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|: : :| │: :|: :| : :|八: : {\仏冬ミ \|\∨ 〃{ト。 : : ハ }| : :|l /: : : : : : | |: : : : :|
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. : : : :| , 〈 { /: : : : :| 〈 / 人_x┬……'’ / :| | : : : : .. \: : : : : : : .\
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/. : : : : :.//: : : |. /|/ ∨ \ /_/ / │ \\ : : : : : : : \ : : : : : : : . \
当スレは『咲-Saki-』及び『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』の二次創作SSスレです。
・憧ルート固定
・非安価進行
・ド遅筆
以上の点に注意してお楽しみください。
,..-―へ/ . : : :ヽー- 、
彡';´.:/.: : : ; : : ヽ: : .、ヽ
//: : i: : : : :ハハ: : ;ハ:i、 iヾ、
ー--‐':´: : : : |: : : | | ゙、: ! И人ト、
\__: : : /: :ヽ!、: |! V ハ
/ : /: : :/ r- 、 __, -‐' ! <祝10スレ目!
!:∠:イ´ 丶、 _ _,..ノ
|ハ:( U  ̄ ̄ /
|;ヘー\ /
\: ;ヽ、 r--‐'′
r―┴┐ ├┬┐
ノ::::::::::::::|i ! _|O|_
/:: ̄ ̄ ̄\「:::: ̄:::::::\
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383414955
過去スレ
【咲-saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「笹食ってる場合じゃねえ!!」
【咲-saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「笹食ってる場合じゃねえ!!」 - SSまとめ速報
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もくじ
【プロローグ】1~
【入学式】34~
【はじめてのぶかつどう】303~
【憧ちゃんに媚びよう!】512~
【部員めぐり】607~
【番外編・てるてる日和①】930~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ちくわしか持ってねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ちくわしか持ってねえ!!」 - SSまとめ速報
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【仲直りの握手】27~
【ランチタイム】362~
【先生を探そう!】540~
【男のニオイに慣れよう!】692~
【番外編・てるてる日和②】942~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「鯖じゃねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「鯖じゃねえ!!」 - SSまとめ速報
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【雨宿り(前編)】73~
【雨宿り(後編)】366~
【風邪-Kaze- 憧編 episode of side-A】719~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ここで満足するしかねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「ここで満足するしかねえ!!」 - SSまとめ速報
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【番外編・てるてる日和③】72~
【風邪-Kaze- 京太郎編 episode of side-K】158~
【須賀、部活やめるってよ】440~
【番外編・てるてる日和④】904~
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「テレビもねえ!ラジオもねえ!!」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「テレビもねえ!ラジオもねえ!!」 - SSまとめ速報
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【素敵な連休の過ごし方】35~
【温泉旅館に泊まろう! 紅蓮篇】246~
【咲-Saki-】京太郎「あの地球人のように」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「あの地球人のように」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【番外編・てるてる日和⑤】174~
【温泉旅館に泊まろう! 螺巌篇】263~
【咲-Saki-】京太郎「冬のナマズみたいに」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「冬のナマズみたいに」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【接触る】97~
【須賀京太郎は友達が少ない】516~
【Mに手を出したら/おねーちゃんといっしょ】663~
【番外編・ラッシュあわー】907~
【咲-Saki-】京太郎「メロスのように」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「メロスのように」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
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【二人羽織】114~
【勉強会(直球)】361~
【勉強会(死球)】761~
【咲-Saki-】京太郎「エロ同人みたいに」憧「阿知賀が共学化!?」
【咲-Saki-】京太郎「エロ同人みたいに」憧「阿知賀が共学化!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382205359/)
もくじ
【番外編・たったひとつのさえたやりかた】82~
【河水浴に行こう!】255~
【究極VS至高】753は最高です!~
_____ / 〃 ヽ 、 '>、 `ヽ
/´ ヽ 〃 ,;/ ハ, ', ヘ\\ \
/ r ─ 、 __ /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::}::::::::: ',:∧ \ ヽ
Y { ,}(__.)o /:::::::::/,′:/::::::::::::::::/:::::::::::::://:::::::::::::::/:::|::::::::::::|:::::::: |::::::|::::::::::: :::::ハ ∨:::∧
. | | そ ゝ-イ´ /::::::::://:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::/〃::::::::::::/:::: |::::::::::::|:::::::: |::::::|::::::::::::: ::::::: l ∨:斗--,
. | | し }' /::::::: //:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::/:∥:::::::::::/::: :: |:::::::::::从!: : |::::::|:::::::::::::: ::,::斗ム-''゙´ r '
. | | て { /::::::: //:::::ム:::_:::::/∥::::::: /l:::″::::::::〃::∧イ:::::::::从:|::::八::::斗--< ,{' ,rァ'゙´:ヘ,
. | ェ } 〃:::/〃:::::/:::::::::::::7>{:イ::::/ j:::l|:::::::::::/ !:/ |l !:::::::/ !:ハ::ノ < { l!_∠ レ,‐-,、
. | j' /:://:/::::/l!::::::::::::/,_从::!|::〃 |::ハ:::::::::/ ,j/´.|!_!::::/,斗 ´ | li `\ ,,ノ:::\
. | }/::::/:::::::: /::::〃|:::: ::::::∧≧=ヘ:::{≠,' |::::: //´ < lト--、 人::::::::::
. 乂 ノ:/:::::::斗':′〃::|::::从::::| ∨:::Y::リYノ<´ / | l!__. `フ \::::
ー─────/ ´ ̄  ̄ ̄` ー──+─ゝ='/ / l ヘ`'-〈
::´>--<´ / / 乂 入、 \
´ / /´ / ノ / \, <::ヘ 乂__.)
/ / ,/ -── ´ /::::::::::::∧
wikiが出来ました
より良いwiki作りの為のアドバイス等お待ちしてます
当SSも本スレをもちまして遂に10スレ目に到達しました
あれこれ語りたくはありますが、何より日頃の支援声援に感謝です
どうか、コンゴトモヨロシクお願い申し上げます
笹食ってる場合じゃねぇ!:そう言わんばかりの動きをするパンダの写真から
\ \\ \ \\ , ェェェェェェ、\ \\ \
\\ \\ \ \,ィ三三三三三三ヽ. \\ \
\\\ \\, -‐≦三三三三三三三三三ヽ \\
\\\ / ィエミ ヾ三三三ツ" ̄`ヾ三ヲ\ \\
\ \\\ l !三リ ヾ三ヲ' ヽ、 \ \ \
\ \ f三ミ /三三 `ヽ.、 \ \
\ \ ` ヾ三 ヾ三三 ,ィ全、 \ \ \
\\ \ \.゛l f≧ ノ三三 ./三三、 ヽ. \
\\ \ 、 fn, ~ /三三". ,'三三三、. l \
\ \\ \ .i≧ュ __,、 /三三" ,'三三三三、 ノ
\ \\ \ |三ミ≧≠三彡" l三三三三三「\\
\ \\ `!三三三リー - 、._ !三三三三三 \\
\ \ \\ }三三彡 \\\ ヾ三三三彡"≧, \
\ \ \.ノ三三リ\ \\\ ヾ三三ミ、
━━━━━━━{三三彡━━━━━━━━━━ ̄━━
ケ ケ /\ ー―≠― ー―≠
┼┼┼ /┌┴┐\ / /
│└┘ [ 二 ] ー 、 | ー― 、
└── レ`く_ _) \_ くZ_ノ
|二二| /\ | | | _| ||
┼└─┘/__ \ .| | | |/⌒ヽ ||
┴ 7二二 ┌─┐ | ー十十ヽ /| _ノ 二 ||
/ / / / |__| ヽ_ノ .| ノ | (_ノヽ /乙 。
__ノ `ゝ
,. '"´  ̄ ̄ ̄ ``ヽヽ ニ三
,.イ ‐‐‐- 、ニニニ ,,,,__ ヾ:\ フ ち
/:/,r─‐-、 -_-_- ニニミミヽヾ:::ヽ も く
.r==っ |::レ'"  ̄`` ,r'ニニヽ u ';:::::', っ わ
ト、 |. l:l r- 、 ゙, ,:'´ `ヽ! i::::::l て し
{::| | _リ`ミニヽ @)ノノ ,: .r @ `)ノ 。 l::::::! ね か
{::l | レ′  ̄`フ´ `ニ"´ ̄_ノ u !::::! ぇ
レ′ r! ノ u ,,r ("´`  ̄ l::/ !
| /.:| j! ,,、、、、L _rソノ⌒ヽ u ! ⌒ヽ
| ノ.:::L_ ノj 彡'"´二ニニ'ーミミヽ. u .! ノ ノノ
,. -‐''"´ )  ̄`` ,.{. ( { L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ノく;ハ ,:′ /_ ノ l/ V^V^V^
"´ ̄`) 二ニ彡ト、 ヽ、 ``""""´__ノ ノ ,:′ / ̄``ヽ、 _ ___
‐''"´,.イ´ ヽl '" ̄`¨`ヽ ´ :′ /.:! ヽ:厂 ̄
/ / 入 , .イ.:/ !:l
/ / / 〈llllliiiiiiiiiー--‐''彡'"´ ,レ′ リ
/ / ヾlllliiiir''"´ ,r'´ / lノ /.:,
イ / , ヘノ / r─- 、」 .::/.:/
満足するしかねぇ:遊戯王5D's屈指の迷言
テレビも無ェ ラジオも無ェ:吉幾三『俺ら東京さ行ぐだ』のワンフレーズ
あの地球人のように!!!:フリーザ様のお言葉
冬のナマズみたいに:ジョジョ7部18巻より
メロスのように:アニソン『メロスのように~LONELY WAY~』から
エロ同人みたいに:元々は同人誌のセリフ。これもクソコラ素材
閃光のように……!!!:ダイの大冒険22巻から。読もう
以上でー
次スレからはまた憧ちゃん攻めのスレタイになります
あ、ゴメンこれ多分文庫版の巻数だ
何巻だっけなーと適当にググってた
>>前1000
(絶望)
菫「(前略――)」
淡「テルー! どこ行くの?」
照「京ちゃんに会いに行く」
淡「きょうちゃん? だれそれ」
照「知らない」
淡「なにそれこわい!」
照「淡こそ様子が変。恋煩い?」
淡「ほあっ!? そそそそんなことないよ、あるわけないじゃん! 誰が須賀のことなんて!」
照「須賀って誰?」
淡「知らない」
照「なにそれこわい」
淡「知らないけど……なんか、そいつのこと考えてたら、身体の奥がむずむずっていうか、ジンジンっていうか……///」モジモジ
照「分かる。私も京ちゃんの赤ちゃん欲しい。誰だか知らないけど」
淡「あわっ!? 赤ちゃんとか早すぎだよテルー! まずはキスして、それからお付き合いしなきゃ!」
照「普通は付き合ってからキスじゃないの……?」
,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、
/ / ` ´` \
/ \ヽ
,.' ' / i ! ヾ
/ ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l
' / .l / // 'l l ! l ! !l
. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! !
' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l 「(――友人と後輩が電波になった)」
l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l
. l | ! l! ` " l l
l l ー- _! , l l.!
. l ! | ト、 |!
l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘
l ! !.l 丶 ⌒ .イ !
! l l ! .! < .!
. l l ! ゙、 i ` ´ !
l l ! ヽ 、 .! ! !
l /ヽ. ヽ \ l、 ! l
l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l
,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ
. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、
l \ 丶 \ヽ ヽ
. l i ヽヽ. \、. ヽ . l
(達成感)
『ある程度まとまった数』になったのでwikiに小ネタのページを作りました
もろもろ適当に詰め込んでます
ちなみに白糸台の名前が二文字の人達はあまり興味が……
キャラ薄いもんね
準決勝中堅戦とか俺的には憧ちゃんVSセーラにしか目が行かないし
副将戦は最近あらたその回想でちょっと泣きそうになるし
しゃーなし
折角の10スレ目なのでちょっとアレなものを書いてみた
本編の京太郎「……」
『てるてる日和』の京太郎「……」
『ラッシュあわー』の京太郎「……」
『たったひとつのさえたやりかた』の京太郎「……」
京憧太郎「……」
京照太郎「……」
京淡太郎「……」
京塞太郎「……」
「「「「むさくるしい!!!!!」」」」
京憧太郎「なんだこれ! なんだこれ!!」
京照太郎「世の中には自分と同じ顔が三人いるらしい(震え声)」
京淡太郎「そういうレベルじゃねえからこれ!」
京塞太郎「やだ……俺マジうるさい……」
京憧太郎「え、つーか何? 三人はどういう集まりなの?」
京照太郎「どうもこうも……本棚を整理してたら本が崩れて、生き埋めになったと思ったら次の瞬間には……」
京淡太郎「俺は通学中のバスでギュウギュウ詰めになってたら」
京塞太郎「俺は塞さんのおっぱいに顔を埋めてたら」
「「「あ゛!!?」」」
京憧太郎「誰? 誰のどこに何をどうしてたらって!?」
京淡太郎「お前もしかして彼女いんの!? お前ってかオレェ!」
京塞太郎「え……逆に訊くけどお前らはいないの?」
京照太郎「いねーよ! せいぜい初対面の女の人から子作りせがまれるぐらいだっての」
「「死ねよ!!!」」
京淡太郎「なんだよ! 俺の癖にモテてんじゃねーよ!!」
京憧太郎「そうだそうだ! 彼女作ったりキスしたり、そんなん百年はえーよ!!!」
京淡太郎「あ、悪い。キスはした」
京憧太郎「は?」
京淡太郎「舌も入れた」
京憧太郎「は?」
,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
/_,..- ヽ ` 、
/ /´ / ∨ \
, ´ / ,' : 、 ヽ
/ , , / /| | :. | | | ∨
_/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | | :
 ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ |: , ´/}/_}∧ | | |
/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | | 「は?」
/ イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
´/イ }从lム ; \ ,ノ / \
| ∧ ∧,イ
Ⅵム - - イ //
_ヽl\ //イ__
|////} ` ー ´「////|
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本編主人公とかいうスロースターターの悲劇
引き伸ばすとキリがないので終わりですのよ
塞さんもPAD枠とかノーウェイノーウェイ
京塞太郎と京照太郎は相手が年上だからやや大人びてるよ
つっても京照太郎は相手が相手だから京塞太郎には及ばないよ
京憧太郎と京淡太郎は相手が同学年だからやや子供っぽいよ
つってもディープキスを経験した京淡太郎に京憧太郎は敵わないんだよ京ちゃん京ちゃん
今日は本編進めるか分からないです
始まったら始まります
>>1前スレの984だけど、咲ちゃんネタね…
ちょっとした回想にでてたハンカチびりってあったじゃん?
あれの咲ちゃん視点とかでふ
咲ちゃん咲ちゃんしつこい?ごめんなさい。
>>58
アウトォーーーーーーーーーー
あまりにも居た堪れなくなるのでNGです
ヒロイン大集合も書こうとしたけど絶対長くなるので断念
新エピの冒頭だけでも書いて行こうかね
時間割の巡り合わせで、全教科のテストが週明け早々に返ってくることとなった。
朝一番の異端審問を切り抜けた俺に容赦なく襲い掛かる現実。
しかし、これまでは辛うじて最悪の結果を免れている。
残るは――数学。
その答案が、今。
俺に手渡される。
京太郎「……」
裏返しとか、なんの嫌がらせだよ。
心臓に悪い。
京太郎「…………」ゴクリ
めくろう。
めくるぞ。
めくらねば。
京太郎「………………!」ピラッ
めくった!
答案「」アズカバァァァァァァァァァァン
オワタ!!!!!
