記憶が残っていないが、両親からは酒に触れるなと言われた俺は大丈夫なのか?)
マックス(多分、酔いやすいってことなんだろうけど。たった匙数杯分程度なら……)
マックス(……)
マックス(キアラちゃんはどうなんだろう……)
マックス(酔っぱらちゃって、俺にしな垂れかかってきたりとか……)
キアラ「?」←お酒強め
マックス(無さそうだなぁ……)
マックス(っていかん……雑念退散雑念退散……)
――
――
キアラ「では、再びマックスさんに代わって貰って……」
マックス「頑張ります!」
マックス(集中、集中するんだマックス……!)
キアラ「シチューの大事なベシャメルソースを作っていきましょう」
マックス「わかりました!」
マックス(ところで、ベシャメルソースって何……?)
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
マックスの料理の問題点・直感力
67-10(雑念)>50
※基準値を超えたため、直感で悟ります
※なんとなく白っぽいソースと察せました
――
マックス(落ち着け、落ち着くんだマックス……!)
マックス(こんな時こそ冷静に……)
マックス(王国騎士は慌てない、動じない、狼狽えない……)
マックス(俺が作ろうとしているのは、クリームシチュー……)
マックス(つまり、白っぽくてなんかトロンとしてる奴だ)
マックス(キアラちゃんから許可が出ている、ということはこの場にある物で作れなければおかしい)
マックス(白っぽいもの……)キョロキョロ…
牛乳「……」
小麦粉「……」
マックス(いた! 多分あれだ!)
マックス「よし!」ガシッ!
キアラ「!」
マックス「作るぜ、ベシャメルソース!」
特殊判定
↓1コンマ二桁
4
特殊判定結果
マックスの料理の問題点・ソース作り
56+10(雑念)>30
※基準値を超えてしまったため、失敗
※流石に知識無しで作れる代物ではありませんでした
――
マックス「うおおおおぉぉぉぉぉ!」ドポドポ!
マックス「うおおおおぉぉぉぉぉ!」ドサドサ!
バフ…
マックス「けほ、よし、なんかすごい白いぞ!」
鍋「」コンモリ…
マックス「これを混ぜれば、なんだか白っぽいソースが作れそうな気がするぜ……!」
マックス「んぎぎ……」
キアラ「……」ハラハラ
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
炸裂する白くて少し粘る何か
コンマ67
偶数:マックス被弾
奇数:キアラ被弾
――
マックス「ま、混ざらない……!?」モフモフ…
マックス「牛乳が足りないのか……!?」ドポポ…
マックス「これで、どうだぁ!」グリン!
ベシャッ!
キアラ「きゃ!?」
マックス「あ!? ご、ごめ――」
キアラ「い、いえ。大丈夫です」ベト…
マックス(顔に白くて粘る何かが……! これは……!)
特殊判定
↓1コンマ二桁(雑念追加確定。それとは別の判定です)
特殊判定結果
マックスの夜レベル
85(王国期待の大型新人、こちらの方もかなり大型だ!)>50
※基準値50を超えたため、健全な青少年らしく一般的な性知識有り
※でも多分童貞です
――
マックス( い け な い 妄 想 を し て し ま う ! )ドキドキ!
マックス(ああ、キアラちゃんのあの大きさなら俺のでもすっぽりと……)
マックス(――って何を考えているんだ俺ぇ!? 雑念退散煩悩退散っ!)
マックス「本当にごめん。すぐに拭くから……」フキフキ
キアラ「わ、私こそごめんなさい! やっぱりこれはちゃんと説明した方がよかったですね……」
……
キアラ「飛び散ったものを拭き終わったあたりで、また交代です」
キアラ「マックスさんが選んだ材料は、間違ってはいません」
マックス「あれ、そうなの? それじゃあどうして……」
キアラ「量です」
マックス「あー、どうりで混ざらないわけだ……」
キアラ「それと、足りない物が。これです」サッ
マックス「これは、バター?」
キアラ「はい。ちょっとベシャメルソースは大変なところもあるので、マックスさんの横からお手伝いしますね」スッ
マックス「は、はい!?」
マックス(ふおぉぉ! 近くだとより暴力的! そして薔薇とは違う甘い香りがぁ!?)
……
キアラ「まずはフライパンにバターを入れて、弱火でゆっくり溶かしていきます」
キアラ「……間違っても強火は駄目ですよ? 本当に弱い弱い火でしっかりと」トロトロ…
キアラ「溶けきったことを確認したら、振るっておいた小麦粉を入れます」
マックス「あ、こんな少しでいいんだ……」
キアラ「へらで伸ばしながら混ぜて行って……」ノバシノバシ…
キアラ「粘り気がなくなったら、一回火を消して軽く温めた牛乳を少量入れて、すぐに混ぜます」チョロ…
マックス「こ、こんな感じかな?」
キアラ「えっと、ちょっと横からごめんなさい。こうして、よいしょ、よいしょ……」マゼマゼ
ムギュ…
マックス(―――――天国――――――)
キアラ「固まってきたら、また牛乳を少しだけ」チョロ…
キアラ「そして混ぜて……」マゼマゼ
ムギュムギュ…
マックス「」
キアラ「また牛乳」チョロ…
キアラ「これを何回か繰り返してから、もう一回弱火でゆっくりと混ぜ伸ばしていきます」
キアラ「とろみがついて、へらで持ち上げてこれくらいになったら火を消します」トローン…
キアラ「これでベシャメルソースは完成です!」
マックス「ふおぁ!? お、おおやった……! 俺はこの日を忘れないぞ……っ!」グッ!
キアラ「さ、流石に大げさですよ」
キアラ「丁寧な作業さえ忘れなければ、ベシャメルソースも怖くありません」
キアラ「頑張りましょうね?」フフ
マックス「はい!」
――
――
キアラ「ここまできたら、あとは最後の仕上げです」
キアラ「さっき野菜を煮込んだお鍋に、このベシャメルソースを全部掬って入れちゃいます」ポチャポチャ
マックス「なるほど、鍋を分けて別々で作っていくのか……」
キアラ「洗い物が増えてしまいますけど、一つの調理器具で全て済ませるのにも限度はありますからね」
マックス「長かったような、短かったような……ついに完成なんだなぁ……」シミジミ…
マックス「なんだか、いい匂いがするもん……」
キアラ「でも、ここで気を緩めては駄目ですよ?」
マックス「え?」
特殊判定
↓1コンマ二桁
マックスが奇数ゾロを狙撃されたのは必然だったのかもしれません(白目)
特殊判定結果
マックスの料理の問題点・最後の仕上げ
12-20(雑念×2)
= 0 <30
※基準値を下回ったため、失敗
※どんな料理も、最後をミスすれば暗黒物質になりかねない!
――
マックス「気を緩めるも何も――」
マックス「 最 後 は 景 気 よ く 超 火 力 で 仕 上 げ る ん だ よ ね ? 」
ボオオオオオオォォォォォ
シチュー「」ガタガタ!
キアラ「だめええええぇぇぇぇぇ!? 最後も弱火ですってばぁ!? 上級水魔法!」ザッバア!
マックス「おうっ!?」ビシャ!
シチュー「」シュウゥゥ…
キアラ「はぁはぁ……よ、よかった無事だね……」
マックス「お、俺が無事じゃないけど……仕方がないか……」ピクピク…
キアラ「あ!? ま、また私……ごめんなさい!」ペコリ
マックス「いや、俺がまたやらかしたんだからしょうがないんだけど……」
マックス「……今回の料理、強火使ってないよね?」
キアラ「ですから、なんでも強火じゃないんですってば……」
キアラ「最後も弱火で15分くらいコトコト煮込めば、完成ですよ」
キアラ「最後まで、気を抜かず焦らずに、ですよ?」
マックス「はい……」
――
キアラ「とろみがついたら火を消して、お皿に盛って……」トローン
キアラ「最後に仕上げに塩茹でしておいた芽花野菜を乗っけると彩りもいいですよ?」
キアラ「これでクリームシチュー完成です!」
シチュー「……」キラキラ!
マックス「おぉー……!」
マックス「って、結局俺がまともにできたのって野菜を切ったことと、少しはソースの材料を当てたくらいだけど」
キアラ「誰でも、最初から上手くはできませんよ?」
キアラ「失敗を重ねて、ちょっとずつ覚えて行けばいいんです」
キアラ「……とりあえず今日は、火加減の大切さだけでも覚えてくれると嬉しいかな?」ニコリ
マックス「!!」
マックス「誓うよ! 王国騎士の名にかけて!」バッ!
キアラ「ふふふ」
マックス「失敗ばっかりで、キアラちゃんにもかなり迷惑かけちゃったけど……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
マックス、手伝われながらの料理完成による技能上達
コンマ87
-10+87-60(工程失敗累計値)
=17(美味しくはないけれど、食べられないことはない)
――
マックス「今度は、少しはマシな……酷いかもしれないけど、人が食べれそうな物は作れる気がするよ」
マックス「本当に、ありがとう!」ペコリ
キアラ「ふふ、お役に立てたならよかった。どういたしまして」
マックス「でも、その……まだ、全然だからさ……」
マックス「――キアラちゃんさえよければ、また教えてくれないかな?」
キアラ「ええ、私でよければ」
マックス「よっし!」グッ!
キアラ「それじゃあ、折角作ったんだしこのクリームシチューでお昼にしましょう?」
マックス「や、やったー!」
キアラ「あ……」
マックス「?」
キアラ「ご、ごめんなさい。よくみたら私、こんなにお洋服汚して……」
キアラ「すぐに着替えて来ますから、待ってってください!」タタタ…
マックス(今日は、本当にいい日だったなぁ……)
マックス(やっぱり、キアラちゃんいいなぁ……)
マックス(身分差がありすぎるけど……それでも……)
マックス(ローズさんが天使って呼ぶのもわかるよ)
マックス(……)
マックス(もし料理も、戦いも、他の事も……)
マックス(アベル皇子達に負けないくらいになれたら……?)
マックス(……いや、余計なことは考えちゃ駄目だ)
マックス(ただ騎士として、精進しないとな!)
キアラ「お待たせしました! それでは改めて……」
キアラ&マックス「「いただきます!」」
――
※マックスの料理技能がギリギリ人が食べられる領域まで回復しました
※失敗を重ねたマックスはやる気上昇。次回判定時に補正有り
幕間1 おしまい
おお、マックス色々やったな!
しかしシチューのベースってホワイトソースじゃなかった?
お料理教室が終わったあたりで今日はここまで
類型マイナス値が相当ありましたが、高コンマのおかげでなんとかキアラの指導も無駄にならずに済みましたね
さて、次の幕間はローズさんの恋人話になります
さらに短い幕間話になるかもしれませんがここで
『ローズの恋人』
キャラクターを募集しようと思います
明日か明後日の夜に、判定でキャラ決定。年齢性別や所属国とかは特に制限設けませんので、お気軽に考えていただければ
ただあまり出番は用意できないと思われるので、そこはあしからず
本日もありがとうございました!
