茄子「ツキがあったから付き合った、なんて」 (268)
※モバマスSS
複数P世界、安価スレ
連取・連投・エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
オリジナル設定注意
幸運の女神(文字通り)注意
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459167966
美羽「付き合いましゃーく!」
美羽「付き合いましゃーく!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456575280/)
さくら「三人で付き合いまぁす♪」
さくら「三人で付き合いまぁす♪」 - SSまとめ速報
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沙織「付き合いさねーですけんど…」
沙織「付き合いさねーですけんど…」 - SSまとめ速報
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真奈美「付き合いも短くはないんだ」
海「これも付き合いって言うのかね」 - SSまとめ速報
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海「これも付き合いって言うのかね」
モバP「付き合えない付き合い」 - SSまとめ速報
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あい「私が付き合うからには」
あい「私が付き合うからには」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458565253/)
の続きです
幸運の138作目
茄子さんを書けば少しでも運気が上がるかな、と……
朝 とある小さな山村 民家 客間
チュンチュン…チュンチュン
???「うぅん……」スヤスヤ
茄子「……」ジー
???「うぅ………」スヤスヤ
茄子「……」ジー
???「うぅん…ぅ……ん……」
パチッ
茄子(あっ、起きちゃった。)
???「………」パチッ…パチパチ
茄子(もうちょっと寝ててくれても良かったのに〜。)
???「もう…朝かぁ……」
茄子(私は「鷹富士茄子」。自分でもお気に入りの名前で、年末年始は引っ張りだこになるアイドルの名前。)
???「ふわぁぁぁ……」
茄子(そして……「幸運の女神」の今の名前。)
???「眠い……」ゴシゴシ…
茄子(…………)
???「眼鏡……眼鏡……」モゾモゾ
茄子(私は特別な時を除いて、とても近いけどとても遠い…そんな場所にしかいられない。)
???「眼鏡……は……」
ガサガサ…
茄子(私が「こちら」に留まりすぎると因果律を乱してしまうから……普段は「近くて遠い場所」から人々を見守っている。)
???「昨日どこに……」
ガサガサ…コツッ
???「あ……あったあった!」
茄子(そんな「神様」の姿は決して人の目に見えるものじゃなくて…もちろん触れたりすることもできるものでもなくて。)
???「よし…今日も1日働こうかな。」スチャ
茄子(だからこうしていたところで絶対に気付かれたりはしない。)
???「…ってナスちゃん?」
茄子「ナスじゃなくてカコですよ〜♪(たった一人の特別な人以外には……)」
???「顔…近いよ?」
茄子「近くから寝顔を見てましたから〜♪」
???「あはは、そっか……今日も美人さんだね。」
茄子「ふふっ、ありがとうございます♪」
???「おはよう…茄子ちゃん。」
茄子「おはようございます、茄子Pさん。」
茄子P「さて……と。起きたいから顔をどけて欲しいなー、なんて。」
茄子「>>9」
↑
茄子「嫌です。」
茄子P「そこを何とか。」
茄子「嫌です。」
茄子P「どうしても?」
茄子「どうしてもです。」
茄子P「うーん…それは困ったなぁ。」
茄子「ふふふっ…♪」
茄子P「起きないと今日の仕事ができないんだけどなー。」
茄子「仕事と私、どっちが大切なんですか?」
茄子P「あはは、まさかその質問を本当にされる日が来るなんて思ってもみなかったなぁ。」
茄子「一回言ってみたかったんです♪それで、どっちが大切なんですか?」
茄子P「えーっと…どっちもかなぁ。」
茄子「どっちかです。」
茄子P「えー…どっちか選ばなきゃだめ?」
茄子「はい、ちなみに私って言ってくれなかったらどいてあげません♪」
茄子P「じゃあ茄子ちゃん。」
茄子「じゃあ?」
茄子P「茄子ちゃんの方が大切です。」
茄子「ふふっ、もー、茄子Pさんったらー♪私の方が大切だったら、私がどかなくて仕事ができなくてもいいですよね〜?」
茄子P「やられた……」
茄子「ふっふっふ、この質問をされた時点で茄子Pさんはもう私の策中にはまっていたんです♪」
茄子P「な、なんだってー。」
茄子「昨日は夜遅くまでお仕事してましたよね、今日はもう少し横になってなきゃだめです。」
茄子P「ぼくの中の民俗学者の血が…」
茄子「だめです。」
茄子P「…はぁい。」
茄子「>>15」
あなたにもしもの事があったら……
茄子「あなたにもしもの事があったら……」
茄子P「あはは、ナスちゃんは心配性だなぁ。」
茄子「笑いごとじゃありません。例えば寝不足が原因で足元がふらついて…山の中で転んで足を挫いたりしちゃったら……」
茄子P「大丈夫だって、ぼかぁこう見えて足腰強いから。民俗学者は脚が命。」
茄子「それは知ってますけど…その……」
茄子P「心配いらないよ。」
茄子「………」
茄子P「へーき。」ニコッ
茄子「むぅ……」
茄子P「……」ニコニコ
茄子「…いつも笑顔でごまかせると思ったら大間違いですよ?」
茄子P「今回は?」
茄子「ごまかされてあげます。」
茄子P「あはは、ありがと。」
茄子「たーだーしー…」スッ
茄子P「おっと?」
茄子「あと三十分はこうやって私に見つめ続けられてください♪」
茄子P「三十分かぁ…」
茄子「三十分したら起きていいですから。」
茄子P「あはは、わかったよ。…ナスちゃんと見つめ合うのも悪くない。」
茄子「ナスじゃなくてカコですってばー。」
茄子P「ナスちゃん。」
茄子「カコです。」
茄子P「ナスちゃん。」
茄子「カコです。」
茄子P「カコちゃん。」
茄子「ナスでs……もー!」
茄子P「あははっ。」ニコニコ
茄子「ぷんぷん!」
居間
茄子P「いやー、今日の朝ごはんもまた絶品だねぇ。」ヒョイ パク ヒョイ パク
老婆「そうかいそうかい…」
茄子P「特にこのおひたしが…もぐもぐ。」ヒョイ パク ヒョイ パク
老婆「ふふっ…それだけ美味しそうに食べてもらえると作ったかいがあるよ。」
茄子P「あっ、ご飯のおかわりちょうだい。」スッ
老婆「はいはい、ご飯のお代わりね。」
ハッシ
茄子P「ごめんねぇ、泊めてもらってる上にご飯までご馳走になっちゃって。」
老婆「いいんだよ。どうせ一人で済むには広すぎる家だし、料理も毎日作りすぎちゃうものなんだから。はい、ご飯のお代わり。」スッ
茄子P「ありがと。」ハッシ
老婆「それにしても、茄子Pさんも物好きな人だね。わざわざこんな何もない山奥の集落に年寄りの話を聞くためなんかに……話す方は楽しいんだけど…」
茄子P「あはは、ぼかぁ民俗学者だもん。昔から伝わる話なんかを聞くのが仕事で、何より好きなんだ。」
老婆「そうなの…?」
茄子P「>>23」
はい。海の妖怪の卒業式『宝螺抜け』とか、怪異を払う大神事『大祓』に、古今東西の妖怪を記録した『白澤図』とか、いろいろと面白いのがいっぱいで
茄子P「うん。海の妖怪の卒業式『宝螺抜け』とか、怪異を払う大神事『大祓』に、古今東西の妖怪を記録した『白澤図』とか、いろいろと面白いのがいっぱいで。」
老婆「ふふっ…確かにそれは面白そうだね。」
茄子P「でしょ?おばあちゃんたちの話もぼくにとってはこれらに負けず劣らず面白いの。…そう言った話を辿っていくと出会いがあったりもするし。」
老婆「妖怪との?」
茄子P「あはは、それもあるけど…」
チラッ
茄子「……」ニコッ
茄子P「もっと思いがけない出会いがあったりもするんだ。おばあちゃんはそう言うのとか信じるタイプ?」
老婆「信じるも何もそう言うのは実際にいるからねぇ。若いのは信じていないだろうけど。」
茄子P「ぼかぁ信じてるよ?」
老婆「茄子Pさんが特別なの。今日日の若いのは目に見えないものは信じないんだよ。」
茄子「…………」
茄子P「…目に見えなくてもそこに「いる」のに……」
老婆「全くだよ…迷信深いって笑われるかもしれないけど。」
茄子P「いや、おばあちゃんは正しいよ。ぼくが保証する。」
老婆「ふふっ…ありがとう、と言っておこうかね。」
茄子P「…おばあちゃんにはきっといいことがあるよ。」
老婆「あら…本当?」
茄子P「うん、それも保証するよ。」
茄子「………」
茄子P「必ずいいことが起きる。」
とある小さな山村 山道
茄子「嬉しいものですね…」スゥゥゥ
茄子P「信じてもらえてるのが?」
ザクザクザクザク
茄子「私たちは信じてもらえていなければ…いないのと同じですから。」
茄子P「…おばあちゃんいい人だよね。」
茄子「はい。いいことが起きるようにお祈りしておいてあげました♪」
茄子P「ありがたやありがたや。」
茄子「ふっふっふ、もっともっと拝んでください♪」
茄子P「ははー。」
茄子「>>33」
はははっよきに計らえ、って違いますね
安価把握
お休みなさい
買った端末が一カ月でオシャカになりました、助けて茄子さん
再開します
茄子「はっはっは、良きに計らえ〜♪って違いますね。」
茄子P「それはお侍さんだねぇ。」
茄子「うっかりしちゃいました〜。えっと…こういう場合は……何て言ったら威厳があると思います?」
茄子P「それをぼくに聞いちゃうー?威厳がないことに定評のあるぼくに。」
茄子「そうですねー。確かに茄子Pさんは威厳はないですし、いつも小汚い格好ですし、正直前髪切ったほうがいいんじゃないかなー、とは思うんですけど…」
茄子P「唐突なフルボッコ…」
茄子「それでも私のプロデューサーさんですから〜♪」
茄子P「……フォローになってないよ?」
茄子「?」キョトン
茄子P「本気のキョトンやめてー。」
茄子「ふふふっ、ちょっとふざけてみただけです。私は茄子Pさんの今言ったところも含めて好きなんですけどねー。」
茄子P「え、何だって?」
茄子「むぅー!」
茄子P「あはは、お返し。もう一回言ってくれなきゃわかんな…」
茄子「茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き……」
茄子P「い、って…」
茄子「茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き……」
茄子P「い、一回で……」
茄子「茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き……」
茄子P「ナスちゃん?」
茄子「ナスじゃなくてカコですよー。ふふっ、お返しのお返しです♪茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き、茄子Pさん大好き……」
茄子P「やめてやめて、そんなに何回も耳元で囁かれたら気恥ずかしくて死んじゃうよお。」
茄子「え、何だって?」
茄子P「ナスちゃーん…!」
茄子「ふふふっ♪」
茄子P「はぁ…茄子ちゃんには敵わないや。」
茄子「………」ジー
茄子P「……大好きだよ、茄子ちゃん。」
茄子「えへへ〜♪」
茄子P「縁は異なもの、とは言ったものだけど…」
茄子「まさに私たちのためにあるようなことわざですよね〜♪」
茄子P「>>45」
うんうん。結構危なかったけど、今となってはあの闘神士事件に感謝かな
茄子P「うんうん。結構危なかったけど、今となってはあの闘神士事件にも感謝かな。」
茄子「全く…あのときは本当に驚いたんですから。」
茄子P「あはは、体が勝手に動いちゃって…」
茄子「あの後どうするつもりだったんですか?」
茄子P「考えてなかった。」
茄子「はぁ……」
茄子P「あははははっ。」
茄子「もしあのタイミングで紗枝Pさんたちが助けに来てくれなかったら……」
茄子P「終わり良ければ全てよし、結果的にぼかぁ茄子ちゃんとこうやって旅ができてる。」
茄子「運が良かっただけです。」
茄子P「運も実力のうち。」
茄子「ああ言えばこう言う…もう二度とあんな無茶はしないでくださいね?」
茄子P「はぁい。」
茄子「とか言って、また同じようなことがあったらまた無茶をするんですよね〜?」
茄子P「ぎくり。」
茄子「呆れた人。」
茄子P「あはは…」
茄子「まあ…そんなところに惹かれちゃったんですけど。あっ、石段が見えましたよ。」
茄子P「おっ、これを登ったら今日最初の目的地に到着だね。」
山中 大木の根元
茄子P「今日は山に入らせてもらいます。色々と突っついて回らせてもらいますけど、どうか許してください。」
茄子「お邪魔します。」
小さな古い祠「……」
茄子P「お神酒をどうぞ。」スッ コトン
茄子「……」ジー
茄子P「茄子ちゃんにもちゃんと夜にお供えしてあげるから。」
茄子「わーい♪」
茄子P「呑んべえなんだからー。」
茄子「えへへ〜♪」
茄子P「ぼかぁそんなお酒強くないのに行く先々で酒豪と思われちゃう。」
小さな古い祠「……」
茄子P「あはは、そうなんですよ。茄子ちゃん見かけによらずものすごい酒豪で……」
茄子「>>52」
神様ですから当然ですよね?
茄子「神様ですから当然ですよね?」
小さな古い祠「……」
茄子「ほら、山のヌシさんもそう言ってますよ。」
茄子P「ヌシさん、茄子ちゃんはヌシさんの考えてる十倍は呑むんですよ?」
小さな古い祠「……」
茄子P「はい。」
小さな古い祠「………」
茄子「えっ、流石にそれは呑みすぎ?」
茄子P「うんうん。」
小さな古い祠「………」
茄子「むぅ……そりゃあ…自分でもちょっとは減らそうかな、とは思ってますけど…」
小さな古い祠「………」
茄子「……えっ?!」
山奥への山道
茄子「うぅ……」フヨフヨ…
茄子P「ありがたや、山のヌシ様。まさか茄子ちゃんにお酒の量を減らす約束をさせてくれるなんて。」
ザクザクザクザク
茄子「よよよ…2日で五升までだなんて……あの…後生ですから1日で五升までに…なんて…五升だけに。」
茄子P「お正月に稼いだお給料の半分をお酒に使うアイドルがいるらしい。」
茄子「……てへ♪」
茄子P「お酒の量減らそうね。」
茄子「はーい…」
茄子P「……お湯で半分に割るとか…」
茄子「お酒が薄くなるじゃないですか!」クワッ!
茄子P「あ、うん…」
茄子「半分に割れば量は倍になりますけど……なりますけど…!」
茄子P「……お酒とぼく、どっちが大切?」
茄子「?!」
茄子P「あはは、なーんて。冗談だよ。ぼかぁそんなイジワルはしません。……茄子ちゃんと違って。」
茄子「イジワルー!」
茄子P「あははははっ。」
茄子「私ってこれでもエラーイ神様なんですよ〜?」
茄子P「それが?」
茄子「むぅー…」
茄子P「>>59」
ある意味では僕の理想のタイプだと思うんだよね
闘神士(召喚士)事件で僕に降ろされた時、その姿と名前で固定されたんだから
安価把握
一時中断します
闘神士って陰陽大戦記だっけ?かなり懐かしいアニメ
>>61
はや10年と少し前です
……時の流れが早い…
端末が奇跡の復活を遂げました
茄子さんぱない
再開します
茄子P「まー、ある意味では僕の理想のタイプだと思うんだよね。闘神士事件で僕に降ろされた時、その姿と名前で固定されちゃったんだから。」
茄子「そうですよ。茄子Pさんが私をこんな風にしちゃったんですから……きちんと責任は取ってくださいね?」
茄子P「知らない人が聞いたら確実に誤解する言い回し止めて。」
茄子「ふふっ、私は茄子Pさんと呑みた仲ならどんな風に誤解されたって構いませんよ?」
茄子P「今日の茄子ちゃんはいつも以上に攻めてくるね…」
茄子「本当のことを言ってるだけですよ〜?」
茄子P「本当のことだとしてもさぁ……ぼかぁ女の子と付き合ったこととかないから、そんな風に言われると……」
茄子「ドキドキしちゃう?」
茄子P「そーいうこと。だから……」
茄子「いいこと聞いちゃったー♪いいこと聞いちゃったー♪」
茄子P「しまった…」
茄子「ふふふっ、そっかー、ドキドキしちゃうんだー♪そっかそっかー♪」
茄子P「ナスちゃんが完全にいたずらっ子モードになっちゃったよ。」
茄子「よーし、今から茄子Pさんをドキドキさせちゃうぞー♪茄子Pさん、茄子Pさん。」
茄子P「なぁに?」クルッ
茄子「チラッ。」ハラリ
茄子P「おー。」
茄子「………」ドキドキ
茄子P「………」
茄子「……ってドキドキしちゃってるのは私の方じゃないですか〜い♪」
茄子P「えっと、今のは…?」
茄子「ノリツッコミと言うものです。まったく「おー」って何ですか、「おー」って。この前立派なトノサマガエルを見つけた時と同じリアク…………ハッ!ひょっとして私がエライ神様に見えないのって…」
茄子P「お茶目すぎるからだね。」
茄子「そんなー!よし、私決心しました、これからはお茶目な感じは止めてもっとエライ神様っぽい感じでいきます。」
茄子P「ぼかぁお茶目な茄子ちゃんが好きなんだけど。」
茄子「あっ、やっぱりお茶目な感じで。」
茄子P「わぁ、ゆるい決心。」
茄子「ぶっちゃけると私神様らしくするのって苦手なんですよねー。一応神様なんですけど。」
茄子P「はい、ここで神様っぽい感じ。」
茄子「('神`)」
茄子P「うわっ、神々しい…!できてるじゃん。」
茄子「と、思うじゃないですか…実はこれ5秒しか……ふぅ……」
茄子P「あ、茄子ちゃんに戻った。」
茄子「>>69」
ksk
茄子「私は芳乃ちゃんや聖ちゃんと違って茄子Pさんのイマジネーションで実体を得たタイプですから、ちょっとした事で不安定になっちゃうんですよー。」
茄子P「それってつまり、ぼくが神々しい茄子ちゃんを想像すれば……」
茄子「私も神々しい感じなりますよ?」
茄子P「今の神々しい感じより?」
茄子「もう今のなんか比じゃないぐらい神々しい感じになります。」
茄子P「そんなに?」
茄子「それはもう!」
茄子P「そこまで言われると見たくなっちゃうなぁ。」
茄子「神々しい私を強めに想像してください、そうすれば見れますよ♪」
茄子P「想像すればいいんだね?むむむ………」
茄子「………」ソワソワ
茄子P「むむむむむ……」
茄子「………」ソワソワ
茄子P「ごめん、無理。」
茄子「がくっ!」
茄子P「あはは、ごめん、どーしても想像できないや。」
茄子「えー…どんな風になれるかちょっと楽しみだったのにー。」
茄子P「ぼくの中で茄子ちゃんはお茶目な美人さんっていうイメージで固定されてるみたい。」
茄子「すみません、今のところをもう一回。」
茄子P「ぼくの中では茄子ちゃんはお茶目な美人さんっていうイメージで……」
茄子「茄子Pさんの中でもイメージでは…?」
茄子P「茄子ちゃんはお茶目な美人さん。」
茄子「はい、それを10回!」
茄子P「茄子ちゃんはお茶目な美人さん、茄子ちゃんはお茶目な美人さん、茄子ちゃんはお茶目な……ねえ、茄子ちゃん。」
茄子「はい〜?」
茄子P「これって実はただ単に言ってもらいたかっただけって言うオチだったりしないよね?」
茄子「…………てへ♪」
茄子P「もー。」
茄子「えへへ〜♪」
茄子P「ナスちゃんはー。」
茄子「ナスじゃなくてカコですよー。」
茄子P「そうでした、ナスちゃん。」
茄子「ナスじゃなくてカコですってばー。」
茄子P「あははははっ。」
茄子「ふふふっ♪」
茄子P「>>77」
まあ、何だね……君と出会うまでは、まさか神様だの召喚士だのが本当にいるとは思いもしなかったけど
茄子P「まあ、アレだね……君と出会うまでは、まさか神様とか召喚士なんて言うのが本当にいるとは思いもしなかったけど…」
茄子「それが今ではこうして神様と一緒に日本中を旅して回っている…」
茄子P「あはは、まさか自分が伝承にあるような存在になるなんてねぇ……」
茄子「………あの…」
茄子P「?」
茄子「思いもしていなかったのは私も同じ…なんて…」
茄子P「…………」
茄子「私はあのまま…これからもずっと誰にも見つけてもらえないままなんだろうな、って思ってたんです。だから…その…見つけてもらえた時は本当に信じられなくて……」
茄子P「………」
茄子「えっと…何が言いたいかと言うと………」
茄子P「……茄子ちゃん。」
茄子「………」スッ
茄子P「……」ニコ
茄子「…!」
茄子P「ぼくも茄子ちゃんの考えてること、分かるんだ。」
茄子P「ぼかぁ茄子ちゃんと出会えて心からよかったって思ってるよ。」
茄子「茄子Pさん…」
茄子P「あはは、もっと気の利いたことを言うつもりだったんだけど……」
茄子「いえ、十分です…あなたからもらえた言の葉と言うだけでも。」
茄子P「…そっか。」
茄子「はい…」
茄子P「…………」
茄子「…………」
茄子P「あはは、何だか照れ臭いな…」ボリボリ
茄子「普段言い慣れたはずの言葉でもこうして改まって言うと……ふふっ、照れちゃいます。」
茄子P「茄子ちゃんでも照れることってあるんだ。」
茄子「私だって女の子ですから♪」
茄子P「女の「子」…?」
茄子「……何ですか?」
茄子P「あー、いやいや、何でもないよー!」
〜〜〜
茄子「『ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー、今何刻だい?』」サッ
茄子「『へー、四刻にございます。』」サッ
茄子「『いつ、むー、なな、やー、ここのつ……』
茄子P「あははははっ!」
茄子「………」フカブカ…
茄子P「あはは…はぁ…面白かったぁ!」パチパチパチパチ
茄子「>>86」
続きましては生命礼讚の躍りです
茄子「続きましては生命礼讚の躍りです。」
茄子P「えっ…?」
茄子「えっ…?」
茄子P「確かそれって…ある程度広いところでしかできないのじゃなかった?」
茄子「あ…」
茄子P「………」
茄子「………てへ♪」
茄子P「もー、茄子ちゃんったらー。」
茄子「えへへへへ〜、うっかりしてましたー。あっ、でもやろうと思えばできますよ?だって私浮けますし、何より…」スカッ
老樹「……」
茄子「「こっち」のものは私をすり抜けますし。」
茄子P「あはは、そりゃぁ確かに茄子ちゃんはできるかもしれないけどさぁ……いいかい、茄子ちゃん、ぼかぁ山道を歩いてる。」
茄子「はい。」
茄子P「けっこう険しい道だ。」
茄子「はい。」
茄子P「ぼくがいくら山道を歩き慣れてるからって余所見は危ない。」
茄子「は……あっ!」
茄子P「茄子ちゃんに生命礼賛の踊りをされたら、絶対そっちを見ちゃうから、さ。」
茄子「うぅ……私としたことが…」
茄子P「あはは、ぼくも浮くぐらいできればよかったんだけど…ごめんね。」
茄子「いえ、謝るべきなのは私の方です。見てもらう人あっての隠し芸だってことをすっかり忘れてて…」
茄子P「あっ!」
茄子「………?」
茄子P「おばあちゃんが言っていた、「山の中腹あたりに開けた眺めのいい場所がある。」って。そして今ぼくらがいるのは……」
茄子「山の中腹あたり!」
茄子P「そのとーり。そろそろお昼休憩も取りたかったところだったし……生命礼賛の踊り、見せてくれる?」
茄子「はい、もちろん♪」
山の中腹 開けた場所
茄子「どうでしたか、私の生命礼賛の踊りは?」
茄子P「目と心を奪われちゃった。」
茄子「またまたー♪」
茄子P「あはは、ホントだよ?その証拠にほら。」っおにぎり
茄子P「おにぎりをまだ一口も食べれてない。茄子ちゃんの舞はいつ見ても素敵だねぇ……」
茄子「えへへ〜、舞や躍りには自信がありますから〜♪」
茄子P「>>93」
アメーバのような「願いを叶えるだけのモノ」から姿を得て……あとは神からヒトそのものにできれば……
安価把握
お休みなさい
クロス系の安価取る奴って何考えてるんだろうな
再開します
茄子P「アメーバのような「願いを叶えるだけのモノ」から姿を得て……あとは神からヒトそのものにできれば……」
茄子「…?」
茄子P「……この地方のそれぞれの地域に必ず一つはこんな伝承がある。「昔々、「願いを叶えるだけのモノ」が姿を得て、ヒトとなった。」」
茄子「……それって…」
茄子P「うん。」
茄子「………」
茄子P「伝承に登場する山って言うのは、たぶんこの山で間違いないと思う。」
茄子「ふふっ…急にどうしちゃったんですか?」
茄子P「いや…ふとこんな素敵な舞をぼく以外の人たちは見られないんだなぁ、って……」
茄子「…今までは誰にも見てもらえませんでした。特別なときは別にして。」
茄子P「…!」
茄子「それに比べたら…茄子Pさんが見てくれるって言うだけでも……況してや、アイドルとしてたくさんの人たちに芸を見てもらえるだなんて……」
茄子P「でも…茄子ちゃんはもっと「こっち」にいたいんでしょ?」
茄子「………っ…」
茄子P「この山の頂上には何かが「ある」、山のヌシさんもそう言ってた。それはきっと…」
茄子「『鷹富士茄子』の依代になる。」
茄子P「…うん。」
茄子「…もらっていっちゃっても大丈夫なんですか?」
茄子P「集落の人たちからの許可はもらえてる、もちろんヌシさんからの許可も。」
茄子「あら、いつの間に…?」
茄子P「一昨日茄子ちゃんが酔っ払っていー気持ちで寝てる間に。」
茄子「むぅ……どーして私がいない間に……」
茄子P「茄子ちゃんがいきなり来たらヌシさんがビックリしちゃうじゃん。」
茄子「ああ、茄子Pさんが前もって私のことを説明しておいてくれたから、あんなにスムーズにいけたんですね。」
茄子P「あはは、最初「幸運の女神」と挨拶に来たいって言ったときのヌシさんの驚きようって言ったら…」
茄子「もしかして私…ちょっとだけ悪いことしちゃいました?」
茄子P「ちょっとだけね。神様の中だと茄子ちゃんってかなりエライ方なんでしょ?」
茄子「それなりには。そっかー、ヌシさんには悪いことしちゃったな〜、ヌシさんまだ三千歳ぐらいの若い神様だから…」
茄子P「ちなみに茄子ちゃんは?」
茄子「女の子に歳を聞いちゃいけません。…まあ、芳乃ちゃんやこずえちゃん、聖ちゃんや加蓮ちゃんよりはずっとお姉さんですよ?」
茄子P「そうだったね。」
茄子「>>104」
↓
まぁ流石に菜々さn(着信音
茄子「まぁ流石に菜々さn」ピリリリリ
茄子P「あはは…ごめん。」ゴソゴソ
茄子「いえいえー。」
茄子P「とゆーかここ携帯通じたんだ。」ゴソゴソ
茄子「さっきまで圏外でしたよね?」
茄子P「不思議なこともあるもんだなぁ…」スッ ピッ
茄子P「もしもし、ぼくです。」
茄子(静かにしてなきゃ。)
菜々さん更に上なのか
茄子P「あー……うん……うん……あー……はい、わかりました。」ピッ
茄子P「そう言うことか……ねぇ、今の電話誰からの電話だと思う?」
茄子「もし当てたら今夜肴もお供えしてくれますか?」
茄子P「当てられたらね。」
茄子「こずえちゃん…と思いきや紗枝ちゃん、どうですか?」
茄子P「せ、正解…」
茄子「ふふっ、やったー♪」
>>106
永遠の17歳です
茄子P「数の子でいい?」
茄子「……」ジー
茄子P「…ぼくも一緒に飲むよ。」
茄子「えへへ〜、よくわかってるじゃないですかー♪」
茄子P「一番の肴はぼくってことね。」
茄子「茄子Pさんと飲むとただでさえ美味しいお酒がさらに美味しくて〜♪」
(参考)
ウルトラマンパワード…1万5000歳
ウルトラマングレート…1万7000歳
茄子P「ぼかぁお酒弱いんだけどなぁ…」
茄子「大丈夫ですよ、三日酔いになるぐらいまで付き合ってくれればいいですから。」
茄子P「何がどう大丈夫なの?」
茄子「?」キョトン
茄子P「キョトンじゃなくて。」
茄子「ふふっ、冗談です、呑むのは軽くだけでいいですから、あとはお私の話相手になっててください♪」
茄子P「それなら何とか……一晩中はやめてね?」
茄子「わかってますよ〜♪るるる〜ん♪」
茄子P「前一晩中呑むのに付き合わされた時は…」
茄子「ふふっ、あれは楽しかったです〜♪」
茄子P「ぼかぁ地獄を見たけど…」
茄子「てへ♪」
茄子P「はぁ…」
茄子「>>113」
↓
ふふ、First Kissなんて素敵であの時にぴったりな名前の日本酒が手に入ったので、はしゃいじゃいました
茄子「ふふ、First Kissなんて素敵であの時にぴったりな名前の日本酒が手に入ったので、はしゃいじゃいました〜♪」
茄子P「あはは、あの日は依代の試作品が完成した日だったっけ…」
茄子「はいっ♪あの時は嬉しくて嬉しくて…!」
茄子P「結局すぐ壊れちゃったんだけど…」
茄子「ファーストキスはできましたから〜♪」
茄子P「あはは、そうだったそうだった……」
茄子「えへへ〜♪」
茄子P「まさか何でもいいから依代を試してみてっていったら…」
茄子「ずっとキスをしてみたかったんです、大好きな茄子Pさんと♪」
茄子P「……茄子ちゃんに完全な依代作ってあげたら大変なことになるかも。」
茄子「どうしてですか?」
茄子P「あの10分間だけであんなに色々されたのに…」
茄子「キスしただけじゃないですかー。」
茄子P「どれぐらい…?」
茄子「えっと…10秒に一回ぐらい?」
茄子P「酸欠で死ぬかと思ったよ…」
茄子「……てへ♪」
茄子P「もー。」
茄子「えへへへへ〜♪本当に本当に…言葉にできないぐらい嬉しくて…ついテンションが上がっちゃって…」
茄子「……嬉しかったんです…とっても……」
茄子P「あ……」
茄子「茄子Pさん。」
茄子P「……なぁに?」
茄子「さっきから鳥さんにおにぎりを突っつかれてますよ?」
茄子P「えっ?!」
イワヒバリ「………」ツンツンツンツン
茄子P「ちょっ…!それぼくのお昼!」
茄子「ふふふっ…」
急峻な山道
茄子P「おばあちゃんが多めにおにぎり作っててくれて助かったよ。結局半分は山鳥たちにあげることになっちゃった。」ザクッ…ザクッ…
茄子「ふふっ、茄子Pさんって生き物たちから警戒されませんよね♪」フワフワ
茄子P「そうなんだよねぇ。何でだろう?」
茄子「生き物たちには分かるんですよ、茄子Pさんがいい人だって。」
茄子P「あはは、照れるなぁ。」
茄子「私も一目見ただけで確信しましたから。この人はいい人だ、ってて。」
茄子P「>>121」
むつみPさんに小春Pくん、『2016の技を持つ男』光兄くん……冒険者仲間にはみんな言われたよ
安価把握
光の親族って…
一時中断します
再開します
茄子P「むつみPさんに小春Pくん、『2016の技を持つ男』光兄くん……冒険者仲間のみんなからもそー言われたっけ。」
茄子「いい人オーラが溢れ出ちゃってるんですよー♪」
茄子P「あはは、そーかなぁ?」
茄子「そうですよー。だからこうやって旅もできてるんじゃないですかー♪」
茄子P「言われてみれば…」
茄子「茄子Pさんのいい人オーラがあって初めて、行く先々で泊めてもらいながら民俗学の調査をする…そんな旅ができるんです。」
茄子P「まー、ちゃんとお願いするって言うのもあるんだけど…「いい人オーラ」で得をしてるって言うのはあるかも。」
茄子「私はそれも立派な才能だと思いますよ、それも他の人には真似のできない。」
茄子P「あはは、そんなに褒められると照れちゃうなぁ。」ボリボリ
茄子「ほら、それもですよ♪」
茄子P「それ?」
茄子P「そのほにゃーっとした笑顔もです〜♪」
茄子「そんな風にほにゃーっとされたら、こっちだってほにゃーっとしちゃうじゃないですか。」
茄子P「ほにゃー?」
茄子「ほにゃー、です。茄子Pさんには周りにいる人をほにゃーってさせちゃう力があります。」
茄子P「茄子ちゃんもほにゃーってしちゃうの?」
茄子「それはもうほにゃーっとさせられっ放しです♪心がほわほわーってなってぽかぽかーってしちゃうんです♪」
茄子P「あはは、べた褒めだねぇ…」
茄子「ふふっ、本当のことを言ってるだけですよ?」
茄子P「ぼかぁただの貧乏旅の民俗学者だよ?」
茄子「どこに「幸運の女神」を連れたただの貧乏旅の民俗学者がいるんですか?」
茄子P「あっ、それもそっか。あはは、茄子ちゃんがいるのが当たり前になっちゃってて……貧乏旅の民俗学者with茄子ちゃんってことで。」
茄子「まだ何か忘れてませんか?」
茄子P「何か…?……あっ、兼プロデューサー。」
茄子「ふふっ…もー、忘れたらダメなところじゃないですか。」
茄子P「あはは、ついうっかり。」
茄子「>>134」
↓
まあ、プロデューサーとしては開店休業中ですもんね
茄子「まあ、プロデューサーとしては開店休業中ですもんね。」
茄子P「あはは、返す言葉もないや。」
茄子「開店休業中のアイドルと開店休業中のプロデューサー…お似合いですねー♪」
茄子P「茄子ちゃんの場合は開店休業中って言うか昼間からお酒を…」
茄子「あー!あー!急に耳がー!」
茄子P「あははははっ。」
茄子「…ねぇ、覚えてますか?私「たち」がスカウトされたときのこと。」
茄子P「覚えてるよ、とゆーか忘れようと思っても忘れられないよ。」
茄子「ふふっ、と〜っても驚きましたもんね♪」
茄子P「うんうん、民俗学のフォーラムに出席した帰りに声をかけられて。場所を移して話がしたいって言われたからついていったら……」
茄子「『僕の事務所でプロデューサーと働くつもりはないかな?』」
茄子P「うわぁ、そっくり。」
茄子「鷹富士茄子888の隠し芸の一つです〜♪」
茄子P「あはは、多芸だねぇ、ナスちゃんは。」
茄子「ナスじゃなくてカコですよ〜。正直あの時はどう思いました?」
茄子P「何かの間違いじゃないのかなー、って。だから「すみませんが、人違いじゃありませんか?」って言ったら…」
茄子「『いや、君で間違いない。』
茄子P「…って言われて…」
茄子「それから幾つかのやり取りがあって…ふふっ…ふふふふっ…」
茄子P「どーしたの?」
茄子「いえ…茄子Pさんと社長さんとのあのやり取りを思い出したらおかしくて……♪」
茄子P「ぼくが「一年のうち11カ月休ませてくれるなら…」って冗談のつもりで言ったら「わかった、年休330日だね。」って言ってそのまま採用されちゃったところ?」
茄子「ふふふっ…あのときの茄子Pさんのポカーンとした顔って言ったら…」
茄子P「あはは、あれは誰だってびっくりしてポカーンとしちゃうって。」
茄子「思えばアレが世界初の年中開店休業状態プロデューサー誕生の瞬間だったんですね〜。」
茄子P「そうなるねぇ。いやぁ冗談を言ったから冗談で返されたのかと思ったら…あははははっ。」
茄子「茄子Pさんもびっくりしたと思いますけど、私はそれ以上にびっくりしちゃったんですよー?」
茄子P「でも次の言葉はさらにびっくりした、そうでしょ?」
茄子「驚くに決まってるじゃないですかー。『ところで君、アイドルに興味はないかな?』なんていきなり聞かれたら…………」
茄子P「>>141」
ぼくの事は紗枝Pさんから聞いたとしても……社長って何物かわかる?
茄子P「ぼくのことは紗枝Pさんから聞いてたとしても……社長さんって何者かわかる?」
茄子「社長さんは社長さんとしか〜…」
茄子P「だよねぇ。社長さんってほんと謎多き人だよ。」
茄子「だけど…信頼できるいい人です。」
茄子P「うん。」
茄子「お土産買って帰ってあげましょうか。」
茄子P「そうしよっか。」
茄子「あの時も社長さんは私の姿自体を見ることはできないって言ってましたけど…」
茄子P「だとしたらどうして…?」
茄子「うーん…」
茄子P「うむむむむ……」
茄子「考えれば考えるほど謎は深まるばかりです〜。」
茄子P「不思議な人だよねぇ。」
茄子「よし、じゃあとりあえずこう言うことにしておきましょう〜……世の中には不思議なこともある、って。」
茄子P「茄子ちゃんが言うと説得力があるねぇ。」
茄子「自分でもそう思いますー♪」
茄子P「あはは、茄子ちゃんったらー。」
茄子「えへへ〜♪」
茄子P「社長さんへのお土産は何がいいと思う?」
茄子「えーっと…そうですねー……アレはどうですか?」フワフワフワフワ…
茄子P「あー、アレかぁ。」
ザック…ザック…
ザック…ザック…ザック……
山頂
茄子P「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ………」
茄子「大丈夫ですか…?」
茄子P「大丈夫!よいしょ、っと!」
グイッ! バタリ
茄子P「………はぁ…」ゴロン
茄子P「はぁ……はぁ………疲れたぁ……」
茄子「お疲れでした。」
茄子P「う…うん……はぁ……」
茄子「山のヌシさんの言ってた通りでしたね。昔は頂上までの道があったんでしょうけど…」
茄子P「地震か何かで…使えなくなっちゃったんだろう……はぁ……ほぼ垂直に100m近く登るのは…さすがに疲れたなぁ……」
茄子「見てる私も疲れましたよ…ヒヤヒヤドキドキで…」
茄子P「あはは…ごめん。」
茄子「無茶するんですから…」
茄子P「あははははっ…」
茄子「…ここが今日の目的地ですか?」
茄子P「そう…伝承による…とっ!」
ムクリ
茄子P「ここは昔…「願いを叶えるだけのモノ」が…人となった場所…なんだけど……」
茄子「特に変わったものはありませんねぇ…」
茄子P「だねぇ…あはは、外れだったかな、これは……」
茄子「………あれ?」
茄子P「?」
茄子「>>150」
↓
あの木に生っている果実……以前アヤちゃんが食べた太歳は食べても体内で完全に消化されると効果が切れる紛い物だったから依代の材料に使ってもすぐ壊れましたけど、あれならなんとなく大丈夫っぽい気がします!
茄子「あの木に生っている果実……」
茄子P「…!あれ…は…?」
茄子「以前アヤちゃんが食べた太歳は食べても体内で完全に消化されると効果が切れる紛い物だったから依代の材料に使ってもすぐ壊れましたけど……」
茄子「あれならなんとなく大丈夫っぽい気がします…!」
茄子P「いや…ちょっと待って茄子ちゃん。太歳って木に生るものだったっけ…?」
木の実「……」
茄子P「見た目は太歳だけど…」
茄子「………」スゥゥゥゥ…
茄子P「な、茄子ちゃん?」
茄子「……」スゥゥゥゥ…ピタッ
果実「………」
茄子「……」スッ…ガシッ プチッ!
茄子P「!」
茄子「……」ジー
果実「……」
茄子「………そうか……そういうこと……」
茄子P「どういうこと…?触れてるけど……」
茄子「これは…太歳ではありません…」
茄子P「えっ…?」
茄子「これは……」
果実「………」パァァァァァァ…
茄子「私も本物は初めて見ます……これは……『黄金の林檎」』です…!」
『黄金の林檎』「……」シュゥゥゥン…
茄子P「『黄金の』……『林檎』…!」
茄子「力を感じる……これを依り代の素材に使えば……きっと……!」
茄子P「待った待った!『黄金の林檎』って…あの『黄金の林檎』?!」
茄子「たぶん……」
茄子P「伝承によると………ん?もしかして……!茄子ちゃん、その実ってバナナに似てない?」
茄子「そんな……」
バナナ「……」
茄子「えっ…?」
茄子P「そうかそうか…伝承ごとに異なっていたのはそういう理由からだったのか……!」
茄子「え、えっと…?」
茄子P「茄子ちゃんはぼくのイマジネーションによって実体を得た、それはある意味ではぼくの想像する「力」の「受け皿」に茄子ちゃんがなったっていうことで…」
茄子「あっ…前夕美ちゃんが言ってた…!『黄金の林檎』は「受け皿」……見た人のイマジネーションによって……これは……びわ!」
びわ「………」
茄子「本物だ……!」
茄子P「>>157」
分かったぞ、これこそ伝承にある「願いを叶えるモノ」だ!『黄金の林檎』に君の全てを注ぎ込む事で、君は神から人間になれる!
クロス要素が強いのなんだろ
林檎にバナナにビワ...
食べたら一体どんな味がするんだ...
以前読んだトリコにある「虹の実」みたいなのかな
ID:BaELQzJAOが必死すぎて気持ち悪い
安価把握
お休みなさい
>>159
誰も取りに来ないから進行を進めて何が悪いんだよ
こっちが↓しなかったら一時間経っても取りに来ないくせに
好きなキャラが書ければ楽しい
もし乙などしてもらえれば堪らなく嬉しい
そしてSSをかけるのが楽しい
ただそれだけでした
まさかこの様な事態になるとは予想もしていませんでした
申し訳ありません
もし>>1の駄文が不愉快な思いをさせてしまうだけならば…責任は取らせていただきます
再開します
茄子P「林檎にバナナにビワ……
食べたら一体どんな味がするんだ……以前読んだトリコにある「虹の実」みたいなのかな?」
茄子「味、ですか。それを確かめるのに一番確実な方法は……あーん!」
茄子P「ちょっ?!」
茄子「ふふっ、冗談ですよ。本当に食べちゃったりはしません…何がどうなるか分かりませんから。」
茄子P「はぁ……びっくりさせないでよ…」
茄子「ふふふっ…」
茄子P「味は気になりはするけど……それよりもまずは…」ツカツカツカツカ…
茄子「茄子Pさんも近くで見たいんですか?」
茄子P「伝説に存在が目の前にあったら…誰だって近くで見たくなるよ。」ツカツカツカツカ…
茄子「……」スッ
『黄金の林檎』「………」パァァァァ…
茄子P「綺麗だねぇ……」
茄子「はい…」
茄子P「七色に光ってて……『黄金の林檎』…数多くの冒険者たちが探し求めた伝説中の伝説のプレシャス……それがこんなところで見つかるだなんて……」
茄子「伝説中の伝説のプレシャスの発見者になったご気分は〜?」
茄子P「うーん…何だろ、まだ頭が追いつかないや。一周しちゃって…」
茄子「ふふっ…私もです。いざ本物を目にしてしまうと……」
茄子P「言葉が出てこないねぇ。」
茄子「美味しそう、ぐらいしか…」
茄子P「食べちゃだめだよ?」
茄子「食べませんってばー。」
茄子P「はぁ……どうしよっか、茄子ちゃん。」
茄子「とりあえずは…持って帰りましょうか?」
茄子P「どう取り扱ったらいいかが分からないもんねぇ…」
茄子「…………」
茄子P「……茄子ちゃん?」
茄子「『黄金の林檎』はどうしてここにあったんでしょうか…?」
茄子P「ん?」
茄子「どうして私たちの手に……」
茄子P「あはは、何だそんなことか……簡単な理由だよ。」
茄子「簡単な理由…?」
茄子P「ぼかぁ誰よりも好きな女の子のために頑張った。」
茄子「…………」
茄子P「茄子ちゃんも一所懸命に頑張った…つまりはそういうことだよ。」
茄子「>>173」
うふふ……なんてロマンチック
茄子「うふふ……なんてロマンチック…」
茄子P「……だね。」
茄子「私は運命とか…あんまり信じてなかったんですよ…」
茄子P「うん。」
茄子「「神様」なのに?…とかは言わないんですね。」
茄子P「「神様」だからこそ…だったんでしょ?」
茄子「ふふっ……茄子Pさんは私のことをよくわかってます…」
茄子P「ぼかぁ茄子ちゃんのことが大好きなんだもん。」
茄子「そう…ですか……」
茄子P「………」
茄子「私は…「幸運の女神」は…いつも幸運を授ける側でした。それが私の仕事で…存在価値で…理由で……」
茄子P「………」
茄子「私は望めば何でもすることができました……だからこそ何もすることができなくて……」
茄子P「………茄子ちゃん…」
茄子「運命なんて信じたくありませんでした……ずっと一人でいなきゃいけない運命だなんて……」
茄子P「……今は?」
茄子「ちょっとだけなら信じてあげてもいいかなー、って。こんなにロマンチックな出会いをさせてくれた運命なら。」
茄子P「………」
茄子「あなたといる日々は毎日がロマンチックで……茄子Pさんはすごい人出す……『幸福の女神』に幸福をもたらして……さらにこんな奇跡まで起こしてしまう……」
茄子P「これからはもっとロマンチックな毎日だよ。」
茄子「………っ……」
茄子P「帰ろっか…いっしょに。」
茄子「はい……」
茄子P「帰ったらお祝いの酒盛りをしなきゃ。」
茄子「はい……っ……」ゴシゴシ
茄子P「それから…」
茄子「キス…させてください…」
茄子P「……うん、いいよ。」
茄子「えへへ…ぐすっ…」
茄子P「>>179」
いっぱいいろんなことをしよう。時間はたくさんあるんだから
茄子P「いっぱいいろんなことをしよう。…時間はたくさんあるんだから。」
茄子「あんなことや…こんなことも…?」
茄子P「うん…茄子ちゃんがやりたいって言ってたことぜーんぶやろっか。」
茄子「飲み放題のお酒に…行くのも?」
茄子P「えっ……あっ……う、うん……」
茄子「えへへ〜…夢にまで見た…飲み放題のお店……」
茄子P「の、飲みすぎないように……」
茄子「えへへへへ〜…」
茄子P「………いっか、祝いの席ぐらいは。」
茄子「なんでも…できるんですね…」
茄子P「もう少ししたらね。」
茄子「ずっと見えていたのに触れられなかったものに……手が届く。」
茄子P「…………」
茄子「茄子Pさんと二人で…「生きて」いける…」
断崖絶壁
茄子P「よいしょ。」コンコンコンコン
茄子「気をつけてくださいよー?」
茄子P「わかってますよ、っと。」
ガシッ ググッ ストッ
茄子P「帰って記録にまとめるまでが民俗学調査だ。」コンコンコンコン
茄子「茄子Pさん。」
茄子「なぁに?」ガシッ ググッ ストッ
茄子「この崖、もう残り半分のところまで来ましたよ♪」
茄子P「あはは、じゃあ残りは50mか。頑張ったなぁ、ぼくも。」コンコンコンコン
茄子「この崖を降りて、来た道を戻れば……ふふっ…お神酒と数の子と昆布が待ってますよ〜♪」
茄子P「さり気におつまみが増えてない?」
茄子「気のせいですよ、気のせい♪」
茄子P「そうかなぁ…?」
茄子「ふふふっ♪」
茄子P「ま、いっか。今日はおめでたい日なんだから。」
茄子「ありがとうごさいまーす♪」
茄子P「これから楽しみだねぇ、ナスちゃん。」
茄子「ナスじゃなくてカコですよ〜。」
茄子P「あははははっ。」
茄子「ふふっ、笑っていられるのも今のうちですよー、なんて♪」ボソッ
茄子P「何か言った?」
茄子「いいえ、なーんにも♪はぁ……夢を見ているみたいです…こんな幸せが………」
ゴゴゴゴゴ…
茄子P・茄子「?!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
茄子P「この地鳴りは…!」
グラグラグラグラ…!
茄子「地震…?こんなときに?!」
グラグラグラグラ…!
茄子P「ああ…でも震度に直したら2ぐらいだから…」ボゴォッ!
茄子P「えっ……(掴んでた岩が…)」
フワッ
茄子「茄子Pさん!」スカッ
茄子「…っ!(触れられ……ない……)」
茄子P「そんな…」ヒュゥゥゥ…
茄子「>>188」
神様の力で今までの出来事や設定を全てなかった事にする
申し訳ありませんが再安価とさせていただきます
再安価
>>190
そんなっ……!
安価把握
一時中断します
まずこの様な事態を招いてしまったことについて深くお詫びを申し上げさせていただきます
つきましては方針のようなものを述べさせていただきます
駄文書き風情が偉そうな物言いをしますかどうかお許しください
このシリーズは>>1が皆様からいただいた安価を元に書かせていただくシリーズです
>>1には>>1の書き方以外の書き方はできません
自由安価は自由にお取りください、ただし作品の内容は安価に大きく左右されると言うことを頭の片隅に留めおいてください
ご意見は参考にさせていただきますが、ご要望は聞くだけにとどまらせていただきます
>>1の文章は所詮は駄文です
ご不快に思われる方がこのシリーズに目を通すことは時間の無駄かと思われます
どうか別のことにお時間をお使いください
作るものはごった煮ですが、作る以上はそれなりのごった煮を作りたいのです
以上が全てです
皆様ならば内容はご理解していただけるものと思います
お付き合いしてくださる方がおられましたら何事にも勝る幸いです
再開します
茄子「そんなっ……!」
茄子P「あ……」
茄子「嫌……」
茄子P「茄子…ちゃん……」
茄子「……っ!」フッ!パッ!
茄子「手を…!」スカッ
茄子P「………」
茄子「掴めない…!掴めない…!こんなに近くにあるのに!」
茄子P「茄子ちゃん……」
茄子「嫌……私は……私は……」
茄子P「ごめん…」
茄子「!!」
茄子P「………」ヒュゥゥゥゥ…
茄子「嫌……」
茄子P「………」ヒュゥゥゥゥ…
茄子(幸せは目の前だったのに……どうして……もう少しで手が届いたのに……)
茄子(嫌だ……この人だけは失いたくない……私を見つけてくれた……この人だけは……)
茄子(……そうだ!実体化して因果律を操作すれば………)
茄子(…ううん、それはできない…!こんなに人気のない場所では…私はどれだけ頑張っても……)
茄子(手を掴むことさえもできない……手さえ…掴めれば…たったそれだけのことも…!)
茄子(ああ……まただ…また私には何もできないんだ…『幸運の女神』には……『私』には……『鷹富士茄子』には…!)
茄子(どうする…ことも……)コト
『黄金の林檎』「………」
茄子「………!」
〜〜〜
「茄子ちゃんにあるのは『幸運』だけじゃないよ。」
〜〜〜
茄子(そうだ……私には…まだ……!)
茄子(『私』にあるのは『幸運』だけじゃない…!)ギュッ!
茄子(望むだけじゃ掴めないなら…手を伸ばす!)スッ
茄子(何が起きるか分からない……私と言う存在が不安定になって消えてしまう可能性だってある……それでも…!)
『黄金の林檎』「………」
茄子「(これは賭け…とっても分の悪い……でも!)すぅ………」
茄子(私は賭けに負けたことはない!)
ガリッ!
〜〜〜
茄子P(時間が…ゆっくりに感じる……)
茄子P(…?これは…?…あぁ…そっか…これが…走馬灯か……)
茄子P(放任主義の両親の元に生まれて……大学で民俗学に惚れ込んで……民俗学者になって……日本中を旅して伝承を調査するようになって……)
茄子P(茄子ちゃんに出会って…茄子ちゃんと一緒になって…茄子ちゃんと過ごして……茄子ちゃんと笑って、泣いて、仕事をして、遊んで………)
茄子P(楽しかったなぁ………)
茄子P(茄子ちゃん……もう寂しくないよ……その依り代を使って顕現すれば……きっと……)
茄子P(…………)
茄子P(目はつぶっとこう…もし目に土が入ったら痛いから……なんて……)
茄子P(大地に還る、か……)フワッ…
茄子P「………ふわっ?」
茄子「食べたら一体どんな味がするんだ……でしたっけ?ファーストキスと同じ味でしたよ、甘酸っぱくて美味しかったです♪」
茄子P「えっ……」パチッ…
茄子「ふふふっ…」
茄子P「………」
茄子「なんか色々とうまーくいったみたいです♪」
茄子P「>>209」
僕も食べてみたいな
茄子P「…僕も食べてみたいな。」
茄子「すみません、もう全部食べちゃって。」
茄子P「あはは…そっか。」
茄子「はい…」
茄子P「そりゃ残念。」
茄子「………」
茄子P「………」
茄子「あっ、『黄金の林檎』の味をしる方法が一つだけありますよ?」
茄子P「……ぼかぁこのままじっとしてればいいんでしょ?」
茄子「ふふっ、流石は茄子Pさんです♪」
茄子P「あはは、さて…『黄金の林檎』の味は……」
茄子「……♪」チュッ
茄子P「………」
茄子「……はぁ……お味は?」
茄子P「甘酸っぱい。」
茄子「ふふふっ…」
茄子P「助けてくれてありがと。」
茄子「どういたしまして。」
茄子P「なんかちょっと目を離した隙にずいぶんと神々しくなったねぇ。」
茄子「言ったじゃないですか、私は茄子Pさんのイメージによって実体を得ている、って。」
茄子P「あれ…じゃあ今の茄子ちゃんって…?」
茄子「どうも『黄金の林檎』を取り込んだ結果、属性が『半神』で固定されちゃったみたいで♪」
茄子P「いいとこ取りってこと?」
茄子「分かりやすく言うとそうなります〜♪」
茄子P「はぁ…これは予想できなかったなぁ……こんな御都合主義すぎる展開は。」
茄子「ふふっ……だって私、運がいいですから♪」
数日後 事務所 茶室
芳乃「『黄金の林檎』、それは形と名を変え多くの伝承に登場する存在なのでしてー。」ズズズ…
芳乃「ほー…今日は渋いお茶が美味しい日なのでしてー。話を戻しましょうー。例えるならば、『黄金の林檎』とはこの湯呑みのようなものなのでしてー。」コトッ
芳乃「熱いお茶を手で掬って飲むことはできませぬー。手を焼いてしまう上に、指の間から零してしまうのでしてー。」
湯気が立つ湯呑み「……」
芳乃「然れどもー、湯呑みに注げば手を焼くことも零れることもなくー、熱いお茶を美味しくいただくことができましょうー。」スッ
芳乃「熱いお茶を熱いお茶として、湯気が立つのを楽しみながら。」
ズズズ…
芳乃「>>219」
神が人の血を得、受肉することを許すとは……
森と大地の神、全てのパワーアニマルの祖にして『天の姫』がこの世で最初に生み出した動物、ガオゴッド……今はそなたの思し召しに礼を申しましょう
芳乃「……とびきり苦いのを入れたはずなのに、ここだと甘すぎるのでしてー。」
茄子「えへへへへ〜♪」ギュゥゥゥ…
茄子P「あはは、茄子ちゃんったらー。」
芳乃「………」
茄子「ぎゅー♪」ギュゥゥゥ…
茄子P「こらこら。」
芳乃「………」ズズズ…
茄子P「ちょっとだけ離れてくれない?」
茄子「嫌です♪」ギュゥゥゥ…
芳乃「………」コトッ
茄子P「参ったなぁ…」ボリボリ
茄子「今日は茄子Pさんをぎゅーってしていたい気分なんです♪」
芳乃「………」
茄子P「あはは、ならしょうがないかぁ。」
茄子「えへへ〜♪」
芳乃「あー、ごほん。」
茄子P・茄子「?」
芳乃「仲が良いようで何よりなのでしてー。」
茄子P・茄子「(あはは…)(えへへ…)」
芳乃「………もういいのでしてー……」
茄子「あっ、そう言えば明日から温泉旅行に行ってくるんですけどー、何かほしいお土産とかありますか〜?」
茄子P「茄子ちゃんが福引きで一等引いたの。」
茄子「『黄金の林檎』の説明をしてくれたお礼です。」
芳乃「ほーほー…でしたらとびっきり苦いお茶の葉と、これまたとびっきり辛い煎餅が欲しいのでしてー。」
茄子P「あれ、好み変わった?」
芳乃「ある意味ではそうとも言えましてー。しばらくの間は苦いお茶と辛い煎餅がわたくしの友になるでしょうー。」
茄子「>>227」
辛い物の食べ過ぎは気をつけないとダメですよ
茄子「辛い物の食べ過ぎは気をつけないとダメですよー?」
芳乃「食べなければやってられないのでしてー。」ボソッ
茄子「?」
芳乃「分かりましたー、辛い物はほどほどにしておくのでしてー。」
茄子「辛い物の食べ過ぎは体によくありませんから〜。」
芳乃「体によくない……茄子。」
茄子「はい?」
芳乃「肉体を持つとは不便なことなのでしてー。今言ったように食べ過ぎ、さらには数多のことに気を付けねばならぬのでしてー。」
茄子「そしてそれを補ってなお余りあるものがある。」
芳乃「む……」
茄子「芳乃ちゃんもそう思うからそうしているんでしょ?」
芳乃「問いを先読みしないでほしいのでしてー……」
茄子「ふふっ、ごめんなさい♪」
茄子「確かに肉体は色々不便ですけど……」ギュゥゥゥゥ…
茄子「こんなことができるだけでも…私は肉体を持ってよかったって思うんです♪」
茄子P「……」ナデナデ
茄子「好きな人と触れ合える……それはとっても「幸せ」なことですから。」
芳乃「ほー……」
茄子P「………」ナデナデ
茄子「えへへ〜♪」
茄子P「茄子ちゃんの言う通りだよ。辛い物のとり過ぎは体によくない……とゆーわけで…」
茄子「お酒なら減らしませんよ!」
茄子P「まだ何も……」
茄子「いくら茄子Pさんの頼みとはいえ…そ、それだけは…」
茄子P「……はぁ…茄子ちゃんはまったく…」
芳乃「………」ズズズ…
茄子P「>>234」
辛党が多いな、この事務所は
安価把握
お休みなさい
クソ安価と言うつもりはないけど前グルメ界とか八王とか話の中に出てきたのに作品としてのトリコに触れるのって>>1的にどうなの?
茄子P「この事務所は辛党が多いなぁ。」
芳乃「彼方此方に甘言をいちゃいちゃする者たちが居ればそうもなりましょうー。」ボソッ
茄子P「ん?」
芳乃「何でもないのでしてー。」
ズズズ…
茄子「むぅ…私は辛党じゃありませんよ〜?」
茄子P「えー、いつも辛いお酒ばっかり飲んでるじゃん。」
茄子「それはそうですけど、私は甘いものも好きですしー♪例えば…えいっ♪」チュッ
茄子P「!」
茄子「茄子Pさんの唇とか♪」
茄子P「もー…ナスちゃんってばー。」
茄子「えへへ〜、ナスじゃなくてカコですよ〜。」
芳乃「………」ズズズ ズズ…
茄子P「お茶目なんだから。」ナデナデ
茄子「えへへ〜、お茶目な女の子は好きですかー?」
茄子P「今さら聞くまでもないと思わない?」ナデナデ
茄子「そうでした〜♪」
芳乃(苦いお茶だけじゃ足りないのでしてー。)バリボリ
芳乃(激辛煎餅が手放せませぬー。)バリボリ
茄子「茄子Pさん。」
茄子P「なぁに?」
茄子「呼んでみただーけ♪」
芳乃(…肉体とは素晴らしきものなのでしてー。頭を撫でてもらうこと、膝の上に乗ること……温もりを感ずること……どれも肉体がなければできぬことゆえー。)
茄子「えへへ〜♪」
芳乃(…茄子の気持ちは理解できるのでしてー。喜びは想像して余りあるかなー。)
芳乃(ただ…)
茄子「ふふふっ、ぎゅー♪」
ギュゥゥゥゥ…
茄子P「あははっ。」ナデナデ
芳乃(ものには限度という物があるのでしてー。これだけ煎餅を食べても未だに口の中があまあまとはー…)
バリボリ
芳乃(今日はわたくしが惚気に付き合わされなければならぬと思うと……はぁ…ツイてないのでしてー。)
ナスさん
チートすぎる能力は何かしらの制限つきなのがお約束なのです
女神と旅する138回目でした
幸運だけに頼らない、そんなナスさんが素敵です
甘くしてよし、病ませてよしなのもまたよし
茄子さんからは逃げられない
皆様にはご迷惑をおかけ致しました
改めてお詫びを申し上げさせていただきます……
次回は『ものすごくうるさくて、ありえないほど(声が)デカい』をお届けする予定です
……………嘘です
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません