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/. : : : : :.//: : : |. /|/ ∨ \ /_/ / │ \\ : : : : : : : \ : : : : : : : . \
当スレは『咲-Saki-』及び『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』の二次創作SSスレです。
・憧ルート固定
・非安価進行
・ド遅筆
以上の点に注意してお楽しみください。
,..-―へ/ . : : :ヽー- 、
彡';´.:/.: : : ; : : ヽ: : .、ヽ
//: : i: : : : :ハハ: : ;ハ:i、 iヾ、
ー--‐':´: : : : |: : : | | ゙、: ! И人ト、
\__: : : /: :ヽ!、: |! V ハ
/ : /: : :/ r- 、 __, -‐' ! <15スレ目!
!:∠:イ´ 丶、 _ _,..ノ
|ハ:( U  ̄ ̄ /
|;ヘー\ /
\: ;ヽ、 r--‐'′
r―┴┐ ├┬┐
ノ::::::::::::::|i ! _|O|_
/:: ̄ ̄ ̄\「:::: ̄:::::::\
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過去スレ
【咲-saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「笹食ってる場合じゃねえ!!」
【咲-saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「笹食ってる場合じゃねえ!!」 - SSまとめ速報
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【プロローグ】1~
【入学式】34~
【はじめてのぶかつどう】303~
【憧ちゃんに媚びよう!】512~
【部員めぐり】607~
【番外編・てるてる日和①】930~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ちくわしか持ってねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ちくわしか持ってねえ!!」 - SSまとめ速報
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【仲直りの握手】27~
【ランチタイム】362~
【先生を探そう!】540~
【男のニオイに慣れよう!】692~
【番外編・てるてる日和②】942~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「鯖じゃねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「鯖じゃねえ!!」 - SSまとめ速報
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【雨宿り(前編)】73~
【雨宿り(後編)】366~
【風邪-Kaze- 憧編 episode of side-A】719~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ここで満足するしかねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ここで満足するしかねえ!!」 - SSまとめ速報
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【番外編・てるてる日和③】72~
【風邪-Kaze- 京太郎編 episode of side-K】158~
【須賀、部活やめるってよ】440~
【番外編・てるてる日和④】904~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「テレビもねえ!ラジオもねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「テレビもねえ!ラジオもねえ!!」 - SSまとめ速報
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【素敵な連休の過ごし方】35~
【温泉旅館に泊まろう! 紅蓮篇】246~
【咲-Saki-】京太郎「あの地球人のように」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「あの地球人のように」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【番外編・てるてる日和⑤】174~
【温泉旅館に泊まろう! 螺巌篇】263~
【咲-Saki-】京太郎「冬のナマズみたいに」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「冬のナマズみたいに」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【接触る】97~
【須賀京太郎は友達が少ない】516~
【Mに手を出したら/おねーちゃんといっしょ】663~
【番外編・ラッシュあわー】907~
【咲-Saki-】京太郎「メロスのように」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「メロスのように」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【二人羽織】114~
【勉強会(直球)】361~
【勉強会(死球)】761~
【咲-Saki-】京太郎「エロ同人みたいに」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「エロ同人みたいに」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【番外編・たったひとつのさえたやりかた】82~
【河水浴に行こう!】255~
【究極VS至高】753は最高です!~
【咲-Saki-】京太郎「閃光のように……!!!」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「閃光のように……!!!」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【MCS】74~
【Mに手を出したら/掃除の達人】460~
【デート三昧な二人の一日】829~
続・過去スレ
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「XENOGLOSSIA」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「XENOGLOSSIA」 - SSまとめ速報
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【デート三昧な二人の一日】48~
【憧ちゃんに媚びよう!R】832~
【番外編・年下の彼氏に死ぬほど愛されて眠れないきょうこのごろ】920~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「pure rouge」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「pure rouge」 - SSまとめ速報
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【番外編・年下の彼氏に死ぬほど愛されて眠れないきょうこのごろ】23~
【奈良県吉野郡吉野町の巫女さんの手料理】138~
【Hatsuse Panic Requiem】537~
【血戦! 阿知賀&晩成】907
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「Cool×Sweet」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「Cool×Sweet」 - SSまとめ速報
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【番外編・江口セーラはシンデレラに憧れる】24~
【UTAGE】236~
【番外編・きよしこの夜】777~
【爪痕】908~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「-IL TEATRINO-」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「-IL TEATRINO-」 - SSまとめ速報
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もくじ
【爪痕】32~
【テレフォンショッキングピンク】518~
【メイド・イン・長野】658~
_____ / 〃 ヽ 、 '>、 `ヽ
/´ ヽ 〃 ,;/ ハ, ', ヘ\\ \
/ r ─ 、 __ /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::}::::::::: ',:∧ \ ヽ
Y { ,}(__.)o /:::::::::/,′:/::::::::::::::::/:::::::::::::://:::::::::::::::/:::|::::::::::::|:::::::: |::::::|::::::::::: :::::ハ ∨:::∧
. | | そ ゝ-イ´ /::::::::://:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::/〃::::::::::::/:::: |::::::::::::|:::::::: |::::::|::::::::::::: ::::::: l ∨:斗--,
. | | し }' /::::::: //:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::/:∥:::::::::::/::: :: |:::::::::::从!: : |::::::|:::::::::::::: ::,::斗ム-''゙´ r '
. | | て { /::::::: //:::::ム:::_:::::/∥::::::: /l:::″::::::::〃::∧イ:::::::::从:|::::八::::斗--< ,{' ,rァ'゙´:ヘ,
. | ェ } 〃:::/〃:::::/:::::::::::::7>{:イ::::/ j:::l|:::::::::::/ !:/ |l !:::::::/ !:ハ::ノ < { l!_∠ レ,‐-,、
. | j' /:://:/::::/l!::::::::::::/,_从::!|::〃 |::ハ:::::::::/ ,j/´.|!_!::::/,斗 ´ | li `\ ,,ノ:::\
. | }/::::/:::::::: /::::〃|:::: ::::::∧≧=ヘ:::{≠,' |::::: //´ < lト--、 人::::::::::
. 乂 ノ:/:::::::斗':′〃::|::::从::::| ∨:::Y::リYノ<´ / | l!__. `フ \::::
ー─────/ ´ ̄  ̄ ̄` ー──+─ゝ='/ / l ヘ`'-〈
::´>--<´ / / 乂 入、 \
´ / /´ / ノ / \, <::ヘ 乂__.)
/ / ,/ -── ´ /::::::::::::∧
wikiが出来ました
より良いwiki作りの為のアドバイス等お待ちしてます
なんやかんやで15スレ目です。変わらぬご愛顧いつも誠にありがとうございます
次スレからまたスレタイのフォーマットが変わるわけですが、さて何にしようか
長野遠征、まさか3スレ跨ぎはないと思うけど……せめて合宿以上デート未満の尺で終わらせたいですね
ゲームはあまりやらないからなぁ
そんな中でのベストオブクソゲーはデジモンワールド2。絶対に許さない
>>前1000
つまり泉小ネタ三連発か。塞さん……
とりあえず本編続けますのよ
◆
龍門渕透華。
井上純。
国広一。
沢村智紀。
そして、天江衣。
五人が名乗り、また龍門渕さんが口を開く。
透華「あなた方が阿知賀女子学院麻雀部ですのね!」
おい。
一「違うよ透華、阿知賀学院麻雀部の人達だよ」
透華「え? ですから、阿知賀女子学院麻雀部でしょう? ちゃんと言いましたわよ?」
純「言ってねーよ」
智紀「阿知賀学院は今年から共学」
透華「共学……」チラッ
京太郎「……」
透華「……男がいますわ!?」ギョッ
おい。
透華「まるで気付きませんでしたわ……そんなに目立つ金髪ですのに……」ジーッ
京太郎「……」
透華「……金髪ですわ!?」ギョギョッ
おい。
衣「おお! 衣やトーカと同じだ!」トコトコ
と、天江さん(まさかの年上)が歩み寄ってきた。
俺と龍門渕さんと三人揃えば、
純「おー、金髪トリオ」
一「なんか縁起がいいね」
穏乃「長野って金髪多いの?」
京太郎「いや長野は関係ないだろ」
憧「そうよ、ただの偶然に決まって――」
智紀「もうひとり知ってる」
「「えぇー……」」
本日三度目、憧とハモった。
あれ?キャップも金髪じゃね?
かおりんしかカウントしてなかった直しときます
透華「というか、あなた長野の人間ですの? 阿知賀は奈良でしょう?」
京太郎「ええまあ、一身上の都合で」
憧「……」ジトォ...
憧。見るな。こっち。
透華「ははぁん……?」ニヤリ
京太郎「ど、どうかしました?」
妖しい笑みだ。
俺と、後ろの憧達を交互に見比べて、
透華「分かりましたわッ!」
とか叫ぶ。
京太郎「……えと、何がです?」
透華「あなたの正体ですわ!」
京太郎「オレェ?」
透華「女所帯に男が一人……しかも長野から奈良の学校に……」
透華「すなわち!」クワッ
透華「あなたが阿知賀の部長ですのね!!」ビシィ
京太郎「いや、部長はこっちです」
灼「よろ……」ピース
透華「座敷童ですわ!?」ガーン
灼「ちなみに須賀くんはマネージャー」
京太郎「力仕事なら任せてください」ピース
透華「雑用ですわ!!?」ガガーン
京太郎「雑用ちゃいますマネージャーです」
透華「どっちでもいいですわっ!」
よくないですわ。
一「大体なんで彼が部長だと思ったのさ?」
透華「金髪だからですわ」ケロリ
京太郎「当然の如く!?」
透華「その金髪をより目立たせる為にわざわざそんなちっちゃい人達の中にいるんじゃありませんの?」
穏乃「ちっちゃくないよ!」 ←頭を抑えながら
