モバP「なっちゃんと春休み」 (36)
1作目 モバP「なっちゃんという同級生」(モバP「なっちゃんという同級生」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434111292/))
2作目 モバP「なっちゃんという担当アイドル」(モバP「なっちゃんという担当アイドル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434292580/))
3作目 モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」(モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434535556/))
4作目 モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」(モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434708764/))
5作目 モバP「なっちゃんと後輩アイドル」(モバP「なっちゃんと後輩アイドル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434898915/))
6作目 モバP「なっちゃん達のガールズトーク」(モバP「なっちゃん達のガールズトーク」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436281527/))
7作目 モバP「なっちゃんと俺」(モバP「なっちゃんと俺」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436613831/))
8作目 モバP「なっちゃんとその後」(モバP「なっちゃんとその後」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445267426/))
9作目 モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」(モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451298456/))
の、続きです。過去作を読んでいただけると登場人物の関係等がわかりやすいと思います
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458315705
光「むむむむ……」
凛「うーん……」
光・凛「勉強疲れたー」グッタリ
茄子「大変そうですねー。二人とも、もうすぐ期末試験ですか?」
凛「うん。来週」
光「アタシも。茄子さんはもう終わったんだっけ」
茄子「はい♪ もう春休みです」
茄子「あとは結果待ちですけど、多分大丈夫だと思います」
光「いいなあ。こっちはまだまだ覚えなきゃいけないことがたくさんあるのに」
凛「光は中学生だからまだマシだよ。高校の勉強はもっとしんどいから。私は今それを実感しているところ」
光「うげぇ……」
茄子「ふふっ。懐かしいなぁ、中学や高校のテストも」
茄子「わからないところがあったら、なんでも言っていいですからね?」
凛「教えてくれるの?」
茄子「ええ」
茄子「菜々ちゃんがなんでもバッチリ教えてくれます♪」
菜々「えっ?」←近くのソファーで座っている
茄子「教え上手ですから!」
光「そうなんだ」
凛「まあ、それもそうか。だって昔は本物の」
光「本物の?」
菜々「はいはい、それ以上は禁則事項です!」
菜々「ちゃんと教えてあげますから、試験勉強に集中してくださいね」
茄子「私も、できる限りはお手伝いしちゃいます♪」
凛「ありがとう」
光「よーし、頑張るぞっ!」
菜々「ナナも、二人のお勉強を見ながら勉強の続きをしましょうか」
光「勉強? でもそれ、ただの雑誌じゃ」
菜々「ですからこれで今時のJKの流行をべんきょごほんごほんっ」
光「風邪?」
菜々「い、いえいえ! そういうわけでは」
光「季節の変わり目は体調崩しやすいから、身体に気をつけないと」
菜々「うう、光ちゃんの優しさが身に染みます……」
凛「(いつまでごまかし続けられるんだろう)」
茄子「(光ちゃんは純粋な子ですからねー)」
