男「友とルームシェア……何も起きないはずがなく……」(36)

男「んほおぉぉぉ///」

友「……」パンパン

男「ぶっといので突かれてるのおおおお///」

友「……」パンパン

男「あぴいいい!もっと速く!ごりごりしてえええ!///」

友「……」パンパン…ピタ

男「いいんいい…………あ?」

友「…………ハァ、もう飽きたよ」

男「えっ、なんて!?」

友「オナホよりマシかと思ってたけど、やっぱオナホのがいいよ
  もう無理、ちょっとオナホ買いに行ってくる」ヌポ

男「ええっ、ちょ!いや、いきなり何言いだすんだよ!
  今すっごいノリノリで突いてたじゃん!」

友「いつもバックで突いてたから見えてないだろうけどさ、
  僕スマホで二次嫁画像見ながらやってたんだよね」カチャカチャ

男「そんな、ひどい!
  オレを抱きながら別の女のことを考えてたのか!」

友「むしろ二次嫁を思いながら君の温かい尻穴を借りてた、かな
  けどオナホと違ってうんこ付くし、もう無理だと思った」

男「無理じゃないってえええ!いけるよ、待って、待ってくれ!
  じゃあオレがちんこしゃぶるから!な!それなら!」

友「ごめん、それこそ無理
  君はとてもいい奴だけど、その顔でしゃぶるのは……」

男「ズタボロ!オレの心もうズタボロだよ!」

男「わかった、とりあえずこうして正座をしました
  オレへの不満をお伺いします、至らない所があれば遠慮なく指摘してくれ」

友「不満、って……君はとてもいい奴だと思ってるよ、さっきも言ったようにね」

男「………………好き?」

友「好意という意味でなら、その通りです」

男「行為?……じゃあどうして突然、やめたりしたんだよ!」

友「だから、うんこ付くしもう無理だって」

男「でも行為は好きなんだろ!
  わかった、もう愛は求めない、オレの事はただの生きたオナホだと思って」

友「その行為じゃない、無関心以上愛情未満の、好意です」

男「わかっててボケたんだよ!
  お前のそういう所が好きなんだよオレは!」

男「そう言ってる間にも、お前は着々と着衣を済ませるんだな」

友「善は急げと言うからね」イソイソ

男「待て、待ってくれ
  せめてオレが服を着るまでは行かないでくれ」

友「……」

男「裸のまま、自分を捨てて出かけてゆく男の背中を見送ることほど、
  世の中につらいことはないんだぞ」

友「どこかで聞いたような言葉だけど……
  わかった、中断したお詫びの印として、君の着衣を待つよ」

男「そうか!ありがとう!やはりオレの大好きな友だな!
  キスしてもいいか!?キスしよう!な?な?」ムチュー

友「殺意が好意を上回る前に服を着てもらえるかな?」

男「あれっ、オレの洗い立てのパンツを知らない?
  どこやったっけ……」ゴソゴソ

友「さっきまで穿いていたパンツでいいじゃないか」

男「お前を最後に見送るのに、不潔な恰好なんてできないだろ」ゴソゴソ

友「僕は、オナホを買いに出かけるだけなんだけどな……」

男「……あったぞ、パンツ装着、よしオッケー
  どうだ、白いだろうオレのパンツは?」

友「真っ白だね、蛍光灯の明かりの中でも光り輝いているよ」

男「そこでおもむろに、横からちんこをはみ出してみる」ポロン
 「……どうだ、グッとセクシーになっただろう?うん?」

友「深夜に、電柱の陰で息を潜めている露出狂のようなエロスを感じるよ」

男「そうかそうか……欲しくなったか?オレが欲しくなったか?
  そんな服など脱いでしまえよ、オレと一緒に何度もイキまくろうぜ」

友「今まで君のそんな誘いに乗ってた自分に死刑宣告したい気分だよ」

男「……ついに着衣を済ませてしまった」

友「君の清潔感溢れるファッションセンスは好きだよ」

男「最後にそんな優しい言葉をかけるなんて、お前はほんと罪な男だよな……」

友「いや、オナホ買ったら帰ってくるよ?」

男「……どうしても、オナホじゃないとダメなのか?」

友「もう無理だって言ったよね」

男「……ハハ、女ならまだしも、オナホに負けるなんてな……
  全く、情けない限りだぜ……」

友「正確には、二次嫁に負けてるんだけどね」

男「余計に泣けてくるので言わないでください」

男「……ハァ、わかった、オレも男だ覚悟を決めたぞ」

友「何の覚悟だよ」

男「オナホを買って来たお前が、まるで見せびらかすように
  オレの前でオナホを使ってみせる事への覚悟だ」

友「僕は羞恥プレイをする趣味はないよ」

男「悔し涙を流すオレの眼前で、恍惚の表情を浮かべながら、
  まるでオレを焦らすかのようにオナホにゆっくりと抽送するお前……
  熱い吐息を漏らす唇……ああッ、オレはもう……!」

