忍「頑張って付き合った先に」 (244)
※モバマスSS
複数P世界、安価スレ
連取・連投・エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
オリジナル設定注意
オリジナル設定、注意
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美羽「付き合いましゃーく!」
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真奈美「付き合いも短くはないんだ」
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海「これも付き合いって言うのかね」
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茄子「ツキがあったから付き合った、なんて」
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あずき「お付き合い大作戦」
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の続きです
決闘の139-2作目
多々買わなければ生き残れない
9年前 長野 老舗呉服屋 奥の部屋
あずき「てんてん手毬、てん手毬、てんてん手鞠の 手がそれて〜♪」
ポンッポンッポンッポンッ
手毬「………」
あずき「どこまでとんでった
垣根をこえて 屋根こえて
おもての通りへ とんでった とんでっ…」ポンッポンッポンッ…
「ごめんくださぁい。」ガラッ
あずき「あっ!」
ポンポンポンッ パシッパシッパシッ
あずき「…くんだっ!」ピョコン!
あずき「今日もあずきと遊んでもらっちゃおう大作戦…名付けてプロジェクトA!」タッタッタッタッタッ…!
夜 あずきの部屋 布団の上
あずき「………んぅ…」ゴロ…
あずき「明日はいよいよ忍ちゃんと戦う日かぁ…」
あずき「…………」スッ…
あずき「いくら友だちだからって手加減なんかしない…ううん、友だちだからこそ手加減なんかしない。絶対に分からせて…」グッ!
あずき「…あげるんだからっ!」
手毬「………」
あずき「……………」
翌日 某所 とあるサバゲーフィールド 高い建物の屋上
亜季「……」
ビュゴォォォォ…
亜季「…今日は風がありますな。」
バサバサバサバサ…
P「風速5mと言ったところか。」ツカツカツカツカ
亜季「はっ!」
P「サバゲーだったら弾が流れるところだが…」ツカツカツカツカ…ツカ
亜季「今回は風が戦場に与える影響は極めて小さいものと思われます。」
P「……今回は遊びではなく「戦い」だからな。フィールドはここでよかったか?」
亜季「忍ちゃんとあずきちゃんの公平な勝負のための各種条件を満たしています、最適なフィールドと言えるでしょう。」
P「そうか…サバゲーフィールドも経営しておくもんだな。こんな形で使うことになるとは考えてはいなかったが。」
亜季「突然のお願いを聞き入れていただきありがとうございます。」
P「可愛い嫁さんからのお願いだ、断る訳がないだろ。」
P「それに…この勝負は俺も必要なものだと思ったからな。時には想いをぶつけ合うことだって必要だ。…亜季はどっちが勝つと思う?」
亜季「力量、技術、市街地と言うフィールド、天候…その他様々な要素に影響されるので断定は出来ませんが、恐らくは「強い」方が勝つでしょう。」
P「同感だ。さて、と…俺たちに出来るのはここまでだ。」
亜季「最後のルール確認がまだ残っていますよ。」
P「おっと、そうだった。」
亜季「>>9」
それぞれの武器はハンドガンのみ。トラップ類の設置は禁止。「参った」と言った方が負け……
亜季「それぞれの武器はハンドガンのみ。トラップ類の設置は禁止。「参った」と言った方が負け……」
P「逆に言えば、それ以外なら何をしてもいい。」
亜季「ここは戦場ですから。」
P「「武器」はハンドガンのみ、と言うところがポイントだな。」
亜季「はい。アイドル同士の戦いならば…」
P「アイドルとして戦うべき。」
亜季「そう言うことです。使用するのはペイント弾ですが、ヒットした部位、想定されるダメージに応じてペナルティが発生します。要は両足を「撃ち抜かれ」れば走れなくなる、と言うことであります。」
P「制限時間は9時間、先制攻撃を仕掛けるもよし、機会を待つのもまた良し。正々堂々と戦うもよし、裏をかくのもよし。」
亜季「言うまでもないことだとは思いますが、敗者は必ず勝者に従うように。」
P「フィールドの破壊に関しては気にしなくてもいい、思い切り戦ってくれ。」
亜季「60カウント後に決闘を開始します。」
P(さあ、何がどう転ぶか……)
サバゲーフィールド内 障害物地帯
あずき「インカムの調子はオッケー。」
「50、49、48、47、46…」
あずき「ハンドガンの調子も…まあ、どうせあずきには使えないんだけど……」
「45、44、43、42、41…」
あずき「はぁ……まったく…頑張り屋さんの忍ちゃんが「参った」なんて言うの、聞いたことがないよ。」
「40、39、38、37、36…」
あずき「だから今日聞かせもらうので…初めてだねっ…!」
サバゲーフィールド内 ビル 内部
忍「………」ガチャッ
「35、34、33、32、31…」
忍「装弾数は12、予備弾倉が5…」
「30、29、28、27、26…」
忍「アイドル同士の……戦い…」
「25、24、23、22、21…」
忍「>>16」
っ……(服の袖から灰がこぼれる)
頻度が短くなってきてる……
忍「っ……」サラサラサラ…
「20、19、18、17、16…」
忍「頻度が短くなってきてる……」
「15、14、13、12、11…」
忍「………ふぅぅ……」
「10、9、8、7、6……」
忍「どこまで頑張れるかは分からないけど、」
「5、4、3、2、1…」
忍「アタシが頑張ることでみんなを守れるなら…」ググッ…
「スタート!!」
忍「…頑張れるまで頑張るっ!」
ダッ!タッタッタッタッタッ…!
忍「あずきちゃんたちはアタシとは違う…アタシと違って……」
タッタッタッタッタッ…!
窓「……」
忍「普通の女の子なんだっ!」
ダッ!バリィィィィン…!
忍「すぐに…終わらせる。」
障害物地帯
あずき「………」キョロ…キョロ…
あずき「はっ!」バッ!サッ!
あずき「ふぅ……身を隠しながら進んじゃおう大作戦…今のところは成功中…」キョロ…キョロ…
あずき「今のところ…はっ!」
バッ!サッ!
あずき「忍ちゃんがこんなときどんな風にするか…あずきには分かる。」キョロ…キョロ…
あずき「フリスクの参謀を…甘く見ないでよねっ!」バッ!サッ!
あずき「忍ちゃんは先手必勝大作戦で来る。すぐに終わらせるつもりなんだろうな、きっと。」キョロ…キョロ…
あずき「……そろそろ、かな。」
カチャッ
あずき「…………」
あずき「すぅ…………!」バッ!
タァァァン!
あずき「やっぱり…!」シュタッ!
あずき「忍ちゃん!」
忍「………」シュタッ!
あずき「思ってたよりちょっと早かったかな。」
忍「……」カチャッ
あずき「………」
忍「避けられるとは思ってなかったよ。」
あずき「頭を狙ったんでしょ?」
カチャッ
忍「うん、頭を「撃ち抜け」れば勝ちだからね。」
あずき「「撃ち抜け」、ればだけど。」
忍「二発目は外さない。」
あずき「それはどうかな?」フッ
「手毬」「………」ポンッ!
あずき「あずきは…二発目も外れると思うよ。」
忍「それがあずきちゃんの「力」…」
あずき「うん。」
忍「………」
あずき「>>25」
だって、当てる気が感じられないもん
あずき「だって、当てる気が感じられないもん。」
忍「…どうしてそう思うの?」
あずき「どうしてだと思う?あのさ、それぐらいであずきが降参すると思ったの?」ツカツカツカツカ…
忍「……っ!」タァァァン!
あずき「……ほら、外した。」ツカツカツカツカ…
忍「!!」
あずき「ペイント弾でも当たると痛いから?なるべく私に痛い思いをさせたくないから?…友だちだから?」ツカツカツカツカ…
忍「そ、そんなことは……」
あずき「右上を見てる。」ツカツカツカツカ…
忍「えっ…」
あずき「あずき…言ったよね…真剣に戦おうって。あずきは真剣だよ…なのに忍ちゃんは真剣にはやってくれない。」ツカツカツカツカ…
忍「……っ……それは……」ジリッ…
あずき「あずき相手には真剣にはなれない?だったら……」バッ!
忍「?!(しまった、懐に…!)」
あずき「真剣にさせる。」スッ
「手毬」×3「………」クルクルクルクル…
あずき「本気の忍ちゃんとの勝負に勝って認めてもらわなきゃ…意味が…」
「手毬」×3「………」カァァァァ…
あずき「ないっ!」
手毬×3「………」カッ…!
