【安価】提督「欲望?」 (271)

阿武隈「はぁ......これ、どうしようかなぁ」カチャカチャ

提督「ん?阿武隈、さっきからなにして......って、なんだそのカメラ?どうしたんだ?」

阿武隈「え?あ、提督。さっき明石さんから貰ったんですよ。新しい発明品だとかで」

提督「明石の?しかし新しいというわりに古くさいインスタントカメラのように見えるが......」

阿武隈「そうなんですよねぇ。それでえっと、明石さんが言うには......」

提督「ん?」

阿武隈「えーと、なんでしたっけ?えす......えす......」

提督「えす?」

大淀「なんでも”えすしーぴー”なるものを参考にしたとか」

阿武隈「あっ!それです!確かえすしーぴー978、だったかな?」

提督「......ついにあいつはSCPを産み出せるようになってしまったのか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530709041

阿武隈「提督?」

提督「あーいや、なんでもない......てかマジか。これ欲望カメラか」

阿武隈「なんですか?その欲望カメラって」

提督「あー、まぁ元々はネットでのネタのようなものでな。もしそれ通りの効果なら写ったやつの内に隠れてる欲望を写真に写し出すって感じだったと思う」

大淀「あの......それって、とんでもないものなのでは」

提督「うん」

阿武隈「そんなにすごいものなんですかこれ......んー、どんな風に写るんだろ」

提督「お?気になるのか?」

阿武隈「んんっ......まぁ、そうですね。見てみたい気もしますね」

提督「ふむ、まあ折角明石が作った発明品を使わないのはもったいないよな......阿武隈、ちょっとカメラ貸して?」

阿武隈「え?あ、はい」

提督「よし、阿武隈。いいかー?」

阿武隈「え?」

提督「はい、チーズ」

阿武隈「えぇ!?」

カシャッ

↓1~3
写真に写った物や人

被験者: 阿武隈
撮影された行動:急な撮影のため驚き戸惑っている
撮影結果: 提督と共に廃墟らしき場所で五航戦の二人などの幽霊に変装した艦娘たちに遭遇し、提督に抱きついている

ジー

提督「お、出てきた出てきた」

阿武隈「て、提督!?いきなりとらないでくださいよ!あたし今ものすごく変な顔......ってあれ?」

大淀「あら、本当に今撮った姿と違う姿が写ってますね」

提督「これはマジもんかもな......ってなんだこりゃ?」

大淀「写っているのは阿武隈さんと提督と」

阿武隈「幽霊に変装した皆さん?」

提督「うーん、場所的に......あ、これ肝試しか?」

阿武隈「あっ!確かに最近暑いしそういうイベントがあったらなぁなんて思ってたかも!」

大淀「なるほど......本当に何気ないような内なる欲望もこんな感じで写されるわけですか」

提督「みたいだな。しかし本物かこれ。改めてあいつ恐ろしいな」

阿武隈「あはは......ですねぇ」

提督「まあこの写真は可愛いものだな。皆が楽しめるイベントをやりたいなんてのが欲望なんてさ」

阿武隈「え、えへへ」テレテレ

大淀「......本当にそれだけなんでしょうか」ボソッ

提督「ん?どうかしたのか?」

大淀「あ、いえ......」

大淀(飛龍さんといい蒼龍さんといい阿武隈さんと提督以外は驚かせ役しかいない)

大淀(写真の内容が欲望だと考えると......阿武隈サンの本当の目的って......)チラッ

阿武隈「?」

大淀(......怖がるふりして提督に抱きついて独占すること、でしょうか?)フフッ

提督「......どうした?いきなり笑って」

大淀「あ、す、すみません......なんでもないです」

提督「そう?ならいいけど」

阿武隈「でも本当にすごいですねこれ。他の人ではどんな写真が写るんだろ?」

提督「ふむじゃあ誰か他にも......お?」

ガチャッ

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

雲龍「失礼します、提督。報告書を持ってきたわ」

提督「ん、雲龍か。お疲れ様」

雲龍「いえ......あら?」

阿武隈「雲龍さんの欲望かぁ......なんでしょうか?」

大淀「艦載機のことでしょうか?」

阿武隈「うーん、ありそうかも」

雲龍「......?あの、何の話を」

提督「あー実はこのカメラで実験しててな......人の欲望を写し出すってことらしいんだ」

雲龍「ふーん......あぁ、それで私の欲望が何なのかの話をしていたのね」

提督「ま、そうだな。で、だ。雲龍。もしよければ一枚いいか?」

雲龍「えぇ、私も少し気になりますし」

提督「ありがとな。じゃ、いくぞー?」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 雲龍
撮影された行動:リラックスした直立の姿勢
撮影結果: ファイヤープロレスリングやスーパーダライアス、大旋風などのレトロゲームをやっている

ジー

提督「お、出てきた出てきた」

雲龍「提督、先に見せてもらってもよろしいですか?」

提督「ん?ああもちろん。恥ずかしい恥ずかしい写真だったらあれだしな」

雲龍「ありがとう、助かります......」

提督「どうだ?」

雲龍「......面白いカメラね、確かに私のやりたいことが写っているわ」

大淀「見てもよろしいですか?」

雲龍「えぇ、どうぞ」

阿武隈「じゃあ失礼して......あれ?なんだかテレビがありますね。なにか写ってるけど......」

大淀「......これは、ゲーム、ですか?」

提督「みたいだな。意外だな、雲龍。ゲーム好きなのか。しかもこれ、レトロゲームだろ」

雲龍「ええ、艦載機が好きなのが高じて気がついたらレトロゲームにはまってしまいました」

提督「へぇ......ちなみにおすすめは?」

雲龍「そうね......一番好きなのは大旋風ね。仲間を呼ぶと大量の戦闘機が現れて中々いいですね」

阿武隈「そんなのがあるんですか。面白そうかも......」

雲龍「あと最近やったのはスーパーダライアスかしら。アンモナイトやヒトデみたいな戦艦が出てきて楽しかったわ」

提督「ほー、やっぱりシューティングゲームが主か」

雲龍「一応ファイヤープロレスリングみたいに他のジャンルも揃えてますけど......やっぱり好きなのはシューティングね。あの昔のグラフィックの戦闘機がやっぱりいいですね」

提督「ははっ、なるほど。しかしレトロゲームか。俺も興味あるな」

雲龍「そう......なら今度、一緒にやりますか?」クスッ

提督「お?いいのか?」

雲龍「えぇ、いつでも私の部屋に来てくだされば。どうでしょう?」

提督「ああ、是非今度お邪魔させていただくよ」

雲龍「お待ちしてますね。では、私はそろそろ行きます」

提督「ん、おお。長く引き留めて悪かったな」

雲龍「いえ、では」

バタン

提督「はー、雲龍の中々に面白い一面が見れたな」

大淀「ええ、そうですね」

阿武隈(......雲龍さん、ちゃっかり自室に誘うなんて......いいなぁ)ムムム

提督「......阿武隈?どうかしたか?」

阿武隈「え?あ、べ、別になんでもないですよ!」

提督「?......まぁいいか。それで次なんだが、外に行ってみないか?」

大淀「あら、まだ撮るんですか?」

提督「いやまぁ気になるし。気になるでしょ?」

阿武隈「あはは、まぁ」

大淀「......ですね」

提督「じゃあ、外に行くとするか。最初に出会うのは誰になるやら」

阿武隈「んんー......あ、あそこにいるのって↓2さんじゃないですか?」

誰か艦娘を

阿武隈「あそこにいるの朝風ちゃんじゃないですか?」

提督「ん?おお、ホントだ。おーい、朝風ー」

朝風「あら?何よ、司令官じゃない。それに阿武隈さんに大淀さんまで」

提督「よ、散歩か?」

朝風「そんなところね。司令官、私のことよく分かってきたわね」ニコニコ

提督「はは、まあそりゃもう」

朝風「それで?何か用?」

提督「ん?ああ、実は欲望を写し出すカメラってのが手に入ってな。一枚撮らせてくれないか?」

朝風「か、カメラ?そ、それで私を撮りたいってこと?」

提督「ん?そうだが......なんか顔色悪いがどうかしたか?」

朝風「な、なんでもないわよ!」

朝風(カメラって確か前に神風姉があれに撮られると魂が取られるって言ってたような気が......)ブツブツ

大淀「朝風さん?大丈夫ですか?」

朝風「だ、大丈夫よ!写真......ま、いいわ!」

提督「お、本当か?ありがとな」

朝風「それでポーズは......これでいい?」

提督「......何か顔がぎこちないが......まあいいか。撮るぞー」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 朝風
撮影された行動:ぎこちない表情でポーズを決めている
撮影結果: 大人になった朝風が旭日旗が飾られた朝風歴代艦長の仏壇に手を合わせている