灼「ちっちゃくな……」 ←頭を抑えながら
憧「ちっちゃくないですっ!」 ←胸を抑えながら
玄「うぅ、やっぱり私の胸なんてちっちゃい方だよね……」 ←胸を抑えながら
宥「よしよし」 ←玄さんを撫でながら
透華「……確かに失言でしたわね。特にそっちの黒髪の方は全然小さくありませんから自信を持ってその邪魔そうな胸を張りなさいな!!」ムキーッ
玄「?」ヘケッ
京太郎「つーかどんだけ目立ちたがりですか俺は」
透華「何を言ってますの!? 目立ってなんぼ、目立ってなんぼですわっ!」フンス
あぁ、この人にしてこの学校ありだわ。
貧しい胸を張って息巻く姿に納得する。
透華「貴方、向上心が足りていないのではなくって?」
京太郎「向上心、っすか?」
透華「そう! より大きく、より高く、誰よりも強く輝かんとする意志! それが向・上・心! ですわッ!!」
智紀「※個人の感想です」
京太郎「はあ。それが俺には足りてないと」
透華「ですわ!」
京太郎「そっか、だったらもっと頑張らないとな」
透華「?」
京太郎「いや、自分ではマネージャーとして努力してるつもりだったんですけどね」
京太郎「腑抜けて見えてるんならまだまだなんだなーって思いまして」
京太郎「もっと頑張って、阿知賀のみんなが全国優勝出来るように支えなきゃ」ムンッ
透華「貴方……」
京太郎「はい?」
透華「……名前、なんでしたかしら」
京太郎「あ」
俺達、まだ名乗ってなかった。
短いけど区切りー
一所に13人(歩も足すと14人)もいると誰を喋らせればいいやら……
透華はラブじゃんでご丁寧に「貧しい」と書かれてるからね(はじめちゃん、ころたんですら「小さい」)
怜が可変乳って言われるのはアニメ誌への露出が一番多いからなんやな
真の可変乳は最近では塞さんだと思う
ところで今後の修正要素を以下に、
レジェンド号 → レジェン号
萩原「~ → ハギヨシ「~
透華の使う“あなた” → “貴方”
並べました。wikiでは遡って修正しておきます
なんでや純ニキ二言喋ってるやろ
泉(京セラ)小ネタは長野遠征の後になることを改めてお知らせしておきます
クロチャーってずるいよね
セクハラされても自分から謝るんだもん
そんなの人気出ちゃうに決まってるだろ(憤慨)
ずるいよ(切実)
そこまでにしておけよ松実(震え声)
こんなに厄介なサブヒロインはいないって話をしてるんだよ……
もしクロチャールートだったら祝勝会で京ちゃんの方が酔って、揉まれまくって関係に変化が起こるんじゃないかな(適当)
そうねえ
終わった時に他に書きたいジャンルがなければワンチャン程度かと
それでも今のようなボリュームで書くのは無理だけど
穏乃「阿知賀が共学化!」
玄「阿知賀が共学化?」
宥「阿知賀が共学化……」
灼「阿知賀が共学化」
綾「おにーさんと一つ屋根の下!?」
どれがいいかな(錯乱)
はあ……JC通い妻綾ちゃん……
ぶっちゃけ俺妹のあやせ大好きだよね、はい
妹の友達とか友達の妹とか最高だよね、はい
あややや、もうこんな時間だった
始めようそうしよう
◆
簡単な自己紹介を済ませ仕切り直す。
この時点で、松実姉妹と天江さん・沢村さんが離脱した。
部屋の端っこの方で天江さんを中心に遊んでる。
混ざりたい。
天江さんのポジションに収まりたい。
むっちゃ甘やかされたい。
閑話休題。
透華「つまり、貴女方は全国の二位校を巡っている最中ですのね?」
灼「そゆこと……」
レジェンド「ここが一校目だけどねー」
透華「それは素晴らしい選択ですわ! 我が龍門渕高校こそが全国の二位校の頂点! 二位の中の二位ですもの!!」オーッホッホッホ
一「透華、その言い方じゃウチが永遠のナンバーツーみたいだよ?」
透華「んなぁっ!?」ガビーン
純「カスタムロボにいたよなそんなキャラ」
京太郎「俺はファニーオールドマン型が好きでした」
もしくはリトルレイダー型。
一「でも、どうしてウチだったの? 何か理由が?」
京太郎「ああ、それは――」
穏乃「和と戦った学校だからですっ!」ズイッ
俺の腕を暖簾のようにくぐって穏乃が言った。
ら、
透華「………………ノドカ?」
京太郎「えっ」
透華「まさかとは思いますが、そのノドカとはあの原村和のことですの……?」ピクピク
一「あっ」
なんだ。
龍門渕さんの様子がおかしい。
原村和の名前を聞いた途端、声は怒気を孕み、アンテナはビンビンだ。
穏乃「はい、原村和です!」
憧「知ってるんですか?」
京太郎「もしかして友達とか」
透華「!!!」クワッ
透華「とんッッッでも! あッりッまッせん、わーーーーーーーーーーッ!!!」
「「「!!?」」」ビクゥッ
透華「原村和は私のライバル! 不倶戴天の敵でしてよ!」フンッ
と、それはもう忌々しげに。
穏乃「え……和のこと、嫌いなんですか?」ジッ
透華「うっ!?」
穏乃「嫌いなんですか……?」ジーッ
穏乃の純粋すぎる視線が龍門渕さんを射抜く。
俺も経験あるが、心にクるんだよなぁアレ。
透華「べ、別に嫌いとかではありませんのよ? 勘違いしないでくださいまし」アセアセ
穏乃「本当ですか?」
透華「もちろんですわ! ただ、あの胸に蓄えたけしからん脂肪がいけ好かないというだけで……」ゴニョゴニョ
憧「ですよねぇ!!」ズイッ
京太郎「うおっ!?」ビクッ
もう片方の俺の腕を暖簾のようにくぐって憧が叫んだ。
憧「和のあの胸、あれはけしからんですよね! ねっ、とーかさん、ねっ!」
三回も「ね」って言うな。
透華「貴女、分かってくれますの!?」
憧「分かります、よーく分かります!」
透華「あ……握手しましょう!」
憧「します!」
ガッシィィィィィン。
堅い握手を交わす憧と龍門渕さん。
……なんだこれ。
好きですが何か(震え声)
声的に憧ちゃんとクロチャーのダブルヒロインなんだよな……
あと、マリーの九州弁が違和感バリバリで改めて哩姫は凄いと思いました
京太郎「……この通り、清澄の原村とこいつらが知り合いなんですよ」
一「なるほど」クスッ
純「こっちの二人の意気投合も、まぁなるほどだよなあ」ニヤニヤ
そんなことを言いながら、井上さんが二人の身体のある部分を見比べて笑う。
と、
憧「ぴっ!?」ビクーッ
跳び上がる憧。
一目散に俺の背後に回って隠れる。
……おい。
京太郎「何やってんだお前」ヒソヒソ
憧「ご、ごめん、つい」ヒソヒソ
純「なんだ、いきなりどうした?」
ハギヨシ「新子様は初対面の方と接するのが少々苦手だそうですよ」
一「ふーん、でも透華と握手してたよね?」
京太郎「……」ダラダラ
憧「……」ダラダラ
穏乃「憧は男の人が苦手なんですよ!」ズバァッ
「「ちょっ!?」」
純「はあ!? ちょっと待て、オレは女だぞ!」
憧「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ!」ビクビク
京太郎「わ、悪気はないんですよ! 脊髄反射っつーかなんつーか」
純「反射ってお前……ん? 待て、そういうお前こそ男じゃねえか!」
バレタ!
京太郎「いやー、俺は例外っつーかなんつーか……なぁ?」ポリポリ
憧「……っ///」ギュッ
, ⌒ヽ -… 、
/ `´, - 、ヽ
,′ rv' i .i
| { /. /
l .i /イ 「!!」
‘, .',./´
ヽ ',__
. -‐< \ >‐-、
/ \ / \
/ \ / ,.へ \
憧「ふきゅっ!?///」カァッ
透華「その反応、図星ですのね! さぁさ私に話してごらんなさいな聞かせてごらんなさいな包み隠さず!!」ハァハァ
一「透華って基本下世話だよね」
ハギヨシ「下世話であらせられますね」
衣「とーかー」トコトコ
透華「あら衣。どうかしまして?」
衣「四方山話に花を咲かせるのも好いが、衣はそろそろ麻雀が打ちたい!」
憧「!」
憧「そ、そうですよ! せっかく麻雀しに来たんですから、麻雀しましょうよ! ねっ、とーかさん、ねっ!」
今度は二回か。
見れば、天江さんの後ろには玄さん達もいた。
子供特有のパワフルさに振り回されたようで、どことなく疲れた雰囲気だ。
しかし表情は一様に笑顔である。玄さんも宥さんも、子供の相手は好きなのだろう。
透華「しょーがないですわねぇ……ハギヨシ!」
ハギヨシ「はっ。用意は既に出来ております」
京太郎「……ハギヨシ?」
衣「うむ、ハギヨシだ!」
ハギヨシ「あだ名のようなものです。須賀様も、呼びやすいようお呼びください」ニコッ
京太郎「は、はい。じゃあ、ハギヨシさんも俺のことは様付けなんてしなくていいっすよ。ほら、男は俺達だけですし」
ハギヨシ「そうですか……では、京太郎くんとお呼びしても?」
京太郎「はい! 改めて、今日はよろしくお願いします!」ペッコリン
ハギヨシ「こちらこそ、よろしくお願い致します」ペコリ
お辞儀し合う俺達の横を通り過ぎ、穏乃達が雀卓へ向かう。
いよいよ、本当の遠征が始まる。
太陽はまだ、中天にも昇っていなかった。
キリがいいので区切り。大人数辛い、絞っても辛い
もちろん闘牌はキンクリするので次は原作のシーンに合流です
春ちゃん好きだけど応援してるのは千棘だよ
でもこないだのフルカラーは小野寺さんの裸体がエロ過ぎたよ
スレチになるので以降ニセコイ雑談は控えてね
TRICK見ながら展開を考えるので少し遅れますー
今日は咲2話が始まるまで書きたい。アニメの感想は書かないでね
よっしゃ、ぬるりと始めましょう
……
…………
………………
そして太陽が沈みかけた頃――
\::.::.:::.\ /.::.::.::/
\:.:::.::.::. /.::.::.::/
. '" ̄\::.::.∨.::.::/ ̄` 、
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/ ´ ヽ
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/ / / ,' / :, ':, ',
. ' ,′ / ,゙i:i ハ i } } l
| | :{ _, 'T丁`{ jj ~丁T''ト、| リ l l
| | : {:{´ i i 八ハ iい i iノV| / | l
|八 { ',',\|_,」.ニ、 \l ,ニ.」_/|/ハノ| │ 「わーい! また衣の勝ちだー!」
. |\|\| =‐'" ゙̄` ~ ̄`'ヾ/ | │
| │ '. ::::::::: __ ::::::::: /l | │
j リ ハ´ 「 } ハ | !
/ / ,' /ゝ、 { j 人| | ',
/ / / > .._、 ノ.. イ | | ':,
/ / / / _r}  ̄ {ュ { ヽ│ l :、
/ / / / ̄ ̄~` ミーrz=彡'  ̄ ̄ヽ、 ヽ ':、
. / ,′ /⌒| : : : : : : : : Y^Y : : : : : : : : |ハ ', ':、
/ l ,′ │: : : : : : : :フしヘ.: : : : : : : : | , ト、 \ \
/ /| | { : : : : : /:││:\ : : : : :亅│ | , \ \
. / / 《 | | l个ー=イ_:_:_:││:_:_:`ト--</ | | 》 丶 ヽ
/ / )| | }ノ 厶-─┘└- .」 { | |彳 ヽ }
勝者の姿と、
. . :´:_: : : : : : : :`\: : : \
/: : : : : : : : ̄: : 、:/: /: :ヽ: : : \
/: : : : : : : : : : : : : : :\: : : :/: V : : : \
/: /: : : : : \/ヽ: : : : :ヽ: :/: : :ヽ: : : : : ヽ
/: :.{: : ハ: : :イVハ-、ヽ: : }-、: : : :ハ: : : : : ハ 「……カテナイ……」
/: : :i: : :i ヽ: :}-r⌒ヽ VV }: : : } V: : : : :ハ
/i: : : V: rく レV \::ノ ハ:} イ: : : } /: : : : :ハ}
ハ: : : V:ハ rへ ''/ i: } ヘ∠、/: : : : : ハ!
{ ヽ: :ハ: :ヽ\:) ′}: ! /://: : : : : /――-...、
八ハ:ゝゝ\,,′ っ j://::/::::/: : : : :/::::::::::::::::::::\
` ` V:} 、_ ///::::::/: i: : : V::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ
ノ:ノ レ 〉:::/::::::V: : :ヽ:::::::::::::::::::::::::::';:::::ヽ
// /:::::(::::::::::::\: : :ミー::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
( /:::::::::::::::::::::::::::`ヾミゝ:::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
敗者の姿があった。
憧「あの子、三回も海底で和了ったよ!?」
灼「異常……」
二人の言う通りだった。
異常なまでに、圧倒的だった。
奈良一位である阿知賀を寄せ付けない強さだった。
これが天江衣。
これが龍門渕高校。
これが、長野では二位の実力だというのか。
恐れるよりも、呆れてしまう。
京太郎「は、はは」
京太郎「いやー……強いっすね、天江さん」
衣「うんっ! 衣は強いぞ!」
無邪気に笑う天江さん。
対局の最中に見せた獰猛な笑みとは、まるで印象が違う。
どちらが本当の彼女なのか、俺に推し量ることは出来なかった。
衣「お前、名はなんと言ったっけ?」
京太郎「須賀です。須賀京太郎」
まだ覚えられてなかった。凡人ですから。
衣「キョータローか! キョータロー、衣は凄かったか? 偉かったか?」
京太郎「え? ええ、なんつーか、パネェって感じでした」
衣「そうか! なら……ん!」ピョコン
京太郎「ん?」
衣「んっ!」ピョコンピョコン
京太郎「んん?」
衣「頭!」
京太郎「神戸?」
衣「凄かったなら褒めてもいいぞ! 偉かったなら撫ぜてもいいぞ!」
京太郎「褒め……? 撫ぜ……? えっと、甲子園とか凄いですよね。……撫ぜ?」
憧「そっちのコーベじゃないわよ。あ・た・ま。あと甲子園は同じ兵庫でも西宮!」
京太郎「おおぅ」
そうか、頭(こうべ)か。
生乳(なまちち)と生乳(せいにゅう)ぐらいややこしいな。
いや、でも普通に生活してれば生乳(なまちち)なんて言葉に縁はないし、神戸と頭の方が厄介だよな。
……さておき。
京太郎「つまり、頭を撫でろと仰ってます?」
衣「然り! はやくっはやくっ」ウズウズ
京太郎「……」チラリ
振り返って憧を見る。
何故か分からないが、そうしなければいけない気がした。
憧「……何よ?」
京太郎「いや、いいのかなーって」
憧「は? 勝手にすればいいじゃん。この駆逐艦マニア」ツンッ
京太郎「だからその称号やめろよ!?」
言葉の意味は分からんがとにかくすごい不名誉な気がする!