9年前 長野 老舗呉服屋 奥の部屋
あずき「ここをこうして……こうすると………」
和装の男「え、えっとぉ…」
あずき「いいから、いいからっ!今日は……くん着せ替え大作戦だよっ☆」
和装の男「……あずきちゃ…」
あずき「はい、着付けできたよ!立ってみて?」
和装の男「う………」
あずき「♪」ニコニコ
和装の男「………はぁ…」スクッ
あずき「おー、似合ってるっ!…くんキレー!」パチパチパチパチ
和装の男「………あのさ、あずきちゃん。」
あずき「なぁに?」
和装の男「褒めてくれるのは嬉しいんだけどこの呉服って……女物だよね?」
あずき「…くんは着こなせてるからもんだいなしだよっ☆」
和装の男「僕今年で30になるんだけど……」
あずき「つ〜ぎ〜は〜ど〜れ〜に〜し〜よ〜う〜か〜な〜♪」ニコニコ
和装の男「…………はぁ…」
あずき「…くんは次はふわっとかわいいい呉服とキリッとかわいい呉服のどっちがいーい?」
和装の男「かわいい呉服なのは決まってるんだ…」
あずき「ねえ、どっちがいいの?」
和装の男「えっと……じゃあキリッとの方で。」
あずき「わかった、キリッとのほうねっ!」
和装の男性「>>33」
そうだ、着付けのお礼に一つ教えてあげる。
君には脅威を払い災難から逃がしてくれる精霊が付いている。今は見えないけど、見えるようになったら友達の為に使うんだよ。
なるべく僕の仕事……鬼じゃない方に合わせてくれるといいな
安価把握
姿は「その者が意識の奥底で潜在的に抱いている『戦う姿』が具現化したもの」らしいですが…
お休みなさい
justiφ'sの歌詞を考えたらこの展開での忍ファイズ化は妥当な気がするね
timeもいいぞ
>>36
護ることと戦うこと、Dilemmaは終わらないのです
ただ、ウルフオルフェノクにしてしまうと若干被ると言うか…
>>37
仮面ライダーの楽曲は名曲揃いですよね
てつをはてつを
上手い、下手、てつを、のてつを
ファンネルミサイルなのです
再開します
和装の男「そうだ、着付けのお礼に一つ教えてあげよう。」
あずき「?」
和装の男「君には脅威を払い災難から逃がしてくれる精霊が付いている。…って言うのは知ってるよね?」
あずき「うん、お父さんとお母さんに教えてもらった!」
和装の男「お父さんとお母さんは何て言ってた?」
あずき「えっとねー、「使い方だけは絶対にまちがわないように。」って言ってた!」
和装の男「うん、その通りだ。「力」は使い方だけは間違ったらいけない。」
和装の男「「力」には責任が伴う。「力」を持つ以上はその使い方をよーく考えなくちゃいけない。「力」との付き合い方を、使うのか使わないのか、使うなら何にどう使うのか、使うことによって…」
あずき「つまり…どういうこと?」
和装の男「今は精霊の姿はあずきちゃんには見えないけど、見えるようになったら友達の為に使ってね、って言うこと。」
あずき「友だちのために…わかった、じゃあ…くんのために使ってあげるねっ!」
和装の男「あはは、それは……心強いな…」
あずき「えへへ、でしょー!もし…くんがピンチになったら、あずきが助けてあげる!」
あずき「まあ…くんがピンチになることなんかないとは思うけど♪…くんは見た目とちがって「すごーで」の陰陽師なんだからっ!」
和装の男「見た目と違って……」
あずき「あっ、カッコよくないって意味じゃないよ?なんてゆーのかな…悪い妖怪なんかと戦ってる人には見えないってゆーか……とにかく戦う人には見えないもん。」
和装の男「うーん……それはよく言われるかも…」
あずき「でしょ?」
和装の男「どうしてかなぁ…?」
あずき「そんなの簡単だよ。だって… …」
サバゲーフィールド内 障害物地帯
障害物の背後
忍「ケホケホッ…!あずき…ちゃん……」
忍「……………」
ドゴォォォォォン!
忍「!!」
パラパラパラパラ…
あずき「見つけた。」スゥゥゥゥゥ…
「手毬」×6「………」
忍「………っ!」
あずき「行って!」スッ
ヒュン!
忍「くっ……!」 バッ!ドゴォォォォン!
あずき「はぁっ!」ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン!
忍(いつの間にこんな…!)
バッ!バッ!バッ!バッ!
ドゴォォォン!ドゴォォォン!ドゴォォォン!ドゴォォォン!
忍「はっ!」シュタッ!ヒュンッ!
忍「!!(しまった!正面のは後ろからの一発に気付かせないための…!)」
ドゴォォォォォン!
忍「うあっ…!」ヒュン…!
ドガッ…!ドガッ…!ズサァァァァ…!
あずき「>>45」
どうしたの?早く本気であずきと戦ってよ!
(小豆鬼(アズキ)くん……ううん、あずきPさん……あずきPさんが今のあずきを見たらどう思うのかな……)
あずき(小豆鬼(アズキ)くん……ううん、あずきPさん……あずきPさんが今のあずきを見たらどう思うのかな……)
忍「……っ……」ググッ…
あずき(こんな「力」の使い方をしてるあずきを見たら…)
忍「……っはぁ…」スクッ
あずき「……立ち上がれるんだ。」
忍「はぁ………はぁ………」
あずき「今の不意打ち大作戦、自信があったんだけど。」
陰陽師(あずきの主観)
音撃戦士(本職)
忍「本気…なんだね……」
あずき「そう言う約束だったじゃん。」スッ
「手毬」×6「………」
あずき「忍ちゃんは全然本気を出してくれないけど。」
忍「…………」
あずき(「友だちのために使ってね。」ってあずきPさんは言ってた…)
忍「………」ジリッ
>>48
妖などと戦う職業の総称が陰陽師、と言うことでお願いします
あずき「逃がさないっ!」
バッ!ヒュンヒュンヒュンッ!
忍「!」ボゴォォォォォン!!
忍「っあ…」ヒュン…! ドガァァァァァン…!
あずき(あずきPさんとの約束…忘れたことなんかないよ。)
忍「うぅ……」
あずき(あずきは……)ス…
サバゲーフィールド上空
ビーコン「…………」ジー…
ドゴォォォォォン!ドゴォォォォォン!
ビーコン「…………」ジー…
サバゲーフィールド 管理棟 モニター室
亜季「ふむ……」
P「一方的な戦況だな。」
亜季「現在のところは。」
穂乃香「忍ちゃんのばか…」ギュッ…
ぴにゃこら太のぬいぐるみ「……」
穂乃香「>>54」
↓
忍ちゃん、あずきちゃん、柚ちゃん、あずきPさん、柚Pさん、武内さんとベルトさん……どうしてみんなそうなの?
申し訳ありません
設定と矛盾が生じてしまうため再安価とさせていただきます
再安価
>>56
私だって……私には何の力もないけど、見てるだけなのは嫌なのに……
穂乃香「私だって……私には何の力もないけど、見てるだけなのは嫌なのに……」
ぴにゃこら太のぬいぐるみ「………」
穂乃香「私にも…何か……」
???「ぐさぁーっ!」
穂乃香「ぴにゃこら太ー!!」
???「へへっ♪」
穂乃香「柚ちゃん!」
柚「ごめんごめん!その緑のブサイクを見るとついぐさぁーっ!ってやりたくなっちゃうんだよねっ!」
穂乃香「緑のブサイクじゃありません!ぴにゃこら太です!もう…こんなときにまで…」
柚「こんなときだからこそ、だよ。下を向いてたって床しか見えないよ?」
穂乃香「あっ……」
柚「なーんて、たまには名言っぽいことを言ってみる柚でしたー!」
穂乃香「…………」
柚「…とりあえず今はさ、あずきちゃんと忍ちゃんの戦いを見ようよ。それが友だちとしてするべきことなんじゃないカナ。」
穂乃香「……そうだね。この戦いがどうなるか…最後まで見届けなきゃ。」
柚「………」コクッ
穂乃香「………」ギュッ…
ぴにゃこら太のぬいぐるみ「………」
柚(…穂乃香チャンが気付くのはいつになるのカナ。その緑のブサイクが事務所の中をお散歩してる時があるって。)
穂乃香「…………」
柚(穂乃香チャンにも「力」はあるんだよ。使いこなせるようになるのはまだ先のことだとは思うケド。)
障害物地帯
パラパラパラパラ…
あずき「ここもだいぶスッキリしたね、もうかくれんぼ大作戦は無理なんじゃないかな?」
忍「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ………」
あずき「……………」
忍「はぁ……はぁ………はぁ…………」
あずき「……っ!!いい加減に……してよっ…!!」
忍「?!」ビクッ!
あずき「真剣にやってよっ!!本気であずきと戦ってよっ!!」
忍「>>62」
ksk
ダメだよ……あずきちゃんが死んじゃう!
忍「ダメだよ……あずきちゃんが死んじゃう!」
あずき「……あずきが?」
忍「アタシの本気は……」
あずき「…っ!」スッ ドゴォォォォォン!