友「オナホ相手にNTR属性を発揮するのはやめてもらえないかな」

男「ところで友よ、その靴を履き終える前にひとつ注意をしたい」

友「何かな?」キュ、キュ

男「オナホとは、とても危険な代物だ、ということだ」

友「……危険?」…ピタ

男「そう、一度その味を知れば、二度と手放すことができなくなる、
  禁断のアイテムだと言われている……!」

友「ふうん……ますます興味が湧いてきたよ」

男「あ、あまりに気持ちが良いので、二度と女性ではイケなくなるというぞ!」

友「女性には興味ないからいいよ」

男「女だけじゃない、男相手でもイケなくなるんだぞ!?」

友「だから、アナルはもううんざりなんだって」

男「……えっと、あの……あれだ、きっと二次嫁でもイケなくなるぞ!
  それどころか快感の強さに、それを愛と誤解してしまったりする!
  しまいにはオナホを愛しすぎて結婚とか、netgeekあたりのネタにされる!」

友「だんだん作り話くさくなってきたね、しかも全く信じられない」

男「そのくらい危険な代物だということだ!
  な、やめとけ、悪い事は言わない、二度と戻れない道だぞ!
  お前にはまだ未来があるじゃないか!」

友「……」

男「……」

友「……使った事、あるんだ?」

男「えっ」

友「オナホに随分と詳しそうだ」

男「いやいや、ボクはそんなものぜんぜん知らないよ?」

友「気持ちよさの説明に、かなり実感がこもってたし」

男「ちーがーうー
  オレはオナホなんて使いませんー」

友「やっぱり、一刻も早くオナホを買ってこよう」イソイソ

男「だめだ!オナホだけはやめろ!
  お前をそんな狂樂の道に進ませるわけにはいかない!」

友「……」

男「…………」

友「……それで、受けになったのか」

男「ぇっ」

腸内洗浄しろよ

友「君、僕にあまりちんこを触らせないよね」

男「いや、だ、だって小さくて恥ずかしいし///」

友「それなら即勃起しそうなものだけど、君はなかなか勃起しない
  僕の触り方が下手なのかと思っていた」

男「いや……そんなことはない」

友「でも、謎が解けたよ
  君はオナホ中毒で、普通の刺激じゃ勃たなくなったんだ」

男「……」

友「それで、僕にアナルを責められる快感を代償にして」

男「違う、代償なんかじゃない!」

友「……」

男「オレ……実は、ネクロフィリアなんだ……」

友「えっ」

友「ところで、>>12も言ってるように、
  膣内洗浄するという選択肢は君にはなかったのかい?」

男「……あ、」

友「あ?」

男「ありのままのオレを抱いて欲しかったんだ……///」

友「……うんこが自我を構成する部品のひとつだという、衝撃の告白」

男「ていうか、俺って実は便秘気味なんだけど、
  お前の太いのでかき回してもらうようになって、すこぶる快便に」

友「もう金輪際、君の浣腸役はごめんだよ
  死ぬまで大腸にうんこを溜め込んでくれ」


男「いやいや冗談だってwwwwじゃあ、お前が俺に浣腸をしてくれないか?
  なんか一人でするのは寂しすぎて死ねるからさ

友「……僕をスカトロジーに目覚めさせようとしても無駄だよ」

男「ちぇ」

膣ちゃうわ腸だった(´・ω・`)

マジレスすると洗浄してないと雑菌があれこれで普通にやばい

友「しかし、ネクロフィリアって……
  許容範囲は広めだと自負している僕だけど、それはさすがに……」

男「……オレが初めてそれに気付いたのは、高校生の時だ」

友「尋ねてもいないのに初体験を語り始めたぞ」

男「友って、オレの親父、見たことないよな?
  親父は、男手ひとつでオレを育ててくれたんだ」

友「父子家庭だ、ってことは教えてもらったね」

男「そう、母親はオレが小さい頃に死んだんだ
  それ以降、親父は親父であり、母親でもあった」

友「君をひとりで育てるのは、大変だっただろうね」

男「オレもそう思ってる
  それに、息子のオレが言うのも何だが、親父はハンサムだった
  街ゆく人々が思わず振り返るほどに……自慢の親父だった」

友「ふうん………………だった?」

男「……親父は、オレが大学へ入る前に死んだ」

友「なんと……」

男「唯一の肉親が死んだんだ、オレは泣いたね、男泣きをした」

友「…………」

男「オレと、限られた親族だけで通夜を執る中、
  親父の棺おけに抱きつきながら、オレは親父の名を連呼し、
  泣き明かした……もう、一生分の涙を流し切った気分だった」

友「…………そっか」

男「自分の泣き声を自分で聞いて、さらに悲しくなる、って判るか?
  あんなの、初めて経験したよ……」

友「気持ちは、わかる気もするよ……」

男「オレは、夜も更け親族らも席を外した部屋の中、たったひとりで
  夜が明けるまで泣いた……数時間後には、親父は火葬される
  その時だ……」

友「?」

男「……オレは親父と、最後のキスをしたくなった」

友「それは無いと信じたかったよ……」

男「オレは棺おけのふたを開け、親父と対面した
  知ってるか、ハンサムって、死んでもなおハンサムなんだぞ
  オレは改めて、親父を尊敬した」

友「動機を聞かされなければ、同意できたかもしれないね」

男「オレはそっと、親父の唇にオレの唇を重ねた
  その、かつてない冷たい感触に、オレは鼓動が高鳴るのを感じた」

友「ロマンスのように表現しても、それはただの死姦だ」

男「オレのペニスは背徳の予兆に、硬く屹立していた」

友「もういいから」

男「オレは親父の死装束をゆっくりと剥いだ」

友「やーめーろー」

男「その時だ……オレは背後に気配を感じて振り向いた
  そこにはいとこの女の子が、目を丸くして立っていた」

友「うわ、最悪だ」

男「まあ、後はそのいとこが逃げようとしてコケて頭を打って、
  下半身丸出しのまま気絶した姿に欲情して犯しただけさ」

友「…………えー」

男「さすがに良心が咎めてアナルに入れたんだけど、
  あれでアナルに異常な興奮を覚えたのが始まりだな」

友「ええー」

男「おまけにそれ以来、死体を見ると欲情するようになった
  条件反射、って言うのかな、これは」

友「……僕の見解を述べていいかな」

男「伺おう」

友「君は、ネクロフィリアというよりは底なしのバカだと思う」

男「誰がバカやねん
  バカいう奴がバカじゃー」

友「>>16も言っているように、君は色々と考えが足りていない
  僕が感染症で死んだら、どうする気だよ」

男「……もちろん、いっしょに死ぬさ!」

友「やっぱりバカじゃないか……」

男「いや、こう見えて反省しています
  本当に悪かった、お前の気持ちをもっと考えないとな」

友「……」

男「…………」

友「……では、今の僕の気持ちを推測してみて」

男「……男って、ちょっと変わってるところが好きかも?(ハァト」

友「オナホ買ってくるね」ガチャ

男「待って!待ってええええええええ!」

これはもうあれだな、修正しようがないな…

友「どうしても僕にオナホを買わせたくないんだね」

男「だって、お前がオナホにハマったら、
  誰がオレのアナルを突いてくれるんだよう!」

友「…………」

男「……あと、お前が好きだから」

友「普通、その順序は逆じゃないかな」

男「今後できるだけ正直に生きよう、と決心したのは、
  親父の葬式が終わった後のことだ」

友「それはもういいから
  とりあえず、そこに正座をして」

男「えっ?正座?
  ……はい、しました、本日2回目の正座です」

友「僕は最初、君は単なるホモだと思っていたけど、
  とんでもない変態だといま、思い知らされた」

男「……そう?」

友「おまけにバカでぶさいくだ
