アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】 (519)

『アルティメット寿司じゃんけん』とはかの寿司じゃんけんを基にした競技である!
考案されて以来、この競技は局地的ブームを起こし、いくつかの学校で部活動として成立するまでに至った!

世はまさにアルティメット寿司じゃんけん時代!
これはそんな時代の中で覇道を征く一人の少年、『彼方』の物語である!

・・・・・・

彼方「先生……!?」

彼方(入部届へ担任の判子を貰おうと職員室をたずねると、そこには縄でぐるぐる巻きにされて横たわる担任の姿があった)

中田「……お前が彼方か、待ってたぞ」クルッ

彼方「あなたは……」

中田「俺はアルティメット寿司じゃんけん部二年の中田だ。担任のハンコは俺が預かっている」パシッ

彼方「……どういうつもりです?」

中田「入部テストだ。俺とアルティメット寿司じゃんけんをして、勝てたらその入部届に判を押してやる。負けたら、このハンコを燃やす。二度とウチの部には入れないと思え」

彼方「さすが名門、奈鷹高校のアルティメット寿司じゃんけん部……入部テストなんかあるんですね?」

中田「……行くぞ。デュエルディスクを構えろッ!」ガシャコン

彼方「お手柔らかにッ!」ガシャコン

彼方(構えたデュエルディスクにHP(ヒットポイント)を表すランプが五つ、赤く灯る。その後、互いの初期手札となる二枚のカード……『溜め』と『防御』が配られた)

カード1

カード名:溜め

コスト:0

パワー:0

効果:エナジーを 1 溜める



カード2

カード名:防御

コスト:0

パワー:0

効果:相手のパワーを 2 下げる(マイナスにはならない)

中田「マイデュエルディスクを持っているなら知っているだろうが……一応先輩として、ルールを教えながら勝負してやる」

中田「両プレイヤーはターンの始めに、手札からカードを一枚選択して同時に発動する」

中田「カードを選択する時には、そのカードに必要な『コスト』の分だけ『エナジー』を払わなくてはいけないから注意だ」

中田「そして次に場に出た二枚のカードでパワー計算だ。パワーが勝っている方が勝っている数値分だけ、相手にダメージを与える」

中田「そしてそのターンは終了。選択したカードを手札に戻して、次のターンへ移行する。この繰り返しで、先に相手のHPを0にしたプレイヤーの勝利だ」

中田「……ここまでの説明に、何か質問はあるか?」

彼方「このままだと、カードが足りないんじゃないですか? コストを持つカードがなければ『溜め』の意味がないし、パワーを持つカードがなければ相手にダメージを与える方法がない」

中田「ふん……その通りだ。両プレイヤーは、初期手札以外に追加で三枚のカードを引く」

彼方「けれど、その三枚の中にコストとパワーを持つカードがあるとは限らない……ですよね」

中田「その通りだ……何故ならッ!」

彼方・中田「三枚のカードは、安価で決める!」



「「ドロー!」」



宇宙人の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


会長の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

お久しぶりですね、急に懐かしい名前が出てきたからびっくりしたゾ

カード名:タイムリープ
コ ス ト:2
パ ワ ー:0
効  果:お互いのHPとエナジーを初期値に戻し1ターン目に戻る
使用する度にこのカードのコストを+2

>>5でコピペミスしました。『宇宙人』→『彼方』、『会長』→『中田』と脳内変換しておいてください。

>>6
覚えていてくださってありがとうございます。

彼方「『タイムリープ』『ナトリウムとカリウム』『ランプの魔人』か……」

中田「『アルティメットギガマグナムバースト』『魚べいの鯵』『ソースは?』か……」

中田(これは俺の必勝だな。『ソースは?』が馬鹿みたいに強い。これを3ターン毎に出すだけで完全ロックが成立するうえ、0コストのためそれが容易く実現する)

中田(『ソースは?』『溜め』『アルティメットギガマグナムバースト』……この三枚を順番に出し続けるだけで相手は何もできず負ける)

中田(だが……このアルティメット寿司じゃんけんには、手札を配られた時点で敗北が確定している時のみ適用される特殊ルールがある!)

彼方「僕は『チェンジ』を発動します!HPを 1 支払う事で、自分の安価手札三枚を全て引き直す!」ザザザッ

中田(安価に大きく左右されるこのゲームにおける最大にして唯一の救済策、『チェンジ』……あいつの新しい手札次第では、まだ勝負の行方は分からない……)

中田(ということはありえない。俺の必勝プランの強みは『相手に何もさせない』こと……どんなカードを引かれようが、『ソースは?』で完封してしまえば同じことだ)

中田(そして『チェンジ』が発動できるのは一試合につき一人一回まで。このドローがそのまま奴の最期だ……!)

中田(……のはずなのに……なんだあいつの余裕は)

彼方「ふふっ……なんで笑ってんだ、って顔してますね」

彼方「答えは単純。楽しいからですよ……このゲームが! ドロー!」シャシャシャッ



彼方の手札 (チェンジ後)


カード3

↓1


カード4

↓2


カード5

↓3



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)



カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:その身に受けろ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:コストとパワーが0の相手のカードの効果を相手に適用する

カード名:なかぬなら
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:このカードから始まり次のターン、その次のターンに自分が出したカード名が5・7・5になる場合3つ目のカードのパワーが+7される

カード名:デスフレア
コ ス ト:1
パ ワ ー:6
効  果:
・これを一度も使わずに相手のHPを0にすると逆に自分が負ける
・発動後自分の「溜め」「防御」が消滅

>>19
『その身に受けろ』の効果は元々自身が対象のカード(『溜め』など)には発動しないものとします。

彼方「『なかぬなら』『その身に受けろ』『デスフレア』か……」

中田(これは……俺が不利か)

中田(俺の読みが正しければこの勝負、いくつかのラウンドに分かれる。まず第1ラウンドは、奴が『溜め』れるかどうか)

中田(『デスフレア』の効果からして、あいつは一度は必ず『デスフレア』を撃たなくてはならない。そのためには同様に、『溜め』も必須だ)

中田(そこで読み合いが発生する。俺はあいつの『溜め』に『ソースは?』を撃てればさっきの必勝パターンに入るので勝ち)

中田(が……今度は『ソースは?』を撃つのにもリスクがある。あいつが新たに引いたカード『その身に受けろ』……これを撃たれると、『ソースは?』の効果が反転し、俺にロックがかかる。そこに『溜め』→『デスフレア』と動かれて……敗北するのは俺)

中田(相手が『その身に受けろ』を撃ってくるなら、俺が取るべき行動は『溜め』と『マグナムバースト』だな。『魚べいの鯵』で回復しても、後の展開を考えれば不利な読み合いを増やすだけだ)

中田(つまりまとめれば……俺の『溜め・マグナムバースト』か『ソースは?』対あいつの『溜め』か『その身に受けろ』の読み合いになるわけだが……)

中田(あいつは『その身に受けろ』で読み負けても受けるのはおおよそ0.5ダメージだけ。奴は『その身に受けろ』を主体に動くだろう)

中田(故に俺は『ソースは?』を出しづらく、故に奴の『溜め』は十中八九成功する)

中田(この読み合いはあいつが『溜め』れるかどうかの読み合いであると同時に……あいつが『溜め』るまでに俺がどれだけダメージを稼げるかの勝負でもある……ってところだな)

中田(……それにしても、まさか本当にほぼ負け確定だった状況を覆すカードを引くとは……あいつは一体……?)


彼方(さて……1ターン目、何を出そうかな)



1.さっさと決めちゃおう。『溜め』だ!

2.じっくり楽しもう。『その身に受けろ』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

中田は1ターン目「魚べい」か「ソースは?」か

彼方はどの道デスフレア発動に2ターンかかる訳で、
彼方が「溜め」なら2ターン目も魚べいを使えば確定数がずれ防御溜めが消えるので勝ち確、「その身に受けろ」なら単純にすかせる、「なかぬなら」から来るのであれば「なかぬなら」→「その身に受けろ」→「???」で3ターン目に読み合い

ミスった溜めが消えた後も「なかぬなら」と「その身に受けろ」だけで戦えるのか

ターン[1]


彼方『その身に受けろ』


中田『溜め』


中田のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[4](チェンジペナルティ[-1])

エナジー:[0]

状態異常:なし


中田

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

中田(よし……読み勝った。わずかだが勝利に近付いたぞ)

彼方「……」

中田(この調子で『溜め』と『マグナムバースト』を繰り返していこう。いずれは向こうに『溜め』られてしまうだろうが……欲張って即死するよりかはマシだ)

彼方「セット」スッ

中田「セット!」スッ

ターン[6]


彼方『その身に受けろ』


中田『アルティメットギガマグナムバースト』


日本のどこかで犬が眉毛を書かれる!

[0]-[1]!

彼方に[1]のダメージ!



彼方

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:なし

中田「……!?」

中田(あれから5ターン経った……俺は『溜め』と『マグナムバースト』を繰り返し……あいつは『その身に受けろ』を連打してきた……!)

中田(いくら安定択とはいえ6連続で……)

彼方「強いですね中田さん……まぁた読み負けちゃった」

中田(何を考えてる、こいつ……!)

中田(とにかく、これであいつのHPは残り1! あと一発『マグナムバースト』を当てるだけで俺の勝ちだ……もし次の7ターン目、また俺が無償で『溜め』ることができたら、最初にあった不利は雲散霧消! 次は俺に有利な読み合いになる……)

中田(なら、今度こそあいつは『溜め』てくるんじゃないか……? なら、そこに『ソースは?』を当てれば、その時点で……!)ス…

彼方「そろそろ……かな」ボソッ

中田(!? そろそろ……だと? まさか今まで『その身に受けろ』連打はここで俺に『ソースは?』を出させるための布石……!?)

彼方「セット」スッ

中田「……セット!」スッ

ターン[7]


彼方『溜め』


中田『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

中田のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[1]

エナジー:[1]

状態異常:なし


中田

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

中田「くっ……!」

中田(『溜め』だったか……読み負けた!)

中田(これで次の読み合いはおそらく五分になる。相手の『デスフレア』を『防御』できれば……更に次のターン、相手が選べるのはパワー0のカードのみ。『マグナムバースト』を当てて勝ちだ!)

彼方(相手が『防御』で来るならこっちは『溜め』で必勝。2連『デスフレア』をしのぐ手段は向こうにない)

中田(相手が『溜め』で来るなら、そこに『マグナムバースト』を当てて勝ち)

彼方(『マグナムバースト』には『デスフレア』で丁度5ダメージ……僕の勝ちだ)

中田(つまり、次のターンで必ず勝敗が決することになる! 最初の不利を思えば、五分まで持ってこれたのは我ながら上出来だと言えるだろう)

中田(……だからこそ気になる。さっきのあいつの『そろそろ』とは、結局ただのブラフだったのか?)

中田(そんな小細工を弄してくるわりには……現状は有利を失った五分。奴の自信満々の様子は一体何だったんだ……?)

彼方「……ようやく、この場面が作れた」

中田「……何?」

彼方「ただの勝負だったら上から叩き潰すだけでもよかったけれど……これは入部テスト。完全な五分の状態を作りそして勝つことで実力を見せつけた方が相応しいかな……と」

中田(……まさか! この状態を狙って作り出しただと!? 6ターン目まで『その身に受けろ』を連打してたのも、先ほどの呟きで俺に『ソースは?』を出させなかったのも、全てはこの瞬間を演出するためだっただと!?)

中田(だとしたら……奴は)

彼方「……」ニコッ

中田「……!」ゾクッ

中田(ええいデタラメだ! ビビッて安定択を選び続けていたのを、それっぽく見せているだけだ!)

中田(やることは変わらん……この五分の読み合いを制し、勝利を手にするのみ!)

彼方「……セット」スッ

中田(どちらで行くべきだ……? 『防御』か! 『アルティメットギガマグナムバースト』か!)



1.1残しで耐える! 『防御』だ!

2.このターンで決める! 『アルティメットギガマグナムバースト』だ!

3.…………『ソースは?』だ!

↓1

(1、2、3のどれかを選んでください)

ターン[8]


彼方『溜め』


中田『防御』


彼方のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[1]

エナジー:[2]

状態異常:なし


中田

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

中田「ぐっ……!」

彼方「これで僕は2連続『デスフレア』が撃てる……必勝だね」

中田(読み負けた……! やはりあいつは、完璧に俺の手を読み切っていたのか……!)

中田「……棄権する」スッ



ゲームセット! 彼方の勝利!

彼方「あなたの次の台詞はこうだ……『こんなのまぐれだ! もう一度入部テストを行う!』」

中田「……いや、そんなことは言わんさ。お前は宣言通り俺に実力を見せつけた……文句なしの合格だよ」

彼方「……ありゃ、最後に読みを外しちゃったか……僕もまだまだだな」

彼方「まぁいい。それじゃあ約束通りハンコを……」

中田「いや、確かにお前は強い……だからこそ、このハンコを渡すわけにはいかん」

彼方「それはまた、なんで」

中田「アルティメット寿司じゃんけんの名門と呼ばれる奈鷹高校だが……『あの人』が部長になってから、ウチの部は変わってしまった……はっきり言って腐っている! 今からでも遅くない……転校しろ彼方! お前ほどの実力があれば、きっとどこのアルティメット寿司じゃんけん部でも……」

彼方「腐った部ね……丁度いい。僕が全部なんとかしますよ。きっといい練習になる」パシッ

中田(っ、ハンコを……! いつの間に!)

中田「練習だと……? 彼方、お前はその強さで、アルティメット寿司じゃんけんで、一体何をするつもりなんだ……!?」



彼方「――――世界征服♪」ポンッ



中田(ニヒルな……だけどどこか無邪気な笑みで、目の前の少年はそう言った)

中田(何を言ってるんだと呆れるのが正しい反応なのだろう……けど俺は、見たいと思ってしまった。こいつが歩む覇道、その先を……)


『アルティメット寿司じゃんけん』とはかの寿司じゃんけんを基にした競技である!
考案されて以来、この競技は局地的ブームを起こし、多くの人間を熱狂の渦に誘い込んだ!

世はまさにアルティメット寿司じゃんけん時代!
これはそんな時代の中で覇道を征く一人の少年、『彼方』の物語である!

アルティメット寿司じゃんけん 番外編 ー覇道の彼方ー

数日後、アルティメット寿司じゃんけん部活動日。
奈鷹高校における新入部員が入部してから、初めての活動日であった。


赤単「新入部員達よ。こんにちは……俺が部長の『赤単』だ」

三九「副部長の三九です」

赤単「早速、新入部員の能力テスト……と行きたい所だが、その前に裏切り者を粛清せねばならん。おい」パンパンッ

中田「うう……」ガラガラガラ

彼方(……縄でぐるぐる巻きにされた中田先輩が!)

赤単「中田よ……お前は俺に黙って『入部テスト』など行っていたらしいなぁ……?」ピクピク

中田「うぐ……少しでもこの部に入部してしまう被害者を減らすために……」

赤単「ンンーッ!!!!」ボゴォ

中田「ぐはぁ!」

赤単「入部数が減れば、それだけ俺の相手も減っちまうだろーがー!!!!」ズドドド

中田「あががががーッ!」

赤単「いいか新入部員達……いやゴミカス共!!!! 我が部では超実力主義を是としている! 実力で勝る者の命令は絶対! 逆らう雑魚にはこの通り、暴力OK! とどめだぁーッ!」グオンッ


バシィッ!!


中田「……彼方!」

彼方「まさかあの入部テストがあなたの独断だったとは……こんな暴力も承知の上で……中田先輩、あなたは僕の読み以上にお人好しだったみたいだ」グググ…

赤単「……新入部員か」

彼方「やぁ……部長さん。僕も実力主義はやぶさかじゃあないが……これは少し行き過ぎだ」

赤単「貴様……ゴミカスの分際で俺に逆らうか」

彼方「おや? おかしいな、僕とあなたはまだ勝負をしたことがない……どちらがゴミカスか、分かるのはこれからだろう……?」ガシャコン

赤単「ふん……その胆力だけは褒めてやる。口先だけではないのなら……いずれ俺とも戦うことになるだろう」

彼方「……いずれ?」

中田「くっ……始まるのか、今年もアレが!」

赤単「始めるぞゴミカス共ォ!『部内ランキング決定バトルロワイヤル』!」カァ~ン

彼方「バトルロワイヤル……?」

三九「ルールは簡単。今からこの学校を舞台に部員全員でアルティメット寿司じゃんけんバトルロワイヤルを行ってもらいます。勝負の申し出を受けた者は必ずそれを受けねばならず、一度でも敗北した者は……」

部員A「ヒィーッ! 暴力OKの部活なんかやってられるか! もう退部します!」

赤単「退部は俺への反逆と見做す! 逆らいたいのなら俺に勝ってからにしろォ!」シュバッ


ゲームセット! 赤単の勝利!


部員A「ぐわーッ!」

掲示板『部員A:最下位』バターンッ

赤単「このバトルロワイヤルで負けた者から順にランキングを埋めていく! 向こう一年はこのランキングの上下関係に従ってもらうぞァ!」

部員B「まずい!この部屋に固まってたら片っ端からあいつにやられてしまうぞ!」

部員C「逃げろーッ!」ピューッ

赤単「待て待て待てーいッ!」ピューッ

彼方「……なるほど。これは腐ってる。けど、要はあの赤単とかいう男に勝てば全て解決だ。単純で助かるね」

中田「う……気を付けろ。あいつはとてつもなく強い上に……敵はあの男だけじゃない……」

中田「これはバトルロワイヤル。自分が下位に落ちるのを恐れるあまり、部員たちは自分より下が増えることを望み……容赦なく互いを蹴落とし合う!」

田中「お前! 俺と勝負しろ!」

彼方「噂をすれば」

田中「ひゃっはぁ! 俺より下を作りまくって俺の王国を作ってやるぜ!」ガシャコン

彼方「下僕一人目……と」ガシャコン

「「ドロー!」」



彼方の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


田中の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:グレネードランチャー
コスト:3
パワー:4
効 果:通常の攻撃時、相手に4ダメージを与える。「溜め」を使う事で「溜めを出した回数分+4ダメージ」を相手に与える。

カード名:それはどうかな?
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:相手が有利のときに使うと何かが起こる気がする

>>45『グレネードランチャー』の効果は
「自分が『溜め』を使用した回数分、このカードのパワーを上げる」とします。ご了承ください。

彼方「『盾砕き』『グレネードランチャー』『今のナシ』か……」

田中「『叛逆の牙』『くまちゃん』『それはどうかな?』か……」

中田(これは……彼方が有利だな。『溜め』5回からのパワー9『グレネードランチャー』……この動きに対して相手の田中は勝つことができない)

彼方(だからこれは僕が有利ってことになるね……『残念ながら』)

田中(本来ならチェンジ必至のこの状況における僕の唯一の勝ち筋! それは『それはどうかな?』! 相手が有利である時、これが発動できる!)

田中(『何かが起こる』という極めて曖昧なテキスト! これはこのアルティメット寿司じゃんけんにおいて無限の可能性を秘めている!)

中田(テキストを見る限り何も起こらない可能性だって十分にある……何かが起こる可能性は23%ってところか(>>48のコンマが23だから)しかしことによってはまずいぞ……彼方!)

彼方「ふふっ……運が8割と呼ばれるアルティメット寿司じゃんけん……それらしい展開になってきたね」

田中「セット!」バシィッ

彼方「セット!」ズバッ

ターン[1]


彼方『溜め』


田中『それはどうかな?』


彼方のエナジーが[1]増える!

田中の『それはどうかな?』!何かが起こる気がする!
↓1が起こった!



↓1

(起こったことを自由に考えてください)
(それが起こったかどうか↓1のコンマで判定。00~22で発動。23~99で不発)

何も起きなかった!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『グレネードランチャー』パワー5


田中

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし



中田「何も起きなかったか……」ホッ

田中「じゃあ次のターン! セット!」バシィッ

彼方「……セット」

中田(ん? 次のターン?)

ターン[2]


彼方『溜め』


田中『それはどうかな?』


彼方のエナジーが[1]増える!

田中の『それはどうかな?』!何かが起こる気がする!



中田(ま、また『それはどうかな?』……! そうか、一回不発になったくらいじゃ意味がないのか……! 彼方が『グレネードランチャー』を撃てるようになるまで……つまりこのターンを合わせて後二回! 田中には『それはどうかな?』のチャンスがある!)

田中「何か起こるまで連打してやるぜーッ!」

彼方(後2ターンの内に『何かが起こる』確率はおよそ41%だが……果たして!?)



↓1が起こった!



↓1

(起こったことを自由に考えてください)
(それが起こったかどうか↓1のコンマで判定。00~40で発動。41~99で不発。また、発動した場合、00~22で2ターン目、23~41で3ターン目に発動したものとして進行する)

次ターンのダメージ打ち消し

次ターンにダメージを受けなくなった!



彼方

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:『グレネードランチャー』パワー6


田中

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:次ターンダメージなし



中田(これは……結局何も起こっていないのと一緒だ。次のターンはまだ『グレネードランチャー』を撃ちに行くターンではないからな)

田中「じゃあ次のターン! セット!」バシィッ

彼方「セット」

ターン[3]


彼方『溜め』


田中『それはどうかな?』


彼方のエナジーが[1]増える!

田中の『それはどうかな?』!何かが起こる気がする!
↓1が起こった!



↓1

(起こったことを自由に考えてください)
(それが起こったかどうか↓1のコンマで判定。00~22で発動。23~99で不発)

何も起きなかった!



彼方

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:『グレネードランチャー』パワー7


田中

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし

中田「3ターン目も不発……これで彼方は次のターンパワー7の『グレネードランチャー』を撃てる! 彼方の勝ち……」

田中「ってわけじゃねぇんだよなぁ! 奴が攻撃してくる最後のターン……この1ターンに後一度だけ『それはどうかな?』が使える!」

田中(ここで不発になりゃあ今度こそおしまいだが……これに賭けるっきゃねぇ!)

田中「セッ……」

彼方「引き分けを提案する」

田中「……あ?」

中田「!?」

中田(アルティメット寿司じゃんけんには『引き分けの提案』に関するルールがある……両プレイヤーは試合中のいついかなる時でも相手に引き分けを提案することができ、相手が了承した場合その試合は引き分けになる)

中田(だがこのルールは互いにダメージを与えることができなくなった時など、千日手防止に使われるルールだ……何故圧倒的有利にある彼方が引き分けを……?)

田中「……なんのつもりだテメェ!」

彼方「君のその気迫……ここで潰えるには惜しいと思ってね。公式戦であれば引き分けの後、カードを引き直して再戦という流れだが……この野良試合ではそのまま終わらせたっていいだろう。どうだ? 君さえよければ……僕らの仲間にならないか。共に赤単を打倒しよう」

田中「下につけってのか!」

彼方「……嫌なら無理に勧誘はしない。このまま試合を続行するだけだ……僕が圧倒的に有利なこの試合をね」

田中(『それはどうかな?』が発動する確率は1/4以下……更に起こった何かが僕に有益である確率は更に低いだろう)

田中(それよりも今は早々の脱落を回避して、こいつらに乗っかった方が……総合的にうまいんじゃねぇか!?)

田中「よっしゃあ! しょうがねぇからその提案、飲んでやるよぉ!」



ゲームセット! 引き分け!

中田「あんなに勢いよく勝負を申し込んできておきながら……調子のいい奴だ」

田中「合理的だと言って欲しいね!」

中田(おい、いいのか彼方……あんな奴を側に置いて。ただの口約束なんかいつでも破ってきそうだぞ)

彼方「きっと大丈夫ですよ。僕の読みが正しければ……あいつはおそらく、自分に嘘はつきません」

中田(他人にはつくってことなんじゃないのかそれは)



こうして田中、中田、彼方はチームになった。彼らがのちにゴールデンメンバーと呼ばれるようになるのは、少し先のお話であった……。

ゲームセット! 赤単の勝利!


部員Z「ぐわーッ!」

赤単「さて……これで外に居る奴等は大体片付いたかな……ここからは校内に残ってる奴等を片っ端から……」

彼方「待った」ザッ

赤単「お前か、彼方……」ニヤッ

三九「……赤単、ここは私が」

赤単「無駄だ三九。お前が挑もうとした瞬間、そばの肉壁が割って入る算段だろう」

中田「……」ザッ

田中「だぁれが肉壁だ!」ザッ

赤単「そうまでして俺と戦りたいか……」

彼方「あんたみたいなのが居ると、折角のアルティメット寿司じゃんけんがつまんななくなるからね」

田中「……彼方!」ガシッ

彼方「? 何だい?」

田中「はあああ……アッ! ……よし、僕のパワーをお前のデュエルディスクに送った。これで勝てるはずだ」

中田(……? そういうことするキャラなのか、こいつ)

彼方「……ありがとう?」

赤単「さて……早摘みになるがいいだろう。彼方、お前を今ここで屠る!」ガシャコン

彼方「お前を倒して、全て終わらせる!」ガシャコン

「「ドロー!」」



彼方の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


赤単の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

彼方「『妖刀「狂月」』『疾風剣』『パーフェクトシールド』か……」

赤単「『ゲステラ』『やもちゃん』『海坊主』か……」

彼方(あいつの視力が0.1以下なら僕の必敗だが……?)チラッ

赤単「安心しろ……俺の視力は5京だ。その気になれば宇宙の果てまで見渡せる」ギラアアアア

彼方(あの禍々しいまでの眼光……『海坊主』のコスト軽減効果は発動しなさそうだ)

中田「だが……それでもこれは彼方が不利だな」

中田「赤単が下の様に動く時、彼方の勝ち筋は下のパターンしかない」

   赤単     彼方

1 『溜め』   『溜め』
2 『溜め』   『溜め』
3 『溜め』   『溜め』
4 『ゲステラ』 『防御』
5 『ゲステラ』 『防御』
6 『ゲステラ』 『狂月』
7 『溜め』   『溜め』
8 『ゲステラ』 『狂月』


田中「だが2、3ターン目の『溜め』の内、どこか一発でも『ゲステラ』の直撃を喰らえばそこで終わり」

中田「そのタイミングを読んで『パーフェクトシールド』で防ぐことができれば形勢逆転だが……」

田中「それを空かせられても上の動きに間に合わなくて終わり」

中田「お互いに『溜め』で3ターン経っても、4、5ターン目の『防御』に『溜め』を合わされると負け」

田中「そんな致命択を何度も通してようやく6ターン目に五分か……こりゃ厳しいぞ」

赤単「ふん、少しは楽しめるかと思ったが……やはり一方的な勝負になりそうだ」

彼方「うん? これくらいのハンデじゃ足りないかい?」

赤単「まだ吠えるか……セットォ!」バッ

彼方「セット!」スッ

ターン[1]


彼方『溜め』


赤単『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

赤単のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


赤単

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

中田「1ターン目は、お互いエネルギーがないと動けないからお互いに『溜め』だな」

田中「……ん? 『疾風剣』は一度だけコスト0で撃てるから、ここで撃つのもありだったんじゃ?」

中田「いや、ここで『溜め』ておかないと8ターン目に『狂月』を撃てず、上で言った動きに勝てない」

田中「それもそっか」

中田(……こうして思えば、赤単の安価札の内、二枚は死に札なのか……)

中田(『海坊主』はコストが重すぎて使う暇がないし、『やもちゃん』も使いどころがない。『パーフェクトシールド』は『やもちゃん』を使うまでもなく『溜め』で空かせば勝ちだし、『狂月』を撃たれる時は必ずパワー6以上だから『やもちゃん』では耐えられない)

中田(そうして残った札は『ゲステラ』一枚……他を切り捨ててパワーに振り切った攻撃的なカード、あいつらしいカードだ)


彼方(さぁ……ここから最大5ターン連続で読み合いが発生することになる)

彼方(目下の読み合いは『溜め』か『パーフェクトシールド』か……)

赤単(『溜め』か『ゲステラ』か……!)