京太郎「」ゴーン
終わっ、た。
ギリギリ――赤。
赤点だ。
最後の最後で、赤点を取ってしまった。
それが意味することは、ふたつ。
さよならデート。よろしく追試。
京太郎「……」
信じたかった。
本当に……鉛筆サイコロを信じたかった。
さようならデート……さようなら。
京太郎「――」
失意のまま、席へ戻る。
その隣には、憧が座っている。
憧「おかえりー。結果どうだっ……あっ(察し)」
ああ、察してくれ。
俺が全身にまとう悲痛なオーラで、存分に。
しかし、言葉にしなくてはいけないこともある。
京太郎「……ごめんな、憧」
憧「え?」
京太郎「あんなに熱心に勉強教えてくれたのに、応えられなかった」
京太郎「期待を、裏切っちまった」
京太郎「ごめんな」
憧「京太郎……」
自分が情けない。
デートという餌を目の前に吊り下げられても、全力以上の実力も発揮出来ないなんて。
本当に、情けない。
憧「……ごめん、ちょっとそれ貸して!」バッ
京太郎「あ、おい!?」
驚く暇もなく引ったくられる答案用紙。
憧はそれを、自分の答案と並べて見比べている。
とても真剣な目で。
そして、
憧「ッ! せ、先生ー!」タッ
弾けるように席を立ち、教壇の担当教諭の下へ。
憧「あの、須賀くんのテストの採点なんですけど――」
それから何事かを話している。
壮年の男性教師と。
ところどころ、言葉に詰まりながら。
京太郎「あいつ……」
教師であれ異性は異性。
同年代よりマシでも、苦手な相手には変わりない筈なのに。
憧は必死に説明を続けていた。
憧「――ありがとうございます、失礼します!」
やがて憧は深々と一礼。
踵を返し、駆け足気味に俺の隣に戻ってきて、
そして、
憧「どう!? 赤点回避してあげたわよ!」
ぱんぱかぱーん、と。
誇らしげに答案用紙を広げて見せた。
京太郎「なっ……!?」
ギリギリ落第だった点数の上に、及第点が記された答案を。
京太郎「え、ちょ、マジで!?」
憧「大マジよ。採点ミスがあったの」
京太郎「採点ミス!?」
憧「なによ、珍しいことじゃないでしょ?」
そりゃ、ありえないとは言い切れないが。
落ち込んでて採点ミスを探そうなんて思いつきもしなかった。
京太郎「……ありがとな憧、命拾いしたよ」
憧「いいわよ別に。これで心置きなくデートが出来るわけだし」
京太郎「え」
憧「あ」
京太郎「……」
憧「……」
京太郎「……あー、」
憧「………………したいとかじゃないけどね!?」
憧「あたしが採点ミスを見つけてあげたのはほら、その、あれよ!」
憧「京太郎が頑張ってたのは知ってたから、努力は正当に評価されるべきだと思うし!」
憧「それに追試とか補習とか受けてたら部活に支障が出るでしょ!? あたし達も困るし!」
憧「それにそれに日曜はもう予定空けちゃってるからドタキャンとかされたら迷惑だし!」
憧「分かった!?」
京太郎「はい^^」ニッコリ
憧「分かってないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
そんな絶叫も、クラスの喧騒に紛れて消えていった。
なんか気が散って文章が粗い……
どのみち今日はここで区切りですけど
ちなみに次からはM(まったく)C(ちがう)S(ストーリー)になります
今回の投下分はあくまでデート回の布石すでのな
ヒロイン大集合、もっかい考えてみるか……
部活に必要なもので校外にしか売ってないものってなんじゃろ……うごごご
掃除用品イイネ。どうもありがとう
食玩ロックシード、オレンジだけ買ったけど前情報通りの物足りなさ
ボタンで音声順繰りなら食玩ガイアメモリと同じなんだから300円でいいのでは……
解錠と同時に背面のボタン押す練習してます
憧「……」
照「……」
淡「……」
塞「……」
憧「(……何これ、気まずっ)」
塞「えーっと……これはどういう集まりなのかな?」
照「分からない」
淡「まったくもって!」
憧「ていうか、お互いが誰なのかも知らない……ですよね?」
淡「テルは知ってるよ(テルだけに)! でも、なーんか変な感じ?」
照「淡も、私の知ってる淡とは雰囲気が違ってる(照だけに)」
塞「なにそれこわい」
憧「(落ち着け……落ち着くのよあたし……気が付いたら知らない人達と向かい合ってたなんて、きっと夢オチか何かだわ……)」
淡「んー、どうやったら元いたとこに帰れるんだろ。デー……買い物の途中で、荷物持ちを待たせてるんだけど」
照「私も帰省中だったのに」
塞「私なんてデート中だったんだけどなぁ」
憧「デっ!!?」
塞「わっ、なに?」
憧「ぁ……す、すみません。デートって聞いてびっくりしちゃって……」
塞「そうなんだ? 驚かしちゃったならゴメンね」
憧「い、いえ! ところで……か、彼氏さんいるんですかっ?」
塞「へっ!? ぁ、えと、やー……」
憧「……」ジーッ
照「……」ジーッ
淡「……」ジーッ
塞「………………はい、います」ポッ
「「「おおー……」」」
憧「(わー、わーっ。すごいなー、大人だなー……)」
淡「ねーねー、どんな人と付き合ってんの?」
塞「えっ!?」
照「私も気になる」
塞「えー……どんな人って、そりゃあ……ねえ?」
憧「全然分かりませんってば」
塞「う゛……。わ、私の彼氏は……優しくて努力家で、包容力があって……///」カァッ
憧「(ぅーゎー……/// 人のノロケって聞いててこんなに恥ずかしいんだ……?)」カァー
塞「で、ちょっとエッチだったり金髪だったりで誤解されがちだけど、すごく良い子なんだよ」
淡「ん? ちょっとエッチで金髪……?」
照「なんだか京ちゃんみたい」
塞「京ちゃん?」
照「私の家族」
塞「(弟さんかな?)へー、私の彼氏も京太郎って名前なんですよー」
淡「えっ」
憧「えっ」
塞「えっ?」
照「(お菓子食べたい)」
憧「(京太郎って……え? あの京太郎? うちの? いやうちのじゃないけど……第一そんなに珍しい名前でもないし……)」
淡「(キョータロー……須賀の下の名前がそんなんだったはず……でも須賀はちょっとどころじゃなくエッチだし……)」
「「(偶然ってあるんだなー……)」」ウンウン
塞「?」
照「京ちゃんもエッチで困る。何度も私の下着漁ったりして」
淡「に゛ゃ!?」
憧「ふきゅっ!?」
塞「(か、家族なのに!? 禁断の関係!?)」
照「そのくせ私が裸で迫っても赤ちゃん作ってくれないし……」プクー
淡「あわわわわわわ」
憧「あわわあわわ」
塞「(やばい! この人やばい! ていうか今気付いたけどインターハイチャンピオンじゃない!?)」
照「でも、優しいから大好き」ニコ
淡「ふ、ふーん……? 私の知り合いにも似たような名前がいるけど、須賀は全然優しくないからなー」
憧「えっ」
塞「えっ」
淡「えっ?」
照「(あ、ポケットにヴェルタース・オリジナル入ってた)」パァァ
憧「(須賀? 須賀京太郎? それって完全にうちの京太郎じゃない。いやいやうちのじゃないけど……同姓同名かぁ……)」
塞「(須賀京太郎……? 京太郎くん、こんなに可愛い子と知り合いだったの? でも、京太郎くんが浮気なんてするわけ……)」
「「(………………偶然!)」」ウムッ
淡「?」
照「淡はその子と仲良くないの?」
淡「ぜんっぜんです! もー大っ嫌い!」
照「どうして?」
淡「どうしてって……私のはじめてを奪ったからに決まってるじゃん!!」
憧「」ブホォ
塞「」ブホォ
照「(飴を噛み砕く音)」
淡「なのに須賀は自分がやったって認めようともしないで……」
淡「……その後も、バスの中で私のこと無理矢理……///」プルプル
淡「い、今でも身体が舌の感触を覚えてるんだから!///」
塞「(京太郎くん……)」
憧「(目が覚めたら殴ろう)」
照「」バリッゴリッ
塞「ところで……」チラッ
憧「?」
塞「もしかしてだけど、あなたも同じような名前の男の子と縁があったりしない?」
憧「ふきゅっ!?」
塞「図星かな」アハハ
憧「べ、別にあたしは京太郎のことなんて!」
淡「やっぱいるんだ」
憧「いるけど、あんなのいないも同然よ!!」
照「あなたも京ちゃんと仲良くないの?」
憧「ないですね!……まあ、友達ではありますけど……」
塞「じゃあ私とか、こっちの二人みたいなエピソード……とかは?」
憧「そ、そういうのもないです! あたしもどっちかっていうと被害者っていうか……」
淡「お仲間だ! そっちの須賀にはどういうことされたの?」
憧「どういうって、別に――」
憧「――会ったその日にパンツ見られたり」
憧「その次の日にもパンツ見られたり」
憧「抱き締められたり」
憧「匂いを嗅がされたり」
憧「ブラが透けてるの見られたり」
憧「押し倒されたり」
憧「処――ゲフンゲフン」
憧「風邪で寝込んでるところに押しかけられたり」
憧「脱衣麻雀で他の二人もろとも裸にさせられそうになったり」
憧「その代わりにって更にもう二人も巻き込んで混浴させられたり」
憧「石鹸でヌルヌルの手を洗われたり」
憧「おなか撫で回されたり」
憧「耳たぶ弄ばれたり」
憧「ほっぺに手を添えられたり」
憧「指を咥えさせられたり」
憧「身体中まさぐられたり」
憧「脱がされそうになったり」
憧「胸鷲掴みにされたり」
憧「またブラが透けてるの見られたり」
憧「その程度だから!」
照「……」
淡「……」
塞「……」
憧「あ、あれ……? なんで沈黙……?」
ポン
「「「かわいそう……」」」
憧「なんでっ!?」
見切り発車でクッソ長くなってゴメンツリー
10スレ記念の特別編でした
ちなみに憧ちゃんの被害の半分はレジェンドのせい
更に、誤解があったらいけないので明言しておきますが、塞さんはまだ処ゲフだよ
番外編のあの時がはじめてで、未遂だよ
だから処ゲフだよ
なお本番以外のアレコレはしたりしてなかったり
フォイ、昨日の京ちゃんサミットと一緒にwiki更新しましたよ
そういえばこのヒロインさん方、「京太郎」「京ちゃん」「須賀」「京太郎くん」と呼称がうまくバラけてるね
個人的には「京ちゃん」と呼ぶのは咲ちゃんだけの特権で、そのお株を奪えるのはてるてるだけの特権だと思ってる(照だけに)
ちなみに次の番外編ヒロインは名前が二文字で呼称は「京太郎くん」(多分)
で、今日は時間もアレでプロットもアレなので本編はお休みさせてもらいます
明日から通常進行でー
処ゲフなのに部室で始めるなんてどう考えても痴ゲフじゃないですかやったー!
>>178
始めるんじゃあない、始まってしまうんだ(至言)
ぼちぼちぼち本編再開するでー
今回の主役が登場します
……
…………
………………
~校外~
テクテクテク...
京太郎「悪いな、買い出しに付き合ってもらっちまって」
憧「付き合っ……!」ビクッ
京太郎「ん?」
憧「な、なんでもない。ハルエに頼まれたし、お店の位置も分かりづらいし、しょうがないわよ」
そっか、と返したら会話が途切れてしまった。
俺達はアウトオブ学校にある雑貨屋を目指して歩いていた。
時は放課後、目的は部活の備品の買い出しである。
街で「雑貨屋」と言えば小洒落たイメージがあるが、この山奥では文字通りの細々とした日用品を扱う店という意味しかない。
そんな雑貨屋が町の入り組んだ位置にあるとのことで、ジモッティーたる憧に案内を頼んでいるのだ。
何故か早歩き気味の憧の、相変わらず小ぶりでエエ尻を眺めながら歩いていると、
???「あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
空襲か!?
ドダダダダダダダダ...ダンッ!
???「あっこちゃーーーーーーーーーー!!」ズドーン
憧「ふぎゃあ!?」グハッ
京太郎「!?」
やっぱり敵襲じゃないか!
前方を歩いていた憧が、その更に前方から駆けてきた何者かにタックルを喰らった。
“何者か”は穏乃と同じぐらいの背丈で髪は長く――え、女の子?
???「あこちゃんだあこちゃんだあこちゃんだァ゛あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~」スリスリスリスリスリスリスリスリーッ
憧「ちょ、熱ッ! 摩擦! 摩擦で熱いってば、ねえ! 桜子!!」ギャース
え、知り合い?
名前を呼んだように聞こえたが……
綾「あーもー桜子! 憧ちゃん困ってるってば!」
凛「大丈夫ですか憧先輩!?」
???「憧ちゃんひさしぶりー」
更に増えた。
しかも、内二人には見覚えがあった。
いつぞや酔っぱらいに絡まれていた憧の馴染みじゃないか。
憧「あー、うん。久しぶりねみんな。……とりあえず桜子どかすの手伝ってくれる?」
おーえす、おーえす。
憧にしがみついて離れようとしない少女を、残り三人が力尽くで引き剥がす。
憧「あいたたた、腰が……」サスサス
凛「ほ、本当に大丈夫ですか、先輩?」
憧「まーねー」
綾「もー桜子! 人に飛びついちゃダメっていつも言ってるでしょ!」メッ
???「でも憧ちゃんだよ?」キョトン
綾「憧ちゃんも人だからね!?」
賑やかだなー。
見たところ学年もバラけてそうなのに、なんとも気安い仲のようだ。
うちの麻雀部みたいだな。
憧「それよか、揃って何してたの? ここって登下校には使わない道でしょ?」
???「それはねー」
???「王子様を探してたん゛だ゛よ゛ォ゛オ゛ア゛ァ゛イ゛!!!」
憧「王子様ぁ?」
なんだなんだ。
話が面白くなりそうだし、そろそろ合流するか。
綾「さ、桜子! それは違うって……!」カァッ
凛「ほら、先輩と私達を助けてくれた男の人のことですよ。一ヶ月くらい前に」
憧「え゛」
凛「綾が会って一言お礼を言いたいらしいんです。あ、もちろん私も」
憧「へ、へぇー? そうなんだー?」
???「綾ちゃん、ずっとその人の話ばっかりするんだよー」
???「王子様なんだって!」
憧「………………」
綾「だ、だから違うってば! けど金髪で背も高くて、か、格好良かったから……///」モジモジ
京太郎「おーい」トテトテ
綾「そう、ちょうどそこにいる人みたいな――え?」
京太郎「よー憧、なんか盛り上がってるみたいだな」
綾「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!?!?!!!??」
京太郎「うおぅ!?」ビクッ
憧「」アチャー
綾「な、なっ、なぁっ///」プルプル
凛「あ! あの時の……」
???「この人がー」
???「王子様だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~!!」
京太郎「オレェ?」
なんだなんだなんだ。
訳も分からず憧を見る。
憧「京太郎……アンタってほんとに……」ハァー
京太郎「オレェ?」
こっちもさっぱりだった。
綾「え、憧ちゃん王子様と知り合いなの!?」
???「王子様って言った!」
???「言ったねー」
綾「う、うるさいなぁもう! で、どうなの憧ちゃん!?」
憧「あー……うん。知り合いっていうか、同級生」
綾「同級生!?」
憧「で、今は麻雀部のマネージャー」
綾「マネージャー!?」
憧「京太郎、改めて紹介するわね。阿知賀こども麻雀クラブ時代の後輩で……」
綾「ししし、志崎綾でしゅっ!///」カチコチ
凛「桐田凛です。その節は本当に助かりました。ありがとうございます」ペッコリン
京太郎「いやいや、そんな大したことはしてねーよ。あの後は大丈夫だったか? 怪我とかは?」
凛「はい、おかげ様で」
京太郎「なら良かった」ニカッ
綾「はわわわわわわわ///」プシュー
凛「……あー、ごめんなさい。被害者が約一名いました」
京太郎「?」
憧「はいはい、紹介続けるわよー。こっちの二人は小学生ね。ほら、挨拶」
ひな「山谷ひなですー。はじめまして王子様ー」
ギバ子「ギバード桜子だよ! よろしく王子様!!」
京太郎「はじめまして、よろしくな。王子様じゃないけど」
ひな「じゃあ何様のつもり?」
京太郎「言い方ァ!……俺は須賀京太郎。まあ好きに呼んでくれていいぜ」
ギバ子「京太郎……京、た、ちゃ、京ちゃ……ぎ゛ょ゛う゛ぢ゛ゃ゛ん゛だ゛ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~!!」パァァ
京太郎「それは毎回やらないといけないやつなのか?」
けど、
「京ちゃん」か。
ちょっと懐かしい気持ちになるな。
まさか咲以外に呼ばれることがあるなんて。
不覚にも郷愁がこみ上げてくる。
ナデナデ
誤魔化しついでにギバ子の頭を撫でてみた。
ギバ子「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(歓喜)」
京太郎「ひぃっ」ビクッ
非常に分かりづらいリアクションだが、(歓喜)と付いてるから大丈夫だろう。
憧の鉄拳も飛んでこないし。
綾「なっ!? さ、さく、桜子――!」
ひな「あ、いいなー。私もしてほしい所存ー」
綾「ひな!?」
京太郎「おう、いいぞ? うりうりー」ワシワシ
ひな「きゃー♪」
綾「うぅぅ……」グヌヌ
京太郎「ついでにそっちの二人もどうだ?」
綾「ぴっ!? あっ、そのっ……!」ワタワタ
凛「あ、私はいいです。そんな子供じゃないですし」
綾「!?」
京太郎「だよな、中学生を小学生と一緒に扱っちゃ失礼か。わりーわりー」
綾「……ぁぅー……」ションボリーン
凛「………………えっと、ごめんなさい先輩、やっぱりしてもらってもいいですか?」
京太郎「え、いいのか?」
凛「気が変わりました。綾の気も変わってると思います、多分」
綾「凛……!」パァァ
京太郎「じゃあ、まず桐田さんから」ナデナデ
凛「ん……」
京太郎「どうかな」ナデナデ
凛「いい感じです……上手ですね先輩」
京太郎「ペット飼ってるからな」ナデナデ
凛「……なんか複雑」
綾「り、凛っ。なんか長くない……?」ジトー
凛「あーごめん。先輩、ありがとうございました。もういいです」
京太郎「アッハイ」パッ
桐田さんはなんつーか、サッパリしてるな。
見た感じオシャレな雰囲気もあって、男に免疫のある憧、みたいな感じだ。
……最強じゃねーか。
凛「じゃあ交代ね」グイグイ
綾「ちょ、お、押さないでよっ!」
京太郎「準備はオーケー?」
綾「は、はひっ! おーけーでふ!」カチコチ
京太郎「うし。そんじゃまあ――」スッ
ナデナデ
綾「ふぁああ……・///」
京太郎「加減はいかがですか、お姫様?」ニコッ
綾「ふにゃあ!?」ドキーン
京太郎「ははっ、なんつってな」
綾「ぁ……ぁ……」パクパク
凛「うっわぁ……」
ひな「ダイターン」
ギバ子「ガ゛ム゛ビ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
京太郎「で、どうかな志崎さん」ナデナデ
綾「ぁ、ぁう、あの、その……名前……」ボソッ
京太郎「うん?」
綾「な、名前で、呼んでくれて、いー、です///」ゴニョゴニョ
京太郎「そうか? じゃあ、綾ちゃんかな」
年下とは言え、初対面から呼び捨てには出来ない。
京太郎「さっきも言ったけど、俺のことは好きに呼んでくれていいからな?」
綾「じゃ、じゃあ……きょ……、…………………………お、おにーさんって呼ばせてくださいっ!」
京太郎「おお、なんか新鮮な感じ」ナデナデ
綾「///」プシューッ
俺が撫でやすいようにしてくれているのか、俯く綾ちゃんの頭を撫で続ける。
他の三人同様、子供らしい手触りが心地良い。
いつまでも撫でていられそうだ。
憧「……京太郎ってさ」
と、
今まで沈黙を守っていた憧が口を開いた。
京太郎「なんだ?」
憧「軍艦だったら駆逐艦が好きそうよね」
京太郎「急になんだ!?」
区切り
塞さん同様、嗅ぎつけられたら困るからと隠してましたが応援団の中では綾ちゃんが一番好きです!!!
ちなみにこう見えて凛ちゃんとはフラグ立ってないです
フラグ積立に気を遣わなくていいチョロキャラ書くのクッソ楽しい
フラグ積立に細心の注意を払わなきゃいけないのに150%暴走するチョロキャラ書くのクッソ辛い
3スレ目やね
更に前の2スレ目で仄めかしてた『自分のおもちをこねてる現場を京ちゃんに見られるクロチャー』もようやく書く目処がついたよ
ついちゃったよ(絶望)
(絶望)
バン……ザ……
うわああああああああああマジだああああああああああ
確認した筈だったのに……なんてことだなんてことだ……
どうしよう、wikiで誤魔化すにも限度ががが
珍しく早寝早起きした結果がこれだよ!!
うごごご……誤魔化せないことも……ないか……?
雨宿り編でこの二人だけ一緒にいたのが不自然になるけど。うごごごごごごん
いやぁ、同学年ならいざ知らず中学生と小学生が高校生の帰宅時間に二人だけ一緒ってのもちょっと変かなーと思ってな
そんな意識が先立ってこんなポカをやらかしたのだと思われる
ちょっくらwiki修正してきますわ
しかし凛ちゃんギバ子とタメとは……
じゃあ登場人物ページに注釈つきで載せて年齢設定はこのまま、でいいかな……?
もし咲日和とかで現在の年齢がハッキリしたらそのタイミングで修正しますだよ(ゲッソリ)
そそくさと人物更新
当面は
中一:綾ちゃん 凛ちゃん
小六:ギバ子
小五:ひなちゃん
で行きますわ
んじゃまた夜に
更新出来てなかった☆(ゝω・)v
ブックレットかぁ……
そりゃなかなかのなかなかな信憑性……
・今後の出番はとても少ない
・凛ちゃんが小学生でも中学生でも書く分には困らない
その上で、読んでる人の側からすると今から設定を変えた方がいいのか変えない方がいいのか
ちょっとお伺いをば
特に申し立てがないならこのままでいいかー
では続き書き始めまっす
……
…………
………………
テクテクテク...
雑貨屋への道行きに綾ちゃん達が加わった。
部活の途中であることを告げると、同行を願い出てきたのだ。
六人が前後三人ずつに分かれて歩く。
先行するのは憧とひなちゃんと、ギバー……なんだっけ。
前半のインパクトが強くてフルネームが定着していない。
……ギバ子でいいか。
先行するのは、憧とひなちゃんとギバ子。
俺と綾ちゃんと桐田さんがそれに続く。
道路側が俺、真ん中に綾ちゃん、反対側が桐田さんという並びだ。
綾「」カッチンコッチン
凛「はあ……」
どうして片側の手足を同時に前に出しているんだろうか。
京太郎「なあ」
綾「ひゃい!?」ピョインッ
配管工みたいな音を立てて飛び上がった。
京太郎「……大丈夫?」
凛「あー、気にしないでください。こういう子なんです」
綾「いや違うよ!?」
違うよなぁ。
ギバ子達相手には結構快活に振る舞っているようだし。
まあ、話を戻そう。
京太郎「折角だから部室にも顔を出したらどうだ? 穏乃達とも知り合いなんだろ?」
綾「いっ、いいんですか!?」パァァ
凛「……あーや」ツンツン
綾「あっ……そ、そっか。そうだったよね」
京太郎「?」
俺の言葉に笑顔を見せてくれたのに、桐田さんの窘めるような声で一転してしまった。
綾ちゃんは残念そうに、
綾「ごめんなさいおにーさん……私達、麻雀部には行かないって決めてるんです」
京太郎「え、なんで?」
綾「だって、迷惑になっちゃうから……」
京太郎「迷惑って」
凛「もちろん、先輩達がそう思わないでくれるってのは分かってますよ?」
でも、と繋ぐ桐田さん。
凛「やっぱり県予選前の大事な時期だから、私達は邪魔になっちゃいますよ」
京太郎「……そっか」
そんなことはない、とは敢えて言わなかった。
この子達なりの気遣いを、わざわざ否定する必要はないと思ったからだ。
代わりに、
京太郎「まったく中学生は最高だなぁ!」ワシャワシャ
凛「わっ」
綾「ひやあああっ!?///」
また二人の頭を撫でてやることぐらい、許されるだろう。
閻魔様も子供の相手で忙しいようだし。
◇
いいのかなぁ、とか思いながら。
あたしは左右からじゃれつく桜子とひなの相手をしていた。
意識が向いているのは後方、京太郎――じゃなくて、その隣の綾に。
今日の綾は、なんか、どうも、ヘン、だ。
普段はもっと常識的で、元気はあるけど落ち着きもあって。
凛と並んで麻雀クラブ年下組のお姉さん役だった筈なのに。
……いや、まあ桜子とかには普段から振り回されてるんだけど。
それでも、今日のようなポンコツキャラじゃなかった筈なのに。
何が原因なのか、なんて。
考えるまでもなく、
憧「……」チラッ
あの駆逐艦マニア、だよね。
いいのかなぁ。
綾の態度。言動。そして動機。
どれを取っても、導き出される結論はひとつ。
あの子、京太郎のことが好き……だよね。
憧「ふっきゅ」
ひな「あこちゃー?」
ギバ子「どしたの憧ちゃん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」
憧「あー、なんでもないない」
やば、変な声漏れた。
でも仕方ないじゃない。
可愛い後輩の恋路だもん。
友達が容疑者なんだもん。
どうしても気を揉んでしまうのは、性分ってやつだ。
でも、いいのかなぁ。
京太郎なんて好きになっちゃって。
絶対苦労するのに。
アイツは絶対に女を泣かせるタイプだと思う。
絶対、釣った魚には餌をやらないタイプだと思う。
確証はないけど。
でも、指令の時みたいな気安さで近付かれたら、勘違いする子だっていると思う。
アイツの、決める時は決める一面を知ってしまったら、運悪く騙される子だっていると思う。
あたしは違うけど。
綾のことは、先輩として心配だ。
でも、人の恋愛に口を挟める程の経験はあたしにはなくって……
恋ってのはやっぱり、どこまでも当人達の問題であるべきだと思うし……
そもそも、綾が京太郎を好きってこと自体あたしの早合点かも知れないし……
もー。
あーもー!
憧「………………うん」
とりあえず、あたしは駆逐艦なら敷波が好きかな(現実逃避)。
……
…………
………………
◆
憧「着いたわよー」
ひな「よー」
ギバ子「Y゛O゛!!!」
ギバ子の喉は大丈夫なのか?
さておき、ここが目的地らしい。
見上げる看板は古めかしく、店そのものも相当な年季が入っている。
こじんまり、と言えば多少は聞こえもいいが……
京太郎「ここで本当に必要なものが揃うのか?」
憧「む、ボロっちいからって馬鹿にしたわね?」
バレた。
憧「確かに装いはアレだけど品揃えは確かよ。信頼と実績の、ってやつ」
京太郎「へー」
小中学生ズも揃って頷いている。
地元民が言うなら、そうなんだろうな。
京太郎「けど、こんな小さな店なら全員で入ると窮屈かもな」
憧「それもそうね、桜子達にはここで待ってもらって、あたし達だけで入る?」
だな――と返す前に。
綾「は、はい! はいはい、はいっ!」
元気一杯に挙手をする綾ちゃん。
うん、なんで?
憧「……綾?」
綾「わ、私が入るよ!」
憧「はあ!?」
綾「私が、おにーさんと、中に、入る!」ムフーッ
憧「はあぁ!!?」
綾「ダメかな……?」
憧「いや、ダメってことはないけど……」
綾「お、おにーさんはどうですか?」
京太郎「ああ、俺も構わないぜ。店内を案内してくれるなら誰でも」
綾「ぁ……やったぁ……!」グッ
憧「ふーん、誰でもねぇ……?」ジッ
京太郎「どうした?」
憧「別にぃ……?」ジトー
物言いたげな憧の視線に背中をチクチクとやられながら、綾ちゃんと二人で入店。
店主らしい爺様に会釈して、棚に挟まれた通路に入る。
京太郎「さて、じゃあ買い出しメモを渡すから案内してくれるか?」
綾「は、はいっ! こうしてると新婚さんみたいですね、おにーさん!」
京太郎「え?」
綾「ああああああ間違えました! 噛みました!!」
京太郎「いや、噛んだってレベルじゃ」
綾「噛みまみた!!!」
京太郎「アッハイ」
凄い剣幕で押し切られてしまった。
京太郎「……えっと、じゃあ改めて案内よろしく」
綾「………………ハイ///」プシュー
その後は至ってスムーズに事が運んだ。
メモに書かれた品物を、雑多な陳列棚から的確に見つけ出す綾ちゃん。
俺がそれをカゴに収めて……なるほど、新婚さんみたいってのも分からなくもない。
しかし、考えていることをつい口走って恥ずかしがるなんて、初心で可愛いよな。
まったく中学生は最高だぜ。
で、
京太郎「……高いな」
綾「……高いですね」
店内は狭い。
狭い店内の、壁に棚に商品がひしめき合っている。
俺達はその中から買い出しリスト最後の一品である洗剤(メーカー指定)を発見し、途方に暮れた。
先程申し上げました通り――高いのだ。
値段がじゃない。位置が。
棚の一番上にある。
そこには俺が手を伸ばしても届かない。
狭い癖に? 狭い故に? 上に上に積まざるをえないようだった。
京太郎「さてどうするか……」
綾「どうしましょうか……」
一考。後、
京太郎「よし、俺を踏んでくれ!」
綾「ふええええええええええっ!?///」
言葉よりも早く、その場に四つん這いになる俺。
その体勢から綾ちゃんを仰ぎ見る。
綾「っ!///」バッ
慌ててスカートを押さえる綾ちゃん。
京太郎「あ、悪い」
綾「い、いえ……でも、あのその、急に踏んでくれなんて……///」
京太郎「でも、そうでもしないと届かないだろ?」
綾「ですけど……」モジモジ
京太郎「大丈夫、絶対覗いたりしねーから!」
綾「や、そうじゃなくて……うう、分かりました、乗りますよ……」
京太郎「ばっちこーい!」
渋々ながら承諾してくれた綾ちゃんが靴を脱ぐ。
そのまま、ハイソックスに包まれた足で俺の背中に――のしっ。
綾「お、重いですか? 重いですよねっ?」
京太郎「いんや、全然」
お世辞でなく軽い。
これならむしろご褒美だぜ(罰ゲームではないという意味)。
京太郎「それより、届きそうか?」
綾「あ、はい。やってみます。んーっ……」ググッ
俺の上で爪先立ちになる綾ちゃん。
ぐっと体重がかかるが、それでも気にならないレベルだ。
細いなぁ中学生。軽いなぁ中学生。
綾「ん、んぅ……っ! もうちょっとで、奥、奥に届い、てっ……ぁ、ダメぇ……!」プルプル
まったく中学生は最高だぜ!
京太郎「無理はしなくていいからな。足を滑らせたら大変だ」
綾「は、はい……」
ぴょん、と飛び退く。
そそくさと靴を履く綾ちゃんの横で俺も立ち上がる。
綾「ごめんなさい、役に立てなくて……」ショゲー
京太郎「気にすんなって。駄目なら次の手を打つだけさ」
綾「次の手……ですか?」
京太郎「ああ」スッ
今度は跪く。
その体勢から――
京太郎「さあ、今度は肩車だっ!!」
綾「」
京太郎「ん? どうした?」
返事がない。
目線は綾ちゃんの太ももの位置に置いたまま、問い掛ける。
と、
綾「む――むり! 無理です!!///」ブンブンッ
両手を振って全力拒否されてしまった。
京太郎「無理って……なんでだ? 嫌なのか?」
綾「い、嫌じゃ、ないですけど……」モゴモゴ
京太郎「じゃあ」
綾「でも無理なんです!///」カァー
京太郎「そんなこと言わないでくれよ! 頼む、させてくれ!」
綾「うっ……だ、だって、ちゃんと知り合ったのは今日がはじめてなのに、いきなり……///」
京太郎「優しくするから! な? とにかくやってみようぜ!」
綾「や、優しく……してくれるんですか……?」
京太郎「ああ、約束する。絶対に痛くしないし、すぐ済むから」
綾「……」
京太郎「……」
綾「……それなら」ボソッ
京太郎「!」
綾「それなら……おにーさんなら、いいです、よ……///」モジモジ
京太郎「本当か?」
綾「……///」コクン
言葉の代わりに首肯が返ってきた。
俺の為に頑張ってくれているのが分かって、無性に嬉しくなる。
京太郎「ありがとな綾ちゃん。俺、精一杯やるから」キリッ
綾「は、はひ……ふつつかものですが……」ポー
了解を得て、改めて行為に取り掛かる。
※ここからはセリフのみでお楽しみください
京太郎「じゃあ、後ろ向いてくれるか?」
綾「はい……」クルッ
京太郎「脚、開いて」
綾「……っ」
京太郎「どうした?」
綾「ご、ごめんなさい……やっぱり、恥ずかしく、て……」
京太郎「……悪い。ちょっと触るぞ」スッ
綾「え、ひやあっ!?」
グイッ
クパァ...
綾「やっ、やだぁ……///」
京太郎「ゴメンな、でもこういうのは一気にやっちゃった方がいいから」
綾「そ、そうなんですか?」
京太郎「ああ。ほら、もう入れるぞ」
綾「えっ!? そんな、いきなり!?」
京太郎「言ったろ。一気の方がいいって」
綾「でも……」
京太郎「いいから、もう少し広げて……」グッ
綾「あ、ぁああっ……///」
京太郎「んっ……よし、行くぞ……」ググッ
綾「お、おにーさぁん……」プルプル
京太郎「今だけの辛抱だから、すぐに良くなるから、な」
綾「わかりました……んんっ///」
スポッ
京太郎「どうだ? ちゃんと(頭が太ももの間に)入ったろ?」
綾「はい……おにーさんの(頭)、すっぽり……」
どこぞのスレがド派手におっぱじめてるお陰で健全な我がスレまでいやらしい目で見られてしまう
いかんですよー遺憾ですよー
ていうかこんな時間じゃねーか
予想外に長引いてるので中途半端ですが区切ります
明日の夜にパパッと終わらせて次エピへの繋ぎとさせてもらおう
しかし綾ちゃん書くの楽しい
クロチャーでやっちゃいけないこと全部やらせてる感あるけどクッソ楽しい
ハーイ、少年誌向けのラブコメが売りの方の京憧スレです!
幼馴染み丼……? 知らない子ですね
綾ちゃんに関してはキャラ崩壊も甚だしいというか、元から崩壊するようなキャラはないというか……
まあ、始めましょう
京太郎「いいか、動くぞ」
綾「あ、あのっ!」
京太郎「ん?」
綾「や……優しくして、くださいね……?」カァァ
京太郎「ははっ。心得ました、お姫様」
グッ
綾「ふ、ぁ……っ」
京太郎「痛くないか?」
綾「はい……これくらいなら……」
京太郎「ゆっくりするから、痛かったら言ってな」
ググッ
綾「んぅ……すごい……体が、ふわーって……///」
グググッ
綾「ゎ、わっ……浮いちゃう……っ!」
京太郎「ッ――!」
グンッ
綾「っ、ふわぁぁぁ……///」
京太郎「綾ちゃん、平気か?」
綾「だいじょぶ、です……少し、くらくらしますけど……」
京太郎「そっか、それなら良かった」
綾「わ、私の方こそごめんなさいっ」
京太郎「ん?」
綾「えと、太ももなんかでおにーさんの(頭)、挟んじゃって……」
京太郎「そんなことか。気にしなくていいよ」
綾「でも……」
京太郎「安心しろよ。すごく綺麗ですべすべして、いい太ももだから」サワサワ
綾「ひゃ、んっ///」
京太郎「ずっとこうしていたいくらいだよ」
綾「ず、ずっとは困ります!」
京太郎「はは、そりゃそうだ」
綾「もうっ、からかわないでくださいよおにーさん!」プンプン
京太郎「悪い悪い――じゃあ、ここからは真面目にやるから」
綾「ぁ……はい、おねがいします……///」
……
…………
………………
京太郎「よ、おまたせ」
買い物が終わって。
店外で待っていた憧達に声を掛けた。
憧「おかー。ちゃんと買えた?」
京太郎「ロンオブモチ」ガサッ
手にした袋を掲げて見せる。
京太郎「ま、綾ちゃんのお陰だけどな」
憧「だよね。ありがと綾……って、どうしたの? 顔赤いわよ?」
綾「ぅ……?///」ポー
俺の背中に半身を預けるように立っていた綾ちゃんに憧が気付いた。
彼女の顔はのぼせたように赤く、目もとろんとしている。
風邪かと思い店を出る前に訊いたが、違うらしい。
憧「何かあったの?……何かされたの!?」ガタッ
京太郎「オイ」
失礼な。
紳士の俺が中学生に手を出す訳ないだろ。
胸だって、見たところ憧より小さいし。
まだ発展途上なのだろうが、今の時点では食指は伸びない。
綾「な、なんでもない! おにーさんは何も悪くないよ!///」ブンブン
憧「めちゃくちゃ庇ってるような言い方なんですけど……」
綾「本当だよ! おにーさんは優しくしてくれたもん!」
憧「え?」
綾「え?」
憧「………………優しく?」
綾「う、うん……えと、私は初めてだからいきなりは無理って言ったんだけど……」
綾「頼むからさせてくれって、優しくするからって、おにーさんが……///」ポッ
憧「」
綾「それからすぐ後ろを向かされて、おにーさんの手で広げられて……///」モジモジ
憧「」
綾「おにーさんは、もう入れるぞ、って。一気にやっちゃった方がいい、って」ギュッ
憧「」
綾「最初はやっぱり怖かったんだけど、すぐ良くなるから、って声を掛けてくれて」フニャ
憧「」
綾「してる時も、「痛くないか?」、「綺麗だよ」、「ずっとこうしていたい」、って……///」クネクネ
憧「」
綾「確かに恥ずかしかったけど、それでも嫌だなんて思わなかったから――」
綾「――だから、おにーさんは悪くないよ!」
綾「ねっ、おにーさん!」
京太郎「うんっ! そうだなっ!」
まったくもってありのままだ!
が、
憧「……………………………………………………」
京太郎「あれ?」
凛「先輩……そんな人だったなんて……」
ひな「げんめつー」
ギバ子「げ゛だ゛も゛の゛だア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~!!」
京太郎「アレェ?」
何この雰囲気。
まるで俺が悪者みたいな。
普通に考えて、後輩思いの良い先輩だなーと評価が上がる場面では?
憧「京太郎」
京太郎「あ、はい」クルリ
振り返る。
鬼がいた。
空が青かった。
京太郎「え?」
宙を舞っていた。
綾「お、おにーさーーーーーん!?」
綾ちゃんの悲鳴と、
憧「悪は滅びた……」コォォ
俺を空に発射した憧の声を聞きながら、
着陸したら、次は薬局に寄らなくちゃな――と考える俺だった。
【TO BE CONTINUED...】
へい、これにて【MCS】終了です
当初はどうやって尺稼ぐかなーとか心配してたけど、まったく杞憂でした
クロチャーがやれば腹黒チャー待ったなしな言動も綾ちゃんなら許される! 不思議!
ちなみに3-2攻略に向けて育成中のメンバーが
敷波
望月
不知火
時雨
響
朝潮
であることからも俺がロリコンでないことは確定的に明らか
M(まったく)C(中学生は)S(最高だぜ!)
【おまけ】なんちゃってステータス【ほぼ定期】
/ / | ハ | | i 、 ヽ \ \_
. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _> 須賀京太郎(15)
| i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄
| | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ 称号:駆逐艦マニア(?)
| | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人
. !. r| i.|、!,,ィ'":::._iミi! |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´
. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ 憧への印象:かわいい→かわいいパンツ→かわいい→かわいい
! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| →仲良くなりたい→暴力ハンタイ!→せめて友達になりたい
ノi \ヾi:.、、 i! i ノリ ` →手がすべすべだった(小学生並の感想)→いい匂いがした
| ヽ__i |イ|/ →憧ー!俺だー!特訓するぞー!→アレもコレも頑張ろう!
ヽ i、 i ____...., |/ →風呂で触ったのはどこだったんだろう→大変申し訳ありませんでした
ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、! →テスト頑張るな。全力で!→郷土愛っていいよな→うまくない
i !i 、 \  ̄´ /!/ 人 →M(まったく)C(中学生は)S(最高だな!)
|ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´
ト、! ゙、 `ー---'′ /|V
_/ \
//: :/ :| : : |: :│: : _/{⌒\
/: /i 仏ィ| : : |ー八-∨ j:|:ト、: : . 新子憧(15)
/ :/八i庁仆: : 斥允ヵ:∨リ:|い: :i
: : i |: i:代:ソ \|弋:::ソノ|Y^' |: :|: :| 称号:恋バナ聞き専ガール
: : | | 从 '__ u. |:|ノ: |: :|: :|
| : | |:V介: . ‘ ′ イj/: ; : :|: :| 京太郎への印象:こわい→やばい→パンツ見られたパンツ見られたパンツ見られた
| : | ∨!:.| i: ≧= ´ト、∨: /: : : :│ →殺→仲良くなれるか不安→くたばれヘンタイ!→依然として警戒
| : | |_|: リくΥ r'´ /7゙: /i: : :| :│ →手が大きかった(小学生並の感想)→不思議な匂い……→見られた、知られた、叱られた
| : | /V: /L|人,,/}//: :/ `\l : :| →ま……よろしくね→裏切りドスケベ野郎→クソゲス→テスト頑張って。ほどほどに
| : l |/: /〈 `YY⌒〉/: : : /│: :| →野外ダメ。ゼッタイ。→いつか見返してやるんだから!→黙れ
| : |/|: :| く__ノ入,ノ>| : : | ' |: :│
| : |/|: :| / /` | : : |∨/ |: :│
| : i{ |: :| { {. \| : : |リ/ :|: :│
│:从|:八 ○、\八|_八i{ 八 : |
_
/`´ ヽ
| lミ(ノノハヽ) 高鴨穏乃(15)
( ヽ(l|゚ ヮ゚ノl 京太郎への印象:→たまにイジワル
`` (|_iホi_|) →ずっとみんな一緒だよね
しU
_
'´ ヽ
l iイノリlヽ) 松実玄(16)
|。(l|゚ ヮ゚ノl 京太郎への印象:...→\(・ω・\)おもち!(/・ω・)/身内!\(・ω・\)おもち!(/・ω・)/身内!
| l(|_i茆)|) →京太郎お兄ちゃんは大人なのに玄の裸を見たらいやらしい気持ちになるんだ……
((、<_i_i_> )
けiヲ
_
'´ ヽ
l i liノリlヽ) 松実宥(17)
| |(l|゚ -゚ノ|l 京太郎への印象:...→あったかい男の子
'´/(|_i茆)|)`, →おねーちゃんをからかっちゃいけません
Qノ/ i iヽQ
_
'´ ヽ
l liノLハ)l 鷺森灼(16)
|_(||゚ -゚ノ_| 京太郎への印象:第一声が「ゴォォォーーーーール」の人
⊂i↑iう
<_i_i_>
し'ノ
ステータス更新ーwiki更新ー
そして次回は……デートを間近に控えた京ちゃんに竜の(毒)牙が迫る!
一番ビビってるのは俺だ!!!!!
見えない(震え声)
おはろう
あっれー過去ログ更新してなかったなーと思ったらそもそもトップすら更新してなかった
10スレ目なのに!!
しかし京綾って聞くと最早ゆるゆりの世界である
僕はひまさく派です(半ギレ)
ゆるゆりの世界観に京ちゃんを放り込むのはやめろ(真顔)
それぞれ別々に好きなんだ
現在の憧ちゃん内の危険度ランキング
1.綾(可愛い後輩 矢印の向きが明らか)
2.しず(幼馴染み 距離感近すぎ)
3.宥姉(放って置けない アイツの好みド真ん中っぽい)
なおクロチャーも危険視はしているものの、どちらかというとレジェンド枠
平たく言うと交通事故扱い
ぼちぼちー
絶対クロチャーなんかに負けたりしない!!
ガチャッ
玄「んー……んっ……」モミモミ
バタム
京太郎「……」
なんだ今の。
なんだ今の。
見間違いかな?
他に誰もいない部室で玄さんが自分の胸を揉みしだいていたような……
見間違いだな。
ガチャッ
玄「んん……あ、京太郎くん。こんにちはー」モミモミ
バタム
京太郎「………………」
見間違いじゃなかった……
自分の胸を揉みしだいている玄さんに挨拶された……
頭を抱える。
なんだこれ。
なんだこれ。
京太郎「なんだこれ……」
ガチャッ
京太郎「!?」ビクッ
玄「京太郎くん?」ヒョコッ
京太郎「!!?」ビクビクッ
あまつさえ玄さんの方から出てきた。
不測の事態のオンパレードに混乱する。するともさ。
玄「昼休みに部室に来るなんて珍しいね。どうかしたの?」
京太郎「あ、えっと……く、玄さんこそ、ここでナニを?」
玄「私はお掃除しに来たの」
京太郎「掃除? でも今……胸を……」
玄「胸を?」
京太郎「……触ってましたよね?」
訊いてしまった。
無視は出来ない。
が、
玄「うん。で?」ヘケッ
京太郎「でっていう!?」
まさかの反撃だ。
首を傾げる玄さんを見る。
平静を装っている……ようには見えない。
ていうか、演技なんて出来ないだろう。
穏乃並に素直で嘘が苦手そうだし。
京太郎「り、理由を訊いてもいいですか……?」
玄「理由? えっとね、お掃除しに来たっていうのは言ったよね」
京太郎「はい」
玄「それで、掃除するにはブレザーが邪魔で、脱いで、」
京太郎「はい」
玄「その時、ちょっと気になって触ってみたんだ」
京太郎「はい?」
玄「でもやっぱりダメだね。ちっとも楽しい気分にならなかったのです!」プンスコ
京太郎「あ、はい……」
この人は、
大丈夫なんだろうか。
玄「京太郎くんは? どうしてここに?」
京太郎「あ……実は、俺も部室を掃除しようかと思って」
玄「え?」
京太郎「ほら、最近テストとかで忙しかったでしょう? それの分サボり気味だったから……」ポリポリ
玄「そっかぁ……京太郎くんは立派だね!」
京太郎「いえいえ。玄さんこそ一人で掃除しようなんて偉いじゃないですか」
玄「私こそいえいえのいえいえだよー。当番だから」
京太郎「当番?」
そんなんあったっけ?
簡単な掃除なら、毎日部活の終わりに全員でやっているけど。
玄「うん。毎週木曜は私の掃除当番。麻雀教室の頃に決めたんだ」ニコッ
京太郎「……はい?」
玄「?」ニコニコ
麻雀教室って、レジェンドが先生をしてたっていう、例の?
それって三年以上前になくなったんじゃなかったっけ。
え? 当番?
え?
