アルティメット寿司じゃんけん 番外編2【安価】 (380)

妹(私、妹! 部活で『アルティメット寿司じゃんけん』ってカードゲームを頑張ってる高校一年生の女の子!)

妹(今から高校生アルティメット寿司じゃんけん大会・団体の部2回戦目が始まるところなんだけど……チームのエースが1回戦でまさかのガス欠! 先鋒戦と中堅戦だけで勝負を決めなきゃいけないなんて……緊張するよ~っ!)


審判「両チーム先鋒、前へ!」

妹「はいっ!」ザッ

妹(でも、緊張するなんて弱音言ってらんないよね! 勝負の場に立ったからには、精一杯頑張るっきゃない!)

出田「あなたが無添高校の先鋒の妹さんですわね? わたくし、斬射高校の先鋒、出田ですわ」

妹(この子が私の相手……!)

出田「時に妹さん、一つよろしくて?」

妹「な、何……?」

出田「わたくしに『アルティメット寿司じゃんけん』のルールを教えてくださる!?」

妹「ずこーっ!」

妹「いや、ルールも知らない人が全国大会に出てもいい!」バッ

妹「よっしゃ教えてあげる! まずはデュエルディスクを構えて!」

出田「デュエルスタンバイというやつですわね!」ガシャコン

妹「さぁ、バトル開始! まずは両プレイヤーに5のHP(ヒットポイント)と2枚の手札、『溜め』と『防御』が与えられるよ!」

出田(デュエルディスクのランプが5つ、赤く灯りましたわ。その後2枚のカードが出てきましたわ)

カード1

カード名:溜め

コスト:0

パワー:0

効果:エナジーを 1 溜める



カード2

カード名:防御

コスト:0

パワー:0

効果:相手のパワーを 2 下げる(マイナスにはならない)

妹「両プレイヤーは1ターンに一度、手札からカードを選択して同時に発動するよ!」

妹「カードを選択する時には、そのカードに必要な『コスト』の分だけ『エナジー』を払わなくちゃダメだから注意してね!」

出田(……? このカードは2枚ともコストが0のようですけれど……)

妹「そして次に、パワー計算! パワーが勝っている方が勝っている分だけ、相手にダメージを与えるよ!」

妹「そしてそのターンは終了!選択したカードを手札に戻して、次のターンへ!この繰り返しで、先に相手のHPを0にしたプレイヤーの勝利!」

出田(……? このカードは、2枚ともパワーが0ではありませんか。相手にダメージを与える特殊効果があるわけでもないですし)

妹「さぁ、何か質問はある?」

出田「妹さん……ゲームをするには、これでは手札が足りないのではなくて?」

妹「おっ、鋭いね!」

出田「このあと、両プレイヤーにコストとパワーを持つカードが配られる。そうでしょう!」

妹「うーん、どうだろ。来るかもしれないし、来ないかもしれない。来るとしても片方のプレイヤーだけかも」

出田「え?」

妹「なんせ、他のカードは安価で決めるからね!!」

出田「なんですってーっ!?」



妹の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


出田の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

妹「『光の創造身 ホルアクティ『活路への希望』『ギフトカード』か……」

出田「『永久シールド』『波動銃シグマ』『エナジー収集妖精』……」

出田「ほ、本当にお互いパワーを持つカードを引きませんでしたわね……」

妹「まぁ、こういうこともあるゲームだから」

妹(そんでもって私が不利……なぜなら出田ちゃんは『波動銃シグマ』という相手にダメージを与えるカードをしっかり引いてるけど……私は今の手札じゃ勝ちようがない!)

妹(今の、手札じゃ……! だから追加する! 『活路への希望』で新しい手札を!)

妹(試合中、『活路への希望』を使うのは確定として……次に考えるべきは『ギフトカード』とのコンボを使うか、使ったとして何回『ギフトカード』を出すか……)

妹(『ギフトカード』……本来は相手のHPを増やすだけの意味分かんないかードだけど……この試合だとHPの差を広げておくことで『活路への希望』で引くカードの枚数を増やすことができる!)

妹(ただ『ギフトカード』を使う度に1ターンを無駄にして、相手のHPが増えて状況が悪くなっていくのは変わらない……どれくらい使うかは慎重に考えないとね)

妹(1.『ギフトカード』を使わない……この場合引けるカードは1枚。一番リスクが低いけど、リターンも低すぎて勝負にならないかも)

妹(2.『ギフトカード』を1回使う……この場合引けるカードは4枚。最初のドローをもう一回やるようなもんだし、まともなカードも引けるはず。そうなれば開いた差もプレイで挽回できるかも)

妹(3.『ギフトカード』を2回使う……この場合引けるカードは7枚。これだけドローできるのは心強いけど、それを全部使えるわけじゃないし、ちょっと欲張りすぎかも)

妹(4.『ギフトカード』を3回使う……この場合引けるカードは10枚。3回も使ったらもうHPとエナジーの開きが絶望的になるから10枚の中にめちゃくちゃ都合の良いカードが入ってるのを祈る運ゲーになっちゃうね。でも案外これが一番勝率高いかも)

妹(『ギフトカード』を4回以上使ったら相手の『波動銃シグマ』に間に合わなくて確定で負け。論外)

妹(つまり私が取れるのは四択! どれで行こうかな……?)

出田「こっちは妖精さんとエナジー『溜め』るだけだから楽ですわ~!」

妹(よし……↓1で行こう!)


1.『ギフトカード』を使わない
2.『ギフトカード』を1回使う
3.『ギフトカード』を2回使う
4.『ギフトカード』を3回使う

下1

(1~4のどれかを選んでください)

妹「よーし決めた! 『ギフトカード』を2回使ってから『活路への希望』を使う!」

妹(……というわけでそこまで早送り!)



ターン[1]


妹『溜め』


出田『溜め』


妹のエナジーが[1]増える!

出田のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


出田

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

ターン[2]


妹『ギフトカード』


出田『エナジー収集妖精』


妹の『ギフトカード』! 出田のHPが[3]増える!

出田の『エナジー収集妖精』! 「妖精」を1つ発生させる!





HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


出田

HP:[8]

エナジー:[0]

状態異常:妖精・1

ターン[3]


妹『ギフトカード』


出田『溜め』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

妹の『ギフトカード』! 出田のHPが[3]増える!

出田のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


出田

HP:[11]

エナジー:[2]

状態異常:妖精・1

ターン[4]


妹『活路への希望』


出田『溜め』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

妹の『活路への希望』! 妹のHPが[1]減る!

妹の『活路への希望』! 新たにカードを[11-4]枚ドローする!



妹「さぁ……勝負所!」

妹(出田ちゃんは次のターン、エナジーが6個になって……その次のターンに『波動銃シグマ』でとどめを刺しに来る!)

妹(つまり猶予はあと2ターン! たったそれだけの間に形勢逆転できるような都合のいいカード、引けるかな……いや引くんだ!)

出田「……見極めましたわ! このゲーム、強いカードを引けるかどうか……運試しのゲームというわけですわね!」

妹「見限らないで! んんんんドロー!」ズバァッ


妹の新しい手札


下1~7


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

妹「『オシリスの天空竜』『熱帯雨林』『シャッフル』『オベリスクの巨神兵』『ラーの翌神竜』『水風船』『ラッキーうんこ』か……」

妹(よし! この手札なら……!)

出田「わたくしの負け……ですわね」

妹「え?」

出田「さぁ! やるならひと思いにやってくださいまし!」ビローン

妹「な、何を!?」

出田「白々しい……今のドローで揃ったではありませんか! 『ホルアクティ』を発動させるための、3体の神が!」

妹「あぁ……たしかに『オシリス』と『オベリスク』は引いたけど……『ラー』は「翼神竜」じゃなくて「翌神竜」だから……ホルアクティのコストには使えないよ」

出田「……でしたらわたくしの有利ですわーっ!」ガバッ

出田「あなたが引いたカードの中で……わたくしの『波動銃シグマ』止められるのは手札を入れ換える『シャッフル』のみ! しかし『波動銃シグマ』が手札に残った場合はもちろん、他にも3神やおうんこが来てもそれらを使ってわたくしが一方的に殴り勝てますわ!」

出田「何故なら! 私だけが妖精さんの力を借り、エナジーを『溜め』てきたから! 結局あなたの貧相なドローでは、ステータスの差を埋めることはできなかったということですわ~~!!!!」

妹「ふふ……でも出田ちゃん。私は『シャッフル』以外にもアレを引いてるよ?」

出田「……『水風船』のことですわね? でもそれはコストが1もある……あなたがこれを使えるタイミングは『溜め』を一度挟んだ2ターン後……わたくしの『波動銃シグマ』と同時ということになりますが」

出田「『波動銃シグマ』と『水風船』が同時に場に出た場合……先に効果が発動するのはどちらか、ご存知?」

妹「……!?」

妹「確かに……同じタイミングで効果が発動する時、コストが高い方のカードの効果が先に処理される。私の『水風船』よりも『波動銃シグマ』が先に発動するから間に合わない……けど、どうしてこんな細かいルールを知ってるの?」

出田「さっきあなたが考えてる間暇だったので、総合ルールを読んできたのですわ~~!!!!」オーッホッホッホ

妹(この子……できる!)


総合ルール(読まなくてもいい)
アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/750))
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/751))
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/752))
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/753))

妹「でも違うよ出田ちゃん。私が言ってたあれはこれ! 『熱帯雨林』!」ビッ

出田(『熱帯雨林』……特定のカードのコストを倍にするカード……)

出田「確かに、『波動銃シグマ』が『熱帯雨林』の効果対象であれば話は違ってきますが……『波動銃シグマ』に湿気に弱そうな点なんてありませんわ。無駄な算段ですわね」

妹「そうかな? 「波動”銃”」なら、火薬が乾燥してなければ使えない。湿気に弱そう! って言えるんじゃない?」

出田「う……!?」

妹「他のカードだって……」

妹「『光の創造神 ホルアクティ』は髪が長いから湿気が多いと大変だよね。湿気に弱そう」

妹「『永久シールド』は永久の密室だから換気できないよね。湿気に弱そう」

妹「『活路への希望』は湿ってたら活路が滑路になっちゃう。湿気に弱そう」

妹「『ギフトカード』は湿気てたら機会が読みこんでくれない。湿気に弱そう」

妹「『エナジー吸収妖精』は体が小さい分、羽が重くなると大変のはず。湿気に弱そう」

妹「『オシリスの天空竜』は、天空に住んでるってことは雨を経験したことがないってことだよね。湿気に弱そう」

妹「『熱帯雨林』は、我々が湿気に弱い時、湿気に弱いのだ。湿気に弱そう」

妹「『シャッフル』は、カードがくっついちゃってシャッフルしづらくなる。湿気に弱そう」

妹「『オベリスクの巨神兵』は、海馬社長の闇遊戯への想いはちょっと湿度が高すぎる。湿気に弱そう」

妹「『ラーの翌神竜』は、弱いから湿気にも弱いんでしょ多分。湿気に弱そう」

妹「『水風船』は、カラっとした真夏日に遊ぶものだから、湿気てる日は売り上げもシケてそう。湿気に弱そう」

妹「『ラッキーうんこ』は、梅雨の時期は下痢になりやすい。湿気に弱そう」

妹「『溜め』は、手と手を合わせるから汗が籠る。湿気に弱そう」

妹「『防御』は、中世の騎士の鎧は蒸れて大変だったらしい。湿気に弱そう」

妹「……というわけで全部湿気に弱そうなんだよ!」

出田「全部屁理屈ですわーっ!?」ガビーンッ

出田「……そ、そんな屁理屈いくらでも言えるでしょう! 『波動銃シグマ』だって、波動を使うんだから振動しやすい水分子はむしろ好相性かもしれませんことよ!」

妹「それも一理あるかもね。でも一理か屁理か、決めるのは出田ちゃんじゃない……私でもない。決めるのは中立の審判さんだよ!」

出田「つまりこれも安価で決めるってことですのね!?」

妹「審判さん! 全カード湿気に弱そうだよね!?」

審判「↓1」


湿気に弱そう判定『↓1』
(0~32767の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『光の創造神 ホルアクティ』は湿気に弱そう
二桁目が1なら『永久シールド』は湿気に弱そう
三桁目が1なら『活路への希望』は湿気に弱そう
四桁目が1なら『波動銃シグマ』は湿気に弱そう
五桁目が1なら『ギフトカード』は湿気に弱そう
六桁目が1なら『エナジー収集妖精』は湿気に弱そう
七桁目が1なら『オシリスの天空竜』は湿気に弱そう
八桁目が1なら『熱帯雨林』は湿気に弱そう
九桁目が1なら『シャッフル』は湿気に弱そう
十桁目が1なら『オベリスクの巨神兵』は湿気に弱そう
十一桁目が1なら『ラーの翌神竜』は湿気に弱そう
十二桁目が1なら『水風船』は湿気に弱そう
十三桁目が1なら『ラッキーうんこ』は湿気に弱そう
十四桁目が1なら『溜め』は湿気に弱そう
十五桁目が1なら『防御』は湿気に弱そう)

審判「『光の創造神 ホルアクティ』『永久シールド』『エナジー収集妖精』『オシリスの天空竜』『シャッフル』『オベリスクの巨神兵』『ラーの翌神竜』『ラッキーうんこ』『溜め』『防御』は湿気に弱そう
『活路への希望』『波動銃シグマ』『ギフトカード』『熱帯雨林』『水風船』は湿気に弱そうじゃない」

妹「『シグマ』が湿気に弱そうじゃ……ない!?」

出田「おーっほっほっほ!」オーッホッホッホ

出田「やはり! あなたの頼みの綱は『シャッフル』だけになってしまいましたわねぇ!? さぁさ、さぁさ、やってみなさいな。あなたのほっそい運でどんな結果になるかやってみなさいな!」

妹「ぬぐぐぐ」

妹(あれとかあれとかを引かれたらその時点で負けで……そうなる組み合わせと全パターンの比率が……)

妹「あぁもうどうせ考えるだけ無駄! お望み通りやってやるぅ! セット!」バッ

出田「セットですわ!」バシィッ

ターン[5]


妹『シャッフル』


出田『溜め』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

出田のエナジーが[1]増える!

妹の『シャッフル』! お互いの安価札をシャッフルして配り直す!



妹「……運命のシャッフル!」

妹(あれ引くなそれ引くなこれ引くな何にも引くな)ゴゴゴ

出田「私の手札はこれですわ~~!!!!」シャシャシャッ


『シャッフル』後の出田の安価札1枚目

このレスのコンマが
00~07なら『光の創造神 ホルアクティ』
08~15なら『永久シールド』
16~23なら『活路への希望』
24~31なら『波動銃シグマ』
32~39なら『ギフトカード』
40~47なら『エナジー収集妖精』
48~55なら『オシリスの天空竜』
56~63なら『熱帯雨林』
64~71なら『シャッフル』
72~78なら『オベリスクの巨神兵』
79~85なら『ラーの翌神竜』
86~92なら『水風船』
93~99なら『ラッキーうんこ』

『シャッフル』後の出田の安価札2枚目

このレスのコンマが
00~08なら『光の創造神 ホルアクティ』
09~17なら『永久シールド』
18~26なら『活路への希望』
27~35なら『波動銃シグマ』
36~43なら『ギフトカード』
44~51なら『エナジー収集妖精』
52~59なら『オシリスの天空竜』
60~67なら『熱帯雨林』
68~75なら『シャッフル』
76~83なら『オベリスクの巨神兵』
84~91なら『水風船』
92~99なら『ラッキーうんこ』

『シャッフル』後の出田の安価札3枚目

このレスのコンマが
00~09なら『光の創造神 ホルアクティ』
10~18なら『永久シールド』
19~27なら『活路への希望』
28~36なら『波動銃シグマ』
37~45なら『ギフトカード』
46~54なら『エナジー収集妖精』
55~63なら『熱帯雨林』
64~72なら『シャッフル』
73~81なら『オベリスクの巨神兵』
82~90なら『水風船』
91~99なら『ラッキーうんこ』



HP:[4]

エナジー:[0]

状態異常:割愛


出田

HP:[11]

エナジー:[6]

状態異常:妖精・1
『永久シールド』『波動銃シグマ』『エナジー収集妖精』→OUT
『ラーの翌神竜』『オシリスの天空竜』『波動銃シグマ』←IN

妹(うっ……怖くて自分の手札が見れない……)

出田「これが……私の手札……」スッ

妹(出田ちゃんは何を引いたんだろ……?)

出田「惜しい。ですわね」

妹(惜しい!? ってことは勝ち確定の手札じゃなかったってこと!? じゃあ私の手札には……)バッ

妹「あのカードがあるは……ず……?」

出田「これが『オベリスクの巨神兵』だったら……三神が揃いましたのに……」ドヤァッピラッ

妹「『波動銃シグマ』……!」

出田「これでおしめぇですわぁ~~!!!!」バシィッ

妹「うぎゃああああ!!!!」

ターン[6]


妹『防御』


出田『波動銃シグマ』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

出田の『ギフトカード』! 妹に[9]のダメージ!





HP:[ー5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


出田

HP:[11]

エナジー:[2]

状態異常:妖精・1



ゲームセット! 出田の勝利!

出田「おっほおっほのおっほっほ!」オッホオッホノオッホッホ

出田「快勝ですわ~~!!!!」シャンデリア

妹「ま、負けちゃった」

?「ふん……初心者相手に手も足も出ずか……情けないな」

妹「! き、君は……!」

?「自分の負け星を反省しながらベンチで見ているといい……」

宇宙人「私が勝ち星を取り返すところを!」バァzン

妹「宇宙人君!」



——つづく——

これから大体2ヵ月おきに一試合ずつ進めていくと思います。
よろしくお願いいたします。

そういえば出田さんはシーズン5の717に一言だけ登場していたけど、お嬢様口調じゃなかったりクラスメイトの敵討ちに燃えていて初心者じゃなかったりと、今回の出田とは似ていない部分がある
…姉妹なのだろうか?

カード名:斬射の烏賊露酢
(ギリシャのイカロス)
コ ス ト:3
パ ワ ー:0?
効  果:斬射高校の伝説的なOB…が、昔造りあげたイカから出来た酢。斬射高校の人がこれを飲む事で神がかり的な力を享受すると言われているが…?

>>57
キャラが固まってなかっただけです。忘れてください。

前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

出田「勝ったったったりましたわ~~!!!!」オッホオッホノオッホッホ

出田「胃腑脂論君! 褒めてくださいまし! 褒めてくださいまし!」

胃腑脂論「おお……よくやったっすね」

出田「~♪」

有葉(米田先輩と銃間先輩が卒業になって……一時期、俺と胃腑脂論だけになった我が斬射高校アルティメット寿司じゃんけん部は廃部寸前だった)

有葉「しかし大会前日に出田ちゃんを迎えたことにより! なんとか大会に出ることもできた……! その上勝ち星までもぎ取ってくれるなんて、まったく出田ちゃんさまさまだな!」

出田「どーもどーもですわ!」

有葉「しかし胃腑脂論。こんな有望な幼馴染が居るならどうしてもっと早く勧誘してくれなかったんだ?」

出田「おかげでルール知らないまま初出場を果たしてしまいましたわ!」

胃腑脂論「社会的な死の不安がつきまとうゲームに幼馴染誘うわけねーだろ!」(結局誘ってる)


男「……なんか同志が近くに居る気がする!」ピーンッ

妹「?」

審判「両チーム中堅、前へ!」

宇宙人「胃腑脂論……か」ザッ

胃腑脂論「宇宙人君……すね」

宇宙人(こいつのデュエルは合宿中に一度だけ見たことがあるが……負け確定の手札を連続で引いて何もできずに負けてたな)

宇宙人(斬射高校は層の厚い高校でもないらしいから……選び抜かれた強者ということはなさそうだ)

宇宙人(……最も、それは奴が強くないことを保証するものでもないが)

胃腑脂論(宇宙人君は合宿で見かけたっすね……あの時はズブの素人で、ムラが多いイメージだったっす)

胃腑脂論(でもオイラが1stステージで途中退場した合宿で、宇宙人君は2ndステージまで生き残ってたとか)

胃腑脂論(他にも一瞬で地球の言語を覚えるくらい頭がいいとか、全てのアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーの頭脳を共有してるとか、留年してるとか……色々噂は聞くっすね。少なくとも舐めてかかれる相手じゃなさそーっす)

宇宙人・胃腑脂論(敵の実力は未知数……!!)