忍「ぐあっ…!」ヒュン…! ドゴォォォォォン!
あずき「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ………忍ちゃんの分からず屋っ!!」
スゥゥゥゥゥ…
「手毬」×12「………」
あずき「あずきは……あずきは………あずきは守ってもらうだけの弱い存在じゃないよっ!」
あずき「甘く見ないでっ、あずきだって戦えるっ!あずきが死んじゃう?あずきにかすり傷の一つもつけられてない癖に何を言ってるのっ?!」
あずき「忍ちゃんが本気を出さないのは…忍ちゃんが優しいからだっていうのはわかるよっ!あずきを…傷付けたくないから……!」
あずき「でも………そんな優しさなんかいらない!!」
あずき「そんな…忍ちゃんがあずきたちのぶんの傷まで全部引き受ける優しさなんかっ!!」スッ
「手毬」×24「…………」
あずき「友達って言うのは……そういうものじゃないでしょっ!!」
あずき「一緒に……傷付かせてよっ!!」スゥゥゥゥゥ…
「手毬」×24「…………」クルクルクルクル…
あずき「あずきは…忍ちゃんと一緒に……傷付きたいんだよっ!!」グッ…
「手毬」×24「………」バッ…!
あずき「あずきは……友だちと一緒に戦えるぐらいに強くなったんだよっ!!」
あずき「はぁ……はぁ……今から24個の「手毬」をいっぺんにぶつける大作戦をするよ……よけないと……すっごく痛いよ。」
あずき「行くよ……忍ちゃん。」スッ…
障害物地帯 瓦礫の上
パラパラパラパラ…
忍「…………」
忍「………効いた…な…」ムクリ…
忍「痛い……あずきちゃんってこんなに強かったんだ……」パンッパンッ
忍「帽子……どこか行っちゃったよ……」
忍「守って「あげる」……考えてみればとんだ上から目線だよね……「あげる」…なんて。」
忍「…………」
忍「>>68」
↓
っ……(服の袖から灰がこぼれる)
はぁっ、はぁっ……長く生きられないってわかってるから、憧れてたアイドルやりながら、みんなを守るために力を使おうって……思ってたのに……
安価把握
一時中断します
再開します
忍「っ……」サラサラサラ…
忍「はぁっ、はぁっ……長く生きられないってわかってるから、憧れてたアイドルやりながら、みんなを守るために力を使おうって……思ってたのに…」
〜〜〜
「一緒に……傷付かせてよっ!!」
「あずきは…忍ちゃんと一緒に……傷付きたいんだよっ!!」
「あずきは……友だちと一緒に戦えるぐらいに強くなったんだよっ!!」
〜〜〜
忍「そんなこと…言われちゃったら……」
忍「…………」
忍「あずきちゃん…「力」の使い方が前見せてもらったときよりずっと上手になってる……頑張って練習したんだろうな…」
忍「ふぅ……」コキッ
忍「頑張ってるなら…アタシも頑張らなきゃ失礼だよね。あずきちゃんと…あずきちゃんの努力に…」スッ…
忍「ありがとう……」グググ…
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…!
忍「……………」
ドゴォォォォォォォォン…!!
障害物地帯
あずき「…………」
モクモクモクモク…
あずき「土煙が……」
ヒュンッ!
あずき「っ!!」
忍「………」ブンッ…!
あずき「っく……」ガッ…!ビュンッ…!
忍「…………」
ドガァァァァァァァァァン!
忍「………」スッ
忍「さっきまで本気でやらなくてごめん。真剣勝負だって…約束したのにね。」
忍「……アタシもここからはちゃんと……」スト
忍「本気で…真剣に…全力で……」
グググ…
忍「がんば……」グッ…
忍「るっ!!」ビュンッ!
忍「………」ヒュゴッ…!
8年前 老舗呉服屋 奥の部屋
あずき「よーく見ててねっ、小豆鬼くんっ!はっ…!むむむむ…!」
小豆鬼(和装の男)「……」ニコニコ
あずき「むむむむむ………」
「手毬」「………」スゥ…
あずき「それっ!」
「手毬」「………」フワッ パンッ!
小豆鬼「おぉ…」
あずき「えへへ、すごいでしょっ!」
小豆鬼「うん、あずきちゃんはすごいな。」
あずき「>>77」
まだ一個しかできないけど、これから上達大作戦するよ!
次はもっと沢山!それっそれっ……あれれ、止まらない!?
あずき「次はもっと沢山大作戦!それっそれっ……」スゥ…スゥ…
あずき「それっ……あ、あれれ、止まらない!?」スゥ…スゥ…スゥ…
小豆鬼「………」スッ
鬼の顔が彫られた音叉「………」
あずき「わっ…わわわっ…!」
小豆鬼「………」キィィィン…
あずき「あっ……と、止まった………はぁ……」
小豆鬼「無理はいけないよ?」
あずき「うぅ……だって……」
小豆鬼「……あっ、もしかして僕にいいところを見せたかった…とか……?」
あずき「………」コクッ
小豆鬼「…………」
あずき「…………」
小豆鬼「……イメージをしっかり持って。」
あずき「えっ…?」
小豆鬼「ちょっとだけ僕の言う通りにしてみてくれないかな?」
あずき「あっ…う、うん。」
小豆鬼「まずはイメージをしっかり持っって。自分の「力」をイメージするんだ。」
あずき「イメージを……しっかり………」
小豆鬼「……できた?」
あずき「………」コクッ
小豆鬼「次はそのイメージした「力」をどんな風にしたいのかを意識して…落ち着いて……慌てずに……静かな気持ちで……」
あずき「…………」
小豆鬼「息をゆっくり吸って……吐いて……」
あずき「すぅ……はぁ……すぅ……はぁ………」
小豆鬼「まずは一個だけ…一個だけ「手毬」を出してみよう…」
あずき「一個だけ……」
「手毬」「…………」スゥ…
小豆鬼「そのまま…そのまま……」
あずき「そのまま……」
小豆鬼「よし…数が増えてもやり方は変わらない……そのまま……今と同じやり方でもう一個出してみようか。」
あずき「もう……一個……」
「手毬」×2「………」スゥ…
小豆鬼「そう……その調子だ……はい、もう一個……」
あずき「そう……一個……」
「手毬」×3「………」スゥ…
小豆鬼「思いきって……その倍。」
あずき「倍……」
「手毬」×6「………」スゥ…
小豆鬼「はい、六個出せた。」
あずき「あっ…!わぁぁ……!」
パァァァァァァ…!
小豆鬼「ふふっ…」
あずき「たくさん大作戦大成功だっ!えへへ、やったーっ☆」
小豆鬼「>>85」
よくできたね……(撫でる)
そう、何事も「どうしたいか」をよく考える事が大切なんだ
小豆鬼「そう、何事も「どうしたいか」をよく考える事が大切なんだ。」
あずき「『自分が「どうしたいか」に正直になれ。』でしょ?…小豆鬼くんが昔っから口癖みたいに言うから、もう覚えちゃったよっ!」
小豆鬼「えっ、僕そんなに言ってる?」
あずき「言ってる。」
小豆鬼「えー…自覚がなかったなぁ。」
あずき「自覚なかったんだ…」
小豆鬼「ごほん、まあとにかく…自分が「どうしたいか」って言うのは大事って言う話。」
あずき「なるほどなるほど…」
「手鞠」「………」フッ…
小豆鬼「自分が「そうしたい」って思ったならそうすれ…」
あずき「えいっ!」ピョンッ!ダキッ!
小豆鬼「…ばっ?!…とっとと!」
ヨロッ…ギュッ!
あずき「えへへっ、プロジェクトD大成功♪」ギュッ…!
小豆鬼「プロジェクトD…?」
あずき「抱きついちゃえ大作戦、プロジェクトD!」ギュゥゥゥゥ…
小豆鬼「えっと…」
あずき「『何事も「どうしたいか」をよく考える事が大切なんだ。』今どうしたいかなー、って考えたら…」
小豆鬼「ああ、そういうことか…はぁ……そう言われたらどうしようもないな…」ナデナデ
あずき「えへへ、これぞ作戦勝ち♪」
小豆鬼「ふふっ…末恐ろしいよ。」
ナデナデ
あずき「「すえおそろしい」?」
小豆鬼「将来が楽しみっていうことだよ。」ナデナデ
あずき「ふむふむ…それはつまりあずきが将来色っぽい呉服が似合うセクシーな大人の女になるのが楽しみ…ってことですな?」
小豆鬼「あ、うん。」ナデナデ
あずき「ちょっ…?!その反応はなに?!」
小豆鬼「うん、楽しみにしてるよ。とっても楽しみに。」ナデナデ
あずき「むぐぐ…絶対色っぽい呉服の似合うセクシーな大人の女になって見返してあげるんだからっ!」
小豆鬼「ふふふふふっ…」ナデナデ
サバゲーフィールド内 市街地
あずき「はっ!」シュバッ!
