まーたまたDIOM@Sです。何度もすいませェん...
前回
DIO「961PRO...貴様はこのDIOを怒らせた」【第四部】
ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400243054
の続きになります
暖かい目でよろしくどぅぇぇぇすぅぅ
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待ってました
>>2
こんなアホssにお付き合いいただきましてありがとうございます
DIOが務める奇妙な事務所、765PROッ!
始めの貧弱に比べ、大きく強く成長した!
これもDIOのおかげであるッ!
律子「大型ライヴに向けて合宿とはね~」
小鳥「明日からですか。杜王町初ライブ以来ですね」
律子「あれが最初ですか...」
小鳥「あの時は色々ありましたね、リサリサ先生もいましたし」
律子「今頃どこにいるんですかねぇ~」
小鳥「そうですねぇ...合宿と言えば、パリには行かないんですかね?」
律子「...あー、あのパリで歌の勉強企画ですか...」
律子「あれ、プロデューサー殿が『そんな時間あったらファンファーレでも吹いてろ』って...」
小鳥「その台詞好きですよね」クスッ
律子「もーそう言ったら頑固で」
小鳥「合宿、楽しみにしてるんじゃないですか?」
律子「いやぁ、それに限っては...」
DIO「服は何日分だ...?多めに持って行った方がいいか...」
律小「「むっちゃ楽しみにしとる」」
翌日
@DIO車
伊織「アンタいつの間に大型車の免許取ったのよ!」
DIO「先週だ」
春香「そんなに早く取れるんだっけ...」
律子「なわけないでしょうが」
貴音「大きい車ですね」
響「いぬ美も連れてきたけど、全然余るさー」
いぬ美「」ガタガタガタガタ
響「いぬ美!?何で震えてるさ!?」
千早「おそらくプロデューサーの膝蹴りが原因だわ」
美希「小鳥は?」
DIO「奴は留守番だ。貴様らも売れてきたからホルホースだけでは手に負えん」
美希「ふ~ん」
やよい「...あっ、後ろの車」
DIO「む、ボロ車が急いでいるようだな」
あずさ「片側に寄って先に行かせてはどうでしょう?」
DIO「あぁ」クイ クイ
チカ!チカ! ブォォォン
DIO「(...奴は運命(フォーチュン)か?)」
真美「ところで兄ちゃん、今回はどんな宿なの?」
亜美「前みたいにボロいの?」
DIO「いや、765も随分と金が入ったからな、ボロくはない」
真「やーりぃ!」
真美「たのちみ→!」
@宿
DIO「着いたぞ。ここが今回の宿、『G.D.stホテル』だ」
美希「中々キレイなの」
あずさ「周りが海なんてオシャレですね~」
響「沖縄を思い出すさー」
伊織「でも何か刑務所っぽいわね」
DIO「まずは支配人に挨拶だ」
全員「「「はーい」」」
@ロビー
支配人「みなさん、私がこのG.D.stホテルの支配人、露骨場露故です」
ロッコバロッコ「そしてェェェ、私の隣にいるこの彼女はぁー」
ロッコ「みなさんの挨拶を手伝ってくれるアシスタントのシャーロットです」
美希「.........」
ロッコ「シャーロット、みなさんへこのホテルの説明をしてください」
シャーロット「はい」
シャーロット「このホテルは他と違い、レッスン場を設備しています。
後は同じですが、敷地内で運動したり、外へ出るのも自由です。
明日の夜には、近くで夏祭りがあるので、奮ってご参加ください」
美希「.........」スッ
シャーロット「でも支配人!時間は守らなくちゃですよね?」
ロッコ「それはそーだよシャーロット!」
ロッコ「朝食は6~9時、それにチェックアウトもあるしね」
ロッコ「だからいつまでも寝てると帰れなくなっちゃうからねェ」
美希「どこでも寝ていいの?」
シャーロット「支配人が話してんだッーー!!黙ってろッ!」
美希「.........」
ロッコ「禁止ですよォー星井美希さん、許可できるのは自室のみです」
ロッコ「ま、そーゆーことで、挨拶はこのぐらいにしておきましょう」
@通路
美希「もう!なんなの!あの支配人!」プンスカ
真「ちょっと厳し過ぎだよね」
DIO「とりあえず貴様らは自室で待機だ。2時間後にビーチで撮影がある」
春香「ここでも仕事ですか!?」
DIO「あぁ、ちょうどイイのがあったのでな」
DIO「それでは、各自自室に行け。解散」
@亜美 真美 部屋
亜美「わわっ!広~い!」
亜美「海も見える~!」
亜美「前とは全然違うね!」
シーン......