赤単(奴の『溜め』に『ゲステラ』を当てれば勝ち!)

彼方(その『ゲステラ』を『パーフェクトシールド』で防げば、ステータスを初期に戻しながら、ターン数は増え、赤単は手札を一枚失う。一転して有利な読み合いに持っていける)

赤単(その『パーフェクトシールド』に『溜め』を合わせれば勝ち!)

彼方(その『溜め』に『溜め』を合わせれば、長い不利を1ターン進めることができる)

彼方(奴にとっては読み負けても有利が続く『溜め』が安定択だが……なんにせよここで読み負ければそのまま負け)

彼方「少し、気合入れて行こうか……!」

赤単「セットォ!」バァンッ

彼方「セット!」スッ

彼方(ここは……これだ!)



1.長い不利を通し切ってやろう。『溜め』だ!

2.一発で形勢逆転する! 『パーフェクトシールド』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[2]


彼方『パーフェクトシールド』


赤単『ゲステラ』


赤単の『ゲステラ』! 手札の『海坊主』を除外する!

[999]-[4]!

彼方の『パーフェクトシールド』! このカードによってダメージを与えることができない!


彼方

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


赤単

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『海坊主』→OUT

中田「彼方が読み勝った……形勢逆転だ!」

田中「よっしゃあ!」

赤単「何ィ……!?」

彼方「安定択を差し置いて速攻特攻とは……あんたらしい手だな」

赤単(読みとは『自分ならどうするか』という思考……すなわち人の本質を写す鏡だ。俺の手が読めたということは、奴にも初っ端から攻撃する発想があったということ!)

赤単「やはり……お前の胆力には見張るものがあるな、彼方よ……」ニィッ

中田(これで彼方が有利になったというのに、あくまで笑みを崩さないか……赤単! あの余裕には、彼方と同じものを感じるな……)

彼方「ふん、倒しがいがある……セット!」スッ

赤単「セットォ!」ビシッ

ターン[3]


彼方『溜め』


赤単『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

赤単のエナジーが[1]増える!

彼方の『妖刀「狂月」』!他安価カードのコストを1上げる!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『疾風剣』コスト+1
『パーフェクトシールド』コスト+1
『妖刀「狂月」』パワー+2


赤単

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:

彼方(お互いに『溜め』を挟んで……次の読み合いは『溜め』か『防御』か……)

赤単(『溜め』か『ゲステラ』か……!)


田中「ここで無傷で『溜め』ることができれば……あとは3ターン連続『防御』してからパワー10の『狂月』で勝ち!」

中田「だが、『溜め』に『ゲステラ』を直撃させられると、次の5ターン目にまた互いの『溜め』を挟んで、>>75の5ターン目と同じステータスになる……つまり五分だな」

田中「その『ゲステラ』を『防御』できれば、次のターンに無傷で『溜め』れるから、さっきと同じパターンで必勝!」

中田「だが『防御』に『溜め』を合わせられると、更に逆転。不利な読み合いになる」


彼方(つまりここで読み勝てばそのまま勝ち、読み負けてもまだチャンスは残る……2ターン目とは打って変わって有利な読み合いだ。このまま読み勝って引導を渡してやる……!)

彼方(このカードで……決める)

彼方「セット!」バッ

赤単「……セットォ!」バッ



1.攻撃を読まれて消極的になるはず。すかさず『溜め』だ!

2.もう一度攻撃を読んで完全勝利といこう。『防御』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

展開を考えてたら別に『防御』で読み負けても不利じゃないことが分かりました。
>>82の中田の台詞は忘れてください。

ターン[4]


彼方『防御』


赤単『溜め』


赤単のエナジーが[1]増える!

彼方の『妖刀「狂月」』!他安価カードのコストを1上げる!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『疾風剣』コスト+2
『パーフェクトシールド』コスト+2
『妖刀「狂月」』パワー+4


赤単

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

彼方「……!」

田中「彼方が『防御』、赤単が『溜め』……彼方が読み負けた!」

彼方(読み負けた……この僕が……!?)

赤単「俺がもう一度攻撃を選ぶと思ったか? それはつまり、お前自身が攻める気持ちでいたということ……その攻め気、評価に値するが……ちと読みやすすぎるな」

彼方「くっ……」

彼方(逆に向こうは序盤にあった攻め気がない……いや、様々な要素が渾然一体になって……読みが定まらない!)

赤単「2ターン目の読み合い……少しは可能性を感じたのだがな。お前も所詮、この程度か……?」ズオッ

彼方(これが奴の……本気!)


中田(これで勝負は完全に五分……!)

中田「次のターンは……彼方が踏み倒しの『疾風剣』、赤単が『ゲステラ』で確定だな」


赤単(あいつの『疾風剣』には『ゲステラ』しかない……『溜め』をすれば負け、『防御』しても試合を長引かせるだけ)

彼方(あいつの『ゲステラ』には『疾風剣』しかない……『防御』でも同じことだけど、『疾風剣』の踏み倒し権をこれ以上温存する意味もない)


田中「お互いにそれ以外の選択をしても利がない……ナッシュ均衡って奴か」

ターン[5]


彼方『疾風剣』


赤単『ゲステラ』


彼方の『疾風剣』! コスト0で使える!

赤単の『ゲステラ』! 手札の『やもちゃん』を除外する!

[2]-[4]!

彼方に[2]のダメージ!

彼方の『妖刀「狂月」』!他安価カードのコストを1上げる!



彼方

HP:[3]

エナジー:[1]

状態異常:『疾風剣』コスト+3 コスト軽減発動済み
『パーフェクトシールド』コスト+3
『妖刀「狂月」』パワー+6


赤単

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『やもちゃん』→OUT

彼方(5ターン目……攻防一体の『疾風剣』がなければ不利な読み合いになっていた……)

中田(彼方の引いた安価カードは全て意味があった。それに対し赤単のは『ゲステラ』によって他の二枚の安価カードを使わぬまま捨て去ってしまった……まるで二人の本質を現わしているかのようだ)


彼方「……赤単、あなたは強い。だからこそあなたのやり方を肯定することはできない……このゲームを愛する一人のプレイヤーとして、あなたに勝ってこの地獄を終わらせる!」

赤単「ふん……よく言うな、そんな顔で」

彼方「……顔……?」スッ


ボタッ


田中「お、おい彼方! お前鼻血出てるけど大丈夫か……?」

彼方「……!?」

中田「彼方、ティッシュだ」サッ

彼方「ああ、ありがとう……」スッ

彼方(……頭が、痛い……心臓の音がうるさい……)フラッ

彼方(急に、視界が……! オーバーフローか……馬鹿な……! これまでにあった読み合いはたったの二度だけだぞ……!)グワングワン

彼方(これほどのものなのか……『格』の差というものは……!)

中田「……この6ターン目で、必ず決着がつく」

田中「ここで無傷で『溜め』ることができれば……あとは一度『防御』してからパワー10の『狂月』で勝ち!」

中田「だが、『溜め』に『ゲステラ』を直撃させられると、HPが尽きて負け」

田中「その『ゲステラ』を『防御』できれば、次のターンに無傷で『溜め』て、そこからパワー10の『狂月』で勝ち!」

中田「だが『防御』に『溜め』を合わせられると、相手の2連『ゲステラ』をしのぐ方法がなくなって負け……!」

中田(完全に五分の読み合い! 頼む彼方……俺の時みたいに、この五分を制してくれ!)

彼方「う……く……」ヨロッ

中田「彼方……?」

田中「お、おい、もう十分経っちまうぞ……」

審判「6ターン目開始から九分経過。後一分以内にセットしなければ、失格とします」

彼方(『溜め』……『防御』……『溜め』……『防御』……)スッ

彼方「…………あれ、僕、何、出した……?」フラッ

中田「……!?」

赤単「……一度読み負けても、折れずに立ち向かってきたその胆力は認めてやる……だがやはり、それだけだったようだな」

ターン[6]


彼方『溜め』


赤単『ゲステラ』


彼方のエナジーが[1]増える!

赤単の『ゲステラ』! 手札の『溜め』を除外する!

[0]-[4]!

彼方に[4]のダメージ!

彼方の『妖刀「狂月」』!他安価カードのコストを1上げる!



彼方

HP:[-1]

エナジー:[1]

状態異常:『疾風剣』コスト+4 コスト軽減発動済み
『パーフェクトシールド』コスト+4
『妖刀「狂月」』パワー+8


赤単

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『溜め』→OUT



ゲームセット! 赤単の勝利!

彼方「ぐはっ……!」ドサッ

中田「彼方!」

赤単「中田ァ……俺はこれでもお前を評価していたんだぞ? 他の有象無象よりかは見どころがあるとな……そのお前を完封したというから期待していたが……がっかりだよ。この程度とはな」

赤単「やはり……俺と勝負できるやつはいないのか」

彼方「うぅ……」

田中「……」

赤単「……さぁ彼方! お前は俺に敗北し、このバトルロワイヤルから脱落することになる! 掲示板に映るお前の名前は一体何位かな……?」


掲示板『田中:27位』バターンッ


彼方「!?」

赤単「!?」

三九「なっ、何故彼方ではなく田中の名前が掲示板に……!?」

赤単「はっ……そのデュエルディスク、まさか!」

田中「ご明察……試合前にすり替えておいたのさ!」

中田(だから掲示板は田中が敗北したと判定したのか……!)

赤単「……小癪な真似を」

田中「やれやれ、保険を張っといてよかったぜ」

彼方「田中、どうして……」

田中「知ってんだろ? 僕は合理的なんだ……僕の読みが正しければ、彼方! お前はきっと赤単に勝てる! 今の内にお前に賭けとけば、僕は労せずナンバー2って寸法よ」

田中「だからよ……お前がこの部のナンバー1になるのを……地獄で待ってるぜ」バシュッ

彼方「田中……!」

中田「……! 彼方、一度逃げるぞ!」ピューッ

中田(田中が作った再戦のチャンス、無駄にはしない……!)


三九「……追いますか?」

赤単「いや、いい……特待生の田中があそこまでするとはな……やはりあの彼方とかいうやつ、何か持っているのかもしれん……あるいは、俺の高みへと届き得る何かを……!」

中田「はぁっ……はぁっ……」スッ

中田(赤単は外に居る奴等大体片付いたと言っていた……中庭に身を潜めていれば、他の部員に襲われることはないだろう)

中田「彼方……調子はどうだ?」

彼方「鼻血はもう止まった……けれど……」

彼方(まだ頭痛が収まらない……視界もぼやけたままだ……)ズキズキ

中田(重症だな……俺を完封した彼方が、たった三度の読み合いをしただけでこの疲労……赤単、あいつは一体どれほど……本当に、人間が勝てる存在なのか……?)

中田「……何か飲み物を買ってくる。ここで休んでいろ」


三九「……ようやく一人になったな」ザッ

彼方「……!」

彼方(こいつ、赤単の隣にいた……)

三九「やはりお前は危険な存在だ……赤単へ害をなす前に、私がここで息の根を止めてやる」

彼方「くっ……」ヨロッ

彼方(この部の副部長ということは……こいつも相当デキるはず……戦えるか? 今の僕の憔悴した脳で……!)

三九「彼方! 私と勝負……」


中田「三九! 俺と勝負しろ!」ザッ

三九「お前は……飲み物を買いに行ったんじゃなかったのか」

中田「今の彼方を、俺が本気で一人にするわけないだろう……俺達のエースなんだ、彼方は」

彼方「中田先輩……」

中田「田中はお前を信じた……今や敵ですら、お前が何かするんじゃないかって思ってる」

中田「俺もだ……! いや! 俺が一番最初なんだよ! お前の覇道を信じたのは!」

中田「こんな所で、終わらせはしない……! 何に変えてもお前を守る!」ガシャコン

三九「中田、私はお前も前々から気に入らなかったんだ……赤単に気に入られてるお前がなぁ! 丁度いい……お前から叩き潰してやるぞ!」ガシャコン

「「ドロー!」」



中田の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


三九の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:世紀の大泥棒
コ ス ト:3
パ ワ ー:2
効  果:相手が出した安価カードの効果を奪いこのカードの効果として上書きする。相手のカードは効果がなくなる

カード名:ちゃぶ台返し
コスト:3
パワー:0
効 果:相手が出したカードのパワーを0にして、そのパワー分、このカードのパワーをアップする

カード名:逆だったかもしれねェ
コ ス ト:3
パ ワ ー:0
効  果:使うと全てのカードのコストとパワーが入れ替わる。「かもしれねェ」なので毎回この効果が発動するとは限らない

カード名:射出
コ ス ト:4
パ ワ ー:?
効  果:
自分の他のカードを1つ捨ててそのカードの攻撃翌力×2ダメージ

☆ルールの補足説明

1ターンは、以下の五つのフェイズから成り立っています。

1.セット
2.オープン
3.効果処理
4.ダメージ計算
5.カード回収

特に指定のない場合、カードの効果は全てフェイズ3に同時に発動します。
また、両プレイヤーのカードの効果が同時に発動する時、コストが高い方のカードの効果から処理されます。


そのため、本来コスト4以上のカードの効果は>>95『世紀の大泥棒』よりも早く発動するのですが、カードのコンセプトからしてこの裁定はおそらく>>95さんの意図とは違うと思われます。

よって『世紀の大泥棒』の効果は相手カードの効果より先に発動するものとします。

加えて
>>99『逆だったかもしれねェ』の効果が発動する確率は48%とします(>>99のコンマが48だから)。

>>100『射出』はパワーとコストが入れ替わった場合、セット時にコストを参照することができないためセット不可になるものとします。
また、効果は「このターン、自分の他のカードを1枚除外し、そのカードのパワーを2倍した数値をこのカードのパワーとする」とします。

ご了承ください。

中田「『世紀の大泥棒』『夏休みの宿題』『逆だったかもしれねェ』か……」

三九「『ちゃぶ台返し』『GOGO拳』『射出』か……」

中田(これは……俺が大幅に不利か)

三九(まずは『射出』が使えるように、私は4連続で『溜め』で確定)

中田(俺も(『夏休みの宿題』に賭けないかぎり)エナジーが3つないと動けない。3ターン目まで『溜め』連打で確定……)

中田(ついでに4ターン目に動く意味もないからやっぱり4ターン目も『溜め』で確定)



ターン[4]


中田『溜め』


三九『溜め』


中田のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!



中田

HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:『GOGO拳』コスト:390625


三九

HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:なし

中田(そして5ターン目からが読み合い……)

三九(『射出』が決まれば、『GOGO拳』を捨ててパワー11110で勝ち)

中田(その効果を『世紀の大泥棒』で奪うことができれば、『夏休みの宿題』を捨ててパワー20で勝ちだが……)

三九(それを『溜め』で空かせば、次のターンに『射出』で勝ち)

中田(それに『溜め』を合わせても……このターンと同じ読みを次のターンで繰り返すことになる……相手が『GOGO拳』を素撃ちできるようになるターンまで)

三九(よって私にとっては『溜め』が安定択。読み勝てば勝ち、読み負けても有利な読み合いが続く……なんにせよ、勝負に行くか行かざるか、主導権は私にある)

中田(一応、俺には『逆だったかもしれねェ』という中間択がある。効果が発動すれば相手が『射出』でも『溜め』で即敗北とはならない……効果が発動すれば、だが)

中田(しかし相手が『GOGO拳』の素撃ちを目指してくるなら、どうせ『逆だったかもしれねェ』を頼らなければならなくなる。なら今ここで運試ししても一緒か……?)

三九「セット!」スッ

中田「……セット!」スッ

中田(ここはこのカードだ……!)



1.相手は速攻で勝負を決めに来るはず。『世紀の大泥棒』だ!

2.相手は安定択で来るはず。こっちも『溜め』だ!

3.必ず効果を発動してみせる! 『逆だったかもしれねェ』だ!

↓1

(1、2、3のどれかを選んでください)
(3を選んだ場合、『逆だったかもしれねェ』を↓1のコンマで判定。00~47で発動。48~99で不発)

>>104の表示を誤りました。
『GOGO拳』のシステムメッセージがない上に、中田と三九の状態異常欄が逆です。脳内変換の方よろしくお願いします。
申し訳ございませんでした。

ターン[5]


中田『溜め』


三九『溜め』


中田のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!

三九の『GOGO拳』! コストが1/5になる!



中田

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし


三九

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:『GOGO拳』コスト:78125



中田「よし……ッ、読み勝った!」

三九「チッ……」

中田(やはり安定択で来たな……赤単の側に居る割には、こいつのスタイルは慎重派……)

中田(なら俺もひたすらに安定択を追う! 相手の退路がなくなるまで……!)

三九「セット!」スッ

中田「セット!」バッ

ターン[11]


中田『溜め』


三九『防御』


中田のエナジーが[1]増える!

三九の『GOGO拳』! コストが1/5になる!



中田

HP:[5]

エナジー:[11]

状態異常:なし


三九

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:『GOGO拳』コスト:5

三九「11ターン連続、『溜め』……!」

三九(ただ私の安定択を読み続けているだけ……だが、それがどれだけ難しいことか)

三九(私のエナジーが4に達してからの7ターン、私にとっては全てが勝利のチャンスであり、奴にとっては全てが致命択だった)

三九(『次は勝負に来るんじゃないか、次こそは……』……普通なら、そんなことを思って一度は選択を誤るもの……有利な時はその失敗を待ち、付け込むのが私のスタイル)

三九(それをこうまで徹底的に読んでくるとは……悔しいが、やはりこいつも赤単に目をかけられるだけのことはある)

三九(……が、それでもまだ私の有利は変わらない。次のターン、ついに『GOGO拳』を素で撃てるからだ。それを防ぐ方法は『逆だったかもしれねェ』の効果を発動させられる以外にない! 一方的に確率のリスクを負わせられる!)

中田(けど、ここでその確率を潜り抜ければついに勝負は俺の有利に傾く!)

中田「……セット!」バッ

三九「セット!」バッ



ターン[12]


中田『逆だったかもしれねェ』


三九『GOGO拳』



(『逆だったかもしれねェ』をこのレスのコンマで判定。00~47で発動。48~99で不発)

中田の『逆だったかもしれねェ』! 全てのカードのコストとパワーが入れ替わる!

[3]-[5]!

中田に[2]のダメージ!

三九の『GOGO拳』! コストが1/5になる!



中田

HP:[3]

エナジー:[8]

状態異常:コスト・パワー反転


三九

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:コスト・パワー反転
『GOGO拳』コスト:1111 パワー:5

中田「発動した……!」

三九「ぐっ……」

三九(読み負け続けて、運までも……! 下り坂!)

中田(今『世紀の大泥棒』のコストは2、パワーは3。撃てば確定で1ダメージを与えることができる)

三九(同じパワー3になっている『ちゃぶ台返し』でも、効果を奪われるせいで防ぐことはできないからな……)

中田(そして今俺の持っているエナジーは8、『世紀の大泥棒』を4回撃てるから4ダメージは担保されている)

三九(だが私のHPは満タンの5! 4ダメージ受けても1残る……生き残りさえすれば、パワー5の『GOGO拳』でまた五分に戻せるぞ……!)

中田(その残り1を削るには……更にエナジーを2つ『溜め』るか、『逆だったかもしれねェ』を0コスト3パワーの攻撃札として使うかだ)

中田(そのどちらにも『ちゃぶ台返し』を撃たれるとまずいが……4回の『大泥棒』と1回の隙……どちらにせよ俺に有利な読み合いになる)

三九(いいだろう……有利な時はそれを押し付け、不利な時はそれを覆す。それが私のスタイル! ここで読み勝ってみせる……あいつにできたことが、私にできないはずがない!)

三九「セット!」バシィッ

中田「セット!」スッ

ターン[15]


中田『世紀の大泥棒』


三九『防御』



三九の『防御』!中田の『世紀の大泥棒』のパワーが[2]下がる!

[1]-[0]!

三九に[1]のダメージ!

三九の『GOGO拳』! コストが1/5になる!



中田

HP:[3]

エナジー:[2]

状態異常:コスト・パワー反転


三九

HP:[2]

エナジー:[0]

状態異常:コスト・パワー反転
『GOGO拳』コスト:8.888 パワー:5

中田(3連『大泥棒』を……)

三九(3連『防御』してやったぞ……!)

三九「ふん……安定択に読み勝ち続ける……前半とは立場が逆転したな?」

中田「……」

三九(無視か……とことん気に入らんやつだ)

三九(だがこれで次の読み合いは向こうにも火が入るはず……次も相手の『大泥棒』を『防御』できれば相手はエナジーが枯れる。何のリスクも負わず『ちゃぶ台返し』を連打して勝ちだ)

中田(その『防御』に『逆だったかもしれねェ』を撃って、効果が“発動しなければ”勝ち、そうじゃなければ五分)

三九(その『逆だったかもしれねェ』に直接『ちゃぶ台返し』を撃てれば……発動しなければ勝ち、発動すれば五分)

中田(その『ちゃぶ台返し』に『大泥棒』を撃てれば勝ち……)

三九(この土壇場に来て……完全に五分の読み合い!)

中田(ダラダラとターンを重ねて最後に五分……こんな時、俺もお前みたいに『わざとこの状況を作った』なんて言えたらいいんだけどな……)チラッ

彼方「……」

中田「……セット!」バッ

三九「セットォ!」バッ

中田(ここは……このカードだ!)



1.突っ張り切る! 『世紀の大泥棒』だ!

2.出目次第で無限の勝ち筋! 『逆だったかもしれねェ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)
(2を選んだ場合、『逆だったかもしれねェ』を↓1のコンマで判定。00~47で発動。48~99で不発)

ターン[16]


中田『世紀の大泥棒』


三九『防御』



三九の『防御』!中田の『世紀の大泥棒』のパワーが[2]下がる!

[1]-[0]!

三九に[1]のダメージ!

三九の『GOGO拳』! コストが1/5になる!



中田

HP:[3]

エナジー:[0]

状態異常:コスト・パワー反転


三九

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:コスト・パワー反転
『GOGO拳』コスト:1.7776 パワー:5

中田(4連『大泥棒』を……)

三九(4連『防御』してやったぞ……!)

中田(また……五分を読み負けたか……!)

三九(あとは0コスト3パワーの『ちゃぶ台返し』を連打すれば奴に勝ち筋はない……私の勝ちだぁ!)

三九「これ以上は無駄だ……さっさと棄権するがいい、中田ァ!」

中田「……いいや、きっと無駄じゃないさ。セット!」

三九(何? まだ奴に勝ち筋が……? いやハッタリだ。私の深読みを誘っているだけだろう……ここは迷わず『ちゃぶ台返し』連打だ!)

ターン[19]


中田『防御』


三九『ちゃぶ台返し』



中田の『防御』! 三九の『ちゃぶ台返し』のパワーが[2]下がる!

[0]-[1]!

中田に[1]のダメージ!

三九の『GOGO拳』! コストが1/5になる!



中田

HP:[0]

エナジー:[0]

状態異常:コスト・パワー反転


三九

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:コスト・パワー反転
『GOGO拳』コスト:0.0142208 パワー:5



ゲームセット! 三九の勝利!

三九(3ターン連続『防御』対『ちゃぶ台返し』であっけなくゲームセット……やはり奴の態度はハッタリだったようだな)

三九「往生際の悪い奴め……最後の足掻きさえ看破され、無駄に終わり……どんな気分だ?」

中田「言ってるだろう、『無駄じゃない』って……19ターンか、それだけ稼げれば十分だろう」

中田「……彼方」ボソッ

三九「19ターン……お前、まさか! 最初から彼方が回復する時間を稼ぐために……!?」

三九「私の安定択を読み続けたのも……有利になっても安定択を出し続けたのも! 全て試合を長引かせるため……私の行動を全て読んでいたというのか!?」

中田「お前の慎重さを利用して、試合を長引かせようとしたのはその通りだが……お前の全てを読めたわけじゃない。もしそうなら普通に勝ちに行ってるよ、俺は」

中田「そうだ……俺は弱いから、こんなやり方しかできなかった……けど、お前は違うだろう、彼方!」

中田「時間は稼いだぞ……立て! そして今度こそ止まるな! どんな壁も乗り越える強さで突き進め! お前の見据える……覇道の彼方まで!」バシュッ

掲示板『中田:26位』バターンッ


彼方「ありがとう……中田……」フラッ

三九(あの様子……まだ完全に回復したわけではなさそうだ。赤単との真っ向勝負……生半可な負荷ではなかったということだろう)

三九(このまま奴を狩る……! 赤単への脅威を排除すると共に、お前の稼いだ時間などやはり無意味だったと証明してやる……中田!)

三九「彼方! 私と勝負……」

彼方「三九……あなたに勝負を申し込む」

三九「……!?」

三九(馬鹿な……自分が本調子ではないことは、奴が一番よく理解しているはず! なのに逃げるどころか、立ち向かって来るだと……!?)

彼方「どうした……? 中田と戦った負荷が残っているのか……? なら申し込みを撤回してやってもいい……」

三九「……ふざけるな! いいだろう……自分の窮地すら分からんのなら、敗北で目を覚まさせてやる!」ガシャコン

彼方「……これは窮地か、あるいは……!」ガシャコン

「「ドロー!」」



彼方の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


三九の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

彼方「『飴と鞭』『おなら?』『迫撃砲』か……」

三九「『力の解放』『新必殺技(ニューフェイバリット)』『バルカンパンチ』か……」

三九(これは……私の必敗か。奴の『溜め』5回→『迫撃砲』という動きに耐える方法がない)

三九(『迫撃砲』に『新必殺技』を使っても無効化することはできない。コストが高い向こうの効果が先に発動し、無効化されるのはこちらだからだ)

彼方「どうした……? チェンジしないのかい」

三九「ふん、言われなくても……『チェンジ』!」バッ

三九(こんなのはただの不運だ。奴に実力で劣ったわけではない……だが、なんだこのプレッシャーは……!?)ゴゴゴ

三九「くっ、ドロー!」シャシャシャッ



三九の手札(チェンジ後)


カード3 ↓1

カード4 ↓2

カード5 ↓3



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

三九「『舌を嚙み切る』『ねこパンチ』『ぬ』か……」

三九(『ねこパンチ』……これがあれば一応勝ち筋はある。始まる前に敗北という最悪の事態だけは防げたな)

三九(ただ……一枚、何かよくわからないカードを引いたな。というかこれは本当にカードか? 材質からして違うようだが……)プルプル

三九「審判! 『ぬ』とはなんだ!」

審判「……『↓1』。今試合ではこれを『抱っこ』と定義する!」



↓1

(自由に考えてください)

>>144またコピペミスしました。『抱っこ』は『ぬ』です。

審判「……『かつてお前の妹だったもの』。今試合ではこれを『ぬ』と定義する!」

三九「い、妹……? 私に妹など居ないが……」

三九「それで、コストが『かつてお前の妹だったもの』とはどういうことなんだ!? このカードはいくらエナジーを消費すれば使えるんだ! 使えたとして、効果が『かつてお前の妹だったもの』とはなんだ! 何がどうなるんだ! おい!」

審判「……」スーン

三九「くっ……」

三九(とりあえず、このカードは外して考察を始めるか……)

三九(とはいえ、おそらくこの勝負はかなりシンプルなものになる……即ち、奴が『溜め』が5回行い『迫撃砲』を撃たれるまでに、私の『ねこパンチ』で計5ダメージを与えられるかどうかの……シンプルな運ゲー!)

