1作目 モバP「なっちゃんという同級生」(モバP「なっちゃんという同級生」 - SSまとめ速報
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2作目 モバP「なっちゃんという担当アイドル」(モバP「なっちゃんという担当アイドル」 - SSまとめ速報
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3作目 モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」(モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」 - SSまとめ速報
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4作目 モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」(モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」 - SSまとめ速報
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5作目 モバP「なっちゃんと後輩アイドル」(モバP「なっちゃんと後輩アイドル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434898915/))
6作目 モバP「なっちゃん達のガールズトーク」(モバP「なっちゃん達のガールズトーク」 - SSまとめ速報
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7作目 モバP「なっちゃんと俺」(モバP「なっちゃんと俺」 - SSまとめ速報
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8作目 モバP「なっちゃんとその後」(モバP「なっちゃんとその後」 - SSまとめ速報
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9作目 モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」(モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」 - SSまとめ速報
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10作目 モバP「なっちゃんと春休み」(モバP「なっちゃんと春休み」 - SSまとめ速報
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11作目 モバP「なっちゃんと梅雨」(モバP「なっちゃんと梅雨」 - SSまとめ速報
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12作目 モバP「なっちゃんと夏の事務所」(モバP「なっちゃんと夏の事務所」 - SSまとめ速報
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13作目 モバP「なっちゃんと秋の風物詩」(モバP「なっちゃんと秋の風物詩」 - SSまとめ速報
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14作目 モバP「なっちゃんと年末年始」(モバP「なっちゃんと年末年始」 - SSまとめ速報
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15作目 モバP「なっちゃんとメイド」(モバP「なっちゃんとメイド」 - SSまとめ速報
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16作目 モバP「なっちゃんと水着と夏祭り」(モバP「なっちゃんと水着と夏祭り」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501973333/))
17作目 モバP「なっちゃんとクリスマス」(モバP「なっちゃんとクリスマス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514089566/))
の、続きです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518407959
茄子「P君。折り入ってお話があるんですが」
P「どうしたなっちゃん、真面目な顔して。俺でよければ助けになるけど」
茄子「本当ですか?」
P「もちろんだ。俺にできることならなんでもするよ。ちょこっとだけでも力になれるかもしれないし」
茄子「今日のP君、なんだか優しいですね……とっても頼りになりそう」
P「ははっ、当たり前だろう? 俺はなっちゃんのプロデューサーで、そして恋人なんだから」
茄子「P君……」
P「なっちゃん……」
茄子「2月に入ってからポイント稼ぎにいそしんでも、バレンタインにあげるチョコレートのグレードは変わりませんよ?」
P「………」
P「や、やだなぁなっちゃん。俺がポイント稼ぎだなんてそんなみみっちいこと考えるわけ」
茄子「朝事務所に来たらソファーにゴディバチョコの雑誌がこれ見よがしに置かれていたんですけど。しかも私がよく座る位置に」
茄子「ついでに言うと、最近ずーっと凛ちゃんがやっていた日めくりカレンダーをめくる作業、今月に入ってから急に自分でやるようになりましたよね?」
P「………」
茄子「というか最近、やたら『ちょこっと』ってフレーズを使うようになりましたよね? 小学生並みのアピールですよね? かわいいので抱きしめてもいいですか?」
P「………」
P「なぜだ……巧妙に隠された俺のアピールを……」
茄子「P君の考えていることは、すべてカコっとお見通しです♪」
P「やっぱりなっちゃんは頭がいいなあ。その頭脳でなんでもバレてしまうか」
茄子「いえ、頭の良さは関係ありませんよ」
茄子「私がすべてお見通しなのは……私がP君のことをいつも見ているからです」
茄子「私は、P君の恋人ですから♪」
P「なっちゃん……」
茄子「P君……♡」
菜々「これ、バレンタイン当日はどのくらいあっまあまになるんですかねぇ」
凛「今からこの調子だと、覚悟していた方がいいかもしれないね」
光「アタシも普段のお礼に、ちゃんとしたチョコレートをあげないとなぁ……どんなのがいいんだろ」
凛「こういうのは気持ちが一番大事、らしいよ。だから、光の気持ちがこもったものにすればいいんじゃないかな」
菜々「Pくんだって、それはちゃんとわかってるはずですから」
光「そっか……わかった! 考えてみる!」
P「それで、話ってなんだ?」
茄子「はっ、すっかり忘れちゃっていました」
P「おいおい、話す方がそれじゃダメだろ」
茄子「てへ♪」
P「女の子はそれで許されるからずるいよなぁ」
茄子「なら、P君もやってみればいいじゃないですか。男の人でも許されるかもしれませんよ」
P「てへっ♪」
茄子「正直に言いますけどイラっとしました」
P「やっぱり男には無理だな」
茄子「ですね~」
茄子「それで、お話の内容なんですけど」
P「うん」
茄子「カコネイターを始めようと思うんです」
P「カコネイター? なんだそれ」
茄子「ほら、質問にイエスかノーかで答えていくと今考えている人物を当ててくれるやつ、あるじゃないですか」
P「あー、あれか。ランプの魔人のやつ」
茄子「あれを私もやってみようかなと思いまして」
P「なっちゃんが俺達の考えていることを当ててくれるのか?」
茄子「そういうことです♪」
P「へー、面白そうだな。でもできるのか、そんなこと」
茄子「フッ……幸運の女神に不可能はありません。私はともかく私の運を舐めないでください」
P「自信があることだけは伝わってきた」
茄子「はい、ではさっそくスタートです♪ 何かを思い浮かべてください」
P「ああ、わかった。……よし、思い浮かべたぞ」
茄子「でわでわ、第一問♪」
P「よしこい」
茄子「あなたが思い浮かべているのは鷹富士茄子ですか?」
P「ん、いきなりそんな踏み込んだ質問なのか? ノーだけど」
茄子「はい失格です」
P「えっそういうゲームなの? 失格とかあるの?」
茄子「いの一番に恋人である私のことを考えないなんて……理解不能解読不能許せない許せない許せない」
P「カコネイターめっちゃヤンデレだ! 機械っぽい名前の癖に病気にかかってる!」
茄子「私は寝てる時はいつでもP君のことを考えているのに……」
P「それ実質考えてなくない?」
茄子「夢には高頻度で出てきますよ~♪」
P「夢の中の俺ってどんな感じなんだ」
茄子「1秒に3回『愛してるよ』って囁いてきます」
P「それもうヤンデレだし滑舌良すぎだろ早口のスペシャリストか」
茄子「冗談ですよ♪ 現実と同じで、おバカさんだけど優しい人です」