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

宇宙人「今度こそは見てみたいな……お前の本気を」ガシャコン

胃腑脂論「言われなくても!」ガシャコン

「「ドロー!」」


宇宙人の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


胃腑脂論の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:ビッグモーター
コ ス ト:0
パ ワ ー:5
効  果:以下の効果を一つ選んで発動できる。
〇相手の車を靴下に入れたゴルフボールで叩くように、相手の手札をゴルフボールで叩き落す。
この時、相手の手を殴って怪我させても良い。
〇除草剤を相手に撒く。除草剤を受けた相手は毎ターン毒で1ダメージ受ける。

このカードの効果を使用した後、自分は炎上するため毎ターンコストを1払わなければならない。

不謹慎なのはダメって前言ってなかったっけ

>>67
以前に人死にが出るようなカードを却下したことがありますが、>>66『ビッグモーター』はただの暴力カードなので大丈夫です。

宇宙人「『印』『はずれ』『挑発』か……」

胃腑脂論「『猛暑』『スプライト・ガンマ・バースト』『ビッグモーター』か……」


妹「これは……胃腑脂論さんの『ビッグモーター』がブチ壊れカードじゃない!? 0コスト5パワーって、これ連打されるだけで宇宙人くん絶対勝てないよ!」

男「いや、大丈夫だ。相手は『ビッグモーター』を連打できない……一度使えば、炎上して毎ターンコストが発生するからな」

男「もし1ターン目に使えば、早速次のターンの支払ができずに、テキスト不順で負けになる」

妹「なるほど……じゃあ1ターン目『溜め』てから2,3ターン目に連打すれば、やっぱり宇宙人くんに耐える方法は……」

男「それもある! 2ターン目に『挑発』を使えばいいんだ」

妹「『挑発』……相手の任意効果を全て強制効果にする……これで『ビッグモーター』の効果を強制発動させて何かいいことあるの?」

男「いいや、ここで強制発動させたいのは相手の『スプライト・ガンマ・バースト』だな」

妹「そっか! 『スガバ』を無理矢理使わせれば、こっちのパワーを2増やせる上に、相手のエナジーを1個消費させられる!」

男「そうすりゃやっぱり支払うコストがなくなって、胃腑脂論の負けってことだな」

妹「じゃあ胃腑脂論くんが2,3ターン目にも『溜め』を使った場合は……」

男「宇宙人も『溜め』ればいい」

男「相手の『スガバ』を利用した『挑発』は、相手の『ビッグモーター』『猛暑』以外の全てのカードに確定で2ダメージ与えることができる。更に『ビッグモーター』にはさっき言った理由で勝ちだし、『猛暑』で防がれても相手のエナジーだけを一方的に減らせる」

男「2連打しかできない状況じゃ、HPで耐えられて逆転されるかもしれないが……3連打できる状況なら、宇宙人にとって『挑発』は撃てば絶対得をするパワーカードになる!『溜め』のあいこは宇宙人にとって有利ってことだ」

妹「なるほど! ってことは、実は宇宙人くんの方が有利ってことだね!?」

男「それはないな。さっき言ったシュミレーションは全部宇宙人が相手の行動を読みきれた場合の話。実際は『溜め』を使うターンに一度でも『ビッグモーター』を決められたらそのまま負けてしまう……綱渡りの試合になるはずだ」

男「おまけに相手が『溜め』ずに『防御』連打してきたら宇宙人に突破の手段はない。ギリギリまで追い詰めたところで強制引き分けにされるって展開もあるだろうな」

妹「じゃあ……宇宙人くんが大分不利ってこと?」

転校生「……とも、限らないね」

宇宙人(何故なら! ここまでの考察は『猛暑』のスリップダメージを無視しているからだ!)

胃腑脂論(各カードの「涼しそう」、「暑そう」判定によって展開は大きく変わってくるっすね……!)


宇宙人(『印』……名前が全音、清流音だ。涼しそうだな)

宇宙人(『猛暑』……正直ずっとクーラーが効いてる部屋に居るから皆が騒ぐほどの実感はない。涼しそうだな)

宇宙人(『はずれ』……あたりはずれがあるということはこれはガリガリ君だ。涼しそうだな)

宇宙人(『スプライト・ガンマ・バースト』……スプライトといえば爽やかなサイダーだ。涼しそうだな)

宇宙人(『挑発』……クールでなければ適切な挑発はできない。涼しそうだな)

宇宙人(『ビッグモーター』……丁度今ヒエヒエの話題だ。涼しそうだな)

宇宙人(『溜め』……”溜”と”涼”は字面が似てる。涼しそうだな)

宇宙人(『防御』……日傘で日光を防御しよう。涼しそうだな)

胃腑脂論(『印』……名前がおしるこに似てる。暑そうっすね)

胃腑脂論(『猛暑』……これが暑そうじゃなければなんなんすか。暑そうっすね)

胃腑脂論(『はずれ』……別に当たりを期待して買ったわけじゃないのにわざわざはずれって書いてあるとムカつく。暑そうっすね)

胃腑脂論(『スプライト・ガンマ・バースト』……バースト・レディは最古参の火属性E・HERO。暑そうっすね)

胃腑脂論(『挑発』……”煽”という字には”火”がある。暑そうっすね)

胃腑脂論(『ビッグモーター』……丁度今アチアチの話題だ。暑そうっすね)

胃腑脂論(『溜め』……手と手を合わせるから汗が籠る。暑そうっすね)

胃腑脂論(『防御』……中世の騎士の鎧は蒸れて大変だったらしい。暑そうっすね)

宇宙人(全部涼しそう!)

胃腑脂論(全部暑そう!)

審判「↓1は涼しそう。↓2は暑そう」


涼しそう判定『↓1』
(0~255の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『印』は涼しそう
二桁目が1なら『猛暑』は涼しそう
三桁目が1なら『はずれ』は涼しそう
四桁目が1なら『スプライト・ガンマ・バースト』は涼しそう
五桁目が1なら『挑発』は涼しそう
六桁目が1なら『ビッグモーター』は涼しそう
七桁目が1なら『溜め』は涼しそう
八桁目が1なら『防御』は涼しそう)

暑そう判定『↓2』
(0~255の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『印』は暑そう
二桁目が1なら『猛暑』は暑そう
三桁目が1なら『はずれ』は暑そう
四桁目が1なら『スプライト・ガンマ・バースト』は暑そう
五桁目が1なら『挑発』は暑そう
六桁目が1なら『ビッグモーター』は暑そう
七桁目が1なら『溜め』は暑そう
八桁目が1なら『防御』は暑そう)

審判「『印』『はずれ』『スプライト・ガンマ・バースト』『溜め』『防御』は涼しそう」

審判「『印』『スプライト・ガンマ・バースト』『ビッグモーター』『溜め』は暑そう」


妹「おっ……これはラッキーじゃない? 『挑発』が暑そうだったらもっと厳しかっただろうし」

男「……これは……」


宇宙人(ラッキー……だな)

宇宙人「さぁ、考察の時間は終わりだ。第1ターン目のセットッ!」バッ

胃腑脂論「……! セットっす!」バッ

ターン[1]


宇宙人『溜め』


胃腑脂論『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の暑いカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが[1]増える!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]


胃腑脂論

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]

妹「よしっ! 1ターン目は宇宙人くんの読み勝ちだぁっ!」


宇宙人「……まだまだ! セット!」バッ

胃腑脂論「セットっす!」バッ



ターン[2]


宇宙人『溜め』


胃腑脂論『溜め』


胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の暑いカウンターが取り除かれ ダメージが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人は涼しいカウンターを消費し ダメージが[1]下がる!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人に[1]のダメージ!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが取り除かれ ダメージが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論は涼しいカウンターを消費し ダメージが[1]下がる!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論に[1]のダメージ!

宇宙人のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の暑いカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが[1]増える!



宇宙人

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]


胃腑脂論

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]

妹「宇宙人くんの2連続読み勝ちだ! これで宇宙人の『挑発』は打ったら絶対得するカードになったね!」

男「いや……そうはならない」

妹「あぁ、お兄ちゃん、『挑発』が強くなるのは3連打できるようになってからって言ってたもんね。でもそれは『猛暑』のスリップダメージを考えなかった時の話、でしょ?」

妹「今、胃腑脂論さんのHPは『猛暑』のせいで4! 『挑発』2回で倒しきれるんだよ!」

男「……そういう話じゃないんだ」

男「もう既に……宇宙人の負けが確定してるんだよッ!」

妹「…………へ!?」


男「今から胃腑脂論に『ビッグモーター』を連打されれば……宇宙人が耐える方法はない!」

妹「え……あれ? ホントだ! いつの間に!?」

男「1ターン目からさ……『溜め』2回から『ビッグモーター』2回。胃腑脂論にはこの必勝行動があって、その通りに動いている!」

妹「え……でもお兄ちゃん、『挑発』があるから負け確定じゃないって……」

男「それは『猛暑』のスリップダメージを考えなかった時の話、だ。HPが勝手に減らずに5のままなら……胃腑脂論の行動に対して『溜め』2回『挑発』2回で丁度HPを1だけ残して耐えることができた」

男「だがその1HPは……『猛暑』によって前もって削られてしまった!」

男「全ては『猛暑』の裁定……『溜め』が涼しそう、かつ暑そうでない! それが宇宙人があの手札で勝つための最低条件だったんだ。あの裁定は宇宙人にとってアンラッキーだったんだよ!」

妹「そ、そんな……!」

男(タイミング的にチェンジを宣言することはできたはずなのに……必敗に気付けなかったのか!? 宇宙人!)

胃腑脂論「……どうやら、オイラはあんたを買い被りすぎてたようっすね」

胃腑脂論「まぁ、今回は『猛暑』の裁定で状況を把握するのが難しかったっすからね。必敗に気付けなくてもしょうがないっすよ……初心者なら!」

宇宙人「初心者……か」

宇宙人「『社会的な死の不安がつきまとうゲームに幼馴染誘うわけねーだろ』……」

胃腑脂論(……? さっきの、オイラのセリフ……?)

宇宙人「そんなまともなモラルを持っている方が……初心者と呼ぶに相応しいと思うがな」ゴォッ

胃腑脂論「……!?」ゾクッ

胃腑脂論(なんすか、このプレッシャーは……! 宇宙人君は既に負けが確定してると理解しているはず、なのになんで……なんであんな顔ができる!?)

宇宙人「私の実力を見極めたというなら……次はお前の番だ。さぁ見せてみろ……お前の実力を!」

胃腑脂論(な、どのカードを出せば……?)

胃腑脂論(分からないっす……! 本当にこのまま”勝っても”いいんすか!?)


1.いやいいでしょ。『ビッグモーター』だ!

2.きっと何かあるっす! 『防御』連打で引き分けだ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

これ、指定されてるアイテムを持ってないと発動自体ができないのに、それを強制効果にされるせいで強引に発動させられてテキスト不順で負けるってことか

2

ワン打法拳は「ワンに因んだ物」が
曖昧だったから安価が発生したけど、
はっきり書かれている場合は
運営や審判が用意していると思っている
(例:発動する際にわさびチューブ3本を吸って
パワーを上げる「わさびましまし」シーズン3)
その辺りの判断も>>1に聞いておきたいね

☆ルールの補足説明

運営から支給されるアイテムと支給されないアイテムの違いについて

簡単に言うと”所持、用意していないことでテキスト不順になるアイテム”は必ず運営から支給されます。
そうでない場合は支給されません。

過去スレの『わくわくどうぶつふれあいパーク』を例に挙げると(アルティメット寿司じゃんけん 5【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568454824/199))
『コンマによって出た動物をゲーム中腕に抱えてだっこしなければならない』
という効果で、『動物』を用意できなかった場合、テキスト不順になってしまいます。
この場合は『動物が用意されない場合を想定していないカード』と考え、運営から動物が支給されます。

また、もう一つ過去スレの『ワン打法拳』を例に挙げると(アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/927))
『ワンに因んだ物を持ってスイングして
セットしたとき、このカードのパワーはこのターンのみ8となる』
という効果で、『ワンに因んだ物』の所持は発動条件であり、持っていなくてもテキスト不順になりません。
なので運営から支給されることはありませんでした。


シリーズ「2」以降で上記のルールと矛盾するシーンがあればご指摘ください。その都度ルールを改正するか、誤りを認めます。


今回の試合では『ビッグモーター』の効果を発動した際、靴下・ゴルフボール、もしくは除草剤が胃腑脂論に支給されます。

上記のルールは今作った奴なので、>>77の安価は読者への意図しないミスリードを含んだアンフェアなものになってしまいました。
よって再安価とさせていただきます。>>78の方には、申し訳ございません。


・・・・・・


胃腑脂論(な、どのカードを出せば……?)

胃腑脂論(分からないっす……! 本当にこのまま”勝っても”いいんすか!?)


1.いやいいでしょ。『ビッグモーター』だ!

2.きっと何かあるっす! 『防御』連打で引き分けだ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

宇宙人「セット!」バッ

胃腑脂論「……セットっす!」バッ



ターン[3]


宇宙人『挑発』


胃腑脂論『ビッグモーター』


胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが[1]増える!

宇宙人の『挑発』! 胃腑脂論はこのターン 任意で発動可能な効果を全て発動しなければならない!

胃腑脂論の『スプライト・ガンマ・バースト』! 宇宙人の『挑発』のパワーが[2]上がる!

胃腑脂論の『ビッグモーター』! 宇宙人の手札をゴルフボールで叩き落とす!



男「胃腑脂論はやっぱり『ビッグモーター』! しかも発動する効果は……ゴルフボールの方か!」

妹「ひぃっ! 宇宙人君、負けちゃう上に怪我まで……!?」

妹「あっでも、宇宙人君って運動神経いいし……避けちゃえばいっか」

転校生「いや……『相手の手札をゴルフボールで叩き落す。』というテキストは強制効果だ。これを拒絶するプレイヤーはテキスト不順で反則負けになる」

妹「そんな……いやどうせ負けるんなら無傷の反則負けの方がいいでしょ! っていうか今すぐ棄権するべき……」

転校生「彼は……それでも棄権しないだろうね」

転校生(そっちの道を選んだか……宇宙人君)

宇宙人「そっちの道を選んだか……胃腑脂論」

胃腑脂論「負け確定のはずなのに、その表情……ブラフなら大したものっすよ。オイラは結局『何かあるかも』って疑いが晴れなかったっす。あんたを初心者って言ったこと、訂正するっすよ」

胃腑脂論「……だから、これなんす!」ブンブンブン

宇宙人(靴下の中で遠心力を高めるゴルフボール……当たれば骨が逝くな……)

胃腑脂論「『そんなまともなモラルを持っている方が……初心者と呼ぶに相応しいと思うがな』……だったっすかね? あんた、俺が暴力を使えないと仮定してたんじゃないすか?」

胃腑脂論「策がなんだろうが、あろうがなかろうが関係ないっす! このゴルフボールで手札を全部叩き落としてやれば何もできんでしょう!」ブンブンブン

宇宙人「容赦ない風切り音……どうやらしっかりと暴力を振るう覚悟を持っているようだな。私も訂正しよう、お前を初心者だと言った事を」

宇宙人「——そして感謝する。お前にその覚悟がなければ、負けていた」アングリ

胃腑脂論「!?」

胃腑脂論(対戦相手の宇宙人はおもむろに口を大きく開いたかと思うと……)

胃腑脂論(手札を……食べた!)

胃腑脂論「な……何してるっすかぁ!?!?!?」

宇宙人「ふがふが(私がどこで手札を持とうと私の勝手だ)」

宇宙人「ふがふが(ほら、叩き落としやすいようにちゃんとカードも外に出してやってるだろう)」ンムィ

胃腑脂論(確かに、カードの切れ端が数ミリ、唇の先から見えてるっす……)

胃腑脂論「なるほど……これじゃどれだけ強く殴っても手札を全部叩き落とすなんて無理っすね」

胃腑脂論(『叩き落とす』は強制効果だから、オイラが殴った後に宇宙人くんも1枚以上は手札を落とすはずっすが……その1枚は宇宙人くんが自由に選べるってことっすね。やっぱり、あの手札に何か策が……!?)

胃腑脂論(なんにせよ……もうオイラはこのゴルフボールであのカードを叩くしかない。せいぜい相手の思考を鈍らせられるように思いっ切り怪我させてや……)ブンッ

胃腑脂論「……じゃないッッッ!!!!」ビタッ

宇宙人「……」ニヤリ

胃腑脂論(馬鹿っすかオイラは!? 『ビッグモーター』の効果で怪我させていいのは相手の”手”だけ! ここで顔面殴ったらオイラの反則負けっす!)

胃腑脂論(え……? じゃあどうするんすかこれ。もう効果発動の宣言は済ませたし……)

宇宙人「ふがふが(……来ないのか?)」

宇宙人「ふがふが(『相手の手札をゴルフボールで叩き落す。』というテキストは強制効果だ。これを拒絶するプレイヤーはテキスト不順で反則負けになる……が)」

胃腑脂論(やられた……! この場面、殴ればルール不順、殴らなければテキスト不順……! オイラの反則負けが確定してるッス!)

胃腑脂論(これが、宇宙人くんの策……!)

妹「嘘……負け確定の場面から、大逆転しちゃった……!?」

男「すげぇ盤外戦術だ……けど、チェンジ権捨ててまでやるか、普通……!?」

男(大胆不敵……味方でも敵でも目が離せない奴だぜ、宇宙人!)


宇宙人「ふがふが(『何かあるかも』、『だから何かさせる前に潰す』……割り切ったいい考えだったとは思うが……悪いな)」

宇宙人「ふがふが(『何かあるかも』と思わせただけで勝ち……それが真のブラフというものだ)」

胃腑脂論「……!」

胃腑脂論(今にして思えば……3ターン目の煽りはオイラに暴力の選択をさせるための誘導……あの時点で、オイラの思考は『引き分け』か『暴力』の2択に絞られていたっす……!)

胃腑脂論(カードを食べちゃう発想もさることながら……その発想を通すための組み立てが緻密……その手つきは初心者どころじゃない、最早トップクラスアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーのそれっす!)

胃腑脂論「……けど、それでも! 勝つのはオイラっすよ!」クルンパシッ

宇宙人「ふが!?(ゴルフボールを靴下越しに握った!?)」

胃腑脂論「オイラに残った唯一の勝ち筋! それはゴルフボールで”カード”だけ叩いて”体”には触れない事! それができればルールとテキストの両方を守れるっす!」

胃腑脂論「さっきみたいにぶんぶん振り回してちゃ難しいっすけど……こう持って、ゆっくり触れれば……」


チョンッ


胃腑脂論「簡単なこと、っすよ……!」

宇宙人「ふが……!(ふが……!)」

胃腑脂論「ふふ……言葉も出ないっすか?」

胃腑脂論(あのプレッシャーが結局ブラフだったってことは……もう相手に逆転の手はない! このままいけば……勝てるっす!)

宇宙人「……」

胃腑脂論「ふっふっふ……」

宇宙人「……」

胃腑脂論「……どうしたんすか? オイラはもう手札を『叩いた』っすよ。早くカードを落とすっす」

宇宙人「……」

胃腑脂論「え……? このままじゃ時間切れで、あんたの反則負けになっちゃうっすよ!?」

宇宙人「……」

審判「ピピーッ! 既定の時間内にプレイが行われなかったため……試合終了ーッ!」ピピーッ

胃腑脂論「ほ、ほらー!」


審判「胃腑脂論選手の反則負けーッ!」ビシィッ

胃腑脂論「はぁ……どうせ勝ちだから一緒っすけど……」

胃腑脂論「……ん!? 審判さん、今なんて……」

審判「ピピーッ!」ピピーッ

胃腑脂論「その後!」

審判「胃腑脂論選手の反則負けーッ!」ビシィッ

胃腑脂論「何っすとぉぉぉぉ!!!!????」ガビーンッ

胃腑脂論「確かにゴルフボールは相手の体に当たらなかったはず……! オイラが一体何の反則を!?」

宇宙人「ふがふが(私が説明してやろう。お前がおかした反則は……二つ!)」ザッ

胃腑脂論「なんでまだカード食ってんだ!(二つも……!?)」

宇宙人「ふがふが(一つは『挑発』で強制効果になった『ビッグモーター』の『相手の手を殴って怪我させても良い。』というテキストを実行しなかったこと!)」

胃腑脂論「あっ」

宇宙人「ふがふが(そしてもう一つは……叩き方がまったく『相手の車を靴下に入れたゴルフボールで叩くよう』ではなかったこと!)」

胃腑脂論「あああっ!」

宇宙人「ふがふが(あのようなソフトタッチでは車に傷一つ付くまい……)」

宇宙人「ふがふが(もっとも、車に傷を付ける勢いで叩いていたとしても、勝敗は変わらなかっただろうがな)」

胃腑脂論「じゃあ……やっぱり……! 勝ち筋なんて残ってなかったんすね……」ズシャアッ



ゲームセット! 宇宙人の勝利!

宇宙人「ふがふが(勝ったぞ)」

男「なんでまだカード食ってんだ!(よくやったぞ宇宙人!)」

妹「さぁ、これで大将戦! 後輩さんにつなぐことができた……ね……」

後輩「すやぁ」スヤァ

妹「まだ回復してなーいっ!」ガビーンッ

宇宙人「当たり前だろう。お前と私の試合……合わせて10ターンにもなってなかったのだからな」

妹「どーすんのどーすんの! 誰が大将戦出るのーっ!?」

宇宙人「後輩の回復が間に合わなかった上……男も右腕が使えないとなれば……」

転校生「残るは僕……ってことになるね」ザッ

妹「転校生さん……!」

妹(転校生さんは基本的に冷静沈着で頼れる先輩だ。実力ももしかしたら部内一かも!?)

妹(でも……大丈夫かな……?)

妹(大のクソゲー運ゲージャンキーで部内勝率最下位だけど大丈夫かなぁ!?)



——つづく——

どうでもいいけど防御連打で引き分けって出来なくない……?

挑発(スプライト込)連打されたらパワー4の挑発と効果が消えてるパワー2の防御がぶつかるわけだからHP4じゃ丁度耐えられないような……

>>96
おっしゃる通りです。申し訳ございません。

そしてこれは言い訳なのですが、一度『猛暑(スガバ込)』を打つとダメージを受けずにエナジーを0にできるので、そこからやっぱり防御連打で引き分けに持ち込むことができます。
試合展開に影響があるミスではないので多めに許してください。

カード名:なにがでるのさ?
コ ス ト:?
パ ワ ー:?
効  果:このカードを引いた時のコンマに対応した
シーズン5の>>859に載っているまともなカードへと変化する


00は100扱い『またその技か?』

31の『頭のおかしい電光石火』は
番外編1の>>225『わりかしまともな電光石火』に
変えても良いものとする

カード名:わりかしまともな電光石火
コ ス ト:0
パ ワ ー:1
効  果:相手の安価カード1枚を選びそれと入れ替わる。わりかしまともなのでいくら使ってもコストは増えないし使用強制もされない

>85
シーズン3の>25
カード名: わさびましまし
コ ス ト:1
パ ワ ー:0
効  果:このカードを出して30秒以内に
チューブわさびを三本完食できればパワー+3

完食しなくてもテキスト不純にはならないから
自分で用意するか、チューブを持っている
他人を探し出す必要がありそうだけど
それを30秒以内に完食まで行うのは厳しそう
なので、運営には事前に用意して頂きたい

>>107
お寿司に関する物はすべて運営が用意するものとします。

他の方々もなんかいっぱい保守していただきありがとうございます。


前の投下分から二ヵ月くらい経ったので生存報告します。
今月は更新なしです。申し訳ございません。
理由はWorldMakerというアプリで趣味で漫画作ってるからです。

https://worldmaker.app/products/2Ew4FndYMd/stories/1epPIo1re8/viewer/

↑こんなの作ってます。私が書いてた異能力バトルロワイヤルとか好きな人は好きだと思います。
よろしくお願いいたします。

いっぱい保守していただきありがとうございます。
前の生存報告から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

審判「両チーム大将、前へ!」

転校生「……」ザッ

有葉「……ん、君は確か……転校生君。どうしてここに?」

転校生「ご心配なく。ちゃんと選手交代の申請は済ませてあるよ」

有葉「そうじゃなくてだな……後輩はどうした……ッ!?」ズォッ

転校生「! ……そういえば君も後輩くんに負けてるんだったね」

転校生「後輩君は今ちょっと疲れてるんだ。僕が代わりを務めるよ」

転校生「自分で言うのもなんだけれど……きっと実力に不足はない。安心してかかってきなよ」ビッ


妹「転校生先輩……自信満々だね」

男「ま、実際後輩と同じくらい強いしな、アイツ。あの悪癖さえなければスタメン入り……どころか元から大将だってあり得たはずだ」

男「運ゲーカードを引くとそれしか使わなくなるという悪癖さえなければ……!」

妹「だ、大丈夫かなぁ!?」

男「祈るしかない……あいつが運ゲーカードを一枚も引かないのを!」


有葉「"安心してかかってきな"……か。そうだな、この大会には敗者復活戦もある。再戦の機会はある……か」

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

有葉「だったらここでお前らを負かしても問題ないわけだ!!」ガシャコン

転校生「ああ。僕に負けても問題ない」ガシャコン

「「ドロー!」」


転校生の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


有葉の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:絶対安心ロボ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:相手から受けるダメージを0にするがたまに大爆発して500ダメージを受ける

>>125
『絶対安心ロボ』でダメージを受ける確率は27%とします。
(コンマが27なので)

転校生「『好きです!付き合ってください!』『絶対安心ロボ』『めんこ』か……」

有葉「『サイコロン』『パワフルドロー』『ダイソーの店員』か……」


妹「運ゲーカードか盤外戦術カードしかないーッ!?!?!?」

宇宙人「いや……運ゲーでも物理系でもないカードが一枚だけあるぞ……『好きです!付き合ってください!』がな」

妹「いや『好きです!』も裁定次第の運ゲーでしょ」

宇宙人「確かにそう見ることもできるが……使用前に効果が確定するなら、やはり運ゲーではないだろう」

宇宙人「たとえどんな裁定がくだろうとも……"そういう効果"のカードを引いたのと同じだからな。これすら運ゲ―と言ってしまうなら、最初の手札を決めるドローも運だということになってしまうぞ?」

妹「そっか……」


妹「いや最初の手札を決めるドローは運でしょ……あれ? アルティメット寿司じゃんけんってめちゃくちゃ運ゲー……?」

宇宙人「ある男の言葉を借りるなら……『八割が運』らしい」

転校生(何はともあれ『好きです!』の告白をOKしてるっぽい、振ってるっぽい、保留してるっぽいの判定は重要だ……ここは配られたカードを一枚ずつ考察してみようか)

転校生(『好きです!付き合ってください!』……向こうからも告白してきてる。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『サイコロン』……ダイスき。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『絶対安心ロボ』……あなたは死なないわ。絶対安心ロボで私が守るもの。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『パワフルドロー』……ときめきでパンプアップしちゃう人って居るよね。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『めんこ』……"ごめん"の逆だ。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『ダイソーの店員』……そこに愛なら愛ですね。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『溜め』……手で丸を作ってる。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『防御』……胸に手をあてる所作は心臓の高鳴りをおさえるようだ。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(なんということだ……全てのカードが告白をOKしてるっぽいな。だが一応審判さんにも確認しておこう)


有葉(『好きです!付き合ってください!』……先に告白してきたら冷めることってあるよな。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『サイコロン』……サイコは人を好きになれない。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『絶対安心ロボ』……めちゃめちゃ拒絶されてる。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『パワフルドロー』……キレてパンプアップしちゃう人って居るよね。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『めんこ』……逆から読むと"ごめん"だ。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『ダイソーの店員』……そこにないならないですね。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『溜め』……攻撃の準備をしている。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『防御』……手でバツを作ってる。告白を振ってるっぽいな)

有葉(なんということだ……全てのカードが告白を振ってるっぽいな。だが一応審判さんにも確認しておこう)


宇宙人(『好きです!付き合ってください!』……こういうストレートな奴ほどキープが居るものだ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『サイコロン』……"き"まで言わずに"ダイス"で止めている。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『絶対安心ロボ』……全然安心できないどっちつかずのカードだ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『パワフルドロー』……引いてくるカード次第だ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『めんこ』……逆から読むと"混迷"だ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『ダイソーの店員』……ちょっとバックヤード見てきますね。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『溜め』……1ターン目は絶対溜めだからまだ分からない。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『防御』……防御を使ってる限り永遠に勝負は付かない。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(なんということだ……全てのカードが告白を保留してるっぽいな。だが一応審判さんにも念で確認しておこう)

転校生「審判! 全カード告白をOKしてるっぽいな!?」

有葉「審判! 全カード告白を振ってるっぽいな!?」

宇宙人(審判! 全カード告白を保留してるっぽいな!?)

審判「↓1」

告白をOKしてるっぽい、振ってるっぽい、保留してるっぽい判定『↓1』
(0~6560の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを三進数にした時、
一桁目が『好きです!付き合ってください!』
二桁目が『サイコロン』
三桁目が『絶対安心ロボ』
四桁目が『パワフルドロー』
五桁目が『めんこ』
六桁目が『ダイソーの店員』
七桁目が『溜め』
八桁目が『防御』
の裁定となる。

0なら告白をOKしてるっぽい、1なら告白を振ってるっぽい、2なら告白を保留してるっぽい)

これって保留時の書き方的にどの属性も持たないカードもあるって解釈じゃない?

3333

>>134
どの属性も持たない可能性を失念していました。
>>134への安価は却下とさせていただき、新たに安価します。ご了承ください。
私のミスにより安価を却下することになり、申し訳ございません。



告白をOKしてるっぽい、振ってるっぽい、保留してるっぽい判定『↓1』
(0~65535の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを四進数にした時、
一桁目が『好きです!付き合ってください!』
二桁目が『サイコロン』
三桁目が『絶対安心ロボ』
四桁目が『パワフルドロー』
五桁目が『めんこ』
六桁目が『ダイソーの店員』
七桁目が『溜め』
八桁目が『防御』
の裁定となる。

0ならどの属性も持たない、
1なら告白をOKしてるっぽい、
2なら告白を振ってるっぽい、
3なら告白を保留してるっぽい)

審判「『好きです!付き合ってください!』『絶対安心ロボ』は告白をOKしてるっぽい
『めんこ』は告白を振ってるっぽい
『パワフルドロー』『防御』は告白を保留してるっぽい」


妹「相手の手札に告白をOKしてるっぽいカードがない!」

宇宙人「今の手札で『好きです!』の特殊勝利を狙うのは不可能か……」


有葉「ラッキー……」

有葉(でもなんでもないな)

有葉(ここの裁定は正直どうでもいい。だってこの勝負は相手がエナジーを2つ溜める前に終わるんだからな……!)

有葉(俺の真のラッキーはこっち! 『ダイソーの店員』というぶっ壊れカードを引いたこと!)

有葉(この周囲にある物を問答無用で手に入れることができる効果を発動すれば……相手のデュエルディスクを奪って即ゲームセットだぜ)

有葉(それがなんと1コストで使える! 笑っちゃうくらいのぶっ壊れだ。奴にこれをしのぐ手段はない!)

転校生「……」

有葉(さぁ……俺の勝ち確定で奴も当然気付いているはずだ。チェンジを宣言してくるだろう)

有葉(だがこんなぶっ壊れに対抗できるカードを引く確率は著しく低い! 引けるものなら引いてみろーッ!!)

転校生「……セットだ」スッ

有葉「……!?」

有葉(チェンジしない、だと……!?)

転校生「どうした? 1ターン目は互いに『溜め』で確定しているだろう。君がギャンブラーでなければ、だけど」

有葉(ふん……馬鹿め!)

有葉「セット!」バッ

ターン[1]


転校生『溜め』


有葉『溜め』


転校生のエナジーが[1]増える!

有葉のエナジーが[1]増える!



転校生

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


有葉

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

妹(あれ……次のターン『ダイソーの店員』でデュエルディスクを奪われたら次のターンから試合が続けられなくなる……転校生先輩負けちゃうんじゃ!?)


有葉(さぁ……このカードを出してゲームセットだぁ!)バッ

有葉「セット!」



1.『ダイソーの店員』!

2.『溜め』!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

転校生「……セット!」パッシィア

有葉「オープンッ! 俺が出したのは『溜め』だ!」クルッ


妹「あれっ……『ダイソーの店員』じゃないの? あれを出せばデュエルディスクでも何でも奪って試合続行不能に追い込めたんじゃ……」

宇宙人「そうは行かんさ。転校生にも対抗札の『めんこ』があるからな……」

妹「『めんこ』ぉ? いやあれは絶対に効果が発動しない激弱カードでしょ……同じテーブルで勝負してるなら叩きつけた風圧で相手のカードをひっくり返すこともできるかもしれないけど……」

妹「アルティメット寿司じゃんけんはお互いがそれぞれ持ってるデュエルディスクを通して勝負するんだから! お互いのセットカードはとても風圧が届く距離じゃないよ!」

宇宙人「逆だ。『めんこ』は絶対に効果が発動するぶっ壊れカード……今まさに奴のカードがひっくり返っただろう」

宇宙人「裏向きにセットしたカードを、表向きにオープンしただろう……」

妹「えっ……あれひっくり返った判定なの!?」

宇宙人「『めんこ』には"カードがひっくり返ったら"という記述しかなく、風圧でひっくり返った場合に限定していない。たとえそれがゲーム進行による処理だったとしても、ひっくり返ったのならば効果は発動する」

妹「だったら……確かに『めんこ』は絶対に効果が発動する。だって裏向きでセットして表向きにオープンするのがルールなんだもん!」

宇宙人「しかもオープンフェイズに発動するから、相手が効果を発動する前にそのカードを奪える……呆れるほどのぶっ壊れカードだ」


有葉「……だが、お前の『めんこ』には一つだけ弱点がある。それはコストが1
もあるという点だ」

有葉「もちろん1コストでも効果にまったく相応しくない低コストだが……それでも1コストは1コスト!! このカードだけを連打することはできない! 必ず1ターンずつ『溜め』をはさむ必要がある!」

有葉「そして1ターンあれば俺のぶっ壊れカード『ダイソーの店員』が発動できる! つまりこのターンお前の『めんこ』を俺の『溜め』に無駄打ちさせて……次のターンで『ダイソーの店員』を使えば俺の勝ちってわけだ!」

転校生「なるほど……僕の『めんこ』が必ず効果を発動させる強カードであることに気付いていたか……」

転校生「もちろん、僕も君が気付いていたことに気付いていたけれどね……オープン!」

ターン[2]


転校生『溜め』


有葉『溜め』


転校生のエナジーが[1]増える!

有葉のエナジーが[1]増える!



転校生

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


有葉

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

有葉「……ッ、読まれた!?」


妹「読んでたーッ!! 転校生先輩すごい!」

妹「……で、どうなるの? これ」


有葉(俺の太い勝ち筋は以前『ダイソーの店員』! これで勝負を決めたいが……)

転校生(それを『めんこ』で奪えばほぼ僕の勝ち……)

有葉(だがそれを『溜め』や『防御』でいなして奴のエナジーが0になれば俺の勝ち!)

転校生(そこに『溜め』を合わせてエナジーを増やせば……いなし切れない数の『めんこ』を連打して僕の勝ち)


妹「『溜め』ていく勝ち方だと……どれくらい溜めれば必勝なの?」

宇宙人「……おそらく合計で4だな」

妹「今がエナジー2個であと1個溜めれてもまだ勝ちじゃないってことは……転校生先輩がちょっと不利かな?」

宇宙人「いや、有葉側もあと一回『めんこ』をいなしただけでは転校生のエナジーを0にできない。かなり五分に近い読み合いになるな……」

妹「はぁ~よかった。とにかく運ゲーじゃなくて読み合いで勝負が決まるんならどれだけ不利でもいいや」

妹「運ゲー抜きなら負けないでしょ、あの人」

有葉(さぁ、第3ターン目……何を出す?)

有葉(転校生が『溜め』を出すなら『ダイソーの店員』、『めんこ』を出すなら『防御』と決まっているんだが……一応『溜め』を出す選択肢もある)

有葉(相手が何を出して来ても即負けじゃないし……もしこっちがエナジーを4まで溜めれたら『サイコロン』も『めんこ』をいなすのに使えるカードになる。読み合いの回数を一度増やせるからな)

有葉(かといって相手が『めんこ』で来ると読むならやっぱり『溜め』より『防御』を出したい。『パワフルドロー』に頼る可能性を考えるなら『溜め』の方を残しときたいからな)

転校生「セット」バッシィ

有葉(相手はもう決めたか……普通にセットするというミスも犯していない。叩きつけてセットすることにより『めんこ』か『溜め』かどちらを出したか分からないようにしている)

有葉(よし、俺はこれを……)スッ


ビタッ


有葉(……!? なんだ……これは……)

転校生「……どうしたのかな」

有葉「ぐっ……うぅ……!?」ブルブル

転校生「早く出しなよ、そのカード……」ゴゴゴゴゴ

有葉(カードが選べない……!! プレッシャー……!?)

審判「……残り10秒!」

有葉「ッ、セットォ!!」バッ

ターン[3]


転校生『溜め』


有葉『防御』


転校生のエナジーが[1]増える!



転校生

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし


有葉

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

男「転校生が無傷でエナジーを溜めた!」

妹「読み勝った!」


胃腑脂論「これでもう有葉部長は読み負けられない……崖っぷちっすか……」

出田「有葉部長-ッ!! 頑張ってくださいましーッ!!」


有葉「はぁ……はぁ……」ダラダラ

転校生「……」

有葉(向こうは涼しい顔してやがるな……たった一度の読み合いでこの消耗差! こいつ、何が"きっと実力に不足はない"だ……おそらく後輩より強い!)

有葉(こんな表現使いたくはないが……最も正確に俺との実力差を表現するなら……)

有葉(格が違う……!!)

有葉「……だからって、じゃあ負ーけたとは言えねぇよな……」スッ

転校生「……!」ピクッ

有葉(大将を任されたからには、何がなんでも勝たなくては!)

有葉「屈辱だぜ……お前に運ゲー勝負を挑むことになるなんてな……セット!」バッ

転校生「……セット!」バッシィ

ターン[4]


転校生『めんこ』


有葉『パワフルドロー』


転校生の『めんこ』! ひっくり返った有葉の『パワフルドロー』を奪う!

[1]-[/]!

有葉に[1]のダメージ!


転校生

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:『パワフルドロー』←IN


有葉

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:『パワフルドロー』→OUT

出田「『パワフルドロー』で運ゲー勝負に出た……!?」

出田「ってそれすら無効化されて奪われちまってますわーッ!? セット前に馬鹿正直に言っちゃったからーッ!!」

胃腑脂論「いや……多分これは奪われたんじゃないっす……!」

胃腑脂論「"押し付けた"……!」


有葉「噂に聞いてるぜ、Mr.クソゲージャンキー……例え読み合いでどれだけ有利な状況だったとしても……少しでも負ける可能性があるなら運ゲーに全てを委ねるんだってなぁ……!」

有葉「そんな悪癖に期待するなんて、俺の面子は丸つぶれだぜ……」

有葉「だからこそ! 勝利だけは置いていってもらう!」

有葉「さぁ……その『パワフルドロー』を使え転校生! そして順当に俺の『ダイソーの店員』に負けろッ!!!!」

転校生「……!」


妹「ぎゃあーッッッッ!!!! 読み合いだけで終わると思ったのにィーッッッッ!!!!」

妹「ねぇ! ここで『パワフルドロー』使って勝てる可能性ってどれくらい!?」

宇宙人「0ではない」

妹「ほぼ0ってことォ!?」

宇宙人「まぁ見ていろ……転校生を、信じるんだ」

転校生(普通、人はその人生の中で何回"負けられない場面"に出会うのだろう)

転校生(分からないけれど……おそらく僕のような人間は、その回数が周りと比べて著しく低くなるだろう。勝利自体には全く重きを置かない僕のような人間は……)

転校生(もしかしたら、僕が"負けられない場面"に出会うなんて人生の中でたった一回だけかもしれない。けれど、もしそうなら……)

転校生(その一回は、ここだ)


男「……転校生……!」


転校生(僕が出すカードは……これだ!)スッ


1.うひょおおおお! 『パワフルドロー』だ!

2.この一回くらいは! 『めんこ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[5]


転校生『めんこ』


有葉『ダイソーの店員』


転校生の『めんこ』! ひっくり返った有葉の『ダイソーの店員』を奪う!

[1]-[/]!

有葉に[1]のダメージ!


転校生

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『ダイソーの店員』←IN


有葉

HP:[3]

エナジー:[1]

状態異常:『ダイソーの店員』→OUT

有葉「何……『めんこ』……ッ!!」


妹「転校生先輩が……運ゲーカードを使わなかった……!?」

妹「けどこれで相手の『ダイソーの店員』を無効化して奪った! 次のターンにこっちが『ダイソーの店員』を使えば必勝だーッ!!」


転校生(『パワフルドロー』ではなく『めんこ』を出した時……僕の体から、"何か"が離れていった……)

転校生(こだわり、歴史、誇り……あるいは神秘が、僕から決定的に欠けた。僕はそれに背いたんだ。きっと単純な読み合いの力も、月並のものになるだろう)

転校生(運ゲークソゲーへの執着こそが僕の強さだと知っていながら……それを手放した。これでもう僕は理想の僕にはなれない、永遠に……)

転校生(でも、これでいいんだ。もっと大事なもののために、戦ったから)


有葉「ぐっ……棄権、する……!」



ゲームセット! 転校生の勝利!

妹「転校生先輩すごーいっ! まともな勝負もできるんだね!」

転校生「ま……できるようになったって感じかな」

宇宙人「私は、あそこで『パワフルドロー』を出してくれると信じていたのだがな……」

男「……悪かったな、転校生」

転校生「……確かに、僕は弱くなるだろう。運ゲーカードから目を逸らし、求道者として勝てなかったことで……」

転校生「でもいいさ。僕は勝つためにアルティメット寿司じゃんけんをやってるんじゃないんだ」

宇宙人「……それも人生、それもアルティメット寿司じゃんけん……か」

転校生「男君。その腕が治ったら……また付き合ってくれよ、僕の運ゲークソゲーに」



——つづく——

ビッくらポンなことに、『アルティメット寿司じゃんけん』の二次創作(?)を書いてくださる奇特な方が現れました。

【二次創作(?)】アルティメット寿司ダンジョン【安価】
【二次創作(?)】アルティメット寿司ダンジョン【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1705269383/)

あちら様の『アルティメット寿司じゃんけん』はルールが変則的でオリジナリティあるものになっており、これからの展開に期待いっぱいです。
このスレを読んでくださっている皆様にもオススメです!


個人的には7年前から『アルティメット寿司じゃんけんの読者になること』を切望していたので、それがようやく叶い、はちゃめちゃに舞い上がっています。

以上、私信でした。こっちの『アルティメット寿司じゃんけん』もよろしくお願いします。

保守ありがとうございます。
前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

審判「無添高校の勝利ィーッ!!!!」

妹「やったぁ! いろいろあったけどなんとか勝てたね! この調子で次も……」

宇宙人「まだ油断は禁物だぞ。次にそなえて相手チームの試合を見ておこう。向こうの試合の勝者が次の相手だ」ザッ

妹「そうだね! どれどれどっちが勝ってるのかな……」


チュドオオオオン!!!!


妹(向こうのデュエルフィールドが爆発した)

妹「きゃああああッ!?!?!? な、何か物理的に爆発するようなカードが発動したのかな……? 危ないなぁもう!」

宇宙人「いや違う……あの試合にそんなカードは使われていない!」

先生「今のは素のアルティメット寿司じゃんけん力によって起きた爆発……ということだね」

先生(あの立ち昇るオーラ……高校レベルでは規格外だ!)



覇佐美「やれやれこんなもんかよ、全国大会!」バァzン

審判「ゲ、ゲームセット! 雀拳高校の勝利!」



伊和「まったく……覇佐美の奴、こんな所で本気を出すなと言っておいたのに……」

加三「まぁいいだろう。どちらにせよ俺達の勝利は変わらない」


転校生(今勝った子だけじゃない……後ろの二人もとんでもない使い手だ!)


運営「デュエルフィールドが損壊したため……大会を一時中断します! 各参加校の皆様は待機室で待機していてください!」

無添高校 待機室


宇宙人「雀拳高校か……まだあんな強豪が居たとはな」

妹「めっちゃ強そうだったね……」

妹(でも……うちだって去年優勝の強豪校! 今は寝てるけどエースの後輩先輩! トリックスターの宇宙人君! まともにやれば強い転校生先輩! そして、私だって……!)メラメラ

男「……皆試合続きで喉が渇いただろう。飲み物でも買ってくるよ」スッ

妹「あ、それなら私が行って来るよ。お兄ちゃん今は怪我してるし……」

男「いや、俺に行かせてくれ。試合に出れない分、皆にできることはしてやりたいんだ」

妹「……そう? じゃあ、いってらっしゃい!」


男(そうだ……雀拳高校の奴らにだって、万全の状態で戦えれば無添高校は勝てる!)スタスタ

男「そのためにも……ここを通すわけにはいかない!」ザッ

覇佐美「無添高校の男部長……だったっけかな? なんで俺が来るって分かった?」ザッ

男「ふん……お前みたいにアルティメット寿司じゃんけん力を垂れ流しにしている奴、嫌でも気が付くぜ。爪を隠す能もないトンビが」

男(こいつを皆が居る待機室へ行かせたら……試合を待つまでもなく全員再起不能になってしまう! 俺が皆を守らなくちゃ……!)

覇佐美「ふーん……だがあんたのその右腕! 爪を隠してるって風には見えないぜ」

男「ぐっ……!」

覇佐美「あーはっは! この俺と片腕で戦おうなんざ笑わせるぜ!」

覇佐美「いいぜ、来いよ……残りの左腕も俺が叩き折って……」


彼方「それは困るなァ」ヌルッ


覇佐美「!?」

覇佐美「あんた……奈鷹高校の彼方!」

覇佐美(この俺がまったく気配を感じ取れなかった……)

覇佐美「能ある鷹は……か!」

彼方「覇佐美君と言ったかな……君に男君の左腕を壊されるのは困るな。彼が僕と戦う僅かな可能性がゼロになってしまう」

男「彼方、丁度いい所に……頼む! 俺の代わりにこいつを止めてくれ!」

彼方「ああ、是非とも君を守ってやりたい所だ……が! ダメだね。僕はここで見学するだけだ」

男「……!」

彼方「折角敵チーム同士が潰し合おうとしてるんだ。それを個人的な理由で止めたりなんかしちゃあ部員達に示しが付かない。これでも僕は一介の将だからね」

彼方「それに、助けを請うだけの君を見て少なからず失望した……君の『お願い』は聞けないな」

男「……そうか」

覇佐美「……なんだなんだお前ら、俺抜きで話しやがって! 結局どっちが俺と……」

男「じゃあまとめて相手してやる」ザッ

覇佐美「……あ?」

男「さぁ構えろよ……俺はお前らに『トライアングルマッチ』を申し込むッ!!!!」

覇佐美「なっ……!?」

彼方「『GOOD』ッ! それなら『良い』……『お願い』じゃあなく君と『潰し合う』なら『良い』ッ!」

☆トライアングルマッチのルール

トライアングルマッチとは、三人でアルティメット寿司じゃんけんを行うオプションルールです。

各プレイヤーに5のHPと、『溜め』と『防御』と三枚の安価札が配られ、ターンごとにセット、オープン、回収を繰り返し、HPがなくなったプレイヤーの敗北……という基本ルールは変わりません。

通常と処理が異なるのは以下の3点です。

・相手プレイヤーを指定する効果の発動
基本的に、『相手に1ダメージ与える』というような相手プレイヤーを対象にして発動する効果は対戦相手の二人の内、どちらか一方のみを選んで発動します。
更に、相手プレイヤーの指定はセットフェイズに行います。
例えば『防御』をセットする時、二人の内どちらのパワーを下げるかあらかじめ決めなければなりません(この選択はオープンフェイズまで他のプレイヤーには非公開です)。


・ダメージ計算フェイズ
ダメージ計算フェイズを行うのは、「最もパワーが高いプレイヤー」と「最もパワーが低いプレイヤー」です。該当するプレイヤーが複数居る場合、全組み合わせでダメージ計算フェイズを行います。

例1:プレイヤーAのパワー[3]、プレイヤーBのパワー[1]、プレイヤーCのパワー[0]の時、
A[3]-C[0]の組み合わせでダメージ計算を行い、プレイヤーCが3ダメージ受けます。

例2:プレイヤーAのパワー[3]、プレイヤーBのパワー[2]、プレイヤーCのパワー[2]の時、
A[3]-B[2]とA[3]-C[2]の組み合わせでダメージ計算を行い、プレイヤーBとCが1ダメージ受けます。

例3:プレイヤーAのパワー[3]、プレイヤーBのパワー[3]、プレイヤーCのパワー[0]の時、
A[3]-C[0]とB[3]-C[0]の組み合わせでダメージ計算を行い、プレイヤーCが6ダメージ受けます。


・勝敗
敗北したプレイヤーが出た時点でゲームは終了です。その時点で最もHPが高いプレイヤーが勝者となります。該当するプレイヤーが複数居た場合、引き分けです。

ホワンホワンホワン……

・・・・・・

加三「覇佐美……一度他のチームに実力を見せた以上、もう俺はお前を止めん。反則にならない程度に他のチームへ妨害を仕掛けるのもいいだろう」

加三「だがな……奈鷹高校の彼方とだけはやり合うな。あいつだけは一対一じゃお前でも危険だ」

・・・・・・


覇佐美(加三さんが言うなら……マジで俺と同じくらい強いんだろうな。けど……!)

覇佐美「一対一対一ならいいよなァッ!!!!」ザッ

審判「三者、デュエルスタンバイ!」

彼方「君との再戦……叶って嬉しいよ男君ッ」ガシャコン

男「部長の役目を果たす……皆を守る!」ガシャコン

覇佐美「二人ともズタズタにしてやるッ!」ガシャコン

「「「ドロー!」」」



男の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓4

カード5 ↓7


覇佐美の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓5

カード5 ↓8


彼方の手札


カード3 ↓3

カード4 ↓6

カード5 ↓9




カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:オーバードライブ
コ ス ト:1
パ ワ ー:3
効  果:発動した後に捨てることで2人同時に攻撃できる

カード名:そんなカード俺は36枚持っているよ
コ ス ト:4
パ ワ ー:5
効  果:相手のカードを1枚選んで破る事が出来る
破り捨てたカードを自分は36枚持ってる設定になるので、自分はそのカードを使用する事が出来る

>>167『オーバードライブ』の効果は
「ダメージ計算フェイズ終了時、自分とダメージ計算を行わなかったプレイヤーを好きな人数選んでもよい。そうした場合、選んだプレイヤーと自分で一度ずつダメージ計算を行う。その後このカードを破棄する」
とします。ご了承ください。

男「『ステルス迷彩』『メタルブレード』『天罰』か……」

覇佐美「『オーバードライブ』『トライヒハート』『覇者を決めるのに相応しい舞台』か……」

彼方「『呉越同舟』『そんなカード俺は36枚持っているよ』『エネルギー転換』か……」


覇佐美(この手札……考察を始めるより前にまずは)チラッ

彼方(『メタルブレード』の「弱点っぽい」裁定確認……か)チラッ


男(『ステルス迷彩』……メタルの迷彩と言えばメタルギアソリッド。弱点っぽいな)

男(『オーバードライブ』……や…やつの突きや蹴りなら波紋でガードすることもできようぜ…自信はある。しかしあんな切れ味のエッジは! 素手で防御することは不可能だ! おれの一点集中の波紋であっても! 弱点っぽいな)

男(『呉越同舟』……貫通性能があるので船底に穴を空けられる。弱点っぽいな)

男(『メタルブレード』……ネタバレ:メタルブレードが負ける。弱点っぽいな)

男(『トライヒハート』……メタルファイトベイブレードがトライピオに負けるわけがない。弱点っぽいな)

男(『そんなカード俺は36枚持っているよ』……貫通性能があるので何枚あっても裁断できる。弱点っぽいな)

男(『天罰』……神はチェーンソーに弱い。弱点っぽいな)

男(『覇者を決めるのに相応しい舞台』……メタルブレードが生えてる舞台は危ないから誰も来ないだろう。弱点っぽいな)

男(『エネルギー転換』……歯車は様々な運動エネルギーを転換するけど、丸鋸は歯車の上位互換だ。弱点っぽいな)

男(『溜め』……メタルブレードは強そうだけど溜めるブレードは弱そう。弱点っぽいな)

男(『防御』……全方向対応なので当てやすい。弱点っぽいな)

男「審判! 全カード、メタルブレードが弱点っぽいな!?」

審判「↓1」


メタルブレードが弱点っぽい判定『↓1』
(0~2047の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『ステルス迷彩』は弱点っぽい
二桁目が1なら『オーバードライブ』は弱点っぽい
三桁目が1なら『呉越同舟』は弱点っぽい
四桁目が1なら『メタルブレード』は弱点っぽい
五桁目が1なら『トライヒハート』は弱点っぽい
六桁目が1なら『そんなカード俺は36枚持っているよ』は弱点っぽい
七桁目が1なら『天罰』は弱点っぽい
八桁目が1なら『覇者を決めるのに相応しい舞台』は弱点っぽい
九桁目が1なら『エネルギー転換』は弱点っぽい
十桁目が1なら『溜め』は弱点っぽい
十一桁目が1なら『防御』は弱点っぽい

>>171『そんなカード俺は36枚持っているよ』の効果で場のカードを選ぶことはできないものとします。ご了承ください。
>>175で付けておくべき注釈でした。申し訳ございません。


・・・・・・


男「審判! 全カード、メタルブレードが弱点っぽいな!?」

審判「うん。全カード、メタルブレードが弱点っぽい」

男「えっ!?!?!?」


男(全カードに対してメリット効果が発動するなんて……こいつは最強カードだ!)

男(……なんてことは残念ながら、ない。『防御』を突破できないことは変わらないし……具合が悪いことに俺の手札じゃ他のカードでも『防御』を突破できないので『防御』連打で簡単に完封されてしまう)

男(俺の手札はいつでも引き分けを通されてしまうクソザコな手札だった……)

男(……これが一対一の勝負だったなら!)


男「セット!」

覇佐美「セット!」

彼方「セット」

ターン[1]


男『溜め』

覇佐美『溜め』

彼方『溜め』


男のエナジーが[1]増える!

覇佐美のエナジーが[1]増える!

彼方のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:なし


彼方

HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:なし

覇佐美(1ターン目は全員『溜め』で確定……)

男(ここからは俺の『メタルブレード』を無効化するため『防御』を出してくるか……? 否!)

彼方(2ターン目も、僕達は『溜め』で確定している……!)



ターン[2]


男『メタルブレード』

覇佐美『溜め』

彼方『溜め』


覇佐美のエナジーが[1]増える!

彼方のエナジーが[1]増える!


男[2]-覇佐美[0]!

覇佐美に[2]のダメージ!

男[2]-彼方[0]!

彼方に[2]のダメージ!



覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[10]

エナジー:[2.75]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:なし


彼方

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:なし

彼方(男君の『メタルブレード』を防ぐには僕か覇佐美君のどちらかが『防御』を出す必要があった)

覇佐美(この『どちらかが』って所が要……もし彼方が『防御』を出すなら俺は『溜め』を出せば一方的にアドバンテージを取れた)

彼方(そして相手が『溜め』を出すなら、不利を避けるためにこちらも『溜め』を出さざるを得ない)

覇佐美(結果、俺達は互いに『防御』を出す理由がないので『溜め』を出すしかなかったわけだ……これがトライアングルマッチの妙か!)

男(俺はこの試合、ほぼ『メタルブレード』を連打することになるだろう。『メタルブレード』のコストは1を下回っていて、かつ『覇者を決めるのに相応しい舞台』があるので『溜め』を挟む必要がないからだ)

男(単純な戦略しかとれないだろうが……さっきのターンみたいに、二人の戦いに乗じる形を作れば勝てるはず!)


彼方(さて……ここからが読み合い。すなわち僕が『36枚持っているよ』を出すか『呉越同舟』を出すか……)

覇佐美(俺が『トライヒハート』を出すか『溜め』を出すか……!)

