男「後輩、相談に乗ってくれ」後輩「いいですよ?」(151)

男「ぬふふふふふふ…」

後輩「気持ち悪いですよ、先輩。」

男「ぬふふふ…あぁ、悪い悪い。」

後輩「で、相談とは何ですか?」

男「実は俺の机の中に、これが入っていたんだ…」

後輩「…ラブレター、ですか。」

男「どうだ!すごいだろ!!」

男「今時ラブレターだぜ?純粋な子なんだろうな…///」

後輩「先輩、顔が真っ赤ですよ。」

後輩「しかしなんで私に相談を?」

男「俺の知り合いの中で一番女の子の知り合い多いじゃん。」

後輩「まぁ、先輩女の子のメアド一桁ですからね。」

男「でさ、ちょっと誰か探してくんない?」

後輩「宛名とか書いて無いんですか?」

男「ちょうど一週間後に中庭の木の下で6時に待ってるって書いてるだけだよ」

後輩「…いたずらの可能性は…」

男「無い無い、こんなかわいい文体の子がそんなことするはず無い。」

男「とにかく頼んだ!」タッタッタッ

後輩「せ、先輩!…はぁ…」

   夜

男「心に剣!輝く勇気!たーしかに♪…」

母「うるさいな。」

男「ぬわっ!?母さんノック位しろよ!」

母「ゲームばっかりしないで。女さんが来てるよ」

男「はぁ?なんで女が…」

女「こら、男!勝手に部活休むな!!」

男「勝手に上がるなよ…」

女「お母様に許可はとってるわ。」

女「それよりいくら活動しないからって、私に無断で休むなんて許さないからね?」

男「関係ねぇだろ…あ、負けたし…」

女「とにかく明日は来てよ。あとこれ、食べて。」つ南蛮チキン

男「(飯食ったあとにこれはきついぜ…)」

姉「男、いるー?」コンコン

男「いるよ。姉貴」

姉「入るよー…あの子、女ちゃん?」

男「ん?そうだけど…」

姉「…付き合ってるの?」

男「な訳ねーだろあんなの。母さんみたいにガミガミ…」

姉「わ、悪口はダメ!」

姉「でも…ぬふふ…よかった…」

男「姉貴、恐い恐い。」

妹「姉御ー?ここー?」ガチャ

男「今日は客が多いな…」

妹「あんたに用はない!姉御ー!」ダキッ

姉「ちょっと!やめて!離して!」

妹「離さないー!」

男「(姉貴たちに相談してみるか…)」

男「ねぇ…相談したいことがあるんだ…」

姉「なになに!お姉ちゃんに何でも相談して!」

妹「姉御!…何であんたの相談聞かなきゃなんないの?」

男「実はこんなのが…」つラブレター

姉「!?…」ブクブク

妹「姉御ーーー!!!」

男「はあ…ごめん、もう相談しないよ。」

妹「あんたやっぱサイテー!姉御、重いよ…とくに胸辺りが…」

姉「」

男「さて、ゲームの再開だ!」

妹「姉御の心配をもっとしろ!!」

次の日 ラブレターの約束の日まで六日前

男「後輩ーー!!」

モブ達「誰?誰?」「後輩ちゃんの彼氏?」「意外やわ…」

後輩「ちょ、ちょっと先輩!目立ちます…」

男「ご、ごめん…で、どう?」

後輩「まだ一晩明かしただけですよ?」

後輩「そんなに早くわかるわけ無いじゃないですか」

後輩「それにギャラリーにその子がいたら…無効になりますよ。」

男「うむ、それは困る」

男「どうするべきか…」

女「あ!後輩ちゃん、男、朝早く何してるの?」

男「朝早くってもうすぐホームルーム始まるぞ?」

女「なら早く教室行かなきゃ!後輩ちゃん、またねー」

男「またなー」ズルズル

後輩「先輩…はぁ…」

放課後

女「男ー!部活行こー」

男「今日は何するの?」

女「私をモデルに写真を撮るの…」チラッ

男「」

女「男…」プチン

男「今日は楽しかったなー」(棒)

女「…今日の男、上の空だった…」

女「一体どうしたの?」

女「…もしかして後輩ちゃん!?」

男「これ」ペラッ

女「!?…へ、へぇー、あんたなんか好きになる女の子がこの世にいるんだー」(棒)

男「誰からか、探してくんない?」

女「良いわよ。しかし、条件として明日私のショッピングに付き合いなさい!」

男「いいけど、どこいく?」

女「明日になったら教えるー」タッタッタッ…

男「…めんどくせー」トボトボ

姉「男?」

男「ああ、姉か。仕事はどうしたの?」

姉「終わったよ…ねぇ、昨日の…」

男「…いや、マジでごめん…」

姉「!?ううん、私が悪いの。ごめんね?」

姉「あのね…その…」

姉「実は私推理小説嵌まってるの。」

男「うん、知ってる」

姉「それでね…調べてみたいの。」

男「でも、どうやって?」

姉「確か来週文化祭よね?筆跡鑑定してあげる。」

男「マジ?助かる!(確か約束の日じゃん…)」

   夜

男「闇のーなーかー♪みーつーめーてーるー♪」

母「てーをーのーばーしー♪つかみとーれー♪」

男「…」

母「うるさい」

男「そっちこそ…」

後輩宅

後輩「先輩…」

後輩「先輩はなんで気づかないの…」

後輩「ずっと見てるのに…」

後輩「はぁ…」

後輩「明日、買い物行こうかな…」

次の日 ラブレターの約束の日まで五日前

男「俺は今、駅前にいる。待ち合わせの定番だ。」

男「まるでデートだ。シュミレーションとして参考にしよう。」

男「しかし今は午前五時。早すぎた。」

男「…暇だ…」

   数時間後

女「どこ?男?」

女「待ち合わせの時間過ぎてるよー」

男『あぁ…あ!?やべぇ…わりい、遅れるっ…』プツッ

女「…男、またネカフェで時間潰してたな…」

女「あんなにあわてて…」

女「ふふっ…かわいい…」

男「悪い、ちょっと…な?察してくれ」

女「うん」ニコッ

男「(恐い…)」

女「(どうよ?私の必殺スマイル!)」

女「早速映画行こ!」

男「こんな時期にあるか?良いの。」

女「実はこんなのを発見したのだ!」つ鈍感男と敏感女

男「(ネーミングセンス…)」

女「(気づけ!)」

男「いいねぇ、行こうか!」

女「うん」ニコッ

「僕は君が好きだ!抱かせてくれ!」

「いやーーーー!!」パチン

女「…」

男「…」スピー

女「(…まさかホントにダメ男の人生を棒に振るストーリーだとは…)」

男「…」クカー

   鑑賞後

男「面白かったよな!」

女「う、うん…」

女「やっぱり特撮の方がよかったよね…」

男「まあね、来月観に行こうぜ!」キランッ

女「わ、私で良ければ…///」

男「彼女できても仮面ライダーの映画なんて見せれないもんなー」

女「そうですねー」(棒)