ジー

提督「お、撮れた撮れた」

朝風「し、司令官?もう動いていいの?」

提督「え?あ、おう。もう撮れたぞ」

朝風「そ、そう」ホッ

阿武隈「朝風ちゃん、なんか疲れてる?」

朝風「だっ、そ、そんなことないわ!それで司令官、写真は?」

提督「ん、これだな......これは」

朝風「......?なにこれ、大人の私?」

大淀「そのようですね。それでこれは仏壇、ですか」

阿武隈「すごい真剣に手を合わせてますね」

提督「だな。えっと、仏壇に祀られてるのは旭日旗があるし軍人か?誰だろ......」

朝風「......多分私の歴代艦長ね」

阿武隈「え?」

提督「朝風?」

朝風「何度かこんな夢を見たことあるわ。多分私の艦長たちと同じくらいの歳になったら艦長たちに成長した私を見せたいと思ってたせいね」

提督「......」

朝風「......いつか、こんな写真みたいな朝を迎えたいわね」

提督「朝風......お前」

阿武隈「朝風ちゃん......」

大淀「朝風さん......」

朝風「な、なに?皆して......」

提督「......とってもいい夢じゃないか」

阿武隈「うんうん!」

大淀「えぇ、素敵な夢です」

朝風「な、なによ......ま、まぁいいわ。ねぇ司令官」

提督「ん?なんだ?」

朝風「この写真、貰ってもいいわよね?」

提督「あぁ、もちろん。お前が持っておくべきだろうしな」

朝風「ありがと司令官。さ、これでこの話はおしまいね!そろそろ行くわ」

提督「あぁ、写真、撮らしてくれてありがとな」

朝風「いいわ。それじゃあね」

提督「......朝風、あんな夢を持ってたんだな」

阿武隈「素敵な夢、でしたね」

大淀「そうですね。こんな欲望も写し出すこともあるんですね」

提督「みたいだな......っと、あそこにいるのは↓2か。おーい!」

誰か艦娘を

松風把握
今日はここまで
キャラブレが激しいのを次回は直せるように頑張ります

蘭子「混沌電波第161幕!(ちゃおラジ第161幕)」
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盗作者◆Jzh9fG75HA(ちゃおラジの作者)を語るスレ
245:名無しNIPPER[sage]
2018/07/05(木) 00:14:39.95 ID:3xRqK4+HO
>>240
とりあえず君が頭悪いのは理解出来た
カス(orクズ)をkasとかやってる時点で一生懸命覚えたんだなーと思えた
でもね?カスもクズもkasとは書かないんだよ可哀想だね
250:名無しNIPPER[sage]
2018/07/05(木) 00:27:36.24 ID:l9FJPpqzO
>>248
そんな人いたの?俺ここ2、3年くらいからの住民だから

提督「お、松風か。おーい」

松風「ん?あぁ、キミか。どうしたんだい?」

提督「あーまぁちょっと写真を撮らせて欲しくてな」

松風「写真を?......ふふっ」

提督「ん?」

松風「あぁいや、すまないね。姉貴が前に写真を撮られると魂が取られるなんて言ってたのを思い出して」

阿武隈「......あぁー。だからさっき、朝風ちゃんあんなに緊張してたんですね」

提督「様子が変だと思ってたがそういうことだったのか」

松風「おや?姉貴はもう撮ったのかい?」

大淀「ええ、ちょうどつい先ほどですね」

松風「あっは、そうだったのか。それでその写真は?」

提督「朝風にあげたよ」

松風「それは残念。是非見たかったんだけどね」

提督「まぁ多分、松風がみたいような写真ではないと思うぞ。このカメラ、普通じゃないから」

松風「なんだい?まさかキミまで魂を取られるなんて言わないだろうね?」

提督「言わん言わん。ただこのカメラ、撮ると撮られた人の欲望を写すカメラでな」

松風「へぇー......なるほどね。いいよ、好きなだけ撮って」

提督「お?いいのか?」

松風「ああ、キミには是非、僕の全てを知ってほしいからね」フフッ

阿武隈「え」

大淀「あら」

提督「え、えーとそれってどういう......」

松風「あっは、深い意味なんてないよ。そのままさ。さ、いつでもどうぞ。僕の写真、撮るんだろ?」

提督「あ、あぁ......」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 松風
撮影された行動:軽く頭の帽子に手を触れポーズをとっている
撮影結果: ミュージカル作品虞美人用の衣装を縫う松風の姿と劇に登場するであろう馬が写っている

ジー

松風「おや、もう終わったのか」

提督「まあインスタントだしな」

松風「へぇ......それで?僕のどんな姿が写っているのかな?」

提督「ん、と......これは、なんだ?なんか縫ってるな」

阿武隈「何かの衣装みたいですね」

大淀「それにこれは馬、ですか?なんだか衣装と合わせると不思議な組み合わせな気がしますが......」

松風「......これは驚いた。すごいなこれは」

提督「ん?」

松風「まさに僕のやりたいことが写ってるよ......ふ、小さい機械だけどあなどれないね」

提督「えっと、松風。これ、どういう欲望なんだ?何か衣装を作りたいってことなのか?」

松風「んー、確かに今やりたいことではあるけどそれは過程だね。最終的にあの宝塚の劇を再現したいのさ」

阿武隈「宝塚......ってあれですよね?有名な」

松風「そう、それさ。そしてこれはその作品の一つ、虞美人って作品でね」

大淀「虞美人?」

松風「あぁ、詳しい話はなしにするけど......見て凄く感動したんだ、あんな格好いい姿になれるんだってね。僕もあんな風になりたいって思ってしまったよ」

提督「ふむ......なるほど。まぁそこまではいいとして......」

松風「ん?まだ何かあるのかい?」

提督「いや、ねぇ?これ......」

阿武隈「この馬、ですよね?」

提督「そう、それ!劇と関係無いよな?」

松風「ん?何を言っているんだい?」

提督「え?」

松風「虞美人の公演では実際に馬に乗って劇がされていたんだよ」

提督「嘘っ!?」

松風「やるなら完璧にやりたいって思っててね。馬が写ってるのはそのせいじゃないかな?」

大淀「な、なるほど......」

松風「しかし改めて見るとこの写真、恥ずかしいね。糸通しなんか使ってて、見るからに手芸になれてない」

提督「うん、ごめん。馬に気を取られ過ぎてそんなとこ見れてなかったわ」

松風「あっは!それもそうか!でも」

提督「ん?」

松風「キミには僕のことを、ちゃんと見てほしかったな......」

提督「え」

松風「......あっは!冗談冗談!じゃあ僕はそろそろ行くよ。またね、司令官。あ、その写真は好きにしていいよ。キミに持ってて欲しいからね」

提督「え?あ、あ、あぁ......」

阿武隈「......なんか終始松風ちゃんのペースでしたけ」

大淀「えぇ......」

提督「......うーん、未だにあいつのことは理解しきれないわ」

阿武隈「あはは......えっとそれで次はどなたの写真を撮りましょうか?」

提督「え?うーんそうだな......誰か近くに......」

大淀「あら?あそこにいるの、↓2さんじゃないですか?」

誰か艦娘を

大淀「江風さんじゃないですか?」

提督「え?あ、ホントだ」

江風「ン?あれ、提督に大淀さんに阿武隈さん。なにしてンだ?」

阿武隈「あ、今はですね、ちょっとこのカメラのテストみたいなことをしてるんですよ!」

江風「んっ?カメラぁ?何でそんなもんを?」

提督「いやなんでも明石の発明品らしくてな。写したやつの欲望を写すとかなんとか」

江風「ン!明石さんの発明なのか!?へへっ、面白そうじゃん!」

提督「お?意外と乗り気?」

江風「それでそれで?江風さんのことも撮ってくれんのー?」

提督「勿論、撮っていいなら」

江風「おぉっ、そうこなくっちゃ!さ、いつでもこいこいー!」

提督「オッケー!さ、いくぞー?」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 江風
撮影された行動:ノリノリでポーズを決めている
撮影結果: カップの豚骨ラーメンやお菓子が置かれた部屋でグレンラガンを鑑賞中

ジー

提督「お、でたでた」

江風「んっ?もう終わったのか?」

提督「ああ、それでこの写真が」

江風「江風の欲望が写ってるってわけか!いいねいいね!早速みよみよー!」

提督「はいはい.........っと、こんな感じだな」

阿武隈「わっ、随分食べ物が沢山写ってますね」

大淀「江風さんはそれを食べながらなにか見てますがこれは......」

江風「あーっ、これあれか。最近見てるやつ」

提督「これってみた感じグレンラガンか?」

江風「んっ!それそれ!秋雲から借りててさ!」

阿武隈「それって有名なんですか?」

提督「まあ人気作品だな。俺は見たことないけど」

江風「ンだよ、提督!見たことないのか!?あれはみないと損だぞ?」

提督「ははは......まとまった時間が出来たら見るよ。時間が出来ればね」

江風「え?あっ......あぁー......」

提督「はは......はぁ」

提督(......まあ今みたいな時間を潰せば見れるけど......皆との交流を減らすのはなぁ)

大淀「しかしカップ麺やらお菓子やら随分写ってますがいつもこういうものを食べながら見られてるんですか?」

江風「ン、まぁそうだねー。特に最近のお気に入りはこの写真に写ってる札束キャンディーかなー。食べながら見てるとなんかリッチになった気分になってなー。ま、味は普通なんだけどな」

提督「まぁあんま食い過ぎて体を壊さんようにな?」

江風「ンなこと分かってるってー」

提督「ならいいが......ま、協力ありがとな」

江風「もう終わりか?」

提督「ああ、写真を撮るだけだしな」

江風「そっか。うーン......よし、じゃあ部屋戻ってまた続きでもみようかなー。ンじゃ」

提督「おう」

阿武隈「あはは、江風ちゃん。本当にあのアニメにはまってるんですね」

大淀「そのようですね」

提督「ま、アニメ見て好きなもん食べてで......子供らしい欲望だな」クックックッ

阿武隈「ふふっ、そうですねぇ」

提督「さ、次にいこうか。お次は......おっ、いいところに↓2がいるじゃないか」

誰か艦娘を

羽黒把握
今日はここまで
短いけどもうダメ酒で頭が回らん

提督「羽黒じゃないか」

羽黒「え?あっ、し、司令官さん」

大淀「今少し、お時間よろしいでしょうか?」

羽黒「今、ですか?はい、大丈夫ですが......」

提督「なら良かった。少し、写真を撮らせてもらえないか?」

羽黒「写真?......えっ、は、羽黒の?」

提督「そうそう。といっても少し変わったカメラなんだが......」

羽黒「変わったカメラ、ですか?古いけど普通のカメラに見えますけど......」

提督「まぁ見た目はそうなんだが」

阿武隈「このカメラで写真を撮ると写った人の欲望が写るんです!」

羽黒「欲......って、え、ええぇえっ!?」

提督「あ、も、勿論嫌なら嫌でいいんだ。無理やり見たいわけじゃないからさ」

阿武隈(......あれ?あたしのときは無理矢理撮られた気が......)

