【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話6【ネタ募集】 (1000)

【散歩】ネタ:山散策&蒼龍とひっそり

<ワイワイ…ガヤガヤ…
<ダイレクトアタック第1打ァ…第2打ァ…!!
<もうやめて漣さん! 大和さんのライフはもう0ですよ!?


提督「(みんな、楽しくやってくれているようだ)」

提督「(私はどうするか……。銀河眼たちが復活していない今の状態では、父や母に太刀打ちできない)」

提督「…………」(ポクポクポクポク…



提督「よし、誰かに呼ばれないうちに出かけてしまおう」(チーンッ




提督「とはいったものの、どこへ出かけたものか……」

提督「――――そうだな、久しぶりに辺りを散策してみるか。今なら人も少ないはずだし」(コソコソ

蒼龍「……どこ行くんですか、提督?」(じとー

提督「」

蒼龍「な~んかコソコソしてると思ったら、やっぱり」

提督「そ、蒼龍君……」(後ずさり

蒼龍「……はあ~、みんなカードゲームしてて混ざれないし、外に出て気分転換したいけど私、土地勘ないし困ったな~」(チラチラ

提督「う、うぬ」

提督「…………そ、蒼龍君も…一緒に行く、かね?」

蒼龍「やったぁ♪」

(提督実家近くの山)

蒼龍「~♪」(テコテコ

提督「」(トコトコ

蒼龍「ウー、ちょっと寒いけど、自然がいっぱいでいいところですね!」

提督「単純に田舎なだけとも言うがな……」

蒼龍「そんなことないですよ~。お家のすぐ近くで道も結構整備されてるから、お散歩にちょうどいいです!」

提督「そ、そうか……」

蒼龍「はい!」

蒼龍「――――そ、それに、今は提督も一緒ですし、余計に楽しいかな……なんて」(テレテレ

提督「悪い冗談はやめたまえ……」(目逸らし

蒼龍「……ア、アハハ、変なこと言っちゃったかな~、ゴメンなさい」(ショボリ

提督「…………」(トボトボ

蒼龍「…………」(チョコチョコ



蒼龍「――――クシュン!」

提督「……」(チラ

蒼龍「す、すみませ……」

提督「山は……冷えるからな」(マフラーまきまき

蒼龍「」

提督「……い、行こうか。日も落ちてきたし、そろそろ戻ろう」(顔逸らし

蒼龍「~~~~えへへ!」(腕ギュー

提督「ぬお!? な、何を……!」

蒼龍「寒いから、提督に引っ付いて温まってるだけでーす♪」(ギュウ

提督「ぬ、ぐ……ぬう」

蒼龍「……たまにはいいですね、こーいう二人っきりで静かにっていうのも?」(ニヨニヨ

提督「あまり、からかわないでくれたまえ……」(俯き

蒼龍「はぁ~い♪」


<すまないが、腕を組むのは止めてもらえないだろうか?
<むー……お断りしまーす(ギュッ!!
<うぬ……



《この後、山を下りるまで腕組みは外せなかった》

【正妻戦争】ネタ:漣VS大和


漣「結局のとこ、ご主人様が女性に何を求めてらっしゃるかですよね~」

提督母「そうよね~」

大和「そんなの決まってるじゃないですか、大和のように淑やかで、提督の言うことは何でも聞く従順な大和撫子です!」

提督母「なるほど、なるほど~」

漣「淑やかな大和撫子? ……ハッ、ワロス」

大和「む……何か?」

漣「いえいえー、ご主人様のお腹に度々大ダメージ与えてる誰かさんが淑やかな大和撫子とか、ちゃんちゃらおかしいだなんて思ってませんて~」

大和「……日常生活で使えもしない奇声(ネット用語)を上げる誰かさんに比べれば、大和はまだマトモだと思いますけど、ねえ?」

漣「は?」

大和「おや、どうかしましたか? 大和は別に漣さんのことだなんて一言も口に出していませんけど?」(クスクス

漣「…………超駄級戦艦が」(ペッ

大和「は?」(ピキピキッ

大和「……少し提督に重宝されているからって、図に乗りすぎじゃないですか」(超弩級戦艦の眼光

漣「あ、そーいう苦情は戦闘面以外でご主人様の役に立ってから聞きますのでー」(戦艦クラスの眼光

漣大和「「……………………」」(ズズズズ・・・



提督「…………ぐ、ぅ」(キリキリキリキリッ

神通「て、提督、平気ですか? しっかりしてください、お薬どうぞ」(背中サスサス

提督「すまない、神通君」

金剛「提督ぅ、白湯持ってきたネー」

提督「んぐ……」(ザラザラ

提督「さ、漣君と大和君は何故、喧嘩する時だけこうも関係が悪辣になるのだ……」

神通「そ、それは、えっと……」(目逸らし

金剛『訳:半分はアンタのせいでしょ』(ジト目

提督『訳:知らん、こんな争いは私の管轄外だ……』(蹲り

提督母「とりあえずお母さん的には、アナタのことを考えてくれてる子ならオッケーよ~♪」

提督「楽しむのはやめていただけませんか、母よ……」

提督母「鋼ちゃんはどんな女の子が好みなのかしら~?」

提督「それは…………ふ、二人を止めてきます」(そそくさ

提督母「あら~、逃げられちゃった~♪」

神通「(提督の女の人の好み、聞きたかったです……)」(ショボリ

金剛「(英国時代からまともに聞けたことがないのよね、アイツの好み)」(ムゥ…



<大和ォォォォォォォォッ!!
<漣ィィィィィィィイッ!!


《この後、提督の仲裁で事なきを得た》

今日はここまでで
寝ます

【食事は大事】

《提督実家》広間

<お昼ご飯よ~。お節もいいけどカレーもね、ということでカレーよ~♪
<ヤッター、カレーだぁー!
<私、ご飯大盛り~!
<ウフフ、コロッケとかカツもあるから~、遠慮せずにジャンジャン食べてね~



提督「…………」(チラ…

赤城「…………」(パク…モグ…

提督「………………………………だ、大丈夫かね、赤城君?」

赤城「あ……提督、どうかされましたか?」

提督「い、いや、あまり食事が進んでいないので、口に合わなかったのかと……」

赤城「ウ、ウフフ、そんなことないですよ? 提督のお家のご飯、とても美味しく頂いてます!」(ニコォ…

提督「う、うむ、なら……いいのだが」

提督「(最近、赤城君の食が細くなっている気がするのだが、体調でも悪いのだろうか……)」

提督「(しかし、漣君に聞いたところ特に変わった様子はないとのことだが……)」

提督「(……これは私に原因があるのかもしれん。食欲が減衰するほど、私が側にいるのが不快だ、とか)」(キリキリ…

提督「(確かに思い返してみれば、席が空いていなくて相席した時に限って、赤城君が食事を食べづらそうにしている……)」

提督「(よし、後でしっかり謝って、今後は間違っても相席しないようにしよう)」(キリッ

赤城「あの、提督?」

提督「……む」

赤城「す、すみません、何だかロクでもな…いえ、よくないことを考えておられたみたいなので……」

提督「ソ、ソンナコトハナイゾ?」(カタカタ

赤城「ならいいのですが」(むぅ…

赤城「…………その、提督」

提督「な、何だね?」

赤城「いえ、あの、つかぬことを伺うのですが……ひ、人よりたくさんご飯を食べる女性というのは、やはりみっともない思われますか?」

提督「うぬ……」

赤城「(あああ、私は何を聞いているのでしょうか…?)」(はわわわ…

提督「私がそれほど食べるタチではないので……逆に、食事をたくさん、美味しそうに食べる人は見ていて羨ましいものがある」

赤城「ソ、ソーデスカ」(カチコチ

提督「と、特に赤城君は上品に、かつたくさん美味しそうに食べてくれるからな……気分がよくて、つい見てしまうな」

赤城「」

提督「す、すまない、不愉快だろう、こんなことを言われるのは」

赤城「…………っ、い、いただきます!」(パンッ

提督「赤城君?」

赤城「パクパク……モグモグ……」

提督「(お、おお、赤城君の食べる速度が普段のものに戻った)」

赤城「モキュモキュ……パクパク……」(真っ赤

赤城「(うぅ……美味しい、けど、何だかとっても恥ずかしい……美味しい、恥ずかしい、美味しい恥ずかしい……!)」(半泣き笑い



瑞鶴「あんなこと言われちゃ、食べるしかないですよね」(バクバク

加賀「赤城さん……一航戦の誇り、見せてもらったわ」(モギュモギュ


<……お代わり、いるかね?
<い、いただきます…


《なお、三杯目もそっと出す模様》

「淑やかで、提督の言うことは何でも聞く従順な大和撫子」「戦闘以外でも役に立つ」
→(食事以外)淑やか、提督の言うことに従順、(黒髪ロング、弓使いと絵に描いた)大和撫子、提督に弓道教えてたりする
つまり赤城さんのことですかね大和さん

>>40
提督曰く「上品に食べてる」から食事も淑やかではあるぞ、完璧だな

いや、流石に「造られた」みたいな事実を知れば普通に受け入れるだろ(親権争いは除く)
母親を名乗る敵艦がドヤ顔で一緒に現れたりしたら別だけど

【雪合戦~皆殺し編~】
《提督実家近く》スキー場

提督母「えっと~、冬休みでまったり過ごすのもいいけど、食べて寝てばかりじゃすぐプクプクになっちゃうから~」

一同『う゛……』

提督母「運動も兼ねて、みんなとこれから雪合戦をしたいと思いま~す♪」(ピョンッ

提督「は、母よ、子供のようにはしゃぐのはおやめください……」

提督母「えぇ~、たまにはいいじゃない~」

提督父「そーだそーだ、父さんたちだって、たまには昔みたいにはしゃぎたい時があるんだぞ」

提督「ぬ、ぬう」

提督「すまない、みんな……父と母の思いつきに付き合わせることになってしまった……」

漣「まー、漣たちも食べて遊んでばかりで、勘が鈍りそうとは思ってましたし……ね?」(苦笑い

神通「は、はい。それに、こんな人数で雪合戦するのは、ちょっと楽しそうです」(微笑

文月(@人拓作成中)「ほわぁ~♪」(ぽふん

弥生(@人拓作成中)「とぉ…♪」(ぱふん

球磨(同上)「ヴォー!!」(ぼすっ

多摩(同上)「ニャアー!!」(ばふっ

蒼龍「文月ちゃんと弥生ちゃんも初めての雪遊びで大はしゃぎですし、気にしないでください♪」

木曾「うちの姉二人も野生に帰ってるけど、まあ気にすんな」

大和「遊びとはいえ合戦とついた行事……大和の実力、提督のお父様とお母様に見ていただくチャンスです!」

伊勢「ここらで一つ、伊勢型も見直してもらおっかなぁ」(ペキポキ

衣笠「おっとー、それを言うなら重巡だって!」

陽炎「やぁね、みんなしてテンション上がっちゃって。私たちはほどほどに楽しみましょうね、不知火……不知火?」

不知火(JOJO画)「………………」(ドドドドド・・!

不知火「(司令と雪遊び……司令と雪遊び……!)」



提督『さ、さあ、いくぞ不知火君。見事、私の雪玉を避けてみせたまえ』

不知火『はい、司令!』

提督『ハアッ!!』(速射

不知火『ぬいっ…!?』(顔面ヒット

提督『どうした、ちゃんとこちらに投げ返してきたまえ』

不知火『いきます、司令……!』(ポーイ

提督『なかなかやるな、さすがだぞ不知火君』(ナデナデ

不知火『ありがとうございます、司令』(キリッ



不知火「…………フッ」(キラキラ

陽炎「なに考えてんのか知んないけど、せめて顔も笑いなさいよ……」

北上「うー、さぶさぶ……」

大井「大丈夫ですか、北上さん!? 私たちは休憩所で温かいものでも飲んで休んでましょうね!」

雷「だいじょーぶ、金剛さん?」

金剛(@厚着)「さぶ、寒すぎて無理……hotな紅茶が飲みたいネー……」(カタカタ

提督母「ここでじっとしてたら凍えちゃうし~、そろそろ始めたいんだけど……人数たくさんだから、どうしようかしら~?」

提督父「とりあえず、2チームに分かれようか」

提督父「勝利条件は敵陣の旗を倒すか、敵全員の轟沈。轟沈は頭部、あるいは胴体への雪玉の直撃……ってところか?」

那珂「え~、那珂ちゃん顔はやめてほしいなぁ……」

川内「いーじゃん、楽しそうじゃん♪」

瑞鳳「うーん、これメンバー割りで結構優劣ついちゃうかも」

祥鳳「私たち空母は近距離戦、苦手だしね……」

大鳳「でも、やるからには負けません!」

提督母「ウフフ、みんないい意気込みね~」

提督母「そんなみんなに~、お母さんたちご褒美を用意しちゃいました~」

提督父「勝利チームで一番敵プレイヤーを轟沈した子にはなななんと!」

提督母「『秘湯が楽しめる温泉旅館男女ペア二泊三日宿泊券』をプレゼント~♪」(テケテテーン(四次元ポケット音)

一部艦娘『なん……ですって……』(ざわ…ざわ…

提督「(な、何人かの雰囲気が……変わった……!)」(ゾワゾワ

提督母「ウフフフ、それじゃ~チーム割りやっちゃいましょ~♪」(ウキウキ

提督父「はいはい、くじ引き用意したから一人ずつ引いてってくれたまえ~」(ワクワク


《くじを引く彼女たちの何人かは、まるでAL作戦最終局面を迎えた時のように鬼気迫るものだった・・・提督談》

今日はここまで
本当はチーム割りを募集してみたかったのですが、消費が激しそうなのでくじで決めます
次回雪合戦。ちょこちょこっとやって、オチをつけたいと思います

【性格の不一致】

《鎮守府》執務室

漣「ご主人様~、大本営からお手紙です……」

金剛『訳:なに言ってるの!? 信じられない!』

提督『訳:き、君の方こそ丸でわかっていないではないか……』

金剛『訳:ッッッ、アナタがそんな人だなんて思わなかったわ!!』

提督『訳:っ……こ、これだから君は。感情的にがなり立てるのではなく、もう少し論理的に物事を捉えるべきではないか?』

金剛『訳:なによそれ、私がヒステリー起こしたみたいな言い方しないでよっ!』

提督『訳:そ、そんなことは言っていないだろう。私はただ、もう少し冷静に……』

金剛『訳:もう言ってるも同然でしょ!?』

<ギャーギャー!
<ヤメタマエ、ヤメタマエ……

漣「えっと~……何事?」




漣「……で、結局お二人は何で言い争いされてたので?」

提督「そ、それはだね……」

金剛「……ミルクティーを作る時、紅茶が先か、ミルクが先かについてデス」(ブスッ

提督「ミルクを先に入れれば、タンパク質の熱変性が少なく、口当たりのよいミルクティーができるのだ。これについては、英国の化学の権威である王立化学協会の研究データにもある」

金剛『訳:フン、データがなによ。まずは紅茶そのものの味と香りを楽しんで、そこから自分の好みの量のミルクを入れて紅茶とミルクの風味を味わう……こっちの方が断然、紅茶を美味しく飲めるわ』

提督「い、今はどうすれば美味しいミルクティーができるかの話をしているのだ。そ、そんなに紅茶の味を大事にしたいなら、もうストレートの紅茶だけ飲めばいいのではないか……?」


提督『訳:な、何か間違ったことは言っているかね?』(オド…

金剛『訳:だいたいアナタは軍学校の時からそうよ! 人の揚げ足ばっかりとって、肝心な気持ちはちっっっとも伝えてくれなくて!』

提督『訳:な、何故そういう話になるのだ……!?』

<ギャーギャー!!
<ヤメタ…ヤメタマエ……

漣「……………………」



漣「(なんか犬も喰わないもの見せられてるみたいで、だんだん腹立ってきましたねー♪)」(ピキピキッ


《この後、漣がミルクティーよりもチャイの方が美味しいという話をして、議論はさらにヒートアップした模様》
金剛『訳:……なによ』(キッ

【性格の不一致】

《鎮守府》執務室

漣「ご主人様~、大本営からお手紙です……」

金剛『訳:なに言ってるの!? 信じられない!』

提督『訳:き、君の方こそ丸でわかっていないではないか……』

金剛『訳:ッッッ、アナタがそんな人だなんて思わなかったわ!!』

提督『訳:っ……こ、これだから君は。感情的にがなり立てるのではなく、もう少し論理的に物事を捉えるべきではないか?』

金剛『訳:なによそれ、私がヒステリー起こしたみたいな言い方しないでよっ!』

提督『訳:そ、そんなことは言っていないだろう。私はただ、もう少し冷静に……』

金剛『訳:もう言ってるも同然でしょ!?』

<ギャーギャー!
<ヤメタマエ、ヤメタマエ……

漣「えっと~……何事?」




漣「……で、結局お二人は何で言い争いされてたので?」

提督「そ、それはだね……」

金剛「……ミルクティーを作る時、紅茶が先か、ミルクが先かについてデス」(ブスッ

提督「ミルクを先に入れれば、タンパク質の熱変性が少なく、口当たりのよいミルクティーができるのだ。これについては、英国の化学の権威である王立化学協会の研究データにもある」

金剛『訳:フン、データがなによ。まずは紅茶そのものの味と香りを楽しんで、そこから自分の好みの量のミルクを入れて紅茶とミルクの風味を味わう……こっちの方が断然、紅茶を美味しく飲めるわ』

提督「い、今はどうすれば美味しいミルクティーができるかの話をしているのだ。そ、そんなに紅茶の味を大事にしたいなら、もうストレートの紅茶だけ飲めばいいのではないか……?」

金剛『訳:……なによ』(キッ

提督『訳:な、何か間違ったことは言っているかね?』(オド…

金剛『訳:だいたいアナタは軍学校の時からそうよ! 人の揚げ足ばっかりとって、肝心な気持ちはちっっっとも伝えてくれなくて!』

提督『訳:な、何故そういう話になるのだ……!?』

<ギャーギャー!!
<ヤメタ…ヤメタマエ……

漣「……………………」



漣「(なんか犬も喰わないもの見せられてるみたいで、だんだん腹立ってきましたねー♪)」(ピキピキッ

《この後、漣がミルクティーよりもチャイの方が美味しいという話をして、議論はさらにヒートアップした模様》

貼り付け失敗したのでもう一度
パッと思いついた小ネタ
本編は明日投下予定……たぶん

【厳選なる抽選の結果…】(抜けはないはず)

抽選方法:LPカウンターのコイン


A:漣、大和、蒼龍、赤城、祥鳳、大鳳、伊勢、曙、潮、敷波、雷、那珂、文月、木曾、北上、青葉、衣笠、熊野

B:神通、金剛、加賀、瑞鶴、瑞鳳、不知火、陽炎、朧、満潮、綾波、吹雪、川内、弥生、球磨、多摩、大井、那智、イムヤ


結論:(ランセレの)神様はいる

【雪玉に石を詰めるのはNG】

提督母「……あら~」

提督父「なかなかバランスのいい編成になったな、母さん」

提督「(少し胃が痛くなってきた)」(キリキリ…

提督父「それじゃあ、みんな各陣地に分かれたかな?」

<は~い!
<オッケーよ!
<雪玉の用意はできてるわ!!


漣「あー、よりにもよって大和さんとですかー」

大和「それはこちらの台詞です。大和の足だけは引っ張らないでくださいね?」(超弩級戦艦の眼差し

漣「アンタもね」(本気モード


潮「漣ちゃんたち、すごい気合はいってるね」

曙「そ、そーね……。ま、まあ? 相手がウチのエース連中でも負ける気ないけど!」(ソワソワ

潮「そ、そうだね、私たちだって頑張ればきっと勝てるよね…!」

曙「(別にクソ提督と温泉に行きたいとかじゃなくて、これは、ふ、普段お世話になってる恩返し……そう、恩返しのために宿泊券を手に入れるだけなんだから!)」




金剛「神通とチーム……これは貰ったも同然ネー」

神通「金剛さんが同じチームで、とても頼もしいです。けど……あの、一番は……譲りません」(キッパリ

金剛「Oh、そんな風に言われたら私も本気になっちゃうワ」(ニヤッ


吹雪「漣さんと大和さんが相手だなんて、もう私、轟沈する姿しか見えないよぉ」

朧「……やるだけやってみよ、ね」

川内「そんなんじゃダメだって~、もっと気合いれてこ気合! 夜戦のつもりでやればイケる、イケる!!」

陽炎「ねえ、もしアンタが成績トップになったらどーするの?」

不知火「? もちろん、宿泊券を司令にプレゼントします。そして日頃の疲れを癒していただくのです」(ぬいっ

陽炎「……これで落ち度がなければねえ」(ナデナデ

不知火「???」(キョトン

文月「よぉし、負けないよぉ弥生ちゃん!」

弥生「弥生も…負け、ない」

蒼龍「勝負するのはいいけど、あまりムキになっちゃダメだからねー?」

蒼龍「(とは言っても、私はちょっと本気ださないと、エースの人たちに歯が立たない…かな?)」(二航戦の眼差し


北上「大井っちとは敵同士だね。とりあえず、正々堂々と戦おっか~」

大井「そんな、私には……私にはできないわ! 北上さんを撃つなんて、そんなこと……!!」

北上「大げさだなぁ、大井っちは。……そろそろさ、同じ重雷装巡洋艦としてどっちが強いかハッキリさせよーよ」(ニイッ

大井「北…上さん」

北上「それにさ~、提督と温泉でシッポリっていうのもなかなか楽しそ~じゃん?」

大井「北上さん!?」(ガーンッ

木曾「……盛り上がってんなー」

木曾「(俺も……同じ重雷装巡洋艦なのになぁ)」(グスッ

球磨「泣いちゃ駄目クマー」(ヨシヨシ

多摩「木曾は強い子、我慢するニャ」(ナデナデ


瑞鶴「あっちゃ~、赤城さん向こうのチームですよ」(ヒソヒソ

加賀「そうね……まあ、それならそれで勝たせようはあるわ」(コソコソ

赤城「(どうしよう、加賀さんと瑞鶴がこっち見て内緒話してる……。こ、今度は何を企んでいるの?)」(ビクビク



提督母「ウフフフ~、みんな盛り上がってくれてるみたいでお母さん嬉しい♪」

提督父「本当はお前も参加させたかったんだが、そーすると本気で雪原が赤くなっちゃいそうだったからな~」

提督「お、お望みとあらば、今この場で雪を赤く染めあげましょうか? もちろん、私の血で……」(プルプル

提督父「冗談でもそんな怖いこと言うなよ、お前が言うと笑えん」(ドン引き

提督母「そ、そうよ~」(アセアセ

提督「(あながち冗談でもないのだが。うぷ……少し吐きそうだ)」


<早く始めた~い
<提督のお父さん、合図はやく~

提督父「おっと、そろそろみんな痺れを切らしてきたな」

提督母「試合の終わりが近くなってきたらポイントボーナスも出すから、みんな頑張ってね~」

提督「み、みんな、くれぐれも熱くなり過ぎないように、怪我にだけは気を付けてくれたまえよ……!」

<は~い!!
<ハイ!!

提督父「それでは……雪山演習、開始ィ!!」

【雪合戦(演習)】

<雪山演習、開始ィ!!


(Bチーム陣地)

吹雪「よぉし、私だってやればできるってこと証明するんだから!!」

朧「ソコ、危ないよ」(グイッ

吹雪「わきゃ―――」

<ズドォン!!

吹雪「――――へ?」



(Aチーム陣地)

敷波「よぉし、普通の演習なら勝ち目ないけど遊びの雪合戦なら――」

那珂「おっとぉ、敷波ちゃんこっちに来て~♪」(クイッ

敷波「おわ――――」

<ドゴォ!!

敷波「―――――は?」



漣「ありゃりゃ、外れちゃいましたかー」

大和「大和の雪玉も回避されたみたいです。さすが……敵ながら天晴れです」



金剛「残念、初弾missしちゃいましタ」

神通「向こうのみなさんも本気ということですね……」


漣金剛「「でも、次は当てます(マス)」」(ニヤッ

大和神通「「けど、この勝負……負けるわけにはいきません」」(キリッ



吹雪「」

朧「うん、どこからどう見ても本気だね」

川内「アッチもやる気みたいだし、コッチも負けてらんないね!!」(三水戦の眼差し

敷波「」

那珂「も~、神通ちゃんったら、目の色変えちゃって。これは那珂ちゃんも、ちょ~っと本気ださないと危ないよね~♪」(四水戦の眼差し



吹雪敷波「「(み、みんな本気だァァァァッ!?)」」

大和「いきますよ、みなさん! 勝利をこの手で掴み取るのです!!」

漣「アラララララーイ!!」(突撃

<オオォーーーー!!


神通「神通、突撃します……続いて!!」

金剛「みなサン、逝きますヨ!!」(突撃

<オオォォォッ!!


――――こうして、戦いの火蓋は切って落とされた

北上「ゴメンね、大井っちー……私、撃つよ」

大井「っ、北上さぁぁぁぁぁぁん!!」(ギリッ


木曾「今日、俺は球磨姉と多摩姉を超えていく!」

球磨「……よく言ったクマ」

多摩「でも、まだ……まだ、妹に負けるわけにはいかないニャ!」


祥鳳「危ない、瑞ほ――――アァッ!!」

瑞鳳「しょ、祥鳳姉っ!?」

祥鳳「勝って……ね」(ガクッ

瑞鳳「そ…んな、目……開けてよ? 祥鳳姉……祥鳳姉ぇぇぇぇぇぇぇっ!!」


赤城「どうして……どうしてわざと……!?」

加賀「これで、いいの……。私はただ、あの人の下で働きたいという憧れているだけ……でも、赤城さんは違うでしょ――――ううん…違っちゃったんですよね?」(ニコリ

瑞鶴「ヘ、ヘヘ、こんな時ぐらい……先輩の顔、立て…………な、きゃ――」(パタッ

赤城「加賀さん……瑞鶴……私は、私はどうすれば――――!!」(蹲り



漣「どっせえぇ!!」

金剛「いきますっ、fire!!」

神通「っ……まだ、まだこの神通、沈みません……!」(ヨロ…

大和「くっ……いい加減、沈みなさい……沈めぇ!!!」

蒼龍「(漁夫の利を狙うみたいで申し訳ないけど、これも作戦のうち……ゴメンね、みんな)」(コソッ



提督母「あら~、みんななかなかやるわね~」

提督父「実戦さながらだな。こりゃ、誰が宿泊券をゲットしても不思議じゃないぞ」

提督「な、何故こんなことに……」(オロオロ


文月「待て待てぇ~♪」(ポイポイ

弥生「きゃ…あ♪」(逃げ逃げ


弥生「え…い♪」(ポイポイ

文月「ほわぁ♪」(逃げ逃げ


《必然的に始まった真剣(ガチ)勝負……それを他所に、文月と弥生は初めての雪遊びを心ゆくまで楽しんだ》

※最終的にボーナスポイント(20点)として提督が武力介入して戦いを終結させた(但し、両親の命令で誰かは誘わなければならない模様)

ぶった切りの内容で申し訳ありませんが、今日はここまで
秘湯の温泉ネタは実家ネタ終わったらやる予定です
その時は、筆頭メンバー+数名で書きたいので、何人か募集かけると思います

結局、秘湯のある温泉旅館に提督とお泊り(意味深)する艦娘は誰か
筆頭メンバー(漣、神通、金剛、大和、蒼龍)以外で

↓2
↓3
↓4
↓5

実家ネタが終わったら本気出す(初雪感)

【少し昔の出来事】


漣「は? 最近、ご主人様がいかがわしい場所に入り浸ってる?」

神通「は、はっきりとその現場を見たわけじゃないけど……お仕事が終わった後、人目を避けて街へ出かけるのを何度も見たって、川内姉さんが……」

漣「ふぅむ、お仕事終わったら鳳翔さんのお店か、家に寝に帰るかの二択のご主人様が」

神通「それに……使用目的の不明な資材の消費があるんです」

漣「ウ、ウチのご主人様に限ってそんなことあるはずが――」(資材確認アプリ起動

漣「……majiだよ」(愕然

神通「提督のこと、信じてます……けど、せめて何に資材を使ってるのかだけでも知らないと……」(涙目

漣「です、ね」




夜(提督、執務終了・・・)

提督「……………………」(コソコソ



漣「(動き出しましたねー)」

神通「(お、追いかけましょう、漣さん)」(スススッ

漣「(ほいさっさ~)」(シュタタッ


《鎮守府近郊》繁華街

提督「…………」(コソコソ



神通「(か、歓楽街……お、女の人とお酒を飲んだりするお店がたくさん)」(蒼白

漣「(これは……まさかの『黒』なんですかねー)」

神通「(そ、んな……)」(カタカタ

漣「(ま、まあ、まだ確定したわけじゃないから、もすこし見守りましょう)」

神通「(――――はい)」(ジィ…

漣「(あ、神通さんの目が真剣(マジ)になってる……)」

漣「(……あや、目的の場所に着いたみたいですね)」



提督「…………」(コンコン

女性店員「――いらっしゃい。今日も来てくださったんですね!」

提督「う、うむ」

女性店員「さ、入ってください。とびっきりの商品、仕入れたんですよ♪」(グイグイ

提督「あ、あまり引っ張らないでくれないか……」

<バタンッ



漣「―――――」(ハイライトOFF

神通「………」(ハイライトOFF

漣「……神通さん、もし、ご主人様が中でナニをしてた場合は」(チラ

神通「……ハイ」(コクリ

漣「(漣の知らないとこでコソコソしてると思ったら、ご主人様ぇ……)」

神通「(提督……どうして、私に相談してくださらなかったんですか……。提督のお願いだったら、私は何でも……)」

漣「駆逐艦『漣』…出る!」(ドンッ!

神通「『神通』…行きます!!」(ダッ!



<ドーモ=ご主人様……俳句を読め!!
<提督、酷いです…
<ぬおっ! 漣君、神通君も……な、何故ここに!?



《鎮守府》食堂

那珂「……で、結局のとこ真相は何だったの?」(ココア飲み飲み

漣「えっと~、それはその~」(目逸らし

神通「あ、穴場のパーツショップで、私たちの装備に使えそうな部品を購入されてて……」(俯き

漣「資材の減りについては、夜な夜な、工廠の妖精さんたちと一緒に電探やら艦載機、偵察機の開発をされてたようでー……」(テーブル突っ伏し

那珂「……提督のことになるとさぁ、漣ちゃんも神通ちゃんも判断力落ちるよねー」(ケラケラ

漣「うくく、なんもいえねぇ~…」(真っ赤

神通「だ、だって……」(モジモジ

那珂「アハハ♪」

那珂「(……那珂ちゃん、ホントは知ってたからちょっと罪悪感)」

那珂「(でも、提督もガッカリしてるだろうなー。この間、新しい海域の攻略に進めたお礼がしたい、って張り切ってたし~)」(目逸らし



《鎮守府》工廠

提督「バレてしまった以上、仕方がない。おおっぴらに開発させてもらうとしよう」

妖精A「ひゃあ、もう我慢できねえ開発だ!」

妖精B「油も鋼材もボーキも使いたい放題です」

妖精C「浪費しないとすぐに保有上限まで貯まってしまうからね、仕方ないです」

提督「よし、まずは漣君たち駆逐艦のための電探、その次は神通君たちに渡す偵察機、それが終わったら艦載機の開発だ……まだ空母はいないがな!」(キラキラ

妖精A「作りたいだけですね、わかります」

提督「そ、備えあれば憂いなしだ」

妖精B「ちなみに、空母の着任予定は?」

提督「……よ、予定は未定である」(目逸らし

妖精C「やれやれです」(肩竦め


《この後、無茶苦茶装備を開発した》

【少し昔の出来事】赤城編

《鎮守府》執務室

提督「…………と、というわけで、赤城君、我が鎮守府は君を歓迎する」

赤城「……あ、ありがとうございます」(ひきつり笑い

赤城「(そも、ここに着任を命じられたの四ヶ月も前……なんですけど)」(じと…

提督「え、えー……では、まず鎮守府内を案内したいと思うのだが……さ、漣君、後は任せた」(そそくさ

漣「はい、ストップ。ちゃんとご主人様も同行してくださーい」(ガシッ

提督「は、離してくれたまえ……。まだ仕事が残っているのだ、それに、わた、私が一緒に案内しても意味は……」

漣「却下です♪」

提督「ぬ、ぬうぅ……」

赤城「(……私、やっぱり歓迎されてないのかしら)」

漣「ゴメンなさいね、赤城さん。ウチのご主人様、ちょーっとシャイな人でしてー」

漣「初期艦の漣とー、あと神通さん……ウチの軽巡最古参の人ですけど、そーいった人でないと恥ずかしがっちゃってー……♪」(グギギギ…!!

提督「ぬ……ぐ……後生だから、執務室に戻ら……せてっ……!」(グググ…!!

漣「相っ変わらず…とんでもない馬力してますね……! じゃ、じゃあ赤城さん、まずは漣たちの装備を作ってる工廠から見学します?」

赤城「は、はあ……では、それでお願いします」

赤城「(シャイというより、これはもう人間嫌いのレベルじゃないかしら……)」

赤城「(正規空母も私が初めてという話ですし……これはまともに戦力として扱ってもらえそうにないわね)」(一航戦的思考

赤城「(先に着任している軽空母の艦娘もいるし、九六式艦戦や九九式艦爆が貰えればいい方……)」

赤城「(一航戦としての役目、果たせそうにないわね……)」(唇噛み

提督「やめ…もう戻……た、助けて神通君……!」(キリキリ…

漣「アレレー、どーしてそこで神通さんの名前が出るんですかねー? これじゃ、漣が悪者みたいじゃないですかー、ねえ?」(ピキピキ…


(艦娘+提督移動中・・・)

《鎮守府》工廠

提督「ひゅー……ぜひー……」(赤疲労

漣「あ、そーだ、妖精さんたちから、整備するから使いたい艦載機選んでくださいってお願いされてたのでー、適当にチョイスよろです」(工廠扉ガラー

赤城「適当に、ですか」(ムッ…

赤城「(ある程度覚悟はしてましたけど、きっと使い古された艦載機ばかりなんでしょう…………ね?)」



烈風・・・たくさん
流星改・・いっぱい
彗星一二型甲・・ずらり
彩雲・・・みつしり

赤城「」

妖精A「待ちに待った空母の艦娘さんです」

妖精B「在庫処分セール中なので、好きなもの選んでください」

妖精C「カラーリングの変更もオッケーです」

赤城「在庫……処分?」(チラ

漣「あー、ここにあるの全部、ご主人様と妖精さんが半分趣味でこさえちゃったものなのでー」

漣「装備を持たせる艦娘の追加はしないのに、隙を見せたらす~ぐに開発に走っちゃうので困ってるんですよー、ね?」(ジロリ

提督「……よ、よかれと思って」

赤城「ほ、本当にどれを選んでもいいのですか?」(チラッ

提督「い、いずれ別に謝罪の品は用意する……だから今は、そ、それでどうか手打ちにしてくれたまえ……この通りだ」(深々

赤城「」

漣「あー、まあ慣れたらある程度、普通に話してくれますのでー。全然悪い人ではないので、長い目で見てあげてくださいな♪」

赤城「ハ、ハイ……」

赤城「(もしかして、私……すごい提督の部下になったんじゃ……)」(じー

提督「(あ、ああ、すごく見られている……アレはきっと、『早く震電改とJU87C改を用意しろ、この無能提督』という非難の視線だ……そうだ、きっとそうに違いない)」(目泳ぎ

漣「(あー、こりゃまた2、3日引きこもるパターンですねー)」


《この3週間後、提督と妖精たちは震電改とJU87C改を開発に成功した》

>>139
>ドーモ=ご主人様……俳句を読め!!

「ドーモ、ご主人様。」が正文デスネー
忍殺語において『=』は基本『=サン』といった形でしか使われないので
『俳句』も『ハイク』が正しい形なのです

分からんぞ、もしかしたら提督のフルネームは玖珂・ドーモ・鋼太郎なのかもしれん

>>163
NHKにいそう

【少し昔の出来事】

《鎮守府》艦娘用宿舎
(神通の部屋)

那珂「今日も1日、お疲れ様~♪」

川内「ぶー、夜戦したかったなー、夜戦!」

神通「今日は水雷戦隊の訓練たくさんして、みんな疲れてるし……や、夜間訓練は来週、提督と一緒にするからその時……」

川内「えー、いーじゃん、やーせーんー!!」(ジタバタ

神通「せ、川内姉さん」(アタフタ

那珂「もー、夜になると元気になるんだから、川内ちゃんはー」

那珂「ほらほら、夜戦は無理だけどー、那珂ちゃんイイモノ持ってきたから! これ飲んでお喋りしよーよ♪」

缶チューハイ<おあがりよ!

川内「ちぇー、しょーがない、お酒で我慢するかー」

神通「わ、私、お酒は……」

那珂「大丈夫だよー、神通ちゃん用にアルコール度数のすっごく低いの探してきたから」

那珂「でないと神通ちゃん、すぐに寝ちゃうもんねー」

神通「う……ゴメンね、那珂ちゃん」

那珂「いいって、いいってー」

那珂「(少しでも強いの飲ませると、神通ちゃんすぐに脱いじゃうし……)」(糸目

川内「(神通、お酒入ると悪い意味でキャラ変わるしなー)」(糸目

那珂「とりあえずー、カンパーイ♪」

神通川内「「カンパーイ」」


(川内型、酒宴中・・・)


神通「…………ふぅ」(トロ…ン

那珂「……大丈夫、神通ちゃん?」

川内「ホント、お酒に弱いなー」

神通「ンッ……らいじょうぶ、よ?」(ユラユラ

那珂「アハハ、あんまり大丈夫そうじゃなーいー♪」

川内「こりゃ、もうちょっとしたら寝ちゃうね」(ケラケラ

神通「ウー……」

那珂「……あー、そういえば那珂ちゃん、神通ちゃんに聞きたいことあったんだー」(ニマァ

川内「お、なになに?」

那珂「エッヘッヘ……ねえねえ、神通ちゃん」

神通「んぅ……なんですか?」(クピクピ

那珂「うんとさ、えっとさ、この際だからズバッと聞いちゃうけどー……神通ちゃんって提督のこと好き?」

神通「………………え?」(ポンッ!

川内「わっ、神通が真っ赤になった」

那珂「ありゃー、もしかしてって思ったけどやっぱりー」

神通「え……な、なんでわかったの……じゃなくて、きゅ、急にどうして?」(キョドキョド

那珂「んー、だってさー、ここ最近の神通ちゃん、すぐに提督の話するしー……あとあと、一緒に歩いてる時に提督見つけたら目で追いかけてるしー」

川内「あー、それ私も思った。海域の攻略終わった後、提督に誉めてもらったー、って自慢してくるもんね」

神通「ぁ……ゥ……」(カァァ…

那珂「神通ちゃんってココに着任してどのくらいだっけ?」

川内「えっと、私たちより四ヶ月近く前に着任してるから…………んー、七、八ヶ月?」

神通「…………」(コクリ

那珂「でもー、着任したばっかりの時、提督のこと、ちょっと怖そうな人です、ってお手紙に書いてたよねー」

神通「そ、それは……まだその頃は、提督とちゃんとお喋りしたことなくて……」

神通「提督……私の目も見てくれないし、話しかけても途中でどこかへ行かれるし……きっと疎まれてるんだろうな、って」

那珂「あー……」

川内「さすがコミュ障……神通相手でもそんな感じだったか」

那珂「今だと、数少ないまともに(?)会話できる艦娘だけどねー、神通ちゃん」

神通「で、でも、まだ漣さんみたいに秘書艦として提督のことサポートできないの……後ろから急に話しかけたら気絶されるし、お、お昼ご飯、一緒に食べたりしたこともないし……」(ショボリ

那珂「たいしたことないようで、とんでもない内容の話してる……」

川内「……そういや私、まだ今月、提督と話してないな」

那珂「ま、まあ、提督のコミュ障は脇に置いといてー…………そんな提督のことを、神通ちゃんはどーして好きになったのでしょーか!?」

神通「ふぇ……」

川内「あ、私も聞きたーい♪」

神通「せ、川内姉さんまで……」

那珂「まだまだ夜はこれからだよ~♪ 神通ちゃんと提督の馴れ初め、ズババーンと教えちゃって!」

川内「ヒューヒュー!」

神通「な、馴れ初めって、私、まだ提督とそんな関係じゃ……」(モジモジ

那珂「細かいことはいーから、ささ、話して話して♪」

神通「う、うぅ……」

神通「それじゃあ…………い、一番最初は提督に間宮さんに連れて行ってもらった時のこと、話しますね……?」

<…………それでね、間宮さんに連れて行ってくれたのは、着任したばかりの艦娘と打ち解けたいからだって教えてもらって……

<……私の判断ミスで作戦に失敗したのに、提督はそのこと全然、怒ってなくて……むしろ、君たちが無事でよかったって……

<足を怪我して、部屋で安静にしてた時、お見舞いに来てくださって……それでね、リンゴを剥いてくれて、それがねウサギさんでとても可愛かったんです

<…………話し相手になってくださって、その時、少し恥ずかしそうに笑いかけてくれて、私それを見てドキドキして……

<あの……那珂ちゃん、川内姉さんも私の話、ちゃんと聞いてくれてますか……?

<…………そこから、だんだん提督のこと目で追うようになって、お話してると体が火照ってきちゃうようになって、それで、それでね……

那珂「(あ、これ夜が明けるまで語り尽くすパターンだ……)」

川内「クカー……スピー……」(爆睡

神通「ほんの少しだけ、提督も私に話しかけてくれるようになって嬉しかったの……」(ニコニコテレテレ

那珂「(……でもま、神通ちゃん楽しそうだしいいや)」(妹の鏡


《この後、夜明けまで提督の話を聞き続けた》

今日はここまで
忍殺語や小ネタのミス、申し訳ないです
あと、スレ内での登場は早くても着任にはそこそこ時間が掛かってると脳内保管していただけると感謝です

【少し昔の出来事】

《鎮守府》執務室

漣「ご主人様~? ご主人様~、どーこーでーすーかー?」

<シーーーーーン…

漣「……ったく、まーたですか」

漣「場所は工廠でしょうねー、たぶん。この間の海域攻略作戦失敗してから一月近く、ずっと入り浸ってますし」

漣「(新しく立ち上げた鎮守府の初期艦に推薦されて見事、選ばれた時はktkr!だったけど……蓋を開けてみれば、人の目もロクに見れないコミュ障さんのお世話)」

漣「(近くにいたら、気分悪くなって医務室へー……長時間話をしたら胃薬をー……っとに、困ったちゃんですよ、まったく!)」(プンスカ

漣「……まー、最近は度重なるショック療法のお陰か、それもだいぶマシになってきましたがー」

漣「お仕事自体は、秘書艦なんて必要ないんじゃね、ってくらいキッチリこなしてくれるし、ブラック鎮守府? なにそれ美味しいのってくらい、お休みも休憩もくれるいい人なのですが、もうちょっと……ねえ?」

漣「ぼのぼのみたいな気難しい系の知り合いもいるけど、ここまでコミュ力、酷くはなかった」(ウンウン

漣「つーか、攻略作戦失敗したの、別に装備のせいじゃないし。どう考えても、漣しか艦娘がいないからだし!」

漣「そろそろ、装備作ってる暇あるなら大本営に行って艦娘の一人でも貰ってきてくださいとガツーンと言ってやらにゃー」(腕捲り


《鎮守府》工廠

提督「…………」(アーダコーダ

妖精ズ「…………」(ソーダソーダ

漣「ほら、いた。ちょっと、ご主人様ァ!? 漣、少し物申したいことあるんですけど…………」


提督「お、おお、漣君! ちょうどいいところに!」

漣「は、はい?」(ビクッ

提督「聞いてくれ、妖精君たちのお陰で、先日から取り組んでいた君の船……駆逐艦『漣』に積む新型機関が完成したのだ……!」

妖精A「イイエー、コレハワレワレダケデナク、提督サンガイタカラコソ」

妖精B「提督サンノ熱意ノ勝利」

妖精C「アタラシイモノノ見方、タイヘンオモシロカッタデス」

提督「いや、これは他でもない妖精君たちの尽力あってこそできた代物だ。見てくれたまえ、漣君!」

設計図<ジャンジャジャーン!


漣「は、はあ……?」(チンプンカンプン

提督「いいかね、君たち特型駆逐艦は型番こそ綾波型だが、コンセプトの大本は1等駆逐艦の吹雪クラスにあることは知っているはずだ」

提督「吹雪クラスの特徴とは、従来型より1.6倍も大きいこと、また船首楼を艦橋構造物の後方まで延長したことによる波への抵抗性、艦隊用駆逐艦の定番武装となっているる五〇口径の12.7センチ砲、二回の一斉射撃可能な魚雷発射管、14ノット四五〇〇海里の長い航続力……(以下略」

提督「…………であるからして、総排水量2099トン(小数点切り捨て)の内、機関が占める割合803トンを、性能を向上させつつ20%削減したことで、追加装甲や妖精君印のフィールド発生装置の巨大化をだね……」

漣「え、ええっと???」(クラクラ

提督「む、も、もしやわかりにくかったか?」

漣「わ、わかりにくかったといいますかー……ご主人様があまりに饒舌だったので、ちょっと面食らっちゃいまして……」

提督「…………コホン」

提督「す、す、すまない、新型機関が完成して、これでより安全に漣君が戦えると思って、つい」

漣「あー…………ここのとこずっっと工廠に入り浸ってたのって、もしかしてー」

提督「う、うむ、大破や……ご、轟沈の可能性を少しでも減らしたくて、妖精君たちにお願いして艦の性能アップを……」

漣「(ここで艦娘増やせばいいだけじゃネーノ、ってぶっちゃけるのは反則なんでしょうねえ)」(呆れ

提督「さ、漣く……」<ググゥ……キュグルルル……

漣「」

提督「…………ス、スマナイ」

妖精A「スゴイ腹ノ音」

妖精B「オナカガペコチャンデス?」

妖精C「昨日カラノマズクワズ、シカタナイネ」

漣「プッ、クク……アハハ、なにそれ、アハッ、ハハハハッ!」

提督「む、ぬ、ぬう……」(照れ

漣「ヒヒ……ヒーッ、おっかしいなー、もう。海域の攻略に失敗したから艦の性能アップさせるとか……そこはフツー、艦娘増やすとかでしょーに。ご主人様ってホント、コミュしょ……ブフォww」

提督「い……一般的にはその考え方もなきにしもあらず、だな」(目逸らし

漣「才能の無駄遣いと言いますか……提督、仕事してくださいと言いますか……」(プルプル

漣「はあー……ホンット、世話の焼ける人ですね、ご主人様?」(ニッコリ

提督「さ、漣君には本当に、め、迷惑をかけていると……」(土下座スタンバイ

漣「そーいうとこが世話焼ける、ってんです。ほら、立ってください、ズボン汚れちゃったじゃないですか」(払い払い

提督「すまない……すまない……」(ショボリ

漣「お腹空いてるんですよね? 漣がご飯作ってあげますから、ちょっと休憩にしましょ♪」

提督「あ、いや、私は買い置きのシュークリームを食べるので……。この新型機関の設計図を大本営に送る手続きもしなければならんし……」

漣「前から思ってますけど、ご主人様、甘いもの食べ過ぎです。1日三食五十品目ぅ! ハイ、漣に続いて!」

提督「い、1日三食……五十品目」

<声が小さいっ、も一回!
<ぬ、ぬう……




《鎮守府》食堂

漣「で、ホントのとこ艦娘の追加っていつ頃になるので?」

提督「……ち、鎮守府正面海域を攻略できたら?」

漣「約束ですよ? 破ったら毎日三食、漣の前の席座らせてご飯食べさせますからね?」

提督「ヒィッ!? わ、わかった、約束する、必ず艦娘の追加要員を申請するから、それだけは……!」(ガクブル

漣「(これはこれで少し複雑だな……)」(糸目


<戦力補強するなら、やっぱり戦艦ですかね? それとも重巡? あ、空母ってのもありですねー
<軽巡にしよう(キッパリ
<何故に?
<……軽巡洋艦が好きなのだ、水雷戦隊旗艦として戦う姿、縦長のフォルム、そして、こう……船首の曲線がだね…(キラキラ
<ハイハイ、後で聞きますからご飯食べてくださいなー(苦笑い
<む、りょ、了解した

投下乙です。

……軽巡洋艦が好きなのだ(提督コメント)


大和「………(ハイライトOFF)」

金剛「……解せぬデース(ハイライトOFF)」

【少し昔、そして今】

漣「……とまあ、こんな感じだったかな」

漣「やー、今にして思えばあの辺りからですかねえ、ちゃんとご主人様のこと知ろうと頑張り始めたの」(しみじみ

神通「わ、私、一晩中、提督のお話してたんですね……」(真っ赤

那珂「神通ちゃん、明け方になって電源切れたみたいに寝ちゃったから♪」

赤城「(提督を待ち続けた四ヶ月……アレは、本当に、辛かった)」(遠い目


提督母「…………っ、う…!」(口押さえ

大和「だ、大丈夫ですか、お義母様!? どこか具合が……!?」(オロオロ

提督母「クスン……人が側にいるだけで頭痛に苛まれるようになってたあの子が……こんなに……ま、前向きにコミュニケーションを取ってたなんて……」(感涙

金剛「前……向き……?」

青葉「(なるようになってた……ですか。これは何やら、よからぬ原因があったと見えます)」

提督母「ウフフ、あの子のコミュ障が改善されていく様子を聞けて、お母さん本当に嬉しいわ~」

提督母「それじゃ~、次は誰が思い出話してくれるのかしら~?」

北上「ほーい、そんじゃお次は私と大井っちの番だねー」

大井「な、何で私もなんですか!?」

北上「え? だって、あのクソったれな兵器モドキを持たされそうになった私らを助けた後、やむにやまれず、血ヘド吐きそうな顔で渋々、私の鎮守府に来るかね、って提督が誘ってくれた時の話をするから」

大井「べ、別にわざわざ、人に聞かせるような話じゃないですよぉ♪」

大井「だからお願い考え直して北上さん」(ズズイッ

北上「大井っちー、顔近いってば~♪」


文月「それでねぇ、文月たちの学校でね、みんなに悪いことして人をね、司令官と司令官のお友達がね、ほわぁ! とぉ! ってやっつけてくれたのぉ♪」(身ぶり手振り

弥生「わ…ぁ♪」(拍手

不知火「文月さん、そ、それで続きは!?」(ドキワク

陽炎「子供に混じって目ぇ輝かせてんじゃないわよ……」

川内「あー、数少ない提督がマジ切れした奴か」

那珂「人って本気で殴られたら縦に回転するんだよねー……」

川内「神通が泣きながら腕にすがり付いて、やっと殴るのやめて……怖かったなぁ」



曙「フ、フン、なによ、思い出話の一つや二つ、私だって……」

瑞鳳「懐かしいなぁ。初めて工廠に連れてってもらった時、提督と妖精さんたちと一緒に艦載機の改造して……楽しかった~」


<クマクマニャーニャー
<ざわ…ざわ…

提督母「――――ねえ~、みんな~」


一同『??』(ピタッ

提督母「あの子のこと……よろしくね~?」

漣「……お任せあれ!」

曙「しょ、しょうがないわね……!」

朧「やれるだけやってみる」

潮「が、頑張ります!」

神通「――はい!!」

那珂「提督にはまだまだプロデュースしてもらわなきゃだしね~♪」

川内「夜戦なら任せておいて!!」

金剛「Don't worry.提督のこと、大船に乗せたつもりで任せてネー♪」

大和「必ず提督と一緒に幸せになります、お義母様!」

蒼龍「こういうの、ちょっとむず痒いなぁ♪」

球磨「提督だって、球磨たちのこと頼りにしてるクマー!」

多摩「ニャン♪」

木曾「おうともさ!」

不知火「ご安心ください、司令はこの不知ひ……し、不知火が必ずお守りします!」

陽炎「本当にしまんないわねー、アンタって」

文月「司令官いじめる奴は、文月がやっつけちゃうよぉ」

弥生「弥生も…頑張ります」

雷「雷に任せて! 司令官のこと、ちゃーんと支えちゃうんだから!」

大井「……チッ、言われなくてもやるわよ」

北上「素直じゃないなー、大井っちはー」

大井「……北上さんには言われたくないわ」

瑞鳳「こーやって期待されるのって嬉しいよね」

祥鳳「なんだかんだで、みんな助け合ってここまで来たものね」

赤城「ええ、一航戦の誇りに懸けて!」

加賀「そうね」

瑞鶴「五航戦のことも忘れないでくださいよ!?」

瑞鳳「最近は偵察任務ばっかだけど、瑞鳳たちもね!」

祥鳳「それも立派な役目の一つだから……全力を尽くすわ」

大鳳「あの、私もいますよー?」(オズオズ

吹雪「わ、私たちもー!!」

満潮「拾ってもらった恩ぐらいは返すわ」

敷波「艦娘の恩返し、ってか?」

綾波「ふふ、そういうのもいいかもしれませんね。何か記念になるプレゼントとか……」

青葉「じゃあじゃあ、欲求不満気味の司令官のために青葉、以前司令官を虜にしたマル秘写真集の新作を――!」

衣笠「それはやめなさいって! ガチで解体(物理)されるわよ!?」

熊野「ハ、ハレンチですわ!!」

那智「う、ううむ、彼も男だ、大目に見てやるしかあるまい。こっちは見られて減るものでもなし、こんな体でいいなら力になろう」

伊勢「やだ、この人、漢らしい……」


提督母「ウフフ~……あの子が提督になるって言い出した時は反対したけど、ちゃんと提督できてるみたいで安心したわ~♪」

(縁側)

提督「何の話をしてるのかわからんが、手洗いから戻ったら広間が盛り上がりすぎていた、戻るのが怖い」(チョコン…

家令「坊ちゃま、甘酒をお持ちしましたぞ」

提督「あ、ああ、すまない」(ズズ…

家令「……よい子たちですな」

提督「……そう、だな」(ズズズ…

家令「――――そ、それで坊ちゃま? どの方が坊ちゃまのご本命なのでしょうか……?」(手モミモミ

提督「ブハッ」

提督「ほ、本命と言われても……」

家令「坊ちゃま、爺にだけ、どうか老い先短い爺にだけこっそりとお教えくださいー!!」

提督「ぬ、ぬう……」


《この後、無茶苦茶、各艦娘への好感度を根掘り葉掘り聞かれた》

孤島に建てられた駆逐艦の養成校、提督と他所提督、付き添いの艦娘による調査、提督のマジ切れその他
文月の鎮守府前の話は隙を見て書きたいです

>194
イムヤお願いします。いつもの恰好で雪合戦したためダウン中でも結構です

【それはちょっと先の話】

提督「……それでは、短い間でしたがお世話になりました」

提督母「んもぅ、自分のお家なのにどうしてそんなに他人行儀なのかしら~」

提督「む……申し訳ありません、つい癖で」

家令「坊ちゃま……坊ちゃまぁぁ……また、またのお越しをぉ…ォイオイオイ……!!」

お手伝いA「ほ、ほら、泣き止んでください」

お手伝いB「そんなに泣いたら、坊ちゃまが戻りづらくなって倒れてしまいますよ?」

お手伝いC「さ、体に毒ですからそろそろ中に戻りましょ、ね?」

家令「ズビッ……ぼっぢゃまぁぁぁ……」

提督母「本当にもう帰っちゃうのね~。お爺ちゃんがあんなだし、もう何日か泊まっていけばいいのに~」

提督「い、いくら大本営から休みを頂いているとはいえ、あまり何日も鎮守府を空けるわけにはいきませんので……」

提督母「しょうがないわね~……じゃあ、代わりに~……」(ギュッ

文月「ほわぁ!?」

弥生「きゃ…」

提督母「んふふ~、文月ちゃんと弥生ちゃんは置いてってもらうわね~?」(ダキ~

文月「し、司令官たすけてえ~」(ジタバタ

弥生「置いて…いかれるの嫌……」(アタフタ

提督「む、むう、あまり意地の悪いことをしないでいただきたい……」(回収

文月「う~……えへへ」(ギュ~

弥生「……♪」(ダキ~

提督「…………っ、ぐ」(蒼白

提督母「ウフフ、文月ちゃん、弥生ちゃんまた来てね~」(フリフリ

文月「うん!」(バイバイ!

弥生「お邪魔…しました」(ペコリ


<ご主人様~、お父さんのバスが到着しましたよー

提督「わ、わかった、すぐに向かう」

提督母「あ~、そうそう、忘れてたわ~。ハイ、これ」(紙袋ズイッ

提督「む……?」

提督母「お・み・や・げ♪ 帰りの電車で開けてちょうだい~」

提督「こ、心得ました」

提督母「来年は~、留袖も用意しておくから~」(コソ…

提督「ぬぐ……」(チラッ


???「……??」(キョトン

提督「」(カァァ…

提督母「期待してるわ♪」(ウインク

提督「も、もう行きます……」(スタスタ

<あや? ご主人様、顔赤いですけどどうかしました?
<な、何でもない(シュウシュウ…
<で、でも、体から湯気も……
<そっとしておいてくれたまえ……

提督母「ウフフ、本当に楽し~み~♪」(ルンタッタ

(提督一行移動中・・・)


(駅)

提督父「それじゃ、みんなまた来てくれたまえ」

艦娘一同『ハイ、お世話になりました!』

提督父「帰りの道中、気をつけて」

提督父「……お前も、あまり艦娘の子たちに迷惑かけんようにな」

提督「は……ぜ、善処いたします」

提督父「ん、ではまたな」

<ブロロロロ・・・

提督「…………」

提督「で、ではみんな、鎮守府に帰るとしようか」

<はい!
<了解!
<はーい


(帰路)電車の中

<楽しかったー、また来たいね
<うん! 今度は温泉巡りとかしたいね
<あ、でも私、雪合戦は二度としたくないかも
<お、同じくー


提督「…………」(ガサゴソ

漣「ご主人様、なんですかソレ?」

提督「母が土産だと……電車の中で開けろという話だが、一体……」(ゴソッ


秘湯の温泉宿男女ペア宿泊券(二泊三日)<よっ!


漣「あ」

提督「(……くっ、忘れたフリをしていたのに誤魔化せなかったか!)」

提督「……? まだ何か……」(ゴソッ


ケッコンカッコカリ指輪&書類一式<僕で契約して夫婦になりなよ!


提督「」

母メモ付箋『大切にしてくれる子に渡してあげてね~♪』

提督「…………」(おそるおそる

漣「……」(じー

神通「あ…あの……その……あの……」(モジモジ

金剛「……」(チラ…チラ…

大和「……♪」(満面の笑み

蒼龍「あ、あはは……」(頬カキカキ

提督「(ぐう……)」(顔背け

提督「……ぬ?」

赤城「(ケッコンカッコカリ……あの指輪があれば、今以上に提督のお役に……? いえ、しかし仮とはいえケッコン……単純な戦力増強のためではなく、やはり提督を幸せにできる相応しい相手でないと……)」(モヤモヤ

大井「チッ、ウザいからこっち見てんじゃないわよ……」(プイッ

曙「(べ、別に欲しくなんてないんだから……! あんな指輪、欲しく、なんて)」(ソワソワチラチラ


<温泉旅行にケッコンカッコカリ指輪って、それもうカッコカリじゃなくてガチだよね(ヒソヒソ
<あの提督が誘ってくれるんだしね、私はたぶんオッケーしちゃうなぁ(コソコソ
<大人の階段のぼるしかないよね(ウンウン
<まあ、提督ならちゃんと責任とってくれるだろうし、ね……(チラチラ


じーっ(何かを期待する数人の熱い視線

じじーー(躊躇いがちに顔色を窺う数名の視線

じじじぃーーー(何か起こるかもと見守るたくさんの視線



艦娘一同『………………』(シーーーン

提督「(き……気まずい……)」(キリキリキリキリ

実家ネタ、これにて終了。雪合戦は心残りですが、楽しませていただきました

>>208 投下を終えた後、気づいてどうしたものかと頭を抱えました
が、温泉ネタにて救済?頑張りますのでしばしお待ちいただけると

【おとなしい人が怒ると怖い】

《鎮守府》母港

提督(@散歩中)「(実家から戻ってはや一週間。大本営から頂戴した休みも消費し、今まで通りの生活が戻ってきた……)」(テコテコ

提督「……執務も今日の分は粗方、終了していることだし、間宮君の店に行くとしよう」(キラキラ


喫茶《間宮》

提督「お、お邪魔してもいいかね?」

間宮「あら、提督さん、いらっしゃいませ!」

羽黒「い、いらっしゃいませぇ」

伊良湖「いらっしゃいませ、提督さん!」

羽黒「こちらのお席へどうぞ。あ、メ、メニューになります、ごめんなさいっ」(ペコペコ

提督「い、いや、こちらこそ申し訳ない、毎日毎日……」(ペコリ

間宮「そんなの気にしなくていいんですよ? 毎日来ていただいて、こっちは大助かりなんですから!」

伊良湖「そうですよ~」

提督「む、むう……」

間宮「提督さん、ご注文は何になさいます? 実はですね、今日の間宮特製ケー………」

提督「きょ、今日は表の看板にあった『伊良湖印の抹茶白玉クリームあんみつ』をお願いしようかな」(キッパリ

間宮「っとと……伊良湖ちゃん特製抹茶白玉クリームあんみつですね、了解しました!」

伊良湖「すぐに用意しますね♪」

羽黒「お、お茶お待たせしましたぁ……!」

間宮「(まあ、新作ケーキは次にお勧めすればいいですしね)」(ニコニコ


(次の日)

提督「……お、お邪魔する」

羽黒「メ、メニューでーす」

間宮「いらっしゃいませ! 本日のオススメはー…………」

提督「そ、そうだな、実は昨日、抹茶白玉クリームあんみつとどちらにするか迷った伊良湖君の『冬の和菓子三点セット』を頼みたい」(スパッ

間宮「あ、あー…………伊良湖ちゃーん! 提督さんに冬の和菓子三点セットお一つ、お願いしまーす!」

<は~い♪

間宮「(冬限定の商品だし、当然、提督さんも気になるわよね、私も気になるもの、うん!)」(ニコニコ


(また次の日)

提督「…………」(カランコローン

漣「エッヘッヘ、久しぶりですね~、ご主人様と間宮さんに入るの!」(キラキラ

間宮「提督さん、漣さん、いらっしゃい!」

羽黒「お、お冷やどうぞで~す」

間宮「(よぅし、今日こそ提督さんに新商品を……!)」

漣「お? 見てくださいご主人様、伊良湖さん特製の苺大福ですって!」

提督「むっ……しかも、これは白のこし餡を使用したものだ。苺大福というと基本、通常のつぶ餡が使われるが、関西の老舗和菓子店などでは羽二重餅のような薄く柔らかい餅で苺と白餡を包んだ小ぶりな苺大福がだね……」(キラキラ

漣「すみませーん、ご主人様に伊良湖さん特製の苺大福とお茶のセット一つおなしゃーす!!」

羽黒「よ、喜んで~!」

間宮「(……さ、漣さんが先に注文しちゃったもの、仕方ないわよね)」(ニコニコ

(さらに次の日)

間宮「(鎮守府のポストにオススメ新メニューのチラシ入れたし、今日こそは……!!)」

提督「…………」(カララ~ン

間宮「あ、提督さん、お待ちしてました!」(パァァッ…!

提督「こ、このチラシにある、数量限定黒蜜きな粉アイス・わらび餅と餡子添えはまだあるかね……?」(ワクワク

伊良湖「あっ、提督さん、いつもご贔屓、ありがとうございます! えへへ、今日のそれは結構、自信作なんですよ~?」

提督「そ、そうか、それは非常に楽しみだ」(キラキラ

間宮「……ふ~ん」

間宮「(また……伊良湖ちゃんのお菓子、ですか)」(ニコニコ

………………プッチン♪


(さらにさらにィ~!次の日)

提督「…………ゴクリ」

間宮「どうかされましたか、提督さん? ご注文、どうぞ♪」(ニッコニッコ

提督「う、う…む」(ペラッ


(メニュー)

・温泉あんみつ
・精魂しらたま
・魚骨あられ
・根性焼き
・カレーチョコサンデー
・心技体ぞうに


提督「…………」(チラリ…

間宮(黒)「どれも美味しい自信作、です♪」(小首傾げ

提督「そ、それは楽しみだ」(震え声

<で、では、この精魂しらたまをほうじ茶のセットで
<は~い♪


羽黒「(は、はわわわ、店長がすごく怒ってますぅ!?)」

伊良湖「(う~ん、というより、あれはへそ曲げて拗ねちゃってる?)」

羽黒「(ど、どうしてでしょうか?)」

伊良湖「(わかんないですよ……)」



間宮「(フンだ、提督さんが悪いんですよ~、ベーだっ!)」(プンスカ


《ちなみに、商品名が奇抜だっただけで、提督は確かな満足(キラ3重)した模様》

【もう何も怖くない】

《艦娘用宿舎》漣の部屋


提督「お、お邪魔する」

漣「はいはーい、もうみんな集まってるのでー、どうぞ入ってください。今、お茶用意しますね!」

提督「で、では、これを茶請けに……」

漣「あー、間宮さんとこのクッキーですか、どもどーもです♪」

提督「う、うむ」

朧「待ってた…曙が」

曙「か、勝手なこと言わないでよ!?」

潮「あ、曙ちゃん、落ち着いて」

提督「……お、遅くなってすまない」(ペコリ

曙「うぐ、別にクソ提督が謝る必要ないでしょ……」(プイッ

曙「と、とにかく……座んなさいよ」(アケアケ

提督「ぬ……わかった」(スワリスワリ

曙「……」(チラッ

曙「(え、えへ……)」(モジモジ

朧「(さりげなく自分の隣を空けていく)」

潮「(曙ちゃん、かわいい……)」

漣「ほーい、お茶が入りましたよー! 野郎共、心の準備はいいかー!?」

漣「これより授業(艦これドラマ鑑賞会)を始めまーす!」(ドンッ

提督「う、うむ」

朧「おー」

曙「(3期まだかしら……)」

潮「あ、お菓子配るの手伝うよ」

曙「ていうか、何でアニメ見るのに気合いれなきゃなんないのよ」

漣「バッカ、曙! いつ、漣たちにも吹雪さんや神通さんたちみたいに、ドラマの出演オファーが来るかわかんないんですよ?」

漣「みんなで録画しといたのを視聴して、いいとこ悪いとこを挙げて、いざ出演した時どんな風に立ち回ればいいかを研究しとかなきゃ、ね!」


曙「うぐ……そ、そりゃまあ、確かにそうかもしんないけど……」

朧「一理ある」

潮「わ、私たちもドラマ、出られるのかなぁ」

提督「(立ち回りか……神通君にも聞かれたな。ちゃんと役を演じられていたか、吹雪君の訓練はあれでよかったのか、厳しすぎはしなかったか……など)」

提督「(少くとも私には何ら問題が見当たらなかったが……やはり、実際に演じた側からすると不安なのだろう)」(※見当違い

漣「とーにーかーく、ドラマを見ないことには始まりません。てなわけで、ポチッとな」


(提督&第七駆逐隊、ドラマ視聴中・・・)

漣「え、ちょ?」

朧「フラグ……」

曙「な、なんか……ヤな予感がするんだけど」

潮「だ、大丈夫……きっと大丈夫だよ」

提督(@正座)「…………」(じーーー



漣「……っ、あぁぁぁ!?」(絶望

朧「起きてしまった……三話の理」(天井見上げ

曙「う、嘘でしょ……」(愕然

潮「ま、まだ、まだわからないよ。次のお話でベッドの上で眠ってる、とか……」

潮「ですよね、提督」

提督「」(シーーーーン

潮「て、提督……?」

曙「ちょっと、聞いてんの?」(肩ポン

提督「」(グラ…

<ドサッ

曙「」

朧「せ、正座したまま……」

漣「あー……あまりの出来事に、頭の処理が追っつかなくなったんですねー」

朧「私たちも正直、混乱してるし仕方ない」

曙「コレ、もしウチの所属してる艦娘だったら洒落になってなかったわね」

朧「ああ、神通さんとか球磨さんとか……」

潮「あ、赤城さんとか……」

漣「まさかのミッドウェー再現……コロンバンガラ島沖海戦……」(ゴクリッ


提督「ウ…ウァァアアア……」(カタカタカタカタ…

提督「すまない、すまない…すまないすまないすまないすまないすまないすまない」

漣「ヤバッ!? ご主人様、イメージ映像止めて、止めて!!」

提督「やはり、私は屑だ……。着任したばかりの吹雪君を実戦に出し……挙げ句に……」(ブツブツブツブツ

曙「な、なに言ってんのよ!? ドラマの提督はアンタじゃないんだから、しっかりしなさいクソ提督!!」

朧「ちょっと私、医務室でお薬貰ってくる」

潮「わ、私、お水もって来るね……!」



《この日以降、提督の艦これドラマ視聴には漣たちの検閲が入るようになった》

確かに、まだ視聴されていない方への配慮が足りませんでした
申し訳ありません。次以降、同様のネタをやる場合はアニメネタバレ注意など前置きさせていただきます

帰宅
アニメネタでご迷惑をおかけしたようで申し訳ありません
寝る前にネタ二つほど書ければ投下する予定なので気長にお待ちください

【艦娘たちとコミュニケーション】赤城編

《鎮守府》執務室


提督「……ふむ、こんなところか」(チラッ

時計<フタマルマルマル……飯食って風呂入って寝ろ!

赤城(当日秘書艦)「お疲れ様でした。お茶です、どうぞ」

赤城「……残念ながらお茶請けはありませんけど♪」(クスクス

提督「あ、ああ、ありがとう」(ズズ…

赤城「…………」(じー

提督「な、なにかな?」(汗ダラダラ

赤城「!? い、いえ、何でもありません、失礼しました」

提督「…………」

赤城「…………」(チラッチラッ

提督「(ま、間が持たない……何か、何か話題を振らなくては……)」


漣『ご主人様もだいぶコミュ障改善されてきた感じですしー、そろそろ漣や神通さん以外の古参メンバーともコミュニケーション取るべきです、はい』

提督『こ、古参メンバーとは?』

漣『――――やだなぁ、大和さん以前に着任した艦娘に決まってるじゃないですか、ご主人様♪』(目見開き



提督「(……正直、満面の笑みで答えた漣君は恐かった)」

提督「あ、あー……赤城君は明日、休日だったかな?」

赤城「私ですか? はい、秘書艦の任務も今日までで、明日は一日非番を頂いていますが……」

提督「そうか」

赤城「はい」

提督「……で、では、何か用事があったりするのかね?」

赤城「いえ、特には。いつも通り弓の鍛錬をして、あとは本でも読んで過ごすんじゃ――」

提督「も、もしよければなのだが、明日の外出に付き合ってくれないか?」

赤城「」

《艦娘用宿舎》赤城の部屋

赤城「美味しいと評判のスイーツバイキングを教えてもらったから、と提督は仰っていましたが……」

赤城「提督が甘い物を好まれるのは知っているけど……こ、これって、デ……デ……っ、何を考えてるの、私の馬鹿!」(ブンブン

赤城「(きっと、漣さん辺りに昔からいるメンバーとぐらい、もっと親交を深めるべきです……なんて言われただけ、そうです、きっとそう!)」(※正解

赤城「…………」(チラッ


姿見<鏡よ鏡、世界で一番優秀な空母はど~れ?


赤城「(で、でも、スイーツ食べ放題に行くだけとはいえ、適当な服を着ていったら提督に恥をかかせてしまいますよね……?)」

赤城「こっち……それともこれ、かしら……?」(ムムム…



加賀「(赤城さん、とっても楽しそう……)」(じー

瑞鶴「(本人は笑ってること気づいてなさそうですけどねー)」(じじー



(翌日)

赤城(アイボリーブルゾン・グレー系シャツ・カーキ色マキシスカート)「…………」(石化

北上「おー、赤城さん気合はいってんねー……ちぃーっす」

提督「今日行くところは北上君に教えてもらった店でな。バイキングは二人一組、男が入店するには女性同伴でなければ不可というハードルの高い店なのだが、君たちが一緒なら私でもギリギリ、耐えられそうだよ……」(キラキラ

赤城「――――」

<ポン

赤城「……?」(ノロ…

大井「…………」(首フリフリ

赤城「…………」(ガックリ

北上「メンバーも揃ったし、そろそろ出発しよっかー」

提督「ああ!」

赤城「(私、なんでこんなに落ち込んでるのかしら……。昨日も、夜遅くまで服を選んだり……浮ついてるわ)」(羞恥

大井「(かわいそうに……)」(棚上げ


《この後、提督と北上の親密な甘味交換や甘味談義で正体不明のダメージはさらに増加した》

【だって潜水艦だもの】
(提督実家から帰還した次の日)
《艦娘用宿舎》イムヤの部屋


イムヤ「う゛ぅー……ケホッ、ゴホ…!」

PiPiPi・・

体温計<38.4℃

イムヤ「昨日からダルいなぁって思ってたけど、やっぱり風邪だったぁ……」(グテ~

イムヤ「どー考えても原因ってアレだよねぇ……」



(イムヤ回想中・・・)


(雪山)

<雪山演習、開始ィ!!


漣「どっせぇい!!」(剛速球


吹雪「(クッ、すごい気迫……でも所詮は雪玉! 腕でガードして、返しの雪玉を――)」

川内「よけろ吹雪ぃッ!!」

吹雪「え……」

雪玉<私はただの雪玉ではない(腹パン


ドゴォッ…!!


吹雪「ゴフっ!?」(ガクッ

満潮「ふ、吹雪ぃぃぃーっ!?」

川内「雪玉だと思って見極めをさぼるからだよ……」

那珂「みんな~! コレ、もうぶっちゃけ雪玉使ったいつもの演習だから、全力で頑張らないと吹雪ちゃんみたいになっちゃうから、気をつけてね~♪」



大和「てぇっ!!」(超速球

神通「よく…狙って!!」(本気投げ!

金剛「fire!!」(全力投げ!!


<――――う、うわあぁぁぁぁぁぁっ!?(逃走開始



イムヤ「(悪夢だったな、アレは……)」


漣『おりゃー!』

金剛『当たらないネー!』(miss!

イムヤ『ぷぎゃ!?』

イムヤ『イタタ……ちょっと離れてよ……』(ヨタヨタ


神通『神通、いきます!!』

大和『っ……この威力、相手にとって不足なしです!!』(手で弾き

イムヤ『がっはぁ!?』(流れ弾被弾

イムヤ『こ、この威力=提督さんLOVE度って考えると、漣さんと神通さんの本気度がうかがえる……』(ヨロヨロ

川内『夜戦じゃないのが残念だけど、とにかく投げろ、投げろぉ!!』

那珂『那珂ちゃん、オンステージ♪』

満潮『吹雪の弔い合戦よ……!』

敷波『沈んではいないけどな』

綾波『駆逐艦だからって負けるわけにはいきません!』

球磨『受けて立つクマー!!』

多摩『まだまだ、駆逐艦のひよっこには後れを取らないニャ』

木曾『いいぞォ! もっと投げてこい、こっちも負けねえからな!!』


<ポイポイッ! ポポポイポイ!!


大和『っと、やりますね駆逐艦のみなさんも』(回避

金剛『だが、しかし、まるで全然! 私に当てるには程遠いネー!!』

瑞鳳『瑞鳳もいっちゃうからね!』

祥鳳『全機発艦……じゃなくて、全弾投げます!!』


<ポイポイッ! ポポポイポイ!!

イムヤ『ふべっ!? ガハッ……ゲハァーッ!!?』(Hit Hit Hit!!

イムヤ『こ、こうなったら雪の中に潜水――――モギャン!?』(バタンッ


伊勢『あ、いけない、外れた雪玉がイムヤに直撃しちゃったよ……』

イムヤ『な、なんで私ばっかり――――ガクッ』



イムヤ「駆逐艦と軽巡と軽空母、そんでもって航空戦艦の雪玉ばっかり当たったところに悪意を感じる……」(カタカタ

イムヤ「しかも、最後は提督が武力介入してみんなにまんべんなく雪玉当ててくれたし……そりゃ風邪もひくってもんよね」

イムヤ「運よく今日は非番だし、一日ゆっくり眠って風邪を治すか」(ゴロン

イムヤ「…………ソシャゲのインだけやっとこうかな」


<メールだよ♪(アニメ声)


イムヤ「ん? 誰だろ――――」


八雲教官『雪山での動き見てたけど、少し鈍りすぎじゃないかしら? もし、あの様で風邪までひいてたら、もう一回、私と一緒に訓練するからね♪』

イムヤ「」

イムヤ「(ぜ……絶対に今日中に風邪を治さなきゃ!!)」


《この後、インフルエンザと判明し、一週間の謹慎を言い渡された》


【提督がアニメ鎮守府に着任したそうです】

失敗した次の投下ネタのタイトルまで投下してる…

【提督がアニメ鎮守府に着任したそうです】

P「一回だけ、一回だけでいいですから! 監督がどうしても、提督さんがドラマの提督だったバージョンも撮らせてくださいって、ね!?」

提督「ぬ、うぬ」

漣「漣が秘書艦じゃないことに断固抗議します!」

P「そ、そこはまあ、ドラマだから……頼みますよぉ~」

提督「むう……」


<ドラマ出演中のモバPに負けるわけにはいかないんですよ、キャラのインパクトで~!

<P、Pさんには、ウチの那珂君のアイドル活動などでお世話になっているからな……私で役に立てるのなら…

<さすが提督さん! そこに痺れる! 憧れるぅ!!




吹雪「――はじめまして、吹雪です。よろしくお願いいたします、司令官!!」(敬礼


 し~~~~~ん・・・


吹雪「あ、あれ?」

長門(秘書艦)「あー……いや、気にするな、提督はいま外出中でな」

吹雪「そうなんですか? じゃあ、挨拶は後にして、私は先に荷物を部屋に置いてきますね」

長門「あ、ああ」



長門「何で駆逐艦相手に隠れてるんだ、提督……」

提督(執務机下)「す、すまない、初めて会う艦娘なので、つい……」

長門「いい加減、慣れてくれないか?」(頭痛

吹雪「え? 出撃できないんですか?」

神通「『まだ着任したばかりの艦娘を実戦投入するわけにはいかない。出撃は十分な練度を積んでからだ』、とのことです」

吹雪「えぇー……」

神通「吹雪さんの指導は、提督から直々に『お願いされた』この神通が行います。少しでも早く、実戦で戦えるように頑張りましょうね!」(ニッコリ

吹雪「(艦隊の旗艦として以上に気合が入ってるよーな)」

神通「じゃあ、まずは海上での射撃訓練ですね。波で揺れるから、砲塔の角度に気をつけてくださいね」(キラキラ

那珂「神通ちゃん、提督に新人さんの教育任されてはりきっちゃってるから……頑張って」

川内「火が点いたら神通、私でも止められないから……ゴメン」

吹雪「……は、はーい」


<ぜは……ぜー……も、もう無理……

<ハァ……ハァ……! わ、私も一緒に頑張るから……もう少しだけ、頑張りましょう……ね?(必死の哀願

<――――ガンバリマス

<ありがとう、吹雪ちゃん(パアァァァッ!

<(と、止められないってこういう意味か……!!)




提督「なに? W島攻略作戦?」

長門「ああ、吹雪の練度もかなり上がってきたし、そろそろ海域の奪還に向かわせるのもありではないかと」

提督「……ふむ。今、吹雪君の練度はいくつだ?」

長門「――――99だ。誰かさんが練度が低いと、演習を続けさせたからな」(ジト目

提督「それだけあれば十分か。改二の改修も済んでいるし、これなら実戦投入も可能だろう」

提督「では三日後、神通君を旗艦にしてW島攻略に向かわせる。編成は神通君、吹雪君、睦月君、金剛、加賀君、赤城君……支援艦隊に霧島君、比叡君、如月君、弥生君、雷君、電君でいこう」

長門「ほ、本気か?」

提督「やるならばやる……中途半端な編成や支援が彼女たちを窮地に追い込むのだ」

提督「彼女たちを誰一人として欠けさせはしない。鎮守府の資材を限度いっぱいまで使用して彼女たちをサポートする。それが提督としての私の役目だ!」(キリッ

長門「…………」(チラッ




ドラマ監督「…………」(サムズアップ




長門「提督(と監督)がそういうのなら、こちらとしては問題ない。全力出撃するよう艦娘たちに伝えておこう」

提督「お、お願いする」


<ところで、いつになったら提督はみんなの前に姿を現すのだ? 軽巡や戦艦、空母組くらいだろう、提督の素顔を見たことあるのは

<わ、私の顔なんか見ても何の面白みもないぞ。むしろ、みんなの士気を下げてしまう……

<そんなことはない。駆逐艦の間では、提督がどんな顔をしているか賭けにすらなっているのだからな! 怖がることはない、私と一緒に食堂にでも出かけようじゃないか!!

<む……むぅりぃ~……!



提督「な、なに? 艤装の反応が悪い? どれ、見せてみたまえ」

弥生「あ、ありがとう…ございます」

提督「何も礼を言われるようなことはしていない。君たちが常に全力を出せるよう、尽力するのが私の役目なのだから」(カチャカチャカチャカチャ

弥生「~♪」

神通「(つ、次は私の番…です)」(ワクワクソワソワ

川内「提督直々にメンテナンスってありがたいよね~。これやってもらうと、すっごく艤装が軽くなるんだ~♪」

那珂「妖精さんたちだけじゃ手が回らないっていうのもあるけどねー」

提督「……無理はしていないかね? もし、何か気になることや辛いことがあるのなら、必ず、絶対に私に話してくれたまえ……」(カチャカチャ

神通「は……はい…」(モジ…

提督「頼むから、轟沈だけは避けてくれたまえよ。負けてもいい、必ず、誰一人欠けることなく鎮守府に戻ってきてくれ」(ギュ…

神通「ぁ……て、提督……」(照れ


<私の番まだ~?
<後がつかえてるんだけどー!

P「……慎重&慎重で攻略も安定のS勝利で話に盛り上がりがないですね」

監督「もうコレ、艦娘の日常エピだけでいいんじゃね?」

P「ま、まあ、そうですね」


《結果、良くも悪くも無難で山も谷もない当たり障りのない日常系番組になった》

【廊下あるある】

《鎮守府》廊下

<バッタリ

提督「ぬ……」(ピタッ

熊野「ヒッ……」(ビクッ

提督「や、やあ、熊野君」

熊野「ご、ごきげんよう、提督」

提督「……」(ゴクリッ

熊野「……」(ジリ…

提督「(右にかわして通り抜けよう)」(スッ

熊野「(こ、ここは左に避けて通り抜けますわ)」(スッ

提督「うぬ」(ディフェンス

熊野「!?」(ディフェンス

提督「す、すまない」(左ステップ

熊野「も、申し訳ありません」(右ステップ

提督「くっ……!」(ディーフェンス

熊野「なあっ……!」(ディーフェンス

提督「(お、落ち着け、ここで慌ててはいけない。今度こそ脇を通り抜けて向こうへ行く……!)」

熊野「(まままだ、まだ慌てる時間ではありませんわ! 次こそ提督をかわしてあちら側へ……!)」

提督「(右、左ときて……次は右、と見せかけて左へ動くっ!)」(ザッ

熊野「(左、右……左に動くと見せかけて、裏をかいて次も右ですわ!)」(ババッ

提督「ぬう……!?」(ブロック!

熊野「ひゃあっ!?」(ブロック!

<こ、こうなったら力尽くで……(ババッ
<と、とぉぉ↑おう↓(ズザッ


<バッ、バババッ! シュバッ!!(スターンスターン
<キュキュッ! ザッ、シュザザッ!(ステップ&ターン!

<ま、また防がれただと……!?
<も……もぉぉ↑おう↓!!


那智「……何をやってるんだ、奴らは」(呆れ

青葉「接触を避けるために本気なせいで、お互い無意識に動きを先読みして潰しちゃってますねえ♪」(パシャパシャ

那智「もう動きがジャッキーじみてるぞ……」


《3分後、埒があかなくなって二人して逆方向に駆け出した模様》

【闇に棲みつくもの】

《鎮守府》工廠裏コース


瑞鳳「いっくわよ~。コレが瑞鳳が新しく手に入れた力なんだから!」

瑞鳳「リミッター解放レベル10、メイン・バスブースター・コントロール…オールクリア! 無限の力、今ここに解き放ち、次元の彼方へ突き進め! GO!アクセルシンクロ! カモン、TG-ブレード・ガンナー!」

提督「アクセル……シンクロ」

瑞鳳「バトル! ブレード・ガンナーで電池メン―業務用を攻撃!」

提督「っ、トラップ発動! デモンズ・チェーン!」

瑞鳳「甘い、ぜんっぜん甘い! ブレード・ガンナーの効果発動! 手札を1枚墓地に送って自身を対象にした効果を無効!」

瑞鳳「いっけぇ! シュート・ブレード!」

提督「ぐ……」(LP700→0

瑞鳳「ウッフッフ~、これで瑞鳳の三連勝~♪」

提督「ああ、完敗だ」

瑞鳳「んー……提督ぅ、電池メンもいいけどさ、そろそろ銀河眼使いに戻らない?」

瑞鳳「やっぱり提督は銀河眼と戦ってる方が似合ってるし!」

提督「そ、そう…だな」

妖精A「(瑞鳳さん完璧、この間のこと忘れてるです……)」

妖精B「(旧神の呪縛を打ち砕くのに、提督さんの銀河眼シリーズがみんな力を使い果たしたです)」

妖精C「(傷口に塩を塗り込んでいくスタイル。提督さん、おいたわしや)」

《鎮守府》食堂

神通「あ、あの、前に提督とお買い物に行った時のアドバイス通り、当たったカードで構築を変えてみました」

神通「あっ、も、もちろん、提督から頂いたアテナは一番大切なカードにして、ちゃんと入れてます……!」

提督「そ、そうか。……私でいいなら相手になろう」

神通「あ、ありがとうございます」(パァァ…



神通「幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトの効果を使います。手札から光属性、天使族モンスター……光神テテュスを特殊召喚します。アテナの効果を使います。提督のライフに600のダメージ。さらにアテナの効果を発動します。場の光神テテュスを墓地へ送って、墓地の幻奏の音女エレジーを特殊召喚……アテナ効果でもう一度、提督に600のダメージ、です」

提督「……ありがとうございました」(LP400→0

神通「あ、ありがとうございました」

提督「ずいぶんと驚かされたが、やはり神通君はアテナと相性がよかったようだ」

神通「提督が親切に教えてくださったからです」

提督「そう言ってもらえると、私も君にカードを渡した甲斐があるというものだよ」

提督「(誕生日プレゼントにカードはないだろう、と那珂君や川内君に叱られたがな)」

提督「(そういえば、誕生日のお祝いやり直しを命じられたのをうやむやにしているが……どうしたものか)」(ムムム…

神通「あの、提督……」

提督「む、な、なんだね?」

神通「その、もしかすると、気を悪くされるかもしれないけど……提督が前に使われていた、綺麗な光る竜のデッキはどうされたんですか?」

提督「…………」(俯き

神通「て、提督?」

提督「……構築をやり直しているところでな。近いうち、私の全力で相手させてもらうよ」(ニコ…

神通「(提督……何だかすごく落ち込まれています)」(ハラハラ…


文月「いっけぇ、ナチュル・ガイアストライオで充電池メンに攻撃ぃ~!」

提督「……ありがとうございました」(LP1400→0

文月「ほわぁ、勝ったぁ♪」

提督「……とてもいい回し方だった」(ナデナデ

文月「えへへ~♪」


弥生「回転操車の効果で…デッキからトロッコロッコを特殊…召喚。この効果で特殊召喚したモンスターは…レベル10になります」

弥生「レベル10、2体でオーバーレイ……ランク10 グスタフマックス。オーバーレイユニットを1つ使って、司令官に2000のバーンダメージ…です」

提督「……参った」(LP1900→0

弥生「勝て…た♪」

提督「(だんだん、列車ブンボーグから列車デッキに変わりつつあるな)」


《鎮守府》工廠

提督「しかし、勝てなくなった」(ショボリ

提督「(……銀河眼の復活はまだなのだろうか)」

色褪せたカード<ごめんなさいね、私たちがこんな状態なばかりに……

提督「それに、みんなも強くなった……。仮に銀河眼たちが復活しても、これまでの構築では勝ち目は薄いだろう」

提督「……私はどうすればいいのだ」

玩具修理者「お困りのようだねぇ」

提督「!?」(飛び退き

玩具修理者「ああ、ああ、あまり警戒しないでくれ。今日はただのしがない玩具修理者として来たんだから」(クツクツ…

玩具修理者「この間、君のエースたちには悪いことをしたからねー。ちょっとしたお詫びをしに来たんだよ」

玩具修理者「……はい、コレでオッケー」(指パッチン

きらびやかなカード<最高にhighって奴だァッ!!

提督「(ぎ、銀河眼たちが復活した……だと)」

玩具修理者「あとコレね、こっちは余計なお節介」

玩具修理者「君ならきっと、面白いものを見せてくれると思うから、遠慮なく受け取りたまえ」

白紙のカード<力が欲しいか……ならば我を継承せよ……


提督「(白紙のカードが……)」

提督「No.95……ダークマター……」

玩具修理者「おめでとう、ソレが君の心に棲みついてる、真に求めている願望だ」

提督「これが私の……本当の願望」

提督「全部……全部なくなってしまえばいい……消え去ってしまえばいいのだ……君たちも、私も……!」

提督「オーバーレイ・ネットワークを再構築! 現れろNo.95…ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン……!!」

瑞鳳「そんな、銀河眼があんな醜い姿に……」

神通「なんて……禍々しい。しっかりしてください、目を覚まして……提督!」

提督「……召喚成功時、効果発動! 私のデッキからドラゴン族を3種類、墓地へ送る。そして……相手のデッキからモンスターを3枚除害する」

瑞鳳「な、なんですって!?」

提督「私はデッキからエクリプス・ワイバーン、ブラスター、銀河眼の光子竜を落とす。エクリプス・ワイバーンの効果でデッキからレダメを除害……さあ、そちらもデッキから3枚モンスターを除害したまえ」

神通「く……」

提督「まだ終わらんよ。私は手札から銀河眼の雲篭を召喚……効果で墓地へ送った銀河眼の時空竜を蘇生」

瑞鳳「こ、この流れってまさか……!?」

提督「雲篭の効果発動! 墓地の雲篭を時空竜のオーバーレイ・ユニットに……そして、もう一度現れろNo.95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン!」

神通「に、2枚目……」

提督「先程と同じく効果を発動。私はデッキからレドックス、銀河眼の光子竜、ライトパルサードラゴンを墓地へ送る」

提督「さあ、デッキからモンスターを3枚除害したまえ」

瑞鳳「1ターンでモンスターが6枚除害か……。ヘヘ、これ、ちょっとキツいかも」

神通「提督……必ず、必ず私が……私たちが提督を元に戻してみせますから!」

提督「……私は………正気だ」

瑞鳳「それはどうかな? いくよ、神通さん! 提督を叩き起こしてあげよっ!」

神通「……ハイッ!!」

提督「来たまえ。君たちが勝てたなら、どんな要求にも従おうではないか!!」

瑞鳳「ん?」

神通「ど、どんな要求にも……」(ゴクリ

提督「…………うぬ?」


《この直後、ハーピィブラホからのアテナ幻奏バーンとデルタアクセルシンクロの熱いファンサービスを受けた》


提督「ハッ……わ、私はなにを……」

瑞鳳「もお、危うく征竜に魂(銀河眼)を呑み込まれるところだったんだからね?」

提督「そ、そうか、君たちには迷惑をかけてしまったようだ……」

瑞鳳「いーのいーの。とりあえずぅ、どんな要求にもって言ってたしぃ、私はマシンのパーツ探しに付き合ってもらおっかなぁ♪」

提督「てんで身に覚えがないが、そ、その程度なら、まあ」

神通「あ、あの、提督……あの、その…あのっ」

提督「じ、神通君も私になにかリクエストがあるのかね? い、言ってみたまえ」

神通「…………を…」

提督「ぬ?」

神通「こ、この間……川内姉さんと那珂ちゃんが言ってた……ふ、二人きりでお食事のやり直し…を」(カァァ…

提督「」

瑞鳳「アララ…」

<ダ、ダメでしょうか…?
<…………デュエルで負けた私に拒否権などあるはずがない(達観


結論:警告も宣告も強脱もミグレも伏せてなかった提督が悪い

【作戦前のSRイベント】※特定の秘書艦の時のみ発生


《鎮守府》執務室

提督「…………」(ブツブツブツブツ…

漣「えーっと、ご主人様?」

提督「ここまでの傾向から考えるに、終盤に敵の温存戦力が本土にむけて一気攻勢に出てくる……それに即応するために、こちらも一線メンバーは待機……いや、しかし、相手の戦力は未知数……やはり一線メンバーを半分回して、第一艦隊メンバーを最終防衛線に待機……」(アーデモナイコーデモナイ

提督「……大気中に待機中……フ、フフフ……」(ブルブル

漣「ダメだこの人、早くなんとかしないと」

漣「ったく、近々海域奪還作戦が行われるから、まーた一番被害の少なくなりそうな編成、考えてるんですねー」

漣「んで、今回は何日ぐらい悩んでるんです?」

提督「……この間の秘書艦が金剛で、大和君、神通君……あと曙君…」(指オリオリ

提督「ひふみよいむなやここのたり、 ふるべ、ゆらゆらと、ゆらゆらふるべ……フフ、フッ、フ……」(ユ~ラユラ

漣「おk、もうロクに思考できない状態ってことは理解しました」

提督「むう、す、すまない……」(目シパシパ

漣「ハァ……もうちょっとデーンと構えててくださいな」

提督「デーン、とは……」(フ~ラフラ

漣「とりあえず、そんな状態で執務室にいないことですかねー。普段の執務におもっくそ悪影響でてますし?」

提督「……うぐ」

漣「ほら、今日の分の執務は漣が片付けておきますのでー……こちらへカムヒアです」(ポンポン

ソファー<来いよ、どこまでもクレバーに受け止めてやる

提督「む、うむ……」(ノロノロ

漣「はい、横になってー。頭はこーこ」(グイッ

提督「…………ぬ、ぐ…………グゥ…」(無駄な抵抗

漣「…………ホイ、膝枕ktkr」(苦笑

漣「こーでもしないと、這いつくばってでも仕事続けちゃいますからね、ご主人様」

漣「(正直、今回は曙辺りが膝枕権ゲットすると思ってたけど……ご主人様の心配性、漣の斜め上……下?でした)」

提督「ぐう……すや……うぐ、うぅ……」

漣「……超レアイベなのに、残念なことにご主人様には膝枕のこと、一ミリたりとも記憶に残らないんですよねー」(悟った眼差し

提督「ぬうーん……た、大破進軍……ダメだ、アンカーで引っ張ってでも連れ戻せ……うぅっ」(キリキリ…

漣「はいはい、ウチのメンバーでそんなことする人いませんて」

漣「……だから、安心してお休みなさい、ご主人様」(頭ナデナデ


<う、ぷ……少し、吐きそう……(蒼白
<ハ ハ ハ(乾いた笑い)、あんま調子乗ってるとぶっ飛ばしますよ、ご主人様♪(頬ムニーー
<ヌ、ヌウーーー……(魘され


《なお後日、膝枕した時の反応の違いで艦娘の間に一悶着起きた》

ネタ二つ投下
一個目は相変わらずだな、と流していただけると
鎮守府デュエリストのデッキテーマとかそのうち考えるかも

次は艦娘行動学(提督の洗濯物編)か、温泉ネタで弾けるか、あるいは他のネタになりそうです

【趣味】

《鎮守府》執務室
(提督、秘書艦まったり中)


漣「唐突ですがー、ご主人様って趣味なにがありましたっけ」

提督「趣味、かね?」

漣「いえね、この雑誌に持ってる趣味でどんな人間かわかるって診断がつあてまして」

漣「ホラ、ここ、ここ」(肩寄せ

提督「ぬ……わ、わかった、わかったからあまり接近しないでくれたまえ」

漣「へーい」

提督「しかし、趣味か」

漣「とりあえずカードゲームは外せないですよねー」

提督「あ、ああ。後は……釣りだろう、甘味巡り、鍛練の一環で走るのも好きだな……」

漣「機械弄り、バイク……蕎麦打ち、もストレス解消だから趣味に入りますかね」

提督「休みの日に本を読むのも好きだし……プラモデルや模型も触っている」

漣「い、意外とあれもこれも手広く攻めてますねー…………建てたフラグの数みたいに」(ボソッ

提督「ぬ?」

漣「アハハ、いいえー、なんでもー?」(じーーー

提督「(目が笑っていないのだが……)」(オドオド

提督「ンンッ……そ、それで、診断の結果とやらはどうなのか?」

漣「ふーむ、えっとですねー……」(ペラッ

雑誌<多芸多趣味なアナタはコミュニケーション能力バッチリ! 初めて会った人ともすぐお友達になれちゃう♪ とってもポジティブで責任感もバッチリなアナタを頼って、たくさんの人が集まってきちゃうかも?
だけど恋愛関係は気をつけて。友達や仲間を大切にしすぎるアナタに、恋人や奥さんはちょっとジェラシー♪
たまには自分の大切な人との時間に費やしてあげて!
※ラッキーアイテム:ペアリング


提督「……やはり大衆向けの雑誌だけあって、内容はアテにならんな。なあ、漣君」

漣「あー、最後の部分以外は概ね同意で」

提督「!?」

【熊野語】

(少し昔)
《艦娘養成訓練所》宿舎

鈴谷「ねえねえ、熊野ンてさ、どして男の人苦手なの?」(グテー

熊野「……前から言ってますけど熊野ンはやめてくださいません?」(カリカリカキカキ

鈴谷「細かいこと気にしてたらシワ増えるよ~?」

熊野「私が細かいんじゃなくて、鈴谷さんが大雑把すぎるのではなくて?」

熊野「というか、私いま自習中ですの。できれば雑談はそれが終わってからにしてくださる?」

鈴谷「え~、いいじゃーん。休憩は大事だって~」(ジタバタ

熊野「埃が舞うから暴れないで…………まったく、しょうのない人ですわ」

鈴谷「へへ~、ヤーリィッ♪」

熊野「ハァ……まあ、確かに一息入れたいところでしたし。待っててくださいな、今お茶を淹れてきますわ」

鈴谷「あ、私お茶請けはケーキで。冷蔵庫の野菜室のレタスの下に隠してる箱に入ってる奴!」

熊野「どどどうして鈴谷さんかソレを!?」

鈴谷「ンフフ、昨日熊野がコソコソやってたの見てたからね~♪」

熊野「……うぅ、後でこっそり一人で頂くつもりでしたのに」

鈴谷「まーまー、ケーキはみんなで食べた方が美味しいって」

熊野「ホントに現金ですわね、鈴谷さんは……」

(艦娘、ティータイム中・・・)

鈴谷「ンン~ッ、おーいしいっ♪」(モキュモキュ

熊野「私の眼鏡に叶うお店の人気No.1なのだから当然ですわ」(フンス

熊野「それで……私が男の方が苦手な理由でしたわね」

鈴谷「モア……なんの話?」(モッキュモッキュ

熊野「貴女が振った話でしてよ!?」

鈴谷「ナハハ、メンゴメンゴー」

熊野「まったく……」

鈴谷「でもさー、近づかれただけで悲鳴上げちゃったりするって相当だよねー。こりゃかなりの理由があると見た」

鈴谷「例えば例えばー、昔男の人に口では言えないようなことされたとかー、たくさんの男の人に囲まれて、まだ育ちきってない体を隅から隅まで……グフフ」(ワキワキ

熊野「なななんて破廉恥な妄想してますの!?」(ズザザッ

鈴谷「冗談、ジョーダンだって」


熊野「まったくもう……」

鈴谷「んで、ホントのとこどーなのよ?」

熊野「ええ、お話しますわ……私が男の方を苦手にしている理由」(唇噛み

鈴谷「……」(ゴクリッ

熊野「……私、お父様に教えられましたの」

熊野「男の方はみんな、可愛い女の子を見たら……く、口に出せないようないかがわしい妄想をするんだと。そして、親切そうな笑顔を浮かべて近づいてくる方はみんな、隙あらばニャンニャンしようという下心を持っているのだと……!!」

鈴谷「え」

熊野「物心ついた頃からそう教えられて育った結果……今ではまともに男の方と話をすることさえできなく……フ、フフフ」(遠い目

鈴谷「えっとさ、熊野ンのお父さんってもしかして…………親バカ?」

熊野「…………」(コクリ

鈴谷「…………そこは普通に気付こーよ、熊野もさ」

熊野「い、言わないでくださいまし……」(さめざめ

鈴谷「あーぁ、熊野の上司になる提督は大変そーだねー……」


(現在)

熊野「ひゃぁぁっ!?」(右ストレート

提督「ぬおぉ…!?」(攻勢防御

熊野「とお↑ぁぁっ↓!」(脱兎

提督「む……ぐうぅ……」(胃痛


漣「ナニコレェ」(ドン引き

神通「て、提督、大丈夫……? しっかりしてください……!」

【今夜ばかりは飲ませてもらおう】
《鎮守府》執務室

(提督、休憩中・・・)

提督「…………」(ペラ

神通「提督、何を読まれているんですか……?」(覗き込み

提督「む……これだ」

神通「お…『男の隠れ執務室』?」

提督「し、執務室の模様替えに使う調度品やサンプル写真を掲載している雑誌でな。新しい調度品が掲載されたと聞いて買ってきたのだ」

神通「は、はあ……」

神通「(隠れ執務室、って何でしょうか?)」

提督「……秘密基地的な執務室、か」(ウズウズ

提督「よし、久しぶりに模様替えでもしてみるか」(ガタッ

神通「?」


(Before)
・低予算な壁紙
・ラクガキ(作:文月&弥生)床
・提督の机
・緑カーテンの窓
・大きな古時計
・書斎本棚

(after)
・お菓子作りの壁紙
・ブルーカーペット(床のラクガキはそのまま)
・洋酒&ワイン棚
・鎮守府カウンターバー
・試作艦戦ポスター
・日本酒&ウィスキー棚

提督「……よし!」(キラキラ

神通「て、提督……あの、その……あの」

提督「む、ど、どうした、神通君?」

神通「――――し、執務室をこんな風にしちゃったら、明日のお仕事……どうされるんでしょうか……」

提督「――――!?」(ハッとした顔

神通「(か、考えてなかったんですね)」

提督「……明日になったら……執務室を元に戻すよ」(目逸らし

神通「あ……な、なら、おつまみ作ってきますね!」(ニコ…

提督「お、お願いしよう」

神通「はい!」(パタパタ…




提督「ハァ……明日には元通りか」(ガッカリ

那智「すまない司令官、二、三尋ねたいことがあるのだが――――む?」

那智「なんだ、飲み屋でも始めたのか? なら、少しばかり飲ませてもらうとしよう!」(キラキラ

提督「!?」

那智「おお、そうだ。こんなにいい酒が揃っているんだ、せっかくだ、飲める面子を呼んで来ようじゃないか!!」

提督「あ、ま、待ちたまえ……!!」



《この後、鎮守府の酒を飲めるメンバーの溜まり場になった》

【大雑把な四方山話のお話の設定】

・《提督について》鎮守府・基地・泊地などの責任者。人によっては艦隊旗艦に艦長として乗艦。地上だと「もう提督(司令官)だけでいいんじゃないかな」な人が何人もいる。
 大本営の厳しい審査を通ることが提督になる条件だが、基本書類と試験、面接で審査されるので外面のいいクソ提督(ガチ)も多数生息しており、元帥が頭を悩ませている。


・《艦娘について》妖精さんの不思議技術で現代に蘇った艦艇を操る『艤装』の適格者。基本は志願、あるいは適性診断で一定レベルを超えた少女がスカウトされて艦娘となるが、やむにやまれぬ事情などで孤児院や親元から送り出された少女もいる。
 艤装の適格者が少女限定なことについては、妖精さん曰く「だってあの子たちみんな女の子です?」……妖精さんには人間には見えない何かが見えている。


・《艤装について》対深海棲艦兵器として最も有効な現代に蘇った艦船を操るために必要不可欠な装備。適格者が装着することで艦船とリンク。たった一人(+艦船妖精)で巨大な艦艇を意のままに動かすことができるオーバーテクノロジー。
 護身用としてミニ砲撃や雷撃、艦船が沈んだ時の脱出装置として水上滑走の機能も備えた妖精さん印の不思議アイテム。
 適格者=艦娘のテンションが高くなることで、より速く、より強力な砲撃や雷撃を行えるようになっている。
 艤装が作られたばかりの頃は艦船を組み上げるだけの資材さえ不足し、艦娘たちは艤装のみで出撃せざるを得ないほど戦況が悪かった。また、ある程度戦局が落ち着いたことで艦船の建造が進み始めたが、妖精さんが『感情』というものをハッキリと理解していなかったため、肝心要の艦船と艤装が十分にリンクしないということが発覚。
 提督(コミュ障)の父と母(装甲巡洋艦『八雲』艦娘)の出会いは、指揮官と艦娘の間に強い信頼が生まれるとどういったエネルギーが発生するかという、妖精さんたちのための感情サンプルのために仕組まれたものだった。


・《大本営について》軍の偉い人がたくさんいる場所。陸と海で部署が分かれているが、大昔の軍部やどこかの管理局と違って仲が悪いということはない。
 大きな組織の例に漏れず、艦娘を補充の利く軍の資産として見る向きもあり、人体実験的な行為も行われていたが、そうした非人道的な軍の体制は、提督父や現・元帥の提督(堅物)、共感した艦娘、良識派の軍部の人間の長く地道な努力により大きく改善された。


・《妖精さんについて》面白ければいい、それが全てだ。いろいろ作れて楽しいという理由で人類に味方してくれている謎生物。  
 どこで生まれたかも、どうやって増えるのかも不明だが、艦娘や一般市民に危害を与えることはない。提督(コミュ障)にとって数少ない普通に接することのできる存在。
 感情や想いの強さで性能が向上する艦娘システムを作ったが、提督父と提督母の感情をサンプルにしたため、恋愛や親愛、友情といったポジティブな感情がもっとも効率よく性能が向上する。


・《深海棲艦について》ほの暗い海の底から現れた深き者。その正体は――――
 異常なまでの害意を以て人類に襲い掛かる。特に駆逐級による民間船や漁船の被害が多く、海産資源や輸出入品の価格に大きな影響を与えている。
 上位個体になるにつれ、そうした傾向は減少する方向にあるが、何故そうなるのかという仕組みは解明されていない。

ざっと頭の中にある設定をかき出してみました
なんやかやで長く続けさせてもらっているので、噛みあわない部分もあるかもですが

思いついたネタなどやった後、文月過去編やりたいと思います

【鬼は外と言われたので…】
《鎮守府》執務室

漣「さて、もうすぐ節分パーリーなのですが、パーティーの頭でやる豆まき、誰が鬼の役やるんです?」

提督「あ、ああ、それは私だ」

漣「え?」

提督「いくら役とはいえ、君たちを『鬼』にして豆をぶつけるのは……私としては心苦しいのでな」

提督「そ、それにせっかくの行事だ、みんなに参加して楽しんでもらいたいのだ」

漣「ご主人様……」(じーん

漣「(ご主人様自らイベント参加表明……漣、感激かも、ちょっとね♪)」



提督「…………」

2月3日(節分当日)

<よーし、それじゃパーティーの前に景気づけに一発、豆まきいってみよー!
<オーーーッ♪

提督(虚の仮面)『さあ、来たまえ』(ドドドドドドッ!!

蒼龍「さ、さあ、鬼さんがやって来たよ~。文月ちゃん、弥生ちゃん、お豆を投げて追っ払って!」

文月「えぇい、鬼はそと~♪」

弥生「福は…内♪」

川内「豆まきだー! 鬼は外ー!」

那珂「福は内~♪」

神通「て、提督、ごめんなさい……え、えい!」

<よーし、みんな続けー!
<鬼はー外ー!!
<福はー内ー!!

提督(虚の仮面)『…………』(ダッ!

<鬼が逃げるぞー、追いかけろー♪
<鬼はー外ー!
<アハハ、福は~内~!

提督(虚の仮面)『…………』(タッタッタッタッ

<ガチャ……パタンッ

漣「はーい、見事、鬼を追っ払ったところでみなさーん、豆で転ばないよう気をつけつつパーティー楽しんでくださーい!」(手パンパンッ

<オーーーッ♪

漣「ご主人様~、鬼の役お疲れ様でした。パーティー始めますから、中に戻ってきてくださーい」

<しーーーーん


漣「ご主人様~? あれ……オーイ、ご主人様~?」



<しーーーーーーーーーーーん




金剛「戻ってこないデスね」

神通「あ、あの、提督……扉の外にいらっしゃらないみたいです……」(トコトコ

漣「――――ハッ!? まさか、最初からパーティーをボイコットするために鬼役に立候補した!?」

金剛「あ」

神通「!!」

漣「クソッ、やられた! みんなーっ、ご主人様がパーティーから逃げ出しました!! 急いで連れ戻しに行きますよ!!」

<オーーーーッ!!



(パーティー会場外)

<待ぁーてぇーーーーー!!!
<こすい手、使ってんじゃないわよクソ提督!!
<おっ、提督発見したクマー! 多摩、木曾、駆逐艦連れて三方向から挟撃するクマッ!
<フッ、ついに俺の必殺技part3を出す時が来ちまったな……!


提督(虚の仮面)『ぬ、気づかれたか……だが遅い、逃げ切らせてもらう……!』(シュタタタタッ!



《この後、提督対艦娘の壮絶な鬼ごっこが開始された》

少し気が早いですが節分ネタ
出ていけって言われたのだから仕方がないのです

【アゲラタムの花】

(少し昔)
《鎮守府》母港


文月「あ~、神通ちゃん、川内ちゃん、那珂ちゃんだ、おはよぉ!」

川内「ゼヒッ……ぜっは……あ~、おはよー……」

那珂「おっはよー、文月ちゃん!」

神通「文月ちゃん、おはようございます。お散歩ですか?」

文月「おはよぉ。文月はねぇ、花壇のお花にお水あげてたの。みんなはお外走ってたのぉ?」

神通「ハイ、川内姉さんが落ちたスタミナを取り戻したいって言うから……」

那珂「早朝のランニング、付き合ってあげてるんだ~♪」

川内「ゲッホ、オェ……オッフ……」(ぷるぷる

文月「川内ちゃん、バテバテだねぇ。大丈夫ぅ?」(背中サスサス

川内「だ……大丈夫だ、問題……ない」(真っ青

文月「お水持ってくるぅ?」

<お……お願……ウぇップ……!?
<ほわぁ!? が、がんばってぇ……!(パタパタ


那珂「今日も元気だね~、文月ちゃん。……ココに来たばっかりの時から信じられないぐらいに」

神通「……ええ、そうですね」


神通「本当に――――」




《大本営》元帥執務室

元帥「……ま、そんな訳でお前たちに視察の名目で、秘密裏にココで行われていることを調べてもらいたいのだ」

提督「わ、私がですか……」

他所提督「うへぇ、面倒くせー……」(ボソッ

元帥「ん? 何か言ったか?」(ギョロッ

他所提督「いえ、何も言ってません! この任務、喜んでお受けいたします!!」(敬礼

提督「あ、あの、先生……」

元帥「ん、どうした」

提督「……よ、他所提督が向かうのでしたら、私は必要ないと思うのですが」(目逸らし

元帥「フッ、この馬鹿一人に任せたら、解ける謎も解けなくなるだろうが」

元帥「あちらの人間との折衝や調査と、馬車馬のようにこき使ってやるといい」

他所提督「ヒデェ!?」(ガーン

元帥「期限は1週間。先ほど説明した通り、何かしらの危険はあると思われる……気をつけてな」

提督「……はっ!」(敬礼

他所提督「ヘーイ」


<真面目に返事せんか!(ゴツンッ
<イッテェ!? なんで俺だけ!!

《大本営》休憩所

漣「……あや、帰ってきましたねー。お帰りなさい、ご主人様! 元帥さんのお話、何でした?」

提督「そ、その……辺境にある育成所に出向き、1週間視察を行えとのことだ」

漣「またえらく急なお話……」

提督「う、うむ」

漣「ま、秘書艦としてバッチリ、フォローするのでモーマンタイです! 帰ったら着替えとか用意しないとですね。さーて、どんな服持ってこっかなー」(ウッキウキ

提督「あ、ああ、いや、今回は――――」

漣「ほへ?」



(4日後)
《辺境の島》艦娘育成所第2563号

<錨下ろせー
<了解~!


軽巡洋艦《神通》

妖精A「デハ、我々艦ノ補給ト整備ヤッテオクデス」

妖精B「イツデモ動ケルヨウニシテオキマス」

妖精C「何カアッタラ機関部ヘ」

提督「ああ、お願いするよ」



川内「――よぉし、着いたー!」

那珂「遠かったね~」

神通「こんなに遠くの島にも、艦娘のための訓練所があるんですね」

提督「う、うむ……目立った場所に訓練所を作ると、深海棲艦に襲われるのでな。戦闘に関して素人な子たちの育成を行うため、どうしても奴らの襲撃を受けにくい辺鄙な場所に限定されるのだ……」

川内「私たちの場合、もうちょっとだけ本土に近いとこだったけどね」

那珂「訓練所……懐かしいなぁ」

神通「そ、そういえば、今回のお仕事……どうして私たちが同行することになったんでしょうか?」

提督「ああ、そ、それは私たちがここを視察している間、君たちに実戦を経験している軽巡洋艦の艦娘として、育成所の艦娘たちの指導に当たってもらいたいのだ……」

神通「だ、だから私たちなんですね」

川内「よぉし、じゃあ夜戦だ! 夜戦のなんたるかを教えちゃうぞー!」

那珂「じゃあじゃあ、那珂ちゃんはライブやっちゃおーっと!」

神通「せ、川内姉さん、那珂ちゃんも、遊びに来たわけじゃないですから……」

提督「(神通君一人に任せるのは大変だろうと思い、川内君たちも連れてきたが……失敗したかもしれん)」(キリキリ…

他所提督「よぉー、やっと到着したか」

提督「む……他所提督。も、もう着いていたのか」

他所提督「おう。俺んトコの軽巡、飛ばすと燃料が無くなっちまうからな。燃料節約のためにちょっと早めに出たら、昨日の内に着いちまった」

龍田「初めまして、龍田だよ。ウチの提督が迷惑、かけてないかなあ~」

他所提督「ちょ、おま」

提督「…………」(目逸らし

他所提督「目ぇ逸らすなよ!? なんか俺がかわいそうな奴みてーだろ!!」

提督「す、すまない……」

他所提督「ったく、軍学校の時から変わらねえな、お前はよ~」

他所提督「んで、お前が連れてきたのは――――こりゃ、川内型か?」

神通「け、軽巡洋艦『神通』です……どうかよろしくお願いします」

他所提督「…………神通? 神通って、あの神通? 華の二水戦の!?」

神通「? は、はい…」(オド…

他所提督「はー、へー、ほーぉ……この子がねえ。『あの』神通の艦娘だから、もっとこう……『この程度の訓練でへこたれるようでは使えませんね(ニッコリ』みたいな、龍田と同系統の子を想像してたんだけどな」(ジロジロジロジロ

神通「ぁ、その……」(カクレカクレ

提督「し、史実の二水戦と神通君の性格を同一視するのはやめてくれないか。他の『神通』の適格者の中には、そうした過激な子がいるのかもしれんが、私のところの神通君は性根の優しい子なのだ……」(庇い庇い

神通「提督――」(袖ギュッ

提督(マジ顔)「な、何より、そんな子がウチに来たら……私の胃がもたないではないかっ」(クワッ

神通「」

他所提督「あー、そだな、お前のとこにそんな物騒な艦娘、先生が寄越すわけなかったよな」




所長「――お待ちしておりました、ようこそ当艦娘育成所へ」

提督「!?」(ビクッ

他所提督「おお、所長さん」

所長「このような辺境の島に、すこぶる優秀と噂の提督殿が二人も訪ねてきてくださるとは、所長冥利に尽きます」

他所提督「ナハハ、そんなに褒められると照れるぜ!」

提督「ど、ど、どうも、本日はお日柄もよよよく……」(ガクブル

所長「ハハハ、そう堅くならないでください。階級を見れば、私の方がずっと下なのですから」

他所提督「(そーだぜ、もうちょっと堂々としてろよ! 怪しまれたらどうすんだよ)」(肘ツン

提督「(す、すまない……)」

所長「しかし、実戦経験のある軽巡の艦娘の指導を受けられるとは、育成所の駆逐艦たちにとって良い経験となるでしょう」(チラ…

龍田「お役に立てて光栄です~」(ニッコリ

川内「水雷戦隊の指揮なら任せてください!」

那珂「那珂ちゃ……コホン、川内型三番艦『那珂』、新人たちの手本となれるよう尽力させていただきますっ!」(敬礼

神通「……あ、その、頑張ります」

所長「――――実に頼もしい。どうか、ウチの艦娘たちのことよろしくお願いいたします」(ニッコリ

所長「では、提督さんも長旅でお疲れでしょう。先にお部屋のご案内を……どうぞ、こちらです」

提督「む……」(チラ

他所提督「…………」(コクリ

提督「で、では、お言葉に甘えさせていただこう」

提督「じ、神通君たちも一緒に来てくれたまえ」

神通「は、はい」

川内「はーい」

那珂「ハイッ!」


<ところで~、私と同系統の子……って、どういう意味なのかしら~?
<あ、いや、それはちょっとした言葉の綾っつーか……アァァァァァッ!? 槍ダメェ! 切っ先、首に押しつけるのダメェッ!?
<ウフフ~、動くと余計に危ないわよ~♪

所長「ハハハ、他所提督殿が来てから毎日が賑やかで……私も楽しませてもらっています」

提督「そ、そうですか……」


《艦娘育成所》花壇

??「……」(シャー…
??「…………」(ザク…ザク…


提督「あ、あの……しょ、所長……あそこにいるのは?」

所長「む――――ああ、ウチの訓練生ですな。その、少し素行に問題のある子でしてな……」

所長「ああして暇があると、花壇の手入ればかりしている子で……まあ、訓練自体はキチンとこなしているので大目に見ているのですが」(嘆息

提督「そ……そうですか」

??「――?」(ヒョイ

提督「(む……)」


??「…………」(フイ…
??「………………」(ザク…ザク…


提督「……その、彼女は何型の艦娘なのでしょうか」

所長「あの子ですか? ココでもっとも多く育成している睦月型の七番艦『文月』です」

提督「文月君、ですか」

提督「……………………」(じぃ…

川内「ん、提督どーかしたの?」

那珂「所長さん、先に行っちゃってるよ?」

神通「も、もしかして、お疲れですか? 休める時にお休みしてくださいね……」

提督「い、いや、そういうわけではない。そうだな、い、行こうか」(スタスタスタ


文月「………………」(ザク…ザク…ザク…ザク…
文月「はやく大きくなぁれ……はやく大きくなぁれ……」(じーーーー

sageになってた……
これからしばらくの間、昔話ネタに入ります
>>1が得するだけのお話ですが、少しの間お付き合い下さい

【時報しりーず】神通編

マルマルマルマル 提督……ぁ、お疲れ様です。いま、お布団の用意をしますね。

マルヒトマルマル ぁふ……私も……眠くなってしまいました。し、失礼しますね……?(モゾモゾ

マルフタマルマル 

マルサンマルマル 

マルヨンマルマル 

マルゴーマルマル ぇ……あっ、お、おはようございます!? あの、すみません……私の寝顔、おかしくなかったですか……?

マルロクマルマル 今日の早朝訓練はお休みなので、朝ごはんの用意は神通にお任せください。

マルナナマルマル お待たせしました、朝ごはんです。朝の果物は健康にいいですから、そちらも食べてくださいね。

マルハチマルマル そろそろ執務室へ向かう時間ですね。提督、忘れ物はありませんか?

マルキューマルマル 今日もお仕事がたくさん……一緒に頑張りましょうね。

ヒトマルマルマル 提督、そろそろ息抜きしませんか? 美味しいお菓子、用意しています。

ヒトヒトマルマル ……あの声、不知火さんたちですね。みんな、訓練頑張ってくれてるみたい。

ヒトフタマルマル 提督、お昼はどうされますか? その……もしご予定がないのでしたら、お弁当作ってきているので、中庭で……ど、どうでしょうか?

ヒトサンマルマル お昼ごはんの後は、やっぱり少し眠いです。え……ひ、ひどいです、川内姉さんみたいに隠れてお昼寝なんてしないです……。

ヒトヨンマルマル 那珂ちゃんの歌……とっても上手ですね

ヒトゴーマルマル 提督、間宮さんのところへ行くんですか……。え……わ、私も……いいの?

ヒトロクマルマル もう今日の分のお仕事はおしまいですか? では、本日も執務、お疲れ様でした。

ヒトナナマルマル 夕飯の材料を買って帰らないと……。提督、今日のお夕飯、何かリクエストはありますか?

ヒトハチマルマル お夕飯、用意できまし。鰻の山椒焼きとトロロ汁、オクラの胡麻和え、あとお魚屋さんに頂いた牡蠣もあります。いろいろ食べて、疲れを癒してくださいね?

ヒトキューマルマル どういうことでしょう……体が、火照ってきてしまいました…。

フタマルマルマル て、提督、私……お風呂、入ってきますね。

フタヒトマルマル と、遠くで川内姉さんが夜戦したいって叫んでます…………明日、みなさんに謝りに行かないと…。

フタフタマルマル 提督……あの……その…あのっ…! ごめんなさい……何でも、ないです…。




《艦娘用宿舎》神通の部屋

神通「……いくつか時間が埋められません」(カキカキ…

神通「そ、それに、時報を作るの……思った以上に恥ずかしいです」

神通「(それにこの内容だと、まるで私と提督が一緒に暮らしてるみたい……)」

川内「ん~、せっかくなんたからもっと提督と夜戦しなよ、夜戦」(ヒョコッ

神通「ふえっ!? ね、姉さん、いつの間に!?」(ノート隠し

川内「ノックしたよ? でも返事ないから、どうしたのかなって覗いたら一生懸命、ノートになんか書いてたから……」(ニヤニヤ

神通「…………あ、あの、川内…姉さん」(オドオド

川内「フッフー、どうしよっかな~」

川内「あー、なんだか私、明日急に間宮さんのパフェが食べたくなっちゃったなー」(ニマニマ

神通「っ、う…………わ、わかり、ました」

川内「え? なになに、神通ご馳走してくれるの!? ヤッター、夜戦の次くらいに嬉しいよー♪」

神通「(うぅ……こんなことなら、ちゃんとお部屋の鍵、かけておけばよかったです……)」(プルプル…



《なお当日、居合わせた提督にうっかり口を滑らせた川内が、全員分の間宮代を支払った模様》

今日はこれだけです、申し訳ありません
書き溜めでムラムラしたので息抜きに
次にやるなら曙辺りになるかもです

一周年おめ&おつ
今後も楽しみにしております^^

淫通「ぁふ……私も……眠くなってしまいました。し、失礼しますね……?」(モゾモゾ
提督「」

提督の胃袋 いくつあっても足らないねwwww

神通ちゃんが淫通ちゃんになって妊通ちゃんに進化した挙げ句陣痛ちゃんを経て淫通ちゃんに戻るんですねわかります

>>430
神通に戻らないんだwwwwww

乙です&1周年おめでとうございます
実は、1周年記念として1スレの初めの方の話をMMD紙芝居として動画作成してみました
残るはエンコのみといった感じですが、動画サイトに投稿してもよろしいでしょうか?
一応動画サイトはニコニコを考えています。勿論NGという事なら、動画は処分します
投稿は>>1さんからのGOサインが出次第とさせて頂きます
スレ汚し失礼しました

いつの間にやらスレを始めて一年が経っていました、みなさまに感謝です
夜、イベント前ネタだけ投下します、たぶん

>>438 MMD紙芝居は作り方よくわかりませんが、作るの大変だったと思います
そちらに迷惑がかからないのでしたら、こちらとしては特に問題ない……と思います
ここの艦娘たち(と提督)がどう動くのか楽しみにさせていただきますね
(動画についてはURLなどなしで、ご報告だけいただければ探しに行きます)

>>440
お返事ありがとうございます
投稿は夜になると思います。完了しましたら、検索用のタグ(キーワード)だけ報告させて頂きます

>>443 440
すごく楽しみです
MMD杯出場?ww

動画投稿完了しました。検索用タグとして「コミュ障提督」を入れてます
先に言っておきますと、杯に出すとかそんなレベルの動画ではないです。あくまで動画制作初心者による、半分俺得動画でしかないので、あまり過度な期待はされないように・・・(画質音質とか特に)
ただ、視覚的にSSを見直す事で、やっぱり>>1さんの描く漣はかわいい(確信)と再確認できたので満足です
あと、一部オリジナル設定というか、ぶっちゃけ「漣のうさぎ」が動きますので、そこはIFという事で見逃してください
とりあえず、>>1さんとスレ民の皆さんに少しでも喜んでもらえれば幸いです

>>453
さっそく見てきた^^
よくできてますねー
文弥蒼龍の絵がいい感じでした^^
淫通ちゃんワロタww

【2月攻略作戦用意!】

《鎮守府》会議室


漣「えっえー、2月の頭にある作戦開始の日が近づいて参りましたー」

漣「みなさんにお集まりいただいたのは、今回の作戦の概要の確認と、厳しい戦いに向けて決意を新たにしていただこうという試みであります」

漣「作戦についてはお手元の資料を見ていただくとしてー……みんなー、覚悟はできてるかー!!?」

神通「私でよろしければお任せください!」(キリッ

川内「夜戦なら任せておいてっ!」

那珂「那珂ちゃんセンター、頑張りまーす♪」

北上「まぁ、やれるだけのことはやるよー」

大井「深海棲艦の連中にありったけの酸素魚雷を叩き込んでやるわ……」(据わった目

球磨「意外と優秀な球磨ちゃんにお任せクマー!」

多摩「静かに、確実に敵を仕留める……それだけニャ」(ギラギラ

木曾「(目がマジだ……)フ、フフ、さすが多摩姉、頼もしいぜ!」(カタカタ


雷「雷もいるわ!」

綾波「駆逐艦の力、侮らないでください!」

敷波「そうそう!」

吹雪(改二)「と、特型駆逐艦も忘れないでもらえるとー……」

曙「(提督には助けてもらってばっかだし……よ、よーし、やってやる、やってやるわ!)」

朧「(曙、気合はいってる)」

潮「(だね……。わ、私たちも頑張ろうね!)」

祥鳳「全力を尽くします!」

瑞鳳「正規空母にだって負けないんだから!」

赤城「一航戦として恥ずかしくない戦いを……」

加賀「少しは期待してるわ、五航戦」

瑞鶴「そんなこと言って、MVP取られて吠え面かかないでくださいよー?」

イムヤ「潜入と偵察ならイムヤにお任せ!」

青葉「みなさんの活躍、バッチリ記録に撮らせていただきますね!」

衣笠「いや、私たちも頑張ろうよ」

熊野「みなさまに格の違いというものわ教えてさしあげてよ?」

那智「なんなら指揮も任せてもらおうじゃないか」

伊勢「おっと、私ら戦艦組も忘れちゃ困るよ」

金剛「イエース! 何だって最後に物を言うのは圧倒的火力ネー」

大和「提督と大和の前に立ち塞がる障害は、例え相手が何者であろうと消し飛ばしてご覧にいれます♪」

<気合だ気合だ気合だ気合だ気合だーーー!
<エイエイ、オーッ!!


漣「よーしよし、みんないい感じに気合はいってますねー」(ご満悦

提督「…………」

漣「なに難しい顔してるんですかー、ご主人様? そんなに心配しなくても、みんなが一緒なら向かうところ敵なしですって!」

提督「む? う、うむ、そうだな……」

提督「(今回の作戦に参加した鎮守府や基地に新たに建造された潜水艦や練習巡洋艦の艦娘が配属される、と聞いたのだが…………ど、どうにかしてウチへの配属を避ける方法はないものか)」

提督「…………っ、そうか」(ミコーン!

提督「(今回の作戦が終了後、新しい艦娘を迎え入れない程度に鎮守府の資材を消費させればいのだ)」

提督「(毎回、出撃には道中支援と決戦支援艦隊を出撃させ、補給は常に満タンまで。例え軽微であっても、損傷は完全に修復させる……これを、繰り返す!)」

提督「みんな……今度の作戦、共に頑張ろう。君たちが気兼ねなく力を奮えるよう、私も全力を尽くす!」(キリッ

<おお、提督が本気モードだ……!
<私たちも負けてらんないわね!
<よーし、みんな! ウチの実力、深海棲艦の連中に見せつけてやろうね!!
<オォォーーーッ!!

提督「(フ、フフ、私にしては珍しく完璧な作戦ではないか。あとは作戦で資材を浪費するのみ)」(計画通り…



《なお提督、保有限度目前の資材の山を前に途方に暮れる模様》

短いですが、小ネタ投下。おやすみなさいです
正直なところ、一年も続けられるとは思いませんでした
しかも、動画にしていただけるとか……ドンに書き換えられている気分です
とろりあえず、エタったりせず終わりまで書けるよう頑張らせていただきます

前に何度か書きましたが、さすがに雑談しすぎるのはご容赦願います……賑やかなのはありがたいのですが

動画、見ることができました、なんか嬉しいやら恥ずかしいやらで悶絶しました。最初の頃は本当にダメ人間だったのですね、ここの提督は
続きに関しては満足タウン編やIFのケッコンカッコカリなど抜きにして本編だけでやれば作りやすいですよ?
というのは冗談で、動画作りの労力がどのくらいかわからないのでご自由に、とだけ
とにかく、全力で感謝です

(翌朝)
《辺境の島》艦娘育成所

所長「おはようございます、提督殿、他所提督殿、それとお連れの艦娘のみなさん。昨晩はよく眠れましたかな?」

提督「え、ええ、まあ」

他所提督「もー、バッチリすよ」

所長「ハハ、それはよかった。本日のご予定ですが……提督殿も到着されましたし、当初の予定通り視察を行われますか?」

提督「ゴ、ゴホンッ……ええ、できることなら」(キリッ

神通「(提督、お仕事される時の状態に切り替わりましたね……)」

所長「そうですか、では私が施設をご案内いたしましょう」

提督「所長自ら案内とは、ありがとうございます」

所長「いえいえ、狭い島ですしな。責任者といっても暇なんですよ」

所長「それで……視察の間なのですが、お話にあったようにですな……」

提督「あ、ああ、こちらの艦娘たちへの指導を、という話ですね」

他所提督「まあ、視察なんて俺たちだけで大丈夫だしな。龍田も別にそれで構わねえよな?」

龍田「私はオッケーよ~」

提督「神通君たちも……構わないかね?」

神通「は、はいっ、お任せください!」

川内「新人のこと、ちょっくらもんであげちゃおっかな!」

那珂「那珂ちゃん、休憩の時に新曲聞かせてあーげよ♪」

所長「深海棲艦が出没しない海域なのはよいのですが、どうしても実戦経験が不足しまして」

所長「みなさんの指導で、少しでも実戦の空気を感じてもらえることを願います」

提督「…………」(じっ…

所長「……おっと、長々と失礼。では視察を始めていただく前に、提督殿たちにウチの訓練生たちを紹介させていただきましょう」

《育成所》母港

所長「それではみなさん、提督たちにご挨拶を」

菊月「睦月型駆逐艦の艦娘、菊月……みんなのまとめ役を任されています、どうかよろしくお願いします! ……さあ、みんなも挨拶を」

駆逐艦娘A「よろしく…お願いします」
駆逐艦娘B「よろしく…お願いします」
駆逐艦娘C「よろしく…お願いします」
駆逐艦娘D「よろしく…お願いします」
駆逐艦娘E「よろしく…お願いします」
駆逐艦娘F「よろしく…お願いします」



(以下略)



提督「(うぐ、育成機関だけあって人が多い)」(ゴソ…

神通「(提督、お水です……どうぞ)」(ソッ

提督「(た、助かるよ……)」(胃薬ザラザラ…

他所提督「おー、さすが訓練所だけあって統制とれてるな。良き哉良き哉」(カンラカンラ

所長「ハハハ、素直で良い子たちですからね」



菊月「…………っ」(ギリッ



提督「(ぬ……?)」

所長「さあ、みんな今日からしばらく、こちらの提督さんたちの部下のみなさんが指導してくれます。ちゃんと指示を聞いて頑張るんだよ」

他所提督「そんじゃ龍田、俺らは所長さんに施設の案内してもらうから『頼んだぞ』?」

龍田「……は~い♪」

所長「普段の訓練の内容は、そこの指導担当の艦娘から聞いてください」

軽巡艦娘「…………」(ペコリ

提督「で、では、私たちは視察を行っているので……みんな、くれぐれも怪我をしないように、な」

神通「はい、提督もお気をつけて……辛くなったら、ちゃんと休んでくださいね?」(ハラハラ

提督「む、う、うむ。では、行ってくる」(スタスタスタ

川内「(私たちは無視かー)」(糸目

那珂「(そろそろ私たちにも慣れてくれないかなー)」(糸目



(龍田・川内型姉妹、駆逐艦娘訓練開始・・・)



(提督・他所提督、育成所視察中・・・)

(夜)

提督「――――つ……疲れた」(ドシャッ

他所提督「おいおい、情けねえな。ちょっと所長さんと一緒に、施設を見て回っただけなのによぉ」

提督「し、親しくない人と長時間、行動を共にするのは胃に悪いのだ……」

他所提督「(自分とこの艦娘でも同じだろ、ってのは言わねえ方がいいのかね?)」

他所提督「まあ、お前さんがダメ人間なのは今に始まったことじゃねえしな。とりあえず、ホレ、酒持ってきたから飲もうぜ!」(ドン!

華厳(一升瓶)<美味しいよ!!

提督「そ、そんなものどこから」

他所提督「え? 食堂の調理師さんにココの話聞いてる内に意気投合してな、酒飲みたいって言ったら譲ってくれた!」

提督「…………」

提督「(……そう安い物ではないはずだが。昔からそうだが、どうして他所提督はこうも人と仲良くなるのが早いのだ)」(戦慄

他所提督「おーし、ツマミも作ってもらっておいたし、とにかく飲もうぜ!!」

提督「う、うむ……」


(提督、他所提督、酒盛り中・・・)



(川内型宿泊部屋)

龍田「こ~んばんわ~」(ガチャッ

川内「おりょ?」

那珂「えっと~、他所提督さんのところの……龍田さん、だっけ?」

神通「な、何か御用、ですか?」

龍田「えっと~、ちょっとお話したいなと思って~」

龍田「みんな、いける口でしょ~?」

天龍<フフ、怖いか…

川内「神通に飲ませるのはNGで」(真顔

那珂「神通ちゃんに飲ませないないなら付き合うよー♪」

神通「え? え?」

龍田「(きっと酔わせるとダメなタイプなのね~)」


(提督&艦娘、酒盛り中・・・)


提督「(冗談抜きに美味しいな、このお酒……)」(クピクピ…

他所提督「…………で、お前はどう思う?」(グビグビ

提督「ぬ……ココについて、か」(クピクピクピ…

他所提督「ああ。晩飯の前に龍田から話、聞いたんだけど――――」





龍田「――――指導をしてて気づいたと思いますけど~、全員じゃないけど、ここで訓練してる駆逐艦の艦娘……ハッキリ言って強すぎません~?」

神通「それは……確かに」

川内「そだねー、訓練始めたばっかの子があたしたちの訓練についてこれるっていうのは、ちょっと異常かな」

那珂「あとあと~、みんなノリが悪いよね~。那珂ちゃんが歌うたっても、みんな無視するんだよ? 酷いよね!?」

龍田「あはは~、それは残念ね~」

他所提督「―――とりあえず、話を纏めようや」

提督「う、うむ」

他所提督「先生に言われたのは、ココで行われてるかもしれねえ不正を暴くことだ」

提督「……ああ」

他所提督「訓練に耐えられなくて去ったはずの艦娘候補生の失踪……あと、ここを卒業した訓練生の――――自分の命なんて惜しくないような戦い方」

他所提督「そんでもって、調査のために指導員として派遣された先生の部下も、ある日を境に連絡が取れなくなってる……とくりゃ」



龍田「……この島の中でよからぬことが行われてる可能性は高い、ですよね~?」

神通「……はい」

川内「ま、それを調べに提督がここに来たんだけどねー」

那珂「うーん、じゃあじゃあ、あの子たちのノリが悪いのも何か関係あるのかもしれないね!」

龍田「それは関係ないんじゃないかな~♪」

那珂「意地悪いうのはヤメテよぉ~!?」




提督「……問題は何が行われているか、だな。いま出ている情報だけでも、ある程度、絞ることはできるが」

他所提督「つっても、疑惑ばっかで決定的な証拠がないから、俺らが直接、出張る羽目になってんだけどなー」

他所提督「少なくとも俺は、ここは黒だと思うぜ。なんかこう……ドブ臭いんだよ、施設ん中が」

提督「そう、か……君がそう言うのだから、そうなのだろうな」

提督「しかし、動くにはまだ早い。動くのなら、もう少し……確たる証拠を発見してからだな」

他所提督「……そうだな」

他所提督「クッソ、先生の話、聞いた時からイライラしてたけど本当に腹立つな! こうなったら今日はヤケ酒だ! お前も飲め飲め!!」(ゴッキュゴッキュ

提督「う、うむ」

提督「(他所提督の勘を疑うわけではないが、明日……神通君たちにも動いてもらうとしよう)」(クピクピ

(数時間後・・)

他所提督「う~、うぃ~……」

提督「お、おい、大丈夫か?」

他所提督「ら~いじょうぶでありま~す………グゴガァ…!」

提督「完全に酔いつぶれているな、これは……」

提督「かくいう私も、少し酔っている……。明日の視察もある……酔い覚ましに散歩でもするか」




提督「…………うぬ?」(テクテク

(花壇)
文月「…………」(じぃ…



提督「(あれは……睦月型の文月君、だったな。こんな時間にあんなところで何を……)」

提督「…………な、南無三」(腹に力込め


(花壇)

<ザク…ザク…

文月「…………?」

提督「……や……や、やあ。こ、ここ、んな時間に何をしているのかね?」(ギクシャク

文月「…………」(後退り

提督「あ、や、ま、待ってくれ、あや、怪しい者ではない……!」

文月「ヒゥ……」(ビクッ

提督「す、すまない、大きな声を出して……。驚かせて悪かった」

文月「…………」(フルフル

提督「ゆ、許してくれるのか、あ、ありがとう」

提督「こ……こんな時間に何をしているのかね……? もうとっくに消灯時間は過ぎているはずだが……」

文月「…………」(ポソポソ

提督「な、なに?」

文月「お花がね…咲くの待ってるのぉ」

提督「花……?」

文月「……」(コクコク

提督「そ、そうか」

<……くぅぅ

提督「お……お腹が空いているのかね?」

文月「…………」(じっ…

提督「……ラ、ラムネでよければあるが」(ゴソ…

文月「!?」(ビクッ

提督「ど、どうかしたのかね?」

文月「今日の分のお薬は飲んだよぉ…?」(オドオド

提督「薬……? それはどういう意味だ……」

文月「ウ、ウソじゃないよ…ちゃんと、ちゃんとお口にいれたからぁ……」(パタパタ…

提督「ま、待ちたまえ……くっ、すばしっこいな……」

提督「…………なんなのだ、一体」

シリアスの皮を被ったなにか、あと2、3回で終わらせる予定です
もう少しだけお付き合いを

動画を見て、昔の話を見直してみたらその場のノリや設定忘れでところどころ時系列などがちチグハグ
矛盾があったら、「ハハハ、こやつめ」と流していただけると

ご報告、ありがとうございます
ご厚意に甘えるようで申し訳ないのですが、続き楽しみにさせていただきます
飛び飛び、歯抜けでも全く構いませんので、作りやすい話を使っていただけると(着任話を先にして、単品エピソードを…など
くれぐれも無理だけはされぬようお願いいたします

【鍛えてますから!】
《艦これドラマ撮影所》

P「お疲れ様です。監督、次の話の脚本、完成しましたか?」

監督「ああ、たった今しがた完成したところだよ。見てくれ」

P「それでは拝見。ふむふむ…………え」

監督「ここらで一発インパクトのあるアクションを挟みたかったんだよね」

監督「うんうん、コレならみんなの印象に残ること間違いなし!」

P「えーっと……そ、そう、ですね」

P「(…………大丈夫なのか、これ?)」



P「えー、というわけでこれが今回の金剛さんの脚本になります」

金剛「フンフム…………あのー、ホントにこれやるデスか?」

P「…………インパクトが欲しい、と」(目逸らし

金剛「oh……」

金剛「提督ぅー……」(すがる眼差し

提督「…………」

提督「が、頑張りたまえ」(顔背け

金剛「HEY! こっち向くネー♪」(ググググッ

提督「ヌ、ヌウウゥゥ……!!」

P「あ、金剛さんにはリアリティのある(意味深)演技をしてもらいたいので、ここの提督役は提督さん、お願いしますね」

提督「!!?」(驚愕

金剛「!!」(歓喜



(ドラマ撮影開始)


<ズドドドドドドドドドドッ……!!


《鎮守府》執務室

金剛「テ~イ~~ト~~~ク~~~~ッ!!」(ダンッ!

<ザキュッ…………クルクルクルクル!(跳躍からのソニック・ザ・ヘッジホッグ

金剛「Burning Love♪」(情熱的なハグ&頬擦り

提督「」(ハイライトOFF


<ポリ……パリ……
<ちょっと! どうして胃薬齧ってるのよ!!?


P「いやぁ、さすがですね。提督さんが相手だからか、金剛さんの演技、見てるこっちが照れちゃうぐらい真剣ですね!」

監督「…………」

P「監督? も、もしかして、どこか気に入らないところがありましたか?」

監督「……あそこの空中ジャンプ、まさか本当にできるとは思わなかったわー」

P「(無茶振りだったんかい!!)」


<さすがです、金剛姉様!!
<撮影中だから静かにしてください!
<ヒェー!?

【祝・劇場版公開!】


<うわあああぁぁぁぁ……!!(絶望


陽炎「ヒッ!? ちょっと、なによさっきの声!!」

不知火(E:艤装)「!? アレは司令の悲鳴……CAS起動! インストレーションシステムコール――イェーガー!!」(シュタタタタタッ!

陽炎「ちょっと不知火! てか早ァ!!?」



《鎮守府》工廠

不知火「司令ッ、どうされたのですか!?」(ズザザザっ!!

提督「……私は、なんと無力な人間なのか」

妖精A「我々に作れないものはない……そう思ってた時期が私にもありました」

妖精B「井の中の蛙、大海を知らずです」

妖精C「ココが我々の限界ということでしょうか……」

不知火「????」(オロオロ



陽炎「ハァ……ヒィ……や、やっと追いついた! いったい何があったのよ!?」(ヨタヨタ

提督「……実は、以前の『霧』事変で知り合った千早群像君に無理を言って譲ってもらった『霧』との戦闘記録を見たのだ」

妖精A「クラインフィールド……ナノマテリアル……」

妖精B「霧の艦隊同士の合体……変形機構……」

妖精C「超重力砲……振動魚雷……」

提督「君たちの強化に繋がればと、必死に研究したのだが……む、無力な私を許してくれ」

妖精A「それは違います、提督さん。我々も力及ばずだったのです」

妖精B「これは提督さんだけでなく、みんなの敗北なのです」

妖精C「くそぅ……くそぅ……!」(○すなvoice

<ですが、負けっぱなしではいられません
<今日の敗北は明日の勝利への道標
<……ああ!




不知火「司令、妖精さんたちも、不知火たちのためにそんなに真剣に……!」(感激

陽炎「ホント、何で技術者にならなかったのかしら司令……」(頭痛

不知火「!? か、陽炎は司令がいない方がいいと思っているのですか……?」(蒼白

陽炎「なんでそうなんのよ!?」

不知火「だって、司令には技術者がお似合いだと……」

陽炎「誰もそんなこと言ってないわよ!!」(ホッペ抓り

不知火「にゅ、にゅいぃぃ……」(涙目

(オマケ)

提督「…………」(じぃ…

金剛『訳:な、なによ……私の顔に何かついてるの? まさか、改めて私のこと可愛いって思ったりして――』(テレテレ

提督「……こうして冷静に比較すると、確かにあちらのコンゴウ君の方が危なっかしいというか、傍にいてやらねばという印象を受けるな」(ボソ

金剛「HEY、提督ぅ~♪ それって ど う い う 意 味 デ~ス?」(手四つ

提督「ぬうぅぅぅぅぅ!?」(ギリギリギリギリ…




(オマケその2)

コンゴウ「フン、貴様ら人類が我々『霧』の技術を解明しようだと? 身の程知らずとはこういうことを言うのだな」
※アルペジオイベント時、フライング・フルボッコ(主にイオナ神)体験済み

提督「う、ううぅ……」(キリキリ…

コンゴウ「……しかし、その無駄の積み重ねに価値を見出すのが人間だということも、イ401の奴が言っていたような気もする」

コンゴウ「お、お前がどうしてもと頭を下げるのなら、ナガラぐらいなら調べさせてやっても……」(ゴニョゴニョ

提督「ど、土下座すればいいのかね?」(四つん這い

コンゴウ「――――貴様に人間の誇りを思い出させてやろうか?」(蔑みの眼差し

提督「!?」



《劇場版:蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA- 現在大ヒット上映中!!》

ふと思いついてアルペジオ劇場版を見てきたので
大変面白かったです。やはり艦隊戦というのはいいものです
その内容を少しでも内容に活かせればいいのですが

10月に霧の生徒会メイン劇場映画公開らしいですよ、奥様

【2月14日】

(バレンタイン数日前)
《鎮守府》会議室

<ざわざ……がやがや……
<クマニャーき、きそー

漣「え~、本日みなさまにお集まりいただいたのは他でもありません、数日後に迫った女の子の聖戦……そう、バレンタインについて話があるからです」

<どよ……!

神通「(バレンタイン……て、提督にチョコをお渡しして……)」(ドキドキ

金剛「(ついに来たわね……)」(決戦前夜の眼差し

蒼龍「(どんなチョコがいいかなー、やっぱりハート? でも、それだとちょっとあからさま過ぎっていうか……)」(テレテレ

大和「(大和の隠し味入りのチョコ、提督、楽しみにしててくださいね……フフ、フフフ♪)」(ハイライトOFF


曙「(去年は義理って言って投げ渡しちゃったけど、こ、今年こそは……!)」

朧「(いつもお世話になってるし、ちょっとお高いの買ってこようかな)」

潮「(みんなはどんなチョコ買うのか、あとで聞いてみよう)」

北上「うーん、せっかくだし、こう……インパクトのあるチョコがいいよね。ねー、大井っち?」

大井「な、なんで私に聞くんですか……そもそも私、提督にチョコ渡す予定なんてありませんし」

北上「え~? 私が言ってるのは友チョコの話だけど?」(ニヤリング

大井「」


瑞鳳「小型天山にぃ、チョコかけて型を取って~」

祥鳳「いろいろとダメじゃないかしら、それ」

<雷はもちろん手作りするわ!
<あ、なら私もそうしようかしら。敷波もどう? 一緒に。
<ふえ、いいのかよ?



漣「……はーいはいはい、盛り上がるのは結構ですがー、まだ漣のお話の途中なので静粛に」

<…………ピタッ

漣「はい、どもです。えー、当日、みなさんもご主人様にチョコを渡すつもりだとは思いますがー……ここで一つ問題が」

<???

漣「ちょっと前のウチなら、一人一人、ご主人様にチョコを渡しても、ちょびっとご主人様の胃が痛くなる程度で済んだのですが……」

漣「本命か義理かはこの際、置いておくとして、こんなに大勢が渡しにいったら、ご主人様の胃が崩壊するかもしれません。……まあ、甘味の回復でトントンかもしれませんが、倒れるのだけは避けていただきたいな、と」

一同『…………ああ』(納得

漣「かといって、チョコ渡すメンバーを制限しちゃうと……」

漣「ぶっちゃけ、鎮守府最期の日! なんてタイトルが付きかねませんし♪」(ニッコリ

一同(特定メンバー除く)『…………あ、ああ』(俯き


漣「……そこで漣にいい案があるのです」

一同『???』


(バレンタイン当日)

チョコファウンテン(タワー)<やあ

提督「」


漣「え~、というわけで、間宮さんにお願いして業務用の機材をレンタルしてみました」

間宮「チョコはみんなで持ち寄って作ったんですよ」

鳳翔「具材もいろいろ用意したから、みんなと仲良く、ね?」

提督「…………」

漣「ご主人様?」

提督「うつくしい……」(恍惚

提督「ありがとう漣君、間宮君と鳳翔君もありがとう、本当にありがとう……こんなに楽しいバレンタインは初めてだ!」(キラキラキラキラ

間宮「あ、いえ、どういたしましてー」

鳳翔「ここまで喜ばれるのは想定外でしたね……」

漣「えー、ちょっと、今まで見てきた中で一番の笑顔なんですけどー」

金剛「なんか複雑な気分デース」

神通「……はい」



《なお、特定のメンバーからはきっちりバレンタインチョコを渡された模様》

【艦娘たちとコミュニケーション】熊野編

1日目
《鎮守府》執務室

(部屋の隅)
熊野(当日秘書艦)「フゥ~……!」(ガルルル

提督「……むぅ」(カリカリ

提督「(ウチの慣習とはいえ、男性恐怖症の熊野君を秘書艦にするのは早計だったかもしれん)」(キリキリキリ…

熊野「(うぅ、私いますごくお仕事の邪魔してますわ……)」

熊野「(でもでも、仕方ないじゃないですか……お、男の方と同じ部屋に長時間、一緒にいるだなんて、考えただけで目眩がするんですもの……!)」(目グルグル

提督「(かくいう私も、慣れていない艦娘と同じ部屋にかれこれ2時間……そ、そろそろ意識が……)」(フラフラ

提督「…………」(ガサゴソ

提督「(フ、フフ、こんなこともあろうかと間宮君のどら焼きを用意しておいたのだ)」

熊野「!」(ピクッ

提督「…………」(パクパク

熊野「…………」(じー

提督「……?」(キラキラ

熊野「…………」(じーーー

提督「………………」(ゴソ

どら焼き(2つ目)<んまぁーいっ、説明不要!!

熊野「!!」

提督「……」(そっ…

提督「…………」(後退り

熊野「…………」(ジリ…ジリ…

<パシッ……ダダダダッ!


熊野(@部屋の隅)「ハグ…ハグ……♪」(キラキラ

提督「…………!!」(その時、提督に電流走る…!

提督「(そ、そうだ、これだ)」

(2日目)

提督「…………」(スッ

間宮シュークリーム<甘くて冷たくて美味しい~

熊野「!!」(ソワソワ

提督「…………」(ソッ…

提督「……」(目逸らし

熊野「ゴクッ……」(ジリジリ……パシッ

熊野「あむあむ…」(チラ…チラ…

提督「…………」



(3日目)

提督「…………」(スッ

間宮プリン(withスプーン)<とろける美味しさ、たしかな満足ぅ

熊野「……よ、よろしいんですの?」(おそるおそる…

提督「え……遠慮せず食べたまえ」(手渡し

熊野「い、いただいてあげてもよろしくてよ……!」

熊野「ぱくぱく…♪」(キラキラ

提督「(……よし、これで熊野君とは完璧なコミュニケーションを図れるようになったな)」(満足げ




(扉の隙間)
漣「(いやいや、野生動物の餌付けじゃないんですから……)」(※心配して3日間、隠れて見ていた



《なお、突発的な出会い頭の組手は改善されなかった模様》

今日はここまで。お休みなさいなのです
明日より作戦開始
書き溜めとイベント攻略で少しの間、更新お休みします……たぶん

E2で卯月と朝雲ゲットしたのでちょびっと更新
甲難易度でいってるし、残りの海域は……駆逐・軽巡ぐらいしか育っていないので、期間中に終わればラッキーで

【沈むわけにはいきません】

(艦娘、ドラマ撮影中・・・)


神通「(とうとう、コロンバンガラ島沖海戦をモチーフにした海域攻略作戦が始まってしまいました……)」

神通「(ドラマを盛り上げる場面だから仕方がないけど、やっぱり……轟沈は嫌です)」(憂鬱




神通「(流れはココから、私が探照灯を照射して集中砲火を浴びる、でしたね)」

神通「探照灯照射……!」


<神通さん!? 今から撤退なのに、どうして……ま、まさか!!


神通「殿は任されました……みんなは引き返して、ここで得た情報を必ず提督に伝えてくださいね」(ニコッ

深海棲艦<敵はあそこだ、撃て! 撃てー!


神通「ぁっ! い、痛い……でも、まだ!」(中破

神通「(これで残った武装で抵抗を続けて――――)」


深海棲艦<相手は虫の息だ、一息に沈めてやれ!!

深海艦載機<ワリャア、息の根止めたらァッ!!(突撃


神通「(深海艦載機の体当たりを受けて轟沈…それで撮影は終了ですね)」


深海艦載機<悲しいけどコレって戦争なのよね!!(突撃


神通「(沈む……これは撮影だからしょうがないです)」


提督『頼むから、轟沈だけはしないでくれ……例え敗北して、海域を奪還できなくてもいい、君たちが沈むことが私には耐えられないのだ……』

神通「(――――私が沈んだら……提督は、きっと悲しまれます)」

神通「(撮影だから沈む………それで、いいの?)」(自問


深海艦載機<貰ったァァァァァァッ!!(突撃

神通「(――――ダメに決まってます!!)」

神通「――――!!」(ダンッ


深海艦載機<ゲフッ!? お、俺を踏み台にした!?


神通「まだ……まだこの神通、沈むわけにはいきません!!」(目がマジ


深海棲艦<あ、あの、神通さん? 台本……

神通「私が沈んだら、提督が……提督が悲しむんです……」

神通「だから……!!」(ダッ!


深海棲艦<アイエェェェェッ!?


神通「(武装はほぼ半壊、唯一無事だった一番主砲も弾切れ)」

神通「だけど、この姿だからこそできる戦い方があります!!」(ジャラララッ


深海棲艦<意外! それは錨!!
深海棲艦<あっ、ちょ、引っ張らないで痛い痛い!


神通「やあぁぁぁぁっ……!!」(軽巡パンチ!!


深海棲艦<え、ええい、私の完璧なる脚本を・・・何故ストーリーを勝手に変えるぅ!?
深海棲艦<と き め い て 死 ね !


神通「…………!!」(ダッ


提督(整備班長)『せっかくなので旧式の艤装をチューンしておいた。これなら重巡や戦艦にも見劣りしない出力がだせるぞ!』(キラキラ


神通「この艤装には提……整備班長の想いが込められているんです。この程度では止まりません……!!」


深海棲艦<なぜだ、そんなにボロボロになって、なぜ貴様はまだ動ける……! どうして……!?
深海棲艦<(ノリノリだコイツ……)


漣「――――それはですねえ、私たちが沈むとご主人様が無事じゃいられないからです」(ザッ

神通「!? さ、漣さん……? どうしてココに……」

漣「フッ、こんなこともあろうかと、神通さんたちの隊に遅れて出撃していたんですよ」

漣「あ、みんなはちゃんと漣の隊で救助したのでご心配なく」

神通「そ…う、よかった……」(安堵


漣「――よくもまあ、ここまでウチの神通さんをボコボコにしてくれたもんです」

漣「ただじゃおかないんだから……元祖第一艦隊旗艦の本気、見せてあげるのです!!」(ドギュンッ

神通「まだ……私だって……! 神通、行きます…!!」(ダッ

深海棲艦<お前らなんて怖かねえ! 野郎ォ、ぶっ殺してやる!!



《この後、無茶苦茶掃討戦した》


プロデューサー(以下P)「……い、いいんですか、コレ?」
監督「うーん、まあ脚本なんてあってないようなもんだから」
提督「それに、かつて力及ばずで沈んだ艦の力を持った艦娘が、過去を乗り越えて生還する……こういおうの、お約束だけど燃えない!?」
P「(何のための脚本なんですかー!?)」

※なおドラマ放送後、神通と漣に【鬱フラグクラッシャー】の称号が送られた

(朝)
《育成所》食堂


<カチャ……カチャ…
<モグ……モグ……

提督「(朝早いとはいえ、一言の雑談もなしか……)」

提督「(私としてはありがたいが……艦娘とはいえ、この年頃の子たちの食事風景とは思えんな)」

他所提督「ガフッ、ガフッ……! ハグッ、ハフッ、ガツガツムシャムシャ……!」

他所提督「あー、くそ、お通夜みてえな空気だ…………おかわり、大盛りで!」

龍田「は~い♪」(よそいよそい

川内「うわぁ……」

那珂「朝からよく食べるなぁ」

神通「……あ、あの、提督はおかわり」

提督「い、いや、必要ない」(フルフル

神通「そう、ですよね」(ショボリ

川内「(おかわり、よそってあげたかったのか~?)」(ニヨニヨ

那珂「(少食だもんね、仕方ないよ)」(ニコニコ

提督「…………む?」



文月「…………」(カタッ

菊月「……もう食べないのか」(もそもそ…

文月「……」(コクリ

菊月「……そうか、食後のアレを忘れるなよ」

文月「……うん」(トボトボ



文月「ぁ」

提督「…………」(じっ…

文月「ぅ」(トテテテ…



提督「……」

神通「提督?」

提督「す、すまない、もう食べられないようだ……」(カタッ

他所提督「おっ、じゃあ残った飯、貰っていいか?」

提督「あ、ああ。……他所提督、私は少し腹ごなしに散歩してくるぞ」

他所提督「……おぉ」

提督「…………」(スタスタ

文月「…………」(トテトテ

提督「(どこへ向かうのだ……?)」


(医務室)

文月「……」(ガラガラ

駆逐艦娘X「…………」

駆逐艦娘Z「……」

提督「(医務室……先に食事を終えた子たちもいるな)」(そっ…



医師「では次」

文月「…………」

医師「ふむ、お前は採血もだな。それが終わったら今日の分を持っていけ」

医師「今、本土の連中が来ているから、くれぐれも見つかるんじゃないぞ」

文月「……ぅっ」

医師「フンッ、終わりだ。後がつかえるから、薬を持ってさっさと出ていけ」

文月「は…い」

提督「!」(ソソクサ


<ガラガラ・・・

文月「…………」(トボトボ

文月「――痛いよぉ」(グスッ…

(曲がり角)
提督「…………う、うぬ」



(花壇)

文月「……うぅ」(涙グシグシ

文月「お花、はやく咲かないのかなぁ。先生ぇ、お花が咲く前に帰ってきます、って言ってたから……お花が咲いたら戻ってきてくれるよね~?」

文月「ぁ……お薬、飲まなきゃ」

文月「(見つかっちゃダメ……見つかっちゃダメ……)」(キョロキョロ

文月「あ~ん……」

提督「ま、待ちたまえ……!」

文月「!!」(ビクッ

提督「あ……す、すまない、また驚かせてしまった……」

文月「あ……あぁ……」

提督「その……手に持っているのは薬だね? よ、よければ何を飲んでいるのか教えてもらえないか……」

文月「み……見ないで、見ないで~」

提督「ぁ、いや……」

提督「(この反応……やはり、私たちに知られては困るもの、か)」

提督「――――だ、大丈夫だ」

文月「……えぅ?」

提督「じ、実は私も……みんなに隠れて薬を飲みに来たのだ。ほ、ほら、コレだ」(ラムネ

文月「…………おじさんも、お薬飲みなさいって医務室の先生ぇに言われてるの~?」

提督「う、うむ。み、見られてはダメというのは、他所提督や……私が連れてきた艦娘たちのことだろう。だ、だから、そんなに怖がるのはやめてもらえないか?」

文月「……」(じー

提督「う、うぅ……」(目泳ぎ

文月「――――おじさんも文月といっしょなんだね~」(ニコー

提督「あ、ああ」

文月「…………」(キョロキョロ

提督「ど、どうかしたのかね?」

文月「えへへ、おじさんもお薬きらいだからココに来たんだね~」

提督「……う、うむ」

文月「じゃあね、じゃあね、いいこと教えてあげる~」(オイデオイデ

提督「な、なんだね?」

文月「えっとね~、ここのお薬は飲みすぎたら体に悪いから、ときどきペッてしたほうがいいんだよぉ」(ヒソヒソ

提督「……それは、誰が言っていたのだね」

文月「先生ぇ……。文月たちにお勉強とか教えてくれてたんだけど、この間、所長さんたちが連れていっちゃったの~」

提督「そ、そうなのか……」

文月「うん…」(ショボリ

提督「(先ほど、花が咲いたら……という独り言が聞こえたが、なるほど、この子が花が咲くのを待っていたのはそういう意味だったのか)」

提督「(所長たちに連れていかれた……つまり、その先生というのは、ココで行われている何かについて知っていたのだな。そして、その上でこの子……この子たちのために行動を起こして捕まった、と)」

文月「今日はね、文月お薬ペッてするから、ここに来たんだよ~」

文月「おじさんもペッするなら、花壇のココにね、お薬隠してるからペッしてもいいよ~」(ニコニコ

提督「っ……」

提督「あ、ああ、いや、私は今日、薬を飲んでおかないとお医者様に怒られるのでな……」

提督「ただ、少し気分転換をするためにここに来てみたのだよ」

文月「そうなんだ~。ほわぁ、ピンク色できれい~」

提督「……よければなのだが、君の薬と交換するかね?」

文月「ほわぁ、いいの~?」

提督「ああ……同じ形のものだしな、こっそり交換すれば怒られないさ」(ニコ…

文月「…………うん!」

提督「この薬は……口に入れて、すぐに噛み潰すんだぞ? そうしないと効果がないから。もし、薬を口に入れることも抵抗あるなら吐き出せばいいのでな」

文月「わかった~」(カリ…ポリ…



<!? ほわぁ、このお薬、すっごく、すっごく美味しぃ……!!
<そ、そうだろう、完全手作りで今では街に寄付しなければ手に入らない数量限定のラム……薬だからな
<え、えっとぉ……(チラチラ
<ま、まだ欲しいのか……? し、仕方ないな
<えへへ、ありがと~♪

あんまり進んでないけど今日はここまでで
おやすみなさいなのです

おつです!イベント頑張ってくださいw

ふみぃかわいい(*´ω`*)

e5楽しみだわぁ(震え声

ネタ提供、被ったらごめんです。
元帥が上層部のお偉いさんから拝み倒されて、提督にお見合いの話を持ってくる。

提督「お、お断りします…」
元帥「他の三人(三馬鹿)はもうケッコンカッコカリしておる!、おまえしか居らんのだ!」

押し切られて見合いする羽目になる提督、もうやめて提督の胃壁強度はとっくに0よ!
漣、神、金、蒼、大「「「「「 」」」」」
そして、目がハイライトになる鎮守府の面々。さて、どうなることやら。

お心遣いいただきありがとうございます
ただ、お見合いネタはどこかのスレでやった記憶があるので……申し訳ありませんが
今やっている文月編が終わったら、ネタ安価を取るかもなので、どうかその時にお願いいたしますね

↑×ハイライト ○ハイライトOFF でした、失礼。

【How to communication~社会人編~】


《鎮守府》執務室

提督(@休憩中)「……なるほど」(ペラ…

提督「(やはりこのHow to communicationシリーズは為になることが書いてある)」

提督「(特につい先日発売された『How to communication~社会の常識、教えてあげようか?~』は、各シチュエーション毎に問題と、最適なコミュニケーション解が用意されており……)」

提督「(近年の流行りか、ページの隅に登場するヤクザや人魚?などのキャラクターも、読み進めても飽きが来ない)」

提督「実に勉強になる……」

提督「こ、これは、私のコミュニケーション能力が改善されるのも時間の問題だな、フフ」(もこっち感

提督「……む?」

『Q:アナタの職場で、学生時代の異性の友人、あるいは幼馴染みが部下として働くことになりました。とても気の置けない相手です……そんな相手に、アナタはどう接しますか?

1:部下は部下、みんなと同じで
2:他の人に対するより、心持ちフランクな感じに
3:周りに変に勘繰られると困るから無視で』

提督「……ふむ、学生時代の異性の友人」(モヤモヤ・・


『HEY! 提督ぅ、tea timeの時間ネー♪』


提督「………………2番、か?」(ペラッ

『A:2番を選んだアナタ、bad communication ! 他より付き合いが長いから、なんて理由でフランクに接する相手を作るのは、職場の雰囲気を悪くするかも。
あの人だけ特別視してる、なんて部下に思われたら大変なことになりますよ!』

提督「」(キリキリキリ…



(翌日)

金剛「HEY! 提督ぅ、いいお茶の葉が手に入ったから、これから一緒にtea timeするデース♪」(ウキウキ

提督「……す、すまないが執務が残っているのでな、お茶はまたの機会にお願いするよ、金剛…君」

金剛「……へ?」

提督「ど、どうかしたのかね、金剛君」

金剛「ぇ……と、その……」(オロオロ

金剛『訳:きゅ、急にどうしたの、金剛君だなんて改まっちゃって……』(ソワソワ

提督『訳:と、特にこれといった理由はないのだが……ほ、他の者を君付けで呼んでいるのに、君だけ呼び捨てというのは如何なものか、と思ってな』

金剛『訳:や、やーね、そんな今更……い、いままで通りで構わないじゃない。ほらっ、み、みんなも全然、気にしてないわよ……!』

提督「……むう」

金剛『訳:そ、それとも私……なにかアナタを怒らせることしちゃった……?』(オドオド

提督『訳:べ、別にそんなことはないぞ……?』

金剛『訳:な……なら、そんな意地悪はやめてよ……私のこと、ちゃんといつもみたいに…呼んで…………ゥ、ヒグ……ふぇぇぇん…』(ポロポロ…

提督「」

提督「(あ……後で処分…しよう、あの本……)」(ズキズキキリキリメキメキ…!!


《人間関係において最適解なんてあってないようなもの、という話》



(事情説明後)
<な、なあ、金剛、そろそろ機嫌を直してはくれないだろうか……
<……知らないっ!(ぷいっ
<ぬう……

これを他のメンバーにやったら・・・

神通 → 疑心暗鬼 大和 → 自己都合で曲解 蒼龍 → 「?」を頭に浮かべる

漣は・・・・どうだろ?

提督「私の戦闘力は530000です…ですが、もちろんフルパワーであなたと戦う気はありませんからご心配なく…」

提督「ほっほっほ・・・まさかこのわたしに闘いを挑もうとするおろか者がいたとは。まさに身の程知らずもはなはだしいというやつですね・・・」

提督「心配しなくていいよ。いまみたいなやつで一瞬に殺したりはしない。そんなんじゃボクの腹の虫はおさまらないからね」

果して、このセリフを使う時が来るのか?

提督「ぜったいに許さんぞ、虫けらども!!!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!!」

すません(汗)

【とりかえっ子しよッ!】

《鎮守府》工廠


妖精A「暇に耐えかねて、性格入れ替え装置を作ってしまいました」

妖精B「船の建造ができなくてやった」

妖精C「反省はしてる、でも後悔はしてないです」


那珂「妖精さんたち、お疲れさまー!」

川内「ぶー、今日も夜戦できなかったー」

神通「妖精さん、お疲れ様です。出撃から戻ってきたので、艤装の整備をお願いしてもいいですか?」

妖精A「……」(チラ

妖精B「記念すべき実験台1~3号」

妖精C「ポチッとな」

川内那珂神通「「「え?」」」


<キャアァァァァァッ!?

提督「す、すまない、妖精君たち。神通君たちがこちらへ来ていないか…………む?」


川内「…………」

那珂「…………」

神通「…………」


提督「な、何やら様子がおかしいが……ど、どうかしたのかね?」(オソルオソル


川内「――――艦隊のアイドル、川内ちゃん参上~! キャハ♪」

提督「ぬ?」

那珂「あ、あの、軽巡洋艦 那珂、帰投しました。ほ、報告が遅くなってすみません……」(オドオド

提督「う、うぬ?」

提督「(川内君と那珂君の様子が……じ、神通君、何か知らないかね?)」(ヒソヒソ

神通「…………」(ユラッ

<壁ドン!

提督「!?」

神通「提督……」(顎クイッ

提督「じ、神通君? ななな、なにを……?」

神通「提督……夜戦には補給(キラづけ)が必要だよね」(耳元囁き

神通「これから一緒に夜戦(意味深)……しよ?」(サワサワ…

提督「」

<クスッ……待ちに待った夜戦だぁ♪(ゴソゴソ…
<じ、神通君、これ以上は……!


妖精A「ア、アワワ、えらいこっちゃ……」

妖精B「自分、ちょっと漣さん呼んでくるです」

妖精C「上手いこと誤魔化しておいてください」

妖精B「ガッテン承知!」


<どうしたの? そんなに赤くなって。はは~ん、さては私との夜戦が待ちきれないんですね?(ペロ…
<や、やめたまえ、本当にやめたまえ……!!


川内「神通ちゃんと提督って本当に仲良し(意味深)だよね~♪」

那珂「あ、あの、いくらなんでも工廠でするのは……」(オロオロ

第七駆逐隊verやって寝ます

【とりかえっ子しよッ!】第七駆逐隊ver

《鎮守府》工廠


妖精A「……初めて提督さんに怒られたです」

妖精B「お、俺は悪くねえ! 妖精Cが誤魔化せって言ったんだ!」

妖精C「お? やるですか、お?」

妖精A「不毛な争いはやめるです。へこんだ気分を盛り上げるために、性格入れ替え装置で遊んでみるです」

妖精B「あと一回、あと一回だけだから」

妖精C「すぐに元の戻せばヘーキヘーキ」


漣「おつかれーっす。久しぶりにキスカ島のお掃除、疲れたー……妖精さんたち~、整備よろです」

曙「ごめんねー、妖精さん……敵の攻撃、直撃して中破しちゃった……」

朧「大破しなかっただけ儲けもの」

漣「まあ、漣はほぼ無傷なんですけどね」(ドヤァ

潮「それは漣ちゃんが変……練度が高いからだと思う」

朧「なんにせよ、大破した艦が出なくてよかった」

曙「ま、まあ? 私…たちが怪我したら、クソ提督がまた落ち込んじゃうしね!」(フンッ

妖精A「お約束をいただいたところで、ポチッとな」

漣曙朧潮「「「「はい?」」」」


<わあぁぁぁぁぁぁっ!?

提督「す、すまない、妖精君たち。漣君たちがこちらへ来ていないか…………む?」

曙「…………」

朧「…………」

潮「…………」

漣「…………」

提督「――――」(ゴクリンコ

提督「み、みんな、キスカ島の巡回任務ご苦労様。つ、疲れているだろうが、今回の戦果を纏めたいので、艤装を預けたら執務室までお願いしたい……のだが」(オソルオソル

潮「そ、そんなこと言って、私たちの恥ずかしい格好を見に来ただけなんでしょう!? この……クソ提督!」(キッ

曙「私は提督のそういうとこ、キライ……じゃ、ないです」(テレ

朧「ご主人様ってば、真ッ面目~♪ これはご褒美あげなきゃですねー。何がいいかな……ん~、飴ちゃん食べます?」

漣「み、みんな、提督にそんなこと言っちゃダメだよ……」(オドオド

提督「」(ゲボッ

<吐血!? ちょっと、どうしたのよクソ提督!?
<大変……すぐに医務室に運ばないと
<看病イベントktkr! って言ってる場合じゃないな、コレは
<て、提督、しっかりしてください~!?



妖精A「……さすがに反省」

妖精B「第七駆逐隊のみなさんのキャラに慣れていたことが逆に災いしました」

妖精C「精神制御が間に合わなかった模様」

妖精A「性格入れ替え装置、分解しちゃうです」

妖精B「仕方ないですね」

妖精C「溶かして資材に戻しておきましょう」

<カーン・・カーン・・!


<あ、また何か面白そうなものが出来ちゃったです
<これが我々の業という奴でしょうか……
<ヒャア、我慢できねえ!

息抜き(小ネタ)しすぎで反省
イベント海域攻略の息抜きにちまちま書いていきます
どこまで進むかはわかりませんが、寝る前に投下します

《育成所》母港

(川内型、龍田&育成所艦娘、訓練中・・・)


所長「ここからでしたら、艦娘たちの訓練が見学できますよ。今はちょうど、白兵戦(水上)訓練をしているようですね」

提督「か、艦船を自分の手足ように動かすのに、まず自分の身体を満足に扱えなくてはいけませんからね……。この訓練は……ひ、非常に有効かと……」


<顔はやめてよぉ~……!
<おわ、っとと……!?
<那珂ちゃん、川内姉さん、いったん退いて!
<あら~、ちょっとピンチかしら~?


所長「フッ……どうですか、ウチの艦娘たちの練度は? 実戦を積んだ提督殿たちの部下にも見劣りしないではないでしょう」

他所提督「む……そーっすね」

提督「…………」

所長「おや、どうかされましたか?」

提督「っ!? あ、い、いえ、育成所の艦娘たちの練度の高さに感銘を受けていたところです。私も一提督として、恥ずかしくない働きをせねば……と」(キリキリ…

所長「それはそれは……立派な心がけです」

所長「(本土の鎮守府に所属しているといっても、所詮はこの程度さ。クク、自慢の艦娘が劣勢で青ざめていらっしゃる、フフフ!)」(ご満悦

提督「は、はい……うぐぐ」(キリキリ

他所提督「(お、おい、無茶すんなって……。所長さんの相手は俺がすっから、お前は気配殺しとけよ……!)」

提督「(ハァー……ハァ゛ー……だ、大丈夫、問題な゛い゛……!)」(蹲り

他所提督「(ぜってー無理だって。エピソード終盤のワンピキャラみたいな発音になってるし!!)」


<!! 提督……? た、大変、川内姉さん、那珂ちゃん、提督が……!
<えー? あ、ホントだ、また胃痛で倒れかけてる!!
<じゃあじゃあ、医務室に連れてってあげないとだねー。那珂ちゃん、ちょっと本気出しちゃいます!
<そうね~、ここの子たち、予想してたよりはずっと強いものね~♪


所長「なん…だと…?」

他所提督「あ、バカ……」

(川内型、龍田&育成所艦娘、蹂躙中・・・)

神通「――――提督、大丈夫ですか!? お、お水です、早くお薬を……!」(背中サスサス

提督「へ……平気だ。神通君たちは……け、怪我はなかったかね?」(蒼白

川内「うん、平気平気~」

那珂「頭にタンコブできちゃったけどねー……」

龍田「確かに私の艦は古いけど~、白兵戦(水上)には関係ないですから~♪」

他所提督「まあ、そうなるな」

他所提督「(……できれば、所長さんを調子づかせておきたかったんだけどなぁ)」

龍田「(あら~、私たち頑張ったのに提督はご不満?)」

他所提督「(そういうわけじゃねえさ……。ただ、所長さんみたいなタイプは、こっちのこと見下して悦に入ってるぐらいがいっちゃん扱いやすいんだよ)」(頭ガリガリ

龍田「…………」

他所提督「んあ? なんだよ、人の顔じっと見て」

龍田「ううん~、なんでも~♪」

龍田「(馬鹿のように見えて、肝心なところではしっかり『提督』なのよね~、ウチの提督……)」

所長「……………………」(ギリッ

菊月「も、申し訳ありませんでした。私の指揮が未熟なばかりに……」

所長「――――いえ、いいんですよ。何度も厳しい実戦を潜り抜けてきた方たちが相手です、むしろ善戦してくれただけで私は満足です」

所長「今日の経験を次回に活かせるよう、頑 張 っ て く だ さ い ね ?」

菊月「は……は、い」

所長「――――それでは提督殿、視察や訓練の見学でお疲れでしょう。お茶の用意がありますので、どうぞコチラへ」

他所提督「お、マジすか! ありがとうございます!」

提督「(神通君たちは、駆逐艦の子たちにしっかり休息を取らせて――――)」(ボソボソ…

神通「はい……了解しました」

提督「…………い、行ってくるよ」

川内「ま、ここは任せておいて! この子たちに夜戦のノウハウを叩き込んどいてあげるから!」

那珂「よーし、休憩の間、那珂ちゃんココの子たちに歌を教えてあげよ~っと♪」

龍田「あっちの軽巡さんたちは個性的ね~」

他所提督「……お前もどっこいどっこいだろ」

龍田「そうかしら~?」(首傾げ

他所提督「そーだよ」

(深夜)

他所提督「んで? ココってやっぱ黒なのか。お前がこうやってみんな呼び出した時点で、まあ確定なんだろうけど」

提督「……十中八九、な」

神通「提督がそうおっしゃるということは……そういうことなんですね」

龍田「…………」(キョロキョロ

神通「ど、どうかしましたか?」

龍田「う~ん、川内さんの姿が見えないと思って~……」

那珂「ああ、川内ちゃんなら今、提督の命令で――――」



《育成所》医務室

川内「――――」(ゴソゴソ

川内「(提督にお願いされて来たけど……やっぱ苦手だなあ、こういうの)」

川内「(お、医務室の換気口まで到着~!)」

川内「(人の気配なーし。よい……しょ、っと)」(ガサゴソ

川内「イテッ!」

川内「(う~、お尻打った……)」(サスサス

川内「(とりあえず、ここのお医者さんが保管してるだろう薬品の伝票とか管理記録……を回収すればいいんだよね)」(ガサゴソガサゴソ

川内「(提督が言うに、本棚とか部屋の隅って言ってたけど―――お、本当にあった)」


<カコン……ギギギィ・・


川内「(隠し部屋、ホントに出てきたよ)」

川内「(さてさて、鬼が出るか蛇が出るか……)」

川内「――――って……え?」



《育成所》来賓用宿泊施設


提督「ここで行われている詳しい不正の内容は、川内君が帰ってきてから話すとして……。問題はコレだ」(コロン

他所提督「薬……?」

提督「医務室でここにいる艦娘に支給されているものだ。知り合いになった艦娘から入手してきた」

他所提督「入手したって……なんか齧った後あるけど、まさかお前……」

提督「そ、その辺は問題ない。艦娘が口に入れる前に、ラムネと交換したし……だいたい、この薬を齧ったのは私だからな」

他所提督「――――は?」

他所提督「誰が……何を齧ったって?」

提督「私が……ここで艦娘たちが義務付けられている薬を」

神通「提督、どうしてそんなことをするんですか!? 提督の身に何かあったら、漣さんが……わ、私だって悲しむって……!!」

那珂「ど、どうどう、神通ちゃん、落ち着いて! 怒るなら、提督がどんな薬飲んだとか、そういうの聞いてから判断しよ、ね!?」

神通「~~~~!!」(ギッ

提督「(わ、私は何か、神通君の気に障ることをしたのだろうか?)」(キリキリギチビキ・・

他所提督「(知らね、自分で考えろ)」

提督「ぬ、ぬう……」

提督「い……いろいろと不可解な点はあるが、話を整理しよう。まず、どうして私たちがここまで出向いた目的について――――」

川内「ふーん、医務室の地下に変な機械いっぱいの研究室……いかにもって感じだね」(抜き足差し足

川内「ん……?」

重巡艦娘「―――――」

川内「(壁に繋がれてる……何かの実験に使われたのかな)」

川内「ねえ、大丈夫……なわけないか。ご丁寧に、逃げらんないよう足まで撃ち抜いちゃって……」

川内「(うーん、やばい薬を何度も大量に打たれたって感じかな)」(瞳孔確認

重巡艦娘「ァ……ぅ………ヒ…ィ…!」(ブルブル…

川内「心配しないで、私は……私たちは味方だから」

川内「アンタにそんなことした連中は、絶対に私たちがぶっ飛ばしてあげるからね」(手ギュッ

重巡艦娘「………ぁ…ぅ」

川内「(ホントは助けてあげたいけど、連れていくわけにもいかないし……ね)」

川内「(妖精さん印の『データ取るね』君をパソコンに差して……はい、ワン、ツー、スリー……オッケー)」

川内「(あとは、それっぽい資料を適当に詰め込んで……)」

川内「(ん? なんかこれだけ色褪せてるなー……ま、いいや、これも回収、回収)」

川内「(長居は無用、即時撤退!)」

川内「……ゴメンね」(タタッ



重巡艦娘「……ぅ…ぃ、ツ……ちゃ……花…………マ………っ…」(ブツブツブツ

《育成所》客用宿泊部屋

提督「…………ゴクン」(ザラジャラ…

提督「ふぅ……で、では話を始めよう」

他所提督「話一つすんのに、どんだけ胃薬飲むんだよ」

提督「……わ、私たちがここに来ることになったのは、先せ……元帥の命を受けてココを調べていた艦娘と連絡がつかなくなったからだ」

他所提督「(ヤロー、流しやがった……)」

提督「彼女が調べていたのは、駆逐艦の艦娘に対する違法な実験、また艦娘としての登録が抹消された少女の売買記録だ」

神通「そんな……酷い」

提督「やり口としてはそこまで巧妙ではなかったのだが……場所のせいもあって、証拠を揃えきれなくてな」

他所提督「そこで、人員補充の要請に合わせて、指導役として先生の部下が潜り込んで、誰がどの程度事件に噛んでるのか、っつーのを調べてたんだが……」

提督「恐らく、捕まったのだろう。つい先日、彼女からの連絡が途絶えてしまった」

提督「密偵だと気付かれたか……もしくは、最初から『実験用』の巡洋艦艦娘が必要で、人員の補充を申請したという可能性も考えられる」

那珂「う~ん、それはかーなーり、よからぬ感じだよね」

提督「ああ……まったくだ」

<コン……コココン……


提督「……戻ってきたようだな」(カチャッ

川内「ふぃ~、ただいまー」

神通「せ、川内姉さん、お疲れ様です」

那珂「川内ちゃん、おかえり~。成果はあった?」

川内「あった、あった。ありすぎて困っちゃうくらい……はい提督、パソコンのデータと目についた資料、盗ってきたよ」(ゴソゴソ

川内「あとさ、忍び込んだ研究室にだけど……」

(川内、説明中・・・)

他所提督「……やりたい放題だな」

提督「じょ、状況は把握した。その監禁されていた艦娘の救出も目的に加えよう」

川内「仕事を成功させるだけなら、無視した方がいいんだろうけどね……ありがと」

提督「こ、こちらこそ、私たち提督がやるべき仕事を手伝ってもらって……か、感謝する」

川内「アハハ、いーって、いーって、そんなに畏まんないでよ~」(ウリウリ

提督「す、すみません、そういったスキンシップは勘弁してもらえませんか……」(懇願

川内「……りょーかい」

川内「(ここまで拒絶されると、さすがにちょーっと堪えるなぁ……)」(糸目

提督「うぅ……」(キリキリ…

提督「と、とりあえず、私は川内君が持ってきてくれた資料を読んでみる。他所提督はパソコンのデータの方を頼む」

他所提督「あいよ」


(提督、他所提督、データ確認中・・・)


龍田「提督、何かわかりましたか~?」

他所提督「あー、もうここ黒だよ、真っ黒」(イライラ

他所提督「孤児だとか、半分家を追い出されたような、行く宛のない子に的を絞って……クソがっ」(ガンッ!

龍田「……物にあたっちゃダメですよ~?」

他所提督「ワリ……。おい、そっちの方はどうよ」

提督「うぬ? あ……ああ、こちらも大当たりだ。証拠として申し分ない」

提督「(まさか、こんな年代物を引っ張り出しているとはおもわなかったが)」


《艤装リンク増強剤実験部隊》
試薬被験体1号 装甲巡洋艦:八雲
試薬被験体2号 装甲巡洋艦:吾妻
試薬被験体3号 防護巡洋艦:千歳
試薬被験体4号 戦艦:敷島
試薬被験体5号 駆逐艦:東雲
試薬被験体6号 駆逐艦:夕霧



提督「ここの駆逐艦の艦娘に行われた投薬実験のデータや、入手先その他諸々、きちんと記録していて助かるよ」

他所提督「……そういや、お前ここで配られてる薬飲んだんだよな。大丈夫なのかよ?」

提督「む……? 大丈夫だ、問題ない。口にした後、心拍の上昇と高揚感があったが……問題なのは長期間の服用を続けた場合だろうな」

他所提督「お、おう」

神通「……だからといって、自分で試すのはいけないと思います」(むっすぅー

川内「(ねー、なんで神通、怒ってんの?)」

那珂「(えっとねー、提督が自主的にモルモットやっちゃったからかなー)」

川内「(モルモット、って……うげ、飲んだんだ、ここの薬……)」


非難する(ドン引きした)視線<チクチクチクチク・・・


提督「え、えー……それでは、こ、ここからどう動くかの話だが……」(キュウキュウキリキリ…

提督「主犯格はやはりというべきか、ここの所長だが……こ、これだけ証拠があれば、問題なく拘束できるだろう」

他所提督「お、そんじゃ一発かましに行くか? 何かあった時用に、ちゃんと刀持ってきてるぜ!」

川内「えっ、もしかして今日は夜戦していいの!? ヤッター、待ちに待った夜戦だぁー♪」

那珂「深夜ライブか~、那珂ちゃんセンター、張り切っちゃいます!」

提督「あ、いや……み、水を差すようで悪いが、我々が動くのは明日の朝だ」

龍田「さっさと拘束しちゃわないんですか~?」

提督「い……いろいろと下準備があるのでな……」

提督「明日の動きについては、これから説明するので……それが終わったら、警戒のため、朝まで交代で仮眠を取っていこう」

川内「夜戦ないの!? ヤダ~!」

那珂「川内ちゃん、わがまま言ったらダメだよー?」

提督「そ、その、神通君、頼んでおいた件は……」

神通「…………」

提督「あ……あの、神通君…さん」

神通「……妖精さんたちに聞いてきてください」(プイッ

提督「…………りょ、了解した」(キリキリキリキリキリ…

他所提督「(今回ばっかは同情の余地ねーな)」

龍田「(あら~、女の子の扱い方、ウチの提督よるド下手そう~♪)」

川内「(まー、もう一時間もしたら、態度が冷たかったかもしれません……、ってオドオドし始めるよ……たぶん)」

那珂「(どっちにしろ提督の胃に大ダメージ……神通ちゃん、さっすが~♪)」

>>676
>龍田「(あら~、女の子の扱い方、ウチの提督よるド下手そう~♪)」

夜戦が下手?(難聴)

今日はこれだけ

龍田「(あら~、女の子の扱い方、ウチの提督よるド下手そう~♪)」
……打ち間違えなので、ウチの提督より、で脳内保管お願いします

あとは六六艦隊計画の一期拡張計画で造られた(敷島や夕霧なども)……そこまで詳しくないので、浅くしか触れられませんが
次でいろいろ幕を引けるよう頑張りますので、投下までイベント攻略などしつつ気長にお待ちいただけると

いろいろ不快な場面、内容でしたがご容赦ください

鎮守府メンバー縛り(支援除く)でE4終わったので、ちまちま書いていきます
寝る前に投下か寝落ちするかなので、イベント掘りなどに集中しつつお待ちいただけると幸いです

(早朝)

<ザラザラ……ジャララ……

提督「――――ふぅ…」(ゴキュリッ

神通「(きょ、今日はいつもよりお薬の量が多いです……。まさか、昨日私が提督に冷たくしたから……!?)」(涙目

川内「(見てるだけでお腹いっぱいになってきた)」

那珂「(たまにだけど、提督が飲んでるの本当に胃薬なのかな~、って疑っちゃうよね……)」

提督「……では、みんな準備は出来ているかね」

神通「は、はい!」

川内「もっちろん!」

那珂「今日は久しぶりに真面目にやるよ~♪」

他所提督「よっしゃ、そっちも準備万端みてえだな。……龍田!」

龍田「は~い、こっちもバッチリよ~」

提督「では、手筈通り……」

他所提督「俺と龍田は研究室を押さえる。んで、お前の方は所長の身柄を……だろ」

提督「そうだ。そちらの方が人数が少ない、大変かもしれないが任せたぞ」

他所提督「……わかってると思うけど、気をつけんだぞ?」

提督「ああ」

他所提督「…………」

提督「どうした?」

他所提督「うんにゃ。……おっしゃ、んじゃ、悪者退治といこうじゃねーか!!」

川内「オー!」

龍田「死にたい人はどこかしら~♪」(槍ブンブカ

他所提督「いや、殺さねーからな?」

龍田「え~~~?」

他所提督「不満そうにされても困るっつーの……」

神通「あ、あの、提督……が、頑張りましょうね!」

提督「ああ」(スタスタスタ

神通「」

神通「(や、やっぱり提督、き、昨日のことで私のこと煩わしく……)」(半泣き

那珂「(じ、神通ちゃん、ファイト!!)」

《育成所》医務室

他所提督「たーのーもー!!」(前蹴り

扉<ウボァーッ!?

医師「な、なんだ!?」

他所提督「いやー、どもども~、朝早くにすんませんねえ――――御用改めである、神妙に縄につけい!」

龍田「お縄につけ~♪」

医師「いきなり入ってきて、言うに事を欠いて人を罪人扱いだと? ふざけるなよ、貴様ら――――!」(ガタッ

他所提督「フンッ!!」(回し蹴り

<メキョッ!!

医師「ガッハァ!!?」

他所提督「……人がおちゃらけてる間に、観念して神妙にしろよ」

医師「な、な……!!?」

龍田「(証拠があるからやりたい放題ね~)」

他所提督「おっし、確保、確保」(ふん縛り

医師「っ、うぐ……な、何をする放せ……!!?」(ジタバタ

他所提督「あー、ウッセウッセ。おい龍田、研究室だかに閉じ込められてる艦娘、助けるぞ」

龍田「は~い♪」

龍田「(ウフフ、普段と違って、ウチの提督ったらやる気満々~)」(キラキラ

他所提督「う~ん……」(ソワソワ

龍田「? どうかしました~?」

他所提督「いや、早いとこ提督と合流しねえとなって。正直、所長をアイツに任せたの失敗だったかもしれねえ……」

龍田「ああ~、アッチの提督さん頼りないものね~」

龍田「言い方は悪いけど~、実験のデータを見ても平然としてたし~……人とコミュニケーション取るのでいっぱいいっぱいで~、艦娘のことまで気を回してられないって感じよね~」

他所提督「……なに言ってんだ、龍田?」

龍田「はぃ~?」

他所提督「俺が失敗だって言ってるのはソコじゃねえよ」

他所提督「俺が心配してんのは――――」


???「動かないでくれ」(ガシャッ

他所提督「!!」


菊月「……」

駆逐艦艦娘「…………」

駆逐艦艦娘「…………」

駆逐艦艦娘「…………」

駆逐艦艦娘「…………」

駆逐艦艦娘「…………」


龍田「あら~、団体様ご案内~?」

菊月「すまないが……そこから先は関係者以外、立ち入り禁止だ」(スッ

駆逐艦艦娘ズ「「「…………」」」(ジャキッ!

他所提督「……やれやれだぜ」

《育成所》所長室

<knock……knock……


所長「……どうぞ」

提督「朝早くから失礼します」

神通「し、失礼します」

川内「お邪魔しまーす」

那珂「所長さん、おっはようございま~す♪」

所長「おや、これはこれは提督殿……それに、部下の方たちまで。こんな朝早くにどうかされましたか?」

提督「……それは、所長さんも予想がついているのではありませんか?」

所長「さて、何のことやら? 私にはとんとわからないですね」

提督「そうですか」

提督「……では、駆逐艦艦娘に対する違法な実験、並びに登録を抹消した艦娘の失踪事件について詳しい話を伺いたいのでご同行願います」

所長「ハハハ、急にそんなことを言われても困ります。登録を抹消した艦娘はキチンと本土へ送り帰していますし、第一、投薬実験が行われているのなら、まず疑うべきは医務室の先生では?」

提督「ご心配なく、そちらには他所提督が向かっておりますので」(ニコリ

神通「(……提督?)」

提督「――疚しいところがないのでしたら、どうかご協力を」

所長「――――チッ」

中途半端ですが、今日はここまでで
おやすみなさいなのです

イベント終了。掘り? 攻略中に出なかったということは、縁がなかったということです
これから続きを書いていきます

書ききれなかった……寝落ちしてたとも言いますが
文月編完結まで一気に上げます、申し訳ありません

艦娘に酷いことする話を書いてて、まぁ、なんてーの?そうねぇ…な感じですが、ご容赦ください

《育成所》医務室

菊月「抵抗しないなら、私たちも手荒なことはしない」

菊月「だから……頼むから、おとなしく私たちに従ってくれ」

他所提督「おいおい、こう言っちゃなんだけど俺たち、お前らのこと助けに来たんだぜ?」

菊月「……そんなことはわかってる。それでも、私には……私たちには、ここ以外にいる場所がないんだ……!」

他所提督「……お前、こんなとこにずっといたいのか?」

菊月「そ……それは……」

菊月「けど……けど! 家からも、孤児院からも追い出されて……最後の頼みの綱だった艦娘の適性もギリギリで『いらない』って言われた私たちでも……」

菊月「教えてもらったんだ、まずい薬を飲んだり、痛い注射を我慢すれば、役に立てるようになるって……私だけじゃない、ここにいるみんなが、鎮守府や基地に必要な艦娘になれるんだって……!」

他所提督「信じてんのか、そんな話」

菊月「っ……信じてるさ……いいや、私だけは信じてなきゃいけない」

菊月「みんなで約束したんだ……嫌なことはたくさんあるけど、一緒に頑張ろうって」

菊月「気分が悪くなるってわかってても、みんなでいっせーので飲み込んだり……注射が痛くて泣いてる奴がいたら、からかって笑わせて、励まして……」

菊月「やっと……やっと、みんな、まともに艦を動かせるところまで来たんだ……!」

菊月「やめられるわけ、ないだろう……私が音を上げたら……治療が必要になって、本土に送られた子たちや……」

駆逐艦艦娘「…………」
駆逐艦艦娘「…………」
駆逐艦艦娘「…………」
駆逐艦艦娘「…………」
駆逐艦艦娘「…………」

菊月「……こんな風になっても、私についてきてくれるみんなに、私……なんて言って謝ればいいの……?」

他所提督「…………ッ!!」(ギリッ

医師「お、おいっ、いつまでくだらない話をしてるんだ……!? 早く、早く私を助けろっ、この役立たずどもが……!!」

龍田「あの~、今あの子たちと提督、大事なお話中だから~、少し黙っててくださる~?」(本気の鳩尾蹴り

<ドブッ…!!!

医師「ガハッ!? ~~~ッッ!!?」(ジタバタ

他所提督「……馬鹿だなぁ、本当に馬鹿だよ」

他所提督「艦娘だなんだの前に、お前ら子供なんだから……泣くぐらい嫌なことなら、絶対に嫌だって駄々こねてりゃよかったんだよ」

菊月「だって……だって、しょうがないじゃないか! 私たちのこと助けてくれようとした先生は、しょ、所長たちに連れていかれて……私たちのせいで酷いことされたんだぞ……!!?」

菊月「もう頼れない……頼れるわけ、ないじゃないか……」

他所提督「子供がそーいう遠慮してんじゃねーよ。先生だってな、自分がヒデー目に遭うってわかってても、本気でお前らのこと助けたかったから行動を起こしたんだ……元帥の、大本営からの命令ほっぽりだしてでもな」

他所提督「『ココ』を出たら、そんな奴は山ほどいるぜ? 俺だろ、玖珂の奴もやるだろうし……あと、メガネとかオネエとか……とにかくいっぱいさ」

他所提督「そういう奴がいっぱいいる場所に連れてってやるから、俺らと一緒にこんなとこ出ていこうぜ……な!」

菊月「……本当に、いいのか?」

菊月「本当に……私たちみんな、ここから連れていってくれるんだな……?」

他所提督「オウ、俺様約束守ル。提督、嘘ツカナイ」

菊月「プッ……フフ、こんなところでふざけ……ハ、ハハ…………っ、フグッ、ぅぅぅ…………ァ、ゥァァア゛ア゛ア゛……!!」

他所提督「おー、泣け泣け、鼻水すすり上げて泣き喚け」

他所提督「……そんで、泣くのに飽きたら笑いやがれ」

菊月「うん……うんっ………!!」

駆逐艦艦娘「…………ッ、グスッ」
駆逐艦艦娘「ぅ……ぁ……ぁぁ……っ」
駆逐艦艦娘「…………ぁ……ぁぁう……!」
駆逐艦艦娘「ハ、ァ…………ァッ」
駆逐艦艦娘「グスッ……ぅ……ぅ??」


龍田「……この子たちは、もう大丈夫かしら~?」

他所提督「本土に戻ったら、検査と薬の除去やカウンセリングで当分、入院だろうけど……平気さ、きっと」

他所提督「龍田、悪いけどここ任せた」

龍田「了解~。地下の先生さんの救助も任せておいて~」

他所提督「おう、助かる。んじゃ、俺は玖珂んとこ行ってくる」

龍田「さっきからずぅっと向こうの提督さんを気にしてるけど~……提督ってもしかしてホモだったの~?」

他所提督「ちげーよ! 俺は普通にボンッ、キュッ、ボンが大好きだよ!?」

龍田「…………」(後退り

他所提督「ンッンー……さっきも言いかけたけど、俺がアイツを気にしてんのは、今回の件で一番ブチギレてるのが玖珂だからだよ」

龍田「ウソ~?」

他所提督「嘘でも冗談でもねえよ。端から見りゃ、むしろ無関心なんじゃねってくらい冷静だったけど……」

他所提督「いるだろ、たまに。怒りが限界通り越すと、異常に冷静になるタイプ」

龍田「……ひょっとして~、提督よりも怒ってました~?」

他所提督「たぶんありゃ、怒りが三周くらいして逆に超絶COOLになってる。頭ン中、キンッキンに冷えてやがる」

他所提督「知ってるか、龍田」

龍田「何をですか~?」

他所提督「……重度の霜焼けってな、火傷したみてえに無茶苦茶熱くて痛いらしいぜ?」

《育成所》所長室

所長「――――チッ」

所長「大本営から視察の話が来た時から、そんなことだろうと思ってはいましたが……」

所長「新進気鋭の提督二人も寄越すとは、大本営も暇なんですね」

川内「ネタは上がってるんだ、おとなしく観念しろー!」

那珂「そーだ、そーだ~!」

所長「……フン、提督殿の部下は躾がなっていないようですね」

川内「にゃんだとー!?」

那珂「あっ、そんなこと言うんだ、ヒッド~イ!」

提督「私の部下は皆、やるべき時はやってくれる子たちだ、彼女たちを侮辱する発言は慎んでもらおう」

川内「いやあ、それほどでも……」(テレテレ

那珂「わーい、提督に誉めてもらっちゃったー♪」

提督「……話を進めても構わんかね?」

川内那珂「「あ、はい」」

神通「(提督……ほ、本当にどうされたんでしょう……)」

提督「この育成所で、栄養補助の名目で駆逐艦の艦娘たちに飲ませている薬について調べさせてもらった」

提督「なんともまあ、珍しいものを引っ張り出してきたものだ」

所長「おや、その口ぶりから察するに、提督殿はこの薬についてご存じのようですね」(ゴソ…

川内「え、そうなの?」

提督「――――艦娘たちの働きにより、深海棲艦から僅かながら領海を取り戻した頃」

提督「資材の供給にもある程度の目処が立つようになり、広大な海の上、身一つで戦っていた艦娘のために、急ピッチで艦船の建造が行われた」

提督「艤装の本来の能力で、艦娘一人一人が自身に対応する艦船を自由に操れるようになれば、深海棲艦との戦いをこれまで以上に優位に進めることができる……軍としても、そこに大きな期待を寄せていたのだろう」

提督「……しかし、残念なことにそうはならなかった。艤装を造った妖精君たちが、艦を動かす原動力たる『感情』について詳しくなかったため、当時建造された艦船の多くが、期待されていたほどの働きができなかった」

提督「しかし、艦船を用いた戦闘は、艦娘を生身で戦わせるよりはよほどマシな戦果を上げたことは確か」

提督「ならば、今以上に艦船の操作を向上させてやればいい。そういう考えが生まれるのは、半ば必然だったのだろう」

提督「そうして誕生したのが、《艤装リンク増強剤実験部隊》。艦娘と艤装のリンクを薬剤によって人為的に強化された部隊。数えきれないほどの深海棲艦を沈めた彼女たちは、通りがかった船を沈める少女の伝承に倣った名で呼ばれるようになったのだが……」

提督「――――申し訳ない、これは所長には関係のない話だったな」

所長「いえいえ、まさか提督殿がここまでお詳しいとは思いもしなかったので、感心しているところです」

所長「資料を発見した時は体が震えましたよ。薬剤一つで練度の低い艦娘が、改修を重ねた高い練度艦娘に劣らぬ艦船操作を行える……素晴らしい、実に素晴らしい」

提督「……この薬を調べたのなら、何故これが不要なものとして処理されたのか、飲ませ続けるとどういった副作用があるのか把握しているはずだが」

所長「長期間に渡って服用した場合の思考能力の低下、感情の鈍化のことですか? それのどこが副作用なのです?」

所長「艦娘なんてものは、黙って上に従って深海棲艦を沈めていればいい。痛いだの苦しいだの文句を言わなくなるのは、これ以上ないメリットでしょう」

所長「私のところに駆逐艦の艦娘を『発注』してくださる提督には非常に好評ですよ。不平不満を言わず、自分のなすべき仕事をこなす理想的な部下が手に入った、と」

神通「そんな、酷いです……」

川内「……サイッテー」

那珂「那珂ちゃん、おこだよ!?」

所長「酷い? 私は……いや、私たちはただ、人類が深海棲艦に勝利するために、最適な手段を取っているだけ――」


提督「―――――――そんな理由か?」


所長「なに?」

提督「そんな理由で、『この薬』を蘇らせたのだな……? 艦娘たちに、飲ませたのだな?」

提督「――と――が……元帥が……艦娘と共に歩みたいと願った人たちが、死にもの狂いで築いた『今』を踏みにじったのだな……!?」(ズイッ

所長「ッ……!? 来るな! ―――オイッ!!」

<ガシャーンッ!!

軽巡艦娘「…………」(ザッ
軽巡艦娘「…………」(ジャキ!
軽巡艦娘「…………」(ガシャッ


神通「! 提督、危ない……!!」(ガバッ

川内「那珂、伏せて!!」

那珂「わきゃあ!?」

<パンッ……パパパンッ……パンッ!



所長「お前ら、コイツらの処分は任せたぞッ!」(バッ

<タッタッタッタ・・・・!



川内「あっ、逃げた!」

那珂「イタタ……提督、神通ちゃん、大丈夫!?」

神通「わ、私は平気! 提督、お怪我はありませんか?」

提督「……!!」(ダッ

神通「キャッ……!?」


軽巡艦娘「…………!」(ジャキッ

軽巡艦娘「ここから先には――」

提督「――――邪魔だ…どけっ!!!」

軽巡艦娘「ヒッ!?」(ビクッ


川内「あ、ちょっと、提督!?」

那珂「行っちゃった……って、私たちも追いかけないと!!」

神通「っ……!!」(ダッ!

川内「ちょっと神通!? もうっ、自分勝手に動かないでよー!!」

神通「川内姉さんたちも急いで! 提督一人では危険です……!!」

那珂「ああ、もう! みんな、あんまり自分勝手だと那珂ちゃん、怒っちゃうからね!?」

川内「ホントだよ、まったく。目の前に艤装構えてる子が並んでるのに、それ無視して走ってっちゃうなんてさー」


軽巡艦娘「ど、どうする……?」

軽巡艦娘「て、提督と艦娘一人ぐらいなら、所長の方でなんとかできるよ……たぶん」

軽巡艦娘「私たちがこいつらを処分して、さっさと追いつけばいいだけでしょ」

軽巡艦娘「そ、それもそうね……!」


那珂「……ふ~ん?」

川内「あ、なになに、もしかして君たちって、わかってて所長に協力してた口?」

軽巡艦娘「っ、だったらどうだっていうのよ!?」

軽巡艦娘「本土の鎮守府でチヤホヤされてるアンタたちにはわかんないでしょうね! こんな辺鄙なところで、使えない駆逐艦の子たちの世話をさせられる私たちの気持ちなんて!!」

軽巡艦娘「こんなところで子供の世話をするために艦娘になったわけじゃないのよ! だいたち、こんな娯楽もない場所でいつまでも耐えられるわけないじゃない!!」

那珂「そっかー、それであの所長に協力したんだ~♪」

川内「駆逐艦の子たちに、エッグイ薬飲ませてるの見て見ぬふりして……医務室の地下で、同じ巡洋艦の艦娘が酷い目に遭ってるの知ってて、無視して」

川内「私たち軽巡が水雷戦隊の旗艦できるの、駆逐艦の子たちがいるお陰ってのがわかんないかなー」

那珂「挙句の果てに、艤装の砲口向けちゃったんだ~……提督に」(ビキキッ

川内「普段はコミュ能力ボッロボロで頼りない感じだけど、あれで結構、真剣にみんなを守るために指揮とか執務、頑張ってくれてるんだよねー」

川内「そんな提督に艤装の主砲向けたんだ……どうなるか わ か っ て る よ ね ?」(ビッキビキッ

軽巡艦娘「「「!!?」」」

「――――クソ、クソッ! 何が死にもの狂いで築いただ……馬鹿馬鹿しい! 深海棲艦を沈めるための道具に、何を熱くなっているんだ……!!」

 異様なまでの怒気を露にした提督を口汚く罵りながら、所長は母港とは逆の位置にある海岸に向かって駆けていた。

「(軽巡の艦娘どもに奴らの処分は命じておいた。が、提督どもを消す以上、ここにはもう残れない……!)」

 詰め寄ろうとした提督に怯えた自分から必死に目を反らし、逃亡を正当化する。
 艤装リンク増強剤の開発に手を出した時点で、いずれ大本営から調査の手が入ることはわかっていた。
 その時が縁の切れ目。
 肌身離さず持ち歩いている艤装リンク増強剤の製法と臨床実験の電子データを土産に、身の安全を保証してもらう算段はつけていた。

所長「(私をこんな辺境に左遷した大本営に、いつまでも義理を果たす意味はない。私の働きを認めてくれているスポンサーに、ほとぼりが冷めるまで匿ってもらって……!)」

 あの提督が追ってくる。
 極度の緊張か、それとも恐怖か。痺れを訴える足を無理矢理に動かし続けた。
 息急ききって、坂道を駆け上がる。
 この坂を上りきれば、あとは脱出用の小型艇に飛び込むだけ。所長の顔に歪んだ笑みが浮かぶ。
 そこで気が抜けたのだろう、突然、道の端から現れた駆逐艦の艦娘――文月に反応するのが遅れた。

「グアッ……!!?」
「……ひゃあっ!?」

 おそらく、またいつものように花壇で土いじりをしていたのだろう。避け損ねた所長にぶつかられ、転倒した文月の手から、子供用の小さなスコップと水の入った如雨露が飛んだ。

「ぁ、あう……ぁ、ゴ、ゴメンなさい、大丈夫ぅ――」

 転んだ痛みに涙を浮かべながら、それでも、自分より先に所長の身を案じた文月に返ってきたのは罵声と、力任せの拳だった。

「ッッッ!! こ…のっ、邪魔してんじゃねえよ、ゴミカスがぁ!!」
「ぎゃぅ……!?」

 ガッ、と肉を打つ鈍い音が山道に響く。

「うぐ……う、うぅ……」
「どいつもこいつも……!」

 口の中に広がったのは、山土の味か。
 顔から地面に倒れ、痛みに身を震わせる文月を、立ち上がった所長が見下ろして唸る。

「何でっ、どうして俺の邪魔するんだよ!?」

 溜まりに溜まった鬱憤を晴らすように、地面にうずくまった文月を滅茶苦茶に踏みつけ、喚き散らす。

「ぁぅ……うっ……や、やめてよぉ……」
「ッるっせーんだよ! 口ごたえしてんじゃねえ、テメエら艦娘は黙って命令に従ってりゃいいんだよ……!!」

 必死に体を丸めながら、弱々しく絞り出す文月の声が余計に癇にさわった。
 体を踏みつける足にさらに力がこもり、鈍い、土嚢を蹴りつけるのに似た音を鳴らす。

「命令通りに動けない上に、いつもいつもしょうもないところで大破しやがって……! 戦艦空母の弾除けになってりゃいい分際で、進軍の邪魔してんじゃねーよ!!」
「ヒグッ……ゥ、い、いたいよぉ……グス……せ、先生ぇ……」

 痛みに耐えかね、ついに泣き出した文月の口からこぼれた単語に、ピクリと所長の眉が跳ねた。

「ハァッ……ハアッ……! 先生……? 先生……あの重巡艦娘のことか、アァ!?」

 文月の後頭部で纏めた髪を乱暴に掴み、顔を上げさせて語気も荒々しく問い詰める。

「ぁぐ……!?」

「お前もそうか……お前もアイツみたいに、俺を馬鹿にするのか?」
「ひぅ……え……え?」

 痛みと恐怖にパニックを起こす少女を睨みつける所長の脳裏で、改良した艤装リンク増強剤の投与を行うため、拘束した重巡洋艦の艦娘の言葉が蘇る。


 ――――暴力をふるって従わせれば満足ですか。だとしたら、なんておめでたい……辺境に送られたのも当然の結果というやつですね、司令官さん?


 逃走防止のために足を撃ち抜かれ、激痛に脂汗を滲ませながら、しかし、この島の巡洋艦の艦娘と違い、自分に媚びることをせず、気丈に振る舞った少女の眼差し。
 最後の最後まで、自分という人間を否定する瞳が、所長の中にある理性の糸を引きちぎる。
 カッ、爆発したように頭の奥が熱くなる。その衝動に任せて、気が付いた時には、まったく関係のない駆逐艦の少女の首に手をかけていた。

「~~~~~~っ!!」
「ヒッ……ぅ……ぅぅっ……!?」

 苦しさのあまり、文月が首にかけた手に爪を立てる。しかし、今の所長にはその行為さえ神経を逆撫でするものでしかない。
 自分に逆らっている。その事実だけしか、今の所長には見えていなかった。

「フー、フー……! 殺してやる……俺を認められない無能は、艦娘も大本営の連中も、全部、全部……!!」

 薄ら笑いを浮かべて、少女の首を締めながら口の端から泡を垂らす姿は、狂乱している以外の何物でもない。
 バタバタと足をバタつかせる文月の身体に腰を下ろし、加減など抜きに手に力を込めていく。

「カ……ァ、ハ…………ァ……!!」

 痛みと酸欠に視界が歪む。
 どうして自分がこんな目に遭っているのか、文月にはそれがわからなかった。
 自分に艦娘としての才能がなかったからだろうか。駆逐艦一つまともに動かせないノロマだっただろうか。

(苦し……よぉ……。助けて……誰か、助けてぇ……)

 徐々に体から力が抜ける。
 落下しているような浮遊感の中、必死に願う。
 この島に来てから、何度も願っても助けてくれなかった神様に助けを求めて、声を絞り出す。

「だ……す……け、てぇ……!」

 自分だけではない。菊月や、ここに送られて来た駆逐艦の艦娘も、みんな、みんな。

 ――いいよ、薬交換してあげる。内緒だかんね?

 一番年下で、適正も低かった自分の代わりに、新しい薬を飲む役を代わってくれた子がいた。

 ――ん、まあこれ上手くいけば私、本土の鎮守府に行けるらしいし? モーケ、モーケ♪

 「文月はちっちゃいから、気にしなくていいよ」と笑って連れていかれたきり、戻ってこない子がいた。

 ――よっしゃー、今日も一日がんばっていこー!!

 いつもみんなを元気づけてくれていたのに、ここでの生活が長くなるにつれ、笑顔も、言葉も忘れてしまった子がいた。


 ――いいのよ、文月ちゃん。助けを求めるのは、全然恥ずかしいことでも、悪いことでもないんです。もし、誰かに何かをしてもらったら、その分を誰かに返してあげればいいんだから。


 苦しいのなら、助けてと言えばいいんだと教えてくれた「先生」がいた。
 だから、文月は叫んだ。恥も外聞もなく、涙や鼻水で顔をグシャグシャにしながら、必死に、力の限り救いの手を求めた。

「――――ぅ、う゛っ……みんなを…たす、けてぇ……!!」

 力のない自分。何もできない自分。
 今まで出せなかった分の声を張り上げる。助けて、救って、守って、今目の前にいる悪い人をやっつけてと、掠れた声で訴える。

「っ、っ……うるさい……お前みたいな替えの利く駆逐艦を必死に助けるような馬鹿、どこにいる……!!」
「ハ……ァ……ぅ」

 首を絞めている人が何か叫んでいるが聞こえない。
 抵抗してひっかいていた手にも力が入らない。
 音が、遠い。
 何も見えなくなってきた。

「ハ、ハハ、死ねよ、死んでしまえ! ……死ねぇ!!」

 文月の首から、ミキリと骨の軋む音が響く。

「みん……な……た…………す…て」

 それでも、助けを求めることを文月はやめなかった。
 最後まで、こと切れる最後の一瞬まで、「助けて」と声を出し続ける。
 これが、力のない自分にできる精一杯のできることだと気づいたから。

(あのおいしいお薬くれたおじさんに、ちゃんと助けてって言えればよかったなぁ……)

 本土から来た『提督』なら、もしかすると。そんな考えが浮かんだ。

「え……へ、へ……」

 あの時、みんなを助けてあげてと訴えることが自分にできれば、きっと今頃。そんな都合のいい想像をして、口が弱々しく笑みを形作る。
 そして、暗くなった文月の視界に――――ゴキリッ、と骨の砕ける鈍い音が響いた。

先日の寝落ちが原因の風邪でグロッキーしていました
復活しました、今日はここまでで寝ます
……ごめんなさい、申し訳ありません、胸糞悪い話ですみません
久しぶりに地の文書いてみたけどダメダメなので、次からはいつも通り台本形式に戻します

どこまで進むかはわかりませんが再開します
キリのいいところまで書けたら投下します

 自分の役目は、不正を行っていた育成所の所長を拘束して憲兵へ引き渡すこと。
 組織に属する者として、この判断は間違っていないと思ったし、この島で実際に行われていた実験資料を目にした時も、憤りはしたが、所長を処罰するのは大本営だと言い聞かせもした。
 胃と胸が軋みを上げるのを自覚しながら、自分のやることではないと、一ページ手繰る毎に繰り返して。
 他所提督なら問答無用に殴り付けて溜飲を下げるのだろうなと想像し、それをできない己に嫌悪感さえ抱きながら、言い聞かせて、強く言い聞かせて……

「フー、フー……! 殺してやる……俺を認められない無能は、艦娘も大本営の連中も、全部、全部……!!」

 少女に馬乗りになって、その細い首を締めながら薄ら笑いを浮かべる所長の姿を目にした途端、それまで頭の中で渦巻いていた感情の荒潮が凪ぐ。

(……そうか、私が間違っていたのだな)

 寸毫の間。胸中に、試験のケアレスミスを指摘されたような呟きが漏れた。

「提督……!」
「やっと追いついた! ダメなんだよー、一人で先走っちゃ!」
「ま、待って那珂……タンマ、ちょっとタンマ、は、吐いちゃう……」

 例えるなら、その衝動は津波。
 水平線まで引いていた潮が、地上の全てを浚うように、提督の思考を根こそぎ洗い流した。

「…………」

 提督の体が、弓から離れた矢の如く飛び出す。瞬く間に、二間の間合いが詰まる。
 強烈な踏み込みに辺りの木々が身震いする。地面を這うような姿勢から振り抜かれた渾身の拳が、文月の首を絞める所長の下顎に突き刺さる。
 ボキリッ、と骨の折れる音が響いた。

「ぐびゃっ……げぷ!?」
「わっ、飛んだ!?」
「うへー、本気で殴られたら人って浮くんだ……」
「那珂ちゃん、グラップラーとかそげぶだけだと思ってたよ」

 殴り飛ばされて一回転した後、潰れた蛙よろしく山道に張りついた所長を見て、那珂と川内の脳内に、樽から海賊人形を出したら勝ちの脱出ゲームの映像が浮かんだ。

「カハッ……けへっ! コホッ……え゛……ぐぇっ……!!」
「……神通君、この子に手当てを」
「ハ、ハイ!」

 新鮮な酸素を求めて喘ぐ文月の背中を擦ってやりながら、視線もくれずに提督が神通を呼びつける。
 それは、普段の彼からすればあり得ない行為だ。
 艦隊の指揮は除いて、何を頼むにしろ、命じるにしろ、まず相手の顔色を窺い、なるべく目を合わせないようにして頼むのが、彼の常なのだから。

「ねえ、大丈夫? 痛いとこないかな~?」
「あーあ、この子の首、鬱血してるじゃん。あとで冷やしてあげないとね」
「…………」

 文月を神通たちに任せて、提督が静かに足を踏み出す。
 向かう先には所長がいた。

「あ、はが……がっ……ァ?」

 ボタボタとみっともなく口から血を滴らせながら、木を支えに半身を起こした所長の前で立ち止まる。

「ヒぁッ……」
「…………ふぅ」

 顎が使い物にならず、くぐもった悲鳴を上げる所長を見下ろし、提督が疲れたように嘆息する。
 そしてそのまま…………丁度いい位置まで所長が持ち上げた彼の顔面に拳を叩き落とした。

「ぎゃぶぁ!?」

 パッ、と散った血飛沫で提督の白手袋に赤い斑点ができる。

「…………」
「ぶべらっ……!?」

 洗濯が大変だと、他人事のように考えながら、さらにもう一発、拳を落とす。
 グチリと鼻骨の歪む感触が拳に伝わる。

「…………」
「べぐっ!?」

 もう一撃。今度は口から白い欠片がこぼれ落ちた。恐らく折れた歯だろう。

「……………………」
「ギャッ……ぐぶっ…………オゴッ!?」

  もう一発、さらにもう一発、そこに加えてもう一発。
 所長の胸ぐらを掴み、淡々と抉り込むように拳を落としていく。

「ゃ……ヒャめ…………ブバッ…!」

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

「えっ、と……もしかして、アレって……」
「うん、まあ……ブチギレてるんじゃないかな」

 冷めた目で、休むことなく所長を殴り続ける提督に、那珂と川内の二人が顔を見合わせて青ざめる。

「たひゅ、け…………も゛、ゆりゅ……ひ……」
「……」

 赤黒く腫れ上がった唇を震わせて、息も絶え絶えに所長が助けを乞う。
 思案するように、提督が小さく首を傾げた。

「そんな風に助けを求めた子も、中にはいたのだろう?」

 声を昂らせることもなく、ただ事実を確認するように聞いて、『作業』を再開すべく拳を引く。
 ここまでできるとは、自分でも意外だった。
 どこか他人事のように感心しながら、振り下ろそうとした拳は――――しかし、中断された。

「ぬ……?」
「もう……やめてください……」

 睥睨した先にいたのは神通だった。
 振り上げた提督の腕を抱きしめ、首を振る。

「これ以上やるのは、ダメです……」
「大丈夫だよ神通君、この程度で人は死なない」
「大丈夫じゃ、ないです……」

 振り解こうとした腕に縋りついて訴える。

「お願いですからやめてください……これ以上やっても、後で提督が辛くなるだけですから……」

 目に涙を浮かべて、神通は提督の腕を抱き締めた。
 これ以上、傷ついて欲しくないという自分の気持ちを伝えるために、強く、強く。

「…………」

 逡巡するように、自分の腕を抱き締める神通と、胸ぐらを掴まれて虚脱している所長を見比べる。
 ここで止めてもいいのか。その問いかけに、提督はすぐに答えを出せなかった。
 忌まわしい薬剤を復活させたこと。
 深海棲艦と戦いながら、同時に、艦娘のために軍の体制や偏見とも戦った人たちの想いを踏みにじったこと。
 共に戦うべき艦娘たちを汚し、辱しめ、食い物にしたこと。
 続ける理由はあった。
 しかし、

「…………っ」

 震えながら、必死に自分を引き留めようとしている部下を突き放すことは出来なかった。

「おっしゃー、やっと見つけたぜー! オーイ、玖珂ー、大丈夫か~!?」

 後方から、他所提督の大きな声が届いた。
 神通に抱き締められた右腕から力が抜ける。

「ぁ……て、提督……」
「君の気持ちはわかった……だから、離してくれないか」
「わかり、ました……」

 恐る恐る離された手は、そのままダラリと垂れた。
 右の拳は完全に固まっていて、しばらく開けそうになかった。

「戻ろうか」
「……はい」

 呼びかけられた神通の顔が、クシャリと歪む。嬉しいような、泣きたいような、そんな表情に、提督の胸の奥で、鈍い痛みが疼いていた。

一応決着
次からいつもの形式で話を投下したいと思います

《育成所》食堂

調理人「そーかそーか、ここの子たちが暗かったのは、偉いさんにひでぇことされてたからか……」

調理人「日ごとに暗くなってくからよぉ、俺ぁてっきり料理が不味いんだとばかり」

龍田「あら~、そんなことないですよ~。ウチの提督なんて、朝から丼三杯もおかわりしたんですから~」

調理人「へへへ、ならいいんだけどよ。ちっちぇナリで、深海棲艦の連中やっつけてくれてんだから、美味しいもんいっぺえ食わせてやんねぇと、って腕によりをかけて作ってるかんな!」

龍田「まぁ~」

調理人「よーし、嬢ちゃんたち、今日は好きなもんたらふく食わせてやっから、何でも好きなもん注文しな!」

菊月「え、えぇと……」

駆逐艦艦娘「…………」(ボソボソ

菊月「ど、どうした? ふんふん……」

菊月「すまないが、オムライスを一つ頼む」

調理人「あいよぅ! オム一丁!」

菊月「みんなは他にないか?」

駆逐艦艦娘「……ビフテキ」

駆逐艦艦娘「き、きのこ雑炊」

駆逐艦艦娘「ドネルケバブ」

菊月「おい」

駆逐艦艦娘「……冗談」(ニコッ

菊月「……まったく、少し油断するとお前たち…は」(グスッ

<泣いた? 泣いた?
<泣いでないっ……!

川内「……あっちの子たちはもう大丈夫っぽいねー」

那珂「ねーねー、文月ちゃんはあっちに混ざらないの?」(顔覗き

文月「ひ……」(ビクッ

神通「那珂ちゃん、私たちも軽巡洋艦の艦娘だから……急に話しかけるのは」

文月「…………」(オドオド

那珂「あ、あー、そっかー……ゴメンねー」(ショボーン

神通「ゴメンなさい、文月ちゃん。那珂ちゃんも悪気があったわけじゃないから」

文月「だ…いじょうぶ」

文月「…………」(キョロキョロ

神通「ど、どうかしましたか?」

文月「……おじさん、どこぉ?」

神通「おじ……さん?」

那珂「えっとー、もしかして、それって提督のことじゃー……」

文月「ン……」(コクコク

川内「ブフッ……おじさん、提督がおじさん……!」(ブルブル

那珂「あー……確かに、他所提督さんとかと比べると、暗いから老けて見えるよーな」

神通「……落ち着きがあるだけです」(ムスッ

文月「??」

川内「ヒヒッ、ヒー……な、なんでもないよー、気にしないで。そんで、提督がどうかしたの?」

文月「えっと、ね……さっき、お山でねぇ、助けてってお願いした時、助けてくれたから……ありがとぉ、ってしたいの」(ボソボソ

川内「(え、なにこの子、天使?)」

那珂「(あんな目にあってたのに、人にお礼言いたいって……強いなぁ)」

神通「……提督ももう少ししたら戻ってこられますよ」(ニコリ

文月「ぇ……ぁ、うん~」(俯き

<あー、神通が怖がらせたー
<いーけないんだ、いけないんだー
<わ、私、そんなつもりじゃ……

《育成所》医務室


他所提督「……っし、これで応急手当て終わりだ!」

提督「む、す、すまないな」(右手封印中

他所提督「具合はどーよ?」

提督「……右肘から先が痛くてたまらん」(脂汗

他所提督「そりゃな、人の顔を薩摩芋みてぇになるまで殴ったら、艤装で強化した艦娘の拳でも壊れるっつーの」

提督「これでは当分、右手でドローできそうにないな」

他所提督「まず箸か竿(意味深)の心配しやがれ、デュエル脳」

提督「一つ……聞いてもいいだろうか?」

他所提督「お前が俺に質問とか珍しいな。なによ?」

提督「私は、や、やり過ぎたのだろうか……」

他所提督「あー、あれなぁ。……ま、別にいいんじゃね? やったらやり返されるのいい見本だろ」

他所提督「俺だったら両手足、斬り落としてただろーし、オネエだったら去勢拳使ってただろーし、メガネは……確実に十七分割だろ?」

他所提督「最終的に殺さなかったんだから、やっぱオメーは優しいよ」

提督「……殺さずに済んだのは、神通君のお陰だ」

他所提督「んじゃ、あとでちゃんとお礼言っとけ。なるべく、手を握るか抱きしめるかして、耳元で甘く囁く感じでな!」(ニヤニヤ

提督「……何故だろう、む、胸の痛みが倍加したのだが」(キリキリ…

他所提督「お前が押さえてんのソレ、腹だからな、腹」(呆れ

提督「ぬう……」



提督「そ、それで、彼女の容態は?」

他所提督「……正直、ダメっぽいな。駆逐艦の艦娘よか頑丈だろう、ってあれもこれも投与しやがったらしいし」

他所提督「本土の病院で回復するのを祈るしかねえ」

提督「そう、か」

他所提督「文月だっけ? とりあえず、その子に知られないよう、《龍田》の医務室には運んでおいた」

提督「せ、世話をかける」

他所提督「いーって、菊月たちにも頼まれたしな。文月にはできるだけ、嫌なこと知らせないでおいてやってくれ、って」

他所提督「ったく……根性あるよな、あのチビっ子ども」

提督「ああ……私などよりもずっと」

提督「所長たちの引き渡しは2日後、憲兵の方たちが到着してから」

提督「それが済んだら、ここの子たちを連れて本土へ帰投する」

他所提督「了解。思ったよか早くカタついたし、任務頑張ったご褒美ってことで羽伸ばすかー」

提督「……そうだな。あの子たちには、長めの安息が必要だ」

他所提督「オメーもちゃんと休んで、手ぇ治せよ~?」

提督「む……りょ、了解した」

他所提督「よぅっし! 腹が減った、飯だ飯だ。みんなも待ってるだろーし、食堂行こうぜ!」

提督「う、いや……私は神通君たちと顔を会わせづらいので、宿舎の方へ……」

他所提督「さっきのお礼云々はどこにいきやがった。却下だ却下! おら、チャキチャキ歩きやがれ!」(ガシッ

提督「ぐあっ!? み、右手を掴むのは卑怯だぞ……!」

他所提督「ケケケッ、軍学校時代、徒手空拳で勝てなかった仕返しだぜ」

提督「ぬうぅぅ……」

<そーいやお前、妖精たちに何か頼んでなかったっけ?
<あ、ああ、所長が船で逃亡を図るのは予想できたのでな。妖精君たちに頼んで、島を離れたら自動操縦で大本営に向かうよう細工してもらったのだ。
<……途中で操舵装置壊したらどーすんだよ?
<そ、その時は、船の全機能がダウンして、大本営からの救援を待たざるを得ない状況になっていただろうな。フ、フフ、だ、脱出艇にも同様の仕掛けを施しておいたから安心したまえ。
<さ、さすが、軍学校時代、妖精たちと訓練艦を魔改造して教官を泣かせただけはあるぜ……
<??

《育成所》食堂

他所提督「やーやー、みなのもの。楽しんでいるかね!」


川内「あ、戻ってきたみたいだね」

文月「!」(パッ

龍田「あら~、提督お帰りなさ~い」

他所提督「おう。龍田、腹へったー、なんか食うもんねえ?」

龍田「はいはい、ご飯の前にちゃんと手を洗ってね~♪」


提督「…………」(俯き

提督「(じ、神通君たちのところへ行くのが、果てしなく気が重いのだが……)」

提督「(みんなの前で所長を暴行したのだ……い、いつか自分たちにも暴力を振るうのでは、と怯えられている可能性も……)」(オドオド

<クイ……クイ……

提督「ぬ……?」

文月「ぅ、ぁ……」

提督「ど、どうかしたのかね?」

文月「ぇ……とね、さっきね、文月が苦しかったときにね、た、助けてくれてありがとぉ」(モジモジ

提督「……い、いや、気にしなくていい。むしろ、もう少し早くに助けられればよかったのだが」

提督「よ……用件はそれだけかね?」

文月「ぅ……えっと、それだけ……ごめんねぇ」(グスン

提督「あ、謝ることなんて何もないぞ」(オロオロ

文月「……うん~」(目クシクシ


川内「おーい、提督も文月ちゃんもそんなとこ立ってないで、こっちでご飯食べよー」

那珂「食堂のおじさんがねー、すき焼き作ってくれるんだって♪」

文月「………ぅ」(カクレカクレ

提督「……む、む?」

川内「提督の後ろに隠れちゃった……」

那珂「那珂ちゃん、ショック……」

神通「ひ、酷いことがあったせいで、人見知りになっちゃってるんですよ」

文月「……」(ギュゥ…

提督「……そ、その、彼女たちは……わ、私が信頼している子たちなので、怖がらなくても大丈夫、だよ」

文月「…………」(ソロ~

川内「よろしくー」

那珂「ヤッハロー♪」

神通「えっと……神通です、よろしくお願いします」(ニコ

文月「…………」(引っ込み

提督「さ、さあ、文月君も今日は疲れただろう。たくさんご飯を食べて、ゆっくり休みたまえ」

文月「うん~……」

他所提督「ハフッ、ハグッ……バクッ、ガツ……!」(バクバクモリモリ

龍田「あっちの子、ずいぶん向こうの提督さんになついてるのね~」

他所提督「ぷー……仕事した後の飯はうめえ」

龍田「提督、私の話聞いてます~?」

他所提督「おう、聞いてる聞いてる」

他所提督「たまに軍学校のボランティアで孤児院とか行ってたんだけど、あいつはアレだ、変わったガキとか動物にやたら好かれるサイドエフェクト的な何かを持ってんだ」

他所提督「たぶん、敵意がないってのがわかんだろうなー。こう、最初は恐々様子を窺ってた子が、ちょっと経ったら手ぇ繋いで、ダッコしてーだぜ? メガネの奴が血の涙流して悔しがってた」

龍田「へえ~」(チラッ


提督「た、食べられないものはあるかね? あるなら、私が貰おう。熱いから、ちゃ、ちゃんと冷まして食べるのだぞ?」

文月「……ん」(モキュモキュ

神通「あ、あの、提督……手を怪我されていますし、必要でしたらお食事のお手伝いを……」(ドキドキ

提督(E:左手箸)「…………」(シュババッ

神通「」

川内「おお、見事な箸捌き!」

那珂「無言で拒絶しなくてもいいじゃん……」

神通「あの……その、あの……ゴメンなさい」(ショボリ

提督「う、うぐぅ……」(キリキリ…


龍田「(動物になつかれちゃう動物アレルギー持ちの人、みたいな感じね~)」

龍田「……ちなみに、提督はどうだったんですか~?」

他所提督「俺? 俺は……うん、どいつもこいつも人のことからかって遊びやがって。しかも、俺だけ呼び捨てだしよ……」(ムスッ

龍田「仕方ないですよ~、バカなんだから~♪」

他所提督「」

菊月「だ、だが、貴様のそういうところは悪くない……と思うぞ」(ボソボソ

他所提督「んあ? なんか言ったか」

菊月「な、なんでもない!」

龍田「あらあら~♪」

駆逐艦艦娘「…………」(ニヤニヤ

駆逐艦艦娘「…………」(ニコニコ

駆逐艦艦娘「…………っ、っ!」(ブルブル

菊月「お、お前ら、なに笑ってるんだ!? おい、やめろっ、こっちを見るな!!」

提督「(さて、憲兵の方たちが到着するまで半分休暇の形になったはいいが……)」

提督「(本土に戻ってからのこともある、食事が終わったら作れる書類を作っておこう)」

提督「(事件の詳細は先生にも報告してあるし、病院の手続きなどは心配ないとして、裁判が行われる時に必要になりそうな、ここでの実験、投薬された薬剤の種類と量、期間……あとは、気が重いが人数の推移……)」(ブツブツ

神通「(提督、もう次のお仕事のこと考えて。手だって怪我されているのに……少し、休んでほしいです)」

川内「(相変わらず、クソ真面目だなー)」

那珂「(こーしてると、すごく格好いい提督なのになぁ)」

文月「……」(じー

提督「……」(ピクッ

文月「…………」(じぃー

提督「(み、見られている……)」

提督「………………」(ゴクリ

提督「ど、どうかしたのかね?」

文月「ほわぁ、ご、ごめんなさぃ」(ビクッ

提督「い、いや、怒っているわけではない。私を見ていたようなので、何か話があるのかとな……」

文月「…………えっとね」

文月「あっちに帰ったら、文月たち……どうなるの?」


菊月「!」(ピクッ

駆逐艦艦娘「…………」
駆逐艦艦娘「……」(ゴクッ
駆逐艦艦娘「…………」(ビクビク
駆逐艦艦娘「(オオ、ブッダ……)」

<しーーーん

提督「……安心したまえ」

提督「この件が終わった後、君たちが望むのなら、艦娘として……可能な限り、評価の高い提督がいる鎮守府や基地に着任できるよう、大本営に取り計らってもらう」

提督「もし、艦娘でいることが辛くて、一般人として過ごしたいのであれば、そちらについても全力で、君たちと共に暮らしてくれる人を捜す」

提督「ここでの実験のせいで、大人を信用できないという思いもあるだろう。もしそうなら……信じてほしいとは言わない」

提督「君たちに信用されようと、されまいと、関係なく君たちが望む道に進めるよう力を尽くす。それが、私や他所提督たちの、『大人』としての責務だからな」

文月「…………」

文月「おじさん、ありがとぉ」(ニコ…

提督「そ、その、おじさんはやめてもらえないだろうか……」

文月「ぅ……じゃ、じゃあ……し、司令官……?」

提督「」

文月「ダ、ダメぇ?」(ビクビク

提督「……カ、カマワナイヨ」





他所提督「とりあえず、一人目の着任先は決まったな」(ニヤニヤ

龍田「一人だけ、かしら~? ねえ、菊月ちゃ~ん♪」

他所提督「んん? なに、お前もう行きたいとこ決まってんのか」

菊月「……知らんッ」(プイッ

今日はここまでで
夜パートやったら後は憲兵や元帥でちょこちょこと話をして締め、です

(夜)

提督「さて……仕事を始めようと思ったはいいが」

右手<グウッ、し、鎮まれ俺……!!(ズッキンズッキン

提督「左手でどこまで進められるか、だな――――む?」


<knock……knock……

提督「…………だ、誰、だね?」

神通『提督……神通です』

提督「…………」(ガチャッ

神通「あの、こんな時間に申し訳ありません……。遅くまで起きられると思って、珈琲をお持ちしました」

珈琲セット(2人分)<おい、空気読めよ

提督「……そ、そうか、ありがとう。は、入りたまえ」

神通「は、はいっ! ど、どうぞ……あの、チョコレートもありますからね」

提督「む……う、うむ、そうか……座りたまえ」

神通「し、失礼します」

提督「……」(カキカキカキカキ

神通「…………」(ソワソワソワソワ

提督「――――今日は、すまなかった」

神通「え……?」

提督「少し、冷静さを欠いていた。いかに相手が外道でも、私に彼を裁く権利などなかったのに」

神通「……提督が憤られたのは当然のことだと思います。今回の事件は、私たちにとっても、絶対に許せないものでしたから」

神通「艦娘とはいえ、小さな子たちにあんなに酷いことができるなんて……私には、理解できないです。まして、それに手を貸していた軽巡洋艦の艦娘たちも……」

提督「彼女たちも、艦娘である前に人間だ。きっと、仕方がなかったのだろう」

提督「いつ、どんな状況でも気高く、清らかに生きることはできないものだよ……人間なんていうものは」

神通「提督?」

提督「……ただの独り言だ、忘れてくれ」(カキカキ

提督「珈琲ありがとう、いい息抜きになったよ。……今日はもう遅い、神通君は休みたまえ」

神通「……はい」(俯き

提督「…………」(カキカキカキカキ

神通「――――あの、提督」

提督「む、む?」

神通「提督は今回のこと、後悔されているかもしれません……」

神通「でも、私は……神通たちは、提督が私たち艦娘のために怒ってくださったこと、本当に嬉しく思っています……」

神通「それだけは、忘れないでくださいね?」

提督「……心に留めておこう」

<パタン……


提督「…………」

提督「さて、朝までに仕上げてしまおうか」(カキカキカキカキカキカキ…





《育成所》宿舎(神通たちの部屋)

神通「あの、ただいま……」

那珂「……神通ちゃん、帰ってきちゃったんだ」

神通「え?」

川内「なんだー、つまんないなー。やり過ぎたって落ち込んでる提督を慰めて、いい雰囲気になってそのまま夜戦(意味深)……っての期待してたのに~」

神通「ええ!?」

(2日後)


他所提督「お、到着したみたいだぜ」

憲兵A「提督殿、他所提督殿、お疲れ様です。お待たせして申し訳ない」

提督「い、いえ、迅速な行動、感謝します」

憲兵B「さあ、不正を働いた奴はしまっちゃおうね」

憲兵C「おい、チャキチャキ歩け!」

医師「ぐう……」

軽巡艦娘「なんで私がこんな目に……」

軽巡艦娘「ちくしょう……」

軽巡艦娘「私たちはやれって言われたからやっただけよ、悪くない……!」

憲兵B「そういうのは本土に帰ってから聞くから、黙って乗れ」

所長「かっ……ぁぺ……」

憲兵C「(すげえ、顔のバランスが崩壊してる。てか顔色キッモ!!)」

憲兵A「物資や燃料の補給は済んだな? 出発するぞ」

あきつ丸「ハッ、なるべく快適な船の旅を約束するであります」




他所提督「……行ったな。んじゃ、俺らも本土に向けて出発すっか!」

提督「ああ、そうだな」

他所提督「菊月たちは、《龍田》に乗せるから……文月はそっちに任せたぜ」

提督「あ、ああ」

龍田「は~い、みんな~、もうすぐ出発だから艦に乗ってね~」

菊月「みんな、忘れ物はないな?」

駆逐艦艦娘ズ「…………」(コクコク

提督「(随分とこの子たちは他所提督に懐いたな。まあ、軍学校のボランティアでも、ひたすら子供に好かれていたからな)」

神通「提督、軽巡洋艦《神通》の出航準備、完了しました」

川内「食堂のおっちゃんがお弁当持たせてくれたよー!」

那珂「ここの人たちも、次の定期船で本土に帰るから心配ないって!」

提督「了解した。……その、文月君は?」

神通「え? あ、つ、ついさっきまで一緒にいたんですけど……」

<パタパタ……

那珂「あ、戻ってきたみたい」

提督「ど、どこに行っていたのだね?」

文月「ぁぅ……ご、ごめんなさい」

提督「だ、大丈夫だ、怒っていない。ただ、きゅ、急にいなくなったから……」

文月「えっとねぇ、島をでていく前に花壇をね、見にいってたのぉ」

文月「そしたらねぇ……これぇ」(ズイッ

川内「鉢植え?」

那珂「あ、見て見て、なんか芽が出てる!」

神通「まあ……」

文月「この花が咲いたらね、いいことがあるよって先生が教えてくれたのぉ」

文月「いいことって、きっと司令官たちのことだったんだねぇ」

提督「……そう、だといいな」

提督「さあ、行こうか。その鉢植えは落とさないようにな」

文月「えへへ、うん~」(手ギュー

提督「」

――――そして本土帰投



《病院》

元帥「……調子は、どうだね」

重巡艦娘「ッ、んっ――――」(グ、ググ…

重巡艦娘「ご…覧の……とおり……も、う……元帥、の……お役に、は、立てそうに、ありません……ね」(ニコ

元帥「……すまなかった」

重巡艦娘「い、いいんです、よ……任務以外、の……こと、しようとした私が、悪いんです」

重巡艦娘「元、帥……あの子たち、は……今、笑っていますか?」

元帥「当然だ……私が、手塩にかけて育てたバカどもに預けたのだからな」

元帥「まだリハビリ中の子もいるが、それが済めば信頼できる提督の元に着任させる。君に、誓おう」

重巡艦娘「……フ、フフ、なら、いいです」

重巡艦娘「も、う……艦娘として、働くことはできなくなったけど……ちゃんと、あの子たちを……助けられたのなら、後悔なんて、な……いです」

元帥「……もう休みたまえ」

重巡艦娘「そ……です、ね」

重巡艦娘「これ……は、私の……ミス、ですから……気に病まないで、ごめん……なさ、ぃ」

重巡艦娘「――――――――」

元帥「……ッ」

元帥「恨むぞ、玖珂……」

元帥「お前のせいで、こんなにも……艦娘を失うことが辛くなったじゃないか」

元帥「――――さあ、私の大切な部下にこんなことをしてくれた連中にお礼をしなくてはな」(フラッ…


《大本営》

憲兵A「さて、これから尋問を開始するわけだが、お前たちの担当は実は私たちではない」

医師「?」

軽巡艦娘ズ「「「?」」」

所長「ぁ、ぶ……?」

憲兵A「――――どうぞ」

元帥「…………」(スッ

元帥「さて、これから君たちにはいろいろ聞かねばならぬことがあるのだが、その前に一つだけ言っておこう」(ニッコリ

元帥「――――私の、大事な部下が、世話になったようだね?」

所長「!!?」(ガタガタ

元帥「いや、残念だよ……素直に罪を認めて、動機や『販売』した艦娘の取引ルートを教えてくれると助かったのだが、何をされようが喋る気がないと突っぱねられては、こちらとしても手段を選んでいるわけにもいかないからね」

憲兵A「では、私どもは向こうの部屋に控えています」

憲兵B「もし、(やり過ぎて)やばくなったら呼んでください」

憲兵C「それまでは、待機しています……何が行われても」

元帥「ああ、助かるよ」

元帥「さあ、それでは始めようか」

元帥「……なるべく早く、喋 っ て く れ る こ と を 祈 る よ 」

憲兵A「(さすが……あの提督さんや他所提督たちの先生なだけはある)」

――――バタンッ

《鎮守府》執務室

漣「……で。懐かれた手前、今更他の鎮守府や基地に送ることもできなくて、大本営に『ウチで面倒を見ます』って言っちゃったわけですか」

提督「……すまない……漣君になんの相談もせず、本当にすまない」

漣「いや~、漣的には鎮守府の所属艦娘を増やしてくださるのは大歓迎なのですがー……」

文月「っ……っ!」(ビクビク

漣「知らない場所に連れてこられた子犬みたいですね~。ここに来てから、ずっとご主人様にひっついてる気がするんですけど」

提督「ま、まだ慣れていないせいだから……や、優しく見守ってあげてくれたまえ」

漣「……ま、ご主人様がそう仰るのでしたら、漣は構わないんですけどね」

漣「よろしくお願いしますね、文月ちゃん♪」

文月「っっ!」(ササッ

漣「ありゃりゃ……これは慣れるまで、もーちょっと時間かかりそうですねー」




(文月着任から数週間後)

《鎮守府》執務室

文月「司令官、司令官、司令官~!」

提督「む、むっ、どうしたのだ文月君!?」

文月「えっとね、えっとね、来て、来て~!」(グイグイ

提督「!!!?」





(花壇)

文月「見て見て、咲いたよ、咲いたよ~♪」

提督「……ほう」

文月「えへへ、きれいだね~、司令官~!」

提督「……ああ、そうだな」

《他所鎮守府》執務室

<ピンローン!

菊月「……む」

他所提督「なんだー、お前もlineやってんのか」

菊月「わ、悪いか」

他所提督「うんにゃー、そーいうのお前、無駄な機能だって嫌ってそうなイメージあったからなー」

他所提督「でもやってるならアレだなー、俺ともlineすっか?」

菊月「い、いいのか!?」

他所提督「おー、いいぜー。後でフレンド申請しといてくれ……っと、そういや、さっきのはなんだったんだ?」

菊月「……花が咲いたそうだ」

他所提督「花?」

菊月「文月の奴、連れていかれる前の日、先生から渡された花の種をまだ育てていたらしい」

他所提督「へえ、綺麗な花じゃねえか」

菊月「……ああ、本当にな」

他所提督「んで、これなんの花なんだ?」

菊月「知らずに綺麗だとか言ってたのか、貴様」

他所提督「しゃあねえだろ、俺そういうの詳しくないし」

菊月「いいか、これはな、アゲラタムと言って――――」

<つーか、なんでお前、膝に座ってんの? 重いんだけど
<重いだと!? お、女に向かって失礼だろうが!
<イッテェ!?




《鎮守府》花壇

提督「……文月君、ここでの生活は楽しいかね」

文月「えっとね、えっと……」

文月「漣ちゃんも、神通ちゃんたちも、みんなみんな優しくてぇ……司令官も、とってもとっても優しくてぇ……」

文月「うん~……文月、今とってもうれしいよぉ」

文月「先生にも、ちゃんとお花が咲いたよって教えてあげたいな~。きっと、よくできましたって言ってくれるよねぇ、司令官♪」

提督「そうか……そう、だな」(ギュッ

文月「ほわぁ……!? く、苦しいよぉ、司令官……?」

提督「ちゃんと、先生に花が咲いたことを伝える……君に、誓って」

文月「??」

文月「うん、わかった~。ありがとぉ、司令官♪」(ギュー


提督「(アゲラタム……その花言葉は、信頼、安楽……そして――――)」



    楽しい日々


発作的な誰得シリアス終了
最後ら辺の文月の台詞も書き間違えてるけど終了
残り少ないので次から日常ネタ何個かやってこのスレ終了

ネタは1つ考えてあるけど、真面目モドキな話を考えたせいで日常ネタに切り替えできていないので、追加のネタ募集3つ
このキャラでこんなネタ、というのを書いていただけると感謝です(ドギツイのは勘弁ですが)

所属艦娘一覧(抜けはない、たぶん)
駆逐艦:漣、曙、潮、朧、不知火、陽炎、文月、弥生、綾波、敷波、満潮、吹雪
軽巡洋艦:神通、川内、那珂、球磨、多摩、木曾、北上、大井
重巡洋艦:青葉、衣笠、熊野、那智
軽空母:瑞鳳、祥鳳
空母:蒼龍、赤城、加賀、瑞鶴
戦艦:大和、金剛、伊勢
潜水艦:伊168

非戦闘員:鳳翔、羽黒、間宮

↓2
↓3
↓5

《他所鎮守府》執務室

<ピンローン!

菊月「……む」

他所提督「なんだー、お前もlineやってんのか」

菊月「わ、悪いか」

他所提督「うんにゃー、そーいうのお前、無駄な機能だって嫌ってそうなイメージあったからなー」

他所提督「でもやってるならアレだなー、俺ともlineすっか?」

菊月「い、いいのか!?」

他所提督「おー、いいぜー。後でフレンド申請しといてくれ……っと、そういや、さっきのはなんだったんだ?」

菊月「……花が咲いたそうだ」

他所提督「花?」

菊月「文月の奴、連れていかれる前の日、先生から渡された花の種をまだ育てていたらしい」

他所提督「へえ、綺麗な花じゃねえか」

菊月「……ああ、本当にな」

他所提督「んで、これなんの花なんだ?」

菊月「知らずに綺麗だとか言ってたのか、貴様」

他所提督「しゃあねえだろ、俺そういうの詳しくないし」

菊月「いいか、これはな、アゲラタムと言って――――」

<つーか、なんでお前、膝に座ってんの? 重いんだけど
<重いだと!? お、女に向かって失礼だろうが!
<イッテェ!?



《鎮守府》花壇

提督「……文月君、ここでの生活は楽しいかね」

文月「えっとね、えっと……」

文月「漣ちゃんも、神通ちゃんたちも、みんなみんな優しくてぇ……司令官も、とってもとっても優しくてぇ……」

文月「うん~……文月、今とっても楽しいよぉ!」

文月「先生にも、ちゃんとお花が咲いたよって教えてあげたいな~。きっと、よくできましたって言ってくれるよぉ、司令官♪」

提督「そうか……そう、か」(ギュッ

文月「ほわぁ……!? く、苦しいよぉ、司令官……?」

提督「ちゃんと、先生に花が咲いたことを伝える……君に、誓って」

文月「??」

文月「うん、わかった~。ありがとぉ、司令官♪」(ギュー

提督「(アゲラタム……その花言葉は、信頼、安楽……そして――――)」



    楽しい日々




予定としては小ネタ→他艦娘メインネタ→小ネタ→大きめネタ→運動会→温泉を考えています
場所が場所だけに、えっちぃネタになりそうなので……
イムヤとかは普通に温泉楽しむだけで済みそうですが、他が危険で危ないのです

誰か抜けてると思ってたけど、やっぱり抜けていた……本当にすみません
雷でなにかネタ書きます
↓2
↓3

そして今日はここまで、寝ます

【コミュ障7つスキル】

(数年前)
《英国》軍学校男子寮

金剛「……そういえば、アナタって散髪はどうしてるの?」

提督「な、なんだ、急に……? というより、な、何故祝日の朝から君が部屋にいるのだ……」

金剛「いいじゃない、別に。どーせ暇してるだろうと思って、遊びに来てあげたのよ」(ゴーロゴロ

提督「あ、あの、前々からお願いしているが、ベ、ベッドに寝転ぶのはやめてくらないか……」

金剛「……やーだ」(バフッ

金剛「(ここの匂い、なんだか安心するから……なんて、ちょっと変態みたいかしら)」(モフモフ

提督「(あ、あとで布団を干しておこう……)」

金剛「スー……ハー……っと、こ、こんなことしてる場合じゃなかったわ。散髪よ、散髪」

金剛「コミュ障のわりに髪はちゃんと整えてあるけど、どこでカットしてもらってるのよ?」

金剛「アナタが髪切るの任せるぐらいだから、よっぽど腕がいいか、人がいいかのどっちかよね」

金剛「私も前髪伸びてきたから、そろそろカットしたいのよ。ね、だから教えて♪」

提督「……どこで、と言われて……じ、自分で切っているのだが」

金剛「……え?」

提督「あ、あんな長時間、刃物を持った人に傍に立たれて耐えられるわけがないだろう? だ、だから、髪は自分で切っている」

金剛「え、と……前はいいとして、後ろはどうするのよ?」

提督「それは……鏡の前で、左手に手鏡を持って……こう」(エアカット

金剛「なんなの、その無駄な器用さ」

提督「フ、フフ、あまりコミュ障を舐めない方がいい。人とコミュニケーションを取らないためなら、この程度、朝飯前という奴だ」

金剛「なんでちょっと自慢気なのよ……」

提督「さ、さあ、疑問は解けただろう。髪をカットするなら、理髪店……いや、君は美容院か? と、とにかく、予約などが必要だろうから、こんなところで時間を潰さず、早めに店へ……」

金剛「…………ンー」

提督「ど、どうした?」

金剛「祝日にお店に行っても、どこも混んでるでしょうし……うん、そうよね、仕方ないわよね」(ブツブツ

提督「こ、金剛君?」

金剛「ね、ねえ、ちょっとお願いがあるんだけどさ、私の前髪、カット……して?」

提督「」

<しょ、正気か?
<冗談で女の子の命、触らせるわけないじゃない……バカ
<ぬ、ぬ……??


(提督、カット中・・・)

チョッキンチョッキンチョッキンナ♪

ジョキッ

<あ!?
<な、なに、どうしたの!?


金剛(市松)「…………」(チョーン!

提督「ぁ、いや、その、て、手元、が……」(目逸らし

金剛「オ……オオォォ……」(プルプル

提督「ヒィッ!? す、すまない、本当にすまない、ごめんなさい……!」

金剛「なにコレ!? ジャパニーズ市松人形みたい、素敵!」

金剛「私、知ってるわよ! こういう髪形の女の子を大和撫子って呼ぶのよね!?」

提督「む……む……?」

金剛「いいわ、こういうのもたまには気分が変わって!」

金剛「ちょっと写真撮って、写真! 妹たちに送るから!」(携帯パス

提督「りょ、了解した……」

提督「(この辺り、妙に日本かぶれというか……日本をおおいに誤解しているというか、だな)」

金剛「~♪」

提督「(と、とりあえず、機嫌はよさそうなので失敗したことは黙っておこう……)」(ドキドキ



《ちなみにこの後、軍学校の外国生まれ女子に金剛発信のナデシコヘアーが流行した模様》
※さらにその数日後、金剛妹の指摘によりカットのミスがバレ、提督は涙目の金剛にポカポカされた

伊良湖も抜けていたようです
ご指摘、ありがとうございます……

雷、伊良湖に続き大鳳と、度々申し訳ありません
軽巡艦娘や重巡艦娘については、そういう子がいたということでお願いします
市松金剛……島風も驚きの早さ、感謝いたします

【謝罪の意があるのならば、例えコミュ障でもコミュニケーションを(以下略】
《鎮守府》執務室

漣「……そういえばご主人様ー」(カチカチ

提督「む、な、なんだね?」(カリカリカリカリカリカリ

漣「ちょっとした疑問なんですがー、ご主人様って他所さんやメガネさん、オネエさん以外に、軍学校時代からのお友達っているんですか?」

提督「…………」(ピタッ

提督「……少し、待ってくれ。頑張って思い出してみる」(ムムム…

(提督、記憶サルベージ中・・・)

提督「……どうしてか、軍学校のクラスメイトたちの名前どころか、顔も思い出せないのだが」

漣「……それ、一部の人以外とは誰とも目を合わさずに過ごしたからじゃないですかね」

漣「軍学校時代、どうやってクラスメイトとお話してたか、ちょっと漣に教えてくださいな」

提督「どうやってと言われても、こう……相手の顔を中心に、遠くを見るようにだな……」(遠山の目付

漣「(な、なんか悟り開いた人みたいな目ぇしてる……)」

提督「ど、どうしても相手を見なければならない時に重宝したのだ。ちゃんと視線を向けつつ、目を合わさずに済むから」(ボソボソ

漣「見事な観の目の無駄遣いですねー」

漣「あー、念のために聞いておきますけどー、ウチに所属してる艦娘の名前は覚えてますよねえ、さすがに?」

提督「ハ、ハハ、何を急に……当たり前ではないか」

漣「……制限時間10秒! ハイッ、スッタート!!」

提督「う、うぬ!?」

漣「はい、ジュー……キュー……!」

提督「さ、漣君、神通君、不知火君、い、一度大本営に戻ったが青葉君!」

漣「ハーチ……ナーナー……」

提督「ぬう……潮君、朧君、川内君、那珂君、文月君……ほ、鳳翔君、祥鳳君、瑞鳳君……」

漣「(ちょっと怪しくなってきましたねー……)」

漣「ローク……ゴー……」

提督「ぐ、うぅ……球磨君、多摩君、木曾君……」

提督「か、陽炎君…………ぬ、北上君? 大井君……曙君、赤城君……」(ひーふーみー

漣「そろそろ時間、ヤバいですよー? ヨーン……サーン……!」

提督「あっ……あ……や、大和君、伊勢君、蒼龍君……え、む……?」

漣「ニー……イ~チ……♪」

提督「や、弥生君っ、羽黒君、敷波君、満潮君、綾波君、吹雪君、金剛ッ、瑞鶴君、イムヤ君、衣笠君、加賀君、那智君、熊野君……!!」

提督「ゼエ……ハア……ど、どうかね……?」

漣「ンッン~……ファイナルアンサー?」

提督「…………う、うむ」

漣「…………」(ピッポッパッポッピッ

提督「さ、漣君、どこへ電話……?」

漣「あ、もしもし、ハイッ、漣さんなのです。実はですね……ええ、はい……ってなことがありましてー」

漣「なーのーでー、……さんたちに執務室へ行くよう伝えてもらえるとー」

漣「え? 大丈夫ですよ、モーマンタイ。どーせ艦隊の指揮とか以外、2週間くらい平気でお話してなかったからでしょうし……いい薬ですって」

漣「ではではー、しくよろデース」

提督「さ、漣君……さっきの電話は……」


<ガチャ…………キイィィィ…

提督「!?」

雷「司令官……私が、いるじゃないぃ……」(ウルウル

大鳳「……いいんです、自分でもなんとなくわかってましたから。あ、私、空気並に存在感ないな、って」(自虐の笑み

提督「」

雷「もぉっと雷に頼っていいのよ……うぅん、頼って、何でもするからぁ~!」

大鳳「この程度、どうってことないわ……だって私、最新鋭の装甲空母だもん……頑丈、だもん」(イジイジ…

漣「……さすがに、ウチにいる艦娘とぐらいはちゃんとコミュニケーション取りましょうよ、ね?」

提督「………ま、前向きに、検討させていただき、ます」



喫茶《間宮》

間宮「…………」(パキョッ

羽黒「ヒャッ!? ど、どうしたんですかぁ……店長が卵割り失敗するなんて珍しいです……」

間宮「ん~、どうしてかしら……今、なんだか急にムカムカ、ってしちゃって♪」

伊良湖「ま、間宮さんほどじゃないですけど……私も、です」

伊良湖「こう……私はここにいるぞー、みたいな」

間宮「あら、伊良湖ちゃんも? 奇遇ね」

間宮「あぁ、どうしてかしら……なんだかとーっても、提督さんに会いたい気分♪」

羽黒「(ヒ、ヒエー……!?)」

この事件により、提督と艦娘とのコミュニケーションが当社比1.1倍になったとかならなかったとか
さすがに大鳳が不憫なので……大鳳ネタを募集
↓3
↓4

上でも頂いた含めて、このスレ内に収めたいなと考えています

元ネタ:不知火の落ち度
【銀(シベリアハスキー)と金(ラブラドールレトリバー)】

《大本営》

不知火(当日秘書艦)「(本日、司令は会議に出席するため、不知火を連れて大本営へ来られています……)」

不知火「(司令に近づく危険な輩を排除する……それが秘書艦である不知火の役目)」

不知火「(漣さんや神通さんに代わり、司令の身をお守りいたします!!)」(ぬいっ

提督「(し、不知火君が妙に張り切っている……不安だ)」(キリキリ…


後輩提督「あっ、玖珂提督、お疲れ様ですっ」(ダダダッ

提督「!?」(ビクッ

不知火「!!」(サッ

後輩提督「わー、こんなとこでお会いできるなんてついてる……なー……」

不知火「……司令に、何かご用でしょうか?」(戦艦クラスの眼光

後輩提督「……あ、あはは、そういえば、ウチの秘書艦に呼ばれてたんだー」(そそくさ

不知火「……ふぅ」

提督「し、不知火君……?」



先輩提督(杖つき)「おー、玖珂君やないか。相変わらず、胃ぃ悪そうな面してんな~」(カツ…ヒョコ…

提督「! お、お久しぶりで……」

先輩提督「なんやー、右目やられたて話、ホンマやったんか。知らん間にいかしたファッションして」

不知火「!?」(ディーフェンス!!

先輩提督「およ?」

不知火「司令にご用があるのでしたら、不知火が、承ります」(威嚇する眼光

提督「し、不知火君……!?」

先輩提督「……ナハハ、面白い子ぉ集まっとるみたいやん、君んとこも」

先輩提督「長話したら噛みつかれそやし、僕は退散させてもらうわ」(カツ…ヒョコ…

提督「あ、あの……!」(アタフタ

先輩提督「ハッハッハッ! ええよええよ、怒ってへんから。その子も君の役に立と思てやっとるだけやし」(カンラカンラ

不知火「(一難去ってまた一難……司令に近づこうとする輩は後を絶ちませんね)」(汗ぬぐい

提督「……あ、あの、だね、不知火君」

不知火「はい、何でしょうか司令!」(キラキラ

提督「き、気合が入っているのはわかるが、誰彼構わず……」



老提督「おや、珍しい子に会うたものよ。変わりないかね」

提督「!! は、はっ……ろ、ろろ、老提督殿もお変わりないようで……」

老提督「ホッホッ、そんなに畏まらんでええ。君とワシの仲ではないか」(肩パンパンッ

不知火「!!!?」

提督「う、うぅ……し、しかし……」

老提督「おお、おお、そういえばこの間、川で釣り糸を垂れておったら……ふぉ?」

不知火「……」(割り込み

不知火「司令を叩くのは……やめていただけますか」(キッッ!

提督「し、不知火君……!?」

老提督「ホッホッホッホッ! よい気迫じゃ。主を守ろうと必死になり過ぎで、ちっとばかし空回りしとるがのぉ」

提督「……うぐぐ」(キリキリキリキリ

老提督「話の続きは会議の後、弁当でもやりながらするかな」(スタスタ

不知火「くっ、不知火がついていながら……お怪我はありませんか、司令……司令?」

提督「し、不知火君……」(プルプル…

不知火「ご安心ください、次こそは司令を完璧に、不埒な輩が近寄る前に追い返してご覧にいれます!」(ぬぬぬいっ

提督「お、お願いだから鎮守府に戻るまで、おとなしく…………ぬ?」



<ダダダダダダダダッ!



比叡「お兄様!? 何故、鋼太郎お兄様がここに!? 挨拶ですか? 金剛姉様と結婚の?」(詰め寄り

提督「ひゃぁぁぁ!?」(熊野語

不知火「カエレッ!」(立ちはだかり

比叡「な、何ですかあなたは……!」

不知火「司令は、司令ぇは不知火がお守りいたします!」(ガルルルルッ

比叡「ヒエーッ!?」

比叡「お、お兄様~……」(キュ~ン…クゥ~ン…

提督「(不知火君を止めるべきか、それとも比叡君に任せてこの場を逃げ去るべきか……)」(ムムム



霧島「……なにやってるんでしょうか」

元帥「私には、なついてる犬同士が主人の取り合いをしてるように見えるがね」(ため息

霧島「その飼い主が犬を怖がっているのが、またどうしようもないと言いますか……」(頭痛

(おまけ)【るいは友を呼ぶ】

提督「わ、私はこれから会議だから、き、君たちはおとなしく待っていたまえ」

不知火「はい、了解しました」(ピシッ

比叡「ハーイ」(ピョンピョン

提督「(ほ、本当にわかってくれているのだろうか……)」(キリキリ…

提督「べ、別にここにいる必要はないからな?」

不知火「はい」

比叡「はいっ」


不知火「……さすがに、ずっと立って待つわけにはいきません。丁度ベンチがあるので、そこに座らせてもらいましょう」(ストンッ

比叡「えー、それは少し寒くないですか?」

不知火「不知火は寒さに強いので平気です」

不知火「それに、不知火にはこの司令が貸してくださったコートがあります……装備は完璧です」(ぬいっ

比叡「いいなー」(ジー

比叡「……クシュン! アハハ、暖かいといっても、風が吹くとちょっと寒いですね」

比叡「そうだ! 私、なにか温かい飲み物買ってきます! 不知火さんは何がいいですか?」

不知火「不知火は結構です」

比叡「そんなこと言わずに、さあさあ……クシュン!」

不知火「……」(ヌギヌギ

不知火「不知火のマフラーと手袋でよければ、どうぞ」

比叡「不知火さん……ありがとうございますっ!」

比叡「よっし、もう寒さは吹き飛びました! 気合、いれてっ、兄様を待ちましょう!」

不知火「……はい!」


(30分経過)

不知火「……」(ソワソワ

比叡「……」(チラチラ

<コツ…コツ…

不知火「!」(バッ

比叡「!」(ガタッ

事務員「?」(スタスタスタ

不知火「……違いました」(ストンッ

比叡「会議、まだ終わらないみたいです」(トスンッ


(1時間経過)

<コッ…カッ…コッ…

不知火「!!」(ガタタッ

比叡「!!」(ババッ

将校「ん……?」(ジロジロ

不知火「……」(敬礼

比叡「……」(敬礼

不知火「……まだ会議が続いているようですね」(コトッ

比叡「……ですね」(ストンッ



(1時間半経過)

不知火「……まだ、終わらないのでしょうか」(ソワソワチラチラ

比叡「私、少しお腹が空きました」(ヒエー…

不知火「不知火もです」(ぬいー…

不知火「司令ぇ……」(ショボリ

比叡「兄様~……」(ショボーン



《大本営》会議室

元帥「……おい、あの二人をさっさと追っ払ってきたまえ。外にあんなのが待ってたら、気が散って仕方がないだろうが」(プルプル

提督「も、申し訳ありません……本当に申し訳ありません……!」(キリキリ…



<し、不知火君、比叡君も、こんなところで待たず、食堂かカフェにだね……
<!? 会議が終了したのですね、司令!
<お仕事お疲れ様です、兄様!
<ま、待て、待ちたまえ……ヒ、ヒエェーッ!?(脱兎
<司令? 司令ぇ……!?
<兄様……どこへ行くんですか、兄様~!?


元帥「おい……ちょっと待て、オイ……」(ピキピキ

老提督「ミイラ盗りがミイラに……はちと違うかの」

他所提督「アイツ、すっげえ勢いで遠ざかってんですけど……」

メガネ提督「会議、どうするんだろうね……」

オネエ提督「ま、まあ、会議にあの子たちのことで、MP切れ寸前だったでしょうし♪」

先輩提督「~~~ッ、ブフ……は……アカンて玖珂君、ヒヒッ……!」(ビクッビクッ

後輩提督「あのー、ツボに入り過ぎて痙攣起こしてる人がいるんですけどー……」

元帥「そのまま転がしておきたまえ。……霧島、頼む」

霧島「ええ、ちょっとひとっ走りして捕まえてきますね」

霧島「チェック、ワン、ツー……よぉしっ」(ガチダッシュ

元帥「……霧島たちが戻ってくるまで休憩」(頭痛

オネエ提督「苦労してるわねぇ、センセッ♪」

元帥「……何で私、イロモノみたいな部下たちばかり重宝しているんだろな」

一同『たち?』

元帥「………………ハァァ~」

元ネタ:大井のデレ
【あえて関係は否定はしない】

《鎮守府》通信室

北上『……てなわけで、遠征がちょびっと長引いちゃってさー。ゴメンだけど、明日のお買い物は無理っぽい』

大井「そ……そんなぁ……」

北上『まー、また今度埋め合わせするからさー。んじゃ、そろそろ《北上》の補給終わるから、私戻るねー』

大井「あ、ああっ、待って北上さんっ……北上さぁ~ん……!」

<ツー……ツー……


大井「……ハァァ、なんかもー、やる気なくなったわ」

大井「誰よ、北上さんを遠征に行かせた奴…………って、考えるまでもないわ、提督じゃない」

大井「そうよ、全部提督が悪いのよ、提督が」

大井「……これはもう、提督にも埋め合わせしてもらわなきゃ割に合わないわ」

提督「む……お、大井君か、北上君と連絡はついたのかね……」

大井「…………あらァ、提督、丁度い・い・と・こ・ろ・に ♪」(ニッタァ~

提督「う、うぬ?」

大井「明日、お休みでしたよね? 暇ですか? 暇ですよね」

大井「……ちょっと詫びのつもりで付き合いなさいよ」(ドス声

提督「!!?」(カンコーン!

(翌日)
《鎮守府郊外》

大井「ほら提督、次はここのブティックに行きますよ」(雑誌見せ

提督「う、うう、うむ」(ヨロヨロ

提督「(あ、あまりの迫力に了承してしまったが、な、なぜ私が大井君の買い物に付き合わねばならないのだ……)」(キリキリキリキリ…

提督「(帰りたい……ああ帰りたい……帰りたい)」(提督、心の俳句

大井「(……チッ、わかっちゃいたけどホンットーに嫌々ついてきてるわね)」

大井「なんかイラッとするわ……」(ボソッ

提督「ッ!!? お、大井君?」

大井「おっと……いえ~、何でもないです♪」

提督「そ……そうか」(オドオド

<…………ママ~

提督「ぬ?」

大井「さあ、時間がもったいないですから、早く次のお店に……って、どうしたんですか?」

提督「あ、い、いや、あそこの子供が、だね」

幼女「ママ~……グスッ、どこぉ?」(キョロキョロ

提督「……迷子、だろうか」

大井「迷子、でしょうね」

提督「スーハー……スーーーー…………南無三」(キリッ

大井「あの、提督?」

提督「き、君、お母さんとはぐれたのかね?」

幼女「……おじさん、だれぇ?」

提督「お、おじさんは……た、ただの通りすがりだが、君が困っているようだったので……め、迷惑かもしれないが、こ、こ、声をかけさせてもらったのだ」

幼女「…………」(じーーーー

提督「……ぅ、うぅ」(目泳ぎ

幼女「……人の目を見てしゃべれない人とお話しちゃダメってママ言ってた」(後退り

提督「」

大井「(まあ、普通に怪しいわよね、顔ひきつらせながら話しかけてくるとか……)」

大井「ったく、自分から面倒事に首突っ込んでんじゃないわよ……」

大井「ウフフ、ゴメンね~、お嬢ちゃん。そのおじさん、口下手でコミュ障だけど悪い人ではないから~」

幼女「ホント?」

大井「ホント、ホント♪」

幼女「…………」(じーーーー

幼女「……おねえちゃんがそういってるから、おじさんのことしんじてあげる」(ふんぞり

提督「……あ、ありがとう」

幼女「ううん、いーよ」(フンスッ

大井「(ガキ相手にペコペコやってんじゃないわよ、ったく)」(イライラ

大井「さ~、お嬢ちゃん、早くママ捜しにいきましょうか~」

大井「(貴重な休みを迷子の世話で潰したくないですし)」

大井「ね、提督♪」

提督「あ、ああ、そうだな……?」

(提督、大井、幼女ママ捜索中・・・)


幼女ママ「○○ちゃん! あぁ、よかった……捜したのよ……!」

幼女「ママァ!」

大井「ふぅ、やれやれ、これで一件落着ですね、提督……提督?」

(近くの街路樹の陰)

提督「…………」(目逸らし

大井「……逃げ出すくらいなら、最初から仏心なんて出すんじゃないわよ」(呆れ


幼女ママ「あ?あの、本当にっ、本当にありがとうございました!」

大井「へ? あ、いいえ~、いいんですよー。私たちもたまたま、この辺りに用事があって来てたので♪」

幼女ママ「私たち……あ、もしかして、あちらで待っている人がお連れの方ですか?」

大井「ええ、まあ。表情が固くて不安がらせるから~、なんて考えてあそこに待機してるんでしょうけど!」(ジロッ

提督「」(ビクッ

幼女ママ「あ、あらあら……」

幼女ママ「もしかして、ウチの子がデートの邪魔しちゃったのかしら? 本当にゴメンなさいね」

大井「デート…………いいえ、そんなお気になさず~♪」

幼女ママ「お詫びといってはなんですけど……これ、レストランのデザート無料券なんですけど、よろしければ受け取ってください」

大井「なんだか申し訳ないですわ……私たち、特になにかしたわけでもないのに」

幼女ママ「そんなことありません! ウチの子を助けていただきましたから」

幼女ママ「あちらの彼氏さん……旦那様? にも、ありがとうございましたとお伝えくださいね」

幼女「おねえちゃん、ありがとー! バイバーイ!」(手ブンブン

幼女ママ「それでは、私ちはこれで……」(ペコペコ

大井「は~い♪」(手フリフリ

大井「……デート、ね」

大井「うふ……うっふっふ……♪」(ニヤッ

提督「お、大井君?」(おそるおそる

大井「コホンッ。提督、終わりましたよ」

提督「む……す、すまなかったな、結局母親捜しのほとんどを大井君に任せてしまった」

大井「いいんですよ、提督のダメ人間っぷりはよ~く知ってますから♪」

提督「む? う、うむ……」

大井「そうそう、さっきの子のお母さんにレストランのデザート無料券いただいたんです。丁度おやつ時ですし、いったん休憩にしましょう」

提督「しょ、正直助かるよ……」

大井「じゃ、行きましょうか♪」

提督「???」

提督「(お、大井君の機嫌がよくなっている気がする)」

提督「(先程、女の子の母親と話していた時、何かいいことを言われたのだろうか……?)」

大井「~♪」

【後日、他の艦娘にもチョコをねだられる模様】
《鎮守府》執務室


提督「…………」(カリ…ポリ…

提督「……これで大和君に貰ったチョコも完食、だな」

提督「クランベリーソースの味つけが一風変わっていたな。胡椒を使ったのだろうか? こう、甘苦いというか、独特の金属的な風味が……」

提督「(そういえば、制作中に手を怪我したと言っていたが、大丈夫だろうか)」

提督「(しかし、バレンタイン……チョコファウンテンだけかと思ったら、個人からもチョコを貰うとは)」

提督「(漣君、神通君、金剛、蒼龍君、大和君、文月君、弥生君……なんだかんだで、ほとんどの子がチョコをくれた……義理堅いことだ)」

提督「……しかし、さすがに30近いチョコは少し辟易してしまう、な」

提督「贅沢な悩みというやつだな。さて、次は文月君と弥生君に貰ったチョコを食べるとするか……」

文月「司令官~、大本営からお手紙とどいたよぉ」(ガチャッ

弥生「お返事…くださいって書いてます」

提督「あ、ああ、ありがとう、わざわざすまないな」

文月「えへへ~」

弥生「今日は弥生たち…秘書艦…だから」

文月「……司令官~、なに食べてるのぉ?」

弥生「…チョコ?」

提督「あ、ああ、バレンタインに大量に貰ったからな。こうして毎日、少しずついただいているのだ」

文月「あ~、それ文月と弥生ちゃんのチョコだ~」

弥生「頑張って…作りました…」

文月「どうですか、どうですかぁ~?」

提督「う、うむ、美味しいよ。誰かに教わりながら作ったのかね?」

文月「えっとねぇ、漣ちゃん~」

弥生「曙さんとか…潮さんと朧さんも一緒」

提督「そ、そうか、わざわざ手作りで……て、手間だったろうに」(カリ…ポリ…

文月「……じゅる」(じー

弥生「文月ちゃん、よ、よだれ……」

文月「ほわぁ!? え、えへへ~」(テレテレ

提督「…………き、君たちに貰ったものだが、それでも構わないのなら」(ヒョイ

文月「えっとぉ……ア~ン」

提督「…………」(ぽいぽーい

文月「モゴ……えへへ、おいひぃ♪」

弥生「ぁ……ぁぅ……」(モジモジ

提督「……や、弥生君も、食べるかね?」

弥生「……ぅ…ん」(アーン

提督「…………」(ぽいぽーい

弥生「アム…………おいし…です」

提督「そ、そうかね……」


<司令官、お返しするよぉ……ア~ンして~♪
<弥生も…お返し……
<ぬ、うぬ……ううぅ……(アーン


(扉の隙間)


大和「(提督にア~ンしてもらうだけでなく、ア~ンまで……!)」(ギリィッ

漣「幼女に嫉妬するなよ……弱く見えますよ?」

大和「……は?」(グリン…

漣「おっと失礼、うっかり本音がー」

大和「…………」(フラッ…

漣「ご主人様に渡したチョコの中身について、ちょ~っとお訊きしたいことがありましてー……」(ユラ…

漣「お前、ご主人様に な に 食 べ さ せ た ?」(ビキビキッ

大和「なに? 決まってるじゃないですか……大和に流れる『愛』を少々」(ポッ


<オォォォォッ……焔螺子!!
<ガフッ!! こ、この程度で大和の愛は……沈まないッ!!

【普段の行いが悪いから…】
《鎮守府》廊下


漣「どっ……せい!!」(斧鉞!!

大和「カハッ……ぐ、あ」(ドサァッ

漣「ふぃ~、なんとか無力化には成功しましたねー」

大和「う、うぅぅ、超弩級戦艦のプライドが……」

漣「フッ、初期艦オブ初期艦の漣を怒らせるから、こーなるんですよ」

漣「さ、て……優しくしてあげるのはここまでです」

漣「ご主人様に渡したチョコ……その中にナニを入れたのか、キッッチリ吐いてもらいますよー」(ギョロッ

漣「もしこれでガチの異物混入やらかしてたらアナタ……覚悟はできてるんでしょうねぇぇぇぇ?」(ゴゴゴゴゴゴ…

大和「…………です」(ポソッ

漣「はい?」

大和「……レッドピタヤ、です」

漣「…………えーっと?」

大和「サボテンの果実ですよ……赤いゼリー状で豊潤な果汁を含んでいて、食感は胡麻に似た種子のせいで、キウィフルーツみたいに少しショリショリしますけど……」

大和「味は甘くて、ほのかな酸味。栄養素がまた優れていて、アルブミン、アントシアニン、ブドウ糖、リン酸、ポリフェノール、食物繊維、カロチン、カルシウム、『鉄』、ビタミンB1・B2、ナイアシン、ビタミンCと、お疲れ気味の提督に元気を出してもらうのにピッタリな食材で……」

大和「大和、提督のためにありとあらゆる果物屋さんを渡り歩いて手に入れました」(えっへん

漣「ちょい待ち、ちょっち待って」

大和「なんでしょうか?」

漣「……サボテン?」

大和「ハイ」

漣「……深夜、台所で赤い液体を鍋で煮込みながらニヤニヤしてた、って報告を聞いて来たのですがー」

大和「そのまま使ったら緩すぎるから、少し水分を飛ばしてただけですけど……」

漣「……ニヤニヤしてたのは?」

大和「味、内容ともに誰にも真似できない……そう、あの間宮さんにさえ真似できない一品を提督にお渡しできると考えたら、自然と笑みが……♪」(ポッ

漣「………………」

大和「漣さん?」

漣「……紛らわしいんですよぉ、こんの駄級戦艦!!」

大和「や、大和に落ち度でも!?」

漣「落ち度ばっかだから疑われるんですよ、アンタは!!」

大和「ええ!?」(ガーン



《なお、チョコの提督評価はそれなりに高かった模様》
※ちなみに1位は間宮さん作で、2位の座を巡る苛烈な争い勃発した

大和「まことに遺憾に思います!」(プンスカ
大井のデレが思いつかずに今スレで一番苦労しました
もうそろそろスレの終わりが見えてきたので、少しえっちぃネタ投下して次スレ予定です

大和のことなので、ベリー類やスパイス、洋酒を調合して超戦艦級のチョコに仕立て上げたのだと思っていただけると
実際に単品で食べると物足りない感じがします
ネタの募集に関してですが、シリアスについては……1つか2つ自分得なものができたので、そちらを優先させていただけると、なのです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月18日 (日) 22:51:25   ID: KEu2FSt9

163
ワラタwwwww

2 :  SS好きの774さん   2015年01月31日 (土) 22:28:32   ID: LQFRaImW

ファッ!?
まさかの動画化!
このスレは気に入ってるから楽しみだなぁ

3 :  SS好きの775さん   2015年02月14日 (土) 18:27:26   ID: 8OFZjnb3

いいねぇぇ~痺れるねぇぇ

4 :  SS好きの774さん   2015年02月17日 (火) 23:32:07   ID: 990esEjA

過去編面白い!早く続きが読みたい

5 :  SS好きの774さん   2015年02月20日 (金) 22:16:46   ID: gP4gSMgZ

面白いです!頑張って下さい!

6 :  SS好きの775さん   2015年02月22日 (日) 09:54:56   ID: ITbIz7Fp

次の更新楽しみに待ってます!

7 :  SS好きの775さん   2015年02月23日 (月) 22:11:52   ID: tMYgp3oa

更新お疲れ様です!

8 :  SS好きの774さん   2015年02月25日 (水) 17:56:51   ID: oKzBVsd6

楽しみに待ってます。頑張って下さいっ

9 :  SS好きの774さん   2015年02月25日 (水) 19:54:30   ID: 9TAIfhmK

いつも楽しく読ませて貰ってます、頑張ってください。

10 :  SS好きの774さん   2015年02月26日 (木) 03:05:27   ID: BlSKJWOX

重巡の先生って鳥海かなぁ

11 :  SS好きの774さん   2015年02月26日 (木) 10:37:11   ID: RUn4G2uo

>>10
古鷹かもよ?

12 :  SS好きの775さん   2015年02月26日 (木) 16:59:06   ID: VuGHKKE1

いや鳥海だな

13 :  SS好きの774さん   2015年02月26日 (木) 22:36:13   ID: mHp2E6m3

所長、医師は凌遅刑で処理すれば良いと思いますね。
艦娘の方はどう処理しましょうか。
犬畜生以下の手伝いでしたから、亡くなった重巡洋艦の艦娘と同じ道を歩ませてあげればいいのではと思いました。

重い話以外は、ほのぼのとしていて大好きです。

14 :  SS好きの775さん   2015年02月28日 (土) 22:28:11   ID: RYJSCqSO

艦娘達は騙されていたもしくは、仕方がなく従っていたのだから処理しなくてもいいと思う。
第一そんなことしたら私がたえれない。
まぁこんな感じの話もたまにはアリだね...

15 :  SS好きの774さん   2015年03月05日 (木) 01:10:40   ID: Am8M6wYN

あれ、次のレスは何処に?

16 :  SS好きの774さん   2015年03月06日 (金) 10:35:32   ID: vdjhB1hR

また荒らしというか悪意を持った埋め(SSLではない)が発生して次スレ前に埋められた(40前後一気に消費された)

17 :  SS好きの774さん   2015年03月08日 (日) 18:02:11   ID: vmxQ1dvx

重い話も読んでて面白いけど、こういう話が出ると必ずと言っていいほどこういう処刑をしてやればいいとか文字だけで知ってる刑を羅列するのが沸いてくるから萎える

18 :  SS好きの774さん   2015年06月23日 (火) 15:46:06   ID: Dk8e_JtR

鳥海だと思う
「これは..私のミス...」
は鳥海轟沈時のセリフ

19 :  SS好きの774さん   2015年06月30日 (火) 15:25:39   ID: -qL-qHMI

この軽巡て由良、阿武隈、鬼怒だと
勝手に思っている

20 :  SS好きの774さん   2016年04月04日 (月) 20:19:36   ID: 6wBDDWVb

お疲れ様です!
修羅の門も好きなので漣達の戦闘シーンに色んな圓明流使わないかな~(/ω・\)チラッ

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