衣「きょーたろ~」ブーブー
憧「ほら、お姫様が呼んでるわよ」ツンツーン
京太郎「……まあ、いいならいいけど」
憧「ふんっ」ツンツンツーン
やはり機嫌を損ねてしまった。
理由は見当もつかないが。
せめて、もう一人の機嫌は損ねないよう尽力しよう。
京太郎「お待たせしました」
衣「甚だ待ったぞ!」
京太郎「すみません。では、僭越ながら……」スッ
ナデ
衣「ふわ」
ナデナデ
衣「ふにゅう……」トローン
京太郎「どうですか? 力加減とか」ナデナデ
衣「ちゅうゆうたり……」ポワワ
こっちもこっちで言葉の意味は分からんが、とにかく悪い意味ではあるまい。
ふやけた声や表情が証拠だ。
玄「いいなぁ……」ボソッ
宥「あったかそう……」ブルッ
憧「……ふん!」プイッ
純「珍しいな、衣が大人しく撫でられてるなんて」
一「そもそも自分から撫でろって言うのが珍しいよね」
透華「……多分、須賀さんが殿方だからですわ」
京太郎「オレェ?」
透華「珍しかったのでしょうね。ハギヨシは衣の頭を撫でたりしませんもの」
京太郎「そうなんすか?」
ハギヨシ「はい。私は、あくまで執事ですので」
京太郎「はあ」
そういうもんなのか、執事。
衣「はふぅ……きょーたろー」
京太郎「はい?」
衣「これほどの巧手をどこで身につけたのだ……?」ウットリ
京太郎「どこでって……別に、特別なことはしてませんけど」
衣「そうなのか?」
京太郎「まあ、強いて言うなら継続は力なりってやつですかね」
京太郎「実家ではペット飼ってますし、今でも穏乃をよく撫でてますから」
衣「しずの? 衣が負かした奴原の一人か?」
京太郎「そうですよ。つか、今さっきボコボコにした高鴨穏乃のことです」
衣「たかかもしずのはいつも撫でてもらっているのか?」
京太郎「まあ、割と」
憧「ほぼ毎日じゃない」ボソッ
京太郎「ん?」
憧「」ツーン
空耳か。
衣「……むぅ。それはずるいぞ、衣の方が強いのに」
京太郎「はは、確かに天江さんは強いっすけどね」
衣「なんだ? 何か言いたいことがあるのか?」
京太郎「穏乃はまだ負けてませんよ」
衣「え?」
京太郎「穏乃に勝った気でいるのは、まだ早いって言ったんです」
衣「烏滸言を……奇異な跫音が聞こえはしたものの、もう起き上がれは――」
__
. : :´: : : : : : : : :`: .
/: : : : : : : : : : : : : : : : \
.´: :/: /: : : :∧: : :ヽ: : : : : ヽ
/: : / : :/ : : : / ヽ : : ヽ: : :',: :ハ
/: : :,': : /: : : /,′ }:i: : : !: : : i: : :';\
': !: : !: _ハ:{: : ハ! }ハ: :_:レ: :}}: : : ! : ヽ
{:i: : :{: :/Tニヽ {! jイ:ノハハハノ : !:}: :ヽ:ヽ
i:ハ: :ハ: i/ん:ハ` ゙ん:ハヽi: :i :ハ}i: : : ヽヽ 「――天江さんッ!!」ガバッ
iハ: ハゝ 辷ソ 辷ソ "ハ:レ: ノ: : : : ヽ:ヽ
/人 ! ' /.ィ:}: : : : : : : ハ:.}
{:{ ', "" r――┐ "" ′V}: : : : : : : } }:}
{:{ ゝ, ヽ ノ イ ∧: : : : : : :/:/
,ヾく: ̄::i:::::ェ- --ェ彡!: ̄::::ハ}: : : : : //
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/:::::::へ┐::::::\:::l l::::/::::::::::::::::j:::V : ノ
ノ:::/ヽ‐二>、:::::::::`:l l:´:::::::::::::::::::V:::::Vノ
ノ::ィ::ヽ::`<´,.)::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::!:::::::ハ
/::/:::\:ヽヽ:::フ::::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::}::::::::::ヽ
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. /::/:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::l l:::::::::::::::::::::::/:::::::i:::::::::ヽ
衣「わっ!?」ビクッ
京太郎「ね?」
時間稼ぎ終了だ。
高鴨穏乃は砕けない。
憧も、玄さんも、宥さんも、鷺森部長も。
辿り着かなければいけない処がある。
乗り越えなければいけない壁がある。
勝ち取らなければいけない夢がある。
だから戦っている。
だから、俺は彼女達の力になってやりたい。
その為に出来ることなら、なんだってしてやりたい。
そう思えるんだ。
穏乃「めちゃくちゃ強いですね! 和は……ぇと、清澄は、本当に天江さんに勝てたんですか!?」ズイッ
衣「」ポカーン
衣「……いや、衣に土をつけたのはノノカじゃない。清澄の嶺上使いだ」
穏乃「え?」
透華「それに、今の衣は半分の力も出せてませんわ。月も欠けてて夕方ですもの」
玄「嶺上使い……?」
宥「月……?」
なにそれこわい。
穏乃「なに言ってるか全然わからないけど……もう一勝負、お願いしますっ!」
衣「いいのか?」
穏乃「はい!」
憧「あっ。あったーしもつーぎはーいるー♪」タタッ
衣「おお、お前も衣と遊んでくれるのか!」
憧「もちろん! ちょっと思い切り暴れたい気分なんで」チラッ
京太郎「?」
玄「私達も!」グイッ
宥「ぇ、わっ」フラッ
灼「……私も」キュッ
純「んじゃひとつ……」ニヤリ
一「ボク達も相手になるよ」クスッ
智紀「私も」スクッ
卓はひとつしかねーよ。
むしろなんでひとつしかねーんだよ。
そろそろアニメ始まるんで休憩ー
いや休んでても休んでなくても作業スピードに大差ないけども
原作絡みのエピソードだとどうしても穏乃が強いよね、仕方ないね
人が見ている真っ最中のアニメの感想を書くのはやめろ(迫真)
では、あと数レスで区切るけど再開でー
と、思いきや、
透華「あら、これでは卓が足りませんわね……ハギヨシ!」
ハギヨシ「既に」シュタッ
京太郎「!?」
ありのまま、今起こったことを話す。
『龍門渕さんが指先ひとつパチンと鳴らしたと思ったら、
いつの間にか穏乃達が座る雀卓の横に雀卓が増えた』。
頭がどうにかなりそうだった。
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてない。
もっと凄まじいものの片鱗を味わった。
これが――執事。
この身のこなしが、俺にも出来たら。
透華「これで準備は万端ですわね。さあ、始めますわよ!」
衣「はやく遊ぼう!」
憧「うん!」
穏乃「次は負けないからね!」
そして、それぞれの卓で、賽は投げられた。
ハギヨシ「では私は、ご夕食の準備を致します」スッ
京太郎「!」
その時、俺の目は自然とハギヨシさんを追っていた。
すかさず次の自分の役割を果たすべく動く、執事の姿を。
目で追うだけでは、留まれなかった。
京太郎「監督」
レジェンド「ん?」
京太郎「後の色々は任せます!」ダッ
レジェンド「アバウト過ぎる!?」ガーン
居ても立ってもいられなかった。
飛び出した廊下の先に、ハギヨシさんの姿を認める。
京太郎「ハギヨシさん!」
駆け寄りながら、その名前を呼んだ。
ハギヨシ「おや。どうしました、京太郎くん」
京太郎「お、俺を――」
僅かに乱れた呼吸を整え、
激しく乱れる鼓動を抑え、
内から溢れる感情のまま、
叫ぶ。
/ / | | | | | : l :l | | :| | |
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. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ :リ リ | |
/ / - 、 :| x===ミx|‐-| |:`ー /x===ミノ// / :∧{
/ | :.八 _/ {::{:::刈`| | l: /´{::{:::刈\,_| イ /ー―‐ ..__
. / / :| ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.
. // /| ::l、 : ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
/ _,/:.:..| ::| \ ! j/ ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:. 「――俺を、男にしてください!!」
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ホモじゃないから(戒め)
ここで区切っときます
明日は昼からやれたら嬉しいなって
なお未定
文字化けっぱなしで訂正ないのが一番メゲる……気になる……
オリョクルも程々に始めますかな
言うまでもなく鈍行です
ハギヨシ「……………………………………………………はい?」
京太郎「俺をハギヨシさんみたいな男にして欲しいんです!」
ハギヨシ「ああ……そういうことでしたか。……はい?」
京太郎「お願いします!!」フカブカー
ハギヨシ「……京太郎くん。私みたいな男とは、つまりどういうことでしょうか?」
京太郎「一流の……超凄腕の執事です!」
ハギヨシ「……何故、私なのでしょうか?」
京太郎「だってハギヨシさん、最高だから……」
ハギヨシ「……そうですか」
京太郎「あれっ、聞こえたんですか?」
ハギヨシ「聞こえました」
京太郎「もっと大きな声で言わなくてもいいんですか?」
ハギヨシ「執事ですから」
京太郎「やっぱり執事って凄い!」
ハギヨシ「――それで」
ハギヨシ「何故、執事なのでしょうか」
京太郎「それは……」
京太郎「執事としての技術が、今の俺に必要だからです」
ハギヨシ「……ふむ」
京太郎「俺は阿知賀のマネージャーです」
京太郎「けど、まだまだ半人前で、麻雀なんてズブの素人で」
京太郎「だから、執事の仕事を学んで、マネージャー業に役立てられたら」
京太郎「もっと憧の、穏乃の……麻雀部の力になれる」
京太郎「同じ夢を見せてくれた皆への、恩返しが出来る」
京太郎「そう、思ったからです」
身勝手だという自覚はあった。
少なくとも初対面の人間に頼む事柄ではない。頼める道理がない。
それでも、懇願するしかなかった。
ハギヨシ「――成る程。そういう事情でしたか」
裁定は、彼に委ねられた。
京太郎「……」
ハギヨシ「……」
目は逸らさない。
言葉に乗せた真情を、今度は視線に込める。
じっと、ずっと、答えが出るまで目は逸らさない。
そう決めて、俺は押し潰されてしまいそうな沈黙に耐えていた。
ハギヨシ「……覚悟は」
京太郎「!」
ハギヨシ「覚悟は御座いますか?」
ハギヨシ「執事の道は長く険しく、私とてまだ途上にある身です」
ハギヨシ「故に、一日で一人前の実力になるには『死の覚悟』が必要なり」
ハギヨシ「貴方にその覚悟があるなら――」
京太郎「――教えてください、執事の仕事を!」
京太郎「どんな苦しみにも耐えます。どんな試練も克服します!」
京太郎「だから――」
ハギヨシ「――ベネ。いい返事です」
京太郎「じゃ、じゃあ……!」
ハギヨシ「ついてきてください。相応しい場所へご案内致しましょう」
そう言って、ハギヨシさんは優しく微笑んだ。
~地下~
カツ...カツ...
カツ...カツ...
地下を歩いていた。
龍門渕高校の地下だ。
地下て。
龍門渕高校の地下て。
どんな学校だ。
ていうか、今や学校からも離れてると思う。
かなり歩いた。
石造りの通路だ。
どこまでも続いているように感じる。
先行するハギヨシさんの歩調は、一定で淀みない。
まあ直線だし、迷いようはないんだけど。
ハギヨシ「もうすぐですよ」
京太郎「!」
ハギヨシさんは俺より背が高い。
肩越しに前を見ることが出来なくて、横にずれる。
通路の果てには扉があった。当たり前だが。
京太郎「あの扉ってどこに繋がってるんですか?」
ハギヨシ「部屋です」
そりゃそうだ。
ハギヨシ「あの部屋で、貴方には貴方の資質を見定めて頂きます」
京太郎「俺に……俺の、資質を?」
ハギヨシ「はい。貴方の心――精神は、貴方自身にしか覗けません」
ハギヨシ「それを見極めてから、可能な限り時を費やし、技術を磨きましょう」
ハギヨシ「この部屋は、その為に用意された龍門渕家に仕える執事の修行場。人呼んで――」
扉に手を当てる。
ゆっくりと押し開けながら、ハギヨシさんが言う。
ハギヨシ「――メンタルとタイムのルームです」
遺影!
じゃあ日の高い内の投下はここまでってことで
厄介なパートを片付けられて良かった
ちなみに修行風景は全カットです。誰得だよ
綾ちゃんブームがもっと広がればいいなと思いました(中学生並の感想)
※修行風景は全カットです
しかしアレやね
書いたキャラやネタがウケるのは素直に喜ばしいことだけど、
綾ちゃんはモブ寄りのサブを好き勝手に味付けしただけに複雑だ
……とか言っとかないと自分で抑えが利かなくなりそう
最近は他スレ進出とかいうまさかの展開があったから特に
気を付けよう、再開しよう
……
…………
………………
◇
透華「それでっ、誰が須賀さんと付き合ってますの?」キラキラ
憧「ふきゅっ!?」
一日目の対局が終わって。
あたし達は透華さんのお屋敷に移動していた。
見たこともないようなご馳走を堪能した後のおしゃべり中に。
透華さんがそんなことを訊いてきた。
透華「その反応! やっぱり貴女が一番怪しいですわ!」キテマスワー
憧「ちちち違います、怪しくなんかないないないです!」
玄「そ、そうですよ透華さん。憧ちゃんと京太郎くんはそういうのじゃなくて……」
透華「あら、じゃあ貴女が付き合ってますの?」
玄「ふえ゛っ!? いや、あの、そのぉ……///」モジモジ
こら。
ちゃんと否定しなさいよ、こら。
玄「わた、私はそんなっ、京太郎くんと付き合ってなんて! つきあ、って……///」プシューッ
透華「あらあらまあまあ! この反応、負けず劣らず怪しいですわね!」キテマスワヨー
憧「ちょ、ちーがーいーまーすってば! 部の誰も、京太郎なんかと付き合ってませんから!」
透華「そうなんですの?」
憧「そうなんです。ね、宥姉」ネッ
宥姉「……」
憧「宥姉?」
宥姉「……付き合うと、あったかい?」ポワ
憧「宥姉!?」
透華「修羅場の予感ですわーッ!!」キチャイマスワー
宥姉の発言で更に盛り上がる透華さん。
薄々勘付いてたけど、このお嬢様すっごい下世話だ。
透華「じゃあ貴女は!?」クルッ
灼「天上天下唯我ハルちゃん」
透華「貴女は!?」クルッ
穏乃「京太郎ですか? 大好きですよ!」ニパッ
透華「修羅場の時間ですわああああああああああ!!!」
憧「しずううううううううううううううううううううううううう!!!」
穏乃「?」キョトン
透華「まあまあまあまあ須賀さんったら! とんだ女の敵ですのね! こん畜生っ!」キャー
憧「なんで嬉しそうなんですか!?」
透華「で? で? 今のところ誰が優勢ですの?」
透華「ツンデレっぽい新子さんですの?」
透華「乳しか取り柄がなさそうな松実さん(妹)ですの?」
透華「庇護欲を掻き立てられる松実さん(姉)ですの?」
透華「それとも無邪気な高鴨さんですの?」
憧「下世話ァー!!」
なにこの人。
グイグイ来るし。
こっちもグイグイ押し返して、まずは、
憧「しーずー! アンタ、言って良いことと悪いことがあるでしょーが!」ユッサユッサ
穏乃「うぇえぇえっ? わ、私なんかヘンなこと言った? 京太郎のこと好きになっちゃダメだった?」ガックガック
憧「ふきゅ!?」ドキッ
透華「悲恋モノっぽいセリフいただきましたわーーーーー!!」ヒャッハー
純「そのへんにしとけっての」ベシッ
透華「きたろ゛っ!?」
憧「ぴっ!?」ビクッ
び、びっくりした。
いつの間にか背後に立っていたメイド服姿の井上さんが、透華さんの頭を叩いた。
……ん?
憧「メイド!?」ギョッ
穏乃「メイドだ!」
灼「はじめて見……」
間髪入れずに、
一「お待たせ透華」
智紀「例の物を持ってきた……」
衣「衣も探すのを手伝ったぞ!」
続々メイドさん。
衣ちゃんは私服だけど、三人もいれば異常事態と呼ぶには十分よね。
玄「わわ、メイドさんだぁ……」キラキラ
透華「あら、メイドが珍しくて?」サスサス
玄「はい! すっごく可愛いですね!」
純「そうかぁ? オレ達にはただの仕事着だからなぁ……」
憧「え、本職のメイドなんですか?」
一「学生と兼業だけどね」
玄「いいなぁ、可愛いなぁ……」キラキラ
智紀「……着てみる?」
玄「いいんですか!?」パァッ
憧「こ、こら玄! 厚かましいよ?」
透華「よくってよ! 替えは山程ありますもの、新子さんもどうかしら?」
憧「えっ」
メイド服か……
確かに可愛いよね。
こんなの滅多に着れないし、いい機会かも。
でも、もし京太郎が戻ってきたら。
京太郎に見られたら。
似合ってるとか可愛いとか、アイツに言われたら……ふきゅう。
いや。
別に。
言って欲しいとか、そういうんじゃなくて。
むしろ逆だから。
そんな恥ずかしいこと、言われたら困るから。
でも京太郎は京太郎だから、きっと言っちゃう。
恥ずかしげもなく言っちゃう。褒めてくれちゃう。
困るのにな、言われたくないのにな、もー。
……でも待てよ?
玄も着るんだよね、メイド服。
で、京太郎は京太郎だから………………玄に夢中になるに決まってるじゃない!(憤慨)
あたしなんかには目もくれず、玄を褒めちぎるに決まってるじゃない。
あの野郎。あのゲス野郎。
そもそも駆逐艦マニアならあたしの方が体系的には近……くないし!
背は低いけど胸は小さくないし! そりゃ玄には負けるけど!
なのに京太郎は宥姉や玄を基準にあたしの胸を小さい小さいって見たこともないくせにいや見せる気なんてさらさらないけどそれでも一回は触ったくせに触ったくせに触ったくせに――
衣「キョータロー!」
憧「ふきゃあ!?///」ドキーン
やだ、本当に戻ってきたの!?
慌てて扉の方を向いても、そこには誰もいなかった。
衣「キョータローがいないぞ! まだ戻らないのか?」
なんだ、そういう意味か……
透華「確かに遅いですわね」
純「ハギヨシも一緒なんだっけか」
智紀「ハギヨシも一緒(意味深)」
一「ともきー?」
玄「も、もしかして何かあったのかな」ソワソワ
宥「ええっ、あったかくない……」ブルッ
穏乃「探しに行かなきゃ!」ガタッ
灼「気が早……」
レジェンド「そうそう。時間も遅すぎるって程じゃないし、心配いらないと思うよ?」
なんて口々に言っていると、
コンコン
憧「!」
ノックの音が。
ハギヨシ「透華お嬢様。ただいま戻りました」
扉越しに聞こえたのは、あの執事さんの声だ。
京太郎もいるのかな。
透華「ずいぶん長引きましたのね」
ハギヨシ「申し訳ありません。つい熱が入ってしまいまして」
智紀「熱♂が入って(意味深)」
一「ともきー?」
透華「それで、首尾の方は?」
ハギヨシ「流石に完璧とは言えませんが、上々かと」
透華「そう。須賀さんもそこにいますわね?」
ハギヨシ「はい」
憧「京太郎……」
夕方、対局が再開されると同時にいなくなっていた。
執事さんから特訓を受けているんだと、後から聞いた。
理由は、マネージャーとしてのスキルアップの為だと聞いた。
その京太郎が、扉の向こうに。
透華「よろしい。お入りなさい!」
ハギヨシ「は。失礼致します」
ギィ...
ゆっくりと開かれる扉。
まず、執事さんの姿が見えた。
そして、その後ろに立っていたのは、
/::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::ヽ
{イ::::::,イ::::::::::::::::::::::|::::::::/≧、:::::::::::::::::::::::|ニ\::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、::::|
|::::/ l:::::::::::::::::::::∧:::/ニ、ニ\|::::::::::::::::::l三ニ\:::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ|
レ' |:::::::::::::::::::/ニ∨::::::::`'‐.、ト、::::::::::::::|三,.-':::\|ヽ::::::::::::::::::::::::::::::| i
|:::::::::::::::::/::lニニ三 `'‐、::::≧、::::::::::「:::::::/ニヽニ∨:::::::::::::::::::::::::}
i:::::::::::::::/:::::|ニr=弋zフ≧、三\::::::|≦ニ込≧トさ∨::::::::::::::::::::::,'
|:::::::::::∧:::::|三 三三三三l三ヽ::|三三「 三∨:::::::::::::::∨
|:::::::∧ニレ、}三 ム三ニニ| ヽ三/ 三∨::::|ス::∨ 「今帰った」
l::::∧:∨三l三 \ニニニ| \ /三∨::l ∨
レ' }::::∨ニi三ニ 三三L /ニ/ ∧:|
ト、::::「ニi三ニ ト三ニニ} /三「 リ
Ⅵ三∧三 ニナ ≠三 |
lニニ∧三 ,-===-、 ≠三, |
i三ニニ∧三 =┬≧、 /ニi彡 ト、
-―¬"|三ニニ',ニ\三三三{ /三/ l ン-、_
,..‐''" l三三三、三\三三レ、_ /三/ ト ー- 、
/ ≦三三|三三三ヽニ三\三三ニ∨三/ |三ニ= `'‐、
/ ≦三三三三三三三ヘニニ三三三ニニ/ ∧ |三三三三≧ ヽ
/ 三三三三三三三三三三三三三ニニ/ にi i三三三三三三 \
区切りまする
今週末は投下出来ないんだけど、木曜夜までに終わらせられ……られ……?
池田「プピピピピーッ!!」
>>386
池田ァァァ!!
お前のことは好きでもなんでもないけど巡は瀬戸花で一番好きだぞァ!!!!!
俺の中でアイドルアニメと言えば、
アイマスでもラブライブでもアイカツでもナントカとかいうクソアニメでもなく、
これ
http://i.imgur.com/IHNg8zB.jpg
さー始めましょ
憧「ぃ――きゃあああああああああああああああっ!!?」
穏乃「うわわっ!? な、何!? 何これ!?」
SPW「「誰だ?」って聞きたそうな様子してんで自己紹介させてもらうがよ、おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン! メンタルとタイムのルームからジョースターさんが心配なんでくっついて来た!」
宥「も、もしかして……」プルプル
玄「京太郎くん、なの!?」
灼「たくまし……」
透華「キモいですわ! キモいですわ!」
衣「くちゃくちゃ怖いぞ!」
ウォーズマン「コーホー」
一「上しか脱がないの?」
純「流れ変わったな」
智紀「どうしてこうなった」
ハギヨシ「まずまずのリアクションですね、京太郎くん」
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ハギヨシ「えらくマジに御座います、透華お嬢様」
憧「きょ、京太郎に何をしたんですか!?」オドオド
ハギヨシ「私は何も。ただ背中を押して差し上げただけですよ」ニッコリ
憧「背中に押しちゃいけないボタンとかありませんでした!?」
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|:::::::∧ニレ、}三 ム三ニニ| ヽ三/ 三∨::::|ス::∨ 「ハギヨシさんは悪くない。全て俺が望んだことなんだ」
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穏乃「ふわぁー、凄いね京太郎! どんな特訓したの?」
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玄「きょ、京太郎くん! えと……胸板、触らせてもらってもいいかな……?」ソローッ
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|:::::::::::∧:::::|三 三三三三l三ヽ::|三三「 三∨:::::::::::::::∨ 「構いませんよ」ピトッ
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宥「あのぉ……私は二の腕……」オソルオソル
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憧「ちょっ、みんな少しは警戒心とか――」
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|:::::::::::∧:::::|三 三三三三l三ヽ::|三三「 三∨:::::::::::::::∨ 「どうです鷺森部長、見違えたでしょう」
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レジェンド「確かに。ダメだよー、女所帯なんだから気を付けなきゃ」
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穏乃「あ、ほんとだー」スンスン
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|:::::::::::∧:::::|三 三三三三l三ヽ::|三三「 三∨:::::::::::::::∨ 「こら、嗅ぐんじゃあない」
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ハギヨシ「地下を出て直行しましたからね。失念しておりました」
純「そういうハギヨシは汗ひとつかいてねーけどな……」
ハギヨシ「執事ですので」
憧「首筋……くびしゅじ……」ソワッソワッ
一「お風呂入ってくれば? 須賀くんもそのままじゃ気持ち悪いでしょ」
ハギヨシ「それは良い提案ですね。入浴すれば京太郎くんの身体も元に戻るでしょうし」
玄「も、元に戻れるんですか!?」
ハギヨシ「はい。今の京太郎くんはパワー特化の変身をしたトランクスのようなものですから、リラックスすれば元通りです」
宥「よかったぁ……」
灼「今の例え、女子には通じにく……」
ハギヨシ「失礼。これでも男子ですので」
憧「う、後ろから近付けばバレないかな……?」ジリッジリッ
透華「では須賀さんはただちに入浴! その間に私達はこれを見ますわよ!」ジャーン
穏乃「なんですかそれ?」
智紀「探してきた例の物……長野ローカルの録画」
衣「衣が映っているぞ!」
透華「私も映っていますわ!」
穏乃「……ホームビデオですか?」
透華「長野ローカルだと言ったでしょうッ!」ムキーッ
レジェンド「つまり県大会の映像ってことかな?」
智紀「」コクリ
穏乃「え、じゃあ和の試合が見れるんですか!?」
透華「そこで原村和の名前が挙がるのが癪ですが……その通りですわ」
穏乃「~っ! 見ましょう、今すぐ!」
透華「はいはい分かりましたわよ。ハギヨシ!」
ハギヨシ「心得ております。京太郎くん、お湯殿へ案内します」スッ
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|:::::::::::∧:::::|三 三三三三l三ヽ::|三三「 三∨:::::::::::::::∨ 「ムゥ……?」
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◆
~廊下~
テクテクテク...
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SPW「メンタルとタイムのルームから出て、ジョースターさんの顔つきが変わったようだ……」
SPW「表情に影が濃くなった……」
SPW「おれだって同じよ……腰痛と肩凝りを必死にこらえている……」
SPW「だが、おれは風呂に入っちゃあいられねえ! おれじゃあ役不足だぜ!」
SPW「ここは明日またあらためて出なおすとすっか!」
SPW「スピードワゴンはクールに去るぜ」ザッ
ハギヨシ「着きましたよ京太郎くん」
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|:::::::::::∧:::::|三 三三三三l三ヽ::|三三「 三∨:::::::::::::::∨ 「!」ピタッ
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~大浴場~
ピチョーン
,..-―へ/ . : : :ヽー- 、
彡';´.:/.: : : ; : : ヽ: : .、ヽ
//: : i: : : : :ハハ: : ;ハ:i、 iヾ、
ー--‐':´: : : : |: : : | | ゙、: ! И人ト、 「ぶっひぇええええええええええ……」
\__: : : /: :ヽ!、: |! V ハ
/ : /: : :/ r- 、 __, -‐' !
!:∠:イ´ 丶、 _ _,..ノ
|ハ:( U  ̄ ̄ /
|;ヘー\ /
\: ;ヽ、 r--‐'′
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なんだこれ。
なーんだこれ。
こーんなに気持ちいいの初めてぇ。
思い出されるのは松実館の温泉だが、あの時とは俺のコンディションが違う。
限界寸前に達していた肉体的疲労が解消されるのを感じる。
パンパンに張り詰めていた筋肉が、ジワジワとほぐれていく。
グレートですよ、こいつァ。
京太郎「しっかし広い風呂だなぁ……」
何人同時に入れるだろう。
独り占めなんて申し訳ないし、なんか勿体無いな。
京太郎「とか言って、誰かと一緒に入る訳にも」
ガラッ
京太郎「ん?」
| , ィ'' ´ `゛ ‐!::::::::/ __
| , イ _ |:::: />、 _ ,, -‐< ̄::::::::::::
|' , '" ___ |:::/ ,>'"::::__:::::::::::::::::::::::
|. /, ' ¨ ̄゛ ''¬-ミヽ! 辷‐イ:::::::::::: __二 、:::::::::::::::
| , '/ `ヽ マ " ̄ ̄ \ `丶、:::
|' / / / / \ V \ \
|/ / ¨フナメ‐-、./ / ぃ .',
| /! イ/ l,」 〃メ /l `.| l
| ム」z弍ミ! |`ヽ!./ . /| ! .! .l
| .レ´ィV¨::ヾ㍉、| !ハ .// j -.、 l.| .| .|
| {! f込::::::: リ !'ヽ ! | イ/ x' | `メ/ | | 「きたぞー!」
|ヽ!弋-c:ン 、 .ム!_/ ハ イ,ヘ ,' | |
ト、` "' ̄ ヽ|-ニミX/ノj ∨ ,' ! |
y 〉::::: ,イ::::::::::ヾト / / / /.,'
(_/ 〉 , f伀:::::;;ア |xイ/ / /l/
/_/} ヽ,辷ン'ノ/イ イ/ . /〃
こ,-久 ` ゛ 彡'´ 彡イ ///´
. Yヤ \ ::::: -二 -‐T フノ ,イ/ノ
レ^ヽ ` ―‐- , イ / // ||..z'' イ彳
(_ イ /入 // / !// .|| ! |
長野は続くよどこまでも(白目)
区切ります
スピードワゴンは、 超戦士のAA使おう → 「表情に影が」って言わせよう
って思いつきコンボの為に出したんで、多分もう出てこない。パロが過ぎるとスベるしね
ちなみにころたんは射程範囲外です(真顔)
乙乙
Wiki見直しててやえさんが控室でメアド野獣化するくだりがあったような気がするんだけどそこらへん修正に含まれてたりする?
>>485
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「pure rouge」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386062084/953)
これのことかな。だったらただの寝言だよ!
綾ちゃんだと流石にヤバいだろ(俺が)
穏乃でもヤバい(俺が)
ころたんのような幼女でなけりゃ、風呂乱入は務まらん!
移動時間はナビタイム使いましたわ
残りの遠征先をググると、
泉水(複数ヒット)
三箇牧(大阪)
籠池(愛知?)
駿府(静岡)
片瀬(神奈川)
真門(千葉)
辺りが有力な感じでした
泉水や他校の詳しい情報や正しい知識をおもちもちの方は教えてくださるとありがたいです
まあ、モブ遠征は移動中や宿泊中がメインになると思うから必要ないっちゃないんだけど
リボンの色違うし髪の色味も違うし、言うほど島風と似てないと思うよころたん
始めますイェイ~
衣「おお! ちゃんと元に戻ったな!」トテテッ
京太郎「……いやいやいやいやいやいや!」ズザザッ
湯船を激しく後ずさる。
この幼女、入ってきよった。
男一匹沐浴中に。
衣「どうしたのだキョータロー? そんなに慌てて」
不思議そうに首を傾げる天江さんは……裸、だ。
裸に、重力を無視したタオルを纏わりつかせている。
どうやってるんだろう。
気になるが、それどころではない。
京太郎「ま、まずいですよ天江さん! 色んな意味で!」
衣「む? まずいのか?」
京太郎「すこぶるまずいっす! 男の入ってる風呂に一人で来るなんて……!」
衣「一人ではないぞ」
京太郎「ひょ?」
ガラッ
透華「こ、衣! 私が脱ぎ終えるまで待ってと言いましたのに……!」
京太郎「アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!?」
透華「ッ!///」サッ
京太郎「あ……っ」サッ
バスタオルを巻いた身体を俺から隠すように抱く龍門渕さん。
不躾に見ていては悪いと、俺も咄嗟に目を逸らした。
衣「見ての通り、トーカもいるぞ!」
京太郎「なんでいるんですか!!」
透華「そ、それは……」モジモジ
京太郎「それは?」
透華「須賀さんの背中を流してあげる為ですわっ!」
京太郎「だからそれがなんでだよ!?」
衣「衣はキョータローに背中を流してもらいたい!」
京太郎「あー、それはまあ、別に構いませんけど」
透華「むっ……ちょっと須賀さん、衣は良くて私は駄目ですの? これでも同い年でしてよ!」
京太郎「いや、それでも天江さんと龍門渕さんじゃあ訳が違……」チラッ
衣「」ツルーン
透華「」ペターン
京太郎「あ、やっぱ問題ねっす。お言葉に甘えまっす」
透華「………………なんかイラっと」キマシタワー
衣「はやく洗おう!」ワーイ
そんなこんなで、
ワシャワシャ
衣「えっへへ~♪」ニコニコ
洗う俺と、
ゴシゴシ
透華「ふんふ~ん♪」ルンルン
洗われる俺だった。
京太郎「どうですか天江さん、痛くないですか?」
衣「遠慮は無用だ! もっと強くされても平気だぞ!」
京太郎「いや、それはちょっと……」
躊躇われる。
こんな小さな背中、細心の注意を払わないと洗えない。
ていうか本当に小さいよなぁ。そして幼い。
これで俺より年上ってんだから驚く。
まんま子供だもん。穏乃の方がよっぽど色気ある。
いや、穏乃はあれで意外と色っぽいんだけどな。
何気ない仕草にドキッとさせられることが、稀によくある。
透華「そういう須賀さんはどうですの?」ゴシゴシ
京太郎「んー、俺の方こそもっと強くても平気ですよ」
透華「あら、これでも強くしてるつもりでしたのに……こ、こうかしらっ?」ゴッシゴッシ
京太郎「いい感じですけど……無理はしないでくださいね?」
透華「のーぷろぶれむ! ですわ!」
ありそうだけどなぁ、プロブレム。
まあ、任せるとするか。
透華「んっ……んっ……」ゴッシゴッシ
透華「ふ、ぅ……っ」ゴッシゴッシ
透華「はぁっ……ぁ、っく……」ゴッシゴッシ
京太郎「………………」
ほーら、あったよプロブレム。案の定だよ。
何やってんだ龍門渕さん。
何やらせてんだ俺。
ド金持ちのド令嬢に息を荒げさせて奉仕させて。
透華「よい、っしょ……っきゃあ!?」ツルッ
ヌルッ
京太郎「ほあーっ!?」ビクッ
アコス「チュミミ~ン」
アコス「チュミ…チュミ…」
来たぜ、ぬるりと。
柔らかく、そして濡れている感触が。
泡まみれの背中にぴったりと、密着するように。
京太郎「なっ、何をするだァーーーーーッ!?」
透華「ご、ごめんなさい! 力んだ拍子に滑ってしまって……///」アワアワ
京太郎「とにかく早く離れましょう!」
透華「そ、そうですわねっ///」サッ
熱源が遠ざかる。
それからまた、恐る恐るタオルが充てがわれる。
京太郎「え、まだ続けるんですか?」
透華「だ、だって須賀さんの背中、広くて大きいんですもの……」
衣「キョータローは手も大きいぞ!」
京太郎「そりゃまあ、お二人に比べれば」
衣「こんなに大きな手に触れられたのは、父君以来だ」
透華「……衣」
京太郎「?」
衣「だから今、衣はとっても嬉しい! 髪も同じ色で、まるで家族のようだ!」ニパー
「「な゛ぁっ!?」」
アコス「チュミミ~ン」
京太郎「な、な、な……」ワナワナ
透華「何を言ってますの衣!///」ガーッ
衣「……? 衣は何かおかしなことを言ったか?」
透華「言いまくりですわ! そんな、私と須賀さんが夫婦だなんて、まだ会ったばかりですのに……///」モジモジ
龍門渕さん、問題点そこじゃないです。
衣「こら、なんで衣が子供なんだ! 衣が一番おねーさんなんだぞ! 衣がおかーさんだ!」プンスコ
透華「えぇ? それはないでしょう……ほら、体型的に」
衣「でも衣の母君はもっとおっぱいおっきかったぞ。衣とトーカならいい勝負だ」ズバァッ
透華「ぬわぁんですってぇ!? 龍門渕家に代々伝わりし寄せて上げるテクニックをナメんじゃないですわよ!?」ムッキー
京太郎「お、落ち着いてください龍門渕さん!」
透華「私は落ち着いていますわ!!!!!」
京太郎「声量が穏やかじゃないっす!」
透華「いいえ冷静ですとも! その証拠に、これから大事な話をしますわ!!」フンス
京太郎「え、今ですか……?」
透華「今ですわ!」
透華「……」
透華「――」
透華「ごめんなさい、須賀さん」ペッコリン
京太郎「え?」
突然の謝罪。
振り返ることは出来なかった。
龍門渕さんの手が、タオル越しに背中に触れたままだったから。
衣「トーカ?」
京太郎「どうかしたんですか……?」
透華「……ハギヨシに聞きましたの。貴方の事情を」
京太郎「え」
俺の事情。
マネージャー業の為に執事の仕事を学びたいという、動機。
京太郎「マジすか」
ちょっと恥ずかしいぞ。
透華「ええ。ですから、まずそれについて謝罪を」
透華「それと……」
京太郎「まだあるんですか?」
透華「……向上心がないなんて言って、ごめんなさい」ペッコリン
透華「須賀さんは立派な方ですわ」
透華「自分が目立つ為ではなく、誰かの力になる為に……」
透華「そんな理由でハギヨシの特訓に耐えるなんて、常人には出来ませんもの」
透華「その覚悟を見抜けず、礼を欠いた振る舞いをしたことを、改めて謝らせてくださいまし」
透華「ごめんなさい、須賀さん」ペッコリン
京太郎「……もしかして、それを言う為だけに風呂場まで突撃してきたんですか?」
透華「あ、いえ、それは……」ゴニョッ
京太郎「?」
透華「……実は私、割と強情っ張りな性格をしていまして……」ゴニョゴニョ
京太郎「それは把握してます」
透華「裸の付き合いなら、素直に気持ちを伝えられるかと思いましたの!」
この人アホだ。
透華「……あと、身を以ってラブコメを体験してみたかったですし……///」ボソッ
京太郎「え? なんだって?(難聴)」
衣「衣には聞こえたぞ!」
京太郎「え? なんですって?(確認)」
衣「んとねー」
透華「いいい言わなくてよろしいですわッ!」アセアセ
透華「とにかく裸の付き合い! 裸の付き合いがしたかっただけですわ!」
京太郎「裸裸って、タオル巻いてますけどね」ハハハ
透華「ッ!」ピタッ
京太郎「ん?」クルッ
息を呑む気配に振り返る。
背中の手は、いつの間にか龍門渕さんのタオルの結び目に添えられていて、
透華「………………これすらも脱げと?」プルプル
京太郎「すんません言葉の綾です!!」
しかし赤面涙目の龍門渕透華嬢は止まらない。
透華「い、いいえっ、須賀さんの指摘にも一理ありますわ! ここは私も覚悟を決めて……!///」グッ
京太郎「そんな覚悟はいりませんから! 気を確かに持ってください!」ガシッ
透華「ひゃあっ!?/// だめっ、今は結び目が緩んで――」
ハラッ
透華「ぁ……っ///」
ガラッ
憧「京太郎! まさかとは思うけど透華さん達いないわよね!?――あ゛」
一「透華、衣! まさかとは思うけど須賀くんはいないよね!?――あ゛」
衣「おお! お前達も背中を流してもらいにきたのか?」
京太郎「あ゛ぁ~」
このあと滅茶苦茶ボコられた。
http://i.imgur.com/egqHelb.jpg
龍門渕家に代々伝わりし寄せて上げるテクニックの成果
まさか透華でここまで転がせるとは思ってなかった
長野勢にはなんとなく苦手意識あったけど、少しはマシになったかな
あ、遠征はまだ続きます(真顔)
アコスは口より先に体が動いちゃうタイプだしね、しょうがないね
ころたん←京ちゃん←とーか の順で背中を流したら、次は ころたん→京ちゃん→とーか の番だよね
そう考えていた時期が、俺にもありました
結局尺が足りないしその時点でタオルを取らないといけないのでオチなくなるし、没にしたけど
だから金髪家族風呂ください
恋に恋する耳年増お嬢様がぬるぬるではしたない声を上げる系の
アーイイ…キンパツイイ…
生乳スレとか執事スレとか見てると筆はえーなーすげーなーって思うよね(艦これしながら)
俺ももっとペース上げたいけど、どうすればいいんだろう(遠征回しながら)
じゃあ始めるかー(オリョクルしながら)
イェイ?
……
…………
………………
京太郎「ハッ!?」ガバッ
飛び起きる。
広い部屋の中だった。
大きなベッドの上だった。
見覚えも、身に覚えもなかった。
ガチャッ
ハギヨシ「おや、お目覚めですか京太郎くん」
京太郎「ハギヨシさん?」
ますます分からない。
俺は今まで風呂場にいた筈なのに。
窓から差し込む日光が意味すること、それは――
京太郎「………………夢オチっすね!?」
ハギヨシ「京太郎くんが透華お嬢様の裸を目撃する寸前に新子様と国広様に袋叩きにされたことなら、紛れもなく現実ですよ」ニッコリ
あ、はい。
?現実は非情である
京太郎「……え、その割には身体とか全然痛くないんですけど」
ハギヨシ「修行の成果ですね」ニッコリ
あ、はい。
京太郎「マジか……」
これには自分でもビックリだ。
突貫工事じみた修行も、十二分に成果はあったらしい。
ハギヨシ「さて、目が覚めたのなら早く身支度を済ませることをお勧めしますが」
京太郎「え?」
ハギヨシ「予め聞いておいた阿知賀の皆様の起床時間を、もう一時間ばかり過ぎていますので」サラリ
京太郎「えっ!?」
反射的に枕元にあった携帯電話を引っ掴む。
確認した時刻は、ハギヨシさんが指摘した通りだった。
京太郎「うっわ……すんません、すぐ着替えますから!」
ハギヨシ「準備が出来たら食堂へお越しください。朝食を用意しています」
京太郎「ありがとうございます!」
ハギヨシ「いえ。頑張ってくださいね」ニッコリ
LESSON4「主には忠誠を」
◆
タッタッタッ...
長ーい廊下を、やむをえず走っていた。
とはいえ小走り程度だ。
片手には、着替えの傍に置いてあった邸内の見取り図。
メモ紙に手書きで主だった部屋の名前が記されている。
食堂の他には風呂場と、あと『わたくしの部屋』。
何の情報だよ。
誰の部屋だよ。
さっぱり分からない。
まあ食堂までの道筋が分かれば文句はない。ボケは流す。
京太郎「次の突き当りが左で、そこから二番目のドアか……」
曲がって視認。
あそこか。
校舎以上に豪奢な装飾のドアノブに手を掛け、捻る。
ガチャッ
京太郎「すみません、寝坊しました!!」
玄「お帰りなさいませ、ご主人様っ!」ニコッ
京太郎「」
バタム
ファッ!?
京太郎「……」
メイドがいた。
玄さんだった。
京太郎「……いや」
玄さんがいた。
メイドだった。
京太郎「……いやいや」
見間違いだろう。
もう一度ドアを開ける。
純「だからよー、「お帰りなさいませ」じゃねーんだって」
玄「はい……」
一「メイド喫茶か何かと勘違いしてない?」
玄「いえ……」
智紀「同じミスは許さない」
玄「はい……」
京太郎「……」
見間違いじゃなかった。
ガチで叱られてた。
京太郎に叩き込まれたものはこの程度じゃないと思…
京太郎「……あのー……」
恐る恐る室内に踏み込む。
すると長身メイドと手錠メイドと眼鏡メイドに囲まれていた黒髪メイド(涙目)が駆け寄って、
玄「お、おはようございます、ご主人様っ!」ペッコリン
大袈裟に一礼。
うん。
なにこれ。
京太郎「おはようございます……あの、玄さん?」
玄「はひっ、なんでございますでしょうか!」カチコチ
京太郎「いや、普通でいいです。普通にしててください」
玄「そ、そう?」ホッ
露骨にホッとしてる。
京太郎「それで……どうしたんすか、その格好」
玄「メイドさんですのだ!」キリッ
京太郎「それは把握してます」
(おかしたべたい)
玄「えへへ、どうかな? 可愛い?」クルンッ
京太郎「パンツ見えましたよ」
玄「ふえ゛っ!?///」バッ
慌ててスカートを抑える玄さん。今更である。
そんな短いスカートで回ればパンチラは道理だ。
本当にありがとうございました。
京太郎「つーか、だから何故にミニスカメイドですか」
一「それはボクが説明するよ」
手錠メイドが近付いてきた。
京太郎「是非お願いします」
玄「そ、そのくらい私が……」アセアセ
一「松実さんはお説教ね」ニコッ
純「おう、ちょっとツラ貸せよ」クイッ
智紀「……」メガネクイッ
玄「ずがーん!?」
長身メイドもとい井上さんと眼鏡メイドもとい沢村さんに連行される黒髪メイドもとい玄さん。
俺は改めて手錠メイドもとい国広さんと向き合う。なにその手錠。
一「まず松実さんがメイド服を着てる理由だけど」
京太郎「はい」
一「彼女が着たがってたからだよ」
京太郎「想像以上にシンプルだった!」
一「で、仮にもメイドの格好をするならってボク達で指導してたんだ」
一「ちなみにミニスカなのは透華の悪ふざけだよ」
京太郎「ああ、納得です……ところで龍門渕さんは?」
一「透華に何の用?」ギロッ
京太郎「いっ、いえ別に!」
やだ急に怖っ。
そう言えば昨夜ボコられたんだっけか。
ダメージが残ってないから記憶からも消えかけていた。
一「……透華なら別の部屋でみんなの着替えを手伝ってるよ」
京太郎「え? みんな?」
俺が聞き返したタイミングで、
透華「お待たせしましたわーーーーーッ!」バァンッ!
龍門渕さんが現れた。
が、
透華「ッ!///」カァッ
京太郎「え?」
透華「わ、わたくし……まだ準備が残ってましてよーーーーーッ!///」ドヒューン
京太郎「え!?」
俺と目が合うや否や、また部屋の外へ飛び出してしまった。
やっぱり気まずいのだろうか。
まあ、
一「……」ジロォ...
国広さんの非難の視線に晒される俺も、負けじと気まずいけどな。
と、
龍門渕さんが立ち去った後には、
宥「あ、あのぅ……」オズオズ
宥さんがいた。
メイドだった。
宥「へ、変じゃないかなぁ……ごしゅじん、さま?」
(結婚せざるは勇なきなり)
京太郎「変じゃないっす! メチャクチャ似合ってます!」
玄さんと違ってオーソドックスなメイド服だ。
そりゃミニスカは穿けまい。
穿いたら是非とも見せて欲しい。
宥「ゎわ……でも、手袋とマフラーだよ……?」
京太郎「それがいいんじゃないですか! すっげー可愛いですよ!!」
宥「ふぁ」
宥「……」
宥「あったかーい」ポワ
ツンツン
京太郎「ん?」
灼「」チョコーン
鷺森部長だった。
メイドじゃなかった。
和服だった。
京太郎「……なんで!?」
灼「龍門渕さんが、こっちの方が似合うだろうって」
京太郎「ああ、まあ……」
確かに似合っている。
コケシ的な意味で。
灼「ど?」
京太郎「ええ、似合ってますよ」
灼「そ。じゃあハルちゃん(二日酔い)にオレンジジュース持ってこ……」トコトコ
コケシじゃなかった。
茶運び人形だった。
ていうか、レジェンドは出先で何やってんだ。
ツンツン
京太郎「ん?」
今度は背中をつつかれている。
順番からして憧か穏乃か。
振り返る。
/ : : : : : : : : : : : : : : : : :\
. / : :/: : : : : : : : : : : : : : : : :.
/. . : / .: : : : : : : : : : :|: : : : : :. . ..