羽黒「うぅー......司令官さん」

提督「ん?」

羽黒「も、もし......変な写真が撮れてしまったら......見ないって約束、してくれますか?」

提督「え?あぁ、勿論。誰だって見られたくないものってあるだろうし」

羽黒「......わ、分かりました。大丈夫です、撮ってください!」

提督「いいのか?」

羽黒「は、はい!あの......よろしくお願いします!」ペコリ

提督「あぁ、こちらこそよろしく頼むよ。さ、撮るぞー」

カシャッ

↓1~3
写った人やもの

被験者: 羽黒
撮影された行動:恥ずかしそうに少しモジモジしている
撮影結果:日本酒の空瓶を持ち酔っぱらってしまっている提督を羽黒が膝枕し歯磨きをし、嬉しそうにお世話している

ジー

羽黒「あ、と、撮れましたか?」

提督「あぁ。はい、羽黒。先に見てくれ」

羽黒「は、はい......えっと......え?」

阿武隈「羽黒さん?」

羽黒「......え、えっとこれは......」

羽黒(し、司令官さんを膝枕しては、歯磨きをするなんて......た、確かに前にこの写真のお酒をプレゼントしたときに少しだけ考えたこともあったけど......)マッカ

提督「えーと、羽黒?見てもいいか?」

羽黒「だ、ダメです!見ないでぇ!」

提督「あ、ご、ごめん」

羽黒「あっ......す、すみません......」

提督「いやいや、いいさ。今日はわざわざありがとな」

羽黒「い、いえ......」

提督「......あ、ありがとうで思い出した。羽黒、前はお酒のプレゼントありがとな。星空って銘柄、七夕にぴったりだし美味しかったよ」

羽黒「そ、そうですか。良かったです」

提督「あぁ、ついつい呑みすぎてな。あのときは迷惑かけたな、大淀。すっかり世話になっちまったみたいで」

大淀「えぇ、これからは気を付けてくださいね」

羽黒「......え?」

羽黒(......その役目は、羽黒がやりたかったのに......)ショボン

提督「羽黒?」

羽黒「......し、司令官さん!」

提督「ん?」

羽黒「これからお酒を呑むときは......羽黒が、その......ぉ、おせ......ゎを」

提督「羽黒?なにか言ったか?」

羽黒「......うぅ、あの、その......ごめんなさい!」パタパタ

提督「え!?は、羽黒!?」

阿武隈「走っていっちゃいましたね......」

大淀「顔を真っ赤にされてましたがどうされたんでしょうか?」

提督「分からん......が、やっぱり無理させちゃったみたいだし今度謝るべきかな」

大淀「えぇ、それが良いかと」

↓2「あれ?提督、何してるんですか?」

誰か艦娘を

佐渡「司令、みーっけ!」

提督「うおっ!?さ、佐渡か。どうかしたのか?」

佐渡「いひっ、なんか面白いことやってるって聞いたぜ?佐渡様も混ぜてよぉー」

阿武隈「面白いこと......ってもしかしてこのカメラのことかな?」

大淀「おそらく」

佐渡「カメラぁ?なんだい、写真を撮ってるだけ?」

大淀「ええ、まぁ。ですがそのカメラ、本当に面白いものですよ」

阿武隈「撮られた人の欲望を写すカメラなんですよこれ!」

佐渡「ま、マジか!いひっ、本当に面白そうじゃん!」

提督「そうだ、佐渡。お前もちょっと撮ってもいいか?」

佐渡「なんだよ、この佐渡様を撮りたいんか?いいぜ!いひひ!」ニッコニッコ

提督「ふふっ、了解。いくぞー」

佐渡「いひっ!よろしくな!」ポーズ

阿武隈(佐渡ちゃん、撮ってもらえて嬉しそうだなぁ)クスクス

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 佐渡
撮影された行動:カメラに対して嬉しそうにピースをしている
撮影結果:瑞雲模型を囲い佐渡などの海防艦たちと日向が流しそうめんをしている

ジー

提督「でたでた、っと」

佐渡「お、出た?」

提督「あぁ、っとこれは......ん?流しそうめん?」

阿武隈「あ、いいですねぇ。夏っぽくて!」

大淀「しかし、なぜ......真ん中に瑞雲の模型が?」

佐渡「あ、これかぁ!」

提督「佐渡、分かるのか?」

佐渡「いひっ!実は今度日向に流しそうめんやってもらうって約束になってよぉー」

提督「......あいつの名前が出るだけで納得できそうになってしまうのは何故なんだろう」

阿武隈「あはは......」

大淀「しかしなんでまた、流しそうめんなんでしょうか?」

阿武隈「単なる思いつき、じゃなさそうですもんね」

提督「んー、確かに。なにか聞いてるか?」

佐渡「んー?......あ、そういや日向が『今度美味しい手延べ瑞雲そうめんをご馳走しよう』って言ってたっけ」

提督「......あいつはいったいどこからそんなもんを見つけてくるんだ」

大淀「......今調べましたが本当にあるんですね」

阿武隈「ほ、ホントだ......あ、でも普通に美味しそう」

提督「ま、まあ普通にそうめんだろうしな。しかし、海防艦皆で流しそうめんか......ふむ」

佐渡「司令?」

提督「あ、いや。今度艦娘みんな向けのそういうイベントもあってもいいかな、なんて思ってさ」

佐渡「おおっ!それ!それいいじゃん!」

提督「まぁまだやるか分からんがな」

佐渡「いひっ!楽しみにしてるぜぇ?」

提督「はは、頑張るよ」

佐渡「いひひ!......と、佐渡様はそろそろ行くぜー」

提督「ん?おお......あ、そうだ」

佐渡「ん?なんだ?」

提督「変な宗教には気を付けろよ?」

佐渡「ん?なんだそりゃ?」

提督「いやなんでも。それじゃ」

佐渡「んー?ま、いっか。じゃーなー」

提督「おー」

阿武隈「......提督?最後のどういう意味ですか?」

提督「あー、いや近所になんか宗教にはまって駆逐艦から戦艦まで全員瑞雲フルスロットに積んでる鎮守府があってな」

大淀「......それどうやってるんですか?」

提督「さぁ?」

阿武隈「謎すぎますね......」

提督「まあうちは大丈夫だと思うけど......」

↓2「提督!何してるんですか?」

誰か艦娘を

天龍「よっ、提督。何してるんだ?」

提督「お、天龍か」

天龍「ん?何だその持ってるの......カメラか?」

提督「え?ああ、そうそう」

天龍「何だ?新しい趣味か?」

提督「あーいや、そういうわけじゃなくてな」

大淀「このカメラを使ってのテストと言いますか」

天龍「テスト?」

阿武隈「これ、明石さんの発明品で撮られた人の欲望を写し出すんですよ」

天龍「んぁ?なんだそりゃ?欲望ねぇ......」

提督「そうだ天龍、お前も撮ってみるか?」

天龍「あん?そうだなぁ......まあ暇だしやってみるか」

提督「お、助かるよ」

天龍「ま、世界水準を軽く超えるオレの写真を見て、びびんなよ?」ニッ

提督「ははは、楽しみにしてるよ。はい、チーズ!」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 天龍
撮影された行動:自然なポーズで笑っている
撮影結果:ネオグランゾンのプラモデルを組み立てているが何故か背中に龍田の頭の輪っかとマントがくっついている

ジー

天龍「あん?もう印刷されたのか?」

提督「ああ、インスタントだからな」

天龍「ふぅん、で?どんな感じなんだ?」

提督「ん?んーと......なんだこれ?」

阿武隈「これ、おもちゃ?」

天龍「あ、あー......まあ確かにやりたいことっちゃやりたいことか」

大淀「あの、これは?」

天龍「ん?まぁプラモデルだな。最近凝っててよぉ」

提督「ほぉ、プラモか。いいよな、あれ。カッコいいし」

天龍「!!だよなぁ!それでよぉ!これもちょっと拘っててよ!」キラキラ

提督「お、おお」

阿武隈(こんなに目をキラキラさせた天龍さん初めてみたかも)アハハ

天龍「最近ただ作るだけじゃなくてさ、色々付けたりしてオレ流にカスタマイズしてるんだぜ!」

阿武隈「あぁ、だから......」

大淀「マントやら輪っかがついてるんですね」

提督「......これ龍田のだよな?流石に本当にはやってないよな?」

天龍「や、やらねぇよ......まぁ出来たらカッコいいとは思うけどよ」

大淀「えぇ、確かにカッコいいですよね」

提督「え?大淀もこういうのわかるの?」

大淀「そうですね......このようなものには疎いですがこの写真のものはカッコいいと思いますよ」

天龍「ほ、本当か!?へへ......そ、そう言われると作りたくなるな......」

提督「......死にたくなければやめておけよ?」

天龍「ぐ......」

阿武隈「あはは......」

天龍「っと、悪い。そろそろ行かねーと」

提督「ん?何かあるのか?」

天龍「あー、駆逐のやつらにプラモ見せてやる約束しててよ。それでな」

大淀「あら、そんなことをされていたんですか」

天龍「まぁな。ま、というわけでオレは行くぜ?」

提督「ああ、忙しい時にありがとな」

天龍「おう!じゃ、オレは行くぜ」

提督「おー」

阿武隈「......むむむ」

大淀「阿武隈さん?」

阿武隈「やっぱり天龍さんって駆逐艦の皆さんから好かれてますよねぇ」

提督「あー、だな」

阿武隈「んー......あたしも負けてられないですね!」フンス

提督「はは、頑張れよ」

阿武隈「はい!」

↓2「阿武隈さんに提督さん。何をされてるんですか?」

誰か艦娘を

早霜把握
今日はここまで
今さらだけど私のことを覚えててくれた人がいて嬉しかったです

早霜「阿武隈さんに、司令官......それに大淀さんまで......なにをしているの?」

阿武隈「え?あ、早霜ちゃん」

提督「おお、早霜か。まぁちょっと、写真を撮ってるんだ。このカメラでな」

早霜「写真?......随分古いカメラね」

提督「そう見えるだろ?でもこれ、新品なんだよ」

早霜「え?」

大淀「明石さんの発明品なんです。撮った相手の欲望を写すカメラ、だとか」

早霜「ああ......そうだったのね。ふ、ふふっ、楽しそうね」

提督「まぁ確かに楽しいな。皆の色んな姿が見られるし」アハハ

阿武隈「あ、そうだ!早霜ちゃんも撮ってみない?」

早霜「こんな私の写真を......撮ってくれるの?」

阿武隈「勿論ですよ!ね、提督?」

提督「ああ、むしろこっちからお願いしたいくらいだし」

早霜「ふふふっ......やっぱり優しいのね」

提督「いやいや、こんなことに付き合ってくれるお前の方が優しいいい子だよ」ナデナデ

早霜「ぇ......あっ......ぅ......そんな、私......」カァッ

提督「早霜?」

早霜「ご、ごめんなさい......なんでもないです」

提督「そう?じゃ、そろそろ撮りますか。いいか?」

早霜「えぇ......いつでも」

提督「オッケー。んじゃ、はい、チーズ!」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 早霜
撮影された行動:少しだけ頬を染めうっすら笑っている
撮影結果:酔いつぶれた提督の酒で濡れた下着を脱がし介抱している阿武隈を遠くからそっと見守っている

ジー

提督「お?撮れた撮れた......ん?」

阿武隈「提督?どうされ......え?」

大淀「いきなり固まってどうされ......あら」

提督(え?え?どういう欲望なんだこれ?え?)