>>788
ホワイトソースは白色系ソース全般の呼称、ベシャメルはその一部です
ベシャメルはフランスのソースの一つかつ基本のソース
バターと小麦粉を牛乳で少しづつといてのばして煮詰めるしっかり目の味です。
クリームシチューは生クリームを用いたクリームソース等の時もありますが、個人的好みでベシャメルにしました
【名前】アイナ
【年齢】19
【性別】女
【所属】帝国
【外見】茶の三つ編みサイドテールにゴスロリメイド服(ローズを意識した髪型・服装) 童顔で背も低めだが胸はやたら大きい
【性格】大人しく引っ込み思案 しかし意外なところで行動力を見せるところも
【情報】ローズ直属の部下のメイド。元々は平民の出だが使用人としての高い能力(戦闘以外)を認められて城に仕えている。
実は遡ること10年前、ガラの悪い男に絡まれていたところをたまたま買い出しに出ていたローズ(すっぴんのイケメン状態)に助けられた。その時にローズに一目惚れしてずっと恋い焦がれていたが、結局会えずじまいだった。
やがて15歳になり家族を支えるために城の使用人の採用試験に応募し合格するが、そこでローズを発見。声や喋り方などから初恋の相手と確信する。
それ以来メイドとしての才能(※エリス的な意味ではない)を開花させ現在ではローズ直属になるまで成長した。
【その他備考など】ローズに恋をしているが持ち前の性分からか未だに一歩踏み出せないでいる。
なおローズは10年前に子供を助けたことは覚えているがそれがアイナとは気付いていない。そのためアイナのことは可愛い部下として可愛がっている。
ローズの性癖のことは理解しており、場合によっては何らかの方法で自分が生やすことになっても構わないとまで考えている。
ちなみにローズの部下なので妹組に仕えていることになるのだが、ローズがあまりにも率先して妹組のお世話をしたがるためにアイナ自身は実は妹組のお世話はあまりしたことが無い。
流石に>>1の描写力で┌(┌^o^)┐ホモォ……とか来たらヤバそうだから女の子にさせていただいた。
【名前】エレン
【年齢】20
【性別】女
【所属】帝国
【外見】深青色のロングヘアに黒い執事服を着こなす細身のスタイル
【性格】無口で冷静沈着で真面目だが、ローズの前でだけは……
【情報】
キリッとした整った顔立ちに執事服、一見すればイケメン好青年だが実は女性
胸がかなり貧相であり、また逞しい男の肉体に憧れる嗜好も相まって、普段は男で通すいわゆる男装の麗人
元は新米帝国兵だったが、ある日逞しい男でありながらそれを隠す様に振る舞うローズの姿に激怒
対するローズも羨む程の美貌に肌のハリやきめ細やかさ、その他女性らしさを溢れさせながらも女を棄てようとする彼女に怒りを覚える
新兵がメイド長に勝てるわけもなく、結果はエレンの惨敗。さらにローズは彼女に女の悦びを刻み込む(女として生きてほしいから)
処女のまま、届き得ぬ逞しい身体に組み伏せられながら繊細な手つきによって全身を開発された
以後も男として振る舞おうとし、その都度調教を受ける。内心ではローズに惹かれているが、今日も男装のまま葛藤する
【その他備考など】
声も普段は低めかつ髪も結っていて胸もなく執事服のため、ほとんどの人は男だと思っている
しかしローズの前でだけは仮面が剥がれ落ち、雌の顔と声になる
そしてそんな顔はローズ以外には見せまいと気を張り、結果として無口なイケメン執事としての立ち振る舞いが強化される
【名前】 リリィーズ
【年齢】 20
【性別】 男
【所属】 帝国
【外見】 茶髪の茶眼でホスト系の顔立ちでスーツに肩当てや膝宛等の防具を申し訳程度に着けている、体はそこそこ絞まってる
【性格】 奔放だが常に努力は怠らないタイプ、ローズに出会うまでは言動全てが破天荒すぎて人間関係をまともに築く事が出来てなかったが…
【情報】 帝国の中級貴族の四男で奔放に育ってきた、幼い頃から色々やらかしたせいで実家から勘当されて住みかを確保するために帝国の兵になりその兵舎に暮らしている。
帝国の新兵の中では一回り実力で勝っていて細剣と術式を仕掛けて戦うスピーディーなゲリラ戦が得意、ローズとは新米兵士の採用試験の際に出会った。最初は遠目からだったのでローズを綺麗な自分を持っている強かな女性だと思っていたが、対面した際にローズの在り方に驚くも否定しなかった事からリリィーズの顔が良い事もあって惚れられる。そうして色々外堀を埋められてローズに食べられるまでに至るが、それでも彼はローズを否定せずに寧ろ引かれていった。
【その他備考など】
ローズの本名を呼ぶことを許された数少ない人間であり、毎晩ローズに啼かされて色々なものを搾り取られている。生涯童貞である事が確定したが今は幸せで一杯らしい……
彼は名前でかわれて居たのが嫌だったがローズからリリィと耳元で囁かれるだけで感じる位には開発されていた末期であるとか無いとか
ちょっと迷ったけど彼女って訂正あったし一応面食いで新兵って書いてあったから自分はこれで、あえてローズさんに食べさせてみたよ
【名前】アカツキ
【年齢】こちらに来てからは20年ちょい
【性別】女
【所属】王国→帝国
【外見】プラチナブロンドの短髪と長身、巨乳・狐耳・尻尾を帽子とサラシ・軍服で隠している
糸目の美人だが初代鉄拳の吉光みたいな般若の面を常時装着
【性格】根は楽観主義でトラブルを楽しんで事を大きくするのが好き
一方で気に入った物や者を守る為ならば命を賭けてでも我を通そうとする
【情報】城塞内で皇帝認可の警備団を指揮、ローズとの仲を知る者は少ない
【その他備考など】王国が呼び出した魔物の1体(妖狐)だったが貴族の腐敗やぬるま湯じみた雰囲気に退屈し人型に化けて流浪の旅へ
強者至上主義の帝国に魅力を感じて立ち寄ったところでローズの存在に心を奪われ今の立ち位置に
本当の力や素性はローズにも隠しているが戦闘力自体はあくまで警備団として務められるレベル
竜が倒された時も「やっべ、ワシこれ黙ってないとやべーじゃろ」とアベル隊に対しては応援してはいるが戦々恐々
ローズの相手となると同じ位のインパクトがあっても良いんじゃねと思いました
【名前】 アーサー
【年齢】 24
【性別】 男
【所属】 帝国
【外見】 金髪緑眼に帝国兵士の制服をキチンと着ている、戦闘時は鎧をキッチリする。
【性格】 帝国出身とは思えない騎士の鑑の心優しい青年だが女癖が悪かった、好きな相手に素直に慣れない無器用男
【情報】帝国の新米兵士の指揮官を勤めている、6年前の入隊当初からそれなりに成果を出してした為に若くしてこの立場についている。
帝国の人間とは思えない程に騎士道精神を全うし、同期のメンバーからの評価はとても高いがものすごく女癖が悪く20股を平然とやってのける屑でもあった。
ローズとの相性もそれほど良くなく顔を会わせる度に色々あったらしい、ローズいわく顔は好みなのに残念だワとの事らしい。
しかし祝賀会で色々飲んで泥酔した際にローズのとの過ちの夜を過ごしてしまう、その日から夜に女性相手に起たなくなってしまう。
起たなくなったせいで女癖の悪さを発散出来なくなりローズを意識しはじめるアーサーはそんな筈はないと悶々とするも、ローズの仕草や行動を目に追ってしまいそれをローズに悟られて外堀を埋められて、2度目の夜を迎えてそれから何度も繰り返し夜を過ごして行くことになる。
それでもアーサーはなかなか彼女を認める事が出来てなかったがふとした切っ掛けでローズを愛しているのだと自覚して過去にローズとの確執に苦しんで居るらしい。
【その他備考など】
そのルックスからモテて居たために城のメイドとかをそれなりに抱いている。城下町の娼館の女性達ですらアーサーのルックスや紳士的な振る舞いやテクニックにメロメロだった程の夜戦大好き男、性格が悪かったらただの屑男でしかないが顔と性格が良すぎて悪い評価が今までなかった。しかしローズに咎められた事が初めて悪く言われたことだったのでそれから色々揉めるはめになったとか。
┌(┌^o^)┐ホモォ描写難しいなら、アッーの後に翌朝ローズさんが艶々してる描写とかすれば良いんじゃない?
【名前】スミレ
【年齢】17歳
【性別】女
【所属】 王国→帝国(亡命)
【外見】青色のショートカットに薄紫色の瞳。常に外套を羽織り姿を隠す様にしているがスタイルはいい
【性格】誠実かつ謙虚
【情報】 ある日ふらりと現れた帝国新兵
その正体は実は王国の腐敗貴族の実験体。王国の龍の因子を注ぎ、クラウスの知らない所で戦争兵器として生み出されていた
しかし素体となった彼女自身はそれを望んでおらず王国から逃亡。紆余曲折の末に帝国に流れ着きローズに保護された
王城付きのメイドになるにも身元の確認が取れずそれができないため、力さえあれば認められる兵士となったが、
見た目麗しく大人しい彼女が荒くれ者の多い兵士に襲われたら大変だと、ローズに男装を指示され性別も正体も隠している
それでもなおローズが彼女を心配し可愛がった結果、「メイド長は顔のいい新米兵士を食って躾けている」という噂が帝国に広がったらしい
そんな噂が立ってなお自分を守ってくれる、強く美しく優しいローズには深い感謝と恋慕の情を寄せている
【その他備考など】
外堀埋めは本当であり、住居や偽の戸籍等にまで手を回してある
王国に帰る場所もなかった彼女は、いまやれっきとした帝国の民となった
┌(┌^o^)┐ホモォ…をガチ描写されても困るし、ローズさんの食い散らしが兵士の噂という手を使わせて貰った
【名前】レイン
【年齢】 22
【性別】 男か女か今の肉体は判別不能だが一応もとの男だった身体を模しているけど女性にもなれる
【所属】 聖国→王国→帝国
【外見】 赤髪で爬虫類のような瞳の金眼で脚や腕に首、頬の一部が鱗に覆われてる
【性格】
【情報】 聖国の大司教の息子で聖国の在り方に危機感を抱き10歳で聖国を抜け出して王国に亡命というか拠点を置く。
そこで20歳まで十年間過ごしとある貴族の用心棒をしていたのだがその貴族は魔物と人間を合成した人造人間を造り出す人体実験をしていた。
その人体実験の素体として身体を色々弄られて、スライム的な魔物とドラゴンの因子を植え付けられてしまって居る。
そこから命からがら逃げ出して帝国にたどり着くが、路地裏で力尽きてしまった所をローズに救われて養われてる。流石に養われているだけなのは不味いと思い、仮面を着けて顔を隠し、首はマフラーで腕はガントレッドで隠して帝国の兵士として働いている。
【その他備考など】 スライム的な魔物の能力で肉体の姿形を好きに変化させられるので女体化も出来る、本来の姿はもっと人にドラゴンを掛け合わせたものに近い感じになっている。
関係は健全で最大でやることはキスまでで、手をつないでデートしたり一緒に過ごしたりレベルで満足している。肉体関係がないのに凄いラブラブなバカップル
これなら┌(┌^o^)┐ホモォ描写殆どというか接吻だけで先はいらないし、噂も行きすぎたものだからって感じになるか?