彼方(エナジーが4つ溜まったので早速切り札の『36枚持っているよ』を出したいところだが……)

覇佐美(それを『トライヒハート』でパワー0にしてやれば二人同時に3ダメージ! 勝利に大きく近づくぜ)

彼方(それを読んで『呉越同舟』でダメージ計算をスキップすれば、覇佐美君の方が多くエナジーを消費することになり、アドバンテージが取れる)

覇佐美(それを読んで『溜め』を使えば……『呉越同舟』よりパワーが高いカードが場に無いためダメージ計算がスキップされない)

覇佐美(そして男は『メタルブレード』のパワー低下効果を彼方に使うはずだ。俺が『溜め』を出すなら元々パワー0だし、『トライヒハート』には無効化されるからな。だから……)

覇佐美(そうなったらまた俺と彼方が2ダメージずつ受ける! ただし奴はエナジーを消費して、俺はエナジーを増加させてだ!)


覇佐美(さて奴はどっちを出すかな……どっちかって言うと『36枚持っているよ』を早めに出したいはずだ。あのカードが真価を発揮するのはメタカードの『天罰』を破棄してから……二回目の使用からだ。さっさと一回目を済ませてしまいたいはずだが……)


彼方(さてここは……↓1を出そうか)


1.カードビリビリ!『そんなカード俺は36枚持っているよ』だ!

2.もう少しだけ友達でいようぜ今回は!『呉越同舟』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[3]


男『メタルブレード』

覇佐美『トライヒハート』

彼方『そんなカード俺は36枚持っているよ』



覇佐美「……よしッ! 読み勝ったァ!」

覇佐美(彼方の『36枚持っているよ』に『トライヒハート』をぶつけてやったぞ! ここでHP差を付けれるのは大きい……!)

覇佐美「ふん! お前が何を出すか丸分かりだったぜ彼方ァ……! 世代最強だかなんだか知らないが、大したことないな!」

彼方「なるほど……君は僕の隠した爪を見破ったつもりなわけだ……」

覇佐美「……あ?」

彼方「良いことを教えてあげよう覇佐美君。獲物が鷹の爪を見れるのは……狩られる時だけだ」

彼方「『そんなカード俺は36枚持っているよ』の効果を発動! 対象は覇佐美君……君の『溜め』を破る」

覇佐美「……はぁ?」ビリィッ

彼方の『そんなカード俺は36枚持っているよ』! 覇佐美の『溜め』を破る!

彼方は『溜め』を36枚持ってる設定になる!

覇佐美の『トライヒハート』! 男のパワーは[0]になる!

彼方のパワーは[0]になる!


男[0]-覇佐美[3]!

男に[3]のダメージ!

覇佐美[3]-彼方[0]!

彼方に[3]のダメージ!



覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[3.5]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[2]

状態異常:『溜め』→OUT


彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』×35←IN

覇佐美「な、何やってんだお前……ッ!?」

彼方「……何がかな」

覇佐美「とぼけるなッ! なんで男の『天罰』を破らない!? 次のターンあれを使われたら、手札が40枚になったお前は負ける! 『36枚持っているよ』は絶対最初に『天罰』を破らなきゃ成立しないカードだろうが!」

彼方「確かに、次のターンに『天罰』を使われて負けていただろうね……」

彼方「これが一対一の勝負だったなら!」

覇佐美「あっ……!」バッ

男「く……!」

覇佐美(そうか……この状況、むしろ男は次のターン『天罰』を絶対に出さない……いや出せない!)

覇佐美(何故なら使えば彼方が敗北してその時点で試合終了……だがその時勝利するのは男じゃない)

覇佐美(HPが一番多く残っている俺……! 俺が居るから、男は勝てない!)

彼方「だから僕は負けない……!」

彼方「そして覇佐美君が男君のHPを1だけ上回っているという事実は……僕の命綱であると同時に、当然君の命綱でもある」

彼方「男君をHPで一位にさせてはいけない……さて、次のターンは2ターン目とは違い、僕か君か必ずどちらかが『防御』を出して男君のメタルブレードを無効化しないといけないわけだが……ブレーキ役は君に譲るとしよう」ニコッ

覇佐美(……! 『溜め』を奪われた以上、俺は『防御』しか出すカードがない……チキンレースにもならねぇ!)

覇佐美(今の1ターンでHPが最下位になり、手札が増えて常に即死と隣り合わせなのに……完全にあいつが場をコントロールしている!)

ターン[4]


男『メタルブレード』

覇佐美『防御』

彼方『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[4.25]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[3]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:『溜め』×35←IN

ターン[5]


男『メタルブレード』

覇佐美『防御』

彼方『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[5]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし

覇佐美(二連続で『防御』を出させられた……)

覇佐美(さっきの5ターン目は『トライヒハート』を撃つこともできたが……その場合は返す彼方の『36枚持っているよ』で『トライヒハート』を確定で奪われ、決定力を失い俺の勝利は絶望的になる)

覇佐美(これでいい……読み合いは奴が再び『36枚持っているよ』を撃てるようになった6ターン目!)

覇佐美(奴の『36枚持っているよ』に『トライヒハート』を合わせ……ダメージを与えつつ切り札を死守する!)

彼方(その『トライヒハート』を『呉越同舟』でいなせば……次のターン『36枚持っているよ』で『トライヒハート』を奪える)

覇佐美(相手が『呉越同舟』で来るなら……俺は男に向かって『防御』だ! 男は彼方を指定して『メタルブレード』を撃っているだろうから、そのターン誰もダメージを受けずに、なおかつ俺のエナジーだけがプラスになる!)

覇佐美(選択肢は俺も彼方も3ターン目の読み合いとほとんど変わらない……が、重みが段違いだ! なのに……)

彼方「……セット」ゴゴゴゴゴ

覇佐美(あいつが何を出したのか、読めない……! これほどか……世代最強、彼方!)

覇佐美(今の俺では勝てない……)

覇佐美「だったら……成長しなくっちゃあな」ギラッ

彼方「……!」ピクッ

覇佐美(さっきみたいな……あんな爆発するような大きく開いた力じゃあ駄目だ。もっと鋭く……閉じたアルティメット寿司じゃんけん力で……奴を刺す!)


覇佐美(見えた! 俺の出すべきカードは↓1だッ!)


1.切り札で決める!『トライヒハート』だ!

2.相手のいなしをいなす!『防御』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[6]


男『メタルブレード』

覇佐美『防御』

彼方『呉越同舟』


男の『メタルブレード』! 彼方の『呉越同舟』のパワーが[4]下がる!

覇佐美の『防御』! 男の『メタルブレード』のパワーが[2]下がる!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[5.75]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[5]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし

覇佐美「よしっ! このターン俺だけがエナジーを増加させたぞ!」

彼方「っ……読み負けた……!」

彼方(しかも……!)

覇佐美(これで俺は一度だけなら『トライヒハート』をいなされてももう一発分エナジーが残る。さっきの読み合いに安定択ができたぞ!)

覇佐美「セット!」バッ

彼方「……セット」スッ

男「……セット」スッ

ターン[7]


男『メタルブレード』

覇佐美『トライヒハート』

彼方『呉越同舟』


覇佐美の『トライヒハート』! 男のパワーは[0]になる!

彼方のパワーは[0]になる!

彼方の『呉越同舟』! このターン彼方と他プレイヤーとの間でダメージ計算は行わない!


男[0]-覇佐美[3]!

男に[3]のダメージ!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[4]

エナジー:[6.5]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[3]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし

彼方「あぁ……やっぱり出しちゃったか。『トライヒハート』を」

覇佐美「……ふん! このターンは読まれたが問題ない! 俺にはまだ一発分エナジーが残ってる……お前の『36枚持っているよ』に対抗する術は残っているぞ!」

彼方「……今のターンを、様子見の安定択を読まれた、ぐらいにしか思っていないのか……つまり君はまだ気付いてないんだな?」

彼方「今のターンで、勝ち筋がなくなってしまったことに」

覇佐美「……はぁ? 何を言ってる……『36枚持っているよ』には『トライヒハート』! 『呉越同舟』には『防御』! まだまだお前と俺の読み合いのターンだろ!」

彼方「そうやって僕のことばかり見ているからいけない。勝ち筋がなくなったっていうのは君の話じゃなく……男君のことだよ」

男「…………」


彼方「彼の勝ち筋は……一度も『トライヒハート』が使用されず、ダメージを受けずに僕の手に渡ることが最低条件だったんだ。1HPの差であれば、僕がエナジーを溜めなおす際の攻防で逆転することができたかもしれないからね」

彼方「だが今のターンで男君と覇佐美君のHP差は4まで広がってしまった……これは絶対に逆転不可能な差! この勝負、君と僕の読み合いの結果がどうなろうとも、もう男君が勝利する未来はありえない」

覇佐美「……、だ、だったらどうした! 俺とお前の勝負になるだけだろうが!?」

彼方「違うね。トライアングルマッチにおいて勝ち筋を失ったプレイヤーとは敗北したプレイヤーではない……彼は引き続き勝負に参加し続け……そして選べる。僕と君、どちらを勝利させるか!」

覇佐美「……!」

覇佐美(そうだ……俺も彼方も、相手に男と完全に協力されたら勝てねぇ! そして男は自分に勝ちの目がないとなったら……始まる前は潰し合うとか言ってたが、顔見知りの彼方を勝たせるに決まってる!)

覇佐美(トライアングルマッチは、他プレイヤーを殺せないなら、勝ち目を残すように立ち回らないといけなかったんだ……彼方が最初に男の『天罰』ではなく俺の『溜め』を奪ったのもおそらくこれが理由の一つ……)

覇佐美(二人と明確に敵対していた俺は、この原理がさらに不利に働く……この勝負は最初から、俺に不利な勝負だった! それをもっと自覚するべきだった! さっきの読み合い、俺に安定択なんてなかったんだ!)


ゴゴゴゴゴ……


覇佐美(まずいぞ……読み合いの度に三人が放出したアルティメット寿司じゃんけん力が……強大なエネルギー波となって滞留している)

覇佐美(この勝負に負けた者は、敗北の精神的ショックで無防備になったところにエネルギー波の直撃を受け……おそらく今日一日はまともに動けないほどのダメージを負うはず!)

覇佐美(負けるわけにはいかない! だが、敗北を免れる手段が……ない!)

男「……セット」スッ

彼方「……セット」スッ

覇佐美「く……くそぉ……セット!」バシッ

ターン[8]


男『天罰』

覇佐美『トライヒハート』

彼方『そんなカード俺は36枚持っているよ』



覇佐美「……え……あれ?」

覇佐美(男が出したのは『天罰』……? なんでだ)

覇佐美「それを出せば彼方は倒せるが、勝利するのは俺! なのにどうして……」

男「……その通り、これなら最低でも彼方は倒せるからだよ」

覇佐美「……おい、それって……」

彼方「残すなら君の方がマシだってさ」

彼方「僕が勝ち筋を失った場合も、同じことをしただろう……この勝負は最初から、一番弱い君に有利な勝負だったのさ」

覇佐美「…………!」ドクンッ

男「『天罰』の効果を発動! 彼方を敗北させるッ!」



男の『天罰』! 手札の所持枚数が一番多いプレイヤーを敗北させる!



ゲームセット! 覇佐美の勝利!

ドカーンッ!!!!


男「うわあああッ!!!!」ドカーンッ

彼方「ぐわあああッ!!!!」ドカーンッ


覇佐美(エネルギー波となったアルティメット寿司じゃんけん力が二人を襲い……二人は絶命した。俺に今まで味わった事のないほどの怒りを残して……)

覇佐美「ふっ……ざっ……けるなよ……!!!! こいつら、舐めやがってぇぇぇ……!!!!」ブルブル

覇佐美「この借りは必ず返すッ!!!! 本戦でお前らのお仲間をズッタズタにすることでなァッ!!!!」ザッ


彼方「ふー……行ったか。動けるかい、男君」ガラッ

男「あぁ……なんとかな……」パラ……

彼方「やれやれ、どうやら他校の妨害はやめて自分の待機室に戻っていったみたいだね……僕じゃなくて彼を残したのはこうなると読んでいたからかな?」

男「初対面でそこまで読めるかよ、お前じゃあるまいし」

男「ただ一戦分でも奴を消耗させ、仲間が回復したなら……無添高校の内誰がやっても勝つ。そう思っただけだよ」

彼方「……いいチームに育ったみたいだね、無添高校は……もちろん、僕の奈鷹高校だって負けちゃあないけどね」

彼方「さぁ、医務室から見届けようじゃないか。僕らの仲間がどう戦い抜くのか……」


・・・・・・


奈鷹高校 待機室


田中「……今なんか爆発音聞こえたな」

高菜「ま、まさか偵察に出た彼方さんの身に何か……!?」

田中「あいつがそうそう他の奴に遅れをとるとは思えねぇが……」

田中(さっきの雀拳高校の奴に、イレギュラーが絡めばあるいは……)

高菜「無事でいてください、彼方さん……!」

刀「……自分の心配した方がいいんじゃねぇか」

刀「もし彼方さんが戻ってこなかったら……代わりに試合に出るのはお前なんだぞ、高菜!」

高菜「……!」



——つづく——

カード名:敗者復活戦に望みを賭ける者達
コ ス ト:4
パ ワ ー:1
効  果:※4/1はエイプリルフール…
他の高校が勝ち上がるかも知れない

喜色高校(きいろこうこう)
主なメンバー:素白(すしろ)、朱理(あかり)、
青武(せいぶ)、桃堂(とうどう)等

我天学園(がてんがくえん)・高等部
主なメンバー:雨天(うてん)、起点(きてん)、
古典(こてん)、流転(るてん)等

カード名:敗者復活戦に望みを賭ける者達
コ ス ト:4
パ ワ ー:1
効  果:※4/1はエイプリルフール…
他の高校が勝ち上がるかも知れない

喜色高校(きいろこうこう)
主なメンバー:素白(すしろ)、朱理(あかり)、
青武(せいぶ)、桃堂(とうどう)等

我天学園(がてんがくえん)・高等部
主なメンバー:雨天(うてん)、起点(きてん)、
古典(こてん)、流転(るてん)等

保守ありがとうございます。
前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

ズドオオオオンッ!!!!


本部長「新しいデュエルフィールドの設置完了……と」パッパッ

審判「無添高校、雀拳高校、両チーム先鋒、前へ!」

妹「……」ザッ

覇佐美(妹……こいつが、男の妹か)ザッ

妹「あんたが……お兄ちゃんを倒した人だね」

覇佐美「! ……さぁ、なんのことだか」

妹(お兄ちゃんが待機室を出たのは私達を守るためだと気付いたのは……ここに向かう途中にあった、アルティメット寿司じゃんけん力の奔流の跡を見た時だった)

妹「……何も言わなかったお兄ちゃんに、言いたいことはいろいろある……でも!」

妹「でもそれは全部、仇のあんたを倒してからにする!」

覇佐美「ふん……お前もあいつらみたいにズタズタしてやるッ!」ズォッ

妹(……! これはさっきの試合で見た……アルティメット寿司じゃんけん力による強大なエネルギー波! ものすごいプレッシャー……肌がビリビリする……!)ビリビリ

覇佐美「アルティメット寿司じゃんけん力は魂の波動! 試合中の精神状態ならこのエネルギー波を寄せ付けることはないだろう。だが敗北すればそいつの魂は一時的に脆くなる……そして滞留するエネルギー波を引きこみ、一身に受けることとなる!」

覇佐美「これでお前もズタズタだァーッ!」

妹「……相手にプレッシャーをかけるのはまぁ……アリだよね。煽りやブラフの舌戦も、アルティメット寿司じゃんけんの一面だもん」

覇佐美(こいつ……俺のエネルギー波にビビってないだと?)ピクッ

妹「でもこのエネルギー波による脅しは……テキストにない暴力は! 『アルティメット寿司じゃんけん』じゃない」

キュイイイイン!!!!


覇佐美(!? この音は……掃除機!? 俺の展開したエネルギー波が吸われていく!)

本部長「運営として……君の違反行為には対応させてもらうよ」キュイイイイン

覇佐美「違反行為……!?」

審判「覇佐美選手! そのエネルギー波を収めなさい! でなければ『暴力禁止』のルールに違反したとして失格にしますよ!」

覇佐美「なっ……」

本部長「本大会のルールを更新した。さぁその物騒なものをひっこめたまえ……それとも、脅しが効かねば勝負できんかね」

覇佐美「チッ……だったら最初からそうしとけっての」スゥ

覇佐美(どっちみち……奴は俺のエネルギー波に竦む素振りを見せなかった。今までの奴はこれで大体戦意喪失してたのによ……こいつも、そのレベルの奴ってことかよ)

覇佐美「あいつの妹だけはある……」

妹「……買い被ってもらったところ悪いけど、私強くないよ。少なくとも部の中じゃ最弱……」

妹「それでも! 勝負への気持ちだけは誰にも負けない!」

覇佐美「気持ち? そんなもの何の役にも……」

妹「『最初からそうしとけ』……? 逆に今までエネルギー波による脅しを違反とするルールがなかった理由が分かんないの?」

妹「そんなことする幼稚な人が居なかったんだよ……それだけのアルティメット寿司じゃんけん力を持ったアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーにはね!」

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

妹「あんた、強いんだろうね……でも気持ちが圧倒的に足りないってこと、私が教えてあげる!」ガシャコン

覇佐美「気持ちなんか勝負には関係ねぇ! それを教えてやるッ!」ガシャコン

「「ドロー!」」



妹の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


覇佐美の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

妹「『雷神・高木』『超合金あずきバー』『宇宙生物の幼体』か……」

覇佐美「『逆転する妹日和』『世界のナベアツ』『呪いのおしゃぶり』か……」


転校生「これは……覇佐美さんの『逆転する妹日和』の効果が発動するか否か、つまりあの子に兄や姉が居るのか、そして弟なのか妹なのかが勝負の鍵だね」

後輩「え? 名前が『~美』って大体女の子だろ」

宇宙人「前時代的な考え方だな」

後輩「俺はあくまで傾向の話をしただけなんだけど……」

宇宙人「それに奴は一人称に『俺』を用いている。男の子である可能性が高い」

後輩「それは前時代的な考え方じゃないの?」


覇佐美(俺の性別は……)


覇佐美の性別

1.全力で少年

2.この頃流行りの女の子

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

覇佐美「俺の性別は……男だ! 俺はチェンジを宣言する!」ザザザッ

妹「! チェンジ……」


後輩「やっぱり『妹日和』は使えないか。あれ抜きじゃあ妹ちゃんに5ターン目まで『防御』連打されて……あとは『超合金あずきバー』でやりたい放題だもんな」

後輩(妹ちゃんはかなりの強カードを引いた……それは『宇宙生物の幼体』! あれが手札にあればそれだけで6ターン目にHPが大膨張し、正攻法では到底削り切れない数字になる)

後輩(しかも『超合金あずきバー』という、増えたHPを活かしたゴリ押しの"あて"もある。妹ちゃんのあの手札に勝てる手札は結構限られてくるぞ……)

後輩(強敵相手にこのドロー! ここぞで勝ち星を取ってくれよ、妹ちゃん……!)


覇佐美「……ドロー!」シャシャシャッ



覇佐美の手札(チェンジ後)


カード3 ↓1

カード4 ↓2

カード5 ↓3



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

覇佐美「『雪見だいふく』『幻覚魔法』『大腸菌』か……」


妹(これは……『大腸菌』の『食べ物っぽい』判定によって試合の行く先が大きく変わる!)

覇佐美(『雷神・高木』……雷おこしってお菓子もある。食べ物っぽいな)

覇佐美(『超合金あずきバー』……超合金でもあずきバーは元からかっったいから食べれる。食べ物っぽいな)

覇佐美(『宇宙生物の幼体』……生き物ってことは食べれるってことだ。食べ物っぽいな)

覇佐美(『雪見だいふく』……雪にシロップをかけて食べたい。食べ物っぽいな)

覇佐美(『幻覚魔法』……マッチ売りの少女は食べ物の幻覚を見て死ぬ。食べ物っぽいな)

覇佐美(『大腸菌』……口以外のどこから大腸に行くんだ。食べ物っぽいな)

覇佐美(間違いない。全カード食べ物っぽいな。けど一応審判に確認をしておくか)

覇佐美「審判! 全カード食べ物っぽいな!?」

審判「

『雷神・高木』は『↓1』
『超合金あずきバー』は『↓2』
『宇宙生物の幼体』は『↓3』
『雪見だいふく』は『↓4』
『幻覚魔法』は『↓5』
『大腸菌』は『↓6』

だな」



1.食べ物っぽい
2.食べ物っぼくない


↓1~6

(1、2のどちらかを選んでください)

1

審判「『超合金あずきバー』『宇宙生物の幼体』『雪見だいふく』は食べ物っぽい。
『雷神・高木』『幻覚魔法』『大腸菌』は食べ物っぽくない」


転校生「なるほど……『宇宙生物の幼体』以外は腑に落ちる裁定だね。珍しい」

後輩「『宇宙生物の幼体』も100年後は珍味扱いかもしれないですよ?」

宇宙人「」サッ


覇佐美(さて、あらためて俺の手札を見てみると……『雪見だいふく』がかなり強い。エナジー回復量がコストを上回るから連打できるし、使っているだけでHPとエナジーが無限に増えていく)

覇佐美(相手にも食べられると相手のエナジーも無限に増えていくんだが……その時はパワーが必ず3上回る効果が発動するので、回復分を差し引くと相手のHPは変わらないし、更にこちらがダメージを受けることもなくなる。簡単に無限耐久できる強カードだ)

妹(けど! 私の手札相手にその程度のスペックじゃあ耐えられない!)

妹(『宇宙生物の幼体』でHPを爆上げしてからダメージ気にせず『溜め』まくって『超合金あずきバー』を連打! 2回使うだけで全てのカードのパワーが10以上になる!)

妹(『雪見だいふく』を2個とも相手にあげちゃっても……元のパワー3+回復分6=9! 10パワーで攻撃すれば1ダメージずつHPを削れる!)

覇佐美(だが! それは『宇宙生物の幼体』が無事に発動すればの話! 奴のあのカードは『食べ物っぽい』判定を喰らった……つまり『大腸菌』のメタ範囲!)

覇佐美(『大腸菌』の判定は『場に出した時』ではなく『発動した時』……出そうが出すまいが『宇宙生物の幼体』の効果は6ターン目開始時に必ず発動する! 5ターン目に『大腸菌』を押し付ければ確死! 奴に抵抗する術はない……!)

妹(かと思いきやある! 『大腸菌』を撃たれるターンを含めて私は5回行動できて、『溜め』3回と通常『雷神・高木』(1コスト2パワー)1回と強化『雷神・高木』(2コスト3パワー)1回って動ける!)

妹(4ターン目までに通常『雷神・高木』を直撃させて2ダメージ与えておけば……5ターン目の『大腸菌』に強化『雷神・高木』を当てて計4ダメージ! チェンジペナルティ込みでぴったり相手のHPを0にできる!)

覇佐美(しかし! 奴に通常『雷神・高木』を当てる機会などない! 何故なら『大腸菌』のコストはわずか1であり……たった一回の『溜め』を俺は絶対安全の1ターン目に済ませてしまうからだ!)

妹「……!」(反論が思いつかない)カッ

妹(うぐぐ……これはもう……)


1.勝ち筋がない! 私も『チェンジ』だ!

2.カードは…………"このままでいい" 『試合開始』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

雷神の電気エナジーって雷神自身のコスト支払いには使えないけど効果処理にまで使えないとは書いてないから、1回目で即パワーを上げて3にして、2回目で更に1上げれば妹ちゃん勝利じゃない?

>>232
『雷神・高木』は一度の使用では二つの効果の内、一つの効果しか発動できないので、
電気エナジーを得ながらそれをパワー強化のために消費するということはできません。


・・・・・・


妹(これは勝ち筋ないね……こっちもペナルティを貰ってHPが互角になっちゃうのは嫌だけど、次のドローに賭けるしかない!)

妹「審判さん! 私も『チェンジ』を宣言します!」バッ

審判「却下します」

妹「あれれーーーーッッッ!?!?!?」


宇宙人「妹……勝ち筋に気付いていなかったのか」ハァーヤレヤレ

後輩「アル詰メット寿司じゃんけん三級(特殊認定)には厳しいシチュエーションだったか……?」


審判「……今大会中、次にチェンジ失敗した場合、その時点で失格とします」

妹「は、はいぃ……」ショボン

妹(この手札勝ち筋あるの……? なんで!?)

覇佐美「セット」スッ

審判「残り10秒!」

妹「うわわっ……とりあえず『溜め』!」バッ

ターン[1]


妹『溜め』


覇佐美『溜め』


妹のエナジーが[1]増える!

覇佐美のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[4](チェンジペナルティ[-1])

エナジー:[1]

状態異常:なし

覇佐美(さぁ、試合が始まった……奴は2ターン目までに勝ち筋に気付けるかな?)

妹「はわ、はわわ」アタフタ

妹「わっかんないよォ~~~ッ!」

覇佐美(気付けないなら……ここで!)

覇佐美「セット!」バッ

妹「あっ」ピタッ

覇佐美「!」

妹「セットしちゃったねぇ~?」ニヤッ

覇佐美「お前……まさか!」

妹「私もセットォ!」

ターン[2]


妹『雷神・高木』


覇佐美『溜め』


妹の『雷神・高木』! 妹は電気エナジーを[1]得る!

覇佐美のエナジーが[1]増える!


[2]-[0]!

覇佐美に[2]のダメージ!




HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:電気エナジ-・1

覇佐美

HP:[2]

エナジー:[2]

状態異常:なし

出田「なんでですの~~~ッッッ!?!?!?」ガビーンッ

有葉「うるせっ」

出田「『大腸菌』のコストは1だから覇佐美さんはこれ以上『溜め』る必要はないはず……なのにどうして2ターン目も『溜め』で、しかも妹さんはそこに『雷神・高木』を直撃させられてるんですのッ!?」

出田「5ターン目に『大腸菌』を押し付けるだけで……すぐに次の6ターン目に食べ物っぽい『宇宙生物の幼体』が発動して勝てるはずですのに……!?」

胃腑脂論「それが答えっすよ……『大腸菌』の効果より"先に"『宇宙生物の幼体』が発動するからっす!」

出田「! 『宇宙生物の幼体』の効果の後半……! 『6ターン目開始時に所持者のHPを4乗し』……『相手プレイヤーのHPをそのプレイヤー自身のエナジーの値と同じにする』ですわね!」

胃腑脂論「そう! 折角『大腸菌』を押し付けられてもそれでエナジーが0になってたら、HPも0になって負けちゃうんす!」

胃腑脂論(アルティメット寿司じゃんけんでは、どちらかのHPが0以下になった時点で効果処理の途中でもゲームを終了するっす。『大腸菌』の特殊敗北が訪れることなく、妹ちゃんの勝ちってことっす!)

出田「だから覇佐美さんは1ターン目以外にも一つ余計にエナジーを『溜め』る必要があった……それが2~4ターン目のどこで行われるかで読み合い! というわけですわね!」

出田「……やっぱりなんでですの~~~ッッッ!?!?!?」ガビーンッ

有葉「うるせっ」

出田「妹さんにも勝ち筋があったことは分かりましたわ……だけどそれに気付いてなかった妹さんが何故! 覇佐美さんがこのターンに『溜め』を出してくると分かったんですの!?」

胃腑脂論「それは……妹さんが覇佐美君に『溜め』を出させたからっす!」


覇佐美「お前……勝ち筋が分からない"フリ"してやがったな!?」

妹「それであんたは、まんまと引っかかっちゃったね!」

妹「気付く前に勝負を決めちゃおうってさぁ、すぐに『溜め』を出しちゃったねぇ……!」ニヤッ

覇佐美「ぐっ、この……!」


後輩「偉いぜ妹ちゃん! ちゃんと自力で勝ち筋に気付いて、ピンチをチャンスに変えた!」

宇宙人「ふん……追い詰められないと実力を発揮できない癖はなかなか治らないようだな」


覇佐美「やるじゃねぇか……! まさか俺を騙すためにチェンジ失敗の罰則まで受けるとはな」

妹「……ふふん!」ドヤァ

覇佐美(チェンジ失敗したのは素っぽいな)

覇佐美「これで俺の『大腸菌』による勝ち筋は断たれた……だが! それでも俺に勝ち筋は残っている! セット!」ビッ

妹「……セット!」スッ

ターン[3]


妹『溜め』


覇佐美『幻覚魔法』


覇佐美の『幻覚魔法』! カードを2枚引く!



妹(新しいカードを引くカード……『幻覚魔法』!)

覇佐美「これで何か都合の良いカードを引けば……勝てる!」

妹「……結局運頼み?」

覇佐美「はっ、なんとでも言え……別にこのターンで都合の良いカードは引けなくてもいい。俺はここから『幻覚魔法』を連打する! これが分の悪い賭けじゃあないことは、初心者じゃねぇなら分かるはずだぜ」

妹「……!」

覇佐美「さぁ、まずは一回目のドローだッ!」シャシャッ



覇佐美の手札


カード6 ↓1

カード7 ↓2



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:


また特記がないかぎり、安価のレスのコンマが奇数なら食べ物っぽい、偶数なら食べ物っぽくないカードとします。

覇佐美「『卵ふりかけ』『BANピック』か……」

覇佐美(来たな! いきなり都合の良いカードが……!)



覇佐美の『BANピック』! お互い相手の手札を1枚選んで捨てさせる!



ディスク『相手の手札から捨てるカードを選んでください』ヴン

妹(デュエルディスクに相手の手札にあるカード一覧が映し出される。向こうのディスクにも同じものが映っているはず……)

妹(お互いの効果の発動は同時! それまでお互い対象に選んだカードは分からない……ここは読み合いポイント!)

覇佐美(俺の第一候補は『雷神・高木』! これを捨てさせれば『大腸菌』の必勝ルートが復活する!)

妹(ならこっちはその『大腸菌』を捨てさせる! そうすれば『宇宙生物の幼体』からのゴリ押しができる!)

覇佐美(だったら『超合金あずきバー』を捨てさせる! あれがなければ『雪見だいふく』の無限耐久が通る……そこから無限のHP・エナジーで『幻覚魔法』ブン回しゃあ、めちゃくちゃ都合の悪いカードを引かない限り勝ち!)

妹(そう来れば『防御』を捨てさせて……残った『雷神・高木』で確実にとどめを刺す! めちゃくちゃ都合の良いカードを引かれない限り勝ち!)

覇佐美(その時はやっぱり『雷神・高木』を捨てさせれば『大腸菌』で俺の勝ち……)

覇佐美(ほぼ負け確定から一気に五分の読み合いに! ここは……あのカードを捨てさせる!)


妹に捨てさせるカード

1.とにかく即死を避ける! 『雷神・高木』

2.エナジーの使い道を潰す! 『超合金あずきバー』

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

超合金って他のカードの効果受けないんじゃ
遊戯王みたいな理屈かな

1

>>242
原則、カードの効果は特記がないかぎり、場にある状態でのみ発動します。
なので手札にある『超合金あずきバー』は他のカードの効果を受けるという解釈です。
試合開始前に解釈を明示しておくべきでした。申し訳ございません。
今試合では上記の解釈で進行します。ご了承ください。


・・・・・・


覇佐美の『BANピック』! 妹は『雷神・高木』を捨てる!

覇佐美の『BANピック』! 覇佐美は『大腸菌』を捨てる!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:電気エナジ-・1
『雷神・高木』→OUT


覇佐美

HP:[2]

エナジー:[2]

状態異常:『卵のふりかけ』『BANピック』←IN
『卵のふりかけ』『BANピック』残り2ターン
『大腸菌』→OUT



宇宙人「『雷神・高木』を捨てさせられた所に……」

後輩「相手の『大腸菌』を潰した! これで『超合金あずきバー』のゴリ押しが通る……妹ちゃんの読み勝ちだ!」


覇佐美「……は?」ドクンッ

覇佐美(試合が始まってから……どんどん不利になる)

覇佐美(チェンジペナルティでHPを失ったのはいい。あれはただの運だから)

覇佐美(そのあと攻撃を喰らったのも……まぁいい。盤外戦術みたいなもんだったからな……)

覇佐美(でもこの読み負けは……運も盤外戦術もない。純粋な実力……?)

覇佐美「俺が……読み負けた?」


伊和「覇佐美……!?」

加三「……ほう」

加三(調査不足だったな……彼方以外に今大会で覇佐美と張り合える者が居たとは……)


転校生「妹さんは元々読み合いの経験値が抜き出ていたからね」

後輩「更に今はスロースターターが抜けてノってきたとこ! 読み合いにおいてはあの部長と渡り合えるレベルの冴えが出てる!」

宇宙人(部長には負けていたがな……)


妹「どんなもんだい!」

覇佐美「ぐっ……うぅぅ……!」ギリッ

覇佐美「セット!」バシッ

妹「セット!」バッ

ターン[4]


妹『溜め』


覇佐美『幻覚魔法』


覇佐美の『幻覚魔法』! カードを2枚引く!



妹(もっかい『幻覚魔法』……それしかないもんね、勝ち筋)

覇佐美(そしてここで都合の良いカードを引けなければ、いよいよまずい……! このドローがハズレだったら、次のドローが当たりでもそれを使えるのは更に次のターン……つまり奴のHPが膨張する6ターン目! 逆転できるカードの範囲が更に狭まるだろう)

覇佐美(そして一度目の『超合金あずきバー』を発動されれば更に狭まる)

覇佐美(即死を避けた分、『幻覚魔法』の試行回数はそれなりにある。だが後になればなるほど分の悪い賭けになっていく! もうここで引いてしまいたい、この状況を切り抜けるカードを!)

覇佐美「……ドロー!」シャシャッ



覇佐美の手札


カード8 ↓1

カード9 ↓2



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:



HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:電気エナジ-・1


覇佐美

HP:[2]

エナジー:[2]

状態異常:『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』←IN
『卵のふりかけ』『BANピック』残り1ターン
『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』残り2ターン



覇佐美「『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』か……」

妹(『ガリガリ君』……つっよ!? 1コス5パワーて! かなりぶっ壊れだよこれ!)

妹(……だ・け・ど、このタイミングだとハズレなんだよねぇ……! 何故なら『宇宙生物の幼体』が発動するまであと1ターンしかないから!)

妹(次のターン、私が『防御』を出せば5パワーで攻撃されても受けるダメージは3! HPが2残る! そして次のターンにそれが4乗になるから私のHPは16! それだけあれば『超合金あずきバー』を使うまで十分ゴリ押せる!)

妹(もし受けるダメージが1でも大きければ残るHPは1になって……4乗しても1のまんまで負けちゃうところだったよ)

妹(いやー危ない危ない。受けるダメージが3だけでよかっ……ん?)ピタッ

妹(そういえば……あのカードの効果って……)チラッ


転校生「『宇宙生物の幼体』……HP膨張と相手のHP変更以外の、もう一つの効果」

後輩「『持っているだけで、相手のパワー1以上のカードから受けるダメージが1増える』……!」

宇宙人「『ガリガリ君』2連打を耐える方法がない。詰みだな」


妹「あちゃーーーッッッ!?!?!?」ガビーンッ

覇佐美「……ガリガリに痩せてみたけりゃ、まだ相手してやってもいいぜ」

妹「き、棄権します……」



ゲームセット! 覇佐美の勝利!

覇佐美(な……なんとか勝った……)ザッ

伊和「……随分と無様な勝利だったな?」

覇佐美「ッ……か、関係ないだろ、勝ったんだから!」

覇佐美「『勝利』! それが俺達の唯一のコンセプト……そうだろ!?」

加三「いや、『勝利』は……俺達の唯一にして"絶対"のコンセプトだ」

加三「……まぁ、お前の言う通り勝ちは勝ちだ、細かいことは言わないでおくよ。……だがこの先、あんな無様が通じる敵は居ないと思え」

覇佐美「……分かってるよ! クソ……」

覇佐美(男に、妹……俺に負けた癖に、苛立ちを残していく……!)



妹「三・連・敗……!」ズーン

宇宙人「その内二戦は運で負け……運が悪いな、お前は」

後輩「まっ、僕達で二連勝すればそれでいいでしょ。行ってこい宇宙人!」ビシッ

宇宙人「……」

後輩「宇宙人?」

宇宙人「後輩……悪いが、代わりに中堅戦に出てくれ。私は……あの大将、加三という男に用がある」

後輩「……ふーん? まぁいいや。僕も寝起きでウォームアップしたかった所だし」

後輩「サクっと勝ってきますか……中堅戦!」ザッ


伊和「……」ザッ



——つづく——

厳格魔法で引いたカードだと相手のこと倒せないんじゃなかったっけ

>>251
まったくその通りです。『幻覚魔法』の効果をすっかり忘れていました。申し訳ございません。
というわけで>>249から決着までやり直します。

また、『幻覚魔法』の「相手にとどめを刺せない」という効果は、「このカードによるダメージで相手のHPが0以下になる時、代わりに相手のHPを1にする」とします。



HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:電気エナジ-・1


覇佐美

HP:[2]

エナジー:[2]

状態異常:『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』←IN
『卵のふりかけ』『BANピック』残り1ターン
『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』残り2ターン



覇佐美「『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』か……」


転校生「これは……『ガリガリ君』のスペックが図抜けて高い」

後輩「5パワーの攻撃……『宇宙生物の幼体』のデメリット効果のせいで『防御』してもHPが1まで削られるな」

後輩(そして1まで削られたら……HPを4乗する効果もないに等しい)


覇佐美(ギリギリで間に合った……奴のHP膨張を防ぐカード!)

覇佐美(いや防ぐどころか……最早、勝負が決まるかもしれない! 奴のエナジーは今2。『超合金あずきバー』を使えるようになるまであと3ターンの猶予がある)

覇佐美(その3ターン、俺が『ガリガリ君』『溜め』『雪見だいふく』と動いたら……奴には防ぐ術がない!)

覇佐美(正確には俺の『雪見だいふく』を一つ奪うことで延命はできるが……それも次のターンに烈火の如き怒りで削りきれるだからこの勝負は俺の勝ちで確定……)

妹(……けどそれは『雷神・高木』の忘れ形見、電気エナジーを考えなかったらの話!)

妹(審判さんに確かめよう……今まではエナジーの1つや2つどうでもよかったから無視してたけど……『超合金あずきバー』が電気っぽいかどうかを!)

妹(電気エナジーは電気っぽいカードのコストに使用できる……もし『超合金あずきバー』が電気っぽいカードだったら、猶予ターンを縮めて負け確定を回避できる!)