P「おバカさんは余計だろう」
茄子「いーえ、余計じゃありませんよ。大事なことです」
P「そうか?」
茄子「そうです♪」
光「カコネイターって面白そう! アタシもやっていい?」ニュッ
P「光、聞いてたのか」
凛「結構前からね。ほら、菜々さんも」
菜々「えへへ」
茄子「いいですよ~♪ カコネイターがみんなの考えていることを当ててみせます!」
光「じゃあまずはアタシだ!」
茄子「あなたの考えている人はウルトラマンジードですか?」
光「すごい! 当たりだ!」
凛「どうしてわかったの?」
茄子「さすが私の幸運……あてずっぽうに言ったら当たりました」ドヤァ
P「いやだからそういう遊びじゃなくない?」
菜々「次はナナがやってみてもいいですか?」
茄子「どうぞどうぞ♪」
茄子「では第一問。あなたが考えている人は女性ですか?」
菜々「部分的にそうです!」
P「オカマか」
茄子「そ、その人はプロデューサーですか?」チラッ
P「なんで今の答えから次の質問がそれなんだよ! しかも俺を見ながら!」
菜々「部分的にそうです!」
P「菜々さんもそればっかりだし」
凛「はっきり答えられない日本人の性だね」
光「部分的に女で部分的にプロデューサー……菜々さんはいったいどんなウルトラマンを思い浮かべているんだ……?」
凛「一応言っておくけど、ウルトラマン限定じゃないからね」
茄子「菜々ちゃんの診断が終わったので、次は凛ちゃんの番ですよ~」
凛「えっ、私も?」
P「まあ、ここまで来たら全員やってあげてもいいんじゃないか」
凛「んー……わかった。どうぞ」
茄子「ありがとうございます♪」
茄子「ではまず。その人は男性ですか?」
凛「はい」
茄子「その人は実在しますか?」
凛「はい」
茄子「その人はあなたの身近にいる人ですか?」
凛「はい」
茄子「その人はあなたの家族ですか?」
凛「いいえ」
茄子「その人とは仕事仲間ですか?」
凛「はい」
茄子「ふむふむ」
P(これ、俺のことっぽいな……)
茄子「その人は鷹富士茄子のことを好きですか?」
凛「はい」
P「ちょいちょいちょい」
茄子「その人は鷹富士茄子のことを愛していますか?」ニヤニヤ
凛「はい」ニヤニヤ
P「お前らなあ……!」
菜々「たまにはP君も、からかわれる側の気持ちを知るべきですねぇ」
光「………あっ! 正解はPか!」←今気づいた
P「まったく……って、もうこんな時間か」
P「俺、会議があるから行ってくるよ」
茄子「いってらっしゃいませ~」
P「ああ」
ガチャ、バタン
茄子「………さて、P君がいなくなったところで」
凛「?」
茄子「皆さんに、折り入ってご相談が……」
光「相談?」
菜々「あ。ひょっとして、バレンタインデーの」
茄子「えへへ……はい。どんなチョコを、プレゼントしようかなぁと」
凛「まだ決まってなかったんだ。さっき『今さらポイント稼いでもチョコのグレードは変わらない』って言ってたから、てっきり準備とかしてるのかと思ってた」
茄子「グレードは決まってるんです。私の想いを詰め込んだ、最高級のものにしようと思っているので」
光「なるほど。ポイントを稼がなくても、はじめから一番いいものをあげるって決まってるんだな! さすが茄子さん!」
茄子「ふふっ、そういうことです。ありがとうございます、光ちゃん♪」
凛「茄子さんって、素直っぽく見えるけどたまに素直じゃないよね」
菜々「昔から、Pくんに対してだけはこうなんですよ」
光「ん、昔?」
菜々「あーいえいえ! 昔っていうのは、光ちゃんがここの事務所に来る前ってお話ですよ? そんなにすっごく前なわけじゃないですよ?」
光「ああ、なるほど!」
菜々「ほっ」
菜々「というわけで、茄子さんはもっと正直であるべきです」
茄子「いいこと言われてる気がするんですけどなぜか著しく説得力に欠けているような」
凛「まあ、嘘にもいろいろあるからね……人を幸せにする嘘なら、セーフ?」
茄子「人を幸せにする嘘、ですか……」
凛「茄子さんの嘘は、どう?」
茄子「少なくとも私は幸せになります」
菜々「よくそれを間髪入れずに言えましたね……」
茄子「あはは……でも、変ですね。昔のひねくれものだった私ならともかく、今でもP君の前では、ついつい本音を隠したり、冗談を言ってからかいたくなったりしちゃうんです」
茄子「どうしてなんでしょう……?」
凛(それって、要は)
菜々(好きな子にイタズラしたくなる中学生男子の心理そのものなのでは……でも、なんだか言いづらい)
光「それってなんだかうちのクラスの男子に似てるかも。好きな女子にそういう態度とっててさ」
凛・菜々(これ以上なくはっきり言ったーー!!)
茄子「なっ………!? わ、私が……恋する中学生美男子レベル……!?」ガーン
凛「まあ、うん」
菜々「美男子とまでは言ってませんけど、おおむねそうだと思います」
茄子「そ、そんな……私、もう成人してるのに……そもそも女の子なのに……」
光「……アタシ、何かまずいこと言っちゃった?」
凛「ううん、光は悪くないよ。私達の代わりをやってくれただけだから」
菜々「茄子さん。ひとつだけ、伝えておくべきことがあります」
茄子「うう……なんでしょう」
菜々「ぶっちゃけPくんも同レベルで中学生男子です」
凛「あ、それは確かに」
茄子「P君も、同じ……?」
茄子「………」
茄子「それなら、いいかな……なんて♪」テレリ
光「え、いいの?」
凛「いいんだ」
菜々「ホンニンガイイナライインジャナイデショウカ」
凛「菜々さん、アンドロイドみたいになってるよ?」
茄子「でも、やっぱりバレンタインデーでは素直100パーセントでいきたいですね」
菜々「そう! その意気です!」
光「あ、戻った」
茄子「こういう日にこそ、普段言えない気持ちをしっかり伝えたほうがいいと思うんです」
凛「うん。きっと、そうだと思う。私もそうしようと思ってるし」
茄子「P君に気持ちを伝えるんですか?」
凛「そうだね」
茄子「………」
凛「一応言っておくけど、日頃の感謝を伝えるだけだからね?」
茄子「ほっ……」
光「アタシもそういう気持ち、ちゃんと伝えるよ!」
菜々「光ちゃんは、普段からちゃんと伝えられていると思いますよ?」
光「だったら、それよりもっと伝える!」
菜々「ふふっ。いい子ですね、本当に」ナデナデ
茄子「私も光ちゃんを見習って、頑張ります♪」
凛「………」
凛(その時、ふと思った)
凛(私は確かに『茄子さんはたまに素直じゃない』と言ったけど、それはあくまで『たまに』な話。基本的にはプロデューサー相手でも素直そのもので、だからこそ私達はふたりのイチャイチャを飽きるくらい見てきている)
凛(そんな茄子さんが素直100パーセントになったら、いったいどうなるんだろう……)
バレンタインデー当日
P「………」
P(『今日の午後3時、いつもの部屋で待っています』か……相変わらず達筆だな、なっちゃん)
P(しかし、なぜわざわざ紙の手紙を……? 朝いきなり手渡ししてきて、そのまま出ていっちゃったからその辺の意図がわからないんだよな)
P「というか、『注:恋文です!!!』ってなんだよ……こんな注釈がついてる恋文って存在するのか」
P「……ん? これ、もう一枚めくれるようになってるのか」ペラ
『だってこう書かないとP君果たし状だと勘違いしそうですし』
P「心を読まれている……まあいいや、行けばわかるだろう」
ガチャリ
P「お待たせ、なっちゃん。外回り終わったよ」
茄子「………」
P「なっちゃん?」
茄子「来ましたね、P君」
P「あ、ああ。というか手紙がなくてもどのみちここに戻ってくるつもりだったし。それよりなっちゃん、どうして」
茄子「これ、受け取ってもらえますか」
P「そのリボンで綺麗にラッピングされたピンク色の立方体は……」
茄子「説明的なセリフ、ありがとうございます」クス
茄子「中身、当ててみます?」
P「抹茶風の生チョコタルト」
茄子「え、なんでわかるんですか見てたんですか作ってるところ」
P「俺を誰だと思ってる?」ドヤ
茄子「かっこよくて素敵な、私の王子様」
P「………」
P「いや、その返しはちょっと想定していなかった」
茄子「いつもみたいに、バカにされると思いました?」
P「ああ。どうしたんだ、今日は」
茄子「今日は、そういう日でしょう? 女の子が勇気を出して、自分の気持ちを伝える日」
茄子「だから私も、そうしているだけですよ」
P「お、おう……」プイ
茄子「照れてます?」
P「いや、べつにそんなこと」
茄子「こっち、向いてくれませんか。顔が見たいです」
P「……今日のなっちゃん、強いな」
茄子「覚悟を決めて、勇気を燃やしていますから」
P「衝撃を見せられた」
茄子「ふふ♪ P君、顔真っ赤でかわいいです」
P「一応言っておくけど、そっちも顔真っ赤だぞ」
茄子「………ドキドキしているので、当たり前です」
P「……ごほんっ! とにかく、ありがとう。バレンタインにチョコタルトもらえて、とてもうれしい」
茄子「どういたしまして。今、食べてもいいですよ?」
P「なら、遠慮なく」
茄子「気持ち、込めてますから。想いが消えちゃう前に、味わってくださいね♪」
P「いただきます」モグモグ
茄子「………」ジーー
P「………」ゴクン
茄子「どうですか?」
P「おいしい」
茄子「そうですか……よかった」
P「そんなに心配だったのか?」
茄子「味見はしましたけど、やっぱり不安なものは不安で。想いをこめたと言っておいておいしくなかったら、すごく恥ずかしいじゃないですか」
P「なるほど。けど、これだけうまいものをもらったら、ホワイトデーのお返しが大変だな」
茄子「3倍返し、ですか?」
P「そうそう」
茄子「その必要はありませんよ」
P「え?」
茄子「私からのチョコはグレード:無限大なので、3倍にする必要はありません。無限に何をかけても無限です」
P「逆に言うと俺からのお返しも無限大を要求されているわけか」
茄子「そんなに重く考えなくても大丈夫ですよ? 私は、P君からのプレゼントならなんだって」
茄子「………」
茄子「なんだっては言いすぎですね。物によっては返品します」
P「正直だ」
茄子「今日は素直100パーセントですから。たーんと味わってください」
茄子「チョコだけじゃなくて、カコのことも」
P「えっ」
ぎゅっ
茄子「ふふっ。久しぶりに、P君と手を繋いだ気がします」
P「最近は、なっちゃんの仕事がたくさんあってタイミングがなかったからな」
茄子「お正月特需も終わって、ようやく落ち着いてきましたね」
茄子「お仕事がたくさんあるのは、もちろんいいことですけど。たまにはこうして、P君の体温を感じていたいです」
P「………」
茄子「あ、体温上がりましたね?」
P「だ、だまらっしゃい」
茄子「かわいいんだー♪」
P「くそう……このままじっとしててもどうにもならん。なっちゃんの体温も上げてやるからな」
茄子「いいですよ♪ ゆっくりお話ししましょう」
茄子「そうしているだけで、きっと勝手に熱くなっちゃいますから……ね」
菜々「あっつい! もう見てられません!」
凛「抹茶の渋みも一瞬で消えそうだね。甘さで胃もたれしないようにってそれをオススメしたのに」
光「やっぱりふたりは仲良しだなー。でもやっぱり覗き見はよくないんじゃないか……?」
菜々「よくないですね。というわけで早々に立ち去りましょう。どこかに行きましょう」
光「アタシエグゼイドの映画観に行きたい!」
凛「じゃあそうしようか」
菜々「仮面ライダーに助けてもらいましょう」
光「やった! 行こう行こう!」
菜々「光ちゃんは癒しですねぇ」
菜々「………」チラチラ
凛「と言いつつ、あっちのふたりがまだ気になってるみたいだけど」
菜々「あーいえいえ! べつに教え子の行く末を見守らなきゃとか、一線超えないように見張っておかなきゃとか思ってませんから!」
凛「やっぱり先生なんだね、菜々さん」
菜々「そのネタはノウッ! ですよ!」
光「菜々さん、怒ってるのにうれしそうだなぁ」
おしまい
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
茄子さんの新SRありえんかわいい胸でかい
過去作
二宮飛鳥「ならばこの想いは、恋ではなく」
ミリP「しずかわいい」
などもよろしくお願いします
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