女「そろそろショッピングしよう!」

男「いいぞ、どこいく?」

女「まんだらけ!」

男「お前、女じゃない!」

女「えへへっ、いまの仮面ライダーの人って男に似てるよね!」

男「あんなにかっこよくねーよ」

女「仁藤攻介さんの性格よ?」

男「そっちかい」ズコー

男「実際どこいく?」

女「服買いたい!」

男「俺は出さないからな?」

女「わかってまーす。」

後輩「…」ゴゴゴゴゴ…

後輩「先輩はなんで休みまで女さんと…」

後輩「私は…どうすれば…」

後友「おーう!待たせたぜ!後輩」

後輩「後友ちゃん…私は魅力ない?」

後友「んなことねーよ。ちと幼女体型だが
それが良いってもんなんじゃ無いか?男どもにとって」

後輩「…うっ…ううっ…」ポロポロ

後友「う!?え?ど、どうした!?」アセアセ

後輩「(気づいたら夕方になってた…)」

後友「…!大丈夫?いきなり気絶するからビックリしたよ?」

後母「ごめんね、後友ちゃん。いつも倒れてばかりで…」

後友「いえ。私が悪いんです。私が…」

後輩「…違うよ。私が気絶したのが悪いんだよ…」

後友「何でか、教えてくれる?」

後輩「…うん」

後友「…そっか…」

後輩「表では感情を出さない、ヤンデレにもなれない奥手女、ダメだよね…」

後友「いやいや、ヤンデレはダメでしょ」

後友「でも、私を頼りにしてよ」

後輩「うん」ニコッ

夕方

男「(今日はデートのシュミレーションだった。が、)」

男「(近くで人が倒れ、救急車が来た。)」

男「(野次馬が大勢来て女とはぐれ、今に至る。)」

男「オーイ、女ー、どこだー?」

妹「…おい、何大声で叫んでる」

男「ん?あぁ妹か。いや、女ってわかるだろ?はぐれちゃったんだ。」

妹「そんなの電話すればいいことじゃん…」

妹「急いでるから…」タッタッタッ…

男「サンキュー!…なんで急いでるんだ?」

男「女、今どこ?」

女『ちょっと、男こそどこいってたの?今駅前のカフェで待ってるから』プツッ

男「…まさに逆方向行ってたナウ…」

男「バスで行くか…!?」

男「なん…だと…財布がない…」

男「落とした…か?」

男「まぁ、カードも別なのに入れてたし千円程度だからいいか。」

男「…走って行くしかないか」タッタッタッ…

   駅前カフェ

男「ここだよな…」カラン…コロン…

女「…」フリフリ

男「なんで無言なんだ?」

女「…男、人が倒れたじゃん。」

男「ん?あん。どうした?」

女「あんた連絡位受けてないわけ?」

女「後輩ちゃんだったらしいわよ」

男「…マジ?」

女「大マジ」

男「マジか…」

男「…妹が急いでいたのも…」

女「多分。」

男「…とりあえず今日は解散しよう。」

女「…そうね。じゃあ家まで送って」

男「逆方向じゃん…」

女宅

女「男のあんな真剣な表情、初めてだな…」

女「…奥手な後輩ちゃんがあの状況で倒れるとしたら…」

女「私と男が歩いてたのを見て…」

女「ラブレターの差出人、多分後輩ちゃんね…」

女「…よっし!私なりにバッグアップしてあげますかー!」

男宅

男「…あ、後輩?」

後輩『~っ!?な、何ですか?先輩。ご用件は?』

男「大丈夫?倒れたんだって?」

後輩『!?どうして?』

男「女から聞いた。何で倒れたか、教えてくれ。」

後輩『ね、熱中症です。…』

男「…そこに妹いるね?変わって。」

妹『…なに…』

男「今日は泊まってってくれ。」

妹『…わかってる』

男「じゃあな。」プツッ

男「後輩、大丈夫かな?」

男「って俺が悩んでも仕方ねぇ!妹も付き添ってるし、ゲームでもするか」

男「…」

母「…男、飯」

男「母さん!?だからノックぐらいしろよ!」

次の日 ラブレターの約束の日まで四日間

tv「マジか!マジックで!マジだ!ショータイム!」

男「まーじっくたぁーいむとーりっくじゃない」

姉「昨日今日明日未来、すべての涙をー」

母「ウォーター、プリーズ」

男「…わかったよ…」

姉「エクスプロージョン、ナウ」

男「俺に爆ぜろと!?」

男「(後輩、大丈夫か?)」

男「よし、お見舞いいくかな」

姉「誰の?」

男「後輩ちゃんのだよ」

姉「…私、着いてく」

男「あったことないよな!?」

姉「一回妹の部屋で見たことあるよ。」

男「…しょうがないな、いいんじゃない?」

姉「にゃはは…!」

   後輩宅

ピーンポーン

後母「はぁーい…!?だ、誰ですか?後輩ちゃんの知り合いですか?」

男「え…あぁ、後輩の先輩です。それと姉。妹も来てるはずですが…」

後母「…あ、はい。…くれぐれも後輩ちゃんに手を出さないでください。」

姉「男君はそんなことしませんよ」ニコッ

後母「!?」ゾクッ

男「後輩!」

後輩「!?」ブフッ

後友「だ、大丈夫!?」

妹「あ?なんであんたがいるの?」

姉「妹ちゃん、お見舞いよ。」

妹「!姉御!!」ダキッ

姉「こらっ、人様の家だよ!?」

男「…大丈夫?」

後輩「大丈夫です!わざわざ先輩が来てくれるまでもありません。昨日ちょっと具合が悪くなっただけですから…」

男「…そっか。じゃあ、また明日」

姉「失礼しました」

妹「後輩ちゃんバイバイ!」

後友「私も…バイバイー!」

後輩「…うんっ」ニコッ

後輩「…」

後輩「…」

後輩「…ふぅ、びっくりしたぁ…」ドキドキ

後輩「まさか先輩が来るとは…」

後輩「今日は、いい夢が見れそうです!」ニヤニヤ

次の日 ラブレターの約束の日まで三日前

男「後輩、大丈夫?」

後輩「はい。先輩が昨日家に来ただけですっかりゲンキですっ!」

男「おう!」

後輩「…あっ、そろそろ教室に戻った方が…」

男「うん。あと体は気を付けて!油断大敵だからな!!」

後輩「!…はい…」

後輩「(体の心配された…///)」

後友「……」ジトー

後輩「…♪」フンフン~

後友「どうした?やけに機嫌良いじゃん」

後輩「んー?何がですかー」ニコッ

後友「…いや、何でもないよ…」

後友「(男先輩…か?)」

後輩「…まっ、応援してるから」バシッ

後輩「あうっ!?何が!?」

女「男ー」ペチン

男「…」zzz…

女「男、おーとーこー」ツンツン

男「…」zzz…

教師「…女さん構うな、男はマイナス100点だー」

女「えー」

モブ「はい、男アウトー」「しかしいつもいつもよく赤点にならないよな…」「まぁ男はペーパーで赤点を免れてる様なもんだからなー」

男「…あっ、だめぇにゃ…」zzz…

女「!?…!?」

   放課後

女「男!」

男「…なに?」

女「部活、休めば?」

男「いいのか!?」

女「あのラブレターが決着ついたら毎日来ること!わかった?」

男「おう!サンキュー!」

女「さてと、次は後輩ちゃんと話をするか!」

女「後輩ちゃんいます?」

後友「ん?あぁ、女先輩ですか。今はトイレですけど…」

ガラッ

後輩「お、女先輩…」

女「あ!後輩ちゃん!ちょっといい?」

後友「私もいいっすか?」

女「ん…まあいいか。ちょっと協力してくれる?」

後友「内容によります。」

後輩「あ、あの…なんですか?話とは…」アセアセ

女「実は男のところにラブレターが来てるんだけど…」

後輩「はい…(私のだ…)」

女「…後輩ちゃんのじゃない?」

後輩「!?え?あ、あは、あはははは…」

後輩「な、なんでですかぁ?」

後輩「…はい…」

後友「…それでなんだ?後輩に諦めろってのか!?ふざけんな!」ドンッ!