妹「審判さん! 超合金と言えばロボ! ロボと言えば電気! だから電気っぽいよねぇ!?」

審判「このレスのコンマが奇数なら電気っぽい、偶数なら電気っぽくない」

審判「『超合金あずきバー』は電気っぽい!」

妹「……よしっ!」グッ

覇佐美「チッ……」


後輩「裁定は妹ちゃんの味方だ!」

宇宙人「ということは……これで覇佐美はむしろ『ガリガリ君』を使っている暇はなくなった」

宇宙人「『超合金あずきバー』の効果の発動タイミングは通常……もちろんダメージ計算前に発動するので『超合金あずきバー』の攻撃力は初撃から5+5の10パワー!」

宇宙人「これを耐えるには前ターンから『雪見だいふく』ループに入る必要があり……『ガリガリ君』で攻撃、『溜め』なおしをしていてはターンが足りない」

後輩「そして『ガリガリ君』が使えないとなれば……使うのはさっき引いたもう一枚のカード!」


覇佐美「セット!」バッ

妹「セット!」バッ

ターン[5]


妹『溜め』


覇佐美『ドキドキギャルゲー部』


妹のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『ドキドキギャルゲー部』! 自分をドキドキギャルゲー状態にする!





HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:電気エナジ-・1


覇佐美

HP:[2]

エナジー:[2]

状態異常:ドキドキギャルゲー状態
『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』残り1ターン
『卵のふりかけ』『BANピック』→OUT

妹「ドキドキギャルゲー部……!」

妹(『超合金あずきバー』でのゴリ押しルートには入った。けどこのルートだと『雪見だいふく』の回復分を越えるパワー強化を得るために『超合金あずきバー』を二回出さなきゃいけない)

妹(そこで好感度が100を越えて『超合金あずきバー』を奪われたら……今度はゴリ押し返されて負ける!)

妹(そして0~99の百面ダイスを二回振って合計が100以上になる確率は……49.5%! ほぼ五分!)

妹(さっき電気っぽいかぽくないかの五分をくぐり抜けたばっかりなのに……都合の良いカードをポンポンとぉ~!)

妹(……いや、運に文句を言ってもしょうがない。とにかくもう一度この運ゲーをくぐり抜けるしかない!)

妹「セット!」ビッ

覇佐美「セット!」スッ

ターン[6]


妹の『宇宙生物の幼体』! HPを4乗する!

妹の『宇宙生物の幼体』! 覇佐美のHPを[2]にする!



妹『溜め』


覇佐美『雪見だいふく』


覇佐美の『雪見だいふく』! 妹は雪見だいふくを1つ奪った!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美のHPが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美のエナジーが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹のHPが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹のエナジーが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美は烈火の如く怒り狂う!

妹のエナジーが[1]増える!


[0]-[3]!

妹の『宇宙生物の幼体』! 受けるダメージが[1]増える!

妹に[4]のダメージ!




HP:[624]

エナジー:[7]

状態異常:電気エナジ-・1


覇佐美

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:ドキドキギャルゲー状態
烈火の如き怒り
『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』→OUT

ターン[7]


妹『超合金あずきバー』


覇佐美『雪見だいふく』


妹の『超合金あずきバー』! あずきバーを装備する!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹は雪見だいふくを1つ奪った!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美のHPが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美のエナジーが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹のHPが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹のエナジーが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美は烈火の如く怒り狂う!

覇佐美の『ドキドキギャルゲー部』! 『超合金あずきバー』に好感度が溜まる!


(このレスのコンマと同じ数だけ『超合金あずきバー』に好感度が溜まる。00は0。)

覇佐美の『ドキドキギャルゲー部』! 『超合金あずきバー』に好感度が[90]溜まる!


[10]-[13]!

妹の『宇宙生物の幼体』! 受けるダメージが[1]増える!

妹に[4]のダメージ!




HP:[623]

エナジー:[6]

状態異常:あずきバー装備
『超合金あずきバー』好感度[90]


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:ドキドキギャルゲー状態
烈火の如き怒り

ターン[8]


妹『超合金あずきバー』


覇佐美『雪見だいふく』


妹の『超合金あずきバー』! あずきバーを装備する!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹は雪見だいふくを1つ奪った!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美のHPが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美のエナジーが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹のHPが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 妹のエナジーが[3]増える!

覇佐美の『雪見だいふく』! 覇佐美は烈火の如く怒り狂う!

覇佐美の『ドキドキギャルゲー部』! 『超合金あずきバー』に好感度が溜まる!


(このレスのコンマと同じ数だけ『超合金あずきバー』に好感度が溜まる。00は0。)

出してる間無敵の超合金って奪えるの?

超合金はプレイヤーに装備されるものだから、妹は1回発動したら後はパワーが5上がってる溜めを連打で、ハサミはハサミで雪見だいふく連打の膠着状態が続くんじゃないだろうか

それを打ち破るための幻覚魔法運ゲーをハサミが好きなHPになってから仕掛けられるという話で

カード自体が装備されるって書き方だからあずきバー装備はそういう状態異常を付与する類の効果ではないように読み取れる気がする

>>266
奪えない、というかそもそも『超合金あずきバー』に好感度が溜まりませんね。
またもやミスしてしまい申し訳ございません。やり直します。

>>267>>268
こちらも全くその通りで、ぐうの音も出ないのですが、正しい前提でやり直すとなるとかなり序盤からやり直さないといけなくなるので、
『超合金あずきバー』の効果処理はカード自体を装備するのではなく無から生まれたあずきバーを装備するものとしてこの試合は進行させていただきます。ご了承ください。

>>259からやりなおします。
一試合中にミスを連発してしてしまい申し訳ございません……


妹「審判さん! 超合金と言えばロボ! ロボと言えば電気! だから電気っぽいよねぇ!?」


審判「『超合金あずきバー』は電気っぽい!」

妹「……よしっ!」グッ

覇佐美「くっ……」


後輩「裁定は妹ちゃんの味方だ!」

宇宙人「これで『ガリガリ君』は実質死に札……『ドキドキギャルゲー部』も『超合金あずきバー』には無意味。となれば……」


覇佐美「……セット!」バッ

妹「セット!」バッ

ターン[5]


妹『溜め』


覇佐美『幻覚魔法』


覇佐美の『幻覚魔法』! カードを2枚引く!



覇佐美(やっぱりドローに頼った博打をするしかない……さっきより分の悪い博打を……!)

妹(ここで何を引かれてもそれを使う頃私のHPは625になってる! さっきは1コス5パワーの『ガリガリ君』があわや当たりって状況だったけど……今なら1コス300パワーだってハズレ!)

妹(行ける……ちょっと危なかったけど順当に追い詰めてる! このまま勝つ!)

覇佐美「……ドロー!」シャシャッ



覇佐美の手札


カード10 ↓1

カード11↓2



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

覇佐美「『強がり』『曖昧表現撲滅運動』か……」

覇佐美(『強がり』は……ダメだ。HPを増やせても結局それ以上のダメージを受けるなら……ただの自傷と変わらない)

覇佐美(『曖昧表現撲滅運動』も……使っても相手の『超合金あずきバー』は落とせない。むしろこれを使うまでの隙にやられる)

覇佐美(どちらも逆転できるカードじゃない。順当な結果だが……両方ハズレだ)

妹(よし……何事もなく6ターン目が来る! そこで私のエナジーが電気エナジー込みで5つになるから……7ターン目に『超合金あずきバー』が使える!)

妹(そのことを考えたら覇佐美君は6ターン目から『雪見だいふく』ループに入らないと耐えられないけど……?)

覇佐美(数ターン耐えてもどこかで『幻覚魔法』に頼らないといけないのは変わらない……ループをある程度続けてからならエナジーが増えた状態で新しいカードに賭けることができるが、その分奴の『超合金あずきバー』のバフを進めることになる)

覇佐美(微妙なところだが……ここは!)

覇佐美「セット!」バッ

妹「セット!」スッ

ターン[6]


妹の『宇宙生物の幼体』! HPを4乗する!

妹の『宇宙生物の幼体』! 覇佐美のHPを[2]にする!



妹『溜め』

覇佐美『幻覚魔法』


覇佐美の『幻覚魔法』! カードを2枚引く!



覇佐美(ここは自分の有利を捨ててでも、相手の有利が進む前に引きにいく!)

覇佐美「……ドロー!」シャシャッ



覇佐美の手札


カード12 ↓1

カード13 ↓2



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

覇佐美「一枚目……ドロー!」シュザッ

覇佐美(『ワクワクさん』……ダメだ! 他の特定のカードを必要とするデザイナーズカード……手札がランダムのアルティメット寿司じゃんけんにおける典型的なハズレ!)

覇佐美「ぐっ……二枚目だァ!」シュパァッ

覇佐美「……これは、『ゴロリ』!」ビッ

妹「!? デザイナーズカードを揃えた!?」

覇佐美(これで『ワクワクさん』の効果を発動できる……! 『曖昧表現撲滅運動』と『雪見だいふく』のパワーを参照すれば『ワクワクさん』のスペックは1コスト9パワー! あらゆるカードの上位互換だ!)

妹「……ハズレだね」(HP625)

覇佐美「クソ……ッ」





HP:[625]

エナジー:[4]

状態異常:電気エナジ-・1


覇佐美

HP:[2]

エナジー:[2]

状態異常:『ワクワクさん』『ゴロリ』←IN
『強がり』『曖昧表現撲滅運動』残り1ターン
『ワクワクさん』『ゴロリ』残り2ターン
『ガリガリ君』『ドキドキギャルゲー部』→OUT

妹(これで『超合金あずきバー』を使うエナジーが溜まった……)

覇佐美(もう今から『雪見だいふく』ループに入っても耐えられない……!)

覇佐美「……セット!」バッ

妹「セット!」バッ!



ターン[7]


妹『超合金あずきバー』

覇佐美『幻覚魔法』


妹の『超合金あずきバー』! あずきバーを装備する!

覇佐美の『幻覚魔法』! カードを2枚引く!



覇佐美(これがラストチャンス……ここで逆転のカードを引けなければそのまま、負け……!)

覇佐美(そんなことあっちゃならないんだ! 俺には……ッ!)

覇佐美「……ドロー!」シャシャッ



覇佐美の手札


カード14 ↓1

カード15 ↓2



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

あれ、ワクワクさんで幻覚魔法+何かを組み合わせるのがお相手の最適行動なのでは?

安価下

>>280
正直に言うとその可能性を全く思いついていなかったのですが、ここで何か都合の良いカードを引いて生き残れた場合、またエナジーが必要になる(可能性が高い)ので、エナジーを消費してしまう『ワクワクさん』を使用しなかったことに合理的な説明がつきます。

ということでこのまま進行し、引き続き安価を募集します。ご了承ください。

覇佐美「『『全てを捨てる覚悟はあるか?』』『ハムスター』か……」

覇佐美(これは……あとはダメージ計算フェイズによる決着を待つのみだった俺が最も引きたかったカード! 手札から発動し、そのまま敗北を無効にするカード!)

妹(『『全てを捨てる覚悟はあるか?』』……めっちゃ都合のいいカード引かれた!)

妹(……けどまぁ大丈夫でしょ。あれが都合のいいカードには間違いないけど……少なくとも最高とは程遠い。だって最後に引く一枚だけで私に勝てるわけがないもん……HPが625で全てのカードのパワーが+5される私に! 勝てるわけがないもん!)



[10]-[0]!

覇佐美に[10]のダメージ!

覇佐美の『『全てを捨てる覚悟はあるか?』』! 安価手札と『防御』を捨てる!

覇佐美の『『全てを捨てる覚悟はあるか?』』! HPを[3]にして復活する!

覇佐美の『『全てを捨てる覚悟はあるか?』』! エナジーを[3]にする!

覇佐美の『『全てを捨てる覚悟はあるか?』』! 新たなカードを1枚加える!



覇佐美(これが……正真正銘最後の……!)

覇佐美「……ドロー!」シャッ



覇佐美の手札


カード16 ↓1



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

覇佐美」「『名推理』か……」

妹「……!」

妹(あれだけ前振りしたのに……引かれちゃった! 私に勝ちうるカード!)

後輩(あれだけ前振りしてたからだろ)

妹(あのカードのパワーを上回ることは絶対にできない。出されたら絶対に2(超過分1+『宇宙生物の幼体』で追加分1)ダメージ受けちゃう)

妹(しかも相手がここからの読み合いに勝ち続ける限り、あのカードの連打は終わらない。すなわち私が『溜め』を出すか『防御』を出すか!(エナジーが溜まったらここに『超合金あずきバー』『宇宙生物の幼体』を追加))

覇佐美「それを312回……か」

覇佐美(……ここまでだな)

覇佐美「……棄権する」ザッ



ゲームセット! 妹の勝利!

審判「勝者、妹!」

妹「……えっ!?」

妹「き、棄権……? どうして! まだ勝ち目はあったのに……」

覇佐美「勝ち目……? ふざけてんのか!? 1/2、1/3の読み合いを何百回も勝てるかよ!」

妹「それは……そうだけど……私も私が99.99%勝つって思ってたけど!」

妹「でもそれは0.01%ぐらいは勝つ確率が……いやそれもなんか違うな……別に試合に勝てなくても後何回読み勝てるかとかそーいう……とにかく! 少なくとも棄権しなかったら後1ターン長くアルティメット寿司じゃんけんができたんだよ!?」

覇佐美「勝てなければなんの意味もないッ!」

妹「……!」


加三「……覇佐美。散々な結果だったな」

覇佐美「っ、待ってくれよ! まだ慣れてないんだ……もう負けたりしないから、ずっと、ずっと勝つから!」

加三「ふん……まぁ、いい。私の調査不足もあったしな……」

加三「何より、『絶対に勝つ』という使命を忘れていないのなら、また使ってやる……だが、二度はないと思えよ」

覇佐美「……!」

覇佐美(あんなのはマグレだ……この俺が、加三さんと伊和以外に負けるもんか……!)


妹「……」ムスッ

後輩「初白星おめっとさーん! ……って感じじゃあないな」

妹(……悔しい! 何でか分かんないけど……勝ったのに、今までのアルティメット寿司じゃんけんで一番悔しい!)

後輩「まっ、いいか。じゃあ中堅戦行って来いよ宇宙人」

後輩「ちなみに勝っても負けてもどっちでもいいぜ。寝起きで少し体を動かしたい気分だからな……!」

宇宙人「じゃあ今すぐ中堅戦に出てくれ。私の代わりに」

後輩「なんで?」

宇宙人「……不本意だが、私よりお前の方が勝率が高いからだ」

宇宙人(大将で待つ加三……奴との戦いまでもつれ込むのは、避けるべきだ)

後輩「……ふーん? まぁいいや。そんじゃサクっと勝ってきますか……中堅戦!」ザッ


伊和「……」ザッ



——つづく——

カード名:福引の特賞
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:勝敗に関係なく、このカードを引いた者には2泊3日の温泉旅行券(5人分)がプレゼントされる(チェンジや引き分け、カードの効果によって、決着後に手札からなくなっていても良い)

前の投下分から二ヵ月くらい経ったので生存報告します。
今月は更新なしです。申し訳ございません。

カード名:ハサミ
コ ス ト:1
パ ワ ー:5
効  果:相手のカードが紙っぽい時のみダメージを与えられ、相手もハサミっぽいと仕切り直しとなり岩っぽいと逆に自分がダメージを受ける。また、このターンにジャンケンをする時自分はチョキしか出せない

折角だし今のうちに質問でも

捨てる、除外する、変化するっていずれも手札から無くなる点では同じだけど処理的には全く別物だったりする?(手札以外のゾーンって厳密に定められてる?)

カード名:シュレーディンガーの猫
コ ス ト:0
パ ワ ー:1
効  果:このカードの「っぽい」かどうかの属性は実際にその属性を必要とするカードの処理が始まるまで確定しない

>>303
捨てる、除外する、変化するはそれぞれ別の処理だったりそうじゃなかったりします。
例えば明示されていないかぎり「"除外"されたカードを一枚手札に加える」効果で「"捨て"られた」カードを手札に加えられるかどうかはその試合の審判の裁定次第です。

手札、場以外のゾーンは定められていません。原則のルールではこの2つのゾーン以外使用しないからです。
使用するカードのテキストによってはこの2つ以外のゾーンもモリモリ湧いてきますが、上記の通りややこしいことになるかもしれないので、そういったカードを安価してくださるときは大らかな気持ちでお願いします。


>>290>>310
保守ありがとうございます。
前の生存報告から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

審判「無添高校、雀拳高校、両チーム中堅、前へ!」

後輩「さぁ、眠気覚ましにいっちょやりますか」ザッ

伊和「後輩さん……? 何故中堅に? あなたは無添高校のエースのはずでは……」チラッ


宇宙人「……」


伊和「ははぁ……そうですか。確かに宇宙人君からすれば私達と顔を合わせるのは憚られる所でしょうね」

伊和「何せ彼は裏切り者……ですから」

後輩「……宇宙人が、裏切り者?」ピクッ

伊和「おや、何も聞いていないのですか? でしたら教えてさしあげましょうか……私に勝てたら、ねぇ!」ビッ

後輩「いいやその必要はないね。その代わり僕が勝ったら……」

後輩「お前達と宇宙人の関係を教えてもらおうか!」ビッ

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

伊和「……その寝ぼけた頭を覚ましてあげますよ。敗北によってね!」ガシャコン

後輩「二度寝させてくれるなよッ!」ガシャコン

「「ドロー!」」



後輩の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


伊和の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:覇佐美の鋏(ハサミ)
コ ス ト:1
パ ワ ー:5
効  果:全ての技カードを紙・鋏・岩属性に振り分ける(『溜め』は紙属性、『防御』は岩属性とする
相手の持つ技の一つは確実に鋏属性とする)

相手の出した技カードの属性が
紙属性:相手のパワーを0に変える事が出来る
鋏属性:(相手の効果の処理後)パワー判定に入る
岩属性:このカードのパワーが0となる、更に効果ダメージ5を受ける

>>301を参考にしてみました

後輩「『ズギュウウウウン改』『覇佐美の鋏』『第一形態』か……」

伊和「『三角食べ推進委員会』『がんこちゃん』『厚紙カッター』か……」


転校生「これは……言うまでもなく『厚紙カッター』が強力」

妹「なんで厚紙を切るカッターがこんなにパワーが高いの!?」

宇宙人「違うぞ妹。フレーバーテキストを読むに、このカードは厚紙によって指が切れる現象を指している」

妹「なんで厚紙がこんなにパワーが高いの!?」

宇宙人「そうだな、1コスト効果なしの適正パワーが2であることを考えれば破格だ」

妹「え? いや1コストバニラの適正パワーは3でしょ……2だったら『防御』連打を破れないじゃん」

宇宙人「『防御』連打を1コストのカードで破れてはまずいだろう。そのカードを連打するだけで相手は2ターンに1回『防御』を迫られるんだぞ。しかもその上でダメージも受けてしまう」

妹「けど大体は相手も何か対抗できるカード引いてる方が多いんだからさぁ」ヤイヤ

宇宙人「他のカードとの兼ね合いも考えるならそれこそ高コストカードと釣り合いをとるためにも低コストカードのカードパワーは抑えられるべきで……」ヤイヤヤイヤ

転校生「……何にせよ6パワーが破格であることは疑いようがないね」


妹「でも! 後輩さんも『覇佐美の鋏』って対抗カード引いてるから十分勝負になるよね! 『厚紙カッター』に当てればパワー5が直撃して勝ち!」

宇宙人「……『厚紙カッター』が紙属性なら、そうだな」

妹「え? あれ厚紙を切るカッターじゃないんだよ? ただの厚紙なんだよ? 紙属性に決まってるじゃん」

宇宙人「でも"カッター"って付いてるし鋏属性かも」

転校生「血は赤いからグーの岩属性かも」ムシキング

妹「へりくつ!」



後輩(それに『がんこちゃん』というポイカードもある。まずは審判に確認してからだな)

後輩「ぁ!?」

審判「↓1」


紙・鋏・岩属性、友達っぽい、先生っぽい判定『↓1』
(0~1727の範囲で任意の整数nを書きこんでください。

nを27で割ったあまりを三進数にした時、
一桁目が0なら『三角食べ推進委員会』は紙属性
一桁目が1なら『三角食べ推進委員会』は鋏属性
一桁目が2なら『三角食べ推進委員会』は岩属性
二桁目が0なら『がんこちゃん』は紙属性
二桁目が1なら『がんこちゃん』は鋏属性
二桁目が2なら『がんこちゃん』は岩属性
三桁目が0なら『厚紙カッター』は紙属性
三桁目が1なら『厚紙カッター』は鋏属性
三桁目が2なら『厚紙カッター』は岩属性

nを64で割ったあまりを二進数にした時、
一桁目が1なら『ズギュウウウウン改』は友達っぽい
二桁目が1なら『覇佐美の鋏』は友達っぽい
三桁目が1なら『第一形態』は友達っぽい
四桁目が1なら『ズギュウウウウン改』は先生っぽい
五桁目が1なら『覇佐美の鋏』は先生っぽい
六桁目が1なら『第一形態』は先生っぽい

また、『三角食べ推進委員会』『がんこちゃん』『厚紙カッター』が全て鋏以外の属性になった場合、
コンマでランダムに一枚選び、そのカードの属性を鋏にします。
↓1のコンマが
00~33なら『三角食べ推進委員会』の、
34~66なら『がんこちゃん』の、
67~99なら『厚紙カッター』の属性を鋏にします.