忍「………」 ヒュッ!ドゴォォォォン!
あずき「はぁぁっ!」スッ!サッ!
「手毬」×6「………」
ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!
忍「……」バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!
あずき「さすが…!」シュタッ!
忍「………」カチャ タァァァン!
あずき「はっ!」ヒュンッ!
ドォォォォン…!
あずき「ふぅ……やっと本気になってくれた。」
忍「本気には本気で…応えなきゃ。」
あずき「どう?危ないことをするとき、あずきも一緒だったら心強いと思わない?」
忍「あずきちゃんに危ないことはさせない。」
あずき「はぁ……ガンコなんだから。」
忍「>>94」
あずきちゃんはまだまだ生きられる……生きなくちゃいけないんだ!アタシは……(灰が激しくこぼれる)
↓
終わらせる為に全力で行くよ。
危ないからあずきちゃんも全力で「ヨヨ」ちゃんを使ってきて
忍「終わらせる為に全力で行くよ。
危ないからあずきちゃんも全力で「ヨヨ」ちゃんを使ってきて。」
あずき「……ヨヨちゃん。」
ヨヨ「カカッ、戦ッテル相手に危ナイナンテ言ウヤツガアルカヨ。」スゥ…
忍「………」スッ…
あずき「忍ちゃんに勝ちたいの。力を貸して。」
ヨヨ「ハイヨ。全ク…ショウガネェナ。」
スタンドだった……?
サイレンって漫画に出てくるキャラクターの内部にいるもう一人の自分みたいなやつ
忍「アタシはどう見える?」
あずき「相変わらず輝いてるよ、あずきちゃんは。」
忍「そう…」
ヨヨ「一発デモマトモニ喰ラッタラヤベェゾ。」
あずき「わかってる。」
忍「すぅ……はぁ………すぅ……はぁ………」
あずき「………」スッ…
>>97
なる。ヨヨで検索したらサラマンダーより速いのしか出てこなかったから
忍「すぅ………」
ヨヨ「来ルゾ。」
あずき「うん…」
忍「………はっ!!」ヒュンッ!ブンッ!
あずき「…っ!」バッ!シュタッ!
忍「はぁぁっ!」ダンッ!ビュォンッ!
あずき「なんの!」スッ…ヒュンッ!ヒュンッ!
忍「………」ダッ!ダッ!
ドゴォォォォン!ドゴォォォォン!
ヨヨ「躱サレタナ。」
あずき「当たると思って撃ってない…」
忍「………」ブンッ!
あずき「…よっ!」サッ!
ヨヨ「踏ミ込ンダ勢イヲ活カシテ…」
あずき「そのまま回し蹴りっ!」バッ!
忍「………っ…」ブォンッ!
あずき「「視え」てるよっ!」スッ
「手毬」×24「………」 サッサッサッサッ…!
あずき「全部の方向から攻撃…大作戦!」サッ!
忍「!」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ…!ドゴォォォォォン…!!
あずき「………」バッ!バッ!シュタッ!
モクモクモクモク…
忍「…………」ザッザッザッザッ…
ヨヨ「マ、コレデ倒セレバ苦労はシネエヨナ。」
あずき「>>104」
甘いよ。
言ったでしょ、「全部の方向」からって
安価把握
岩代せんせぇの微妙に古い感じが好きです
お休みなさい
再開します
あずき「甘いよ。 言ったでしょ、「全部の方向」からって。」
カッ…!
忍「!地面のし…」ズドォォォォォン!!
ヨヨ「カカッ、地面ノ下ニ潜ラセタ「手毬」マデハ避ケラレナカッタヨウダナ。」
忍「ぐっ…!」バッ!シュタッ!
忍「やられた…」ヨロッ…
あずき「…全部の方向から攻撃大作戦、大成功。」
忍「最初からアタシの虚をつくための作戦だったんだ…」
あずき「こうでもしなきゃ、忍ちゃんにダメージは与えられないもん。」
忍「アタシに目に見える「手毬」は全部対処されるのがわかってて…」
あずき「忍ちゃんが「手毬」を全部対処できたと思って、攻撃の体勢に移ろうとした瞬間に地面に潜らせておいた「手毬」を爆発させる。「手毬」24個は効いたでしょ?」
忍「うん。ガードが全くできなかったから…さすがはフリルドスクエアの参謀…だね。ねえ、「手毬」って何個まで出せるの?」スクッ
あずき「ひみつ。」
忍「そっか。」コキッ
ヨヨ「タフナ奴ダ。」
あずき「タフなのが忍ちゃんだもん。(同じ手は二度と通用しない、プランAはもう使えないか…)
忍「今のはびっくりさせられちゃったよ……だから、今度はアタシがあずきちゃんをびっくりさせる番。」
ヒョイ
大きい瓦礫「………」
ヨヨ「アノ瓦礫、「脅威」ダ。」
あずき「うん…(ただ投げてくるだけ、なはずはないから……)」
忍「よっ!」ポンッ!バガァァァァァン!
あずき「…!これは……!」
忍「「視え」てるイコール必ず回避できるって言うわけでもないでしょ?」スッ…ガガガガガガガガ…!
ヨヨ「「脅威」ガ百、イヤ二百…」
あずき「なるほど…考えたね、あずきとヨヨちゃんが回避しきれないぐらいたくさんの瓦礫を…」
ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ…!
あずき「……っ!」
忍「…………」
サバゲーフィールド内 モニター室
亜季「やっと「戦い」になりましたか…」
穂乃香「………」ギュッ…
ぴにゃこら太のぬいぐるみ「……」
柚「………」
P「………」チラ
時計「11.00.」
P「ふむ……」
柚「>>114」
(グサーってしたいな)
柚(ぐさぁーってしたいな。)
穂乃香「ぐさぁーってしたいな、って考えてませんか?」
柚「えっ、なんでバレちゃったのカナ?!」
穂乃香「私たちがどれだけいっしょにいると思っているんですか?」
柚「えへへ…てへ☆」
穂乃香「もう……」
柚「ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから!」
穂乃香「だめですっ!」ギュッ!
ぴにゃこら太のぬいぐるみ「……」
柚「むー……」
穂乃香「………」
柚「………」
穂乃香「……柚ちゃんも不安なんですね。」
柚「……そこまでわかっちゃう?」
穂乃香「柚ちゃんは明るいときと、明るくしてるときがあります。今の柚ちゃんは後者…ですよね?」
柚「正解。あはは、フリスクのメンバーってみんな隠しごとがヘタなのカモ…アタシも含めて。」
穂乃香「…心配…ですよね…」
柚「うん…」
穂乃香「あずきちゃんと忍ちゃんの本気の戦い…だもんね…」
柚「……………」
穂乃香「それでも…きっとこれは必要な戦い……なんですよね?」
亜季「はい。」
穂乃香「……柚ちゃん。」
柚「………」コクッ
穂乃香「………」ギュゥゥゥゥ…
P(打つかり合わなきゃ分からんこともある。それも思いっきり、な。大人にできるのは…手助けだけだ。)
7年前 長野 老舗呉服屋 奥の部屋
小豆鬼「あずきP、って言うんだ。」
あずき「えっ?」
小豆鬼「「鬼」としてじゃない、僕の本当の名前。」
あずき「……どうしたの、急に?」
小豆鬼「いや…僕とあずきちゃんが友だちになってから、もう5年も経つのかって思って…最初に会ったのは8年前なんだけど。」
あずき「…………」
小豆鬼「>>121」
僕と僕の同業者……魔戒騎士の紗枝Pって子が、プロデューサーとして芸能事務所にスカウトされたんだ。
「これだ、と思う子を見付けたらアイドルにスカウトしてこい」って言われてね……
小豆鬼「僕と僕の同業者……魔戒騎士の紗枝Pって子が、プロデューサーとして芸能事務所にスカウトされたんだ。」
あずき「…ごめん、もう一回だけ言って。」
小豆鬼「僕と僕の同業者……魔戒騎士の紗枝Pって子が、プロデューサーとして芸能事務所にスカウトされたんだ。」
あずき「……ホントに?」
小豆鬼「ホントに。」
あずき「小豆鬼くんが?」
小豆鬼「僕が。」
あずき「でも、小豆鬼くんは「鬼」じゃないの?」
小豆鬼「兼業もOKなんだって。」
あずき「へぇ…えっと、小豆鬼くんはプロデューサーさんになるつもりなの?」
小豆鬼「まあ、ちょっとだけやってみたいな、とは思ってるかな。」
あずき「ふぅん……アイドルのことなんてぜんっぜん詳しくない小豆鬼くんが?」
小豆鬼「ぐっ…」
あずき「またどーして?」
小豆鬼「あはは…その…上手く説明できないんだけど、「そうしたい」って思っちゃって。」
あずき「あっ、そ。ふんっ!」プイッ!