三九(読み合いも発生しないだろう。私の『ねこパンチ』を『防御』できたとしても……『防御』のターンは『溜め』を行えず、結果として『迫撃砲』までの隙を増やすことになり、うまみは少ない。私の全ての行動を読むならまだしも、一度くらいの読み勝ちでは私の『ねこパンチ』試行回数を増やすだけ。読み合いを仕掛けて無駄な読み負けのリスクを背負う方が遥かに大きいからな)

三九(私に『おなら?』を二回当てるという別ルートの運ゲーもあるが……勝率は上のルートより数%上回るだけだ。私との読み合いを考えるとやはり素直に『溜め』5回からの『迫撃砲』で来るだろう……)

彼方「……セット」スッ

三九「セット」

ターン[1]


彼方『溜め』


三九『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[1]

状態異常:なし

三九(やはり『おなら?』ではないか……こいつには何をしでかすか分からない雰囲気がある。もしや『おなら?』か『防御』かの読み合いを仕掛けてくるかとも思ったが……やはりもう読み合いを挑む体力はないということか)

三九(私が『ねこパンチ』を2回直撃させて、計ダメージが5以上になる確率はきっかり40%……! 低いが、十分狙える数字だ! 純粋な運の勝負になってしまったのは遺憾だが、運でも私が勝ることを見せつけてやる!)

三九「セット!」バッ

彼方「……セット」スッ

ターン[2]


彼方『防御』


三九『ねこパンチ』



三九「『防御』……!?」

三九(こっちで読み合いを仕掛けてきただと……!? 馬鹿な! このルートの読み合いは、『おなら?』を二回当てるよりも不利になるんだぞ……! 体力を消耗しすぎてイカれたか!?)

彼方「イカれてなんかないよ……むしろ逆だ。体力を回復したからこそ、こうして君に読み合いを仕掛けてるんだ」

三九(心を……読まれた!?)

彼方「君の行動、その全てを読めるなら……君の『ねこパンチ』を全て『防御』する……それが最も勝率が高くなる。そう考えたまでさ」

三九「私の行動を全て読むだと……!? 舐めるのも大概にしろォッ!」バッ



三九の『ねこパンチ』! パワーが[0~4]になる!

(『ねこパンチ』のパワーをこのレスのコンマで判定。00~19で0。20~39で1。40~59で2。60~79で3。80~99で4。)

三九の『ねこパンチ』! パワーが[2]になる!

彼方の『防御』! 三九の『ねこパンチ』のパワーが[2]下がる!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[0]

状態異常:なし



三九(ダメージを与えることはできなかったか……だが、これで奴のエナジーはまだ1! 『迫撃砲』を撃つためにあと4つエナジーを『溜め』る必要があるため、こちらもまだ『溜め』2回と『ねこパンチ』2回ができる……試行回数は減っていないぞ! まだ40%の勝ち筋はある!)

彼方「その試行回数というのは、全て直撃の話だろう?」

三九(また、心を……!?)

彼方「僕が『溜め』のタイミングを完全に合わせ、あなたの『ねこパンチ』を全て『防御』できれば残りの試行回数は3。それで与ダメージが5以上になる確率は3.2%……あなたの皮算用より遥かに低い……」

三九「ふん……だがお前の『防御』に『溜め』を合わせればその試行回数は増えていく。確かに40%とは皮算用かもな……それ以上になる可能性もあるのだからな!」

彼方「セット!」スッ

三九「セット!」ビッ

ターン[3]


彼方『溜め』


三九『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[1]

状態異常:なし

ターン[4]


彼方『溜め』


三九『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:なし




ターン[5]


彼方『溜め』


三九『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[3]

状態異常:なし

ターン[6]


彼方『防御』


三九『ねこパンチ』



三九「ここで『防御』……!」

三九(3連で『溜め』を見せてから『ねこパンチ』……この動きに完璧について来た……! 私が完璧に読み負けているだと……!? あんな、立っているだけで精一杯の男に……!)

彼方「うっ……」フラッ

彼方(痛い……! 考えれば考えるほど、読み合えば読み合うほど脳が悲鳴をあげる……)ズキズキ

彼方(だが……何故だろう。その痛みに感覚を研ぎ澄ますほど……脳の一番奥が冴えていくのは……この先に道が続いていると確信できるのは……!)カッ

『超回復』!
傷付き断裂した筋繊維が、以前よりも強い筋肉となって再生する現象である。
この『超回復』……筋肉にのみ起こる現象なのだろうか? 『魂』は『超回復』しないのだろうか?

否! 『魂』も『超回復』する! 壁にぶつかり傷を受けた魂は……その痛みを受けいれ、挑み続けることで、輝きを増していく!
笑って理不尽を受けいれ、理不尽に挑み続ける……真のアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーのように!

彼方「まだ、限界じゃない……まだ……!」ギラッ

三九(あの眼光、まるで……!)ゾクッ

彼方「この『ねこパンチ』……パワーが2以下ならば! 僕は次のターンの『溜め』で負けることはなくなる。そのまま『迫撃砲』で勝ちだ……!」

三九「っ、そうはさせない!」バッ



三九の『ねこパンチ』! パワーが[0~4]になる!

(『ねこパンチ』のパワーをこのレスのコンマで判定。00~19で0。20~39で1。40~59で2。60~79で3。80~99で4。)

三九の『ねこパンチ』! パワーが[4]になる!

彼方の『防御』! 三九の『ねこパンチ』のパワーが[2]下がる!

[0]-[2]!

彼方に[2]のダメージ!



彼方

HP:[3]

エナジー:[4]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:なし

彼方「くっ……」

三九(来た……最高出目の『ねこパンチ』!)

三九「私はこの結果を天啓と受けとる……! 絶対にお前を斃せ、という天啓だとなァ!」

彼方「どんな状況だろうと……天に愛された女が相手だろうと……! 僕がやることは変わらない。ただ、目の前の読み合いに勝つ……!」

三九(あいつの『溜め』に『ねこパンチ』を直撃させることができれば……40%の確率で勝ち!)

彼方(その『ねこパンチ』を『防御』できれば、更に相手の勝率を下げることができる……!)

三九(その『防御』に『溜め』を合わせれば、『ねこパンチ』チャンスが増える!)

彼方(その『溜め』に『溜め』を合わせれば『迫撃砲』で勝ちだ)

三九(まだまだ不利が覆ったわけではないが……少なくとも負けが確定したわけではない! 何としてでもここで息の根を止めてやるぞ……彼方!)

三九(ここは……これだ!)

三九「セットォ!」バシッ

彼方「セット!」スッ



1.試行回数を増やす! 『溜め』だ!

2.出目次第で無限の勝ち筋! 『ねこパンチ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)
(2を選んだ場合、『ねこパンチ』のパワーを↓1のコンマで判定。00~19で0。20~39で1。40~59で2。60~79で3。80~99で4。)

ターン[7]


彼方『溜め』


三九『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!

三九のエナジーが[1]増える!



彼方

HP:[3]

エナジー:[5]

状態異常:なし


三九

HP:[4]

エナジー:[3]

状態異常:なし

三九(『溜め』を読まれた……! 私の、負け……ついに最後まで、一度も読み勝てなかった……!)

三九「棄権し……」ピタッ

三九(いや、待てよ? もしかしてこのカードなら……)スッ

ディスク『現在、そのカードをセットすることはできません』ブブーッ

三九(く……やはりセット不可か)プルンッ

彼方「『ぬ』なら……理不尽な効果を発動してこの勝負を覆せると思ったか?」

三九「……!」

彼方「そのカードのコストは『かつて妹だったもの』……それを持たず、支払えぬお前にそのカードは使えない。結果は変わらなかっただろうが……何故1ターン目にそのカードを試さなかった?」

彼方「1ターン目から思考の外に置いたカードを、何故今更使おうとする? 足搔こうとする?」

彼方「理不尽カードから逃げるのもいいだろう。反対に、僕との読み合いから逃げたってよかった……だが両方から逃げたお前に……何も受け入れず、何にも挑まなかったお前に、勝利は絶対に訪れない」

彼方「僕は……絶対に負けない」

三九「……っ」

三九(格が……違う……!)

三九(こんなことを思わされたのは、人生で二度目だ……やはりこいつは、あの人に届き得る器……!)

三九「棄権……する!」



ゲームセット! 彼方の勝利!

彼方「赤単……あいつは校内に居るはずだったな」ザッ

「一年坊が来たぞーッ!」「倒せ倒せ!」「赤単にやられる前に、俺らの下を増やせ―ッ!」

彼方「邪魔だ……どいてくれないか」


赤単「残りカスはどこだぁ~ん?」ザッ

「赤単が来たぞーッ!」「逃げろ逃げろ!」「あいつにやられるなら、下が増えてからにしろーッ!」

赤単「全員死ねェーいッ!」


ゲームセット! 彼方の勝利!

ゲームセット! 赤単の勝利!

ゲームセット! 彼方の勝利!

ゲームセット! 赤単の勝利!


部員B(廊下の端から謎の一年坊が向かって来る……挑んでくる奴等を軽く跳ねのけながら……! まるであいつが歩いた場所は、どんな修羅場もまっさらな道になってしまうかのような……)

部員B(そしてその向かいの端から赤単が向かって来る……逃げる奴等を片っ端から叩きのめしながら……! まるであいつが歩いた場所は、どんな花園でも歪な屍の山になってしまうかのような……)

部員B「……きっ、棄権しまぁす!」

掲示板『部員B:3位』バターンッ

赤単「やはり……お前が最後の一人か、彼方ァ……!」

彼方「帰って来たよ……地獄の底から!」

赤単「ふん……その眼を見れば分かるぞ。成ったな……俺に敗北した瞬間とは、別次元の存在に……!」

赤単「折角だ、他の奴等にもお前の成長を見てもらうといい!」バッ

彼方(学校が、変形していく……!)ズゴゴゴゴ


田中「なっ、なんだァ!?」バシュッ

中田「さっきまで、部室地下の収容施設に収監されていたはず……!?」バシュッ

彼方(円形の観戦席が僕らを囲むように現れ……そこに散っていった部員達が座っている)

彼方「コロッセオか……」

赤単「俺が勝てばあそこに居る奴等は皆俺の奴隷……そしてその中にお前も入ることになる! その覚悟はいいか!?」

彼方「そのふざけた言葉……僕が王になった暁には脳裏に浮かべることすら禁じよう」

赤単「覚醒したお前の実力! 俺に見せてみろォ!」ガシャコン

彼方「行くぞ……最終決戦だ!」ガシャコン

「「ドロー!」」



彼方の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


赤単の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

彼方「『ふいうち』『世界線移動』『寿司食べ放題』か……」

赤単「『借金』『逆ギレ』『平均的一般人』か……」


中田「この手札は……」

田中「『ふいうち』の不意を打てる判定が重要だな」


彼方(『借金』……多額の借金を背負うと精神が滅入る。不意を打てるな)

彼方(『借用書』……同上。不意を打てるな)

彼方(『逆ギレ』……怒りは人を盲目にする。不意を打てるな)

彼方(『平均的一般人』……プロからすれば、素人なんて隙だらけだ。不意を打てるな)

彼方(『溜め』……こいつに不意を打てなきゃおかしいだろう。不意を打てるな)

彼方(『防御』……逆にいけそう。不意を打てるな)

彼方(ふむ……全てのカードに不意を打てるな。だが一応審判さんに確認をしておこう)

彼方「審判! 全カード不意を打てるな!?」

審判「

『借金』は『↓1』
『借用書』は『↓2』
『逆ギレ』は『↓3』
『平均的一般人』は『↓4』
『溜め』は『↓5』
『防御』は『↓6』

だな」



1.不意を打てる

2.不意を打てない

↓1~6

(1、2のどちらかを選んでください)

審判「『逆ギレ』『溜め』は不意を打てる。
『借金』『借用書』『平均的一般人』『防御』は不意を打てない」

彼方「そうか……」


部員B「これは……分かんないな……“彼方がどう動くか分からん”」

部員A「赤単がどう動くかは分かんの?」

部員B「赤単はまず1ターン目に『借金』を使い、エナジーを1つ溜める。そして2ターン目に『平均的一般人』だ」

部員A「その時点での『平均的一般人』のコストは1、パワーも1か」

部員B「するとエナジーが0の状態で『借用書』を連打できる。いくら撃っても『借金』で溜めた分のエナジーを消費しないから『借金』に戻ることはない」

部員A「法の抜け穴だな……毎ターンパワー2で攻撃できるのは強い……!」

部員B「……一概には言えないが、赤単の動きはこれで間違いないだろう」

部員B「それに対する彼方の考えられる動きは……第一に引き分け。赤単の手札は確かに強力だが、3以上のパワーで攻撃できず、『防御』連打を突破できないという弱点を抱えている。引き分けを提案されたら飲むしかない」

部員A「どころか『ふいうち』で倒しにいくことは……できないか。『ふいうち』でダメージを与えられるのは『溜め』か『逆ギレ』だけだけど……さっきの話だと赤単はどっちも使ってないもんな」

部員A「じゃあ引き分け以外は?」

部員B「それ以外は……もちろん『寿司食べ放題』を使うルートだ。ここで新たに引くカード次第では勝ちにいくことができる」

部員A「そんな強いカードを引けなかったら?」

部員B「カード次第だが、大方また引き分け提案か、『世界線移動』でもっかいドローゲーを仕掛けるかだな」

部員A「……ん? 一回チャンスを逃してもまた引き分けを提案できるなら、基本『寿司食べ放題』を撃った方が得なんじゃない?」

部員B「基本、な。アルティメット寿司じゃんけんには本当に冗談みたいなカードが投稿されている……俺はまだ見たことないが、『このカードを引いたら負ける』なんてカードを引く可能性を考えたら、初っ端から引き分けを提案するのもナシじゃないだろう」

部員B(アルティメット寿司じゃんけんは何が起こるか分からんゲームだ……だから赤単の最適行動も、一概に最適とは言えない……)

部員A「なるほどなぁ……だから、彼方がどっちで来るか分かんないってことか」


中田(いや……俺には分かる! 今の彼方なら、きっと……!)

彼方「……セット」スッ

赤単「ふっ、やはり引き分けは提案してこないか……! いいだろう、乗ってやる! セット!」バッ



ターン[1]


彼方『溜め』


赤単『借金』


彼方のエナジーが[1]増える!

赤単の『借金』! 赤単は[1]を指定した!

赤単のエナジーが[1]増える!

赤単の『借金』が『借用書』になった!



彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


赤単

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『借金』→OUT 『借用書』←IN
借金[-1]

ターン[2]


彼方『溜め』


赤単『平均的一般人』


彼方のエナジーが[1]増える!

[0]-[1]!

彼方に[1]のダメージ!



彼方

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:なし


赤単

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:借金[-1]

田中「『寿司食べ放題』の……しかも『溜め』2回ルートで行くか!」

田中「1枚しか引けないけどダメージも1で済む『溜め』1回ルートと、2枚引けるけどダメージは3になる『溜め』2回ルートがあったが……」

中田(……更に言うなら、3枚も引ける代わりに手札に来た瞬間に効果が発動するカードを引けなければ負け確定の『溜め』3回ルートもあるが、それは流石に外して考えるか)

田中「彼方レベルになると何千枚って安価カードを見てきただろうからな……その経験則から考えると、多くダメージを受けてもここは2枚引いた方が勝率は高いんだな」

中田「どうかな……俺にはただ、あいつがアルティメット寿司じゃんけんを楽しんでいるだけのようにも見える」

田中「は?」

中田「いっぱいカードを引けたら……楽しいだろう」


彼方「……セット!」バッ

赤単「セット!」バッ



ターン[3]


彼方『寿司食べ放題』エナジー2消費


赤単『借用書』


彼方の『寿司食べ放題』! このカードを除外して、カードを新たに2枚引く!



彼方の手札


カード6 ↓1

カード7 ↓2



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

『スーパーチャージ』と『目潰し』を手札に加える!

[0]-[2]!

彼方に[2]のダメージ!


彼方

HP:[2]

エナジー:[0]

状態異常:なし


赤単

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:借金[-1]

彼方「『スーパーチャージ』『目潰し』か……」


中田「これは……この手札では、勝負がつかないな」

田中「お互いに相手の『防御』連打を突破できない……からな。だからお互いに『防御』連打をしない理由がない」

中田(元祖寿司じゃんけんも基本ルールではお互いに相手の『防御』連打は突破できないようになっているが……あれで勝負になるのはプレイヤーがその穴に気付いていないから、もしくは『防御』連打を禁ずる暗黙の了解があるからだ)

中田(故にその穴を埋めようと『防御』を突破する『気〇斬』などのローカルルールが多く開発されたのだし……そのスピリッツの最果てにこのアルティメット寿司じゃんけんは存在する)

中田(試合を骨までしゃぶりつくし、勝利に貪欲であることをよしとするアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーは……そんな穴に気付かないわけがないし、暗黙の了解など1ミリだって共有しない)

三九「この手札では勝負がつかない……故に、考察すべきは『どうやって手札を変えるのか』」

部員A「引き分けで互いの手札を全て変えるのか? それとも『世界線移動』で一部だけ変えるのか? 二つのパターンが考えられるけど……」

部員B「さっきも引き分けにしなかったんだ。ここは『世界線移動』でこのままいくだろうな」


彼方「セット!」

赤単「ふん……セット!」

ターン[4]


彼方『世界線移動』


赤単『防御』


彼方の『世界線移動』! お互いのHP、エナジー、カード、状態異常を全て初期状態にして1ターン目に戻る!

このカードのコストを[2]上げる!

相手の安価カード一枚を『↓1』に変化させる!



赤単の手札


カード6 ↓1



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:


(変化するカードを↓1のコンマで判定。00~32で『借金』 33~65で『逆ギレ』 66~98で『平均的一般人』 99で別レスで判定)

相手の『借金』を『ステファニーの力』に変化させる!



彼方

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『世界線移動』コスト+2


赤単

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし



赤単「『ステファニーの力』か……」


田中「コスト1でパワー1のバニラ……それがコスト0パワー2のカードと入れ替わった! こりゃ明確な弱体化だぞ!」

中田「『借用書』連打がないとなれば、彼方が溜めれるエナジーに上限はない……狙って来るだろうな……『寿司食べ放題』の最大出力5枚ドロー!」

部員A「しかも彼方は安全に、半永久的に『溜め』れるしな」

部員B「ん……どういうことだ?」

部員A「だってさ、例えば彼方が100ターンの内、99回『防御』して1回だけ『溜め』たらどうだ? いくらあの赤単だって100分の1を読むことはできないだろ」

三九「『百回に一回なんて読めるわけねーだろ理論』か……だが今回の場合そうはならんぞ。100ターンあれば赤単は50回『溜め』て50回『ステファニーの力』を撃てる。2分の1なら、読み合いになるだろう」

部員A「そっか」

☆お詫び

>>192を書いてたらシリーズ5の>>29から始まる宇宙人対会長の展開が矛盾してることに気付きました。はちゃめちゃに手遅れですがお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。

他にもいくつか『百回一回理論』を誤用してそうな気がするので、それについても先に謝っておきます。申し訳ございませんでした。

三九「つまり彼方は『溜め』か『防御』か、赤単は『溜め』か『ステファニーの力』か……という読み合いになるな」

三九(彼方には『ふいうち』で削りに行くパターンもあるが……審判に『ステファニーの力』は不意を打てるかどうか、質問すらしない。どうせ『防御』連打突破するには『寿司食べ放題』に頼るしかない以上、最大『寿司食べ放題』を撃つまで寄り道するつもりはない、ということだろう)

田中「そしてこの読み合いは、どちらが勝利しても互いに得られるアドバンテージはエナジー1つかHP1つ……一回や二回で終わる読み合いじゃない」

中田「来るぞ……読み合いラッシュが!」


赤単「今度は、途中で尽きてくれるなよ……?」ゴキッ

彼方「ふふ……100ターンかけたっていいよ、僕は」ググッ

彼方「はあああ……ッ!」ドドドド

赤単「おおおお……ッ!」ゴゴゴゴ

彼方「『溜め』『防御』『防御』『溜め』『防御』『溜め』『溜め』『防御』『溜め』『寿司食べ放題』!」バシバシバシバシ

赤単「『溜め』『溜め』『ステファニーの力』『溜め』『溜め』『ステファニーの力』『ステファニーの力』『溜め』『溜め』『ステファニーの力』!」バシバシバシバシ

ターン[10]


彼方『寿司食べ放題』エナジー5消費


赤単『ステファニーの力』



田中「彼方が最大『寿司食べ放題』を発動した!」

三九「そこに『ステファニーの力』の3回目の直撃……これで3ダメージが確定した!」


彼方(今の僕でも3ダメージも許してしまうとは……やはりこの男)

赤単(俺の全力でも3ダメージしか与えられんとは……やはりこいつ)

彼方・赤単(……強い!)


田中「けどこれで彼方は脅威の5枚ドローだ! そんだけ引けりゃ今の赤単の雑魚手札なんて軽く捻れるカードも引けるはず!」

中田「どうだろうな……彼方の手札を参照する『平均的一般人』が赤単の手札にある。このドロー次第で手が付けられないカードに化けるかもしれない」

田中「コストもパワーも全カードの平均だろ? そんなにぶっ壊れたカードには……」

田中「なるか……パワー9億のカードとかあるしな」

中田「それに加え、さっきの読み合いラッシュで赤単は余剰エナジーがあるからな……『平均的一般人』を使う準備もバッチリだ」


彼方(なんにせよこのドロー次第……!)

赤単「……来い!」

彼方「行くぞッ!」バババッ



彼方の『寿司食べ放題』! このカードを除外して、カードを新たに5枚引く!



彼方の手札


カード6 ↓1

カード7 ↓2

カード8 ↓3

カード9 ↓4

カード10 ↓5



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:メルトダウン
コ ス ト:5
パ ワ ー:5
効  果:相手を被爆者にする

このスレ終わったら全スレ含めて気に入ってる彼方の試合がどれなのか聞いてみたい

個人的には3スレ目の>>263かな
コモドドラゴンが腐ってた事以外はすごく好きな対局

>>197『メルトダウン』の効果はないものとします。ご了承ください。

『なかよ死こよ死』『メルトダウン』『うんこ』『劉禅』『山口県』を手札に加える!

[0]-[1]!

彼方に[1]のダメージ!


彼方

HP:[2]

エナジー:[0]

状態異常:『世界線移動』コスト+2
『寿司食べ放題』→OUT 『なかよ死こよ死』『メルトダウン』『うんこ』『劉禅』『山口県』←IN


赤単

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

彼方「『なかよ死こよ死』『メルトダウン』『うんこ』『劉禅』『山口県』か……」


三九「引いたな……『防御』連打を突破できるカードを……二枚」

部員B「『メルトダウン』と『山口県』か……これで彼方には大きく分けて四つの道があるな」

田中「……僕なら『山口県』で攻める。効果はランダムでほぼ五分の勝負になるだろうが……『メルトダウン』で行くよりはマシだからな」

田中「『メルトダウン』のコストは5。しかも一度『防御』されるともう一回撃たないと勝てないから、少なくて5回、多くて10回は『溜め』なきゃならない。HP2で挑むには不利な読み合いになるぜ」

中田「俺なら引き分けの提案だな……不利な読み合いは避けたいが、五分の運ゲーも避けたい」

部員A「俺なら『世界線移動』かな。また『寿司食べ放題』でいっぱいドローしたいし」

中田(だが、読み合いでの勝利を好む彼方なら、どんなに不利でも……)


彼方「審判……『ステファニーの力』は不意を打てるか?」

赤単(『ふいうち』の裁定を聞いた……やはり読み合いで真っ向勝負を挑んでくるか!)

審判「ステファニーの全力なので、『ステファニーの力』の不意を打つことはできない」

田中(ただのバニラじゃなかった)

彼方「……わかった」

赤単「……これまでに俺が倒してきた雑魚共の話だがな。俺を知っている奴は、例え有利な手札でも運ゲーカードがあればそれを頼ってきた……『運でしか勝てない』……そんな態度でな」

赤単「だが彼方……お前は運ゲーを放棄し、あくまで読み合いでの勝利を求めた。先程の読み合いは五分だった、順当に行けば不利な読み合いで負けるのはお前なのに……何故だ? 何故そこまで自分の実力を信じることができる?」

彼方「うーん……自分の実力を信じてる、か。それもないとは言わないけど……僕の答えはもっとシンプルだ」

彼方「『こっち』の方が楽しいから」

赤単「楽しいから……だとぉ? ふん、そんな道楽で俺に勝てるつもりか、彼方ァ!」グォッ

彼方「……っ、道楽だから、勝てるのさ!」ザッ


中田「来るぞ! さっきと同じ……」

田中「読み合いラッシュだ!」


彼方「オラオラオラオラオラァ!!!!」シュバババ

赤単「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!」ズバババ


田中「うおおっ!? なんつー速さだ! カ、カードが見えねぇ!」

中田「お互いデュエルディスクの処理速度限界のスピードでセットとオープンを繰り返している……!」

中田(これがアルティメット寿司じゃんけんを極めた者同士の……頂上決戦!)


彼方・赤単「……!」ビタッ


田中「……止まった?」

中田「ディスクの観戦モードを開け! 直前のターンのステータスを確認するぞ!」

ターン[37]


彼方『溜め』


赤単『ステファニーの力』


彼方のエナジーが[1]増える!

[0]-[1]!

彼方に[1]のダメージ!



彼方

HP:[1]

エナジー:[4]

状態異常:『世界線移動』コスト+2


赤単

HP:[3]

エナジー:[1]

状態異常:なし

三九「赤単のHPが残り3……一度『ふいうち』を喰らったようだな」

部員A「それよりこれで彼方のエナジーが4! あと1つ『溜め』るだけで『メルトダウン』が撃てるようになる! ここからの読み合いは重い……だから二人共止まったんじゃないか?」

部員B「いや、このターンで彼方のHPが残り1になったからじゃないか? これであと一発でも攻撃を喰らえば終わりだからな……」

田中「それはどっちも正しいし……どっちも間違ってる」

中田「二人が止まった真の理由……それはおそらく、赤単のエナジーが1になったからだ」

中田「ここで無傷『溜め』れば彼方の必勝……そして『ステファニーの力』を読んで『防御』できた場合も必勝! 赤単のエナジーが0になり、次のターン無傷で『溜め』られることが確定する」

田中「更に、対する赤単は『溜め』で読み勝てば大体五分、『ステファニーの力』で読み勝てばもちろん勝ち」

中田「つまり『防御』対『溜め』の結果以外必ず決着がつく……最もラストに近いターンだからだ!」


赤単(あそこから有利な状況まで持ってこられた……俺が押されているだと? しかも、読み合いで……!)

赤単「認めん、認めんぞ……」グワッ

彼方(……ッ、ここに来てまだプレッシャーのギアが一段上がった……!)