  >>22の言う通り、君はもう手の施しようがないレベルだと思う」

男「友さん、オレのナイーブなハートを
  暴言のマシンガンで蜂の巣にするのはやめてください」

友「でも、それ以外の面で僕は君が好きだ」

男「…………え///」

友「二次嫁の次にね」

男「ですよねー……」

友「……だから、僕の言う通りにしてくれるなら」

男「うん」

友「オナホを買いに行くのはやめよう」

男「おっ、マジですか!」

友「マジです」

男「オッケー、いいよ!言う通りにする!
  何をしたらいいんだ?」

友「まず、直腸をちゃんと洗ってください」

男「ぇえー……」

友「ここでまさかの拒否反応」

男「いや、わかってる、わかってます
  ちゃんと浣腸して、キレイにします」

友「それは最低限だよ……」

男「テレビの上に使用済み浣腸が置いてあったら、
  今晩はOKという合図だから///」

友「それがまずひとつ……
  次も重要なことだよ」

男「バカウケを確信していたボケをさらりと流された……!」

友「今度から、する時はこのかつらを被ってほしい」サッ

男「かつら?え、何だこれ?
  ……緑色????」

友「僕の二次嫁のヘアスタイルだよ」

男「……つまり、オレを二次嫁に見立てて……」

友「君も、後ろから見た体つき自体はけっこうイイ線いってるんだ
  そのかつらを被ってくれたら、すごく興奮しそうだ」

男「お前、ひとを変態呼ばわりしておいて、
  自分だってずいぶんとひどい変態じゃないか……」

友「僕は、自分が正常だなんて一言も言ってないよ」

男「確かにそうだけど……
  なんか納得いかないなー」

友「フロイト博士も言ってるように、100人いれば100のセックスがある
  互いのセックスがうまく妥協できれば、それでいいんじゃないかな」

男「また小難しいことを言って誤魔化すんだよなー」

友「かつらを被ってのプレイで、君のレゾンデートルが屈辱に侵食される
  というなら、これは撤回してもいいよ、スマホで二次嫁見ればいいし」

男「……日本語でおk」

友「かつらを被りなさい」

男「はいはい……これでいいか?」カポ

友「うん、それで向こうを向いてみて……
  ……やはり、思った通りだ」…ギュッ

男「うお!?///」

友「君の後ろ姿……二次嫁みたいだ……」チュッ チュ

男(……も、もしかして今までで一番幸せな瞬間かも?///
  ちょっと複雑な気持ちだけど)

こうしてオレは、浣腸とカツラのトレードオフにより、友をオナホの魔の手から守ったのだった
おまけに、これがきっかけでコスプレにも目覚めてしまった

そして、1年後には……

男「……ただいまー」

友「おかえり、2週間ぶりだね……って、
  また整形したんだ?」

男「ふふっ、ちょっと目じりを、ね
  どう、二次嫁に少しは近づけたかな?」

友「前より優しそうな感じになったね、いい感じだ
  いま、次のコミケに向けて君の衣装を作ってるとこだよ」

男「どれどれ?……うわあ、すっごい……!
  これ、ボクが着ていいんだ……?」

友「君のための衣装だからね、そして僕のは……」ゴソゴソ

男「あ……二次嫁のだんなさま!?」

友「二人で会場に立てば、きっと人だかりができるよ」

男「うーん……は、恥ずかしいな……///」

友「いいね、二次嫁の口調もだいぶ板についてきた」ニコニコ

そう、オレは友から、徹底的に二次嫁らしく振る舞うよう、日夜レクチャーを受けていたのだ
友の懇切丁寧な指導(?)により、最近は何だか、こういうキャラが自分に合っているようにも
思えてきたのだった

男「あ、ありがとう、だんなさま……///」

友「二人で、男の娘コスの頂点に立つんだ……
  お前には拒否権はない、わかったね、二次嫁?」

男「はっ、はい!」

友「いい返事だ……」チュッ

男「うはー……///
  あ、あの、だんなさま?」

友「なんだ?」

男「あっ、あの、食卓の上に、浣腸が……///」

友「僕のエクスカリバーを、2週間もおあずけにする悪い娘には、
  念入りなお仕置が必要だよね?」ニッ

男「うう~……あ、洗ってくる……///」



と言いつつ、いそいそとトイレへ向かうオレ
一体この先オレ達はどうなってしまうのか、ちょっと不安も感じつつ。


最後まで書き切りました!
ありがとうございます!ラブアンドピース!(´・ω・`)

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