それに女性にもなれるし、ちょっとおネエ×元男の両性という特殊過ぎるカップルになるけど
【名前】 ユリウス
【年齢】 19
【性別】 男
【所属】 帝国
【外見】 黒髪黒目の忍者装束の影が薄い青年
【性格】 冷静沈着なツンデレ
【情報】 帝国の諜報部門にスカウトされた新米兵士、最初の頃は他の兵士と一緒に鍛練をしていたのが一定期間後に特別な訓練を一人でこなしていたそこでローズと出会い、一目惚れされて外堀を埋められて捕食される
【その他備考など】 絶倫のムッツリ、ネストを師匠と仰いでいる
【名前】ユリアーネス・クラウド
【年齢】20
【性別】両性具有
【所属】帝国(出生は聖国)
【外見】金髪ショート、中世的で筋肉はあるが小柄で貧乳
【性格】真面目だが感情的になりやすい
【情報】聖国で生まれたが、両性具有という体で生まれたことで悪魔の子として殺されかけ、両親とともに帝国に逃げてきた過去がある
その後帝国軍に入るが、男女とからかわれたりと自身の体について深く悩んでいたが、ローズと出会ったことで性別で悩むのは些細な問題だと感じ自分自身を受け入れそれを教えてくれたローズを愛することになった
【名前】 サクラ
【年齢】 20
【性別】 おんな×…おいっ!オレは男だって言ってんだろうが!!○○○爆裂させてやろうか!?
【所属】 帝国
【外見】 緑髪のメガネのショートカットでローブを着ている、幸いまな板なのでさらしなどで胸を押さえてはいない
【性格】 普段は温厚でイケメンだが魔法戦になると性格が豹変して凶悪化する
【情報】 帝国の魔法兵で一見すると美青年で、一人称はオレであり本人も男として暮らしている。
魔法を使うと「テメェの○○○爆裂させて種無しにしてやろーじゃねえかよ!!」「ナカから爆せて○○○○してぶち○すぞオラッ!」等々色々と荒ぶりまくる二面性がある
【その他備考など】 ローズと出会うまでは自身の生き方に自信を持てずに日陰に隠れて過ごしていたが、ローズの生きざまを見て感じで自分らしく生きることを決意して周りから女性らしくて美しいよねと言われていた長かった髪をバッサリとショートカットにして男として過ごす決意を決めローズを尊厳してきたがあるときそれが好意であると自覚して交際している。他の兵士からは鬼畜メガネとかドSメガネとか邪悪メガネとか爆裂メガネ色々渾名が通って居る。
地味に相方役の名前に困ったのよね
アッー上等で男子充てるならともかく
女子を「ローズ」の恋人役として充てるわけで
どういうベクトルならばバランスとれるか結構悩まされましたわ
こんばんはー……なんだこの候補数!?(白目)
流石にこの数は予想外です
ちょっとざっと見ただけですが、比較的動かしやすそうな子から私の技量では難しそうな子まで十人十色……
これほどキャラ考案して頂いて嬉しい反面、残念ながら採用人数は一人です
以前のコンマではヒバリ、票数ではルーシェということもあったので、
今回は票が割れても票が多く集まっても対応できるよう
『投票開始後↓1~5多数決・同票の場合はコンマ最大値判定』
で行こうかと思います
誰が当たっても大丈夫なように、少々キャラ確認と構想にお時間頂きます
22時過ぎあたりから投票を開始しようかと考えていますので、よろしくお願いします
何気に繁忙期のピークは過ぎたとおぼしきタイミングでの開始
改めていつもお疲れ様です
それでは投票開始です
1:アイナ>>801
2:エレン>>802
3:リリィーズ >>803
4:アカツキ>>804
5:アーサー>>805
6:スミレ>>806
7:レイン>>807
8:ユリウス>>809
9:ユリアーネス>>810
10:サクラ>>811
↓1~5多数決・同票の場合はコンマ最大値判定
はっやい……
開幕でスミレが11ゾロを出していますが、総票数+こちらもゾロ目77を出しているためアイナ採用です
タッチの差でしたが、スミレはごめんなさい……
と言いたいところなのですが、両者ゾロ目かつ6番目がコンマ数秒の差でスミレとアイナは超接戦……
さっき一人といいましたが、この速さでは多数決範囲が狭かった可能性もあります
そして両者ても設定段階ではローズの明確な恋人とは言えない状況でもありますので……
1:予定通りアイナオンリー
2:ヒバリ達のようにスミレも拾う
改めて多数決。優柔不断で申し訳ないです
↓1~5
2
新米を食ってるの伏線上手く回収できそうだし
ただ作者の負担がちょっと心配ではある
2確定の所で質問二人は生えますか?
そしてもしも┌(┌^o^)┐ホモォチョイスされてたら白目向いてました?
ローズ→アイナ
ローズ→スミレ
ローズ→スミレ←アイナ
これならバッチリじゃね
え?有効安価の範囲で出たゾロの回数ローズさんがハッスルするって?
あれ、そういやローズってコイバナの時に帝国兵士捕食してるの確定してなかったっけ?
2
ローズはアイナとスミレを救い、可愛がっていたようです
自ら首を締める行いですが、まあ両者ゾロ目のボーナスということにしておきましょう
というか真面目に多数決の範囲ってどこまでが適切なんですかね?
奇数にすべきとは思うので、次回があれば↓1~7かな……
そして改めて二人を確認すると
アイナ→ローズの性癖を理解。生やしたい
スミレ→ローズの性癖は濡れ衣
わぁ、処理が大変そう!(白目)
まあローズさんだし男女両方行けるけど、たまたま可愛がってる子が両方女の子だったってことかな?
少し流れを考えた後、少しだけ始めていきます
>>837
前スレを確認したら恋人ではなく『彼氏』だったので、申し訳ないことをしたなとは思っていたので
候補が全員男でも採用はしていました
……流石にみっちり描写はできませんが、万一1000ボーナスでそれを望まれたら白目だったかも
ただローズのキャラシートを見ると、男狙いはあくまで噂であり妹ズを可愛がる面倒見のいい人ですので
無理に生やさずとも二人がそのまま愛される可能性はあります
しかし何らかの展開でアイナがハッスルする可能性もあるかもしれません。正直それも今後の安価コンマ次第です
>>839
…………わーおこれは一番やらかしてるやつや……
ご指摘感謝ですがどうしよう……
辻褄を合わせようとするとスミレが既に仕込まれていることになるけど……
いや、それを見てアイナがより燃え上がったとも……
うーん……
少し考えます
アイナって設定だとローズのためなら行動力発揮して暴走しやすい子みたいだし
ローズの性癖(実はスミレの設定通り勘違い)を理解
↓
メイド長は男性が好き(もっと言えば男のモノ?)
↓
な ら 私 が 生 や せ ば 解 決 で す ね!!
みたいなウルトラC決めてるのかもしれない
スミレの設定が割と万能だし
そこから上手く恋バナについてもローズさんが合わせた感じにすれば整合性取れそうではあるかねえ
とりあえず暫定ですが
・ローズは両刀
・それとは別にアイナとスミレは可愛がっている
・男装したスミレが可愛すぎて、思わず襲ってしまう
・後悔するローズだが、慕うスミレはむしろ喜び受け入れてしまう
・葛藤と欲望が混ざった結果、処女は残して後ろのみの徹底開発(貪る的な捕食)
・その光景を見てしまったアイナ、ローズが男の身体の方を望んでいると理解
・アイナ「生やせばスミレちゃんにも勝てるかも!?」←今ここ
こんな具合で大丈夫ですかね?
行き当たりばったりでやるとほんとに自分に跳ね返って来るなぁ……
不手際だらけで本当に申し訳ない
少しだけ始めていきます
――幕間イベント2『メイド長ローズの大切な人達』――
スミレ「ふっ、やっ!」シュバッ!
ローズ「……うん、なかなか仕上がったわネ」
ローズ「お茶の淹れ方もアイナちゃん程じゃないけれど上手くなったし……」
ローズ「アナタの帝国での身分の根回しも終わった」
ローズ「そろそろスミレちゃんも、メイドとして――」
スミレ「ありがとうございますローズさん」
スミレ「だけど、ボクは……」スッ…
スミレ「メイドじゃなくて、執事がいいかな」
ローズ「……ごめんなさいネ。アナタを、色々な意味で縛りつけてしまって……」
スミレ「謝らないでください。元はと言えば、ボクがあの噂が本当になればいいと貴方に言ってしまったからです」
スミレ「そ、その……まさかお尻とは思いませんでしたけど/// 今はむしろそれがもうたまらないというか///」
ローズ「…………アナタが初めてだったワ。このアタシに、乙女の部分を投げ捨てさせて雄の部分を全開にさせたのは」
ローズ「でも、勘違いはしないで欲しいのだけれど……アタシは男や女が好きなんじゃないの」
ローズ「……可愛いコが好きなのヨ」
ローズ「だから、アタシにあわせて執事になる必要はないのヨ? アタシの直属ならもう正体を隠す必要もない」
ローズ「それに……アナタのお尻を調教しておいてなんだけど、アナタは立派な女の子でまだ純潔……」
ローズ「アタシみたいな変わり者に囚われ続けなくても、今からでも女の子の幸せは――」
スミレ「――ボクは、今が幸せです。強く、美しく、優しい貴方の傍にいられる今が」
スミレ「それに男装も、慣れれば別に苦でもありませんし。むしろローズさんの服より動きやすいですし……」
ローズ「そ、そう……?」
スミレ「ええ。ローズさんこそ、ボクなんかに負い目は感じずに本当に男の子で楽しんでくれていいんですよ?」
スミレ「……たまには、ボクのお尻も可愛がって欲しいですけど」ボソリ
スミレ「っ、すみません。出過ぎた発言でした」
ローズ「……いいのヨ。もう長いこと、男の子に手は出していないわヨ」
ローズ(お互い、沼に嵌まってしまったみたいネ……)
……
スミレ「うん、いい感じだ」シツジフク!