ボタッ


彼方「ふー……っ、また、これか……!」フラッッ


田中「彼方のやつ、また血が……!」

中田「くっ……やはり、赤単との読み合いはかなり消耗するようだな……」

中田(以前はたった二度の読み合いで向かえてしまったオーバーフロー……今試合、既に30ターン以上読み合いをしているはず……いくら覚醒を経た彼方でも、戦いきるの難しいのか……?)


赤単「……おい、おいおいおいおい! ここからだろうが……!」

赤単「彼方……お前は俺が戦ってきた中で、間違いなく最強のプレイヤーだ。そのお前ですら、ここまでなのか……ッ!」


中田「いや……そんなはずがない。彼方なら、あいつならきっと……!」


彼方「ブツブツ言ってるところ悪いけど……さっさとカードをセットしてくれないか。僕はもう……決めたから」スチャッ

赤単「……!? もう既に、カードをセットしているだと……!?」

彼方「読めるか? ……簡単には読めないだろう。あの時みたいに前後不覚でセットしたわけじゃない。僕が本気で選んだカードだからな……!」

赤単「ぐうぅ……! 確かに読めん! だが馬鹿な! その血はオーバーフローの証……どうやってカードを……!?」

彼方「簡単だよ……体でアルティメット寿司じゃんけんをするのをやめた。それだけさ」

赤単「何だと……!?」

彼方「心臓が痛い? 頭痛がする? それがなんだ……アルティメット寿司じゃんけんは胸でするものでも、頭でするものでもない」

彼方「アルティメット寿司じゃんけんは人生! 人生は……全身全霊、魂で歩むものだ!」

彼方「アルティメット寿司じゃんけん、ドロー、運ゲー、読み合い……今この瞬間が最っ高に楽しい! 視界が霞んでも、魂でそれだけ理解していれば、僕がプレイヤーとして死ぬことは絶対にない!」

彼方「あなたにもそれが分かるなら……来い、赤単。この読み合いが何ターン続こうとも、血だまりを作ってでもやってやる……全力で」

赤単「ぐ……っ」

赤単(俺が出すべきカードは……どっちだ? 『溜め』か『ステファニーの力』か、『溜め』か『ステファニーの力』か……)


ボタッ


三九「……赤単! あなたまで……」


赤単「……おい、彼方」

彼方「……なんだい?」

赤単「今のは、俺の鼻血が落ちた音か」

彼方「……その様子だと、眼も使い物にならないみたいだな……僕もだ」

赤単「クク……ッ」

彼方「ふふっ……」

赤単「ハハハ……」

彼方「アハハ……ッ」

彼方・赤単「ハーッハッハッハッハ!!!!」


田中「大爆笑してる……」

三九「赤単のあんな所……初めて見た……」


赤単「ハハハハハッ! 期待以上だぞ彼方ァ!」

赤単「そうか! これが『楽しい』という感情か! これが『アルティメット寿司じゃんけん』なのか!!!! ありがとう彼方……お前のおかげで俺は! このゲームを理解することができた!」

赤単「いいぞ……いいぞやろう! アルティメット寿司じゃんけんをやろうではないか! 全力で、存分に!」

彼方「あぁ……やろう」

赤単「んん……んセットォ!!!!」ドッゴォ

赤単(俺が出すのは……こいつだ!)



1.ん『溜め』ェ!

2.ん『ステファニーの力』ァ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

赤単(楽しい……俺は今初めて、アルティメット寿司じゃんけんを楽しんでいる!)

赤単(もっとこのゲームをしたい、読み勝っても勝負が続く『溜め』を選びたい!)

赤単(だ か ら こ そ『ステファニーの力』で行く!)ドッゴォ

赤単(俺自身の心さえ欺く選択だ! これが読めるか……彼方!)

審判「両者セット完了! オープン!」

ターン[37]


彼方『防御』


赤単『ステファニーの力』


彼方の『防御』! 赤単の『ステファニーの力』のパワーが[2]下がる!



彼方

HP:[1]

エナジー:[4]

状態異常:『世界線移動』コスト+2


赤単

HP:[3]

エナジー:[0]

状態異常:なし

田中「『防御』対『ステファニーの力』……彼方の読み勝ちだ!」

中田「これで赤単のエナジーは0……『溜め』からの『メルトダウン』を止めることができない! 彼方の勝利が確定した!」


赤単「何ィ……ッ!?」

赤単(『防御』だと……!? 深読みしたか? いや違う、これは……!)

彼方「勝負が続く選択をしたい……だからこそその逆を行った……そうだろう?」

赤単(俺の心を……ッ!?)

赤単「な、何故だ彼方、何故俺の手が読めたァ!」

彼方「読みとは『自分ならどうするか』という思考……すなわち人の本質を写す鏡だ……僕もその通りだと思う。僕なら『ステファニーの力』を出す。だって『そっち』の方が楽しいから……! だからこそ僕は更にその逆を行った……それだけだよ」

彼方「赤単……あなたは僕のおかげでこのゲームの楽しさ理解できたと言ったな。それは少し違う……僕が“理解させた”んだよ。あなたが僕を映す鏡になるように……ここ一番で読み勝つために!」

彼方「言ったろう……『道楽で勝つ』と」

赤単「馬鹿な……俺が覚醒したのは、お前がカードをセットした後だぞ……?」

赤単(つまりこいつは、俺の覚醒すら読んで……ッ!)ゾクッ

彼方「さぁ……これで僕の勝利が確定した。さっさと棄権してくれないか。血だまりを作ってでも……なんて言っておいて情けないんだが、人間の体じゃあ、これ以上続けるのは少し辛くてね」

赤単「……! ……まさに心通眼。何でもお見通しというわけか……いいだろう、棄権する!」バッ



ゲームセット! 彼方の勝利!

部員A「勝った……」

部員B「あの一年、本当に赤単に勝っちまいやがった……!」

「これであいつが部長だ!」「うおおおお!」「もう赤単の独裁に怯えなくてもいいんだ!」


赤単「ふん……散々な言われようだな」

赤単「やはり……ここは俺の居場所ではない、か。敗者は潔く去るとしよう……」

彼方「……帰るのかい。やっぱり」

赤単「ああ、俺は攻撃以外の関わり方を知らん。知れば……俺ではなくなるからな」

赤単「最後に、お前と戦うことができて、アルティメット寿司じゃんけんをすることができて本当に良かった……ありがとう」

赤単「そんな時が来るかは分からない……それでも、いつかまた……『やろうぜ』」ドヒューン

彼方「あぁ……いつの日か、また……」


三九「赤単……」

田中「赤単が光になって、空へ消えた……?」

中田(結局、あいつの正体は……?)

部員A「関係ないだろ! 結局あいつ以外のまともな奴が部長になればそれで……」


彼方「静まれええええッ!」グワッ


部員B「!?」ビリビリ

彼方「見ての通り、今日から僕がこの部の部長……王だ。君達には全員、僕の命令に従ってもらう!」バッ

「何ぃ……?」「もしかして、あいつもヤバい奴なんじゃ……」「とほほ~」

彼方「まずは第一の命令だ! 全員、心して聞けェ!」

彼方「……とりあえず……暴力禁止で」フラッ

「やったあああ!」「うおおおお!」「解放だあああ!」

彼方「…………終わった…………」ドサッ

中田「彼方!」ザッ

彼方「ああ……中田先輩」

中田「やったな! 彼方……!」

彼方「満身創痍だ。散々な一歩目でしたよ……やれやれ、先が思いやられるね」

中田(支える彼方の背中に、部員達の声援が聞こえる。それは目の前の少年が、アルティメット寿司じゃんけんの強さ一つで、この覇道を歩みきった何よりの証だった)

中田(いや……こいつにとっては、これすらまだ一歩目みたいだ。果てしなく彼方まで続く覇道の……一歩目)


『アルティメット寿司じゃんけん』とはかの寿司じゃんけんを基にした競技である!
寿司じゃんけんの基礎とは『溜め』『防御』『攻撃』……そしてこの三つの概念は森羅万象、全ての出来事に通ずる真理!
あるいはこの寿司じゃんけんを極めた人間、アルティメット寿司じゃんけんプレイヤーこそが、この世界をも手にする人間になるのかもしれない……!

世はまさにアルティメット寿司じゃんけん時代!
これはそんな時代の中で覇道を征く一人の少年、『彼方』の物語である!

アルティメット寿司じゃんけん 番外編 ー覇道の彼方ー ~完~

高菜「『覇道の彼方 ~完~』……と」カタカタ

刀「おい高菜、さっきからカタカタ何やってんだ?」

高菜「彼方さんの武勇伝を物語形式でまとめていたんです! 来年の新入部員にも彼方さんを崇めさせるために!」キリッ

刀「キ……怖」


彼方「赤単……か。懐かしい名前だね」

中田「人としては暴力しまくりの最低な奴だったが……アルティメット寿司じゃんけんプレイヤーとしては尊敬のできる奴だった。奴との再戦……いつか叶うといいな」

彼方「ん……まぁ、もう叶ったと言えば叶ったんだけどね」

中田「?」

彼方「それよりも、もう新入部員のことを考える季節か……中田はあと少しで卒業。ゴールデンメンバーが欠けちゃうな」

中田「寂しいか? 記念に、俺と最後の一戦でも……」

彼方「いや、中田は卒業したらプロチーム入りだろう? 僕も来年にはその予定だ。『学生の中田』に未練はない。次の勝負はお互い、プロの場でしようじゃないか」

中田「『学生の中田』に未練はない……か。お前になくても、俺はあるぞ」

彼方「……へぇ?」ニヤッ

中田「俺は、お前の覇道の彼方を最後まで見届けたい……でもそれはな、お前の下に甘んじるってことじゃあない。お前の隣に立つってことだ」

中田「この二年間、俺はお前に一度も勝てなかった……このままじゃ、俺はお前に並べない! 勝負してくれ、彼方! 俺と……学生最後の勝負を!」

彼方「……いいだろう。世話になったしね、その恩をここで……」ガシャコン

中田「待て。勝負をするなら先にディスクをタッグデュエルモードにしてくれ」

彼方「……何だと?」

中田「情けない話だが……真っ向勝負では今までと同じ結果になるだろうからな。少々、汚い手を使わせてもらう……入ってくれ!」パンパン


部長「ばばーん!」ババーン


彼方「あなたは、無添高校の……!」

部長「部長です。中田君とは同じプロチームに入る予定でな。そのよしみで、彼の頼みに駆け付けたというわけだ。どうぞよろしく」

彼方(今までこの人と戦う機会はなかったが……前大会では個人の部準優勝、団体の部優勝だったな……更にあの無添高校で最も部内勝率が高いらしい。僕を二度も下したあの男君が居るのにも関わらず……)

中田「……俺達の世代で、最も最強に近い男だ。俺は彼とタッグを組ませてもらう!」

彼方「助っ人というわけか……なら僕はたな」

田中「僕がタッグを組んでやるよぉ!」シュバッ

田中「中田先輩よォ~! 僕を差し置いてあんたがシレっとナンバー2の座に居座ってたこと、僕ァずっと恨んでたんだぜ!?」

田中「あんたが卒業すりゃ、どっちみち僕がナンバー2なわけだが……んなもん待たずに、あんたに勝って繰り上がってやる!」

中田「……そうだな。現ナンバー2として、次期ナンバー2に最後の指導をしてやる!」

刀「奈鷹高校ゴールデンメンバー+無添高校部長の四人でタッグデュエル! これは中々興味深いな……」

高菜「……刀」

刀「どうした高菜」

高菜「私にタッグデュエルのルールを教えてください……!」プルプル

刀「お前、本当に初心者だな……まぁいいや、説明してやる」


刀「「まず、プレイヤーは全員最初に二つのカード、『溜め』『防御』と三枚の安価カードをドローする。ここは通常のアルティメット寿司じゃんけんと変わらない」

刀「それからHPだが、タッグデュエルではプレイヤー個人に与えられるHPはなく、『タッグ共有のHP』が両タッグに『10』ずつ与えられる」

刀「次にゲームの進め方だが、四人の全プレイヤーは1ターンに一度、手札からカードを選択し、同時に発動する」

高菜「つまり『四つのカードが同時に発動する』ということですか……混沌ですね」

刀「更に『エナジーもタッグで共有』する。どっちのプレイヤーどれだけエナジーを使うのか、タッグ間で息を合わせることが重要だな」

刀「カードを出したらパワー計算だ。『タッグのパワー合計を比べ』て、パワーが勝っている方が勝っている分だけ、相手にダメージを与える」

高菜「例えば彼方さんのパワーが3。田中さんが0。中田さんが2。部長さんが2。だとしたら……」

刀「計算式は[3+0]ー[2+2]で、[3]ー[4]。彼方さんのタッグが1ダメージ喰らっちまうってわけだ」

刀「そしてそのターンは終了。選択したカードを手札に戻して、次のターンへ……この繰り返しで、先に相手チームのHPを0にしたタッグの勝利だ」

高菜「なるほど……」


審判「四者、デュエルスタンバイ!」

田中「さぁ行くぜェ!? 先輩方ァ!」ガシャコン

部長「公式戦で機会のなかった実力者の二人……同時に相手できるとはありがたい!」ガシャコン

彼方「今までありがとう、中田……それでも勝ちは譲れない!」ガシャコン

中田「最後にこの一戦だけ……お前と並び立って見せる!」ガシャコン

「「「「ドロー!」」」」

彼方の手札


カード3 下1

カード4 下5

カード5 下9


田中の手札


カード3 下2

カード4 下6

カード5 下10


中田の手札


カード3 下3

カード4 下7

カード5 下11


部長の手札


カード3 下4

カード4 下8

カード5 下12



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:コロナ
コ ス ト:3
パ ワ ー:2
効  果:相手の安価カードを隔離する。
     隔離されたカードを相手が持ち続けている限り、1ターンごとに感染していく。

カード名:重力場
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:このカードのパワーとプレイヤーのカードセット時の消費エナジーを1増やす
     この効果は無効化されず、このカードがなくなった時のみ効果が消える

申し訳ありませんが、>>223『コロナ』は再安価とさせていただきます。
今後も、使用すると生死に関わるカードの安価は控えていただくようお願いします。



田中の手札


カード3 下1

今の速報の人口でオリジナルSSに10人以上も人集まるとは思えないし、いっそ連投じゃなければ2~3回まで連取ありとかでよくない?文体的に明らかに同じ人だなってのも見受けられるし(取られてなかったら今頃スレが止まってるからその辺何ともだが)

割と初期のスレからだけど>>226みたいな「〇〇なので、(カード効果)」的なふざけカードすき

>>227『重力場』の消費エナジー増加効果は全プレイヤーの安価カードを対象に発動するものとします。

>>236
ご意見ありがとうございます。
進行不可になるほどであれば対策を検討しますが、現在はありがたいことに日を跨ぐ前に安価が埋まるくらいには見てくださっている方がいらっしゃるので、今の所はこのままで進行させていただきます。ご了承ください。

>>237
私もフレーバーテキスト好きです。

彼方「『遥か彼方の勝利』『おもちゃのチャチャチャ』『鉄壁のニート』か……」

田中「『レッドホットチリペッパー』『重力場』『見掛け倒し』か……」

中田「『ためになるガード』『山彦』『付和雷同』か……」

部長「『わりかしまともな電光石火』『。#!~』『†漆黒にして暗黒の闇†』か……」


刀「これは……部長さんの『†漆黒にして暗黒の闇†』が強力だな。タッグデュエルでは1ターンに場に出るカードは4枚。つまり1回発動するだけで「†」を合計8個増やすことができる……6回発動できれば、最初からある2個を含めて「†」の数は50個。特殊勝利条件を満たすことができる」

高菜「いや……『†漆黒にして暗黒の闇†』は確かにコストが1で発動しやすいですが……それでも6回となると『溜め』6回と『†漆黒†』6回で合計12ターンも必要になる。それだけかかれば相応に隙も……」

刀「バカ。タッグデュエルだっつってんだろ。タッグが1ターンに出すカードは2枚。『溜め』と『†漆黒†』を同じターンに撃てるんだよ。最初の1ターンは撃てないが……それ以降の消費エナジーはプラマイゼロ、毎ターン発動できる。つまり特殊勝利まで7ターンってわけだ」

高菜「……なるほど。彼方さんのタッグがそれを防ぐには『重力場』しかありませんね」

刀「……しかない。って言い方は消極的だな。そもそも彼方さんのタッグは『重力場』を連打してるだけで大抵の手札は完封できる」

高菜「え……!?」

刀「『溜め』を連打して、エナジーが溜まり次第『重力場』を撃ち、更に消費エナジーが上がるループ……相手はその『重力場』と同じかそれ以下の頻度でしか安価カードを使えなくなる、極悪ロックだ。更に『重力場』は使い続ければパワーが上がっていくから、その内相手は音を上げる。ロックとフィニッシュを一枚でこなしてるぶっ壊れカードだな」

刀「『†漆黒†』連打は間に合わない。コストが1もあるせいで『重力場』よりも低い頻度でしか撃てない……6回も撃つまでにパワー1~7、8の『重力場』にやられてお陀仏だな」

高菜「なっ……じゃあさっきの『†漆黒†』が強力という話は何だったんですか!」

刀「お前を試したんだよまぬけ」

高菜「くき~ッ!」

高菜「……なら、彼方さんのタッグの必勝ということですか?」

刀「いや、中田さんのタッグにも勝ち筋は十分にある。それは……」


部長(それは俺が引いた2枚のカード! 『†漆黒†』と『。#!~』のコンボだ!)

部長(最初に『†漆黒†』を一度撃っておけば、『。#!~』の初回パワーは8! そこから更に撃つたびに2ずつパワーが上がっていく、スーパー脳筋コンボ……!)

部長(2ずつ上がっていくのは最初に『†漆黒†』で†を付けた他の3枚のカードから記号を吸収するから。故にパワーアップは3回までだが……初回からパワー8で使えることを考えれば大した問題じゃないだろう)

部長(この脳筋コンボなら、『重力場』のインフレーションよりも高いパワーで攻撃することができる。これをうまいこと当てれば俺達の勝ちというわけだ)

中田(そう……それはあくまでうまく行けばの話。逆に攻撃をうまく『防御』されてしまうと……)

中田(『†漆黒†』の下準備や『。#!~』のコストの重さ……このコンボは元より遅れを取ることが前提のコンボ。その少ない機を潰されて勝負が長引けばいずれ『重力場』のインフレーションに飲まれ……負けるのは俺達だろう)

田中(そりゃとりもなおさず、こっちのペースを維持できなきゃ負けちまうってことだけどな……)

彼方「まぁ、概ね五分だね」

田中「……彼方ぁ、この1ターン目、僕は何を出せばいい?」

彼方「……馬鹿言うな。相手の目の前で相談なんてできるわけないだろう」

田中「けっ、3ターン目までお互い手は確定なんだから教えたって関係ねぇだろ」

彼方「ふっ、確定って分かってるんじゃないか」

部長「ふん……向こうは随分余裕だな。中田君、君は後輩に舐められてるのかね?」

中田「……あの二人が飛び切り生意気なだけだ。少し遅いが、上下関係というものを教えてやる」

彼方「セット」スッ

田中「セットォ!」バッ

中田「セット!」ビッ

部長「セット!」シュバッ

「「「「オープン!」」」」

ターン[1]


彼方『溜め』

田中『重力場』


中田『ためになるガード』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

中田の『ためになるガード』! 中田タッグのエナジーが[1]増える!

田中の『重力場』! このカードのパワーを[1]上げ、プレイヤーのカードセット時の消費エナジーを[1]増やす!

中田の『ためになるガード』! 彼方タッグのパワーが[1]下がる!



彼方・田中タッグ

HP:[10]

エナジー:[1]

状態異常:『重力場』パワー+1
消費エナジー+1


中田・部長タッグ

HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:消費エナジー+1

ターン[2]


彼方『溜め』

田中『重力場』


中田『溜め』

部長『†漆黒にして暗黒の闇†』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

部長の『†漆黒にして暗黒の闇†』! 場に出ている全てのカードの名前を††で囲む!

田中の『重力場』! このカードのパワーを[1]上げ、プレイヤーのカードセット時の消費エナジーを[1]増やす!

[0+2]-[0+2]!

ダメージなし!



彼方・田中タッグ

HP:[10]

エナジー:[1]

状態異常:『重力場』パワー+2
消費エナジー+2
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[10]

エナジー:[1]

状態異常:消費エナジー+2
中田『†溜め†』
部長『††漆黒にして暗黒の闇††』

ターン[3]


彼方『†溜め†』

田中『溜め』


中田『†溜め†』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!



彼方・田中タッグ

HP:[10]

エナジー:[3]

状態異常:『重力場』パワー+2
消費エナジー+2
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[10]

エナジー:[3]

状態異常:消費エナジー+2
中田『†溜め†』
部長『††漆黒にして暗黒の闇††』

高菜「四人の動きが止まった……ここからが読み合いというわけですね」

刀「彼方さんのタッグは『重力場』を撃てる場面だけど……ダメージ計算時の『重力場』のパワーは3。直撃は少し痛い、中田さんのタッグからすれば『防御』したい所だな」

高菜「ですが『防御』している隙に『溜め』られてしまうとアドバンテージを稼がれてしまいますね……」

刀「そこに『溜め』を合わせれば……中田さんのタッグが『。#!~』を撃てるようになって、読み合いの主導権を握れますね」


彼方「……僕はどちらにしろ『溜め』だな……負けるなよ、田中」スッ

部長「ならば俺も『溜め』を出す、と宣言しておこう。二人共『防御』を出すのが一番まずいからな。中田君、読み合いは任せたぞ」スッ

田中(『重力場』か『溜め』か……)

中田(『溜め』か『防御』か……)

田中(安定択は『重力場』だな……直撃ならそれでよし、『防御』されてもその分相手はエナジーを1個『溜め』るのが遅くなるんだから無駄じゃない)

彼方「『安定択出しときゃいいだろ』……とか考えてる?」チラッ

田中「……よりにもよってお前の隣で、んなこと考えるわけねぇだろ」

中田(安定択は『溜め』だな……無傷ならそれでよし、『重力場』が直撃してもその分エナジーを『溜め』れたと思えば無駄じゃない。タッグデュエルは初期HPが10もある。2ダメージぐらいどこかで取り返せるはず……)

中田(……なんて、甘い考えじゃ勝てないのは俺が一番知ってる!)

部長(相手への闘争心と警戒は、リスペクトの裏返し……やはり良いチームだな、ここも)

田中「……セット!」スッ

中田(向こうはカードを決めた! 俺は……こっちだ!)

中田「セット!」



1.読み勝って主導権を握る! 『溜め』!

2.細かいダメージも逃さない! 『防御』!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[4]


彼方『†溜め†』

田中『†重力場†』


中田『防御』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

田中の『重力場』! このカードのパワーを[1]上げ、プレイヤーのカードセット時の消費エナジーを[1]増やす!

中田の『防御』!彼方タッグのパワーが[2]下がる!

[0+1]-[0+0]!

中田タッグに[1]のダメージ!



彼方・田中タッグ

HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:『重力場』パワー+3
消費エナジー+3
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[9]

エナジー:[4]

状態異常:消費エナジー+3
中田『†溜め†』
部長『††漆黒にして暗黒の闇††』

中田「よし……っ」

田中「チィッ……!」

部長「やったな、中田君!」

中田「あぁ……!」

彼方「……中田に勝って、下剋上するんじゃなかったのか?」

田中「うるせぇ! まだ始まったばっかだろーがよ! 次だ、次の読み合いできっと……!」

中田(これで次のターンはお互い攻撃ができない。全員『溜め』で確定……)

田中(その次のターンが読み合い……!)

ターン[5]


彼方『†溜め†』

田中『溜め』


中田『†溜め†』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!



彼方・田中タッグ

HP:[10]

エナジー:[4]

状態異常:『重力場』パワー+3
消費エナジー+3
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[9]

エナジー:[6]

状態異常:消費エナジー+3
中田『†溜め†』
部長『††漆黒にして暗黒の闇††』

刀「このターンで初めて、両者共に攻撃ができるようになる」

高菜「つまり両タッグに『溜め』『防御』『攻撃』の選択肢がある……元祖寿司じゃんけんに近い読み合いになるということですね」

刀「ああ……タッグの連携が完全ならな」

高菜「どういうことです?」

刀「始まる前の彼方さんの台詞を聞いただろ。『相手の目の前で相談はできない』……プレイヤーは全員、一人で出すカードを決めなきゃならない。タッグと違う選択肢を出すと、どっちつかずになって隙を生むことになる」

刀「4ターン目に無添高校の部長さんが自分の出すカードを口にしていたが……あれはあの時、中田さんのタッグの選択肢が『溜め・溜め』か『溜め・防御』だったから……どちらか片方が『溜め』を出すことは確定していたからだ」

高菜「今回の読み合いは出すカードが確定しているプレイヤーが居ない……全員参加の読み合いなので、タッグ同士でのすれ違いが起きるかもしれないということですね」

刀「そういうことだ」


田中(ここの安定択は『溜め』だな……例え読み負けてもエナジーは無駄にならないし……)

彼方「……その安定択で読み負けたばかりだろう、君」ジトッ

田中「……分かってるよ!」

田中(相手よりも、こいつに合わせる方が骨が折れるかもな……)

部長「中田君……タッグ間で息を合わせられるよう、俺の出すカードのヒントを教えよう」

中田「……? 相手も聴いてるんだぞ」

部長「俺の出すカードは……俺が本気で選んだカードだ!」

中田「ふっ……そうか」

「「「「カードセット! オープン!」」」」



彼方のカード

1.『†溜め†』

2.『防御』

下1


田中のカード

1.『溜め』

2.『防御』

3.『†重力場†』

下2


中田のカード

1.『†溜め†』

2.『防御』

下3


部長のカード

1.『溜め』

2.『防御』

3.『。#!~』

下4

(1、2、3のどれかを選んでください)

ターン[6]


彼方『防御』

田中『防御』


中田『防御』

部長『。#!~』


部長の『。#!~』! 『††漆黒にして暗黒の闇††』の名前に含まれる記号を全て奪いこのカードの名前に付与する!

部長の『。#!~††††』! パワーが[8]になる!

彼方の『防御』!中田タッグのパワーが[2]下がる!

田中の『防御』!中田タッグのパワーが[2]下がる!

[0+0]-[0+4]!

彼方タッグに[4]のダメージ!



彼方・田中タッグ

HP:[6]

エナジー:[4]

状態異常:『重力場』パワー+3
消費エナジー+3
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[9]

エナジー:[0]

状態異常:消費エナジー+3
中田『†溜め†』
部長『漆黒にして暗黒の闇』

刀「中田さんのタッグが『。#!~』で攻撃に出た所を……彼方さんのタッグはダブル『防御』!」

高菜「彼方さんの読みがちだ! さすが彼方さん!」

高菜「しかも中田さんは『防御』を出してる……タッグの部長さんは『。#!~』なのに。これがタッグ間のすれ違いというやつですか」

刀「そうとも限らねえ。中田さんのタッグの『防御・。#!~』は……相手が『溜め・溜め』なら直撃でよし。『溜め・重力場』でも『防御』で相手のパワーを下げた分、直撃に近いダメージが出るからよし……つまり相手の『溜め』にも『攻撃』にも五分以上の結果を出せる中間択として出した可能性がある」

刀「が……その中間択じゃ『防御・防御』に読み負けた時のディスクアドバンテージがより酷いし……実際にその通りになっちまった。中田さんのタッグの選択がすれ違いでも合意の上でも、一番キツい結果になったのは確かだな……」


部長「く……!」

中田「悪い、せめて俺が『溜め』を選べていれば……」

部長「……いや、大きく選択を誤ったのは俺だ」

部長(この俺が読み負けるとはな……彼方君か……学生最強は誰かと問われた時、男君は俺と彼方君の名を挙げていたな……なるほど、噂に違わぬ実力者だ……!)