提督「え、えーとこの写真なんだがこれって一体......」

早霜「......ふ、ふふふふっ」

提督「は、早霜?」

早霜「司令官......可愛い......ふふっ」

提督「え」

早霜「見てるだけで......幸せ......ふふっ......ふふふふっ」

提督「......え?じゃ、じゃあなに?オレのこんな姿を見たいってこと?」

早霜「酔いつぶれた提督は......噂でした聞いたことないから......」

提督「噂ってなに!?べ、別にこんな感じになったりなんてしたことないぞ!?なぁ?」

阿武隈「んんっ......え、えーと......そのぉ......」

提督「あ、阿武隈?」

阿武隈「......提督、言ってしまいますとわりといつもこんな感じですよ?」

提督「え」

大淀「まさにこの間酔いつぶれたときはこの様な感じでした」

提督「......マジで?」

大淀「はい。その......まさに写真のような感じで介抱を」

提督「......」

早霜「司令官......今度、那智さんからいただいた達磨で、おやりになりませんか?」

提督「......今日から禁酒するからやめておく」

早霜「......そうですか」ショボン

提督「そんなに見たかったの!?」

阿武隈「あはは......」

早霜「ふふっ、司令官......私はそろそろ行きますね」

提督「......うん」

早霜「では......」

提督「......」

阿武隈「あ、あの、提督?そんなに落ち込まないでくださいよ」

提督「いやだって......そんなにひどいことになってたなんて......ってあれ?」

大淀「どうかされました?」

提督「さっきの写真、パンツを脱がせてたけどさ......さっきまさにこんな感じって言ってたけど......大淀、そ、そのさ......あの......」

大淀「......」

提督「......」

大淀「......さぁ、提督。次の人を探しましょうか」

提督「......死にたい」

阿武隈(......あたしも何度か同じような介抱したけど言わない方がいいのかな)アハハ

↓2「提督?何でそんなに落ち込んでるんですか?」

誰か艦娘を

ガンビア「H...Hello?Admiral, な、何で落ち込んでいるんですか?」

提督「え?あぁ......ガンビアか......いや、何でもないんだ......何でも......」

ガンビア「えっ......で、でも......」

阿武隈「あはは、本当に大丈夫ですよ。ね、提督?」

提督「......うん」

ガンビア(ぜ、全然そんな風に見えないよぉー)ヒーン

大淀「まぁそれはそうとガンビアさん。今お時間ありますか?」

ガンビア「え?え、あ、はい!大丈夫、です、けど......」

大淀「その実は今、明石さんの発明品を試しているところでして」

ガンビア「そ、それって実験!?む、ムリムリムリ!!怖すぎ......」

大淀「あ、い、いえ写真を撮るだけですので!」

ガンビア「しゃしん......p,picture?」

大淀「は、はい。そうです」

阿武隈「撮られた人のやりたいこととかを写すカメラらしくて......」

ガンビア「ほー......そ、それなら」

大淀「ありがとうございます。それでは......提督、大丈夫ですか?」

提督「......あぁ、大丈夫。いつまでも引きずってられないしな。切り替えたよ」

大淀「それなら良かったです。では写真、お願いしますね?」

提督「了解。ガンビア、撮るぞー?」

ガンビア「は、はい!」

提督「はい、チーズ」

パシャッ

↓1~3
写ったものや人

無知で申し訳ない
一水戦のポーズって四水戦のポーズのこと?
それとも別に元ネタがあるもの?

把握した

被験者: ガンビア・ベイ
撮影された行動:カチコチに緊張している
撮影結果:一水戦の皆がネコと共にポーズを決めてるところの後ろでガンビア・ベイと深海浮輪が一緒にポーズを決めている

ジー

ガンビア「あ、も、もう大丈夫ですかぁー?」

提督「ああ、もう平気......って何でそんなに緊張してるんだ?」

ガンビア「だ、だって......写真とか無理......絶対変な顔......」ヒーン

提督「......一応さっきも言ったがこれ写ってるの今の姿じゃないからな?」

大淀「それで結局どんな写真なんですか?」

提督「え?んーと......何だこのポーズ?阿武隈が写ってるけど」

阿武隈「え?......あ、あー!?」

提督「ん?」

阿武隈「そ、それはそのえっと......何と言いますか......」ワタワタ

提督「まあガンビアの欲望なわけだし......ガンビア、なにか知ってるか?」

ガンビア「え、あ、その......この前中庭でポーズを決めてて......」

提督「本当にこれやってたのか......これ一水戦だよな?」

阿武隈「うぅ、そうですけど......見られてたんですか......恥ずかしい」

ガンビア「あ、s,sorry......か、カッコ良かったからつ、つい......」

阿武隈「......え?カッコいい?」

ガンビア「は、はい......こ、このpictureみたいに一緒にやってみたかったです」

阿武隈「ほ、本当に!?本当に本当ですか!?」

ガンビア「え、は、はい......」

提督「阿武隈、随分嬉しそうだな」

阿武隈「え、えへへ......実はこのポーズ、四水戦の人たちに対抗してあたしが考えたもので......」

大淀「あぁ、そういえば四水戦の方々も似たようなポーズありましたね」

提督「しかし写真だとみんなノリノリだが......実際こうだったの?」

阿武隈「あー......霞ちゃんとかは恥ずかしがってましたね」

提督「だよな......まあガンビアにはこう見えてたってことかな」

大淀「あぁ、そうかもしれませんね......しかしそれにしても」

提督「ん?」

大淀「こちらの猫と......この浮き輪はどこから来たのでしょうか?」

阿武隈「あ、その......猫は私たちです......中庭でお世話してる子で」

提督「ん、最近何かしてると思ってたがネコを世話してたのか」

阿武隈「す、すみません......でもとってもいい子なんです!今ではこの写真みたいにポーズを決めてくれるくらいなついてて......その、飼ったら......ダメですか?」

提督「んー......まぁちゃんと世話するならいいぞ。ただこれからはちゃんと隠さず報告しろよ?」

阿武隈「は、はい!」

提督「えっとじゃあこの浮き輪は?」

ガンビア「わ、私です......お部屋でお世話してる子です」

提督「あ、なるほど。ガンビアの......え?」

ガンビア「す、すみません......でもなんだかなつかれちゃって。友達で......わ、私も飼っちゃダメですか?」

提督「いや、え?なに?え、これ生きてるの?え?」

ガンビア「は、はぃ......そ、その、こんな感じで」スッ

提督「え?」

深海浮輪「オレウキワ!ヨロシク!ナカヨクシテクレ!ヒツヨウナラテキノジョウホウヲワタスヨ!」

提督「......何か喋ってるぅ......しかもなんか味方みたいになってる......」

大淀「......ま、まぁ妖精さんのようなものと思えば......」ヒソヒソ

提督「でもこれ......敵のじゃないの?」ヒソヒソ

阿武隈「多分......でも元の持ち主はもう撃沈してるはずですし」ヒソヒソ

大淀「......一応様子見ということでどうでしょうか?」ヒソヒソ

提督「......そうだな。そうじゃないとガンビア泣きそうだし」ヒソヒソ

ガンビア「あ、あの......」

提督「あぁ、すまん。その、なんだ?浮き輪?なのか?......まあそれ、ちゃんと世話するんだぞ」

ガンビア「!りょ、了解!......良かったぁ」ホッ

深海浮輪「カンシャカンシャ!」

提督「ははは......」

ガンビア「あ......そろそろこの子にご飯をあげないと......」

深海浮輪「ゴハン!ゴハンゴハン!」パタパタ

ガンビア「え、あ、ま、まって!は、走らないでぇ......」ヒーン

提督「......行っちまった」

大淀「あの浮き輪、悪意はなさそうでしたね......」

阿武隈「う、うーん......何なんでしょうか?」

提督「......まあ一応警戒はしといた方がいいよな?」

大淀「......そうですね」

↓2「提督?どうしたんですか?」

誰か艦娘を

満潮把握
今日はここまで
浮き輪君の扱い方分からず苦戦しこの様
次は頑張る

満潮「そんなとこでなにしてるのよ?」

提督「あ、悪い。邪魔だったか?」

満潮「別にそういうわけじゃないけど。で、なに?どうしたの?」

提督「ん、まぁ大した話じゃないし気にしないでくれ」

満潮「......ふーん、そう。ならいいわ」

提督「はは、心配してくれてありがとな」

満潮「っ!は、はぁ!?し、心配なんて......」カァッ

阿武隈「ふふっ......あ、そうだ!満潮ちゃんも、写真撮っていかない?」

満潮「え?写真?」

阿武隈「うん、明石さんの発明品でね。撮られた人のやりたいこととかが写るんだって」

大淀「皆さんの写真がどんな感じになるか見てまして。もし嫌でなければ一枚お願いできませんか?」

満潮「まぁ......いいけど」

提督「お、サンキュー。助かるよ」

満潮「......ふん」プイッ

提督「ははは......じゃ、撮るぞー?」

満潮「......ん」

パシャ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 満潮
撮影された行動:そっぽを向きながらもチラチラこちらを見ている
撮影結果:提督と満潮がミスタードーナツで買い物をしておりSuicaで支払いをしている

ジー

提督「ん、撮れた、と」

阿武隈「それでどんな感じですか?」

提督「えーと......こんな感じだな」

満潮「どんな風に......えっ?」カァッ

大淀「あら......これは」

阿武隈「こ、これってつまり......そういうことだよね?」

阿武隈(どう見てもデートだよね......満潮ちゃん、いい笑顔だなぁ)フフッ

満潮「ち、ちがっ!?べ、別にこんなこと考えたことないから!」マッカ

満潮(ど、どうして!?なんでこんなのが写って......し、司令官にも見られて......あぁもう!こんな形でバレちゃうなんて......)

提督「何だそんなに恥ずかしがることないだろ」

満潮「な、は、恥ずかしがってなんか......そ、そんなことよりこれは何かの間違い......」

満潮(で、でも......こんな形じゃないと分かって貰えないし......まぁ、よ、良かった、のかな?)ドキドキ

提督「そんなに隠さなくたっていいだろ?ドーナッツが食べたいなんて女の子らしい欲望じゃないか」アハハ

阿武隈「え」

大淀「え」

満潮「え」

提督「ん?」

阿武隈「あ、あの......この写真見て他になにか思い当たることとかないんですか?」

提督「え?んー......あ、俺が買ってるってことは奢ってほしいってことか?」

阿武隈「......」

大淀「......」

満潮「......」

提督「あれ?」

大淀「何と言うか......提督」

提督「へ?」

大淀「なかなか......酷いですよ」

提督「な、なにが?え?み、満潮、俺なにか間違ってたか?」

満潮「......」

提督「......あの、満潮さん?なにか怒ってらっしゃい、ます?」

満潮「......別に怒ってないわよ!あぁそうよ!私はドーナッツが食べたいだけよ!」

提督「あ、あの......」

満潮「ふんっ!」プンプン

提督「満潮!?......行っちゃった」

阿武隈「まぁしょうがないですよねぇ」

大淀「えぇ、怒って当然かと」

提督「......何がいけなかったんだ」

大淀「はぁ......提督、今後はこんなことがないようにちゃんと女心を学んでくださいね」

提督「努力するよ......」

↓2「どうかされたんですか?」

誰か艦娘を

大鳳「どうかされたんですか?」

提督「ん、大鳳か。その、自分の不甲斐なさに情けなくなって......」 

大鳳「え?」

提督「あーいや。なんでもない」

大鳳「?」

提督「っとそんなことより、大鳳。今時間あるか?」

大鳳「え?あ、そうね。今は今は大丈夫よ。どうかしたの?」

提督「ん、実は新しい明石の発明品を試しててな」

大鳳「あら、そのカメラが、ですか?」

提督「あぁ、何でも写った人の欲望を写すとかなんとか」

阿武隈「すごいんですよこれ!本当に自分のやりたいことを写すんです!」

大鳳「それは楽しそうね!是非、お願いします!」

提督「お?いいのか?」

大鳳「えぇ。一体何が写るのか、楽しみね」フフッ

提督「お、ノリノリだな。オッケー。んじゃ、撮るぞー?」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 大鳳
撮影された行動:自然なポーズで笑っている
撮影結果:巨乳となった大鳳が大量の震電改や山一二型(友永隊)・天山(村田隊)を飛ばしゴキブリを駆逐している

ジー

提督「ん、終わったぞー」

大鳳「あら、早いのね。ふふっ、どんな姿が写ったのかしら」

提督「えーと、こんな感じだな」ペラッ

阿武隈「うわっ、すごい数の艦載機ですね」

大淀「しかもどれも貴重な艦載機ばかり......」

大鳳「あぁ、確かに一度、こんな風に沢山の艦載機を飛ばしてみたいわね。写真を見ただけでもワクワクしてしまいます」

提督「しかしそんな艦載機の相手はゴキブリか......写真に写るってことは最近出るのか?」

大鳳「そうね......今年は去年よりよく見る気がします。特に私はゴキブリが苦手ですからなかなか辛いわね......」

提督「なるほどね......それで豪華艦載機で吹っ飛ばしてるわけか」

阿武隈「提督、駆除とか出来ないんですか?」

提督「あー、そうだな。それも視野に入れておくか。特に女性だと嫌なやつ多いだろうし」

大淀「そうですね......私もゴキブリは苦手ですから是非お願いしたいです」

提督「了解......と。さて」

大鳳「提督?」

提督「......あまり触れないようにしようと思ってたんだが......大鳳、その、この写真のお前の姿なんだが」

大鳳「え?何か変でしたか?」

提督「いやその......何か違和感と言いますか......」

大鳳「......そうでしょうか?」ウーン

阿武隈「......あの、提督」

提督「......あぁ、多分、そういうことだよな?」

大淀「......恐らく」

三人(胸が大きくなってることに気付いてない!)

大鳳「?」

提督「ま、まぁそれならいいんだ」

大鳳「そうですか?」

提督「あぁ、時間とらせて悪かったな」

大鳳「あ、いえ!私も楽しかったですから!では、私はこれで」

提督「ん、ありがとな」

阿武隈「......それで、大鳳さんのこれ。どう言うことなんでしょうか?気付いてないってことは気にしてないってことですよね?でもじゃあこの写真が大きいのは......んんぅ、こんがらがってきた......」

提督「うーん......多分だが本人は気にしてないつもりなんだろうが無意識のうちに気にしてた、とかじゃないか?」

大淀「......なるほど。それなら写真に現れても無自覚なのが納得できますね」

阿武隈「無自覚な内なる欲望、かぁ......そんなものも写るんですねぇ......」

提督「多分だけどな......しかし改めてすごいなこれ」

阿武隈「ですよねぇ......」

↓2「何がすごいんですか?」

誰か艦娘を

卯月「しれいかぁーん、なにがすごいんだぴょん?うーちゃんにも見せてほしいぴょん!」ヒョコッ

提督「うおっ!?う、卯月か。これだよ」

卯月「よよよぉ?カメラ?」

阿武隈「これ、明石さんの新しい発明品なんですよ」

大淀「写った人のやりたいことが写るんです」

卯月「す、凄いぴょん!」

提督「それで今、色んな人の写真を撮ってみて効果を試してたとこでな。これがなかなかすごくてな」

卯月「ほぉ~......面白そうだぴょん!しれいかぁーん、うーちゃんも撮って欲しいぴょーん!」

提督「ん?おお、いいぞ」

卯月「ありがとぴょん!じゃあー、カメラに向かってー......敬礼!びしっ!」

提督「はは、準備万端だな。よし、じゃあ......はい、チーズ!」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 卯月
撮影された行動:カメラに向かって敬礼をしている
撮影結果:大国主命の掛け軸に悪戯書きをしている

ジー

卯月「おおっ、もうでたぴょん?」

提督「ああ。で、写真だが......こんなかん、じ?」

阿武隈「......あの、これ。執務室にある掛け軸ですよね?」

提督「だな......」

大淀「それに悪戯をしてますね」

提督「......卯月?」

卯月「ち、ちがうぴょん!うーちゃん、こんな悪戯したことないぴょん!」

提督「まああくまで欲望だからな......って、つまりこれこんなことをしてみたいって思ってるってことか」

卯月「そ、そんなことは、な、ないです......ぴょん」ダラダラ

提督「......はぁ、行動に移してないだけマシ、か」

阿武隈「あはは......ですね」

提督「しかしこの絵、酷いな。大国主命がギャグボールくわえてケツバットされて......」

阿武隈「しかもほんのり頬が赤くなってて......」

大淀「ただの変態にしか見えませんね......」

卯月「むむむぅ......」

提督「......くれぐれも参考にはするなよ?」

卯月「ぴょっ!?あ、当たり前だぴょん!うーちゃん、いい子でっす!」ビクッ

提督「......分かってるよ。色々悪いこと考えてても本当に悪いと思ったことはやらないやつだからな。お前はいい子だよ」ヨシヨシ

卯月「司令官......えへへ、褒められて嬉しいぴょん」

提督「ま、悪戯をもっと減らしたらもっと褒めてやれるんだがな」

卯月「......そ、それ、ほ、本当ぴょん?ならうーちゃんは今日からいい子に大変身するぴょん!」キラキラ

提督「え?......あーいやいや、いつもの嘘だろ?」

卯月「う、嘘じゃないぴょん!信じて欲しいぴょん......」ウルウル

提督「うっ......」

提督(......この目、ま、マジなのか!?ま、まさかこんな形で卯月が反省してくれるなんて......もしかして悪戯してたのは構って欲しかったからとかなのか?何かそんな話聞いたことある気がするし......)

