【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その3 (1000)

このスレは安価やコンマで、剣と魔法な世界を生き延びていくスレです
なんと3スレ目突入。いつもご参加ありがとうございます
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を

1スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540304018/)
2スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1542121865/)

・簡単な舞台世界解説

剣と魔法のよくあるRPGな感じです
現状、三つの大国が世界を統べています

【王国】
広大かつ豊かな土地を持ち、三国の中では最も裕福です
街並みも最も発展しており、人口も多く様々な人が集まる
しかし裕福すぎるがために腐敗した人間も多いとのこと

潤沢な資金から一般兵士すら装備品の質がよく、重装騎士が国の守りを固めている
彼らは侵略力も防衛力も高いが、鎧の防御を貫通する魔法には弱い

【聖国】
神を崇める信仰深い国。王国ほどではありませんが広い領地を持ちます
平等主義が根付いており、貧富の差はほとんどなく穏やかな国民が多い
しかしその平等主義は同じ神を敬う国民に対してのみ。異教徒には攻撃的な人間もいるとか

信仰のおかげなのか魔法技術が発展しており、聖国全体に防護結界が施されている
兵士も魔導師が多いが、詠唱時間の隙が生まれやすい彼らは素早い歩兵を苦手としている

【帝国】
過酷な環境下にある国。三国の中では圧倒的に領地がせまく貧困状態です
弱肉強食、実力主義の国であり、弱者や敗者には容赦がない代わりに強ければ差別もない
貧困層は物資の奪い合い、国のトップは他国の領土を奪う、他国に言わせれば野蛮な国

生き延びるには強くあれ。兵士はもちろん一般民すら近接戦闘技能は他国より強いです
しかし素手や刃物の攻撃を受け付けない重装備の騎士は装備の差からどうしても苦手としている

~簡単な主なキャラクター紹介~

【アベル】
帝国の第三皇子。22歳
現在の帝国の実力主義に異を唱え、国家転覆の野心を持つ黒騎士
この物語の主人公。頑張って生き延びて、野心を成就させましょう
戦闘以外のコンマ運が非常に強く、着々と戦力を揃えている
レベル74、夜レベル93。夜はエリスを好き放題にできるが、昼はエリスに勝てない

【ギルバート】
帝国の皇帝。55歳
アベル達の父にして、帝国最強の存在。現時点のアベルが敵う相手ではない
手心でレベル350。その真の力は未だ不明

【フローレン】
帝国の皇妃。54歳
アベル以外の皇族の母。帝国名門の娘にして、あらゆる分野で天才的な才覚を持つ
しかしそれ故に人生に退屈しており、自身の『面白い』と『興味』が優先される享楽主義者
ノワールの憎しみを煽り牙を剥かせようとしているが、コンマが荒ぶり空振りどころか自分の首を締めることに

【ノワール】
ギルバートの妾。40歳
アベルの母親。元凄腕の隠密部隊員の過去を持つが、現在はフローレンにより軟禁中
なんと2スレ目において自分周りの重要なコンマ判定全てが66か99のゾロ目大乱舞を披露
今なお鍛錬を積み常に全盛期、アベルとロウルに自身の技を伝授したり、皇族からの信頼も厚いなど
とんでもないお母さんが誕生した

【アドルラン】
帝国第一皇子。26歳
快活な誇り高き騎士にしてアベルの良き兄
整理整頓や隠し事は苦手だが、帝国一般兵からの人望は抜群であり自身も鍛錬を怠らない努力家
弟カインにとんでもない荒治療を実行し、見事更生させることに成功した
レベル91、夜レベル73。鍛錬により大幅にレベルを上げ、第一皇子の面目躍如

【カイン】
帝国第二皇子。22歳
過去にアベルと共に捨てられ、生き延びる際に別れて以来道も違えてしまった
とにかくコンマ運が絶望的だったのだが、最も重要な場面でゾロ目を叩きだしてなんと改心
徹底的なサンドバッグ状態から己の弱さを悟り、アベル達に協力することに
レベル49、夜レベル14。どちらのレベルもどうにかしないと、色々と勝ち目がない

【キアラ】
帝国第一皇女。17歳
大人しめの本読み皇女だが、実は膨大な魔力を隠している
従者のローズが作成した薔薇のコサージュが封印具であり、外すことでその力を解き放つ
スキル構成が未完成の状態で、アベル隊最強戦力のエリスをあと一歩まで追いつめた実力者
レベル112、夜レベル53

【フィーア】
帝国第二皇女。14歳
天真爛漫でアベルを慕う心優しきツルぺタロリ
コンマの悪戯で天才的な暗殺者としての才能を開花させ、しかも鍛錬も開始
彼女が放つ最速無音無臭の初撃は、皇帝ギルバートにも防げない
レベル89、夜レベル51

【エリス】
アベルに仕えるメイド。16歳
幼き頃にアベルに救われて以来、彼を慕い鍛錬を続けて彼を守る力を手に入れた
2スレ目でとうとうアベルを含む皇族全員を、キアラ以外全員完封して叩きのめしたとんでもメイド
カインには実に81回の戦闘不能を与え、彼のプライドを超オーバーキルで粉砕した
レベル137。だが夜レベルはなんと02。ろくに性知識もないまま、アベルにその身体を開発されている

【アーシャ】
アベルの学友。22歳
学友にして理解者にして協力者。文武両道な優等生
突出したものを持たない代わりになんでもそつなくこなす設定だったが、防御重視の戦術家に
彼女が考え出した防御策は対皇帝戦では必須スキルである
レベル89。だが夜レベルは05。なんでもこなせる秀才のまさかの弱点。コウノトリ派だった

【ロウル】
アベルの副官。18歳
狼の耳と尻尾を持つ少女。アベルには好意を寄せるが素直にはなれない
戦闘技能は他のアベル隊員よりも僅かに劣るが、天性の感覚の鋭さでサポートする
2スレ目において、警戒と探知スキルによってあっさりとノワールの下へとアベルを導いた
レベル69。そして夜レベル04。クンカーより気持ちいいことを知らない。キャベツ派だった

【シア】
元・聖国の将。21歳
間延びしたまったり天然な平和主義者
本当の平和を探してアベルの隊へと下ったが、2スレ目ではやたらと辱められた
好感度は100を超えて関係は保留状態だが、辱められた影響でアベルの所有物になりたい願望を持つように
レベル60、夜レベル51。平均値の筈なのだが、アベル隊ではぶっちぎりの高値

【パトラ】
王国の将。23歳
没落した名貴族の娘で、家の再興を望んでいる
国王や部下からの信頼も厚い、王国においては希少な存在
国王にアベルの情報を持ち帰り、国王直々の命でアベル隊を助けることになった
レベル35、夜レベル02。アベル隊はピュア娘を吸い寄せる何かがあるのかもしれない

※詳しいキャラ設定や他の登場人物は過去スレにて

~簡単な当スレの解説~

・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立っています
・キャラクターを状況によって募集することがあり、それは後ほどコンマ最大値判定で採用する流れです
・行動選択以外でのゾロ目は基本的になんらかのボーナスがつくと思います(状況的に奇数より偶数ゾロの方がいい結果が多いです)
・判定は通常判定と特殊判定がありますが、基本的に差はありません。特殊判定はゾロ目チケットが使えないだけです
・ゾロ目の中でも00はハイパークリティカル。確実にプラス傾向のイベントになります
・頻繁に安価とコンマ判定が飛びます
・質問には答えられる範囲で答えますが、一部データはマスクして隠しています。ご了承下さい
・特殊判定は判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう

前スレ1000了解です。ちょっと間が空いてしまうかもしれませんが、途中に挟み込みます

そして前スレの残りの質問に回答
アベル隊が強くなり過ぎ、帝国将の出番はかなり少なそうです
以前募集したキアラ達の従者の一部は再利用できそうなキャラはただの将軍として出せますが、やはり今後の展開次第です
皇帝を倒して目的達成したら一応そこで終わりですかね。まさかここまで多くの人に支えられるとは思っていませんでした。こちらも今後次第ですね
もう少し時間が安定して取れるようになれば次もあるかもしれませんが、まずはこのスレを最後まで書けるように頑張りたいと思います

あー本当だゾロってる(白目)
イベント時の判定があれば、それを緩めときますかね
今日はとりあえず、66ゾロ目のとんでもお母さんノワールの続きから
おそらく判定は発生しないかな?

――


ノワール「……」


キイィ…


ノワール「……!」

フローレン「はぁい、ノワール?」

ノワール「……」

フローレン「調子はどうかしらぁ?」

ノワール「……私は、いつも通りですよ」

フローレン「あらそぉ? 今日は私が直々に夜ご飯を持ってきてあげたのよぉ? 嬉しいぃ?」

ノワール「……ええ」

フローレン「ふふ、私も嬉しい。ほぉ~ら、ご馳走よぉ?」


ベチャッ、ベチャ! ゴロゴロ!


ノワール「……!」

フローレン「なんとぉ、今日の私とギルバートの夜ご飯と同じなのよぉ~?」

フローレン「帝国で最も希少な最高級の牛の――生肉とぉ~」

フローレン「そんなお肉によく合うおイモとお野菜を――採れたての泥付きでもってきたのぉ!」

フローレン「みてぇ、この滴る血。新鮮なお肉でしょう? お野菜もまさに新鮮ってわかるぅ?」

ノワール「えぇ――ありがとうございます」

フローレン「……さらにぃ、今日はお米もつけてあげる! あの人が改めてこの国一番の男を証明した記念よぉ?」

ザザー…!

フローレン「はい!新鮮な――生米よぉ!」

ノワール「……ありがとうございます」

フローレン「……」

ノワール「……」

フローレン「……」

ノワール「……」

フローレン「…………」イライラ

ノワール「……何か?」

フローレン「もう、相変わらずつまらない子ねぇ……」ハァ…

フローレン「あなたも頑固ねぇ。汚い床に転がった生のものを無様に貪るといいわぁ……」

フローレン「いつまで頑張れるのかしらぁ……?」

ノワール「……」



キイィ…バタン! ガチャ!




ノワール「……」




ノワール「……さてと」ヒョイヒョイ

ノワール「本当にありがたいわ。今日はアベルにも会えたし、本当に記念日ね……!」

――

――

ガチャガチャ…

ガサゴソ…


ノワール「よし……」

ノワール「初級、氷魔法。初級、火炎魔法」

カキン!ボオォ!

ノワール(魔法結界をありがとう。魔力を少しずつ削り取れば、私の氷魔法で水は無尽蔵に作れるんだから)

ノワール(お水はこれくらいあればいいわね。まずは全部洗って……)シャバシャバ

ノワール(お米をといで)シャッシャッ!

ノワール(お鍋代わりの兜は……あったあった。そして初級火炎魔法)ガコン!ボォ!

ノワール「ふんふーん……」トントン…サッ…

ノワール(お野菜はこっちの兜で茹でるだけでいいかしらね)グツグツ

ノワール(お肉は……こっちの盾で焼きましょうか。こっちは強めで……)ゴオォォ!





ノワール(そのままで食べてもいいけど、折角の記念日ですもの。――あなたの言葉通り、同じものを頂くわ、フローレン)




ノワール(本当に、今の私を知らないなら節穴もいいところよ……?)

ノワール(記念日に、ご馳走をありがとう。さっきの言葉は本心だったのだけれど、気がついたかしら?)

ノワール(あなたが私を押し込んだこの倉庫は――アドルランの整理しきれなかった道具を押し込む倉庫だったのよ?)

ノワール(おかげで使える道具はあるし、量が多いから本当に使う物を紛れ込ませて隠すこともできる)

ノワール(汚い、狭い、暗い……そんな安直な理由で選んだのかしら?)

ノワール(本当に誰かを閉じ込めたければ、何もない隠れられない真っ新な明るい部屋よ?)

ノワール(息子の道具の倉庫ぐらい把握しなさい……)

ノワール(もっと、自分の子供に関心を持ちなさい……)





ノワール(子供は――あなたの退屈を紛らわせる道具なんかじゃないんだから)





ノワール「……おっと、そろそろよさそうね」カチャカチャ

ノワール「それじゃあ、いただきます」パン!

ノワール「うん、美味しい……これなら、アベル達も道具の中に隠しておいてわけてあげるべきだったかしら?」モグモグ

ノワール「……いえ、それはここを出た時。ちゃんとした場所で、ちゃんと振舞ってあげないとね」

ノワール「アベル……頑張るのよ?」


※ノワールは軟禁状態を苦にしていません
※救出までのタイムリミットが消滅しました

――

――

【アベルの城塞】


ロウル「ふぅ、なんとか気づかれずに帰って来れましたね」

アベル「ロウルのおかげだよ。今戻った」ガチャ

エリス「あ、おかえりなさいませ!」

アーシャ「おかえりなさいアベル」

シア「ロウルさんもお帰りです~」

アーシャ「……あら? もしかして何かいいことがあったのかしら?」

アベル「ああ、実は……」



――



アーシャ「そう、お母様と……」

エリス「ご無事でなによりですが、私もお会いしてみたかったです……」

シア「でも軟禁なんて酷いです~……」

ロウル「ノワールさんは、気にした様子でもなかったのが驚きです」

アベル「無事な姿を一目できただけでも、俺は嬉しいよ」

アベル「母上は、強い。母上が大丈夫と言った以上、俺は母上を信じる」

アベル「ところでアーシャの方はどうだった?」

アーシャ「やはり、皇帝陛下の強さは尋常ではありません。エリスちゃんすら、一人ではまともに対峙できないでしょう」

エリス「申し訳ありません……もっと精進いたします!」

ロウル「いやいや、皇帝陛下が特におかしいだけで、エリスさんも私から見れば十分おかしいですからね?」


アーシャ「ただ、無収穫というわけでもなく。なんとか、皇帝陛下の技の一つには対抗策が練れました」

ロウル「おお!? 流石はアーシャさん!?」

アベル「凄いな……。しかし父の相手をさせられた帝国兵も気の毒に……」

アーシャ「そうですね……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

げほぉ(吐血)
せめて、せめて偶数やめて! もっというといつも22なのもやめて!

まあ新スレ記念のサービス(作者の吐血付き)だと思えばヘーキヘーキ

特殊判定結果
今回の偶数ゾロは特にやばいのに……
これ、次のイベントの対戦相手が涙目になりそうなんですけど……

必須★スキルを持って帰ってきた大活躍のアーシャに対するアベル隊の対抗心

ゾロ:全員奮起でアベル含む全員にレベルアップ判定
偶数:全員追加★スキルチャンス


――


ロウル「……私達も、アーシャさんに負けていられません!」

アーシャ「あら、ロウルちゃんの方が凄いと思うけど? あの王城からノワールさんを見つけ出すんだもの」

エリス「いえ、お二人とも凄いです! 私ができることは……鍛錬しかないですけど、いつも以上に気合をいれますっ!」

シア「わ、私だってたまには頑張っちゃうんですよ~!?」

アベル「そうだな……俺も、もっと強くならねば。母上のためにも……」

ロウル「よし、今夜はまたみんなで合同鍛錬ですよ!」

一同「「おぉー!!!」」


特殊判定
↓1~5コンマ二桁

まあそこまでやばいことにはならんでしょ

良かった今度は奇数ゾロやん(白目)

モルスァ……

なんで判定基準上げたのに3人も★取れるんだよう!


特殊判定結果
1アベル:93
レベル+3
93>70
★スキル獲得

2エリス:72
レベル+2
72>70
★スキル獲得

3アーシャ:40
レベル+1
40<70
スキル獲得失敗

4ロウル:11
レベル+10(ゾロ目)
★スキル獲得(ゾロ目)

5シア:59
レベル+9
59<70
スキル獲得失敗

うーんこの王子夫妻(戦慄)

えー、ノワールお母さんの大乱舞がアドルランにまで及び、さらには取ってほしくない場面で22が暴れたところで本日はここまでで
スキル解説などはまた明日
最後に、この直後に戦う

――レベル100突破特殊イベント・まだ見ぬ強敵――

の対戦相手を↓1コンマ二桁で判定します
城塞行動で4の調査を無くしていたのはこのためなのですが……
多分、誰になってもこの鍛錬直後じゃ哀れな犠牲者になりかねません

本日もありがとうございました!

あ……

乙です
リアクション有りは少なくとも平坦な流れではなさそうだ
錯乱はしてないしガチで苦戦する強敵かな

こんばんはー
それでは再開しますが……
昨日最後の判定は
01~33:王国の強敵
34~66:帝国の強敵
67~99:聖国の強敵
だったのですが、数値が高いほど各国内の強者が手心無しで出てきます
つまり65はそういうことです

それではまずは荒ぶったコンマで得た★スキル追加から

――

アベル「であああっ!」ブオン!

アーシャ「っ!」ヒラリ

アーシャ(……冷気で、動きがどうしても鈍く!)

アベル「そこだ!」ブン!

アーシャ「……私の敗けですね」コウサン

アベル「これが、母上の剣か……」

アーシャ「なるほど、これが……」

アーシャ「……ねえアベル? この氷魔法、防御に使う気はないのですか?」

アベル「母上と話した時にも少し悩んだんだがな……父に勝つために、攻撃を選んだんだ」

アーシャ「駄目ですよアベル。敵は何も、皇帝陛下だけじゃないんですから」

アベル「!!」

アーシャ「あなたは冷静なようで、よく無茶をするから。もう少し身を守る術を身につけたら?」

アベル「とは言ってもだな……」

アーシャ「難しく考える必要はないわ。皆を守る策は私が考えるから、あなたは自分の身を守るだけ」

アーシャ「そうね……いつも纏う必要はないけれど、身を守る瞬間だけでも鎧のようにするとかどうかしら?」

アーシャ「それなら、機動力も損なわずに済むと思うのだけれど?」

アベル「なるほど、試してみる価値はあるな……」



※アベルは追加スキル『黒氷装』を獲得しました!
★『黒氷装』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後防御状態時補正+20の効果を得る
発動後の劣勢判定値の一桁が0の時、劣勢を無効化する


――

――



エリス「……」

エリス(やはり、以前も考えた――体勢を崩す前に相手を倒す戦術も捨てがたいです)

エリス(私は、自分で自分の限界を決めていた。身を守りつつ、攻め込むことも、不可能ではないはず)

エリス(皇帝陛下だって、人間なんです。その域には届かずとも、少しでもアベル様の手助けになれるよう……)


エリス「―――もっと、迅く――」ヒュン!


ズガァ!

エリス(ここで止まらない! さらに踏み込む!)グッ!

ズガァン!

エリス(――よし!)


シア「ひぇぇ……私が用意した魔法盾が木端微塵です~……」

エリス「シアさん、次は土魔法で人型を作って頂けませんか?」

エリス「流石にまだ誰かに試すには危なすぎる気がしますし……」

シア「それがいいですよ~。でもエリスさん、砕いた岩のお掃除大変ですよ~?」

エリス「…………お掃除も頑張ります!」


★『疾風迅雷の戦姫』
攻撃状態時、補正+20
優勢取得時、そのまま敵に対し判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ


――

――


ロウル「ふーむ……相変わらず、エリスさんの攻め方は容赦がないですね」

ロウル「皆さんの手助けをしたいところですが、ただ撃っても邪魔なだけです」

ロウル「……」

ロウル「シアさーん、ちょっとこれかわしてみてくれますかー?」バシュゥ!

シア「え? え~!? 中級風魔法~!」ヒラリ

ロウル「おお、ナイス回避ですシアさん」パチパチ

シア「いきなりは怖いですからやめてくださいよ~!?」

ロウル「矢は防がれやすいですからねぇ。せめてここでもう一発即座に撃てれば……」

ロウル「――いや、そもそも最初から追撃に集中していれば?」

ロウル「たとえば、アベルさんが相手に切りかかり、それをかわされた時……」

ロウル「そこを私が撃てば……」

ロウル「おお、上手くいきそうな感じですよ!」

ロウル「そうですね、傷を与えるよりも体勢を崩すことができれば防がれにくいですし……」

ロウル「――これでどうです!」シュバッ!


※ロウルは追加スキル『銀狼の追射』を手に入れました!
★『銀狼の追射』
敵が回避行動スキルを発動した際に発動
次ターン、敵に-15の補正をかける
自軍のスキルで回避行動を防いでもこの効果は発動する

――

――



アベル「……ふぅ、いい鍛錬になった気がするし、魔法装甲も上手く行きそうだ」

アベル「アーシャのおかげだが、すまないな。君の時間を奪ってしまって……」

アーシャ「気にしないで。あなたを守れる結果に繋がるなら問題ないですよ」

ロウル「ふふふ、私もサポートを頑張りますよアベルさん!」

エリス「私もです!」

シア「あうぅ……エリスさんとロウルさんのせいで魔力が空っぽになりそうです~……」

エリス「申し訳ありません。ですが、魔法に慣れれば疲労度も減っていきますよ!」

シア(鍛錬って大変ですね~……)


※アベル隊全員のレベルが上昇し、一部が★スキルを獲得しました!


――

――


エリス「……ところでアベル様?」

アベル「どうしたエリス?」

エリス「アベル様が扱われているのは氷魔法、ですよね?」

アベル「ああ。元々は母上のもの……つまり、母上の血が氷魔法を得意としているんだろう」

エリス「私が得意とするのは三属性。火、風、土です。……これは多分、お母さん譲りですね」

エリス「ただ、なかなか水や氷の魔法は上手く行かなくて……」

アベル「体内魔力によっては、苦手な属性もあるようだからな」

アベル「……」

アベル「なあエリス、ものは試しだ。俺の魔力、馴染むか試してみるか?」

エリス「え、よろしいのですか!?」

アベル「まあ、少し譲渡するぐらいなら母上同様問題はないからな」グッ

エリス「で、では私も微力ながらアベル様に魔力をお渡しさせて頂きます」グッ

アベル(エリスの手、柔らかいな……)ニギニギ

エリス(アベル様の手、放したくないないです……)ニギニギ

ニギニギ…

アベル「……ん、あれ? 魔力はどうなった?」

エリス「あ、あら? ――いつの間にか、終わっていたんですか?」

アベル「驚いた。意外と魔力譲渡には抵抗を持つ者も多いからな」

エリス「でも、感じます……私の中に、アベル様の魔力が馴染んでいくの……!」

アベル「俺もだ。お互い、完全にその魔力を使いこなすのは難しいだろうが、これは……」シャキン!

エリス「ええ!」シャキン!


アベル&エリス「「魔法剣の強化!」」

アベル「――ってエリス、魔法の色が変わってないか?」

エリス「あれ?」

※魔力交換成功によりアベルとエリスの魔法剣が強化されました!

★『黒氷麗剣』
戦闘時、常時補正+15
優勢判定を得た時、敵の回復行動と回避行動を無効化する
劣勢判定を受けた時、次の敵の攻撃に-10の補正を与える

★『四煌剣』
戦闘時、常時補正+5
敵の所持する防御、回避、回復系スキル効果全てを貫通し無効化する

――

――レベル100突破特殊イベント・まだ見ぬ強敵――


※このイベントは本来であればレベル100を超えてうかれる主人公やヒロイン、読んでいる方の心をへし折る予定のものでした

※突然襲来する強敵に心を折られて、心身共に傷ついた主人公かヒロインを慰める的なイベントの予定でした

※が、こちらの想定以上に強くなり、かつ土壇場でレベルアップと★獲得

※判定は珍しくかなり悪い値であり、ゾロ目の超大ボスを除けばこちらが用意した最強の敵の一体なのは間違いないのですが……
 負けイベの筈が、勝ち目が出てしまっています。どうしよう

※強敵の襲撃は1体のみ。逃走は可能ですが、勝てば特大ボーナス……

※襲撃者は00ではないので皇帝ではありません

※なおアベル隊の100超えはエリスのみのため、単騎で強敵を相手にすることになってしまいます
(キアラとローズは襲撃対象外のため)

――――

――レベル100突破特殊イベント・まだ見ぬ強敵――




【帝国・帝都】

エリス「昨日は少しはりきりすぎましたね……」

エリス「鍛錬場の備品をあんなに破壊しちゃうなんて……」オチコミ

エリス「どこか都合よく、安く揃うお店があればいいんですけど……」キョロキョロ


???「あいつか……」


レディック「依頼のあった、貧民街によく現れる黒騎士の付き人の調査……」

レディック「獣耳の方じゃねえが、こいつはぁ……」

レディック「……ち、餓鬼のくせになんだこの気配は。とても俺が敵う相手じゃねえぞありゃあ」

レディック「しかしここで退いては便利屋の名が廃るぜ」

レディック「ここは、帝国兵の皆さんに頑張って貰おうかねぇ……」


――

――

【帝国・皇帝の間】

ギルバート「なに……?」

帝国兵「その、便利屋を名乗る者からの情報なのですが……」

帝国兵「金髪のメイドが、皇帝陛下の命を狙っている、と」

帝国兵「戯言、妄言の類だとは思うのですが……」

帝国兵「先日のメイド試験において、メイド長と相討ったのも金髪のメイドらしく……」

帝国兵「万が一を考え、ご報告にあがりました」

ギルバート「……」

ギルバート「ふむ……」

ギルバート「ご苦労。下がってよいぞ」

帝国兵「は、はっ! 失礼致します!」





ギルバート「…………アベルの、メイドか」

ギルバート「…………弱者よ、牙は砥げたのか?」




ギルバート「……バーンズ!」




バーンズ「はっ……」スッ…

ギルバート「バーンズよ。お前には退屈をさせてしまうかもしれないが――調査命令を与えよう」

バーンズ「っ!?」

ギルバート「意外か? この程度のことでお前を動かすなど」

バーンズ「……いえ、私は陛下の命をただ遂行するのみです」


――

――


【帝都・???】


エリス「どうしましょう、すっかり遅くなってしまいました……」タタタ

エリス「早く帰――」

エリス「っ!?」ゾクッ!


バーンズ「……」


エリス(ア、アベル様と同じ黒づくめの騎士……!?)

エリス(大きくて、兜もかぶって表情がまるで読めないけど……)

エリス(この人は……!)



バーンズ「小娘――身の程をわきまえよ」ゴオオォ!


――『強者の覇気』発動――
敵の逃走成功判定に-25の補正をかける



エリス(私を、狙っている……!?)

コンマ60~65:親衛隊長バーンズ

――

※親衛隊長バーンズの強襲

※逃走は可能ですが、アーシャが不在のため成功率はコンマ75以上です

※条件を満たしているため、敗北しても重傷止まり、???の救援で一命はとりとめます

※勝てれば特大ボーナス

バーンズと戦う? 逃げる?

↓1~3多数決

戦う

――

エリス(このプレッシャー……逃げるのは難しそうです)

エリス(アベル様、どうか私に力を……!)シャキン!シャキン!



バーンズ「ほう……」

バーンズ(私を前にしても怯まぬか。陛下のお言葉通りの強者か、試させて貰おう)



バーンズ「参る……!」

エリス「……っ!」




――戦闘開始!!!

【帝国軍】

親衛隊帳バーンズ:レベル175
【スキル】
★『封魔の神剣』
敵の魔法攻撃を全て無効化する
敵の攻撃手段が魔法しかない場合、自動的に勝利する

★『絶対忠誠の親衛隊長』
三すくみ不利、敵の帝国指定スキルを無効化
皇帝ギルバートと共に戦う時、常時補正+50
このスキルを持つ限り、受けられる劣勢回数を5にする
さらに敗北判定時、再度判定を行い偶数値だった場合、劣勢状態で復帰する

『強者の覇気』
敵の逃走成功判定に-25の補正をかける

『黒き月閃』
敵が防御状態の時、-25の補正をかける
さらに皇帝ギルバートがおらず敵の人数が自軍より多い時、 自軍の合計値に自身のレベル×(敵軍人数-1)を加算する

『模倣・黒甲の構え』
防御状態時、補正+20
さらに劣勢判定を受けた時、判定値が50以下だった場合は劣勢判定を無効化し、次のターン相手に-10の補正を与える

『断行される処刑』
優勢判定時、判定値の一桁が1、2、3の時、2劣勢を与える


VS



【アベル隊】

エリス:レベル139
【スキル】
『道を切り拓く剣』
戦闘時、常時補正+15。攻撃状態時にさらに補正+15
『速攻回復』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、攻撃状態を維持したまま次の判定を行う
『皇族崩し』
皇族が相手の場合に限り、常時補正+10
★『四煌剣』
戦闘時、常時補正+5
敵の所持する防御、回避、回復系スキル効果全てを貫通し無効化する
★『魔法闘衣・黒煌』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後常時補正+10の効果を得る
さらに★スキルを含む敵のカウンタースキルの成功率を半減させる
★『疾風迅雷の戦姫』
攻撃状態時、補正+20
優勢取得時、そのまま敵に対し判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ

【状況:拮抗】

【攻撃状態】
エリス:レベル139
『道を切り拓く剣』補正+30
『四煌剣』補正+5
『疾風迅雷の戦姫』+20

VS

【攻撃状態】
バーンズ:レベル175
残耐久:5

レベル差36=補正-30
スキル補正+55

補正+25


コンマ25以上で優勢
コンマ24以下で劣勢

↓1コンマ二桁

02

――劣勢!



バーンズ「……」ゴガアァン!

エリス「う、く……!?」ズザザ…


エリス(なんて、重い一撃……!?)ビリビリ…


バーンズ「……!」ズアアァァ!

エリス「ぐぅ……!」ガキィン!


エリス(私は……)



バーンズ「この程度か――消えるがいい」ゴオオォ!


――『断行される処刑』発動――
優勢判定時、判定値の一桁が1、2、3の時、2劣勢を与える



エリス「私は、倒れるわけにはいかないんですっ!」

バーンズ「!?」

――★『魔法闘衣・黒煌』発動――
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後常時補正+10の効果を得る
さらに★スキルを含む敵のカウンタースキルの成功率を半減させる



エリス「でやああああああぁぁぁぁぁ!」ゴオオォォ!

バーンズ(な、なんだこの娘の魔法は!? 私の剣で、打ち消せないだと!?)



闘衣補正加算+10

コンマ15以上で優勢
コンマ14以下で劣勢

↓1コンマ二桁

49


――優勢!


エリス「受けれないなら、攻めたてるまでです!」ブォン!

バーンズ「ぬ、ぬぅ……」ジリ…

バーンズ「だが、浅い攻撃程度……」

――『模倣・黒甲の構え』発動――
防御状態時、補正+20
さらに劣勢判定を受けた時、判定値が50以下だった場合は劣勢判定を無効化し、次のターン相手に-10の補正を与える


バーンズ「私の鎧に傷をつけることなど――」

エリス(アベル様、お力をどうか……!)キュォォ…

――『四煌剣』発動――
戦闘時、常時補正+5
敵の所持する防御、回避、回復系スキル効果全てを貫通し無効化する
模倣・黒甲の構えを無効化


エリス「せやぁぁぁ!」ズガァァァ!

バーンズ「がっ……!?」

バーンズ(光り輝く剣、魔法の類のはずなのに何故……!)

――『疾風迅雷の戦姫』発動――

エリス「まだです!」

コンマ15以上で追加攻撃

↓1

34

追撃優勢!

バーンズ残り耐久3

――


エリス「はああぁぁぁぁ!」ズバァ!

バーンズ「くっ……」ヨロ…

バーンズ(は、速い……!)

バーンズ(そして身と剣に纏うこの光の煌めき……!)

バーンズ(今はまだ遠く及ばぬが、陛下に仇なす可能性もある!)

バーンズ「小癪な……!」ズバアァン!

エリス(……回復していないのに、まだ動けるのですか!?)ガギィィィン!

エリス(長期戦は不利! 押し通るしかありません……!)

コンマ15以上で優勢
コンマ14以下で劣勢

↓1コンマ二桁

69


――優勢!


エリス「……しっ!」ビュッ!

バーンズ「投剣など私には――」

バキィ、ザクゥ!

バーンズ「っ――!?」

バーンズ(やはりこの娘の魔力、鎧の防御力を無視して……!? 聖国の術なのか!?)

バーンズ(これは陛下にお伝えしなけれ――)

エリス「やあああぁぁぁぁ!」ガゴオォン!

バーンズ「ぬ、おぉぉぉ……!?」ズザザ…

バーンズ(馬鹿な、我が鎧がこうも……)ボロボロ…

――『疾風迅雷の戦姫』発動――

エリス「逃がしません!」

コンマ15以上で追加攻撃

↓1

40

追撃優勢!

バーンズ残り耐久……1

――

エリス「せいっ! せいっ!! せいっ!!!」ヒュンヒュン!

バーンズ「ぐ……こんな、こんなことが……!?」バキィン…

バーンズ(試すどころではない、これでは……)

バーンズ「私も、敗れるわけにはいかぬのだ……!」グググ…

エリス「せいやっ!」ブォン!

コンマ15以上で優勢
コンマ14以下で劣勢

↓1~2コンマ二桁

76 優勢
53 バーンズ復帰失敗


――勝利!


ザシュッ! ザシュッ!


バーンズ「かっ……はっ……!?」


エリス「ふうぅぅ……」チャキン…

エリス「――はぁ!」ズドォ!


バーンズ「がふぅ……!?」ドチャ…!


バーンズ(こ、この私がまさか……)

バーンズ(小娘一人に、鎧もこの身も切り崩されるとは……)

バーンズ(陛下……申し訳ございません……)

エリス「……はぁ、はぁ。あなた、何者ですか!?」チャキ

バーンズ(しかしどれほど無様でも、私はまだ死ねぬ……)シュイン…!

エリス「て、転移魔法!? ……駄目です、もう気配も感じない……」



フィーア「エリス姉様ー!」



エリス「フィーア様!? どうしてここに!?」

フィーア「なんだか嫌な気配を感じて……そうしたら、姉様と誰かが戦っていて……」

フィーア「なんとかお手伝いできればと思ったんですけど……」チラ

エリス「?」

フィーア「もしかして姉様、さっきの黒い大きな人も倒されたのですか!?」キラキラ!

エリス「どう、なんでしょうか……? 逃げられましたし、あんな人帝国兵の中に見たことも……」


※超難敵、バーンズに勝利してしまいました!

※さらにフィーア救援到着前の勝利により、ボーナスがフィーアにも乗ります

――

はい、負けイベントだった筈が……
温情で用意しておいた劣性手助けも確定逃走も使わずに勝利しました(白目)
現状、単体でバーンズ以上のレベルの持ち主は帝国内にはギルバートとフローレンのみです(白目)
まあ強敵の中ではバーンズは防御構えからの処刑コンボキャラだったので、エリスとの相性が悪いです。運が悪いとしか
せめて直前の★取得がなければ……
特大ボーナスその他はまた明日あたりに
本日もありがとうございました!

アベル「夜に、夜になりさえすればぁぁ!」
カイン「ボクヨルコワイ」

そういや気にしてなかったけど、パパンの夜レベルどんだけなんだろ

こんばんはー
本日はあまり進めないかな?
本来とる予定の無い判定乱打なので、私もどうなるかどきどきです

――



フィーア「それにしてもエリス姉様はやっぱり凄いです!」キラキラ

フィーア「……私は、あの嫌な気配が怖かったです」

フィーア「でも姉様はそれにも臆さないなんて!」キラキラ

エリス「いえ、私も怖かったですよ。もし――もうアベル様やみんなに会えなかったと思うと」

エリス「戦場に身を置く以上、覚悟はしていた筈なのですが……」

エリス「まさか帝都で、正体もわからない敵に襲われるなんて思ってもみませんでした」

フィーア「私も遠目で見ただけですけど、黒い大きな人でしたよね?」

エリス「はい。そして重い剣撃の使い手でした。まともに受けれそうになかったので、勢いで押し切ったのですが……」

フィーア「すごいなぁ……私も姉様に倣って二刀流なんだけど、姉様みたいに力強く切り込めないし……」

エリス「う~ん……私も小さい方ですが、フィーア様はさらに小柄ですからね。どうしても腕力差が出てしまいます」

フィーア「でも姉様も、かなり細いですよね?」

エリス「私は、普段の鍛錬に加えて体内魔力を循環させて身体能力を上げていますからね」

フィーア「鍛錬は一日にしてならず……ですか。アドルラン兄様もよく仰っています」

エリス「そうですね……」


特大ボーナスその1

※間違ってもゾロ目を出さないでください(懇願)


特殊判定
↓1~4コンマ二桁

負けイベント粉砕で特大ボーナス出てる時点でもうやばいです(白目)

特殊判定結果
34
68
エリス139+3+4+6+8+15(超難敵撃破)
= 1 7 5 

※帝国全兵士レベルの頂点に到達しました
※この子はメイドです

75(追加ボーナスのため一桁のみ)
フィーア89+5=94

4:フィーア更なる高みへ
50≧50

※判定基準値ぴったりのため、強化は確定だが持ちこし

――


エリス「そして、強敵との戦いは己をさらに高めてくれます!」グッ!

エリス「今なら、さっきの人も楽に倒せそうかもしれません!」

フィーア「すごーい! なんだか姉様を見てるだけで強くなれた気分です!」キラキラ

エリス「……」

エリス(フィーア様の剣は、いずれ私を超えるでしょう)

エリス(そしてキアラ様の魔法は、既に私を超えている……)

エリス(お二人の力があわされば、とてつもない魔法剣ができるのでは……?)

エリス(……でも、今日は帰りましょう)

エリス「ではフィーア様、私はこの件をアベル様にお伝えしますので、ここで失礼致します」

フィーア「わかりました! ……私も、できる限り調べてみます!」シュッ!


――

>>エリス(フィーア様の剣は、いずれ私を超えるでしょう)

どんな悪夢かなぁ?(白目)

――



【帝国・皇帝の間】


ギルバート「……」



バーンズ「へ、陛下……!」シュン!



ギルバート「む、戻ったかバーン――」





バーンズ「は……」ゼンラカブト




ギルバート「……」

バーンズ「申し訳ありません、至急でありましたので、お見苦しいところを……」

ギルバート「……構わぬ」

ギルバート「しかしこれは……」

バーンズ「申し訳ありません陛下。私は――敗れました。価値の無い、弱者に……」

ギルバート「……」


特殊判定
↓1~4コンマ二桁

※ボーナスではありませんが、ぞろ目はやめてください(懇願)

【信じて送り出した親衛隊長が全裸兜で帰ってくるなんて……】

特殊判定結果

皇帝ギルバードの内心

1:バーンズへの動揺
64(流石にちょっと驚いた)

2:自身への危機感
51(我は我。鍛錬は怠らぬ)>50

※50を超えたため、残りのコンマ値分ギルバートレベル上昇

40
20
???+(4+1+2+1)×2
=16レベルアップ

――


ギルバート「……よい。顔をあげよ」

バーンズ「は……」スッ

ギルバート「お前程の男がそのような姿になって戻ってくるとは……」

ギルバート「我も少し……驚いている」

ギルバート「それほどまでに、手強かったか?」

バーンズ「はっ……剣の一撃は、私が勝っていたはずでした」

バーンズ「しかし彼女は……陛下より賜った宝剣でも払えぬ魔法を使い……」

バーンズ「私の鋼鉄の鎧さえ、易々と……」

ギルバート「そうか……」

バーンズ「陛下、私は……」


特殊判定↓1~4
コンマ二桁
ゾロ目は(略

あ……
少々お待ちください

特殊判定結果

バーンズのダメージと鍛錬

1:バーンズ肉体ダメージ
68-30(全身鎧)
=38(軽傷。一定時間出撃不可)

2:バーンズ精神ダメージ
73+30(任務遂行初失敗)
=100(103)(???)

※80を超えたため、残りの鍛錬コンマ消滅

※100を超えたため……


↓1コンマ二桁

ゾロ目で……

あーっ!?高いコンマもあかんて!?

特殊判定結果

完全敗北した最強の騎士の末路

奇数:カインコース(豆腐メンタル化)
低い程安全

偶数:アドルランコース(むしろ興奮する)
高い程安全

ゾロ目:皇帝に泣きついて再度一緒に出撃

……

コンマ96

96……ほぼ最大の、偶数



96(あの少女が忘れられない……これは、恋!?)


※バーンズがただのストーカーになりました(白目)


――


バーンズ「……私は、陛下をお守りする親衛隊。その長を任せられた身」

バーンズ「それがこのような体たらく……!」

バーンズ「本来であればこの場で自害しお詫びをするところですが……」

バーンズ「どうか今一度、私に機会を頂けないでしょうか?」

ギルバート「……」

バーンズ「文字通り、裸一貫……一からやり直す機会を」

バーンズ「いつか、陛下に相応しき存在になれれば……」

ギルバート「……お前が決めた道ならば、我は否定せぬ」

ギルバート「ゆけ……」

ギルバート「……城の門は、いつでも開けておこう」

バーンズ「ありがたきお言葉……!」

――


バーンズ「……これで私はまさに、裸の兵」スッポンポン

バーンズ「陛下の親衛隊長という身分に甘え、いつの間にか大切なものを見失っていたようだ」

バーンズ「ただの兵として、より一層の鍛錬を……!」

バーンズ「……」

バーンズ「……」

バーンズ「……」

バーンズ「それにしても、凄まじい少女だった」

バーンズ「……思い出すだけで、胸がざわめくがこれは一体?」

バーンズ「私を打ち倒すその力、あの少女を観察していればわかるのだろうか?」

バーンズ「……これは、鍛錬の一環だ。彼女を探そう」

キャー! ウワー!

バーンズ「……まずは服か」ゼンラカブト


※バーンズが一定時間親衛隊を抜けました
 これにより、帝国城内の散策難易度が激減しました
 さらに皇帝ギルバート戦の難易度が低下しました

※限りない安全値なので、アベル達に実害は皆無となりました

――

――



【帝国・王城内】

フィーア「……」タタタ…

フィーア「……」

フィーア「……」スッ…



親衛隊1「おい、お前見たか!?」

親衛隊2「見たって、何を?」

親衛隊1「隊長が、全裸で城出て行ったんだよ!」

親衛隊2「!?」


フィーア「……」

判定↓1コンマ二桁

フィーアの情報収集

86>42

成功

――

フィーア(あれは、お父様の親衛隊……)

フィーア(その隊長が、全裸……?)キキミミ


親衛隊2「ありえないだろ……あの人、絶対あの黒い鎧脱がないし」

親衛隊1「ああ、兜はしっかりつけてた」

親衛隊2「それはそれで問題ないか?」

親衛隊1「ああ。しかし隊長、全身に真新しい傷を作っててさ……」

親衛隊2「まさか。バーンズ様にそんな真似できんの城の中だとギルバート様とフローレン様くらいだろう?」



フィーア(……!)スッ…

フィーア(そんな、エリス姉様を襲ったのは――親衛隊長!?)

フィーア(……それを倒す姉様はやっぱりすごい! じゃなくて……)

フィーア(そもそも私は、親衛隊長を見たことが無い。お父様、兵力を隠し持っているの……?)

フィーア(とにかく、このことはアベル兄様とローズさんに伝えないと!)タタタ…


※フィーアがエリスの襲撃者の情報を入手しました

※後のとある判定に有利な補正がかかります

――

――


【帝国・皇帝の間】

ギルバート「……」

ギルバート「バーンズが、敗れるか……」

ギルバート「弱者が、アベルが拾った更なる弱者が、か……」

ギルバート「ふ……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

皇帝ギルバートの関心

ここでこの数値はやばい

78+20(腹心撃破)
=98(久々に、血が滾るわ……!)

――


ギルバート「ふ、ふ……ふははははははは!」

ギルバート「良い、良いぞ……!」

ギルバート「弱者は群れる。群れたまま腐る者が多い中で――牙を砥ぐ者もいる」

ギルバート「それもまさか、バーンズを破り狂わせる程とは……!」

ギルバート「そしてそんな者を従える、アベル……」

ギルバート「……例え自身が弱くとも、人を惹きつけ強き者を従えることも王の器の一つ」

ギルバート「面白い……」

ギルバート「アベルよ、その従者達よ……」

ギルバート「その牙、我が喉元へ届くほどに――さらなる練磨を重ねるがよい」

ギルバート「そしていつの日か――」



※皇帝は強者の出現に滾ったようです
 戦闘時、帝国兵の召喚を行わなくなりました
 代わりに★スキル二つが解放されました

※皇帝ギルバートの関心が限りなく最大値のため、アベル達への妨害が無くなる代わりに皇帝のレベルも最大値付近になりました

※さらに状況によっては判定により皇帝のレベルが増加する危険があります

※部下に頼らなくなってしまったため、バーンズが呼び戻される可能性が下がりました

――

【アベルの城塞】


エリス「ああ、更に帰りが遅く……」トボトボ…

エリス「さっきの出来事……どうしましょう?」


特大ボーナスその2

1:アベルにのみ話す(アベルに複数回のレベルアップ判定)

2:アベル隊のみんなに話す(分散されるが、万遍なくレベルアップ)

↓1~3多数決

――

――特殊イベント・新入り――


エリス「た、ただいま戻りましたー……」ソロリ…



アベル「エリス!? どこへ行っていたんだ、心配したんだぞ!」

エリス「も、申し訳ありません! そのことでお伝えしたいことがあるのです、が……あら?」


パトラ「あ、お邪魔しています」ペコリ


エリス「あなたは、王国の……確かパトラさん!?」

パトラ「あら、名前を覚えて頂けているなんて光栄ね」

エリス「どうしてこの城塞に?」

アベル「ああ、どうやら無事に俺達のことをクラウス王に伝えてくれたようなのだが……」

パトラ「陛下のご命令で、アベル皇子達を手助けするようにと命じられたのです」

パトラ「突然のことで驚かれると思いますが、どうぞこれからよろしくお願い致します」

アベル「こちらこそだ。クラウス王にも感謝せねばな」

エリス「よろしくお願いします! それにしてもパトラさん凄いですね……国王様からそこまで信頼されているなんて……」

パトラ「いえいえそんなことは……」テレテレ

パトラ「私が凄いのではなく、誇りある貴族だった一族の行いの積み重ねがあってこその信頼です」

パトラ「その誇りと信頼にかけて、全力を尽くしますよ!」バッ!


パトラ「でも――」


パトラ「ごめんなさい初日からなんだか心が折れそうです……」ガタガタ←レベル35

エリス「え、どうしてですか!?」←レベル175

アベル(エリスの覇気がさらに恐ろしいことに……何があった)

――

――


――エリス説明中――


アベル「そんなことが……」

ロウル「いやいや、今日は驚きの連続ですよ」

ロウル「突然ネストさんがパトラさんを連れてきてかと思えば、エリスさんは襲われるし……」

アーシャ「それを返り討ちにしちゃうあたりが、エリスちゃんらしいけど」フフ

アベル「本当に無茶はしないでくれよ?」

シア「怪我がなければ、無問題ですよ~。パトラさんも、王国の方とお話できるのは嬉しいですし~」

パトラ「まさか聖国の方もいるとは驚きですが、これもアベル皇子を信用するに足る情報でしょう」

パトラ「それにしてもエリスさんのお話も、立ち回りを聞いているだけで勉強になりますね……」

ロウル「なんだか強くなれそうな……」

特殊判定
↓1~5コンマ一桁

判定結果

アベルレベル:77+5=82

アーシャレベル:90+8=98

ロウルレベル:79+1=80

シアレベル69+2=71

パトラレベル35+4=39


――

エリス「――ですので、とにかく必死で鎧を削りとって行って……」


パトラ「……すみません、帝国の人は鎧を削るのが基本なんですか?」

ロウル「安心してくださいパトラさん。エリスさんが変なんです」

アベル「まあ、ここで暮らしていくなら徐々になれるとは思う」

アーシャ「今日はもう遅いですから、歓迎会はまた後日ですね」

パトラ「そんな、お気づかいなく……」

パトラ「しかし私は、王国の将です。この帝国内ではどのように振舞えばよろしいのでしょうか?」

シア(……)

アベル「そうだな、俺も気をつけるが……シアと同じく、捕虜の兵士で通そう」

パトラ「かしこまりました。貴族として、完璧な捕虜の立ち振る舞いを演じてみせましょう」

シア(……そうだった、私は雌奴隷じゃなくてただの捕虜で……あれ?)


――

――

【エリス私室】

エリス「今日は……疲れましたね」

エリス「でも、強くなれた実感はある」

エリス「それになんだか……いい夢が見れそうです」

エリス「なんだか、いいことが起きそうな……」

エリス「すぅ……」


特大ボーナス3

1:ゾロ目チケット一枚

2:何かしらの良イベント追加(決定した場合、改めて判定)

3:味方全体保証値ありレベルアップ

×:エリス★スキル無条件獲得
(すみません、もう★スキルのストックがないです……)

↓1~5多数決

あーこれは>>188のおかげで1と2両方貰えるパターンやね(ニッコリ

1:チケット一枚
に決定しました
使わずに貯めて、皆さん何を考えているんですかね……(ビクビク)

プロット粉砕からのバーンズ無力化からの皇帝がフルパワーモードと激動続きですが、ボーナス4を残して本日はここまで
最後に翌日の通常襲撃相手を↓1コンマ二桁判定しときます
聖国が出た場合、さらにシュタイナーが動きますが、判定時はご注意を

本日もありがとうございました!

>>190
流石に多数決時のゾロ目は見逃して頂けると……だめ?

なに自分でゾロってんだ!?
まあ77でも80でも結果は同じですが

んー……
でも見返すと最初のテンプレに多数決時のゾロ抜けてますね……
すみません、以後の多数決ゾロは無しですが、今回だけ特例ということでイベントも追加の方向で行きます
ただし、戦闘レベルアップ系統、追加ゾロ目チケットは無しで
短くなってもご容赦を。改めて本日もありがとうございました!

↓1~3追加してみたいイベント(こちらができそうなものをチョイスします)

こんばんはー
ちまちま進めて行きましょう
皆さんの言うしっこくを調べたら確かにバーンズの見た目イメージとそっくりで笑いました
ただ見た感じあちらはストーカーではなさそうなので、そこで差別化していきましょう
なお現在はただのストーカーになってしまったバーンズですが、コンマ次第では……

――


エリス「ん……ふぁ……」ノビー…

エリス「いい朝です。今日も頑張り――あら?」ペラッ

エリス「なんでしょうかこれ?」



※『ゾロ目チケット』を手に入れた!



エリス「なんだか持っていると安全な気がします。後でアベル様にお渡ししておきましょう」


――

――とある戦場――


「ぎゃあああぁぁぁ!」

「うっぷ……」

「あんなの相手にしていられるか! 退け、退け―!」






聖国兵?「マークス様! 敵軍は全員退却したようですっ!」ムキィ!

マークス「おお、神よ! 貴方様のおかげで、私は今日も勝利できました! 感謝いたしますっ!」ムキムキィ!

聖国兵?「そして、今日も神の御手をわずらわせずに済みましたねっ!」ムキィ!

マークス「ああ。やはり、全てを神に頼ってはならない。人間、こうして身体一つあれば……」




一同「「なんとか、なるっっっ!!!」」ムキムキムッキーン!




マークス「それでは諸君、準備運動が終わったところでこのまま進軍だ!」ムチィ!

聖国兵?「はっ!」バッ

マークス「もちろん――」

一同「「徒歩でっ!」」


負傷敵兵(なんなんだこの地獄絵図は……)


敵将:マークス
特殊判定↓1コンマ二桁(王国軍勝利経験から補正有)

――


アベル「…………」

ロウル「…………多分、あれが敵軍で間違いはない筈です」





マークス「むぅん!」ムキムキ!

聖国兵?「ほあああぁぁぁぁ!」ビッシィ!





アベル「……何故、彼らは服を着ていないんだ?」

アーシャ「掲げている旗から、聖国兵なのは間違いないんですけど……」

ロウル「なんであんなに、やたらと肉体を見せつけてくるんですかねぇ……?」

エリス「アベル様の身体の方が素晴らしいです!」

パトラ「お気をつけ下さい。彼らは言動こそ珍妙ですが、我ら王国軍も被害にあっています」


【マークス隊】

敵将:マークス
レベル:68

スキル:不明


筋肉兵×??



シア「……」

特殊判定↓1コンマ二桁

特殊判定結果
シアとマークスの関係

59>50

面識有り


――


シア「あの人は、マークス神父ですよ~」

ロウル「え、あの格好で!? 変質者ですよ!?」

アベル(あー……ネストのリストにあった変質神父はアレか)

シア「神様に頼り切るのはよくないからって、色んなことを自力でどうにか頑張ってきた凄い人ですよ~」

エリス「考えはご立派というか、聖国らしからぬというか……」

アーシャ「まず、見た目が他の聖国兵と違ってその……」

シア「マークス神父は、生まれながらに魔法が使えないそうですから、それを補うために鍛えたとか~」

パトラ「本当に色々な意味で聖国の人なんですか……?」



マークス「ふっ! はぁ!」ポージング!



アベル「これは……」


1:攻める

2:撤退

3:対話(相手によっては失敗します)

※シアと面識があるため、いずれにも補正がかかります

↓1~3多数決

3:対話


――


アベル「話を聞く限り悪人ではなさそうだが……」

アベル「対話の余地はあるかもしれん」

ロウル「ほ、本気ですか!?」

シア「アベルさんなら大丈夫ですよ~」

ロウル「一応、こちらもまた構えておきますけど……」

アーシャ「話が通じそうになかったら、すぐに退くんですよ?」

エリス「必ず、お守りします!」

パトラ「恐ろしい集団相手に、対話できるとよいのですが……」

アベル「動かねば始まらない。行ってくる……」


――


筋肉兵「マークス様っ!」ムキ!

マークス「どうしたのだ!?」ミチミチ!

筋肉兵「黒騎士が、単騎でこちらに……!」

マークス「ほう……?」


マークス特殊判定
↓1コンマ二桁

おうっ

3スレ目にしてアベル、この手の判定で初めてのマイナス判定


特殊判定結果

マークスのアベル信用度
08+10(シアと知り合い)
18(白旗など信じぬ! 信じるのは肉体と神のみ!)

対話失敗……

――



マークス「止まるのだ、そこの黒騎士よ!」

アベル「……!」

マークス「白旗……投降したいというのかね?」

アベル「いや、戦う意思がないだけだ。俺はただそちらと対話が――」

マークス「ふっ……」







マークス「すまないが敵国とは、なにがあろうと拳で語ると決めているのだ!」ムッキムキ!





アベル「くっ!?」

マークス「黒騎士よ、もし本当に対話がしたいというのなら……」

マークス「まずは剣を置き、私と同じ姿になるがよい!」

アベル「!!?」


※マークスの提案を受け入れますか?
 剣を置き黒氷麗剣使用不可、鎧を脱ぐことで常時-補正がかかります

↓1~3多数決

受け入れて脱ぐ

※マークスの信用度上昇

――


アベル「……わかった」ポイッ、カチャカチャ…

マークス「ほう……」

筋肉兵「帝国兵とは思えぬ潔さ……!」

アベル「……」ヌギヌギ…パサッ…



アベル「これで、いいだろうか?」ウエマッパ


――

ロウル「な、なにをしてるんですかアベルさーん///!?」

アーシャ「……どうやらうまく交渉がいかなかったみたいですね。信用を得るために……///?」

パトラ「し、しかしあれでは危険性も……///」

エリス(やっぱり、あの神父さんよりもアベル様の方が素敵です……)トロン…

シア(あ、あぁ……あれがアベルさんの……し、下はって私は何を~!?)ワタワタ


――


マークス「……誠意は伝わった」

アベル「では……」

マークス「素晴らしい肉体だ! あとは拳で語り合おうぞ!」ムッキキ!

アベル「っ、やはりこうなるか……!」

アベル「だが、舐めないでいただこうか! 俺も帝国民の端くれ! 徒手空拳にも覚えはあるぞ!」

マークス「ふふふ、やはり人間は鎧も剣もいらないということだな!」

マークス「諸君、さがってくれ。これは私と彼の語り合いだっ!」

筋肉兵「「はっ!」」



――語り合い開始!!!―――

【聖国軍】

マークス:レベル68
【スキル】
『ゴッドハンド(物理)』
戦闘時、常時補正+10
『ゴッドヒール(物理)』
劣勢判定を一度だけ無効化する
『ゴッドボディ(物理)』
1対1の戦闘の時、自身のレベルに+50


VS


【アベル隊】


アベル:レベル82
【スキル】
『譲れぬ野心』
敗北判定時、コンマを再度振る。コンマ一桁が8、9、0の時、劣勢状態で復帰する
このスキルは一度の戦闘で一度しか発動せず、逃走失敗判定時は発動しない
この効果を使い勝利した場合、戦闘終了後にペナルティ判定を行う
『孤軍奮闘』
味方が自分以外存在しない時、自身のレベルを倍にする
『想いを背負う者』
好感度100以上に達した者が現れる度、自身の基礎レベルを10増加させる
また重大な決戦において、その者の持つ一部★スキルを自身のスキルに加えることができる
★『黒氷麗剣』
戦闘時、常時補正+15
優勢判定を得た時、敵の回復行動と回避行動を無効化する
劣勢判定を受けた時、次の敵の攻撃に-10の補正を与える
★『黒氷装』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後防御状態時補正+20の効果を得る
発動後の劣勢判定値の一桁が0の時、劣勢を無効化する

【状況:拮抗】
※特殊状況につき状態が変わります

【半裸状態】
アベル:レベル82
『孤軍奮闘』でレベル2倍
=レベル164

『装備無し』一部スキル使用不可、補正-10
『三すくみ有利』補正+10


VS
【半裸状態】
マークス:レベル68
『ゴッドボディ(物理)』でレベル+50
=レベル118

『ゴッドハンド(物理)』補正+10

レベル差46=補正+40
スキル補正-10

コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

89

――優勢!



マークス「ムゥン!」ゴッ!

アベル「っ!」ガッ!

マークス「ほう……!」ババッ!

マークス「素晴らしい反応だ! ただの帝国兵ではないようだな!」

アベル「ああ。そちらも、ただの聖国兵ではないようだ!」

マークス「君が信用に足るか……その拳で語って見せてくれ!」ゴォッ!

アベル「いいだろう!」ゴォッ!



マークス(っ、回避しないつもりか!?)

アベル(――ここだっ!)



アベル「くら、えっ!」ゴガァ!

マークス「おぐおぉぉぉ!?」グラリ…


筋肉兵1「す、すごい! マークス様の拳を紙一重でかわしてカウンターを決めたぞ!?」

筋肉兵2「奴も我らの同類だというのか!?」



マークス「ふ、ふふ……見事! だが私には、これがある!」


――『ゴッドヒール(物理)』発動――
※劣勢判定を無効化



マークス「ゴッドヒィィィィィルッ!!!」


アベル「ゴッドヒールだと!? 一体どんな……!?」


マークス「ああっ! 聞こえる、私には聞こえるぞ! 神が私に痛いの痛いのとんでいけ~と励ましてくださっているのがっ!」

マークス「ほーら痛くない痛くない……痛くなーいっ!!!」


アベル(ただの我慢だと!?)

コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

74


――優勢!





アベル「く、ならば耐えきれぬほどに打ち込むまでだ!」ズガガガガガ!

マークス「ぬおおおぉぉぉぉぉ! 猛れ我が筋肉ゥゥゥゥゥ!!!」ズガガガガガガガ!



筋肉兵1「す、すごい打ち合いだ!?」

筋肉兵2「だが、これは……」


アベル「うおおおおぉぉぉぉ! これは流石にっ……」スッ…

マークス「ぬっ!?」スカッ…

アベル「我慢はできまいっ!」ゴシャアアァ!

マークス「―――ッ!?」フラフラ…


筋肉兵1「か、屈んでからの動きがみえなかった……!」

筋肉兵2「いかん、いくらマークス様とはいえ完全に顎を……!」


コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

09


――劣勢!


アベル「これで……!」

マークス「――ふんぬっ!」ダァン!

アベル(馬鹿な、持ち直した……!?)

マークス「いい拳だぞ、青年っ!」ゴォッ!

アベル(かわせないか……!)

※剣が無いため黒氷麗剣は使えませんが、魔力展開による氷装は発動可能です

※★『黒氷装』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、以後防御状態時補正+20の効果を得る
発動後の劣勢判定値の一桁が0の時、劣勢を無効化する

黒氷装を発動しますか?

↓1

黒氷装を自ら封印

劣勢判定確定


――


アベル(黒氷装を――)キィィン…

アベル(いや、今しているのは殺し合いではない……っ!)フッ…

アベル(ならば……!)

マークス「!!」

アベル(潔く受けるまでだっ!)



ゴシャァ!



アベル「がっ……! くぅ、まだだっ!」ダンッ!

マークス「……! よかろう。ならば次の一撃で決めてくれる!」グググ!

アベル「いいだろう……!」グググ!

コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

96

優勢





アベル&マークス「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」バッ!








ゴッ!!!






アベル「……」

マークス「……」





マークス「見事、だ……」ドサリ…

アベル「……いい腕だったよ」


筋肉兵1「うおおお!? マークス様が、敗けた!?」

筋肉兵2「だが、いい戦いだった! 二人に拍手を送ろう!」パチパチ!


――勝利!

――


シア「ほら、じっとしててくださいね~?」ポヤァー

アベル「こ、このぐらい回復魔法がなくても……」

ロウル「口からだらだら血を流してる人が文句を言わない!」

エリス「身体も、打撲痕が……」ナデナデ

シア「……あ、本当ですよ~」ナデナデ

シア(……こ、これがアベルさんの……)ドキドキ…

マークス「常に頼らないのであれば、回復魔法も問題はないぞ……イテテ……」

アーシャ「もう復帰されたんですか……」

パトラ「遠目に見ても、軽く脳震盪起こしてそうでしたが……」

マークス「私には、神のご加護があるからな!」

マークス「それにしても青年よ……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

マークスのアベル信用度
18+20(勝利ボーナス)+35×2(黒氷装不使用)
=100(108)(君の思い、確かに受け止めたぞ!)

※勝利し、かつ信用が100を超えたため、後の判定が消滅します


――


マークス「まずは、礼を言おう」

アベル「?」

マークス「君は、先程の戦いで――私の拳を防げた。違うかな?」

筋肉兵1「え?」

筋肉兵2「しかし、マークス様の拳はしっかりと!」

マークス「おそらくだが、魔法の類だろう」

アベル「……」

マークス「だが君は、怪我を臆することもなく私との語り合いを優先してくれた」

アーシャ「アベル、あなたまたそんな無茶を……」

パトラ「信じられません……」

マークス「おそらく魔法を使われていれば、私はそのまま敗けていただろう」

マークス「そして君は使わずとも私を打ち倒した。私の、完敗だよ」

マークス「だというのに――とても清々しい」

マークス「今日ばかりは、神ではなく君に感謝しよう」

マークス「ありがとうっ!!!」バッ!

アベル「いや、俺はただ……」

マークス「君のような存在が、邪悪な異教徒であるはずがない」

マークス「シア君がこの場にいるのも、何よりの証拠だろう」

シア「あ、マークス神父も私を覚えていてくれたんですか~?」ポヤー

マークス「勿論だとも。君はとても優しい子だったからな」

マークス「君が戦場で命を落としたという報せを聞いた時は酷く落胆したものだが……」

マークス「どうやら、この青年に匿われていたようだな」

シア「はい~。アベルさんには色々と助けられまして~」

マークス「やはりそうか……」

マークス「よし……」








マークス「アベル君! 我が肉体、君に捧げようではないか!!!」ムキムキィ!




アベル「!!??」

裸(上半身のみ)神父がまさかのアベル隊に勝手に転がり込んできたところで本日はここまで
まさか戦闘コンマ運のないアベル戦で普通に黒氷装を使わないとは……
まあ負けても見逃してはもらえていたんですけどね

しかしこれにより(戦力略奪)、後のシュタイナー側の判定にはアベルにとって-の補正が加わります
本日もありがとうございました!

こんばんはー
また夜あたりに再開していきますが、とりあえずマークスの処遇を決めるところだけ投げておきます

――

……事情説明中

マークス「ほう、そんな理由があったのか……」ムキッ…

アベル「そういうことだ。余計な争いが避けられるならばそれが一番」

アベル「そういうわけで――」

マークス「ならば、我が肉体で尚のこと手助けをしようではないか!」ムキムキ!



アベル(何故この神父は肉体を強調しながら、こんなにも圧迫してくるんだ……)



マークス「我らが神の教えは様々なものがあるが、非常にわかりやすく浸透しているものがある」

マークス「困っている人は、助ける。ただそれだけのことだよ」

アベル「しかし、だからと言って……」

マークス「神に頼るのではなく、自分の力で帝国を変えようと頑張る君は、素晴らしいぞ!」

マークス「嘆かわしいことに、最近は聖国も神に頼り切りな者が増えてしまっているのが現状でね……」

アベル「どういう意味だ?」

マークス「そうだな……極端な話になってしまうが君が転んで怪我をしたとしよう。君はどうする?」

アベル「その言い方だと、擦りむいた程度か? そのくらいなら通常行動に支障はないと思うが」

アーシャ「横から失礼します。アベル、ちゃんと殺菌と手当はしないと駄目ですよ?」

エリス「ご安心ください! 応急手当の道具は常に持ち歩いています!」サッ!

パトラ「私も持ち歩いていますよ。貴族たる者、様々な事態に備えねば」サッ!

ロウル「魔法が使えない人にとって、回復薬や薬草は必需品ですしね」サッ!

アーシャ「もちろん、私も」サッ!

アベル「……わかった、俺も持つようにするからみんなして取り出さなくていい」

シア「う~……」オチコミ

マークス「うむ……」

マークス「皆、素晴らしいぞ。聖国は魔法が栄えている故に、極軽傷でも回復魔法に頼ってしまうのだ」

マークス「そして使えない者は、その場で神に縋ってしまう。『神よ、どうかこの子の怪我を癒して下さい』と」

ロウル「……手当や、回復薬を探しにすらいかないのですか?」

マークス「特に酷い一例だがね。実際は教会の高僧や、よく見回りをしてくださっているエカチェリーナ様の下へ駆けていく」

マークス「だがそれも、誰かにすぐ頼ってしまっていることに変わりは無い」

マークス「確かに神は偉大な存在であり、その教えも素晴らしい。しかしそれに頼り切ってしまうのも間違いなのではないか?」

マークス「人生は苦難が多いが、全ての人がその都度神に頼ってしまえば、祈りを聞き届ける神もお疲れになってしまうのではないか?」

マークス「自力でできることは自力で。そうして神へのご負担を減らすことこそが、我々が為すべき一番のことだと私は思うのだが……」

シア「マークス神父のこの考えは、聖国でも異端とされていまして、同意してくれる人は少ないんですよね~……」

マークス「君たちにも誤解が無いように言っておくが、我らが神は素晴らしい。これは揺るがぬぞ?」

ロウル「でも、聖国の人なのに魔法を使えない境遇にされて信仰心揺らいだりしないんですか?」

マークス「何を言う! 神は私に魔法以上に素晴らしい、この困難を乗り越える肉体を授けてくださった!」

マークス「そして今、異教徒と思われた帝国の者もそうではないと教えてくださったのだ!」

マークス「神は、我々の日々の行いを見ておられる。本当にどうしようもなく挫けそうなとき、神は真の救いの手を差し伸べるだろう」

マークス「そしてアベル君の道は、困難な道だ。だからこそ、私は君の手助けをしよう」

マークス「神の救いの手でなく申し訳ないがね。君がこの道を懸命に進む限り、いつか神も本当に救いの手を差し伸べてくださるよ」

アベル「……」


※アベルの選択

1:マークスをアベル隊に(前線出撃)

2:マークスと部下を城塞に(拠点防衛+皇帝に戦力秘匿)

3:理解者として聖国へ送り返す(判定次第で情報収集)

4:その他自由安価


↓1~3多数決

2番、防衛となりました
それではゆっくり再開していきます

2:マークスと部下を城塞に(拠点防衛+皇帝に戦力秘匿)


――


アベル「……すまない。それでは、手を貸してもらえるだろうか?」

アベル「あくまで俺達は秘密裏に動いている。そのため帝国内の扱いは俺の捕虜の兵士ということになるが……」

マークス「構わぬよ」

パトラ「まさか、彼まで説得するとは……アベル皇子、お見事です」

パトラ「マークスさん、私は故あってこの隊の一員となっていますが、本来は王国の将です」

パトラ「あなたも思うところはあるかもしれませんが、同じ志を持った以上は協力していけるよう頑張りましょう」

マークス「ほう、王国の……ふむ、君も邪悪な異教徒という感じはしない」

マークス「アベル君の手助けをすることは、私の見識を広げることにもなりそうだな。皆、よろしく頼むよ」

アベル「それではマークス神父、あなたには俺の隊ではなく、俺の拠点としている城塞の防衛を頼みたい」

アベル「俺の隊が目をつけられていないのは、少人数であるという点も大きい」

アベル「そして今、俺の隊はたとえ王国や聖国の上層部が相手でも立ち回れる気がする」チラ

エリス「?」

パトラ「……のようですね」

アベル「ならばこれ以上の戦力は過多、来る時に備えて皇帝には明かさぬ戦力として、そして万一に備えての防衛ということだ」

アベル「可能であれば、そちらの部下の方にもご同行願いたいのだが」

筋肉兵1「マークス様と拳で語られ、そしてお認めになられた人だ。我々も異存ありません!」ムキィ!

筋肉兵2「そして防衛ならばお任せを。我らはこれでも魔法は使えますし、拠点防衛は聖国の得意戦術です」

マークス「諸君! 神が与えもうたこの新たな道、全力で挑むぞ!!!」ムキムキィ!

筋肉兵「「勿論です!!!」」ムッキ!

シア「よかったです~! あと、私の隊の皆さんにもお話すれば防衛結界は手伝ってくれそうですね~」

アベル「色々とあったが、今回も大きな収穫だったな」



ロウル(暑苦しさが急増しそうなのが難点ですけどね……)



※マークス隊が拠点防衛に就きました!