アイナ「ス、スミレちゃん、本当にそれでよかったの?」
アイナ「私やローズさんみたいな、お揃いじゃなくて……」ゴスロリ~
スミレ「ええ。僕はこっちの方がしっくりきます。それにボク程度がローズさんの姿を真似るなど恐れ多い」
アイナ「ええっ!? それだと私が可哀相な子になっちゃうよ……!?」
スミレ「アイナさんは大丈夫ですよ。ボクとは違って、本当に優秀なメイドじゃないですか」
アイナ「そ、そんなこと……ないよ……」
スミレ「自信を持ってください。アイナさんはボクの目標なんですから」
アイナ「あ、ありがとうスミレちゃん……あれ? スミレ君の方がいいのかな……?」
スミレ「ローズさんは基本的に親しい人はみんなちゃん付けで呼びますし、問題は無いかと」
スミレ「あ、呼び捨てでも結構ですよ? アイナさんの方が遥かに先輩ですし」
アイナ「そ、それはできないよ!? そ、それじゃあいつも通りスミレちゃんでいいかな?」
スミレ「はい。そもそも執事服ですけど、別にもう女であることを隠す気はありませんし」
スミレ「これは単純にボクの趣味と思って頂ければ。女が執事服を着てはいけない決まりもないですしね」
アイナ「あ、そっか」
アイナ(……スミレちゃんは、やっぱり優しくていい子だ)
アイナ(ローズさんが入れ込む理由もわかるな……)
アイナ(でも確かに、スミレちゃんは可愛い女の子だ)
アイナ(――お城の兵士が噂していた、ローズさんは男好きっていう話……)
アイナ(もし、私が男の子になれれば、私も……)
スミレ「アイナさん?」
アイナ「ひゃ!? あ、ごめんなさい」
スミレ「大丈夫ですか? だいぶ上の空でしたけど、やはりメイド業は大変なのでしょうか?」
アイナ「あ、大丈夫! 大丈夫だから!」アセアセ
スミレ「はぁ……?」
アイナ「そ、それよりもローズさんの大切なお話って何か聞いてる?」
スミレ「ああ……」
スミレ「アイナさんならもう知っていると思いますけど、キアラ様とフィーア様が天使に襲われましたよね?」
アイナ「うん、あの時のローズさんの顔は夢に見るよ……」
スミレ「そして天使はそれだけに飽き足らず、帝国全体を狙っている……」
スミレ「帝国全体の地力を上げないと、危ないということらしいです」
スミレ「ボクも先日まで兵団所属でしたから、割とぴりぴりした空気を感じましたけど……」
スミレ「このタイミングでボクにさらに武術を叩き込んで、アイナさんと同じ直属にしてくださったというのは……」
スミレ「おそらく、ボク達も戦う覚悟を決めろということではないかと」
アイナ「えぇ!? わ、私そこまで強くないよ!?」ワタワタ
アイナ「スミレちゃんは、その…………」
スミレ「ああ、お気になさらず。ボクには確かに竜の力を組み込まれていますけど……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
スミレの竜要素
69>50
69<90
※基準値50を超えたため、身体の一部を竜化可能
※基準値90を下回ったため、完全な竜化は不可
――
スミレ「せいぜい、できるのはこれくらいです」ズズ…ギラリ!
アイナ「……辛く、ないの?」
スミレ「……そうですね。戦争兵器になるのはごめんです。だけど、ボクの大切な存在を守るためならば……」
スミレ「ローズさんに救われた今なら、この力には感謝したいくらいですね」
スミレ「忌むべき研究でしたし、クラウス様が知れば確実にお怒りにはなられるでしょうけど……」
スミレ「紛い物とはいえ、冒険譚でも活躍の多い最強種、竜、ドラゴン!」バッ!
スミレ「アイナさんはメイド技術。ボクはこの竜の力でローズさんをお助けすることができます!」
アイナ「……」
アイナ「その、スミレちゃん?」
スミレ「はい?」
アイナ「お、落ち着いて聞いてね?」
スミレ「はい」
アイナ「ローズさんが今、その、赤い竜の骨とか鱗みたいなもので何か一生懸命作っているんだけど……」
スミレ「……え?」
特殊判定
↓1コンマ二桁
ごぶぅ……!?(吐血)
特殊判定結果
スミレが組み込まれた竜の力
01~40:それ、ボクが組み込まれた竜だ……orz
41~60:ボクが組み込まれたのは黒帝だ。大丈夫、だよね?
61~80:ボクが組み込まれたのは蒼帝。赤帝よりも強いよ!
81~95:組み込まれたのは白帝さ。帝竜最強の力でローズさんをお助けする!
96~00:???
コンマ98
96~00:???
――
スミレ「ほ、本物なんですか……?」
アイナ「いや、本物は見たことないし……」
スミレ「あ、ですよね。それじゃあボクのこの腕をみてください」シャキン
アイナ「んー……色が全然違うし、鱗の感じも全然違う……スミレちゃんの方が金色で綺麗かも?」
スミレ「ふふ、それはそうでしょう」
スミレ「王国的には誇れることではありませんが……」
スミレ「ボクに組み込まれたのは――五竜最強の『金真竜』ですからね」
――
最後の最後でヤバめのところを射抜かれたあたりで今日はここまで
スミレの設定で竜が出ていた以上避けられない判定でしたが、よりによって……
ローズとアベルにとってはかなり有益な情報になってしまうでしょう
ここの所ミスは多くて申し訳ないです
明日は少し早めに更新したいところです
でもここが平和に終わっても(今射抜かれたけど)次に待ってる女体盛りっていう強敵をどうしようか……
本日もありがとうございました!
こんばんはー
夜に再開予定ですが、ちょっと判定だけ先に投げておきます
アイナ「金真竜……」
スミレ「ええ。ボクも本体を見たことはありませんけどね」
スミレ「そもそも、五竜は宝玉の中に封じられていましたから」
アイナ「封じられた宝玉の中から、力を吸いだしたの……?」
スミレ「はい。封印を解いて直接ボクみたいな実験体に力を組み込みたかったとか言ってましたし……」
アイナ「……」
スミレ「あ、大丈夫ですよ!? 別に痛くはなかったですし!」アセアセ
スミレ「まあとにかく、実際にそこまでの実験はできなかった。紛い物を人に組み込み非効率……」
スミレ「そんなことをしたのも、貴族たちでは竜を制御できなかったからです」
スミレ「竜は圧倒的な強さ。超熟練の戦士が束になって勝てるかどうか。肥えた貴族では無理な話ですよ」
スミレ「そんな中でも、階級はありました。赤き竜が最も弱く、黄金の竜が最も強いそうです」
アイナ「あ、それじゃあ赤い竜の素材は一番弱いからかな?」
スミレ「いや、いくら弱いとはいえそれは竜の中での話ですよ? 怒ったローズさんでも厳しいと思います」
アイナ「そ、そうなんだ……でも、確かに見たよ?」
スミレ「うーん……そもそも、竜の封印が解かれていることが異常ですよ」
スミレ「力の片鱗を持つボクだから言いますけど、金真竜がもし解き放たれていたら……」
スミレ「皇帝陛下以外は誰も太刀打ちできないんじゃないでしょうか?」
アイナ「……皇帝陛下なら太刀打ちできちゃうんだ?」
スミレ「だってあの人、人も魔も踏み越えてますもの……」ガタガタ
アイナ「私達は――」
特殊判定(保証・補正あり)
↓1~2コンマ二桁
ま た 2 2 か (白目)
えー……? 昨日98のあとに開幕偶数ゾロ来るー……?
ここのところ決まって特に出たらまずい場所を偶数に狙われている気がする……
日常でぽつぽつ出す程度の筈が、一線級の強さってどういうことなの?
続きはまた夜に
特殊判定結果
1アイナレベル(ローズ直属により制限撤廃)
最低保証40<53+10(ローズ直属)
=63
2スミレレベル(ローズ直属により制限撤廃)
最低保証40<22+(10(ローズ直属)+10(ゾロ目ボーナス)+600×1/8(金真竜の片鱗)))×2(偶数ゾロボーナス)-15(新兵)
= 1 9 7
――
アイナ「私もローズさん憧れて鍛錬はしているから、そこら辺の帝国兵よりは強いけど……」
アイナ「スミレちゃんは、さっきの竜の力もあるし凄い強いよね?」
スミレ「うーん……確かに、兵士よりはずっと強いとは思いますけど……」
スミレ「それは組み込まれた竜の力のごり押しに過ぎません」
スミレ「肝心のボク自身は、まだまだ戦闘経験の浅い新兵です」
スミレ「それこそ、竜にも怯まないような人相手では、確実に地力の差が出てしまうことでしょう」
スミレ「頼みの竜の力も片鱗。とても本体を相手取ることは無理ですよ?」
アイナ「スミレちゃんで無理なら、私じゃもっと無理だよ……封印解かれてないといいなぁ」
――
こんばんはー
それでは再開します
――
……
ローズ「ごめんなさいネ。待たせちゃったかしら?」
アイナ「いえ、大丈夫です!」
スミレ「ローズさん、大事な話というのは……」
ローズ「そうそう、それヨ! 早速いくわヨ!」
アイナ「ど、何処へ……!?」
ローズ「第三皇子アベル様の城塞ヨ」
ローズ「アタシも城の雑務が一段落したし、アナタ達も一人前になった」
ローズ「そろそろ……アタシの大切な人達を紹介してもいいかなって思ったのヨ」
アイナ「た、大切///」
スミレ「……///」
ローズ「それに、アナタ達にも無関係ではないコ達もいるしネ」
アイナ「?」
ローズ「…………あと天使成分も補給したい」
アイナ「あー……キアラ様達、引っ越されちゃいましたからね」
アイナ「ほとんどお世話できなかったのは、メイドとして残念です……」ガクリ
ローズ「そ、それはゴメンなさいネ? アタシがほとんどやっちゃうから……」
ローズ「こほん、とにかく。軽く身支度を整えたらすぐに向かうわヨ!」
スミレ「はい!」
――
――
【アベルの城塞】
コンコン
ロウル「はいはい、どちら様でしょう?」
アイナ「こ、こんにちは。私は――」
ロウル「あれ、ローズさん背縮みました? それに胸もそんな大きくして……」
ローズ「はぁい、こんにちはロウルちゃん?」
ロウル「あ、あれ!? ローズさんが二人!?」
ローズ「フフ、違うワ。このコは私の大切なコ。アイナちゃんヨ?」
アイナ「ア、アイナです。宜しくお願いします!」ペコリ
ロウル「これは失礼を。私はアベルさんの副官のロウルといいます」ペコリ
ローズ「そしてこっちが……」
スミレ「ボク……いえ、私はスミレ。よろしくお願いします」ペコリ
ローズ「ロウルちゃん、いきなり押しかけておいてあれなんだけど……」
ロウル「ああ、ごめんなさい。フィーア様はおでかけ、キアラ様はただいま手が離せない状況のようでして……」
ロウル「さらにアーシャさんとパトラさんも手が塞がっています」
ローズ「あら、そうなの? それは残念だけど仕方ないわネ。 アベル様とエリスちゃんは?」
ロウル「ああ、お二人ならいますよ。すぐに呼んできますね」タタタ…
……
アベル「ローズさん、どうされたんですか? まさかもう竜の装備が?」
ローズ「そ、それはもう少し待って頂戴? なかなか加工が大変なのヨ」
エリス「そうですよね、かなり硬かったですし」
アイナ「や、やっぱりあれ本当に竜の素材だったんだ!?」
スミレ「……信じられない、しかもその口ぶりだと……」
ローズ「フフフ、そういうことヨ。お互い紹介した方がいいかしらネ?」
ローズ「このコ達はアイナちゃんととスミレちゃん。アタシの大切なコ達なの!」
アベル「なるほど……」
アイナ「///」
ローズ「そしてこちらは、竜すら倒したアベル皇子とアタシが一目置いているメイドのエリスちゃんヨ!」
スミレ「!!」
ローズ「折角の機会ヨ。二人から、何かを学んでくるといいワ」
アイナ&スミレ「「はい!」」
――
――
エリス「――どうぞ」コト…
アイナ「……い、頂きます」コク…
アイナ「!! お、美味しい……!」
エリス「よ、よかったー……」ホッ…
アイナ「エリスちゃん凄い……本当に、前はできなかったの?」
エリス「はい。紅茶もお料理もお掃除も、何にもできなくて……」
エリス「ローズさんに出会って基礎を叩き込まれて、それからアベル様の為にさらに練習して……」
エリス「それでなんとか、ここまで到達できました!」
アイナ「凄いなぁ……私ももっと頑張らないと」
アイナ「それにしても動力源がアベル様の為ってなると……エリスちゃん、もしかして?」
エリス「そ、その……///」
……
エリス「――ということがありまして。私はアベル様のメイドであり、剣であるのです」
アイナ「す、凄いね……私も、エリスちゃんほど壮絶ではないけど、子供のころローズさんに助けられる形で出会ったの」
アイナ「ローズさん、今も綺麗だけど……お化粧落としてもカッコいいんだよ?」
エリス「そうなんですか!?」
アイナ「ふふ、すっぴんのローズさんを知っている人は一握りだろうし、私のちょっとした自慢……」
アイナ「……そして、大切な思い出なの」
アイナ「…………ねえ、エリスちゃん。あなたはアベル様と……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
エリスの羞恥心
31<50
※基準値を下回ったため、アベルとの関係をアイナに話します
――
アイナ「その……あ、あ、愛し合っていたり……するのかな?///」
エリス「は、はい……///」
エリス「その、私がアベル様の与えてくださることに報いれているかは怪しいのですが……」
エリス「アベル様からは――愛を、頂いています///」
アイナ「わぁー……///」
アイナ(いいなぁ……。でも、皇子様とメイドが許されるなら……)
エリス「あ、勿論アベル様は皆さんに優しい素晴らしいお方ですよ?」
エリス「アーシャさんもロウルさんも、シアさんも……満足そうでしたし」
アイナ「……ん?」
エリス「あれ?」
――
――
アイナ「そ、そうだったんだ……いきなりだから驚いちゃった」
アイナ「でもエリスちゃん、それって辛くないの……?」
エリス「いえ? そもそもみんなのアベル様を私が独り占めするわけにもいきませんし……」
エリス「アーシャさん達とも仲良くしていたいですし」
アイナ「……一夫多妻かぁ。考えたこともなかったな」
エリス「その、アイナさんはローズさんを……?」
アイナ「……うん。愛してる。でもこの想いを直接ローズさんには伝えられないし……」
アイナ「それに前、ローズさんとスミレちゃんが愛し合っているのも見ちゃったし……」
エリス「!?」
アイナ「………………でも、そうだね。一夫多妻なら……」
アイナ(ローズさんは愛してる。スミレちゃんも大切。この方法なら……)
アイナ「ありがとう、エリスちゃん」
アイナ「紅茶も、大好きな人の愛し方も、いいことを教えて貰ったよ」
アイナ「――私、諦めないよ!」グッ!
