承太郎「おれがCGプロのプロデューサーだと?」【第一部】 (49)

一応DIOM@Sの続きです

ジョジョ×モバマスですが、モバマスを知らない人でも読めるように頑張ってます

それではすいませェん............

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......................................................................


..................................................

..................................

...................

..............

.........

....




承太郎「...........................ハッ!!」

承太郎「ここはッ..............」

承太郎「日本............か......?」

承太郎「........おれは確か、エジプトでDIOをブチのめしたハズ.........」

承太郎「夢.......................いや、これは現実だ」


承太郎「..........................」




DIOの新しい能力『THE WORLD BITE THE DUST』の影響により、

承太郎も自分と異なる時代に飛ばされてしまったのだったッ!

時は1987年から27年後の日本であるッ!

承太郎「.................新手のスタンド攻撃か?」

承太郎「....................................イマイチわからん.........」

承太郎「.....................ポルナレフ!」

承太郎「.............いないな」

承太郎「だとすれば、じじいもいねぇ.............」

承太郎「.................一体、何が起こっていやがる.............」

?「ん~、今年も経営出来ますかね~......」

?「とりあえずアイド、いや、プロデューサーがいないと......」

?「どこかにプロデューサーが務まる人は」

ドン!

?「きゃっ!」ビターン

承太郎「おっと、ぶつかっちまったか。悪いな、考え事をしていたもんでな」

?「..........あっ.................」

承太郎「掴まりな」スッ

?「あ、ありがとうございます」ムクッ

承太郎「それじゃあな」スタスタ

?「(.........................ティンと来ました!)」

?「あ、あの!」

承太郎「...........何だ?」

?「私!CGプロの社長、まぁ事務員みたいな者ですが、千川ちひろと言います!」

承太郎「それがどうした」

ちひろ「あなた!アイドルのプロデューサーをやりませんか!?」

承太郎「プロデューサー?何だか知らんが、そんなことをやってる暇はねぇ」

ちひろ「そんな事を言わずに!必ずあなたの力になりますから!」

承太郎「消えな。お呼びじゃあないぜ.......」

承太郎「おれの力になるだと?何が出来るって言うんだ。悪いが、テメェにはおれの力にはなれない」

ちひろ「そこをなんとか!」

承太郎「やかましい!うっとおしいぞこのアマ!!」

ちひろ「(くっ............こうなったらッ!)」

ちひろ「何としてでもプロデューサーにしてあげすからねぇ~!」

ちひろ「スタミナドリンク、君の出番だ」ドォォォーン

ちひろ「大分前に発明した元気の出る飲料、スタドリだ。スタドリ、あの人をおびき寄せろ」

承太郎「やめろ。味は強そうだが、おびき寄せろと目の前で言われて、素直にそんな
ブ飲料についていくおれだと思うのか?」

承太郎「嫌なことだ.............、逆にもっと意地を張って何がなんでもついていきたくなくなったぜ」

ちひろ「少々手荒くなりますが、きっと自分の方から「務めさせてくれ」とわめき、
懇願するくらいやってやります!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

承太郎「.............................」

ちひろ「.............................」ダッ!

承太郎「ほう、真っ向から突っ込んでくるか」

承太郎「だが所詮は女だ、スタンドを使うアレでもねぇ」ガシィン!

ちひろ「おぉぉぉぉ!!!」グググググッ!

承太郎「!?」

承太郎「な!なんだ!この腕力ッ、女の力じゃあねぇ!」グググググッ!

ちひろ「ムウン!スタドリバイント!(苦い荒水)」

承太郎「クソ!意地でも飲ませる気か!こいつはやべぇ........」グググッ!

承太郎「スタープラチナ!」

スタプラ「オラァ!」ブォン!

バリィィィィン!

ちひろ「チッ!」ヒュ

承太郎「フン.........力があろうとも、そのスタドリとやらがなければ........」

承太郎「なんの意味もない。おれの勝...............ッ!?」

承太郎「身体が........言う事を聞かねぇ......ッ!」

ちひろ「そのスタドリは、体力回復はおろか、使い方によれば人を操ることも出来る」

ちひろ「私にしか出来ませんけどね」

承太郎 グググッ

ちひろ「ま、これで戦いの年季の違いというのが、よぉーくわかったでしょう」

ちひろ「『相手が勝ち誇った時、すでにそいつは敗北している』、これが千川ちひろのやり方」

承太郎「チッ!」

承太郎(スタプラ)「おおおおおお!!テメー!おれはもう知らんぞッ!」ズンズンズン!

ちひろ「.................」クルッ

承太郎(スタプラ)「貴様!何故急にうしろを見せるのかッ!こっちを向けいッ!」

ちひろ「私はあなたを倒すのが目的ではありません。ただおびき寄せるだけです」

承太郎「ッ........................」

承太郎「(おびき寄せるにしては、完全に奴の陣地に潜入している...........)」

承太郎「してやられたというわけか?」

ちひろ「そうでもありません。私もマジでした」

承太郎「もしおれがこのまま殴り続けたら、そうするつもりだった?」

ちひろ「私の武器......スタドリは1本だけじゃあない。あなたの拳を止めるのは、わけない」

承太郎「.......................フン」

承太郎「千川、ひとつだ!」

承太郎「ひとつだけ今、わからない事を聞く........」

承太郎「何故テメェはおれをプロデューサーに選んだ?そこがわからねぇ」

ちひろ「あなたは『引力』を信じますか?私と会って闘った事に意味がある事を!?」

承太郎「......?何を言っているのか良くわからないが.............」

ちひろ「出会いというものは『引力』ではないですか?あなたが私にどういう印象を持ったのか知りませんが、
私は『出会い』を求めて社長をしています」

ちひろ「ただ、感じただけですよ。あなたなら私の事務所を救ってくれるって」

承太郎「.............................」

承太郎「(コイツは、何もかも見通したような眼をしている.........)」

承太郎「(.................『引力』.........か)」

ちひろ「ダメ...............ですか......。わかりました、この話は」

承太郎「ちょい待ちな、そのプロデュース、おれが引き受ける」

ちひろ「えぇ!?いいんですか!?」

承太郎「あぁ」

ちひろ「ど、どうしてッ」

承太郎「さぁな......そこんとこだがおれにもようわからん」

ちひろ「そうですか......でもありがとうございます!これから、宜しくお願いしますね!プロデューサーさん!」

承太郎「あぁ。そういや、自己紹介がまだだったな。空条承太郎だ」

ちひろ「いい名前ですね!ちなみにおいくつなんですか?」

承太郎「17だ」

ちひろ「17ッ!?........ま、まっさか~、本当に17歳だったら法律で潰されちゃいますよ~」

ちひろ「冗談ですよね..................?」

承太郎「..................あぁ」

ちひろ「と、とりあえず明日!事務所に案内しますので!」

承太郎「あぁ」

@翌日

ちひろ「ここがCGプロです!」

承太郎「おれの屋敷とまではいかないが、中々デカいな」

ちひろ「..........あの、気になったんですが」

承太郎「なんだ」

ちひろ「どうして学ランなんですか?」

承太郎「おれは学生だ。学生は学生らしく、だ」

承太郎「(花京院が言っていたな)」

ちひろ「あっはは~、学生じゃないのにですか~.............」

承太郎「どうでもいい、入るぞ」

ちひろ「あぁちょっと!」

バン!