女「え!?いや、きょ、協力してあげようかと思いまして…」オドオド

後輩「こ、後友ちゃん!あまり女先輩をいじめないであげて!」

後友「ご、ごめんなさい…ついカッとなってしまって…すいません…」

後友「それなら協力させてください!」

女「アハハ…協力することを協力するって」

後友「でも、協力って何をするんですか?」

女「んー、まぁ男をさりげなく後輩ちゃんに気を向かせたり」

女「男や後輩のことを好きな外野を一蹴するとか…」

後輩「!?そんな一蹴なんて強引過ぎじゃありませんか!?」

後友「それは私も賛成です。」

後輩「後友ちゃん!?」

女「とにかくよろしくね!これから文化祭の準備するから!じゃあね!」タッタッタッ

後友「…じゃあ私達も準備をしますか!」

  男 帰り道

男「君、どうしたの?」

少年「あそこにね、ボールが引っ掛かっちゃったの…」

男「よし、君はここにいて。とってあげる!」

少年「大丈夫?」

男「ああ!なんたって俺だからな!」

少年「お兄ちゃんすごい自信だね!それじゃあ将来が大変だよ!」

男「ほっといてくれ…」

男「…はい、これ」

男「…と、ちょっと手を出して」

少年「?」スッ

男「約束する、俺がお前の最後の希望だ!」エンゲージ

少年「あ!ぼくこれ4個持ってるよ!」

男「お、お金持ちなんだね…」

   物陰

「はうっ…かっこいいです…」

「私の男さん…」

   女 帰り道

女「でもさー、なんで夏に文化祭あるんだろ?」

女友「それは…何でだろ?」

女「気になるよねー」

女友「気になるって言えばこんな時期に転校生だってねー」

女「へー、どんな人?」

女友「昨日転校の届けでみたいので見たけど確か…あー、あんな感じだよ。確か…ってかあの子じゃない!?」

女「え!?」

少女「あら、なんですか?私に用ですか?連れ去るんですか?」

女「そ、そんなことしないよ!」

女友「あなたは何歳?」

少女「多分あなた達と同じくらいですよ?…17です。」

女「…マジで?」

女「なんでそんなヒソヒソしてるの?」

少女「私の初めて惚れた相手を監視しているんです。」

女・女友「どれどれ…」ジー

男「君は仮面ライダーblackを見たかね?」

少年「あれだよね、二人いるやつ!」

男「フフッ、甘いな、南光太郎は二人もいない!」チッチッチッ

女「…」

女友「男さんってオタクなの?」プププ…

少女「あなた、殺してあげましょうか?」

女友「男さんかっこいい!惚れそう!」

少女「やっぱり死にたいんだ?男は私のよ?」

女友「(逃げ道は…ない!)」

少女「そろそろ帰宅時間です…」トコトコ

少女「少年、帰りましょう」ニコッ

女・女友「!?!?」

少年「お姉さん!」

男「…少年、またな」シュッ

少年「はい!お兄ちゃん!」

少女「男、さん」ウルウル

男「えーと…どうしたの?君。少年のお姉さんだよね…」

少女「私のことは、忘れました?」

男「?初対面じゃない?」

少女「」ブクブク

女・女友「大丈夫!?」バッ

男「うわっ、なんだよお前ら!?」

女「男、この子とはどんな関係?」

男「か、関係って知らないよ!この子」

少女「これを見て、忘れたとは言わせません!」バッ

男・女・女友「!?」アセアセ

男「…え…」

男「少…女?」

少女「はいっ!」

女「男、説明プリーズ」

男「ああ、あれは女が引っ越してくる一年前、小学校3年の時だ…」

   7年まえ…

男「うー、頭痛い」

姉「大丈夫…お姉さんがついてるよ。」

男「ハァ…」

少女「男ー!」

男「あれ…学校は…」

少女「男が休んだから私も休みましたー!」

姉「ごめんね?男はインフルエンザなの。悪いけど帰ってね。」

少女「…はーい…」

男「…」

7年前、俺と少女は一緒の学校に通っていた

だけど、少女は俺としか話せない

生まれつき背が低く、いじめにあっていた

幼馴染みとの事もあり俺は変わらない対応をしていた

だから俺がいない学校は少女にとって苦痛だった

しかし俺がインフルエンザになり、一週間少女とは会うことができなくなってしまった

それにより俺が学校に久しぶりに登校したときは俺にとっても、彼女にとっても悪夢だった

男「みんな!久しぶりー!」

モブ「お、おう…」「おはよー男くん…」「久しぶり…」

男「ん?みんな元気ないな…」

男「…なんだよこれ…」

男「おい!誰がこんなことを!」

それは、少女の机がみるも無惨な姿だった

しかし、そこに笑顔でこっちを見る少女の姿があった。

「おはようございます、男」ニコッ

俺は何かがおかしくなりそうだった

だけど少女の笑顔で引き留められた

その日の夜、少女はカッターで自分の腹を刺した

少女は俺のために感情を押し殺していた。それに気づけなかった

俺は不登校になり、少女は転校してしまった。

俺は4年生の夏にある人に手を引かれて学校に登校した

それが女との出会いだ

男「これで全部。ごめん少女、辛いことを思い出させるような話をして…」

少女「ううん、うれしい。嬉しかったの。転校先がこの街だったからもしかしてと思って校内を歩いていたら」

少女「いっぱいのお友達と楽しそうに見せた笑顔。」

少女「私が逃げたから廃人になったかもとか思ってました。」

男「廃人って…でも良かった。」

女「そんなことが…そう言えばなんで引き込もってたか聞いてなかったね…」

女友「いい話だー」ウルウル

少年「すごいシリアスだね!」

男「じゃあね、少年、少女」

女・女友「じゃあねー」

少年・少女「うん!バイバイ!」

女友「あ、私こっちだから!じゃあねーーーー!」タッタッタッ

男・女「じゃあねーー」

男「お前、じゃあねしか言ってないな」

女「はー?男もじゃん」

男・女「ハハハハ…」

後輩「(塾の帰りに男先輩と女先輩を見つけてしまった…楽しそう)」

女「(ん…あれは女ちゃん?)」

女「…あ、コンビニ入った」

男「何が?」

女「え!あぁ、ジュースあのコンビニで買ってきて!ここにいるから…」

男「いいよ。何いい?」

女「な、何でもいいよ…」

後輩「なんでだろ…女先輩は私に協力してくれるって言ったのに…」

男「お、後輩じゃないか!」

後輩「あっ、え!?なにをしてるんですか?先輩」アセアセ

男「普通買い物だよな」

後輩「ですよね!私も塾の帰りで何もやましいことは…」

男「お前がそんなやつじゃないのくらいわかってるさ」ニコッ

後輩「はうっ…ずるいですよ!先輩は!」

男「ごめん、でさ、なんでそんなにわさびのり買ってるの?」

後輩「す…」

後輩「好きだからですよ!」

女「」

名前間違え多くないか?

女「(後輩ちゃん…なぜ今!?)」

後輩「嫌いですか?」

男「いや、俺も好きだよ。俺も買いたいなー、5枚ほど分けてー」

後輩「問答無用です!」

男「使い方間違っているよ。それ」

>>68
一応間違って無いかと。しかし場面の切り替えが急すぎるせいだと自分で思ってます。

>>64が間違っていました。すいません。

間違い  女「(ん…あれは女ちゃん?)」

訂正   女「(ん…あれは後輩ちゃん?)」

ですね。>>68の指摘が正しいです。

  女宅

女「はー、あんなの不意に聞いちゃって逃げてきちゃった…」

女「後輩ちゃんは焦りすぎじゃないかな…」

女「あー、もうわかんないなー」

女「コンビニで告白なんて全然雰囲気出ないじゃん!」

女「…明日、ちゃんと後輩ちゃんから聞かないと!」

女父「(女が最近独り言増えた…)」

   コンビニ 外

男「あれ?女がいないなー」

後輩「さっきまでは居たのですけど…ですか?」

男「それ日本語?」

後輩「あわわわわわぁぁぁ、忘れてください!」

男「やっぱりかわいいとこあるんだな。後輩も」

後輩「…きゃああっ!…先輩っ!」ダキッ

男「なんだ!?!?!?」

後輩「むむむむむむ虫がぁぁぁー」ジタバタ

男「これは…カミキリムシだな!しかもゴマ斑だとぉぉぉ!」

後輩「助けて先輩ーーー!!」

男「はいっ、とったよ」ニコッ

後輩「ありがとうございます…」

後輩「それとさっきなんと言ったのですか?虫のせいでよく聞き取れませんでした…」

男「聞かなくていいよ。」

後輩「気になります!…っと、まぁ置いときまして、帰ります。また明日でも…」

男「あ、送るよ。ストーカーや痴漢が最近多いしね。」

後輩「常々申し訳ございます…」

男「遠慮したら敗けだぜ!」

   後輩宅前

男「じゃあねー!」

後輩「またじゃあねですね」ニコッ

男「何が?」

後輩「え!?いえ、何でもないです…」

後輩「…また明日、ですね。」

男「うん!」ニコッ

間違い 後輩「常々申しわけございます…」

訂正  後輩「常々申し訳無いです…」

  後輩宅 

後輩「今日はいろいろ、ありました」

後友『おー、そうか!良かったな!』

後輩「はい…それでですね、男先輩とコンビニであって好物が合って、一緒に帰って…」

後友『ちょっと待て、その続きは成功してからだろ』キリッ

後輩「はい!また明日です(電話越しでもキリッてしているのがわかる…)」

後友『わかった!じゃあな!』プッ

後輩「…成功してからか…」

>>44

間違い 後輩「…まっ、応援してるから」バシッ

訂正  後友「…まっ、応援してるから」バシッ

次の日 ラブレターの約束の日まで二日前

女「後輩ちゃん!」

後輩「…?」ビクッ

女「昨日なんで告白をしたわけ?」

後輩「…してませんよ?」

女「えー?昨日男にコンビニで告白したじゃん」

女「男をフライングゲットってか?」

後輩「え?何を言ってるかさっぱり…」

後輩「あ!もしかしてわさびのりですか?」

女「わさびのり?って駄菓子?」

後輩「はい!男先輩も好きらしいですよ!」

女「…ははっ…」

   教室 hr

男「…」

少女「いきなりですが、よろしくお願いします!」

モブ「かわいいー!小学生みたい!」「デュフフwww拙者、みなぎってきたでござるwww」「キモいぞお前」

男「少女、ここのクラスだったのな」

少女「うん!…それで男の隣の席を譲ってもらえます?」チラッ

モブ女「はー?何でだしー、男の隣は離れる気無いしー」ギュ

男「えー…(…臭い…)」

女「モブ女の癖に生意気だな…」ピキピキ

少女「ぶっ殺す!」

男「(嫌な取り合いや…)」

少女「男ー。」

男「…」zzz…

女「少女ちゃん、男はいっつもこうだから。」

少女「あなたはダメな人ですね。」

少女「私は男のお母さんになるの。」

女「…何いってるの?正気?せめて奥さんでしょ」

少女「ええ、正気よ。でも奥さんはないわ。だってダメ男だもん。」

教師「女さん、転校生、うるさいぞ!」シュッ
少女「甘い!」パシッ

教師「なん…だと…」

後輩「…」ジトー

後友「…なに?」

後輩「ズルいです。」

後友「…は?」

後輩「なんで後友ちゃんはそんなにたわわに実ってるんですかー」ムニュ

後友「!?ちょっとやめなよ!」

後輩「男さんもきょ…きょにゅーが…好きなんでしょうね…」

後友「いや、私から見るとあれはどっちでも良い派だな。」

後輩「?」

後輩「と、言いますと?」

後友「つまりだ、その人に合えばどんな姿でも、」

後友「例えば巨乳でも貧乳でも、髪がロングでもショートでも、」

後友「ビッチでも処女でも受け止めるってことさ!」キラキラ

後輩「後友ちゃん…周り…」

後友「え?…」

モブ「後友がスゲェ饒舌になってるぞ…」「処女って…女の子が言うとか…」「ちょっと幻滅したわー」

   放課後

後輩「…まぁ、あれは私のために言ってくれたんだし今日はおごるよ…」

後友「…なら甘させてもらうけど、駄菓子屋はもうこりごりだよ?」

後輩「あはは…駅前のカフェでも行かない?」

後友「いいねぇ~」

後輩「ふふっ、そんなこと言ってるドラマあったね」

後友「あったねー」

   男 教室

少女「ねー、男ー、今から私の転校記念祝賀会しましょう」ニコッ

男「なんだそれ?なんかおかしいぞ?」

女「わ、私も行くわ!(後輩ちゃんに男たち二人だけを見られたら失神しちゃう…)」

モブ女「うちも行くしー。男が行くならうちも行くしー」ギュ

