【モバマス】「雑談」 (57)

【トライアドプリムスの場合】

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凛「……」雑誌ペラペラ

加蓮「……」カチカチ

奈緒「……」スマホイジイジ

加蓮「……ねぇ」

奈緒「んー?」

加蓮「一回泣きギレさせてみたい子って誰?」

凛「!?」

奈緒「はぁ?」



奈緒「なんだそれ、イジメってことか?」

加蓮「いやいや、違くて、一回泣き顔がみたいなって思うくらいのニュアンスで言ったんだけど」

奈緒「結局泣かすことには変わりないのかよ……」

凛「…………」


凛「……それはどんな感じの泣かせ方?」

加蓮「!」

奈緒「えっ」

凛「例えば、駄々コネる感じとか涙目で睨んでくるとかいろいろあるけど」

加蓮「シチュエーション含めて全部任せるよっ」

凛「ふぅん……」

奈緒「いやふぅんじゃねぇよ、なんでそんなお前乗り気なの、怖いんだけど」


加蓮「奈緒は誰なの? 泣かせたい子」

奈緒「いねぇよ、なんでさも当然のようにいる前提で話振ってくるんだよ」

加蓮「えー、一人くらいいるでしょー? うち200人いるんだよアイドル」

奈緒「あたしの交友関係の中に『泣かせたい子』のカテゴリーはねぇよ」

凛「………………………………」

奈緒「そんで凛は悩みすぎだろ、何を真剣に考えてんだよ、怖い通り越して気持ち悪いよ」

加蓮「もー、うるさいなぁ、結局奈緒は誰を泣かせたいの?」

奈緒「だから泣かせねぇっつってんだよ。私の心境としては今この場でお前を泣かせたいくらいだよ」

凛「……私は美優さんかな」

加蓮「おぉっ」

奈緒「散々悩んで結構際どいとこついてきたなぁおい」

凛「いっつも大人組に振り回されて困ったように笑ってるからさ、あの顔が涙にかわるとこ見てみたいなって」

奈緒「おいやめろ、空いてる時間に年少組の面倒とか見てくれてるんだから想像の中でくらい休ませてやれよ」

凛「思いっきり酔っぱらわせてわんわん泣く泣き上戸な美優さんだといい」

美優『なんれいっつもわらしががまんしなきゃいけらいんれすか~~~~!!』ウワーン

加蓮「普段は飲まないような量飲んで子供みたいに泣いて楓さんとかオロオロさせたい……」

奈緒「お前ら想像を共有してんじゃねぇよ、何一つ伝わってこねぇよ」

凛「可愛いでしょ? 居酒屋で人目はばからず号泣してる美優さん」

加蓮「あの美優さんだよ? 相談にも乗ってくれて年少組といると優しく笑ってていつも頼りになる美優さんがガチ泣きしてるんだよ?」

奈緒「罪悪感しか出てこねぇよ」


凛「じゃあ加蓮は誰を泣かせたいの?」

奈緒「ねぇもうこの話題やめない? どうしても続けるのかこれ?」

加蓮「ふふふ、聞きたい?」

奈緒「聞きたくねぇよ」

加蓮「私は色々考えたけど、やっぱり晴ちゃんかなぁ」

凛「晴か、なかなかいいチョイスだね加蓮」

加蓮「でしょ? やっぱ凛は分かってるね」

奈緒「アウトだよ、サラッと言ってるけど幼女泣かすのはアウトだろ」

加蓮「で、どんな風に泣かせたいのさ?」ワクワク

凛「美優さんみたいに泣かせるのもいいけど、あれはしっかりしてる人が子供のように泣くからこそそそられるからね」

奈緒「そそられるって言ったぞ今。愉しんでるのか、お前やっぱ結構乗り気なのか」

凛「だから散々女の子扱いして可愛がって、涙目で睨んでくるシチュエーションが、晴にはあってるかなって」

晴『うるせー! こっち見んなバーカ! もうあっち行けよ!!』

加蓮「いい……すごくいい……」

凛「でしょう?」

奈緒「でしょう?じゃねーよ、同意求めてくるなよ、こっち見んな」


加蓮「そのシチュだとありすもいいかな。論破し返されて半泣きになってるの」

凛「情報ソースが間違ってること頑なに認めようとしないんだよね……いい……」

ありす『ネットに書いてあった情報です……間違ってません……』グスン

奈緒「もうアタシ帰っていいかな? 代わりに美嘉呼んどくから頼むから帰らせてくれ」

加蓮「何言ってるの、まだ奈緒の話を聞いてないよ」

凛「そうだよ、一人何も言わず帰れるなんて思ったら大間違いだよ」

奈緒「勘弁してくれよ畜生、今考えたいのは今後のお前らとの付き合い方だよ」

凛「仕方ないなぁ、じゃあちょっとゆっくり話できるところ行こうか」

加蓮「いいね、じゃあファミレス行こうか。奈緒に泣き顔の良さをしっかり教えてあげないと」

奈緒「おい冗談じゃないぞなんでアタシが、ちょっ、引っ張るな、分かった行くからフード掴むのはやめてくれぇ、ちょっと!」


【雑談・トライアドプリムスの場合 終】

【フリルドスクエアの場合】

桃井あずき「ん~~」

工藤忍「…………」

あずき「ん~~~~」

忍「……………………」

あずき「んん~~~~~~」

忍「……え、どうしたのさっきから」

あずき「あ、忍ちゃん、やっぱり分かる? 何かあったって」

忍「そりゃ分かるよ、それだけ唸ってれば……」

あずき「まぁ構ってほしくてちょっと大げさにやってたけどね!」

忍「だよね、普段からそんなに唸ってるとこ見たことないもんね」

忍「で、どうしたの一体……」

あずき「んーと、別に大したことないんだけどね」

忍「あんだけ唸ってたのに?」

あずき「さっきプロデューサーに現場から送ってもらったんだけど、ラジオからかかってた曲の名前が気になってね?」

忍「思ったより大したことなかったね」

あずき「ひどい!?」

あずき「そうだ忍ちゃんならこの曲分かるかも!」

忍「えー、でもそんなに音楽詳しくないんだけど……」

あずき「大丈夫! すごい有名な曲だから!」

忍「曲名忘れてるのに?」

あずき「ちょっとど忘れしただけなの!」

忍「じゃあちょっと歌ってみてよあずきちゃん」

あずき「よしきた! 名づけて熱唱大作戦!」

忍「そこまで気合い入れなくてもいいんだけど」

あずき「う~がんばってみるよ~♪」

忍「…………」

あずき「やれるだけ~がんばってみてよ~♪」

忍「……少しだけ~なんだかんだ言っても~……♪」

あずき「……! つ~まりは単純に君のこと~♪」

あずき・忍「好きなのさ~♪」

あずき「いぇーい! 忍ちゃんいぇーい!」

忍「い、いぇーい」

あずき「なーんだ、忍ちゃん知ってるんじゃーん!」

忍「結構有名な曲だよね、確かSMAPの曲だったような……」

あずき「ラジオ途中からでサビしか聞けなかったから分かんなかったんだよねー。それで、なんて曲なの?」

忍「えーとね…………」









忍「あれ?」

あずき「…………忍ちゃん?」シラー

忍「ちょ、ちょっとまって、ここまで! ここまで出かかってるの今」

あずき「…………」

忍「あぁぁモヤモヤする! これすっごいモヤモヤする! 気持ち悪い! すっごい気持ち悪い!」

あずき「…………」

忍「うぅぅ…………」

あずき「…………」

忍「んううううぅぅぅぅ…………」

あずき「ご、ごめん忍ちゃん! 私が悪かった! 唸ってる! 唸り声出てるよ忍ちゃん!」

忍「はー、すごい、これ唸り声出るもんだね!?」

あずき「そこまで頑張って思い出そうとしてくれたのは嬉しいけど、険しい顔も相まってちょっと申し訳なかったよ」

忍「さっきまで唸ってたのはあずきちゃんだったんだけどね?」

忍「なんだったっけかなぁこの曲名……食べ物の名前だった気がするんだよね、野菜か果物」

あずき「これ頭から歌えばポロって出るかもしれないね」

忍「あずきちゃんサビしか聞いたことなかったんじゃなかったっけ」

あずき「さっきサビだけ聞いただけで曲自体は何回か聞いたことあるよー」

あずき「育ってきたー環境が違うからー好き嫌いは否めない~♪」

忍「そうそうこんな曲だよね」

あずき「夏がだめだったりー ンフフーが好きだったりするよね~♪」

忍「!?」

忍「ちょっと待って、今のンフフって何!?」

あずき「や、分かんない、ちょっと出てこなかったから……」

忍「そこだよ! 一番大事なとこそこだよきっと! 私たちが知りたいところピンポイントだよ!」

あずき「え~、じゃあ忍ちゃん歌ってみてよー」

忍「勿論! 頭から歌えば意識しなくてもスッと出てくるよきっと!」

あずき「ほんと~?」


忍「育ってきたー環境が違うからー好き嫌いは否めない~♪」

あずき「うんうん」

忍「夏がだめだったりー フンフフーが好きだったりするよね~♪」

あずき「いやダメじゃん! ンフフって言っちゃってるじゃん!」

あずき「あーモヤモヤする! 想像以上にモヤモヤしてる!」

忍「もう歌詞で検索しようか、サビ分かってるし」

あずき「駄目だよ! なんか負けたみたいじゃん!」

忍「うっ、確かに……」

あずき「野菜とかの名前って言っても、なんかみんな大好き! って感じの野菜でもないよね」

忍「好きだったりするよねって言ってるから好きな人は珍しい野菜なんだろうねきっと」


ガチャ

綾瀬穂乃果「おはようございます」

あずき「穂乃果ちゃん!」

忍「丁度よかった! 聞きたいことがあるんだけど!」

穂乃果「え、う、うん、何?」

あずき「みんなにそんなに好かれてなくて好きな人は意外扱いされるけど認知度は結構高めの三文字程度の野菜って何かな!?」

穂乃果「え、野菜? しかも要求されてる条件が細かい!?」

…………

穂乃果「……なるほど、そういうことですか」

忍「穂乃果ちゃん、この曲名分かる?」

穂乃果「うーん、山崎まさよしさんの曲なのは知ってるんですが……さっきから曲名が思い出せずにモヤモヤします」

忍「あれ、SMAPじゃなかったっけ?」

穂乃果「確か楽曲提供していてその後セルフカバーしてたような……」

あずき「三人いて全員モヤモヤしてるのもすごいよねー」

あずき「はい穂乃果ちゃん! さっきの条件に当てはまりそうね野菜を一つ!」

穂乃果「えぇぇ、野菜、えっとえっと……」

忍「あずきちゃん無茶ブリがすごいね……」





穂乃果「ぱ、パセリ!」

忍「パセリ!?」

あずき「パセリ!!」

忍「あぁ! なんかそれっぽい! そんな感じの野菜だ!」

あずき「でも惜しい! 歌詞に入れるとちょっと語呂が悪い! でもパセリポジションの野菜だよ!」

穂乃果「私も言ってて微妙に違うような気はするんですが……」

忍「でも近い! 一歩確実に近づいた!」

ガチャ

喜多見柚「おっはよー、柚さんだよー」

穂乃香「あ、柚ちゃん」

あずき「丁度よかった、柚ちゃんにも聞きたいことがあるの」

柚「お? なになに? 何でも聞いてみなさい」フンス

あずき「食べられないほど嫌いじゃないけど、どっちかっていうと嫌いなポジションの野菜って何?」

柚「え? な、なぞなぞか何かカナ?」

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