.: : : .:: .: : : : : : /: : : : |: : : : : : : : ::.
|: :.:::| : : : / : : /|:. :. :. :| : |: : : : : ヽ::
|: :::::| .: : :/7ハ:「`|: : : : :ハ:.ハハ: : : |: :
|: :::::|: : :/ r≠ミ : : :/}| r≠ミ |: : :|: |
|ハ:::f|: : :ィう//i|`|:// う//iハ|: : 八: 「お、お久しぶりです……///」
i{ i :::|: : | 弋/ソ 弋/ソノj/: : i
八 :|: : |_ ,, ' ,, 从: :./
N />.. イ、r―j/、
r――r-rく 7 V|__, 〉、
lj>――| ―― 、 ソ_ }
/ \ / `ヽ_ ノ _rV ‘.
. / <>、_, 7⌒―く ´ \ \{i |
あなたたちの中で女子中学生を好きではない者が、まず、この私に石を投げなさい(迫真)
区切ります
http://i.imgur.com/dBUfwLh.jpg
http://i.imgur.com/rVSQ3R7.jpg
http://i.imgur.com/1OL2CiA.jpg
http://i.imgur.com/8VWxX8j.jpg
はあ……
というわけでAAは綾ちゃんで間違いないよ
ちなみに元ネタは11巻104P3コマ目
ストレート(憧)かカーブ(シズ)か?と思ったら
WWW(ワンダーワイドホワイトボール)(綾)だった
京ちゃんが頭からイーピン被って全国のアーマード雀士と覇を競い合うSSください
んでは始め
憧じゃなかった。
穏乃でもなかった。
綾ちゃんだった。
メイドだった。
国広さん達と同じオーソドックスなデザインだ。
そのシンプルさが綾ちゃんの素朴な可愛らしさと上手く噛み合っている。
持ち帰りたい。
家に置きたい。
そして掃除とか料理とかしてるところを眺めたい。
きっと凄まじい癒やし効果が見込めると思う。
って、
京太郎「綾ちゃん!? なんでここに……つーか、いつから!?」ズイッ
綾「わ、わっ、近っ……/// あのあのえっとこれはその……」アヤヤヤヤ
一「昨日からいたよ?」ケロリ
京太郎「マジで!?」
玄「私達も驚いたんだけどね」
会話に混ざりながら玄さんが歩み寄ってきた。
玄「実は綾ちゃん、荷物に紛れ込んで付いてきてたんだよ」
京太郎「はぁ!?」
なんだそれは。
今明かされる衝撃の真実ゥ。
京太郎「荷物って……え、俺達の荷物にですか!?」
玄「うん。京太郎くんが積み込んでくれてたよね? その時は気付かなかった?」
京太郎「まったくもって!」
一「それはそれでどうなのさ」
京太郎「いやほんとに。綾ちゃん軽いんで」ヒョイッ
綾「ひやあ!?///」
論より証拠と持ち上げて見せる。
京太郎「ほら、たかいたかーい」ヒョーイ
綾「あややややややややややややややややややや」
うん、やっぱり羽のように軽い。
両手で触れる脇腹にも無駄な脂肪は一切ない。
まったく中学生は最高だぜ。
綾「ぉ、おにーさんっ。おろ、おろしてください~っ」アヤヤヤヤ
京太郎「あ、悪い」ストン
いつまでも宙ぶらりんじゃ怖いよな。
真っ赤な顔で息を荒げる姿に罪悪感を覚える。
京太郎「大丈夫か?」
綾「は、はひ……」ハァハァ
京太郎「ごめんな、まさか荷物の中にいるなんて思わなかったから、乱暴に扱ってたかも」
綾「そんな、気にしないでください。私、おにーさんになら乱暴にされても……///」ポッ
京太郎「そう言ってくれるのは嬉しいけどさ、無理だけはしないでくれよ? 痛かったんなら正直に――」
綾「ほ、本当ですっ! 私(が入ったバッグ)を抱いてくれた時のおにーさん、すごく優しかったです!」
京太郎「綾ちゃん……」
綾「……えへ」ニコッ
ええ子や(真顔)。
一「……ねえ、なにこれ?」
純「オレに聞くなよ……」
智紀「ハイセンス」
京太郎「ところで玄さん、監督はこのことを?」
玄「もちろん知ってるよ」
綾「荷物に隠れるよう提案してくれたの、ハルちゃんなんです」
おい。
赤土。
玄「ほら、最初のサービスエリアで京太郎くんに買い出しお願いしたでしょ?」
京太郎「ああ、はい」
玄「私達はその時もう綾ちゃんのこと知らされてたんだ。黙っててごめんね」ペッコリン
綾「ご、ごめんなさいっ」ペッコリン
京太郎「……そんな無茶な話、よく綾ちゃんも乗っかったな」
綾「えと、桜子とひなにけしかけられて……」
京太郎「……き、桐田さんは!? あの子は常識人だった筈!」
綾「あ、凛はむしろ応援してくれました」
京太郎「マジか!?」
綾「はい! 「あー、うん。いいんじゃない? もうどうでも」って、生暖かい目で!」
京太郎「それ投げられてるよ匙ィ!」
と、
ついつい跳ね上がってしまうテンションを押さえつけ、
京太郎「……そもそも、どうして綾ちゃんは遠征に付いてきたんだ?」
綾「ッ」ドキッ
京太郎「前は、憧達の迷惑になるから部室には来ないって言ってたよな?」
京太郎「なのに今回はかなりの無茶をしてまで長野にいる」
京太郎「どうしてなんだ?」
綾「……ごめんなさい……」シュン
京太郎「あ、いや、別に責めてるわけじゃないんだけどな」
綾「ごめん、なさい」
いかん。
すっかり萎縮させてしまった。
JCメイドを詰問とか、どんなイケナイご主人様だよ。
シチュエーションとしては嫌いじゃないが、当事者になってみると悪趣味以外の何物でもない。
と、
玄「きょ、京太郎くんっ」
声。
振り向けば、玄さんと国広さん達が一箇所に集まっていた。
玄「出来れば綾ちゃんを怒らないで欲しいな……」
一「その子、須賀くんのいないところで色々頑張ってたんだよ?」
智紀「牌譜を取る手伝いもしてくれた」
純「根性あるよな。オレは気に入ったぜ」
京太郎「皆さん……」
熱いフォローの嵐だった。
重ねて言うが、俺に綾ちゃんを責めるつもりは毛頭ない。
悪ノリであっても悪気はなかったんだろう。
迷惑になると分かっていても、せめて邪魔にならないようにと頑張ったのなら、
スッ
綾「ひゃうっ」ビクッ
京太郎「本当に怒ってないから。な?」ナデナデ
綾「お、おにーさん……」
京太郎「メイド服、似合ってるぜ」ニコッ
綾「っ……ありがとうございます、ご主人さまっ!」ニパッ
時間切れェ……全然終わらなかったな
土日は家を空けるので投下出来るか微妙です
正直、本当に綾ちゃんを出してしまったのは暴走以外の何物でもない
深く反省している。だが私は謝らない
帰りの席決めは省略するから……(震え声)
遠征編も長くなったので、ダイジェスト置いておきますね
行きの車内で松実と隣同士に
↓
松実の胸を揉む
↓
松実のブラを外す
↓
ハギヨシと運命の出会い
↓
ころたんイェイ~
↓
メンタルとタイムのルームで修行(女子は恋バナ)
↓
超 戦 士 降 臨
↓
金髪家族風呂
↓
松実メイド
↓
宥姉メイド
↓
お茶運び人形
↓
綾ちゃんメイド
うーんこの
名古屋からこんばんは
相変わらず酉をミスってないか不安なスマホからのレスどす
既にこんな時間だし、今日の投下は諦めてくださいな
あと2,3回も書けば終わるのに歯がゆい気分ではありますが
代わりと言ってはなんですが、京綾ください。それか京透
憧ちゃん=奈良県民=綾ちゃん
ゆえに憧ちゃん=綾ちゃん(適当)
それどころか京穏も京玄も京宥も京憧(錯乱)
長野遠征編は京ちゃん中心の話だから、憧ちゃんが押せ押せキャラに遅れを取るのはしゃーなくもあり
奈良に戻ったらまた京憧しますよ。しますとも
酉抽出しても読めないのは私の責任だ。だが私は名古屋からただいま
SS速報の自スレを開いたと思ったら角煮と化していてビックリです
そして旅行してる間に生乳スレ完結おめでとうございました
これで名実共に我がスレが唯一の京憧の方の京憧スレとなったわけだな(ゲス顔)
二日も休んじゃったし、今夜は投下しますよー
では始めよう
結局旅先で書き物なんて殊勝なこと俺に出来っこなかったよね
キィ...
京太郎「ん?」
透華「お、おじゃましますわ……」ソローリ
一「透華が未だかつてなく静かにドアを開けた!?」
純「つーかお前んちだろ」
智紀「借りてきた猫……」
透華「だ、だまらっしゃい! 私にも事情というものがありますのよ!」
メイドで部員な御三方を怒鳴りつけ、龍門渕さんがこちらに向き直る。
そして、
透華「ごきげんよう須賀さん。昨晩はよく眠れまして?」ウフフ
京太郎「え?」
まるで本日最初の顔合わせであるかのようなセリフだ。
透華「ごきげんよう須賀さん。昨晩はよく眠れまして?」ウフフ
京太郎「いや、あの」
透華「ごきげんよう須賀さん。昨晩はよく眠れまして?」ウフフ
村人Aか。
察するに、龍門渕さんは昨夜の一件をなかったことにしたいらしい。
ならば俺も敢えて適当に返すのが人情だろう。
京太郎「えーっと……はい、お陰様で」
透華「お、お陰様ぁ!? そそっ、それは私の裸を見たお陰様でという意味ですの!?///」ドカーン
京太郎「えええ自分から突っ込んできたよ!!」
玄「は、裸……!?」
宥「あったかくない……」ブルッ
綾「おにーさん、どういうことですか……?」
京太郎「しかも玄さん達は知らなかったんですか!?」
一「萩原さんが誤魔化してくれてたからねー」
純「オレ達は聞いてたけどな」
智紀「この淫乱」
透華「ごっ、誤解ですわ!///」
京太郎「そう、誤解なんですよ! 風呂場でちょっとしたToLOVEるがあってですね……ねっ、りゅーもんぶちさん、ねっ!?」
玄「お、お風呂……!?」
宥「あったかそう……」ポワ
綾「おにーさん、どういうことですか……?」
京太郎「あああ次から次へと! 誰かタスケテー!」
<オーイ
京太郎「!」
この声は……
穏乃「おーい!」
京太郎「し、穏乃ー!」クルッ
穏乃「おーい、京太郎ー!」 ※参考資料(http://i.imgur.com/0rwI1GG.jpg)
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
何だただのラヴメイドか。
純ニキ → 長身メイド
ともきー → 眼鏡メイド
一ちゃん → 手錠メイド
玄 → 黒髪メイド
綾ちゃん → ミニスカメイド
穏 → ラブメイド(NEW!)
穏乃だった。
メイドだった。
水着だった。
メイド水着を着た穏乃だった。
バッカじゃなかろうか。
穏乃「おはよっ!」
京太郎「むしろお前が目を覚ましてくれ」
穏乃「ぅ?」キョトン
京太郎「首傾げてんじゃねーよ。なんだその格好!」
穏乃「ああこれ? 透華さんが貸してくれたんだー」
京太郎「なに考えてんだアンタ!」クワッ
透華「可愛いでしょう?」
京太郎「そうじゃねーだろ!」
透華「あら、もしかして可愛くないと仰いますの?」
京太郎「だからそうでもなくて……ああもう!」
透華「ああもうはこっちのセリフですわ! 可愛いのか可愛くないのかハッキリしてくださいな!」
京太郎「そりゃ可愛いですけど!!……ハッ!?」
透華「でしょう」フフン
京太郎「クソぉ……言わされた……」ガクッ
穏乃「京太郎?」
くずおれ膝をつく俺に、穏乃が声を掛ける。
穏乃「この格好、私にはよくわかんないけど……かわいい、の?」
なんて、小首を傾げてみせる穏乃。
その頭にはネコミミ風ホワイトブリム。
首から下も、本当にメイドで水着としか言いようがない。
相当に着る人を選ぶと思う。ともすれば下品だ。
しかし穏乃は見事に着こなして……というか、受け入れている。
照れや恥じらいがない分、持ち前のあどけない雰囲気が勝っているのだ。
なのに何故だろう、健やかさの中に色気まで感じてしまうのは――
京太郎「……」
穏乃「京太郎ー?」
京太郎「よしよし」ナデナデ
穏乃「わ……えへへー♪」
誤魔化した。
コーホー(コーホー)
玄「すごく可愛いよ穏乃ちゃん!」
綾「うん、似合ってるー」
穏乃「ありがとうございます玄さんっ。綾もありがと!」
宥「寒くないの……?」
穏乃「動けば全然へーきですっ!」ピョンピョン
純「よくそんなカッコ出来るなぁ」
智紀「ハイセンス」
一「もう少し露出が欲しいね」
と、和気藹々の両麻雀部+中学生。
京太郎「……あれ?」
何かおかしい。
何か足りない。
何かっていうか、誰か――あ。
京太郎「穏乃、そういえば憧は?」
よく見たらいなかった。
右も左もメイドばかりで気付くのが遅れてしまった。
穏乃「え? あれっ? 憧? 憧ー?」キョロキョロ
透華「おかしいですわね、高鴨さんと一緒に着替えてましたのに」
京太郎「………………なぬ?」
一緒に着替えて……だと……?
それはつまり、憧もメイド服を着ているということか。
その憧が食堂に来る前に姿をくらましたということか。
ということは――
京太郎「」クルッ
視線を食堂の入り口に。
京太郎「!」
発見。
半開きの扉の陰から憧の髪の触覚部分がはみ出していた。
やっぱり、途中で怖気づいて隠れてやがったな。
抜き足&差し足で忍び寄り、
京太郎「なーにコソコソしてんだ、よっ――」グイッ
憧「ふ、きゅ……っ!?///」 ※参考資料(http://i.imgur.com/hhB7Si8.jpg)
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
__,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__
> ´ ̄ / ` `、 、
、 - ´ / ' } ヽ ヽ\ \
`  ̄ >' / ,: | ∧/! | } ヽ ヽ
/,ィ / ' / /| _/,.ム斗}-/ ハ :.
{/.' ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ } | .
/ イ/{ : ! ィ斧从}/ Vzソ ノ /イ ,: 「……」
<__ ´// 从{ Vソ / / イ- 、 |
{'{ { , ' /' ⌒ } |
从Ⅵ /.: ノ |
叭 v_ ̄ヽ ,rー' 从
、 イj / /
:. < |' /}/
、__ ´ } イ从/
| |/
「 ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄}
|//l| |//////// 、
,. <// ∧ |//////////> 、
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ 「!?」
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
思わず二度見する。
ドアを全開させた先には確かに憧が立っていた。
メイドだった。
水着だった。
ジャージだった。
メイド水着の上からジャージを羽織った憧だった。
もう言葉もない。
だが、敢えて言うなら、
京太郎「……」ジー
憧「きょ、京太郎……?///」ポヨーン
京太郎「……」ジィー
憧「……ちょっ!? どこ見て……!///」バッ
京太郎「憧、お前……」ジィーッ
憧「な、なによ……」ドキドキ
京太郎「………………盛ったなぁ胸!」
憧「死ねぇ!!」バキィッ
京太郎「すみれっ!」グハァッ
憧「アンタって本っ当にデリカシーがないのね!」
京太郎「だ、だって明らかに普段よりデカ……」ピクピク
憧「な、なに言ってんのよ! 普段からこれくらいあるでしょ!」
京太郎「えぇ……?」ジロー
憧「ちょ、じろじろ見るの禁止!/// とにかくあたしはこれがデフォなの! ねっ、とーかさん、ねっ!」クルッ
透華「その通りですわ! 龍門渕家に代々伝わりし寄せて上げるテクニックなんて使ってませんわ!」キリッ
憧「透華さぁあああああんっ!?」ズガーン
透華「口が滑りましたわー!?」ガビーン
隠し事の出来ない人だった。
京太郎「ふーん……寄せて上げちゃいましたかぁ……」ジローリ
憧「だからじろじろ見ないでってば! うぅう……///」
耐えられない、とばかりにしゃがみ込む憧。
そうすると余計に胸が強調されるのには気付いていないらしい。
谷間か……
京太郎「ぐへへ」
綾「おにーさん、鼻の下伸びてます……」ジトー
玄「ぐへへ」
宥「くろちゃー……」シラー
穏乃「てゆーか、なんで憧は私のジャージ着てんの?」
宥「あったかいから?」
憧「だ、だって……」
玄「だって?」
憧「いざ着てみたらこの格好、ほんと恥ずかしいし……」
憧「こんな格好で京太ろ……人前に出るとか、ありえないし……///」モジモジ
憧「だから引き返して、なんか羽織れそうなものを探して……」
京太郎「で、穏乃のジャージを発見した、と」
憧「」コクコク
京太郎「お前アホだろ」
憧「んなぁっ!?」
京太郎「憧の為を思って言うけどな。その格好、逆にエロいぞ」ズバァッ
憧「ふきゅっ!?」
事実である。
下半身は穏乃と同じデザインだが、上半身が違う。
胸のサイズに合わせたのか、より水着風で、ニアリーイコール下着風なのだ。
それをジャージで半端に隠すものだから、かえって扇情的に見せてしまっている。
隠すなら完全に隠せばいいものを。
まあ、隠したら隠したで興奮するが。裸Yシャツっぽいし。
侮るなかれ、餓えた男のエロへの執念。
京太郎「しかしまあ……」
見回す。
ジャージ水着メイド。
ネコミミ水着メイド。
ミニスカ黒髪メイド。
マフラーメイド。
JCメイド。
京太郎「身内がことごとくメイド化してるって、相当カオスだな……」
透華「それで須賀さん、誰にご奉仕してもらいますの?」
京太郎「そうですねぇ……」
京太郎「……」
京太郎「は?」
透華「それで須賀さん、誰にご奉」
京太郎「聞き取れなかった訳じゃねーよ村人A」
透華「誰が村人Aですって!? 私はこの世界の中心、ヒロインでしてよ!?」ムキー
京太郎「それはどうでもよくて……なんすか、ご奉仕って」
透華「言葉通りの意味ですわ」サラリ
京太郎「………………わっかんねぇ~」
一「あー、ボクが説明しようか?」
と、
遅々として進まない会話に痺れを切らした国広さんが助け舟を出してくれた。
京太郎「ありがとうございます、お願いします」
一「えっと、まず松実さんがメイド服を着たがってたって話はしたよね?」
京太郎「はい」
一「実はそれは建前で、メインはキミを労うことにあったんだよ」
京太郎「オレェ?」
一「感謝の気持ちだってさ。自分達の為に萩原さんの修行に耐えてくれた須賀くんへの」
憧「……まあ、メイドはやりすぎだと思うけどね」プイッ
穏乃「いつも助けられてる分、今日は私達が!」ムンッ
玄「そうだね、張り切って恩返ししちゃうよっ」フンス
宥「京太郎くんがあったかくなれるように、頑張るから……」プルプル
綾「わ、私もおにーさんの為なら、なんでも……なんでも……///」アヤヤヤヤ
ウォーズマン「コーホー」
京太郎「みんな……」ジーン
純「おーおー、愛されてるなぁ」
智紀「この種馬野郎」
京太郎「みんな……」ジーン
感動の邪魔なので無視した。
一「でも、時間的にもそろそろ対局したいし、出来て朝食のお世話ぐらいだと思うよ。いい?」
京太郎「はい。もちろんスケジュール優先で構いません」
透華「それなら、阿知賀の皆さんにはジャンケンで代表者を決めてもらいましょう!」
憧「ジャンケン?」
透華「そう! 勝ち残った一人だけが須賀さんのお世話をするのですわ!」バァーン
「「「「「!」」」」」
なんちゅう贅沢者だ俺は。
しかし憧達は既に臨戦態勢。
謎の緊張が辺り一帯を包んだ。
そして、
「「「「「じゃーんけーん――!」」」」」
_人人 人人人_
> 突然のコンマ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
京ちゃんの朝食限定専属メイドは誰?
末尾1,6 憧
末尾2,7 穏乃
末尾3,8 松実
末尾4,9 宥姉
末尾5 綾ちゃん
末尾0 ???
直下でー
良かった……まあ無難な方で本当に良かった……
これで松実や綾ちゃんや0(勝負事には首を突っ込まずにはいられない透華)だったらどうしようかと
兎にも角にも区切ります
指フェラの悲劇を繰り返してはならない(戒め)
お先に次スレよー
【咲-Saki-】京太郎「シュシュッと」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「シュシュッと」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390243064/)
綾ちゃんを書いていて思うのは、公式で阿知賀中所属と判明する前に登場させておいて良かったということ
これで同じ学校に通ってたら、不自然じゃない程度に出番を作らなくちゃいけなくて、その結果……
怖い(確信)
こんなのクロチャーじゃないわ、羽のついた松実よ!
wikiの現行スレの欄を今の今まで更新してないことに気付きました。残り50レス弱だよ……
ちなみに次スレタイはイチゴアームズではなくハリケンジャーです
今回も1000はいつも通りな感じでお願いします
本編・番外編ヒロインとの小ネタ(採用率・高)か本編の展開への要望など(採用率・低)、用法用量を守って狙ってください
遠征が終わらなかったので泉(京セラ)小ネタが溜まってますが、まあ本編に差し障りのない範囲で消化しますよ
恋人のギバードといちゃいちゃする京太郎とかありっすか?オプションにハイライトが消えた綾ちゃん付きで
>>960
(なしっす)
ifは原則アウツやね
現行の環境に矛盾しないネタが好ましいです
注文が多くて申し訳ないけど、小ネタ自体サービスみたいなもんだから多少はね?
ドMペット泉を倍プッシュしよう(提案)
一ちゃんにどこまでが露出のボーダーラインなのか問い詰めたい
ヤンデレ綾ちゃん見れないんですか、じゃあいずみんで行こう
遠征から帰る時に綾を龍門渕に忘れて、全国大会の会場で引き渡された時には立派なメイドに教育されてた
なんて大丈夫?
大学受験でヒロインを激励する京太郎とかいいかなと思ったけど3年生番外ヒロインはプロ入りしてもおかしくないんだよな
メゲるわ…
京良太郎ください
前回は逃したから今度こそあわあわやって欲しいのよな
本編でも使えるネタって例えばお姉さんぶる衣に乗って衣姉さん呼びしてたら玄が対抗してどっちの兄弟か争う、とかはアリ?
またあのif空間で、ここの本編の京太郎(阿知賀)と原作の京太郎(清澄)のが出会う展開とかは大丈夫?
自然と咲さんの話題に行きそうで厳しいかな?
それならむしろ清澄Verと阿知賀Verの咲ちゃん同士で話をして欲しい
ハリケンジャーよりカクレンジャー派だわ(直撃世代)
じゃあ京ちゃんが憧ちゃんのいぬ間に望さんとお茶してたらなーって
もう(小ネタで綾ちゃんとるしか)ないじゃん
姉キャップに甘やかされる京キャプ下さい
何らかのアンジャッシュ的な展開でふきゅる憧ちゃん下さい
あれだけど有珠山勢を…
マッサージで部員をエロい気分にさせよう
今回の判定ー
>>963 (京泉は全て京セラに繋げるので)アリ
>>964 まあアリ
>>965 いいよ来いよ
>>966 すげー興味深いけどナシで。綾ちゃんにだって生活があるんや
>>967 年下の彼氏に死ぬほど愛されて受験勉強に身が入らないきょうこのごろ
>>969 アリ
>>971 頑張って欲しいのよな
>>972 小ネタかな? ならアリ
>>973 ナシかなー 大集合は節目節目の特別編だし
>>974 ナシで(真顔)
>>975 僕はダイレンジャー派です(半ギレ)
>>976 そんな暇なさそうだけど一考の余地はアリ
>>977 アリですね
>>978 ナシだし
>>979 書くのダルそう(直球)
>>981 ナシで
>>982 近々本編で……
以上を参考に1000取り頑張ってください
これすっげー疲れるんだけど!!
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