アイナ(スミレちゃんと争う必要はないんだ。ちゃんと生やして、メイドの技も完璧にして、ローズさん好みの子になるんだ……っ!)
エリス「はい! 頑張ってくださいアイナさん!」
アイナ「……うん!」
――
――
【鍛錬場】
スミレ「はぁっ!」ブオン!
アベル「っ!」ヒラリ
スミレ「たっ! せいっ!」バッ! バッ!
アベル「っと!」スッ…
スミレ「っ! そこです……!」ゴォッ!
ガキィン!
アベル「今のは、少し危なかったな」ギギギ…
アベル「なるほど、ローズさんの秘蔵の子というわけだ」
アベル「まさか竜の爪が人間の体術と組み合わさって襲ってくるとはな……」
スミレ「はぁ……はぁ……」
スミレ(そ、そんな……ここまで歯が立たないものですか……)
スミレ(金真竜の爪も、いなされては意味が無い。原因はボクの技術力不足なのは明らかだけど……)
アベル「だいぶ息があがっているな。そろそろ休憩をいれた方がいいか?」←レベル353+???
スミレ(凄い、これが人の可能性……王国の本当の竜を倒した人の力……!)ゴクリ…
スミレ「ま、まだです……!」ダッ!
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
スミレの奮戦
29<50
※基準値を下回ったため、スミレダウン
――
スミレ「むきゅぅ……」パタン…
アベル「だ、大丈夫か?」
スミレ「か、完敗です。もう変化を保つ余裕もありません……」ピクピク
スミレ「流石、本物の竜を倒されたお方です……」
アベル「……スミレ、その力は……」
スミレ「はい、ボク……私は元は王国の人間でした」
アベル「ああ、無理に畏まろうとしなくていいぞ?」
スミレ「よ、よろしいのですか? すみません、色々とあって……」
アベル「そのようだな……せめて、ローズさんの前やこの城塞では楽にしてくれ」
スミレ「恐れ入ります。……ボクは王国で、竜の力を組み込まれた戦争兵器なのです」
スミレ「でも、ふふっ……!」
アベル「ど、どうした?」
スミレ「最強の竜を組み込まれたボクが、いわば貴族達が生み出せる限界の戦争兵器が……」
スミレ「こうして、何もできずに転がっているんですよ? それが、可笑しくて」
スミレ「――人一人に勝てないなら、ボクは戦争兵器なんかじゃないって思えてしまうんですよ」
アベル「……安心しろ、スミレ。お前は人間だよ」
アベル「そして、十分強い。立派な戦士でもある」
スミレ「……ローズさんやアイナさんと、同じことを言ってくれるんですね」
スミレ「ありがとうございます、アベル様……」
――
――
スミレ「よっと……」ムクリ
アベル「もう大丈夫なのか?」
スミレ「はい、大丈夫です」
スミレ「それにしても、改めてアベル様は凄いですね」
スミレ「赤帝竜をものともしないどころか、それを装備品にしようだなんて……」
スミレ「……ボクの腕の鱗を剥せば、金真竜の装備も作れるのでしょうか?」ググ…
アベル「やめろやめろ! それにしても、金真竜というものは気になるな」
スミレ「ああ、ボクも詳しくは知らないですけど……」
スミレ「金真竜は王国が研究の果てに生み出した五竜、その中でも最も強き存在だといいます」
アベル「五竜……そうなると、あと残り4体か。王国の被害からして、全て聖国に奪われたとみるべきか……」
スミレ「……なるほど、そういった状況でしたか」
スミレ「いくら竜でも、紛い物。その本質は獣同然です」
スミレ「貴族は失敗はしていますが、竜より強ければ彼らは主人に従うでしょうからね……」
アベル「……金真竜の強さは?」
スミレ「そうですね……」ギラリ
★『模倣・真竜の剛爪』
戦闘時、常時補正+20
優勢取得時、判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
スミレ「ボクの持つ金真竜の力の一部がこうなります」
スミレ「金真竜本体ともなれば『もっと強く、速い』のではないでしょうか?」
アベル「そうか……ありがとうスミレ」
スミレ「いえ、ボクの方こそありがとうございます」
スミレ「強大ですが、竜の力も絶対ではない。ボク自身を鍛えなければいけないと改めて痛感致しました」
スミレ「……いつか」
スミレ「いつかこの力にも頼らず、ボク自身の力で大切な人達を守れるように……」
アベル「なれるさ。俺自身が、そうだからな」
アベル「……大切な存在を、手放さないようにな?」
スミレ「はい!」
――
――
【帝国・街道】
ローズ「二人とも、何か収穫はあったかしら?」
アイナ「はい! とても、大切なことを知れました……!」
スミレ「ボクもです。ありがとうございます、ローズさん」
ローズ「そう、それならよかったワ……」
ローズ「……アタシはね、天使達もアナタ達も大切。何が何でも守らなきゃって思っているの」
アイナ「……」
スミレ「……」
ローズ「でもアタシだって人間。一人で出来ることには限界があるし、泣きも笑いも怒りもするし、欲望だってある」
ローズ「……聖国との戦争は激化しているワ。今は平気だけど……」
ローズ「もしかしたら、ちょっとしたことで……帝国が壊滅的損害を被るかもしれない」
ローズ「そしてもし聖国との戦争が落ち着いても……アベル様や天使達には、大きな仕事が残っている……」
ローズ「アタシ一人じゃ、とても対処しきれないワ」
ローズ「アナタ達は大切なコ。だからこそ――アタシと一緒にいて欲しい。支えてほしいの」
アイナ&スミレ「「!!」」
ローズ「本当はアナタ達にも戦って欲しくは無いんだけれど、もう状況が状況だから……」
ローズ「アタシも、更なる鍛え直しをしないとネ」
スミレ「……ボクも、強くなります。守りたいものを守れるように」
アイナ「わ、私も!」
ローズ「フフ、本当にもう、可愛いコ達ネ……」
ローズ「今度は、今日いなかったコ達にも紹介したいわネ」
ローズ「アベル様の城塞、時々イベント会場にもなるからその時を楽しみにしましょうか!」
アイナ「イ、イベント……? 楽しそう――」
ローズ「……二回ほど大事件が起きたけどネ」
スミレ「!?」
ローズ「安心なさい。何かあっても――必ず守ってみせるワ。必ずネ」
ローズ「さ、また明日からメイドと執事のなんたるかを教えていくから、覚悟するのヨ?」
アイナ&スミレ「「はい!」」
アイナ「ねえ、スミレちゃん?」ヒソヒソ
スミレ「なんでしょうか?」ヒソヒソ
アイナ「今後のことも考えて――ローズさんの為に……一緒に生やさない?」
スミレ「」
スミレ「」
スミレ「…………アイナさん、お疲れなんですね。今日の仕事はボクの練習を兼ねて代わっておきますから……」
アイナ「つ、疲れてないよ!?」
――
※アイナとスミレの顔見せが済みました。以後イベント等で登場する可能性があります
※スミレの戦闘力が極めて高いことが判明しました。帝都襲撃時、救援に来てくれる可能性があります
幕間2 おしまい
幕間その2が終わったあたりで、今日はここまで
ミスが多かったり判定がぶっとんだりと色々ありましたが、一応は平和に終われたかな?
スミレは完全に想定外の強さとなりましたが、判定次第では彼女がいてもきつい場面が出てくるかも?
次の幕間3で前スレの999を行おうと思いますが……
あれ?終わるころにはこのスレの1000ボーナスになるんじゃ?
もっとイベントや問題をはやく処理していけるよう、頑張りたいです
本日もありがとうございました!
こんばんはー
ちょっと悩みどころなので、多数決安価だけ先に投げておきます
――幕間イベント3『愛するあの人への、更なる料理?』――
【帝国・王城】
エリス「よいしょ……ふぅ」ゴトン
ローズ「悪いわねエリスちゃん、荷物を持つの手伝って貰っちゃって」ドサ
エリス「いえ、私の買い物は量が少なかったですし」
エリス「この荷物、もしかしてキアラ様とフィーア様のための?」
ローズ「ええ。ただ、まとめて取り寄せているからネ……」
ローズ「玉石混交、中には天使には渡せない物もあるのヨ」
ローズ「だから、アタシが検閲して天使に相応しいものを選んでいくワケ」
ローズ「お洋服とか、本とか、色々とネ……」ヒョイ
ローズ「特に本は、前にアタシとしたことが確認怠っちゃって以来念入りに……」ヒョイ
エリス「一つ一つ、全てですか? 大変ですね……」
ローズ「天使のためなら、苦にもならないわヨ。あ、これは駄目ネ」ポイ!
