レッド(無口とか幽霊とか言われるけど宇宙で色々やってます) (1000)

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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409409572

レッド ピカチュウ・カビゴン・ラプラス・エーフィ・ カメックス・リザードン・フシギバナ・ゾロアーク・ ブラッキー・グレイシア・ブースター・ニンフィア・ミュウツー・チラチーノ・シャワーズ・サンダース・リーフィア・ロトム・メガアブソル ・カイリュー・エンテイ・ライコウ・スイクン・ダークライ・プテラ・ラティアス・ラティオス・バシャーモ・金コイキング・サンダー・プリン・キングドラ・イーブイ・ボスゴドラ・シェイミ・フリーザー・レディアン・モココ・ポワルン・サーナイト・ボーマンダ・メタグロス・レックウザ・ファイアロー・ホルード・ルカリオ・アリアドス・ゴーゴート・パッチール・クレベース・ガブリアス・ジガルデ・ヌメルゴン・オノノクス・フライゴン・ファイヤー・ニョロボン・ミュウ・アルセウス・カクレオン・ガチゴラス・セレビィ・チルタリス・デオキシス・ユクシー・アグノム・エムリット・トルネロス・ボルトロス・ランドロス・ジラーチ・ギラティナ・クリムガン・ビクティニ

トウヤ ドレディア・ゴチルゼル・ジャローダ・カイオーガ・シンボラー・ゼクロム

キョウヘイ ジュゴン・エンブオー・エレキブル・ハガネール・メロエッタ・キュレム・ギャラドス(色違い) ・ルカリオ・ランクルス・バニリッチ・ヨノワール・キリキザン

トウコ ローブシン・ミロカロス・マルノーム・エンペルト・キノガッサ・レシラム

コウキ ゴウカザル・ルカリオ・エルレイド・コジョンド・ニョロボン・ディアルガ

ヒカリ サーナイト・ゴルーグ・ライボルト・マルスケカイリュー・パルキア ・ドダイトス

メイ モココ・ヨノワール・ライコウ・ピッピ・バルキー・シェイミ

ヒビキ オドシシ・ワタッコ・ムチュール・オーダイル・サーナイト・ホウオウ ・ピッピ

シルバー マニューラ・ジバコイル・ゲンガー・フーディン・クロバット・メガニウム・アンノーン

グリーン ナッシー・ウインディ・サイドン・ギャラドス・カイリキー・ピジョット・コラッタ

コトネ キュウコン・アブソル・ロリーパー・トゲキッス・マリルリ・ルギア

ブルー ニョロトノ・ギャラドス・ジュカイン・奇跡イーブイ・トゲキッス・奇跡ラッキー

ユウキ カイオーガ・ラグラージ・バンギラス・グラエナ・ネイティオ・ボーマンダ

ハルカ グラードン・サーナイト・オオタチ・マイナン・ジュカイン・ライボルト

カルム ゼルネアス・マフォクシー・ヤーブイ・ミツハニー♂・ドーブル・色レックウザ

セレナ イベルタル・ゲッコウガ・メタモン(ブイズ父)・マッギョ・ハスボー・ダグトリオ

ファイア エルレイド・ジグザグマ・ピカチュウ♀・ヒトカゲ・色リザードン・イーブイ

リーフ ロズレイド・色イーブイ・色カメックス・色フシギバナ・イシツブテ・オオスバメ

レッド(13) 無表情無口やんちゃ男の娘。マサラ人。多難。

トウヤ(16) ロリコン。目覚めなければいいお兄さん。

キョウヘイ(14) 腹黒イケメンリア充俳優(金持ち)。

グリーン(13) 不憫な緑。オタク的趣味あり(?)のマサラ人。

ユウキ(12) ただの元気っ子。たまに妄想の世界へ。

コウキ(10) ほけー。すぐ脱ぎます。おいでよ試される大地(暗黒微笑)

シルバー(10) 紳士的フィー。そこそこ苦労人(胃が痛い)。

カルム(15) 唯一リア充なフィー。純粋にツンデレ。スタイリッシュ。

ヒビキ(10) ただの純粋系わんこのようだ。キス魔とは一体。最近は純粋(仮)

ファイア(10) 無表情煽り系男子。一家で一番マシなの俺じゃね?と思っている。

~今いない人たち~

ヒカリ(10) 冷静系ケモナー。ミュウツー様命。

メイ(14) 媚びてる女装させ魔。好きな人はt……おや誰か来たようだ。

トウコ(16) 影とキャラが薄い。悲しい。

ブルー(16) レッドの姉。姐さん。マサラ人。ブラコンだがシスコンではない。

セレナ(15) 方向音痴系お嬢。KY。ですわ!

コトネ(10) キョウヘイの大ファン。ヒビキとは仲良し。

ハルカ(12) 放浪癖のある元気クールさん。かも。

ひな子(??) 幽霊。ピカチュウを探していた。無事成仏。今は冥界の門番やってます。

リーフ(10) ファイアと双子。ブラコン。ファイアにも発動。危ない子。

ライ(10) 緑の弟。グレ気味。影が薄い。だから余計グレる(悪循環)。

イーブイ ゲームでのパートナー。ツンデレ。もう百合でいいや。

ソラ アチャモ。元人間。男前な女の子。

サンダース  毛並みフェチ、比較的まとも

ブースター  ドS、でもブイズには優しい

シャワーズ  ホモ、レッドを襲ったことがある

エーフィ  腐男子、超腐男子 最近のオススメはトウヤ×レッドだよ、ディアちゃん!

ブラッキー  百合好き男子、出番が無くて焦ってる

グレイシア  厨二病、でも可愛いよprpr

リーフィア  百合、グレイシア可愛いよグレイシア

ニンフィア  元ニート、でもおにゃのこ、きょぬー

イーブイ  従兄弟の子、イケメン

イーブイ  純粋な子。出番がない

ヤーブイ 論者。んんwwwww進化させないのはありえませんぞwwwww

イーブイ ノマカプ厨 レッド×グレイシア最高! エーフィとは相容れない

色イーブイ ドM 早く叩いて下さいご主人さま!


出世したモブ表

テルミ ロケット団。元ウェイターのイケメン。でもフィーっちゃった可哀想なイケメン。多分報われない。

マドカ ロケット団。元ウェイトレス。キョウヘイファンクラブに入っているヤンデレ。

ソウイチ アクア団。馬鹿。ラノベによくいる鈍感系。馬鹿。

ユミ アクア団。敬語冷静系メガネ。ソウイチの幼馴染ポジ。

ロラン マグマ団。お坊ちゃま。敬語系ショタ。元ライモンジムトレーナー。

コレット アクア団。ロランのお姉さん。ブラる人なのかは不明。お嬢様。

クロード フレア団。ベテラントレーナー。大人。博識っぽい。

ガチムチ フレア団。見た目は男、心は女。結構女子力は高い。

時間がアレなので次の人   下2

ロランの場合



コレット『私、ガラス細工の店を出したんだけど、用事が出来ちゃって。店番よろしくね』


ロラン「……いらっしゃいませ」

女の子「わー、これ可愛い!」

女の子2「本当だ! これいくらですか?」

ロラン「1000円です。定価だと1500円なのでお得ですよ」ニコッ

女の子「あ、か、買います!」

女の子2「私も!!」

ロラン「お買い上げありがとうございます。大切にして下さいね」ニコッ

女の子・女の子2「はいいぃっ!!」



ロラン「…………ふぅ」

キョウヘイ「きったないっすねー。あれ定価1500円なんて嘘でしょ? せいぜい500円っすよ」

ロラン「わ、驚いた……いつからいたんですか?」

キョウヘイ「今っすよー。本当はアレっすけど……アンタの売り方が気に入ったからいいや」

おじさん「ええ!? そのガキだけ!? ズルいぞ!!」

キョウヘイ「あぁ? 俺に何か文句あんのか?」

おじさん「ひいい!」

ロラン「あの……ここでやられるとお客さんが困りますから」

キョウヘイ「おっとっと……許してヒヤシンス」

ロラン「……貴方こそ頭をヒヤシンス」

キョウヘイ「うんうん、じゃあ俺はこの店を見落としたって事で!」サッ


ロラン「…………何だったんでしょうか」

コレット「ロラン、凄い売り上げねぇ」

次 下2

アクロマ(キョウヘイ)の場合


アクロマ「キョウヘイ君! 似合っていますよ、その浴衣!」

キョウヘイ「だろー? ま、俺なら何でも似合っちゃうんすけどね!」キラッ

アクロマ「フゥー!」パシャッ

キョウヘイ「さて、どうしてこうなったかというと!」


キョウヘイ『夏祭りで儲けるにはどうすればいいか……土地貸しは当たり前として……』

キョウヘイ『うーん……出店数が少ないから困るっすね』

アクロマ『キョウヘイ君! 一緒に夏祭り回りませんか!?』

キョウヘイ『嫌っすよ、お前は機械でも作ってりゃ……ん、機械……?』

キョウヘイ『そうだ! 調理用機械とか必要なのを貸せばいいんだ!』

キョウヘイ『出店数は増え土地貸しで得る金も増え、レンタル料も……よし!』

キョウヘイ『俺が今から言う機械を作ったら浴衣で一緒に回ってやるっす!』

アクロマ『作ります作ります!!』


キョウヘイ「……ということ」

キョウヘイ「だから、回収ついでに回るっすよ」

アクロマ「恐ろしいですね、キョウヘイ君は! 土地料なんてあったのですか?」

キョウヘイ「ここの敷地は第一寮の敷地。シルバーに言ってこの仕事は任せてもらったんすよ」

キョウヘイ「で、出店募集のチラシの下の方に土地料書いて……ギリギリセーフの値段を」

アクロマ「ギリギリセーフにするところがキョウヘイ君らしいです」

キョウヘイ「アウトにしたら訴えられちゃうんで……まずはお面屋っす」

おじさん「ん? お客さんかい?」

キョウヘイ「俺だ。土地料を回収しにきた。あと面作る装置の料金も払ってもらおうか」

おじさん「はは、今は祭りなんだから……」

キョウヘイ「あぁ……? 舐めてんすかねぇ……?」グイッ

おじさん「払います払います払います!!!」

アクロマ「二面性ですねー……このリオルのお面かわいいですね」

キョウヘイ「リオル? わ、本当っすね! これ一個!」

おじさん「はい!」

キョウヘイ「はい料金。釣りはいらねえぜ」

おじさん「こ、こんなに……!」


アクロマ「いいのですか?」

キョウヘイ「アメとムチっすよ」




キョウヘイ「焼きいか屋ー」

おじさん「さ、さっきキョウヘイさんの知り合いの女の子が無銭飲食していったんです!」

キョウヘイ「はぁ? 俺の知り合いに大食いの女の子なんて……」

アクロマ「いるんですね」

キョウヘイ「忘れてたっす。つーかあの子俺の事認識してるんすね」

アクロマ「そんなに付き合い薄いんですか」

おじさん「あの子、五十個食べて……」

キョウヘイ「ふーん、はい代金」

おじさん「あ……ありがとうございます……」

キョウヘイ「料金払えませんとは言わせねーよ? 土地料機械レンタル料! 今の代金よりは多いけどな」

おじさん「ひ……ひぃ……」

キョウヘイ「女の子の事出して金払わないようにってのは無しっすよ。あ、あと一個貰ってくっす」パクッ

おじさん「は、はい……」


アクロマ「今回は代金は?」

キョウヘイ「さっき渡した時にこの分も渡したんすよ」モグモグ

アクロマ「なるほど……」

キョウヘイ「……やらねーよ?」モグモグ




キョウヘイ「持ってきたバッグがパンパンっす」

ルカリオ「くわんっ」

アクロマ「自分から荷物を持つなんて、優しい子ですね!」

キョウヘイ「俺だってこんくらいは持てるんすけどね……」

ルカリオ「くわんっ」フルフル

キョウヘイ「否定しないで欲しいっす!」

アクロマ「なるほど、この気持ちの通じ合いに力を引き出す何かが……」

キョウヘイ「ラストはこのガラス細工屋、土地代だけ……ん?」

キョウヘイ「おいアクロマ、俺行ってくるから焼きそば買っておけよ」タッタッ

アクロマ「気持ちが通じ合い余分なコミュニケーションを減らし素早く対応する事で……おや?」キョロキョロ


キョウヘイ「いやー、レッドさんのお友だちだったみたいっす!」

アクロマ「そうだったんですか……回収はしてないんですか?」

キョウヘイ「一応レッドさんのお友達だし、性格が面白かったんで」

アクロマ「キョウヘイ君がそこまで言うとは……あ、これ頼まれたものです」

キョウヘイ「………………これは」


キョウヘイ「焼き鯖だよ!!!」

終わり

ここまで。レッドは一応やる予定。金曜に本編やった後やります。

今日の駄洒落
アクロマ「買ってくるもの間違えました」サッ

キョウヘイ「おめんなさいじゃねーっすよ!!」

遅乙!
そういえば、ここのレッドの姿て黒髪、茶髪、pixivレッドの内どれなの?

ブラッキー「安定のサナセレとリーグレ、気になるのはセレブルセレ、かな!」

ブラッキー「にょたレ入れていいならグレレ、ラティレ、ブルレ?」


>>43 茶髪はファイア君で、色々調べた結果イメージが近いのはpixivレッドってやつかな?


始めます!

レッド「あらすじ……おじーちゃんが若い頃」

コウキ「誰に言ってるのー?」

レッド「なんでもない……」


少年「クワガタだってあんなに多いし、絶滅もしないだろうし……」

オーキド「……お前、誰か待ってんのか?」

少年「いや……別に?」

キクコ「あ、二人とも……遊びに行くの? 私も行っていい?」

オーキド「あ、ああ全然構わねえぜ! 遊びに来てたんだな!」

キクコ「うん、マサラには二人がいるから」ニコッ

オーキド「そ、そうか!」

少年「……あ、宿題やるの忘れてた。怒られるの嫌だし……二人で行って」

オーキド「えっ」

キクコ「そうなの? 宿題頑張ってね」

少年「うん……ユキナリも頑張ってよ」

オーキド「ううううううるせえ!!」



レッド(オーキド博士って名前ユキナリって言うんだ……あれ?)

コウキ「やっぱりレッドとファイアを足して2で割った感じー」

ディアルガ「そろそろ時間だぞ」

レッド「あ……うん」

コウキ「わかったー。もどろー」

ディアルガ「ぎゅおおおおおおう!!」ゴゴゴ



レッド「……うわ」

コウキ「無事戻れたー!」

レッド「…………面白かった」




レッド(……何しよう)

レッド(うーん、次の寮に行ってみようかな)

レッド(えっと、フレア団だっけ)

レッド(でも、一日で二つは辛いかな……)

レッド(他の事に時間を使おうか……)

レッド(どうしよう)

1、フレア団へ突撃 2、フレア団を調べる 3、誰かに会う 4、何処かに行く

下2

レッド(やっぱり実際に戦った人に聞くのが一番……だよね)


レッド「カルム……」

カルム「何?」

レッド「フレア団って、どういう組織……?」

カルム「うーん……元々が金で集めた命ごい集団なんだよね」

レッド「?」

カルム「最終兵器使うけど、生き残りたければ百万払って入れって感じ」

レッド「最終兵器ってどんなの……?」

カルム「えっと……全てを消し去る的な感じ。発動させて光を浴びたらほぼ不老不死なんだって」

カルム「で、一回リセットして新しい優れた世界を作ろう……みたいな感じ」

レッド「へぇ……今は、何してる?」

カルム「それが……ただ集まって、優れた人間はあーだこーだ講演してるだけ」

レッド「そうなの……?」

カルム「復活するだけしたけど、もう最終兵器も無いから何していいかわかんないんじゃない?」

レッド「そっか……」

カルム「……ねぇ、もしかしてこれから乗り込むの?」

レッド「え? うん……」

カルム「だったら……一緒に行かせて欲しいんだけど。今回は下心だけじゃないよ?」

レッド(下心、あることはあるんだ……)

カルム「今回の任務……ボクが頼んだ事なのに、任せきりだったと思って」

レッド(気にしなくていいけど……やっぱり気になるのかな)

どうする?  下2

レッド「うん……一緒に、行こう」

カルム「ほ、本当!? ありが……ごほん、まぁ感謝しておくよ」

レッド(途中まで凄く良い笑顔だった)

カルム「……他に誰か連れてくの?」

レッド「えっと、全部で四人までぐらい……がいいかな」

カルム「じゃああと二人までって事だね」

レッド(誰を誘おう……)

下2(二人まで)

レッド「あと二人……誘う」

カルム「ふーん、誰?」

レッド「シルバーと……この前知り合った女の子」

カルム「そう……わかった。行こう」

レッド「うん……」


キラン「今日もやることないなー……」

レッド「あ、あの……」

キラン「あっ、レッドちゃん!」

カルム「ちゃん……?」

キラン「えっと、その人は……」

キラン(男装女子? じゃないよね……多分。レッドちゃんと少し雰囲気似てるけど)

レッド「あの……その人は彼氏いるよ」

キラン「え、そうなの!?」

カルム「ちょっ……は、恥ずかしい訳じゃないけど、言わないで!」

レッド「ごめんね……?」

カルム「いいけど……」

キラン(あ、女の子かぁ……いやいや、今はレッドちゃん一筋! うん! 彼氏持ちらしいしね!)

カルム「…………」

レッド「次……」

キラン「え、何? どこいくの?」

レッド「……フレア団の元を制圧しに」

キラン「えええええ!?」

レッド「……後で、詳しく言う」

レッド(仲間以外で連れていく事になったの、テルミ以外は初めてだな……)

カルム「シルバーだっけ」

レッド「うん……」

キラン「幹部様!?」

レッド「? ……あ、シルバー」

シルバー「レッドさん、カルムさん……とギンガ団25」

キラン「は、はいっ!」

レッド「? あのね、一緒に行って欲しいんだけど……」

シルバー「……行きたいですが、俺は顔が知られていますし」

レッド「そっか……」

シルバー「あ、いやでもその」

キラン(あの幹部様が慌てている!)

カルム「変装でもしたら?」

レッド「……する?」

シルバー「どんな変装ですか……?」

レッド(女装……いや女装じゃなくてもいいんだ)

下2

レッド「えっと、これ、とか……?」

シルバー「レッドさん……これ、女物じゃ……」

レッド「ダメ……かな……」

シルバー「…………着ます」

カルム(あーあ、折れた)

キラン(幹部様が女装……!?)

レッド「髪の毛とかもやってあげるから……行こう」

シルバー「はい…………」

キラン(あっここで二人残されると気まずい!!)

キラン(……でもクールでカッコいい娘だなぁ、何考えてるんだろ)チラッ

カルム(早く行きたいおじさんに会いたいおじさんおじさんおじさん)



レッド「……出来た」ドヤッ

カルム「良い出来だったんだ、よかったね」

レッド「うん……」

キラン「結構あたし気になるなー、幹部様は?」

レッド「……シルバー?」

シルバー「は、はい……」

キラン(これは……!)

似合い方を言葉で表すと(キラン的に)   下2

キラン「か、幹部様幹部様幹部様……」

シルバー「何だ……ジロジロ見るな」

キラン「かっこかわいいいぃぃぃぃ!!!」グルングルン

カルム「!?」

シルバー「変わった奴だ……」

レッド「……似合ってるって、よかったね」

シルバー「は……はい」




レッド「……出発」

カルム「……うん」

シルバー「はい」

キラン「……テンション低いよー」



~第十寮~

レッド「到着……」

カルム「……外装は普通だね」

キラン「ふ、普通!? あたしにはけっこー豪華に見えるけど……」

シルバー「カロス地方の伝統的な装飾……ですね?」

カルム「まぁ、そうだね」

レッド「……カギかかってた」バキッ

シルバー「……過去形ですか」

レッド「もうかかってない……入ろう」

カルム「うん」

キラン「きんちょーしてきたー……」


~寮内~

レッド「たのもー……」バンッ

したっぱ「む!?」

カルム「あっ!」

ハンサム「カルムクン! よく来てくれたな!」

カルム「おじさんっ! こっちにも侵入してるって話は聞いてたけど……大丈夫なの?」

ハンサム「ああ、私も国際け……おや、そこの女の子は?」

キラン「あ、レッドちゃんのお友だちです!」

ハンサム「ふむ……まぁ、この私にかかればこれくらい余裕という事だ!」

カルム「おじさんカッコいい!」ギュー

ハンサム「はっはっは!」

カルム「えへ…………あっ」

レッド「どうぞどうぞ……」

キラン(かわいー)

シルバー「気になさらず」

カルム「あ、これは、その……お、おじさん、後でね!」

ハンサム「う、うむ! 私は他のしたっぱを押さえておこう。これが地図だ!」

カルム「あ、ありがと……」

レッド(ハンサムさん、なんで言いかけてやめたんだろ……キランがギンガ団だからかな)




カルム「さ、さっきのは、忘れてよ……地図、渡しとく」

レッド「うん……」

キラン「可愛かったし、いつもああいう風にしてればいいのに」

カルム「そんなの出来る訳無いでしょ……可愛いって言われても嬉しくないし」

キラン「ふーん? 幹部様はどう思います?」

シルバー(頭痛がしてきた……)

レッド「…………シルバー、これどう見るの?」

シルバー「! こ、これは多分こっちが上で……」

キラン「あたしの事は無視したのにっ、ひどー」

カルム「…………」



レッド「ここが……奥」

シルバー「ボスがいる、注意! ……だそうです」

レッド「で、さらにその奥に、ポケモンが……」

カルム「……何処もポケモン捕まえてるんだね」

シルバー「恐らく、ポケモンの力は使いやすいからだと思います」




~奥~

レッド(くらっ)

カルム「……げっ」

キラン「?」

シルバー「…………」

フラダリ「待っていたぞ……カルム」

カルム「せっかく忘れかけてたのに。ボクは会いたくなかったよ」

フラダリ「今日もツンデレだな。そこがまた魅力だが」

カルム「死ねばいいのに……」

キラン「え、知り合いなの?」コソコソ

レッド「そうらしい……」コソコソ

シルバー「会議中はまともだったのに……」ボソッ

フラダリ「……改めて聞くぞ。私の伴侶になるつもりは無いのか」

カルム「間に合ってますから。そういうの」

フラダリ「…………そうか」

フラダリ「…………これを見てもか」バッ

ディアンシー「でぃー……」

レッド「!」

カルム「何あれ……メレシーじゃないよね」

フラダリ「メレシーの突然変異種、ディアンシー。これにはダイヤを作る力がある」

フラダリ「今フレア団は、そのダイヤを売り新しい計画に向けて進んでいる」

カルム「聞くけど……そのポケモン、放してあげるつもりは無い訳?」

レッド「…………」

フラダリ「無いことは無い。一つ条件がある」

カルム「何」

フラダリ「カルムが下2をしたらコイツを自由にしよう」

フラダリ「そこの銀河女に本当のことを話せ」

カルム「へっ!?」

キラン「銀河女ってあたし!?」

レッド「……?」

カルム「えー……? 色々と予想外なんだけど」

フラダリ「なんだ、だったら嫁に来ることが条件でもいいのだぞ」

カルム「言う」

シルバー「何の話を……」

カルム「……キランだっけ」

キラン「う、うん!」

カルム「レッドは男だよ」

キラン「………………はあああああああああああああああっ!?」

レッド「!?」

シルバー「!?」

キラン「え、嘘、マジで!?」

レッド「お、女の子だと思ってたの……?」

キラン「嘘ぉおおおおおおお!!」

今日はここまで。裏設定・フラダリさんは盗聴しています。って事で……

今日の駄洒落
レッド「ダイヤはまだいや……あれ、前言ったっけ」

カルム「嫁に来いとか空気読め! ってアレに言いたい」

始めます!



シルバー「あ、あらすじ……性別カミングアウトでカオス……何ですか、これ」

レッド「書いた……」

キラン「えええええええ!? いやだってあんな可愛い子が、ええええ!?」

カルム「一応言っておくけど、僕も男だから。勘違いしないでよね」

キラン「うそおおおおおおおっ!? ダブルショックぅううううううう!!」

レッド(うるさい……)トンッ

キラン「」バタッ

シルバー「今何したんですか?」

レッド「首トン……多分、ダメージはない」

カルム「多分……」

レッド「えっと……エーフィ」ポーン

エーフィ「フィー! 何ー?」

レッド「いい感じに洗脳して……」

エーフィ「い、いい感じ!? 僕、最近フィー関係の洗脳しかしてないからなー……」

レッド「エーフィなら大丈夫……頑張れ」

エーフィ「え? えへへー、レッドがそう言うなら、うん頑張っちゃおうかな!」ミョンミョン

どう洗脳した?   下2

エーフィ「全力さいきっくぱわーかいほーう!!」ミョンミョン

レッド「エーフィ、その、エーフィが全力でやったら大変になるんじゃ……」

エーフィ「あっ」ミョンミョンミョンミョン       ドッカーン





エーフィ「……はっ」

レッド「……? どうしたの?」

カルム「そのポケモンを放してよ!」

フラダリ「いいが、条件がある」

キラン(二人とも女の子と思えないくらいキリッとしてるなー)

エーフィ(っべー、全力出したら過去に戻っちゃったよ、っべーわー)

エーフィ(まぁそこまで戻ってないし結果オーライ?)

カルム「……条件って何」

フラダリ「それは……」

フラダリ(実はまだ決めていなかった。いくつかの候補の中から選ぶか……)

1、あの男と別れろ! 2、一日専属メイド! 3、←系のことで自由

下2

フラダリ「愛人になってくれ」

カルム「あ、愛人……?」

フラダリ「仕方がないから正式な旦那はあの彼に譲ろう。だがまだ愛人ポジションがあるだろう」

カルム「はぁ……何言ってんの」

フラダリ「このポケモンがどうなってもいいのか」

カルム「……卑怯な」

フラダリ「私は悪の組織のボスだ。卑怯と言われてもいい」

カルム「…………」

カルム(どうしよう……この場しのぎではいって言うか?)

カルム(でもそれを知ったらおじさん傷付くよね……嘘だとしても)

カルム(でもそれ以外に方法が……)

フラダリ「……愛人ポジションも埋まっているのか?」

カルム(えっ、そう来るとは……嘘ついちゃおうかな、でもばれたら何が起きるか……)

1、愛人になる 2、愛人はいると嘘をつく(人指定) 3、無理が無い程度に自由

下2

2
ファイア君とかいいんでない?(適当)

カルムの愛人がフラダリになったら両手に花どころか枯れ花なんだけどww

>>96
カルム「確かにおじさんはおじさんだけど夜は枯れてな……何でもない……」



カルム「もう愛人がいるから!」

フラダリ「……何処の誰だ?」

カルム「……こ、この子の弟」

レッド「!?」

カルム「ごめん、ちょっとだけ嘘つかせて」コソッ

レッド「……うん」

シルバー(いいのか……)

フラダリ「本当か?」

レッド「……ほ、ほんとうです! ふたりはなかよしです!」

シルバー(急に演技下手になった!?)

レッド(何か色々考えたらもうぶわーってなってもうぶわーって)

カルム「ちょ、嘘だからね? 実際は普通に仲良いだけだからね?」コソッ

レッド「わ、わかってるけど……」

カルム「とにかく! 兄弟公認なんだから! ね!」

レッド「うん、およめさんにきてくれないことがざんねんでならないです」

シルバー(可愛い……)

キラン(兄弟? まぁ弟だしそっか)

フラダリ「ふむ……」

直下コンマが50以下だったら納得

フラダリ「愛人を何人も作ると信用に関わるからな……仕方ない」

カルム(納得した!)

レッド(あわわわわ)

シルバー(レッドさん可愛い)

キラン(幹部様、レッドちゃんをガン見してるなー)

フラダリ「なら他の条件にしよう」

カルム「はぁ!?」

フラダリ「それはそうだろう。あのポケモンが可哀想じゃないのか」

カルム「くっそ……早くしてよ」イライラ

レッド(あのカルムが目に見えてイライラし始めた……)

フラダリ「そうだな……」

下2

フラダリ「三回回って上目使いでにゃあだ!!」

カルム「はぁっ!?」

フラダリ「嫁よりはいいだろう。早くしてくれ」

カルム「う……わ、わかった……けど」

カルム「そこの三人+一匹! 見ないでよね!」

シルバー「はい」クルッ

キラン「えー……まぁ、いいよ」クルッ

エーフィ「フィー!!」

レッド「こら……」ガシッ クルッ

カルム「…………」

フラダリ「もう私以外に見てる人もいない。さぁ、やるのだ」

カルム「何でこのボクがそんな事……」クルクルクル

カルム「…………にゃ、にゃあっ」


フラダリ「しまった、可愛すぎて時間が止まった」

カルム「何それ……もう良いでしょ! あのポケモン!」

フラダリ「ああ」ポチッ

ディアンシー「でぃあ!」ピョン

フラダリ「もう満足だ……私はもうこの映像を見て暮らす」

カルム「いつの間に撮ってたの!? やめてよねホント!!」バシッ

フラダリ「む……旗?」

カルム「死にたくなけりゃ立てといて」

フラダリ「ふふ……わかった。さらばだ」


レッド(カルムって暴走すると少し言葉遣いが悪くなるなぁ……普段貴族っぽいのに)

カルム「……さっきのは忘れてよ。レッド、あのポケモンの事はよろしくね」

レッド「うん……」

エーフィ(これからはカルムもどんどんフィーらせたいと思いましたまる)ハアハア

レッド「大丈夫……?」

ディアンシー「大丈夫ですわ、あなたはだあれ?」

レッド「…………テレパシー?」

エーフィ「多分そうだよ! 今までエスパーの特権だったのに!」

ディアンシー「わたくしはお姫様ですもの、これくらい出来て当然ですわ」

カルム「話し方はセレナと似てるけど……確かに、こっちのがお姫様っぽいね」

ディアンシー「あら、そこの人間さんはなかなか見る目がありますわね。下僕にしてもよろしくてよ?」

カルム「だが断る」

キラン「わー、可愛いポケモン! 本当にお姫様だねー! キラキラだしー!」

ディアンシー「ええ、お姫様ですもの。オーラが無いとやっていけませんわ。当たり前でしょう?」

キラン「うん、そーかもね!」

レッド「…………一緒に、来る?」

ディアンシー「……あら、よーく見るとなかなか素敵ですのね、私を仲間にする事を許します」

レッド「どーも……」

ヴ(略)やったー! ディアンシーをゲットしたぞ!

ディアンシー「わたくしがお姫様だと言うこと、忘れないでくださいましね」

レッド「他の準伝とかもキャラ濃いから……」

エーフィ(あっ、この子いつかリーフィアの餌食になる。未来予知だ!)

カルム「はぁ、これでやっと終わり……だよね」

シルバー「やっぱり俺変装した意味無かったんじゃ……」

レッド「似合ってたよ……?」

シルバー「あ、ありがとうございます」

キラン「カルムさんにレッドちゃんって凄いね! 他の寮を制圧だなんて!」

レッド「……まぁ、色々あって」

シルバー「…………レッドさん、後でお話が」

レッド「? うん……」

カルム(まさか……いや、流石にもう諦めてるよね。うんうん)

キラン「じゃあ帰るの?」

レッド「うん……」

カルム「あ……先に帰ってていいよ。ボクは、その……明日には戻る」

レッド「わかった……」

キラン「きゃー! ラブラブー!」グルングルン

シルバー「……ゆっくり楽しんで下さい」

エーフィ「フィー!!」

カルム「ち、違うから! 違わないけど……その……もう! 早く行って!」

キラン「あはは、怒られちゃったー!」

シルバー「何と言えばいいものか…」

エーフィ「」ハアハア

レッド「?」




~第一寮 部屋~

レッド「……って感じだった」

キョウヘイ「へー……カルムは朝帰りっすか」

ファイア「俺ってカルムの愛人だったんだね。知らなかった」

トウヤ「あはは……でも、ポケモンを助けられてよかったね」

レッド「うん……その、ファイア」

ファイア「はい?」

レッド「お兄ちゃんは……そういうの気にしないから」

ファイア「いやいやいや嘘だと知っての演技だったんでしょ!? あとそれはシルバーに言ったげて!」

ヒビキ「シルバー…………そういえば、シルバーは?」

レッド「一番上にある部屋に行った……ご飯終わったら来てって」

グリーン「……つーかもう晩飯の時間じゃねーか。お前そろそろ行った方がいいんじゃね?」

レッド「……じゃ、行ってくる」



~食堂~

おばちゃん「今日は野菜多めのハンバーグだよ」

レッド「野菜も好き……」

おばちゃん「まぁ、いい子だねぇ」

レッド「えへへ……」

レッド(そういえば、実は緑はニンジンが苦手なんだよ)


レッド(……誰と食べよう)

下2

レッド「……緑」

グリーン「あー……レッド、一緒に食うか」

レッド「……うん」


レッド「……最初に言っとくけど、食べてあげないよ」

レッド「その、つけあわせのニンジン……」

グリーン「頼むっ! コレだけはマジで苦手なんだよ! つけあわせの甘ったるいヤツ!」

レッド「むー……」

グリーン「頼むレッド。いやお願いしますレッドさん!」

レッド「うーん……あ、じゃあ」

グリーン「……何だ?」

レッド「下2したらいいよ……」

レッド「ナナミさんにラブレター(笑)送ったら」

グリーン「殺す気か!?」

レッド「……食べてあげないよ」

グリーン「くっそ……他の奴が可愛いっつーお前だけど、俺には鬼に見えるぞ」

レッド「緑にどう見られてもどうでもいいもん……」

グリーン「…………わかった! 書く!」

レッド「そんなに嫌いなの……じゃあ、貰う」モグモグ

グリーン「助かった! ありがとな!」

レッド「んっ……書くの、忘れないでね」

グリーン「…………おう」

レッド「よし」モグモグ

今日はここまで。カルム君の一人称間違えそうで怖い。終わり。

今日の駄洒落
レッド「株とカブト……」

キョウヘイ「この株とカブトは売り時っすね」

カブト「!?」

始めます!