中田(その彼方に付いていける田中も、相応の実力を持っている……!)

田中「よっしゃあ! 取り返したぞ!」

彼方「……好機だな。一気に行くぞ!」バッ

ターン[7]


彼方『†溜め†』

田中『†重力場†』


中田『†溜め†』

部長『防御』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

田中の『重力場』! このカードのパワーを[1]上げ、プレイヤーのカードセット時の消費エナジーを[1]増やす!

部長の『防御』!彼方タッグのパワーが[2]下がる!

[0+2]-[0+0]!

中田タッグに[2]のダメージ!



彼方・田中タッグ

HP:[6]

エナジー:[2]

状態異常:『重力場』パワー+4
消費エナジー+4
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[7]

エナジー:[1]

状態異常:消費エナジー+4
中田『†溜め†』
部長『漆黒にして暗黒の闇』

高菜「中田さんのタッグは『溜め・防御』……」

刀「そこに田中さんの攻撃が半分入った!」


彼方(田中……またすぐに攻撃を選んだな)

彼方(部長さんは田中の攻め気ぐらいは読むか。だが中田は……)

中田「ぐっ……」

中田(部長は読んだのに……俺が読めなかった)

中田「悪い……」

部長「……大丈夫だ、まだ勝ち筋は十二分にある。切り替えていこう」

中田(とりあえず、次のターンはまたお互いに攻撃できない。全員『溜め』で確定だ)

ターン[8]


彼方『†溜め†』

田中『溜め』


中田『†溜め†』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!



彼方・田中タッグ

HP:[6]

エナジー:[4]

状態異常:『重力場』パワー+4
消費エナジー+4
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[7]

エナジー:[3]

状態異常:消費エナジー+4
中田『†溜め†』
部長『漆黒にして暗黒の闇』

刀「これでまた田中さんが『重力場』を撃てるようになった。読み合いだ」

刀「しかもここでパワー5の『重力場』が直撃すればもう中田さんのタッグのHPは残り2……パワー6の『重力場』を『。#!~』でしか耐えられなくなって、耐えても次のパワー7の『重力場』を耐える方法がなくなる。敗北確定だ」

高菜「ですが『防御』に『溜め』を合わせられても辛い……中田さんのタッグは不利な場面ですね」

刀「状況を抜きにしても……中田さんのタッグはさっきから選択が割れてる。そこを考えると、やっぱり流れは彼方さんのタッグにある……」


中田(崖っぷちが近い……ここは読み勝って流れを取り戻さないと)

中田(『溜め』か『防御』か……部長はどっちだ?)

部長「中田君……何故俺を助っ人に選んだ?」

中田「……それはもちろん、勝ちたいからだよ。あいつらに」

部長「その勝利は……俺に縋るだけの勝利でいいのか?」

中田「……!」

部長「俺が『。#!~』、田中君が『重力場』を引いた以上、俺達が読み合いの主導権を握ることになるだろう……」

部長「だがそれは中田君、君の実力が不必要であることを意味しない」

部長「タッグデュエルだが……いやタッグデュエルだからこそ! 俺に合わせようとする思考を捨てろ! 中田君!」

部長「お互い、ただひたすらに正しいと思うカードを全力で選ぶんだ。そうすれば自然と息のあった選択になる……」

部長「それだけ、俺と君の実力は近い。俺はそう思っているよ」

中田「……あぁ!」

中田(ただ俺が……正しいと思うカードを!)

中田「セット!」

ターン[9]


彼方『†溜め†』

田中『†重力場†』


中田『防御』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

田中の『重力場』! このカードのパワーを[1]上げ、プレイヤーのカードセット時の消費エナジーを[1]増やす!

中田の『防御』!彼方タッグのパワーが[2]下がる!

[0+3]-[0+0]!

中田タッグに[3]のダメージ!



彼方・田中タッグ

HP:[6]

エナジー:[1]

状態異常:『重力場』パワー+5
消費エナジー+5
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[4]

エナジー:[4]

状態異常:消費エナジー+5
中田『†溜め†』
部長『漆黒にして暗黒の闇』

高菜「中田さんのタッグが『溜め・防御』……これはまた二人の選択がズレて……?」

刀「いや、今回は違う! 一方が『溜め』ることにより1ターン早く『。#!~』が使えるし、一方が『防御』することにより必要な分のHPを残せる! 相手の攻撃に対して一番良い選択だ!」

刀(相談なしでどちらが『溜め』を出すか『防御』を出すか完璧に合わせた……これはかなりの読み勝ちだぞ!)


部長「どうだ……俺の言う通りになっただろう」

中田「……よし!」

彼方「……一進一退だなぁ、田中?」

田中「ぐぅ……ッ!」


刀「ここから2ターン、全員の『溜め』を挟んで、両タッグが攻撃を選べるようになる! そこからクライマックスだ……!」



ターン[11]


彼方『†溜め†』

田中『溜め』


中田『†溜め†』

部長『溜め』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

彼方タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!

中田タッグのエナジーが[1]増える!



彼方・田中タッグ

HP:[6]

エナジー:[5]

状態異常:『重力場』パワー+5
消費エナジー+5
彼方『†溜め†』
田中『†重力場†』


中田・部長タッグ

HP:[4]

エナジー:[8]

状態異常:消費エナジー+5
中田『†溜め†』
部長『漆黒にして暗黒の闇』

刀「次の中田さんのタッグの『。#!~』のパワーは10!『防御・。#!~』って動けば、相手は『防御・重力場』以外じゃ耐えられない」

高菜「ですが、その通りに耐えることができれば彼方さんのタッグは五分の読み合いに持って行けますよ!」

刀「が、その『防御・重力場』を『防御・防御』で受ければ……HPを2残して耐えることができる。そうすれば次のターンに『。#!~』を撃って終わりだ」

高菜「その『防御・防御』に『溜め・溜め』を合わせれば……まだ不利ですけど、勝ち筋はあります!」

刀「その『溜め・溜め』に『。#!~』を合わせれば結局勝ち……中田さんのタッグがかなり有利な場面だ!」

刀「この有利な場面を支えてるのは……彼方さんのタッグの攻撃を『防御』でHPを2残して耐えることができるってところだ。そうじゃなきゃむしろ負け確定だったからな」

刀「そしてこの2HPは、さっき中田さんが守った2HPであり、7ターン目に部長さんが守った2HPであり……4ターン目に中田さんが守った2HPでもある」


彼方「田中……分かってるだろうな。今の状況、不利だぞ」

田中「……分かってるよそんなこと」

彼方「分かってる~? 分かってるならこうなる前にどうにかして欲しかったけどなぁ、僕は」

彼方「『2ダメージくらい、どこかで取り返せる』……今僕らが不利なのは、そんな2ダメージの甘えのせいだ」

田中「ぐぅ……!」

彼方「ここで読み負ければそのまま負け……なんとしてでも読み勝つぞ、田中」

彼方「僕を救った時のような冴え……また見せてくれよ」

田中「……おう!」


中田「このターン、俺は『防御』で確定……読み合いは任せたぞ、部長!」スッ

部長「……中田君、一応確認しておくが……ここで勝負を終わらせてしまっても、問題ないな!?」

中田「あぁ……もちろんだ!」

部長「セット!」バッ

彼方「……セット!」バッ

田中「セットォ!」バシッ



彼方のカード

1.『溜め』

2.『防御』

下1


後輩のカード

1.『溜め』

2.『重力場』

下2


部長のカード

1.『防御』

2.『。#!~』

下3

(1、2のどちらかを選んでください)

2

ターン[12]


彼方『†溜め†』

田中『溜め』


中田『防御』

部長『。#!~』


彼方タッグのエナジーが[1]増える!

彼方タッグのエナジーが[1]増える!

部長の『。#!~』! 『†重力場†』の名前に含まれる記号を全て奪いこのカードの名前に付与する!

部長の『。#!~††††††』! パワーが[10]になる!

[0+0]-[0+10]!

彼方タッグに[10]のダメージ!



彼方・田中タッグ

HP:[-4]

エナジー:[7]

状態異常:『重力場』パワー+5
消費エナジー+5
彼方『†溜め†』


中田・部長タッグ

HP:[4]

エナジー:[0]

状態異常:消費エナジー+5
中田『†溜め†』
部長『漆黒にして暗黒の闇』



ゲームセット! 中田タッグの勝利!

彼方「っ、ぐわああああッ!!」ズシャアッ

田中「がはっ……」ガクッ

部長「……勝ったァ!」

高菜「……っ彼方さんは負けてない! 負けたのは田中先輩ただ一人です! 田中先輩が足を引っ張ったから……」

彼方「……やめるんだ高菜。ラストの読み合い……例え田中が『重力場』を出せていたとしても、僕が『溜め』を選んでいた限りHPは残らなかった……僕はたしかにあの部長さんに読み負けたんだ」

高菜「うぅ……」

彼方「……悪いね田中。発破かけといてこのざまで」

田中「っ、その言い方はズルいぜ、彼方……」

田中(僕が足を引っ張ってたのは事実だ……何回かあった読み負け、どこかで読み勝っていれば……勝負の結果は変わっていたはず)

部長「悪いな中田君……いい所を奪ってしまって」

高菜「そ、そうですよ! 結局あの部長って人がすごかっただけで、中田さんが勝ったわけじゃありません! もう一度勝負するべきです!」

刀「あのなぁ……横でさんざ説明してやったろうが。最後のターン、部長さんにチャンスがあったのはそれまでに中田先輩の読み勝ちがあったから……この勝利は間違いなく部長さんと中田先輩、二人の勝利だ」

中田「勝った……タッグデュエルとはいえ、俺が、あの彼方に……!」

彼方「おめでとう……中田」

中田「……負けたわりには、余裕そうだな。俺としてはもっと悔しがって欲しいところだが」

彼方「ご期待に沿えず申し訳ない。けど、まったくショックはないのが本音だね」

中田「勝負を決めたのが俺じゃなくて、部長だからか?」

彼方「違う。元々君はこれぐらい『やれる』と思っていたからさ」

彼方「僕の行く先が見たい、僕について行きたい……その思いがあったからか、君は僕に対しては無意識に畏れを抱いていたのかもしれないね」

彼方「けど君はついに、僕の隣に立つことを望んだ……それがついに、君の才能を開かせた」

彼方「本当におめでとう……中田。君の僕への初勝利を、心の底から祝福するよ」

中田「……本当に、最後まで生意気な奴だよ、お前は」

中田「ありがとう、彼方……お前に会えてよかった。元気でな」

彼方「……こちらこそ。離れていようと、アルティメット寿司じゃんけんをしている限り……」スッ

中田「……? している限り、なんだ?」

彼方「いや……今の君なら読めるだろう。僕の『次の台詞』だって」

中田「……ああ。共に征こう、彼方」

田中(チッ……なんか良い雰囲気で終わりやがって……)

田中(結局最後の最後、中田先輩に勝てなかった……! いつか、いつかきっとリベンジしてやる……!)

部長「うん? いつかと言わず今すぐにリベンジすればいいだろう」

田中「えっ」

部長「ほらほらほらほらァ! 何これで終わりみたいなムードを出しているんだ君達ィ! 今度は俺に付き合ってもらうぞ!」

部長「特に中田君ゥ! 君には団体戦での借りがあるからなァ……! 今ここでリベンジさせてもらおうか!」

部長「彼方君も田中君も、そこで実況解説してくれていた二人も! 皆でアルティメット寿司じゃんけんパーティーだ!」

彼方「なるほど……道理で強いわけだ、部長さん」

中田「こっちの頼みを聞いてもらった手前、断れないな……行くぞ!」


「「ドロー!」」

これにて一旦終了になります。

また何ヵ月かしたら再開します。

>>202
別にスレが終わるわけではないのですが、これで一区切りなのでご質問にお答えします。

個人的にはシリーズ2の>>554から始まる男VS彼方が一番気に入ってます。
「ここでこのコンマが出たら熱いな~」と思った通りのコンマが出てくれたのが印象深いですね(そうはならずコンマに振り回された試合の方が多いのですが)。
そんな試合をスレの最後に持ってこられたのもよかったです。

>>203さんが挙げてくださっている試合も、後書きに書いた通り気に入っています。
『引き分けを狙える状態でも勝ちを目指す』という彼方のキャラクター性を一貫させることができたのも嬉しかったです。

こちらの2レスに限らず、たくさんのご質問、ご感想ありがとうございます。励みになります。

うわー9月は完全にここ離れてたわ悔しい

今回の技カードの中で
作者のお気に入りは何ですか?

>>275
不定期でごめんね

>>276
今のところは>>20『なかぬなら』とかがユニークでいいと思います。

もうすぐエタ期限ということなので、一戦だけやります。
時系列はシリーズ「5」の>>722>>723の間です。

後輩「部長も卒業か~」

男「俺と転校生は三年生か……最高学年だし、気を引き締めないとな」

転校生「そうですね」

後輩「僕は二年生……名前ややこしくなっちゃうな」

宇宙人「私も二年生ということになるな」

男「……ん?」

宇宙人「どうした、男」

男「お前進級できなくない?」

宇宙人「!?」


宇宙人「ど、どういうことだ……? 私は今年、一年生として転入した扱いだろう? 男、お前の説明通りなら生徒は皆4月に進級するのではなかったのか?」

男「いや……言ってなかったけど進級するには出席日数の条件とかあって……」

宇宙人「シュッセキ……ニッスー?」

男「お前こっち来て数日しか経ってないじゃん」

後輩「今年度は残り半年もないし……余裕でアウトだな」

宇宙人「……転校生は! あいつもこの学校に途中から入ってきたのだろう!? あいつも進級できないんじゃないのか!?」バッ

転校生「僕はちゃんと前の学校にも真面目に通ってたし……」

宇宙人「くっ……どうにかして進級する方法はないのか」

男「うーん……生徒会行ってみる?」

宇宙人「たのもーっ!」

男「こんちはーっす」

会計「げぇっ、アルティメット寿司じゃんけん部!」

会長「これはこれは……アルティメット寿司じゃんけん部の方々。また部費向上の件かな?」

転校生「それはまた今度で……」

宇宙人「私の出席日数の話だ」

会長「うん? あぁ……そういえばそうか」

男「こいつ頭は十分いいしさ、なんとか山盛りの課題で許してもらって……」

宇宙人「進級資格を賭けて私と決闘しろ!」

男「おい!」

宇宙人「『生徒会は生徒からの決闘に必ず応えなければならない』……そんな校則があるらしいな、覚えているぞ」

会計(来年俺が会長になったら真っ先にこの校則を消す)

会長「その通りだ……更に君には一つ借りがあるからね……その決闘、受けて立とう!」

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

会長「見極めてやろう!君が二年生に相応しい者かどうか!」ガシャコン

宇宙人「もう一度力を示す……それだけだ」ガシャコン

「「ドロー!」」



宇宙人の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


会長の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:スカウト
コ ス ト:3
パ ワ ー:0
効  果:相手の安価カードを無効化して次のターンから自分のカードにする。このカードは如何なる効果をもってしてもコスト0にならない

カード名:直射日光
コ ス ト:1
パ ワ ー:2
効  果:直射日光に弱そうなカードに対して一方的に攻撃できる。

カード名:分離機
コ ス ト:1
パ ワ ー:0
効  果:
・これを食らったカードはコストとパワーを受け継いだカードA(効果なし)と効果だけを受け継いだカードB(コストパワー0)に分離する(カード名は両方同じ)
・効果のないカード、またはコストパワーが両方0のカードには使えない

>>281『スカウト』、>>286『分離機』の効果対象は、両者共に『場に出ている相手のカード』とします。

>>282『直射日光』の『一方的に攻撃』とは『相手のパワーを0にし、効果を無効にする』とします。

宇宙人「『スカウト』『ツバサ』『大いなる力』か……」

会長「『直射日光』『ステラ』『分離機』か……」

宇宙人(まず1ターン目が始まる前に『大いなる力』の効果を発動するかどうか、決めなければならない。このカードを別のカードにチェンジするか、保持し続けて相手に新たなカードを与えるか……)

男(『大いなる力』か……今までの経験から言って、1コストカードのパワーの適性は2か3って所だろう。そこから一つ上の4パワーを持ちながら、試合中にはデメリットを持たないカード。優秀だ……できれば手放したくないだろうな)

後輩(とはいえ、保持を選ぶと相手の手札を増やすことになる。クソカードの存在とか細かい所を言い出せばキリないけど、選択肢が増えるのは有利だ)

転校生(特に今回、会長さんの手札は裁定次第ではかなり弱い……下手なチャンスを与えたくないでしょうね)

男(とはいえ、『大いなる力』抜きだと宇宙人の手札も決め手がない)

宇宙人(ここは……とにもかくにも、あのカードの裁定を確かめねばなるまい。それは即ち……『直射日光』!)

会長(この試合、『直射日光』の直射日光に弱そう判定によって展開が大きく変わってくる……)

会長(『スカウト』……炎天下だと人通りは少なくなり、スカウトさんも困るだろう。直射日光に弱そうだな)

会長(『ツバサ』……翼と言えば、日の光で溶けてしまうイカロスの翼が有名だ。直射日光に弱そうだな)

会長(『ステラ』……星と言えば太陽に勝てる星などそうそう居まい。直射日光に弱そうだな)

会長(『大いなる力』……神は最初に「光あれ」と言われた。光以上に大いなる力など存在しないのだ。直射日光に弱そうだな)

会長(『分離機』……機械だって日焼けくらいするだろう。直射日光に弱そうだな)

会長(『溜め』……ソーラーパネルは日光を電気にして溜めることができる。直射日光に弱そうだな)

会長(『防御』……日傘や日焼け止めも完全ではない、熱中症対策にはこまめな水分補給も心がけよう。直射日光に弱そうだな)

会長(『直射日光』……太陽が二つあっては地球が大変なことになってしまう。直射日光に弱そうだな)

会長(なんということだ……全てのカードが直射日光に弱そうだ。だが一応審判さんにも確認しておこう)

会長「審判! 全カード直射日光に弱そうだな!?」

審判「

『スカウト』は『↓1』
『ツバサ』は『↓2』
『ステラ』は『↓3』
『大いなる力』は『↓4』
『分離機』は『↓5』
『溜め』は『↓6』
『防御』は『↓7』
『直射日光』は『↓8』

だな」



1.直射日光に弱そう

2.直射日光に弱そうじゃない

↓1~8

(1、2のどちらかを選んでください)


審判「『ツバサ』『ステラ』『溜め』『防御』は直射日光に弱そう
『スカウト』『大いなる力』『分離機』『直射日光』は直射日光に弱そうじゃない」

宇宙人(なるほど……それならば)

宇宙人「私は『大いなる力』を保持する! 会長、一枚新たにドローしろ」

会長(やはり保持か……となると、このドローはかなり重要だな……!)

会長「ドロー!」



会長の手札


カード6 ↓1



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

会長「『合気道の達人』か……」

後輩「このドローは……会長さんにとっちゃラッキーだったな」

転校生「宇宙人君が『大いなる力』を保持したのは、あのカードがあればほぼ勝ちだったから……『溜め』3回からの『大いなる力』3回。この流れに勝つ方法は、あの時点の会長さんにはなかった」

男「……けど、このドローでその必勝パターンはなくなった」


会長(よし……この『合気道の達人』があれば、相手の『大いなる力』に一方的に打ち勝つことができる)

会長(そして『大いなる力』に勝てるカードさえあれば……他の『ステラ』や『直射日光』も活きてくる。十分に戦えるな……!)

宇宙人(まさに起死回生のドロー……やはりこの高校の生徒会長、楽に勝たせてはくれないか)

会長「さぁっ! これで第0ターンは終了だな。では始めようか……セット!」スッ

宇宙人「セット!」バッ

ターン[1]


宇宙人『溜め』


会長『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

会長のエナジーが[1]増える!




宇宙人

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


会長

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

男「1ターン目はお互いに『溜め』……そして2ターン目から早速読み合いだな」

転校生「へぇ……どんな読み合いになると思う?」

男「そりゃ宇宙人は『大いなる力』か『溜め』、会長は『合気道の達人』か……『溜め』か『直射日光』か『ステラ』?」

後輩「……いや、ちょっと間違ってますね」

男「あー……やっぱ宇宙人の『溜め』を読むなら会長さんは『ステラ』か」

転校生「2ターン目もお互いに『溜め』で確定だよ」

男「確定!? そんなことないだろ……例えば『溜め』に『大いなる力』当てれば、宇宙人は有利……」

男(でもないのか。そうなるとエナジーが0対2になる。会長は『直射日光』を2連続で撃てば確定でHPを互角に戻せるし、そこに『溜め』や『ステラ』で揺さぶれる分会長の方が有利ですらある)

男(宇宙人が『ステラ』を直撃で受けた場合も同じだ。エナジーが2対0になって、そこから『大いなる力』連打で確定五分。そこに『溜め』を挟める分有利)

男(『直射日光』を喰らった場合も上に同じ)

男「お互いに攻撃を直撃させた方が不利……そんな場面もあるのか」

後輩「珍しい展開ですねぇ」


宇宙人「……セット」スッ

会長「……セット」スッ

ターン[2]


宇宙人『溜め』


会長『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

会長のエナジーが[1]増える!




宇宙人

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


会長

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

男「そしてここから読み合い……だよな?」

転校生「そうだね……互いに直撃後にエナジーが1でも残ってれば五分以上だから」


宇宙人(早速『大いなる力』を使いたい所だが……)

会長(『合気道の達人』でカウンターできれば有利だね)

宇宙人(それを『溜め』で空かせば大幅に有利だ)

会長(相手の『溜め』には『ステラ』を当てれば五分か)

宇宙人(相手が『合気道の達人』か『ステラ』でしか来ないなら、『防御』が両方に有利だが……)

会長(相手の『防御』も考えると『溜め』も選択肢に入ってくるか……)

会長(さっきのターンに比べ、お互い一気に選択肢が増えたな……相手には『溜め』という安定択があるが……)チラリ

宇宙人「……悪いが、ポーカーフェイスには自信がある」スンッ

会長(読めない。前の勝負より遥かに成長している……良い勝負を積んできたようだ)

会長「ふっ……セットだ!」バッ

宇宙人(会長がカードを決めた。ここは……)



1.最低でも五分! 『溜め』だ!

2.『溜め』以外には勝ち! 『防御』だ!

3.パワーでゴリ押し! 『大いなる力』だ!

↓1

(1、2、3のどれかを選んでください)

ターン[3]


宇宙人『防御』


会長『合気道の達人』




宇宙人

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


会長

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

会長「……!」

宇宙人「……よし!」


後輩「おっしゃ! 相手にエナジーを浪費させた、宇宙人の読み勝ちだ!」

転校生「いや……確かにこれで宇宙人君が一歩有利になったけど……これは読み勝ちとは、少し違う」

後輩「え?」

転校生(……宇宙人君……!)


会長「宇宙人君、何故『防御』を……中間択を選んだ? 以前戦った時は……もっと私の全てを読み切るという気迫に溢れていたのに……今では君のプレイングに怯えを感じるよ」

宇宙人「……何とでも言え、今勝利に近いのは私だ」

会長「……なるほど、君は賢い。この星に墜ちてすぐに人語を覚え、アルティメット寿司じゃんけんのルールを理解し、更には数日で社会常識を身につけ学校に溶け込む知性には感服する」

後輩「いや社会常識はあんまり」

会長「ならばこれも賢い選択だったのかもしれない。勝率を追い求めるのならば危ない読みは避けるべきなのかもしれない」

会長「だが……君があの部の中で学んだことは、そんな血の通わぬ理論だけだったのか?」

宇宙人「……!」

会長「どんな決闘であれ、『自分』で戦わぬ者に勝利は訪れない」

会長「そのことを教えてやろう。生徒会長として過ごした3年間……いや、『私』が生きてきた18年間をぶつけて!」

会長「セット!」バッ

宇宙人「……セット!」スッ

ターン[4]


宇宙人『溜め』


会長『ステラ』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

[0]-[4]!

宇宙人に[4]のダメージ!

会長の『ステラ』! このカードを除外する!




宇宙人

HP:[1]

エナジー:[3]

状態異常:なし


会長

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『ステラ』→OUT

宇宙人「ぐぅっ……!」

会長「これが……『私』だ」


男「一回こっきりの『ステラ』をばっちり直撃させてきた!」

後輩「不利になった瞬間にこの切り返し……敵ながら、大胆かつクレバーだと言わざるを得ませんね」

書記「流石会長!一生ついていきます!」

会計「次は会長が『溜め』、宇宙人が『大いなる力』で確定か……」


会長「セット」スッ

宇宙人「……セット」スッ

ターン[5]


宇宙人『大いなる力』


会長『溜め』


会長のエナジーが[1]増える!

[4]-[0]!

会長に[4]のダメージ!




宇宙人

HP:[1]

エナジー:[2]

状態異常:なし


会長

HP:[1]

エナジー:[1]

状態異常:なし

男「これで互いのHPが1……」

後輩「宇宙人は『大いなる力』で1ダメージでも与えられれば勝利!」

男「けど『合気道の達人』で返されたら負け……」

後輩「そこを『溜め』で空かせば、相手はエナジー0、今度こそ安全に『大いなる力』で勝ちだ!」

男「その『溜め』に『直射日光』を当てられるとやっぱり負け」

転校生「つまり絶対にここで勝負が決まる、五分の読み合い!」


会長「こうなれば3ターン目のアドバンテージはどこへやら……君が得たエナジー1つ分の差は無意味だ」

会長「あるいは……3ターン目に『防御』ではなく『溜め』を選んでいれば……この場面でも『スカウト』という第3の選択肢があっただろう」

宇宙人「くっ……」

会長「さぁ、私は『私』を見せたぞ。次は君が見せてみろ……自分がどういう人間なのか」

宇宙人(得意気にペラペラと……)

宇宙人(私が一体何なのか、この数日に私が得た答え……そんなものがないでもない)

宇宙人(だがそれよりも! 今は、この一戦だけは! 勝利の方が重要なのだ!)

会長「……セット!」バッ

宇宙人(このカードで……何としてでも勝利を掴む!)



1.『合気道の達人』を躱して『溜め』だ!

2.パワーカードで押し切る! 『大いなる力』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[6]


宇宙人『溜め』


会長『直射日光』


会長の『直射日光』! 『溜め』の効果を無効化し、一方的に攻撃する!

[0]-[2]!

宇宙人に[2]のダメージ!




宇宙人

HP:[-1]

エナジー:[2]

状態異常:なし


会長

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:なし



ゲームセット! 会長の勝利!

会長「……やはり! 攻撃ではなく『溜め』で来たな……」

宇宙人「ぐっ……馬鹿な……!」

後輩「宇宙人が負けた……!」

宇宙人「た、頼む! もう一度私に進級のチャンスを……!」

会長「いいや駄目だ。元より出席日数が大幅に足りないのだから……君にはもう一度一年生として過ごしてもらう!」

宇宙人「え?」

会長「え?」

男「え?」

宇宙人「進級できければ退学……ではないのか?」

男「……宇宙人、この星の学校には『留年』って制度がだな」


宇宙人「……そうか……この星には、そんな制度があるのだな」

後輩「勘違いしてたのか……やっぱり社会常識はまだまだだな」

転校生「……まだまだアルティメット寿司じゃんけんができるよ。良かったね、宇宙人君」

宇宙人「うん……ならむしろ、留年した方が多くアルティメット寿司じゃんけん部に在籍出来てお得ではないか。よし、お前らも留年しろ」

男「するわけねーだろ」


会長(……この決闘、彼にとっては仲間との青春を賭けた決闘だったということか……)

会長(ならば怯え、守りに入るのも当然……か。精神力はまだまだだが、それだけ想えるものができたというのは……紛うことなき成長だろう)

会長(彼がこの学校に通う三年間が……そんな出会いに溢れていることを、生徒会長として祈ろうではないか)

会長「改めて……入学おめでとう、宇宙人君」

宇宙人「では私と決闘しろ! 生徒会長!」バッ

会長「……うん? なんでぇ?」

会計「さては……また部費をせびるつもりか!?」

宇宙人「いいや、次は何も賭けなくていい……強いて言うならプライドを賭けてもらおうか」

会長「リベンジのリベンジというわけか……! いいだろう、受けて立つ!」バッ

書記「引継ぎの仕事も忘れてゲームに没頭する会長も素敵……!」

会計「いや仕事してくれ」

宇宙人「行くぞ!」

「「ドロー!」」

これにて一旦終了になります。

また何ヵ月かしたら再開します。

「◯◯の力」シリーズすき

チェンジという概念がなかった1スレ目のクソゲー感やばい

中田vs三九戦、17ターン目から先はちゃぶ台連打で必勝って言ってるけど、ここに逆だったかもしれねェをぶつけた上で効果が先に発動したらダメージ0で再びコストパワーが反転するからまだ中田にも勝ち目あったんじゃないかな

間違えた。防御2回してから逆だったかもしれねェが最適解か(GOGO拳の威力が0.071104まで落ちるので)

カード名:明けましておめでとう2022年
コ ス ト:2022
パ ワ ー:2022
効  果:2022年の元旦のみ11のコストでも出すことを許される。その年以外の元旦は11ではなく101のコストでも出せる。

…ということで
明けましておめでとうございます。

カード名:あけおめことよろ
コスト:0
パワー:2022
効果:
新年初デュエル時の1ターン目のみ使用可能。
誰かの手札にこのカードがあればデュエルに参加している全員が所持者と同じ条件でこのカードを出すことが出来る。

>>324~>>326
このスレでは初出の情報ですが、カードの効果処理について

『発動タイミングもコストも同じ場合には、
1.HP、エナジー、パワーが増える効果
2.その他の特殊効果
3.HP、エナジー、パワーが減る効果
の順で処理していく』

というルールがございます。
そのうえで私は>>96『ちゃぶ台返し』の効果を
①このターン、場の相手のカードのパワーを0にする(パワーが減る効果)。
②このターン、場の相手のカードのパワー分、場の自分のカードのパワーを上げる(パワーが増える効果)。
の二つに分かれると解釈し、>>99『逆だったかもしれねェ』の効果はこのターン限りの増減効果を参照せず、かつ処理順は「その他の特殊効果」に分類されるとして解釈しました。
この解釈にのっとると17ターン目以降に『逆だったかもしれねェ』と『ちゃぶ台返し』が同ターンにセットされた場合の処理は以下↓のようになります。


1.『ちゃぶ台返し』のパワー増加効果が発動し、『ちゃぶ台返し』のパワーが[3+3]になる。
2.『逆だったかもしれねェ』のパワー、コスト逆転効果発動のチェックを行う。

逆転効果が発動しなかった場合
3A.『ちゃぶ台返し』のパワー減少効果が発動し、『逆だったかもしれねェ』のパワーが0になる。
4A.ダメージ計算に入り、[0-6]で中田に6ダメージ。

逆転効果が発動した場合
3B.『ちゃぶ台返し』と『逆だったかもしれねェ』のパワーはともに0になるが、三九側の『パワーが3上がる』効果は消えていないため、『ちゃぶ台返し』のパワーは[0+3]になる。
4B.『ちゃぶ台返し』のパワー減少効果が発動し、『逆だったかもしれねェ』のパワーが(既に0だが)0になる。
5B.ダメージ計算に入り、[0-3]で中田に3ダメージ。


このため、逆転効果が発動するかしないかに関わらず中田は確定で3以上のダメージを負います。よって『逆だったかもしれねェ』で延命することは不可能です。

また、『逆だったかもしれねェ』の解釈についての補足説明をさせていただきます。
もしも逆転効果がこのターン限りの増減効果も参照した場合、上の処理順「3B」にて『ちゃぶ台返し』のコストは6になるのですが、ターン終了時に増加分の3をどうすればよいのかややこしくなるので、『逆転効果はこのターン限りの増減効果を参照しない』と解釈しました。


↑の説明がはちゃめちゃにややこしいし細かいので本編内ではすっとばしました。
自己解釈や細かい説明を伏せて進めるのは自分でもアンフェアだとは思うのですが、やっぱり細かすぎるのでこれからもこういう点はすっとばそうと思います。
この先また気になる点が出てきたら、お手数ですが今回のように質問してください。

深く読み込んでいただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

>>322
安価なのにテーマカードができるのすごいですよね。

>>323
チェンジがあってもクソゲーなんですけどね。

>>327>>328
あけましておめでとうございます。オシャレな挨拶をありがとうございます。
今年も何か月かおきに本編を書くと思うので時々見にきてくださいね。

今年もよろしくお願いいたします。

アルティメット寿司じゃんけん 番外編 お正月スペシャル



去年のクリスマス……


部長「ふぅー……クリスマスアルティメット寿司じゃんけんパーティーは大盛り上がりだったな!」

転校生「まさか本物のサンタが来るとは……」

宇宙人「明日はもっと勝つぞ」

後輩「いや明日から冬休みだから」

男(次に皆に会えるのは年明けてからかぁ……)

男「あっそうだ、皆に年賀状送りたいから住所教えてくれよ」

部長「ばかもーん!!!!」

男「えっ、そんなに住所教えるの嫌ですか……?」

部長「違う。アルティメット寿司じゃんけんプレイヤーならば……年賀状の代わりに自作カードを送り合うのがマナーだろうが!!!!」

男「初耳ですけど」

部長「そして届いたカードを山札にして新年デュエル! これがアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーの年越しよ」

男「なんか全部アルティメット寿司じゃんけんに絡めるの嫌だなぁ」

そして年明け


部長「あけおめだ皆! 早速新年デュエルと行こうではないか!!!!」ザッ

後輩「新年早々張り切ってますね」

部長「行くぞ! ドロー!」シャシャシャ


カード3
カード名:タイガークロー
コ ス ト:1
パ ワ ー:1
効  果:相手に状態異常『爪傷』を付与する。『爪傷』が二回付与されたプレイヤーは手札、場から『防御』を除外する。

カード4
カード名:お年玉ボンバー
コ ス ト:5
パ ワ ー:5
効  果:セット時に相手へお年玉を渡すことで、そのターンのみこのカードのコストを0にできる。

カード5
カード名:オショガッツ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:全プレイヤーはお正月なので「凧揚げ」「こま回し」「まりつき」「羽根つき」をして遊ぶ。この結果によって勝者を決める。


男「俺のだ」

後輩「僕のだ」

転校生「僕のですね」


みんなでお正月の遊びを楽しみました。おしまい

カード名:おせち
コスト:1
パワー:1
効果:おせちを一人で食べ終わったらパワーが+4

カード名:一富士
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:何だか縁起が良さそう。

カード名:二鷹
コ ス ト:1
パ ワ ー:1
効  果:鷹が食べそうなカードに対して一方的に攻撃できる

>>333>>334>>335
縁起の良いカードをありがとうございます。

前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。
時系列はシリーズ「5」の>>722>>723の間です。

アルティメット寿司じゃんけん 番外編 バレンタインスペシャル



妹「アルティメット寿司じゃんけん部の皆ーっ! お姉ちゃんとチョコ作ってきたよー!」

男「おー! 流石俺の姉妹、美味い美味い」モグモグ

後輩「美味いなぁ」モグモグ

転校生「美味しいですねぇ」モグモグ

宇宙人「うまいもんだなあ。生まれてはじめて食べた。」パクパク

姉「喜んでもらえてよかったぁ」


妹「……あれ? 部長さんは?」キョロキョロ

後輩「部長ならここ最近ずっと休みだよ。もう登校義務ないから」

妹「えーっ! 部長さんの分まで作ったのに……一個余っちゃったな」

姉「私と妹ちゃんは散々味見したし……」

後輩「僕はさっき竜田揚げも食べたからもーお腹いっぱい」

転校生「僕も他の子のチョコがあるので……」

男「よーし、なら余った一個は俺が食べよう」スッ


ガッ


宇宙人「……いや、そのチョコ、私がもらう」グググ

男「何ィ……!? どけ!!! 俺はお兄ちゃんだぞ!!!」

宇宙人「この星に降りて一番美味しかった……チョコ、と言ったか。これは全て私のものだ」

男「くそっ、ドラえもんみたいな好物の決め方しやがって……! 俺の姉妹が愛情込めて作ったチョコだぞ! 俺が多めに貰うのは当たり前だろうが!」

後輩「やっぱあの人シスコンじゃんね」

転校生「ね」


男「どうしてもってんなら力ずくだァ! 構えろ、宇宙人!」バッ

姉「男! 暴力はよくないよ……」

妹「大丈夫だよお姉ちゃん。アルティメット寿司じゃんけん部の『力ずく』は普通とはちょっと違うから……!」ニヤッ

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

宇宙人「お前と何かを賭けて戦うのは初めてだな……!」ガシャコン

男「ここ一番の俺は強いぜ……!」ガシャコン


「「ドロー!」」

男の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


宇宙人の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

男「『テンパリング』『移りゆく色彩』『カラースキャン』か……」

宇宙人「『リア充爆発しろ』『モルペコ(おまえにレインボー・大切な何か)』『バーニングディバイド』か……」


後輩「両者にコンボカードが配られたか……」

転校生「男君には変幻自在に効果を変える『移りゆく色彩・カラースキャン』のコンボ」

後輩「宇宙人には決まれば勝ちだがリスクの大きい『大切な何か・バーニングディバイド』のコンボ」

転校生「よりうまくコンボを活かした方が勝つ……と言いたい所だけど」

部長「その実、この勝負の鍵を握っているのは『リア充爆発しろ』のパワー……だな」モグモグ


男(俺が今年、どれだけチョコを貰ったか……つまり、宇宙人の『リア充爆発しろ』のパワーがいくつかによって勝負の展開は大きく変わる。場合によっては必勝も必敗もあり得る……!)

男「審判! 『リア充爆発しろ』のパワーはいくつだ!?」

審判「……愛が強くこもっていれば本命、そうでなければ義理とする」

男(具体的な数字は伏せられている、か……その推理も含めてのゲームってことだな)

男(俺が今日受け取ったチョコはさっき姉妹にもらった一個だけなので、おそらくパワーは1だが……今頃下駄箱にこんもり入ってる可能性も0ではない。ここは必敗かどうかだけでも確認しておくか)

男「……俺はチェンジを宣言する!」

転校生「チェンジの宣言……うまいね。審判がチェンジの判定を行う時、伏せられたデータも含めて判定される(シリーズ「4」>>38参照)」

後輩「つまり審判の答えが推理のヒントになるわけですね」


審判「……チェンジを却下する」

男(必敗じゃない。つまり『リア充爆発しろ』のパワーは8未満ってことか……)

姉「男……あんまりモテないんだね」

妹「ね」

男「7! 7の可能性もあるから!」

宇宙人「審判、私からも質問だ。この試合における『チョコ』の定義とはなんだ? 贈り物であればチョコ以外でもカウントするのか、同一人物からの複数のチョコであってもカウントするのか……」


転校生「『リア充爆発しろ』ってカード名から察するに、チョコでなくてもプレゼント全般をカウントしそうだね……」

後輩「……っていうか細かいこと気にするんだな。どんな裁定が出ようとあんまり推理の足しにはならなさそうだけど」

後輩(……宇宙人もチェンジを宣言することで『リア充爆発しろ』のパワーが3以上かどうか知ることができるはず。なのにどうして細かい裁定を先に聞いたんだ……?)

審判「今試合での『チョコ』の定義は……」



1.チョコ以外の贈り物もカウントするし、同一人物からのチョコもカウントする!

2.カカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品以外チョコと認めないし、一人につき一個まで!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)
(出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/チョコレート)

審判「カカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品以外チョコと認めないし、一人につき一個まで!」

宇宙人「そうか……」

男(まぁ、チョコ以外を含めるんだとしても、なんにも貰ってないからパワーに変動はないんだが……なんで宇宙人はこんな細かいところを……)

男「……あ!?」

宇宙人「…………」

男「そうか……お前、俺に何かプレゼントするつもりだったんだな?」

宇宙人「……気付いたか」


後輩「なるほど! 『相手が今年もらったチョコの数』……これは試合中に増加させることができるんだ!」

転校生「おそらく宇宙人君は……1ターン目が始まると同時に、男君の下駄箱にそこらのゴミを詰め込むつもりだったんだろう……バレンタインのプレゼントだと言い張ってね」

転校生「こうすれば『リア充爆発しろ』のパワーを自力で8以上にできるし、更にタイミング的に男君はチェンジすら発動できない。真・必勝の展開だったわけだ」

転校生(アルティメット寿司じゃんけんの醍醐味、裁定悪用盤外戦術……!)


男(あ、危ねぇ……裁定次第で負けるところだった……!)

男(けど、『相手が今年もらったチョコの数』が試合中に増加し得るという事実! これは今、俺にとって有利にはたらくんじゃないか?)

男(つまり、今『リア充爆発しろ』のパワーがたったの1でも、試合中に上がる可能性が少しでもある限り宇宙人は必敗じゃない……よってチェンジが発動できない!)

男「とはいえもちろん、今更俺の『もらったチョコの数』が増加する可能性は0に近い……今度は俺の真・必勝ってわけだ……!」

宇宙人「くっ……!」

妹「今更お兄ちゃんの『もらったチョコの数』が増加する可能性は0に近いんだって」

姉「自分で言ってて悲しくないのかな」

後輩「デュエル開始時、ランプの色は赤色(>>2参照)だから……男先輩はこの動き↓で必勝だな」


1『溜め』
2『移りゆく色彩』→青
3『溜め』
4『移りゆく色彩』→緑
5『溜め』
6『カラースキャン・緑』
~HPが2000ぐらいになるまで5、6をループ~
『溜め』×3
『テンパリング』×3


転校生「宇宙人君は『バーニングディバイド』を決めたいところだけど……そのためには『大切な何か』を発動しなければいけない。そして『大切な何か』は偶数ターンにしか使えない」

転校生「更に『大切な何か』は発動するとHPが1になって、そこからダメージ計算を行う。相手の攻撃ターンにも『大切な何か』は使えない」

後輩「けど、男先輩はHPが2000ぐらいになるまで全ての偶数ターンで攻撃を行っている。そこから『バーニングディバイド』を撃ち始めても間に合わない」

後輩「かといってパワー2以下の『リア充爆発しろ』じゃあスペックが足りないから無限回復に歯が立たない……結果宇宙人の必敗ってわけだな」

妹「……あれ? でも『おまえにレインボー』を上手く使えば行けるんじゃない?」

転校生「いや……『おまえにレインボー』を使えば相手のランプが虹色になって……『溜め』→『カラースキャン・虹』で必ず2ターン後の効果発動フェイズに負けてしまう」

妹「でもそれって1ターンは猶予があるってことでしょ? だから『おまえにレインボー』→『何か』で倒せれば……」

転校生「『おまえにレインボー』は連続で使えず『バーニングディバイド』も使えないともなれば、その『何か』に入るのはパワー2以下の『リア充爆発しろ』しかない」

転校生「『おまえにレインボー』と『リア充爆発しろ』のパワーは合計しても最高で5……2ターン連続でどちらも直撃すれば倒せるけど、男先輩は必勝パターン中、偶数ターンで攻撃を行っている。どちらも直撃はありえない」

妹「じゃあ『おまえにレインボー』をとどめに使えたら……ダメか、必勝パターンの中でHPを3以下にできる所がない」

妹「それかエナジーを6個にしてから『リア充爆発』→『おまえにレインボー』→『リア充爆発』なら……ダメだ。エナジーを6個『溜め』てる間にお兄ちゃんのHPが7になってる」

姉「えーっと……つまり?」

妹「お兄ちゃんの必勝!」

後輩「『リア充爆発しろ』のパワーが1だとしたら、もっと単純に『溜め』→『カラースキャン・赤』を繰り返してるだけで必勝なんだけど……」

男「審判! チョコが複数人の合作だった場合どうカウントされる?」

審判「……思いを込めた人数分、カウントする」

男(やはり『リア充爆発しろ』のパワーは2か……なら無限回復の方の必勝パターンで行こう)

男「慢心はない……これで余ったチョコは俺のものだ! セット!」スッ

宇宙人「……セット」スッ



ターン[1]


男『溜め』


宇宙人『溜め』


男のエナジーが[1]増える!

宇宙人のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『ディスクランプ・赤』


宇宙人

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

ターン[2]


男『移りゆく色彩』


宇宙人『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

男の『移りゆく色彩』! デュエルディスクのランプが青に変わる!

[0]-[1]!

宇宙人に[1]のダメージ!





HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『ディスクランプ・青』


宇宙人

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:なし



ターン[3]


男『溜め』


宇宙人『溜め』


男のエナジーが[1]増える!

宇宙人のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『ディスクランプ・青』


宇宙人

HP:[4]

エナジー:[3]

状態異常:なし

男(宇宙人は三連『溜め』……やはり俺が妹とお姉ちゃん以外からチョコを貰っている可能性に賭けてきたか……!)

宇宙人「……セット」スッ

男(だが! アルティメット寿司じゃんけん部は女子生徒全員に嫌われている……万が一にも俺にチョコを送る女子が家族以外に居るはずはない!)

男「『リア充爆発しろ』のパワーを知って絶望するんだな……! セッ……」ピタッ

男(……そういえば、宇宙人の奴、落ち着きすぎじゃないか?)チラッ

宇宙人(奴の動きが、止まった……!?)

男(僅かな可能性に賭けるんだ……もうちょい気合……みたいなのが入ったっていいんじゃないか? まさか……確かな勝算がある、とでも言うのか?)

男(もう一度考えろ……『リア充爆発しろ』のテキストを見直すんだ……)

男(……!! そうか、このテキスト……! 『↓1』! このテキストに宇宙人は勝算を見出していたのか!)



男が注目したテキスト

1.『相手が今年もらったチョコの数がそのままパワーになる。

2.なお本命チョコは3としてカウントする』

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

男(『相手が今年もらったチョコの数がそのままパワーになる。』……ここじゃなさそうだな)

男(対象範囲が今日のみならず今年であることには一瞬ドキッとしたが……この45日間、誰かにチョコを貰った覚えはないし……何より、貰っていたとしても宇宙人には知りようがない)

男(あの確信を持った表情……勝算は、必ず『あいつが知っている情報』を基に組み立てられているはず……!)

男(思い出せ……あいつがやっていた試合、あいつが見ていた試合……!)


刹那、脳髄に駆け巡る幾千もの勝負の記憶――そして男は『正解』に辿り着いた!


男「……審判……チョコの本命かどうかは『愛が強くこもって』いるかどうか……だったな」

審判「……いかにも」

男「その『愛』とは、家族愛でもOKか……!?」

審判「……愛に貴賤はない! よって家族愛も『愛』に含める!」

男「『なお本命チョコは3としてカウントする』……か!」ニヤッ


後輩「…………あッ!! 合同合宿で男先輩と部長が戦ったやつの裁定(シリーズ「5」>>56>>57)か!」

妹「あの時と一緒……ってことは私とお姉ちゃんのチョコ、本命扱いされてるってこと!?」

姉「なんか照れるね」テレッ

宇宙人「これも気付くか……本当に勝負強い奴だ、男よ」

男「お前こそよく俺より早く気付いたな……」

男(いや……むしろ俺より試合経験が少ないからこそ、覚えている裁定がすぐ出てきたのか?)

男(『毎回、全く違うカードを手にするこの競技において、「経験」という物は邪魔ですらある』……か)

宇宙人「さぁ……気付いたならどうする? パワー6の『リア充爆発しろ』を相手に何ができる!? チョコは増やせても、減らせはしないだろう!」

男「まぁ、もう食べたあとだからな……だが! 本命を義理だったことにはできる!」

宇宙人「何……!?」

男「妹! お姉ちゃん! 俺は傷ついてる!」

妹「えっ、急に何」

男「作ってくれたチョコ……美味しかったけど他の奴のと一緒だった!」

姉「そりゃ、男の部活の皆に配るためだし……男だけ特別仕様だとおかしいでしょ」

男「嫌だ! 帰ったら俺のための特別製を作って欲しい!」

妹「えぇ……めんどくさい」

男「宿題やってあげるから!」

妹「作る!」

姉「妹がやるなら……」

男「……聞いたか審判! 俺への本命チョコはまだ作られていない! さっき食べたのは他の部員と一緒くたの義理チョコだ!」

審判「……!」

宇宙人(未来に本命チョコを増やすことで、相対的に現在のチョコを義理にするだと……!?)

宇宙人「なっ、そんな屁理屈が……!」

男「盤外戦術には盤外戦術……だ!」バッ

男「セット……オープン!」

ターン[4]


男『防御』


宇宙人『リア充爆発しろ』


宇宙人の『リア充爆発しろ』! パワーが[2]になる!

男の『防御』! 宇宙人の『リア充爆発しろ』のパワーが[2]下がる!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『ディスクランプ・青』


宇宙人

HP:[4]

エナジー:[0]

状態異常:なし

宇宙人「ぐっ……」

宇宙人(『リア充爆発しろ』のパワーが2……!)

宇宙人「……まだだ! 今からでも残っている生徒に男へチョコをあげるよう呼びかければ……!」

男「無駄だよ。ここからの俺の動きは『溜め』→『カラースキャン・青』×2……もうお前が『リア充爆発しろ』を撃つことはない」

男(あと恥ずかしいからやめて欲しい)

宇宙人「……!」

男(危なかった……気付くのが一瞬でも遅れていれば負けていたのは俺だった……だが)

男「読み合い一切なしの屁理屈盤外戦術勝負……! 勝ったのは、俺だ」

宇宙人「~ッ! ……棄権、する」



ゲームセット! 男の勝利!

男「よ~し勝った勝った。早速余ったチョコを……」

部長「良い勝負だったぞ、男君!」モグモグ

男「食 っ て る」

妹「結局部長さん来たからあげちゃった。どうせ義理だしいいよね」

部長「美味い美味い」モグモグ

男「ここ最近休みだったのになんで今日だけ来るんですか!」

部長「いや、下駄箱にチョコ入れられてないか気になるだろう」

妹「部長さんっ、私とデュエルしよ!」

姉「私も一戦お願いしようかな……」

男「……ジュニア部門に設定してね」


こんな感じで無添高校アルティメット寿司じゃんけん部のバレンタインは過ぎていった……。おしまい

大体二ヵ月おきに書いていこうと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

1ヶ月ルールあるので保守

カード名:保守
コ ス ト:2
パ ワ ー:0
効  果:このカードを発動したターンはどんなダメージや効果を受けてもHPが0にならない

自分がやってた寿司じゃんけんの攻撃をアルティメット風にするとこんな感じだろうか

カード名:かめはめ波
コ ス ト:1
パ ワ ー:2
効  果:無し

カード名:魔貫光殺砲
コ ス ト:2
パ ワ ー:3
効  果:「防御」を貫通する

カード名:元気玉
コ ス ト:5
パ ワ ー:0
効  果:このターンのダメージ処理を行わずに自分は勝利する

カード名:ミラー
コ ス ト:2
パ ワ ー:0
効  果:相手の攻撃を反射する

地域差で色々技ありそう

デスビームとかあった気がする

>>369>>370
保守ありがとうございます。

>>371>>372
私の学校では『魔貫光殺砲』が『気円斬』という名前でしたね。他にも『溜め』で得られるエナジーが二倍になる『ポタラ』『フュージョン』とかがありました。

皆さんの地域にはどんな技がありましたか? よければ教えてください。


前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

時系列はシリーズ「5」の>>836>>837の続きです。

無添高校アルティメット寿司じゃんけん部部長決定トーナメント開催!!!!


男「お前らみたいな全部ノリで物事考えてるやつに部長の座を任せられるか! 俺が部長だァ!」

先生「クジを作ったからそれでトーナメント表を作るといい」スッ

部長「ありがとうございます。では諸君、行くぞォ!」


「「ドロー!」」


一回戦第一試合
男VS転校生

一回戦第二試合
妹VS宇宙人

シード1
後輩

シード2
部長



男(くっ、シードは逃したか……)

後輩「大体部内戦績通りですね」

部長「うむ」

男(俺の初戦の相手は転校生か……クソゲー大好き野郎だけど、そういうの抜きに結構強いんだよなこいつ……部長にも彼方にも一回ずつ勝ってるし)

男(部内戦績は俺の方がちょっと勝ち越してはいるが、侮れない相手だぜ)

転校生「胸を借りるよ、男君」

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

転校生「僕が部長になった暁には、練習メニューにクソカード投稿を加える!」ガシャコン

男「やらせるかそんなこと!」ガシャコン


「「ドロー!」」

男の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


転校生の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:どくばり
コ ス ト:1
パ ワ ー:0.1
効  果:
・絶対にダメージを与える
・10%の確率で相手を即死させる

カード名:色褪せていく世界
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:
全てのカードの効果説明文の中(これも含める)から文章をランダムに1つ選び消滅させる

消滅した結果効果処理ができなくなる場合そのカードは効果を失う

カード名:もっと楽しもうぜ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:このカードが手札にあるだけでお互いにゲームに負ける時確率で負けずにゲームを続行する。戦闘ダメージで負けるならHPを1残し、効果で負けるならそれを無効にする

>>377『どくばり』の一つ目の効果は、「ダメージ計算時、自分のパワーが相手のパワー以下だった場合、相手に0.1ダメージを与える」とします。

>>379『色褪せていく世界』の効果は効果説明文中の各文節を対象にするものとします。

>>381『もっと楽しもうぜ』の効果が発動する確率は27%とします。(コンマが27だから)

男「『器用貧乏なタカシ』『雨ニモマケズ』『逆転は無理か』か……」

転校生「『どくばり』『色褪せていく世界』『もっと楽しもうぜ』か……」


後輩「これは……転校生さんの手札がクソですね。全てのカードがランダム効果を持ってて……これじゃまともな戦略も読み合いもないでしょ」

部長「……それはどうだろうな。確かにいかに早く『どくばり』の10%を引き当てるかという身もふたもない展開になりそうだが……その『どくばり』の試行回数を増やすには、相手の攻撃を的確に『防御』し、間を縫って『溜め』る必要がある。読み合いの余地は十分にあるはずだ」

部長「取るべき選択肢がシンプルな分、存外純粋な心理力が試される試合になりそうだ」

妹「なるほどぉ」


男(ま、何にせよあのカードの裁定を確かめないとな……『雨ニモマケズ』の裁定を!)