女「あなたは最近主張激しいのよ!変態!」

モブ女「えー?嫉妬してるしーwwwジェラシーだしーwwwうけんしーwww」

男「はぁ…(本当にこいつワキガじゃね?)」

女「(男が苦しそうじゃない!)」

少女「…良いでしょう、みんな駅前のカフェに6時集合ですわ。」

   男宅

男「なぁ姉貴、聞いてくれ…」

姉「ひゃ!?なに?」

男「あ、ごめん、休み中に邪魔だった?」

姉「ううん。話ってなに?」

男「友達と食事行くんだけどどんな服装がいい?」

姉「あら?珍しいね。そんな質問。」

男「頼む、教えてくれ。」

姉「うーん…」

………

   駅前

男「また早く来すぎた…」

男「うちは進学校じゃないから3時半で放課なので準備を合わせても4時半に着いてしまった」

男「つまらぬ…」

男「…」

男「…」ボー

後輩「…男先輩?」

男「ぬわっ!?」ドテッ

後輩「大丈夫ですか!?」

男「だ、大丈夫だぁ…」

後輩「あのー…」チラッ

後友「じゃあな!」

男「おお、後友ちゃんか。今日もハキハキしてるな!じゃあね!」

後友「…はい…」ニコッ

後輩「あの…一緒にお食事でも…」モジモジ

男「んー、いいよー」

男「だいたい6時位までかなー」

後輩「はい!」キラキラ

  カフェ

後輩「あのー…」

男「ん?」

後輩「もしかして!デートだったんですか!!!」

男「ブフッ!?ないない。なんでそう思うの!?」

後輩「え…、じゃあなんでタキシード着てるんですか?」

男「…」

後輩「?」

男「姉貴に食事するって言ったら着せられた…」

後輩「はぁ、お義姉さまは優しいですねぇ」ニコニコ

男「ん?お姉さまの表記がおかしいぞ?」

後輩「~♪」

  男宅

姉「デートは成功したかな♪」

   駅前

少女「遅いーーーー!!!!!」

女「はぁ…またあいつは…」

モブ女「男の時間は男のだしー。あんたらジコチュー過ぎwww束縛女ワロスwww」

女「(マジで来てるし…めっちゃキメキメで逆にダサい…)」

女「仕方ないな…」ppp…

モブ女「えー!?男の番号持ってんの!?教えてくれだしー」

女「自分で聞いて」

少女「私も知りませんのよ?」

女「…」カキカキ

女「…あ、男?」スッ

少女「ありがとうございます♪」

モブ女「…」

男『…あ、女?どうした?』

女「どうしたって…何してるの?」

男『…おい、目の前にいるじゃねぇか。…後ろ後ろ』

女「ん?…え!?」

後輩「…」ペコッ

少女「では、後輩さんも含め、始めましょう!」

女「なんか居酒屋みたいなノリだね」

少女「まぁ、居酒屋なんて行かれるのですか?」

女「そりゃ居酒屋の店主の娘ですから」

男「本当か?」

女「本当だよ!何回も来てるだろ!」

男「ん?…ああ!あれ居酒屋か!意外と定食屋みたいな雰囲気なのね」

少女「そう言えばモブ女さんは?」

女「あぁ、泣いて走って帰ったよ」

少女「所詮モブだね!」

男「(また冷たくあしらったのか)」

後輩「(すごい会話…)」

女「そうだ!家で続きやらない?おごるよ!」

男「ん?店でいいのか?未成年」

女「まぁ、絶対ダメ!って所もあるけど私が働いてるってのもあってokなの」

少女「ほほう、良いですね。楽しみです」

後輩「お、男さん!」

男「どうしたの?!?大声出して」

後輩「わ、わたし…塾なのでこれで…」ドキドキ

男「そうなの?…またね」ニコッ

後輩「(初めて『男さん』って言ったの…気づいたかな…?)」

   後友宅

後友「…ふーん…それで逃げてここに来たの?」

後輩「ううっ…邪魔、だったよね…」ウルッ

後友「…!ち、ちげーよ///」カァァ…

後友「(や、ヤバいぞ…おかしくなるぞ…後輩と何年友人やってると思ってるんだ私は…)」

後輩「でも!…に…逃げたんじゃないよ!なんか私だけ劣って見えたから耐えくれなくて…」

後友「それ、逃げてるよ」

間違い 後輩「でも!…に…逃げたんじゃないよ!なんか私だけ劣って見えたから耐えくれなくて…」

訂正  後輩「でも!…に…逃げたんじゃないよ!なんか私だけ劣って見えたから耐えきれなくて…」

女「着ーいた!」

少女「ほぅ…なかなか趣のある店ですのね」

男「おぉ…久しぶりの女の家だ」

女「男さ、いつも思ってはいたけど恋愛にがっついてる風に見えて全然ドライだよね」

男「ん?酒は飲まないぞ」

女「それはスーパードライ!」

少女「早く注文を…」

女「うん!持ってくるよ」

女「…」

男「…」

少女「あら?食べないの?」

少女「男、これ、食ってもいいかな?」

男「お、おう…」

女「も、もう在庫無いよ!」

女父「なんなの?あの子」

女母「まぁ、良いじゃない!今日は店を閉めようよ」

女父「でも、明日の分も…」

少女「今、食材を仕入れてます。明日の早朝には届くと思いますよ。」

少女「あ、代金はわたしの方で払いますので。わたしが食べていたので」

女父・女母「は、はぁ」

少女「わたしの門限は9時なのでそろそろ帰らせてもらいます。料理、とても美味しかったよ」

女「ありがとう!また来て!」

少女「はい」ニコッ

男「俺はまだいるけど結構暗いぜ?どう帰るんだ?」

少女「御父様が来てますので」

男「そっか。またな!」

少女「はいっ!」パァァァ

女「…っと、男、明後日だね。文化祭」

男「なんか今年から夏にやる意味あるのかな?」

女「まぁ、うちの理事長は変わり者だからね」

男「でも俺、それよりも…」

女「うん…私、男のこと好きだった。」

男「!?はぁぁぁぁ?」

女「でも、男には幸せになってもらいたい。だから、明後日は絶対に成功しなさい!これは命令なのです!」

男「…俺って罪深い男だねぇ…」

女「全くよ」

男「…っ!…俺、帰るわ。」

女「そうしなさい。」

男「…ありがとな、女」

女「お礼は成功してから!」

男「おう!」

   男宅

男「…」ガチャガチャ

男「おーい…」

男「閉め出された…」

男「おい!早く開けてくれ!」

妹「…早くは入れよ、近所迷惑」

男「すまない…しかし閉め出さないでくれ。泣きそうだよ」

妹「ホントにやめて。気持ち悪い。公害。生ゴミ。ハエ男」

男「あうっ…」

次の日 ラブレターの約束の日の前日

男「これはここでいいか?委員長」

委員長「はいー!ありがとうねー!」

男「ふぅ、俺ら2年はまだ出せるものがあるとして、1年はあるのか?」

委員長「ん?確か入学試験にロボット製作があったようだよ」

男「へぇー、って…ええ!?難くないそれ?ここ普通高校だぞ…」

男「…そう言えば女来てなくない?」

委員長「へー、あんたがレイプしたとか噂たってるよ」

男「ちょっ、レイプって何故?」

委員長「昨日あなた女ちゃんの家から汗だくで出てきてそのあと女ちゃんの泣き声が聞こえたらしいけど…」ジトッ

男「ご、誤解だ!」

男「俺は少し話してただけだ!少女も…」

委員長「…来てないわね」ジトッ

男「だから誤解だ!」

   後輩 教室

後輩「文化祭なの?これは学園祭じゃないの?」

妹「兄曰く学園祭と文化祭の統合だって」

後友「そう言えばなんか男さんのクラスで彫刻を飾ってるらしいね」

後輩「男先輩のは仮面?ライダー?クウガ?のベルト?の彫刻らしいですねっ!」

妹「ハテナ多いね…」

後友「ああ!あれ!めっちゃすごいやん!」

後輩「ええー、どうしたの?なんで関西弁?」

後友「え?うん。兵庫から来たから…ね。それより男さんって仮面ライダー好きなの?」

妹「…」

後友「私ね!電王から見てるの!面白いよね!」

妹「…にわかめ…」

後友「え」

間違い 妹「…」

訂正  妹「…」コクン

放課後

後輩「…」

妹「どうしたの?昼休み頃から元気無いよ」

後輩「うん。ごめん」

妹「…兄のやつ、酷いことしたの?」

妹「どうなの?」

後輩「ううん。違うの。ごめん」

妹「謝ってばかり。ダメだよ。兄はそんな子好きじゃ無いよ」

後輩「え…」

妹「気づかないと思った?バーカ」クスッ

後輩「私さ、自信無いんだよね」

後輩「男先輩に釣り合うかどうか」

妹「はぁ?兄こそ後輩に釣り合うかな?」

後輩「どうだろう…」

後輩・妹「アハハ…」

   男 教室

男「はぁ…」

男「ったく…委員長のせいで俺はボドボドだぁ」

委員長「クププ…」

委員長「本当にうちだけのせい?ねぇねぇwww」

男「くっ、このクラス全員が敵に見えやがる」

委員長「まぁ、昨日あんたを見たのも話を広めたのもうちなんだけどね」

男「オラァクサマァヲムッコロス!」

男「マジな話、なんで俺ら見れたの?町外れの居酒屋に用はないはずだろ?」

委員長「!?ん?え!あぁ…散歩途中に…って、同じ町なんだからい、居てもいいじゃん」

男「…」ゾクッ

委員長「ねぇ…私、綺麗?」

男「はぁ!?どうした?いきなり…」

委員長「あんたは一生私と共にある…」ダキッ

男「おい!これはどっきりか!?こんなの嬉しくない!?」

委員長「私は嬉しいわ…」チュッ

男「ん…んんっ…っ!」バッ

男「ファ、ファーストキスがぁ…」

委員長「ねぇ…もっとしようよ…私、もう…」

男「や、やめ…」

委員長「やっとおとなしくなった…」

ガラッ

後輩「先…輩?」

後輩「委員長先輩…男先輩に何しているんですか…」

委員長「私、男と一緒になるの…」

委員長「そのためにならどんな手だって使うわ!」

委員長「しかし、モブ女は使えなかったわね…」

委員長「番号さえ聞けないなんてね…」

委員長「でも、もうそんなことどうでもいいの…」

委員長「男はこの手の中に…」

後輩「委員長…先輩…?しゃべり方も違うし何より…」

後輩「怖い…」

委員長「あらあら…男は童貞らしいね…」

委員長「私の処女を捧げるの…」

委員長「羨ましい?ねぇ、どう?」

後輩「…して…ください…」

委員長「あら?良いの?」

後輩「離してください!!!」

委員長「…一年生の分際で…生意気だね」

委員長「いいわ。見てて私と男が繋がる所を…」

後輩「!?やめて!男先輩起きて!」

委員長「無駄…よ…この薬は12時間は起きない…」ヌギヌギ

後輩「あぁ…あぁ…」

委員長「さて…と、」

委員長「全部脱げたっと!あとは男を脱がせないと…」

後輩「やめて!」ガシッ

委員長「へぇー、歯向かうの?いいわよ。いいわよ。」

ガラッ

女「後輩ちゃん!」

後輩「お、女先輩…」

委員長「な、なんでなの!?チッ、モブ女のやつ…」

女「ふんっ、私はそのモブ女に呼ばれて来たのよ」

後輩「女先輩!お、男先輩が…」

女「安心して!わたし、これでも男位なら軽く持てるよ!」

委員長「女…来たら殺すって言ったよね…」

女「わたしは、好きな人二人が生き殺しにされる方が嫌なのよ」

女「それとさ、モブ女さん。見直したよ!ありがとう」

モブ女「…ふんっ、ただ委員長の思惑道理になるのが嫌な訳だしー…」

女「うんっ!」ニコッ

後輩「委員長先輩…お願いです。こんなことやめて。もうしないでください…」

委員長「…」ウルウル

委員長「…」キッ!