提督「......あぁ、わかった。信じるよ。これからはいい子にしてたらもっと、褒めてやるからな」フフッ

卯月「!!了解だぴょーん!」バッ

提督「うおっ!?お、おいおい、急に抱きついてくるなよ」ハハッ

卯月「えへへ......嬉しくてつい抱きついちゃったぴょん。えっと、それじゃあうーちゃんは弥生のところに遊びにいってきまっす!」

提督「ははは。おー、気を付けてなー」

卯月「はーい......あ、忘れてたぴょん!しれいかぁーん」

提督「ん?」

卯月「司令官の後ろ姿、とってもステキー!」

提督「ん?......後ろ?......って、あっ!?何だこの張り紙!?」

大淀「い、いつの間に」

阿武隈「......あ、もしかしてさっき抱きついたときに!?」

提督「こ、こら卯月!お前反省したんじゃ......」

卯月「あはははー!もちろん......うっそぴょーん!」スタタタ

提督「逃げるなー!!......ったく、あいつは」

阿武隈「あはは、でも卯月ちゃんらしいじゃないですか」

提督「まぁそうだが......はぁ、俺も騙されやすいな」アハハ

↓2「提督?どうかされましたか?」

誰か艦娘を

タシュケント「同士提督、少し騒いでいたみたいだけどどうしたんだい?」

提督「あぁ、タシュケントか......いや、卯月にしてやられてな」

タシュケント「あぁ、Понимаю。理解したよ」

提督「はは......」

タシュケント「......あれ?随分古い型のカメラを持っているね。それは?」

提督「え?ああ、これは明石の新しい発明品」

阿武隈「人の欲望を写すカメラなんですよ!」

タシュケント「へぇ!ちょっと見せてよ」

提督「ああ、いいぞ。ほれ」

タシュケント「......ふーん、見た目は普通のカメラだね。これで本当に?」

大淀「ええ、今まで何人か撮らせていたたきましたがちゃんと写りましたよ」

提督「疑うなら撮ってみるか?写真がいやじゃなきゃだが」

タシュケント「うん!同士、勿論よろしく頼むよ」

提督「おう。じゃ、撮るぞー?」

パシャ

↓1~3
写ったものや人

被験者: タシュケント
撮影された行動:自然なポーズで笑っている
撮影結果:イヤホンで音楽を聞きながらマトリョーシカ・ウォッカを呑んでいる

ジー

タシュケント「ん?これで終わりかい?」

提督「ああ、もう現像も出来たぞ」

タシュケント「へー、結構早いんだね。それで写真は?」

提督「えっと......な、なんだこれ?」

タシュケント「同士、どうかしたのかい?」

提督「いや、これ......」

阿武隈「マトリョーシカ人形、でしたっけ?」

大淀「ええ......ですがそこからなにかを呑んでいるように見えますが......」

タシュケント「ああ、多分これはウォッカだね」

提督「え?ま、マトリョーシカ人形にウォッカ入れてるの?」

タシュケント「あはっ!ちがうよ。これは昔売られてたウォッカでね」

阿武隈「こ、こんなウォッカがあるんですか」

タシュケント「もう売られてないけどね。老舗が出していたウォッカだから一度呑んでみたかったんだ」

大淀「なるほど、それで欲望として現れたと」

タシュケント「そうみたいだね。しかしすごいね。そんなことまで写し出すなんて」

阿武隈「ですよねぇ」

提督「だな......ん?」

タシュケント「同士?まだ気になるところがあるのかい?」

提督「あ、いやこれ。イヤホンでなにか聞いてるみたいだからさ。タシュケント、最近音楽とかにはまってるの?」

タシュケント「ああ......これか。これは少し恥ずかしいな」

提督「え?は、恥ずかしい?」

タシュケント「これは確かに音楽も聞いているんだけど......なんて言うんだったかな?確か、ドラマCD、だったかな?」

提督「え?ど、ドラマCD?」

タシュケント「あっ、やっぱり意外かい?」

提督「ま、まあ」

タシュケント「でもこれがなかなか良くてね。特に最近聞いたものはホラーなOPからの本編でベタながらも怖さがあってね」

提督「はは、本当に好きなんだな」

タシュケント「ああ、是非このOP、赤い世界が消える頃は聞いて欲しいね。僕もこの写真に写るくらいまた聞きたいと思っているくらいなんだ」

阿武隈「な、何だかそう言われると聞きたくなってきますね」

提督「だな......」

タシュケント「ふふっ、それは嬉しいな。それなら今度、CDを持っていくよ」

提督「はは、楽しみにしてるよ」

タシュケント「ああ。では、同士諸君。僕はこれで失礼するよ。До встречи」

提督「ん、おー。またなー」

大淀「しかし改めて意外な趣味でしたね。タシュケントさん」

提督「だな。しかし思った以上に日本に馴染んでるってことなのかな」

阿武隈「あ、そうかもしれないですね」

大淀「ふむ、そう考えるといい傾向なのかもしれませんね」

提督「だな」

↓2「提督、何のお話をされているんですか?」

誰か艦娘を

如月把握
今日はここまで
タシュケント欲しかったなぁ......

如月「あらー、司令官、何してるのかしら?」

提督「ん?おお、如月か。ちょっと明石の発明品のテストをな」

如月「発明品?そのカメラがそうなの?」

提督「そうそう、これで撮ると撮られた人のやりたいことが写真に写るんだ」

如月「ふぅーん......そんなことしてたのねぇ」

提督「あーまぁ、皆との交流がてらにな」ハハハ

大淀「どうでしょう、如月さんも一枚」

如月「そうねぇ......如月のしたいことねぇ」

提督「如月?」

如月「んふふっ、そんな写真に撮らなくても直接......司令官に教えてあげましょうか?」ピトッ

阿武隈「え......えっ!?」

提督「ちょ、き、如月!?な、何でいきなりくっついて......」

如月「ねぇ、司令官......如月のやりたいこと......知りたい?」スススッ

提督「あ、い、いや、その......」シドロモドロ

如月「......なーんちゃって♪真っ赤になっちゃって......うふふっ、可愛いわ」パッ

提督「......お前の冗談は心臓に悪いからやめてくれ」

如月「はぁーい。あ、司令官。さっきのカメラ、面白そうだし一枚、お願いしてもいい?」

提督「え、あ、お、おう......」

如月「んふふっ♪司令官、ちゃんと撮ってくださいね?」

提督「わ、わかってるよ......はい、チーズ」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 如月
撮影された行動:悪戯っぽい笑みを浮かべている
撮影結果:提督の近くに手作りのデコレーションケーキが置かれており如月が提督に首輪を着けようとしている

ジー

如月「んふふっ♪一体何が写ったのかしら?」

阿武隈「えっと写真だと......あれ?提督が写ってて......」

大淀「ケーキがありますね......手作りでしょうか?」

如月「あ、あらぁ......こんな感じに写るのね。す、少し恥ずかしい......」

提督「ケーキ?別に誕生日とかじゃないが......ってなるとこれは普通にプレゼントってことか?」

如月「そうねぇ......本当は内緒にしておきたかったけど......いつもお世話になってるお礼に、ね」

提督「き、如月......お前......」

如月「ふふっ、ばれちゃったけど......今度ちゃんと作るから、そのときは二人きりっでちゃんとお礼を言わせて、ね?」

提督「あ、あぁ!勿論だ!」

阿武隈(うぅ......二人っきりになる約束......如月ちゃん、強敵かも......)ムムム

大淀「あら?これは、なんでしょうか?」

提督「ん?なにかまだ写ってたのか?」

大淀「ええ、手元を見てみたら何かを着けようとしてまして......これは、首輪?」

提督「え?く、首輪?」

如月「あぁ、それはプレゼントよ。司令官に似合うと思って♪」

提督「く、首輪が?......む、むぅ」

如月「あらー、知らないの?ファッションで着ける人もいるのよ?」

提督「え?そ、そうなの?」

如月「ええ、一目見たとき、これしかないと思ったの。ダメ?」

提督「いやダメじゃないが......うーむ、最近のファッションには疎いがそういうものもあるのか......」

大淀「......しかしこれは」

提督「ん?どうかしたのか?」

大淀「あ、いえ......」

大淀(......この首輪、どうみても犬用のものにしか見えないのですが......)

大淀(そう考えるとこのケーキが餌付けのようにしか見えなくなってきましたが......)チラッ

如月「?」

大淀(さっきまでのお話の感じ、嘘はついてないようですし如月さんは自覚してないようですね......)

如月「あら......もう時間ね。ギリギリまで一緒にいたいのに」

提督「は、はは......まぁ協力、ありがとな」

如月「ええ、それじゃあ如月は行くわ。司令官、ケーキとプレゼント、ちゃんと楽しみに、待っててね?」

提督「ああ、勿論だ」

如月「うふふっ、それじゃあね♪」

提督「......うーむ、如月のケーキか。楽しみだなぁ」

大淀「......」

提督「ん?大淀、どうかしたのか?」

大淀「......その、気を付けてくださいね?」

提督「え?な、何に?」

大淀「......色々です」

提督「?」

阿武隈「?」

↓2「提督、どうされました?」

誰か艦娘を

那珂「提督ー?どうしたのー?」

提督「え?あ、あぁ、那珂か。まぁちょっと色々しててな。那珂は?」

那珂「那珂ちゃんはライブに向けてのレッスンをしててー、その休憩中!」

提督「へぇ、今日もレッスンか。流石だな」

那珂「もっちろん!だって、那珂ちゃんはアイドルなんだから!」

提督「なるほどね......っと、そうだ。那珂、ちょっといいか?頼みたいことがあるんだが」

那珂「頼みたいこと?......あっ、提督ー、もしかして那珂ちゃんの撮影ー?」

提督「あー、まあ確かに撮影っちゃ撮影なんだが......これ明石の発明品でな」

那珂「発明品?えっとぉ、どんなのなの?」

阿武隈「撮られた人のやりたいことが写真に写るんですよ!」

提督「ま、そんなカメラなんだが......どうだ?」

那珂「勿論、那珂ちゃんは艦隊のアイドルだからいつでも写真撮影オッケーだよー!きゃはっ♪」シュバッ

大淀「一瞬で完璧なポージングを......」

提督「さ、流石だな......じゃあ、撮るぞー?」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 那珂
撮影された行動:アイドルチックなポーズを決めている
撮影結果:大胆な水着を着た森の歪みない妖精たちが金網デスマッチ(レスリング)をしているのを動画で見ている

ジー

提督「ん、撮れたぞー」

那珂「よぉし!流石那珂ちゃん!急な写真撮影も完璧ぃ♪」

阿武隈「あはは。でも那珂さんの写真かぁ、どんなのかなぁ」

大淀「まあやはり、ライブの写真とかでは?」

提督「はは、ありそうだな。で、写真の方は、と......ん?」

那珂「提督ー?どうかし......」ピシッ

阿武隈「え、えーと......これ、もしかして」

大淀「那珂さんのオフの姿なんじゃ......」

那珂「......きゃああああ!!?」バシッ

提督「うおっ!?」

那珂「......な、那珂ちゃんはアイドルだから舞台裏は見ちゃダメだよ!」アワワ

提督「あ、あぁ......ごめん」

阿武隈「......あの、提督。さっきの写真、なんかものすごい姿の男の人が写ってた気が......」ヒソヒソ

提督「ああ、あれか......多分あれ、昔大流行した動画だ......」ヒソヒソ

大淀「りゅ、流行してたんですか!?」ヒソヒソ

提督「まぁな......何百万も再生されてたはずだ」ヒソヒソ

阿武隈「そ、そんなに......」ヒソヒソ

大淀「......世界は広いですね」ヒソヒソ

提督(しかし金網デスマッチルールでパンツレスリングなんて動画なかったと思うが......)

提督(となると......まさかもっと激しい動画が見たいという欲望から生まれたのか?)

那珂「......」

提督「まぁその......なんだ......那珂」

那珂「......はーい、なにー?」クルッ

提督「えっと、さっきは見て悪かったよ......先にお前が見るべきだったな。ごめん」

那珂「えっとー、提督ー。どうしたのー?」

提督「え?......いや、どうしたって......お前さっき......」

那珂「那珂ちゃんはあんなことじゃ全然へっちゃらだよ!」

提督「......え?」

那珂「だって那珂ちゃんはなんたって艦隊のアイドルなんだからね!きゃはっ♪」

提督「那珂......」

那珂「あ!いっけない!そろそろ休憩終わりだから戻るね!ばいばーい!」パタパタ

提督「......強いな、あいつ」

大淀「えぇ、流石はアイドル、ですね」

提督「だな......で、だ。とりあえず......」

阿武隈「?」

提督「......あの写真のことは皆には秘密にしような?」

阿武隈「あー......」

大淀「ですね」

↓2「あら?何のお話をされているんですか?」

誰か艦娘を

陽炎把握
今日はここまで
多分次で終わり

陽炎「司令!何の話をしてるの?」

提督「おお、陽炎か。まぁ......ちょっと色々やってて、それでな」

陽炎「ん、なぁに?色々って?」

提督「あぁ、明石の発明品のテストをな」

大淀「こちらのカメラなのですが撮られた人のやりたいことが写真に写る、というものなんです」

陽炎「へー......意外と楽しそうね」

阿武隈「そうですねぇ、自分でも気づかなかったやりたいこととか夢が写真に写りますからあたし的にはとっても面白いと思いますよ!」

大淀「陽炎さんももし嫌じゃなければ一枚、撮っていかれませんか?」

陽炎「んー......そうね。折角だしお願いするわ!」

提督「オッケー。じゃ、撮るぞー?......はい、チーズ!」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: 陽炎
撮影された行動:自然なポーズで笑っている
撮影結果:十八駆の四人が鎌倉大仏裏、蓮弁の側に寄って携帯で光を当てて寄進名を見ている

ジー

提督「よし、撮れたぞ」

陽炎「それで司令、どう?私の写真」

提督「あー、先に見てくれ。もし見られたくないもの写ってたらあれだし」

陽炎「あ、そうね。さーんきゅっ、それじゃあ先に見るね」

提督「おう」

陽炎「......あー、こんな風に写るんだ。へぇー......ふふっ」

大淀「見てもよろしいでしょうか?」

陽炎「大丈夫よ、はい。こんな感じね」ペラッ

阿武隈「どれどれ......んんっ?この写ってる場所ってどこですか?」

提督「これは......どこだ?十八駆の皆が写ってるし格好的に観光みたいだが......」

陽炎「え?ここを知らないの?」

提督「見たことないと思うが......」

陽炎「そうなんだ。鎌倉大仏って有名と思ってたけどそうでもないのね」

提督「え?か、鎌倉大仏?ここが?」

大淀「ああ、でも言われてみれば確かにこの写っているもの、大仏の色と同じですね」

陽炎「もしかしてみんな、蓮弁を知らないの?」

提督「れんべん?」

陽炎「台座の装飾よ。蓮の形をしててね、この歴史が中々面白いのよ!」

提督「ほう?」

陽炎「鎌倉大仏はね!江戸時代中期に修理されたんだけどそのときに台座も修復することになったのよ!でもいざ作ってみるとお金が足りなくて結局4枚しか完成しなかったの!」ペラペラ

提督「......」

陽炎「それでね!その完成した蓮弁には今でもうっすらと寄進者の名前が残ってるらしいのよ!こういうところに歴史を感じると思わない!?ね、司令も見てみたいと思うでしょ?」ウキウキ

提督「......うん、そうだな!」

阿武隈「あはは......」

陽炎「さて、と。そろそろ私、行くわ。写真見てたら本当に行きたくなって来ちゃったから予定、考えないと」

提督「はは、皆で行けるといいな。あ、日程とか言ってくれれば遠征とかの予定調整は頑張るよ」

陽炎「さーんきゅっ。それじゃあ、決まったら連絡するわ!それじゃね!」

提督「おお、りょーかい」

阿武隈「陽炎ちゃん、歴史好きだったんですねぇ」

提督「それもなんか......ディープな感じがしたな」

阿武隈「あはは......ですね」

大淀「しかし十八駆での旅行が写るなんてやはり陽炎さんは仲間想いな方ですね」

提督「だな......さて、そろそろ次のやつを撮りにいきたいわけだが......お、あそこに↓2がいるじゃないか」

誰か艦娘を

提督「おーい、ローマ。今少しいいか?」

ローマ「提督?何?何か御用?」

提督「あー、まあ。ちょっとしたテストに付き合ってほしくてな」

大淀「今明石さんの発明品のカメラのテストをしていまして」

阿武隈「撮られた人のやりたいことが写真に写るカメラなんです!」

ローマ「ふーん......つまりその被写体になってほしいってこと?」

提督「そうそう。あ、あといやなら勿論断ってくれてもいいし写真は先に見せるから見せたくなかったら見せなくても大丈夫だから」

ローマ「そう......そうね、付き合うわ」

提督「お、いいのか?」

ローマ「えぇ......それで?もう撮るの?」

提督「あぁ。ローマの準備さえよければ」

ローマ「そう、私は平気よ」

提督「オッケー。じゃあパパッと撮っちゃいますか......はい、チーズ!」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

被験者: ローマ
撮影された行動:自然なポーズで立っている
撮影結果:スペイン広場の舟の噴水や真実の口などの雪だるまをリットリオと作っている

ジー

提督「ん、撮れたな。ほい、ローマ。先に見てくれ」

ローマ「えぇ......」

提督「どうだ?見てもいいかな?」

ローマ「......ふーん。まあ、これならいいわね」

提督「お、サンキュー......っておお?な、何だこのレベルの高い雪だるまは」

阿武隈「これ有名な真実の口ですよね?それでこっちもなんか見たことあるような......」

ローマ「舟の噴水ね。スペイン広場にあるわ」

大淀「あぁ、確かにこんな形でしたね......しかしなぜ雪だるまを?」

ローマ「え?」

大淀「いえ、この写真に写っているということは雪だるまを作りたいと考えているということですよね?」

提督「まぁそうなるな......ん?雪だるまといえば」

ローマ「......なに?」

提督「2、3年前の冬のときリットリオがお前モチーフにした雪だるまを作ってたよな?」

ローマ「そんなことも、あったわね」

提督「その日以降、毎年冬になるとローマも一緒に雪だるまをつくってたよな?」

ローマ「......そうね」

提督「......もしかしてめちゃくちゃ雪だるまを作るのにはまってる?」

ローマ「......なに?悪いの?」

提督「い、いや。そうじゃなくてさ......なんか、可愛らしいなー、なんて」

ローマ「えっ!?......そ、そう。ふーん......」

提督「ああ。まあ今は夏だから無理だけど冬になったらローマの雪だるま、楽しみにしてるよ」

ローマ「......一応、覚えておくわ」

提督「はは、頼んだよ。ま、今日はテストに付き合ってくれてありがとな」

ローマ「別に。問題ないわ」

提督「それなら良かったよ。それじゃあそろそろ俺たちは行くわ」

ローマ「えぇ。それでは」

提督「おー、またなー」

阿武隈「......ローマさん、雪だるまを作るのにはまってるなんて知りませんでした」

大淀「えぇ、確かに意外でしたね」

提督「だなぁ。ま、今年の冬が楽しみだな。あの写真の作品をどこまで作れるのやら」

阿武隈「あの作品ができたら駆逐艦のみんな、喜びそうだなぁ」

提督「確かに。そのうちうちの鎮守府の冬の名物になるかもな」

↓2「名物?何の話をしているんですか?」

誰か艦娘を

風雲

風雲「提督、名物ってなんの話?」

提督「ん?風雲か。いやまぁ冬にもしかしたら面白いものが見れるかもって話をな。ま、詳しくは内緒だ」

風雲「......うーん、なんだろ?気になるわね」

提督「ま、本当に名物になったらわかるさ」

風雲「まぁ......それもそうね......あれ?」

提督「ん?どうかしたか?」

風雲「提督、そんなカメラ持ってたの?」

提督「え?あぁ、これか。いやこれ、明石の発明品でな」

阿武隈「撮られた人のやりたいこととかを写すカメラなんですけど......あ、風雲ちゃんも撮ってみない?」

風雲「えっ、私?やりたいこと、かぁ......うふふっ♪楽しそうかも」

提督「お、じゃあ撮ってみるか?」

風雲「うん!よろしく」

提督「りょーかい。それじゃ、いくぞー?」

カシャッ

↓1~3
写ったものや人

白い顔をした裸の男の子

被験者: 風雲
撮影された行動:自然なポーズで笑っている
撮影結果:秋雲と共に呪怨やBORUTOのキャラのイラストや艦娘のデッサンをしている

ジー

提督「よし、と。はい、風雲。撮れたぞー」

風雲「あ、うん。えっとどんな感じに......」

提督「どうだ?」

風雲「......私、知らない間に秋雲に影響されてたのかな」ハァ

阿武隈「え?」

風雲「まぁ......見てよ」

提督「ん?......おお、秋雲と一緒に絵を描きまくってるな」

風雲「確かにあんな風に描けるようになりたいって思ってたけど......もぉー秋雲めぇ......」

提督「ははは、まあ確かにあんな風に絵が描けたら楽しそうだよなぁ」

風雲「まぁ......絵の題材が普通ならいいんだけどね」

阿武隈「あー......そうだね」

風雲「そこに写ってる絵も前に秋雲が描いてたやつでね。多分最近見たから印象に残ってたのね」

提督「なるほどね。そういや前に秋雲が凉月に追いかけられてたことがあったがそれでか......」

阿武隈「他の絵は艦娘じゃないみたいだけどこれは?」

風雲「えっと......こっちの白い男の子は呪怨の男の子でこっちがアニメのキャラクターでウドンね」

提督「それまた凄いラインナップだな......」

風雲「そう?アニメは最近鎮守府で流行ってるし呪怨とかホラー映画も夏だから見てる人、結構いるのよ?」

提督「あーそういや江風もグレンラガン見てたか......なるほどね、確かに流行ってるのか」

風雲「まぁイラストで描いたのはその2つをちょうど見たばかりだったからね」

提督「しかし呪怨を見たのか......大丈夫だったのか?」

風雲「え、べ、別に......あ、あのくらい平気だから!本当よ!?」

提督「......そうか」

提督(俺が見たら多分心臓止まると思うが......風雲、強いんだな。俺、大人なのに......情けなくなってきた)

風雲「......提督?」

提督「あ......いや、なんでも。あ、そういや秋雲も見たんだよな?あいつは大丈夫だったのか?」

風雲「あぁ......彼女は『いいもん見れたー捗るわー』って笑いながら言ってたかな」

大淀「それは......凄いですね」

提督「全くだ......」

風雲「あー、提督。私そろそろ行かなくちゃ」

提督「ん?ああ、予定があるのか。悪かったな、忙しいときに」

風雲「大丈夫!大した用事じゃないから!それに、楽しかったしね!」

提督「ならよかった。それじゃあな」

風雲「うん!それでは!」

阿武隈「......絵、かぁ。考えたことなかったけどあんな風に描けるようになったら楽しそうですよね」

提督「だな。ま、とりあえずあれだな」

大淀「あれ、とは?」

提督「秋雲に注意しておかないと」

阿武隈「あー......ですね」

提督「......さて、と」

大淀「提督?どうかされましたか?」

提督「いや、これくらいにしようかなって」

阿武隈「そうですねぇ。もう随分撮りましたしね」

提督「あぁ。しかしこうやって見てみるとみんな色んなこと考えてるんだな。いい勉強になったよ」

大淀「勉強、ですか?」

提督「あぁ。皆意外とゲームとかアニメとか好きだったりとか夢を持ってたりとか......酒を飲まない方がいいとか」

阿武隈「あ、はは......」

提督「っと、そうだ思い出した」

阿武隈「?」

提督「ほら、佐渡の時に話をしたけどさ。なにか皆で出来ることがあったら楽しそうだって」

大淀「ああ、そういえば」

提督「それで考えたんだが......阿武隈の写真にもあったように肝試しなんてどうだろうか?ホラー映画も流行ってるみたいだし」

阿武隈「あっ、それあたし的にとってもオッケーです!」

大淀「えぇ、皆さんの息抜きにもちょうどいいかもしれませんね」

提督「はは、じゃあ企画するか。二人とも、協力よろしくな?」

阿武隈「はい!オッケーです!」

大淀「えぇ、おまかせください」





提督「......で、本当にやることになったわけだが......なぜ俺がこっち側なんだ......」

阿武隈「え、えへへ。本当に一緒に回ることになりましたね」テレテレ

提督「は、はは......そ、そそそ、そうだね......」ガタガタ

阿武隈「にしても皆さん気合い入ってましたよねぇ」

提督「い、衣装や演出は劇が好きな松風がやってるし......脅かし役に悪戯好きな卯月と見た目ホラーな浮き輪もいるし......さっきタシュケントが流してた曲もふ、雰囲気あったな......」プルプル

阿武隈「......あの提督?」チョンチョン

提督「は、はひ!?」

阿武隈「もしかしてこういうの苦手、なんですか?」

提督「い、いや?そ、そんなことないぞ?こ、こんな子供だましにび、びび、びびるわけがないだろ!ほ、ほらいくぞ!」

阿武隈「あ、て、提督!?待ってくださいよー!」

提督「は、ははは!こ、怖くない......全然怖くない......大丈夫......大丈夫......」ブツブツ

阿武隈「ほ、本当に大丈夫ですか?あたし的に全然大丈夫そうに見えないんですけど......」

提督「ぜ、全然大丈夫だし?こ、このくらいよゆ......」

ガサガサッ

提督「うひぃ!?」

ヒョコッ

猫「にゃーお」

提督「......な、なんだ、ネコか......は、はは......」

阿武隈「あれ?ネコちゃん、こんなところに来てたんだ」

提督「え?......あ、もしかしてこいつがこの間言ってた世話してる?」

阿武隈「はい!あ、それでですね......ほら、首輪!前買ってきたんです!あたし的にとってもかわいいと思うんですけど提督、どうですか!?」

提督「ははは......い、いいんじゃないかな?」

提督(......こんな状況じゃなきゃもっと可愛がれただろうに)ハァ

阿武隈「あ、首輪といえば......」

提督「ん?」

阿武隈「この間、首輪を買いに行ったら如月ちゃんもいたんですよねぇ。なにかペットとか飼ってるんですかね?」

提督「え?いや聞いてないが......これから飼うのかもな」

阿武隈「あ、なるほど。結構おっきな首輪だったし大型犬とかかなぁ?」

提督「かもな......さて」キョロキョロ

阿武隈「提督?」

提督「いや......そろそろなにかくる頃かなーと思ってな......まぁ気配もないしここら辺でいきなり出てくることはなさそうだな」ホッ

阿武隈「提督、またになっちゃいますけど......本当に大丈夫なんですか?」

提督「あ、当たり前だろ?て、提督である俺がこの程度でビビってたら示しがつかな......」

卯月「ぴょーん!!おーばーけーだーぴょーん!」バッ

阿武隈「きゃっ!」ダキッ

提督「......」

卯月「ぃやったぁー!驚いたぴょん!......あれ?司令官は驚いてないぴょん?」

阿武隈「あ、う、卯月ちゃんか。衣装がすごくて本物の幽霊みたい......って、あっ!」

阿武隈(ほ、本当に抱きついちゃった!)カァッ

阿武隈「ご、ごめんなさい提督!あたし驚いた勢いで......あれ?」

提督「......」

阿武隈「て、提督ー?おーい?」

提督 バタッ

阿武隈「て、提督!?大丈夫ですかぁ!?」

提督 ブクブク

阿武隈「提督ぅううう!?」

卯月「ぅびゃあっ!?し、しれいかぁーん!?た、大変だぴょん!」

羽黒「え、だ、大丈夫ですか!?」

羽黒(こ、今度こそ羽黒がお世話を......!!)パタパタ

満潮「し、司令官!?」

満潮(ど、どうしよう!?やっぱり駆け寄るべき!?で、でもそんなことしたら......でも前のあの写真でも気づかないくらい鈍感だし......)ウーン

早霜(......気絶してる司令官......可愛い......ふ、ふふふっ)ジー

ワーワーキャーキャー

大淀「......」

大淀「あのカメラは確かにすごいと思いましたが......こうやってみると、人の欲望というのはカメラを通さずともよく見えるものですね」クスッ

大淀「......」

大淀「......まぁ、もっとも」

提督「う、うーん......はっ!?い、一体何が......ん?」

阿武隈「は、羽黒さん!?お、お世話ならあたしが!」

羽黒「い、いえ!羽黒がお世話をしますから!」

満潮(駆け寄るべき?......で、でも......)ウーンウーン

早霜(いつまでも......見ていたい......)ジー

提督「......」

提督(阿武隈と羽黒に挟まれて満潮はなんか物凄く悩んでて遠くから早霜にスッゴい見られてて......)

提督「......え?マジで何事この状況!?」



大淀「一番わからなきゃいけない人が分かってないようですけどね」ハァ


【安価】提督「欲望?」
おしまい

俺は千歳提督だ
誰が何を言おうと千歳提督なんだ

こちら過去作です
よかったらどうぞ

【安価】提督「名前?」
【安価】提督「名前?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480248638/)

【安価】提督「終戦?」
【安価】提督「終戦?」 - SSまとめ速報
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【安価】提督「学力?」
【安価】提督「学力?」 - SSまとめ速報
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【安価】提督「学力?」阿武隈「んんっ!」 - SSまとめ速報
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【安価】提督「夢?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505653851/)

提督「告白!」
提督「告白!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1506523544/)

提督「初心者!」
提督「初心者!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518324031/)


あとブーン系いっぱい

なんか思うように書けなかった
次回作のネタないけど次の作品ではうまくやりたいです

乙です

そう主張するならなぜ千歳SS書かないのか(素朴な疑問)
いえ阿武隈嫁としては嬉しいんですけど! 次も期待してます

>>261
何度か書こうとしたけど思い通りの千歳が書けず全部ボツになりました

とんでもない間違いがあったので訂正

>>7
大淀(飛龍さんといい蒼龍さんといい阿武隈さんと提督以外は驚かせ役しかいない)

大淀(瑞鶴さんといい翔鶴さんといい阿武隈さんと提督以外は驚かせ役しかいない)

二航戦と五航戦間違えるというとんでもないことしていました
申し訳ありません

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年12月21日 (金) 21:22:02   ID: j-oYug-Z

自分のことを千歳提督だと思い込んでいる精神阿武隈提督

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