レッド「…………手紙は、戻ったら書いて。出す前に僕に見せてね」

グリーン「おう…………いやー、短い生涯だったぜ……」

レッド「大袈裟バカ……行ってくる」

グリーン「おう、いってら」



~幹部室~

レッド「…………いる?」コンコン

シルバー「どうぞ、入って下さい」

レッド「お邪魔します……お話って、何?」

シルバー「……あと、残る寮はロケット団の本拠地だけです」

レッド「うん……」

シルバー「あと少しで終わるので……その前に、話したい、謝りたい事があったんです」

レッド「?」



~回想~

シルバー「オヤジ、何だよ用って」

サカキ「シルバー……私はロケット団を復活させようと思う」

シルバー「なっ……何言ってやがる! まだ目が覚めて無かったのか!?」

シルバー「もう二回も失敗してんじゃねーか! また同じ失敗を繰り返すつもりかよ!」

サカキ「今回も考えてある。確かに私とロケット団だけではまたレッドのような子供に倒される」

サカキ「しかし……他の組織と手を組めばどうなるだろうな」

シルバー「他の組織?」

サカキ「上手く話してな、他の地方で活動する組織は全てロケット団の下についてもらった」

サカキ「その人数は千人を超える……それほどの規模になれば例えレッドでも敵うまい」

シルバー「…………俺は絶対協力しないぞ」

サカキ「そうなるかな? 実はだな、世界警察が各地方の子供に潜入捜査させるという情報が入った」

シルバー「!」

サカキ「中にはレッドも入っているだろうし、お前が最近仲良くしている連中もいるだろう」

サカキ「我々は敢えてそれを受け入れよう。そしてどう料理するかも我々の自由」

サカキ「しかし……お前がロケット団と幹部になるというのなら、そいつらはお前に任せよう」

シルバー「…………最低な親だな。俺がどう返事するかもわかっているんだろ?」

サカキ「ああ。お前は甘くなってしまったからな……契約は完了だ。後は好きにしろ」

シルバー「いいのか? 俺がレッドさん達に協力してもらって組織を潰すかもしれないぞ?」

サカキ「それもいいだろう、結局はゲームみたいなものだからな」

シルバー「……そのゲームでどれだけのポケモンが苦しんでいると思ってるんだ」

サカキ「たかがゲームだろうと負ける気は無い。他は知らんが、ロケット団の基地は対策をするぞ」

サカキ「私の情報収集を舐めるんじゃない。そいつらの弱点など知っているのだ」スタスタ

シルバー「…………っ」



シルバー「…………」

したっぱ「坊っちゃん! 坊っちゃんも幹部を任される程大きくなられたのですね!」

シルバー「お前は……」

したっぱ「今日からこの寮に配属になりました! 坊っちゃんとお仕事、とても楽しみです」

シルバー「……俺は厳しいぞ。親父よりもな」

したっぱ「なんの! ロケット団のため、坊っちゃんの為なら! では、荷物の整理をしてきます!」

シルバー「…………すまない」ボソッ

したっぱ「? 何か言いましたか?」

シルバー「いや、何でもない……」


~回想終わり~


シルバー「俺は……今までレッドさんを騙していました。裏で親父が色々としてる事も知らせず……」

シルバー「すみません……今までのも、詳しく知らせなかったのに、レッドさんは少しも疑わず……」

シルバー「それが、俺はレッドさんを騙して試しているようで……」

シルバー「それに、俺は俺を信じてくれた人まで裏切って……本当に、ごめんなさい……」

レッド「……シルバー」

シルバー「……はい」

レッド「……ごめんなさいっ」ギュッ

シルバー「……え?」

レッド「僕、そんなにシルバーが考えていたなんて……知らなくて」

レッド「ごめんね、気付いてあげられなくて……シルバーは悪くないよ」

シルバー「……レッドさん、でも」

レッド「シルバーを信じてくれた人にも……シルバーはお仕事も頑張ってるし、裏切ってなんか、ない」

シルバー「……すみません……ありがとうございます……」

レッド「よしよし……」ナデナデ



シルバー「……すみません、もう大丈夫です」

レッド「……そう?」

シルバー「はい……取り乱してしまいすみません……」

レッド「……もう、今日はすみません禁止」

シルバー「は、はい! ……あと、そのロケット団の基地ですが」

シルバー「俺も出来るだけ情報を集めてみましたが……わかったのは場所、人数、構造のみです」

シルバー「あまり役に立つ事は調べられずすみませ……あ」

レッド「ペケ1……僕は、それを調べられたシルバーが、凄いと思う」

シルバー「そ、そんな……」

レッド「僕は……今まで頑張ってくれたシルバーのためにも、全力で戦うから」

シルバー「……あ、ありがとう、ございます」

レッド「……」ニコッ

シルバー(格好いい……)

レッド「でも……ペケ1が出たのは、いただけませんね……」

シルバー(可愛いレッドさんに戻った)

レッド「ペケ1だから……何か、したいな」

レッド「うーん……何が、いいと思う?」

シルバー「えっ!? それは本人に聞かない方がいいと思います……」

レッド「確かに……ん?」ポンッ

エーフィ「そんな時にお役立ちのエーフィ罰ゲームくじをあげるよ!」

レッド「ありがと……じゃ、えいっ」ガサガサ

レッド「何が書いてあるかな……」

下2

レッド「帰ったらデート……だって」

シルバー「!?」

レッド「デート……って、お買い物とか、かな……罰ゲームっぽくないけど……」

シルバー「そ、そうですよね!」

レッド「でも……楽しそうだし、帰ったら一緒にお出掛けしよう……ね?」

シルバー「は、はいっ!」


~廊下~

したっぱ「坊っちゃん、よかったですね……!」ウルウル   コソッ

キョウヘイ「アンタ回想に出てきた人っすか……過保護っすねー」コソッ

トウヤ「いや、僕達も人の事言えないと思うよ」コソッ

シルバー「話を聞いて下さりありがとうございました。今日はもう休んでいて下さい」

レッド「ん……そうする。明日は、昼前に出る」

シルバー「わかりました。では、おやすみなさい」

レッド「おやすみ……」


~廊下~

レッド(シルバーはいい子……だと改めて思いました)

レッド(さて、そこそこな夜な訳だけど、どうしようかな)

レッド(まだ寝るには早いような気もするけど、明日は大変だろうし……)

レッド(でも早く寝過ぎるのもなー、何しよう)

1、人に会いに行く 2、何処かに行く 3、貰った情報を見る 4、自由
下2

レッド(誰かかー……)

レッド(それなら、明日一緒に行く人と見た方がいいかなぁ)

レッド(っていうかそれならまず誰と行くか決めなきゃだし)

レッド(うーん……誰を誘おう)

レッド(やっぱり実力がある人がいいけど……皆強いしなー)

レッド(トウヤは結構強いし、キョウヘイもPWT危なかったし)

レッド(ヒビキも戦ったとき面白かったし、緑は普通に強いし)

レッド(ファイアは僕の弟だから強いに決まってるし、他の皆も殿堂入りしてるし……)

レッド(うーん、明日誰と行こう。で、決めた人と情報見ようかな)

下2

レッド(ヒビキとファイア……どっちもロケット団で仲間内最年少組だね)

レッド(正直ファイアはそこまでそんな感じしないけど……)



~部屋~

レッド(ファイア達の部屋にいったらちょうど二人がいました)

ヒビキ「何ですかー?」

ファイア「俺達に用って珍しいね」

レッド「あのね……明日、ロケット団の基地に突撃するんだけど……一緒に、来てくれる?」

ヒビキ「と、とうとうですねっ! 着いて行きます! さぽーとしますっ!!」

ファイア「兄さんってば良い後輩を持ったね。あ、勿論俺は行くから」

レッド「よかった、ありがとう……これ、その基地の情報……だって」

ヒビキ「……難しくてよくわかんないです」

レッド「…………実は僕も」

ファイア「……ヒビキはともかく兄さんはこれくらい読めるようにしなよ」

レッド「うー……だって……」

ファイア「読み方教えますから。ね?」

レッド「うん……」

ファイア「と、言いつつも俺もこれ完全に理解出来るかどうか……ちょっと待って」

直下コンマが80以下なら成功、40以下ならレッドも理解。05以下でクリティカル。

ファイア「……うん、ハイハイオッケー。じゃ解説いっくよー」

レッド「うん……」

ヒビキ「はいっ!」

ファイア「まずここに書いてある数字が人数ね。二百人だって」

レッド「!」

ヒビキ「多いです!」

ファイア「しかしだね、こっちの地図を見てほしい。この基地は12階建てです」

レッド「高い……」

ファイア「そしてこの配置から一階が恐らく受付、二階~八階が寝室だとわかるんだね」

レッド「へー……」

ヒビキ「そうなんですかー?」

ファイア「そうなんです。で、寝室は一つの階に三十個あるのね。で、広いのこれが」

レッド「?」

ファイア「……この合同部屋が一人分の部屋の広さって感じ」

ヒビキ「す、凄い!」

ファイア「でしょ? だからそんなに優遇を出来るほど余裕がある、つまり広さに対して少ないんだよ」

ファイア「で、九階~十階は会議スペース。で、十一階が会議室&ボス室だね」

ファイア「気になるのがこの部分……多分、この四角はワープパネルだと思う」

ファイア「で、ワープパネルからしかボス室には行けないんだね」

レッド(シルフみたい……)

ファイア「まあ、ざっとこんな感じ……読み取り方はわかった?」

レッド「わかんない」キリッ

ファイア「キリッじゃないでしょーがこの兄さんはもうー」グイグイ

レッド「うー、ほっへひっはらはいれー」

今日は短めここまで。とうとう宇宙編完結!?次回、決着……!って煽り、ジャンプにあるよね。

今日の駄洒落
レッド「旋回をせんかい……」

キョウヘイ「鳥人間コンテストもレッドさんの手にかかれば余裕っすね」

始めます!



レッド「……読み終わった」

ファイア「終わりましたね。いやあ疲れた。説明するのは」

ヒビキ「わかりやすかったです!」

ファイア「そう? ありがと」

レッド「じゃあ、そろそろおやすみ……明日は早く起きてね」

ファイア「朝から出るの?」

レッド「昼に出るけど……気持ちをしっかりさせるため」

ヒビキ「なるほど!」

ファイア「なるほど?」

レッド「おやすみ……」ガチャ

ヒビキ「おやすみなさーい!」

ファイア「おやすー」


~部屋~

レッド(もう寝よう……)

トウヤ「あ、もう寝るの? おやすみなさい」

レッド「おやすみ……」


十一日目 朝

レッド「……」ムクッ

レッド(朝です)

レッド(今日も、元気に、頑張りましょー!)

レッド(と、心内準備運動を終えました)

レッド(これをするだけで少しコミュ力が上がります)

レッド(皆も試してみてね!)

レッド(行稼ぎ終わり)

レッド(何しようかな……)

下2

レッド(ぜ、全戦力!?)

レッド(っていうと……とりあえず皆に協力してもらうでしょ)

レッド(あとテルミとか……この寮の出来るだけの人に協力してもらって)

レッド(……あと、マサキとかアクロマさんとか、他の寮の人にも協力してもらって)

レッド(他の制圧した所からも人を出せば……)

レッド(……余裕っていうか、もう戦争っていうか)

レッド(少し可哀想に思えてきた。流石にその差はやりすぎだな)

レッド(……なるべく話し合いで解決したいね)

レッド(……という事で、全力案は却下です)


レッド(さてここで寝起きドッキリのコーナー!)

誰に何を?  下2

レッド(第一マサラたいそーう!)

レッド(まず足を頭の高さまで上げて)

レッド(一気に下ろす!)ブンッ

レッド(踵落としの運動!)ブンッ

レッド(しゃがみ、手をビンタの様に動かす!)ブンッ

レッド(目の前にイシツブテが飛んできた時の防御の運動!)ブンッ

レッド(あと何かあったっけ……あ)

レッド(足を上げて斜め上に上げる!)ブンッ

レッド(ヤクザキックの運動!)ブンッ

キョウヘイ「レッドさん何してんすか」

レッド「体操……」

キョウヘイ「俺が知ってる体操と違うっす!」

レッド「……キョウヘイ、起きてたの?」

キョウヘイ「今起きたっす。何か風を切る音がするなーと思って」

レッド「あ……僕が起こしちゃった?」

キョウヘイ「ちょーど起きようと思ってたっすから良い目覚ましっすよ」

レッド「……あのね、協力してほしい事があるの」

キョウヘイ「何すか?」

レッド「寝起きドッキリ、何をしよう……」

キョウヘイ「そうっすねー、下2に下4しましょう!」

キョウヘイ「苦手なものとかことをずっと耳元で囁くとか?」

レッド「……どんな感じ?」

キョウヘイ「例えば……コウキで実験してみるっすか」

コウキ「ぐー……ぐー……」

キョウヘイ「全身タイツ全身タイツ全身タイツ全身タイツ全身タイツ全身タイツ全身タイツ……」

コウキ「うー……脱げないのは嫌だー……」バタバタ

キョウヘイ「……って感じっすよ」

レッド「……じゃあ、僕は緑にやるから……」

キョウヘイ「待った! さりげなく俺にトウヤさんを押し付けようとしてるっすね?」

レッド「トウヤ、目覚めそうだし……キョウヘイなら、大丈夫そう」

キョウヘイ「俺も大丈夫じゃないっすよ! じゃあじゃんけんで!」

レッド「うん」

キョウヘイ「あ、本気モードは無しっすよ!?」

直下コンマが偶数ならレッド、奇数ならキョウヘイの勝ち

レッド「……」グー

キョウヘイ「うああああ! 何故俺はチョキを出した!!」

レッド「ふふん……」

キョウヘイ「くそう! レッドさんのドヤ顔は最近見慣れつつある!」

レッド「じゃあ……頑張って」

キョウヘイ「……はーい」


レッド「緑……寝てる?」

グリーン「ぐー……ぐー……」

レッド(寝てる……こいつが苦手なもの……あ)

レッド「ニンジンニンジンニンジンニンジンニンジンバーカニンジンニンジンニンジン……」コソコソ

グリーン「うーん……姉ちゃんごめんなさい……」

レッド(ナナミさんの夢……?)



キョウヘイ「さようなら皆、さようなら汚れなき俺」

キョウヘイ「……よく考えたらルリちゃんに色々やられてるしもう駄目だ俺」

キョウヘイ「まあいいや、もう畜生。トウヤさーん……」コソッ

トウヤ「くー……」

キョウヘイ「寝てるようだ。そしてトウヤさんの嫌いな物といえばアレでしょう」

キョウヘイ「熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女熟女……」コソコソ

キョウヘイ「熟女がゲシュタルト崩壊っす」

トウヤ「うううう、熟女は嫌だ、熟女は嫌だ……」

キョウヘイ「グリフィンドール!!」

トウヤ「……ん?」パチッ

キョウヘイ(しまった! 俺のノリの良さが裏目に出た!)

直下コンマが60以上なら目覚める

トウヤ「朝からこんなことして……どうしたの?」

キョウヘイ「いや何でもないっす、俺はちょっと帰りたいです」

トウヤ「帰さないよ? あっちにレッドがいるけど静かにしてればばれないから……」


レッド「バーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ」

グリーン「うるせえ……ぐー……」


キョウヘイ「レッドさもごごっ」

トウヤ「ほら、静かにしないと子供たち起きちゃうよ?」

キョウヘイ「もごもごごもごもごもごもご」

トウヤ「何言ってるかわかんないけどとりあえずおいで」グイッ

キョウヘイ(ぎゃー! 普段はもやしなくせにー!)ボフッ

トウヤ「今失礼なこと考えてる顔してたよ」

キョウヘイ「」ビクッ

トウヤ「やっぱり……そんな悪い子にはお仕置きが必要だね?」

お仕置き   下2

トウヤ「召喚機……は生憎持ってないんだよね」

キョウヘイ「」ホッ

トウヤ「なら一個下だね。飼い犬になってもらおうか」

キョウヘイ「!?」

トウヤ「召喚機は無くても何故か首輪とリードはバッグに入ってるんだよねえ」ゴソゴソ

キョウヘイ「それで何しようとしてたんすかこのロリコン!」

トウヤ「今はロリコンじゃないからね? 目覚めてる時にパパッと買っただけだから」

キョウヘイ「なんだ……いやなんだじゃねえ! 首輪は何か嫌だ!」

トウヤ「二才年上のパワーを舐めないでほしいなぁ」ガチャッ

キョウヘイ「ぎゃあああああ!! 普段アレなくせに! 屈辱っ!!」

トウヤ「また体力の話してる……リードも付けようね」カチャッ

キョウヘイ「いやああああああ!!」

直下コンマが30以下なら奇跡的にルリちゃん召喚成功

キョウヘイ(何かわかんないけどセーフだった気がする! もしこれをルリちゃんに見られたら……)

ルリ『何でその人の犬になってるの……? キョウヘイ君は私のわんちゃんだよね?』

キョウヘイ(とか余裕で言ってくるっすよ!)

トウヤ「何考え事してるの? そんな余裕あるならもっと犬らしくしてごらん」グイッ

キョウヘイ「ぐっ……屈しない! 俺は屈しないっすよ!」

トウヤ「そう? ……絶対に鳴かせてみせる」

キョウヘイ(スイッチ入れちゃったああああああ!! レッドさん助けてー!!)チラッ


レッド「くー……くー……」

グリーン「ぐー……」


キョウヘイ(ほのぼのしてんじゃねえええええええええええ!!!)

トウヤ「躾開始、と」


~三十分後~

トウヤ「こんなもんかなぁ」

キョウヘイ「ぐすっ……わんわんっ……うぅ……」

トウヤ「うん、いい子いい子」ナデナデ

キョウヘイ「ううううー……」

トウヤ「レッドみたいな可愛い子もいいけど、反抗的な子をここまでするのも楽しいよね」

キョウヘイ「…………がうっ!」ガブッ

トウヤ「いったぁ!? …………はっ! ぼ、僕は何を……? キョウヘイ?」

キョウヘイ「も、戻ったんすね! やったー! よかったぁー……っ」グスッ

トウヤ「えええ!? まさか僕また何かやったの!? ごめん! ごめんねーキョウヘイ!」ナデナデ

キョウヘイ「うー、いつものトウヤさぁーん!」

トウヤ「うん、いつもの僕だよー、ごめんねぇ……」ナデナデ

今日はここまで。目覚めトウヤにフィーられようと諦めない男、キョウヘイ。

今日の駄洒落
キョウヘイ「何してるんすか?」

レッド「看板を叩いて、音を確かめてる……」カンッ バンッ

始めます!

グリーン「……朝か」

グリーン「最悪な夢を見たな……」

グリーン(百匹の巨大ニンジンを引き連れた姉ちゃんに追いかけられる夢だった)

グリーン「はぁ、なんであんな夢見たんだ……ん?」

レッド「すー……」

グリーン「…………お・ま・え・の・せ・い・かっ!!」グリグリ

レッド「っ!? え、み、緑、やめろ!!」ゴスッ

グリーン「ぐはぁっ!!」

キョウヘイ「朝から元気っすねー」

トウヤ「そうだね、良いこと良いこと」

グリーン「いや、俺はコイツのせいであんま元気じゃ……キョウヘイ、何で首輪付けてんだ?」

キョウヘイ「あ、取るの忘れてたっす! 目覚めトウヤさんのせいっすからね!?」

グリーン「あー、納得」

レッド「……」

キョウヘイ「ギリギリセーフだったっすよ」

トウヤ「うぅ、ごめんね……」



~食堂~

レッド(朝ごはんを食べに来ました)

レッド(今日は突撃する日だから、しっかり食べておかないと……)

レッド(……今日は何だろう)

おばちゃん「今日は鮭の塩焼きにお味噌汁だよ」

おばちゃん「デザートは梨。今の季節美味しいからね」

レッド「やった……」


レッド(クチバの梨が美味しいです!)

レッド(露骨な宣伝をしたところで……誰と食べようかな)

下2

レッド(うろうろしよう)

コレット「あら、レッドちゃん」

キラン「レッドちゃーん、一緒に食べよー!」

レッド「あ……うん」

キラン「ってゆーかコレットさんとレッドちゃんって知り合いだったの?」

コレット「弟がレッドちゃんと仲良しなのよ、ねぇ?」

レッド「うん……」

キラン「へ、へぇー……その子の事、好きだったり?」

レッド「友達として……なら、好き」

キラン「あ、そ、そっかぁー! そうなんだぁー!」

レッド(っていうか男同士だし普通友人としての好きだよね)

キラン(コレットさんの弟君イケメンショタなんだよね、レッドちゃんならお似合いだけど)

コレット「どうしたの?」

キラン「あ! な、何でも無いよ! 食べよ食べよ!」

レッド「うん……」

コレット「うふふ……私、鮭って好きなの。というか、鮭から逃げられないのよねぇ、つまり……」

レッド「」ハッ

コレット「鮭を避けられない……なんちゃって、うふふ」

キラン「ま、まさかのダジャレ!?」

レッド「お姉さま……!」ガシッ

コレット「あら?」

キラン「!?」

コレット「あら、なあにこれ……国際駄洒落研究機関?」

レッド「委員会から初めて、立派になりました……」

コレット「まぁ、素敵ね。私も入っていいの?」

レッド「」コクコク

コレット「じゃあ入っちゃおうかしら。うふふ」

キラン(こ、このままだとコレットさんにレッドちゃんを取られちゃう!)

キラン(……いや、あたしのでもないか)

キラン(……あたしも駄洒落考えたらレッドちゃんにあんな風にキラキラしてもらえるかな)

キラン「あ、あたしも駄洒落言ってみていい?」

レッド「! ……僕の評価は、厳しいよ」ワクワク

キラン(かわえええええ! いや、バック転は抑えて駄洒落考えたなきゃ! えーと)

下2

キラン「……ドードーは堂々と堂々巡り!」

レッド「大好きっ!」ギュー

キラン「えええええ!?」

コレット「レッドちゃんったら面白い子ねぇ」

レッド「面白い駄洒落を言う人に、悪い人はいない……です!」

キラン(あああああああ回りそうだけど回ったらレッドちゃんが放れちゃうし回れない!!)

キラン(つーか可愛いいいい! 駄洒落でハグだなんて! 襲っちゃうよ!? いいの!?)

キラン(いやダメダメ今回は純愛だからゆっくり攻略しないとね! ああでも可愛い上目遣いヤバい)

コレット「レッドちゃん、そろそろ放れてあげましょうね?」

レッド「あ、うん……キラン、これ国際駄洒落研究機関の名刺」

キラン(コレットさん!! ありがとうなのかやめてなのかわかんないよ!!)

レッド「……あ、今日、急いでるの忘れてた……あの、またね」

コレット「えぇ、またね」

キラン「あ、またねー!!」

コレット「うふふ……可愛いわね、あの子」

キラン「ですよねですよね! あたし、あんなに可愛い女の子初めて見ました!」

コレット「…………そうね」ニコニコ

キラン「?」



レッド「おまたせ……そろそろ、行く?」

ファイア「そうだね、出てもいいんじゃない!」

ヒビキ「頑張りますっ!」

レッド「じゃ……出発進行」

ヒビキ「おーっ!」

ファイア「電車じゃ無いんですから……いや電車ならGOだな」


~道中~

ファイア「どうして歩きで行くのか説明をお願いします」

レッド「良い準備運動……だから」

ファイア「50kmほど離れてるんですがねぇ……今はまだ1kmもいってないけど」

ヒビキ「あうう、もう歩けないです……」

レッド「……リザードン、ヒビキを落とさないように飛べる……よね」ポーン

リザードン「ぐあううう」

レッド「……寝てていいよ」

ヒビキ「はぁーい……」

ファイア「これで、俺と兄さんの一対一だね」

レッド「……競争する?」

ファイア「いいよ。俺の方が持久力とペース配分は得意だからね」

ファイア「……兄さんがコレを短距離と捉えてたらアウトだけど」

レッド「よし……じゃあ、よーいドン!」ダッ

ファイア「負けるかー(棒)」ダッ

直下コンマが60以下ならレッド、61以上ならファイアの勝ち




~第十一寮前~

レッド「ゴール……よかった、道合ってた……」

ファイア「うぇー疲れたぁー……っていうか兄さん、道は昨日徹底的に教えたでしょ」

レッド「そのお陰で、迷子にならずにすんだ……」

ファイア「迷子になられたら困ります。俺は今回の競争で、兄さんには勝てないと思ったよ」

レッド「……でも、結構接戦だったよ?」

ファイア「それは兄さんが転んだり転がったり落ちかけたりしたからじゃないですかねぇ」

レッド「……道がデコボコで」

ファイア「はいはい、水で洗ってから消毒しましょうねー」

カメックス(レッドはいつも泥だらけだな……)バシャッ

レッド「ぶぇ」

ファイア「拭いてからの消毒アタック!!」

レッド「しみる……」

ファイア「百烈絆創膏貼り!!」バババ

レッド「きゃー」

リザードン「ぐあうう」

ヒビキ「もう着いたんですか……あれ、何でレッドさんそんなボロボロなんですか?」

レッド「……色々あって」




~第十一寮内~

レッド「…………普通」

ファイア「うん、普通ですな」

ヒビキ「会社の受付って感じです……」

したっぱ「あ! お、お前らは!」

レッド「?」

したっぱ「三年前にサカキ様を倒しやがったガキ!」

レッド「……うん」

したっぱ「それとカントーにいた残党を倒しやがったガキ!」

ファイア「カントーは俺かな」

したっぱ「あとジョウトでラジオ作戦を潰しやがったガキ!」

ヒビキ「はいっ!」

したっぱ「お、お前らの弱点なんてわかってんだぞ! お前はヤンデレ! お前はお化け!」

レッド(サカキが話したのかな……)

ヒビキ「うー、お化け怖いです!」

したっぱ「でもお前の弱点は知らん! 教えやがれ!」

ファイア(饅頭……はやめとくかな。でもそういう流れだなぁ)

ファイア「えー、俺の弱点は……」

下2

ファイア「……あ、エーフィ。うんエーフィが弱点だなー」

ファイア(一個体だけだけど)

したっぱ「そうか! さっそくボスに報告だ!」

レッド「……行っちゃった」

ヒビキ「あんまり話聞いてくれないですねー」

ファイア「エーフィを超用意してくんのかね」


レッド「……あ、階段三つ」

ヒビキ「分かれます?」

ファイア「俺は一緒に行く方がいいと思うよ。ほら、行った先が誰かの弱点でもカバー出来るし」

レッド「……じゃ、一緒に行こう」

ヒビキ「そうですね!」

右 真ん中 左    下2

レッド「…………右」

ファイア「ほう、何故」

レッド「勘」

ヒビキ「じゃあ行きましょー!」


~右の階~

レッド「……」

幽霊?「うーらーめーしーやー」

ヒビキ「わあっ!?」

ファイア「落ち着いてヒビキ。ほら、兄さんを見てごらん」

ヒビキ「え?」

レッド「」バシッ

幽霊?「いたっ!? 何すんだよ!!」

レッド「幽霊なら触れないし……だから確認」

幽霊役「うわあああああ痛いいいいいいいい!」

ファイア「触って確かめれば大丈夫」

ヒビキ「なるほど!」

レッド「……あそこに見えるのは、皆人間だから、大丈夫」

ヒビキ「レッドさんが言うならそうなんですね! よかったー!」

レッド(本物も一人しかいないし……あんまり準備頑張ってないね)

ファイア「にしても……セット雑だなー。文化祭か! ってツッコミ入れたいよ」

レッド「段ボール……」

ヒビキ「キョウヘイさんがいたら大変でしたね……演技指導とかしそうです」

レッド(確かに……)

今日はここまで。順番は左から販売順でした。

前いってた番外編やりまーす



シルバー(ダメ元で夏祭りにレッドさんを誘った。するとオーケーが貰えた)

シルバー(そしてニヤニヤ……いや、謎の笑みを浮かべたファイアに浴衣を貰った)

シルバー(その浴衣を着て、今俺は待ち合わせ場所にいる)

シルバー(……レッドさん遅いな)

レッド「シルバー……その、待った?」

シルバー「! いえ、今来たところです!」

レッド「そうなの……? ファイアに貰ったこれ、女の子ので……着方が難しくて」

シルバー「その……お似合いです」

レッド「ありがとう……じゃ、お店、見に行こう?」

シルバー「はい!」

レッド(まずは何処に行こう……)

1、たこ焼き屋 2、クレープ屋 3、かき氷屋 4、焼きそば屋 5、お好み焼き屋
下2

レッド(まずは食べ物……)

レッド「たこ焼き屋さん……行こう」

シルバー「はい……えっと、そっちですね」

レッド「……迷いそうだから、手、繋ごう……迷子は怖いから」ギュッ

シルバー「は……いっ!」

シルバー(よし、耐えた!)


「たこ焼きー! 美味しいたこ焼きやでー! そこのねーちゃんも買ってってや!」

レッド「……美味しそう」

「せやろー! 本場コガネの味やで! ねーちゃんは美人さんやから割引……って」

レッド「?」

マサキ「レッドかいな! 何や、女の子と思って軽くサービスしてもーたやん!」

レッド「……ずるい」

マサキ「だーいじょーぶやって! レッドなら軽くじゃなくガッツリサービスするで!」

レッド「え、本当……?」キラキラ

マサキ「かーっ、そのキラッキラには敵わんわー! 特別に五パック百円!」

レッド「買う!」

マサキ「はーい毎度ありー! これ結構重い……いや大丈夫やな、はい」

レッド「どうも……」

マサキ「後ろにいるシルバーと食べてなー!」

レッド「はーい……」

シルバー「……凄い人だ」

レッド「……お客さん、いっぱいだったね」

シルバー「流石ジョウト人……ですね」

レッド「……シルバーは、何処出身だっけ?」

シルバー「ええと……一応、育ちはカントーです。七歳までは親父と住んでたので」

レッド「そうだったんだ……」

シルバー「なので、ああいうジョウト独特のノリはあまり……」

レッド「……あっちは元気、だよね」

シルバー「ええ……次は何処にしますか? 時間的にあと二つか三つ行けますけど」

レッド「えっと……」

上の2345+ 6、ガラス細工屋 7、お面屋 8、腕相撲大会

下2

レッド「……シルバー」

シルバー「はい?」

レッド「あれ……やりたい」

シルバー「あれ……あぁ」

「寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 腕相撲大会、開催中だよ!」

レッド「絶対勝つ……見てて」

シルバー「はい、頑張って下さい」


受付「参加費千円です」

レッド「お金とるの……?」

受付「優勝すれば今まで集まった参加費の半分が貰えます。今だと十万円貰えます」

レッド「……わかった」

受付「まいどあり……どうぞ」

レスラー「今のチャンピオンは俺だ! お前みてーなガキに突破できっかな?」

レッド「……チャンピオンを倒すのは、得意です」

実況「なんという事でしょう! 大柄なレスラー対小柄な少年! これは結果も明らか!」

実況「さあ掛けて掛けて! 安定のレスラー氏、どんどん掛けられています!」

実況「……ここまで! では試合を開始します!!」

レスラー「へへっ……」ガシッ

レッド「…………」ガシッ

実況「レディー……GO!!」

レッド「……」ジッ

レスラー「ふんっ……ふんぬぬぬぬ!?」

実況「おーっとレスラー氏、苦戦している!? なんという事だ!」

レスラー「お前、ただのガキじゃねえな!」

レッド「もっと強いんだと思ってた……」グイッ

レスラー「なっ……うおおおお!?」ズシーン

実況「た……倒したあああああ! 文字通り! 床にレスラー氏を倒しました!」

「はああああ!?」「マジかよ!」「あの女の子が!?」「え、少年じゃ?」「女の子だろ」

シルバー「レッドさん、凄い……」

受付「賞金は、九時までチャンピオンの座を取られなかったら貰えます」

レッド「えー……」

受付「そういう決まりですので……ん?」

実況「さて、次の試合は……ん!? ちょ、やめて下さい!!」キイイイン

受付「マイクうるせーぞ! どうした!」

キョウヘイ「はいマイクでーす! ただいま土地代収集に来たんですけどー!」

受付「げえっ」

レッド「キョウヘイ……?」

キョウヘイ「契約書にも書きましたよね? 賭け事禁止、主催者が多く利益を得る大会も禁止!」

受付「くそっ……」ダッ

レッド「……悪い人、逃げちゃダメ」ガシッ

キョウヘイ「えー、実況のオッサンは捕まえました! もう一人いるという主催者は出てこい!」

レッド「キョウヘイ……」

キョウヘイ「あれ、レッドさん? 参加してたんすか」

レッド「うん……勝った。あと、この人」

キョウヘイ「あ、あざーす! ほい」

アクロマ「はい」ガチャッ

キョウヘイ「協力あざーす! これ、優勝賞金らしい十万っす」

レッド「え……でも、これ」

キョウヘイ「いーっすよいーっすよ、優勝おめでとうっす! じゃ!」スタスタ

シルバー「……あ、やっぱりキョウヘイさんですか」

レッド「うん……お仕事、大変そう」

シルバー(任せるべきじゃなかったかもな……)

駄目だ、目が梅干しみたいになってる。明日本編開始までに安価無しで書きます。

今日の駄洒落
レッド「相撲部屋に住もう……」

今からで番外編を終わらせますとも。



シルバー「次は……どうします?」

レッド「お金出来たから……お菓子いっぱい買える……!」

シルバー「そうですね」

シルバー(レッドさん可愛い)

レッド「……クレープ買う」

シルバー「あっちです。行きましょう」


テルミ「ふんふふーん……あれ、レッドに幹部様」

レッド「クレープ屋って、テルミがやってたの……?」

テルミ「ああ。これでも料理人だからな、デザートも作れるんだ」

レッド「……美味しそう。五個」

テルミ「幹部様と分けるにしても多いな……ほら、五個で五百円……いや、レッドは半額でいい」

レッド「やった……!」

シルバー(レッドさん、凄いな……)

レッド「美味しい……」モグモグ

テルミ「本当に美味しそうに食べるんだな……料理人としてはこれ以上無いほど嬉しい」

レッド「だって、美味しいから……」モグモグ

シルバー(レッドさん、もう二枚目を食べはじめている……)

テルミ「幹部様はどうですか?」

シルバー「あ、ああ、とても美味しい……と思う。こういうのは滅多に食べないからな」

テルミ「言ってくださればいつでも作りますからね」

女の子「一個くださーい!」

テルミ「はいはい! じゃあ、幹部様もレッドも、楽しんで下さ……ちょっまだ焼けてませんから!」

女の子「キャー! テルミさんが作ったクレープだってー!」「嘘ー! 買わなきゃ!」

レッド「…………」

シルバー「モテモテですね」



レッド「……次、水飴屋さん」

シルバー「あっちです」

レッド「シルバーって、地図読めるんだ……」

シルバー「ええ、まあ」


レッド「水飴……」ワクワク

クロード「いらっしゃいませ……おや、レッドか」

レッド「クロードさん……水飴屋さん、だったの?」

クロード「アレに無理矢理やらされている」

ガチムチ「女の子は水飴で出来た綺麗な細工とか好きに違いないわぁ~ん!」

クロード「という訳だ……水飴細工、買っていくか?」

レッド「……色々ある」

クロード「レッドにはこれがお勧めだ。水飴で出来たピカチュウ……電気も表現されている」

レッド「わ、すごーい……! 可愛い……!」

ガチムチ「あら、レッドちゃん!? レッドちゃんにならタダであげちゃうわ~!」

レッド「え、でも……」

クロード「コイツが良いと言ってるなら良いんじゃないか?」

レッド「でも、こんな凄いの、タダなんて……」

クロード「……では、それを持って歩いてくれ。宣伝になるだろうからな。それならいいだろう?」

レッド「うん……じゃあ、しっかり宣伝します……」

クロード「頼んだぞ」




レッド(美味しい……)

シルバー「……あ、レッドさん」

レッド「何……?」

シルバー「何か始まるみたいですよ?」

レッド「?」


マサキ『これがぁぁぁ! ワイが発明した花火打ち上げ君EXや!! ドドーンとかましたれー!!』

花火打ち上げ君EX『発射準備完了。打て!!』ドンドンドーン

花火『ハァーイ』パラパラパラ

シルバー(花火が喋った!?)

レッド「……綺麗だね。音を聞かなければ」

シルバー「大きい音苦手なんですか?」

レッド「あの『ハァーイ』が嫌」

シルバー「ああ……」

レッド「……でも、本当に綺麗。夏祭り、シルバーと一緒に来れて、楽しかった」

シルバー「そ、そうですか?」

レッド「うん……また来年も、来れたらいいね」

シルバー「………………」

レッド「シルバー……?」

シルバー「」バタッ

レッド「シルバーっ!?」

終わり

番外終わり!駆け足スマン!本編開始!



レッド「……」

ヒビキ「……す、凄いですね」

ファイア「ここで問題です。何故兄さんは呆然としヒビキは引いているのでしょーか」

ファイア「ちっちっちっちっちっちっ……タイムオーバー。正解は……」

したっぱ「来やがったな、ガキどもめ!」「ぶっ倒してやる!」「三年前の恨みだ!」
したっぱ「ロケット団ポナヤツングスカ支局に飛ばされた! お前のせいだ!」「いやそれは違う」
したっぱ「今までよくも舐めプで倒してくれたわね!」「この数相手じゃどうしようもないでしょ!」

ファイア「ほぼ寮員全員が一つのフロアに集まっているから、でしたー」

ファイア「この階何も書いてないから調べられてないのかと思ってた。大広間だったんだね」

ファイア(まるで俺達が侵入してバトルをするのを考えて建設したかのようだ)

ヒビキ「どうやって倒します?」

レッド「……僕一人でいい。えっと……先輩の戦い方を、見てなさい……って感じ」

ヒビキ「かっこいー! 見てますー!」

ファイア「盛大な舐めプ」

レッド(念のため二匹出そうかな……)

下2と下4

レッド「君達に決めた……なんちゃって」ポーン

ディアンシー「あら、バトルですのね? わたくし、あの特訓でとても自信がつきましたの」

ジュプトル「…………」

ヒビキ「わ、キラキラだー!」

ファイア「準伝の予感!」

したっぱ「なんだあれ」「強そうだな」「いけるいける」「最終進化じゃないのいるし」

レッド「……全員、持ってるポケモン全部出して……出したね、よし」

ディアンシー「ふふっ、庶民が恐れおののく様が頭に思い浮かびます、指示を出すことを許します!」

ジュプトル「…………じゃっ」

レッド「……ディアンシーは、左半分をダイヤストーム。ジュプトルは右半分を、リーフブレード」

ディアンシー「わたくしのこの偉大な力! この技を受ける事を許します!!」ドドド

ラッタ「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

したっぱ「「「「ラッタぁぁぁあ!!!」」」」

ジュプトル「………………」ババッ

ズバット「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

したっぱ「「「「四分の一なのにぃいいいい!?」」」」

レッド「……お疲れ」

ディアンシー「わたくしもこの技を使うのが楽しかったからよいのです、バトルって面白いですのね!」

ジュプトル「…………じゃう」

ヒビキ「…………す、すごい」

ファイア「兄さん、残念ながら参考になりません!」

レッド「ディアンシーは……一番、レベル低かったんだけど……」

ヒビキ「ええっ!?」

ファイア「レベルが低い(100以下とは言ってない)」

レッド「でも……特訓が全てだと、僕は思う」

ヒビキ「な、なるほど……」

ファイア「まあ、それは正解に近いと俺も思うけどもね」

したっぱ「ごめんなさいサカキ様……」「勝てませんでした……」

レッド「あ……サカキって、何処?」

したっぱ「そんなの教える訳無いでしょ!!」

ピカチュウ「ぴーか」バチバチ

したっぱ「…………この先の階段を上がって、右の所にワープポイントがあるわ」

レッド「…………行こう」

ファイア「その前に、作戦を決めて行こうよ」

ヒビキ「作戦って、どんなのですか?」

ファイア「うん、ガンガンいこうぜとか魔法使うなとか……じゃなくて」

ファイア「話し合いか、バトル(ポケモン)か、とかそういうのよ」

レッド(めいれいさせろ……)

作戦  下2

レッド「……相手の命も大事に」

ファイア「まあ、相手が死んだら意味ないね」

ヒビキ「そ、そんな事が起きるかもしれないんですか!?」

レッド「無いと思うけど……」



~最奥の部屋前~

レッド「……この感じ、久しぶり」

ファイア「多分俺とヒビキは傍観者になるからね」

ヒビキ「はい! レッドさんの活躍をよーく見ておきます!」

レッド「…………」ガチャ


~最奥の部屋~

サカキ「……よく来たな。レッド。まあ座るといい」

レッド「茶菓子が出てないから座らない……もし出すならカステラが食べたい」

サカキ「残念ながらカステラは切れていてな……用意出来ない」

レッド「チッ…………それはともかく。今日は話があってきた」

サカキ「そうか、言ってみろ」

レッド「僕はこっちに来てから、全ての寮の人と話したり、バトルしたりした」

レッド「それで、色んな人とわかりあえて、仲良くなれた……と思う」

レッド「だから……今、この星に、お前の味方はほぼいない。いても僕が倒すけど」

レッド「えっと……だから、お前に世界征服なんてさせない。もう苦しむポケモンも出さない」

レッド「ロケット団を解散させろ……サカキ」

サカキ「ふむ……ここで敢えて三年前と同じ事を言うか。洒落ている」

レッド「で……答えは?」

サカキ「ふむ……こう真正面から言われると、解散させたくなくなる」

サカキ「ここはトレーナー同士バトルで決めよう。それでいいな?」

レッド「……僕は、この子だけでいい」

ピカチュウ「ぴかっ!!」バチッ

サカキ「地面タイプの使い手に対してピカチュウか……面白い!!」ポーン

サイドン「どおおおおん!!」

直下コンマが01以下ならサカキ勝利




レッド「……」

ピカチュウ「ぴか!」ドヤァ

ヒビキ(レッドさんすごーい)

ファイア(デスヨネー)

サカキ「ふふふ……負けてしまったな。まさかこんなに強くなっているとは」

レッド「……これで、いいでしょ」

サカキ「ああ……本日をもって、ロケット団は解散だ!」

サカキ「しかし……また団員を集めて復活させるかもしれんぞ。どうする?」

レッド「またピカチュウ一匹で6タテしてやる……」

サカキ「ははは! それでこそだな、レッド! よし、明日にロケットを準備させる」

サカキ「そしてこの星から帰させるか……そこそこ良い環境だったと思わないか?」

レッド「まぁ、雪山よりは……」

サカキ「……そうか。そうだったな」

レッド「……じゃあ、帰ろう」

ファイア「悪のボスとの対談はもうよろしいので?」

レッド「……用が出来たら、またあの悪趣味な家に遊びに行く」

サカキ「悪趣味と言うな。そこそこ気に入っていたんだ、あの外観」

レッド「……でも、悪趣味だと思う。じゃあ」

サカキ「うむ」

ヒビキ「えっと……サカキさん、さよーなら!」

ファイア「あ、サカキさん、これ賄賂もどきですんで。じゃ」


サカキ「賄賂もどきとは……」ピラッ

サカキ(これは……!!!)