後輩「…」ゾクッ

委員長「死ね!」タッタッタッ…

女「…委員長がこんなこと、するなんてね…」

後輩「…!?委員長先輩、裸で出ていきましたよ!」

女「ふんっ、あんなやつ捕まるかレイプされるかしないとわからないのよ」

モブ女「…流石、女だしー」ニコッ

女「あはは…」

後輩「そうだとしても、早く男さんの家に…」

女「そうだったね」

モブ女「善は急げだしー」

   男宅

母「ん?どうしたの?美人達よ」

女「美人って…まあいいとして、おばさん、男が倒れちゃって…」

母「ふーん、鼻血を出しながら?」

女「え…あっ!」

男「…」ポタポタ

女「そ、そうみたいです…」

母「いいよ。入って」

後輩「お、男先輩の家の匂い…」クンクン

モブ女「…」

モブ女「わりぃ帰るしー」

女「…ありがとう」

モブ女「だから、何がだしー」

女「私も帰ろうかな」チラッ

後輩「へぇっ!?」

後輩「ま、待ってください!男先輩はどうするんですか?」

女「頼んだ!いくよ!モブ女ちゃん!」

モブ女「おー!だしー」

後輩「…」

男「…」スゥスゥ

後輩「…」カタッ

後輩「…」ppp…

後輩「…後友ちゃん…」

後友『どうした?なんかあったか?』

後輩「…男先輩の家で二人っきりなのです…」

後友『…なんで?それまでの経緯を教えて』

後輩「うんと…(以下略)…ってな訳で…」

後友『私は何もできないよ。じゃあね』p…

後輩「え…」

姉「…」

後輩「…あの…」

後輩「…用があるなら…どうぞ…」

姉「!?…何故…分かったの?」

後輩「えー…胸がドアの隙間から見えていたので…」

姉「…誰なの?あなた。男君のなんなの?」

後輩「え?あ、後輩といい、男先輩の後輩です。」

姉「…通い妻?」

後輩「ちっ、違いますよっ!」

後輩「どうやったらそんな間違いするんですか!?」

姉「ごめんなさい…自分で言うのもなんなんですが、ブラコンです…」

後輩「えー…」

後輩「…でも私も、男先輩みたいな人が兄なら、ブラコンになってしまいますよ」

男「…なんて会話してるんだ…」

後輩「おっ、男先輩!?起きてたんですか!?」

男「んー…まぁ、胸がどうとかからね」

後輩「それならすぐに起きてください!」

姉「…」

姉「…私は…邪魔ものよね…」

男「なぜそう悲観的になるんだ姉御!?」

後輩「…ではそろそろ帰宅させていただきます。」

男「気をつけてね」

母「ついていきなさいよ。バカ」

男「え?家近いしいいじゃん」

後輩「…」

母「あんたはそれで何本のフラグ折ってきてるのよ」

男「わーたよ、行くよ」

後輩「…!」ニコッ

男「…///」プイッ

男「(やべぇぇぇぇよぉこれぇぇ)」

後輩「…?」

後輩「もう家です。ここまでありがとうございます。それより、体…」

男「え!?かっ、体がどうしたの!?」

後輩「いえ、体、もう大丈夫ですか?」

男「うん。なんともないんだ。でも心の傷がね…」

後輩「…」

男「後輩ちゃんといるとなんだか癒えていくんだ…」

後輩「…!?先輩…」ウルッ

男「え…っ!?ごめん!もう気持ち悪いことは言わないよ!!」

後輩「男先輩…男さん!私、待ってますから!」

後輩「明日、学校の中庭の木の下で!」ガチャ

男「…へ?どーゆーこと?…」

男「…っ!?もう11時か!?見たいテレビが始まってしまう!!」タッタッタッ…

次の日 ラブレターの約束の日の当日

男「ど、どんな顔をして行けばいいと思う?」

女「…いつもどうりが一番かっこいいよ。男」

女「でもその前に私達の午前中の分、終わらせよ!」

男「ああ、委員長のやつがいないから統率もとれていないから時間がかかるな、これは」

モブ「本当だよ。委員長なんで休みなんだ?」「確か捕まったらしいじゃん」「デュフフ…逆レイプ未遂でござるwwwモエルwww」「ってか委員長キモいな」

男「…なぁ、委員長の事、助けてやろうぜ」

女「なんで!?男の事をレイプしたんだよ!?」

男「あのさ、ただ単に後味が悪いし、委員長が本当はいい人だって、知ってるから」

男「じゃないと罪を認めないじゃん」

女「甘いよね…」

女「…そんなんだからあんなことになったんじゃない…」

男「慈悲ってもんじゃないし、綺麗事のためでもない。信じるってこういうことでしょ」

女「…バカ…」

女「…ん?なんで公然わいせつ罪じゃなくて逆レイプ未遂なんだろう…」

少女「私のお陰よ」

女「え?なんで?」

少女「あなたと同じくモブ女に知らされてたの。それで警察を連れて学校に向かう途中にばったり。ってな訳です。」

女「へー…影の功労者って事ね」

少女「ぐぬぬ…手柄は私の物なのに…」

男「お前ら少しは手伝え!!」

後輩「…」ドキドキ

男「後輩ちゃん?」

後輩「は、はい!」

男「来てくれたんだ。ありがとう!」

後輩「あの…かけそば…ください」

男「ok!かけそば一つ入りましたー」

後輩「バンダナ、エプロンの男さん…はうっ…」

男「はい、かけそばだよ」スッ

男「350円だけど俺が払っておくよ」キランッ

後輩「…あっ、ありがとうございます!」

後輩「…」

女「…あっ!後輩ちゃんこっち来て」クイクイ

後輩「はい…」

女「ごめんね?今男が店から離れられない時間帯でね。ほら、委員長がいないから一人足りなくて男が引き受けたって訳」

後輩「それは…そうですよね。仕方ないです…」

モブ女「…そう言うことならうちが引き受けるしー」

女「もうあなたはモブの領域を越えてるわ。ギャルよ、もう。」

モブ女「うちはモブが気に入ってるんだしー。とにかくうちがやるから男をそっちい送ればいいわけ?」

後輩「…ありがとうございます。モブ女さん!」ニコッ

モブ女「あ!今の顔チョーいい!その感じで男をつかみとれだしー」

後輩「はい!」

モブ女「男!交代だしー」

男「ん?まだ時間はあるぞ。時間はきっかり守らないと…」

モブ女「早くしろだしー。女の子を待たせる方がダメだしー」

男「…なんで知ってるの?」

モブ女「何でもいいから早くしろだしー」

男「モブ女君はもうモブの粋を越えた。昇格するがいい、ギャルへと…」

モブ女「…さっきも同じようなことを言われたからスルーだしー」

男「とにかくありがとう!」

   中庭 木の下

後輩「…」ドクンドクン

男「よ、よう…」

男「これ、後輩がくれたのか?」

後輩「…」コクン

男「…後輩、相談に乗ってくれ…」

後輩「…いいですよ?…」

男「付き合ってくれ!」

おわり

後日談は委員長関連と男と後輩関連ですが書く気があったら書きます。書いて欲しくなければ言ってください。

不備な点、不快な点、なんでも受け付けてます。

ありがとうございました。

後日談を少し…

委員長編

委員長「…」

男「…聞かなくてもいい。俺はお前の直向きでみんなへの気配り。尊敬してた。」

男「ただ、その思いが行き過ぎるところがあった…」

男「それは…俺たちが委員長に尊敬してたあまり、近づけなかった…」

男「お前がそこまでなる前に俺は…」

男「俺は手を貸せば良かったんだ」

委員長「…」

男「答えてくれ、確か刑は執行されないんだよな」

委員長「…」コクン

男「俺があれは誤解だとみんなに説得してやる!」

男「…っても居づらいよな。学校…」

委員長「…」

男「…でもさ…」

委員長「…」

男「俺は一緒に学校を楽しみたい。そう、思う。」

委員長「…」

男「あっ、でも俺にもできないことはある。」

男「手を貸せばよかったってのも一緒にイチャイチャってことじゃないぜ。」

男「一緒に友達を…作ろうぜ」

委員長「…………」

監守「…そろそろ時間です…」

男「…3日でも辛かっただろ。留置所」

男「ここ出たらいっぱい友達作ろうぜ」

  バタンッ

委員長「……うっ…うっ…」ポロポロ

委員長「……ばかぁ…おとこぉ…」ポロポロ

委員長「……わたしがわるいのにぃ…」ポロポロ

委員長パートは敢えてここまで


次は1ヶ月後の男と後輩パート

後輩「…」ドキドキ

男「…!……!」wktk…!

後輩「…」!?

男「…?…!?」ナン…ダト…?

後輩「…」チラッ

男「…」スゲー

後輩「…///」ポッ

男「…」wktk…!

   某レストラン

男「…すごい!実にすごい!」

後輩「はい!はじめてながらワクワクしました!私も魔法使いになりたいです…!」

男「君はもう魔法使いさ…なんたって俺が…」

店員「注文は何にいたしますか?」

後輩「はい!…と…で!男さん!何にします?」

男「大杉先生の気持ちがわかるよ…」

後輩「…?」

   某カラオケ

男「後輩は何を入れる?」

後輩「フライング・ヒューマロイドを…」

男「…uma?」

後輩「ちっ、違いますっ!…あ、いや、間違ってもいませんけど…」

後輩「~♪」

   熱唱中

男「いいねぇ~後輩結構歌うまいね!」

男「俺の十八番!エレメンツだ!」

後輩「おおー♪」

男「~♪」

   熱唱中

男「いえーい!」

後輩「はうっ…男さん…大好きです…」ソッ

男「なんか後輩が積極的になったぞ…?」

   女宅

男「お邪魔しまーす」

後輩「お邪魔します」

女「wow!お二人さんどうしたの?」

男「…」

後輩「…」

女「…やはりこれがきになるか…」

少女「おー、男に男のお嫁さんか!くるしゅーない、くるしゅーない、ちこぅ参れ~」グー

男「ふぃ~…」

後輩「…私が…男さんの…嫁…///」ポッ

少女「それでやはりわたしに報告を…」グー

男「少女、我慢するならもっと食べれば?」

少女「そうします!」

後輩「初めて女さんの家に来ました!」

女「ちょっとお酒臭いけど我慢してね?」

後輩「いえ…こういうのもいいです!」

男「女、お勧めちょうだい~」

女「はいよっ!」

後輩「男さん。結婚はいつにします?」

男「ぶふっ…」

男「お前本当に後輩か?」

後輩「はい!でも冗談じゃなくて…」

後輩「…もし!男さんが就職できなくてもうちに来ればすぐ総務になれますよ?」

男「…俺、進学だしまだ1年前だよ?

ガラッ

モブ女「おー、みんな集まって…って後輩ちゃん!?」

後輩「え…?ダメでした…?」ビクッ

モブ女「いや、そうじゃないけど…」

男「うわっお前モブ女かよ?イメチェンか?清楚系になりやがって」

モブ女「へいへい、どうせギャルですよー」

モブ女「それより女」クイッ

女「あはは…あは…」

モブ女「後輩ちゃんをお祝いする計画を練るための会じゃないの?」

女「…ごめん。男に後輩ちゃんを連れて来ないでって言い忘れてた…」

モブ女「…なったものは仕方ないし、いい感じに男と後輩を帰そうよ」

女「オッケー。やってやんよ!」

女「後輩ちゃん。」

後輩「なんですか?」

女「これ、食べてみて!」

後輩「…?」

女「レバニラ。精力出るよ!」

男「俺レバー嫌いー」

後輩「…」パクパク

女「とっても楽しい夜になりますよ…」ウシシ…

男「はぁ!?何言ってんだ?お前」

女「後輩ちゃんだけその気にさせて本当に罪な男」

男「~っ!後輩!」

後輩「へぇ!?」

男「…行こうよ、後輩」

後輩「はいっ!」ニコッ

   男宅への帰路

後輩「おとこさん!」

男「ん?」

後輩「どこへ行くんですかぁ?」ニヤニヤ

男「俺んち」

後輩「!!!!!」ヒュ~

男「母さんに紹介する。」

後輩「はいっ!」

男「(って言っても彼女報告はうちの決まりだからだけどね)」

   女宅

女「ふぅー、とにかく会議を…」

モブ女「……」

少女「……」

女「…どうしたの…?」

モブ女「男いないとダメじゃん…」

女「あ………」

   男宅

母「…やるじゃん。この子は私の若い時を思い出させてくれるねぇ」

男「って言ってもまだ36だろ?」

後輩「ええ!?じゃあ男さんのお義姉さんを何歳で…」

母「15歳よ」

後輩「私よりも低い年齢でですか…」

男「だからこんなチャラチャラしてる母なんだ。我慢してくれ」

後輩「素敵です!」

男「どこが!?」

後輩「いや…全部です!私よりも低い年齢で子供を産んで、しかも三人も一人で…とても尊敬します!」

母「確かに21の時に夫に逃げられたのは痛いねぇ…」

男「たしか妹を産んだあとに他の女と海外に逃げたんだよな」

母「うん…でも後輩ちゃん、男は私に似て一途でいい男だ。あなたもその思いを踏みにじるようなことをしたらダメだよ?」

後輩「わかってます。小学校の時からずっと…」

男「ん?確か初めて話したの中2の部活の時だよね」

後輩「違います!私が8歳の時に町内運動会で盛大に転けて肘を怪我で歩けないのをを必死に私を担いで」

後輩「私の家に連れていってくれたんですよ」

母「やっぱり男は仮面ライダーだなwww」

男「その誉め方はなんか悪意がある」

   女宅

モブ女「あー!」

女「どうした!モブ女!」

モブ女「彼氏との時間だ!帰らせていただきます!」

女「かぁ~れぇ~しぃ~!?!?」

モブ女「うん。じゃあねー」ガラッ

少女「まったく…私もそろそろ帰りますかな?許婿がお腹空かせて待っています。」

女「え!?許婿!?」

少女「お父様の言葉は絶対なの。まぁ男よりいい男よ~」

女「はぁ…みんな相手がいるのか…」

女「誰か私をもらって~!」

女父「(悪い男に引っ掛かりそうで怖い…)」

   男宅

後輩「今日は泊まらせていただきます!」

男「でも妹の部屋~」

後輩「むぬぅ~酷いです!一緒に寝たいです!」

男「結婚を前提に付き合っているんだ(、と言っておこう…)急ぐことはない。結婚してから(、と言っておこう…)いっぱい…な?(、と言っておこう…)」

後輩「…はい!私ももう少し冷静になるべきでした!」

後輩「また明日の朝、起こしに来ますね!」

男「あいよ~」

後輩「…」ニコッ

後輩「男さん!ご相談があります!」

男「ん?おお、いいぞ」

後輩「目を閉じてください!」

男「…ん…」

後輩「…」チュッ

後輩「…ありがとうございました…」

後輩「…そして…」

後輩「…よろしくお願いします!…」



おわりたい

ありがとうございました?

ありがとうございました!

>>1の次回作をお楽しみに~♪

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom