ワイルド・ハニーは砕かない (1000)

※初めに

・このSSは「静・ジョースターの奇妙な日常」の続き・第十八話です。
この話が『最終回』となります。

・『ジョジョの奇妙な冒険』第四部に登場した、透明な赤ちゃんが成長した姿を書いたオリジナルSSです。

・話が全てつながっております。長いですが最初から読んでいただけると嬉しいです。

・展開予想はおやめ下さい。

・更新遅いですが、のんびりお待ち下さい。


一話
静・ジョースターの奇妙な日常
静・ジョースターの奇妙な日常 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363790589/)

二話
仗助「静のやばい物を拾ったっス」
仗助「静のやばい物を拾ったっス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365094145/)

三話
静「ジャンケン教師がやって来た」
静「ジャンケン教師がやって来た」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367669400/)

四話
静「引きこもりのうちへ遊びに行こう」
静「引きこもりのうちへ遊びに行こう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368951927/)

五話
静「泥棒をしよう」
静「泥棒をしよう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370177583/)

六話
静「ペーパー・バック・ライターは父親に憧れる」
静「ペーパー・バック・ライターは父親に憧れる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373404472/)

七話
静「お見舞いへ行こう」
静「お見舞いへ行こう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379932767/)

八話
静「日本料理を食べに行こう」
静「日本料理を食べに行こう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383137249/)

九話
静「幽霊屋敷に住もう」
静「幽霊屋敷に住もう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386418852/)

十話
静「双葉双馬は静かに暮らしたい」
静「双葉双馬は静かに暮らしたい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391689545/)

十一話
静「吉岡純はお金が好き」
静「吉岡純はお金が好き」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398837668/)

十二話
静「杜王町の人々」
静「杜王町の人々」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404738764/)

十三話
静「静・ジョースターはキャンプをする」
静「静・ジョースターはキャンプをする」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408711275/)

十四話
静「町の背後霊」
静「町の背後霊」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432295512/)

十五話
静「ぼくは未来人」
静「ぼくは未来人」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445436858/)

十六話
静「彼の名はウォーケン」
静「彼の名はウォーケン」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454598348/)

十七話
静「メイの世界」
静「メイの世界」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468158253/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477133833

アハハ……ハハ……

静「待って……待ってよ、メイ。走るの、速いわ」

メイ「ふふ、ごめんなさい。それにしても、凄いわね。ジョースター邸のすぐ近くに、こんな大きな森があるなんて……」

バァァアア……

静「ええ。おじいちゃんがね、家は都会のゴミゴミした所じゃあなくって、こういう田舎で広い所がいいって言ってねェ――……あたしは都会の方が好きだったりするけど。まあおじいちゃんが好きな所だったら、どこでもいいのだけどね」

メイ「綺麗な所だわ……素晴らしい所よ、静」

サァァアア……

メイ「遊びましょう、静。妖精さんを探したり、虹色に輝く蝶を追いかけるの」

静「素敵ね、メイ……それは、とっても素敵だわ……」

サァ……ア……

静「あたし、貴女のようなお友達がいて、良かった……本当に、マジにそう思う……」

メイ「さあ、何をして遊ぶ?かくれんぼか……鬼ごっこ?」

…………

…………





『一日目』





…………

…………

杜王町――……

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

「……らーら、らー……らららら、らら……」

暗闇の中、有栖川メイは、外れた調子で子守唄を口ずさむ。
町の人々は……杜王町の全ては、眠ったままだ。

人も、町も、犬も猫も、虫さえも、深い深い眠りへと落ちている。
しいん、という音が聞こえるほど、静かな世界で。

メイの子守唄だけが、響き渡る。

空条承太郎や、東方仗助、
そして、静・ジョースター達が、死んだように眠る中心で。

有栖川メイは、チェスタの亡骸を抱いたまま、子守唄のメロディを口ずさむ。

それは、かつて自分を犬のように捨てた母が、まだ自分を愛していてくれた頃、与えてくれた『優しさ』なのかもしれない。
母の顔など覚えているはずも無いが……何故か、暖かい声が奏でるこのメロディを、メイはずうっと、覚えていた。

「……神は、七日間で『世界』を創った……」

「ならば私は、七日間で世界を創り変えよう」

「皆が手を取り合える世界へ……『素晴らしきこの世界』へと創り変える」

「それまでは……眠りなさい、世界よ。すぐに……全てが変わるから」

ペラリ、という音がした。
紙が、風で動く音であった。

よく見ると、周囲には大量の紙が落ちている。
……その紙は……まるで、静を守るかのように、静の身体を覆っていた。

「…………」

「……双葉双馬。貴方は……自分の命より、『友達』の命が大切だったの?」

「……自分を守るより、他人を守るほうが大切だったの?」

「…………私にも、わかるかしら。世界が少し、変わったなら……私にもその気持がわかるのかしら」

「……」

黒い膜の向こうに、太陽が見える。
西に傾きかけたそれは、もうすぐ一日目が終わる事を示していた。

「……『素晴らしきこの世界』まで、あと……六日」

…………

…………

『素晴らしきこの世界(ワンダフル・ワールド)』

人々は長い眠りの中、自分の人生を最初から『追体験』する。
それは自分の人生を、もう一度やり直すという事に等しい。

(現実のようにリアルな夢が、人の『記憶』となりそれが『過去』となる)

しかしその『夢』の中には、『有栖川メイ』が唯一無二の『友達』として存在する。
七日後、目を覚ました時……全世界の人間は『有栖川メイ』の『友達』となるのだ。

(記憶が作り変えられているので、それは『事実』であり誰にも疑えない)

有栖川メイの『完成』された能力。

人は『運命を切り開く』と考えられているが、
彼女は運命を必然のものとした。

…………

本日はここまでです。
誤爆が自然すぎて私こんな文章書いたっけってなった

…………

静「ハァ……」

メイ「どうしたの?静……なんだかスゴク辛そうだわ。調子でも悪い?」

静「違うわ……そろそろあたし達、ガッコーっていうのに、行かないといけない……年なんでしょ?」

メイ「ええ、そうね」

静「あたし、友達なんていないし……こんな顔立ちだから、みーんなにムシされちゃうからさ。それに、だれもあたしみたいな、すごい力を持ってない」

メイ「……」

静「だから……ガッコーなんて、行きたくないの。ずっと、おじいちゃんの側にいたい……」

メイ「案外、行ってみたら楽しいかもしれないわよ。静」

静「ウソぉ~~……?」

メイ「それに……『友達』なら、私がいる。……でしょう?静?何か問題でも……あるの?」

静「……ううん。無い」

メイ「フフッ、二人で学校に行くの、楽しみね?」

静「ええ。あたし……さ」

メイ「?」

静「……アンタっていう、『友達』がいて……良かった」

メイ「……私もよ。静」ニコッ

…………

…………





『二日目』





…………

…………

ザザザーッ……

「……こんにちは。ニュースの時間です……」

「ええ~~ッ……突如、M県S市上空を覆った、黒いドームのような『もの』……」

「……に、関する情報ですが……」

「……只今、現場と中継が繋がっています……現場の類洲さァ~~ん?」

ザザッ……

『ええ、こちら現場の類洲です……ご覧ください、見えますでしょうか……?あのドームが……』

「ええ……ハッキリと映っていますね……」

『はいィ。アレが突如現れたのは、お昼の14時ごろだという事で……ええ、あのようにシッカリと……覆っております……』

ザザザッ……

「アレは一体、何なのでしょうか?」

『専門家は異常気象の……濃い霧が溜まったものだという見解ですが……』

「霧……にしては、シッカリと覆っているようですが……」

『そうなんですッ!』

……ザザザーッ……

『ええ、しかもですね、どうやらあの『膜』は、徐々に広がっているようでして……』

「広がって……という事は、M県全域が覆われるのも、時間の問題という事でしょうか?」

『そうですね……ですが、全く何も、なァ~~~~ンにもッ!心配はいりませんッ!』

「?……類洲さん?ええと……スタジオの声、届いていますでしょうかァ~~……?」

『実は私は、S市杜王町の出身なのですが……ええ、ですから今回の現場に呼ばれたんですけど……どうやらあの『膜』の内側に入ると、『夢』を見るようなのです……幸せな『夢』を……』