サカキ「」キョロキョロ サッ

サカキ(これは誰にも見せずにいよう。うむ)



~帰り道~

レッド「……疲れた」

リザードン「ぐあううう」バッサバッサ

ヒビキ「最後でしたもんね、疲れますよー」

ホウオウ「くぉうう」バサッバサッ

ファイア「でも、兄さんが飛んで帰るところを見ると満足したようだね?」

色リザードン「があうう」バッサバッサ

レッド「うん……これで、終わる……あ」

ヒビキ「どうしたんですか?」

レッド「他の寮はともかく、同じ寮の人には、僕が解散させたこと、言った方がいいかな」

ファイア「あー、まあ言っていいんじゃない? 兄さんなら大丈夫そう」

レッド「うーん……」




~第一寮~

シルバー「レッドさん!」

レッド「シルバー……」

シルバー「たった今、親父から一斉放送で指示がありました。ロケット団は解散する、と」

シルバー「それに伴って、下に着いていた組織も同様に解散していきました」

シルバー「明日の朝、ロケットで帰れるそうです。解決して下さりありがとうございました」

レッド「皆に手伝ってもらったから、出来た事……だから」

ヒビキ「……でも! やっぱり僕は、レッドさんがいてくれたからこそ解決したんだと思います!」

ファイア「うんうん、ま、とりあえず入ろう。それから挨拶なり話なりしようよ」

今日はここまで。とうとう終わりそう。いやあ、長かった……

今日の駄洒落
レッド「このビル、屋上にゴミが溢れてるから多苦情」

キョウヘイ「ヤバイビルっすね」

東方に関してですが、当方はゲームをやった事がありませんので…なんちて

始めます!

レッド(明日の朝に出るから……今日の夜までに挨拶を終わらせないと)

レッド(えっと、お昼までまだ少し時間あるし、誰かに挨拶しておこうかな)

ファイア「まぁ、好感度ゲーじゃないんで好きな人に挨拶して下さいな」

レッド「うん……」

ヒビキ「僕もお友達にあいさつしてきますー」タッタッ

レッド「……ファイアは?」

ファイア「うーん……俺はいいや。多分帰って来ているであろうカルムをからかって遊んでる」

レッド「…………」

ファイア「普通の友達だからね?」



レッド(誰に会いに行こうかな……)

下2

レッド(やっぱり、まずはテルミかな……)

レッド(ここに初めて来たときから、色々教えてもらったもんね)



~厨房~

テルミ「~♪」

レッド「あ……いた」

テルミ「ん? あぁ、レッドか。ロケット団解散、びっくりしたよな」

レッド「う、ん……あのね、今まで、秘密にしてた事があって」

テルミ「なんだ?」

レッド「その……ここに僕がいたのは、潜入捜査のためで……本当はロケット団じゃなかった」

レッド「僕は……三年前に、ロケット団を解散させて、その……また、食い止めようと……」

レッド「…………今まで黙ってて、ごめんなさい」

テルミ「……そうだったのか」

レッド「怒ってる……?」

テルミ「いや。レッドは正義感があるから、少しおかしいなとは思ってたんだ……それはともかく」

テルミ「だからといって、俺は怒ったり嫌いになったりしない。むしろ、行動力のあるあんたが……」

レッド「?」

テルミ「…………好き、だ」

レッド「僕も、いろんな事知ってるテルミが凄いと思うし、好きだよ……?」

テルミ(友人としてなんだろうな……ま、それでいいか)

テルミ「ありがとな、レッド。あ……でも帰ったらそう会えなくなるな」

レッド(そういえば、イッシュ出身らしいし……)

テルミ「……そうだ、はい。俺の電話番号。これで帰ってからも連絡とれるな」

レッド「……!」パアァ

テルミ(あー可愛いなー)


次  下2(お昼を誘いがてら)



レッド(もうお昼か……あれ?)

レッド「キラン……?」

キラン「あわわわわっ! や、やっほー、レッドちゃん!」

レッド「どうしたの……?」

キラン「ん? いやぁ、あはは……あ、あのさ、さっき話してたイケメン、誰?」

レッド「? お友達の、テルミって人……あの人、倍率高いよ」

キラン「あ、そ、そーなんだぁー! じゃあやめとこっかなぁー! あはははー!」

レッド「? ……あ、一緒にご飯、食べない?」

キラン「いいの? やったー!」


~食堂~

レッド(今日のご飯はピザ。初のおばちゃんカット)

レッド「あのね、話したい事があって……」

キラン「え、な、何!?」

レッド「……前、他の寮に行ったでしょ。ああいう事を他の寮にもして、組織を潰そうとしてたの」

キラン「…………え? でも、レッドちゃんもロケット団でしょ?」

レッド「潜入してただけ……ギンガ団を潰したのも僕。今まで黙ってて、ごめんなさい」

キラン「え…………」

キラン(ギンガ団、さっき解散の放送流してたけど……まさか、レッドちゃんが原因だなんて)

キラン(レッドちゃんは好きだけど、ギンガ団も同じくらい好きなのに……どうしたらいいんだろ)

キラン(あーん神様! あたしはどうすりゃいーのか、教えて下さい!)

下2

レッド(キラン怒ってるのかな……)

キラン「う……うわあああん!」ポロポロ

レッド「」ガーン

キラン「まさか……まさかレッドちゃんが……うわああああん!」

レッド「う、あ、ご、ごめんなさい! ごめんなさい、ごめんなさい……」

キラン「うわあああああああん!」ポロポロ

レッド「ご……ごめんなさ……っ」

キラン「うわあああ……ん?」チラッ

レッド「ごめんなさい……ごめんなさい……ぐすっ」

キラン「わあああああ!? レッドちゃん泣かないで!」

レッド「でも……キラン、ショックだっただろうし……」

キラン「いーよいーよ! あたしは何よりレッドちゃんを愛してるから!!」

レッド「…………え?」

キラン(あ、何か言えたじゃんあたし……やっぱりレッドちゃんが一番……あれ、あたし今何を)

レッド「あ……その……」

キラン「や! いやいやいやいや! 友達的な意味でね!? ライク通り越してラブの友情!!」

レッド「あ、そっか……」

キラン「あはははは! まぁ、レッドちゃんと仲良く出来ればいーや!」

レッド「ありがとう……あの、これ、電話番号……帰ってからも、話したいし……じゃあね」

キラン「………………おっしゃああああ!!」


次  下2



レッド「あ……こんにちは」

クロード「こんにちは、レッド。どうしたんだ?」

ガチムチ「あぁらレッドちゃん、こ・ん・に・ち・は~」

レッド「あのね……お話があって」

ガチムチ「ま! アタシ席外した方がいいかしらぁ!?」

クロード「おい……」

レッド「? 二人に、聞いてほしい事……」

ガチムチ「あら、そうなのぉ? 残念なような残念じゃないような……で、なぁに?」

レッド「今日……色んな組織が解散、したでしょ?」

クロード「そうだな。ロケット団が解散し、そのあとに他のいくつかの組織も解散した」

レッド「えっと……それは、僕のせいで……二人が入ってるフレア団を潰したのも……多分、僕」

レッド(ほとんどカルムだったような気もするけど)

レッド「……ここに来たのも元々それが目的だった。黙っててごめんなさい」

クロード「……そうか。レッドは凄いな」

レッド「え……?」

クロード「子供だけで大きな組織に立ち向かう勇気を持っている事。俺はそこを褒めたい」

レッド「……えへへ」

クロード「それに、俺は望んで組織に入った訳では無いしな……特に怒ってもいない」

レッド「そういえば……」

ガチムチ「アタシもコイツとほぼ同意見よ~! レッドちゃん、頑張ったじゃないの!」

レッド「……あ、ありがとうございます」

ガチムチ「やっぱりアタシよりクロードになついてるわよねぇ……」ボソッ

レッド「あの……これ、電話番号。また、色々お話したいんだけど……いい?」

クロード「あぁ、もちろんだ。俺も息子が出来たみたいで嬉しいよ」ナデナデ

レッド「えへへ……」

クロード(……!? 体が勝手に撫でていた……!)

ガチムチ(レッドちゃん、恐ろしい子……!)


次 下2(おやつ食べながら)



レッド「……」モグモグモグモグモグモグ

ソウイチ「これうまいなー!」

ユミ「……ほっぺに付いてますよ」

レッド「リア充爆発させる(予告)」ボソッ

イーブイ「やめて!!」

ソウイチ「そういえばレッド、話って何だ?」

レッド「ああ……いや、うん……」

レッド(よく考えたらマグマアクア団だけは解散しなかったんだよね)パクッ

レッド(あの時僕が方向転換させたし)モグモグ

レッド「……今まで僕、こんな服着てたけど、実は嘘」

ソウイチ「え、嘘だったのか!」

ユミ(何が嘘なのでしょう……)

レッド「嘘付いてごめんね」

ソウイチ「んー、正直に言ってくれたし、レッドだからいいぜ! その代わり、またバトルしような!」

レッド「うん……僕、ソウイチのそういうところ、いいと思う。これ」ピラッ

ソウイチ「何だ?」

レッド「番号……帰ったらあんまり会えないだろうし」モグモグ

ソウイチ「なるほど! でもこれで連絡取れるな!」

レッド「うん……」モグモグ

ユミ(あの人、累計ドーナツ30個は食べましたよね……)

レッド「じゃあ……」ガタッ

ソウイチ「ああ! また……おっとっと!」フラッ

ユミ「あ! もう……急に立ち上がったら危ないですよ。私がいないとダメなんですから……」ボソッ

ソウイチ「? 何か言ったか?」

ユミ「いいえ、何も」

レッド「爆発しろ!」ダッ


次 下2




レッド「あ……こんにちは」

ロラン「こんにちは、レッド。どうしたんですか?」

コレット「あら、レッドちゃん。こんにちは」

レッド「あの……マグマ団とアクア団、何か変わったでしょ?」

ロラン「そうですね。急に自然保護団体になりましたし、合同で活動するようになりましたね」

コレット「そうねぇ、私達もびっくりしたの。でも、私は弟と活動出来るのは嬉しいわ、うふふ」

ロラン「…………で、どうかしたんですか?」

レッド「それ……僕が原因なんだけど、特に困ったり……してない?」

ロラン「困ること……今の発言に驚いて、考えがまとまらないのが困ることです」

レッド「……ゆっくり、考えて」

コレット「私はさっき言った通り、全然困らないわ。むしろ感謝したいくらい。うふふ」

ロラン「……僕も、こういう結果になって良かったと思います。環境を意識する人も増えるでしょうし」

レッド「そっか……良かった」

ロラン「あの、原因ってところを詳しく聞きたいんですけど……あぁ、でももうゆっくり話せませんね」

コレット「そういえば、明日には解散だったわねぇ」

レッド「あ……これ、電話番号」

ロラン「……ありがとうございます。これで、帰ってからゆっくり話すことが出来ますね」

レッド「コレットさんも……」

コレット「あら、ありがとうレッドちゃん。これからもお話出来ると思うと嬉しいわ」



1、続ける 2、明日へスキップ 3、今日の夜から続ける

下2




レッド(もうそろそろ夜ご飯だ……誰と食べようかな)

キョウヘイ「あ、レッドさん!」

トウヤ「レッドー」

レッド「?」

キョウヘイ「最近この三人で何かするっての少なかったなーって思ったんで、ご飯誘いに来たっす!」

トウヤ「そういう事ー。どう? 一緒に食べない?」

レッド「食べる……」

キョウヘイ「よっしゃ! よし、じゃあさっそくゴーっすよ!」

レッド「うん……」

トウヤ「二人とも、走らないのー」


~食堂~

おばちゃん「今日はカルボナーラだよ」

レッド「スパゲッティ……」

キョウヘイ「たまにスパゲッチーっていうおじさんいるっすよね」

レッド「いる……?」

トウヤ「え、いない?」



レッド「美味しい……」

キョウヘイ「本当っすねー、なかなかあのおばちゃん達料理うまいんすよねぇ」

トウヤ「やっぱり、今まで家事をしてきた分安定してるんだろうねぇ」

レッド「……戦いと同じで、場馴れするかどうか……かな」モグモグ

キョウヘイ「かもっすね。でもレッドさんって料理あんましないっすけど料理上手っすよね?」

レッド「…………」

トウヤ「あはは……」

キョウヘイ「あれ!? 俺の知らぬ間にメシマズ事件が起こっていたようだ!」

レッド「頑張れば美味しいもん……」

トウヤ「そうだね、あれはたまたまだよ、うん、あれは……」

キョウヘイ「そんな酷いんすか……」

今日はここまで。ギリギリ収まらなかったかなー。

今日の駄洒落
レッド「君は黄身が好きなの? 気味が悪い」

いやー、久しぶりの遅刻ですね。すみません始めます。



レッド「美味しかった……」

キョウヘイ「もうあのおばちゃん方の料理が食べられないと思うと残念っすね」

トウヤ「そうだねー、栄養バランスもいいし美味しいしね」

レッド「……そういえば、今月でまともに食事したの、ここに来てからだ」

キョウヘイ「ここに来たとき既に月半ばっすよ!?」

トウヤ「レッド、普段何食べてるの……?」

レッド「……非常食とか、冷凍食品をひのこで解凍したりとか」

トウヤ「ちゃんと食べないから小さいんじゃない?」

レッド「これからはしっかりご飯食べる」

トウヤ「そうそう、成長期なんだからね」

キョウヘイ「俺も成長期のはずなんすけどねー」



レッド(気付くともうこんな時間)

レッド(お風呂いこう)

エーフィ(偶然誰かと出くわせー!!)

誰と?   下2

レッド「……緑」

グリーン「お、レッドか。これから風呂か?」

レッド「うん……緑も?」

グリーン「おう。最近多いな、一緒になるの」

レッド「だね……」


~風呂~

レッド「…………」

グリーン「今日はのぼせるなよ」

レッド「わかってる……」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「……あ、明日戻ったら家に帰れよ」

レッド「え……」

グリーン「お前最近帰ってねーだろ。リーフが言ってたぞ」

レッド「んー……考えとく」

グリーン「はあ……」



レッド(のぼせてない!)

グリーン「お前が考えてる事なんとなく分かるから言うけどな、のぼせてないのは偉くは無いぞ」

レッド「……うるさいな」

グリーン「はいはいごめんごめん」

レッド「……バカ緑」

グリーン「お前語彙少ないな」

レッド「ご、ご……? うるさいバカ!」



レッド(緑め)

レッド(……寝る時間まで少しあるようなないような)

レッド(早めに寝ようかな、それか何かしようかな)

下2

エーフィ(これから一応連投の時は安価下ルールを作るよ! 忘れてたら教えてね!)

レッド(サカキ様ごっこ……)

レッド(サカキ、サカキか……駄目だ、ロリコンくらいしか思い付かない)

レッド(あと……ペルシアン)

レッド(駄目だ手持ちにいない……あとは)

レッド「……はーっはっはっは!」

レッド(っていう高笑いは悪のボスの定番だよね)

キョウヘイ「レッドさん、俺レッドさんがこういう事してんの見んの三回目っすよ」

レッド「!?」



レッド「……っていう理由があった」

キョウヘイ「ふんふん、サカキ様ごっこっすかー」

レッド「何したらいいかな……」

キョウヘイ「正直サカキについてはレッドさんの方が知ってるだろうっすからねー」

レッド「確かに……」

キョウヘイ「まあ、スーツでも着てみたらいいんじゃないすか?」

レッド「なるほど……」ゴソゴソ


レッド「……着た」

キョウヘイ「おー、なんかかっこいーっすよ!」

レッド「……本当?」

キョウヘイ「本当本当っす。何かマフィアっぽいっす。つーかサカキっぽい」

レッド「そっか……」

キョウヘイ(多分喜んでいいのか悲しむべきなのかわからないんだろうなー)

レッド(もうパジャマでいーや)

キョウヘイ「おっ、寝る気マンマンっすね」

レッド「うん…………もう、寝る」

キョウヘイ「はーい、おやすみなさーい」


レッド(もう明日の朝には帰るんだ……)

レッド(長かったような、短かったような)

レッド(でも、こういう風に皆集まって話せてよかったな……ファイアに友達もできたし)

レッド(また、違う形で集まれたら、いいんだけど……)

レッド「すー……すー……」




十二日目 朝

レッド「…………」ムクッ

レッド(朝だ)

レッド(今日はもう少ししたら出発らしいし、皆を起こさなきゃ)

レッド(……どうやってって? それはもちろん)

レッド(寝起きドッキリです!!)

レッド(ここにいる四人一気に、または個別にやっても疲れないのお願いします)

下2

レッド(逆に眠ったままになっちゃうパターンもあるけど)

レッド(そこは僕が手加減すれば大丈夫です……起こすよ!)


レッド「起きて……」ポスッ

コウキ「ううー……もう朝なのー?」

レッド「朝です……」


レッド「起きて……」トンッ

キョウヘイ「うーん……ふああ」

レッド「朝だよ……」

キョウヘイ「そういや、今日は早いんしたね……顔洗ってくるっす……」


レッド「……お兄ちゃん、起きて」ポンッ

トウヤ「ありがとうございます!!」

レッド「……ロリコン状態で起こしたら、目覚めないのかな」

トウヤ「そうなのかな……でも起きる時にロリ要員なんて滅多にいないし」

レッド「確かに……」


レッド「…………起きろ!」ガスッ

グリーン「ぐはぁっ!? な、何しやがる!!」

レッド「寝起きドッキリ……」

グリーン「もうドッキリですらねーよ!!」





ファイア「みなさーん……あ、起きてる」ガチャ

レッド「?」

ファイア「そろそろ僕らの番らしいよ。って事で呼びに来た」

キョウヘイ「あ、も少しまってちょっす……おっしゃ大富豪!」

レッド「また負けた……」

グリーン「お前大富豪強すぎだろ!」

トウヤ「ゲームの中でも大富豪って凄いね……」

キョウヘイ「ふふん」ドヤァ

カルム「何トランプしてんの……ほら、もう行くよ」

レッド「はーい……」

キョウヘイ「にっもつにっもつー」

グリーン「つーか俺いきなり連れてこられたからろくな荷物ねーよ」




~ロケット発射場~

シルバー「皆さん揃いましたね。では乗って下さい」

レッド(酔い止め酔い止め……)

ヒビキ「あー、こことももうお別れかー」

コウキ「楽しかったねー」

ユウキ「ここでも俺の出番はほとんど無かったけどな!」

トウヤ「明るく言わないで……」

カルム「……協力してくれて、ありがとうございました」

レッド「仲間に協力するのは、当たり前……」

キョウヘイ「俺は楽しかったからいいっす!」

ファイア「俺もー。良い友人も出来たし……カルムさん的には愛人でしたっけ?」

カルム「やめて!!」

シルバー「……出発しますよ」

レッド「あ、うん……よいしょ」



~ロケット内~

レッド「……綺麗」

ファイア「地球は青かった。マーガリン」

カルム「……ガガーリン」

コウキ「着いたら起こしてねー……ぐー」

トウヤ「はいはい」

キョウヘイ「いるっすよね、本当に何処でも寝る人。ある意味尊敬っす」

レッド「キラキラ……」

グリーン「うわ、こんななってたのか……行きは見えなかったしな、今焼き付けとこ」




アナウンス『到着です。荷物を忘れないようお願いします』

グリーン「飛行機かよ……」




~トクサネシティ~

レッド「……久しぶりの、地球」

キョウヘイ「俺、まさか生きてる内に宇宙に行けるとは思ってなかったっす」

コウキ「あー、なんか重力が少しかるーい」

カルム「あっちは少し重かったからね……」

ヒビキ「あー、でも、少し前まで僕達、ずーっとあっちの方で生活してたんですよね!」

ファイア「宇宙でも普通に生活出来たってびっくりだった」

グリーン「でもやることはやったしな……後は帰るだけか」

ユウキ「俺はもう家が近いからな!」

トウヤ「イッシュは凄い遠いからなー……」

キョウヘイ「時間かかりそうっすね。あー、仕事が溜まってるんだったっす!」

グリーン「俺らも帰るぞ」ポーン

ピジョン「ぴじょー!!」

レッド「うん……」ポーン

リザードン「ぐおああう」

ファイア「そうですね」ポーン

色リザードン「ぐあああう」




~マサラタウン~

グリーン「……やっぱり時間かかったな」

レッド「かかりすぎ……」

ファイア「だってもう……お昼ご飯の時間ですしおすし」

レッド「じゃ、僕は山に……」

ファイア「させませーん」ガシッ

グリーン「行かせるか」ガシッ

レッド「…………わかった」

ファイア「うむ。リーフは嬉しがると思うよ」

グリーン「お前ら、ライの事忘れんなよ。俺はジムの仕事サボってたからな。行ってくるぜ」

レッド「うー……」

ファイア「ほら帰るよ……ただいま」ガチャ

リーフ「あーっ、ファイア!? 十何日も行方不明になって! 兄さんみたいになったかと思った!」

ブルー「お帰りファイア! 旅にでも出てたの? ……あら、レッドもいるのね」

リーフ「えっ!?」

ファイア「ほら」

レッド「……ただいま!」

リーフ・ブルー「お帰りなさいっ!」

第十章   悪と変態と日常。in宇宙!          終わり

くぅー、疲れました!宇宙編終わり!やったー!やっとだ!!
本当に長かった!無駄に何スレ使った事か!!

次安価します。次は色々考えた結果クロスオーバーだよ。

クロス先安価

1、ドラクエ(1、7、10以外で指定)  詳しくは後で

2、逆転裁判 事件内容は変えずって感じ。前のパロ改良版。

3、鋼の錬金術師 簡潔しててバトル物の漫画がこれしかなかった。


下3

ドラクエの人気……どのドラクエか   下2

オーケー5。天空の花嫁。まだいくつか決めることありますです。安価任せでごめんな
クロス方法

1、世界に行って主人公に会ったり観光したり
2、普通にストーリーを進めていく感じ

下2

はい2。普通にストーリーアレします。多分ラスト安価。

1、イージー(レッドが色々チート)モード 2、ノーマル(レッドが普通なチート)モード

下2

では1。レッドが色々チート(イージー)モードで。
ドラクエ5かー……内容うろ覚えだから変な所あったらごめんなさいね。
明日はクッションとして運動会スペシャルでもやります。終わり。

今日の駄洒落
レッド「薬剤師って、やくみつるが嫌いで、こう言ってるんだって……『やくうざいし』」

ファイア「……ふっ」

レッド「今クスリとした……薬剤師だけに」ドヤァ

ファイア「くっ……降参です」

ナナミ「……あら? お手紙が来たみたい」

グリーン「」ビクッ

ライ「あ、兄貴?」

グリーン「いや、はは、俺ちょっと仕事思い出しちまってな、残念だが今日は帰ろうと……」

ナナミ「…………グリーン? これ、何かしら………」

グリーン「ひっ、いや、それはだな、レッ……いや、ちょっとした、アレだよアレ」

ナナミ「いいからこっちいらっしゃい♪」グイグイ

グリーン「申し訳ありませんでしたあああああああああ!!」ズルズル

ライ「兄貴……」


始めます!

マサキ『お前ら、盛り上がっとるかああああああああ!?』

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

マサキ『オーケーオーケー、熱さは伝わったわ! さて、これから始まる事はもうわかっとるよな?』

「いえええええええええええええええええええええええ!!」

マサキ『六地方合同運動会、始まりやああああああああ!!!』


マサキ『という訳で、実況はカントーの天才メカニックマサキと』

アクロマ『イッシュの天才メカニックアクロマでお送りいたします』

マサキ『今回は六地方合同っちゅー事になって、大盛り上がりやね』

アクロマ『沢山の人で観客席が埋まっています、老若男女がこの運動会に期待しているという事ですね』

マサキ『せやな……あ、言い忘れてたけど、カントー国立競技場で開催してるで!』

アクロマ『まさかここまで大きいイベントになるとは思いませんでした』

マサキ『ワイもや。ま、国交にもなるからデカイほどええけどな。さて、そろそろ選手入場や!!』

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「きゃあああああああああああああああああああああああ!!!」

マサキ『まずはカントー代表からいくで! 一人目は十三才の男の子! ここにいていいん!? レッド!』

レッド(人多いよなんでこんないるのもうやだ人怖い山に帰りたい山山山)

マサキ『二人目は頼れるお姉さん! ブルー!!』

ブルー「今日は全力で戦うわっ!!」

マサキ『三人目、仕事はどうした! 最強のジムリーダー、グリーン!!』

グリーン「仕事はもう終わらせて来たんだよ!!」

マサキ『四人目! 可愛い危ない妹キャラ! リーフ!!』

リーフ「危なくなんてないわよー!」

マサキ『五人目! 唯一の頭脳派、内に秘めた熱さを解き放て! ファイア!』

ファイア「俺燃え盛るキャラじゃないんですわー」

マサキ『六人目! あのグリーンの弟、可哀想な子! ライ!!』

ライ「可哀想って言うな!!」

マサキ『続いてジョウト代表、一人目! ポケスロンで鍛えた力を解き放て! ヒビキ!!』

ヒビキ「頑張りまーすっ!!」

マサキ『二人目、ブーメランヘアーを操るジョウト一のアイドルオタク、コトネ!』

コトネ「私は、キョウヘイさんファン代表として戦いまーすっ!!」

マサキ『三人目! 可哀想な常識人、シルバー!』

シルバー「…………」

マサキ『続いてホウエン! 一人目は、水泳で鍛えた筋肉、今見せる時がきた、ユウキ!!』

ユウキ「頑張るぞおおおおおおおおおおおお!!!」

マサキ『二人目! クールでホットな放浪ガール、ハルカ!』

ハルカ「こんなとこにいないで旅に出たいかも」

マサキ『続いてシンオウ! 一人目は、雪国の忍耐力を見せ……ここで脱いだらアカンで、コウキ!』

コウキ「がーん、ざんねーん」

マサキ『二人目、冷静沈着能面ケモナー! その美人が台無しや、ヒカリ!』

ヒカリ「どうせならカッコいいポケモンに褒めてもらいたいわ」

マサキ『続いてイッシュ! 一人目は黒き英雄……これ映画か。まあええわ』

マサキ『真実のポケモンを引き連れ、真の勝利を手にするか!? ロリコ……トウヤ!!』

トウヤ「今ロリコンって言おうとしたよね!?」

マサキ『二人目! 理想のポケモンを引き連れ、思い描いた戦いを実現出来るか!? トウコ!!』

トウコ「ハーイ! 頑張るわ!」

マサキ『三人目! もうイッシュで知らない人はいない! 人気俳優の実力はいかに!? キョウヘイ!』

キョウヘイ「はいはーい! 今日は頑張るので、応援よろしくでーす!」キラキラ

「きゃああああああああああああああああああああああああ!!」

マサキ『うっさいわ! おっと失礼、続いては四人目ぇ!』

マサキ『コイツにかかれば一瞬で女装させられる! 男子諸君逃げろ! メイ!!』

メイ「にゃあーん、女装しろよおみゃえらー!!」

マサキ『嫌や! 次はカロス代表いってみよか!』

マサキ『スタイリッシュなお坊っちゃん! 体力は無さそうだが踏ん張れるか!? カルム!!』

カルム「た、確かに体力無いけどさ……」

マサキ『天然KYですわ系! ふわふわしてると踏み潰されるぞ、セレナ!!』

セレナ「あら、わたくしも頑張るつもりですのよ?」

「お坊っちゃーん! お嬢様ー! 頑張って下さああああいっ!!」

カルム「も、もうっ……」

セレナ「頑張りますわーっ!」

マサキ『金持ち説浮上! そして以上や!』

マサキ『二つのチームに分けるで、一人足りないけどそこは後で埋めるから気にせんでな』

下2

あ、真実と理想逆だった……安価下

マサキ『勝ち負け決定したいみたいやな』

マサキ『マサラ人偏り過ぎやろ……まあええわ』

マサキ『マサラ人にはハンデとしてここにある十キロある手枷を付けてもらうで』

ブルー「何これ、かっるいわねー」

レッド「イシツブテの半分……」

アクロマ『スタッフ、もう三つくらい付けてしまって下さい!』

マサキ『イシツブテ二匹分は重いやろ……重いよな?』

マサキ『さて、一人少ない……キョウヘイチームに一人足すでー』

助っ人  下2

マサキ『ここで! 次元の壁を越えて最強の助っ人が登場や!!』

別レッド「待たせたな! 誰も待ってないとか言うなよ!!」

レッド「あ、別世界の……」

別レッド「おう、久しぶりだな。別のチームらしいが、手加減しないぜ?」

レッド「こっちだって……」

キョウヘイ「まさかこー来るとはなー」

別レッド「お前がリーダーだよな? 一応俺もマサラ人だ。まあ任せとけよ!」

キョウヘイ「うーん、まあよろしくっす」

マサキ『紹介に時間掛けすぎてもーた! 競技行くで! 最初は二人三脚! 2ペアずつ出してな!』

アクロマ『いかに息の合ったペアを出すかが勝負の分かれ目でしょうね』

マサキ『せやな、あいつらだと不安やけどな……さて、出るペアが決まったみたいやで!』

レッドチーム  下2(2ペア)
キョウヘイチーム 下4(2ペア)

マサキ『決定したようやで!』

グリーン「よし、俺ら兄弟の絆見せてやろうぜ!」

ライ「おう!」

コトネ「きゃああああああああああああああああああああああ!!!」

キョウヘイ「競技だから、怒らないっすよね……」ブツブツ

マサキ『うーん、マサラ人兄弟対俳優&ロリ、難しいなぁ』

アクロマ『コトネさんそこ代わって下さい!!』

マサキ『黙っとけや!』パシーン

レッド「ライ、頑張って……」

ライ「けっ、お前に応援されなくても勝てるからな!」

グリーン「俺は!?」

ヒカリ「コトネ、緊張しちゃ駄目よ。リラックスしなさい」

キョウヘイ「そうっすよ! 例えばこういつもみたいに、にこーってしてみ!」

コトネ「に、にこーっ!」

トウヤ「音だけだねぇ……」


マサキ『行くで! よおおおおい、スタート!!』パンッ

グリーン「うおおおおおおおお!!」

ライ「どりゃああああああ!」

キョウヘイ「いっちに! いっちに!」

コトネ「いちに! いちに!!」

コンマが大きい方が勝ち
グリーン・ライ 下1(マサキ人+50)   キョウヘイ・コトネ 下2(熱狂的ファン+20)

マサキ人 機械を発明する変態民族。マサラ人との関係は不明


マサキ『ちゃうわ!!』

アクロマ『決着が着いたようですよ、結果はまさかまさかの……』

コトネ「いえええええええええい!!」

キョウヘイ「マジっすか……」

グリーン「くっそー、負けたか」

ライ「……」

グリーン「そう拗ねんなって」

アクロマ『勝因はなんでしょう』

マサキ『執念……やな。憧れの人に勝利を渡したいという執念……』

アクロマ『はぁ』

マサキ『気の抜けた返事すんなや』



マサキ『時間の都合でラスト!! 綱引き対決ううう!』

アクロマ『これは圧倒的にレッドチームが有利ですね』

マサキ『せやな。マサラ人六人やからなぁ』

アクロマ『枷を五個着けても四分の一程度までしか落とせませんからねー』

マサキ『イシツブテ2.5匹……あー、無理やわ』

アクロマ『我ら一般人には想像すら許されません……おや、準備は終わったようです』

マサキ『選手に気持ちを聞いてみよかー。レッドは?』

レッド「全力で戦って、勝つ。それだけ……」

ブルー「流石我が弟ね!! しっかりしてるわ!!」

マサキ『かっこええなー、キョウヘイはどやねん』

キョウヘイ「まあ、奇跡二回目を信じるしかないっすね。あと別レッドさん」

別レッド「任せとけって」

マサキ『気合い入っとるな。じゃー行くで!』パァン

レッドチーム下1(+30)  キョウヘイチーム 下2(+20)

レッド「うぐぐ……」グイッ

ブルー「ふっ……!」グイッ


キョウヘイ「頑張る頑張る! 接戦接戦!」グイッ

別レッド「いけるいける!!」


マサキ『まさに接戦やな……』

アクロマ『そうですね……コンマが3つほどしか』

マサキ『しっ! ……おっと、動きがあったで』

レッド「…………っくしゅん!」

ブルー「レッドどうしたの、風邪!?」

リーフ「兄さん大丈夫!?」

ファイア「あ、馬鹿っ」

グリーン「手話すなよ! うおっとっと!?」

アクロマ『……勝負有り! 優勝、キョウヘイチーム!』

キョウヘイ「おっしゃあ!」

「きゃあああああああああああああああああああああああ!!!」

レッド「うう……ごめんなさい」

グリーン「俺が一回負けてるしな、もういい」

別レッド「自分自身に勝つっていいな……おっと、そろそろ帰るぜ」

マサキ『優勝したキョウヘイチームにはこちらの花束と賞状をあげるでー』

アクロマ『どちらのチームもお疲れ様でした!』

マサキ『明日から新章や、気合い入れていくでー!』

レッド「『運動会を誘ってくれるんですか……』『うん、どうかい?』」


終わり

ドラクエ編後はまだ考えてません。多分レンジャー編か何かです。

始めます!



~カントー~

マサキ「いやー、今日は来てくれて助かったで」

レッド「何……?」

キョウヘイ「また機械の試験させろーじゃないっすか?」

トウヤ「それしか思いつかないねぇ……どうなんですか?」

マサキ「ご名答や! 今日の機械はこちら、ゲーム入っちゃう君!」

レッド「何それ……」

マサキ「ここにゲームを入れて、で、こっちに人が入る。後はカタカタすればゲームに入れちゃうんやで」

キョウヘイ「それ結構凄い発明っすね!? ちょっと契約したいんすけど」

マサキ「これは廃人が出来そうやからな、販売はしないつもりや」

キョウヘイ「チッ」

トウヤ「こらこら」

マサキ「で、今回やるのはこのドラクエ5! 天空の花嫁や!」

マサキ「で、色々事前にカタカタしてわかったんやけど……トウヤは出番無いで」

トウヤ「えっ」

マサキ「でも大丈夫や! ワイとプレイしながら実験を見れるで!」

トウヤ「うーん、確かに僕運動苦手だし……そうするよ」

レッド「……」ショボーン

キョウヘイ「そうしょんぼりしないで下さいよ、ほら、楽しそうじゃないっすか!」

レッド「……うん」

マサキ「じゃ、パパッと入っちゃってなー。レッドがこっちでキョウヘイがこっち」

レッド「うん……」

キョウヘイ「うーい」

マサキ「あ、ストーリー中で知り合い出てくるかもしれんで。依頼して受けてもらってんねん」

キョウヘイ「マジっすか……」

レッド(誰だろ……まぁいいや)

マサキ「蓋オッケー、と。あ、あっち行ったら暫くこっちの記憶は封印やからな」

キョウヘイ「へっ!?」

レッド「えー……」

マサキ「スイッチオン!」ポチッ




~船の中~

レッド「…………」パチッ

レッド「うー……」ムクッ

パパス「む、起きたかレッド?」

レッド「おとーさん……」

パパス「はっはっは、寝ぼけているな。どんな夢を見たんだ?」

レッド「きかいが……いっぱいで、へんたいとろりこん」

パパス「!? お、おかしな夢だな……少し船の中を散歩して目を覚ましてきなさい」

レッド「うん……」


レッド「ふね……どこにいこう」

1、樽壊し・タンス捜索 2、とりあえず色々話を聞く 3、食堂 4、船長室

下2

レッド「こ、こんにちは……」

船員「お、坊主はパパスさんの息子さんだね?」

レッド「そう……です」

船員「パパスさんは世界を旅した凄い人だ。きっと坊主も立派になるぞ」

レッド「えへへ……」

船員「そうだ坊主、お前文字読めるか?」

レッド「…………できない」

船員「よし、俺がレベルアップさせてやろう!」


レッド(ひらがなが読めるようになった……っていうかこの船員さん教え方上手いな)

船員「すらすら覚えたな……もともと知ってたみたいだ」

レッド「知らなかった、と思うけど」

船員「話し方も大人っぽくなったな、自信を持て!」

レッド(何の自信だろう……なんか思い出しそうで思い出せない)

船員2「あ、坊主。そろそろ港に着くからお父さんを呼んできな」

レッド「はーい……」



レッド「おとーさん……船、着いたよ」

パパス「そうか、では下りるとしよう」

レッド「……おとーさん」

パパス「む?」

レッド「…………やっぱり、何でもない」

パパス「言いたいことがあればすぐ言うんだぞ。ほら、外に行こう」


船長「よし、着いた……」

パパス「では下りるか……むっ」

???「邪魔だよオッサン!」ドンッ

パパス「オッサン……!?」

ルドマン「こら! ……いや、すみませんな、うちの娘が」

パパス「い……いえ……よいのです……はは……」

レッド(ショックだったんだ……)

ルドマン「そうだ、もう一人の私の娘を紹介しましょう。こっちにおいで」

「うーん……」

レッド「おとーさん……」

パパス「はっ! その子には少し段差が大きいようですな。よいしょっと」

「あ、ありがとうございます……」

ルドマン「ほら、しっかりと挨拶しなさい」

エリカ「エリカです……あの」

ルドマン「む、そこの子は貴方の息子さんで?」

パパス「はい。しっかり挨拶出来るな?」

レッド「うん……レッド、です…………」サッ

エリカ「」ズキューン

パパス「恥ずかしがりやでしてなぁ……ははは」

ルドマン「可愛らしいですな。ほらエリカ、行くぞ」

エリカ「は、はい……」



~港~

おばはん「あ、ああああんた、パパスかい!?」

パパス「二年ぶりだな……レッド、積もる話があるから遊んでまってなさい」

レッド「うん……」

パパス「そうだ、念のためこの地図を渡しておく」

レッド(てれれてれれてーんてれれれーん、不思議な地図を手に入れた)


レッド(……話ながっ)

レッド(外出ちゃおう……)


~フィールド~

レッド(わ、森が見える……行ってみよう)

スライム「ぴききー!」

レッド「!!」

直下コンマ90以下で勝てる

レッド「……」

スライム「」

レッド(棒でばしばし叩いてたら勝てた)

レッド(体当たりしてきたのは痛かったけど、まだいける!)

パパス「大丈夫かレッド!」

レッド「おとーさん……勝った!」

パパス「む!? 1レベルで……素晴らしいぞレッド!!」

レッド「……でも、怪我しちゃった」

パパス「どれ、見せてみなさい……ホイミ!」ポワッ

レッド「……痛くない、おとーさん凄い……!」

パパス「はっはっは、そうだろうそうだろう! ただのオッサンではないのだ!」

レッド「うん……凄いオッサン」

パパス「………………」

レッド(他の人にオッサンって言われるのは嫌なんだ……)



~サンタローズ~

パパス「着いたぞ!」

レッド(村だ……)

兵士「やや、パパスさん! パパスさんが帰ってきたぞおおおおおお!!」ダッ

パパス「はっはっは、はしゃがずとも逃げやせん」

レッド(警備は……?)


武器屋「パパスさああああああああああん!! うおおおおおおおおお!!」

村人「あ、この人の周り暖かい」

パパス「久しいな。む?」

シスター「よく帰ってきました、パパスよ。我々教会のシスター一同お待ちしてました」

レッド(かっこいい……)

シスター「堅苦しいのはここまでにして……やったー! パパスさんが帰ってきたぁ!」ピョンピョン

レッド(!?)

パパス「ははは、昔から変わらないな」

レッド(ロリコン……じゃないよね、違うよね)

サンチョ「パパス様、お待ちしてました!! ささ、中へ!」

パパス「うむ」

レッド(ここがお家……)

~家~

パパス「家具は変わらんなぁ」

サンチョ「そりゃそうですとも」

???「おじさま、お帰りなさい!」

パパス「む、この子は?」

*「あたしの娘だよ!」

レッド(モブだ……)

???「ねぇねぇ、あなたレッドでしょ? 私の事覚えてる?」

レッド「…………いいえ」

???「ふふ、会ったのも二年前が最後だったしね!」

レッド「……?」

ブルー「私はブルー、貴方より三つも年上なのよ!」

レッド「……お姉ちゃん?」

ブルー「! いいわね、お姉ちゃんって呼んで! ほら、大人の話って退屈だし上行きましょ!」

レッド「……いいえ」

ブルー「行きましょ!」グイッ

レッド(強制……)

ここまで。こういうスタイルでいきます。安価少な目かも。
これを期にドラクエ5のDS版買ってみました。嫁候補増えててびっくり。

駄洒落コーナーは不定期となります
レッド「ごめんねデデンネ……」

始めます。

ブルー「ふふ、私はお姉ちゃんだから本を読んであげるわ!」

レッド「本……?」

ブルー「えーと……これでいいわよね。よいしょっと」

ブルー「……に……せしき…………」

レッド「?」

ブルー「この本は駄目だわ。難しい字が多すぎるんだもの!」

レッド(えー……)

*「ブルー、宿に戻りますよ!」

ブルー「はーい! じゃ、またね!」

レッド(……何だったんだろ)


パパス「お父さんは出掛けてくるからな」

レッド「わかった……」


レッド(……暇になった。何しよう)

1、サンチョと話す 2、お父さんを尾行 3、宿屋へ 4、自由

下2

レッド(レベル上げか……)

レッド(外行ってみよ)


兵士「坊やはお外に出ちゃいけないよ」

レッド「えー……」

兵士「魔物が多くて危ないからね」

レッド「…………」


レッド(他にレベル上げ出来る所あるかな……ん?)

男「ここは洞窟だ。勝手に入って迷子になっても知らんぞ」

レッド(入ろう……)


~一時間後~

レッド(強くなった。どれくらいかというと……)

せみもぐら「!」サッ

レッド(防御したせみもぐらを一発で殴り殺せるくらい)ゴスッ

せみもぐら「」

レッド(経験値とお金貯まったし、少し奥行っちゃお)



~地下~

レッド(宝箱に旅人の服があった……何故か防御が上がらなかったから嬉しい)

レッド(っていうか……地下に行っても強さ変わらないなぁ)

レッド(皆弱い)ゴスッ

ドラキー「」バタッ

レッド(ふ、弱い……弱すぎる……ん?)

おじさん「ぐー……ぐー……」

レッド(岩に潰されて寝てるおじさんがいる……)

おじさん「は! 動けないから寝てしまっていた! む、そこの坊や! 助けてくれ!」

レッド「助けるって……」

おじさん「この岩を退けてくれ!」

レッド「…………」ゴスッ バキッ

おじさん「お、おお……まさか岩を壊すとは思わなかった」

おじさん「おっと、こうしちゃいられない。薬を届けなければ!」ダッ

レッド(……せめてお礼の言葉が欲しかった)

レッド(レベル上げも終わったし、お家帰ろ)



~家~

パパス「む、レッド、帰ってきたか。これから二人を町へ送っていくんだ。着いてくるか?」

レッド「行く……」

ブルー「お話しながら行きましょーね!」

レッド「うん……」

*「うちの子ったらすっかりレッドちゃんを気に入ったわね」

パパス「レッドの初めての友達だな」

ブルー「いーえ、私はレッドのお姉ちゃんよ! ねえ、レッド!」

レッド「うん……はい」

ブルー「私が無理矢理言わせてるみたいじゃないのー!」




~アルカパ~

パパス「ここが二人が住んでいる町アルカパだ」

レッド(アルパカ……?)

ブルー「何か、この町の名前に似た名前の動物がいるんですって!」

レッド(いるよね……)

パパス「さて、ダンカンの家はあっちか」


~宿屋~

ダンカン「お前、薬を持ってきてくれたのか……ごほごほ」

*「ほら、早く飲んじまいな!」

パパス「大丈夫かダンカ……ごほっ」

ダンカン「おいおいパパス、大丈夫か?」

パパス「移ったかな、はっはっは」

レッド(お散歩行こう……)

ブルー「あらレッド、お散歩? 私が案内してあげるわ!」

レッド「ありがとう、お姉ちゃん……」

ブルー「ふふん、だってお姉ちゃんだもの! 当たり前よ!」

レッド「……」

ブルー「さてレッド、何処に行く? アルカパは広いわよ!」

レッド「外には……」

ブルー「残念だけど見張りがいるし、外には出られないわ! レベル上げも出来ないわよ!」

レッド「……」ショボーン

ブルー「そ、その代わり! 私が楽しい所に案内してあげる!」

1、子供が多い広場 2、宿屋の庭 3、酒場 4、武器防具屋

下2

レッド「……ここ、何?」

ブルー「ここは本当は子供は入っちゃいけないんだけど……まあいいわ!」

~酒場~

ブルー「こんにちはお姉さん!」

バニー「あら、ブルーちゃん。ここは子供だけで来ちゃいけないのよ?」

ブルー「今日はこの子の案内で来ただけよ!」

レッド「……こ、こんにちは」

バニー「あら、いい旦那さん連れてるわねぇ」

レッド「……?」

ブルー「ちっちっち、違うわお姉さん」

バニー「あら、そうだったの?」

ブルー「むしろレッドが嫁なのよ!!」

レッド「?」

バニー「あらまぁ、素敵ね」クスクス

ブルー「まあね!」ドヤッ



ブルー「もう、お姉さんったらからかってばっかりだわ!」

レッド「お姉ちゃん……あれ、どういう意味……?」

ブルー「んー、ふふふ、レッドにはまだ早いわ! 秘密よ!」

レッド「えー……」

ブルー「レッドが大きくなったら教えてあげるわ!」

レッド「うー……」

ブルー「ふふふ、次はこっちよ! ここの川でいつも遊んで……あら?」

レッド「?」


子供「へへへ、面白いぜ!」ゲシゲシ

子供2「変な声で鳴いてやがるぜ!」ゲシゲシ

袋?「がるるるるるー!」バタバタ

ブルー「ちょっと、何してるのよ!」

子供「猫捕まえたから、袋に入れて鳴かせて遊んでたんだよ」

子供2「変な声で鳴くから面白いんだぜ!」

ブルー「そんな事しないであげなさいよ!」

子供「やだよ!!」

レッド「…………この棒の餌食になるか」スッ

子供2「すいません!! ひのきの棒を向けないで!!」

子供「レヌール城のお化けを退治してきたらやめます!!」

ブルー「仕方無いわね。退治しに行くわよ、レッド!」

レッド「うん……!」

~研究所~

マサキ「実験は成功やな。これで上手く記憶が戻ってクリアしてくれれば……ん?」

トウヤ「うぅ……ぐすっ……」

マサキ「何泣いてんねん! そんな行けなくて寂しかったんか!?」

トウヤ「ううん、レッドがお父さんって呼んでるのを見てたら……涙が……」

マサキ「どんだけ親バカ……いや、兄バカやねん」

トウヤ「ブルーも元気だね」

マサキ「まさに姉弟の昔やな……今日はここらで終わりやで。明日また来てな」

トウヤ「はーい、ハナダのポケセンに泊まるよ。明日、いつ行けばいいの?」

マサキ「電話するからあんしんらしいや、勝手に始めたりはしないで」

トウヤ「そっかー。じゃあ、おやすみー」

マサキ「うーい、おやすみー」

ここまで。このペースで大丈夫だろうか……終わり。

レッド「スライムの味の再現に必要なのは……酢ライム」

始めます。



~宿屋~

レッド「…………?」キョロキョロ

*「レッドちゃん、お父さんにうちの旦那の風邪移っちゃったのよ」

*「上で寝てるから見てきてあげな。風邪が治るまでうちにいてもらわなきゃね」

レッド「風邪……」


~二階~

パパス「げほっげほっ、はっくしょーい!」

レッド「……早く治してね」

パパス「むむ、レッドか。そうだな、治さねば……」

レッド(……僕も寝よう)ポフッ




「起きて……レッド、起きて……」

レッド「ん……」

ブルー「あら、やっと起きたわね。レヌール城へ行くわよ」

レッド「夜……」

ブルー「夜じゃないと外に出れないの。ほら、早く早く」

レッド「うん……」


~外~

ブルー「ほら、あれ見て」

レッド「?」

兵士「ぐがー……」

ブルー「ああしていつも居眠りしてるのよ。抜け出せるのはいいけど、少し不安よね」

レッド(仕事してよ……)

ブルー「さあ、行くわよ!」

レッド「あ……待って、作戦は決めないの……?」

ブルー「作戦? 作戦ってガンガン行こうぜとか? 私は命令させろでいいわよ?」

レッド「それじゃなくて……こういうの」

1、いきなり突撃 2、レベル&金稼ぎ

下2

レッド「まずは……経験値稼ぎ、とか」

ブルー「充分強いと思うけど……まぁ、強ければ強い方がいいわね! 行きましょ!」

レッド「うん……」



レッド「……お姉、ちゃん」

ブルー「あら? どーしたの、レッド」

レッド「もう……疲れた……」

ブルー「もう? 男の子でしょ、頑張りなさい!」

レッド「でも……レベル結構上がったし、もうすぐ夜が明けちゃう」

ブルー「それは困るわね……じゃあ、明日レヌール城に殴り込みよ!!」

レッド(殴り込み……)

ブルー「今日は宿屋に帰って寝ましょう!」




朝              コケコッコー

レッド(朝……)

レッド(昨日遅くまで戦ってたからまだ眠い)

レッド(もう寝て、夜に備えようかな……あ)

レッド(そうだ、お金も貯まったし装備買おう)

レッド(……まだひのきのぼうだし)



~店~

レッド(困った)

レッド(所持金が微妙。最高の武器か最高の防具かそこそこ両方か)

レッド(どうしよう)

下2

ここでお知らせです。しばらく書ける時間が安定しないのでシステム?を変えます。
安価出して、来たら書いて書いて安価出して時間が過ぎて書けるようになったら書いて…って感じ。
暇になったとき覗くともしかしたら続き書いてあるみたいな感じ。
このままフェードアウトは多分絶対しません。お知らせ終わり。

レッド(最高の武器……何が売ってるかな)


~武器屋~

店員「いらっしゃい! 何が欲しい?」

レッド「一番攻撃力が強い武器、下さい……」

店員「ここで一番強いのは……ブーメランだよ。全体攻撃が出来るんだ」

レッド(今の攻撃力で全体攻撃……最強)

レッド「それ買います……えっと、お金」

店員「はいはい、五百ゴールドだよ」

レッド「……女の子が使える攻撃力が高いのは」

店員「イバラの鞭かねえ。これは三百ゴールド」

レッド「お金……」

店員「毎度ありー。これ、品物ね」

レッド「ありがとうございます……」

レッド(六才の子供が武器買ってるのをおかしく思わないのかな……)

レッド(買うものは買ったし、回復はホイミで大丈夫だろうし)

レッド(これで夜、お城に行ける……よね)

レッド(じゃあ、宿屋に戻ろう……)


~宿屋~

ブルー「あら、レッド! 夜に備えてもう寝る?」

レッド「そうする……」

ブルー「わかったわ。夜遅くなったら起こしにいくわね」

レッド「うん……おやすみ」




ブルー「レッド……起きて、レッド」

レッド「……おはよう」

ブルー「おはよう! って言っても夜だけどね。じゃあ、レヌール城に殴り込みよ!」

レッド「うん……あ、お姉ちゃん」

ブルー「なあに?」

レッド「これ……武器」

ブルー「まぁ、イバラの鞭! ありがとうレッド! これでバンバン敵をやっつけるわ!」

レッド(頼もしすぎる……)

ブルー「さあ、レヌール城へ出発よ! ここからずーっと北にあるわ!」

レッド「わかった……」



~フィールド~

レッド「北……えっと、あっち」

ブルー「陸続きの道があったわね。そっちにしましょ!」

レッド「うん……」



レッド「……あ、あのお城?」

ブルー「そうみたいね。行くわよ!」

レッド「うん……」


~レヌール城 外~

レッド「ボロボロ……」

ブルー「そりゃそうよ。綺麗だったら幽霊なんて出ないでしょ?」

レッド「……確かに」

ブルー「さ、入りましょ……あら?」グッ

ブルー「正面の扉、錆び付いてて開かないわ。思いっきり押しても開かないの」

レッド「お姉ちゃんでも……?」

ブルー「ええ。これも幽霊の仕業かしら……他の道を探しましょ」

レッド「うん……」


レッド「……あ」

ブルー「入り口あった?」

レッド「あの梯子……使えそう」

ブルー「あら、本当だわ。よーし、入るわよ!」

レッド「うん……」


~レヌール城~

レッド「入れた……」

ブルー「結構あっさりね。このままさっさと幽霊を退治しちゃいましょ」

レッド「うん……あれ」

ブルー「どうしたの?」

レッド「……入ってきたところ、閉まってる」

ブルー「と、閉じ込められちゃった、って事ね……まあ、さっさと退治しちゃえば大丈夫よ!」

レッド「うん……」

レッド「……これ、何だろ」

ブルー「それは棺桶っていって、死んだ人が入るのよ」

レッド「……中に誰もいませんよ?」ギィ

ブルー「……多分、インテリアなのよ。ほら、さっさと行きましょ!」

レッド「うん……」

骸骨「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」スッ ガシッ

ブルー「っ……きゃああああああああああああああ!!」

レッド(SEかな……うわっ、しかも暗くなった。これはSEだ)

レッド「ねぇ、お姉ちゃん……あれ」

レッド(先行っちゃったのかな……?)



レッド「お姉ちゃん……」

レッド(ここにもいない……いつの間に進んだんだろ)

レッド(早く追い付かなきゃ……)

鎧「」カタッ

レッド「……?」

レッド(動いた気がするけど……お姉ちゃんと会ってから調べよう)


~屋上~

レッド「外……あれ」

墓「」ガタガタ

レッド「……?」タッタッ

レッド(何て書いてあるんだろ……ブルーの…………何?)

レッド(動いてるし石を退けてみよう)グイッ

ブルー「ぷはぁー! 助かったわ! もう、レッドったら遅いじゃない!」

レッド「……ここにいるなんて、気づかなかった」

ブルー「まぁいいわ。助けてくれたから許してあげる! さ、行きましょ!」

レッド「うん……」

レッド(あの石像……どうしよう。調べてみるべきかな?)

下2

レッド「……お姉ちゃん、ちょっと来て」

ブルー「なあに?」


鎧「……」

レッド(あ、石像じゃなかった鎧だ)

ブルー「これがどうかしたの?」

レッド「動いた気がしたから……殴ってみようと思って」

ブルー「そうだったの。私に任せなさいっ、どりゃあ!」バキッ

鎧「ぐふぅっ! ゴーストに言われて、ここの見張りをしてただけ、なのに……」バタッ

レッド(喋った……)

ブルー「ゴースト? じゃあこれは敵の罠だったのね。レッド、よく見つけたわ!!」

レッド「えへへ……」


レッド(お城っぽい所に来た……)

ブルー「ここは図書室だったのかしら?」

レッド「本、いっぱい……お姉ちゃん、読める?」

ブルー「……どの本もボロボロで読めないわ。ええ、ボロボロだから読めないのよ!」

レッド「そっか……あれ」

ブルー「どうしたの?」

レッド「あの人……」

女王「」スッ

レッド「あ……消えた」

ブルー「幽霊かしら? でも悪い人には見えなかったわね……」

レッド「何処かに階段とか……あれ」

ブルー「ん? あら、こんな所に階段あったかしら?」

レッド「無かった、と思う……」

ブルー「不思議な事が起こるわね。油断せずに行きましょっ!」

レッド「おー……」


レッド「……ここ、何だろ」

ブルー「ここは……ベッドがあるから寝室ね」

レッド「寝室……あ、さっきの人」

女王「私はここの城の女王……しかし、昔魔物に襲われて、城の者はみな死んでしまいました」

女王「しかし、魔物のせいで天国に逝くことが出来ず……終わりの無い舞踏会をさせられているのです」

ブルー「まぁっ……酷いわね、その魔物は!」

女王「お願いです! あの魔物をやっつけて下さい!」

ブルー「当たり前よ! ねぇ、レッド!」

レッド「うん……」



レッド(うんとは言ったけど……どうすりゃいいの)

ブルー「もともと幽霊を退治するつもりだったけど、同じようなものよね」

レッド「……確かに」

ブルー「だから大丈夫よ! さあ、そこの階段を降りましょう!」

レッド「うん……」ザッザッ



レッド「……暗い」

ブルー「真っ暗ね……レッド、私の服の裾を掴んでおきなさい」

レッド「うん……」

レッド(でもこれって明るくなったら違う人だったっていう定番のパターンじゃ……)

ブルー「明るくする方法……これでいいわ。メラ!」ボッ

レッド「あ、明るく……すぐ消えた」

レッド(あと定番のパターンじゃなかった)

ブルー「……メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ!!」ボッボッ

レッド「明るく……熱い」

ブルー「暗いよりはいいわよ! さ、行きましょ!」


王様「たいまつの場所教えるつもりだったのに……」




ブルー「見つけたわよ! 覚悟しなさい!」

レッド「…………」グッ

おやぶんゴースト「えっちょっ来んの早い! ……まぁいい、そこに立て」

レッド「いいえ」

おやぶんゴースト「いいから立て」

レッド「いいえ」

おやぶんゴースト「いいから」

レッド「いいえ」

おやぶんゴースト「お願いします!!」

レッド「……はい」

ブルー「レッドは優しいわねー」

おやぶんゴースト「……はっはっは! 今までのは全て罠だ! 下で骸骨どもに食われてしまえ!」ポチッ

ブルー「きゃあ!? 落とし穴なんて卑怯よーっ!」ヒューン

レッド(さっきお願いしますって言ったときの半泣きも罠だったのかな)ヒューン

トウヤ「ロリがイバラの鞭かー……」

マサキ「マサラ人やで」

トウヤ「やっぱりいいです」

マサキ「にしても結構元に忠実な進み方やな……鎧は可哀想やったけど」

トウヤ「だね。このままクリア出来ればねー」

ファイア「こんにちはー」ガチャッ

マサキ「おお!? な、何で来たんや!」

トウヤ「あ、ファイア。こんにちはー」

ファイア「あ、こんにちは……って、トウヤさん? 何で?」

マサキ「あ、あ……それはやな……」

ファイア「あ、いい。もうわかった」

マサキ「わ、わかったって……何がわかったんや!」

トウヤ「何でそんな推理物の犯人みたいな言い方してるの?」

ファイア「一つ目のヒントは、マサキさんの態度。二つ目のヒントはトウヤさんがここにいること」

ファイア「一つ目からは兄さんが関わっていて、しかも俺に言いにくい事である可能性を示し」

ファイア「二つ目のヒントは兄さんとキョウヘイさんが関わっている可能性……」

ファイア「ごちゃごちゃ言ったけど結局兄さんとキョウヘイさんで機械の実験してんでしょ?」

マサキ「なんでわかったんやあああああああ!!」

トウヤ「だからその推理物の犯人っぽいリアクションは何なの……」

ファイア「で、どーゆー実験なんですかね」

マサキ「かくかくしかじかや。今レヌール城」

ファイア「ふーん……ま、俺も見させてもらおうか」



ブルー「あだっ」ドシン

レッド「っ」ドシン

ブルー「もー、何なのよ……」

レッド「……痛い」

骸骨「来たぞ材料! 味付けだ味付け!」

料理人「出来ない! 私には出来な……ぎゃあああああ!!」

骸骨「いいから! 腹減ってるから早く味付けしろ!!」パッパッ

ブルー「きゃあ!? 何かけたのよ! 髪が傷むでしょーっ!?」

レッド「不味い……」

ブルー「レッド、食べちゃ駄目よ!!」

骸骨「味付け終わり。さて上の奴等に食わせてやるか」キュルキュル

レッド(滑車を使って上のフロアに運ぶんだ……魔物のくせに頭いい)

ブルー「レッド、何か考えてるようだけど感心するところじゃないのよ!」



ブルー「……ここが上のフロアね」

レッド「……」

骸骨「お、旨そうな人間のガキだ!」

骸骨「食っちまえ食っちまえ!」

骸骨「少しぐらい抵抗しても痛くも痒くも……」

ブルー「感じないでしょうね、すぐ私が倒すから!」バシッ

骸骨「」カランコロン

レッド(ブーメランアタック……)ブンッ

骸骨「うげっ」カランコロン

骸骨「うぼあ」カランコロン

骸骨「死ぬ。いや俺死んでた」カランコロン

ブルー「制裁完了! さあ、さっさと私達をこんな目に合わせたアイツの所に行くわよ!」

レッド「うん……」


おやぶんゴースト「」コソコソ

ブルー「あ、逃げようとしてるわよ! 追って追って!」

レッド「……」ダッ


~ベランダ~

おやぶんゴースト「が、骸骨達はお前らを食べ損ねたようだな……でも俺が」

レッド「……」ブンッ

おやぶんゴースト「ぐへえ、ごめんなさい! 許して下さい!」

ブルー「折れるの早いわね……」

おやぶんゴースト「俺達、魔界から追い出されているところが無くて、つい住んじまったんだ!」

おやぶんゴースト「もうこんな事はしないから! 許して下さい!!」

レッド(今日の目的は幽霊退治だし、いなくなれば別にいいんだけど……どうしよう)

下2

レッド「……仲間に」

おやぶんゴースト「いやいやいやいやいや、そこまではいいんですよ。ね?」

レッド「えぇー……」

おやぶんゴースト「ですから、ちょっと見逃していただければ……」

レッド「…………意地悪!」ブンッ

おやぶんゴースト「ぎゃあああああああああああああああ!!」

ブルー「レッドの頼みを断るだなんて。天罰よ天罰っ!」

レッド「……」ムー

女王「ありがとうございました……」フワー

王様「倒してくれたおかげで魂が解放されたようじゃ」フワー

レッド「よかった……」

王様「本当にありがとう。さぁ、逝こうかおまえ……」スゥ

女王「そうね、あなた……」スゥ

レッド(……なんかデジャヴ)

ブルー「あら? ここに宝玉があるわ。お礼かしら! 貰っていきましょ。はい!」

レッド「うん……金色」

ブルー「あら、もうすぐ明るくなっちゃう時間だわ。早く帰りましょ!」タッタッ

レッド「あ、お姉ちゃん、待って……」タッタッ



そうして、レッド達がレヌール城の魔物を倒したという噂は、一晩の内に広まった……



レッド(夜に行ったはずなのに、なんで知ってるの?)




ブルー「お化け退治してきたわよ! さぁ、その猫ちゃんを渡しなさい!!」

子供「マジで行ってくるなんて思わなかった……どうする?」

子供2「仕方ないよな……はい、袋ごと」

レッド「袋……?」

子供「じゃーな!」ダッ

子供2「帰って寝よ」ダッ

ブルー「レッド、猫ちゃんを袋から出してあげて!」

レッド「うん……」クルッ

レッド(猫なら袋を逆さにしてもスタッて出来るはず……)

「いってぇ!」ドシッ

レッド(いってぇ!?)

ブルー「お、大きい猫ちゃん、ね……?」

レッド「猫じゃない……これ、猫じゃない……」

猫?「こ、これとは失礼にゃ……ま、一応命の恩人っすから、お礼言っとくっすよ。あざーす」

レッド「……猫、じゃないの?」

猫?「うーん……多分、猫的にゃ魔物と人のハーフ的にゃあれっすよ。ファンタジーファンタジー」

ブルー「ファンタジーって凄いわね!」

レッド「名前は……?」

猫?「あー、親に付けて貰った訳ではなにゃ前なら覚えてるっす!」

キョウヘイ「キョウヘイっすキョウヘイ! にゃんか人間っぽいっすよね!」

レッド「確かに……あ、その、僕はレッド……です」

ブルー「私はブルーよ! よろしくね!」

キョウヘイ「レッドさんにブルーさん。よろしくっす!」

ブルー「あと、私のお母さん動物アレルギーだからレッドがキョウヘイを飼ってね」

キョウヘイ「あ、飼うだにゃんてそんにゃ。人権もといにゃん権がにゃいっすね」

レッド(にゃん権がにゃい……)

レッド「僕とじゃ……嫌?」

キョウヘイ「そんにゃ訳にゃいじゃにゃいすか! レッドさんには動物を惹き付けるオーラが……」

レッド「……じゃ、これからよろしく」

キョウヘイ「にゃー!」

レッド(こうして猫耳と尻尾と犬歯と爪を持った仲間が増えたのでした。肉球はなかった)

~研究所~

ファイア「ななななんだってー!?」

トウヤ「こういう形で出るの!?」

マサキ「テキトーにカタカタしただけやからワイもびっくりやわ……」

アクロマ「ぬこキョウヘイ君と聞いて!」バッ




キョウヘイ「はっくしゅん! 噂された気がするっす……」

レッド「?」

パパス「レッド。噂は聞いたぞ。よくやったな」

レッド「えへへ……」

ブルー「レッドは猫ちゃんを助けるために頑張ったのよ!」

パパス「ふむ、その猫とは……」

キョウヘイ「俺です。レッドさんのお父上、よろしくおねがいしまーす」

パパス(半分キラーパンサーだな……)モフモフ

キョウヘイ「にゃー、耳もふもふはおやめににゃってー」

レッド(もふもふ……)

パパス「ふむ、家族が増えるな」

ブルー「やったねレッド!」

レッド「?」

キョウヘイ「おいやめろ」

ブルー「そうだ、私の事を忘れないように、このリボンあげる」

レッド(どこかに付いてたっけ、こんなリボン)

ブルー「そうだ! キョウヘイに付けてあげるわね!」

キョウヘイ「首に巻かれると本格的に飼い猫じゃにゃいっすかーやだー」

レッド「いや、だった……?」

キョウヘイ「言葉のあやっす言葉のあや」

パパス「では帰るぞ」

レッド「またね……お姉ちゃん」

ブルー「ええ、またねレッド。また遊びに来てね! キョウヘイもよ!」

キョウヘイ「はーい!」

レッド(サンタローズからアルカパまで近いし……すぐ遊びに来れるよね)

レッド(だから、お姉ちゃんともすぐ会えるはず……)

ブルー「……また、遊びに来てね!」

レッド「うん……!」

キョウヘイ「また来るっす!」

パパス「はっは……仲良しだな。またすぐ連れてきてやるさ」

レッド「やった……」

なるべく元を知らなくてもわかるように頑張ります。
知らない人はふーん、こんなんなんだと思って見てみて下さい。って感じです。



~フィールド~

パパス「お化け退治をしたといっていたが……あまり無理をするんじゃないぞ」

レッド「……はい」

パパス「わかればよいのだ……むっ」

スライム「ぴきー」「ぴきー」「ぴきー」

パパス「レッド! 下がっていなさい!」チャキッ

レッド「大丈夫……」ブンッ

スライム「」「」「」バタッ

レッド「よし……」

キョウヘイ「おー! レッドさん凄いっすー!」

レッド「えへへ……」

パパス(うわっ……俺の息子、強すぎ……?)




~サンタローズ~

パパス「ただいま」

兵士「お帰りなさい!」

レッド「ここが、住んでる所……」

キョウヘイ「へー、にゃんか村って感じっすねー」

レッド「うん、村……」

パパス「さあ、家に帰るぞ」

レッド「うん……」

キョウヘイ「はいっすー」


キョウヘイ「家でかっ!」

レッド(そうなのかな……)

サンチョ「パパス様、坊ちゃん、お帰りなさいませ」

キョウヘイ「坊ちゃん!?」

サンチョ「おや、この子猫は?」

キョウヘイ「俺子猫に見えるんすか!?」

レッド(驚きいっぱい……)

サンチョ「出かけてきてお疲れになったでしょう? お休みになりますか?」

レッド「うん……」

キョウヘイ「俺はどこで寝ればいいっすか? 庭とか?」

レッド「……一緒がいい」

キョウヘイ「え、いいんすか? ペットにあるまじき処遇っすね」

レッド「しょ……?」

キョウヘイ「にゃんでもにゃいっすー」

サンチョ(ほのぼのですなぁ)

パパス(羨ましいぞ、猫め……)

キョウヘイ(一部のオッサンからの視線が痛い)

レッド「?」




レッド「んー……」

キョウヘイ「うー、苦しいっすよー」

レッド「温かい……もふもふ……」

キョウヘイ「だからって抱き枕にしにゃいで下さいっすー」

レッド「……ごめんね」

キョウヘイ「あ、起きたっすか」

パパス「む、起きたかレッド。お父さんは今日調べ物があるのだ」

パパス「だからキョウヘイと村で遊んでいなさい。村の外に出てはいけないよ」

レッド「わかった……」

キョウヘイ「はいっす!」


~外~

レッド「何して遊ぼう……」

1、もふもふ 2、人と話す 3、建物巡り 
下2

レッド「……建物を探検」

キョウヘイ「おー!」


レッド「ここは……井戸」

キョウヘイ「建物にゃんすかこれ……あ、綺麗な石げっちゅー」

レッド「石……?」

キョウヘイ「これっす。いらないかもっすけどあげるっすー」

レッド「ありがと……きれい」


レッド「ここ……教会」

キョウヘイ「なんか神聖で入りにくいっす」

レッド「そう? ……あ、こんにちは……」

青年「こんにちは。君はこの村の子?」

レッド「はい……あの」

青年「僕は旅をしているんだ。それで、強い人がいるって聞いて来たんだけど……」

レッド「お父さん……だと、思います。でも、今お仕事してるから……」

青年「そっか、残念……あ、君は綺麗な宝玉を持っているね」

レッド「これ……?」

青年「少し見せてもらっていいかな……うん、ありがとう。返すね」

レッド「……」

青年「お父さんを大切にね」ニコッ

レッド「……はい」



~教会内~

シスター「レッド、教会の前にまだあのイケメンいた?」

レッド「いけめん……?」

キョウヘイ「いたっすよ。ただあの人の感じだと難しいと思うっすけどね」

シスター「そんなっ、あんなイケメン滅多にいないのにー!」

レッド「……さっきの人の、話?」

キョウヘイ「そうっす。あの人はレッドさんと似てる匂いだったから好きっすー」

レッド「そうなんだ……」


~宿屋~

キョウヘイ「やずや、やずや」

レッド「宿屋……」

おじさん「坊や、ここに悪戯書きがされてるんだが坊やじゃないよな?」

レッド「違う……」

おじさん「だよなあ……なんでだろう」



レッド「宿屋の地下が、酒場……あれ」

キョウヘイ「どうしたんすか?」

レッド「カウンターに、女の子が……」

キョウヘイ「透けてるように見えるんすけど……」

レッド「ねえ……」

女の子「! あ、あたしが見えるの!?」

レッド「うん……」

女の子「よかった! 皆あたしが見えてなかったみたいだったから!」

女の子「あたしの姿が見えるあなたに頼みたい事があるの」

レッド「?」

女の子「ここじゃ落ち着かないわ。そうね、大きい家に地下室があるからそこに来て!」

レッド(僕の家だよね……)



サンチョ「坊ちゃん、まないた知りませんか?」

レッド「知らない……」

キョウヘイ「俺も知らないっすよー」

サンチョ「そうですか……うーん、どこですかねえ……」

レッド「……」ソーッ


~地下室~

レッド「……いた」

女の子「来てくれたのね! よかった、あなただけが頼りなのよ!」

レッド「頼みたい事って……?」

女の子「その前に自己紹介するわ。あたしは妖精のベラ。あなたは?」

レッド「……レッド」

キョウヘイ「ペットそのいち、キョウヘイっす」

ベラ「そう、じゃあレッド、キョウヘイ、詳しくはあたし達の国で聞いて!」

レッド「?」

ベラ「ほら、ここに妖精の国への階段作ったから」

レッド(いつの間に!)

キョウヘイ(妖精の力ってすげー!)




~妖精の国~

ベラ「着いたわ!」

レッド(……湖の上の島って感じ。雪降ってるし湖凍ってるけど)

キョウヘイ「さむっ! 毛皮で若干温いからいいものの!」

レッド「寒いかな……?」

ベラ「寒いわよ、あたし達妖精だって寒いと思うくらいだもの!」

レッド「寒いんだ……」

ベラ「アンタ、どういう体の作りしてんのよ……まあ、ポワン様のところに連れて行くわ」

レッド「?」

ベラ「この国の女王様よ」

キョウヘイ「妖精の国の女王様ねえ……変な着物着たりしてないっすよね?」

ベラ「着てないわよ?」

レッド「黒目が大きかったり……」

ベラ「してないわよ。っていうか何の話なのその着物とか黒目って」

キョウヘイ「フェアリーって言われて浮かんだっす」

レッド「僕も……」

レッド「……女王様、どこ?」

ベラ「そこの木にいるわ」

キョウヘイ「うわ、超大木ー……っていうかこの大木のどこにいるんすか」

ベラ「この木は中がくりぬいてあって、そこに図書室とか教会があるのよ」

レッド「……その木、大丈夫なの?」

キョウヘイ「普通枯れちゃうっすよね?」

ベラ「だってほら、妖精の国だもの」

レッド(それで片付けちゃっていいんだ……)



~大木~

ポワン「二人とも、よくいらっしゃいました」

キョウヘイ「あ、猫扱いされてにゃいっす」

ポワン「あなたは人の心を持っていますからね……」

ベラ「ポワン様、それよりあの事を」

ポワン「わかっておりますよ」

ポワン「妖精の国は世界中の季節を司っているのです」

レッド「そうだったんだ……」

ポワン「そう、この国が冬だと世界のすべてが冬のまま……」

キョウヘイ「それは困っちゃうっすねー」

ポワン「何故この国に春が来ないのか、それは春風のフルートが無いからです」

レッド「?」

ベラ「ポワン様は春風のフルートを吹いて世界に春を告げているのよ」

レッド「知らなかった……」

キョウヘイ「ファンタジーにゃおはにゃしっすね」

ポワン「その春風のフルートはザイルという男の子に盗まれてしまいました」

レッド「……それを取り返せば」

ポワン「ええ、世界に春を告げることができます。やってくれますか?」

レッド「もちろん……です」

キョウヘイ「足手まといににゃらにゃいよう頑張るっすー!」

ポワン「ありがとうございます。ベラ、ついていってあげなさい」

ベラ「はい!」




ベラ「さて、と……これからよろしくね、レッドにキョウヘイ!」

レッド「うん……」

キョウヘイ「はーいっす!」

ベラ「どうする? いきなり行っても装備を整えてもレベル上げでもあたしはいいけど」

キョウヘイ「あ、俺装備にゃにもにゃいっすからにゃにか欲しいっす」

レッド(にゃんにゃんにゃん……)

レッド「お金は……今、ない」

キョウヘイ「じゃあ、レベル上げついでに金稼ぎでもいいっすよ。防御してるっす!」

レッド「うーん……」

1、レベル上げ&金稼ぎ 2、いらない装備を売って新しいのを買う 3、ザイルについて聞き込み
下2

※今夜十時半からフィーブラブイスペシャルです。安価多い予定。

レッド「……聞き込み」

ベラ「なるほど。まぁ相手の事を知っておくのもいいかもね」

キョウヘイ「そこらへんの妖精さん……こう言うとにゃんか電波ゆんゆんっすね」

レッド「ゆんゆん……?」

キョウヘイ「ゆんゆんっ!」

ベラ「やめなさいよ二人とも。可愛いじゃない」



キョウヘイ「聞き込み終わり! にゃい容を纏めると!」

レッド「ザイルは北の氷の館にいる……けど、氷の館は鍵がかかってる」

キョウヘイ「で、その鍵を開けるためにはー?」

レッド「西の洞窟にいるどわーふ? ……に、鍵の開け方を聞く」

ベラ「最初は西に行くべきなのね」

レッド「…………そう?」

ベラ「え?」

レッド「少しの鍵くらいなら……バキッて」

キョウヘイ「やれそうで困るっすねー」

ベラ「何言ってるのよ……まぁ、あたしはレッドのサポートだから好きにすればいいわ」

レッド「うん……」

キョウヘイ「レッドさん俺この石の牙欲しいー!!」ピョンピョン

レッド「…………わ、わかった」

ベラ「ペット思いの飼い主ね……」

とりあえず乙です! 夜が楽しみすぎて挙動不審ですフィー!



~フィールド~

ベラ「で……いきなり北に行くのね」

レッド「うん……でも、その前に」

キョウヘイ「何かするんすか?」

レッド「そこらへんの魔物が……どれくらい強いか、確かめる」

ベラ(この子、戦闘狂なのかしら?)

キョウヘイ「俺も頑張るっすよ!」

一角兎「ぐぁー!」バッ

キョウヘイ「がるるるるるーっ!」ガブッ

一角兎「」バタッ

キョウヘイ「勝った! やった勝った!! レッドさん褒めて褒めて!」

レッド「キョウヘイ凄い……」ナデナデ

キョウヘイ「ふにゃーん、ごろごろごろ」スリスリ

ベラ「完全に猫になってるわね」

キョウヘイ「はっ! 俺、見た目人間に近いのにこれはやばいっす!」

キョウヘイ「にゃんかこう……フィー! って鳴くピンクの魔物に襲われそうっす」

レッド「?」モフモフ

うわあPC止まってやっと書き込めたと思ったらもう始まってた!恥ずかしい•••




~氷の館前~

ベラ「あっという間に着いたわね」

レッド「早すぎ……」

キョウヘイ「いわゆるおとにゃの事情ってやつっすね」

ベラ「それにしても、ポワン様はこの子らをあたしに押し付けて……」

ベラ「あたしが育てろって事なのかしら。子育てってどうやるのよ……」

キョウヘイ「……知ってるっすか? 子猫は一ヶ月一才くらいのペースで育つんすよ」

レッド「へぇ……」

キョウヘイ「で、今俺は八ヶ月……つまりレッドさんより年上にゃんすよ!」

レッド「!!」ガーン

ベラ「キョウヘイは猫じゃなくてベビーパンサーよ」

キョウヘイ「にゃんすかそれ……」




~氷の館~

レッド「……ドア」

ベラ「そうね、どう見てもドアね」

キョウヘイ「結構頑丈そうっすけど……」

レッド「大丈夫……多分」

ベラ「ちなみに、バキッてどうやるの?」

レッド「キック……」

ベラ「キ、キック……出来るわけないじゃない!」

キョウヘイ「でもレッドさんにゃら! レッドさんにゃらやってくれるっす!」

レッド「………………っ!」ブンッ

直下コンマが80以下なら壊れる

レッド「……」ドヤッ

キョウヘイ「フゥー! 流石レッドさん!」

ベラ「と、扉が……レッドって結構凄かったのね」

レッド「えへへ……」

キョウヘイ「さっきのお返しっす」ナデナデ

レッド「ん……なんか、複雑」

ベラ「そりゃそうでしょうね」

レッド(ちなみに大きい順だとベラ、キョウヘイ、僅差で僕……ってなる)

レッド(猫って言っても猫パーツ付いてる人間っぽいし二足歩行だし……)

レッド(仕方無い。うん仕方無い……)

キョウヘイ「やめ時がわからんっす」ナデナデ

ベラ「流石にもういいわよ! さっさと入りましょ」

レッド「うん……」



~氷の館 内部~

レッド「……床が、全部氷」

ベラ「これは滑りそうね……」

キョウヘイ「ちくしょー、俺に肉球があったにゃら」

レッド「ぷにぷにしたい……」

ベラ「そういう話じゃないし、肉球あっても凍傷になるわよ!」

レッド「ツルツル滑って、石にぶつかって止まって……ありがち」

キョウヘイ「あー、よくあるパターンっつーか、こっちが元っすよねー」

ベラ「何の話してるのよ……」

レッド「何でもない……行こう」ツルッ

ベラ「えぇ」ツルッ

キョウヘイ「おーこわ」ツルッ

レッド「…………いたっ」ゴンッ

ベラ「きゃっ」ドンッ

キョウヘイ「へぶっ」ドンッ

レッド「…………危ない」

ベラ「侵入者防ぐにしてもやりすぎよ……」




レッド「はー……はー……」ボロッ

キョウヘイ「あだだ……」ボロッ

ベラ「もー、最悪……」ボロッ

レッド「……壁、痛かった」

キョウヘイ「戦闘よりダメージ受けたっすね……回復回復」モグモグ

ベラ「ドロップした薬草祭りね」モグモグ

レッド「お祭り……?」モグモグ

キョウヘイ「ワショーイ」

レッド「……目の前の、アレがザイルかな」

キョウヘイ「目出し帽にパンツに斧? 兵士さんこっちです」

ベラ「……とりあえず倒してフルートを取り返しましょ」

レッド「……返せ」

ザイル「やだね! 俺のじーちゃんを追い出したポワン様なんて!」

レッド「……」ブンッ

ザイル「ぐはっ」バタッ

ベラ「1ターン!? もっと伸ばしてあげましょうよ!」

レッド「面倒……」

レッド「これでフルートを……」

雪の女王「ふん、やはり子供をけしかけるだけでは駄目か」

ベラ「アンタは、雪の女王!」

キョウヘイ「ありのーままのーふんふふふんふふーん……歌詞わかんねぇっす」

雪の女王「春風のフルートはやらん! 永遠の冬となれ!」

レッド「うるさい……」ブンッ

雪の女王「ぐふっ」バタッ

ベラ「また1ターン!? あたし結構盛り上げたのに!」

レッド「早く取り返したいでしょ……?」

ベラ「そ、そりゃそうだけど……」

レッド「……宝箱、開いた」ガチャッ

はるかぜのフルートをてにいれた!

レッド(何だろ今のナレーション)

ベラ「やったわね、レッド。さぁ、妖精の国に戻るわよ!」

レッド「うん……」

キョウヘイ「俺、魔物にかみつくぐらいしかしてにゃいんすけどねー」




~妖精の国~

ポワン「ありがとうございました、レッド、キョウヘイ。とても助かります」

レッド「どういたしまして……」

キョウヘイ「ましてー」

ポワン「このお礼に、貴方が大きくなったときに困った事があったら手伝いましょう」

ポワン「その時はまた、ここに来て下さいね」

レッド「はい……」

キョウヘイ「はーい」

ベラ「ありがとう、レッド。一緒に戦えて楽しかったわ」

レッド「僕も……あと、補助呪文、助かった」

ベラ「いいのよ! あ、そうだ。これをあげるわ」

レッド「……枝?」

ベラ「今はただの枯れ枝だけど、ポワン様が春風のフルートを吹いたら綺麗な花が咲くのよ!」

レッド「……楽しみ」

ポワン「では……これからフルートを吹きます。それと同時に二人を元の世界へ送りましょう」

ベラ「さよなら。楽しかったわ」

レッド「うん……またね」

キョウヘイ「またいつかー、っす!」

ポワン「…………」ピーピピピピピーピピピピピー




~地下室~

レッド「…………帰ってきたね」

キョウヘイ「そっすねー、あー楽しかった!」

レッド「うん……上、行こう……」


~家~

サンチョ「おや、坊っちゃん、今まで何処にいたんですか!?」

レッド「……ちょっと」

サンチョ「パパス様がラインハットへ行く用事が出来たそうで、坊っちゃんを探してたんですよ」

レッド「……そうだったんだ」

サンチョ「今から行けば間に合うと思いますよ……おや? 綺麗な桜の枝ですね」

レッド「……あ、本当だ」

キョウヘイ「超咲いてるっすー!」

サンチョ「綺麗ですね……部屋に飾っておきましょうか」

レッド「うん……じゃあ、行ってきます」

キョウヘイ「まーす!」

サンチョ「行ってらっしゃいませー」



~外~

レッド「おとーさん……!」

パパス「おお、レッド。今からラインハット行くんだが、一緒に来るか?」

レッド「行く……!」

キョウヘイ「俺も行っていーっすか?」

パパス「ああ、もちろんだ」

キョウヘイ「やったー!」

パパス「ラインハットは近いからそう長い旅にはならない。それとな……」

パパス「この旅が終わったらここに落ち着こうと思っている。これからは沢山遊んでやれるぞ」

レッド「ほ、本当? ……嬉しいっ」

キョウヘイ「素敵な村っすから落ち着きたくにゃるっすよねー」

パパス「ははは、そうなんだ。この村は本当にいい村だからな……さぁ、行くぞ」

レッド「うん……」

キョウヘイ「はい!」




~川~

パパス「この大きい川はラインハットの象徴だそうだ」

レッド「んー……」

パパス「よく見えないか? どれ、肩車してやろう」ヒョイ

レッド「わっ……うわぁ」

パパス「どうだ、綺麗だろう」

レッド「うん……凄い」

キョウヘイ(ほのぼのっすねー)

パパス「さぁ、行くか……ラインハットに行くんだったな」

レッド「……間違えそうになった?」

パパス「一瞬帰ろうとしてしまった。ははは」



~ラインハット~

レッド「……お城、でかっ」

キョウヘイ「ひゃー……おったまげー」

パパス「はっはっは。さぁ、中に入るぞ」

レッド「う、うん……」

キョウヘイ「にゃぞの緊張っすー……」


~城内~

兵士「パパス様ですね、こちらで王様がお待ちかねです!」

王様「ふむ、よく来たパパスよ。少し近くに来なさい。他の者は下がってよし」

パパス「レッド、お父さん達は仕事の話をするからな。お城の探検でもしてきなさい」

レッド「はーい……」

キョウヘイ「はーいっす」


1、人に話を聞く 2、お城探検

下2




~ラインハット~

レッド「……でかっ」

キョウヘイ「どひゃー……でっけー」

パパス「ははは。今からあの城に入るんだぞ」

レッド「う、うん……」

キョウヘイ「にゃんか緊張っすー」


~城内~

兵士「パパス様ですね、こちらで王様がお待ちかねです」

王様「おお、よく来たパパスよ。近くに来い。他のものは下がってよし」

パパス「レッド、お父さんは仕事の話をするから、その間城内を探検させてもらいなさい」

レッド「はーい……」

キョウヘイ「はいっす!」

1、人に話を聞く 2、城内探検 3、セーブ

下2

謎連投ごめんね

レッド「探検……行こう」

キョウヘイ「おー!」


~台所~

レッド「大きい台所……」

キョウヘイ「台所すらも大きいんすねー」

女の子「あら、あなたあの王子の新しい遊び相手ね?」

レッド「?」

女の子「可哀想に……同情するわ」

レッド「……?」

キョウヘイ「小さい女の子が同情するわなんて言う国あるんすね」


~二階~

兵士「ここは女王様とシルバー王子の部屋です」

レッド「女王……四人目」

キョウヘイ「王子っすかー、楽しみっすねー」

~部屋~

女王「おや、お前は? ああ、言わずとも良い。あの王子よりシルバーの方が王に相応しいと思い」

女王「わざわざここに挨拶をしに来た……ほっほっほ! よい心掛けだのう!」

レッド「…………」

キョウヘイ「モンスターペアレンツ……」

レッド「王様、なりたいの?」

シルバー「俺はなりたくないです。兄上がやった方が……」

キョウヘイ「二人いるんすねー、王子って」

レッド「多分、同情された時の王子は、上の方……」

キョウヘイ「そうっすね。こっちはおとにゃしいっすし」



~二階 東側~

レッド「ここにも、部屋……」

キョウヘイ「広そうっすねー」

レッド「お邪魔します……」ガチャッ


~王子の部屋~

???「誰だお前? 勝手に入って来やがって」

レッド「……レッド」

キョウヘイ「にゃーん」

レッド(まさか、猫の真似でやり過ごすつもり……!?)

???「ふーん、レッドか。俺はグリーン! この国の王子だ!」

グリーン「お前とは身分が違うんだぞ身分が! でも子分にならしてやってもいいぞ?」

レッド「いいえ」

キョウヘイ(即答!)

グリーン「はぁ? このグリーン様が子分にしてやるっつってんだぞ?」

レッド「いいえ」

グリーン「へんっ、まあその内お前から子分にして下さいって言いにくるだろうけどな!」

レッド「……黙れよウニ頭が」ボソッ

グリーン「何か言ったか!?」

レッド「いいえ」




~王の間~

レッド「あれ……あの、お父さんは?」

王様「お前はパパスの息子か。パパスには我が息子グリーンの子守りを頼んだ」

レッド(またアイツの所に行かなきゃいけないのか……)

キョウヘイ(レッドさんあーいうの嫌いにゃんすねー)

王様「お前と同じ年の男の子だ。仲良くしてやってくれ」

レッド「……………………はい」

キョウヘイ(返事までの時間最長記録でましたぁ!)


~二階 東~

レッド「……あれ、おとーさん」

パパス「む、レッドか……どうやら私はグリーン王子に嫌われてしまったらしい」

パパス「レッド、代わりに友達になってやってくれ」

レッド「…………わかった」

キョウヘイ「俺は後ろで布被ってにゃーにゃー言ってるっす」

レッド「うー……」


~王子の部屋~

レッド「……」ガチャ

グリーン「ん? またお前か! やっぱり子分にしてもらいに来たのか?」ニヤニヤ

レッド(うわブーメラン投げたい。でも我慢しなきゃ)

レッド(「はい」って言わなきゃいけないんだろうけどただ言うのも癪だな……どうしよう)

下2

レッド「……子分じゃなくてメイドにならなってあげてもいいよ?」ニヤニヤ

グリーン「はぁ!? 何言ってんだよ!!」

レッド「子分って……子供っぽいし」

グリーン「じゃあメイドになれよ!」

レッド「男の子に何言ってるの……? 引く……」

グリーン「このやろー……いいから、あっちの部屋にある宝を取ってこい出来たら合格だ!」

レッド「チッ……はい」

グリーン「舌打ちすんなー!」


~隣の部屋~

レッド「宝箱……見っけ」カパッ

キョウヘイ「空っぽっすね……」

レッド「……騙された」

キョウヘイ「戻るっすよー」


~王子の部屋~

レッド「……あれ、いない」

キョウヘイ「隠れんぼしたかったんすね……猫の嗅覚的に、椅子の下が怪しいっす」

レッド「……隠し階段」

キョウヘイ「凝ってるっすねー」



レッド「……」スタッ

キョウヘイ「にゃーん」スタッ

グリーン「何だ、もう階段見つけちまったのか?」

レッド「……うん」

グリーン「でも宝は見つけてないだろ。なら子分……じゃなくメイドにはしてやれねーな!」

レッド「……」グッ

グリーン「ガッツポーズすんな! ん?」

泥棒「見つけたぞグリーン王子!」ドンッ

レッド「いたっ……」ズサッ

キョウヘイ「にゃ!? レ、レッドさんだいじょーぶっすか!?」

泥棒2「お前を拐えって言われてんだ。悪いな!」ゴスッ

グリーン「ぐふっ……」

泥棒「あとはコイツを運び出すだけだ!」ダッ

レッド「う、うぅ……おとーさんに、知らせないと」

キョウヘイ「そっすね! 多分階段あっちっすー!」ダッ



パパス「何!? それは本当か……!?」

レッド「泥棒っぽいのが、二人……」

パパス「そうか……この事は人に言ってはいけない。騒ぎが大きくなるだけだ」

パパス「お父さんについてきなさい!」ダッ

レッド「あ、ま、待って……!」

キョウヘイ「おとにゃの本気ダッシュはええ!」

レッド「僕達も、外に出なきゃ……」

キョウヘイ「はいっす!」


~ラインハット~

レッド「……あ、新しい敵がいるかもだから……新しい装備」

キョウヘイ「おー、鉄の爪っすねー。引っ掻きダメージが半端にゃいっす」

レッド「よし……行こう」

キョウヘイ「何処にっすか?」

レッド「…………走ってれば、着く!」

キョウヘイ「にゃんという……」




~遺跡~

キョウヘイ「マジで着いた!!」

レッド「大人の事情……乗り込むよ」

キョウヘイ「はいっす!」


レッド「……魔物、多いね」ブンッ

キョウヘイ「そっすね……がうっ!」ジャキッ

レッド「……あ、おとーさん」

キョウヘイ「魔物と戦ってるっすね。相手雑魚ばっかっすけど」

レッド「……早く、追い付こう」

キョウヘイ「おー!」


~小屋~

泥棒「ここでドレイを高く買ってくれるんだと!」

レッド「ドレイ……?」

泥棒2「ん? お前は魔物を連れてるから魔族か。なら話してもいいだろう」

キョウヘイ「がうっ……」

泥棒2「女王に連れ去れって言われたんだが、その後どうしろとは言われて無いんだ」

泥棒「だから折角だしドレイとして売ろうぜって話になったんだ」

レッド「…………行こう」

キョウヘイ「はいっす」




レッド「おとーさん……!」

パパス「ふんっ! む、レッド、来たのか」

キョウヘイ「王子はどこっすか?」

パパス「まだ見つけていない……よし、一緒に探すぞ」

レッド「うん……あれ」ポチッ ゴゴゴ

キョウヘイ「扉発見っすね……」

レッド「……びっくり」

パパス「レッドは勘が良いな。よし、進もう」


~奥~

レッド「いかだ……」

パパス「私が漕ぐ。方向を言ってくれ」

レッド「うん……右、左……もっと左」

キョウヘイ「こえー水こえー」プルプル



レッド「……いた!」

パパス「む、牢屋の鍵がかかっている……むんっ!」バキッ

キョウヘイ(この親にしてこの子有り!!)

レッド(おとーさん凄い……!)

パパス「王子、助けに来ましたぞ」

グリーン「……助けなくていい。俺は城に帰らない方がいいんだ」

グリーン「皆俺よりシルバーの方が優秀って言うし……王だってアイツが継いだ方が、っ!?」

パパス「……貴方は、王が何を考えているかわからないのですか!」

グリーン「…………」

パパス「……レッド、どうやら敵が来たようだ。王子を連れて逃げろ!」

レッド「うん……グリーン、こっち」タッ

グリーン「……」タッ


ドラキー「きききっ」「ききー」「きー!」パタパタ

グリーン「!」

レッド「邪魔……!」ブンッ

ドラキー「」「」バタッ

キョウヘイ「がうっ!」ジャキッ

ドラキー「」バタッ




レッド「もうすぐ出口……っ!?」

グリーン「な、何だ?」

ゲマ「ほっほっほ……逃がしませんよ」

キョウヘイ「っ……がるるるるるる!! レッドさんに近付くにゃー!!」

ゲマ「子猫が騒々しい……」ガスッ

キョウヘイ「ぐっ……ぐるるるるる」

レッド「…………下がって」

グリーン「で、でもよ……」

レッド「…………」

キョウヘイ(負けイベント臭しかしねえっすよ、こいつのラスボス感!)

ゲマ「死なない程度に相手してあげましょう!!」

レッド「…………」

キョウヘイ「がるるるるるるる!!」

グリーン「な、何なんだよっ……!」




キョウヘイ「」

グリーン「」

ゲマ「ほっほっほ……子供にしてはよくやりました。特にお前」ガシッ

レッド「うぐっ……」

パパス「レッド、王子!? お前、何をしたっ!!!」

ゲマ「一番の問題が来ましたね……」

ジャミ「ゲマ様、俺らの手にかかれば楽勝ですよ」

ゴンズ「俺らに任せといて下さいって」

ゲマ「それだけで勝てる相手でない事は知っている……だが、こうすればどうでしょう?」チャキッ

なんと! ゲマはレッドの喉元に死神の鎌をあてがった!

パパス「ひ、卑怯な……!」

レッド「おとーさ……」

ゲマ「さあ、やっておしまい!」

ジャミ「へっへっへ」ゴスッ

ゲマ「やってやるぜ!」バキッ

パパス「…………」

パパスは ただじっと 耐えている!




ゲマ「ほっほ、よくやりましたね」

パパス「はあ……はあ……」

ゲマ「……まだ息がありましたか」

パパス「レッド! 聞いているか! 今まで、お前に言っていなかった事がある!」

パパス「お前の母親は生きている! だから、私の代わりに彼女を探してくれ!!」

レッド(おかーさんが……?)

ゲマ「……死になさい」ボオオッ

パパス「ぬわーーーーーーーーっ!!」

レッド「っ……お、おとーさ、おとーさんっ!!」

ゲマ「ジャミ、ゴンズ、こいつらを連れていきなさい」

ジャミ「この半分キラーパンサーの子は?」

ゲマ「放っておきなさい。そうすれば魔物の心になります」

ゲマ「では行きますよ……はああっ!」シュンッ


キョウヘイ「……う、レッド、さん」

キョウヘイ「レッドさん……? レッドさんっ……」

キョウヘイ「………………」



母は生きている!その言葉も虚しくレッドを待っていたのは奴隷の生活だった
奴隷として働く日々が続き、十年の月日が経った……

第一部  完

マサキ「重いわ!」

トウヤ「うううううー」シクシク

ファイア「トウヤさん泣きすぎですって」

アクロマ「見ていていい気持ちはしませんね……猫キョウヘイ君は可愛いですが」

マサキ「やっぱり5の主人公は苦労しすぎなんやなぁ……」

ファイア「俺は頑張れとしか言えないね……あと」

トウヤ「あと?」

ファイア「十年後、つまり十六才の兄さんがどんなか気になる」

トウヤ「あー……」

マサキ「ま、明日からの第二部に期待やな」

アクロマ「スペシャルは予定通り半から開始予定です。ではしばしさようなら」

エーフィ「エーフィとー!」

ブラッキー「ブラッキーとー!」

イーブイ「イーブイによる!」

エーフィ「どんどんぱふぱふフィーらせようスペシャルー!」

ブラッキー「ブラってもいいよ!」

イーブイ「ブイるって言葉を作ってもいいわよ!」

エーフィ「これから適当に安価出すんで、誰かの名前書いてね。テンプレの中から」

エーフィ「で、名前と一緒にエーフィかブラッキーかイーブイって書いてね」

エーフィ「そしたらいい感じになるからね!」

ブラッキー「エー兄! あやふや過ぎるよ!」

エーフィ「だって僕もよくわかんないんだもん! 早速どーぞ!」

下2

グリーン×レッド エーフィ

初めて安価ゲット!さぁフィーるんだ!

エーフィ「フィー! フィーフィー!」ハアハア

ブラッキー「兄さん強すぎだよー!!」

イーブイ「あたしが一番不利じゃーん!」

エーフィ「あ、ちなみにキャラ一人の名前でもいいっぽいよ」

エーフィ「ではスターフィー!」

ブラッキー「それ違うゲームになるよ!?」



~シロガネ山~

レッド「……緑、何しに来たの」

グリーン「お前の様子見るためにわざわざ来てやったんだ。感謝しろ」

レッド「別に、来なくてもよかった……」

グリーン「うるせえな……お前、連絡してこねえし生きてるか死んでるかわかんねえんだよ」

レッド「…………」

グリーン「心配してやってんだよ」

レッド「……あっそ」

グリーン「そうだ。夕方までここに居座らせてもらうからな」

レッド「何で……」

グリーン「いいだろ別に」

レッド「…………」

グリーン(と言っても暇だな……レッドで遊ぶか)

下2

遊ぶ(意味深)

グリーン「レッド大好きprpr」

レッド「…………は?」

グリーン(うわ……出た、レッドの必殺技「汚物を見る目」だ)

グリーン(完全に引いてるな……きもっとか思ってる絶対)

レッド(何コイツ気持ち悪い引くわ)

グリーン「逃げないとprprしてやるぞ」

レッド「その舌引きちぎってやろうか」

グリーン「申し訳ございません」

レッド(今日の緑はいつも以上に異常……ふふふ、何かしてやろう)

下2

女装ミニスカメイドで「ご主人様だーいすき!」キラキラ

レッド「…………がしっ」

グリーン「ん?」

レッド「…………ぶちっ!」

グリーン「や……やめろよ! お前本当にやりそうでこえぇんだよ!」

レッド「………………」

グリーン「せめてやらないとか言えよ! この野郎やり返してやる!」バッ

レッド「僕が緑なんかに捕まる訳……あ、れっ」グラッ

グリーン「お、おい! 大丈夫か!」ガシッ

レッド「…………うん」

グリーン「お前普段飯食ってねえんじゃねえの? だから倒れそうになるしほそっちいんだよ」

レッド「うるさい……」

グリーン「仕方ねえから今日は俺が飯作ってやるよ! カレーでいいな?」

レッド「うん…………ありがと」ボソッ

グリーン「何か言ったか?」

レッド「死ね」ガスッ

グリーン「いでっ」




エーフィ「フィー! いいよいいよフィーっ!!!」

ブラッキー「くそう! 集え同士達!」

イーブイ「普通のがいい人だっているよ!」

エーフィ「フィー派には届かんさ! さあ次行ってみよう! 名前一人分でいいよ!」

ブラッキー「でもどうしてもこの組み合わせがいいって人は二人分書いてね!」

下2

イーブイ「っしゃおらあああああ!」

エーフィ「チッ」

ブラッキー「一個上! 一個上ならあああああ!!」

イーブイ「はっはぁーんざまぁ! さあ来いよキョウルリ! ヤンデレなんて捨ててかかってこい!」

エーフィ(イーブイテンション高いなぁー)



キョウヘイ「あ、ルリちゃん!」

ルリ「キョウヘイ君……! 遅れてごめんね?」

キョウヘイ「全然いいっすよー。っていうか俺も今来たところっすし」

ルリ「キョウヘイ君は優しいね……」

キョウヘイ「本当の事っすからね? じゃ、早速デート開始!」ギュッ

ルリ「あはは……恥ずかしいけど、嬉しいな」

キョウヘイ「何処か行きたいところあるっすか?」

ルリ「キョウヘイ君が行きたい所でいいよ」

キョウヘイ「うーん……じゃあ」

下2

キョウヘイ「ルリちゃんの心(はあと)……な、なんちゃって」

ルリ「キョウヘイ君可愛い……!」

キョウヘイ「か、可愛いっすか……格好いいがよかったっす」

ルリ「……あのね、キョウヘイ君、私行きたい所が出来たの」

キョウヘイ「え、ど、何処っすか?」

ルリ「そこのピンクのお城」

キョウヘイ「………………アカンアカンアカン!! 色々良くないっすよ!」

ルリ「……そうだ、私が男装してキョウヘイ君が女装すれば気付かれないよ?」

キョウヘイ「い、行くことは前提なんすね……わ、わかったっす」

ルリ「あはは……じゃあ、お洋服選んでくるね」

キョウヘイ「はい……」

ルリ(男装) 下2   キョウヘイ(女装) 下4

ルリ「キョウヘイ君! この服、どうかな……?」

キョウヘイ「ぐはぁっ、短パン可愛い! 可愛い子は何着ても似合うっすね!」

ルリ「あ、ありがとう……何か恥ずかしいね。これ、キョウヘイ君の」

キョウヘイ「……わあ、ピンクでフリフリでかっわいーい。でも何で俺にネグリジェ!?」

ルリ「セクシー感あるから、ね?」

キョウヘイ「俺にセクシー感求めないで!? せっかくルリちゃんが選んでくれたから着るっすけど」


キョウヘイ「……き、着ましたよー」

ルリ「! かっわいーい! 流石キョウヘイ君だね……!」

キョウヘイ「ありがとうルリちゃん。俺はこの格好であそこへ行くと思うと震えが止まらない」

ルリ「あはは、行こう、キョウヘイ君……ううん、キョウ子ちゃん」

キョウ子(俺終わったな……)



イーブイ「ごちそうさまでした!」

エーフィ「よかったね」

ブラッキー「女体化レッドはブラれるよ!」

エーフィ「そろそろラストかな、次行ってみよー!」

下2

ブラッキー「きたこれえええええええええええ!!」

エーフィ「これでノルマクリアだね!」

イーブイ「そうね!」

ブラッキー「よし、でもトウコはむこせ……よしいってみよー!」



トウコ「はーぁ、暇だわ……博士に頼まれる事も無いし、個性も無いし」

トウコ「もう少ししっかりしたキャラ付けをしてほしかったわ」

トウコ「今更何言ったって遅いんだけどねー」ゴロゴロ

ベル「トーウーコ、こんにちはぁ」

トウコ「あら、ベル! どうしたの?」

ベル「またトウコはテレビ見ながらゴロゴロしてるのかなぁって思って」

トウコ「わ、悪かったわね……調査も終わっちゃったんだもの、仕方無いでしょ?」

ベル「私は、トウコのそんなところも好きだよ?」

トウコ「ベル……ありがとーっ! これでまた頑張れるわ!」

ベル「もう、本当の事だよぉ?」

トウコ「うん、ありがとう! それじゃ、また自主調査してくるわ!」

レシラム「モエルーワ」ゴオオ

ベル「あー……行っちゃったぁ。トウコのああいうギャップ、っていうやつ?」

ベル「本当にいいと思うんだけどな……」



ブラッキー「1レス!? まぁありがとうございます!」

エーフィ「フィー来いラスト!」

下2

シルバー×レッド イーブイ

エーフィ「注文承りましたあああああああああ!!」

イーブイ「うーん、まぁいいわ」

ブラッキー「エー兄さっすがー」

エーフィ「最近のお気に入りカルム。レッツゴー!」



~研究所~

カルム「博士、全員集めて何するんですか?」

セレナ「何かお話があるんですの?」

ティエルノ「ダダダダンスしたいんだな」

サナ「今日のセレナも素敵……!」

トロバ「…………」

プラターヌ「皆今日も個性的だねぇ。今日は人間のポケモンの違いについて実験したいんだ」

カルム「実験?」

プラターヌ「ポケモンは♂♀姿が似ていても間違えないが、人間はどうなのか」

プラターヌ「カルムを女装させて実験したら面白いかなーって思ってねー」

カルム「…………はぁ!? 何でボクなんですか!?」

プラターヌ「一番似合いそうだからだよー。さあ女子組、頼んだよ」

セレナ「お任せあれですわ!!」

サナ「面白そう! あたし頑張ります!」

カルム「頑張らないでよ……」

何の服?  下2

セレナ「完成ですわー!」

サナ「きゃー! カルム可愛いー!」

カルム「何で巫女なの……?」

トロバ「日本の神社で女の人が着ている服ですね……似合ってますよ!」

カルム「トロバ、解説ありがとう。でも最後の一言いらない」

セレナ「最高傑作ですわ! ふふん、カルムを可愛くしたのはわたくし!」

カルム「ああそうよかったね」

サナ「こんな巫女さんなら……ごくり。でもあたしにはセレナが!」

カルム「セレナのとこ行って帰ってこないで」

ティエルノ「ダダダンスが、ダンスがしたいんだな」

カルム「外でしてこい」

プラターヌ「いいねーカルム、少し反抗的な態度がそそ……可愛いよー」

カルム「何言おうとしたんですか……?」

プラターヌ「知らない方がいいこともあるのさー。さぁ、町を歩くんだ! カルム!」

カルム「はい……」

トロバ「い、一応つかず離れずで見守ってますから!」

カルム「……ありがとう、トロバ。まともなの君だけ」


~ミアレシティ~

カルム(ああもう、なんでこの街をこの格好で歩かなきゃいけないの?)

カルム(すっごく恥ずかしい……知り合いに会いたくないな)

カルム(今のフラグだったりして……まあ、大丈夫だよね)

誰と(偶然)会う?  下2

おじさん

フラダリ「……」スタスタ

カルム(なんでアイツいるの!? あ、そういやカフェあるんだ! アイツの!)

カルム(でも、こういう時のための巫女服だから! ボクはただの巫女ただの巫女ただの巫女……)

フラダリ「カルム、その格好は?」

カルム(すぐばれた!!)

カルム「……関係無いでしょ。ほっといてくれる?」

フラダリ「それはいわゆる巫女服だな。かなりコスプレ色のある」

カルム「……さっさと消えてよ。不快」

フラダリ「そんな服を着ているという事は……私を誘っているのだなカルム!!」バッ

カルム「わあああっ!? や、やめてよ! そんな訳ないでしょ! ああもう、逃げにくいっ」

フラダリ「そう抵抗されると余計欲しくなるんだ」

カルム(今度おじさんにその手使ってみようかな……じゃなくて!)

カルム「走らなきゃ……うわっ」フラッ

プラターヌ「はいキャッチー」ポフッ

カルム「え、博士……?」

プラターヌ「つかず離れずだからねー」

フラダリ「プラターヌ博士……」

カルム(そういや知り合いだっけ)

プラターヌ「僕のところの子をあんまり苛めないで下さいねー」

フラダリ「恋愛は自由だ。師に止められるものではない」

プラターヌ「うーん、でも本人も迷惑してるじゃないですか?」

カルム「うんうん」

フラダリ「カルムは私より博士の方がいいのか?」

カルム「え、まぁそうだけど」

プラターヌ「本当? 嬉しいなー。このまま連れ去っちゃおうかなー」

カルム「はぁ!? 博士、ふざけないで下さい!」

プラターヌ「という訳で……フラダリさん、さようなら!」ポンッ

ドガース「どがー」モクモク

フラダリ「煙幕……逃げられたか」


~路地裏~

プラターヌ「危なかったねー」

カルム「助けてくれてありがとうございます……」

プラターヌ「んー? まぁ、当然の事だよー。でもお礼にしてほしい事はあるかなー」

カルム「な……何ですか」

下2

プラターヌ「もうちょっとこっち行こうか」

カルム「はぁ……」


プラターヌ「うん、ここなんて丁度いいかな」

カルム「博士、こんな袋小路で何を……」

プラターヌ「やだなぁカルム。わかってるくせに」ドンッ

カルム「ま、まさか………ん、んうぅー!!」

プラターヌ「猿轡もしたことだし……じゃあ、巫女さんいただきまーす」



エーフィ「え!? もう終わり!? まあいいやフィー! その後は確実受信してね!」

レッド「受診もするべきだと思うよ……」

エーフィ「あ」

ブラッキー「あ」

イーブイ「あ」

レッド「……」ニコッ  ガシッ


「「「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」」」

終わり

本編は自然とフィーブラが減ると思うんでちょくちょくこういうのするかもです。終わり。

今日の駄洒落
レッド「正妻を制裁……」

エーフィ「レッドはグリーンの正さぐふっ」バタッ

マサキ「そろそろ第二部始めるでー」

トウヤ「何部構成なの?」

マサキ「元的に……三部だと思うで」

ファイア「育つ環境が違うとどう変わるのか……俺、気になります」

アクロマ「キョウヘイ君は次いつ出ますか?」

マサキ「結構遠いで。多分」

アクロマ「そうですか……」

マサキ「そろそろ始めるでー。えーと……あった、電源オン」ポチッ



~工事現場~

鞭男「さっさと岩を運ばんかっ!! この奴隷がっ!!」

レッド「…………」

鞭男「なんだその反抗的な目はっ!!」ビシッバシッ

レッド「っ…………」

レッド(……下らない)

レッド(こんな建物作って何になるんだか……適当に歩いて働いてるふりしよう)


おじいさん「ぜえ……ぜえ……年寄りにこんな事をさせるなんて……」

レッド「…………」スッ

おじいさん「お、おお……すまんのお……」

レッド「いえ…………」ヒョイッ


レッド「…………」

女「光の国にいれば、いずれ幸せになれるのよ。ほら、お水をどうぞ」

レッド「…………いりません」

女「あら、そう……」


あらくれ「お前、しっかり仕事してんのか!?」

レッド「…………はぁ」

あらくれ「何だその返事は!!」

レッド「…………すいません」



レッド「…………あ」

グリーン「ん? おぉ、レッドか。また脱走の相談か?」

レッド「違う……グリーンがちゃんと仕事してるか見に来ただけ」

グリーン「俺がしっかり仕事すると思うか?」

レッド「思わない……」

グリーン「へっ、わかってんじゃねーか。おっと、こんな話してたらまた鞭で打たれちまう」

レッド「打たれればいい……」

グリーン「ひでーなお前……もっと思いやりを持てよ」

鞭男「時間だ! 部屋に戻って休め!」

グリーン「お、時間だってよ。行こうぜ。俺はここに来てから睡眠が唯一の楽しみでなぁ」

レッド「…………」


マサキ「弟君はパッと見どう思うん?」

ファイア「いつもの兄さんより目付きが悪い。で、辛辣。あと髪伸びてるね」

マサキ「せやな。知らん人は画像検索して欲しいんやけど、元の主人公と同じくらいやな」

トウヤ「あうあうあうううう」シクシク

マサキ「でトウヤは泣きすぎやねん」

トウヤ「レッドがぁー……うぅ、可哀想……」

ファイア「あとグリーンさんが明るいね。他は変わらないかな」

マサキ「このあとどうなるかやなぁ……あ、アクロマは帰ったで」

マサキ「キョウヘイ君が出たら呼んで下さいとか言ってたなぁ……呼ぶの忘れたらごめんなー」



~部屋~

レッド「………………」ムクッ

グリーン「よぉ、起きたか? お前すげえうなされてたぞ。また鞭で打たれる夢みたのか?」

レッド「…………別に」

グリーン「にしても、お前は奴隷になりきれない奴だよなぁ」

レッド「…………嫌なものは嫌」

グリーン「だからってよ……俺を見てみろよ。あれから随分素直になったと思うぞ。はっはっは」

レッド「………………」

グリーン「その冷めた目やめろよ……そんなだから鞭男に気に入られてんだぞ?」

レッド「気に入られて……?」

グリーン「知らねえの? お前が屈しないから鞭で打ちがいがあるとか言われてんぞ」

レッド「えぇ…………」

グリーン「あと奴隷の中にもお前を見てファンになるやつが多いとか。俺には理解できねぇな」

レッド「僕だって理解出来ない……」

グリーン「ここにもっと良いイケメンがいるのにな」

レッド「は?」

グリーン「だからそれやめろって!!」

グリーン「あいつらが呼びに来るまでまだあるからな。俺はここで休んでるぜ」

レッド「わかった……」


おっさん「俺ももうここに来て二十年以上になるな……お前さんは子供の頃に来たんだったな」

レッド「はい……」

おっさん「すっかり大きくなりやがって……もうそんな時間経ったんだなぁ」

レッド「………………」


おばさん「聞いてよアンタ!」

レッド「……?」

おばさん「このマリアちゃん、光の教団に入ってたのに奴隷にされちゃったんだって!」

レッド「…………はぁ」

おばさん「何でも奴隷の子供の庇ったのがばれたんですって。嫌ねぇ……」

マリア「いえ……元々教団にはついていけないところもありましたから」

レッド「…………無理しないで下さい」

マリア「は、はい……」



鞭男「仕事の時間だ! 起きやがれ!!」

おっさん「はいっ」

おやじ「はいはいっ」

グリーン「はーあーいっと」

レッド「…………」

鞭男「お前で最後だぞ! 早く行け!」

レッド(こう言われるとギリギリまで残ってたいタイプ)

鞭男「早く行け!!!」


~兵士詰め所~

兵士「はぁ……妹か奴隷にされてしまった……どうしたものか……」

レッド「…………」

兵士「奴隷のお前に言っても仕方無いか……仕事場に向かえ」

レッド「…………はい」


~仕事場~

おじさん「可哀想に……」ヒソヒソ

おばさん「やだもう……」ヒソヒソ

レッド「…………?」

鞭男「この! 俺の靴を汚しやがって!!」ビシッバシッ

マリア「ご、ごめんなさい……」

レッド「何あれ…………」

グリーン「うおっ、レッドいつの間に来てたんだ? まぁいい。あれ見たか?」

レッド「……うん」

グリーン「……俺はもう見てられねぇ!」バッ

レッド「あ…………もう」バッ


グリーン「てめえら、その人を放しやがれ!!」

鞭男「何だお前らは。この鞭の餌食になりたいか!!」

鞭男「いいだろう、掛かってこい!」

レッド「グリーン……マリアさん連れて逃げて」

グリーン「そんなこと出来るかよ!」

レッド「とりあえずあの人を…………ああ、もういい」

鞭男「何だ?」

レッド「……バギマ」ゴオオッ

鞭男「ぐわあああああああ!!」「ぎゃあああああああ!!」

グリーン「…………十年前から思ってたけどよ。やっぱりお前ってチートだな」

レッド「…………何を今更」




~牢屋~

グリーン「牢屋に入れられちまった。俺何もしてねえのに!」

レッド「放しやがれとか言ってたじゃん……」

グリーン「でも攻撃したのはレッドだろ?」

レッド「僕はグリーンが出てったから……あとうるさかったから」

グリーン「あ、もしかして俺が心配だったのか?」

レッド「は?」

グリーン「もうその目はやめて下さい!」


グリーン「……にしても、やることねえな。時間がゆっくりに感じるぜ。鞭で打たれるよりいいけどな」

レッド「………………あ」

グリーン「ん?」

レッド「牢屋の中の時間は……スローや……」

グリーン「ぶっ……お前、真顔で駄洒落言うのやめろよ」

レッド「ふふ…………ん?」

グリーン「うん? ……扉開いたな。出てみるか」



兵士「……」

マリア「レッド様、グリーン様……」

レッド「朝の兵士さん……?」

グリーン「さ、様!?」

兵士「妹のマリアを助けてくれてありがとう。そこで頼みがあるんだ」

レッド「……?」

兵士「マリアを連れてここから逃げてくれ。頼む」

レッド「いい、ですけど……どうやって?」

兵士「ここに奴隷の死体を流す為の樽がある。ここに入ってくれ。繋げた後ろの樽に荷物を入れた」

レッド「…………」

グリーン「いいんじゃねえか。頼まれても」

レッド「…………じゃあ」

兵士「さあ……入ってくれ」




~海~

レッド「グリーン…………きつい」

グリーン「だ、だっておめえよ! マリアさんにぶつかったら失礼だろ!」

マリア「私の事は気にしなくて大丈夫ですよ?」

グリーン「いや! 逆に気にしなくていいからな!」

レッド「ちょっと、やめて……今酔ってるから」

グリーン「マジかよ!? 大丈夫かお前!」

レッド「だから離れろって言ってる……あ、ホイミしたら治った」

グリーン「マジで!? 魔法で治るもんなのかよ船酔いって!」

マリア「……お二人は面白いですね」

グリーン「そ、そうか? 俺は結構真面目な方だと思うんだけどなぁ」

レッド「は?」

グリーン「三回目だぞ!?」



レッド(あれから三時間。みんな黙った)

レッド(僕はそっちの方がいいけど……グリーンが目で何かを訴えてくる)

レッド(何考えてるかわかるから嫌だ。仕方無いから何か話題提供してやろう)

下2

レッド「興奮すんなよ糞緑」

グリーン「は、はあぁ!? いきなり何だよお前っ!!」

レッド「目で何か言ってきてウザイ……キモい……きしょい……UKK」

グリーン「略すな! そ、それに十年ぶりに外に行けるんだから興奮するだろ!!」

レッド「そういう意味じゃ……むぐっ」

グリーン「だああっ、もう喋るな! お願いだから!」

レッド「むぐ……」

マリア「お二人は仲良しですね……あの、十年ぶりって?」

グリーン「あ、ああ……俺達、小さい頃に連れてこられてな。確かちょうど十年なんだよ」

マリア「まぁ……そんな事が。さぞ辛かったでしょう」

グリーン「まぁ……な。でも、俺以上に辛い人もいるだろうしな」

マリア「……あの、お二人はどのような関係なのですか?」

グリーン「どのような、って……悪友?」

レッド「腐れ縁…………」

グリーン「そんなとこだな。まあ、初めて会った時よりは仲良くなったと思うぜ」

マリア「初めて会った時、どうだったのですか?」

グリーン「……黒歴史なんだけどな。子分にしてやるって俺が言ったら、いいえって即答しやがった」

マリア「まぁ……面白いですね」

グリーン「いやぁ、あの時の俺を殴りたい……」

マリア「それほどなのですか?」

グリーン「あぁ、そりゃもう。なぁレッド……レッド?」

レッド「すー……すー……」

グリーン「寝てやがる……ガキか、ったくよぉ」

マリア「可愛らしいですね」

グリーン「!?」

マリア「なんと言うか……子供のようで。私、子供が好きなんです」

グリーン「あ、ああ……確かに、たまに子供っぽい時あるしなぁ、コイツは」





~海辺の教会~

レッド「…………」パチッ

シスター「あら、目が覚めましたか?」

レッド「……ここは」

シスター「海辺の教会です。樽が流されて来たのです」

レッド「あぁ……えっと、ありがとうございます」

シスター「いえ……あ、洋服がボロボロだったので、服を……」

レッド「あ……本当だ」

シスター「私が着替えさせましたのよ。ぽっ……」

レッド「……?」

シスター「外にお連れ様がいらっしゃいますよ」

レッド(緑か……)



グリーン「お、目ぇ覚めたか?」

レッド「うん……」

グリーン「お前、ここに来てから五日間も寝てたんだぜ。その間に色々あったんだ」

レッド「?」

グリーン「今からマリアがシスターになる為の儀式をするんだってよ。お前も見ようぜ」

レッド「うん……」

レッド(いつの間にか呼び捨てに……何かウザイなぁ)


神父「マリアよ。貴女をこれから我々の仲間と認めましょう。さぁ、祝いの杯を……」

マリア「はい……」


レッド(何か神秘的って感じ)

グリーン「いやー……すげえなぁ」

レッド「うん……」


レッド「……凄かった、ですね」

マリア「レッド様! 気が付かれたのですね! よかった……!」

レッド「ご迷惑を、おかけしました……」

マリア「いえ! 私こそ……あの、私、今も奴隷として働いている人の為にここで祈ろうと決めました」

レッド「…………いいと思います」

マリア「レッド様は、これからどうなされるのですか……?」

レッド「…………母親を探す旅に出ようと、思ってます」

グリーン「俺はやることねーし、それについていこうと思ってるぜ」

マリア「そうなのですか……お二人の旅が順調に進むよう、祈っていますね!」

レッド「ありがとう、ございます……」



~フィールド~

レッド「……準備よし」

グリーン「よし、行くか!」

レッド「…………あ、待って」

グリーン「出鼻挫かれたぜ……何だ?」

レッド「髪……このリボンで結んで」

グリーン「ん? ……これ、どう見ても女物なんだが」

レッド「昔、幼馴染のお姉ちゃんに貰ったやつ……」

グリーン「かぁー、女々しいなぁおい。まぁいいや、やってやるよ……よし、出来た」

レッド「ありがと…………何? じろじろ見て」

グリーン「いや……それするとお前、女みたいだぞ」

レッド「え……そう?」

グリーン「あとはもうちょっと髪を気にすれば完璧なんだけどなー」

レッド「…………」

グリーン「いや、世間的に見てだからな!? 俺がその方がいいって訳じゃねえぞ!」

レッド「…………はぁ、もういいや。行こう」

グリーン「おう。確かすぐ北西に大きい町があるんだったな」



~オラクルベリー~

グリーン「お、おお……すげえでかい町だな」

レッド「う、うん……久しぶりに見た」

グリーン「だな……しかもあれ、カジノだぞ」

レッド「……かじの?」

グリーン「知らねえのか? 確かスロットとか闘技場とかあるんだったか……」

レッド「……ふうん」

グリーン「興味無さそうだな……俺はすっげえ興味あるけどな!!」

レッド「こんな明るい内から賭け事……?」

グリーン「うっ……い、いいだろ別に」

レッド「…………」

1、カジノへ 2、武器防具 3、面白い店がないか探す 4、とりあえず歩き回ろう

下2

レッド「何か面白い店がないか……探す」

グリーン「あー、確かにこんだけ広いと何かありそうだな」

レッド「……行こう」

グリーン「おう」


レッド「……早速、地下への階段発見」

グリーン「店……なのか? これ」

レッド「さぁ……まぁ、入ってみよう」

グリーン「怪しそうだな……」

~モンスターじいさんの家~

レッド「あの……」

モンスターじいさん「む? ……むむむ!?」

レッド「!?」

モンスターじいさん「お主、最近の若者にしては珍しい純粋な心の持ち主じゃな」

レッド「え……?」

グリーン「そうか?」

モンスターじいさん「お主なら出来る! そう、モンスターを仲間にすることが!」

レッド「!」ガタッ

モンスターじいさん「まずは馬車を手に入れるのだ!」

レッド「はいっ……!」

グリーン「マジかよ……」


~外~

グリーン「マジでやんのか?」

レッド「うん……でも、馬車って」

グリーン「そう売ってるもんじゃねえだろ……ま、それは後で考えるとして店探し再開だ」

レッド「うん……」



兵士「うーむ……」

レッド「あの……どうしたんですか」

兵士「このオラクル屋という店に面白い物が売っているらしいが、夜にしかやっていないそうなのだ」

レッド「夜だけ……」

グリーン「夜になってから出直すか」

レッド「うん……」



レッド「…………」トコトコ

グリーン「……あ、わかったぞ」

レッド「何が……?」

グリーン「お前、雰囲気変えるの得意なんだな」

レッド「……?」

グリーン「たまに男前にもなるしたまに男の娘風になるし……すぐ変わるんだよ。相手によって」

レッド「ふうん……?」

グリーン「お前、普段目付き悪いから男前に見えんだよ。少し意識して直してみろ」

レッド「うーん……」

グリーン「おー、やっぱりだ。こうだと可愛いな」

レッド「………………」

グリーン「引くな!」



レッド「こんにちは……」

占い婆「おや、占ってもらいに来たのかえ?」

レッド「占い……?」

占い婆「そうじゃ。わしは普段から占いをしておる。お前は男前じゃからタダで占ってやろう」

グリーン「ずりぃな……」

占い婆「うむ……世界に闇が近付いているのが見えるぞ。また何かあったら来なさい」


~外~

レッド「あれが、占い……」

グリーン「占いなんてしなくても、大体の人が気付いてると思うけどな」

レッド「しー……」


レッド「……これくらい、かな」

グリーン「だな。どうするか?」

レッド「とりあえず、夜になるまで外でレベル上げ……」

グリーン「おう」



レッド「夜……お店、行こう」

グリーン「なぁ……カジノ」

レッド「後で……」


~オラクル屋~

レッド「こんばんは……」

店員「おや、お客さん。良いときに来たね。良い品物が入ったんだよ」

レッド「……?」

店員「馬車(馬付き)がたったの三千ゴールド……」

レッド「!?」

店員「……のところを、たったの三百ゴールド!」

レッド「! か、買います……!」

店員「毎度あり!」

レッド「やった……!」

グリーン「よかったな。魔物を仲間に、か……十年前もやってたな」

レッド「え……気づいてたの?」

グリーン「あれでどうやったら猫に見えんだよ。最後の方喋ってたし」

レッド「あー……」



レッド「……カジノ、行く?」

グリーン「おっしゃ! 待ってました!」

レッド「もう……」


~カジノ~

レッド「……眩しい」

グリーン「だな……ここまで明るいのしばらく無かったからなぁ」

レッド「うん……」

グリーン「……よし、慣れた! さっそく見て回ろうぜ!」

レッド「うん…………ん?」ピタッ

グリーン「どうした?」

レッド「あ、あれ……」

グリーン「うん? ……メタルキングの剣? 強そうだな」

レッド「欲しい……!」

グリーン「はぁ!? あれコイン五万枚だぞ!? 無理に決まってるだろ!!」

レッド「やだっ……欲しい、絶対欲しい!」

グリーン「ガキみたいな事言うなよ……でも、確かに今の武器より断然強いんだろうな」

レッド「お、お願い……っ」ウルウル

グリーン「わ、わかったから! お前わかっててやってるだろ!」

レッド「……?」

グリーン「天然かよ!! まぁいい、今ある金全部コインに変えていいから、絶対稼げよ!」

レッド「う、うん……!」



何枚稼げた?  下2

おはこんばんにちわ あなたのSSに影響されて僕も作り始めました
もしかしたら設定かぶったりするかもしれないです
レッド「安価でポケモンマスターになる」パート1ですアドバイスください
このssが面白すぎて1日3回更新されてないか見てます
40スレ目指してください お願いします 頑張ってください
あとできたらギルって名前のカモネギを入れてください

    しんちゃんベイビー4914-4167-1520
僕のフレコーですよかったら友達になってください
       ファイト

レッド「…………どうだ」キリッ

グリーン「ここでキリッとするなよ……ちょっと待ってろ、計算するから」


レッド「…………はっ、寝てた」

グリーン「寝んな。とりあえず途中までしかやってねえけど一兆は越えたな」

レッド「じゃあ……!」

グリーン「おう、あの剣が貰える。よかったな」

レッド「うん……!」


~交換所~

バニー「何と交換しますか?」

レッド「あの剣で……!」

バニー「かしこまりましたー」

レッド「やった……!」ブンッブンッ

グリーン「危ないから振り回すな!!」

レッド「……あと、念のため世界樹の葉十個」

バニー「五千コイン……余裕ですね、ありがとうございまーす」

グリーン「世界樹の葉って何だ?」

レッド「死んだ人を生き返らせる……って、お父さんが話してくれた」

グリーン「ふーん、やっぱりパパスさんって物知りだったんだな」

レッド「うん…………」

グリーン「これで攻撃面はもう無敵だな」

レッド「……あと、何かやりたい?」

グリーン「おう。まだ全部見れてねえしな」

レッド「あと……」

1、ダンスを見る 2、スライム競技場 3、双六 4、モンスター闘技場

下2(複数可)

>>689 初めてSS速報に来た方へっていうスレは見たかな?見てなければすぐ見てみよう。



グリーン「ダンス! 俺ダンス見たい!!」

レッド「はぁ……」

グリーン「ため息つくなよ……一応健全な男子なんだから気になるだろ」

レッド「そうなの……?」

グリーン「そうなのってお前……奴隷の日々で悟りでも開いたか?」

レッド「そうかもね……行くんなら行けば」

グリーン「おう」


踊り子「はぁーい皆さん! 楽しんでいってねー!」

グリーン「ヒューヒュー!」

レッド「…………マリアさん」ボソッ

グリーン「よし、行くかレッド」

レッド「もういいの……?」

グリーン「おう。もう一生見なくても大丈夫だ」

レッド「ふっ……」

レッド「じゃあ、先に……」

グリーン「おい、こんな夜中に進むのか? 今日は宿に泊まろうぜ」

レッド「……それでも、宿代無いから」

グリーン「あー……そういやコインで使ったんだったな。よし、稼ぎに行くか」

レッド「うん……切れ味も試したいし」チャキッ

グリーン「構えるな構えるな」



~フィールド~

レッド「何かいないかな……」

スライムナイト「どりゃっ!」バッ

レッド「!」ジャキッ

スライムナイト「」バタッ

グリーン「うわあ……瞬殺だな」

レッド「えへへ……ん?」

スライムナイト「……」ジー

なんとスライムナイトが起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている!

レッド「……!」

グリーン「初だな……つーかこういう感じなのか」

レッド「仲間に……なりたいの?」

スライムナイト「その剣の振り方がとても美しい! 弟子にして下さい!」

グリーン「弟子!?」

レッド「……わかった」

グリーン「いいのかお前はそれで!」

スライムナイト「ありがとうございます!」

レッド「仲間になるから……名前をつけよう。騎士だから……ピエール」

グリーン「フランス人かよ!」

ピエール「師匠に名前をつけてもらえるなんて……有り難き幸せっ!!」

グリーン「何なんだよこいつら!」



~宿屋~

店員「一晩二十ゴールドですが、よろしいですか?」

レッド「はい……」

店員「二号室です。鍵をどうぞ」

グリーン「おう。よし、行くぞ」

レッド「うん……」

ピエール「はい!」

グリーン(つーか何で魔物がいるのに停まれるんだよ……)



~部屋~

グリーン「はー、寝るか」

レッド「……緑、グリンガムの鞭、本当にいいの?」

グリーン「おう。鞭にはトラウマがあるしな……」

レッド「あ……そっか」

グリーン「おう。じゃあ寝るぜ。おやすみー」

レッド「おやすみ……」

ピエール「師匠! 夜の見張りは任せて下さい!」

レッド「……大丈夫だから、寝てていいよ。僕は教会に行くから」

ピエール「はいっ!」


~教会~

神父「セーブしています……」

レッド(なんでメタ発言してるんだろ……)


セーブが 終わりました。
このまま 電源を お切り下さい。

マサキ「一旦電源切るでー。ゲームは一日三時間!」

ファイア「多くないですかそれ」

トウヤ「三時間以上やってるよね」

マサキ「う、うるさいわ! ええねん! で、どうやった?」

トウヤ「レッドが楽しそうでよかったと思うよ」

ファイア「兄さんは相変わらずチートだと思った」

トウヤ「……あ、あとレッドの雰囲気がコロコロ変わって見てて面白かった」

マサキ「レッドを男前で安定させるか可愛いで安定させるか悩みどころやな」

マサキ「まぁ、続きはまたあとで。さいならー」

マサキ「ちょっとだけ進めるでー」

ファイア「そうだ、もうかっこ可愛いでいいや(思考放棄)」

トウヤ「うんうん、レッドはかっこ可愛いいい子だよ」

マサキ「親かってツッコミしたいわー。でもワイツッコマンやないねん。ごめんなー」

マサキ「電源ボタンポチッとな」

ファイア「てーんてててんてんてーんどぅーんどぅーんどぅーんだぁーん」

トウヤ「てーてててってってーてれれーてれれーてれれーてれれー」

マサキ「てってれってってってってってー……何で口で言ってんねん! あ、ツッコんでもうた!」



グリーン「レッド、おーいレッドー?」

レッド「うーん……」

グリーン「朝だぞ、起きろ。早く出るとか言って無かったか?」

レッド「……言ったっけ」

グリーン「言ってなくても出るんじゃねえの?」

レッド「あぅ……ピエール、起こして」

ピエール「はい!」

グリーン「お前……それ弟子にさせる事じゃねーだろ!?」

レッド「いいもん……ね」

ピエール「はい! 師匠がお望みとあらば!!」

グリーン「うわー、引くわー……」


レッド「……身支度終わり。緑、結んで」

グリーン「おう……よし、出来た」

レッド「ありがと……何? また見て」

グリーン「いや、昨日風呂行ったときちゃんと手入れしたんだなーと……サラサラだからな」

レッド「触るな……」

グリーン「あ、あとよ……俺未だに服がこれだから何か買ってくれよ」

レッド「あー……そう、だね。買ってから出よう……」

グリーン「さんきゅーな」



~防具屋~

グリーン「お前的に服は服屋じゃなく防具屋で買うんだな……」

レッド「……違うの?」

グリーン「俺は専属デザイナーっつーのがいたぞ?」

レッド「黙ってろボンボン!」カッ

グリーン「えっこれ普通じゃねーの!?」


レッド「……装備完了」

グリーン「やっと奴隷服じゃなくなったぜ……」

レッド「あ、そうだ……ピエールも、この剣と同じの……欲しい?」

ピエール「いえ、私は身分相応な物でいいです!」

レッド「じゃあ……銅の剣しかないけど」

ピエール「有り難き幸せ!」

グリーン「やっぱおかしいよなぁこの主従関係」

レッド「次行くのは……地図」ゴソゴソ

グリーン「お前のその地図便利だよな」

レッド「うん、子供の頃から使ってる……あ、サンタローズ」

グリーン「知ってるところなのか?」

レッド「うん……小さい頃、少しだけ、住んでた……どうなってるかな」

グリーン「ふーん、楽しみだな」



~フィールド~

レッド「……」ザクッ

敵「」「」「」「」「」バタッ

レッド「……順調」

グリーン「相変わらずチートだなお前……何でダメージ三桁与えてるんだよ」

レッド「さぁ……」

グリーン「さぁってお前……俺戦闘でいるかねぇ」

ピエール「いや、グリーン殿のチェーン捌きもなかなかのものでした」

グリーン「お、そうか? 魔物に言われるのも複雑だが嬉しいな」

レッド「もうすぐ、サンタローズ……の、はず」

グリーン「え、そうなのか? 町っぽい雰囲気はしねぇけど」

レッド「……前も小さい村だったけど、おかしい」

レッド「…………っ」ダッ

グリーン「あ、待て!」


~荒れた村(サンタローズ)~

レッド「………………っ!?」

グリーン「な……何だ、これ」

レッド(どの家も焼き払われて……人がいない)

ピエール「師匠、ここにお墓が……」

レッド「…………こんなに」

グリーン「…………」

レッド「……僕の、家。行ってみよう」



レッド「…………やっぱり、焼かれてる」

グリーン「……でかかったみたいだな。この家」

レッド「うん……僕と、お父さんと、お手伝いさん? ……で住んでた」

グリーン「ふーん……そうか」

レッド「……あ、地下室、残ってる」

グリーン「へぇ、行ってみるか?」

レッド「うん……」


~地下室~

レッド「……変わってない」

グリーン「地下室に思い出なんてあんのか?」

レッド「うん……緑が信じないような事をしたり……あ」

グリーン「うん? これは桜の枝か。こんなに立派なの珍しいな。レッド。これは……レッド!?」

レッド「あ…………」ポロポロ

グリーン「な、何泣いてんだよ! そんなに懐かしかったのか!?」

レッド「う、う…………これが、ここにあるなんて……」グスッ

グリーン「泣くなって、ほら!」

レッド「…………うん。これは、しまっておく」

グリーン「そうしろ。大切にとっとけよ」



~教会~

シスター「この村は、昔はそれなりに栄え、皆が幸せに暮らしていました」

シスター「しかし、ある日……パパスさんがグリーン王子誘拐の疑いをかけられました」

レッド「え……」

シスター「この村に来たラインハット兵により、人は殺され、家は焼かれ……うぅっ」

グリーン「……………………」

レッド「…………あの、覚えてませんか」

シスター「え…………?」

レッド「僕……レッド、です。パパスの息子の……」

シスター「あ、あぁ……! よく、よく無事でいました、レッド……!」

レッド「……ここにいてくれて、ありがとうございます」

シスター「私は……この地を守っていくつもりですから」

レッド「…………」



マサキ「…………重いわ!!」

トウヤ「あうううううー」

マサキ「トウヤこれで泣くの何回目やねん!」

ファイア「これは重い……例えるとハガネール二匹分?」

マサキ「そのマサラ例えが理解出来んわ!」

ファイア「というツッコミが冴えわたる中、大して進んでませんがここまでです」

ファイア「うん……重いけど、ゲームなら大体ハッピーエンドになるっしょ。大丈夫大丈夫」

ファイア「それじゃあ皆さんさようならー」

マサキ「そろそろ再開するでー」

ファイア「へーい」

トウヤ「はーい」

マサキ「昨日何処まで行ったんやっけ……そうそう、サンタローズや」

マサキ「再開しましょうポチッとな!」ポチッ



レッド「あ、ここ……」

グリーン「何だ?」

レッド「昔、おじいさんに止められて行けなかった……あ」

おじいさん「お、お主はレッドか……大きくなって」

レッド「久しぶりです……」

おじいさん「そうじゃ……この洞窟の奥にパパス殿がよく行っていた場所がある。行ってみなさい」

レッド「はい……」

グリーン「洞窟か……イメージに合うな」



~洞窟~

レッド「……涼しい」

グリーン「川があるんだな……どっから水が出てんだこれ」

ピエール「こういう暗くて涼しい所は魔物にとっても良い場所ですな」

レッド「そうなんだ……」

グリーン「あ、階段あったぞ」


~最下層~

レッド「……ここだけ、雰囲気違う」

グリーン「生活感あるな……パパスさんの秘密基地か?」

レッド「奥に何か……手紙?」


レッド(……内容は、お父さんが自分の死を予感していたこと)

レッド(お母さんが魔界にいること、天空の装備と勇者を見付けてほしいということ)

レッド(で、その天空の装備の一つ、天空の剣が……)

グリーン「なんだこの剣、地面に突き刺さって抜けねーぞ!?」

レッド「貸して……う、ん……っ!」ジャキッ

グリーン「おお、ごつい! 流石伝説の装備……ん、レッド?」

レッド「はぁ、はぁ……重い、装備出来ない……」ゴトッ

グリーン「そうか……俺、レッドならいけんじゃねーかって思ったんだけどな」

レッド「……僕は勇者になれないみたい」

グリーン「この広い世界から見つけるなんて難しいだろうな……」




~外~

レッド「……じゃあ、行こう」

グリーン「おう……つっても、行くあてはあるのか?」

レッド「うん……このリボンをくれた子が……隣町に、いたはず」

グリーン「そうなのか。お前の幼馴染みのねーちゃんか、見てみてぇなー」

レッド「…………」

グリーン「ん、どうした?」

レッド「寄り道……っていうか、一旦引き返しても、いいんだけど」

どうする?

1、先へ進む 2、オラクルベリーでピエールに剣をあげよう 
3、マリアさんに会いに行く 4、うろうろして魔物を仲間にすよ

下2(1以外は複数可)

レッド「少しうろうろします……」

グリーン「レベル上げか? まぁいいけどよ」

ピエール「了解しました師匠!」ビシッ



レッド「…………」ジャキン

エビルアップル「」バタッ

グリーン「はー……いつみてもお前ヤバいな。ダメージもうすぐ四桁だぞ」

レッド「気合いが入ってればね……ん?」

エビルアップル「……」ムクッ

なんと、エビルアップルが起き上がり仲間になりたそうにこちらを見ている!

グリーン(このキモいっつーか怖いのも仲間にするのか?)

レッド「仲間になりたいの……?」

エビルアップル「ぼくは人間の様に賢く強く生きたい……その為の勉強をさせてほしい」

レッド「なるほど…………いいよ」

グリーン「いいのかよ!?」

レッド「名前、は……アップルだから、アプール」

グリーン「単純だな!」

アプール「名前嬉しい……ありがとう先生」

グリーン「先生て! 早速おかしくなった!」

レッド「よろしくね……」

レッド「じゃあ、次の町……行く」

グリーン「おう。なんて名前の町なんだ?」

レッド「アルカパ……」

グリーン「アルパカ?」

レッド「アルカパだって……」



~アルカパ~

グリーン「ふーん、そこそこの町だな」

レッド「懐かしい……」

グリーン「で、幼馴染みは?」

レッド「前は、そこの宿屋をやってた……今は、どうだろ」


~宿屋~

おばさん「ブルー? そんな子は知らないよ。私達は七年前にダンカンさんからここを買い取ったんだ」

レッド「七年……」

グリーン「結構前だな」

おばさん「それより、泊まっていかないかい? 今なら二回泊まると記念品が貰えるよ」

グリーン「へえ、記念品か」

レッド「……いらないけど、今日は疲れたから、泊まろう」

グリーン「おう」




~深夜~

グリーン「…………」

レッド「……?」

グリーン「あ、わりぃ。起こしたか?」

レッド「別に……」

グリーン「そうか……なぁ、レッド」

レッド「?」

グリーン「俺、ラインハットに行こうと思う」

レッド「…………そう」

グリーン「おう。おやすみ」

レッド「おやすみ……」



レッド「う、ん……」ムクッ

グリーン「お、起きたか」

ピエール「おはようございます師匠!」

アプール「先生おはよう……」

レッド「おはよ……今日はどうする」

グリーン「昨日さ、二回泊まったら記念品っつってただろ? だから泊まろうぜ」

レッド「うーん……まぁ、いいけど」

グリーン「おっしゃ、さんきゅーな」

レッド(何処で時間潰そう……)

1、レヌール城 2、酒場 3、金稼ぎ
下2

レッド「そういえば……ここには、酒場があった気がする」

グリーン「マジで!?」

レッド「うん……子供の頃行って、怒られた」

グリーン「それって六才ぐらいの事だろ……そりゃ怒られるわ」



~酒場~

バニー「あら、かっこいいお兄さんじゃないの。ゆっくりしてってね」

レッド「どうも……」

グリーン「……お、おい。あのバニーさん、なんか年とってないか?」コソコソ

レッド「十年前からあの格好だった……」

グリーン「あぁ……十年か。時間って残酷だな」

レッド「うん……」

バニー「本当、お兄さん達カッコいいわね。奢るから飲んでって」

レッド「どうも……」

グリーン「っつーかお前酒飲めたっけか?」

レッド「飲んだことない……」

グリーン「だよなぁ。試しに飲んでみるのも面白いかもな」



マサキ「今日はこんくらいにしとくかー」

ファイア「眠くなってきた」

トウヤ「僕もー……少しだけどね」

マサキ「画面じっと見るのも疲れるからな。寝てていいで。ワイも寝る!」バタッ

トウヤ「おやす……ぐぅ」

ファイア「全員寝やがった。えー、魔物チョイスは好みです。終わり」

ファイア「これでいーかな……よし、おやすみー」

マサキ「あー……大分寝てもーた」

トウヤ「ぐー……」

マサキ「ほらトウヤ、そろそろ起きんと」

トウヤ「うーん……うん、おはよー……」

マサキ「おはよーさん。ん、そいやファイアは?」

ファイア「あ、二人とも起きましたー?」

マサキ「おう、何しとんの?」

ファイア「寝て起きたらお腹が空くんじゃと思いましてね、軽食を作ってましたよ、と……どうぞ」

トウヤ「あ、サンドイッチだー。具は?」

ファイア「ハムとチーズとレタスの組み合わせオンリーですが?」

マサキ「ハムチタス派かいな」

トウヤ「ハムチタス!?」

ファイア「いただきまーす」モグモグ

マサキ「サンドイッチなら食いながらやれるな。よしスイッチオン」モグモグ

トウヤ「あ、美味しい」モグモグ



グリーン「……お前酒弱いな」

レッド「飲んだこと無かったし……お父さんも飲んでなかったし……」

グリーン「だからって一杯でそんななるかぁ?」

レッド「なるときはなる……黙ってろ糞緑が」

グリーン「悪い酔い方してんぞお前!」

ピエール「人間の酒と言うものはまっこと面白いですなぁ!!」

アプール「」ゴクゴクゴクゴクゴクゴク

グリーン「こいつの弟子と生徒はこんなんだし……大丈夫かこれ」

レッド「うー…………」

酔っぱらい「そこのねえちゃん、ちょっとうちに来ねえかぁ?」

レッド「…………僕?」

酔っぱらい「そうそう」

グリーン(やべえなぁ。俺の予想当たってたらあのオッサン斬られて死ぬぞ)

グリーン(でもああいうオッサンなら別に……いや一応人の命だしな)

1、ほっとく 2、レッドを庇う(ふり) 3、魔物(仲間)をけしかける
下2

グリーン「おいお前ら。レッドが襲われてるから助けてやれよ」

ピエール「なんと!?」

アプール「先生が……」

酔っぱらい「ほら、頼むよー」

レッド「………………」チャキッ

ピエール「師匠をから離れろおおおおお!!」バッ

アプール「ぐおおおおおっ!!」バッ

酔っぱらい「ひっ、魔物だあああ!」ダッ

レッド「……ありがと」ナデナデ

ピエール「師匠の安全のためですから!」

アプール「先生が無事でよかった……」

グリーン「指示したのは俺なんだけどな……」

グリーン「おいレッド、寝るなら宿屋で寝るぞ」

レッド「あー……うん……」

ピエール「楽しかったです!」

アプール「美味しかった……」

レッド「じゃ、また、来ようか……」

グリーン「また来るとしてもお前は飲むなよ……あ、お会計しねーと」

バニー「二人ともイケメンだからタダでいいわよっ」

グリーン「マジで? バニーさんは男を見る目があるなぁ!」

レッド「………………」



~宿屋~

グリーン「あー、飲みすぎたかな……」

レッド「………………」

グリーン「……寝ねえの?」

レッド「寝る……」

グリーン「なら目ぇ閉じろよ……おい、目開けたまま寝るなって!!」

レッド「………………わかった」

グリーン「起きてたのかよ!」

ピエール「ぐーぐー」

アプール「ぐー……」





レッド「うーん……」ムクッ

ピエール「師匠! おはようございます!」ブンッブンッ

アプール「先生おはよう……」

レッド「おはよ……あれ、グリーンは……」

グリーン「ぐー……」

レッド「…………起きろ」ペシッ

グリーン「あだっ……ああ、朝か」

レッド「今日は、起きるの遅かったね……」

グリーン「あー……酒飲んだからか? すぐ支度するから待ってろ」

レッド「うん……」




~宿屋 カウンター内~

おばさん「お客さんは確か二回泊まったね。はい記念品」

レッド「ありがとうございます……」

おばさん「アルカパの有名なぶどうの匂いがする安眠枕よ」

レッド「枕……」

グリーン「宿屋っぽいな……」


~外~

レッド「枕……ふわふわ」ポフッ

グリーン「よかったな……レッド?」

レッド「はっ……寝てた」

グリーン「そんなにかよ!?」

レッド「眠くなる……これ、危険」



~フィールド~

グリーン「ラインハットに行くんだったな」

レッド「うん……えっと、地図……」ゴソゴソ

グリーン「その袋って色々入ってるのによく破れねえな」

レッド「丈夫……あ、あった」

レッド「ここから、サンタローズより、更に東……川を挟んでる」

グリーン「あー、確かその川にトンネルがあって通れるんだったな」

レッド「門番さんいたけど……大丈夫かな」

グリーン「ま、行けばなんとかなるだろ」

レッド「……そうだね」

ピエール「お城ですか! 楽しみです!」

アプール「お城……学者とかいそう」ワクワク

グリーン(学者……いたようないなかったような)




~川~

門番「止まれ! ここは大后様の許可が無いと通すことは出来ない!」

レッド「…………」

グリーン「そんな堅いこと言うなよジョン。つーかお前兵士になったんだな」

門番「だ、誰だお前は!」

グリーン「忘れたか? いつも背中に蛙入れてやってただろ」

門番「…………グリーン王子!?」

レッド(なんという覚えられ方だ……)

門番「よかった、生きておられたのですね! あれからラインハットは……うう」

グリーン「言わなくていい。お前が国の悪口を言うとアレだろ。通してくれるよな?」

門番「もちろん! お連れ様もどうぞ!」



~川~

グリーン「トンネルの中ってあんなだったんだな。初めて通ったぜ」

ピエール「声が響きましたね!」

アプール「反響……」

グリーン「難しい言葉知ってるな……レッド、さっきから静かだな」

レッド「……あっち、川が見られる」

グリーン「行くか?」

レッド「うん……」


レッド「………………」

グリーン「……ここがどうかしたのか?」

レッド「ここで……お父さんが肩車してくれた」

レッド「お父さん……言ってた。この旅が終わったら、沢山遊んでくれるって」

レッド「………………なのにっ」ギリッ

グリーン「あーもうわかった。わかったから言うな。思い出したくないだろ」

レッド「…………行こう」

グリーン「おう。ここからすぐだったな」

~現実~

マサキ「重いわー……」

トウヤ「うううううううー」

ファイア「俺も父親ネタには弱いなぁ……」



~ラインハット~

ピエール「大きいお城ですね!」

アプール「凄い大きい……」

グリーン「……昔はもっと綺麗だったんだけどな」

レッド「……あの」

女「お、お願いです、恵んでください……食べるものがないんです……」

レッド「……どうぞ」

女「ありがとうございます! ありがとうございます!」

グリーン「…………」


~城内~

兵士「大后様の許可が出てない者は入れないよう指示されているのだ!」

グリーン「王様じゃなくて大后様かよ……大丈夫かアイツ」




~外~

レッド「どうしよう……中に入れない」

グリーン「中に入らねえとどうしようもねぇな……確かどっかに秘密の入り口があったんだが」

レッド「……思い出せ」

グリーン「うーん……城の周りの水路が関係してたような……」

レッド「……行ってみよう」


レッド「いかだ発見……」

グリーン「ラッキーだな。だけど外から見てそれっぽいのは無かったんだよな……」

レッド「うーん……」

アプール「先生先生」

レッド「何?」

アプール「外から見えない影とかにあるんじゃと思ったよ」

レッド「外から見えない……橋の下とか、かな……行ってみよ」ギーコギーコ


レッド「あった……」

グリーン「マジかよ、すげえな」

レッド「アプール、ありがとう……」ナデナデ

アプール「えへへ」

グリーン「でも、中は行き止まりだぞ?」

レッド「…………」ポチッ

グリーン「うおっ、壁が開いた! 流石レッドは目ざといな!」

レッド「………………」

~通路~

グリーン「ここは確か王家が逃げるために作った道だ……そこから侵入するはめになるとはな」

レッド「……あ」

おじいさん「だ、誰かいるのか……わしは大后様に逆らったからと八年前からこの牢に入れられた」

グリーン「そうだ、地下牢も兼ねてたんだったっけ」

おじいさん「あの大后のせいでこの国はめちゃくちゃだ……」

レッド「……」


レッド「……あれ?」

グリーン「ん?」

大后「人か!? わ、わらわを出してたもれ!」

レッド「あれ……?」

グリーン「どういう事だ? 地下牢にいるなんてよ……」

大后「今の大后は偽物なのじゃ! グリーンを拐わせたのはわらわだが……」

大后「今はどうしてあんな馬鹿な事をしたのか悔やんでいる!」

レッド「……」チラッ

グリーン「……今の国民を苦しめてる大后は偽物ってマジかよ。でも、コイツも」

レッド「……行こう」クイッ

グリーン「あ、おう」



~中庭~

グリーン「ここに繋がってたのか……ん?」

犬「わんわん!」

レッド「可愛い……」スッ

犬「がううううっ!」ガブッ

レッド「いたっ……!?」

ピエール「師匠になんて事をーっ!」ジャキッ

犬「」バタッ

グリーン「ん? これ犬の皮被ったキッズドラゴンじゃねえか! レッド、大丈夫か?」

レッド「…………ホイミしたからいいもん」

グリーン「拗ねんな拗ねんな。ほら、中に入るぞ」



~台所~

女の人「貴方、新しく入ったお手伝いさん?」

レッド「…………はい」

女の人「そう。なら大后様には逆らわないことね。そうすれば安全よ」

グリーン「そう言われるほどの王家ってやだな……」

レッド(この人、十年前同情するわって言ってきた人っぽいな……)


~王の間~

大臣「今シルバー王はお疲れなのだ。あまり話しかけるでない」

シルバー「………………はぁ」

レッド(本当に疲れてる……)

グリーン(ストレス溜め込みすぎだろ……)

レッド「あの……」

シルバー「大臣に聞かなかったか……? 私は今誰とも話したくない……」

グリーン「……ですが王様。子分は親分の言うことを聞くものですぞ」

レッド(こいつ自分の弟も子分にしてたの……?)

シルバー「……っ!? だ、大臣、私はこの者達と話がある! 少し下がっていろ!」

大臣「は、はっ!」

シルバー「兄上! 生きていたんですね!」

グリーン「おう! そう簡単にくたばるグリーン様じゃねえよ」

レッド「何言ってんの……」

グリーン「あ、こいつは十年間一緒に色々してしたレッドだ。正直こいつに結構助けられたな」

シルバー「そうだったんですか……レッドさん、本当にありがとうございます!」

レッド「いえ……それより、今の話を」

グリーン「あ、そうだ。地下で…………」


シルバー「……今の母上が偽物? 確かに、少しおかしい行動が目立っていましたが」

レッド(少し……?)

シルバー「私はここにいないといけない為調べられません。お願いしていいですか?」

レッド「もちろん……です」

グリーン「よし、まずどーすりゃいいんだ?」

シルバー「この鍵で開けられる部屋に、偽物を見破る宝の本があったはずです。お願いします」

レッド「はい……」



~部屋~

レッド「本……これかな」スッ

グリーン「どれ?」

レッド「……要約すると、旅の扉の先に、本当の事を写し出す鏡がある、塔がある」

グリーン「うん」

レッド「その塔は神様が建てた塔で、心が美しい乙女じゃないと入り口が開かない……って感じ」

グリーン「はー、心が美しい乙女ねえ……俺ら二人はアウトだな」

レッド「グリーンは心が汚いから……」ウンウン

グリーン「乙女じゃねえからだよ! 頷くな!!」

グリーン「はぁ……もういい、さっさと旅の扉行ってみようぜ」

レッド「うん……」



グリーン「これか」

レッド「うん……」

グリーン「泉にしか見えねえけど、飛び込んだらどっかに移動してんのかね……」

レッド「……行くよ」

グリーン「お、おう!」




~森~

レッド「……」スタッ

グリーン「うおっ……マジで移動した」

レッド「……あれ? パトリシア?」

パトリシア「ひひん?」

グリーン「馬車の馬そんなカッコいい名前だったのか!?」

レッド「一緒に来てたっけ……」

パトリシア「ひひーん」

アプール「気付いたらここにいた、だって……」

ピエール「不思議ですなぁ」

グリーン「不思議の一言で片付けていいのかよ……」


~フィールド~

グリーン「ここ何処だ?」

レッド「そんな遠くない……海辺の教会の南」

グリーン「ふーん、世界の裏側まで来るかと思ってたけど違うんだな」

レッド「で……塔が、多分あれ」

グリーン「うおっ、高いな」

ピエール「首が痛くなりますよ」

アプール「ぼくは首ないから……」

レッド「でも……開かないんだよね」

グリーン「そうなんだよな……どうするか」

レッド「……あ」

レッド(シスターさんなら開けられるかな? 心が綺麗そうだし)

レッド「よし……行こう」

グリーン「お、おう……ってどっちに向かってんだ!?」



~海辺の教会~

グリーン「お前、ここに何しに……」

レッド「黙ってろ」

グリーン「…………はい」


レッド「こんにちは……」

シスター「あら、レッドさん。どうされましたか?」

レッド「実は………………」


シスター「まぁ……心の綺麗な乙女、ですか」

レッド「誰かいませんか……?」

マリア「あの! それ、私に行かせて下さい!」

グリーン「マ、マリア!」

シスター「……何故です? 魔物も出るし危険になりますよ」

マリア「それでもです……今の私が、神に認められるか知りたいのです」

シスター「……よろしいですか?」

レッド「僕は、いいです……」

グリーン「俺も勿論だ!!」

レッド(うぜえ……)

マリア「よかった……! 私、レッド様とグリーン様のお役に立てるよう頑張ります!」



マリア「よ、よろしくお願いします!」ペコッ

レッド「よろしく……」

グリーン「よろしくな! 魔物が出るかもしれないけど多分大丈夫だ!」

ピエール「私はレッド師匠の弟子であるピエールです! よろしくお願いします!」

アプール「アプール。レッド先生の生徒。よろしくお願いします……」

マリア「まぁ……こんなに可愛らしい子がいるのですね。レッド様はお強いのですか?」

ピエール「そりゃあもう! 敵をいつも一発で仕留めているのですよ!」

マリア「まぁ……凄いです! グリーンさんは?」

アプール「先生ほどじゃないけど……そこそこ強い」

グリーン「何だそこそこって……でも、マリアを守れるほどには強いぜ!」

マリア「そうなのですか?」

レッド「……本人はボロボロになるだろうけどね」

グリーン「なっ、そ、そんなことねーよっ!」

レッド「…………」

マリア「ふふふ」

グリーン「は、ははは……」

レッド(緑がうざい。何か嫌がらせしてやる。何してやろうか)

下2

レッド「グリーン、ちょっと来て。マリアさんはちょっと待ってて」

グリーン「お、おう」

マリア「? はい」



レッド「…………」ピタッ

グリーン「何だ? せっかく話してたの、にっ!?」

レッド「お前は本当に調子がいいな国では沢山の人が飢餓に苦しんでいるというのにお前は女性と仲良く話していてお前に人の心はないのかっていうか普通に他人がいちゃついてるの見るだけでものすごく苛つくのによりによってどうしてお前がいちゃついているのを見せられなきゃいけないのやるならやるで僕がいないときにやって本当にそういうのストレス溜まるから」グググ

グリーン「痛い痛い痛い! わかった! わかったからやめろ!!」

レッド「…………」パッ

グリーン「あんな長い文を息継ぎ無しで言えるお前は何なんだよ……普段喋らねえくせに」



マサキ「やっぱりリア充爆発しろスタイルでいくんやな」

ファイア「まあ兄さんですしおすし」

トウヤ「大分長いこと喋ってたねぇ」

マサキ「せやな。とうとうレッドもヤンデレ長文のスキルを取得したんやな」

ファイア「俺的には取得してほしく無かったですけどね」

マサキ「一旦ここで切るでー。多分夜はや……」ボソボソ

トウヤ「後半の大事なところが聞こえないよ……」

ファイア「それでは皆さんさよーなラリアット」



キョウルリ描けたよー
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5319990.jpg.html

>>782 ルリちゃんかわいい

今日はお休みで。アプール可愛いよアプール。



~列車~

キョウヘイ「ふー、セーフセーフ」

帽子の女性「これから旅行ですか?」

キョウヘイ「あ、いやちょうど帰るところなんすよ」

帽子の女性「そうだったんですか……ここでは何をしたんですか?」

キョウヘイ「色んな酒場回って色んな人と仲良くなったり、あとボートとか乗ったっす」

帽子の女性「ボートですか?」

キョウヘイ「ええ。その船頭さんが女性で、珍しいですねーって話したりしました」

帽子の女性「確かに女性は珍しいですね……」

キョウヘイ「そうそう……あ、そろそろ降りなきゃいけないんで! さよなら!」

帽子の女性「ええ。さよなら」



帽子の女性「……」スッ

ルリ「…………………………」



っていうヤンデレ万歳な夢を見ました。

マサキ「残念なお知らせが届いたでー」

トウヤ「え、何?」

マサキ「アクロマな、来れなくなったんやて。だから録画版送ることにしたで」

ファイア「録画とか出来るんですかこれ」

マサキ「ちょちょいのちょいやで。で、代わりに誰か行かせるって言ってたんやけど」

メイ「呼ばれてないけどにゃにゃにゃにゃーん! メイちゃんとーじょーだよ!」バンッ

トウヤ「わ、びっくりしたぁ」

メイ「糞兄の代わりに来ましたよぉっ! 何だっけ、ドラクエでしたっけー?」

マサキ「せやで。まぁ時間が許す限り見てってなー」

メイ「ふぁーい!」

ファイア「初めまして」

メイ「はろー! レッドの弟君だよね! キョウヘイにきーたにょ!」

ファイア「テンション高いですな」

メイ「もちのロン! 元気が取り柄のメイちゃんだもん! スイッチオン!」ポチッ

マサキ「スイッチ押すのはワイにやらせてやー!」



レッド「…………出発」

グリーン「おう!」

マリア「は、はいっ!」


~フィールド~

レッド「塔に着くまでは……馬車に乗ってて下さい」

マリア「私の足じゃ追い付けませんし……そうさせてもらいます」

グリーン「塔まではそこまでかからねえよな」

レッド「……日が落ちる前には、着く」

グリーン「それなら外で強い魔物に襲われる心配はないな」

レッド「うん……」

グリーン「さーて……行くか」

ピエール「わくわくして来ました!」

アプール「塔入るの初めて……」

レッド「……こういうダンジョンは初めてなんだ」

ピエール「初めてだからといって師匠の足を引っ張ったりはしません!」

アプール「ぼくも……」




~塔~

レッド「…………たかっ」

グリーン「真下から見るとすげえな……」

レッド「……上まで行けるかな」

グリーン「ま、大丈夫だろ。いけるいける」

レッド「うん……あ、扉」

マリア「わ、私が……やってみます」スッ

マリアは 天に向かって 祈り始めた!

レッド「…………!」ギィ

グリーン「おおっ、すげえ! 流石マリア!」

マリア「よかったです……緊張しました」

レッド「中……入るよ」

グリーン「おう。ここからが本番だな」


~塔 内部~

レッド「…………庭?」

グリーン「遠目から見ても綺麗だな。石像もあるし」

マリア「あれは女神像ですよ」

グリーン「女神か……なかなか美人だな」

レッド「馬鹿…………あ」

パパス「」スウッ

女性「」スウッ

レッド「っ! き、消えた…………」

マリア「今のは人、ですか……この塔は神が作った塔といいますから、人の記憶が宿るのでしょうか」

グリーン「…………今の、見たよな」

レッド「うん…………」

グリーン「これは、神が作ったっていうのも馬鹿に出来なくなってきたぜ……」



レッド「階段……見っけ」

ピエール「大きい階段ですね!」

アプール「一マス分だけど……」

レッド「しーっ」


グリーン「二階か……」

レッド「マリアさん……着いてきてる?」

マリア「は、はい……大丈夫です!」

グリーン「疲れてねえか? この塔、魔物が多いしな。もう今日は休むか?」

レッド「もう、日が沈んだし……塔の中なら、一晩は」

マリア「いえ! お二人の足手まといにはなりません!」

グリーン「つってもなぁ……」

レッド「…………マリアさんが疲れて無くても、僕が疲れた」

グリーン「ん?」

マリア「レッドさん……?」

レッド「……決定。僕が疲れたから、今日はもう休む。ピエール、テント。アプールは薪」

ピエール「はい!」

アプール「わかった……」タッ

マリア「え…………?」

グリーン「ああ……ま、コイツなりの優しさだな。多分」



ピエール「師匠、テント準備出来ました!」

レッド「ありがと……マリアさん。テントで寝てて」

マリア「あの、お二人はまだ眠らないのですか?」

レッド「外で作戦会議したら、寝ます……先、どうぞ」

マリア「では、お言葉に甘えます……お二人も、早くいらして下さい」

グリーン「おう」

アプール「薪集めた……」

レッド「ありがとう……グリーン、メラ」

グリーン「魔物と同列にすんなよ……」ボオッ

レッド「これで、魔物も寄ってこない……よね」

グリーン「大体の魔物は火を恐れるからな。大丈夫だろ」

レッド「じゃ……ピエールとアプールには、交代交代で見張り、頼んでいい?」

ピエール「お任せ下さい!」ピシッ

アプール「頑張る……」

レッド「ありがとう……」

グリーン「お前は魔物の扱いが上手いな……魔物使い、ってやつか」

レッド「……まぁ、そうかな」

グリーン「すっげえ慕ってるしな……カリスマがあんのかね」

レッド「……仲間が増えるのは嬉しいから」

グリーン「その内魔物ぞろぞろ引き連れたパーティになりそうだな」

レッド「うん……今も、若干そうだけど」

グリーン「そういや、今日はあのテントで寝んのか?」

レッド「……緑バカ? お前とマリアさんを同じテントに入れられる訳ない」

グリーン「な、何でだよ……まさか、お前もマリアを!?」

レッド「は?」

グリーン「あ、違うのか……じゃ何でだよ」

レッド「自分の下半身に聞け」

グリーン「……な、ななななななに言ってんだよお前!!!」

レッド「うるさい……魔物集まってくる」キーン



~現実~

マサキ「レッドもジョークかます年になったんやな……」

ファイア「少なくともあと三年は必要なんですか」

トウヤ「レッドったら……何処でそんなの覚えてきたんだろ!」

メイ「こーゆー感じで突っ込んで行くにょ?」

ファイア「見ながら感想言うだけですかね」

マサキ「まさか奴隷生活で何かあったんか!?」

エーフィ「もしかして薄い本が出来る内容の事が!?」ハアハア

ファイア「……」ベシッ

エーフィ「あいたっ」

復活やったー!



ファイア「やったー」

マサキ「要領増やす作業やったらしいで。あーだこーだして」

トウヤ「んー……ニホンゴムズカシデース」

ファイア「なぜ急に片言になるんですか」

メイ「んー、ファブリーズデース」

ファイア「除霊に最適ファブリーズ、是非お買い求め下さい」

マサキ「何言ってんねん……再開するでーポチッとなー」



グリーン「じゃあ今日は何処で寝るんだよ」

レッド「ここ……文句ある?」

グリーン「無いです。うん、仕方無いよな」

レッド「見張りは二匹がしてくれてるし……襲われてもすぐ起きれば勝てる」

グリーン「まあそうだな……あー、疲れた」

レッド「…………何か作ろうか」

グリーン「マジで? っつーかお前料理出来んの?」

レッド「さぁ……今までにやった事は無いけど…………」

グリーン「マジかよ……でも俺も料理出来ねーからなぁ」

レッド「とりあえず焼けば何とかなる……」

グリーン「……まぁ、少し前はそんなんだったしな。多分何だって食える」

レッド「よし……頑張る」


何を作ったか(味も) 下2   



レッド「…………出来た」

グリーン「おお、旨そう……でも食ってみるまでわかんねえな」ソーッ

レッド「…………失礼」

グリーン「いやわかんねえもん……よし、いただきます!」パクッ

レッド「…………ど、どう」

グリーン「……旨い、めっちゃくちゃ旨い! すげえぞ!!」

レッド「そう…………よかった」

グリーン「いやー、旨い。これはマリアにもとっといておかないと可哀想だ」

レッド「じゃ、とっとこう……」

グリーン「……お前さ、小さい頃の約束覚えてるか?」

レッド「え? ……ああ、メイドになら……とか言ったね……」

グリーン「マジで俺のメイドになんねえか?」ガシッ

レッド「なるわけないでしょ……」ベシッ

グリーン「だよなー……うーん、惜しいぜ」モグモグ

レッド(確かに美味しい……っていうかこのジャガイモとか何処にあったんだろ)モグモグ



グリーン「ふー、御馳走様!」

レッド「お粗末でした……紙皿だから燃やしといて」

グリーン「お前片付け面倒だったのかよ……」ボオッ

レッド「……ピエール、アプール」

ピエール「はい!」

アプール「先生、何?」

レッド「ご飯……はい」

ピエール「有り難き幸せ!」

アプール「ありがとう先生……」

レッド「どういたしまして……僕達、寝るからね」

ピエール「はい! 見張りはお任せ下さい!!」

アプール「おやすみなさい」

レッド「おやすみ……よし、寝よう」

グリーン「おう」





レッド「ふあぁ……」

ピエール「お目覚めですか師匠!」

レッド「う、ん……ピエール、あの、これ」

ピエール「枕が無いと寝苦しいかと思いまして、スライムの方を置いておきました!」

スライムの方「ちっす」

レッド「あ、ありがと……」

ピエール「いえ! 弟子として当然の事です! とう!」ピョン

スライムの方「」ボヨン

ピエール「では見張りを再開してきます!」ボヨンボヨン

レッド「…………」


レッド(気をとりなおして)

レッド(マリアさんは寝てるだろうし、グリーンはここでぐーすか寝てる)

レッド(二匹はしっかり見張りしてくれてるみたい)

レッド(だが僕は暇です)

レッド(なんかしよう)

下2

レッド(よし、寝起きドッキリしよう)

レッド(何故かワクワクしてくる。何しようかなー)

レッド(……クラッカーは持ってきてないし、パイもない)

レッド(何か簡単に出来るドッキリは……あ、あった)

レッド(魔法が使えるんだから、それ使ってドッキリやればいいんだ。多分死なないでしょ)

レッド(何の呪文使おうかな……うーん、バギでいいかな)

レッド(※バギはかぜおこしみたいなものです)

レッド(あれ、今僕何考えてたんだろ……まぁいいや、そぉい!)ゴオッ

グリーン「う……うおおおっ!? 何だ!?」ガバッ

レッド「………………」ニヤニヤ

グリーン「お前かぁぁ!! めっちゃビックリしたぞ!! 敵かと思ったわ!!」

レッド「ごめんごめん……はい回復」

グリーン「おう……」

マリア「ふあぁ……おはようございます……お二人ともお早いですね……」

グリーン「いやー、ははは! いつ敵が来るかわからないですからね!」

レッド(もっかいバギしてやりたい……もーいいや)

レッド「マリアさん……朝ごはん、カレーです」

マリア「すみません、ありがとうございます……」モグモグ

マリア「!! す、凄く美味しいですっ!」

レッド「ありがとうございます……」

マリア「凄いです、こんな美味しいカレー初めて食べました!」

グリーン「だよな、うんうん」

レッド「…………」

マリア「レッドさんは素敵なお嫁さんになりますね!」

レッド(えっ?)

マリア「あ、す、すみません、そんな雰囲気だったので……」

レッド「準備完了……」

グリーン「鏡取りに行くぞー」

レッド「ピエール、アプール、行くよ……」

ピエール「はい!」

アプール「はーい」


レッド「……凄い」

グリーン「うおっ、でかい穴だな……塔の真ん中にこんなでかい穴作る必要あったのか?」

マリア「これも試練でしょうか?」

グリーン「なんつー試練だ……神様は人が下に落ちて死ぬとか思わなかったのかね」

レッド「落ちても平気だよ……」

マリア「そ、そうなんですか……旅人って凄いのですね」

グリーン「いや、うーん……まぁそうだな」

レッド「落ちないように進もう……」




~最上階~

レッド「…………あ、鏡」

グリーン「お、あったな……って、通路が途中で途切れてんじゃねーか!」

マリア「これは……神の試練なのでしょうか」

ピエール「ジャンプしても届きそうにないです!」

アプール「落ちちゃう……」

レッド「…………」ジャキン

グリーン「お、おい。剣取り出してどうしたんだよ」

レッド「…………」コンコン

グリーン「……ん? 見えない地面があんのか」

レッド「こうやって確かめれば……渡れる」

マリア「神は見えるものだけを信じるなと仰っているのですね……」

グリーン「透明だな……どうなってんだこの地面」

レッド「…………鏡、ゲットだぜ」

グリーン「よし、帰るか」

マリア「また今の道を戻るのですか、疲れますね……」

グリーン「まぁ、仕方無いな。で、でもよっぽど疲れてるんならおぶって……」

レッド「戻る必要はない」

グリーン「は? 何行ってんだ?」

レッド「…………」ヒョイ

マリア「きゃっ!?」

レッド「はい」

グリーン「お、おう……よくそう淡々と人をお姫様抱っこして渡せるな」

レッド「? 僕は鏡入った袋持つから……二匹は大丈夫だよね」

ピエール「はい!」

アプール「魔物だから、余裕……」

レッド「うん……じゃ、せーのっ」ピョンッ

ピエール「のっ!」ピョンッ

アプール「……のっ」ピョンッ

マリア「まあっ!?」

グリーン「マジかよ……男は度胸だ!」ピョンッ




~一階~

レッド「……」スタッ

ピエール「おおお」ボヨン

アプール「……」ゴンッ

レッド「二匹とも無事だね……あれ、緑」

グリーン「うおおおおおおおおっ!!」ドシッ

マリア「きゃっ」

レッド「緑……遅い」

グリーン「遅いじゃねーよ! 何で飛び降りるんだよ!」

レッド「時間短縮……」

グリーン「だからって飛び降りんなよ! 無事だったからまだいいけどよ……」

マリア「グリーン様、その、ありがとうございました……」

グリーン「いや……あ、あわわわすまん! すぐ下ろす!」

マリア「は、はいっ」

レッド(斬ってやろうかな……)



~フィールド~

レッド「時間短縮その二……これを使います」

グリーン「これ?」

レッド「……キメラの翼」

ピエール「ひとつ前に訪れた町に飛んでいく物です!」

グリーン「ひとつ前……っつーと、ラインハットだな」

マリア「すぐなんですね」

レッド「うん……こう、ポイッ」ポイッ



~ラインハット~

レッド「おー……」

グリーン「マジで一瞬だったな」

レッド「お城に行かなきゃ……」



~王の間~

レッド「こんにち……あれ」

グリーン「シルバー、いねえなぁ」

大臣「何だお前たちは! いや、それより今は上が大変なんだ!」

レッド「上……?」

グリーン「上っつーと、確か大后の部屋があったな」

レッド「…………行こう」


~大后の部屋~

大后右「わらわが本物じゃ! 早くその偽者を牢屋にいれるのじゃ!」

大后左「シルバー、母親の顔がわからないのか? 今まですまなかったの、さあおいで……」

シルバー「…………」

レッド「あの……」

シルバー「レッドさん……すみません。会わせたらわかるかと思ったんですが」

グリーン「お前は昔から変なところで大雑把だったな……」

マリア「でも、あの鏡を使えば……!」

グリーン「よしレッド、見てみろ!」

レッド「うん……えっと、まず左」

レッド(普通のおばさんが映っている……)

レッド(右……は、うわっ、魔物だ)

偽大后「けっ、ばれたか! ばれたからには殺す!!」バッ

ピエール「師匠に触れるな!」ジャキッ

偽大后「ぐえっ」

アプール「」ガブッ

偽大后「ぎえっ」

レッド「………………っ」ジャキッ

偽大后「ぎゃああああああああ!!」

グリーン「……今のは会心の一撃だったぜ」

レッド「偽者、仕留めたり……なんちゃって」

偽大后「馬鹿め……私に任せておけば、この国の王は世界の覇者になれたというに……」バタッ



マサキ「おおー、倒したな」

トウヤ「あれって一応ボス的な立ち位置のキャラだよね……」

メイ「一瞬だけ流れた戦闘曲がいつもと違ったからにゃー」

ファイア「三発で倒れたアイツがボス? はっは、ご冗談を」

マサキ「どーいうキャラやねん……ま、続きはまた後でやでー」

メイ「うー……メイちょっと用事あるから帰るにぇー」

ファイア「はーい」

マサキ「はいはーいまた来てなー」

トウヤ「また三人になったねぇ」

マサキ「数少ない女の子やったんやけどな」

ファイア「別に俺らはフィーフィーしくないから良くないですか」

トウヤ「うん、まぁそうだけど」

マサキ「せやろか」

ファイア「いや、よく考えたらロリコン(ショタコン)とカントーのオールマイティ変態がいる!」

マサキ「そう、ファイア以外は皆変態やってん……」

チェレン「イッシュのオールマイティ変態一号、参上……なんちゃってね」エアークイッ

トウヤ「あれ、チェレン?」

チェレン「メイが面白い事をしていると言っていたから見に来たんだ」

マサキ「かくかくしかじかや。まぁ見てったらわかるんとちゃう?」

チェレン「ふむ……実に興味深いね」エアークイッ

マサキ「ポチッとなー」




~王の間~

シルバー「偽者を見つけ、そして倒してくれてありがとうございました」

レッド「いえ……」

シルバー「お陰でこの国は国民の為の国へ生まれ変わる事が出来ます」

グリーン「俺はそれを全力でサポートするつもりだ」

シルバー「本当は兄上が王になるべきだと思うのですが……」

グリーン「いや、俺に王は似合わねえよ。サポートしつつ楽できる方がいいな」

レッド「…………そういう奴だし、気にしなくていいです」

グリーン「何かお前に言われるとムカつくな……ま、ここでレッドともお別れだ」

グリーン「お前はお母さんと勇者を探して旅を続けるんだろ?」

レッド「うん……」

グリーン「そうか…………港に西行きの船が出る。それに乗っていったらどうだ」

レッド「そうする……」

グリーン「あー、あと……い、今までありがとな、色々……助けられたよ」

レッド「どういたしまして……えっと、その、僕も色々助かった……かな……ありがとう」

グリーン「……あー、駄目だ恥ずかしい! こういうのはやるもんじゃねーな!」

マリア「あ、あの……私からも、ありがとうございました。レッドさんのお陰でここに来れました」

レッド「どういたしまして……それじゃ、行きます」

シルバー「お気を付けて」

マリア「あまり無理をしないで下さいね」

グリーン「いつでも来いよ。ま、待っててやらんこともない」

レッド「…………また来てやらんこともない」




~フィールド~

レッド「三人……いや、一人と二匹になっちゃったね」

ピエール「そうですね……しかし、私はこれからも師匠といます!」

アプール「寂しがらないで……」

レッド「っ……み、緑がいなくなったくらいで、寂しくなったりなんか……」

ピエール「本当のところはどうなんです?」

レッド「…………十年一緒にいたのがいなくなって物足りない」

レッド「けど、緑はいるべき場所に戻れたから……喜ぶべき」

ピエール「流石師匠……!」

アプール「人間として出来てる……」

レッド「……も、もうこの話終わり。港に行くよ」

ピエール「はい!」

アプール「はーい」



~港~

おばちゃん「船よ、船が出たんだよ! 早くしないと乗り遅れるよ!」

レッド「乗ります……」

ピエール「乗り遅れたら大変です!」

アプール「急げ急げ……」


~船~

船長「これはルドマンさんという金持ちが貸してくれた船ですよ」

レッド「へぇ……」

船長「では、イカリを上げろー! 帆を張れー!!」

ピエール「おー! 船は初めてです!」

アプール「楽しみ……」




~海~

ピエール「結構時間がかかるものですねぇ、師匠」サスサス

レッド「う、うぅ…………」

アプール「お水貰ってきた」

レッド「ありがと……」

船員「お客さん、船酔いですか」

レッド「あ……は、い」

船員「船酔いする人はよく見るんですが……モンスターに看病してもらってる人は初めてです」

レッド「一応……モンスター使い、ですから……」

船員「なるほど……こうなついているという事はいいモンスター使いなんでしょうな」

レッド「あ、ありがとう、ございま……ううぅー……」

ピエール「ししょおおおおおおお!!」サスサス

アプール「大丈夫? 先生大丈夫?」

レッド「うん……」




~ポートセルミ~

レッド「つ、着いた……!」

ピエール「もう夕方ですね」

アプール「先生、もう大丈夫?」

レッド「うん……ホイミしたら治るの忘れてた」

ピエール「私のべホイミが火を吹きましたね!」

レッド「……で、ここは」

ピエール「船員の方に聞いた話ですと、ここは港町ポートセルミというそうです」

アプール「大きい酒場兼宿屋があって、そこのダンサーが有名」

ピエール「あと灯台があるそうですよ! しかし、船旅で疲れたでしょうし観光は明日にしますか?」

レッド「うーん……」

1、今日はもう寝よう 2、装備買おう 3、酒場で情報収集 4、灯台へ
下2

レッド「装備……買おう。防御面は弱いし」

ピエール「攻撃は凄いですけどね!」

アプール「防具は普通のだから?」

レッド「うん……僕は、元々力は強いけど、守りは……アレだから」


~防具屋~

店員「ありゃっしゃっしたー!」

レッド「鎧……堅いね」コンコン

ピエール「はい! 師匠が良いものを買ってくれたおかげです!」

レッド「アプールは服がオシャレ……」

アプール「やった、やった」

店員「お客さん、あの宿屋に泊まるならダンスショーを見た方がいいですよ」

レッド「?」

店員「もう美人揃いでねぇー」

レッド「…………はぁ」

店員「あまり興味ない? 若いのに珍しいねぇ」

レッド「……まぁ、見てみます……じゃあ」

店員「ありゃっしゃっしたー!」


~外~

レッド「宿屋……行こうか」

アプール「わかった」

ピエール「はい!」



~宿屋~

レッド「三に……一人と二匹」

店員「かしこまりました……202号室です、こちら鍵です」チャリッ

レッド「はい……」

アプール「ダンス見る?」

レッド「うーん……まぁ、一応」

ピエール「では行きましょう!」

レッド「うん…………あれ」

盗賊1「お前が依頼しようとしてたんだろ? やってやるからその金を渡せ」

村人「い、嫌だべ! あんたらは信用なんね! これは村で集めた金なんだべ!」

盗賊2「いいから寄越せって……ん? 何見てんだよ」

盗賊1「お前も痛い目に合いてえようだな!」バッ

レッド「……」ジャキッ

盗賊1「ぐ……えぇっ」バタッ

盗賊2「食らえ!!」バッ

レッド「……」ジャキッ

盗賊2「ぐおっ」バタッ

レッド「…………よし」

村人「あ、ああ……助かっただ旅人さん! あんたなら任せられる!」

レッド「?」

村人「ここから南に歩くとカボチ村っすーのがある! そこで化け物退治をお願いしたいんだべ!」

レッド「はぁ……」

村人「詳しい事は村で話すがら、来てくんねぇべか?」

レッド(よくモンスター引き連れてる人に依頼したな……)

レッド「わかりました……明日、行きます」

村人「待ってっぺよ!」

寝落ちしそうなのでここまで。明日はフィーるかもスペシャルです。

エーフィ「いえええいフィーの日スペシャ……ちょっと押さないでよー!」

ブラッキー「エー兄ずるいじゃん! 僕も言わせてよ! ブラッてもいいんだよー!」

イーブイ「だったらあたしにも言わせて!! ブイってもいいのよー!」

エーフィ「くそう! まあいい! 今日はどうなるかわからないよ!」

ブラッキー「どういう事?」

エーフィ「マサキが作ったこの機械にターゲットの名前とお題を打ち込むよ!」

イーブイ「つまりお題によってフィーるかブラるかブイるか決まるのね!」

エーフィ「そーゆーことー。あ、人は誰でもいいよ。ノーテンプレでも。お題も基本自由」

イーブイ「じゃあ最初は?」

人 下2   お題 下4

エーフィ「シルバーが段々リーマンキャラになってきたね」

ブラッキー「宇宙編なんて管理職だもんね、管理職って何?」

イーブイ「え?」

ブラッキー「え?」

エーフィ「カタカタっとな……宇宙での出来事に【仕事は地獄】に合うのがあるらしいよ!」

エーフィ「……それはそれとして忙殺と悩殺っていいね。本のタイトルみたい」

エーフィ「まあいいやスイッチオン!」



~幹部室~

シルバー「ここの作業場は効率が低いからここの幹部をよこして……」カタカタ

シルバー「いやそうしたら今度はこっちが人手不足に……」カタカタ

シルバー「でも人員を増やすことはほぼ不可能……くそっ……」

したっぱ「坊っちゃん、大丈夫ですか?」

シルバー「大丈夫だ……だが、そう呼ぶなと言ったはずだ」

したっぱ「そうでした……幹部様、そんなに忙しいので?」

シルバー「他の幹部やボスが何もしない分こっちに回ってくるんだ……」

したっぱ「あー……主に何処がやらないんですか?」

シルバー「他のロケット団……親父やマサキさんの所はまだいい。ギンガ団もだ」

シルバー「フレア団は……まぁ、半分くらいはやっている」

シルバー「だが……アクア団は何もしていないしプラズマ団は仕事の存在を知っているかさえ……」

したっぱ「王様っぽい人も変な格好のオッサンもやらなそうですよね。王様は天然で知らないのでは?」

シルバー「だからその分色んな団員がいるここに仕事が……はぁ、次はアクア団の資料を作らないと」フラフラ

したっぱ(そうとう疲れているんだな……そうだ!)