男(『どくばり』……針の先には毒液が滴っているんだろう。雨っぽいな)

男(『色褪せていく世界』……色の無い世界は、まるで真っ白に降り積もった雪のようだ。雪っぽいな)

男(『もっと楽しもうぜ』……小学校の頃は、夏休みがずっと続けばいいのにと思っていた。夏の暑さっぽいな)

男(『溜め』……寿司じゃんけんにおける『溜め』のポーズが両手でつむじを作るかのようだ。風っぽいな)

男(『防御』……寿司じゃんけんにおける『防御』のポーズを素早くやると風が起こる。風っぽいな)

男(全てのカードが雨っぽい、または風っぽい、または雪っぽい、または夏の暑さっぽいな。まいったねこりゃ。でも一応審判さんにも確認しておこう)

男「審判! 全カード雨っぽい、または風っぽい、または雪っぽい、または夏の暑さっぽいな!?」

審判「

『どくばり』は『↓1』
『色褪せていく世界』は『↓2』
『もっと楽しもうぜ』は『↓3』
『溜め』は『↓4』
『防御』は『↓5』

な」



1.雨っぽい

2.風っぽい

3.雪っぽい

4.夏の暑さっぽい

5.どれでもない

↓1~5

(1~5のどれかを選んでください)

審判「『溜め』は雨っぽい。
『どくばり』は風っぽい。
『色褪せていく世界』は雪っぽい
『もっと楽しもうぜ』と『防御』はどれでもない」

男「なんでぇ?」

男(『雨ニモマケズ』がパワーを保てるのは『もっと楽しもうぜ』か『防御』だけか……『もっと楽しもうぜ』が出されることはないだろうし、『防御』相手にはそもそもパワー0になるから無意味……『雨ニモマケズ』を使うタイミングはないな)

男(っていうかおかしいだろこのカード。なんで『雨ニモマケズ』って名前で雨っぽいカードに負けてんだよ。クソっぽいなこれ畢竟クソっぽいなこれ)

男(ってことで俺の攻撃手段は『器用貧乏なタカシ』に絞られて……)


部長「転校生君は男君の『器用貧乏なタカシ』のタイミングを読んでエナジーを管理することになるだろう」

妹「やっぱり読み合いってことかー」


男(それでも結局最終的には運の勝負になるが……その回数は読み合いによって決めることができる)

男(ここ一番の読みの冴えなら……俺にも自信はある!)

男「行くぞ転校生……セット!」バッ

男(とりあえず『器用貧乏なタカシ』を撃てるようになる5ターン目までは『溜め』を連打。そこからが読み合いだ!)

転校生「……セット」スッ

ターン[1]


男『溜め』


転校生『色褪せていく世界』


男のエナジーが[1]増える!

転校生の『色褪せていく世界』! 全カードの効果説明文の中から文節がランダムに1つ選ばれ消滅する!



後輩「!?」

部長「!」

妹「?」

宇宙人「やはりな……」


男「!?!?!?」

男(初っ端から『色褪せていく世界』だとぉ……!?)

男「ど、『どくばり』連打じゃないのか!?」

転校生「簡単な計算だよ。全カードの文節は合計で91個。その内消滅することで僕の勝利がほぼ確定するのは5個。つまり『色褪せていく世界』を使えば5/91の確率で勝利できる。それだけでは『どくばり』の10%を越えないけれど、『色褪せていく世界』はコストが0だから『どくばり』を一回撃つ間に二回撃つことができる。2ターン合計で考えた時『どくばり』は10%のままだが『色褪せていく世界』は885/8281……10.6%まで跳ね上がる。つまり『色褪せていく世界』を連打する方が勝利する確率は高いのさ」

男「……!」

男(あの一瞬で、ここまでの計算を……!)

男(……そうだ、こういう奴だった。最初に部長と勝負した時も、すごい理解力を発揮していた……やはり侮れないぜ、転校生!)

男「……いやちょっと待て、確かに「勝利する確率」は『色褪せていく世界』の方が高いかもしれないが……『色褪せていく世界』の効果はあくまでランダム。時には自分に不利に働く可能性だってあるだろ」

男(例えば俺の『雨ニモマケズ』の効果の一部が消滅して効果が無効になった場合、『雨ニモマケズ』のパワーは0にならない。俺の攻撃の選択肢に加わり、転校生の死期を早めて試行回数を減らすことだってあるだろう)

男(そういう可能性も考えれば、『色褪せていく世界』が合理的だと一概には言えないはず……)

転校生「確かにそうだけど、逆に勝利確定程ではなくても逆に有利働く出目だってある……それにさっき言った通り『色褪せていく世界』は『どくばり』の二倍の頻度で使えるんだ」

転校生「たくさんサイコロ振れた方が……楽しいじゃないかァ……」ニコッ

男(こういう奴だったぁ~~~!!!!)


後輩「……読み合い、あんまりなさそうですね」

部長「読み違えたかぁ……」

転校生「さぁ! 『色褪せていく世界』の効果を発動! 以下の内、消えるのはどの文節かな!?」

男「これをほぼ毎ターンやるのか……」



『器用貧乏なタカシ』
00「相手の」
01「防御を」
02「1だけ」
03「貫通し、」
04「自分の」
05「HPを」
06「1回復。」
07「さらに」
08「自分の」
09「エナジーを」
10「1回復し」
11「相手の」
12「エナジーを」
13「1減らす」

『どくばり』
14「絶対に」
15「ダメージを」
16「与える」
17「10%の」
18「確率で」
19「相手を」
20「即死させる」

『雨ニモマケズ』
21「相手の」
22「カードが」
23「雨っぽい、」
24「または風っぽい、」
25「または雪っぽい、」
26「または夏の暑さっぽい」
27「カードだった場合」
28「このカードの」
29「パワーは」
30「0になる」

『色褪せていく世界』
31「全ての」
32「カードの」
33「効果説明文の」
34「中(これも含める)から」
35「文章を」
36「ランダムに」
37「1つ」
38「選び」
39「消滅させる」
40「消滅した結果」
41「効果処理が」
42「できなくなる場合」
43「そのカードは」
44「効果を」
45「失う」

『逆転は無理か』
46「自分が」
47「ゲームに」
48「負けそうな時、」
49「「う~む、負けそうじゃ」と」
50「言いながら、」
51「新たな」
52「カードを」
53「三枚」
54「引いてもよい。」
55「そうしたら、」
56「自分は」
57「ゲームに」
58「負ける」

『もっと楽しもうぜ』
59「この」
60「カードが」
61「手札に」
62「あるだけで」
63「お互いに」
64「ゲームに」
65「負ける時」
66「確率で」
67「負けずに」
68「ゲームを」
69「続行する。」
70「戦闘ダメージで」
71「負けるなら」
72「HPを」
73「1残し、」
74「効果で」
75「負けるなら」
76「それを」
77「無効にする」

『溜め』(男手札)
78「エナジーを」
79「1」
80「溜める」

『防御』(男手札)
81「相手の」
82「パワーを」
83「2」
84「下げる(マイナスにはならない)」

『溜め』(転校生手札)
85「エナジーを」
86「1」
87「溜める」

『防御』(転校生手札)
88「相手の」
89「パワーを」
90「2」
91「下げる(マイナスにはならない)」


(消滅する文節をこのレスのコンマで判定。上記に設定された番号に応じた文節が消滅する)
(応じる文節がないコンマが出た場合、別レスで再度判定を行う)

転校生の『色褪せていく世界』! 『雨ニモマケズ』の効果説明文から「0になる」が消滅する!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『雨ニモマケズ』効果消失


転校生

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし

後輩「『雨ニモマケズ』から「0になる」って文節が消えた……!」

妹「これで『雨ニモマケズ』の効果は「相手のカードが雨っぽい、または風っぽい、または雪っぽい、または夏の暑さっぽいカードだった場合このカードのパワーは」になるんだね……ん? これどうなるの?」

部長「『色褪せていく世界』の効果では「消滅した結果効果処理ができなくなる場合そのカードは効果を失う」とある。『雨ニモマケズ』はデメリットなし、効果なしのバニラカードになったというワケだな」


男(そらみたことか! これで次から攻撃の選択肢が増える……俺が大分有利だぞ)

男「これで大きく勝負が傾いたな……」

転校生「ああ、そうだね。これで僕が更に有利だ」

男「何っ」

転校生「分からないのかい? 今のでハズレが消えたんだよ、一気に10個もね」

男「……!」


部長「『雨ニモマケズ』が効果なしとなった今、『色褪せていく世界』の対象は残りの81個の文節から選ばれるというわけだな」

宇宙人「やればやるほど当たりの確率が上がっていく運ゲーだ。やられる方は辛いだろうな」


男(……いや、転校生の口車に乗るな。確かに奴にとって当たりの確率が増えたことは事実だが、『雨ニモマケズ』を使えるようになった恩恵はそれ以上に大きいはずだ)

男(その証拠に、本来『溜め』で確定していた2ターン目に俺は読み合いを仕掛けることができる。すなわち……)

男(『雨ニモマケズ』か)

転校生(『防御』か)

男(『溜め』か)

転校生(『色褪せていく世界』か)

男(さっさと終わらせたい俺にとっては『雨ニモマケズ』でHPを削りに行きたい所だが……)

転校生(それを『防御』できれば男君のエナジーを一つ無駄にできる。結果的にもっとたくさん運ゲーができる)

転校生(更に言えば、男君にとってこの読み負け方は『雨ニモマケズ』を使わなければ存在しなかった読み負けだ。アドバンテージが一転ディスアドバンテージに変わるのは精神的にもキツいだろう)

男(それを避けたければ『溜め』だな。例え『溜め』で読み負けたとしても、どうしたって最低三回はどこかで『溜め』るんだ。それが早まったと思えばいい)

男(……なんて易々と安定択に飛びつくだけじゃ、むざむざ読み負けに行くようなもんだよな……!)

男(クソゲー運ゲーが転校生のフィールドなら、俺のフィールドは読み合いだ!)

男「ここの読み合い……絶対勝つ!」


部長「お、なんだなんだ結局読み合いになるんじゃないか。やはり俺の目は正しかったな」

後輩「調子いいなぁ」


男「……セット!」



1.相手の『防御』を読む! 『溜め』だ!

2.折角使えるようになったんだから使お! 『雨ニモマケズ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[2]


男『雨ニモマケズ』


転校生『色褪せていく世界』


転校生の『色褪せていく世界』! 全カードの効果説明文の中から文節がランダムに1つ選ばれ消滅する!



宇宙人「2ターン目は『雨ニモマケズ』対『色褪せていく世界』か……」

妹「攻撃が直撃! お兄ちゃんの読み勝ちだ!」


男(そう……当たったには当たった。俺が読み勝ったのは間違いないんだが……)

転校生「ふふ……さぁ、二度目だ」ニヤッ

男(いまいち達成感がないぜ……)


宇宙人「おそらくだが……転校生はこれから何度同じ場面が来ても『色褪せていく世界』を選ぶだろう」

妹「読み合いから逃げてるってこと?」

宇宙人「違う。クソゲーに挑んでいるのだ」


転校生「君がいくら読み勝とうと、僕はそれを運だけでひっくり返して見せる! その理不尽さこそが僕の望むアルティメット寿司じゃんけんだ!」

男「させるかよ、勝利の女神がお前に微笑むよりも早く終わらせてやる! 実力でな!」

転校生「行くよ! 運命のダイスロール!」


(消滅する文節をこのレスのコンマで判定。>>391>>392に設定された番号に応じた文節が消滅する)
(応じる文節がないコンマ、もしくは21~30が出た場合、別レスで再度判定を行う)

後輩「『もっと楽しもうぜ』から「ゲームに」って文節が消えた……!」

妹「これで『もっと楽しもうぜ』の効果は「このカードが手札にあるだけでお互いに負ける時確率で負けずにゲームを続行する。戦闘ダメージで負けるならHPを1残し、効果で負けるならそれを無効にする」になるんだね……ん? これどうなるの?」

部長「ふむ……効果説明文中に出てくる「勝ち負け」と言えばゲームそのものの勝敗を指していると解釈するのが自然だし、説明文の後半でもゲームそのものの勝敗について言及している。元からこの説明文だったとしても同じ挙動をしていただろう」

妹「じゃあ何も変わらずってこと?」

部長「そうなるだろうな。その証拠に……」


男(状態異常の欄に『もっと楽しもうぜ』に関することは何も書かれていない……効果に変更はないってことだな)

転校生「……首の皮が繋がったね、男君」

男「お前の寿命が縮んでんだよ……!」

男(これでエナジーが0になったから、また『溜め』で確定だな)

転校生(とくれば、こっちも『色褪せていく世界』で確定……例え向こうにエナジーが残っていようと同じ選択をするけれど)

転校生「セット!」バッ

男「セット!」バッ

ターン[3]


男『溜め』


転校生『色褪せていく世界』


男のエナジーが[1]増える!

転校生の『色褪せていく世界』! 全カードの効果説明文の中から文節がランダムに1つ選ばれ消滅する!


(消滅する文節をこのレスのコンマで判定。>>391>>392に設定された番号に応じた文節が消滅する)
(応じる文節がないコンマ、もしくは21~30、64が出た場合、別レスで再度判定を行う)

転校生の『色褪せていく世界』! 『逆転は無理か』の効果説明文から「ゲームに」が消滅する!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『雨ニモマケズ』効果消失


転校生

HP:[3]

エナジー:[0]

状態異常:なし

後輩「『逆転は無理か』から後ろの「ゲームに」って文節が消えた……!」

妹「これで『逆転は無理か』の効果は「自分がゲームに負けそうな時、「う~む、負けそうじゃ」と言いながら、新たなカードを三枚引いてもよい。そうしたら、自分は負ける」になるんだね。これも何も変わらず?」

宇宙人「だろうな」


男(二連続で「ゲームに」が消えたな……なんだこのプチミラクル)

転校生「セット!」バッ

男「セット!」バッ

ターン[4]


男『雨ニモマケズ』


転校生『色褪せていく世界』


転校生の『色褪せていく世界』! 全カードの効果説明文の中から文節がランダムに1つ選ばれ消滅する!


(消滅する文節をこのレスのコンマで判定。>>391>>392に設定された番号に応じた文節が消滅する)
(応じる文節がないコンマ、もしくは21~30、57、64が出た場合、別レスで再度判定を行う)

これって効果消失したら

説明文全部消失するの? 例えば「そうしたら、自分はゲームに負ける」の「自分はゲームに負ける」だけが消えたら「そうしたら、」の後が不明瞭で効果処理できなくなると思うけど、「そうしたら、」の部分まで消えたら最初の効果だけ処理すれば良い事になるから効果復活しない?

>>407>>408
「効果を失う」とは効果説明文が全て消滅するものと解釈して進行しています。

転校生の『色褪せていく世界』! 『もっと楽しもうぜ』の効果説明文から「戦闘ダメージで」が消滅する!

[0]-[2]!

転校生に[2]のダメージ!





HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:『雨ニモマケズ』効果消失


転校生

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:『もっと楽しもうぜ』効果変更

後輩「『もっと楽しもうぜ』から「戦闘ダメージで」って文節が消えた……!」

妹「これで『もっと楽しもうぜ』の効果は「このカードが手札にあるだけでお互いに負ける時確率で負けずにゲームを続行する。負けるならHPを1残し、効果で負けるならそれを無効にする」になるんだね……これも変わらずかな」

部長「いや、「戦闘ダメージで」は明確に条件を表している説明文だ。これがあるかないかでは大きく効果が違って来るぞ」

部長「あらゆる要因でゲームに負ける時に発動するようになるから、効果で負ける際にもHPが1になる。今回の手札で考えると、『どくばり』の効果で負ける時、男君のHPが5有っても『もっと楽しもうぜ』の効果が発動するとHPが1に減る」

妹「わぁバグっぽい」


男(効果は変わる……けど試合展開は変わらないな。『どくばり』はそもそも0.1ずつしかダメージを受けないからHPが5でも1でも削り切られることはほとんどない)

男(それに……そもそも多分、勝ちが確定してる詰めの時しか使ってこないだろうしな、『どくばり』)


妹「転校生先輩は次も『色褪せていく世界』かなぁ」

後輩「いや、『溜め』だね」

妹「なんでぇ?」

後輩「転校生先輩が言ってたろ?『色褪せていく世界』は単発の確率じゃ『どくばり』に劣るって」

妹「でも『色褪せていく世界』は2ターンで2回撃てるから強いって言ってたじゃん」

後輩「その前提がここからは崩れるんだよ。多分、先輩は『色褪せていく世界』の当たりは男先輩の『溜め』を無効化するとか、『色褪せていく世界』の効果対象を任意にするとかだったんだろうけど……これが6ターン目に出てどうなる」

妹「えっと6ターン目は次の攻撃だから……あっ、それが出ても転校生先輩負けちゃう」

後輩「そう。だから実質『色褪せていく世界』を撃てるのはあと1回だけ……ってなったらやっぱ『どくばり』の方がいいでしょ」

部長「いや、ここはやはり『色褪せていく世界』だろう」

後輩「なんでぇ?」

部長「そもそも『どくばり』の勝利確率は10%ではない。『もっと楽しもうぜ』の効果を計算に入れると『どくばり』を撃ったターンに勝てる確率は7.3%だ」

後輩「それでも『色褪せていく世界』の勝つ確率は5/78……約6.4%なんだから、まだ『どくばり』の方が高いでしょ」

部長「勝利する確率だけならな……だが『色褪せていく世界』で『もっと楽しもうぜ』を確定発動にしたり『器用貧乏なタカシ』の防御貫通を無効化したりすれば必ず引き分け以上に持ち込める。そしてそうなる出目が出る確率は7.3%よりも高い」

部長「敗北しない確率なら、やはり『色褪せていく世界』の方が高いのだ」

宇宙人「うむ。転校生は勝負が長引くのが好きだからな」


男「……セット!」バッ

転校生「セット!」バッ

ターン[5]


男『溜め』


転校生『色褪せていく世界』


男のエナジーが[1]増える!

転校生の『色褪せていく世界』! 全カードの効果説明文の中から文節がランダムに1つ選ばれ消滅する!


(消滅する文節をこのレスのコンマで判定。>>391>>392に設定された番号に応じた文節が消滅する)
(応じる文節がないコンマ、もしくは21~30、57、64、70が出た場合、別レスで再度判定を行う)

これは効果解釈が変わるかな?前半効果と後半効果が完全に独立して、「確率での敗北回避」と「HPが1の時に効果敗北を無効化する」の2つに分かれるか? 効果敗北カードがないからあまり意味はないけど

>>413
『もっと楽しもうぜ』の前半効果と後半効果が独立した場合、前半効果の敗北回避時の処理が不明瞭になってしまうので、>>412後でも『もっと楽しもうぜの』後半効果は前半効果の処理を説明しているものと解釈して進行します。

転校生の『色褪せていく世界』! 『もっと楽しもうぜ』の効果説明文から「負けるなら」が消滅する!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『雨ニモマケズ』効果消失


転校生

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:『もっと楽しもうぜ』効果変更

後輩「『もっと楽しもうぜ』から前の「負けるなら」って文節が消えた……!」

妹「これで『もっと楽しもうぜ』の効果は「このカードが手札にあるだけでお互いに負ける時確率で負けずにゲームを続行する。HPを1残し、効果で負けるならそれを無効にする」になるんだね……これは、変わらず?」

部長「まぁ、概ねそうだな。厳密に言えばHPを1にする効果が無条件に発動することになったんだが……そもそも全体の効果が負ける時にしか発動しないから同じようなものだろう」


男「五回連続『色褪せていく世界』……乗り越えたぜ。勝利の女神は最後までお前に振り向かなかったな!」

転校生「……まだだよ。まだ勝負は終わっていない。次の『色褪せていく世界』で『もっと楽しもうぜ』の「お互いに」か「確率で」を消せれば……!」

男「……本当にそれでいいのか? そんなに低い確率でなくとも……俺に一度でも読み勝てば、その確率を更に上げることができるんだぜ」

男「俺は今まで偶数ターンの全てで攻撃を選んできた。次が来ると分かっているなら『防御』すればいい。本当に運ゲーがしたいなら、ここは読み合いをする場面だろ」

転校生「……!」

男「散々運ゲーを押し付けられたからな……ここから俺のフィールドに付き合ってもらう……!」


妹「うん……? ここまでの読み合いポイントでも『色褪せていく世界』だったし、ここも『色褪せていく世界』なんじゃないの?」

後輩「いや、今までと今回じゃ流石に読み負けの代償がでかすぎる。男先輩が『器用貧乏なタカシ』を撃てるようになるまでは負け確定じゃないんだし、ここは様子見をかねて『防御』だな」

宇宙人「その裏をかいて『色褪せていく世界』を撃つ選択肢もアリだと思うが?」

部長「なんにせよ男君の言う通り、もう転校生君は読み合いを無視することはできないだろう」


男(完全に俺の土俵に持ち込んだ……! ここからも全部読み勝って、完封してやる!)

転校生「……」

男「行くぞ! セット!」



1.相手の『防御』を読む! 『溜め』だ!

2.このターンで決める! 『雨ニモマケズ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[6]


男『溜め』


転校生『色褪せていく世界』


男のエナジーが[1]増える!

転校生の『色褪せていく世界』! 全カードの効果説明文の中から文節がランダムに1つ選ばれ消滅する!



男「……!」

男(6連続、『色褪せていく世界』だとぉ……!?)

男(馬鹿な! 運ゲーに執着している転校生なら、より多く運ゲーができる『防御』で読み勝ちを狙って来ると思ったのに……)

男「俺が、読み負けた……!?」

転校生「……悪いけど、僕はそもそも君と読み合いをしたつもりなんてないよ」

転校生「ダイスを振るか振らないか、それを決める権利は僕にだけある! 君がどれだけ読み合いを仕掛けてこようと、僕は運ゲーを続けるのみだ」

男(こ、ここまでの奴だったのか……!)


宇宙人「読みとは『自分ならどうするか』という思考……すなわち人の本質を写す鏡だ。男の中に転校生は存在しなかった。後一歩のところで転校生の心理を取り込み切れなかった」

宇宙人「転校生が運ゲーに挑んだとするなら、男は読み合いに逃げた……と言ったところだな」

部長「とはいえ、これを男君のミスとするのは酷だろう」

部長(アルティメット寿司じゃんけんは八割が運のゲーム……何の衒いなく運ゲーに挑めなければ気構えが足りぬと言うもの)

部長(だがしかし、ここまで無心に運ゲーのみを追い求められる人間が居たとは……転校生、俺や彼方君とは別の頂を目指す者……!)


転校生「さぁ……六度目のダイスロールだ!」


(消滅する文節をこのレスのコンマで判定。>>391>>392に設定された番号に応じた文節が消滅する)
(応じる文節がないコンマ、もしくは21~30、57、64、70、71が出た場合、別レスで再度判定を行う)

転校生の『色褪せていく世界』! 男の『溜め』の効果説明文から「エナジーを」が消滅する!





HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:『雨ニモマケズ』効果消失・『溜め』効果消失


転校生

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:『もっと楽しもうぜ』効果変更

後輩「男先輩の『溜め』から「エナジーを」って文節が消えた……!」

妹「これで『溜め』の効果は「1溜める」になるんだね……これは」

宇宙人「説明文中唯一の主語が消えたんだ。何を溜めるのか解釈のしようがない……効果消失だな」

後輩「ってことは、もう男先輩は『溜め』が使えない! 転校生先輩のほぼ勝ちだ!」

部長「実に6回目にしてようやく『当たり』が出たな……」

部長(確率の運ゲーを前に言うのも滑稽だが、まるで転校生の執念が実を結んだようではないか)

妹「転校生先輩のほぼ勝ち……? いや、まだ分かんないよ。確かにもう『溜め』は使えなくなっちゃったけど……今までに溜めたエナジーが無効になるわけじゃないもんね。今あるエナジーは2、あと2回『雨ニモマケズ』が撃てる。そのどっちかを当てれば……!」

後輩「それがもう無理ってことだよ。こっから転校生先輩はずっと『防御』連打だ。百回でも千回でもな……その内不意に出てくる『溜め』や『どくばり』を読むなんて、どんな達人にも無理だ」

部長「うむ、無理だった」

後輩「『百回に一回なんて読めるわけねーだろ理論』ってやつだな」

妹「あぁ……いやでもでも、お兄ちゃんにはまだ『逆転は無理か』があるじゃん!あれ使って都合のいいカード引いて、その上で『もっと楽しもうぜ』の効果で生き残ることができれば、勝負はまだ……」

後輩「……確かに、百回に一回の隙を読むよりはまだそっちの方が分はいいだろうな。けどそれでも、そう都合よく行く可能性は数%ってとこだろ。やっぱり転校生先輩のほぼ勝ちは揺るがない」


男「ぐっ……!」

男(甘かった……俺の土俵になんか、あいつはこれっぽっちも上がってなかった。ずっとあいつはあいつの土俵に立ち続けていたんだ……! 選択肢とかの次元じゃない。あいつのスタイルそのものを、俺は読み違えた……!)

男(その結果が、これ……)

転校生「さぁ……置くんだ、『逆転は無理か』を……」

転校生「君の! 君自身の手で! 運ゲーをしてもらおうッ!」

男(完全にあいつの土俵に持ち込まれた……! このターン、もう読み合いの余地はない!)

男(けどそれは、まだ負けが確定していないということ……! なら、反省はあとだ!)

男「ああ……やってやるさ。勝利の目があるなら、最後まで!」

転校生「セット!」バッ

男「セット!」バッ

ターン[7]


男『逆転は無理か』


転校生『防御』


男の『逆転は無理か』!

男「う~む、負けそうじゃ」

カードを新たに3枚引く!



男の手札


カード6 ↓1

カード7 ↓2

カード8 ↓3



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:裏切り者
コ ス ト:0
パ ワ ー:2
効  果:このカードの持ち主を攻撃する。その後、このカードは相手の手札に加わる。
このカードは40%の確率で勝手に発動する。

『命乞い』『ガシャポン』『裏切り者』を手札に加える!

男はゲームに敗北する!

転校生の『もっと楽しもうぜ』! 27%の確率で敗北を回避する!


(『もっと楽しもうぜ』の効果発動をこのレスのコンマで判定。00~26で発動。27~99で不発)

転校生の『もっと楽しもうぜ』は発動しなかった!

男の『命乞い』!

男「どうか命だけは!」

『命乞い』を除外して敗北を回避し、無敵ターンを得る!


(『命乞い』の効果で得る無敵ターンの数をこのレスのコンマで判定。
00~16で0
17~33で1
34~50で2
51~67で3
68~83で4
84~99で5)

男の『命乞い』! 男は1ターン後の終わりまで無敵になる!

転校生の『防御』! 男の『逆転は無理か』のパワーが[2]下がる!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『雨ニモマケズ』効果消失・『溜め』効果消失
『ガシャポン』『裏切り者』←IN 無敵ターン残り1


転校生

HP:[1]

エナジー:[0]

状態異常:『もっと楽しもうぜ』効果変更

後輩「おお……おお? なんか色々起きたぞ」

部長「『逆転は無理か』が発動し『もっと楽しもうぜ』は不発で『命乞い』が手札から発動したな。とにかくの最後のステータスのみ見ておけば十分だろう」


男(とりあえずこのターンは生き残った……けど、何か逆転の手は生まれたか?)

男(『ガシャポン』……こいつを一回使って勝てる可能性は『どくばり』が出てそこから更に7.3%を当てるか、もしくは『色褪せていく世界』で『もっと楽しもうぜ』を絶対発動にするとか、『どくばり』をバグらせるとか……これはどっちも勝ちじゃなくて引き分けだけど)

男(なんにせよ事態を変えられる可能性は2%かそこらだな)

男(次に『裏切り者』は……0コスト2パワーは強力だが、これも相手に『防御』連打されたらなす術がない。その内裏切り効果が発動し、相手に一生没収されて終わるだろう)

男(……アルティメット寿司じゃんけんプレイヤーなら、すぐに分かる。3枚のカードの中にぶっ壊れがある可能性と、2%、どちらが大きいか)

転校生「計算は済んだかな……? さぁ、『もう一回』! だ!」

男「……毒を喰らわば皿まで……か」

転校生「セット!」バッ

男「セット!」バッ

ターン[8]


男『逆転は無理か』


転校生『防御』


男の『逆転は無理か』!

男「う~む、負けそうじゃ」

カードを新たに3枚引く!



男の手札


カード9 ↓1

カード10 ↓2

カード11 ↓3



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

裏切り者判定忘れてない?

>>435
『裏切り者』は通常のカードと同じく、場に出た時のみ効果を発動するものとして進行しています。

カード名:敗北爆弾
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:①「敗北爆弾」の効果以外で自分がゲームに敗北することが確定した場合、手札・場で自動的に発動し、その敗北を無効にする。
②1度でも①の効果が発動した場合、このカードが手札にあるプレイヤーは10%の確率で敗北する。①の効果が発動する度に、この確率は10%増える。
③このカードを場に出した場合、ダメージ計算終了後にこのカードを相手の手札に移す。

>>441『敗北爆弾』は運による分岐を増やし、試合展開のテンポが悪くなるので再安価とさせていただきます。ご了承ください。


男の手札


カード11 ↓1

痩せ我慢は命乞いの敗北効果が再発するので死に札、仲良く食べようはまず間違いなく逆転は無理かから消されるのでこれも死に札

これは三度目、かな……

『お守り』『痩せ我慢』『仲良く食べよう』を手札に加える!



男「これは……」


後輩「終わり……だな」

部長「『お守り』はエナジーを溜められない今、攻撃手段にはできないし……確率上昇効果も意味はない」

部長「『瘦せ我慢』も延命しかできないし、逆転の一手にはなりえない」

部長「『仲良く食べよう』も……相手がこのカード自身を選べば何事もなかったことにできる」


男(新たに引いたカードの中に逆転のカードはなかった……残った勝ち筋は百回一回理論に打ち勝って『裏切り者』を直撃させることだけ……か。やっぱもう9.99999割負けだな……)

転校生「……棄権、しないのかい?」

男「するわけねーだろ。もう運ゲーでも読み合いでもなくても……自ら勝ちの可能性を投げ出すことはしない」

男「じゃなきゃ、自分の土俵どころか勝負の場にすら立ってなかったことになる」

転校生「ああ、それでこそアルティメット寿司じゃんけんプレイヤー……それじゃあ、遠慮なく!」

ターン[217]


男『防御』


転校生『どくばり』


転校生の『どくばり』! 男は即死する!



ゲームセット! 転校生の勝利!

男「ぐああああっ!!!」ドガシャーンッ

転校生「運ゲー100%……! いい勝負だったよ、男君」

男「嫌味か?」

男(結果論だが……6ターン目のミスがなければ勝っていたのは俺だった。次は……次からは、相手の底の底まで読み切って見せる……!)


部長「うむ、アルティメット寿司じゃんけんらしさが出たいい勝負だったな」

後輩「にしても男先輩が初戦敗退かぁ」

後輩(こんな悪ふざけがなければ普通にあの人が次期部長だったろうに……)

後輩「そいで次の試合が……」


妹「宇宙人君対……」

宇宙人「妹……だな」



ーつづくー

ああなるほど、命乞いの無敵が切れた後の敗北処理は永続効果で打ち消しでもしない限り無限に繰り返されるって解釈か

いやターン続いてるから違うか……

>>445

8ターン目、二度目の『逆転は無理か』で男はエナジーを使い果たしているので三度目はありません。


>>450>>451

さらに補足しますと、>>446の後には『命乞い』の無敵解除と敗北が起こり、それに反応して『もっと楽しもうぜ』の効果発動の判定が行われているのですが、もう勝敗に関係ないので>>1の判断で判定に成功したことにして見栄えのいい敗北シーンまでカットしました。
分かりづらくて申し訳ございません。

「このカードは」「勝手に」の二点から暴発カードとしてデザインしたんだろうなとは思った

>>427『裏切り者』を私が解釈した効果で書き直すと

カード名:裏切り者
コ ス ト:0
パ ワ ー:2
効  果:このカードを場に出したターンのダメージ計算時、40%の確率で以下の効果を発動する。
・このカードのパワーを0にし、このカードの所持者に2ダメージ与える。このターンのカード回収時、このカードは所持者から見て相手の手札に加わり、所持者を変更する。

となります。
発案者の方の想定とは違う挙動をさせてしまい申し訳ございません。

それだと「このカードは」じゃなくて「この効果は」の方がテキストとして自然だと思うからやっぱり読み取り方少しおかしかった気はするけど乙

今回安価多かったけど気に入ったカードはあったのか聞いてみたい

おつ
>>400
> 妹「読み合いから逃げてるってこと?」
>
> 宇宙人「違う。クソゲーに挑んでいるのだ」
笑える

>>456
『色褪せていく世界』が印象に残りましたね。とてもユニークな効果で、『BABA IS YOU』というパズルゲームを思い出しました。

カード名:保守
コ ス ト:2
パ ワ ー:0
効  果:このターン誰も勝利しないし、敗北もしない(1ターン限定のゲームルール改変)

>>461
保守ありがとうございます。

前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

後輩「そいで次の試合が……」


妹「宇宙人君対……」

宇宙人「妹……だな」

妹「さぁっ! ついに私の初陣だね! 悪いけど勝利で飾らせてもらうよ、宇宙人君!」ビシッ

宇宙人「ふん……お前とは同学年だが、私はお前よりずっと早くにこの部活に所属していたのだぞ? 悪いが負ける気はしないな」

妹「どうかな? 私は宇宙人君がここに墜ちてくるより前から、アルティメット寿司じゃんけんをやってたんだよ?」

宇宙人「なに?」

妹「しかも相手は大会で優勝したこともあるお兄ちゃん! 家で何回も決闘したんだから!」

宇宙人「しかしあいつはたった今転校生に負けたが」

男「うぐっ」

妹「盛者必衰だもん。つまり次は私の番! この世代の名前が『妹』だぁ!」

宇宙人「ふっ、底抜けのビッグマウスだな」

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

妹「『妹世代』……いい響きだよね!」ガシャコン

宇宙人「いいや、今年の一年生は『宇宙人世代』だ!」ガシャコン


「「ドロー!」」

宇宙人の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


妹の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)
(一試合に同じ人が二つ安価を取ることはご遠慮ください)
(効果処理が不明な物は再安価、もしくは>>1の解釈で進行します。ご了承ください。)
(カード能力があまりに強すぎてゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
(効果テキスト等が日本語で書かれていない場合、安価↓とさせていただきます)
(試合解説が度を越えてややこしくなるときは再安価とさせていただきます)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

宇宙人「『花粉』『ロケットブースター』『リアルファイト』か……」

妹「『壊獣』『おんぶ』『神のえんぴつ』か……」

妹「ゲーム開始初っ端に私は『おんぶ』の効果を発動! 誰かにおんぶしてもらう!」

妹(対戦相手の宇宙人君は論外、部長さん後輩さん転校生さんは中立、ここはシスコンお兄ちゃんを利用するのが吉!)

妹「お兄ちゃん!」ギュッ

男「この甘えんぼさんめ」ギュッ


転校生「仲睦まじいね」

後輩「けど、第0ターンはまだ終わってない。二人には確認しなきゃいけないことが二つある。それはつまり……」


妹(お兄ちゃんが私を何分間おんぶできるか!)

宇宙人(『花粉』の花粉症になってそうなカードの判定!)


妹(お兄ちゃんのこの筋肉のコンディション……きっと『↓1』分間私をおんぶできるはず!)モミモミ


男が妹をおんぶできる時間『↓1』分間
(任意の数字を書きこんでください)



宇宙人(『壊獣』……獣ならば詰まる鼻だってあるだろう。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『ロケットブースター』……花粉症になれば爆発的に鼻水が出るものだ。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『おんぶ』……花粉は体表にも付着しており、他者と密着するのは花粉症のリスクを高める。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『リアルファイト』……鼻血と鼻水は同時に出ないため、鼻水を止めるには顔面を殴るのが有効だ。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『神のえんぴつ』……人間に花粉症などいう欠陥をデザインした神は間違いなく脳を花粉でやられている。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『溜め』……何故か花粉症時の鼻水は一気に出ず眉間あたりに溜まっている感じがする。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『防御』……花粉はもう本当に防御の仕様がない。花粉症になってそうだな)

宇宙人(『花粉』……人間に伐採されるのにも関わらず花粉を撒き散らし続けるのは一種の病気だろう。花粉症になってそうだな)

宇宙人(なんということだ……全てのカードが花粉症になってそうだ。だが一応審判さんにも確認しておこう)

宇宙人「審判! 全カード花粉症になってそうだな!?」

審判「

『壊獣』は『↓2』
『ロケットブースター』は『↓3』
『おんぶ』は『↓4』
『リアルファイト』は『↓5』
『神のえんぴつ』は『↓6』
『溜め』は『↓7』
『防御』は『↓8』
『花粉』は『↓9』

だな」



1.花粉症になってそう

2.花粉症になってそうじゃない

↓2~9

(1、2のどちらかを選んでください)

妹(お兄ちゃんは私を『20分間』おんぶできるはず!)

妹(アルティメット寿司じゃんけんは1ターンごとに10分間まで考えていいから……宇宙人君が粘ってきたら使えるのは最初の2ターンだけかぁ)

妹「……お兄ちゃんもうちょっと頑張れない?」

男「全力でい!」


審判「『ロケットブースター』『おんぶ』『溜め』『花粉』は花粉症になってそう
『壊獣』『リアルファイト』『神のえんぴつ』『防御』は花粉症になってそうじゃない」

宇宙人「なるほどな……」

妹(さぁ、次に私が考えないといけないのは……『おんぶ』で戦うか『神のえんぴつ』で戦うか!)

妹(『おんぶ』は最初の2ターンしか使えないし、無料で使ってもすぐに清算しなきゃいけないって考えると、ほとんど効果なしと変わんないよね)

妹(『おんぶ』の素のステータスは2コスト3パワー……悪くないけど、宇宙人君の『ロケットブースター』は1コスト3パワー! 明らかな上位互換だし、真っ向からの勝負は無理……)

妹(『神のえんぴつ』は5コストと重めだけど、出して『神のえんぴつ』自身のパワーを999にでも書き換えちゃえばそのまま一発KO! 典型的な『出せば勝ち』のカード)

妹(だけどやっぱり5コストは重い。『ロケットブースター』っていうハイスペックカードを前には結局厳しい戦いになりそう……)

妹(『おんぶ』か『神のえんぴつ』か……)

後輩「妹ちゃん、苦しそうな顔ですね。『壊獣』連打でいつでも引き分けに持ち込めるんだから今は有利な場面だと思うけど」

部長「いや……『壊獣』のテキストを読む限り、セット後にもう一度自分の手札に戻るとは書いていない。相手の場に出た以上、カード回収フェイズでは相手の手札に回収されるだろう。つまり『壊獣』連打は不可能だな」

部長(元ネタでもカードのコントロールは相手プレイヤーに移るしな)

後輩「そっかぁ」


宇宙人「……何にせよ、裁定は聞いたが『花粉』は使わず『ロケットブースター』のみで戦うことになりそうだな」

妹(『おんぶ』か『神のえんぴつ』か……切り札はどっち!?)



1.下位互換でも読み合いでカバー! 『おんぶ』だ!

2.頑張って5回『溜め』よう! 『神のえんぴつ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

妹(『おんぶ』か『神のえんぴつ』か……)

妹(……ん? あれ? ちょっと待って『おんぶ』で行こうと思ったら……相手に『溜め』と『ロケットブースター』繰り返されるだけで負け確定じゃない!?)

妹(危ない危ない……ちょっとした差なら読み合いでカバーできると思ってた……1コストの差って大きいんだなぁ)

妹(じゃあ私が目指すゴールは『溜め』5回からの『神のえんぴつ』で決まりだね)

妹「まずは一発目、セット!」シュバッ

(10分後)

宇宙人「…………セットだ」スッ

ターン[1]


宇宙人『溜め』


妹『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

妹のエナジーが[1]増える!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし




HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:おんぶ(残り10分)

妹(1ターン目はお互いに『溜め』! そしてここからが……)

宇宙人「読み合い……だな」

妹(ここからは一回でも読み負けたらそのまま負ける……超絶厳しい勝負!)

妹「……けど、これくらいのハンデがないと勝っても箔が付かないってもんだよね! セット!」バッ

宇宙人「ふん、減らず口を……(10分後)……セットだ」スッ

ターン[2]


宇宙人『溜め』


妹『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

妹のエナジーが[1]増える!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし




HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

妹「お兄ちゃんお疲れー」スッ

男「俺要らなかったじゃん」グデーン


後輩「おっ、宇宙人が攻撃しないタイミングに合わせた『溜め』……妹ちゃんの読み勝ちだ! これであと『溜め』3回! 勝利に近付きましたね!」

転校生「さぁ……それはどうかな」


妹「さぁっ! 一発読み勝ったところで、こっからもどんどん読み勝っていくよー!」

宇宙人「……ふふっ。やはりお前は初心者だな……既に勝敗は決している」

妹「……えっ!?」

宇宙人「やはり気付いていなかったみたいだな。では『先輩』として教えてやろう。お前が男の背中から降りた時、勝負は決したのだ」

妹「ど、どういうこと? だってお兄ちゃん力尽きちゃったし、降りるしか……」

宇宙人「力尽きた人間にはおんぶしてもらえないと誰が決めた?」

妹「え……」

宇宙人「審判……『おんぶ』とはなんだ」

審判「……『対象を背中に乗せており、なおかつ対象が自身の胸以上の高さにあること』。今試合ではこれを『おんぶ』と定義する!」

妹「えぇーっ!?」

妹(じゃあ寝そべったお兄ちゃんの上に座ってればずっと『おんぶ』してもらえたじゃん!!!!)

男(ひどくない?)

宇宙人「……やはり、『抱っこ』と似たような裁定(シリーズ「5」>>265)だったか。まぁ今更気付いても『おんぶ』自身の効果でもうそのやり方もできないがな」

妹「ずっと『おんぶ』してもらえていれば、0コストで『おんぶ』を連打できて……」

宇宙人「私は『花粉』による分の悪い運ゲーを強いられていただろうな。お前はその有利をたった今投げだしたのだ」

妹(だから、私が『おんぶ』を使わないって分かってても毎ターン10分粘ってたんだ……)

宇宙人「……何も賭けられていない生温い試合を幾度重ねたところで、勝機への嗅覚は磨かれない……だからお前は初心者なのだ」

妹「うぐぐぐぐ……! で、でもまだ負けじゃないもん! このまま読み勝ち続けて、『神のえんぴつ』を撃てれば……!」

宇宙人「読み勝ち続けて、か……だったらその手助けをしてやろう」ピラッ

妹(手札を私に見せたぁ……!?)

宇宙人「見ての通り、私は『溜め』をセットした。お前も『溜め』をセットすればいい」スッ

妹「くっ、バカにしてぇ!」バシッ

ターン[3]


宇宙人『溜め』


妹『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

妹のエナジーが[1]増える!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし




HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし

妹(トリックでもない……本当に『溜め』だった……)

妹「どういうつもり……?」

宇宙人「私の『「ロケットブースター」のみで戦うことになりそうだな』というブラフに見事にハマっているな……」

妹「ブラフ?」

宇宙人「まだ分からないか? 私の勝利が確定している理由……それは『花粉』、『ロケットブースター』以外のもう一つの安価札……」

妹「『リアルファイト』……!?」


男「『リアルファイト』だとーッッ!!!!?」

後輩「うるさっ、どうしたんですかいきなり」

男(あれくらいのカード、いつも試合で何枚も引くから気付くのが遅れたけど……ジュニア部門じゃ絶対引かない暴力カードじゃねぇか!)

男「妹のディスクの部門設定がスタンダード部門になってる……!?」

男(ああいうカードを引かせないためにジュニア部門に設定してたのに!)

部長「ああ、俺が直しておいた」

男「何やってんだテメーッ!」ガバッ

部長「もう高校生だしいいだろう、と……」ユサユサ

宇宙人「そう。運ゲーもあれば盤外戦術もあり、暴力もあるのがこのアルティメット寿司じゃんけん」

宇宙人「ジュニア部門という温室で育ったお前とスタンダード部門で何度も試合をこなしてきた私では……暴力への適性が段違いだ」

宇宙人「断言しよう! 私の拳は間違いなく、一撃でお前を葬る」

妹「なっ……」

宇宙人「悪いことは言わん、『溜め』を出せ妹。お前の『溜め』に『リアルファイト』が直撃すれば、私は手札の『ロケットブースター』を使用してお前に6ダメージ。『リアルファイト』の効果が発動する前にゲームが終了する」

男「そうだ妹! 殴り合いなんて危ないことする必要はない!」

妹「お兄ちゃん……」

男「楽しいゲームなのに、いきなり殴り合いなんて言われてびっくりしただろう妹……悪かったな、この試合が終わればお兄ちゃんがディスクをジュニア部門に戻してやるからな」

妹「……いい、いらない」プイッ

男「!?」

妹「全国大会、病室で見てたもん……アルティメット寿司じゃんけんに暴力があるなんて、私ずっと前から知ってた」

妹「……私もう、病弱なかよわい女の子じゃないよ。お兄ちゃんやみんなのおかげで、健康で強かな女の子になったんだから!」グッ

男「妹……」

宇宙人「ならばその覚悟見せてみろ! セット!」バッ

妹「……セット!」バッ

妹(これが……私の答え!)



1.安全より危険をとる! 『防御』だ!

2.危険より安全をとる! 『溜め』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[4]


宇宙人『溜め』


妹『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

妹のエナジーが[1]増える!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:なし




HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:なし

後輩「おお!? また両者『溜め』……!?」

男「……!」


宇宙人「何だと……!?」

妹「宇宙人君の狙いは……私に『防御』を出させること。そうすればこのターンで必勝が決まってたもんね」

妹「そのために『リアルファイト』を意識させて、『溜め』なら負けだと煽った……宇宙人君が本当に仕掛けてたのは暴力勝負じゃなくて読み合いだった!」

妹「でも、ごめんね。私はそんなブラフに引っかかるような初心者じゃない!」

宇宙人「ぐっ……!」

宇宙人(ここ一番の読みの冴え……まったく誰に似たのか)


部長(ジュニア部門はプレイヤー同士の接触を含んだり公序良俗に反したりするカードは採用されない。その分盤外戦術を取れるカードも少ない……そのようなカードプールで多く試合したため、妹君は『おんぶ』の裁定に気付けなかったのだろう)

部長(だがしかし盤外戦術に疎い分、その試合経験は読心術に集中したというわけか……!)


妹「それに、このターンはどう考えたって『溜め』が安定択だもん」

宇宙人「何?」

妹「だって『溜め』なら『リアルファイト』で読み負けても……ダメージ計算までに相手を殴り倒すって勝ち筋が残るから……!」ギラッ

宇宙人「なるほどな……!」ニヤッ


部長(加えてこの胆力……!)

部長「ふむ……妹君か。彼女も将来の成長が楽しみなプレイヤーだな」

男「兄としては全然楽しみじゃない!」

妹「さぁっ、形勢逆転! 私はあと一回の『溜め』で勝ち!」

宇宙人「それを止めるには『リアルファイト』の直撃しかないが……」

妹「それを『防御』しても私の勝ち!」

宇宙人「対してお前の『防御』を読んでも、一回『溜め』るぐらいではまだ必勝ではない……というわけだな」

宇宙人(ここから妹に一度も『溜め』させずに勝つには……『リアルファイト』2回からの『ロケットブースター』3回。つまり追加で5個のエナジーが必要)


後輩「最初は妹ちゃんが読み勝ち続けてエナジーを5個『溜め』られるかって勝負だったのが、立場だけ入れ替わった感じですね」

転校生「しかも今、流れは妹さんにある。ここから連続の読み勝ちは……難しいだろうね」


宇宙人(だが……勝利する方法は読み合いだけではない!)

妹「セット!」スッ

宇宙人「セット!」バッ

ターン[5]


宇宙人『リアルファイト』


妹『防御』


宇宙人の『リアルファイト』! 両プレイヤーは1ターンに1度、相手を殴る事が出来る!



妹「よしっ、ここも読み勝ち……」

宇宙人「ふんっ!」ボッ

妹「いいいっ!?」バッ



妹の『防御』!宇宙人の『リアルファイト』のパワーが[2]下がる!

[0]-[1]!

妹に[1]のダメージ!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『リアルファイト』残り4ターン




HP:[4]

エナジー:[4]

状態異常:『リアルファイト』残り4ターン

妹(あっぶない……ちょっと反応が遅れてたらパンチ当たっちゃってたよ)ドキドキ

宇宙人(くっ……殴れないままターンが終わってしまった)


男「くっそあの野郎! 完全に『リアルファイト』の効果で勝つ方に切り替えてきやがった!」

後輩「『リアルファイト』の効果はあと4ターン続きますけど……妹ちゃんはもう『溜め』→『神のえんぴつ』の2ターンで必勝だから、実質のチャンスはあと2発ですかね?」

部長「いや……妹君には強制的に相手のセットフェイズを終了させる『壊獣』があるからな。『壊獣』には使用後相手の手札になってしまうという欠点があるが、とどめのターン、今回の試合で言えば7ターン目に使ってしまえばその欠点は消える」

部長「アルティメット寿司じゃんけんにおけるターンのほとんどであるセットフェイズが一瞬で完了することを考えると、7ターン目はさっきと同様、ろくに殴れず終わるだろう」

転校生「つまり好きなだけセットフェイズを伸ばせるこの6ターン目が、最後のチャンスってわけですね」

転校生(使える拳は一振りのみ……その一発で妹さんを気絶させられる確率は↓1%ってところかな)


宇宙人「……行くぞ! 妹!」ダッ


↓1は60~99から整数を一つ選んでください。

↓1のコンマがレスの数字より低かった場合、妹の勝利。そうでなかった場合は宇宙人の勝利とします。

宇宙人「この一撃で沈めてやる!」ダッ

妹「宇宙人君さぁ……なんか忘れてない?」サッ

宇宙人「何っ」

妹「私にも、一発殴る権利があるってことをさぁ!」ブンッ

宇宙人「くっ!」チッ

後輩「避けた!」

妹「まだまだァーッ!」グオッ

宇宙人(やはり連続で殴りに来たな……既に効果が失われているとも知らずに!)

宇宙人(一発目のパンチ、妹は私がギリギリで避けたと思っているだろうが……実は違う。私の絶妙な動きにより、あのパンチは私のアゴを掠めていたのだ)

宇宙人(『リアルファイト』の効果で殴れるのは1ターンに1発だけ……2発目以降は効果外の暴力となり、そしてアルティメット寿司じゃんけんには暴力禁止のルールがある)

部長(そうでなければ『リアルファイト』がなくても暴力勝負になるからな)

宇宙人(よってこのまま妹の拳が直撃した瞬間、私は勝利する。妹のルール不順によって!)

宇宙人(カードの効果で勝とうとする内は正攻法。それ以外の勝ち筋を通してこそ盤外戦術……! 殴りかからず、丸まって私の拳を防御していればそれだけで勝てていたものを……むきになって私のフィールドで戦ったのがお前の敗因だ、いもうtttttttttttttttttttttttttttt)

宇宙人「あばばばば」バターンッ

妹「あれっ?」ピタッ

男「……!? 妹の拳が当たる前に宇宙人が倒れた!?」

転校生「いや……妹さんの拳は一度目に当たっていたよ、宇宙人君のアゴにね」

部長「ふむ……聞いたことがある。ボクシングで最も効果的なパンチは真正面から鼻を叩くストレートよりも、アゴを掠めるようなフックだと。曰く、顔の外端に位置するアゴを攻撃した方がより大きく脳を揺さぶれるらしい」

転校生「とはいえ、ここまで綺麗に決まったのはまさにクリティカル。決定的成功と言うほかないですね」

後輩「ってことは7ターン目を待たずにこれで……」


審判「ゲームセット! 勝者、妹!」

妹「え? あれぇ?」


宇宙人「う~ん。試合はどうなった?」ムクッ

後輩「お前の負け」

宇宙人「なんだと……」


妹「やったぁー! 入部初戦で初勝利!このまま連勝して、部長になってやる!」

部長「ほほう……言うじゃないか。次の君の相手はこの俺だぞ?」

妹「ふん、誰が相手でも負けないもんね!」

部長「その意気やよし! それでは早速……」スッ

後輩「待て待てい! そっちは準決勝第二試合でしょうが」

部長「……そうだったな。さて、次の試合は……」


転校生「……シード1である後輩君と」

後輩「一回戦第一試合勝者の転校生先輩……!」



ーつづくー

おまけ

『ルールと効果』について


男「いや~、宇宙人が『リアルファイト』を使い出した時はヒヤッとしたな。でも結局あいつ、妹を殴る気はなかったんだよな。『リアルファイト』のテキスト不順で反則負けさせようとしてたんだし」

転校生「……いや、それはちょっと違うね」

宇宙人「ああ。5ターン目は普通に殴るつもりだったしな」

男「なんだと!?」

転校生「そっちもだけど、宇宙人君が6ターン目に狙ったのはテキスト不順じゃないってことだよ」

男「え? でも『リアルファイト』のテキストには『1ターンに1度』って……」

転校生「だけど『2度殴ってはいけない』とも書いていないだろう? もし妹さんがあそこで2発目を決めていても、テキスト不順にはならない」

転校生「2発目のパンチが違反するのは『暴力禁止』というルール。だから宇宙人君の狙いは厳密には『ルール不順』だね」

男「なぁるほどぉ」

男「……ん? でもそれっておかしくないか? 『暴力禁止』のルールがあるのに『1ターンに1度、相手を殴る事が出来る』なんてカードがあったら矛盾してるだろ」

転校生「それを矛盾とするなら……例えば『このカードは一度だけエナジーを払わず使ってもよい』という効果を持つカードも『カードを使う時にはカードに書かれたコスト分のエナジーを払う』というルールと矛盾するよね。でも男君はこの場合、特に疑問に思わずルールよりも効果を優先してプレイしてきたんじゃないかな」

男「たしかに」

転校生「『効果はルールより優先される』……これはアルティメット寿司じゃんけんのみならず、様々なカードゲームに採用されている鉄則なんだ」

男「なぁるほどぉ」

転校生「ちなみに『暴力禁止』は鉄則でもなんでもないから、知らないゲームを初めてやる時は『暴力禁止』かどうか確かめるようにしようね」

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月19日 (火) 17:04:06   ID: S:e34oJq

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

2 :  MilitaryGirl   2022年04月19日 (火) 20:11:46   ID: S:BjlBSE

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

3 :  MilitaryGirl   2022年04月19日 (火) 21:27:18   ID: S:Au7wbF

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

4 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 21:42:07   ID: S:MIOadN

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

5 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 05:13:30   ID: S:mCjP6x

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom