英子「りーん! 久しぶりじゃーん」
凛「ん? 英子おはよう」
英子「もう~凛がいなくて寂しかったぞ~!」
凛「そっか」
英子「……もうー! 凛ってばノリ悪い~!」
凛「英子相手にはちょうどいいでしょ」
英子「ええー! 何それー!」
凛「あ、美代おはよう」
英子「ん? おっはよー!」
美代「あ~、凛ちゃんだ~、おはよ~」
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英子「英子ちゃん! 英子ちゃんもいるよ!」
美代「凛ちゃん今日はお仕事ないんですね~」
凛「うん。今日は一日授業受けるよ」
英子「無視はやめて! 英子ちゃん泣いちゃう!」
凛「ふふ、ごめんごめん」
美代「英子ちゃんも、おはよ~」
椎太「おはよーっす」
凛「おはよう」
英子「おはー」
美代「おはよ~」
椎太「ん? 渋谷じゃん。珍しいな」
凛「うん。今日はお仕事無いから」
椎太「へえ」
英子「ねえねえ凛! 今日の数学テストがあるんだけどさ」
凛「え、ああうん知ってるよ」
英子「……え? あんたまさか、勉強してきたんじゃ?」
凛「あ、うん。仕事の合間とかに。じゃないと置いてかれちゃうからね」
英子「ひどい! 仲間だと思ったのに!!」
美代「うふふ~、勉強してないのは英子ちゃんだけでした~」
英子「そ、そんな!! あ、あんたは? 椎太はしてないよね!?」
椎太「あん? してないけど」
英子「いやったあ! 仲間仲間!」
椎太「俺はお前と違ってできるからな。わざわざ勉強なんてしないわ」
英子「ちくしょう! 裏切り者め!! 赤点になれ!!!」
凛「まあまあ、不安なら一緒に勉強しよ。私もまだ不安だし」
英子「おお! 心の友よ!」
美代「う~ん、数学は五限目だし、昼休みにでも勉強会しましょうか~」
英子「二人とも……大好き! 椎太、あんたなんか大っ嫌い! 頼まれても勉強会に入れてやらないんだからね」
椎太「頼まないから別にいい」
英子「ふーんだ!」
先生「おーい、席に着けー」
英子「あっと、んじゃまたあとでね!」
美代「ではでは~」
凛「うん」
-昼休み-
凛「じゃ、始めようか」
美代「はい~」
英子「おっしゃあ! みんな、任せたよ!」
凛「何言ってるの? 英子も頑張るんだよ」
英子「ふぇぇ~数学とか意味わかんないよ~」
美代「よしよし」
凛「まだノート開いてすらいないじゃん」
英子「私にはわかる。これは希望のないパンドラの箱……はっ! これを開ければ私美女ってことなんじゃ!?」
凛「馬鹿言ってないで始めるよ」
英子「はーい」
美代「範囲は~ここから~ここまで~」
英子「多くない?」
凛「まあ、ちょっとね」
美代「頑張ろう~」
英子「しかたない。腹をくくろう」
凛「……」カキカキカキ
美代「……」カキカキカキ
英子「……」カキカキカキ
凛「……」カキカキパラカキカキ
美代「……」パラカキカキカキ
英子「……」カキカキ
凛「……美代、ここなんだけどさ」
美代「ん~、ああここはね~」カキカキカキ
英子「……」カキ…カキ……
凛「なるほど、ありがとう」カキカキカキ
美代「どういたしまして~」カキカキカキ
英子「……」
凛「ん? 英子どうしたの?」
英子「……飽きた」
美代「まだ20分もやってないのに~、もうちょっと頑張ろう~」
英子「畜生! 畜生!! あと一日! あと一日さえあれば!!!」
凛「一日あったら万全だったの?」
英子「当然よ。あと一日あれば数Ⅰはおろか、数Aすら私に跪くレベルにパーフェクトな学習力になれるわ」
美代「へぇ~すごいのね~」
凛「またバカなこと言って……」
英子「ほんとだもん! 一日あったら私パーフェクトだもん! パーフェクト英子だもん!」
数学教師「ほほう、それはいいことを聞いた」
英子「……」
数学教師「一日あったらそんなパーフェクトな君が見れるというのか。ではなってもらおうじゃないか。君だけ特別に明日もテストしてあげよう」
英子「……さ、凛、美代、今日のテスト頑張りましょう!」
凛「はあ」
-放課後-
英子「り~ん~! ダメだったよぉ~!」
凛「それ五限終わりにも聞いた。昼休みにちゃんと勉強してたら少しはマシになったのにしないから……」
椎太「ふっ」
英子「あ! あんた今鼻で笑ったな!」
椎太「すまん。あまりにも予想通り過ぎてな」
英子「なな、な、何をー!!!」
椎太「んじゃあな。赤点なんて恥かきたくなけりゃもっとまじめに勉強しろよ」
英子「うるせぇ!!」
美代「あらあら~。またですか~」
英子「くっそー……よし、凛、美代!」
凛「何?」
英子「今日はパーッと遊ぼう! 凛はお仕事無いんでしょ?」
凛「うん、いいよ」
美代「は~い、美味しいケーキ屋を見つけたのでそこへ行きましょう」
英子「お、いいね!」
凛「さあ、行こうか」
-ケーキハウス~ten o'clock three village SAKAKI~-
英子「ん~! 美味しい!」
凛「うん、いいね」
美代「そうでしょ~」
英子「いやあ、今日は疲れた疲れた! 数学のテストもそうだけど」
凛「だけど?」
英子「椎太の奴! あいつなんなの!? もう! 私こと馬鹿にして!」
美代「始まったわね~」
凛「ふふ」
英子「な、何よ……」
凛「だって英子さ、その話になるとさすごい嬉しそうなんだもん」
英子「う、嬉しそうって何よ!」
美代「英子ちゃんは~、自分では気づいていないかもしれないけど~、椎太君とお話してる時が~、一番楽しそう~、なんだよね~」
凛「そうそう」
英子「なななな、何言ってるのよ! そんなことあるわけないじゃない!」
美代「そんなこと言っても~、すっごく顔に出てるよ~」
凛「そうそう。白状しちゃいなよ」
英子「ああああああ!!! そんなことなああああい!!」
美代「ネタは上がってるんだよ~」
凛「もう隠しても無駄だよ。隠れてないけど」
英子「ぐ、ぐぐぐぐ……はあ、その通りよ! 私は椎太が好き! なんか文句ある!?」
凛「ないない」
美代「じゃあ~英子ちゃんが椎太君と付き合うにはどうしたらいいか考えましょう~」
英子「いい! そんなことしなくていい! 今は! このままでいいの……」
凛「……そっか。でも私たちはいつでも味方だからね」
美代「うんうん~、いつでも頼ってきていいよ~」
英子「う、ん。その時になったら……頼らせて」
凛「さってと、次どこ行く?」
英子「あ、ちょっと駅前のCDショップに行きたい」
美代「私も~」
凛「そう? じゃあ行こうか」
-CDショップ ~Level World~-
英子「ここここ!」
美代「品揃えが抜群だよね~」
凛「さすが世界レベル」
英子「あったあった!」
美代「これです~」
凛「何を探し、て」
英子「じゃーん! 凛の新譜CD! いやあ、発売日に買いたかったんだけど、お小遣いがなくてね」
美代「私も~、ちょ~っとお財布事情があって~、今日になったの~」
凛「いや、ちょ、恥ずかしい……」
英子「我らが渋谷凛のCD。何を恥ずかしがることがありますか!」
美代「堂々と胸を張っていいんだよ~」
凛「うん、そうなんだけど、やっぱり目の前で友達が買ってるっていうのは未だに、こう気恥ずかしさっていうのか、うん」
英子「うっふっふっふ、愛い奴よのお凛さんや」
美代「可愛いよ~凛ちゃん~」
凛「う、は、早く買ってきなよ」
英子「あ、私はあと日野茜ちゃんの新譜と片桐早苗さんの新譜を……あったあった。んじゃ行ってくるねえ」
美代「私も~、新田美波ちゃんの新譜と~、川島瑞樹さんの新譜を~っと、行ってきま~す」
凛「……ふぅ。私の新譜……ふふ」
店員<サスガネ ソノセンタク セカイレベルダワ センキュー! マタアエル ソウ ワタシタチハ セカイレベル マタツキガメグッテクレバ ヒカレアウサダメ
英子「りーん、お待たせー!」
美代「お待たせ~」
英子「いやあ、相変わらずここの店員何言ってるかわからないわ」
凛「二人とも、ありがとう」
英子「何が?」
凛「その、私のCD買ってくれて」
英子「あったりまえじゃない! 天下の渋谷凛様のCDですよ? むしろこっちが出してくれてありがとうって言いたいわ」パシャ
美代「私たち~、凛ちゃんの友達だけど~、凛ちゃんの大ファンでもあるからね~」
凛「……本当に、ありがとう」
英子「んもう! 凛可愛い!」ダキッ
美代「英子ちゃんずるい~私も~」ダキッ
凛「ちょ、ふた、二人とも!」パシャ
スピーカー<~♪ コチラハ クヤクショデス ソトニイル ヨイコノミナサン モウ イエニカエル ジカンデスヨ ジコニ アワナイヨウ キヲツケテ カエリマショウ~♪
英子「おや、もうそんな時間か。そろそろバイトに行かなきゃ」
美代「私も~お夕飯の用意しなきゃ~」
凛「じゃあ、今日はここまでだね」
英子「明日は来れるの?」
凛「明日は……ラジオの収録があって行けない。次は明々後日の午後になるかな」
美代「ではでは~、またその日まで~」
英子「頑張ってね! 応援してるから!」
凛「うん。ありがとう!」
-凛の自室ベッドの上-
凛「ふぅ~」
凛「……」
凛「……大ファン……」
凛「んんー!!」バタバタバタ
凛「……なんか、身近な人に言われるのすごく嬉しい」
凛「……顔、にやけてなかったかな?」
スマホ<ピロリン
凛「ん? 英子からだ」
英子<今日の凛さん、可愛かったですぜ!
写真<お礼を言ったときはにかんでいる凛
写真<抱き着いた時の気恥ずかしさとうれしさで頬を紅潮させながらにやける凛
凛「ちょ! いつの間に! 恥ずかしい!」
美代<ほぞ~ん
凛<いつのまに撮ったの!?
英子<ふっふっふ、私チャンスAだからね♪
凛<意味が分からない……
-数十分後-
英子<いつものかっこいいだけじゃなくて、可愛い凛も見れて今日は楽しかったよーん! また遊ぼうねー!
美代<また今度~
凛<今日は楽しかった。またね。
凛「……こんな写真見られたら加蓮や未央になんて言われるか……いや、二人だけじゃないな」
-翌日-
凛「おはようございます」
P「おう、おはよう……ん? 今日はいつも以上に元気だな。良いことでもあったか?」
凛「まあ、ちょっとね」
P「そうか。そのテンションを維持しててくれよ。今なら最高のパフォーマンスの仕事ができるはずだ!」
凛「任せて、今の私は最強だから」
終わり
しぶりんの力強い歌声本当に好き。
あと、蒼歴史好き。足跡残されたわ。
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次から「オリキャラ、オリジナル設定だらけ注意」って前書きして
正直「次」が無いことを祈ってるけど
このSSまとめへのコメント
モバマス括りにするなよこんなん。