ヒョイ、ヒョイ、ヒョイ、ポイッ!ヒョイ、ヒョイ…
……
ローズ「これは、良し……これで最後ネ」ポン
エリス「お疲れ様でした。見たところ、駄目なものは数える程度でしょうか?」
ローズ「毎回毎回駄目なものばかりじゃ駄目に決まっているでしょう? むしろ今日は多いくらいヨ?」
ローズ「あ、そうだエリスちゃん。戻るついでで悪いんだけど、この箱の処分お願いしてもいいかしら?」
エリス「はい、かしこまりました。さっきの検閲品の箱ですね」ヒョイ
ローズ「ごめんなさいネ。こっちの重い方は、アタシが今度直接天使達のところに届けるから」
――
――
【帝国・街道】
エリス「えっと、王城からの廃棄物処理場は確かこの辺りでしたけど……」
パカ…
エリス「あら? 箱の蓋が……封が甘かったのでしょうか?」
エリス「ちゃんと閉めて捨てないと――」チラ
箱の中「……」ゴチャゴチャ
エリス「け、結構色々入っているんですね……」
エリス「なんでしょうこれ……紐? 他の道具も、よくわからないものばかり……」
エリス「――っていけません! 人様の廃棄物を漁るなんて!」ブンブン!
エリス「すぐに戻して……ん? これは本でしょうか?」
※ローズが検閲した本を見つけてしまったエリス。どんな本?
1:塗りたくる生クリームとか甘い系の本
2:盛り付ける豪華な魚系の本
3:その他自由安価
↓1~3多数決
こんばんはー
少しだけ再開です
ファンタジー世界に生クリームがなんであるのかとかも気にしてはいけません
ここはある世界ということで。大抵魔法でなんとかしてるんですきっと
1:塗りたくる生クリームとか甘い系の本
――
『愛するあの人に美味しく食べて貰おう』バーン!
エリス「王国のお菓子の本でしょうか……?」
エリス「アベル様に、食べて頂く……」
エリス「この前のアップルパイは上手くいきましたけど、他が上手くいくとは限りません」
エリス「それに、レパートリーを増やした方がアベル様も喜んでくれる筈……」
エリス「……」
エリス「……」キョロキョロ
エリス「ちょ、ちょっとだけ。物をすぐに捨ててしまうのは勿体ないですし……」ペラ…
エリス「!!??///」ボシュゥ!
エリス「はわ、はわあぁぁぁぁ~……!?///」ポーイ!
エリス「な、なんですかこの本は……!?///」ドキドキ
エリス「は、裸で、クリームを……!? な、舐める……!?」グルグル
エリス「こ、こんな……お料理の本じゃなかったんですか!?///」
エリス「……///」
特殊判定
↓1コンマ二桁
の羞恥心
19<50
※基準値を下回ったため、自力で読み進めます
――
エリス「……で、でも///」ペラ…
エリス「……///」ペラ、ペラ…
エリス「はぅ……///」
エリス「こ、こんな……///」ペラ…
エリス「……」ゴクリ
エリス「アベル様……」
エリス「アベル様も、コレを喜んでくれるのかな……?」ドキドキ
エリス「恥ずかしいけど、アベル様の為なら……///」ドキドキ
エリス「でもこんな本、持って帰って万が一フィーア様達に見られたら大惨事です……」
エリス「私も確実にローズさんに制裁されるでしょうし……」ガタガタ…
エリス「今この場で、頭に入れてしまいましょう……///」ペラペラ…
エリス「……色々恥ずかしいページが多いですけれど、要約するととにかく……」
エリス「裸になって、クリームとかを塗ればよいのでしょうか……?」
エリス「うぅ、こんなのシアさんからも習ってないです……」ペラ…
エリス「……」
エリス「アーシャさんは美人ですし、ロウルさんは可愛い耳と尻尾。シアさんは大きな胸と縛り上げ……」
エリス「私だけ、特にこれといったものがありません……」シュン…
エリス「私も、アベル様に喜んで頂きたい……この王国の技術、絶対ものにしてみせます……!」ペラ…
エリス「……///」
特殊判定
↓1コンマ二桁
あっぶねぇ……(白目)
特殊判定結果
エリスの夜レベル
02+24+10(検閲本)
=36(アベル様の為なら、え……えっちなお勉強だって……!)
――
……
エリス「……///」プシュー…
エリス「や、やりましたよアベル様……一人で、読み切りました……!」
エリス「シアさんに頼ってばかりもいられません。私だって、一人で出来るんです……!」フンス!
エリス「……」キョロキョロ
エリス「それでは、今度こそこの本は箱に戻して処分しておきましょう」パタン…
エリス「ローズさんの検閲の理由がわかった気がします……」
エリス「フィーア様がこんなことをしちゃいけないって、私でもわかりますもの……」
エリス「えーい!」ポイー!
エリス「ふぅ……」
エリス「……」ドキドキ
エリス「……」ドキドキ
エリス「……かなり高いですけど、生クリームを買って帰りましょう」ドキドキ
エリス「で、でも……こんな恥ずかしいことの為に生クリームを用意するのは……///」
エリス「……そうだ、簡単なケーキを焼けばいいんです!」
エリス「それでもし、クリームが余ったら……試してみればいいんです///」
エリス「ケーキで使いきれば、私には縁が無かった……うん、これでいきましょう///」
――
――
【城塞・厨房】
材料「……」トサ…
エリス「よ、よし……これは普通に、ケーキを作るだけです……」ゴクリ
エリス「まずは卵白と卵黄を分けて……」
エリス「卵白を泡立てて、お砂糖を入れて混ぜて……」チャッチャッ…
エリス「もう少し泡立ててもう一回お砂糖……」ファサ…
エリス「混ぜて、お砂糖……」ファサ…
エリス「……」ドキドキ
エリス「い、いけません。集中しないと……これはこっちに置いて」コト…
エリス「卵黄の方にもお砂糖を入れて混ぜて……」チャッチャッ…
エリス「このくらいかな? 油と蜂蜜を入れて……」
エリス「……そういえば、あの本では蜂蜜も塗られていたような……ってそうじゃありません!」ブンブン!
エリス「生クリームを入れて……」トポ…
エリス「生クリーム………………ああもう! 集中、集中です!///」
エリス「薄力粉を振るい入れて練って、さっき作ったものを少しづつ分けて入れて……」
エリス「あとは優しくゆっくり混ぜれば大丈夫だった筈……これでタネは出来ました」
エリス「この大きさの型で焼き上げれば、残った生クリームも付け合せで無くなる筈です……」ドキドキ
エリス「ちゃんと空気が入らないよう丁寧に……うん、平常心平常心……」
――
――
……
エリス「よし、上手く焼けました!」グッ!
ケーキ「……」ホカホカ
エリス「後はしばらく冷ませばケーキは完成です」
エリス「そして……」ゴクリ
エリス「いよいよ問題の……」
エリス「生クリームですね……」
生クリーム「……」ゴゴゴゴゴ…
エリス「大丈夫、さっき生地の方にも使っているんです」
エリス「つけあわせにも使えば、えっちなことに使う分は無くなる筈です……!」
エリス「いざ……!」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
生クリーム残量
92(多すぎる。さらにケーキを焼いて上に乗せたところで、とても消費しきれるわけがない)
※大量過ぎる程に生クリームが余りました。身体は存分に舐めつくされそうです
――
エリス「…………」
生クリーム添えケーキ「……」キラキラ
余った生クリーム「……」ズドーン!
エリス「な、なんでですか……っ!」ガクリ…
エリス「こ、こんなのとても使いきれません……!」
エリス「いくらなんでもおかしいです……! 最初から、購入量を間違えでもしない限りは……!」
エリス「……」
エリス「私が、間違えた……?」
エリス「いや――私が本当はアベル様とあんなことをすることを望んでいたから……?」
エリス「……///」プシュー…
エリス「そ、そんなはしたない……!///」
エリス「……もう少し、ケーキを焼きましょう。少しでもこれを減らさないと!」
エリス「同じだと飽きちゃうかもしれませんし、今度は生地に紅茶葉を練り込もうかな?」
エリス「あ、果物も添えて……」
エリス(でも多分、使いきれないんでしょうね……)
エリス(アベル様と、生クリーム……)
エリス(私は、どうなってしまうのでしょう……)
――
生クリーム残量が確定したあたりで、今日はここまで
……この残量だと相当舐めまわす描写必要になるじゃないですかー(白目)
短いかもしれませんが、R部分なのでまた構想と書き溜めにお時間頂きたいと思います
ただそれとは別に、少々来週は最後の詰めということで仕事の方が忙しくなりそうです
下手をすると更新が一週間ほど空いてしまうかもしれませんが、ご容赦願います
本日もありがとうございました!
おつおつ。夜レベルがようやく上がったけど、この数値だとアベルに食い尽くされるな
てかシチューに続き妙にケーキ作りがしっかりしてて笑えるけど、牛乳ある世界なら生クリームも普通にあったのでは?
ありがたいお言葉感謝です
それとすみません、一応念の為に書いておきますが
今回エリスはアベルとエッチしてもレベルアップとかはありません(断言)
エリスまでシアみたいなことになられても困りますので……
>>940
牛乳と生クリームは似ているけど全く別物なのです
普通の牛乳は基本脂肪球が圧壊されているせいでどう足掻いても生クリームにはできませんし
流石にこの世界で唐突に『遠心分離機』なんてものは持ち出せないので……
何となく1スレ目の投稿されたキャラ設定見てきたけど、スレが進んでだいぶ変わったキャラ多いなぁ。
バーンズ:『いつかアベルと衝突することになるだろう』→衝突どころかエリスと交通事故 最近はスカーレットに搾られてます
フィーア:『全く戦う力を持っていない』→コンマ神のいたずらで速攻で設定ブレイクして先制攻撃スキル修得 最近は遂に魔力の槍まで投げ始めた
シア:『淫ピではない』→まごうことなき淫ピ覚醒
保守がてらツールでアベル隊何人か作ってみた。あくまで俺のイメージだけど
https://m.imgur.com/QLZPZOJ
>>1的にはどんなイメージで書いてるのか気になるところ
エリスは(絵のタッチもあるけど)こんなナリで四天の一体をソロ討伐・赤竜をアベルと二人でケーキカット・妹組の連携奥義の反射やってのけたのか……
ちなみにこれ何てツール?
こんばんはー
すみません、まさか本当に一週間何もできなくなるとは……やはり3月末は地獄そのものです
報告の期限を切りかねなかったので、取り急ぎの生存報告です
うまくいけば今日の22時過ぎ、来れなかった場合は一日飛んで4月2日あたりから生クリームエリスから再開しようと思います
>>957
まさかのキャラ作成ありがとうございます!