シルバー「次はプラズマ団の作業場の仕事をまとめて……いや、フレア団か」

シルバー「あとアクア団の会議決定した事をまとめて書類にし送り……はぁ」

シルバー(そもそも何で俺はこんな事をしているんだ?)

シルバー(どうせ崩壊する社会なんだからこんな面倒な仕事やらなくても……)

シルバー(いや、これをしなかったせいで下に迷惑をかけると辛いしな、やらないと……)

コンコン

シルバー「…………入れ」

レッド「お邪魔します……あの、大丈夫?」

シルバー「えっ……レ、レッドさん? どうしたんですか?」

レッド「シルバーが、仕事忙しいって聞いて……その、応援!」

シルバー「あ……ありがとうございます」

レッド「僕、不器用だから手伝えないけど……その、出来る事あったら言って?」

シルバー「ありがとうございます……じゃあ、言っていいですか?」

レッド「う、うん……!」

シルバー「えっと……」

何を頼むか 下2

シルバー「その……仕事が一段落着いたら少し寝ようと思っているんですが……添い寝してもらっても」

レッド「それくらいなら、お安い御用……」

シルバー「ありがとうございます! すぐ終わらせますので、そこのソファーで待ってて下さい」

レッド「うん……」


シルバー(あとはこれをメールで送って終わり……と)

シルバー「終わりました……レッドさん?」

レッド「はっ……こ、これから寝ると思ったら、寝ちゃって……ごめんね」

シルバー(かわいい)

シルバー「いえ、待っていただいてありがたいです」

レッド「……じゃあ、はい」

シルバー「……その広げた両腕は?」

レッド「来ないの……?」

シルバー(かわいい)

シルバー「え、えっと、じゃあ、失礼します……」

レッド「…………ふふ」ギュー

シルバー(かわいい)

レッド「おや、すみ……」

シルバー「はい、おやすみなさい」

レッド「すー……すー……」

シルバー(可愛い寝顔凄い可愛い何でこんなに可愛いのか理解できない可愛い可愛い可愛い……)

シルバー「……すー」


したっぱ「……よかったですね、坊っちゃん」

エーフィ「したっぱさんいい人だなー」

ブラッキー「エー兄の一人勝ちじゃないですかー!」

イーブイ「でも、レッドは女の子にも見えるから……いける!?」

ブラッキー「はっ、シルバーを女の子に変換したら……いける!?」

エーフィ「やったね世界平和。これで派閥戦争は起こらずすむね」

エーフィ「うーん、ここに来る前にカビちゃんにやられたあくびが効いてきた。次ラスト!」

人 下2   お題 下4

エーフィ「泣きっ面に蜂かー、散々だねあの人も」

ブラッキー「普通にかわいそうだよね」

イーブイ「うん……」

エーフィ「えー、そんないつもちょっと可哀想なグリーン君が更に可哀想になります」

エーフィ「それじゃ行くよー、スイッチオン!」



~トキワジム~

グリーン「あー……今日調子悪いな」

ジムトレ「本当ですね、僕初めてグリーンさんのポケモン一匹倒しましたよ」

グリーン「そのあとすぐ他の手持ちでボコったけどな……今日は運悪いんだよ」

ジムトレ「グリーンさんってA型ですか?」

グリーン「何で知ってんだよ」

ジムトレ「今日朝の占いで最下位でしたよ」

グリーン「だからか……」

ジムトレ「今日は気をつけて下さいよ」

グリーン「おう」



~事務室~

グリーン「ま、挑戦者なんて滅多に来ねえからいつも暇なんだけどな」

グリーン「ただ今までの宇宙連れ去りのせいで書類溜まってるんだよな……」

グリーン「今日もどーせ挑戦者来ねえだろ、溜まってる書類をやって……」

ジムトレ「グリーンさん、挑戦者来ました」

グリーン「マジで!? タイミング悪いな!」

ジムトレ「さっさと定位置について下さいよ」

グリーン「わかってるっつの……あ、挑戦者って誰だ?」

ジムトレ「下2です」

ジムトレ「それがギャラクシーアイズ・プライムフォトンドラゴンだとか」

グリーン「…………ゲームが違うっ!!!」

ジムトレ「うわ、何ですかいきなり叫んで」

グリーン「いや当たり前だろ! それカードゲームだろ!?」

ジムトレ「ポケモンだってカードゲームあるじゃないですか」

グリーン「あるけど色々違うだろ!? あっちもっと厨二なあれだろ!?」

グリーン「っつーかドラゴンがポケモンバトルしに来るのかよ!! 自分で戦わねえのかよ!!」

ジムトレ「そりゃそうでしょ、そういうHNの人だし」

グリーン「ハンドルネームかよおおおおおおおおおっ!!!」

グリーン「はー……調子悪いのに思いっきり怒鳴ったせいで疲れた」

ジムトレ「いや、それアンタのせいでしょ」

グリーン「うるせえ! そのギャラクシーうんぬんって名前のをボコる」

ジムトレ「ジムリーダーのくせに器が小さいですね」

グリーン「誤解させる言い方したお前にも問題あるからな!?」

ジムトレ「はいはいすみませんすみません」



グリーン「で、その挑戦者ってのは?」

ジムトレ「こちらです」

ドラゴン「ぐおおお(あ、よろしくお願いします)」

グリーン「普通にドラゴンじゃねーか!! HNじゃねーじゃん!!」

ドラゴン「ぐおおお(いや、自分HNがギャラクシーってだけで俺はギャラクシー要素無いです)」

グリーン「何言ってるか全然わかんねえし!! でもその感じだと人じゃねーよな!」

ドラゴン「ぐがああ(あっはいドラゴンです)」

グリーン「ならまた最初に戻るじゃねーか! 何でお前がポケモン育ててんだよ! 攻撃しろよ!」

ドラゴン「ぐおおおおお(いや、ポケモンに攻撃とか可哀想ですよ)」

グリーン「何て言ってんだ!?」

ジムトレ「ポケモンに攻撃するのは可哀想だと」

グリーン「あー、確かに……いや、何でお前言葉わかんの!?」

ドラゴン「があああ(あのー、バトル……)」




~私室~

グリーン「はぁ……疲れた」

グリーン「あのドラゴン普通にバトルつええじゃねーか」

グリーン「俺普通に負けちまったよ……ドラゴンに」

グリーン「くっそー、今日だけでツッコミすぎて喉痛くなってきたぜ」

グリーン「まぁ、一日に二人は来ねえし、ゆっくりしておくか……」

『ぐおおおう』バッサバッサ

グリーン「…………まさか」

レッド「お邪魔します!」パリーン

グリーン「もうやめてくれえええええええええええ!!」

エーフィ「明日は声かれるねー」

ブラッキー「いつも何であんな大きい声出して声枯れてないのか不思議なんだよね」

イーブイ「あの龍は何? ポケモンじゃないの?」

エーフィ「ぐぐっただけだからよく知らないけど、某カードゲームのカードらしいよ」

エーフィ「全然知らないけどそこそこ強いんだって。ポケモンでいうオノノクスみたいなもん?」

ブラッキー「さあ?」

エーフィ「……ま、それはともかくとして今日はフィーも収穫出来たし終わるぜ! せーの!」

エーフィ・ブラッキー・イーブイ「よっしゃああああッッ  THE ENDォォ!!」

ドラクエ終わったら各地方再巡り(主に行ってないところ)かレンジャー編です。
あともう一個お知らせ。今日、明日、明後日はお休みです。

今日の駄洒落
レッド「戦いが始まって、どれくらいたったかい……?」

レッド(無口とか幽霊とか言われるけど天空の花嫁) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411712530/)
早めに新スレ↑立てました。多分これからは午後九時半~十二時にやると思います。

マサキ「何か久しぶりな気ぃするなぁ」

トウヤ「え、そう?」

ファイア「まあ、時間の流れが違うんですよ」

マサキ「開始すんでー、ポチッとなー」



~宿屋~

レッド「もう寝ちゃおうか……」

ピエール「そうですね!」

アプール「疲れたね、先生」

レッド「うん……」


~部屋~

レッド「ふああ……」

ピエール「師匠! 一緒に寝ましょう!」

レッド「うん……?」

アプール「ずるい、先生、ぼくも」

レッド「うーん……」

レッド(嬉しいけど、ベッドはそんなに大きくない……どうしよう)

1、ピエールと 2、アプールと 3、今日は別々に
下2

レッド「……無理矢理三人で寝てみる?」

ピエール「はい!」

アプール「やった」


レッド「ピエールのスライムは枕で……アプールが横、ピエールは上」

ピエール「キツキツですね!」

アプール「ピエール重い」

レッド「まぁ……皆で寝られるし、少し我慢、し、て……すー」

ピエール「師匠寝るの早すぎです……」

アプール「ぼく達も早く寝よう……」

レッド「すー……」



レッド「……あれ」

レッド(なんでベッドから落ちてるんだろ)

ピエール「うーん……」

アプール「…………zzz」

レッド(ピエールもアプールも落ちてる……ん?)

スライム「」プニプニ

レッド(…………枕にしたから怒ってるのかな)

レッド「起きて……ピエールはスライムに乗って」

ピエール「はい……おはようございます! 師匠っ!」

アプール「先生おはよう……」

レッド「おはよう……出発するから、準備してね」

ピエール「はい!」

アプール「はーい」

レッド「…………ピエール、ちょっと」

ピエール「はい?」

レッド「髪の毛……結んでくれる?」

ピエール「はい!」

レッド「ありがと……」



レッド「ピエール……」

ピエール「はい?」

レッド「いや……うん、何でもない」

アプール「ピエール結ぶの下手。ぼくがやる」

レッド「あ、ありがと……」

ピエール「」ショボーン

レッド「あ、えっと、今度結び方教えてあげる……」

ピエール「はい……」



~フィールド~

レッド「えっと……確か、南に村がある」

ピエール「南ですか、山が多いですね!」

アプール「田舎そう」

レッド「うん……昨日の人も、何か訛ってたし」

ピエール「ですが! 困っている人がいるなら行くべきですね!」

レッド「うん……まぁ、成り行きなんだけど……」

アプール「しー」

レッド「うん……まぁ、行こう」


レッド「意外と遠いね……」

ピエール「お腹が空いてしまいました」

アプール「ぼくは食べられないよ」

ピエール「美味しそうに見えてきました」

レッド「多分もうすぐだから……めっ」



~カボチ村~

レッド「着いた……ここかな」

ピエール「何処かで休憩しましょう!」

アプール「僕も疲れた……」

レッド「うーん……じゃあ、宿屋もうとっちゃおう」

ピエール「はい!」

レッド「えっと……あの藁葺き屋根かな」

レッド(他も全部藁だけど……やっぱり田舎だなぁ)


~宿屋~

オバハン「あんれま、お客さんなんて珍しいなぁ!」

レッド「営業してますよね……」

オバハン「やってるべよ! ここまで来て疲れたべ? ご飯食べてってくんろ!」

レッド「ありがとうございます……」

ピエール「ありがとうございます!」

アプール「ございます……」

オバハン「はー! アンタが化け物退治の旅人さんだったんだべか!」

レッド「知ってるんですか……」

オバハン「もう村中の噂だべ! すっげえ強いって聞いたけんど、本当だべか?」

ピエール「本当ですとも! どんな魔物でもバンバン倒しちゃうんですよ!」

アプール「どんな魔物でも一太刀」

オバハン「そりゃ期待出来んべなぁ!」

レッド「…………頑張ります」

レッド(この第一村人さんに話聞こうかな)

1、この村について 2、化け物について 3、オバハンについて
下2

レッド「あの……あなたは」

オバハン「もしかしておらの事が知りてえのか? ん? わかった、話してやるからよーく聞くんだべ」

レッド「あ、いや……」

オバハン「おらはなぁ、この村で生まれてこの村でずっと育ってな……」



オバハン「で、この閑古鳥鳴いてる宿屋やってるんだべ!」

レッド「はぁ……」

レッド(オバハンの人生を語られた……)

ピエール「うっうっ……良い話でしたね」

アプール「うん」

レッド「良かったね……」



レッド「じゃあ……夜、また来ます」

オバハン「わかった! ちゃんとベッドの準備しとくからな!」

ピエール「お願いします!」


レッド「……さて、どうしよう」

アプール「昨日の人の所に行くんじゃないの?」

レッド「それもいいけど、少し観光してからでもいいかな……」

レッド「それに、村の人に怪物について聞いたり……出来るかも」

ピエール「なるほど! 流石師匠!」

レッド「どっちでもいいけど……どうしよう」

1、観光 2、村の人に話を聞く 3、昨日の人のところへ
下2

農家「あー、また盗られてんべ……」

レッド「あの……」

農家「あ! アンタは化け物退治の!」

ピエール「やはり師匠の強さはすぐに広まってしまいますね!」

レッド「その化け物について、なんですけど……どういうのか教えて下さい」

農家「うーん、それはな……化け物って呼んでるけど、本当は化け物じゃないんだ」

レッド「?」

農家「人間みてえなんだけんど、魔物っぽいオーラも出てんだべ」

レッド「へぇ……」

農家「一回戦おうと思ったんだけんども、斧を折られちまってよぉ、鉄の爪っぽいので」

レッド「結構力が強い……」

農家「んだ。おらが知ってんのはそんくらいだべ」



女の人「なあなあ、アンタが化け物退治の旅人さんだべ?」

レッド「はい……」

女の人「噂通りカッコいいべなぁ! 都会の人だぁ!」

レッド(このいかにも旅人な格好がどうやったら都会の人に見えるんだろ)

女の人「実は、おらあの化け物を一回見たんだ」

レッド「……どんなでした?」

女の人「化け物っつーより、盗賊みてえな感じだった、んで、すっごいイケメンだったべ!」

レッド「…………はぁ」

ピエール「しかし師匠には負けるでしょう!」

女の人「うーん、イケメンのタイプがちげえんだべ。こう、格闘と炎って感じだ」

レッド(謎の例えだ……)


レッド(……うわ、凄いかかし)

アプール「こわい」

ピエール「と、とても恐ろしい顔の案山子ですね!」

村人「それ置いてるんだけどよ、化け物には効果ねーみたいなんだよ」

レッド(頭良いのかな……)

村人「この村の名産品なのにな……」




~村長宅~

レッド(家でかい……)

村人「あ! 村長、この人だべ!」

レッド「……こんにちは」

村長「あなたが……こんな田舎までご苦労さんだべ」

村人「あ、そうだ、これ契約金の前払い、1500ゴールドだべ」

レッド「え、あ、はい」

村人「もう1500ゴールドは化け物を倒したら渡すべ!」

レッド「はい……」

村長「化け物は西の洞窟に住んでるらしいんだべ……気を付けて下さい」

レッド「はぁ……わかりました」


~外~

レッド「……って言ったはいいけど」

ピエール「何か問題があるんですか?」

レッド「今から行っても道中で夜になるし……宿屋に泊まった方がいいよね」

アプール「うん」

レッド「でもまだ宿屋に行くには早いような……」

ピエール「そうでしょうか?」

レッド「どうしよ……」

1、寝る 2、レベル上げ 3、今出発
下2

レッド(……今からダッシュで行けば夜に間に合う気がしてきた)

レッド「……今出発!」

アプール「!?」

ピエール「なんと……そんなところも魅力です師匠!」

レッド「? もう出発するからね……ダッシュで」

アプール「うん!」

ピエール「はいっ!」



~洞窟~

レッド「ダッシュで来たから……まだ日は沈んでない」

ピエール「でももう夕方ですね」

レッド「洞窟に入れば関係無い……」

アプール「なるほど……」



~洞窟内~

レッド「涼しい……」

ピエール「もうすぐ夜だからかひんやりしてますねー」

アプール「魔物にも夜っぽいのいない」

レッド「やっぱり……洞窟は、昼夜関係無い」

ピエール「師匠の考察の通りでしたね!」

レッド「ふふん……ん?」

戦士「おや、あなたはここに怪物が出るって聞きました?」

レッド「はい……その退治に」

戦士「な、なんと……勇気がありますね」

レッド「いえ…………あ」

戦士「ひいっ!」ズルッ ヒューン

レッド「…………穴に落ちちゃった」

ピエール「まあ、戦士なら体を鍛えているでしょうし大丈夫ですよ!」

アプール「先を急ごう」



~最奥~

レッド「洞窟の中に洞窟……」

ピエール「いかにも中にいますよって感じですね!」

アプール「気を付けなきゃ」

レッド「なるべく怪我しないようにね……」


~洞窟の中の洞窟内~

レッド「…………」

レッド(フードを被った人……っぽいけど人っぽくないのがいる)

???「……人間か? 何しに来た」

レッド「君が村の野菜を食べてるなら、君を倒しに……」

???「はっ、あの村が雇った用心棒か。ただの人間なんかにゃ負けねえよ」

レッド「…………」ジャキッ

???「……がうううううっ!」バッ

レッド「っ」

???「ん?」

レッド「……ん?」

???「うーん……ん、うぅーん……」クンクン

???「! レッドさん!?」

レッド「!?」

ピエール「な、何故師匠の名を!?」

???「あ、フードしてっから最大の特徴が隠れてんだ……ほら、俺です俺! キョウヘイ!」

キョウヘイ「まさかまた会えるなんて……嬉しすぎっすー! ごろにゃー!」スリスリ

レッド「キョウヘイっ……あうう、良かった、良かったぁ……」ギュー

ピエール「よくわかりませんが感動の再開ですね!」

アプール「あのパンサー感でいっぱいのイケメンが『ごろにゃー』……」



~現実~

アクロマ「きたあああああああっ!!」

マサキ「のわっ!? 何時からおったんや!」

アクロマ「今です! キョウヘイ君センサーが動きまして、用事をほっぽってきました!」

ファイア「よい子の皆はこんな大人になっちゃ駄目だぞ☆」

チェレン「これで東西の変態揃ったね」エアークイッ

トウヤ「ああ、チェレンにアクロマさんにマサキかー、確かにそうだね」

チェレン「いや、トウヤも入ってる」

トウヤ「えええ!?」

キョウヘイ「ごろごろごろ……あ、そういやレッドさんに渡す物があるんすよ」

レッド「?」

キョウヘイ「これ、パパスさんの剣っす。あの後拾ったんすよ」

レッド「あ……ありがと」

キョウヘイ「どーいたしまして! 魔物になってもこれだけは守り抜いてきたっすからね!」

レッド「ありがとう、キョウヘイ……ありがとう」

キョウヘイ「いいんすよー! 完全に魔物になんなかったのもレッドさんのお陰っすから!」

ピエール「師匠! もうそろそろ夜が明けそうですよ!」

レッド「! 急いで村に戻って泊まらなきゃ……」

キョウヘイ「む、村……俺は、その」

レッド「変装すれば、一晩泊まるくらい大丈夫……」



~カボチ村 宿屋~

オバハン「遅かったべな……ベッド用意出来てんべ、三つ」

レッド「はい……」

オバハン「おやすみー……ふぁーあ」


レッド「凄い眠そうだった……」

ピエール「ベッドが三つしか無いそうですが?」

アプール「どうするの?」

キョウヘイ「あぁ、俺はレッドさんと寝るっすよ。いいっすよね?」

レッド「うん……おやすみ」

ピエール「おやすみなさいませ……ちょーっとじぇらしーです」

アプール「おやすみ……」


レッド「……キョウヘイ、大きくなったね」

キョウヘイ「親か! ま、前はまだ猫っしたから。今は立派なキラーパンサーっすよ!」

レッド「もうにゃーも直ったんだね……」

キョウヘイ「前は『な』が言えてなかったっすね。だからにゃんにゃか言ってたっす」

レッド「あと……温かい……」

キョウヘイ「獣は人より体温高いっすからねー」

レッド「おや……すみ……」

キョウヘイ「はーい、おやすみなさーい……ぐう」



アクロマ「いやあ、パンサーキョウヘイ君可愛いですね」

トウヤ「ですよねー、でもリボンレッドも可愛いと思いませんか?」

アクロマ「あの子はロングも似合いますね。リボンが更に可愛さを引き立てています」

チェレン「僕としては是非ツインテにしてほしい所だね」

マサキ「何アホな事言ってんねん。あの位置だからリボンが目立って可愛いんや」

ファイア「ここには変態しかいないのか」

ファイア「というところで早いけど今日はここまで。前に一時間半ずらしたしね、仕方無いね」

ファイア「明日も今日と同じ感じです。それじゃあまたー」

アクロマ「キョウヘイ君を飼いたい! 飼いたいです!」

トウヤ「なら僕はレッドを飼いたいなぁ」

ファイア「勝手に人の兄飼わないで下さいってば」

タチウオを笑いながら捌くと祟られる。これってトリビアになりませんか?

始めます!



レッド「……」パチッ

レッド(多分朝だ……けど真っ暗)

レッド(何でかな……あ、わかった)

レッド(犯人はお前だ!)

キョウヘイ「ぐぅー……」ギュー

レッド(獣って力強いんだなー……)

キョウヘイ「うへへー……」ギュー

レッド(僕は抱き枕じゃないというに!)

レッド(どうにかしてどかすか起こすかしよう……どうやろう)

下2

レッド(目覚ましビンタをお見舞いしてやる!)

レッド(くらえぇぇぇっ!!)

レッド「…………」ペシペシ

キョウヘイ「う、うぅ……あれ、朝っすか?」

レッド「そう……起きて」

キョウヘイ「あ、俺がぎゅーってやってたから起きれなかったんすか、さーせん」

キョウヘイ「そこのアンタ! 俺にはフィーった趣味はねえっすからね!」ビシィッ

レッド「?」



マサキ「おうっ何でカメラ目線になるんや!」

アクロマ「可愛いいいいいい!!」

ファイア「記憶戻ってない……んですよね?」

マサキ「そのはずなんやけどな……おっそろしー子やわぁ」

トウヤ「ああいう子だからねぇ……」



レッド「起きてー……」

ピエール「はい!」

アプール「はーい……」

キョウヘイ「……で、このモンスター達は? 俺の知らない間になんてっ、ジェラるっすよ!」

レッド(ジェラる……?)

ピエール「はい! 私は師匠の剣さばきに惚れました!」

アプール「ぼくは先生のような人に憧れたから……」

キョウヘイ「なるー……まぁ、別にレッドさんのカリスマがわかったからいいんすけどね」

ピエール「あなたは?」

キョウヘイ「俺? 俺は十年前、袋叩きにされてたところを助けてもらってー」

レッド(確かに袋叩きだった)

キョウヘイ「あとは一緒に妖精の国に行って、あと一緒に倒された仲っす」

レッド(うんうん、あったあった)

キョウヘイ「ま、その後俺は魔物らしく生活して、この村の野菜盗って生活してたっすね……」

レッド(そうだった)

ピエール「村長に依頼されたんでしたね!」

アプール「説明すれば大丈夫」




オバハン「おはようさん! ゆっくり寝られたかぁ?」

レッド「はい……」

オバハン「そうか、で、おめぇさんは?」

キョウヘイ「え、えーとですね……この子の兄です。お世話になりました」キラキラ

レッド(!?)

オバハン「あんらま、美形兄弟っつーやつだべなぁ!」

キョウヘイ「ははは、それほどでも。さぁ行こうか」キラキラ

レッド「う、うん……」

ピエール(なんという……)


~外~

キョウヘイ「あー焦った」

レッド「……何か見えた」

キョウヘイ「キラキラっすか? 何か出たっす。多分レッドさんも出来ると思うっすよ」

レッド「…………やらなくていいや」

レッド「……村長にどう説明しよう」

キョウヘイ「そうなんすよねー……うわわっフードがぁ!」バサッ

農家「あ! ば、化け物だぁぁぁ!!!」

キョウヘイ「んだとゴラァ!!」

農家「ひぃぃぃ!!」ダッ

レッド「キョウヘイ……」

キョウヘイ「あっやべ」

アプール「今までこうだったんだ」

キョウヘイ「ううう……い、今までの癖が……」

レッド(これだとすぐ広まるかなぁ……)

キョウヘイ「田舎ってすぐ噂が広まるっすからねー」

レッド「何で心読んだの……?」

キョウヘイ「もう吹っ切れたっす。フードなんて被るもんか!!」



レッド「……行こう」

ピエール「はい!」

キョウヘイ「うぁーい……」

アプール「……」

子供「あ! お兄さん魔物つれてるー!」

レッド(どれの事だろう?)

子供「も、もしかしてお兄さんモンスター使い!?」

レッド「うん……多分そうだよ」

キョウヘイ「どう見てもそうっすよ」

子供「か、かっこいいーっ!! 凄いすごーい!」キラキラ

レッド(純粋な瞳っ! 効果は抜群だっ!!)フラッ

ピエール「ししょおおおおおおお!!」

アプール「今先生はガラスのハートだから……」

レッド「あ、ありがとね……もう、行こう」

キョウヘイ「はぁーい」




~村長宅~

レッド「あ、あのー……」

キョウヘイ「…………」

村長「もう何も言わなくていい。全て知ってる」ハァー

レッド「え、いや、その」

村長「その化け物とグルだったんだべ? それで金を貰うつもりだったんだな」

レッド「ち、ちがっ……!」

キョウヘイ「……………………」ギリッ

村長「ひい!」

村人「この残りの金もやるから、この村から出てってくんろ、ほら」

レッド「そんなつもりじゃ……」

ピエール「貴様らっ!!」ジャキッ

アプール「…………」

レッド「やめて……もう、行こう」

ピエール「師匠……」



~外~

キョウヘイ「レッドさんっ、すいませんでしたっ!!」バッ

レッド「いいから……ね、大丈夫」

キョウヘイ「でもっ……俺が、こんな事したから……」

レッド「大丈夫……僕は気にしてないし、信じてくれなかったあっちが悪い」

ピエール「そうです! 師匠の事を疑うなんて!」

アプール「嫌がらせにこの案山子貰っていこう」

キョウヘイ「えっ」

農民「そんな変な顔の案山子いらねぇよ! 持ってけ!!」

レッド「……これ、怖くなかった?」

キョウヘイ「ただの案山子っすし、正直全然」



レッド「もう行こう……ね」

キョウヘイ「はいっ!」

ピエール「はい!」

アプール「はーい」

オバハン「あ、あんた達」

レッド「あ……その」

オバハン「何か村ではアンタが酷いことしたって噂になってるけど、おらは信じられねえ」

オバハン「そんな事をする人には思えねえんだ。まぁともかく、これで村は安心して暮らせる」

レッド「…………」

オバハン「本当にありがとなぁ、そこのおめえさんも」

キョウヘイ「あ……す、すみません」

オバハン「いんだべ、また来てなぁ」


~フィールド~

レッド「……いつか、来ようね」

キョウヘイ「はい」

ピエール「はい!」

レッド「えっと……確か、ポートセルミの西に、大きい町がある」

キョウヘイ「へー、じゃあ次はそこっすね!」

ピエール「あ、そこは聞いたことがあります!」

アプール「いつの間に?」

ピエール「師匠達が買い物してるときに旅人が話してました!」

レッド「どんな事?」

ピエール「何か呪文を復活させているらしいです!」

レッド「呪文……どんなのだろ」

キョウヘイ「復活させるんなら多分便利なものなんでしょーね」

レッド「……楽しみになってきた。急いで行こう」

キョウヘイ「ういっす!」

ピエール「はい!」

アプール「はーい」




レッド「そう簡単に着かなかった……」

キョウヘイ「丸一日かかりそうっつーか、野宿になりそうっすね」

ピエール「本格的な野宿は初めてですね!」

レッド「うん……今まで、結構建物の中で過ごしたね」

アプール「塔は……建物なんだ」

キョウヘイ「で、どう夜を過ごすんすか?」

レッド「……ピエール、テント。アプールは薪集め」

ピエール「はいっ!」

アプール「はーい」

レッド「僕達は……ご飯作り」

キョウヘイ「はいっす!」

レッド「…………何作ろうか」

キョウヘイ「野宿でも簡単に作れるやつがいいっすね」

下2

わいふぁいの調子が良くないので中断です。わいふぁいの調子だよな・・・?

あーあーマイクテスマイクテース

なんか名前表示が凄い事になってるけどもう知りません。
眠いんでまた明日九時半から再開です。

九時からとか九時半からなんて無謀だったんだ……これからは十時開始になります。今日も。

レッド「色々突っ込んだスープ作る……」

キョウヘイ「いわゆるごった煮っすね。何だろうこの不安」

レッド「大丈夫……材料は、水……コンソメ」

キョウヘイ「コンソメスープっすか」

レッド「玉ねぎ」

キョウヘイ「あー、いいっすね」

レッド「ニンジン」

キョウヘイ「うんうん、美味しいっす」

レッド「じゃがいも」

キョウヘイ「漢字で書くとゴツいっすよね。馬鈴薯って」

レッド「トマト」

キョウヘイ「食ったこと無いんすけどコンソメトマトって合うんすかね」

レッド「…………肉」

キョウヘイ「肉!! いっぱい入れて下さい! いーっぱい!!」

レッド「肉食獣……」

キョウヘイ「パンサーなんで……そういや、何の肉っすか?」

レッド「……………………これを入れたものに魔法をかけて煮込む」

キョウヘイ「今の沈黙なんすか!? ねえちょっと!」



レッド「……出来た、かな。味見してみて」

キョウヘイ「うぁーい……」ペロッ

味 下2

キョウヘイ「無味……っす」

レッド「ならいっか……」

キョウヘイ「えぇ!?」

レッド「変に不味くなければ食べられる……奴隷の経験がそう言ってる」

キョウヘイ「はぁ……まぁ、うん、いいっすこれで」

レッド「二匹も呼ぼうか……」

キョウヘイ(レッドさんが逞しくなってる……精神的な意味で)


ピエール「ご飯ですか?」

アプール「スープ?」

レッド「うん……栄養たっぷり」

キョウヘイ「まぁ、肉も野菜も入ってるっすし間違いではないっすよねー」

レッド「……いただきます」

ピエール「いただきます!」

アプール「いただきます」

キョウヘイ「いただきまーす!」

レッド「…………」モグモグ

ピエール「……」モグモグ

アプール「……」モグモグ

キョウヘイ「…………」モグモグ

キョウヘイ(静かー……)



レッド「……ご馳走さまでした」

ピエール「ご馳走さまでした!」

アプール「ご馳走さまでした」

キョウヘイ「ご馳走さまでしたー」

レッド「じゃあ……パパッと片付けして寝ちゃおう」

キョウヘイ「あ、俺片付けやっとくっす!」

レッド「ありがと……」

ピエール「我々は見張りをします!!」

アプール「見張りする」

レッド「あ……なら僕も」

ピエール「いえ! 全ては師匠にしっかり休んでもらう為ですから!」

キョウヘイ「あ、俺の順番になったら言ってほしいっす」

ピエール「キョウヘイ殿もお疲れでしょうし……」

キョウヘイ「でも俺もレッドさんの手持ちっすからね。そんくらいはやるっす」

アプール「先生、おやすみなさい」

レッド「…………じゃあ、おやすみ」




レッド「…………」パチッ

レッド(朝だ、今日も頑張ろう)

レッド(……あれ? 皆いない。外かな)

~外~

キョウヘイ「りー、りー……リュウグウノツカイ」

ピエール「い、い、い……いりこ」

アプール「こまいぬ」

キョウヘイ「ぬ!? ぬ、ぬー……」

レッド「何やってるの……?」

キョウヘイ「あ、レッドさんおはーっす!」

ピエール「見張りがてらしりとりをしておりました!」

アプール「面白い」

レッド「見張り、皆でやってたの……?」

ピエール「なんとなく皆で見張りをしたい気分だったんです!」

レッド「そっか……でも、皆眠くない?」

キョウヘイ「えへへー、実は少し。分担の意味ないんすよねー」

レッド「……じゃあ、戦闘は僕が頑張るからね」

キョウヘイ「つーか戦闘の時俺役立ててないっす」

アプール「ぼくもだよ」

レッド「そんなことないけど……」


レッド「出発……えっと、西」

キョウヘイ「ゴーゴー!」




~ルラフェン~

キョウヘイ「間はカットして着いたっすー!」

レッド「なんか……三次元迷路、って感じの町」

ピエール「迷子になってしまいそうですね」

アプール「隠れた道とかありそう」

レッド「…………すぐ辿り着く所で情報収集か、探検」

ピエール「こういう町は探検のしがいがありますね!」

1、酒場で情報収集 2、装備買う 3、探検
下2

3グリーンってフーディーンもってたよね

>>980 今のところグリーンの手持ちはジムリ基準。そのうち変えたりするかも。


レッド「まずは……情報収集」

キョウヘイ「お酒飲んでみたいっす!」

ピエール「野生だと飲む機会は無いですからね!」

レッド「あ、そっか……」

キョウヘイ「そうそう、たまに旅人襲ったとき以外は……あっ」

レッド「…………もうしないでね」

キョウヘイ「はーい!」


~酒場~

マスター「いらっしゃいませ」

バニー「やだお兄さん達! イケメンね!」

レッド「…………どうも」

キョウヘイ「ありがとうございますお姉さん」キラキラ

バニー「きゃー! クールイケメンと爽やかイケメン! 今日はアタシが奢るわ!」

マスター「君、カッコいい人が来るとすぐそうやって……お金は大丈夫なのか?」

バニー「いいんですぅー! どうせマスターにはわからないわ! この乙女心は!」

キョウヘイ「女の子の心はどんな宝石よりも綺麗って言いますからね」キラキラ

バニー「きゃあーっ!」

レッド「………………」




~現実~

マサキ「まぁ……記憶無いから仕方無いで、うん」

ファイア「あの子に見つかった日にはどうなるでしょーね」

トウヤ「この機械作ったマサキがしばかれるんじゃない?」

マサキ「ひいっ! こ、このデータは外に出したらアカン!!」

チェレン「それにしても……バニーと話せるとは、キョウヘイが羨ましいよ」エアークイッ

アクロマ「キョウヘイ君にキラキラしてもらえるとは、私はバニーさんが羨ましいです」

ファイア「これが意見の食い違いと言うんですね。はーいここテストに出まーす」



マスター「お客さん、知ってるかい?」

レッド「?」

マスター「ラインハットで盛大な結婚式があったんだと」

レッド「へぇ……」

レッド(王様が結婚したのかな)

マスター「どうやら結婚したのは王の兄上のグリーン様だそうで」

レッド「……えええええぇっ!?」パリン

マスター「グラスが!!」

キョウヘイ「レッドさん? どーしたんすか、大声あげるなんて珍しーっすね」

レッド「グリーンが結婚した……あと驚きすぎて持ってたグラス握り潰しちゃった」

キョウヘイ「破片めっちゃ刺さってるじゃないすか!! 驚きすぎっすよ! 手洗ってもいいすか」

マスター「あ、ああ、どうぞ」

レッド「どうも……」ザバー

キョウヘイ(レッドさん……)

続きは次スレで。こっちは雑談とかで埋めちゃって下さい。

まったくよ!ドラクエの世界は少子高齢化もしてねえんだからリア充は自重しろや!

グリーン王子ボストロール♀と結婚

記者「どこに惚れたんですか?」

グリーン「あの臭いとふくよかな体です」

記者s サーーー

記者「ありえない」

ボストロール♀「マイダーリン」プーン

グリーン「なんだいマイハニー」

記者sオエーーーーーーウップクッサ、ニゲロ

ブッチューー

シルバー「兄さん今後一切ちかずかないでください」ジトー

グリーン「ボストロールと結婚するんじゃなかった」

>>999

グリーン[ピーーー]

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月01日 (月) 20:33:50   ID: 8EzLhtpA

日常ネタ多いな・・・・・・

2 :  SS好きの774さん   2014年09月13日 (土) 07:39:31   ID: QzU_GmEX

新しいシステムよくわからん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3 :  DIO   2014年09月17日 (水) 00:38:23   ID: CAAVG9T5

応援します1と2ジャナイヨー

4 :  DIO   2014年09月17日 (水) 00:39:28   ID: CAAVG9T5

名前書くのめんどいすぐにSS774になるから、変えるのがそうとうめどい

5 :  DIO   2014年09月17日 (水) 00:41:32   ID: CAAVG9T5

1番最初から見てます。

6 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 18:49:11   ID: gWdxNgX5

更新されない・・・・・・・

7 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 20:38:45   ID: ETmHGOOn

本スレも見れないな
何かあったのか?

8 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 22:03:49   ID: gWdxNgX5

そういやちょっと前開くことすら出来なかった事もあったな

9 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 22:15:12   ID: uTHNED9P

早く復旧してくれえええええ

10 :  SS好きの774さん   2014年09月20日 (土) 23:18:21   ID: ETmHGOOn

なるほどな 8さんサンクス

11 :  SS好きの774さん   2014年09月22日 (月) 23:56:54   ID: N1rmShcE

Gてwww一瞬ゴキブリかと思ったじゃねえかwww

12 :  SS好きの774さん   2014年09月23日 (火) 21:24:12   ID: 9EGxcJLE

次がFFならCCがいいな。
シリアスになりそうだし。(思い出の件がね!)

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