光「菜々せんせー! 現代文の問題の解き方がよくわかりません!」
光「一通り読んでそれっぽい答えを選ぶだけじゃダメですか?」
菜々「そのやり方でも正解できる時はありますけど、曖昧に解いているだけでは何度やっても点数は伸びません」
菜々「70点の人は70点、50点の人は50点のままです」
菜々「しかし、いくつかのことを意識するだけでぽーんと点数が上がる場合があります」
凛「それは?」
菜々「まずは普段から文字に慣れ親しむこと。なにかしらの文章を毎日読んでいれば、漢字の読み方も覚えられるし、文章を読むスピードも上がって問題を解く時間を増やすことができます」
菜々「ということで、皆さん本でも新聞でもなんでもいいので文字を読みましょう!」
光「なるほど」
凛「でも、もう試験まで時間がないし。今回のテストには間に合わないよ」
菜々「そうですね。というわけで、次は実際に問題を解く時に意識すべきことをいくつか説明しようと思います」
P「まあ、ぶっちゃけ学校の試験は何も考えずにノート丸覚えが一番効率いいけどなー。見たことある文章ばっかりだし」
茄子「こんなこと言ってるP君のテストの出来はお世辞にもいいとは言えなかったので、みんな勉強は考えてしましょうね♪」
凛「反面教師だね」
光「ふむふむ」
P「みんなバカにしてひどい」
茄子「実際おバカさんでしたし」
茄子「なんでしたっけ。P君流の選択肢の問題を解くコツ」
P「机から落ちないように転がりすぎない鉛筆を使う」
凛「鉛筆転がして正解決めること前提なんだ……」
P「鉛筆選びにテスト前の半日を費やしたこともある」
菜々「Pくんは本当に問題児でした……そのぶん教えがいもありましたけどね。ふふっ」
茄子「誰のおかげで無事卒業できたんでしょうねー?」
P「はいはい。テスト前に親切にもいろいろ教えてくれた心優しいなっちゃんとナナ先生のおかげです」
茄子「はい、100点の回答です♪」
菜々「という風に、この一行の『それ』という指示語が表しているのは――」
凛「……あ、そっか。納得した」
凛「菜々さん、説明上手だね」
菜々「ふっふっふ、それほどでもありませんよ」テレテレ
凛「(職歴は隠すけど、やっぱり褒められるとうれしいんだ)」
光「茄子さーん、次はこっち――」
ぐ~~
光「………」カアァ
光「あ、あはは。頭を使うとすぐにお腹が減るなあ」
茄子「頑張っている証拠だから、恥ずかしがらなくてもいいんですよ♪」
P「お昼にはまだ早いな……あ、そうだ」
P「なっちゃん、おにぎり握ってあげたらどう? 俺の時はよく作ってくれただろ」
茄子「おにぎりですか? 確かに、P君との勉強会ではたくさん握ってあげたような気も」
光「おにぎり……」ウズウズ
茄子「……うん。なら、たっぷり塩をきかせたおにぎりを作りましょうか」
光「やった!」
茄子「凛ちゃんも食べますよね」
凛「いいの? それなら、もらおうかな」
P「俺もいい?」
茄子「りょーかいです♪」
菜々「ナナもお手伝いします」
茄子「おにぎりくらい、ひとりで大丈夫ですよ」
菜々「まあまあ。ナナも親から譲り受けた握り飯テクニックを久しぶりに披露したいので」
茄子「うふふ、それは楽しみですね。では、一緒に握りましょうか」
菜々「はいっ」
P「懐かしいなあ、なっちゃんのおにぎり。ちょっと楽しみだ」
凛「最近は作ってもらってなかったの?」
P「ああ。肉じゃがとかかぼちゃの煮物とか、筑前煮とかは食べさせてもらってるけど」
光「煮物ばっかりだな」
凛「完全におふくろの味を狙いに来てない?」
P「俺の母さんにいろいろ味つけとか電話で聞いてるらしい」
P「多分ここ3ヶ月なら、俺よりもなっちゃんのほうが俺の母さんとよくしゃべってるんじゃないかと思う」
凛「ふーん」
凛「(それってもう、半分くらいは親公認ってことなんじゃ……)」
光「ところでP。さっきから何してるんだ?」
P「最近みんながやったライブや握手会とかの結果のまとめと、今後の企画の整理だな」カタカタカタ
P「ひたすらパソコンに打ち込んでいく作業だから結構疲れる」カタカタカタ
光「しゃべりながらでもタイピングの速度は落ちないんだ……」
P「プロデューサーになり立ての頃は、ブラインドタッチも満足にできなかったが……ま、何年もやってたらさすがに慣れるよ」
凛「疲れてるなら少し休めば?」
P「うーん。もうちょっとキリのいいところまですませてからだな」