しかもほぼ私のイメージに近くてさらにびっくりです。頭のアホ毛はもしかしたら逆輸入するかも
ちなみに私のイメージではアーシャの服はゆったり袖付、ロウルは常時フード付きローブかマント着用。シアはもう少し髪が長い感じです
>>958
エリスのイメージは私の中でも大体こんな具合です。背も低めで小柄の部類
彼女の場合、身体能力は魔法で上げられるので大型相手にも普通に戦えます
こんばんはー
なんとかなりましたので、短いかもしれませんが幕間3の続きを投下していきます
――
諦めずに料理の勉強を続けてよかった。
心の底から、エリスはそう断言できる自信がある。
焼き上げた数々のケーキは、そのどれもが称賛された。
大切な人達が、自分の料理で笑顔になってくれる。
これ以上幸せなことはないだろう。
だからこそその大量のケーキの裏に隠された本当の目的が……
盗み見てしまった王国の卑猥な本の内容を実践するためなどという、浅ましい欲望なのが心苦しい。
しかし全ては敬愛する主人のため。
「や、やっぱり恥ずかしいです……」
そう覚悟を決めても、羞恥心が消えることはない。
自ら服を脱ぎ捨て、局部どころか全身に生クリームを絞り、己を盛り付ける。
普段は己を主人の剣と称する従者も、まさか己を料理にすることになるとは夢にも思わなかった。
性の世界は深いのだと思う反面、この行為は普通ではないと否定したい気持ちも生まれてくる。
余計なことなどせずに、ただただ想い人と同じ毛布にくるまるだけでは駄目なのか。
「んっ、く……くすぐったい……」
だが、幸か不幸か。
自分の目の前で、聖国の聖女はおよそ普通ではない方法で愛され、快楽を得ていた。
普通の純粋な愛を望むだけでは駄目だ。望むだけでなく、与えなければならない。
メイドは主人に仕える者。主人に奉仕をせねばならない。
「アベル様、喜んでくれるかな……」
あの魔本に書かれた言葉が事実であれば、きっと主人にも満足して貰える筈。
自分の身体を白く染め上げながら、従者はその時を待つ。
――
――
「……」
指示された時刻通りに部屋を訪ねたアベルは、戸を開くと同時に閉めた。
中から声が漏れ聞こえたが、流石に理解が追いつかない。
だが理解できる者が果たしてこの国に何人いることだろう。
戸を開けるなり、生まれたままの身体にクリームをたっぷり載せた愛する少女が横たわっていた。
この光景を見るなり理解できる者は、相当な変質者だろう。
「……」
その変質的な行為を、おそらくは彼女が自ら行ったのだろうという事実に、アベルはたまらず頭を抱える。
王国や帝国の所謂腐った連中ならば、従者に妙な性癖を押し付けていても不思議ではない。
しかしながらここは自分の城塞であり、ましてや彼女にそんな馬鹿な真似をする命知らずもいない。
つまり消去法で、アレはエリスが自ら行った行為であると結論付けるしかないのだ。
「……っ」
そうなると次はそんな行為に及んでしまった理由探しになるが、これはすぐに見当がついてしまう。
いくら一夫多妻を容認してくれているとはいえ、やはり本当は不安で寂しかったのではないだろうか。
当たり前だ。普通であれば、男女ともに一人づつが夫婦となるのだから。
彼女の優しさに甘え、己の果て無き欲望からさらに三人も手を出してしまっているのだ。
大体彼女は言っていなかっただろうか。自分だけが傍にいられないと。
気丈に振る舞うものの、彼女は繊細で傷つきやすい一面も持つ。
ああ、どうしてもっと早くに気がついてやれなかったのだろう?
「――よし」
覚悟を決める。
決して君を蔑ろにしていたのではないと。本当に心の底から、愛しているのだと。
今一度、その身に刻み付けてやろう。
もう二度と、寂しい思いはさせない。もう二度と、妙な真似をしなくても済むように。
――今日はいつも以上に、可愛がってやろう
面食らいはしたものの、クリームで飾られた彼女は酷く淫猥で。
初めてみる光景ではあったものの、アベルの中の雄は明らかな昂ぶりをみせていた。
無意識に笑みを浮かべ、アベルは再度手を伸ばす。
――
――
「ア、アベル様――」
「すまないエリス。もう大丈夫だ」
再度入室するなり、涙目となっていたエリスが僅かに笑みを浮かべる。
おそらくは彼女としても相当な勇気を振り絞った行為なのだろう。
それをいきなり拒絶するような反応をしてしまえば、この顔も当然と言える。
心中でしくじったと己を罵りながら、アベルは今度こそはとゆっくりと近寄る。
実に見事な盛り付けだ。
元々白い身体は、さらに白いクリームで覆い隠されている。
衣服を着ていないことはわかるが、結構な量のクリームが守護の衣のようだ。
「――なるほど、面白い。こういったものもあるのか」
「あの、アベル様、その……」
「ああ、わかっているよ。安心しろエリス……」
「んっ……」
軽く口付けをして、言葉を遮る。
この甘い口付けも、やがてはさらに甘くなっていくのだろう。
「ぁ……」
「そんな顔をするな。すぐにまた、何度でもしてやる。だが今は……」
言うや否や、アベルの指が胸元をつつく。
柔らかなクリームの層をつぷりと抜ければ、先程のケーキにも負けない柔らかさと弾力が指先を愉しませる。
いつまでも堪能できそうではあったが、ここで遊び続けるわけにもいかない。
名残惜しげに去っていく指には、クリームが僅かについていた。
「……美味いな。先程のシフォンケーキもよかったが、俺は『このケーキ』の方が好みかもしれん」
「アベル様――っあ!?」
指先に残るクリームを舐めとり、笑みを浮かべるアベル。
次の瞬間には『ケーキ』へと齧りついていた。
柔らかなスポンジを甘噛みし、舌先で舐めとると同時に緩やかな刺激が与えられる。
「ん、ふぁ……アベル様ぁ……」
じれったいような、くすぐったいような。
胸元だけでなく、今度は首元が舐めあげられる。
かと思えば今度は腹を這いずり回る舌は、徐々に快楽へと変わっていく。
主人に身体を舐められる。こういった行為は初めてのことではない。
しかし全身にクリームを塗ったせいだろうか?
以前のそれ以上に、念入りに丁寧に隅々まで舐めあげられている感じがする。
「くっ、ふぅぅ……!」
「ほらエリス、口を開けて……」
「ん、はっ……ちゅる……ぁ……」
「どうだ? 甘くて美味いだろう?」
「ふぁい……」
肌をゆっくり這う舌の感触は、じわりと身体の奥底に熱を持たせていく。
そんな舌先で掬い取られたクリームが、口移しで運ばれてきた。
熱で溶けたそれは唾液と混ざり合い、あっという間に口内を甘さで満たしていく。
さらに舌を絡め取られ、口内を撫ぜ回されれば、全てが塗り潰される。
甘い、甘い。どうしようもなく甘い。ケーキに添えた時とは違う。それ以上の甘さだ。
「ん、エリス、まだだ……っ」
「んくっ、んふぅぁ……」
幾度となく繰り返される甘い口付け。
身体だけでなく、頭の奥底まで痺れてくるような感覚がエリスを襲う。
むせ返るような甘さが理性を奪っているのだろうか。
甘ったるいクリームにも劣らない喘ぎ声が漏れてしまう。
「あ、ああっ……!」
そして再び舌が全身を這いずり回る。
首筋から鎖骨、脇腹から臍まわりまで丹念に。
あれ程あったクリームが、いつの間にやら大きくその量を減らしている。
舐めとられたのか、あるいは体温で溶けきったのか。
蕩けきった頭では、もはやそれもわからない。
「んぁ……アベル、様……こっち、も……」
甘い香りにふわつきながら、いつの間にかエリスはアベルを誘導していた。
唾液とクリームの残骸でべたべたになった柔らかなスポンジ。
その頂では果実が二粒可愛らしく揺れている。
まるでクリームだけでなく、自分達も食べてくれといわんばかりに。
「ああ、わかっているよエリス」
「くぁっ!? ん、んんんぅっ!」
そして望み通りに、貪り食われる。
じゅるじゅるとわざとらしく啜られながら、舌先で転がし回されればたちまち張りつめる。
軽く歯をたてられれば、もう声を我慢することもできない。
「あ、あぅ……あ……アベルさまぁ……」
「クリームもいいが、やはり俺はエリスの味そのものも好きだな」
襲い来る快楽と充満する甘い匂い。
そこに追い討ちをかけるかのような恥ずかしい言葉に、エリスの顔は朱に染まる。
普通にこういった行為をすることも恥ずかしいというのに、今は更に恥ずかしい。
この甘い匂いが原因だろうか。それとも自分が本当に食べられているような錯覚を覚えるからだろうか。
(私の、味……)
主人の感想を噛みしめる。
恥ずかしいし、食べても美味しいわけがないだろう。
もし自分に味があるとすれば、土埃や鉄の味だという思いがある。
それを覆い隠していたクリームも、ほとんどが無くなってしまった。
(あ……)
そんな折、視界の片隅にあるものが入った。
――自分に乗せきれなかった生クリームが盛られたボウルだ。
ケーキに後から添える様に、自分にも後から添えることもできるかもしれない。
そうすれば、再びこの全身を味わい尽くして貰えるかもしれない。
「……」
「エリス?」
徐に、エリスが上半身を起こす。
溶けたクリームがたらりと彼女の裸体に白いスジを残す様を見つつ、アベルは頭に疑問符を浮かべる。
残された場所はあと僅か。このままそこに顔を埋めてやろうと思っていた矢先の行動。
そんな彼の疑問に答える様に、エリスはボウルを抱えると口を開いた。
「その、アベル様? 失礼致します……」
そっとアベルの手を掴みあげる。そして……
「ん……」
「っ!?」
その手は、クリームの入ったボウルへと運ばれた。
冷やりとした感触の後、自分の手が何かに包まれる奇妙な感覚。
そしてそれを実感するよりも先に、エリスは動いていた。
「ん、んちゅ……」
生クリームに塗れた主の指を、丁寧に舐めはじめたのだ。
「エ、エリス……っ!? くおっ……!?」
「ん、はふ、んむ……」
仔猫の様に、生クリームと指先を懸命に舐めあげるエリス。
ぞわぞわと来るくすぐったさと、懸命な少女の様子が視覚の暴力となってアベルに襲い掛かる。
経験したことのない悦楽に、色事の知識が深い彼が堪らず呻き後手に回った。
(これが、アベル様の味……)
その隙を逃すことなく、エリスは丹念に指先への奉仕を続ける。
黒騎士として剣を振るってきたアベルの指は、普段の鍛錬のせいもあってボロボロだ。
回復魔法が使えず、また薬草などで手入れもしてこなかったのであろう傷の多い無骨な指。
しかしエリスにとっては自分を救ってくれた、自分を撫でてくれるとても愛おしい指。
(うん、アベル様の仰った意味がわかったかもしれません……)
(もう、クリーム残ってないのに、アベル様の味――大好きです……)
うっとりとした表情で、もう甘みの去った指を丁寧にしゃぶり上げるエリス。
五指を全て頬張るようなはしたない真似はできないし、入らない。
一本一本を大切に、心を込めて慈しみ、唾液にまみれてふやけるまで、舐め倒す。
「んちゅ、ん、んっ、じゅっ……んぅ……はふっ……」
「エリス……」
小指を舐め終えたエリスは、一度顔をあげてアベルを見つめる。
口の端にクリームを残したあどけなさと、反対の端からつぅと銀の粘液を垂らす淫らさ。
翠の瞳を潤ませた彼女と向き合いながら、アベルは口を噤む。
「……」
「あ……」
そして無言のまま、もう一方の手をボウルの中へと沈める。
