_/: : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶、: : : : : `丶、
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/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : ※>>1からの注意とお願い等です※
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. , : ://.: : : : :/ / : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : \: :\: : ・このスレは京太郎×愛宕洋榎です
// ': : : : : : :/ /|: : : : : : : : : : : : : :∧ : _|: : : : : : : ‘,ヽ: :|: : ・非安価
. | |: / : : : : : : /ト:,| |.:| : : : : : : : : /|厶イ´∧ : : : : : : : ', } ノ\ ・荒らしはスルーで
八∨: : : : : : :.:| ∨\|\: : : :.:.// |:/ ‘,: : : : : |.:|ノ___: ・雑談は問題ありません
/| /|: :∧: :/|_,,x=== \/ =====x,__|: : : : :.∧|: / \ 荒らすような内容じゃなかったら大丈夫だと捉えてくださって結構です
. /:.:八l:< > |⌒゙|/ l/| |/ l//l⌒|: : :./\|/,,_ ・このスレは2スレ目です
{ く ̄ ∧ ∨:(\、 |/ l/| |/ l//| ,厶:イ\: : :ヽ  ̄ノ 前スレを読んでない方は下記にURLを張りますので、是非お読みください
. \_>|: :/'TT:/ .乂_ソ 乂__ン / : :| ,): /
,>ヽ|:.:〈 ┬ ^ー‐< ,厶=ニ ̄⌒
/ |: : l\ 、__ノ_,. -‐ ´ \
※前スレ 洋榎「なぁ、京太郎」 京太郎「何?」
洋榎「なぁ、京太郎」 京太郎「何?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437584738/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445110426
このスレで終わる……かな?
無理な気がしてきた
前スレ埋まるなーと思った次の投下からこっちで書きます
よろしくお願いします
おはよう
こんな時間から投下していきます
なお本編ではなく前スレ1000のもよう
《怜が幼馴染だったら》
「なぁ」
「何?」
「京太郎はずっと傍にいてくれる?」
「もちろん」
「でも外で全然遊べへんで?」
「中でもいっぱい遊べるよ」
「病院にばっかおるし、いちいち来るんめんどくさいやろ?」
「友達に会うのにめんどくさいってやついないよ。それきっとそこまで仲良くない」
「心配かけんで」
「もう、慣れた」
「……いつ死ぬかわからんで」
「……俺より怜のほうが辛いでしょ?俺が一緒にいても何も出来ないけど……」
ギュ
「寂しさだけは無くしてあげるから」
「京太郎……」
――寂しさを無くしてくれるだけやない
――ウチに、ウチの全てに色を付けてくれるんや
─────────
──────
───
怜「すぅ……すぅ……」
竜華「そろそろ行くで」ユサユサ
怜「ん~……ごほごほ、歩けへんわ」
竜華「何言ってるんや」
京太郎「あ、いたいた」
竜華「あ、京太郎君。ほら、京太郎君来たで」
怜「きょーたろー、おんぶー」
京太郎「はいはい」サッ
怜「よいしょ……よし、行け!京ちゃん号!」キラーン
竜華「まったく……京太郎君は甘やかしすぎちゃう?」
京太郎「まぁこのぐらいなら……こうやって怜を軽々運べるようになるために中学の時運動部入ってましたから」
竜華「え?ハンドボールやってたんそんなしょぼい理由やったん?」
京太郎「言ってませんでしたっけ?」
竜華「普通に興味あったからとかそんな理由かと思ってたわ」
ガチャ
京太郎「はい、到着」
怜「おおきに」スト
泉「相変わらずやな」
京太郎「おっす。まぁほぼ日課みたいなもんだからな」
竜華「おぶって来るんが日課っていうのもどうかと思うけどな」
浩子「まぁええんちゃいます?事実婚みたいなとこありますから」
怜「付き合ってへんけどなー」
泉「それが不思議でしゃーないです」
セーラ「後輩ん中には隠してるだけみたいに思ってるやつもいっぱいおるけどな」ケラケラ
竜華「本人らが付き合ってへんって言うせいで何人犠牲になったんやろな……」
怜「京太郎もてるんやし誰かと付き合えばええのに」
京太郎「俺は彼女とかいいや。怜こそ、こないだ告られてたじゃん」
怜「顔は悪くないんやけどなー……突っ込み力が足らんかったわ。京太郎は超えてもらわな」
京太郎「どこで計ってんの?」
怜「怜ちゃんマウスや」
京太郎「スカウター的に目で計れよ!」
怜「突っ込みはどっからでんねん」
京太郎「口……だけどそれが入ってくるのは耳だぞ」
怜「……怜ちゃんマウスは音も拾うねん」
京太郎「どんな口だよ!!」
怜「こんな口や。可愛らしいやろ?」
京太郎「お昼ガーリックトーストくったろ?臭いぞ」
怜「嘘やん。まぁ気にならん程度やろ……ふーー、くんくん」
京太郎「気にしてんじゃねーか。嘘だよ」
怜「フローラルの香りがする」
京太郎「せめてわからねー嘘にしろよ!!」
泉「あれさえ見せつけられなかったらええんですけど、夫婦漫才」
セーラ「まぁ見てる分にはおもろいけどな」
怜「まぁ結論は京太郎と竜華とセーラと麻雀部の人らがおればええっちゅうことや」
京太郎「世界狭いなぁ」
竜華「狭い世界に名指しで呼ばれるんは嬉しいのやら悲しいのやら」
浩子「私らよりええんちゃいます?」
泉「麻雀部の人らですからね」
怜「フナQも泉も大事やでー」
泉「すごいつけ足し感ありますね」
京太郎「まぁ……怜に尽くしてる度かな」
泉「尽くしてるて……下僕みたいやな」
怜「下僕!女王様になった気分でちょっとええ響きかも」
京太郎「そうか?」
泉(あ、いらんこと言ってもうた)
浩子(泉のやついらんこといいよった)
セーラ(いらんこと言ってもうたな)
怜「時にはスパイスも必要やって。京太郎、靴舐めて」
京太郎「怜の中の下僕のイメージどんなだよ!!ていうか、靴舐めたら唾でベトベトになるじゃん?汚くねぇか?」
怜「それもそうやな。じゃあ椅子になって」
京太郎「やっぱおかしいだろ。それに椅子って……普通の椅子に座ったほうが座り心地いいだろ」
怜「それもそうやな。じゃあ肩もんで」
京太郎「はいはい」モミモミ
セーラ「可愛い女王様やな」
ガチャ
雅枝「始めんで」
セーラ「待ってました!!」
京太郎「セーラさん輝いてんな」
怜「セーラは麻雀大好きやからな」
セーラ「ここにおるやつで麻雀嫌いなやつおらんやろ」
泉「それもそうですね」
浩子「嫌々やっててレギュラー取れるほど甘ないからな。それに麻雀嫌いなやつには、牌は応えんってデータもあるしな。ほんまかわからんけど」
竜華「はいはい、今日は個人やしAは私と泉。Bはセーラと怜。Cは浩子で、後はA卓から強い順な。交代はいつも通りで。ほら卓ついて」パンパン
怜「じゃあまた後でなぁー」フラ~
京太郎「おう」
─────────
──────
───
怜「……んー……お?」
京太郎「やっと起きたか。調子はどうだ?」
怜「大丈夫……ああ、また倒れてもうたんか」
京太郎「ダブルつかっただろ」
怜「……なんでわかったん?」
京太郎「そりゃ今日は調子良かったからな。一巡だけじゃ倒れないくらいに」
怜「京太郎はなんでもお見通しやな。ウチよりええの持ってるんちゃう?」
京太郎「わかるのは怜のことだけだぞ」
怜「そっか」
怜「……ごめんな。いつも迷惑かけて」
京太郎「何年も前に慣れたよ」
怜「京太郎はどんどんおっきなっていくな。この背中みたいに」ピト
京太郎「中身は変わってないぞ。それこそ小学生の頃となんもな」
怜「そやから怖いわ」
京太郎「……どういうこと?」
怜「ウチが縛ってるんちゃうかって。あん時の言葉、まだ覚えてんねんろ」
京太郎「好きでやってんだよ。麻雀と一緒だ」
怜「あほやなぁ。もう高校生やで。大人とまではいかんでも色んなことが出来んねんで」
怜「それこそ、彼女もつくれんねんで。疫病神おったら女の子離れていくで」
京太郎「部活前にも言ったけど彼女とかいらないし」
――お前の傍にいてやるよ。ずっとな
怜「……それ違う意味に聞こえんで」
京太郎「必要ならそう意味でもいいぞ。言っとくけど、嫌って言っても離れてやんねぇからな。怜から言い出したことだし。約束だし」
怜「……あほやなぁ…………もっとロマンチックに言ってほしいわー」
京太郎「……うるせぇ」
怜「まぁそれも京太郎のええとこかなー……」
京太郎「どういうことだよ」
怜「……脳筋?」
京太郎「もっと言い方あっただろ!!」
怜「冗談や……脳足りん」
京太郎「酷くなってるから!!!」
―― 楽しい
―― ウチがボケて、京太郎が突っ込んで
―― 竜華とセーラが笑って、フナQと泉がちょっとあきれ気味で
―― みんなと楽しくやって、世界が彩られていく
―― 病院みたいに真っ白やった世界に、色を付けてってくれた
―― 一巡先が見えても、二巡先が見えても、大切なもんがあるんはすぐそこや
―― 寂しさを無くすだけやない
―― 全て(世界)を、生きる意味(大切なこと)を与えてくれた大切な人にたった一言
怜「なぁ」
京太郎「何?」
怜「ありがとうな」ニコ
カン!
こんな世界があったかもしれない
ということで前スレ1000でした
次から本編投下します
仕事にいってきます
でわでわー
これはネキが完結したらスレ建てするんですよね?
乙です、京怜は良いのう
乙です。
次回作待った無し
乙乙
どうせこいつら結婚するんだろうなって思われてそう
京太郎「おはよ」
絹恵「おはよう」
京太郎「あれ?洋ちゃんは?」
絹恵「何言ってんの?お姉ちゃん中学校あっちやし小学校より遠いからもう出たで」
京太郎「あ……」
絹恵「まぁでも中学生っていうのも大変やな。制服って窮屈そうやし」
京太郎「そ、そうかも」
絹恵「? どうかした?」
京太郎「なんでもないよ」
京太郎「おはよー」
「おはよ、今年も同じクラスやねー」
京太郎「あ、うん……ふぅ」カタ
京太郎「……はぁ」
「……どうかした?」
京太郎「え?」
「暗い顔してんで」
京太郎「ああいや、なんでもない」
京太郎(そんなに暗い顔してるかなぁ……)ペタペタ
「なんなら私に相談してくれてええで」
京太郎「……ほんとになんでもないから」
「そ、そうか」
「やーい、京太郎に振られよったー」
「そ、そんなんちゃうわアホ!!」
京太郎「ただいまー」
京太郎母「おかえりー。おやつあるわよー」
京太郎「……」
バタン
京太郎母「あら?どうしたのかしら?いつもなら食べるって言うのに……」
--------------------------------------------------------
ゴロン
京太郎「……駄目だなぁ……」
京太郎(わかっててもなんか寂しい。みんなはこういう時どうしてるんだろう?)ゴロン
カリカリ カリカリ
京太郎「かぴー?」
ガチャ
京太郎「どうしたの?」
л
(  ̄ *)「」スリスリ
京太郎「わ、わ、何?」
л
(  ̄ *)「キューーイ♪」
トコトコ
京太郎「行っちゃった……なんだったんだろう?」
トコトコ ゴロ
л
(  ̄ *)「キューーイ」
京太郎「え?にんじん?」
л
(  ̄ *)「キュ キューーイ」コロコロ
京太郎「くれるってこと?」
л
(  ̄ *)「キューーイ♪」
京太郎「そっか、ありがとう」
京太郎(かぴーにも心配させちゃうほどだったんだ……こういう時は……)
京太郎「これはかぴーが食べな。大丈夫だから」
л
(  ̄ *)「……」スリスリ
京太郎「ありがと」
京太郎「ちょっと出かけてくるー!!」
京太郎母「あ、ちょっと、せっかく……行っちゃったわ」
京太郎「おっちゃん!」
「お、らっしゃい!なんか三か月ぶりな気がするんやけど気のせいか?」
京太郎「何言ってるの?春休みにきたじゃん」
「そう……やんな。なんかそんな気がしてん」
京太郎「変なの。そんなことよりたこ焼き八個入り!」
「あいよ。洋榎ちゃんはどうしたんや?」
京太郎「まだみたい。一緒に食べようと思って」
「二パックやなくてええんか?」
京太郎「分けるからいいの!」
「かぁー!相変わらずうちのたこ焼き並みの熱さやな!」
京太郎「そういうんじゃない!!」
「はいはい」
--------------------------------------------------------
「ほいよおまたせ。洋榎ちゃんと、それから絹恵ちゃんともまた来てや」
京太郎「うん!ありがとう!それじゃ!」タッタッタッ
「……おっきなったなー。あいつら大人になるまでたこ焼き続けたいもんやで」
京太郎「はっ……はっ……」タッタッタッ
洋榎「あ、おった」
京太郎「洋ちゃん?」ハァハァ
洋榎「え?どうしたん?突然家飛び出して、どっかいって、走って帰ってきて……病気?」
京太郎「違うよ!!ってなんで家飛び出したって知ってるの?」
洋榎「そら、あん時京太郎の家おったからな」
京太郎「ええっ!?」
洋榎「京太郎の部屋行こう思てんけどおばちゃんにおやつにどら焼き持っていきって言われたから準備してたらあれよ」
京太郎「ああ……」
洋榎「まぁええわ。んで、それ、たこ焼き?」
京太郎「そ、そうそう」
洋榎「はっは~ん。お菓子食べんとそんなん食べよ思っとったんか。うちにもちょっとよこせや」
京太郎「しょ、しょーがないなー。ちょっとだけだから」
洋榎「ちょ、ちょっとって言葉のあややから。半分くらい……」
京太郎「たこだけとか」
洋榎「アホ!お前、外の生地あってこそやろ!そんなんただのぬるっとしたゆでだこやん!!」
京太郎「じゃあつまようじも一本あげる」
洋榎「うち、つまようじ無しでたこ焼きからたこ取り出して食べさせられるとこやったんか!?やけどするわ!!」
京太郎「あはははははは!!」
洋榎「笑いごとちゃうで!」
動物ってこっちの心境わかってんじゃね?って行動する時あるよね
今日の投下は以上です
日曜にまたきます
でわでわー
おつー
これで自覚していくんですね...
乙乙
ネキと食べるために買いに行ったのに京ちゃん可愛すぎ
やっぱりヒロインは伊達じゃないな
乙です
これもう誰がヒロインかわかんねーな・・・うんわっかんねー
投下します
今日は衝動的に書いてしまった
京太郎母「今日もごはん美味しかったです」
雅枝「それならよかったわ」
愛宕父「おおざっぱやし当たりはずr、いだだだだだ」
雅枝「一言多いねん」
京太郎父「ははは。あ、そういえばデザートにいいものいただいたんです。家に置いてあるんで取ってきます」
雅枝「ほなあの子ら呼んでこな」
京太郎父「いえ、多分子供にはわからない味なんで私たちで食べてしまいましょう」
愛宕父「子供らにわからん……ウイスキーボンボンとか」
京太郎父「それ系です」
京太郎父「これです」
愛宕父「これは……ほー、酒粕を使ったチーズケーキか」
雅枝「日本酒を使ったのは結構見るけど、酒粕はあんま見んなぁ」
京太郎母「それにこれ、お猪口に入ってて可愛いんですよ」
雅枝「へぇ、ええなこれ」
愛宕父「ラスクみたいなんもついてるやん」
雅枝「それラスクちゃう、ビスコッティや」
愛宕父「?」
雅枝「これやから……」ハァ
京太郎父「……なぁ、ビスコッティってなんだ?」ボソボソ
京太郎母「イタリアのクッキーよ」フフ
愛宕父「萩乃露・浪乃音・松の司・七本鎗・喜楽長・美冨久……全部知らんなぁ。滋賀のお酒か」
京太郎父「滋賀のお酒はそんなに知らないですね。不老泉とかですかね」
愛宕父「どういうんや?」
京太郎父「あれです。山廃仕込みのやつです。天狗舞とか菊姫とかと同じ作り方してるやつなんですけどね」
愛宕父「ほほーう」チラ
雅枝「買わんで」
愛宕父「な、なんも言うてへんやろ!」
雅枝「じゃあ何言おうとしたんや?」
愛宕父「滋賀にデートでもいかんか?」キリ
雅枝「もちろんエスコートしてくれるんやんな?あんたの金で」
愛宕父「…………もとは俺の稼いだかn「私のも入ってるやろ?それにあんたに全部任せたらいくら無くなる?ん?」すいません」
雅枝「お酒やったらあれがあるんちゃうん?ヒトミワイナリー」
京太郎母「にごりワインね!」
愛宕父「有名なんか?」
京太郎母「ええ。確かにごりワイン専門だったかしら?飲みやすいのが多いの」
雅枝「女子会でも結構人気なんよ」
愛宕父「女子って歳や……あ、いや、なんでもないです、はい」
京太郎父「そういえば部下もそんな話してたな……」
愛宕父「え?おばさんが女子って言ってるってこt、いだだだだだだ!すまんすまんすまん!!」
京太郎父「まぁとりあえず食べましょうか」
雅枝「全部試してみたいなぁ……切るか?」
京太郎母「でも切ってお皿に分けたらどれがどれかわからなくなりそうだわ」
愛宕父「適当にへちって、まわせばええやん」
雅枝「それ家族ならええけどやな……」
京太郎父「こっちはそれでいいですよ」
雅枝「ほんま?そんならそうしよか」
愛宕父「気ぃ使い過ぎやわ」
雅枝「当然のことしかしてへんわ」
京太郎父「それじゃさっそく最初のやつを……あむ……おお、結構酒粕の香りが」
愛宕父「ほんまか。こういうのってほんのりかきつすぎっていうパターンが多いんやけどな」
京太郎父「これはいいですね」
愛宕父「俺も一口……おおおお!これは酒好きにはたまらんわ。これを肴に一杯いけそうやな」
雅枝「どんだけ酒尽くしがええねん」
愛宕父「粕汁飲みながら酒いけるやろ?」
雅枝「私は嫌やわそんなん」
愛宕父「まぁまぁ、一口」
雅枝「あむ……ええな」
愛宕父「やろ?」
京太郎母「チーズと酒粕って結構合うのね」
─────────
──────
───
愛宕父「いやーどれも美味かったなー」
京太郎父「私は喜楽町が良かったです。さっぱりしてるのに粕の香りが結構ダイレクトに伝わってくる」
愛宕父「俺は七本鎗やな。いっちゃん濃かったわ」
雅枝「あんたはそういうと思ったわ」
愛宕父「そういうお前はどれがよかってん」
雅枝「松の司やな。一番王道って感じやったわ」
京太郎母「萩乃露も良かったわ。一番あっさりしてて」
洋榎「あー!!なんか美味そうなん食ってる!!」
京太郎「ずるい!!」
愛宕父「バレてもうた……でもこれはお前らの口には合わんで」
洋榎「そんなん食べなわからんやろ!」
絹恵「いや、あれは止めたほうが……」
洋榎「ふふん、絹はそこで指でも咥えとき!」
愛宕父「知らんで……ほれ」
洋榎「いっただきー!あむ……べー」
愛宕父「おまっ!汚いやんけ!!」
洋榎「まっず!!なんやこれ!!」
雅枝「そうなるわな……」
京太郎父「京太郎も食べてみるか?」
京太郎「い、いいや、止めとく」
雅枝「あんたはなんで止めたほうがええってわかったん?」
絹恵「酒って文字見えたから。お父さんが酔っぱらって帰ってきた時の匂い嫌いやし」
諸事情で滋賀県の近江八幡に行きました
時代劇でよく使われる八幡掘やバームクーヘンで有名なたねやの店舗で屋根が芝で覆われてるお店に行ったり
私が思ってた以上に素晴らしいところでした
その帰りにこの酒粕のチーズケーキのお店、工房しゅしゅに寄りました
お酒好きな人に本当にオススメです。こんなに味が違うのかってぐらいどれも味がたってます
後途中で名前を出したヒトミワイナリーのにごりワインも凄く美味しいです
個人的なオススメは猫のラベルのやつです。すごく美味しかったけど名前は憶えてない
まぁ近江八幡で一番印象に残ってるのは、昼に食べた豚がバームクーヘン食って育てられた豚らしく、俺より良いもの食ってんなと……
今日の投下は以上です
>>42
さあどうでしょう
>>43-46
男がヒロインでいいのか(困惑)
>>48
よく読んでみ?一番可愛い子や
でわでわー
乙乙
イッチはチーズケーキ好きだね
そしてどれもおいしそうなものすすめやがって…
乙!
今日の飯テロはアダルティですな!
乙ー
須賀夫妻と愛宕夫妻のやり取りいいね
さかすけじゃないのか
乙です。
一番かわいい子……。こんなにかわいい子が女の子のはずがない!
一番かわいい子…
わかった、愛宕パパやな(錯乱)
日牟礼八幡宮行ってみたいんじゃあ……九州民だからなかなか行けないけど
乙
地元民だけど八幡なら炭櫓にも行ってみたらいいんじゃね?あと大中で牛肉がちょっと安く買える
乙です
一番かわいい・・・雅枝さんかかぴーかな?
おつ
ワインはドイツの白しか飲まないから国内のはよく分からんなあ
シュタインベルガー大好き
チーズケーキは食べてみたいと思った
追いついた>>1乙乙
洋京は正義やなー頑張ってな
短いけど投下するよー
>>60
全部美味しいから紹介してるんだよ(洋ナシカレーから目を背けながら)
>>61
たまにはね
ほんとはもっとおつまみ的なのとか紹介したいけど、いかんせん京太郎達の年齢が低いから
>>62
割と会話には気を使ってるからそう言われると嬉しい!
飯の次くらいには掛け合いに気を使ってるよ
>>63
さかすけは北陸か東北か、そっちのほうのだった気がします
>>65
??「なぁ誰のことや?京太郎か?それともうちか?って誰が男みたいな胸やねん!!」
>>66
可愛いおじさんっていいよね(すっとぼけ)
>>67
良かったぞ~
三月にあるお祭りの時には境内いっぱいに出店が並ぶみたい
>>68
調べたらトップページでお腹減ったわ。また近江八幡にいくしかないな……
>>69
雅枝さんもかぴーも可愛いけど!他におるやろ!
>>71
シュタインベルガー飲んだことないわ。エリア88に出てきたから名前は知ってるけど
チーズケーキはぜひ食べてください。ネットでも買えるみたいぜ
>>72
おお!ありがとうございます!
今の感じも悪くないけど、成長したときは友達みたいなカップルみたいなんも書いていくつもりなんでゆっくり見てってくださいな
京太郎「んー何買おっかなー」
京太郎「あ、ベビースター久しぶりに良いかも。あーでもブタメンも……」
京太郎「帆立たらも買おうかな。えんがわも美味しそうだな」
京太郎「アメリカンコーラも買って……いや今日はソーダにしよう」
京太郎「後は王道のうまい棒のコーンポタージュっと、おばあちゃーん」
「はいはい」
京太郎「これちょうだい。後帆立たら二本」
「ちょっと待ってね」
パチパチ パチパチ
「110円だよ」
京太郎「はーい」
--------------------------------------------------------
京太郎「うわ、雨ちょっと降ってる……急いで帰らなきゃ」
京太郎「あれきつくなってきた?」
ザーー
京太郎「わわわわ!!駄菓子屋まで戻ろう!」
タッタッタッ
京太郎「せーーふ!でも止むかなぁ……」
ザーー ザーー
京太郎「うーん、厳しそう……」
タッタッタッ
洋榎「ひゃーー!びっちゃんこやー。あれ?京太郎やん」
京太郎「洋ちゃん?結構濡れちゃったみたいだね」
洋榎「まさか降るとは思わんかったし傘持ってきてへんかってん」
京太郎「俺も」
洋榎「雨止むまで待つしかないな」
洋榎「お、京太郎は駄菓子買い終わった後やったんか」
京太郎「さっきね。帰ろうと思って外出たら降ってきて戻ってきたんだよ」
洋榎「京太郎の買った駄菓子食べながら待つか」
京太郎「なんで!?」
洋榎「あ、串買っとる。紋次郎?」
京太郎「帆立たら。ていうか買ってきたらいいじゃん。ここなんだから」
洋榎「そんなケチくさいこと言わんとちょうだいや」ズイ
京太郎「ちょ!!」
京太郎(洋ちゃんシャツ透けてる!ちょっとエッチかも)ドキドキ
洋榎「ん?どうかしたか?」
京太郎「その……透けてる……」
洋榎「……なんやそんなことか」ヤレヤレ
京太郎「気にしろよ!!」
洋榎「こんなん濡れて肌に張り付いとるだけやで。夏の噴水辺りでよう見かけるやん」
京太郎「年齢が違うでしょ!!ああいうのは低学年までだよ!」
洋榎「はいうそー!小4のやつもいましたー。うちとかな!!」
京太郎「洋ちゃんはね」
洋榎「だいたい低学年と変わらん体してんねんから、って誰がぺちゃぱいじゃ!!」
京太郎「一人で勝手に言い出した!?」
洋榎「悲しいかな、胸の成長はいまだ見られず……」ペタペタ
京太郎「!」バッ
洋榎「……なんで顔背けたんや~?ん~?」
京太郎「べ、別に」
洋榎「あー、濡れてるからなー。鬱陶しいなー。ボタン外そっかなー」チラチラ
京太郎(むかつく!!でもドキドキしちゃう!!)
洋榎「見たけりゃ見てええんやで?」
京太郎「み、見たくない……」チラ
洋榎「チラ見してんのバレバレやで」
京太郎「な、なんで!?」
洋榎「あんたはさっきからうちの胸元見てるけど、うちはあんたの目見てるからな」
京太郎「…………」
洋榎「京太郎も男やもんな」ニヤニヤ
京太郎「にやにやしないで!」
洋榎「さわるか?」
京太郎「ちょ、駄目だって!ここ外なんだから!」
洋榎「中やったらええんか」
洋榎「まぁあれや。うちだってドキドキせんわけちゃうで」ズイ
京太郎「だ、だから駄目だって」ドキドキ
洋榎「ほら」ピト
京太郎「あわわわわわわ」
洋榎「心臓がバックンバックンしとうやろ」
京太郎(自分の音でわからないって!!)
洋榎「なんでかわかるか……」
京太郎「くぁwせdrftgyふじこlp」
洋榎「それはな……」
ヌギ バッ
京太郎「はい、これ着て!」
洋榎「あ、ありがとう」
京太郎「はい、離れて」グイ
洋榎「お、おお?」
京太郎「はい、しっかり座って」
洋榎「は、はい」
京太郎「ふぅ……で、なんだっけ?」
洋榎「もうええわ」
洋榎(いじめ過ぎたか?)
京太郎「あ、雨あがってる!」
洋榎「ほんまやな。ただの通り雨で良かったわ」
京太郎「帰ろっか」
洋榎「せやな」
洋榎「あ、ちょっと待ってて。うちも駄菓子買ってくるわ。その為にここに来たんやし」
京太郎「わかった」
京太郎(……雨降ってる時に買っとけば良かったんじゃ……まぁいいか)
脱いでる時よりエロい。でも健全
今日の投下は以上です
でわでわー
訂正
>>79の
洋榎「心臓がバックンバックンしとうやろ」
↓
洋榎「心臓がバックンバックンしてるやろ」
頭の中の文章そのまんま書き出してもうた……
おつー
青春な感じのKENZEN、ほんとすこ
チラリズム精神ってやつやね
下手に脱ぐよりえっちぃ
想像力(妄想力)って大事よね
画像はよ
《ハロウィン》
洋榎「トリート オア トリート!!」
京太郎「は?」
洋榎「トリート オア トリート!!お菓子よこせや」
京太郎「せめてトリック オア トリートって言えよ!」
洋榎「だって悪戯めんどいやん。それにトリック オア トリートって言ってるけどみんなお菓子渡してはい終わりなんやろ?」
京太郎「ぶっちゃけすぎだから!!」
洋榎「わかったらお菓子よこせ」
京太郎「めちゃくちゃすぎ!!だいたいそういうのはうちの母さんに言えよ」
洋榎「おばちゃんは今パンプキンパイ焼いてんねん。焼きあがったら言いに行く」
京太郎「まじかよ。良い匂いすると思った」
京太郎「ところで絹ちゃんは?」
洋榎「下でジャック・オ・ランタン作ってるわ。そのあと手伝うんやって」
京太郎「うわ、大変そう。結構固いのに」
洋榎「あれ、普通にナイフでやるんやな。てっきり専用のはさみ買ってくるんかと」
京太郎「なんか戦災復興するマンガのタイトルになってそうだな、そのはさみ」
洋榎「話そらされたけどお菓子」
京太郎「やんないからな」
洋榎「なんでや!」
京太郎「そもそもお菓子よこせなんてたかってくるやつにやるもんは無いから」
洋榎「……トリック オア トリート!」
京太郎「どっちにしろ無いし」
洋榎「ここまでひっぱといてなんてやつや!こうなったら……」
京太郎「お、トリックか?」
ズサー
洋榎「お願いします。お菓子くださいませ」フカブカ
京太郎「土下座してまで頼むことか!?」
洋榎「妹が!妹が大変なんです!」ガシ
京太郎「妹下で元気に手伝いしてるって言ってたじゃねえか!服を掴むな!」ドン
洋榎「お?」グラ
京太郎「おわ」
バン
洋榎「……な、なんや押し倒して。うちに悪戯するんか」
京太郎「そ、そんなつもりじゃ」
ガチャ
絹恵「できた……で…………お邪魔しましたー」
洋榎「ちゃうで!まだ悪戯前や!」
京太郎「ややこしくすんな!!」
この後めちゃくちゃハロウィンパーティーした
カン!
ちょっとした小ネタでした
カプスレのほうに(間違えて)投下しちゃったけど、悩んでこっちにも投下しました
>>83
俺もすこ
>>86
あなたはよくわかってる
>>89
ちょー大事。SSにもつながるし、なによりこうf、いえやめときましょう
>>90
俺も欲しい。某無人島の人みたいに俺も絵がかけたら!
でわでわー
乙よー
押し倒しからのテンプレ展開、だがそれがいい
乙乙
口調的に高校生の京ちゃんかな?いいねぇ
パンプキンシザーズいいよね
>>96
竿は立てても席立つな
乙!
パーティー夜からだろ?つまり、二人だけで悪戯し合うんですね夜に
そういやハロウィンで悪戯してるやつ見たことないなあ
仕事を辞めたらSS書く時間が増えてコンスタントに投下出来るんじゃないかと思う今日この頃です。半分嘘です
水曜の夜、遅れても次の日には投下します
最近忙しくて、年末まで一週間に一回、下手したらもうちょい遅れると思いますがゆっくり付き合ってください
>>94
王道っていいよね
>>96
高校京ちゃんです
パンプキンシザーズは俺の中で一二を争うくらい良いマンガ。なおそういうのがたくさんあるもよう……隙を見て紹介していきたい
>>98
あれは名言(迷言?)
うち的に議題は『臀部に性的欲求を感じるのは何故か?』だな
>>99
夜にパーティー(意味深)で悪戯(意味深)
>>104
完全に薄い本
水曜まで暇だなーって人はこれでも読んでください(ダイレクトマーケティング)
【咲-saki-SS】これは最高の愛だ【小鍛治健夜】
【咲-saki-SS】これは最高の愛だ【小鍛治健夜】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446835560/)
ちょいシリアスですが愛は込めました
でわでわー
野球見て、あまりのくやしさにふて寝したらこんな時間になったとかそんなんじゃないよ
投下します
洋榎「そろそろリベンジしたいんやけど」
絹恵「なんの?」
洋榎「料理や! 京太郎にぎゃふんと言わしたる!」
絹恵「ある意味言わしたやろ」
洋榎「そうやない。そうやないんや」
絹恵「なんかあったん?」
洋榎「実は……かくかくしかじか、ってわけや」
絹恵「伝わるように言って」
洋榎「おかしいな……漫画やったらこれで伝わってたんやけどなぁ」
絹恵「…………えっと病院の電話番号は……」
洋榎「冗談やん!実はな……かくk「保険証はここやったな」ごめんなさいちゃんと喋ります」
洋榎「あれは、そう、京太郎と食ってる時やった……」
─────────
──────
───
京太郎「暇だね」ポリポリ
洋榎「まぁなぁ……絹はサッカーやりにいってておらんから三麻もできんし。一応二人でも出来るけどうちはそんな好きやない」
京太郎「前から言ってるもんね」
洋榎「四人がベストやけどな。かぴーもそう言っとるわ」
л
(  ̄ *)「キュイ?」
京太郎「『誰?』って言ってるよ」
洋榎「ひどっ!!あんなに愛し合った仲やのに!!あなたとの愛の語らいは夜の帳の中へと消えてしまったって言うのね……」オヨヨヨヨ
л
(  ̄ *)「……♪」スリスリ
京太郎「俺のほうがいいって」ナデナデ
洋榎「うちは傷ついた。テレビだけがこの傷を癒してくれるんや」ポチ
『今日は大阪にある美味しいお店を紹介したいと思います!』
京太郎「あ、大阪だって」
洋榎「ええやんええやん。美味そうやったらおかんにねだろう」
『こちらは○○にある和食専門店です』
洋榎「うーん、和食かー」
京太郎「嫌いなの?」
洋榎「嫌いやないけど肉々しいのが好きや!」
京太郎「あー……確かに。肉々しさは足りないかも」
『このお店の売りはなんと言ってもこのだし巻き!香り豊かな出汁が口の中いっぱいにあふれ出てくるんです!』
洋榎「……ジュルリ」
京太郎「居酒屋で食べたやつ思い出すね」
洋榎「あれより美味そうやで」
京太郎「うわぁ、だし巻き食べたくなってきた」
洋榎「だし巻きって卵と出汁混ぜて焼いて巻くだけやんな……うちが作ったろか!」
京太郎「え゛」
洋榎「なんやねんその反応は」
京太郎「うーん………………やめとこうよ」
洋榎「まさかうちが出来んとふんどるんか!」
京太郎「うん」
洋榎「京太郎のあほーーーー!!!」ダッ
京太郎「洋ちゃん!?」
─────────
──────
───
洋榎「ちゅうことがあってん」
絹恵「当然やな」
洋榎「せやろ、しつれ……あれ?」
絹恵「あのカレーやしなぁ……」
洋榎「どんだけ罪の重いねんっ!」
絹恵「洋榎カレーは京太郎君にとっちゃトラウマもんやろ」
洋榎「インドカレーみたいな言い方すんなや!」
洋榎「それにあれからちょっと時間もたっとる。晩飯手伝ったりもした」
絹恵「お皿出すかお茶汲むかしかしてないと思うんやけど」
洋榎「そういうわけでだし巻きの作り方教えてください」
絹恵「いきなりだし巻きってきつない?」
洋榎「そうなん?」
絹恵「割と難しいで」
洋榎「巻くだけやで?」
絹恵「やってみたらわかるわ」
洋榎「よっしゃ!やったるでー!!」
絹恵「じゃあまず割った卵二個に出汁と醤油と塩を入れて」
洋榎「出汁ってなんやねん」
絹恵「え…………え?」
洋榎「いや、出汁は知ってるけどどうやって作んねん」
絹恵「あ、ああ、びっくりした。出汁の存在知らんのかと思った」
洋榎「そこまでアホちゃうわ!!」
絹恵「まぁそれは置いといて、出汁はめんどいから今度説明するわ。今はあるのでやろ。最悪なかったら味の素入れればいいから」
洋榎「わかった」
絹恵「で、出汁の量やねんけど、私は卵二個、だいたい軽量カップの120mmくらいになるから200mm弱になるまで入れてる」
洋榎「結構入れんねんな」
絹恵「まぁ今回は少な目で150くらいまでかな」
洋榎「全然ちゃうやん」
絹恵「お弁当とかに入ってるんはこれぐらいの量やで。それに出汁の量多いほど焼きにくくなんで」
洋榎「あれ?絹お弁当ちゃうのに作ってるん?」
絹恵「お母さんより上手く出来るから」
洋榎「おかんェ……」
絹恵「醤油と塩をちょっとだけ入れて焼き始めんで」
洋榎「待ってました!」
絹恵「焼くときはこの四角いのな」
洋榎「普通のんじゃあかんの?」
絹恵「焼けるけど……難しい気がする。やる?」
洋榎「イージーモードで」
絹恵「じゃあまずこのフライパンを煙が出るまで火にかけて油をたっぷり入れる」
洋榎「そんなやって大丈夫なん?」
絹恵「大丈夫。で、油を他んとこ除けて、余分な油も拭きとって卵を流し込む」ジュー
洋榎「おお!ええ音や!」
絹恵「で、最初はすぐに焼けるからもう巻いてくで。奥から畳む感じで、四つ折りぐらいやな。頭をくいって振る感じでやればやりやすいかも」クル
洋榎「はや」
絹恵「油ちょい塗ってさっき巻いたやつを奥においやって……また流し込む。入れてすぐに巻いたやつの下にも液入れたってな。そやないと巻けんから」
洋榎「ふむふむ」
絹恵「そんでこっからは火がええ感じに通ったなぁって思ったらまた巻いて、これの繰り返し。焼き目はつかんぐらいな」
--------------------------------------------------------
絹恵「液無くなるまで焼けたら、これを巻き簾の上に……ほっ、乗せて、巻いたら完成。後は待つだけ」
洋榎「おおー!!やるやん!!」
絹恵「なんで上から目線なん」
絹恵「はい、次はお姉ちゃんの番やで」
洋榎「よっしゃ!!いくでーー!!」
--------------------------------------------------------
洋榎「ああ!切れてもうた!」
絹恵「落ち着いて、まだまだ挽回できんで!」
--------------------------------------------------------
洋榎「焦げた!」
絹恵「まだ茶色やし大丈夫!食べれる!」
洋榎「それほんまに大丈夫なんか!?」
--------------------------------------------------------
洋榎「上手いことまわら……ああ!ぐちゃった!!」
絹恵「ま、まだ……」
─────────
──────
───
洋榎「………………」
絹恵「……まぁ最初は巻けんて。な」
洋榎「…………あむ……まず……」
絹恵「い、いや味は大丈夫やって」
洋榎「でも絹のとちゃうやん。ふわふわちゃうし。出汁溢れてこんし」
洋榎「く、あははははははははは」
絹恵「お姉ちゃん?」
洋榎「いやー普段料理してんとこんなもんやな!無理無理!」
洋榎「大人しく出てきた料理食らうだけにしとくわ!ありがとうな!」
バタン
絹恵「お姉ちゃん……」
― 数日後 ―
洋榎「ただいマンモスー」
洋榎「……誰もおらんな。」
--------------------------------------------------------
洋榎「えっと量はこんなもんで……よし焼き始めるか」
ジュー
洋榎「うわ、ちょっと焼き過ぎたかも」
洋榎「あかん、上手いこと巻けん……」
ピンポーン
洋榎「知らん知らん。スルーや」
洋榎「くっ、あああああ!上手いこと出来ん!!」グチャ
洋榎「あ…………今日もあかんかった。こんなん半分スクランブルエッグやん」
洋榎「はぁ……食うか」
京太郎「あ、やっぱ洋ちゃんいるじゃん」ヒョコ
洋榎「ぴゃあああああ!!」
京太郎「そんなびっくりしなくても」
洋榎「いきなりくんなや!」
京太郎「一応鳴らしたんだけど」
洋榎「……ああ!」ポン
京太郎「ん?あ、美味しそう」
洋榎「え?こ、これはあかん!!」
京太郎「えー!」
洋榎「あかん!!」
京太郎「隙あり!もーらい!」ヒョイ
洋榎「ああ!!」
京太郎「もぐもぐ……うん、普通に美味しいよ、このだし巻き」
洋榎「……え?」
京太郎「え?」
洋榎「だし巻き……」
京太郎「え?違うの?」
洋榎「……ちゃうやん。巻けてへんやん」
京太郎「?」
洋榎「なんで不思議そうな顔してんねん」
京太郎「こっちのほう潰れてるけど、反対っかわみたらちゃんとくるくるしてるじゃん。巻かないとこうならないと思うんだけど」
京太郎「それに出汁の味してるし……だし巻き以外なんなの?」
京太郎「それに居酒屋で食べたのよりふんわりした味がしてる。こっちのほうが好きかも」ニコ
洋榎「……アホ」バシ
京太郎「なんで叩かれたの!?」
洋榎「」バシバシバシバシ
京太郎「痛い痛い!!」
絹恵「……さりげなくフォローを入れる京太郎君、恥ずかしがるお姉ちゃん……これははかどる!!」
雅枝(帰ってきたらうちの娘がリビングの扉の前で悶えてる。怖いねんけど……)
手料理っていいですよね
今日の投下は以上です
でわでわー
乙乙
これは(妄想が)はかどる!!京ちゃんイケメンやな
これは惚れますわ
乙!
業務スーパーで売っていた出汁巻き玉子の長さに最初はビビった!
まさか普通に胃袋を掴まれて京絹スレに……いや、よそう、俺の勝手な推測でみんなを混乱させたくない…。
家事とエロを分ける姉妹ルートでFA
乙
京太郎どうして家入って来られたんや!
合鍵とか持ってたっけ?
《幸せの形》
― 須賀夫婦の場合 ―
京太郎父「ただいまー」
京太郎母「おかえりなさい、そろそろだと思っておかず温めておいたわ」
京太郎父「ありがとう。そうそう、実はいいものをもらってきたんだ」
京太郎母「いいもの?」
京太郎父「ああ、これなんだけど」スッ
京太郎母「まぁ、高そうなワイン」
京太郎父「上司が飲まないからって。それで少し飲まないか?」
京太郎母「あら、何かの記念日とかに開けたほうがいいんじゃないかしら?」
京太郎父「今日は良い夫婦の日だろ?特別なお祝いはしなくてもいいと思うけど、少し特別な気分になるのも悪くはないんじゃないか?」
京太郎母「それもそうね。グラスを出すわ」フフフ
京太郎父「京太郎はもう寝たのか?」
京太郎母「まだ起きてると思うわよ」カチャカチャ
京太郎父「そうか、あいつも夜更かしするようになってきたな」
京太郎母「夜更かしって、まだ9時じゃない。はい」
京太郎父「それもそうか。この時間にはぐっすり寝てたのがつい最近に思える。開けるぞ」
ポン トクトク
京太郎母「そうね、子供の成長って早いもの。あっという間に家を出ていく歳になるわ」
京太郎父「そう考えると寂しいもんだ」
京太郎母「私がいるじゃない」
京太郎父「……ああ」
――― 乾杯
― 愛宕夫婦の場合 ―
絹恵「お父さんまだかな」
雅枝「もうすぐやろ」
洋榎「もう8時やで。腹減ったわー」
ガチャ
愛宕父「お父様のお帰りやでー!」
洋榎「遅いわくそじじい!」ゲシ
愛宕父「おま、何すんねん!そんなんやるやつにはこれやらんぞ!」
洋榎「ん?おお!なんか買ってくるって聞いてたけど寿司やん!」
愛宕父「しかも俺の自腹やからな!ありがたく食えよ」
絹恵「美味しそうやなー」
洋榎「かっぱ巻きはおとんにやろ」
愛宕父「もう人の聞いとらん」
雅枝「そういやなんで今日は買うてくるなんて言い出したん?」
愛宕父「ああ、それな。昨日須賀さんに会うてな、上司にワインもろて良い夫婦の日祝う言うから俺もなんかしたろ思て」
愛宕父「どや、惚れ直したか」キラーン
雅枝「最後のんがなかったらな」
愛宕父「しくったー」
雅枝「もう惚れただのなんだの超えとるわ、あほ」ボソ
愛宕父「なんか言うたか?」
雅枝「別に」
洋榎「はよ!はよ食お!」
絹恵「お茶の準備もしたで」
雅枝「ありがとうな」
愛宕父「洋榎、まぐろばっか食うなよ。寿司屋と違って上限があるんやし」
洋榎「わ、わかってるわ」
愛宕父「お前食いつくす気やったやろ!」
ギャーギャー アハハハハハハハハハ!
カン!
良い夫婦の日なのでちょっとした小ネタでした。どっちも幸せ
今日の投下は以上です
>>125>>126
こっからさらにイケメン度があがっていく……予定
>>127
あれでかいよな
そして、そこまで美味しいわけじゃない
>>129
ネ、ネキも家事力あげていくから、多分(震え声)
>>130
ハーレム好きねー
……絹ルートは気分が乗ればあるかもしれない(ボソッ
>>131
子供でも誰かおったら鍵閉めんやろ?
うちは閉めてなかった
でわでわー
乙!
此れは良い飯テロだな
乙乙
愛宕家の楽しい家族感も須賀夫婦のしっとりした雰囲気も素晴らしいですな
乙
やはり愛宕家の安定感
須賀家はお母さんが鬼なイメージだったけどいい夫妻だな
乙です
京太郎のイケメンっぷりにキュンッとして濡れ濡れになるんですね
がさつ?男勝り?な感じの娘が料理が上手かったりするのも素敵やん?
愛宕ママルートはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン
今日は一日休みだったのに久しぶりの休みだったからか一日中寝てしまった私です
あるあるですよね
投下しま
>>138
今までも良い飯テロやったやろ!(カレーから目を背けながら)
>>139
気に入っていただけたようでなにより
>>140
子供からしたらお母さんは怖いものだと思う
>>142
ギャップ萌えってええよな
>>146
雅枝さんは愛宕パパのもんや
ネキで我慢し
洋榎「インターミドル出んでー!」
京太郎「インターミドルって何?」
洋榎「中学生でいっちゃん麻雀強いやつを決める大会や」
京太郎「みんな出れないの?」
洋榎「個人戦は出れるけど団体戦は学校ごとに5人までやからな。もちろん選ばれた」
洋榎「しかも……一年はうちだけや」ドヤァ
京太郎「おおー!!」
洋榎「すごいやろ、すごいやろ」
京太郎「まぁ洋ちゃん強いもんね」
洋榎「でな、必勝祈願のお守り買いにいこう思てんねんけど来るか?」
京太郎「行く!」
─────────
──────
───
京太郎「洋ちゃんどこー?」
京太郎「ううー……なんで先々いっちゃうんだろ」キョロキョロ
ツルッ
京太郎「あっ……」
ズテーン!
京太郎「っ!ててて、びっくりした……いたっ!」
京太郎「足擦りむいちゃった……」
「大丈夫ー?」
京太郎「?」クル
「あ、怪我してるやん。立てるーぅ?」サッ
京太郎「あ、ありがとう」
「あっち座ろっか。お姉さんが診てあげるわー」
京太郎(お姉さん?)
「ん、これでオッケー」
京太郎「ありがとう」
「どういたしましてーぇ。……あれ?もしかして……ウチの病院きてた?」
京太郎「?」
「確か半年くらい前に風邪で」
京太郎「…………ああ!覗いてた子だ!」
「子って、一応ウチのほうが年上なんやけどなー」
京太郎「そうなの?」
「確かそんなこと言ってたような」
京太郎「憶えてない……」
「そらそやんな」アハハ
憩「ウチは荒川憩。お名前は?」
京太郎「京太郎。須賀京太郎」
憩「かっこええ名前やなー。そんでどうしたん?」
京太郎「え?」
憩「キョロキョロしながら歩いてたしなんか探してるんかなーって思ったんやけど」
京太郎「あ」カァー
憩「そんな恥ずかしがらんでもええよーぅ」ニコ
京太郎「えっと、洋ちゃん……一緒に来た子とはぐれちゃって。この辺は道もわかんないし……」
憩「なるほどー、じゃあ一緒に探してあげるわ」
京太郎「いいの?」
憩「もちろん。いこかー」ギュ
京太郎「ちょっ!」
憩「わぁ、京太郎君手ぇおっきいなーぁ」
憩「そうなんや、お守り買いになー」
京太郎「憩ちゃんはなんでこの辺にいたの?」
憩「ただの散歩やでー。こっから病院まで結構近いし」
京太郎「そうなんだ」
憩「こっからやと50分くらいかなー」
京太郎(それって近くないような……)
憩「あ、あそこのアイス屋さん結構美味しいんよ。行こー」グイ
京太郎「う、うん」
憩「あ、お金は気にせんでええで。ウチが誘ったんやし奢ってあげるわー」
京太郎「あ、美味しい」
憩「やろー」ペロペロ
憩「あ、ちょっとこっち向いてー」
京太郎「? んぐっ」
フキフキ
憩「はい、鼻の頭にアイスついてたで」
京太郎「い、言ってくれたら自分で拭いたのに」カァ
憩「あはは、ごめんなーぁ」
京太郎(なんか洋ちゃんとは別な感じで振り回されてる……)
憩「お詫びにウチの一口どうぞ」
京太郎「……一口だけ」
憩「気に入ったら二口、三口食べてもええよー」ニコ
京太郎「憩ちゃんは麻雀興味ある?」
憩「うん、ていうか結構強いんやでー」
京太郎「へぇー。大会とか出たことある?」
憩「んー、今んとこそういうのは興味無いなー」
京太郎「そっか。中学生になっても出ないの?」
憩「せやなー……近くの中学校行くし、そこに麻雀部があったら出るかな」
憩「まぁ出る出えへん関係無く楽しむことが一番やからね」
京太郎「……それもそうだね」
京太郎(変なこと聞いちゃった)
憩「京太郎君は大会出たことあるん?」
京太郎「あるけど、全然勝てなかったよ」ハハハ…
憩「楽しかったん?」
京太郎「……サイコーに!!」ニッ!
憩「あ、あの子ちゃう?赤髪にポニーテール」
京太郎「あ、そうだ!洋ちゃーーん!!」
憩「見つかって良かったなー」パッ
京太郎「うん!」
洋榎「おまどこに……京太郎」ポン
京太郎「な、何?」
洋榎「また女ひっかけたんか」
京太郎「何その言い方!?」
洋榎「前はゲーセンでひっかけてたやろ?今度はどこや?」
京太郎「ここ来る途中で……って違うよ!!憩ちゃんから声かけてきたんだし、助けてもらったんだって!」
洋榎「かぁー!このたらしは言い訳しよって」
憩「まーまー、会えたんやしええやん。ほなウチは帰るなーぁ」
京太郎「あ、ありがとう!」ブンブン
洋榎「……またえらい可愛らしいな」
京太郎「確かにかなり可愛いけど……あ」カァ
洋榎「こっちがお前探しとる間に鼻の下伸ばしやがってチョーーップ!」
京太郎「ぐはっ!!」
憩ちゃんは世話焼きなイメージ
今日の投下は以上です
次はいつになることだか……最近まじで忙しいです
でわでわー
ああ^~憩ちゃんかわええんじゃあ^~
→やっぱりネキがナンバーワン!
乙乙
憩ちゃんのヒロイン力高過ぎィ!!
世話焼きな先輩ってことで攻略対象外なんですねわかります
乙!
つまり、攻略は2周目と言う事か!
乙~
憩ちゃんは貧乳以外は完璧なかわいい娘だよねw
憩ちゃんkawaii!
投下ですん
>>158>>159
どれだけ可愛くてもサブヒロイン
やっぱりネキがナンバーワン!
>>160>>161
そんなことしてたら何周することになるんですかねぇ……
>>162
貧乳だからこそいいんだろ
ちなみに俺が書いたSSのヒロインの貧乳率100%ですから!
>>164
憩ちゃん可愛いよね
洋榎「うちの大会明日やで!わかってるやんな!」
絹恵「もうわかってるって。耳のタコも潰れた上にもう十個ぐらい出来たわ」
京太郎「ははは……」
洋榎「うちの 大・活・躍 が見れんねんで!見な人生半分損するわ!」
絹恵「もう半分はなんなん?」
洋榎「優しさ」
絹恵「お姉ちゃんのせいで頭痛が……」
洋榎「実は優しさは4分の1くらいやったバファリン飲むか?」
絹恵「いらんこと言わんでええねん」
京太郎「どうせ洋ちゃんが渡してくれるのってフリスクでしょ?」
洋榎「……まぁ似たようなもんや」
絹恵「ちゃうわ!!」
洋榎「なんやミンティア派か?」
絹恵「ピンキー派」
洋榎「そっちかー」
京太郎(どっからツッコミ入れたらいいかな?)
洋榎「ともかく、明日、絹、巨咏ろ、応援」
京太郎「なんでカタコト?」
洋榎「ウチ ゲンキ チカラデル」
京太郎「カタコト気に入っちゃった」
洋榎「ラブ アンド ピース」
京太郎「適当すぎ!!」
絹恵「ワカッタ オウエン ガンバル」
京太郎「絹ちゃん戻って!!収集つかなくなるから!!」
絹恵「ごめんごめん」アハハ
洋榎「まぁあんたらの応援無くても優勝余裕やけどな」フンス
京太郎「じゃあ家でのんびり待っとこうか」
絹恵「せやなー」
洋榎「ごめんなさい応援よろしくお願いしますなんでもしませんから」
京太郎「そこはなんかしてよ!!」
─────────
──────
───
京太郎「わぁー……こども麻雀大会の時より人多いかも」
雅枝「そらな。高校のんになったらもっと多いで」
絹恵「そんなちゃう?」
雅枝「見に来る人数もちゃうからな。インハイは御内やない人も結構見に来るし」
絹恵「そうなんや」
京太郎「洋ちゃんの中学校どこ?」
絹恵「んー……わからんなぁ」
雅枝「こんなんけ人おったら見つからんのもしゃーないで」
京太郎「あ、いた」
絹恵「どこ?」
京太郎「ほら、おっきい柱の」
雅枝「ほんまや。よう気づいたな」
絹恵「こっち気づいて来た」
洋榎「いたいた。さっきからずっと探してたんやけどようやく見つけたわ」
京太郎「こっち来て良かったの?」
洋榎「兵器や。まぁ始まる前に顔見れて良かったわ。んじゃ戻るわ」ダッ
京太郎「あ、行っちゃった」
絹恵「変わらなさそうで良かったわ」
雅枝「……」
京太郎「開会式から最初の試合まで30分もあるんだね」
絹恵「長いなぁ。もうちょい短くしてくれたらええのに」
京太郎「あ、やっと始まった!」
絹恵「この組に強いって聞くとこないし余裕かも」
京太郎「そうなの?」
雅枝「まぁ強いて言うなら――」
『さぁ始まりました一回戦二組目。注目はなんといってもここ数年でいくつもの子供麻雀大会で優勝した愛宕洋榎さんを擁する――』
雅枝「と言うことや」
京太郎「ええ!?洋ちゃんの名前出たよ!」
雅枝「一応南大阪での個人戦のダークホースやって言われてるからな」
京太郎「だーくほーすってわかんないけどすごい!!」キラキラ
絹恵「お姉ちゃんは凄いってことや」
京太郎「すごい!!」
京太郎「洋ちゃんだ!副将だって!」
絹恵「お姉ちゃーん!がんばれー!」
京太郎「がんばれー!」
雅枝「ちょっと声抑え。回りに迷惑やから」
京絹「「」」シュン
雅枝「やるなら小声でやり」
京太郎「がんばれー」コゴエ
絹恵「がんばれー」コゴエ
雅枝(なんかかわええな)
--------------------------------------------------------
京太郎「おおー!!洋ちゃんが相手飛ばした!」
絹恵「圧勝やん!」
雅枝「こんなもんやろ」
京太郎「もしかしたら簡単に優勝しちゃって、全国でも優勝しちゃうかも」
絹恵「Vやねん!」
雅枝「それはあかん」
ダダダダダッ キキーー!
洋榎「どやった!?」
京太郎「すごかった!」
洋榎「せやろせやろーっ!明日もちゃちゃーっと勝って全国決めるからな!」
絹恵「さすがお姉ちゃん!」
雅枝「洋榎」
洋榎「何?」
雅枝「……いや。やっぱええわ」
洋榎「なんやねん。そんなんやから最近皺が」
雅枝「……」
ガシ ギギギギギギ
洋榎「いだだだだだだだ!あかん!こめかみはあかんて!アホになる!」
雅枝「もうアホやん」パッ
洋榎「それもそやな……って何言わすねん!」
雅枝「ほら、みんなんとこ戻り」
洋榎「ほいほい。また後でなー」
─────────
──────
───
絹恵「今日で優勝決まるんやな」
京太郎「昨日は優勝するかもって喜んでたけどドキドキしてきた」
雅枝「まぁ何が起こるかわからんのがトーナメントの怖いとこやしな」
絹恵「お母さん怖いこと言わんといてぇな」
雅枝「そろそろ始まんで」
京太郎「今日も頑張って応援しよ!」グッ
絹恵「せやな!」
京太郎「がんばれー」コゴエ
絹恵「がんばれー」コゴエ
--------------------------------------------------------
京太郎「また勝った!」
絹恵「次勝ったら全国や!」キャッキャッ
絹恵「次は……う」
京太郎「どうしたの?」
絹恵「反対から上がってきたとこ優勝候補って言われてる二校や」
京太郎「……だ、大丈夫だよ。洋ちゃん強いもん!」
雅枝「個人戦やったらわからんけどな」
京太郎「?」
絹恵「そっかー……」
京太郎「どういうこと?」
雅枝「なんて言ったらええやろな……まぁ見てたらわかるわ」
京太郎「……うん」
京太郎「……洋ちゃんの番まできたけどこれは……」
雅枝「4万か。予想以上に削られたな」
京太郎「で、でも洋ちゃんがいっぱい稼いだら」
絹恵「……私らとやってる時でも二回で7万とか8万とか稼げへんやろ」
雅枝「それに洋榎で最後やない。大将の子も上がりまくったら別やけど、厳しいやろな」
--------------------------------------------------------
雅枝「三位か……一回二位まで浮上したんやし上出来やな」
京太郎「…………」グッ
雅枝「泣かんといたってな」
京太郎「!?」
雅枝「あの子、多分部の子らが泣いてるやろうから我慢しよるわ。でも絹と京太郎君の泣き顔みたら我慢出来んようになるやろ」
雅枝「洋榎はそんなん嫌やろうしな」
京太郎「……うん」
雅枝「絹も、一回顔洗ってき。目赤いで」
京太郎「わ゛かった」
洋榎「見とった!?区間トップやで!負けてもうたけど愛宕洋榎の名前は広まったわ!」
京太郎「洋ちゃ「いやー応援してくれたのに悪いなー。でも来週には個人戦あるし気持ち切り替えていかなな!」……」
洋榎「絹もありがとうな!うちの大活躍目に焼き付けて精進しぃやー。ってもう焼き付いて離れんか!」
洋榎「あ、おかん?今日ハンバーグな。頑張ったご褒美ちょうだいや!」
雅枝「今日は冷麺や。材料買うてもうてるねん。来週頑張ったら考えたろ」
洋榎「言うたな?絶対やで!楽しみやなー!」
雅枝「考えるだけな」
洋榎「ひどっ!可愛い可愛い愛娘の頼みやーん」
雅枝「あ、京太郎君も今日食べて帰りや。お母さんも今日帰り遅いらしいから頼まれたし。帰ってきたら迎えに来るって」
京太郎「うん」
洋榎「帰ったら修羅場ごっこしようや。絹は―――」
京太郎(やっぱり無理してるのかな?何かしてあげたいな……)
今日の投下は以上です
それとミス訂正
>>170 最初の行
洋榎「ともかく、明日、絹、巨咏ろ、応援」 → 洋榎「ともかく、明日、絹、京太郎、応援」
>>178 最後の行
京太郎「わ゛かった」 → 絹恵「わ゛かった」
次は30日に投下したいなぁ……仕事次第ですけど最短で30日です
年開ける前にネキの初インターミドル終わらせたいとこ
でわでわー
貧乳ヒロイン気になって調べたけどのよりんss書いた人だったのか
あれは名作だった
乙
おつ
洋榎兵器だもん!
最終兵器洋榎(鬱展開)
乙です。
洋ちゃんが相手飛ばしたー、ってとこでムダヅモ的に相手吹っ飛ばしたのかと思った
乙
最後ネキがいっぱい喋ってるのがなんか胸痛い
《せいなる夜》
洋榎「メリークリスマース!」バン
京太郎「さっきクリパやったばっかじゃん。なんで来たんだ?」
洋榎「まぁまぁ。さっきのはみんなとのクリスマス。今からは二人だけのクリスマスや!」
京太郎「チェンジで」
洋榎「誰とチェンジすんねん!!ラブ[健全です]か!」
京太郎「そんなのもってねーよ!」
洋榎「エロ本は何冊も隠してんのにな。本棚の裏とか使ってないかばんの中とかに」
京太郎「馬鹿な……こないだ場所変えたばっかなのに……」
洋榎「プレゼントあんのになー。特別なプレゼントあんのになー」チラチラ
京太郎「……一応聞いとく」
洋榎「プレゼントは……」
スルッ
洋榎「う・c「おかえりはあちらになりまーす」最後まで言わせろや!」
京太郎「ご丁寧に服の下にリボンまで巻きやがって」グイ
洋榎「あ♡」
京太郎「おい…………おい」
洋榎「な、なんや」
京太郎「もしかして下着……」
洋榎「興奮……するやろ?」ドヤァ
京太郎「興奮してんのお前だろ」ビシ
洋榎「いだっ!なにもデコにチョップせんでも……」
京太郎「どっからつっこめばいいやら……」
洋榎「つっこむて……ドストレートな下ネタ嫌いやないで」
京太郎「ちげーよ!!」
洋榎「一発いっとく?」
京太郎「せめて興奮するように言えよ!その親指を人差し指と中指の間に入れんのやめろ」
洋榎「さっきのリボン食い込みで刺激されたしちょっとの前[健全です]で大丈夫やから」
京太郎「関係ねーよ!わっか作って指入れんな!」
洋榎「さっきからなんやねん!何があかんねん!」
京太郎「恥じらい!!」
洋榎「…………!」
京太郎「そんなびっくりするようなことじゃねーだろ」
洋榎「じゃあ扉から入ってくるとこからやり直すわ」
京太郎「もう帰れ」
洋榎「どうもありがとうございましたー!」
バタン
京太郎「……ほんとに帰るのかよ!悶々とするわ!」
カン!
最短で30日って言ったな?あれは嘘だ!
まぁ仕事頑張ってくれてるしイブだからって社長が早く帰してくれたんでね。社長愛してる
小ネタは漫才ちっくな掛け合いをかきたかっただけです
>>181
名作だなんて、光栄です
>>184
指摘ありがとうございます
疲れてる時はほんと駄目みたいですね
>>185>>186
この星が終わっていく。でも今は、洋榎のことだけを想おう。
>>191
国士無双十三面《ライジングサン》
>>192
京太郎がなんとかしてくれるさ
でわでわー
来てたのか!乙乙
久しぶりの[健全です]だなww
乙!
リボン巻きやすそうな身体だからなぁ~ネキわ…
あれ?ここ部員共スレだっけ?
ノーパンリボンをかます中1……今更ながら将来が不安だ
今帰ってきました投下は無理そうです
年末年始はなんやかんや色々あるので……5日に投下します
そっからは仕事も一息ついたのでコンスタントに投下出来そう
>>199
といってもエロくないけどねw
健全なシーン書きたいでござる
>>200-202
……ま、雅枝さんみたいに成長する余地はあるから(フラグ)
>>203
こんなにピュアなスレなのに何言ってるんですかやだー
>>204
クリスマスのやつは高校性ですよー
だから大丈夫(錯乱)
でわ良いお年をー
乙
健全なおつきあい(意味深)はよ
健(康でないとできない)全(力)なお突き合い?
健全ロボみたいなのもあるから多少はね
今更だけど、京ちゃんの須賀にひっかけるネタはあるけど愛宕に引っ掛けるネタってあんまりないよね
記憶違いじゃなけりゃ愛宕さんってイザナミもお祭りしてる神社だったとおもふ
何が言いたいかというと、京ネキはベストカップル
うたた寝してたらこんな時間になっちゃったよ
仕事がゆるくなっても結局こんな時間になっちゃう不思議
>>206>>207
ド直球やめぇ
>>208
ハイエロ粒子で雀力があがる?
>>209
カグツチじゃなかった?詳しくないからなんとも言えないけど……教えてエロい人!
京ネキがベストカップルなのは言うまでもない
投下します
「…………う…………くん。京太郎君!」
京太郎「え?あ、何?」
絹恵「大丈夫?ボーっとしてたみたいやけど」
京太郎「うん、大丈夫。それよりもうすぐ始まっちゃうよ」
絹恵「うん……」
京太郎(この一週間、洋ちゃんは普通だった)
京太郎(ううん、普通にしか見えなかった)
京太郎(普通にいつも通り俺より先に学校に行ったり、学校から帰ってきて家で漫画読んだりゲームしてるところに突然来て一緒に遊んだり……)
京太郎(団体戦のこと何も思ってないのかなって思っちゃうくらいに普通だった)
京太郎(でも、絶対に無理してる)
京太郎(今日、大丈夫かな……)
『今日は全国中学生麻雀大会南大阪地区予選、個人戦の様子をお送りします。ずばり今日の注目選手は?』
『そうですね―――』
京太郎「ねぇ、絹ちゃん」
絹恵「何?」
京太郎「洋ちゃん大丈夫かな?」
絹恵「わからん。やから頑張って応援しよ?」
京太郎「……うん!」
洋榎「…………!」カッ!
洋榎「いくでー!ポチッとな!」
(サイコロ回すだけやのにうっさい奴やなー)
(私は勝てる私は勝てる私は勝てる私は勝てる私は勝てる私は勝てる私は勝てる……)
(お腹減ったなー)
--------------------------------------------------------
洋榎「ほいきた。リーチ!こんな広い手一発で入ってくんで―」
「んー(川的に萬子やろうな……)」トン
「ひー……」トン
「……」トン
洋榎「……!!きたきたきたぁ!ツモ!3000・6000!」
「どこが広いねん!チートイやんけ!」
洋榎「そういうこともあるやろなぁ」
「この……三味線弾きたかったら演奏会でも行ってろやチビ」
洋榎「誰が身長も胸も小さいじゃ!!」
「言ってへんわ!!」
京太郎「なんで立直したんだろ?」
雅枝「わからん。運良かったからええけど……まぁ上には通じんやろな」
絹恵「一発できそうな予感がしたとか……」
雅枝「それでもせんで。アガリ牌わかりやすかったしリスクでかいわ」
絹恵「そっか……」
雅枝「まぁ今回"は"大丈夫やろ」
京太郎「…………」
雅枝「それにしても流石地区予選の予選。半分くらい打ち方が……」
絹恵「お母さん言ったらあかんて!」シー!
雅枝「これでも大分優しく言うてる方やと思うんやけどな」
絹恵「それ千里山の人ら基準にしてるやろ……」
雅枝「教えてるとついなぁ。あ!そんなん切ったらあかんて。怖いわぁ……洋榎に狙われんで」
京太郎「洋ちゃんの応援しないの?」
雅枝「勝つ奴応援してもおもろないやろ」
絹恵(お父さん、お母さんが素直に娘を応援しません。どうしたらいいんでしょうか?)
~一方その頃~
愛宕父「ああ!そっちやない!そっちで待ったら洋榎を狙い打てへんやろ!」
「愛宕さん、仕事してぇや」
洋榎「ふぃー!余裕の予選突破やな!」
雅枝「いやあかんやろ」
洋榎「おかんいつの間に」
雅枝「予選5位……枠は上三つやで」
洋榎「は、半荘のほうが得意やから(震え声)」
雅枝「ほーか。それからいらんとこで立直しすぎちゃう?一戦目とかとくに」
洋榎「あー……点数ちょっとでもあげたかったんや。立直すれば満貫確定やったしな。結果ハネたし」
雅枝「一戦目の一局目でやることか?」
洋榎「景気付けの一発やん。それより今日晩御飯なんや?明日はハンバーグ確定やけど今日は聞いてへんで」
雅枝「カツでええやろ」
洋榎「テキトー!!やけどそのベタな食べもん……アリやな!!」
京太郎「洋ちゃん」
洋榎「お、京太郎。どやった?お昼の後とかめっちゃかっこよかったやろ!!」
京太郎「うん」
洋榎「牌倒した時の相手の顔が傑作やったわ」
京太郎「そん時の洋ちゃんのほうがすごかったよ。凄いドヤ顔」
洋榎「まじかー……川越シェフとどっちが上?」
京太郎「洋ちゃん」
洋榎「それはよっぽどやな。やばいわ」
京太郎「む……」
洋榎「む?」
京太郎「むちゃくちゃ明日頑張って」
洋榎「モチ!」
京太郎(無理してない?って聞こうと思ったけど……してないって答えるよね……でも"む"って言っちゃったから変なふうに言っちゃった。でも無理してほしくないなぁ)
京太郎「やっぱそこそこでいいよ」
洋榎「どっちやねーん!!」
今日の投下は以上です
え?短い?
二日後か三日後にまた来ますから
でわでわー
乙乙
京ちゃんのヒロイン度が加速していく
乙!
このSSにおいて京ちゃんがヒロインだろjk
乙
うろ覚えだけど愛宕さんでは神仏習合時代くらいにはイザナミも祭神だったね
今は迦具土神だったはず
総本社では今も奉ってなかったっけ?
洋榎「チッチッチー。甘いなー……ロン。7700(チッチー)や」
「うぐっ」
洋榎「連荘いくでー!」
--------------------------------------------------------
京太郎「今日も調子良さそうだね」
雅枝「今日の調子やったら上位には行けるやろ」
絹恵「三位以内に入れるかってとこやんなー……」
雅枝「正直なとこ互角ぐらいやろな。稼ぎ勝てるかどうか」
京太郎「そっか……全部一位で抜けられたらいいけど」
雅枝「そういうわけにはいかんやろな。圧倒的実力差ならまだしも」
雅枝「それに麻雀は運もあるしな。……そういうの通じん輩もおるけど」
京絹「「?」」
雅枝「小鍛治プロは知ってるか?」
絹恵「めっちゃタイトル持っとる人やんな?」
京太郎「銀メダルの人だ!」
雅枝「そう。あれは運とかそういう領域におらんねん。もっと別の何かや。まぁわからんやろうけど」
雅枝「それより応援せんでええんか?今日は昨日と違ってめいっぱい応援せな」
京絹「「!! がんばれー!」」コゴエ
─────────
──────
───
洋榎「…………」
「すごいやん!今んとこ5位やで!」
洋榎「ん?モチロンやん。もっと稼がなあかんけどなー」
「それでもやで。私らはアカンかったからなー」アハハ
「せやな。私は14位やし実力的にも厳しいなー……」
「入った時からわかってたけど秋からは完全にエースやな」
洋榎「……」
「? 聞いてる?」
洋榎「モチモチ!むしろ今もエースですわ」
「この、生意気なー!」
洋榎「いやー、悪いですねー。あっはっはっはっはー」
洋榎「まだ足らんな……もっと打点上げていかな……」
洋榎「次の相手は……厳しいか?でも……」ブツブツ
--------------------------------------------------------
洋榎「後3戦……さっきのは焦り過ぎたかもしれん……」
洋榎「もっと慎重に……」
--------------------------------------------------------
洋榎「次で最後……まだ4位」
洋榎「1位2位3位との直接対決は無いし、5位6位も真後ろ、か……」
洋榎(うちは秋から引っ張っていかなあかん存在になるんや。一年やからって関係無い)
洋榎(そん為にも全国は知っておきたい。それだけで全然ちゃうはずや)
洋榎(……違う。ただの自己満や。部のみんなにええとこ見せたい。好きな麻雀で負けたくない)
洋榎(ただ……それだけや!)
京太郎「!」
絹恵「どうしたん?」
京太郎「洋ちゃん今日一番良い顔してる」
絹恵「? いつもと変わらんように見えるけど」
雅枝(よー見てんな)
京太郎「こー……いつもよりキリっとしてる」
絹恵「どの辺が?」
京太郎「目」
絹恵「んー……いつものたれ目に見える」
京太郎「絶対キリっとしてるって!」
洋榎(まぁ気合い入れなおしたところでどうにか出来るんならみんな全国行っとるわ)
洋榎(周りの人らは……気は強そうに見えんな。ここは……)
洋榎「立直!でっかいの当てんでー!」
洋榎(こんだけ早かったら出るやろ、三面張やし)
「……」トン
洋榎「それや!ロン、満貫や!」
「はい……」
洋榎(これはいけるで!)
─────────
──────
───
京太郎「やった!洋ちゃん一位だ!」
絹恵「すごい……!!」
雅枝「いや点数の合計で、やからまだわからんで」
京太郎「そ、そうだった」
絹恵「合計は……まだ出てへんねんな」
雅枝「終わってへんとこあるからな。それ次第やわ」
--------------------------------------------------------
「得点出た!」
「あ……」
洋榎「……そうか…………稼ぎ負けたか……」
洋榎「すんません。団体では全国行けんかったんでせめて個人ではって思ったんですけど」
「あほ」コツン
洋榎「……」
「愛宕のおかげでええ夢見れたわ。ありがとうな」
洋榎「……先輩らの夢はうちが叶えます。やから先輩らは先にインハイで全国行って夢見させてください」ニッ
「……ふ。この生意気なー!」グリグリグリ!
洋榎「いだだだだだだだだ!それ、ほんま痛い!」
洋榎「…………」
雅枝「洋榎」
洋榎「ああ、おかん」
雅枝「帰んで」
洋榎「……歩いて帰るわ。先帰ってて」
雅枝「こっから歩いて帰ったらめっちゃかかるやん」
洋榎「道わかるし大丈夫。ちょっとだけ歩きたいねん」
雅枝「……わかった。絹、京太郎君、帰んで」
絹恵「いいん?」
雅枝「……ええねん」
京太郎「洋ちゃん……」
洋榎「……」テクテク
京太郎「洋ちゃん!」
洋榎「なんや、京太郎」
京太郎「はぁ……はぁ……俺も歩く」
洋榎「……そうか」
洋榎「……」テクテク
京太郎「……」テクテク
洋榎「……なんも言わんのか?」
京太郎「洋ちゃんは声かけて欲しかった?」
洋榎「あー……」
京太郎「ほんとに話したい、話して欲しい時は自分から話始めるでしょ?」
洋榎「……よーわかっとるやん。でもじゃあなんで一緒に歩こうなんて思ったんや?」
京太郎「……なんとなく?」
洋榎「なんとなくて……」
京太郎「でもそのほうがいいと思ったから」
洋榎「……ほんまいて欲しい時にいてくれんな」コゴエ
京太郎「?」
京太郎「あ、こっちこっち」
洋榎「なんや?」
京太郎「ここ憶えてる?」
洋榎「……時々遊んでる河川敷」
京太郎「そうじゃなくて!」
洋榎「わかっとる……出会った場所やな」
京太郎「そうそう。えっと確か……」ゴソゴソ
洋榎「なんや?」
京太郎「はいこれ!」
洋榎「? 飴ちゃんか?」
京太郎「ジュエルリングじゃないけどね。元気出して」アハハ
洋榎「……」ギュ
京太郎「ああ!そんなに握ったら飴溶けちゃう!」
洋榎「京太郎、うち強なる」
京太郎「……うん」
洋榎「うおおおおおおおおおお!やったるでー!!」
洋榎「ただいまー!飯ー!おかんちゃんとハンバーグ作ってるやろな!」
雅枝「おかえり、ちゃんと作ってるし、まず手洗ってき」
洋榎「わかってる!」
雅枝「まったく……京太郎君、ありがとうな」
京太郎「何もしてないよ?」
雅枝「……そうか」
グー
京太郎「……お腹減った」
雅枝「ははは、京太郎君も手洗ってき。ハンバーグ京太郎君の分も作れるから」
京太郎「う、うん」
雅枝「……京太郎君が婿に来てくれたら洋榎も安心なんやけどなー」
京太郎(……洋ちゃんはやっぱり強いなぁ)
京太郎(でも、洋ちゃんだって甘えたい時あるよね)
京太郎(今日だって……)
京太郎(俺が……俺がもっと強かったら洋ちゃんも甘えられるかな?)
京太郎(洋ちゃんは一人で頑張っちゃうところがあるから俺が支えてあげなきゃ)
京太郎(強く、なろう)
洋榎「ん?手洗いにきたんか?」
京太郎「うん、ごはん食べてくことになったから」
洋榎「おお!んじゃ今度こそこないだ出来んかった修羅場ごっこを」
京太郎「ええー、あれやるの?」
洋榎「おもろいって!」
京太郎「絹ちゃんが良いって言ったらね」
洋榎「絶対言わんやん!!」
京太郎「あははははははは!」
やっと終わった。疲れるところだった
だが次回からは心置きなくギャグやれる!
投下は以上です
でわでわー
乙
おかしいな……
どうみても京ちゃんが
主人公を心配するヒロインにしか見えないぞ(すっとぼけ
おつー
京ちゃんが何もしてないよって言うのが( ・∀・)イイ!!
乙!
さすがは正婿京太郎や!
?「婿さんちがいます!」
投下だよ!
>>240-243
おかしいな、京太郎はヒーロー……ヒロ……ヒロイン……京太郎はヒロインだった?
>>244
無意識に支えてあげる、いいですよね
>>245>>246
洋榎「まっこう否定かいな」
洋榎「まずは京太郎を用意します」
京太郎「え?え?何?」
洋榎「次に絹の服を用意します」
京太郎「おかしいよね!絶対おかしいよね!」
洋榎「ポイントは絹がおらん時にすること。おったら割と断られるから」
京太郎「さっきから誰に説明してるの?」
洋榎「次に京太郎の服に手をかけます」
京太郎「ちょ!脇腹くすぐったい!」アハハ
洋榎「そして一気に脱がす!」バッ
京太郎「ぎゃーー!!」
洋榎「抵抗する獲物を押さえつけながら服を着せて……」
京太郎「やだ!やだってば!」ジタバタ!
洋榎「ふぅ……完璧やな」
京太郎「どこが!なんで女装させるのさ!」
洋榎「……趣味?」
京太郎「おかしいよ!」
洋榎「まぁそれは置いといて……京太郎」
京太郎「な、何?」
洋榎「隠してることあるやろ」
京太郎「え?」
洋榎「それは二日前に遡る……」
京太郎「え?え?」
─────────
──────
───
洋榎「須賀ー!麻雀しようやー!お前牌なー」バン!
洋榎「あれ?おらんやん」
洋榎「かばんはあるから学校からは帰ってきてるはずなんやけどな」
洋榎「んー」ゴソゴソ
洋榎「お?18禁じゃないエロ本や。エロシーンあんのに18禁ちゃうから年齢聞かれへんやつやな。借りてこ」
洋榎「しっかしどこ行ったんや……」
--------------------------------------------------------
洋榎「絹ー。京太郎知らん?」
絹恵「京太郎君?そういえば今日は用事あるからって私よりはよ帰ってったな」
洋榎「用事……!」
絹恵「なんかへんなこと考えてるやろ?」
洋榎「ぴゅー、ぴゅー」
--------------------------------------------------------
洋榎「被疑者発見追跡します」
京太郎「~♪」
洋榎「被疑者はご機嫌な様子で歌っている模様。追跡を続行」
京太郎「!」
洋榎「何かを発見した模様。あれは……野球か?」
京太郎「……」ジー
洋榎「興味深々。て、うわ、犬のふん踏んでもた!ばっちぃ!!」
洋榎「あ!移動開始。次はどこ向かうんや?」
京太郎「」キョロキョロ
洋榎「周りを確認して……お?さっき見た野球のピッチャーみたいな感じで石投げとる」
京太郎「……」
洋榎「また移動……ってあれは家に戻るルートやな」
洋榎「なんやったんや……」
─────────
──────
───
洋榎「というわけや」
京太郎「というわけや、じゃないよ! 本返して!」
洋榎「わかったわかった……京太郎」
京太郎「ん?」
洋榎「うちら、趣味合うわ。エロかったで」ハイ
京太郎「こういうときどんな顔すればいいかわからないよ」
洋榎「笑えばええと思うで」
京太郎「あっはっは……笑えないよ!」
洋榎「うちはあんたの姿見て笑えるけどな」
京太郎「忘れてた!!」
洋榎「で、どういうことなんや?」
京太郎「そんな大したことじゃないけどさ、なんか始めようと思って」
洋榎「なんか?」
京太郎「うん。自分で見つけたものをやりたいって思ったんだけど……」
洋榎「ああ、それで昨日は野球見とったんか」
京太郎「そういうこと」
洋榎「んで野球はおめがねに合わんかったと」
京太郎「うん」
洋榎「サッカーは?絹やっとるしちょうどええんちゃう?」
京太郎「それも違うというか……結局誰かの後ろでやってる感じがする」
洋榎「あぁ、なるほど。それやったらちょい先になるけど中学生になったらでええんちゃう?」
京太郎「どういうこと?」
洋榎「小学校でいうクラブみたいな部活があるからな。うちの中学やったらめっちゃ部活あんで」
京太郎「そっか……」
洋榎「そんな焦らんでええんちゃう?正直な話京太郎の気持ちわかると思うねん」
洋榎「自分はまだまだ子供やから一歩踏み出すためになんかしたいんやろ?」
京太郎「……うん」
洋榎「やんな。けどな慌ててなんか始めてもなんも変わらんで。自分がやりたいって思うもんをしっかりやるんがええと思う」
洋榎「もちろんやり始めてから変わるやつもおるけど、京太郎は絹と似たようなタイプやと思うねんな」
京太郎「……洋ちゃん」
洋榎「それが第一歩や。エロ本も興味あったから買ったんやろ?最高やったやろ?ちょっと大人になった気分やったやろ?」ニヤニヤ
京太郎「台無しぃ!!」
ハンドボールフラグが立った
今日の投下は以上です
次なんですけど……2週間ほど空いてしまいそうです
誰だ、コンスタントに投下出来るとか言ったやつ
まぁ急にそう決まったからシカタナイネ
なので次は2月頭くらいだと思います
でわでわー
乙乙
ネキェ…良いこと言ってんのにw
おつー
結局最後まで女装してたのかが気になる
乙!
ネキは女装した京ちゃんをおかずにすんだろ?
乙
18禁じゃないエロ本とかあるんだ……
乙
ついでに女装した京ちゃんとの着衣プレイフラグも建ったな
ワニマ○ジンコミックスかな?(すっとぼけ)
乙
趣味が合う女装モノかな?
そういえば生尻スレって最近言われなくなったね
お久しぶりです。生存報告がてら近況報告をば
まぁ有体に言えば転職して引っ越しました
ほんとは三月の半ば頃からだったんですが、あれよあれよという間に2月頭からになり、今日ようやく少し落ち着いたというわけでございます
頑張れば今日からでも投下出来ますが、慣れない仕事に、引っ越し作業に、その他諸々に忙殺された>>1は一週間ほどのんびりしたいです
ですので来週の月曜に投下する予定です。多分大丈夫、もう何もない
>>259
まぁネキやしな
>>260
※してました
>>261
○
>>262
ありますね。ふたり○ッチとかそういうの
>>263
それはまた未来の話……
>>265
ちょっと何言ってるかわからない(すっとぼけ)
>>266
年上の彼女とか
>>268
生尻……?
でわでわー
いつも一時とか二時になってからまだ寝てないから~~って来るし、今日もそんな感じだと信じてる
>>276よくわかってらっしゃる。マダ ゲツヨウ ナンデ
投下します
洋榎「京太郎京太郎」
京太郎「何?」
洋榎「これじっと見といてや」
京太郎「五円玉にひも……これってあれ?催眠術?」
洋榎「そうそう、あなたはだんだん眠くなーるってやつ」
京太郎「あんなのじゃ寝ないよ」
洋榎「試させて」
京太郎「えー、他のことしよう」
洋榎「ええやんええやん」
京太郎「んー、じゃあちょっとだけ」
洋榎「じゃあ行くで。あなたはだんだん眠くなーる、あなたはだんだん眠くなーる」プラーン プラーン
~ 15分後 ~
洋榎「あなたはだんだん眠くなーる」
京太郎「洋ちゃん、疲れてきたよ」
洋榎「もうちょっとや!頑張れ!」
京太郎「これ催眠術なの……?」
~ 30分後 ~
洋榎「あなたはだんだん眠くなーる」
京太郎「ふぁぁ~…………」
洋榎「あなたはだんだん眠くなーる、眠くなーる」
~ 1時間後 ~
洋榎「あなたはだんだん眠くなーる」
京太郎「zzz……zzz……」
洋榎「あなたは……京太郎?」
京太郎「zzz……zzz……」
洋榎「寝てんな。催眠術ってほんま効くんやな」
※違います
洋榎「しかしどうしよか、京太郎寝てもうたし」
洋榎「……!」ニヤリ
洋榎「京太郎身体調査~」
洋榎「まずは手やな。ふむふむ、お、結構おっきいな」
洋榎「でもおとんみたいに固いわけやないな」ニギニギ
洋榎「案外すべすべやし、てかあったか!」スリスリ
洋榎「腕のほうはうちと比べて結構筋肉ついてんな」
洋榎「やっぱ男と女でちゃうんやな」
洋榎「でもなんか癪やわ……くらえ!」プニ
京太郎「んー……zzz……」
洋榎「おりゃおりゃ」プニプニ
京太郎「ん゛~……あむ」パクリ
洋榎「おわ!うちの指食われた!」
洋榎「うわー、べとべとなってもうた」
京太郎「zzz……zzz……」
洋榎「くそー、幸せそうな顔で寝てんなー」
洋榎「こいつの服で拭いといたれ、もともと京太郎の唾液や」フキフキ
洋榎「よし。さて次は……よいしょ」ゴロ
京太郎「んぐ」
洋榎「おき……てへんな」
洋榎「…………えい」モミ
洋榎「おお、意外とぷりっとしてるな、ケツ」
洋榎「これはなかなかええやん」モミモミ
京太郎「んーー…………」
洋榎「やば、夢中になり過ぎたわ。大丈夫やんな?」
洋榎「京太郎のケツ揉んだ代わりにうちのケツも触らせたろ、ほれ」
洋榎「こんな美少女のケツ触れてるんやから感謝しぃや。寝てるけど」
洋榎「こんなもんでええやろ」
洋榎「そろそろおとなしく寝かしといたろ」
洋榎「布団に運んで……」ズリズリ
洋榎「ほい!」
ガン!
洋榎「あ」
京太郎「…………zzz」
洋榎「問題無し!タオルケットかけて……ふぅ」
洋榎「……おじゃましまーす」ゴソゴソ
洋榎「へっへっへ、おにーさんぬくいなぁ」
洋榎(……なんかこうやってると出会った頃思い出すわ)
洋榎(こんな感じで京太郎が寝てもうた時に布団かけたってうちがもぐりこんで)
洋榎(絹も寝てたんやっけ?なんか懐かしいわ)
洋榎(あん時はたしかうちが京太郎のこと抱きしめて寝た気すんな)
洋榎(まぁあれはあれでええんやけど、京太郎の腕を枕にすんのもわるない)
洋榎(そういやこないだも昔のこと思い出させるようなことあったな)
洋榎(もう二年以上一緒にいんのか。あっという間やな)
洋榎(なんかずっとこうしてたいわ)
洋榎(……京太郎に告白されんかったらうちから告白してまいそうやな」
洋榎「……なんてな。おやすみ」
京太郎「…………」
京太郎「…………寝た?」
京太郎「洋ちゃん寝てる……」
京太郎(好き……うん、大好きだ)
京太郎(でも、もやもやする。なんか駄目)
京太郎(今は駄目。それだけはわかる)
京太郎(ちゃんとしなくちゃ。ちゃんとってどうしたらいいのかわからないけど)
京太郎(……なんか洋ちゃんと出会った頃のこと思い出すなー)
京太郎(こないだはあめあげたし、今日は気づいたら一緒に寝てるし)
京太郎(でも、最初は洋ちゃんからあめ貰ったし、一緒に寝た時も抱きしめられてたし)
京太郎(変わってる……おんなじことでも変わってる)
京太郎(もうちょっと変わるまで待ってて)
絹恵「ただいまー、ってお母さん何覗いてんの?」
雅枝「ん」クイ
絹恵「ん?あー……」
雅枝「変わらんなぁ思てな」
絹恵「まぁお姉ちゃんと京太郎君やし」アハハ
雅枝「絹は寝んでええん?」
絹恵「そんな年ちゃうで」
雅枝「そーか」
絹恵「ごはん作んの手伝うわ」
雅枝「ん、ありがと」
京洋「「zzz」」ギュ
今までと一緒だったり変わってたりそんな話
今日の投下は以上です
一行抜けてたので訂正
>>281の9行目と10行目の間
洋榎「おお、意外とぷりっとしてるな、ケツ」
>洋榎「向かい合って揉むんと仰向けの状態のんを揉むんは感触ちゃうな」
洋榎「これはなかなかええやん」モミモミ
週に二回以上投下を目標に頑張っていきたいです
でわでわー
一週間に二回()
投下します
京太郎母「そういえば絹恵ちゃんの受験ももうすぐね」
雅枝「まぁ言うて名前書けば受かるようなとこやし、それに……」
京太郎母「それに?」
雅枝「洋榎ですら勉強せずに受かってるわけやからな」
京太郎母「絹恵ちゃんだったら安心ね」
雅枝「そういうわけや。まぁ絹の場合勉強より部活とかのが心配やわ」ハァ
京太郎母「サッカーやってるのよね?」
雅枝「それもやけど、少し麻雀とで迷っとるみたいやねん」
京太郎母「どっちを中心にやるかってことかしら?」
雅枝「そやねん。もう片方をやめるってわけやないから気にせんでええやんって思うねんけど、絹はそこにこだわっとるからな」
京太郎母「生真面目ね~」
雅枝「まぁそれが絹のええとこでもあるからな」
雅枝「京太郎君はどうするん?」
京太郎母「うちの子は簡単よ」
雅枝「そうなんか?」
京太郎母「ええ、洋榎ちゃんと同じとこ行くって言ってるから」
雅枝「そーかそーか。にしてもなんでうちの洋榎なんかに……あの子やったらもっとええ物件ひっかけられるやろうに」
京太郎母「そう?洋榎ちゃんかなり良いと思うけど」
雅枝「親の私からしたら心配の種がつきん子やからなー」
京太郎母「でも二人でいい感じに補いあってるわ」
雅枝「まぁなぁ……京太郎君おらんくなったらどうなるんや」
京太郎母「そんなことあると思う?」
雅枝「無いな。そっちの旦那が転勤でもせんかぎりは」
京太郎母「次転勤になったら一人で行かせるわ。私だけだったらいいけど京太郎もいるから」ニコ
京太郎母「まぁそういうの無いってわかってるから家も買ったのよ」
雅枝「そうやわな」
京太郎母「それより中学校ってお弁当作らなきゃいけないのよね?」
雅枝「そうやな、あっこは給食は基本無いしな。一応頼んどいたら出してくれるみたいやけど」
京太郎母「値段はどのくらいかかるのかしら?」
雅枝「月4・5000円くらいやったわ」
京太郎母「それぐらいだったら出しても……」
雅枝「不味いらしいけどな」
京太郎母「あら」
雅枝「うちの子のクラスでも最初のほうは何人か頼んでたらしいんやけど、今では全員弁当持ってきてるみたいやな」
京太郎母「あらあら」
雅枝「頼んでた子のお母さんと話したんやけど、子供からあれ頼むくらいやったら200円頂戴、コンビニでおにぎり買うからって言われたらしいわ」
京太郎母「よっぽど酷かったのね」
雅枝「そういうことやから止めといたほうがええと思うわ」
京太郎母「そうね」
雅枝「まぁ旦那のと一緒に作ればええんやしそんな苦労せんで」
京太郎母「私お弁当作ったことないのよ」
雅枝「……嘘やん」
京太郎母「ほんとよ。うちの人の会社、社員食堂が無料だから作るのが逆にもったいなくて」
雅枝「流石ええとこに勤めてるだけあんな。まさかタダとは」
京太郎母「そうなのよ。だからこの機会に教えてほしいのだけど……」
雅枝「どんなん入れてるかってことやんな?」
京太郎母「ええ」
雅枝「最近やったら……」ンー
─────────
──────
───
《月》
洋榎「今日は何やろなー♪」パカ
洋榎「ほうほう、昨日の残りの唐揚げにだし巻き、きんぴら、ポテサラ……普通やな!」
「美味しそうやん」
洋榎「いやいや、これ続かんから。うちのおかん絶対サボるから」
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《火》
洋榎「オープンマイ弁当!」パカ
洋榎「オムレツに焼売、プチトマトときんぴらとこれは……冷凍の白身魚のやつやな。タルタルソース挟まってるやつ」
洋榎「ほら、めちゃめちゃさぼっとるやないかい!」
「普通やろ。こっちもおんなじようなもんやで」ホレ
洋榎「まぁな。いうてそんな不満ないし。正直魚のタルタルめっちゃ好きやしな」
「案外美味いやんな、そういうの」
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《水》
洋榎「開けごま!」パカ
洋榎「おわ、チャーハン弁当や」
「おかずもええやん。エビチリとパスタサラダやで」
洋榎「レンチン出来たら最高なんやけどなー」
《木》
洋榎「括目して見よ!」パカ
「誰に言ってんねん」
洋榎「ひじき、かぼちゃの煮物、だしまきに……おお!鶏肉のハニーマスタードやん!」
「でた。あんたんとこのそれ、めっちゃ美味いんよなー」
洋榎「流石おかんやでー。いつもいつもありがとうございます」
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《金》
洋榎「今日はお腹へったし、がっつりカモン!」パカ
洋榎「……?なぁ……なんも入ってへんねんけど」カラッポ
「え?弁当持たせといてそんなことある?」
洋榎「でもほんまになんも入ってへんで」
「あ、なんかついとる」
洋榎「ん?ほんまや……メモと五百円やな」
「あ」
洋榎「なになに……『ごめん、寝坊してもうたからそれで昼飯買って』」
洋榎「……おかーーーーーーーーん!!!!」ダダダダダダダダッ
─────────
──────
───
雅枝「こんな感じやったな」
京太郎母「使えそうなら晩御飯のおかず入れるのいいわね」
雅枝「そうそう。それが一番楽やな。後は冷凍食品もレンジでチンして入れるだけやし、いくつかあれば便利やで」
京太郎母「そうなのね。それとハニーマスタードって」
雅枝「ああそれな。私もお弁当のおかずどうしよって思ってた時にネットで見つけたやつやねん」
雅枝「お手軽に作れるしオススメやわ」
京太郎母「調べればでるのね。今度調べておくわ」
雅枝「まぁ言うて料理得意やからすぐ慣れるわ」
京太郎母「今度お父さんでじっけ……お弁当作ってあげるわ」
雅枝「今実験って言わんかった?」
京太郎母「気のせいよ」
雅枝「気のせいか。まぁ手作り弁当やったら旦那も喜ぶやろ」
京太郎母「ええ」ニコ
ネキのお弁当事情でした
今日の投下は以上です
でわでわー
乙!
さすがは飯テロ一家愛宕家だな!
おつー 雅枝さんの手作り弁当たべてみたい
乙乙
ハニーマスタードはマジでうまい
愛宕が飯テロの血という風潮
大好きです
乙
今時の冷食は凍ったまま入れると昼頃には溶けて食べ頃になるからな
投下だー!
>>303
愛宕家といえばメシですからね
>>304
きっとうまいぞー
>>305
美味しいですよね
ハニーマスタードも色々種類ありますけど、一番好きなのはマヨネーズを使ったものです。これがご飯に合う!
>>306
俺も大好き
>>307
噂には聞いたことありますけど使ったことないです
便利な世になったものです
京太郎「おまたせー」
泉「大丈夫やで。まだ時間ちゃうし」
京太郎「一応時間に間に合うように来たしね!」
泉「じゃあいこか」
京太郎「こっから映画館までどれくらいなの?」
泉「10分くらいやな。結構余裕のある待ち合わせ時間にしたし心配せんでもええで」
京太郎「うん」
京太郎「?」クル
泉「? どうかした?」
京太郎「ううん。いこ」
泉「ジュース何にする?」
京太郎「うーん、ジンジャエールかな」
泉「わかった。お姉さん、ジンジャエールとアップル、あとポップコーンのレギュラーサイズください」
「かしこまりました」
京太郎「え?」
泉「あ、おごるんちゃうで。人並んでるから一緒に注文したほうがええと思って」
京太郎「ああそういうことか。……はい、ジュース代」
泉「ん」
「おまたせしました」
泉「ありがとうございます。ほないこか。ポップコーンは二人で分けよな」
京太郎「なんか映画館っていいよね」
泉「わかるわ。こう、がー!って盛り上がってくるんよな」
京太郎「そうそう!今から見るぞー!ってなれる」
泉「やんなやんな!」
ビーーー!
泉「お、始まんで」
京太郎「この最初にあるカメラのやつ結構好きかも」
泉「あの変な動きおもろいよな」
「変な動きやなくてパントマイムやろ!!」
京太郎「?」クル
泉「なんか突っ込まれたけど誰?」
京太郎「わかんないや」
─────────
──────
───
泉「んー!なかなかおもろかったな!」
京太郎「色々凄かったけどね」
泉「まさかゾンビがオカルトで吹っ飛んでいくとは思わんかったわ」
京太郎「麻雀ってすごい」
泉「プロは試合のたびにあんなことやってるんかー(棒)」
京太郎「泉ちゃんも出来るようになるよ」
泉「対面吹っ飛ばすぐらいなら、って出来ひんわ!」
京太郎「俺でもビーム打てるのに」
泉「ええ!?」
京太郎「中ビーム!って」
泉「ぐはっ……って中ビームかい」
泉「なら私は、東ビーーム!」
京太郎「西バリア!」
泉「なん……やと……!!このローカルルール知っとるなんて」
京太郎「友達に結構打たれるからね」
ブァックショイ!
泉「やっぱここは色んなん揃ってんな」
京太郎「ほんとここおっきいよね」
泉「シューティングんとこいこ。最近新作が出たらしいで」ギュ
京太郎「ちょっと待って。千円崩さなきゃ」
泉「せやな。私としたことが忘れてたわ」
京太郎「それで……」
泉「何?」
京太郎「手離してくれないといけないんだけど」
泉「ああ、ごめんごめん。つい早くやりたい気持ちが抑えられなくて」アハハ
京太郎「いいよ。俺も楽しみだし」
泉「えっと両替機は……」
京太郎「あっちにあるよ!」
泉「この会ってなかった間にだいぶ上手なったで!京太郎の出る間なく倒したる!」
京太郎「それはゾンビの数的に無理じゃ……」
京太郎(ていうかそれ失敗するやつ……)
--------------------------------------------------------
泉「ひぃいぃぃぃぃ!京太郎助けて!」
京太郎「よっと、ほっ」
泉「ふぅ、助かった……」
京太郎「休む間もなくボスくるよ」ホラ
泉「ちょ!早いって!こんにゃろーー!」
京太郎「そんなペースでムダうちしてたら!」
泉「あ、弾切れ……ぐふっ!」
京太郎「泉ちゃーーーーーーーーーん!!!!」
泉「なんとかなったな」フゥ
京太郎(ほとんど俺がやってたような……)
泉「次何しよかー……あ、麻雀空いてるやん」
京太郎「おお、こういうのでやるの初めてかも」
泉「まぁネト麻とそんな変わらんけどな。やる?」
京太郎「やる!」
泉「じゃあ私の隣座って」
京太郎「わかった」
泉「で、お金入れて このボタン押すと」
京太郎「おお、上家に泉ちゃんの名前が出てる」
泉「これで一緒の卓で打てるようになったし後は他の人待つだけやで」
京太郎「なんかネト麻より打ってる感じあるかも」
泉「せやろ。それとこういうカード持ってたらポイント溜まっていって雀荘の割引券もらえんで」
京太郎「へー。でも雀荘って行ったことないや。学校か家かネト麻だけ」
泉「私もやで。おかげでめっちゃポイント溜まってる」
京太郎「意味ないじゃん!」
泉「そんなもんやろ、ロン」
京太郎「ぐぬぬ、次はあがる!」
泉「まだまだ!」
京太郎「泉ちゃん強いね」
泉「当然。これでも北大阪の決勝まで行ったからな」
京太郎「おお!」
泉「でもほんまに大変なんは中学上がってからなんやけどな」
京太郎「なんで?」
泉「南大阪ででとった強いやつがこっちのほうの中学に進学しててな。江口セーラっていうんやけど」
京太郎「セーラ!?」
泉「ん?知ってるん?」
京太郎「うん、ていうか大会でも一回打ったし家でも何回か打ったよ」
泉「めっちゃ仲ええやん!」
京太郎「そうかな」
泉「あ、ロン」
京太郎「うぐ!」
京太郎「次やるときは勝つから」
泉「京太郎が強なる分私も強なるから追いつけへんな」
京太郎「ぐぬぬ、シューティングだったら負けないのに」
泉「た、楽しいから別に負けてもええし」
京太郎「お、俺も麻雀楽しいから負けてもいいし」
泉「思いっきり嘘やん!悔しそうな顔で次勝つとか言ってたし」
京太郎「そんなことない!」
泉「まぁまぁ」ニヤニヤ
京太郎「くそぉ……」
--------------------------------------------------------
泉「じゃあなー」ブンブン
京太郎「またね」フリフリ
京太郎「さて、かえろ」
京太郎「ただいまー」
洋榎「おかえり」
京太郎「あれ?なんでうちに?」
洋榎「なんでもええやん。それより今日はお愉しみでしたね」
京太郎「うん、楽しかった」ニコ
洋榎「そら良かった。それとうちそんな東ビーム打ってへんやろ」
京太郎「あれ?いたの?」
洋榎「」ギク
京太郎「それだったら声かけてくれれば良かったのに」
洋榎「……知らん」
京太郎「ほんとに?」
洋榎「知らん!」
京太郎「ほんとのほんとに?」
洋榎「しらんしらんしらーん!!!」ウガー!
泉とのデー……遊びにいった話
今日の投下は以上です
でわでわー
日曜に投下しようと思ってたんですけどね、なんか祭がありまして。そのあと飲み過ぎました(・ω<) テヘペロ
昨日は疲れが残り即寝、そして今日というわけです
というわけで今日は祭です
そんじゃ投下していきます
京太郎「あ゛ー……」ゴロゴロ
л
(  ̄ *)「」ゴロゴロ チャプチャプ
京太郎「宿題終わらせたし暇だなー……かぴー……」
л
(  ̄ *)「」チャプチャプ
京太郎「聞いてないや……洋ちゃんとこでもいこうかな」
洋榎「邪魔するでー!」ガチャ
京太郎「あっ!」パァァ!
京太郎「……邪魔するんやったら帰ってー」
洋榎「はいよー」バタン
洋榎「ってなんでやねーん!!」バーン!
京太郎「どうしたの?」
洋榎「切り替え早すぎやろ!余韻いれーや!」
京太郎「あはははは」
洋榎「なんやだらしない顔で笑って、きもいなー」
洋榎「お。かぴー水浴びきもちえーか?」
л
(  ̄ *)「」チャプチャプ
洋榎「ほれ、餌やぞー。食え」
л
(  ̄ *)「!」トコトコ ポリポリ
洋榎「よし、ええ子や」ナデナデ
京太郎「洋ちゃん暇なんでしょ?どっかいく?」
洋榎「そや、忘れとった。祭いくで!」
京太郎「ああ、花火大会だった」ポン
京太郎「でももうやってるの?まだ3時過ぎだけど」
洋榎「早いとこはもうやってんな」
京太郎「じゃあいこっか」
洋榎「……」ゴロン
京太郎「いかないの?」
洋榎「いやな、このクーラーの効いた快適空間にもうちょっといたいなーって」
京太郎「なまけもののには罰だー!」ピト
洋榎「暑い!くっつくなや!」
洋榎「だいたい京太郎かてうちが来るまでごろごろしてたやろ?」
京太郎「そ、それまでは宿題してたし」
洋榎「ふーん、へー、ほー」
京太郎「ほら!机の上に置いてるし!」
洋榎「どれどれ……ふんふん……ははは!」
京太郎「何笑ってるの?」
洋榎「ははははははははははっ、ふぅ……わからん」
京太郎「なんで!?習ったでしょ!?」
洋榎「京太郎、人はな、過去を振り返らず、前を向いて生きていかなあかんねんで」
京太郎「復習してないだけじゃん」
洋榎「辛辣……」グスン
洋榎「そんでなー」
京太郎「あはははははははは!……あ、もう4時半だ」
洋榎「何!?もうそんな時間やったか!いくで!」ガシ
京太郎「あ、ちょ!」
─────────
──────
───
洋榎「おお、もういっぱいやん」
京太郎「確かに。みんな浴衣着てるね」
洋榎「あんなんたるいだけやろ。歩きづらいし」
京太郎「似合うと思うけどなー」
洋榎「着んけど、悪い気はせんな」ヘヘヘ
京太郎(知り合いの中だったら憩ちゃんが一番似合いそう)
洋榎「さてどの屋台いこかなー」
「おーい!洋榎ちゃーん、きょーたろー!」
洋榎「ん?お、おっちゃん!なんや場所変えたんか?」
「まぁ偶々な。それよりたこ焼き買っていきな。値段はいつも通りでいいからよ」
洋榎「たしかに普段よりぼっt「それ以上言うと数が減っていっちまいそうだ」他の屋台と同じ値段で他より美味いなんて最高やな!」
京太郎「おっちゃん、俺塩!」
「あいよ。洋榎ちゃんはソースやな?」
洋榎「もち!」
「ほい、おまち」
洋榎「ありがとさん。んじゃたこ焼き食いながら次行く屋台探すで!」ダッ
京太郎「うん!」ダッ
「元気やなー」
洋榎「あち、あち、んー!このとろっとろ具合が最高やな!」
京太郎「もぐもぐ……。おっちゃんのたこ焼きはなんで塩だけでも美味しいんだろう?」
洋榎「あー、家でやるとそんな美味ないよな」
京太郎「そうなんだよね」
洋榎「やっぱ生地やろな。後焼き加減」
京太郎「家でも出来たら最高なのに……」
洋榎「そんな簡単に出来たらおっちゃんの仕事なくなるやん」
京太郎「それもそっか」
洋榎「お、あっこの当たりくじなんか賑わってんな」
京太郎「んー……え!ソフト当ててる!」
洋榎「あれ、当たるんか……」
京太郎「やってみる?」
洋榎「よっしゃたこ焼き持ってて。ここは一発どーんと……
無理でしたー」テヘペロ
京太郎「知ってた」
洋榎「これやるわ、この階段をビヨンビヨン降りていくバネ」
京太郎「いらないから!!」
洋榎「んん!まずい!やけど癖になる!」ズルズル
京太郎「屋台の焼きそばってなんか食べたくなるよね」
洋榎「雰囲気やな、雰囲気」
京太郎「落ち着くよね、お祭りに来たって感じで」
洋榎「はぁ、ごっそさん」
京太郎「あ、口の周りいっぱいソースついてる」スッ
洋榎「もが」
フキフキ フキフキ
京太郎「よし取れた」
洋榎「もうちょい大事に扱えや!繊細なうちのふぇいすに傷つくやろ!」
京太郎「せん……さい……?」
洋榎「なんで疑問形やねんっ!!」
京太郎「輪投げだ!おじさーん!」
「300円だよ」
洋榎「うっま、このクレープうっま!」
京太郎「……えい!」
洋榎「全然やん」プークスクス
京太郎「まだまだ!ほい!」
洋榎「リラックスリラックス。クレープ食うか?」ホレ
京太郎「あむ、もぐもぐ……あ、美味しい」
洋榎「せやろ、ここのクリームくどないし当たりやわ」
京太郎「とりゃ!」
洋榎「おしい!ゲン担ぎにもう一口いっとくか?」
京太郎「もらうよ、あむ」
京太郎「よし!最後……いけ!」
洋榎「おお……あぁー!あかんかったかー」
京太郎「ぐぬぬ……」
洋榎「ほれ、もう一口やるから元気だし」
京太郎「……あむっ!!!」
洋榎「あー!!おま、結構残ってたのに全部食うか!?……しゃーない、さっき買ったチョコバナナ食うか」
洋榎「はぁー、食った食った」
京太郎「洋ちゃんほとんどずっと何かしら食べてたよね」
洋榎「クジやってたやろ」
京太郎「クジやってた時もたこ焼き食べてたと思うんだけど」
洋榎「そういうこともあるやろうな」
京太郎「ていうかそんなにお金使って怒られないの?」
洋榎「……そういうこともあるやろうな」
京太郎「怒られるんだ」
洋榎「おかんうっさいからな、あ、おっちゃん人形焼き大ちょうだいや」
「あいよ」
京太郎「言ってるそばから買ってるし」
洋榎「これはお土産やからええねん。帰るまでにちょっと食べるけどな」
京太郎「あはは……」
京太郎「あ!この音!」
ヒューー………… ドォン!
洋榎「きたな。たーーまやーー!!」
京太郎「!」ウズウズ
ヒューー………… ドォン!
京洋「「かーぎやーー!!」」
洋榎「!?」
京太郎「言うと思ったから」フフン
京洋「「ぷ、あはははははははは!」」
ヒューー………… ドォン!
今日の投下は以上です
でわでわー
乙!
祭り飯テロとは流石だな!
乙乙
飯テロもいいけど>>332の京ちゃんがかわいすぎてヤバい
やぁ
投下していくよ
塩たこ焼き食べたかったらど定番だけど「わなか」ってところがオススメ
塩でもソースでも明石焼き風のも食べられる。てか単純にわなかのたこ焼きはめちゃくちゃ美味い
>>347
祭といえばメシですから!何食うか考えながら歩くの楽しいですよね
>>349
照れ隠しにボケる、いいよね
京太郎「あつ~」ペロペロ
ヤーイ デコヒロオンナー
京太郎「?」
「ヤーイ」
「グスッ……」
京太郎(あれってもしかして……いじめ!?)
京太郎「……っ!」
京太郎「やめろっ!」ザッ ベチョ
「え……?」グス
「あ?なんやねんお前」
京太郎「いじめとかかっこ悪いぞ」
「うっさいわぼけ!お前に関係ないやろ!」
京太郎「……大人の人呼ぶよ」
スゥーー……
「だぁー!!憶えてろよー!!」
タッタッタッ クルッ
「アホーー!!」
タッタッタッ
「あ、えっと……」
京太郎「大丈夫?」
「うん、ありがとう」
京太郎「て、あーーっ!!俺のアイスが……」ガク
「なんかごめん」
京太郎「ううん気にしないで」アハハ…
京太郎「それじゃ」
「まって!」
京太郎「ん?」
「名前なんていうん?」
京太郎「俺の名前は
グー
京太郎「……京太郎」ゴニョ
「……ぷっ」
京太郎「か、帰るから!」
「待って待って。うちで食べていかへん?」
京太郎「うち?」
「そうそう。あ、うちの名前漫っていうねん。よろしくな」
─────────
──────
───
京太郎「ほんとにお好み焼き屋だ」
漫「そんなとこで嘘吐かへんて。ただいまー」
漫母「おかえり。ん?」
京太郎「初めまして」ペコリ
漫「お母さんおなか減ったからお好み焼き作って」
漫母「えーけど……はっはーん」ニヤ
漫「な、何?」
漫母「いや、なーんもないよ。えーっと……名前なんて言うん?」
京太郎「須賀京太郎っていいます」
漫母「京太郎君ね。焼いたるから一緒に食べていき」
京太郎「うん!じゃなくて、はい!」
漫母「あはは。うちのはめっちゃ美味しいから期待して待っててな」
漫母「あんな子漫のクラスにおったかな?」ジュー
漫母「はい、豚玉とねぎ焼き。こんな時間やしミニサイズにしといたわ」
ジュー
京太郎「良い匂い」ゴクリ
漫「はよ食べよ」
京太郎「うん!」
京漫「「いただきます!」」
京太郎「あむ……!!ふわふわだ!!」
京太郎「それにソースが普通のとなんか違う気がする。生地の味を殺さずにしっかり絡みついてくるよ!」
漫「えへへへへ、美味しいやろ。ソースは特製やからな」テレ
京太郎「すげー!」パクパク
京太郎「んー!ねぎ焼きもおいしー!」
京太郎「ごちそうさま。あ……ごめん、ほとんど俺が食べちゃった」
漫「ええで。うちはそんなお腹減ってなかったから」
京太郎「あれ?お腹減ったって……」
漫「き、気のせい気のせい」
京太郎「そっか?」
--------------------------------------------------------
京太郎「それじゃまたねー」ブンブン
漫「うん、またなー」フリフリ
漫母「また来ぃやー」
漫母「……なぁ京太郎君って同じクラスやった?」
漫「ううん」
漫母「じゃあ同じ学年?」
漫「……聞いてなかった」
漫母「いったいどんな関係なんや……」
京太郎「ただいまー」
京太郎母「おかえり」
京太郎「んー……まだ4時だし洋ちゃん家遊びにいこうかな」
京太郎母「帰ってきたばっかりなのにまた遊びに行くの?」
京太郎「夏休みの宿題全部終わってるしいいでしょ?」
京太郎母「まぁいいわ。あ、今日の晩御飯お好み焼きだから」
京太郎「え゛」
京太郎母「? 嫌だった?」
京太郎「だっ……」
京太郎(こんな微妙な時間にお好み焼き食べてきたって言ったら怒られるよね)
京太郎「ううん、大丈夫」アハハ
京太郎母「ならよかったわ」
京太郎「あはは……はぁ……」ガク
好きなお店のものを思い出しながら書くと捗る
なお今日は「きじ」の豚玉と「やまもと」のねぎ焼というこれまたど定番、大阪で有名な店を思い出しながら
きじはモダン焼きがいっちゃん美味いんですけどね
ていうか大阪に行くとたこ焼きとかお好み焼きはどこも美味しすぎてやばい
今日の投下は以上です
でわでわー
ねぎ焼きは新幹線の改札の店でしか食べたことないな
ちゃんと本店に行って食べてみたい
乙
おつ
こんな夜中にお腹減るようなこと書きやがって、この鬼畜!(もっとやってください)
乙
十三久しくいってないな。ねぎ焼き食いに行ってくるわ
乙です
大阪の粉物の平均レベルの高さは異常
地元にも美味い店はあるけど数が少なすぎる
個人的にやまもとのねぎ焼きは微妙だったなぁ
勿論旨い事は旨いんやが
あ、いつも乙です
やぁ(´・ω・`)
申し訳ないのですが残念なお知らせです
実はスランプに陥ってしまいました
書きたいことはたくさんあるんですが、いかんせん筆が進みません
ということで一旦休止いたします
しかしエタるつもりは毛頭ありません
幸いにして自分は最後までのプロットをざっくりと決めてから書くタイプです
ですのでもう無理だなーって感じれば、飛び飛びにはなってしまいますがそのプロットを基に書き、無理やりにでも終わらせます
あと延び延びなってしまうのも駄目だと思うので、このレスから二か月程を目途にするつもりです
このスレでもっとたくさんの物語を紡げるか、打ち切りエンドになってしまうかはわかりませんがよろしくお願いします
>>363
ああいうお店は本店やそれぞれの支店で味が違いますからね
>>364
すみません(ゲス顔)
>>365
>>1も長らくいってないのでいきたいです
>>368
ヤバイですよね
美味しいとこが多すぎて逆に困ります
>>370
まぁそれぞれの好みがありますからね
ねぎ焼でいうなら「福太郎」とか、あと京都ですけど「かな」とか美味いですよ
行ったこと無かったらぜひ
壁|・_・)ノ やぁ
一応生存報告
まだまだ筆は進みませぬ、すみません
今日ちょっと気分転換に違うものを書いてみたら、冒頭が書けてしまったので浮気してみることも検討中です
>>1のやりたいようにやってくれ
俺としてはこのスレの続きが読みたいしその過程で新しく面白いものが読めたら万々歳だ
定期保守だけ忘れなければ落ちないからな
生存報告乙
ちなみに書いたのってどんなやつ?
>>380
ありがとう!頑張りますぞo(`ω´*)o
>>381
それだけは忘れないよう気を付けます
>>382
二つほど書いて
一つは咏京、ノリと勢いだけの賜物
もう一つは咲からは離れてしまいますけど、僕のヒーローアカデミアで男女CP詰め合わせ的な
やぁ
結論から言うと無理でした(´・ω・`)
でもやっぱり書ききりたい気持ちはあるので……浮気します!
そのスレが終わってもまだ書けなかったら、潔くショートカットverにします
|ω・`))ソォーッ
|・ω・`)つ 咏「迫り来る怒涛の火力だからね~」 京太郎(強引なだけでは?)
咏「迫り来る怒涛の火力だからね~」 京太郎(強引なだけでは?) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465140819/)
遅れたけど保守
だ、大丈夫だよな?
向こう完結したらこっち更新するから!
やぁ、お久しぶり
早く寝たいしぱぱっと投下していくよ
絹恵(よし、決めた。悩んでたけどとりあえずサッカーやってみよ)
絹恵「麻雀はちょい止めやな」
京太郎「え?絹ちゃん麻雀止めるの?」
絹恵「!? 京太郎君いつの間に!」
京太郎「今来たばっかだよ。暇だったから」
京太郎「それで麻雀止めるって」
絹恵「そういうわけやないんやけど……」
─────────
──────
───
絹恵「そういうわけで、ちょっとサッカー中心にやってみようかなって」
京太郎「へぇー……凄いなぁ絹ちゃん」
絹恵「へ?」
京太郎「俺自分からやりたい!って思って見つけたのってないから」
絹恵「……私な……あ、今から言うことお姉ちゃんには内緒にしてな」
京太郎「うん」
絹恵「麻雀好きやけど嫌になる時があんねん」
京太郎「嫌?」
絹恵「うん。お姉ちゃんめっちゃ強いやん?それにお母さんも雀士やったし自分も強くなかったらあかんのかなって」
絹恵「でもそんなん嫌やん。自分の好きにしたいやん。もしかしたら逃げてるだけって言われるかもしれんけど今はサッカーがしたいねん!サッカーも好きやしな!」
京太郎「おお!」
絹恵「そういうわけでなんでも楽しむんがええねんで。新しいもん探すにしても人から教えてもらったもんするにしてもな」
絹恵「一番あかんのは暗い顔することやと思うわ」
京太郎「絹ちゃんかっこいい!」
洋榎「邪魔するでー」バタン
ブッ
洋榎「あ、屁でてもーた」
絹恵「京太郎君、こういう時はめっちゃ暗い顔してええで」
京太郎「わかった」
洋榎「明るい顔せーや!みんな大好き洋榎ちゃんやで!」
京太郎「洋ちゃん……」
洋榎「まじで暗い顔すんのやめーや。うちやなかったらハートブレイクや」
洋榎「ええもん、あんたらにはこの焼き芋やらんもん」
京太郎「焼き芋!」キラキラ
洋榎「現金なやっちゃ。洋榎<焼き芋かいな」
絹恵「当然かな」
洋榎「妹が冷たいっ!!」
絹恵「おならして謝るそぶりの無い姉はちょっと……」
洋榎「わざとやったわけやないしええやん」
京太郎「確かにそうだねー」
洋榎「そやろそやろ!ほれ半分やろ!」ホクホク
京太郎「やったー!」
絹恵「京太郎君の術中にはまったな」
洋榎「なにぃ!?」
京太郎「おいしー。あ、おならしたら悪気無くても謝った方がいいと思うよ」
洋榎「この、裏切り者ー!!」
バタン
京太郎「あ、絹ちゃんにも半分あげるね」
絹恵「ありがとー」
カチャ
洋榎「チラッチラッ」
絹恵「なぁ京太郎君、お姉ちゃんが仲間にして欲しそうにこっち見てるで」
洋榎「はい or YES!」
京太郎「洋ちゃん入らないの?」
洋榎「それははいってことで?」
京太郎「うん」
洋榎「京太郎愛してるー!!」ガチャ ギュ
京太郎「はいはい」
絹恵(萌えるっ!!)ハァハァ キラーン
絹恵「そういやこの焼き芋どうしたん?」
洋榎「外で売ってたからつい」
絹恵「数多ない?」
洋榎「うち、京太郎、絹で4つや」
絹恵「お姉ちゃん、さんすうのドリルやる?」
洋榎「一個はもう食べたで。んで3人やから合わせて4つ。なんもおかしない」
絹恵「おかしいおかしい。ていうか私さっき京太郎君からもらった分で十分なんやけど」
洋榎「……うそやろ。一個余るやん」
絹恵「2個も食べて晩御飯食べれるん?」
洋榎「……自分の好きなようにするんが一番なんや」
絹恵「聞いてたん!?」
洋榎「一番あかんのは~からやな!」
絹恵「この流れで聞いてへんとかお姉ちゃん流石やわ」
絹恵「って、あれ?京太郎君は?」
洋榎「ほんまや」
ガチャ
京太郎「もう帰るねー」
京太郎「あ、洋ちゃんそんなに晩御飯食べれなさそうだから軽いのにしてあげてって言っといたから」
洋榎「待って。それおかんがもう」
雅枝「ただいま、ええ匂いさせてんな、ひ・ろ・え」ニコォ
洋榎「あ、あははははは……」
京太郎「じゃまた明日」
洋榎「あ、ちょ」
雅枝「今日なぁカツにすんねんけど、洋榎には特別にでっっっっかいのやろな。いっぱい食べれるみたいやからなぁ」ニコニコ
洋榎「き、きぬ?」
絹恵「知らんで?」
洋榎「味方おらんやんけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
※残った焼き芋は愛宕父が責任をもって完食しました
今日の投下は以上です
今後についてですが
春→夏→秋→冬
みたいな感じのループで投下していきます
今が5年生秋なので残り投下数は
19回+α
で完結、みたいにできたらいいなぁ……
投下頻度はうたたん時ぐらいかも?
なので基本週一、仕事で死んでたら一週か二週空ける感じですね
まぁなるたけ書けたら投下していきたいと思ってます
まぁごちゃごちゃ言いましたが投下したら読んでくれよな!ってことです
でわでわー
投下していきます
昨日投下しようと思って寝落ちしたとかそんなんじゃないですよ、ええ
洋榎「あ゛~こたつ最高や」
絹恵「うん」
雅枝「あんたらだらけすぎやろ」
洋榎「だって気持ちええんやもん」
雅枝「まぁええけど」
洋榎「……おかん」
雅枝「なんや?」
洋榎「うちん時みたいに絹に勉強せぇって言わんの?めっちゃ言われた記憶あんねんけど」
雅枝「そら……絹は普段からコツコツやっとるし」
洋榎「まるでうちがやってへんみたいやん!」
雅枝「その通りや」
絹恵(お姉ちゃんはやらなさすぎなだけやと思うんやけどなぁ)
洋榎「もうええ!須賀さん家の子になってくる!」
雅枝「晩飯までには帰ってきぃやー」
洋榎「あ、うん」
─────────
──────
───
洋榎「というわけで遊びに来た」
京太郎「どういうこと?」
洋榎「なんで伝わらへんねん!」
京太郎「そんな無茶苦茶な」
洋榎「こっちはエアコンガンガンでええなぁ」
京太郎「勝手にくつろぎだしたし」
洋榎「…………」
京太郎「…………」
洋榎「なぁ」
京太郎「ん?」
洋榎「暇や」
京太郎「なんかする?」
洋榎「うちはな、なんにも言われずだらけるためにここに来たんや」
京太郎「うん」
洋榎「だからなんもせえへん。これが正解や」
京太郎「ふーん」
洋榎「…………チラッ…………チラッチラッ」
京太郎(なんで口でチラって言ってるんだろう」
洋榎「心の声漏れてんで遊んでくださいお願いします」
京太郎「しょーがないなー」
洋榎「……京太郎さん?」
京太郎「何、洋ちゃん」
洋榎「普通あの流れうちに構ってくれる流れやん」
洋榎「なんで一人でRPGやってんねん!!」
京太郎「今からボスだからちょっと待ってて」
洋榎「そいつあかん!死ぬほど時間かかるやつやん!終わらんて!」
京太郎「終わる終わる。今日中には」
洋榎「せめてインターナショナル版でやれや!4倍でやってぇや!」
京太郎「持ってないから無理だよ」
洋榎「ら、らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
洋榎「やっぱパーティゲーム最高やな!」
京太郎「そうだね」
洋榎「……ふふーん」
京太郎「どうしたの?」
洋榎「なんだかんだ遊んでくれる京太郎のこと好きやで」
京太郎「……」
洋榎「あー照れてるん?照れてるん?」
京太郎「うるさいっ!これでもくらえ!」
洋榎「ちょ、おま!それは反則や!カード捨てんな!ああ!!」
京太郎「……」ニヤリ
洋榎「おい、なんでリニアだけ残してんねん。それでどこ行くねん」
京太郎「どっちにしようかなー」
洋榎「0駅かワープで迷うな。両方変わらんわ。なぁそんなひどいことやめようや。うちらの仲やん。な?」
京太郎「えい」
洋榎「ああああああああああああ!」
洋榎「全く、うちやなかったらリアルスマブラ始まるとこやったで」
京太郎「散々暴れまわって俺を背もたれにしてる洋ちゃんがそれ言うの?」
洋榎「椅子がしゃべんな!」
京太郎「ひどい」
洋榎「ひどいんはどっちや全く……」
洋榎「ほら、はようちの前に手まわして」
京太郎「やりづらいよ、それに見にくいし」
洋榎「うちよりでかいしええやん」
京太郎「数cmだけじゃん」
洋榎「飽きた」
京太郎「やっぱり」
洋榎「やめやめー」
京太郎「今度続きする?」
洋榎「やるとしても新しくやるわ」
京太郎「わかった」
洋榎「…………」
京太郎「洋ちゃんどいてゲーム切れない」
洋榎「後でええやん」
京太郎「駄目だって、俺がお母さんに怒られるし」
洋榎「一緒に怒られたるやん」
京太郎「やだよ」
洋榎「んじゃ、そろそろ帰るわ」
京太郎「もう晩御飯の時間だもんね」
洋榎「…………」
京太郎「…………帰らないの?」
洋榎「もうちょっとだけ」スリスリ
ガチャ
絹恵「迎えに来たで」
洋榎「んー」
絹恵「めっちゃだらけてるやん」(はぁはぁ、京太郎君にもたれかかって甘えてるお姉ちゃん可愛い!)
京太郎「ほら、洋ちゃん」
洋榎「しゃーないなー……んじゃな」
バタン
京太郎「……片づけよ」~♪
陰陽師カードは許さない、絶対にだ
今日の投下は以上です
でわでわー
乙
もっとすごいことしてきたけど
充電しながらゲームがめっちゃ可愛い
絹が萌えるのもしゃーない
乙です
洋榎がお尻を擦り付けて、京太郎の京ちゃんが大っきくなったり、擦り付けてる洋榎が気持ち良くなったりするのはまだですか?
二刀流➡陰陽師➡カード捨て&キング擦り➡だじゃれ
このコンボ喰らって俺は桃鉄をやめた
洋榎「このままやったらあかん」
京太郎「?」
洋榎「なんでわからんねん!麻雀の話や!」
京太郎「今も二人でしてるよ?」
洋榎「そこや。やっぱり3人は欲しい。欲を言えば4人やけど」
洋榎「けど絹も本格的にサッカー始めてもうた。どうしようもないんはわかってる。でも……!」
京太郎「洋ちゃん部活でも出来るじゃん」
洋榎「嫌や、京太郎としたいんや!部活は別腹や!」
京太郎(わがままだ)
洋榎「それでな3人で出来る方法を考えたわけや」
京太郎「2人なのに?」
洋榎「そや。簡単な話や」
京太郎「何々?」
洋榎「京太郎……分身して?」
京太郎「出来ないよ!」
洋榎「なんでや!」
京太郎「忍者じゃないから!」
洋榎「使えんやつやでほんま」
京太郎「じゃあ洋ちゃんやってよ」
洋榎「はぁぁぁぁぁぁ!!!って出来るか!」
京太郎「なんでさ!」
洋榎「忍者ちゃうしな」ドヤッ
京太郎「それ俺が言ったよ!!」
洋榎「ええ方法やと思ったんやけどな」
京太郎「え?」
洋榎「え?」
京太郎「洋ちゃん休憩する?麻雀止めて別の遊びしよ?」
洋榎「麻雀やりすぎてアホになったんちゃうわ」
京太郎「もと……から……!?」
洋榎「おい」
京太郎「元気出して。きっと治るよ」グス
洋榎「いてこましたろか、ほんま」
京太郎「わかった。洋ちゃんが二人分打てばいいんだ」
洋榎「あー、二人分な」
京太郎「そしたら三人で打ってる……風になるよ」
洋榎「でもなぁ」
京太郎「何か問題あった?」
洋榎「やったるから見といてや」
タン トコトコ タン トコトコ タン トコトコ タン
洋榎「それロン!」
トコトコ
洋榎「うわーまじかー!これ通る思てんけどな!」コリャマイッタ
トコトコ
洋榎「ちっちっちー!甘いなぁ、チッチーだけに」ドヤ
トコトコ
洋榎「くはー、おもろいな!おもろないわこんなん!」ダン!
京太郎「ブフッ」
洋榎「どもども」
洋榎「まぁそゆわけで却下やな」
京太郎「ええー、見てる分には面白いのに」
洋榎「見てる分にはな」
京太郎「それでどうするの?」
洋榎「せやなー……京太郎が二人分打てばええんちゃう?」
京太郎「なるほど……ってさっきやったよ!」ビシ
洋榎「ええつっこみや。やけど手がちゃうな。それやったら手の甲を相手に向けたまま……」
京太郎「こ、こう?」
洋榎「ちゃうちゃう!もっと机の上のゴミを思い切り払い飛ばすような感じの手のスナップ効かせてやな」
京太郎「ふんふん」
洋榎「で、手は甲を相手に向けてこの辺で止める」
京太郎「」ビシッ
洋榎「それや。そんでさっきのやつや。さっきやったよ!はい、りぴーとあふたーみー」
京太郎「さっきやったよ!」ビシッ
洋榎「オッケー!いいよー」
京太郎「えへへ……って話それてるから!」ビシッ!
洋榎「あとは……ロボット作るしかないな」
京太郎「ロボットを……作る?」
洋榎「その『何言ってんねんこいつ、とんだイカれ野郎やな』みたいな目止めろや」
京太郎「そんな目してないよ!?」
洋榎「誰が野郎や!」
京太郎「そこ!?しかも言ってないし!」
洋榎「美少女やっちゅうに!」
洋榎「……それでやな」
京太郎「うん」
洋榎「自分で牌取って、考えて捨てて、役出来たらあがるロボットつくりゃ3人どころか4人で出来るわ」
京太郎「他の人も欲しがりそうだね」
洋榎「!!……つまり売れる。自動麻雀君作れば売れる!」
京太郎「なんか名前付いてる!?」
洋榎「そしたらがっぽがっぽや。金がいっぱい手に入ったら……美味いもん食い放題!」
洋榎「てことは肉も高いのが食える!100g98円の味付けカルビやない。上カルビ食い放題!」
洋榎「更に麻雀君売りまくって人雇って作らせたらタダで食い放題!」
洋榎「勝ったな!ガハハ!」
京太郎(妄想のし過ぎで別人になってきたけど、面白いから見とこ)
洋榎「さぁ麻雀しよか」
京太郎「あ、突然元に戻った」
洋榎「京太郎。夢はな叶わんもんがええんや。そしたらずっと追い続けられるからな」
京太郎「洋ちゃん、昨日追いかけてた夢どんなだった?」
洋榎「高級寿司を腹いっぱい食うことやな」
京太郎「夢追い続けてないじゃん」
洋榎「一昨日は駄菓子定食作ることやった」
京太郎「日替わりだった。ていうかすぐにでも叶えられそうな夢だね」
洋榎「美味かった」
京太郎「叶ってた!?」
洋榎「肉は焼き肉さん太郎じゃなくてBIGカツでもよかったな」
京太郎「どうでもいいよ。ていうか焼き肉さんって魚じゃなかった?」
洋榎「はっ!」ガーン
京太郎「BIGカツもさか「もう止めてや!!」」
洋榎「この世には夢も希望も無い。あるのは悲しい現実だけや」
京太郎「夢はかな「夢はない。ええな」……うん」
洋榎「さぁ二人で麻雀しよか」
京太郎「そうだね」
洋榎「絹も星になって見守ってくれとる」
京太郎「ええ!?」
絹恵「なんでうち死んでるん?」
洋榎「絹!?生きとったんか!」
絹恵「いや死んでへんし。あ、麻雀混ぜて」
洋榎「……一緒に麻雀してくれるんか?」
絹恵「うん。サッカー中心にやるだけで麻雀やらへんわけちゃうし」
洋榎「きぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」ガバッ
絹恵「なんや!?ちょ、やめ」
京太郎「あははははは!早くやろ!」
絹恵「うん!」ニコ
全力でくだらない会話をする感じ、落ち着く
今日の投下は以上です
でわでわー
やぁ ・□・ノ
ブラックってほんとにすげぇ黒いんだなぁって思いました、何がとはいいませんが
投下していきます
京太郎「暑い……」
洋榎「暑いな」
京太郎「何もする気起きないね」
洋榎「まぁな。あ!ガリガリ君の最後の一口落ってもうた!」
京太郎「棒アイスだしね」
洋榎「くそぉ、うちもカップか袋かき氷にしときゃ良かったわ」
京太郎「そういえば、うちに来ない時ってどうしてるの?」
洋榎「ん?んー、せやなー……」
朝、優雅でエレガントに起きたうc、わたくしはなんかベッドについてるカーテンを開け
京太郎「誰!?」
洋榎「あんた今誰のことについて聞いてたんや?」
京太郎「洋ちゃんだけど」
洋榎「じゃあそういうことや」
京太郎「いやいや、洋ちゃんのことについて聞いたのに別の人のこと聞かされたよ」
洋榎「なんでや。優雅でエレガントやろ」
京太郎「ちょっと辞書持ってきていい?」
洋榎「調べても間違ってへんことに気付くだけやで」
京太郎「いや、ちょっと洋ちゃんの頭を……」
洋榎「殴るんか、うちの頭殴るんか!?」
朝食の優雅でエレガントなお茶漬けをかきこんで
京太郎「まだ続くの!?」
洋榎「当たり前田のクラッカーや。うちの一日朝起きて終わりちゃうで」
京太郎「終わってよ」
洋榎「それはこの話か?うちの一日ことか?」
京太郎「もう両方でいいや」
洋榎「ひど」
京太郎「ていうかお茶漬けって優雅でエレガントな要素無い気が」
洋榎「わからんで、鯛茶漬けやったかもしれんやん」
京太郎「棚の中に業務用の鮭茶漬けあるの知ってるよ?」
洋榎「梅茶漬けもありますー」
京太郎「他の味は?」
洋榎「他にあるわけないやん。あれで何袋入ってる思てんねん」
そして優雅でエレガントに京太郎宅に侵入し、京太郎がおったら遊ぶ。おらんかったら部屋を漁る。
京太郎「漁るな!」
洋榎「最近エロ本買うてへんやん。それでも男かっ!!」
京太郎「もともと買ってないよ!」
洋榎「はっはーん。友達からかあの河原やな」
京太郎「違うから」
洋榎「大丈夫、安心しいや」ポン
京太郎「何を!?」
洋榎「うちも時々探しとる」グッ
京太郎「優雅さもエレガントさも胸も無い!!!」
ドゴ! バキ! ボコ゛!
京太郎「ごめんなさい」
洋榎「わかればよろしい。高校生になったらドカン・ドカン・ドカンになるから問題ないわ」
京太郎「真ん中ドカンはまずいんじゃ……なんでもない」
京太郎「あ、もうこんな時間だ」
洋榎「ん?なんかあったっけ?」
京太郎「友達と遊びに行く約束してたから」
洋榎「誘われてへんで!?」
京太郎「そりゃ誘ってないし」
洋榎「なんでや!?」
京太郎「だって憩ちゃんのこと知らないでしょ?あ、一回会ったことあったね」
洋榎「……?」
京太郎「ほら、えっと……一年くらい前におまもり買いに行った時に」
洋榎「あー、けーちゃんな。憶えてる憶えてる。境内でカバディやってたな」
京太郎「誰!?ていうかそんな人いなかったよ!!」
洋榎「アンティの時上手すぎて鳥肌立ったわ」
京太郎「なんの話してるの!?」
京太郎「ていうか洋ちゃん部活は?」
洋榎「昼飯食ったらや。部活なかったらついていくのに」グヌヌ
京太郎「えー」
洋榎「なんや寂しいんか」
京太郎「いやなんで部活無かったらついてくるのかなって」
洋榎「最近うちの扱い雑くない?」
京太郎「じゃ」
洋榎「おい待てや。マジで雑すぎやろ。まさかうちのこと嫌いなんか」
京太郎「嫌いだったら一緒にアイス食べてないよ」
京洋「「……えへへへへへへへへー」」
京太郎「いってきまーす」
洋榎「いってらー」
─────────
──────
───
憩「ふーん、仲良えねんなー」
京太郎「うん、家近くだからよく遊んでるし」
憩「どれくらい遊んでるん?」
京太郎「週……7回くらい」
憩「それ毎日って言うんちゃうかなーぁ?」
京太郎「ほんとだ!毎日遊んでる!」
憩(大丈夫かなこの子)
京太郎「……ねぇ憩ちゃん」
憩「何ー?」
京太郎「そろそろ浮き輪のひも持って前泳ぐの止めてよ。俺が泳げないみたいじゃん」
憩「あはは、ええやん姉弟みたいで」
京太郎「やだ!」
憩「かわええなー」ツンツン
憩「そんじゃうちの先に泳いでー」
京太郎「しょーがないなー」
憩「えいっ」ダキ
京太郎「け、憩ちゃん!?」
憩「ほらほらレッツゴー!」
京太郎「う、うん」
憩「京太郎君背中もおっきいなーぁ。なんかやってるん?」
京太郎「何もしてないよ」
憩「そうなんや。京太郎君スポーツやったら格好ええやろうなー」ニコ
京太郎「そうかな?」
憩「そうやねー。もともと格好ええしなー」
京太郎(憩ちゃんいっぱい褒めてくるからなんか恥ずかしい)カァ
憩「そろそろ帰る?」
京太郎「もうすぐ17時だしね」
憩「それじゃあがろっか」
京太郎「うん」
憩「よいしょ……っと。はい」
京太郎「手貸してもらわなくてもあがれるよ!」
憩「ええからええから」ギュ
京太郎「んー……」モヤモヤ
憩「よいしょ。えへへ」
京太郎「どうしたの?」
憩「なんか弟出来たみたいで嬉しいわー」ニコニコ
京太郎「……なんかフクザツ」
憩「ほら帰んでー」ナデナデ
京太郎「んがー!!」ブンブンブンブン!
憩「あははははー」ナデナデ
何故か俺が憩京を書くと姉ショタ感があふれてしまう不思議
今日の投下は以上です
次は早く投下したいなー(願望)
でわでわー
やぁ~~ヽ(▼o▼)
今日は投下じゃないよ
次の投下は1月1日(予定)です。お年玉です(絶対とは言っていない)
今日はこういうものを書きましたので暇すぎて死にそうな人は読んでください
憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」
憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482674426/)
でわでわー
ビルのまちに ガオー
久しぶりに戻ってくると地元最高やな!
やぁ(o゚-゚o)ノ
年明けたら投下します
お年玉です
京太郎「……ねぇ洋ちゃん?」
洋榎「なんや」
京太郎「洋ちゃんは勉強教えてくれるって言ってここに来たわけでしょ?」
洋榎「せやな」
京太郎「おかしくない?」
洋榎「どこがやねん」
京太郎「なんで足の間に座るの!?」
洋榎「近くのほうが教えやすいやん」
京太郎「いや、普通は洋ちゃんが後ろじゃ」
洋榎「え?うちの股の間に座るんか?」
京太郎「股の間って……それもおかしいけど」
洋榎「じゃあこれでええやん」
京太郎「うん……いや違うって。足の間に座るのがおかしいって」
洋榎「なんでや!」
京太郎「問題が見えないから!」
洋榎「じゃあ勉強やめよかー」グデ
京太郎「最初の目的思い出して!!」
洋榎「一つ言っとくけどな、勉強は真面目にせなあかんと思う」
京太郎「邪魔してくる洋ちゃんに言われても」
洋榎「でも、子供は遊ぶことも仕事なんや」
京太郎「何言ってるの?」
洋榎「この時間は永遠に戻ってこうへんねんで!お金じゃ買えへんねんで!」
洋榎「買えるものはQuoカードで」
京太郎「……」
洋榎「って500円やったらすぐなくなるやないかーい!」
京太郎「……」
洋榎「閉店ガラガラ。そんでな」
京太郎「うん」
洋榎「遊ぼ」
京太郎「勉強は?」
洋榎「うちより成績良いから大丈夫」
京太郎「んー……まぁいいけどさ」
洋榎「ひゃっほーー!!」
洋榎「でも動くのめんどいわ」
京太郎「じゃまー、あついー」
洋榎「へっへっへ、どやどやー」グリグリ
京太郎「やーめーてー!」
洋榎「ほんまは嬉しいんやろ?」グリグリ
京太郎「そんなことない」
洋榎「ふーん、へぇ、ほう」グリグリ
京太郎「やめっ」
洋榎「うち気づいたことあんねん」
京太郎「な、なに?」
洋榎「京太郎ってお尻好きやろ」
京太郎「違う!それは!」
洋榎「それは?」
京太郎「それは……」
京太郎(あれ?何回も洋ちゃんのこと好きだって言ってるのになんか恥ずかしい……)
洋榎「……京太郎」クルッ
ナデナデ
京太郎「何?」
洋榎「……」
ギュー
洋榎「……よし、昼飯作ったろ」
京太郎「どしたの?」
洋榎「なんとなくや」
京太郎「……美味しいのが食べたい」
洋榎「まかせとき!」
京太郎「カレーはやだよ?」
洋榎「いつまで引きずってんねん!!」
洋榎「なんかあるかなー♪」ゴソゴソ
洋榎「んー……お、中華そばあるやん」
京太郎「そこの昨日の残り物っぽい野菜炒めでも大丈夫だよ?」
洋榎「お前気遣ってるふりして安牌選ぼうとしてるやろ」
京太郎「……危険牌はわざわざ選ばないよ」
洋榎「ド直球やないかい!!そこは気遣えよ!!」
京太郎「んー……いつものたこ焼き屋さん行く?」
洋榎「上手いことオブラートに包んでくれてありがとう!だが断る!うちにもプライドがあんねん!」
京太郎「料理の腕は?」
洋榎「プライドと同じくらいある」
京太郎「……頑張ってね」ポン
洋榎「哀れみの目向けながら肩叩くなや。プロ級やで」
京太郎「見栄は太陽ぐらいだね」
洋榎「燦々と輝いてるってことやな!」
洋榎「中華そば炒めて……野菜炒めをどぼん!」ジュゥッ
洋榎「ソースを絡めて……あ、ソースはイカリソースやで!」
京太郎「なんか今愛宕家で流行してるねイカリソース」
洋榎「美味いしな。前は金紋ソースやったけどな」
京太郎「その前大黒ソース使ってたよね。よく流行変わるね」
洋榎「そんなもんや。んでこれをお皿にドーン!」
京太郎「普通に美味しそう」
洋榎「当たり前や、誰がつくってる思うてんねん」
洋榎「しかも今回はこんだけちゃうで!卵も焼いて」ジュウ
京太郎「あ、もしかしてオム「ちょ待てや」」
洋榎「完成とともに料理名言って説明しなあかんやろ!」
京太郎「料理番組みたいになってる!?」
洋榎「よし、焼いた卵を乗せて」
京太郎「ちゃんと乗ってない……あーあ、無理にお箸で引っ張るから破けた」
洋榎「マヨかけて」
京太郎「あ、隠した。破けたところマヨネーズで無理やり隠した」
洋榎「オムそばのかんせーい」
京太郎「おおー!」
洋榎「この料理の美味いとこはなー……イカリソースやな」
京太郎「料理の腕関係無いじゃん」
洋榎「さてツッコミスパイスが入ったところでいただいてみましょう」
京太郎「誰に言ってるの!?」
洋榎「いただきまーす。あむ……んー、普通!」
京太郎「そこは美味しい!っていうところじゃないの?」
洋榎「嘘はあかんしなぁ……ほれはよ」アーン
京太郎「あむ……美味しい」
洋榎「よかったわ」
京太郎「ん、もぐもぐ、お箸が進む、もぐもぐ」
洋榎「ちょ、はやすぎぃ!うちの分無くなる!」
京太郎「はい」アーン
洋榎「あむ……美味しいわ」
京太郎「普通じゃないの?」クスクス
洋榎「嘘はあかんしな」ニッ
俺イチオシソースはばらソース。買ってね(マ)
投下は以上です
でわでわー
\(゜ε ゜)やぁ
投下じゃないよ
本編はそのうち投下するから(震え声)
めちゃくちゃ短いですけど書いたのでどうぞ
ギャグよりだけど一応R-18なので苦手な人は開かないでね。京健です
京太郎「え?足を舐めろって?」
京太郎「え?足を舐めろって?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1485262816/)
でわでわー
└(・ω・)<やぁ
投下していきます
京太郎「洋ちゃん……俺……」
洋榎「…………」
京太郎「…………」
スゥ
洋榎「はい合格おめでとー。美味いもん食いにいけるな!」
京太郎「俺から言わせてよ!なんの為に溜めたのさ!」
洋榎「フリかと思ったわ」
京太郎「ちっがーう!!」
絹恵「何やってるん?」
洋榎「京太郎の漫才の練習に付きあってんねん」
京太郎「違うから!」
洋榎「ふとんがふきとんだ」
京太郎「ボケが雑すぎるよ!ていうかふきとんだじゃなくてふっとんだ……じゃなくてもっと流れに沿ったボケにして!」
洋榎「スケーターがお風呂入るものまねしまーす」
京太郎「そこは受験にかけて滑ってよ!いやスベってないけどさ」
洋榎「合ってるやん」
京太郎「合ってるけどちがーう!いいかげんにして!」
洋榎「どうもありがとうございましたー」
絹恵「ぷっ!ええな……」クスクス
京太郎「だからちっがーう!!」
─────────
──────
───
洋榎「どこいくんや?」
京太郎「中華だって」
洋榎「中華ぁ?つい先週○将行ったばっかやわ」
雅枝「あんたなぁ、○将とはレベルちゃうんやで」
洋榎「はっ、そこまで言うんなら私の舌唸らせてみぃ!」
京太郎「それフラ……なんでもない」
------------------------------------------------------------
洋榎「しゅごい美味しいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!」
雅枝「うるさいわ!」ゴン
洋榎「――――っっっ!!!」
絹恵「小皿の料理でこんな美味しいなんて」
京太郎「上にかかってるソースが美味しいね」
京太郎母「香味ソースね。お刺身とマッチしてるわ。どうやってつくってるのかしら?」
洋榎「この野菜の炒めもんもうまいわー」パクパク
雅枝「空芯菜な。スーパーじゃ全然見かけへんし家じゃ作れへんけどな」
洋榎「京太郎京太郎」トントン
京太郎「何?」
洋榎「はぁ~~~」
京太郎「にんにく臭!」
洋榎「でも食べると……」アーン
京太郎「あむ、うまー!」
絹恵「何やってんの」
洋榎「ほれ、絹も」アーン
絹「あむ、うまー」
雅枝「ここにきたらこれくわなあかん第一弾キタで」
洋榎「おお!酢豚待ってました!って黒い!」
京太郎母「ここの酢豚は黒酢なのね。美味しそうだわ」
絹恵「ここの酢豚野菜入ってないんやな」
京太郎「確かに。酢豚のパイナップルとか好きなんだけど」
洋榎「は?あんなん邪道やん。酢豚のパイナップルは滅びろ」
京太郎「あ?いくら洋ちゃんでも許せねぇ。パイナップルの風味が混じって最高なんだろ」
京洋「「がるるるるるる!!!」」バチバチバチバチ!
京太郎母「うるさいわ……よっ!」ズボ ズボ
京洋「「むぐっ!?……ごくん……!」」パァァァ
京太郎「この黒酢の酸味、たまんないね。風味もばっちり」
洋榎「豚肉も柔らこうて……たまらん!」
京洋「「うまー……」」プシューー
絹恵「恐ろしく速い食わせ術。私やなきゃ見逃しちゃうね」
雅枝(いつ食べてもうまいなー、ここの酢豚)モグモグ
雅枝「お、第二弾も来たで」
洋榎「麻婆豆腐やん!ええにお……ごほ!ごほ!」
京太郎「洋ちゃん!?」
雅枝「あー、ここのマーボーな、めっちゃ美味いんやけど、めっちゃ辛いねん」
洋榎「……」ゴクリ
雅枝「食わんのか?」
洋榎「匂いだけでめっちゃ辛かったしちょっとためらいが……」
京太郎「……じゃあ俺が行こうかな。おばさんが美味しいって言うんだし」
絹恵「いやいやここは私が」
洋榎「……それやったらうちが」
京絹「「どうぞどうぞ」」
洋榎「どうぞやないわ!」ビシッ
絹恵「小皿用意して」コト
京太郎「料理を入れて、はい」スッ
洋榎「いただきます、ぱく。……~~~~~~っ!!!」バタバタバタ!
京太郎「チョロい」
絹恵「チョロ可愛い」
洋榎「ひ~~~!もう一口、あむ。ひ~~~~~!!」
絹恵「めっちゃ辛そうやのにめっちゃ進んでるやん」
京太郎「……俺も一口……なむさん!」パク
京太郎「……おいし、~~~~~!!」
洋榎「飯、飯と食うとうまいで」ヒィヒィ
京太郎「ほんとだ、美味しい」ヒィヒィ
絹恵「~~~~!!」
京太郎母「普通に美味しいわね」パクパク
雅枝(この人弱点無いんかな)
洋榎「今回もたらふく食ったわぁ」ケプ
京太郎「チャーハンもパラパラで美味しかったね」
雅枝「でも最後はコンビニのアイスねだんねんな」
洋榎「いや、ほらあれやん。日常に戻ってこなあかんやん」
雅枝「意味わからんわ」
絹恵「あはは」
洋榎「こたつアイスはどんな美味い店行っても味わえへん、プライスレス」
京太郎「わかる。落ち着くんだよね」
雅枝「こっちは紅茶でも入れよか」
京太郎母「いえ、そろそろうちの人が帰ってくるので」
京太郎「……俺も帰った方がいい?」
京太郎母「……大丈夫よ。寝ちゃわないようにね」
京太郎「うん!」
久しぶりにしゃんらんいきたいな
麻婆豆腐がまじで絶品
今日の投下は以上です
次から中学生編ですね
でわでわー
(/・・)やぁ
投下していきます
「――まじで!その小学校って坊ちゃん学校やん!うわー須賀って坊ちゃんなんか」
京太郎「いやいや、2月くらいに出たゲーム機駄目だって言われて買ってもらってないし。ほんとに坊ちゃんだったら買ってもらってるでしょ」
「あ、それ持ってるわ。もしかして俺坊ちゃん?」
「棒アイスの棒を名残惜しそうに舐めるやつのどこが坊ちゃんやねん!」バシ!
ゲラゲラゲラ
バタン!
洋榎「須賀京太郎クンは―――おった!」
「誰や?」
京太郎「…………」
「京太郎!部活探しにいこか。麻雀部とか麻雀部とか麻雀部とかオススメやで」ニコ
京太郎「……洋ちゃん、一年は部活一週間後からって聞いたよ。勧誘も」ハァ
洋榎「大丈夫大丈夫。絹がサッカーやっとるからせめて京太郎は取り込もうとしとるわけやないで」
「姉ちゃん……てわけやなさそうやな」
「あ、愛宕洋榎ちゃう?麻雀大会で話題になった……」
洋榎「なんや、うちも有名人に」
「一番うるさいやつやって」
洋榎「強さちゃうんかーい!だいたい麻雀打ってる時はお淑やかやわ!」
京太郎「ダウト。こないだの大会で倍満上がってまくった時、後で注意されるぐらいはしゃいでたじゃん」
洋榎「おま!それは内緒やろ!」
京太郎「まったく……洋ちゃんのせいで明日色々聞かれそうなんだけど」
洋榎「うちが可愛すぎるからか」キラーン
京太郎「いやあんだけ騒いでたら流石に……ねぇ」
洋榎「色物枠かっ!色物……色気?」
京太郎「はいはい」
洋榎「相手してぇーや」
京太郎「それでどこ行くの?」
洋榎「冷たいやっちゃなー……まぁ運動部から適当に行こうや」
京太郎「麻雀部じゃなくていいの?」
洋榎「……まぁしょぼいやつから行くのが定石やしな。真打は最後やろ」
京太郎「うん……そうだね」ニコ
洋榎「今やっとるんは……グラウンドは野球部とサッカー部と陸上部やな」
京太郎「おお」
洋榎「反応うっす」
京太郎「いやだって今実際にやるわけじゃないし」
洋榎「それもそやな。ちなみに陸上はそこそこ強いで」
京太郎「野球とサッカーは?」
洋榎「男子は知らん」
京太郎「ええ……」
洋榎「いや名前聞かんし。雑魚いんやろ」
京太郎「……それ、外周走ってきたサッカー部員らしき人に聞かれてるけど大丈夫?」
洋榎「…………」クルッ
「……よぉ、愛宕姉」
洋榎「……同じクラスの田中くんやん。罰ゲーム?」
「佐藤だよっ!それに部活で走ってんだよ!」
洋榎「……頑張りや、サッカーもツッコミも」
「可哀想な目で見んな!サッカーもツッコミもあかんみたいやん!」
洋榎「正解の鈴木くんにはサッカーをする権利をあげよう」
「佐藤だよっ!それにお前に許可もらわんでも勝手にサッカーするわ!」
洋榎「高橋くんのツッコミワンパターンやからなぁ……」
京太郎「せめて名前くらいちゃんと呼んであげようよ。田村さんでしょ」
洋榎「田中だよ!」
京太郎「佐藤だよっ!」
洋榎「……さ、他の部活見よか」
京太郎「素で間違えた?素で間違えたの?」
洋榎「野球と陸上はどうや?」
京太郎「んー……ていうか野球部すごいゆるそうなんだけど……」
洋榎「顧問来んらしいしな。見ての通り野球部員もだらだらやってるだけらしいし」
京太郎「そりゃ名前聞かないわけだね」
洋榎「まぁあれはあれで楽しそうやしええんちゃう?」
京太郎「そう……なのかな?」
洋榎「陸上はごらんのとおり頑張っとる」
京太郎「なんか……熱気が違うね」
洋榎「まぁ普通に近畿大会とか行きよるからなぁ。全国も時々行くし、この学校で二番目に期待されとる部や」
京太郎「次はどこいく?」
洋榎「おい、一番聞いてこいや」
京太郎「麻雀部でしょ。はい次」
洋榎「……ヒロエです。最近相棒が冷たいとです。ヒロエです。ヒロ、あ、ちょ、待って、マジで待って」
------------------------------------------------------------
洋榎「どうや?」
京太郎「うーん……」
洋榎「いまいちっぽいな。今日やってる運動部はこのバスケ部で最後っぽいな。んじゃ次文化部行くか」
バタン ガヤガヤ
「おーい、交代だぞー」
京太郎「ん?あれは?」
洋榎「あー……なんやっけ?ハンドボール部ちゃうかったかな?」
京太郎「ハンドボール?」
洋榎「ルール全然知らんから上手いこと言えんけど……バスケ+サッカーみたいなんやったと思う」
京太郎「へぇ」ジー
― 一週間後 ―
バァン!
洋榎「おらぁ!須賀出さんかい!」
「姐御、こちらですぜ」
洋榎「うむ、ご苦労」
京太郎「なんでこんな変な入ってきかたに慣れてんの、このクラスの人」
洋榎「こんなもんやろ」
京太郎「えぇ……って思ったけどみんな頷いてるし。俺がおかしいのかな」
洋榎「そんなことより、入部届はよ」
京太郎「はい」
洋榎「よっしゃ、あとはせんせのとこ……?……ってハンドボール部って書いてるっ!?」
京太郎「漫画みたいな二度見だったね」
洋榎「新しいことしたいと言いつつ結局麻雀やる流れや思たのに!!」
京太郎「俺のことそんなやつだと思ってたの?」
洋榎「これ麻雀漫画のSSやで!麻雀せぇや!」
京太郎「何いってるの?」
洋榎「お前なんか眼鏡の部長に『お引き取り願おう』とか言われとけばええねん!」
京太郎「それ俺がこないだ買った漫画のじゃん!」
─────────
──────
───
洋榎「てなことがあってなぁ」
「そうなんや。うちに入ってくれたら良かったのになぁ」
「ほんまやな。大会に何回も出るぐらい好きなんやったらな」
???「…………」
洋榎「せやろせやろ」
???「……あのさ」
洋榎「なんや?」
???「……それ……」
京太郎「本人がいる前で言う?」
「まぁええやん、愛宕ちゃんのデレみたいなもんやん!」
「そうそう、なかなか見れへんでこんな甘え方。なぁひろちゃーん」
洋榎「ひろちゃんはやめろや」
「あ、怒った?もう言わへんて。京太郎君だけの特別な呼び方やもんなー」
洋榎「こんの……それもろた!これでもくらえ!」バシィッ!
「ええ!跳直!?」
「他終わってないから持ってよー」
「にしてもハンド部ずっと休みやったら京太郎君もずっと麻雀部に顔だせるんか……」
京太郎「恐ろしいこと言わないでくださいよ。今日は偶々雨で外も無理だし、屋内の練習場所も他が使ってるから休みなだけです」
洋榎「練習場所交代制やっけか。そういや前見に行った時バスケ部と交代で体育館使ってたやん」
京太郎「あれは前に作った借りを返してもらっただけらしい」
洋榎「ふーん……楽しいか?ハンド」
京太郎「うん!」ニコ
洋榎「……そぉか」
「にやにや」
「にやにや」
洋榎「もう一局いくか?あ?」
「きゃー、麻雀ヤクザ怖いわー」
「助けて―京太郎くーん」
京太郎「え?え?」
洋榎「後輩いじめやめーや」
「いじめてませんー」
「可愛がってますー。ねー」ナデナデ
京太郎「えっと……その……」
洋榎「ほれ、こっち来いや」グイ
京太郎「おっとっと」
洋榎「たくっ……」
「にやにや」
「にやにや」
洋榎「あ゛ーーーーーーーー!!!!」
--------------------------------------------------------
ボフッ
洋榎「風呂入った後のゴロゴロはサイコーやな」
洋榎「あー……たく、あいつらからかいやがって」
洋榎「うちと京太郎はそんなんちゃう……」
洋榎「そんなんちゃう……」
洋榎「……はよ告白してこいや……タコ……」
今日の投下は以上です
でわでわー
│・∀・)ノ やぁ
ちょっと5月末か6月頭まで投下出来なさそうなので報告にきました
私は元気なのですが私の勤務している会社が元気無くて、閑散期故の繁忙期を迎えてます
最近は休み無しで働いてるわけですが、もうすぐ目途がたちそうなので休みがとれそうです
それが今月次第なので5月末か6月というわけです
ですのでもうしばらくお待ちください
すまんね(´・ω・`)
(*´゚∀゚`)ノ やぁ
投下していきます
「これからレギュラーメンバー、ベンチメンバーの順に発表をしていくから呼ばれたやつはゼッケン取りに来いよ」
京太郎(選ばれなかったら観客席から応援だっけ?部員は全部で20人いるから……5人応援か)
「そんじゃゴールキーパーから―――」
京太郎(一年が6人だから……最低でも1人はベンチ入りかー。まぁ経験者2人いるからどっちかかな?)
「――最後は須賀」
京太郎「……へ?」
「何まぬけな声出してんねん。ほれゼッケン取りに来い」
京太郎「はぃ……え?」
「選ばれんかった奴らはふてくされて練習手抜くなよ。全員一年やしよっぽどサボらんかったら来年再来年あるしな」
「俺らが引退してからも新人戦とかあるし数か月先には出れるんちゃいますか?」
「……来年も再来年もあるしな!」
「この教師ミス認めへん気や!」
京太郎(俺がベンチ……)
「どうしたん?行かへんねやったら俺が取りに行ったんで?ベンチの座ももらうけど」
京太郎「行く!」
京太郎(15番……俺の背番号だ!!)ギュゥゥ
京太郎「ベンチ入り!」ドヤァ
洋榎「はっ。うちは一年からレギュラーやったわ!」
京太郎「洋ちゃんはずっとやってたからでしょ!俺は2ヶ月ぐらいだし!」
洋榎「結果が全てですぅ」
京太郎「……そうだね。去年インターミドルで成績しょっぱかった洋ちゃんが言うと説得力あるよ」
洋榎「なんやとぉ!今年は暴れに暴れててっぺんとったるわ!」
京太郎「洋ちゃんが優勝出来ないに駄菓子300円分賭けてもいいよ」
洋榎「余裕のよっちゃんいかやんけ」
京太郎「え?よっちゃんいかだけでいいって?」
洋榎「……駄菓子500円分でお願いします」
京太郎「値段上がってるから!」
洋榎「そんぐらいの価値はあるやろ!」
京太郎「妥協して350!」
洋榎「450!」
絹恵「なんの言い争いなん」ハァ
京太郎「おりゃぁぁぁ!!」
「須賀めっちゃ気合入ってるやん。てかなんか怒ってる?」
「なんか幼馴染がインターミドル優勝したらいくらおごるかって話で言いくるめられて500円になったらしいですわ。駄菓子を」
「なんで駄菓子やねん!!」
「そこですか」
「てかインターミドル優勝ってハードル高すぎひん?そんなん狙えそうなんて……愛宕ぐらいちゃう?麻雀部の」
「その人ですわ。家近いしほぼ毎日遊んでるらしいっすわ」
「いやいや俺もおないの幼馴染おるけど毎日は遊ばんて」
「付き合ってるんすかね」
「ないわー。妹はともかく姉はないわー」
「妹さんのほうスタイルめっちゃええっすもんね」
「ボインボイn
バシィ!
京太郎「すんません!大丈夫ですか!」
「お、おう、当たってへんからな」
京太郎「良かったぁ」ホッ
「気ぃつけや……なぁさっきの話聞こえてた?」
京太郎「?」
「いや、ええわ。ほいボール」
京太郎「あざっす!」
「……話戻すけど付き合うなら姉はn」
バシィィィッ!
京太郎「すんませーん!」
「……この話やめよか」
「……そうっすね」
─────────
──────
───
「ええか、1回勝ったら近畿、その後3回勝ったら全国やからな!まずは近畿いくで!」
「ハンドボールって人口少ないよなぁ」
「それはまぁそやけど。でもおかげで一回勝てば次進めるんや。ええやん」
京太郎「……確かにそうですね」
「おいおいどうした?ガッチガチやんけ。もんだろか?チンを」
京太郎「なんでですかっ!」
「そのちょーしそのちょーし。まぁ大会初めてやもんな。気楽にいこうや」
京太郎「……はい」
「なぁちょっといいか?」
京太郎「なんですか?」
「お、先生が先生しようとしてる」
「うっさいわボケ。……なんで一年の中からお前選んだと思う?」
京太郎「……上手さ……じゃないですよね。それだったら小学生からやってた二人のほうが上手いですし」
「せやな。須賀を選んだんはな、一番声が出とるからや」
「観客席からの応援ももちろん力になるけど、ベンチから、その試合で一緒に隣に立つ仲間からの応援はより力になる……って俺は思ってる」
「まぁ上達率も半端ないけどな。……吹き飛ばせや、自分の緊張も、仲間の緊張も。魂から声出せや」
京太郎「……はいっ!!」
「この辺臭いヨー」
「しょーーしゅーーりき~~~~!!」プシュー
「それただの制汗スプレーやんけ!」
ゲラゲラゲラゲラ!
「こいつらほんましばいたろか」
京太郎「あははははははは!」
------------------------------------------------------------
京太郎「右戻って来てるーー!!回して回してーー!!!」
(あかん、完全に負けとる。流れ変えるか?)
「……よし、須賀、次タイミング合わせて左ヨンゴーに入れ。いけるな」
京太郎「はい!……え!?ヨンゴー!?サイドじゃなくて!?」
「頑張れエース」
「負けるなエース」
「強いぞエース」
京太郎「先輩!!」
「まぁ練習通りやれなんて無理やろうから……叫びながらシュート打て。すっきりすんぞ」
京太郎「えぇ……」
「ほらもうすぐやぞ……今や!」
「須賀、頼んだで」ハァハァ スッ
京太郎「はい!!」スッ
バチィン!
京太郎「パース!!」
パシ!
京太郎「よっし、おわ」
「行かせない」
京太郎「ぐっ……」
「須賀!こっちや!」
京太郎「はい!」シュ
「ち……」
京太郎(くそぅ、攻めあぐねてる……こうなったら強引にでも……)ジリジリ
「……」チラ チラ
京太郎(…………今だっ!!)ダッ!!
「しまっ!!」
「おいっ!行かすなや!」
「ナイス須賀ァ!!」
「スペース空けるなっっ!!」
「おせぇよっと!」シュ
京太郎「ほいっ!」パシ!
京太郎(ここはもう一回折り返し!)
京太郎「右!!」
「やばい!」
京太郎(に見せかけて)グリン!
京太郎「っいっけぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!」グッ
京太郎(しまっ!!手が!!)ツルッ
「はねっ……!!ぐっ……」
バシュゥゥゥ
京太郎「……しゃぁっ!!」
京太郎(たまたまバウンドシュートになって入ったけど……まぐれでもめちゃくちゃ嬉しい!)
「くそっ!取り戻せー!流れかえろー!!」シュ
京太郎(うわ!初得点なのに喜んでる暇ねぇ!)ダッ
PIーーー!
京太郎(もう前半終了か。まぁ入ったのも結構時間過ぎてたからこんなもんか。結局2点しか決められなかった)
「須賀!お前やるやんけ!!」
京太郎「あ、ありがとうございます!」
「練習より上手いしなぁ……今まで手抜いてた?」
京太郎「そんな余裕ないですよ!」
「そらそうか」ケラケラ
「お疲れ。大分苦戦したな」
「えらいっすわー、先生代わりに出てーや」
「中学生になれたらな。ま、須賀の突破力とシュート力が意外と相手に効いてるみたいやしこのままいくで」
「ん?意外とって……言うてましたやん、須賀はヨンゴーいけるって」
「いや、まぁシュートは不安だったというか」
京太郎(なんかめっちゃ褒められてる!?)
「ほえー、流石部長はよう見てんなー」
「まぁそういうわけで俺がセンター入るから後ろは……先生が決めて。ヨンゴーは両方固定でも最後まで行けるやろ。須賀、サイドとしての体力づくり、サボってへんかったやろな?」
京太郎「いけます!」
「その意気や。後半取り戻すで」
『おーーーーー!!!!』
「お、京太郎そのまま続投みたいやで!」
「ほんまや。良い動きしてたしな」
「頑張れー!一年の意地見せたれや!」
京太郎「……」グッ
京太郎(前半は必死だったからわかんなかったけど、応援、すげー嬉しい)
京太郎(今はまだ5点も差がある。厳しいけど……頑張ろう!)
PIーーー!
ダッ!!
「速攻ーー!!」
京太郎(ボールは……こっちか!)グイッ
パシ
「ナイスカット!」
京太郎(このまま攻め込む!!)
「ガラ空きやー!いけー!」
京太郎「おりゃっ!」グッ
「ぐっ」
バン! ポンポンポン
「いいで、須賀。入らんくっても……」パシ
シュ バシュゥ
「フォローしたるから」
「部長ナイッシュー!!」
京太郎「ありがとうございます!」
「はよ戻んで」
「15番マーク!走りっぱなしやし体力おってきてるやろ!自由に動かすな!」
京太郎(1点で追いつくのに!時間がもうない!なんとか……)
スッ
「須賀、こっち来すぎや。もうちょい……」
京太郎「……」トントン
「……」コクリ
「もうちょい端いけやボケっ!」
京太郎「すんませんっ!」ダッ
「いかせない!え?戻るのか!」クソ
「ナイスパス」シュ
「空中でキャッチしてそのままノールックでバックパス!?」
京太郎「ふっ!」パシ
京太郎(空いてる人は……いない。スペース的には右が空いてる……なら!)ダン!
京太郎「入れぇぇぇぇぇぇっっ!!」シュ
バシュゥゥ
「はは、超低空横っ飛びからのシュート。まさにムササビやな……!!戻れ―!!!」
京太郎「!!??」
「10秒きった……まだ時間ある。延長なんかまっぴらごめんだ!」
京太郎(やばい、戻らないと!)
ガクッ
京太郎(あれ?膝に力入んねぇ)
京太郎(待って、待てよ!ボール止めないと!)
バシュゥゥ
PIーーー!
--------------------------------------------------------
京太郎「」モグモグ
京太郎母「……きょうた「ごちそうさま」……」
バタン
京太郎父「そっとしておいてやろう」
京太郎母「でも……」
京太郎父「それだけ真剣だったんだ。悔しかっただろうなぁ……」
京太郎母「だから私たちが支えないと」
京太郎父「それはあいつが立ち上がれなかった時や道を外した時だよ」
京太郎父「俺が躓いた時はその日の晩飯からしょっぱい涙の味しかしなかったよ。一晩ベッドの上で泣いて、朝もっかい頑張ろうって決めて食べた朝飯はすごく美味しかった」
京太郎父「そんな時があったから頑張れた。転んでも起き上がることを憶えた。京太郎も起き上がれるって信じてるよ」
京太郎母「……わかったわ。ごめんなさい」
京太郎父「いいさ。それに……俺だって本当は今すぐ京太郎を抱きしめてやりたいぐらい心配だからな」
京太郎母「あらあら」フフフ
京太郎(あの時、動けてたらシュートを止められたかな?)
京太郎(いや、きっと無理だった。でもシュートコースを狭めてキーパーが止められるところまでいけたかもしれない)
京太郎(なんであそこで動けなかった!俺のバカ!)
京太郎(体力が足りてなかった。身体ももっと作れていたら動けなかったなんて状態にならなかったはず)
京太郎(もっと時間があれば!)
グス グス
チュンチュン
ガバ
京太郎「……麻雀がしたい」
京太郎(なんかわからないけどめちゃくちゃ麻雀がしたい!)
ガチャ トントントントン ガチャ
京太郎「いってきます!」
京太郎母「え?あ……いっちゃった……」
タッタッタッタッ ピンポーン
雅枝『はーい』
京太郎「おはようございます。洋ちゃん起きてる?」
雅枝『まだやけど……とりあえずあがり』
京太郎「はーい」
ガチャ
京太郎「おじゃましまーす」
タッタッタッタッ
雅枝「京太郎くんあさ……もう上がったんか」
バタン
京太郎「洋ちゃんおはよう!」
洋榎「zzz」
トコトコ
京太郎「あれ?洋ちゃん胸大きくなった?」
洋榎「まじか!?…………夢か」
京太郎「待って!二度寝は駄目!」
洋榎「ん……なんや京太郎こんな朝っぱらから……まじでめっちゃ早いやんけ!まだ7時やん!休日やで!」
京太郎「麻雀しよう」
洋榎「……なるほど寝ぼけてるうちに勝って気分よくなろうって寸法か。そうはいかんざき!」
絹恵「どうしたん朝から」
洋榎「おう絹も混ざりぃや。今から京太郎ボコるとこや」
京太郎「絶対倒す!」
絹恵「なんかよぅわからんけど麻雀打つんやな」
洋榎「そういうことや。ほいクッション」ポイ
絹恵「ありがと」
洋榎「さて配牌はー……勝ったな」
京太郎「それ負けフラグじゃん」
洋榎「やれるもやったらやってみぃ」
京太郎「俺はほんとにこの局もらったよ」
洋榎「はっ!どうせはったり」
京太郎「リーチ!」
洋榎「二巡目とかどないせぇっちゅうねん!!」パシィン!
絹恵「あ、ポン」
洋榎「一切動じてへん!」
京太郎(やっぱり麻雀楽しい……ハンドボールも楽しいけど、麻雀の方が好きだな)
京太郎(麻雀やろう、絶対に)
京太郎(その前にハンドボールでリベンジしてからだけど!)パシ
京太郎「ツモ!」
スポーツ漫画でちょっとすごい技を使うと全部セリフで説明しちゃうキャラいるよね
今日の投下は以上です
でわでわー
(*´Ι`)ノ やぁ
投下していきます
洋榎「」ムッスー
京太郎「……なんでそんなに怒ってるの?」
洋榎「……わかってるやろ」
京太郎「まぁ……なんとなく」
洋榎「……ああああああああああああああああ!!!!」
л
(  ̄ *)「!?」ビク
京太郎「よしよし、大丈夫だよー」ナデナデ
洋榎「なんで……なんで優勝出来ひんかったんやー!!」
京太郎「運が悪かったとしか言いようがないよね」
洋榎「一番カマしとったんうちやろ!?」
京太郎「カマしたかどうかで決まる競技じゃないからっ!」
洋榎「なんやねんあの焼き鳥回避やろー」
京太郎「野郎じゃない、女の子だよ」
洋榎「どうでもええわ!!」
л
(  ̄ *)「キューイ」ポテ
洋榎「おうなんや、くれるんか」
洋榎「……小鍛治健夜のカード……嫌味か!!」スパーン!
洋榎「無敗やったらそんな思いせんくてええんちゃう、ふふん、ってか!ちゃうもん持ってこんかい!」
京太郎「カピバラ相手に何言ってるの……」
л
(  ̄ *)「キューイ」ポテ
洋榎「お、次はなんや……三尋木咏のカード……火力が足りんってか!!」スパーン
洋榎「こんなうちより発育悪い女やのうてもっとええもん持ってこんかい!」
京太郎「ただの悪口だよそれ!!」
л
(  ̄ *)「キューイ」ポテ
洋榎「何々……瑞原はやりのカード……可愛いしスタイルええとか犯罪か!死ね!」スパーン
京太郎「理不尽!!ていうかもはや関係無いよ!!」
洋榎「おいカピ公、次や次」
л
(  ̄ *)「キューン」
京太郎「もう嫌だって」
洋榎「なんでや。こうなったら……」
л
(  ̄ *)「!!」
洋榎「ほーれリンゴやぞぉ」
л
(  ̄ *)「」トテトテ
洋榎「ストップ」
л
(  ̄ *)「」ピタ
洋榎「次はうちが喜ぶもん持って来るんやで」
л
(  ̄ *)「キューイ」
京太郎「持って来るかなぁ」
洋榎「よし食え!」
л
(  ̄ *)「」ポリポリ
洋榎「食ったな、よし行って来い!」
л
(  ̄ *)「」トテトテ
洋榎「おお?」
л
(  ̄ *)「キューイ」
京太郎「ん?どうしたの?」
洋榎「はっはーん。なるほどな」
京太郎「?」
洋榎「京太郎が贄ってわけや」
京太郎「え゛」
洋榎「よーし、水浴びしに行ってええぞー」
л
(  ̄ *)「キューイ♪」トテトテ
洋榎「さてと」ニヤリ
京太郎「いやいやいや」
洋榎「さ」スッ
京太郎「負けたからなーし!」サッ
洋榎「なんで逃げんねん。勝ってたら逃げへんかったんか」
京太郎「優勝してても逃げるよ!何されるかわかんないし!」
洋榎「グェッヘッヘ。逃がさん」バッ
京太郎「あぶな!」サッ
洋榎「待てや!」
ドッタンバッタン!
ガッ
洋榎「あ」
京太郎「まっ」
ガッシャーン!
ガチャ
京太郎母「どうしたの?」
洋榎「いたた……」
京太郎「うわぁ……ジュースが……」
京太郎母「あら……とりあえず二人ともお風呂入ってきなさい。さっき沸かし始めたところだから溜まるまでもう少しかかると思うけれど」
洋榎「うへぇ、それがよさそうやな」
京太郎母「あ、それとお風呂あがったら晩御飯にしましょ。洋榎ちゃんもどう?今日はシーフードカレーだけど」
洋榎「やったー!食べます!ほらはよ行くで」ガシッ
京太郎「ちょ」
バタン
京太郎母「……あら?二人で入りに行ったわね……いつまでも子供ね」フフフ
京太郎「ちょ、洋ちゃん!」
洋榎「なんや」ヌギ
京太郎「いや、その……」モジモジ
洋榎「あ?京太郎もはよ脱げや。風呂入れへんやんけ」
京太郎「……」
洋榎「はっはーん。うちのあですがたにドキドキしたんやろ」ウッフーン
京太郎「……そうだよ」コゴエ
洋榎「……おらぁ脱げや!!」
京太郎「ちょっ!」ガバッ
洋榎「」ドキ
京太郎「ちょっと、洋ちゃーん、自分で脱ぐから手離して」
洋榎「……っ!はよ脱いでこいや」ガチャ バン
京太郎「……?」
洋榎(なんやねん……ちょっと見んうちにめっちゃ筋肉ついてるやん)ドキドキ
洋榎「」ワッシャワッシャ
京太郎「……ねぇ、恥ずかしくないの?」
洋榎「……今までもっと恥ずいことしてきたやんけ」
ザー
京太郎「そうだけど……」
洋榎「今更」
京太郎「いやいまさ「今更気にしてたら変に意識してるみたいやん」……」
洋榎「……もう出るわ。5分くらいしたら出て来てや」
京太郎「え?」
洋榎「……今の顔見られたないねん」
ガチャ バン
京太郎(……一緒にお風呂入るのに顔見られたく無いってどう取ったらいいんだよ)ブクブクブク
今日の投下は以上です
今入院してます(ガチ)
残業150時間超えたらみんな気を付けろよな!
まぁ入院中暇なのでペース上がると思います
でわでわー
(のvの)やぁ
病院食、意外と美味い
一応医者に許可取ってSS書いてるから大丈夫、むしろ趣味だって言ったら推奨されました
投下していきます
京太郎「っ!」シュ
バシュゥゥ PI---!
「はい終わり!ボール片づけてストレッチ!」
『はいっ!!!』
「京太郎、最後のシュートめっちゃよかったやん!」バシッ
京太郎「まぁな」ヘヘヘ
「須賀の奴すっかりよんごー板についてきたな」
「キャプテンが勉強時間削ってぎりっぎりまで特訓付き合ってたからな」
「今はお前がキャプテンやんけ。なんや嫉妬しとるんか」
「関心してる。成長率ヤバいけど、誰よりも努力しとるしな」
「あー、こないだめっちゃ古典的な練習してるんみたわ」
「橋の下でシュート練してるやつやろ?最初見た時ベタすぎやろってちょい笑ったけど、真似出来ねぇって思ったわ」
「県予選負けたんがよっぽどくやしかったんやろな」
洋榎「邪魔すんでー」
京太郎「邪魔するんやったら帰ってー」
洋榎「あいよー……ってなんでやねん!」
「なんや愛宕。うちの須賀は渡さんで」
洋榎「うちの京太郎や!」
京太郎「いや違うし」
洋榎「そんな!うちとは遊びやったって言うんか!」オヨヨ
京太郎「そうだよ」
洋榎「ひどい!ひどすぎるわ!」
京太郎「……はぁ。洋ちゃんがうるさいんで先帰りまーす」
「お疲れしね」「またなしね」「しね」
京太郎「ひどい!」
京太郎「それでどうしたの?」
洋榎「え?なんもないけど?」
京太郎「無いのかよ!」
洋榎「まぁ強いて言うなら京太郎とこうやって帰れるんも後ちょっとやなぁって思った」
京太郎(それで迎えに……)ジーン
洋榎「けっして!けっして友達がうちとの約束を忘れて先帰ったとか、まぬけに20分も30分も待ってたわけや無いからな!」
京太郎「しょせん私はあの子の変わりなのね!」
洋榎「浮気ぐらい大目に見ろよ」
京太郎「……開き直るその態度が気に入らないのよ」フン
京洋「「……ぷ、あははははははは!!」」
洋榎「なぁ、京太郎は行く高校決めてるんか?ってまだはや「決めてる」」
洋榎「うっそ、どこ行くねん」
京太郎「姫松」
洋榎「…………ハンド部無いで」
京太郎「知ってる」
洋榎「じゃぁ何すんねん」
京太郎「麻雀」
洋榎「……」
京太郎「俺、高校入ったら麻雀するよ」
洋榎「……そうか」
京太郎「?なんで顔赤くなってんの?」
洋榎「死にさらせ!!」ブン
京太郎「あぶっ!なんで殴るのさ!」
洋榎「ちっ」
京太郎「おーい!」
洋榎「でもあれやな、高校から麻雀部に入ってもついてけへんちゃうか」ニヤニヤ
京太郎「そこはほら、洋ちゃんと絹ちゃんと特訓するってことで」
洋榎「しゃーないなー。ほんま京太郎はしゃーないなー」
京太郎「……泉ちゃんとか誘お」
洋榎「待てやすけこまし」
京太郎「すけこましって何?」
洋榎「女で言うビ○チやな」
京太郎「誰がビッ○だ」
洋榎「お前やお前」
京太郎「違うし」
洋榎「じゃあクラスと部活の友達以外言ってみいや」
京太郎「憩ちゃん、泉ちゃん、漫ちゃん……女の子ばっかだ」
洋榎「やぁ○ッチ」
京太郎「違うし!」
洋榎「おー、さぶ。はよ帰んで」
京太郎「はいはい」
京太郎(……洋ちゃんは俺のこと男として見てないんだろうな……お風呂だって恥ずかしがらないし)
京太郎(中学生になってみんなの話きいて色々わかったから、怖い)
京太郎(洋ちゃん……どう思ってるんだろう……)
洋榎(京太郎はまだまだガキや。うちが引っ張っていったらなあかん)
洋榎(でも、これでええんかわからん。男がリードするのが当然やとかなんとか皆いいよるけど、そんなんわけわからん)
洋榎(……どうしたらええねん)
青春……もう忘れたよ……
今日の投下は以上です
でわでわー
(*^皿^*)ノやぁ
投下していきます
洋榎「新春イカサ麻雀大会~!!ドンドンパフパフ~」
浩子「口で言うんかい。てかこんなんで呼ばれたんか?」
洋榎「そやけど」
浩子「アホらし」
洋榎「まーええやん。たまにはこういう普段絶対せぇへんことやんのもおもろいやん」
京太郎「罰ゲーム作るの手伝わされた……」
絹恵「……罰ゲームってもしかしてあれ?」ユビサシ
浩子「……あかんやろ。青汁とか鉄板やけど、あのスプーンに乗ってる真っ赤なんとか絶対あかんやつやん。辛い通り越して痛いやつやん」
絹恵「そもそも罰ゲームとか聞いてへんねんけど」
洋榎「……言ってへんからな」
浩子「私ら芸人扱いか」
洋榎「その方がおもろいやろ?まぁ浩子は変なとこで笑いの機微に疎いからわからんかもしれんけどな」
浩子「カッチーン。ええやん、やったろうやないかい」
京太郎「完全に芸人じゃん」
洋榎「ルールは半荘、イカサマをしてその場でばれたら罰ゲーム。チョンボは罰符の代わりに罰ゲームな」
洋榎「あと南入前とオーラス終了後にイカサマしたか確認してしてなかったら罰ゲーム。まぁしてたかしてなかったかは自己申告制やけど」
浩子「してなくっても罰ゲームか……」フムフム
洋榎「あと4位も罰ゲームな」
京太郎「俺一気に罰ゲームの可能性出てきたんだけど!?」
洋榎「勝ちゃあいいねん。あ、後罰ゲームはトランプ引いてその数字に対応したやつやってもらうから。んじゃ始めんで!」
京太郎(イカサマどっかでいれなきゃ……お、ニ向聴か。一発目のツモは……駄目)
京太郎(よしさっそくぶっこぬこう!自分の前の山の右側に要らない二枚を入れて、左を自分とこに持って来ればいいんだよな)
京太郎(じゃあ絹ちゃんがツモるのに合わせて……ぶっこぬく!)サッ
京太郎(よし!一向聴!イカサマもばれてないし……んー、ツモは来ないなぁ。まぁまだ二巡目だしこれからこれから!)
洋榎「何引くかなぁ」スッ
パシ
浩子「え゛」
洋榎「あかんなぁ、ぶっこぬきは。うちの手に隠れてやろうとしてもあかんなぁ」ニヤァ
浩子「ひぇぇ」
洋榎「罰ゲェェェェェムっ!」
京太郎(うわぁ、一歩間違えば俺もばれたのかぁ)
絹恵「…………」
洋榎「さぁどうぞ」ニンマリ
浩子「ぐぬぬ……えぇい」パシ
洋榎「5か」
京太郎「えっと……あ」
洋榎「よかったなぁ浩子。お前の気にしとったスプーン来たでー」
浩子「うわぁ」
絹恵(あかん)
京太郎「えっと……サドンデスソースwithジョロキアってやつ」
浩子「え、ちょ、ジョロキアってハバネロより辛いやつやろ?……一舐めやんな?」
洋榎「もちろんスプーン一杯やろ」
浩子「……南無三!」パク
洋榎「お?」
浩子「………………っ!」
ア゛ッーーーーーー
浩子「ひーっ……ひーっ……」
洋榎「あはははははははっ!ひっ、ごほっごほっ!あははは、さぁ続きいこか」ゲラゲラ
洋榎「あ、ちなみに補充分もあるからまた5引いてもええで」ニヤニヤ
絹恵「ま、まけられへん……」
京太郎「そうだね……あれっ!?」
洋榎「どうした?」
京太郎「俺の河が変わってる!?」
洋榎「んー?さぁー最初っからそれやったんちゃうかなぁ」ニヤニヤ
浩子「ひっいひひ……勘違いちゃう?」ニマァ
京太郎(拾われてた!?いつの間に!どっちだろ……)
京太郎(それより西から5索なったのはきつい。2・5索引けなきゃ振聴だ!)
京太郎(待ちを変えるか……拾うか)
絹恵「ん?どうしたん?京太郎君の番やで?」
京太郎「え?あ、うん」カチャ
京太郎(……どうする?ツモったやつを捨てて、手牌の不要牌を5索と入れ替えれば聴牌だけど……)
京太郎「……っ」タン
京太郎(まだ、まだそんなリスク侵さなくても大丈夫。まだまだこっからだから)
─────────
──────
───
―― 東四局 ――
京太郎(くそぉ、もうイカサマはしたし安心だけど最下位だ……まだ南場があるとはいえ精神的に辛い)
京太郎(他の人の引きから考えてもみんなどっかでやってる……よな?絹ちゃんが俺と同じでほとんどやってない感じだけど……)
京太郎(てか絹ちゃんもイカサマしたのかな?今の落ち着きよう的に一回はやったっぽいけど)
京太郎(浩子ちゃんも洋ちゃんも確実に何回もやってる。いつの間にって感じだけど……)ジー
洋榎「うちの番きたでー」スッ
京太郎「あ、洋ちゃん、その左手」
洋榎「!?」ギクッ
洋榎「な、なんや?なんかあったか?」サッ
浩子「焦り過ぎやろ洋榎ぇ……山欠けてんで。その左手……二枚持ってるんちゃうかぁ」ニマァ
洋榎「な、ななな、なんのことや」
浩子「ほれ、開いてみぃ。はよ」キラーン
京太郎「眼鏡めっちゃ光ってる!」
絹恵「因果応報ってやつやな」
洋榎「……くそ、ばれてもうたらしゃあない」パッ
浩子「くっくっくっ、さぁ選べや。どれ引いても大変やろうけどなぁっ」ニタァ
絹恵「悪役似合うなぁ」
洋榎「よし、これや」パシ
浩子「8やな」
京太郎「8は……あーこれもやだなぁ」
絹恵「なんなん?」
京太郎「ゴーヤチャンプル」
洋榎「げっ」
浩子「ゴーヤチャンプルやったらまだ……青汁やん、それ」
京太郎「えっと……豆乳とゴーヤとケールが入ってる。甘味は無い。豆乳ももちろん甘くないやつ」
浩子「ケール……あぁ苦くて青臭いってやつか」
絹恵「ゴーヤと豆乳が入ってるからゴーヤチャンプルって……ぷふっ」
浩子「ゴーヤとケールって……」
京太郎「生のやつをフードプロセッサーにかけただけ」
浩子「きっつ」
京太郎「はい♪」
洋榎「あれ?罰ゲーム否定的やったのになんか楽しんでない?」
京太郎「うん、いいリアクション見れると思って」
洋榎「味方なんかおらんかったんかー!!」ゴクゴクゴク
洋榎「あ゛ーーーー!にがーーーーー!!ジュースーーーーー!!!」ダッダッダッ
洋榎「おらぁ!ツモぉ!」
浩子「罰ゲーム後からやけくそやな」ケラケラ
洋榎「ん、点棒よこせや」
京太郎「はい、これで南入か」
洋榎「そや、みんなイカサマしたか?ってうちと浩子はまるわかりやったな。あんなツモいいわけないし」
浩子「せやな」
京太郎「俺は一回だけ。一局で浩子ちゃんがやらかした直前くらいにぶっこぬいた」
洋榎「あー、やっぱあれ抜いてたんか。山微妙にずれてたしもしかしてって思たけど確証なかってんなぁ」
絹恵「私も一回だけ京太郎君の河の牌と一枚交換した」
京太郎「え、あれ絹ちゃんだったの!?」
絹恵「うん、まぁ」
京太郎「7:3で洋ちゃん浩子ちゃんだと思ってた」
洋榎「あん時か」
絹恵「京太郎君が気取られてたからつい」
京太郎「言い草が犯罪者っぽい!」
絹恵「え!?」
洋榎「万引きやらかした学生みたいやったな」
浩子「もしくは20代無職みたいな」
絹恵「そういう遊びやのに……」
─────────
──────
───
浩子「ほい、私のあがりで終わり」
洋榎「あーくそ、最後あがれんかったか」
京太郎「ちょ、まって」
洋榎「ん?どうした?イカサマし忘れたんか?ん?」
京太郎「いや、イカサマは二回したけど」
洋榎「じゃあええやん。あ、最下位かー」
京太郎「わかってていってるでしょ!?」
洋榎「もちろんやん」ニマァ
京太郎(いつか仕返ししてやるっ!!)グヌヌ
洋榎「絹は2局でしてたな……いつやったかわからんかったけど」
絹恵「やっぱばれるんか……ムズイなぁ」
浩子「いやバレんかったからええんちゃう?」
絹恵「そやけど」
浩子「まぁ、さておき……はよ選んだら?」ニタァ
洋榎「そやぞ、男見せろや」
京太郎「くそ……えい」パシ
洋榎「2きてもうたかー。これは憶えてんで」
浩子「なんなん?」
洋榎「これや」
絹恵「シートマスクやん」
京太郎「洋ちゃんが用意してたやつだよね」
洋榎「まぁまぁとりあえず」ハイ
京太郎「……ねぇ洋ちゃん」
洋榎「なんや?」
京太郎「なんか緑色の塗ってるんだけど」
浩子「……もしかして山葵か」
洋榎「正解。もちろんうちが愛を込めて丹精にすりおろしたやつや」
京太郎「ひっ」
洋榎「なんや、自分でやらんのやったらうちがつけたろな」ニコ
京太郎「ちょ、だめっ……ひっ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!
絹恵(罰ゲーム無くてよかった。あ、お姉ちゃんと京太郎君の絡み……いい!!)キラーン
咲の世界の麻雀芸人とかがやってそう
今日の投下は以上です
罰ゲームとか無いけどイカサマ麻雀選手権って動画が面白くて好き
一度見てみてください
でわでわー
(=゚ω゚)ノやぁ
投下していきます
京太郎「ただいまー」
洋榎「おかえり」
由子「おじゃましてますー」
恭子「おじゃましてます。弟?」
由子「でも洋榎ちゃん妹だけって言ってたのよー」
洋榎「んー、まぁ弟みたいなもんや」
恭子「みたいなもんって……あれ?さっきただいまって……」
ゴクゴクゴク タン
京太郎「ぷはぁ……なんで人ん家で麻雀してるんだよっ!!!」ビシ
恭子「ここ洋榎の家ちゃうんか!?」
洋榎「うん、あいつん家や。なんでかって言われたら……こっちのが近いからな」キラーン
京太郎「すぐそこぉ!!見えてるじゃん!!」
洋榎「いやほら、今日うちおかんもおとんもおらんからこっちで食う言うてたやん。だから」
京太郎「でもおかしいから!どうせ洋ちゃんのことだから普通に入ってーって言って、『ここが洋榎ちゃんの家かー』っていうのを聞いて『ちゃうねんけど、まぁおもろいし無視しよ』って思って何も言わずに麻雀始めたんだろ!!」
恭子「洋榎が何思ってたかは知らんけど大体合ってるわ」
洋榎「あほ!麻雀始める前にちゃんとジュース出したわ!」
京太郎「ジュース出そうが出すまいが変わんないから!」
由子「なんとなく関係がわかったのよー」
洋榎「あ、そや、京太郎も入れや」
京太郎「いいけど……シャワーだけ浴びてきていい?」
洋榎「え?テスト期間で部活してへんちゃうん?」
京太郎「今日で終わったよ。テスト午前だけだったから午後はまるまる部活。ほんとはもうちょっとしたかったけど今日は早く帰れって。サッカー部はまだやってたけど」
洋榎「なるほどうりゅういち。んじゃはよあがってきいや」
京太郎「ん」
バタン
由子「ねぇねぇ」
洋榎「ん?」
由子「弟くんって強い?」
洋榎「?……ああ、まだまだ特訓中やな」
恭子「男子で特訓中やったら……そんなにか」シャーナイケド
洋榎「いや、女子基準やで?」
恭子「え?」
洋榎「今中二なんやけど、高校入る頃にはうちのレギュラー候補になれるくらいには育てるつもりで相手したってる」
恭子「……女子の?」
洋榎「もちろんやん」
京太郎「改めまして、須賀京太郎です。よろしくお願いします」ペコリ
恭子「末原恭子や。よろしく」
由子「真瀬由子なのよー。よろしくね弟くん」ニコ
京太郎「弟じゃ……」
由子「?」
京太郎「ああもうなんでも好きによんでください」
由子「うん、よろしくね」
洋榎「なんや、由子みたいなんがタイプなんか?」
京太郎「違うっ!ああいやタイプじゃないとかそんなんじゃなくて、可愛いとは思いますけどその……」カァァ
由子「あはは、意外と可愛い性格してるのよー」
恭子(確かに)
京太郎「うぅ……麻雀!麻雀早く始めましょう!」
洋榎「お、そやな」ニヤニヤ
京太郎母「ただいま」
京太郎「おかえり」
洋榎「おかえりー。おばちゃん今日晩御飯何ー?」
京太郎母「今日は手巻き寿司よ……あら?」
恭子「お邪魔してます」
由子「お邪魔してます」
京太郎母「洋榎ちゃんのお友達?晩御飯食べてく?」
恭子「いえ、そんな」
京太郎母「遠慮しなくていいわよ、ほら、今日手巻き寿司だから少し増えても大丈夫だし。ね」
洋榎「おう、食ってけや」
京太郎「洋ちゃんどういう立場なのさ」
洋榎「ほぼ家族や!なーおばちゃん」
京太郎母「うんうん。洋榎ちゃんも絹恵ちゃんも娘同然よ」ニコ
恭子「……どうする?」
由子「……迷惑じゃなければ。そのほうが楽しいのよー」
京太郎母「大歓迎よ」
京太郎母「あ、洋榎ちゃん。絹恵ちゃんには帰りに会ったから言ったんだけど今日泊まっていきなさい」
洋榎「ほんま!?やったー、朝も美味い飯食えるでー!」
恭子「京太郎君のお母さん、料理上手なんや」
由子「だったら残念なのよー」
恭子「手巻き寿司やったらそんなわからんしな」
洋榎「甘いな。手巻き寿司やったら必須の具、玉子くうだけでわかるわ」
京太郎母「そうだお友達も泊まってく?」
恭子「いえ!そこまでは流石に……」
由子「聞いてみます」
恭子「え?」
由子「あ、もしもしママ?今日友達の家に泊まってもいい?……うん、わかったのよー!……えっと、お世話になります」ペコリ
恭子「えぇ!?」
洋榎「恭子もおかんに聞けばええねん」
恭子「そやけど……わかった、聞くから待って。あ、でも服……」
京太郎母「洋榎ちゃんのがあるから大丈夫」
恭子「なんでここにあるんや……わかりました」
--------------------------------------------------------
恭子「……うん、うん、わかってるって。じゃあ切んで……許可がおりたのでお世話になります」
京太郎母「わかったわ。それじゃ晩御飯まで待っててね」
京太郎(俺、すっげー蚊帳の外だ……)
絹恵「お邪魔しまーす」
洋榎「お、ようやっと来たか」
京太郎「遅かったね」
絹恵「気持ち悪かったから先にシャワー浴びてきたわ……え、あ……初めまして、いつも姉がご迷惑をおかけしております。妹の絹恵です」ペコリ
洋榎「迷惑かけとらんわい」
恭子「……洋榎の妹とは思えんくらい礼儀正しいやん。ようわかっとるし」
洋榎「おい、どういうことやねん」
由子「よろしくなのよー」
洋榎「おー、そっちはそっちで完スルーかい」
由子「今の洋榎ちゃん相手にしたら面倒なのよー」
京太郎「由子さん、正解」
洋榎「おい」
京太郎母「もうすぐ準備出来るわよー」
洋榎「待ってましたー!はよ手洗いに行くで!」ピュー
恭子「はっや」
京太郎「ご飯になるといつもああだから」
洋榎「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!美味い!」
恭子「うま……甘さも絶妙でだしもほんのり香るし、シャリにめっちゃ合う。サラダ巻きにしたけど玉子だけでもイケそうやわ」
京太郎「照り焼きとかいわれとマヨネーズめっちゃ美味しいですよ」
由子「ほんと?一口もらうのよー」アム
京太郎「ちょ」
由子「美味しい。あ、ごめん、私のもあげるのよー」ハイ
京太郎「あ、えっと」
洋榎「ハムッ!!!」
由子「ああー!取ったー!!」
京太郎「ちょ、洋ちゃん行儀悪い!」
洋榎「ふむ、まぁまぁやな。うちのが美味いけどな。一口食ってみろや」
京太郎「全部盛り!?崩壊しかけだし口ん中入んないから!」
洋榎「うるせぇ食え」
京太郎「もがっ」
由子「あはは……」
恭子「ちょ、京太郎君死ぬて!」ミズ!ミズ!
絹恵(嫉妬したお姉ちゃんも可愛いなぁ。そして八つ当たりに近いそれを受け止める京太郎君……完璧)キラーン
─────────
──────
───
恭子「はぁ、さっぱり」
洋榎「おぉ」
由子「ん……あ……そこっ……」
恭子「あれ?なんで京太郎君ここにおるん?」
京太郎「何故か……」グッ
由子「んんっ……」
絹恵「おばさんが間違えて5枚布団引いて、お姉ちゃんが京太郎君もここで寝たらいいやんって連れてきた」
恭子「そうなんや……そろそろ突っ込んでいい?」
洋榎「どうぞ」
恭子「なんでマッサージしてもらってんねん!!」
由子「ふわ……」トローン
洋榎「『弟くん、テクニック凄そう……』『やってやろうか……』『きて……』『布団にいけや……』って感じ」
京太郎「脚色ぅ!!話の流れはあってるけどそのまんま伝えてよ!」グイッ
由子「ひんっ!!」
京太郎「あ、ごめんなさい!」
由子「ううん、それよりもういいかも」
京太郎「あ、オッケーです。じゃあ最後に軽く肩揉むんで座ってください」
由子「うん……」トローン
恭子「……マッサージが上手いってことはわかった」
京太郎「やりましょうか?」
恭子「……遠慮しとく」
恭子「そういえば京太郎君はなんで麻雀の特訓してるんや?ハンドボールやってるんやろ?」
京太郎「ああ、えっと高校になったら本格的に麻雀をやろうと思ってまして」
恭子「今からでも麻雀部に入ったらええやん」
京太郎「それはしたくないです。麻雀がすきだって気づかせてくれたハンドボールを中途半端で終わらせたくないんです」ゴッ
恭子(へぇ、なかなか芯が強いな)
由子「高校はどうするか決めてるの?」
京太郎「姫松に行きます」
由子「ほんと!歓迎なのよー」ニコ
恭子「一般で来るんやろ?成績大丈夫なん?うち一般はそこそこレベル高いで」
絹恵「京太郎君は成績いいですよ」
京太郎「一応今の成績維持出来たら普通にいけるって先生に言われました」
恭子(文武両道、礼儀正しくて明るい、茶目っけもある。なんやこの完璧超人)
恭子「……この子弱点あんの?」
洋榎「わりと甘えた、ちょっとおおざっぱなとこがある、うちの扱いが雑」
京太郎「最後は当然だと思う」
洋榎「なんでや」
絹恵「最初二つは母性本能くすぐるとも思うから弱点かどうかは微妙だと思う」
京太郎「俺これ聞いてていいの?てか母性本能くすぐるとか無い!そこまで子供じゃないし」フン
由子(ちょっとかわいいかも)ナデリナデリ
京太郎「……何してるんですか」
由子「あ、ごめん、ついやってしまったのよー」パッ
洋榎「…………」ハン
―― 朝 ――
洋榎「パンのかほり!!」ガバッ
恭子「んん……なんや朝からおっきい声出して……」
絹恵「ふわ~……ん、でもほんまええ匂いしてんな」
洋榎「これは一からパンを作った匂いや!うちにはわかる!」
恭子「……あかん、涎でてきそう」
洋榎「今行くでー!!」ガチャ ダンダンダン
恭子「まったく……由子、もう朝やで」
由子「ん……もぅぉきる……」
恭子「朝弱いんか……先顔洗いにいっとくわ」
由子「ぁぃ……」
京太郎「んー!!んー……」ネムネム
絹恵「京太郎君も目覚めるんかかりそうやな。先いこ」
京太郎「ふぁ~……」ゴシゴシ
由子「…………弟くん弟くん」
京太郎「ふぁい……なんですか?」
由子「洋榎ちゃん、京太郎君のこと好きみたい」ボソ
京太郎「………え!?」
由子「顔洗いに行ってくるのよー」
バタン
京太郎「……………………目、覚めた」
鳥の照り焼き+かいわれ+マヨはまじで美味い
今日の投下は以上です
原作とか読めないから恭子と由子のキャラがふわふわしてる気がする(笑)
違和感感じたら笑い飛ばしてください
でわでわー
(*・∀・)やぁ
出社前に投下したことあったと思うから初めてじゃない……と思う
そして初めてのその日中に二回目の投下だよ
投下していきます
「まじかー……」
「きついなー」
京太郎「どうしたんですか?」
「おお、須賀。これ見ぃや」
京太郎「ん?今年の県予選……げ、浪商」
「終わったなぁ、夏」
「これで引退かー」
京太郎「早いですって!!まだ勝てるかもしれないですか!!」
「でもお前、レギュラー陣が悉く病気とかで出れんかったのに住吉に接戦やったとこやで」
「辞世の句でも考えとくか」
「夏休み 長いよ長い 暇すぎる」
「引退して暇になってるやん。勉強しろや」ケラケラ
「俺偏差値40ぐらいんとこ行くしへーきへーき」
「俺も」
京太郎「先輩!!」
「パース」
「はいよー」ヒョロ
「お前らもうちょい気合い入れろ!」
『はーい』
(……あかん、一回戦の相手見てやる気無くなっとる。普段通りなんは2年のスタメンほぼ確の3人だけか)
「……先生、先生からもなん」
バァン!!! トントントン
京太郎「…………」
「お、おい京太郎」
京太郎「……一年前、俺は県予選出て、同点ゴール決めた後……動けなくなって決勝点が決められてしまうとこを相手のエリアから見てるしか出来なかった」
京太郎「もうあんな思いしたくないし皆にもさせたくない!だからもし負けるとしても……全力出してすっきり負けよう!」
「……ぷ、あはははは!やっぱ京太郎最高やわ!そこは勝つ気でやろうとかそんなんやろ」ゲラゲラ
「それでこそ京太郎や」ゲラゲラ
京太郎「おまえらなぁ!」
「……おまえら聞いたか!須賀の言葉聞いて思うとこがあるんやったらせめて普段通りやれや!」
『はい!』
(須賀で確定……でええかな?)
「んじゃレギュラーメンバー、ベンチメンバーの順に発表をしていくから呼ばれたやつはゼッケン取りに来いよ。まずは―――」
京太郎(スタメンかなぁ……)
「次左45、須賀」
京太郎「はい!」
「ほい」
京太郎「……あれ?先生番号間違えてません?これキャプテンの番号じゃ」
「間違えてへん。そもそもこいつが須賀に渡せって言ってきたしな」
「そういうことや。大会終わるまでに自覚持って動けよ、次期キャプテン」
京太郎「……はい!!」
ジュー
京太郎「て、感じ」
漫「へぇ、まぁこんだけ慕われてたら時期キャプテンもわかるわ」
ワイワイガヤガヤ
京太郎「いや、ほんとはそこのあほ二人と来るつもりだったけどなんかこんな人数に」
「誰がイケメンやけどあほや!」
「そやそや」
京太郎「誰がイケメンなんて言った」
漫「あはは、相変わらずやな。ほいおまたせ」
「おお!相変わらず漫さんに似てべっぴんさんなお好み焼きやで!」
漫「はいはい。他のももう焼けるから待っててなー」
『はい姐さん!』ビシィ
漫「……体育会系はみんなこんなんなん?」
京太郎「うん、なんかごめん」
漫「じゃあ頑張ってな。うちも姫松行けるぐらいの成績残せるよう頑張るわ」
京太郎「え!?行きたい高校って姫松なの?」
漫「うん。言ってなかったっけ?」
京太郎「うん……実は俺も姫松目指してる」
漫「え、そうなん?ハンドボール部なんかあったっけ?」
京太郎「無いよ。俺、高校行ったら本気で麻雀するつもり」
漫「そうなんや……絶対姫松入ろ」ボソ
京太郎「え?」
漫「……先、姫松行って待ってる」
京太郎「うん、待ってて。それじゃ」
漫「またな」
「先輩せんぱ~い」
京太郎「ん?」
「さっきのお好み焼き屋の子って先輩のこれっすか?」コユビタテ
京太郎「違う違う」アハハ
「そや、それやなくてこれや」ヒトサシユビズポズポ
京太郎「おいまじで止めろ」
─────────
──────
───
キュッキュッ ダンダンダン
京太郎(頑張るって言ったけど、これきっつい!)
京太郎「ボール見ろー!!」
京太郎(個人の技術も連携も段違いに上じゃん!パス回しも早すぎて皆振り回されてる……またスペースが!)
京太郎「くそっ!」ダッ
パシ
京太郎「っ、ぎりっぎりぃ!」
「ナイス京太郎!」
京太郎「いくぞ!」シュ ダッ
「ほいっ、速攻っ!」パシ ダッ
「戻れー!」
ダッダッダッ キュ
京太郎(戻んのもはえーよ!)
京太郎「こっち!」
シュ パシ
京太郎「行く”で”!」シュ
「ほい!」
「スルー!?逆サイっ!」
パシ
「シュー、あぶ」
タン タン タン タン
PI!
「くそ、スルー上手く言ったと思たのに!ディフェンス上手すぎやろ」
京太郎「どんまい!」
京太郎「はぁ……はぁ……っ」グイ
パシ トントン
PI!
「またスローインか」
「大丈夫大丈夫。後半入ってやっと2番ばててきたし、見た感じあいつ落ちたら相手さん大分辛いやろ」
京太郎(皆思うように動けてないし俺がかき乱さなきゃ……)ハァハァ
「須賀ぁー!交代ー!」
京太郎「はい!!」ダッ
「お疲れ、ちょっとだけ休んでろ。すぐ戻されると思うけど」
京太郎「はい。相手センターパスに頼る癖あるんで、早さに慣れたらバックの動きからパスコース読んでカット”は”出来ます」
「わかった」
パシン
「お疲れさん、三分したらまた戻すから相手の動き見ながら息整えろ」
京太郎「わかりました。あっ!サイd「あと声出し禁止な。お前はベンチにいる間は体力を少しも使うな」」
京太郎「ぐぬぬ」
「後よろしく」
京太郎「いってきます!」
パシン
「ち、もう戻ってきよった」
京太郎「悪いな、そっちと相性いいみたいで」
「ぬかせ」ダッ
京太郎「……こっち!」ダッ
パシ
「ナイッカーッ!」
「くそっ」ドン
京太郎「おわ」グラ
ビターン! PI!
「スマンな」ヘヘヘ
京太郎「いてて」
「大丈夫かー」
京太郎「だいじょぶ。それより行くぞ」
「おけー」
京太郎(やっぱ攻めあぐねるな……こういう時こそ)ダッ
「ナイ、スっ!」シュ
パシ
京太郎(入らなくても強引に……っ!)タン タン ダッ
京太郎「うらぁ!」シュ
「ぐっ!」
バシュゥゥ
京太郎「っし!」
「ナイッシュー!」
京太郎「まだまだ、こっから逆転!」
『おー!!!』
「あの2番入るだけでほんま厄介やな」
PIーーー!
京太郎「はぁ……はぁ……負けたー!!」
「お疲れさん」
京太郎「おつかれー」
「どうや?すっきりか?」
京太郎「……来年も全力でやったら完全にすっきり……かな」
「ほな来年も頑張らなな」ハハハ
--------------------------------------------------------
『ありがとうございましたー!』
ガヤガヤ
「おいそこの……須賀、やっけ?」
京太郎「え?あ、お疲れ様です」
「おう、なぁ須賀は行く高校決めてるんか?」
京太郎「え?」
「二年やから気ぃ早いかもしれんけど決めて無いんやったら浪商しろよ。お前やったらいけるで」
「うおぉ!相手キャプテンに認められとる!」
京太郎「お断りします」
「……理由聞いてもええか?」
京太郎「俺姫松に行って麻雀やるつもりなんで」ニコ
「……なるほど……もったいないけど、頑張れよ」
京太郎「はい!」
※このSSはフィクションうんちゃらかんちゃら。後麻雀漫画のSSです
今日の投下は以上です
でわでわー
やぁ
無事退院しました
月曜からはまた社畜になるのでそれまではインクリングか勇者の生まれ変わりになってきます
あとこの土日の間にもう一回は投下します
やぁ
今回は短いよ
まぁ体調は崩さないよう上手いことやります
では投下していきます
京太郎「ねぇ洋ちゃん」
洋榎「なんや?」
京太郎「洋ちゃんさ……守り堅過ぎない?」
洋榎「京太郎が読みやすすぎるだけちゃうんか?」
京太郎「そーなのかなー……絹ちゃんはどう思う?」
絹恵「んー……まぁお姉ちゃんやしなー」
洋榎「どういうことやねん」
絹恵「言動とは裏腹にはずれへんやり方するやん」
洋榎「いやいや、めっちゃ勝負師やで。宝くじで一生生活しようとする人ぐらい勝負師やで」
京太郎「それヤバい人だよ」
洋榎「あ、それロン。平和断幺ドラ1」
京太郎「堅実ぅ!!ていうか俺の混一ドラ2が!」
洋榎「この局のこの巡目では川はこうなってるやろ?うちは―――」
京太郎「なるほど。じゃあさ―――」
絹恵(どうも絹恵です。誰に話してるかって?誰でしょう)
絹恵(私にはマイブームがありまして、それがこれ)
洋榎「だから―――」ズル
京太郎「あぁ、またずり落ちてるよ」グイ
洋榎「おぉ、さんきゅ。この服なんかブカブカなんよな」
京太郎「絹ちゃんのじゃないの?」
洋榎「胸か!?胸のせいなんか!?」
京太郎「誰もそんなこと言ってないから!!絹ちゃんのほうが体おっきいんだからってことかもしれないじゃん!!」
洋榎「まぁな……ずり落ちたら色々見えそうでエロいやろ」ウッフーン
京太郎「アア、ウン、ソウダネ」ジトー
洋榎「可哀想な目で見んのやめろ。突っ込めや」
京太郎「なんでやねんなんでやねん」
洋榎「適当にもほどがあるやろ!」
絹恵(そう、お姉ちゃんと京太郎くんの絡みを眺めることである)
絹恵(普段のお姉ちゃんとは違いハイテンションなボケツッコミをカマしまくるお姉ちゃんが可愛い。最近口調が若干荒く、というか男子学生っぽくなってきた京太郎くんがお姉ちゃんや私の前だと昔の口調の色が濃く出るのが可愛い。可愛い×可愛いの相乗効果でもうなんか暴力の域)
絹恵(ていうかこの二人、死ぬほどイチャイチャしまくっているのに付き合ってないのがすごい。少しその一端を紹介したいと思う)
─────────
──────
───
絹恵「ただいまー」
洋榎「あ゛ー!あかんあかんあかん!」カチカチカチ
京太郎「おかえり」カチカチカチ
洋榎「アーマーはよ!あーっ!」
京太郎「あー、後10秒でやられちゃったかー。もう間に合わないね」カチカチカチ
洋榎「なんであんな端っこチャージャー見とんねん!中央いっとけや!」
京太郎「逆転出来ないかも……んー……うわ、負けた」
洋榎「止めや止め!こんなんやってられっか!」グデー
京太郎「ちょ、暑いって!」
洋榎「ええやんけ」グダー
京太郎「もう……」
絹恵「今日晩御飯アクアパッツァでええ?」
洋榎「ようわからんけどそれでええでー。てかおかんは?」
絹恵「今日遅い言うてたやん」
洋榎「ほやったっけ?まぁええわ」
京太郎「ていうか洋ちゃんも手伝わないと」
絹恵「ええでええで。適当に煮込むだけやから。」
京太郎「ならいんだけど……」
絹恵(こっちにあの二人が来てもうたら私とお姉ちゃん、私と京太郎くんみたいな感じになってイチャイチャ少ななるしな!)
絹恵「京太郎くんも食べてく?」
京太郎「どうしよ?」
洋榎「食ってきゃええやん!」
京太郎「じゃあそうしよっかな」
絹恵「わかった」
洋榎「じゃあ電話後でするとして……この動画見てぇや。こないだ見つけたんやけどめっちゃおもろいねん」スチャ
京太郎「携帯!それ貸してよ!」
洋榎「動画見たらな!」
京太郎「……わかったわかった。見ればいいんでしょ見れば。まったく……」
洋榎「へへへ、んじゃ再生すんで?いくで?」
絹恵(はぁ~今日はなかなかのイチャイチャ度やな。料理捗るわ~)
─────────
──────
───
絹恵(とまぁこんな感じのことを毎日やってるわけで、もはや私のモチベーションの一部であるといっても過言では無いわけで)
洋榎「お、そっちの味も美味そうやんけ」
京太郎「食べる?」アーン
洋榎「あむ……んー!最高やな!」ウマー
京太郎「ナッツがいい感じなんだよね」
洋榎「ほれ、お返し」
京太郎「あむ……うん、やっぱベリー憩は外れないよね。ていうか酸味結構効いてるけどそれがまたいいね!」
洋榎「せやろせやろ。美味いわー」
絹恵(アイス食べきってないけど……ほんとご馳走様です)ホクホク
京太郎「ん?絹ちゃんも食べる?」アーン
絹恵「……あむ……あ、美味しい」
京太郎「でしょ?」ニカ
絹恵(可愛い。早くお姉ちゃんと結婚して家族にならないかなこの子)
洋榎「絹のも頂戴や」
絹恵「ええで」
ワイワイ
絹恵(……二人の絡みを眺めてるだけでもいいけど、時々その中に私が入るのもいいかな)
今日の投下は以上です
つぎはいつになるやら……頑張ります
まぁこの二週間でもう一つのスレ完結できたしこっちもいっぱい更新できたから満足です
皆さんも体には気を付けてください
でわでわー
('o')/やぁ
投下していきます
憩「だーれだ!」
京太郎「憩ちゃんでしょ?」
憩「ばれたかーぁ」
京太郎「そりゃわかるでしょ」
憩「一度やってみたかったんよ」エヘヘ
京太郎「まったく……」(カワイイ)
憩「今手のかかるお姉ちゃんやて思たやろ?」
京太郎「いや……なんでお姉ちゃん?」
憩「ウチが京太郎君のこと弟みたいに思ってるから?」
京太郎「はいはいほら行くよ憩お姉ちゃん」
憩「あ、今のドキっとしたわー」
京太郎「なんで!?」
憩「もっかい呼んで?」
京太郎「やだよ!」ベー
憩「そういや幼馴染ちゃんはどうしたん?」
京太郎「部活だって」
憩「あー、だからウチ誘ったんかーぁ」ザンネン
京太郎「い、いやっ、ちがっ」ワタワタ
憩「……ウソウソ。そんなんで落ち込まへんよーぅ」
京太郎「……ほんと?」
憩「ほんまやって。ほらいこ?」ギュ
京太郎「うん」
憩「それにしてもおっきなったなー。目隠しする時背伸びしてもうたわ」アハハ
京太郎「今年めちゃくちゃ伸びたんだよ」
憩「今何センチ?」
京太郎「確か……175?」
憩「ええなー。ウチまだ150ぐらいやわー」
京太郎「もっとおっきくなりたいの?」
憩「んー……京太郎君はウチの身長もっとあったほうがええと思う?」
京太郎「それぐらいでいいと思うけど」
憩「じゃあこのままでええや。胸はもうちょい……なんて恥ずかしいこと言ってしまったわ」
京太郎「憩ちゃん可愛いからそのままでも……っ!」ハッ
憩「あはは、ありがとうなー」
京太郎「うん……」テレテレ
憩「紅葉めっちゃ綺麗やなーぁ」
京太郎「すげぇ。うちの近くもちょっとした紅葉スポットあるけど、やっぱ名所って違うなー」
憩「そら負けてたらそっちのほうが有名になってるわ」
京太郎「確かに」
憩「あ、こっからやと天守閣も綺麗に見えんでー」
京太郎「おぉ!絶景!」
「っべーわ。写真とりてーけど上手く写んねぇって。自撮りマジむじーわ」
憩「あ、とりましょかーぁ?」
「マジ?ヤバイこの子ちょーやさしんだけどー」
憩「いきますよーぅ」
京太郎(憩ちゃん優しいなー。俺だったらあのDQNカップルに声かけられねぇよ)
「マジさんきゅ」
憩「いえいえー」
「てか俺らも撮ってやるわ」
憩「ほんまですか?お願いしますーぅ」
「それしかないねー。ほらかれぴも携帯貸してー」
京太郎「は、はい」(かれぴ?)
憩「ほら、京太郎君ピースピース」ギュ
京太郎(うおぉ!腕組み!ヤバい!マジヤバい!なんか良い匂いする!)ピース
「じょかののほう、めっちゃ盛れてるけどかれぴと比べてちっさかったねー」
「いや、あれぐらいの差あったほうがヤりやすいって。マジで」
「ちょ、ヤバーい」
憩「写真撮ってもらえてよかったなーぁ」
京太郎「うん……見た目と違って優しかったな」
憩「あはは、正直やなー。まぁ見た目じゃわからんからなーぁ」
京太郎「確かに」
憩「そういやさっきの彼女さんに教えてもらったんやけど、近くで屋台のフェスっていうのやってるらしいでー」
京太郎「知ってる。てか俺的に目的の一つだったり」
憩「そうなんや?知ってたんやったら教えてくれたらよかったのに」ムッ
京太郎「……あれ?なんか怒ってる?」
憩「……そんなことあらへんよ」
京太郎(むむむ、どう言えばいいんだ~!)
憩(あはは、困った顔も可愛いいなーぁ。もうちょっとだけ不機嫌なフリしとこー)
憩「あ、ここやな」
京太郎「おぉ!普段見ないようなやつがいっぱいあるなー!」
憩「ほんまやなー。どれも美味しそうや」
京太郎(機嫌治ったのかな?よかった)ホッ
京太郎「もうめっちゃ腹ペコ。早く行こう!」
憩「うん!」
京太郎「どれにしようかな~……お」
「いらっしゃい!どや兄ちゃん、ホルモン焼き食ってかんか?うちのホルモン食ったら男性ホルモン倍増ドン!でモテモテ間違いなしや!」
京太郎「まじで!」
「嘘や」
憩「あはは……」
「なんや可愛い彼女さんおるやん。それならなおさら、うちのんにんにく入ってるから精力倍増ドン!で彼女さんメロメロ間違いなしや!」
京太郎「彼女じゃないから!てか倍は嘘でしょ」
「うん、嘘や。でも今から言うことはホンマやで」
京太郎「それは?」
「美味い」
京太郎「ホルモン丼買います」
「まいどあり!」
京太郎「うめ~。にんにくの入ったたれもそうだしピリッとした辛さがめちゃくちゃごはん進む!美味い!」
憩「ほんま美味しそうに食べるなーぁ」ニコ
京太郎「ほんとに美味しいから。憩ちゃんも食べる?」
憩「ホルモンも悪くないけどなー……あ、ウチあれにしよ」
京太郎「チキンオーバーライス?なんかオシャレ感ある」
憩「他のんより食べやすそうやしなー。あ、ありがとうございます」
憩「あむ……うん、思てた通りええ感じや。下がハーブライスなんもええわ」
京太郎「チキンもいいな……」
憩「食べる?ほらあーんして?」
京太郎「あむ」
憩(あ、こういうんは恥ずかしがらへんねや)
京太郎「あー、これは食べやすい。二つぐらいならペロッといけそう」
憩「そういう食べもんちゃうと思うんやけどなーウチは」
憩「にしてもよー食べるなー」
京太郎「そう?」
憩「だってホルモン丼、牛タン串、スプリングポテト、ケバブ、カラアゲやで?」
京太郎「……おかしいかな?今日動いてないから控えめにしたんだけどな」
憩「これが運動部なんかー……」
京太郎「憩ちゃんはもう食べないの?唯一食べたチキンのやつも俺が1/3くらい食べちゃったけど」
憩「うちは後デザート何しよっかなって感じやで?」
京太郎「そうなんだ……洋ちゃんとは大違いだな……」
憩「ん?」
京太郎「なんでもない。あれとかどう?」
憩「ジェラートか。ええなー」
京太郎「でしょ。結構持ってる人見かけたし絶対美味しい」
憩「じゃああそこに決定やな」
憩「えっと……プレミアムミルクで」
京太郎「んじゃマスカルポーネで」
憩「あ、そっちにしたんや」
京太郎「ピスタチオも捨てがたかったけどなー」
憩「どれも美味しそうやしなーぁ」
京太郎「これが美味かったら二個目買いに走っちゃうかも」
憩「虫歯になるから止めときやー」
京太郎「子供かっ」
憩「あ、きたで。はい」
京太郎「ありがと」
憩「いえいえー。じゃあさっそく……あむ、んー!このミルクって感じがええなー」
京太郎「あむ……あ、優勝だ。これは優勝まちがいなしだ。ベースの部分はふんわりとオレンジとバニラの香りがふんわりとマスカルポーネの味を高めてる。そしてベリーのアクセントがはいることによって飽きさせないしきゅっと味を引き締める……最高や~……」フニャン
憩(なんかいつもの京太郎君と違う……まぁ楽しそうやしええかー)
京太郎「おっと……意識が飛びかけた」
憩「そんなに美味しかったん?」
京太郎「うん。10点満点中100点くらいかな」
憩「ちょっとだけ食べさせて?」アーン
京太郎(可愛い……なんかイタズラしたくなってきた……指入れてみよ)ズポ
憩「んー?ふぉれ、れらーとふぁうなー」レロレロ
京太郎(あ……)ムクムク
憩「もう……次やったら京太郎君の指でも美味しく食べちゃうでー」
京太郎「……ちょっとトイレ行ってくる」
憩「うん?ジェラートもっといてあげるからほよ行ってきー」
京太郎「タダイマ」フゥ…
憩「おかえりー。京太郎君が行ってる間に一口もらったけどほんま美味しいなー」
京太郎「ウン、ヨカッタネ」
憩「なんかあった?」
京太郎「……大丈夫、なんにも無いよ」
憩「ほんまに?あ、ジェラート食べてお腹痛くなった?」
京太郎「ほんとに大丈夫だから」
憩「ちょっと休もか。そこにベンチあるし」
京太郎「あ、ちょ」
憩「はいはーい。座って座ってー」
京太郎「はい……」ストン
憩「はいジェラート」
京太郎「ありがと」
憩「いえいえー」ストン
京太郎「あー美味かったー」
憩「せやなー……ん」ブル
京太郎「寒い?」
憩「そうかも?寒なってきたのにジェラートなんて食べたしなー。でも……」
ギュ
憩「ほら、こうやってくっつけばあったかいで」
京太郎「そうだな」
憩「……京太郎君、あんな」
京太郎「うん?」
憩「ウチな……えい!強制膝枕!」グイ
京太郎「ちょ!無理やり!?」
憩「あはは!足冷たなってきたから頭であっためて?」
京太郎「わけわかんねー」ニカッ
憩(これで、ええやん。こうやって出来る間柄やったらポカポカやで)
憩(言いたいこと言ったら絶対寒いしなー。これから寒なんのにさらに寒なったら耐えられへんわ)
憩(だから帰る時間ちょっとくらい伸びたって許してやー……)
屋台フェスちょっとだけ組み込んでみた。SS内の時期とちょい違うけど
マルガージェラートはまじで美味い。ヨモギとかもオススメ
今日の投下は以上です
憩ちゃんルートがあるならここで分岐だろうなーとおもいつつ、きっと書かない
でわでわー
箱|Ф∀Ф)ノ やぁ
興が乗っちゃったからifだよ
投下していきます
《IF~憩~》
憩「ウチな……」
憩(京太郎君のことが好き……でも京太郎君は幼馴染ちゃんのことが好きやんな……)
京太郎「憩ちゃん?」
憩(それでも……それでもっ!!)
京太郎「どうしたn」
チュ
憩「……ごめん、今日は帰るな」
京太郎「……え?」
タッタッタッ クルッ
憩「次会う時は今まで通りのウチに戻ってるからっ!!」
タッタッタッ――
京太郎「…………」
憩「はぁ……はぁ……終わった……かな?」
憩「大丈夫、次会う時は笑顔。京太郎君は弟分、京太郎君は弟分、京太郎君は弟分!」
PI!
憩「……あ、もしもしお母さん?……うん、晩御飯いらんわ。あと言ってたより遅くなりそう。……うん、そんじゃ」
憩「……カラオケでもいこっかな…………」
憩「お母さんのCDに入ってた曲でも歌おう。えっとなんやったかな」
憩「あ、そうそう。もー恋なんてしないなんてー♪……」ポロ
憩(ほんまに……京太郎君のことが大好きやから……)ポロポロ
――もう恋なんてしないなんて、言わないよ絶対
─────────
──────
───
京太郎(……あれって、そういうことだよな―――)
京太郎(……俺は洋ちゃんが好き……憩ちゃんのことも……も?)
京太郎(あーもうっ!わっかんねーよ!)ガシガシ
洋榎「おろ?今帰ってきたとこか?ぐーぜんやなー」
京太郎「……洋ちゃん……」
洋榎「えー、なんやその顔。ボウフラの群生地みたいな顔やん」
京太郎「どんな顔だよっ!」
洋榎「めっちゃきもい顔なってんで。今日遊びに行ってうっきうきやったんちゃうんか?」
京太郎「…………」
洋榎「ほらあの、胸ないやつや。あれから会ってへんけどあの年の頃に絹は胸あったけどあいつは無かったし今でもウチと同じでスットン……誰がまな板じゃい!」
京太郎「……」
洋榎「……あー、あれやなマックシェイクでも奢ったるからちょい行こか。ってシェイクは寒いか、じゃあいつものたこ焼きや行くか?」
京太郎「今はいらない」
洋榎「じゃあマックやな。ほら行くで」ズルズル
……仕事呼び出されたので行ってきます(●´・△・`)
俺、帰ってきたらSS投下するんだ……
(=`・ω・´)∩やぁ
解決したので投下していきます
>>686の続きです
洋榎「ほれポテトと飲み物。食え」
京太郎「……まず」
洋榎「おい店内でそんなこと言うなや。店外で言え」
京太郎「……」
洋榎「そんで、何があったんや?お姉さんに話してみ?」
京太郎「……別n」
ズポ
洋榎「ええから話せや。そんな辛気臭い顔しとったらおばさんめっさ心配するやんけ」
京太郎「とりあえず鼻にポテトは止めて。うわ、ベトベト……」
洋榎「とりあえず話してみーや」クルクル
京太郎(あ、綺麗にくるんで捨てるんだ……ってそりゃそうか)
京太郎「帰りにベンチに座りながらデザート食べてたんだけど」
洋榎「あー、青春やなー」
京太郎「最後にキスされた」
洋榎「……わぁお」
京太郎「それで何か言う前に走って逃げられて次会う時には元に戻ってるって言われた」
洋榎「……最近の若いもんの恋愛は進んでんなぁ、おばさんびっくり」
京太郎「……」ガタッ
洋榎「すまんすまん、ふざけすぎた」
洋榎「……それで……付き合うんか?」
京太郎「……え」
洋榎「え?やなくて、そりゃそんなことなったんやから考えなあかんやろ?」
京太郎「…………」
洋榎「まぁ顔は可愛い感じやったしな、性格も京太郎から聞く感じ悪くないんやろ?相手としたら悪くないかぁ~」
京太郎「…………」
洋榎「むしろ京太郎の彼女としてはもったいないか?って俺の彼女やったらエマ・ストーンぐらい連れてこんかい、ぐらい突っ込めや」
京太郎「……なんで」
洋榎「え?なんて?」
京太郎「……っ」ガタ
洋榎「ちょっ」
タッタッタッ ウィーン
洋榎「……まったく、このポテト一人で食えってか」モグモグ
洋榎「……まずっ。あー……やっぱうちのガラやないんやろなぁ……」
タッタッタッ
京太郎「はぁ……はぁ……」
京太郎(なんで……っ)
タッタッ……タッ……
京太郎(なんであんなこと言うんだよ……っ)
トボ……トボ…
京太郎(……俺のこと、なんとも思ってないからあんな感じで言うんだろうなぁ……)
京太郎「……わかんねぇよ」
~♪
京太郎「もしもし」
泉『あ、もしもし?今暇?』
京太郎「まぁ……」
泉『そんじゃあれ買った!?昨日出たFPS!』
京太郎「あー、うん。まだ触った程度だけど」
泉『ほんま?私も今ちょっと触ってん。そんでそろそろオンラインやってこ思てな』
京太郎「つまり一緒にやろってことか」
泉『そゆこと♪』
京太郎「……うん、いいよ」
泉『あれ?今外?』
京太郎「うん。でももうすぐ家に着く」
泉『そんじゃ私もお風呂入らなあかんし一時間後で』
京太郎「わかった」
PI!
京太郎「……帰ろ」
カチカチカチカチッ
泉『なんかあった?』
京太郎「……まぁ」
泉『やっぱな』
京太郎「そんなわかる?」
泉『うん。声に覇気ないし、AIMブレブレやし、私のデス数多いし』
京太郎「最後関係無い気が」
泉『いやいや、いつもは京太郎がカバーしてくれるからもっとデス数少ないわ』
京太郎「えぇ……」
泉『そんで、何があったんや?』
京太郎(……泉ちゃんならいいか)
京太郎「えっと――」
京太郎「――って感じ」
泉『あー……』
泉(これめんどくさいやつやん)
泉『んー……つまり二人とも好きやけど恋愛的なアレはわからんって感じか』
京太郎「……そうかも」
泉『でも結局相手の気持ちも大切やしなー……』
京太郎「うん?」
泉『こっちが一方的に好きでも付き合えるわけちゃうしな』ウンウン
京太郎「付き合う前提?」
泉『え?ちゃうん?』
京太郎「そこまで考えられてないっていうか」
泉『なるほど…………当たって砕けろ!』
京太郎「めんどくさくなっただろ」
泉『まぁ本気で考えるなら日を改めたほうがええやろな。今日はそんなん考えれんやろ』
京太郎「ぐっ……」
泉『まぁ改めて考えてみてそれでも悩むんやったら電話掛けてきいや。普段世話になってる分くらい返すわ』
京太郎「……ありがと」
泉『やめてや、お礼とかなんかハズいわ』
京太郎「今度ゲーセンのやつ奢るから」
泉『やっりぃ!いつでも掛けてきてええで!』
京太郎「現金だなぁ」
泉『なんなら私と付きおうて一挙解決!なんちゃって』ハハハ
京太郎「あはは!……うん、ありがと。それじゃ」
泉『またな』
PI!
京太郎「……寝よう!すっきりしてから考える!」
― 次の日 ―
京太郎「おはよう」
京太郎母「おはよう。もう冷めちゃってるわよ」
京太郎「うん。適当に温めなおす」
……チン!
パク モグモグ
京太郎(……今日が日曜で良かった。全然寝れなかった)
京太郎(とりあえず洋ちゃん家行くか、昨日のこと謝らなきゃいけないし)
ゴクゴク トン
京太郎「ご馳走様!いってきます!」
ガチャ
京太郎(流石にこの時間だったら洋ちゃんでも起きてる……と思うんだけどなぁ)
京太郎(……洋ちゃんが様子変わらないようだったら適当に遊んで帰ろ)
ピンポーン
雅枝『はいはーい』
京太郎「あ、おはよう」
雅枝『あれ?京太郎君?』
京太郎「あがりまーす」
雅枝『ええけど……洋榎も絹もおらんで』
京太郎「え?」
雅枝『絹はサッカー行ったし、洋榎はわからん。なんか朝早う出かけたわ。てっきり京太郎君と出かけたもんやと思ってたんやけど』
京太郎「俺は知らないよ?」
雅枝『そうなんや……まぁ腹減ったら帰って来るやろ。そんで上がってく?』
京太郎「……今日は帰ろうかな」
雅枝『わかった。あ、洋榎に会うたらどこ行くか言うてから行けって京太郎君からも言いつけといて』
京太郎「あはは……それじゃ」
京太郎「……どこ行ったんだろ?」
─────────
──────
───
洋榎「あ、ほんまに会える思てへんかったわ。あんま変わってへんな」
憩「?……えっと……」
洋榎「京太郎って言えばわかるか?」
憩「っ!」ビクン!
洋榎「誰かわかってもうたみたいやな。そう、うちこそが高校麻雀界の大阪の星、愛宕洋榎や」ドーン!
憩「あ、あはは、聞いてた通りの性格やなーぁ。名前は聞いてもわからへんねんけど」
洋榎「……さよか」
憩「それで京太郎君の幼馴染ちゃんがなんの用なん?」
洋榎「顔も覚束んやつに会いに来るんやで?だいたいわかるやろ?」
憩「……うん。きのうn「麻雀しに来たんや」……」
洋榎「家すぐそこなんやろ?麻雀出来る環境くらいあるやろ?」
憩「一応全自動卓あるけど……」
洋榎「ええやん。ほないこか」
憩(この子……思ってる以上にヤバい子かもしれん!?)
憩「どうぞーぉ。まぁ親は仕事に出てるからおらんけど」
洋榎「おおきに。むしろやりやすいわ」
エットスイッチハイッテンナ……
憩(京太郎君の好きな子ってこの子やんな?……なんか色々とスゴイ……)
洋榎「よし、やろか。色々聞きたいこともあるやろうけどやりながらでええやろ」
憩「……うん、それでええよーぅ。」
カチャカチャ
洋榎「お、ええ感じやん」
憩「…………」チラ
洋榎「そんじゃうちから行くでー」トン
憩「はい」
洋榎「……昨日あいつが帰ってきたとこに遭遇したんやけど、すんっっっごい悩んだ顔しとってん」
憩「…………」
洋榎「そんで無理やり聞き出したんやけど、うちにはさっぱりやった」
洋榎「なんでキスまでしといて忘れろやねん。フザケんなや。あんたが何思ってたか知らんけどな、無茶言うなや。言ってる事とやってることめちゃくちゃやんけ!」バシン!
洋榎「ロンや。棒寄越せ」ハン
憩「……はい」
洋榎「"やる気"無いんやったらドンドン奪ってくからな。かかってこいや」
憩(……京太郎君はこんなに思われてるんやな)
憩(もしかしたらこの子が一番京太郎君のこと考えてるんかもしれん)
憩(でも……っ!)
憩「リーチ!」
洋榎「お?」
憩「……ウチの気持ちなんて多分一方通行やと思う。そんなんわかってる。諦めんのが一番楽やってわかってる」
憩「それでもな、ちょっとでも引っかかりをのこしたら芽があるかもしれんって、そう思ってしまったんよ」パシ
憩「……ツモ」
洋榎「……ほれ」
憩「……思うことはまだまだあるで」
洋榎「そんじゃこいや。まだ始まったばっかやで」
憩「……ツモ」
洋榎「……くぁ……つよっ……負けたー!!」
憩「病院に来るおじいさんおばあさんをよう相手にしてるからかなーぁ」
洋榎「うちだってちっちゃい頃からずっと麻雀やってるんやけどな……」
洋榎「まぁ結局うちが言いたかったんは一つや」
憩「……わかってる」
グ~
洋榎「……なんか美味いもん食いにいこか」
憩「え~……」
洋榎「言いたいことは言えってことや。例えお腹の音が聞こえたからって家に帰るんか一緒に飯食いに行くんかわからんからな」
憩「説得力あるなーぁ」
洋榎「てことでこの辺安くて美味いとこ無い?」
憩「ウチらでも行けそうなとこやんな……近くのイタリアンかなーぁ」
洋榎「あー、ドリアのな」
憩「それなんか……あ、そっち行く?」
洋榎「……なんか格差社会を感じた気がしたんやけど、まぁええわ。イタリアン行こか」
--------------------------------------------------------
洋榎「美味かったー!」
憩「それは良かったですーぅ」
洋榎「ほんじゃ次行こか」
憩「え?」
洋榎「京太郎んとこに決まってるやん」
憩「……」
洋榎「逆にこんなとこで終わりや思たんか?自分で言うのもなんやけど、死ぬほどお節介やからな」
洋榎「ほんまは文句だけ言うて帰ったろって思ってたんやけど、顔見たら二人をどうにかせんとって思ってしまってん」
洋榎「まぁ言いたいこと言わせてもうたしな」
憩「まぁ散々いわれたしなーぁ」アハハ
洋榎「麻雀負けたんは納得いかんけどな」フン
憩「たまたまや、たまたま」
洋榎「ほーか。まぁそれはええけどな」
洋榎「……結局、今のままやったら京太郎とまともに会えんで」
憩「…………」
洋榎「別にうちはそれでもええけどな、もやもやするんはあんたらやで」
洋榎「ほんであんたが蒔いた種なんやから自分でどうにかしいや」
憩「……うん」
洋榎「わかってるならええねん」
憩「……ありがとうなーぁ」
洋榎「……ええ子なんがムカツくわ」ボソ
憩「?」
洋榎「なんでもない」フイ
─────────
──────
───
ピンポーン
カチカチカチカチッ
京太郎(うーん、そろそろ止めよっかな。後1回……)
ガチャ
洋榎「邪魔すんでー」
京太郎「あれ?どっか行ってたんじゃないの?」
洋榎「帰ってきたとこや。あとお客さんや」
京太郎「お客さん?」
ヒョコ
憩「どうもーぉ……」アハハ
京太郎「っ!」ビクッ
洋榎「うちは帰るわ。後は若いもんどうし仲良くやってー」
憩「え、帰るん?」
洋榎「うまいことやれよー」ヒラヒラ
バタン
京太郎「……とりあえず座って」
憩「……うん」
京太郎「……えっと、とりあえずお茶でも」スッ
憩「待って」パシ
憩「……お願いやから行かんといて」ギュウ
京太郎「……うん」
憩「……ごめんな、あんな変なこと言うて」
京太郎「……それは」
憩「ええねん。幼馴染ちゃんにも散々言われたし、自分でも後から反省はしてん」
憩「それで、さらに自分勝手なことやけど聞いて欲しいんやけど……」
京太郎「……」
憩「えっとな、ウチは京太郎君のことが好きや。ほんまはキスしたことも忘れて欲しくない」
憩「幼馴染ちゃんがおるから諦めようかて思たけど全然諦めきれへん。自分も後悔したわ。あんなことして気持ちが止められへんどころか、どんどん溢れてくるんよー」
京太郎「……俺は正直まだわかってない。憩ちゃんのことは、その……結構、す、好きだけど、それが恋愛かどうかわかんないけど」
京太郎「そんなあやふやな感じでも良かったらこれからもよろしくお願いします」ペコリ
憩「……うん!」パァァ
憩「そんじゃあねーぇ」
京太郎「うん、また」
バタン
京太郎「……よかったぁ」ホッ
--------------------------------------------------------
バタン
洋榎「邪魔すんでー」
京太郎「どうしたの?」
洋榎「上手いことやったみたいやな」
京太郎「うん、仲直り出来た」
洋榎「うん?仲直り?」
京太郎「そうだけど?」
洋榎「……」
チラ
洋榎「……やっぱ付き合い始めたって書いてるよな……」ボソ
京太郎「?」
洋榎「……よし、絹も帰って来てるし呼んで麻雀やるか」
京太郎「わかった!」
洋榎(なんかおもろそうやしほっとくか!)
―― カン!
今日の投下は以上です
まだまだ書けそうな感じもありますがIFなんでこんな感じで
次の投下は本編に戻ります
多分早く投下出来そう……多分
でわでわー
《エイプリルフール》
洋榎「なんで一日のこと”ついたち”っていうか知ってるか?」
京太郎「え?知らないけど」
洋榎「衝立ってあるやろ?しきりやしきり。あれが月の終わりと始めの間にあると見立てたから”ついたて”から変化して”ついたち”なったんやって」
京太郎「へぇ……!洋ちゃん物知りだなーすごいなー!」
洋榎「せ、せやろせやろ」
京太郎「いやー賢くなっちゃったなぁ、”こんな日”に本当のこと教えてくれるなんて、みんな嘘ばっかだからなー、ねぇ洋ちゃん!」ニッコリ
洋榎「おま、わかってて言うてるやろ!」
京太郎「じゃあ俺もなんか教えてあげようかなー」
洋榎「お?こいや……」
京太郎「実はええ肉やって言っておばちゃんが買ってきてた肉、実はそんなにいい肉じゃない」
洋榎「……嘘やろ?嘘やって言ってくれや!」
京太郎「…………」
絹恵「ほんまやで」
洋榎「絹……おまえまで」
絹恵「お姉ちゃん……それだけはほんまや……」
洋榎「そんな……」
雅枝「ただいまー。今日ええ肉もらってきたでー」
洋榎「うわあああああああ!!!信じひん!信じひんでー!!」ガタッ
雅枝「……どうしたんあの子?」
京太郎「あー……おばさん、ナイスタイミング」
雅枝「?」
カン!
やぁ
仕事今週で落ち着かないから来週からも投稿出来ないので
待ってても嬉しくないですよ
ホントですよ
でわでわー
やぁ|゚△゚)ノ
ほんとにちゃんとした休みが出来て嬉しみの極み
それじゃ投下していきます
京太郎「とうとう三年かぁ……」
洋榎「なんやしんみりして」
京太郎「……受験だなぁって」
洋榎「おぉ、そんなんあったな」ポン
京太郎「洋ちゃんは推薦だったもんね」
洋榎「一芸あると得やわぁ」
京太郎「確かに……」
絹恵「大丈夫やと思うけど?私でも受かったし」
京太郎「そうかな?」
絹恵「まぁ不安になる気持ちもわかるけどな、お姉ちゃんと違って」
洋榎「なんやと、うちにもわかるわ」
京太郎「え?」
洋榎「何意外そうな顔してんねん。つまりアレやろ。ちょっと悪い待ちで立直した時の気持ちやろ」
京太郎「……絹ちゃん、俺の姫松受験悪待ちだって」
絹恵「私は良形やと思うんやけど」
洋榎「あーっ!!ちゃうちゃう!ハートだけや!!誰もそんなこと言うてへんやんけ!」
京太郎「あ!部活行かなきゃ!」
洋榎「あ?今日なんもないからうち来たんちゃうん?」
京太郎「今日他んとこが練習試合やってて昼からなんだよ」
洋榎「ほーか。いってらっしゃい」
京太郎「いってきまー」
バタン
洋榎「……用事あるんやったら来んなや……恭子に今からいけるって言お。あ、あいつ携帯忘れていっとるわ。あほやなー」
絹恵「……なぁお姉ちゃんはさ……」
洋榎「なんや?」
絹恵「……ごめん、なんでもない」
絹恵(寂しいん?なんて聞けへん)
洋榎「……あー、なんとなく言いたいことわかる」
絹恵「っ!!」
洋榎「つまり……」
絹恵「…………」ゴクリ
洋榎「ほんまは京太郎がアホやないって知ってるから良形やってわかってる、ってことやろ」ドヤ
絹恵「そっちじゃなーーい!!!」
洋榎「え、嘘やん。今の絹の顔、いくらうちがアホやからってそんぐらいわかるやろ。わかってる……よな?みたいな顔してたで」
絹恵「めっちゃ具体的やし。いやいやそんなんちゃうからほんま」
洋榎「わかってる、京太郎やったらよっちゃんいかやってこと」
絹恵「だから違うって」
洋榎「まぁでも京太郎のことやろ?」
絹恵「……」
洋榎「図星やな」
絹恵「まぁ……」
絹恵(時々妙に察しええよな)
洋榎「うちは京太郎のこと好きやで」
絹恵「私も好き」
洋榎「おま、うちはライクちゃうねんラブやねん」
絹恵(あ、そんなストレートに言っちゃうんだ)
洋榎「でもなうちらの距離は近すぎるんや、それはわかるな」
絹恵「まぁ……でもそれなら適当に、それこそ駄菓子屋誘う感覚で告白しても付き合えるんちゃう?」
洋榎「絹が姉に対してどんな認識もってるかようわかったわ」
絹恵「え?違うん?」
洋榎「へその茶も蒸発するわ」
絹恵「どういうこと」
洋榎「ええか、うちには完璧なプランがあんねん」
絹恵(なんか不安だなぁ……)
洋榎「まずインハイで優勝するやろ?」
絹恵「ハードル高いなぁ」
洋榎「もちろん団体・個人の二冠や」
絹恵「ハードルの高さ確認してから言って」
洋榎「そんで帰ってきたら寝る」
絹恵「完璧なプランどこいったん?」
洋榎「次の日に何事もなかったかのように駄菓子屋に誘うやろ?」
絹恵「あれ?私の認識間違ってない……」
洋榎「お菓子買った後にお待ちかねタイムや」
絹恵「やっと出てきた」
洋榎「『京太郎と毎日ここに来たいんや』」
絹恵「それただの友達ちゃう?」
洋榎「『もちろん……死ぬまでなぁっ!!!』」
絹恵「最後のオチがホラー!!」
洋榎「完璧やろ」
絹恵「完璧アウト」
洋榎「みそ汁的な感じでええ思てんけどなぁ……」
絹恵「絶対何も伝わらないと思うわ」
洋榎「じゃぁ絹なんか思いつくんか?」
絹恵「そりゃ常識はあるから」
洋榎「うちが常識無いみたいなんやめて」
絹恵「……えっと私が思うに」
洋榎「無視すんなや」
絹恵「まずは夜景の見えるレストランに誘うやろ?」
洋榎「それ社会人の告白やんけ」
絹恵「……じゃぁジョナサンで」
洋榎「グレード下がり過ぎわろぴーまんまん」
絹恵「じゃぁサイゼリヤ?」
洋榎「そこ問題なんか?」
絹恵「……シチュエーション変えてみよっか」
洋榎「せやな」
絹恵「まず夕焼けが沈む海に」
洋榎「めんどいやろ」
絹恵「インハイの帰り道」
洋榎「人ごったがえしてるやんけ」
絹恵「放課後」
洋榎「学校ちゃうやんけ」
絹恵「京太郎君が進学したら一緒になるから!」
洋榎「……確かに。絹、頭良かったんやな」
絹恵「そうかなぁ」テレ
洋榎「そん時人来たらどうするん?」
絹恵「……気合いでなんとかする」
洋榎「あんたたまに体育会系なとこ出るよな」
洋榎「よし練習するか、絹、京太郎になって」
絹恵「え、無理」
洋榎「役や役」
絹恵「冗談やん」
洋榎「そんじゃ行くで……『おまたせ、帰ろかー』」
絹恵「『うん』って終わってもたやん」
洋榎「帰りながらな」
絹恵「あ、そっちかぁ。てっきり告白かと思った」
洋榎「じっくりなじっくり……『……ねぇ……手、繋いでもいい?』」
絹恵「誰!?明らかにお姉ちゃんちゃうやん!」
洋榎「なんか漫画でありそうやん」
絹恵「京太郎君はお姉ちゃんにそんなこと求めてないやろ。てかもう早く告白して」
洋榎「それもそうか……『なぁ、京太郎と毎日ここに来たいねん』」
絹恵「それさっきの駄菓子屋!別パターンで」
洋榎「しゃあないなぁ『それでは一曲お聞きください、愛宕洋榎で【やっぱ好きやねん】』」
絹恵「なんか始まった!?」
洋榎「あかんかー」
絹恵「あかんな」
洋榎「それやったらあんま気進まんやついこか」
絹恵「どんなん?」
洋榎「……『京太郎……本気で好きやねん。付き合ってくれへん?』」
絹恵「それーーー!!もうそれしかないって」
洋榎「えぇ、おもんないわ」
絹恵「告白に面白さなんかいらんから」
洋榎「そおか……もっかいいっとくか」
絹恵「どうぞ」
洋榎「……『京太郎……
ガチャ
洋榎「『本気で好きやねん』」
京太郎「…………」
絹恵「……あ」
京太郎「……あぁ、うん……姉妹どうしでも、いいと思うよ?……じゃ」
バタン
洋榎「……ああーーーーーーっっ!!!!」
絹恵「お姉ちゃんどんまい」ポン
京太郎(……携帯取りに帰ってきただけなんだけど、なんか……俺の名前言ってなかった?)ドキドキ
今日の投下は以上です
久しぶりに時間取れてさぁ書くぞって思ってたのに筆進まなくて竹www
もともと遅筆ですがさらに遅くなるもんですね
それじゃ寝ます、って言いたいんですけどVtuberの動画面白すぎて寝れません
昨日今日で座れないし森燃やすし竹生えるし……パイーン!
でわでわー
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