友｢じゃじゃーん！見ろよこれ！｣

男｢でさぁ｣

友｢見ろって、そっち誰もいねーだろ｣

男｢お前と何もない壁だったら何もない壁と話すでしょ｣

友｢話し相手の幅狭すぎだろ｣

友｢見てみ！今朝、下駄箱に入ってたんだ｣

男｢封筒単品で？｣

友｢な訳ねーだろ。ちゃんと中身あるよ｣

男｢あぁ･･･10枚回さないと死ぬあの？｣

友｢呪いの手紙じゃねーよ｣

男｢あのね、友…君が勘違いしてるそれは一般的に不幸の手紙と呼ばれる物なんだ｣

友｢諭すにしてもまず中身読めよ｣

友｢俺がラブレターもらったから羨ましすぎて嫉妬してんだろ！｣

男｢今日でもうお別れかぁ。今までありがとう｣

友｢どうしても俺を死なせたいらしいな｣

美少女｢はよー！｣

友｢美少女ちゃん！なぁ聞いてくれよ！実は今朝ラブレターもらってよ！｣

美少女｢それより聞いてー！めちゃくちゃでっけぇウンコ出たからトグロ巻いてロウソク刺してSNSにアップしたらアカウント停止くらってさー！マジぶりぶりキャンドルなんですけどー！｣

男｢ハッシュタグ登録不可避だね｣

友｢なぁそれよりラブレター｣

美少女｢でさぁ！ムカついたからラインで呪いのチェーンメール片っ端から回したら力みすぎて小便漏らしちゃってさー！｣

男｢はははウケる｣

友｢一回その話題やめないか｣

美少女｢は？てめぇごときが…ウッフン。チンカスマザーファッカーのあんたがラブレター？｣

友｢てめぇごときでいいよもう｣

美少女｢宛名確かめた？｣

友｢おうよ水戸黄門｣

美少女｢うひょー印籠だねｺﾚはぁ｣

友｢どんなもんだい｣

美少女｢よし、振り込め｣

友｢詐欺じゃねーんだよ｣

男｢でもなぁ、これはさすがにどうだろう｣

美少女｢このツラじゃーねー｣

友｢美少女ちゃんはともかくお前はどうなんだよ｣

男｢でも僕のこと好きって人多いし｣

お嬢様｢好き｣

委員長｢美少女様が｣

ホモ先輩｢すきぃ｣

友｢対象ちゃうくね？｣

らい～ん♪

男｢あ、弟くんからだ｣スマホすっ

『お兄さんだいちゅき☆by美少年』

友｢ここにいないのにどうやって会話を…｣

男｢うん。ID教えた覚えもないしね｣

友｢愛されてんだなぁ(傍観)｣

美少女｢にしてもあれだね。犯人突き止めなきゃだね｣

男｢うん。死人が出てからじゃ遅いもんね｣

友｢俺の恋に事件性ねーよ｣

美少女｢まずは証拠品の確認しよ。その紙切れ寄越せ｣

友｢絶対に認めたくないらしいな｣手紙すっ

美少女｢ふむふむ、これは……はっ！｣

男｢なにが書いてあるの？｣

美少女｢今日の放課後、体育館裏でお話したいことが……｣

男｢なるほど、そこで犯行に……｣

友｢手紙出した子の気持ちも考えて喋れよお前ら｣

美少女｢さて放課後、某体育館裏に来ております｣

男｢某の使い方知らなそう｣

友｢はぁ緊張するぜ｣どきどき

美少女｢どんなブスかな？｣

男｢きっとひどいよ｣

友｢もうブスで確定してんじゃねーよ｣

美少女｢あ、来たよ｣

男｢隠れよ｣さささ

友｢……！！！｣

友｢よ、よ、ようお嬢ちゃん！俺はるぱ～んさんせぇ！ちょっくらお宝を頂くぜぇ！｣あたふた

ちんぽこナース｢ほう。面白い。やってみせろ｣

友｢は？｣


美少女｢なぁにあれぇ｣

男｢なんか……いや、わかんない。わかんないけど分かるのはちんぽこナースってことだけだ｣

美少女｢視覚的にどう説明すりゃいーの。一目でちんぽこナースって分かる物質｣

男｢でもあれはちんぽこナースとしか言いようが｣

美少女｢ヤマタノオロチみたいなちんぽこ｣

ちんぽこナース｢一度しか言わんからよく聞け！！！｣

友｢は、はい｣

ちんぽこナース｢その昔、遥か天空に聳えし灯台があった！！！｣

友｢……｣

ちんぽこナース｢灯台は夜毎光をもたらし、民の安穏を静寂へと導いた。しかし！！！｣

友｢……｣

ちんぽこナース｢それは偽りに過ぎなかったのだ。灯台の火は生命を吸い取る悪しき魔の力を持っていた！！！｣

友｢……｣

ちんぽこナース｢ゆくゆくは世界を滅ぼすであろうと言われている。あの賢者クリトリータが言うのだから間違いない！！！｣

友｢……｣

ちんぽこナース｢そこでそなたに力を貸してほしい。我と共に灯台の火を消し止めてくれぬか！！！｣

友｢……｣

ちんぽこナース｢嫌とは言うまいな！！！？｣

友｢……｣


男｢あいつ放課後の体育館裏でなに聞かされてるんだろう｣

美少女｢ちんぽこナースだからきっとこけし製作の打ち合わせだよ｣

男｢いや、バカでかい声で狂ったおとぎ話してたけど｣

美少女｢泣けばいいのかな｣

男｢たぶんリアクションに正解なんてないよ｣

ちんぽこナース｢さぁ！！！是か否か！！！｣

友｢否｣

ちんぽこナース｢憤怒ぅ！！！｣第三の目開眼！！！

友｢やっぱ是かな｣

ちんぽこナース｢己ぇ！！！｣戦闘開始！！！

友｢あれ、バグってる｣

美少女｢友くん！離れて！｣

友｢美少女ちゃん！｣

美少女｢そいつはもうちんぽこナースじゃない！大魔獣シャルロットなのよ！！！｣

友｢そうか！逃げよう！(現実から)｣

大魔獣シャルロット｢逃がさん！！！一人残らず皆殺しだぁ！！！｣

男｢なにが起こってるんだぁ！！！｣

ぎゃははははははは！！！

男｢(今の笑い声なに)｣きょろきょろ

大魔獣シャルロット｢さぁ！！！[ﾋﾟｰｰｰ]ぇい！！！｣

35本の右腕が美少女の顔面を貫く！！！

男｢顔面の面積から想定して2発くらいしかヒットしてない｣

友｢33発無駄遣いしたな｣

美少女｢｣膝がくっ

友｢美少女ちゃん！｣

男｢もうダメだ！行こう！｣

ぎゃははははははは！！！

ぴーぴー！ひゅーひゅー！

男｢(口笛が加わってる)｣

美少女｢大魔獣シャルロット……あんたやるじゃねぇか、やるよ｣

大魔獣シャルロット｢命乞いはきかぬぞ！！！｣

美少女｢そうじゃねぇさ。ただ命を助けてほしいだけなのさ｣

大魔獣シャルロット｢そういうことならよかろう｣

男｢命乞いって言わなければいいんだ｣

友｢よし！今のうちに逃げようぜ！｣

待った！！！

友｢！？｣

友｢誰だ！？｣

私は先ほどから笑ったり口笛吹いてたりした者だ

男｢あぁ、やっぱり｣

友｢どこだ！姿を表せ！｣

それは出来ないが全て見させてもらったよ
このままでは学校に被害が及ぶ
今、奴を倒すべきだ

男｢安全圏から偉そうに｣

友｢俺はごめんだぜ！逃げるからな！｣だっ

大魔獣シャルロットの2007本の指が友を絡め取った

大魔獣シャルロット｢誰が逃げてよいと言った？｣

友｢け、賢者クリトリータ｣

男｢ナレーションぽいのもあなたが？｣

まぁな！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

友｢美少女ちゃん助けて｣

美少女｢え、でもあたし女の子｣

友｢見た目だけだろ。早くしろよバケモン｣

美少女｢あ？｣瞳孔ぱっちり

友｢ごめんね｣

大魔獣シャルロットを倒すには伝説の剣スフィアオリハルコンクリスタルが必要だ






！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！


男｢剣の要素0なネーミングだね｣

美少女｢てか素材だね｣

友｢いいから助けて｣

美少女｢かったるぅい｣こきっこきっ

大魔獣シャルロット｢笑止！我輩をただのちんぽこナースと侮るなよ！！！｣

男｢そもそもちんぽこナースってなんだし｣

大魔獣シャルロット｢ついに頂点を決める時が来たようだな…｣

美少女｢え？なんの？｣

大魔獣シャルロット｢…そんなことはどうでもいい！！！｣

美少女｢いや、自分が勝手に……｣

大魔獣シャルロット｢ごちゃごちゃうるせぇ！！！かかってこいや！！！？｣

美少女｢こいつ強い…(口喧嘩)｣

その時だった
空からスフィアオリハルコンクリスタルマテリアルが降ってきて大魔獣シャルロットのオーヴァーストーンをリミットブレイクしたのでα！！！

大魔獣シャルロット｢ぎゃああ死んだあああ｣爆発ぼかん

ぎゃははははははは！！！

男｢どこから情報を吸収すればいいんだ…(困惑)｣

友｢はぁ、助かったけど結局俺の恋は訪れないんだな…｣

男｢そうだよ(正論)｣

美少女｢てかあんな手紙に舞い上がる時点で身の程を知らないよね(的確)｣

友｢ち、ちくしょう！｣だっ

男｢拗ねちゃった｣

美少女｢ヤケクソになった友くんはJSにも容赦しないからね｣


後輩女子｢あの｣

男｢ん？｣

美少女｢誰あんた？｣

後輩女子｢後輩女子です。友先輩に手紙渡したんですけど…｣

男｢……｣

美少女｢……｣

後輩女子｢いつも仲良くしてますよね？なにか知りませんか？｣

男｢あいつは……たしか金属バットで殴られたんじゃなかったかな｣

美少女｢うん、たしかね｣

後輩女子｢そうですか。じゃあ諦めます｣とぼとぼ

男｢……｣

美少女｢……｣

男｢あのちんぽこナースなんだったんだろーね｣

美少女｢なんだったかね｣

完

おまけ

美少女｢なんだかんだでこれも一周年だね｣

男｢誰の支持もないのにね｣

美少女｢総勢28スレ｣

男｢まともに覚えてる内容が一つもないけどね｣

美少女｢毎回緻密に作り込まなきゃだから大変だよね｣

男｢モチベーションがどこからくるのか分からないよ｣

美少女｢次はどんな話にする？｣

男｢もうやめようよ。ママも出てこなくなったし｣

美少女｢次回は近親相姦メインにしよっか｣

男｢楽しみ(はぁと)｣

美少女｢つぅーくだらねぇ冗談は置いといて｣

男｢あ？(人殺しの目)｣

美少女｢1周年の記念に今までのSSをババーンと紹介してみるよ！｣

男｢クソ面白くもねぇ｣