引き抜けば、そちらもまた白く染まった。
言葉は無い。ただそれをゆっくりと目の前まで持っていく。
今度は、少し高さを変えて。
「はむ……」
命じられる前に、もう奉仕は始まっていた。
見上げる様にしながら、クリームが滴り落ちないように素早く、かつ丁寧に舐めあげられていく。
「……指は、まだだったな」
「んひゅっ!? ん、んふ……んちゅ……」
そして奉仕の最中、あいていた従者の指も白く染め上げられ、同様に啜られ舐められていく。
背中を突き抜けるような感覚の中で、それでも奉仕を止めることはない。
主従がお互いの指に甘いものを塗りたくり、舐めあう。
およそ普通であるとは言い切れない行為だが、甘ったるい空気に毒された二人が止まることはなかった……
――
――
……
その部屋では、しばらくの間は水音とくぐもった声しか響いていなかった。
どれだけの時間そうしていたのか、もう当事者にもわからない。
甘い香りが充満する部屋の中で、互いに舐め合っていた二人はその思考を鈍らせている。
余裕があった生クリームは、お互いの身体に塗り合わされることとなった。
愛する人の『味』を愉しむための添え物。飽くことなく主従はお互いを舐め合う。
「あむっ……ふぁ、はぁっ……アベル様……」
「んっ、ちゅっ……ふ……エリス……」
全身をクリームと唾液でべとつかせながら、それでも止まらない。
部屋の匂いだけでなく、舐めとり続けてきたクリームの量も相当なもの。
口の中が、身体の中が、何もかもが甘ったるい。
ともすれば胸焼けさえ起こしかねないが、二人はそれも気にしない。
「エリス、ほら……」
「ん、んくっ……」
ケーキの供といえば、紅茶。
それは二人にとっても例外ではなく、先程のケーキを食した際にも飲んでいた。
――これはそれの残りだろうか。冷え切り、かつ濃く渋くなりすぎたそれはもう美味とはいえない。
しかし今の甘さを流すにはそれが丁度よかった。
一口紅茶を含んだアベルは、口移しでエリスへ流し込む。
「は、ふっ、んぅ……!」
一気に広がる渋み。紅茶はあれ程渇いていた喉を唾液と共に潤し、甘味への欲を再燃させる。
身体を離し、幾度目になるかわからないがボウルへと手を伸ばし……
「あ……」
そしてその残量から、この甘い宴の終わりが近いことを悟る。
使いきれるかどうか怪しかった量のクリームも、こうなってしまえば物足りないとすら感じてしまう。
「もう、ありませんね……」
「お互い、あと一回といったところか」
「……」
「……」
二人はどちらからともなく、綺麗に残ったそれを当分する。
「では、最後はここを頂こうか」
「んぁ……! で、では私は、こちらを……」
「っ……」
そしてそれは、躊躇いなく二人の性器へと盛り付けられた。
――
「はむ、ん、んちゅ……! じゅ、っ……!」
硬さを増していくアベルの肉棒が、生クリームと共に吸い上げられていく。
本来であれば決していい匂いではないそれを、懸命に頬張れるのは甘さの助力なのか。
あるいは、これも甘い空気にあてられたせいなのか。
頬を染めながらも、少しばかり積極的な奉仕にアベルの腰も僅かに浮き上がる。
「っぁ……エリス、そろそろ大丈夫だ……」
「ぷぁ、上手くできたでしょうか……?」
「ああ……」
一度口を離したエリスから、たらりと白い粘液が零れ落ちる。
まだ射精はしていないというのに、唾液と混ざったクリームはまるでそれを錯覚させる。
流石に直接口内には出せない。生臭い精液と甘いクリームの混合液などとても飲めた代物ではないのだから。
しかしそれを補ってくれるかのようなこの光景は、雄の欲望を加速させるには十分過ぎた。
労うように頭を撫でた後、アベルはゆっくりとエリスの秘所へ顔を近づける。
「――今度は俺の番だな」
「ひっ、うっ!?」
覚悟は決めていても、やはりクリームと共にゆったりとそこを舐められる刺激は強い。
それだけでなく、時折舌先でクリームが中へと押し込まれていく。
未知の感覚は、経験の浅いエリスには尚のこと大きな刺激となる。
「じゅ、ぢゅる……っふ……ちゅ……」
「ひゃぁ……ァベル様、こんな、恥ずかしぃ……!?」
下腹部に集まる熱が、クリームをとろとろと溶かしていく。
それとは別にとろりと溢れだした蜜と混ざり合ったものが、大きな音と共に吸い取られる。
羞恥の感情を煽るような行為に、当然エリスの顔はますます紅潮していくが、アベルはそれこそを目的としている。
やはりエリスは普通の営み以外の行為には依然として恥ずかしい感情が強いのだろう。
それでもこういったことを受け入れてくれるのは、彼女の優しさか愛か。
ならば自分もそれに応えようと、アベルの愛撫も激しさを増していく。
「ああ、エリス……ここも、甘くて美味いぞ?」
「やあぁ……」
消え入りそうな悲鳴をあげつつも、抵抗はない。
膣内を舌に掻き回され、クリームも蜜も掻き出されて。
ぐずぐずになるほどに解されて、ようやく舌が引き抜かれた。
「エリス……」
「アベル様……」
だが、これで終わりではない。
クリームが無くなれど、デザートはまだ残っているのだから。
再び見つめ合いながら、二人の影が重なった。
――
「んっ……く、アベル、様……!」
「エリス……っ!」
正面から抱き合い、お互いを密着させる。
これ以上ない程にべたついた身体は、心地よいとはお世辞にも言えない。
それでもエリスは、この状況が好きだった。
後ろから激しく突かれる……目の当たりにした行為に、全く興味が無いと言えば嘘になる。
後ろの穴を弄られることにも、恐怖とはまた別の感情があるかもしれない。
それでもやはり、数える程度の経験しかない身でも、これが一番であると言いきれた。
(アベル様……!)
身体の内側を抉るようなこの感覚は、気持ちいいと思う反面まだ慣れきってもいない。
それでもたまらない多幸感に包まれるのは、ひとえにアベルの姿がそこにあるからだ。
「んぅ……!」
「……!」
吐き出される荒い息。
べたついた肉体同士がぶつかりあう音。
結合部のぐちょぐちょといった恥ずかしさを感じる音。
どれも、慣れ切っていない。
それでも腕を伸ばせば、彼もそれに応えてくれる。
頼もしい背中に腕をまわせば、安心感が全身を包んでくれる。
そして……
「ん、れろ……」
「っ! ん……」
頬に僅かに残っていたクリームを舐めとり、甘さとアベルの味を感じ取る。
遅れてアベルもそれの真似をし、口内にクリームとエリスの甘さを広げる。
全身でもって愛を感じられるうえ、今日は味覚でも愛を感じられた。
わざわざ本にするほどなのは、これが理由なのか。
しかし思考を纏めることはもうできない。
いつも以上に密着したこの状態で突かれ続けては、とても持つ筈もない。
「エリ、ス……すまない、もう……ッッ!」
「ふぁ――ぁ―っ、んぅ~~~~~~ッッッ!!」
奥底を穿たれ、エリスの身体が一際大きく跳ねる。
直後に容赦なく精が吐き出され、外側だけでなく内側まで白く染め上げられていく。
「はぁ~……はぁ~……」
大きく息を吸い込めば、甘い残り香がやってくる。
この香りは、お互い舐め合ったあの味は、嫌いではない。
それでも……
「エリス……」
「アベル様ぁ……」
やはり一番は、この味かもしれない。
軽い口付けをかわしながら、エリスはくたりとその身を横たえるのであった。
――
――
アベル「……」ギュゥ…
エリス「……はふ」ギュゥ…
アベル「……落ち着いたか?」
エリス「は、はい……」
アベル「その、すまなかったな……」
エリス「え?」
アベル「俺もこの甘さに頭をやられたのか、随分とあちこち舐めまわしてしまった気がするが……」
エリス「い、いえそんな! 私こそ、アベル様を……///」
エリス「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
特殊判定結果
エリスの生クリームプレイお気に入り度
84(また……やってみたいです///今度は他の食べ物も……?)
※かなり気に入ってしまったようです
※アベルとの口付けやペロペロ願望もあわせて強くなりました
――
エリス「で、でも……アベル様を舐めて、アベル様に舐められて……」
エリス「私自身がケーキみたいになるというのは不思議な感じでしたけれど……」
エリス「――よ、よかったです///」
アベル「そ、そうか……その……」
アベル「俺もだ……///」
エリス「……///」
アベル「……だが、些かこの方法は難があるな」
アベル「俺も気に入ったことは認めるが……」
アベル「今の帝国で、毎回こんな大量に生クリームを消費するのは贅の極みだろうし……」
アベル「何より――後始末が大変だ」ベタベタ
エリス「そ、そうですね。身体も改めるとどこもべたべたで……」
アベル「そうだな……」
アベル「……」
アベル「まあ――それならば風呂に入ればいいだけのことだ」ヒョイ
エリス「ふぇ!? ア、アベル様、私を抱えてどちらに……!?」ワタワタ
アベル「だから言っただろう? 風呂だ。エリスもこのべたつきは落としたいだろうに」
エリス「そ、それはそうですけど、その……///」
アベル「ん?」
エリス「ご、ご一緒いたします……///」
――
幕間3 おしまい
――
【聖国・聖王宮】
シュタイナー「……何故でしょうか」
シュタイナー「帝国が、浮かれているような気がしますね……」
シュタイナー「さて、どうしましょうか」
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
特殊判定結果
1天使・改の奇襲
45<50
※基準値を下回ったため行われず
2四天・竜の奇襲
27<80
※基準値を下回ったため行われず
――
シュタイナー「……いえ、やめておきましょう」
シュタイナー「今はまだその時ではない」
シュタイナー「まずはアルフォンスを失い狼狽える民達を宥めるのが先決です」
シュタイナー「仮に帝国を滅ぼせたとして、民の動揺は収まらないでしょうからね……」
シュタイナー「…………」
――
※奇襲が回避されました。聖王の次の奇襲まで帝国の安全が確保されました
※次回判定時、奇襲率が上昇します
幕間3とイベント明けの奇襲判定が終わったところで今日はここまで
うーん、普通のも難しいが生クリームってもっと大変
スレ残量が微妙ですが、続きや新スレはまた後日
だいぶ間が空いてしまいましたが、今後ともよろしくお願いいたします
明日は少々来れるか怪しいですが、上手くいけば22時過ぎに始められるかもしれません
本日もありがとうございました!
と思ったけどほんとに残りわずかだったんで、今日中に新スレだけ立てておこうと思います
判定はちょっととるの難しそうなんで、何か質問などがあれば
この判定やってないんじゃない?という指摘もうけつけております
次スレになります
【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その7 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1554041371/)
特に質問が無ければ、このスレは埋めてしまって結構です
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