亜美「.........」
亜美「しかし、てめーら...オレ達に休む暇も与えてくれないというわけか...出て来い!」
冷蔵庫 クン!ズ...ズル~
ズズズズズズ
亜美「中々鋭い殺気をしているな...ひとつ名乗っておきな」
真美「オレの名は双海真美、何故冷蔵庫にいるとわかった?」
亜美「てめー、頭脳がまぬけか?中身を外に出して...片づけてねーぜ!」
ドキュ!ヒュンヒュンヒュン ドスドス シャキィーン アミヤリスギッショー!
@響 貴音 真 部屋
響「おっ!外に運動場があるぞ!みんな行こ!」
真「いいね!何する?」
貴音「ここに、ぼうるがありますね」
響「じゃあキャッチボールでもやるさー!」
@運動場
響 ヒュン
真 パシィ ヒュン
響 パシィ ヒュン
真「もう87回目だね」パシィ ヒュン
響「結構続いたね!貴音はやらないんさ?」パシィ ヒュン
貴音「えぇ、私はベンチに座って見ております」
真「そっか。響、中々うまいね」パシィ ヒュン
響「そういう真もうまいさー、これだったら何球でもいけちゃうね!」パシィ
貴音「100回続かない方に100どる」
響真「「!?」」
真「ごめん、今なんて?」
貴音「あなた達のきゃっちぼうるが100回続かない方に100どる。単なるヒマ潰しです」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
響「...自分はやるさ」ヒュン
貴音「ぐっど!」
真「ちょ!ちょっと響!」パシィ
響「この合宿でお金は必要さ。ましてや明日は夏祭りがあるからね」
真「............」ヒュン!
響「!!」パシィィィ!
真「...条件は、貴音がそこを動かないこと」
貴音「ぐっど!すでに始まっていますね」
ヒュン パシィ ヒュン パシィ ヒュン ポロ ウギャー! ナイゾウガー!
@春香 千早 雪歩 部屋
春香「変わった部屋の名前だね」
千早「そうね。『双首竜の間』って...」
雪歩「何か怖いね...」
千早「と、とりあえず入りましょう」
キィィ
春香「...これと言って普通だね」
雪歩「でも前と比べたら綺麗だね!」
千早「...?何かしら...縄?」
春香「これあれだよ!こうやって片手で持って...ジャンプ!」プラーン
春香「...ほら!次のに渡る!」プラーン
春香「こう!こう!こう!」プラーン プラーン プラーン
千早「ふふっ、春香、ゴリラみたいよ?」
雪歩「天海ゴリラちゃんだね!」
春香「ゴババァ!」
千雪「「タ タルカスだーーッ!!」」
@やよい 伊織 部屋
やよい「わぁ!いいお部屋だね!」
伊織「えぇ、中々キレイね」
やよい「ほら!ピアノ!」
伊織「本格的ね~、しかもグランドピアノじゃない!」
やよい「ぐらんどぴあの?」
伊織「上を開けるやつよ」
やよい「そうなんだ~。あ!ジュースもあるよ!」
やよい ゴクゴク ビチャビチャ
伊織「やよい!こぼしてるじゃない!」フキフキ
やよい「あれぇ?ちゃんと飲んでたのにな~?」フキフキ
伊織「ふーっ。なっ!ベッドがひとつしかないじゃない!」
やよい「ホントだ!」
伊織「(こ、これは...一緒に!)」
伊織「や、やよい一緒に!」
やよい「じゃあ私はピアノの中で寝るね!」
伊織「寝...えぇ!?ピアノ!?」
やよい「一回入ってみたかったんだ~、えへへ~」
伊織「そ、そう...ならいいわ...」
伊織「それにしてもここは部屋が番号じゃないのが不思議ね~」
やよい「何だっけ?ばーにん...」
伊織「『バーニング・ダウン・ザ・ハウス』よ」
やよい「あ、それそれ!」
伊織「G.D.stの七不思議かしらね~」
@美希 律子 あずさ 部屋
律子「はぁ~、765も稼いだわね~」
あずさ「あらあら~、とっても綺麗ですね~」
美希「サイコーなの!」
美希「あはっ☆ベッドも大きいの!フカフカなの~」
律子「コラ美希、はしゃぎ過ぎよ」
あずさ「美希ちゃん子供みたいですね~」
美希「..........?」
美希「あの棺桶は何なの?」
律子「どれよ?...あ、本当だわ!」
あずさ「何かしら?」
美希「ミキじゃ開けなさそうだから、律子、さん開けてなの」
律子「仕方ねいわね~」グッ グッ
律子「......」ギギギギキ
律子「中には...何が...ッ!!?」
美希「」スピー スピー
律子「な、中にいたのは美希だったァー!今後ろにいたのにィ~!」
あずさ「あらあらあらあらあらあら」
@DIO 部屋
ザザーン...
ザザーン......
DIO「.........」
DIO「......このDIOが」
DIO「モンキーのプロデューサー...か...」
DIO「...変わったものだな......」
DIO「...だが未だにわからん」
DIO「何故ここへ飛ばされたのか?」
DIO「.....................」
DIO「......わからん」
二時間後
響「疲れたぞ...」
真「1000球はキツかった...」
貴音「本当に1000球やるとは...」
真美「亜美~、鏡割るのはダメっしょ~」
亜美「だって真美どこにいるかわかんないんだもん」
春香「手つっちゃったね~」
千早「でもいい運動になったわ」
雪歩「春香ちゃん後半暴走してたしね」
やよい「なんか家具が透けてたような...」
伊織「も~やよいったら~、そんなわけないじゃない」アハハ
律子「美希、アンタいつの間に移動したの?」
美希「律子、さんが開けた時、美希のお昼寝センサーが反応したの」
美希「その棺桶は寝心地が最高!って!そしてらもう入ってたの!」
あずさ「なるほど~」
DIO「全員集まったな、それでは撮影にいくぞ」
全員「「「はーい」」」
@砂浜
伊織「暑いわね~...」
あずさ「そうね~」
雪歩「何度くらいだろ...」
真美「ばっばかなッ!温度計がいきなり60℃に上がったぞ!」
春香「砂浜で撮影...でも季節的には合ってる仕事だよね」
やよい「日焼けしちゃいますねー」
美希「フハハ クックッヒヒケケケノォホホノォホ」
亜美「OH MY GOD!ミキミキが暑さのせいでおつむがやられちまった!」
響「それにしても、みんなで仕事なんて久しぶりさー」
千早「そうね、でも我那覇さん、ほとんどSPWさんと仕事だったんじゃないかしら?」
響「う~ん、『SPWと響の石油発掘旅』、『悪臭バトル』、『財団を建てようTV』...」
響「レギュラーだけで3本もあるぞ」
貴音「多いですね」クス
響「貴音だって、『SPWとグルメ旅(オウガーストリート)』があるさー」
真「SPWさんも働くなー...」
雪歩「それを言ったら、プロデューサーもだよね」
春香「そう言えばプロデューサーさんは?」
真美「兄ちゃんならあそこで座ってるよ」
雪歩「砂浜にパラソル立てて...寝てる?」
真美「なんか『ンドゥールごっこ』とか言ってたよ→」
伊織「何よそれ...」
DIO「(...音のみで探知するのは中々難しいものだな)」
真「何してるのかなぁ?」スタスタ
DIO「(む...歩幅の間隔からすると身長160...159か...菊地だな)」
真「あ、いぬ美」
いぬ美「ワン!」
真 ガシィ オオオオ オラァッ キーン
DIO「なっ何だ!こっちに向かって何かを投げたぞッ!こ...この風を切る音!」
真「いぬ美だぜ」
DIO「この圧倒的パワー、まずい!激突するッ!」
響「......あっ!いぬ美がまた危な」
DIO ボギャァァァァァ
響「遅かったさァーッ!!」
@レッスン
DIO「よし、今回はこのDIOが見よう」
雪歩「プロデューサーがですか?」
DIO「あぁ。秋月は局から連絡が入ってしまったんでな。長くなるそうだ」
亜美「兄ちゃんの指導なんて初めてだね」
真美「そうだね→」
DIO「上手く指導できんかもしれんが、そこは許してくれ」
DIO「レッスン開始」
.........
DIO「(ふむ...俺が直すところもないか...?)」
DIO「(コイツらも...成長したな)」
DIO「昔はどうしようもないカス共だったのにな」
響「口に出てるぞ」
.........
DIO「まぁいいだろう、戻ってすぐ飯だ。その後に風呂。わかったな」
全員「「「はーい」」」
ゴハンナンダローネー アレタベタイ! ナニ? モッツァレラチーズトトマトノサラダ!
@夕食
ウンマァァイ ハーモニーッツウンデスカー
貴音 カチャ
真美「?」
貴音「フフ、これはお茶のおかわりを欲しいサインですよ」
貴音「こうやって茶ビンのフタをずらしておくと、おかわりを持ってきてくれるのです」
真美「ふ~ん」
貴音「また人にお茶を茶碗に注いでもらった時は、人差し指でトントンと2回たたくのです」
貴音「これが『ありがとう』のサインですよ」
真美「さっすがお姫ちん!食のことなら何でも知ってるね!」
亜美「すみません、どうも漢字が難しくてメニューがわかりません。助けてほしいのですが」
響「自分は漢字は大体わかるぞ!で...何を注文したいさ?」
響「えーっと...エビとアヒルとフカのヒレとキノコの料理?」
ドジャアーン
【カエルのまる焼き】【おかゆ】【貝料理】【さかなを煮たもの】
響「な、何を注文してもうまいもんさー!」
亜美「手まひまかけてこさえてありますなぁ」ヒョイ
亜美「ほら、このニンジンの形」
亜美「星(スター)の形...なんか見覚えあるなぁ~...」
DIO「!!?」
亜美「そうそう、私の知り合いが首筋にこれと同じアザを」
亜美「もっていたな...」
雪歩「プロデューサーのこと?」
DIO「!!???」
あずさ「結構目立つものね~」
DIO「バレている...だと...」
@風呂
響「人いないぞー!貸切りさー!」ザッブーン!
伊織「ちょっと!洗ってから入りなさいよ!汚いじゃない!」
伊織「特にアンタは!」
響「どういう意味さァーッ!」
@風呂 DIO
DIO「前の宿では入らなかったが...」
DIO「これが風呂か...」
DIO「イギリスに湯船などなかったからな...知らん」
DIO「......」
DIO「普段は水で流すだけなんだが...」
DIO「.........」ピチョン
DIO「WRYY!?熱ゥ!?」パッ
DIO「.........」ピチョン
DIO「熱ゥWRYYYYYY!!!」
\ウリィィィィィィィィ/
伊織「やっ!?何よ!?」
春香「プロデューサーさんだね」
雪歩「熱かったんだね」
真「そういえばプロデューサーって冷え性なのかな?」
律子「そうかしら?」
真「この前、手を繋いだ時、すっごく冷たったんだよね~」
全員「「「.......」」」
真「......あれ?」
美希「それはどういうことなの真くん」ゴゴゴゴゴ
春香「聞き捨てならないなぁ」ゴゴゴゴゴ
雪歩「何で手を握ったのかな?」ゴゴゴゴゴ
真「い、一緒に遊園地に行った時に...」
全員「「「遊園地ィ!?」」」
真「う、うん」
全員「「「許せん」」」
真「えぇっ!?」
全員「「「裁きを」」」
真「うわぁぁぁぁぁ!!!」
\タコス!/
DIO「む、奴ら騒がしいな」
DIO「フー...」
DIO「慣れるとイイものだな...」
DIO「......WRYY...」
その夜
春香「明日の夏祭り、楽しみだね!」
千早「ええ、そうね」
真美「いっぱい遊ぼうね」
やよい「うん!」
気化冷凍法か
翌日
響「このホテル、カラオケもあるぞ!」
千早「そうなの?」
響「そうさ!みんな行くさー!」
全員「「「おー!」」」
律子「レッスンまでには帰ってきなさいよ~」
>>43
そうです!ご理解早くて助かります!
@カラオケ
美希「夕べ眠れずに~♪泣いていたんだろ~♪」
春香「やっぱり美希うまいな~」
真美「やよいっち、何歌うの?」
やよい「うーん...これ、かなぁ...」ポチ
千早「......」ペラ ペラ
雪歩「千早ちゃん、本より機械を使った方がいいよ」
貴音「こんなものがあったのですね」
亜美「知らなかったの?」
美希「ふーっ、歌い終わったの~」
あずさ「上手だったわ~」パチパチ
やよい「次はわたしですー!」
春香「何歌うのかな?」
パッ
【 Made In Heaven 】
全員「「「洋楽ゥ!?」」」デデン デデーデン
真美「何コレ!?」デデン デデー
やよい「この前プロデューサーに教えてもらったんだよ~」デデン デデーデン
雪歩「歌えるの?」デデン
やよい「英語は苦手だけど頑張りますー!」デデーデー
やよい「I'm taking my right with destiny willing to play my part」
全員「「「えぇぇぇぇぇうまぁぁぁぁ!!???」」」
@夏祭り
雪歩「四条さん、着物綺麗...」
貴音「そうでしょうか?ありがとうございます」
真美「てかなんで着物持ってたの?」
貴音「とっぷしーくれっとです♪」
春香「あっ金魚すくい!」
亜美「勝負だ!はるるんもといタルカスよ!」
春香「URWOOOOOOO!!!!」
響「こんなに売れてるのにバレないぞ」
美希「堂々してると、案外バレないの」
ワハハハ ワタアメオイシー クジヒコー アタッター ナニソレ? スーパーエイジャ
............
.......
....
やよい「楽しかったですねー!」クルッ
あずさ「そうね~」
やよい「みんなで一緒にやるって、何でも楽しいですよね!」
千早「そうかもしれないわね」クスッ
響「プロデューサーも来ればよかったのにね」
春香「『くだらん』って言ってたよ」
ガサガサ
猫「ウニャァ」
やよい「...あっ!猫さんですー!」タタッ
車 ブウゥゥゥン
千早「...ッ!?高槻さん危なっ!!」
『
キキィィィィィ
ドン!
ゆうー!
ゆうー!!
』
千早「ッ!!」
ビュン
ガシィ!
キキィィィィィ
やよい「わっ!」
DIO「このアホが、飛び出すなッ」
やよい「うぅ...ごめんなさいぃ...」
<大丈夫かー!?
DIO「あぁ、大丈夫だからさっさと行け(世界を使うアレでもなかったな)」
響「いつからいたんさ!」
DIO「帰りが遅いと思って様子を見に来たのだ」
千早「あっ...あっ...」
DIO「...?如月、どうかしたか?」
千早「はっ!......いえ......」
DIO「...?」
@合宿所
DIO「.........」
DIO「あの如月の顔...」
DIO「正常ではなかった」
トゥルルルル トゥルルルル
DIO「む」スチャ
高木『もしもし!DIO君かね!?』
DIO「何だ、どうした」
高木『今、大変なことになっているのだよ!』
DIO「何ィ?」
高木『情報が流れてしまったんだ!』
DIO「一体何の事だホルホース!」
高木『如月君の事だ』
DIO「如月...だと?」
高木『とりあえず君は早く戻って来てくれたまえ!』
DIO「何があったがわからんが、了解した」
.........
@外
DIO「一旦事務所に戻る。あとは任せた」
律子「わかりました。一体何が起きたんでしょうね...」
DIO「皆目検討がつかん。ホルホースもペットショップも電話対応に追われていた」
律子「そうですか...。みんなに報告しておきますから、プロデューサー殿は事務所に戻ってください」
DIO「あぁ、よろしく頼む」
ガチャ バタン
車 ブロロロロロロ...
DIO「.........」
DIO「以前とはまた、違う胸騒ぎだ...」
DIO「どうにも...できんような...」
@合宿所
やよい「プロデューサー帰っちゃったんですか?」
律子「えぇ、ちょっと事務所が忙しいみたいで...」
春香「それって売れてきたってことだよね!」
響「きっとそうだぞ!」
律子「...だといいけどね」
律子「プロデューサーの代わりに私が指導するから覚悟しておきなさいよ!」
亜美「うぇぇ!?律っちゃんがやんの!?」
律子「当たり前じゃない!他に誰がやるっていうのよ!」
伊織「......やだわ~」
真美「いおりんがしょげてる!?そんなに厳しいの!?」
亜美「厳しいよぉ!リサリサ先生並みだよぉ!」
真「ウソォ!?」
雪歩「えぇ!?」
貴音「なんと」
律子「なわけないでしょうが!」
律子「と・り・あ・え・ず!ビシバシいくわよ!」
全員「「「はーい...」」」
@道路
ハイウェイ ハイウェイスター
DIO「.........」トゥルルル トゥルルル ピッ
DIO「...繋がらんか」
DIO「......」ポチッ
ラジオ ピッ
SPW『いやぁ、765PROも大変だぜ...』
DIO「!?」
SPW『前回のアレといい、オレぁ辛いぜ...』
DIO「何が起きたというのだSPW!」
SPW『本当災難なこったぜ』
DIO「スピードワゴンッ!!」
SPW『それじゃ続いては』
DIO「チッ!!」ドガァァン!!
カーナビ プス プス
DIO「...クソッ!」
@765PRO
ガチャ
DIO「戻ったぞ!」
高木「うぉ!?早かったね!」
DIO「あぁ、途中時を...いや、何でもない。何があった」
高木「あぁ...コレを見てくれ...」スッ
DIO「何かの週刊誌か」ペラッ
DIO「.........何ィ?」
DIO「『弟を亡くした歌姫、如月千早』...だと?」
DIO「...どういうことだ」
DIO「説明しろホルホース!」
高木「ま、まぁ落ち着きたまえDIO君!コホン、そうだね...如月君は...この週刊誌のとおり、弟君を交通事故で失っているのだよ」
DIO「!」
高木「これに関してはタブーであって、どこにも流れるはずはないと思っていたんだが...」
高木「この報道後、前回世話になったアバッキオ君から連絡があって...」
DIO「......」
高木「流したのは城狩栄という黒井の部下だった男だそうだ」
高木「黒井が捕まったことを恨んでいるようだ...」
DIO「(ジョウガリエー...確か俺の部下にも似たような奴が...)」
高木「どうしたらいいのか...私にもわからんのだ...」
DIO「......」
DIO「他に支障は出ているか」
高木「うむ...TVや取材が中止になった」
DIO「......そうか」
高木「とりあえず!今は電話対応をしてくれ!解決するまではソレだ!」
DIO「わかった」
@合宿所
美希「久しぶりに疲れたの...」
真「やっぱ律子はハードだよ...」
律子「そんなことないわよ」
響「うっげぇぇ」
千早「リサリサ先生の素質があるわね...」
やよい「うっWRYYY...」
真美「ちょ!みんな!テレビ!!」
春香「え?」
響「何さ?」
TV『如月千早さんの弟さんが事故で亡くなっていたという過去について...』
千早「!!?」
貴音「.........」
あずさ「......え?」
律子「プ、プロデューサーが戻ったワケって...」
伊織「これで事務所が...忙しいという事ね...」
春香「ち、千早ちゃん...?」
千早「......」ダッ!
春香「千早ちゃん!待って!!」ダッ
伊織「春香!」
春香「!」ピタッ
伊織「追ってはダメよ」
春香「で、でも!」
伊織「今は...一人にしてあげなさい」
春香「......うん」
律子「と、とりあえず各自部屋に戻って。みんな千早のことについては触れないであげて」
全員「「「......はい...」」」
それから1週間が経過した。
合宿は終了したが、千早は全く参加しなかった。
そして千早の報道が止まる事はなかった。
千早は家に引きこもってしまい、
765PROに顔を出す事はなかった。
DIO「それでは行ってくる」
小鳥「プロデューサーさん...これで何回目ですか?千早ちゃんの家に行くの...」
DIO「わからん」
小鳥「合宿翌日から一日2,3回行ってますものね...」
DIO「......必ず何とかする」
ガチャ バタン
小鳥「プロデューサーさん...」
人がいないwwwwこの時間は寝ちゃうか...まぁいいだろう
@千早家前
DIO「如月、いるか」
千早『......』
DIO「いるな」
千早『......』
DIO「早く事務所に戻れ。仕事があるわけじゃあないが、猿共が貴様を待っている」
千早『......』
DIO「...俺も待っている」
千早『...!』グッ
DIO「......」
DIO「...命というのは、儚きものだ」
千早『......』
DIO「少し強く握れば、すぐに散る」
DIO「本当にちっぽけなものよ」
DIO「中には、簡単に散らん奴もいるがな...」
千早『.........』
DIO「(...だが...今まで人間の命を葬ってきたこの俺に、命の“尊さ”など、教えることは出来ん...)」
DIO「.........また来る」
千早『私の...せいです...』
DIO「!」
千早『私のせいで...優は...』
DIO「貴様の親が言っていたが、貴様はそこにいただけで、責任はないと...」
千早『両親が何を言おうと関係ありません...私が...私がいなければ...』
千早『弟は...事故に遭うこともなかったんです...』
DIO「如月...」
千早『私に......関わらないでください...』
千早『もう.........』
DIO「......辛いだろうが、時間がかかるだろうが、必ず戻ってこい。貴様だけの問題ではない」
DIO「それだけだ。では」
千早『......』
千早「(私は...あなたを守れなかった...)」
千早「......」スッ
千早「(優は絵が好きだったわね...)」
千早「(私の歌が好きで...歌っている私が好きで...)」
千早「(いつも...歌っている私を描いて...)」
千早「(.........優)」
千早「(私はあなたのために歌っていたわ...)」
千早「(誰のためでもない...あなただけ...)」
@765PRO
ガチャ
DIO「戻った」
真「プロデューサー!千早は...」
DIO「......」
真「そうですか...」
雪歩「大丈夫かな...」
響「心配だぞ...」
美希「千早さん...」
春香「私も今朝行ったけど...何も...」
律子「そうだったの......」
DIO「.........」
その夜
DIO「...どうしたものか......」
DIO「俺には...どうすることも出来ん」
DIO「.........」
DIO「そういえば...」スッ ガサガサ
DIO「やはり、手紙は大量に来ていたか」
DIO「.........」
DIO「どれもこれも、如月宛だな...」
DIO「フン...愛されているな...」
DIO「.........」
DIO「...このDIOが」
DIO「『出来ない』、だと?」
DIO「いいや」
DIO「なんとしてでも...」
DIO「如月を...」
DIO「守るッ!!」
ドォォォーーーン!!!
...........
......
...
DIO「.......ハッ!」
DIO「ここはッ!?」
DIO「...最初と、このDIOがここに来た感じと似ている...」
DIO「........」
DIO「日本だというのはわかる、あの電信柱の文字はカタカナだ」
DIO「霧がかっている点は...似ていないな」
DIO「これは夢か...?」
DIO「まさか、モンキー共との日々も夢だというのかッ!?」
DIO「......いや、違う」
DIO「あれはまぎれもない現実だ。感情をこの胸に鮮明に覚えている」
DIO「だとしたらこれは夢に違いない」
DIO「...しかし、夢だとしても妙にリアルだな」
DIO「......わからん」
ブゥゥン...
ブゥゥゥゥゥン!
?「あっ!」
?「くるま!あぶなーい!!」
DIO「......」
DIO「なるほど、理解した」
DIO「これは...」
DIO「『過去』だッ!!」
DIO「 『世界』ッ!! 」
ドォォーン!
DIO「...ここにきて我が『世界』の新しい力か」
DIO「発動条件は『想い』の強さといったところだな」
DIO「モンキー共の時代は、俺の『負けたくない』という想い、の暴走...」
DIO「フン、『世界』はやはり最強だな。同時に使えるとは」
DIO「...そしてコイツは」
DIO「如月の弟、確か優と言ったか」ヒョイ
DIO「...その隣に如月か」
DIO「......そして時は動き出す」
パッ!
ブォン キキィィィィ!!
<大丈夫かー!?
DIO「あぁ、大丈夫だからさっさと行け」
ブゥゥン...
ちはや「おにいさん...ゆうをたすけてくれたの?」
DIO「む...あぁ、そうだ」ストッ
ゆう「ありがとう!」
DIO「礼には及ばん」
DIO「......千早」
ちはや「はい!...あれ?どーしてわたしのなまえしってるの?」
DIO「気にするな、後に会うことになる」
ちはや「...?」
DIO「お前は...歌が好きか?」
ちはや「は、はい!」
DIO「優、お前も千早の歌が好きか?」
ゆう「うん!おねえちゃんのえをかくのもすきだよ!」
DIO「そうか。...ならば歌い続けろ、何があってもだ。千早」
DIO「弟のためだけではない。皆のために歌え。お前の歌は誰をも魅了する」
DIO「これが俺との『約束』だ」
ちはや「はい!『やくそく』です!」
DIO「じゃあな」
ちはや「あ、あの!おにいさんはっ!」
ちはや「...あれ?いない...?」
ギューン
DIO「戻るには少々時間がかかるようだな」
DIO「......」
DIO「『過去を変えてはならない』という台詞が映画や書物に使われるが」
DIO「人の命を救えんようでは、何の教訓にもならん」
DIO「.........」
DIO「これが命の“尊さ”というものか...」
DIO「......フン」
パッ!!
DIO「...戻ったか」
DIO「......」ヒョイ ペラッ
『歌姫、如月千早さんの弟は、天才画家だった!』
DIO「...そうか。あのまま絵を描き続けたのだな」
ガチャ
千早「おはようございます」
DIO「ッ!千早!!」ガタッ
千早「ど、どうしたんですか!?」
DIO「もう大丈夫なのか!?」
千早「何がですか?」
DIO「ハッ...いや、何でもない」
千早「変なプロデューサー...」
DIO「(......)」
DIO「(弟が生きているなら、少しは性格が明るくなるのではないか?)」
DIO「(性格までは影響されんということか?馬鹿な...)」
DIO「千早よ、弟は...」
千早「はい、絵の勉強のためパリに」
DIO「一人でか?」
千早「いえ、両親も付いていきました。もう長いこと会っていません」
DIO「(...なるほど)」
DIO「寂しいか?」
千早「......」
千早「.........はい」
DIO「(...性格は明るくなると確信していたが、別の障害が生まれたようだな)」
DIO「(弟が生きているとしても、千早は寂しさを感じている)」
千早「でも...大丈夫です」
千早「会ってなくても電話はくれます。海外だと高いのに毎日...」クスッ
DIO「...フッ」
千早「それに...」
千早「みんながいますから」
DIO「......」
千早「だから私は大丈夫です」
DIO「...そうか」
千早「どんなに落ち込んでも、寂しくても、私は『みんなのために』歌い続けます」
千早「それがあの人との『約束』ですから」
DIO「...ほう」
千早「プロデューサー...」
DIO「何だ」
千早「......プロデューサー、優を助けてくれた人に似てる...」
DIO「違う。似ていない」
千早「え、でも」
DIO「違う」
千早「.........」
千早「...あとプロデューサー、いつから私を名前で...」
DIO「ッ!」
DIO「何となく...だ...ッ」
千早「そう、ですか」
DIO「嫌か?」
千早「いえ、嫌ではありません。でも少し恥ずかしいです」ニコッ
DIO「...フン」
DIO「(そういえば...)」ガサガサ
千早「?」
DIO「(これは『偶然』か?それとも『運命』か?)」
DIO「(どちらにせよ、イイことじゃあないか)」
DIO「千早よ、ここにパリで歌の勉強企画があるが...どうだ?」
千早「っ!プロデューサー!」
千早「はい!行きます!」
DIO「わかった。大型ライヴもそう遠くはない。すぐに行くぞ」
千早「はい!ありがとうございます!」
DIO「(やはり、少し明るくなったな)」
『過去』を書き換え、千早の歌手人生を救ったDIOッ!
765はいつかわりなく、動いていった!
ジョンガリAは結果に向かうことなく終わったッ!
数日後、千早はパリに向かい、家族との再会を果たし涙を流した!
そしてDIOは千早に勧められ、日本で開かれた
『如月優 絵画展』に訪れていたッ!
DIO「パリのルーヴルには一日4万人...」
DIO「とまではいかないが、猿共が溢れかえっているな」
DIO「まぁ、千早のおかげでもあるだろうが...」
DIO「......」スタスタ
DIO「風景画、肖像画に静物画...」
DIO「コイツの才能は底知れんな」
DIO「.........」スタスタ
DIO「.........ん?」
DIO「......この絵は...?」
DIO「千早とその弟、そして...このDIO...か」
DIO「幼少期の記憶のせいか、俺は少しボカシているな」
DIO「タイトル名は...」
DIO「『スタンド・バイ・ミー』...か」
DIO「...フン」
DIO「......くだらん」ニッ
終わったッ!第五部完ッ!
おつです!面白かったです!
乙、見ていたよ
>>91
夜遅くまでありがとうございます。糞ssに恐縮です
>>92
ありがとうございます
この名前でtwitterやってるので、是非是非~
最後にすいませェん...
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