※シア隊と合わせ、拠点の防衛を行ってくれます
 さらに防衛結界を得意とする聖国者のため、防衛判定発生時に補正がかかります


――

――

【聖国・聖王の間】


聖国将「報告致します! マークス神父の隊との連絡が取れなくなりました!」

聖国将「直前の状況からして、おそらく帝国軍の手にかかったものかと……」

聖国将「聖王様、最近では帝国兵の強さが急激に増しております。このままでは……」


シュタイナー「そうですか、マークスさんまで……」

シュタイナー「彼はかなり異色でしたが、その強さと信仰心は本物でしたが……」

シュタイナー「ふむ……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

……oh

特殊判定結果


1聖国全体の帝国への反感
56(ちょっと野蛮な人多いけど、私達には神のご加護がある)>50

※50を超えたため、聖王の強行手段に意を唱えなくなりました

2聖王シュタイナーの帝国への警戒
94+5(帝国兵強化)+10(マークスの略奪)>85
=100(109)

 異 教 徒 は 滅 び な さ い

※85を超えたため、強行手段が解禁されました

※100を超えたため……


――


シュタイナー「ああ――やはり帝国は、いえ王国も含めた異教徒は……」

シュタイナー「一度――滅びた方がいいのですね」

聖国将「せ、聖王様……しかし、帝国兵の強さは……」

シュタイナー「そうですね。これ以上、マークスさんや兵達の命が失われ行くのは、私も辛い……」

シュタイナー「ですから、あなた達も大部分――この国の防衛に専念して頂きます」

聖国将「!?」

シュタイナー「敗れるとわかっている戦で、むざむざ命を投げ捨ててはいけません」

シュタイナー「ご安心ください。神は、我々を見捨てることはしないのです」

シュタイナー「――少し、私も動いた方がいいですね」

シュタイナー「アルフォンスと、エカチェリーナにもこのことを話しましょう……」


――

――

シュタイナー「急に呼び出したりしてすみません、二人とも」

アルフォンス「偉大なる聖王の緊急の招集。それは神の招集も同じことです」

エカチェリーナ「……えぇ」

シュタイナー「先程、報告がありました。マークス神父の部隊が、帝国軍に敗れたと」

シュタイナー「詳細は不明ですが、黒い騎士だとか……」

エカチェリーナ(帝国の黒い騎士……アベルですの? それなら恐らくマークス神父は……)

シュタイナー「しかしマークス神父達を殺めたのが誰であるか、それは些細なことです」

シュタイナー「――帝国も、王国も。偉大なる神を崇めない国は全て――滅ぼすべき存在なのですから」

エカチェリーナ「!?」

アルフォンス「聖王よ、いよいよ……?」

シュタイナー「いえ、まだすぐには動きません。戦争で疲弊した兵も民と同じく、まずは休養させるのです」

シュタイナー「そして少なからず恐れを抱く民に、まずは安心を与えねばなりません」

シュタイナー「本格的に攻め込みはしませんが――あちらからこちらに向かってきた場合は別です」

シュタイナー「異教徒の屍の山を門の前に積んでおけば、神を敬わない者の末路を示せますかね?」

エカチェリーナ「あ、兄上……いくらなんでも、そこまで惨たらしい行いは神も……」

シュタイナー「おお、エカチェリーナ……あなたはいつでも優しく、素晴らしい」

シュタイナー「だが――私と違って、神のお声を聞くことができない……」

エカチェリーナ「……!」

シュタイナー「安心しなさい。あなたもいつか、必ず聞けるようになりますよ」

エカチェリーナ「兄上……」

アルフォンス「聖王よ、攻め込む異教徒を残らず断罪し積み上げることは承知した」

アルフォンス「しかしある程度は攻め込まねば、異教徒を滅することもできないのでは?」

シュタイナー「そうですね……」

エカチェリーナ「……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

最悪の結果の後で低めの良結果を持っていくか―……

エカチェリーナの現在の聖国信用度
26+10(第一皇女)-10(アベルと面識有)-15(強行手段)
=11(もう、この国は……)<20

※20を下回ったため、エカチェリーナの離反確定

――


エカチェリーナ「兄上……」

シュタイナー「どうしました、エカチェリーナ?」

エカチェリーナ「兄上はどのようにして――異教徒どもを滅ぼすおつもりなのですか?」

エカチェリーナ「異教徒は神のご加護がないとはいえ、強力ですわ」

エカチェリーナ「神と兄上を疑うわけではないのですが、気になってしまって……」

シュタイナー「……」

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

特殊判定結果

容赦ないのかポンコツなのかわからない聖王様

1エカチェリーナの情報収集
89>50

成功

2シュタイナーのエカチェリーナ警戒度
18-10(実妹)
=08(可愛い妹のためだ。少しは手の内を教えても大丈夫でしょう)<40

※シュタイナーの警戒度が極端に低いため、以後の判定無しでエカチェリーナ脱出確定

※さらに重要な手の内の二つを漏らします


――

シュタイナー「そんなに心配しなくても、大丈夫ですよ」

シュタイナー「万が一、今この場に異教徒が攻め込んできたとして……」ピカアァァァ!

エカチェリーナ「!!!」


★『イクセシブライト』
敵に常時-15の補正をかける
さらに敵の攻撃状態を封じ、常時防御状態にする



シュタイナー「この光の前に、異教徒はまともに目を開けることもできないでしょう」

シュタイナー「神の光に焼かれながら、異教徒は何が起きたのか理解できぬまま浄化されるのです」シュゥゥ…

アルフォンス「おぉ……まさしく神の威光……」

エカチェリーナ「うぅ……っ、しかし今の光は、兄上しか放てませんわ。まさか、兄上がいきなり敵国に攻め込みませんわよね?」

エカチェリーナ「優先すべきは、あくまで民ではないのですか?」

シュタイナー「その通りです。まだ、私やアルフォンスが直接出向くには早い。ですので――神の御力をお借りするのです」

シュタイナー「……神よ、その兵を我にお貸しくださいませ」パァァァ…


シュン!


天使兵「カミニアダナスモノハ、マッサツスル」

天使兵「セイオウヨ、テキハイズコダ」


アルフォンス「!?」

エカチェリーナ「!?」


シュタイナー「これぞ、神の兵。本来であれば我らの軍だけで制圧したかったのですが、状況によっては彼らの投入も必要でしょう」

天使兵「……」

エカチェリーナ(純白の兵士……美しい、はずなのに……なんですの、この恐ろしさは……!?)


★『使徒の召喚』
戦闘時、状況にあわせた天使兵の召喚を行う
この召喚は妨害できない


シュタイナー「どうですかエカチェリーナ? これでもまだ不安ですか?」

エカチェリーナ「え、ええ……よく、わかりましたわ……」




エカチェリーナ(このまま兄上を放置すれば、どうなってしまうのかが……)

――エカチェリーナの離反――


エカチェリーナ「――ですが、私だってこの国の皇女ですわ!」

エカチェリーナ「兄上や神のお手をわずらわせずとも、この手で異教徒を断罪してみせましょう!」

シュタイナー「おお……」

アルフォンス「流石は我らが妹だ。しかし――」

エカチェリーナ「もう決めましたの! 善は急げですわ、私が今からマークス神父の仇を討ってまいりますの!」タタタ…


――

【聖国・???】

バタン!

エカチェリーナ「……あなた達!」

皇女隊員「エカチェリーナ様、どうなされたのです? そんなに慌てて……」

エカチェリーナ「悪いけれど、あなた達は今日で全員クビですの」ガチャガチャ

エカチェリーナ「退職金は私の部屋の全てを持って行っていいですわ!」ガサゴゾ

皇女隊員「ど、どういうことですか!?」

エカチェリーナ「……私は、今から敵国に下ります。このまま兄上を、シュタイナーを放置するのは危険すぎます……!」

皇女隊員「エ、エカチェリーナ様!? お気を確かに!?」

エカチェリーナ「ええ、確かですわよ。少なくとも兄よりはね」バサッ

エカチェリーナ「止めたければ、今この場で私を殺しなさい!」

皇女隊員「……いえ! 我々は、エカチェリーナ様に忠誠を誓いました!」

皇女隊員「たとえ神の鉄槌が下るとしても、その最期の時までお仕えいたします!!!」

エカチェリーナ「……本当に、お馬鹿さんが多いですわね」

エカチェリーナ「それなら全員、すぐさま馬と最低限の装備を整えなさい!」

エカチェリーナ「以前の戦闘地域まで転移した後、そのまま馬で帝国近辺まで一気に駆け抜けますわよ!」

皇女隊員「承知いたしました!」


※エカチェリーナが部下と共に聖国を脱出しました

※後日、判定後にアベル隊と合流します

――

――



シュタイナー「ふふ、元気な子ですね」

アルフォンス「しかし、妹の戦闘力は我らよりも遥かに劣ります」

アルフォンス「万が一がなければいいのですが……」

シュタイナー「大丈夫。神はきっとあの子を見捨てません」

シュタイナー「もし――万が一があったのならば」

シュタイナー「その時は……」


※シュタイナーが通常戦闘において、聖国兵の代わりに天使兵を持ち出してきました

※エカチェリーナ合流後、再度判定を行い、判定結果次第ではさらに苛烈になります

――

皇帝に続き聖王までもがフルパワーモードとなってしまったあたりで本日はここまで
ガンガン強くなったアベル達と思いきや、ボス戦の難易度も最大値近辺と運の上がり下がり方がすごいですね……
せめてもの救いはエカチェリーナの離反及びそれに伴う情報入手でしょうか
明日以降は前スレ1000のイベントに入れたらいいなと思います
ついでにやはり使うかわからない特殊判定を↓1~3コンマ二桁で
本日もありがとうございました!

こんばんはー
開幕ゾロ目で噴きかけました
本編の重要な判定じゃなくてよかった……いや、威厳の意味では大事だったけど
ちびちび進めていきます
色々怪しい空気になってきていますが、妹とメイド長の話から

――

三連特殊判定結果
※全員最低保証40あり(子作り経験有のため)

1皇帝ギルバートの夜レベル
44×2(ゾロ目ボーナス)+15(妾持ち)
=100(103)(帝国最強の男はこちらも最強でした)

2ノワールの夜レベル
83+15(子持ち)
=98(精密さが持ち味の彼女は、手技に定評があったようです)

3フローレンの夜レベル
54+15(子持ち)
=69(妖艶さが出ていますが、程々。途中で学習に興味を無くしたのでしょう)

――

――キアラとフィーアの休日――


【帝国・皇女の私室】

ローズ「キアラちゃん、頼まれた本、仕入れといたわヨ?」

キアラ「あ、ありがとうございますローズさん……!」ワクワク

フィーア「キアラ姉様、今度はどんな本なのですか?」

ローズ「最近は魔導書や戦術書ばっかりで心配だったケド……」

ローズ「今回はまともな物でよかったワ」

ローズ(今度は検閲もした。もう同じ過ちは繰り返さないわヨ……)

ローズ(信じられないけど、あの性欲も化物な皇帝陛下の血がこの天使達にも流れている……)

ローズ(そして母親はあの遊女みたいなフローレン……因子は危険だけど、天使達を穢れさせてなるものですか!)

フィーア「見たことない本ばかりです……」

キアラ「これはね、実は王国の娯楽本なの」

フィーア「王国の?」

キアラ「ええ。王国は帝国と違って豊かだから、娯楽も発展しているんだって」

キアラ「これもその一つ。一般市民にも人気の、恋愛小説なんだって」

フィーア「恋愛、小説……」

ローズ(天使達も、年頃の女の子だから仕方がないけど……複雑な心境だワ)

ローズ(この天使達と結婚したくば、まずはアタシを倒して行きなさいっての!)

フィーア「やっぱりキアラ姉様も、恋愛に興味があるのですか?」

キアラ「うーん……」

特殊判定
↓1~3コンマ二桁

いえ、非常に困っています
端的に言うと、両極端でこの後どうしようかと……

三連特殊判定結果

1キアラの恋愛興味
95(私も、素敵な恋がしてみたい……)

2フィーアの恋愛興味
15-15(アベルとエリスの関係)
=0(兄様以外の男の人が考えられないのでお休みです)

3ローズの恋愛興味
74(いいコがいたら食べたくなっちゃうのは生き物の性ヨ)


――


キアラ「正直に言うと……うん、かなり憧れているかな」

フィーア「う~ん、私はしばらくそういうのはお休みです……」

フィーア「アベル兄様とエリス姉様が結ばれてしまいましたし……」

ローズ(あのコ達が……まあ好意はすぐにわかるレベルだったし当然かしら)

フィーア「流石に駄々をこね続けてはお二人の迷惑になってしまいます!」

フィーア「ですが兄様以上の男の人が考えられない問題があって……」

キアラ「そ、そうなんだ……」

フィーア「キアラ姉様は、理想の男性像とかあるのですか?」

フィーア「私? 私は……」

特殊判定コンマ二桁
↓1~2

セーッフ!!!

特殊判定結果

1キアラの理想男性
16(全く考えていなかった。恋という行為に憧れるお年頃)

2キアラの肉欲
09(知識こそあれど、未だ自慰経験もないようです。求めるはプラトニックな関係)

――


キアラ「……特に、考えてなかったな」

フィーア「あれ?」

キアラ「なんていうのかな? アベル兄様に恋い焦がれるフィーアちゃんを見てたら……」

キアラ「私も、そんな恋がしてみたいなって……」

フィーア「え、姉様は兄様じゃ不服なのですか!?」ガーン!

キアラ「違うよ!? アベル兄様は大好きだよ!」ワタワタ

キアラ「ただ、兄妹だとそういうことは……」ゴニョゴニョ…

フィーア「? アベル兄様はノワール母様、私達がフローレン母様ですよね?」

フィーア「実の兄妹じゃなければ、結婚できるとどこかで聞いたのですが……」

キアラ「……。あのね、フィーアちゃん?」

キアラ「たとえお母様が違っても、お父様は同じでしょう?」

キアラ「それだと実は……結婚ができないの……」

フィーア「ふぐぅ!?」ガガーン!

キアラ「それに、もし強引に結婚しても……」

キアラ「産まれてくる子に、遺伝の関係で辛い思いをさせることもあるんだって……」

フィーア「そ、そうだったんですか……」

フィーア「……でもやっぱり、アベル兄様以上の男性が思いつきません」

キアラ「それには同感だけど……」

フィーア「アドルラン兄様も好きだけど……やっぱり一番はアベル兄様です!」

キアラ「そういえばアドルラン兄様、エリスさんに断られてから縁談を全部蹴ったみたいだけど……」

フィーア「アドルラン兄様の好みは、エリス姉様みたいに強くてカッコよくて優しい人なのでしょうか?」

キアラ「兄様いわく、皇族だからと媚びてくる人や努力をしない人は嫌いみたい……」

キアラ「そこにエリスさん以上の強さも求めるとなると……」

フィーア「……兄様の恋路も、道が遠そうです」

ローズ(アドルラン様とこのコ達、本当に結婚できるのかちょっと不安だワ……)

キアラ「やっぱり、今は恋よりも……」

フィーア「鍛錬なのでしょうか……」

ローズ「それもどうかと思うわヨ?」

フィーア「うーん……」

キアラ「あ、そういえばローズさんは?」

ローズ「え、アタシ?」

フィーア「確かに、気になります!」ズイッ!

キアラ「気になる…………あれ? 女の人? 男の人?」

ローズ「そうねぇ……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

ローズの獲物捕食率
76(ほぼあのコの調教は完了しているワ!)

※帝国兵がローズに捕食されているのが確定しました

――


ローズ「いると言えば、いるわネ」

ローズ「でもアタシの恋愛も普通じゃないから参考にはならないわヨ?」

ローズ「まぁ……フィーアちゃんはある意味失恋」

ローズ「キアラちゃんも興味はあるけど恋愛が何かはわかっていない」

キアラ「……」

フィーア「……」

ローズ「二人とも、焦ることはないのよ? アタシの歳でも恋はできるんだからネ?」

ローズ「二人にアドバイスができることがあるとすれば――恋愛は、焦っちゃ駄目ってことヨ」

キアラ「焦らない?」

ローズ「そう。すぐにがっつくコは駄目ヨ? じっくりねっとり、時間をかけて、外堀から埋めていくの……」

フィーア「な、なんだか凄そうです!?」

ローズ「アナタ達にはまだはやいかしら。というより、天使のままでいてネ?」

キアラ「そう、ですね。今はこの本の中だけで雰囲気だけでも味わうことにします……」

フィーア「私は……うん、アベル兄様とエリス姉様の邪魔にならない範囲で、まだまだ甘えていたいです」

ローズ「そうね。今も幸せと思うなら……本当に、焦ることはないワ」

ローズ「アタシとしては、アナタ達が鍛錬しなくていい世界が幸せなんだけどネ」ヤレヤレ

フィーア「ですが、その世界のためにもアベル兄様のお手伝いを!」スクッ!

キアラ「そのためにやっぱり、鍛錬が必要……!」スクッ!

ローズ「ホントにもう……」

ローズ「部屋の中だから、戦術の勉強だけにしとくのヨ?」

キアラ&フィーア「「はーい!」」


※妹皇女達は恋愛に興味を持てど理想が定まっていなかったり、お休み中のようです

※よりストイックに、もっとも身近に好意を寄せるアベルのために鍛錬を続けてしまっているようです

特殊判定
↓1~3コンマ一桁

もぎゃー!

とうとうキアラのレベルがメイド長に追いつきそう……

判定結果

1キアラレベル:112+10(ゾロ目ボーナス)=122
※基礎レベル61以下を封殺可能

キアラ、スキル解放
『紅蓮の大炎槍』
戦闘中、一度だけ発動
優勢取得時、敵に3劣勢を与える
★以外の通常防御、回復行動を相手が取った場合、その耐久値を全て削り取り、貫通分の劣勢を与える

2フィーアレベル:94+6=100

3ローズレベル:124+1=125


――

恋愛そっちのけの鍛錬で着実に兄達の立場を妹達が奪っていったあたりで本日はここまで
コンマ結果とはいえ、もっと姦しい恋バナを期待された方はほんと申し訳ないです……
流石にあんまりなので、補填で別イベント追加を……(次のアーシャによるパトラ帝国案内が終わり次第になります)
↓1~3で(また出来そうなものを拾う形になります)

本日もありがとうございました!

こんばんはー
お酒は事故にすれば未成年キャラでも飲めそうですが、なかなか面白そうですね。イベントスタックしておきます
それでは今日はゆったりとアーシャとパトラのぶらり旅から

――特殊イベント・パトラの帝国散策――



アベル「では、マークス隊にはこちらの部屋を……」

マークス「すまないね。期待に添えるよう、尽力しよう!」ムキィッ!

マークス隊員「「しよう!」ムッキ!

シア隊員「「まさかあの異端集団までここに来るなんて……」」ガタガタ

ロウル(元は同じ聖国兵とは思えません……)

エリス「マークスさん達は鍛錬がお好きとのことですし、鍛錬場も少し整備してきますね!」パタパタ

ロウル「私は防衛用の罠を見直してきますかね。これだけ人数が増えれば、配置も変える必要があるでしょう」

アベル「俺は物資の整理と在庫確認をしておくか」

シア「私は皆さんと一緒に魔法結界をいつでも張れるように仕掛けを作ります~」

パトラ「私は――」

アベル「ああ、パトラは別の仕事というかやってもらいたいことがある」

アベル「シアも経験したことだが、帝国散策だ。この国の現状を知ってもらいたい」

アーシャ「それなら、今日は私がパトラさんを案内しましょう」

アベル「すまない。頼めるかアーシャ」

アーシャ「ええ、お任せを」

パトラ「よ、よろしくお願いします!」

マークス「……」ソワソワ

アベル「……あなたは駄目だ。目立ちすぎる」

マークス「なんとっ!?」ガーン!



――

――





パトラ「すみません、休日の時間を割いてまで……」

アーシャ「いいんですよ。私達、休日は結構暇して好き勝手に動いてますから」

アーシャ「それになんとなく、しばらく他国との小競り合いはなさそうですし」

パトラ「そういうものですか?」

アーシャ「ええ。パトラさん、どこか見てみたいと思うところはあるかしら?」

アーシャ「王国将のあなたからすれば、多分どこに向かっても色々と思うことはあるかもしれないけど……」

パトラ「そうですね……」

※パトラの案内先を選びます

王城・帝都・貧民街のいずれか

↓1~3多数決。決まらなかったら高コンマ採用

見事に割れた……
コンマ最大の貧民街で決定です


――



パトラ「……帝国の劣悪な環境であるという、貧民街から案内して頂いてよろしいですか?」

アーシャ「ええ、問題ありませんよ。それでは早速向かいましょうか」


……


【帝国・貧民街】



パトラ「ここが……」キョロキョロ

パトラ(王国も貧富の差が激しいけれど……ここもかなり酷そうね……)

アーシャ「一応、気をつけてくださいね。知っての通り、帝国は奪い合いの国」

アーシャ「敵襲が無いとも限りませんから」

アーシャ「パトラさんには古びたマントで偽装してますけど、気品で狙われることもありますよ」

パトラ「いえ、私などそんな……」

パトラ「……」

パトラ(それにしてもアーシャさん、所作の一つ一つが流麗だわ……)ジー…

パトラ(王国の貴族もどきとは大違い……)ジー…

アーシャ「どうしました?」

パトラ「あ、いえなんでも!?」

パトラ「けど、思っていたより静かですね」

アーシャ「わかりませんよ? この曲がり角を曲がったら――」


コンマ二桁判定
↓1

遭遇判定

52>50

※50を超えたため、友好的な住民


――



少女「あ、アーシャお姉ちゃんだ!」

アーシャ「あら、おはよう。元気だったかしら?」

少女「うん! 黒騎士様やお姉ちゃんが見回ってくれてから、怖い人も減ってきたの!」

アーシャ「そう、それはよかった。あの人にも伝えておくわね」

パトラ「アーシャさん、今の話は……」

アーシャ「あの人は、休日以外でも時間がある時に貧民街の様子を見て回っているんです」

少女「黒騎士様、あまりお話ししてくれないけど……私達のことも助けてくれるいい人なの!」

パトラ「そう、なのですか……」

少女「ところでお姉ちゃん、この緑色のお姉ちゃんはだあれ?」キョトン

パトラ「わ、私は……そ、そう。その黒騎士様に新しくお仕えすることになったパトラよ。よろしくね?」

アーシャ(凄い。打ち合わせしていなかったのに、アベルの名前を伏せてかつ彼の部下という体で話を……)

少女「よろしくね! ねえねえパトラお姉ちゃん、折角だから遊ぼうよ!」

パトラ「あ、遊ぶ?」

アーシャ「ふふ、ここの子供たちは結構やんちゃな子が多いですから。初対面の人はよく遊びに誘うんです」

アーシャ「まあ、親睦を深めると思って少しだけご協力を頂けますか?」

パトラ「そういうことなら大丈夫です。私は――そう、子供慣れしていますからね」

パトラ「それじゃあ、何をして遊ぶ? 鬼ごっこかな? かくれんぼかな?」シャガミ



少女「ううん、ちゃんばらごっこ!」モギトウカマエ!



パトラ「――え?」



――

――



カッ! カッ!


パトラ「い、いつの間にか子供が増えてませんか!?」


少年1「このねーちゃんすげえ! 木の枝が槍に見えるぜ!」

少年2「ほんとすげー! やっぱ大人になったら剣より槍かなぁ……」

少年3「おい、今度は俺の番だぞ。絶対俺がこのお姉ちゃんから一本取って見せるぜ!」

少女2「無理無理、あんたの剣なんてあたしでも見切れるのに」

少女3「このお姉さん、偉そうにしてる兵士の人より強そうだもん。もっと経験を積まなきゃ!」


パトラ「ま、まだこんなに子供が……」

パトラ(で、でもここで止めてしまったら、律儀に待ってくれた子が可哀相だし……)

パトラ(他国の子とはいえ、子供達には正しい大人の姿を見せねば貴族の名折れ!)グッ!

パトラ「……まだまだぁ! さあ、次はどの子が相手ですか!?」

カッ! カッ!

ワーワー!


アーシャ「ふふ……」

――

パトラ「流石にちょっと疲れました……」クタクタ

アーシャ「お疲れ様です。凄いですね、あんなにここの子供達がなつくなんて」

パトラ「私、昔から何故かよく子供達に懐かれまして……」

アーシャ「無碍にできなくて面倒を見て、さらに好かれていく。こんな具合ですか?」

パトラ「その通りです……」

アーシャ「ふふ、羨ましいです。それだけ子供達にとってパトラさんは頼れるお姉さんということですよ」

パトラ「そ、そう言われると悪い気はしませんけど……」テレテレ

パトラ「まさか子供達の一番人気の遊びがちゃんばらごっこ、しかも年齢の割に動きもしっかりしてるなんて……」

アーシャ「……帝国では、子供でも強くないと生きていけませんからね」

パトラ「なるほど、あの子達も生きるために……」

アーシャ「アベルに、エリスちゃんとロウルちゃんはここよりも更に過酷な暗黒街を知っています」

アーシャ「弱い者が虐げられる今の帝国は間違っている……そう思うのにも、理由はあるんです」

パトラ「アベル皇子達が強い理由……少しわかった気がします」

パトラ(……もし、帝国との戦争が本格的になったらあの子たちは……)

パトラ(でもアベル皇子の計画が上手く行って、陛下とも上手く協力関係を結べたら……)

パトラ(――私も、微力でも頑張らないと)

※パトラのやる気が向上しました
 次回レベルアップ時、補正追加

――

アーシャ「さて、まだ時間はありますけどどうします?」

パトラ「そうですね……


1:このまま貧民街続行(マイナス判定消滅)

2:帝都へ(通常判定)

3:王城へ(危険度若干増)

↓1~3多数決。決まらなければ最大値採用

2:帝都



パトラ「まだここを見て回るのも悪くありませんが、折角アーシャさんの案内があるのです」

パトラ「皆さんが一番足をのばされるであろう帝都に向かっても?」

アーシャ「わかりました。でも、やっぱり気を付けてくださいね?」

アーシャ「帝都は帝都で、兵士が大きい顔をしていたりしますから」

パトラ「帝国に安全地帯はないんですか……?」

アーシャ「誰も近寄らない、防衛設備を整えて皆もいるアベルの城塞が一番でしょうか?」

パトラ「なるほど……」

――



【帝国・帝都】


パトラ「おぉー……流石にこちらは人通りが多いですね」

パトラ「思っていた以上に、活気に溢れています」キョロキョロ

アーシャ「帝都は、この帝国で言う勝者の住む場所。その中心部ですからね」

アーシャ「王国程ではないでしょうけど、裕福な人も多いんですよ?」

アーシャ「……それを狙って窃盗なども頻発しますけど」

パトラ「本当に安全地帯が無い……」

パトラ(でも、王国と違って……誰かにいやらしく施しを与えようとする貴族はいない)

パトラ(過度な豊さよりも、こういった適度な方が国としては……)

パトラ(いやでも施しを貰えないなら盗むまでということなのでは? それはそれで問題が……)

アーシャ「パトラさん?」

パトラ「し、失礼しました。行きましょう」



コンマ判定二桁
↓1

本当にカインを引くとは……

20~40:遭遇カイン

――


アーシャ「こっちが、主に食料品を扱うお店が並ぶ場所」

アーシャ「あっちが、生活雑貨店」

アーシャ「そしてこの下が、武具屋ですよ」

ラッシャイラッシャイ!

パトラ「なんだか、どの店も店員の方の威勢がいいですね?」

パトラ「それに国の風習を抜きにしても、思っていた以上に販売価格が安い……」

アーシャ「彼らも、一度当たりの利益が落ちることは覚悟の上」

アーシャ「安さと質を頑張って両立させて、生き残ろうと必死なんです」

パトラ「ここでも、生き残りをかけた戦いは起きているんですね……」

アーシャ「アベルは、互いを高めあう実力主義のいい側面だととらえていますけどね」

パトラ「なるほど、そう言われると確かに」

パトラ(……見たところ、質は王国のものに及びません)

パトラ(だけど、こちらの方がとても輝いて見える)

パトラ(……意味も無く高いものを買って着飾る貴族よりも、ずっと)

アーシャ「あら? あれは――」



カイン「……これを買おう」

店主「ひいぃ、どうか命だけは……」ガタガタ

カイン「何を言っているんだ。僕はただ買い物に来ただけだ」

店主「き、切り刻みませんか?」ビクビク

カイン「切り刻まないよ」

カイン(……自業自得だが、僕の信用を取り戻すのは苦労しそうだ)


特殊判定
↓1コンマ二桁

あ……

特殊判定結果

カインの休日のお買いもの

01~33:念願の精力剤

※後ほど、カインの夜レベル増加判定があります

――

※アーシャとパトラの夜レベルが揃って壊滅しているため、気付かれません

――



アーシャ「カイン様?」

カイン「うおぅ!?」ビクゥ!

カイン「な、なんだ……アーシャか……」ドキドキ

アーシャ「何かお買いものをされていたようですが……」

カイン「あ、ああ別に大したものじゃない。ちょっとした実験に使うものさ……」

店主(き、きっと拷問に使う気なんだ……!)ガタガタ

カイン「ん……」クンクン…

カイン「知らない奴を連れているみたいだけど……」

パトラ「私は――」

カイン「ああ、待ってくれ。ここじゃなんだ」

カイン「腹も減った。僕のよく行く店で食事でもしながら話すとしよう」

アーシャ「よろしいのですか?」

カイン(多分、またアベルが誰か拾ってきたんだろう? なんとなく察しはついているよ)ボソボソ

アーシャ(お察しの通りです)ボソボソ

カイン「ほら、たまには恵んでやろう。ついてくるといい」スタスタ

パトラ(あの人が、以前王国領を襲ったカイン皇子……)

パトラ(アベル皇子いわく、味方に引き込んだとのことでしたが……)


――

――


【帝国・とある店】


カイン「……ここの個室は、防音がしっかりしていてね」

カイン「贔屓にしたおかげか、メニューも僕がわかるよう魔法文字なんだ」

カイン「ま、ついでだ。君達も適当に何か食べるといいさ」

アーシャ「では、私はこちらを」

パトラ「……こちらを」

カイン「感謝しなよ。この店、結構値が張るんだから。ちょっと待っているといい」


――

カイン「おい――これに書いた料理を頼む。運び終えたら、僕が許可を出すまで誰も入れるな」

店員「か、かしこまりました!」

店員「し、しかしまさかカイン様が麗しい女性をお二人も連れてご来店なさるとは……」

カイン「ふふん……――あれは僕の雌奴隷さ」

店員「!?」

カイン「まあ……後は察してくれると嬉しいかな?」

店員「す、すぐにご用意し、以後はお邪魔致しません!?」ビュン!

カイン「ははははは!」

カイン「……」

カイン(……あの時の僕もこんな感じだったんだろうか)

――

――

カイン「――さて、これで僕が許可を出すまで邪魔者は入らない」モグモグ

カイン「とりあえず、まずは初対面であろう君のことを聞かせてもらおうか?」

パトラ「……」カチャン、フキフキ

パトラ「私はパトラ。王国騎士団の将の一人です。以後お見知りおきをカイン皇子」

カイン「! へぇ、アベルめ今度は王国を抱きこんだか……」

カイン「まさか僕も王国将と一緒に食事をすることになるとは思わなかったよ」

カイン「……王国兵は結構な数を切り刻んだ。そんな敵将の僕が憎くないのかい?」

アーシャ「!!」

パトラ「……そうですね。確かに、あまりにも惨かったという現場に関して私も思うところはあります」

パトラ「しかし悲しいことに、それが戦争というものでもあります」

パトラ「あなたが殺した王国兵の死を嘆く人もいるかもしれない。そしてあなたを殺したいと思うかもしれない」

カイン「……」

パトラ「そしてあなたが殺された時……きっと、立場が逆になっただけの復讐劇が始まってしまうのでしょう」

パトラ「……私は陛下の望みを叶えたい。これ以上の争いを回避することを、優先します」

パトラ「それに、あのアベル皇子が味方だと言ったのです。それならば、私もあなたを信じることにします」

カイン「は……アベルも君も、どいつもこいつも甘い……」

カイン「だが……一応礼は言っておくよ」

パトラ「ただ一点、気になる点があるとするならば」

カイン「?」

パトラ「暴虐非道と名高かったあなたが、どうしてアベル皇子に?」

パトラ「この個室に連れ込まれた時も、覚悟はしていたのですが……」

カイン「……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

カインの初対面相手に対するプライド

04-30(矯正済)
=0(-26)(プライド? あんな目に遭って残ってるわけないだろ……)

※洗いざらい全部ぶちまけて、今後の計画にも乗ってくれます

※完膚なきまでにプライドが砕かれていたため、以後の判定もプライド0になります


――

カインのプライドが完全に砕かれているのが確定したあたりで本日はここまで
0のため、王国にも協力的になります(白目)
続きやある意味カインの未来のかかった?判定はまた後日

本日もありがとうございました!

精力剤は元々カイン救済用アイテムでしたが、アベルも使えて上限値は100です
既に十分な値なのでアベルに大きな変化はありません。現状だとエリスがさらにアベルにいいようにされ、その時が来たらシアが喜ぶくらいです

ちなみに、フレーバーアイテムなので低確率ながら副作用(レベルダウン)あります
間違ってもカインに引かせないであげてください

こんばんはー
なんとかカインの判定まで持っていきたいですが、亀の歩みで再開です

――

カイン「はは……ただ自分が、とるに足らない弱者に過ぎなかったっと思い知っただけだよ……」

パトラ「どういう意味でしょうか?」

カイン「アベルについたならメイドの子も知っているだろう?」

パトラ「はい」

カイン「……見事に兄さんにはめられて、あのメイドに徹底的に痛めつけられたんだよ……」

パトラ「」

カイン「転がされて回復されて、何回致命傷寸前の傷を負ったかなぁ……」

アーシャ「大体、80回程だったのでは?」

カイン「はは、そんなにかぁー」

パトラ「」

パトラ(彼の所業を考えれば……いやそれでもその回数はいっそ殺してくれと思わなくも……)ガタガタ

パトラ(見たところ本当に心を折れれていそうですし、ここでこの話は終わりにしましょう。貴族、追い討ちしません)

パトラ「こほん!」

カイン「!!」

パトラ「お話はわかりました。とにかくカイン皇子も今はアベル皇子側だと」

カイン「なんだか恥ずかしいが、まあその通りだよ」

カイン「さて今度はこちらから質問しようか。君は何故アベルのところへ?」

パトラ「元はアベル皇子が私の隊に対話を持ちかけてきたからです」

パトラ「その後、国王陛下にアベル皇子の件をお伝えしたところ、陛下からアベル皇子に着くようにとのご命令が」

カイン「っ!? ということはアベルは王国のトップとの繋がりができたとも言えるのか」

カイン「あいつめ、僕を差し置いてうまく立ち回りやがって……」ククク…

カイン「しかし国王のその対応、そして蹴散らした王国兵の反応から察するに……国王は穏健派か?」

パトラ「穏健派というよりも、救国派といいましょうか。今の王国は腐敗しきり、陛下もその立て直しに必死なのです」

カイン「なるほど。くしくも今のアベルと似た状態なのか」

パトラ「そうなるかもしれません」

カイン「そしてそんな国王だからこそ、好き勝手にしたい兵や将は勝手に他国へ攻め込んでいるのかな?」

パトラ「……その通りです」

カイン「ふぅん。それなら最悪、王国はその領土の半分でも差し出せば父上からの攻撃は止むかもね」

パトラ「!?」

カイン「父上の、帝国の戦争理由は単純だ。戦いたい、そして領土が欲しい。ついでに腐った国と神頼みの腰抜けを潰したい」

カイン「国王がしっかりと現状を憂い、知恵のある存在なら父上も滅ぼしきることはしないはずだ」

カイン「上手く立ち回って……アベルの計画が成功するまで耐えたならそちらの勝ちだろう」

カイン「ああでも……うん、僕が適当に理由をつけて少し軍の動きを抑えよう」

カイン「侵略速度を落とす代わりに、後々の関係も考えて端っこでもいいから領土をわけて貰いたいかな」

パトラ「……一応、機を見て陛下には伝えておきます」

カイン「まあおかげで合点がいったよ。最近、王国軍との遭遇率が下がったのはアベルが原因だったとはね」

カイン「しかしそうなると聖国は……?」

アーシャ「聖国の方となら、つい先日戦場で出会いましたけど……」

カイン「いや、どちらも0ではない。おそらく正規軍ではないか、過激派か」

カイン「それでも明らかに減っているんだよ」

カイン「精々気をつけなよ。国王は話ができるかもしれないが、聖王は未知数だ」

カイン「とりあえず王国と必要以上に争って、人員と物資を減らすのは帝国としても避けたい」

カイン「生憎と僕はまだ城や父上の前では、世間知らずのなんちゃって強者を演じていなければならない」

カイン「表だっては動けないが、僕も動ける範囲で動こう」

パトラ「……ありがとう、ございます」

カイン「ふん、礼はアベルにでも言うんだね。僕はその言葉を受け取る資格は無い」

パトラ「……」

アーシャ「……」

カイン「それじゃあ、僕は今後のことを考えるためにそろそろ失礼しよう」スク


――

パトラ「……思ったよりも、話せる方でしたね」

アーシャ「カイン皇子も、この帝国の風習の犠牲者でもありますからね……」

パトラ「色々と、複雑です」ハァ…

アーシャ「それにしても、聖国まで軍が減っているというのは少し気になりますね」

パトラ「シアさんや……まあマークスさんも変ですが、悪い人ではなさそうでしたが……」

パトラ「過激な聖国兵は、かなり厄介な相手なんです」

アーシャ「そうなんですか?」

パトラ「ええ。王国兵は重装騎士が多いですから魔法に弱いというのもありますが……」

パトラ「とにかく、こちらに対する敵意が凄いんです。絶対に滅ぼしてやるというような気迫といいますか……」

アーシャ「……」


アーシャ特殊判定
↓1コンマ二桁

89>30

スキル獲得確定!


――


アーシャ「パトラさん、案内の途中で悪いのですが少々私用に付き合っていただけますか?」

パトラ「え? ええ、大丈夫ですよ。思わぬ形で美味しいお昼もいただけましたし、本来アーシャさんは休日ですし」

アーシャ「ありがとう。それでは早速……」


……


【帝国・古書堂】


パトラ「へぇ……帝国にも、こういった静かな場所が……」ソロリソロリ

アーシャ「ええ。ここはあまり目立たないお店ですが、だからこそ掘り出し物も多いんです」

アーシャ「聖国の不穏な動き、今後も戦いが激化するなら、少しでも策を増やさないと……」キョロキョロ

パトラ「なるほど、戦術書を探しに……よし、私も探します!」


……

アーシャ「うーん……」

……

パトラ「これは、ちょっと違うかなぁ……

……


アーシャ「あ、これ――」

パトラ「ありましたか!?」

アーシャ「はい。これなら、戦闘での戦術だけでなく――鍛錬の効率も上げられるかもしれません!」


※アーシャは追加スキル『広域戦闘術・錬』を獲得しました!

『広域戦闘術・錬』
防御状態時、補正+10
さらに城塞行動時に『団体鍛錬』が選択可能になる


――


パトラ「すごいなぁアーシャさん……」

パトラ「……」

パトラ特殊判定

↓1コンマ二桁

48<60

スキル獲得失敗……
※以後、判定基準値が下がっていきます

――


パトラ「だ、駄目だ。私じゃ戦術書を読んでも覚えきれる気がしない……」グルグル

パトラ「恥ずかしいけど、しばらくはアーシャさんのお世話になろう……」

パトラ「それに私の場合、まずは基礎鍛錬からやり直さないと足手まといでしょうし……」ショボン


アーシャ「すみません、お会計してきました。パトラさんはいい本は見つかりました?」

パトラ「いえ、今日の所は。ですがいい場所をご紹介いただきありがとうございます!」


――



アーシャ「ごめんなさい。結構時間を使ってしまいましたね」

パトラ「いえいえ、お気になさらず」

アーシャ「……まだ少し時間はありますけど、どうします?」

パトラ「そうですね……」


1:王城にも寄ってみる(危険度さらに増)

2:アーシャと話しながら帰路へ

↓1~3多数決

2:アーシャと話しながら帰路へ


パトラ(少し王城が気になりますが……)

パトラ(帝都ですら危険があるというのです、ここは好奇心を持つべきではない)

パトラ(私一人ならともかく、今はアーシャさんやアベル皇子にまでご迷惑になりますし……)


パトラ「色々見て回れましたし、今日はそろそろ帰りましょう」

アーシャ「いいんですか?」

パトラ「ええ。その代わり少しゆっくりと帰りましょう」

アーシャ「?」

パトラ「少し、アーシャさんとお話したいなー、と思って」

アーシャ「私と?」

――



【帝国・城塞への道】


パトラ「ずっと気になっていたんですけど……」

パトラ「――アーシャさんも、貴族ですよね?」

アーシャ「……ええ。この帝国においてもそれなりの地位にある家の次女です」

パトラ「やっぱり……」

パトラ「私も、これでも誇りある貴族のつもりです」

パトラ「真の貴族であった祖先に恥じぬよう、頑張ってきたつもりです……」

パトラ「それでも、そんな私から見てもアーシャさんは……所作は完璧。そして――」

パトラ「私よりも、ずっと強い……」

アーシャ「あらあら、王国貴族のパトラさんに認めて貰えるなんて私も捨てたものじゃないのかしら?」

パトラ「貧民街の子供達の様子から、帝国は王国よりも強者が多いのだということは察しました」

パトラ「それでも、アーシャさんはその力をひけらかさないだけで相当な上位の筈です」

アーシャ「そんなことないですよ? エリスちゃんと比べたら――」

パトラ「あの子はちょっと置いておきましょう」

パトラ「とにかくアーシャさん、あなたはどうして強くなり、そしてアベル皇子と共に?」

アーシャ「……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

06<50

パトラ、はぐらかされる


――


アーシャ「……さあ?」

パトラ「え?」

アーシャ「気がついたら、としか言えないですね」

アーシャ「もし私が強いと言うのならば、それは私が秀でた才を持たなかったから」

アーシャ「あれもこれも手を出した結果、万遍なく程々に上達しただけというだけですよ」

パトラ「で、ではアベル皇子とは何故?」

アーシャ「学校が同じだったから、ですかね?」

パトラ「そ、それだけですか?」

アーシャ「はい」

パトラ「うー……なんだか釈然としません」

アーシャ「うふふ……」

パトラ「ですが、アーシャさんも真の貴族なのは間違いないです」

パトラ「我が家の再興の為にも、色々勉強させて頂きます!」ビシッ!

アーシャ「あらあら。本来なら、お姉さんのパトラさんに私が習うべきだと思いますけど?」クスクス

パトラ「1歳ぐらいもはや変わりませんよ!」



アーシャ(……貴族の娘は、家の為に。家の名を穢さないように)

アーシャ(パトラさんのご先祖様も立派な方だったのでしょう)

アーシャ(でも私は、あなたが憧れる様な貴族ではないんですよ?)

アーシャ(……それでも私は、今の道を後悔なんてしていない)

アーシャ(でも、アベルとの日々は……私の中だけに秘めておきたいかな)

アーシャ(大丈夫。アベルも、みんなも、きっと守ってみせますからね……)



アーシャ好感度:85→95(パトラさんにはまだまだ秘密です)

――

※プライド0のカインと遭遇し、王国の現状とクラウスの対応を伝えました

※その結果、カインが秘密裏に王国に有利な手回しをしてくれます
 後ほどの判定に有利な補正がつきます

――

――その日の夜――




カイン「……よし、今日できる仕事は全て終わらせた」

カイン「あとはもう、寝るだけだ」

カイン「……」


『念願の精力剤』ゴゴゴゴ…


カイン「……」

カイン「……」

カイン「……何を怯えているんだ僕は?」

カイン「もうプライドなんて欠片も残っちゃいない」

カイン「気にすることなく、こいつを飲むだけでいいんだ」








カイン「……よし、行くぞ!」



グビッ!




コンマ判定!

↓1

アーッ!?

10パーは高すぎたかな……

『念願の精力剤』
コンマ一桁判定

1:副作用
2~8:サイズアップ
9:サイズ大アップ

00:ミラクル

――

カイン「ん……?」

カイン「な、なんだか身体に違和感があるような……」

カイン「う、うぐぐ!?」


コンマ判定
↓1

コンマ:6

副作用!
コンマ一桁1/2のレベルダウン!

カイン夜レベル:14→11


――


カイン「……妙だな」

カイン「てっきり肥大化するものかと思ったが、そんな感じはしない」ペタペタ

カイン「心なしか小さくなったような……」

カイン「いや、これから効果が出てくるのか?」

カイン「と、とにかく今日こそはエメリナと……!」


――

カイン「エメリナ、来てくれ」

エメリナ「は、はいカイン様!」トテトテ



――


ギュボボボボボボボ!

ヂュル、ヂュヂュヂュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!


――


カイン「」

エメリナ「カ、カイン様~!?」ワタワタ


カイン「」

カイン「」


カイン特殊判定
↓1コンマ二桁

カインの夜の危機感
85+10×2(敗北回数)
=100(105)(もう、手段を選んでいられない……)>85

※85を超えたため、更に精力剤に手を出します

※100を超えたため……

――


カイン(だ、駄目だ……)

カイン(僕はどう足掻いても、このままじゃこの子に勝てない……)

カイン(童貞卒業できないだけじゃない……)

カイン(エメリナも、寂しい思いをさせてしまう……)

カイン(今度は、もっと強力な薬を……)



カイン(そしてもう、形振り構ってる場合じゃない……)

カイン(こうなったら……)


↓1コンマ偶数or奇数

偶数:アドルラン
奇数:アベル
ゾロ:ギルバート

コンマ15→アベル

――


カイン(非童貞――アベルに相談するしかない……)


※特殊イベント、必死な第二皇子の発生が確定しました

――

――時は遡り――

【帝国・城塞付近】



ガサガサ…

ガサガサ…


ガサ!



バーンズ「……」

バーンズ「あそこが、あの少女の住むという城塞か……」


バーンズ「私の新たな鍛錬は、この一歩から始まる……」


ザッ!


――

カインがまさか本当に副作用を引き当てるなんて……
もっと判定をゆるくしてやるべきだったと後悔しつつ次の小イベントを見せつつ今日はここまで
まあ正直精力剤は通常成功でも一桁の1/2の上昇(9が1/2無し)なので、一本二本飲んだところで勝てはしなかったんですけど……
なお次のイベントではゾロ目を出さないで頂けるとありがたいです

本日もありがとうございました!

こんばんはー
短いですが再開していきます

小ネタのためバーンズ視点ですが、コンマ結果が良かった場合のボーナスはアベル隊にまわります
なお念のために言っておきますが、もう当然全裸ではありません

――小イベント・バーンズの監視――



【城塞・鍛錬場】


エリス「ふっ、たぁ!」ガッ! ガッ!




バーンズ(どうやらあの少女は毎朝の鍛錬を欠かさないらしい)コソッ

バーンズ(メイド服のままの鍛錬……拘りがあるのだろうか)

バーンズ(私も常に鎧を着込んで鍛錬をしている。気持ちはわからぬでもないが……)

バーンズ(私の鎧の方が、重い筈だ。つまり、基礎鍛錬は私の方が負荷が大きい)

バーンズ(しかし私は敗れた。あの少女の強さの秘密はどこに……?)



特殊判定
↓1コンマ二桁

バーンズ潜伏技能
32(全身鎧だが隠密行動は可能。流石は親衛隊長)

100-32=68

以後の判定の基準となります
コンマ68以上が出るまで、調査(ストーカー)が続きます

――


エリス「てい、せやあ!」ブオン!



バーンズ(よし、気がつかれていない)ジー…

バーンズ(まさか、備品の鎧の中に私が一人紛れているとは思うまい)ジー…


バーンズ(しかし、太刀筋は鋭いが私が敗れる理由とは思えぬ)



エリス「せいっ! せいっ!」ブン!ブン!


バーンズ(……鍛錬場なのに甘い香りがするのは何故なのだろうか)

バーンズ(未だ収穫は無いが、眺めていても飽きることはないな)ジー…


エリス「ふぅ……」アセヌグイ

ロウル「エリスさーん、そろそろ朝ごはんですよー!」



バーンズ(む、少女の仲間か。……私や陛下には及ばぬが、鍛えられているな)

バーンズ(……そういえばあの少女はメイドの様だが、朝食の用意はメイドの仕事なのでは?)


↓1コンマ判定

64<68

調査続行!

――


ロウル「ん……?」ピクッ

エリス「どうしたんですかロウルさん?」

ロウル「いえ、なんだか嗅いだことの無い臭いが……」

ロウル「かなりむさくるしい臭いといいますか……」ピクピク


バーンズ(……!)


ロウル(あー、あれですか。マークスさん達の残り香ですかね?)

ロウル(なんでしょう、アベルさんの匂いはずっと嗅いでいたいのにこれは、ちょっと……)

ロウル「いえ、気のせいですね。早く行きましょう」

エリス「はい!」



バーンズ(……)

バーンズ(ふぅ……)

バーンズ(あちらの少女は、違った意味で警戒が必要なようだ)

バーンズ(さて、最初の関門らしきものはクリアしたが……)

バーンズ(この後どう動くか……)


1:この場で待機

2:エリスとロウルを追跡

3:エリスの部屋に先回り

4:その他自由安価

↓1~3多数決(決まらなかったらコンマ)

まさかの自ら危険を冒すスタイル

3:エリスの部屋に先回り

――


バーンズ(……いや、決まっているではないか)

バーンズ(あくまで私の目的は、あの少女の強さの理由を知ること……!)

バーンズ(他に誰がいようが、あの少女以上に陛下を脅かす存在がいるとは思えぬ)

バーンズ(ここは臆さずに攻めるべき。敵陣の中央を強襲するに限る)



バーンズ(つまり――あの少女の部屋に潜伏するっ!!!)



バーンズ(邪な感情など持っていない。我が心は常に陛下のために)

バーンズ(少女の強さの理由をしれれば、私はさらに陛下に報いることができるのだ……)

バーンズ(さて、急がねば)イソイソ

バーンズ(少女の部屋は何処だ……?)

ガシャン、ガシャン……


――

――



【エリス私室】


バーンズ(おそらく、ここの筈だ)

バーンズ(それでは、いざ……)


キイィ…


バーンズ(ふむ……)


特殊判定
↓1コンマ二桁(まだ潜伏判定ではありません)

部屋の埋まり具合

30<50

潜伏判定に-20の補正がかかります

――


バーンズ(……迂闊だったか)

バーンズ(あの戦姫とも言える少女の部屋)

バーンズ(さぞ私の私室と同じように武器と鎧で埋め尽くされているに違いないと思ってみれば)

バーンズ(しっかりと整頓され、隠れることができそうな場所が……)

バーンズ(こうなってはやむを得ない)

バーンズ(このまま、飾鎧のフリを続けるしかない……!)スッ…ピタ!


――


ガチャ


エリス「えーっと、この後の予定は……」


バーンズ(……!)


↓1判定

81+20=101>68


※どう頑張っても無理。ばれました

――


エリス「あら?」


バーンズ「……」


エリス「……」

バーンズ「……」

エリス「……」

バーンズ「……」

エリス「……」

バーンズ「……」

エリス「…………」チャキッ…





バーンズ(これはまさか……気がつかれたか!?)




※バーンズの行動

1:エリスを倒して強行突破

2:全力逃走


↓1

2:全力逃走


――


バーンズ(く! 神剣を置いてきた今、情けないことにこの少女と戦っても勝ち目はない……!)


バーンズ(戦略的撤退! 転移魔法!)


シーン…


バーンズ(転移できない……!? 何者かが、転移魔法を妨害する結界を張っているのか!?)


~~


シア「これで外敵が転移してくる心配もないですかね~?」

マークス「うむ、流石シア君。見事な結界陣だ。城塞の奥深くに用意しておけば、容易には破壊できまい」

シア「いえいえ、強力な陣の描き方を知っていたマークス神父のおかげですよ~」

マークス「魔法が使えないからと、その勉学を疎かにするわけにはいかない。私は聖国の神父なのだからね」


~~


バーンズ(くっ……最終手段!)ダッ!


エリス「あっ!? やっぱり不審者でした! て、敵襲―! 敵襲ですー!!」



――


バーンズ(このまま逃げ切って――)

特殊判定
↓1コンマ二桁

あ……(白目)

13

00~19:アベル隊迅速対応、動ける者全員が外で待ち構え

――


バーンズ(外だ……!)


バアン!



アベル「なるほど、貴様が侵入者か」

エリス「はい!」

ロウル「私としたことが……!」

アーシャ「気を付けて。内部まで入ってきたということは、相当な強者ですよ!」



バーンズ(くっ……!? や、やむをえぬ!)スラッ!





――戦闘開始!!!

【アベル隊】
追跡隊4人
82+175+98+80
=435

VS


バーンズ:レベル175

――『黒き月閃』発動――
敵が防御状態の時、-25の補正をかける
さらに皇帝ギルバートがおらず敵の人数が自軍より多い時、 自軍の合計値に自身のレベル×(敵軍人数-1)を加算する
=700


バーンズ(敵は少女を含むとはいえ複数! まとめて薙ぎ払い、隙を作り出すまで!)ゴォォォ!

アーシャ「……! この、剣の構え方は……!」

アーシャ(間違いない! 皇帝程に洗練されていないけど、同じ流派……!)



――『堅守・散開襲撃陣』発動――
敵が複数人への攻撃スキル所持していた場合、そのスキルを封じる
さらに常時補正+10の効果を得る



アーシャ「アベル!」

アベル「っ! 了解した! 俺を基準点として総員、散開せよ!」


アベル隊「「了解!!」」バッ!


バーンズ「……っ!?」


バーンズ(な、なんだこれは!? これでは、いくら剣を横薙ぎにしようと、剣風も届かぬ……!)

バーンズ(まるで私の攻撃可能な範囲を知られているような……)


『黒き月閃』無効化
700→175




バーンズ「くっ……!?」

アベル「今だ! 総員襲撃!」

435-175= -260




バーンズ(こ、これは――)





―― 敗 北 確 定 ――

――


バーンズ「……!」ヨロイボロボロ…

バーンズ(甘かった……! あの少女だけではない! 全員が……!)

ロウル「くっ、なんでこの不審者は頑なに兜だけは死守してるんですかね!?」ビシュッ!

アーシャ「正体を知られたくないのでしょうが……」シュン!

エリス「アベル様の命を狙いに来た以上、容赦はしません!」ガォン!

アベル「……」キィィィン…



バーンズ(一度ならず二度までも……! だが、陛下にお伝えしなくては……!)ダダダ!

バーンズ(もしこの者達がさらに鍛錬を積めば、いつか本当に陛下を……!)

バーンズ(……よし、おそらく結界の外へ来た! 転移魔法!)

シュン!


ロウル「き、消えた!?」



※バーンズがアベル隊に撃退されてしまいました
 後ほど待機していたシア達にも含めてボーナスが発生します(特大ではないですが)

※バーンズに内部まで侵入されたため、以後の防衛が強化されました。防衛補正がさらに強化されます

※バーンズがエリスの秘密を探れませんでしたが、前回以上に悲惨な目に遭ったため、一度ストーキングを止め皇帝に報告します

※皇帝のやる気は既に最大なので、大きくは変化しませんが、自身の白銀月閃が封じられることは理解します

――

――


ロウル「……駄目です、逃げられましたね」

アベル「そうか。だが深追いはしなくていい。まずは罠や防衛策の見直しからだ」

アーシャ「正体はわかりませんが、あの陣形が広範囲の攻撃に対して有効だとわかったのは収穫ですね」

エリス(……さっきの襲撃者、まさか以前の? でも色が違いましたし、別人でしょうか?)


――

【帝国・皇帝の間】


ギルバート「……」


シュン!


バーンズ「へ、陛下!」


ギルバート「む、バーンズ――」


バーンズ「は……」ゼンラマントカブト


ギルバート「…………バーンズ、鍛えたければ依然と同じように城の鍛錬場を使うがいい」

バーンズ「申し訳ありません……」ヒザマズキ

バーンズ「しかし、ご報告したいことが再び――」


特殊判定
↓1~2コンマ一桁

一番ゾロ出したらあかん人で出したらあかんですよ!?

ボコボコにされたバーンズを見て滾る男、ギルバート

1:ギルバートの鍛錬
???+10(ゾロ目ボーナス)×2
=レベル20上昇

2:バーンズの鍛錬
175+1=176


※皇帝が絡むイベントかつ、皇帝が滾ると彼は鍛錬を開始します
彼の成長率は通常の2倍です
判定回数は少ない筈ですが、こうやってゾロ目が出るだけで20上がります(白目)
大元のレベル極高になっているため雀の涙に見えますが、積み重ねが恐ろしいということは誰もがご存知でしょう

――

本来負けイベキャラとして用意したはずのバーンズがボコボコにされてしまったあたりで小イベント終了です
せめてアーシャがいなければ逃げ切れたんですけど、やっぱりコンマは恐ろしいです……
次からは通常交流→エカチェリーナ合流→聖国判定……の予定ですが
クリスマスか年末あたりにパーティというか酒絡みのイベントをできればなと思っています
ただその判定数はおよそ20と膨大なため、このレスの下コンマ二桁からもうあらかじめ判定取っていきます
普通に話を再開しても、その際のコンマを採用する流れでいきます

また、結構判定の位置が誰かばれているみたいなので今回は少し位置を変えてみました

本日もありがとうございました!

安定のぞろ目である
これで皇帝酒に弱かったら唯一の弱点ってことで八岐大蛇戦法できるかな

判定用にとうっと
にしてもコンマ荒ぶってんな

俺もやったから問題ないな

すみません、急な断れない忘年会で今日の更新はお休みです……
とりあえず開幕ハイパークリティカルに白目むきそうですが、これから数値を拾っていきます
お察しのかたもいると思いますが、これは各人の酔いやすさ判定です
高いほど酔いやすく、偶数ゾロは確定で泥酔、奇数ゾロは酒に強すぎ、ハイパークリティカルはどうしよう……
出ると思ってなかったんで、酔いまくったあげく行動を安価指定ですかね?

ちょっと待ってゾロ目多いし片方のハイパーはともかくもう片方のハイパーはやばいし
そしてもう全体的に大惨事というかどうしてこうなった(白目)
え、皆さんやっぱこっちの判定表を予知してるの?

取った判定総数は実は21です
ハイパーがヒットしたのは片方女性の片方男性
それも問題ですが、現状一番の問題は未成年にも酒を行きわたらせる騒動の起爆人にしようとした人が44で泥酔判定出ちゃったことです……
まさかこんなに早く埋まるとは思っていませんでしたが、明日は更新できるよう頑張ります
それではお休みなさいませ

こんばんはー
とりあえず酔い判定は一旦置いて本編をゆったり進めて行きます

なおエロいシーンがないのはごめんなさい。私の技量の問題です
バーンズさんはストーカー時に偶数ゾロが出てたらストーカー悪化=城塞に住み込んでました

――



パトラ「え、侵入者が!?」

アベル「ああ。今マークス神父達が結界を強化してくれているが……」

エリス「何故か、私の部屋にいたんですよ」

ロウル「アベルさんの部屋がわからなかったんですかね?」

アーシャ「しかし腕前は本物でした。アベル、もしかしたら……」

アベル「……もし父に感づかれたのだとすれば、間違いなく父自身が出てくる筈だ」

アベル「それをしてこないということは、完全には気付かれていない筈だ」

アベル(あるいはあの父のこと、自身を狙う存在を心待ちにしているか、だな……)

アベル(その方がより厄介だ。こちらの成長を上回る成長をされることだけは避けたいが……)

シア「うう、やっぱりまだまだ鍛錬の日々なんですね~……)

アベル「そうだな。侵入者も一人だからこそなんとかなったが、複数で来られると不味い」

アベル「まだまだ、強くなることは必要だろう」

パトラ(私も、少しでも追いつけるように……!)

特殊判定
↓1~3コンマ二桁(パトラのみ、前回イベントにより補正あり)

判定結果

3・4
2・6
9・2
パトラ以外コンマ1/2レベルアップ

アベルレベル:82+2=84
エリスレベル:175+2=177
アーシャレベル:98+1=99
ロウルレベル:80+3=83
シアレベル:71+5=76
パトラレベル:39+2×2=43


――

【城塞での休日】

アベル「しかしあの侵入者、本当に俺を狙っていたのか?」

アベル「流石に俺とエリスの部屋を間違えるだろうか? 狙いはエリスだった可能性も……」

アベル「……エリスを守れるよう、強くなりたいな」



アベル:レベル84
夜技:93
【状態】健康
【道具】
『ゾロ目チケット』×3
判定を一度だけゾロ目に変えられます
ただし、特殊判定及びレベル判定では使用不可

1:仲間と交流(好感度上昇やイベントなど、交流相手指定も可能)

・エリス(レベル177・★好感度104)

・アーシャ(レベル99・好感度95)

・ロウル(レベル83・好感度85)

・シア(レベル76・好感度★101)

・パトラ(レベル43・好感度50)

2:鍛錬(レベル上げ。アベルのみ・誰かと・合同鍛錬のいずれかを選択)

3:散策(貧民街・帝都・王城が散策可能。判定で遭遇や情報)

×:調査(敵将や戦場の情報入手)

5:道具屋(道具の購入を行います)

↓1

3:散策


アベル「しかし鍛錬ばかりも、身体によくないからな」

アベル「今日はほどほどの運動、散策にしておこう」

アベル「さて……」

1:一人で

2:誰かと(人物指定も)


↓1

すみません、向かう先も指定お願いします

2:アーシャと共に王城へ

――


アベル「アーシャ、少しいいか?」

アーシャ「はい、大丈夫ですよ。どうしましたアベル?」

アベル「少し散策に向かいたいのだが、一緒に来てくれないだろうか?」

アーシャ「あら、私でいいの? アベルがいいなら問題はないのだけれど」

アベル「ああ、少し王城の方にな……」


――


【帝国・王城】


アベル「……わかっていても、緊張するな」

アーシャ「ええ……」



※帝都と違い、王城内はマイナス判定が残っています。ロウル以外との散策時は注意しましょう

※しかし問題だったバーンズが機能していないため、危険性は激減中
 バーンズ部分は遭遇無しと友好人物との遭遇に切り替わっています

↓1コンマ二桁

ごぱぁ!?(白目吐血)

コンマゾロ目:遭遇ノワール



――


アーシャ「それにしてもアベル、どうして今日は私と?」

アベル「……可能性は低いが、母上にまた会えたらと思ってな」

アベル「母上は、俺の友に会いたがっていた」

アベル「俺にとっての一番の学友は、やはり君だからな」

アーシャ「あらあら、光栄ね。けれど話を聞いた限り、ノワール様は幽閉の身……」

アーシャ「ロウルちゃんと違って、私は罠を回避する術はもたないわよ?」

アベル「そ、そこはどうにか切り抜けるしかないだろう」

アーシャ「運任せ、ということですか……」

アベル「そうなるな。この先なのだが……」










ノワール「あら? アベル!」






アベル「」

アーシャ「」

アベル「は、母上!? 何故、外に!?」ヒソヒソ

ノワール「あ、ごめんなさい。ちょっとできないかと思ったら出来ちゃって……」ヒソヒソ

ノワール「ところで、この子もあなたのお友達かしら?」ヒソヒソ

アーシャ「は、はい! アベル様に仕えさせて頂いています、アーシャと申します!」ヒソヒソ

ノワール「あらあら、そんなにかしこまらなくていいんですよ? ここじゃ不味いですし……」

ノワール「狭いですけど、部屋の方へ……」スス…

アベル「罠が凍って……鍵はどうされたのですか?」ヒソヒソ

ノワール「フローレンのかけ忘れですよ。まあ鍵も簡素でしたから、今となれば力づくで破壊できますけど」ヒソヒソ

ノワール「流石にそこまですれば大事。フローレンが何をしでかすかわかりませんからね……」ヒソヒソ

ノワール「今はまだ、その時ではありません……」ヒソヒソ


――



【ノワール幽閉部屋】


ノワール「さあ、狭いところだけどくつろいでアーシャちゃん」

アーシャ「お、お邪魔します……?」

ノワール「嬉しいわ。まさかまたアベルに会えただけじゃなく、お友達も連れてきてくれるなんて!」

ノワール「……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

72>70

ノワール、アーシャにスキル伝授


――


ノワール「そう、アーシャちゃんもアベルを支えてくれているのね……」

ノワール「日々だけでなく、戦いでも……」

アーシャ「い、いえそんな大層なことは……!? 私こそ、アベルにはお世話になってばかりで!」アセアセ

アベル「いや、俺こそアーシャには世話になってばかりだと思うのだが」

ノワール「ふふ……ありがとう」

ノワール「ごめんなさいね。ここじゃお礼に渡せるようなものは何もなくて」

ノワール「あ、この兜は私のお鍋だから申し訳ないけど渡せないわ」

アーシャ(お鍋!?)

ノワール「……あなたの武器は、細剣かしら? それなら私の技を教えられそうだけど」

ノワール「攻めと守り、どちらを覚えたいかしら?」

アーシャ「私は……」


1:攻め

2:守り

↓1~3多数決

2:守り

――

アーシャ「私は、アベルを……みんなを守りたいです」

アーシャ「武器だけじゃない。策や陣でみんなを助けられたら……そう思うのです」

ノワール「ふふ……アベル、ロウルちゃんに続いてまたいいお友達ですね」

アベル「ええ」

ノワール「わかりました。ではアーシャちゃんには、私が現役時代に編み出した技の一つを教えましょう」

アーシャ「!!」

ノワール「ちょっと待っててくださいね。確かこの辺りにアドルランが子供の頃に使ってたものが……」ガサゴソ

ノワール「あった。盤面にこれを並べて、駒を動かして敵将を打ち倒す遊びなのだけれど……」

アーシャ「心得ています。それで戦術の手解きをしていただけるのですか?」

ノワール「ええ、数局お相手お願いできるかしら?」

アーシャ「もちろんです!」

アベル(アーシャは当然、あの手の遊びにも強い。母上とはいえあれで技を伝授するのは……)



――

――



アーシャ「う、く……ま、参りました」ガクッ…

アーシャ(そんな、こうも何度も討ち取られるなんて……!)

アベル「馬鹿な、あのアーシャが……」

ノワール「……ふふ、やはりあなたは優しい子ねアーシャちゃん」

アーシャ「え?」

ノワール「あなたは、勝つための戦術をとっていない。犠牲を最小限……みんなを守ろうという戦術をとっているわ」

アベル「!!」

ノワール「それに対して、私の盤面を見て? あなたの駒を誘い出すために、何人かを囮に使っている」

ノワール「……時に、目的を達成するには切り捨てることも必要なこともあります」

アーシャ「……ですが」

ノワール「ええ。あなたの言葉に偽りはなかった。あなたはその優しさをさらに伸ばすべき」

ノワール「今の私の戦術みたいに、犠牲を払ってでも攻め込んでくるような人の攻撃はかわすに限ります」

ノワール「盤面の駒は回避行動ができなくても、生きた人間ならそれができる」

ノワール「これにはあなたの協力も必要よアベル?」

アベル「わ、わかりました!」

アーシャ「あ、ありがとうございます!」


※アーシャは追加スキル『霧氷影陣』を獲得しました!

★『霧氷影陣』
アベルと共に戦闘時のみ発動
戦闘時、常時補正+5
一度目の劣勢を確定防御
以後の劣勢時、コンマ一桁が3、6、9の時、劣勢判定を3回まで回避する

――


アーシャ「ありがとうございます、ノワール様」

ノワール「いいんですよ。少しでも力になれたなら幸いだわ」

ノワール「大変だと思うけど、アベルの事お願いしますね?」

アーシャ「はい!」

ノワール「それにしても、ロウルちゃんも可愛かったけれどアーシャちゃんも可愛いわね」

アーシャ「あ、ありがとうございます……///」

ノワール「まさかアベル、お友達は全員女の子だったりするのかしら?」クスクス

アベル「は、母上!」


特殊判定
↓1コンマ二桁

おうあ!?

ノワールの???

94>90


――




ノワール「駄目ですよアベル?」

ノワール「確かに幼いあなたに、何かあってはいけないと……」










ノワール「――武器が無くとも女性の敵を屈服させるような、夜技等を記した手帳を残しはしましたが」






ノワール「今のあなたはそんなものが無くても生きていける。見境なく襲ってはダメですよ?」

ノワール「ちゃんと合意を得てから。いいですね?」





アベル「母上ぇ!? 今はその話はいけません! 大丈夫なんですけど、いけません!」

ノワール「アベル?」

アベル「いえ、そのですね……」

アーシャ「……」

アベル「――!!」

特殊判定
↓1コンマ二桁

アーシャの理解

アーシャ:夜レベル5

19<95

※ノワールの言葉の意味をさっぱり理解できませんでした

――


アーシャ「?」ポエーン

アベル(助かった! 悲しいことだが、やはりアーシャにはまだ早い話……いやそれも違うが!)

ノワール「……」

アーシャ「あの、ノワール様?」

ノワール「失礼だけどアーシャちゃん、その……夜の方は?」

アーシャ「夜、ですか? よく戦術書を読んで勉強はしていますが……」

ノワール「………………」

ノワール「アベル?」

アベル「はい!?」

ノワール「なんなのですか、この絶滅危惧種のような子は……」ハラハラ…

ノワール「自分が穢れた女のように思えてきました……」ハラハラ…

アベル「い、いえそんなことはありません母上!」


※エリスとロウルも同レベルであることを伝えますか?

↓1~3多数決


アベル「その、なんといいますか……」

アベル「以前のロウルと、もう一人のエリスも、アーシャと同レベルといいますか……」

ノワール「……時代は、変わるのですね」ハラハラ…

ノワール「アベル、アーシャちゃん達を大切にするのですよ?」

ノワール「そしてできるなら、あなたの手で彼女達を守ってあげるの」

ノワール「いつ悪い男に騙されてしまうか……」

ノワール「何も知らないことをいいことに、男性器を手淫させたりとか……」

アーシャ「?」キョトン

アベル「……」ダラダラ

ノワール「……アベル?」

アベル「は、はい」ダラダラ




ノワール「私に――隠し事はありませんか?」


※エリスに手を出したことも伝えてしまいますか?

↓1~3多数決

伝える


――


アベル「その……すみません。エリスという娘には、既に……」ダラダラ

ノワール「まぁ……その子、年齢は?」

アベル「……16です」ダラダラ

ノワール(……私があの人に抱かれたのは確か18歳。あの人よりも手が早いわね……)

ノワール(これもあの人の血なのかしら?)

ノワール「アベル。敵の女ならばともかく、あなたを支えてくれるようなお友達は大切に扱わなくてはいけませんよ?」

アベル「それは、勿論です」

ノワール「とりあえず、今度はその子も連れてくること。あなたの気配を感じたら、私もまた部屋から出ますから」

アベル「は、はい……」

ノワール「アーシャちゃん」

アーシャ「は、はい?」

ノワール「母親の私が聞くのも妙だけれど、アベルのことはどう思っているのかしら?」

アーシャ「そ、それは……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

アーシャ好感度:95

80>05


――


アーシャ「その、アベルは大切な学友で……」

アーシャ「一緒にいたくて、守りたい人で……」

アーシャ「その……」

ノワール「ごめんなさいね。アベル、この子を優しく抱きしめてあげて?」

アベル「し、しかし母上……!」

ノワール「ほら」グイッ

アベル「あ!?」

アーシャ「!?」ダキッ

アーシャ「あ――」ドキン…

ノワール「どうかしら、気分は?」

アーシャ「その……すごく、ドキドキしますけど……嫌じゃないです……」ギュゥ…

アーシャ(そうか、エリスちゃんもこうやって……)

アーシャ(これが……)ギュゥゥゥ…

アベル「ア、アーシャ!? こ、これ以上は……!」

ノワール「はぁ……アベル、あなたも色々と大変だとは思います」

ノワール「ですが、彼女達もみんな大切にしてあげなきゃ駄目ですよ?」

ノワール「こんなにも、あなたを支えて受け入れてくれているんですから」

ノワール「大丈夫。ちゃんと同意を得て、あなたが生涯をかけ愛する覚悟を決めたのなら」

ノワール「母はあなたが何人に手を出そうが咎めるつもりはありませんよ」

ノワール「……妾、は駄目ですよ? 覚悟が足りないなら一人。できたなら平等に全員。わかりましたね?」

アベル「は、はい……」

ノワール「さて……まだ色々言いたいところだけど、そろそろ戻りなさい」

ノワール「アーシャちゃんが真っ赤になっちゃったし、ね」

アーシャ「……///」

――

※アーシャ好感度の好感度が増加しました
95→105(エリスちゃん、この気持ちは……)

※ノワールに色々と白状しました

※次回、エリスと共に王城散策時、確定でノワールと遭遇できるようになりました

――

※城塞に帰還します

【城塞での休日・夜】

アベル「アーシャがあれからまともに目をあわせてくれない……」

アベル「母上の言いたいこともわかるが……」

アベル「俺は……」



アベル:レベル84
夜技:93
【状態】健康
【道具】
『ゾロ目チケット』×3
判定を一度だけゾロ目に変えられます
ただし、特殊判定及びレベル判定では使用不可

1:仲間と交流(好感度上昇やイベントなど、交流相手指定も可能)

・エリス(レベル177・★好感度104)

・アーシャ(レベル99・★好感度105)

・ロウル(レベル83・好感度85)

・シア(レベル76・好感度★101)

・パトラ(レベル43・好感度50)

2:鍛錬(レベル上げ。アベルのみ・誰かと・合同鍛錬のいずれかを選択)

3:散策(貧民街・帝都・王城が散策可能。判定で遭遇や情報)

×:調査(敵将や戦場の情報入手)

5:道具屋(道具の購入を行います)

↓1

――



1:エリスと交流



アベル「……エリス、今大丈夫か?」

エリス「はい、アベル様のためならばいつ何時でもお傍に!」

アベル「すまない、そのだな……」


※エリスとどのような交流をしますか?
↓1~2

アベル「――少し、話があるんだ」

エリス「!!」


――


【アベルの部屋】


アベル「今日、アーシャと共に王城の散策に行ってきたんだが……」

アベル「そこで、また母上とお会いできた」

エリス「!! それはよかったです!」

アベル「そうしたら、今度はエリスも連れてくるようにと言われたよ」

エリス「アベル様のお母様……もしお会いできるなら、是非お会いしたいです!」

アベル「そうか、ありがとう……」

アベル「そして、その、だな……」サワ…

エリス「ひゃん!? ア、アベル様……」

アベル「俺は、お前と一緒にいたい。こうして、触れていたい……」サワサワ…

エリス「ん、んぅ……! わ、私もですアベル様ぁ……」

アベル「この気持ちに、偽りはない。ないのだが……」サワサワ

アベル「…………」

アベル「エリス、俺は今から最低な言葉を吐くぞ。殴りたければ遠慮なく殴ってくれ」

アベル「エリスは――、一夫多妻についてどう思う?」

エリス「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

…………はい?(白目)

エリスは偶数ゾロの女神でも従えているんですかね?(白目)

エリスの許容

※アベルへの忠誠心から-30補正あり

ゾロ:アベルの行動の全てを受け入れる
偶数ゾロ:ゾロ+覚醒


――

お母さんから認められ、アーシャの好感度も100を超え、さらにエリスにも認められる以上の判定が出たところで今日はここまで
ゾロ目の襲撃が続くのも驚きですが、何故やたらと偶数ゾロがいい場面で偶数ゾロを綺麗に決めてくるのか……

本日もありがとうございました!

こんばんはー
少しだけ再開していきます

正直今回の偶数は一番取ってほしくなかったのが本音ですかねー
恋愛絡みの偶数ゾロは以後も再判定とる予定がなかった分強力なんです(白目)

コンマ88

エリスの許容

偶数ゾロ:アベルの行動の全てを受け入れる+覚醒


――


エリス「……一夫多妻、他国でも上流階級の人に認められている制度ですね」

エリス「アベル様も……一夫多妻を望まれるのですか?」

アベル「いや、俺にもよくわからない。ただ、俺は……」




エリス「私は――アベル様がそう望まれるのならば、問題ないと思います」




アベル「!!」

エリス「殴るわけ、ないじゃないですか。私は、アベル様の剣でメイドなんですよ?」

エリス「そして……アベル様が大好きな、あなたに救われた人間の一人です」

エリス「世界の全てがあなたを否定しようと、私だけはあなたの傍に。あなたの味方でいます」

アベル「エリス……」

エリス「――それに、アベル様なら大丈夫です」

アベル「え?」

エリス「アベル様なら、きっと誰であれ等しく優しく……愛してくださると断言できます」

エリス「アーシャさんも、ロウルさんも、そしてシアさんでも……」

アベル「っ、エリス、それは……」

エリス「えへへ……そういったことに疎い私ですけど、流石にわかりますよ?」

エリス「だって――同じ人を好きになってしまったんですから」

アベル「そう、なのか……」

エリス「ええ。それもあって……私はアベル様にこの想いを伝えるのを躊躇っていたということもあります」

エリス「ですが、あの日抑えきれなくなって……そして、アベル様に愛していただいて……」

エリス「未だにうまく表現できませんが、アベル様に触れて頂いていると幸せで、抱きしめられると気持ちよくて……」

エリス「キスをされると頭もぼーっとしちゃって、アベル様をじっと見ているだけでも、切なくて……」

エリス「多分、もう私は……アベル様無しでは生きていけなくなっています」

エリス「ですから、わがままですけど……」

エリス「アベル様が一夫多妻を望まれるなら、アーシャさん達が一番で構いません」

エリス「ただ……偶にでいいんです。私の事も、お話して、撫でて、抱きしめてください」

エリス「私は、ただそれだけでも十分に幸せです」

エリス「ですから、――私は、一夫多妻には賛成です。そんな思い詰めた表情をなさらないでください。ね?」ニコリ


※エリスが一夫多妻について最大の理解を示したため、修羅場等の事態が発生しなくなりました
 エリスが仲間やアベルに対して物理的な襲撃をしかける可能性が0になりました

※さらにエリスが他の女性陣に対しても一夫多妻の説得を行ってくれるようになりました

――

――


アベル「エリス……」

エリス「はい、なんでしょうアベル様?」


※一夫多妻を受け入れたエリス対して、アベルから決意表明か何か一言や行動があれば

↓1~3コンマ最大値(混ぜれそうなら混ぜます)

アベル「……ありがとう」ペコリ

エリス「そ、そんなアベル様! 私はただ……!」ワタワタ

アベル「いいんだ。元々は殴られる覚悟を決めていたのに、そこまで言われるとは思っていなかったからな」

アベル「本当に、こんな俺を好きになってくれたことにも、感謝しかないよ……」

エリス「いえ、私こそ……この想いが叶うなんて思ってもいませんでしたから」

エリス「一夫多妻制度なら、私にも居場所がずっとできますし、むしろ嬉しいといいますか……」

アベル「エリス」トン

エリス「ふぇ?」トサ…

アベル「あくまで俺は、一夫多妻についてどう思うかを聞いただけだ。まだそうはなっていない」

アベル「――だから今は、全力でエリスを愛する」チュゥウ…

エリス「んっ、ちゅ……ふぁ、アベル様……」

アベル「それにたとて一夫多妻になったとしても、俺が初めて抱きたいと思った子はエリスだ」

アベル「たまに撫でるか抱きしめるだけで幸せ? 俺はそれでは幸せではない。毎日エリスにこういうことをしてしまうかもしれないぞ?」

エリス「ア、アベル様……っ! そんなことを、言われたら……私、もっと欲深くなっちゃいますよぉ……///」

アベル「いいんだよ、それで」ナデナデ

エリス「あぁ……やっぱり、アベル様に触れて頂くの、気持ちいいです……」トロン…

エリス「……アベル様は、優しいです。アベル様なら、きっとみんなでも……」

アベル「ああ。俺とエリスと……そして皆とこれからも一緒に幸せに暮らせるよう――俺は必ずこの国を変えてみせる」

アベル「絶対に、誓うよ」

エリス「……アベル様、それじゃ駄目ですよ」

アベル「うっ!?」

エリス「アベル様だけじゃありません。――私達で、ですよ?」ニコリ

アベル「……ふっ、そうだったな。こんな俺だがエリス、どうかこれからも……」

――特殊イベント・覚醒――


エリス(ああ、アベル様の声が、手が、身体が……)

エリス(私の全てを包み込んでくれる……)

エリス(私の、大好きな人――絶対に、守ってみせる)

エリス(みんなとの思いでが詰まった、この場所も……)

エリス(そう、一夫多妻……これは、私もきっとどこかで望んでいたこと)

エリス(大好きなこの場所を壊さずに、みんなが幸せになれる……)





エリス(私はアベル様の剣。だけど――守りたいのはアベル様だけじゃない)




エリス(あの大きな黒騎士は、強かった)

エリス(もっと強く。アベル様の、私達の想いが成就するその日まで……!)

エリス(そしてその後も、みんなの幸せを守るため……!)



エリス(この想いがあれば、私は、まだまだ強くなれる……!)

特殊判定
↓1コンマ二桁

27<50

基準値を下回ったため、どちらかの覚醒のみ


1:戦闘技術(更なる高みへ昇り、アベル達を助けます)

2:夜技術(追加判定あり。アベルのために急成長します)

↓1~3多数決

1:戦闘技術覚醒

――

エリス(今までの力を、もう一度よく考えて……)

エリス(そして、あの黒騎士の剣も……)

エリス(より完璧な型を……!)

特殊判定
↓1コンマ二桁

わーお(白目)

これはやばい(白目)

コンマ90

スキル覚醒
基準値70
極大レベルアップ(コンマ二桁1/4)
基準値50

※基準値を両方超えたため、スキル覚醒+レベルアップ成功

エリスレベル177+23= 2 0 0

※エリスが覚醒し、一部スキルが統合・強化されました
 さらに強敵との戦いから新スキルを獲得しました

【スキル】
★『想剣・星砕き』★
戦闘時、常時補正+40。攻撃状態時さらに補正+20
敵の所持する防御、回避、回復系スキル効果全てを貫通し無効化する
優勢取得時、そのまま敵に対し判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ
重大な決戦時、アベルにこのスキルを付与することができる

★『聖衣・双煌』★
劣勢判定を受けた時、二回発動。発動の度に以後常時補正+10の効果を得る
判定を無効化し、攻撃状態を維持したまま次の判定を行う
その際再度判定をとり、50以上の時は相手に劣勢を返す
さらに★スキルを含む敵のカウンタースキルを無効化する

『模倣・黒き月閃』
敵が防御状態の時、-10の補正をかける
さらに自身が一人で敵軍が複数の時、自身のレベル×敵軍人数まで自軍の合計値を上昇させる

『皇族崩し』
皇族が相手の場合に限り、常時補正+10



――


エリス(――よし!)

アベル「――エリス」

エリス「ひゃわぁ!?」

アベル「くく……今の顔は、また戦いのことを考えていたな?」

エリス「も、申し訳ありません!? で、ですがアベル様を想うと力が――」

アベル「エリス――今は俺だけを見てくれ」クチュリ…

エリス「ひぅっ!?」ビクン!

アベル「こういう時ぐらい、戦いのことは忘れて……いや――忘れさせてやろう」

エリス「あ、アベル様待って――」

アベル「俺がどんなことをしても、受け入れてくれるんだろう?」グチュゥ!

エリス「ひ、あああああぁぁぁぁ―――!? あ、アベルさま、ふああぁぁぁ!?」ビクビク!



エリス(こっちの方はもう、強くなれそうな気がしないです……)

エリス(あ、もうあたま、まっしろに――アベルさま――)



※夜レベルは変動しませんでした

――

――特殊イベント・エカチェリーナの亡命――



エカチェリーナ「……く、帝国はまだですの!?」

エカチェリーナ(もし帝国に辿りついても、都合よくアベルと会えるとは限らない……)

エカチェリーナ(それでも、伝えなければ……)

王女隊員「エカチェリーナ様!」

エカチェリーナ「!!」


特殊判定
↓1コンマ二桁

巡回する帝国兵

47<50

※基準値を下回ったため、発見されず


――


帝国兵「ふああ……最近、戦が減って暇だなぁ」

帝国兵「それなのに、こんな帝国付近までいきなり敵軍が攻めてくるとは思わないんだが……」

帝国兵「まあ、適当に済ませて早く帰ろう……」


……


エカチェリーナ「……助かりましたわ」

王女隊員「いえ。しかし交戦回避できたのは幸いでした」

エカチェリーナ「ええ。運が良ければアベルの部隊が出てきたかもしれませんが、今の兵の様子を見る限りそれはなさそうです」

王女隊員「一気にここまで駆けて来ましたが……」

エカチェリーナ「なるほど、これが帝国……険しい山岳に谷に森、これ以上は騎馬で駆けることは厳しそうですわね」

王女隊員「そうですね。ではこの子達は……」

エカチェリーナ「ここまで酷使してしまったのです。労いとこれからを考えれば、ここで自由の身にしてあげましょう」

馬「ヒヒン?」

エカチェリーナ「あなたも達者で暮らすんですのよ? さ、お行きなさい……」

エカチェリーナ「さて……」

特殊判定
↓1コンマ二桁(戦闘回避は確定)

エカチェリーナもコンマ運強いなぁ……

巡回する???

79>70

※基準値を上回ったため、遭遇成功

――


???(あれは……)



エカチェリーナ「流石に、ここからアベルの居場所はわかりませんわよね……」

王女隊員「確かアベル皇子の話では、帝都から離れたところに拠点があるとのことでしたが……」

エカチェリーナ「流石にそれだけで彼に会うのは……っ!?」チャキ!


ネスト「っと、動かないで頂きたい。聖国第一王女、エカチェリーナ様」チャキ!


王女隊員「エカチェリーナ様!? っ!!」

斥候兵「そちらも動かないで貰おうか。隊長の刃は、そちらの銃よりも速いぞ」

王女隊員「く……!」

エカチェリーナ「……迂闊でしたわね。まだ帝国兵が潜伏していたとは。しかも私をご存じとは……」

ネスト「ええ。以前、アベル様の命で貴女の調査もしましたからねぇ……」

ネスト「あの時、俺がもっとしっかりとしていれば殿下も傷を負わずに済んだかもしれないと思うと……!」

エカチェリーナ「お、お待ちなさい! アベル様ということは、あなたアベルの部下なんですの!?」

ネスト「ええ。俺みたいな軽薄者でも……」

斥候兵「俺達みたいな爪はじき者でも、アベル様は受け入れてくださった」

ネスト「あの方の影となり動く。それが俺ら帝国第四斥候部隊の役目ですよ」

エカチェリーナ「た、助かりましたわ!」

ネスト「はい?」

エカチェリーナ「あなたにもお礼とお詫びは後でしっかりいたしますの」

エカチェリーナ「でも今はとにかく、アベルのところへ連れて行って欲しいのです!」

エカチェリーナ「聖国のことで、どうしても彼に伝えなければならないことがあるのです!」

ネスト「!?」

王女隊員「お願いします!」

斥候兵「た、隊長、これは……」

ネスト「んー……、嘘言ってるって感じでもないが、これは……」

エカチェリーナ「……疑うのは当然ですわ。心配ならこの銃もあなたがお持ちになって」ポイッ

ネスト「おっと」パシ

ネスト「……これは、確か聖国の宝の一つですよね。それをみすみす敵兵に渡すとは……」

ネスト「……わかった。余程の事情がおありの様ですし、仮に俺達を殺せても今の殿下の部隊はあなた達には殺せない」

ネスト「案内しましょう――アベル様のもとへ」

エカチェリーナ「……! ありがとうございます!」


※斥候部隊がエカチェリーナ隊を保護しました。アベルとの合流が確定しました

――

修羅場消滅、最大戦力の強化、エカチェリーナのトラブル無しの合流といいことづくめなところで今日はここまで
戦闘が発生せず、帝国内の放浪も無くなったため、シュタイナーの判定までに猶予も生まれました
本当に最近はいい判定しか出ませんね……お酒以外は

本日もありがとうございました!

こんばんはー
カインには今度副作用判定無しの薬でも出しておきましょうかね……
それではエカチェリーナ合流から再開です

――


パトラ「すみません、私なんかのために……」

アーシャ「いいんですよ。色々あってなかなか歓迎会ができていませんでしたから」

アベル「そうだな。共に歩む以上、交流は大切だ」

ロウル「それにマークスさん達もいますからね。その分も含めての奮発した食事ですよ」

エリス「私も、今回は少しだけアーシャさんを手伝えました! ローズさんには本当に感謝です!」

マークス「おぉ……鳥のささみ肉に卵の白身がこんなにも! 今日という日に神と彼らに感謝を!」グッ!

シア(マークス神父のお食事は、やっぱり変わっていますね~……)



コンコン



アベル「ん――?」

ネスト「殿下、お食事中のところを失礼。至急の件ですのでご容赦を」ザッ

アベル「至急の件? 一体何が――」



エカチェリーナ「アベル! それに皆さんに……ふふ、やはりご無事だったようですわねマークス神父?」

マークス「エ、エカチェリーナ様!?」

シア「ど、どうしてここに~!?」

パトラ「え……エカチェリーナとは、聖国の第一王女では!?」

アーシャ「そうです。以前交戦し、アベルが酷い怪我を負ったのですが……」

エカチェリーナ「……その節は本当に申し訳ありませんでした」

アベル「その様子だと、ネスト達が捕えたというわけでもなさそうだな」

ネスト「はい。捕えようとも考えましたが、私に銃を預け抵抗する様子もなかったため、ここに案内いたしました」

ネスト「万が一があれば、全て私の責任です。どうか、部下には恩情を……」

アベル「安心しろ、むしろ助かったぞ。下手に他の帝国兵に見つかっていた場合の危険性を考えると、どうあれこの場が彼女には一番安全だ」

ネスト「ありがとうございます。それでは、通常の任務に戻らせていただきます……」シュッ!

エカチェリーナ「……本当に、斥候部隊の皆さんには助けられましたわね」

アベル「しかし護衛は……後ろのそれだけか?」

王女隊員「はっ。緊急事態であったため、エカチェリーナ様の直属である我々と、僅かな武具のみで駆けて参りました」

エカチェリーナ「お土産も何もなくてごめんなさい。そしてお食事中に水を差すようで重ねて申し訳ありませんわ」

アーシャ「いえ、まだ食べ始める前でしたので」

エカチェリーナ「とりあえず、まずは……あら?」

パトラ「?」

エカチェリーナ「……」ジー…

パトラ「……!!??」


特殊判定
↓1コンマ二桁

キャラシートで不明だったパトラの胸の大きさは?

80(普段は押さえていますが、シアに負けず劣らずの立派なサイズでした)


――


エカチェリーナ「……っ!」ハンニャ!

パトラ「ひぃっ!?」ビクゥ!

ロウル「あ、この眼鏡! まーた人の胸を凝視してますよ!?」

パトラ「え、聖国の第一王女ってこんな人だったんですか!?」

アーシャ「こんな人でした……」

シア「私の胸を見てから、ものすごいお怒りになって~……」

マークス「エカチェリーナ様にも色々あったのだと、ご理解は頂きたいところだ」

パトラ「えー……」ムネカクシ

王女隊員「エカチェリーナ様、どうか抑えてくださいっ!」

エリス「お、お下がり下さいアベル様!?」チャキン!

アベル「ええい、全員落ち着け! エカチェリーナ、そんなものを見にわざわざ来たわけじゃないだろう!?」

パトラ(そんなもの呼ばわりも傷つくんだけど!?)ガーン

エカチェリーナ「はっ!? し、失礼致しましたわ。そう、胸の大きさが全てではないと学んだではありませんか……」ブツブツ

エカチェリーナ「そう、勿論敵や同志を探しに来たわけではありませんわ」

エカチェリーナ「……いえ、ある意味では同志探しなのは間違っていないですけど」

エカチェリーナ「アベル、そして他の皆さんも。特にシアさんとマークス神父はよくお聞きになって」

一同「「……」」






エカチェリーナ「――私の兄。聖王シュタイナーが……いずれ帝国と王国に殲滅行動をとる可能性が高いのです」





一同「「……!?」」

マークス「ば、馬鹿な! アベル君達は聖王様の仰るような異教徒ではなかった!」

シア「それに、他の帝国の人もですよ~!? みんな、頑張って生きてて……!」

エカチェリーナ「おそらく以前から計画はしていたのでしょう。しかし先日マークス神父が消息を絶ってから……」

エカチェリーナ「やはり帝国も王国も、滅ぼすべき存在だと……私の前で断言したのです」

シア「そ、そんなこといくらなんでも国民が許すわけが……!」

アベル「……以前言っていた、聖王の発言力の強さ。そしてなまじ帝国が力をつけたのが、聖国民の恐怖をあおったか……」

エカチェリーナ「その通りですの。恐ろしいことに、国民は聖王の強行策に反対する者は少ない状況……」

ロウル「……つまりあれですか? 聖王の強行を止める人が誰もいない、戦争の苛烈化待ったなしになったと?」

エカチェリーナ「ええ。兄アルフォンスも当然聖王側。力の遥かに劣る私では彼らを止めることができない……」

エカチェリーナ「だからこそ、こうして亡命してきたのですわ……」

エカチェリーナ「情けない話ですが――皆さん、どうか聖王の暴走を止めるのに協力していただけないでしょうか?」

アーシャ「これは、大変なことになってきたわね……」

エリス「私達の帝国、パトラさん達の王国、そしてエカチェリーナさん達の帝国……三国全てが軽視できない問題を抱えています」

ロウル「どこが平和な平等主義ですか! はっきり言ってやろうとしてることは帝国以上に情け容赦のない粛清ですよ!?」

エカチェリーナ「この耳で、異教徒の屍を山積みにしてやるという言葉も聞きましたわ……」

アベル「本当に虐殺も辞さないつもりか……猶予はどうなっている?」

エカチェリーナ「不幸中の幸いなことに、聖王は自国……神を信じ崇める者には相当に甘く、またそちらを優先します」

エカチェリーナ「民が戦争の不安から解放され、傷ついた聖国の兵も全員が安定し、そして機がきたら……」

アベル「シュタイナーとアルフォンスが本格的に動くか……」

マークス「むう……我らが神は、絶対にこんなことは望んでおられぬというのに……」

シア「……いつの間にか、みんな神様ではなく聖王を信じ崇めていたということなんですか?」

アベル「可能性はあるな。神の声を聞ける聖王の言葉はつまり神の言葉そのものと捉えても仕方がないのかもしれないが……」

エカチェリーナ「……我が国の問題点が、こんな風に明るみになるとは思ってもみませんでした」

エカチェリーナ「今、シュタイナーは聖国兵も前線から下げています。もし衝突することがあれば、それはもう『過激派』ですわ」

エカチェリーナ「いかにアベルでも『対話は絶望的』です」

アベル「わかった……」

アーシャ「しかし、兵を下げるということは攻め込むつもりはない……?」

エカチェリーナ「いえ、それが……私も目を疑ったのですが、聖王は神の兵なる純白の兵士を呼び出しまして……」

一同「「!?」」

エカチェリーナ「美しいながらも恐ろしさを感じさせる、そんな存在でしたわ……」


シア「……」

エリス「……」

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

一発成功すんなよ!と言っておきます……

聖王の兵の正体?

87>80

12<80


※シアが判定基準値を越えたため、成功

――


シア「……純白って~、もしかして光っていたりしましたか~?」

エカチェリーナ「え、ええ。もしかして、神の兵を見たことがおありですの?」

シア「…………そんなもの、神様の兵士なんかじゃありません」キッ!

シア「皆さん、少し私から離れてください。んんっ……!」ブツブツ…


ゴゴゴ…



岩人形「……」ズーン



エカチェリーナ「こ、これは……岩の兵士!?」


エリス「あ、これは私がシアさんに無理を言って作って貰った、魔法で生成した岩人形です!」

シア「そうですよ~。どんどん強力になるエリスさんの斬撃の実験台にされる、ちょっと可哀相な子です~」

パトラ(魔法の岩石で作られた硬い等身大兵士が実験台では、普通の生身の兵士はどうなるんですか……?)ブルブル

シア「普段は的なんで、一回作ればそこでおしまいですけど~……」

エリス「そ、そうです! ルーシェさんと同じ……魔力を固めて――精密にコントロールすれば!」

シア「申し訳ないですけど、コントロール分の魔力はエリスさんお願いします~」

エリス「はい! ……んん!」グググ!


岩人形「……」ゴゴゴゴ! ブン!


エカチェリーナ「……! 岩の兵士が、腕を振り下ろした……動いた!?」

アベル「なるほど……神の兵とやらは膨大な魔力を持つ聖王が生み出した――魔導人形の可能性もあるな」

アーシャ「確証はありませんけど……」

ロウル「もし本当なら、いよいよ聖王様は怪しいですね。神の名を借りた暴君か狂信者ですよ……」

シア「神様が、そんな恐ろしい兵を虐殺のために貸し与えるわけがありません……!」

マークス「うむ。しかし、正体が仮に魔法だとしても……光魔法を固めて操れるものなのか」

エリス「はい。魔力の底が見えません。今度ルーシェさんに会えたら、それとなく魔法人形の可能性を聞いてみましょう」


※天使兵に対して一つの推測がうまれました
 今後の判定で、天使兵に対して有利に動ける可能性があります

――

――


パトラ「聖王の暴走に、得体の知れない天使兵……流石に、陛下にお伝えしなければならないですね」

エカチェリーナ「そういえばあなた、もしかしなくても王国の兵ですの?」

パトラ「はい。王国の一将、パトラと申します。陛下のご命令で今はアベル皇子の部隊員となっていますが」

エカチェリーナ「驚いた。まさかアベル、王国の王と繋がりを得ていたんですの!?」

アベル「パトラが最初から俺達を信じ、迅速に動いてくれたおかげだな」

パトラ「な、なんか照れますね……」テレテレ

エカチェリーナ「…………すごく、耳が痛いんですの」

ロウル「……」ジー…

エカチェリーナ「頼むからそんな目で見ないでくださいな!?」

パトラ「しかし陛下にお伝えするにしても、また私が単騎で国に戻るのも……」

エカチェリーナ「そうですわね……私は下手に動いて聖国に見つかると色々と面倒ですの」

エカチェリーナ「そもそも天使兵でなくとも、帝国兵に見つかる危険性もありますわ」

アベル「護衛をつけるという手もあるが……あるいは斥候部隊を動かすか……」


※聖王シュタイナーの脅威。国王クラウスにどう伝える?

1:パトラに護衛をつけて王国へ(パトラと誰かしらがしばらく城塞を離れます)

2:エカチェリーナ自身が王国へ(判定を切り抜ける必要がありますが、到着すれば確定説得)

3:斥候部隊に書状を持たせて王国へ(隠密行動優先で安全ですが、上記よりも到着に時間を要します)

4:その他自由安価

↓1~3多数決(場合によってはコンマ)

3:斥候部隊に書状を持たせて王国へ


アベル「……ここは、彼らにもう一働きしてもらうか」

アベル「パトラ、エカチェリーナ。二人ともクラウス王への書状を用意できるだろうか?」

エカチェリーナ「え、ええ」

パトラ「書けますが、斥候部隊の方々が危険なのでは……」

アベル「彼らは優秀だ。そして彼らならば、帝国兵から襲われる危険性はないからな」

アベル「……戦闘、敵から見つかることを避けること重視する関係で多少時間はかかるかもしれないが、安全性は一番だ」

エカチェリーナ「なるほど……」

アベル「それにクラウス王なら、聖国の不穏な動きをこちらが報せる前に気がつくかもしれない」

パトラ「そうですね。陛下は帝国だけでなく、聖国の動向にも警戒していました。そういうことならば、すぐに記します!」

エカチェリーナ「念の為持ってきてよかったですわ。聖国王族の印。これならば……」



※アベルの斥候部隊にパトラとエカチェリーナ連名の書状を持たせて王国に向かわせました
 後日、クラウス王がシュタイナーの脅威を知ります


――

――


エカチェリーナ「本当に、何度も言うようですが申し訳ありません」

エカチェリーナ「本来ならば王女である私がどうにかすべきなのですが……相手が相手ですので」

アベル「構わないさ。聖王がそこまでの過激派となれば、帝国も王国も無視はできない」

エカチェリーナ「……予定よりも早く到着できましたが、いずれは聖王にも私の失踪が伝わるでしょう」

エカチェリーナ「そうでなくとも私は、パトラさんに私が知られていたように、あまり表だって動けない身分ですの……」

エカチェリーナ「アベルの部隊で共に戦うということは、難しいでしょう。……今となっては、私程度の助力など無用そうですが」

エカチェリーナ「何もしないというのも、私の気が済みませんわ。亡命した以上、私はアベルの指揮下に入ります」

エカチェリーナ「支援や回復ぐらいは、精一杯お手伝い致しますわ!」

アベル「助かる。こちらもまだ帝国の問題はまるで解決していなくてな……窮屈な思いをさせてしまうだろう」

エカチェリーナ「構いませんわ。あとは、そうですね……」

エカチェリーナ「迂闊に私の名前を出すと不味い気もしますし、偽名を考えた方がいいかしら?」

アベル「そうだな……」

1:そのままで

2:偽名を考える(偽名も併記)

↓1~3多数決(コンマ)

チェルシー人気のようですが、コンマ値からリーナが採用です。申し訳ありません。そして今日はここまで
エカチェリーナはマークスと共に城塞の防衛及び回復支援を行ってくれます

このあとはシュタイナーサイドの動きになりますが、少々ご注意を
ここで判定が悪いと、天使兵転送→帝国無差別奇襲が発生する可能性があり、次の攻撃対象判定では聖国関係者が固まっている城塞はほぼ確実に防衛できますが
一部はレベル不足から天使兵になすすべなく負けます(その場合は救援判定)
場合によってはゾロ目チケット使用も視野にお願いします

本日もありがとうございました!

こんばんはー
自分も毎回判定はどきどきしています
なお今まで一度も使われていないゾロ目チケットですが、戦闘時にも使用可能です
そして現状、フィーア以外には00で2劣勢を与えられて勝負を決められます(防がれなければ)
それでは偽名決定とシュタイナーから再開

アベル「……では、リーナでどうだ?」

エカチェリーナ「名前の一部を取った、と言うところかしら?」

リーナ「――では、この帝国に在る限り『リーナ』を名乗らせて頂きますわ」

リーナ「皆さん、よろしくお願い致します」ペコリ

アーシャ「ええ、よろしくリーナさん」

ロウル「……いくら偽名でも、その人の胸を見る悪癖は治してくださいよ?」

リーナ「ぜ、善処しますわ……」

エリス「魔銃も隠した方がいいかもです。かなり特殊な武器でしたし……」

リーナ「そうですわね。しばらくはこの城塞での支援行動が主でしょうか……」

シア「まさかエカチェリーナ様……いえ、リーナさんと一緒に動くことになるとは驚きですよ~」

マークス「聖国の現状は気になるが、今はエカチェリーナ様と共にここを守って見せよう!」ムキッ!



パトラ(聖王シュタイナーに、魔法兵……)

パトラ(王国兵は魔法を苦手としていますし、何事も起こらなければいいのですが……)




――

――


……数日後……



【聖国・聖王の間】



シュタイナー「……」

アルフォンス「……」

シュタイナー「エカチェリーナは……」

アルフォンス「……戻っておりません。部下の兵も全員、消息不明とのことです」

シュタイナー「……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

開幕からこれかぁ……(白目)

特殊判定結果

1シュタイナーの慈悲
03-10(エカチェリーナ行方不明)

=0(-7)

 許 さ ん ! 帝 国 強 襲 す べ し 


2アルフォンスの慈悲
06-10(エカチェリーナ行方不明)

=0(-4)

 許 さ ん ! 帝 国 強 襲 す べ し


※聖国の2トップが完全に狙いを帝国に定めました
 王国への攻撃が緩和され、帝国への攻撃が増加します
 非常に危険です


――


シュタイナー「……あの子は、きっと無事です」

シュタイナー「神のご加護があるのです。命は落とす筈がない……」

シュタイナー「――ですが、帝国に捕らわれている可能性も否定できません」

アルフォンス「聖国の第一王女、帝国のカイン皇子らからすれば、垂涎ものでしょう……」

シュタイナー「……」

アルフォンス「……」




シュタイナー&アルフォンス「「帝国へ、天使兵を送りましょう!!!」」




シュタイナー「おお、流石はアルフォンス。あなたも私と同意見ですか」

アルフォンス「はい。帝国への牽制、及びエカチェリーナの捜索を考えるならば、これが最善かと」

シュタイナー「その通りです。我らが神の力ならば、完全な座標指定はできませんが……」

シュタイナー「『帝国のどこかに天使兵を転移させて奇襲が可能』となります」

アルフォンス「流石に頻繁に行っては敵も警戒するでしょうが、適宜織り交ぜることで恐怖心も与えられるでしょう」

シュタイナー「それでは……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

あ、割と本気でやばいかも(白目)
次の判定、非常に大事です!

特殊判定結果

1転送する天使兵
コンマ09
01~20(上級天使兵×1+下級天使兵×8(上級天使兵により強化補正あり)

2標的
63
61~80:王城の誰か


――



シュタイナー「今の私は、力に余裕があります」

シュタイナー「上級天使と、それに統率された下級天使兵の一団をまとめて転送できるでしょう」

アルフォンス「おお……流石は聖王様……」

シュタイナー「それでは、いきますよ……!」

シュタイナー「神の名の元に、帝国を断罪するのです!」


――

――

【帝国・王城内】




シュン!



上級天使「……」

下級天使×8「……」


帝国兵1「な、なんだ貴様――」

帝国兵2「て、てきしゅ――」


ザシュザシュザシュ! ゴオオォォォォ!


上級天使「……排除完了」

上級天使「……」チラリ


上級天使「……標的発見」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

カイン即殺の最悪の事態は回避しましたが、まだ安心できません……

特殊判定結果

1標的にされた王城内の人物
コンマ52
41~60:キアラ

2標的の奇襲対応
79>50

※基準値を上回ったため、奇襲回避


――


キアラ「……っ!?」



上級天使「標的を、断罪開始」

下級天使「……」ジャキン!



キアラ(なんなの、これ……!?)



特殊判定
↓1コンマ二桁

47<50

※基準値を下回ったため、ローズ不在
 キアラ単独での戦闘に

――



キアラ(ローズさんがいない、こんな時に……これは、敵なの……!?)


上級天使「断罪」ゴォ!

下級天使「……」ブンッ!


キアラ(……! 駄目、私だって帝国皇女……! アベル兄様みたいに、一人でも立ち向かわないと!)キッ!

キアラ(そのためにも、まずはここから離れなきゃ……!)タタタ!


上級天使「逃がさぬ」

下級天使「……」



――


キアラ(相当な魔力を感じる……)

キアラ(そして今の狙いは、私……)

キアラ(アベル兄様に会うために勉強した魔法……こんな風に使うことになるなんて)



キアラ「――転移魔法!」シュン!

上級天使「!?」シュン!

下級天使「……!」シュン!


――

――

【帝国・城塞付近の森】


キアラ「っ……」

キアラ(不完全で、城塞からはかなり離れちゃったけど……)

キアラ(ロウルさんなら、いつか気がついてくれるかもしれない……)

キアラ(……そしてこの場所なら、私がこれを外しても大丈夫……!)スッ…





キアラ「……来なさい異形の者よ! 帝国第一皇女キアラ、お相手致します!」ゴォォォォ!




上級天使「標的の魔力増大を確認。断罪続行」ジャキン!

下級天使「……」ジャキン!





――戦闘開始!!!

【帝国軍】

キアラ:レベル122
【スキル】
『見習い軍師』
戦闘時、常時補正+5
『広域回復・強』
劣勢判定を2回まで無効化する
『紅蓮の大炎槍』
戦闘中、一度だけ発動
優勢取得時、敵に3劣勢を与える
★以外の通常防御、回復行動を相手が取った場合、
その耐久値を全て削り取り、貫通分の劣勢を与える

★『溢れ出る魔力の奔流』
戦闘時、常時補正+5。自身のスキル全てに敵の妨害を阻止する★効果を付与する
またこのスキルを持つ限り、補正差が50以上であったとしても30までに軽減し戦闘を行う
さらに自身のレベルの半分以下の敵全てを行動不能(戦闘参加不可)にする


VS


【聖国軍】

上級天使兵:レベル140
【スキル】
『断罪の使徒』
王国・帝国の敵に対して常時補正+10
『統率者』
自身のレベル以下の部隊の味方のレベルを全員+10増加させる
『ライトニングエッジ』
攻撃状態時、補正+15。相手が王国兵であった場合、さらに+15
『ガードヒール』
劣勢判定を一度だけ無効化。以後、防御状態時補正+15の補正を得る
★『心無い天使』
優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9の時、2劣勢を与える

下級天使兵×8:レベル50
【スキル】
『断罪の使徒』
王国・帝国の敵に対して常時補正+10

――


キアラ:レベル122
1/2=61

下級天使兵:レベル50
※『統率者』により+10
=60

61>60


――『溢れ出る魔力の奔流』発動――


下級天使「……! ……!?」グググ…グシャァ!

上級天使「……!?」


※下級天使全員を行動不能状態にしました


キアラ「はぁ……はぁ……、よし、ぎりぎりだけど、あっちの小さい方はなんとか押さえられた……!」

キアラ「あとは、この大きな相手だけ……!」

キアラ(アベル兄様、どうか私に勇気を……!)

【状況:拮抗】

【攻撃状態】
キアラ:レベル122
『見習い軍師』補正+5
『溢れ出る魔力の奔流』補正+5
『三すくみ有利』補正+10

VS

【攻撃状態】
上級天使兵:レベル140
『断罪の使徒』補正+10
『ライトニングエッジ』補正+15

レベル差140-122=18

レベル補正-10
スキル補正-5

合計補正-15

コンマ65以上で優勢
コンマ64以下で劣勢

↓1コンマ二桁

コンマ37


――劣勢!



上級天使「……!」ブオン!

キアラ「くっ……!」

キアラ(速い……! これは、帝国のどんな兵よりも……!?)


バチィ!


キアラ「あ、ぐぅ……!?」

キアラ「これは、雷撃……!?」

――『広域回復・強』発動――
劣勢判定を無効化


キアラ(駄目、落ち着いて……!)パアァァァ…

キアラ(どんな相手にも、いつか隙が生まれるはず……!)


上級天使「……」ゴオォォ!

コンマ65以上で優勢
コンマ64以下で劣勢

↓1コンマ二桁

コンマ60


――劣勢!



上級天使「断罪!」

キアラ(っ、刃の先に雷を集めて……!?)


上級天使「……!」ズバァ!


キアラ「きゃああぁぁぁ!?」バチバチィ!

キアラ(そんな、これだけ距離をとってもまだ届くなんて……)

キアラ(痛い……これが、鍛錬じゃない……本当の、命を賭けた戦……)ゾクリ…

キアラ(兄様達は、いつもこんな思いを……)

キアラ(……っ!)

――『広域回復・強』発動――
劣勢判定を無効化


キアラ「まだですっ! まだ、倒れるものですか……!」グググ!

上級天使「……対象断罪失敗。断罪続行」


コンマ65以上で優勢
コンマ64以下で劣勢

↓1コンマ二桁

また来たか、22……!
それもこのタイミングで……!

ゾロ目:確定優勢

――優勢!



上級天使「完全なる、断罪を」バチバチバチ!

キアラ(また雷を溜めている……今が好機!)


キアラ「上級、火炎魔法!」ゴオオォォ!!!


上級天使「!?」


――『ガードヒール』発動――
劣勢判定を一度だけ無効化。以後、防御状態時補正+15の補正を得る


上級天使「無駄――」



キアラ「炎よ、集まって!」


――『紅蓮の大炎槍』発動――
戦闘中、一度だけ発動。優勢取得時、敵に3劣勢を与える
★以外の通常防御、回復行動を相手が取った場合、
その耐久値を全て削り取り、貫通分の劣勢を与える


キアラ「……初めて使うから、加減の仕方もわからないけど……!」

キアラ「地力で劣る私にはこの一撃しかない……『紅蓮の大炎槍』っ!!!」ブオン!


ズゴオオオオォォォォォ!


上級天使「っ!?」

炎槍3-ガードヒール1=炎槍残耐久2
上級天使兵残耐久2-炎槍2=0


上級天使「だ、だんざ――」ボシュゥ!

下級天使「……!」ボシュゥ!



メラメラ…



キアラ「はぁ……はぁ……た、倒せた、のかな……」ペタリ…



――勝利!!!


※救援判定前に、キアラが聖王の軍勢を全滅させました
※本人の能力の関係から森で戦闘したため、皇帝はまだ天使兵を知りません
※天使兵が帝国に散開できなかった=エカチェリーナの存在も聖国に気付かれませんでした
※想定外の上級天使敗北により、聖国の警戒心が強まります
※強敵勝利+ローズ、救援未到着のソロ撃破ボーナス

特殊判定
↓1~2

キアラレベル:122+4+4
=130

14<60

※スキル獲得失敗。次回判定以降、基準値が下がります

――


キアラ「……あ」


メラメラ…


キアラ「いけない、火事になっちゃう!?」ワタワタ



アベル「――キアラ!」


キアラ「あ、アベル兄様……!?」

アベル「よかった……無事だったか……」ダキ…

キアラ「に、兄様ぁ……」ギュ…

アベル「ロウルが異音を聞きつけて、近寄ってみればキアラの魔力も感じてな……」

キアラ「と、突然、よくわからない敵に襲われたんです……!」

キアラ「怖かったですけど……でも、なんとか、倒せたんですよ……」

キアラ「えへへ、私でも、ちゃんと戦えた……兄様の、お役に立てたかな……?」

アベル「っ! ああ、よく頑張った。よく頑張ったぞ、キアラ……」ナデナデ…

キアラ「うっ……ふぐぅ……!」グスッ…

アベル「本当に、よかった……」ナデナデ…

――

初っ端から危険なコンマをガンガンとられて冷や冷やし、標的判定でキアラになり、追い込まれたところでまさかの22で逆転勝利……
コンマ荒ぶりまくったあたりで今日はここまで
キアラが以前の恋バナで恋をそっちのけにした鍛錬をしていなければレベル上がっていない=下級天使を排除することもできなかったわけですから、前の時点からコンマの奇跡は始まってたんですね……
なお見れば分かる通り、天使兵の中級以上は相当な強さ(聖王の怒り基準のため、最高ランク)になっています
計40パーセントの確率でアドルランとカインがピンチでした

正直、ここで天使兵が全滅するのは想定外ですので、色々考えます
本日もありがとうございました!

(キアラ重傷or死亡でアベル達の怒りと悲しみのパワーアップイベント起こるか?というゲスな考えが浮かんでごめんよ)
>>709をみると救援の後に逃走判定があって、その後帝国に散開した天使兵達を各個撃破していくのが本来の流れだったのかな

こんばんはー
今日も少しづつ進んでいきます
もうプロットなんて組み直すたびに粉砕されて欠片も残ってないです(白目)
なお今回の天使兵強襲も、>>721さんの仰る内容が予定物でした
そもそも最初の判定で上級含めた軍勢引いてる時点で、本来単騎キャラが勝てる相手ではなかったのですが……
キアラがギリギリ下級天使を黙らせる域に到達していたのがやはり大きいですね
なお、標的判定の時に91以上がギルバートという救済はありました

それでは頑張ったキアラから再開です

――


【城塞】

アベル「シア、悪いが回復を頼めるか!?」

シア「ど、どうしたんですか急に~!?」

キアラ「に、兄様、怪我は自力で回復していますから大丈夫……!?」

シア「キアラさん、どうしたんですか~!? 煤がついていますし、お洋服もボロボロじゃないですか~!?」

バタバタ!

ロウル「アベルさんっ! ――! やはり、キアラ様が何者かに!?」

エリス「っ、許せません! すぐにでも、打って出ましょう!」

アーシャ「ここの護りもだいぶ強固になったわ。今なら、私達が総出しても大丈夫な筈です!」

キアラ「お、落ち着いてください皆さん……!? わ、私は本当に大丈夫だから……」

キアラ「多分、ですけど……私を襲ってきた敵は、全員倒せた筈です……」

アーシャ「ほ、本当なのアベル?」

アベル「ああ。俺が駆け付けた時には、敵の反応はなかった」

アベル「だがとはいえ、キアラが巻き込まれた事実は揺るがない。キアラが落ち着くまで、全員で護衛だ」

アベル隊「「了解です!!」」

キアラ(に、兄様、だからもう大丈夫なのに……)

キアラ(でも、嬉しいな……)


――

――


アーシャ「はい。洒落たものじゃないただのホットミルクだけど……」コト…

キアラ「あ、ありがとうございます」コクコク…

キアラ「……ふぅ」


ガチャ


ロウル「応急ですけど、キアラ様の服直しておきましたよ。服の破れ具合に反して傷が無かったのは幸いです」


エリス「ロウルさん、それは違いますよ。キアラ様は、戦闘中での回復が得意なんです……」パアァァ…

シア「……間違いなく、かなりの傷は負われていた筈です。痛かった、ですよね……」パアァァ…

キアラ「そ、そんな二人がかりで回復して頂かなくてもぉ……!? に、兄様ぁ!?」

アベル「悪いが、大人しく回復されていろ。時間差で発動する魔法もあるからな。念には念を、だ」

アベル「しかしキアラ……本当に何があったんだ?」

キアラ「じ、実は――」


――キアラ説明中――


アベル「っ!?」

シア「そんな、まさか……」

エリス「……リーナさんとマークスさん、パトラさんも呼んできます」

キアラ「え? え?」オロオロ



――

パトラ「何やら慌ただしいですが……あら?」

リーナ「私まで呼ばれたとなると、大事の様ですわね……」

マークス「む、見知らぬ少女がいるが……」


キアラ「ア、アベル兄様の城塞に知らない方が沢山!?」


パトラ「えーと……アベル皇子、呼ばれたということはこの子には正体を明かしても?」

アベル「構わない。その子もこちら側。俺の妹の帝国第一皇女、キアラだ」

マークス「なんと!?」

パトラ「これは失礼致しましたキアラ皇女。私は王国将のパトラ。クラウス王の命によりアベル皇子の隊に加わっております」

マークス「私はマークス。聖国にて神父を務めております。……あなたも、邪悪な異教徒ではなさそうだ。そうなると……」

リーナ「……お初にお目にかかりますわ。私はエカチェリーナ……今はリーナを名乗っておりますが、一応聖国第一王女ですの」

キアラ「え、えぇー!? お、王国の、それも国王様から直々に遣わされた将軍様に!?」

パトラ「そ、それほどでも……」テレテレ

キアラ「シアさん以外の聖国の聖職者……」

マークス「?」ムキィ!

キアラ「…………凄い方に、そして……えっと、聞き間違いじゃないですよね? 聖国第一王女って……」

リーナ「今は亡命した身ですので、大したものではありませんわ。それより……」

キアラ「?」

リーナ「……」

アベル「!?」

特殊判定
↓1コンマ二桁

おおう!?

特殊判定結果
姉妹格差は生まれるのか?キアラの胸のサイズは?

87(格差発生! 華奢な見た目に反してシア以上の大ボリューム!)


――


リーナ「っっっ――」ファー…


キアラ「?」

ロウル「……一応我慢はしたみたいですが、これは……ショックの受け過ぎで意識が旅立っていますね」

ロウル「あれ? 彼女がそんな反応するってことはもしかしてキアラ様って……」

キアラ「え? え? え!?」オロオロ

ロウル「し、失礼しますキアラ様!」ガバッ!

キアラ「きゃっ!?」


モニュン


ロウル「――」ファー…

キアラ「に、兄様の前で恥ずかしいです……///」

アーシャ「……ロウルちゃん、少しリーナさんに毒されてないかしら?」

パトラ「大きくても、辛いこと多いんですが……」

シア「そうですよね~」ウンウン

エリス(……アベル様は、大きい方がお好みなのでしょうか……?)ムニムニ…


アベル「……帰ってこい、二人とも。今の問題はそれじゃない」コツン、コツン

ロウル「はっ!?」

リーナ「はっ!?」

アベル「問題はもっと深刻だ。キアラ、さっきの話をもう一度頼めるか?」

キアラ「は、はい」


――

――


リーナ「そんな……」

マークス「……」

シア「やはり、ですよね……」

リーナ「ええ、特徴が完全に一致しています。間違いなく――兄の、天使兵ですの……」

パトラ「信じられない……突然の奇襲だけでも騎士道に反する行為ですが、真っ先に狙うのが子供だなんて……!」

リーナ「本当に、馬鹿なことをやっている場合ではありませんでした。キアラ、重ね重ね謝罪致しますわ……」フカブカ

キアラ「い、いえ!? エカチェリーナ様がお気になさることでは!?」

リーナ「リーナで結構ですの。今の私は、道を踏み外した兄を止められなかった無力な女ですからね……」

シア「考えられるのは、やはり転移魔法による無差別転送、ですかね~?」

ロウル「その線が濃厚ですね。今回はキアラ様が倒しきってくれたみたいですけど……」

アーシャ「転移魔法、そして天使兵の正体が聖王の魔法だった場合……」

エリス「……『このままでは同じことが起きる』可能性が高い、ですね」

アベル「……」

特殊判定
↓1~3コンマ二桁

もう笑うしかない(白目笑)

特殊判定結果

1アベルの忍耐力
15-15(キアラ負傷)
=0

 聖 王 ? 潰 し て や る 

2アベル隊面々の忍耐力
06-15(キアラ負傷)
=0

 聖 王 ? 潰 し て や る 

3怒りの特訓
63>50

※基準値を上回ったため、全体強化獲得


※聖国との対話路線が完全消滅しました

※また、シュタイナーとアルフォンスも帝国への敵意MAXです

※よって全面戦争開幕です



――

――



アベル「―――」ヒュォォォ…

リーナ「ちょ、アベルあなた冷気がでてますの……!?」

アベル「リーナ、悪いが――俺にも我慢できるものとそうでないものがある」

リーナ「……っ」ゾクッ





アベル「――天使は……いや、聖王シュタイナーは……殺すっ!!!」グッ!




アーシャ「……駄目ですよアベル。冷静にならないと」

アーシャ「冷静に――聖王をどう完膚なきまでに打ち倒すか策を考えるんです」

ロウル「……とりあえず、これではっきりしましたよ。聖王は神の名を借りただけの、帝国以上の暴虐者です」

ロウル「――それなら同じ土俵で戦ってやりましょう。実力で、力づくで、聖王をぶち抜いてやります」

エリス「……キアラ様は、本来戦いを嫌われる心優しい方です。考えは、聖国寄りなのに……」

エリス「――天使だろうが神だろうが、立ち塞がるなら切り伏せます」


シア「……悲しいです」

シア「――でも、もう聖王様とはお話は無理なんだって、私でもわかりますよ?」

マークス「……聖王様。あなたは、我らを想っていてくださった」

マークス「――しかし、他国の民を、そして神のことを省みぬ行動など……それこそ、邪悪な者の所業です」

パトラ「……アベル皇子やアーシャさん、シアさんやマークスさんを見て、帝国にも聖国にも良さがあることは学べました」

パトラ「――しかし、貴族として……いえ、人として、聖王の所業はとても無視できません」


リーナ「あなた達……」

アベル「……リーナ」

リーナ「……ええ」



リーナ「――討ちましょう。兄を、聖王シュタイナーを」



キアラ(く、空気が震えて怖いよぉ……!?)ガタガタ


――

アベル「しかしまずは、帝国そのものの防衛力を高めなければ話にもならない」

アーシャ「最低限『転移魔法を妨害』できないといけませんね……」

シア「この城塞の防衛は、転移魔法を妨害できるようになっていますけど……帝国全体となると~……」

マークス「私達はアベル皇子の捕虜であり、帝国の捕虜ではない。動き回るのは難しいだろうね……」

ロウル「それと無く皇帝陛下に情報を……駄目ですね、こちらの本来の計画が露呈する可能性もあります」

エリス「対策前に天使兵が現れたら『散策中でも迅速に排除』する必要がありそうです」

パトラ「貧民街の子供達も狙われないとも限りません。とても私達だけじゃ手が回りきりませんよ?」

リーナ「……アベル、あれからあなたは大きく成長されたようですわ。他の面でも進展があるのではなくて?」

アベル「……一応は。そして、魔法の防衛なら適任者が一人いる」

アーシャ「! カイン様ね」

アベル「ああ。以前の兄ならともかく、この危機を伝えれば動いてくれるだろう」

ロウル「……でも、あの人戦えるんですか?」」

エリス「カイン様は、今まで自分の力に酔って鍛錬をまともにしてこなかったのが全ての間違いだったんです」

エリス「宿している魔力は相当なもの。そして戦いではなく、事前に準備に時間をかけられる防衛魔法なら……」

アベル「ああ。十分強力なものが作れるだろう。……勿論、有事に備えて一緒に鍛錬はするがな」

エリス「今度は鍛錬回数を前回よりも一桁増やしてみましょう!」

――


カイン「……!?」ビクゥ!

エメリナ「ど、どうされましたカイン様!?」

カイン「い、いや……なんだか凄く、嫌な予感が……」


――

※後日、カインとの鍛錬が確定しました
 プライド0のため、帝国防衛には無条件で協力してくれます

――


アベル「……キアラ」

キアラ「は、はい!?」

アベル「本当に、一人でよく頑張ったな……」ギュ…

キアラ「は、はい……!」ギュ…

アベル「もう、天使などに怯えなくていい。俺達が……」

キアラ「……」


1:アベル「俺達が、天使も聖王も倒しきって見せる」

2:アベル「……いや、手を貸してくれるかキアラ?」


↓1~3多数決

2:


アベル「……いや、手を貸してくれるかキアラ?」

キアラ「……!!」

アベル「お前が、優しい子だとはわかっているつもりだ」

アベル「だが、お前はそれでも……天使兵に臆することなく挑んだ、立派な皇女だ」

アベル「もしキアラが天使兵を止めなければ……帝国中に散らばり、犠牲者が出ていたかもしれない」

アベル「俺達がこうして色々と考えて動けるのも、全部キアラが頑張ってくれたおかげだ……」

キアラ「に、兄様ぁ……!」ダキッ!

アベル「もちろん、無茶はしないでほしい。だけどきっと……キアラは……」

キアラ「うん……! 怖かった、痛かった……! でも……!」ポロポロ

キアラ「私だって、わかるよ……! 本当に、兄様達と平和に暮らすには……どうしなきゃいけないかって……!」

シア「……キアラさん」ナデナデ

キアラ「大丈夫です……! 私も、頑張ります……!」



キアラ「私は帝国の第一皇女で……私にだって、守り抜きたいものはあるから……!」




※キアラが完全に戦への覚悟を決めました

※アベル隊への合流は現時点では不可能ですが、イベントの際の判定などで場合によっては今後も戦闘を行います
 敗北による重傷判定まではでる可能性がありますが、回復魔法を本人が使えるため一命は取り留めます

※転移魔法の練度上昇により、緊急時はフィーアと共に救援判定に現れるようになります



――

またしてもコンマが荒ぶったあたりでここまで
まさかの両サイドが完全にブチ切れてしまったため、もう聖国(シュタイナー&アルフォンス)との和解はありえません
なお全面戦争とはいえ、あくまでまだアベル達のみですし、上級天使部隊が全滅した影響でシュタイナーも慎重になります
皇帝を警戒しつつ、聖国からの防衛を考える流れになるでしょう
そして色々取るべき判定増えてしまったので先に↓1~8コンマ判定とっておきますね(多いので連取もありです)

本日もありがとうございました!

こんばんはー
すみません、ちょいと多忙で今日明日の更新は難しそうです。とりあえずまーたコンマが狙撃されてて笑えます(笑)
1時間程度なら書き溜めつつここを覗くことができるので、質問や(実現できる保証無ですが)要望などを受け付けときます
ところでなんでみんな男を脱がせたがっているんですかねぇ……

とりあえずリーナ以外は胸が恵まれてるのは分かったけど男たちの雄っぱいはどうなってるんですか?
あとマークスとか図ってない男たちの夜レベルとかも気になるかも

男性陣が脱いだ場合
アベル:ヒロイン勢&フィーアがヤバい
お兄ちゃん:エメリナにまたカービィされる
アドルラン兄様:頑張れ従者組
マークス:あんまり変わらなくない?(感覚麻痺)

あとフィーアは数値的にどれだけのつるぺたなのかが気になる。コンマ荒ぶってマイナス補正込みでリーナと同レベルとかだったらもう目も当てられないけど。
(※なおフィーアはあと6年の成長の余地がある&キアラと全く同じ血が流れている模様)

見たいから(直球)
ではなく恋愛感情がはっきりしないかなと思ったり

マークス神父から性の手ほどきを受けるカインだって?(幻聴)

お疲れ様です
これから戦争真っ只中になりそうだけど、ヒロインとデートとかできます?シアとは以前やってたけど、エリスとはして無かった気がするし
あとアドルラン兄さんの味方への引き込み方もできれば

>>781
前スレにあるけど、兄様は『フローレンさん、ノワールさんのこと倉庫に軟禁してる上に醜い嫌がらせしてますよ』って言えばすぐ寝返ってくれるよ

>>777
雄っぱい判定はちょっと判定内容に困るので流石にパスで……
夜は適当な時に測りますかね。あとはマークス神父とバーンズかな?

>>778

01~20:無、貧乳。ちっぱい(フィーア10、ロウル20)
21~40:微、美乳。慎ましおっぱい(エリス40)
41~60:普乳。大き目もこの辺(アーシャ60)
61~80:豊乳。揉み心地抜群(シア・パトラ80)
81~94:巨乳。埋まりたい大きさ(キアラ87)
95~99:爆乳。凄いけど身体への負担大きそう(該当なし)

00:断崖絶壁。虚無(エカチェリーナ)

大体こんなイメージでした

>>779
お酒で男は約二名が服を脱ぎ捨てます。偶数ゾロ目と90以上が脱ぐラインだったのに対象者多すぎ問題

>>780
以前の判定で、カインはまずアベルに相談に向かうのは確定しています

>>781
休日交流で対象選択→交流安価でデートっぽいのは可能です。
アドルランは>>782の仰る通り、遭遇時にノワールの待遇を伝えればアベル側になります
この後交流チャンスはすぐにやってくるので、大丈夫と思えば伝えましょう

おそくなりましたが、こんなところでしょうか
それではお休みなさいませ

こんばんはー
思ったより長引いた……今日も少しだけ進めます
前回の8個の判定を済ませたあと、一回通常交流を挟みます

胸の成長判定は……どうしようかなぁ

――


キアラ「それではアベル兄様、皆さん。私も緊急で抜け出してきたのでそろそろ失礼致します」

リーナ「……キアラ、身勝手なお願いだとはわかっています」

リーナ「しかしどうか、聖国そのものを恨まないでいただけます?」

リーナ「兄は討たねばならないかもしれませんが、まだ民は救える筈ですの」

リーナ「ここで皇帝の逆鱗に触れ、本当に帝国と聖国が全面戦争となれば……」

アベル「父のことだ。弱者……貧民街の死者などは気にしないだろう」

アベル「被害を考えればリーナが新たな聖王となり、帝国との同盟を結ぶのが一番だが……」

キアラ「大丈夫。私も……シアさんにマークスさん、そしてリーナさんを見て、聖国の人全てを滅ぼすべき人とは思えません」

キアラ「もちろん、パトラさんの王国も。でも……多分、少なからずお父様にこの襲撃はばれます……」

キアラ「私の前に、何人か兵士の方が犠牲になっていますから……」

アベル「……運任せだな。父は弱者に興味を持たない。兵士が突然殺されたとしても、それは油断した兵士が悪いと判断される」

アベル「だが、襲ったのが聖王の転送した天使兵とわかれば……腑抜けた男として激怒し、父自らが出陣する可能性も否定できない」

リーナ「そうならないことを祈るしかありませんわね……」

アベル「そしてキアラが討伐したことを感づかれるのも不味い。侵入者がいたが……ローズさんが仕留めたことにしておこう」

キアラ「わかりました。ローズさんなら、本気を出せば実際に倒せたと思いますし」

キアラ「それでは……」ペコリ


――

――――
―――
――



【帝国・皇帝の間】

ギルバート「……何?」

ローズ「城内にて、所属不明の敵兵を発見。兵士数名を殺害したのち……」

ローズ「よりにもよってフィーアちゃんがいる部屋に向かったので――アタシが撃滅しました」

ギルバート「そうか……」


――

8連特殊判定結果

1皇帝ギルバートの忍耐力
70+15(実力主義)>70
=85(不甲斐ない兵士よ……)

※基準値を上回ったため、皇帝は動きません


――


ギルバート「よくやったローズ。それにしても不甲斐ない兵士よ……」

ローズ「……」

ギルバート「たとえ城内であっても、常に敵が周りにいる心構えは必要だ」

ギルバート「油断したか、そもそもの鍛錬が足りなかったか……死んだ兵士の自己責任よ」

ギルバート「ローズよ……引き続き、フィーアの警護に努めるのだ……」

ローズ「はっ!」


――

――

【アベルの城塞】


アベル「……今頃、キアラ経由でローズさんが父に報告をしている頃か」

ロウル「皇帝陛下が激怒しなければいいんですけどねぇ」

アーシャ「……私は、聖王のやりくちに久々に怒りを覚えましたけどね」

アベル「ああ。だが怒りに任せ聖王に突撃をしても、敗北する可能性が高い」

リーナ「以前アベルに伝えたと思いますが、シュタイナーは身のこなしが軽く回避率が高いです」

ロウル「それは今となっては問題ありませんね。エリスさんの制圧前進の前には無意味です」

エリス「頑張ります! そしてそこにロウルさんの援護も加われば……下手に回避した方が逆に追い込めます!」

リーナ「頼もしいですわね。けれど、聞き出した別の技も厄介ですわ。強烈な閃光で視界を埋め尽くし、攻撃状態を崩してくるのです」

エリス「うっ……それはちょっと厳しいです……」

アーシャ「安心して。防戦に持ち込まれたら、私の出番。視界不明瞭な状態でも動ける策を編み出しますからね」

シア「私も、防御状態時の戦闘ならお手伝いができるかもしれません~」

リーナ「……なんだか、皆さん結構もう戦う準備が整っていますのね?」

エリス「気がついたらこうなっていました。それでも、油断は禁物です。鍛錬あるのみです!」

アベル「そうだな。俺もキアラに負けないよう精進しないと」



パトラ(私も、何かお役に立てるように頑張りたいですが……)

パトラ(どうすれば……)

パトラ(……いえ、まずは基礎の鍛え直しからですね。流石は帝国式。王国よりも力がつく実感ありますし……)

――


特殊判定結果
2~7 怒りの鍛錬各人レベルアップ判定コンマ一桁

アベル07→84+7=91
エリス98→200+8=208
アーシャ82→99+2=101
ロウル80→83+1=84
シア54→76+4=80
パトラ16→43+6=49

――

―――

【帝国・皇女の私室】



ローズ「――というわけで、皇帝陛下に動揺した様子はなかったワ」

キアラ「そう、ですか。よかったです、これでアベル兄様達も……」

フィーア「アベル兄様が、さらに王国と聖国の方と仲良くなられていたのはいい知らせですけど……」

ローズ「ええ……」


――

8ローズとフィーアの忍耐力
26-15(キアラ負傷)<30
=11(天使と姉様を狙った奴には容赦しない)

※基準値を下回ったため、ローズとフィーアのスキル解放

――


ローズ「――私の天使を狙った罪は、許し難いワ!!!」クワッ!

フィーア「はい! 許せません!」プンプン!

キアラ「ローズさん、フィーアちゃん……」

ローズ「……安心しなさい。皇帝陛下のことは気にしないで」

ローズ「アベル様達も、きっと凄い怒ってたんじゃない?」

キアラ「は、はい。あんなアベル兄様、初めて見ました……」

ローズ「それだけみんな、あなたを大切に想っているのよ。勿論、アタシもね?」

ローズ「――アタシも、流石にキレたわ。天使兵は全員、地の底に沈めてやるワ……」ゴゴゴゴ…


※ローズの★スキル『狂い咲き』が解放されました!

★『狂い咲き』
キアラ及びフィーアが鍛錬以外で負傷した場合に発動
平時、戦闘時問わず自身の基礎レベルを+60する
(キアラ:済・フィーア:未)

ローズレベル125+60=185




フィーア「私も、戦いは好きじゃないけど……」

フィーア「突然、宣戦布告も無しにキアラ姉様を狙ってくるなんて流石に許せません!」

フィーア「姉様、頼りないかもしれませんが、いざという時は二人で行動しましょう!」

キアラ「え、ええ。ありがとうフィーアちゃん……」


フィーア(でも、私は姉様と違って魔法の才能は無いし……)

フィーア(普通の人よりも凄いらしい気配絶ちも、回復魔法とかで防御されちゃう……)

フィーア(少しは正面からでも戦えるように頑張っていかないと……)

フィーア(目指すは、エリス姉様です!)



※フィーアは追加スキル『研ぎ澄まされる刃』を獲得しました!

『研ぎ澄まされる刃』
戦闘時、常時補正+5
優勢判定を防がれる度に、補正を+5ずつ加算する


――

――


【城塞での休日】

アベル「……王城に動きが見られない」

アベル「そうなると父は動かず、聖王も第二波を送り込んでこなかったということになるが……」

アベル「油断はできないな。何しろもうすぐ……」

アベル「今は今できることをしよう」


アベル:レベル91
夜技:93
【状態】健康
【道具】
『ゾロ目チケット』×3
判定を一度だけゾロ目に変えられます
ただし、特殊判定及びレベル判定では使用不可

1:仲間と交流(好感度上昇やイベントなど、交流相手指定も可能)

・エリス(レベル200・★好感度114)

・アーシャ(レベル101・★好感度105)

・ロウル(レベル84・好感度85)

・シア(レベル80・好感度★101)

・パトラ(レベル49・好感度50)

2:鍛錬(レベル上げ。アベルのみ・誰かと・合同鍛錬のいずれかを選択)

3:散策(貧民街・帝都・王城が散策可能。判定で遭遇や情報)

×:調査(敵将や戦場の情報入手)

5:道具屋(道具の購入を行います)

↓1

まさかの
すみません、ちょっと道具屋のテンプレ探してきます

5:道具屋

アベル「……しかし、改めて腹立たしいな聖王シュタイナー」イライラ

アベル「狙うなら、父や俺達皇子の首ではないのか?」イライラ

アベル「……駄目だ、こんな精神状態では誰かといても不快な気分にさせてしまう」

アベル「かといって鍛錬も今は上手くいきそうにないな」

アベル「仕方がない……買い物でもして憂さ晴らしするか……」


――


【道具屋】

アベル「すまない、もうやっているか?」

店主「ひぇ!? いらっしゃいませ!?」

店主「なななな何かご入り用ですかな?」アセアセ

アベル「……何を焦っている?」

店主「い、いえまさかまたお越しになると思っていなかったといいますか……」アセアセ

店主「商品増やしてないとか、そんなことは……」アセアセ

アベル「……」

店主「お、お代は結構ですのでどうかお許しを!?」


1:ヨルツヨクナール(怪しいお薬と教本のセット。夜技が上昇します)

2:ヨルスゴクツヨクナール(パワーアップ版。夜技が大きく上昇します。一品限り)

3:守りの護符(戦闘時、一回だけ劣勢を防ぎます。所持限界数1)


買うものを指定

↓1

2:ヨルスゴクツヨクナールを購入


アベル「……ではこれを貰おうか」

店主「あ、ありがとうございます!」

アベル(酷い名前の商品だ……)

アベル(その名前に好奇心負けした俺も俺だが)


――

【アベルの自室】


アベル「ふむ……」

アベル「教本の方は大したことがないな。母上の方が遥かに詳しい」

アベル「問題はこの薬だが……」

アベル「一応飲んでみるか」グビッ


↓1コンマ一桁(保証値あり)

コンマ一桁3…サイズアップ

コンマ一桁×2のレベルアップ

アベル夜レベル:93+3×2

=99(もうほぼ最大値。大きさと技術の両方で女性を屈服させます)



アベル「……これは」ビキビキ

アベル「…………」ビキビキ

アベル「……戯れに飲むものではなかったな」

アベル「……しばらく落ち着くまで大人しくしていよう」


※あまらせた教本を、カインにあげられるようになりました(商品変化無しお詫び)

――

――


【城塞での休日・夜】

アベル「……ようやく落ち着いた」

アベル「俺は何をしているんだろうか?」

アベル「よ、夜こそは普通に行動しよう」


アベル:レベル91
夜技:99
【状態】健康
【道具】
『ゾロ目チケット』×3
判定を一度だけゾロ目に変えられます
ただし、特殊判定及びレベル判定では使用不可
『スゴイ教本』×1
夜の技術が副作用無しで上がる本
薬は飲んじゃったのでコンマ一桁採用。カインに渡せる

1:仲間と交流(好感度上昇やイベントなど、交流相手指定も可能)

・エリス(レベル200・★好感度114)

・アーシャ(レベル101・★好感度105)

・ロウル(レベル84・好感度85)

・シア(レベル80・好感度★101)

・パトラ(レベル49・好感度50)

2:鍛錬(レベル上げ。アベルのみ・誰かと・合同鍛錬のいずれかを選択)

3:散策(貧民街・帝都・王城が散策可能。判定で遭遇や情報)

×:調査(敵将や戦場の情報入手)

×:道具屋(道具の購入を行います・ただいま改装中)

↓1

3:散策・エリスと王城



アベル「……そういえば、母上からエリスを連れてくるように言われていたな」

アベル「こんな時間だが大丈夫だろうか?」



アベル「――そういうわけで、いいかエリス?」

エリス「はい、私はいつでも大丈夫です!」

アベル「済まないな。それじゃあ早速向かおう」


――


【帝国・王城】


アベル「しかし、本当に会えるのだろうか……」コソコソ

エリス「いざとなれば、見張りの兵士を静かにさせます……!」コソコソ

アベル「昨日の天使兵で少なからず城内の警戒が強まるかと思ったが……」コソコソ

エリス「それほどでも、ないですね……」コソコソ

アベル「……よし、ここまでこれたか。あっちの倉庫に母上が……」




ノワ│扉「アベル……こっちですよ……」テマネキ





アベル(もう後は手前の罠を凍らせたら、母上地力脱出できそうだな……)

アベル(おそらく、俺達を気遣ってのことだとは思うが……いつの日か……)


――

――


【ノワール幽閉部屋】


ノワール「嬉しいわ、こうして何度もアベルと会えるなんて……」

ノワール「そして、あなたが……」

エリス「は、初めましてノワール様! アベル様のメイドのエリスと申します!」ビシッ!

ノワール「ふふ、アベルのお友達はみんな真面目ね」

アベル「はい。みんなに、助けられています。しかし母上、今日も鍵が……」

ノワール「前回外に出た時に、鍵穴に細工をしておいたのですよ」

ノワール「閉めても、閉まっていない。それに気がついても、原因は埃や塵ですから経年劣化と思うでしょう」

アベル「そ、そうですか……」

ノワール「それより……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

だからなんでエリスは頻繁に戦闘系で偶数ゾロ出しちゃうのっ!?(ビターン!

エリス、スキル覚醒状態のため偶数ゾロでのみスキル伝授

コンマ66

66


偶数ゾロ


ノワール、エリスにスキル伝授です(白目)


――

ノワール「あなた、凄いのね……」

エリス「は、はい?」

ノワール「私が現役の頃と同じかそれ以下の歳で、これほどまでに……」

ノワール「それでいてまだ伸びしろがある。天性の才能としか言いようがないわ……」

ノワール「場所が場所なら手合せをお願いしたいところだけど……」

エリス「そ、そんな私なんて……!」ブンブン!

アベル(巻き込まれたら俺は死ねる自信がある)

ノワール「あなた……魔法剣士かしら?」

エリス「は、はい」

ノワール「そうね、あなたには……」


1:攻め

2:守り

↓1~3多数決

1:攻め


ノワール「私と戦闘スタイル近そうだし、これがいいかしら?」ヒュオォ…

ノワール「――あなたなら……これも防げるでしょう?」


エリス「―――――ッ!?」シュ、キィン!


アベル「!?」

ノワール「お見事。これ、私の得意な攻撃だったのにあっさり防がれちゃったわね」

エリス(あ、危なかった……! たった投剣一本なのに、ものすごい恐怖を感じた……)

エリス(これが、アベル様のお母様……)

エリス(実力主義の皇帝陛下が、思わず手を出してしまうほどの――強者……)ゴクリ

ノワール「でもこういった投剣は、本命が防がれた後に放つことで真価を発揮するの」

ノワール「たとえば、渾身の一撃を防がれた時。すぐさま追刃」

ノワール「狙えるタイミングは多くは無いけれど、相手は渾身の一撃を防いだことで油断するか、体勢を崩している」

ノワール「そこに迫る攻撃は、そうそう防げないものよ」

エリス「な、なるほど……」


――

※エリスは追加スキル『慈悲無き投刃』を獲得しました!

★『慈悲無き投刃』
戦闘時、常時補正+10
優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9の時、かつそれが防御された時、
★スキルでも防げない必中優勢判定を与える

――

――


エリス「こうして、こう! でしょうか?」

ノワール「すごいわ……! あなたなら、隠密部隊長も楽々就任可能ね」パチパチ

エリス「い、いえ、私はアベル様のメイドであり続けたいので……」

ノワール「そう……」

エリス「でもありがとうございます、ノワール様」

エリス「これからも腕を磨き、アベル様をお守りいたします!」

アベル(強くなりたい……心底……)

ノワール「ふふ、よろしくね?」

ノワール「――ところでエリスちゃん?」

エリス「はい」

ノワール「アベルとの夜は――どうなのかしら?」

アベル「」

特殊判定
↓1コンマ二桁

本当にエリスって凄いわぁ……(白目)

あれから何度か抱かれた今のエリスの夜レベルはどうなった?
最低保証02

コンマ02


 変 動 無 し !


※あまりに低すぎるため、流石のノワールも伝授不可能


――

エリス「夜、ですか?」キョトン

ノワール「え?」

エリス「夜はアベル様達とお夕飯を楽しんで、軽く鍛錬をして、お風呂に入って……」

ノワール「…………アベル」

アベル「はい……」

ノワール「あなたの城塞は、絶滅危惧所保護区域か何かになったのですか?」ハラハラ…

ノワール「え、だってあなた、この子と……え?」

アベル「……エリスは、とても純真な子なんです」

ノワール「だからって……肉体関係を持って……えぇ……?」

ノワール「……質問の仕方が悪かったわね。アベルと一緒に寝てどう?」

エリス「とっても気持ちいいです! アベル様が撫でてくださるだけで、私、本当に幸せで……」ポヤー

ノワール「…………アベル」

アベル「……はい」

ノワール「本当に、大切に扱ってあげなさい……」

ノワール「私には、この真っ白な子を黒く染めることはできそうにもないわ……」

アベル「それは勿論です」

ノワール「……それだけ、この子が心の底からあなたを大切に思っていてくれている証なのかもしれませんけどね」

ノワール「エリスちゃん、こんな息子と母親だけど……これからもよろしくね?」

エリス「はいっ!」ニコリ



※エリスの夜レベルは変動しませんでした
 ちょっとやそっとでは変動する気配もなさそうです

――

戦闘ではとことんゾロ目や高コンマを叩きだし、対して夜絡みは最低値を叩きだすという、エリスが最強にして最弱というキャラが確立されそうなところで今日はここまで
この後少々会話を挟んだ後、いよいよ酒絡みの祭りイベントに突入しますが……すでにこちらもゾロ目高コンマに蹂躙された後です
00キャラは脱いだ後の行動を安価する予定です

そしてそれで追加で使うかもしれないし使わないかもしれない判定を
↓1~4コンマ二桁で

本日もありがとうございました!

乙です

乙乙

よーしパパゾロ目取っちゃうぞー

乙ですー

追記

たった今、酒で大惨事になった人に追撃の惨劇が発生しました
かつてのカインを上回りかねないレベルです(白目)

それではお休みなさいませ

こんばんはー
本当は明日投下の予定でしたが、時間かかりそうなのでフライング気味に投下開始です
判定は以前まとめてとっているので、発表時に各々公開していこうと思います

――


ノワール「でもよかった。アベルも戦い漬けの日々を送っているわけでもないのね……」

ノワール「アベル? 大変だと思うけれど、エリスちゃんのことも考えてあげなきゃ駄目よ?」

アベル「わ、わかっています」

ノワール「……本当かしら? ――明日は帝国の建国記念日だけど、用意は出来ているの?」

アベル「あ!?」

エリス「そういえば、そうでした!」

ノワール「帝国にいい感情が無くても、あなたは皇子なのよ?」

ノワール「それに、暗黒街すら休戦状態になる帝国全土の祝いの日。楽しまなければ損というものよ?」

アベル「あの父上が、直々に施行しましたからね……記念日は争うな、しかし祝わなければ極刑という極端な法を」

エリス「どうしてなんでしょう?」

ノワール「あの人……ギルバートはね、初代皇帝陛下を敬愛しているの」

ノワール「この過酷な土地を自ら切り拓き、人々を纏め上げ、一大帝国を作り出した圧倒的な実力者……」

ノワール「そんな帝国も、時の流れで弱体化して王国と聖国に領土を奪われて今に至るわけだけど」

ノワール「それが許せず、彼はかつての帝国を取り戻したがっているようだったわ。……今はわからないけど」

アベル「そうでしたか……」

ノワール「とにかく、あなた達も明日は羽目を外して楽しんでしまいなさい。私も、あなた達のおかげで楽しめそうだしね?」

アベル&エリス「「はい!」」


――

――特殊イベント・建国記念日――





【帝国・皇帝の間】





ギルバート「……聞け!」

帝国兵達「「!!!」」

ギルバート「今日は、偉大なる初代皇帝がこの国を建てた、歴史的な日である!」

ギルバート「初代皇帝の強き帝国、それこそが我らが目指すべき帝国の姿なり!」

ギルバート「帝国に生きる者である以上、弱者も強者もこの記念日を祝うのだ!」

ギルバート「今日だけは鍛錬も何もするな! ひたすらに祝え! この帝国が生まれた日を!」

ギルバート「もしこの祝いの日を妨げる者がいれば、すぐに報せろ。――我が直々に、全身全霊を持って、滅する」

帝国兵達「「はっ!!! 帝国全土に徹底して広めます!!!」」

ギルバート「よし……」

ギルバート「……」

ギルバート「……貴様達も、仕事が済み次第好きに動くがいい。今日は戦闘行為以外は不問とする」

帝国兵達「「ひゃっほう!!!」」

――

――


ギルバート「……」



アドルラン「父上、失礼致します」

ギルバート「アドルランか……どうした?」

アドルラン「その、今日の記念日なのですが……」



1:「カインやアベル達、家族と共に過ごしてもよろしいでしょうか?」

※アベル隊、カイン&エメリナ、アドルランと従者二人、皇女二人とローズ
 がアベルの城塞にて酒を飲みます。参加者の中に酒に弱い者がいた場合、惨事を多くの人に見られる可能性があります


2:「私の従者と共に過ごしてもよろしいでしょうか?」

※各皇族と従者が個々にそれぞれの部屋や店で思い思いの時間を過ごします
 騒ぎが広がらず沈静化しやすいです

↓1~5多数決





アドルラン「カインやアベル達、家族と共に過ごしてもよろしいでしょうか?」

ギルバート「……構わぬ。好きにするがよい」

アドルラン「はっ! ありがとうございます!」



フローレン「……」ニヤリ


フローレン「アドルラン、少し待ちなさぁい?」

アドルラン「母上?」

フローレン「折角の記念すべき日なんですものぉ。お母さんも、ちゃあんと祝いの品は沢山用意しているのよぉ?」パチン!

メイド「フローレン様、ご注文の品を全てお持ちしましたけど……」ゴロゴロ…

フローレン「ご苦労様。それ、ちょっとアドルランにもおすそ分けしてあげて?」

メイド「かしこまりました!」

アドルラン「母上、これは……」

フローレン「帝国上流階級でも滅多に食べられない、最高の食材で作られた料理や菓子に……」

フローレン「とっても美味しい――果実の飲み物よ?」

フローレン「今日は可愛いカインにフィーア、そしてアベル達と過ごすのでしょう? 楽しめるものは一杯あった方がいいわよぉ?」

アドルラン「……ありがとうございます母上。キアラ達も、喜ぶことでしょう。それでは早速行ってまいります」スタスタ…

メイド「あ、アドルラン様! 目的地まで、こちらの品々をお運びいたします!」ゴロゴロ!

フローレン「……」











フローレン「ふふふ……今日は久々に、楽しめそうねぇ……?」

フローレン「何も知らないあの子やその知り合いが、どれだけ醜態を晒してくれるのかしら?」

フローレン「ふふ、ふふふ……! 本当に素晴らしい日だわ……」

フローレン「ノワール……貴女とも遊んであげるから、もう少し待っていなさい……?」



――

――


アドルラン「カイン、いるか?」コンコン


ギュボボボボボ!


アドルラン「!?」

アドルラン「カ、カイン?」

ガチャ

エメリナ「あ、アドルラン様申し訳ありません! カイン様は今、お着替えの途中でございまして……」

アドルラン「そ、そうだったか。実は、折角の祝いの日。兄弟みんなで過ごそうと思ってね」

アドルラン「……折角、カインとも昔のように話せるようになったのだ。例年以上に、盛大に祝いたい」

アドルラン「もちろん、エメリナ君も一緒にだ。どうかな?」

エメリナ「あ……ありがとうございます! カイン様にも、間違いなく伝えておきます!」


ルーシェ「アドルラン様、キアラ様にフィーア様、そして、ローズさん、呼んできました……」パタパタ

アドルラン「ああ、ありがとうルーシェ」

キアラ「みんなで揃ってお祝いのお食事なんて、何年ぶりかなフィーアちゃん!」ワクワク

フィーア「えっとえっと……とにかく、今までで一番の日になりそうです!」ワクワク

ローズ「うぅっ! アタシの天使達のこの笑顔……っ! これヨ! アタシが望んでいるのはこの笑顔なのヨ!」

ローズ(……決めたワ。聖国のペ天使に出会ったら、その翼をもぎ取って本当の天使のこのコ達につけてあげましょう)

アドルラン「今ちょうどカイン達も誘ったところだ。あとは……」

ヒバリ「アベル様のところね。でもアドルラン、どうせならこっちにアベル様を招くより、私達があっちに向かった方がよくない?」

アドルラン「む?」

ヒバリ「城内は、他の兵士もいて騒がしいし。折角のアドルランと家族の大切な時間でしょ?」

ヒバリ「アベル様のところなら広い部屋も空いてそうだし、身内だけで楽しむにはうってつけだと思うんだけどどうかな?」

アドルラン「なるほど、それはいいな。後はアベル側の都合だが……」

ヒバリ「まあそこは聞かなきゃわからないわね。でもどの道アベル様のところには行くわけだし」

アドルラン「そうだな。それではみんな! 早速出発だ!」

ガチャ


カイン「ま、待ってくれ兄さん、僕も行くから……」ヨロヨロ…

アドルラン「おおカイン、着替え終わったか。……何やらふらふらして見えるが、大丈夫か?」

カイン「だ、大丈夫。ちょっと今日を楽しみにし過ぎて寝不足なだけさ……」

アドルラン「はははは! なんだカイン、お前もまだまだ子供だなぁ!」

フィーア「カイン兄様、私とお揃いですね!」ワクワク

キアラ「フィーアちゃんも、楽しみにしていたから。……私もだけど」ワクワク

カイン「ああ……」


カイン(助かった……あのままエメリナと二人きりだったら……)

カイン(……アベルや兄さん達と一緒に過ごす祝い日か)

カイン(本当に、いつ以来かな……)

カイン「ふふ……」

エメリナ「カイン様?」

カイン「なんでもない。ただ――嬉しいだけさ」


――

――


【アベルの城塞】


ロウル「……あ。アベルさーん! ちょっとまずいことにー!」ダダダ

アベル「どうしたロウル!? まさか天使兵か!?」

ロウル「いえ。いや、そこまで悪いことじゃないんですが、アドルラン様やカイン様……」

ロウル「それにキアラ様にフィーア様、そしてそれぞれの従者の方までがこちらに向かわれているようで」

アベル「うーむ……アドルラン兄様のことだ。家族の時間を作ろうとしてくださったのだと思うが……」チラリ

アベル「流石に、この二人はまだ兄様には見せられないしな……」



リーナ「ええっ!? せっかく帝国のお祭りがどんなものか知れる明るい日になりそうでしたのにっ!?」ガーン!

マークス「か、神よ! 本日の試練はなかなか過酷ですね!? し、しかしこの肉体で乗り越え……ゴッドヒィィィィィルッ!」ガマンガマン



アベル「すまない……」

リーナ「い、いえ……匿われている身ですもの。贅沢は言えませんわ……」

マークス「初代皇帝を模したという、この鮮血のような赤衣と赤帽子も手作りしたのだが……」

ロウル「……マークスさん、私、結構前からその服も帽子も作ってましたから言ってくれればよかったのに」

マークス「自ら作り、自ら着、自らで祝いの日を経験してこそ意味があるのだよ。折角だ。君達と共に過ごせずとも、この服装だけでも楽しもう」

リーナ「そうですわね。後で、お話を聞かせてくださいな」

ネスト「それではお二人はあちらの奥の部屋に。後ほど、殿下達と同じ料理と飲み物を届けに行きますよ」

リーナ「あ、ありがとうございます。でも、大丈夫ですの?」

ネスト「ははは、今日はなんと俺たちも暇を出されてるんですよねー。いやー、斥候にとって貴重な息抜きの日というわけですよ」

マークス「なんと。素晴らしいが、大丈夫なのかね? それこそ祝いに水を差すようで悪いが、天使兵などが……」

ネスト「……昨年、無謀にも攻め込んだ王国の将がいたんですけどねー。完全に激怒した皇帝陛下に文字通り消し飛ばされましたよ」

リーナ「……大丈夫そうですわね」

マークス「それでは我らは、リーナ様やネスト君と共に別室で楽しむとしよう」

アベル「聖国のあなた達が、帝国の記念日を祝うというのもなかなか妙な光景だな」

リーナ「あら、そうでもありませんわよ? いずれ仲良くするのであれば、それの前祝いですの」

リーナ「いつの日か、今度はあなた達を聖国の建国記念日にご招待しますから、お楽しみに、ね?」

アベル「ふふ、そうだな。その日を楽しみにしよう」



――

――

アドルラン「アベル、急で済まないな」

アベル「いえいえ」

フィーア「アベル兄様、今日は戦いを忘れて楽しむ日です!」ワクワク

キアラ「初代皇帝の赤衣を皆が着て祝う変わった日だけど、楽しみです!」ワクワク

カイン「……そういうわけだ。もう言いたいことはわかるだろうアベル?」ソワソワ

アドルラン「もしそちらにまだ予定が無ければ、ここでみんな揃って今日を祝いたいのだが……」

アベル「……ええ、大丈夫ですよ。兄様方、ありがとうございます」

アベル「アーシャ、いけるか?」

アーシャ「ちょっとばかり人数が多いけれど……ここは私の腕の見せ所かしら?」

アドルラン「おお、アーシャ君が料理を作っていたのか」

アドルラン「安心してほしい。母上から、料理と飲み物も相当に頂いたからね」


ゴロゴロゴロ……


アベル「これはまた……」

ローズ(フローレンの差し入れ……流石に、このお祭りの日に妙な真似はしないわよネ?)


アドルラン「みんなで協力して、これも運ぼう」カツギアゲ

アベル「この人数なら……あの部屋がちょうどいいか。案内します」



――

【アベルの城塞・大食堂】


アーシャ「差し入れだけに頼るわけにもいきません。私も変わらず頑張らないと……!」ジュージュー

ヒバリ「や、やるわねアーシャ。でも私だって料理は叩き込まれているの、負けないからね!」ジュージュー


ルーシェ「このお皿はあっち、グラスはここで……」テキパキ

ローズ「ルーシェちゃん、こっちの盛り付けお願いしていいかしら?」テキパキ

ルーシェ「ん、了解です……」テキパキ



エリス「……いつか、いつか私だって……!」タイキ

エメリナ「頑張りましょう、エリスさん……!」タイキ



アドルラン「アベル、こちらの女性は?」

パトラ「初めまして、アドルラン皇子。私はパトラと申しまして……」

シア「私と、同じ境遇のお友達なんですよ~」

アドルラン「ほう、パトラ君もアベルに助けられたと……」

パトラ「……はい。貴族として、この大恩を受けたからにはアベル皇子に少しでも恩返しできればと考えています」

パトラ(帝国第一皇子、アドルラン……とても、真っ直ぐな印象を受けますね)

パトラ(そして……)

フィーア「パトラさんも、大人の女性って感じがして素敵です!」キラキラ

パトラ「ふふ、ありがとうございますフィーア皇女」

フィーア「そ、そんなにかしこまらないで下さい。もう少し砕けてくれた方が、私も接しやすかなーって……」

パトラ「……では、フィーアさん?」

フィーア「はい! キアラ姉様やアベル兄様には及びませんが、よろしくお願いします!」

パトラ(……二人に及ばない、けれどこの気配の察しにくさ……こんなに天真爛漫な可愛らしい子でも、強者なのね……)ブルブル

パトラ(でもここに集まった皇族と従者の方々をみていると――帝国との和平も、現実になりそうな気がします)


ロウル(キアラ様、天使兵の件は……)ヒソヒソ

キアラ(ローズさんとフィーアちゃんにだけ。お父様は今はまだあまり気にしていないみたいです)ヒソヒソ

ロウル「そうですか。まあ、あんなことがあった後です――今日はいやなこと忘れて、楽しんじゃいましょう!」

キアラ「はい!」



アベル「……初めてだな。この城塞がこんなににぎやかになったのは……」

アベル「……今日は、いい日になりそうだ」ワクワク









アベル(この時の俺は柄にもなく浮かれて――知る由もなかった)





アベル(まさか自分が――)





アベル(この後の惨劇に巻き込まれることになるなんて――)



――

カイン「……」

アベル「カイン兄様?」

カイン「……外の風を探っていた。安心しろアベル、父さん達の兵士は来ていない」

カイン「本当に、久々に色々な柵から解放されて楽しめそうだぞ?」ワクワク

アベル「ええ。そろそろ準備が整いますので、兄様も席に」

カイン「ああ」



アベル「これで準備はできただろうか?」コト

ルーシェ「完璧、です」

アベル「それでは、アドルラン兄様……」

アドルラン「待てアベル。ここはお前の城塞」

アドルラン「そして、こうして今日を祝えるのは――お前のおかげだと私は思っている」

アドルラン「だから、ここはアベルがやるべきではないかな?」

アベル「に、兄様……」

一同「「……」」ジー…


アベル「あー……」

アベル「あまり、こういった作法等には詳しくなくて申し訳ないが……」

アベル「今日は祝いの日。普段のことは忘れて、大いに飲んで、食べ、楽しんで頂きたいっ!」


アベル「――乾杯っ!」



一同「「乾杯!」」



ゴク、ゴク……




――

――



「「!?」」




アベル(こ、この味は……酒か!?)

アベル(……確かに、いい酒ではある。しかしエリスもロウルも、キアラ達も未成年だぞ……!?)

アベル(――謀ったな、フローレンッ!?)

アベル(しまった、すぐにでも飲み物を変えねば)バッ!

ロウル「あれへぇ~? アベルしゃんどうしたんですか~?///」ヒック…

アーシャ「せっかくのお料理~、食べてくれないと~///」ヒック…

エリス「だめなんですよアベル様~?///」ヒック…



アベル「なっ……まさか、三人とももう酔っぱらったのか……!?」


ロウル「あはは~! なんだか身体がポカポカしてきましたよ~?///」ヌギヌギ…

アーシャ「それにとってもきもちー気分……この動きにくい服、邪魔ですね~///」ヌギヌギ…

エリス「えへへ~、今日だけはメイド服を脱いで~、私も赤衣きちゃいましょうかね~///」ヌギヌギ…


アベル「ぶふぅ!? み、みんな正気に戻れ!?」

アベル「くそ、シア頼む! 解毒魔法を――」




シア「あはははは~! た~のし~いで~すよ~! いまのわたしなら~、空も飛べるはず~」スッポンポン




アベル「」

アベル「」

アベル「はっ!?」

アベル(シアの裸、あんなに立派な……いや、そうではない!)キッ!

アベル「パ、パトラ! パトラ―ッ!」


パトラ「――はっ!? すみませんアベル皇子、意識が一瞬飛んでいました!」

パトラ「え……みんなで服を脱ぎ合うのが帝国の祝い方なんですか!? これ、お酒ですし!?」オロオロ

アベル「よ、よかった無事で……! と、とにかくなんとかして助けてくれ!」

パトラ「ぜ、善処しますが、これはちょっと酷すぎませんか!?」

――

21連特殊判定結果

主要メンバーの酔いやすさ判定

【アベル隊】

1パトラ:50(節度ある飲酒を心がけています。模範のような貴族)
2シア:100(除菌用アルコールで酔う。完璧な泥酔者その1)
3ロウル:94(だってまだ未成年だもの。泥酔者その2)
4アーシャ:91(大人だからといって酒に強いわけじゃない。泥酔者その3。)
5エリス:91(夜レベルに続いて今回も三人仲良くアウト。泥酔者その4)
6アベル:19(黒騎士は酒にも惑わされない。しかし部隊はこの惨状)


――

大惨事の幕開けと共に今日はここまで
まさかのアベル隊壊滅です……

そして00の犠牲者一人目はシアさんでした(既に悲惨ですが、真に悲惨なのはもう一人の方です)
服を脱ぎ棄てるだけじゃ飽き足らず、完全に酔っぱらった彼女の行動を
↓1~3あたりで募集します

本日もありがとうございました!

ぶつぎりになりますが、次の判定のところまで投げておきます

――



アベル「うおおぉぉ!? お、落ち着けみんな!?」

ロウル「えへ、えへ、えへ……アベルさんの匂いクンカクンカ……///」スーハースーハー!

アーシャ「ずるいですよロウルちゃん~?私も~アベルと~……///」スリスリ…

エリス「あ、あ~……わ、私も私も~……///」ダキッ!

アベル「」

アベル(下着姿となり、俺に群がってくる少女達)

アベル(抱きつかれ、頬擦りされ、匂いを嗅がれ……全身の動きが封じられ、もみくちゃにされる俺)

アベル(柔らかさやいい匂いに包まれて、正直嬉しくないといえば嘘になる。男ならば誰もが反応してしまうだろう)

アベル(だが、エリスを含めて、彼女達は酒のせいでこうなってしまったのだ。酔っていない俺は、これに流されてはいけない!)

アベル(……急がないと、俺の理性も危うい。改めて、俺の友はみんな魅力的な女性だったのだと感じさせられる)

アベル(しかし、普段はしっかり者のアーシャが意外と際どい下着だったというのは驚きだな……いや、そもそも上をつけていなかったロウルも

だが)

アベル(――何を考えているんだ俺は!? た、頼むパトラ! はやく……!)チラ

パトラ「!!」コクン

パトラ(す、すごいアベル皇子……! この状況下でも理性を保ち、彼女達を襲わないなんて!)

パトラ(王国の貴族だったら、瞬く間に襲い掛かっていますからね……嘆かわしい)

パトラ(そして今、私はそのアベル皇子に頼られている! 誇りある貴族として、その信頼に応えねば!)キッ!


シア「あははは~、パトラさんも一緒にお空を飛びましょう~?///」ガシッ!

パトラ「シ、シアさん!? は、離してくださいっ――ど、どこに手を入れているんですか!?」

シア「は~い、万歳してぬぎぬぎで~すよ~? そ~れ~♪」スポーン!

パトラ「きゃ、きゃあああああぁぁぁぁぁ!?」ボイーン!

アベル「パ、パトラ――ッ!?」

パトラ「み、見ないでくださいーっ!? あ、ちょ、下着まで脱がそうとしないでシアさん!?」

シア「えー? 裸の方がみんな気持ちいいんですよ~?///」ワキワキ

アベル(なんてことだ……! こうなったら恥だが、兄様達を頼るしか……!)チラ






カイン「はーっはっはっはっはっ!!! なんだなんだぁ! この全身に滾る力はぁ!?///」ゼンラ!

カイン「身体が燃えるように熱い! これはもしかして、僕の魔力覚醒しちゃったかなアベルゥゥゥゥゥ!?///」ゼンラ!

エメリナ「あわあわ……カイン様、服を着てください!」グイグイ!

エメリナ「み、皆さんみないでください! カイン様の裸は――私以外が見ちゃいけません!///」


――

特殊判定結果②

7エメリナ:18(お酒の力なんて借りなくてもご奉仕はできるのです)
8カイン:96(お酒にも弱かった第二皇子。アベル隊と同レベルかそれ以下です)

――


アベル「」

アベル「な、なんてことだっ……」

アベル(カイン兄様、あそこまで小さかったのか……童貞煽りは、本当に悪いことをしたかもしれない)

エリス「やっぱり~、アベル様の身体が一番です~///」スーリスーリ…

アベル「んっ……!? こ、こら! くそ、これでは彼女達を引きはがしてもらえない!」

アベル「ア、アドルラン兄様!」


アドルラン「な、なんということだ……! まさかジュースに酒が紛れていたとは、ヒック!」

アベル(兄様! 紛れていたのではなく、全てが酒です!)

アドルラン「ま、待っていろカイン、アベル! 今助けに――」

ヒバリ「アドルラ~ン? 折角みんな楽しんでいるんだし~、私達も楽しみましょうよ~?///」ヒック…

アドルラン「ヒ、ヒバリ!? いやしかし、あれはもう楽しむとかそういう次元では……っ!?」

ヒバリ「――アドルラン?」シナダレ…

ヒバリ「ロウルの耳を参考に、猫耳のカチューシャ作ってみたんだけど、ど……どうかにゃ?///」ネコミミ!

アドルラン「!?」

ルーシェ「……」グビグビ…

ルーシェ(そっか、これ、お酒だったんだ……)グビグビグビグビ…

ルーシェ(お酒……好き、かも……美味しい……)グビグビグビグビグビグビ…

――

特殊判定結果③

9ヒバリ:75(かなり酔っているが、理性も残っているそんな状態。多分後で一番後悔しやすい)
10ルーシェ03(大人しい表情を変えず、まるで水のように酒を流し込めます)
11アドルラン56(少し酔いやすいかな? それを知っているからこそ第一皇子はゆっくり飲みます)

――


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

お兄ちゃんこれで00じゃないのか……となると残りの00(男性)は
・ローズ(肉体的には男)
・ネスト
・マークス
・バーンズ(いるか分からんけど)
・まさかのパパン(仕掛人=フローレンの判定もあったし、そのフローレンがコンマ44=>>503 or >>508で二回目の00が>>505だからワンチャンある)
……ネストが一番無難なんだけど、>>1のリアクションを見ると多分そうではないんだろうなぁ(白目)

特殊判定結果

1脱がされるかもしれないルーシェの胸の大きさ
41(ほぼエリスと同じサイズ。慎ましいながらも綺麗な胸です)

2アドルランのネコミミヒバリへの反応
58(な、なんだこの感覚は……?)>50

※基準値を上回り、少しだけときめいてしまったようです
※ヒバリを振り払えなくなってしまったため、アベルとカインを助けられません


――


アドルラン「うっ……」ドキッ…

アドルラン(な、なんだこの感覚は……?)

ヒバリ「にゃ、にゃ~ん?///」

アドルラン「……」

ヒバリ「あ、頭を撫でてくれると猫は喜ぶにゃ~?///」

アドルラン「そ、そうなのか?」ナデナデ…

ヒバリ「っ! にゃ、にゃ~ん♪」スリスリ

アドルラン「こ、こらヒバリ。そんなに……」アセアセ

ルーシェ「……」グビグビ…

ルーシェ(……ヒバリさんが、押して、アドルラン様が鈍って、いる……珍しい……)ムス…

ルーシェ(でも、お酒に頼るのは、駄目。お酒は、美味しく飲むもの。覚えた、です)

ルーシェ(………ん? もしかして、動けるの、私だけ?)

ルーシェ(いや、まだローズさん達が……)チラ

ローズ「はーい、天使達? その目隠を取っちゃ駄目よ~?」

フィーア「な、何も見えないです!?」メカクシ

キアラ「兄様達が大変なことになっていたように見えたんだけど!?」メカクシ

ローズ「どうやら、ジュースにお酒があったみたいなのヨ。本当は大人の飲み物だけど……」

ローズ「今日は特別な日だし、特別に許しちゃう!」

フィーア「お、大人の飲み物……!?」ドキドキ

キアラ「い、いいんですかローズさん?」

ローズ「ええ。そして折角だから、大人の遊びもしちゃおうと思ってね」

ローズ「目隠しと耳栓をつけて、舌だけでいいお酒がどっちか当てる遊びよ? はい耳栓」

フィーア「た、楽しそうです姉様!」

キアラ「う、うん……!」

ローズ(……本当は天使にお酒飲ませたくないんだけど、幸いこのコ達は程々に強そうでよかったワ)

ローズ(こんな騒ぎを天使達に見せて困惑させるより、まだ傷は浅く済むはず……)

ローズ(あと決めたワ。いつの日かフローレンはぶっ飛ばすっ!)

ローズ「はい、それじゃ行くわヨー?」トクトク…

フィーア「……」ワクワク

キアラ「……」ワクワク

ローズ(誤魔化しも限度があるワ。みんなはやく服着て冷静になって頂戴……)

――

特殊判定結果④

12ローズ:18(メイド長ですもの。いつでも動けるようこちらも鍛えています)
13フィーア:36(少し強め。大人に背伸びしたいお年頃。思ったよりも美味しいかも?)
14キアラ:37(大好きな妹とほぼ同数値。仲良くお酒の感想も言いあえます)

※ローズの優先順位から、皇女の保護が優先されます

※素面の二人を守るため、離れられません。つまりアベルとカインの救援に向かえません

――

ルーシェ(……うん、ローズさんの対応は正しい、けど……)チラ


カイン「あはははははははは! すごいぞ、この解放感! 僕は今、風と一体化したんだぁー!///」ブーラブーラ…

エメリナ「だ、駄目ですカイン様ぁ! こ、このお盆! お盆でおちんぽ隠してくださいー!」ワタワタ


ヒバリ「にゃー、にゃーにゃー!」ペロペロペロペロ…

アドルラン「はっはっはっ! はは、ちょ、待ってくれヒバリ、くすぐったははははっ、はっはっは!」


シア「ほら~、大人しく一緒に裸になりましょうよ~///」マウント!

パトラ「うわああぁぁぁん……私、私……騎士なのに、なんで聖職者のシアさんに組み伏せられちゃうのぉぉぉ……!?」シクシク…

シア「えへ、可愛い薄緑色の下着です~♪ 私のものとサイズも丁度ですし、後で交換しましょう~?///」ハギトリ!

パトラ「しませんよぉぉぉ……うわああぁぁぁん……!」シクシク…


ロウル「あ、なんだかアベルさんに身体をこすりつけると気持ちいい……?///」コリコリ…

アベル「ロ、ロウル! それ以上は不味い!? 当たっているからな!?」アセアセ

アーシャ「そうなんですか~? それじゃあ私も……///」ファサ…ポヨン!

アベル「待て、待て待てアーシャ!? もう――」

エリス「ん、先っぽアベル様に弄られるの好き……こすりつけても、気持ちいいんですかぁ~?」ムニュムニュ…

アベル「うおおぉぉぉぉ!? だ、誰か――っ!?」



ルーシェ(どうしよう、この状況……)

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

頑張ルーシェ

こんばんはー
それでは続きから投下していきます

――

1シアのターゲッティング
59>50

※基準値を超えたため、ルーシェもシアの毒牙にかかります

2ルーシェの孤軍奮闘
83+10(自身以外壊滅)
93(わ、私が頑張らないと……! えっちなの、いけないです……!)>70

※頑張って、事態の鎮静化を行います

――


ルーシェ「……アドルラン様が、動けない、今……」グビ…コトン

ルーシェ「私が、為すべき、こと……それは、この状況の、沈静化……! 行きます……!」ダッ!





カイン「自分を――解き放つ!!!」ブラーン…

エメリナ「だ、駄目ですよぅ! ほら、お盆を――」



ルーシェ「『変幻自在の光刃』……派生!」ヒュオン!

ルーシェ「――極光封縛刃!!!」ギュオォォォ!


カイン&エメリナ「「!?」」ビシィ!グルグル!

――

※ルーシェは追加スキル『極光封縛刃』を獲得しました!

★『極光封縛刃』
戦闘時、常時補正+5
優勢取得時、敵を強制的に防御状態にし、次ターン-10の補正をかける
さらに敵のレベルが自身以下の場合、★以外のスキルを全て封じる
この効果は優勢ダメージを防がれても発動する

――


ルーシェ「はしゃぎ過ぎ、よくない、です……!」ダッ!

エメリナ「ま、待ってください!? なんで私まで!?」グルグル

カイン「熱い!? この光帯熱いぞ!? 身体の外と中が両方熱いぞ!?///」ジュゥ…

エメリナ(あ、でも裸のカイン様と一緒にこれだけ密着して縛られるの――いいかも?)

ルーシェ(アドルラン様と、ヒバリさんは……放置……)ダダダ

ルーシェ(……ヒバリさん、今日、だけです……)

ルーシェ(次は……)


シア「あら~? ルーシェちゃんも脱ぎに来たんですか~?///」

パトラ「」ピクピク…


ルーシェ「シアさん、あなたが、一番駄目……」ヒュオン!

ルーシェ「捕縛……!」ギュオォォ!


シア「こ、怖いです~!?///」

シア「――エリスさ~ん!///」


ルーシェ「!?」

エリス「は~い~?///」パキィン!

シア「ルーシェさんも~一緒になりたいそうなので~、脱がせちゃいってください~///」

エリス「りょうかいですよ~///」

ルーシェ(うぅ、力量差が開き過ぎてる……まさかエリスさんまで素手で私の光刃を叩き折るなんて……)

ルーシェ「エ、エリスさん!? しょ、正気に――」

シア「隙ありですよ~?///」シュッ! スポーン!

ルーシェ「きゃっ……!? あ、駄目、返してぇ!?///」

シア「よいではありませんか~、よいではありませんか~♪///」ヌガシヌガシ

ルーシェ「やぁ、だめぇ……!」

ルーシェ(ごめんなさいアドルラン様……もう……)

ルーシェ(っ……ま、まだ!)キッ!

ルーシェ(私だけじゃ駄目でも、パトラさんと、協力すれば……!)

シア「エリスちゃんに体型そっくりなんですね~///」

シア「ルーシェさんも~、アドルラン様と一緒に子づくりを~?///」

ルーシェ「し、してない……! そんなところ、みないで……!」ブンブン!




パトラ「え? 子作りってなんですか?」キョトン




ルーシェ「え…………?」

シア「もちろん赤ちゃんを作るんですよ~? アドルランさんのおちんちんを、ルーシェちゃんのおまんこに入れて~///」



パトラ「え? 赤ちゃんって――コウノトリさんが運んで来るんですよ?」キョトン



ルーシェ「」


――王国将・パトラ

――誇り高き祖を持つ、王国貴族。しかし彼女の性知識は――娘を愛する両親の手で完璧に操作されていた

――そこに、完全に泥酔し暴走する聖職者から語られる真実。興味を持たない筈がなかった

――同時に、ルーシェは己の敗北を理解した



――

――



シア「それじゃあ~、パトラさんのためにもう一度授業ですよ~?///」

パトラ「……」ドキドキ

シア「まずは男の人と~///」

アベル「お、おいアーシャ!? ロウル!? 離せ!?」

アーシャ「ごめんなさいアベル~///」

ロウル「シア先生の授業、私達もう忘れちゃいましたのでー///」

シア「あ~、アベルさんまだコートしか脱いでいないじゃないですか~?///」

シア「駄目ですよ~? 女の子が脱いだなら、男の子も脱ぐものです~///」グイッ

アベル「おいシア、やめ――」

シア「そ~れ~♪」ズルゥ!



アベルの黒剣(+99)「……」ビキビキィ!


シア「ふあああぁぁぁぁぁ!?!?///」

ロウル「!?」

アーシャ「!?」

エリス「あ……///」トロン…

パトラ「ひいっ!?」ズザッ

ルーシェ「!?」



エメリナ「!!??」

エメリナ(え、アベル様の……カイン様のよりも遥かに大きい……!?)

エメリナ(……いえ! ならばこそ、私がカイン様にご奉仕を続けて、おちんぽを吸い伸ばすのみです!)キッ!


アベル「――っ!!!」

アベル(し、死んでしまいたい……!)

アベル(仕方がないだろう、こんな状況下では!)



――アベルも男である

――いかに恋人がいようとも、その恋人を含んだ三人の仲の良い少女の柔らかさを全身で感じ

――普段はローブの下に隠されている、素晴らしい肢体を曝け出した乱れ聖職者

――その聖職者の毒牙にかかった、まさかの無知だった王国将に兄のメイド

――数々の麗しき乙女の裸体と痴態を見てしまって、反応しないわけがないのである

シア「あ、これが、アベルさん、の……///」サワサワ…

アベル「くぅ……!?」

パトラ「……」ドキドキ

シア「こ、これを……これを……///」

シア「……///」






シア「――――わ、私のここに入れて赤ちゃんを作りますっ!///」グチュウ!







パトラ「!?」

アベル「ま、待てシア! それは本当にまずい!!!」グググ!

シア「んああぁ!? だめぇ、そんなにしたら、私の胸が潰れちゃいますぅ~……!///」モニュン!

アベル「す、済まない!? だ、だが離れてもらわないと――」

シア「も、もう我慢が――///」ハァハァ!

アベル(や、やむをえん……! ――最終手段だ!!!)

アベル「ふんっ!」ギュウゥゥ!

シア「ひ――――ああぁぁぁぁ!? ら、らめれす、乳首そんなに強く抓らないで、あ、あ、あぁぁ!///」

アベル「……」クニクニ…ピンッ!

シア「ふぁ――――――ッ!!??」ビクンビクン!

シア「あ、あぁぁ――――!?!?」プシャァー!

シア「あ……あ……ぁ……?///」ペタン…

パトラ「……」ガタガタ




ルーシェ「っ……降り注いで!」キュオン!




シア「ふきゅ!?」ゴス!

ロウル「えへ!?」ゴン!

アーシャ「ふみゅ!?」ガン!

エリス「きゅう!?」ズドン!

パトラ「え、えー―むぐぅ!?」ドゴ!

バタバタバタ…


ルーシェ「アベル様、ごめんなさい……全員分の、魔力塊を固めて用意するの、時間かかった……」ゼェゼェ…

アベル「た、助かったぞルーシェ……」ゼェゼェ…

ルーシェ「あ……、ごめんなさい、あまり、見ないで……///」ササッ

アベル「す、すまない……!」バッ!

ルーシェ「……と、とりあえず、服、着てください……こっちは、私がやっておきます……」サッサッ

アベル「見苦しいものを見せたな……重ねてすまない」

ルーシェ「……いえ。終わったら次は、アドルラン様と、カイン様……そして、ローズさん達にお詫び……です」

アベル「そうだな……」


――

――

【同刻・別室】


ネスト「で、殿下……これ、酒ですよ……」

ネスト(それも相当強い……やっばい、俺も少しふらつきそうだ……)

マークス「む、どうりでか。美味だが、どこかおかしいと思ったよ」

ネスト「んん? マークス神父は意外とお酒強そうですね?」

マークス「これも神のご加護。神は私に、すぐに酔わない身体を授けてくださったようだね」

ネスト「は、はあ……そうなると、聖国の人はみんな酒に強――」


リーナ「か、身体が熱いですわ――!?///」ポイポーイ!

リーナ「あ、涼しくなりましたわ! それに身体が軽ーい!///」ゼンラ!


ネスト「」

マークス「」



ネスト(こ、こんな嬉しくない脱衣がこの世に存在するのか……)

ネスト「って違う違う! ちょ、駄目じゃないっすか聖国!? かんっぺきに泥酔してますよこれ!?」

マークス「むむ!? いけませんリーナ様!!!」



マークス「――リーナ様の大胸筋が! 全然鍛えられていないではないですか!!!」

マークス「私も全身の鍛錬がまだまだですが、流石にそこまで起伏の無い筋肉では――」




リーナ「」ブチ




ネスト「た、退避―――ッ!?」シュッ!




グワアアアアァァァァ……!?



――

特殊判定結果⑤

19ネスト:58(少し酔いやすい。仕事に支障が出るので嗜む程度)
20マークス:28(二日酔い?この肉体があれば無問題!)
追加おまけ判定(>>840
夜レベル:57(上半身と比べると物足りないけど、人並み以上)
21エカチェリーナ:44(身体が熱いですわ! 服は脱ぎ捨てるものです!)

――

――


【同刻・ノワール幽閉部屋】


フローレン「はぁい、ノワール? ご機嫌はいかがかしら?」

ノワール「……いつも通りですよ」

フローレン「相変わらずつまらない反応ねぇ……今日が何の日かはわかるでしょう?」

ノワール「……」

フローレン「年に一度のお祝いの日ですもの。今日も、貴女に素敵なものを持ってきてあげたのよぉ?」

フローレン「はい新鮮な鶏――そのものよぉ?」

鶏「コ、コケ!? コ――」ドスッ!ボタボタ…

ノワール「!!」

フローレン「はーい、そして今ちゃぁんと鶏『肉』になったわよぉ? これ以上なく新鮮なお肉、嬉しいでしょう?」

ノワール「……ありがとう、ございます」

フローレン「んふ、どういたしましてぇ?」ビチャ!

フローレン「それと、ごめんなさいね。こっちは普通のパンよぉ」ポイ

ノワール「ありがとうございます」パシ

フローレン「そして……はい、最高級の果実酒!」ドン!

フローレン「さ、乾杯しましょう? 安心しなさい、毒は入っていないわぁ」

ノワール「……よろしいのですか?」

フローレン「ええ。今日は特別な日ですもの。さらに私自らが注いであげるわ」トクトク…

フローレン(ふふ……貴女には勿体ないお酒だけど、これも貴女の醜態を見るため……)

フローレン(もし酔って脱ぎだしたら、そのぶら下げた無駄な脂肪、兵士に視姦させるのも面白そうねぇ……?)クスクス

フローレン「はい、乾杯♪」

ノワール「……乾杯」


グビッ…



――

――


フローレン「あーはっはっはっはっ! どーしてかしらぁー!?///」ヒック…

フローレン「ここが狭いせいかしらー!? あっつい、熱すぎるわぁ~!?///」

フローレン「ああもう、折角いい気分なのにぃ! こんなドレスいらないわぁ~!///」ビリビリィ!

フローレン「あーはっはっはっ! ノワールゥ、貴女にここまで思い切ったことできるかしらぁ!?///」ゼンラ!

ノワール「……できません」グビグビ…



ノワール(案の定、かなり強めのお酒……でも、確かに味はいいですね)グビグビ…

ノワール(私を酔わせてどうにかしたかったのかもしれませんけど……)グビグビ…

ノワール(生憎と私、お酒ならあの人にも敗けたことはないの。そしてフローレン、あなたは逆に弱すぎるけど大丈夫……?)グビグビ…

ノワール(新しい悪戯を思いつくのはいいけど、それで自爆するというのもなかなか可笑しな話……)グビグビ…

ノワール(今度、アベルとの話のネタになるかしら?)グビ…

ノワール(あら、もう空っぽ。お祝いの日なら、こっちも貰っておきましょうか。今度、アベルと一緒に飲めるように隠して、と……)

――

特殊判定結果⑥

15ノワール:33(帝国最強の酒豪。たとえアルコールを原液で飲んでも大丈夫)
追加おまけ判定(>>839
胸サイズ:71(なかなか豊満。黒衣の上からでもわかります)

16フローレン:44(人を酔わせるのは楽しそう。だがその前に自分が即潰れることを未だ知らない)
追加おまけ判定(>>838
胸サイズ:24(かなり控えめ。年齢を考えれば垂れてないと考えるべきか)

――

――

【同刻・帝国城内】


ギルバート「……」

親衛隊「……」

バーンズ「……」

ギルバート「……」

親衛隊「……」ドキドキ

バーンズ「……陛下」

ギルバート「……うむ」

ギルバート「……乾杯」

親衛隊達「「か、乾杯!」」

バーンズ「……乾杯」


グビッ!

ギルバート「ふむ……美味い……な……」

ギルバート(偉大なる初代皇帝よ……)

ギルバート(我は必ずや、貴方の強き帝国を再興させる……)

ギルバート「……」

ギルバート「…………」









バーンズ「騎士道とは! 脱ぐことと見つけたりっ!///」アーマーパージ!








親衛隊1「た、隊長がご乱心だぁぁぁ!?」

親衛隊2「嘘だろおい!?兜越しにちびっと一口飲んだだけだぜ!?」

親衛隊3「いや、それより……!」




バーンズ「兜一つ、あればいい!///」プラーン…




親衛隊達((隊長のアレ……なんて小さいんだ……))



ギルバート(あの日から、バーンズが色々と妙だ。……それほどまでに頭を強打されたというのか……?)

ギルバート「この騒ぎは……今日限りだ」

親衛隊達「「こ、心得ております!」」

――

特殊判定結果⑦

17ギルバート:04(帝国最強は酒にも強かった。この男に隙はあるのか)
18バーンズ:100(もう脱ぐしかない。何か間違った方向へ進み続ける親衛隊長)
追加おまけ判定(>>841
夜レベル:07(体格とあまりにもかけ離れている! そしてまさかの童貞だ!)

※バーンズがカインを下回りました
 またそのため、童貞も確定しました……

――

――

【アベルの城塞】


アベル「……や、やっと静かになったか……」

ルーシェ「お疲れ様、です……」

アドルラン「すまないアベル。私としたことが、何故かヒバリから目を離せなくてな……」

アベル「いえ……俺こそ俺と、俺の隊が醜態を晒しまして申し訳ありません」

ルーシェ「お酒も、毒の一種……解毒魔法で、治せます……」

ルーシェ「今すぐなら、三人は解毒、できますけど……」

アベル「そうだな……」

※この後交流したい人物を
(酔い潰れていても潰れていなくても、選択できます)

↓1~3(被った場合はさらに↓)

おおう予想より早く埋まった……
次の交流が確定したあたりで、本日はここまで
まさかバーンズさんが00で再度全裸になっただけじゃなく、おまけの判定でカインの初期値のさらに半分になるとは完全に想定外です

こんな日にもこのスレに参加してくださってありがとうございます
ちょっと明日から年末年始はさらに忙しいので、更新不安定になるかもです
本日もありがとうございました!

こんばんはー
ほんの少しだけ再開……とはいっても安価が一個か二個とるぐらいですが……

――


アベル「まずはキアラ達からだな」

アベル「醜態の衝撃は一番大きかっただろうしな……」

アベル「ルーシェは悪いが、シア達全体の回復を頼めるか?」

ルーシェ「かしこまりました……」



……



アベル「キアラ、フィーア、すまなかったな色々と……」ペコリ

キアラ「い、いえ兄様! 大丈夫です!」アセアセ

フィーア「ローズさんにお酒の遊びを教えて頂きました! 今度はアベル兄様も、是非ご一緒に!」

ローズ「全く、大変だったわヨ……」

ローズ「アベル様はお酒に強いのが本当に幸いだったかもネ」

アベル「ローズさんも、大変ご迷惑をおかけしました……」

ローズ「アタシはいいのよ。天使達と普段はできない遊びができたしネ」

ローズ「でも、天使達への埋め合わせはしてあげることネ。久々の家族の時間がこの乱痴気騒ぎじゃねぇ……」

アベル「そうですね……」

アベル「キアラ、フィーア、折角の日に構えず、酷いものも見せてしまったが……こんな兄でも何か埋め合わせができるだろうか?」

キアラ「兄様、本当にお気になさらず……!」

フィーア「あ、それじゃあ……」

キアラ「フィーアちゃん!?」


キアラ&フィーアの望む埋め合わせとは?

↓1~3(拾えそうなものをこちらで一つ拾います。混ぜれそうなら混ぜで)

あー、普段の高コンマ採用の時はゾロ目が優先採用ですが今回はこっちのチョイス式なので
残念ながらゾロ目ボーナスは無しで。申し訳ないです。今までさんざゾロ目が暴れているのでお許しを
とりあえず、いきなり子作りしたいとかいうぶっ飛び安価がなかった辺りに皆さんの優しさを感じられました

フィーア「アベル兄様と、どこかにお出かけに行きたいです!」ワクワク

フィーア「もちろん、キアラ姉様も一緒にですよ!」

キアラ「フィーアちゃん、流石に兄様にもご都合が……」

アベル「いや、意外と俺は暇をしているぞ? そしてどこかに出かけるぐらいは俺は全然かまわないのだが……」

ローズ「……安心なさい。アタシがなんとか言いくるめておくワ。皇帝陛下はフィーアちゃんが頼み込めば折れそうだけど」

ローズ「アベル様、知らないでしょう? エリスちゃんが活躍したり、アドルラン様が説得したり、アベル様が前線で戦ったり……」

ローズ「昔程、アナタへの風当たりは強くないワ。大体、兄妹のお出かけなんてして普通なんだから気にしないのっ!」

アベル「そ、そうですか……。では二人とも、今度休みの日にどこかに出かけるか。流石に帝国領外は危険だが」

フィーア「わーい! 兄様と一緒なら、何処でも楽しいです!」

キアラ「に、兄様……! ありがとうございます!」

アベル「はは、出かけるだけでそこまではしゃげるか。まあ、あまり期待はするなよ?」

妹達「「楽しみにしています!」」キラキラ!

ローズ「あぁー……いいわァ、天使の笑顔っ!!!」


※後日、キアラ・フィーアとおでかけが確定しました


――

――


アベル「さて次は……」

ルーシェ「アベル、様……シアさん、とりあえず真っ先に治療しました……」

アベル「そうか、ありがとうルーシェ」

アベル「……あまり、恨まないでやってくれ。普段の彼女はあんなトチ狂っていないからな……」

ルーシェ「大丈夫、です。お酒は、魔性の飲み物……私も、美味しくて、止められない、から……」グビグビ…

アベル「…………あの光景を見て、酒に進んで手を出せるのは凄いな。だが――酒は大人になってからだぞ?」

ルーシェ「ご、ごめんなさい……」コトン…

ルーシェ「……! そうだ、お料理にお酒をいっぱい……!」

アベル「アドルラン兄様は酒に弱めだし、遠目に見えたがヒバリも大概ではなかったか?」

ルーシェ「あ……」ガーン!

ルーシェ「我慢、しておきます……。シアさん、そろそろ起きると思う、から、お願い、します……」

アベル「ああ」


……


アベル「……」

??「……」ゴロゴロ!

アベル(なんだあの転がる毛布の球体は……)

アベル「シア?」

シア「ぴぃ!?」ビクーン!

アベル「シア……」


※悶えるシアに対してアベル、何か一言(シアの一言も可)

↓1~3(同じく拾えそうなものを)

アベル「シア、済まないがその球体から出てきてくれないか? 落ち着いて話そう。な?」

シア「…………殺してください///」ヒョコッ…

シア「わ、私、私……なんてことを……///」

シア「あ~う~!?///」ジタバタジタバタゴロゴロ!

アベル(酔っていた時以上に、真っ赤だな……)

アベル「あまり気にするな。俺も今度から酒には細心の注意を払う。というよりも、城塞内から酒は撤去しておく」

アベル「酒の強さは流石に鍛錬でどうにかできるものではないからな……」

シア「で、でも~……///」

アベル「だが、同じくらい酔っていたエリス達はともかく、パトラやルーシェには謝った方がいいな」

アベル「普段のシアからは想像もつかない速さで服も下着も剥ぎ取られたんだ。色々な意味で驚いただろう」

シア「わ、わかっていますから言わないでくださいっ/// あぁ……本当に、お二人にも、アベルさん達にも、なんとお詫びをすればいいか……」

シア「お詫びの後、アベルさんの手で殺していただけると嬉しいです……///」

アベル「いくら帝国でもそんな法はない。というか、それだと俺の隊が壊滅してさらに兄の首も飛んでしまうんだが」

シア「そ、それじゃあどうか、皆さんの記憶を無くす魔法とか……///」

アベル「無理だ。安心しろ、俺は忘れる様に努力をするよ……」

シア「あああああ~!?///」ゴロゴロ!

アベル「とりあえず、まずは落ち着くことだ。水はここに置いておくからな?」コトン

ガチャ…

シア「~~~~!///」ゴロゴロ

シア「……」ゴロ…

シア「……」

シア「…………死んでしまいたいです~……///」

シア「でも……さっきの……///」

シア「アベルさんに……また、触って欲しい、な……///」

シア「~~~~っ!? だめ、だめですよ~!? 酔っていてもいなくてもこんなこと考えるなんて、聖職者失格です~!?///」

シア「うあああああ~!!!///」ゴロゴロゴロゴロ!


※シアが欲望に忠実になりつつあります

※シアが絶対禁酒を決意しました


――

――

アアアアー!


アベル(シアの叫びがまだ聞こえてくる……)

アベル(よほどショック……いや当然か)

ルーシェ「アベル、様。今度は、エリスさん起きそう、です」

アベル「そ、そうか」

ルーシェ「流石、エリスさん。さっきも、一際大きい魔力塊を全力で頭に叩きつけたのに、一番で、復帰……!」キラキラ

アベル「そういえばエリスだけ嫌な音が鳴っていたな……。しかしルーシェ、何故そんなに目を輝かせる?」

ルーシェ「エリスさん、とっても強くてかっこいい、です……! 皇子様の護衛として、とても、憧れます……!」キラキラ

アベル「そ、そうか。本人に言ってやってくれ。多分困惑はするだろうが、喜ぶだろう」

ルーシェ「はい……! でも、まずは、アベル様から、です」

アベル「そうだな」


……


アベル「エリスー?」


エリス「アベル様! 死んでお詫び致しますーっ!」チャキン!


アベル「うおおお!? 待て待てエリス!?」ガッ! ポーイ!

エリス「ああっ!?」

アベル「なんでシアもエリスもそんなに死にたがる!?」

エリス「だ、だって私……! あんな醜態をアベル様や皆さんの前で……!///」

アベル「安心しろ、あれは酒のせいだ。みんな悪くないんだ。ルーシェには謝っておいた方がいいだろうがな」

エリス「そ、そうですね……おぼろげながら、シアさんに従ってルーシェさんを取り押さえた記憶が……」

アベル「エリス……」

徐々に泥酔者が正気に戻る中、今日はここまで
シアの特殊判定はまた後日行います。あとルーシェには最後に少しボーナスが
そしてこのまま↓1~3あたりでアベルorエリスの一言も安価とっておきます

本日もありがとうございました!

こんばんはー
今日も少しだけ再開しつつ、一部判定をとっていきます

アベル「ルーシェはそこまで気にしてはいなかったが、不安なら、後で俺も一緒に謝ろう」

エリス「はい……」

アベル「まああまり気にするな。アーシャもロウルも似たような状態だったからな」

アベル「同じ目にあったんだ。後で二人とシアも励まして、忘れるか笑って流せるくらいになればいい」

エリス「流石に忘れるのはちょっと難しいかと……」

アベル「……確かにな。――エリス」

エリス「は、はい!?」

アベル「これからは、俺と二人の時以外は酒を飲むな。勿論、裸になっていいのも俺の前だけだ……」

エリス「ア、アベル様?」

アベル「俺の身勝手な独占欲で悪いとは思う。だが、お前のあんな姿は俺以外の誰にも見せたくはない」グイッ

エリス「あ……」ポスッ…

アベル「今回は予想外の酒のせいだったから仕方がないが、次は……」

エリス「は、はい。その……アベル様の前で、だけ……誓います……///」

アベル「――足りないな、エリス」

エリス「え?」

アベル「今は酒も抜けただろうに――俺の前で、死んで詫びるというのはいかがなものかな?」

エリス「あ……!? す、すみませんアベル様!?」

アベル「エリス、お前は俺の何だ?」

エリス「わ、私はアベル様の剣で、メイドで――」

アベル「少し――教え込まなければいけないかな?」ニヤリ

エリス「――ッ!?」ゾクゾク!

エリス「あ……アベル、さま……」フルフル…

アベル「……冗談だ」フッ

エリス「え……?」

アベル「無暗に命を粗末にしないで欲しいのは確かだがな。さ、少しは落ち着いたならルーシェに謝りに行くぞ」

エリス「は、はい!」



エリス(……アベル様に囁かれただけで、身体の奥底から熱くなってくる……)

エリス(なんなのでしょう? よく、わからないのに……あのままアベル様に――教え込まれたかった……?)

エリス(……いえ、今はそんなことを考えていてはいけません。ちゃんと、ルーシェさん達に謝らないと!)


※エリスはよくわからないまま、アベルに開発されているようです

※アベルは意外と独占欲が強かったようです


――

――



ルーシェ「あ、アベル様、にエリスさん。ほかのみんなも、回復、しました」

アベル「そうか。ありがとうルーシェ。そして本当に最後まで迷惑をかけたな」

エリス「ごめんなさい、ルーシェさん!」フカブカ

ルーシェ「大丈夫、です。私も、たまたまで……もしかしたら、お酒に弱くて、同じことをしてたかも……?」

エリス「し、しかし……」

ルーシェ「……それなら、時間がある時、私の鍛錬につきあって……?」

ルーシェ「普段なら、ともかく、酔っぱらったエリスさんにも敗けたのは、ちょっと凹んだ……」ショボン…

エリス「わ、わかりました! 鍛錬でよければ、いくらでも!」ワタワタ

ルーシェ「ん、約束」




ロウル「うぅー……なんだか頭がガンガンしますよー……」

アベル「やっと正気になったかロウル……」

ロウル「……アベルさん、できれば全ての記憶を消し去ってください」

アベル「……努力はする」

ロウル「正直、私も記憶が結構飛んでいるんです。でもこれ、多分動物的な防衛本能だと思うんですよね」

ロウル「一体私は、どんな恐ろしいことをしでかしたんですかねぇ……」ガタガタ

アベル(……思い返すと、ロウルからはやたら匂いを嗅がれて身体をこすりつけられただけだったな)

アベル(正直、シアの行動の方が遥かに危なかったということは、二人の為にも黙っておこう……)

アーシャ「…………///」

ヒバリ「…………///」

アドルラン「おーい、二人とも? そろそろ布団から出てきてはくれないだろうか?」

ヒバリ「無理無理無理無理無理……///」

アーシャ「違うんです違うんです違うんです……///」

アドルラン「うーむ……もう少しかかるか」

アドルラン(私としては、ヒバリのあの姿は……悪くないと思ったのだがな)



ヒバリ「あぁ~……酔った勢いでなんて大胆なことを……」

アーシャ「ヒバリさんはまだペロペロしただけじゃないですか……」

ヒバリ「アーシャこそ、スリスリしただけじゃない……」

アーシャ「……」

ヒバリ「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

ヒバリの夜レベル
34(名家はそういった情報もブロック。会話から盗み聞いた情報や雑誌の知識だけ)

――


ヒバリ「いやだって、ペロペロしちゃったんだよ? アドルランをだよ?」

ヒバリ「これって本来、かなり深い男女の関係にならないとやらないんだよ?」

アーシャ「そ、そうなの……!? ごめんなさい、私、そういう話題に疎くて……」

ヒバリ「あー、そうなんだ。まあ酔ってもスリスリ止まりだからなんとなくそんな気はしてた」

ヒバリ「……よし! それじゃあお姉さんが今後も色々教えてあげよう!」

アーシャ「え?」

ヒバリ「わかるよ。アーシャも、アベル様のこと――気になるんでしょう?」

アーシャ「……うん」

ヒバリ「まあ任せなって。私は別に隠す気もないけど、アドルランが好き。そのために勉強もしてる」

ヒバリ「その勉強の成果、アーシャにもちょっと教えてあげるよ。お互い、恥ずかしい真似しちゃった仲間だしね」

アーシャ「ありがとう、ございます……。でも、大丈夫かしら? もし今回の件が家にばれたら……」

ヒバリ「……絶対に漏らさないわ。それよりアーシャ、あなたもこの耳つけてみたらどう?」っネコミミ

アーシャ「うーん……ロウルちゃんの本物の耳と比べるとやっぱり劣ってしまうような……」

ヒバリ「あーそっかー……そうだよね、そっちには本家がいるんだった。それじゃあ――」



アドルラン(丸くなりながら、二人が何やら楽しそうに会話しているようだが……)

アドルラン(元気になったらなら、それで問題ないな!)


――

――


パトラ「……」

アベル「……」

パトラ「……」

アベル「……」

パトラ「……」

アベル「……」ダラダラ

パトラ「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

シアに組み伏せられた(レベル敗け)パトラの落ち込み

54>50

※基準値を超えたため持ち直し+次回レベルアップ判定にボーナス

――


パトラ「……アベル皇子、申し訳ありません」

アベル「え?」

パトラ「私は、あの場でまだ正気を保てていたと思います」

パトラ「それなのに、あなたの期待に応えられず……」

アベル「いや、俺も悪かった。あんな状況下では、誰であれ混乱してしまうだろう」

パトラ「いえ、確かに私はアベル皇子をお助けしようと思いました」

パトラ「しかし、シアさんに為すすべなく敗れ……自分が情けない」

パトラ「……ですが、このままで終わるつもりはありません」

パトラ「いつか、逆にシアさんに跨って、同じことをできるよう精進しますっ!」

アベル「そこは真似なくていいぞ!?」

パトラ「そ、そうですか? ところでアベル皇子……」

アベル「な、なんだ?」

パトラ「赤ちゃんはコウノトリさんが運んで来るのでは――」


アベル「シア―! シア―!!! 流石にこれはどうにかしてくれー!?」


パトラ「?」


――

――――
―――
――



シア「本当に皆さん、失礼致しました……」

シア「もう禁酒しますし、私にできることならどんなお詫びでも……」

エリス「同じくです……」

アーシャ「シアさん、というより……」

ロウル「私達は隊単位で禁酒した方がいいですね……」

アドルラン「はっはっはっ! まあみんなそんなに落ち込むな。人間、誰でも苦手なものはあるし失敗もするさ」

アドルラン「大丈夫。君達なら同じ失敗は繰り返さないだろう」

アドルラン「……実は私も、以前は酔いすぎて何かをしでかす寸前だったそうだからな」

ヒバリ「まぁ、今回も恥ずかしかっただろうけどいい勉強になったと前向きにいかなきゃね!」

ルーシェ「……お酒は、美味しいけど人を惑わすもの」

パトラ「そうですね。何事も、節度を守ることが一番です」

ローズ「どうしても飲みたければ、弱めのお酒から少しずつ飲んで身体を慣らすことネ」

ローズ「どの程度の酒をどの程度飲んだら酔うのか。そこを自分でも理解しておけば、今度はまたみんなで飲めるわヨ!」

フィーア「はい! そして今度は皆さんでお酒の遊びをしましょう!」

キアラ「……本当は私達、あんなに飲んじゃいけなかったんだけどね」

アベル「二人が酒に思ったよりも強かったのは父のおかげなのかもな」

アドルラン「はは、そうかもしれないな。私は少し酔いやすいのだが……」




カイン「……」



アドルラン「……」

カイン「……頼む。どうか僕の言動を全て忘れてくれ」

一同「「はい……」」


一同((難しいなぁ……))


エメリナ「だ、大丈夫ですよカイン様!」

エメリナ「ローズさんの言う通り、少しづつお酒に慣れましょう!?」

カイン「そうだね……」

エメリナ「そして、下は私が頑張って吸い伸ばしてアベル様みたいに――」


ローズ「エーメーリーナーちゃーん……?」ゴゴゴゴ…


エメリナ「な、なんでもないですぅ!?」ビクビク



シア(……)

シア(……しっかり、憶えちゃっている)

シア(アベルさんの……立派な……)

シア(……)



シア特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

シアの純愛願望度

25(優しくされるより、強くお仕置きされたい……?)


シア(……アレで、中を掻き回されたら……)

シア(四つん這いにされて、奥まで抉るように……)

シア(はしたない私を、神様に代わってアベルさんが叱って……)

シア(あぁ……駄目、駄目だとわかっているのに……)

シア(アベルさんの……雌奴隷……)

シア(……)


シア「……カインさんのせいですよ~?」ジトー…

カイン「何がだ!?」


ルーシェ(……)

ルーシェ(さっきは無我夢中だった、けど。カイン様を取り押さえることはできた……)

ルーシェ(シアさんも……多分、エリスさんがいなければ、取り押さえられた、と思う……)

ルーシェ(もしまた、みんなが酔っ払っちゃても、大丈夫なように、今度はもっと頑張らないと……)


ルーシェ(みんなの飲み会は――私が守る!)キッ!


頑張ルーシェ特殊判定
↓1コンマ一桁

ルーシェレベル:84+3+9(孤軍奮闘頑張りボーナス)
=96

――

ルーシェ「……お酒が、私を強くしてくれた。気がする……」

ヒバリ「えー? 流石にそれはどうかなー?」

ルーシェ「でも、足りない……もっともっと、頑張る……」

アドルラン「うむ。その向上心、私も見習わねばな」




カイン「……なんだか、アベルの城塞に来るといつも僕は酷い目にあっている気がする」

アベル「やめてくださいよ兄様、そんな言いがかり……」

カイン「いや、しかしだな……」

アベル「……俺達の仲が元に戻ったことは、酷い目だったのですか?」

カイン「……お前はずるいな、アベル」

カイン「ああ。そうさ。また違った醜態を晒したけど――なんだか、久々に心の底から笑えた気がするよ」

カイン「多分、王城じゃいくら酔っても……僕はここまで馬鹿をやらかさなかっただろうからね」



――



バーンズ「――ぶぇっくしゅ!?///」


親衛隊1「隊長がくしゃみをした!? な、なんて珍しいんだ!?」

親衛隊2「そりゃこんな季節に兜以外全部脱げば誰だってそうなるだろうさ!」

親衛隊1「……」


親衛隊達((なんでここまで酔っても兜は絶対脱がないんだ……?))


――

兜を脱がないのはブ男なんじゃ……

――

アベル(散々な目に遭いはしたが……)

アベル(確かに兄様の言う通り――こんな大騒ぎしたのはいつ以来だろうか?)

アベル(帝国の問題、聖王の問題、色々と考えるべきことは多いが……)

アベル(またこうして、騒ぎたい……素直に、そう思える)

アベル(しかし……なんだろうか)

アベル(何か、大切なことを忘れているような……)

アベル(……大丈夫、みんなもう元に戻って――)







アベル(――別室はどうなった!?)






アベル「す、すみません兄様。ちょっとだけ失礼致します……」

アドルラン「ん、何かあったのか?」

アベル「い、いえ。騒動が落ち着いたら俺も酔いが回ったらしく……少し夜風に」

アドルラン「そうか。私達もまだ完全には回復しきっていないからな」

アドルラン「軽くつまみだけ食べて待っているよ。もちろん、酒は飲まずにな」

アベル「ははは、流石にもう誰も手を出さないでしょう」

ルーシェ「……」グビグビ…

アベル「……」

ルーシェ「……アベル様、いってらっしゃい、です……」フリフリ

アベル「あ、ああ……」


――

――


【別室前】


アベル「何か、嫌な予感がするが……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

待機組の惨状

49<50

※基準値を下回ったため、継続中


――


ネスト「で、殿下……!」

アベル「ネスト、無事だったか!」

ネスト「ええ、俺は大丈夫です」

ネスト「ただ……あの二人が……」トオイメ

アベル「酒にやられたか……」

ネスト「いやー、俺としたことが迂闊でしたね。普段は酒も警戒するんですけど……」

ネスト「気づかずに運んで、俺も飲んじゃうくらいには浮かれてましたよ」

アベル「気にするな。今日はそういう日だったからな……」

ネスト「……察するに、殿下達も酒にかなりやられましたね?」

アベル「察しの通りだ。今度から城塞の酒は調理用以外全撤去の方針でいく」

ネスト「……何があったんです?」

アベル「それも察してくれ」

ネスト「わ、わかりました。まあそれなら、この中も耐えきれるかなぁ……」

アベル「今の俺なら、行ける気がする」

ネスト「では、ご武運を!」シュッ!

アベル「よし……」


ガチャ…

リーナ「あはははははは! 変ですわー! 変ですわー!?///」ゼンラ!

リーナ「なんでー、マークス神父の方がー、私よりも胸に起伏があるんですのー!?///」

リーナ「なんでなんでなんでー、なんでなんでなんでー?///」ギリギリ…

マークス「ゴ、ゴッドヒィィィッル―――イタタタタ、流石にもう耐えられぬか!?」



アベル「」


アベル(全裸のリーナが、マークス神父の乳首をひたすら抓りあげている……だと……)


特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果

リーナの感知

78>50

※基準値を上回ったため、アベルに気がつく

――



リーナ「あら? アベルですの?///」パッ

マークス「おふぅ……た、助かった……」

アベル「リ、リーナ……とりあえず服を着て落ち着こう……」


アベル(すごい……本当にマークス神父の方が上回っている……)


リーナ「……」

リーナ特殊判定
↓1コンマ二桁

ちょっとこの世界の性教育どうなっているんですかねぇ……?

特殊判定結果
リーナの夜レベル
38(シュタイナーとアルフォンスがガードした模様。男は女の胸に興味を持つということだけははっきり理解している)


――

ご指摘のあったエカチェリーナの判定をとったあたりで今日はここまで
そう何度も私に悲鳴をあげさせないでください(懇願)
そして気がつけばこのスレも残りわずか。本当にありがたいです
新スレや続きはまた明日に。少々大事な判定を多数決でとることになるかと思います

本日もありがとうございました!

そろそろ次スレ建つまで書き込みは控えるべきかな
微妙にスレタイの「生き延びる」はパパンとの対決までは問題なくいけそう

>>977
流石に不細工はねーよ
ただ折角ならば安価で「イケメン優男系⇔強面男前系」という具合に決めても良いかもな

こんばんはー……
すみません、予想以上に仕事が長引いたため、今日は次スレ誘導のみです……
後ほどこちらに次スレ案内を用意します

それではこちらは残りわずかのため埋めます

>>1000ボーナスは

>>1000なら夜レベル低い人たちの為にローズ(もしくはノワール)主催のよく分かる性教育講座開催
ついでに普通のトレーニング

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