京太郎「……」
まあ、玄さんは中学から阿知賀だったらしいし、思い出の場所を綺麗なまま残しておきたいって気持ちはあるよな。
うん。あるよ。あるある。うん。
重くない(言い聞かせるように)。
それに、ひとつ謎が解けた。
定期的に部室がやたら綺麗になっていたのは、玄さんが掃除してくれていたからだったんだ。
ありがたいことだし、マネージャーとして見習うべきことだ。
なので、
京太郎「……玄さん。いえ、先生!」
玄「せ、先生!?」
京太郎「はい! 先生、俺に掃除のテクを授けてはくださいませんか!?」ズザッ
玄「ふええ!?」
膝をついて頼み込む。
掃除は今の俺に出来る数少ない仕事だ。
スキルを上げて、もっと部に貢献したい。
玄「わ、私なんかでいいの……?」
京太郎「玄さんがいいんです。玄さんじゃなきゃ駄目なんです!」キリッ
玄「……えへへ/// わかったよ京太郎くん、この松実玄におまかせあれっ!」フンス
こうして、俺と玄さんの大掃除大作戦が幕を開ける。
玄「まず基本的なことだけど、掃除っていうのは上から下へするものなのです」
京太郎「上から下?」
玄「うん。高いところから低いところへ、埃が落ちても平気なようにね」
京太郎「ふんふむ」
今まで適当にやってた。
手当たり次第じゃ綺麗には出来ないんだな。反省。
玄「この部室だと、黒板の上や棚の上、それからロッカーの……ロッカー、の……///」ポッ
京太郎「?」
なんか赤らんでいらっしゃるゾ。
京太郎「どうかしました?」
玄「う、うぅん! なんでもないよ、京太郎お兄ちゃん!」
京太郎「オニイチャン!?」
玄「はわぁ!? な、なんでもないよ! 気にしないで!///」アセアセッ
京太郎「いやいやいや……」
無理だろ。
この前から時々お兄ちゃん呼ばわりされるけど、スルーとか無理だろ。
しかし、やはり「京太郎お兄ちゃん」という響きに覚えが……うっ頭が。
良くない
綾ちゃんの登場でクロチャーの「京太郎お兄ちゃん」が完全に死んだ
良くない
いや良いのか?
『おにーさん』だ……二度と間違えるな!
綾ちゃんの呼称は『おにーさん』というんだ! 『お兄さん』でも『お兄ちゃん』でもない!
※なおオリジナル
玄「と、とにかく始めよう? 昼休み終わっちゃうからねっ」
京太郎「そっすね。じゃあ俺は黒板から」
玄「だったら私は棚とロッカーをやるよ」
頷き合って、教室の前と後ろに分かれる。
教壇に上がり、きつく絞った濡れ雑巾で黒板の上をなぞる。
つーっと端から端へ。ごく簡単な作業だ。
しかし成果は、
京太郎「黒っ!!」
玄「呼んだー?」
京太郎「すみません呼んでません!」
この通り、雑巾の片面が真っ黒になる程だ。
普段は拭かないからなぁ……
バケツに溜めた水で汚れを落として、同じ工程を何度か繰り返す。
目視で確認は出来ないが、恐らく綺麗になったことだろう。
京太郎「ふぃー」
まず一箇所、完了だ。
実は掃除そのものは嫌いじゃあない。
正しいやり方を知らないだけで、身の回りを綺麗にするのは気持が良いから好きだ。
この調子でどんどんピカピカにしてしまおう。
京太郎「玄さーん、黒板終わりまし」
た、と言い損ねる。
振り返った先に、
玄「えいっ! えいっ!」ピョンッピョンッ
ロッカーに向かって飛び跳ねる玄さんの姿があったから。
京太郎「……」
スタスタスタ
沈黙のまま移動する。
玄さん――を、横から見る位置へ。
ピタッ
京太郎「……」
玄「うぅ、届かない……でも頑張るよっ、えいっ!」ピョインッ
ポヨンッ
京太郎「」グッ
ピョインッ ポヨンッ
ピョインッ ポヨンッ
ピョインッ ポヨンッ
京太郎「………………」
うむ。
京太郎「玄さーん」スタスタ
玄「えいっ!……え? 京太郎くん?」
京太郎「届かないなら椅子に乗ったらどうです?」
玄「えっ? あっ、見てたの!?」
京太郎「見てました」
ガン見してました。
玄「ぁ……ぅ……///」カァァ
赤面する玄さん。
助言のつもりが辱めてしまったようだ。
辱めてしまったようだ。
憧「えい!」ピョン……
京太郎「て……
玄「ご、ごめんね……? 先生だなんて頼られて、つい張り切っちゃって……」シュン
京太郎「あー……俺の方こそすんません、変に持ち上げちゃって」ペッコリン
玄「ううん、京太郎くんは悪くないよ! それより掃除しなくちゃ、椅子持ってくるね!」
ガタガタと椅子を運び、その上に乗ってロッカーを拭く玄さん。
掃除は上から下へ、が基本。
ならば、棚はロッカーの後だ。
少しの間ながら手持ち無沙汰になった俺がすることと言えば、
京太郎「……」ジーッ
そらガン見よ。
玄「ん、しょっと」フキフキ
椅子の上の玄さん。床に立つ俺。
その高低差が生み出す視界。
即ち、ちちしりふともも。
眼福である。
玄さん自身は気付いていないようだが、彼女は非常に均整の取れた身体付きをしている。
ゲスな言い方をすれば、やらしい身体ってやつだ。
平均以上の乳!
適度に引き締まった尻!
ニーソに包まれた奥ゆかしい太もも!
エロい(確信)!
玄「」セッセ セッセ
京太郎「」ジィーッ
そんな玄さんが作業を終えるまで、俺は瞬きをしなかった。
良くない
綾ちゃんの台頭で俺の中のクロチャー像がボヤけてきている
良くない
とりあえず区切ります
良くないぞぉ……
クロチャーを出しゃばらないようにするのは、断じて小ずるい計算なんかじゃあないんだぜ。極めて綿密な段取りなんだ
だって今回憧ちゃんおらんねんで!ブレーキ役おらんねんで!アクセル踏みっぱなしやったらゴールイン(意味深)してまうやろ!
……佐賀弁より関西弁の方が難しいよね
始めますやで
玄「よし! ロッカー磨き完了なのです!」
京太郎「お疲れ様です」ソシラーッ
素知らぬ顔で労っちゃう。
玄「あはは、お疲れ様はまだまだのまだまだだよー。ここから巻き返すんだからね!」ムンッ
京太郎「ですね。玄さんは、次は棚ですか?」
玄「そうしようかな。京太郎くんはテーブルを拭いてくれる?」
京太郎「りょーかいでっす」
再び分担作業が始まる。
今度は雑巾ではなく、もっと清潔な布巾で円卓を丹念に擦る。
目立った汚れはないものの、ジュースでもこぼしたらしいベタつきが少々。ふきふき。
天板を撫でて取っ掛かりがなくなるまで続ける。
京太郎「うっし、ここも完了」
次はどこを――と訊いて玄さんの手を止めさせるのも悪いな。
掃除は上から下へ。同じ高さにある雀卓を掃除するとしよう。
京太郎「よっこいしょういち」
雀卓を囲む椅子に腰掛け、掛かっていた布を取っ払う。
流石に卓をバラしての整備には時間が足りないから、主に洗牌をしよう。
隅に寄せられている麻雀牌。その数136。
これらひとつひとつを丁寧に……というのも時間が足りない。
なので一括して一面ずつ、可能な限り綺麗にしよう。
濡れたタオルと乾いたタオルを用意して牌磨き開始だ。
京太郎「が~い~む~♪」フキフキ
地味で単純な作業だが、こういうのが楽しい。
いつまででも続けられそうだ。
ところで『牌 磨き方』なんかでググると、それはもう水際立った手つきを披露する動画がヒットする。
俺も早くあれぐらい出来るようになりたいが、今はゆっくり、堅実に。
こんな風に、少しずつ成長していく感じも嫌いじゃないしな。
そう心の中で納得して、俺はまた次の面にタオルを滑ら
玄「ふーっ」
京太郎「んほおおおおおおおおおおっ!!?」ビビクンッ
玄「わひゃあ!?」ビクッ
ミミガー(沖縄料理)!
なに!? なに!?
生暖かい風が俺の耳に!
って、今の声は……
京太郎「……玄さん?」
玄「う、うん。びっくりしたぁ……」
それはこっちのセリフだ。
京太郎「あのぅ、つかぬ事を伺いますが……息を?」
玄「吹きかけたのです」
京太郎「なんでそんなことするんすか!?」
感じちゃうじゃないか!!
が、返ってきたのは予想外のリアクション。
玄「……京太郎くんが悪いんだからねっ」プクー
京太郎「オレェ?」
玄「京太郎くん、私のこと無視するんだもん」
京太郎「え」
牌磨きに夢中で聞こえてなかった。
玄「いっぱい話しかけたのに……」プクー
うわっ可愛っ。
ほっぺ膨らませて怒ってますアピールしてるよ。
とても年上には見えない思えない。
どちらかというと妹……うっ頭が。
京太郎「……」
玄「……」プクー
京太郎「……」
玄「……」プクゥー
京太郎「……」
玄「……」プクゥーーーッ
京太郎「えい」プスッ
玄「ふにゃっ」プハッ
玄「ひゃ、ひゃにふるの~」ムームー
京太郎「いやあ、つい」
あれだけ見事に膨らまされたら、突かざるをえない。
離す。
玄「もぉ……お姉さんは怒ってるんだよ! それをこんにゃあっ」プニィ
突く。
玄「ひょーはろーくん! やめっ、にゃっ! やめるのですにゃ!」プニィプニィ
突く。突く。
楽しい(確信)。
玄「うぅ……やめてって言ってるのに……」グスン
あ、やっべ泣かした。
京太郎「ご、ごめんなさい玄さん」アセアセ
玄「どうしてこんな意地悪するの……?」ウルウル
京太郎「えーっと……悪気はなくても無視しちゃった分、これでコミュニケーションを取れないかな……なんて」
玄「……」
京太郎「……」
玄「……しょうがないなぁ京太郎くんは。許してあげるっ!」ニコッ
京太郎「あざーっす!」
ちょれーっす!
で、
京太郎「ズッガガガガッガガーガガー」サッサッ
玄「どっごごごごごーん♪」サッサッ
京太郎「ズッガガガガッガガーガガー」サッサッ
玄「べっきべきべきべき~♪」サッサッ
「「ズッガガガガッガッガッガガガ ガ! ガ! ガ! ガーオファーイーガー!」」
いえーい、と。
すれ違い様にハイタッチ。
掃き掃除を続ける。
玄「楽しいねー」
京太郎「そーですねー」
玄「やっぱり一人より二人の方がいいよね!」
京太郎「……そ、そっすね!」
不意打ちやめて欲しい。切実に。
(『レッツ・ファイナルフュージョン!!』の正確な書き出しに20分ぐらい使った)
サッサッサッ
京太郎「こんなもんですかね」
玄「だね。チリ取り持ってくるね」
京太郎「お願いします」
とてて、とロッカーへ。
チリ取りを手にして、またとてて。
しゃがんで、
玄「ばっちこーいですのだ!」フンス
京太郎「………………」
玄「京太郎くん?」
京太郎「……玄さん、代わりましょう」
玄「え、どうして?」
京太郎「スカートの中が見えそうだからです」フイッ
玄「~~~っ!?///」バッ
俺の指摘に、顔を真っ赤にして立ち上がる玄さん。
素早い対応が功を奏し、ノーパンチラでフィニッシュです。
……え? なんだって?
「おお須賀よ、パンツを見ないとはもったいない」だって?
アマチュアが!!!
よし、みんなきけ。
例えばここに、今にもパンチラしそうな玄さんがいるとしよう。ていうか、いたんだが。
その玄さんのパンツを、俺はきっと見ることが出来るだろう。
でも忘れるな。
俺がパンツを見ている時、パンツもまた俺を見ているのだ。
バレたら、少なからず印象を落とすこととなるだろう。
そうなるぐらいなら、この場は見送る方が利口だ。
もっと公然と、堂々とパンチラにありつける機会が訪れると信じて。
――なんつって。
本当は、ストッパー不在のラッキースケベに腰が引けただけです。
宥さんとの一件で学んだことだが、こういうシチュエーションには憧が必要不可欠なのだ。
ラキスケ、そして鉄拳制裁。
この流れがないと、かなり気まずい。
止め時を見失う。
そういう意味で、今や憧は俺にとってなくてはならない存在となっていた。
玄「あ、ありがとうね京太郎くん。気を付けるね……///」カァァ
京太郎「いえいえ」キリッ
棚ボタ式に好感度を稼ぎつつ、華麗にチリ取り役をこなす俺だった。
揺れる胸を横からガン見→セーフ
服越しの身体のラインを横からガン見→セーフ
対面しゃがみパンチラ→アウツ!
明日はニチアサあるし、ここらで区切っておこう
もしかしたら昼間からやるかも? やらないかも。やらないかな
確かにパンチラはノーだったかもしれない……しかし高低差を利用したパンモロがなかったとは言っていない……!
はあ……裸Yシャツ綾ちゃん……
6月からは平日部活の休日遠征だから出番が……
中学生を一人暮らしのアパートに連れ込むのも流石に……
とりあえず報酬先払いで京穏か京塞ください
誰かが次に『あれは(パイ)パンチラだから』――と言うッ!
サブヒロインですらないゲストキャラがメインヒロインの重要イベントと同じようなことしちゃ駄目だからぁ!!
あれは(パイ)パンチラだから……はっ!?
>>599
総合のほうでいいかね?(ただし書くとは言ってない)
>>603
書くんだよ、おうあくしろよ
「ありがとう」……それしか言う言葉が見つからない……
まあ元から最低一回の再登場は確定してるんですけどね(ゲス顔)
ちなみに綾ちゃんも立派な阿知賀キャラ枠なので番外編での採用はありません(ゲス顔)
>>1000狙いの人は本編に矛盾しない程度の小ネタならワンチャンあるんじゃないかな(ゲス顔)
それじゃあ礼ってわけではないけど、今から始めようかやでー
メシだなんだで投下時間はいつもよりブレブレると思われ
掃き掃除が終われば作業もいよいよ終盤。
何をするかと言えば、
玄「雑巾掛けですのだ!」
京太郎「!だのすで」
玄「それどうやって発音してるの?」
企業秘密です。
好きだったなぁスパイラル。好きだったなぁひよひよ。
閑話休題。
これまたきつく絞った雑巾を手に、教室の壁際に並んで屈む俺と玄さん。
京太郎「この体勢になると、どうしても闘争心が燃え上がるんですよね」メラメラ
玄「あはは、男の子だねー。私達も競争してみる?」
京太郎「いいんですか? 俺、相当やりますよ」ギラッ
玄「私も負けないよ!」ムフーッ
テンション上がってきた。
負けられない戦いが、ここにはある。
京太郎「……」スッ
玄「……」スッ
無言で臨戦態勢へ。
玄「よーい――」
蹴り出す為の脚に、進路を定める為の眼に神経を集中させる。
そして、
玄「――どんっ!」ダッ
京太郎「オアアアーーーッ!!?」ズザァーッ
コケた。
ちゃうねん。
わざとじゃなくて。
力(リキ)、入れ過ぎた。
踏ん張った足が床から離れなかったのだ。
そのまま全身を投げ出す格好になってしまった。
虚しい。悔しい。恥ずかしい――そんな気持ちで顔を上げると、
京太郎「ぶほおっ!?」
パで始まってツで終わり、間にンが入る三文字のアレが見えた。
まるっと。
そら(相手が可愛い女の子で仕掛けると恥ずかしがってくれるという要素がないと)そうよ。
玄「え?」クルッ
京太郎「あ」
声に。
玄さんが反応して、振り向く。
固まる。
姿勢は、そのままで。
京太郎「……!!」
それは――白くて、清楚で、華やかで。
主に前面にはレースの刺繍が施されているであろうが、この角度からでも分かる。
突き出されたお尻の形に張った、それ一枚ではあまりに頼りない最終防衛ライン。
ニーソックスに包まれた太もも共々、抜群の破壊力だった。
玄「きょ、京太郎くん」
京太郎「」ハッ
視線を、ゆっくり動かす。
目が合った。
玄「………………見た?」プルプル
京太郎「見てません白さん」キリッ
玄「クロだよぉ! やっぱり見たんだー!」ウワーン
やっちゃったぜ☆
なんやかんやで一旦中断
そう長くはかかりませぬゆえ
んでは再開
夕方までに終わらなかったらもうひと中断あるのでー
アライヴが連載再開して、しかも完結したことには驚いた
ツインテールと愚鈍がどうのこうのってセリフは名迷言だと思うよ(うろ覚え)
羞恥で顔を真っ赤にしてボロ泣きする玄さん。
ますます年上の威厳というものが行方不明な感じだが、致し方あるまい。
見えてたからなぁ……まるっと。
泣きたくもなるだろう。
って呑気してる場合か!
京太郎「だ、大丈夫ですよ玄さん! チラッと、チラッとしか見えてませんから!」
玄「ほ、ほんど、に……?」エグエグ
京太郎「はい! 色は分かっちゃいましたけど、それだけです!」
玄「……私、太ももの付け根にホクロがあるんだけど、右と左どっちだった?」
京太郎「え? えーっと確か……」ウーン
玄「悩むってことは見たってことでしょ! 京太郎くんの嘘つきいいいいい!!」ビエー
京太郎「オー! ノーッ!!」
なんという罠!
普段より冴えてるんじゃないか玄さん!?
責任とって結婚だなー(棒)
玄「見られたぁぁぁ……京太郎くんに見られちゃったよぉ……」ボロボロ
京太郎「……」
こうなったら。
俺は――泣きじゃくる玄さんの肩を、強く掴んだ。
玄「痛っ」
京太郎「玄さん!」
玄「は、はい?」ビクッ
京太郎「すぅー……はぁー……」
深呼吸。
そして、
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/ / | |__ | | | | | : l :l: /| | :| | |
. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ :リ リ | |
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. // /| ::l、 : ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
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やっぱりクロチャーはクロチャーだった(褒め言葉)
京太郎「似合ってました、とても」
玄「へ、ぁ、はぅ……///」カァァ
京太郎「すごく上品なデザインですよね。レースがふんだんに使われてて」
京太郎「それが黒いニーソックスや太ももの肌色によく映えて……」
京太郎「こう、コントラストっつーんですか? ハーモニーっつーんですか?」
京太郎「お尻を隠す布面積も絶妙でポイント高いっつーか……」
京太郎「とにかく綺麗でした! 玄さんのイメージにピッタリです!!」
玄「っ……」グスッ
鼻を鳴らす音。
玄「……今の、ほんと?」
京太郎「もちろんです。偽らざる本音ですよ」
偽らなさ過ぎて不安を覚えるレベルだ。
玄「………………」
玄さんは俯いたまま黙り込んでいる。
審議中、か。
肩に置いたこの手が、そのまま後ろに回るかどうか。
今に分かる。
やがて、玄さんは――
玄「……今日の、実はお気に入りだったんだぁ」フニャッ
――そう言ってスカートの端を軽く摘み、はにかむのだった。
京太郎「な、なるほど~」アハハ
セーーーーーーーーーーフ。
安堵する反面、玄さんのことが本気が心配になってくる。
もっと危機感を持つように言って聞かせるべきか。
京太郎「……………………………………………………」
やめとこ(ゲス顔)。
そうだ、思い出したよ……
これがクロチャーなんだ……
キリがいいのところで前倒し中断します
また夜にー
クロチャーは今夜お父さんに
玄「今日ね、今日ね、京太郎くんに下着が似合ってるって褒められちゃったのです」エヘヘ
とか報告するのかな……
いや、よそう、俺の勝手な以下略
まあ万が一パパチャーに知れたらテラードラゴンで物理的に噛み砕かれますわ
いやドーパントじゃないですけどね
それじゃあクロチャー回クライマックス始めるぞやでー
……頼むから終わらせてくれよ松実
(アカン)
……
…………
………………
玄「はい京太郎くん、お茶が入りましたよー」
京太郎「ありがとうございます」
玄「熱いから気を付けてね」
湯呑みを受け取る。
玄さんが椅子に座るのを待って、同じタイミングで緑茶を啜る。
京太郎「ずずず……ふぅ」
玄「おいしいねー」
京太郎「一仕事終えた後は格別ですね」
ほっこり。
時計を見れば予鈴までもう少し余裕もある。
ギリギリまで部室でのんびりしていよう。
何だこの普通のヒロイン。(驚愕)
玄「今日は本当にありがとうね。手伝ってもらっちゃって」
京太郎「なに言ってんすか、俺が手伝ってもらったんですよ」
玄「でも、先に始めてたのは私だし……」
京太郎「お、俺は昨日から考えてましたけど?」
玄「私は毎週やってるよ?」
京太郎「参りました」ヘヘー
重い(諦観)。
玄「ふふふ、継続は力なのです!」ブイッ
京太郎「仰る通りで……」
俺も見習わなくては。
もっと頑張って、少しでも憧達の負担を減らしてやらないと。
そう決意を新たにする。
玄「ところで、日曜日は憧ちゃんとデートなんだよね?」
京太郎「え? あ、はい」
なんだ急に。
体ごと隣に向き直ると、指で湯呑みの縁をなぞる玄さんの姿があった。
京太郎「それがどうかしました?」
玄「うん……あのね、京太郎くんにお願いがあるの」
京太郎「お願い」
復唱する俺。こくんと頷く玄さん。
京太郎「……」
1.私ともデートして欲しいな
2.私もデートに連れて行って欲しいのです
3.京太郎くん愛してる! 抱いて欲しいですのだ!
京太郎「………………」
3! 3!
玄「えっと、こんなこと私から言うのは間違ってるかもしれないんだけど……」
3じゃん!!!
玄「憧ちゃんのこと、よろしくお願いしたいなって」
京太郎「、へ?」
玄「だからね、憧ちゃんと二人きりでも、ちゃんとデートをしてあげて欲しいの」
京太郎「…………………………」
玄「聞こえてる?」
京太郎「聞コエテマスヨ」
なんでじゃ!ちゃちゃのん関係ないじゃろ!
玄「良かった。じゃあ続けるね」
京太郎「ハイ」
玄「ほら、憧ちゃんって男の人が苦手でしょ?」
玄「なのにデートなんて、緊張したり怖かったりすると思うんだけど……」
玄「でも、でもね? 多分……ううん、絶対に楽しみにしてると思うの」
玄「だって、女の子にとってデートって特別なものだもん」
玄「もし好き合ってなくても、ただの友達同士でも」
玄「だから京太郎くんには変に遠慮したり、気を遣ったりして欲しくないの」
玄「京太郎くんが相手なら、きっと憧ちゃんも頑張れるから」
玄「二人には、心からデートを楽しんで欲しい」
玄「京太郎くんも、憧ちゃんも、麻雀部の身内――」
/ . . . . . . . : : : : : : : : . . . \
, . . . . : : .:. .:..:.:.:.:.:.:. .:. .:.:.:.:.:..ヽ:. . :. ヽ
/ . . . : .:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:. i{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:..‘. ∧
/ :/ :/:/ ..:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:. | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨. ‘.. .
/ .イ ′:.:.:.:.:.:{:.:.:.:,| ...:.:.:.: {∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:. :. i
././ ′:!.:.|.......:小:.:.ハ__ .:.:.:.:iハ 斗:十:.ト:. .|:.:... i:. :
i:.′} . :|. :! :.:.:斗{:.:「 丁i .:.:.:.ト:.V ヘ:.{\:.:.`!:.:.:. |: :|
|′.′::l .:|.ト:. .::| ヽ 气{\:.:{ \ ヽ. \} :. : |: :{
i . .:.|:八.:.|ヽ{ _ \ ,z≦ミ、| :.: :.!:. |!
| : /|.::.:.:.::! ,ァ= =ミ ´ `'^| :. : |:.小 「――大事な家族だからねっ」
|.:/ :! .:.:.:.ハ ′ /i/, | :. : |:.|i
|:′:} .:.: :| ∨ /i ' .:. :. :.!:. l: {
○: :′.:.:.ト. . , 八:.:..:}:. l:.‘
/:.{: :| .:.:.:. {:: 込 ` ´ /}::.:.:./::. :!:. ‘
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i:/{:.! .:| .:.:.:. |:::::::/:::::::::ノ}≧ - ´ {入:/.:.:./i/:.:.′:. . ‘.
|{∧{..:.i:.:{:.:.:‘:.:.::::::::/ 乂 / /:.:.:/V:.:.:.{:.:.:. . . ‘.
.′..:.八:!ム:.七¨⌒} >t_ん /:./「/:.:.: 厂 ̄ ≧ 、
/ . rヘ´ ヽ \ | ∧ ∧'ィ斗v′:.:/ ヽ
. / . :′ 八_{ ̄≧ V__/イ´ {'リ:.:.:.:′ / }
/ . . {⌒ヽ 八 z__{ }___, {.':.:.:./ / |
.′. .:| \ 《 ハ下 . /.:.:.:.′ , 小
/ . . .:.{ ヽ } ∧__/ }ハ ≧7.:.:.:./ / {:∧
. / . ./..:.:} . | く / } ;:.:.:.:.:′ .′/ {:. .‘.
/ . ./..:.:.:.i ∨ } `≧-ヘ ∧ノ}:.:.:.:.{ . { .′ }:. . ‘.
/ . :/′:.:.:.} ‘. V| ∨ |:ノ}:.:} j / / {:.:. . ‘.
京太郎「――!」
玄「……なんて、いっぱい喋っちゃったけど」
玄「ごめんね、お節介だったよね?」
玄「二人のことがどうしても心配で……」
玄「人のデートに口出しなんていけないことだって分かってるんだけど、でも、」
京太郎「玄さん」
玄「っ」ビクッ
京太郎「……ありがとうございます」
玄「え?」
京太郎「玄さんの気持ち、しっかり受け取りました」
玄「京太郎くん……」
京太郎「確かに俺、今までデートのことを漠然としか意識してませんでした」
京太郎「でも、玄さんの言葉で目が覚めました」
京太郎「だから――」
京太郎「俺におまかせあれ!――ですよ」ニッ
-─………‐-
´ `丶、
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/ \
,′.: .: .: .: .:/ .: .: .: .: .: .: .: .: .:\ .: .: .: .: .: .:ヽ
.: .: .: .: .: .: .: .: .: :/ .: .: .: .:| .: .: .: .: .: | .: .: .: .:ハ
i.: .: .: .:i: .: .:| .: .: :|.:.: .: .:│i .: .: .: |.: : | . : | .: .: i
| .:| .: : i: .: .:| .: .: :|.:.: .: .:∧| .: .: .:i|⌒:ト: |│.: .:i|
| .:| .: : i .: i | .: .: :|.:'⌒:/ :| :|.: .:八.::│.: リ.:.: .:i|
| .:| .: : i .: i | .: ´.:|/|/ |/|/ _∨l/|/.: .:∨|
| .:| .: : i .: N .: .: :| ,..二. ,..‐=ミ│ .: : iリ
| .:| .: : ii.:.:N: .: .:≠^⌒` | .: .: :| 「……うんっ!」
| .:| .: i八:.:ト| .: .: :| 、 /::/::. .: .:|
| .:| .: i.:.iヘ:|.| .: .: :| ::/:::/ ____ j.: .: .:|
| .:| .: i.:.!.: o|: .: .: | { ∨ .:'|.: .: .:|
| .:| .: i: ∨八|.: .: |> . __ノ イi |.: .: .:|
j.:│ .: .:│ .:∧| .:{__`_ ┬<: .:Vi |.: /| |
,'.: .: : .: .: |/l人人 :∨゙ \ト∧.: .: :i |:/ :|/
/ .: .: .\.: .: .: .: \ヽ{ 「∨トヘ: .: ∨
/.: .: .: .: .:.i\.: .: .: .: ヽ \. |_」儿_∧.: .: :.
/.: .: .: .: .: .:i/\ . : .: . ヽ \人≫、}レ'ヘ:.: .: :.
. / .: .: .: .: .: :/ ___ \ . : .: .ヽ 〈 ,z={}∧.: .: :.
/ .: .: .: .: .: :/{/ `ヽ \ . : .: :. マ´ _八_.ム.: .: :.
. / .: .:. .: .: .: /:V \.:.: .: :. ゙T |\∨.:.|
/ .: .: .: .: .: :/.: .| | ∨ .: | L........|\「|.:丿
【...TO MISEKAKETE】
俺の心は今、玄さんへの感謝の気持ちで一杯だった。
「ありがとう」。
それしか言う言葉が見つからない。
けれど、どうにかして玄さんに恩返しがしたい。
何かないか、何か……
京太郎「あ」
あった。
京太郎「玄さん玄さん」
玄「なに?」
京太郎「応援してくれたお礼に、俺からもちょっとしたアドバイスっていうか、忠告をば」
玄「ふぅ~む?」
ちょいちょい、と手招き。
応じて、玄さんが俺の方へ身体を寄せる。
……いい匂いがする。
じゃなくて。
そっと耳打ち。
京太郎「あのですね、自分で自分の胸を触ったりするの、控えた方がいいですよ」
玄「え? なんで?」
京太郎「なんでって……」
やはり驚きの無防備さ。
これは汚れ役を覚悟してでも俺が正さねば。
そうすることが、玄さんへの恩返しだ。
京太郎「えっと、胸とかお尻って、女性にとっては魅力っていうか、アピールポイントのひとつですよね」
玄「そうだね、おもちだね!」ムフーッ
京太郎「はい。で、そんなアピールポイントを公衆の面前で無闇に触りまくってる人がいたら……どう思いますか?」
玄「へ、変態さんだよぉ!」
京太郎「その変態さんがあなたです」
玄「……えっ?」
京太郎「あなたです」
玄「………………」
京太郎「………………」
玄「えっ?」
京太郎「ですから、玄さんは衆人環視の真っ只中で自分の魅力的なおもちを揉みしだくド変態さんなんですってば」
玄「ちょ、ちょっと待って!?」
京太郎「待ちます」
玄「……人前じゃなくて、部室だよ?」
京太郎「結果として俺に見られてますから同じです」キッパリ
玄「………………おもちじゃないよ?」
京太郎「前にも言いましたけど、玄さんのソレは十分おもちの域に達しています」ドキッパリ
玄「」
京太郎「あと、えー、そのですね、」
クソ、流石に言い淀む。
が、これも玄さんの為。
心を鬼にしろ、須賀京太郎。
また耳打ち。
京太郎「一般に、女性が自身のそういう部分に触れることを――」ボソソッ
/:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\
/:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:/|__;.ム斗:./ |:.:.:.し:.:.;\_}:.:|__ ゚。.:.:.:.|:.:..゚。:..:..:\:.゚。
/:..:..:..:/ :.i:.:.:.:i:.:/│:./ |:.′ |:.:.:.:.:.:./ Ⅵ :。:.:.:|:.:.:..:。:..:..:..:}ⅵ
/.......:.:.,:.:.:.:|:.:.:.:レ彡|:./三ミ:{、 | :.:.:.:./ 彡=リ三ミト、 :.:.|:.:.:.:.:゚:..:..:..:| リ
/:..:..:.:.: ′:.:.|:.:./〃 リ リヾ:、 :.:.:.:./.〃 ヾ:、リ .:.:.:.:i:..:..:..|
/:..:..:.:. イ:.:.:.:.:.| /il{ }li }:.:./ il{ }li | .:.:.:.:|:..:..:∧ 「!!?!?!???!!??!!!?」
/:..:..:./ :|.:.:.:.:.:リ il{ }li l/ il{ }li | :.:.:.:.|:.:.:..:.∧
/:..:./..:.:.:.|.:.:.:.:.:.| ミト、 ィj/ ミト、 ィj/ | :.:.:.:.|:.:.:.:..:.∧
j:./ .:..:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:| ゞ=====彡 ゞ=====彡 │ :.:.:.|:.:.:.:.:..: ∧
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京太郎「――ですから、玄さんはもう少し慎みを持って、そういうことは自分の家d」
玄「違うからね!!?」クワッ
京太郎「ぅお」ビクッ
突然の大声に驚く。
目の前の玄さんが、耳まで真っ赤になっていた。
玄「ゎ、わた、私、ちが、ぜんぜん、そんなんじゃ、」プルプル
京太郎「分かってます」
玄「ほんとだよ!? 私、えっちな子じゃないからね!?///」カァーッ
京太郎「分かってますって。だから忠告って最初n」
玄「京太郎くんも確かめてみてよ!!」
京太郎「はい!?」ギョッ
玄「わ、私はえっちな子じゃないから、自分の胸を触ったって……触られたって平気だもん!」モゾモゾ
京太郎「ちょ、玄さん。玄さん待って。雲行きが……てかどうしてシャツのボタンを」
玄「だから京太郎お兄ちゃんだって玄のおっぱいを触ってもいやらしい気持ちになんてならないよね! ねえ!? ほら!!」ズイズイズイズイ
京太郎「やだ怖い! 怖い!! 誰かーーーーー!!!」
◇
~廊下~
憧「ったく、京太郎どこ行ったんだろ。もうすぐ昼休みも終わっちゃうのに……」スタスタ
┣¨┣¨┣¨...
憧「、ん?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨...
憧「え? え?」キョロキョロ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨...
憧「な、一体なに――」
京太郎「助けてくれ憧! 変質者に追われてるんだ!!」
玄「ウオオー! 京太郎くーん!! ウオオー!!!」
憧「すっごいデジャヴュ!!?」ガーン
本当に【TO BE CONTINUED...】
これがクロチャーだ(悟り)
今回の憧ちゃんの出番:1レス
wiki更新ー
記念すべき10スレ目ですが、現在までの投下エピソードが綾ちゃん回とクロチャー回っていう
……次はデートだから(震え声)
はあ……体操服が汗で透けた綾ちゃん……
(下はハーフパンツに限る)
どう考えてもデイズ一人勝ち
俺なんてポーズよポーズ
>>411の面子から望月OUTの睦月INさせたことからも分かる通りロリコンじゃないしね
別に綾ちゃんに少し似てるとかそんな理由じゃないしね
雑談しといてナンですが、今日の投下はナシです
肝心要のデート回、納得出来るスタートをしたいからね
もしかしたらある程度書き溜めるかもで、そうしたら2,3日から一週間ぐらい潜るかもです
目安として、外部サイトで45KB程度の文量を書き上げるのに半年かかった経験があることをお伝えしておきます
ちなみに前回のエピソードが32KB
台本形式でAAもあるから、純粋な比較にはならないけど
そろそろ憧ちゃんをACT2にしたいからね
ここが京憧スレだって知らしめなきゃ(漆黒の意思)
大筋は決まってるから、改めてネタ募集とかは出来ぬです。すまんな
はあ……綾ちゃんのはじめての手コ
http://www.sciasta.com/ritz/
>全員の身長と誕生日を公開しやがれメールはやけに多いので
>次あたりまとめます。
___
\:.:.、:.ヽ,r─- 、
, -‐  ̄ ̄\x:.:./
ヽ`iヽ、
/ !:.┼:.:.、
/ } ┼:.:.\
/ ,∠ ‐──‐- 、 |:.:.:┼ - ヽ
{ / \ , .:^ヽ┼┼:.:.:. l
〉´ ____ /:.:.:.:.:.:.}- /ヽ }
し一' : へ{: : : : :` へ 、_i:.:.:.:.ヽ〃^i:.:.:.:.:.! |
/: : : : : :/ V{ ハ: ハ:. .;.{:.:.:.:.:.:弋ノソ:.:.:.:レ'
/ ィ | ,,r´ヾ、 ヽ ,f´`ヾトく.:.ヽ:.:, イ ト、:.:.:.:./
{ ,iV! ” } \{ ” } レ'ヽ:.:._ノ |:.:\/ヽ、
人/} `‐-' , `-‐´ } , / !:.:.:.;ゝ、 ',
/ { ,ァ─-. i レ /i /ノ⌒ } |
| / i、 ,____} U |V レ! ,i }
! ト、 | ` i 、.___ __,. -=| |__ // ノ
ヽ;.:.:`| !_ノ:.:.:.:,} h | |;.:. ̄:.:.//
`ー! |  ̄ ̄>-<  ̄ ̄} |  ̄ ̄
___/l |' ̄/ ニニヽ.─-| ト,
_/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |/! ,ニヾ ,! }:.|
\\:.:.:.:.:.:.:.:. _!_/ | } ノ:.:.: } :. レ /:.:.|
Tヾ/:. ̄:.:.:.:.:.:.:.::.//ri´}ヽ;,ノ / レ':.:.:.:.|
/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:.:.:| } ハ\ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
俺は俺嫁厨じゃないしヒロイン妄想の相手は常に京ちゃんだからセーフだよ(震え声)
身長が公式に発表されたとして、小人の国阿知賀が修正とかされなきゃいいけど
あと誕生日は、公開されてないのをいいことに中の人の誕生日でも反映させようかと思ってた
なんと穏乃の中の人も憧ちゃんの中の人も2月2日以降だったから京太郎お兄ちゃん待ったなしだったのに
最後の希望は、淡が実は京ちゃんより誕生日遅くてマジ淡れ展開かな(ゲス顔)
いや、誕生日ネタ自体クロチャーの年上の妹ネタと絡められなかった時点で使い所なかったし、問題ないんだけどね
ないとは思うが身長修正の方が怖い
誰もコキなんて言ってない(困惑)
京ちゃんは紳士だからガチでマジに好かれてるって分かったら真面目に答えると思うんだけど、
流石に中学生相手はなぁ……ということで本番は当分の間お預けすることで合意を得るんだけど、
じゃあどこまでがセーフなんだろう?という話になり、とりあえず軽いスキンシップから始めるんだけど、
キスの次は何をすればいいのか分からなくなって、適当なエロ本エロゲーの類で情報収集するんだけど、
えーこんなん中学生にさせていいのーって悶々としちゃって、それでも一応綾ちゃんに提案してみるんだけど、
当の綾ちゃんはヤル気満々で、おにーさんの為なら頑張ります!とか可愛いこと言ってくれちゃったりするんだけど、
いざ事に及んでみればやっぱり怖くて、それでも一生懸命に尽くそうとしてくれてるのが伝わった結果、なんやかんやで本番以外のプレイを総ナメにしてしまう京綾ください(京穏ください)
すばらしいね
あんまりだんまりもアカンし、今夜あたり再開しましょうかねー
書き溜め? 知らない子ですね……
お待ちどう
結局1レス分しか書き溜められてないんで以降のペースは保証出来ませんが、
【デート三昧な二人の一日】編、はっじまーるよー
◇
ついてない――と思った。
部屋が暗かったから。
確かに開いた筈の目には常夜灯のオレンジぐらいしか映らない。
カーテンの隙間から覗く空も、まだ夜の色をしていた。
憧「はあ……」
調子が狂う。
普段なら、目覚ましが鳴るまで眠っていられるのに。
せめて、爽やかな朝日で重苦しい気分を紛らわせたかったのに。
時間が知りたくて枕元を漁る。
ケータイを探し当てて、待受画面を見ると、
憧「ぅげ」
あまり上品ではない声が漏れてしまう。
液晶に並んだ数字は、寝るにも起きるにも不向きな、夜明けの直前を示していた。
憧「……ほんと、ついてない」
こんな日にデートなんて。
そのままケータイをいじる。
指に染み付いた動きでメールの受信BOXを開いた。
『麻雀部』フォルダの、最新の一件。
昨夜、部屋の電気を消す寸前に届いた一通。
表示させる。
===
From:ハルエ
Sub:明日はいよいよ
待ちに待った須賀くんとのデートだね!
どう? 眠れそう? ドキドキしてない?
そんな憧にハルちゃんからお知らせです!
デート中、私から須賀くんにメールで指令を送ります。
憧はそれに素直に従うこと! 拒否ったらダメだよ?
そうすればきっと楽しいデートになるから。
もし気が進まなくても、どうか私を信じて。
そう……希望という名の船、エスポワール号に乗ったつもりで!
===
憧「………………」
壁際に寝返りを打って、メールから目を背けた。
憧「はぁぁぁ……」
そして溜め息。
もうやだ、あのレジェンド。
~浴室~
手に触れる水の温度を確かめて、頭からシャワーを被る。
憧「はぁぁぁ……♪」
今度は至福の溜め息。
どんな時だって、熱いシャワーを浴びると幸せな気持ちになれる。
いや、こんな時だからこそ、かな。
濡れた髪を横に逃がしながら考えるのは、ハルエのメールについて。
憧「京太郎に従う……って」
ありえない。
その一言に尽きる。
指令を出すと知らせた上で、それは京太郎に伝えるとメールには書かれていた。
つまり、あたしは指令の中身を教えてもらえない。
つまり、あたしは受け身でしかいられない。
つまり、あたしは京太郎に逆らえない。
それは、だから、つまり、
憧「………………エッチな命令とかされたら、どうしよう」
口にした途端、猛烈に後悔した。
顔が熱くなる。
降り注ぐお湯よりも、ずっとずっと。
憧「~~~~~っ」
ありえない。
ありえないありえないありえない!
エッチな命令とか、そんなのさせる気もないしされる気もない。
まったく、毛頭、これっぽっちも。
花の女子高生の純潔を、安売りなんてしないんだから。
憧「……」
けど、
事実として、あたしは男に弱い。
いや色ボケ的な意味じゃなく。
これまで何度もハルエの指令に翻弄され続けてきたし。
今日だって、本物の指令に紛れて京太郎が自分の欲望を押し付けてきたら――
憧「…………」
ありえない。
言い聞かせるように、断じる。
京太郎はそんなことしない。
そう信じられないような相手だったら、そもそもOKなんてしない。
一緒に頑張ろうって決めた相手だから――京太郎だから、デート、するんだ。
憧「………………」
でも下着は、一番新しいのを着けておこう。
深い意味はないけど。
~憧の部屋~
下着姿のまま脱衣所を出て、駆け足で部屋に滑り込んだ。
もう5月だから寒くはないけど、万が一お父さんに見られたら、死にたくなるし。
お小遣いも減らされそうだし。
憧「……さて……」
気持ちを切り替えよう。
差し当たって最大の問題は、目の前にあるんだから。
床一面に散乱した、服、服、服。
憧「……」
頭を抱える。
昨夜、就寝時間ギリギリまで悩んだけど決まらなかった。
ていうか、決められなかった。
いくら相手が京太郎でも、いくら本当の恋人同士じゃなくても、デートはデート。
下手な格好はしたくない。
そう思うと、どうしても決めることが出来なかった。
憧「むー……」
分からない。
男の人にウケる服が分からない。
いつもは自分が好きなように選んで、それで初瀬とかにはウケてたし。
でも男と女じゃ視点も違うって言うし、何より今日はデートだし。
京太郎が好きな服なんて、分からないし。
こんなことなら事前に訊いておけば良かった。
……それはそれで意識しまくってるみたいで、やっぱ嫌かな。
憧「むぅ~……」
決まらない。
数がある分、余計に。
ミニスカート――駄目、短すぎ。
ワンピース――駄目、キャラじゃない。
ジーンズ――駄目、ちょっと可愛さ不足かも。
憧「……あーもーっ!」
下着姿のままベッドに飛び込む。
そんな風に逃げても、デートは待ってくれないのに。
日はもう昇り始めていて、待ち合わせの時間は刻一刻と迫っているのに。
憧「ふきゅしっ」
切実に、早く決めきゃ。
……
…………
………………
◆
待ち合わせ場所に着いた。
まあ、神社の前なんだけど。
指定された通り、鳥居に寄り掛かって神社側から見えないように立つ。
腕時計を見れば約束の10分前を指していた。
京太郎「ふっ」
我ながら完璧だ。
服装も小奇麗なものを選んだし、印象はまずまず悪くないんじゃあなイカ?
後は憧が来たらロープウェイで駅前へ、そして電車に乗って繁華街へ。
楽しいデートの始まりって寸法だ。
まあ、楽しく出来るかどうかは俺の腕次第だけどな。
と、
憧「きょ、京太郎~」トテトテ
京太郎「お」
声と足音。
お相手の到着だ。
逸る気持ちと歪む顔面を理性で制御しつつ、鳥居の陰から顔を出して振り返る。
-―…―-
, -―‐-、/: : : : : : : : : : : : : \
/γ  ̄ .ア: :/: :./ : : |: : : : : : : : : : .
. i: :/ ./: : /:.、イ : ⅰ|: :.|: :|: : : : :’
. |: | i;イ:/ :Ⅳト|: :ハ:|';: |: | |: : : ;a‐┴- 、
八:ヘ |レ:.;ィrぉ!|: :l 弋マサ:|: : /: : ̄|` 、:\ 「お、おまたせ~……」
. ヘ:.ヘ Yイ代リ`ヽ! 'で心'/ニ/: :j: : :| \:\
\、「l /〉:| , 辷チハ_/ : ハ: :λ \:\
. _ | |7/.圦 、_ ,"" //./: :/: ヘ: : マ ̄ミ=-ヽ: \
. / 「lY {:「!: :ぇ. ゝノ /厶ク ∧: : ヘ: :ヘ ̄ィ二ニ_マ: :ヽ-、
. / ト}」テ了|: :ハ ¨爪/// 厶-\: :ヽ: ヽ: : : : _:ヘ: : ヘヾ
\ / 入__ム/:厶≧「ミマム': :, イ \: :\:\: : : : `:ヽ: :ヘ`ー-‐ァ
`ー'`ー ´ ./:/ レ/: イ ム ___ 寸z_`: : : :―‐- \: ヽー‐'. }. ___
/:/ く/ィチ_Y 厂/ ハ寸: ̄: : ‐--: 、ヾ\:\ミー‐ァ ./' jγ ̄ `
| { //| ヽ._/ ,-<¨ \\: : : : : : : : :`\:\二_/ムィノ,
| ト、 /イ/ 个ァ' / /  ̄ ̄ \ミー―-- _: : ヾー―----一´
ヾ、 ハ| / / ∠_ `ーニ=-一  ̄ヽ: :.
厶 ' //ゝo ` _ ク`了ユ
/ / λ ー ´ ヽ:\
/ 夕く`ー、 o 〉:.:.〉
’ ./ ゝ:.:.:>、/|o /:.:Y
/ / `<:.:/:.:.:|____ ィ:.:.ト、:.:/
/ / / `ーヘ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.レ`´
___r 、 ノ ./ / /`ァ――--‐'ア ̄
_≧=-` `く ./ ./ / / /
. ` ー‐ァ _ >-‐' / ./ /
ー´ ’ /
/ / ./ ./
/ ..:: ./ .:::
/ イ ./
\ ヽ / ’
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ / 「制服ゥゥーーーーーッ!!」
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
※まだ墜ちてないです
※AAは夏服(+カーディガン)ですが実際はまだブレザーです
やっぱり詰めが甘くて時間掛かってしまったね
今後も必要とあれば容赦なくサb……休みを入れますのでご理解くださいまし
女子ノふぁっしょん難シイ(白目)
乙
休日に制服でデートとかアヤシイ臭いがする……
男「君かわうぃーね」
憧「ふ(ぁっ)きゅ(ー)!」
なんか着せたい服があったら書いてくれるとありがたいよ
最終的には違うものになるかもだけど、迷う描写するのも一苦労でな……
ちーちゃんからパク……参考にすると一部がスカスk
, -‐  ̄ ‐- 、
/: : : : : : : : : : : : :、 : : :\
/: : :/: :/: : : : : : : : : : ヽ : : : :.
.: :i : :!: : !: !: : ::|: :| : : '; : ', : : ::. __
|: :|: ::|: : |, | : : : |、: :!: : : |: : |: γ.─- __ , ´ ヽ
|: :|:: :|: : |レ',: : :|ヽ|\__!: : |: :|:─- 、: :/ , '
/|: :|: ::|\{ \: | x≠= |:: ::|: :| : !ヽ / / '
.: :∧|: |, x≠= `' 辷:ソ|:: :,'ヽ: : |/ ' / 「お、おまたせ~……」
/: / ゙,|',: |::. .辷ソ |: :,' }: : | , ' ,
, : ,' | 、:!: :', ` !: '¨´ : :,'¨/ イ
|: :| .|: `: : :ヽ ─ ' /.|:,': : : ::// , ': |
|: :| | i: : : : :|: :` - ´ /: : : ::, ' '|: : |
|: :| |/: : : :/-‐r‐ '! /: : : :/ / : !: : !
|: :| ,.: : : / / | ': : : :/ } / : : : |: : |
|: :| ./: :/ /  ̄ヽ r‐ |: : : :,'/{ /: : i: : :|: : |
|: :| ,': , ' / |: : : :{ (_ , : : ::|: : :! : :!
|: :|./|:/ .{´ , ' ヽ; : :|二二`ゝ : : | : | :|
|:, ' .! | i /\{ .: : : ::| : |: ::|
, ' | ヽ ノ 〉‐ヽ´ / ,'.: : : : :/ : : !: /
,ィ { ̄`.ヽ__/´ } _ , '゙ ': : : : :/: : ::|'
, ' /|: } } >{:i:}iヽ二`./ !: : : ::/: : : ::/!
{ ヽ /、 : !: !ゝ、__.ィf`| |_ }λ |: : : /|: : : :/
、 ヽヽ|:| i / / | | , |: : / .|: : :/
ヽ ' ヽ{ ,'i i. | | \ , :/ !: /
、 ./i |_/. !_! \ ヽ |/
' , .〉 | /\ \
ヽ / / / ヽ
// /─ 、 i / \ \
/ / \. / / ', \
. / / 、 `¨ ´ / i , \
/ ' | i \
./ ,'. ! | | /}
/ i l | | / /
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\─-、 {/ /ヽ __ _ -r‐, / | (__
` ‐、ヽ ヽ / | ./ |/__/ |__ノ
( T  ̄. !,' ,'
ゝ| i '
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: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ / (アカン)
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
でも穏乃に可愛い服を着せれば羞恥プレイ出来ると思うよ
阿知賀は比較的まともな格好してるんじゃあないかな(除タヌキ)
ぼちぼち
憧「せ、制服ですが何か?」フフン
京太郎「なんで開き直ってんの!?」
腰に手を当て、ない胸まで張って。
憧「うっさいわね! 着る服が決まらなかったんだから仕方ないでしょ!」ムキーッ
京太郎「今度は逆ギレかよ!」
憧「うるさいうるさい! いいわよね男は適当な格好でも許されるから!」
京太郎「んだとォ? これでも精一杯キメてきたつもりなんですけど?」
憧「え?……あ、確かにいつもより……」
京太郎「だろ? だから憧も着替えてこいよ、待ってるからさ」
憧「い、いいわよもう。制服のままで行く」
京太郎「ダーメーだ。折角のデートなんだぞ?」
俺も制服だったら、放課後デート風でアリなんだが。
と、憧が難しい顔で俺を見つめ……睨んでいるのに気が付く。
京太郎「なんだよ?」
憧「……京太郎は、あたしがオシャレしたら、見たいの?」
京太郎「は? そりゃ見たいに決まってるだろ」
憧「…………」
京太郎「憧?」
憧「………………だったら、アンタにも手伝ってもらうから」
京太郎「へ?」
憧「来なさい!」グイッ
京太郎「おぅ!?」
~新子家~
京太郎「……」
廊下なう。
憧に首根っこを引っ掴まれ、憧が今しがた来た道を戻って。
廊下なう。
京太郎「……」
どうしてこうなった。
俺だけ放置だもんなぁ。
まあ、仕方ないと言えば仕方ない。
目の前のドアの向こうで、憧、着替え中だもんなぁ。
京太郎「……」
どうしてこうなった。
コンコン
京太郎「お」
内側からノックの音。
次いで、僅かに開くドアの隙間から憧が顔を出した。
京太郎「終わったか?」
憧「ま、まあ」
京太郎「じゃあ見せてくれよ」
そういう話になっている。
憧が着て、俺が評する。
なんやかんやで、そういう話になっていた。
憧「………………」
京太郎「おーい」
憧「急かさないでよ! 今見せる、から……」
キィ...
ゆっくりとドアが全開される。
そして、
憧「じゃ、じゃーん……///」
恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。
京太郎「おお……」ジッ
ともあれ、見る。
普段なら目潰しが飛んでくるレベルのガン見だ。
今日はそれが許されるのだから、まったく中学生は最高だぜ。
関係なかった。
憧「う、ぅうう……///」モジモジ
京太郎「それ、ワンピースだよな?」
膝を擦り合わせて居心地悪そうにしている憧に訊いた。
憧「へ、ぁ、そ、そうよ。フレアワンピース。それに細いベルトでスリムに見せたりしてるんだけど……ど、どう?」
裾を小さく摘んで、恐る恐る俺に視線を寄越す憧。
ピンクがお気に入りなのだろう、件の『ふれあわんぴぃす』なる装束も薄い桜色をして候。
そんな憧に俺は、
京太郎「うんっ! そうだなっ!」
他に言う言葉が見当たらなかったでござる。
憧「は? いや、そーゆーんじゃなくって……」
京太郎「なくって?」
憧「もっと具体的な意見が欲しいんだけど……」
京太郎「うんっ! そうだなっ!」
憧「元気ばっかり良くても駄目だからね!?」
駄目かー。
イケると思ったんだけどなー。
京太郎「でも俺、ファッションとか詳しくないぞ?」
憧「専門的な意見なんて期待してないわよ。単純に、京太郎があたしを見てどう思ったか……って変なこと言わせないでよ!///」カァッ
京太郎「言わせてねぇよ!?」
だが、何を求められているかは分かった。
念頭に置いて、改めてガン見。
京太郎「そうだなぁ……まず感じたのは、予想外だったってことかな」
憧「や、やっぱり?」
京太郎「似合ってない訳じゃないけどな。今まで見たことない格好でビックリした」
憧「ん……分かった。じゃあ着替えるから待ってて」
京太郎「ちょ、待、」
バタン!
京太郎「あー……」
別にそのままでもいい、と言いそびれた。
可愛かったんだけどな。
しかし今日の行き先は繁華街。軟派な輩も少なからずいるだろう。
憧のあのルックスじゃあ声を掛けられてもおかしくない。
となると、それはもう面倒なことになる。
そういう意味では、もう少し大人しい格好をしてくれた方がありがたいのかも。
コンコン
京太郎「ぬ」
またノック。
そして開かれるドア。
憧「ぱ、ぱんぱかぱーん……なんつって///」
なんつってっつっちゃった。
京太郎「おお、そう来たか」
気を取り直して憧を見て、そんな声を上げた。
今度の憧はパンツルックだった。
Tシャツと七分丈ジーンズのみの、シンプルな出で立ち。
憧「どう? これならさっきよりラフで……あたしっぽいと思うんだけど」
京太郎「うん、そうだな」
確かに、比較的イメージ通りといった風情だ。
が、
京太郎「……今度は地味過ぎないか?」
憧「!」
肝心の本人が、何やら不満気な表情をしていた。
京太郎「なんつーか、やっぱりスカートの方が見慣れてるし、似合うと思うぞ」
憧「そ、そうかな? そう思うっ?」
おう、と頷く。
声の弾み具合からするに、読みは当たったようだ。
良かった。
「ぴったりめのTシャツに浮き上がった胸のラインが惨めだし、逆に下半身は尻のラインがエロい」とか言わなくて。
本当に良かった。
※墜ちてません
※なんだかんだ初デートで浮かれてるだけです
そんで区切りです。うーむ進まない
まあ焦っても仕方ないので、1シーンずつ確実にこなして行きますよ
ちなみに貧乳Tシャツ大好きです
ところで今回、10スレ目にしてとうとうエピソードがスレを跨ぐことになりそうです
下手したら螺巌篇より長くなるからね、仕方ないね
寝て起きたら次スレ立てておこうか
書けて小ネタやろなぁ
例によって聞くぜー聞き流すぜー
従姉弟の怜
エロ本で盛り上がる男子諸君
惚気のような愚痴を憧に聴かされる望さん
灼と部室で二人きり
劔谷の5人からご奉仕
>>952の一方、その横で部室定期清掃の軽い打ち合わせで訪れていたクロチャーとイチャつく京太郎
男子に告られなんとなく京太郎を思い出してしまい意識しはじめるシズor憧
しず淡咲ゆきこでなにか
綾ちゃんを…
実は綾並に好感度が爆上がりしていたギバ子
地味に松実父の続編が見たい
幸せなペッツ達のお話
カピーに大空を翔ける羽を
ペッツに救いを
京照、京淡に続いて京菫を
>>951
従……え?
>>952
本編でやるかも
>>953
本編でやるかも
>>954
あらたそ~
>>955
劔……え?
>>956
そこまでにしておけよ松実
>>957
くっ!好感度が足りない
>>958
しず淡咲ゆき……え?
>>959
詳細を書くんだ、早く
>>960
ギバ……え?
>>961
必然的にパンツの話題になるから松実京太郎待ったなし!
>>962
やめて(懇願)
>>963
咲「京ちゃーん」フリフリ
カピ「きゅー!」バサァ
京太郎「うわあああああ咲が翼の生えたカピに跨って小脇にダッチワイフ抱えて飛んで来たああああああああああ!!!」
照「ぅゎぁ」
>>964
もう書いたやろ(真顔)
小ネタって難しいね……
もうちょっと真面目に考えるけど期待はしないように
京太郎「鷺森部長は鎧武どうです?」
灼「まあま……」
京太郎「やっぱり10話未満じゃあ評価なんて出来ませんよね」
灼「この程度で投げ出してたらブレイドは見れな……」
京太郎「アレは強敵でしたねー。しばらく剣崎と虎太郎と始の見分けがつきませんでしたよ」
灼「なんもかんも武部Pが悪……」
京太郎「それ以上いけない。ていうかキャラ違いです」
灼「須賀くんはどのライダーが好き?」
京太郎「まずクウガですけど、最近じゃ断然Wですね!」
灼「ふんふむ」
京太郎「俺、依頼中心のストーリー構成って絶対中盤からなくなると思ってたんですよ」
灼「分かる」
京太郎「でも最後まで見事にやり通して、だからこそクライマックスの『フィリップからの依頼』が引き立ったっつーか!」
灼「軽井沢ロケまで自腹で同行した君沢くんのことも忘れないでね」
京太郎「なんでや! 尻彦関係ないやろ!」
灼「私は電王が好……」
京太郎「へえ? ちょっと意外っす」
灼「なんで?」
京太郎「鷺森部長は「ニワカ死ね」「腐女子死ね」側の人かと……」
灼「失敬な……電王に対する不満は劇場版の粗製濫造くらいで、2007年度の範囲ではとても評価してる」
京太郎「確かに、TV本編+『俺、誕生!』は完成度高いですよね」
灼「宮崎AC監督の殺陣もあの頃がピークだと思……」
京太郎「ふんふむ。ちなみにジョジョでは何部がお好きで?」
灼「7部」ズバァッ
京太郎「うわぁ即答。理由は?」
灼「ジョニィ。ジョニィが良……」
京太郎「これまた意外にミーハーな……まあ歴代と違ってダークな面もあるのは魅力的ですよね?」
灼「なに言ってるの須賀くん」
京太郎「ひょ?」
灼「ジョニィの魅力は登場直後の凋落っぷり。栄光を失って落ちぶれた駄目人間ぶりが堪らな……」ウットリ
京太郎「(ああ……納得のレジェキチ……)」
仲は普通に良い二人
ちなみに京ちゃんは4部が好き
W好きなら仕方ないね
玄「今日ね、京太郎くんに下着を見られちゃったのです」ポツリ
「」ブホォ
宥「」ブホォ
玄「わ、どうしたの二人とも! お味噌汁こぼれてるよ!?」
宥「く、く、く、くろちゃー……」プルプル
「……玄。どういうことかな?」
玄「あ、はい。えっとね、お昼休みに京太郎くんと部室を掃除してたんだけど、雑巾掛けの時に……その……」モジモジ
宥「ゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎ」
「………………玄。常々言って聞かせていることだが、嫁入り前の娘がみだりに肌を晒すのは……」
玄「だ、大丈夫だよ!」アセアセ
「うん?」
玄「京太郎くん、すごく似合ってるって言ってくれたから!」
「…………………………」
玄「お気に入りだったからちょっと嬉しかったなぁ……ほら、おねーちゃんと色違いで買った下着あるでしょ? 私が白でおねーちゃんが黒の!」
宥「く、くろちゃー!? お父さんの前だよ……!?」
玄「?」ヘケッ
「……………………………………………………」
, - ─ ='''´| l´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ,
,r' ´ : : : : : : : : : : : | `|: : : : :r''ヽ: : : : : : : : /
l: : : : : : r'´`l : : : : | ,ィ: : : : :ゝ-': : : : : :r、/
∨_r、: : :ゝ-': : : : : :`l l: : : : : : : : : : : : : : `l
',´: : : : : : : : : / _ ,-`ニヽ: : : : : : : :,‐--‐'
',: : : : : : : : /, r ' ´;:;:;:;:;:;:;:;:/: : : : : : : :ヽー-,
_``l: : : : : : `ヽ、:;:;:;:;:;:;::;:/: : : : : : : : : : : : :l、___
/: : :":": : : : : : : : : :]:;:;:;:;:;:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
___/: : : : : : : : : : : : : : : :\/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :lO
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,-‐-、: : : : : : : : : : : : : : : ,ィ´
O|: : : : : : : : : : : : : : : : : l´`ヽ: : : : : l、__ノ: : : : : : : : : : : : : : : / ',
` ー 、: : : : : : : : : : : : :' =': : : : : : :  ̄: : : : : : : : : : : : : : : :/ ヽ
/ /: : : : : : : : : : : : : : : :, 、: : :, -'´ヽ: : : : : : : : : : : : : /`´ ',
/ l、: : : : : : : : : : : : : :,r'、‐,____r'ニl ノヾ/l ̄`ヽ、: : : : ', ヽ 「もう名前は覚えたよ……須賀京太郎くん」
/ ヽ、: : : : :/"`ヽ/i `ー{ }‐'´ ィ´::::l `ヽ/ ヽ
/ l__/ ヾi i i、,,,/´::::::::/ ヽ
/ ',゛゛i二i::::::::::::/ ヽ
/ ゝ‐---‐‐‐':::::l ヽ
. / _,,-':::::::::::::::::::::::::::`ヽ、 ',
/ _, ィ ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::ー--..、 ',
. / ,..ィ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、 ',
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ',
. / /:::::::::::::::::l {;´`;}:::::::::::::::__::::::::::::::::::::::::::::{;´`;}:l:::::::::::::::::::', ',
/ l::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::_,r'、 ,ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::l'ヽ、::::::::::::::l ',
. / l__,,- ‐' ´ l:::::::::::_,ィ;;;i、,,,,,,,,ノ:::`ヽ、::::::::::::::::::::::l ',::::`ーー-ヘ ',
/ /::::::::::::::::l:::::/:::::::::/川| |||::::::::::::\::::::::::::::::l ',::::::::::::::::::', ',
書いてしまった……(白目)
これはいくらなんでも頭弱いすぎると思うのクロチャー
ちなみに好きなライダーBEST5は放映順にクウガ・龍騎・ブレイド・電王・W
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「XENOGLOSSIA」
【咲-Saki-】憧「阿知賀が共学化!?」京太郎「XENOGLOSSIA」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384583522/)
おまたせあれ! 次スレです
>>1000なら次の小ネタは京菫
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