【艦これ】函のある鎮守府 (23)
ここは提督の勤務する執務室、色とりどりの、年頃の女の子らしい艦娘の好みそうな、
派手ではあるが可愛らしい装飾が施されているが、提督が座る机の上に、
大きさとしてはブルーレイレコーダーの外箱くらいの大きさの、黒い函が置かれていた。
提督「んー、上層部から確かに受け取ったが、一体これで何をするんだろうな?」
雷「何か入れるんでしょう? でも何を入れるのかしら?」
提督「それが分からないんだよなぁ。先月ランカー入ったら、報酬と一緒に、
このデカい函が送られてきたんだが、一体何に使うのか全く分からないんだよなぁ」
雷「じゃあ無駄にかさばる甲勲章でも入れておく? 一応二つあるじゃない」
提督「でも引き出しに入るからあれはそのままでいいと思うけどなぁ」
雷「時々出してニヤニヤしてるのはどうかと思うわよ」
提督「いやいや、甲勲章は鎮守府の皆と頑張って獲ったものじゃないか、それを思い出して何が悪い?」
雷「まぁ悪くはないんだけどさぁ、正直ちょっと、あのニヤケ顔は引くわよ」
提督「ひでぇ。まぁニヤつくのは控えることにするよ。あぁ次の大規模作戦でも甲勲章欲しいな」
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雷「じゃあ司令官も頑張らないとね、資源貯めるの最近サボってたでしょ?」
提督「痛いところを突くなぁ。事実だから反論はできないが。
ただ潜水艦や荒潮の強化もしておきたいしな」
雷「そこは司令官の腕の見せどころじゃないの? じゃあ時間もいいし間宮でお昼食べましょうか」
提督「ん、そうするか。今日の日替わり何だったっけ?」
雷「今日はカレーでしょ、金曜日だし」
提督「あっそっか、誰のカレーだっけ?」
雷「今日は……、確か、二水戦の監修のカレーね」
提督「二水戦のカレーは美味いけど量がちょっと多いよなぁ」
雷「まぁ体を動かす人向けだしね、でも司令官だって、日々のトレーニングは欠かしてないでしょう?」
提督「欠かしてないというか、何か鎮守府に着任してから、妙にエネルギーが有り余ってる気がしてな、
動かさないと何か持て余すんだよなぁ」
雷「体は全ての資本だし、悪くないんじゃない? ご飯終わったらトレーニング付き合うわよ」
提督「おっそいつはありがたい。じゃあ行こうか」
ローマ「相席失礼するわ」
提督「おう。てか珍しいな。俺と食うなんてそうそうなかったと思うけど」
ローマ「まぁたまにはいいじゃない。シンボークを深めるのも務めでしょう?」
雷「私は来るもの拒まずよ。でもいつもはイタリア艦の皆と食べてるのに珍しいわね」
ローマ「たまにはいいじゃない。このカレーは最高だし」
提督「おっローマもようやく馴染んだな」
ローマ「In Roma, as Romans do.位知ってるからね」
雷「ローマさんがそんなこと言うなんて、ひょっとしてギャグかしら?」
ローマ「違うから。それに提督に前から聞きたかったこともあるしね」
提督「おっ、何だ?」
ローマ「提督、あなたまさか雷をセグレターリオにしてるのは、こっちで聞いた、
バブーミ? だったかしら、そういうのを感じたからなの?」
雷「ええと、バブみでいいのかしら?」
ローマ「そうそうバブみってのね。大の男が年端も行かない子に母性とか、
最初聞いたときは気でも狂ってるのかと思ったわ。
で、そのバブみとやらを優先してるなら、ちょっと不安になったのよね」
提督「というと?」
ローマ「セグレターリオのイカヅチには不満はないけれど、
子供を重要な配置につけるのもどうかと思ってるのよ」
雷「艦娘に年齢は関係ないわ、実年齢で言えば70過ぎてるんだし」
ローマ「それはそうではあるわ、でも子供でしょう?