がんこちゃんは溜め防御もポイ判定しないとダメっぽい?

>>326
ご指摘ありがとうございます。
忘れてたので追加で判定します。

『溜め』は『↓1』
『防御』は『↓2』

1.友達っぽい
2.先生っぽい
3.友達かつ先生っぽい
4.っぽくない

↓1~2

(1~4のどれかを選んでください)

審判「『三角食べ推進委員会』『がんこちゃん』は紙属性
『厚紙カッター』は鋏属性
『覇佐美の鋏』『溜め』は友達っぽい
『ズギュウウウウン改』『第一形態』『防御』は先生っぽい」

後輩(厚紙が紙じゃ……ない!)


妹「ってことは『厚紙カッター』を止められない!? 負け確定!?」

宇宙人「いや……1コスト6パワーは破格のスペックだが……それでも、二つの理由で後輩の必敗ではない」

宇宙人「一つは『厚紙カッター』が1コスト7パワーではないからだ。6パワーなら『防御』でギリギリHPを1だけ残して耐えることができる」

宇宙人「そして相手の二発目の『溜め』に『覇佐美の鋏』を直撃させれば勝てる」

転校生「けれど『覇佐美の鋏』では『防御』連打に勝てない。後輩君の手札で『防御』連打を破るなら『ズギュウウウウン改』だけど……一度の攻撃で与えられるダメージはわずか1」

転校生「相手を倒すにはそれを五回。『ズギュウウウウン改』はコストが2だから、合計で15ターン必要になるね」

妹「その間に一回でも『溜め』られたら二発目の『厚紙カッター』で負け……!」

転校生「実際は途中から『ズギュウウウウン改』の直撃でも倒せるようになるからもう少しマシな読み合いになるんだけど……後輩君が大幅に不利なことには変わりないね」


後輩(部長さんなら地力でねじ伏せるんだろうな……僕だって野良試合ならやってみたかもな)

後輩(けどこれは大会! 好みじゃないが勝ちの目が大きい方で行く……!)

後輩「セット!」スッ

伊和「……セット!」スッ

ターン[1]


後輩『溜め』


伊和『溜め』


後輩のエナジーが[1]増える!

伊和のエナジーが[1]増える!



後輩

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』使用済み


伊和

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』使用済み

後輩(まずはお互い『溜め』……と)

伊和「……『溜め』だと? 不利な読み合いを避け、『第一形態』を使って新たなドローに賭けるつもりだったのでは?」


宇宙人(後輩が必敗ではない二つ目の理由……『第一形態』)

宇宙人(テキスト中にある『第二形態』は名前以外が謎のカード。引いてみるまで分からない博打カードだが、その効果次第ではどんな不利もひっくり返せるはずだ)


後輩「その『第一形態』を使うからだよ。新たなドローに賭けるからには、それがどんなコストのカードでも使えるよう、なるべくエナジーを『溜め』ておきたいからな」

伊和「しかし、安全に『第一形態』を使えるのは初手だけだったはず……私に一度でも『溜め』させたからには、この先あなたは常に敗北と隣り合わせだ」

伊和(もし『第一形態』と『厚紙カッター』の勝負になれば、相手にぴったり5のダメージ。即座に手札で発動するカードを引かない限り)

後輩「……常にってことはないなぁ。いやあんたを見くびってるわけじゃあないけどね。一方的にねじ伏せるのは無理だろうし」

後輩「まぁでもあんた鈍そうだから。二、三回は読み勝たせてくれそうだと思ってね」スッ

伊和「……後悔しますよ」スッ

後輩(餌は撒いた!)

伊和(癖は見抜いた!)

後輩・伊和「「セット!」」バッ

ターン[2]


後輩『防御』


伊和『防御』



後輩

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』『防御』使用済み


伊和

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』『防御』使用済み

後輩「……マジか」

伊和「……!」


妹「二人とも『防御』……あいこ!?」

宇宙人「後輩は相手の『厚紙カッター』を読み、伊和は相手の『覇佐美の鋏』を読んだ……そして両者が共に相手の読みをかわした」


加三「……ほぉ」


後輩「……セット!」バッ

伊和「……セット!」バッ

ターン[3]


後輩『防御』


伊和『厚紙カッター』


後輩の『防御』! 伊和の『厚紙カッター』のパワーが[2]下がる!

[0]-[4]!

後輩に[4]のダメージ!



後輩

HP:[1]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』『防御』使用済み


伊和

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『溜め』『防御』『厚紙カッター』使用済み

後輩「よし……!」

後輩(『防御』で耐えた!)

伊和「仕留められなかったか……!」

伊和(だが、まだ想定内! これを布石に次は……)

後輩(次は……『防御』で来るはずだ。相手はまだ安定択しか切ってない……当然だ。それが潤沢にある内はそれを押し付けるのがセオリー)

後輩(それを受ける側としては、その間に読み勝ってアドバンテージを詰めるのがセオリー! 宣言通り後二、三個はエナジーを稼がせてもらう!)

伊和(だからこそこっちも『溜め』で行く!)スッ

後輩(いや……だが!)スッ

伊和「セット!」ビッ

後輩「セット!」ビッ

ターン[4]


後輩『第一形態』


伊和『溜め』


伊和のエナジーが[1]増える!



後輩(『溜め』で来たか……!)

伊和(『第一形態』……!)

後輩(セオリーを破って決めに来ていた! 微かだが感じていた……ここで『覇佐美の鋏』を出していれば勝てていた!)

伊和(『覇佐美の鋏』を留まらせることはできた……だが後一歩のところで嗅ぎ取られた。『溜め』ではなく『第一形態』という中間択で食い下がられた!)


転校生「互いが互いの思考の裏を掠めている……」

転校生(二人の実力は……互角!)


後輩「雀拳高校か……お前ら今までどこ居たんだよ」ニィ

伊和「ふん……能ある鷹は、と言うだろう」スッ

後輩(順当にいけば大将の加三とかいう奴はこいつより強いんだろうな……まだ宇宙人には荷が超重い)チラッ

後輩(つまり宇宙人の判断は正しかった……! この団体戦、今僕が中堅戦で勝ち切るしかない!)

[1]-[0]!

伊和に[1]のダメージ!

後輩の『第一形態』! 手札に『第二形態』を加える!


後輩「ドロー!」シャッ



後輩の手札


カード6 ↓1



コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:第二形態
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

後輩の『第一形態』! 手札に『第二形態』を加える!



後輩

HP:[1]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』『防御』使用済み
『第一形態』→OUT 『第二形態』←IN


伊和

HP:[4]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』『防御』『厚紙カッター』使用済み



後輩「『第二形態』か……」

後輩(まずは審判にアレを確認だ!)

後輩「ぁ!?」

審判「↓1」


『第二形態』は『↓1』

1.友達っぽい
2.先生っぽい
3.友達かつ先生っぽい
4.っぽくない

↓1

(1~4のどれかを選んでください)

妹「よしっ! 『第二形態』は先生っぽい! 友達っぽくない!」

妹(先生っぽいと『がんこちゃん』でパワーを0にされちゃうけど……『第二形態』のパワーは元から0だから大丈夫!)

転校生「『第二形態』まで友達っぽいと『がんこちゃん』を防ぐ術はなくなる……後一度『溜め』られるだけで負けてしまう絶体絶命の状況に陥っていた」

宇宙人「しかしこれで逆に『第二形態』に打ち勝てるカードは相手の手札にはない。『第二形態』を出しておけば後輩に負けはない」

宇宙人「更に『第二形態』は1コストだから『溜め』とほぼ交互に、2ターンに一度の比率で使える」

宇宙人「以前としてこちらからの決め手はないから『最終形態』に変化させる必要はあるが……この段階は五分であることが約束されている」


加三(だが、そうはならないだろう。『第二形態』と『溜め』を1:1の比率で出していればエナジーは増えない)

加三(そして『最終形態』のコストが未定である以上、後輩君はできるだけエナジーを増やしておきたいはず。実際は『溜め』を出す比率がいくらか多いはずだ。それはそのまま伊和の攻撃が直撃する可能性の方が高いことを表す)

加三(更に伊和にしてみれば、相手が『第二形態』と『溜め』しか出してこないと分かっていれば悠々と『溜め』を重ねることができる)


妹「え……? でも伊和さんが『溜め』るメリットって何?」

宇宙人「『最終形態』を潰す確率を上げられる。『最終形態』が『厚紙カッター』一発に対抗できるカードかどうかすら分からないのが現状だが……」

宇宙人「対抗すべきものが『厚紙カッター』の連打ともなれば、『最終形態』に求められるハードルを更に上げることができる」

妹「そっか……でも『溜め』て隙を見せてくれるならこっちも『覇佐美の鋏』で勝つ目が……!」

転校生「それは考えづらいね。ただでさえ『第二形態』と『溜め』を散らしてようやく五分の状況で、決死の択を選べるほど読みのリソースは残らないだろう。互角のプレイヤーと戦っている後輩君にはね……」


後輩(……ダメだな)

後輩(次のアイツの手は『溜め』だ。僕が『覇佐美の鋏』を出せない内になるべくエナジーを稼ぐつもりでいる。これは最早必定)

後輩(そこまで確信しても……なお重い勝負手!)グッ

後輩(『覇佐美の鋏』……まるでこのカードだけが鉛でできているみたいだ。出せない……どうしても)

後輩(……だったら!)

後輩「セット!」バッ

伊和「セット!」スッ

ターン[7]


後輩『溜め』


伊和『溜め』


後輩のエナジーが[1]増える!

伊和のエナジーが[1]増える!



後輩

HP:[1]

エナジー:[4]

状態異常:『溜め』『防御』使用済み


伊和

HP:[4]

エナジー:[4]

状態異常:『溜め』『防御』『厚紙カッター』使用済み

覇佐美「3連『溜め』でエナジー4! ……"お互い"に!」


後輩(勝負手だけは重くて出せない……)

後輩「互角の僕がそう思ってるんだ。あんたも……だよな」ニヤッ

伊和「……!」

伊和(私に有利だったはずの膠着を……奴にも利用された!)


転校生「互いに必殺の一撃を持った状態で、互いに3連『溜め』とはね……」

転校生(もしもどちらかが勝負を決めようと動いていれば……その気負いを読み返されて負けていただろう。そんな互いの確信が生んだ展開)

転校生(達人同士がじりじりと間合いを詰めていくようなこの緊張感……! その間合いが触れあう決壊は近い!)


バチィッッ!!!!


後輩「……!」

後輩(今……稲妻が走るように呼吸が合った)

伊和(勝負手の気負いを……二人同時に受け取った!)

後輩「セット!」バシッ

伊和「……セット!」ビッ

ターン[8]


後輩『第二形態』


伊和『三角食べ推進委員会』



妹「互いに『溜め』を解いて動いた! 相手の攻撃に後輩さんの『第二形態』……読み勝った!」

転校生「そうだね……しかし『厚紙カッター』ではなく『三角食べ推進委員会』を出されてしまった」

転校生「後輩君が『溜め』で来ると読んだなら……後輩君のHPは1だからダメージを与えられるカードならなんでもいい。『厚紙カッター』でも『三角食べ推進委員会』でも」

転校生「けど、読みを外した時のことを考えるとその限りじゃない」

妹「……そっか! 『厚紙カッター』を『第二形態』で受けられたらHPを更に回復されちゃうし……『三角食べ推進委員会』は紙属性だから、『覇佐美の鋏』を出されたらそのまま負けちゃうんだ」

宇宙人「それを踏まえてこの結果を見れば……後輩が『第二形態』の効果で回復してもHPは3。まだ『がんこちゃん』でも『厚紙カッター』でも一撃の範囲に収まっている」

宇宙人「この差は次のターンからの展開に、十分影響し得る……最悪の展開はかわされてしまったわけだ」


後輩(不利な手札だったけど、読み勝ってこのターンまでこぎ着けた……)

後輩(それでも主導権を握り切れない! 久々だな、こんな接戦は)

伊和「……お互い、やれることはやった……と言ったところか」スッ

後輩「……そうだな」スッ



[0]-[2]!

後輩の『第二形態』! [2]のダメージを吸収して回復する!

後輩の『第二形態』! 手札に『最終形態』を加える!


後輩「ドロー!」シャッ



後輩の手札


カード7 ↓1



コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:最終形態
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

もし今後の試合のカード安価で「第一形態」が指定されたら残り2枚の内容は確定してる体で試合が進むんだろうか?

>>349
この試合を見ているキャラの試合で再使用された場合はそうなると思います。


……


後輩の『第二形態』! 手札に『最終形態』を加える!



後輩

HP:[3]

エナジー:[3]

状態異常:『溜め』『防御』使用済み
『第二形態』→OUT 『最終形態』←IN


伊和

HP:[4]

エナジー:[3]

状態異常:『溜め』『防御』『厚紙カッター』『三角食べ推進委員会』使用済み

後輩「『最終形態』か……」

審判「『最終形態』は先生っぽい」


宇宙人「後輩はこの試合3ターン目に4ダメージ受け、8ターン目に『第二形態』の効果で2HP回復している。よって『最終形態』のパワーは6か」

転校生「いや……『最終形態』のパワーはもう関係ない」

転校生「後輩君の……負けだろう」

妹「!?」

転校生「『がんこちゃん』の2連打! 後輩君がこれに勝つ方法はない……!」

妹「え? 伊和さんが持ってるエナジーは3つだけ……2コストの『がんこちゃん』を連打するのは無理じゃあ……」

転校生「『三角食べ推進委員会』だよ。伊和さんが『がんこちゃん』を使えば全てのカードを使用したことになり、HPとエナジーを得られる。それを含めればエナジーの合計は5……『がんこちゃん』の2連打が可能!」

宇宙人「そして後輩の手札は全て友達っぽいか先生っぽい……。カードごと無効かパワーを0にされて無力化されてしまうというわけか……!」

宇宙人「辛うじて『防御』は元からパワーが0なので『がんこちゃん』の効果を実質無視できるが……それでも2ダメージ受けてしまう。後輩の残りHPは3……2連打されれば耐えきれない」

宇宙人「いや……待て。『ズギュウウウウン改』ならどうだ? このカードも先生っぽい属性を持っているので『がんこちゃん』にパワーを0に変更されてしまうが……『ズギュウウウウン改』も自身のパワーを変更させる能力を持っている。上昇ではなく、変更させる能力を」

妹「そっか! コストが同じで能力の種類も一緒なら、発動順はランダムになる! もし『がんこちゃん』の効果が先に発動すれば、『ズギュウウウウン改』が後出しでパワーを変更できる!」

転校生「そうだね……『ズギュウウウウン改』のコストが1なら、その勝ち筋もあった」

宇宙人「……!」

宇宙人(そうか……『ズギュウウウウン改』のコストは2。エナジーを3つしか持っていない後輩では一度しか使えない。2連打される『がんこちゃん』の内、一度は『防御』で2ダメージにしのぐしかない)

宇宙人「そして『ズギュウウウウン改』の効果発動後のパワーは(キスを拒絶されなければ)3。『がんこちゃん』に1パワーだけ押し負ける。合計で3ダメージ……後輩のHPを丁度削り切る」

妹「やっぱパワー3の適正コストは1だよ!」

加三「……妙手だな」

覇佐美「そうだな……この8ターン目に『三角食べ推進委員会』を出して回復HPを抑えていなければ相手のHPは削り切れなかった……というかそもそも『三角食べ推進委員会』の効果が発動しなかった」

覇佐美(このターンだけで見れば『第二形態』を発動された読み負けだけど……試合全体で見ればこの上ない妙手!)

加三「いや、このターンもよくやったが……私が言っているのは2ターン目のことだよ」


後輩(……僕にもう一つエナジーがあればよかった。あるいは、相手がまだ『防御』を出していなければその隙に『溜め』ることができた。そうすれば『ズギュウウウウン改』を二度使えた。細くても勝ち筋は残ったのに……!)

後輩(2ターン目の『防御』あいこがなければ……!)


加三「互いの力量を互角と悟ったであろうあのターンが……決着の1ターン!」


後輩「……セット」スッ

伊和「セット」スッ

ターン[9]


後輩『ズギュウウウウン改』


伊和『がんこちゃん』


伊和の『三角食べ推進委員会』! 伊和のHPが[1]増える!

伊和の『三角食べ推進委員会』! 伊和のエナジーが[1]増える!

伊和の『がんこちゃん』! 『ズギュウウウウン改』のパワーが[0]になる!

後輩の『ズギュウウウウン改』! 『ズギュウウウウン改』のパワーが[3]になる!

[3]-[4]!

後輩に[1]のダメージ!



後輩

HP:[2]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』『防御』『ズギュウウウウン改』使用済み


伊和

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし

伊和「……私がこの程度のことで勝利を手放すと思ったか?」ゴシゴシ

伊和「まぁ、私がお前と同じ状況なら……やはり僅かな可能性でも追っただろうがな」

後輩「別にぃ? 負けた腹いせに唇の一つでも奪ってやろと思っただけだよ」

後輩「それも終わったし……棄権する」サッ

伊和「ふん……減らず口を」



ゲームセット! 伊和の勝利!



後輩「負けちった」

宇宙人「何をしていると罵りたい所だが……相手も手練れだった。仕方がないだろう」

宇宙人(しかしこれで大将戦までもつれ込んでしまった……私の相手は、加三)

宇宙人「身から出た錆……やはり私自身で討つしかないようだな」チラッ


加三「あの時以来だな……宇宙人君」



——つづく——

前の投下分から二ヵ月くらい経ったので生存報告します。
今月は更新なしです。申し訳ございません。

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