ちひろ「足ィ!」

承太郎「扉は足で開けるのが癖でな」

承太郎「ほう、必要な備品は揃っているようだな」

ちひろ「伊達に事務所やってませんから!」

承太郎「改めて用意する必要はないか」

承太郎「..................で、アイドルはどこだ?まだ来てないのか?」

ちひろ「アイドルは...............いません!」

承太郎「.................なんだと?」

ちひろ「えーっとスタドリの在庫は~」ダラダラ

承太郎「おい、それはどういうことだ」

ちひろ「あっ、エナドリが切れてますね~」ダラダラ

承太郎「おい千川!貴様話を聞いてるのか!『関係ないね』ってふうな顔をするんじゃあないッ!」

ちひろ「...................................いないんです」

ちひろ「アイドルは.....いないんです!!」

承太郎「................................」

ちひろ「何度街で声をかけてもアイドルは捕まらないし......」

ちひろ「募集しても集まらないし........」

承太郎「.............冗談じゃねーぜまったく.........」

ちひろ「経営もギリギリで.........いつ潰れてもおかしくなくて.......」

承太郎「........だろうな」

ちひろ「そこで!プロデューサーさんと出会ったんです!プロデューサーさんならやってくれる気がして」

承太郎「...........................」

ちひろ「お願いですプロデューサーさん~!この事務所と私を救ってください~!」

承太郎「ひっつくんじゃあねぇーぜ!」

承太郎「チッ、わかった、おれがなんとかしてやる」

ちひろ「ありがとうございます~~~!!!」

承太郎「言え!『対策を!』」

ちひろ「そんなのプロデューサーさんがスカウトするしかないじゃないですか」

承太郎「....................」ゴンッ

ちひろ「痛ァ!?どうして殴ったんですか!?」

承太郎「知らん。おれは街に行く」

ちひろ「行ってらっしゃ~い」ヒリヒリ

@街

承太郎「...............................」

承太郎「(それにしても随分と栄えてるな.........)」

承太郎「(時は2014年.........それは昨日の新聞で確認した......)」

承太郎「(何が起こったのはさっぱりだ......DIOの野郎も同じか?)」

承太郎「(.............わからん)」

アノオミセイコー マタオカユ?オニギリタベタイノ スイマセーン ハイエロファントメロンクダサーイ

承太郎「(賑やかだな............)」

承太郎「(未来だという事が、目に見えてわかる..........)」

アノヒト、デカクナイ? カッコイイ! ハナシカケテミヨーヨ!

承太郎「(おっと目的を忘れるところだったぜ)」

承太郎「アイドルアイドル...........」

JK「あのぉ私達と」

承太郎「やかましいッ!うっとおしいぞッ!」

JK「きゃー!あたしに言ったのよ!」

JK「あたしよぉー!」

承太郎「広い街は人を探すのに苦労するぜ」

承太郎「ましてや決められたモンじゃあないからな..........」

承太郎「.....................................」

承太郎「............................ん?」

承太郎「あの女...........」

承太郎「何か胸にクルものを感じたぜ」スタスタ

承太郎「オイ、そこの女」

?「...............?.......私?」

承太郎「あぁ、名乗りな」

?「..............いきなり何?」

承太郎「いいから名乗れ」

?「............渋谷、凛だけど」

彼女の名は渋谷凛、15歳!高校1年!

長く伸びた黒髪、冷静で透き通る様な瞳ッ!

痩せ型の身体からスラッと伸びた脚!

それはアイドルに必要な魅力を十分に放っていたッ!

承太郎「ほう、渋谷か。おれはCGプロ、言わばアイドル事務所のプロデューサーだ」

凛「.............................」

承太郎「てめー、アイドルをやる気はねーか?」

凛「ちょっと待って」

凛「プロデューサーとか言ったね。アンタ、何者か知らないけど態度がデカいね」

承太郎「...................................」

凛「それに、学生服着た怪しい大男がアイドル事務所のプロデューサーだなんて、
そんな突拍子もない話をいきなり「はいそーですか」と信じろっていうの?」

承太郎「(...................コイツ、おれと似てやがる)」

承太郎「フン、まぁいい。有無を言わさず信じるようになるさ」

凛「........................」

承太郎「おい渋谷、きさまには夢があるのか?」

凛「別に、ないけど」

承太郎「てめーは、自分についてよく考えた事はあるか?」

凛「................................なんだって?」

承太郎「ないだろうな、気付いていない」

凛「...................なんの話」

承太郎「素質はある。会話をして感じる部分が多々あった」

凛「だから、何の話かって聞いてるの!」

承太郎「ダンスや歌は問題ないと見た」

凛「アンタ、いい加減に!」

承太郎「おめーの運命を決定づける事だッ!!」

凛「!」

承太郎「何もしたい事がないんだろ?」

凛「.............................」

承太郎「このまま、ただ平凡に暮らして己の人生を終えるか?」

凛「私は...................別に..................」

承太郎「いいや、嘘だね。テメェの心は揺らいでる」

凛「...............................」

承太郎「渋谷、おめーには素質、魅力がある」

凛「ないよ............そんなの」

承太郎「自分のことというのは、自分では中々見えにくい」

凛「...................」

承太郎「どうだ?アイドルをやる気はないか?」

凛「........私には、出来ないよ」

承太郎「どうしてそう決めつける」

凛「....................なんとなく」

承太郎「『なんとなく』じゃあ意味はねぇ」

凛「..........本当はこのまま、普通に年とって終わるのは嫌」

凛「でも、今の私にこれから満足できるような人生を歩む自信なんてない.........」

凛「私に、『希望』なんて.........ない」

承太郎「.............................いいだろう」

凛「?」

承太郎「渋谷、おれと『賭け』をしよう」

凛「賭け?」

承太郎「あぁ、この三年、いや一年、それまでにきさまをトップアイドルにしてやる」

凛「そんなっ、無理に決まってるよ!」

承太郎「いいや、可能だ。おれが全力でプロデュースする」

凛「..................本当かな......」

承太郎「嘘は言わねぇ」

承太郎「ポーカーと同じように、おれの魂を賭ける」

凛「...................................」

承太郎「そしてそこに上のせ(レイズ)するのは、おめーの人生だッ!」

承太郎「さぁ!賭けるか!賭けないのか!ハッキリ言葉に出して言ってもらおうッ!」

凛「....................うん..........ノるよ、その賭け」











凛「私に『希望』をくれるんでしょ?」









承太郎「あぁ」

凛「なら私、アイドルやるよ」

承太郎「ようやくおれがプロデューサーだという事を信じたようだな」

凛「そりゃ信じるよ。だって目が本気なんだもん」

承太郎「よし..................」ガサゴソ

承太郎「いいだろう渋谷!このタロットカードを取りな」バッ!

凛「タロット?」

承太郎「そうだ、運命のカード、タロット。絵を見ずに無造作に一枚引け」

承太郎「これはおめーの運命の暗示になる」

凛「なんかよくわかんないけど......................それじゃあ....................」

凛「コレ!」ピッ

承太郎「........................ほう」


ゴゴゴゴゴゴ


承太郎「まさか、このカードを引くとはな..............」


ゴゴゴゴゴゴ


承太郎「てめーと会う事は、運命づけられていたということか.............」








承太郎「...........『希望』の暗示を持つ『星(スター)』のカード..............」






承太郎「(コイツ、やはりおれと似てやがる)」



承太郎「とりあえず、よろしくだな渋谷」

凛「凛でいいよ」

承太郎「ならば.........凛。これから面倒だが希望溢れることが数限りなく起こる、しっかりついてこい」

凛「うん!」





CGプロのプロデューサーを務めることになり

そして渋谷凛という逸材を探し出した承太郎!

彼は無事プロデュース出来るのだろうかッ!?

終わったッ!第一部完ッ!

駄文失礼しました

他のssでございます。暇でしたらどうぞ。

↓こちら、とてもキャラ崩壊及びカオスになっております。ご注意ください

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それではまたお付き合いくださいね

イヴラジは火曜の21時頃に投下します

DIOM@Sのリンク貼れよ

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