「……類洲さん?あー……少し、マイクの調子がおかしいようなんですが……オホン!……オイ、聞こえてんのか?」

『幸せな『夢』ですッ!私は『メイちゃん』からそう言われましたッ!あれこそが『天国』なのだとッ!天国へ到達するための『道』なのだとッ!そう言われたんで……大丈夫です。エヘヘヘヘヘヘ……』

「お、オイ、カメラ止めろッ。放送中止だ……」

『私達はこの偽りの記憶を捨てて、新の『幸福』へと向かえるでしょう……この間実家に帰った時、そう言われたんでね……今はちょっと、メイちゃんとの記憶はアヤフヤですが、あのドームの中ならシッカリした記憶になると……』

「カメラを!止めろ!!と、言っとるんだァ――ッ!!放送中止ィィ――ッ!!!」

バタバタバタ!!

『視聴者の皆さん!私は一足先に、『天国』へと向かいます……『メイちゃん』を中心とした、皆が手を取り合える新しい世界へと……そこで、またお会いしましょう!!ウヘロヘロヘクケケケケケケケケケケケケ!!!』

ザザザザザ――ッ……

ピ――ッ……

ブツン!

ポルナレフ「……」

カラーバーが表示されるテレビのスイッチを、車椅子に乗った男……『ジャン・ピエール・ポルナレフ』が、リモコンを使って乱暴に消す。
亀の中の部屋に、沈黙が訪れた。

ポルナレフ「……これが昨日、日本で放送されたニュース番組だ。……今現在、M県全域はすでに『覆われている』」

ムーロロ「……専門家によると、あと四、五日でこの地球全てがあのドームに覆われるそうです」

ミスタ「……マジかよォ~~……」



「……」

亀の部屋にいるのは、四人の男だ。

一人は組織のナンバー2、ポルナレフ。
一人は組織のナンバー3、ミスタ。

そして、表向きはフーゴとシーラEの上司という役職に就き、その実……情報分析チームの長として、組織の『幹部』に名を連ねる、カンノーロ・ムーロロ。

最後に……もう一人。
金色の巻毛を長めに伸ばした、少年のように輝く瞳を持つ男が、そこに居た。

ムーロロ「『ご命令通り』……フーゴとシーラEの二人は、演技で話を伸ばして屋敷の中に入れず、外から『観察』させました。……屋敷が崩れ、中からあの黒い『スタンド』が飛び出すのを見ています」

ポルナレフ「……やはり、か」

ムーロロ「しかし……その後通信が途絶えました。二人の安否は不明……」

ミスタ「……」

ムーロロ「……二人に吸血鬼の始末を命じていれば、今頃、無事でいたのではないかと思うと……!!」

ポルナレフ「いや。フーッ……承太郎で無理だったのなら、他にスタンド使いが一人や二人いようが同じだ。それに……二人なら無事だろう。恐らくだが、な……」

ムーロロ「……」

ミスタ「他には?ムーロロ。というかだな……おれはここ最近仕事が忙しくてニュースもロクに見てねェー。世界は今どうなってやがる」

ムーロロ「……簡単に説明しますと……日本があのようになった事で、日本国外への逃亡者数……失礼、『旅行者数』が先月比でおよそ100倍に増えています。また日本に本社を置く企業の株価が大暴落……これにより、パッショーネも少なからず被害を受けています」

ミスタ「……他には?」

ムーロロ「日本のみならず、アジア全域で大混乱ですね。もちろん世界中混乱しておりますが……中には、先程の映像にあった情報を好意的に捉え、新しい宗教としてあのドームを崇める団体もいくつか出現しております。SNSには多数、ドームに突入した映像等が貼られていますが、どれもドームの内側に入った瞬間、映像が乱れて停止しています」

ミスタ「……」

ムーロロ「……撮影者の安否は不明。しかし、映像が途切れる瞬間に、『横たわっている』人の姿が確認されています。この事から、何らかの能力でドームの内側にいる人間は『眠らされている』と……考えられていますね。…日本の首相はオキナワという、日本の端まで移動し今後の方針について――……」

ミスタ「あ~~もういい。わかった!とにかく今日本は終わってるって事だな。で!今日寝て、起きて、メシ食って、また寝たら、今度はこの国が終わりって訳か!」

ポルナレフ「……」

ミスタ「……何なんだ、一体よォ~~……さっきテレビじゃあ『夢』だのなんだの言ってたな?っていうか、アレぁー『スタンド』だっつうのか?……」

「…………」

ミスタ「……おい、そろそろ何か言ったらどうなんだよ?疲れて寝てるっつ~~訳じゃあねえだろう?……『ジョルノ』!!」



「…………」

ジョルノ「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ミスタ「……ジョルノ、話聞いてたんだろ?……何が起こってやがる?」

ジョルノ「……ぼくの話には……ミスタ」

ミスタ「…………」

ジョルノ「……少なからず、『推測』が混じっています。だから、これから言う事が『絶対』という事ではありません。……いいですね?」

ミスタ「ああ、構わねえ……全く訳がわかってねェー今のおれよりマシだ」

ジョルノ「……あれは、情報にあった『彼女』――『有栖川メイ』の『スタンド』でしょう。そして……このままだと、世界は『破滅』……いえ、『支配』される」

ミスタ「……」

ムーロロ「……」タラリ

ポルナレフ「……わたしと同じ考えのようだな、ジョルノ。……やはり、アレは――……?」

ジョルノ「ええ。彼女の『レクイエム』と言えるでしょう。さらに先へと進化した――『イエスタデイ・ワンス・モア・レクイエム』ッ!!」

ミスタ「そッ……それがよォ――!なんだって聞いてんだよッ!見た所、みんなスヤスヤ寝てるだけじゃあ~~ねえかッ!!」

ジョルノ「……」

ポルナレフ「……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「……ミスタ。貴方には…………」

ジョルノ「……貴方には、『友達』がいますか?」

ミスタ「……は?」

ムーロロ「……」

ポルナレフ「……」

シーン……

ミスタ「おっ、とっ……『友達』だァ?こーいう仕事だしよォ~~……最近は働き詰めだからな。ンな大したアレはねえよ……会うのは組織の奴らくらいだし……昨日も一人でピザ焼いて食ったな……」ポリポリ

No.2『悲シイ事言うなヨナォ~~ミスタッ!』

No.6『ソウだゼーッ!オレ達がイルっテーッ!!』

ミスタ「う、うっせえぞッピストルズッ!!」

ジョルノ「……そうですか。では……」

ジョルノ「ミスタ。貴方に『10人』の友達がいたとしましょう。……どうですか?」

ミスタ「おい、馬鹿にすんなよッジョルノ!いくらおれでも組織に入る前には友達の10人くれェ――……あ、アレ?そういや……色んな女の子と遊んだり、野郎からカネもらったりしたが……名前は知らなかったかな?」

No.5『ミスタ……うェェエエ~~ン!』

ミスタ「泣くんじゃあねーッ!!泣きてえのはおれだッ!!」

ジョルノ「……ともかく、『10人』です。貴方には友達が『10人』います。……どう、思いますか?」

ミスタ「……どう、って……そりゃあ~~その人数でメシ食ったりフットサルしたりすんのは楽しいんじゃあねえのか?時には女のコとかひっかけたりしてよォ~~うけけけけけ」

ジョルノ「……そうですか。では……」

ジョルノ「『50人』友達がいたら、どうですか?『50人』……ぼくの生まれ故郷、日本の学校なら、一クラスそのくらいの人数でしょうか」

ミスタ「『50』?そりゃあチと騒がしそうだな……その人数でメシ食ったりとかは難しいしよ……けど楽しいんじゃあねえか?ウン……楽しいよ。きっと楽しい」

ジョルノ「では……『100人』友達がいたらどうですか?日本では『友達100人出来るかな』という歌があります。その童話が現実になったら……どうですか?」

ミスタ「ひゃ、『100』?そんくらいになると全員で遊ぶのは無理だしよ~~……ああけど、遊ぶ相手にゃあ困らねえのはいいな。町歩いてたらだいたい友達に会えるって事だろ?」

ジョルノ「ええ、そうですね……」

ジョルノ「では、この町……『ナポリ』に住む人全員が……友達だったら、どうでしょう?誰もが貴方の顔を知っており、親しげに話しかけてくる……そんな世界は」

ミスタ「は、はあ?それってよォ~~……つまり、フラッと入ったアイスクリーム屋のジイサンがニッコリ笑顔投げかけてきたり、そこらをうろつく浮浪者がガッチリ肩組んできたりって……事か?」

ジョルノ「ええ、そうです」

ミスタ「……まあ、少し気味悪いかもだが……そんだけ親しいヤツがいたら、人生楽しいだろ。どこ行っても寂しくなんかねーもんなー……」

ジョルノ「……ちなみに、ナポリに住む人の数は『95万人』だと言われています」

ミスタ「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「では、貴方に『6000万人』の友達がいたら?……『6000万』とはイタリアの人口です。電話帳を見れば、初恋のあの子からイタリア大統領の名前まで書いています」

ミスタ「……」

ジョルノ「では、貴方に『二億人』の友達がいたら?……『二億』とはおよそ、イタリアと日本の人口を合わせた数です。貴方がニッコリ手を振ると、東の辺境にある島国の人間が全員手を振り返します」

ミスタ「……」ゴクリ

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「……貴方に『5億人』の友達がいたら?……『二億』にアメリカの人口、『三億』を足した数が『五億』です。電話をすればハリウッドスターが駆けつけ、泣きべそをかいたらアメリカ大統領があやしにくる……そんな世界です」

ミスタ「……」

ジョルノ「……貴方に、『70億人』の友達がいたら?……もし、貴方が世界中の人間と友達だったら?」

ミスタ「……んな、の……」

ミスタ「……ありえる訳がねえ。世界が思い通りで……そんなの、まるで……!」

ジョルノ「『神』……そうです。『世界中全ての人に存在を認識される』というのは……『神』と同じなんです。キリストの名を知らぬ人間なんていない」

ミスタ「……」

ポルナレフ「……」

ムーロロ「……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ミスタ「つまり……中で行われているのは、そういう事か?……『植え付けている』……『友達である』という事を」

ジョルノ「ええ。そして、あの膜が地球を覆うというのなら……」

ジョルノ「非常にマズい事となる。例えば……『彼女』の悪口を言った者がいれば、どこかの国が『核』を落としたとしても、おかしくはない……そんな事に」

ミスタ「う!……」タラリ

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ポルナレフ「……ジョルノ。君ならもうわかっているだろうと思うが……スタンドの『先』へ行ったものと、対等に戦えるのは……同じく『先』へ行ったものだけだ」

ジョルノ「…………」

ポルナレフ「……君から預かっていたものを、返す時が来たな」ニコリ

ジョルノ「……ポルナレフさん」

ポルナレフ「……」スッ

ジョルノ「……」

ポルナレフ「……受け取ってくれ」

ポルナレフ「君が受け継ぎ、先へと進めた……『矢』だ」

ジョルノ「……」スッ

ガシッ!!

…………

今回はここまでです
二日目はもう少し続きます

全世界メイちゃんと友達…ふむ。
億泰:メイちゃんに惚れるが結局今の奥さんと結婚する
噴上:取り巻きにメイちゃんが追加される
フーゴ:ナランチャにフォーク刺す前にメイちゃんが庇って必死に落ち着かせる
ボス:一緒に死に続ける
由花子:メイちゃんが康一くんを奪わないか恐れつつもずっと友達
ポルナレフ:一緒にJ・ガイルの旦那ぶちのめしに行く
音石:一緒に「Oh Yeah」やってる
鋼田一:鉄塔に住もう(1日1回交代制)
徐倫:○スター○ーション

…………

アメリカ
フロリダ州――

ドサッ!

男「……」

???「……」

一人の男が、手に持った分厚いファイルを、テーブルの上に放り投げる。
開かれた頁には、黒いドーム状の膜の写真が、いくつも貼り付けられており、小難しい説明等がこまごまと書かれている。

男「……今、世界で起こっている大事件について、ご存知ですか?ミス――……?」

???「知ってる……世界が終わるかもしんないんでしょ?あたしには関係ないけどォ――……こんなセマっ苦しい監獄の中で世界の終末迎えるなんて、思ってもみなかったって感じィ――」

男「……あながち、関係のない話でもないかもしれませんよ」

???「……どういう事?っていうかさ、アンタ誰?自己紹介もなしにこんなファイル突き付けられてもさ~~困るっつーか……うおっ、これすっげ。今こんなのなってんの?日本が?飛んでるゥークールだわ……CGとかじゃあねえの?」

男「……『スタンド』です。そのドームは、一人の少女の『スタンド』だという調べがついています」

???「……『スタンド』」

男「そして、その少女は……『DIO』と『プッチ』の意思を継ぎ、あろうことか……『天国』へ向かおうとしているのです」

???「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

???「許される事じゃあないのは確かね。世界中の人々を踏みにじり、自分の都合の良い世界を創るなんて……ちっぽけな一人の人間が、行って良い事じゃあない」

男「そう。そして……ここからが大切な事なのですが……」

男「空条承太郎博士が、先日この『ドーム』の中で、消息不明となりました」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

???「…………何……ですって?」

男「貴女にとっては、世界の危機よりも大切な事なのではないですか?あァー……FE40536……『空条徐倫』様?」

徐倫「…………」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

徐倫「何なんだ?テメェー……あたしに何の用だ」

男「失礼。話が前後しましたが……」

男「この世界の危機と、空条承太郎博士の命を救えるのはッ!かつてプッチ神父の企みを阻止した、貴女しかいないと考えています。……そして、私はスピードワゴン財団の者です。貴女の力をお貸しして頂くよう、お願いに参りました」

徐倫「……考えるまでもねェー。答えは『YES』よ。父さんはかつて、命をかけてあたしを救おうとしてくれた。……今度は、あたしの番だ」

男「……ありがとうございます」ペコリ

徐倫「礼なんておかしいわよ。家族を助けるのは当然のこと……」

男「……ええ。それでも、礼を言わせて下さい」

徐倫「……フン」

男「すでに手続きは済んでおります。貴女は『仮釈放』という形で、これより『ある場所』まで飛んでもらいます」

男「そして……『ある人物』と協力し!作戦を遂行していただきます」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

男「目的は『標的(ターゲット)の完全沈黙』と『空条承太郎博士の救出』!および……『世界の救出』ッ!!」

男「命をかけて……作戦に挑んで下さい」

徐倫「……」

ガシャーン!

徐倫「……」

ミューミュー「……こっちだ、FE40536。付いてこい」

徐倫「……」

スタスタ……

ミューミュー「ハッ!こんな形でお別れとなるとはね。セーセーしたわ……せいぜい残り少ない人生、外で楽しく過ごしな」

徐倫「……また戻ってくるわ」

ミューミュー「あン?」

徐倫「元は無実の罪だけど、脱獄とかの罪は償ってない。全てが終わったら、罪を償いにまた戻るわ」

ミューミュー「……フン!ほら、さっさとゲートへ向かえ。仮釈放の最終手続きをする」

徐倫「……」

スタスタ……

エルメェス「ヘイッ徐倫!徐倫じゃあないか!何やってんの?ミューミューなんかと一緒に」

徐倫「エルメェス!」

ミューミュー「……」スタスタ……

エルメェス「おい待てよ!何なんだ?今度はどこへ行く気だ?」

ミューミュー「仮釈放よ。コイツは檻の外を出る。馬鹿みたいな事に……世界を救いにな」

エルメェス「……何だって?」

徐倫「覚悟は出来ている……エルメェス、アナスイに伝えて」

エルメェス「……」

徐倫「……もしあたしが無事に戻って来れたら……『結婚式』を挙げましょう、って」

エルメェス「……」

徐倫「これは暗闇なんかじゃあない。希望よ……希望の光があるから、あたしは前へ進める」

エルメェス「……お前何言ってんだ?徐倫?おい?」

徐倫「……」

ザッ

ザッ!

徐倫「……」

看守「バスに乗れ、FE40536!これより橋を渡り、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所管理ジェイル外へ護送する!いいかァ――『仮釈放』とはいえ、外へ出るまで妙なマネはしない事だッ!我々には貴様を射殺する権利がある!」

徐倫「……」スタスタ

ドサッ
徐倫「……フーッ……」

男「……一先ずは、仮釈放おめでとう。と、言っておきましょうか。ミス・徐倫」

徐倫「……アンタ何?なんでバスに乗ってんの?」

男「私は案内役として、貴女を無事『目的地』まで送り届ける義務があります。ありえない話ですが――……逃げ出さないよう『監視』するのも、仕事の一つです」

徐倫「……」

男「堅苦しいでしょうが、ご容赦下さい。……バスに乗るのは少し多めにカネを包んだら黙認されました」

徐倫「フ――ン、それなら今渡しても問題無いわよね……ハイこれ」ガサッ

男「?……なんですか?メモ?」

徐倫「そこに書かれている住所に、一人の『少年』が住んでいる。……『目的地』へ行く前に、彼に会わせて欲しい」

男「!……この住所は、確か――……」

徐倫「ええ。スピードワゴン財団なら当然知ってるわよね……彼は今、財団からの支援を受けて、一人で暮らしているんだから」

男「……何故、彼に?……彼を連れて行く事は、出来ませんが」

徐倫「わかってる。連れていく訳じゃあない」

徐倫「彼の持っている物が……必要になるかもしれない」

男「?……」

ブロロロロロロロロ……

…………

…………

メイ「学校は楽しいわね、静!」

静「ええ……楽しいわ」

バァ――ッ……

静「本当……貴女がいて良かった。メイ……貴女がいなかったら、あたし、一人で――……」

メイ「そんな事はないわ。静……貴女が優しい人だって事、私、よく知っているもの……きっと、他の人たちは、静の良さがまだわかってないだけよ」ニコッ

静「そ、そんな事ないっての。ったくさァ~~メイったらいつも真顔で恥ずかしい事言って……」

メイ「フフ、ごめんなさい」

メイ「ねえ、静。見た?この学校、とっても広いお庭があるの。今度そこを二人で歩いてみましょう?」

静「ええ……ウン。そうね……メイ」

メイ「楽しみね。フフフ……お弁当持って、ピクニックなんかしたりして!」

静「……楽しそうだわ。ウン……」

……カサッ……

静「……」

メイ「?……どうかした?静?」

静「え?う、ううん。なんでも……」

メイ「……変な静。私、先へ行くわよ?」

静「……うん。わかった……」

テクテクテク……

静「…………」

静(……あたしには、『友達』がいる。メイっていう……素晴らしい、友達が)

静(もっともっと小さな頃からの幼馴染で、いつも一緒にいて……仲がいい)

静(彼女がいなかったら……あたし、学校でも一人っきりで、悲しい毎日を送ってた……)

静(……けど、何で?あたし……)

静(何か……大切な事、忘れてるような……)



カサッ……



静「……?」

静の足元に、紙が落ちていた。
しわくちゃで、破れそうな、みすぼらしい紙が。

その紙には、ただ一言……

『あたま』



……という文字が、書かれていた。

静「…………?」

ザァァアアアア……

…………

今回はここまでです

幼女メイちゃん(*´Д`)ハァハァ

幼女静ちゃん(;´Д`)ハァハァ

>>203
チェスタ「.........」ゴゴゴゴゴゴ
>>204
仗助「........」ゴゴゴゴゴ

2013年から「静・ジョースターの奇妙な日常」が始まり、3年以上経って終盤に突入…
少年ジャンブに連載されてた頃のジョジョ思い出す

あと「泥棒をしよう」の元ネタがわかんない

…………

ゴォォオオオオオ

「我々が近づけるのはここまでです……あとはよろしくお願いします」

「わかりました……行きますよ」

「ねえ待って。ここさ……上空何メートル?外との気圧の差は?」

「かなり低く飛んでもらっています。4000から……5000といった所でしょうか」

「そう……ところでパラシュートは?」

「……」

「スカイダイビングのパラシュートってさ~~『メインパラシュート』の他に『リサーブパラシュート』ってあんのよ。それに安全装置までついてて、開かなくっても自動的にパラシュートが作動するってワケ。やっぱさ、そのくらいしないと――……」

ガシイッ!

「時間がありません。……『行きますよ』」

「おっ、オイ!ちょっと待――……」

ゴバッ!!

…………

…………





『三日目』





…………

…………

『うえ~~ん……ええ……ん……』

『どうか……のかの?……しず……?』

『こわしちゃった……あたし、あたし……』

『静……ずか……落ち着……かや……』

『大切な……切だったのに……』

『……わしたものはの……もう戻……』

『……』

…………

…………

メイ「――……静?」

静「はッ!!」

バァァア――ッ……

静「……ハァ、ハァ……?……??」

メイ「どうかした?……ぼうっとしてたみたいだけど」

静「……わかんない。ハァ……疲れてるのかも、あたし」

メイ「……」

静「けど、なんだろう……何か……『何か』……忘れてるような、そんな気がしたの」

メイ「……所詮は『夢』……完全に再現する事は出来ないのかしら……」ボソッ

静「え?」キョトン

メイ「ううん、何でもないわ。静」ニコッ

静「……そーいうのさァ~~、何でもなかった試しが無いわよね。メイ、もしかしてアンタ……なんか隠し事してる?」

メイ「してない……本当よ、静。神に誓ってもいいわ」

静「……ふ~~ん、そう……まあ別に、いいけど」

メイ「……フフフ……」

メイ(あと『四日』……この夢の中ではもう何年も過ごしたけれど、現実の時間であと『四日』経てば、私はこの世界中の人々と『友達』になり、この世界に生きる『神』となる……)

メイ(『神』とは『私』よ、静……私は私に誓ってる。ええ、ええ。『隠し事』なんて無いわよ……どうせすぐに、『隠した事』なんてどうでも良くなる……)

メイ(夢が現実と繋がる時、貴女は私と一緒に生きるのよ……静)

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



静「……メイ?今度はアンタがぼーっとする番って訳?」

メイ「あら、ごめんなさい静。少し……考え事をね」

メイ「そんな事より見て、静!クローバーがいーっぱい!」

ザアァッ……

静「……すごいわね。学校にこんな所があるなんて」

メイ「ええ……さ、静。四つ葉のクローバーを探しましょう?押し花にして、貴女にプレゼントしてあげる!」

静「え?……あたしィ?」

メイ「私はね、今、とってもとっても、と~~っても幸せなの。この指の……」

スッ

メイ「……外側の世界、全てくらい幸せ。……だからね、私の幸せは、貴女におすそ分けしてあげたいの」

静「そ、そう言うならいいけどさァ~~……じゃあ代わりに、あたしが四つ葉を見つけたら、メイ……貴女にあげるわよ」

メイ「フフ……ありがとう、静」

クシャッ

静「…………え?」

メイ「?……どうかした?静?」

静「い、いや……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

メイ「ほら、早く!一緒に探しましょう?四つ葉の……クローバーを」

静「……え、ええ……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

メイ「――!!」ピクッ!

静「?……メイ?」

メイ「……何?」

静「え?」

メイ「……何か――……」

…………

…………

メイ「『近付いてくる』」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

メイ「……どういう事、かしら?我が『ワンダフル・ワールド』の中では皆、素晴らしきこの世界へと旅立つはずなのに」

ゴォォオオオオオ……!!

メイ「来る……来てるわ。……チェスタ、私に力を貸して……!」

オオオオオオオオ!!

メイ「『空』よッ!!『落ちてきている』ゥ――ッ!!」



ゴオオオオオオオオオオ!!!

徐倫「うおおおおおお!!!」

ジョルノ「おおおおおおおおお」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

メイ「なにィ~~~~ッ~~」

ジョルノ「無駄ァ!!」

徐倫「オラッ!!!」

メイ「URRRRYYYYYYY!!!!」

ドゴォォオオオ!!

…………

短いですが、今回はここまでです

別にTwitterの話とか、Twitterで書いた裏話出すのはいいんだけど、リンク貼るのはやめてねって話
っていうか常識的にね。リンク貼るとか頭おかしいし、俺が頭おかしいのばれるからね

…………
その数時間前――……

ザッ!!

ジョルノ「空条……徐倫さん、ですね」

徐倫「……」キョロキョロ

バァ――ッ……

徐倫「……ええ、アンタは?」

ジョルノ「イタリアでギャングのボスをしています……ジョルノ・ジョバァーナです。貴女の……遠い親戚にあたります」

徐倫「……初めて聞くわ、そんな親戚」

ジョルノ「英語は少し苦手ですので、わかりにくい所があったらすみません」

徐倫「……あたしを牢屋から出したのは、アンタなの?」

ジョルノ「いえ。それはSPW財団の力です。ぼくはその点に関して一切知りません。……しかし、空条承太郎博士の娘さんなら……これからの『作戦』に不足はないでしょう」

徐倫「飛行機で行くのか?その……日本まで?」

ジョルノ「……」

徐倫「だってここ……『空港』だろ?日本の航空機関は機能してんのかよ」

ジョルノ「していません。というより、全世界で混乱が起こって主要な機関はほとんど麻痺しています。……これから、我々が所有する飛行機に乗って日本上空まで向かいます……あの膜の上まで」

徐倫「……『上』」

ジョルノ「護送車の中で読みましたか?ぼくがまとめた、あの能力についての考察レポート」

徐倫「読んだ……だから『上』というのはわかる。入ったら終わりだからね……だけど、そこからどうするっていうの?」

ジョルノ「……これは、我々の組織の中でも極秘情報なのですが……」

ジョルノ「ぼくは、あの『黒いドーム』のスタンド使いと同じように……一歩『先』へと行ったスタンドを持っています」

徐倫「!!」

ジョルノ「初めてこのスタンドを手に入れた時、ぼく自身、自分の能力については何もわかりませんでした。しかし……この十数年間、ぼくは密かに自分の能力について研究し、知り得る事が出来ました」

ジョルノ「ぼくは、敵の『攻撃』の動作やその意思を、全て『ゼロ』にする事が出来る。……終わりがないのが『終わり』……それが『ゴールド・E・レクイエム』」

徐倫「……『ゼロ』?」

ジョルノ「つまり、敵の夢に囚える能力は、ぼくには通用しないという事ですよ。おそらく、ぼくの側にいる人にもその効果は発揮するでしょう」

徐倫「!!――……つまり……」

ジョルノ「ぼく達は『戦える』……これは重要なアドバンテージです」

ジョルノ「それに、貴女は――(『何故』なのか?という事はわからないが)――ぼくと同じように、『ジョースターの血統』を、感じる事が出来ますね?」

徐倫「!!……え、ええ。ここに来る時、護送車の中で……アンタの存在を感じてた」

ジョルノ「それがある限り、あのドームの中で何が起ころうと離れ離れになる事はないでしょうし、空条承太郎博士を探す事も容易でしょう。……そろそろ行きましょうか。ミス・空条」

徐倫「……徐倫でいい。あたしもアンタの事、ジョルノって呼ぶから」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「……それともう一つ。貴女は……『静・ジョースター』という女性について、知っていますか?」

徐倫「……『静』?」

徐倫「ええと……何年前だっけ?父さんに連れられてひいおじいちゃんの所行った時に……孫だっけ、ひいおじいちゃんの」

ジョルノ「……正確には娘ですね。養子ですが」

徐倫「ああそうだっけ。……その後から父さんとうまくいかなくなってきたから会ってないけど、覚えてるわ。でけーサングラスが印象的だった。……それが?」

ジョルノ「いえ……彼女も杜王町にいるようですので」

徐倫「……助けないといけない親戚が増えたって訳ね」

ジョルノ「……」カサッ

ジョルノ(……彼女の健康診断時の情報と、フーゴ達が調べ上げた、『有栖川メイ』の情報……彼女が通っていた病院から盗んだ情報)

ジョルノ(それによると彼女たちは……)

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「……これは、彼女の戦い……なのかも、しれませんね」

徐倫「?」

…………

…………

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

徐倫「どうだッ!この吸血鬼野郎ッ!!」

ジョルノ「ぼくから離れないで徐倫!あまり前に出るんじゃあない」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

メイ「……」ムクリ

メイ「……おかしいわね。何故……私の『世界』で、自由にいるのかしら?」

ジョルノ「……」

メイ「ん?」

ブラーン

メイの首が、折れて変な方向へ曲がっている。

メイ「……あら、あら、あらら。大変……前が見えないわ。うえぇぇえ~~ン。どこにいるのォ?二人ともォ……?」

徐倫「……」

ジョルノ「……」

メイ「……ンン~~」ボキキッ

手でちょいと直すだけで、首は元通りになった……ッ!

メイ「……自己紹介が必要かしら?私の名前は有栖川メイ……これからこの地球に唯一人の存在となる者……それで?貴方達は?」

ジョルノ「……」

徐倫「吸血鬼に語るような名前なんか無ェーわ、このタコ」

メイ「……そう」ニッコォ

ヒュッ!

ドボオ!!

徐倫「!!」

ジョルノ「!?なッ……」

瞬間!!
メイの右腕が、徐倫の腹を貫いたッ!!

ジョルノ「何ィ~~ッ~~!!馬鹿なッ!!徐倫!!(見えなかったッ!!これが……『吸血鬼』の速さかッ!!)」

メイ「私を馬鹿にしているのかしらァァ~~ッ!!親切丁寧にこの私がッ……貴女と『友達』になりたいから自己紹介から始めたのに!!その優しさを後ろ足で蹴って土をかぶせるっていうのねッ!!私と友達になりたくないっていうのねッ!!な……泣きそうだわ……ううう……うええ……!!」ボロボロ




徐倫「……そうよ。まったく……やれやれだわ」


ジョルノ「!!」

メイ「!!」

ガシッ!!

メイ「こ!!(コイツ!!胴が空洞に……身体が『糸』になっているッ!!)」

徐倫「捕まえた。そして食らいな……父さんの分まで!!」

徐倫「オラアッ!!!!」

バギャア

メイ「RY!!」ガブウッ!

今回はここまでです

DIO「友達になろう。嫌?じゃあ肉の芽だ」

メイ「友達になろう。嫌?じゃあ[ピーーー]」

DIOよりひでえ…

 発 者 同                                       争
 生 同 .じ      _ェイニニ _ィー―.-=ェ、 ____            ,、       い
 .し 士 .レ     {イ: : : : ∠/: : ≠-―-ェ、(ゝ___)       ゙こん ゞヽ、∧  は、
 .な で .ベ    /: v: : ://: : : / 弋フ   kゝi,,ノ       / `T. . . . . . .l
 .い し .ル    /: : : : / ん: : /    __ /:./`     rー´◎ /. . . . . . . . }
 .! ! か の   ,': : : l : l 人(E(   /^^^レ: : :/      /`iヲ  || /. . . . . . . . . .}
         ,': : :v: : :|   ≧ ゝ, (ゝ/  ̄/、     l ,ハ  /. )ヨ). . . . . /
         /: i: : : : :ハ    }( ⌒||_/ `ヾ、二_-∠二 ン. . . . . . . . . . ノ
         l: /: : : : : : :',   /   ̄   }`→、、. . . .)_ ||___,,゙ー≠ニ≠玉´
         l: |: :∧: :|: :∧ /    十 }    `´ ̄  {_ヽ      ヽ
        /: /: : {, |:∥:|',∨     。  }        {^^^^ \      \
       /: / ヾ{: l !:! !:! ∨     。 /         |. . . . . ハ    |   ∨
       {: /   {: l !:! !:! /     。 {          {\/ i     l    i
       ~  .{:.l v!:!/      へ |          /    |  ヽ      ',
     .      {:l  /     / ||  |          |     ヽ   \    ヽ
          ン´     ∠! / .\ iヽ      ∠7山山ハ7 l          \
         /____∠!_山.山.山_ l',   / /  / / /   ハ        \
       ∠i.ェェェェェエ/__/  /__/     ソ_/_/_/./   ´ `        ゝ
              /: : / ./: : :./         /  /  /ヽ_ .,-ェ―=―-―=≠
             /: : /  /: : :./        /=-/  /=-/
            { ̄文}   { ̄文}        /  /  /  /
           / ̄/    / ̄ /         /  /  /  /
          _/  /      /   /         /  /  /  /
        /   /     ./   /         /  /  /  /
         |l  /      _/   /       _〔 ̄`>  _〔 ̄`>
         |__/      〔___/       (___〕 (___〕

もう更新ないだろうし展開予想しまくろうぜ

>>441
大統領「どジャアァぁぁぁ~~ン。全ては平行世界の私がなんとかしたッ!
     すなわちインデペンデンス・ディッ!!!」

取り巻き「さすが大統領!支持率100%!そこにシビ(ry」


アメリカ合衆国万歳ッ!万歳ッ!万歳ッ!


作者「スレが荒れてるから休止するンゴwww」

お前ら「えー!」「そんなー」

作者(これくらいやれば懲りるだろンゴwwwま、更新も面倒くさくなったから休むンゴwww)

お前ら「作者が悪い!」「ssが人気すぎィ!」

作者「え?」

お前ら「やめとけやめとけ!」「だまれバカ」「このスレも潮時だな」


作者(これなら戻っても叩かれそうンゴ……)

もう乗っ取って終わりまで書いていいですかね
三人以上から賛成あればやろうかな

速く用が終わったから書き込もうかな

徐倫 「このまま一気に行くわよ!ジョルノ‼ストーンフリーッ!」

ジョルノ 「ええ!ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムッ!」

徐倫「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
ジョルノ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」

徐倫「オラァッ!」
ジョルノ「無駄ァッ!」

メイ「ぐおぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁ」

徐倫「よしッ!吸血鬼の再生能力っていうのがどの程度かは知んないけど、追撃するわよッ!」

ジョルノ「僕の能力が発動しない……あいつはまだ死んでいませんッ!行きましょうッ」

こんなもんでどうだろうか

DIO様に言われたら書くしかないですね。

吹き飛んで地面に叩きつけられたかに見えたメイは、
次の瞬間には平然と立っていた…… !

メイ「吸血鬼の再生能力…結構なものね。全身骨折ぐらいなら10秒もいらないみたい。」

徐倫「な…ちょっと早すぎじゃない!?まあいいわ、今度こそは再起不能になってもらうッ!」

メイ「ところで、あなたたち…今私のスタンドの『中』にいるっていう事……忘れてない?」

┣¨ ┣ ¨┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣ ¨┣¨ ┣¨

メイの視線は、二人より奥に向いていた。

ジョルノ「バカな……『操作』できるというのか!」

振り向いた二人の後ろには…


巨大な、夜空の色をした腕が、まさに今二人を捕らえようと空から伸びてきていたのだった。

反対が少なかったから書き始めたもののこのまま書いていいもんなんだろうか

ど う し ろ と

以下アヴドゥル スレ

リアルが忙しかった>>671です。
ということで投下

>>720
やめてくれ。

メイ「チェスタは…最期まで私を愛してくれた。そのためにも、私は天国へ行かなければならないッ!」

瞬間、上空には無数の拳が。

メイ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁッ!」

ジョルノ「くっ!」

ドゴ ドゴ
ドゴ
ドゴ ドゴ
ドゴ ドゴ
ドゴ
ジョルノ「徐倫は能力を使えば大丈夫でしょう…しかし……ッ! ドゴ

ジョルノ「僕の能力ではこの状況は厳しいッ!」

投下

徐倫「ハァ…ハァ……ッ!?」ドゴ

徐倫は体の一部を糸にし、拳の隙間を縫って行った。
しかし、体力の限界はすでに迫っていた。

メイ「このまま二人ともぶっ潰してあげるッ!」

メイ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」ドゴドゴドゴドゴドゴ

メイ「無駄ァッ!」

ドゴォォオオオオオ

徐倫「このラッシュを止めるためにッ!本体の奴をブッ飛ばすッ!」

徐倫「うおぉぉッ!」

徐倫「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォオオオオオ

徐倫「ッ!」

しかし、メイへの攻撃は全て何重にも重なった掌に阻まれていた。

ジョルノ「財団によると承太郎博士はスタンドを真っ二つにしたことで…僕の父……DIOを倒した。」

ジョルノ「しかしッ…このサイズのスタンドを割ることは不可能に近いッ!」

世界を覆う程の、巨大なスタンドは、
二人の希望をも覆っていく。

書き溜めて無いなら投下は延期したほうがいいと思う

>>738
了解しました

ということで数日消える

静「...あれ?なんか、違う....?」

現実世界のメイの戦闘の影響が現れたのか
静の記憶が混濁し始めていた。


静「メイは...親友。いつから?どこで会ったっけ?」


夢の世界のメイはその事に気付く余裕もない。
現実世界で今まさに死闘を繰り広げているからだ。


メイ「チィッ!中々しつこいみたいね...だが!」

スタンド能力の強さは精神力に比例する。
追い詰められたメイの精神力はいつの間にかジョルノと徐倫を上回っていた。

2人が『素晴らしきこの世界』で眠らずにいられるのは、ジョルノの『真実に到達させない』力がそれを上回っていたからだ。


だが、メイがその力をさらに上回った今、身を守る術はもうない。
ジョルノがふらつきを覚えたその時には、徐倫は地面に倒れ眠っていた。


メイ「これで...終わったのね。もう『素晴らしきこの世界』を邪魔するものはもういない!」

メイは油断し切っており気付いていない。
夢の世界で静が違和感を感じ始めている事に。
そして、『彼』は既に全てを理解し、夢の世界からの脱出を試みている事に。

承太郎「ここが夢の世界ってことはわかったが....さて、どう脱出したものか。」


承太郎は現在17歳時点の記憶を辿っている。
ちょうど、彼のスタンド『スタープラチナ』が発現した頃だ。


承太郎「まさか、『アイツ』が敵とは思わなかったが。」


承太郎にとって有栖川冥とは『昔から俺の後をついてくる鬱陶しい女』であった。
彼が幼稚園児の頃から付き纏っており、それを彼が鬱陶しがる。そんな関係だった。

彼女が吸血鬼メイであることを思い出せたのは些細なことだった。
彼が出所後、いつも通りに階段を降りている時、いつもなら後ろを歩いているのに、いきなり走り出したのだ。
不思議に思ったその瞬間、彼の足が斬り裂かれた。
転びそうになった承太郎を追い越していたメイが、受け止めたのだ。

事前に転ぶのが想定できていたのか、偶然か。
そんなことよりも承太郎が最も怪しんだこと。

『ただの女子高生』が『195cmの巨体』を『受け止めたこと』だ。
転びそうになったのを抑えたのではない。転んで落ちそうになったのを下で受け止めたのだ。
承太郎は彼女が『スタンド使い』であることを知らなかった。

しかし、受け止められた際に見てしまった。
彼女の腕にもう一つ重なる白い腕があるのを。

メイのスタンド『イェスタデイ・ワンス・モア』のその腕を。

メイ「ハァ...ジョルノ・ジョバァーナも、空条徐倫も眠った...けど損傷が激しすぎる....!」


メイはジョルノと徐倫を『素晴らしきこの世界』の支配下に置いた。しかし代償は高くついた。

彼女の右腕と左足は千切り取れ、腹部には二箇所の穴が空き、向こう側が見えそうになっていた。
通常の人間なら死ぬが、彼女は吸血鬼ゆえにこれぐらいでは死なないのだ。
しかし、修復には時間がかかる。


メイ「とりあえず誰かの血を吸い取るしかないわね....そう、私を苦しめて、私から最愛の友人を...『チェスタ』を奪った彼奴の血で!この傷を癒してやる!!!!!!」


メイは一歩ずつ、承太郎に近づいていく。
承太郎にとっては処刑台の階段を登っているような気分だろう。



メイ「さあ....死ぬがいいわ!空条承太郎!」

メイが承太郎の首筋に手を触れようとしたその瞬間。






『スタープラチナ』の右腕がメイを吹き飛ばした。

メイは脳を全て吹き飛ばされていた。
いくら吸血鬼といえど脳を損傷すれば死に至る。
メイとて例外ではない。

彼女は口を動かし、何か言葉を発すると二度と動かなくなった。


承太郎「何とか、ぶちこんでやったぜ。やれやれだ。」


承太郎「さて、彼奴らを起こさねえとな。」


承太郎が眠っている静らを叩き起こそうとする。
しかし目覚めない。
なんど体を揺さぶろうとも、決して起きることはない。


承太郎「まさか...いや、メイは確かに死んでやがる。これは一体.....」


「アハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!まさか、『それ』を倒したらワンダフルワールドから解放されるとでも思ってたのかしら?」


承太郎「!?...どういうことだ。なんで、テメエが...」


承太郎「ーーーーーーーーー静!!!!!!!!!!」


静?「何でかは私もわからないけれど...私と静は近い存在だった。だから夢を通じて静かを乗っ取ったのよ。」


静?「夢の世界の『私』に全てを託した。そういえばわかるかしらァ?」


承太郎「て、めえ.....」


静とメイは双子である。
かつて、父親が娘の精神に取り付いたことがあった。
父親と娘は半分の血は同じである。
全く同じ血が流れる彼女らができてもおかしくはない。



静「さあ、第2ラウンドの始まりよ!!!!!!!!」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、静達のみんなへのメッセージをどぞ


静「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」


メイ「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかしら?」

双馬「見てくれたのは嬉しいがチョイと恥ずかしいな・・・」

ウォーケン「見てくれありがとな!
正直、作中で言ったオレの気持ちは本当だよ!」

那由多「・・・ありがと」ファサ

では、

静、メイ、双馬、ウォーケン、那由多、チェスタ「皆さんありがとうございました!」



静、メイ、双馬、ウォーケン。那由多「って、なんでチェスタ(さん)が!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

なんでもいいから書き込んで埋めてください

兎に角埋めるんだ。
荒らしでも何でもいいから
1000まで埋めるんだ

あと150レスだ
さあ、もっと書き込んで梅田てるんだ!

承太郎「まさか夢を通じて静を乗っ取るなんてな...クソ野郎が。」


メイ「なんとでも言えばいいわ。どうせ....いえ、なんでもないわ。」


承太郎「....?まあいい、手っ取り早くぶちのめさせてもらうぜ!」


スタープラチナ「オラオラオラァ!」


メイ「今私はスタンドを使えない...この空を覆う『素晴らしきこの世界』に全てを費やしてるせいでね。」


メイ「でも....あなたに私を殺せるの?....『静・ジョースター』を殺せるの?」



承太郎「っ!!!止まれスタープラチナ!!」


スタープラチナ「....」ピタッ


メイ「寸止め...あなたのスタンドが高精密でよかったわ。もし精密性がなかったら...吸血鬼でない人間の体なんて簡単に吹き飛ばされてるでしょうね。」




承太郎「....だがお前も何も出来ない筈だ。スタンドも出せない。吸血鬼の身体能力もないんだからな。」


承太郎「てめえを縛ればそれでいい話だ。」


スタープラチナ「....」スッ...

メイ「まずいわね...ここは一時退却させてもらおうかしらッッ!!!!!」ダッ


そういうとメイは踵を返して全速力で走り出した。
いくら鍛えているとは言え衰えた中年と青春を謳歌する女子高生とでは走力の差が歴然であった。
まして、メイ...いや、『静・ジョースター』は『唯一の波紋使い』である。
呼吸が切れることはない。


承太郎「あ、あのアマ...なんてスピードだ...とても追いつけねえ....」ハァ...ハァ...



メイ「なんて爽快感ッッッッ!!!今まで走れなかったから分からなかったけれど...この風を切る感覚!!!」


メイ「今までの病弱な体では味わえなかった満足感!!!吸血鬼の体では味わえなかった疲労感!!! 今私は....『生きている』!!!!これこそ『人生』!! 私が憧れた『普通の生活』!!!!」



メイ「これが『生きる』ということなのね!!静!!!」

ID:Gr8jKMPl0こいつ[ピーーー]ばいいのに

それはまるで首輪を外された飼い犬のように
若しくは死刑を免れ釈放された囚人のように
自由を手に入れて自由を謳歌する彼女。


だが、追跡者は追いつけこそしないが見失ってはいなかった。
連続的に時を止めて追いかけている。


承太郎「なんとか視界に捉えられる程度には追いかけられているが...いつまで持つか。」


かれこれ一時間、メイも承太郎も走り続けている。
40を過ぎた人間がこれほど全力疾走できるのも奇跡だろう。


メイ「そろそろ...ね。」


そういうとメイはピタリと動きを止めた。
ちょうどその場所は仗助たちが倒れている場所であった。


承太郎「ようやく...追い詰めたぜ...ちと体力を消耗したが...てめえを押さえつけるのには十分すぎるほどパワーはあるぜ!!」



メイ「追い詰めた?何を言っているのかしら.....?私が止まったのは『必要』なくなったからよ。」


メイ「....3、2、1。」


メイがカウントをし始め『ゼロ!!!!!』と叫んだ瞬間。
空を覆う黒い霧が晴れた。
そして転がっている『有栖川冥』の死体が完全に消滅した。


承太郎「霧が晴れた....?ということは.....」

そう承太郎が言った時
仗助たちが起き上がり始めた。
皆、寝ぼけてはいるようだが。


承太郎「よし、お前ら!こいつをさっさと....」





メイ「助けて!仗助、億泰、康一!純!承太郎さんが急に襲いかかってきたの!!!」

承太郎「...何言ってやがる?逝かれてんのかこいつ....」



仗助「承太郎さん?どういうことっすか....なんでメイを襲ってるんですか! いくら承太郎さんでもメイに手を出すのは見逃せないっすよ!!」


億泰「俺バカだからよくわかんねえけどよぉ~....幾ら何でもスタープラチナを使うことはねーんじゃねえっすか?」

康一「メイさんが何したっていうんですか!!いくらあなたでも容赦はしませんよ。」



承太郎「お、お前ら....何言ってやがるんだ?」


メイ「あなたも夢を見ていたんでしょう?『私たち6人と1匹でエジプトに行く夢』....をね!」


承太郎「ま...まさか!!!あいつらも...」


メイ「そう、あなたの敵は私...。けれど私の味方はこの世界....『70億人』全員が私の友達!!」


メイ「私が顔を知らない人も、私が手を振れば70億人が手を振り返す!!」


メイ「私を[ピーーー]ということは、全世界を敵に回すということよ!!」


メイ「最も....この姿であることを怪しまれないように直前で夢を変えるのは骨が折れたけれどね。静は私に似ているみたいね...もしかして双子なのかしら?なんて。」

純「承太郎さん...いくらあんたでもメイに手を出すってんなら容赦はしない!」


ルビー・チューズデイ「....」


康一「僕だって、あなたがどれだけ強かろうと!僕なんかじゃ敵わなくても!メイさんを守るためだったら....」


エコーズAct3「SHIT 刺シ違エテモアンタを止メル。」


億泰「どんなことになってんのかはわかんねえけどよぉ。メイが泣いてるっつーことは相当のことをしたんすよね?」


ザ・ハンド「.....」



仗助「承太郎さん...アンタが時を止めて俺たちをぶちのめそうとも...メイを守るためだったら命を捨ててでもアンタに立ち向かうっすよ。」


クレイジーダイヤモンド「......」



承太郎「.....」


承太郎(どうすればいい....まさか俺1人でこいつらを相手にするわけにも....絶対にどちらかは死ぬ。)


承太郎(もしかしたら徐倫も既に.....)


承太郎(DIOの『世界』やプッチの『天国』なんざ目じゃねえ....)


メイ「みんな、承太郎さんを止めておいて!」


仗億康純「「「「任せろ(て)!!」」」」

こんな感じかな

>>856
僕は死にましぇんwwww

仗助「ドラァ」

じょうたろう「うわー」

おくやす「にげんじゃねえだぼがー」がおん


じょうたろう「ぎゃー」


めい「そうよ!そうやってそいつをぶちのめすのよ!」キャッキャ


こういち「すりーふりーず」


じょうたろう「おもい」


ろはん「へぶんずどあー」


じょうたろう「」ペラッ

ろはん「めいにはさからえない、と」

めい「これでおわりね」


しずか(ほんとうにそうおもってるの?)

めい(し、しずか!?なんで...あなたのいしきはしんでるはず)

しずか(すごみでどうになかった)

めい(ええ....)

すぴいどきんぐ

じゃすてぃす

もうすこしだああああああ!!

おおるあろんぐうぉっちたわあ

これで完結でいいんだよ。
作者も人気が出て有頂天になってたし
ツイッターの話題をここに出して欲しくないんなら最初から関連づけるなって話。


しああはあとあたっく

きらあくいいいん

たわあおぶぐれえ

ふぁんふぁんふぁん

静「みんな!こんな素人の痛い妄想のオンパレード読んでくれてありがとね!」


メイ「それじゃあね。」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年03月24日 (金) 17:30:47   ID: yzFWKKvC

続きが猛烈に読みたい。絵とかかけないから「支援」としか言えない、

2 :  SS好きの774さん   2017年04月23日 (日) 11:54:02   ID: 5tZZE1OV

元スレはもう埋まったよな確か

3 :  SS好きの774さん   2017年05月07日 (日) 00:14:22   ID: Aa2lQMat

作者さん帰って来て下さい!
本当のラストが読みたいよーーッッ!

4 :  SS好きの774さん   2017年07月19日 (水) 21:41:43   ID: cwuZlKLD

ええええぇここまで来て未完?!
そりゃ、ねえっすよぉ~

5 :  SS好きの774さん   2018年06月04日 (月) 19:06:41   ID: n56oIkAT

えぇ、、、完全に後半ネタと化している、、、作者サン!!本当の続き、、、本当のラスト、、、読みたいです!!!帰ってきて下さい、、、!!!

6 :  SS好きの774さん   2018年06月04日 (月) 19:06:42   ID: tv4DCGUE

えぇ、、、完全に後半ネタと化している、、、作者サン!!本当の続き、、、本当のラスト、、、読みたいです!!!帰ってきて下さい、、、!!!

7 :  SS好きの774さん   2018年11月07日 (水) 17:26:15   ID: rGiVxqO0

作者さん静達の物語これで終わらせないで下さい!
静ジョシリーズ大好きです!
静とメイがどういう終焉を迎えるのか…いつまでも待ってます‼

8 :  SS好きの774さん   2019年02月13日 (水) 21:10:24   ID: OoHuaxgE

バカ共が暴れまわったせいでエタったんだよなこれ
創作系はほんと人の足を引っ張ることだけは得意な連中ばかりで辟易する

9 :  SS好きの774さん   2019年07月13日 (土) 04:44:19   ID: a-6Huqv5

ラストを読むまで待つのをやめない!

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