P「俺の身体が二つあれば、交互に作業と休憩を繰り返しながら楽にできるのになあ」
P「影分身の術使いたいなあ」
光「印を結んで?」
P「そうそう」
凛「ふふ、そんな子どもみたいなこと考えてるんだ」
P「大人だって、たまにはそういうことも考えるさ」
菜々「にぎにぎっと~」
茄子「………」シュッシュッ
菜々「茄子さん? そんなに勢いよくおにぎりをなでまわす必要はないような」
茄子「菜々ちゃん、菜々ちゃん」
菜々「はい?」
茄子「螺旋丸!」ドヤァ
菜々「食べ物で遊ばないでくださーい」
茄子「はーい」
菜々「まったく、子どもみたいなことをするんですから」
茄子「大人だって、たまにはそういうこともしたくなるんですよ」
P・凛・光「いただきます」
P「………」モグモグ
凛「うん。おいしい」
光「結構しょっぱいけど、それで目が覚めていい感じ!」
茄子「うふふ、味加減に関してはそこが狙いですから」
菜々「適当な具がなかったので、ただの塩おにぎりしかできませんでしたけどね」
P「いやいや、これがいいんだよ。相変わらずなっちゃんのおにぎりはうまいな」
茄子「ありがとうございます♪」
茄子「毎日食べたいですか?」ニコニコ
P「毎日だとちょっとしつこい味だからいいや」
茄子「………」
茄子「ぷくー」
P「なんで怒ってるの」
茄子「さあ、なぜでしょう」
P「………」
P「おにぎりはアレだけど、味噌汁なら毎日飲みたいかもなー」
茄子「女心のわかるP君は好きです」ウフフ
凛「………」
凛「……確かに、しょっぱいくらいがちょうどいいかも」ジトーー
菜々「甘々なものを見せつけられていますからねー」
光「Pと茄子さんは本当に仲良しだよねっ」ハグハグ
P「ところで、なんかこのおにぎりだけでかくないか?」
茄子「大玉螺旋丸です」
P「?」
別の日
茄子「実はですね、一富士二鷹三茄子には続きがあるんです」
光「へえ」
茄子「四扇五煙草六座頭というんですよ」
光「タバコ? なんでタバコが縁起がいいんだろう」
茄子「なんでも、タバコの煙は上に昇るので運気が上がるとかなんとか」
光「ああ、なるほど!」ポン
光「ところで、座頭ってなんだっけ?」
茄子「座頭というのはですね、髪を剃った盲人、つまり目の見えない人を表す言葉で――」
ガチャリ
P「おはよう。面白いもの持ってきたぞー」
茄子「あ、P君。おはようございます」
光「面白いものって?」
P「なっちゃんの高校時代の映像」
光「おお、興味ある!」
茄子「なぜそんなものをP君が……はっ! まさか盗撮!?」
P「違うわ」
P「覚えてないか? ほら、笑顔の練習ってことでビデオ撮ったこと」
茄子「練習……あっ! 思い出しました」
茄子「意識して笑うのが得意じゃなかった私のために、P君が練習しようって持ちかけてきたんですよね」
茄子「ビデオにとって後で見返して、どこを直せばいいか話し合ったような記憶が」
P「昨日実家に戻った時に、その映像を保存したDVDが出てきたんだ」
茄子「懐かしいですねー」
光「ねえねえ、早く見よう?」
P「っと、そうだな。じゃあDVDを入れて再生っと」ポチッ
P「俺もほんの初めのほうしか見てないから、中身が楽しみだ」
茄子『………』
茄子『あの……本当に撮るんですか』
P『これもなっちゃんのためだって』
P『あと面白そうだし』
茄子『本音が漏れてますよ……まあ、仕方ないので付き合ってあげます』
P『ツンデレ?』
茄子『なっ……バカじゃないですか! バカじゃないですか!』
茄子「あ、私が映ってます」
P「カメラマンは俺だな」
光「制服姿、似合ってるなあ……でも茄子さん、声低くないか?」
茄子「話し方の問題ですね。このころの私、根暗だったので」
光「根暗……想像できない」
茄子「うふふ。今でも、本質的に受け身なところは変わらないんですよ?」
P『はーい、じゃあまずは自己紹介いってみようか』
茄子『た、鷹富士茄子。16歳です』
P『高校生?』
茄子『は、はい……って、なんですかこの会話。言わなくても知ってるでしょう』
P『緊張をほぐすための軽いトークだ』
茄子『そうなんですか……?』
P『はい、じゃあ次は好きな食べ物を教えてください』
茄子『えっと……おせち、とか?』
P『ふーん、そうなんだ』
P『どう? こうやって撮られるのは初めて?』
茄子『はい……初めてです』
P『そっかー』
P「………」
P「なんか素人もののAVみたい――」
スパーンッ!
茄子「なんですか?」ニコニコ
P「なんでもないっす」
光「今、どこからハリセンを持ってきたんだ……?」
茄子「(というか、どうしてこんな舐めるようなカメラアングルなんですかっ。ちょっと恥ずかしいですよぅ)」
P「(果たして当時の俺はどういう心境でこれを撮っていたのか……なんにせよナイスだが)」
P『はいはい。じゃあ次は笑顔を見せてみよう』
茄子『に、にこぉ』ギギギ
P『怖い』
茄子『う、うるさいですっ。意識して笑うのって難しんですよ』
P『はははっ。じゃあもう少し緊張をほぐしてみるか』
茄子『方法、あるんですか?』
P『ああ。まずは前かがみになって胸元を強調する感じで』
げしっ! げしっ!
茄子『くだらない冗談を言えないようにしてあげましょうか』ギロ
P『悪い悪い、だから蹴るな。痛いから』
菜々「うわあ」
凛「変態」
P「君達いつの間に」
菜々「ついさっきです」
凛「高校生の時の茄子さん、初めて見るけど……確かに今と印象違うね」
光「クールって感じ」
菜々「懐かしいですねぇ。こういう茄子さんを見るのは」
茄子「かわいげがない生徒だったでしょう?」
菜々「そんなことありませんよ。これはこれで、かわいかったです」
菜々「今はもっとかわいいですけどね」クスリ
茄子「うふふ♪ ありがとうございますっ」
P「(アイドルナナから安部先生の顔に戻ってるな)」
光「菜々さんって時々大人っぽくなるよね。17歳なのに」
凛「あはは……ほら、人生経験が豊富なんだよ、きっと」
光「ふうん……かっこいいな、それ!」
凛「そうだね」
茄子『それで? 真面目な手段はあるんですか』
P『安心しろ、ちゃんとある』
茄子『聞きましょう』
P『よし。まずはそこでじっとして』
茄子『こうですか?』
P『ああ。そして』
P『こうするっ!』コチョコチョコチョ
茄子『きゃっ!? ちょ、P君くすぐったい……あははっ』
P『ほれ見ろ、いい笑顔が出たぞ』
茄子『も、もう………』
茄子『お返しっ』コチョコチョコチョ
P『はははっ! くそ、仕返しとはやるな……ならさらにカウンターだ!』コチョコチョ
茄子『ふふふっ……ま、負けませんよ!』コチョコチョ
P『あははっ』
茄子『うふふっ』
P「………」
茄子「………」
菜々「ごちそうさまでした」
凛「光。あっちでウルトラマン見ようか」
光「見る見る!」
スタスタスタ……
P「……あはは」
茄子「……ちょーっと、恥ずかしがったですね」
P「若気の至りってやつだな」
茄子「本当ですねー」
凛「今も似たような感じでイチャイチャやってるけどね。事務所で」
光「凛さんはやくー! 今日はネオス見よう、ネオス!」
凛「はいはい、今行くから」フフ
P『いやあ、結構笑顔撮れたな』
茄子『ほとんど無理やり笑わせていただけじゃないですか』
P『まあまあ、それでもいいだろ。まずはそこからだ』
茄子『はあ……まあ、いいですけど』フフッ
P『よし。じゃあ今日はこんなところでいいか』
ブツッ
P「お、これで終わりみたいだな」
茄子「ちょっぴり恥ずかしかったけど、おおむね懐かしかったですね♪」
P「だな」
茄子「お決まりの流れだと、ここから別のビデオが始まるのが定番ですね」
P「ははは、そんな漫画でよくある展開には」
P父『ほらP、こっち向いてー』
P(赤ちゃん)『ばぶばぶ』
P母『かわいいわ~。やっぱり自分のところの赤ちゃんが一番ね!』
P(赤ちゃん)『ほぎゃあほぎゃあ』
P「停止! 今すぐ停止だっ!」ダッ
茄子「させませんっ! これは永久保存版です最後まで見ます!」ガシッ
P「い、いやだ! 恥ずかしいっ!」
茄子「いいじゃないですかー。かわいいですよ、赤ちゃんのころのP君♪」キラキラ
P(赤ちゃん)『ばぶー♪』
P「うわああああ」
茄子「あはははっ♪」
その後
茄子「うふふ、いいものを見せてもらっちゃいました♪」ホクホク
P「くそぉ……今度絶対、なっちゃんの赤ちゃん時代も見せてもらうからな」
茄子「はいはい、いいですよー」
P「はあ……熱い。顔が熱い」
茄子「今日は暖かいですからね。もうすっかり春です」
P「気温の問題じゃないし」
茄子「わかってますよ♪」
P「しかし、もう春か」
P「なっちゃんをスカウトしてから、かなり経つんだな」
茄子「あっという間でしたか?」
P「かもなあ。年を取るにつれて、時間が経つのが早く感じるようになるって聞くし」
茄子「ふふ、そうですね。私も、アイドルになってからの日々はあっという間で」
茄子「けれど同時に、とても長いようにも感じました」
P「矛盾してないか?」
茄子「いいじゃないですか」
茄子「思い返してみると、本当に濃密な時間だったんですから」
茄子「新鮮で面白いことがたくさんあると、時間が長く感じてお得です。小さな子どもと同じですね」
P「……確かにそうかもなあ」
茄子「というわけで、これからも新鮮な楽しみを提供してくださいね♪」
P「俺次第なのか」
茄子「当たり前じゃないですか。私はP君のアイドルなんですから」
P「……そうだな」
P「俺も精一杯楽しむか」ハハ
茄子「一緒に面白いことを見つけましょう」
茄子「というわけでですね。草津とか伊豆とかそのあたりでお仕事ないですか?」
P「それ、自分が遊びに行きたいところを言ってるだけだろ」
茄子「あ、ばれちゃいました?」
茄子「それにしても、今日は本当にぽかぽか陽気ですね」
茄子「アイスが食べたい気分です」
P「あーいーっすねー」
茄子「さむっ!」
P「ドン引きしないでくれ」
茄子「急に肌寒さが……くしゅんっ」
茄子「ほら、風邪引いちゃったじゃないですか」
P「今のくしゃみは花粉が原因だろ」
茄子「ソンナコトハアリマセンヨー」
P「……まあいいけど」
茄子「ほらほら、こうして手を握るとあったかいですっ」ギュー
P「そうつなげてくるかー」
茄子「えへへ」
P「……俺も暖まりたい気分だからいいか」
凛「あついね」ジトーー
菜々「いろんな意味であついですね。アイス買ってきましょうか」ジトーー
光「本当、仲良しの二人だね!」
おしまい
おまけ
茄子「ところでP君」
P「ん?」
茄子「素人もの、好きなんですか?」
P「ぎくっ」
茄子「………」
茄子「今度一緒に見ましょうか」
P「勘弁してください」
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
楽しそうに生きている茄子さんを見るのが好きです
過去作もよかったらどうぞ
二宮飛鳥「ふわぁ……」
モバP「かんきつ系なお隣さん」
モバP「フェロモンまき散らす未成年2名とお泊まり」
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