【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話8 (1000)

※速力:低速レベルの不定期更新。
※たまに面白そうなネタを募集するっぽい。
※感想などもネタとして頂戴することがあるっぽい。
※基本建造(鎮守府所属新キャラ追加)なし。話を回すためのキャラ登場はあります
※基本、ヤマなしオチなしの日常話ぐらいしか出てきません


前スレ
【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話2【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話3【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話4【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話5【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話6【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話7 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429944443

【鎮守府人物紹介】


提督:コミュ障。人がいない方向へ逃げる負の走人性を持っている。指揮してる時だけ強いやわらか提督。建造などいらぬ。
甘味と妖精印の胃薬を励みに今日も胃痛に耐える。
レ級事件(2スレ目)で右目を怪我して眼帯が必要になった。某ポンコツ厨二妹も確かな満足の逸品。妖精眼は発現しない……たぶん。
機械弄りをしている時は近くに人がいても平気。愛車の名前は尊敬する人リスペクトの『鋼号』。
最近(4スレ目)、絢爛舞踏になりそうなフルネームが判明した。


漣:ベストオブ秘書艦(自称)。鎮守府で一番の古株。提督がツーと言えばカー、アレと言えばソレを渡せる貫禄の理解力。
駆逐艦でありながら、鎮守府で三番目くらいに強い。陸の上なら大和と五分の殴り合いができる駆逐艦のような何か。
なんだかんだで提督も、手を握られたりしても耐えられる程度には心を許している。
料理が得意なのはいいが、ストレス発散に高カロリーかつボリューミーな料理を食べさせるのはやめてほしいと第七駆逐隊メンバーは切に願っている……切に願っている。


神通:鎮守府古参メンバーの一人で、軽巡の中では一番の古株。提督とはお互いに気を遣い合う仲。見てる方が恥ずかしくなる。
清楚でおとなしそうな外見に反して、鎮守府で二番目くらいに強い。
お酒を飲むと淫ら…もとい乱れる(淫通ちゃん:鳳翔さん命名)のがたまに傷。
酔った勢いなどで提督と一番肉体的接触(意味深)していたりするが、「貴様が今(提督に)刻んでいるのは最悪の記憶だ(1号感)」。
それでもトラウマになっていない辺り、普段の提督的にポイント高いっぽい。


不知火:前の鎮守府で、「澄ました態度がイラッとくるぜ」と爪弾きにされていたのを、提督が清水の舞台から地面に叩きつけられたつもりで鎮守府に引き取った。
自分よりもコミュニケーション能力が低いのに手を差し伸べてくれた提督になつい……忠義を誓っている。
基本落ち度ばかりだが、次こそ褒めてもらうのだと逃げる提督に駆け寄る彼女を、人は畏怖を込めて『鎮守府の忠犬ぬい』と呼ぶ。
たぶん犬種は散歩の時にテンション上がりまくって、ご主人様を振り返りながら歩いて川に落ちるタイプのハスキー。

【鎮守府人物紹介】その2


青葉:実は他の鎮守府に馴染めない艦娘を集めて謀反を企てている提督がいるから調査してこい、と言われて異動してきた。
しかし、着任初日に「あ……(察し)」、三日目で「うん、それ無理☆」と確信するに至った。
調査報告を上げた後、改めて異動願いを提出して、提督の鎮守府に正式に着任。
あることないこと、おもしろ楽しく書いた記事をみんなに読んでもらえることに喜びを感じている。
深海棲艦との戦いが終わった時に渡すため、鎮守府のみんなを撮ったアルバムを制作中。


潮:いたって普通の人事異動で朧と一緒に着任した。が、前の鎮守府でよくセクハラされていたので内心、かなりホッとしている。
提督からセクハラされたことはないが、TO LOVEるが起きたら提督が死んでしまうのではと別の意味でハラハラしている。
念願の改二を手に入れたのだが、自慢できる相手が第七駆逐隊か提督しかいないので自慢するにできす、ちょっと寂しい。


朧:潮と同時期に着任。提督の胃にも優しい、半分は良心でできている子。
休みの日はぼんやり、海を眺めたり空を眺めたり、間宮さんで甘味に舌鼓を打ったり……名前の通り、ふわっと過ごしている。
最近(4スレ目)、機械弄りに興味を持ったので提督に教えてもらおうかなと考え中。


川内:ドーモ、テートク=サン。夜戦スレイヤーです。夜戦の申し子。むしろ夜戦以外したくない問題児。
毎晩毎晩、夜戦夜戦と騒ぎ続けた結果、提督の元へ放り投げられた。
神通が引っ込み思案になったのは、たぶんこの姉を見て育ったから。
夜更かしばかりしているせいか、ちょっとスタミナ不足気味。しかし、神通の姉だけあって実力は高い。


那珂:実は鎮守府の中でも指折りの常識人。自由奔放な姉と引っ込み思案な姉がいるせいか、かなり空気を読める。
アイドルとして日々の努力鍛練を怠らない真摯な一面も。
今の鎮守府に異動する前は艦隊のアイドル(自称)だったが、提督Pの手違いで某野外音楽堂で歌って踊る艦隊のアイドル(ガチ)になった。
姉二人に見劣りしない実力の持ち主。歌いながら艦を操れる四水戦クオリティ。

【鎮守府人物紹介】その3


文月:鎮守府の天使。休みの提督の膝の上でテレビを見たり、寝ぼけて提督を「おとぉさん」と呼んじゃうくらい天使。文月ちゃんふみぃ。
鎮守府内の文月教信者の数は増す一方。
艦娘の育成を目的とする施設から提督が引き取ってきた。
みんな普通に「提督の娘」と認識している。


鳳翔 :この辺りから鎮守府の人口増加に歯止めが利かなくなった(提督談)。
鎮守府初の空母として着任。正規空母・赤城が来るまでの間、祥鳳、瑞鳳とともに鎮守府の航空戦を担当した。
現在は鎮守府内にて旬彩『鳳翔』の女将として店を切り盛りする傍ら、提督の胃に優しいをモットーに、日夜料理の研究に励んでいる。


祥鳳:軽空母ではあるが、妹の瑞鳳と抜群のコンビネーションで数々の戦いで艦隊の窮地を救った。正規空母が増えた現在、艦隊のサポートや偵察任務が主になったが、自分にできることを精一杯こなす器量よし。
提督と甘味について語り合える数少ない艦娘だが、北上のようにスイーツ店巡りに誘ってもらえない(誘えない)ことに思うところあり。
肩と晒を隠せば問題が解決することに彼女が気付くのはいつのことか。


瑞鳳: 軽空母姉妹のちんまい方。
提督と同レベルの機械好き。艦載機の整備から艤装のチューンアップ、オリジナルマシンの製作等について、提督や工廠妖精たちと額を付き合わせて議論を交わしている。
提督の趣味仲間として親友ポジを築いていたが、取り返しのつかない過ちを犯した(4スレ目)せいで、現在提督との友情が揺らいでいる。


球磨:意外と優秀の自己評価は他人からしたら「それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?」。軽巡洋艦は伊達じゃない。
実は鎮守府で一番料理が上手かったりする。その腕前は提督をはじめ、間宮さんや鳳翔さんが驚愕するレベル。
魚は頭ごと食べる熊系女子。
素になると球磨ちゃんから球磨さんに変わり、木曾が泣く。


多摩:姉や妹たちと比べるとキャラが薄い気がするけど特に気にしない。
語尾がニャだけど、別に看板娘に挑戦状を叩きつけることもなく、自由気ままに提督の鎮守府ライフを満喫中。
こちらもやっぱり、素が出ると木曾が泣く。


木曾:提督に構ってほしい寂しんガール。厨二病になったのは、姉妹艦に比べて(性格が)普通という提督の心ない言葉が原因。
軍刀を差しているけど、実は上手く使えない。提督に剣道を教えてもらいたくて、秘剣を伝授してくれと言ったら

【鎮守府人物紹介】その4


陽炎:不知火が前に所属していた鎮守府から異動してきた。
理由は新しい鎮守府で不知火が上手くやれているか心配になったから……というのが半分で、性格の悪い連中に嫌気が差していたところを不知火に誘われたのがもう半分。
友達思い、ツリ目、勝ち気、ツインテール、ブレザー……ヒロイン要素と主人公要素てんこ盛り、むせる。しかし、鎮守府のみんなのキャラが濃いせいか、いまいち目立たない。


雷:第六駆逐隊でただ一人、提督の鎮守府への着任を希望。
理由は、着任希望を出す前のオープン鎮守府で見かけた不甲斐ない提督に、「雷が面倒を見てあげないと!」とオカン本能が発動したから。
着任がもう少し早ければ、自分たちもただでは済まなかったと、漣や神通を戦慄させるだけのポテンシャルを秘めている。


北上:酸素魚雷3倍だぁ!
球磨型三姉妹とは盆暮れ正月に会う仲のいい従姉妹ぐらいの距離感。
大井と共に、『回天』と同系統の兵器を載せる計画に参加させられそうなところを、大本営(元帥)の命令を受けた提督たちにより救出された。
鎮守府においてただ一人、提督と何度もお出掛け(甘味巡り)している。
同好の士として提督からの信頼も厚く、注文した品を分けっこするなど、同行した某雷巡が居づらさのあまり途中退席するレベルの仲良し(ただし甘味巡り時に限る)。
常にダルいムードを出しているが、やる時はやる天才肌。


大井:大井さんは裏表のない素敵な人です。
魚雷数たったの5……フン、ゴミね。
いつまで経っても自分たちに警戒を解かない提督にイライラするのは、長く接する内に自分は信頼を寄せるようになったのに不公平だから。
しかし、これまで散々毒を吐いたり悪態をついたり黒いところを見せているため、提督からは完全に恐れられている。どうでもいい人扱いしていた過去の自分に魚雷を撃ちたい今日この頃。
極稀に提督に対してデレたところを、提督本人に気付かれたり他の艦娘に目撃される不憫な一面も。


曙:クソ性格の悪い提督の鎮守府で鬱屈した日々を過ごしていた。自分の指揮能力に自惚れていたクソ提督に無理強いされ、提督が演習にやって来た時、漣と再会。
心の底から楽しそうな漣の姿を見て現状に耐えられなくなり、クソ提督に反逆。懲罰房に閉じ込められて解体を待つことになる。
駆逐艦『曙』の時代から続く自身の不幸に打ちひしがれていたところに、「君が欲しい」と提督が迎えに来た。提督が自分から鎮守府の人員増加を望んだのは神通や文月の着任以来の事である。
いつか悪態をつかずにお礼を言いたいと思っているが素直になれず、つい「クソ提督」と呼んでしまう。しかし、クソはクソでも前の提督と違って今の提督に向ける「クソ」は「早く私の気持ちに気づきなさいよ!」というツン8:デレ2の気持ちの裏返しである。


赤城:高難度海域攻略成功の報酬艦として、提督が迎えに来てくれるのを約四ヶ月の間、まだかまだかと待ち続けていた。
一方提督、元帥にマジギレされてようやく存在を思い出す。
提督の指示に従い、慢心することなく自分に出来ることを確実にこなし、常に最良の結果を出さんと努力する艦娘の鑑。
休みの日はよく弓道場で鍛練を積んでいる。たまに提督に弓を教えることも。
普段は凛としつつも気配りのできる優しいお姉さんポジション。美味しいご飯が好きだけど、みんなで食べる美味しいご飯はもっと好き。
最近、提督の前でご飯をたくさん食べるのが少し恥ずかしくて不思議に思っている。

【鎮守府人物紹介】その5


大和:鎮守府のポスト・ヤンデル。戦艦『大和』がたいした活躍もできず、非業な最期を遂げたせいか、提督の役に立ちたい、必要とされたいと尋常ではないレベルで願っている。
時々、提督の私物や食べかけのチョコが消えるのはだいたいがこの子のせい。だいたいがこの子のせい。大事なことなので二回言っておく。
よく提督に夜戦(意味深)を仕掛けて、漣と神通に取り押さえられている。
最近、超弩級戦艦から超駄級戦艦に降格させられた。


伊勢:鎮守府の常識人枠。提督の釣り仲間。提督と彼女が沖へ出た日はご馳走が並ぶ。
個人的な趣味で提督と鎮守府のみんなをネタに小説を書いたりしているが、意外と好評らしい。


蒼龍:彼女の胸は豊満であった。
鎮守府に並ぶ者なき九九式艦爆の圧倒的性能は、とある教導院のズドン巫女にも匹敵すると噂されている。
最近の悩みは提督が文月と弥生にばかり構うせいでスキンシップが少ないこと。
鎮守府で数少ない、塗装なし(意味深)の艦爆や格納庫(意味深)を提督に見られた艦娘(現在はそれなりの数の艦娘が同様のTO LOVEるしたり、提督の主砲を目撃しているため、アド差が縮んでいる模様)。


大鳳:置物にはなりません、大破するまでは。気合と根性で中破していても艦載機を飛ばせる子。凄い空母だ。
戦闘中の事故で提督に直パイタッチを受けたことがあるが、提督と因縁のある形容しがたい混沌曰く「揉めなきゃ俎でしかないんですよ」。


弥生:鎮守府の天使。文月がお日様ならこちらはお月様。二人で最強、それが奴等。
前の鎮守府で周りに馴染めず、提督の元へ異動して来た当初は壁を作っていたが、「気をつかわないで」と言ったら徹底的に避けられた。
構ってほしくて提督に飛びつく文月がワンコタイプなら、弥生は構ってもらうまで提督の側をウロウロしちゃうニャンコタイプ。
文月と同じく「提督の娘でしょ?」と鎮守府内で認識されている。


羽黒:喫茶『間宮』店員として異動してきた。艦娘として戦闘もできるが、戦いが苦手すぎてあまり役には立たない。改二装備も持っているが艤装の重みに耐えられず、生まれたての小鹿ばりに足がプルップルしてしまう。


敷波:国のために戦ってくれている艦娘が、鎮守府の保有制限に引っ掛かったという下らない理由で解体されるのは許されないと、提督が他所の鎮守府(not他所鎮守府)から引き取った。
さばさばした性格に見えるて、結構悩んだり拗ねたりする方。

【鎮守府人物紹介】その6

満潮:悪態や態度の悪さが原因で解体されかけたところを提督が救出(えざるを得なかった)。
提督に恩義は感じているが、素直にお礼を言えない複雑なお年頃。
新たな愛読書の『上司とのフレンドリー会話術 上級編』片手に、今日も会話の練習。
しかし、その道は既に曙が二ヶ月前に通過している!


綾波:鎮守府の良心枠。時々、『間宮』で甘味をパクついてキラキラする提督を眺めて、こちらもキラキラしている。
最近、改二が来たが鎮守府内における序列に大きな変化は起こらなかった。上位陣がすこぶるおかしいだけで、綾波が悪いわけではない。


吹雪:凄い(コミュ障)と噂される提督の元で平和のために戦いたいと、異動前から地道に鍛え続けていた努力の子。
異動してすぐの演習で華々しくデビューを飾ろうとしたが、人外魔境に近付きつつある鎮守府主力メンバーに勝てるはずがなかった。


金剛:提督の英国軍学校時代からの知り合い。成績優秀、性格家柄共に良しの才媛。
軍学校卒業までの間、三馬鹿(他所提督、オネエ提督、メガネ提督)と共に提督に絶望(コミュニケーション)を与え続けた。
軍学校時代の料理の腕前は比叡さえもヒエーするレベルで、提督に融合呪印生物を食べさせては医務室送りにしていた。トライ&エラーを繰り返した現在、料理の腕前は人並み以上にまで成長。私服にエプロン装備で手料理を振る舞う姿が提督宅で度々目撃されている。
鎮守府内においてただ一人、提督が呼び捨てにしている相手。そのことについて物申したい艦娘が漣や神通他多数。


瑞鶴:前の鎮守府でセクハラされ、ついカッとなって提督を爆撃した結果、異動させられた。
加賀とは犬猿の仲で、彼女が異動してきてから毎日のように喧嘩している。その割に休みが合う時は一緒にゲームをしていたりで、いつ喧嘩が始まるのかと提督をハラハラさせている。


伊168:鎮守府で唯一の潜水艦の艦娘。着任より前に『蒼き鋼』との共同戦があったせいで、提督に潜水艦なのに装備が貧弱だと驚かれた。これでも一応、艦娘としての訓練で提督母にしごかれまくった精鋭である。
趣味は『提督これくしょん』をはじめとするパソゲーや乙女ゲー。訓練校時代はそれのやり過ぎでよく寝坊していた模様。


衣笠:着任早々、ハイテンションな挨拶で提督を絶句させた子。当人にまったく悪気はなかった。単純に提督のメンタルが豆腐すぎただけで、普通の提督なら親しみやすい面白い艦娘という印象となるはずだった。
よく人を呼ぶのに「お~い、おぉ~い」と叫ぶせいで誤って大井を召喚してしまい、睨まれている。


加賀:海軍のパーティーでお偉方が思いついたぶっつけ本番編成演習をする羽目になった際、提督の指揮下に入った艦娘。(最速で終わらせて一人になるため)本気の指揮で急造艦隊を完全勝利させた提督に憧れを抱いている。
同じ空母としてしっかりしてほしいという思いもあり、瑞鶴に対してあれこれ小言や指示を出しては口論(物理)に発展している。最近は休みが一緒の時に対戦ゲームなどで遊んだりしている。好きなゲームはドカポン、桃鉄。


【鎮守府人物紹介】その7

熊野:鎮守府において提督と体術で五分に渡り合える淑女。父親の親バカにより箱入り娘となり、結果男性恐怖症となったかわいそうな子。
 廊下の曲がり角なので提督と鉢合わせする度、闘劇の決勝戦をエンタメしている。

那智:喫茶《間宮》に就職した羽黒のお姉さん。豪放磊落、竹を割ったような性格。意外と姉バカで酔うと提督と羽黒の仲を疑って絡んでくる。
 地味にバトルジャンキーだが、素手での戦いは熊野に負けたりする。


(番外)

間宮:鎮守府における提督の聖域である喫茶『間宮』店長。彼女の作るスイーツがなければ、提督はとうの昔に提督を止めていたと皆が口を揃えて言う。実は漣に並ぶ最古参。
ただ一つ問題なのは、彼女がその気になったら提督のことを「刹那で攻略しちゃった」状態になってしまうこと。
彼女の偉大さを理解してはいるが、「提督を攻略……それだけはしないでくれ」と一部の艦娘は戦々恐々している。


伊良湖:喫茶《間宮》のホープ。老舗和菓子店にて修業したお菓子作りの腕は提督を足繁く通わせるほどの腕前。和菓子に関しては間宮さんを凌ぐ……故に、たまに間宮さんを本気にさせてしまう。
 提督にとっての真の癒しスイーツの座を決める闘いの時は近い。

元ネタ:筆頭メンバーみんな目が死んでる
【一歩間違えたらこんな鎮守府】


(漣の場合)
《鎮守府》執務室

漣「おはようございます、ご主人様。今日も一日、頑張りまっしょい♪」

提督「……あ、ああ」

漣「ん~、どしたのかにゃ~? 元気ないですねー」

提督「そ、そんなことは……ないよ」(俯き

漣「……ふーーーーん」(スタスタスタ

提督「」(ビクッ

漣「ねえねえ、ご主人様ァ? 漣、前に言いませんでしたっけ? 何か喋る時は、ちゃんと漣の目を見てくださいって」(ハイライトOFF

提督「そ、そう……だったな」

漣「な・の・で、そうやって目を逸らされると困っちゃうんですよねー。ご主人様、ちゃんと顔を上げて漣の目を見てくださいよー……ネ?」(覗き込み

提督「す、すまない……」

漣「エヘヘ、いいですよ~、漣は心が広いので許してあげます! まったくー、漣がついててあげないと本当にダメな人ですね、ご主人様は♪」

漣「それじゃ、今日のお仕事始めましょうか!」

提督「あ、ああ」



(神通の場合)
《鎮守府》執務室


神通「提督……ンッ……チュ……んンっ」(ギュッ

提督「むぐ……!? じ、神通君、やめ……むぐ、っ……!!」

神通「じゅる……れぅ……ぷァ……」

提督「な、何故急にこんな……」

神通「だって……提督の傍には、いつもみんながいて……私なんかが提督に気に入ってもらうには、こんな方法しかないですから」(ハイライトOFF

提督「そ、そんなことは……」

神通「そんなこと、あります……あるんです。初期艦の漣さんや、昔からの知り合いの金剛さんみたいに、私は特別じゃないから――――」(シュル…

提督「も、もうやめるんだ、こんなやり方は……」

神通「たくさん、たくさん気持ちよくなってくださいね……」(サワ…

提督「ぅ……くっ……!」(ビクッ

神通「ぁ……提督の、もうこんなに……私、嬉しいです」

(金剛の場合)
《鎮守府》執務室

金剛「HEY、提督ゥ? この間の休み、どこに行ってたデース?」(ニコニコ

提督「こ、この間は……その、神通君と……か、買い物に……」

<パンッ!!

提督「っ……」

金剛『訳:なんで? 私、前に言わなかったっけ? 出かけてもいいけどさー、時間と場所をちゃんと伝えて、って』(ハイライトOFF

金剛『訳:アナタが急にいなくなったら、私がどれだけ心配するかわかってる? それともなに? もしかして、私を心配させて楽しんでるのかしら?』

提督「そ、そんなつもりは……」

金剛『訳:だったら! どうして私に出かけることを連絡してくれなかったの? ねえ? ねえ? ……ねえ!?』

提督「ッ――――す、すまなかった」

金剛『訳:……もう、しょうがないわね。ちゃんと謝ってくれたし、今回は許してあげる♪』(ニコッ

金剛『訳:私に内緒で何かしたり、どこかに行っちゃダメなんだから……そこのところ、ちゃんと理解しておいてね?』


(蒼龍の場合)
《鎮守府》執務室

蒼龍「それでですねー、今度のお休みはココに行きたいなって文月ちゃんたちと話してるんですよ~」(ニコニコ

提督「……そ、そう、か」

蒼龍「提督もちょうどその日、お休みでしたよねー? じゃあじゃあ、次のお休みも提督とー、私とー、文月ちゃんとー、弥生ちゃんの4人でお出かけですね♪」

提督「っ、す、すまないが……次の休みは金剛の買い物に付き合うと約束――」

蒼龍「……あー、文月ちゃんと弥生ちゃん、提督と一緒にお出かけできるってすっっっごく楽しみにしてたなー」(ハイライトOFF

蒼龍「私も、つい、うっかり、絶対に提督が連れていってくれるって言っちゃったし……私は大丈夫だけど、2人ともガッカリするだろうな~」(ニヤニヤ

提督「っ、く……」

蒼龍「あ~あ、文月ちゃんたちに何て説明しようかなー。提督、文月ちゃんたちと遊ぶより、金剛さんとお出かけする方がいいんだって言わなきゃいけないのか~」(ウーン

提督「――――わ、かった……金剛には、用事ができたと説明する」

蒼龍「わぁ、ホントですか!? ヤッタ~、文月ちゃんと弥生ちゃん、きっと大喜びですよ!」

提督「…………」

蒼龍「やっぱり大事ですよねー、家族の団欒って♪」(囁き


(大和の場合)
《鎮守府》執務室

提督「(漣君も……神通君も……金剛も、蒼龍君も……みんな、みんな様子がおかしい)」

提督「(私が悪いのだろうか……みんな、前はあんな風ではなかったのに……!)」(頭抱え

大和「……心配しないでください、提督」

提督「大和君……?」

大和「提督が苦しんでいること、大和はちゃんと知っています……大和だけは、理解しています」(ギュッ

大和「大和は味方ですよ、提督の。大和だけは、提督の味方でいますよ……だから安心してください、ね?」

提督「大和……君」

大和「(そう、大和だけが提督の味方……大和だけでいい……大和がいればいいんです、提督には。他の誰も必要じゃない……提督を苦しめるだけのあんな連中、いらないんです……)」(ハイライトOFF

大和「(ですよね、提督?)」(ナデナデ



《鎮守府》提督の自宅

提督「ヌウーーーーッ!?」(ガバッ

提督「ハー……ハー……ハー……?」

提督「……な、なんだか、すさまじく恐ろしい夢を見た気がする」(汗だく

日常のどうでもいい話ばかり書いていると、たまに毒のあるものが書きたくなります
コンセプトは
漣、チクチク皮肉を言いながら依存を求める
神通、自分に自信が持てず体で繋ぎとめようとする
金剛、強く責めて管理下に置こうとする
蒼龍、文月弥生の話を持ち出して、悲しませたくないなぁとにこやかに脅迫
大和、甘く優しく自分だけは味方だと囁く
でしたが、あまりお腹に来るものにはできませんでした
次からはいつも通りの内容に戻ります

元ネタ:蒼龍 二航戦のガチな方
《鎮守府》母港


提督「今回の作戦は、南方海域での鼠輸送作戦だ。そして可能であれば、同海域で発見された深海棲艦部隊の撃滅も行ってもらいたい」

<ハイ!!

提督「編成は昨日、会議にて発表した通りだ。旗艦の漣君と神通君を中心に、青葉君、那智君、蒼龍君、瑞鶴君による高速艦部隊だ」

提督「攻略途中の海域のため、敵深海棲艦の部隊も強力なものが待ち受けていると思われる。……みんな、十分に気をつけていこう」

青葉「それはいいのですが司令官……」

那智「なぜ、私と青葉の船にあんな大量にドラム缶を積まねばならんのだ?」

提督「む、そ、それはだな、実は目的地の途中に油田プラットフォームが建造されていてな、補給と資源回収も行ってもらいたいのだ」

青葉「ああ、なるほどー」

那智「重巡洋艦は本来、そうした目的で使うものではないのだが……」(チラ

漣「ほえ?」

神通「あ、あの?」

蒼龍「ん?」

那智「この鎮守府が誇るエースたちが同行するのだ、致し方あるまい」

提督「納得してもらえたのならありがたい。それでは……出撃する!!」

漣「ほいさっさー♪」

神通「神通、行きます!!」

青葉「写真撮影は青葉にお任せください!」

那智「那智、出撃する!!」

蒼龍「蒼龍、出まーす!」

瑞鶴「瑞鶴、抜錨します!!」



文月「司令官~、行ってらっしゃ~い♪」(ブンブン

弥生「漣さんと神通さんと蒼龍さんも……気をつけて」(フリフリ

蒼龍「ちょっと出てくるから、2人とも仲良く待っててね~♪」(フリフリ

瑞鶴「(蒼龍さん軽いなー……古株なんだろうけど、漣さんとか神通さん、あと赤城さんとかと違ってちょっと頼りない、かな?)」

蒼龍「ん? どしたの、瑞鶴」

瑞鶴「いえ、何でもないですよー!?」

蒼龍「そう? ならいいんだけど……何か気になることあったら、すぐに言ってね♪」

瑞鶴「は~い」


(提督&艦娘、出撃中・・・)


駆逐艦《漣》

提督「――――陣形、単縦陣で敵機動部隊を迎え撃て!! 奴らはおそらく主力だ、ここを突破すれば補給を受けられる、みんな頑張ってくれ!!」

漣「みなさん、ここが正念場ですよー!!」

神通『了解しました!!』

青葉『は~い♪』

那智『っ……りょ、了解!』

瑞鶴『ちょ、ヤバ―――――!!?』

提督「瑞鶴君!?」

装甲空母鬼「フフ、貰ッタワァ……」

空母《瑞鶴》

瑞鶴「(しまった、ミスった……!! これ……殺られる――――!!)」

蒼龍『――――瑞鶴、ボーッとしてないで!!』

瑞鶴「え!?」

蒼龍『妖精さんたち、編隊組んで! 瑞鶴のフォローよろしく!!』

烈風妖精『イイィヤッホォォォォ!!』

彗星(江草隊)『ヒャッハー!!』

九九式艦爆(江草隊)『レッツパーリィィィィィィィィィ!!』

装甲空母鬼『なに!?』

蒼龍『瑞鶴、あなたはさっさと後退して艦のダメージチェック! 姿勢制御と艦載機の回収、装備換装も忘れないで!!』

瑞鶴「え? え?」

蒼龍『――――ボサッとするな!! 沈みたいのか!?』

瑞鶴「ヒッ、は、はい!!」

蒼龍『提督、漣さん! 瑞鶴は私がフォローしますから、こちらのことは気にせず戦闘を!!』

提督『……わかった!!』

漣『よっしゃあ、任せましたよ蒼龍さん!!』

神通『提督、前に出ます!!』

青葉『おっとぉ、そうなると青葉も出るしかないですねー。行きますよー、那智さん!』

那智『うえ!? あ、りょ、了解した!!』

装甲空母鬼『キ、聞イテナイ……コンナノ!? 来ルナ……来ルナアアアアアアッ!!』


蒼龍『ふぃ~、危なかったぁ……大丈夫だった、瑞鶴?』

瑞鶴「へ? あ、ハ、ハイ」

蒼龍『えへへ、ゴメンね怒鳴っちゃって。誰かが沈んだら提督だけじゃなくて、私も文月ちゃんたちも悲しいから……』

瑞鶴「い、いえ……助けてもらって、ありがとうございました」

蒼龍『いーの、いーの、鎮守府の仲間なんだから! あ、じゃあ私は深海棲艦の掃討戦に参加してくるから、瑞鶴は周囲の警戒よろしくね!』

瑞鶴「は、はーい」

那智『……瑞鶴も後方待機か』(ヨロヨロ

瑞鶴「私は小破だけど、那智さんは?」

那智『ギ、ギリギリ中破で踏みとどまれたというところか』



漣『ハッハッハ、甘い甘~い!』

神通『旗艦には……提督には近づかせません、絶対に!!!』

青葉『敵はまだ(青葉に)気づいてないみたいですよ、っと!』

装甲空母鬼『ウワアアァァァァァァッ!!?』



那智『……一応ココ、高難度の海域だよな?』

瑞鶴「……のはず、なんだけどねー」

那智『やる時はやる……という連中が多いのだな、ウチは』

瑞鶴「…ッ、まだまだってことなのかなー。一航戦や二航戦に負けないよう、もうちょっと鍛えなきゃ」

那智『瑞鶴…………ああ、そうだな!』


《この後、無事にサーモン海域の敵艦隊を撃滅した》

元ネタ:他所提督の日常

《他所鎮守府》執務室

天龍「……なあ、提督」

他所提督「んあ、なんだよ?」

天龍「提督ってさ、もう龍田と寝たんだよな?」

他所提督「ブホッ……!?」

他所提督「ちょ、おま、ど、どこでそれを……」

天龍「いや、隠さなくていいって、ケッコンカッコカリやった次の日に龍田がベラベラ喋ってくれたし」

天龍「微笑ましいなー、ラブラブってやつだなー、浮気したらたぶん殺しちゃうって言ってたぜー、龍田の奴」

他所提督「――――」

天龍「……んで、日向とはどうなんだよ?」(ギョロッ

他所提督「…………モウヨンカイホドヤセン(意味深)シテマス」(震え声

天龍「……オ前ナア」(震え声

他所提督「だってしょうがねえじゃん!? あの日向が抱きついて、耳元で『気晴らしでも慰めでも構わないさ……私は、君の寵愛が欲しいんだよ』とか言われたら理性プッツンするだろ、普通!!」

天龍「そこでどうにか堪えるのが男の甲斐性じゃねえのかよ!?」

他所提督「バッキャロウ! 据え膳食わねえのは男じゃねえ!!」

天龍「最低だなテメー!? 少しは四方山鎮守府の提督さん見習ったらどうなんだよ!!」

他所提督「ハア!? こんないい女だらけの環境で、クロムモリブデン鋼で蓋された性欲持ちみたいに我慢できるほど人間できてねえっつーの!!」

天龍「お前は自分の欲望に正直過ぎんだよ!! それでこの間、お、俺にまで手を出しやがって……」(ゴニョゴニョ

他所提督「ングッ……そ、それは酒に酔った勢いっつーか、その、わ、悪かったよ」

天龍「べ、別にいいけどよ……嫌じゃ、なかったし」

他所提督「て、天龍……」

天龍「――――今、二人きり……だよな」

他所提督「……お、おう」(ゴクリ

天龍「ぁ―――――」

他所提督「優しくなんてできねえぞ……」

天龍「そこは嘘でも優しくするって―――――」


<ギイィィィィッ


他所提督「!?」

天龍「うえ!?」

龍田「天龍ちゃんにおさわりは禁止されています~。その手、落ちても知らないですよ~?」(ギョロリ

天龍「ま、待て龍田、これは……あのだな……!!」

龍田「うふ、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふうふふふふうふふふふふふふふっ、お・し・お・き・が必要みたいですねえ♪」(

龍田「おいたができないよう、躾が必要みたいですねえ?」

他所提督「アイエエエエ!」



《この後、他所提督は限界まで搾り取られた》

ヤンデレシュラバヤ沖海戦な話は>>1には書けないということですね、よくわかります
ドラム缶はあくまで艦に積んでいるもの。原作(ゲーム)の仕様からは外れているのでご容赦を
魔法使いの夜プレイしながら、もう少しだけ書きます

元ネタ:ふみやよ、吹雪を連れて地下迷宮探検
《鎮守府》工廠地下ダンジョン入り口

文月(ジョーンズ装備)「よぉし、地下ダンジョン探検隊出発するよ~、オー!」

弥生(探検隊装備)「オー」

吹雪「お、おー……」

妖精A「ダンジョンの最深部には提督さんが封印したケッコンカッコカリ指輪や書類がたんまり」

妖精B「ただし、地下ダンジョンには我々が仕舞ったまま忘れてる警備システムやマシン他がウヨウヨしているので気をつけてください」

妖精C「正直、責任は負えません」

文月「えへへ、平気だよぉ、弥生ちゃんも吹雪ちゃんもいるもん!」

弥生「危なくなったら……ちゃんと逃げます」

吹雪「(逃げるってどういうこと!? 工廠の地下ってそんなに危ないの!?)」

文月「よぉし、出発進行~!」

弥生「吹雪さん…マッピングは…任せました」

吹雪「うええぇっ!?」



(地下15階)

<ジャジャキキキキンッ!!

吹雪「ひょえええぇぇぇぇぇっ!?」

文月「ほわぁ、こ、こんなとこにスイッチがあるなんてビックリ……」

弥生「ビックリしました……」

吹雪「ちょ、ふ、文月ちゃん、弥生ぢゃんも……は、はやくこのバリスタどうにかしてぇ~……!!」



(地下20階)


スクラップマシン『Krrrrrrr……』

文月「……こんなところで、ずっと使ってくれる人を待ってたんだねぇ」

弥生「こんなに錆びだらけ……待っててください…すぐ、油を差してあげますから」

吹雪「(あ、あんなに狂暴だった機械の獣がおとなしく……!?)」



(地下50階)


ライガーゼロ『GAOOOOOO!!』

グレートサーベル『GARUUUUUU!!』


文月「ほわぁ!?」

弥生「きゃあ……!!」

吹雪「ム、ムリムリムリムリィ!? なんで地下でこんなおっきなロボットが争ってるんですかー!?」

文月「ロボットじゃないよぉ、メカ生命体だよぉ!」

弥生「自我を持った金属生命体…です」

吹雪「いいから! 今はそういう解説はいいから……とにかく逃げよう!?」


ライガーゼロ『GOAAAAAAAA!!』

グレートサーベル『GURUAAAAAAA!!』

吹雪「ヒヒィィィィィィィッ!?」


《この後、吹雪が命懸けで回収したケッコンカッコカリ指輪を巡る一大抗争が幕を開ける模様》

元ネタ:提督たちの学生時代の一幕
【熾天覆う七つの円環】

(数年前)
《英国》軍学校

他所提督「ふぁぁぁあ……はよーっす」

提督「お、おはよう」

オネエ提督「おっはよー、お二人さん♪」

メガネ提督「はよー。今日、艦隊指揮の試験だけどみんな大丈夫?」

他所提督「げっ、マジで!? 聞いてねえよ、そんな話!」

オネエ提督「うっそ~、ちゃんと香取教官が言ってたじゃなぁい……アンタは居眠りこいてたけど」

メガネ提督「高いびきかいて寝てたよね。香取教官、笑いながらキレてたから今日は覚悟しといたほうがいいよ」

他所提督「ちょっ、なんで起こしてくれなかったんだよ!?」

提督「い、一応、揺さぶったりはしたのだが……」

オネエ提督「『ウッセエ!』って提督ちゃんの手を払いのけちゃってねー」

メガネ提督「提督君、それで心折れちゃったんだよね……」

提督「ち、力及ばずですまない……」(キリキリキリ

他所提督「…………いや、なんか、ゴメン」

他所提督「あー、もうしゃあねえな、当たって砕けろだ。香取教官も文句言えねーぐれえの指揮すりゃ、たぶん受かるだろ!」(靴ヌギヌギ

オネエ提督「ポジティブねえ」(ガチャ

メガネ提督「この意味不明な自信はどこから来るのか」(カコッ

提督「(わ、私としては、他所提督の前向きさは見習いたいところだ……)」(パカッ

提督「……む」

手紙<ゆーがっとめーる

オネエ提督「あら、どしたの提督ちゃん?」

提督「い、いや、靴箱の中に……手紙が」

他所提督「!」

メガネ提督「!!」

オネエ提督「ちょっとちょっと、それってもしかして、もしかするんじゃな~い!?」(パアァァァァッ

提督「…………」(ゴソ

他所提督「ご丁寧にハートのシールで封してやがら」(キラキラ

メガネ提督「これはもう完璧アレだね、アレ!」(キラキラ

他所提督「ラブレターとか、やるねぇお前も!!」(コノコノ

提督「むう……」(フリフリ

提督「(剃刀……は入ってなさそうだな)」



提督「……ふむ」



(提督、高速思考展開中・・・)

提督1「こ、これは本当にラブレターなのだろうか……」(ドキドキ

提督2「落ち着きたまえ、万に一つもそれはない」

提督3「おそらく……罠」

提督1「や、やはりそうか……そう、だよな」

提督4「問題は誰が、なんの目的で手紙を私に送りつけたかだ」

提督5「可能性の高いものを挙げるなら、私の慌てふためく様を除き見るためだろう」

提督6「いや、もしかするとどこかにカメラを仕掛けているのかもしれない」

提督7「艦隊指揮の試験当日を狙うとは……恐ろしい相手だ」

提督1「まったくだ」



提督「開くと破裂する仕掛けかもしれないので、後で焼却処分しておこう」(ゴソ…

オネエ提督「」

メガネ提督「」

他所提督「なんでそーなる!?」

提督「ぬ?」




(昼休み)

金剛「へ、へ、へえぇぇぇ? それで? そのラブレター? アナタ、どうしたのかしら?」(ピクピクッ

提督「どうしたと言われても……」(カサッ

金剛「フンッ」(強奪

提督「ぬお!?」

金剛「…………」(ジーロジロジロ

提督「か、勝手に人の手紙を読むのはどうなのだろうか……」

金剛「……で、断るのよね?」(ジロリ

提督「ぬ? あ、ああ、まあ……今は提督として学ぶべきことが多いし……今日初めて会う人と付き合うなど、わ、私には苦行すぎるし……」

金剛「そ、そ、そう! まあ、そうよね! アナタと付き合うなんて、よっぽど忍耐力があるか、お人好しでもなければ難しいもんね!!」(ニコニコ

提督「そ、そこまで人を貶して喜ばなくても……」(ズゥン

金剛「やーね、そんなんじゃないわよ、そんなんじゃ♪」(背中バンバンッ

提督「ぬ、ぬうぅ……」



他所提督「……かわいそうに、ラブレター出した子」

オネエ提督「提督ちゃんのネガティブ思考はラブレター程度じゃ貫けなかったみたいねー」

メガネ提督「金剛さんのアタックでもヒビ一つ入らない絶対防御だもんね、仕方ないね」

【艦娘たちとコミュニケーション】満潮編

《鎮守府》執務室


満潮「…………」(ゴゴゴゴ

提督「(ついに……来たか、満潮君の秘書艦の日が)」

満潮「(前回、前々回はお互いに一言も言葉を交わすことなく、仕事を済ませて終わっちゃったわ……)」

提督「(だ、だが……)」

満潮「(でも……!)」

提督満潮「「(今回はコレがある……!)」」


『上司(部下)と会話が途切れない10の方法』


提督「(フ、フフ、完璧じゃないか)」

満潮「(フフン、これで完璧ね!)」


(提督&満潮、仕事開始・・・)


提督「(ふ、ふむ、仕事を中断して書類を取りに行ってもらいたい時は……)」(ペラ…

提督「あ、あー、すまないが、書類が来ている、ので、受け取ってきてもらえないか、だろうか?」(カチコチ

満潮「(えっと、仕事の途中で別の仕事を振られた時は……あった)」(パラパラ

満潮「しょ、しょうがないわね、ので、取ってくる、きてあげるわ!」(ギクシャク


(ドアの隙間)

漣「(カタコトか!!)」

熱血バカが、龍田。
メガネが、名取。
オネエが、武蔵?(だと思う)
と、ケッコンカッコカリしてるよ。

熱血が、龍田。メガネが、名取。
オネエが、武蔵?(と思われる)
と、ケッコンカッコカリしてるよ。

【艦娘たちとコミュニケーション】赤城編


《鎮守府》執務室

提督「…………」(カリカリカリカリ

提督「(そろそろヒトゴーマルマル……オヤツの時間だ)」(チラ

提督「よし、今日の分はこれで終了だ」(ガタッ

提督「――――も、もしよければ、間宮君の店に行くのだが、さ、漣君も一緒にどうかね?」

漣「……あー、漣はちょっと用があるのでー」

提督「む、そ、そうか……いや、急に誘って悪かった」

漣「い、いえいえー」




提督「……用があるなら仕方がない、な」(テクテク

提督「む?」


川内「うーん、それもありかなー……」

那珂「でしょでしょ!」

神通「あ、提督」(パアァァッ

提督「神通君たちか、散歩かね?」

川内「まーねー。遠征も終わって、艦はドッグ入ったから暇でさー」

那珂「だからー、これから三人でカラオケに行こーって話てたとこ♪」

神通「て、提督も、もしお暇でしたら……」

提督「い、いや、私はこれから間宮君の店に行こうかと」

川内「…………」(ピク

那珂「…………」(ピクリ

神通「え……」

提督「そ、そうだ、カラオケの前に君たちも間宮君のところに行くかね? 代金は私が持つが……」

川内「――あー、ゴメン、私はパス」

那珂「えっと~、那珂ちゃんも今日は間宮さんはいいかなーって」

提督「……そ、そうか、いや、気にしなくていいよ」(トボトボ

神通「て、提督……ゴメンなさい」(ショボリ




提督「……え、遠征で疲れているところを誘うのは迷惑だったな、うん」

提督「ぬ?」

北上「およ、提督じゃん~」

提督「北上君、散歩かね?」

北上「まーねー。最近ちょっとさー……」

提督「む?」

北上「アハハー、何でもないよ~」

提督「そ、そうか……その、北上君、私は今から間宮君の店に行くのだが――――」

北上「うえ、ゴメン、私はいいや。散歩で忙しいし……じゃね~」(ソソクサ

提督「そ、そうか……そうか」

提督「す、少し勇気を出してみたらコレか……」(ズキズキ

提督「(漣君や神通君たちなら、などと思い上がるからこうなるのだ)」

提督「――――ハァ」


赤城「……提督?」

提督「うぬ? あ、赤城君か……」

赤城「お顔の色が優れませんけど、もしかしてご気分が?」(ハラハラ

提督「い、いや、そういうわけではないよ……」

赤城「そうですか、ならいいのですが……あ」

提督「??」

赤城「も、もし提督がよろしければ、今から間宮さんのところに行きませんか! ちょうどオヤツの時間ですし、い、一緒に甘い物でも」

提督「」

赤城「あ、すみません、迷惑でしたか?」

提督「いいや、そんなことはない……そんなことはないよ、赤城君」

提督「で、では、行こうか」(キラキラ

赤城「―――ハ、ハイ!」

赤城「(提督、元気になってくれたようですね……よかった)」(ホッ

《艦娘用宿舎》


朧「……それで提督の誘いを断ったんだ」

漣「……もぅマヂ無理。ご主人様にきらゎれた。ちょぉ嬉しかったのに。きっと漣のことゎもぅどぉでもぃぃって思ってます(以下略」(ブツブツブツブツ

潮「さ、漣ちゃん……」

曙「フンッ、いい気味よ。少しはわかった? 私たちの苦しみが!」

朧「それで……漣はいくつだった?」

漣「……400」




《鎮守府近郊》カラオケボックス

川内「あー……提督、落ち込んでるかなー」

那珂「あの提督が、わざわざ誘ってくれたのに断っちゃったからねー」

神通「提督を傷つけてしまいました……」(涙目

川内「神通はまあ、後でいくらでもフォローきくだろうけど……私たちはねえ」

那珂「でもでも、しょうがないよー……ホントは今日のカラオケだって、半分は運動のために来てるんだし」

神通「ぅ……」

川内「……だよねー。ちなみに、神通と那珂はいくつ? 私、700」

那珂「……300~」

神通「に、200、です」




《艦娘用宿舎》大井の部屋

北上「そんでさー、途中で提督に会っちゃって……失敗したよねー」

大井「いいえ、北上さんは悪くないです。悪いのは、ダイエット頑張ってる北上さんを間宮さんに誘う提督ですから!」

北上「ちょっと大井っち、ダイエットしてるって大声で言わないでよー。これで結構、メンタルにダメージ受けてるんだから」

大井「あ、ゴ、ゴメンなさい」

北上「は~、最近提督がフレンドリーになったからって、浮かれて毎回間宮さん付き合ってたからなー」

北上「目指せ-500グラム、か」(グテー

大井「(私も他人事じゃないのよね……この制服、お腹まわり見えてるから)」(サスサス




喫茶《間宮》

赤城「美味しいですか提督?」

提督「ああ!」

赤城「そ、そうですか、ならよかったです」(モジモジ

提督「……赤城君は食べないのかね?」

赤城「あ、も、もちろんいただきます! ん、ん~、甘くて美味しいですね」(おちょぼ口

提督「そ、そうだな…………??」




間宮「(赤城さん……アナタ、やっぱり!)」(ワクワク

伊良湖「(間宮さん、すごく楽しそう)」

羽黒「て、店長~……」

【提督の憂鬱】

《鎮守府》工廠


<カーン! …カーン! …カーン!
<シュゴゴゴゴ……
<カーン…カーン…カーン


時計<喝采せよ! 喝采せよ! クロック・クラック・クローム!


提督(E:作業着)「……朝、か」(汗拭い


紫電改二<なんだテメー、バカヤロウ! やんのかバカヤロウ、コノヤロウ!
流星改<何度も何度もバカヤロウとばかり……他に言葉を知らないのか?


提督「ハァ……ひどく汚れてしまった、汗を流しにいこう……」(フラフラ


神通(E:ジャージ)「ハァ……ハァ……あ……提督?」

提督「!?」(ビクッ

神通「ハァ……ふぅ……こんな朝早くにどうされたんですか……?」

提督「い、いや、昨日は寝つけなかった……す、少し早く目が覚めたので、デイリー分の開発を、ちょっと」

提督「じ、神通君はランニングかね?」

神通「はい、川内姉さんたちと……ハ、ァ」

神通「す、すみません、こんな汗かいた状態で……」(火照り

提督「う……い、いや、私も似たようなものだから、気にしないでくれたまえ」(目逸らし

川内(E:シャツ&トレパン)「ブハーー! ハァ……ゲホッ……じ、神通、速すぎ……うっぷ」

那珂(E:ジャージ)「それ以上に川内ちゃんが遅いんじゃないかなー? 那珂ちゃんが付いててあげなきゃ、途中で川内ちゃん倒れてたよね」

神通「夜更かしばかりしてるからですよ、川内姉さん」(呆れ

川内「ウー、だって夜戦~」

那珂「ほら川内ちゃん、グレープフルーツ風味のスポーツドリンク飲んでー。あ、でもでも、がぶ飲みはダメだからー、ゆっくり息を整えながら飲んでね♪」

川内「サ、サンキュー……ンクッ……ん……コクッ」

川内「…………はぁー、生き返る~」(胸元パタパタ

提督「!!」(顔背け


神通「せ、川内姉さん、はしたないですっ」

川内「え? あ、あー、提督いたんだ、ナハハハ」(テレテレ

那珂「女の子のガード緩いぞ、川内ちゃん!」(メッ

川内「ゴメンゴメン。提督も悪かったね、変なもの見せそうになって」

提督「あ、いや……っ、す、すまない、朝の執務の前に汗を流したいので、ここで失礼する」(ソソクサ

神通「て、提督……?」

川内「うーん、なんか様子変だったね」

那珂「んー……あ、わかった! トレーニングで上気した那珂ちゃんたちにドキドキしちゃったんだよー♪」

神通「て、提督はそんな方じゃ……」

神通「(……でも、もし本当なら……う、嬉しいかもしれないです)」(ポッ

川内「フフフ、なに考えてるかわかるぞー、さっすが淫通!」

神通「そ、その呼び方はやめて!!」


(数日後)
《鎮守府近郊》居酒屋


オネエ提督「……珍しいわねえ、提督ちゃんが飲みに誘ってくれるなんて」

メガネ提督「ホントだよね。思わず、いろんな仕事終わらせてきちゃったよ」

他所提督「俺はやりかけの全部、放置して来たぜ!」

オネエ提督「ちゃんとやれよ(地声)」

メガネ提督「ちゃんと仕事しなよ」

提督「その日分に限定すれば、遅くとも夕方には終わると思うのだが……」

他所提督「くそぅっ、くそぅ!」(キルミー感


オネエ提督「テーブルに突っ伏してるバカは放っておくとして、何かあったの?」

メガネ提督「お誘いの電話も、少し暗い感じだったしねー」

提督「む……う」

提督「じ、実は……折り入って君たちに……た、頼みが、あるのだ」

オネエ提督「……明日は雪ねえ」

メガネ提督「魚とか降るかもしれないよ」

提督「じ、自分でもらしくないことをしている自覚はあるのだ……ただ、もう君たちぐらいしか相談できる知り合いがいなくて……」

提督「ひ、ひどく馬鹿げていて、その、こうした飲みの場でしていい話なのかもわからないのだが……」

他所提督「んだよ、水臭ぇ。んな畏まってないで、ざっくり話してみろよ」(ムクッ

オネエ提督「そーよ、このバカだって茶化していいことと悪いことの判別はつくんだから」

メガネ提督「少なくとも、僕たちが君の頼みを聞かないなんてことはないさ」

他所提督「そーだそーだ、金のこと以外なら何でも相談に乗ってやるぜ!」

提督「み、みんな……」

オネエ提督「さ、安心して話してちょうだいな」

提督「わ、わかった。実は……その、だな……」(モゴモゴ

他所オネエメガネ『フンフン?』

提督「さ……最近……なんだ、その、劣情の『処理』に……困っている、のだ」(真っ赤

他所提督「は?」(頬つねり

オネエ提督「ほ?」(目見開き

メガネ提督「へ?」(メガネにヒビ


提督「ま、前までは、一人の時を見計らって適当に済ませていたのだが……」

提督「以前、出来心で……本当に1度だけ、部下に渡された艦娘たちの、あ、あられもない姿の写真集で『処理』をしたことがあって」

提督「それ以来、処理しようとすると、彼女たちの柔肌や顔がチラついて……ど、どうしようもなくて」

提督「この間もそれで眠れず、夜通し艦載機を開発したのだが、逆にそのせいで余計にモヤモヤする羽目に……」

提督「こ、こんなことを考えていると知られたら軽蔑されてしまう……いや、女性はそうした視線や気配に敏感だと聞く。きっと、もう既に私のことを軽蔑しているに違いない……」(カタカタ

提督「な、なあ、どうすればいい? 首を吊るべきか、それとも憲兵殿や先生にすべて告白して処分を待つべきだろうか」(半泣き

他所提督「……いやー、なんか安心したわ。俺ぁ、てっきりホモなんじゃねえかと」

オネエ提督「この話を知ったら提督ちゃんのとこの艦娘ちゃんたち、安堵するわよ、きっと」(涙拭い

メガネ提督「うんうん、コレで提督君の家も安泰だよね」(サムアップ

提督「う、む?」

他所提督「いい! お前はわかんなくていいから、とりあえず飲め!」

オネエ提督「今日は私たちが奢っちゃうから、遠慮なく注文しちゃって!!」

メガネ提督「とりあえず高い順から頼んでいこっか!!」

他所提督「あ、そうだ、どうせなら憲兵さんたちも呼ぼうぜ!」

オネエ提督「いいわね、それ!」

メガネ提督「じゃあ僕が連絡するよ。そしたら、たぶん一時間以内に来てくれるだろうし」

提督「な、なんだ、なにが起きているのだ?」(オロオロ


《この後、三バカと合流した憲兵B、Cによる提督の胴上げが行われた》
※なお、解決策は伝授されなかった模様

憲兵A「記念すべき日だ!今日は宴会だ!」
憲兵B「これまでの事は無駄じゃなかったんだ!」
憲兵C「やっとかよ(溜息)」

【問題児たちがグッズ化するそうですよ】

《大本営》会議室


元帥「……今日、君たちに集まってもらったのには理由がある」

提督「り、理由でありますか」

他所提督「……もしかして、今度の海域攻略作戦についての極秘命令っすか?」

オネエ提督「ほとんど先生直属の部下の私たちにはピッタリね、それ」

メガネ提督「正直、僕たち以外で海域攻略の斬り込み役ができる鎮守府なんて、ご老公と先輩、あと後輩のとこぐらいだろうしね」

元帥「……次の海戦については、また別の機会に話すとして、今日呼んだのはコレについて諸君らの同意を得るためだ」

元帥「霧島君」(クイッ

霧島「はい……よいしょっ、と!」(ドスンッ

提督「な、なんでありますか、コレは」

他所提督「また重そうな箱っすね」

オネエ提督「なにが入ってるのかしら?」

メガネ提督「新型の砲弾とか電探じゃないかな」

提督「!!」(キラキラキラ

元帥「いや、残念ながらそんな大層なものではない」

提督「…………」(プシュ~

元帥「(あからさまにテンションが下がったな……)」

霧島「(仮にそんなものあるなら、他所提督やオネエ提督までここに呼ぶわけないじゃないですか)」

元帥「中身は……まあ、自分で確認しろ」

提督「……人形?」

霧島「フィギュアです」(メガネクイッ

他所提督「こっちはカードに缶バッジ、ヌイグルミに、あとなんだこれ……布団カバー?」

オネエ提督「服がちょっとはだけててやーらーしーい~♪」

元帥「以前より、海軍の活動に理解を持ってもらうために広報に力を入れているのは知っているだろう」

元帥「これもその一環でな。人形やグッズは貴様たちをモデルにした『提督くんシリーズ』のβ版だ」

オネエ提督「ああ、どうりでこの子たちに見覚えがあるわけね」

メガネ提督「フィギュアとかカバーはともかく、このヌイグルミはカワイイ!!」(キラキラキラ

霧島「それぞれ、コミュ障提督くん、熱血(バカ)提督くん、オネエ提督くん、メガネ提督くん……です」

霧島「みなさまの許可をいただければ、今後はこの子たちがイメージキャラクターとして、大本営が運営するサイトの案内役などを勤めることになります」

元帥「いつものプロダクションの協力で、アニメ化も進行中だ」

霧島「タイトルは『提督のすゝめ(仮)』です」

提督「あ、あの、先生、始めに仰った我々に同意を求めるという言葉は……」

元帥「……もちろん、許可してくれるのだろう?」(ゲンドウポーズ

提督「」


他所提督「うわ、ズッリィ」

オネエ提督「最終段階まで計画進んでる状態で聞くのはちょっとねえ」

メガネ提督「ヌイグルミは可愛いし、僕は別に構わないけど……ぶっちゃけ売れるんですか、コレ?」

元帥「……広報の連中が気でも触れたかの勢いで、あちこちと契約を結んできてな。許可を出した3週間前の私をぶん殴ってやりたいよ」(イライラ

メガネ提督「なにそれ、怖い」

霧島「(大本営の闇は深いようですね)」

元帥「今回、お前たちに白羽の矢がたったのは、それだけの活躍をしていたという証明であり、そのことを私は誇らしく…………ああ、もう犬に噛まれたと思って諦めてくれ」(嘆息

オネエ提督「もう私たちを説得する気も失せてるわね……」

元帥「あと、そこに積まれてる大量のサンプル品、キャラ毎に分けてあるから持っていってくれ」


サンプルの山<1つが2つ、2つが4つ、4つが(以下略


元帥「この1週間、お前らの人形やらポスターに囲まれて正直、滅入っているんだ……頼む」

提督「」



(持ち帰った)

提督「と、というわけで、先生……元帥に懇願されて、仕方なく持ち帰ったのだが……何かいい処分方法はないだろうか」

青葉(当日秘書艦)「心配しないでください、司令官! 全部、青葉にお任せ!!」

提督「す、すまないがお願いしよう」

青葉「ハイ♪」




青葉「フフ、クフフ。さーて、まずは何がどのくらいあるか数量チェックして、レアリティ毎に値段を設定。それが済んだらウチの鎮守府サイトの物販コーナーを設置して……」

青葉「さーて、これは少し忙しくなりますねー♪」



《数日後、鎮守府の一部艦娘の間で質素な料理が流行った》

元帥「青葉屋、そちもワルだのう~?」
青葉「いえいえ、お代官様ほどではないですー」

龍田「・・・・うふっ」(顔写真つき藁人形)
天竜「・・・・ふんっ」(顔写真ブロマイド)
日向「ふふっ・・・・」(顔写真ブロマイド)

・・・・・龍田さん、怖いっす・・・。

【艦娘たちが提督グッズを入手したそうですよ】

《鎮守府》食堂


提督「……な、なあ、漣君」(たぬき蕎麦&いなり寿司

漣「ング……なんですかー、ご主人様?」(狐うどん&いなり寿司

提督「ここ何日か、同じメニューばかり口にしているが……どうかしたのかね」

漣「あー、いやー、まあ、つい最近ガッツリお金を使ってしまいましてー、タハハ」

提督「か、艦娘には本来の給金に加えて、危険手当などそれなりの額が支給されているはずだが……しゃ、借金かなにかでもしたのかね?」

漣「いえいえ、そんなんじゃなくて……今月の生活費まで趣味に注ぎ込んだといいますか……うん」(ゴニョゴニョ

漣「ちゃんと貯金はしてるのでー、ご心配なく」

提督「……給金をどう使うかは君たちの自由だが、せ、生活を逼迫しない程度にしたまえよ」

漣「は~い」

<ところでご主人様~? お蕎麦のお揚げさん、食べないなら漣に……
<い、嫌だよ、揚げは最後の楽しみに置いてあるのだ
<ちぇ~



曙「……ハァ」(天蕎麦セット

朧「……曙は目当てのもの買えなかったの?」(唐揚げ定食

曙「買えたけど……もうちょっと買っておけばよかったかな、って」

潮「全部の商品、1時間で完売しちゃったもんね……」(ハンバーグ定食

曙「強すぎよ、みんな……。私なんて、クソ提督の写真1パックと提督くんヌイグルミしか買えなかったんだから……」(ズゥン

潮「わ、私はぷちフィギュアだけだったよ、曙ちゃん!」

曙「……それが一番欲しかったのよ」(ジト

潮「えぇっ!?」

朧「(私はそれ全部手に入った、ヤッター)」(ホクホク



神通「……いただきます」(サラダ&バターロール

那珂「神通ちゃん、ホントにそれだけでいいの?」(スパゲッティナポリタン&サラダ

川内「そうそう、そんなんじゃ力出ないぞ~」(肉野菜炒め定食

神通「だ、大丈夫、ちゃんと提督やみんなに迷惑かけないようにするから……」

那珂「提督も心配してたよ~? 神通君の食が細いようだが、体調を崩しているのではないかね(声真似)って♪」

神通「……うぅ」

川内「神通にしちゃ珍しいよねー、目についた商品、片っ端から買っちゃうなんて」

那珂「那珂ちゃんもいくつか買ったけどね!」

川内「お、那珂はなに買った? 私、提督くんソファー。結構感触よくてさー、お昼寝にいいの」

那珂「那珂ちゃんはー、つままれストラップ!」

川内「あー、それも欲しかったんだけど、ソファー注文してたらなくなってたんだよねー」

那珂「ほとんど奪い合いだったよね~」

川内「ブランドのバーゲンみたいだったね。神通はなに買ったの?」

神通「わ、私ですか? 私は……ストラップとソファーとお写真のパックを5パックと……あっ、あと提督くんヌイグルミも!」(ニコニコ

那珂「(神通ちゃん、いい笑顔してるな~)」(ニッコリ

川内「(この可愛さに免じて、寝る前に提督の写真に話しかけて悶えたり、提督くんヌイグルミを抱き締めて寝てるのは黙っててあげよ)」(屋根裏から覗いた

赤城「…………」(野菜カレー&サラダ

赤城「……ごちそうさまでした」

蒼龍「赤城さん、それだけでいいんですか?」(野菜カレー&サラダ

赤城「えっ!? あ、その、実はお財布落としちゃって……」

蒼龍「ふーん……」

赤城「そ、そういう蒼龍はどうしたの? いつもはもう少し食べるでしょ」

蒼龍「わ、私もちょっとお財布落としちゃって~……ハハ」

赤城「そ、そう、大変ね、ウフフ」(目逸らし

蒼龍「そうですねー、アハハ」(目逸らし

瑞鶴「う~ん! やっぱり訓練の後は食堂のスペシャルカレーセット大盛りに限るわよね~♪」(大盛りカツカレー&サラダ&ラッシー&マンゴープリン

赤城蒼龍「「…………」」(くぅー

加賀「少しは空気を読みなさい」(パンッ

瑞鶴「アタッ!?」



瑞鳳「…………」(お握り&玉子焼き

祥鳳「瑞鳳、私のお弁当のオカズも食べる?」(お握り&玉子焼き&チーズ竹輪&サラダ

瑞鳳「祥鳳姉ぇ、いいの……?」(ウルウル

祥鳳「いいのよ、提督のお写真のパックでダブったの何枚か貰ったし」(ニコリ

瑞鳳「ハァー、コンプできなかったのだけが心残りだよぉ」



大井「どいつもこいつもバカばっかりね」(海老ドリアセット

北上「まー、私たちは買う買わないより前に、サイトにインすらできなかったんだけどねー」(海老天丼セット

大井「…………」(バクバクッ

北上「大井っちー、やけ食いはよくないよ、やけ食いは」



大和「…………フフ、フ、フフ」(モヤシ炒め

金剛「……サンドイッチ、食べますカ?」(サンドイッチ&サラダ&紅茶

大和「……ありがとうございます」(くぅー

伊勢「なんか大変そうね。アジフライもお裾分けしちゃう」(ミックスフライ定食

金剛「……で、アナタはなにゲットしたデース?」

大和「サイトにあった商品全種3つずつと、布団カバーと抱き枕をローテーション用含めて5つずつですが?」

大和「フフ、提督に囲まれて、提督と過ごす毎日……これで大和はあと10年は戦えます」(キラキラキラ

金剛「oh……」(ドン引き

伊勢「まさかの6桁……」(ゴクリ

金剛「(私もヌイグルミだけじゃなくて、もうちょっと買えばよかったかしら……)」

イムヤ「みんな散財しまくったみたいね……」(モヤシ炒め定食

陽炎「そういうイムヤはどうなのよ?」(オムライス

イムヤ「私? 私はただ、今月発売のパソコンゲームを全網羅しただけよ?」

陽炎「…………キモ」(虫を見る眼差し

イムヤ「待って、イジメはよくないよ!?」

陽炎「ねえねえ、不知火はなにか買った? 司令のグッズ!」

不知火「不知火は提督くんヌイグルミを購入しました。駆逐艦《不知火》のブリッジに置いているのですが、司令にそっくりで、とても見守られている感じがします」(あさりスープパスタセット

イムヤ「だーかーらー!」

陽炎「アハハ、冗談、冗~談♪」




青葉「フンフーフフフン♪」(パエリアセット

那智「ご機嫌だな、青葉」(とろろ蕎麦定食

熊野「ろくでもないお金儲けをして、懐が温かいからではなくて?」(ビーフシチュー定食

青葉「人聞きが悪いですねー。青葉はただ、みなさんに幸せになってもらいたかっただけですよー♪」

衣笠「ま、まあ、みんなお金は使っちゃったけど、かなりキラキラしてるしねー」(餡かけ焼きうどん

青葉「他所さんやオネエさん、メガネさんの鎮守府も似たような感じらしいですけど」

那智「……どこでも似たようなことをしてるのだな」

青葉「それだけ、みなさんと司令官が親密(意味深)な関係を築けているということです、ハイ♪」

衣笠「ア、アハハハ」

青葉「……ただ、ちょ~っと気になることもあるんですよねー」

熊野「なんですの?」

青葉「サイトの物販コーナーなんですけど、実は遠方の基地からもアクセスがありまして」

青葉「そこも結構な数を購入してくれたんですよー」

衣笠「ん~、普通に提督のファンなんじゃない?」

那智「少なくない武勲を立てているしな、うちの司令は」

青葉「……ですね」

青葉「まあ、お荷物はもう郵送しちゃってるし、気にしても仕方ないですよね!」

熊野「平和ボケしてますわね……」

《遠方基地》執務室


港湾棲姫「荷物ガ……届イタ」

離島棲鬼「アラ、早イノネ」

港湾棲姫「AmaZ-oneノホセ便……ミタイ」

離島棲鬼「ヨクワカラナイケド、便利ネエ……人間ノ生活ハ」(ガサゴソ

離島棲鬼「コレハ北方ニアゲテ、コレハ私ノ……」

離島棲鬼「アトハ港湾、アナタタチデ分ケテチョウダイ」

港湾棲姫「ワカッタ」(ニコ…

離島棲鬼「アア、配リ終ワッテカラデイイカラ、バラバラニシタ『アノ子タチ』回収シテオイテ」

港湾棲姫「了解……」(トテトテ


北方棲姫「ブーン、ブルルル……敵機直上…急降下」(テテテテ…

中間棲姫「角度ガ甘イ……ソコハ、コノ角度カラ……コウ」(身ぶり手振り

北方棲姫「ン!」(コクコク

港湾棲姫「北方棲姫……離島棲鬼ガ、アナタニコレヲ」

提督くん<自分、コミュ障ですから……

北方棲姫「オ~~~~ッ!!」(パアァァァッ

北方棲姫「パパ! パパ!」(フンスッ

北方棲姫「見テ、見テ、パパ!」(フンフンッ

中間棲姫「……アア、ヨカッタナ」

港湾棲姫「残リハ私タチミンナデ分ケル」(ドスンッ

中間棲姫「ワ、私ハ別ニコンナモノイラナイ」(チラッチラッ

港湾棲姫「嘘ハ、ヨクナイ」(ジッ…

中間棲姫「ウグ……」


北方棲姫(提督くん)「敵機直上、急降下(低い声)!」

北方棲姫「了解……ミンナ、行ッテ!」

北方棲姫「ブルルル、ゴゴゴー……ドカーン」

北方棲姫(提督くん)「ヨクヤッタ、エライゾ(低い声)」

北方棲姫「ホメラレタ、パパニホメラレタ!」(フンスフンスッ



《遠方基地》執務室

提督くん<……目を見ないでください、死んでしまいます

離島棲鬼「フフフ、元気ニシテルノネ」

離島棲鬼「モウスグ会イニイクカラ、待ッテイテネ……フフ、フフフフ」(ギュッ




《鎮守府》食堂

提督「っ……」(ズキッ

漣「ご主人様?」

提督「(なんだ……右目が、酷く痛む)」(ズク…ズク…

提督「……い、いや、目にゴミが入っただけだ」

漣「もー、ビックリさせないでくださいよ~。大丈夫?」

提督「……ああ、平気だよ」

ちなみに、他所提督はよその鎮守府の提督だから他所提督です
艦娘の食事事情に関しては……貯金などもちゃんとしているけど、その月に使う分の食費や生活費をグッズにつぎ込んでいまったので余裕がない、でお願いします
本当に危ないと思ったら貯金を崩すし、それよりもっと先に提督が行動を起こ……これもネタにできそうですね、疲労抜きの間に考えてみます

争奪戦に勝利しつつ普通にご飯食べてる朧は、普段はお金を使わないのか貯金を崩したのか

ちょっと気になったんだが、たぬきそばって天かすが乗ったそばのことじゃないのん?

>>158 何? 揚げが乗ったお蕎麦はたぬきではないのか!?

【今日のしらぬいぬ】

《鎮守府》廊下


不知火「こちらにおられたのですね、司令」

提督「む……不知火君か。な、何か私に用かね?」

不知火「はい、大本営より書類が届いたのでお持ちしました」

提督「なるほど、あ、ありがとう」

不知火「いえ。……司令は遠征部隊のお出迎えですか?」

提督「そ、そうなるな」

不知火「(今日は遠征部隊が帰投する日。私たちが任務から帰ってくる日、司令は必ず艦娘のお出迎えに来てくれます)」

不知火「(黒潮も、そうしたお出迎えをしてくれる司令は羨ましいと言っていました……フフ)」(優越感

不知火「そうですか、遠征部隊のお出迎えですか」(ワクワクソワソワ

提督「――――い、一緒に来るかね?」

不知火「!!」(パアァァァァァッ!!

不知火「よろしいのですか?」(キラキラキラキラ

提督「(今更、ダメと言うわけにもいかないので)も、もちろんだとも」(目逸らし

提督「い、行こうか、もう間もなく遠征部隊が母港に到着するはずだ」

不知火「はい!」

不知火「では、万が一に備えて不知火が先導いたします!」(タタタッ

提督「し、不知火君、廊下を走っては――」


<ズベシャ!!


不知火「にゅい!?」(ビターンッ

提督「不知火君!?」

不知火「…………」(ムク…パンパンッ

不知火「ここは滑ります。お気をつけ下さい、司令」(キリッ

提督「そ、そうか」

不知火「す、滑るのです」(涙目

提督「疑っていない、疑ってなんかいないよ」

不知火「本当ですか?」

提督「ほ、本当だとも」

不知火「……では司令、急ぎましょう。早くしないと母港に遠征部隊のみなさんが着いてしまいます」

提督「あ、ああ、そうだな」



(物陰)

陽炎「不知火ってホント、クールな外見のわりにやることなすこと、おバカな犬っぽいのよねー」(呆れ

【診察メーカー】

《鎮守府》執務室


(提督&漣、休憩中・・・)

漣「およよ?」

提督「どうかしたのかね、漣君」

漣「いえね、Poitterのフォロワーさんのポイートに面白いものがありましてー」

漣「診察メーカーで……ホラ、ご主人様向けっぽいものがー」(寄り寄り

提督「ふ、ふむ……『お前をカードにしてやろっかー』……ふむ」

漣「ね? ご主人様、こーいうの好きじゃないですか?」(ニヨニヨ

提督「ま、まあ、嫌いではない」

漣「にほはは、素直じゃないですねー」

漣「とりま、ご主人様の診察でもしてみますかー……え、えーっと、『玖珂鋼太郎』と」(テレテレ

提督「そこは、提督でいいのでは」

漣「い、今のご時世、いったい何人、提督がいると思っているんですかー? と、出ましたよ」


診察結果:玖珂鋼太郎がカード化された場合、《☆7/シンクロ/闇/機械/攻2700/守100/カード効果で破壊されない》となります。


提督「……星7か、ならば私の銀河でも採用可能だ。効果も……まあ、それなりに」

漣「機械好きなとことか、胃とメンタルが低防御なとこがリスペクトされてますねー」

漣「(あと、なんだかんだで頼りになるとことか……ね)」

提督「漣君?」

漣「うえ!? い、いえいえ、なんでも~」

漣「さーて、ご主人様だけだとなんですし、漣も診察してみますかね……っと!」


診察結果:漣がカード化された場合、《☆2/効果/闇/サイキック/攻2900/守2750/敵の罠効果を受けない》となります。


漣「うお」

提督「ふむ、これは……素晴らしい、素晴らしいよ、漣君。罠の効果を受けない辺りも、なんとなく漣君らしさがある」(キラキラ

漣「それ、褒めてるんですかねえ。な~んか、遠回しに性格悪いって言われてる気がするのですがー」(ジト目

提督「も、もちろん褒めているさ」

漣「ならいいんですけどー」(ムスーッ

今日はここまで
2つ目は「面白いもん見つけたぜ」と回されてきたもの
Twwitterよくわからないけど、こういうお題的なものがたくさんあるのだとしたら美味しい場所ですね
イベント、SS書き始めてから育成する艦がスレに出ている艦娘に限定されがちで厳しい
高波と野分が出てきたので、ちょっとだけ楽な気分で進められそうです

【人のふり見て我がふり直せ】

《鎮守府》食堂


曙「クソ提督と普通に話す方法ねえ……」

満潮「そう、なんかない?」

曙「(そんなものあったら、むしろ私が知りたいわよ!)」

曙「っていうか、なんでそれを私に聞くわけ? 言っちゃなんだけど……漣とか、神通さんとか、金剛さんだっているじゃない」

満潮「とっくにその三人には聞いたのよ」(ゲンナリ

曙「なによ、なんかあったの?」

満潮「一番最初、漣に話聞いてみたんだけど、まあ出るわ出るわ自慢の数々……」


漣『いやー、まいっちゃうなー、聞いちゃう? これ聞いちゃうわけ? も~ぉ、しょうがないですねえぇ~~~~!!』(ミサワ顔


満潮「なんか腹立ったからぶん殴ってやったわ」

満潮「……まあ、手ぇ出した次の瞬間、天井に叩きつけられてたんだけど」

曙「さすがにそれはアンタが悪いわ」

満潮「そうね、二度と漣には逆らわないって誓ったわ」(ハイライトOFF

曙「(なにやったのよ、漣の奴……)」

満潮「それで、次は神通さんに聞きにいったんだけどね」

曙「アンタ、意外とタフね」

満潮「これがまた出るわ出るわ、嬉し恥ずかしの甘酸っぱい思い出話……」


神通『それでですね、足がもつれた時、そっと肩に手を回して支えてくれて……』


満潮「話してる間中、神通さんの周り花が満開で、少女漫画の毛玉みたいなのが飛び交ってたわ」

曙「毛玉って、せめてオーブとか言いなさいよ」

満潮「たぶんあの毛玉、主原料は粉砂糖かなにかよ。だって、那珂さんが淹れてくれたコーヒー、甘く感じたもの」

曙「聞きなさいよ、人の話!」

満潮「なによ、聞いてるわよ。それで、最後に金剛さんのとこ聞きに行ったんだけどね……」


金剛『訳:だいたいね、アイツは人のことなんだと思ってるのよ! 事ある毎に軍学校時代のこと持ち出して、私のこと鬼だ悪魔だ……もうちょっと他にないわけ!?』


満潮「……なに言ってるか、よくわかんなかったわ。司令官に腹立ててるのは嫌ってほど伝わったけど」

曙「あ、荒れてるわね、金剛さん。何かあったのかしら?」

満潮「話しながらブランデー入りの紅茶飲んでたから、たぶんそれが原因じゃない?」

曙「たぶんそれ、紅茶風味のブランデーよ」



満潮「結局、あの三人に聞いても収穫はなかったわ」

満潮「というわけで、なんかない?」

曙「自分で考えなさいよ」

満潮「そう言われてもね……『上司と会話が途切れない10の方法』は全部試しちゃったし」

曙「まずハウツー本に頼るな!」

満潮「え……じゃあ、曙はどうやって司令官と会話してるのよ」

曙「どうって、そりゃ…………そ、そんなの、作戦の提案したり、機械とかカードの話を振れば余裕じゃない!」


漣「ほほう? なるほど、なるほど。余裕じゃない、とは大きく出ましたねー」(ニヤニヤ

曙「」

漣「あ、ご主人様~♪ なんか、曙がご主人様に話があるそうです~!」

曙「ちょっ!?」

提督「な、なにかね……」(オドビク

曙「ぁ、ぅ…………き、機械とかカードの話の時だけよく喋るのキモイのよっ、このクソ提督!!」

提督「……」(無言の吐血

漣「曙、ちょっと表出ろやコラ」

曙「い、いいわっ、出てやろうじゃない!!」




提督「……わ、私に何か落ち度……でも?」(胃薬ゴソゴソ

満潮「えーっと……たぶん、曙に相談した私が悪いわ。ゴメン」(水差し出し

提督「……よくわからないが、困っているならちゃんと話してくれたまえよ」(ザラザラ

満潮「そうね、司令官のお腹のためにも努力するわ」



《後日、天気の話ぐらいはするようになった》

【提督たちの作戦中風景】

(提督ズ&艦娘、第十一号作戦実行中・・・)


《他所提督の場合》


<バンッ

他所提督「…………」(イライライライラ

菊月(臨時秘書艦)「お、おかえり」

他所提督「おう」

龍田「ただいま~。菊月ちゃん、お留守番ありがとうね~」(ボロボロ

菊月「このくらいなんでもないさ。それで、その、どうだった?」

龍田「ん~、ステビア海までは順調に進撃できたんだけどね~。最深部にいる艦隊に向かう途中、空母棲姫の率いる機動部隊に襲われちゃってね~」

菊月「な、だ、大丈夫だったのか!?」

龍田「う~ん、あまり大丈夫じゃなかったかな~。空母棲姫の攻撃がポンポン、長門さんとか日向さん天龍ちゃんに当たってね~……勝利こそしたけど、そこから先は進めないから撤退してきたのよ~」

菊月「そうか……その、お疲れ様。艦の修理が終わったら、また出撃だろ? 食堂にお握りと豚汁用意してあるから、お風呂の後に食べて、しっかり休んでくれ」

龍田「あらあら、まあ~……菊月ちゃん、ありがとう~♪」(ナデナデ

菊月「ぷわっ!? あ、頭を撫でるなっ」

龍田「ウフフ、いい子、いい子。菊月ちゃんも一緒にお風呂行きましょうね~♪」(ダッコ

菊月「うぅ、なんなのさ……」(モジモジ



龍田「あ、提督~? ということで、私たち少し外しますね~」

他所提督「おう」


<キィ……バタンッ




他所提督「……………………うがああぁぁぁぁぁぁぁっ!! なンッなんだよあの空母棲姫のヤロー!! こっちの艦をポコジャカ、大破させやがって!! ふっざけんなよ、クソクソクソッ、クソがぁーーーーーーー!!」(壁ゲシゲシ

他所提督「絶対に許さねぇっ、次会ったらメッタメタのギッタギタにしてやっからなっ、覚えてろよクソがァ!!」(壁ゲシゲシ



<ドゴォッ
<うお!? ヤ、ヤベエ、壁に穴が……!!



菊月「……荒れてるな、司令官」

龍田「空母棲姫の部隊に会うまでは、みんなの艦、かすり傷一つ負ってなかったから~。実質、アレ一隻に撤退させられたようなものだしね~」

菊月「……怒ってる司令官は好きじゃない」(グスッ

龍田「別に菊月ちゃんに怒ってるわけじゃないから~」

龍田「大人の男の人はね~、たまにああしてストレスを発散させないとダメになっちゃうから~……許してあげてね~?」

菊月「ウン」

菊月「……早く終わるといいな、作戦」

龍田「そのためにも、今はしっかり休まないとね~」

《メガネ提督の場合》


メガネ提督「名取、支援に出した艦隊の方はどうなってる?」

名取「は、はい! ヒトロクマルマル、ステビア海にて空母棲姫を旗艦とする敵機動部隊とオネエ提督さんの水上打撃部隊が会敵! 大破が1隻出ましたが、電ちゃんたちの部隊に護衛されて撤退。現在、敵本隊と交戦中とのことです!」

メガネ提督「ふむ、ウチは駆逐艦が多いからね、大規模な作戦時はこうした支援が基本になるんだけど……」

名取「……けど?」

メガネ提督「――――心配だよぉ~、電ちゃんたち、ちゃんと無事に戻ってこれるかな~!? 護衛の途中で深海棲艦に襲われたりするんじゃ……ああ、もう考えただけで心臓が張り裂けちゃいそうだ!!」(ジタバタ

名取「お、落ち着いてください! 大丈夫、きっと大丈夫ですから!」

メガネ提督「ホント?」

名取「ホ、ホントです」

メガネ提督「ホントにホント?」

名取「ぅ……えっと、たぶん」

メガネ提督「……やっぱり心配だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」(ジタバタゴロゴロ

名取「えうぅぅぅ~!?」(オロオロ



《オネエ提督の場合》


武蔵「ぐッ、す、すまない、最後の最後でドジっちまった」

オネエ提督「いいのよ、ちゃーんとみんな無事に戻ってきてくれたんだから」

武蔵「あと一押しってとこだったんだぜ?」

オネエ提督「そうねえ、誰か一人でも戦艦水鬼に攻撃できてればミッションコンプリートだったんだけどねえ……」(ノビーッ

オネエ提督「ま、たられば語ってもしょうがないわ。武蔵ちゃん、冷蔵庫に不死身家のケーキ入れてあるから、お風呂から上がったらみんなで食べてちょうだいな♪」

武蔵「……すまん、恩に着る」(ショボリ

オネエ提督「いいから、いいから。しっかり休んだらまた出撃だから、頼んだわよ~」

武蔵「おう!!」



<パタンッ



オネエ提督「うぅ~ん、さすがに作戦の最終目標となるとなかなか……なかなかねえ」

オネエ提督「とりあえず、みんなの疲労が抜けた辺りでもう一度出撃してもらうしかないわねー」(頭ガシガシ

《提督の場合》


駆逐艦《漣》艦内

漣「ぶっへぇ~~~~~!! ご主人様ぁ、大丈夫ですか~?」(中破

提督「う、うむ」(中破

神通『提督、索敵終了しました。遠方に増援の反応あり、どうやら深海棲艦の援軍が近づいているようです』

漣「次から次によく湧きますねー。何回倒せばいいのやら……」

提督「そうか……オネエ提督の艦隊も退却している。我々も、修理と補給のために一旦、鎮守府に戻るとしよう」

漣「アイアイサー!」

神通『了解しました!』

提督「で、では、第一艦隊旗艦の金剛にも連絡……」

金剛『Hey、提督~』

漣「あや、噂をすれば影ですねー。ハイハーイ?」

提督「ど、どうかしたのか? 何かあったのか?」

金剛『ンー……深海棲艦が使ってた基地を調査したんだけどネー』

金剛『なんか、見たことない戦艦と艦娘を発見したデース』

提督「見たことのない……?」

金剛『この人デース』

Poma『正直助かったわ、日本に向かう途中、連中に鹵獲されてしまって……。ローマです、よろしく。何? あまりジロジロ見ないでくださいね』(眼鏡クイッ

提督「」

金剛『提督~、どうするデース?』

提督「……………………帰投の途中、大本営に寄って彼女の身柄を預けよう。捕虜をそのまま、自分の鎮守府に連れ帰ることなどできないしな」(キリッ

金剛『……アー、了解』




Roma「……えっと、もしかして私、厄介者扱いされてる?」

金剛「深く考えたら負けネー。ウチの提督は基本、知らない人にはあんな調子デース」

Roma「なにそれ、アナタのところの提督、コミュニケーション能力どうなってるんですか?」

金剛「ノーコメントでお願いしマース♪」


《この後、無事にRomaの身柄は大本営に保護された》

乙です
この後大本営から「拾ったものは責任を持って自分で世話しろ」
と言われるんですね(ゲス顔)

【ラストダンスにはまだ早い】

《大本営》執務室


元帥「作戦の進捗はどうなっている」

霧島「はい。現在、提督、他所提督、オネエ提督率いる三つの連合艦隊が交代で、ステビア海の敵深海棲艦と交戦を繰り返しています」

霧島「今のところは我々の優勢……敵残存戦力は残り3~4割といったところでしょうか」

元帥「正念場だな……」

霧島「ええ。奴らも、追いつめられると凄まじい力を発揮しますからね」

元帥「土俵際の粘りの強さは、我々も連中も変わらんらしい」

霧島「厄介ですね」

霧島「それと、進捗具合とは別に一件」

元帥「なんだね?」

霧島「実は、日本へ護送中に滷獲された戦艦《Roma》と、その艦娘の救出したと提督から報告が来ています」

元帥「なんと、無事だったのか!?」

霧島「戦艦、艦娘ともに異常は見られなかったようです。ただ、深海棲艦の増援が接近していたので……」

元帥「ああ、Romaが大本営に到着次第、精密検査を受けてもらおう」

元帥「いやぁ……しかし、よかった。でかしたぞ、鋼太郎く……提督」

元帥「オッホン、すまんな、少し顔がおかしなことになっているようだ……」(ニヤニヤ

霧島「(Romaの件で相当、頭を痛めておられましたしね。そりゃ顔も緩みますよ)」

霧島「……それにしても」(ペラ…ペラ…

元帥「む、どうかしたのか」

霧島「いえ、報告書なのですが……Romaがところどころ、PomaとかRobaとかRomanになっているあたり、なかなか提督さんも窮まってきているなと」

元帥「……一度寝ろ、と電報を送っておいてくれたまえ」

霧島「はい。フフフ♪」


駆逐艦《漣》内部

提督「……あ、あと……あと4回も撃破すれば……すれ……」(グランガラン

漣「ご主人様~、椅子の上で寝ても疲れは取れませんよ~」

提督「うぐ、ぬ……」(シバシバ

漣「メガネ提督さんのところの艦隊が護衛についてくれましたし、余裕ある内に仮眠してくださ~い」

提督「料……理」

漣「はいはい。起きたらご飯も作りますのでー、しっかり休んでくださいな」

提督「う、ぬ……」(フラフ~ラ

漣「あー、もう! しょうがないご主人様ですねー」

漣「妖精さんたちー、すみませんがご主人様を艦長室まで連れてってくださいな」

妖精A「ラジャったです」

妖精B「提督さんに快眠をプレゼント」

妖精C「子守唄は任せろー」

漣「ヤメテッ!」


<提督さーん、こっちでーす
<子守唄、なに歌うですか?
<うーんと、『Reckless fire』?
<逆に目がギンギンに冴えそうです……

漣「やれやれ。ワーカーホリックもあそこまでいくと手に負えませんねー」

漣「……さって、もう一踏ん張りです。気合い入れていきまっしょい!」

乙です!

元帥「こっち置いておいても仕方ないし、枠余ってるからとりあえず預かってくれたまへ」
的な感じで提督の鎮守府にPoma・・・・・・もといRomaが来るのかも。

もしくは
元帥「君が見つけたRoma君と、新規配備されたこちらの秋津洲君、どちらがいいかね?」
みたいに問い詰められるかも


ところでうちの泊地にRomaが来ないのはナズェナンデス?

【焼けた鉄の上で踊るように】

《鎮守府》母港

(艦隊が帰投しました)

瑞鶴「みんな、お疲れ様! はい、毛布! 制服のが破れてる人は使って!!」(ドタバタ

赤城「損傷した艦はドッグへ! 妖精さんたちが修理の準備をしてくれています!!」(テキパキ

金剛「第一艦隊の艦は最優先でドッグへ! 無駄に使う時間はないヨ!!」

大和(小破)「くっ……不甲斐ないですね……」

満潮「怪我をした人は!? いたら医務室へ運ぶから!!」(キビキビ



漣(中破)「うう、メシ…マズ」(ヨタヨタ

神通(中破)「い、痛かったです……」(フラフラ

潮(大破)「ゴメンなさい、対空防御が間に合わなくて……」

衣笠(大破)「あと一息ってとこなんだけどねー」

大井(大破)「なんで私たちばっかり狙われるのよ……」

北上(大破)「うーん、ゴメンねー……絶好のチャンスだったのに、私が旗艦スナイプできなかったから……」

大井「いいえ、そんな! 北上さんは悪くないわ! 悪いのは作戦……」

漣「…………」(じー

大井「じゃなくて、到着できない道中支援と当たらない決戦支援と着実にこちらを中破大破させる空母棲姫とか沈まない重巡とか回避しまくる駆逐艦とかで……」

大井「…………ああぁぁぁぁっ!! 思い出したらまたイライラしてきたわ……!!」(ガンッ!ガンッ!

北上「大井っちー、船にあたるのはダメだよー」

提督「…………」

文月「司令官~、大丈夫ぅ?」

弥生「顔色…悪い、です」

提督「大丈夫、だ。問題ない」

提督「……みんな、聞いてほしい」

漣「! 総員、整列!!」

神通「はい!」

潮「……!!」(タタタッ

衣笠「イタタ……」(ピシッ

大井「はい!」(直立

北上「ん……」(不動


<しーーーーーーん


提督「あ、その、そこまで大事な話をするわけでは、ないのだが」

漣「ニャハハ、お気になさらず」

漣「あと一息ってとこに来てから、途中撤退や旗艦外しが増えてますしねー、ここらで一発、気を引きしめたい気分なのですよー」

提督「(私の胃は絞めつけられるどころではないのだよ……)」(メキゴキメキョ

提督「……現在、第十一号作戦は最後の詰めの部分まで来ている」

提督「ここまでこれたのは君たちの日頃の訓練と、人々を守るという誓いあってこそだ」

提督「しかし、追いつめられた深海棲艦の攻撃は苛烈で、何度も苦渋を味わわされている」

提督「あと一歩を踏み越えられない状況に、君たちも不安や焦燥を募らせているだろう」

提督「だが案ずるな、焦るな。これまで君たちは、幾度となく立ち塞がる強大な敵を打ち破ってきた」

提督「落ち着いて、今日までの訓練と実戦で培った力を発揮するのだ。さすれば、君たちに敵う者などいない!!」



提督「…………と、私は思っているので、なんだ、その……最後まで油断せずにいこう」(ひきつり笑い


<しーーーーーーん・・・


提督「(み、みんな無言だ……余計なことを言っただろうか……神経を逆撫でして、不愉快にさせただけだろうか……)」(キリキリ

漣「あ……あざーっす!」

神通「こんな私でも提督に信じてもらえて……本当に嬉しいです」

潮「潮、ま、まだやれますっ」

衣笠「よーしっ、衣笠さんにお任せ!」

大井「少し休んだらもう一回出撃ですね、北上さん」

北上「お、燃えてるねー、大井っち。んじゃ、まあ……やっちゃいましょー」

提督「(よ、よかった、少しだけみんなテンションを上げてくれたようだ)」



間宮「みなさーん! 疲労回復にお菓子作ってきましたよー!」

伊良湖「間宮さんと私の合作、抹茶アイス最中です!」

羽黒「え、えっと、他にもケーキとかシュークリームもありまーす!」

鳳翔「お腹にたまるものがいい子は、こっちにお雑煮用意してますからね~!」

<はーーい!
<私、お雑煮がほしいー!
<私はシュークリーム!!




提督「…………」(コソコソ

《鎮守府》提督用トイレ


<バシャッ……ビチャチャ……!!

提督「………………ゴホッ!! がはっ……ごぇ……っ、ハァッ……ハァ!!」

提督「い、胃薬がそろそろきれてしまうな……」

提督「ハァ……ゲホッ……つ、次もダメだったら……甲作戦ではなく、乙作戦も視野に入れると……しよう。このままだと、体中の血を口から吐いてしまう……」(フラフラ



金剛『訳:またそーやってすぐに弱音を吐く』

提督「こ、金剛……」

金剛『訳:大丈夫……じゃないか。口の端、汚れてるわよ』(フキフキ

提督「ハ、ハンカチが汚れる、やめたまえ」

金剛『訳:口から血を垂らしてる人はおとなしくしてなさい』(ゴシゴシ

金剛『訳:これでよし、と。……もう一踏ん張りなんだから、頑張りましょう。みんな、アナタの指揮を信じて頑張ってるんだから』

提督「う、む……」

提督「スー………………ハァ……」

提督「……次の出撃は12時間後。それまでに艦の修理と補給を終えるよう、みんなに伝えてくれ」(キリッ

金剛『訳:了解!』

提督「では……少し休ませてもらおう。君も、できるだけしっかり休むように」

金剛『訳:はいはい』

提督『訳:はい、は一回だ』

金剛『訳:は~い』

提督「…………私はもう寝る」

金剛『訳:おやすみなさーい♪』


金剛『訳:さて、と』

<パンッ!!

金剛『訳:これ以上、アイツに苦しい思いさせるのも嫌だし、さっさと片付けてやりましょうか!』(頬叩き

物事が上手くいかないときは、深呼吸していいお茶でも淹れてリラックスして寝るのです
というわけでおやすみなさいなのです

【提督、美容院へ行く】

《鎮守府》執務室


提督「…………」(カリカリ…

那珂(当日秘書艦)「んー……提督さあ、ちょっと髪の毛伸びたよね」

提督「……言われてみれば、確かに」

提督「そろそろ、切らねば」

那珂「うんうん! 髪型バサバサは見映え悪いしね」

那珂「提督はいつもどこで髪の毛切ってるの? 床屋さん? それとも美容院?」

提督「……じ、自分で切っているが?」

那珂「えー……」(ドン引き

提督「し、仕方がないではないか。他の人に髪を切ってもらう時間、私にどう過ごせと……」

那珂「うーん、提督も元は悪くないんだからー、ちゃんと髪の毛カットしたら、もっと格好よくなるのに」

提督「(母や……金剛や漣君にも言われたことがあるが、そのような常套句、誰が信じるというのか……)」(卑屈

那珂「そうだ、那珂ちゃんナイスアイデア!」

提督「う、うぬ?」

(提督休日)
《鎮守府近郊》ハイカラな美容院前


提督「こ、ここ……か?」


那珂『えっとね~、鎮守府の近くにね、那珂ちゃんのお気にの美容院があるの!』

那珂『店員さんもすっごくフレンドリーだからぁ、提督も退屈しないと思うし、そこでカットしてもらったらいいよ♪』(キラ☆


提督「……と、那珂君は言っていたが」

提督「な、南無三」(ゴクリ


<カランカラ~ン

女性店員「いらっしゃいませ! カットのお客様ですか!」(スマーイル

提督「あ、あの、その、部……し、知り合いに、勧められて……」

女性店員「あっ、ご紹介お客様ですね! どなたのご紹介でしょうか!」(爽やか

提督「え、あの、この近くの四方山鎮守府で、か、艦娘をしている那珂君……」

女性店員「ああ、那珂ちゃん! 那珂ちゃんとその姉妹さんには、いつも来てもらってて助かってるんですよー」(朗らか

女性店員「あ、もしかして、アナタが鎮守府の提督さんですか!? 那珂ちゃんたち……特に神通さんからよく話を聞いてますよ!」(にこやか

提督「……い、いえ、人違い」

女性店員「優しくて指揮も的確で、とっても大切な人だって……もう、毎回のろけられてて~」(フレェンドリィ~

提督「(………む、無理だ、私には無理だ!)」(プルプル

提督「……!!」(クルッ

店員「あれ? どうされ……あのっ、待って!?」

<タタタタタタタッ・・・

店員「……行っちゃった」




《鎮守府》

那珂「それで、店員さんが明るくて溌剌としてるのが辛くて逃げてきたんだ」

提督「……ああいうレベルの高いコミュニケーション能力は私には堪えるのだ」

那珂「……そっか」

提督「すまない、せ、せっかく紹介してくれたのに……」

那珂「あ、ううん、なんか……那珂ちゃんこそゴメンね」


《この後、髪はいつも通り自分でカットした》

【祝!第十一号作戦終了】

《鎮守府》母港

(艦隊が母港に帰投しました)


提督「……」


金剛(大破)「…………」

伊勢(中破)「…………」

大和(小破)「…………」

比叡(中破)「…………」

瑞鳳(中破)「…………」

祥鳳「…………」

潮「…………」

木曾(小破)「…………」

神通(大破)「…………」

大井(MVP)「…………」(キラキラ

北上「…………」

漣(中破)「…………」

提督「みんな、お疲れ様」

提督「損傷した艦はドッグへ。艤装は……もう新しく造り直すので、工廠の妖精君たちに預けてくれ」

提督「明日、鳳翔君たちが祝勝パーティーを開いてくれるらしい」

提督「今日1日、しっかり休んで明日のパーティーに参加してもらいたい」

提督「いろいろと話さねばならないこと、事後処理などたくさん残っているが……今日はもう、いい」

提督「みんな、よく頑張ってくれた……解散」(ヨロヨロ

<……は~い~



神通「漣さん、大丈夫ですか?」(フラフラ

漣「だめぽ」(白目

潮「神通さんも、私の艦を庇ったからボロボロですよ……」

神通「さすがに……疲れちゃいました」

大和「今日はさすがに……提督のお側にいても、起きてられ……ません」(ヨタヨタ

金剛「tea time は明日にするネー」(ズル…ズル…

伊勢「これは明日、全身筋肉痛フルコースだね……」(ガクガク

木曾「……Zzz」

北上「おーい、ここで寝たら風邪ひくよー」(ツンツン

大井「しょうがないわね……っしょ、と!」(引きずり

祥鳳「艦載機……だいぶ墜ちてしまったわね……」

瑞鳳「うぅ、瑞鳳の烈風改~……」



比叡「…………」(ポツーン

比叡「(大本営から補給物資運んできたら、なんかそのまま最終決戦に駆り出されてしまいました……)」(ヒエー

比叡「母港についた途端、兄様と妖精さんたちがすごい形相で《比叡》の改装を始めるし……怖かったなー」

比叡「あ、でもでも、決戦に参加させられたということは、ついに私も鋼太郎兄様の鎮守府所属になったってことじゃ!?」

比叡「アハハハッ、バンザーイ! バンザーイ!!」




(翌日)

《鎮守府》祝勝パーティー会場


比叡「第十一号作戦、お疲れ様でした兄様!」

提督「……どうして比叡君がここにいるのだね?」

比叡「ヒエーン!?」(ガーンッ

提督「そ、そういえば最後の出撃の時、心持ち戦艦が多かったような……?」

比叡「ひ、酷いですよ兄様~!!」





球磨(E:エプロン&三角巾)「……提督、最後の方、精神的にかなりキテたからしょうがないクマー」

鳳翔「そうねえ。見てて少し危なかったもの……」

間宮「漣さんたちも、支援に出る人たちも、当タラナイ……届カナイ……とかうわ言漏らしながらお菓子食べてましたからね……」

羽黒「と、とっても怖かったです」

伊良湖「はい……てっきり、鎮守府が深海棲艦に乗っ取られたんだって思いました」


《後日、大本営により、比叡の所属は四方山鎮守府であると正式に決定された》

【何かあると台所に向かう】

《鎮守府》執務室


漣「ン~、ンフ~フ、フ~ン♪ 今日は~、ご主人様が出張から帰ってくる日~♪」(机フキフキ

漣「そしてそしてー、明日のお休みはご主人様と第七駆逐隊でお買い物なのですよ~」


漣ケータイ<みこみこナース!みこみこナース!ナマムギナマゴメみこみこナース!

漣「っと、ご主人様からお電話ですねー」

漣「ハイハーイ、どしたの、ご主人様?」

漣「フン、フンフン……フン……」

漣「な、なるほどー、了解しました。いえ、お気になさらず、はい」

漣「秘書艦兼護衛で木曾さんもついてますし、安心ですわー♪」

漣「はい、ではではー」(ピッ

漣「……出張、延長ですかー、そうですかー」

漣「自動的にお買い物は中止と……ま、しゃーない、しゃーない」(苦笑い


(夜)
《艦娘用宿舎》食堂

漣「ほいさっさー、みなさーん、おゆはん完成しましたよー」

瑞鶴「ふはー、お腹ペコペコ~……って、なんじゃコリャア!?」


漣「今日はちょっとばかし凝ったものにしてみましたー」


・焼きたてパン 3色のパテを添えて

・トラウトサーモンと旬野菜のマリネ

・ホワイトアスパラガスとオマール海老のマスタードソース

・伊勢さんの釣った鮮魚のソテー

・桜チップでスモークした骨付きラム肉のロースト

・北海道産ミルクを使ったお楽しみジェラート


漣「いやぁ、ハハハ、今日はやけに創作意欲に溢れちゃいましてー」

漣「どーぞ、召し上がれ♪」

瑞鶴「創作意欲に溢れたからって、これは……ええ!?」

加賀「うるさいわよ、瑞鶴。少しは赤城さんを見習ったらどうなの?」

瑞鶴「見習うって、何を……」

赤城「どうしたの、瑞鶴?」(カチャカチャ

赤城「ん……フフ、美味しい」(微笑

瑞鶴「(うおお、凄い優雅に召し上がってらっしゃる!?)」

漣「実は、若いけど味はなかなかのワインも用意してあるのです」

赤城「あら、じゃあいただいちゃおうかしら」

漣「どぞ、どーぞ」

瑞鶴「(ヤバイ、なんか緊張してきた)」

加賀「瑞鶴、正規空母の艦娘としてみっともない食べ方をしたら……わかってるわよね?」

瑞鶴「う、うっす、努力します」(敬礼

<言葉遣いが汚いわ。罰として、このラム肉のローストは没収よ
<そんな横暴なっ!?




曙「……クソ提督、今日帰ってこれなくなったんだって」

朧「なるほど、それで」

潮「漣ちゃん、すっごく楽しみにしてたもんね……」

曙「フン、わかりやす過ぎなのよ」

曙「……私だって楽しみにしてたのに。クソ提督のバカ」(ボソ

朧「(曙も、たいがいわかりやすいと思うよね)」(ヒソヒソ

潮「(そ、それは言っちゃダメだよ、朧ちゃん)」(苦笑

乙です
漣の調理師スキルがまた上がっててお腹がすきました
あと報告として、動画の続きが出来たので上げております

>>317 艦これと書く以外の最近の楽しみ、とても感謝なのです
マナーがいいでパッと思いつくと、赤城、神通、那珂、木曾辺りでしょうか
球磨、北上、川内も本気を出すとレディーなイメージがあります

【提督たちとコミュニケーション】

《大本営》訓練所


木曾「な、なるほど、こうか……こう!」(ドタンバッタン

老提督「ホホッ、まあ……ワシの言ったことの1割もできとらんが、そんな感じじゃ」

老提督「大雑把に言ってしまえば、太刀筋なんてものは縦横斜め、突きの九通りしかないのじゃから、それさえ見極めれば捌くのは容易というもの」

提督「(それはアナタだからできることです、老提督……)」

老提督「よし、老いぼれの講釈だけではそろそろ飽きるじゃろう。今日聞いたことを自分なりに工夫して、ワシに打ってきなさい」

老提督「なに、遠慮はいらん。胸を借りるつもりで、本気で打ち込めばええ」

木曾(E:袋竹刀)「おう、怪我しても知らねえぞ!」(ワクワク

提督「あ、き、木曾君、気をつけ――」

木曾「ちぇりおーッ!!」(ブンッ

老提督「ちぇいすとぉーーーー!!!」(ドゴォッ!!

木曾「」

提督「き、木曾君!!?」

老提督「ホッホッホ、まだまだひよっ子じゃのお!」

老提督「さて、木曾君が起きるのを待っていたら体が冷える。玖珂君、ちっとばかし老体の運動に付き合ってくれるかの?」

提督「っ……かしこまり、ました」

<きぃえぇぇぇぇぇぇぇぇい!!

<神通君、技を借りるぞ……八咫雷天流――散華!!


叢雲「ったく、年寄りに冷や水って言葉をいい加減、覚えなさいよ」

木曾「きゅう……」(目グルグル

《大本営》会議場(宴会場)


先輩提督「ヒヒッ、イヒヒヒヒ! それでどないしたん? え? しこたま、爺さんに小突かれたん?」

提督「お、己の未熟さを恥じるばかりです」(ボコボコ

先輩提督「ダッハッハ! しゃーない、しゃーない。あの爺さん、他所提督君が土下座して剣習うぐらいやしな! 素手で勝つなら両手足、仲間の残した懸糸傀儡のパーツでもくっ付けんとなあ!」

由良「て、提督さん、あんまり四方山の提督さんをからかっちゃダメですよ」

先輩提督「タハハ、すまんすまん。玖珂君はからかうと面白い反応してくれるから、つい」

提督「(面白い……そ、それはつまり、私は他人にとって『玩具』に過ぎないと……。弄って、虐めて、こ、壊れれば後は捨て置くだけだと……)」(嘔吐感

由良「(ほらっ! 提督さんのせいで四方山の提督さんが落ち込んじゃったじゃない!)」

先輩提督「(か、堪忍や、由良ちゃん。最近、玖珂君のメンタルが高野豆腐ぐらいに固くなってたから!)」

後輩提督「どうしたんですかー、先輩方ー!? 暗い雰囲気は苦手ですよー、私!?」(ウェーイ

先輩提督「テンション高いなあ、自分」

提督「か、顔が真っ赤だぞ、大丈夫なのかね?」

後輩提督「大丈夫ですぅー、絶対大丈夫……うっっぷ!!」(蒼白

<アカンッ、由良ちゃん退避や!!
<ハ、ハイーッ!!
<ヌウーッ!?



提督「あ、危うくひっかぶるところだった……」(チビチビ

提督「彼女のノリのよさは大いに見習うべきところがあるが、いささか調子に乗りすぎる嫌いがあるな」

提督「(ま、まあ、それはウチの艦娘たちの大半に言えることなのだが)」

元帥「……またそんな隅っこで手酌か」

提督「せ、先生!?」(ガタッ

元帥「いい、構わん。今日は無礼講だ、気を抜いておけ」

提督「は、はい」

元帥「座らせてもらうぞ……どっこいせ」

提督「」

元帥「ん!」(注げ

提督「し、失礼します」

元帥「んっ」(注がせろ

提督「お、お願いいたします」


(提督&元帥、酒盛り中・・・)


元帥「……最近どうだね、また薬の量が増えているのではないか?」

提督「は、い、いえ、ここ最近は瓶1本ほど少なく……」

元帥「単位がおかしすぎて改善したのかどうかわからんが、それなりに上手くやっているということか」

元帥「なにか鎮守府で問題は? 可能なものならばすぐにでも手配してやるが……ああ、母港の縮小はなしだからな」

提督「い、いえ、今のところ……」

元帥「そうか……。春の馬鹿も八雲さんも心配している。できるだけこまめに連絡をだな――――」(クドクド

提督「は、はい、善処いたします……」




霧島「(学校の面談みたいですね)」(クピクピ

【艦娘たちとコミュニケーション】満潮編

《鎮守府》執務室前


漣「さーて、今日は満潮が秘書艦担当なのですがー……」

漣「大丈夫かなー、この間は本片手に二人して片言喋ってたし」(ヤキモキ

漣「(どらどら、ちょいと様子を見てあげましょうかね)」(ソロリ



満潮「…………」(スス、スッ

漣「(おんやぁ? 珍しい、満潮さんが職務中に携帯ですか……)」

満潮「…………」(スッ、シュシュ

漣「(熱心に打ってますねー。ゲーム……じゃないみたいですが)」

<カン☆コーン!
提督ケータイ<バディ、メッセージが2件追加されたぞ

提督「む……」(カコカコ

漣「(うわ、めっずらしい~。ご主人様まで、お仕事中にケータイ触ってる……ん?)」

<ティロティロン♪

満潮「…………」(トトッ、シュッスス

<カン☆コーン!
提督ケータイ<……バディ、またメッセージが追加されたぞ

提督「…………」(カコカコ

<ティロティロン♪

満潮「了解したわ、と……送信」(シュシュシュ

提督「よろしくお願いする……送信」(カコカコ

漣「……ダメだこいつら、早くなんとかしないと」(頭痛



<ドバンッ!!

提督「!」(ビクッ

満潮「!?」(ドキッ

漣「相手が目の前にいるのにメールでやりとりって……現代っ子か!!?」(ガオーッ



提督ケータイ<やれやれだな……

【他所提督の財宝(マジ・エロイ・ソフト)】

《鎮守府》執務室


妖精A「提督さん、なんか荷物届きました」

提督「む。ど、どこからかね」

妖精A「えっと、他所提督さんからですね」

提督「他所提督から?」

妖精A「割れ物注意とのことです」

提督「ふ、ふむ、特に何か送るという話は聞いていないのだが……開けてみよう」

妖精A「はい、どうぞ」

提督「…………」(ガサガサ

提督「!!?」



『やっぱり初期艦は最高だぜ! ~提督のおっきな魚雷に駆逐艦は轟沈寸前~』

『こんなにたくさん……私、嬉しいです ~清楚な軽巡洋艦が淫らに変わる時~』

『これでfinish? ~帰国子女戦艦の快感マイクチェック~』

『ヤダヤダヤダ、子供が起きちゃう! ~空母ママのいけない昼下がり~』

『ホテル自慢のマル秘極楽ルームサービス ~従順戦艦の超弩級ご奉仕~』
(他十数本)


提督「……」(カサッ

手紙<お前が好きそうな子の夜戦資料(意味深)集めたからやる。これで夜戦演習(意味深)も捗るな(笑)

提督「ふんぬっ!」(グシャグシャバリバリ…!

手紙<アベバーッ!?

提督「ハァ……ハァ……っぐ」(キリキリキリキリ

提督「な、何を考えているのだ、他所提督は!」

妖精A「(鎮守府で艦娘に囲まれて、イロイロ大変な提督さんを慮ってのことです、たぶん)」

提督「と、とにかく、誰か来ないうちにDVDを隠さなければ。青葉君などに見つかった日には――――!」(アセアセ

青葉「どもっ、青葉ですぅ! 司令官、大本営からお手紙が届き……まし……た、よよよ?」


(机の上の大量のエロDVD)


提督「」

青葉「――――」(パシャリ

<青葉……青葉、見ちゃいましたぁー!!(ダダダダッ




妖精A「記憶を消すお薬ありますが、必要です?」

提督「……」(コクリ

妖精A「了解したです、上手いことやって青葉さんに――」

提督「わ、私が飲むのではないのかね?」

妖精A「あ、そっち……」




《後日、記憶は綺麗に消去したが、筆頭勢+αが妙に優しくて提督は引きこもった》

『季節限定・桃さくらんぼスイートシロップ ~甘味処看板姉妹を召し上がれ♪~』

『今夜は一緒に飲みたいんだ ~もののふ重巡が甘える夜~』

『恋人はくのいち ~夜戦大好き軽巡と過ごす長い夜~』

『アイドルこれくしょん ~密着取材!アイドルとプロデューサーのイチャラブ☆レッスン~』

『心頭滅却すれば快楽もまた涼し ~制空権喪失!神聖な弓道場で責められる軽空母~』


パッと思いついたのはこんなタイトル
あっち系の本のタイトルを考える人のセンスは凄いと思います

【蛙の子は……】

《???》


北方棲姫「ホッポッポ~、ホッポッポ~、ホ~ポホポポホッポッポ~♪♪」(テコテコ

<ドンッ

北方棲姫「イタイ!?」(ベチャッ

港湾水鬼「大丈夫カ……?」(ヌウッ

北方棲姫「」

港湾水鬼「オイ、ナントカ言エ」(ビキビキ

北方棲姫「カ……」(プルプル

港湾水鬼「カ?」

北方棲姫「カエレ!!」(脱兎

港湾水鬼「」




―――――――――――――――――――――


港湾水鬼「サミシイナァ……」(ズゥン

港湾棲姫「水鬼ハ眉間ニシワヲ寄セスギ」



北方棲姫「ヒクッ……グス……」

北方棲姫「怖イ……ヤダ……モウ沈ム……」(カタカタ

離島棲鬼「ヨシヨシ……」(ナデナデ

離島棲鬼「(メンタルノ弱サハ似ナクテヨカッタンダケド、ネ)」





提督「――――えくしっ、えくしーずっ!」

漣「ご主人様、風邪ぇ?」

提督「……古来より、くしゃみ2回は悪口と言う」

提督「ウザイのか……気持ち悪いのか……それとも死ねと思われているのか……」(キリキリキリキリ

漣「そーいうネガティブなとこが噂されてんじゃないですかねー」(呆れ

【今日のしらぬいぬ】

《鎮守府》玄関前


不知火「ようこそ比叡さん、四方山鎮守府へ。歓迎します」

不知火「本日は不知火が鎮守府の案内を務めさせていただきます」

比叡「ハイ、よろしくお願いします!」

不知火「不知火にお任せください」(フンス

不知火「では、案内を開始します。比叡さん、不知火についてきてください」(キビキビ

比叡「ハイ!」(キビキビ




不知火「……ここが工廠。司令がよく兵装の開発や艤装の改修に使用されています」

比叡「なるほど!」



不知火「こちらは間宮さん。よく司令が利用されています」

不知火「時々、甘い物をご馳走してくれます……美味しいですよ」(キラキラ

比叡「なるほど! 兄様の甘い物好きは変わっていないんですね!」



不知火「ここは鳳翔さんのお店。夜、司令が利用されます」

比叡「なるほど!」



不知火「ここは大浴場……司令の計らいで、岩風呂や檜風呂などたくさん揃っています」

比叡「なるほど! お風呂は日本人の心ですからね、さすが兄様です!」

不知火「司令ですから、当然の判断です」(ドヤァ



不知火「ここが建造用のドッグ……ここはあまり使いません」

比叡「なるほど!」

不知火「む」




漣「だーかーらー、そろそろ新しい艦娘用の船でも建造しましょうよー」

提督「い、嫌だ、断る。建造で新しい船は造りたいが、あ、新しい艦娘が増えるのは困るのだ!」

漣「ええい、駄々っ子みたいに柱にしがみつかないでください!」

司令「司令!」

比叡「兄様!」

漣「あれ、不知火さんに比叡さん?」

提督「た、確か不知火君には鎮守府の案内をお願いしたはず……」

不知火「司令、お困りのようですがなにかお手伝いすることはありませんか!?」

比叡「兄様、力仕事ならお任せください!」

不知火「司令、大本営からのお手紙を取ってきますか!?」

比叡「兄様、今から金剛姉様とお茶会なんてどうですか!?」

<司令ぇ!!
<兄様ァ!!

提督「!!!???」

漣「ええいっ、数年ぶりにご主人様に再会できたワンコか! 散れっ、シッ、シッ!!」

不知火「ぬ、ぬい」(ショボリ

比叡「ヒエー」(ショボリ





(物陰)

陽炎「(心配でコッソリ覗いてたけど……)」

陽炎「ご主人様が好きすぎるハスキーにゴールデンレトリバーのお友達が加わった……みたいな。ハァ~ア」(ヤレヤレ

【舞-hime】

旬彩《鳳翔》


<ガララ・・

提督「……」(コソ

鳳翔「いらっしゃい、提督。金剛ちゃんがお待ちですよ」

金剛『訳:遅い!』(プンスカ

提督『訳:い、いきなり飲もうと言われても、私にも予定というものがだな……』

金剛「……ウ~、ガルル」

提督『訳:わ、わかった、悪かった』

金剛『訳:フフン、わかればいいのよ』

金剛「鳳翔さん、とりあえず生2つお願いしマース!」

鳳翔「はい、喜んで♪」

提督「(盛り場のサラリーマンのような注文だ)」

鳳翔「はい、どうぞ。このもつ煮込みはサービスです♪」

提督「む、鳳翔君、すまない」

金剛『訳:それじゃ、準備はいい? せ~の、カンパーイ!』

提督「か、乾杯」


(提督&金剛、飲酒中・・・)




金剛(へべれけ)『訳:らいたいね~、ヒック……卒業式の前に私、言ってたわよね~?』

提督「む? う、うむ」(目逸らし

金剛『訳:アナタ一人じゃ頼りないからー、私も一緒に着任してあげるって!』

金剛『訳:なーのにー、ろーして何も言わずに日本へ帰っちゃうかなー! かなー!?』(ベシベシ

提督「や、やめろ金剛、やめたまえ」

金剛『訳:うーそーつーきー』(ポカポカポカポカ

提督「(ぐぬ、きょ、今日はやけに絡むな)」

金剛『訳:ムー……待ってたのに……私ぃ、ずっと待ってたのに……』

金剛『訳:鋼太郎の根性なし……意気地なし……トーヘンボク……豊太郎……』(クピクピクピクピ

提督『訳:わ、わかりにくい非難はやめたまえ』

金剛「…………すぴー」(Zzz

鳳翔「あらあら、寝ちゃいましたね金剛ちゃん」

提督「今日は普段以上にテンションが高かったからな……」

鳳翔「……何か飲みますか?」

提督「で、では、日本酒を」

鳳翔「はい、喜んで♪」


<ところで、金剛ちゃんはどうするんですか?
<あ、後で比叡君に連絡して迎えに来てもらおうかと……
<あんまり意地悪してると、金剛ちゃん、本当に泣いちゃいますよ?
<そ、そう言われても……


(数年前)
《軍学校男子寮》提督の部屋


金剛「ねー、どこに着任するかもう決まった?」(ゴロゴロ

提督「……い、いや、まだ……らしい」

金剛「へー、そう。やっぱりアレかしら、コミュ障にも提督の務まる鎮守府とか基地が見つからない、みたいな?」(ニヤニヤ

提督「非常に遺憾ではあるが、その可能性も無きにしもあらずだ」(ドンヨリ

金剛「アハハ……。ま、まあ、どうしても着任先が決まらなかった時は、提督諦めて《金剛》の専属整備員になればいいじゃない……な~んて」(チラチラ

提督「そ、それは遠慮したい」

金剛「えー、なんで? 今の海軍なんて艦娘あってこそなんだし。無理言えば、アナタ一人ぐらいヘーキ、ヘーキ」

提督「そういう問題ではないだろう……」

金剛「ブーブー。まあ……提督になるために軍学校に来たんだしね、当たり前か」(ゴローン

提督「私の着任の話は一旦置いておくとして、い、いい加減、ベッドからどいてくれないか?」

金剛「えー? ンフフ、ヤーダー♪」(足パタパタ

提督「ほ、埃が舞うからやめたまえ」




(1時間後)

金剛「……すぅ……すぅ」(うつ伏せ

提督「(よくその体勢で眠れるものだ……)」

提督「…………」(カサッ

提督「四方山鎮守府……初期艦は特型駆逐艦《漣》、か」

提督「(金剛は怒るだろうか……怒るのだろうな)」

金剛「ンー……ムニャ……私も一緒についてってあげるから安心……ウフフ」

提督「ハァ……考えても仕方があるまい」

提督「今日は談話室で寝よう……」(コソコソ

金剛「すやぁ」

提督「……おやすみ、金剛」(パタン


《それから一ヶ月後、提督は四方山鎮守府に着任した》

今日はこれだけ
豊太郎に関しては、それぐらいショックだったということで
もうちょっとだけ、この話の続きをやる予定です

(英国)
《軍学校》元帥(先生)の部屋


提督「四方山鎮守府、でありますか」

元帥「拠点としての価値はそれほどない、なかばあるだけと化している小規模の鎮守府だ」

元帥「が、ここ最近、周辺海域で深海棲艦の出没が頻発していてな。海路の安全を確保するため……まあ、この鎮守府を建て直す必要が出てきたのだよ」

元帥「そこも含めて、君には頑張ってもらいたい。できるな?」

提督「は、はい!」

元帥「うむ。初期艦に関しては、駆逐艦の訓練校の方から一人推薦が来ている。成績……は優秀とのことだ、期待してくれていい」

提督「(成績……は?)」

元帥「…………」(目逸らし

提督「な、なぜ目を逸らすのですか、先生」

元帥「いずれわかるさ、いずれな」

提督「」

(日本)
《駆逐艦用訓練校》グラウンド


漣「ふぇ……えっきし!! ズェアッ、ちくしょうめーー!」(タッタッタ

曙「漣、うっさい!」(タッタッタ

朧「風邪?」(タッタッタ

漣「んー、お腹だして寝たりはしてないんですけどねー」(タッタッタ

潮「じゃ、じゃあ、誰かに噂されてる……なんて」(タッタッタ

漣「あー……」

朧「鎮守府の初期艦に抜擢だもんね、みんなビックリしてた」

曙「着任早々、アンタと二人で頑張らなきゃいけない提督には同情するわ」

漣「フヒヒ、僻むな僻むな~♪」

曙「ひ、僻んでなんかないわよっ、バッカじゃない!?」

朧「(曙、秘書艦になるんだって毎日、夜遅くまで頑張ってたもんね……)」

曙「フンッ!」(目ゴシゴシ

漣「…………」

潮「漣ちゃん?」

漣「んえ!? な、なんでしょーか?」

潮「う、ううん。ちょっとボーってしてたから」

漣「いえー、少し考え事をばー」

漣「提督のこと、なんてお呼びすればいいのかなーって。マスター? 旦那様? それとも無難にご主人様?」

潮「ア、アハハ、普通に提督って呼べばいいんじゃないかな」

漣「いやいやー、それはちょっと……ねえ?」(テレテレ



<コラ、そこー!! くっちゃべってないで足を動かせーーーー!!

<は、はいーーーー!!




(一ヶ月後)

提督「き、君が初期艦の子かね……?」

漣「綾波型駆逐艦《漣》です。こー書いてさざなみと読みます」

漣「どうか末永くお願いしますね、ご主人様!」

提督「(ご主人様? な、なんなのだ、この子……)」

漣「(うわー、うわー、なんかごっついしかめっ面されてるぅ! 滑った? 滑っちゃった、漣?)」

漣「(場を、場を和ませないと……えっと、えぇっと――――!!)」(オロオロ

漣「イ……」

提督「?」

漣「イケメンのご主人様ktkr!!」(ガッツポ

提督「」(ドン引き

漣「(うっっくぅ~、この空気、なんもいえねぇ~)」(ホロリ

提督・漣「「(ちゃんとやっていけるのだろうか、自分たち……)」」

【大和撫子】

《鎮守府》執務室


提督「(今日は大和君が秘書艦だったか……)」

提督「しょ、少々不安だ……」

<knock…knock

提督「む……は、入りたまえ」(ビクビク

大和「提督、失礼します。大和、参上しました!」(ガチャー

提督「あ、ああ。秘書艦の仕事、よろしく頼……む?」

提督「それは……鉢植えかね」

大和「はい。もうすぐ梅雨でムシムシする時季ですから……」

大和「執務室にほんの少しでも涼感を添えられれば、と思いまして」

紫陽花鉢植え<ねえ知ってる? 紫陽花の花の色はね、土壌のpH値によって変化するんだよ。

提督「ほう、これは……」(感嘆

大和「フフ、あとこれも手慰みに作ってみました」


小傘立て&ミニ大和傘<しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん♪


提督「お、おお、これはよく出来た細工だ」(キラキラ

大和「気に入っていただけたようで何よりです♪」

大和「あ、今日はおやつに、伊良湖さんが拵えてくださった紫陽花がありますから、楽しみにしててくださいね♪」

提督「な、なんと。それはいい、実に楽しみだ」(キラキラキラキラ!

大和「ウフフ、そんなに嬉しそうにされると、大和まで嬉しくなってしまいます」(キラキラ

提督「と……す、すまない、少しはしゃぎすぎたようだ」

大和「いえいえ♪」

提督「…………」

提督「(こうしている分には、大和君もとても魅力的な女性なのだがな……)」(ウーン

大和「?」(ニコニコ

【singing in the rain】

《鎮守府》執務室


<サアァァァァァ……

提督「…………ふぅ」(カタン

提督「これで今日の分は終了、だな」

神通「提督、今日も一日お疲れ様でした」

提督「う、うむ。神通君も、お疲れ様」

神通「あの、提督……今お茶を淹れますから、その、お食事の前に一服されませんか?」

提督「……そ、そうだな、いただこう」

神通「ぁ……は、はい!」(パタパタ



神通「……どうぞ、提督」(コトッ

提督「ああ、ありがとう。……よければだが、神通君も楽にしてくれたまえ」

神通「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えます……」(隣座り

提督「ぬ……」

神通「…………」(カチコチ

提督「(……そっとしておこう)」(諦め



<サアァァァァァ……

提督「…………」(ズズ…

神通「……雨、止みませんね」

提督「あ、ああ」

神通「梅雨の季節……雨の音……落ち着いた気持ちになれますね」(しみじみ

提督「そう、だな」

提督「実を言うと。雨に濡れるのは苦手だが。雨の匂いや音は……好きだ」

神通「……私も、好きです」(微笑

提督「……そうか」



<サアァァァァァ……

神通「提督……とても、静かですね」(寄り添い

提督「そ、そう……だな」(ガチゴチ





(扉の隙間)

川内「(そこだっ、いけ! 夜戦だー!!)」(デバデバ

那珂「(提督~! 今が男の見せどころだよ~♪)」(ガメガメ


《この後、執務室に姉妹が雪崩れ込んで台無しになった》

梅雨ボイスが実装されましたね
あの……第七駆逐隊のボイス、知りませんか?

(早朝)
《艦娘用宿舎》曙の部屋


目覚まし<Pipipipipipi !!

曙「ん~」(モゾ…

曙「ふぁ、あ~……ロクマルマルマル、今日もいい天気……」(ノビー

曙「…………よしっ!」(頬パンッ


(曙、朝シャワー&洗顔、歯磨き中・・・)


曙「洗顔よし……歯磨きよし……」(鏡チェック

曙「え、笑顔……」(ヒクヒクッ

曙「…………ハァ」(ショボリ

曙「お、落ち込んでてもしょうがないか」

曙「久しぶりに秘書艦が回ってきたんだもん、頑張らなきゃね!」



《鎮守府》執務室


曙「(とは言っても……)」

提督「…………」(カリカリカリカリ

曙「(基本、仕事って提督が全部やっちゃうから暇なのよねー)」(チョコン

提督「む……す、すまない曙君……」

曙「ん、な、なに?」

提督「いや、その……」(チラッ

時計<ヒトサンマルマルをお知らせします

曙「あ、そっか。そろそろ定期便が着く時間ね。しょうがないわね、ちょっと確認してくるわ!」

提督「あ、ああ、お願いする」



曙「はいっ、大本営から書類が来たみたい。チェックしてちょうだい!」(ズイッ

提督「そうか」

提督「………」

曙「な、なに? どうかしたの?」

提督「あ……ありがとう、助かったよ」(ニコ…

曙「」

提督「あ、曙君?」

曙「こ……これくらいでお礼言ってんじゃないわよ、このクソ提督!」(真っ赤

提督「」

曙「あ」


(夜)
《艦娘用宿舎》曙の部屋

朧「……それで、うっかり怒鳴っちゃったんだ」

曙「反則よ……なんでいきなり微笑むのよ……あんな風にありがとうって言われたら、照れるに決まってるじゃない……」

朧「気持ちはわかるよ」(肩ポン

曙「も、もうっ、気分最悪よ……!」(キラキラキラキラ

潮「(曙ちゃん、文句言ってるけど顔が緩んでるよ)」(苦笑

漣「(漣も初めてご主人様の笑顔見た時は、3日ぐらいキラキラが剥がれなかったなー)」(遠い目

漣「(あー、にしてもご主人様が曙に……ねえ。喜ばしいよーな、悔しいよーな)」(モヤモヤ

曙「♪」(ニッコニコ





旬彩《鳳翔》


提督「……なにが曙君の気に障ったのだろうか」(チビチビ

鳳翔「(お互い難儀な性分してますねえ)」(クスクス

投下し忘れていました
今日はこれだけ
梅雨になると体の節々が八重ちゃんばりに軋むので嫌いです

時間の表記を間違えていたようです。申し訳ありません
しかし、漣や神通、金剛たちだけでなく他の艦娘ともコミュニケーションを取れるようになりつつある提督に価値はあるのか
アイデンティティの崩壊という奴ですね

【青葉さん】

(数年前)
《大本営》将校執務室


将校「……以上だ。わかってはいると思うが、大本営の連中や着任先の提督たちに悟られることのないようにな」

青葉「わかってますよ~。青葉にお任せっ、です♪」

将校「フン、理解してるならいい。さっさと出ていけ」

青葉「はい、失礼しまーす」(敬礼




<パタン

青葉「……やれやれ。将校さんに目をつけられるなんて、運の悪い司令官ですねー」(澱んだ瞳

青葉「まあ、それを言ったら青葉もなかなかですけどね、ハハッ」

青葉「……ハァ」

青葉「なーんか最近、体が重いんですよねー」(ズルズル



《□鎮守府》

提督「君が新しく着任した艦娘か?」

青葉「どもっ、青葉ですぅ! 司令官さん、一言お願いしまーす!」

提督「ハハハ、こりゃまた元気な子が来たもんだ……」

青葉「元気なだけが取り柄なものでして、はい!」

青葉「(そう。本当にそれぐらいしかないんですよね、取り柄)」(澱んだ瞳

青葉「あ、実は青葉、カメラが趣味でして。着任の記念な1枚……いかがです?」

提督「な、なんだか照れるけど、それじゃ……お願いしようかな」

青葉「はい、喜んで♪」(パシャッ


将校『で? なにかわかったのか』

青葉「えっとー、まあ艦娘さんたちに慕われてる、ちゃんとしたいい司令官さんかとー」

将校『……そんなことを聞いているのではない』

青葉「(ですよねー)」

青葉「えっと、まあ、青葉が調べた範囲でですが。司令官さん、こちらのとある艦娘さんとイイ仲らしくてー」

青葉「その子を守りたくて、時々……ホントのホントに時々、無茶をしてる節がー……」

将校『……フン、軍属でありながら私情を優先とは、恥知らずもいいところだ』

将校『これは早急に手を打たねばな』

青葉「…………」

将校『お前は引き続き、そちらの鎮守府の内情を調べて逐一、私に報告しろ。以上だ』

<ガチャンッ!

青葉「……私情優先なのはどっちですか」(ギリッ




提督「私が更迭……? そ、そんな、どうして!?」

憲兵「艦隊の私物化、作戦無視、資材の非効率的運用、その他……心当たりはあるんじゃないか?」

提督「そ、それは……だがっ……!」

憲兵「……おとなしくしろ。ここで抗っても、あなたにはどうにもできない」

提督「っ、ぐ……く……!!」


<提督が連れていかれたって!
<なんで……? あの人が何したって言うのよ!!
<お、落ち着いて! 大丈夫、きっとすぐに戻ってくるから!


青葉「やれやれ、この鎮守府も居心地よかったんだけどなー」

青葉「……いつまで続くんでしょうか、こんな生活」(澱んだ瞳




青葉「(将校さんに言われるまま、あっちこっちの司令官の痛くもないお腹を探って……適当に落ち度に仕立てあげて……)」

<ウチの司令官がなにしたって言うのよ!? こんなの絶対におかしい……!!


<嘘よ……提督がここにいられなくなったなんて、そんなの……嘘よ!!



<なにもしてない! あの人は提督をやめなきゃいけないような真似、何一つしてない!!




<誰……誰よ!? あることないこと大本営に密告した奴がいるんてしょ!?





<……アナタのせいよ





<返せよ……提督を……私たちの提督を返せよっ!!


青葉「(――――新しい鎮守府や基地に送られて。その度に、いろんな司令官や艦娘に会って、仲良くなって)」

青葉「(青葉のことを信用して、信頼してくれるようになった頃に……後ろからグサーッ、と)」

青葉「ああ……本当に、笑えない」(ヘラヘラ

【艦娘の改二改装が来るそうですよ】
《鎮守府》中庭


漣「…………」(ジーーーーーーーー
神通「? 漣さん、携帯電話を見つめてどうしたんですか」

漣「ああ、神通さん。実はですねえ、ちょっとコレ見てくださいよ」



『「大本営」開発/運営
@Daihonei
次回の改正は、来週【5/29(金曜日)】に実施予定。同改正に伴うアップデートでは、艦娘1隻の改二改装の実装などを予定。以上。
返信 リツイート』



神通「これは……」

漣「大本営もいろいろ忙しのはわかるんですけどねー。改二みたいな戦力の底上げは必須なんですから、できるだけパッパとやってもらいたいとこですよ」(プンスカ

神通「そ、そうですね」

漣「あー、それにしても改二ですかー。誰かなー、今度は誰が改二になるんでしょうねー」

漣「(来い来い漣改二来い!)」(ワクワク

神通「(改二来いって思ってますね、きっと……)」(苦笑

【元ネタはどこかの心理テスト】

《どこかの飲み屋》


他所提督「うおっしゃー! いい感じに酔いも回って来たし、ここらで一発アンケート取ってみるかー!!」

メガネ提督「さーんーせーいー」

オネエ提督「ガッハハハハ!! いいね、そのノリ最高だねえ!!」

提督「むう、う……?」(ベロベロ

他所提督「おらお前らー、紙配るから一番好きなの書けコラー!!」

提督「(一番好きなの……それはあれか、自分が一番好いている人物の名前を書けという意味か……?)」

提督「……ふむ」(カキカキ





他所提督「よーし、書いたな? そんじゃ、俺に渡せー。三次会は書いてる料理とか出してる店に行くかんなー!」

提督「!!?」(カン☆コーン

メガネ提督「ヒューヒュー! 三次会突入だー!!」

オネエ提督「限界までいく……倍プッシュだ!!」(劇画調

提督「ま、待ちたまえ……!!」

他所メガネオネエ「「「???」」」



《この後、無茶苦茶からかわれた》

《大本営》艦娘用宿舎


「――――おば……青葉!」

青葉「……ん」(パチッ

衣笠「もぉ、やっと起きた」

青葉「ああ、衣笠……」(ボケーッ

衣笠「『ああ、衣笠……』じゃないでしょ。椅子の上で寝てたら風邪ひいちゃうじゃない!」

青葉「あー……」

衣笠「部屋中にお酒の空き缶も転がってるし……ちょっと自堕落すぎだよ」

青葉「(そういえば昨日は、しこたまお酒を飲んでましたね)」(ガンガン…

衣笠「ほら、お水。お酒ばっかり飲んで、ちゃんとご飯食べてるの?」

青葉「やだなー、食べてますって」

衣笠「―――――ハァ。これ、那智さんから差し入れ! あと、出来合いばかり食べてないで、自炊もしなさいって」

青葉「ハ、ハハハ……」

衣笠「……ねえ、ホントに大丈夫?」

青葉「――――大丈夫に決まってるじゃないですか」(澱んだ瞳

青葉「おっと、もうこんな時間ですか。将校さんに呼ばれているので、ちょっと行ってきますね!」


<バタンッ

衣笠「……どの辺が大丈夫なのよ。バカ青葉」

衣笠「さて、と。青葉が帰ってくる前に、少し部屋の掃除しとこっかな!」(ガチャンガラン



《大本営》将校執務室


青葉「……四方山鎮守府、ですか」

将校「そうだ。再建されたばかりの鎮守府なのだが、少々気になることがあってな」

青葉「ははあ、気になることですか」

将校「どうも、艦娘としての能力や性格に難のある連中を集めているらしい」

将校「軍属とは思えない軽い性格、内向的な言動、同僚との不和……そんな連中を部下にするのは、何か目的があるとしか思えない」

将校「しかも、そこの提督もかなり問題のある人物と聞く。これは調査しなければなるまい」

青葉「(真っ当そうなこと言ってますが……。四方山鎮守府の司令官といえば、元帥さんの肝入りとして有名ですし)」

青葉「(自分の足場を揺るがしかねない人材が怖いだけでしょう?)」(嘲笑

将校「――――なんだ、その目は」

青葉「へ? なんですか?」

将校「……チッ。まあいい、お前はいつも通りこの鎮守府に着任して、内部を探れ」

青葉「はーい、了解しましたー」

将校「いいか、今回の内偵は元帥の足場を崩す切っ掛けになる。くれぐれもしくじるなよ」

将校「お前の友人や知り合いが最前線へ送られずに済んでいるのは誰のお陰か。そこをよく考えて行動することだ」

青葉「――――」(ギリッ

将校「……話は以上だ。用はもうない、さっさと出ていけ」

青葉「はーい。青葉、了解しました!」


<バタンッ


将校「フン、化け物が……」






《大本営》艦娘用宿舎

<バタンッ




青葉「クソ……クソォ……クソォッ!!」

<ガンッ……ガンッ! ガンッ!! ガンッッ!!





青葉「ハァー……ハァー……!!」

青葉「……衣笠、部屋を掃除していってくれたんですね」

青葉「お土産、買ってこなきゃですねー」(半泣き

【特型駆逐艦の改二が決まったそうですよ】

《鎮守府》食堂


漣「燃え尽きたぜ……真っ白に……な」(燃えカス

曙「……どしたの、アレ?」(カルボナーラセット

潮「えっと、昨日、大本営からの連絡で改二改装の話があって……。それで漣ちゃん、すっごく楽しみにしてたんだけど……」


『「大本営」開発/運営
@Daihonei
来週【5/29(金曜日)】 緒戦の各海域を縦横無尽に駆けまわり、その最期となる大規模夜戦において探照灯を照射し、先陣を切って奮戦した特型駆逐艦の改二改装を実装予定
返信 リツイート』


曙「……あー」

潮「提督は、『たぶん、おそらくだが、メガネ提督のところにいる暁君の可能性が高い』って」

漣「希望を与えられ、それを奪われる……。これが、これが絶望……」

曙「はいはい、ファンサービス、ファンサービス」

漣「フフ、フフフフフフフフ、いいんですよ。どーせ、どーせ漣は何の取り柄もない不人気初期艦ですからー……」(ズモモモモ…

曙「ったく、完全に不貞腐れちゃってるわね」

潮「(か、改二になっちゃった私が慰めたら、漣ちゃん傷ついちゃう……よね? えっと、ど、どうしよう……)」(オロオロ



朧「――――」(スッ



朧「漣の気持ち、よくわかるよ」(肩ポン

漣「朧……?」(腐った目

朧「クリスマスとか……新年とか……バレンタインとか……楽しみにしてたんだ。朧にも特別な衣装、大本営が用意してくれるんじゃないかって……」(ハイライトOFF

漣「」

朧「また次があるよ……ね?」(ナデナデ

漣「……ナンカ、スンマセンデシタ」





《鎮守府》工廠


提督「…………」(カリオカリシャーシャッ、カリカリ

提督「――よし」


【特Ⅱ型駆逐艦《漣》改二設計図】


提督「(そう遠くない内に、これを使う機会がやって来る……といいのだが)」

提督「とりあえず、これは厳重に保管しておくとしよう」(パタン




《(改二を)諦めないよ!漣はしつこいからっ!!》

【艦娘たちとコミュニケーション】川内編

《鎮守府》執務室


川内「あれ? 提督、袖のとこボタン取れかけてるよ」

提督「む……」

ボタン<ファイトォ……いっぱぁぁぁつ!!

提督「し、知らないうちに糸がほつれていたらしいな」

提督「あとでボタンをつけ直……」

川内「提督、提督、上着貸してー。私、裁縫セット持ってるからつけ直してあげる!」

提督「なん……だと……」(驚愕

川内「どしたの?」

提督「い、いや、すまない。川内君が裁縫セットを所持しているなど、考えもしていなくて……」(渡し渡し

川内「え、なにそれヒドイなー」(受け取り取り

川内「まあ、神通とか那珂に言われて、しょうがなく持ち歩いてるんだけどさー」(チクチク

提督「神通君と那珂君に?」

川内「いやー、ハハハ。艤装の服側、改二でマフラーついたじゃん? 私、それよく引っかけて破いちゃうから」

提督「な、なるほど、それで……」

川内「お陰様で、裁縫の腕はメキメキ上達してるんだー……よし、できた」

提督「お、おお……おろしたてと遜色ないな……」

川内「へへん、どんなもんよ!」

提督「す、すごいな。川内君にもこうした女性的な一面があったとは……」

川内「ほほーう、そんなこと言っちゃうんだ~?」(ジリジリ…


<す、すまない、冗談のつもりだったのだが……
<許さーん! その口、縫い合わせてやるー!
<せ、川内君っ、離れてくれないか!?
<暴れたらもっとひっつくぞー、ウリウリ♪


神通「提督、川内姉さん、お疲れ様です。お茶をお持ちしま……」(石化

提督川内「「!?」」(ビクッ


提督:川内に後ろから抱きつかれてる→川内:提督を背後から抱きしめている→実は二人は……


神通「ぁ……あ、れ……?」(ポロポロ…

提督川内「」



《この後、無茶苦茶那珂ちゃんに怒られた》

川内は男子を誤解させるタイプ。騙されてはいけない
重巡洋艦改二……これは、まさかのベストタイミングなネタ?
青葉編はある程度書き溜めたら投下予定なので、気長にお待ちください

【青葉さん】その2

《四方山鎮守府》執務室


青葉「本日付でこちらの鎮守府にお世話になることになりました。重巡洋艦《青葉》です、よろしくお願いしまーす!」

提督「……よ、ようこそ、こそ、我が、ち、ち、ち、鎮守府へ」(オドオド

青葉「」

青葉「(むっちゃ警戒されてるーーーー!?)」

青葉「(ど、どうして!? 青葉のこれまでの遍歴は上手いこと隠されてるはず……!!)」

漣「あー、なんかすみませんねー、青葉さん。ご主人様、ガチのコミュ障で重度の人見知りなんですよ」

提督「…………」(胃薬ザラー

青葉「(い、胃薬ってあんな大量に流し込むものでしたっけ?)」

漣「にはは、いつものことなのでお気になさらず」

漣「まあ、慣れさえすれば、ご主人様もマトモに受け答えできるようになりますのでー……どっちもガンバレ♪ ガンバレ♪」

提督「う、うぬ、うぅ……」(キリキリキリ…

青葉「(いろんな鎮守府を見てきましたが、ここまで打たれ弱そうな司令官は初めてです……)」

青葉「え、えーっと、そうだ!」

提督「」(ビクッ

青葉「司令官さん、司令官さん。実は青葉、写真を撮るのが趣味なのですが、お近づきの記念に1枚いかがです!」

提督「あ、い、いや、写真は……」

青葉「まあまあ、遠慮なさらず! はい、笑って笑って~♪」(ニコニコ

提督「え、遠慮ではなく。本当に、苦手なのだ」

提督「そ、それ、に」

青葉「?」

提督「そんな、風に。嫌そうな顔で撮られるのは……つ、辛い」(目逸らし

青葉「……え?」(ピクッ

漣「も~、なに言ってんですか、ご主人様?」

漣「重ね重ねすみませんねー。ご主人様、コミュ障を拗らせているせいかー、人の言動を全部マイナス方向に受け取っちゃうんですよー」

提督「そんなことは、していない。す、全て、純然たる事実として。真摯に受け止めている……だけだよ」

漣「ハッハッハ。それ、神通さんたちに言ったらぶっ飛ばしますからねー」(ペシペシペシペシ

提督「や、やめたまえ……やめたまえ……」

青葉「ア、アハハ、ハハ」(ソッ…

青葉「(おかしいですねー……青葉、ちゃんと笑ってたはずなのに)」(ヘラヘラ


《艦娘用宿舎》青葉の部屋

青葉「(さて、着任して今日で3日目)」

青葉「遠征に出ていた軽巡と駆逐艦の艦娘さんたちが戻ってくるそうですし……」

青葉「司令官さんとどーいうお付き合いされてるか、青葉、突撃取材敢行しちゃいます」

青葉「……たぶん、きっと、ろくなコミュニケーション取れてないんだろーなって思いますけど」

青葉「初期艦の漣さんとは、なんだかんだで信頼関係を築けてるようですが……ま、期待するだけ無駄でしょうね」(嘲笑




《鎮守府》母港

(物陰)
青葉「……なーんて思ってたのですが」(コソコソ


神通「護衛艦隊旗艦《神通》、帰還いたしました」(ピシッ

不知火「駆逐艦《不知火》帰還しました!」(ビッシィ

提督(本気モード)「うむ。道中、深海棲艦と遭遇するも船団に被害を与えることなく、無事これを撃退」(報告書ペラペラ

提督(素)「……ふ、二人とも、よく無事に戻ってきてくれた。護衛任務、お疲れ様」(目逸らし

神通「ぁ……ありがとう、ございます。私、嬉しいです」(モジモジ

不知火「~~~~!!」(パアァァァッ

提督「で、では、支援物資を備蓄倉庫に移したら、か、艦はドッグへ。ぎ、艤装は、いつものように……こ、工廠の、妖精君たちに渡しておいて、くれ、たまえ」

神通「はい!」

不知火「了解しました、司令!」

提督「う、うむ。では、二人とも、疲れただろう。今日はもう、休んでくれて構わ、ない」(ソソクサ



青葉「(うーむ、少女漫画でよく飛んでる光る毛玉と、千切れそうなくらい振られるワンコの尻尾が見えますねー)」(パシャパシャ

青葉「あれで意外と人望はあるんですかね? ……もう少し踏み込んで調べてみますか」

青葉「すーみーまーせーん♪」

神通「え?」

不知火「はい?」


喫茶《間宮》


神通「て、提督について……ですか?」

青葉「はいー。私、この間着任したばかりて、まだ司令官さんとまともに話したことなくてですね」

青葉「お名前とか年齢とか趣味とか特技とか好みの女性のタイプとかお付き合いしているとかいないとか……!」

神通「あ、あの、そんなに質問されると私、混乱しちゃいます……」(オドオド

青葉「あ、すみません、つい」

青葉「仕切り直すとして……ホントに些細なことでも構わないので、教えていただけると」

神通「わ、私の知っている程度でいいのでしたら」

青葉「ハイ! 青葉、感謝です……?」

不知火「…………」(じーーーー

不知火「…………」(ワクワクワクワク

青葉「あ、じ、神通さんのお話が終わったら、不知火さんにも聞きますので……」

不知火「…………」(パアァァァァッ!

青葉「(無表情なのに、お散歩前の荒ぶるハスキー犬的なオーラを感じます……)」(目ゴシゴシ

神通「えっと、まず提督のお名前は玖珂鋼太郎といって……と、とても男らしい、頼もしさを感じるお名前だと思います。年齢は28歳と仰っていました。趣味は……よく機械や艤装をメンテナンスをされていますね。特技は艦船の整備や兵装の開発で、ちゃ、ちゃんと私の扱いやすいように艤装とのリンクも調整してくれてて……」(テレテレ

神通「こ、好みの女性のタイプは……あの、実は私も知りたいなって……。できれば、ふ、普通にお話……したい、ですし」(モジモジ

神通「お、お付き合いされている方がいるかはわからないけど……提督は優しくて、頼りになる方ですから……。きっと、鎮守府に来るまでに誰かとお付き合いされてたに違いありません……」(ショボリ

青葉「な、なるほどー」(メモメモ

不知火「駆逐艦《不知火》の装備は司令が造ってくださったものなんですよ」(フンスッ

青葉「(なんか勝手に自慢し始めた……)」(メモメモ

不知火「ここに来てすぐの頃に、建造された時からそのままの兵装では不便だろうと、漣さんとお揃いの最新の兵装を用意してくれたのです」(フンスフンスッ

不知火「しかもです、それだけではなくてですね(以下略」(瞳キラキラ

神通「…………」(ウズウズ

青葉「(ヤダ……もう次の人スタンバってる)」




(2時間後)

間宮「ありがとうございました~♪」

青葉「(……青葉、しばらく甘いものはいらないなー)」(ゲンナリ




《鎮守府》母港


青葉「ハァ……気がついたらもうこんな時間」(トボトボ

青葉「(性格、対人能力に難あれど、司令官や工兵将校としての能力は高く、艦娘からの信頼も厚い……と)」

青葉「よくも悪くも、小さな鎮守府にいがちなフツーの司令官だ」

青葉「まったく、将校さんは何をそんなに怖がっているんでしょうか」





青葉「……そこのところ、司令官はどうお考えなのでしょうか? 一言お願いしまーす♪」(澱んだ瞳

提督(E:作業着)「…………」

今日はこれだけ
あまり長く続けてもあれなので、巻き気味にまとめる予定……たぶん

【課外講義ようこそ先輩】

《軍学校》


香取「おはようございます、みなさん。本日はみなさんのために、現場で活躍する提督の方たちにお越しいただきました」

香取「みなさん、入ってきてください」


他所提督「ちぃーっす」

メガネ提督「どうも」

オネエ提督「みんなー、こーんーにーちーは~♪」

提督「…………」(ガチ目逸らし



<ザワザワ・・・

提督候補生「(濃いな)」

提督候補生「(いくらなんでも濃すぎだろ)」

提督候補生「(絶対にこっちと目を合わせないっていう鉄の意志を感じる……)」

艦娘候補「(正直無能そう)」

艦娘候補「(ホントにあんなので提督が務まるの?)」


香取「はいはい、みなさん落ち着いて。戸惑われる気持ちもわかりますが、この程度で動揺していてはいけませんよ」

<は~~~~い


香取「それでは、今日の訓練は提督君たちに担当してもらいます」

香取「わからないこと、聞きたいことがあればどんどん質問してあげてくださいね♪」

(他所提督の場合)


他所提督「提督も艦娘も、とにかく体力だ! いざって時に連勤で疲れてて動けませんじゃどーしようもねえからな。とにかく、体力を鍛えろ!!」

提督候補生「ひ、ひぃぃ!?」

艦娘候補生「そ、そういえば聞いたことがあるわ……鎮守府に着任早々、艦娘の信頼を得るために100キロ以上走った提督がいる……って」

提督候補生「マジかよ……」

艦娘候補生「ぎゃ、逆にドン引きなんですけどぉ」


<オラーッ! お前らくっちゃべる余裕あるなら10周追加だー!!
<ヒエーッ!?


(メガネ提督の場合)

メガネ提督「それで、こういった状況の場合は陣形を単縦陣ではなく複縦陣で対応すればいいのさ」

提督候補生「な、なるほど」

艦娘候補生「す、すごいですメガネ提督さん。いろんな状況にパッパッ、って対応策が出てくるなんて憧れちゃうなー」

メガネ提督「あ、そういうの僕いらないから。余計なお世辞言ってる暇あるなら、さっさと覚えて?」(メガネクイッ

艦娘候補生「あ、はい」

メガネ提督「(はーぁ、駆逐艦の子たちなら僕もやる気が出るのに……。名取ならともかく、とうの立った艦娘を相手しなきゃいけないなんて不幸だよ、まったく)」


(オネエ提督の場合)

オネエ提督「それでねー、ここのブランドの香水がオススメなのよ~♪」

艦娘候補生「うわ~、ホントだ~、いい香り!」

艦娘候補生「あ、私も私も~」

<ワイワイキャピキャピ!


提督候補生「……女三人寄れば姦しい」

提督候補生「待て、あきらかに女じゃないのが混ざってるぞ」



(提督の場合)

提督「で、であるからして、艤装のこの部分を調整することで艦船とのリンクが数%向上……」(カチャカチャ

提督「艦載機の開発の際はボーキサイトの比率を上げて……」(ガチャガチャ!!

艦娘候補生「あ、あの、艤装って自分で弄ってもいいんですか……?」

提督「ウ、ウチの艦娘は全員、最低限のメンテナンスはできるのだが」

艦娘候補生「」

提督候補生「す、すみません、考えたレシピ、妖精に『ざけんな、そんなクソみたいなレシピ回せるかボケ、カスがシネ!』って叩き返されたんですけど」(ALL7000

提督「ふむ……」

提督「君は開発を舐めているのか?」(真顔

提督候補生「」




香取「ウフフ、提督君ったら……。学生の頃からは想像もできないぐらい逞しくなったわね」

他所提督「ありゃー、単に好き放題開発していいって言われてテンション上がりまくってるだけじゃないですかね」

メガネ提督「今日は何を造るのかなー。烈風なんかが余ったらお土産に欲しいなー」

オネエ提督「あ、私、二式大艇欲しい」

???「に、二式大艇ちゃんはあげないよ!?」

オネエ提督「え、誰?」

【艦娘たちとコミュニケーション】文月弥生編


(昼)
《鎮守府》食堂

提督「(今日は……ナポリタンの気分だ……)」(トコトコ


<ねえねえ蒼龍ちゃん~
<教えて…ください
<え、ええっと……それはぁ~……


提督「む……」

提督「(ふむ。蒼龍君と文月君たちも食事に来ていたのか……にしては、様子がおかしいが)」(食券買い買い

提督「……今日の食堂は漣君たちが担当か」

<ほいさっさー、ナポリタンお待たせですよ、ご主人様♪

提督「……」(チラッ


文月「…………」(じー

弥生「…………」(じーー

蒼龍「あ、あわわ……あわわわ……」(プシュ~


提督「(>そっとしておこう)」(コソコソ

蒼龍「ど、どう答えたものか…………あ! て、提督、ちょうどいいところに!!」

提督「うぬ……」(ギクリッ

文月「ほわぁ、司令官~」

弥生「司令官も…ご飯、ですか?」

提督「あ、ああ、そうだが」

文月「えへへ、司令官、司令官~」(席アケアケ

弥生「ここ…空いてます」(パアァァッ

提督「」

提督「し、失礼する」


(提督、ナポリタン摂取中・・・)


提督「そう、いえば。先ほど、蒼龍君は何か困っているようだったが……」

蒼龍「は、はい。実は、ちょっと答えにくい質問をされちゃって……」(モジモジ

提督「答えにくい?」

文月「えっとね~、赤ちゃんってどうやって生まれるのかなぁ?」

弥生「蒼龍さんは…教えてくれませんでした」(ぷくぅ

提督「」

文月「司令官は知ってるよね~?」(ワクワク

弥生「司令…官、教えて…ください」(ドキドキ

蒼龍「ぅぅ、提督、ごめんなさい」(湯気湯気

文月「教えて~、教えて~!」テーブルバンバン

弥生「不思議…です」(腕組み

提督「」(キリキリキリキリッ


《この後、見かねた球磨さんのコウノトリ説でその場を切り抜けた》
※提督が残したナポリタンはとある艦娘が責任を持って完食した

青葉編はもう少しで書き終わりそうです

〉〉578 五月進水日の艦娘……漣は六月……金剛?
誕生日ネタ、最近できてなかったですね。青葉編終わったら頑張ってみます

【青葉さん】その3

《鎮守府》母港


青葉「……そこのところ、司令官はどうお考えなのでしょうか? 一言お願いしまーす♪」(澱んだ瞳

提督(E:作業着)「…………」

青葉「いまさら、だんまりはなしにしましょうよー。青葉がこれまでやってきたことを知って警告しに来たんでしょ?」

提督「あ、あの、青葉、君?」

青葉「情報源は元帥さんですか? ダメですよ、女の子の秘密を探るなんて」(クスクス

提督「っ……や……す、すま、ない、青葉君っ」

青葉「ハイ?」

提督「私は、ただ……神通君の、艤装の整備が終わったので。不知火君の艤装に……取りかかる前に、い、息抜きに散歩を、していた……だけ、なのだ、が」

青葉「……へ?」

提督「いきな、り。そんな、言いがかりめいたことを言われても……こ、困る」(半泣き

青葉「……ワ」

提督「ぬ?」

青葉「ワレアオバァァァァッ(しまったーーーーっ)!?」

提督「」(ビクッ

青葉「(失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した……!)」(orz

青葉「(え、えぇ……なんですかそれ、思わせぶりな険しい表情でこっちに歩いてくるから、青葉てっきり……。え、これ自爆ですか? はっけよいと同時に土俵から水平に飛び出してく独り相撲ですか、そーですか)」(ブツブツ

提督「……そ、の」

青葉「ナンデショーカ」(蒼白

提督「こ、これまでやってきたこととは……。詳しい、話を」(キリッ

青葉「ハイ」(ホロリ


<あ、だ、だが、不知火君の艤装の整備もあるので、工廠でいいかね?
<……司令官がそれでいいのでしたら

《鎮守府》工廠

提督「なるほ、ど」(カチャカチャ

提督「……………………」

<シーーーーーン…

青葉(正座中)「…………」

青葉「(ち、沈黙が重い……ん?)」

妖精A「そちゃですがどうぞですー」(しずしず

青葉「あ、ど、どうも」

妖精A「どうぞごゆっくりー」(てこてこ

妖精B「しゅらば? しゅらば?」(ヒソヒソ

妖精C「ていとくさんのいにだいれくとあたっく?」(ヒソヒソ

妖精A「しー! われわれはひそかにみまもるだけです」(ヒソヒソ

青葉「(ここの妖精さんは司令官と仲がいいんでしょーか)」(ズズ…

提督「……青葉君が、これまでしてきたことは、わかった。友人たちの危険海域送りを回避する、ためとはいえ……信頼してくれた提督や艦娘を後ろから刺すような行為を続けるのは、大変だっただろう」

青葉「…………」

提督「よし、これで不知火君の艤装も整備完了だ」(ゴト…

青葉「……あの、それだけですか?」

提督「それだけ、というのは?」

青葉「もっと他にあるんじゃないんですか? 優しくしてもらった恩を仇で返す卑劣艦とか、お前みたいな艦娘は解体処分だ、とか……」

提督「そう、言われても。君は、将校殿に命じられていたに過ぎない。……当事者たちからの心証は悪いだろうが」

提督「将校殿にしても、やり口はともかく、一提督が力を持ちすぎることを懸念しての行動だ。非難は、できない」

青葉「……ここの鎮守府でも同じことをしようとしていたのに、そんな他人事みたいに言うんですね」

青葉「青葉がいつものように、ちょっと色をつけて将校さんに報告を上げれば、司令官はきっと更迭されます。そうなったら、ここの艦娘さんたちが悲しむことになるってわかってるんですか?」(ギロッ

提督「……はたして、そうだろうか」(ボソッ

青葉「え?」

提督「いや、なんでもない」

提督「それで……青葉君は、どうすれば満足する、のかね」

青葉「どうすれば?」

提督「恩を仇で返す卑劣な艦娘と罵れば、いいのか……捏造によって上官を陥れた不穏分子として処罰を受けさせればいいのか」

提督「それとも……更迭された提督や、その部下の艦娘たちのところへ謝りに行かせて、私刑でも受けさせてやれば……いいのかね?」

提督「存外、辛いものだぞ。知り合いや友人……と思っていた人たちに暴力を、振るわれるのは」

青葉「っ……」

提督「す、すまない、意地の悪いことを、言った」

青葉「い、いえ」

青葉「ハハ、こういうのどん詰まりって言うんでしょうか。結局、青葉はどうすればよかったんでしょうね」

提督「……青葉君は、このままスパイの真似事を続けたいのかね?」

青葉「そんなの、嫌に決まってるじゃないですか」(フルフル

青葉「青葉は、みんなと面白おかしく騒いで……後になって、あんなことがあったっ……こんなこともあったって笑顔になれる写真を撮りたいんです」

青葉「人の弱味を探って……誰かの居場所を奪うために、このカメラを使いたく……なかった……ぅ、っ」(ポロポロ …

提督「そう、か」(嘆息

提督「ならば、青葉君……提督として、君に任務を与えよう」

青葉「任務、ですか?」

提督「ああ。といっても、難しいことではない――――」

(1週間後)
《大本営》将校執務室


将校「……それで、何故大本営に戻ってきたのだ、貴様は」

青葉「ア、アハハー。実はあちらの司令官に戦力外通告を受けちゃいました」

将校「戦力外通告だと?」

青葉「鎮守府のメンバーと一緒に任務をこなせるかを確かめる模擬戦があったんですけど、これがまた散々な結果でして……」

青葉「軽巡洋艦や駆逐艦の人たちにも、『こんな頼りない人を連れて海域の攻略はできない』と」

将校「…………」

青葉「でも、仕方ないですよね。どこの鎮守府や基地に行っても長続きせずに、すぐ大本営へ出戻りしてるんですから」(ヘラヘラ

将校「……それは意趣返しのつもりか」

青葉「やだなぁ、違いますよぉ♪」

将校「チッ、もういい、下がれ」

青葉「青葉、了解しました!」(クルッ

青葉「――――あ、そういえば報告忘れてました」

青葉「四方山鎮守府の司令官ですけど、あの人はダメですね。組織から切ろうとすると、本人に抵抗する気がなくても、周りが本気で牙を剥いちゃうタイプです」

青葉「ではでは~♪」


<パタンッ


将校「ッ……それが、いかんと言うのだ」(拳握り

将校「提督のためではなく、軍のために……国のために働く艦娘たちだけでなくては……いつか、きっと……!」(ガンッ




<knock…knock…


将校「(誰だ?)……入りたまえ」

元帥「失礼するよ」(ガチャッ

将校「げ、元帥!!?」(直立

元帥「いい、楽にしたまえ。ソファー、使わせてもらうよ……どっこいしょ」

将校「はっ!」

元帥「一本吸っても構わんかね?」

将校「は、はいっ、遠慮なさらずにどうぞ」

元帥「ありがとさん」(シュボッ

元帥「ふぅー……。最近、いろんな提督の粗探しに躍起になっているそうじゃないか」

元帥「憲兵団の方からも苦情が来ているよ。『我々は、言いがかりで提督の身柄を拘束するために存在する組織ではない』、と」

元帥「……そんなに怖いのかね? 提督と強い絆で結ばれ、強くなる艦娘が」

将校「当時を知る者なら……あの大海戦に参加した者なら当然でしょう」

将校「艦娘の適正がある……ただそれだけで軍に入隊した少女が、それまで軍がどう足掻いても勝てなかった深海棲艦を撃破し、海を取り戻していった」

元帥「うむ。今があるのも、当時の艦娘たちが奮闘してくれたからこそ。まこと、素晴らしい活躍だった」

将校「ですが、古の戦船というさらなる力を得た艦娘たちを見て、私は思いました」

将校「あの大海戦で……姫級や鬼号が率いる海を覆い尽くさんばかりの深海棲艦を、たかだか十数隻からなる艦隊で殲滅していく彼女たちを、心底恐ろしいと」

元帥「……そう、か。君には恐ろしいものとして見えたのだね、あの光景が」

将校「元帥には……アレがどう見えたと仰るのですか」

元帥「私かね? 私には……気高く、尊い……人類に与えられた最後の希望に見えたよ」

将校「…………」

元帥「君が危惧しているようなことは起こらんし、提督や艦娘が道を踏み外すようなことは起こさせない」

元帥「それが、あの大海戦で散った彼女たちに押しつけられた約束だからな」

将校「元帥……」

元帥「今すぐ考えを改めろとは言わんが。艦娘は間違いなく人間で、私たちの大切な部下で、共に戦う仲間だ。せめてそこぐらいは信じてやってくれ」

元帥「さて、と。長居が過ぎた、そろそろ執務に戻らねば、秘書艦にどやされてしまう」(ノビーッ

元帥「ほうぼうの鎮守府や基地、泊地から届いた『提督を返せ』という、脅迫状紛いの嘆願書の処理や、大本営に殴り込みにきた艦娘の処罰を考えねばならんのでな」(ニヤッ

将校「」

<パタンッ



将校「やはり、危険ではないですか」(グッタリ

《大本営》元帥の執務室

霧島「やっと戻ってきましたね。いつまで煙草休憩をされているんですか」(カチャッ

元帥「すまないな。頭の痛い案件ばかりで、つい物思いに耽ってしまった」

霧島「まあ、お気持ちはわかりますが」

元帥「さて、どこから手をつけたものか。関係部署もさっさと動かさんといかんし……」

霧島「あ、そういえば先ほど、もう一件追加で確認していただきたいものが来たのですが」

元帥「なんだ、また来たのか」

霧島「そこまで急を要するものではないのですが……例の鎮守府への異動願いでして」

元帥「…………」(ペラ


『提出日   ○年  □月  △日
氏  名 重巡洋艦《青葉》    青葉

転属願
この度、以下のとおり転属いたしたく、何卒ご配慮いただけますようお願い申し上げます。

1.所属
大本営

2.希望転属先
四方山鎮守府

3.転属を希望時期
現在攻略中の作戦海域での深海棲艦掃討終了から一ヶ月後

4.転属を希望する理由
撮りたいものができたから     』


元帥「また随分とざっくりした理由だな」(呆れ

霧島「自分から死亡フラグを立てて回避する手法でしょうか」

元帥「……贖罪も含めて、だろうな」

霧島「?」

元帥「よし、まずこれから処理しよう」(ポンッ

霧島「よろしいのですか? あっさり許可印を押しましたけど、最前線送りですよ?」

元帥「そろそろ取り戻したいと思っていた海域だからな。人材と物資の補充は元から計画していた」

元帥「なに、大丈夫さ。経験談から言わせてもらうが、こういう艦娘は化けるのだよ」(クツクツ…

霧島「は、はあ?」

(現在)

漣「で? なんでご主人様の執務机に提督専用ゼクシィなんか置いたんですか、アホ葉さん?」

青葉(正座)「ア、アハハ、司令官にもいずれ必要になる知識を提供したくて、よ、よかれと思って!」

漣「なるほどなるほどー……で、本当の狙いは?」

青葉「最初は恐る恐る、次第に真剣な顔で中身を読み進めていく司令官の様子をみなさんにも見てもらおうと思って、こっそりカメラを回してました!」(テヘペロッ

<少し、頭冷やそうか……
<ワ、ワレアオバ……ワレ……あっ、ア゛アァァァァアッ!!!!?



《鎮守府》執務室

提督「……弾けたな、青葉君は」

提督「そ、それにしても、こうした雑誌は初めて読んだが……想像以上に手間がかかるのだな」(ペラ…ペラ…

提督「……結婚、か」

<ガチャッ

大和「提督、おやつの時間ですよ。大和、提督のために黒蜜をたっぷりかけた葛切りを……」

提督(E:結婚情報誌)「!?」

大和「…………アハ♪」(ハイライトOFF

大和「提督がもうそこまで考えてくださっていたなんて、大和感激です。そ、それで、式の予定はいつ頃になりますか? ジューンブライドは憧れますが、日本だと梅雨の季節でジメジメしていますし、お義父様やお義母様たちが雨に濡れたら大変ですし、大和は来年の春まで待つのもいいかなと思います。あ、でも提督が望まれるのでしたら、大和はそれこそ今日にでも……。あ、す、すみません、大和ったら……それより先に洋風か和風かも考えなければいけませんでしたね。提督はウェディングドレスと角隠し、どちらがお好みですか? やっぱり一生に一度の晴れ舞台ですから、着るものもよく考えないといけませんよね! いっそ両方という手もありますけど、そうなるとお色直しとか大変になっちゃいますし……ウフフ、考えることがたくさんで、なんだか困ってしまいますね♪」(テレテレモジモジ

提督「(さ、漣君、早く戻ってきてくれ漣君! む、無理なら神通君か金剛か……こ、この際誰でもいい、助けに来てくれ……!!)」(ガタガタ


《この後、たまたまいろんな艦娘が執務室にやって来てちょっと大変なことになった》

(そして現在)
《鎮守府》執務室


提督「これは?」(カタッ

提督専用結婚情報誌『ゼクシィ』

提督「……ふむ」


(提督、結婚情報誌斜め読み中・・・)


提督「こうした雑誌は初めて読んだが……想像以上に手間がかかるのだな」(ペラ…ペラ…

提督「……結婚、か」

<ガチャッ

大和(当日秘書艦)「提督、おやつの時間ですよ。大和、提督のために黒蜜をたっぷりかけた葛切りを……」

提督(E:結婚情報誌)「!?」

大和「…………アハ♪」(ハイライトOFF

大和「提督がもうそこまで考えてくださっていたなんて、大和感激です。そ、それで、式の予定はいつ頃になりますか? ジューンブライドは憧れますが、日本だと梅雨の季節でジメジメしていますし、お義父様やお義母様たちが雨に濡れたら大変ですし、大和は来年の春まで待つのもいいかなと思います。あ、でも提督が望まれるのでしたら、大和はそれこそ今日にでも……。あ、す、すみません、大和ったら……それより先に洋風か和風かも考えなければいけませんでしたね。提督はウェディングドレスと角隠し、どちらがお好みですか? やっぱり一生に一度の晴れ舞台ですから、着るものもよく考えないといけませんよね! いっそ両方という手もありますけど、そうなるとお色直しとか大変になっちゃいますし……ウフフ、考えることがたくさんで、なんだか困ってしまいますね♪」(テレテレモジモジ

提督「」(ガタガタ


(扉の隙間)

青葉「(うはーっ、来ましたよ! 頼みましたよ大和さんっ、いいシーンお願いします!!)」(キラキラ

漣「……オイ、ナニヤッテンダテメー」(肩ポン

青葉「」




漣「で? なんで大和さんが秘書艦の時に、結婚情報誌なんてものをご主人様の机の引き出しに入れたんですか、アホ葉さん?」

青葉(正座)「ア、アハハ、司令官にもいずれ必要になる知識を提供したくて、よ、よかれと思って!」

漣「なるほどなるほどー……で、本当の狙いは?」

青葉「なんか面白いことが起きたらいいな、って思いながらカメラ撮ってました!」(テヘペロッ

<少し、頭冷やそうか……
<ワ、ワレアオバ……ワレ……あっ、ア゛アァァァァアッ!!!!?

青葉編ラスト、こっちの方がそれっぽくしまるかなと思い投下
基本、シリアスっぽい話や設定は散歩中のしらぬいぬにオナモミがひっつけいた程度のささやかで微笑ましいものしか思いつかないので安心

【艦娘たちとコミュニケーション】金剛編

喫茶《間宮》


<カランカラーン

間宮「いらっしゃいませ~♪」

羽黒「い、いらっしゃいませ!」

伊良湖「あ、提督さん。いらっしゃいませー!」

提督「む……う、うむ」

金剛『訳:ほら、なに入り口でモゴモゴやってるのよ。さっさと入った入った』

間宮「あら、珍しい。二人とも今日はお休みですか?」

金剛「Yes! お休みが重なったから提督とデートしにきたネー♪」(腕組み

提督「」

間宮「まあ」(ビックリ

提督「ご、誤解だ。休日なので引きこもってたいたら、いきなり……40秒で支度しろ、と」

金剛「ブーブー。そこまで頑なに否定しなくてもいいと思いマース」

羽黒「あ、あはは……」

伊良湖「(休日だから引きこもる……意味がわからないです)」

提督「私は、今日はもう家から出ないと決心していたのに」

金剛『訳:外に出て、太陽の光を浴びて、人と会話する! 引きこもりとコミュ障の治療の特効薬よ♪』(ウインク

提督『訳:私には、ただの劇薬では……』

金剛「提督の胃薬に比べたらマシなぐらいネ」

間宮「確かに」

羽黒「あれって、本当に胃の薬なんですか……?」

提督「!?」

伊良湖「(提督さん、普段からなにを飲んでるですか……)」(ゾーッ

間宮「あ、いつまでもお店の入り口で立たせてごめんなさい。あちらのお席へどうぞ」

金剛「ワーォ、窓際の特等席ヨ。提督、LUCKYでしたネ」(グイグイ

提督「や、やめたまえ……引っ張るのはやめたまえ……」


羽黒「ほ、本日のケーキと紅茶のセット2つお待たせしました……!」

金剛『訳:待ってました! フフ、ケーキ、美味しそう! スゥ~……うん、紅茶もいい香りね、って』

提督「いただきます」(パクパク

金剛『訳:ちょっと、どうして先に食べちゃうのよ』

提督『訳:む……?』(モグモグ

金剛『訳:……ハァ。いいわ、アナタの甘いもの好きは今に始まったことじゃないし』

提督『訳:いつもの通り、間宮君のケーキは美味しいな、うん』(キラキラ

金剛「(甘いもの食べてる時だけ、本当に幸せそうな顔するのよね、コイツ)」(じとー

提督『訳:……ど、どうした、こちらをじっと見て?』

金剛「……隙ありヨ!」(シュバッ

提督「ケ、ケーキの苺が!?」

金剛「パクッ…………ン~、甘酸っぱくてdelicious!」

提督『訳:こ、金剛。いくら友人とはいえ、これは許されざる行為……!』(ガタッ

金剛「……アーン♪」(ヒョイ

提督「むぐっ……む?」

金剛『訳:そんなにムキにならないでよ。お詫びに私のケーキの苺あげるから……ね?』(苦笑

提督「…………」(モゴモゴ

提督『訳:……苺は、最後に食べたかったのだが』

金剛『訳:アハハ! 比叡と同じこと言ってる。アナタって結構、子供っぽいところあるわよね!』

提督「…………」(ムスッ



<提督~、機嫌直してヨ~♪
<直すも何も……怒ってなど、いない
<チッチッチ! ウソつきは泥棒の始まりデース!

間宮「…………」

羽黒「ア、アハハ」

伊良湖「あの~、間宮さん、提督さんと金剛さんって、その~」(チラチラ

間宮「……お友達よ」

伊良湖「え、でも……」

間宮「数少ないお友達よ……提督にとっては」(沈痛の面持ち

伊良湖「あ(察し」

【艦娘たちとコミュニケーション】比叡編

《鎮守府》母港


比叡「兄様、おはようございます!」

提督(@ランニング中)「む……比叡君か」

比叡「朝の鍛練、お疲れ様です!」

提督「鍛練というほどでは……軽く、流す程度なので」

提督「比叡君は……サッカーボール?」

比叡「ハイ! 早く目が覚めたので、リフティングしてました!」(テインテイン

提督「な、なるほど、リフティン……なに?」

比叡「ご存じないのですか? サッカーボールをこうやって、落とさずに何回蹴れるか……と、とと、ヒエー!?」(ベシャ

提督「だ、大丈夫かね」

比叡「比叡は大丈夫です! なんちゃって……タハハ」

比叡「これが意外と難しくて。兄様もやってみます?」

提督「(どうしてリフティングをしようと思ったのか、その辺りを教えてもらいたかったのだが)」

提督「まあ、一人蹴鞠と思えばいいか……」(ポンポンポンポン

比叡「鋼太郎兄様~、ガンバレ♪ ガンバレ♪」(手拍手

提督「や、やめてもらえないだろうか」(テンテンテンテン

サッカーボール<レッツゴージャスティーン!




(母港倉庫の陰)

<お、おお……おお? すごっ、すごいですよ兄様!!?
<うむ、意外とやれるものだな
<そうだっ、どこまでいけるか挑戦してみましょう!
<そ、それはさすがに……


不知火(@自主練中)「……」(ちら…ちら…

陽炎(@自主練中)「覗いてないで交ざってきたら?」(呆れ

不知火「!!」

陽炎「そんな、『その手があったか!』みたいな顔しないで。なんかかわいそうになってくるから」

メンテで暇を持て余したのでネタを1つ投下
いつもの発作なので気にせず、流していただけると
効果その他間違えていたら、フィールで脳内書き換えを行っていただけると感謝です

【いつもニコニコ這い寄る混沌】

(夜)
《鎮守府》武道場


神通(E:デュエルディスク)「赤城さんとやるのは久しぶりですね……」

赤城(E:デュエルディスク)「そうですね。ここ最近は海域攻略作戦に参加していて、デッキに触る時間もなかったですし」

神通「こ、今度のお休み、提督や文月ちゃんたちとデュエル大会する約束をしたから、勘を取り戻さないと」

赤城「あれから新しいカードも来ましたし、動き方をおさらいしておかないといけません」

神通「文月ちゃんと弥生ちゃんの希望で、優勝したら提督が鋼号に乗せてくれるんですよね」

赤城「そ、そういえばそんなこと、仰られていましたね」(ギクシャク

神通「あの……れ、練習試合だけど、本番のつもりでやりましょうね」(キッ

赤城「そ、そうですね! 真剣にやらなきゃ、いいカードは引けませんから!」(アセアセ

神通赤城「「デュエ……!!」」



暗黒の男「ちょっといいかな、お嬢さん方」



神通赤城「「!!?」」(バッ

神通「何者ですか!?」

赤城「ここは鎮守府の敷地、一般の方の立ち入りは禁止されています」

暗黒の男「ああ、そんなに身構えないで。私はただ、友達に会いに来ただけなのだから」

神通「友達?」(ジリ…

暗黒の男「名前はなんだったかな……まあいいや。ここで提督をしている彼『で』遊ぼうと思ってね」

神通「!!!」(ザワッ

暗黒の男(E:デュエルディスク)「おおっと、よしてくれよ。君たちもデュエリストなら、私の身柄をデュエルで拘束するぐらいしてくれないと」

暗黒の男「彼と遊ぶ前の軽いウォーミングアップだ、二人同時にかかってきていいよ」

神通「(この人……いえ、コレを提督に近づけるわけにはいかない……!!)」

赤城「(深海棲艦? いいえ、違う。でも、慢心してはダメと、頭の中で声が)」

暗黒の男「さあ、ゲームスタートだ」


デュエルディスク<バトルロイヤルモード、ジョイニング!


3人「「「デュエル!!」」」

赤城「先攻は私から行かせてもらいます!!」

赤城「私は【RR-バニシング・レイニアス】を通常召喚! そして手札から【RR-ファジー・レイニアス】を特殊召喚! マジック発動――――!!」

以下簡略化:【ネスト】効果【トリビュート】サーチ【バニシング】効果【バニシング】SS【バニシング】効果【トリビュート】SS【トリビュート】効果【ミミクリー】墓地【ミミクリー】除外【ミミクリー】効果【レディネス】サーチワンターン2【ストリクス】SS【ストリクス】効果×2【バニシング】【シンギング】サーチ【ファジー】効果【ファジー】サーチ【ファジー】SS【シンギング】SS【ストリクス】SS【ストリクス】効果【インペイル】サーチ!

赤城「私はカードを2枚伏せてターンエンド……ふぅ」
手札:2 場:ワンターンスリー【RR-フォース・ストリクス】 伏せ:【RR-ネスト】【RR-レディネス】【】

暗黒の男「お、おう」

神通「(【RR】と同じぐらいのサーチと手札補充力が欲しいって提督は言ってたけど……【銀河】がそんなことになったら、ライフポイントがいくらあっても足りないと思います)」



(数ターン経過・・・)



神通「私のターン! ドローします!」
手札:3→4 場:【アテナ】 伏せ:【神の居城-ヴァルハラ】

神通「(――――来ました!)」

神通「メイン1、【幻奏の音女ソナタ】を通常召喚し、【トランスターン】を発動。【幻奏の音女ソナタ】を墓地へ送り、【幻奏の音女ソナタ】と同じ種族・属性でレベルが1つ高いモンスター……【幻奏の音女アリア】を特殊召喚!」
手札:4→2

神通「まだですっ、自分フィールドに【幻奏】モンスターが存在することで、【幻奏の音女カノン】は手札から特殊召喚できます!」
手札:2→1

赤城「(レベル4が2体……アレを出すんですね、神通さん!)」

神通「私は、レベル4の【幻奏の音女ソナタ】と【幻奏の音女アリア】でオーバーレイ!」

神通「――――漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!!」(カッ!

神通「エクシーズ召喚! ランク4! 【ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン】!!」

神通「これで提督にいただいた、新しい力です!! 【ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン】の効果発動――――!!」

暗黒の男「……ハハハ! 甘い、甘いよぉ!!」

神通「!?」

赤城「!!」




神通(ルールブレイカーされたセイバー的拘束)「提…督、ゴメンなさい……」

赤城(同上)「私たちじゃ、力不足……でした」

提督「……神通君と赤城君に何をした」

暗黒の男「いやいやいや、安心してくれ! 間違っても手を出すようなことはしていないから」

暗黒の男「これは餌だよ。単純に、君にやる気を出してもらうための餌。わかりやすく言えば、鼻先にぶら下げたニンジンさぁ」

暗黒の男「自分を慕う可愛い部下を救うため、奮闘する提督……その筋書きはありきたりだが、役者が良い。至高と信ずる」

提督「…………」

暗黒の男「私が負けたら、彼女たちは無事に返そう。もし、君が負けたら彼女たちは……そうだねぇ、君の目の前で慰み者になってもらう……なーんてどうだろうか?」

神通「っ……」

赤城「……!」

提督(E:デュエルディスク)「貴様……懺悔の用意はできているかッ!!」

提督&暗黒の男「「デュエル!!」」

提督「先攻は私が貰う!」
手札:5 場:

提督「私のターン! メイン1、手札より【太陽風帆船】を特殊召喚!」
手札:5→4 場:【太陽風帆船】

提督「続いて、手札の【銀河眼の光子竜】を墓地へ送り、【銀河戦士】の効果を発動! このカードを守備表示で特殊召喚!」
手札:4→2 場:【太陽風帆船】【銀河戦士】

提督「【銀河戦士】が特殊召喚に成功した時、デッキから【ギャラクシー】と名のついたモンスター1体を手札に加える!」

提督「私が手札に加えるのは【銀河の魔導師】!」
手札:3 場:【太陽風帆船】【銀河戦士】

提督「さらにっ! フィールドに【フォトン】【ギャラクシー】と名のついたモンスターが存在する時、【銀河騎士】はリリースなしで召喚できる!」

提督「このターン、【銀河騎士】の攻撃力は1000下がる。そして、この召喚に成功した時……自分の墓地の【銀河眼の光子竜】を守備表示で特殊召喚する」

提督「現れろォ!! 【銀河眼の光子竜】!!」
手札:2 場:【太陽風帆船】【銀河戦士】【銀河騎士】【銀河眼の光子竜】

提督「まだだ! 私は、レベル5の【太陽風帆船】と【銀河戦士】でオーバーレイ!!」

提督「エクシーズ召喚! ランク5ッ! 【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】!」

提督「そして、オーバーレイネットワークを再構築! 現れろっ、【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】!!」

提督「続けて、レベル8の【銀河眼の光子竜】と【銀河騎士】でオーバーレイ!」

提督「顕現せよ! ランク8【銀河眼の時空竜】!!」

提督「……カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
手札:1 場:【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】【銀河眼の時空竜】 伏せ:【】

暗黒の男「いやはや、なんともかんとも……。絶対に次のターンで私を殺しきるという、鉄の意志と鋼の強さを感じる布陣だ。ゾクゾクしてしまうよ」


神通「提督……ダメ、です……ァ…!」(ビクンッ

赤城「ンッ……いけない、怒りに任せて……回しては……」(フルフル…


提督「(手札は……)」(チラッ
手札:【銀河の魔導師】

提督「(奴のデッキが以前のままとは考えにくいが、私の場には【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】、伏せに【月の書】がある。このターンを凌ぎ、次で決着をつける!)」

暗黒の男「それはどうかな?」

提督「!?」(カン☆コーン

暗黒の男「素晴らしい……美しいよぉ、その怒りに歪んだ顔! それでこそ、私もサービスのしがいがあるってもんだぜぇ……」

暗黒の男「それでは……私のタァーン! ドロー!!」(ゴッッ!

提督「っ……!」(後退り

暗黒の男「君のデッキは素晴らしい! テーマも、引きも! だが、しかし! まるで全然、この俺を倒すには程遠いんだよねぇ!」


(数ターン経過・・・)



提督(LP5700)「ぐ……!」
手札:2 場:【ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン】 伏せ:【】

暗黒の男(LP8000)「では、お待ちかねの、イィッツ・ショータイム!」
手札:1 場:【ギミック・パベット-ジャイアントキラー】

暗黒の男「【ギミック・パベット-ジャイアントキラー】の効果発動! 【ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン】を破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを与える!!」

【ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン】破壊!

提督(LP5700→1700)「ぐ、あぁぁぁああっッ!」(ドサッ

暗黒の男「【ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン】……フッ、戦闘から逃げ出す【銀河眼の光子竜】といい、実に君らしいモンスターだ」

暗黒の男「怖かろう、悔しかろう……例え鎧を纏おうとも、心の弱さは守れないのだ。わかるかね、ワトソン君?」

暗黒の男「……そういえば、まだバトルフェイズがあったな。【ギミック・パベット-ジャイアントキラー】で提督君にダイレクトアタック!」

【ギミック・パベット-ジャイアントキラー】<ふんぬらばぁー!!

提督(LP1700→200)「ッ……ギャアァァァアッ!!?」

神通「イヤ……ぁ……ぁ、嫌ァァァァッ!!」

赤城「提督……しっかりしてください、提督っ!!」

提督「ぁ……ガ……」(ビクンッ…ピク…

暗黒の男「もはや虫の息だねえ。メイン2を通って、私はカードを1枚伏せてターンエンド♪」
手札:0 場:【ギミック・パベット-ジャイアントキラー】 伏せ:【】

提督「……待…て」

暗黒の男「うん?」

提督「エンド宣言に……チェーン、して……ゼェ、伏せていた……【リビングデッドの呼び声】を、発動」(ズズッ

提督「墓地の……ハァ……【銀河眼の時空竜】を、場に特殊、召喚」

暗黒の男「うーん、何もないよ」

提督「ハァ……ッ、クウゥゥ!!」(グ…ググッ

暗黒の男「……それじゃ、改めてターンエンド。さ、君のターンだ。君の人生、最期のドローを見せてくれ」

提督「私の……タ……ン」

神通「提督……やめて……これ以上は、もう!」

赤城「私たちが提督の負担になってしまったから……!」

提督「それは、違う。断じて、違う……とも。だから――――心配せずに見ていたまえ」(クワッ

提督「私のターン……ドロォォォッ!!」
手札:2→3

暗黒の男「さあ来い、私を楽しませてくれ!」

暗黒の男「(といっても、伏せは【激流葬】。あちらはリビデ以外に伏せなし、手札も乏しいと来ては……お楽しみはここまでのようだ)」

提督「私は、手札から【金華猫】を通常召喚」

暗黒の男「どうぞ、進めて」

提督「【金華猫】の効果で墓地の【銀河眼の雲篭】を特殊召喚。【銀河眼の雲篭】をリリースして、墓地の――――【銀河眼の光子竜】を特殊召喚する」

暗黒の男「やれやれ、また銀河眼の連続召喚か」

暗黒の男「いい加減、そのドラゴンも見飽きてきた……トラップカード、オープン! 【激流葬】!!」

神通「そ、そんな……」

赤城「これで場は一掃される。提督の手札に特殊召喚できるモンスターがいなければ……」(歯噛み

暗黒の男「バイバイ。楽しかったよ、君の這い足掻く姿は――――?」

<しーーーーん

暗黒の男「何故……どうして【激流葬】が発動しない……?」

提督「それは……私が、既に手札から【タキオン・トランスミグレイション】を発動させていたからだ!!」
手札:2→1

暗黒の男「手札からトラップだと!?」(カン☆コーン

提督「このカードは【ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン】と名のついたモンスターが存在する時、手札から発動が可能」

提督「そしてっ……マジック発動! 【銀河零式】!!」

提督「このカードを装備させて、墓地の【銀河騎士】を特殊召喚する!」

暗黒の男「(あ、死んだ)」

提督「私は、レベル8の【銀河騎士】と【銀河眼の光子竜】でオーバーレイ!」

提督「これこそが、私の希望! これこそが、私たちの最後の希望! 現れろ、銀河究極竜!! No.62【銀河眼の光子竜皇】!!」

提督「バトルだ!! 【銀河眼の時空竜】で【ギミック・パベット―ジャイアントキラー】を攻撃!」

暗黒の男(LP8000→6500)「くっ」

提督「これで最後だ……【銀河眼の光子竜皇】でダイレクトアタック!!」

暗黒の男「うーむ、今回こそ堕とせると思ったんだがなー」

提督「ダメージ計算時、【銀河眼の光子竜皇】の効果発動! ORUを1つ使い、フィールド上のモンスターエクシーズのランク×200、攻撃力を上昇させる!」
【銀河眼の光子竜皇】AT4000→7200


【銀河眼の光子竜皇】<YAT安心!銀河旅行!!


暗黒の男(LP6500→0)「」(ドゴオッ


提督「ハァッ……ハッ……私の、勝ちだ」

暗黒の男「」




提督「二人……とも、大丈夫かね」(ズル…ズル…

神通「ヒ……ック……グス……ッ」

提督「じ、神通君?」

神通「よかった、です……提督が、提督がご無事で……」

提督「ぶ、無事とは言い難い状態だがな」

赤城「……あの~、提督がご無事だったのはとても嬉しいんですけど」(オズオズ

提督「む、む?」

赤城(ルールブレイカーされたセイバー的拘束)「わ、私たちのこの格好、どうにかならないんでしょうか……?」(モジモジ

神通(同上)「ヒッ……キャ、キャアァァァァアアアアアアアアッ!!!!?」



提督「そ、そういえば、この拘束はどうやって外せば……」(目逸らし

提督「(前回同様、あの男は消えているし……困った)」

『方法はいくつかあるけど、ドレスを脱がすのが一番手っ取り早いよ』(天の声

神通「ふぁ!?」

赤城「ぬ、脱が……!?」

提督「」(ゴボッ…

赤城「ああっ! 提督が吐血を!!」

神通「提督、しっかりして……神通を置いていかないで……!」

赤城「神通さん、落ち着いて!? まだ大丈夫だから!!」

『いやあ、ハッハッハ、いい暇つぶしだった。それじゃまた』

提督「(背に腹は代えられない。漣君か金剛か……球磨君や那珂君のような、口が堅くて信頼できそうな子に助けを求めるしかない)」

『あ、そうそう、一つだけ忠告しておいてあげよう』(ヒソッ

提督「?」

『下手に他の艦娘に助けを求めたら……君、死ぬよ?』

提督「!?」(カン☆コーン



《この後、工廠の妖精さんたちに助けを求めた》

なに書いてるんだ私は……ターンエンド
夜辺り、久しぶりにネタ募集やるかもです

【艦娘たちとコミュニケーション】祥鳳編

《鎮守府近郊》呉服店


祥鳳「うーん……」(ペラ…ペラ…

瑞鳳「まだ決まらないの、祥鳳姉~?」(スプーンカジカジ

祥鳳「しょうがないじゃない、久しぶりに奮発するんだから」

瑞鳳「ぶ~、そろそろ帰ろうよ~」

祥鳳「ちょっと待って、もう10分だけ待って!」

瑞鳳「もうそれ3回目だよぉ――――んぅ?」




<絵画に興味はありませんか? ちょ、ちょっと待ってください!
<や、やめてください、死んでしまいます……

瑞鳳「(アレって……)」

瑞鳳「そうだ! 祥鳳姉、ちょっと待ててね♪」

祥鳳「う~ん?」(生返事



<ねぇっ、こっち来て、こっち!
<な、何事か……!?

祥鳳「?」

瑞鳳「ねえねえ祥鳳姉っ、いつまで経っても決まらないんだし、もう提督に選んでもらおうよ♪」

提督(@通りがかり)「しょ、祥鳳君もいた、のか」(グッタリ

祥鳳「え……て、提督! どうしてこちらへ!?」

提督「す、少し街の方と話し合いがあってな。漣君に留守番をしてもらって、わ、私一人でな」

祥鳳「提督が……お一人で」(愕然

提督「(あ、ああ、これはきっと、コミュ障が一人で出歩くだけでも生意気なのに、人と会って、あまつさえ話し合いの場に参加したことを驚かれているのだ……)」(キリキリ

祥鳳「(提督……逞しくなられましたね)」(じぃ~ん

提督「そ、それで? 私は、何のために連れてこられたのかね」

祥鳳「あ、そうでした」

瑞鳳「聞いてよ提督ぅ! 祥鳳姉ってば、新しい着物を買いにきたのはいいんだけど、どれを買うかでずぅーーーーっと悩んでるのよ」

提督「着物、か。まあ、良いものになると、そうそう気軽に買うものではないからな」

祥鳳「そうなんです……。艦娘として十分なお給金はいただいてるから、購入はともかく……いざ選ぶとなると、あれもこれもと目移りしちゃって」

瑞鳳「だからぁ、ここは提督がね? ビシーッ、って祥鳳姉に似合いそうな着物をチョイスしてあげて欲しいんだぁ♪」

提督「わ、私がか……」

瑞鳳「だってぇ、しょうがないじゃない。祥鳳姉ってば優柔不断なとこあるから、こうなるとすっっごく時間がかかるし!」(プクーッ

祥鳳「もう、瑞鳳ったら。すみません、提督。話し合いの後でお疲れなのに……」

提督「いや、さ、幸い短時間で終わったので……まだ、まだ沈みは……うぷ」(カタカタ

瑞鳳「提督ぅ」(呆れ

提督「で、では、選んでみるとしよう……。少し、待っていたまえ」(フラフラ


(提督、着物選別中・・・)


祥鳳「――――わ、わあ……」

提督「か、変わり映えがしなくて不満かもしれないが……。《祥鳳》に合わせて、白菫色の正絹紋紗の生地に細竹鳳凰文の柄が織られたものを。そして、色目を際立たせるのに長襦袢と袴は褐返にしてみた。それだけだと色合いが寂しいので、和風リボンの髪飾りもつけてみるのもいい、と思う」

提督「あ、あと、この時期は雨が多いのでな、赤地の軒もようの和傘も一緒に……な」(おずおず

瑞鳳「わぁ~、いいじゃない祥鳳姉! 似合う、似合う!」

呉服屋店員「はい、とってもお似合いですよ」(ニコニコ

祥鳳「そ、そうですか……?」(

祥鳳「長い時間、悩んでいたのが信じられないくらい、すっきり整って……ちょっと悔しいかもしれません」(ニコリ

提督「そ、そうか」

呉服屋店員「お気に召しましたか?」

提督「う、うむ……おそらく。それで構わないのだね、祥鳳君?」

祥鳳「はい、もちろんです!」



(レジ前)

呉服屋店員「それではお会計ですが……こちらで」(コソコソ

提督「で、では、カードで」

呉服屋店員「はい、それではお預かりします」

祥鳳「ええ!? ま、待ってください提督!」

瑞鳳「(いくらぐらいするんだろ~)」(ソロ~

瑞鳳「!?」(ギョッ

呉服屋店員「はい、かしこまりました。領収書は必要でございますか?」

提督「そ、そうだな、いただこう」

祥鳳「や、やめてください、提督! 代わりに払ってもらうなんて失礼なこと……?

瑞鳳「」(ガシッ

祥鳳「ず、瑞鳳? なに、腕を引っ張らないで。ちょっと……どうしたの? 放してちょうだい、提督を止めないと!」

瑞鳳「」(ブンブンブンブンッ!!

祥鳳「も、もう、さっきからなんなの!?」

瑞鳳「シラナイホウガイイヨ」

祥鳳「……も、もしかして、そんなに?」

瑞鳳「」(コクコクコクコク

祥鳳「」




提督「ま、待たせた。……ど、どうかしたのかね?」

祥鳳「あ、あの、提督……つかぬ事をお伺いしますが、あの着物と傘と髪留めのお値段って、い、いくらぐらいしたんでしょうか」

提督「……」(フイッ

祥鳳「こ、怖くなりますから、目を逸らさないで!?」

祥鳳さん限定グラおめでとうネタ投下
柄とか生地色は適当に限定グラと合わせてみましたが、間違えていたらすみません

【艦娘たちがコミュニケーション】漣編

《鎮守府》食堂


漣「…………」(じーーーーーーーーーーーーー

祥鳳(梅雨仕様)「あ、あの~」(タジタジ

漣「着物、似合ってますねー」

祥鳳「あ、ありがとうございます」

漣「ご主人様が選んでくれたんですよね」

祥鳳「え、ええ、まあ」

漣「……いいなー」(グテー

祥鳳「ア、アハハ……」

漣「そういえば漣、ご主人様からプレゼンと貰ったことあんまないよーな」

祥鳳「え、そうなんですか?」

漣「何かにつけて間宮さんに誘ってもらうことはありますがー」

漣「望みすぎかにゃーとは思うんですけど、こう、もうちょっと記念に残るものが欲しいなー、なんて」(口尖らせ

祥鳳「(提督に間宮さん誘われる人って、今のところ漣さんとか神通さんぐらいで、かなり限定されてるんだけど……気づいてないんでしょうね)」(苦笑い

漣「???」(糸目

【艦娘たちがコミュニケーション】神通編

《艦娘用宿舎》神通の部屋


神通(@読書中)「…………」(ペラ…ペラ…

那珂「ねえねえ、神通ちゃん~」

神通「ん……なんですか、那珂ちゃん?」

那珂「あ~……うん、えっと、さ……祥鳳さんの新しい着物、綺麗だったねーって」(恐る恐る

神通「そうでしたね……。見る人を惹きつける色合いに、派手じゃないけど息を呑むような装飾が施されていました」(ほぅ…

神通「……実は少し、羨ましいなって思いました」(苦笑

那珂「うーん、だよねぇ」

那珂「那珂ちゃんでも、あの着物をプレゼントされたらドキドキしちゃうもん」

神通「て、提督はその辺り、無頓着というか……その、ポジティブな方向で受け取ることが少ないから」

那珂「あー……確かに。こっちが喜んでるのに『お世辞だろう、社交辞令に違いない』とか考える人だもんね」

神通「そ、それでも、最近はホントに気を許してくれてるというか……け、警戒心が薄くなったんですよ?」

那珂「那珂ちゃんもそう思うけど~」

那珂「那珂ちゃんは~、提督が神通ちゃんにもうちょっと優しくっていうか~、プレゼント送ったりしてもいいと思うんです~」

那珂「ダメなんだよ~? この間、ネックレス買ってもらったから……みたいなこと言って満足してたら。神通ちゃんはぁ、もうちょっとワガママ言っていいんだからね!」(プク~

神通「もう、那珂ちゃんったら」(クスクス

那珂「う゛~……笑わないでよ、お姉ちゃん~」

<そういえば、神通ちゃんなに読んでるの?
<これですか? て、提督が貸してくれたパーフェクトルールブック2015です
<またカードゲーム? 神通ちゃん、この間からやけに熱入ってるよね



川内(@昼寝中)「クカー……スシュカー……!」

【艦娘たちがコミュニケーション】金剛編

旬彩《鳳翔》


<ガララ…

鳳翔「いらっしゃいませー」

伊勢「こんばんわ。今日は2人で!」

金剛「good evening! 美味しい料理、食べにきまシタ!」

金剛「鳳翔さん、とりあえず生2つと……Fuuum……枝豆と揚げ出し豆腐をお願いネー」

鳳翔「はい、ただいま♪」

伊勢「あと、から揚げもお願いしまーす」

鳳翔「はい、かしこまりました♪」


(鳳翔、調理中・・・)


金剛「それじゃ、乾杯するデース!」

伊勢「乾杯~!」

伊勢「ンクッ……ンクッ……ぷはぁ!」

金剛「ンキュ……ンキュ……ぷーっ、美味しいネー」

伊勢「演習で艦を操った後だから余計にねー」

金剛「あんな大きなもの、妖精さんのhelpがあるとはいえ、一人で動かすのはやっぱりvery tired デス」

伊勢「戦艦の負荷は駆逐艦や巡洋艦の比じゃないよね。まあ、他の艦が楽って訳じゃないけど」

金剛「そうネー。艦種ごとに癖とかコツがあるらしいデスシ」

伊勢「なんだっけ、提督がロボットだかなんだかで例えてたよね」

金剛「NO、ロボットじゃなくて金属生命体ZOIDSヨ。そこ間違えたら提督、very angryネ」

伊勢「そうそう、それそれ」

伊勢「駆逐艦はゴドス、イグアンで軽巡がコマンドウルフ……重巡がセイバータイガーとかレッドホーンだとか」

金剛「もちろん全部が全部、それで分類できるわけではないケド」

伊勢「本気モードで、『例外として、漣君はスナイプマスター、神通君はケーニッヒウルフ……よし、これだ』って、分類してる提督、見たことあるよ」

金剛『訳:なにやってるのよ、アイツ』(頭痛

伊勢「アハハ、怒んない、怒んない。そういう子供っぽいとこも嫌いじゃないんでしょ?」

金剛「ま、まあ、そういうとこも提督の魅力デスガ……暴走して開発祭に突入するのはbadネー」

伊勢「妖精さんたちも悪乗りするから、時々どえらいことに……」

金剛「戦果報奨で大本営から貰った装備をバラしてるのを見た時は私、寿命が縮んだワ」

伊勢「あの時はねー……漣さんと神通さんが『提督、正座してください』って声をハモらせてたもんね」

金剛「『どうしてこんなことしたんですか? 怒らないですから、教えてください』って問いつめる漣と神通、迫力あったネ」(ブルブル

伊勢「うんうん。提督、涙目になってたし」

金剛「自業自得デース」(グピグピ

伊勢「でも、漣さんも神通さんもあの後、提督を泣かせちゃった、って赤疲労顔になってたよね」

金剛「二人とも提督に甘いから、罪悪感に潰されちゃったんでしょうネ」

伊勢「ま、どっちも、休みの日に提督とお出かけして、キラキラ張り直してたんだけど♪」

金剛「……なにソレ、聞いてないデス」

伊勢「あれ、もしかして知らなかった? ……ヤバ」

金剛「……ングッ……ンクッ…………プハァッ!」(ドンッ

金剛『訳:……だいたい、アイツはアイツで漣と神通に優しすぎるのよ……。そりゃ、初期艦と初めて建造した艦の艦娘で大切なのはわかるけど、もうちょっと私のこと見てくれてもいいじゃない。こっちは英国の軍学校にいた時から……ああぁぁっ、もうイライラする!』

金剛「HEY、鳳翔さん! 生もう一丁デース!」

鳳翔「あらあら、金剛ちゃんヤケ酒ですか? はい、どうぞ」

金剛『訳:鋼太郎の鈍感! オタンコナス! ニブチン! 女ったらし! 顔は悪くないんだから、もっと溌剌としてたらいいのにっ』(ゴキュゴキュ

金剛『訳:だあたい、いつもいつもネガティブなこと考えてるコミュ障なのに生意気なのよ! そのくせ、人が困ってたら助けてくれるし、優しいし、いいトコがいっぱいだから、許してあげるけど!!』(クピクピクピクピ

伊勢「これ、愚痴にみせかけたただのノロケじゃん……」

金剛『訳:べ、別にノロケてなんかないし! あんな奴……あんな奴……っ、うぅぅ』(真っ赤

伊勢「あー、なんかゴメン。鳳翔さんも、騒いじゃって悪いね」

鳳翔「気にしないで。悪いのは全部、提督ですから♪」

伊勢「うーん、まあ……ノーコメントで」

伊勢「(とりあえず、金剛が酔い潰れたら提督に連絡するかー)」



(1時間後)

<ガラガラ…

提督「…………」(恐る恐る

伊勢「お、来た来た。お代は持つから、後よろしく!」(スタコラサッサ

金剛『訳:う~、あによぉ……今頃ぉ、迎えに来ても遅いんだかられ……鋼太郎にょバァ~カ~』(イジイジ

提督「」

提督「あ、あの、鳳翔君……」

鳳翔「ちゃんと介抱してあげてくださいね?」(ニッコリ

金剛『訳:ニュフフ……鋼太郎ぉ、おんぶ~』(ムニュッ

提督「っ、や、やめたまえ金剛、そんなに引っつかれると……」(キリキリドキキリ

金剛『訳:ン~? ン~…………えっち』(プイッ

提督「(刃○っぽい悲鳴)」(ゴキリキリ…

鳳翔「(相当ストレス溜めてたんですねー、金剛ちゃん)」(コロコロ♪

神通めっちゃ好きやけど

>>700 ここの艦娘のキャラはこれでいいのかとたまに思いますが、好きと言っていただけるとありがたいです
鎮守府人物紹介の番外編、投下します

【鎮守府人物紹介】

比叡:遅れてやってきた鎮守府の忠犬。その二匹目。不知火がハスキーなら、こちらはゴールデンレトリバー。
有り余る気合と明るさは、ただ近づくだけで提督の胃の腑に響く。
金剛型二番艦。金剛が英国の軍学校に通っていた頃は、提督を大好きな姉に近づく馬の骨として敵視していた。
しかし、金剛に上手いこと宥めすかされ、提督の盗撮写真を撮らされている内に、家柄性格成績その他もろもろ問題ないことに気づき、評価一転。
金剛姉様の幸せには兄様が必要だと確信……とどのつまり懐いた。
第十一号作戦時、支援物資を運びに来たら、作戦大詰めで一時的狂気に陥っていた提督と妖精たちに戦艦《比叡》を改二改装&MAX改修され、その場の流れで連合艦隊に組み込まれ作戦に従事。
海域の攻略の成功に一役買ったこと、また四方山鎮守府で改造を受けてしまったことで自動的に四方山鎮守府所属に。
今日も今日とて、姉様! 兄様! と、二人について回る彼女の声がよく響く。



【鎮守府人物紹介:番外編】

提督父:提督のお父さん。地方豪族の三男坊。実は大本営軍令部の偉い人。とてもそうは見えない。
若い頃は士官として、艦娘たちと今以上に過酷な戦いに参加していた。
軍の命令で着任した基地で装甲巡洋艦の艦娘《八雲》と出会い、紆余曲折、艱難辛苦、七転び八起きの末、ハートをゲイ・ボルクする。
その過程で当時、腐敗していた軍の上層部に風穴を開けたり、艦娘を兵器扱いして人体実験を繰り返していた研究所を壊滅させたり、深海棲艦が現れてから最大規模の海戦(大海戦)における連合艦隊総司令を勤めたりと、いろいろやらかした。
名前は玖珂春生。名前の由来は春に生まれたから。
名は体を表すの典型で、若い頃は頭の中が年中春めいていた。


八雲:元装甲巡洋艦《八雲》の艦娘。ケッコンカッコガチを機に、艦娘を引退。したのだが、故あって艤装の使用は可能なまま。
提督父と出会ったのは、艦娘の艤装リンクを強制的に上昇させる薬剤の実験台をしていた時。
荒みに荒んですり切れる寸前の頃だったので、初顔合わせは最悪。
提督父の指揮下に入ってからも、何かにつけて反発、煽るなど素行が悪かった。
能天気でヘラヘラしている提督父のことを憎く、いつか殺してやろうと機会を窺っていた。
しかし、息子とは似ても似つかぬこんにゃくメンタルっぷりを間近で見続け、虐げられる艦娘のために行動を起こし、未来への一歩を踏みしめた提督父の姿に、ハートをザバーニーヤされる。
大海戦に連合艦隊第二艦隊旗艦として参加。提督父の指揮のもと、ーーーーを使い、一騎当千の活躍をする。
この戦いで、同じ新薬実験部隊に所属していた姉妹や友人のほとんどが轟沈。残った者も、実験や試薬の副作用が原因で次々に死んでいった。
大海戦後、彼女たちの遺志を叶えるため、提督父や元帥たちとともに軍、ひいては国と喧嘩をする準備のために奔走した。


元帥:大本営の凄く偉い人。提督父とは軍学校からの腐れ縁。腐れ縁すぎて納豆のように糸を引くレベル。
提督父の一番の被害者であると同時に、一番の理解者。尻拭いの鬼。
軍の命令で提督父と同じ基地へ着任。当初は艦娘に対して、あくまで軍の所有する兵器の一種として見ようとしていたが、提督父の説得(物理)や必死に生きようと足掻く艦娘の姿に絆され、自身の考えを改める。
大海戦で沈んだ艦娘たちから、いろいろ約束を押しつけられた。
大海戦後、約束を守るために人脈、地位作りに腐心。脅し、宥め、飴を与えるなどして軍の膿を一部残して搾り出し、現在の軍の雛型を作った。
名前は望月堅吾。たぶん石頭。


他所提督:四方山鎮守府の近所(島風基準)にある鎮守府の提督。紛うことなきバカ。愉快痛快なるバカ。
英国軍学校でメガネ、オネエと合わせて三馬鹿の名を欲しいままにしていた。
バカではあるが、特別講師としてやって来た元帥(鬼教官)にしごかれているので提督としての能力は非常に高いバカ。
一本筋の通ったバカだからか、なんだかんだモテる。龍田とケッコンカッコカリ済み。が、日向、長門、天龍他ともニャンニャンしてる。
龍田に処分されたくないエロゲーや秘蔵ソフトを提督に匿わせているバカ。時々、提督にドストライクなお宝を賄賂として(強引に)提供してくる。
地味に剣術では同期に並ぶものなし。流派はたぶん、一刀正伝無刀流とかその辺り。
名前は関進之介。


メガネ提督:小さくて可愛い物をこよなく愛している。いい意味で。
第六駆逐隊で雷がいないことに夜な夜な枕を涙で濡らしている。
ショックを受けたり、驚いたりするとメガネが割れたり弾けたりする正統派メガネ。
提督の同期で英国軍学校の三馬鹿が一人。軍学校のボランティアで孤児院の手伝いに参加した時、子供たちのあまりの小ささと可愛さに「僕、ここの子になる!」と自主退学しようとして、元帥にガチでブン殴られたことがある。
中学生より上は年増、と金剛に面と向かって発言。制止しようとして金剛に「邪魔」と言われた提督が、薄れゆく意識の中で見たのはアイアンクロー、ネックハンギングツリー、キャメルクラッチ、アルゼンチンバックブリーカー、とどめにベアハッグを喰らう彼の姿だった。
そんな重度の小さなもの好きの彼だが、提督として鎮守府に着任して出会った軽巡洋艦の艦娘《名取》のことが気になるようになり(小動物的なビクビク具合がキュンときたとのこと)、晴れてケッコンカッコカリを結ぶ。
最近、翌日の執務に差し障りが出る程度に夜戦(意味深)にご執心な嫁に頭を悩ませている。
軍学校時代、ナイフを使った格闘術でトップ。しかし、ナイフを持つと妙にハイテンションで無駄に豊かな語彙力が荒ぶるので気持ち悪がられていた。
名前は高梨衛。


オネエ提督:たぶん同期では一番の良識派。だけど三馬鹿の名に恥じないイロモノ。
一見すると女好きのする伊達男だが、口を開くとオネエ言葉が飛び出してくる。
しかし、見た目と豊富な女子トークのせいか、艦娘グループの人気者だった。
提督と同じレベルの甘いもの好き。軍学校、二人が話すようになった切っ掛けも、英国で満足できるレベルの甘いものを探すという苦行中に遭遇したから。
普段は気さくなオネエさんだが、意外とキレやすく、怒ると地声のバリトンボイスで恫喝しながら突っ込んでくる。
格闘スタイル:暴力
武蔵とケッコンカッコカリ済み。夜戦(意味深)はノーマルからややハードまで、なんだかんだで楽しんでいる。同じ大和型なのに、大和と武蔵、どこで差がついたのか。
プライベートでは提督たちに「さくらさん」と呼ばれてる。
名前は堂嶋さくら。



先輩提督:頭ボサボサの関西弁提督。昔の戦闘で右足が義足になっているので杖を手放せない。
昼行灯に見えるが、気がつくとやることはやっていて、部下の艦娘たちをよく煙に巻いている。典型的な実は凄い系。
提督が子供の頃、世話になった人で、頭が上がらない。
名前は久世奉太郎。
名前の響きが似ているという理由で、提督のことを気に入っている。


後輩提督:元帥の肝いりの中では一番年下の女性提督。気持ちは永遠の女子高生。
ややミーハーな性格で、(一応)活躍している提督とコミュニケーションを図ろうとしている。が、ダイヤはサウザー:ジャギレベル。連敗記録更新中。27の魔法を使えばワンチャンある。
名前は神代伊予。


老提督:おじいちゃん提督。駆逐艦の艦娘が隣に立つと、もはや祖父と孫にしか見えない。
提督父や元帥が現役の時代は猛将として名を響かせていた。
現在はだいぶ丸くなり、休暇に提督と釣りを楽しむ好好爺になっている。
しかし、他所提督が土下座で指南を乞う剣腕は衰えることを知らず、提督レベルをこづき回せる高性能おじいちゃん。
流派はきっと自顕流。
名前は八坂幸四郎。


憲兵A:ベテラン憲兵。憲兵団団長としての実力は折り紙つきで、提督の真胎蛋形態(引きこもり)を解除できる。


憲兵B:憲兵トリオでは地味な方。提督の自首が減って最近、暇になったので詰所でマンガ雑誌など読んでいる。おすすめはワールドトリガー。


憲兵C:良くも悪くもマイペース。漫画、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーに詳しい。


あきつ丸:陸軍憲兵団所属の艦娘。実力はそこそこあるが、憲兵ABCがそれ以上なので活躍する機会はない。
フリーダムな先輩たちに振り回されるツッコミ枠。


妖精:俺が、俺たちがフリーダムだ!
鎮守府の工廠や艦船、ありとあらゆる場所に偏在する不思議存在。
行動理念は「面白ければそれでいい」。鎮守府で起きるトラブルの実に四割に妖精が関わっている。
提督といろいろな装備や艦船のメンテナンス、開発をしたり、魔改造したりするのが大好きだ。
時々、工廠で提督と酒盛りをしている姿が見られる。
酔いつぶれた提督に試作型の電光機関を埋め込んだりしているが、それも提督や艦娘たちのことが大好きだからこそ。

ちょっとした息抜きに考えたもので、本筋にはあまり関係ないです
Dies iraeと神咒神威神楽ぐらいに関係ないので、こんな設定考えてるのかぐらいでお願いします

【艦娘たちとコミュニケーション】大和編


大和「ブツブツブツブツブツブツ……」(爪カジカジ


大和「着物……あんな立派な着物をプレゼントするなんて、まさか提督は祥鳳さんのこと? ううん、違う、そんなはずは……でも、彼女もこの鎮守府の初期着任組……提督の覚えはいいですよね……」


大和「提督、大和は提督のことを信じたいのに……不安になって、しまいました……」(ゴロゴロ


大和「寂しいです……提督、大和は……寂しい、です」(グスン



(1時間)

<ガチャ…

提督「(ふぅ……今日は少し、忙しかったな。ようやく家に帰ることができ――――)」

大和「くぅ……すぅー……」(スヤスヤ

提督「」(スタスタスタ




<ガチャッ

提督「」(じぃっ


表札<ここは玖珂鋼太郎宅でございます


提督「……何故、大和君が私のベッドで熟睡しているのだろうか?」(ガクブル



《この後、すぐに漣と神通が駆け付けた》





(後日)

祥鳳(当日秘書艦)「そういえば、提督……どうして、急に着物を買ってくださったんですか?」

提督「む? どうして、と言われると困るのだが……」

提督「6月1日は祥鳳君の誕生日(進水日)だと記憶していたのだが、ち、違ったのかね?」

祥鳳「……あ」

提督「……祥鳳君?」

祥鳳「あ、あはは~」(目逸らし

【孤独のススメ】

(ナレーション)
外に出なさいと言う助言に囚われず、ひっそりと部屋に引きこもる時。束の間、彼は心の安らぎを実感し、安堵する

誰にも邪魔されず、気を遣わずに引きこもるという孤高の行為

この行為こそが、艦娘たちとパーフェクトなコミュニケーションを取っている提督に許された最高の癒し……と言えるのである


(提督休日)
《鎮守府》提督の家

提督「…………」(布団かぶり

<チク…タク…チク…タク…

提督「(ああ……静かだ)」(ほっこり


<モゾ…

時計<午前11時、そろそろ起きろクソ提督!


提督「(現在時刻ヒトヒトマルマル……)」

提督「…………」(手ニュッ

提督「腹が減ったな」(グレープフルーツ風味の飲料クピクピ

提督「(まあ、夜に鳳翔君の店に行くか……米を焚いて、卵かけごはんでも食べれば問題あるまい)」

提督「トイレ以外で布団から出ない。今日はそうすると決めたのだ」(キリッ



<ピンポ~ン

提督「……?」(モゾモゾ


(カーテンの隙間)

提督「(来客……いったい誰だ)」(チラッ



漣『おはようございまーす。ご主人様~、起きてますか~?』

漣『漣、おうどん打ったんですけど、お昼にちょうどいいと思っておすそ分けに来ました~。ご主人様~?』



提督「…………」(テフテフテフ

<ガチャッ

漣「あ、起きてた。感心、感心♪ おうどん一緒に食べませう」

提督「わ、わざわざ、そんなことをしてくれなくても……いい、のだが」

漣「いや~、今日、ご主人様お休みですし? 放っておいたら、なんか夜まで水分だけで過ごしそうなのでー」(ジト目

提督「そんな、バカな」(首フルフル

漣「にゃはは、ですよねー。いくらご主人様でも、そこまでは……ねえ?」

提督「う、うむ」


(提督&漣、うどんすすり中・・・)


漣「ではではー、漣は帰りますので」

提督「う、うむ。うどん、美味しかったよ」

漣「ニヒヒ、ktkr♪」(ガッツポーズ

提督「(しかし、安息は破られた)」

提督「がーんだな……出鼻をくじかれた」(布団モゾモゾ

提督「(次は来客が来ても出ないぞ。絶対に……絶対にだ)」(キリッ


<ピンポ~ン



提督「……」(ゴソ


時計<午後15時……いい加減、着替えろクソ提督!


提督「(また漣君か?)」(チラッ



神通『…………』(そわそわ

提督「(神通君?)」


<ピンポ~ン




神通『……お出かけされてるみたいですね』(ショボリ

提督「…………くっ」



<ガチャッ

神通「! て、提督……」

提督「す、すまない、少しウトウトしていた」

提督「どうかしたのかね?」

神通「あの、那珂ちゃんがロケ先で美味しい葛切りを買ってきてくれて」

神通「提督にもお裾分けを思ったのですが、ご、ご迷惑でしたか……?」

提督「……今、お茶を淹れるから上がっていきたまえ」

神通「は……はいっ!」(パアァァッ


(提督&神通、縁側で茶飲み話中・・・)


神通「突然お邪魔して申し訳ありませんでした……」

提督「いや、と、とても美味しい葛切りだった、ありがとう。那珂君にもお礼を言っておいてくれたまえ」

神通「はい。それでは、失礼しますね」(ペコリ

提督「う、うむ」




提督「(……神通君相手に居留守を使って帰らせると、申し訳ない気持ちになるから仕方がない、仕方がないのだ)」(キリキリ

提督「だが、漣君と神通君という訪問客を乗り越えた私に怖い物などない。今度こそ、夜まで引きこもってみせる」(キリッ




<ピンポ~ン

文月『し~れ~い~か~ん~! 今日の訓練終わったからあ~そ~ぼぉ~!!』

文月『弥生ちゃんたちも一緒だよぉ~♪』

弥生『し、司令…官~』

蒼龍『大丈夫かなー、こんなに大勢で押しかけて』

金剛『ヘーキ、ヘーキ! こうでもしなきゃ、提督きっと夜までベッドの中に引きこもってマス!』

金剛『Hey、提督ゥ~! いるのはわかってるから、観念して玄関開けるネー♪』

比叡『兄様~、金剛姉様がスコーン焼いてくれましたよ、スコーン!!』

提督「」




(夜)
旬彩《鳳翔》

提督「休みの日は誰にも邪魔されず、自由で……なんというか、救われていなければダメなのだ。独りで、静かで、豊かで……」(くぴくぴ

鳳翔「珍しく飲んでると思ったら……」(呆れ

鳳翔「(最近、マシになったから忘れてましたけど、提督は根本的にダメダメな人でしたね)」

鳳翔「それで、ホントのところはどうなんです? やっぱり迷惑ですか?」(ニコニコ

提督「それは……そこまででは、ないが」

提督「もう少しみんな、有意義な休みの使い方をするべきではないかと」(ボソボソ

鳳翔「それだけは提督に言われたくありませんね♪」(クスクス

提督「ぬ、ぬう……」(ちびちび

そう言やしばらく前のスレでほっぽちゃんの船が航空戦艦かどうかみたいな話が出てたけど
基地系トイによくある移動中は航空戦艦で接岸時は変形して基地施設みたいな可変艦は駄目なんだろうか?

【会議は紛糾する】

《大本営》会議室


提督「―――そして、ここ最近目撃情報の相次ぐ新たな深海棲艦。それらの脅威に対抗するためにも、大型開発の実装は急務かと思われます!」(キリッ


<ざわざわ…
<どよどよ…

「なるほど、強力な兵装開発の確実化……」

「しかし、大本営から与えられる戦果報酬を開発可能にするのは……」

「だが、先の『レ級』のような姫級・鬼号さえ凌駕する新型が今後、出現しないという保証は……」



元帥「――――ハァ」

元帥「……君の懸念はよく理解した。大型開発の実装について検討するとしよう」

提督「――――!!」(パァァッ

元帥「……これで全員、意見は出したか? では、今回の会議はこれで終了としよう」





提督「それでは、私は一足先に失礼させていただきます!」(敬礼

提督「神通君、行こう」(カツカツカツ

神通「はい。提督、会議お疲れ様でした」(しづしづ

提督「うむ」


<バタン


「…………」

「…………」

「…………」

元帥「?」



「いやはや、『護国の鬼』と華の二水戦旗艦《神通》を操る艦娘が並ぶと絵になりますなあ」

「まさかに、まさかに」

「軽巡でありながら、姫級や鬼号相手に一歩も退かぬという戦いぶり。かつての二水戦の猛訓練から鬼教官という風情のない呼び名がありますが、彼の隣に立つ彼女には、むしろ『鬼姫』などの方が相応しいのでは?」

「おおっ、美しさと力強さが両立した呼び名ですな!」

「現代に蘇った鈴鹿姫ですか。藤原俊宗と並べば、まさに鬼に金棒」

「「「ハッハッハッハ!」」」

元帥「…………」


「ちょっと待ちたまえ。隣に立つと言ったが、貴官は彼と二人三脚で鎮守府を盛り上げた漣君の存在を忘れているのではないかね?」

「いやいや、好意を隠そうとしてまったく隠せていないぼのたんが至高!」

「力強い提督君の後ろに隠れる潮ちゃんというのもなかなか」

「普段、気を張り詰めているからこそ、朧たんのような自然体の子に安らぎを求めるのが漢のサガ!」

「それなら、公私の切り替えの上手そうな赤城なども。キリッとした部下が私生活ではふんわりお姉さんキャラというのは……萌える」

「決して裏切らないと信頼できるポジションに不知火君はどうでしょう!? 年下の幼馴染ポジションの陽炎君も捨てがたいですが!!」

「フッ、君たちは何もわかっていない。一度でも提督と空母艦娘の蒼龍、文月、弥生の四人仲睦まじい姿を目にすれば、もうその組み合わせ以外は考えられん」

「ここで最強の戦艦艦娘である大和を出さずして、何が大和男児か!!」

「はいはいはいっ! 私はやっぱり先輩提督×提督がいいと思いま~す!!」

「こいつ……腐ってやがる……!」

「待って、提督! それを言ってしまったら提督×他所提督本を出さざるを得ない!!」

元帥「……こいつら」(頭痛




元帥「霧島君……私は、軍の変え方を失敗したのだろうか」

霧島「それは私には判断つきかねますね」

元帥「まあ、あの頃に比べたらなんでもマシには思えるか」(遠い目

霧島「ところで、元帥はどの組み合わせが相性いいと思われますか?」(眼鏡カチャカチャ

元帥「……金剛君かな。英国の軍学校時代の二人を知っているだけに、余計に肩入れしたくなってしまう」

霧島「ふむ、よい判断かと」(ご満悦

元帥「(比叡君ほどではないが、霧島君もたいがい姉馬鹿だなあ)」





《大本営》ベンチ


提督「う、うぅ……」(真っ青

神通「提督、だ、大丈夫……?」(背中サスサス

提督「すまない……。あんなに大勢の前で発言なんて、そ、想定していなかった」

神通「気にしないでください。私も、なんだかみんなに見られてとても緊張しましたから……」

提督「少し、休んでいこうか」(グッタリ

神通「は、はい」

神通「…………」(キョロキョロ

神通「(え、えい!)」(寄り添い




ローマ「(たまたま見かけたから、改めて助けてもらったお礼をしようと思ったけど……今は声をかけない方がよさそうね)」

リットリオ「ローマ~、もうすぐお昼だけどワインは赤と白、どっちがい~い……って、あら?」

リットリオ「あちらの提督さんって、もしかしてローマを救出してくださった提督さんじゃない? まあっ、これは地中海式のお礼(※食事を振る舞う)をするしかないわね!」(カッ!

<スミ↓マセーン↑(゜∀゜)!!!

<ぬ、ぬお!?

<な、なに!?


ローマ「あ」


《この後、無茶苦茶イタリア料理をごちそうになった》

>>735 変形ギミック持ちの超大型泊地戦艦……提督の北方養子化待ったなしですね
確かに基地系の深海棲艦の船はそうした機能がついているのは面白そうです

あー、リットリオちゃん突っ込んじゃったか~

>>742 申し訳ありません、オチ要員として使いやすかったので……

【第壱回提督談話】(タイトルはリスペクト)

旬彩《鳳翔》


他所提督「えー、本日皆様お集まりいただき、まことにありがとうございます」

他所提督「今日ここに集まってもらったのは、我々同期が腹を割って話すためでありますが、内容はそれほど堅いものではなく、単純に……」

メガネ提督「お前の丁寧口調、キモいからやめろ」

オネエ提督「ちょっと自分の面、鏡で見てきたらぁ?」

提督「(キモい……鏡を見ろ……キモい……鏡を見ろキモい鏡を見ろキモい鏡を見ろ)」(カタカタ

他所提督「おいやめろオメーら。開始早々、俺と玖珂を大破轟沈させる気か」

メガネ提督「あ、玖珂君は気にしなくていいよ。僕、他所提督の奴にしか暴言吐かないようにしてるし」

オネエ提督「提督ちゃんの悪口言うような人、ここにはいないから安心して。ね!」

提督「う……う、うむ」

他所提督「扱いの差が露骨でへこむわー」

他所提督「――――ンンッ! 気を取り直して続けるぜ」

他所提督「今回のテーマはずばり『自分の好きな艦について語る』!!」

他所提督「語る内容はなんでもいい。何気ない仕草でも言葉でも……とにかく、自分がグッと来るところについて熱いパッションを吐露しろ!!」

提督「好きな艦に対する熱いパッション、か」

他所提督「」(チラッ

メガネ提督「」(コクリ

オネエ提督「」(コクリ

他所提督「(頑なに自分の好きな女の名前を出さない玖珂でも……)」

メガネ提督「(この飲み会の雰囲気の中でなら!)」

オネエ提督「(ちょっと気になる子の話をできるはず!!)」

他所提督「――――ここはやっぱり、玖珂から話してもらうのが一番だろうな!」

提督「わ、私からか?」(フラフラ

メガネ提督「一応、僕たちこれでもケッコンカッコカリ済みだしね」

オネエ提督「過激な話になるかもしれないから、念のために、ね?」

提督「な、なるほど……」(ほろ酔い状態

他所提督「(いつもなら屁理屈捏ねてでも逃げようとするとこだが……)」

メガネ提督「(これのために、飲み会開始から玖珂君に飲ませまくっておいたのさ!)」

オネエ提督「(ゴメンねえ、提督ちゃん♪)」



提督「う、むむ……私の好きな艦、か」

提督「まあ、こうした場で一人ごねても仕方あるまい」

他所提督「ヒューヒュー! いいぞ、いいぞー!」

提督「私が好きな艦はいろいろあるが……」

提督「――――やはり、軽巡洋艦《神通》だろうか」


<ガタッ!

提督「うぬ?」



鳳翔「(あ、危ない危ない。ビックリして、うっかり物音を立ててしまいました)」(コソコソ


提督「……気のせいか」

他所提督「そ、そんなことより、神通ちゃんのどの辺が好きなのか熱く語ってくれよ!」

メガネ提督「そうそう! 今日の飲み会はこのために開いたようなもんだし!!」

オネエ提督「安心して、ここで聞いたことは誰にも言わないわ!」

提督「そ、そんなたいそれた理由はないのだが……」(テレテレ

提督「まず目を引くのは、球磨型や長良型といった従来の軽巡洋艦の3本煙突ではなく、4本煙突というクラッシックなデザインだな」

他所提督「ん?」

メガネ提督「はい?」

オネエ提督「あ(察し」

提督「5.500t級の最終グループでありながら、《神通》が4本煙突なのには理由がある。かつての大戦で活躍した《神通》が属する川内型は大正9年度計画……八八艦隊計画で建造された3隻。この計画では大正13~14年に竣工したこれらの艦に加えて、さらに5隻の建造が成立していて、後に20cm砲搭載の偵察巡洋艦に計画変更されたらしいが……今回はひとまず置いておこう。本型が4本煙突になったのは設計段階で長良型に改良を加えたからであり、その主な改正点は重油燃料の消費削減のために重油専焼缶を減じ、石炭と重油の混焼缶の数を増やしたからだ。加えて主砲爆風の影響回避に前部魚雷発射管のやや後方移設、後部主砲の砲戦能力改善のための6、7番砲と後檣(こうしょう)の位置変更も忘れてはいけないな。結果、排水量は長良型より25tも増加したが、速力は35.25ノットに低下してしまったが、ある程度目を瞑るべき箇所なのだろう。
話は逸れるが、この川内型《神通》だが、近代化改装を重ねることで妹艦の《那珂》とともに開戦前に魚雷兵装を改めて雷撃力を著しく向上させている。当時の川内型は5.500t級軽巡洋艦14隻の中では最も最新で、大戦時は決戦用水雷戦隊旗艦として活躍した。特に《神通》に関しては……コロンバンガラ島沖海戦での奮闘が挙げられるだろう。3隻の敵軽巡と10隻の駆逐艦に向けて探照灯を照射し、瞬く間に砲火に包まれながらも必死の抵抗を続けた《神通》と、その乗組員の方たちのことを思うと胸が詰まる……。
本題に戻ろう。私が《神通》をもっとも好むのは、そうした勇猛果敢に戦ったエピソードもあるが、そこだけで好きになるほど私も若くはない。同意を得られるかはわからないが、先ほど話した4本煙突……実は第一煙突だけがひときわ高くなっているのだが、個人的にそこが非常にチャーミングなのだ。後に《川内》だけは煙突の高さが揃えられたのだが、そこは閑話休題。
当時の最新鋭でありながら、クラシックな4本煙突とアンバランスなデザイン……非常にそそる。そして忘れてはならないのが《神通》と《那珂》の船首の形状! それまでの5.500t級を踏襲した《川内》と同じのスプーン型ではなく、軽巡洋艦《阿武隈》と同じ凌波性のよいクリッパー型になっているのだよ。これがよい、実によいのだ。クリッパー型は重巡と同じタイプの艦首で、水線下の艦首がダブル・カーヴド・バウとなり、二重のカーブを描いて艦底に達するのだが、これが実に合理的で波切りがよく、高速艦にもっとも適した形状なんだ!
震災による工事中断後、こちらの艦首に交換された《那珂》はともかく、悪評高い無理な訓練で駆逐艦《蕨》と衝突し、艦首を失った結果、スプーン型からクリッパー型へ艦首を交換することになった《神通》を手放しで褒めるのはどうかと思うが、これこそまさに合理性の極致と呼ぶべき組み合わせ。これに燃えずして、なにがメカニックか!」(クワッ

他所提督「……熱く語れとは言ったけどさあ」

メガネ提督「そういえば玖珂君、軍学校でもやたら軽巡洋艦のよさについて熱弁してたよね……」

オネエ提督「好きな艦、で変に範囲を限定しちゃったのがマズかったわねえ」

提督「うぬ? も、もしかして、みんな軽巡洋艦は嫌いなのか? 水雷戦隊の旗艦だぞ? 重巡や戦艦ほどの重厚さはないが、あの細長い船体や水雷戦に特化した魚雷発射能力はF1やオフロードバイクのようなイメージが、こう……」(オロオロ



鳳翔「(違うんですよ、提督。私たちが聞きたかったのはそういうことじゃないんですよ!)」(ホロリ…

いろいろ暴走しましたが、今日はここまで
漣や軽巡洋艦の改二や強化は近いうちに来ます。私のサイドエフェクトがそう言っています

(;゚Д゚)

(゚Д゚;)

(;つД⊂)ゴシゴシ

(゚Д゚)え?
すげえ、提督まじすげえ

【第壱回提督会議】蛇足

旬彩《鳳翔》


鳳翔「失礼します、お酒とお料理の追加を……」

提督「うぅ、誰も軽巡洋艦のよさを理解してくれない……。実験艦的存在でありながら活躍した《天龍》にはプロトタイプのロマンがあり、天龍型の優れた構造と特色を生かし、拡大改良した本格的な5,500t級軽巡《球磨》以降の軽巡洋艦に与えられた水雷戦隊旗艦としての司令部施設に強力な通信能力、駆逐艦に劣らぬ高速力と航続力の両立に水偵の搭載、指揮下の駆逐艦への補給能力……考えただけでワクワクを思い出すというのに……。高速力を発揮するための著しく長い船体なんて、ストイックに体を絞ったアスリートの肉体美を感じるというのに……」(グチグチ

鳳翔「あらあら、まあ……珍しく壊れてますねえ」

オネエ提督「玖珂ちゃんにしては酔いすぎよね……。ちょっと関、アンタ、玖珂ちゃんになに飲ませたの?」

他所提督「なにって……玖珂の飲んでた芋に泡盛混ぜて……」

メガネ提督「えぐいチャンポンやってんじゃねえよ、バカ! 酒の神様に死んで詫びろ、バカ」

オネエ提督「これは明日、確実に残るわねえ」

鳳翔「お水持ってきますから、ちゃんと飲ませてあげてくださいね?」(ニッッコリ

他所提督「う、うっす!!」

提督「やはり、軽巡洋艦は決定打となる火力の不足と防御性能の低さがネックなのか……。比較対照が重巡や戦艦となると、やはりどうしてもな……。
妖精君たちの協力で建造された艦船は外見こそ旧時代のものだが、中身は妖精君たちの特製機関を積んだまったくの別物。その高出力があるからこそ、本来軽巡洋艦に積むには大きい20.3㎝砲を運用できているのだが、やはり艤装とのリンクを考慮するならフィット性を重視すべきか……。
その辺りのデータを取るのに、また神通君に協力してもらわなくては……いや、しかし、毎回毎回試したい装備をつけたり外したりの繰り返しで長時間拘束するのは迷惑がられるか……。そういえば、先日改修に成功した15.2㎝砲改の実戦データをまだ録っていなかったな。弾速と弾道と、20.3㎝砲から15.2㎝砲改に換えた場合の速力と発射までの時間……うむむ、記録機材は全部《神通》に搭載しているから……やはり……うむむ」(ブツブツブツブツ

鳳翔「……ふむ」

鳳翔「いろんなところを触って弄って改造するなんて、提督は《神通》ちゃんの体が好き(意味深)なんですね」

提督「ああ!」(イイ笑顔

他所提督「ブハッ、ブフフ……即答しやがった……!」

メガネ提督「他の人が聞いたら、確実に誤解しちゃうよね」

オネエ提督「っていうか、玖珂ちゃんの満面の笑みとか私、久しぶりに見たわ。ねえ、もう一回、もう一回笑って! 写メ撮っとくから!」

鳳翔「あら、上手く撮れたら私にも送ってくださいね♪」

オネエ提督「何に使うかは聞かないでおくわ♪」

提督「(基本的に艦のメンテナンスや改造は好きだが、軽巡洋艦の改造は他の艦以上に熱が入ってしまうので肯定したが……ダメだったのだろうか?)」(フ~ラフラ

(後日)

《艦娘用宿舎》神通の部屋

神通「……ただいま」

川内「あ、お帰り~。なんか疲れてるねー」(ソファーゴロゴロ

神通「川内姉さん、また勝手に部屋に入ったんですか?」

川内「いいじゃーん。那珂が撮影でいないから暇なんだもん。ほら、お菓子持ってきたから一緒に食べよ!」

神通「……いただきますけど」


(神通&川内、お菓子つまみ中・・・)


神通「……ふぅ」

川内「……今日はあれだっけ、提督の大好きな装備換装実験?」(パリポリ

神通「はい。新しく開発された15.2㎝砲改の精度向上とか、いろいろ」(ハムハム

川内「朝からずっとそれのデータ録りとか……大変だねー」

神通「他人事みたいに言わないでください……。川内姉さんや他の軽巡のみなさんの艤装と艦にも反映される大切なものなのに」(ぷくーっ

川内「拗ねるな、拗ねるな~」

川内「でもさ、いくら提督にお願いされたからって、さすがに朝から晩まではきつくない?」

川内「神通が言いにくいなら、アタシから提督に加減してあげてって言うけど……」

神通「! わ、私は平気です……本当に、平気だから気にしないでっ」(アセアセ

川内「ん? ……んん~?」

神通「な、なんですか?」(目泳ぎ

川内「神通、正直に話しな。なんか隠してるでしょ」(ニヤァ

神通「う、うぅ……」

神通「じ、実験の時、提督ね……すごく優しくて……一つデータ録るごとに体調とか気遣ってくれるし、脈をとる時に手を取ってくれたりで……」

神通「正直、時間があっという間に過ぎて……ざ、残念なくらい……です」(真っ赤

川内「さっきのため息はそっちか……。心配させやがってコンニャロ!」(ガバッ

神通「キャア!? ちょっと川内姉さん、や、やめて……!」

川内「提督ののろけばっか話す妹はこうだ、こうだ~!」(サワサワサワ

神通「キャフッ!? アハッ、くすぐらないで……キャハハ……!」(ジタバタ

川内「ここかっ、ここが弱いのか~♪」(モニュサワッコリコリ

神通「も、もうっ、いい加減にしないと怒りますよ……ヤッ、アンンッ……!?」(ビクンッ



《後日、神通がソフトタッチされると弱い箇所を提督に教えて本気で叱られる長女の姿が目撃された》

軽巡改二、瓢箪から駒でちょっと目を疑いました
上手く時間を取れれば、夜にネタを一つか二つ投下できそうです

【艦娘たちがコミュニケーション】重巡編

喫茶《間宮》

<カランカラ~ン


羽黒「い、いらっしゃいませー!」

那智「邪魔するぞ」

羽黒「あ、那智姉さん……珍しいですね」

那智「なに、たまには私だって甘味を食べたくなることもある」

羽黒「ウフフ、間宮さんのお菓子、美味しいもんね」

那智「ああ、そうだな。……今日は、間宮パフェとコーヒーのセットを頼もう」

羽黒「はいっ! 店長~、間宮パフェ、セットコーヒー一つ入りましたぁ!」

<は~い♪

羽黒「こちらの席へどうぞ。すぐにお冷や持ってきますね!」(パタパタ

那智「……ふむ」

那智「(あの引っ込み思案で姉相手にもどもっていた羽黒が、あんなに明るくハキハキと……)」

那智「……くっ」(目頭押さえ

羽黒「ど、どうしたの、那智姉さん?」

那智「なんでもない。ただ、お前が接客をこなせるほど立派になったと思って……」

羽黒「もう、大袈裟だよぉ」

羽黒「店長も伊良湖さんも、ここに来るお客様ももんないい人だから勤まってるだけで……え、えへへ」

那智「いい人、か。確かにここの鎮守府はとても雰囲気がいい。時折、深海棲艦と戦争をしていることを忘れそうになるぐらいに、な」

羽黒「司令官さんたちが頑張ってくれてるもんね……」

那智「同じ艦隊で出撃した時は、これが鎮守府の主力か、と瞠目させられっぱなしだよ」

羽黒「そ、そうなんだ」

那智「……ところで、いい人で思い出したのだが、そろそろ羽黒にもイイ人ができたんじゃないのか?」

羽黒「ふ、ふぇっ!?」

那智「私が見るに、深海棲艦との戦いはそう遠くない内に終わる。仮に終わらないにしても、出現頻度は大幅に下がるはずだ」

那智「そうなると、全員が艦娘を続けるわけではなくなるだろう。特に羽黒なんかは、戦いが終われば退役して家庭に入りそうだと考えているのだが……違うか?」

羽黒「そ、それは、あの、いきなりは決められないし……」

那智「幼稚園の頃、将来の夢は素敵なお嫁さんになると言って……」

羽黒「ひっ!? 言わないで……言わないでぇ~!!」(パカーンッ

ステンレス丸盆<打ち捨てゴメェェェンッ!

那智「ハブッ!!?」(大破!!

羽黒「……あっ!? ゴ、ゴメンなさい、那智姉さん! だだ、大丈夫ですか!?」

那智「……フッ、強く……なったな」

那智「これで……私や妙高姉さん……や、足柄も、安心して……逝ける」(ガクッ

羽黒「……那智姉さん? 那智姉さぁぁぁぁん!!」




熊野「……なにやってますの、あの姉妹は」

青葉「あれで那智さん、姉バカなとこがありますからねー。羽黒さんの引っ込み思案なところがマシになってて、ついはしゃいじゃったんですよ」

衣笠「姉バカっていうか、お父さんだったよね、イイ人はいないのか~って」

熊野「どこのご家庭でも、似たようなやり取りをなさっているのですね……」

青葉「およよっ? ということは、熊野さんもお家の方にイイ人がいないか聞かれているんですね!?」

熊野「聞かれているといいますか……顔も知らない殿方とお見合いさせられそうなだけですわ」

衣笠「はえ~、やっぱいいとこのお嬢様は違うんだねー」

熊野「こんなところで感心されても困りますわ。お父様ったら……元帥の紹介だからきっと立派な人物だ、なんて勝手に意気込んで」

青葉「ほうほう! これはまた面白そう……いや、楽しそ……面白そうなお話ですね!」

熊野「ちょっとは本音を隠す努力をなさっては?」

青葉「えへへ、青葉、自分に嘘をつけないので~」

衣笠「それでそれで!? 熊野、どんな人とお見合いするの!」

熊野「よくは知りませんが……元帥のお気に入りで、若くして大将に抜擢された提督の一人らしいですわ。ご自身の経験から、コミュニティ障害や男性恐怖症に対してとても理解のあるとか……」

青葉「」

衣笠「え、えっと……?」

熊野「あと……そうそう、軍に入る前に大学で機械工学を修めたとかなんとか」(手ポン

青葉「」

衣笠「あ(察し」

熊野「……なんですの、この空気?」(キョトン




(お見合い当日)


熊野「」(白目

提督「」(白目

元帥「では、後は若い者同士に任せて」

熊野父「おお、そうですな!」

熊野「(相手はあの玖珂家のご子息だ、くれぐれも失礼のないようにな!)」


<スーッ……パタン


熊野「」(ダラダラダラダラ

提督「」(キリキリキリキリ


《この後、終始お互いの喉元に刃を押しつけるような和やかなムードでお見合いは進んだ》

今日はこれだけ
明日あたり、鎮守府保育園ネタ投下予定です

軽巡改二は球磨型から長良型、阿賀野型から夕張型か大淀型と予想されます

【艦娘たちとコミュニケーション】幼少編

《鎮守府》工廠

(妖精さん、発明品廃棄処分中・・・)


妖精A「えっさ、ほいさ」

妖精B「これ、何の機械でしたっけ?」

妖精C「思い出せないということは、たいしたものじゃないということです」

妖精A「用途の不明なものは、まとめてゴミ捨て場でバラすですー」

妖精B「そのうち廃棄王が出現するやもしれません」

妖精C「それはそれで面白い」


<ゴガ…ガガギゴ…ゴキゴ…ゴギガバイト


妖精A「ところで、その手に持ってる機械から異音がしてるですが」

妖精B「ホントですね。工廠で爆発は困ります」

妖精C「ナナメ45度の奇跡」(ペシッ


<ハアァァァッ、ボルテッカァァアアアッ!!(カッ!!


妖精ABC「「「あ」」」


――――20XX年、鎮守府はチェレンコフの光に包まれた!(千葉voice)



《同時刻》

(提督&第1艦隊、帰投中・・・)

漣(艦隊旗艦)「だいたいですね、ご主人様ァ? 漣たちになんの相談もなくお見合いするなんて、マジギルティです!」(プンスカ

提督「だ、だから、あれは仕方がなかったと」

提督「大事な支援者の一人で、無下に断ることはできないから、と元帥に頭を下げられては……」

漣「む~! おこですよ、漣、激おこですっ」(ぷっぷくぷぅー

提督「(頬袋をパンパンにしたハムスターのようだ……)」


<ツーツー!


妖精A「? 提督さん、提督さん、鎮守府から緊急通信です」

提督「なんだと? すぐに繋いでくれ」(シャキーン

漣「旗艦より各艦に! 全艦、警戒に入れ。いつでもいけるよう、機関を温めておいてください!」(シャキーン

『は、はい!』

『了解!』

『いつでもいけますっ!』



提督「私だ。どうした、なにがあった?」

赤城?『ザザッ……て……とく! 急い……戻って……て……』

提督「(赤城君? それにしては、声が少し……)」

赤城?『あっ……あぁ、ぁ……っ!! すみ……せん、……督……ダメ、わ、私も、も――――』

提督「!? 赤城君、しっかりしたまえ……赤城君!!」



妖精A「……通信、途切れました」

提督「っく!」

提督「(鎮守府には、神通君や金剛たち艦隊主力メンバーを残しておいた。深海棲艦の襲撃があったとは考えにくい。だが、万が一ということも……)」

提督「一体何が起きているというのだ」

漣「ご主人様……」

提督「――――全艦、強速! 周囲の警戒をしつつ、急いで鎮守府に帰投するぞ!」

漣「はい!」

『了解しました!』

『かしこまりっ!』


提督「(みんな……無事でいてくれっ)」(ギリッ


《鎮守府》母港


駆逐艦《漣》

提督「――――っ!」(ダダダッ

漣「ちょっ、ご主人様、まだ接岸中ですよ!? だいたい、鎮守府がどうなってるかわからないのに、飛び出したら……!!」(パタパタッ

提督「(接岸など待っていられん! 軽く見積もって、甲板から岸まで数メートル……問題ない!)」

提督「ぬあっ!」(ダンッ

漣「飛んだぁー!?」

妖精A「最近の提督さん、艦娘さんたちへのデレっぷりが留まるところを知りません」

妖精B「長い道のりでしたね」

妖精C「だが、まだ入り口に立った程度という事実」

漣「ああもうっ! 接岸終了まであと29……28……うくくっ、おっそ~い!!」(地団駄





提督「(みんなの姿が見えない……。どこだ、みんなどこへいる……?)」(サササッ


<キャッキャ♪


提督「(……ぬ? 子供のはしゃぐ声が……あっちか)」(タタッ



<返してよ~!

提督「――――」(ソロリ

提督「!!!?」




瑞鶴?「返してよ~、瑞鶴の流星改~」(ビービーッ

加賀?「人聞きの悪いことを言わないで」(プイッ

赤城?「二人とも、ケンカしちゃダメ!」

加賀?「……赤城さんがそう言うなら」

瑞鶴?「う~……」




提督「(あれは……もしかして、もしかするとあの子供は赤城君たち……なのか?)」


ずいかく「?」(ヒョイ

かが「あ、提督さんだ! 遊んで、遊んで~!」

かが「さすがに気分が高揚してきました」

あかぎ「て、提督……?」(ソワソワ

提督「い、一体なにが起きたいというのだ……どうして赤城君たちが小さく……」

提督「あ、赤城君? 私がいない間になにがあったのかだね?」

あかぎ「え? え?」(オロオロ

提督「(この様子から察するに、連絡したことが覚えていない……か、というより、これは完全に年相応になっているな)」

提督「(いつぞやの私の子供化の件もある。ひとまず、工廠で妖精君たちに話を聞くとしよう)」


<クイ…クイ…

提督「ぬ?」

あかぎ「え、ええっと、提督、お顔が怖いから……キャンディー食べて、ニッコリしてほしいなって」

あかぎ「えっとね、えっとですね、サイダー味とコーラ味と、他にもたくさんありますよ!」

提督「む、むう。では、これを」

あかぎ「すももですね! 甘酸っぱくて美味しいですよね!」(ニパー

ずいかく「あー、提督だけズルい~!」

かが「頭に来ました」

あかぎ「ちゃ、ちゃんと二人の分もありますよぉ」

提督「(小さくなっても、赤城君のまとめ役ポジションは変わらないようだな)」(コロコロ…

今日はこれだけ
ちびキャラネタはあと球磨型、川内型、金剛、大和を予定しています
それ+、スレ終わりに投下するネタまでの繋ぎを募集

↓2
↓3
↓4
↓6
↓7

キャラ:こんな感じのネタで投下していただけると(あまりにドギツイと変質します、たぶん)

鎮守府所属艦娘
駆逐艦:漣、不知火、潮、朧、文月、陽炎、雷、曙、弥生、敷波、綾波、満潮、吹雪
軽巡洋艦:神通、川内、那珂、球磨、多摩、木曾、北上、大井
重巡洋艦(航巡含む):青葉、羽黒、衣笠、那智、熊野
空母:赤城、大鳳、瑞鶴、加賀、鳳翔、祥鳳、瑞鳳
戦艦:大和、伊勢、金剛、比叡
潜水艦:伊168
番外:間宮、伊良湖

抜けはない……たぶん
艦娘が多すぎることに戦慄します

いけない、書いたつもりで蒼龍を忘れていた

【6月6日は漣の進水日】

(6月6日)
《鎮守府》正門前

漣「クックック……ハッハッハッ……ハァーハッハッハッ!!」

提督「……ち、鎮守府の前で高笑いは、やめてもらえないだろうか」

漣「おっと、失礼。いやあ、ご主人様とお出かけで、ついつい荒ぶってしまいました」(コホンッ

提督「た、誕生日ということで希望には応えるが……本当にこんなことでいいのかね」

漣「そこを聞くのは野暮ってもんですよ、ご主人様?」

漣「漣としてはこーして1日、一緒に過ごせるだけで十分幸せなのです。あ、これ漣的にポイント高いですかね?」

提督「そ、それは1億貯まったりする類のポイントだろうか?」(ビクビク

漣「(うあー、相変わらず、いろんな意味で攻略難度の高いこって……)」

漣「まっ、観念して今日1日、存分に漣のワガママに付き合ってくださいな、ご主人様♪」

提督「う、うむ……」

漣「ではでは、まずは服屋で夏物の新作を見て~、程よい時間にランチをいただいて、そん次に雑貨屋さん漁って、あとアクセショップも冷やかしたいですねー」

提督「……え?」

漣「くふふ、今日は限界までいきますよー、倍プッシュですよー」(流し目

漣「普段、神通さんとか金剛さんとか文月ちゃん弥生ちゃん(以下略とイチャコラやってる分、構ってもらいますからね、ご主人様♪」(ニヤニヤ

提督「」


(漣、サティスファクション中・・・)

漣「アハハハハッ! ご主人様、見てコレ、キモかわいい~!」

提督「(腐乱したウサギがシャツにでかでかとプリントされている……)」

漣「おおっ? 限定ものの顔芸Tシャツじゃないですか。ご主人様も1着いかが?」

提督「え、遠慮しよう」



漣「さすがにねー、そろそろ漣も下着に拘りを持っていいと思うのですよ。この神通さんが着けてる清楚なのもいいですし、金剛さんのちょっとセクシーなのも捨てがたい……ああ、大和さんみたいな常在戦場(意味深)なのも1セット……」(カゴから出し出し

漣「ご主人様的にはどれがお好き?」(ヒラヒラ

提督「漣君……君は、私を虐めて楽しんでいるのかね……?」

漣「ムフフ、想像しちゃいました? 神通さんたちの下着姿♪」(ニマニマ

提督「………………」(目逸らし

漣「うわ、ご主人様ってばやっらしぃ~」(引き

提督「(死にたい……)」



漣「ンまぁああ~い!! ってかウマッ!? この黒アワビのリゾット、マジウマ!! チーズとアワビの旨味が口の中に渾然一体と広がって、お米の程よい粒々感がアワビの歯ごたえと融合してシャッキリポン……excellentですよ、ご主人様!!」(ガツガツ

提督「よ、よかった。私のとっておきの店なのだよ」

漣「あれ、でもなんか目が……ちょっ、涙止まらないんですけどー?」(ドパドパ…

提督「あ、ああ、言い忘れていたが、ここの料理はたまに歯が射出されたり、内臓が飛び出したりするから、パニックを起こさないようにな」

漣「なにそれ怖ァ!!?」



漣「……怖いわー、密かな悩みだった疲れ目が跡形もなく解消されて怖いわー」

提督「む? さ、漣君、この胡座をかいた河童の銅像はなかなかよいのではないかね」

漣「何を思って、漣にリアル河童像を勧めてるんですかね?」

提督「……愛嬌があって可愛らしいところが漣君に似ていると」

漣「ぶっ飛ばしますよ、ご主人様♪」


漣「ほわぁー、さすがにどれもこれもいいお値段しますねー」

中年女性店員「…………」(じーーーー

提督「(痛い……以前、神通君と来た時に接客してくれた店員が、い、射殺さんばかりの目で見てくる……)」(キリキリキリキリ

提督「さ、漣君、も、もう、もう出よう……ここは、私が入っていい場所ではなくなったらしい」

漣「はへ? まあいいですけどー」(ブーブー

提督「…………む」


<ご主人様ー、どしたのー?

提督「す、すまない、少し待っていてほしい」

提督「あ、あの……ここの商品を……」

中年女性店員「カハー!」(ギョロ目

提督「だ、大事な部下へのプレゼントなのです……」(半泣き



提督「……う、うぅ」(中破

漣「この短時間で、どこにそんなダメージ受ける要素があったんですかねえ」(呆れ



(夕方)
《鎮守府》正門前

漣「さーて、朧から誕生日パーリーの準備ができたから戻ってこい、ってメールも来ましたし……お出かけはおしまいですねー」

提督「あ、ああ、そうだな」

提督「渡すタイミングがわからないので、誕生日パーティーの前に渡してしまうが……う、受け取ってくれないだろうか」(紙袋

漣「うおっ!? まさかのサプライズ。開けてもおk?」

提督「う、うむ」

漣「なーにかな、なーにかな♪」(ゴソゴソ

漣「んん? これって……」(ジャラッ

提督「さ、最後に寄った店で売っていた、厄除けのブレスレットだ。漣君と、第七駆逐隊のメンバー分、買ってある」

提督「た、ただの気休めかもしれないが、漣君たちが無事に深海棲艦との戦いを乗り切れるように、と思ってな」

漣「ご主人様……」

提督「き、気に入らなければ、引き出しに放り込むなり、埋めるなりしてくれて構わないので……」

漣「いやいやー、感謝感激雨霰。初期艦冥利に尽きるってもんです!」

漣「ニヒヒッ、愛してますよっ、ご主人様♪」

提督「そ、そうか、喜んでもらえたのなら幸いだ」(安堵

漣「それじゃさっそく、曙たちにもブレスレット渡してきますね!」(タタッ

提督「う、うむ」

漣「ちゃんと誕生日パーリー、参加してくださいよー、ご主人様ー!」

提督「……ぜ、善処しよう」




《艦娘用宿舎》漣の部屋

<パタン…

漣「…………っ、く」(ヘナヘナ

漣「言っちゃったー、どさくさに紛れて愛してるとか言っちゃったぁぁぁぁぁ~」(ゴロゴロゴロゴロ

漣「しかもスルーされたし……恥ずかしい……超恥ずかしい」(ゴロゴロゴロゴロ

漣「ハァァ……顔、熱ぅ……戻んのかなコレ」(プシュゥゥゥ…

乙です
この店員さん旦那がオタクの息子夫婦がいそう…

【艦娘たちとコミュニケーション】くま型編

《鎮守府》母港


あかぎ「え……えっと……?」(キョロキョロ

漣「はえ~……これが赤城さんですか」

朧「にわかには信じがたいけど……確かに赤城さんと同じ服着てるし……ちっちゃいけど」

曙「どーせ、また妖精さんたちがなんかやらかしたんでしょ! クソ提督が妖精さんに甘いからこうなんのよ!」

潮「甘くなくても、妖精さんはなにかやっちゃうと思うなー……」

伊勢「まあ、そうなるね」

祥鳳「鳳翔さんたちは無事なのかしら」

瑞鳳「(もし、鳳翔さんがちっちゃくなってたら……かわいいですぅ♪)」

提督「わ、私も、妖精君たちが原因だろうと考えている。とりあえず、工廠に向かおう」

漣「はーい」

提督「では、行こうか」

提督「……ところで、赤城君? い、いつまで手を繋いでいればいいのかね」

あかぎ「?」(キョトン

提督「そろそろ、手を離してもらえないだろうか」

あかぎ「!?」(ガーン

あかぎ「…………あ」(ゴソゴソ

あかぎ「ま、まだキャンディありますっ!」

提督「い、いや、別に飴がなくなったから手を繋ぐのをやめるわけでは……」

あかぎ「ラ、ラムネの方がいいですか……?」

提督「……いただこう」(ポリポリ

あかぎ「~♪」(手ギュー




潮「……子供って、仲良くしてほしい相手に自分の好きなものあげたりするよね」

曙「なんか、クソ提督に貢ぐ赤城さんを想像しちゃったわ」

漣「 や め ろ 」

朧「(ちっちゃい赤城さんの方が、提督への好意をちゃんと理解しているという事実……)」(糸目




《鎮守府》工廠

提督「」

漣「さて、事件の犯人であろう妖精さんたちに会いに来たのですがー」

朧「うわあ……」

潮「わ、わあぁ~♪」(キラキラ


妖精A<コココ……カカカカッ

妖精B<カココ……ココココカッ

妖精C<ドォードォーロォー

漣「妖精さんたちまで退化してるとはー……大惨事じゃねえか」

伊勢「これ、妖精さんたちにとっても想定外の事故だったんじゃない?」

祥鳳「かもしれませんね……」

瑞鳳「工廠妖精から自然妖精レベルまで霊格が落ちちゃってるね」

漣「地味に妖精Cさんは途中で踏み留まったっぽいですがー。てか、○ダマの進化先がトト○ってパヤオの設定、マジだったのか」

あかぎ「~~~♪」(モフモフ

妖精C<くわぁぁっ……!(大あくび

提督「ど、どうやら赤城君は妖精C君が気に入ったらしいな」

あかぎ「提督、提督! 加賀さんと瑞鶴も呼んできていいですか!?」

提督「あ、ああ」

提督「ひとまず、赤城君たちは工廠に置いておこう。ず、瑞鳳君、祥鳳君と一緒に少しの間、彼女たちの面倒を見ておいてくれ」

瑞鳳「了解! 工廠は瑞鳳のホームグラウンドだから最適だもんね!」

祥鳳「赤城さ……赤城ちゃんたちが怪我しないよう、注意しますね」

提督「う、うむ」

提督「まだ、子供化した艦娘がいるはずだ。私と漣君たちは手分けして捜そう」

漣「見つけたら工廠でおk?」

提督「場所が場所だけにな……。瑞鳳君たちの手に余るようになったら、鎮守府の食堂に移すとしよう」

漣「おk、把握。それじゃみなさん、捜索開始しましょう」

曙「了解よ!」

朧「わかった、頑張る」

潮「(わ、私も妖精Cさんに抱きつきたいな~)」

伊勢「いけ、日向(ミニ瑞雲)! 君に決めた!」

瑞雲<まあ、そうなるな

提督「ぎ、艤装用瑞雲に友人の名をつけるのはどうかと思うが」

伊勢「タハハ、冗談、冗談」

伊勢「なんか最近、瑞雲の整備とかに嵌まっちゃったみたいでさー。あんまり瑞雲、瑞雲言ってるから、つい」

提督「な、なるほど……??」



《鎮守府》中庭


提督「(さて、どこを捜したものか……)」

<じーーーー

提督「……む?」

木曾?「!?」(ササッ

提督「(藪から体が半分以上、見えているのだが……)」

提督「き、木曾君?」

きそ「ヒッ……!」

きそ「お、おじさん、誰……?」(ビクビク

提督「(誰、か。赤城君たちは、私が提督であることを理解していたのだが……その辺り、個人差があるのかもしれんな)」

提督「お、驚かせてすまない。私は、こ、ここの提督をしているものだ」

きそ「てーとく……」

きそ「えっと、えっと……し、指揮官殿に、敬礼っ」(カアァァァッ

きそ「……い、言えたぁ」(安堵

提督「…………」(ナデナデ

きそ「え? あ、う……えへへ……」(モジモジ

提督「(今の木曾君からは想像しにくいが、とてもおとなしい子だったのだな)」

きそ「…………」(じー

提督「む、な、なんだね?」

きそ「提督も右目に眼帯してる。お、お揃い……」(テレテレ

提督「む、ま、まあ、そうなる……な」

きそ「この眼帯ね、右目の色が変でイジメられてた時、くまお姉ちゃんが、『そんなに見られたくないなら、コレつけてろ』ってくれたんだ」

提督「そうか……」

きそ「優しいし、かっこいいし、強いんだー、くまお姉ちゃん」

提督「球磨君は優秀だからな。と、ところで、その球磨君はどこに……」



球磨?「オイ、お前ー! 誰に断ってきそに近づいてんだ!」



提督「う、うぬ?」

きそ「あ、くまお姉ちゃん」

くま「オッドアイがそんなに珍しいのか!? いい大人が、そんなちっせえことで子供に絡んでんじゃねー!」(ガルルッ

提督「あ、い、いや、私は……」

きそ「く、くまお姉ちゃん、違うよ……このおじさん、提督で……ほ、ほら、眼帯もお揃いだし、いい人」(アタフタ

くま「……んん? なんだ、きそをイジメてたんじゃないのか?」

提督「け、決してそのようなことは。ただ、君たちを捜しているので、他の子の場所を聞こうとしていただけだ」

くま「お、おお……。えっと……悪かった、くまの早とちりだった!」(手パンッ

提督「い、いや、わかってもらえたのなら……」

提督「(む、昔の球磨君はずいぶんと勇ましかったのだな)」

提督「(というか、木曾君の口調は球磨君譲りだったのか……)」

くま「そうだ、勘違いしたお詫びに提督の人捜し手伝ってやるよ! きそ、お前も手伝え!」

きそ「う、うん!」

提督「……ま、まあ、君たちが構わないのなら」

くま「よーし、まずはたまを捜すぞ! たぶん、その辺の部屋の隅で寝てるから!」

提督「多摩君は昔からあまり変わらないのだな、行動が」

くま「暇さえあれば寝てる困った奴だ! 口を開いたらニャーニャーうるさいし……」

くま「まあ、きたかみとおおいに比べたらマシだけどな!」

きそ「き、きたかみちゃんとおおいちゃん、とっても仲良しなんだよ……」

くま「仲良しじゃなくて、ありゃー、おおいがきたかみの金魚のふんみたいについて回ってるだけだ」

くま「きたかみはいつも本読んでて、なに考えてるかわかんねーし……まったく」(グチグチ

提督「(この時分の子供には、飄々としている北上君は確かに理解しづらいだろうな……。大井君は……み、三つ子の魂百までと言うし)」

提督「と、ところで球磨君」

くま「ん、なんだ?」

提督「その、球磨君は、どうして語尾に『クマ』をつけないのかね?」

くま「提督……お前、頭大丈夫か?」(蔑みの眼差し

提督「」(ゴプッ…

くま「いい歳して妙ちくりんな語尾に萌え~、とか言ってるダメな大人か?」

提督「」(ガフッ

くま「人の趣味はそれぞれだけど、提督っていう責任ある立場なんだから、公私のケジメはちゃんとつけろよ」(呆れ

提督「」(グスッ…

くま「まあ、どうしてもと言うなら考えてやらんでもないけど……そーいうのは、くまが認めるぐらいいい男になったらだな。ハッハッハッハッ!」

提督「しょ……精進、するよ……」(ボタボタ…

きそ「て、提督、口から血……血が……」(オロオロ

提督「だ、大丈夫だ、胃薬を飲めばすぐ治る」

きそ「胃薬で治るの!?」

くま「それ、絶対に胃薬じゃないだろ……」

くま「そういえば、提督も眼帯してるけど、提督もきそと同じでオッドアイなのか?」

提督「い、いや、私は単純に、戦闘で右目を失っただけで……」

くま「ヴォーッ!? なんだそれ、滅茶苦茶かっこいいな……クマ!? その話、超聞きたいぞクマー!!」(手のひらクルー

きそ「くまお姉ちゃん!?」

提督「(ぬ、も、もしかして、球磨君の語尾は私が原因になるのか、これは?)」



《鎮守府》資料室


たま「まぁどをあけ~ましょ……ルルル~」(すぴー

きたかみ「ふん~ふふん、ふ~ん」(ぺラ…ぺラ…

おおい「きたかみさん、きたかみさん、探してたご本、持ってきましたよ!」

きたかみ「んー、その辺に置いといて~」

おおい「はぁい♪」

【艦娘たちとコミュニケーション】せんだい型編

《鎮守府》食堂


くま「提督、提督! 後で他の海戦のお話もしてほしいクマー! クマー!」(ピョンピョン

提督「う、うむ、わかった。だから、みんなとおとなしく待っていてほしい」(キリキリ

くま「了解したクマ! くまは姉ちゃんだから、みんなの面倒見といてやるクマー」(胸ドン

提督「た、頼もしい、な」

きそ「く、くまお姉ちゃんが壊れた……」(愕然

たま「もともとはあんなキャラだったニャ。誰かさんが根性なしだから、気ぃ張って大人ぶってただけ……クァァ…ニャ」(のびー

きたかみ「テンション高かったよねー、ウザいくらいにさー」(ぺラ…ぺラ…

おおい「(マイペースに読書するきたかみさん、素敵……♪)」

提督「(う、うぅむ、今とベクトルは違うが、みんな個性的だな。なるべくして球磨型になったということか……?)」(キリキリキリ


《鎮守府》資材倉庫

提督「遠征と他所鎮守府の支援に出ている艦娘を除くと、残りは神通君たち川内型と不知火君、陽炎君、金剛、比叡君、大和君……あと、鳳翔君と間宮君、羽黒君、伊良湖君か?」

提督「は、早く保護しなくてはな……」

<ぐす……ひっく……

提督「(泣き声……この裏か)」(ヒョイ

神通?「う、ぐす……」

提督「じ、神通君?」

じんつう「ぁ……て、ていとく……」(クスン

提督「む、神通君は認識できるのか」

じんつう「?」

提督「い、いや、すまない。こちらの話だ」

提督「大丈夫かね? どこか怪我でも?」(しゃがみ

じんつう「う、うう、そうじゃ……ないです」

提督「で、では、気分が悪いのか? い、胃薬ならあるぞ」

じんつう「気分も、悪くないです。だから、て、提督のお薬は……い、いらないです」(フルフル…

提督「そ、そうか」

じんつう「ゴ、ゴメンなさい……」

提督「い、いや、謝る必要はないよ。むしろ、よかった……怪我や体調不良じゃなくて」(ニコリ

じんつう「ぅ……」(もじもじ

提督「それで、どうして泣いていたのだね? よければ、私に教えてくれないだろうか」

じんつう「え、えっと、せんだい姉さんとなかちゃんとかくれんぼしてたんですけど、ふ、二人とも……どこにもいなくて」

じんつう「じ、じんつうがノロマだから、二人とも……もう帰っちゃったのかな……」(ポロポロ…

提督「だ、大丈夫だ、川内君も那珂君もそのようなことをする子ではない。そ、そうだろう?」

じんつう「……は、い」(コクリ

提督「私も手伝うから、その、泣かないでほしい」

提督「君に泣かれるのは、苦手だ」(涙掬い

じんつう「提督……?」

提督「さ、さあ、急がないと川内君が痺れを切らしてしまうよ」

じんつう「そ、それはダメ、ですね」(キュッ…

じんつう「提督と一緒なら、絶対に見つけられますね」(ニコッ

提督「(ああ、やっと笑ってくれた)」(ズキズキズキズキ…




(提督&神通、探索中・・・)



(コンテナの上)

せんだい「すぴぃ……くぅ……」

提督「こ、こんなところにいたのか。それは神通君では見つけられないはずだ」

提督「川内君……起きたまえ、川内君」

せんだい「んにゅ……ていとく……? ンン~、だっこ」(ヨジヨジ

提督「」




提督「ふぬっ」(スタッ

せんだい「くかぁー」

じんつう「せ、せんだい姉さん……お、起きて、起きてください。提督にご迷惑……」(ゆさゆさ

せんだい「んー……うっさいなぁ」(スヤァ

じんつう「……うぅ」(ぐすっ

提督「き、気にしなくていい。このぐらいで疲れたりはしないから」

じんつう「…………」(袖ギュッ

提督「う、うぬ?」

じんつう「あの、その……あのっ……」

提督「……それでは、那珂君を捜しにいこうか」(手握り

じんつう「ぁ……!」(パァァッ




(コンテナの中)

なか「…………」(じー

なか「えっと~、なかちゃん、もうちょっとだけ隠れてよーっと♪」

残りの留守番組は夜にでも
>>850 基本、その時その時に面白かったり、思い出したネタを突っ込んでいるので、その辺りも楽しんでいただけると感謝です
時々、知っている人はいるのだろうかと思うネタもありますが、その辺はスルーしていただけると

青葉、改二やめるってよ
久しぶりに外に出たら、足が大変なことになっているカラス拾いました……どうしようコレ
警察に確認は取ったから、明日の仕事終わったら病院に連れていくしかないか

【艦娘たちとコミュニケーション】かげろう型編

《鎮守府》食堂


せんだい「くぴー……すぴー……」

なか「あーあ、見つかっちゃったー」(口尖らせ

提督「な、何故コンテナの中などに隠れていたのだ」

なか「だって~、じんつうちゃんが~、提督ともぉーっと一緒にいたいなーって思ってそうだったからー♪」(ニコニコ

じんつう「な、なかちゃん、ヒドイです……」(涙目

提督「(これはもしや、一緒にいるのを泣くほど嫌がられていた……ということか?)」(ズゥン

じんつう「あ……て、提督、違うの……じんつうは、じんつうは……!」(オロオロ



漣「……漣は何も見てませんよ」(見猿

曙「こ、こういうのは、本人が気づかなきゃいけないし」(言わ猿

朧「漣と曙の気持ちはわかるから」(聞か猿

潮「(さ、漣ちゃんと曙ちゃんの目が死んでる……!)」




《鎮守府》入渠ドッグ

提督「さて、残りの子たちを早く発見しなければ……」


<しれぇ……しれぇ!!

提督「む?」




しらぬい「司令ぇ……どこですか、司令ぇ……」(キョロキョロ

提督「……」

しらぬい「ふきゅ……司令ぇ……」(とぼとぼ

提督「し、不知火君?」

しらぬい「――――司令ぇ!」(ニッパァァァァッ!!


<パタパタパタ……ズベシャッ!


提督「だ、大丈夫かね?」

しらぬい「ヴァイ……し、司令ぇは、ヒグッ、お怪我などごじゃいませんか?」(グスン…

提督「い、痛くて泣きそうなのに、私の心配をすることはないよ。鼻も出ているし……チ、チーンしなさい」(ティッシュ出し出し

しらぬい「ブビーン! ありがとうございます、司令ぇ」(キラキラ

提督「う、うむ」

提督「不知火君一人だけか? 今、他の艦娘たちも捜しているのだが、知らないだろうか」

しらぬい「!」

艦娘の捜索をお手伝いする

発見する

司令に褒めてもらえる

しらぬい「お手伝いします!」

提督「い、いや、どこにいるか知っているか教えてほしい……」

しらぬい「しらぬいにお任せください!」(ギロッ

提督「……う、うむ」(目逸らし



(提督&しらぬい、艦娘捜索中・・・)



しらぬい「…………!」(パタパタパタパタ




提督「し、不知火君、そんなに一人で遠くに行っては――――」

<パタパタパタパタ!

しらぬい「……」(じっ

提督「ぬ、ぬ?」

しらぬい「……」(ダッ!



しらぬい「…………」(キョロキョロ




<パタパタパタパタ!

しらぬい「……」(じっ

しらぬい「……」(提督の周りウロウロ

しらぬい「よし」(ダッ

提督「…………」

提督「(これはもしや、私の体調などをチェックしに戻ってきている……のか?)」

しらぬい「(司令の安全はしらぬいがお守りします!)」(フンスフンス



(十分後・・・)


提督「不知火君……? 不知火君、どこだ?」(キョロキョロ

かげろー「あ、司令、やっと会えた!」

提督「ぬ? か、陽炎君か?」

かげろー「そーよ。どこほっつき歩いてたのよ、捜したじゃない!」

提督「(捜していたのは私なのだが……何も言うまい)」

かげろー「まったく、司令といいしらぬいといい、かげろーが付いててあげなきゃダメなんだから!」(プンスカ

提督「(この頃の陽炎君は勝気な子だったのだな……)」

提督「――――そうだ、不知火君はどこへ行ったのか」(ハタ

かげろー「?」








しらぬい「し、司令ぇ、どこですか?」(オロオロ

しらぬい「……し、しらぬいです! かげろー型2番艦しらぬいです……!」(右往左往

【艦娘たちとコミュニケーション】こんごう型編

《鎮守府》食堂


しらぬい「ヒック……ヒック……!」(ギュウ

提督「さ、さあ、みんなのいるところに着いたので降りてくれないか?」

しらぬい「グスッ……し、しらにゅいに、落ち度でも……」(目ゴシゴシ

かげろー「だーかーらー、迷子になったぐらいで泣くな!」

提督「し、不知火君から目を離した私が悪いのだ、あまり責めないでやってほしい」

かげろー「……しらぬいばっかり構って、フンッ」(ぷっくぅ

提督「む、む?」

しらぬい「グス……?」



朧「(しっかり者のお姉ちゃんキャラの憂鬱)」

じんつう「(提督のだっこ……)」(じーーーー




《鎮守府》廊下


提督「間宮君と鳳翔君の店には、漣君たちに向かってもらった。こ、これで後は金剛と比叡君、大和君を見つけるだけだ」


<姉様~、姉様ってば~!


提督「――――む?」

提督「(執務室か。一体誰が……)」(コソッ



ひえい「姉様~、こんごう姉様ってば~」

こんごう「……さっきからうるさいデス。いつ、提督が戻ってくるかわからないんダカラ、静かに待ってなきゃ」

ひえい「うぅー……」

こんごう「…………」(ツーン



提督「(な、なんというか、態度が硬いな。妙に澄ましているようにも見えるし……)」

提督「……ふ、ふむ」(knock…knock…


こんごう「!!」(パタパタ

<バンッ

ひえい「あ、兄様だ!」(パァァァッ

こんごう『訳:思ったより早い帰投ですね。何かトラブルでも?』

提督「い、いや、何事もなく、無事に艦隊帰投したが」

こんごう『訳:そ、そうなんだ、よかった!』(ホッ

こんごう『――――ンンッ! それでは、少し休憩した後、溜まったお仕事を処理してください。私はお茶を淹れてきます』(プイッ

提督「あ、ああ」


(こんごう、お茶の用意中・・・)



ひえい「兄様~、兄様~、サッカーしましょうよー」(ベタベタ

提督「る、留守番していた艦娘たちが見つかったらな」

ひえい「はぁ~い」

提督「と、ところで、比叡君」

ひえい「なんですか? なんですかー?」

提督「金剛の様子が少しおかしいのだが、君は何か知らないか?」

ひえい「? お家だと、こんごう姉様はいつもあんな感じですよ」(キョトン

提督「な、なに?」

ひえい「お家だとこんごう姉様、ずーーーーっとお澄まししてるんです。自分はお家の長女だからー、って!」(ムスーッ

提督「そ、そうなのか……」

ひえい「兄様に会うまで、本当につまらなそうだったんです、姉様。今みたいに、明るく笑うことなんてなくて……お勉強とか運動で一番を取るために無理して」

ひえい「……兄様だけは、本当のこんごう姉様のこと見てあげてくださいね?」(ジィッ

提督「―――努力、しよう」



こんごう『訳:お茶の準備ができました。提督、少し休憩しませんか?』

提督「あ、ああ、いただこう」

こんごう『訳:では、準備しますので、少しお待ちを』(カチャカチャ

提督「…………」(ズズッ

提督『訳:―――こ、金剛』

こんごう『訳:ハイ、なんでしょうか提督?』

提督『訳:……ありがとう。鎮守府に戻って、君が淹れてくれる紅茶を飲むとホッと一息つくことができる』

こんごう『訳:ッ、バ、バカじゃないの!? どうして急にそんなこと言うわけ!?』(アタフタ

提督『訳:ど、どうしてと言われても……。なんとなく、君に言っておきたいと思ったからで……』

こんごう『訳:こっ、の……だからアナタはズルイのよ! バカー!!』(ポカポカポカッ

提督「(ぬ、ぬう。これがいつも通りの金剛の反応だが、私的には非常に辛いぞコレは……)」




ひえい「(ウフフ、兄様と姉様が仲良しで、こんごう姉様のお紅茶がとっても美味しいです♪)」(クピクピ

乙デース
金剛かわええ。そして安定と信頼のぬいぬい。
>>873それとカラスに関しては足が大変ってことだから、たぶん折れてるか潰れてるかだと思うけど、骨が粉々になるような折れ方してるなら治るのに相当時間かかるから早めに保健所に連れてくのがいいと思うよ。保健所なら提携してる獣医さんがいるはずだから、家で診るより大分マシだと思うよ。人間の臭いをあまりつけるのも良くないしね。
スレに関係のないレス及び長文失礼しました

大和編は書き上がって時間に余裕ができたら投下予定

>>884.885
アドバイス感謝です

※フィールで、イメージで、イマジネイションで、溢れ出るパトスで何が起きたのか妄想してください。


【艦娘たちとコミュニケーション】あんなことこんなこと出来たらいいな編


《秘湯温泉から帰宅》
(漣の場合)

漣「た、たたいまー……」(コソッ

朧「お帰り。どうだった? 提督と二人きりで温泉旅行」

潮「ワ、ワクワク……♪」

曙「クソ提督に、へ、変なことされなかったでしょうね?」

漣「へっ!? あ、あー、変なことといいますかー、そのー……」

漣「……正直、舐めてました。ご主人様の本気、ちょっとスゴイどころじゃなかった」

漣「まだちょっと歩きにくくて……はうぅぅっ」(湯気湯気

曙「たょっとクソ提督ブン殴ってくる!!」(ガチダッシュ

朧「いけないっ、曙を止めないと!」

潮「ま、待って、曙ちゃん!?」



(神通の場合)

川内「やあやあ、お帰りお二人さん!」

那珂「新こ……温泉旅行、楽しかった~?」

神通「あ、あう……」(カアァァッ

提督「む……」(目逸らし

川内「それで、それでっ、どうだった? どうだったのさー、二人の初夜戦(意味深)!」(ワクワク

神通「あ……それは、その……」(チラッ

提督「(こ、ここは黙秘を、黙秘を貫いてくれ神通君……!)」(すがるような眼差し

神通「…………たくさん、愛してもらいました」(艶笑

提督「……ぐ、ぐぬぅ」(真っ赤

川内「そっかー、やるじゃん提督もー、このこのー♪」

那珂「え~、これからはお義兄ちゃんって呼んだ方がいいのかな~♪」

提督「やめたまえ……やめてくれたまえ……」

川内「恥ずかしがることないってー。男と女なんだから、ヤることヤるのは普通だって!」

提督「き、君たちなのだろう、神通君にいらぬ知識を吹き込んだのは……」(ジト目

川内「ふっ」(無言のサムアップ

那珂「キャハ、バレた♪」

提督「私の理性がふ菓子よりも脆いことを、嫌というほど思い知らされた……やはり私は屑だ」(流出位階

提督「あんな……み、耳元で……を嚥下する音に我を失って、欲望の赴くままに……」(悔恨

川内「え、なにそれ」

那珂「那珂ちゃん知らないよ?」

提督「な……に……?」

神通「(よ、他所提督さんのところの龍田さんに、男の人に喜んでもらう方法を聞いておいて正解でした)」(テレテレ



(大和の場合)

大和「フフ、フフフフ、提督、大和の居住性はいかがでしたか?」

大和「大和、今とても幸せです。提督の大和への想いを、大和の全身で感じられて……満たされてて……」

提督「…………」

大和「いいんですよ、恥ずかしがらないで、大和に、全部、全部、全部ぶつけてください」(ギュッ

大和「ですから……遠慮なんてしないで、大和で気持ちよくなってくださいね、て・い・と・く♪」(サワサワ…

提督「い、今は執務中だから……」

大和「むっ」(プクーッ

大和「…………」(ゴソゴソ

提督「大和君、どうして机の下に……? な、何をする気だ大和君!?」

大和「お義父様とお義母様のために、1日でも早く新しい艦娘(意味深)を戦列に加えたくて……ウフフ♪」



(蒼龍の場合)

飛龍「……とりあえず、おめでと。念願かなってよかったね」

蒼龍「え~? あー、ヤダヤダッ、面と向かってそんなこと言われると恥ずかしいな~、もう~♪」

飛龍「やれやれ、恥ずかしがってる顔には見えないんだけど」

蒼龍「ア、アハハ、そんなに顔緩んでるかな、私?」

飛龍「緩んでる、緩んでる。アンタの豊満な体並に緩んでる」

蒼龍「ちょっ、私そんなにだらしない体してないよ!?」

飛龍「なに言ってんの。男の人、掴んで放さない立派な艦爆持ってるくせに」(ポヨポヨ

蒼龍「む、胸触らないの、メッ!」

飛龍「それ私の台詞」

蒼龍「エヘヘ、ちょっと借りました」(ペロッ

飛龍「(可愛いなー、こいつ)」

飛龍「それで、話戻すけど……温泉宿でも、そのご立派な九九式艦爆で提督さんのこと爆撃して見事、轟沈させたんでしょ~、このこのっ」

蒼龍「や、それは、まあ……お、男の人って、パイ……む、胸でするのが好きって聞いたから、れ、練習しておいたけど……」(モジモジ

飛龍「して、戦果は? 報告、求む」(キリッ

蒼龍「も、もう、からかう気満々だな……」

蒼龍「そりゃあ、もちろんある程度、効果はあったんだけど……まあ、うん」(真っ赤

飛龍「けど、どしたの?」

蒼龍「……提督が男の人だってこと、逆に思い知らされちゃった」(ポッ

蒼龍「ドーントレス急降下爆撃機の爆撃の攻撃も目じゃないくらい激しくて……」

蒼龍「最後なんて、体の中で魚雷十八本誘爆しちゃったんじゃってくらいで……やだっ、なに言っちゃってるんだろ、恥ずかしいなぁ♪」

飛龍「……MI作戦の惨劇に例えるの止めよ? 多聞丸に怒られるよ」(ジト目

蒼龍「タハハ。ゴメン、ゴメン」

飛龍「なんにせよ、お熱いことで。こりゃー、蒼龍がママになる日も遠くないかな。……今でも十分、ママしてる気がするけど」

蒼龍「うん! 文月ちゃんと弥生ちゃんも、提督と私の可愛い子供だから!」

飛龍「即答したよ、この子……もうお腹一杯で~す」(お手上げ

蒼龍「えへ、えへへへ」(テレテレ


(金剛の場合)


比叡「お帰りなさいっ、金剛姉様、鋼太郎兄様! 温泉旅行どうでしたか!?」

金剛「ヘッ!? ァ、ッ、も、モチロン楽しかったワ! Japanese温泉、素晴らしいデス!」(キョドキョド

提督「ゴ、ゴホン」

金剛「そ、そうそう! 比叡ッ、お土産の温泉まんじゅうがあるから、一緒に食べマショ!」

比叡「わあっ! ありがとうございます、姉様!」

金剛「て、提督のchoiceだから、絶対に美味しいネー……」

比叡「楽しみです! 比叡、お茶を淹れてくるので、お二人は休んでてくださいね!」(パタパタパタ



金剛「…………ハ、ハアァァ」(ヘナヘナ

金剛「ウ、ヴゥゥッ~……!」(涙目

提督「み、見ないでくれ……そんな目で、見ないでくれ……」

金剛『訳:誰のせいで、普通に立ってるのも辛いと思ってるのよ……この、ケダモノ』

提督「…………」(顔背け

金剛『訳:は、初めてだったのに……あんなに……休ませてってお願いしたのに……死んじゃうくらい恥ずかしいことさせて……ヒドイわ……最低よ』(ブツブツ

提督『訳:あ、あれは、なんだ……そのだな……』

金剛『訳:その……なによ』(ジトッ

提督『訳:わ、私にも、訳がわからないくらい興奮していて、だな』(ボソボソ

提督『訳:決して、君を傷つけるつもりではなかったのだが、どうにも止められなくて……』(ゴニョゴニョ

金剛「…………」

提督『訳:す、すまなかった』(ショボリ

金剛『訳:つ……』

提督「ぬ?」

金剛『訳:次……優しくしてくれなかったら嫌いになるから』(プイッ

提督『訳:ど、努力しよう』

提督「(自分でも情けないほど、自信を持てないのだがな……)」(自己嫌悪

たまに衝動的にくいうネタを書きたくなるのはどうしてなのでしょうか
大和幼少編は書けていれば夜投下予定、なのです

【艦娘たちとコミュニケーション】やまと編

《鎮守府》食堂


<キャッキャッ!
<ワーイッ!

鳳翔「あら、まあ……」

提督「ほ、鳳翔君たちは運よく、巻き込まれなかったのだな」

間宮「わ、私たちが食材の買い出しに遠出してる間に、大変なことになってたんですね」

羽黒「わ、わあ……みなさん、小さくて可愛らしいです」

伊良湖「んー、ちっちゃな子用のお菓子、何がいいでしょうか」

提督「ふ、ふむ……なるべく、消化によくて、夕食に響かないものにしてもらえると」

伊良湖「なるほど、晩ご飯が食べられないと大変ですもんね。了解しました!」

提督「さて、私は捜索に戻るか――」

<くいっ

提督「む、む?」

こんごう『訳:す、すぐに戻ってきてよ。約束だからね!』

提督『訳:……そんなに念を押さなくとも』

金剛『訳:だって……だって……』(俯き

提督『訳:……う、く……わかった、善処するよ』

金剛「……ン」(コクッ

ひえい「兄様~、サッカ~」

提督「サッカーは後で……い、いや、そうだ、不知火君」

不知火「しらぬいになにかご用ですか」(トテトテ

提督「わ、私はこれから大和君を捜しに行くので、比叡君と遊んであげてくれないか」

ひえい「しらぬいさん、サッカーしましょう、サッカー!」

しらぬい「かまいませんよ、お相手します」(フンスッ

かげろー「じゃあ、かげろーが審判してあげるわ!」

こんごう「(一対一はサッカーって呼ぶのかしら?)」

ひえい「気合っ、入れてっ、シュート!」(ベチィッ

しらぬい「にゅっ!?」

提督「!!?」

ひえい「わあっ!? ゴメンなさいっ、大丈夫ですか、しらぬいさん!」

しらぬい「……いたくありません、ぃ、いたく……なんて……ヒッ、クシュ……ぇうぅぅ」(プルプル

提督「あ、ああ、鼻が真っ赤になっているではないか。こっちへ来なさい、氷嚢を当てて冷やそう」

しらぬい「……グスン」(コクコク

ひえい「ゴメンなさい~、しらぬいさ~ん~!」

しらぬい「ひ、ひえー……ぐすっ、しゃんに落ち度でも……?」(クスンッ、スンッ

提督「……不知火君は優しい子だな」(ヨシヨシ

しらぬい「いただいておきます」(テレテレ


《鎮守府》廊下


提督「さ、さて、大和君はどこに――――」


<ボスッ

提督「ぬ?」

大和?「――エヘヘ、提督み~つけた♪」(ギュウゥゥゥゥゥッ

やまと「ん~♪」(スリスリ

提督「や、大和君……?」

やまと「やまと、気がついたら独りぼっちでした。きっと、かくれんぼしてたからに違いありません!」(フンスフンス

やまと「提督を見つけたから、やまとはもう怖い物なしです! 提督、一緒にがんばってみんなを捜しましょうね!」(ニコニコ

提督「…………」(じー

やまと「どうかされましたか? やまと、お顔になにかついていますか?」(顔フキフキ

提督「い、いいや、なんでもないよ」

提督「実はね、他の子たちはみんなもう食堂に集まっているのだ。だから、大和君も食堂に行こう」

やまと「なんと!? やまとは鬼さんではなく、隠れる側でしたか!」

やまと「では、提督が鬼さんだったのですね? むむ、これはやまと、一生の不覚!」(ぐぬぬ

提督「(さすがの私も、これは素直に可愛いと言わせてもらおうと思う)」


《ちなみに、機械の効果は一夜で消失した模様》


(後日)

神通「…………」


――――君に泣かれるのは、苦手だ


神通「(な、涙を拭ってくれた時の提督、優しくて、でもどこか悲しそうでした)」

神通「ズルイ、です……あんな顔をされたら私――――」(唇噛み



川内「なーんか最近、神通の奴、塞いでるよね」

那珂「那珂ちゃんは原因知らないな~。たぶん提督絡みなんだろっけど」




金剛「…………」

比叡「金剛姉様~、そろそろ部屋から出ましょうよー」

金剛「ヤダ」

比叡「誰も馬鹿にしませんってばー」

金剛「絶対に、イヤ」

比叡「もう、ちっちゃい頃の姉様も可愛いから恥ずかしがることないのに……」

金剛「(不覚よ、一生の不覚だわ。まさか、鋼太郎に子供の頃の私を知られるなんて……!)」

金剛『訳:……責任取れバカァ』(真っ赤



大和「…………」

漣「どしたのー、大和さん? 無事に元に戻れたのに、今日はおとなしいじゃないですか」

大和「――――ああ、どうして大和は、大和はあんなにも無知蒙昧だったのでしょうか」

大和「提督があそこまで心を許してくれている状況。あやつの分けっこも、ご飯の時にアーンしあうことも……果ては一緒にお風呂や、同じベッドで就寝、夜中におトイレに連れていってもらうことだって可能だったというのに」

大和「そして、そして夜中のおトイレで大和の恥ずかしいところを……フフ、ウフフフ」(恍惚

漣「させーねよ!?」

【悩んだり解消したり】三馬鹿+α編

(他所提督の場合)

他所提督「……南方海域の攻略が進まねえ。玖珂んトコの連中がキツイところ叩いてくれたっつーのに」

他所提督「うがああああああっ、クソ、こういう時こそ冷静になれ。coolだ、coolになるんだ関進之介!」

他所提督「いくぜぇっ、cooooooooooooolッ!!」 (熱血



長門「どこの世界に叫ぶcoolがあるんだ」(呆れ



(メガネ提督の場合)

メガネ提督「っ、うぐ……も、もうダメだ……もう、これ以上耐えられない!!」(ガバァッ

暁(改二)「ヒッ!?」

メガネ提督「暁ちゃん! 暁ちゃん! 暁ちゃん! 暁ちゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー! あぁああああああ!!! 暁ちゃん暁ちゃん暁ちゃんぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ! クンカクンカ! スーハースーハー! スーハースーハー! いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ! 特型駆逐艦《暁》たんの黒髪をクンカクンカしたいお! クンカクンカ! あぁあ!! 間違えた! モフモフしたいお! モフモフ! モフモフ! 髪髪モフモフ! カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
 スレ1の暁たんかわいかったよぅ!! あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!  ドラマ(前スレ参照)放送されて良かったね暁たん! あぁあああああ! かわいい! 暁たん! かわいい! あっああぁああ!
 水雷戦隊クロニクルも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!! にゃああああああああん!! ぎゃああああああああ!!
 ぐあああああああああああ!!! コミックなんて現実じゃない!!!! あ…SSもコミックもよく考えたら……暁 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い? にゃあああああああああああああん!! うぁああああああああああ!!
 そんなぁああああああ!! いやぁぁぁあああああああああ!! はぁああああああん!! 第六駆逐隊ぁああああ!!
 この! ちきしょー! やめてやる!! 提督なんかやめ…て…え!? 見…てる? 扉の隙間から電ちゃんと響ちゃんが僕を見てる? 扉の隙間から電ちゃんと響ちゃんが僕を見てるぞ! 電ちゃんと響ちゃんが僕を見てるぞ! 電ちゃんと響ちゃんが僕を見てるぞ!!
 現実の電ちゃんと響ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!! よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
 いやっほぉおおおおおおお!!!僕には駆逐艦がいる!! やったよ暁ちゃん!! ひとりでできるもん!!!
ア、アンソロの暁ちゃああああああああああああああん!! いやぁあああああああああああああああ!!!!
 あっあんああっああんあ暁ちゃんお子様ぁあ!! レ、レディ(小)来たー!! 決め台詞来たぁああああああ!!! MVPァぁあああ!!
 ううっうぅうう!! 僕の想いよ暁ちゃんへ届け!! 鎮守府の暁ちゃんへ届け」

暁「」



響「久しぶりに発作が起きたようだね」

電「最近、名取さんとずっとラブラブしてて、駆逐艦タイトが足りないって言ってたのです」

響「駆逐艦タイトってなんだい?」

電「生体マグネタイトのようなものと言ってたのです」

響「? ふぅん」

暁「見てないで助けてよぉ~!!?」

(オネエ提督の場合)

オネエ提督「はぁァァァァ……」(ぐてーん

武蔵「ずいぶんとだらけてるじゃねえか」

オネエ提督「んー、ちょっちねー」

オネエ提督「そろそろウチも戦力の増強が必要かしらねえ」

オネエ提督「先生が、玖珂ちゃんのとこにどうにかして戦艦か重巡の追加を捩じ込もうとしてるみたいだしー、それに合わせて申請すれば溢れた子をこっち回してもらえるかも……」(ブツブツ

武蔵「溢れる溢れない以前に、全部こっちに回されたらどうするんだ」

オネエ提督「……そっか、その可能性の方が高かったわ」

オネエ提督「そうすると、今度は資材の問題が出てきて……あーもう、頭痛いわ~」

武蔵「四方山鎮守府みたいに、通常海域でも大和型をブン回せるほど資材に余裕はないからなあ……」

オネエ提督「ウチもやれなくはないけど……艦娘の所属数を考えると、後々響きそうで怖いわー」

武蔵「……とりあえず、飲みに行くか。その辺の相談も兼ねて、な」

オネエ提督「そう、そうね。行きましょ、行きましょ!」



(提督の場合)
《鎮守府》母港

提督「…………」(じーーーー

軽巡洋艦《神通》<・・・・・

提督「…………」(じーーーーーーーー


(物陰)
神通「提督……」(じーーーー

朧「神通さん……提督、なにやってるんですか?」

神通「だ、大本営から艦娘の増員を提案されて、どうやって断ろうか悩まれてて」

朧「(アレ、悩んでるのか……。てっきり、趣味の軽巡洋艦鑑賞かと)」




提督「……なんだか、もう、何もかもがどうでもよくなってきた」(ハイライトOFF

神通「「!!?」」朧


《この後、間宮さんに連れていってメンタルケア(甘味補給)を受けてもらった》

※935 プライベートで口調を崩してみたのですが、少し崩しすぎたかもしれません。つぎはもうちょっと落ち着いた感じにしようと思います。申し訳ありません

【歌ったり騒いだり】

《某カラオケチェーン》


他所提督「ガガガッ、ガガガッ、○ーオガイガー!!」

メガネ提督「あいっかわらず、暑苦しい歌ばっかり選ぶよねアイツ」

オネエ提督「まあトップバッターには持ってこいよね」

提督「(よく、あれだけの大声で歌えるものだ……)」(ビールコクコク




メガネ提督「あなたは~行ってしまったぁ~ゴーミー収~集~車~!」(ガチ泣き

他所提督「なんで歌いながらマジ泣きしてんだよ……」

オネエ提督「この間、えっちぃ本とかゲーム全部、捨てちゃったらしいわ」

オネエ提督「名取ちゃんに見つかって、自分じゃ満足できないから本やゲームで解消してるんですねって泣かれて、やむにやまれず」

オネエ提督「それでその後、慰めるために怒濤の連続夜戦(5-3コース)に突入したんですって」

他所提督「いい加減、メガネ置きが焼失すっぞ、腰振りすぎで」

他所提督「……ふと思ったんだけどよ、軽巡って意外と重い子が多くね?」

オネエ提督「あー、アンタのとこの龍田ちゃんも、結構そういうとこあるものねー」

提督「(神通君は……そんなことはないだろう。彼女は、とても優しい子だ)」(ビールクピクピ

提督「(川内君や那珂君たちも…………お、大井君は少し怖いところがあるが)」(プレッチェルポキポキ



オネエ提督「おはよぅこれーからー、またぁ迷子のっ続き~!」

他所提督「アイツのガチ歌聞くと、次歌いたくなくなるんだよな……」

メガネ提督「上手いだけじゃなくて、持ち歌の幅が広すぎるから比べちゃうんだよね……」

提督「(オネエ提督の歌は凄いな。なんというか、心に響く力を持っている……気がする)」(拍手パチパチ



他所提督「うっしゃ、次俺、○イレンジャーのオープニングいくわ」

メガネ提督「お、特撮系いっちゃう? じゃあ、僕はオー○」

オネエ提督「いいわねー。それじゃ、私はZXいくわ」

提督「(みんなテンションが上がってきたな)」(ビールクピクピ



(提督以外、熱唱中・・・)


3人「ロンジョィダィディジュィムンジンヘィギン~!!」(酔っ払い

提督「(ジャッキーさんはモンキーシリーズが好きだな)」(コキュコキュ



他所提督「ゲラゲラゲラ! よぅっし、次は玖珂だ! 玖珂が歌え~!」

メガネ提督「よっ、待ってました!」

オネエ提督「あはっ、いいわねえ、私も久しぶりに玖珂ちゃんの歌聞きた~い!」

提督「わ、私か……」

他所提督「わぁーってるだろうけと、ドナドナも軍歌もなしだかんなー!」(グデグデ

メガネ提督「君の低テンションソングは本気でメンタルに来るからね~」(ベロベロ

オネエ提督「アレとかいいんじゃない、アレ! パラッパのアレ!」(テンション上ゲ上ゲ

他所提督「アイビリーヴ?」

メガネ提督「アイビリーヴ!」

オネエ提督「そーそー、それそれ♪」


(三馬鹿、熱狂中・・・)



提督「……むう」(ピッピッ

他所提督「おー、選曲来た来た!」

メガネ提督「いいよー、声張り上げてストレス解消していこう!!」

オネエ提督「なになに? なに歌うの?」(ワクワク

提督「……『Reset』、で」


(提督、歌唱中・・・)


他所提督「ぐスッ、ズズッ……! ヒ、ヒヒッ……悲しくないのに涙が出てきやがる……!」

メガネ提督「オーイオイオイ……! アマ公~、ア~マ~公~!!」

オネエ提督「イズヒァ!! イズヒァ!!」

提督「……」

提督「(悲しみをリセットして、か)」(ズキッ

提督「(……きっと、私には無理なのだろう)」

【歌ったり踊ったり】蛇足編

(後日)
《某カラオケチェーン》


漣「苺~、go! go!」

金剛「アハハハッ、面白い歌デース!」

漣「どもども~♪ ふはぁ、たまにはいいもんですねー、みんなでカラオケってのも」

神通「そ、そうですね」

蒼龍「今日は赤城さんが文月ちゃんと弥生ちゃんのこと見ててくれるから、安心して歌えるよー!」

大和「ここ、お料理も種類が豊富なんですね。あ、提督、ハニートーストというものがあるそうですよ、注文されますか?」

提督「う、う、む」

提督「(関……他所提督たちとカラオケに行った話をしたら、ど、どうしてか、みんなとカラオケに行くことになってしまった……)」

提督「と、とりあえず、ハニートースト……バニラ、クリーム、メープルシロップ増量で」

大和「ハイ♪」

提督「(ハニートーストを食べたら、私は先に帰ろう)」(キリッ

神通「提督は、な、何か歌われますか?」

提督「ぬ? いや、私は……」

神通「あの、もし、ご迷惑じゃなければ、な、那珂ちゃんに教えてもらったデュエ……」

大和「もちろん、大和とデュエットしてくれますよね♪」(割り込み

神通「ぁ……」(ショボリ

漣「ちょい待ち、なんで勝手に決めてるんですかねー」(ガタッ

金剛「まあ、まあ。せっかく遊びに来たんダカラ、ケンカはNOヨ」

蒼龍「そうですよ~」


提督「じ、神通君は何を歌うのかね?」

神通「私は……その、漣さんに借りたCDの気に入った曲を」

提督「そうか、頑張りたまえ」

神通「ハイ……スー、ハー……じ、神通、歌います!」

神通「幸せ願うことが現実離れしてる時代に……あの日、交わした口づけのときめきさえも波間に消えてく砂の城……」

提督「(物悲しい……が、諦めないという神通君の心の強さも感じられる歌、だな)」

漣「ヒューヒュー!」

金剛「オー、一途な神通の想いの強さも感じられるsongネ……」

提督「(一途な想い……か)」




蒼龍「次、わーたしっ♪」

蒼龍「胸が高鳴るのよベイビラブ……愛し方を教えて、二人をどうか合わせて……」

神通「とっても可愛らしい歌、ですね」

漣「漣ももうちょっとしっとりした歌選らんだらよかったかにゃー……」




金剛「ン? 次は私のchoiceした曲ネー。マイクチェック……1…2!」

金剛「君以外、今は見えーなーい……無理なのは百も承知だけれど~」

漣「キャラからは想像できない系統で攻めてきましたねー」

神通「この歌……金剛さんの気持ちがすごく込められてる気がします……」



大和「大和の番ですね……いざっ、参ります!」

大和「かーなーしーみの~♪」

漣「なんでその歌をチョイスした! 言えっ!?」(ガタッ

神通「漣さん!?」

金剛「ちょっ、どうしたネ!?」



<ハニトーお待たせしましたー

提督「あ、ど、どうも」

提督「(甘い……美味……この頭の芯に染み込むようなメープルシロップのコク……)」(キラキラ


(提督、ハニトー賞味中・・・)




漣「さーてと、これで全員2周はしましたか」

漣「そろそろ、ご主人様はなにか歌います? あ、やっぱ遊戯王のオープニング?」

提督「……私には、歌えない」(フルフル

漣「ありゃ意外。まあ、どれも結構、癖がありますしー」

提督「聞く分には大丈夫なのだが……全体的に歌詞が力強すぎて、歌うと不安になるのだ」(カタカタ

漣「Σ(´□`;)」

次スレは明日の昼頃立てる予定です
今日はここまで。おやすみなさいなのです

ネタを一つ投下したかったのですが、程よいものができませんでした
自分でも長く続いて驚きですが……次スレ立てさせていただきました

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話9
【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話9 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434115517/)

【艦娘たちとコミュニケーション】金剛編

《鎮守府》2階廊下


金剛「~♪」(ツカツカ

金剛「…………ン?」



(中庭)

提督『……何を食べるべきか』(スタスタ

漣『ん~、今日の漣のお腹はオムライスの気分ですねー』

提督『ふむ、オムライス……』



金剛「(そっか、そろそろお昼の時間ね)」(じー

提督『……?』(キョロ…

金剛「(あ、気づいた。相変わらず、人の視線とか気配に敏感よねー)」(呆れ

金剛「(そうだ、ちょっとからかってやーろおっと♪)」(電球ポンッ

提督『……』(ヒョイ

金剛「(目が合った、今よ!!)」

金剛「……♪」(ウィンク!

金剛「(ウッフッフ、どう対応していいかわからなくて狼狽えるといいわ!)」

提督『……??』(ニ、ニコッ

金剛「」



漣「んにゃ、急に立ち止まってどしたの、ご主人様?」

提督「い、いや、今、金剛が」(指差し

漣「金剛さん……いませんけど」(目凝らし

提督「む?」




金剛「…………」(カリスマガード!

比叡「あーっ、いたいた、金剛姉様! そろそろお昼ですけど、なに食べましょ~……って、どうかしました?」

金剛「な、なんでもないヨ」

比叡「なんでもって、そんなわけないじゃないですか。顔真っ赤ですよ?」

金剛『訳:ち、違っ、これはちょっと不意討ちだっただけで……!』(湯気湯気

金剛『訳:ちょっとぎこちないけど、微笑み返されるなんて予想してなくて、ビ、ビックリしちゃったのよ!!』

比叡「は、はあ……」(ボーゼン

金剛『訳:あ~、もう! あ゛あ~っ、アイツのああいうところ本当に嫌い!! いつもは「や、やめたまえ……」とか逃げるくせに、変な時だけちゃんと反応返してきて……!』(ウギギギッ

比叡「(よくわかんないけど、たぶん鋼太郎兄様のことで照れ隠ししてる姉様、可愛いです!)」(カッ!!

【艦娘たちがコミュニケーション】曙編



曙「……っの、小間使い1つで謝るな、クソ提督ッ!!」

提督「がフッ……」(崩れ落ち

曙「ぁ……」




《鎮守府》食堂

曙(中破)「…………」(ドンヨリ

満潮「……またやったの?」(スマホいじいじ

曙「……うん。資料持ってこさせるだけで、申し訳なさそうにしてるのがムカついて、つい」

満潮「で、司令官の胃が大破して、直後に漣さんのライジングマイティキックで工廠送り……と。飽きないわねー」

満潮ケータイ<片腹大激痛!

曙「わ、私だって努力はしてるのよ……。なるべく怒らないで済むように、『怒らずに人生を過ごす』って自己啓発本読んだり……」

満潮「アレは元々の性根が穏やかな人でないと難しいわね。書いてること全部実践しようと思ったら、私たちたぶん胃痛で死ぬわよ」(スマホいじいじ

曙「(もう読了してたんだ……)」

満潮「まあ、のんびりやるしかないんじゃない? いきなり態度変わったら変わったで、司令官にはストレスでしょうし……と」

満潮ケータイ<衣タンいぇ~い

満潮「…………」(スマホいじいじ

曙「……さっきから忙しないわね。なにやってるの?」

満潮「んー? LINEよ」(スマホいじいじ

曙「相手、誰よ。返信早すぎ、暇人なの?」

満潮「誰って、司令官のケータイだけど……プッ、なにそれ笑えるわ」(スマホいじいじ

曙「」(ガタッ

満潮「ん、どしたの? サスペンスドラマで後ろから刺されて、なんとか振り返った人みたいな顔してるわよ」

曙「…………」(ハイライトOFF

満潮「ちょっと、なに? 頭掴まないで……」

曙「…………」(グググッ

満潮「だから、痛いって……イタタッ、やめなさいって!?」

曙「この……裏切り者ォォォオオオッ!!」

満潮「なんでそうなるのよ!?」



《鎮守府》執務室

提督「…………」(カリカリ

提督ケータイ<バディ、満潮君は思慮深い子だな

提督「駆逐艦《満潮》もいろいろあった艦だからな。その辺り、彼女の性分と合致きたのだろう」

提督ケータイ<最近はメールでなら冗談
も飛ばせるようになったようで、自分は安心している

提督「ああ、そうだな。いまだにお互い、顔を合わせるとまともに話せないのだが」

提督ケータイ<この調子で、満潮君だけでなく曙君ともまともにコミュニケーションを図れるようになって欲しいものだ

提督「……ど、努力はしているのだぞ?」

提督ケータイ<口ではなんとでも言えるものだ┐|°Ш°|┌

ふと思ったのだが、大和vs漣はよく見るが、大和vs神通さんはどういう感じになるんだろう…。

スレも残り少ないので【歌ったり踊ったり】のネタ解説でお茶を濁します
>>998大和VS神通……面白そうですね


他所提督→『勇者王誕生!』、『五星戦隊ダイレンジャー』
メガネ提督→『ゴミ収集車の唄』、『Anything Goes!』
オネエ提督→『Hello,world!』、『ドラゴン・ロード』
三馬鹿合唱→『PROJECT A』、『I gotta believe』
提督→『Reset』


漣→『いちごGO!GO!』
神通→『Lovelite』
蒼龍→『祈り』
金剛→『手ごたえのない愛』
大和→『悲しみの向こうへ』

です。どれもよい曲なので、気が向いたら聞いてみてください(曲名とかあまり出さない方がよいのかもですが)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月26日 (日) 01:53:12   ID: U3AUOe4Z

8スレ目突入!
更新が楽しみだ

2 :  SS好きの774さん   2015年04月30日 (木) 21:24:54   ID: 0MM-Wk9S

ねぇ、紫電改の妖精さんてもしかして…菅野デストロイヤーさん!?

3 :  SS好きの774さん   2015年05月02日 (土) 20:32:52   ID: MITGUYIO

関西の人は揚げの乗ったうどんを「きつね」、そばを「たぬき」と呼ぶらしいです。

4 :  SS好きの774さん   2015年05月06日 (水) 22:50:20   ID: k1AHoiAn

↑何!?それは全国共通の認識ではないのか!?

5 :  SS好きの774さん   2015年05月07日 (木) 06:56:22   ID: 3qWN1tYl

>>>3・4
↑(゜д゜)違うの全国共通だと
思ってたのです(;・ω・)

6 :  SS好きの774さん   2015年05月08日 (金) 12:54:34   ID: vjWIrJge

美容院での髪型の注文は本当に困る
誰それみたいに~はなんか恥ずかしいし

7 :  SS好きの774さん   2015年05月09日 (土) 21:52:04   ID: GwPDoylN

おう、また忠犬がふえたなー( ´Д`)y━・~~

8 :  SS好きの774さん   2015年05月09日 (土) 22:56:00   ID: m8L8K1Rm

忠犬ズのコンビができそうw

9 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 01:07:45   ID: U6SeqMNw

おぉ!まさかの比叡が参戦www
さて、提督の胃はどうなるやら・・・

10 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 22:55:33   ID: nu2zwtsA

↑もう血を吐いてる時点でヤバイのでは?

11 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 23:22:19   ID: AVsbIryU

あれ榛名ってどこかの鎮守府に着任してるっけ?

12 :  SS好きの774さん   2015年05月11日 (月) 15:16:05   ID: gyQuNDbv

↑x2
ま、まぁ金剛姉妹だから知らない中でもないから
これ以上は酷くはならない・・・・・と願いたい

13 :  SS好きの774さん   2015年05月22日 (金) 00:51:54   ID: GrzJ1U0g

四方山の提督さんって…好きな艦娘漣じゃないかなぁと、最近思うようになってきたのです(≧▽≦)
前は…金剛お姉様かと思ったんですが(-_-;)
ちょっと違うな~と…(;・ω・)

14 :  SS好きの774さん   2015年05月22日 (金) 12:48:34   ID: OZ6LDyuV

提督さん設計図を自作しちゃったよ・・・

15 :  SS好きの774さん   2015年05月26日 (火) 12:56:06   ID: 0OldImAF

五月進水の艦娘…菊月5/15暁5/7時雨・金剛5/18荒潮5/26龍田・鬼怒5/29高雄5/12三隈・陸奥5/31
…以上です(≧▽≦)

16 :  SS好きの774さん   2015年05月30日 (土) 01:30:31   ID: OS8rJ0kO

おおう( ̄▽ ̄;)那珂ちゃんが、神通ちゃんをお姉ちゃんって…呼んでるのです(≧▽≦)

17 :  SS好きの774さん   2015年06月06日 (土) 00:57:07   ID: 9j8nCLRx

赤城のロリの時.....お持ち帰り決定ですな

18 :  SS好きの774さん   2015年06月07日 (日) 22:57:11   ID: oZkzeVr7

那珂ェ…(´Д⊂ヽこの時から空気読めてたんやね

19 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 18:37:38   ID: FgxKLjpY

憲兵さん>>17です

20 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 23:31:37   ID: -WA0TF77

憲兵なんぞ倒してやる!ロリコンの力を見よ!

21 :  SS好きの774さん   2015年06月11日 (木) 04:22:41   ID: 0qHaP0hK

やばい...子供の時の大和が可愛すぎるw

22 :  SS好きの774さん   2015年06月14日 (日) 12:57:17   ID: g2Puc3vC

満潮も話せる(直接は不可)ようになってよかった(^o^)

23 :  SS好きの774さん   2015年07月17日 (金) 01:15:32   ID: IAUjd5u4

オネエのBUMP聞いてみてぇ〜

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