小豆鬼「……あずきちゃん?」
あずき「いーよ、いーよ!プロデューサーにでも何でもなっちゃえばいいじゃん!」
小豆鬼「…………」
あずき「小豆鬼くんのばか…ただでさえ「鬼」のお仕事が忙しくてなかなか遊べないのに……アイドルのプロデューサーがどんなお仕事なのかはわかんないけど……」
小豆鬼「……あっ…!あー…ごほん!この話には続きがあるんだ。その時にそこの社長さんからこう言われたんだ、「これだ、と思う子を見付けたらアイドルにスカウトしてこい」って。」
あずき「それが……?」
小豆鬼「あずきちゃんはアイドルに興味はない?」
あずき「…………」
小豆鬼「…………」
あずき「……!!」パァァァァァァ…!
小豆鬼「ふふっ…」
あずき「アイドルになったら小豆鬼くんといっしょにいられるっ?」
小豆鬼「まあ…」
あずき「なるなる!あずきアイドルになるよ!あずきのアイドルデビュー大作戦、名付けてプロジェクトA!」
小豆鬼「そのっ…」
あずき「セクシーさには自信があるよっ!ほらほら、うっふーん♪」
小豆鬼「……はぁ……ふふっ…もう……」
あずき「>>128」
でも、あずきはまだ子供だから……あと7年待ってくれる?
あずき「でも、あずきはまだ子供だから……あと7年待ってくれる?」
小豆鬼「7年…?」
あずき「ホントは今すぐにでもアイドルになりたいんだけど…あずきはまだ子どもで…呉服についてもまだまだここで勉強したいことがたくさんあるから…その……」
小豆鬼「………わかった、その時になったら迎えに来るよ。」
あずき「ごめんね…」
小豆鬼「ううん、僕も今日でスカウトができるとは思ってなかったから。」
あずき「7年って長いけど…待っててくれる?浮気しない?」
小豆鬼「浮気って…」
あずき「7年したら必ず、色っぽい呉服の似合うセクシーな女になってるからっ……」
小豆鬼「………」ナデナデ
あずき「ふわっ…」
小豆鬼「7年後を楽しみしてるよ。」
ナデナデ
あずき「…………」///
小豆鬼「それに……」ナデナデ
携帯電話「………」〜〜〜♪
小豆鬼「あっ、ごめん!」ガサゴソ
小豆鬼「はい、もしもし。」
カチャッ ピッ
あずき「…………」
小豆鬼「はい……はい………はい…………わかりました。すぐ向かいます。」ピッ
あずき「…お仕事のお電話?」
小豆鬼「うん。」
あずき「気を付けてね。」
小豆鬼「……ありがとう。」ナデナデ
あずき「どれぐらいかかりそう?」
小豆鬼「今回もサクッと終わらせて、すぐに帰ってくるよ。あ、それとこの仕事が終わったら、しばらくはお休みが取れるんだ。」
あずき「えっ、ホント?!」
小豆鬼「ホント。今度の夏祭り、一緒に行こうか。」
あずき「うんっ!えへへ、約束だよっ…あずきPさんっ!」
小豆鬼「…!」
あずき「えへへっ……♪」
小豆鬼「……ふふっ、約束するよ。」
サバゲーフィールド内 市街地
ドゴォォォォォン!ドゴォォォォォン!
忍「「視え」てても体がついてこなくちゃ…ねっ!」ブンッ…!
あずき「……っ!」サッ!ヂッ…!
ヨヨ「オイ、大丈夫カ?」
あずき「大丈夫!ちょっとかすっただけっ……!」スッ…ヒュンッ!ドゴォォォォォン!
忍「うあっ…!」
あずき「………」バッ!バッ!バッ!シュタッ!
忍「はぁ……はぁ……」
あずき「はぁ……はぁ……」
忍「>>136」
本気を出しすぎた……もう……(灰が激しくこぼれる)
安価把握
一時中断します
再開します
忍「本気を出しすぎた……もう……」
サラサラサラサラ…
あずき「どうした…の…?」
忍「ねえ、あずきちゃん…アタシ…あずきちゃんと友だちになれてよかったよ。」
あずき「…あずきもだよ。」
忍「アタシは…大切な友だちに危ないこと……してほしくない。」
あずき「それも同じだよ。あずきも大切な友だちに危ないことをしてほしくない。」
忍「意味がわかんないよ。すぅ……どうしたら……アタシに危ないことをさせたくないから、一緒に戦いたい…ってなるの?」
あずき「ホントに分かんない?」
忍「だって…危ないことをする人数が……増えるだけじゃん…」
あずき「それは違うよ。」
忍「えっ…?」
あずき「忍ちゃんとあずきが一緒なら…友だちと一緒なら…どんな危険だって乗り越えられる。」
忍「だから…危なくない…?」
あずき「うん、信頼する仲間に背中を任せちゃおう大作戦。」
忍「………っ…」
あずき「今のあずきなら…友だちの背中を守れる…守り合える。」
忍「……っ!どうしてそう言うことを言うのっ?!そんなことを言われたら……っ…そんなことを言われたらっ……!」
あずき「……………」
忍「ごめん……今は戦いの途中だったね…」
あずき「うん…」
忍「あずきちゃんの気持ちは…この戦いを通して…よく分かったよ……その気持ち…すっごく嬉しい。」
あずき「…!だったら…!」
忍「でも、これとそれとは……話は別!」ギリッ!
忍「これだけは…譲れない!(もうここで…終わってもいい!)」
あずき「どうしても…?」
忍「アタシ…頑固だからさ。」
あずき「……そうだったね。」
忍「アタシの気持ちを変えたかったら……アタシを……倒してみてよ。今から本気の本気を出すから……それで負けたら……言うこと聞くよ。」
あずき「確認しておくよ…あずきが勝ったらこれからは一緒に戦わせてもらう。」
忍「勝てたら、ね。」
あずき「勝つよ、あずきは。」
忍「………そっか。ふぅ……実はさ…みんなにずっと隠してたことがあるんだ。今までずっと嘘ついてた……ごめん。」
あずき「…真の姿でも見せるつもり?」
忍「そんな…ところかな。」サッ!
ゴポゴポゴポ…!
あずき「…………」
スクィッドオルフェノク「………」ス…
あずき「>>146」
わかったよ……ここからは「力」は使わない。あずきの拳だけで決着をつけるよ
あずき「わかったよ……ここからは「力」は使わない。あずきの拳だけで決着をつける。」
スクィッドオルフェノク「…あずきちゃんの手が痛いだけだよ。」
あずき「………」スッ
ヨヨ「オイオイ、コノ姿ニナッタ忍ニ近接戦闘タイプジャナイオマエノ拳デダメージガアタエラレルト思ッテルノカ?」
あずき「…………」
ヨヨ「ヨク考エロ、「力」ヲ使ッテモ勝テルカ分カラナイ相手ダゾ?」
あずき「…………」
ヨヨ「……ハァ、「ソウシタイ」ッテカ。」
あずき「うん。」
ヨヨ「俺ノ立場ニモナッテホシイモンダゼ。」
あずき「ごめん。」
ヨヨ「何ヲ今サラ。」
あずき「えへへ…」
ヨヨ「カカッ、ドウセ止メテモ無駄ナノハ分カッテタガナ。…オマエノ心ニ従エ。」
あずき「…ありがと。」
スクィッドオルフェノク「………」
あずき「…………」
スクィッドオルフェノク「………」
パッ ゴドン!
棍棒「………」
あずき「武器、使わないの?」
スクィッドオルフェノク「拳には拳で応えようと思って。」
あずき「合わせてくれなくてもいいのに。」
スクィッドオルフェノク「対等…じゃないけど、卑怯な手を使って勝っても嬉しくないから。」
あずき「勝つのは前提なんだ。」
スクィッドオルフェノク「あずきちゃんは素手でコンクリートが砕ける?」
あずき「無理。」
ヨヨ「カカッ!」
あずき「でも…忍ちゃんの頑固な考えぐらいなら砕けるつもりだよ。」
スクィッドオルフェノク「…………」
あずき「…………」
スクィッドオルフェノク「全力でいくよ。」
あずき「望むとこ…」
スクィッドオルフェノク「……」
ブンッ!ミシ…
あずき「…ろっ…?!」
ビュォンッ…!
スクィッドオルフェノク「……」
ドゴォォォォォォン!
サバゲーフィールド内 瓦礫の山と化した市街地
スクィッドオルフェノク「………」
ツカツカツカツカ…
あずき「はぁぁぁぁっ!」ブンッ!メキ…!
あずき「……っ!」
スクィッドオルフェノク「………」
パンッ
あずき「!」ビュンッ…!ドガァァァン!
ガラガラガラガラ…
スクィッドオルフェノク「…………」
あずき「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」ヨロッ…
スクィッドオルフェノク「………」
あずき「はぁっ…はぁっ……うぁ……」フラッ…バタリ…
スクィッドオルフェノク「あずきちゃ…」
あずき「なんの……まだ…まだ…」
スクィッドオルフェノク「両手とももう血まみれに…ねえ、もう降参してよ。それか…「力」を使って。そのままじゃ両手が使えなく……」
あずき「いい!」
スクィッドオルフェノク「……っ…」
あずき「>>156」
あずきはっ……こうすることでしか……(倒れる)
あずき「あずきはっ……こうすることでしか……」フラッ…バタッ…!
あずき「…っ…こうすること……でしか………」
スクィッドオルフェノク「……っ!!」ツカツカツカツカ…!
あずき「……で……しか……」
スクィッドオルフェノク「………」
ツカツカツカツカ…!ガシッ!ヒョイ!
あずき「っう……」ブラン…
スクィッドオルフェノク「こうすることでしか……何っ?!」
あずき「………ない……」
スクィッドオルフェノク「…っ…何っ?!」
あずき「想いを……伝え……られない………」
スクィッドオルフェノク「……!!」
あずき「あずきは……忍ちゃんに……ゴホッ……あずきの……想いを………」
スクィッドオルフェノク「そんなことの為に…こんな……!」
あずき「そんなことなんかじゃないっ!」
スクィッドオルフェノク「?!」
あずき「はぁ……はぁ………そんなことなんかじゃ……ない……」
スクィッドオルフェノク「あ……」
スルッ…
あずき「……っ…」ドサッ!
スクィッドオルフェノク「あずき…ちゃんは……」
あずき「………」フラッ…
あずき「拳で語り合おう……」スッ…
あずき「大作戦…!」ポス…
スクィッドオルフェノク「………」
あずき「はぁ……はぁ………はぁっ…!」スッ…ポス…
スクィッドオルフェノク「あずきちゃん……」
あずき「はぁ……はぁっ…!……っ……」スッ…ポス…
スクィッドオルフェノク「……っ……あずきちゃん…」
あずき「はぁ……はぁ……はぁっ…!」スッ…ポス…
スクィッドオルフェノク「>>162」
もう、お終いにしよ...
スクィッドオルフェノク「もう、お終いにしよ……」
あずき「やだ……」
スクィッドオルフェノク「あずきちゃんをこれ以上…傷付けたくない……」
あずき「まだ…忍ちゃんに参った……って……言わせてない………」
スクィッドオルフェノク「……っ…」
あずき「はぁっ…!」スッ…ポス…
スクィッドオルフェノク「「力」を使わないでアタシに勝てるわけ……ないでしょ…?」
あずき「………」スッ…ポス
スクィッドオルフェノク「……あずきちゃんっ!」
あずき「………」スッ…ヨロッ…
あずき「……っく…はぁっ…!」ザッ!
スッ…ポス
スクィッドオルフェノク「…っ…せめてヨヨちゃんだけでも出してれば…!」
あずき「あはは……分かって…ないなぁ……」
スクィッドオルフェノク「な、何が…?」
あずき「ちゃんと忍ちゃんの拳を……受けなきゃ……忍ちゃんの痛みが……わからないじゃん……」
スクィッドオルフェノク「そんな…痛いのはあずきちゃんの方で……」
あずき「昔…友だちに教えて……もらったんだ……パンチは…した方も痛い…って……忍ちゃんは……ずっと一人で……痛い思いをして……」
スクィッドオルフェノク「あ………」
あずき「あずきね……昔……大事な友だちと……っ……約束したんだ……」
7年前 長野 老舗呉服屋 奥の部屋
あずき「………」
骨壷「…………」
喪服の男「十年に一度しか現れないはずの『ノツゴ』が、何故現れたのかはわからない。ただ一つ言えることは、小豆鬼がその身と引き換え倒さなければ、『ノツゴ』は街に下りていただろう、と言うことだ。」
あずき「…………」
喪服の男「そうなれば数え切れぬほどの者が犠牲になっていただろう。」
あずき「小豆鬼くんが……自分でやりたい…って……?」
喪服の男「……済まない…私たちは……」
あずき「ううん…謝らないで。『鬼』の仕事は『魔化魍』を倒して、みんなを守ることだもん。」
喪服の男「………」
あずき「…「どうしたいか」考えて、自分の心に正直になったんだね。」
骨壷「………」
あずき「…………」
骨壷「………」
あずき「お帰りなさい…」ナデナデ…
骨壷「………」
あずき「>>169」
私がもっとヨヨを使えるようになってたら...
……あずきPさんと同じ人にスカウトされたんでしたよね?
私をアイドルにしてください……紗枝Pさん
連取のため再安価とさせていただきます
再安価
>>172
>>171を採用とさせていただきます
安価把握
・オルフェノクの姿は「その者が意識の奥底で潜在的に抱いている『戦う姿』が具現化したもの」
・イカは青森の名産品(八戸港が水揚げ量日本一)
・イカは姿を眩ませる
・よって、身近な存在である烏賊を「隠れ潜み戦うもの」のとして無意識に捉えていたのではないか
との謎理論から、スクィッドオルフェノクとさせていただきました
お休みなさい
再開します
あずき「……あずきPさんと同じ人にスカウトされたんでしたよね?
私をアイドルにしてください……紗枝Pさん。」ナデナデ…
紗枝P(喪服の男)「…………」
あずき「………」ナデナデ…
紗枝P「……君は彼に7年待つように言った、と聞いているが。」
あずき「その7年…ホントは花嫁修業大作戦のための7年にするつもりだったんです。でも……もう……」ナデナデ…
骨壷「…………」
あずき「花嫁修業大作戦をする意味はなくなりましたから…」ナデナデ…
紗枝P「……好意を寄せていたのか?」
あずき「わかりません。ただ…小豆鬼くん…ううん、あずきPさんは私にとっては特別な存在でした。」ナデナデ…
紗枝P(「鬼」が真名を教えた言うことは……)
あずき「…京都の人ですよね?京言葉を使ってもらっても大丈夫ですよ。その方がきっと…ちゃんと話せますから。」ナデナデ…
紗枝P「…………」
あずきP「…………」
紗枝P「ほな、そうさせてもらうわ。君はアイドルになりたい言うけど、理由は?」
あずき「見せたいんです、アイドルとしての私を。それがあずきPさんが私に…最後に望んだことだった。」 ナデナデ…
紗枝P「………」
あずき「何より私が…私自身がそうしたいと思うんです。」ナデナデ…
紗枝P「…………強い子やな。こんな時にそんなしっかりした受け応えができている。」
あずき「しっかりしなきゃ、あずきPさんが安心できませんから…」ナデナデ…
紗枝P「泣かないんか?」
あずき「………」フルフル
紗枝P「……何時出発できる?」
あずき「私をスカウトしてくれるんですか?」
紗枝P「私には既に一人担当しとる子がいる、ほんでも構へんなら。」
あずき「…ありがとうございます。そのお話、受けさせてもらいます。」フカブカ…
あずき「出発は四十九日が済んでからでいいでしょうか?」
紗枝P「>>181」
そうさせてもらうわ。小豆鬼は幸せやな、こんなに思われて……
ん、わかった。またその時に。
紗枝P「…わかった、またその時に。」
スクッ
あずき「…………」
紗枝P「……頭を上げ。」
あずき「………」スッ
紗枝P「………大した子や………四十九日が過ぎるまでは小豆鬼はんは此岸にいる。やりたいことがあるなら、その間にしておきなさい。」
あずき「はい…」
紗枝P「私も色々とやらんとあかんことがあるから……今日のところはこれで。」
あずき「お疲れ様です。」
〜〜〜
あずき「あずきPさん…」
骨壷「…………」
あずき「あずきは…あずきPさんのことなら何でも知ってるつもりだった。でも……本当は知らないことがたくさんあった……あずきPさん、って言う名前もあの時まで………」
骨壷「…………」
あずき「あずきPさんは天涯孤独の身で……ずっと一人で戦ってた…ことも………」
骨壷「…………」
あずき「友だち……だったのに……っ……」
あずき「……ごめんね…」ギュッ…
骨壷「………」
あずき「あの時あずきPさんが『ノツゴ』と戦いに行くって…知ってたら……そしたら………」
あずき「ううん……あの時止めてたら…数え切れないぐらいたくさんの人が死んでた……それに……あずきが止めても……あずきPさんは行っちゃったんだろうね……」
骨壷「………」
あずき「………っ……こんなに…小さくなって……」
骨壷「…………」
ヨヨ「アズキ…」スゥ
あずき「…………」
ヨヨ「ソノ……」
あずき「大丈夫…だよ…」
ヨヨ「…………」
あずき「大…丈夫…」ゴシゴシ…
あずき「よっこい…しょっ。」スクッ
骨壷「………」
あずき「………」ナデナデ…
あずき「明日夏祭りなんだ。……約束…してたよね、夏祭り…一緒に行こうって。」
骨壷「………」
あずき「オペレーションN…夏祭りを一緒に楽しんじゃおう大作戦……考えてたんだ。」
ヨヨ「………」
あずき「いよいよ作戦を実行に移す時が来たよ。……っ……」
骨壷「…………」
あずき「夏祭りいーっぱい…楽しもっ…!」ニコ…
サバゲーフィールド 瓦礫の山
あずき「約束……したんだもん……あずきの「力」は……友だちのために……使うって……」
スクィッドオルフェノク「………」
あずき「だから……」スッ…ポス…
あずき「あずきにも……忍ちゃんを…守らせてよ………」
スクィッドオルフェノク「………」
あずき「あずきは「そうしたい」…みんなを守る忍ちゃんを…守り…」スッ…
あずき「たいっ…!」ポス…
スクィッドオルフェノク「………っ……」
あずき「>>189」
あずきは……(気絶)
だからヨヨ、最後のアレ(真毒)で忍ちゃんを戻して...
あずき「だからヨヨちゃん、最後のアレで忍ちゃんを戻して……」
ヨヨ「イイノカ?」
あずき「うん……」
ヨヨ「ハァ…ショウガネェナ。奥ノ手中ノ奥ノ手ダッテノニヨ…」ズズズ…
スクィッドオルフェノク「何…を…?」
あずき「ヨヨちゃんは「脅威」を視て…掴み掃って逸らせる…それは知ってるよね…?」
スクィッド「それが……」
>>190訂正
あずき「だからヨヨちゃん、最後のアレで忍ちゃんを戻して……」
ヨヨ「イイノカ?」
あずき「うん……」
ヨヨ「ハァ…ショウガネェナ。奥ノ手中ノ奥ノ手ダッテノニヨ…」ズズズ…
スクィッドオルフェノク「何…を…?」
あずき「ヨヨちゃんは「脅威」を視て…掴み掃って逸らせる…それは知ってるよね…?」
スクィッドオルフェノク「それが……」
あずき「隠しことをしてたのは……忍ちゃんだけじゃない…ってこと…」
ガシッ!
スクィッドオルフェノク「!」
あずき「実は……集めた「脅威」は……相手に「返せ」るんだ…こうやって掴めるぐらい……近付かなきゃいけないんだけど……」キィィィィィン…!
ヨヨ「俺ガ「脅威」ヲ掴マナケレバ、アズキハ十回ハ死ンデイタ。裏ヲ返セバ、「アズキガ十回死ヌダケノ脅威」ヲ集メラレタ。」
スクィッドオルフェノク「ま、まさか……!」
あずき「「脅威」を…返すよ…カウンター…大作戦っ!」
パァァァァァァァ…カッ!
スクィッドオルフェノク「…っ?!」
ブワァァァァァァァァッ…!
〜〜〜〜
モクモクモクモク…
スクィッドオルフェノク「はぁ……はぁ……はぁ……」
あずき「…………」
スクィッドオルフェノク「はぁ……はぁ………あれ…?何とも……」
あずき「…………ふっ…」ドサッ!
あずき「作戦……大成功……」
スクィッドオルフェノク「えっ……」
あずき「い……たた………」
スクィッドオルフェノク「…どういう…こと…?」
あずき「「命が裏返る」…って知ってる…?強い毒で…死者に死を与える……簡単に言うと……加蓮Pさんを助けたのと……同じ……方法………」
スクィッドオルフェノク「………!!あずきちゃん…もしかして、あずきちゃんは……?!」
あずき「知ってたに…決まってるじゃん……忍ちゃん……隠し事するのが…下手すぎるもん……あずきだけじゃなくて……柚ちゃんも……穂乃香ちゃんも……みーんな……」
スクィッドオルフェノク「なっ……」
あずき「忍ちゃんの体の……限界が近いのも……知ってた……見てれば……わかるもん……」
スクィッドオルフェノク「そこ…まで……」
あずき「ふふっ…ありがとう……あずきが「死ぬ」ぐらい…攻撃してくれて………「あずきが10回死ぬだけの脅威」で…やっと忍ちゃんの命を…裏返せた……もう…大丈夫だよ。」
スクィッドオルフェノク「!!(体が灰になるのが…止まってる…!)」
あずき「忍ちゃんの丈夫な……オルフェノクの体じゃなきゃ…「命が裏返る」のに耐えられなかった……ふぅ……これでもう「自分はもう長く生きられないから、残り少ない命はみんなの為に使おう。」……なんて考えないよね……?」
スクィッドオルフェノク「………(分かる……私の「終わり」が…ずっと遠くに行ったのが……)」
ヨヨ「ヤッタナ。」
あずき「うん……今度は友だちを………助けられた……」
スクィッドオルフェノク「最初から……」
あずき「あずきを誰だと思ってるの…?フリルドスクエアのセクシー担当…兼…参謀だよ…?」ヨロッ…スクッ…
あずき「よし……これで……ようやく……始められるよ。」
スクィッドオルフェノク「始める……って……?」
あずき「真剣勝負。これで忍ちゃん…本当の本気の本気が…出せるでしょ?」
スクィッドオルフェノク「あ………」
あずき「ふふっ……」
スクィッドオルフェノク「>>197」
参ったな……
安価把握
一時中断します
再開します
スクィッドオルフェノク「参ったな…」
あずき「降…参…?」
スクィッドオルフェノク「…ううん。」
あずき「だよ…ね…じゃないと困るところ…だったよ…」
スクィッドオルフェノク「いつからアタシは…あずきちゃんの作戦にはめられてたの…?」
あずき「さあ…いつから…でしょうか…?」
スクィッドオルフェノク「はぁ……最初から、か…」
あずき「ふふふっ……」
スクィッドオルフェノク「………」
あずき「…………」
スクィッドオルフェノク「……決着、つけよっか。」
あずき「うん…」
スクィッドオルフェノク「最後はお互いの「力」の全部を…ぶつけ合わない?」
あずき「ふぅ……いいよ……わかった…」
スクィッドオルフェノク「………」スッ
棍棒「………」ヒュンッ!
スクィッドオルフェノク「……」ガシッ!
あずき「………」スッ
「手毬」×108「………」スゥゥゥゥ…
スクィッドオルフェノク「そんなに…出せたんだ。」
あずき「一〇八個…これで今のあずきが出せる「手毬」は全部。……ヨヨちゃん。」
ヨヨ「カカッ、オレハ水ヲ差スホド野暮ジャネエヨ。」
あずき「……ありがと。」
スクィッドオルフェノク「……行くよ。」スッ…
スクィッドオルフェノクオルフェノク「アタシの全身全霊を込めた一撃……受けてみろ!」グググッ…
あずき「あずきの方も……行くよ。」
スゥゥゥゥゥゥ…
「手毬」×108「………」クルクルクルクル…!
あずき「超必殺技……大作戦っ!」
スッ…
スクィッドオルフェノク「…………」
あずき「…………」
スクィッドオルフェノク「はぁぁぁぁっ!!」ビュンッ…!
あずき「行っけぇぇぇぇぇっ!!」
キュィィィィィィン…!
カッ!ドゴォォォォォォォォン…!!!
???
あずき「…………あれ……ここは……?」
「…………」ポン
あずき「……!」
「…………」ナデナデ…
あずき「………っ…」
「…………」ニコッ
パァァァァァァァァ……
〜〜〜
忍「…………」ピクッ
忍「う……ううん……」パチ……
忍「っく……えっ…と……?」
亜季「おはようございます。ここはサバゲーフィールド備え付けの医務室であります。」
忍「医務……室……」
亜季「意識を失っていたので、ここまで運ばせていただきました。」
忍「意識……を………あっ、そうだ……あずきちゃんは……」
亜季「隣のベッドです。」
忍「………」クル…
あずき「おはよ…あずきも今…目が覚めたところ…」
忍「……………」
あずき「…………」
亜季「>>208」
↓
苦しみを背負い、命を絶つほどの覚悟……ぶつけ合った感想は?
亜季「苦しみを背負い、命を絶つほどの覚悟……ぶつけ合った感想は?」
忍「痛かった…」
あずき「右に同じく…」
忍「でも……ぶつけ合えてよかった…」
あずき「これまた右に同じく…」
亜季「ふふっ……そうでしたか。」
忍「あずきちゃんの想いの強さが……よくわかった。」
あずき「とーへんぼく。」
忍「えっ……?」
あずき「わかってくれるのが…遅すぎ。」
忍「ごめん……」
あずき「許す。で……どう?あずきは…強かったでしょ…?」
忍「うん……「強かった」。」
あずき「えっへん。」
忍「ふふっ…」
あずき「ふふふっ…」
亜季「得るものがあったようですな。」
忍・あずき「……うん…」
亜季「…………」
忍・あずき「…………」
忍「…知ってたの?」
亜季「周知の秘密、と言う奴でした。」
忍「あはは……」
亜季「「気」、「音色」、「味」、「ニオイ」などで……いえ、それ以前の問題です。」
あずき「ホンット隠し事が下手っぴなんだよね。」
亜季「全くです。」
忍「>>215」
うあー。もしかして家の方にもバレちゃってるのかなぁ
……事務所にはね、アタシの他にもう一人オルフェノクがいるんだ。知った時は、すごい剣幕で「誰かに話したら殺す」って脅されたけど……アタシはその人も助けてあげてほしいんだ
忍「うぁー…もしかして家の方にもバレちゃったりしてるのかなぁ…」
あずき「「親の反対を押し切って家を飛び出るような馬鹿娘でも、俺の娘であることに変わりはない。」by忍ちゃんのお父さん。」
忍「はぁ……何だ…とっくの昔バレてたんだ……」
あずき「馬鹿な娘を持つと苦労する…って。」
忍「……っ……全部……知ってて………」
あずき「…………」
忍「……っぐ……うぅ……っく……ぐすっ………」
亜季「例えどんな存在であったとしても、忍ちゃんは忍ちゃんなんです。」
忍「だって……っ……アタシは………」
あずき「ばかだなぁ…忍ちゃんのことを嫌いになったりすることなんか…あるわけがないじゃん。」
忍「………っ………うぅ……うぅぅ………」
あずき「………」
忍「うぅ………っ……」
亜季「………」スッ
迷彩柄のハンカチ「…………」
忍「亜季…さん……」
亜季「………」ニコ
忍「……っ…」ハシッ…グシグシ
あずき「……ありがとう、亜季さん。」
亜季「私は手助けをしただけに過ぎません。」
忍「……っ……はぁ……」
亜季「それよりも…です。二人とも重要ことを忘れてはいませんか?」
あずき・忍「……?」
亜季「「参ったな」とは聞きましたが、「参った」とは聞いていません。」
あずき・忍「…………あっ!」
亜季「勝負はまだ終わっていませんよ。」
あずき・忍「………」
亜季「如何なされますか?」
あずき「………動ける?」
忍「一歩も無理。」
あずき「あずきも。」
忍・あずき「…………」
亜季「………」
忍「すぅ………参った!」
亜季「……おや。」
忍「降参!アタシの…負け!」
亜季「………だそうですが?」
あずき「>>223」
じゃあ、もう危ない事は禁止だよ
あずき「じゃあ、もう危ない事は禁止だよ。」
忍「うん。」
あずき「危ないこと……一人だけで戦うようなことは絶対にしない、戦うときはあずきも一緒……約束できる?」
忍「約束する。」
あずき「………」 スッ
忍「……?」
あずき「指切り。」
忍「あっ…」 スッ
あずき・忍「………」ギュッ
あずき「こんなに強いあずきに背中を守ってもらえたら安心でしょ?」
忍「心強いよ…とっても……」
あずき「一緒だよ。」
忍「うん…一緒…」
あずき「嘘ついたら針千本大作戦なんだから…」
忍「あはは…それはやだな…」
あずき「だったら…約束はきっちり守ってねっ!」
忍「頑張る。」
あずき「頑張るじゃなくて…!」
忍「ふふっ…守るよ。」
あずき「それでよし!これでめd…」
ヨヨ「目出度シ目出度シ、ダナ。」スゥ
あずき「ヨヨちゃんっ!」
ヨヨ「カカッ!」
あずき「せっかくあずきがいい感じで締めよう大作戦をしようと思っt……」
ガチャッ!
穂乃香「忍ちゃん、あずきちゃん!」
あずき「…!穂乃香ちゃ…!」
穂乃香「よかったぁ…!」ピョンッ!ダキッ!
あずき「ぬわぁっ?!」
穂乃香「私……私………」
柚「穂乃香チャンがあずきチャンにトドメをさしちゃった!」
穂乃香「えっ…」
あずき「きゅー……」
穂乃香「あっ…ご、ごめんなさい!」
忍「やっちゃったね…」
穂乃香「えっ…えっ……」
あずき「なーんちゃっ…!」
穂乃香「ぐすっ……」
柚・あずき・忍「?!」
廊下
ウワァァァァン!
ゴメン…ウソウソ!ジョウダンダカラ!
ドッキリダイサクセンダカラ!
紗枝P「………」
エ、エット…ホラ、ホノカチャンノスキナミドリノブサ……グサァーッ!
ピニャコラター!!
ユズチャン!!
テヘ…ツ、ツイ……
紗枝P「はぁ…騒がしなぁ…」
P「いいことじゃないか。」
紗枝P「………せやな。」
P「「強い」子だ。」
紗枝P「>>231」
肉体は滅んでも『守りし者』の思いは決して消えない。小豆鬼はんの思いは今も生き続けとる、いうことですな
トップアイドルにすると約束したからな
紗枝P「トップアイドルにするって約束しましたから。」
P「ほう……」
紗枝P「あずきが「強い」子や言うんは、八年前のあの日からよう知っとります。ですから今回も信じたんです。」
P「………」
紗枝P「私は出来ひん約束はしません。トップアイドルにする約束をしたんは、つまりはそういうことです。」
P「………言うじゃないか。」
紗枝P「ふふっ…」
P「それに対して言いたいことがあるのは俺だけではないと思うぞ。なぁ?」
黒いコートの男「フ……」
割烹着の男「………」ニコニコ
文香P「………えっ……あっ……」
アセアセ…!
P「トップアイドルに出来たらいいな。」
紗枝P「安心してください。しますから。」
P「あっはっはっは!悪いが譲るつもりはないぞ?」
紗枝P「譲ってもらわんくて構いまへん。勝ち取りますから。」
P「トップアイドルをプロデュースするのは俺だ。」
紗枝P「いえ、私です。」
文香P「え、えっと………」
アセアセ…!
割烹着の男「こっちも仲良しやなぁ。」ニコニコ
黒いコートの男「……そうだな。」
ハァァァン…!ピニャコラター!
ホノカチャンモトドオリダイサクセン、ダイセイコウ!
ヤッター!イツモノホノカチャンダ!
イツモガコレッテ…
文香「……」パラパラパラパラ…パタン
「本」「………」
文香「物語に新たな1ページが……刻まれました……この「本」は…どうしますか…?」
文香叔父「また書庫に仕舞っておこう。また、「オルフェノク」に関する知識が必要とする者が現れるまで。」
文香「………ハッピーエンド……でしたね。」
文香叔父「……ああ。僕の好きな…ハッピーエンドだ。」
医務室
柚「ぐさぁーっ!」
穂乃香「ぴにゃこら太ー!!」
忍「柚ちゃん。」
柚「えへへ、つい…てへぺろ♪」
穂乃香「もう…ぐさぁーっ!はしないでください!絶対にしないでください!」
柚「わかった、ぐさぁーっ!」
穂乃香「ぴにゃこら太ー!!」
亜季「こらっ、柚ちゃん!」
柚「だってー…」
亜季「だっても何もありません!まったく……ぐさぁーっ!」
穂乃香「ぴにゃこら太ー!!」
あずき「あははははっ!」
忍「はぁ……亜季さんまで…」
穂乃香「あ、亜季さん!」
亜季「すみまぐさぁーっ!」
穂乃香「ぴにゃこら太ー!!」
あずき「あはははははっ!」
あずき(あずきPさん……あずきは今三人の親友とフリルドスクエアっていうユニットを組んでるんだ。)
あずき(おてんばなムードメーカーの柚ちゃん、真面目だけどちょっとズレてる穂乃香ちゃん……頑張り屋さんで優しい忍ちゃん。)
あずき(これから何があるかはわかんないけど…みんなとならきっと乗り越えられる、そう思うんだ。)
あずき(……………)
あずき「……約束、守ったよ…あずきPさん。」
忍「ん、何か言った?」
あずき「ううん、独り言。亜季さん、その緑のブサイク貸してー!あずきもぐさぁーっ!大作戦したいからっ!」
穂乃香「あずきちゃん!」
あずき「あはははははっ!」
大作戦
君の人生は輝いているか
本当の自分を誤魔化してはいないか
ということで波乱のフリスク登場回でした
雨降って地固まるとも申します
ぶつかり傷付け合えるのが友人です
日常は異能バトルの中で
次のフリスク回はほのぼの……を目指します……目指しはします
お付き合いいただきありがとうございました
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