もしリベッチオをそんな役につけていたら、私は怒るわよ。
子供は元気に遊ぶものだと思っているし」
提督「あー、何だ一応俺も雷にはいろいろフォローしてもらってるし、
頼ってる面はある。それにやはり執務室は俺にとっての母港であって欲しいしな。
そういうのをバブみを感じているというならば、そうなのかもしれん」
雷「そうよ司令官、もっと私に頼ってもいいのよ」
ローマ「それでいいの? ニホーンダンシとして恥ずかしくないかしら?」
提督「よし雷、タブレットでサン・ピエトロのピエタで検索だ」
雷「ええと、あれ? これは聖母マリアが息子のキリストを抱いてるのよね?
でもどう見てもキリストの方が年上に見えるんだけど……」
提督「そうだ、つまりロリ母性なるものは俺達が気づく以前に、
500年以上も前にイタリア人によってこれでもかという形で表現されていたんだよ!」
雷「なんだってー!?」
ローマ「待って、待ってこれ若いのもたしか理由があったでしょ」
提督「だが自分より若い母親という事実は覆せないぞ。いかなる理由をつけてもな」
ローマ「ぐぬぬ……」
提督「それにまぁ、その、何だ。雷は俺の理想の十年前って感じだからな。
これからじっくり成長を見守りたいというのもある。
後は雷が俺の世話を焼きたがってるし、それを止めた方がストレスになると思ってな」
雷「この雷様にお任せよ」
ローマ「ヒカルゲンジってやつね、呆れたわ」
提督「ちゃんと手を出すのは成長してからだから安心しろ。
それに今の雷に欲情している訳ではないからな。てかロリコンじゃねぇし。
おそらくは退役した後になると思うけど、できれば俺が若いうちに戦争終わらせて、
雷と夫婦二人水入らずで暮らしたいしな」
雷「雷様が深海棲艦なんてぎったんぎたんにして終わらせてあげるわよ」
ローマ「それだけしっかりしたビジョン持ってるなら流石に文句は言えないわね。
とりあえずお幸せに?」
提督「おう任せろ。しかしこのカレー食ったら本当元気が湧くな」
雷「おいしいからでしょ?」
ローマ「でもそれだけじゃあ無い気もするのよねぇ。おいしいものは一杯あるけど、
ここまで元気が出るってのも珍しいわ」
提督「間宮さんの料理がそんだけ美味いのかなぁ?」
雷「そうなんじゃない? 間宮さんいつもすごく頑張ってるし」
ローマ「確かにマミーヤさんは色々融通利かせてくれるしね。パスタのゆで時間も、私の理想通りだし」
提督「お前のパスタは固いんだよ」
ローマ「違いわよ、日本式のパスタが茹ですぎなのよ」
雷「でもおいしいのは確かよね。アルデンテだったかしら?」
提督「そうそうアルデンテ。いつの間にか定着したよな」
ローマ「アルデンテこそ正義よ! アメリカ艦どもみたいに20分も30分も茹でる方が正気じゃないわ」
提督「あれは俺から見ても茹ですぎだ。始めて食った時は面食らったぞ」
雷「お陰で色々ごたごたしたわよねぇ。今はおいしいからいいけど、じゃあ時間だし行こう、司令官」
提督「おう。じゃあローマまたな」
ローマ「またね。しっかし500年前の像で反論されるとはね……」
雪風「しれぇ! 今休憩時間ですよね! 遊びましょう!」
提督「駄目だ、俺はこれから遠坂時臣氏の終身名誉俺達就任会見を観るんだ」
時津風「えー、そんなオッサンなんて見て楽しいの?」
提督「何を言うか時津風、あの人は遠坂の血とかいうやらかし要素満載のお人だぞ。
俺達総帥の最有力候補の凄い人なんだぞ」
雪風「じゃあ雪風も一緒に観ます!」
時津風「しれぇに登っていいなら一緒に観る、観るよ」
提督「仕方ないなぁ。しかし子供とはいえよく人登らせて平気だよな俺」
雪風「間宮さんのおいしいご飯を毎日食べて、しっかりトレーニングしてるからじゃないですか?」
時津風「間宮さんのご飯おいしいよねぇ。でも前に材料の箱のラベルみたら、
原材料に深海エキスなんて書いてあったんだけど、あれ何なのかな?」
提督「んー深海エキスかぁ、深海ザメの肝油か何かかな?」
雪風「でもそれだと、サメって書いてますよね?」
時津風「エイとかが混ざってるんじゃない?」
提督「あーなるほど深海魚ばっかり使ってるから深海エキスなのかな?
でもそれだと深海魚エキスだよなぁ。となると海洋深層水辺りも入ってるのかな?」
雪風「深海の神秘ですね! なんせ深海棲艦なんて出てきますし!」
時津風「それはいらないよ。うん、いらない」
提督「まぁそうだよなぁ。おっ会見が始まったぞ」
雪風「ダンディ、なのかなぁ?」
時津風「優雅にドヤ顔決めてるのにやらかすギャップが受けてるのかな、かな?」
提督「んーこの貫禄よ、やはり俺達総帥の器だなぁ遠坂時臣氏」
提督「そいやあきつ丸、お前前転とかできるか?」
あきつ丸「前転、でありますか? 普通に前回りというのであればできますが……」
提督「じゃあポン刀持って相手の攻撃を前転でかわしたりは?」
あきつ丸「提督殿は陸軍だからと無茶振りが過ぎるであります。最低限の近接戦訓練は受けていますが、
流石にそこまでハチャメチャなことはやらないであります」
提督「じゃああのあきつ丸がおかしかったのかなぁ?」
あきつ丸「と言いますと?」
提督「お前も知ってるだろ、加藤提督、あのいかついどっかの映画俳優みたいな顔した」
あきつ丸「提督殿の同期でありますな、存じております。確か嶋田久作に似たあの方でありますな」
提督「あいつがこの前一種軍装来て、マント羽織って、
実家から送られてきたドーマンセーマン(※)入りの白手袋つけて、
俺と一緒に出掛けてたら、あいつ急に謎のあきつ丸に襲われたんだよ」
※五芒星の文様。海女さんがつけていたりする
あきつ丸「話が急展開でありますな」
提督「まぁ何でか知らんがチャンバラが始まった訳だよ。あいつ何故か軍刀持ってたし。
んでさぁ、丁々発止の戦いが始まってたんだが……」
あきつ丸「ほうほう。提督殿はちゃんと避難したでありますか?」
提督「まぁそりゃな。でもおかしいんだよなぁ。あいつ提督学校でも体術は最下位レベルだったのに、
あのでら強いあきつ丸と互角に渡り合ってるんだよ」
あきつ丸「そのあきつ丸はそんなに強かったでありますか」
提督「時代劇なんて目じゃない位すごかった。何かこう俺みたいな素人には説明できない位」
あきつ丸「で、その鬼のように強いあきつ丸と拮抗していたでありますか、加藤提督が。
にわかには信じられないでありますね、それ程強そうな方には見えなかったであります」
提督「というかあいつ元ニートだし。スーパーの正社員になったはいいけど、
顔が怖すぎて嫌われて自主退職に追い込まれて以降数年引きこもってたけど、
提督学校の募集見てやってきたって奴だし。だから体はガタガタだったはずなのになぁ」
あきつ丸「不思議なこともあるものですなぁ。提督殿の様に、
着任以降一念発起して鍛えていたのでは?」
提督「にしても強すぎたんだよなぁ、訳が分からん」
あきつ丸「で、そのあきつ丸と加藤提督はどうなったでありますか?」
提督「あぁ、何か指名手配人物と似てたから斬りかかったらしいんだが、
マント切って一種軍装なのを確認したら、『海軍の方でありましたか』って言って、
そのまま走り去っていったよ。何か迷惑だよなぁ」
あきつ丸「まるで通り魔でありますな」
提督「誤チェストとかまじ勘弁なんだが……、まぁあいつも無事だったし、
終わった話だしなぁ、俺も一種軍装着たらそうなるのかと思って、
二種軍装を冬用の生地で作ってもらって着てるんだわ。
後マントだけは絶対着ない。そして軍刀も持たないぞ」
あきつ丸「そうでありましたか! 提督殿は小学校のクラスに一人は居る、
冬でもタンクトップに半パンな小学生と同じだと思っていたであります」
提督「それは流石に怒るぞ。でも居るよなそういう奴。何で出てくるんだろ?」
あきつ丸「さぁ、であります」
島風「提督、はっやーい!」
提督「そりゃ鍛えてるからな、はっはっは!」
島風「あ! 提督! そっちは海!」
提督「おう!?」
提督「あれ? 何で俺海の上走ってるんだ?」
島風「あれが究極の走法……、足が沈む前に、もう一本の足で蹴りだして海の上すら走るという……」
提督「何だか知らんがどうなってるんだ!? でも俺泳げないから走り続けるしか!」
島風「そっちに防波堤の階段があるからそこから上がって!」
提督「あった!」
島風「提督が速いのは知ってたけどまさか海の上を走るなんて……」
提督「俺だってびっくりだわ。いつの間にこんなびっくり人間になってたんだ?」
島風「艦娘の私達でも、海の上は艤装を使って航行してる、
つまりは走ったりはできないのに、提督すっごーい!」
提督「まぁすごいよなぁ……、一体どうなったんだ俺……?」
島風「でもかけっこ、次は負けないよ!」
提督「あぁそっちは負ける気はしないが、うーん」
島風「島風も海の上走りたいなぁ、できるかなぁ?」
提督「どうなんだろうな。一回明石にでも聞いてみるか」
島風「そうするー」
提督「海の上走るとか一体俺、どうなて……」
憲兵「バイオハザード気取りかな?」
提督「おやこれは憲兵殿、何か用事ですか?」
憲兵「先日そちらに黒い函が送られただろう、あれに関してだ」
提督「あぁあの函ですか、一体何に使うんです?」
憲兵「できればでいいが、次の大規模作戦で出会うであろう、新種の深海棲艦の、
鬼姫級の生き胆をそこに入れて持ってきてほしいのだ。
あの函には特殊な防腐措置が施されているから、そこに入れておけば何の問題もない」
提督「生き胆、ですか……」
憲兵「そうだ。研究用に必要らしい。遺体丸ごとでもいいが、
流石に残らないと思って上層部は胆を指定しておられる」
提督「しかし新顔の鬼姫級に胆がありますか? 中枢棲姫なぞは、
画像解析ではほぼ中身は機械と言われていましたが」
憲兵「だがないとも限らないぞ。あの機械部が腹部に露出していた重巡棲姫ですら胆はあったのだ。
それに中枢棲姫も、通常の肝臓からは位置が外れていたとはいえ、胆はあったのだ」
提督「そう、ですか。しかし艦娘達が喜んで集めるとも思えませんが」
憲兵「まぁ研究サンプルと言えば大体の艦娘は納得してくれるさ。前例でもそうだった」
提督「そうですか、では一度確認してみますね、ちなみに報酬などは……」
憲兵「生き胆で1000万、五体満足の死体ならば1億は下るまい」
提督「そうですか、では早速聞いてみます」
憲兵「あぁ、頼んだぞ」
天龍「っとあんなとこにイ級の死体があるぞ」
龍田「あら、魚にたかられてるわね」
天龍「げ、本当じゃねぇか気色悪ぃ」
龍田「でもお魚さんは水死体にも群がるのよぉ? 深海棲艦であってもそうなるのも当然じゃなぁい」
天龍「うへぇ……」
龍田「あら、天龍ちゃんは知らないのねぇ、テトラポッドの間に落ちた水死体なんかは、
あらゆる魚にたかられて、お腹の中はアナゴなんかで一杯なのよぉ」
天龍「ひぇぇぇぇぇ」
龍田「あらぁ天龍ちゃん、もしかしてビビってるのかしらぁ?」
天龍「ちげーよ! ビビってなんてねぇし!」
龍田「自然に還るっていうのは、そういうことなのよ天龍ちゃん」
長波(うっわぁ何かこれから魚食うの遠慮したくなるなぁ……)
高波(気持ち悪い、かもです……)
秘書「総理、現在のところ、超人化の兆候が見られるのは呉鎮守府所属の加藤提督に、
同じく呉の提提督ですね。前者は霊的国防組織所属のあきつ丸と互角に渡り合い、
後者は短時間ながら海上を疾走したとのことです」
総理「彼らの前歴は? もともとそういった特殊な訓練は受けていないのか?」
秘書「加藤提督は元引きこもり、提提督は運動部に所属すらしていなかった学生です」
総理「ふむ、やはり深海エキスが効いたようだな」
秘書「そうですね、彼らのところの間宮伊良湖にはしっかりと鼻薬を利かせましたから」
総理「しかし原材料に表示してしまっていたと聞いたときは驚いたが、
特に問題にならなくてよかったな」
秘書「そうですね、騒ぎになったとしても深海魚エキスの誤植で通せば大丈夫でしょうし、
次のロットからは深海魚エキスと記載いたします。
もちろん、そのように記載するよう指示した者には相応の処分が下っていますのでご安心を」
総理「うむ、気取られるのはまずいからな。だがこれから対象を増やしていくのだろう?
手違いがあっては困るぞ」
秘書「問題ありません。担当の者は口が固く、国家に忠誠を誓うものばかりです」
総理「ならいいが……、次は呉鎮守府と横須賀鎮守府すべての提督に、
あの深海エキスを混入させた食事を摂らせるのだったな」
秘書「ええ、そして次は全提督、その次は生き残った全国民ですね」
総理「しかし、深海棲艦、特に人型の鬼姫級を人魚だと見抜いて、
生き胆を摂るようにしたのはいい判断だったな。不老不死はあらゆる権力者の求めるもの。
安定供給さえできれば、我が国が世界の調停者になれる。実にいいものだ」
秘書「有毒無毒の検証しかしていない時点でお食べになった総理の胆力には驚きです」
総理「なぁに、失敗してもたかが死ぬだけよ。それよりも戦後、世界を混乱させずに、
平和を維持できる方が余程利益が大きいからな」
秘書「しかし戦後に鬼姫級を安定して供給できますか?」
総理「それこそ問題ない。深海エキスによる超人化によって、
我が国の国民は肉体的にも霊的にも通常のヒトより上を行くようになる、
さすれば深海棲艦なぞ害獣に過ぎぬ。そして深海棲艦の肉体組織の人工培養も達成されておる。
今は天然もののコストの方が安いが、戦後深海棲艦が絶滅した後は、
人工培養の方で安定供給の目途は立っている。少々高くなるが必要経費よ」
秘書「後はこの超人化が永続的なものなのか、それとも一時的なものなのかが問題ですね」
総理「そこは大丈夫じゃろうて、一度生き胆を摂食させた死刑囚は、
あらゆる処刑に耐えているというではないか。今後の実験にもよるが、
一度獲得した超人化形質は短期には失われないと判断すべきだな」
秘書「追跡調査は必要ですね」
総理「なぁに時間はたっぷりある。無限に湧き続ける深海棲艦との戦争を終わらせる頃には、
我々の計画もすべて終わっているだろう」
秘書「そういえば総理、絶対に深海エキスを摂取していない者が、
超人化の兆候を見せているという報告もありますが、これはどう判断いたしましょう?」
総理「……まさか生物濃縮か? 魚どもも深海棲艦の死体を食べているだろう?」
秘書「考えられますね。となると寧ろこれはいい傾向ですね。わざわざこちらで用意しなくとも、
魚さえ食べればいいということになります」
総理「となると楽だが、これも経過観察が必要だな」
秘書「ではそのように手配しておきます」
総理「頼んだ、新たな富国強兵には必要なことだからな。
そしてそれを不死たる我らが導かねばならん」
秘書「そういえば総理は武家の出身ですね、不死と書いて武士とでも読みましょうか?」
総理「それはいいな、はははは!」
何かY氏の隣人でこんな話があったような。あれはIQ高い人の精子でしたが。
しかし前作の反応で気になったんですが、誰もあのグラーフのケルト文様だとかドルイド設定に、
疑問を抱いてなかったのが本当不思議なんですがw
おかしいなあのケルト文様があるってのがこう、
右わき腹の浪漫回路とか、フロム脳がぎゅんぎゅん掻き立てられるんですが。
フミカネニキがうっかりってのはまず考えられませんし、絶対に理由あるはずなんですけどねぇ。
一体何なのか、でもこんなこと考えてばかりだからウチにグラーフいないでしょうねw
過去作やで。
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