レッドさんの一日 (26)

パワポケのレッドさんのもしもの一日です

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注意 9主=レッド前提であります!!
時間軸は無視してください

レッド「この街…久しぶりだな。あの頃の活気はもうないが…ん?君は」

カンタ「誰でやんすかあんた?ヒーローのコスプレなんてして」

レッド「…時々ありのままでいたくなるんだ」

カンタ「変な人でやんすね、でもちょっぴりおじちゃんに似てるでやんす」

レッド「おじちゃん?」

カンタ「10年前くらいにこの商店街に現れたおいらのヒーローで目標でやんす!まぁでも薄汚い旅ガラスでやんすけど」

レッド「そうか…なぜこの商店街はこんなことに?」

カンタ「時代の流れには勝てなかったでやんす、人はみんなスーパーの方に行ってしまって」

レッド「…そうか、じゃあ君はなぜここに?」

カンタ「おじちゃんと会ったこの場所であの時の気持ちを忘れないためでやんす!おいらはあの人にいつか挑戦するでやんす!」

レッド「そうか…」スタスタスタ

レッド「じゃあカンタくん待ってるよ」

カンタ「!?」フリカエル

カンタ「誰もいないでやんす…おじちゃん」

レッド「懐かしいな…この劇団」

ちよ「ん?あなたそのコスプレからして劇団に入りたいの?」

レッド「!?…君は、」

ちよ「あっ私?温水ちよだよ、最近はテレビとか出てる」

レッド「知ってるよ、よく…でも劇団に入りに来たわけじゃないんだ」

ちよ「そうなの?じゃあ劇団の劇を見て行ってよね!」

レッド「あぁ」

ちよ「あなた、あの人に似てるね。なんとなくだけど」

レッド「あの人?」

ちよ「私の恩人、私が間違った道へ行こうとしたのを止めてくれた人、やることができたって旅立って行っちゃったんだけどね」

レッド「その人は今どこへ?」

ちよ「わからないよ、あの人風来坊だから」

レッド「…そうか」スタスタスタ

レッド「ごめん、ちよちゃん…でも君の活躍は遠いところからでもしっかりと見ているよ」

ちよ「え!?」フリカエル

ちよ「いない…まさかね…」

レッド「このレストランの裏…たしか」

夏菜「おい!お前そこで何してる!」

レッド「?!?!いや通りすがりのものだ」

夏菜「ゴミは漁ってないみたいだな」

レッド「君は?」

夏菜「このレストランの元店員だ、今はある人の世話をしてるけど…あんたを見てるとあの人を思い出すな」

レッド「あの人?」

夏菜「あぁ、10年前くらいここでゴミをあさってたボロ汚い奴だ」

レッド「酷い言われようだな」

夏菜「事実だからな」

夏菜「でも私、急にいなくなっちゃったから…あの人に何も言わずに」

レッド「誰にでも事情はあるさ、その人もわかってくれるさ」

夏菜「そうだといいな、この街に来たのもさ、なんとなくだけどあの人に会える気がしたからなんだ」

レッド「そうか…」スタスタスタ

レッド「夏菜さん、無事でよかった…元気そうで何よりだよ」

夏菜「あんた!?」フリカエル

夏菜「誰もいない…私、幻覚でも見てたのかな?いや違う…」

レッド「君は…」

14主「あっレッドさん」

レッド「野球少年じゃないか、そんなに急いでどこに行くんだ?」

14主「ちょっとある人に呼ばれてるんだけどレッドさん野球やってたって言ったよね?」

レッド「まぁな」

14主「ちょっと付いてきて!」

レッド「あっ!ちょっと待t(ry)」

ーーーーーー
ーーー
ーー

14主「准さーん?」

准「おっ!きたね!少年、じゃあ早速」

14主「准さん今日はこの人連れてきたんです、野球経験者らしいんで何か意見くれるかもしれませんよ」

レッド「」( ゚д゚)

准「顔見えないけど、なんでおまえここにいるの?みたいな感じは何?」

レッド「いやすまない、知り合いに似てたから」

准「そう…」

14主「じゃあ僕体あっためてくるんでちょっと待っててくださいね」

准「わかったよ少年」

レッド「君はあの少年とどういう関係だ?」

准「ん?あの子のスパイクを私は作ってるのよ」

レッド「そ、そうか…しかしなぜ?」

准「なんとなくあの子はあの人と同じ感じがしたからかな?」

レッド「あの人?」

准「10年前くらいにあの商店街にきた、ヒモよ」

レッド「ヒ…モ…」

准「無一文のくせに喫茶店入ってくるし、無神経だし鈍感だし………」ペチャクチャ

レッド(あれこれ5分は話してるぞ)

准「あれ?なんで私こんなこと話してるんだろ、あんたなかなかやるねぇ」

レッド「そ、そうか。それで君はその人のことをどう思っていたんだ?」

准「好きだったよ、でもあの時は譲っちゃったんだよね…だから次あったらがっちりつかんで離さないって決めてるんだ」

レッド「そうか…」

准「あなた野球やってたって言ってたわね、どこでやってたの?」

レッド「10年前この商店街でちょっとな」

准「あなたビクトリーズの選手だったの?!」

レッド(やっちまった)

准「じゃあ知らない?風来坊でボロい服着てて河原に住んでた人」

レッド「し、しらないなー」

准「そう…」(真顔)

准「そしてその人私につきまとってくるのよ!新世界の神だとかピエロみたいな格好したり」

レッド「それは!電視と!ピエロだろ!……ハッ!」

准「ねぇあなたなんで知ってるの?」(真顔)

レッド「た、たまたまさ…一時期あの商店街に俺もいたし」

准「ねぇ覚えてる?維織さんが本に夢中な時口元にハムエッグ近づけると」

レッド「あの時の維織さんは可愛かったなぁ…ハッ!」

准「あなた…マサカ」

レッド「」ダッ!ハシル

レッド「准!またコーヒー入れてくれよ!」

准「やっぱり!…帰ってきてたのね、でも次は逃さない!」

レッド「さ、流石 准だな」

武美「えーとここら辺かなぁ?」

レッド「!?!?!?」

武美「そこのコスプレの人、何人の顔見てバク転しながら遠ざかるのよ」

レッド「いや、すまない」

レッド「君はここで何してるの?」

武美「私?私は黒野博士って人のとこ行って寿命を延ばしてもらったんだけど、その間に私の旅のツレがどっかに行っちゃったのよね~」

レッド「そ、そうかタイヘンだなー」

武美「私に何も言わずにどっか行っちゃうなんて酷いと思わない?次あったらどうしてやろうか」

レッド「」

武美「どうしたの?黙っちゃって」

レッド「」スタスタスタ

レッド「武美すまない、こっち事情があって…もう少し待っててくれ」

武美「まーさーか!」( ゚д゚)

レッド「ごめん!」ダッハシル

武美「ほんとにこの商店街にいるとはね」

レッド「さっきからばれまくってるな、ん?あれは」

維織「…」

由良理「なんですか?あなたたち」

黒服「nozaki の社長だな?」

護衛「社長を守れ!」

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ーーーー
ーー

由良理「だいぶ逃げましたけど…」

維織「予想外…」

黒服「見つけたぞ」

由良理「まずいですね」

維織「…」

由良理「しょうがないですね、社長逃げてくださいここは私が」

維織「ダメ…死ぬときは一緒」

黒服「ふん!仲良く[ピーーー]!」

レッド「待て!」

黒服「何者だ!?」

レッド「広い銀河の地球の星で、ピンチになったら現れる!イキでクールなナイスガイ!レッド参上!」

ボコボコドカバキドコグシャ

黒服「く、クソ」バタッ

由良理「なんか助かりましたね」

維織「!!」

レッド「大丈夫だったか?」

由良理「おかげで助かりました」

維織「あなた、似てる…」

レッド「へ?」

維織「あの人に似てる」

レッド「あの人?」

維織「風来坊、絶滅危惧種、珍獣」

レッド「…」

由良理「すみません、おそらく社長のよく話している10年前この商店街にいた人のことでしょう」

レッド「そうか…じゃあ俺はこれで」スタスタスタ

レッド「そうだ、維織さん…俺は待ってるよ君が笑って会いに来てくれるその日を」

維織「9主くん!!」フリカエル

由良理「行ってしまいましたね」

維織「由良理、あの人を探す」

由良理「了解いたしました」

数分後

レッド「この商店街にいるのは危険だな…場所を変えよう」

ダッ!!

カンタ「見つけたでやんす!」

ちよ「いたーーー!」

夏菜「9主ーーついに見つけたぞ!」

レッド「やばい!」ダッハシル

准「残念!逃げ場なし!」

武美「風来坊さん逃がさないよ」

維織「9主君もう諦める…」

レッド「クソッタレーーー!!」


とりあえず短いですが終わりです。
書ければ番外編書きます

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